与謝野町議会 > 2020-03-26 >
03月26日-10号

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  1. 与謝野町議会 2020-03-26
    03月26日-10号


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    令和 2年  3月 定例会(第93回)          第93回令和2年3月与謝野町議会定例会会議録(第10号)招集年月日 令和2年3月26日開閉会日時 午前9時30分 開会~午後5時20分 延会招集の場所 与謝野町議会会議場1.出席議員       1番  河邉新太郎      9番  宮崎有平       2番  山崎良磨      10番  高岡伸明       3番  杉上忠義      11番  永島洋視       4番  山崎政史      12番  安達種雄       5番  今井浩介      13番  多田正成       6番  下村隆夫      15番  和田裕之       7番  渡邉貫治      16番  家城 功       8番  浪江秀明2.欠席議員(なし)3.職務のため議場に出席した者      議会事務局長    小牧伸行    書記        須田美鈴4.地方自治法第121条第1項の規定により、説明のため出席した者      町長        山添藤真    代表監査委員    田中眞一      副町長       和田 茂    教育長       塩見定生(途中退席)      企画財政課長    小池大介    教育次長      相馬直子(途中退席)      総務課長      長島栄作    学校教育課長    柴田勝久      防災安全課長    藤垣浩二    社会教育課長    植田弘志      CATVセンター長 前田昌一    福祉課長      田辺茂雄      税務課長      平野公規    子育て応援課長   浪江昭人      住民環境課長    茂籠 誠    保健課長      水口淳子      会計室長      小池信助    商工振興課長    小室光秀      建設課長      吉田達雄    観光交流課長    谷口義明      農林課長      井上雅之    上下水道課長    山添雅男5.議事日程  日程第1 議案第28号 令和2年度与謝野町一般会計予算                                   (質疑)6.議事の経過     (開会 午前9時30分) ○議長(家城功) おはようございます。 本日もよろしくお願いいたします。 本日もですが、本定例会におきましては、コロナウイルス対策のためマスク着用を許可しておりますので、あらかじめ申し上げておきます。 ただいまの出席議員数は15人全員であります。 定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 最初に、塩見教育長より報告の申し出がございますので、これをお受けします。 塩見教育長。 ◎教育長(塩見定生) 皆様、おはようございます。 本会議前の貴重な時間を頂戴いたしまして、大変申しわけありませんけれども、新型コロナウイルス感染症対策に係る町内各小・中学校の学校再開等につきましてご報告申し上げたいというふうに思います。 与謝野町では、3月24日、文部科学省から示されました新型コロナウイルス感染症に対応した学校再開ガイドライン及び新型コロナウイルス感染症に対応した臨時休業の実施に関するガイドラインを踏まえまして、与謝野町新型コロナウイルス感染症対策本部会議において協議いたしまして、学校の再開等について、次のとおり決定いたしましたので、報告したいというふうに思います。 小・中学校の教育活動の再開につきましては、国の学校再開ガイドラインに沿いまして、感染症対策等を徹底しながら、新学期からの学校再開を行うこととします。具体的には、小学校は4月6日月曜日、中学校は4月7日火曜日の始業式から再開することとします。 また、中学校における部活動につきましても、毎日の検温を実施するなど十分な感染症対策を講じるとともに、生徒の体力、健康観察を行いながら、実施内容や方法等を考慮した上で4月1日から実施可能な部活動から活動するということといたします。 学校給食につきましても、学校給食衛生管理基準にのっとりまして、調理作業や配食等を行うよう改めて徹底し、新学期から通常どおり提供していきたいというふうに考えています。 次に、各校の入学式、新加悦小学校の開校式につきましては、国の専門家会議で示されております三つの条件、換気のよくない密閉空間、多くの人が密集する、近距離での会話や発声が重なることのないようにするなど、感染拡大防止の対策を行った上で、卒業式等と同様に可能な限り時間短縮と在校児童生徒の参加を抑える等の工夫を行い、実施していきたいと思っております。具体的には、加悦小学校の開校式、小学校の始業式が4月6日月曜日、それから、小学校の入学式、それから、中学校の始業式が4月7日火曜日です。それから、中学校の入学式が4月8日水曜日となっております。ご来賓としてご出席をしていただく予定としておりました皆様には、大変申しわけございませんけれども、ご出席をご遠慮いただくことといたしましたのでご了承いただきたいというふうに思っております。 次に、春季休業中の児童生徒への指導でございますけれども、専門家会議の見解によれば、依然として警戒を緩めることはできないとされていることから、引き続き人の集まる場所への外出は控えるよう学校を通じて指導を行っておりますけれども、児童生徒の健康管理やストレスの解消の機会を設けるため、学校の校庭を開放するなど対応を行っていきたいというふうに思っております。 最後に、懸念されております修学旅行の実施についてでございますけども、中学校は春に今のところ計画があるんですけれども、それから、小学校も数校6月の実施ということがあるんですけども、小・中とも春の実施は見送って、今のところ秋に実施してまいろうかという計画を立てておりますので、ご理解いただきたいというふうに思っております。具体的には各学校から連絡が入るというふうに思っております。 以上で、新型コロナウイルス感染症対策に係る町内各小・中学校の学校再開等についてのご報告とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(家城功) 本日の会議は、お手元に配付しております議事日程に従い進めたいと思います。 日程第1 議案第28号 令和2年度与謝野町一般会計予算を議題とします。 本案については、既に質疑に入っておりますので、昨日に引き続き質疑を続行いたします。 質疑はありませんか。 9番、宮崎議員。 ◆9番(宮崎有平) 皆さん、おはようございます。 それでは、令和2年度与謝野町一般会計予算につきまして質問をさせていただきます。 まず初めは、67ページの岩滝大名行列実施事業についてお聞きをいたします。 これは、来年度、令和3年度に実施されるというふうに、10年に1度の大きなイベントがされるというふうに聞いておるんですけども、この大名行列の前年度はどれぐらいかかったものか、ちょっと私調べてなかったものですから聞かせていただきたいのと、また、来年度、令和3年度に実施される大名行列についてどの程度の規模でやられるかをお聞きします。 ○議長(家城功) 小池企画財政課長。 ◎企画財政課長(小池大介) 皆さん、おはようございます。 今、議員のほうからは、67ページにあります岩滝大名行列実施事業についてのご質問でございますが、まず、開催は一応保存会と今協議して、令和3年度に実施をできればという思いで準備を進めておるところでございます。10年前に開催をしました大名行列ですけども、ちょっと今数字をきっちり持ち合わせておりませんので、後ほどまた回答させていただきたい思っておりますけども、1,000万円を超える事業費だったと思っております。 令和3年度に実施いたします大名行列につきましては、これは、保存会のほうとも既に調整はさせていただいておるわけですけども、基本的には、前回のような規模での開催は物理的にも無理であろうと。物理的にいいますのは、人的な部分が多くございまして、あれだけの、要は、しょしゃやそういうのを披露していただく方々を集めることがなかなかもう無理があるだろうと。できる範囲での中で実施をしていきたいと。予算規模につきましても、今大名行列の基金が約700万円程度ございますので、その範囲内でできることをやっていこうと。場所ですとか、それから令和3年度いうことは想定はしておるんですけど、いつごろの時期に、例えば春にするのか、秋にするのか、こういったこともまだ今最終の詰めまで行ったというものではございませんので、今後また保存会のほうと協議がだんだん進んでまいりましたら、わかる範囲でまた情報の提供はさせていただきたいなというふうに考えております。 ○議長(家城功) 宮崎議員。 ◆9番(宮崎有平) まだ何とも決まってないと、決定されてないというものだろうと思います。聞かせていただきました。前回が1,000万円を超えるというふうに私も聞いておりまして、今回、基金が700万円あるということですので、それに近いものがまたできるのかなというふうに思っておりますけども、今頃はイベントもいろんなイベントがございまして、できる限りこの大名行列、もうこれは一つのイベントだろうと私も思っておるんですけども、これに、せいぜいにぎやかになるような方法というものも多くあるんじゃなかろうかというふうに思っております。いろんな方がこれに参加できるような、一般の方も参加できるような方法、大名行列だけじゃなくても、ほかにいろんな店を出店をしたり、それからフリーマーケットをしたり、いろんな人が来て、楽しめるようなこともこれに付随して考えていただくことがいいのかなと思ったりしとるんです。場所なんかは前回のとおりというわけではないんでしょうかね。 ○議長(家城功) 小池企画財政課長。 ◎企画財政課長(小池大介) 場所につきましても、先ほど申し上げましたように、どこということをまだ決められたわけではございません。それと、できるだけ多くの方が参加していただけるような仕掛けをするべきではないかなというご意見だったと思いますけども、これは与謝野町に限ったイベントに限らず、例えば、近隣の市町で行われておりますようなイベントとコラボするような形で、例えばそれを周遊していただける、時間配分だとかそういうのを調整する必要が出てくるかと思いますけども、そういったことも視野に入れながら、例えば、宮津市で行われる何々イベントと協賛をして、そちらから大型バスで帰りにちょうどうちのイベントにタイミングよく来ていただけるだとか、何かそういう仕掛けも必要なんかなというご意見も出ておるようでございますので、時期的なもので、どういった取り組みとのコラボできるかわかりませんけども、そういったことも視野に入れておられるようでございますので、今後も引き続き調整させていただけるというふうに考えております。 ○議長(家城功) 宮崎議員。 ◆9番(宮崎有平) 今、課長のほうからお答えいただきました。私もそうやっていろんな人が集まってこれるような仕掛けを考えていただきたいなというふうに思っております。まだまだこれは何も決まったわけではございませんので、今後の成り行きを私も注視したいと思っております。 では、次の質問をさせていただきます。75ページの有線テレビ施設管理運営事業につきまして質問をさせていただきます。 最近、ちょこちょこっと一般の方から4Kテレビを買ったんだけど、与謝野町では映らんということをおっしゃって、文句が出ておるんですけども、委員会の中でもセンター長にも聞いておるんですが、全くそれは考えていないというふうな答弁を聞いてはおるんですけども、今後4Kだとか8Kだとかいうようなテレビがだんだん普及してくると思うんですが、これに対してどのように考えておられるのか、町長のご意見をお聞きしたいと思うんですがどうでしょう。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) おはようございます。 それでは、宮崎議員からいただきましたご質問にお答えをしたいと思ってございます。宮崎議員からは、4K、8Kにおける本町の対応ということでご質問をいただいてございます。これらの点につきましては、本町で対応していくためには、かなりの投資額が必要ということでございますので、本町としては対応を見送っているという状況でございます。 これは、それぞれのご家庭においてパラボラアンテナを上げていただきますと映るということでございますので、住民の皆様方それぞれのご家庭で対応いただきたいと考えてございます。 ○議長(家城功) 宮崎議員。 ◆9番(宮崎有平) ありがとうございます。そうですね、今、住民の方においては、パラボラアンテナというものが、それを設置すれば簡単に映るというようなことだろうと私もわかっておるんですけども、与謝野町自身、与謝野町が有線を使ってテレビをしておるということもありまして、町民の皆さんからはこういったご意見があったというふうなことでございます。なかなか費用もかかることですので、すぐにできるというようなことにはならんと思いますけども、また考えていただきたいなというふうに思っております。 それでは次に、233ページ、消防施設等整備事業につきましてお聞きをいたします。昨日、山崎議員からの質問もございましたけども、私もちょっと聞かせていただきたいなと思っております。測量委託料が200万円ついております。これは、第2分団の車庫の測量ということでございます。これは、消防団が平成30年に12分団を10分団に再編成されたと私は認識しておるんですけども、そのときに新しく旧岩滝地域の第1分団、第2分団が一つになって再編されて、与謝野町の第2分団という形になったと思うんですけども、そのときに新しい車庫を建設するという話もあったわけですけども、それがいまだに出てきません。それが今回測量するというようなお話になっておりますけども、予算上がっておりますけども、この第2分団の車庫はどのような今後の予定になっておるのかお聞きしたいと思います。 ○議長(家城功) 藤垣防災安全課長。 ◎防災安全課長(藤垣浩二) お答えいたします。消防施設等整備事業で計上しております第2分団車庫詰所用地造成工事の測量委託ということで200万円計上をさせていただいております。この第2分団の車庫、詰所の整備につきましては、今年度で測量業務を実施をいたしまして、令和3年度で造成の設計を実施をしたいというふうに考えております。それから、令和4年度で車庫そのものの建築の設計業務を実施をいたしまして、令和5年度には消防車庫そのものの建築工事が実施できたらなというふうに考えているところでございます。 ○議長(家城功) 宮崎議員。
    ◆9番(宮崎有平) わかりました。令和5年度には完成するというふうに理解させていただきます。 今現在、この分団は再編前の二つの車庫で活動されておるということでよろしいですか。 ○議長(家城功) 藤垣防災安全課長。 ◎防災安全課長(藤垣浩二) 今、宮崎議員がおっしゃられたとおりでございまして、石田地区にある車庫と、それから弓木地区公民館の横にある車庫、それぞれを今も利用しているという状況でございます。 ○議長(家城功) 宮崎議員。 ◆9番(宮崎有平) やはりそうですか。せっかく一つに再編されたものをまた前と同じように分団して使っておるということでございます。せいぜい早くこれも一つの分団として活動できるような方法を一日も早く考えていただきたいないうふうにお願いをしておきます。 それから、消火栓、貯水槽の工事費が80万円ということでございますが、先日のお話聞いておりますと貯水槽の充足率が43%程度というふうに聞いたと思うんですけども、これは、今与謝野町に貯水槽、消火栓が何基あって、与謝野町全体で何基必要とされているのか。充足率100%を考えたものがあると思うんですが、それを教えていただけますか。 ○議長(家城功) 藤垣防災安全課長。 ◎防災安全課長(藤垣浩二) 宮崎議員からご質問の件ですけども、ちょっと今資料を持ち合わせておりませんので、後ほど回答させていただきます。 ○議長(家城功) 宮崎議員。 ◆9番(宮崎有平) そうですか。それで私は、またどこにこの消火栓や貯水槽が足らないのかというようなものも多分つくっておられると思うんですけども、どの場所に必要なんだというものもあると思うんですけども、それもまた一緒に見せていただければと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。 ○議長(家城功) 藤垣防災安全課長。 ◎防災安全課長(藤垣浩二) 先ほどの宮崎議員のご質問で防火水槽と消火栓の充足率ということでございました。消火栓につきましては、ちょっと資料今持ち合わせておりませんが、防火水槽につきましては、必要とされる数が584カ所が必要ということで、そのうちの、現在の整備数が256カ所ということで、整備率が43%ということになっております。 ○議長(家城功) 宮崎議員。 ◆9番(宮崎有平) これは防火水槽の件だけということでありますね。消火栓はまた別にこういった計算がされるというのか、この43%程度というのは、じゃあ防火水槽の件だったということを理解してよろしいですか。 ○議長(家城功) 藤垣防災安全課長。 ◎防災安全課長(藤垣浩二) 防火水槽の整備率ということでご理解をしていただけたらいいと思います。 ○議長(家城功) 宮崎議員。 ◆9番(宮崎有平) わかりました。防火水槽、そうですか。消火栓は非常に使いやすいんですけども、それについての充足率というのはわからないということですか。 ○議長(家城功) 藤垣防災安全課長。 ◎防災安全課長(藤垣浩二) 消火栓につきましては、私が覚えている範囲ですけども、町内では1,070基ほどは整備ができているというような状況でございます。 ○議長(家城功) 宮崎議員。 ◆9番(宮崎有平) わかりました。1,070基ほどということでございます。これがどの程度の充足率なのかもちょっとわからないということのようでございますので、また後ほど調べてご報告をいただければなと思っております。 それでは、次に、与謝野町野田川庁舎等管理事業につきまして、61ページになりますけども、エレベーター保守点検委託料につきましてお聞きいたします。 これは、一昨日ですか、今井議員が質問をされております。私もこの件で、あそこの野田川庁舎の2階に会議室があるということのようですけども、そこの利用頻度はどうなっておるのか教えていただけますか。 ○議長(家城功) 茂籠住民環境課長。 ◎住民環境課長(茂籠誠) 野田川庁舎の管理担当課ということでお答えをさせていただきます。利用頻度ということでございますが、その時期にもよります。夜の会議とかでしたら月に数回程度だと思いますし、それから、日中についても1週間に1遍か2遍程度の利用頻度かなというふうには感じております。ちょっと正確に集計をしたものというのが今ございませんので、ちょっと私が思っておるぐらいのイメージ的にはそれぐらいの頻度というふうに思われます。 ○議長(家城功) 宮崎議員。 ◆9番(宮崎有平) 野田川庁舎は一般の方も2階の会議室は使われるんでしょうか。 ○議長(家城功) 茂籠住民環境課長。 ◎住民環境課長(茂籠誠) ちょうど与謝野町の大体真ん中にあるということで、ほかの課の、いうたら民生委員さんの役員会だとかそういう利用のほうがあります。民間の方というか民間の委員さんの利用も多々あると思います。 ○議長(家城功) 宮崎議員。 ◆9番(宮崎有平) 多々あるということなんですけども、どの程度使われているのかちょっと私もこうしてお話聞かせてもらってもわからないんですけども、今井議員からもお話があったと思いますけども、エレベーターをあそこ必要なんだろうかという話なんですけど、そんなに2階の会議室が利用頻度が少ないのならば、エレベーターというものも必要ないんじゃなかろうかなというふうに私も思っておりまして、それでちょっと今利用頻度等をお聞きしたんですけども、今後もあそこは、野田川庁舎の会議は2階でされるんですか、それと下にもありますよね。ほとんど2階でされるということでしょうか。 ○議長(家城功) 茂籠住民環境課長。 ◎住民環境課長(茂籠誠) 1階の会議室につきましては狭いので10人前後ぐらいの会議はできます。2階にしますと30人から40人ぐらいの人数が入れることになります。昨日の今井議員の質問でも言わせていただいたとおり、京都府の福祉のまちづくり条例に基づきまして、公共施設ということで、エレベーターを新設というか、北庁舎を建設時に設置をしております。その認定証というのが北庁舎の入り口のところに掲げてありますので、エレベーターをなくすということになるんだったら野田川庁舎をもう閉めるというかそういうことをしないと、その認定をいただいている以上難しいのではないかなというふうには感じております。 ○議長(家城功) 宮崎議員。 ◆9番(宮崎有平) そうですか。何か話を聞いてますと大変難しそうなお話でございます。エレベーターに関しましては、やはりそれだけの費用もかかりますし、そんなに多くの会議をされていない、一般の人が特に使われないのならば必要ないのかなと私は思ってこうして質問させていただいておりますけども、どの程度、また聞いても先ほどの質問と同じになってしまうので、お答えにならないのかなと思いますけども、やはり必要ないものは省いていくということを、スリム化していかないかんと私は思っとるんですけども、その辺は町長どのようにお考えでしょうか。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員からいただきましたご指摘にお答えをいたします。議員からは、必要のないもの、あるいは役割を終えたものについてはしっかりとやめるべきだというご指摘でございましたけれども、それにつきましては、私たちといたしましても同じ見解を持っているというところでございます。 一方、議員から今ご指摘いただいております野田川庁舎のエレベーターにつきましては、条例の兼ね合いということもございます。そうしたことからこの維持管理をしていかなければならないという認識であるとご理解をいただきたいと思っております。 先日来、質疑におきまして、いま一度調査をしていくというお話をさせていただいておりますので、そうしたシミュレーションをさせていただきながら、この点につきましての考えをまとめさせていただきたいと思ってございます。 ○議長(家城功) 宮崎議員。 ◆9番(宮崎有平) ありがとうございます。やはり必要のないものは、必要のないと言ったら、必要はあるんでしょうけども、利用頻度の少ないものはやはり省いてくというふうな考えで今後あってほしいなというように思っておりますので、またよろしくお願いいたします。 それでは、197ページの産業創出交流センター管理運営事業が269万円上がっております。これは、12月定例会で指定管理が否決されました。当分は町の直営で行くと思われますが、今後の活用をどのように考えておられるのかお聞きしたいと思います。 ○議長(家城功) 小室商工振興課長。 ◎商工振興課長(小室光秀) お答えいたします。予算書197ページ、産業創出交流センター管理運営事業の件でのご質問と伺いました。当該施設につきましては、まず、令和2年度につきましては町の直営という形の中で運営をしてまいるという考え方でございます。ご指摘の今後の方向性、これにつきましては、現在、町のほうでいろんな意見を出し合っているという段階でございます。今後の方向性につきましては、今現時点でこういう方向に行くということについては、まだ結論には至っておりませんが、議会の産業建設環境常任委員会のほうにもご相談をかけさせていただきながら、いろんなアドバイスもいただけたらありがたいなというふうなことを考えているというところでございます。 ○議長(家城功) 宮崎議員。 ◆9番(宮崎有平) 私は隣の家に住んでおりますので、よく利用されているところもよくわかるんですけども、最近といいますか、いろんなことに使われておるというふうに感じておるんですけども、利用頻度が多くなってきておるのかなというふうに私は感じております。 その中で、いろんなことに使われておるような感じはするんですけども、あそこの利用の仕方が、交流センターとしての利用が少ないのかなという気はするんです。下のほうでいろんなイベントしたりというふうなことには、人の集まること、会議等も1階でしておられることはよく見かけるんですけども、あそこを交流センターとしてつくったときのことを考えますと、それが生かされておるのかなと思うんですが、その考え方につきましてはちょっとお聞きをしておきたいと思います。 ○議長(家城功) 小室商工振興課長。 ◎商工振興課長(小室光秀) お答えいたします。そのご指摘につきましては、以前からの議会でのやりとりの中で、私自身も、いわゆる所期の目的どおりに活用できていないということについては発言をさせていただいたと思っております。その上で、先ほどおっしゃられましたように、今後という部分についての方向性についても、当初の施設のあり方、この部分についての課題、それが非常にあの施設の現在にあるということでございまして、これは、やはりいろんな場面でこの施設についての課題をクリアしていくということの中で、私のほうは、当然令和2年度の中で、これは何とか、さまざまなご意見もいただきながら、落としどころを導き出していきたいというふうに思っているところでございます。 ○議長(家城功) 宮崎議員。 ◆9番(宮崎有平) わかりました。時間がございませんのでこれで終わります。 ○議長(家城功) 小池企画財政課長。 ◎企画財政課長(小池大介) 済みません。先ほど答弁漏れがございましたので答弁させていただきます。前回の、9年前になるんですけども、大名行列を実施した経費でございますけども1,720万円程度でございます。そのうち宝くじのコミュニティー補助金を200万円、それから、当時国民文化祭の補助金いうのがございまして、それらをそれぞれ200万円ずついただいておりますので、町からの持ち出しは実質1,400万円程度だったというふうになっております。