与謝野町議会 > 2019-09-12 >
09月12日-03号

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  1. 与謝野町議会 2019-09-12
    09月12日-03号


    取得元: 与謝野町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-06
    令和 1年  9月 定例会(第89回)          第89回令和元年9月与謝野町議会定例会会議録(第3号)招集年月日 令和元年9月12日開閉会日時 午前9時30分 開会~午後3時07分 延会招集の場所 与謝野町議会会議場1.出席議員       1番  河邉新太郎      9番  宮崎有平       2番  山崎良磨      10番  高岡伸明       3番  杉上忠義      11番  永島洋視       4番  山崎政史      12番  安達種雄       5番  今井浩介      13番  多田正成       6番  下村隆夫      15番  和田裕之       7番  渡邉貫治      16番  家城 功       8番  浪江秀明2.欠席議員(なし)3.職務のため議場に出席した者      議会事務局長    小牧伸行    書記        須田美鈴4.地方自治法第121条第1項の規定により、説明のため出席した者      町長        山添藤真    代表監査委員    田中眞一      副町長       和田 茂    教育長       塩見定生      企画財政課長    小池大介    教育次長      相馬直子      総務課長      長島栄作    学校教育課長    柴田勝久      防災安全課長    藤垣浩二    社会教育課長    植田弘志      CATVセンター長 前田昌一    福祉課長      田辺茂雄      税務課長      平野公規    子育て応援課長   浪江昭人      住民環境課長    茂籠 誠    商工振興課長    小室光秀      会計室長      小池信助    観光交流課長    谷口義明      建設課長      吉田達雄    上下水道課長    山添雅男      農林課長      井上雅之5.議事日程  日程第1 一般質問6.議事の経過     (開会 午前9時30分) ○議長(家城功) おはようございます。 本日、一般質問2日目となりますが、5名の議員の皆さんから登壇の申し出がございます。よろしくお願いしたいと思います。 ただいまの出席議員数は15人全員であります。 定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日、水口保健課長より欠席の届けが参っておりますので、報告をさせていただきます。 本日の会議は、お手元に配付しております議事日程に従い進めたいと思います。 最初に、昨日の高岡議員、また、永島議員の一般質問に対しての追加及び補足の説明があるとの申し出がございましたので、許可をいたします。 山添町長。 ◎町長(山添藤真) 皆さん、おはようございます。昨日の一般質問におきまして、私のほうから答弁の補足をさせていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 昨日、高岡議員の一般質問で発言のありました滞納者に対する保健課の対応についてでございますが、後期高齢者医療保険料の滞納者の方に対する状況ということでご報告をさせていただきたいと存じます。 後期高齢者医療保険料の滞納者には督促状及び催告書を送付し、納付を依頼しており、通常は電話による対応は行っていないところでございます。 高岡議員から事案のご紹介があったと思われる方に対しましては、督促状及び催告書にも全く反応がなく、滞納額が高額であることや高齢者であることを配慮し、状況把握の必要性も感じ、電話などの対応も行ってまいりましたが、全くの対応がないと、反応がないという状況であったところでございます。それを受け、後期高齢者医療担当が滞納分の保険料納入についてご相談をさせていただきましたところ、滞納分保険料と現年度分を納入するという話になり、保健課に来てくださいということを伝え、了承を得たところでございました。しかし、保健課への来庁をお願いをしていたということはありましたけれども、野田川庁舎に行かれ保険料を納入しようとされたため、住民環境課により後期高齢者担当に内線で連絡をさせていただいたというところでございました。後期高齢担当者住民環境課職員に説明の上、住民環境課職員より保健課との話で加悦庁舎に来ていただくよう約束をいただいていたので、野田川庁舎では受け取れないということを本人にお伝えをさせていただいたところ、携帯電話で保健課に電話が入り、野田川庁舎で納付できないのはおかしいのではないかという話をされたため、担当より保健課で滞納分保険料を払っていただき、保険証を手渡しするという話でしたと伝えていたというところでありましたけれども、そうした対応状況になったということでございました。 いずれにいたしましても、先日、答弁させていただきましたように、滞納されておられる方々に対しましても、懇切丁寧に引き続き対応していきたいと考えてございますので、ご理解いただきたいというふうに思います。 次に、先日、永島議員からいただきました一般質問に対する補足の答弁をさせていただきたいと存じます。一般質問の中で、議員から事務事業評価に関して触れられた点がございました。その点につきましては、事務事業評価の評価結果につきましては、今後の町政運営に生かしていくべく尊重させていただきたいという話をさせていただきながら、野田川の体育館についても例外ではないという話をさせていただいたところでございます。この中で誤解が生じてはならないと考えておりますので、このことをもって現在、私どもが計画をしております野田川地域の認定こども園の設置方針を撤回する、あるいは白紙に戻すということではないということをご理解いただきたいと思います。 なお、事務事業評価のあり方につきましては、小池企画財政課長から重ねての補足をさせていただきたいと存じます。 ○議長(家城功) 小池企画財政課長。 ◎企画財政課長(小池大介) 皆さん、おはようございます。 それでは、ただいま町長のほうから昨日、一般質問でございました永島議員からのご質問で、野田川体育館の事務事業、野田川体育館いいますのが、正式には屋内体育施設維持管理事業事務事業評価を今年度、事務事業評価をさせていただいた中身について、若干補足説明をさせていただきたいと思っております。評価の結果といたしましては、Dの評価ということで、予算の増減を伴わない見直しという評価にはなっております。その附帯の意見としましては、町が廃止の方針を示している野田川体育館については、利用数や稼働率を調査し、もう一度きっちりと全体的な情報を示して判断するように行政も努力をすること。もう一度、しっかりとしたプロセスを踏むべきというようなご意見を頂戴をいたしております。 この中身でございますが、私も評価委員として中に入っておりました中で、決して事業評価が、この体育館を廃止していく云々の是非を結論づけるというものではございません。委員の皆様からいただきましたご意見の中に、やはり体育館もですけれども、ほかの公共施設なんかでも、やはり稼働率の情報はやっぱり不足しておると。例えば、A面、B面、それから公民館なんかでしたら、会議室のABCDというようなんがあるとしても、それぞれの駒ごとですとか、時間帯、午前、午後、それから、例えば午前でも9時から10時は使っておるけど、10時以降はあいておるだとか、そういう細かなデータ集積がされておらず、そういったものを住民の皆さんにも開示ができてないと、やはりよその自治体の例なんかも参考にされながら、そういった丁寧な説明が欠けておるんではないかなと、要は情報提供の不足が指摘をされておりました。 ここらを今後、また、説明を重ねられる中では、きっちりと説明をされて、当然、利用者の方々、住民の方々のご意見はきっちりと拝聴した上で、それらも意見を参考にしながら、最終的な総合的に判断を下されたいというようなものが、総じての意見だったというふうに思っておりますので、補足とさせていただきます。 ○議長(家城功) それでは、日程に入らせていただきます。 日程第1 昨日に引き続き一般質問を行います。 最初に、5番、今井浩介議員の一般質問を許可します。 今井議員。 ◆5番(今井浩介) それでは、第89回令和元年9月定例会、事前通告に基づきまして、一般質問をさせていただきます。 今回は、大きく2点、質問をさせていただきます。1点目は丹後ちりめん創業300年について、そして、もう1個は建設業における働き方改革について、この2点について、質問をさせていただきます。 まずは、一つ目、丹後ちりめん創業300年について、絹織物は約1300年前から織られ、約300年前、天候に恵まれず、農作物の不作が続き、生活ができない状況を打破しようと、峰山の絹屋佐平治をはじめ加悦の木綿屋六右衛門の声かけにより、加悦の手米屋小右衛門、三河内の山本屋佐兵衛がちりめんの技法を取り入れようと尽力をされ、1720年に丹後ちりめんが誕生し、現在まで住民の暮らしに多大なる恩恵をもたらし、当町の基幹産業として、今もなお、守り伝えられております。 日本の和装業界の約6割から7割のシェアを誇り、人口1,000人当たりの織物業の事業所数を見ると、与謝野町は全国1位、京丹後市は全国2位であり、織物業は当町においても重要な基幹産業であり、日本の織物業を支えている産業です。 来年2020年に丹後ちりめん創業300年を迎えるに当たり、近隣市町との協働により丹後織物工業組合、丹後地域の商工団体、金融機関、行政など18団体で組織された、丹後ちりめん創業300年事業実行委員会が立ち上げられ、2020年に迎える丹後ちりめん創業300年を丹後地域のものづくり産業文化と地域の魅力を広く発信する機会と捉え、丹後ブランドの向上及び未来の人材育成を図ることなどを目的に、丹後織物総合展国内外学生コラボ事業、新商品開発、販路拡大事業などを実施をされております。 昨年には、丹後ちりめんの新たなロゴである、丹後オープンが発表されたり、若手経営者が海外への販路開拓や新商品開発を行いながら、テキスタイル産地としてもファッション関係の専門学生などとの新商品開発などが行われております。また、日本遺産としても300年を紡ぐ絹が織りなす丹後ちりめん回廊が認定をされ、世界からも注目をされております。 また、6月の京都府議会において、西脇知事から丹後ちりめん創業300年を産地活性化の契機とするため、地元市町と連携をして、共同精練施設マネジメント体制の見直しと、投資資金調達の方法、ワンストップでの商談機能強化のための丹後オープンセンターの設立の検討を発言され、丹後地域が夢のある世界的な織物産地へと発展するよう取り組みを進めていくと力強いお言葉をいただきました。 そこで、質問をさせていただきます。近隣市町との協働で実行委員会が立ち上げられ、事業構築を進められておりますが、当町としては来年に迎える丹後ちりめん300年へ向けて、どのような事業展開を考えておられるのか、お聞かせください。 当町の織物業発展に向けて、現在の課題と解決に向けての取り組みについてお聞かせをください。 続きまして、建設業における働き方改革についてです。平成30年3月、国土交通省は建設業における週休2日の確保をはじめとした働き方改革をさらに加速させるため、長時間労働の是正、給与、社会保険、生産性向上の三つの分野における新たな施策をパッケージとしてまとめた、建設業働き方改革加速化プログラムを策定しました。日本全体の生産年齢人口が減少する中、建設業の担い手については、おおむね10年後に団塊世代の大量離職が見込まれており、その持続可能性が危ぶまれている状況です。建設業は全産業平均と比較して年間300時間以上の長時間労働となっており、他産業では一般的となっている週休2日も十分に確保されておらず、給与については建設業者全体で上昇傾向にありますが、生産労働者については、製造業と比べて低い水準にあります。 将来の担い手を確保し、災害対応やインフラ整備メンテナンスなどの役割を今後も果たし続けていくためにも、建設業の働き方改革を一段と強化していく必要があります。 政府では平成29年3月の働き方改革実行計画を踏まえ、これまで関係省庁連絡会議の設置や適正な工期設定等のためのガイドラインの策定など、建設業の働き方改革に向けた取り組みを進めてきたところです。また、建設業団体においても週休2日実行行動計画等の策定など、業界を挙げた取り組みが進展をしています。 国土交通省では、この流れをとめることなく、さらに加速させるために、建設業働き方改革加速プログラムを策定をいたしました。そして、京都府においては、平成31年2月に建設交通部で発注する土木工事において、週休2日制工事試行要領を定め、試行工事に取り組んでおり、令和元年9月1日以降より試行の拡大を行われます。 週休2日制工事試行要領とは、京都府の建設交通部が発注する土木工事において、週休2日制を試行するために必要な事項を記されております。この目的は建設業においては、建設工事従事者の高齢化や若手入職者の減少など、将来の担い手確保が課題であり、建設現場における労働環境の改善が求められていることです。 このため労働環境の改善に向けた意識向上を図るとともに、建設現場における週休2日の普及に向けての効果や課題を把握するための取り組みとして、週休2日制工事を試行するというものです。 もちろん週休2日を実施するに当たっての課題もあり、適切な工期の確保や休日が増加することによる企業のコスト増加、日給の労働者の収入減少が上げられておりますが、この課題解決に向けて、国土交通省は休日拡大に向け、発注者としての環境整備が必要であるとしています。現在までで週休2日制の取り組みを実施した受注者59社のアンケート調査によれば、メリットとして労働時間が減り、作業効率が向上されたり、疲労が減り、ふだんより安全に施工ができた。休みがふえることで心にゆとりができ、体調面も比較的に楽になり、仕事に対する意欲が増した。家庭内環境でも家族サービスや子育てなどの時間がふえたり、将来的な担い手確保のためには週休2日は必要であると回答をされております。 また、その他の効果としても工事中における一般車両や近隣住民、店舗などへの負担が減り、苦情や事故などの防止につながり、近隣住民からも評価をされております。 課題解決のための方法としても、発注者側の適正な工期の設定、週休2日に対応した必要経費の支払いが上がっております。適切な工期の設定については、現在の設計工期と受注者の実動日数を比較したところ、設計工期が短い傾向が確認され、発注者の工期設定が十分な休日を確保できていない一因になっている可能性があるとされております。発注者の設定工期は年間平均157日のところ、受注者側の実動日数は199日となっており、土日、祝日を削らなければ工事が完成できないのが現状です。 当町においても建設業者の方からは非常に危機感を感じておられ、将来への不安の声を聞いております。建設業者がしっかりとした災害対応やインフラ整備メンテナンス、住宅建築やリフォームなどを支える役割を果たし続けていくためには、働き方改革の取り組みを強化し、持続可能な業種としての環境整備を行う必要があると考えております。 そこで、質問をさせていただきます。当町の建設業における働き方改革はどのような動きがあるのかお聞かせをください。長時間労働の是正に向けて、週休2日制の導入について、どのようにお考えかお聞かせください。 以上で、1回目の質問とさせていただきます。 ○議長(家城功) 答弁を求めます。 山添町長。 ◎町長(山添藤真) それでは、本日も一般質問、どうぞよろしくお願い申し上げます。 それでは、今井議員1番目のご質問であります、丹後ちりめん創業300年について、お答えをいたします。まず、1点目のご質問でありました、当町として丹後ちりめん創業300年に向け、どのような事業展開を考えておられるのかに、お答えをいたします。 丹後織物工業組合をはじめ、京都府並びに本町を含む9団体で構成された、丹後ちりめん創業300年事業実行委員会では、現在では、さらに9団体が加わり、計18団体で構成され、丹後地域が一体となり、2020年と、それ以降の未来に向けた地域のありたい姿を目指し、事業展開を図っているところであります。昨年7月には、丹後織物工業組合、京都府、京丹後市、与謝野町の各組織から1名ずつ職員を派遣し、丹後ちりめん創業300年事業実行委員会の専任の事務局を丹後織物工業組合本部内に立ち上げ、2020年の創業300年に向け、各種事業を進めているというところであります。議員からは、与謝野町としてどのような事業展開を考えておられるのかとのご質問でありますが、先ほどの専任事務局を立ち上げたことにより、与謝野町単独の事業ということではなく、各組織の横串を刺していくということによって、丹後織物工業組合をはじめ、京都府、京丹後市と一体となった事業展開を実施をしていきたいと考えてございます。丹後ちりめん創業300年事業実行委員会で本年度に予定をしております事業といたしましては、一つに新商品開発・販路開拓事業。二つに国内外学生とのコラボ事業。三つ目に情報発信・ロゴマーク活用事業。四つ目に地域内機運醸成事業。五つ目に産地基盤の再構築を事業計画として予定をしており、各種事業を丹後織物工業組合、京都府及び京丹後市と連携をしながら進めているという段階でございます。 先ほどご紹介をいたしました事業のほかにも、丹後ちりめん創業300年事業実行委員会の協力事業として、町内事業者が参画をされた事業としては、本年6月8日には京都劇場で開催をされました「2019ファッションカンタータ from Kyoto」において、丹後から男のきもの5点を出品し、参加8事業者のうち町内事業者3事業者が参加をされているというところであります。また、6月12日から17日には、阪急うめだ本店で開催をされました「丹後テキスタイルmeets the World展示販売会」には参加17事業者のうち、町内事業者8事業者が参画をされ、丹後ちりめん創業300年もあわせてPRをされたところであります。 さらに、一般社団法人イマジンワンワールドが主催をする「KIMONO PROJECT」事業に丹後ちりめん創業300年事業実行委員会も参画をし、アルゼンチン共和国をテーマに着物を製作し、6月8日には、イマジンワンワールドの取り組みとして、G20での歓迎行事で使用されたところでありました。本事業には参加5事業者のうち町内事業者2事業者が参画をされたものであります。 次に、2点目のご質問であります、当町の織物業発展に向けて、現在の課題と解決に向けての取り組みをお聞かせくださいというご質問に、お答えいたします。まず、本町における織物業の課題につきましては、従事者の減少と高齢化、次世代の人材確保が大きな課題と考えてございます。その解決に向けての取り組みといたしましては、織物業担い手育成事業として、「ひらく織実行委員会」への支援を行っております。 本実行委員会は、平成30年8月に組織をされ、若手事業者が主体となり事業計画を策定され、全国の繊維産地で研鑽を積む産地交流事業WEBサイト「ひらく織」を活用した情報発信事業などが展開をされているところでございます。また、織物職人人材確保事業も実施をしており、本事業は与謝野町商工会へ事業委託を行い、与謝野町織物技能訓練センターを拠点とし、織物業への従事希望者・従事者を対象に技術を習得する「織物職人養成プログラム」と、織物産地に興味を持つ学生や繊維業関係者を対象とした製織体験・織物事業者訪問などを実施する「織物産地短期滞在プログラム」を実施しているという段階でございます。 一方、設備の老朽化への対応や新たな挑戦に伴う設備投資への支援とし、商工会が行う織物織機調整等支援事業に対する補助支援や京都府との協調補助により、織物事業者が行う生産設備の整備に対し、織物生産基盤支援事業及びテキスタイル産地化支援事業として補助支援を実施をしているというところでございます。 