与謝野町議会 > 2018-02-28 >
02月28日-01号

  • 暴力団排除対策(/)
ツイート シェア
  1. 与謝野町議会 2018-02-28
    02月28日-01号


    取得元: 与謝野町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-06
    平成30年  3月 定例会(第80回)          第80回平成30年3月与謝野町議会定例会会議録(第1号)招集年月日 平成30年2月28日開閉会日時 午前9時30分 開会~午後4時39分 散会招集の場所 与謝野町議会会議場1.出席議員       1番  有吉 正      10番  宮崎有平       2番  高岡伸明      11番  渡邉貫治       3番  河邉新太郎     12番  多田正成       4番  小牧義昭      13番  今田博文       5番  安達種雄      14番  家城 功       6番  江原英樹      15番  塩見 晋       7番  和田裕之      16番  勢旗 毅       8番  伊藤幸男2.欠席議員(1名)       9番  藤田史郎3.職務のため議場に出席した者      議会事務局長    小牧伸行    書記        須田美鈴4.地方自治法第121条第1項の規定により、説明のため出席した者      町長        山添藤真    代表監査委員    足立正人      副町長       和田 茂    教育長       塩見定生      企画財政課長    小池大介    教育次長      坪倉正明      総務課長      浪江 学    学校教育課長    山本泰久      防災安全課長    藤垣浩二    福祉課長      浪江昭人      CATVセンター主幹        子育て応援課長   長島栄作                上田 誠      税務課長      平野公規    保健課長      前田昌一      住民環境課長    茂籠 誠    商工振興課長    小室光秀      会計室長      小池信助    観光交流課長    植田弘志      建設課長      吉田達雄    上下水道課長    山添雅男      農林課長      井上雅之5.議事日程  日程第1       会議録署名議員の指名  日程第2       会期の決定について  日程第3       諸般の報告  日程第4       町長の平成30年度当初予算案について  日程第5 議案第1号 専決処分の承認を求めることについて             (平成29年度与謝野町一般会計補正予算(第6号))                            (提案理由説明~表決)  日程第6 議案第2号 与謝野町自治功労者の表彰ついて                            (提案理由説明~表決)  日程第7 議案第3号 与謝野町財産区管理委員の選任について                            (提案理由説明~表決)  日程第8 議案第4号 第2次与謝野町総合計画の基本構想及び基本計画の策定について                               (提案理由説明)  日程第9 議案第5号 与謝野町指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の制定について                               (提案理由説明)  日程第10 議案第6号 与謝野町職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について                               (提案理由説明)  日程第11 議案第7号 与謝野町個人情報保護条例及び与謝野町情報公開条例の一部改正について                               (提案理由説明)  日程第12 議案第8号 与謝野町都市公園の設置等の基準に関する条例の一部改正について                               (提案理由説明)  日程第13 議案第9号 与謝野町消防団員等公務災害補償条例の一部改正について                               (提案理由説明)  日程第14 議案第10号 与謝野町介護保険条例の一部改正について                               (提案理由説明)  日程第15 議案第11号 与謝野町国民健康保険条例の一部改正について        議案第12号 与謝野町国民健康保険税条例の一部改正について                               (提案理由説明)  日程第16 議案第13号 与謝野町後期高齢者医療条例の一部改正について                               (提案理由説明)  日程第17 議案第14号 平成29年度与謝野町一般会計補正予算(第7号)        議案第15号 平成29年度与謝野町下水道特別会計補正予算(第4号)        議案第16号 平成29年度与謝野町農業集落排水特別会計補正予算(第3号)        議案第17号 平成29年度与謝野町介護保険特別会計補正予算(第3号)        議案第18号 平成29年度与謝野町国民健康保険特別会計補正予算(第4号)        議案第19号 平成29年度与謝野町後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)        議案第20号 平成29年度与謝野町水道事業会計補正予算(第5号)                               (提案理由説明)  日程第18 議案第21号 平成30年度与謝野町一般会計予算        議案第22号 平成30年度与謝野町宅地造成事業特別会計予算        議案第23号 平成30年度与謝野町下水道特別会計予算        議案第24号 平成30年度与謝野町農業集落排水特別会計予算        議案第25号 平成30年度与謝野町介護保険特別会計予算        議案第26号 平成30年度与謝野町土地取得特別会計予算        議案第27号 平成30年度与謝野町国民健康保険特別会計予算        議案第28号 平成30年度与謝野町後期高齢者医療特別会計予算        議案第29号 平成30年度与謝野町財産区特別会計予算        議案第30号 平成30年度与謝野町水道事業会計予算                               (提案理由説明)6.議事の経過     (開会 午前9時30分) ○議長(勢旗毅) 皆さん、改めましておはようございます。 ただいまの出席議員数は、15人であります。 定足数に達しておりますので、これより第80回平成30年3月定例会を開会し、本日の会議を開きます。 本日、藤田議員より欠席の届けが出ております。また、森岡CATVセンター長より、欠席の届けが参っております。代理として上田CATVセンター主幹に出席をいただいておりますので、お知らせをしておきます。 開会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。 厳しかったことしの冬も、ようやく春の気配が感じるきょうとなりました。野田川のせせらぎや、また阿蘇海の水も少し緩んできたかなと、このように感じるきょうでございます。 早いもので、私たちが与えられました4年間という任期の、本日開会いたします3月定例会が最終議会となります。きょうまでの4年間、本当に皆様方の真摯な議会活動に敬意を表する次第でございます。 山添町長におかれましても、今議会が最後の任期の最終議会でございます。行政の皆様にも、最終議会にふさわしい議会となりますよう、格段のご協力をお願いいたします。また、このたびは、韓国の平昌でのオリンピックがございまして、日本選手の活躍に一喜一憂いたしておりました。結果としては、長野オリンピックをしのぐメダルの獲得数になりました。日の丸が、あの掲揚台に上がりますとき、大きな感動と感激を味あわせていただくことができました。 日本が世界の中での日本としてのオリンピックの中でも、注視されたことに対し、トップアスリートの皆さんの活躍を心からたたえたいと、このように思っております。 国でも、新年度の予算委員会が開かれております。京都府議会でも、新年度の予算が審議されています。 これから始まります24日間ではありますが、ご協力のほどお願い申し上げまして、開会に当たっての挨拶といたします。 どうかよろしくお願いします。 ここで山添町長から挨拶の申し出がありますので、お受けいたします。 山添町長。 ◎町長(山添藤真) 皆さん、おはようございます。 暦の上では、雨水を過ぎ、朝晩の冷え込みはあるものの、ようやく春の訪れを感じるころとなりました。 本日、ここに第80回平成30年3月与謝野町議会定例会の招集をお願いをいたしましたところ、勢旗議長はじめ議員の皆様方には、何かとお忙しい中ご参集をいただき、心より厚く御礼を申し上げます。 さて、本定例会では、一般会計補正予算における専決処分の承認事案をはじめ、与謝野町自治功労者表彰についてほか、財産管理委員会の選任、第2次与謝野町総合計画の策定議案、条例の制定及び改正案の9件、補正予算の7件、平成30年度当初予算の10件からなる都合30件の議案をご提案を申し上げております。 特に、議会におきましても、多くのご意見を賜りました、第2次与謝野町総合計画の基本構想及び基本計画の策定につきましては、本年2月15日に総合計画審議会からの答申も頂戴をしたところであり、平成28年8月の同審議会への諮問から約1年半にわたり策定を進めてまいりました。 この間、区長会をはじめ商工会、婦人会などからお世話になりました委員の皆様方はもとより、ワーキングに一般参加をいただきました町民の皆様、未来会議を通じご意見を頂戴した高校生の皆様など、非常に多くの方々のお力添えを賜り、本定例会において上程させていただくことができました。本総合計画の策定にかかわっていただきました全ての皆様方に対し、改めて深く御礼を申し上げます。 また、平成30年度一般会計当初予算につきましては、4月に町長選挙と町議会議員選挙が執行されることから、骨格予算として編成をしており、平成29年度からの継続事業につきましては、当初予算に計上しておりますが、普通建設事業等の投資的経費は、必要最小限とし、新規事業につきましても、基本6月補正予算にて計上することといたしております。 このような骨格予算としての制約はございますが、平成30年度におきましても、引き続き六つの政策を主要事業とし、限られた財源の中で必要な取り組みを進めていく予算計上といたしております。 いずれにいたしましても、平成26年4月の就任以降、私の任期も残り1カ月余りとなりました。非常に限られた時間となりましたが、この4年間、一歩一歩進めてきたまちづくりの総仕上げといたしまして、最後まで気を引き締め、この与謝野町全体に楽しみや笑顔が広がっていくよう、努力をしてまいりたいと考えております。 議員の皆様方におかれましても、ご理解とご協力をお願いを申し上げます。 簡単ではありますが、本定例会の開会に当たってのご挨拶とかえさせていただきたいと思います。 それでは、本日から24日間、どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(勢旗毅) ここで、教育長から発言の申し出がありますので、お受けします。 塩見教育長。 ◎教育長(塩見定生) 大変貴重なお時間をいただきまして、昨年11月からことしの1月にかけまして、学校給食におきまして、たび重なる異物混入が発生いたしましたことにつきまして、児童生徒をはじめ、保護者の皆様、そして町民の皆様方に多大なるご心配とご迷惑をおかけいたしましたこと、まずもって深くおわび申し上げます。 異物混入に関する対応につきましては、京都府教育委員会と協議いたしまして、去る2月6日には、京都府教育委員会から文部科学省委嘱学校給食衛生管理指導者の方をはじめ、4名の職員に査察に来ていただきました。食材の納入時から給食センター業務終了時まで、給食センターの業務を見ていただきまして、現在の業務で改善すべき点などについて、ご指導を受けたところでございます。 ご指導いただきました内容を精査し、学校給食衛生管理基準を再確認の上、食材の検品作業の徹底や、調理師における食材の梱包材等の取り扱いについて、既に改善策を作成し、現在、京都府教育委員会において精査していただいているところでございます。 また、職員につきましては、府内の先進的な調理施設への視察や、さまざまな研修会への参加など、衛生管理意識の向上を図るとともに、保健所をはじめ学校薬剤師との連携を行ってまいりたいというふうに考えております。 なお、給食センター内全設備の点検費用と破損したベルトの修繕費を2月の専決補正予算で計上させていただいておりまして、現在、設備メーカーによる総点検、老朽化した部品の交換を随時行っているところでございます。 今後におきましても、京都府教育委員会をはじめ、京都府丹後保健所、学校薬剤師など、関係機関のご指導をいただきながら、安心・安全な学校給食の提供に努めてまいりたいと思いますので、ご理解、ご支援をいただきますよう、お願い申し上げます。 