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12月09日-04号

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  1. 与謝野町議会 2022-12-09
    12月09日-04号


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    令和 4年 12月 定例会(第112回)          第112回令和4年12月与謝野町議会定例会会議録(第4号)招集年月日 令和4年12月9日開閉会日時 午前9時30分 開会~午前11時09分 延会招集の場所 与謝野町議会会議場1.出席議員       1番  杉上忠義       9番  河邉新太郎       2番  藤田史郎      10番  永島洋視       3番  野村生八      11番  三田義幸       4番  高岡伸明      12番  安達種雄       5番  浪江秀明      13番  家城 功       6番  渡邉貫治      14番  和田裕之       7番  今井浩介      15番  山崎良麿       8番  山崎政史      16番  宮崎有平2.欠席議員(なし)3.職務のため議場に出席した者      議会事務局長    前田昌一    書記        坂根加奈子4.地方自治法第121条の規定により、説明のため出席した者      町長        山添藤真    代表監査委員    田中眞一      副町長       井上雅之    教育長       長島雅彦      企画財政課長    小池大介    教育次長      柴田勝久      総務課長      長島栄作    社会教育課長    植田弘志      防災安全課長    藤垣浩二    福祉課長      田辺茂雄      CATVセンター長 谷口義明    子育て応援課長   下川賢司      税務課長      吉岡素子    保健課長      平野公規      住民環境課長    中上伸午    商工振興課長    三田大智      会計室長      安田 敦    観光交流課長    市田桂一      建設課長      柴山 進    上下水道課長    山添雅男      農林課長      矢野彰男5.議事日程  日程第1 一般質問6.議事の経過     (開会 午前9時30分) ○議長(宮崎有平) おはようございます。 ただいまの出席議員数は全員であります。 定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の会議は、お手元に配付しております議事日程に従い進めたいと思います。 日程第1 昨日に引き続き一般質問を行います。 最初に、2番、藤田史郎議員一般質問を許可します。 藤田議員。 ◆2番(藤田史郎) おはようございます。 議長のお許しをいただきましたので、第112回令和4年12月定例会での一般質問を通告書に従い町長に質問を行います。 毎回、定例会質問の前に述べています、住民に見える、聞こえる、感じる行政、そして提案型の質問を、私の議員信条としております。その意を基に町民に分かりやすく、前向きのご答弁をお願いするところであります。 今回はSDGsの取組と情報発信について質問を行います。 SDGsは、英語のSustainable Development Goalsの頭文字から取った略称で、日本語で言いますと、「持続可能な開発目標」と訳されております。 2015年、国連総会全員一致で採択され、貧困・教育・資源・エネルギー気候変動等17項目の目標が示され、2030年までに達成を目指すものであります。 今年6月に発表された世界各国SDGs達成度合いは、日本は163か国中19位でした。今、国や各自治体、そして、企業、諸団体などのSDGsへの取組が広く多く報道されております。 そこで、当町のSDGsの取組と情報発信をお聞きします。 一つ、SDGsとは何かと聞くと、青年層以外多くの方が全く知らない現状であります。与謝野町の持続可能な未来のまちづくり、町民に対しSDGsの意味と、その内容を分かりやすく広報すべきだと考えますが、いかがでしょうか。 二つ目、SDGsに関して、与謝野町の具体的な取組をお聞きしたいと思います。 三つ目、SDGsの達成には、行政だけではできません。商工会・自治会・諸団体・福祉施設などの連携と協力が必要と思いますが、どのようにされるのでしょうか。 四つ目、令和5年度で、SDGsの関連での町民に見える予算化をお願いしたいと思います。 五つ目、町民にSDGsの取組を示すシンボルとして、特に三役、町長・教育長・副町長なんですけども、ぜひ、ロゴマークのバッジの装着を提案したいと思いますが、いかがでしょうか。 以上、これをもちまして、1回目の質問といたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(宮崎有平) 答弁を求めます。 山添町長。 ◎町長(山添藤真) 皆さんおはようございます。 それでは、本日も一般質問、どうぞよろしくお願い申し上げます。 それでは、藤田議員のご質問で頂きましたSDGsの取組と情報発信について、お答えをいたします。 まず、1点目のご質問では、町民に対しSDGsの意味と内容を分かりやすく広報するべきと考えるがにお答えをいたします。 藤田議員ご指摘のように、広報は大変重要であると考えております。一方、SDGsの意味や内容を一般的にお伝えするだけでは分かりやすいものとならないことから、町民の皆様方の活動や町の取組と関連づけてお伝えしていく必要があると考えています。 次に、2点目のご質問では、SDGsに関し具体的な町の取組はにお答えをいたします。令和2年3月に策定をいたしました、地方創生の計画、第2期与謝野町ひと・しごと・まち創生総合戦略において、基本的な考え方として持続可能な開発目標を原動力とした地方創生を推進しますとしており、五つの基本目標全ておいてSDGsの目標を関連づけ、総合戦略に基づき各種施策を推進しております。 なお、第2期与謝野町ひと・しごと・まち創生総合戦略については、現在、総合計画審議会で検討いただいております、第2次与謝野町総合計画後期基本計画に包含するとともに、後期基本計画に掲げる各種施策は、SDGsと関連づけることとしております。 令和5年度以降については、総合計画各種施策を推進することを通じ、SDGsの達成についても貢献することになると考えております。 次に、3点目のご質問、SDGsの達成には行政だけではできません。商工会・自治区・諸団体・福祉施設等との連携と協力が必要ですが、どのようににお答えをいたします。 議員ご案内のとおり、SDGsの達成につきましては、町民の皆様方や関係機関の皆様方のご理解や連携、行動が必要不可欠であると考えています。対話や様々な機会での周知などにより、実践につなげていくことができればと考えています。 次に、4点目のご質問では、令和5年度でSDGs関連での町民に見える予算化をにお答えをいたします。2点目のご質問でもお答えをいたしましたように、SDGsと関連づけられた第2次与謝野町総合計画後期基本計画については、総合計画審議会から12月下旬に答申を受け、令和5年3月定例会にて提案をさせていただく予定であります。令和5年度予算は、本計画を踏まえ予算編成を進めるとともに、先般、提案をさせていただきました機構改革におきましても、持続可能なまちづくりの実現に向けたSDGsの推進を掲げております。町民の皆様方に対しては、予算とSDGsの関連につきましても、丁寧に説明をしてまいりたいと考えております。 次に、5点目のご質問では、町民にSDGsの取組を示すシンボルとして、三役などへSDGsバッジの装着を提案しますがにお答えをいたします。SDGsのバッジの装着につきましては、一つのご意見として承りたいと思います。 以上で、藤田議員への答弁とさせていただきます。 ○議長(宮崎有平) 藤田議員。 ◆2番(藤田史郎) ありがとうございました。 先ほど、一般質問の中で17の目標というようなことで、具体的には話はしませんでした。この言葉は、日本語に略してあるんですけども、大変、小学校の子どもたちでも分かるような優しい言葉で説明が言われてあります。 例えば、特に与謝野町で関係するようなことも、全て関係すると言えばそうなんですけども、主なことを言いますと、例えば3番目には、全ての人に健康と福祉をという言葉で目標になってます。 それから、8番目には、働きがい経済成長もと。それから11番目には住み続けられるまちづくりを。13番目には気候変動に具体的な対策をと。その他、海の豊かさを守ろうとか、陸の豊かさを守ろうとか、いろんなことが書いてある。17の項目が書いてあります。それらのことを書いてあるんですけども、これは私個人的に解釈しますと、もちろん国・府等、自治体、取組はされていると思うんですけど、我々、持続可能とはどういうことかというと、この地球に住む全ての人々が、今も、そして未来も暮らし続けていくことに、すなわち地球を持続させることをいう世界共通の目標であると思っております。 そこで、このSDGsを身近な暮らしに自分自身で、あるいは家庭で身近なところから行動を、些細なことではあっても行動を起こすことが大変重要だと私は思っております。 