先ほど申し述べましたように、本町を含む丹後産地は、賃機事業者をはじめ関連工程の事業者は、高齢化、後継者不足、生産設備の老朽化、機器・部品の枯渇などにより産地の規模が縮小しており、その結果、廃業を余儀なくされるケースがあるとお聞きをしてございます。一方で、室町・西陣におきましては、機場の確保に積極的に取り組んでいる事業者もあり、昨年度には企業立地促進事業により、そのような展開をスムーズに支援したいということで、本町に企業進出をされたところでございました。本町といたしましても新聞紙面、あるいは町広報誌並びに有線テレビなど、積極的な広報にも努め、町内外の皆様方に対して織物産業の魅力を発信をしてまいりたいと考えてございます。 次に、ご質問の2番目でいただきました、建設業における働き方改革についてお答えをいたします。 まず、1点目のご質問であります、当町の建設業における働き方改革はどのような動きがあるのかに、お答えをいたします。議員ご指摘がされましたように、政府におかれましては、建設業における働き方改革のおくれを問題としており、とりわけ週休2日制を導入する工事では、現場の休業日に応じて経費を上乗せする試行を実施をしているほか、対象工事の拡大化、工事成績評定における加点評価も進めているというところでございます。 京都府におかれましては、平成31年2月から取り組んでおられます、週休2日制工事試行要領について、令和元年9月1日から受注者希望型として試行拡大をすることとしており、その対象は土木一式工事や舗装工事で、緊急対応や災害復旧に係る事業、作業時間の制約が厳しい工事は取り除くということとなってございます。 この要領におきまして、週休2日制を希望される場合は、受注者は週休2日制を反映した工程を計画し、現場の休業日が確認できるよう施工計画書に記載の上、発注者と協議を行い、発注者が妥当と判断された場合、工期が延長されることになります。また、現場の休業日に応じ3種類の経費率を設定しており、条件を満たすなど、経費が上乗される内容になってございます。この件につきまして、本町、商工会建設業部会に確認をさせていただきましたところ、京都府の入札に参加をしていれば、要領で定めがある最低基準を確保している町内業者は多く、部会内で制度を周知することによって、対象となる手続を行う者はふえていくだろうとの回答がありました。 この回答に続ける形で、2点目のご質問であります、長時間労働の是正に向けて、週休2日制の導入について、どのようにお考えかということにお答えをいたします。 1点目でもお答えをさせていただきましたように、建設業界における長時間労働は大変重要な問題であり、そのような状況を改善するべく、政府や都道府県におかれましては、週休2日制を想定した工事の発注など、対象案件の拡大化を進めているほか、適正な工期を確保すべく、標準工期の算出だけではなく、実際の作業日との乖離を確認し、必要に応じて工期延長の変更契約や、速やかな繰り越し手続を行うこととしており、建設業界が少しでも働きやすくなるよう、さまざまな取り組みが進められているという段階でございます。本町といたしましては、京都府と同様に工事価格1億円以下の工事につきましては、標準工期を原則としており、できるだけ余裕をもった工期を設定をしてございますが、実際に現場で必要な作業日数と乖離をするというケースもあるようであります。今後の課題といたしましては、週休2日制を導入することで必要となる経費の確保、実際に現場で必要な作業日数と乖離をする場合の工期の見直しなど、建設業界における働き方改革につながるよう努力をしてまいりたいと考えてございますので、ご理解をいただきたいと存じます。 以上で、今井議員への答弁といたします。 ○議長(家城功) 今井議員。 ◆5番(今井浩介) それでは、まずはちりめんにつきまして、質問をさせていただきます。 先ほど、町長からも答弁ありましたとおり、当町におきましては、今、シルクプロジェクトであったり、また、町長がおっしゃられます和装文化の発信として、我々議会の中でも着物議連を立ち上げて着物を着たり、また、新年互礼会や各イベントでの町長や議員の着物姿、そういうところで和装文化の発信をさせていただいております。 そしてまた、先ほど答弁の中でもありましたとおり、商工振興課の中でのサービスとして、織物振興対策事業、これは織物機械調整等支援事業補助金、織物業生産基盤支援事業補助金、テキスタイル産地化事業補助金などありますけれども、これら今回、資料をいただきまして、大変申請数も多くあるなというのが率直な感想でした。織機の増大など、仕事も大変忙しくされている中の昨今、新たな産業創出も取り組んでされておりますけども、まずは、この地場産業としての発展が大事なんではないかと、私は、そのように思ってますけども、町長は、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま今井議員からいただきましたご質問にお答えをいたします。先ほど、今井議員の第1質問の中でもございましたように、本町におきましては人口1,000人当たりの事業所数で全国1の比率となってございます。そうした状況からもわかるように、当町は全国に誇る織物産地の一つの自治体であると認識をしてございます。 そうした認識のもとに、この間、織物産地のさらなる発展に向けて関係事業者とともに取り組みを進めてきたという状況でございます。今後も引き続き地場産業として、持続可能なあり方というものを模索をしながら、効率的な施策を講じていくことができるように努力をしてまいりたいと考えております。 ○議長(家城功) 今井議員。 ◆5番(今井浩介) 先ほど、話したとおり、広域連携としての取り組みというのはされておりますけども、与謝野町として300年という、この節目の年、そして、日本遺産に認定されたことというのを広くPRすると同時に、そのきっかけをつくって、知ってもらう、触れてもらう、買ってもらうというような仕組みづくりが必要であると考えております。 目を外に向けておりますと、京都駅の八条口側のホテルでは丹後ちりめんでレイアウトされた部屋ができたり、また、京都府庁では丹後ちりめん創業300年と、日本遺産のPRをされたり、また、若手織物業者が日々、商品開発を行いながら専門学生とのコラボ商品の開発やイタリアやフランスなど、海外での出店をして商談や日本のものづくり文化を発信をされております。創業から変わらない織物の技法と時代の変化により進化させてきた、このものづくりの技術や商品、いつの時代も変わらないものは守り伝え、変えるべきものは進化をさせ、丹後ちりめんは300年を迎えます。そして、ちりめん街道の金色蚕糸神祭や三河内の三つ葉グラウンドにあります記念碑での丹後ちりめん始祖祭、織物の神様を祀る三河内曳山祭など、時代はかわろうとも暮らしに恩恵をもたらしてくれた先人たちやちりめん産業への感謝をして、現在も当町の基幹産業となっております。 また、小学校の総合学習では、ちりめんについて学ぶ小学校も大変ふえてきておりまして、ちりめんの歴史や文化、製造工程を学びながら、みずからが住まう、この町を知って好きになってもらうきっかけになってくれております。この大きなチャンスというのを広域での取り組みだけで終わらすのではなくて、新たな歴史のページを織物事業所数、全国1位の、この与謝野町として取り組んでいく必要があると考えておりますけれども、町長は、その辺はどのようにお考えでしょうか。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいまの議員のご質問にお答えをいたします。先ほど第1答弁で申し上げたように、本町といたしましては、各関係機関と連携をしながら、丹後ちりめん創業300年に向けた取り組みを行ってきたというところであります。また、生産基盤支援、あるいは人材確保育成事業などにおきましては、本町独自の施策を講じてきたというところでございます。 議員のご質問におきましては、このような織物振興の骨格を維持しながら創業300年に向けた新たな事業の展開というものを目指してはどうだというご提案というように認識をいたしました。 現在、私どもで令和2年度における予算のヒアリングを実施をしているところでありますけれども、そのヒアリング内での協議の段階ということでありますが、来年度におきましては、丹後ちりめん創業300年、また、この間、各関係機関と連携をしながら取り組みを進めてきた加悦奥川の改修でありましたり、橋梁の建てかえ、さらには本年度事業を推進をしております旧加悦町役場の耐震改修工事の完了など、さまざまな事業が節目を迎える年でもございます。そうしたことを踏まえながら、この丹後産地で300年にわたって織物産業が発展をしてきたことに対する祝福と、今後のさらなる事業展開を決意するという形での事業展開ができないものかといった協議を図っているという段階でございます。 この事業の編成に当たりましては、まだまだ、調整をする部分が多々あると思っておりますけれども、そうした形で町独自の取り組みを進めていくことが可能なのか、現在、議論をさせていただいているという段階でございます。 また、私ども行政での取り組みだけではなく、この丹後ちりめん創業300年という契機も関係していると思いますが、町内の民間事業者の織物業に対する動きというものが活発化しているというのが、私の現状認識でございます。9月に入りましてからも、羽田空港内での商品の展示、あるいは現在、フランスで行われています「メゾン・エ・オブジェ」という展覧会にも町内事業者が数社、出展をされているということもございます。 こうした民間事業者の動きも見据えながら、より深く共同事業を展開できるのか、これも一つの議論として今後、深めてまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(家城功) 今井議員。 ◆5番(今井浩介) 町長がよくおっしゃられる言葉の中で2021年がターゲットイヤーであるというようなお話がよくあります。2021年に開戸をするためにも、やはり基盤を構築する必要があると、私は考えております。この300年という節目の年というのは創始の思いを振り返りながら改めて、今までの歴史や文化、伝統というのを知る機会でありまして、今後のちりめん産業をどのようにしていくのか、将来ビジョンを考える一つのターニングポイントであると、私は考えております。 全国のちりめん産業、6割シェア、事業所数全国1位の、この与謝野町、300年続く基幹産業として、もっともっとアピールすることで全国、そしてまた、世界へ向けた信頼関係と販路拡大につながると考えております。ちりめんの歴史や伝統、文化を現在のニーズに合わせて未来に、どのような基幹産業として受け継いでいくのか、発信をする重要な機会であると考えますけども、当町における、このちりめん産業の将来ビジョンというのは、どのようにお考えなんでしょう。 ○議長(家城功) 山添町長。
    ◎町長(山添藤真) ただいま議員からご質問を受けた件についてお答えをいたします。 まず、丹後ちりめん創業300年事業の実行委員会での議論という中で、この丹後産地が今後、どのような産地であるべきなのかといった議論を重ねたところでございました。その議論の中身でございますけれども、世界に誇れるテキスタイル産地として、これからも次世代に継承していこうという強い思いが込められたと記憶をしてございます。 この将来ビジョンにつきましては、私どもも議論に参画をしながら練り上げてきたものでございますので、一定、この方向性に準じた取り組みを進めていくべきと考えてございます。 一方、与謝野町の現状ということを鑑みたときに、京丹後市とは異なる事情もございます。そうした町独特の現状や問題意識に照らし合わせた事業の推進ということにつきましては、先ほど申し上げたような事業を含めて今後より一層、取り組みを進めてまいりたいと考えているところであります。 ○議長(家城功) 今井議員。 ◆5番(今井浩介) 現在、この耐震工事が進められております。先ほどおっしゃられました旧加悦町役場、こちらも新たな整備をされて、このちりめん街道周辺の拠点施設として大変大いに期待をしているところです。そしてまた、海の京都観光圏としても当町のメーンエリアはちりめん街道とされております。今までの一般質問でも観光について、拠点については質問をさせていただいて折にもちりめん街道がメーンエリアであるという発言をいただきました。来年のちりめん創業300年と、このちりめん街道とのかかわり方、また、この旧加悦町役場庁舎の利活用については、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) 先ほど答弁をした内容と重複するかもしれませんけれども、お答えをさせていただきたいと思います。議員からは丹後ちりめん創業300年、そして、ちりめん街道の振興、さらには旧加悦町役場庁舎の耐震改修工事が完了するといった状況の中で、どのような事業構想を行っているのかといったご質問になっているのではないかと認識をいたしました。先ほど申し上げましたように、丹後ちりめん創業300年という契機において、町内でもさまざまな事業が結実をしていくという段階になります。こうした幾つもの事業が結実をしていくということも照らし合わせながら、これまでの先人たちの努力を振り返るとともに、今後の丹後産地、あるいは与謝野町の織物産地のあり方を考えていく。そうした機会をつくっていきたいというふうに考えてございます。 これにつきましては、現在、庁舎内部でも議論を進めているという段階でございますので、もう少し議論が進行しました折には議員の皆様方にもお伝えをさせていただきたいと思います。 また、旧加悦町役場庁舎の利活用につきましてでありますが、先般、議員の皆様方にもご承認をいただきましたように、旧加悦町役場庁舎につきましては、条例の設置ができました。この条例の趣旨にのっとる形で施設の運営を図っていきたいと考えております。この条例の骨子につきましては、観光産業の拠点ということと、地域住民の皆様方のコミュニティのよりどころというところが大きなものになっていくと思いますので、そうした条例の趣旨にのっとり施設の運営ができるように、関係の皆様方とともに努力をしていきたいと考えております。 ○議長(家城功) 今井議員。 ◆5番(今井浩介) 広域連携につきましては、そのまま、いろんな市町とのしっかりと協議をした上で、力を合わせてやっていただいたら、私はいいと思っているんですけども、やはり与謝野町として何か、織物が基幹産業であるというところで、もっととがった何か特筆した事業展開というのが、この300年という大きな節目がありますので、今後、301年、302年と続けていくときのステップにしていただきたいなと思っております。 特に何かイベントをしてほしいですとか、何か式典をしてほしいですとか、そういう話ではなくて、やはり与謝野町としての独自の何か考え方というのが、あるべきではないかなと、私は思っておりますけれども、そのあたりは、町長、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員からいただきましたご質問は、与謝野町独自の取り組みというものを、より一層進めていくべきというご提案であったと認識をいたしました。 先ほど来、申し上げておりますように、この織物産地の持続可能性というものを担保しながら、未来に向かって挑戦できる町としてあり続けていきたいと考えております。そうした認識のもとに、町独自の施策の展開というものも図っているという段階でございます。こうした町独自で図ってまいりました事業展開というものは引き続き推進をしてまいりたいと思っておりますが、これらの現行の取り組みに加えた形での事業展開ということをお望みなのではないかと認識をいたしました。この新たなる一手というものが、どのような一手になるのかということにつきましては、まだまだ議論の余地が必要なのではないかと思います。私ども庁舎内部での議論だけではなく、関係事業者の皆様方と議論を深めながら、これからの一手というものを考えていく。そうした段階であるというように認識をいたしてございます。 ○議長(家城功) 今井議員。 ◆5番(今井浩介) たまたまなのか、この旧加悦町役場の工事が2020年完成予定ということで、これに合わせた形だったのか、たまたま、このタイミングだったのかはわかりませんけれども、私は、この旧加悦町役場の活用の仕方についても、この300年というところの広報であったりとか、もっともっと町全体としての機運を高めていく必要があるのかなと思っております。まだまだ、知らない方もたくさんおられます。ちりめんが300年を迎えるというところが、じゃあ300年を迎えるからどうなるんだというところが、なかなか人それぞれ価値観は違うところではございますけれども、これを町全体で、また機運を高めて、基幹産業として300年間も、この地に根づいている産業であるという自覚と同時に今後、新たな時代に向けての何か行政と民間の連携だったりとか、また、民間事業者の動きであったりとか、そういうところの機運につなげていただきたいと思っておりますけども、この旧加悦町役場庁舎につきましては、もう一度、質問させていただきますけども、どういったような考えの施設として捉えておられるのか、もう一度、お聞かせください。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいまのご質問にお答えをいたします。旧加悦町役場庁舎につきましては、設置条例の中で規定をしているとおりと認識をしてございますが、その中では、二つの性格が両立をしているというところであります。一つが観光産業の拠点ということ、そして、もう一つが住民の皆様方が集えるよりどころであるというところであります。機能といたしましては、その二つに軸を置いた施設の運営を図っていきたいと考えております。ただ、この旧加悦町役場庁舎の歴史というものをひもといたときに、丹後大震災で倒壊をしてしまった旧役場を新たにつくり直していこうという機運の中で事業が進みました。また、この建設に当たりましては、当時のちりめん産業の従事者の皆様方の多大なるご奉仕というものもあったということもあります。また、同施設の設置場所が、まさにちりめん街道の起点となり得る場所にあるということから、この施設事態がちりめんの歴史を体現をしていると言っても過言ではないと考えてございます。 そうした、これまでの施設の歴史というものを踏まえたときに、まさに議員からご指摘をいただいておりますように、ちりめん300年の歴史、歩みとともに旧加悦町役場庁舎はあったと言っても過言ではないと考えてございます。こうした施設の特性というものを捉えながら、私たちとしても事業の推進を図っていかなければならないと考えております。 ○議長(家城功) 今井議員。 ◆5番(今井浩介) まだ、これからの活用に関しては、中身の部分につきましては、まだ、詳細なところは決まってはおりませんけれども、何回も重複するようですけども、やはり大きな節目の年というのは、過去を振り返る機会でもございますし、また、過去に感謝をする重要な節目の年でもあります。そして、未来へ、どういったビジョンを持ってつなげていくのかという新たなビジョンを発信をする場でもあると、私は思っていますので、このちりめん街道が観光の拠点ということで、ちりめんに大変重要な場所でございますので、この旧加悦町役場の中のあり方であったりとか、活用の方法につきましても、今後また、いろいろと決めていっていただきたいなと思っております。 ちりめん産業の歴史というのは、あらゆる分野での効果を、私は発揮すると思っております。人々の暮らしを支える産業へ、この節目の年をどう生かすのか、丹後地域のみならず、多くの子供たちが歴史を勉強しようと、丹後ちりめんに触れられたり、また、気候風土、絹の原材料である蚕への感謝の心であったり、誇りを持って仕事に携わる人たちの人柄や生きざま、ちりめんの生産工程を知ることで、ちりめんの価値観の醸成、そして、何よりもちりめんを通じて、この地域を知ることで自分が住み暮らす町を誇りに思ってもらえる機会になると思っております。 