事業規模は1,720万円ほどだということでご理解いただきたいと思います。 ○議長(家城功) 田辺福祉課長。 ◎福祉課長(田辺茂雄) 失礼します。宮崎議員からの野田川庁舎のエレベーターのお話について、福祉課の立場から少しお話をさせてもらいたいなと思いまして時間をいただきました。福祉のまちづくり条例というものもあるんですが、障害者の差別解消法という法律があります。障害のある方もない方も、特に公共の場においては、体の不自由な方でも利用できるような環境を整えていく必要があるというふうに考えております。エレベーターの使用頻度の中では、車椅子の方には必ず必要になってくる施設の機器になってきます。会議をあの場で、2階の会議室で車椅子の方の利用というものをやっぱり想定をしていって、エレベーターの整備いうのはしていかなければならないかなというのが福祉サイドからとしての意見として述べさせてもらいたいと思います。 ○議長(家城功) 藤垣防災安全課長。 ◎防災安全課長(藤垣浩二) 宮崎議員の消火栓の充足率ということで、先ほどお尋ねがありました。その件について答弁をさせていただきます。消防水利の基準というものがございまして、防火水槽でいいますと、常時貯水量が40立方メートル以上、または取水可能水量が毎分1立方メートル以上で、かつ連続40分以上の給水能力を有するものでなければならないというのが防火水槽でございます。 それから、消火栓は65ミリの口径を有するもので、直径150ミリメートル以上の管に取りつけられていなければならないいうものが消防水利として認められるということで、与謝野町で設置をしてあります消火栓につきましては、水道管の本管がほとんど75ミリの管に接続しているということで、この消防水利の基準には当たらないということで、あくまでも初期消火用ということでご理解をいただけたらなというふうに思います。 ○議長(家城功) 宮崎議員。 ◆9番(宮崎有平) わかりました。終わります。 ○議長(家城功) ほかに質疑はありませんか。 15番、和田議員。 ◆15番(和田裕之) それでは、令和2年度の予算について質問をさせていただきたいと思います。 先ほどありました野田川庁舎の管理事業、予算書の61ページからまずちょっとお聞きをしておきたいというふうに思います。 この中で、修繕料ということで209万円が計上されているということで、これはどのような修繕を見込まれているのか、この点について聞きたいんですけれども、総務委員会の説明では、エレベーターであったりエアコンの修繕であるというような回答をいただいていたのかなというふうに思うんですけれども、この点再度ちょっと確認をしておきたいというふうに思います。 ○議長(家城功) 長島総務課長。 ◎総務課長(長島栄作) お答えいたします。委員会の中で少し不十分なお答えになっておりました。今回の野田川庁舎の修繕料といたしましては、庁舎の高圧受変電設備の修繕ということで、点検時にふぐあいであるということで計上をさせていただいておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(家城功) 和田議員。 ◆15番(和田裕之) きのう今井議員からもありましたし、今、宮崎委員長のほうからもありました。我々としては、やはり各3庁舎、ここのいわゆる維持管理費であったり、委託料であったりという、この部分がやはり3庁舎あることによって多額の費用が毎年かかっていると、こういうところがやはり私も気になる点だなということでちょっと質問させていただきたいというふうに思っております。今の状況を聞きますと、いわゆる高圧受電設備、これの更新というかふぐあいの補修というか修繕というところを見込んでおられるのかなというふうに思っております。しかし、今現状としては、本館のほうは閉鎖ということで、いわゆる高圧受電、6,600ボルトのいわゆる高圧の電力契約をされているということになっているのかなというふうに思いますけれども、これは北庁舎だけで、いわゆるこの電力量を今も使っているということから、低圧に切りかえずにこのままの状態で使われておるという、こういう認識でいいんでしょうか。 ○議長(家城功) 茂籠住民環境課長。 ◎住民環境課長(茂籠誠) 一応本庁舎閉館になってますので、一応電気事業者さんにも全て確認をしていただきましたが、その電力量が必要ということで、特にCATVの中継のシステムというか施設がありますので、そこの部分が大きいのかなというふうに思っております。済みません。それとサーバー室ということでございます。 ○議長(家城功) 和田議員。 ◆15番(和田裕之) 調べた結果がまだそれだけの電力量を使っているということで、そうなるとやはり高圧受電をしているほうが1キロワットアワー当たりの電気量の単価が安いということで、これはいたし方ないかなというふうに思いますけれども、その状態であるということは、やはりキュービクルの高圧受電設備の更新であったり、修繕であったりということがかかってくるということと、年1回の電気工作物の保安業務委託料ですね、ここは避けて通れないとこかなというふうに思っています。今回はいわゆる受電設備の修繕ということですけれども、また気になる点としては、毎回言うてますように、エアコンですね、これは、岩滝の本庁舎においては新しい冷媒のR410Aというエアコンが設置をされているという中で、野田川庁舎であったりこの加悦庁舎は旧冷媒、特定フロンのRの22というエアコンが使われていると。こういった中で、6月議会でも若干質問をさせていただいたんですけれども、これはもう去年の年末で補修のガスを含めて全廃という扱いになっております。そうした中で、今後エアコンの修理が必要になってきた場合という対応についてはどういう計画をされているのか、ここについてお伺いしておきたいというふうに思います。 ○議長(家城功) 長島総務課長。 ◎総務課長(長島栄作) 議員のほうからも幾度となくご指摘をいただいております庁舎のエアコンのフロンの終了ということでございます。これにつきまして、総務課といたしましても、加悦・野田川庁舎のエアコンについて、補正等でそれぞれの修繕等も重なっている中で検討しているというふうな状況でございます。これの修繕につきましては、かなり規模が大きいということもございまして、一定の予算の確保も必要であるという中で、年次的な修繕をするとか、また、計画的にそういった修繕をしていくとかいう検討を今しておりますけれども、なかなかよい方策が見つかっていないというふうな現状でございます。そういった中では、故障をしました際に緊急対応をしていくというふうなところが今の段階での方向性といいますか、修繕的な部分でございまして、計画的な修繕については、再度じっくり検討していかなければならないというふうには思っておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(家城功) 和田議員。 ◆15番(和田裕之) 大手の空調メーカーのダイキンですね、ホームページでも書いてますけれども、やはり業務用エアコン、いわゆるビルマルチエアコンっていいますけれども、この法定の耐用年数自体が13年ということになっておりまして、やはり製造から15年以上経過している場合には部品の調達等が困難になってくるという中で、今回、今言ってますR22のガスがもう入手が困難だという状況の中では、やはり修理ができなくなったり、あるいは修理に時間がかかったり、また、そういうふぐあいが出てくる可能性がありますので、やはり余裕を持った計画が必要だというふうに私は思いますので、これは、先ほど課長もおっしゃったとおり多額な費用が必要になってくるというふうなことではありますけれども、やはり早目の更新計画を立てていただいて、ふぐあいがないような、影響がないような対応をとっていただきたいなというふうに思っています。 それで、次なんですけれども、ここで、野田川庁舎の管理事業で、やはり大きな委託料としては警備委託料、これがざっと各庁舎450万円程度が必要になってくるということで、やはりここも大変大きな費用がかかっているなというふうに私は思いますけれども、野田川庁舎においては、本館が閉鎖をされている中でこれだけの費用が必要なのか、その辺のとこの確認をしておきたいと思います。 ○議長(家城功) 長島総務課長。 ◎総務課長(長島栄作) それぞれの庁舎の警備委託料でございます448万1,000円を計上させていただいております。これにつきましては、年度ごとに契約等を行う中で、議員のほうからも以前にもご指摘をいただいておる中で、それぞれの庁舎の規模等が違う中で、金額が同一であるというふうなところのご指摘でございます。そういった中では、今回の見積もりをとります中でも業者への相談といいますか、調整をさせていただく中では、やはり人員的には必ず必要であるという中で、最低賃金も上がってきております。そういった業務的にも夜間警備ということで、人材的にもなかなか厳しいという中では、この額が必要であるというふうに考えております。今後もまた最低賃金等の引き上げによりまして、額についてもまた上がってくるというふうな予測もいたしておりまして、この経費、多額になっておりますので、大変気にはなっておりますけれども、今後どう進めていくか、機械化警備というふうなことも視野に入れながら検討してまいりたいというふうに思っております。 ○議長(家城功) 和田議員。 ◆15番(和田裕之) 今現状、夜間、午後5時15分から翌日の午前8時30分まで、実質15時間15分の拘束時間の警備をしていただいておるというふうに思います。その中で、業務内容ですね、これはどういった業務をされているのか、そこをお教えいただきたいと思います。 ○議長(家城功) 長島総務課長。 ◎総務課長(長島栄作) ただいま議員のほうからおっしゃっていただきましたように、5時15分から翌日の8時30分までということでございます。大変長時間でありますし、この夜の間に定時の見回り、庁舎の見回りをしていただいております。これは夜の8時、また10時、また翌朝の7時半というふうな形で警備のほうを、庁舎の見回り等を行っていただいております。また、緊急時等におきましては、電話等がありましたり、緊急の来客対応等があります場合には、それらの対応についてもお世話になっているというふうなところでございます。 ○議長(家城功) 和田議員。 ◆15番(和田裕之) 大きく四つかなと思います。受け付けの出入り管理、そして、巡回ですね、先ほどおっしゃいました。それと、鍵の開閉業務、そして、最後に電話等の受け付け業務ですね、この四つかなというふうに思います。先ほど課長がおっしゃいましたけれども、今後は、やはり機械警備へ移行していくことも必要ではないかなというふうに思っています。ただ、今現状としては、やはり電話対応であったり、受け付け対応であったりということを考えると、やはり今は常駐警備、施設警備といいますけれども、これが必要なのかなというふうに思います。金額的にいうと450万円、これが高いかどうかという議論は以前からあったかなというふうに思いますけれども、やはりこれを仮に、例えば職員がされたとしても拘束時間が15時間15分と大変長い時間、これが365日ということで、単純に割り戻しても、1晩当たり1万2,000円程度ということで、これは私は高くないなというふうに思っております。ですから、やはり警備会社の最大の使命というのは、やはり生命や財産を守って、社会の安全・安心の確保に寄与する、これがやはり警備会社としての大きな使命でありますので、やはりここはプロとしてしっかりとした警備をしていただいて、財産を守っていただく、このことが重要であるというふうに思っております。 それで、本館のほうですね、閉鎖をされている本館はかなり老朽化も進んでいるという状況で、外壁が崩れたりという危険も大変懸念をするところでありますけれども、今後の解体等も含めた活用方法については今どのように考えられているのか、ここをお聞きしておきたいというふうに思います。 ○議長(家城功) 長島総務課長。 ◎総務課長(長島栄作) ただいま議員のほうから野田川庁舎の旧館、いわゆる本館と言われておりますただいま閉鎖中の建物のことをおっしゃっていただいております。確かに老朽化が激しいというふうな中では、非常に冬の、今回積雪は余りありませんでしたけれども、積雪時による庁舎への影響、それから、雨漏り等も発生している状況の中では非常に気になっているところでございます。あの建物自体を解体するにつきましては、経費的には約億前後の経費が必要であるのではないかというふうなこともございます中で、解体だけをするには経費が単費的に支出になるというふうなところでございますし、何かの利活用を含めての公共施設の管理という公共施設の総合管理計画の中では、できたら何かの活用と同時に解体をするのがベストであろうというふうに思っておりますけれども、なかなかそこのところに至っていないというふうな現状でございまして、今の段階での解体の計画、方向性等はないというような状況でございます。 ○議長(家城功) 和田議員。 ◆15番(和田裕之) 閉鎖から随分たちますし、やはりここは早いこと対応していただく。ほかもいろいろと話はありますけれども、除却だとか解体だとかいう話ありますけど、まずここを一番に考えていただくべきかなと。何か、例えばけがでもされるといけませんので、ここは慎重にというか、早い段階で検討していただきたいというふうに思います。 質問変えさせていただいて、予算書の91ページの個人番号業務、この交付金が1,292万円ということで、これ対前年比で行くと1,114万円の増額で621%ではないかなというふうに思います。個人番号というのは正式名称であって、マイナンバーが通称かなというふうに思います。現在のカードの交付率はどうなっていくのかということと、これだけの予算がついているということは、今後義務化になっていくという、こういう理解でいいのかどうか、そこを確認しておきたいと思います。 ○議長(家城功) 茂籠住民環境課長。 ◎住民環境課長(茂籠誠) 済みません。まず、マイナンバーの発行枚数でございます。2月末の時点で1,940枚でございます。与謝野町全体で。 その次に質問がございました個人番号カードの交付事業でございます。これにつきましては、国のほうからの指導によりまして、今後3年間で90%以上の交付率ということで進めるようにという指導を受けております。国としましてもマイナンバーカードの健康保険とかそういうできるだけ使いやすいようにということではございます。住民環境課としましても、令和2年度から月に1回程度にはなるかと思いますが、日曜日とかの発行受け付けにつきましても実施をさせていただきまして、できるだけ交付枚数が伸びる努力はさせていただきたいというふうには思っておりますが、なかなか難しいという感じは担当課長としては持っております。 ○議長(家城功) 和田議員。 ◆15番(和田裕之) 昨年の6月の政府のデジタルガバメント閣僚会議、ここでこの3年間にマイナンバーカードを保有することを想定ということで会議がされているということで、これ実質上義務化するのではないかというふうに言われてはおりますけれども、これは強制ではないのではないかというふうに私は理解をしております。いわゆる当町でも、今枚数をお聞きしましたけれども、まだまだ、始まったのが2016年、平成28年1月からこの制度が始まったということで、国や自治体はこの普及に努めてこられたという中で、いわゆる我々住民にとってはどういったメリットがあるというふうに考えられているのか、また、行政においてはどういうメリットがあるのか、そこをお聞きしたいと思います。 ○議長(家城功) 茂籠住民環境課長。 ◎住民環境課長(茂籠誠) 個人番号カードです。本人の確認書類として使えるのと、引っ越しなんかで手続の簡素化とか、そういう部分ではメリットがあるのかなというふうに思っております。今、国のほうが考えられているのはマイナポイントの交付ということで、今のマイナンバーカードにポイントを付与して消費の喚起なんかも考えられてはおられます。あと、健康保険証を中に入れたりだとか、使いやすくということは考えられているのが今の現状ではないかなというふうには思っております。 ○議長(家城功) 和田議員。 ◆15番(和田裕之) 政府は三つの目標ということで、公平・公正な社会の実現、そして二つ目に国民の利便性の向上、そして三つ目に行政の効率化、この三つだったというふうに思います。今現状、総務省の調査では約13%ぐらいの発行率だというふうに言われています。これだけ国は多額の費用をかけてこの制度をつくりましたけれども、私はこのマイナンバー制度というのは、かつてあった住基カード、これも1割ぐらいだったかなというふうに思うので、この二の舞になるのではないかなというふうに懸念もしております。先ほどいろいろとメリットはおっしゃっていただきましたけれども、住民にとってはメリットがあるようにはなかなか思えないという中で、それに引きかえ情報漏えいなど、セキュリティーの面でもまだまだ不安があるというふうに私は思っています。なかなかこの取得を強制するものでもないですし、その点を十分踏まえて、今後普及であったり啓発に努めていただきたいなというふうに思います。 次に、予算書の79ページ、先ほど宮崎委員長がおっしゃいましたけど、私はインターネット事業のほうのことでちょっとお聞きをしておきたいというふうに思います。この通信費の3,828万円ということで、これ前年対比、率にして11.3%減の約490万円が減額できると。これは上位回線の600Mbps2本から上位回線の500Mbps2本に契約変更ということで、私もこれはそうすべきだなというふうに思っておりますが、民間事業者への移行が進んできているとはいえ、まだまだ多くの利用者がある中で、いわゆるこのトラフィックですね、これはどういうふうになっていくか、速度低下であったりという部分に関してはいろいろと懸念する部分があるんですけれども、どのように考えられているのか、そこをお伺いしておきたいと思います。 ○議長(家城功) 前田CATVセンター長。 ◎CATVセンター長(前田昌一) トラフィックの件に関しましてお答えさせていただきます。現在、3月の頭あたりから600から500へ速度低下をしておりますが、加入者数が今1,100世帯あたりまでさがってきております関係で、昼間に関しては上限まで達していない状況です。夜に関しましてもぎりぎり何とか500の範囲内におさまっている状況で、時たま500をちょっと超えるというあたりの状況となっております。 ○議長(家城功) 和田議員。 ◆15番(和田裕之) いよいよインターネット事業も令和3年、来年4月ということで、もうあと1年かなというふうに思ってます。私も平成22年4月から利用させていただいておりまして、もう10年という中で、私もこの10年間ずっと言い続けてきていますので、なかなか民間事業者への移行のタイミングを逃してまして、まだKYTを使わせていただいておるということですけれども、もう余り時間がないのかなというふうに思ってます。 その中で、よく聞かれることなんですけれども、いわゆるこのKYTのメールアドレスですね、これが残せないかという問題についてであります。特に、お仕事で利用されている方は、このメールアドレスをなかなか変えられないという状況がありまして、この点についてはどのようなことなのか確認をしておきたいと思います。 ○議長(家城功) 前田CATVセンター長。 ◎CATVセンター長(前田昌一) お答えします。メールアドレスにつきましては、令和3年4月にインターネットをとめた後も2カ月でしたか、一月でしたか、ちょっと記憶を、忘れましたが、使えるような状況にはさせていただく予定をしております。特に今議員が懸念されてますお仕事で使っておられる方につきましては、やっぱり周知期間が多分要ると思うんです。できるのであれば、早目に民間さんのほうに移行していただいて、周知期間がたくさんとれるようにしていただけるのがありがたいと思っております。特に令和3年4月のぎりぎりになりますと、民間さんも工事が集中するということがあって、特に学生さんやらお仕事でお引っ越しされる方の期間とも重なりますので、民間さんが工事が思うように進まないということもありますので、できるだけ早目に変わっていただけたらありがたいと思っております。 ○議長(家城功) 和田議員。 ◆15番(和田裕之) おっしゃいますとおり、やはりメールに関しては周知期間が要るなというふうに思ってます。私なんかは10年前に切りかえたときに、前プロバイダーのアドレスを残してますので、今も使ってますので差し支えないかなと思いますけれども、やはり実際工事が始まっても時間がかかる場合もありますので、この点が一番ちょっと気になるなということで、KYTは民間のプロバイダーと違ってこれはずっと残すという、200円ないし250円でほかのプロバイダーでありましたら残すいうことができるんかもしれませんけれども、KYTでは、ここはずっと残すということは不可能なのかなと、ここはいたし方ないなというふうに思っています。これで1回目の質問を終わります。 ○議長(家城功) ここで11時まで休憩とします。     (休憩 午前10時41分)     (再開 午前11時00分) ○議長(家城功) 休憩を閉じ、休憩前に引き続き会議を再開します。 質疑を続行いたします。 10番、高岡議員。 ◆10番(高岡伸明) それでは、191ページ、商工会特別事業補助金608万6,000円についてお聞きします。608万6,000円のうちシルクプロジェクト300万円についてお聞きします。300万円のうち150万円は委託料ということでございますが、この内容についてお聞きしたいと思います。 ○議長(家城功) 小室商工振興課長。 ◎商工振興課長(小室光秀) お答えいたします。令和2年度の与謝野シルクプロジェクトの内容につきましてのご質問でございました。商工会特別事業費補助金の中で300万円の予算を補助金として準備をしておるというところでございます。その流れの中で、委託料という話でございますけども、事業の内訳といたしまして養蚕事業、それと桑栽培事業、それと共通経費、販路開拓事業、そういった四つの項目で分けさせていただいております。その中で委託料の部分につきましては、養蚕、桑栽培、その事業の実施、管理、その部分に対する予算を準備しておるというところでございます。
    ○議長(家城功) 高岡議員。 ◆10番(高岡伸明) その150万円は養蚕と桑の管理ということでよろしいですね。 シルクプロジェクトについて、委員会では、ここ数年、余り進展がないというお話で、課長の答弁があったと思っておりますが、その原因はどこにあったのかお聞きしたいと思います。 ○議長(家城功) 小室商工振興課長。 ◎商工振興課長(小室光秀) お答えいたします。今、議員のほうが委員会で進展がないというふうなご質問をいただいたというところでございましたが、私のほうが以前から申し上げてまいりましたのは、平成28年度から事業を実施してきた中で、さまざまな障害があって今日に至っているというところでございました。その中で、令和元年度においては、いわゆる養蚕の実施者が春、夏の二度にわたって兵庫県丹波市のほうに再度養蚕研修に出向いて、ようやく秋の9月、10月に、いわゆる秋の養蚕にたどりついたというふうな時系列の件を申し上げたというところでございます。その上で、令和2年度についてお認めいただいた場合には5月からの養蚕にようやく踏み込めるというような部分についての答弁の中で、ようやくそこの段階にたどり着いたという意味合いの答弁をさせていただいてきたというところでございます。 ○議長(家城功) 高岡議員。 ◆10番(高岡伸明) じゃあ、平成28年から5年間をかけてやっとスタート地点にたどりついたという、こういう解釈でよろしいでしょうか。 ○議長(家城功) 小室商工振興課長。 ◎商工振興課長(小室光秀) お答えいたします。一言で申し上げますと、ようやくそういったレールに乗れたということでご理解いただけたらと思っております。 ○議長(家城功) 高岡議員。 ◆10番(高岡伸明) 今もう言うたんですが、平成28年から5年になります。今現在、シルク事業は、いまだ構築できていないという課長の答弁が産業建設環境常任委員会ではあったと記憶しております。5年間かけて構築できていないものが令和3年より民間に引き継ぐという話を踏まえて、ことし1年で民間に引き継ぐめどが立つとは私は思えませんが、課長のお考えをお聞きしたいと思います。 ○議長(家城功) 小室商工振興課長。 ◎商工振興課長(小室光秀) お答えいたします。先ほど議員がおっしゃられました部分につきましては、民間の展開に、要は令和3年度に持っていくということのご質問の中身だったと思っております。私のほうは、協議会の皆さん方のほうと、この令和元年度の中においてもそういった方向性についての論議を重ねてまいりまして、令和3年度にそういった展開をすべく、働きかけをしてくる中で重要な年度が令和2年度にあるというふうなことで、お答えを繰り返し述べてまいったと思っております。その上で、以前町長のほうからの答弁でもございましたように、複数社の民間のかかわりたいという、そういった声もいただいておるという中で、その流れを切らさないためにも、この令和2年度の取り組みが重要な年度になっておるというふうに理解をしておるところでございます。 ○議長(家城功) 高岡議員。 ◆10番(高岡伸明) 令和3年度より民間による自立運営ということを思っておられるということでございます。民間による自立運営というのはどのような形をお考えなのかお聞きしたいと思います。 ○議長(家城功) 小室商工振興課長。 ◎商工振興課長(小室光秀) まず、考え方といたしましては、このシルクプロジェクト推進事業の補助金を令和3年度には支出しない、そういった考え方の中で、この歩みを、共感を持つ事業者、また、町内のいろんな関係者、そういった方々がこの取り組みをいわゆるまず地域、また関係者の浄財の中で、いわゆる行政の動きから民間の浄財の中で前進していくというふうなことを共有しておるところでございます。その上で、先ほど申し上げましたけども、桑園また養蚕等、そういったこれまでの投資してきた部分についての民間展開、これについてはシルク協議会のほうも共通認識を持っておられます。