このような考え方、町長いかが思われるでしょうか。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをいたしたいと存じます。議員のご指摘にもございましたように、SDGsにつきましては2015年の国連総会によって成立をした国際的な枠組みということとなってございます。その具体的な目標としては、17の目標設定を行った上で、170弱の具体的なアクションというものを規定していることとなっているものと思ってございます。 先ほど、ご紹介をいただきましたように、貧困をなくそうからパートナーシップで目標を達成しようまで、1から17の項目がございますが、この1から17の項目のうち、与謝野町において最も注力をしていかなければならないジャンルというものが、どこにあるのかということを考える必要があると思ってございます。 この間、私といたしましては、特に4番の質の高い教育をみんなに。これは地球規模の問題というものを捉えつつ、身近な環境や地域の在り方から、その思考を飛躍をさせていくというような教育の在り方にもつながってくるものと考えてございますし、5番のジェンダー平等を実現しようにつきましても、与謝野町における様々なまちづくりにおきましても、男性も女性も障害のある方もない方も、そして、いわゆる社会的なマイノリティーといわれる人たちも含めて、総がかりまちづくりに参画いただけるような環境を整備をしていかなければならないというふうにも思っております。 さらに、12番にはつくる責任、使う責任とございます。これは与謝野町中小企業振興基本条例にある種添うような内容になっているのでないかと考えましたときに、このつくる責任、使う責任をいかに中小企業振興基本条例を基に具現化をしていくのかということにつきましても、与謝野町まちづくりに非常に近しい問題であると考えています。 そして、13番目には気候変動に具体的な対策をとございます。この間、私どもといたしましても、気候変動に対する具体的なアクションということで、CO2削減の具体的な目標数値を公表するということと併せて、社会全体で、その目標達成に向けて尽力をしていこうといった動きもつくってきたというところでございました。 このように1から17の項目がございますが、与謝野町が特に注力をするべき領域というものをある程度明確にしながら、今後のまちづくりに生かしていくという姿勢が重要であると考えております。 ○議長(宮崎有平) 藤田議員。 ◆2番(藤田史郎) ありがとうございます。 一般の住民の方に見えるというか、分かるような言葉として、いろんなことがあります。与謝野町も取り組んでいますけど、例えば貧困家庭の支援ということで、都会では、こども食堂とか、あるいはいろんな物資を、そういう家庭に届けるボランティア活動等が頻繁に行われています。当与謝野町では、多分、そういうことはないと思うんですけども、なってます。 それから、例えば環境破壊をなくすということでは、できるだけ農薬を使わない、化学肥料を使わないで有機栽培をやっていこうじゃないかというような取組が、いわばいろんなとこで行われております。 また、水の大切さと言えば節電とか、風呂の残りで洗濯をしてくださいとか言って、垂れ流しで貴重なお水を、日本では好き勝手といいますか、自由に水を使ってますけど、外国に行きますと大変貴重な水になりますので、そういうふうなことも我々も、そういうことを感じて、できるだけ物を洗うにしても節水をしてというような取組をやっていただきたいなと思いますし、地球温暖化とか二酸化炭素の削減ということで節電、特に今年はウクライナ情勢燃料高騰その他もろもろで12月1日から来年3月31日末で、全国で節電を、国のほうがお願いしますというふうにしています。 節電といいましても、今、電気料が大変高いです。だから一つ節電と言っても家庭の経済のあれに節電するということは大変役立つと思いますので、クーラーの使い方とか、冷蔵庫での使い方とか、その他もろもろですね。節電は自分で、家庭で十分できるんじゃないかと思います。 あと食品ロスというような、無駄な生産や消費を避けるということですけども、新しいごみ処理場は当初、できたときは人口割で負担、与謝野町の負担額が決められたと思いますけど、今は、そこに納める量によって負担の割合が決まっているということになってます。 となると、皆、各家庭で出す黄色いごみ袋に入れる、ごみ袋の一つ一つですね、例えば、水を切って、これは前からも言ってますけど、水を切って軽くして出すとか、あるいはできるだけ燃やすごみを少なくしましょうとか、あるいは草を取ったり刈ったりして、そのまま重たい土のついているのをどっとごみ袋に入れて出す方が大変多いんですけども、例えば1日、2日置いといて乾燥させて入れていけば目方も軽くなるし、一つの袋に詰めるのも数が少なくなると、いろんなことであって、それも一つの工夫であるんじゃないかと、いろんなことを取組ができると思います。 今、与謝野町ではごみの分別ということで、資源ごみをできるだけ分別して出して回収して、大変手間もかかりますけども、大変いいことをやっていると思います。 それぞれ個人、あるいは家庭で、そういうことをやっていただいたら、小さなものが大きく積もっていけば、大きな効果が出ると私は思ってますので、この機会に、今見ておられる町民の皆様にも、そこら辺の努力をぜひやっていただきたいなと思います。 ところで、広報よさの11月号ですけども、ここに今日、持ってきてますけども、この中の17ページに、町が進めるSDGsについて、生徒と意見交換加悦谷学舎、生徒と山添町長との対話事業ということで5回目となる10月7日に開催されております。 これは、中身をちらっと読みますと、8働きがい経済成長も、13気候変動に具体的な対策をについてスライドを交えて講話をされたと、ここには書いてありますけども、ちょっとその中で与謝野町中小企業振興条例の制定やホップ栽培クラフトビール産業の振興、自然循環型農業の推進を紹介。それから気候変動に対する取組、第2次与謝野町地球温暖化実行計画世界気候エネルギー首長誓約、ペットボトルの水平リサイクル等を紹介をされましたと、ここら辺に書いてありますけども、もう少しかいつまんで、町民に、このあたりのことで分かりやすい説明といいますか、中身を説明していただければ大変助かるんですけど、いかがでしょうか。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをいたしたいと存じます。ただいま議員からご紹介がございましたのは、京都府立宮津天橋高校加悦谷学舎の生徒の皆さん方との対話授業の概要であったと認識をいたしました。 今回の対話授業におきましては、加悦谷学舎の生徒の皆さん方から、与謝野町SDGsに関連をする取組を紹介してほしいという依頼を受けて、先ほどご紹介をした内容を私のほうからお伝えをさせていただいたという内容でございます。 先ほど答弁をさせていただきましたように、1から17の目標設定のうち、与謝野町が既に取り組んでいる内容と、これからより積極的に取り組まなければならない内容などがあるということを申し上げたと思います。 その中で、当日につきましては、8働きがい経済成長も、13気候変動に具体的な対策をについて、現在、与謝野町が取り組んでいる内容について、生徒の皆さん方にお知らせをさせていただいたというような内容でございました。 その後、話を受けて、生徒の皆さん方からも様々なご質問を頂いたということでございました。その中で私が感じましたのは、この2015年に制定をされたSDGsの取組につきましては高校生、あるいは中学生を含めて、ある程度浸透しているんだなということを感じました。 その中で、先ほど藤田議員からもご指摘がございましたように、小さくとも始められる様々な工夫というものが生活の中にはあるということもお伝えをさせていただいたと認識をしております。 そうした中で、生徒の皆さん方においても、できることから自分なりのSDGsを始めていくというような時間にもなったんではないかなというふうに思っているところでございます。 いずれにいたしましても、このSDGs目標達成に向けましては、それぞれ目標に対する進捗度というものはございますが、住民の皆様方、幅広い年齢層に、この状況をお伝えをしていくということと併せて機運を醸成していくということが非常に重要であると考えておりますので、機会を通じ、町とSDGsの関連については、お話をさせていただくことができればと考えております。 ○議長(宮崎有平) 藤田議員。 ◆2番(藤田史郎) ありがとうございます。 それからもう一つ、これは今年の11月読売新聞の丹後ニュースの中で入っておりまして、京丹後市内の高校生によるSDGsの祭典、「丹後万博2022」ということで丹後王国「食のみやこ」で高校生が企画運営して華やかに実行されたニュースの記事が載っております。 当町も宮津天橋加悦谷学舎ということで、高校が一つあります。あるいは中学校が三つあります。ここら辺の問題ですね、中学生、あるいは高校生等、若い将来を担う学生たちが、このSDGsについて、もう少し勉強といいますか、企画といいますか、何か与謝野町には、こうしてほしいなと、ああしてほしいなというような企画といいますか、何か催し物が、できたらしていただければいいなと思うんですけども、何か、そういう今後の姿勢ですね、やっていただければ、本当は教育長に質問すればいいんですけども、今回はしてませんので、町長のほうに、そのあたりはどうお考えか、ちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをいたしたいと思います。