将来、地元に帰ってきたいと思った若者が帰ってこれる環境づくりをしっかりと行う上でも、このちりめん産業の300年という大きな節目の年をターニングポイントと捉えていただいて、織物業のみならず、織物業と観光業の融合させた、さらなる発展に寄与できる仕組みづくりを考えていただきまして、にぎわいを取り戻し、町全体が活性化するような、そんな産業振興の機会にしていただきたいと思っておりますけれども、町長、最後に、このちりめんにつきましてのご答弁をお願いします。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいまいただきましたご質問にお答えをする前に旧加悦町役場庁舎の今後のあり方について、少し補足をさせていただきたいと思います。 確かに、旧加悦町役場庁舎につきましては、条例で規定をした中で運用していくということになりますが、その運用に当たりましては、指定管理制度を導入をしながら取り組みを進めていくということになります。こうした事業者の決定、あるいは協議というものを踏まえて、来年度以降の施設のあり方について、輪郭をはっきりしていきたいと考えてございます。なお、議員からご質問がございました丹後ちりめん創業300年を契機とした、さらなる魅力の発信ということにつきましては、私も大いに賛同してございます。引き続き、この与謝野町におきましても、多くの織物の従事者の皆様方がいらっしゃいますので、織物の事業者の皆様方とともに、これからの織物産地のあり方について、しっかりと共有をしながら、ともに歩んでいける、そうした努力を重ねていくことによって、来年を迎えていきたいと思ってございます。 引き続き、この織物産地の振興に向けた議論というものを議員の皆様方とも深めさせていただきたいと思いますので、ご指導、ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(家城功) 今井議員。 ◆5番(今井浩介) よろしくお願いをいたします。 続きまして、建設業における働き方改革について、質問をさせていただきます。少しちょっと時間があきまして、答弁内容が若干、私も聞き漏らしているところがあるかもしれませんので、2点目の質問、週休2日制の導入についての、今後の考え方、捉え方というのは、もう一度、ご答弁いただけますでしょうか。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員からは、建設業者の皆様方における週休2日制の導入ということに対する見解ということで、改めて見解を申し述べたいと思います。 まず、週休2日制の導入ということは、建設業の事業者の皆様方の持続可能性ということを鑑みたときも、極めて重要な取り組みであると考えてございます。そうした認識の上で週給2日制を導入することで必要となる経費の確保、また、実際に現場で必要な作業日数と乖離する場合の工期の見直しなど、こうした点を中心として、建設業界における働き方改革につながりますよう努力をしてまいりたいと考えております。 ○議長(家城功) 今井議員。 ◆5番(今井浩介) こちらのほうは、もしも取り組む際にも大きな課題としては、工期算定の見直しであったりとか、または経費、計算の見直し、工事発注の平準化、こちらのほうが、全て発注者側の裁量に委ねられているという要素なので、ぜひとも速やかに取り組んでいただきたいと思いますけども、そのあたりは、町長、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員からは、週休2日制を取り組んでいくべきというご主張であると認識をいたしておりますが、私どもといたしましても、この週休2日制を導入する際の課題ということの中で、やはり工期の見直しは、もちろんのこと、経費の見直しということも発生すると考えてございます。 こうしたシミュレーションというものをしっかりとさせていただきながら、今後の展開につなげていきたいと考えてございます。 ○議長(家城功) 今井議員。 ◆5番(今井浩介) 建設業というのは、大変暑い中の作業であったり、また、大変寒い中での作業であったりとか、災害対応、また、除雪など、大変地域の重要な役割を担っていただいております。その中で、今、問題視されているのが、やはり将来世代の確保というところが、やはり大きな課題となっております。なかなか休みもない、仕事もきついという中で若手の方々が建設業界に就職をしようとしないというのが、一番大きな問題でございまして、やはり平均年齢も大分上昇しておりますし、その中で人材不足であったりとか、そういったところの中での、今、工事を進められております。そういった中で、やはり働き方改革というところで、この環境を整備をしていかないと、将来世代にわたって、やはり建設業というのが、もしかしたら存続の危機に危ぶまれる、そういうところの危機感も大変重要視されております。そのあたりを鑑みたときには、やはりいろいろなシミュレーションも必要かもしれませんけれども、週休2日制の導入というところは極めて重要な政策であると考えております。その辺は、町長、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) まず、週休2日制の導入の意義ということにつきましては、先ほど来、答弁をしておりますように、非常に重要な取り組みであると認識をしてございます。私たちといたしましても、導入に際して、乗り越えなければならない課題というものがございますので、そうした課題というものに対し、議論を深めながら建設業界の皆様方における働き方改革につながるように努力をしていきたいと考えております。 なお、議員からご質問をいただきました、建設業界の現状という部分でございますが、私も各方面から、その現状に関して情報をいただいてございます。そうした中で、議員がご指摘のように人材の確保、そして、育成ということが非常に難しい段階に入ったというように伺うケースが多くございます。 昨今の事例で申し上げますと、一昨年度、そして、昨年度において、当地域におきましても、台風災害や豪雨災害が発生をいたしました。近隣市におきましては、その被害が広域に及んでいるということもあり、事業者の選定というのがなかなかできなかったというケースが見受けられました。そうしたことを考えましても、建設業界の人材確保、育成ということは極めて重要であると考えております。引き続き、この点につきましては、関係機関と議論をさせていただきながら、有効な手だてを講じれるように努力をしてまいります。 ○議長(家城功) 今井議員。 ◆5番(今井浩介) 行政の中でも働き方改革というので、行政内部での執行というか、考え方ということで取り組まれておりますけども、やはり、その産業や業種にも、町にとっては必要なものですけども、我々の暮らしに直結をしている、この道路の整備や工事、除雪などを行っていただいている、この建設業というのは、なくてはならない業種だと思っております。その中で、現在の世の中で一番危機感を募られておられるのも、やはり事実で、仕事に追われながらも休日返上で仕事をされて、心身ともに疲弊し、その状況の業種に就職をしようと思う、やはり若者もなかなかおらず、近い将来に人材不足や高齢化により受注もできなくなる。そして、廃業せざるを得ないというところもふえる可能性が高いとされております。 この持続可能な考え方でいきますと、やはり環境を整備して、社会をよくし、経済を好循環にする。この流れに基づいて、まずは建設業の働き方改革の整備というのが必要であると考えております。ぜひ、当町としても、この建設業のみならず、この町で仕事をされる方々の環境整備に手を差し伸べていただきたいと思っております。 最後に町長、一言、答弁お願いします。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員からは、建設業界の働き方改革という観点で、さまざまなご提案をいただいたものと受けとめてございます。 最後に申し上げられましたように、この働き方改革につきましては、建設業界のみならず、さまざまな業種で必要とされている対策と認識をしてございます。 先ほど来、ご議論をいただきました建設業界に対する取り組みというものは一定、関係者の皆様方と議論をしながら進めていきたいと考えておりますが、そのほかにも、さまざまな業種で、その改善が必要だと認識をしてございます。例えば、教職員の皆様方においても、そのとおりでございます。この教職員の皆様方の働き方改革という部分につきましても、給特法の関連でありましたり、さまざまな制度の改善を要する部分もあると認識をしてございます。 このように建設業界、そして、教職員の皆様方だけではなく、さまざまな業種につらなっている課題と認識をしてございますので、改めて、この働き方改革に対する取り組みを全庁的に進められるように努力をしてまいります。 ○議長(家城功) 今井議員。 ◆5番(今井浩介) ぜひとも、なるべく早急な対応でもって、この週休2日制であったりとか、また、働き方改革における取り組みを進めていっていただきたいことをお願いを申し上げまして、終わらせていただきます。 ありがとうございました。 ○議長(家城功) これで今井浩介議員の一般質問を終わります。 ここで10時50分まで休憩といたします。     (休憩 午前10時33分)     (再開 午前10時50分) ○議長(家城功) 休憩を閉じ、休憩前に引き続き会議を再開し一般質問を続行いたします。 次に、7番、渡邉貫治議員の一般質問を許可します。 渡邉議員。 ◆7番(渡邉貫治) それでは、第89回9月定例会における一般質問通告書に従って、質問いたしたいと思います。答弁者は町長でございます。 見えるまちづくりを問う。町、与謝野町においてはいろいろな形で、行政改革が論じられています。その中において、当町には都市計画はないので、地域開発の計画、地区計画などをどのように検討されたかを問う。 1加悦地域における学校統廃合と認定こども園、与謝の園老人ホームについての地域開発の計画、地区計画など、古墳群の場所で、どのように検討されたのか。 2野田川地域における認定こども園場所計画、野田川中央線について、小学校統廃合計画などとともに、これからの地域開発、地区計画等プランニングは、どのように町民の皆さんに示されるのか。 3まずは与謝野町の地域開発の計画、地区計画などを作成していただきたいと考えるが。 4地域におけるボランティア活動への取り組みで、ボランティアの重なる分があるので、窓口については一本化するべきか、または町内「区」が行うボランティア活動には担当課長、または担当職員は参加すべきだと考えるが、以上4点お聞きいたします。 ○議長(家城功) 答弁を求めます。 山添町長。 ◎町長(山添藤真) それでは、渡邉議員、1点目のご質問でいただきました、加悦地域における学校統合と認定こども園、与謝の園老人ホームについての地域開発計画を古墳群の場所で、どのように検討されたのかについて、お答えいたします。 加悦地域の認定こども園などの計画地であります、桑飼小学校につきましては、日吉が丘遺跡の範囲内に属している地域であることは当然認識をした上で計画地といたしました。まず、グラウンドですが、昭和3年と昭和36年の2回、切り下げ拡張されていることから遺跡については、空堀のように深く掘削されたものを除き、建物跡などはかなりの部分が消滅したと推測をしておりますが、試掘調査を経て本調査を実施する予定でございます。また、校舎側につきましては、試掘調査によります遺跡の形態が認められており、校舎撤去後に本調査を実施し、最終的には記録保存を見据えた対応となる見込みでございます。 今回、加悦地域の認定こども園の設置と与謝の園の移転場所を桑飼小学校といたしましたのは、今後、進めていかなければならない小学校の統廃合によって生み出される敷地と、施設の処分や利活用を同時に考えていかなければならない中で、今後も必要とされる施設を再整備できるという理にかなった施策が立案できたことなどによるものでございます。 引き続き公共用地として大切に活用させていただきたいと考えてございます。 次に、2点目のご質問であります、野田川地域における認定こども園場所計画、野田川中央線について、小学校統廃合計画などとともに、これからの地域開発プランニングはどのように町民の皆さんに示されるのかに、お答えいたします。まず、野田川地域における認定こども園の計画地につきましては、既に公表してございます。 野田川中央線につきましては、旧町時代から休止状態となっており、現状のままでの実現は難しいと言わざるを得ないと考えております。したがいまして、今後につきましては、さまざまな要素を総合的に判断をさせていただき、お示しできる状況になりましたらご報告をさせていただきたいと考えております。 小学校統廃合計画につきましては、平成28年5月に策定をいたしました、学校等の適正規模適正配置に関する基本方針(改訂版)において、既に公表しており、野田川地域の小学校再編については、既存の市場小学校を活用することとしており、平成40年度以降でないと収容可能な生徒・児童数とならないということから、今後の児童数の状況変化を踏まえ、総合的に統合時期を検討することといたしてございます。なお、これからの地域開発プランニングにつきましては、3点目のご質問でいただいております、まずは与謝野町の地域開発の計画を作成していただきたいと考えるがとあわせて、お答えをいたします。 これからの地域開発プランニングをどのように策定し、町民の皆様方にお示しをしていくのかについては、第2次与謝野町総合計画において、分野6の美しくて住みやすい安心安全なまちの施策5資源の有効活用で持続可能なまちの構築の中で、適正で合理的な土地利用の推進と美しい景観の保全・活用をうたってございます。 平成30年3月定例会で総合計画の策定にかかる議案をご審議いただく中でもご説明をさせていただきましたが、都市計画や景観、森林保全、農業振興など、町全体としての土地利用計画を下位計画として作成する必要性については申し上げたことがございます。しかしながら、現段階では進行していないというのが現状でございます。今後におきましては、住民の皆様方にもご参画をいただく中で土地利用にかかる議論を深めていく必要があると認識をしてございます。 次に、4番目のご質問であります、地域におけるボランティア活動への取り組みにお答えいたします。 まず、一つ目のボランティア活動の窓口の一本化については、岩滝地域で行われております、阿蘇海のアオサ回収や、かき殻回収、海岸道路の清掃など、阿蘇海周辺で行われております阿蘇海の浄化活動の窓口を一本化するべきとのご提案と理解させていただきました。これらの活動につきましては、それぞれの団体や組織において、多くの方々のご協力をいただき、すばらしい活動を長年にわたり献身的にご活動いただいておりますこと、この場をおかりし改めて感謝を申し上げるところであります。これらの活動につきましては、その目的や趣旨、団体や組織の形態など、さまざまであるということを認識をしておりますが、それぞれがさらに連携や協力を深められ、より充実した取り組みや活動ができれば、さらにすばらしい事業に発展していくものと考えてます。しかし、これらの団体や組織の窓口を一本化するということは、先ほど申し上げましたように、それぞれの目的や形態など、さまざまである状況の中では、長年にわたり活動を続けておられる経過もあわせても難しいのではないかと考えてございます。 次に、二つ目の町内の区が行うボランティア活動には担当課長、または、担当職員は参加すべきとのご質問でありますが、町内の各区が行われておりますボランティア活動につきましては、一斉清掃や草刈り、海岸線の清掃などの地域の環境美化については、地域のことは地域で行う、まさに自助・共助の取り組みとしてご尽力をいただいているもので、ひいては町全体の環境美化につながる取り組みであり、まことにありがたく感謝をしております。 これら各区のボランティア活動への職員の参加につきましては、それぞれの区や地域に住んでいる職員が自主的に参加をしてくれているものと思っておりますが、担当課として課長や担当職員が参加をするということにつきましては、その活動の内容により判断も必要になると存じます。また、取り組みごとにさまざまなケースや状況も異なると考えますので、ご期待に沿えない状況もあり得るものと思いますが、ご理解のほどいただきたいと存じます。 以上で、渡邉議員への答弁といたします。 ○議長(家城功) 渡邉議員。 ◆7番(渡邉貫治) それでは、改めてお聞きしたいと思います。 まず、一番目、加悦地域における学校統廃合と認定こども園について、少しお聞きしておきたいと思います。 今の桑飼小学校の中の運動場におきまして、認定こども園が計画されております。そこにつきましては、先ほどお聞きしました古墳群の中ということでございます。私は着工していただきまして、そして、こんなところから古墳が出たで、あれちょっと、これはストップだと、そのようなことがあるんじゃないかと危惧しておるわけでございます。土の中は見えません。なぜならば、宮津、与謝野町で、ごみ焼却場をやっていただいております中におきまして、石がないというところに石が出てきて、大きな追加工事代金が発生したわけでございます。見えないところを見えるようにするということは、大変、私は難しいことじゃないかと思っております。その辺のところをまず、一つお聞きしておきたいと思います。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員からは、桑飼小学校周辺の掘削調査について、ご質問をいただいてございます。先ほど答弁させていただきましたように、建物などの痕跡というのは、かなりの部分が消失をしたと推測をしてございますが、試掘調査を経て本調査を実施していきたいと考えてございます。 ○議長(家城功) 渡邉議員。 ◆7番(渡邉貫治) それでは、私の、このような疑問をどのような形で、今の言葉じゃなしに払拭していただけるか、もう少しお聞きしておきたいと思います。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員からは、桑飼小学校の跡地の活用についてのご質問でありますが、この間、私たちとしても、古墳群などの存在というものが一つの懸念材料になってきたということは事実でございます。これらにつきましては、教育委員会のほうでも対応いただいてございますので、教育委員会のほうから答弁をさせていただきたいと存じます。 ○議長(家城功) 植田社会教育課長。 ◎社会教育課長(植田弘志) 桑飼小学校の、今、グラウンドにつきましては、ちょうどこの夏休みに試掘をさせていただいております。現在、学校のほうが使われておりますので、長期の休暇がある時期にしかできませんので、ちょうど夏休みを使わせていただいて、試掘をさせていただきました。その試掘に基づきまして、先ほど、少し触れましたけれども、空堀の部分が見受けられるということが、おおよそわかっております。来年の3月までは小学校を使っておりますので、新年度になりましてから、本調査というのが必要だろうと、今、思っております。 今、議員がおっしゃいましたように、調査する期間は必要だと思います。今の私どもが考えておりますが、工事に入るまで、学校が3月に終わりますので4月に入りまして、本格的に工事が入るまでに調査のほうを実施させていただいて、記録保存をさせていただくという考え方を持っておりますので、遺跡があるから工事ができないというものではございませんでして、遺跡があったら、その遺跡の記録を保存をさせていただくのが文化財の保存ということになりますで、その点はご理解いただきたいというふうに思います。 ○議長(家城功) 渡邉議員。 ◆7番(渡邉貫治) それでは、この件について、もう1点お聞きしておきたいと思います。 認定こども園につきましても建物の基本設計はできたんですかいね、まだでしたか。