たび重なる異物混入において、大変ご迷惑、ご心配をおかけいたしましたこと、深くおわび申し上げます。まことに申しわけありませんでした。 ○議長(勢旗毅) 本日の会議はお手元に配付しております議事日程に従い進めたいと思います。 ご報告いたします。お手元に配付しておりますように、本定例会に提出されております議案は、議案第1号 専決処分の承認を求めることについて(平成29年度与謝野町一般会計補正予算(第6号))ほか29件であります。以上、30件を上程します。 次に、日程第1 会議録署名議員の指名を行います。 会議規則第123条の規定により、4番小牧義昭議員、5番安達種雄議員を指名いたします。 以上の両議員に差し支えのある場合には、次の議席の議員にお願いします。 次に、日程第2 会期の決定についてを議題とします。 お諮りします。 本定例会の会期は、本日から3月23日までの24日間としたいと思いますが、ご異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(勢旗毅) ご異議なしと認めます。 よって、本定例会の会期は、本日から3月23日までの24日間と決定いたしました。 次に、日程第3 諸般の報告を行います。 諸般の報告については質疑は行いませんので、念のため申し上げておきます。 最初に、総務文教厚生常任委員会の報告をお願いいたします。 小牧委員長。 ◆総務文教厚生常任委員長(小牧義昭) 皆さん、改めまして、おはようございます。 それでは、総務文教厚生常任委員会の報告をさせていただきます。 去る、平成30年2月2日、午前10時から委員会室にて、与謝野町福祉事業所連絡会様との懇談会を行いました。 出席者は、与謝野町福祉事業所連絡会役員、会長、副会長、事務局長、事務局次長、監事2名の計6名。 議会のほうとしましては、委員会議員8名、事務局、福祉課長を含めまして、計16名で懇談会を実施をさせていただきました。議題につきましては、与謝野町の福祉の現状と課題について。 二つ目に各事業所の今後の取り組みについてということで、2時間程度ではありましたけれども、本当に短い時間の中で、さまざまな議論をさせていただきました。 内容といたしましては、ほぼ全ての事業者様から介護人材の不足が課題にのぼりました。 介護就業者の給与面での改善も必要。また、働き続ける環境の整備も必要であるなど、さまざまなご意見をいただいたところでございます。 与謝野町は、福祉事業所の方々と行政と町民が一体となって、これまで福祉政策を牽引をしてきました。今後、さらに進化した高みえと展開していくことが望まれます。 事業者の方々のご意見と受益者である町民の意見を聞き、その意見を議論して、展開していく必要があると思います。 委員会といたしましても、今後も懇談会を開催し、福祉分野の展開を議論してまいりたいということで、締めくくりをいたしました。 以上、報告とさせていただきます。 ○議長(勢旗毅) 次に、議会運営委員会の報告をお願いいたします。 家城委員長。 ◆議会運営委員長(家城功) それでは、議会運営委員会のほうから報告をさせていただきます。 前回も報告をさせていただきましたとおり、10月16日の薮後地区を皮切りに、11月2日まで町内12カ所に議会懇談会の開催をさせていただきまして、延べ112名のご参加をいただきました。 そういった中から、町民の皆さんのご意見、また、いろいろな思いを議会懇談会の取りまとめとして、要望事項として、去る1月25日に町長宛に、要望事項ということでお願いをさせていただいております。 その内容について、報告をさせていただきます。要望事項につきましては、9点ございます。 1点目は、財政状況が厳しい中で、広域ごみ処理施設、認定こども園など、大型公共施設の建設が振興されるに当たって、町民には町民の財政に対する不安があると、そういった中で明確な財源見通しをきちっと示してほしいということが1点。 それから、2点目に河川の整備や浚渫、また、府道の改良など、京都府と連携をした中での町民の要望の実現に努めていただきたいということと。 3点目に、災害対策については、避難場所の設定や現実的な対応、また災害後の復旧費用など、町民の負担軽減に努めていただきたいと。 それから、4点目にUターン、Iターンには、また若い人が定住できるような企業誘致、また雇用の創出を図るなど、町民が実感できる産業振興に努めていただきたい。 5点目に、安心して子育てができ、また、障害のある方や高齢者の方が優しいまちづくりに努めていただきたい。 6点目に、小学校のエアコン設置について、早急な取り組み、また教育環境の充実に努めていただきたい。 7点目に、町が実施する事業、また施策、取り組みなどについての情報は、しっかりとわかりやすく、丁寧に発信をしていただきたい。 それから8点目に、管理不全での空き家対策については、有効活用ができるような対策をきちっと早期に取り組んでいただきたい。 それから、9点目に各自治区との連携を図って、地域コミュニティの充実に図っていただきたいというような内容で要望をさせていただいております。 この要望に加えて、各課への意見として、いろいろなご意見も賜りまして、各課宛にもご意見を報告させていただいております。 なお、報告書につきましては、各自治公民館のほうに置かしていただいておりますんで、一度ごらんいただければというふうに思っております。 以上、議会運営委員会の報告を終わります。 ○議長(勢旗毅) 次に、議会広報特別委員会の報告をお願いいたします。 伊藤委員長。 ◆議会広報特別委員長(伊藤幸男) それでは、私は議会広報特別委員会からの報告を行います。 私たちの議会は、議会基本条例を持っております。この基本条例の立場を堅持し、この2年間、議会広報委員会の視察や研修会を委員会内で深く掘り下げる総括論議を重ねてまいりました。その結果を議会だよりに生かしていくために、そもそも、どういう議会だよりが求められているのか。どうした構えが大事なのか、こういう点を特に重視して、全議員の認識共有を図る努力をしてきた特別委員会だったと考えています。 また、この2年間の議会だよりの発行は、従来の一部の委員に作業が集中する弊害を断ち切るために、編集行程を変更することで強行な日程が続き、全広報委員と議会事務局の協力支援で取り組まれてまいりました。 その成果の象徴的な例が、議案には出ていないが、特集企画を組んだり、わかりやすい議案の解説記事などを重視したことだと思います。 こうした意識的な議会広報委員会の努力と蓄積が議会懇談会の中で幾つかの自治区、役員の皆さんなどから、議会だよりで行政課題や議会の様子がよくわかるようになったという評価をいただきました。 まだまだ不十分ではありますが、この意識的な取り組みの積み重ねが京都市内で行われた夏の議会研修会での高い評価となり、そして、ことし1月15日、全国議会広報コンクールで、言語文章部門の奨励賞を受賞することができたわけであります。 与謝野町議会が全国で評価、表彰されることは初めての出来事です。大変うれしく思っています。 この流れをしっかりと引き継いでいくために、今後、広報の編集理念やマニュアルを補強、充実させていきたいと決意し、先日の広報委員会でも合意したところであります。 報告のもう一つは、この3月定例会の議会だよりの発行ですが、4月初めに選挙がありますので、新年度予算の骨骼予算概要と議員の一般質問、最終ページのまちの宝コーナーの計12ページ立ての予定をしております。しかも、この発行日程は、選挙の後の4月25日ごろになりますので、ご理解をいただきたいと思っております。 最後に、広報委員会の活動の上で、この2年間、課長の皆さんには、何かと大変お忙しい中ご協力をいただきました。議員の皆さんにも、提出原稿の作成では、短い提出期間の中で頑張っていただきました。 特に広報委員会の委員の皆さんには、厳しい課題や激しい批判、また自宅に持ち帰っての仕事をさせたり、また事務局の皆さんには大変大きな裏方としての役割を果たしていただきました。この場をおかりして、お礼を申し上げておきたいと思います。 以上で、報告を終わります。ありがとうございました。 ○議長(勢旗毅) 続きまして、一部事務組合の報告をお願いします。 最初に与謝野町宮津市中学校組合議会の報告をお願いいたします。 高岡議員。 ◆2番(高岡伸明) おはようございます。 昨日、2月27日に行われました、平成30年第1回与謝野町宮津市中学校、いわゆる橋立中学校の組合議会定例会の報告を行います。 最初に、塩見教育長より学校給食異物混入についてのお話がありました。 京都府教育委員会より4人の査察委員により給食センターの査察が行われました。食材の取り扱いについてと、センター内全域において部品の取りかえが行われ、異物混入に対し、深くおわびし、今後このようなことが起きないようにするとの報告がありました。 続きまして、議案第1号 与謝野町宮津市中学校組合職員の勤務時間、休暇等に関する条例及び与謝野町宮津市中学校組合職員の育児休業等に関する条例の一部改正についてでありますが、全員賛成で可決しました。 議案第2号 与謝野町宮津市中学校組合職員の給与に関する条例の一部改正について、全員賛成で可決しました。 議案第3号 平成29年度与謝野町宮津市中学校組合一般会計補正予算(第2号)について、歳入歳出予算の総額から、歳入歳出それぞれ200万円を減額し、歳入歳出の総額を、歳入歳出それぞれ1億4,669万8,000円でした。 全員賛成で可決されました。 議案第4号 平成30年度与謝野町宮津市中学校組合一般会計予算について、歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ8,778万円でした。一時借入金については、借り入れの最高額は5,000万円と定められました。 質疑につきましては、施設整備について、質問の答弁は現状、必要な点はできている。テニスコートとプールの跡地については、今後の課題としている。スクールバスの使用については、今後、宮津市と協議をする。部活動支援職員について、答弁は、部活動支援職員は、学校職員として活動している。現在、加悦中など2名ほど活動していただいている。教職員免許を持っておられる方を探している。2時間だけ見ていただく方を探すのは難しいということでありました。 予算については、全員賛成で可決いたしました。 以上で、与謝野町宮津市中学校組合議会定例会の報告を終わります。 ○議長(勢旗毅) 次に、宮津与謝消防組合議会の報告をお願いします。 宮崎議員。 ◆10番(宮崎有平) それでは、平成30年2月20日、午前10時から宮津市議会議事堂におきまして開催されました、平成30年第1回宮津与謝消防組合議会定例会の報告をいたします。 最初に、昨年の11月29日に開催されました、宮津市議会定例会において、宮津与謝消防組合議会議員に選出されました、小林宣明さんが紹介されました。 次に、井上管理者からの発言がありまして、平成29年度の火災、救急の現状が報告されました。 火災件数は、昨年よりも1件減の14件で、過去10年間で最も少ない件数となり、火災による死者、負傷者が昭和55年の発足以来、初めてゼロとなったと報告されました。火災件数減少の理由として、消防団の皆さんにもご協力いただいた、住宅用火災警報器の設置調査、ひとり暮らし高齢者世帯への防火訪問や、園児等を対象とした防火教室など、積極的な防火指導を行うことで、地域住民の皆さんの防火意識が向上していること。また、それに伴い、住宅用火災警報器の設置世帯が増加していることなどが挙げられると報告されました。 次に、救急件数は前年度46件増の2,249件で、過去10年間で2番目に多い件数となり、65歳以上の高齢者の搬送比率が増加を続けておりました。全体の72%を占めていると報告されました。 それでは、議題に入ります。 報告第1号では、専決処分の承認を求めることについて、審議いたしました。 結城消防長の提案理由の説明では、人件費単価及び消費者物価指数の変動等により、国において、地方公共団体の手数料の標準に関する政令が一部改正され、平成30年4月1日から施行されることに伴い、当宮津市一般職員の給与に関する条例の一部改正が行われたので、当消防組合でも条例改正が必要となったものであります。 この報告第1号は、原案どおり全員賛成で承認されました。 次に、議第1号 宮津与謝消防組合手数料条例の一部改正について、審議いたしました。 提案理由の説明では、人件費単価及び消費者物価指数の変動により、国において地方公共団体の手数料の標準に関する政令が一部改正され、平成30年4月1日から施行されることに伴い、当消防組合の手数料条例の一部を見直すものであります。この議案につきましても質疑、討論もなく、原案どおり全員賛成で可決されました。 次に、議第2号 平成29年度宮津与謝消防組合一般会計補正予算(第2号)について、審議いたしました。 提案理由の説明では、歳入歳出ともに1,183万1,000円を追加し、歳入歳出ともに予算の総額を11億8,839万3,000円とするものであります。この議案につきましても、質疑、討論もなく、全員賛成で可決されました。 次に、議第3号 平成30年度宮津与謝消防組合一般会計予算について審議いたしました。 歳入歳出予算の総額は8億9,750万8,000円計上され、宮津分署耐震事業の完了により、昨年度比2億6,799万3,000円の減、約23%の減額となっております。 歳入の主なものは、分担金であります。昨年度比3,575万3,000円増の8億7,172万2,000円が計上されております。