先ほど、第1答弁でも申し上げましたとおり、現在、私どもといたしましては、第2次与謝野町総合計画後期基本計画を策定している中でございます。この策定の中ではSDGsに関連をつけた施策体系にまとめていくということを申し上げたと思っております。 そうした中で、この総合計画SDGsの関連性について、住民の皆様方にしっかりとお伝えをしていくということが第一に重要になってくるのではないかと思います。 そして、この地域社会、あるいは地球を担う子どもたちに対し、このSDGsの関連づけられた施策や教育というものを、どのように届けていくのかということにつきましては、これはしっかりと議論を重ねていく必要があるのではないかと考えております。 その教育の実践の方法につきましては、恐らく既に町内小中学校で取り組んでいること、あるいは高等学校で取り組んでいることなどがあるように思います。 こうした内容につきましては、長島教育長のほうから概要説明を行っていただきながら今後の見通しを共有できたらなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(宮崎有平) 長島教育長。 ◎教育長(長島雅彦) 議員のご質問に教育長のほうから少し補足をさせていただこうと思います。本町の小中学校、そして、宮津天橋高等学校加悦谷学舎においても、SDGsの理念にかなう教育というのは、これは実は既に2015年に国連サミットで確認される以前から、実は行っていることでございます。それを体系的にSDGsの観点からまとめ上げた形で生徒のほうに理解、周知させていくという点については、やはりまだまだ不十分なところがあるかと思います。 ゴールが2030年でございます。ということは、あと8年、既に、この計画が出てから半分を今、越そうといたしております。改めてSDGsの観点から、先ほど町長が申しました4つ目の目標、質の高い教育をみんなにというのは、まさにこれは本町が目標として大切にしているところでございます。これに基づきまして、様々な17にある項目、働きがい経済成長、人や国の不平等をなくす、全ての人に健康と福祉、海の豊かさ、陸の豊かさ、これらは既に教えていることでございます。それを先ほど申しましたようにSDGsの観点でまとめ直して周知をしていく、そういう取組というのは、さらに検討していく必要があるかというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(宮崎有平) 藤田議員
    ◆2番(藤田史郎) 前から取り組んでおられるということ、今日初めて知りました。 回覧でよく学校関係の配り物、その他行政の回覧の、いろんなことがあるんですけど、このSDGsについての記載というものが、僕、残念ながら一度も見たことがありません。実際やっておられるので、こういうこと取り組んでいるとか、されているとかいうのは、PTAの方々は知っておられるかも分かりません。私、残念ながら子どもいませんし、もう年とってますんで、見るだけで中身については全く分かりませんので、されているんでしたら、失礼な言い方になりますけども、そこら辺のことが分からなかったということで、今、初めて知りまして、またできるだけ、機会に、そういうこともちらっと書いていただければいいと思います。 いろんな広報の伝え方でありますけども、質問の4の令和5年度の予算審議で新しく第2次総合計画基本計画でいろんなことを今後、載せていくと、予算化していくというようなことを言われました。それはいいんですけども、議案資料には結構ですので、参考資料、いつも委員会で配られる参考資料を頂きますね、そのときにいろんな施策が書いてあります。その中に一番後でも結構ですから、括弧して、これはSDGs5とか6とかの関係とかいうことがちょっと少し分かるような形でですね、施策に対して、それが分かるようなことを委員会の提案の参考資料に入れていただきたいと、できるだけ入れていただきたいと思いますけども、そのあたりはできるでしょうか、ちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをいたしたいと思います。まず、第2次与謝野町総合計画後期基本計画の策定段階ということでございますが、この後期基本計画におきましては、実行計画についてしっかり定めていく予定でございます。 この実行計画の中では、ある程度具体的な事業も記載をしていくということになると思ってございますので、その実行計画に含めた形でSDGs関連の項目を整理するということが適切なのではないかと思っております。 また、その実行計画に基づく形で予算編成を行っていくということでございますけれども、その予算編成を行った後の予算の概要、さらには事業の詳細を記載をしていく政策形成過程などにおいて、どの程度組み込むことができるのかということにつきましては、今後、議論を重ねさせていただきたいと思います。 いずれにせよ、第2次与謝野町総合計画後期基本計画の中では、このSDGsの関連性というものを意識した章立てにしていきたいと思ってございますので、まず最初に、その計画の中で整合性を取らせていただきたいと思っております。 ○議長(宮崎有平) 藤田議員。 ◆2番(藤田史郎) ぜひ、よろしくお願いしたいと思います。 あと、最後に、バッジを、三役つけていただければどうかなというふうな提案をしました。この議場でも議員さん何名かバッジをつけてます。私もつけているわけですけども。今回は、初めて一般質問で、間接的なタイトルについて、町民の方に説明をしております。一体、何をやっとんなるんかということで視聴されている方、全く分からないと思います。 ちょっと、それが町民の皆様にも分かるようにということで、そのロゴマークをコピーしてですね、拡大して持ってきましたんで、一般の町民の方に、このマークでございます。 これは、色分けしてありますけど、これが数えていきますと、17の、先ほど言った項目が色分けしてあって、中身を見ると先ほど言った何々何々という具体的な内容が書かれているということです。 だから、町民の皆さんには、このバッジをつけてる人、今、テレビでもいろんなとこで見たときに、このバッジをつけてる方、大変多く見かけます。だから、一般の町民の皆さん、住民の皆さんがぱっと見たときに、おっ、あれは何のマークだというのが分かっていただきたいのが、まず第1点。 そして、それを見て、ああこういうことだな、我々もできることは取り組んでいきたいなという意識を向上していただければ大変、一般質問で取り上げた価値があるんかなと思います。 そのためにも、ぜひ、テレビで放映しています、議場を映したり、こっちの行政席をぱちっと映すときに、三役が、このバッジをつけていただく、僕らもっと極端な言い方しますと、ここにおられる管理職、課長さんが、みなここバッジを仮に、これをつけてそこに並んで、ひな壇にだっと並んでいる姿をテレビで放映されて、見たときに、おお何事じゃと驚かれると思います。 でも、僕は、それは大変効果があることであって、町民意識も向上する、与謝野町は全員で、行政全員でSDGsに取り組んでいるんだなという姿勢が、僕は見えると思いますんで、三役と、私はここであえて具体的に言いましたけど、本来、僕の希望としては、議員もそうですけども、全員がバッジをつけて、ばっと大々的に、与謝野町民にぽんと示していただけはれば、もう大変、PR効果といいますか、企画上、お金をかけないで、大変効果がある宣伝といいますか、促進の足がかりになると私は思っています。 最後に、町長、そのあたりいかがでしょうか。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをいたしたい思いますが、先ほど、第1答弁でも申し上げましたように、議員のご提案につきましては、一つの方策ということで受けとめさせていただきたいと思っております。 また、その含意でございますけれども、やはり先ほど来、答弁をさせていただいておりますように、このSDGsの取組につきましては、確かに住民の皆様方に対する周知徹底というものをしていかなければならない。その一つの方策として、我々のほうがSDGsのバッジを着用するということもあるのかなと思います。 そうした中でございますけれども、バッジの装着ということになりますと、実は様々なご提案があるわけでございますので、そういった提案も踏まえて考えますと、どのような形で整合性を取るのかということも含めて、考えさせていただきたいと思います。 ○議長(宮崎有平) 藤田議員。 ◆2番(藤田史郎) ぜひバッジは、前向きに取り組んでいただきまして、来年の、例えば、次の議会ですね、ぱっとここに招集がかったときに、うわあっと言う、私、驚きの声が発したいと思いますので、ぜひ前向きに取り組んでいただければと思います。 これで一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(宮崎有平) これで、藤田史郎議員一般質問を終わります。 次に、3番、野村生八議員の一般質問を許可します。 野村議員。 ◆3番(野村生八) 皆さん、おはようございます。 