私は建物につきましては、地中杭を打たれると思っており、また、それにかわるものがあると思ってます。その深さがどのくらいあるかを、私は図面も何も見ないので、わかりませんですが、その深さのところまで確実に、あらゆる形で調査ができるとお約束していただけますか。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいまのご質問につきましては、担当課から説明をさせていただきたいと思います。 ○議長(家城功) 植田社会教育課長。 ◎社会教育課長(植田弘志) 今の調査ということが、文化財の調査ということで、ご質問だと思っております。 今回、試掘ということでさせていただいておりますので、その試掘によって、どこの辺まで本調査が必要だということを、これから試掘に基づいて検討していくということになります。それと今おっしゃいました基礎杭ですか、基礎杭の位置というのが、まだ、わかりませんので、それも踏まえた調査になっていくと思います。現在、想定しておりますのが、グラウンドの全体ではないですけれども、一部が1.5メートル程度を削るということをお聞きしておりますので、そこの深さまでは調査する、今、予定をしております。あとは基礎杭が打たれる場所と、それも踏まえた検討をさせていただくということになりますけれども、深さにつきましては、今、渡邉議員がおっしゃいました、どこまでという話になりますと、先ほど言いましたように、1.5メートルぐらいを今は考えておるということでございます。 ○議長(家城功) 渡邉議員。 ◆7番(渡邉貫治) 今、1.5メートルという数字が出てきましたけれども、じゃあ古墳群につきましては、1.5メートルまでであると70%、80%を認識しておられるということでございますか。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいまのご質問につきましても、担当課から答弁をさせていただきます。 ○議長(家城功) 植田社会教育課長。 ◎社会教育課長(植田弘志) 今回、試掘させていただいて、空堀の跡があるようだということがわかっております。遺跡遺構があるということは、ほぼわかっておりますので、それがどこぐらいまであるかというのは、まだ、わかりません。それを、もしあれば、記録をとって、記録保存ということをさせていただきます。それが文化財の保存という格好になりますので、そこにあったからいって、工事ができないということではございませんので、その点はご理解がいただきたいというふうに思います。 調査する時間は、文化財保護係のほうは必要になりますので、その点は、先ほど言いましたように、こちらの思いとしましては、工事に入られる前に、その期間がいただきたいというところでございます。 ○議長(家城功) 渡邉議員。 ◆7番(渡邉貫治) 試掘につきましては、やっていただいて、そして、また埋め戻してという形にはなろうと、頭には考えておるわけでございますが、そうしますと、認定こども園そのものの、今度、開園時期という問題が上がってくると思っております。古墳の発掘につきましては一日や二日で終わるものではございません。調査というものはすぐ一月、二月とかかるものでございます。その辺の日程調整は、どのように考えておられるのか、少しお聞きしておきたいと思います。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) 先ほど来、社会教育課長から答弁がありましたように、この遺跡が発見をされた場合、記憶保存ということにさせていただきたいと考えておりまして、このことによって認定こども園の建設に支障が出てくるということではないと考えてございます。今後のスケジュールにつきましては、担当課から説明をさせていただきたいと存じます。 ○議長(家城功) 浪江子育て応援課長。 ◎子育て応援課長(浪江昭人) お答えをいたします。遺跡の発掘調査につきましては、文化財保護法で定められておりますので、これは必ずやらなければならないと。また、その規模、内容によっては調査時間がかなり要するということも覚悟をしなければならないというように考えております。ですから、そういった予測できない要因によって開園時期が延びるということについては、これは想定をしておかなければならないというふうに思ってますので、そのことにつきましては、また、保護者さん等には、そういったことが明らかになりましたら、しっかりお伝えをしていかんなんというふうに考えておりますが、今のところは、まだ、試掘の状態でありまして、その期間が最大どのあたりまでかかるということが見えないところにあるものですから、予測が簡単にできないということで、その対応については、その都度、適正にやっていきたいというふうに考えております。 ○議長(家城功) 渡邉議員。 ◆7番(渡邉貫治) きちんと、どういいますか、計画表にのっとって、そして、住民の皆さんに説明をしていただいて、そして、きちんと開園していただけるようにお願いしたいと思います。 続きまして、野田川地域における認定こども園について、少しお聞きしておきたいと思っております。 先日の永島議員に対する町長の答弁におきましては、あの地域を90%、100%認定こども園にしたいという思いが、私の耳に残っておるわけでございますが、いやまだ、考える余地があるんだよというふうなことはないんですかね、どうなんでしょう。少しその辺のことをお聞きしておきたいと思います。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員からは、野田川地域における認定こども園の設置場所について、変更の余地があるのかどうかというご質問でありますけれども、たびたび本議会におきましても答弁をさせていただいておりますように、この間、公共施設の統廃合、また、認定こども園の設置方針、さらには小学校の統廃合などにおける住民の皆様方との議論を踏まえまして、この計画案の立案をさせていただいてございます。 この計画案の立案ということはさせていただき、施設の利用団体の皆様方、さらには保護者の皆様方への説明というものも一定進めているという段階でございます。引き続き、私たちとしては現行の計画案というのを、しっかりと周知をさせていただきながら、皆様方のご意見、あるいはご提案というものにも耳を傾けてまいりたいと考えております。 ○議長(家城功) 渡邉議員。 ◆7番(渡邉貫治) いろいろと関係者、体育、スポーツをされている人は体育館関係、また、図書館に通っておられる人には図書館関係の方に、そのようにご相談されているのは聞いて、また、見て知っております。 しかしながら、その人たちは、そうでしょう、そうやってくださいよというような話は、私の耳には入ってこないんですけどね。やはり体育館は残していただきたい。そして、図書館も残していただきたい。図書館、何、加悦行く、いや知遊館に行くんだよ。どう体育館は、いや加悦谷の高等学校体育館があいてるらしいで、あそこに行ってもらおうかな、いや江陽中学校かな、いやちょっと石川の体育館なるかな、なんていろいろという話も、ちらほらと来ているわけでございまして、これは何とも困ったことだな。としますと、あそこを潰して認定こども園をこしらえていただきまして、そして、体育館の跡に認定こども園ができましたな。小学校、また、今までどおり江陽、市場小学校、中学校は今までどおりでね、体育館は、いや体育館は、向こうのほうに矢印がしてありますよ。ちょっとむしめがね見てください。あちらのほうに、こうしてああそうなんだ。きょうは加悦高のほうに矢印が行ってますよ。図書館は、きょうは知遊館だねと、こんなむしめがねで見て、そして、そのようなことは、私はないと思っております。 これは大げさな話ですけど、私はむしめがねで見とるもんですから、言っておるわけでございますが、一つこの辺は、いろんなことを考えますと、町長、やっぱり一番いいところは、確かに一番いいと、私も、あの地域は一番いい、ただし、みんなが一番いいというところだと思っております。 拠点に集約する方、拠点に集約から拠点を集約ですよ。そしたら、なぜその拠点をいろんなところにばらばらに持っていくんですか。今のことは、拠点を集約、拠点に集約から、拠点をですよ。そして、みんなを一つに集めて、そこでゆっくりと皆さんの調和を、心意気を、野田川の皆さんの心を集めるというのが、私は本筋じゃないかと思っておるわけでございます。 何か、町長、その辺で、私に対する、私はどう間違っておるんかなと思っておりますが。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) 渡邉議員からご指摘がございましたように、私どもの計画案に対して、まだまだ住民の皆様方に対する周知ができていないということによって生じている誤解というものもあろうと考えてございます。引き続き、私たちとしては、これまでの議論の経過、さらにはこれからの計画案についてしっかりと説明していくことによって、その誤解を解きながら理解を深めていく努力をしていきたいと考えております。 ○議長(家城功) 渡邉議員。 ◆7番(渡邉貫治) それでは、今、計画と、町長、申していただきました。地域開発の計画、地区計画などの青写真ですね、与謝野町の中の野田川地域におきましては、こういう施設を、こういうふうに持っていきたい。また、この小学校があいた部分は、このような形で活用したい。そのような青写真が私ども見えないから悩んでいるんですよ。困っているんですよ。 だから、このような質問を町長にするわけでございます。何も、私たち、町民の皆さんと一緒に、町が示していただきました青写真をきちんと理解していれば、このような問題は少なくなると思っております。よって、私は皆さん、行政の方は忙しいとは思いますけども、プロでございますから、私どもが三日かかることは、プロはもう半日ぐらいでやってしまうんですから、そのようなことを考えますと、まず、町民の皆さんに安心・安全な青写真を見せていただきたいと、このように考えております。 一つここは町長、また考えていたことをよろしくお願いいたします。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員からいただきましたご質問にお答えをさせていただきたいと思います。議員におかれましては、とりわけ野田川地域における認定こども園の設置計画、さらには野田川の中央線、そして、小学校の統廃合計画などを総称して地域プランニングというお話をなさっていると認識をしてございます。 先ほど、第1答弁でも申し上げましたように、認定こども園の設置場所の計画につきましては、既に住民の皆様方にお知らせをさせていただいているという段階であります。また、野田川中央線につきましては、現況の状況でありますと、なかなか実施ができないというところでありますが、今後の議論の進行ぐあいによりましては、現況が変化をしてくるという可能性もございます。そうした段階になりましたら、住民の皆様方にお知らせをさせていただきたいと考えております。 最後に、小学校の統廃合計画でございますが、これも先ほどご説明をさせていただきましたように、野田川地域の児童・生徒数の減少率の低下ということに伴いまして、平成24年度に、あるいは平成28年度に立てました計画案が少しずつ変化をしているという状況でありますので、その動向を見据えながら、教育委員会のほうにおいて今後のあり方を検討いただけると思ってございます。 そうした段階になりましたら、住民の皆様方にもお伝えをさせていただく、あるいは議論をし始めていかなければならないと考えてございます。 いずれにいたしましても、先ほど来、議員からご指摘をいただいておりますように、私たちの力不足ということも起因していると思ってございますが、認定こども園の設置計画案自体の周知徹底ができていない。そのことによって生じている誤解というものもあろうかと思います。引き続き議論を進めながら、住民の皆様方と対話をしてまいりたいと考えてございます。 ○議長(家城功) 渡邉議員。 ◆7番(渡邉貫治) 地域のこども園につきましては、住民の皆さん、町民の皆さん、そして、地区の皆さん、安心・安全な形での設置方法を検討していただくようにお願いしたいと思います。 それでは、今度、ボランティアについて、一つ、町長にお聞きしておきたいと思います。私の家は阿蘇海の前のほうにありまして、阿蘇海を私の庭みたいに思っておるわけでございますが、皆さん、きれいにしていただいております。ところが、いろんな形で、どういいますか、言われましたように、担当課が違うとか、いろんな形で違ってきておるわけでありますが、阿蘇海岸におけるごみは、京都府関係の港湾のほうから、あのもんをいただいております、仕事といいますか、きれいにせいと、そして、町のほうにごみを持っていかせていただいております。また、かき殻という、かきをとる制度もございまして、大学のボランティアの方がかき殻をとって、そして、桑畑ですか、持っていっていただいたりもしております。 また、男山地域のほうにおきましては、アオサをとっていただきまして、そしてそれをまた、きれいに片づけてやっていただいております。阿蘇海におきましても、このように三つ、あるいは四つといいますか、台風が来るたびに、また、きれいなことをしております。大変な、皆さんにボランティアをお願いしておるわけでございまして、環境課におかれましても、ボランティアのごみを処分場にといかいうような形で、みなスムーズに、また持っていかせていただいて、きれいにしていただいております。ありがたく思っております。 ただ、一つだけお願いしておきたいのは、それが日程が決まって、そして、どういいますか、日程が決まって皆さんが一緒になって仕事ができるような感じがお願いできたらというふうに思っておるわけでございます。そういう形ができないものかなという形で、今回、質問させてもらっているわけでございますが、そのあたりはどうですかね。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員からは阿蘇海及び、その周辺にかかる清掃活動の重要性ということでご指摘をいただいてございます。先ほど、ご指摘をいただきましたように、この清掃活動につきましては、複数の主体が自主的に行っておられるケースもございます。私どもとしては、このような自主的な取り組みにつきましては、大いに賛同させていただいておりますし、協力をさせていただきたいと考えてございます。 引き続き、私たちとしてご一緒できる部分については、ご一緒させていただきながら、より美しい町並みの形成に向けて、ともに歩んでまいりたいと考えております。 ○議長(家城功) 渡邉議員。 ◆7番(渡邉貫治) 阿蘇海の清掃につきましては、地域の皆さん、そして、地域の皆さんとともに、このボランティアの方々、きれいにしていただいております。これからも、そのようにしていただきたいと思っております。そのためには、行政のほうが、きちんとしたバックアップをお願いしたいと、そのように思っております。 これからも、美化のためによろしくお願いしたいと思います。これで質問を終わります。 ○議長(家城功) これで、渡邉貫治議員の一般質問を終わります。 次に、3番、杉上忠義議員の一般質問を許可します。 3番、杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) それでは、通告に従いまして、一般質問を行います。よろしくお願いいたします。 1点目は、議員に配付されました社会教育施設統廃合にかかる調整状況についての中の野田川地域認定こども園(仮称)の計画についてであります。 まず、公共施設整備の考え方として、岩滝・加悦地域より野田川地域認定こども園の設置がおくれると、与謝野町内の就学前教育・保育環境に格差が生じるのか、調査研究したデータを示してもらいたいものであります。これまで町長の答弁などを聞いておりますと、確信を持って話されておりますが、何を根拠にしておられるのか。特に人間形成をしていく上で、どれだけ格差が生じるのか、お尋ねいたします。 また、商工会館、中央公民館周辺を壊して、こども園を建設すると地域振興になるとありますが、その根拠となる役場庁内におけます議論のプロセス、仮定を裏づけとなる数字を示してもらいたいものであります。 昨日、永島議員から指摘がありました総務文教厚生常任委員会の鳥取市視察研修の件であります。鳥取市は2019年、住みたい田舎ベストランキングでは、総合、若者世代、自然の恵みの3部門で1位となりました。1位に選ばれております。公共施設を管理から経営へと転換する取り組みが行われておりました。 私たちに説明してくれました担当課は、財政経営課でありました。その担当者がおっしゃったことは、与謝野町のようにまず、公共施設を壊してから統廃合していく計画にはびっくりした。これまで、全国どこにも見たことのない計画であると話されました。そして、よく使用されている公共施設は、更新対象にしないと、鳥取市はそういう方針であるとおっしゃいました。 そして、何より重要なのは、公共施設更新する場合、まず、住民アンケートなど、計画をつくる前の準備をしっかりとやること。計画修正も柔軟に行う。市民、事業者の皆さんと情報を共有できる状態にしながら公共施設の統廃合に取り組んでいくと。しっかりと丁寧に話していただきました。財政経営課の係長は大変印象に残っております。与謝野町とは、あまりにも格段に違う地域社会づくりが全国各地で展開され、動いているのではないでしょうか。町長の見解をお尋ねいたします。 続きまして、本町の財政再建策についてであります。私は6月定例会おきまして、補正予算質疑の中で、財政健全化の基本的指針を町民に示す必要があります。令和8年には全ての基金が枯渇、ゼロになるといっただけでは町民を不安にするだけでありますと問いただしました。町長は町政懇談会で丁寧に話していくとの答弁でありましたが、実際はペーパー、紙1枚による説明があっただけであります。とても丁寧に説明されたとは思われませんでした。 そこで、再度、お尋ねいたします。例えば、8月21日に実施されました豊岡市政策調整部政策調整課課長による与謝野町職員研修会、私も出席しました。その中で、例えばです、選択と集中による行政サービスを展開していく。市役所内部の事務事業の整理合理化、補助金等の整理合理化、職員の意識改革、組織改革、第三セクターの経営健全化等、市民とともに財政健全化に向けて協働して実行していくと話されました。本町におきましても、町長が具体的に町民に丁寧に説明されて、町民と一緒に行財政改革の道筋を示されれば、町民ももっともっと納得がいくのではないでしょうか。このままでは心配と不安が現在のところ、残っておるわけでございます。 町長の見解をお尋ねいたします。 ○議長(家城功) 答弁を求めます。 山添町長。 ◎町長(山添藤真) それでは、杉上議員、1番目のご質問でいただきました、野田川地域認定こども園の計画を問うにお答えをいたします。 まず、1点目のご質問であります、議員配付された資料による施設整備の考え方として、岩滝、加悦地域よりこども園の設置がおくれると町内の就学前教育・保育環境に格差が生じるとあるが。人間形成上どれだけの格差が生じるか。調査研究したデータを示してもらいたいにお答えいたします。永島議員の一般質問でもお答えをいたしましたが、文部科学省は、人の人生において、幼児期は、生涯にわたる人間形成の基礎が培われる極めて重要な時期であるとし、子供の育ちについて常に関心を払う必要があると示しています。 一方で、幼児期の発達につきましては、目先の結果のみを期待するのではなく、生涯にわたる学習の基礎をつくること、後伸びする力を培うことを重要視しています。幼児の内面に働きかけ、一人一人の持つよさや可能性を見い出し、その芽を伸ばすことをねらいとするため、小学校以降の教育として「見えない教育」とも言われているところであります。したがいまして、どれだけの差が出るかということについてのデータ化、あるいは数値化というものが、できるものではないと考えております。 