各市町の分担金の内訳は、宮津市が3億7,024万5,000円、伊根町が6,812万7,000円、与謝野町が4億3,335万円となっております。 国庫補助金は、緊急消防援助隊設備整備費補助金として、1,467万1,000円が計上されております。府補助金は、京都府未来戦略一括交付金として、昨年度比150万円増の450万円が計上されております。そのほかでは、繰越金が300万円、消防組合費が160万円、雑入が160万6,000円となっております。 歳出では、議会費が22万円、総務管理費では昨年度比18万4,000円減の965万7,000円、監査委員費11万8,000円となっております。 常備消防費では、前年度比1名増の消防職員95名の人件費のほか、職員手当、庁舎の光熱費、消防救急用備品、指示センター指示料負担金、消防学校入校等負担金など、前年度比682万6,000円減の7億5,130万5,000円が計上されております。 この議案には、議員から資格取得についての質問が出ておりましたけれども、原案どおり全員賛成で可決されました。 次に、第4号 宮津与謝消防組合宮津分署・宮津市防災拠点施設改築工事の請負契約一部変更について、審議いたしました。 提案理由の説明では、平成28年8月に着工した宮津市防災拠点施設を含めた、宮津分署改築工事では、平成29年度の請負額を4億6,919万5,200円としておりましたが、今年度に入り施工した旧庁舎解体時に、アスベスト調査を実施して、確認されたアスベストを除去したこと、車庫等の杭工事において、杭孔の崩壊対策が必要となったことなどにより、費用が677万1,600円増額となるため、契約金額を4億6,919万5,200円から4億7,596万6,800円に変更するものであります。 増額の主な内訳は、既存建物アスベスト調査及び除去費用約210万円、杭孔の崩壊対策に要した費用295万円、既存地下式消火栓の新設移転費用約163万円であります。 なお、改築工事は今年度末に完成の予定であります。この議案につきましても、原案どおり全員賛成で可決されました。 次の一般質問でありましたが、通告がありませんでしたので、何もありませんでした。 これをもちまして、全ての報告、議案は原案のとおり可決されました。 以上で、平成30年第1回宮津与謝消防組合議会定例会の報告といたします。 ○議長(勢旗毅) 次に、宮津与謝環境組合議会の報告をお願いします。 多田議員。 ◆12番(多田正成) それでは、宮津与謝環境組合の議会報告をさせていただきます。 平成30年2月21日午前9時30分より全員協議会が開催され、広域ごみ処理施設整備にかかわる進捗状況の説明を受けました。 ご心配をおかけしておりました、基礎工事にかかわる転石除去ですが、平成29年9月22日に完了しました。杭基礎工事も11月13日に完了しております。 現在ピットエリア、リサイクル棟エリアの土工事を実施している状況ですが、なお、1月24日からの降雪、積雪による除雪作業により、約2週間ほど、予定からおくれているとのことですが、土工事は、地元の業者であり除雪作業と並行して工事も進めているとのことであります。 次に、今後の整備スケジュールですが、現在、進めておりますごみピットエリア、リサイクル棟エリア、棟室エリアの土工事を進めており、平成30年3月末には完了、4月から本体工場棟の工事に入り、平成31年11月には完成し、受電の予定となっております。 同じくマテリアル工事でも同時進行され、同年11月、また、メタン発酵槽工事は、同年の5月から取り組み、同じく11月に完成となっております。 平成31年11月中旬ごろから試行の予定でありますが、平成32年1月中旬には火入れ式を行い、平成32年5月竣工との計画であります。6月から本格稼働の運びとなります。 次に、債務負担行為の変更についてですが、広域ごみ処理施設整備及び運営事業ですが、本ごみ処理施設の建設工事が軟弱地盤の転石等の対応により、竣工が遅延することに伴い、運営事業の開始、終了が約1年延長となることから、債務負担行為の期間の変更が必要となりました。 変更内容ですが、受注者タクマテクノス特定運営共同企業体、契約日は当初平成28年4月22日でしたが、平成30年2月9日に変更となりました。 運営期間ですが、当初は平成31年8月1日から平成51年3月31日までとなっていましたが、約1年おくれの平成32年6月1日から平成52年1月31日までの約20年間の変更となりました。契約額ですが110億5,920万円につきましては、変更はありません。 ただし、施設建設施工監理業務委託につきましては、施工監理業務期間の延長に伴って、委託経費の増額が必要となり、期間延長と増額の変更契約により、新たな債務負担行為の設定が必要となりました。 変更内容ですが、受注者、株式会社東和テクノロジー関西支社、契約日、当初平成28年5月23日でしたが、平成30年2月9日に変更となりました。 期間ですが、当初平成28年5月24日から平成31年7月31日まででしたが、約10カ月おくれの延長変更となり、平成32年5月31日までとなりました。 契約額ですが、当初1億3,932万円でしたが、2,148万1,200円の増額変更であります。変更後は1億6,080万1,200円であります。 次に、全員協議会の終了後、本会議が開催されまして、第1号議案、平成29年一般会計補正予(第1号)が上程されました。 第1条の歳入歳出予算の総額から3億258万4,000円を減額し、総額歳入歳出とも12億1,407万3,000円となりました。 主な補正内容ですが、歳入では、分担金及び負担金の減額。内訳の報告をしますと、宮津市が1億344万1,000円、伊根町が1,184万5,000円、与謝野町が1億2,257万2,000円の減額であります。国庫補助金につきましても7,243万8,000円の減額であります。繰越金は771万2,000円の増額補正となりました。 歳出では、衛生費の中で、清掃費なんですが3億288万4,000円の減額補正と、公債費30万円の増額補正であります。公債費の増額は、一時借入金に対する利子分であります。 次に、第2号議案ですが、宮津市与謝広域ごみ処理施設及び運営事業施設建設工事請負契約の一部変更について、契約金額91億2,060万円を96億5,714万4,000円に変更、5億3,654万4,000円の増額であります。 次に第3号議案ですが、平成30年度一般会計予算が上程されました。 第1条では、歳入歳出それぞれ13億371万4,000円の予算額となりました。 時間の関係から、歳入歳出それぞれ、歳入、第1款分担金の内訳のみを報告をいたします。宮津市3億8,821万3,000円であります。伊根町が4,445万6,000円、与謝野町が4億6,001万5,000円となり、各議員からの質疑も若干ありましたが、第2号議案、第3号議案、いずれも全員賛成で可決いたしました。 最後に、塩見議員から一般質問がありまして、それぞれ質問をされておりました。 以上、宮津与謝環境組合からの報告といたします。 ○議長(勢旗毅) 次に、京都府後期高齢者医療広域連合議会の報告をお願いします。 塩見副議長。 ◆副議長(塩見晋) それでは、京都府後期高齢者医療広域連合会の報告をさせていただきます。 平成30年2月1日京都市内におきまして、全員協議会が開催されました。 新任議員の紹介、定例会の議事日程、議案等の説明と要望書などを審議いたしました。 また、平成30年2月9日京都市のCOCON KARASUMAにおきまして、平成30年第1回定例会が開催されました。議案につきましては、予算案4件、条例案1件、公平委員の選任1件、請願1件が上程され、審議を行いました。一般質問は、2人が登壇をされました。 予算案の平成29年度一般会計補正予算(第1号)は2億6,641万円の増加で、総額10億3,431万円となりました。 主なものは、長寿健康増進事業の実施市町村への特別対策補助金であります。全員賛成で可決をいたしました。平成29年度特別会計補正予算は53億5,113万円の増加で、総額3,390億5,837万円となりました。 増額の主なものは、会計検査院の指摘を受けた国府市町村の支出金給付費などの返還金であります。これも全員賛成で可決をいたしました。 平成30年度一般会計当初予算は9億8,425万円で、前年比較2億1,635万円の増加であります。新規事業として、国による標準システムの機器更新及び改修の経費であります。賛成多数で可決をしました。 平成30年度特別会計当初予算は3,379億円で前年度より55億円、率にして1.6%増加をしております。 歳入は市町村の保険料負担金、国府の支出金と国保、健保保険者からの支援金などであります。 支出では、医療機関などの支払いに充てる保険給付費が3,349億円と、99%を占めています。賛成多数で可決をされました。 条例案については、2年ごとに改定される、後期高齢者保険料率の平成30年、平成31年度の保険料率を定めるもので、一人当たりの保険料率は0.22%下がりましたが、賦課限度額などの引き上げで平均保険料額は、平成28年、平成29年度より1,451円上がって、7万5,920円となりました。これも賛成多数で可決をされました。 最後に、請願第1号では、後期高齢者医療制度被保険者の保険料を引き下げ、保険料軽減措置を実施するなど、いのちと暮らしを守るために後期高齢者医療制度の充実を求める請願書が出されましたが、賛成少数で否決をされました。 以上で、後期高齢者医療広域連合会の報告を終わりといたします。
    ○議長(勢旗毅) 最後に、私のほうから京都地方税機構議会及び議長会の報告を行います。 2月24日京都地方税機構議会が京都市で開かれ出席をいたしました。この議会では、第1号議案として、平成30年度歳入歳出予算が提案され、新年度予算については、歳入歳出予算総額22億2,170万円となっておりまして、歳入は各構成団体からの負担金収入、歳出については、各構成団体からの派遣職員の人件費負担金15億3,225万円、業務運営費に6億8,945万円、このようになっております。 今年度から家屋評価の研究に入るとのことで、滞納整理から軽自動車、償却資産と、より幅広い業務になると期待をいたしたところでございます。 第2号議案として、平成29年度一般会計補正予算(第1号)が提案され、歳入歳出3億1,934万円を増額して、人件費、業務運営費等の最終見込みが得られたとのことで、追加補正をされものでございます。 第1号議案、第2号議案とも賛成、反対の討論があり、賛成多数で原案どおり可決されました。 最後に一般質問がありまして、3名の議員から質問が出されました。なお、この地方税機構議会には、現在、私も監査委員として任務を与えられています。 2月22日京都府町村議長会が京都市で開催され、出席いたしましたので、ご報告をさせていただきます。総会に先立ち、京都府議長会表彰が行われました。本町からも、家城議員、多田議員のお二人が議会議員として、11年以上の在職者として表彰を受けていただきました。 また、全国町村議長会の伝達がありまして、伊藤委員長から報告がございましたが、町村議会広報コンクールにおきまして、与謝野町議会広報が、言語文章部門で奨励賞を受賞をされました。本当におめでとうございました。 第68回定期総会では、山田京都府知事、京都府議会村田議長、京都府町村会汐見会長を来賓に迎え、祝辞を頂戴いたしましたとき、議事に入り会務報告、平成28年度一般会計歳入歳出決算、平成30年度一般会計予算が提案されました。全会一致で承認をされました。 また、役員の選任では、会長に引き続き杉浦精華町議会議長、副会長に田中宇治田原町議会議長、監事に篠塚京丹波町議長を選任いたしました。 私も春から議長会の監事として臨時的に三役に就任しておりましたが、この総会をもって大役を終えることができました。 以上で、町村議長会と京都地方税機構の報告を終わります。 以上で、諸般の報告を終わります。 ここで、10時35分まで休憩をいたします。     (休憩 午前10時21分)     (再開 午前10時35分) ○議長(勢旗毅) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。 次に、日程第4 町長の平成30年度当初予算に係る施政方針について、山添町長から発言の申し出がありますので、お受けします。 ◆13番(今田博文) 議長、休憩。休憩、動議。 ○議長(勢旗毅) 賛成議員ありますか。     (賛成議員あり) ○議長(勢旗毅) 暫時休憩いたします。     (休憩 午前10時37分)     (再開 午前11時04分) ○議長(勢旗毅) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。 それでは、ただいまの議会運営委員会の協議の結果について、家城委員長からお願いします。 ◆13番(今田博文) 動議。 ○議長(勢旗毅) 今、家城委員長を指名しとるんですけど、動議。 ◆13番(今田博文) 動議、休憩。 ○議長(勢旗毅) 賛成議員はございまますか。     (賛成議員あり) ○議長(勢旗毅) それでは、暫時休憩します。     (休憩 午前11時04分)     (再開 午前11時27分) ○議長(勢旗毅) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。 次に、日程第4 町長の平成30年度当初予算に係る施政方針についてを、予算案についてと口述を変更いたしまして、これから進めたいと思っております。 山添町長から発言の申し出がありますので、お受けいたします。 山添町長。 ◎町長(山添藤真) それでは、ただいま議長からご発言がありましたように、平成30年度当初予算案について、私のほうから、その概要なり説明をさせていただきたいと思っております。 平成26年4月16日、私は第2代与謝野町長に就任をいたしました。 その日から、早くも4年の歳月が流れようとしております。住民の皆様、議員の皆様、職員の皆様、この与謝野町を愛する全ての皆様とともに、山積する課題に向き合うと同時に、未来を創造するために、積極果敢な行政運営に邁進をしてきたところであります。 この間、平成20年に策定をされた、与謝野町町民憲章にうたわれた町の将来像、「水・緑・空 笑顔かがやく ふれあいのまち」を実現するために、みんなの知恵と技術で、新たな価値を生み出すまちづくりの推進を基本に据え、行政運営を進めてまいりました。 過去2年間は、平成28年度に行動を起こす年、平成29年度に楽しみを生み出す年を年次スローガンに掲げ、全庁体制において各種施策や事業に取り組んでまいりました。 就任前と直近のデータを比較をいたしますと、税収、個人所得、合計特殊出生率などの重要統計数値は、上昇傾向を示し始めております。 そのような中、私が最もうれしいと思いますのは、一つの町としての一体感が育まれつつあること。住民の皆様方がみずからの未来を切りひらくための挑戦の輪が広がりつつあるということであります。 過去4年間にわたり、皆さんとともに前を向き、歩めたこと、心から誇りに思います。このような経過を踏まえ、4月には町長、町議会議員選挙が執行されることから、当初予算は骨格予算として編成をいたしております。 この説明におきましても、与謝野町の現状報告と当初予算に関する内容に重点を置くことを申し述べておきたいと思います。 先日、私は町内にある織屋さんを訪問をいたしました。長年にわたり手機で帯を織り続けてこられた80代の男性で、まさに手織りに人生をかけた方であります。1970年代後半、「ガチャマン」と呼ばれた時代に、動力織機から手織に転換をされ、自分にしかできない織物の可能性を模索をしてこられました。それと同時に、その高い技術を習得をしたいと願う人たちには、惜しげもなく、その心得と技を伝えてこられました。 その結果、十数年にわたって地域の女性グループが作品をつくり続けたり、存在感ある商品を世に問い、世界を相手に勝負をする法人が生まれております。私は、その男性の姿勢に丹後ちりめんの始祖たちの精神が息づいていることを感じずにはいられません。 地域の発展を願い、仲間とともに未来を開拓しようとする姿勢は、大きくなる希望を感じさせていただいております。 このような先人たちの精神を受け継ぎ、継承、発展させる誓いをうたい込んだのが、与謝野町中小企業振興基本条例であります。 本条例の全文には、中小企業の振興が地域経済と地域社会に欠かすことのできないものであり、町民の生活を豊かにするものであるとあり、この理念を体現をしていくべく、地域の力を強化をするために、中小企業を支える産業振興策を断固たる決意で推進をしていかなければならないと考えております。 過去4年間を振り返りますと、地域経済の動向には、よき変化もあらわれております。特に、確かな成長を実現するために、必要不可欠な挑戦の動きが広がっております。 昨年の9月には、商店の皆様によって、百商一気運営委員会が組織をされ、与謝野町を未来の子供たちが誇れるまちに、帰ってくることができるまちにするために、桜でまちを盛り上げる与謝野日本一構想、さくらプロジェクトを立ち上げられました。 来月下旬には、多くの賛同者の皆さんとともに、植樹を行い未来を見据えた具体的な取り組みを開始されると伺っております。 農商工連携の取り組みにつきましても、広がりを見せました。自然循環型農業により育まれた安心・安全な農作物を二次加工、直接販売する動きが活性化をしております。 町内の造り酒屋におかれましては、与謝野産のお米を原料としたお酒造りが進むと同時に、アジア市場をはじめとする海外展開が進んでおります。 香河区に立地をする加悦ファーマーズライス株式会社様や金屋地区のリフレかやの里様におかれましても、鯖寿司やジュースなどの加工品製造に係る売り上げが順調に伸びてきており、農家の所得向上や、町内の雇用の確保に結びついてるところであります。 この間、雇用の確保につながる企業誘致におきましても、積極的に取り組みを進めてまいりました。 平成28年度の施政方針演説でもご紹介をさせていただきましたが、クロレラ食品ハック株式会社様の町内進出が既に決定をしており、工場の稼働に向けた準備を進めておられます。また、このたび、京都市内に本社を置く、婚礼和装メーカー、株式会社幸和様の町内進出も決定をしたところであります。これらの進展におきましては、各種統計結果にもあらわれております。 本町の一人当たりの平均所得は、平成25年から236万円でしたが、平成28年には250万円まで上昇をしております。 本町を含む京都府の有効求人倍率におきましては、平成28年12月が1.5であったのに対し、平成29年12月には1.62となり、就労環境は整ってきたというふうに考えております。このように本町の地域経済は少しずつ変化を遂げつつあります。 しかしながら、経済、雇用をめぐる環境、第1次産業、第2次産業、第3次産業、それぞれの分野において向き合うべき課題は多数存在をしております。 私たちは、これらの状況を改善していくために、引き続き与謝野町商工会をはじめとする、地域経済団体の皆様とともに、民間企業主体の経済発展に向けた、伴走型支援をさらに進めていかなければならないと考えております。 また、私たちは平成19年、平成29年に行われました町民アンケートにおいて、多くの住民の皆様は、今後、力を入れるべき施策に新たな産業興しへの支援と、雇用の確保を上げておられました。それらの願いを受けとめ、推進をしてきたのが与謝野ブランド戦略事業でございます。 この間、見える町をコンセプトに掲げ、個性ある住民が安心・安全な商品をつくり、おもてなしという形で提供することができるよう、努力を重ねてきたところであります。 その実現を目指し、四つの政策方針に基づき、京の豆っこ肥料の生産体制の強化、シルクプロジェクトにおける桑や繭の生産、クラフトビール醸造を見据えたホップの栽培、阿蘇ベイエリアの活性化、産業創出交流センター、与謝野みらい大学の開校など、一定の取り組みを進めることができたと考えております。 次に、観光交流人口の促進策について、ご説明をさせていただきます。 この間、私たちは「近き者説び、遠き者来る」人の魅力で人が集うという考え方を重視しながら、観光振興政策と交流人口施策の実施に向けて、取り組みを進めてきたところであります。 平成26年、観光庁による海の京都観光圏の認定を受けたことや、京都縦貫自動車道の全線開通を受けて、京都府北部地域における観光入り込み客数と観光消費額の推移は上昇傾向にありました。 近年、本町においても上昇傾向を示しておりましたが、平成27年度と平成28年度の数値を比較をすると、観光入り込み客数と観光消費額、それぞれにおいて、減退傾向を示しております。 これらの状況をよりよいものにしていくために、私たちは地域の魅力に向き合い、それらを基盤とする各種施策を立案し、実行していくことが求められています。 そのためには、観光振興事業の重要な役割を担う、海の京都DMO与謝野地域本部との綿密な連係を図りながら、まちづくり観光を基軸とした観光地域づくり、体験プログラムづくりを中心として、与謝野町独自の滞在型交流の仕組みをつくり、観光客のさらなる誘致を実現をしていきたいと考えております。 海の京都事業の戦略拠点として、位置づけてきたちりめん街道の地域におきましては、この間、取り組んできた加悦奥川沿いの親水公園の設置や、橋梁のかえかえ工事が来る2020年に完成を迎えます。そのタイミングに合わせて、旧加悦町役場庁舎の耐震工事にも着手をしたところであります。また、この間、民間企業の皆様方のプロジェクトも生まれてきたところであります。 ちりめん街道沿いの明治初期に建築をされた物件において、ビール醸造の施設と飲食機能をあわせ持った建築計画が進み始めているということは、この間、皆様方にもご報告をさせていただいていたとおりでございます。この春には工事に入られるとお聞きをしております。 また、ベイエリアにおきましても、昨年は新たな飲食店やゲストハウスがオープンをされたところであり、少しずつではございますが、動きが活性化をしている現状ではなかろうかと考えております。 このような経過のもとで、私たちが平成30年度の当初予算に盛り込みました事業につきましても、この後、和田副町長のほうからご説明をさせていただきたいと思っております。 次に、地域密着型の福祉政策を実現するという点について、ご説明をさせていただきます。 男山地区、美しい阿蘇海を望むことのできる小高い丘に京都府立与謝の海支援学校がございます。現在では、小学部、中学部、高等部が設けられており、それぞれの児童・生徒に合わせた教育活動が展開をされております。 開学に至るまでの経過を振り返ると、昭和45年に十数年にわたる住民運動の結果、どんなに重い障害を持つ子も受け入れる学校として開校されております。住民の熱意と努力によって設置されたのは、全国広しと言えど、そう多くはないというふうに思います。このようなことを鑑みましたときに、本町の福祉のまちづくりの基盤は、まさに住民の皆様の心にこそ存在をしているものと思っております。 あす、3月1日に本町は新町発足から12年の節目を迎えます。この間、本町の福祉、医療政策におきましては、民間事業者の皆様方の耐えまぬ努力により、幅広く、きめ細やかな取り組みが展開をされてこられました。 特別養護老人ホームでの安定した介護体制の整備、通い、泊まり、訪問といったサービスを受けることができる小規模多機能型居宅介護施設をはじめ、各地域にバランスよく配置をされているところであります。 医療面におきましても、京都府立医科大学附属北部医療センターを中核病院に据え、開業医の先生方との連携により、安定した地域医療政策の体制が整えられております。 過去4年間におきましても、重度障害のある方のグループホームの開設、認知症専門のデイサービス施設の開設、農福連携によります就労の場づくり、与謝野町立国民健康保険診療所の常勤医師の確保、クアハウス岩滝の改修計画の決定など、多くの進捗があったところであります。 このような流れの中で、より安定的な福祉医療政策を実施している本町の各種事業所におきましても、先ほど小牧議員からの報告がありましたように、慢性的な人材不足が生じているところであります。このような状況を改善していくためには、積極的な人材育成の支援策を講じていく必要があると考えております。 引き続きの事業になりますが、介護福祉士資格取得研修事業や、地域医療確保、奨学金貸付事業を行っていきたいと考えているところでございます。 次に、新たな視点での子ども子育て支援策につきまして、この間の流れ、それを踏まえた上で当初予算に掲げている内容について、ご説明をさせていただきたいと思います。 本町の子ども子育て支援策につきましては、乳幼児期に重要な生命の保持と情緒の安定を基盤としながら、遊びを通じた保育教育を実践していこうというところに主眼を置いております。 そうした方針に基づきながら、就学前保育及び教育を進めていくとともに、早期保育、乳幼児保育、一時保育などの多様なサービスの充実に努めるとともに、子育て世代の経済的な負担軽減を図るために、医療費や保育及び幼稚園使用料の軽減化を進めてきたところであります。 また、全ての子供たちが質の高い保育、教育を受けることができる環境づくりにも邁進をしてきたところでございます。 岩滝地域におきましては、感性を育む場所を設計コンセプトに据え、新園舎の建設に取りかかり、昨年の夏には竣工を迎えております。 加悦地域につきましては、桑飼小学校の敷地に認定こども園と高齢者福祉施設を合わせた共生型施設を計画をしているところであります。 野田川地域におきましては、現在、用地交渉のまっただ中にあるというところであります。 このように、あらゆる観点から子供や子育て世代に対する支援を拡張してきたこともあり、子供を生み育てやすい環境が少しずつ整いつつあるのではないかと考えております。 一方で、子供や子育て世帯を取り巻く社会的、経済的な環境は、刻々と変化をしており、さらなる支援を必要としている子供やご家庭も存在をしております。 そうしたことから、妊娠、出産、就学前、就学後の切れ目のない支援を実現するために、母子保健施策と子育て世代支援施策の両面から一体的な支援を行う拠点として、子育て世代包括支援センターを子育て応援課内に設置をしております。また、子供の貧困対策、貧困の連鎖を断つことを目的とした学習支援や生活支援も昨年来、進めてきたところでございます。 次に、教育施策につきまして、皆様方にお伝えをさせていただきたいと思います。 この間、皆様方にもご案内をさせていただいたように、現在、文部科学省におきましては、小中学校の学校教育の基準となる学習指導要領を改訂をした上で、2020年度から新たな内容での授業を順次導入をしていく指針を打ち出しております。 改正内容のポイントといたしましては、従来型の知識偏重型からの脱却を図り、主体的で対話的で深い学びを重視することにございます。このような改正案は、現在の変化大きい時代にあって、子供たちが将来にわたって生き抜く力を育むことができる内容となっていると考えております。そうしたことから、目標の改訂年次である2020年に向けて、慎重に準備を進めていきたいと考えてまいりました。 