通告に基づきまして、三河内地区の浸水対策についてと発達障害についての2点について一般質問を町長に対して行います。 まず、三河内地区の浸水対策についてですが、奥山川の浸水対策として、河川工事が行われ一定の効果が生まれています。しかし、まだ住民の浸水対策の不安、この7月の夕方に起きた一気水のときにかなり増水したということで、土のうが玄関に用意されていたということも紹介して、解消されていないのではないかということで、引き続き対策を求められる、このことを既に9月議会で取り上げました。そのときに答弁として、与謝野町では浸水対策としては、七つの路線、現実に動いているのが五つの河川という答弁、そして、奥山川は、その一つで、浸水対策が引き続き必要だという位置づけがされていること。 しかし、今回以上の上流部分については改修が困難だということで、貯留施設を検討しているという、こういう答弁を頂いています。その後、この質問を聞いたことで住民から、このことに対しての意見も寄せられましたので、今回、改めて一般質問で取り上げさせていただきますので、よろしくお願いをいたします。 ということで、一つ目には、奥山川の上流部分の改修は困難ということでしたが、本当にそうなのだろうかということで、再度お聞きをいたします。 二つ目には、堰堤、つまり貯留施設を造るというご答弁をいただきましたが、その見通しはどうなっているのかということをお聞きいたします。 そして、三つ目には、そこだけではなくて、昔の水理分析によって計画された五つの河川ということを言いましたが、その一つに奥地部分の水路の改修がありました。これについては、どうなっているだというご意見もありましたので、この支流を改修することはできないかどうかということ。 四つ目には、9月議会でも取り上げましたが、大変砂が今、ここの地域では流出が続いてまして、大雨でなくても砂がたまって、そして、水があふれる可能性があるという、そういう声がありますので、こういう貯留施設、堰堤を上流部分に造るんであれば、一緒に、そこで砂を止めて、そして簡単に、経費少なく砂を搬出していく、下流に砂を出さない、そういう施設として造ることが大事ではないかということも提案いたしましたが、その対策については、再度、どういうお考えか、お聞きをいたします。 二つ目の発達障害について質問いたします。発達障害が社会的な問題になって、そして2004年には発達障害者支援法が施行をされました。そして、その後、2016年に改正され、大変大事な改正が、このときに議員立法でされています。 既に、それから18年経ったわけで、この間、障害の内容もさらに複雑になり、発達障害を持つ人の数も年々増えているというふうに言われています。そこで、与謝野町としての、この問題の取組をお聞きをいたします。 一つ目には、この発達障害者支援法、これの内容はどういうものとして、そして、町としては、どのように受け止められているか。 二つ目には、この中で国と地方公共団体、国民の責務が規定されています。その受け止めと、発達障害者、障害児、課題を持つ子ども、単に障害というところまでいかなくても、課題があるという、こういう子どもたちへの取組ということも非常に大事だというふうに思ってまして、課題を持つ子どもを含めた、それぞれへの町の取組と、そして、取り組まれた経過の中での今後の課題としては、今何があるというふうにお考えなのかをお聞きいたします。 3番目には、児童の発達障害にとって、とりわけ大事なのが早期発見、早期支援ということで支援法でも規定されています。その取組の内容は、どのような形でされているのか、お聞きをいたします。 以上です。 ○議長(宮崎有平) 答弁を求めます。 山添町長。 ◎町長(山添藤真) それでは、野村議員の1番目のご質問、三河内地区浸水対策についてにお答えをいたします。 まず、1点目のご質問では、奥山川上流部分の改修は困難かを頂きましたので、その点からお答えをさせていただきます。奥山川は、三河内地区を西から東へ流下する町管理河川で二級河川野田川合流部分を起点として、上流へ旧三河内郵便局までが準用河川、旧三河内郵便局から上流は普通河川となっています。上流部分の改修はとのご質問でございますので、旧三河内郵便局から上流の普通河川における状況についてお答えをいたします。 議員ご案内のとおり、普通河川奥山川は起点の旧三河内郵便局付近におきまして、豪雨のたびに溢水し、近年では平成29年台風18号において、床上浸水を含む60数戸もの家屋が浸水被害に遭われ、また平成30年7月豪雨におきましても、40数戸もの家屋が連続して浸水被害に遭われております。 そのような状況を踏まえ、本町といたしましても対策を急ぐべく既に事業着手しておりました、ゾブ川支線②バイパス水路の整備計画を前倒し実施し、令和2年度に完成をしたところでございます。完成後は、台風の襲来も少なく、効果検証に至る雨量を観測できてございませんが、昨年8月のゲリラ豪雨時には溢水は発生しなかったという報告を受けており、一定の成果は得られているものではないかと考えています。 しかし、平成4年度に策定をいたしました、基本計画に基づく水理計算において、上流部の河川断面が不足をしているということは明らかで、バイパス水路により洪水流量を分散させたとしても、再び平成29年台風18号級の雨量が降れば、甚大な被害を生みかねない状況であります。かと言いましても、奥山川上流部では河川護岸に家屋が張りついている状況でありますので、河川断面を拡大するには、多くの家屋移転が必要となることから容易ではございません。 そういった状況から、令和2年度のゾブ川支線②バイパス水路の完成後には、切れ目なく次の対策といたしまして奥山川全体の流域調査に取りかかり、再度水理解析を行うとともに、浸水被害を軽減させるための対策メニューを絞ることで浸水被害への効果的な対策を実施してまいりたいと考えております。 次に、2点目のご質問、山側に堰堤を造りたいということだが、見通しはどうかにお答えをいたします。 先ほど、お答えをさせていただきました、対策メニューの中に雨水貯留施設の新設がございまして、現在、堰堤を含む雨水貯留施設の候補地を調査しております。具体的な候補地が決まりましたら、改めて区民の皆様方にお知らせをさせていただきたいと考えています。 次に、3点目のご質問、奥地などの支流を改修することはできないかにお答えをいたします。ご質問の支流とは、三河内奥地線沿いの水路のことであると思ってございますが、議員ご案内のとおり、平成4年度に策定をいたしました基本計画に基づく改修計画では五つの支流整備の計画がございました。 しかし、京都府の管理である二級河川野田川の整備が進まないことから、その上流部の着手に取りかかることができなかったという背景があります。後の平成11年に奥山川との合流地点を超える箇所まで改修が進んだことから、間隔を空けることなく、最下流で農地の中に流れる準用河川ゾブ川を整備し、準用河川ゾブ川から三河内小学校の南側を通り、旧三河内幼稚園、現在はこどもの森保育園までのゾブ川支線①バイパス水路を完成させたことにより、三河内奥地線沿いに流れていた水量を大きく軽減することができたということでありました。奥山川本流の整備を優先し、実施をしてきたというところでございます。 近年、奥地児童公園付近の浸水被害は解消されているとお聞きをしており、その効果はあったものと思っています。また、二級河川野田川の整備を待っている間に先行して下水道を整備したため、改修計画の断面が確保できない状況にもなっています。いずれにせよ、浸水被害を軽減させるためには、複数の対策メニューを講じる必要があることから、継続して検討してまいりたいと思っています。 4点目のご質問では、土砂の流出で水路が埋まり、浸水する不安がある。防止する対策はにお答えをいたします。山林などからの土砂流出の要因は、気候・地質・地形や土質、植被など、複合的にありまして、対策メニューも施設区分や状況に応じ様々であります。奥山川流域については、既に砂防堰堤4基、治山堰堤2基が整備済みであります。しかし、新たに発生をしている山腹崩壊や渓流や渓岸の浸食などにより、慢性的に土砂が流出をし続けている状況となっています。 本町としては、応急的な対策といたしまして、有利な起債を活用し、計画的に河道を拡げるための浚渫を実施しております。また、土砂の流出が続くため、昨年、京都府と渓流調査を実施しましたところ、出雲大社与謝分詞付近において、大きな崩壊が確認されました。そのため府営事業として今年度より2か年計画で治山堰堤を整備していただいています。今後におきましても、河道浚渫と治山堰堤の整備を軸にしながら対策を進めてまいりたいと考えております。そのことにより、住民の皆様方の不安解消につなげてまいりたいと考えております。 次に、2点目のご質問、発達障害についてにお答えをいたします。 まず、1点目のご質問で、発達障害者支援法の内容についてにお答えをいたします。発達障害者支援法は、早期発見及び早期支援の体制を地方自治体に推進させることを目的として、平成17年に施行されました。本法において、発達障害者とは、自閉症スペクトラム障害、アスペルガー症候群、その他広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害などの脳機能の障害で、通常低年齢で発見する障害がある者で、かつ発達障害により日常生活、または社会生活に制限を受ける者であると定義されています。 