次に、2点目のご質問であります、中央公民館周辺を壊し、こども園を建設すると地域振興となるとあるが、その根拠となる庁内議論の過程を裏づけとなる数字を示してもらいたいに、お答えいたします。 地域振興とは、地域が経済力や人々の意欲を向上させたり、人口を維持したり伸ばしたりするために行う諸活動のことをいいます。地域活性化、地域づくりとも呼ばれているところでございます。私は、こども園を整備することにより、子育てに対する意識が向上したり、子育て環境の整った町にすることによって、人口維持や増につながることを期待をしているところでございます。また、先日の全員協議会において議員からは、認定こども園については、生産性がない、経済効果がないというご指摘をいただきましたが、子育てに対し投資をすることで将来の町を、京都府を、そして、日本という国を担う人材を生み出すことができればと考えた際、そのご指摘につきましては、私は当たらないのではないかと考えております。 次に、2番目のご質問であります、本町の財政再建策を問うにお答えをいたします。まず、本町の財政状況についてご説明をいたします。本定例会でもご審議いただきますが、平成30年度決算では、一般会計で財政調整基金1億円を取り崩しての決算になっております。2年連続で財政調整基金を取り崩す決算となり、大規模な災害対応があったとはいえ、普通交付税の縮減段階に入り、厳しい財政運営となってございます。各財政指標につきましても、経常収支比率97.7%、実質公債費比率15.8%、将来負担比率110.6%と、いずれの指標も平成29年度決算よりも悪化をしているところでございます。 私は、本年度の町政懇談会では3月定例会にお示しをいたしました、財政見通しをもとに作成した資料をもって、逼迫した財政状況であるということを説明し、そのようにならないための方策として、行財政経営マネジメントを進めていくこととしているという旨の説明をさせていただいたところでございます。議員からは、このような状況の中での本町の財政再建策ということでありますが、いずれの取り組みも、まだ緒についたばかりと認識をしてございます。とはいえ、何も進んでいないということではなく、今の動きについてご説明をさせていただきます。 一つは、現在、策定作業を進めております、第3次行政改革大綱でございます。第1次、第2次の行政改革大綱において、さまざまな取り組みを行ってまいりました。効果を上げたものがある一方で、その効果が増加する社会保障費や特別会計への繰出金、新規事業へと振りかえられており、財政規模が合併当初よりも増大をしているという現状にございます。第3次行政改革大綱におきましては、抜本的な予算編成改革や政策形成過程のルール化の取り組み、事務事業評価により真に必要な事務事業の整理整頓などを改めて盛り込み、実行していくことを検討してございます。 合併後の一つの町に見合った財政基盤を構築し健全な本町を次世代へ引き継ぐことが重要になっていると考えてございます。その中で重要となるもう一つの動きといたしましては、新たな財政計画の策定にも取り組んでございます。今後の本町が健全な財政基盤を回復し、維持し続けるために必要なことは何かという方向性を見つけるために、また、町民の皆様方とつくり上げてきた総合計画の実現性を担保するために必須のことと考えてございます。 これは、京都府立大学の地域貢献型特別研究を活用させていただき、企画財政課と京都府立大学がともに取り組んでいるところであります。本研究は与謝野町の持続可能な行財政マネジメントシステムに関する研究をテーマに、今年度と来年度の2カ年で実施をされ、現在は合併からの財政状況の分析を進めており、今後は新たな財政指標によります、持続可能性の研究、予算編成改革に取り組む先進地や同規模合併自治体への調査などを行い、来年度には財政計画の策定ができるように取り組みを進めてまいります。 本町では普通交付税の縮減段階に入り、人口も減少の一途をたどってございます。限られた資源の中で、いかに安定した行財政基盤を維持をしていくのかということが重要になりますが、財政面での安定が不可欠であるということは言うまでもございません。ただやみくもに経費を削減していくのではなく、何が真に必要なのかを見きわめ、合併後の一つの町としての財政基盤を再構築することが本町の財政再建だと考えてございます。 以上で、杉上議員への答弁といたします。 ○議長(家城功) 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) 再度、お尋ねしときたいと思うんですけど、渡邉議員の質問に対しても町長から答弁がございました。 野田川地域でのこども園の建設がおくれる理由として、野田川地域の学童の減少が今、とまっていると、うれしいことではあります。 だから、小学校の再編もおくれると、それならば町民はですよ、それならば、なぜこども園を先行して建設しなくてはならないか、ここを町長にいつもお尋ねになるわけですね。町長の答弁は、今、私が質問したように、野田川地域と加悦地域と岩滝地域の子供たちに格差が生じると。格差が生じるんなら、私が尋ねたのは庁内で、役場の中ですね、どういう議論がなされて、そういう町長のお話される根拠となってる数字もしっかり示してくださいと言うてお尋ねしたんですけども、数字は出てきておりませんけども、いかがでしょうか。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま、いただきましたご質問にお答えをさせていただきますが、漏れる答弁があろうかと思いますけれども、後ほど、またご指摘をいただきたいと存じます。 まず、先ほど来ご説明をさせていただいておりますように、就学前の保育・教育環境を整えていくということは、児童・生徒の生涯にわたることを考えていくと、極めて重要なことと考えてございます。 その状況の中で、私たちがとりわけ議論として進めてきたのは、一定数の規模のクラスを複数編成することができる。そのことによって、子供たちがともに感性を伸ばし合うことができるのではないかと、そういう環境を伸ばしていくことが、これからの彼ら、彼女たちの一生にとって大変重要なことではないかという議論をしてきたというところであります。 また、議員もご案内でありますように、本町の就学前の保育教育施設につきましても、一定の老朽化が進んでいるということもあり、その施設の環境という面でも改善が必要と判断をしてございます。 そうした中で、毎年度、毎年度、修繕などに取り組んでいるわけでございますけれども、その応急対応ということではなく、認定こども園をしっかりと新設をしていくことによって、子供たちが日常生活を過ごす園舎の充実を図っていきたいと考えているところでございます。 議員からは、第1質問におきましていただきました人間形成上、どれだけの格差が生じるのか、調査、研究をしたデータを示してもらいたいというお話がございましたけれども、先ほど申し上げましたように、この保育や教育の成果というものを数値ではかるということは非常に難しいと思ってございますので、先ほどの答弁の中ではデータ化、あるいは数値化できるものではないという答弁をさせていただいたところでございます。 ○議長(家城功) 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) 人間形成上の成長を数値であらわすのは、大変難しいと思います。 そこで、就学前児童の保護者と町長の懇談会が8月21日、わーくぱるで行われました。私も出席しました。 そこで出た、お父さん、お母さんのご意見は、誰もですね、町長、こども園を早くつくってくださいという人は一人もおられませんでした。何を望まれたか。幼稚園、保育園が、うちの近くにあってほしい、あってほしいと、おじいちゃん、おばあちゃんも一緒に送ったり、お迎えできる、そういう環境が欲しい。 それと、こども園自体がよくわからないんで、もっと保護者に対して、町長が、こども園とはこういう保育と教育をするとこでありますよということをお話してほしいのが私のメモでは書いてあります。 誰も、今すぐつくってくださいとか、そんな要望は一人もおらんかったです。第一、出席者が少ないです。これは、なぜならば言うたら、なぜならば我々、議員に来たのは19日ですよ、ご案内が。そして21日にあったんです。 お父さん、お母さんにもかなり近々のご案内が行ったようです。これはどういう意図で、こういう会を設けられたかわかりませんけども、これは町長の思惑が外れて全然違う意見が出たと思うんですけども、町長、見解はいかがですか。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) まず、8月21日に開催をいたしました、保護者の皆様方との懇談の概要でございますけれども、約1時間半の会談の時間でございました。この中で、議員ご指摘のように、出席された方が少ないということは、私たちも考えてございます。そうした中で、よりたくさんの保護者の皆様方から意見に耳を傾けることができるように、意見交換をすることができるようにというご指摘をいただいてもございます。 そうした中で、子育て支援センターに通われる保護者の皆さん方との懇談、あるいは現在の園の保護者の皆様方との懇談というものも引き続きとり行っていきたいと考えてございます。 なお、議員からは、認定こども園の設置を望む声はなかったという話がございましたけれども、そのように私は認識はしてございません。 あるご夫婦でのご出席の方は、認定こども園ができるのを楽しみにしているというご発言もありました。ただ、ご指摘のように、認定こども園という園の形態が、子供たちにとってどのような効果をもたらしていくのか、課題点はあるのではないかというご指摘もいただいているということも事実でございますので、今後の懇談の場におきましては、そうしたご意見も踏まえてご説明をさせていただきたいと考えてございます。 ○議長(家城功) 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) 京丹後市とか、いろいろこども園見せていただきました、学童保育も見せてもらいました。私は、幼稚園、保育園が一番いいです。近くにあるのが一番いいんです。これ以上、いませんけども。 観点かえまして、もう一つ、町長がよく答弁されます、体育館の代替地でございますけども、これは完全に施設だけのことを町長おっしゃいますけど、一つを壊して新しいものを建てる、こども園を建てるということだけに執着しておられますけども、一度でも、あのスポーツクラブの活動を見に行かれましたか、体育館。違うんです。 昼間、高齢者の方が、あそこに集まるのは、誰々さんに会えるから、誰々さんと卓球ができるから、居場所になっているわけですね。それをですね、加悦中学校に夜行って柔道をやれとか、全然、そんな考え方言うやつがいるらしいですけども、違うんです。 皆さんがあそこに行って、いろいろ親しく話して、これもらってきましたけど、スポーツクラブの活動予定表、皆さん事務局を自分で運営されて楽しく日帰り旅行したり、試合の計画を立てたりするようなコミュニティが、あの一帯で形成されているわけです。それまでも壊すという心情は、私はわかりませんけども、ぜひとも一度行って、現場の皆さんとお話をしていただきたい。 もう一つ、時間があれです、言いますけども、商工会館は、町長も何度も言っておられますけども、あそこにかけてあるんですよ、京都銀行300万円、もう血と汗と涙の寄附金であの会館はできてるんですよ。それも壊すんですか、町長。
    ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) まず、野田川の体育館、そして中央公民館をご活用いただいております、団体の皆様方に関しましては、今後、団体の皆様方と協議をさせていただきながら、代替案の提案などをさせていただきたいと思います。 そうした中で、さまざまなご意見が出てくるであろうと思います。それは活動の拠点が仮に移った場合、通われる距離が長くなっていくでありましたりとか、さまざまなご意見があると思ってございますが、そうしたご意見をいただきながら、ともに解決策を見い出していきたいというように思っております。 そうしたことから、現在、活動されておられる団体の皆様方の活動自体を否定し、そして奪うという気持ちは毛頭なく、代替案の説明をさせていただき、できる限り合意に結びつけていきたいと考えているところであります。 また、与謝野町の商工会、本所のあり方につきましては、かねてより商工会の皆様方に、町の計画をご説明させていただいた後に、ご説明をさせていただいて、この移転についても考えることができないかといったご提案をさせていただいております。 現在、商工会内部でも議論がされているというふうに思ってございますので、その議論を見守ってまいりたいと考えてございます。 ○議長(家城功) 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) ここにスポーツクラブの便りがございますので、町長言うときますけども、195人のうちですね、50歳代以上の方が120人以上で構成されているスポーツクラブなんです。繰り返し言いますけども、夜出かけて行ってスポーツやる、年齢層の方じゃないんです。昼間、今の時間行ってですね、誰々ちゃん、誰々さんと出会って卓球したり、ソフトバレーしたり、いろんな競技をされるところが、あの周辺の野田川中央体育館でございます。 それをですね、加悦中学校の体育館に行けとか、加悦高の体育館に行けとか、全然、そんなことは、どう言うたらいいんでしょう、そんなことがわかるわけがないんです、皆さん。ぜひとも一度、現場に行って膝を交えて話をしてほしいと思います。 それから、12時になってまいりましたけど、一番重要なのは、朝一番に起こりました。 きのう永島議員が質問いたしました。この総務文教厚生常任委員会でいただきました、企画財政課から。ここに何て書いてあると思います。 町民への説明責任を果たすための資料ですよ。これは町長が町民に対して説明責任を果たすための資料なんです。企画財政課長が町民に説明するための資料ではないんですよ、これ。見解はどうですか。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) 先ほど、議員からは、野田川の社会教育施設を利用されておられる方は、代替案などの提案はわかるはずがないといったご指摘があったというふうに思ってございますが、我々としては、この認定こども園の設置ということは、施設の利用者の皆さん方にとっても、お孫さんやお子さんの生育を整備をしていくということにつながっていくと考えてございますので、丁寧に説明させていただくことによって、ご理解が深まるのではないかと考えております。 引き続き施設の利用者の皆さん方、確かに団体の皆様方としか私は懇談もできてないので、施設の利用者の皆さん方との懇談ということも、一つの妙案ではないかなと感じたところでございます。 また、先ほど来、議員からいただいております、事務事業評価でございますけれども、この事務事業評価のあり方については、行財政改革の一環として進めているものでございます。今年度から本格的に、幾つかの事業をピックアップしながら、外部委員の皆様方にも見解をいただきながら進めている取り組みでございます。 この取り組みの内容につきましては、まだ始まったばかりでありまして、この議論自体を深めていくということは、事業のより効率的な実施、あるいは職員の人材育成などにもつながっていくものと考えてございますので、引き続き充実をさせていきたいと思ってございます。 また、その中には、野田川体育館事務事業評価の内容についても掲載をされておられまして、そこに対して議員からご指摘をいただいているものと思ってございますが、この取り扱いにつきましては、全ての議論を尊重しながら進めていくということでありますけれども、その協議結果によって全てが決まっていくものというものではないというふうにご理解をいただきたいと存じます。 ○議長(家城功) 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) ここに重要なことが書かれております。加悦の認定こども園は、保留になっているんですね。保留です。 それから、永島議員が昨日、指摘されました野田川中央体育館につきましては、利用者や稼働率を調査し、もう一度きっちりと全体的に情報を示して、判断できるように行政は努力すること。 もう一度、しっかりとプロセス、この政策過程をしっかりと示すと、こう書かれてます。こう書かれているもの以上のもんはないんですね。これは町長が委嘱して、行政改革推進委員さんが4名、副町長を先頭に総務課長、企画財政課長が編成されたんです。これが役場の中の合意形成を図るためのものであって、先ほど、繰り返しになりますけれども、町長が町民に対する説明責任を果たすための資料なんですね。 これ以上のものがないのにですね、どうして朝一番にああいう、きのうおっしゃったことをですね、きょう朝また違うことをおっしゃるんですか。これは全く我々議員は理解できません。 町長、お願いします。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) まず、昨日の永島議員への答弁でも申し上げましたように、事務事業評価の結果につきましては、尊重しながら行政運営を進めていくということを申し上げたところでございました。 本日につきましても、同様のことを申し上げたわけでありますけれども、より詳細な説明が必要と判断をし、企画財政課長からも、その議論の内容を詳細に説明させていただいたというところでございます。 なお、行財政改革の取り組みにつきましては、第1次、第2次、そして第3次と連綿とつながってございます。そうした中で、各段階における委員さんからは、与謝野町の財政状況を健全なものにしていくために、いずれにしても公共施設の統廃合などは必要なことであるといったご意見をいただいてきたというところでございます。 こうした行財政改革の流れというものをしっかりと踏まえた形で、我々としても対応をさせていただきたいと考えてございます。 ○議長(家城功) 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) もう一度、お尋ねしときたいと思います。 役場の中の庁内の意思の統一の仕方と合意形成の図り方、これは企画財政課長と総務課長しか出てないんですね。 であるならば、課長会議で意思の統一を図り、合意形成を図り、その合意形成を図られたもんが、町長がいろんな機会に町民にお話になって、説明して納得していただいて、町民の総意をつくるわけですね。 町民の総意で陳情へ行ったり、京都府知事にお願いに行ったりするわけですよ。町民の総意でないものを持っていったってですね、それはなかなか相手の方々も見抜かれますので、その辺はしっかりした合意形成を持って、望んでいただきたいと思うんですけども、もう一度、町長の見解をお尋ねいたします。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員からは与謝野町役場内での意思決定のプロセスについて、ご質問がございました。 当然のことながら、役所内において推進をしている事業というのは数百にものぼります。その事業の性質によって、さまざまなプロセスを経て、実行に移されていくということでございますけれども、とりわけ町全体の方針にかかわるような事業、あるいは論点ということについては、担当課でのしっかりとした協議を経て、まちづくり本部会などでの協議をさせていただいた上で、最終的な判断に至るというものでもございます。 したがいまして、議員から与謝野町役場内での意思決定やプロセスの重要性については、ご指摘をいただき、よりよい形で取り組めるように努力をしていきたいということを申し上げたいと思います。 いずれにいたしましても、この公共施設の統廃合問題については、痛みを伴うと思います。その痛みが伴うということによって、さまざまな住民間での意見の相違などが生じていく、そのことによって引き起こされていく分断、あるいは一体感の醸成の欠如などがないように、我々としても努力を誠心誠意払っていかなければならないと思ってございます。 