そういった中で、先ほど、繰り返しになりますが、町のほうとして、令和2年度の補助金で一定終止符を打ち、民間のほうに自走する展開を委ねてまいりたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(家城功) 高岡議員。 ◆10番(高岡伸明) その民間に委ねるというのはどういう形で委ねられるのか、そこを聞いておりますので、そこだけお願いします。 ○議長(家城功) 小室商工振興課長。 ◎商工振興課長(小室光秀) お答えいたします。先ほど議員のほうがおっしゃられました民間に委ねるというその概念の部分でございますが、どういった形で、要は構成するか。これはもう少し関係者と一緒に論議する余地は必要かと思っております。例えば組合をつくるとか、また、法人格を持つとか、その部分についてはこれからの詳細な論議になろうかと思っておりますが、そういった取り組みを、そういった組織のありようをどのように組み立てるかという部分については、もう少し時間を頂戴いただけたらなと思っているところでございます。 ○議長(家城功) 高岡議員。 ◆10番(高岡伸明) 民間が運営するということになりますと、年間のランニングコストはどれぐらいかかるものでしょうか、お聞きいたします。 ○議長(家城功) 小室商工振興課長。 ◎商工振興課長(小室光秀) お答えいたします。先ほど民間にした場合のランニングコストというお話でございまして、これは、民間でなくても、桑園の管理や養蚕をする上で固定費がどれぐらいかかってくるかというふうな意味合いにおいてご答弁をさせていただきたいと思いますが、当然、養蚕の施設の電気代だったり、また桑園の草刈りだったり、またそれに伴うさまざまな雑費、この部分につきましては、大体年間で150万円、それぐらいの規模になるのではないかというふうに認識をしておるところでございます。 ○議長(家城功) 高岡議員。 ◆10番(高岡伸明) それは、養蚕と桑園の整備というだけで150万円ということでございますね。それのほかに委員会では蚕さんの種とか何かそういうものとかも入ってくるのではないでしょうか。 ○議長(家城功) 小室商工振興課長。 ◎商工振興課長(小室光秀) ご質問の中身につきましては、管理という部分の固定費という部分についての私は答弁をさせていただきました。当然、管理費、先ほどの数字、それと事業を実施する上での事業費、先ほどの、例えば種を買うとか、また、桑を摘み取るとか、その部分はまた別で、いわゆる収益事業としての取り組みとして計算を当然されるというところでございます。例えば桑を摘んで、そして養蚕をする人件費、これは昼だったり夜だったり、そういった部分について大きく言いますと畜産という分野にもなりますので、非常に大変な作業にもなりますけども、そのかかわる経費については100万円程度、そういった部分にはなるのではないかなと思っているところでございます。 ○議長(家城功) 高岡議員。 ◆10番(高岡伸明) わかりました。民間が経営するとなりますと当然利益追求になります。そうしますと、1キロの繭をつくり出すのに幾ら、全ての経費が、製造コスト、製造コストって言ったら変だけど、幾らかかり、それが幾らで売れて幾らもうかる、この流れがはっきりしないと民間の方は動かないんじゃないかなというのが私のまず思いです。 それと、次に行きますが、その金額は当然民間で負担するということでございますね。どうでしょうか。 ○議長(家城功) 小室商工振興課長。 ◎商工振興課長(小室光秀) お答えいたします。先ほど議員が的確にご指摘をされました。そういったサイクルでの経費が当然必要になってくるということについては、私のほうも理解をしております。その上で、当然民間でやるということについては、当然利益追求をしていくという考え方があって、その上でこの取り組みを進めてきたというところでございます。 その上で、先ほど申し上げられましたように、民間になったときに、当然損益計算書、当然考えていく、それは当然理解をしておるところでございます。ただ、これまでの間、平成28年度からの3年度間のいろんな障害の中で、いわゆる軌道になかなか乗りづらかったという、そういった経過もございまして、春の養蚕もまだ取り組んだことがないというふうな流れの中で、昨年度の議会におきましても、協議会からのメッセージといたしましては、令和元年度と令和2年度、この2年度間を何とかさせていただいて、そしてしっかりと答えを導き出したいという、そういったコメントを述べさせていただいたと思っております。その上で、何度も繰り返しになりますが、令和3年度からの民間という形になった場合には、当然その事業、どういった仕組みになるかは別といたしまして、いわゆる売り上げの計画だとかも事業計画としてつくっていかなければならないということについては共通事項ということでございます。 ◆10番(高岡伸明) いやいや、私が聞いておるのは民間の負担ということですね、金額。 ◎商工振興課長(小室光秀) 民間になった場合には民間でしっかりとその計算もして負担をしていただくということでございます。 ○議長(家城功) 高岡議員。 ◆10番(高岡伸明) 民間ということなので、指定管理であるとか、第三セクターであるとか、そういうことじゃないという意味に理解させていただきました。 次、行きます。そういう流れの中で私が思いましたのは、個人の方では、当然経営は無理なんじゃないかなというふうに考えます。先ほど課長の答弁の中にありました組合であるとか法人であるというのも含めまして、やはり民間の企業ということが対象という考えでよろしいんでしょうか。 ○議長(家城功) 小室商工振興課長。 ◎商工振興課長(小室光秀) お答えいたします。当然そういった考え方でもって内部論議をしておるというところでございます。現在は、この経過の中において、事務局を与謝野町商工会のほうにお願いしておるというところもございますが、当然民間になった場合には、その展開についても切り離す、そういったことも視野に入れた考え方だというふうにご理解いただけたらと思っております。 ○議長(家城功) 高岡議員。 ◆10番(高岡伸明) それでは、ちょっと質問の方向性を変えさせていただきます。シルクプロジェクト推進協議会の議事録を読ませていただきました。このようなことが書いてございましたので、ちょっとお聞きしたいと思います。この協議会は、お金もうけの収益事業をやっているのではなく、協議会規約にある養蚕設備の基礎整備と人材育成をやっているということでございます。繭が幾らで売れたとか、収益を問われること自体おかしいというご意見のようでございます。また、協議会の目的は、ただ単に収支を上げる、損得をしているのではなく、養蚕が雇用、産業につながるかの実証実験をやっているということでございます。令和2年度も同じで、令和3年度につなげていく。このような発言があったようでございます。確かに、このプロジェクトにおいて収益だけを追及するのはおかしいのかもしれません。それは私も少しは思います。しかし、養蚕が産業創出、雇用の拡大を目指して実証実験をしているということであるならば、まず、つくり出した繭は、製造原価に幾らかかり、それを幾らで売ることができ、よって幾らの利益につながったのか、これがわからなければ、このプロジェクトは、役割を果たしたということにはならないのではないかと私は思うのでございます。繭をつくり出すまでが仕事というのであれば、もうつくり出しておられるので、要するにもう完成しているわけです。となりますと、早急にもう中止すべきと私は考えます。所期の目的が達成したということでよいのではないかと思っております。繭をつくり、商品として売り、利益を追求できなければ、民間企業への話は全くできません。新たな産業創出にはつながるとは私は思えません。令和2年度も同じで、令和3年度につなげていくということでございます。この発想には、私は全く理解ができません。養蚕が雇用や産業につながるのか、実証実験にこれ以上お金をつぎ込むのは無駄ではないでしょうか。どう思われますか。 ○議長(家城功) 小室商工振興課長。 ◎商工振興課長(小室光秀) お答えいたします。冒頭で協議会の昨年12月の協議会での会議録での要旨だったと思っておりますが、当然、先ほど申し上げられましたように、協議会の現在においては、その仕組みを要は関係者とともにつくり出しているという立場でございますので、速やかにその売り上げを、こういうふうに損益を計算するという部分についての論議は別に考えていくべきだというふうな認識を私のほうは持っております。その上で、当然人材育成をやっていくというふうなことも、当然この協議会の使命というふうなことにつきましては、協議会の規約の中にも盛り込まれていると思っているところでございます。 その上で、先ほど私のほうが繰り返し答弁をしてまいりましたのは、協議会のその経過の歩みの中で、いろんな障害があった中で、まだ春の養蚕などについてもやってないというところでございまして、それが令和元年度で答えが出たんじゃないかという部分については、まだ答えが出てないということを申し上げさせていただいたわけでございます。これは、昨年の3月の段階においても、要は、協議会の事業計画の中においては、昨年の春の話ですけども、速やかに養蚕ができる環境にはなかったと。これは、桑園の要は維持管理の部分が経過の中でなかなか手を入れることができなかったという、そういった背景もあって、そういった現在の状態になっておるというところでございます。私のほうが何度も申し上げさせていただきたいのは、令和3年度の中に向けて既にこういった、令和2年度に少しでもかかわってまいりたいという、そういった事業体が生まれてきておるというところでございまして、この部分について、令和元年度で決着したんじゃないかということについては、私のほうは、その決着の部分にたどり着いていないということを申し上げさせていただきましたので、ご理解いただきますとありがたいと思っております。 ○議長(家城功) 高岡議員。 ◆10番(高岡伸明) 長い答弁いただきましたが、私の今の思いを言いますと、平成28年から5年間かけてやって、そのめどが立たない、結果が出ないというものが、ことし1年もう一回やったら、どういうめどが立ってどういう方向性になるのか、その辺はよくわからないですね。現時点の評価で申しますと、構築できていないということでありますから、養蚕は現時点においては、雇用産業にはつながらないという答えが出ているのではないでしょうか。答えの出ているものの実験にこれ以上の投資に賛成はできませんが、いかがでしょうか。 ○議長(家城功) 小室商工振興課長。 ◎商工振興課長(小室光秀) お答えいたします。私のほうは、何度も答弁をさせていただきたいのは、この令和元年度の中で取り組んできた部分については、予定どおりその取り組みを達成したというふうに思っております。その上で、令和2年度においては、何度も申し上げますが、春の養蚕も一度もしたことがないというふうなことで、また夏の養蚕もしたことがないと、そういった部分についてのしっかりと確認をした上で、秋に答えを出していくということが協議会のスケジュールであったというところでございます。令和2年度に、その流れの中で、しっかりと令和3年度にバトンタッチをするような事柄については、以前から申し上げたというところでございまして、現在、平成28年度、平成29年度、平成30年度、そして令和元年度の現在において、4年間の歩みの中で計画どおりできていない部分が多分にあったという中で、令和2年度においてその足らなかったピースをしっかりと埋めていくということをさせていただきたいということを述べさせていただいておるところでございます。 ○議長(家城功) 高岡議員。 ◆10番(高岡伸明) 少々強いことを言って申しわけないとは思っておるんですが、そのような答弁は今ごろするような答弁と私には思えないです。はっきり言います。協議会が申されているとおり、協議会自体がお金もうけの収益事業をやっているのではないという、これは私はわからないではありません。だけど、協議会は人材育成をしているのだということでございますね。それももっともだと思います。しかし、人材育成を幾らやっても収入につながらなければ誰もやらないということも事実ではないでしょうか。協議会は、人材育成に成功したのであれば、もうそれは目標達成ということになるのではないでしょうか。そうしますと、すぐにもうこれは終わりを告げるべきだと思っております。このプロジェクトをもう1年続ける意味というのはどこにあるのか、ご説明願いたいと思います。 ○議長(家城功) 小室商工振興課長。 ◎商工振興課長(小室光秀) 先ほど来議員のほうからは、令和2年度においてこの取り組みをとめて、終止符を打つべきだというふうにご指摘をされたというところでございます。議員と私のほうが考え方として重なっておりますのは、人材育成というそういった部分において、シルクプロジェクト推進協議会の組織の中で町内から若い養蚕家が生まれたと、この部分について、それができたからそれで終わりじゃないかというふうなことではなくて、何度も申し上げますが、その不安な内容について、協議会では、まだ春、夏、その実証実験ができてないということを私のほうは申し上げたというところでございます。その上で、その取り組みをしっかりと令和2年度の中で、協議会の組織の中で確認し、その上で要はゴールを見定めたいというのが協議会の考え方という中で、令和元年度と令和2年度の2カ年間を何とかさせていただきたいということが、昨年度においても再三再四お願いをしてきたというところでございます。 ただ、私のほうが今さらこの場面でそういった答弁をということにつきましては、昨年の答弁の中で若干足らなかった部分もあったんじゃないかなというふうに思っておりまして、そこは反省をさせていただきたいと思っているところでございます。 ○議長(家城功) 高岡議員。 ◆10番(高岡伸明) 申しわけないですけども、はっきり言わせていただきますけども、実証実験ができてないなんていうのは、今ごろ聞くような答弁ではないと思っております。私が一番聞きたいのは、課長のほうが、去年とことしと2年続けてやりたいというのは言ってましたという答弁でございますが、ことし1年やれば何がどう変わるんですか。そこを聞かせてください。 ○議長(家城功) 小室商工振興課長。 ◎商工振興課長(小室光秀) 以前からこの2年度間という流れにおきましては、昨年の春には養蚕ができる状態でなかったということについては、昨年もお話をさせていただいたと思っております。要は、年間を通じたその通年的な養蚕が今まだやってないというところでございまして、9月、10月の晩晩秋蚕という、その一度切りの町内でのしっかりとした養蚕実験ができたという、その背景については、何度も申し上げますが、平成28年度からの事業スキームの中でいろんな障害があって、そういった結果に至ったというところでございました。ですから、令和元年度に、確かに春から養蚕ができておれば、そういった答えも導き出せたのではないかなとも、そういうふうには思っておりますが、この部分については、私のほうは何度も答弁をさせていただいておりますので、その時間軸の中で、令和2年度については、再度の決着といいますか、答え合わせをしていきたいという、そういった思いを述べさせていただいておるというところでご理解いただけたらなと思っております。 ○議長(家城功) 高岡議員。 ◆10番(高岡伸明) 昨年はこのプロジェクトが始まって1年目や2年目の話じゃないですよ。もう4年目です、昨年で。ことしでもう5年ですよ。その時点で進んでないということが、令和2年をやったら何がどう変わるのか、そこを聞いておるんです。 ○議長(家城功) 小室商工振興課長。 ◎商工振興課長(小室光秀) 何度も申し上げますが、年間通じた養蚕がしっかりと町内で確立できる、そういったことがしっかりと答えとして出せてないというところでございます。その上で、その年間を通じたサイクルの中で、当然販売の展開において、年間の数量がコンスタントに販路に結びつけれることができるのかどうか、そういったことについても当然協議会では議論をしていかなくてはならないというところでございまして、その上で、やはり重要なのは、年間を通じたサイクルがしっかりと構築できるということの確認を私どものほうはさせていただきたいというところでご理解いただけたらありがたいと思っております。 ○議長(家城功) 高岡議員。 ◆10番(高岡伸明) もう何度聞いても同じなので終わります。 ○議長(家城功) ほかに質疑はありませんか。 7番、渡邉議員。 ◆7番(渡邉貫治) それでは、昨日に引き続き、債務負担行為、認定こども園施設整備事業、令和2年から令和3年度についてお聞きしたいと思います。どうかよろしくお願いいたします。私の持ち時間は15分でございます。理事者は幾らでも時間がありますので、私にはっきりとわかるようにしてください。そうじゃないと私は腰が重いということを申し上げておきます。ではよろしくお願いいたします。 加悦地域こども園によるスケジュール表というものをこのようにいただいております。そこにおきまして、令和4年度に福祉施設新設工事という項目が上がっております。横で考えますと、与謝の園ことではないかと思っておるわけでございますが、私たち議会にどのような形で与謝の園をここに持ってくる、そのためには小学校を壊してここに行くということを申しいただきましたか、またどのような形で私たち議員に承諾を求める予定か、まずお聞きしておきたいと思います。 ○議長(家城功) 浪江子育て応援課長。 ◎子育て応援課長(浪江昭人) 議会全員協議会の中でも申し上げましたように、この件に関しましては、私が説明できる範囲をさせていただきますということで申し上げておりますので、与謝の園の関係につきましては、本来ですと福祉課、また北星会という問題になりますので、その点はご了承いただきたいと思います。 本件につきましては、平成29年1月に山添町長のほうから指示を受けまして、加悦地域の小学校の再編について、それから、加悦地域の就学前教育・保育の再編について、それから、野田川地域の就学前教育・保育の再編について、あわせて与謝の園の移転について、これをセットにした形でのまちづくり計画を作成せえと、方針を決めろということで、当時企画財政課、学校教育課、福祉課、子育て応援課の4課がその任を受けたということでございます。同年の9月に4課で協議をいたしました内容を町長に報告をし、町長がそれをもって方針とするということで決意をされました。同年10月2日に議会全員協議会を開催をいただきまして、学校の再編、それから、認定こども園の整備、それから、与謝の園の移転についてご説明を議会にさせていただいております。同年10月20日には、加悦地域区長会でも同様の説明をさせていただいております。さらに、平成29年の12月定例議会におきましては、渡邉議員のほうから一般質問がなされまして、その中で加悦地域の認定こども園の整備、また、野田川の考え方、あわせて与謝の園の移転についてご説明をさせていただきまして、議論をさせていただいたというふうに記憶をしております。そういったことで、議会につきましては、議案としてまだ出しておりませんので、成否については伺う機会はないというふうには思っておりますが、方針につきましては十分に説明を済まさせていただいておるというふうに我々は認識をさせていただいております。 ○議長(家城功) 渡邉議員。 ◆7番(渡邉貫治) 私も認定こども園、すばらしいものをつくっていただきたいと、そのように常に申しております。そしてまたそのようにしていただくようにお願いしておるわけでございます。与謝の園のこの部分につきましては、そのようには課長は常に全協だとかいろいろと言っておられますが、きちっとそのことを、では総務委員会とかで説明し、そしてそれらのことをきちっと、承認とはいかないまでも、理解をしていただけましたんですか。 ○議長(家城功) 浪江子育て応援課長。 ◎子育て応援課長(浪江昭人) お答えします。先ほど申し上げましたように、各種会議、委員会、また区長会、そういったいろんな場面でこの件はご相談やらご報告をさせていただきまして、委員会のほうでも、もちろんそういうような内容については報告をさせていただいておると思っております。特に反対というようなことも聞いておりませんし、絶対だめだというようなことは聞いた覚えはないというふうに思っております。 ○議長(家城功) 渡邉議員。 ◆7番(渡邉貫治) 絶対だめだとか反対とか、自分の考える時間があって、まだ言葉を発せる時間がなかったとかもろもろはあるとは思いますが、では、この件はここで置きまして、違う部分に回っていきたいと思っております。 私は、このこども園新築工事におきましては、単年度予算、それで単年度事業でできると思っております。しいて言うならば、ここでいう令和2年から令和3年度分についてのスケジュールを十分いらうことが、工程表をいらうことは可能だと思っております。まして、ここでいう小学校解体、あるいは保育所解体というものは、令和4年度の福祉施設に向かっていくならば令和3年度も可能であると私は考えております。いいますのは、私は、単年度予算、単年度事業というものを基本としておりまして、引き続き小池企画財政課長からお聞きしましたけども、そのような債務負担行為はいろいろと切りかえもでき、あるいはそのようなこともできるというお話でございましたが、それはプロの言うことであって、私たちみたいな素人にその部分をわかれと言われましてもわからないからそのような質問をしておるわけでございまして、甚だ私自身は恥じておるところでございます。 今言いましたように、こども園は確実にスケジュールをいらうことによってできる。そして、今回、発掘調査4カ月半というものを上げていただいております。814万5,000円ですか。この部分ができなければこども園というものはできないわけでございますが、これが4カ月半もなぜかかるのか。もっとかかるんじゃないかいう人もおられます。あそこは大変古墳が多いところですという言葉もお聞きしておりますが、そして、もう1点大きなところは、今度、町道新設大呂谷日吉ヶ丘線いうものが上がってきます。図面をいただいております。私は、大呂谷線にいたしましても、最初説明を受けたときは老人ホーム、またこちらにこども園ができたときに救急車等が上がってくるのに、今の道では迷惑がかかったりするからここに上げて、新しい道で上げたいというようなお話もありました。そういう形もあるんだなと、いいこと、でもこの図面を見させていただきますと、この新しい路線は、その新しい与謝の園になるほう側には一つも食らいついてないじゃないですか。まずそこをお聞きしたいと思います。 ○議長(家城功) 浪江子育て応援課長。 ◎子育て応援課長(浪江昭人) 何点かご質問があったと思いますが、まず、スケジュールについてご説明を申し上げたいと思います。現在、実施設計業務を継続中でございまして、4月末、もしくは5月にはもう完了ができるという見込みになっております。それで、そこからスタートするわけですが、まず発掘調査の4カ月半といいますのは、社会教育課のほうで既に試掘等も行った上で、本調査にかかる期間というのを、大体4カ月半というのが最高かかる期間ではないかという見通しを出しております。根拠なしに4カ月半かかるということではございません。試掘等を行った上での期間をここに示しております。 それから、町道ということになりますが、いわゆる進入路を今回の工事道としても使用せんなんということになりますので、その進入路に取りかかるのも4月からということになります。そういったことが完了しまして、初めて10月からこども園の建設工事に取りかかれるということでございます。その工事期間につきましては、移転まで含めまして約12カ月という想定をさせていただいておりますので、渡邉議員さんがおっしゃるように、令和2年度の4月から3月までの間に全て完了できるのが一番いい形だというふうには思いますが、それぞれそういった工事スケジュールの中で考えていきますと、どうしても2カ年にまたがるということになりますので、事前にそのことをご承知いただきたいということを含めまして、債務負担行為で令和2年から令和3年度という枠をとらせていただいたということでございます。 それから、道で、与謝の園のほうにとりついてないではないかというご質問につきましては建設課長のほうからお答えをします。 ○議長(家城功) 吉田建設課長。 ◎建設課長(吉田達雄) 進入路についてお答えをいたします。議員の皆様もご承知のとおり、当初の進入路と法線を変えております。ただ、いずれにいたしましても、現在のグラウンドと校舎の間にとりつく接点は法線が変わる前も変えた後も変わってございません。ちょうど予定されている福祉施設と認定こども園の真ん中といいますか、そこにとりつくと。そもそもこの計画を持ちましたのは、現在の桑飼小学校に上がる道、これにつきましては、町道の温江明石線ですか、そこを通って登下校されておりますが、これにつきましては、認定こども園が開園いたしますと園児の送り迎えに、一時に100台近くの車が出入りするということがございます。そうしますと、明石地区の皆さんの生活道路について時間帯によって脅かすといいますか、そういった状態ができてしまうということでございます。幅員もそんなに広くないですし、きっちり歩道が確保された道路でもないということ。それから、これだけの施設ですので、工事期間が随分かかってまいります。その際に、工事用車両が出入りするというようなこともありまして、この際に新しく、しかも認定こども園、明石だけのものではなくて、桑飼校区全てということもございますので、バイパスからの出入り等も考えますと、新しい道路を新設すべしという判断のもとに計画をさせていただいております。そうすることで生活道路は今までどおり守られる。それから、専用に進入ができますので、両施設には、それで、きっちり区分ができるということで、それぞれの利用者の方々に安心・安全が確保できるということでございます。 それから、福祉施設につきましては、相手さんのほうにこういった道をつくって、ここを進入路として考えてくださいということでお話をさせていただいております。したがいまして、ぱっと見、今ちょっとどういう形で福祉施設が構成されるかはわかりませんけれども、その条件を満たした形で考えていただけるものというふうに思っておりますので、決して福祉施設にとりついていないということではなくて、それが前提で設計をしていただくということになっておりますので、ご理解いただきたいと思います。 ○議長(家城功) 渡邉議員。 ◆7番(渡邉貫治) 今の進入路につきまして、若干私は、先ほど申し上げたところに救急車という言葉がございましたと思います。救急車が町なかを走って福祉施設に行くのでは大変迷惑がかかるので、それでその兼用についても、新しく道をつけて、そちら側にも入りたいという説明があったと私は思っております。そうしますと、もう大呂谷日吉ヶ丘線は本通りから下から上がってきたら町なかを通ることなしに、私は新しくできるだろう老人ホームに入れると思っていたところでございますが、新しい道なしに、新しい今度そこでもうはっきりと認定こども園と老人ホームを区分した形の図面となっております、これにつきましては。といいますと、その救急車というものは、町なかを通って上がってくるしか、上の道はどういう道だか私はちょっと地名までわかりませんが、そうなると思います。と言われますと、そこで説明を受けておりました、地域の方々に静かに、また新しいところをやっていただくという、そこでのまた大前提が私は違ってくるじゃないかと思うわけでございます。もう一回ちょっとそのあたりを教えていただきたいと思います。 ○議長(家城功) 吉田建設課長。 ◎建設課長(吉田達雄) お答えをいたします。私のほうは、救急車等の緊急車両について、地域住民の方に迷惑がかかるとかかからないとかというような答弁を申し上げたことはございません。ただ、新しい道ができると、施設のほうへ上がっていくことについては、バイパスからスムーズに上がれるということがありますので、そのことにつきましては、利便性という表現がいいかどうかはわかりませんけれども、効率的であるというふうには思っております。 それから、何度も申し上げますが、福祉施設につきましても、今の新設道路から上がっていただく、要するに施設の玄関へ横づけができる状態をつくるということが前提になってまいります。したがいまして、特に大きな問題が生じるというふうには思っておりません。 ○議長(家城功) 浪江子育て応援課長。 ◎子育て応援課長(浪江昭人) 救急車両の件につきましては、当時私が福祉課長をしておるときにそういったお話をさせていただいております。建設課のほうは道の関係をやっていただいておりますので、当然高齢者福祉施設ができますと救急車両が入る可能性というのが非常に高い施設になりますので、そういった車両が夜間、夜中でもやっぱり入ってくるということになりますと、ご近所にはいろいろと影響があると。ですから、その進入路を活用していただいて、入っていただくことによって、そういった状態を緩和するということが必要であるという説明をさせていただきました。 あわせて、高齢者福祉施設は24時間体制の施設でございますので、職員も夜間帯に移動をするということがございます。これは、やすらの里を整備しましたときに、そういった車の行き来、人の行き来が夜間帯でもあるということに対する近隣住民さんからの苦情は多く受けておりました。それにつきましては、いろんな手を使いまして緩和をしておりますが、そういったことを起こさないためにも新たな進入路が必要だという判断をさせていただいたということです。建設課長が申し上げておりますのは、高齢者福祉施設までの口まではつくると、進入路を、そこから先については、北星会さんのほうが施設に回る道を整備していただくという話で今のところ進めておりますので、その取りつけ口までを町のほうで今設計で準備をしておるというふうに私は思っておりますので、そのようにご案内いただいたらと思います。 ○議長(家城功) 渡邉議員。 ◆7番(渡邉貫治) 私どものいただいた図面は、そこまで福祉施設の概略も何もない図面でございまして、それでここではっきりと認定こども園と福祉施設は途切れている図面でございます。それでもって私はお話させてもらっているわけでございますが、それで、そうしますと、ここの部分につきましては、塀か何かで仕切られているような感じがするわけでございます。詳細図面、私は持っておりませんので、ここで大きな行き違いがあるものとは思っておるわけでございます。 私は、これにつきましては、そのように新しいものができて、そして療養に行ける、そして大呂谷日吉ヶ丘線を使って、そして認定こども園あるいはこちら側に福祉施設も行ける、そのようなある程度の概略の図面でも欲しかったわけですが、より想像がつくわけでございますが、これではそれが何も見えない、全然新しい大呂谷線もそのように言っておられたのと違うやないかと、そのように私は思ったわけです。いいますのは、これだけでいいますと、大呂谷線は、これはもうはっきりと仮設道路ですよ。今このままで考えますとね。こちら側の老人ホームいうものに続かないとなるならば、これはもうこちらの認定こども園をするための仮設道路で、それで最後舗装すればよいという考え方の私は道路だと解釈したわけでございます。 それは、その部分はそれで置きまして、次に、もう1点お聞きしておきたいと思います。このたび、今度桑飼の小学校、桑飼の保育園、解体が始まります。スケジュールもこのように上がっておりますが、なぜこれを同時にしないのか、ここをまず1点確認したいと思います。 ○議長(家城功) 吉田建設課長。 ◎建設課長(吉田達雄) お答えいたします。まず、先ほどの大呂谷日吉ヶ丘線の関係につきまして、再度補足をさせていただきますが、町道です。あくまでも町が管理する道路といたしまして、敷地まで上がっていくいうことで起点、終点を決めております。それぞれの、例えば認定こども園であるだとか、福祉施設であるだとかの敷地内につきましては、それぞれの施設側で構築をしていただくということが前提になっておりますので、町道としてお示しをさせていただいておりますので、その先が福祉施設サイドでどういうふうな形で玄関に取りつけられる、まだ玄関の位置もどこかもわかりません。そこら辺につきましては北星会さんのほうでお考えをいただくということになっておりますので、結果といたしまして、議員がお求めのような図面が出せないというのが実のところでございます。ただ、繰り返しになりますが、この道路を使って、それぞれの施設に進入していただくことが条件として渡してありますので、その形でお考えをいただくということでございます。 それから、解体につきましてですが、これは、こども園の建築とあわせてという意味ですか、同時にと今おっしゃったのは。 ◆7番(渡邉貫治) 小学校と保育所を同時に、なぜ1業者に解体させないかということです。 ◎建設課長(吉田達雄) これにつきましては、あれだけの面積の中で、複合的に二つの施設を建設していくということがございますので、工程的な問題が出てまいります。まずは認定こども園をつくらせていただいて、現在の桑飼保育園を閉園して、新しいほうへ移っていただいていうような、いろいろと建設の順序がありますので、そういった形で時期的にはずらしてます。ちょっと詳しいことについては、子育て応援課長のほうから答弁をしていただきます。 ○議長(家城功) 浪江子育て応援課長。 ◎子育て応援課長(浪江昭人) ただいま建設課長が申し上げましたように、桑飼保育園につきましては、新園舎が完成するまでの間につきましては、現在の保育園舎を活用して運営をするということにさせていただいております。それで、一時、例えば、加悦のこども園のほうにもう一旦移っていただいて、その上で新園舎ができたときに一斉に移るというようなことも考えたんですが、実はもう部屋数が足らないというような事情がございまして、加悦のこども園のほうに移っていただくことはもうできないという結論が出ております。そういったことで、桑飼保育園につきましては、こども園の新園舎の完成する予定の令和3年10月以降でないと取り壊しができないということになります。 それから、桑飼小学校のほうについては、逆になぜ早く取り壊しの工事をするかということにつきましては与謝の園の現在の建物の状況が非常に悪い状態になっておると。1年でも早く移転、新築しないと今の施設がもたないということでお聞きをしておりますので、できるだけ早い着工ができるようにということで、先に桑飼小学校のほうは取り壊しをさせていただきたいというふうに考えております。 ○議長(家城功) 渡邉議員。 ◆7番(渡邉貫治) 桑飼保育園が加悦の保育園のほうに行けないと。それで今のところでおって、それで小学校のほうを壊していきたいと。そうしますと、子供たちの安全性というものにつきましては、片方は壊す建物、片方には子供たちがおる、遊び回る、そしてこちら側には重機があって、人が入って壊す。一時のほう側から、こちら側の新しい道から、また出てきたんですけど、使えないとなるならば、保育園の子供たちを送り迎えする車、こちら側は小学校を壊す車、そしてそこには子供たちが安全に学んでもらうためにしっかりとした仮設防護というものが要ります。大変お金がかかると私は思っております。安全のためにお金がかかることは仕方がないと思うわけでございますが、その小学校を別に保育園と一緒に壊したって同じことになると思うわけです。例えば、小学校は早く壊したって保育園も壊さなかったら福祉施設はできないんでしょう。ということは、それが同時に壊しても行けるということ。まず1点。それは、なぜ私がそこを言うかいうと、それは積算でいう一般管理費という問題が出てきて、経費がその部分で安くなるということ。まして、そうすると、そこでいう子供たちの安全のために仮設防護柵というものも要らなくなって周りだけになるということ。 それから、もう1点大きく上がってくると思います。それは、ここに上げていただいておりますアスベスト、パーライト、石綿関係でございます。この金額も大きなものであると思います。全部で6,000万円ほど要りますかね。処理費含めて。それを2回に分けるか1回でするかという。これもまた単価的には大きく物事が変わってくると思います。この部分につきましてそのような考え方をしますと、これは、できれば私の思っております単年度で小学校、保育所と一緒にお願いできんかということを改めて言うわけでございます。 ○議長(家城功) 浪江子育て応援課長。 ◎子育て応援課長(浪江昭人) 先ほどご説明を申し上げましたとおり、桑飼保育園を別の場所で、今桑飼保育園に通っておる児童を別の保育所、認定こども園でお預かりができるという状態が確保できれば一つの事業の中で済ますと。これがもう理想的だというふうに考えております。我々もそれは探ったわけです。ところが、器の問題、人の問題で桑飼保育園の子供たちを全て1カ所に集めることは難しい。また、保護者もあっち行ったりこっち行ったりというのはやっぱり抵抗があるということでございますので、ですからやむなく新園舎ができるまでの間は桑飼保育園のほうでお預かりをして、新たな新園舎ができたときに移っていただきたいという考え方を持っております。そういったことで、物理的にもそういったことが可能でないということをまずご理解をいただきたいというふうに思います。 それから、取り壊しの件につきましては、当然我々もそういった危惧はしております。保育園を動かしながら、その直近で取り壊しを行っていくというような作業を行っていくいうことになりますので、安全に関しては最大限の配慮をしなければならないというふうに考えております。 そういったことも含めまして、現在お示ししております、これはあくまでも想定の金額ではございますが、取り壊しに係る費用についても、そういった観点から積算はしておるつもりでありますので、事故のないように、それは当然実行していかなければならないということだと思っておりますので、そういうようにご理解をぜひいただきたいというふうに思います。 ○議長(家城功) 渡邉議員。 ◆7番(渡邉貫治) もう少しになってきました。先ほどから私いろいろと言っているわけでございますが、ならないものをなるようにとか、そのようなことはないと思っております。いいますのは、やはりこども園につきましては、新しい園舎できちっと学んでいただきたい。それはもう大前提でございます。それを何も変えるつもりはございませんし、そのようにやっていただきたいと思っております。そのための新しい大呂谷日吉ヶ丘線というものも整備、これも概略で1億円ほどかかるんじゃないかと私は想像しておるわけでございますが、いいますのは、山側につきましては田んぼがあり、道路が塞ぎ、そうしますと大きなプールが、池ができます。そうすると人の通れるようなトンネルを道路下にこしらえなだめだと。そうしますと上が12メーター道路としますと、のり面を含めても下のほうでは倍ぐらいになるんじゃないかと。これはあくまで斜面で行きますとですよ。ただ、それをボックスカルバート、あるいは擁壁で固めていきますとまた短くはなりますけども、この部分に大変大きなお金がかかると私は思っております。そのようなものをかけて、そして新しくこども園ができて、そしてなおかつこちら側の福祉施設につきましては、もうその道を、終わります。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員からは、加悦地域における認定こども園の建設にかかって、さまざまな不安要素をご指摘いただいたものと認識をしてございます。私たちといたしましても、子供の安全、そして地域住民の皆様方の安心というものに最大限配慮をいたしながら、この事業の推進を図っていきたいと考えてございますので、そのようにご理解をいただきたいと存じます。 ○議長(家城功) ここで昼食のため休憩といたします。1時45分に再開といたします。     (休憩 午後0時11分)     (再開 午後1時45分) ○議長(家城功) 休憩を閉じ、休憩前に引き続き会議を再開し質疑を続行いたします。 ほかに質疑ありませんか。 11番、永島議員。 ◆11番(永島洋視) それでは、令和2年度の当初予算につきまして質問をしたいというふうに思います。認定こども園の整備事業の債務負担行為について質問をしたいというふうに思います。渡邉議員も先ほど質問をされましたので、若干重複する部分があろうかというふうに思いますが、よろしくお願いしたいというふうに思います。 この債務負担行為は、令和2年度から令和3年度にかけて加悦地域の認定こども園の建設と桑飼小学校の解体工事を一体的に行うというものでして、11億5,000万円の限度額ということになっています。いただいてます資料を見てますと、加悦地域認定こども園の整備に係るスケジュール表という資料をいただいています。これを見ると、こども園の整備は、令和2年の10月から令和3年の9月ごろまでというふうになっておるわけですね。そして、桑飼小学校の解体工事は令和3年の1月から令和3年の6月ごろまでというふうになってます。つまり、この6カ月間は二つの工事が重なって行われるということになるわけですね。この間、桑飼保育園では通常の保育が行われます。桑飼保育園は、加悦地域では唯一ゼロ歳児から保育をしている施設です。グラウンドでは建設工事、校舎では解体工事、これは渡邉議員も申されましたが、非常に危険きわまりないいうふうに思うんですね。外遊びもできない、騒音で昼寝もできない、こういう事態が起きやしないかというふうに私は心配しているわけですが、こういう工事をすることをどういうふうに考えておるのか見解を聞きたいというふうに思います。 ○議長(家城功) 浪江子育て応援課長
    子育て応援課長(浪江昭人) お答えします。午前中の渡邉議員さん、また、永島議員さんがご懸念をされておるとことにつきましては、我々も懸念をいたしております。それで、渡邉議員さんの答弁の中で、もう一つしっかりお伝えしておく必要があったと思いましたのは、この当初予算でアスベストの調査費もお認めいただきますようにお願いをしております。そのアスベストの調査次第では、仮に外壁等にもアスベストがかなり多量に成分として含まれておるというような結果が出ますと、より一層安全性の確保いうことは考えていかなければならないということもございますので、同時に行うという危険性と、それから、アスベストによる危険性ということを加味しながら、桑飼小学校の解体工事については、再度検討をして、先送りをしなければならないということもあり得るというふうに考えております。 ○議長(家城功) 永島議員。 ◆11番(永島洋視) 解体工事については検討する余地があるという答弁だったというふうに思いますが、この点についてそういうことが前提になっておるということも十分理解した上で私のほうも意見を申し述べたいというふうに思います。この工事が6カ月間重複することについて、保育現場なり保護者会のほうに説明をして、了解が得られておるのかどうなのか、その点について聞きたいというふうに思います。 ○議長(家城功) 浪江子育て応援課長。 ◎子育て応援課長(浪江昭人) お答えします。桑飼保育園の保護者会につきましては、この2月に改めてご説明に上がっております。当初、令和3年4月には開設ができるようにということでお話をしておりましたが、進入路の話でありますとか、それから、遺跡の発掘調査、そういったことが原因として、少なくとも半年は先延ばしするということも含めまして、その期間に工事がこういう状況になるということは一定説明はさせていただいておりますが、先ほど申し上げましたような要素がまだ具体的になってないとこがございますので、そういった調査結果等が出ましたら改めてご相談はさせてもわらなんというように思っております。 ○議長(家城功) 永島議員。 ◆11番(永島洋視) もう1点、私は、解体工事をおくらせたほうがいいということを申し上げたいわけなんですが、このスケジュールを見ると、渡邉議員もおっしゃっておりましたが、桑飼小学校の解体は令和3年1月から6月なんですね。桑飼保育園の解体は令和3年10月から令和4年4月ごろになっておるわけですね。半年間ぐらいブランクがあいて続けて二つの解体工事が行われるということになっておるわけです。なぜ同時に発注しないのかということです。これぐらいの期間であれば、十分同時発注したほうが町にとってはメリットが出てくるはずなんですね。一つは工事期間が短縮ができるという問題。もう一つは、工事費の共通経費が節減できるということです。例えば、重機の回送費だけを見ても大幅な費用が安くなる。これは、浪江議員とかのほうが詳しい領域にはなるんですが、設計監理費も確実に安くなるというふうに思うわけですね。そういう意味で、なぜこういった二つの解体工事を一緒にせずに半年ぐらいの間隔で分けてやろうとするのか、その辺について説明をしていただきたいと思います。 ○議長(家城功) 浪江子育て応援課長。 ◎子育て応援課長(浪江昭人) お答えします。今、申されたような内容についても、我々も想定しながら検討はしてきております。ただ、桑飼小学校の建物解体の規模がかなり大きいということもございますので、桑飼保育園と一緒にしたときの工期いうものが、ちょっと先に伸びるのではないかという懸念をしてます。その場合に与謝の園の着工がおくれていくのではないかということもあって、今はこういう計画にしておりますが、再度この解体部分については、考え方を整理して、地元にも、また保護者にも説明をしなければなりませんので、ただいまのご意見はこちらのほうで再度検討をさせていただきたいと思います。 ○議長(家城功) 永島議員。 ◆11番(永島洋視) この解体工事をもう少し先送りをしていくということについて、もう1点意見なりを述べさせていただいた上で質問もしていきたいというふうに思うんですが、校舎を解体した後に老人ホームが建設される計画になっておるわけですね。先日の総務委員会の中で、福祉課の説明では、どういう説明だったかといいますと、建設する老人ホームはまだ病床数も決まっていない。今、運営する法人は宮津市の老人ホームのほうの改修に集中しているということで、とても加悦のホームまで手が回らないと言っておるという報告がありました。つまり、急ぐ必要はないということだというふうに思いますが、この点について福祉課の説明を再度確認したいと思います。 ○議長(家城功) 田辺福祉課長。 ◎福祉課長(田辺茂雄) 先日の総務文教厚生常任委員会のほうでは、確かに北星会さんの協議といいますか、施設の、特に特養部分についての確定が進んでいないということは言わせていただきました。といいますのが、今、与謝の園におきましては、多床室という、病院のように1部屋に何人かが生活されるスタイルの旧来からの特別養護老人ホームであります。最近の特別養護老人ホームの建物の考え方としてはユニット型いうものに変わっております。個室化をしていくということになります。施設を新しく建てられる場合、国からの補助金をとって建物を建設されていくわけなんですが、これまで多床室という形で、1部屋に4人なりの入所での施設であったものを、今回改修に当たってユニット化していく、ユニットかしないと補助金の対象にならないということもあって、法人内で今の多床室から変えていくことへの課題、それから、ユニット型に変えていくには、今の入所の方の人数というのが、ふやすか減らすかいうことをユニット化する場合はしないといけないということがありまして、そこの中での検討がちょっと時間を要しているということであります。ですが、今の与謝の園の状態ということでいうと、町のほうに要望をいただいたのが、平成28年11月には移転していきたい、それに当たっては、町の土地を借りるいうことができないかいうお話はいただいておりまして、早い段階では移転はしていきたいという意向はもらいながらも、法人内でのどういった施設にしていくかということに関しては、委員会のほうで説明させていただいたように、どういうスタイルでということのところにちょっと時間を要している。建設について先送りをしたいという思いは、法人としては持ってはおられないと思いますが、運営の部分、それから、補助金がどう当たるのかというところでは、ちょっと今地域のほうにこういう老人ホームになりますいうのが説明がし切れない状態であるというふうに理解していただけたらというふうに思います。 ○議長(家城功) 浪江子育て応援課長。 ◎子育て応援課長(浪江昭人) 今の福祉課長の答弁でいいますと、庁舎内の調整がちょっと不十分だということになってしまうわけですが、平成28年に移転をという申し出を受けたときには、5年以内に何とか移転はしたいと、完了させたいという話でお伺いをしておりました。それでいいますともう令和2年、令和3年には移転ということになるんですが、それはもう時間的に無理だということで、令和4年まで伸ばしていただくということでこれまでお話をさせてきてもらっております。さらにそれが伸ばせるという話になるのであれば、先ほどの解体のスケジュールについては、当然変わってくると思いますので、再度北星会と調整をさせていただきたいと思います。 ○議長(家城功) 永島議員。 ◆11番(永島洋視) 確かに町が建設する施設ではないので、そういう資料はまだないということだというふうに思いますが、平面図さえまだできていないんですね。福祉課からいただいた資料では、イメージ図、施設ができたらこんなような景観になりますよというのか、駐車場を含めた外観図みたいな、そういう一つの絵が示されただけなんです。今そんな段階なんですね。ですから、十分、1年ぐらいは伸ばすことは可能であろうというふうに思います。それで、そういうことを申し上げたいというふうに思います。 次に、財政的な問題ですね。これについて質問をしていきたいというふうに思います。今回の債務負担行為を上げてきた理由としまして、企画財政課長の説明では、地方創生交付金のような国の交付金の対象にできればしたいということでありました。今、国のほうでも新型コロナウイルスの関係で、経済対策が今検討されておりますが、その基本は消費を喚起するという意味で、個人給付がどうも中心になるようにマスコミの報道ではされておるということであります。そういうことで、全く状況はわからないというのが今の現状ではないかなというふうに思っています。企画財政課長の話でもこれからどのような交付金事業が出てくるのか、それが全くわからない。交付金事業があるのかないのかさえも現時点ではわからないということでした。仮に、交付金事業が創設をされたとしても、解体工事まで含めて交付金事業の対象になるかどうか、これも全くわからないということだというふうに思っております。なぜこんな段階で債務負担行為を金額まで含めて提案を議会にしてくる必要があるのかなというのが私の率直な思いであります。これに対して何か説明をすることがあったら申し述べていただきたいというふうに思います。 ○議長(家城功) 小池企画財政課長。 ◎企画財政課長(小池大介) 今、永島議員のほうからありました債務負担行為をなぜ今この時期に設定して、そして財源の今後の見通し、これについても不確定要素が高い中でどうしてこういった予算計上に至ったのかというご質問だと思います。 ご承知のように、どんな交付金事業が今からあるのかいう中で、一つには、地方創生の拠点整備交付金というのが大体毎年補正予算の対応いう形の中で、国のほうでされてきておるのが一つあります。この前の12月では、そういったものは上がってきておったんですけど、与謝野町では対象にし得る事業がなかったと。その一つ前のときには、クアハウスを手を挙げさせていただいたというようなことで、そういった事業がございました。それが、今議員もおっしゃられましたように、必ずしもあるのかどうか、それから、別の経済対策なんかでまたそういうメニューが持たれるのかどうか、これはもう定かではございません。しかしながら、こういった大規模事業を行っていこう思いますと、やはりできるだけ一般財源に頼らない財源をやっぱり確保していくべきだろうというふうには考えておりまして、もし可能であればそのタイミングで、どんな補助事業、どんな交付金事業、こういったものには手を挙げていく考え方を持っております。 一方で、なぜ今この時期に、そういった見通しも立ってない中に、取り壊しも含めて予算計上をしたのかということでございますけども、債務負担行為といいますのは枠でございます。ここに示しておりますように限度額をお示ししておるものでございます。これらについては、先ほど来交付金事業の性格上、対象になるものがあったり、ならないものがあったりいうようなことで、必ずしも取り壊しが対象になるとは考えておりませんけども、一つの交付金なんかをとっていこう思いますと絵を描いていく必要があります。