本法の施行により、発達障害の認知度の向上や支援体制の強化について、一定の役割を果たすことができたと思われますが、施行後の10年間において平成23年に障害者基本法の改正、平成26年に障害者権利条約への批准などがあり、国内外問わず、障害者支援の強化が図られてきた経緯がございます。 このような動きの中で、発達障害者支援のさらなる充実を図るために平成28年に発達障害者支援法の改正が行われたというところであります。この改正につきましては、発達障害者支援法の目的として、ライフステージを通じた切れ目のない支援、家族などを含めたきめ細やかな支援、地域の身近な場所で受けられる支援が上げられています。また、国及び地方公共団体の責務といたしまして、関係機関等の必要な相談体制の整備を行うことが規定され、教育及び就労支援等の規定も新設をされました。 次に、2点目と3点目のご質問、国と地方公共団体、国民の責務が規定されている。その受け止めと発達障害者、障害児、課題を持つ子ども、それぞれへの町の取組と今後の課題は何かと、児童の発達障害の早期発見、早期支援が規定されているが、その取組はにつきましては、関連をいたしますので、一括してお答えをいたします。 国及び地方公共団体の責務につきましては、発達障害の早期発見のため必要な措置を講じるものとし状況やライフステージに応じた適切な発達支援、発達障害者への支援のみならず、発達障害者の家族や、その他関係者への支援が行われるよう、必要な措置を講じるものとされています。各種相談につきましては、本人及び保護者の意思が尊重され、個々の特性に配慮し、総合的に応じていくため、医療、保健、福祉、教育、労働、消費生活、警察等の関係機関、民間団体相互の連携のもと、必要な相談体制の整備が必要であります。 また、国民の責務につきましては、発達障害に関する理解を深め、発達障害者の自立及び社会参加への協力に努めることと受け止められています。 このように、発達障害のある子どもへの早期からの総合的な支援システムを構築することの重要性は高いわけでありますが、その障害特性に起因する課題も多く、現在の主な課題として、今から申し上げるものが挙げられます。 一つ目には、診断は早期であればあるほど、不確実性が高く乳幼児期では発達障害の可能性はあるが、確定診断につきにくい子どもの割合が多いということ。 二つ目には、保健師や保育の担当者などが発達障害の可能性に気づいても、適切に判断するということは難しいこと。 3点目に、年少であればあるほど、保護者にとっては障害の受容が困難な時期でもあること。 4点目には、母子保健から始まり、福祉、医療、教育などの関係機関それぞれが断片的な支援となっており、発達段階に応じた生涯にわたる支援になっていないこと。 5点目に、こども園、保育所における障害のある子どもへの支援内容や支援体制、特に専門家や専門機関によるサポート体制が十分に整備されていないこと。 6点目に、各地方公共団体が整備をしている社会資源は様々であり、地域による格差も大きいということなどでございます。 以上を踏まえ、本町におきましては、妊娠、出産、産後、乳幼児期、学齢期の子育てにおける切れ目のない支援の提供に努めております。具体的には妊娠期からの相談、保健師の新生児訪問、各種乳幼児健診等において、個別の発達について、子育て応援課に設置をしております、子育て世代包括支援センター、子ども家庭総合支援拠点で共有しながら、早期発見、早期支援に努めております。 健診につきましては、地域の医師より丁寧な診察を実施しており、医師の判断により舞鶴こども療育センターへの紹介状の作成、専門機関への通所など、必要なサービスにつなげております。 また、年中児発達サポート事業を実施し、幼児期後半の集団生活開始後に顕在化する発達障害の早期発見、早期支援により、自己肯定感を高め、意欲を持って就学を迎えることができるようにするとともに、保護者の育児不安の軽減を図っているところでございます。 また、こども園・保育所・小中学校で支援の調整を行う、特別支援コーディネーターを設置し、保育教諭や教諭が、これを担当し、園や学校における発達支援を行い、子育て環境としての保育・教育現場への支援を行うことで、気になるお子さんについては保健師などが相談に応じ、保護者の意思や希望を確認しながら、医療機関への受診や保健所のこどもクリニック、相談支援事業所、児童発達支援、放課後等デイサービスなど、療育機関等へつないでいるところでございます。 さらに、クローバールームにおいて、臨床心理士や元教員が本人やご家族の相談支援に努めていただいているほか、地域自立支援協議会療育部会におきましても、発達障害、発達に課題のあるお子さんの早期発見、早期支援の必要性と、その方法について考え、関係機関で学習、意見交換を行うなど、多くの場面、機会において関係機関のネットワークにより児童の発達障害の早期発見、早期支援に努めております。 本町における課題といたしましては、就学前、学校等で子どもの状況に応じて適切に発達支援が行えるよう、こども園、保育所や小中学校等における加配の保育教諭や教諭、支援員などの確保、また、保護者の障害受容と発達方針の方針決定のための支援などが挙げられます。 また、児童発達支援、放課後等デイサービス、医療的支援を受ける場合など、専門医に発達障害の診断を求める場合、京都府北部地域におきましては、京都府立舞鶴こども療育センターへ出向く必要があり、保護者の距離的、経済的負担につながること。 また、受診までに6か月、7か月の期間を要することなども課題と受け止めており、このことにつきましては、以前から北部地域に診断センターを設置いただけるよう、京都府へ要望しているところでございます。 以上で、野村議員への答弁とさせていただきます。 ○議長(宮崎有平) 野村議員。 ◆3番(野村生八) ありがとうございます。 それでは、個別に質問をさせていただきます。まず、三河内の浸水対策についてですが、三河内の浸水については、町長が答弁されましたように、以前は、地区の全体に大変な浸水状況があったという状況の中で、ゾブ川をはじめ上地川などの対策をしていただいて、現在では真ん中上流部分が残っている状況になっているかなというふうには思っています。 今回、郵便局の隣の下側を改修していただいたということで、最初に言いましたように、かなり改善されるかなという期待をしておりましたが、この間の7月の豪雨によって、まだ、課題があるのかなというふうに思っています。 そこで、まず、お聞きしますが、この改修によって、先ほど言われたように、まだ大変な豪雨というほどの経験が、何回かあったわけではないんで、その効果が検証できるということにはなっていないと思いますが、これはどのぐらい改善ができたのかという点についてなんですが、この水路については下流部分の水路があふれる危険も考えて、入り口に蓋がしてあるということを聞いています。 この間のときは、その蓋が一定程度されていたということがありまして、そのときの、かなり上まできたというのは、その影響もあったというふうにも聞いていますが、そのときの状況については、何か、どういう判断をされているのか、もっと蓋を全部開放しても下流部分は大丈夫だという見通しなのか、もしそうであれば、あのときかなり上まで上がってきたのは、もっと低い水位でとどまることができたというふうに思われているのか、これによって今後の対応も変わってくると思いますが、どのように、このことを検討されたのかということについて、まずお聞きします。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをいたしたいと思います。先ほど、第1答弁でも申し上げましたように、議員がご指摘の路線につきましては、整備計画を前倒し実施をいたしましたが、その後、効果検証に至る雨量を観測できていないということでございますので、その効果検証につきましては、工事後は、なかなか難しい状況であるというふうにご理解いただきたいと思っております。 その中で整備計画を立てていく中で、どのような見通しを持ったのかという点のご質問であったのかなと思いますけれども、その点につきましては、柴山建設課長から答弁をさせていただきたいと思います。 ○議長(宮崎有平) 柴山建設課長。 ◎建設課長(柴山進) 今おっしゃっている水路につきましては、ゾブ川支線②水路の入り口のところに設置してある堰板のことだと考えます。 この堰板につきましては、野田川からの逆流があるということで、設置しとるわけなんですけども、その時々によって、野田川の水位が上がらなくて、逆流がなければもっと下げてもいいかとは思うんですけども、野田川の水位がもう少し暫定改修から本格改修になって下がれば、それが撤去できることにはなるんですけども、現状では、その野田川の水位が上がるか上がらないかということがありますので、今は安全側をとって、その安全側といいますのが、旧三河内郵便局付近のことを言うのか、下流で水が集まったところとは別の個所にしてあるんですけども、その堰板については野田川の水位によっての状況になります。 ○議長(宮崎有平) 野村議員。 ◆3番(野村生八) 住民の方は、その下流の水位が初めてなんで、特にあそこは、今までは加悦校側に直角に曲がっていたところに、今回のところは垂直ではないですけど、ちょっとそれよりは流れやすく水路がつけられているので、かなりそちらに流れ込んだら下流が危ないのではないかという形で様子を見るということが、聞いておられまして、野田川からの逆流、あそこは霞堤防になってますんで、実際それは堤防が切れることがなくても逆流してくるというのは、そういう予定の地域ですので、そういうことはあるとは思うんですが、そういうことはちょっと聞いておられなかったのかなというふうに思うんですが、そしたら、下流の水路があふれる心配というのはあまりなくて逆流だけだと、問題はということで、この間はどのぐらい、何%ぐらい板が上げられていたのか、あとどのぐらい、まだ飲める量があるというふうに思われているのか。それと、もう1点は、これ中につけられてて、外から動かせないんで、緊急時に調整するということはできないわけですが、その野田川の改修ができるまでは、今の状態でいくしかないというふうに、状況なのか、その2点についてお聞きします。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいまのご質問につきましても、柴山建設課長から答弁をさせていただきます。 ○議長(宮崎有平) 柴山建設課長。 ◎建設課長(柴山進) 失礼します。設けてある堰板の高さは確か40センチ前後だと思います。それにつきましては、おっしゃるとおり豪雨時にすぐ取れるような状況ではなく、もし外すとすれば、水が少ないときに中に入って取らなければならない状況になっております。 今の野田川が改修されないと、取れないかというお話なんですけども、そこに流れ込む水には、小学校側から流れてくる水もあります。そちらのほうをある程度規制をかければ、もう少しは下げることは可能かと思います。 ○議長(宮崎有平) 野村議員。 ◆3番(野村生八) そしたら、この地域の浸水対策を考える場合には、そういうことも検討しながらする必要があるのかなというふうに思いますので、そのあたりは、今度、全体の水理解析をして、新たに取り組んでいただけるのかなと思いますんで、ぜひそこら辺も、よろしくお願いしたいと思います。 この水路を造られたことで、奥山川の下流地域、野田川から上がってくる下流地域ですね。ここについては、いわゆる小西電気から下側の奥山川ですが、ここも大変不安で、そこを削ってちょっとでも上がらないようにという取組をしていただいてますが、不安がありましたが、この郵便局横の水路を造っていただいたことによって、こちらはかなり改善されたのかなというふうに思っています。 ただ、言われたように、それ以後、本格的な大雨がないので、そこはちょっと注意をしなければならないというふうには思ってるというふうなこともありましたが、そういうふうな効果もあったのかなとは思います。 一方で、奥地地域ですね、こちらの水路については、今も浸水があるんだという状況のようでございます。とりわけ、旧めぐみ保育園から下側へ新しく水路を改修したことによって、小谷の部分からの水はほとんどそちらに流れたのかなと思っていたんですが、この奥地川の水路に流れている分もあって、そこがぶつかるところを含めて、大変そういうことがあるということでございますので、ここはここ独自の水路の改修と、そして、ここの水路を改修するについては、奥山川の上流部分の水がどうなのかということも含めた、全体の支線の改修、こういうことも含めて検討していただく必要があるかなというふうに思ってます。 もう一つは、この奥山川の下流地域といいますか、それをもう一つ加悦校側の道の水路、倭文神社から下の水路ですが、ここも浸水があるということでございます。こういう地区全体の状況を再度、意見を聞いてもらいながら、ぜひ対応をしていただきたいというふうに思っていますが、いかがでしょうか。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをいたしたいと存じます。第1答弁で、答弁させていただいた内容と重複をいたしますが、ご容赦いただきたいと思っております。 先ほど、議員からご指摘がございましたように、奥山川全体の流域調査を再度、行っていく必要があるだろうと考えています。 そして、その水理解析に基づきながら、浸水被害を軽減させていくための対策を適切に講じていく必要があるだろうと考えております。したがいまして、議員ご指摘のように奥山川全体の水の流れというものを解析によって改めて把握し、その把握状況を基に、これは雨水の貯留施設の新設ということも含めてでございますけれども、山から川に至るまでの全体的な対策を進めていく準備を現在、行っているという状況であるとご理解をいただきたいと思います。 ○議長(宮崎有平) 野村議員。 ◆3番(野村生八) 奥山川の上流部分の改修は困難だという9月議会の答弁があったんですが、改めて現場も見て、いろんなところからも検討したんですが、拡幅をするということもありますし、底を下げるということもあると思うんですね。底を下げるということについては、家が近いということも、そう関係なくできるんではないかと、全く関係ないことはないんですが、いうふうなこともありますし、とりわけ郵便局から一つ上の道までが、川幅が狭くなっていると。ここについては、やっぱり拡幅することは、どうしても必要だろうと思います。 ここを拡幅することによって、郵便局側がさらに水位が上がる可能性もあるという、いろんな可能性ありますので、全体をぜひ検討していただいて、水理解析のときに、ぜひよろしくお願いしたいというふうに思います。 いずれにしても、これさえあれば解決ということには、ここの地域は難しいのではないかと。堰堤も造り、本流も改修し、そして支線も含めて全体で浸水を減らしていくと、こういう対応が大事かなというふうに思ってます。 最後にお聞きしたいのは、河川にしろ道路にしろ、いわば行政が決めて、その内容を住民に知らせて、理解してもらって合意するというのが、大体工事の昔からのやり方ですが、これも、大分前から、例えば道を造るときも、住民と一緒に路線を考えるという形に変わってきてるわけですね、もうはるか前からね。 そういう意味では、今回の河川についても、本当に住民の皆さんのいろんな思いがあり、そこをやっぱり合意を得られるのも大変なことになりますからね。やっぱり一定、調査し、どういうことがあるのかということが分かった段階で、決定する前に住民と一緒に検討していくというふうなやり方というのが非常に効果があるのではないか、大事なことではないかなというふうに思っているんですね。そういう手法に切り替えていくということはどうだろうかということについて、町長のお考えをお聞きします。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをいたしたいと存じます。近年、国交省におきましては、流域治水という考え方の中で、流域全体で治水事業を進めていこうという方針を出されています。 この流域治水を実践していくためには、やはり利害関係者、当事者の皆さん方の参画というものも非常に重要ではないかというふうに規定をされているものと理解をいたしております。 ただいま議員からございましたのは、恐らくそうした考え方に立って治水を行っていくべきなんではないかというご提案だったと認識をいたしました。 先ほど、ご紹介をさせていただきましたように、奥山川の流域につきましては、非常に複雑になっているということから、再度の流域に関する水理解析を行いながら、一定程度、専門的な知見を含めた提案を行っていく必要があるものと認識をしております。 この専門的な知見に基づく提案ということをベースに置きながら、住民の皆様方のご意見を承るということは十分可能ではないかと思ってございますので、今後の河川整備における一つの視点として参考にさせていただきたいと思います。 ○議長(宮崎有平) 野村議員。 ◆3番(野村生八) 積極的に、この問題を解決しようという、そういう姿勢で取り組んでいただいているということが理解できました。 ぜひ、そういう姿勢も含めて、住民の皆さん、いろんな不安が、まだありますので、ぜひそういう形で一刻も早く不安を取り除く努力をしているということも含めて、お知らせいただいて、今後の促進につなげていただきたいというふうに思います。 それでは、二つ目の発達障害について質問をさせていただきます。この発達障害というのは、答弁でも言われましたが、本当に複雑化どんどんしているし、切れ目のない支援ということで、教育や就労や、そして、さらに大人になってからの自立と社会生活という、大変広範囲になっている、複雑で広範囲になっています。 今回は、そういう意味では、とりわけ早期発見、早期支援、この問題と、それから新たに改正で取り組まれた、まさに答弁でもありましたが、国連で決められました、そういう形での改正に基づく、いわゆる社会的障壁という、こういうことが付け加えられたということがありますんで、これは大事かなということで、その辺を中心に質問をさせていただきたいということで、学校の問題とか、いろんな問題があるわけですが、今回、教育委員会等々は、また改めてさせていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。 まず、この障害者支援法の目的というのが早期発見と、それに伴う早期支援の体制を、地方自治体に推進させるという、こういうことが中心的な目的というふうに言われてまして、その内容は支援法の中に目的として、答弁されたように書かれています。 