認定こども園の設置につきましては、私は、子供たちの保育・教育環境を整備していく上で、極めて重要な取り組みと考えてございます。その中で、私たちが伝え切れていない内容も多々あるというように認識をしてございますので、引き続き住民の皆様方に対し、この計画案の周知徹底をさせていただきながら、この問題の終息に当たってまいりたいと考えてございます。 ○議長(家城功) 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) 今、町長答弁がありましたんで、公共施設の統廃合問題に戻しますと、やはり今の混乱を招いた要因は、情報を小出し、小出しに出して、おっしゃることが、それぞれの立場で違ったということを反省していただく機会にしていただきたいと思うんです。 先ほど、鳥取市の場合を申し上げましたように、その鳥取市は公共施設を管理するだけではなしに、経営、運営するいうことに方針転換をいたしまして、皆さんが転換しておるわけですね。 そういう地域づくりと、我々の町のように1年かかって、いまだに公共施設の統廃合の問題を本議会でもやっているわけです。これも一つの悲劇ですね、これはもう。完全なる情報を小出しにした悲劇、それぞれが違うことを、町民に違うことを言ったというのが最大の要因でございます。ぜひとも軌道修正をわっとして、きょうから臨んでいただきたいと思います。 財政の問題は、これは非常に失礼だったと思うんですよ。行政懇談会、紙1枚、さっき言いましたように紙1枚で、最後に書いてあるんですよ、これ小さい字で。わざとに書いてあるかわかりませんけど。これでは、丁寧な説明どころではなしに、本当に町民が心配して不安を、ますます不安になって帰られたと思うんです。 そういう懇談会だったというふうに私は思うんですけども、ぜひとも、情報の出し方、あるいは資料の出し方、もっと丁寧に町民と一緒に協働したまちづくりを言われるのであるんならば、情報共有しながら町民もしっかり勉強しています。見抜きますよ、テレビ見ている人は、表情で。だから、我々もしっかりせないかんですけども、行政もしっかりしてほしいと思います。 何よりも、出席率が悪かったいうて、私、全員協議会で言いましたけども、あれだけの企画をしてですね、暑い夏に行政改革に取り組むという企画財政課が音頭をとって、研修会をやったのに、220人おる職員のうち100人以下では、これは行革をやる前提が全然なってないですよ。町長、どうですか。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員からご指摘がございましたように、この野田川地域の認定こども園の設置計画につきまして、私も本年に入りましてから、対住民の皆様方と意見交換をさせていただいているという段階でございます。まだ、その取り組みにつきましては、充実をさせていかなければならないという認識でございますけれども、私の話を聞いていただいたり、あるいは有線テレビの放送などをごらんおきをいただき、この町の取り組みに賛同するというご意見も多々いただいているという状況でございます。 引き続き、私たちとしても、丁寧に、この取り組みを説明をさせていただき、理解と認識を共有できるように、努力を重ねてまいりたいと考えております。 また、議員からは職員研修会の出席率の話でご指摘を賜りました。本年に入りましてから、この職員研修会も複数回、開催をさせていただいてございます。その中では、議員がおっしゃいますように、出席率の低いものもあったようでございますけれども、引き続き研修会の意義、そして職員への周知徹底をさせていただきながら、出席率の向上を実現していきたいと考えてございます。 なお、その日によっては、庁内で他の事業が図られているということから、出席がかなわない職員もいるということは、ご理解いただきたいというふうに思います。いずれにいたしましても、この行財政改革の推進ということは、私ども与謝野町役場で働く職員にとって、そして、住民の皆様方にとっても大切なことと思ってございます。 さまざまな機会を通じて、情報提供などさせていただきながら、苦しいこの時代をともに乗り越えることができるように、私としても努力をしてまいります。 ○議長(家城功) 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) 締めくくりに、今後の公共施設統廃合の進め方を聞いておきたいというふうに思います。 一応、住民合意というものがいるわけです。町民の総意、これだけの大事業ですから、町民の総意で取り組まんなん問題も多いと思うんです。そこまで持っていくプロセスを、町長はどのようにお考えか、お聞きしておきたいと思います。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) 先ほど、渡邉議員のご質問の中でも言及されましたように、本計画案に対して、私たちが発言をしていないような情報も多々流れているというふうに認識をしてございます。そうした状況の中で必要なことといいますと、適切な情報提供というふうに思います。 引き続き、この情報提供をしっかりとさせていただきながら、住民の皆様方との対話を深めてまいりたいと、そのことに尽きると考えております。 また、この公共施設統廃合全体の話でございますけれども、これも来年控えております小学校の統廃合の事案など、同時並行的に進んでいる事業がございます。そうした他の事業においても、住民の皆様方との対話というものを通じて合意形成が図られるように、私たちとしても細心の注意を払ってまいりたいと考えてございます。 ○議長(家城功) 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) 先ほどの資料に戻しまして、事業仕分けですね、第2次評価につきまして、一応、結果が出てるわけですね。加悦こども園につきましては保留、野田川体育館については、さらに調査を進めて、全体的な情報を示して判断をするように行政は努力をすると出ててるわけ。これを昨日は永島議員に対して、尊重するだけだったんですけども、これは町長が諮問された委員の皆さんの結論でございますので、尊重以上のものを示さないと町長が諮問した意義がないと思うんですけども、最後に答弁、お願いいたします。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員からいただきました事務事業評価の内容でございますけれども、今年度におきましても複数の事業によって取り組みを進めているという状況でございます。 それぞれ評価、あるいは附帯された意見というものを尊重しながら、私たちとしても行政運営を図ってまいりたいと考えてございます。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員からは、今年度の事務事業評価の中で、加悦地域における認定こども園の評価が空欄というようになっているというご指摘でありますけれども、これは既に事業が推進をしているということから、評価しないという判断がなされたものであるということであります。 ○議長(家城功) 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) たびたび、最後になりますけども、ぜひとも、これに、この資料にデータとしてはお金の問題ですね、財政の問題を加味、加えまして、もう一度、私たちにも町民にも提出いただいて、情報共有して町民総意で判断できるような資料にしていただきたいと、要望しておきます。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員からご指摘をいただいておりますのは、今年度実施をしました事務事業評価におきまして、野田川の体育館の件を取り上げておられるというふうに認識をいたしました。 けさ、小池企画財政課長から、その議論の詳細ということでお話をさせていただきましたけれども、より詳細な稼働率などの数字を挙げながら、住民に情報提供していくべきということであったと思いますので、それは心がけたいと思います。また、議員からは施設単体の費用対効果という部分についても言及があったと思います。1年間にどのような管理、維持経費がかかり、そして収入はどれぐらいなのかということも含めて、情報提供をさせていただく必要があるのかなと感じたところであります。 ○議長(家城功) 杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) 以上であります。ありがとうございました。 ○議長(家城功) これで、杉上忠義議員の一般質問を終わります。 ここで昼食休憩といたします。 午後1時45分に再開をいたします。     (休憩 午後0時17分)     (再開 午後1時45分) ○議長(家城功) 休憩を閉じ、休憩前に引き続き会議を再開いたします。 最初にお願いをしておきます。 答弁者側の皆さんにおかれましては、この一般質問で質疑者、いわゆる議員の質問の中で、理解のしにくい答弁だとか、また、誤解をそのまま、誤解のまま訴えるようなことが見受けられるのでないかというふうに感じております。きちっと、もし間違いであれば、その認識は、こうですよという説明も含めてしていただかないと、事実が何なのかというのが、なかなかわかりにくいというふうに感じておりますので、ご配慮をよろしくお願いしたいというふうに思います。 それでは、一般質問を続行いたします。 次に、8番、浪江秀明議員の一般質問を許可します。 浪江議員。 ◆8番(浪江秀明) では、2日目、午後一番の一般質問を始めたいと思います。 まず、私は新規就農者の補助金についてとコミュニティバスの運行、この2点についてお尋ねいたします。 まず、新規就農者の補助金。本年の新規就農者の補助金は、現在、国の予算が通っていないため、今のところ支給が未定となっている。一部、予算がついていると言われていますが、昨年までの申請者についてであり、支給される予定と聞く。 これから、農業の担い手として、就農を計画されている方々のはしごを外したようなこととなっている。 新規就農者の生活を応援するための制度であるはずなのに、国の予算がついていないことを理由に、支給しないのはなぜなのか。曲がりなりにも、制度は国であるが、窓口は市町村である。制度がある以上、市町村も責任があるのではないか。 農業をするには、土地、肥料、苗、農薬を買わなければならない、今の制度では、支給は9月から10月ごろであると聞く。それまで、どうやって生活すればいいのか。 以上の内容について、質問を行います。 1国より、新規就農者の補助金がなかった場合、町より、それにかわる補助金は考えられないのか。 2制度的に就農者の支援を補助するものであるので、早く支給をすることができないのか。 2点目、コミュニティバスの運行は、現在、運行されているコミュニティバスの運行を減らすとのことだが、前回の一般質問でも述べたが、住民の移動を妨げるのではないだろうか。 買い物、病院等不便になることにより、免許返納をよりできなくなるのではないだろうか。 以上のことを踏まえて、質問を行います。 1ひまわりバスのようなマイクロバスではなく、11人乗り程度の無料バスの運行はできないのか。 2運送業者委託ではなく、NPO自治区に委託することはできないのか。 3川上地区、香河地区、加悦奥地区、滝地区等、路線バスの運行していない地区に、毎日2便程度運行することはできないのか。 以上、町長にお伺いいたします。 これで、私の第1回目の質問は終わります。 ○議長(家城功) 答弁を求めます。 山添町長。 ◎町長(山添藤真) それでは、浪江議員1番目のご質問であります、新規就農者の補助金はについて、お答えをいたします。 まず、議員お尋ねの新規就農者の国の補助金は、農林水産省所管の農業人材力強化総合支援事業のうち、農業次世代人材投資資金であり、当初は青年就農給付金と呼ばれておりました。 その概要は、次世代を担う農業者となることを志向する経営開始直後の新規就農者に対し、経営確立を支援する資金として、農業を始めてから経営が安定するまでの最長5年間、年間最大150万円が交付されるものであり、財源は国庫100%であります。 本町の実績は、事業開始の平成24年度から30年度までの7年間で、延べ12名に対し、総額6,487万5,000円を交付しております。本年度につきましては、事業継続者であります6名に対し、825万円を交付する予定といたしております。 しかし、今年度、新規に申請をされた2組のご夫婦4名に対しましては、ご指摘のように、いまだに京都府からの補助金交付決定がおりてございませんので、町といたしましても交付をお約束することができず、不安を抱かれている現状にございます。 この、今年度に新規採択を予定する新規就農者に対し、国がいまだに交付決定ができていない状況は全国的なものであり、その要因は、今年度から補助対象年齢を拡大したにもかかわらず、国の予算が前年比で12%、20億円以上減額したとの連絡を受けておりますが、すんなりと理解できるものではないと思ってございます。 ここで、1点目のご質問であります、国より新規就農者の補助金がなかった場合、町よりそれにかわる補助金は考えられないのかに、お答えをいたします。 当該事業は、他の自治体同様に、国府の制度を活用されようとする方を支援する位置づけから、国府の交付決定に基づいて実施することといたしておりますので、基本的には町独自での対応を想定してございません。しかしながら、報道などでは、全国的には独自対応をする県や市があるとされております。 本町におきましては、引き続き、京都府に対し、国費の確保と、かなわない場合は京都府による措置について、強く要望を行ってまいります。また、並行し市町独自の対応策につきましても、そのほかの自治体の動向を見据えながら議論を深めてまいりたいと考えております。 次に、2点目のご質問でございます、制度的に就農者の生活を補助するものであるので早く支給をすることができないのかに、お答えをいたします。 1点目のお答えと同様になりますが、国府の交付決定を受けることが事務手続のスタートとなりますので、これより早い交付は困難であるということをご理解いただきたいと存じます。 昨年の例で申し上げますと、6月13日に府から交付決定があり、申請手続などを経て、ほとんどの方に対し、9月12日に前期分の交付を行ってございます。 今年度におきましては、事業継続者のみに対し、8月5日に府の交付決定がございましたので、10月初旬には交付できるよう事務手続を行っているところでございます。 次に、2番目のご質問であります、コミュニティバスの運行はに、お答えをいたします。 町営バス「コミュニティバスひまわり」は、交通不便地区住民の住民の皆様方の日常生活に必要な交通手段を確保するため、高齢者や自動車運転免許証をお持ちでない方の昼間の買い物・通院を主の目的に設定した運行サービスを提供しているものであり、利用者からは一定の評価をいただいていると認識をしてございます。 しかしながら、町営バスのみであらゆるニーズに対応することは不可能であり、丹海バスの路線バスや社会福祉協議会の福祉有償運送、タクシーとのすみ分けも勘案しながら、町営バスとして物理的な限界の中で取り得る最大の方法により運行できているものと考えてございます。 このコミュニティバスも平成21年3月の運行から11年目に入り、現在の車両の更新時期を見据え、また、急速に進行している超高齢化社会における適切な地域内交通はどうあるべきかを検討する時期に来ており、町営バスの後継となる移動手段の検討を、まさにスタートさせたところであります。 まずは1点目のご質問でありました、ひまわりバスのようなマイクロバスではなく、11人乗り程度の無料バスの運行はできないかに、お答えいをたします。 バスの運行費用の大半は人件費と燃料費、運行管理費のため、議員ご提案の11人乗り程度の車両の小型化は、コスト面で大きな削減は期待をできないと考えておりますし、運賃を無料とすることは、現在、有償で運行されている運行事業者との関係を壊す可能性があり、行政が、そのようなサービスを提供することは控えるべきと考えております。 次に、2点目のご質問であります、運送業者委託ではなくNPO自治区に委託することはできないのかに、お答えをいたします。 運行主体の考え方でありますが、道路運送法の基本は安全に人を輸送することが大原則であり、そのために国から運行許可を得られた事業者、いわゆる緑ナンバーで有償にてバス等を運行することが基本となっております。 本町には許可を得られた運行事業者が既に存在をしており、かつ本町から委託に応じていただいている状況において、自家用自動車、いわゆる白ナンバーでの運行となるNPOや自治区へ委託することは法の趣旨に逆行するものであり、現時点では考えてございません。 ただし、今後、運転手の減少などにより、需要に対して事業者のみでは運行サービスを提供することができないと判断する場合は、自家用自動車による運行も選択肢として考えることになります。 次に、3点目のご質問であります、川上地区、香河地区、加悦奥地区、滝地区等路線バス運行していない地区に、毎日2便程度運行することはできないのかに、お答えをいたします。 これら路線バスが運行していない地域につきましては、現在でもコミュニティバスひまわりが週2日運行し、ご利用をいただいているという段階でございます。 10年間の利用実績から毎日2便運行するほどの需要はないと判断をしているところであります。 以上で、浪江議員への答弁といたします。 ○議長(家城功) 浪江議員。 ◆8番(浪江秀明) ほんなら2回目の質問をさせていただきます。 今、町長が言われました、府への要望は続けていただきたいと思います。昨年は、6月に交付決定があり、9月に支給があったと、ことしにおきましては、まだ交付決定もないわけですわね。 そうなると、今度の、ことし申請しとる新規就農者はもらえない可能性が高いとなってくると思うんですが、この農業補助金は、根本的に農業にかかわる個人、法人、団体などが農地を買ったり、新しく農業を始めたり、機械を買ったりと、事業を始めようとする場合に利用できる法的な補助制度となっております。 この件について、市町村に経営改善計画を提出し、認定を受けた認定農業者であることが条件の場合が多く、農業補助金プロジェクトは約500種類にものぼりますが、中には、前年度に補助金を受けた人を継続して支援するもの、場所を限定するもの、農業協同組合や地方公共団体を対象にしたものなどもあり、広く農業を営む個人や法人が利用できるプロジェクトは、そんなに多くないとなっております。 それで、農業、駆け出し農家を支援する助成金として、これは補助金ですわね。先ほど町長が説明していただきました青年就農給付金。それと、国の金融機関が貸し出す無利子のローン、青年等就農資金など、それと担い手確保経営強化支援事業、これでお金を借りれるということはあるんですが、給付型の補助金は青年就農給付金だけでございます。 これから農業を始めようとする若者が、まず要るのは、土地を借りて、肥料を入れて、種を買うて、農薬を買うて、一番最初にお金がたくさん使わなければなりません。 それを3月から仕かけたとして、7カ月たっとるわけです。この7カ月、どうやって生活したらいいんですか。ほら、自分が蓄えがたくさんあって生活していくということができるならいいですが、全ての方がそうではないと思います。やはり、その点は確実に、この青年就農給付金を支給していただきたいと思います。 それと、二つ目のコミュニティバスの運行なのですが、11人乗りぐらいの無料バスならば2種免許は必要なく、白バスの扱いとなります。 道路運送法における登録、または、許可を要しない運送の対応について、道路運送法第2条第3項において、他人の需要に応じ、有償で自動車を使用して、旅客を運送する事業、旅客自動車運送事業であると想定しており、これの五つの要件に、全てに該当する場合は、同法に基づく許可を受ける必要があります。 