平成29年度につきましては、大迫弘和氏を参与に迎え、何を学んだら本当に学んだことになるのかということから議論を推進してきたところであります。これらの議論を踏まえ、学校教育全体の向上につなげていくことができればと考えているところであります。 過去4年間を振り返りますときに、先ほど来ご説明をさせていただいております、一人一人の児童・生徒に即した教育の内容の充実を図ると同時に、加悦中学校の全面改築工事や各中学校の空調設備などの教育環境の整備にも積極的に取り組みました。 しかしながら、まだまだ小学校を中心とした整備につきましては、不十分なところが残っているというふうに考えており、これらにつきましても皆様方のご議論の中で問題提起をいただいてきたとおりでございます。 社会教育におきましては、与謝野みらい大学を昨年7月に開校させるとともに、公民連携により事業の推進を図りました。現在の受講数は、300名を超えており、住民の皆様方がともに学び合う場になりつつあるのではないかと思います。また、京都府立加悦谷高等学校の魅力化につきましても、府教育委員会などとともに、積極的な議論を重ねてまいりました。 来年度におきましては、地域学習やグローバル学習の推進などの役割を担う魅力化コーディネーターの配置を行い、より魅力的な高校となるよう最大限の支援をしてまいりたいと考えております。 次に、本町における環境政策について、その現状、そして、これからの予算案の内容につきましても、若干触れさせていただきたいと思います。 昨年の秋に野田川流域沿いの田畑で、餌を探す17羽のコウノトリが目撃をされました。コウノトリは豊かな自然環境が育まれる場所にしか飛来しないとも言われております。住民の皆様方の努力により、本町における自然環境の保全が進んでいるというふうに考えております。 私たちの生活や産業は、豊かな自然環境の恩恵を受けながら、発展をしてきたところであります。この間、住民の皆様方にもごみの排出量の抑制や、リサイクルの促進にも熱心に取り組んでいただきました。 平成30年度の当初予算におきましても、美しく豊かな阿蘇海をつくり、未来へつなぐ条例に基づく各種施策、自然循環型農業の推進、森林整備、ごみ焼却場の建設、これらの施策の推進によって、山や川や海で自然環境や景観の保全につながる展開を模索できればと考えております。 また、来月4日には、与謝野100年の暮らし委員会主催の与謝野町環境未来2018が加悦谷ショッピングセンターウイルで開催をされます。 私たちの暮らしを見詰め直す機会になろうかと思いますので、お誘い合わせの上、ぜひともごらんおきをいただきたいと思います。 ただいま、平成26年度以降、一貫して掲げてきたまちづくりの政策方針と、それに基づき実施をしてきた具体的な施策、そして、それらを踏まえた上で、平成30年度当初予算に関連する内容について、申し上げたところであります。 先ほど来、議員の皆様方からもお声が上がっておりますように、私としても非常に迷いながら、この予算説明を書かせていただいたということでございまして、皆様方に、ご迷惑をおかけをしているということがありましたら、心からおわびを申し上げたいと思っております。 平成30年度当初予算に関連をする内容で、これらを推進していく上で、その根拠となる財政の問題につきましても、この点で触れさせていただきたいと思います。 私が町長に就任をして以降、平成26年度から平成28年度につきましては、全ての会計において黒字決算を打つことができました。かつ財政調整基金につきましても、計画的に積み立てることができたと思っております。 しかしながら、本年度におきましては、台風18号などの襲来による災害復旧に伴い、過去3カ年間のような決算を打つことは難しいというふうに考えております。 また、1年前の当初予算編成時の財政見通しにおきましては、平成34年度をもって、基金が枯渇をするという見通しとなっておりました。 これは、当初予算編成時時点では、財政調整基金からの繰り入れを行い、調整をしているものをベースにしておりますので、このような見通しとなってございますが、決算ベースに置きかえると、少なくとも平成40年ごろまでには、持続可能な財政運営ができるのではないかと考えております。 しかしながら、このような財政状況を改善し、将来にわたって持続可能な財政基盤を確立をさせていくためには、行財政改革は必須の課題であると考えております。 去る2月21日には行政改革推進委員会から23回にわたる議論の末、与謝野町公共施設等総合管理計画の答申をいただきました。 本日の全員協議会で説明をさせていただきたいと考えておりますけれども、本実施計画を断行していくことは、私たちに課せられた大きな責任であると考えております。また、その取り組みの一環である子供たちの就学前、就学後の子育て、教育環境を整えるということは、将来を担う子供たちに対し必要不可欠なものであり、認定こども園や小学校の統合は、最重要の課題でもあると位置づけております。 大変多くの運営経費が必要な保育所等の施設統廃合には、今後、財政基盤の安定化を図る上でも早急に実施をする内容であると考えております。 これら、この間、積み上げてきました議論を実行に移し、機能させることによって将来的にも持続可能な財政運営が可能になるというふうに考えているところでございます。 先ほど来、平成30年度の予算に関連して、大きな方向性の話をさせていただいたところでございます。この議題をどのように取り扱うかということにつきましても、議員の皆様方との議論があったところであります。 そうした中で、皆様方に対し、ご迷惑をおかけをした点があったかもしれませんけれども、この内容でもって、平成30年度の当初予算に係る基本的な考え方のご説明にかえさせていただきたいと思います。 ご清聴ありがとうございました。 ○議長(勢旗毅) それでは、ここで昼食のために1時30分まで休憩をいたします。     (休憩 午前11時57分)     (再開 午後1時30分) ○議長(勢旗毅) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。 次に、日程第5 議案第1号 専決処分の承認を求めることについて(平成29年度与謝野町一般会計補正予算(第6号))を議題とします。 提案理由の説明を求めます。 山添町長。 ◎町長(山添藤真) それでは、議案第1号の平成29年度与謝野町一般会計補正予算(第6号)について、ご説明を申し上げます。 この補正は、2月1日付で専決処分したもので3,400万円を追加し、総額を123億7,552万3,000円とするものであります。 それでは、まず歳出から主なものについてご説明を申し上げます。 12、13ページをお開き願います。第2款総務費、第1項総務管理費、第6目企画費、ふるさと納税事業は、11月から12月にかけて大変多くのふるさと納税をいただけたことにより、寄附者への返礼品などの経費が不足することになりました。総額851万1,000円追加をしております。 第4項選挙費、第5目京都府知事選挙費は、11月19日執行の京都府議会議員選挙において、投票用紙の枚数を集計する計数機が故障し、修理不能となったため、4月の京都府知事選挙までに、新たな計数機を用意する必要が生じたことから、予算組みかえにより第18節備品購入費を増額するものであります。 第8款土木費、第2項道路橋梁費、第2目道路維持費では、除雪対策事業で、第13節委託料を2,500万円追加をいたしております。これは、1月末までの実績見込みにより除雪委託料を追加するものであり、2月以降の除雪経費につきましては、3月補正予算にて計上をいたしております。 次の第9款消防費、次のページの第11款災害復旧費は、農林課所管の災害復旧関連経費であり、災害状況の確認結果や、復旧工事の見通しから、予算組みかえを事業間で行うものであります。 1ページ戻りまして、12、13ページ、第10款教育費、第6項保健体育費、第3目学校給食費、給食センター運営事業は、米飯ラインの修繕料を追加するほか、調理器具全般の点検料を追加し、総額81万3,000円追加をいたしております。 平成29年11月以降、学校給食への異物混入が続き、児童・生徒の皆様並びに保護者の皆様方にも大変、ご心配、ご迷惑をおかけしたことについて、この場をおかりし、私からもおわびを申し上げます。 現在、調理機器の総点検を行っているところであり、点検の結果、交換が必要な部品などにつきましては、全て取りかえを行い、今後、このようなことが起こらないよう、対応してまいりたいと考えております。 次に、次のページ、第14款予備費は32万4,000円を減額し、調整をいたしております。 次に、歳入について、ご説明を申し上げます。 10ページ、11ページをお開き願います。第16款寄附金、ふるさと納税寄附金は1,600万円追加し、ふるさと納税総額を4,600万円といたしております。 第17款繰入金、財政調整基金繰入金は1,800万円を追加し、財源調整をいたしております。 以上が、平成29年度与謝野町一般会計補正予算(第6号)の概要でございます。 ご審議の上、ご承認を賜りますよう、お願いを申し上げます。 ○議長(勢旗毅) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(勢旗毅) 質疑なしと認め、これにて質疑を終結します。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(勢旗毅) 討論なしと認め、これにて討論を終結します。 これより議案第1号を採決します。 本案について、原案のとおり承認することに賛成議員の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(勢旗毅) 起立全員であります。 よって、議案第1号 専決処分の承認を求めることについて(平成29年度与謝野町一般会計補正予算(第6号))は、原案のとおり承認することに決定しました。 次に、日程第6 議案第2号 与謝野町自治功労者の表彰についてを議題とします。 提案理由の説明を求めます。 山添町長。 ◎町長(山添藤真) それでは、議案第2号 与謝野町自治功労者の表彰について、提案理由のご説明を申し上げます。 西原宏氏におかれましては、平成15年1月に与謝区長に就任をされて以来、3町合併を経て平成29年3月31日までの間、通算し10年3カ月の長きにわたり、地域を担う区長として町行政の推進と地域コミュニティの発展に大きく寄与されました。 よって、与謝野町表彰条例第4条第3号の規定により、与謝野町自治功労者として表彰したいので、同条の規定により議会の同意をお願いするものでございます。 よろしくご審議をいただき、何とぞご承認賜りますよう、お願いを申し上げます。 ○議長(勢旗毅) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(勢旗毅) 質疑なしと認め、これにて質疑を終結します。 討論を省略し、採決を行いたいと思いますが、ご異議ございませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(勢旗毅) ご異議なしと認め、これより議案第2号を採決します。 本案について、原案のとおり同意することにご異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(勢旗毅) ご異議なしと認めます。 よって、議案第2号 与謝野町自治功労者の表彰については、原案のとおり同意することに決定しました。 日程第7 議案第3号 与謝野町財産区管理委員の選任についてを議題とします。 提案理由の説明を求めます。 山添町長。 ◎町長(山添藤真) それでは、議案第3号 与謝野町財産区管理委員の選任について、提案理由のご説明を申し上げます。 各財産区管理会は、管理委員7人以内で構成をされ、任期は4年となっております。 算所財産区及び加悦財産区において、平成30年3月末で退任される委員があることから、与謝野町財産区管理会条例第3条の規定に基づき、当該財産区の長から推薦された方を新たに選任したいので、議会の同意を求めるものであります。 今回、選任をいたします方々は、人格高潔であり、最適任者と認められますので、よろしくご審議をいただき、ご承認を賜りますよう、お願いを申し上げます。 なお、加悦奥、後野、金屋の財産区につきましても、委員の選任をする必要がありますが、3月末まで人選が進められるとお聞きをしておりますので、3月31日付の専決処分を予定したいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いをいたします。 ○議長(勢旗毅) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(勢旗毅) 質疑なしと認め、これにて質疑を終結します。 討論を省略し、採決を行いたいと思いますが、ご異議ございませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(勢旗毅) ご異議なしと認め、これより議案第3号を採決します。 本案について、原案のとおり同意することにご異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(勢旗毅) ご異議なしと認めます。 よって、議案第3号 与謝野町財産区管理委員の選任については、原案のとおり同意することに決定しました。 次に、日程第8 議案第4号 第2次与謝野町総合計画の基本構想及び基本計画の策定についてを議題とします。 提案理由の説明を求めます。 山添町長。 ◎町長(山添藤真) 議案第4号の第2次与謝野町総合計画の基本構想及び基本計画の策定について、ご説明を申し上げます。 本議案は、与謝野町における総合的かつ計画的な行政の運営を図るため、町の最上位計画として位置づけております。 第1次与謝野町総合計画の基本構想及び後期基本計画が、今年度をもって計画期間の満了を迎えることから、その後継となる第2次与謝野町総合計画の基本構想及び基本計画をご提案申し上げるものであります。 総合計画は、その名のとおりまちづくりの総合的な計画であり、本計画に基づき、まちづくりが行われるとになります。この総合計画の根拠法令でありました、地方自治法が平成23年に改正をされたことにより、総合計画の基本構想の策定義務が撤廃をされ、総合計画を策定するか否か、計画の位置づけなどは、それぞれの市町村が自由に判断することとなりました。 本町では、この自治法の改正に対しまして、まちづくりを推進していく上での指針となる中長期の計画は必要であると判断をし、平成25年度からは第1次与謝野町総合計画後期基本計画に基づき、まちづくりを住民の皆様方とともに、進めてきたところでございます。 今回、ご提案を申し上げる第2次与謝野町総合計画は、平成30年度から平成38年度までの9年間の基本構想と平成30年度から平成34年度までの5年間の基本計画で構成をいたしております。 最大の特徴は、計画策定の取り組みスタートから延べ約2,000人という大変多くの住民の皆様方にご参画をいただいたことであり、住民の皆様方のご意見をもとに総合計画審議会、そして、若手職員で構成する総合計画策定ワーキングチーム、また、審議会委員、推薦を受けた住民11人の総合計画策定サポーターにより、手づくりで作成した過程に大きな意義があると考えております。 総合計画は、行政がつくる行政計画で、計画に示された施策や事業を実施するのも行政と思われている方もいらっしゃいました。 確かに、予算や職員がいる行政が住民の皆様から付託を受け事業を実施することが圧倒的に多いわけですが、これからますます進む人口減少、少子高齢化社会におきましては、行政の一律的なサービスでは複雑化、多様化、高度化、専門化、不確実化している課題の全てを解決することはできない可能性があることを考えると、自分たちの町は自分たちでつくるという意識を住民と行政が共有をし、それぞれの立場で役割分担を行いながら、協働によるまちづくりを推進していくことが必須であると考えております。 したがいまして、第2次与謝野町総合計画は、自助、共助、商助、公助を掲げた第1次与謝野町総合計画を引き継ぎ、かつ私たち住民の計画とすることを強く意識をいたしました。 また、まちづくりアンケートをはじめ、インタビューや未来会議にご参画をいただいた住民の皆様の未来への思いを大切にしつつ、将来にわたって魅力あふれる持続可能なまちの実現に向けて未来を見据えた計画といたしました。 このように、大変多くの住民の皆様と職員がかかわって、まとめてこられた総合計画は、恐らくほかの自治体ではないとお聞きをしております。まさに住民との協働によって完成をした総合計画に仕上がったものと考えております。 私は、この総合計画を任期中に議会へ提案し、そして、議決をいただくことで総合計画に切れ目をつくらず、4月1日からのまちづくりを進める体制を整えておくことが責任であると考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。 なお、今回の総合計画は、まちづくりの方向性を示す施策までの記述にとどめ、具体的な事業等については、個別計画や財政的な裏づけ、社会経済情勢を判断しながら策定をする実施計画に委ねる体系で整理をしております。ご承知おきをいただくよう、お願いを申し上げます。 それでは、計画の内容の詳細につきまして、小池企画財政課長から説明をいたしますので、よろしくご審議をいただき、ご承認を賜りますよう、お願いを申し上げます。 ○議長(勢旗毅) 小池企画財政課長。 ◎企画財政課長(小池大介) 失礼いたします。 それでは、私のほうからは、第2次与謝野町総合計画の基本構想及び基本計画の内容につきまして、議案資料の別冊、第2次与謝野町総合計画案、「人・自然・伝統 与謝野で織りなす 新たな未来」をもとにご説明をさせていただきます。 ごらんのとおり、序章から資料編までの65ページとなっておりますが、主要な事項を中心に説明をさせていただきます。 まず、目次をごらんください。本計画は、序章から第3章までの章立てに資料編を加え、構成をしておりますが、62ページに掲載の資料7、与謝野町総合計画条例の第6条に、町長は、基本構想及び基本計画を策定し、または変更するときは、議会の議決を得なければならないと規定しており、本議会は本条項に基づくものでございます。 したがいまして、議決をいただきますのは、第2章基本構想と第3章基本計画となります。しかし、それぞれ関連がございますので、序章から資料編までの全てを配付させていただきましたことを、まずもってご承知おきいただきますよう、お願いを申し上げます。 それでは、2ページ序章をごらんください。序章では、計画策定の趣旨、体制、プロセス、構成と期間を掲げております。 最初に、計画策定の趣旨でございます。与謝野町総合計画条例第1条におきまして、与謝野町における総合的かつ計画的な町政の運営を図るため、本町の総合計画の策定について、必要な事項を定めるものとするとしておりますが、ここではより具体的に趣旨を掲げております。 先ほどの町長の説明にもありましたとおり、本計画の最大の特徴は、この計画が行政だけの計画ではなく、私たち住民の計画であるということです。したがいまして、本計画全体を通しての共通事項といたしまして、「私たち住民は」を主語として記述をいたしております。 そして、計画策定の趣旨としては、自分たちの町は自分たちでつくるという意識を持つとともに、人口減少、少子高齢化が進む未来を見通しつつ、時代の変化や課題に的確に対応していくためのまちづくりの設計図が必要とし、本計画が、これに当たるものといたしております。 また、まちの未来を描くとともに、その実現のための方針を定めた長期的なまちづくり計画で、まちづくりの指針となり、全ての計画の最上位に位置づけられる計画といたしております。 次の計画策定体制につきましては、町の若手職員で構成しました策定ワーキングチームや総合計画審議会の委員の皆様にご推薦を受けた住民11名の策定サポーターを中心に計画案を作成し、計画策定委員会や総合計画審議会でご審議いただきながらつくり込んできたものでございます。 3ページに体制図を掲載をいたしておりますので、ご確認いただきますよう、お願いを申し上げます。 次に4ページ、計画策定のプロセスについてでございますが、子供から大人まで延べ約2,000人もの住民の皆様にかかわっていただき、目の前の課題だけではなく未来を描くフューチャーデザインにより、未来志向で策定を進めてきたことでございます。 詳細は、5ページから9ページに、また、資料編52ページから56ページにおいて記載をいたしておりますので、ご確認いただきますよう、お願い申し上げます。 10ページから11ページには、計画の構成と期間を記載をいたしております。本計画案の構成は、平成30年度から平成38年度までの9年間の基本構想と、平成30年度から平成34年度までの基本計画といたしております。 基本構想では、町の未来像と住民と行政の協働によるまちづくりの基本的な理念を明らかにし、その未来像を実現するための基本的な考え方や方針を分野別に示しております。また、基本計画では、基本構想で示す基本的な考え方や基本方針に基づいて各分野において取り組む施策方針を体系的に示しております。 なお、施策実現のためには、住民と行政が本計画を共有し、自助・共助・商助・公助の考え方により、多様な主体が互いに補完しながら、協働でまちづくりを進めることとなりますが、行政が行う具体的な事業につきましては、別に実施計画として、財政的な裏づけや社会経済情勢を判断しながら、毎年度、3カ年度を期間とするローリング方式により、策定することといたしております。 次に、12ページから第1章与謝野町のいまでございます。 12ページから15ページには、社会動向として人口減少、少子高齢化の進展、地方分権、地域主権の推進、安心・安全の意識の高まり、環境を重視した社会への転換、グローバル化の一層の進展、テクノロジーの発展を記載をいたしております。 また、16ページから21ページにかけて町の概況として、位置と交通、自然・気候、歴史・文化、主要な産業、財政状況、計画と近年の取り組みをまとめております。 次に、23ページから第2章基本構想、与謝野町の未来像でございます。 24ページには、与謝野町が目指す未来図を掲げております。第1次与謝野町総合計画で掲げておりました、将来像、「水・緑・空 笑顔かがやく ふれあいのまち」を継承する未来像として「人・自然・伝統 与謝野で織りなす 新たな未来」といたしております。自然との調和を大切にしてきた将来像に、計画策定にかかわっていただく多くの皆さんから出された、町の宝「人・自然・伝統」を加え、与謝野で織りなすとすることで、与謝野町らしさを表現いたしております。 次に、25ページには、まちづくりの基本理念、三つの「み」を掲げております。与謝野町に暮らすみんなの手でまちづくりを進めていく「みんな」。将来世代のためにも、未来思考のまちづくりを進めていく「みらい」。みんなにとって見えるまちづくりを進めていく「みえる」の三つを掲げております。 次に、25ページから27ページにかけて人口の見通しを掲げております。これは、平成27年に与謝野町「ひと・しごと・まち創生総合戦略」と同時に策定いたしました、京都与謝野人口ビジョンの内容を引用いたしております。 次に、28ページから30ページにかけて、未来を実現するための分野別方針を掲げております。本計画では、七つの分野に分けまして、それぞれ基本的な考え方をお示ししております。 1番目、一人ひとりが個性を活かし安心して働けるまちは、産業、雇用の分野でございます。もっと働く場の確保というのが、多くの住民の皆様の思いです。 一方で、労働力人口の減少に伴い、担い手の確保も課題となる中、時代に合わせて変化すること、みんなが培ってきた知恵・技・資源を最大限に活用し、互いに競争しながら変化に挑戦すること、そして、それをまちのみんなで応援することを、人材を育み、一人一人が個性を生かした安心して働ける町を目指すといたしております。 2番目です。地元を誇りに想い、人の流れを生むまち、これは移住、定住、観光交流の分野でございます。人口減少、少子高齢化が今後も進むと予想される中、人口の流出抑制、人口流入、いわゆるUIJターン者をふやすことが、一つの方向性となりますが、日本全体の人口が減少していく状況におきましては、移住した定住人口、観光に来られた交流人口だけではなく、地域や地域の人々と多様にかかわる人である、関係人口をふやすことを重要といたしております。 そのためには、与謝野町に暮らす私たち自身が、この町の魅力を認識し、誇りに思い、そして、その魅力を伝えなければなりません。 世の中を変えていくには、若者、ばか者、よそ者と言われる論に乗って、町内に移住していなくても、与謝野町に関心を持ち、与謝野町の人と関係を持っている人を本計画では「よさの者」という造語を使うことにし、この「よさの者」を世界中に多く生み出すために、そして、移住者やUターンの方がふえ、若者が中心となり、町がにぎやかで活気にあふれるよう、地元を誇りに思い、人の流れを生む町を目指すといたしております。 29ページをごらんください。3番目には、みんなが自分らしく幸せに生きるまちを健康、福祉の分野として掲げております。この分野におきましては、何はともあれ、心も体も健康であることが第一であることを掲げまして、助け合いの精神、地域とつながりを大切にしながら、一人一人が自分らしく幸せに過ごせることができるまちを目指しますといたしております。 4番目に、つながりで笑顔を未来につむぐまちは、結婚・出産・子育ての分野でございます。 少子化が進む中で、未婚、晩婚、出生数につきましては、その人の生き方の一つでもあり、尊重することを前提に置きつつ、まちの宝である、子供たちを大切に育て、笑顔をつないでいくために、世代を超えたつながりを大切にし、家族・地域・社会・行政が手を携え、互いに頼ること、頼られることのできる関係を築くとともに、安心して、結婚・出産・子育てできる環境。子供たちが心も体も健やかに成長できる環境の構築を目指します。 また、将来、みんなに愛されながら育った子供たちが、このまちで結婚・出産・子育てをして、未来の世代へ笑顔をつないでいきたいと思える、「つながりで笑顔を未来へつむぐまち」を目指すとしております。 30ページをごらんください。5番目に、魅力ある教育が活力ある人や地域を創るまちといたしまして、教育、文化、スポーツの分野といたしております。今も昔もまちづくりの原点は人づくりです。 将来、みずから学び続ける力と故郷を思い続ける心をあわせ持ち、学んだことを社会に生かす、仕事がないならつくり出すという意欲あふれる人材や、活躍の場が世界のどこであったとしても、故郷への思いによって、いつまでも与謝野町とのつながりを大切にできる人材を育成し、魅力ある教育が、活力ある人や地域をつくるまちを目指すといたしております。 6番目でございます。美しくて住みやすい安心安全なまちでは、自然、生活環境、防犯、防災の分野でございます。 本町は、山、川、海の三つが、このコンパクトなエリアに全てそろっているまちでございます。