やはり単独の、交付金事業の拠点整備推進交付金の中には、例えば、保育施設であっても、保育施設だけではなくて地域の連携だとか、それから、高齢者とのものづくりなんかを共有したりだとか、何かそういう絵が描けて初めて対象になってくると、一つの目的ではなくて、複合的な目的を果たすものに対して交付金の性格上認めていこう、こういったものも書いてありますので、今回交付金の対象になる、ならないは別で、そういう絵面で、要は、学校の取り壊しだとかそういうのも債務負担行為の限度額の中には入れておこうと。実際やっていくときには、杉上議員の質問だったか下村議員の質問だったかあれですけども、予算としては限度額を新たに予算化を、これは債務負担行為いうことだけなので、これで事業を執行することはできませんので、別途予算を補正予算で組んでいく必要がございます。そのときには、やはりその辺の財源も含めて明確にしていく必要があるだろうというふうに思っております。 そして、なぜ今なのかいうことなんですけど、これは年度途中でも本当はいいと思っておるんですけども、これだけの大規模な事業費になるいうことで、町長が冒頭申されましたように、今回のクアハウスの整備事業を進めてきたいう中で、この議会の中でも事業費がころころと変わっていくと。後出し、後出しでなっていくと、もう少し最初の時点からちゃんと説明するようにということの一つ反省があるんだということを町長が申されとったと思うんですけども、そういう意味で、今わかっておる範囲で、わかる部分を明らかにさせていただいたいうことで、やはり議会のほうに丁寧に説明する必要があるだろうという判断のもとに債務負担行為を組ませていただいたというものでございます。 ○議長(家城功) 永島議員。 ◆11番(永島洋視) 議会のほうにクアハウスの問題もあって、丁寧な説明をしたいから、もう早い段階で債務負担行為として出したんだという、こういう説明だったというふうに思うわけですが、議会のほうとしては、やはりそれがどういう有利な財源を使って、起債ならどういう交付税措置があるような起債を使ってするか、ある程度その辺のことがわかった上で説明をしていただかんことには、何をどう使うかわからないけども、事業費だけがこれだけかかるんだという説明では、なかなかそれを議案として出してくるということは、あくまで枠どりだと言われてもそれはちょっとおかしいのではないかと。その論法で行くなら、いうたら委員会なり全員協議会で全体としてはこれだけ事業費はかかる予定ですと。そのうちできるだけ国の補助金をとっていきたいと思ってますと。それがとれない場合は、こういう財源手当ても考えています。こういう説明を事前にしとくべきだろうということを私は申し上げたいと思いますが、この点についてどうですか。 ○議長(家城功) 小池企画財政課長。 ◎企画財政課長(小池大介) 先日、どなたかの質問で、債務負担行為の設定の仕方いうことで、要は、事項と、事項いいますのは事業ですね、それから期間と、それから限度額を定めるいうことになっております。ここでは財源等を定めるいうことにはなっておりませんけども、私が先ほど申し上げましたのは、より丁寧な説明をさせていただく上で、債務負担行為いうのは、予算上認められておるものですから、それを早い段階で明らかにするべきだという判断でさせていただいております。当然、先ほどから申し上げておりますように、財源の一番有利なものをとっていくいう努力はもちろんさせていただくわけですけども、それは今後の補正予算をこの限度額の中から、次は補正予算いう形で予算計上を実質の歳入歳出予算を計上しなければなりません。ここでは当然財源を充当する形で予算を計上させていただくいうことになりますので、先ほど来申し上げておりますように、これはやはり予算として明らかにすべきだと、今の時点で、いう判断でございます。 ○議長(家城功) 永島議員。 ◆11番(永島洋視) その辺はいろいろと議論しておっても見解の違いということもあるというふうに思いますが、ただ、我々議員としては、議案として上がってきておるわけですね。あくまで枠どりであっても。ということは、それに基づくきちっとした説明、これは当然していただかなければならんというふうに思うんですね。それが不確定なものであっても、こういう場合はこう、こういう場合はこういう対応も含めて考えていますということで、その辺がわかる段階でやはりするべきだろうということを申し上げたいと思います。 それで、次の問題に入ります。これはほかの議員さんも言われておることなんですが、桑飼小学校解体をして、老人ホームが建設をされるわけですが、桑飼小学校が解体をされるということは、認定こども園の整備をしていく、そういう工事の説明の中で、担当課のほうからは聞いておりましたが、桑飼保育園まで解体をされるということは、私はこの議会の委員会で初めてわかったわけですね。それはなぜかといいますと、福祉課の資料で、イメージ図が出てきてますね、先ほど言いました老人ホーム、そこの駐車場がよく見ると桑飼保育園の用地なんですね、場所を見ておると。それで初めて桑飼保育園を潰して老人ホームの一部になるんだなということがわかったわけです。この辺では、渡邉議員の質問のときに、平成29年10月ないし12月にそういった説明があったというふうに担当課長のほうからは説明があったようですが、私は当時は議員はしておりませんでしたので聞いておりません。そこまで含めて、桑飼保育園も解体するということまで含めて説明がしてあったのかどうなのか、その点を確認をしていきたいというふうに思います。 ○議長(家城功) 暫時休憩します。     (休憩 午後2時12分)     (再開 午後2時13分) ○議長(家城功) 休憩を閉じ、休憩前に引き続き会議を再開し質疑を続行いたします。 答弁を求めます。 浪江子育て応援課長。 ◎子育て応援課長(浪江昭人) 今、手元に持っておる資料ではちょっとここでということが申し上げられませんが、桑飼保育園の部分については、駐車スペースとして活用がされるということは、口頭等では申し上げておったというふうには思っておりますが、いつどの場面でというのはちょっと今のところ出てきませんので、そこはご容赦いただきたいと思います。 ○議長(家城功) 永島議員。 ◆11番(永島洋視) 我々は、新しい認定こども園の平面図だとか、今の現在のグラウンドにどういう位置で建つのか、そういった資料はいただいております。ただ、これ債務負担行為として、一体事業として提案をされたわけですね。ということは、北星会、与謝の園がどういうふうに建つかいうことが現時点でわからないとしても、全体の整備計画、どういうふうになるんかぐらいのものは議会に出してもらって、債務負担行為の提案をしてもらわんことには、これは一部だけの図面しか示さないで、全て解体も含めて債務負担行為を認めてくださいと言っておるということになるというふうに思うわけですね。この点についてどういうふうに考えておられるのか聞きたいというふうに思います。 ○議長(家城功) 浪江子育て応援課長。 ◎子育て応援課長(浪江昭人) 今回の債務負担行為の中には、桑飼保育園の取り壊しに係る経費は見込んでおりません。 ○議長(家城功) 永島議員。 ◆11番(永島洋視) 債務負担行為の中には入ってません、桑飼保育園の解体工事は。ただ、桑飼小学校の解体工事が入っておるわけで、その跡地がどういうような感じになるのか、今、現場知っておられる方に見ていただいたら、桑飼保育園の上は高い段差になって、すぐ上が校舎になっておるわけですね。そこが平面になるのか、どういうふうになるのか、そういう土地の構造も私は全くわからないというふうに思っております。そのことでそんなに質疑やるつもりはないんですが、はっきりしておることは、課長も今、当然見直しは出てくるんだという答弁をされてました。一つは、やはり子供のことを考えれば、二つの大きな工事を一緒にしていくということは、これは非常に無理があるというふうに思うわけですね。すぐそこに令和4年4月には新しい認定こども園が開設するわけですね。そこに全部保育園が移るわけです。それから解体工事をすれば、少しは影響は出ますけども、その影響は極力小さいものになるのではないかというふうに思っております。そして、国・府の経済対策がどういうふうになるかということも含めて、その辺もこれから、その時期には、はっきりするだろうというふうに思いますので、やはりこの債務負担行為は今後見直しをしていくということを前提に考えていただくということでお願いをしたいというふうに思います。 ○議長(家城功) 浪江子育て応援課長。 ◎子育て応援課長(浪江昭人) 先ほども答弁させていただきましたように、与謝の園のいわゆる移転の時期というものについて、もう議員もご承知だと思いますが、与謝の園は、今の場所に建築されてからすぐに地盤沈下を起こして、非常に劣悪な状況になっておるということを常々聞かせていただいております。そこに老朽化も進んでおりますので、高齢者の安全を確保するということも並行して考えなければならないということがございましたので、できるだけ最短のスケジュールを組みたいというふうに考えたことは事実です。そういったことで、今ご指摘のあるような、二つの工事が同時に動くというようなスケジュール感にはなってはおりますが、先ほど申し上げましたように、北星会のほうがもう少し時間的猶予がとれるのであれば、それはもちろん子供の安全を重視しなければなりませんので、そのあたりについては、スケジュール的には、再度調整はさせていただきたいというふうに考えます。 ○議長(家城功) 小池企画財政課長。 ◎企画財政課長(小池大介) 今、最後に永島議員のほうからありましたように、どなたかの質問でもお答えをしましたように、債務負担行為であっても単年度主義の原則が働いております。したがいまして、見直しが必要だというふうに判断があったときには、債務負担行為の補正もやはり必要だというふうには思っておりますので、その辺はいただいたご意見なんかも、また、建設課や子育て応援課、それから福祉課、こういったところとも協議をしながら、必要に応じて対応はすべきだろうなというふうに考えております。 ○議長(家城功) 永島議員。 ◆11番(永島洋視) わかりました。よろしくお願いします。 ○議長(家城功) ほかに質疑はありませんか。 6番、下村議員。 ◆6番(下村隆夫) それでは何点かお伺いしていきます。まず最初に24ページ、府支出金、節総務管理補助金、空き家改修等補助金、95万円とございますが、これはどのような形で利用されると見込まれておるのか、また、補助率はどうなのか、限度額はあるのかをお伺いしたいと思います。 ○議長(家城功) 谷口観光交流課長。 ◎観光交流課長(谷口義明) 24ページ、25ページの空き家改修等補助金95万円ですけれども、これにつきましては、移住促進特別区域空き家改修補助金に該当しておりまして、歳出のほうでいいますと64ページ、65ページの移住・定住支援事業のメニューの中の7節の報償費15万円と、1枚めくっていただきまして、補助金の中の移住促進特別区域空き家改修補助金270万円の部分に対応しております。そのうち補助金につきましては京都府から2分の1いただいておりまして、それに対応するのが報償費の15万円のうち10万円の2分の1の5万円と、それから、270万円の90万円が単費で持ってますので、180万円の2分の1の90万円、合わせて95万円がその該当でございます。補助金の内容につきましては、京都府の特別特区の推進事業の事業メニューに該当しておりまして、京都府のメニューの中の空き家改修等の助成に対する最大180万円の改修等に対応する補助金でございます。京都府いろんなメニューもあるんですけれども、このメニューの中でしております。それと、単費事業の持っておりました90万円の部分につきましては、特別区域以外の地域にも対応できるように90万円を改修で助成をするという事業でございます。 ○議長(家城功) 下村議員。 ◆6番(下村隆夫) では、それと関連しますので、移住・定住支援事業で、昨日も答弁で体験型と答弁したり、お試し住宅、岩屋のを借り上げようと話したり、最終的には岩屋区で調整中で、未確定の事業に対し予算措置をしているように見えたのですが、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(家城功) 谷口観光交流課長。 ◎観光交流課長(谷口義明) 言葉足らずのところもあったと思うんですけれども、未確定ではなしにもう確定で、そこの地域で取り組んでいくということでございます。 ○議長(家城功) 下村議員。 ◆6番(下村隆夫) その前に、体験型と、それから、お試しというような言葉の違いがあったんですがどちらが正しいんでしょうか。以前、体験型ということで、農家体験とかいうお話も聞いたことがあるように記憶してるんですけども、それとこれとはまた別のものなのか。体験型はやめてしまったのか。その辺についてお伺いしたいと思います。 ○議長(家城功) 谷口観光交流課長。 ◎観光交流課長(谷口義明) 農家体験というのは、農業体験とかそういう形で、外からお客様を観光とかそういうような形のお客様を呼び込んでくる観光協会がやっているような、お客様を呼んでくる、ホップ体験とか、そういうような形でやっている事業ですし、今回の移住定住の関係につきましては、お試し移住体験という形で取り組んでおるんですけれども、ちょっと私も学がないいんですけど、お試しでいうと本当かどうか、それでよいかどうかいうのを確かめるというようなことで、それを自分が身をもって体験して、それを確かめながら、この地域で住むいう、移住を後押しするような形の支援策としてこの事業に取り組んでいきたいと思っております。 ○議長(家城功) 下村議員。 ◆6番(下村隆夫) お試しであればそれに間違いないのかな、きのうもいろいろとおっしゃってましたので余り深くは聞きませんが、次に、63ページ、財産管理費、一般経費、17節備品購入費、確か、AEDというふうに聞きました、615万円ですけども、このAEDは従来あったものを補足するのか、あるいは更新なのか、また、そこの購入先はどこなのかお伺いしたいと思います。 ○議長(家城功) 長島総務課長。 ◎総務課長(長島栄作) お答えいたします。予算書62、63ページの中下段でございます財産管理費一般経費の17備品購入費のその他備品の615万円のうち、今、議員、先ほどおっしゃっていただきましたAEDの更新でございます。町内の各施設にAEDを設置しております。今回その耐用年数が令和2年度にまいります。40台分ということで、600万円予算ということで上げさせていただいております。業者につきましては、町内の販売許可のある業者に指名をしましてといいますか、見積もりをとりまして購入という形になるということでございます。 ○議長(家城功) 下村議員。 ◆6番(下村隆夫) 今、販売実績のある業者というふうな答弁だと思いますけども、資格、失礼しました、実績ではないわけですね。先般の業者さんはいろいろと問題があったので、その辺はきちんと精査していただけるのでしょうか。 ○議長(家城功) 長島総務課長。 ◎総務課長(長島栄作) 資格、許可等のきっちりとした業者を選定していきたいというふうに思っておりますので、どうぞよろしくお願いします。 ○議長(家城功) 下村議員。 ◆6番(下村隆夫) それでは次、ページ飛びまして69ページ真ん中のちょっと上、自治組織支援事業費、いろいろなことがありますけども、負担金補助金、18節補助金、自治活動補助金ということで出てます。また、その下に交付金で自治区運営交付金が出てますが、使い道等については、特に指定されているのかいないのかお伺いしたいと思います。 ○議長(家城功) 長島総務課長。 ◎総務課長(長島栄作) お答えいたします。各自治区におかれましての交付金でございます。こちらにつきましては、それぞれ交付金の分担、試算をいたしますのに世帯割りですとか人口割り、面積割りというような形でそれぞれ各自治区におかれての配分をいたしまして、それぞれの地区での運営経費というふうな形で、交付金という形でお支払いをいたしております。 失礼いたしました。その上の自治活動、保険のほうでございますけれども、こちらにつきましては、各区でいろいろな行事等で多くの方々に、区民の皆さんにお集まりをいただかれて、事業を進められる中での保険に対しまして、町のほうからも2分の1の補助をさせていただいておるものでございます。 ○議長(家城功) 下村議員。 ◆6番(下村隆夫) 昨日の中において、24区で人口が減ったところもあるので自治区を募ったけどもいなかったと確かお話があったと思いますが、この件については、確か谷口課長がおっしゃったような記憶をしてるんですけども違いましたか。もし違ったら、どなたか担当の方いらっしゃればお願いします。 ○議長(家城功) 暫時休憩をします。     (休憩 午後2時32分)     (再開 午後2時34分) ○議長(家城功) 休憩を閉じ、休憩前に引き続き会議を再開し質疑を続行します。 下村議員。 ◆6番(下村隆夫) 今の件は、私の勘違いかと思いますので撤回します。 次に、67ページ、京都府北部地区連携都市圏形成推進事業でございますが、昨年もお伺いしましたけども、この中において、ほとんどが当町に余り関係のないことが非常に多いんですけども、海運とかいろんな形で、当町に関与することは、昨年もお伺いしましたが、海の京都DMOぐらいだと思ってますが、それ以外に何かございますでしょうか。 ○議長(家城功) 小池企画財政課長。 ◎企画財政課長(小池大介) 67ページの京都府北部地域連携都市圏形成推進事業、133万4,000円、内容としましては、131万円が負担金ということでほとんどを占めております。これは、北部の5市2町で構成する組織でございまして、今、議員ほうからありましたように、一つには海の京都DMOプロジェクトということで、直接事業をお世話になっておりますのは、DMOのほうでお世話になっておるんですけども、俯瞰的に見ていくというような意味でそのプロジェクトも上がっております。そのほか六つのプロジェクトが上がっておりまして、七つ星プロジェクトというふうに事業を推進しようというものでございます。 その中で、与謝野町において、かかわりの深いものといたしましては、特に与謝野町が担当させていただいておる事業といたしましてはビジネスマッチング、これが地域産業の活性化プロジェクトという位置づけの中でさせていただいております。要は、圏域内で活動されておられます農家ですとか、それから漁業を営まれている方だとか、そういった方々と、それから、例えば材料を加工したりだとか、それから飲食店を経営されとるだとか、いろんな方々をマッチングさせることによって商品開発だとか、販路開拓だとか、そういったものにつなげていこうということで、最初、始めた2年間は与謝野町でしておりましたけども、昨年なんかは舞鶴の赤れんが倉庫を会場としましてさせていただいております。これは与謝野町が担当して、させていただいております。 そのほか、特にお金がかかる取り組みではないんですけども、この間、取り組んできた一つの中に、私は大きな成果だというふうに思っておるんですけども、図書館の広域連携、これらは、例えば与謝野町の住民の方が福知山市や舞鶴市のほうにお勤めの方もいらっしゃいます。そこで、例えば昼休みに本を借りたいだとか言われたときに福知山市や舞鶴市なんかの図書館でも本を借りられる、こういった広域連携を7市町で始めております。 それから、いろいろとあるんですけど、先ほど、谷口課長のほうから空き家対策なんかの取り組みもありましたけども、この北部連携の中でも北部のUIターンプロジェクトいうことで、その中では共同空き家バンクですとか、移住窓口相談ですとか、そういったものも手がけたりしております。ほかにもあるんですけども、直接与謝野町に大きくかかわりの深いものといたしましてはそんなようなものがございます。共同の企業説明会だとか、そんなようなものもしておりますので、与謝野町の企業の方も京都のほうに行かれて企業説明会をされたりだとか、そういうこともされておりますし、また、ちょうど今見直しの時期に差しかかろうとしておりますので、今後また次期の計画をつくっていくいう、ビジョンをつくっていくいう段階の中では、またいろんな取り組みを模索していきたいなというふうに考えております。 ○議長(家城功) 下村議員。 ◆6番(下村隆夫) 確かに今までは地域と地域が連携し、持続可能なまちづくりがほぼメーンであったのかと思いますが、最近は、スマートシティという言葉があるように、そういったような問題点について、IoTとかロボット、人工知能、ビッグデータを使ったやり方というのもあると思うんですが、若干不謹慎かもしれませんが、コロナウイルスの発生のおかげでテレビ会議とか自宅でやるというような仕事がふえてきております。また、政府もそれをするようにというような形で指導をしてきてます。ピンチをチャンスに変えるという意味では、与謝野町としても非常にまだまだチャンスがあるのではないかと思われるんですが、その辺については町長はどう思われますか。いわゆるこれは、住居が都市部になくても済むということで、電話会議とかテレビ会議ができるという、やはりこれは今国が行っている施策になりますので、そういった意味で、本当に申しわけないんですけども、コロナを代表に使っては、ただし、やはりピンチはチャンスという言葉がありますとおり、そういった中において、町政の中において、また、この北部地区の中において、リーダー的な形でできるのではないかと私は思ってるんですが、その辺について町長どう思われますか。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員からいただきましたご指摘にお答えをさせていただきたいと思います。現在、京都府北部5市2町におきましては、連携都市圏ということでさまざまな事業を行ってきているという段階でございます。そうした中で、議員からは、このたびの新型コロナウイルス感染症の拡大において、地域としてより率先して取り組むべき課題が明らかになり始めているのではないかといったご指摘であったと考えてございます。その一つにテレワークなどがあるのではないかといったことでありました。私どもといたしましては、この新型コロナウイルス感染症の拡大を最小限にとどめていくということを基本に据えておりますけれども、その後の社会の変化というものをどう捉えていくかということも議論として始めていかなければならない段階に入ったと思ってございます。そうした中で、議員からは、テレワークなどにおける働き方改革などもあるのではなかろうかといったご指摘でありました。そうした全体の社会構造の変化というものを捉えながら、我々として打ち出していく政策を考えていきたいと思っておりますし、その議論を北部5市2町で行うといったことは可能ではないかと思ってございますので、今後の首長会などにおきまして提案をさせていただきたいと存じます。 ○議長(家城功) 下村議員。 ◆6番(下村隆夫) これは、やはり今の時代においては、都市部に住まなくても仕事ができると、また、都市部の方が移住するのにも田舎を好まれる方もいらっしゃいます。そういった意味でもぜひ進めていっていただきたいと思っております。 続きまして、145ページ真ん中辺、休日応急診療所運営事業費で応急診療所建設等負担金というのがございますが、いつどこにつくられるのでしょうか。138万5,000円ありますけども。 ○議長(家城功) 水口保健課長。 ◎保健課長(水口淳子) これにつきましては、須津のところにございます消防署の横のところにあります応急診療所で、既に建設はされておりますが、1市2町で運営しておりまして、運営費に係る毎年の負担金分ということで、令和8年までこの負担金が生じるということで、毎年計上させていただいている分で、今からつくるということではなくて、既に運営しているものを毎年支払っているという形でご理解いただけたらと思います。 ○議長(家城功) 小池企画財政課長。 ◎企画財政課長(小池大介) 大変わかりにくい表記の負担金名になっております。今、水口課長が運営費と申し上げましたけども、この分については、当時の建設にかかわる経費の借金分を償還していくために建設費負担金という形で納めるいうものでございます。 ○議長(家城功) 下村議員。 ◆6番(下村隆夫) それでは、最後に201ページ、海の京都DMO支援事業についてお伺いします。総額2,500万円で、この中に一番占めるのは補助金、観光費でございます。ただ、その前に、上から順番に行きます。まず委託料、観光等PR事業委託料は何に使っているのか、事業内容を詳細にお願いします。 ○議長(家城功) 谷口観光交流課長。 ◎観光交流課長(谷口義明) 委託費346万5,000円、ここにつきましては、道の駅に今年度、令和元年度から観光協会が旧加悦町役場庁舎に移りますけれども、道の駅の業務も最近観光というか、お客様が入ってくるようになりますので、そこにかかわる観光案内業務と道の駅ということで、そこに1名常駐する分と、そこに屋外トイレの部分があるんですけれども、そこに対応する掃除関係のお金をここで観光協会のほうに委託をしているものでございます。 ○議長(家城功) 下村議員。 ◆6番(下村隆夫) 観光協会に支払っているというふうな解釈でよろしいでしょうか。 ○議長(家城功) 谷口観光交流課長。 ◎観光交流課長(谷口義明) 観光協会のほうに委託をして、お願いをしております。観光案内業務も含めてしておりますので、お願いをしております。 ○議長(家城功) 下村議員。 ◆6番(下村隆夫) そうしましたら、次に、海の京都DMOの広域観光に対して負担金438万円とあります。これは会費というふうな解釈もできるんですが、負担金といって、それの費用対効果はどのようになってますでしょうか。 ○議長(家城功) 谷口観光交流課長。 ◎観光交流課長(谷口義明) 438万円の部分につきましては、海の京都DMOの本体に支払っている負担金でございまして、7市町の中で持ち寄って事業を行っている分でございます。その中で、パイを大きくして、全国というか世界に発信してお客様を呼び込むような事業も含めて取り組んでいるというものでございます。 済みません、言葉足らずで。与謝野町に対する費用対効果というところにつきましては、与謝野町単独で観光PRするよりも海の京都という大きなパイの中でお客様を呼び込んで来るということですので、その枠の中では非常に大きく連携して取り組んでいただいているので、与謝野町のPRができない例えばインバウンド系のお客様とか、そういうところの取り組みに積極的にPRしていただいております。