この大事なのが、そういう意味では早期発見、早期支援ということで、まず、最初に言いましたように年々増えているというふうに言われていますが、この与謝野町でも発達障害の方が、あるいは課題のある方が年々増えているという、そういう状況にあるというふうに捉えられているのか、状況を把握されているのか、それについては、どのようなことになっているのか、まずお聞きします。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをいたしたいと思います。本町における発達障害、あるいは発達に課題のある児童・生徒につきましては、増加傾向にあるというように理解をいたしてございます。 この発達障害や発達障害に類する成長に課題のあるお子さんたちでございますけれども、これは潜在的に、もしかしたらたくさんあったのではないかと思いますが、最近、与謝野町におきましては、発達障害並びに発達に課題のあるお子さん方に対するアプローチというものを積極的に行っているということもあり、その認知件数が増加をしているのではないかなとも感じているところでございます。 ○議長(宮崎有平) 野村議員。 ◆3番(野村生八) まず、答弁にありましたように、当町では早期発見のために妊娠過程から、そういう対応を始めているという、そういう積極的な、先進的な取組をしていただいとるという答弁がありました。 通常であれば、生まれてからの健診ですね、3か月なり、半年なりの健診というのが、まず大事な過程かなというふうに思っています。 それで、この段階で発達障害、あるいは課題を持った子どもというふうに判断される、要観察というですね、診断ではなくて、どうかなという要観察というふうに判断される子ども、乳幼児ですね、この段階では、というのは何%ぐらいが実際あるのかという点については、どのような状況でしょうか。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをいたしたいと思います。先ほど、発達障害、それに類する発達に課題のあるお子さん方の認知件数は増加をしているということを申し上げましたけれども、それが児童・生徒の割合として明確に出されているわけではございませんので、今後の課題とさせていただきたいと思います。 ○議長(宮崎有平) 野村議員。 ◆3番(野村生八) 支援法でも乳幼児期に、その兆候は現れるという、そういう形で明確にされていて、この時期に、どういうふうな課題のある子がいるのかという、そういう情報、あるいは状況の把握というのは非常に大事だというふうに思ってます。 先ほど、答弁でありましたように、保健師が判断するのが難しいという、課題の中で言われました。そこに至る前に、先ほど言われましたように、実際、発見に至らない子どもたちが、まだいるのではないかという答弁されましたが、そういう意味では3か月、6か月、あるいはもうちょっと先の健診含めて、この段階でちょっとでもおかしいなと、どうなんかなというふうにあった場合に、この子どもたちをしっかり、その後も把握していく、要診断が要るという形での、要という形で把握していくということが、判断できる前の段階として非常に大事だと思うんですね。まず、そこをしっかり取り組むということが、この課題としては大事だと思いますので、ぜひ今後、そういう形で進めていただけたらというふうに思います。 次には、そういう要観察かなという子どもたちがあった場合に、どういうふうに、それがするのかということもあるんですが、次の段階としては、子どもたちが集団の中に入った場合に、非常にそういう、あっ、どうかなというのが分かりやすい状況があると思うんですね。一番よく分かるのが保育所に入られた場合だと思います。 もう一つは、子育て支援センターですね、ここもそういうことかなというふうに思います。こういう集団の中で、そういう早期発見に取り組むということが大事だと思いますが、ここの中での取組も以前からされていると、そういう見立てができるような保育士の、養成等もされていると聞きましたが、改めて再度、先ほども言われましたが、再度、まず、ここでの取組の状況についてお聞きします。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをいたしたいと存じます。議員ご指摘のように発達障害、あるいは成長に課題のあるお子さんの観察を行いつつ、適切な状況把握を行っていくためには、やはり多様な視点ということが重要であると考えています。 そうした中で、自立支援協議会療育部会などにつきましても個別のケースを取り扱いながら、どのような発達状況にあるのかということを確認をしながら、今後の対策を講じているというような機能がございます。 そうしたことを考えますと、本町の場合でございますと、ただいま申し上げました部会などをしっかりと機能させていくということが重要であると考えています。私が報告を受けている範疇の中では、こうした発達障害、あるいは発達に課題のあるお子さん方に対する視点というのは、本町の場合は、非常に高いものがあるのではないかと思っているところでございます。 ○議長(宮崎有平) 野村議員。 ◆3番(野村生八) この問題では、例えば保育所から小学校に上がる段階では、そういう課題のある子について、双方で話をしながら、小学校でどういう受入れをするのか、加配の問題も含めたり、学級の問題も含めたりということがされているというふうに思っています。 ただ、先ほど言いましたように、一方の子育て支援センターも大変大事だと思うんですね、そういう意味では。そこから保育所に行かれる場合、ここについて、そういう子育て支援センターで子どもを見たときの、そういう内容が保育所につながれているのか、支援法でも言われているつなぐという意味でね。つながれているのかという点では、ここがまだできてないのではないかなというふうに思うんですが、ここも大事だと思うんですが、それについてはいかがでしょうか。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問の趣旨は、子育て支援センターに通われているお子さんに対しての課題感の発見がある場合、どのように、例えば入所予定の園につないでいるのかという点についてだと認識をいたしました。 このご質問につきましては、下川子育て応援課長から答弁をさせていただきます。 ○議長(宮崎有平) 下川子育て応援課長。 ◎子育て応援課長下川賢司) 議員のご質問にお答えさせていただきます。子育て支援センターでは、支援員の方がいろいろとご両親、保護者の方の相談を受けたり、様々な支援をしている中で、支援員が、特に気になる子どもさんを確認した場合には、当課におけます、設置しました子育て世代包括支援センターの保健師なんかの連絡を取り合って、そういう見立てをしたので、気になるのでというふうな情報を共有をして、それもこども園や保育所のほうに共有したりすることで対応をしているところでございます。 ○議長(宮崎有平) 野村議員。 ◆3番(野村生八) 保育士さんと共有してるということは、今お聞きしたんですが、直接、先ほど言いましたように保育所から小学校に上がる場合のように、支援センターの指導員の方と、それから保育所の園の方とで、そういう具体的な子どもに対する、そういう課題に基づいた、つながっていくための話合いの場、そういう場が持たれているのかどうかについてはいかがでしょうか。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま頂きましたご質問につきましては、下川子育て応援課長から答弁をさせていただきます。 ○議長(宮崎有平) 下川子育て応援課長。 ◎子育て応援課長下川賢司) お答えさせていただきます。その相談の場というのは、特に設けることはしておりません。 ○議長(宮崎有平) 野村議員。 ◆3番(野村生八) ぜひこれも大事だと思いますので、今後、そういう場をつくっていただきたいということで指摘をしておきたいと思います。 もう1点は、さっきも言いましたが、保健師で、なかなか判断が難しいという答弁がありましたが、先ほども言いましたが、これ支援につなげるときに、保健師の判断、しっかりと判断ができないと支援につながりにくいということじゃなくて、やっぱりそういう課題があるということがあれば、まず支援につなぎながら、医師などの判断もしていくという、こういうことが非常に大事だというふうに思います。 支援のほうに入っているわけですが、いわゆる早期に療育や支援を開始することによって、そうしない場合よりも、はるかに、その後の社会生活の困る感というのは違ってくるんだというのが明確な実践の中身なんですね。ですから、いかに早期に、先ほど言われた形で発見し、そして、その人たちが支援につながるのかと、ここが大事で、発見だけでとどまったんでは本当に今後の、その子たちの将来に対する大きな、左右されるわけですね、将来が、という点では、支援につなげることを早くするということを支援法でも求めているし、現実にも、そのことは大事だというふうに思います。 それで、そういう点では舞鶴の療育センターの答弁がありましたが、まさに、実際それはもう大変な状況で、とてもそこで諦めるということで支援につながらないという、そういうことも生まれているようにも聞いてますし、まず判断が下らないと支援できないんではなくて、まず支援につないでから判断を求めていくと、このことが大事だと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをいたしたいと存じます。