有償でなければ、道路運送法の許可を受ける必要がないと読み取れるんですが、それも他地域に出るんではなく、区の事務所、旧最寄りの庁舎、そこまでの運行にすれば、この路線バスとかち合わないので、これとデマンドバスという方法も考えましたが、デマンドバスになると電話をかけて、それで来ていただくと、予約をするいう格好になりますんで、これはタクシーとかち合うような内容ですので、あえて区のほうに1台ずつ車をあてがって、区のほうがNPOをつくっていただいて、そこで運営していただくと、そういう格好でいければいいんじゃないかと。 今のひまわりバスも平成21年から運行しております。ということは10年なりますわね。そしたら車も更新時期になってくると思いますので、ぜひ今度、車をかえていかんなんという場合があれば、それも一つ考えていただけないかと思います。 いかがですか。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) それでは、議員からいただきましたご質問にお答えをさせていただきたいと思います。 まず、農業次世代人材投資事業でございますが、本年度におきましては、事業継続者のみに対し8月5日に府の交付決定がございました。それを受け、10月の初旬には交付できるよう事務手続を進めているところであります。 一方、新規で就農された方々に対する補助金ということにつきましては、現段階において交付決定がおりているという段階ではございません。 本年、新たに新規就農されました夫婦2組4名の方におきましては、昨年度から就農相談を受けており、町、府、普及センター、そして農協で就農計画などをアドバイスしてきたという経過がございます。 そうした中で、交付金ありきでの就農計画を立て、そして退路を断ち就農をされてきたという経過がありますので、そうした経過を踏まえると交付決定がおりてないという段階は、私にとっても不条理だと考えてございます。 引き続き京都府、そして、国に対し、農業事業者の皆様方を支えていく補助金の交付決定が受けられるように、我々としても努力をしてまいりたいと考えております。 それを受け国・府でも対応ができないということでありましたら、私たちとしても独自に支援策を考えなければならないと考えてございます。 次に、2点目のご質問といたしまして、コミュニティバスの運行についてであります。議員ご指摘のように、平成21年度から運行を始め、本年で10年目の節目の年に差しかかってございます。この間も地域の住民の皆様方の乗車動向、あるいは意向などを確認をしながら、その都度、年次的に運行の工夫を行ってきたという状況でございます。 こうした10年目の年ということに加え、車両の老朽化など、あるいは地域の人口減少などをはじめとした事情の変化ということを考えましたときに、このコミュニティバスの運行ありきの今後の取り組みではなく、オンデマンドにつきましても、選択肢として議論を重ねていかなければならないと考えてございます。 このコミュニティバスひまわりの運行につきましては、私ども与謝野町役場のみならず、与謝野町公共交通委員会、会議などにおきましても、一定の議論を積み重ねてきているという段階でございますので、引き続き与謝野町公共交通会議などの議論も踏まえまして、今後の方針を確定をしていきたいと考えてございます。 また、議員からは道路運送法の解釈のお話がございました。この道路運送法の法律の遵守ということが前提になりますけれども、昨今、その法律の解釈につきましても、多様な状況が生まれてきているというふうに認識をしておりますし、それに基づき、さまざまなサービスが提供されつつあると思ってございます。 我々といたしましては、道路運送法の遵守ということを踏まえまして、地域の皆様方のニーズに対応し得る公共交通体系を引き続き構築できるように議論を深めてまいりたいと考えてございます。 ○議長(家城功) 浪江議員。 ◆8番(浪江秀明) ありがとうございます。 ただ、3月に農業かかりだして、もう半年以上たっとるわけなんです。やっぱり、さあ農業しようという方は、これまで自己資金で生活していかんなんわけですよね。それプラス土地を借りて、苗を買うて、肥料を買うて、入ってくるのが、この時期なんです。 これまで、この新規就農されて、国のほうからもらえなんだということはあるんですか、ないでしょう。できたら、町としても、町のほうで確認をとって、申請をしたら立てかえるぐらいのつもりがあってもいいんじゃないでしょうか。いかがです。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) 先ほど、答弁させていただきましたように、今年度、新規に就農されましたご夫婦2組4名の方におきましても、昨年度から就農相談を継続をしているという状況でございます。 そうした相談の中身の中でも、恐らく資金運用の部分についても、一定の相談をし合いながら、現況に至っているというふうに認識をしてございます。 この農業に関する新規就農ということだけではなく、町内には、そのほかの分野で起業なさる方もいらっしゃるということでありますし、そうした場合、やはり一定のリスクを、それぞれが負うということになっていると認識をしてございます。 いずれにいたしましても、今年度の新規就農者の皆様方に対する本制度の適用ということについては、まさに生活がかかったものと認識をしてございますので、引き続き京都府、あるいは国に対し、私たちからも強く要望してまいりたい、その上で予定されておりました、財政的な支援が行われるように、我々としても努力をしてまいります。 その上で、京都府や国からの財政支援がないという状況になりましたときに、我々としても独自で新規就農者の皆様方を支えていく制度を構築するべきと考えてございます。 ○議長(家城功) 浪江議員。 ◆8番(浪江秀明) 今、京都府や国のほうへ要望をするというようには聞こえたんですけど、ならばいつごろまでに返事が出ますか。 もう今でも、例年だったら、9月に支給されとるわけでしょう。本当、この農業をしようと思っておる若い子、死活問題ですよ。一日も早い支給をお願いしたいと思います。 質問をかえます。先ほどの無料バスなんですが、この10月1日から週に3便が2便に変更するとなっております。 すみません、ひまわりバスの運行が週3便から週2便になるんです。せめて、毎日1便、それで午前中に1便、午後から1便、区の事務所、旧庁舎、無料送迎ができないもんか。 その旧庁舎から次の庁舎までは丹海のバスを利用するとか、駅まで利用するとか、そしたら丹海の事業にも邪魔にはならんのではないかと。 先ほども言いましたが、白バスになると1種免許で運転できます。国交省のほうの登録も不必要です。運転手も各区、もしくはNPOで運用をしてもらうと、そうすることによって、免許の返納もしやすくなるのではないかと私は思いますが、いかがですか。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) まず、議員からご質問をいただいております、農業次世代人材投資事業でありますけれども、本年度は新規に就農された方に対する交付決定が、まだ、おりていないという段階であるということは、先ほど申し上げてきたとおりでございます。 議員からは、早期の交付決定ということと給付ということを申し述べていただいておりますけれども、先ほど来、申し上げておりますように、この農業の就農という部分についても、一定のリスクを負っていただきながらの就農ということになっているということを踏まえていただきたいというふうに思ってございます。 しかし、この農業次世代人材投資事業についての、いまだに交付決定がおりていないという段階につきましては、私としても非常に危機感を持ってございます。 引き続き各関係機関に対する要望を強めていきながら、早期に見通しが立てるようにしていきたい、その上で現在、不安を抱えておられる新規の就農者の皆様方に寄り添いたいと考えております。 次に、コミュニティバスひまわりのあり方につきまして、具体的な場所から場所という路線をご提案をいただいておりますけれども、まず、この与謝野町の公共交通体制の中で、現在、変化が生じてきているということは、まさに運行になっていただいている事業者の会社自体の人材不足ということが大きな原因となってございます。 そうした状況の中で、ひまわりバスの本数についても、そして路線バスの本数についても、縮小していかなければならないという現状にあるということはご理解をいただきたいと思います。そうした上で、今後の公共交通体制のあり方については、公共交通会議などを通じて議論をしているという真っ最中でございます。引き続き皆様方と議論を深めながら、これからの公共交通体系の維持、さらには適正化に向けて議論を深めてまいりたいと思ってございます。 また、議員からは、白ナンバー、緑ナンバーなどのお言葉が出ております。こうした許認可の関係につきましては、地域内に複数の事業者が存在をしているということであります。そうした事業者に対して、私たちの施策が何らかの悪影響を及ぼすということがあってはならないと考えております。 そうした地域内での事業者などのバランスというものを見定めながら、引き続き議論をしてまいりたいと考えております。 ○議長(家城功) 浪江議員。 ◆8番(浪江秀明) 今、コミュニティバスので、与謝野町内にほかにも白バスで運行しておるところがあるというような話はされましたが、実際問題、石川でも上地地区とか、コミュニティバスが通らんらしいんですわ。そのバス停に行くんが行けんと、そういう話があるので、こういう網の目状の運行ができないもんかと、それでこういうふうには考えてはおるんです。地元のほうのタクシー会社、バス会社、それとちょっと丁寧な相談をして、考えていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) まず、先ほどご質問の中でご発言をされた内容について、認識を新たにしておきたいと思うんですけれども、私が白ナンバーでの運用をされている事業者がいると言ったというお話がありましたけれども、そうした発言はしていないので、ご理解をいただきたいと思ってございます。 また、議員からコミュニティバスひまわりの運行状況でありますけれども、10月から3便から2便ということをおっしゃったかなと思うんですけれども、4月から2便体制となっておりますので、その状況についてもご認識をいただきたいと思います。 また、先ほど議員から石川地域の上地については、コミュニティバスが通っていないというご発言がありましたけれども、加悦奥石川線につきましては、石川上地というバス停で対応させていただいているという状況でございますので、その点も含めてご理解いただきたいと思います。 ◆8番(浪江秀明) 終わります。 ○議長(家城功) これで、浪江秀明議員の一般質問を終わります。 次に、9番、宮崎有平議員の一番質問を許可します。 9番、宮崎議員。 ◆9番(宮崎有平) それでは、事前通告に基づきまして、第89回令和元年度9月定例会の一般質問をさせていただきます。 今回は、図書館のあり方と交通安全対策について、お聞きいたします。はじめに図書館のあり方についてお伺いをいたします。 今、社会は人生百年時代を迎えようとしており、人工知能AI等の新しい技術が日常生活や企業等に浸透し始めるなど、社会の大転換期を迎えております。また、これまでの成長型社会から成熟型社会という名の縮小社会に進んでおり、自治体の財政も厳しさを増しております。 多様化する価値観を尊重しながら、人と人との結びつきや、学び合い、知識や経験の共有を通じて、未来をつくる活動につなげていくことの必要性が一層高まっていくものと考えております。 少子高齢化、情報や技術をめぐる変化、グローバル化など、現代の社会を取り巻く環境の急激な変化に伴い、年齢や性別、国籍などを問わずに、全ての人々が平等に生涯を通じて学び続けることができるよう、生涯学習の推進が求められています。 その生涯学習の一環を担う社会教育施設として、図書館に求められる機能も多様化していると思います。公立図書館のサービスは、子供たちや町民が生涯にわたり、必要とする知識や情報を提供するとともに、新たな機能やサービスを提供していかなくてはならないと思います。また、公立図書館は、地域の情報拠点として、あらゆる市民・町民が必要とする知識や情報を容易に取得することができる環境を整備しなければなりません。そのため、町民が求める魅力ある蔵書や資料を幅広く収集するとともに、それらを提供する職員の専門性の維持、向上に努めながら、町民一人一人のニーズに応じたきめ細やかな支援を行っていくことが必要であります。 また、その機能を継続していくためには、老朽化が進む施設の環境整備も視野に入れ、本館、分館を充実する必要性を検討する時期と思いますが、町長はどのように考えておられるのか、お伺いいたします。 一つ目、全国で図書館離れが進んでいると言われておりますが、与謝野町の図書館の実態はどのようになっているのでしょうか。 二つ目、図書館はどうあるべきと考えておられるのでしょうか。 三つ目、今後の図書館の役割については、どのようなお考えなのでしょうか。 この3点をお聞きいたします。 次に、交通安全対策についてお聞きいたします。 全国でどうしようもない悲しい交通事故や事件が起きております。与謝野町でも死亡事故や子供の交通事故が起きておりますが、その対策をどのように考えておられるのか、お伺いいたします。 一つ目、交通事故を減らす努力について、現状と、その考え方はどう考えておられるんでしょうか。 二つ目、町道などの道路標識、横断歩道や停止線、中央線が薄くなって見えないところが多くありますが、その把握と対策はどう考えておられるのでしょうか。 三つ目、ゾーン30の今後の取り組みについてのご所見をお聞きしたいと思います。 以上で、1回目の質問といたします。 ○議長(家城功) 答弁を求めます。 山添町長。 ◎町長(山添藤真) それでは、宮崎議員1番目のご質問でいただきました、図書館のあり方について、お答えをいたします。 まず、1点目のご質問、全国で、図書館離れが進んでいると言われているが与謝野町図書館の実態についてに、お答えをいたします。 全国的な統計数値を申し上げますと、平成18年の貸出冊数は、1人平均5.11点、平成28年度の貸出冊数は5.41点となっております。 一方、与謝野町では平成18年度が3.97点、平成28年度が6.04点となっておりますが、これは平成24年度に、1回当たりの貸出可能冊数を5冊から10冊に引き上げた影響があるものと思われますが、単純に貸出冊数の動向だけで見ますと、大きな利用者の減少にはなっていないと思われます。しかし、インターネットの普及に伴い、知識などを得る媒体が書籍や雑誌を中心とした時代とは異なってきており、最新の読書世論調査では、年代が低くなるに従い、書籍や雑誌に触れる時間が減少し、インターネットに触れる時間が増加していると報告をされています。また、人口減少社会も背景となり、図書館の利用者は減少する傾向にあると認識をしております。 次に、2点目のご質問でありますが、図書館はどうあるべきかに、お答えをいたします。 まず、図書館の使命であります、資料の収集・整理・保存と情報の提供を基本に、住民の皆様方が、学び、交流する拠点となるよう努めていくべきであると考えております。 具体的には、現在、行っております貸し出しサービスや絵本の読み聞かせ、ブックスタートなどの活動を継続をしつつ、職員のリファレンス能力を高めるための努力を行うなど、ソフト面での充実を目指していきたいと考えております。 次に、3点目のご質問でありました、今後の図書館の役割についてお答えをいたします。 図書館を取り巻く環境は変化をしておりますが、今後も図書館の持つ重要性は変わることはなく、社会教育を支える一つの基盤として、その役割を担っていく必要があると認識をしております。 一方、本町の1館2分室という、現在の図書館体制につきましては、町の身の丈に合った体制に変革をしていく必要があるとも考えています。そのため、平成30年5月に、教育施設統廃合の基本的な考え方(案)を作成し、図書館につきましては、図書館加悦分室及び野田川分室を統合した図書館加悦谷館を野田川地域に設置し、人員及び蔵書を集約することによって、さらなるサービスの向上を目指すことをお示しをしたところであります。 ただし、このことは加悦地域から図書館機能が失われることを意味しておりますので、加悦地域の住民の皆様方との協議が不可欠であります。とはいうものの、本件に関する具体的なスケジュールや施設整備方法などについては、まだまだ未定の部分が多く、現時点では住民の皆様方にお諮りできる段階に達しておりません。時期がまいりましたら、住民の皆様方と改めて協議をさせていただきたいと考えております。 次に、2番目のご質問で賜りました、交通安全対策についてお答えをいたします。 まず1点目のご質問、交通事故を減らす努力について、現状と考え方はに、お答えをいたします。 議員ご指摘のように、全国的にも毎日のように悲惨な交通事故が報道されており、本町内におきましても、夏休みに入って間もないころ、男山地内において児童が被害者となる交通事故が発生をしており、そうした一報を受けるたびに心を痛めているところであります。 こうした悲惨な交通事故を1件でも多く減らすために、与謝野町総合計画の安心・安全に暮らせる地域づくりに基づき、宮津警察署、交通安全対策委員会、PTAのご協力をいただきながら、町立のこども園、保育園、幼稚園で1年を通して親子交通教室を開催し、幼児期に正しい交通ルールを繰り返し学び身につけることによって、交通事故防止につながるよう取り組んでいるところであります。 また、子供たちの交通安全対策といたしましては、昨日の山崎議員への答弁でも申し上げましたが、平成26年に与謝野町通学路安全プログラムを策定し、本プログラムに基づき、京都府、宮津警察署、役場関係組織で通学路安全推進会議を設置し、毎年、通学路上の危険箇所を抽出し、合同点検を実施した上で危険箇所の改善・対策を行うとともに、対策後は検証会議の場を持ち、対策箇所の効果把握を行っているというところであります。 そのほか、交通安全対策委員に加え、保護者、教職員及び地域の見守り隊などのボランティアなどのご協力により、通学路の中で車両の交通量が多い主要な交差点における定期的な立ち番の実施や、各学校で宮津警察署、岩滝自動車教習所及び交通安全対策委員会など、多くの皆様方のご協力により自転車教室の開催をし正しい乗り方をご指導いただくとともに、PTAや民間業者のご協力によって、通学路の危険箇所などを記載した「通学路安全マップ」を作成し配布することによって、児童・生徒の交通安全に対する意識を高めるなど、交通事故防止の安全対策の取り組みを推進しているというところであります。 また、高齢者の皆様に対する取り組みといたしましては、満65歳以上の方が運転免許証を自主返納される場合には、バス、鉄道などの公共交通やタクシーを利用し安全に移動していただくために必要な支援を1回に限り行う、高齢者運転免許証自主返納支援事業の実施により、高齢者の運転による交通事故防止に取り組んでいるところであり、平成25年度以降、本日までに354人の方に運転免許証の自主返納をいただいております。 次に、2点目のご質問であります、町道などの道路標示、横断歩道や停止線、中央線が薄くなっているところが見受けられるが、把握と対策はに、お答えをいたします。 道路の路面標示につきましては、交通を整理し、誘導し、あるいは規制する交通管理施設として極めて重要なものと認識をしております。 路線標示は、標識令で道路管理者が設置するものを区画線、公安委員会が設置するものを道路標示として、それぞれ設置する管理者が分かれており、中央線や路側線などの区画線は道路管理者であります町の管理であり、横断歩道や停止線などの道路標示は京都府公安委員会が設置することとなっております。 