観光客の入り込みのほうの実績につきましては、まだ実績が出てきてないのであれなんですけれども、去年、これまでの中では、お客様が7市町全体的には下がってきておるんですけれども、消費額は伸びているということでございますので、観光振興につきましては、すぐに成果が見えてこない部分もありますので、その辺は一つ一つお客様のニーズに合う、マーケティングもしながら取り組んでいきたいというふうに思っております。 ○議長(家城功) 下村議員。 ◆6番(下村隆夫) 今、私もちょっと聞き方が悪かったかもしれませんが、海の京都DMOは私も理解しているつもりでおります。その中において、例えば舞鶴だと船が何杯入ってきたとか答えがあります。与謝野町では、そういうのは観光協会はとってないのか。また、観光協会の入り込み数とか誘客については、毎年承ってはおりますが、そういったものに対してどの程度これは寄与していると考えていらっしゃいますか。 ○議長(家城功) 谷口観光交流課長。 ◎観光交流課長(谷口義明) 観光協会で今取り組んでいただいている中では、まずは野菜の駅の物販の関係を、これまでは農業者の方から観光協会が道の駅に移った時点で委託を受けて、その販売をされて大きく伸ばしているということがございます。それは、観光協会の物販の手法もありますけれども、外からのお客様を呼び込んできて取り組んでいただいているということでございます。今年度の見込みとしては3,400万円ぐらいの売り上げがありますので、地元のほうには2,800万円ぐらいの売り上げが地元の農家のほうに落ちているのかなと思ってます。 また、体験いう、与謝野町で体験するところが、具体的に言いますと組みひもづくりとか、手織りとかいう少し滞在をしていただいて、そこでお金を落としていただけるような取り組みもしております。去年実績からで言いますと大体2,600名の実績があったんですけど、今年度は4,000人弱ぐらいは伸びてくるかなと、大型の団体のお客様が来ていただいておりますので、そこでお金を落としていただいているような取り組みをしております。 また、観光協会のほうでは、コンテンツづくりというか、近隣にないような取り組みを、与謝野ファンをふやすような、交流人口をするような体験型のコンテンツをつくっております。具体的に言いますと、ホップの摘み取りの体験とか、それから大江山のトレイル、冬の登山、僕らでは余り発想もつかなかったんですけれども、そういうお客様も呼び込んでされておりますし、目を変えて、ちりめん街道のほうに目を向けたらやっぱりシルク、着物体験とか和装関連の取り組みをされておりますので、そこで取り組みを徐々にではされていると。その体験のコンテンツを今つくり上げて、今からそのコンテンツにお客様を呼んでくるというところが次の段というか取り組みかなと。これまでは与謝野町では全く白紙のようなところから、今、観光協会の取り組みの中では、そういうようなところでいろいろな取り組みをされて、コンテンツでお客様を呼んでくるというところまで来ておるんですけれども、やっぱり何といっても観光でいいますと、泊まるとことか、食事をするところとか、与謝野町ならではのそういうインフラがやっぱりふえてこないとお金も落ちませんし、それから、泊まって与謝野町を周遊しながらするような取り組みが次の戦略になるかなと思ってます。ただ、今言うDMOの関係で、連携しながらそういうお客様を呼び込んでくるというところのステージまでは来たんですけれども、今言いましたインフラ的なところを今度は必要になってくるかなとは思っております。 ○議長(家城功) 下村議員。 ◆6番(下村隆夫) 私がお伺いしたかったのは、海の京都DMOの広域観光の中において、当町がどういった役割をして、それで誘客がどのようにふえたのか。今の話はほとんどが観光協会というところの1,750万円の事業がやっているのはよく理解させていただきましたが、いわゆる海の京都といって福知山あたりではいろんなもののイベントを駅前でやったり、あるいは舞鶴はれんが倉庫でやってます。そういった海の京都自体がやってらっしゃるイベント、いわば広域のイベントはあったのかないのか、それによって誘客があったかないかを私は今聞きたかったんですけども、単純に、地方本部の観光協会の話ばかり今お伺いしましたので、ちょっとそれは違うかなと思いました。でも多分一緒だと思うんですが、何かありますか。 ○議長(家城功) 山添町長。
    ◎町長(山添藤真) ただいまいただきましたご質問にお答えをさせていただきたいと思います。海の京都DMOが主体となり、本町で開催をしたイベントがあったかどうかといったご質問であったと思います。平成27年度ごろに海の京都クルージングフェスタというものを阿蘇シーサイドパークで開催をいたしました。これが非常に大きなイベントであったということでありますけども、それ以降は本町にて同類のイベントが催されたという経過はございません。 ○議長(家城功) 質疑の途中ですが、ここで3時20分まで休憩といたします。     (休憩 午後2時58分)     (再開 午後3時20分) ○議長(家城功) 休憩を閉じ、休憩前に引き続き会議を再開し質疑を続行いたします。 下村議員。 ◆6番(下村隆夫) DMOに負担金を出しても3年に1回か4年に1回しか当町に回ってくるようなイベントはないんでしょうか。先ほど町長は、平成27年にあったというお話でしたけど。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいまいただきましたご質問にお答えいたします前に、先ほどの答弁で、海の京都クルージングフェスタの開催年度を平成27年ごろと言いましたけれども、正確には平成29年の夏の開催であったということで、訂正をさせていただきたいと思います。 なお、議員からいただきましたご質問につきましては、大型のイベントの開催予定は、現在のところ、本町においてはないというところでご理解をいただきたいと思います。 なお、海の京都DMOの役割といたしましては、情報の収集や分析、そして資金の管理などにおいて、海の京都圏域の司令塔としての役割を果たしていただいているというところでありまして、それらが大々的に、みずから各市町村でイベントを打ち続けるということではないのではないかと考えてございます。 ○議長(家城功) 下村議員。 ◆6番(下村隆夫) DMOは確か京丹後市に本部がございます。本年度は、ちりめん300年ということですが、それについて何かご存じのことはありますでしょうか。 ○議長(家城功) 谷口観光交流課長。 ◎観光交流課長(谷口義明) 丹後ちりめん創業300年実行委員会がありますので、そちらのほうとコラボをしながら取り組みをされていくというふうに考えております。 ○議長(家城功) 下村議員。 ◆6番(下村隆夫) 本年なんですけども、まだ具体案はないというふうな解釈でよろしいですか。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) 私のほうからお答えをさせていただきたいと思います。海の京都DMOが参画した形での丹後ちりめん創業300年のイベントにおきましては、私自身は現状把握をしていないという状況でございます。 しかしながら、本町におきましては、丹後ちりめん創業300年ということと、旧加悦町役場庁舎の整備工事が完了したということ、そして、加悦奥川の改修の竣工ということを合わせた形で式典などを開催をしていきたいと考えているところでございます。 ○議長(家城功) 下村議員。 ◆6番(下村隆夫) 町のなさることは私もほぼ理解しているつもりでおります。 最後に、観光協会の補助金1,750万円。これはさきの与謝野町総合計画において、観光協会の組織体制を強化しろと記載されておりましたが、私が一般質問で町長にしたところ、あくまでも協会がみずから考えねばならないと答弁されました。いわゆる一般的にいえば、金は出すけど口は出さないという言い方なのか、あるいは、金は出すけど口も出すよという、一般経済でいうと、お金を出せば口も出すというのが一般経済なんですが、当町の場合は、町長の先般の答弁ですと、お金は出すけども口は出さないと、組織体に任せるというお話でしたので、それは変わらないということでよろしいんでしょうか。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員からいただきましたご質問にお答えいたします。海の京都DMOの与謝野地域本部のあり方につきましては、現在、本部長を中心として、その組織の体制の確立、そして運営を行っているものと思っているところでございます。この組織のあり方につきましては、まず第一に組織自体がどのような組織を構築をしていくのか、そして事業を推進していくのかといったことをご議論していただくということが必要だと思っております。 一方、本町といたしましても、観光協会との連携というのは非常に重要だと考えてございますので、担当課におきましては定例的に観光協会の皆さん方との意見交換の場を持っておりますし、私も先般、観光協会の幹部の皆さん方と来年度の事業の展開についての方向感を一致させたということでございます。こうした組織自体での改善、そして本町との連携ということを同時に進めていく必要があると認識してございます。 ○議長(家城功) 下村議員。 ◆6番(下村隆夫) 3年たっても何の成果も出せない協会が果たしてその運営者に任せるものなのかと私は非常に疑問に思います。実はそれにプラス、旧加悦町役場管理費の中において指定管理料、これも観光協会がなさいます。そうすると、従来1,750万円だったのが実質的には約500万円弱ふえて2,000万円ほど実質的に観光協会が資金を提供されるということになってまいります。その中において、先ほど課長のほうからもありましたが、野菜のPR事業というのは道の駅の運営費だということで、逆に言えばほとんどが観光協会がなさっているというようなこともあるので、一体幾らまでお金を出せばいいのか、果たしてその辺については、お金は出すだけ出して費用対効果が上がってこないのか。観光というのは、はっきり言って非常に難しい商売です。それをなさるのが観光協会の仕事ですので、仕事でやる以上はやはり費用対効果に合ったようなもの、また、先ほどの谷口課長が当町には宿泊設備がないというような話もありましたが、実際問題大内峠一字観公園のコテージ、あるいは加悦の山の家、また、ユースセンター等宿泊設備はございます。こういったものを活用すれば宿泊ができるように、ましてかやの家はジビエもできるというような形で改装するわけですから、宿泊設備がないということはいえないと思います。民間以外では公共のがあるということを認識をしていただきたいと思います。その辺についていかがでしょうか。 ○議長(家城功) 谷口観光交流課長。 ◎観光交流課長(谷口義明) お答えします。観光協会の取り組みに成果が上がっていないというところはもう少しこれまでの成果は出てきておりますので、そこはもう少し資料をまたご提示しながら、先ほども答弁させてもらったとおり徐々に伸びていっておりますので、そこはご容赦というかご理解をお願いしたいと思います。 それと、宿泊施設につきましては、ご指摘のとおり、与謝野町の中にも宿泊施設はたくさんあるんですけれども、それに加えて、食べるところ、泊まるところがふえていくと徐々に、やはり先ほども観光産業は難しいというところもあるんですが、ふえていくことによって消費額、それから滞在時間も伸びてくるということで、次の観光戦略を持っていきたいと思ってます。特に、人口減少というか、どんどん外貨を獲得する手段としては、やっぱり観光っていうところは非常に大きな役目を果たすと思ってますので、今後とも観光協会と連携をとりながら、お客様に来ていただいて、消費額も伸ばしていただいて、与謝野町のファンづくりで、リピーターになって来ていただけるような取り組みを、少しずつになるかもしれませんけれども、やっていきたいと思います。 ○議長(家城功) 下村議員。 ◆6番(下村隆夫) 当町にはよく観光の目玉がないと言われておりますけども、観光の拠点になるところはあります。そういったところの整備をしっかりしていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 以上で終わります。 ○議長(家城功) 先ほどの永島議員の質疑に対する補足説明があるとの申し出がありますので、これを許可します。 浪江子育て応援課長。 ◎子育て応援課長(浪江昭人) 貴重な時間をいただきまして大変申しわけございません。 先ほどの永島議員からのご質問の中で、桑飼保育園の取り壊しについていつ方針が出されたのかというご質問がございました。実は、平成29年10月2日に開催をお願いいたしました議会全員協議会の中で、子育て教育施設等まちづくり再編整備計画(案)という資料を添付をさせていただき、これをもとに説明をさせていただいております。その中で、既に桑飼保育園の解体について、現在は年度はずれておりますが、平成31年度に実施設計、平成32年度に解体工事ということで、解体工事スケジュールを加えてご説明をさせていただいております。それ以後、この施設をもとに説明をさせていただいておると思いますので、この方針を明らかにさせていただきましたのは平成29年10月2日ということでご理解をいただきたいと思います。 ○議長(家城功) ほかに質疑はありませんか。 13番、多田議員。 ◆13番(多田正成) それでは、2回目の質問に入りたいと思いますけれども、まず最初に、センター長に情報のことについてお尋ねするんですが、まず最初に地域情報化事業ということで、3,000円予算組がしてあるんですけども、この取り組みはどういった取り組みなのかちょっと科目どりがしてあるんですけれども、そこからまずお伝えください。 ○議長(家城功) 小池企画財政課長。 ◎企画財政課長(小池大介) 今、議員のほうからありました地域情報化事業は75ページの一番上段に上げております。これは科目どりではございません。3,000円いうことの予算計上でございますけども、火災保険料でございます。これは、携帯基地局の与謝の山河にあります基地局の火災保険料ということになっております。 ○議長(家城功) 多田議員。 ◆13番(多田正成) それでは、センター長のほうにお尋ねしてみたいと思うんですが、当町には、光ファイバーが敷設されております。そういった関係で、ビジネス、あるいは商品管理だとか店舗管理だとか、双方向で利用するようなことは、例えばインターネット事業をやめてしまったらそういったことに活用できないのか、そこをちょっとお尋ねします。 ○議長(家城功) 前田CATVセンター長。 ◎CATVセンター長(前田昌一) お答えします。町の張った光ファイバー網を民間さんが使われるということでよろしかったんでしょうか。理論的には、やろうと思えばできるかと思いますが、ただ、今現在、テレビを見るためのONUという部品を家の軒下に各ご家庭につけさせていただいております。それがテレビを見るための機能とインターネットされている方はインターネットのためだけの機能しかついてませんので、ほかのことに使おうと思えば、ONU自体を、今議員が想定されているような機能のあるONUが実際あるかないかがわからないんですが、そういったものにつけかえる必要が出てくると思います。今現状のままではできないというふうに思っております。 ○議長(家城功) 多田議員。 ◆13番(多田正成) 例えば、今なぜそれを聞いたかといいますと、今、コロナウイルスが出とって、全校生徒が休校しております。そういったインターネットなり、あるいは光ファイバーを使って双方向で、家庭と学校は休みだけれども、家庭と学校とで、そこでやりとりすれば十分家庭で教育が受けれるといったような、今回の事態でつくづくそれを感じたんですけれども、そういった新しい取り組みというものが新年度予算にはもっともっと発信されるべきだと私は思っておるんですが、今までどおりの事業をただ行っておるのでは、時代性におくれとるというふうに思うんですが、そこは今、私はちょっと電気のほうは鈍感なのでわかりませんけど、ONUですか、それを変えればそういったことに活用できるとか、そういったことをもう少し詳しく。 ○議長(家城功) 前田CATVセンター長。 ◎CATVセンター長(前田昌一) お答えします。今、例に上げられました双方向での学校とご家庭を結んでの事業というケースですと、今の現状でもインターネットに入っておるご家庭でしたら可能です。ただ、そのままではやはりできない。今、それこそこの議会を生中継でテレビのほうで放送させてもらっとるように、生中継用の機器を別途用意しないと、例えば各学校に一つずつ準備していかないとできない、準備すればできる。現実、どこかでそのようにやられている学校もあるようですし、機器さえ整備すればできますが、それをまた学校のほうで先生が操作をされなくちゃいけないいう問題もありますし、中にはインターネットを引いておられないご家庭もあるいうことで、そう簡単には行かないのかなというふうには思います。 ○議長(家城功) 多田議員。 ◆13番(多田正成) 今聞いてますと、工夫すれば可能だというようなふうに受けとめてよろしいですか。 ○議長(家城功) 前田CATVセンター長。 ◎CATVセンター長(前田昌一) お答えします。技術的には可能です。お金と機械と操作する人間が必要だということです。 ○議長(家城功) 多田議員。 ◆13番(多田正成) それと、次に、小学校の253ページ、261ページでは中学校ですけれども、情報教育推進事業というのがあります。ちょっとそこでお尋ねしたいんですが、電子黒板が課長ありますね、あれが活用されておるかどうかわかりませんけれども、ちょうどこの間総務委員会させてもらったときに、コロナウイルスでそういったことができないかということで、次長と、きょうは教育長がお見えでなかったので、午前中にしたかったんですけど、昼から帰られましたので、ちょっと出させてもらったんですけれども、電子黒板を使って、舞鶴の高校が家庭で教育をそこから受けておるという、新聞に明くる日に出てました。僕が委員会で言うた明くる日に新聞に出てました。そういったことの取り組みで、今回のこういうコロナウイルスで休校が長引くような場合には家庭でも教育が受けれるというような状態をこのまちでつくり上げることが必要だと私は思うんですけれども、電子黒板の状況をちょっと教えてください。 ○議長(家城功) 柴田学校教育課長。 ◎学校教育課長(柴田勝久) お答えします。電子黒板ですけども、現在、各学校に一つずつ配備をしております。活用については、電子黒板のほうで先生方が教材とかを映されたりですとか、いろいろと活用の方法はあるんですけども、今現在インターネットに接続してということで、そのような機能を持ち合わせていないということですので、議員がご提案していただいた内容につきましては、インターネットの環境等の整備がまた必要になるというふうに考えております。 ○議長(家城功) 多田議員。 ◆13番(多田正成) そういったことをすれば可能だということですね。電子黒板でも可能だということですね。 それと、教育長がお見えになりましたので、今センター長のほうはそういったことも可能だと、学校にそういったこと。それから、家庭に少しそういったことを持っていけば可能だという話を今答弁を聞きました。電子黒板の問題もあるんですが、インターネットでICTという取り組みがされておりまして、遠隔教育というものが実施されておりまして、そういったことが今回のような事態が今後も起きんではありません。そういったことのために、この学校の教育環境をそういったふうに今後持っていかなければならないと私は思ってるんですが、教育長はその辺でどうお考えでしょうか。 ○議長(家城功) 塩見教育長。 ◎教育長(塩見定生) 議員ご指摘の点についてお答えしたいと思いますけれども、行く行くは、私はそういう時代に入っていくのであろうというふうには思っておりますけれども、いきなりにはなかなか難しくて、先ほどセンター長も申し上げましたように財政面、それからやっぱり教員の指導力といいますかね、ここは大きなポイントになってくるんだろうなということを思っておりますので、でもこれからは、やっぱりそういった時代に突入していくという点は否めない事実であろうというふうに認識しております。 ○議長(家城功) 多田議員。 ◆13番(多田正成) そこで町長にお尋ねいたします。やっぱりこのまちも今そういったことが今後可能だし、必要であろうというご答弁をいただきました。町長は、スマホ与謝野といったような状態で、ICTを使ったこれからの社会環境というものを、やっぱり財政も必要ですし、そういったことが私は今後必要ではないかな。教育面あるいはビジネス面、それから、水道なんかはインターネットを使って遠隔管理をしておられますね。そういった意味で一緒なんですけれども、子供たちが家庭におって、そして学校とやりとりしながら授業を受けるといったことが、こういった事態、コロナウイルスみたいなこういう長期に休校しなければならないような事態には大いに役立つと思うんですが、そういった社会環境というものを町長は今後取り組んでいっていただかないかんし、お考えをちょっとお聞かせください。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員からいただきましたご指摘につきましては、本町におきましてもインターネット環境、ICT、IoT環境を整えていくべきといった観点であったと思ってございます。その中で、小・中学生におきましても、ご家庭や学校においてそのような教育を推進をしていく、整備をしていくということが必要ではないかといったご意見でありました。この点につきましては、今後具現化をしていくギガスクール構想の中におきまして取り入れることができるのではないかと考えてございます。この新型コロナウイルスの影響を受けて、恐らくそうした遠隔学習でありましたりとか、さまざまな学びの形における議論が活発化していくものと考えてございます。私といたしましても、ギガスクール構想に寄り添う形でどのような発展的な議論ができるか、教育委員会とともに考えを深めていきたいと考えているところでございます。 ○議長(家城功) 多田議員。 ◆13番(多田正成) もう既に高知の土佐町というところがもうこの事業に取り組んでまして、5・6年生は教科、それから3・4年生は英語教育なんかをもう既に受けております。やっぱりそういった先進的な、今後このまちで生きる人のために、そういった新しい感覚のまちづくりが私は必要ではないかな。ですから、スマートシティ与謝野というような名前で、ぜひとも町長に今後真剣にそこら辺を取り組んでいただけたらと思いますが、町長取り組めますでしょうか。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員からいただきましたご質問に私のほうからお答えをさせていただきたいと思います。本町におきましては、とりわけ農業分野においてIoT、ICTを活用した新たな農業の形というものを模索をしてまいりました。この点につきましては、本議会におきましても多数の議員の皆様方からもご指摘をいただいているものと思ってございます。その中で、私どもがお答えをしてきました内容は、本町におけるスマート農業の普及については、他の自治体と比較をしても秀出ている部分があるということでありました。この農業分野におけるスマート化といったことをより広範囲にわたって進めていくべきといったご指摘であったと思ってございますけれども、これらの点につきましては、私どもとしても取り組んでいく方向性で、どのようなことが実際できるのかということを検討してまいりたいと考えてございます。 なお、学校教育における見解につきましては、教育委員会からご答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(家城功) 相馬教育次長。 ◎教育次長(相馬直子) お答えさせていただきます。議員がおっしゃるとおり、簡易なものであればインターネット回線がつながっていれば、先生が授業をしている様子をカメラで映して、それを自宅のパソコンで見るというようなことは、いわゆるテレビ会議的なことというのはできると思います。ただ、授業ということで、逆に双方向でつながっていて、児童生徒がどれだけ理解をしているのかというようなことも踏まえていくとなりますと、やはり先ほどありましたように、さまざまな機械ですとかシステムが必要になってまいります。 現在、例えば加悦谷高校におきましては、今度宮津天橋高校になるということで、宮津高校の学舎とつないで、双方向の遠隔授業ができるようにということで2教室既に整備がされております。例えばそのような形でしっかりとした双方向授業ができるようにするとなりますと1教室、最低でも500万円ぐらいの費用がかかったというような実績もございます。どのような形でやっていくのかによって費用についてはさまざまだと思っております。 先ほどもございましたように、今現在、政府のほうでギガスクール構想ということで、高速大容量の校内通信のネットワークと児童生徒1人1台の端末というのを整備する計画がありまして、本町におきましては、この補助制度が2月末におりてきたということもございまして、今計画をしているところで、京都府と連携をしながら計画を確定させていきながら、場合によっては今後の補正予算でお願いをしていきたいというふうにも思っているところですので、そういったものを活用する中で、議員ご提案のことについても検討していきたいと思っているところでございます。 ○議長(家城功) 多田議員。 ◆13番(多田正成) 教育だけではなしに、防災それから地域包括ケアシステムといったようなこともICTを活用すれば十分そういったことにも使えますので、教育だけではなしに、全町を新しいまちにしていくためにそういった取り組みがぜひとも今後考えていただきたいというふうに思いまして、これは私のお願いですけれども提案をさせていただいておきます。 