先ほど来、答弁をさせていただきましたように、私どもとしても発達障害、あるいは発達障害に類する傾向のあるお子さん方に対する支援、あるいは見立てというものにつきましては、各関係機関の連携のもとに行ってきていると、今、そういう状況にございます。 そうした中でも、支援に対しましては、当然、日常的なやり取りになっていくということもございますので、特に気をつける形で、それぞれの対応者が対応させていただいているものではないかと思っています。 一方で、やはり専門的な知見を持つ医師の確定的な診断を基にした療育計画をいかに立てることができるのかということが次の段階では重要になってくると思っています。そうした状況が、この丹後半島におきましては、欠如しているということが非常に大きな問題であると、私どもとしても考えております。 いずれにせよ、私たちとして一定、見立てを行った後に、そのまま、その子どもたちに対する支援を行わないということではなく、やはり伴走的な支援を行いつつ、確定診断をしっかりと行っていただきながら、療育計画を立てていく、そのような流れを、ぜひとも形成していきたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(宮崎有平) 野村議員。 ◆3番(野村生八) 言われましたように、舞鶴の療育センターですね、本当にこれ何とか府のほうで、していただきたいというふうに思います。そういう点では、与謝野町に、ここに勤めておられた前田ドクターが、与謝野町でデイサービスを始められる。あるいは、その奥さんの前田さんも心理関係の、そういう専門家だというお話も聞いてまして、そういう人材的にも、そういう方々が新しく来られるということなんで、ぜひ、そのことも生かしながら、この早期の発見と支援に、さらに前に進むという形で、できることがあれば、ぜひ取り組んでいただきたいというふうに思っています。 それで、次に社会的障壁の問題なんですが、言われたように、この国連の障害者権利条約等に基づいて、これに日本も批准したということで、それに基づいた改正だというふうに思っています。 この発達障害だけではなくて、発達障害と社会的障害によって、社会生活そのものから制限を受ける、障害によって制限を受けるだけではなくて、社会生活の中での制限を受けるという、これが社会的制限というふうに言われています。 そういう意味では、障害者へのいろんな支援とともに、まさにそれを取り巻く町民の方々、団体の方々、町をはじめ事業主の方々、こういう方々が発達障害について、どれだけ理解をしていただけるかというのが非常に大事だというふうに思っています。 こういう点については、なかなかこれは難しい課題だと思うんですね。まさに共生社会というのが言われていますが、こういう問題だというふうに思うんですが、こういうことを町としては認識しながら取り組んでいただけているのかどうかということと。 そういう意味では、そういう町民に対して発達障害のことを理解していただくための取組がされているのかどうか、この点についてお聞きをいたします。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをいたしたいと存じます。先ほど、ご紹介をさせていただきましたように、本町における発達障害、あるいは発達に課題のあるお子さんたちに対する支援という面におきましては、本町の子育て応援課、教育委員会などが中心となりながら、その段階に応じた支援をしようということで、取組を進めていると、今そういう状況にございます。この一連の流れでございますけれども、非常に担当する職員も関係者の皆様方も、その対応によって、非常にお忙しくされているというのが現状であると思っています。 したがって、目下、目の前にある課題に対する取組を真剣に行っているという状況であると認識をしております。 したがいまして、発達障害に関連する社会的障壁を低減させていくための周知徹底などについては、まだまだ取り組む余地があるのではないかと思っておりまして、その課題の一つであると認識をしているところでございます。 ○議長(宮崎有平) 野村議員。 ◆3番(野村生八) なかなかこれは、難しいことではありますが、やっぱりまず第一歩を始めるということが大事だというふうに思います。 まず、町として、こういう問題を、町民に知っていただけるような、そういう取組をしていただくことと、もう一つは団体、いわゆる、この支援をしている事業所ですね、こういう事業所での、そういう町民に対しての、いわゆる学習の場とか、そういうのを取り組むとか、取り組もうとするというところはあると思うんですね。そういうことを援助していく、支援していく、町としてね。ぜひしてほしいとか、その場合に幾ばくかの会場費なり支援していくとかいう形で、町全体として、行政だけではなくて、全体として、そういう町民や会社や事業主や含めて、発達障害の理解を深めながら包摂していくような、そういうまちづくり、共有のまちづくりが大事だというふうに思いますので、こういう事業所への、そういう要請なり支援なりについていかがでしょうか。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをいたしたいと存じます。先ほど、議員からご紹介がございましたように、発達障害を支援をしている団体に対する我々しての関与ということにつきましては、当然のことながら現在もなお関係性を持っているというわけでございますけれども、当該団体の方々が、仮に住民の皆様方に向けた啓発活動であったり、交流活動を推進していくということでございましたら、私たちとしても、何らかの支援を講じていくということが必要なことではないかと思っています。 また、先ほどご紹介がございましたように、ここ数年、町内のNPO法人におきましても、発達に課題のあるお子さん方に対する、あるいは発達障害の皆様方に対する支援を、この与謝野町で行っていきたいという、そういうお声がけをいただいてきたということであり、その団体に対する支援につきましても、膝を付き合わせた形で関係者の皆様方のご協力をいただきながら行っているということでございますので、我々として、この発達障害に関連する施策の推進をより強化をしていきたいというふうに思っております。 それに関連してでございますけれども、この発達障害のみならず障害全般、そして男性、女性、LGBTQも含めた、いわゆる人権政策といわれる範疇でございますけれども、今の、この時代におきましては、非常に重要なことだと思っています。 そうしたことから、この人権政策の中に発達障害に関連する事業を位置づけていくということも必要な視点ではないかと思っておりますので、そうした方向感の中で今後においても行政施策、あるいは民間団体の支援を応援をしていきたいと考えております。 ○議長(宮崎有平) 野村議員。 ◆3番(野村生八) まさに、そういう人権というのが非常に大事ということで、支援法でも、障害者の人権、そして、障害者の個人の尊厳ということが改正で明確にされました。このことは本当に大事だというふうに思っています。こういうことでは、根幹ですね、ちょっとどうなのかというふうなことが生まれています。 先ほど、最初に答弁されました、国連の障害者権利条約というのは、2006年に採択されて、そして日本も批准をしたわけですが、今年、初めて日本の、批准されたわけですから、日本では、どういうふうに進めているのかという審査が国連によって行われました。この中で、日本については、やはりまだまだ優生思想、命に優劣をつけるというね、そういう選別するという、そういう思想が残っているのではないかという議論がされているわけですね。いわゆる優生保護法というのは廃止されましたが、やっぱりいろんな中に、そういうものが残っているということでの課題があるのではないかということも言われてまして、まさに先ほど、町長が言われましたように、そういうものを本当に意識の中から、そう簡単にはなくならないというふうに思いますので、やはり日常の中で、そういうことに対して、障害者も含めて、どの子たちにも人権があり大切なのだという、そういう発想が土台からできるような、そういう今の世界の、そういう人権の流れに、日本もどんどん進んでいけるようなことを、まず町から、町民からというのは非常に大事だというふうに思ってます。 国連の子ども権利条約では、生まれた子どもでも人権があるんだと、権利があるんだということをもう随分前に明確にしましたが、これ日本はなかなかそう言わないという問題もあります。まさに、そういう人権感覚大事だと思いますので、引き続き努力いただいて、こういう面でも先進のまちづくりがされているということになるように、よろしくお願いしたいということを言いまして、質問を終わります。 ありがとうございました。 ○議長(宮崎有平) これで、野村生八議員の一般質問を終わります。 以上で、本日予定されていました2人の一般質問は終了しました。 お諮りします。 本日の会議は、これにて延会したいと思いますが、ご異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(宮崎有平) 異議なしと認めます。 よって、本日は、これにて延会することに決定しました。 本日は、これにて延会します。 次回は、明日12月12日午後1時30分から一般質問を引き続き行いますので、ご参集ください。 お疲れさまでした。     (延会 午前11時09分)...