道路標示が薄くなっている箇所につきましては、各区からの要望や交通安全対策委員会からの指摘などで把握に努めており、中央線や路側線などの区画線で、道路管理者であります町が設置しているものにつきましては、計画的に再標示を実施しておりますし、横断歩道や停止線などの道路標示で京都府公安委員会が設置をしているものにつきましては、宮津警察署を通じ再標示の要望をいたしているところであります。 次に、3点目のご質問でありました、ゾーン30の今後の取り組みについて、所見はに、お答えいたします。 ゾーン30につきましては、歩行者などの安全な通行を確保することを目的とした生活道路における交通安全対策で、面的な区域、いわゆるゾーンを定め、そのゾーン内の速度を時速30キロに規制し、そのほかの安全対策を組み合わせ、通行車両の走行速度抑制とゾーン内を抜け道として通行する車両の抑制を図るものであります。一つの路線を単独で指定するというものではございません。 なお、ゾーン30の導入に当たりましては、交通規制を行う京都府公安委員会、道路管理者であります町、そして、地域住民の合意が必要になります。 現在の指定状況は、浜町区の橋立中学校前の国道178号を挟んだ反対側の約5ヘクタールのゾーンと立町区、弓木区の国道178号と府道弓の木岩滝線と平和通1号線に囲まれた約13.8ヘクタールのゾーンの2カ所でございます。 今後の取り組みにつきましては、歩行者の通行が最優先され、通過交通が可能な限り抑制されるという基本的な考えに対する地域住民の同意が得られる地区をゾーンとして設定することになります。 しかし道路には、その利用形態も含め、さまざまな性格や特性がございますので、その路線にどのような問題があり、どのような対策を講じていくことが効果的なのかという地域事情を考慮の上、地域住民と関係機関とで十分な協議をして決定をしていく必要があると考えてございます。 以上で、宮崎議員への答弁といたします。 ○議長(家城功) 宮崎議員。 ◆9番(宮崎有平) それでは、2回目の質問をさせていただきます。 最初に言いました、図書館のあり方についてお聞きをいたします。図書館の機能というのは、本を借りたりするだけではないんではないかなと思っております。人と人が出会う場所でもありますし、交流を知で深め、人生を深める場でもあると言われております。 無限の可能性を持った子供たちにとっては、彼らの終わりなき好奇心に付き合ってくれる場であると言われ、人を育てるところ、人を大事にするところ、それが図書館ではないかと私は思っております。 そこで、今、与謝野町においては、加悦と野田川の図書館を一つにし、行く行くは、いつかわかりませんが、野田川地域に今、ご答弁いただいたように、設置したいというお考えでありますけども、私は、図書館というものは地域の文化だと思っております。やはりその地域の文化、そこに皆さんが育った人たちが勉強する場所をなくすというのはどうかと、私は思っております。 ですから、加悦には加悦、野田川には野田川というものは、私は分室として必要ではなかろうかと。それを、どうしたらできるのかということを、私は知恵を出して考えていただきたいなと思っております。 例えば、今、ほかの市町のことを勉強したりしておりますと、学校の図書館とかと分室を一つにするとかいうふうなとこも取り組みをされることもあったりするように聞きます。 高校なり、中学校なり、小学校なりの図書館に分室を置いて、今、学校の図書館そのものも、たまに私の聞くところでは、十分なものが、図書が置いてあるとは、私自身は聞いておりませんので、相当、本も古くなっているという話も聞いておりますし、そういう点で、そこを充実したらどうかなと私は思っております。 私自身は、やはりその図書館が減るということは、私は住民にとって、大きなマイナスだなと思っておりますけども、町長はどのようにお考えですか。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から、図書館は学びの場所であり、文化が育まれる場所であるといったご見解を拝聴させていただきました。 その上で、現在の1館2分室体制を維持していく必要があるのではないか、さらには小学校や中学校などの図書館機能も充実させるべきというご主張を承ったところでございます。 議員のご提案、ご指摘につきましては、一つのご意見として承られていただきたいと思います。 また、1館2分室の議論というのは、これからさらに住民の皆様方と議論を深めていく中で、結論を見い出していきたいと考えております。 なお、学校図書の充実につきましても教育委員会、あるいは学校などが連携をしながら、予算の範囲内で充実に努めていただいているものと認識をしてございます。いずれにいたしましても、議員からご指摘をいただきました図書館のあり方、読書の有用性につきましては、認識を一致させていただいているものと思っておりますので、引き続きのご議論の動向を見守っていただくことができればと思います。 ○議長(家城功) 宮崎議員。 ◆9番(宮崎有平) はい、よろしくお願いします。 しかしながら、私は宮津市の図書館が、今、ミップルの3階にございます。私も何度か行っておるんですけども、非常に大きくてきれいなところです。宮津市は、うまいこと、あそこを利用して、いいものをつくられたなという、私は感じております。 非常に買い物もでき、あそこで本も図書もゆっくり見られ、ああいう機能も都会では、いろいろとあるのかなと思っておりますし、福知山も私、見に行ったことがございますが、大変立派な図書館がございます。3階建て、4階建てずっとあるような図書館もございますし、そういったことをなかなか我が町では難しいのかなとは思いますけども、一つに集約するということも、今、計画では1館、一つの分室というふうなことに集約したいというお考えのようではございますけども、私は、確かに、ああいうミップルのような大きな図書館があるのも非常に魅力的ではありますけども、ただ、子供たちやお年寄りや、そういった方々が、そこへ行くのに、いろんな方法を使わなきゃいけない。すぐに行こうと、行けないという状況がある中においては、やはりその地域の中に分館があるほうがいいのかなというふうに私は思っております。 それは、地域のコミュニティ、町長がよくおっしゃるコミュニティということにも、私は大きく寄与しておるというふうに思っております。 そこで、いろんな、その地域の人たちと話したりすることによって、自分の情報がほかの人に伝わり、ほかの人の情報が自分にも入ってくるというようなことができるんじゃないかなと思っておりますし、今、図書館自身は本を貸したり、貸し出しするだけではなくて、いろんな事業もしておられると思うんです。 知遊館でも何か読み語りとか、いろんなことをしておられると思います。それって非常にいいことだと思っておるんですけども、それはやっぱりそこになかったらできないことでありますので、やはり一つ分館を、二つを一つにするんじゃなく、今の現状をどこにするにしろ1館2室、二つの分室ということをできるような考え方で進めていただきたいなと思っておりますが、町長どうでしょう。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) 先ほどの答弁とも重なると思いますけれども、ただいまいただきました1館2分室の継続ということでありますけれども、今後、住民の皆様方と協議をしながら、その方向性を確定させていきたいと思ってございます。 また、議員からは、近隣市町の図書館の形態を事例にひいていただきまして、昨今の図書館行政の変化ということについても、ご意見を伺ったところであります。 与謝野町におきましても、今後、野田川地域、あるいは加悦地域の図書館のあり方を考えていく際に、他機能との複合化ということも含めて考えていくべきなのではないかと思ってございます。 そうした可能性も議論の俎上に上げながら、いかに住民の皆様方に親しまれる場として、継続し得る環境が整えられるのか、こうした観点からも議論を深めさせていただきたいと思っております。 ○議長(家城功) 宮崎議員。 ◆9番(宮崎有平) ありがとうございます。 先ほど、町長からの答弁の中にもありましたけれども、与謝野町においては、図書館離れが余り進んでないと、それどころかふえているというような答弁がございました。やはり、これだけ本を利用しようという方が多いということも考えていただいて、今後の方針、決定をしていただきたいなというふうに思います。 こういったことは、何か町では、この図書館の検討委員会、あり方委員会なんていうふうなものは設置するようなことは考えていらっしゃいますか。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) 現在、与謝野町におきましては、図書館の運営に関して、協議をする会議体というものがあります。その議論の動向につきましては、教育委員会のほうからお答えをいただきたいと思います。 ○議長(家城功) 植田社会教育課長。 ◎社会教育課長(植田弘志) 図書館の運営に関する協議体というのを持っております。それにつきましては、年数回、現状等報告させていただいております。今、議員おっしゃいましたように、あり方といいましょうか、それについては、これまでには議論されたことはないというふうに思っております。 今後、町長からもありましたように、今回、原案と言いましょうか案を提示せていただいておりまして、この間、いろいろなご意見もいただいております。私のほうも十分、慎重に考えていく必要があるなと思って、4月から就任しまして、ここまで来ております。 そういう中で、先ほど図書の貸し出しにつきましては、一定減っておるということはないようです。それは条件を変えたということもあるんですけれども、あとは図書館の使われ方としまして、本を貸し出すだけではありませんので、例えば、テスト前の中学生、高校生がどういうふうに使われておるかとか、それから平日の時間帯だったら、どういうお客様がいらっしゃるかというのを、この6月、7月ぐらいにかけて、図書館の職員等に調査させてもらったり、今、聞かせていただいております。それらも踏まえまして、慎重に扱っていきたいというふうに思っております。 これにつきましては、もう少し時間をいただきながら、いろんなデータも集めて、検討したいというふうに思っております。 ○議長(家城功) 宮崎議員。 ◆9番(宮崎有平) ありがとうございます。 ぜひとも、この図書館のあり方についても、検討委員会があるのかどうかわかりませんけど、そういうとこでも検討していただきたいと思います。 図書館はどうあるべきか、これは広く意見を聞いていただいて、この町に合った、やはり生涯学習にはどうしても必要なところだろうと私は思っておりますので、真剣になって、ちょっと考えていただきたいなというふうに思っております。 町長どうですか、その辺は。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員からご提案をいただいております図書館の今後のあり方でございます。本町は平成18年に合併をするまで、旧3町によってさまざまな行政運営がなされてきたという歴史的な経過がございます。 そうした歴史的な経過を踏まえた中で、私たちの図書館の現況に至っているということでありますけれども、今後の社会の変化というものも見据えながら、この図書館の機能というものをいかなる形で充実させられるのかという観点にも立ちながら、これからの議論を深めさせていただきたいと思います。 また、これらの議論の推進に当たりましては、現在、図書館で働いておられる皆様方のご意見、あるいはご提案、さらには学校図書の扱いをされておられる小学校や中学校の先生方などのご意見などもいただきながら進めていかなければならないと思ってございます。 引き続き図書館のあり方については、慎重に取り扱いながら、議論を深めさせていただきたいと思っておりますので、議員の皆様方におかれましても、ぜひともさまざまなご提案をいただきたいと思っております。 ○議長(家城功) 宮崎議員。 ◆9番(宮崎有平) ぜひとも慎重な議論、検討をしていただきたいというふうに思っております。 次に、交通安全対策についてお聞きいたします。交通事故を減らす努力はしておられるというふうに思うんですけども、いろんな委員会があったりするだろうなと思っておりますけども、今、私が感じているのは、やっぱり中央線とか道路の線が非常に薄くなっている。もう消えてしまっているというところも多くありますよ。住民の方からもそういう指摘を受けておるところでありますし、大体、お年寄りになってくると夜なんかは見えにくくなって、自分は道路のどこにおるんかわからないようなことになっておるという、怖いんだというようなことをおっしゃる方もございます。 そういうことで事故が起きる可能性も高いので、これはぜひとも早急に多分、把握しておられると思うんですけども、その辺は早急に改善していただきたいというお願いをするわけでありますが、どうでしょうか。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいまは議員から本町の道路事情の中で、とりわけ中央線などの道路標示が薄くなっていたり、消えかかっていたりという現状についてご指摘をいただきました。 私どもといたしましても本庁所管分、あるいは京都府公安委員会所管分、それぞれの現状というものを確認をしながら、日々改善をできるように努力をしておりますし、公安委員会に対しましても、私どもの意見というものを届け続けているという現状でございます。 この交通安全対策ということは、私たちとしても、非常に重要な取り組みでありまして、各委員会の皆様方や地域の皆様方のご協力をいただきながら取り組んでまいりました。より一層推進することが必要ということでありますけれども、これは財源の問題も絡んでくるというところでございます。 そうした財源の確保につきましても、創意工夫を凝らしながら充実した交通安全対策が図られるようにしてまいりたいと日々思っております。 ○議長(家城功) 宮崎議員。 ◆9番(宮崎有平) 早急に改善していただきますよう、お願いをいたします。 それから、あとゾーン30についてお聞きします。これは岩滝の浜町と立町の辺ですかね、弓木でしたかね、あの辺にあるだけだというふうに認識しておるんですけども、ほかにもありましたか。 ゾーン30、これは地域の人が納得せんとできないわけでありましょうけども、いろいろな条件があると思うんですけども、もっともっと細い道とかいうふうなとこは、みなゾーン30してたらいいんじゃないかと思うんですけども、それはお金のかかる話でもあるかもわかりませんが、私、一番気にしとるんが男山の上から、山からおりてきた、左に曲がっていく細い道、あそこ非常に気にしとるんです。 細いあの道を男山の人らも気にしておられまして、看板が立ったりしております。あそこを、なぜゾーン30にできないのかなというふうに思うんですけども、その辺の見解はどうでしょう。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) 議員におかれましては、かねてよりゾーン30の有用性について、ご発言をいただいているものと認識をしております。 私自身も、ゾーン30の設定については、歩行者などの安全を確保するために、極めて有効な手段であると考えてございます。先ほどの第1答弁でも申し上げましたけれども、現段階におきましては、二つの面的なエリアにおいて、その設定を行っております。 議員からは、より広範囲にわたってゾーン30を設定する必要があるのではないか、とりわけ男山地域は、どうなんだろうかというご質問をいただきました。これら具体の箇所での議論ということにつきましては、防災安全課長のほうから答弁をさせていただきたいと存じます。 ○議長(家城功) 藤垣防災安全課長。 ◎防災安全課長(藤垣浩二) ただいま議員が申されました路線につきましては、男山線のことだと思いますけども、これにつきましては、男山地区のほうから要望が出ております。それで、過日、男山区長さんにお出会いをさせていただきまして、要望理由について、お聞きをさせていただきました。 その結果は、幅員は狭いものの、京都府の支援学校のほうに抜ける道ですけども、スピードを出す車が多いんだということで、お聞きをしました。 それで、ゾーン30といいますのは、先ほども町長も申しましたように、面的なエリアを指定しまして実施をするということで、今回の男山地区の要望につきましては、一つの路線、男山線という路線だけだというふうに思っておりまして、それは通学路にもなっておりますし、通学路の交通安全プログラムのほうで実施をしていったらどうかなということで、区長さんのほうとはお話をさせていただいたところでございます。 それで、その事業におきまして、路面標示、例えば通学路注意でありますとか、スピード落とせでありますとか、グリーンベルトでありますとか、そういう交通安全施設を整備をしていったらいいんじゃないかなというふうにお話をさせていただいたところでございます。 ○議長(家城功) 宮崎議員。 ◆9番(宮崎有平) ちょっと、それでは、そこのスピード制限はしないということでしょうか。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま防災安全課長から答弁をさせていただきましたけれども、男山線の路線における制限速度というものがありますけれども、その制限速度をしっかりと遵守していただくための取り組みというものを男山地域の皆様方と進めていくということとご理解をいただきたいと存じます。 ○議長(家城功) 宮崎議員。 ◆9番(宮崎有平) いやいや男山区のほうとお話ができて、そういうふうなことになっておるんだったら、それはそれでいいと思います。 ゾーン30というところを浜町区で一番最初したんだと思いますけども、それも、私ここで、ずっと前、何年か前に言わせていただいたことがありますけれども、大変、そこの効果というものはどうなっていますか。 ○議長(家城功) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員からはゾーン30を設定したことによって生じている効果でございますけれども、この間、詳細にわたる効果の測定ということはできていないという段階であります。 ただ、地域住民の皆様方からの声というものを聞かせていただきますと、交通量も減り、一定の効果が図られているという認識を示される方が多いということであります。私どもといたしましても、そうした声がしっかりと継続されるように、このゾーン30の取り組み、とりわけ設定されているゾーンについての周知を図っていく必要があるんだろうと思っております。 ○議長(家城功) 宮崎議員。 ◆9番(宮崎有平) もう少し、ちゃんと検証していただきたいなというふうに思っております。多分、効果は出ておるんだろうと私も想像はしとるんですけども、そういった、そういうて決めたぐるめせん人はせんというとこもあったりするだろうと思いますけども、それをやることによって、大抵の人は、それを守って行っていただけるというふうに私も信じております。 そういった意味におきまして、やはりゾーン30、特に危険なとこ、歩道がないとこというふうなとこについては、ゾーン30というものを私はするべきだろうと思っておりますので、今後も与謝野町の中で危険な場所、あるいは危ない、住民の生活が脅かされるような場所につきましては、そういうゾーン30ということを検討していただきたいと、お願いしまして、終わります。 ○議長(家城功) これで、宮崎有平議員の一般質問を終わります。 以上で、本日予定されておりました5名の一般質問は終了いたしました。 お諮りします。 本日の会議は、これにて延会したいと思いますが、ご異議ございませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(家城功) 異議なしと認めます。 よって、本日は、これにて延会することに決定いたしました。 本日は、これにて延会します。 次回は、明日9月13日午前9時30分から一般質問を引き続き行いますので、ご参集ください。 お疲れさまでした。     (延会 午後3時07分)...