それで、次は、197ページなんですけれども、この間も永島議員が詳しく質問をされておりましたので、少し私も別の角度からさせていただきたいと思うんですが、197ページの染色センターの管理運営事業ですけれども、まず、課長、この施設ですけれども、こないだ答弁を聞いておりますと運営協議会で今議論をしておるということなんですが、もう少しそこを詳しくお伝えください。 ○議長(家城功) 小室商工振興課長。 ◎商工振興課長(小室光秀) お答えいたします。まず、議員がご質問されておられます与謝野町染色センター、この関係につきまして、与謝野町染色センターあり方検討委員会、この議論の中身についてということでご質問をいただいたと思っております。永島議員にもご答弁させていただきましたように、現在委員が10名、その中で会議の開催については、第1回目を令和元年12月18日、2回目を1月23日、3回目を2月19日ということで、都合3回の会議を行っているというところでございます。第1回目と第2回目の会議につきましては、この施設の運営に関する利用状況などの現状、また、技術職員の退職後に伴う運営方法等についてもう一度振り返りも含めながら意見交換を行ったところでございます。加えまして、第3回につきましては、現地に赴き、その施設での実際に中身を見ていただくなどによる意見交換を行ったというところでございます。 そういった中で、現在のあり方委員会の意見といたしましては、この織物業の産地であります与謝野町において、染色センターという、染色という部分については必要不可欠であって、もっと活用を図るべきではないかという意見だったり、織物事業者にとっては利用費用も安価でありがたいとか、そういったお声をいただいたというところでございました。 一方で、この総合産地化の関係から、昭和57年、旧加悦町において、繭から製織、染色までの一貫生産を総合産地化としてやってきた背景もあって、今日に至るというところもございましたが、時代も変わって、染色センターの役割も変わってきたので、現在の用途とは全く違った目的の関係も活用があり得るのではないかというご意見。もう1点は、町の財政が厳しい中で、施設が必要不可欠でないとするなら、もっと違う分野に予算を活用すべきではないか、そういうような双方向のご意見といいますか、そういったご意見をいただいているというところでございます。 ○議長(家城功) 多田議員。 ◆13番(多田正成) せっかくの織物業界が今こういった状態になって、時代が変わってきました。染色センターとしては、今運営委員会で話されておるご意見のとおり、一定の役目はもう終わってしまっている、時代背景が違うのではないかないうふうに思っておりますけれども、公共施設の管理計画の中に、四辻にある織技センターと統合させるような話があるんですが、それを含めて今後どう考えておられるのかちょっとお聞かせください。 ○議長(家城功) 小室商工振興課長。 ◎商工振興課長(小室光秀) ご指摘の公共施設総合管理計画の関係につきましては、この委員会でも議論を深めてまいりました。この計画の中身については、先ほどおっしゃられましたように、この染色センターと織技センター、そこの一体化というような趣旨の記述がされているというところでございます。ただ、この考え方のみにとらわれることなくという、そういった部分についても私どものほうは考えておりまして、当然施設を移転してまでという考え方が本当にいいのかとか、そういった部分については財政的な部分もございますし、まずはこの染色センターのあり方についてしっかりと論議を深めながら検討しているというところでございます。ただ、織技センターの関係につきましても横にらみというのではないですけども、その部分についても意見を拝聴しながら、検討していきたいと思っております。 一方で、織物技能訓練センターの関係につきましては、それはそれで運営委員会を持っておりますので、それはそういった部分での意見も拝聴しながら、総合的に判断をしてまいりたいというふうに思っているところでございます。 ○議長(家城功) 多田議員。 ◆13番(多田正成) それと、今染色センターの運営委員会のメンバーですけれども、どういった方がメンバーなんでしょうか。 ○議長(家城功) 小室商工振興課長。 ◎商工振興課長(小室光秀) お答えいたします。まず、染色センターにつきましては、あり方検討委員会という組織になっております。その中で、委員につきましては、与謝野町商工会の関係者、また、学識経験者として、舞鶴にございますポリテクカレッジの先生、また、これまでの加悦町時代からの運営委員会などでご活躍されました委員のメンバーの方とか、また、与謝野町婦人会からとか、そして、この施設の利用者、これは事業者ですけども、そういった方々で都合10名の方々で構成しておるということと、もう1点は、この施設の所管をしておられました旧行政時代のOBの職員さんにもお世話になっておるというところでございます。 ○議長(家城功) 多田議員。 ◆13番(多田正成) 私は、織技センターも一緒なんですけれども、時代背景が変わって、総合産地化ということを目的にそういったことを、染色もされてということなんですけれども、今は時代が変わって、本当に一流のすばらしい染色作家がやってもものが売れないという時代に入って、織物業界がこうなっております。それを総合産地化だといって、今後このことを一生懸命続けとっても、私はこれはいけない。ですから、今縮小された中で広幅化だとか、いろいろと研究される下ごしらえという、下支えをする職人さんがどんどんいなくなります。そういったことで、織技のほうもそうですがここもそうなんです。今はなぜそのことを言いますかいうと、反物を、白生地を染めるのではないですね。今きばってやっておられるのは、染めた糸を使って織物をどう完成させて、感性のある商品にするかということが大事なので、染色センターもそういったことを考えたものの発想をしないと、ただちりめんを染めて、趣味のある方が染めを教えてもらって自分の着物を染めたりする、それはそれでまたいいと思うんですが、そうではなしに原料を、原糸を染めていく、それの高度な染めが今後は必要になってくる。そうすると織物屋さんがその糸を使ってどう織りこなして、感性のある商品をつくっていくかと。広幅化になると特にそういうことになってくるんですけど、だと私は思ってますけれども、そういった織物に対する下支えのできるセンターにするとか、織技センターにするとか、そういったことを考えないとだめなんですけれども、課長、その辺はどうお考えですか。 ○議長(家城功) 小室商工振興課長。 ◎商工振興課長(小室光秀) お答えいたします。まず、先ほど議員がおっしゃられます視点においてのお考えにつきましては、私も同様の認識を持っております。昭和57年から設置以降、白生地をこの与謝野町オリジナルの技法で染めて、そしてそれを京都市内のほうに販売してきた、そういった経過がスタートという中で、今日もその染色の技術については残っておるというところでございました。 一方で、そのあり方についても、先ほどご指摘をされましたように、先染めの方向についての技術がこの丹後地方でも生まれていって、さまざまな織り方の技法がそれから横展開していっておるということについても、以前にも多田議員のほうともそういった趣旨の論議は別でさせていただいたと思っております。 そういった中で、一方で、京都府織物・機械金属振興センターにつきましても、例えばインクジェットプリンターとかという形の中で、染めの手法についても非常に簡単なやり方でやる、そういった技術も発展していたりという中で、その時代の変化が非常に早くなっておるというふうなことを理解をしておるところでございます。 また、過去には、舞鶴にありますポリテクカレッジでも染色科という科があったというふうに聞いておりましたが、今はそういった科も廃止をしておるという中で、やはり時代の流れの中で、学校教育の中においても変化があるんだろうなというふうに理解を深めてきたところでございます。 いずれにいたしましても、先ほどおっしゃられました考え方も、この委員の皆様の中でも理解をこの3回の会議の中で深めつつ、さらには工業的にどうあるべきかというふうなことについても意見を交換したところでございます。 現在、丹後織物工業組合でも染色課という課がございまして、その染色部門については唯一、丹工でも非常に売り上げが伸びておるというふうなこともお聞きしておりますし、今後そういった部分においてどうあるべきかということも、もう少し論議を深めてまいりたいということを述べさせていただいておるというところでございます。 ○議長(家城功) 多田議員。 ◆13番(多田正成) 町長ですね、そういった意味でやっぱり織物もまだまだこれから広幅化に向かって若い方々が取り組んでいかれると思います。そういったことに対して、随分ここ何十年間のうちに職人さんがなくなってます。下支えする職人さんがおられません。そういったことに、今後織物を守っていこう、今後伸ばしていこう、新たに伸ばしていこう、今までみたいなことにはいかないかもわからないけれども、新しい形で伸ばしていこうと思うと、そこに十分力を入れてもらう必要があると思うんですけれども、町長そこら辺のお考えはどうでしょうか。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員からご指摘がございましたように、本町の地場産業の一つでもあります織物業におきましては、今後大きな課題として人材育成、人材確保というところがあると認識をしてございます。そうしたことから、私たちといたしましても、若手織物事業者、そして関係機関などにより設置をされていますひらく織実行委員会におきまして、全国各地域の産地の関係者との交流事業、あるいは新商品、新サービスの開発についての支援を行ってきたというところであります。 また、織物技能訓練センターを拠点に力織機及び手織りの織物職人の養成プログラムや、織物産地短期滞在プログラムを構築しながら、町内外の人材発掘と育成に尽力してきたというところでございます。私たちといたしましては、引き続きこれらの事業を通じ、人材の育成と確保につなげていきたいと考えております。 ○議長(家城功) 多田議員。 ◆13番(多田正成) まず、織技にしても染色センターにしても、施設があるから維持をしているという感覚ではなしに、今後の織物業界をどうしていくんだということを考えた中で施設を運営していただきたい。それを申し上げておきます。 それと、時間がありませんけれども、簡単な問題でおさめたいと思います。81ページなんですけれども、この間安達議員も一般質問でされておりました町営バスなんですけれども、ご存じのように、岩屋線がなくなって非常に町民さんが交通手段がないということで困っておられまして、安達議員が訴えられたとおりであります。そういった中で、新しい取り組みでないと、今のひまわりバスをただ同じようにコースを変えて走らせるのでは、とても維持管理も大変ですし、そういったことで、ちょっと参考で申し上げますけれども、南山城村、平沼村長が、むらタクということで小さい自動車を3台買って、それを町内どこでも前日の5時までに予約をしていただければ自宅からどこまで、それは町内だけ、町外の場合は停留所まで、連絡のとれるところまでという形でしておられます。町長、その辺の考えはどうでしょうか。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員からは、南山城村の取り組みについてご紹介をいただいたところでございます。その中で、私が思いますのは、南山城村の公共交通事情、そして与謝野町の公共交通事情というのが大きく異なっているのではないか。その前提に立ちながら、南山城村としては、村として必要な手だてを打たれたんだろうと考えております。私たちといたしましても、本町の公共交通事情に立脚をした形で最適化するべく、公共交通体系の構築を図っていきたいと考えております。 ○議長(家城功) 多田議員。 ◆13番(多田正成) 時間がありません。ぜひとも公共交通の走っているところはいいんですが、南山城村と一緒で、走ってないところは同じ理屈なんですね。そこを工夫していただいて、経費のかからないようにどうしていくかということをお考え願いたい思います。 時間ですので終わります。 ○議長(家城功) ほかに質疑はありませんか。 12番、安達議員。 ◆12番(安達種雄) 予算の中で二、三点ちょっと確認をしておきたいと思います。 まず、定例会に各課から出していただいている資料で総務課長に伺います。総務課所管分の1ページ目の一番下の雑入のところに市町村職員等共同研究派遣費助成金、また、京都地方税機構派遣、いわゆる職員さんを派遣しておる分の人件費が入っております。これは当町から組合に職員さんを派遣している。その中で、また、組合に負担金分担金も町からお支払いしている。その中で派遣している職員さんの人件費が組合から出ておる、その分を与謝野町のほうに組合から返金というたらおかしいですけど充当してもらっておるという確認でいいですか。 ○議長(家城功) 長島総務課長。 ◎総務課長(長島栄作) お答えいたします。ただいま議員からは、予算の資料のほうですけども、予算書でいきますと35ページ、またその次のページでございます。下から四つ目に京都地方税機構派遣経費収入ということで1,350万円でございます。この部分については、この地方税機構に職員が2名出ておりまして、その2名分を一旦本町の職員として派遣しておりますので、一旦町のほうから給与として支払う分を、今度その地方税機構から派遣費収入ということで、雑入で受け入れております。 また、ページおめくりいただきました中段でございます。若干上で宮津与謝環境組合派遣経費収入ということで750万9,000円を計上いたしております。こちらにつきましては、環境組合へ職員1名が派遣として行っておりますので、その1名分を組合のほうから雑入で受けているということでございますので、よろしくお願いします。 ○議長(家城功) 安達議員。 ◆12番(安達種雄) それではもう1点確認しておきます。当町から岡山県総社市に職員さんを派遣しております。この職員さんの給与についてはどういう形でお渡ししておるのか確認しておきたいと思います。 ○議長(家城功) 長島総務課長。 ◎総務課長(長島栄作) ただいま議員のご紹介いただきました岡山県総社市への派遣経費につきましては、令和2年度では計上をいたしておりません。この岡山県総社市へは、総社市と本町が災害時応援協定を締結をいたしておりまして、こちらが平成30年3月に締結をいたしております。その後に岡山県総社市、岡山県一帯のほうで大規模災害がございました。その後、平成30年11月から職員を1名派遣いたしております。年度が変わりまして、今年度も交代して1名を派遣しておりまして、こちらの経費につきましては、今年度、令和元年度で終了ということで令和2年度では計上をいたしておりません。したがいまして、今年度で予算書作成当時にはまだこの派遣で確定がしておりませんでしたので、平成31年度、令和元年度の予算書にも実は上がっていないんです。雑入で上がっておりませんけれども、決算の段階では、岡山県総社市派遣経費収入ということで金額が上がってくるということでございまして、平成30年度、また令和元年度での派遣ということで、令和2年度では派遣をしないという方向でおります。 ○議長(家城功) 安達議員。 ◆12番(安達種雄) そうしますと、令和2年度はもう派遣しないということで、令和元年度の決算では上がってくるということですね、結構です。 次に、建設課長に伺います。令和2年度は、災害復旧費がゼロに予算書なっております。説明は廃款ということになってますが、令和元年度では1,183万円が河川災害復旧費として組んでありましたが、今年度ゼロということは、予備費から対応するというお考えでいいんですか。 ○議長(家城功) 吉田建設課長。 ◎建設課長(吉田達雄) お答えいたします。災害復旧費につきましては、実際に災害が発生したときに復旧費として予算を計上させていただいております。したがいまして、災害がない場合は予算計上がないということになるんですけども、令和元年度までにつきましては、平成29年災、平成30年災等の3年間のうちに災害復旧をするということが前提になりますので、令和元年度まで予算を計上させていただいておりますが、令和2年度以降につきましては、それまでの災害分については全て復旧が完了するということで、次に被災した場合に予算を改めて計上させていただくということです。 ○議長(家城功) 安達議員。 ◆12番(安達種雄) わかりました。あちこち飛びますが、193ページのきもの着付教室の補助金、14万3,000円、これはどこの団体に交付しておられる補助金でしょうか。
    ○議長(家城功) 小室商工振興課長。 ◎商工振興課長(小室光秀) お答えいたします。きもの着付教室の補助金につきましては、加悦谷高校のほうで補助金を支出しておるというところでございます。PTAのほうに支出をしておる補助金でございます。 ○議長(家城功) 安達議員。 ◆12番(安達種雄) そうではなかろうかと思っておりました。ところで、生徒さんに毎年こうして、これ何十年続いている、旧町時代から続いております。着物に親しんでいただく機会をつくるいうことは行政の責任の一端でもありますし、非常にいいことだと思っております。ただ、生徒さんに着物の着つけを身につけていただいて、それで終わりじゃなく、例えば、丹後ちりめん300年事業等で、またその身につけられた生徒さんが披露する場が私はあったら、余計生徒さんも意気に感じていただけるんじゃなかろうかと思っておりますし、できるだけそういったようないろんな取り組みにコラボしていただいて、より華やかさをまた出していただきたいなと思いますが、その辺の話はまだできる予定はありますか。 ○議長(家城功) 小室商工振興課長。 ◎商工振興課長(小室光秀) 非常にすばらしいご提言だと思っております。やはり単に学校行事の中で、補助金を交付して、最終的に実績報告をいただいて終わりというふうなことの繰り返しの部分もあるのではないかなと思っておりました。先日、染色センターの中で、2階の棚卸し等をしておりました際に、相当の過去からの着物が、すばらしい着物が出てまいりまして、その関係についても、例えば観光協会さんのほうにもご相談をさせていただいて、先ほど谷口課長が答弁されましたように、ちりめん街道のほうでの体験の部分にも活用できるのではないかというような話も、これはまだ当課での話でありますけども、考えているところでございます。そういった中において、やはり若い方々が着物文化に親しむということについては、やはりこのまちの重要な鍵だと思っておりますし、今後、もう少し教育委員会だったり、また京都府さんのほうとも相談をさせていただきながら、できることは前に進めることができるのではないかなと思ったところでございます。ただ、学校側の関係がやはり重要でございますので、しっかりと会話をまずはしてみるということが大事かなと思ったところでございますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(家城功) 安達議員。 ◆12番(安達種雄) 300年事業にも、せっかくの機会であります。より華やかな催しになり、またそこに若いエネルギーを注入していただけるような話し合いをぜひ積極的に進めていただきたいと思います。 次に、269ページ、教育委員会にお伺いします。高校魅力化推進事業について、お名前はよく、また、中の項目的には地域おこし協力隊魅力化コーディネーター、それから、これは小・高スポーツ交流移動支援ですか、それから、探Qゼミの拡充、ベトナム中高生交流事業と、この四つの項目が資料では説明していただいておりますが、これについてもう少し詳しくお聞かせいただけたらと思います。 ○議長(家城功) 植田社会教育課長。 ◎社会教育課長(植田弘志) 高校魅力化推進事業につきましてのご質問でございます。内容のほうということなので説明させていただきたいと思います。この事業につきましては、町内唯一の高校であります京都府立の加悦谷高等学校、こちらのほうの高校のほうを魅力的で地域に選ばれる学校になるためということで今回こういう事業を行っております。加悦谷高校のほうの魅力が高まれば、与謝野町のほうの魅力も高まるというふうな目標といったらおかしいので、そういう考え方を持ってこの事業に取り組んでおります。 先ほど紹介いただきましたように、この事業の内容ですけれども、一つは、加悦谷高校の魅力化のコーディネーターということで、女性の地域おこし協力隊に入っていただいておりまして、加悦谷高校のホームページとか、パンフレットといいますかね、ニュースレターという定期的に発行しておられるものがあるんですけども、そういうものを今つくってもらって、発信をしてもらっております。 それから、探Qゼミということで、こちらほうは加悦谷高校生プラス地域の中学生なんかも対象としておりまして、いろんな取り組みをさせていただいております。この探Qゼミにつきましては令和元年度から取り組んでおりまして、令和2年度の予算の中でも取り組んでいきたいというふうに思っております。具体的には、アクティブラーニングの講座、それから推薦入試の対策講座なんかを取り組んでいきたいというふうに思っております。 もう1点は、ベトナムの中高生と加悦谷高校との生徒の交流事業を実施したいというふうに思っておりまして、内容につきましては、令和元年度に1度ベトナムのほうの高校生が来ておられるんですけれども、これにつきましてはよさのうみ福祉会さんが主導的に交流されておりまして、それに今回町のほうも少し支援をさせていただいていきたいというふうに思っております。 以上のところが概略の説明ということでございます。 済みません、私のほうから今加悦谷高校ということで、今加悦谷高校なんですけれども、令和2年度になりましたら京都府立宮津天橋高校加悦谷学舎ということになりますので、ちょっと名称のほうは訂正させていただきたいというふうに思います。 ○議長(家城功) 安達議員。 ◆12番(安達種雄) 若者を対象にいい取り組みしてもらっておると思います。今、課長からくしくも学校名が変わっても、学校の体系が変わってもこのことを続けていくんだということだろうと最後おっしゃったことが、その中で、やはりこういうことはいろんな形で町民の方にできるだけ知っていただく機会を、いろいろとホームページやいろいろなことでやっておられるのかもわかりませんが、私もその辺十分深く探究しとらんので偉そうなことはいえませんが、いろんな町の広報紙等を使って、また、ベトナムとの交流、令和元年度は向こうからこちらに見えて、また先では宮津天橋高校から行かれる計画もあるんですか。 ○議長(家城功) 植田社会教育課長。 ◎社会教育課長(植田弘志) 令和元年度につきましては向こうから来られております。令和2年度の予算につきましても向こうからこちらに来られる中で交通の部分、マイクロバス、それから宿泊の部分の支援をしようと思っております。今の段階では、こちらから向こうへというところまでは考えておりませんけれども、将来的にはそういうこともあり得るのかもわかりません。 ○議長(家城功) 安達議員。 ◆12番(安達種雄) そうしますと、こちらは、よさのうみ福祉会が主体になって、いろいろとお世話やっとってもらっとるんですが、ベトナムのほうもそういう民間の福祉会的なものなのか、行政なのか、その辺についてご存じであったらで結構です。 ○議長(家城功) 植田社会教育課長。 ◎社会教育課長(植田弘志) 先方様のほうの団体のことにつきましては、ちょっと私承知してない部分なんですけども、先ほどありましたよさのうみ福祉会様が関係されておりますのは、ベトナムのほうに医療リハビリ職業訓練等を行う総合施設を建設するための準備関係者とよさのうみ福祉会様が交流されておるという、そういう状況がございます。そういう関係がありまして、よさのうみ福祉会様のほうが調整なんかをしていただいておりますので、よさのうみ福祉会様と一緒になって調整なり、少し支援をさせていただきたいというふうなことでございます。 ○議長(家城功) 安達議員。 ◆12番(安達種雄) 一つのこうしたそれぞれにいろんな事業を行っていただいております。これからもできるだけ町民に開示していただきまして、町民の皆さんにもこんなことを与謝野町では、また今度新しくなります、宮津天橋高校加悦谷学舎ではやっておるんだということをできるだけまた知っていただく機会をつくっていただきたいと思います。 以上で終わります。 ○議長(家城功) ほかに質疑はありませんか。 3番、杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) それでは、2回目の一般会計予算につきまして質問いたします。資料をいただいています総務課関連で行きます。役場管理事業でございます。今回、会計年度任用職員報酬という、行政用語だと思うんですけども、新しい用語が出てきました。これはなかなかわかりにくいということなので、総務課長ぜひともわかりやすく教えていただきたいと思います。加悦、与謝野町本庁、野田川入れましたら3庁舎で約700万円だと思うんですけど。 ○議長(家城功) 長島総務課長。 ◎総務課長(長島栄作) お答えいたします。ただいま議員のほうから、令和2年度から任用がえという形で、臨時職員さん、嘱託職員さんの任用が変わります。会計年度任用職員制度ということでございます。こちらの予算書302、303ページに掲載をいたしておりますので、ごらんいただけたらと思っております。昨日も若干ご説明をさせていただく中で少し触れておりましたが、303ページに上段アといたしまして、会計年度任用職員という文言があります、その中段からのイでございます。今回、会計年度任用職員ということで、本年度括弧書きで272名ということで掲載をいたしておりまして、こちらが令和2年度から会計年度任用職員ということでお世話になる方の人数でございます。前年度はございませんでしたので、斜め線になっておりますけども、令和元年度の当初の人数で行きますと、臨時職員、嘱託職員の方は291名でございまして、今回予算の中では272名ということで、合計、予算額でいきますと5億935万7,000円というふうな金額でお世話になるということでございます。 ○議長(家城功) 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) 今、課長から答弁がございました。用語につきましてわかりやすい用語はないんでしょうかね。