これらは、当たり前ではなく、生活や産業の基盤となる大切なものであります。これらの美しい自然や風景、景観の中で、地域のつながりを基本に知恵と、さらなる挑戦によって、町の未来を高め、美しくて住みやすい安心安全なまちを目指すといたしております。 31ページをごらんください。7番目として、住民が主人公となるまちは、協働、コミュニティ、行財政の分野でございます。今後、ますます進む人口減少や少子高齢化は、人と人とのつながりを希薄化、地域を支える人材の不足、提供できる公共サービスの縮小などをもたらし、結果、多くの宝が失われることが懸念をされております。 まちの主人公は私たち住民です。個人と個人が共感し合い、地域と地域がつながり、住民と行政が力を合わせるなど、多様な主体が連携・協力し、「住民が主人公となるまち」を目指すといたしております。 以上、七つの分野の基本的な考え方や方針でございます。 最後に、32ページから49ページまで、第3章として基本計画を掲げております。 基本計画は、先ほど申し上げましたとおり、基本構想で示す基本的な考え方や基本方針に基づいて、各分野において取り組む施策方針を体系的に示しております。 33ページには、全体を俯瞰してご確認がいただける分野別体系図を掲載しております。 34ページ以降、それぞれの分野ごとに現状と課題、複数の施策に、それぞれ諸施策を掲げる構成といたしております。 なお、第1次総合計画におきましては、今後5年間で進めていくまちづくりの具体的施策を示しておりましたが、第2次与謝野町総合計画は、最上位計画として方向性を示すことにとどめ、具体的な事業等については、個別計画や財政的な裏づけや社会経済情勢を判断しながら策定する実施計画等に委ねることで整理をいたしております。 また、自助・共助・商助・公助が補完しながらまちづくりを進めることになりますので、それぞれの施策、諸施策の主体は、それぞれで異なるという想定であり、ここでは主体を明示していないことをご承知おきいただきますよう、お願い申し上げます。 さらに数値目標につきましても、ここでは設定せず、事業や施策ごとに設定し、行政評価の仕組みの中で毎年度見直しながら、PDCAサイクルを回していくことを考えておりますので、あわせてご承知おきいただきますよう、お願い申し上げます。 それでは、34ページからの基本計画の概要をご説明させていただきます。まずは、分野1の一人ひとりが個性を活かして安心して働けるまちでございます。 働く場の確保が住民の大きな声となっておりますが、企業、事業所は、求人すれども応募者がないという担い手不足の現状もございます。 求人する仕事と、つきたい仕事のミスマッチ、そして今後もますます減少する労働力人口への対応、基幹産業である農業と織物業をはじめとする生活を支える産業の振興が課題となっており、あらゆる産業分野の生産性を向上させるとともに、自然循環農業に象徴される自然環境への負荷の小さな経済モデルの確立、さらには、与謝野町ならではの持続可能な経済循環システム・流通システムの構築に向けて、チャレンジできる担い手の創出、農業の振興、織物業の振興、商工業の振興、情報発信、流通ネットワークの強化を通じたビジネス環境の整備、魅力ある働く場の創出の六つの施策を掲げております。 施策の中には、チャレンジする人を応援する、地域資源を生かした仕事づくり、流通ネットワークの強化、ICTや人工知能といった先端技術の活用などのキーワード掲げております。 次に、37ページの分野2、地元を誇りに想い、人の流を生むまちでございます。 移住した定住人口、観光に来られた交流人口だけではなく、地域や地域の人々と多様にかかわる方々である関係人口をふやすことも重要な視点と考えております。 まずは与謝野町に暮らす私たち自身が、この町のヒト・モノ・コトの魅力を再認識し、誇りに思い、その魅力を知ってもらう。そして、実際に来てもらう。リピーターになってもらう。住んでもらうという組み立てをしており、魅力の認識及び「よさの者」づくり、魅力を体験・体感できるコンテンツの開発、交流人口増加体制の強化、まちの魅力・人の魅力が生み出す与謝野町ならではの「移住・定住」の促進の四つの施策を掲げております。 まちの未来の発見及び再認識する機会の創出、ITを活用したまちの産品の認知・販売の仕組みづくり、ふるさと納税制度を活用した「よさの者」づくりなどの、「よさの者」をキーワードとして海の京都DMOの近隣市町との連携強化による広域観光の推進、国際交流やインバウンド、移住検討者、移住希望者、移住者のサポート体制の強化など、施策を掲げております。 次に、39ページの分野3、みんなが自分らしく幸せに生きるまちでございます。 老若男女、誰もが自分らしく幸せに生きるためには、何はともあれ、心も体も健康であることを第一であり、住民健診など、健康状態を知る機会があるものの、健康づくりに対する一人ひとりの意識向上、心のよりどころとなる人や居場所づくり、そして、その方に合った支援が必要といたしております。 現在は、健康・医療・福祉の境界がなくなってきており、健康・医療・福祉の連携による環境づくりや支援体制を目指す施策を掲げておりますが、これらの分野を支える人材の育成と確保が課題であります。本分野では、健康・福祉を支える人材の育成と確保、「元気な心と体づくり」の推進、心のよりどころの充実、誰もが自分らしさと生きがいをもって共生できるまちの推進の四つの施策を掲げております。 施策の中には、農福連携による雇用づくり、介護ロボットなど先端技術の導入をはじめ、守る健康からつくる健康、健康貯金と健康寿命、ご近所力、多様性を認め合える心の育成などをキーワードとして掲げております。 次に、41ページの分野4でございます。つながりで笑顔を未来につむぐまちでございますが、この分野では、社会環境の変化や多様な家庭環境にあっても、誰もが安心して結婚、出産、子育てできる環境づくりを目指し、新たな命の誕生を応援、親子の笑顔の暮らしを応援、地域ぐるみの子育て力の向上、親と子の学び・育ちの場づくりの四つの施策を掲げております。施策の中には子育て世代の支援、連携、相談体制づくりや居場所づくり、地域ぐるみの子育てなど、幅広い世代によるかかわりも含めた施策といたしております。 一人ひとりの子供の成長や発達に寄り添った支援、地域ぐるみで育む親と子の学び、育ちの場などをキーワードといたしております。 次に、43ページ、分野5でございます。魅力ある教育が活力ある人や地域を創るまちでございますが、与謝野町の若年層を見ますと、高校卒業後、進学、あるいは就職に伴いまして、転出し、そのまま他市町、特に都市部に定住する傾向がございます。故郷への誇りと想像力、そして意欲ある人づくり、地域づくりを担う教育の構築を目指し、地域人材として活躍する、あるいは、故郷を離れても、故郷とのつながりを大切にする、できる人材を育成する施策を掲げております。また、人口減少に加え、人生100年時代と言われるように、長寿社会の中で生涯にわたって多様な学習を主体的に行える生涯学習社会や生涯スポーツ社会の実現を目指すとし、さらに文化財の活用の推進を掲げるなど、一人ひとりの学ぶ意欲と確かな学力の育成、一人ひとりが大切にする環境の整備、生涯学習社会の実現と人権教育の推進、生涯スポーツ社会の実現、文化財の継承と発展の五つの施策を掲げております。 施策の中には、与謝野町に誇りを持てる子供たちの育成、学校の適正配置の推進、社会教育施策の適正管理・適正配置の推進、公民館活動やふるさと教育の推進、社会体育施設の適正管理や適正配置の推進などを掲げております。 次に、45ページ、分野6、美しくて住みやすい安心安全なまちでございます。この分野では、自然、生活環境、防災、交通安全、防犯、公共交通など、暮らし全般にわたるものでございますが、これら全てが当たり前にあるわけではなく、長年の取り組みの積み重ねによって生み出されているものであり、今後も豊かな自然環境を守りながら安心安全で住みやすいまちを目指すとし、自然環境保全と循環型社会の構築、災害に強い安心・安全なまちづくり、安心・安全に暮らせる地域づくり、誰もが住みやすいと感じられる生活環境の構築、資源の有効活用で持続可能なまちの構築の五つの施策を掲げております。 施策の中には、自然保護と循環型社会、消防・防災力の強化、有害鳥獣対策、利用しやすい公共交通、適正で合理的な土地利用、景観保全などをキーワードとして掲げております。 最後に、48ページ、分野7でございます。住民が主人公となるまちでございますが、基本構想の分野別方針でご説明させていただきましたとおり、今後ますます進む人口減少や少子高齢化は人と人とのつながりの希薄化、地域を支える人材の不足、提供できる公共サービスの縮小などが避けて通れないという前提のもとに、今後のまちづくりにおいては、行政の一律的なサービスでは多様化する地域課題の解決を図ることは難しく、自助・共助・商助・公助、それぞれの立場と役割で補完し合うことが重要であり、また、公共の担い手が行政に偏っている現状を変化、それから、行政改革を推進するなど、地域人材の育成、協働のまちづくり、みんなが互いに認め合い助け合うまちづくり、未来を見据えた行財政運営、見える、聞こえる、言えるまちづくりの五つの施策を掲げております。 施策の中には、与謝野町は一つ、自分たちのまちは自分たちでつくる、協働のまちづくりに関する基本ルールの制定、一人ひとりが個性を活かし活躍できる社会、自治体経営、公共施設の効率的な運営・整備などをキーワードとして掲げております。 以上、七つの分野ごとに、それぞれ施策概要を説明させていただきましたが、全ての分野に共通することは、まちづくりは人づくりと言われるように、それぞれの施策を推進するためには、それを担う人財が必要なことから、人財育成を随所に盛り込んでおります。 なお、本町では、まちづくりにおいて人は重要な財産と考えておりますことから、人財の「財」の字を材料「材」の字ではなく、財産の「財」の字という漢字を表現することで、意識づけをしておりますことをご承知おきいただきたいと思います。 したがいまして、第2次与謝野町総合計画のグランドデザインは、人づくりであると考えております。 以上、長々と申し上げましたが、第2次与謝野町総合計画案の概要の説明とさせていただきます。よろしくご審議の上、ご承認いただきますよう、よろしくお願いいたします。 ○議長(勢旗毅) 本案については、本日は提案理由の説明のみにとどめます。 次に、日程第9 議案第5号 与謝野町指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の制定についてを議題とします。 提案理由の説明を求めます。 山添町長。 ◎町長(山添藤真) それでは、議案第5号 与謝野町指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の制定について、提案理由のご説明を申し上げます。 平成26年6月25日に高齢化社会に対応して、地域包括ケアを推進するため、地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律が公布をされました。これに伴い居宅介護支援事業、いわゆるケアマネジメント業務の運営等の基準について、平成30年度より厚生労働省令に定める基準を参酌し、市町村の条例で定めることになったものであります。内容のほとんどは省令及び従来の京都府の条例のままとしておりますが、利用者へのサービス提供等の記録の保存年限を長期化し、記録の散逸を防ぐことを町独自の項目として掲げております。 以上、簡単にご説明を申し上げましたが、詳細につきましては、浪江福祉課長から説明をいたしますので、よろしくご審議を賜り、ご承認を賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(勢旗毅) 浪江福祉課長。 ◎福祉課長(浪江昭人) それでは、議案第5号 与謝野町指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の制定につきまして、ご説明を申し上げます。 町長の提案説明のとおり、居宅介護支援事業、いわゆるケアマネジャーの業務の運営等の基準について、平成30年度より市町村の条例で定めることになったものでございます。従来は居宅介護支援事業所の指定権限は都道府県にありましたが、平成30年度から、この条例に基づきまして、市町村に、その権限が移譲されることとなります。 議案書の7ページをごらんください。第1条は、条例の趣旨を定めておりますので、ご一読願いたいと思います。 次に、第2条は、指定居宅介護支援事業所が、利用者が可能な限り、その居宅において有する能力に応じ、自立した日常生活が営むことのできるケアプランを利用者の意思及び人格を尊重し、利用者本位のサービス利用につながるように配慮するなどの基本方針を定めております。 次に、第3条は、事業者指定にかかる申請者の基準を定めております。申請者となれるのは、法人格を有する者とするが、与謝野町暴力団排除条例第2条第4号イ及びエに掲げる法人で、その役員、または規則で定める使用人のうちに、暴力団員のある者、暴力団員が、その事業活動を支配する者については、申請者として認めないということにしております。 第4条は、従業者の員数を定めています。指定を受ける事業所ごとに介護支援専門員を常勤で一人以上配置することとし、利用者の数が35人、または、その端数を増すごとに一人配置しなければならないことといたします。 第5条は、事業所ごとに常勤の管理者を置くことを定め、その管理者は主任介護支援専門員でなければならないと規定しております。