ずっとこの用語でいくんですかね。 ○議長(家城功) 長島総務課長。 ◎総務課長(長島栄作) この件につきましては条例でお認めいただきまして、今回こういう形で、会計年度任用職員制度ということで一般職、またその同等といいますか、職員としてきっちり任用していくという形になっておりますので、主に左側で特別職、一般職、そして右側で会計年度任用職員ということできっちり位置づけをして、1年間職員としてお世話になるということでございます。そういった中では、山崎良磨議員あたりからも、採用の際にはきっちり試験的なものを実施されてはというふうな形でもご意見をいただいておるというところでございますので、会計年度任用職員ということでご理解をいただきたいと思っておりますし、別の言い方というのはないというふうに思っております。 ○議長(家城功) 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) 例えば、臨時職員に対する新しい報酬システムとか、こういうほうがよくわかるんじゃないでしょうか。 ○議長(家城功) 暫時休憩をします。     (休憩 午後4時37分)     (再開 午後4時37分) ○議長(家城功) 休憩を閉じ、休憩前に引き続き会議を再開し質疑を続行します。 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) それでは、農林課長に聞いたほうがいいですか。農林課の一般会計予算では、国が直接農家に交付する事務であり、財源は国が手当と、こう書いてあるんですけど、これとの違いはどうなんですかね。ここにも経営所得安定対策に係る会計年度任用職員1名と書いてあるんですね。 ○議長(家城功) 井上農林課長。 ◎農林課長(井上雅之) 今、ご指摘の経営所得安定対策に係る会計年度任用職員につきましても、先ほど総務課長が説明いたしました表の中の1名ということでございます。ただ、この事務につきましては、もう国の事業をかわりに町が委託をされておるということがありますので、その分国が財源を手当てしておるということを資料では説明をさせていただいておるというものでございます。 ○議長(家城功) 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) こういう国の手当があればいいんですけども、なかなか大変な金額なので、今後も大変だというふうに思っているところでございます。 続きまして、役場庁舎の管理が一番大きい加悦庁舎で1,634万円ぐらいかかるわけですね。それが三つあるわけですから約4,500万円庁舎の維持管理にかかります。先日、企画財政課長の担当で、行政改革が、第3次が行われる中で、総合庁舎化については、役場機構改革、行政改革に必要だいうことで継続審議になっておりました。ところが、きょう毎日新聞の朝刊には、京丹後市の網野町の庁舎跡地に交流広場というのができるというふうに大きく報道されました。ここは大変重要だと思うんですけども、網野町区長連絡協議会が市に提言した。その中には、市民が参画したあみラボ実行委員会もその中に入って、今回の網野庁舎の跡地の提案をして、実現に向かうということなんです。こないだ、企画財政課長のお話では、行政と住民が協働の事業も取り組んでいくということで、区長会の方も入るわけですね。わかりませんか。だから、こういう連絡協議会が提言できるような、町民と行政の協働の取り組みにしていただきたいと私は思うんですけども、ぜひともいい答弁をお願いいたします。 ○議長(家城功) 小池企画財政課長。 ◎企画財政課長(小池大介) 協働のまちづくりいうことで、今議員のほうからありました取り組みにつきましては、これは、いろいろと考え方があると思っております。一つには、令和2年度で予算を計上させていただいております一つとして協働のまちづくり、これを調査事業として旧町単位で1地区程度、今これは区長連絡協議会のほうに、昨年の11月に説明をさせていただきまして、今現在まだ区長さんたちと今からどういうふうに手が挙がってくるかいうことを調整しておる段階でございます。 一方で、今議員のほうからありました協働のまちづくりの中に、恐らく住民の方々がいかに参画できる、いろんな場面、場面で、例えば総合計画ですとか、それから各種いろんな計画についても住民の方々がみずから手を挙げていただいて参画できるような仕組みづくり、こういったものが今度の行政改革大綱の中にもうたっております。これはまだ今からそういった仕組みを展開していきたいという思いでございまして、全国的に行われております無作為抽出によるそういった委員を人選をさせていただいて、その中から手を挙げていただくというようなことも、やはり今からの時代には非常に特定少数の方にお願いするのではなくて、不特定多数の方を選ばせていただいて、その中から手を挙げていただいた方に自由闊達なまちづくりへの参画をいただくというような仕組みを、これはどういう場面いうのには、まだ構想はありませんけども、いろんな場面で使える手法じゃないかなというふうに思っておりますので、今後そういった取り組みをしていく中ではそういった手法も取り入れていきたいというふうに考えております。 ○議長(家城功) 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) もう一度確認しときます。役場機構改革にも必要、行政改革にも総合庁舎化が重要だと。近々の課題は野田川庁舎をどうするかいうことで、網野町は区長会が中心になって、京丹後市に提案して交流広場が実現すると。このぐらいの取り組みをぜひともお願いしたいんですけども、もう一度だけお願いいたします。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員からいただきましたご意見につきましては、住民の皆様方のご参画によって、協働のまちづくりを進めていくという観点であったのであろうと思います。私どもといたしましても、かねてから申し上げておりますように、住民の皆様方との対話、議論、こうしたものを通じた政策の立案や実行というものを重視してきたというところでございます。 議員からいただきましたご指摘の中では、役場庁舎のあり方、そして、そのほかのこともあったと思いますけれども、これらの点につきましても同じような住民参画をいただきながら議論を進めていきたいと考えてございますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○議長(家城功) 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) ぜひとも4月に入りましたら立ち上げていただきたいと思います。 続きまして、この総務の中に非常勤特別職参与1名分報酬50万円とあるんですけども、これはどういう必要性があって参与を置かれているか。私たち町民からは見えない役員であるという声が強いです。私たち議会に対しましてもレポート1枚見たことがない、読んだことがない、これでこの参与が重要な報酬をいただく参与であるかお尋ねしたいと思います。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいまのご質問にお答えをさせていただきたいと思います。現在、与謝野町の参与としてご就任いただいておりますのは大迫弘和氏でございます。この大迫弘和氏におかれましては、日本国内における国際バカロレア教育の第一人者であるということでございます。この国際バカロレア教育というのは、基本的に考える教育というものを世界各地域で根づかせてきたというところであります。私どもといたしましても、2020年度の新たな学習指導要領の移行に伴う形で参与のご協力をいただきながら、与謝野町の学校教育のあり方について考えていきたいということで、複数年にわたって参与にご就任をいただいてきたというものでございます。 ○議長(家城功) 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) それなら教育委員会にお尋ねしときます。大迫氏は、教育、学習指導要領に造詣が深い学者であると呼んでもいいんでしょうか。それで、教育委員会は対話があるというかご指導を受けておられるんでしょうか。 ○議長(家城功) 塩見教育長。 ◎教育長(塩見定生) 議員のご質問にお答えしたいというふうに思います。ここ数年間、大迫参与にお世話になりまして、いわゆる丹後という田舎でも、いわゆるこれから日本が進めていかなければならない最先端の教育を少しでも学んで、与謝野町の子供たちにいい教育を授けていきたいという気持ちがございまして、数回学校の教員は、校長先生をはじめ教務主任レベルまで研修会を持ったこともありますし、それから学校に視察に行っていただきました。加悦小学校もですし、それから市場小学校も視察していただきまして、与謝野町の教育の実態、中学校も行っていただきました、そういった実態を踏まえて指導、助言を仰いできたということでございます。 ○議長(家城功) 本日は、午後5時以降も審議を続行する可能性がございますので、あらかじめ申し上げておきます。 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) ぜひとも大迫氏のレポートなりを読む機会を私たち議会にもつくっていただきたいいうことを要望しておきます。 続きまして、最近、連日、小学校の統合、終業式、閉校式が報道されているところでございます。そこでお尋ねしたいと思います。学校再編事業349万2,000円が予算化されておりますけども、これで万全の体制で加悦小学校が新しいスタートが切れるのかまずお尋ねしておきたいというふうに思います。学校教育課資料では2ページ。 ○議長(家城功) 柴田学校教育課長。 ◎学校教育課長(柴田勝久) 議員のご質問にお答えしたいと思います。小学校管理運営事業の中で、学校再編事業を持っております。予算につきましては、議員がおっしゃっていただいたとおり、令和2年度におきましては349万2,000円で計上させていただいているところでございます。主な内容としましては、学校の事務員を合併当初は少し補充をさせていただくということで、会計年度任用職員の報酬を上げさせていただくほか、また、現在、各小学校で閉校記念誌を編集していただいております。それにつきまして補助金を300万円計上させていただいているというものでございます。 また、再編事業で全て整ったのかということのご質問があったと思います。再編事業につきましては、たくさんの予算を認めていただきまして、小学校の施設整備、また、スクールバスの整備ということで予算をつけていただいております。全て十分とはなかなか申し上げにくいとは思うんですけども、できる限りの整備はさせていただきまして、必要な教室の整備、また、エアコンの整備、スクールバスにつきましても4台認めていただきまして、うち3台のほうを運行させていただくということですし、傷んでいるような床の修繕でありますとか、子供たちが使う下駄箱の整備とかは全て終えているということでございまして、あと残っているのは、本日だったと思うんですけども、校章の変更のほうの修繕が残っているということでございます。 ○議長(家城功) 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) 時間も押してますので、一度に申し上げますけど、気になる報道を、一つは校舎の利活用についてでございます。これは、閉校前から活用を検討すべきだったいう点と、文部科学省の、私よく言っているんですけど、廃校プロジェクトに、なぜネット上に掲載しないか。3点目は、福知山夜久野町旧精華小グラウンドに認知症対応型のグループホームが完成したと、4月にオープンと報道されている。我がまちは校舎を壊すとよく聞きます。なぜなのか、この3点申しわけないですけどもまとめてお願いいたします。 ○議長(家城功) 柴田学校教育課長。 ◎学校教育課長(柴田勝久) お答えします。三つということで、漏れておりましたらまたご指摘をいただいたらと思います。1点目の学校の廃校について、事前に検討すべきではないかということであったと思います。学校の廃校跡の活用につきましては、町のほうで、今、学校としましては行政財産、教育財産に当たると思っております。こちらのほうが学校の廃校と同時に活用方法については検討していくということですので、まず、町の業務、行政財産として活用の方向性を検討するということだと思っております。それが、活用の方向が定まらないということであれば、次は普通財産ということで、例えば町に関係する福祉団体ですとか、いろいろな関係団体等で活用することがないかということで検討していくということになると思います。それでも活用の見込みがないということになれば、地域のほうで活用のほうを検討していただくということで、地域のほうで跡地活用の検討委員会等を立ち上げていただいたり、役場のほうも伴走支援をさせていただいたりしながら活用方法を検討していくということになると思っております。それでも活用がないということであれば、今、議員がご紹介いただきました文部科学省の廃校プロジェクトに登録するという道があると思います。そちらのほうに登録しましたら、一定の活用の条件を町のほうで設定をさせていただいて、民間等の公募を募るというものでございますので、ただいま議員がおっしゃっていただいた廃校プロジェクトについては、まだそこの登録するという段階には至っていないものというふうに思っております。 ○議長(家城功) 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) 一番重要なんですけど、福知山夜久野町は、旧精華小のグラウンドにグループホームが完成した、認知症対応型の、私たちのまちで聞くのは、教育委員会からよく聞くのは、校舎を壊した跡に何かを建てると、グラウンドは社会教育グラウンドにするということで、どうしてそういう提案が出るのか確認しておきたいと思います。 ○議長(家城功) 柴田学校教育課長。 ◎学校教育課長(柴田勝久) 申しわけありませんでした。跡地活用につきましては、学校全体ということで、建物もグラウンドも含めて学校の施設、教育財産というふうに考えております。活用方法については、グラウンドも建物も含めて検討していくということですので、当面グラウンドについては社会体育で活用するということで、行政財産として引き続き使用するという判断をしているものでございます。 夜久野町の例をおっしゃっていただいたと思うんですけども、それも含めて、先ほどご説明させていただいた教育財産としてまずは活用するのかというところから検討されていて、最終的にグラウンドについては福祉施設を建てられるという決断をされたものというふうに考えております。 ○議長(家城功) 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) ぜひ慎重な検討を進めていただきたいとしか言いようがないのでお願いしときたいと思います。 もう一つ、最近の報道で気になったんですけども、昨日、柴田課長にお出会いして、私はお話聞いたのでいいんですけども、町民の方はちょっと不思議というか、子供たちにとってかわいそうだったということの声をよく聞いてますのでお願いしたいと思います。京都新聞の3月25日で、与謝野の3小来月統合、新たな歴史を刻むと報じられた。ここはいいんですけども、記者が終業式で校歌を歌うことができなかったが下校時に玄関に校歌が流されて、児童らはそれを聞きながら帰路についた。私は、柴田課長に聞いたのでいいんですけども。申しわけないんですが、私もPTAの役員から何十年たってるんですけども、役員のときに一番学校にお願いしたのは、家庭訪問には歩いていただくか、自転車で家庭を回っていただきたい。それは、地域の事情が車で回ったらわからないから歩いてほしい。2点目、卒業式は児童生徒が中心になって企画して、演出して、卒業生を送っていただくように強くお願いいたしました。三つ目は、地域に開かれた学校いうて、これはいつもPTAの研修に行きますといつも力説されたので、この三つは、私、何十年前に主張したんです。これが気になったので、町民も気になされてますので、ちょっと報道と違う話だったんですね。ぜひとも柴田課長から町民にお伝えいただきたいと思います。 ○議長(家城功) 柴田学校教育課長。 ◎学校教育課長(柴田勝久) お答えしたいと思います。杉上議員が今ご質問いただいた件につきましては、3月25日の日に加悦小学校の終業式が校歌が歌えなかった、帰りに放送で聞きながら帰ったという報道について今ご質問いただいたと思っております。3月24日の日ですけども、加悦小学校の修了式の日ですけども、修了式の前に加悦小学校の閉校式を挙行しております。その中で参加する児童を限定して、5・6年生のみで閉校式は開催をさせていただいたんですけども、これはコロナウイルスの感染症対策ということで、2メーター感覚で子供たちを座らせたいという思いもありまして、体育館の中で座ってもらえる児童数が5・6年生ぐらいが適当であろうということで、その人数に絞らせていただいているものでございます。その中で子供たちは校歌を斉唱させていただきましたが、修了式につきましては、リスクを減らすということで、各教室で修了式を行っております。ですので、一斉に体育館に集まったということがないということで、校歌のほうはそのときは歌えなかったということでございまして、帰りに放送で校歌を聞きながら下校したというものでございます。 ○議長(家城功) 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) 閉校式も校歌を歌うことができたということでよかったと思います。 続きまして、社会教育ですけども、歴史と文化構想策定事業317万8,000円とあります。文化庁が京都に移転するということもありまして、この構想の策定事業に期待したいんですけども、策定の内容、具体的な目的、到達点についてお尋ねいたします。 ○議長(家城功) 植田社会教育課長。 ◎社会教育課長(植田弘志) ご質問が歴史文化基本構想事業ということで、令和2年度は317万8,000円ということです。具体的にどういうものかということでございますが、簡単に申しますと、文化財関係の総合計画、与謝野町の文化財の総合計画というふうに思ってもらったらいいと思います。4年間で終了する見込みをしておりまして、その4年目がこの令和2年度ということになりますので、令和2年度で完成する予定をしております。 ○議長(家城功) 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) 繰り返しになりますけども、この事業の取り組みも住民と行政が協働の取り組みになるんでしょうか。ここは確認しておきたいと思いますけど。 ○議長(家城功) 植田社会教育課長。 ◎社会教育課長(植田弘志) 委員会を持っております、歴史文化基本構想をつくっていく、その中で、住民の皆様、それから学識者の方のご意見が文化財関係なので非常に大切だということで入っていただいておりますので、どちらの方面からも意見をいただきながら策定を今進めておるということです。 その中で、学識経験者の方の調査していただいたこととか知見なんかを令和元年度でも4回ぐらい講座として住民の皆様に公開して聞いていただいております。 ○議長(家城功) 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) ぜひとも住民が参画できる策定事業になるようお願いしときたいと思います。 続きまして、商工振興課は予算が来年度が6次産業化がゼロになっております。そこで、これは商工会でいただいたんですけど、農林水産省が発行しております6次化生活、ここは全国的には輸出に向かって6次産業化が取り組まれております。 そこで農林課長にお尋ねいたします。探したんです。農林課の資料にあったんです。百商一気さくらプロジェクト、町内、見る桜から食べる桜を展開し6次産業化に取り組むとこうあるんですね。昨日、NHKのきょう一日でも紹介されましたさくらプロジェクトでございます。さくらプロジェクトは、カード会の皆さんが中心になって、一揆を起こされているという事業でございます。6次産業化いうのは、こんなことはあれですけども、確認としてですね、この冊子に書いてあったので申し上げますけど、もう一度原点に帰ったらいいと思うんです。1次産業を担う農村漁業者が、ここですね、加工、2次産業、流通販売3業者に取り組む経営形態のこととあること。特色は、つくり手の顔が見える6次産業化商品ができてこそ注目されると、ここを確認しておきたいと思うんですけども、農林課長の見解をお尋ねいたします。 ○議長(家城功) 暫時休憩をします。     (休憩 午後5時08分)     (再開 午後5時08分) ○議長(家城功) 休憩を閉じ、休憩前に引き続き会議を再開し質疑を続行します。 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) 取り組まれるというふうにカード会の役員から聞いております。一揆を起こすいうのは削除していただきたいと思います。失礼いたしました。 ○議長(家城功) 井上農林課長。 ◎農林課長(井上雅之) 今、議員がご紹介いただきました百商一気さんの食べる桜による6次産業化という提案でございますけれども、これにつきましては、昨年の11月から12月にかけまして、期間を限定して募集をいたしました与謝野町農林業振興事業提案に応募をされたというものでございます。ここで6次産業化の農林課長としての見解ということでございましたので、私の見解といたしましては、以前も述べましたが、1次産業の携わる、いわゆる農家の方が2次、3次の産業にいわゆる関与をするという時点で一定6次産業の定義に当てはまるという理解をしております。と申しますのは、やはり1次産業の担い手もなかなか確保が厳しいという中におきまして、農林課といたしましては、1次産業の農家の方が、繰り返しですが、2次、3次に関与することで、顔を見せながら、実際2次産業、3次産業をされておる町民の事業者の方を中心に連携をしていくというところを目指しておるということでございます。 ○議長(家城功) 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) さくらプロジェクトの方からは、今、農林課の方に相談しながら町内の遊休耕作地の適地に食用オオシマザクラを1,000本植えることになっているということなので、協力はもちろん農林課と京都府と京都府立大学の協力、支援を得ながら取り組んでいくと、こうありますので、ぜひとも積極的なご支援をいただきたいと思うんですけども、課長の見解をお尋ねしておきたいと思います。 ○議長(家城功) 井上農林課長。 ◎農林課長(井上雅之) このご提案の食べる桜による6次産業化につきましては、先ほど私が申し上げました形に当てはまっておるのかなというふうに思っております。そういう中では、一昨日、昨日お話もさせていただきましたが、3年ほどは桜を植えた後、一定の収穫までにかかるのではないかということもお聞かせいただいておりますので、その3年の間に百商一気の皆さんと事業の形を整えながら、実際にそれを事業化される生産の段階の事業化ということですが、農家の方への事業の収支計画でありましたり、そういったことも京都府の普及センター含めて検討をしていく中で連携をしていきたいというふうに考えております。 ○議長(家城功) 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) それでは町長にお尋ねしておきたいと思います。今のさくらプロジェクトさんの皆さんによる6次産業化の取り組みも含めまして、今、新しい年度の出発に当たりまして、新型コロナウイルスの感染拡大でバブル経済、あるいは2008年のリーマンショックを超えた厳しい事態が地域経済にも襲っております。この地域経済への与謝野町の対応、対策が急がれます。こうした中、町長の見解をお尋ねしておきたいと思います。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) 先ほど議員からいただきましたご質問にお答えいたします。新型コロナウイルスの感染拡大に伴いまして、日本経済におきましても大きな景気の後退が生じるであろうと言われております。現実に、先日与謝野町商工会が行っていただきましたアンケート調査におきましても、何らかの悪影響が出てくるといった回答企業も非常に多かったというような状況でございます。こうした事態を受けまして、私たちといたしましてもこの影響を最小限にとどめていくべく、金融政策、雇用政策、そして地域循環型経済を促進していく政策、これらを打ちながら、地域経済の後退に歯どめをかけていきたいと考えております。 なお、先日、関係団体の町の皆様方がご来庁なさったときに確認はさせていただいたんですけれども、現在、この事象における反応期間であると考えております。しかしながら、この鎮静化後の社会を牽引していく、こうした取り組みも必要不可欠と考えてございます。私たちといたしましても、この新型コロナウイルス感染症後の社会というものを想定した経済対策、あるいはまちづくりを推進していくために、今から検討を深めていくべきと考えてございます。 ○議長(家城功) 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) ありがとうございました。ぜひとも早急な対策、対応をお願いいたしまして、私の質疑といたします。 ○議長(家城功) 暫時休憩といたします。     (休憩 午後5時16分)     (再開 午後5時20分) ○議長(家城功) 休憩を閉じ、休憩前に引き続き会議を再開いたします。 お諮りいたします。 本日はこの程度にとどめ、延会したいと思いますが、ご異議ございませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(家城功) 異議なしと認めます。 本日は、これにて延会することに決定しました。 この続きは、3月30日午前9時30分から開議しますのでご参集ください。 お疲れさまでした。     (延会 午後5時20分)...