従来は介護支援専門員でいいということになっておりましたが、平成30年度からは主任介護支援専門員でなければならないという規定となります。 第6条は、サービス提供の開始に際しては運営規定の概要と重要事項を記した文書を交付して、説明を行い、利用申込者の同意を得なければならないことなどの事項を定めております。 次に、第7条には、正当な理由なく指定介護支援の提供を拒んではならない、提供拒否の禁止を定めております。 次、第8条から第30条までにつきましては、業務に関することや事務的な内容、職員の健康管理にかかわることなどを定めておりますが、説明につきましては、割愛をさせていただきます。 第31条は、記録の整備について規定しておりますが、利用者へのサービス提供等の記録の保存年限については、京都府では2年とされておりましたが、与謝野町におきましては、5年という長期化をしたいと思います。町長の提案どおり、記録の散逸を防ぐことを目指して、そういった項目を掲げております。 第32条には、基準該当居宅介護支援の事業に関する基準を定めております。附則の第1項では施行期日を、第2項では経過措置を、第3項では本条例の制定に伴う与謝野町指定地域密着型サービスの人員設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正することを定めております。 以上、簡単にご説明を申し上げましたが、よろしくご審議をいただき、ご承認賜りますように、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(勢旗毅) 本案についても、本日は提案理由の説明のみにとどめます。 次に、日程第10 議案第6号 与謝野町職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正についてを議題します。 提案理由の説明を求めます。 山添町長。 ○議長(勢旗毅) 議案第6号 与謝野町職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について、提案理由のご説明を申し上げます。 今回の一部改正につきましては、平成27年、平成28年8月に国会と内閣に対し報告をされた人事院勧告に基づき、本町職員の勤務時間制度について、所要の改正を行うものであります。本町職員の勤務時間、休暇等につきましては、従来より人事院勧告を尊重する方針をとっておりますので、人事院勧告の内容に準拠する形で本町条例の一部改正をご提案申し上げた次第であります。 詳細につきましては、浪江総務課長から説明をいたしますので、よろしくご審議を賜り、ご承認をいただきますよう、お願いを申し上げます。 ○議長(勢旗毅) 浪江総務課長。 ◎総務課長(浪江学) それでは、ただいま町長から本案のご提案を申し上げましたが、引き続き与謝野町職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正につきまして、その詳細をご説明申し上げます。 今回の勤務時間、休暇等条例の改正については、平成27年、平成28年度の2回の人事院勧告において、仕事と育児、介護の両立支援策の拡充に向けて勧告された内容に準拠し、必要となる改正を行うものでございます。 今回、お願いをいたしますのは、フレックスタイム制につきまして、平成27年度の人事院勧告で示されておりましたが、住民サービスの面から、当町では国と比べ、限定的に適用していたところでございます。しかしながら、今般の働き方改革の一環といたしまして、育児や介護に携わる職員のフレックスタイム制の活用を認めることで、より柔軟な働き方を可能とし、ワークライフバランスを確保するとともに、公務能率の向上を目指す必要があると考えますので、人事院勧告に準拠する形で条例改正するとともに、あわせて必要となる文言修正などの所要の改正を行うものでございます。 以上、ご説明申し上げましたように、人事院勧告の内容に適合するよう当町の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正をご提案させていただくものでございます。 よろしくご審議いただき、ご承認賜りますよう、お願い申し上げます。 ○議長(勢旗毅) 本案についても、本日は提案理由の説明のみにとどめます。 次に、日程第11 議案第7号 与謝野町個人情報保護条例及び与謝野町情報公開条例の一部改正についてを議題とします。 提案理由の説明を求めます。 山添町長。 ◎町長(山添藤真) それでは、議案第7号 与謝野町個人情報保護条例及び与謝野町情報公開条例の一部改正について、提案理由のご説明を申し上げます。 今般、個人情報保護法等の改正法及び行政機関個人情報保護法等の改正法が施行されたことに伴い、与謝野町個人情報保護条例及び与謝野町情報公開条例における個人情報の定義を明確化させること、及び要配慮個人情報の取り扱いについて規定をするため、所要の改正を行うものであります。 なお、要配慮個人情報の取り扱いにつきまして、与謝野町個人情報保護条例施行規則の一部につきましても所要の改正をすることといたしております。 詳細につきましては、浪江総務課長からご説明を申し上げますので、よろしくご審議をいただき、ご承認を賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(勢旗毅) 浪江総務課長。 ◎総務課長(浪江学) それでは、引き続きまして、議案第7号 与謝野町個人情報保護条例及び与謝野町情報公開条例の一部改正について、ご説明をさせていただきます。 私からは、今回の一部改正の中で、柱となる主だったものについて、ご説明をさせていただきます。まず、現行の個人情報保護法に規定する個人情報の定義について、これまでは事業者から個人情報についての法解釈の曖昧さなどを理由に利活用にちゅうちょせざるを得ないとの声や情報通信技術の発展に伴い用いられるようになった多種多様な情報が個人情報に該当するのかどうか、わかりにくいという事態が生じておりました。 そこで、今回の個人情報保護法等改正法による個人情報の改正では、顔認証データ、指紋認証データ、旅券番号、基礎年金番号、個人番号等を個人識別符合として定義し、これが含まれる情報は個人情報に該当することとなりました。この改正により、個人識別符合については、その名のとおり、他の情報との容易照合性を問うことなく、その情報単体で特定の個人の識別することができる情報として位置づけられることになりました。この点において、現行の個人情報保護法に規定する個人情報の定義については、一定の明確化が図られたものと言えます。 また、個人情報保護法の改正を受けて、行政機関個人情報保護法等改正法により、行政機関個人情報保護法についても同様に個人情報の定義の明確化が図られております。 次に、要配慮個人情報についてご説明をさせていただきます。これまで個人情報保護法においては、人種、思想、信条、社会的身分等に関する情報、いわゆるセンシティブ情報といいますが、これを累計的に定義することは非常に困難が伴うなどの理由から、このセンシティブ情報を類型化して規定することは行わず、その取り扱いを明確にしておりませんでした。しかしながら、諸外国の主な国々では、人種、思想、信条等にかかる情報の収集の制限等、その性質ゆえ慎重な取り扱いを求めるべき情報を定めるのが趨勢であり、また、我が国でも各省庁の策定するガイドラインや地方公共団体の条例で一定の機微な情報の取り扱いを定めることが一般的になりつつあるという情勢に鑑み、個人情報保護等改正法では、本人の人種、心情、社会的身分、病歴、犯罪の経歴、犯罪により害をこうむった事実、その他本人に対する不当な差別、偏見、その他の不利益が生じないように、その取り扱いに特に配慮を要するものとして、政令で定める記述が含まれる個人情報を要配慮個人情報として定義し、本人の同意を得ないで取得することを原則禁止する等、その取り扱いに関する規定が新たに設けられました。 行政機関個人情報保護法においても、これまでは、このセンシティブ情報の収集を制限する等、その取り扱いに関する規定は設けられていませんでしたが、行政機関個人情報保護法等改正法では、個人情報保護法等改正法と同様に要配慮個人情報の定義が規定されております。これら二つ申し上げました個人識別符合、要配慮個人情報の取り扱いについて、与謝野町個人情報保護条例及び与謝野町情報公開条例に規定するため、所要の改正を行うものとしたものでございます。 簡単にご説明を申し上げましたが、よろしくご審議いただき、ご承認いただきますよう、お願い申し上げます。 ○議長(勢旗毅) 本案についても、本日は提案理由の説明のみにとどめます。 ここで2時45分まで休憩をいたします。     (休憩 午後2時32分)     (再開 午後2時47分) ○議長(勢旗毅) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。 次に、日程第12 議案第8号 与謝野町都市公園の設置等の基準に関する条例の一部改正についてを議題とします。 提案理由の説明を求めます。 山添町長。 ◎町長(山添藤真) それでは、議案第8号 与謝野町都市公園の設置等の基準に関する条例の一部改正について、提案理由のご説明を申し上げます。 既設の運動施設のバリアフリー化などの改修に当たって、従来の基準が支障となる事例があるため、平成29年6月15日に都市公園法施行令の一部が改正をされました。これに伴い町が管理する都市公園の運動施設率について、国の政令で定める基準を参酌し、地域の実情に応じた基準を条例で定めることになったものであります。 本町の都市公園のうち運動施設を有する城山公園と男山八幡公園は、従来の都市公園法施行令に定める100分の50を超えない範囲の運動施設率で、計画、設置がされており、また、両公園とも、運動施設の敷地面積を著しく大きく改修する予定はなく、従来の基準が支障となる見込みがないことから、参酌すべき基準である100分の50を条例に定めることといたします。 よろしくご審議をいただき、ご承認を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(勢旗毅) 本案についても、本日は提案理由の説明のみにとどめます。 次に、日程第13 議案第9号 与謝野町消防団員等公務災害補償条例の一部改正についてを議題とします。 提案理由の説明を求めます。 山添町長。 ◎町長(山添藤真) 議案第9号 与謝野町消防団員等公務災害補償条例の一部改正について、提案理由のご説明を申し上げます。 非常勤消防団員等に係る損害補償の基準を定める政令の一部改正が、平成30年2月7日に公布、平成30年4月1日から施行されることに伴い、与謝野町消防団員等公務災害補償条例について、所要の改正を行うものであります。その改正の内容につきましては、藤垣防災安全課長が説明をいたしますので、よろしくご審議をいただき、ご承認を賜りますよう、お願いを申し上げます。 ○議長(勢旗毅) 藤垣防災安全課長。 ◎防災安全課長(藤垣浩二) ただいま町長から本案の提案説明を申し上げましたが、引き続き与謝野町消防団員等公務災害補償条例の一部改正について、詳細をご説明申し上げます。 与謝野町消防団員等公務災害補償条例では、消防団員等の公務災害に対する補償を規定しており、公務により死亡、または負傷した場合、その団員や遺族に対し、損害補償を行うこととなっております。当該損害補償は、主に補償基礎額を基礎として補償を行うこととなっており、補償基礎額は非常勤消防団員等に係る損害補償の基準を定める政令に定める額となっています。この中で、扶養親族のある非常勤消防団員等については、補償基礎額に加算額を上乗せして得た額をもって補償基礎額といたしております。 今回の改正は、非常勤消防団員等に係る損害補償の基準を定める政令において、扶養親族加算額及び加算の対象について改正が行われたことから、与謝野町消防団員等公務災害補償条例においても、同様の改正を行うものです。 第2条中の改正については、現行の政令に合わせ文言を整理するもので、内容としましては体裁をただすもので影響はございません。 続いて、第5条中の改正について、ご説明申し上げます。1点目は、配偶者の扶養親族加算額を333円から217円に改正するものです。 2点目は、扶養親族加算額について、この場合で団員に配偶者がある場合は267円、団員に配偶者がない場合で、そのうち一人については333円としておりましたが、配偶者の有無に関係なく、一人につき333円に改正するものです。 3点目は、同じく扶養親族加算額について、孫、父母、祖父母、弟、妹、重度心身障害者の場合で、団員に配偶者及び扶養親族に係る子がない場合は、そのうち一人については300円としておりましたが、これをなくし、孫、父母、祖父母、弟、妹、重度心身障害者は一人につき217円に改正するものです。 以上、概要をご説明申し上げましたが、よろしくご審議いただき、ご承認賜りますよう、お願い申し上げます。 ○議長(勢旗毅) 本案についても、本日は提案理由の説明のみにとどめます。 次に、日程第14 議案第10号 与謝野町介護保険条例の一部改正についてを議題とします。 提案理由の説明を求めます。 山添町長。 ◎町長(山添藤真) それでは、議案第10号 与謝野町介護保険条例の一部改正について、提案理由のご説明を申し上げます。 これは1期を3年間としております、第7期介護保険事業計画の策定に基づき、平成30年度から平成32年度までの介護保険料を規定するものであります。今回、第7期の介護保険料につきましては、国の政令改正により、第1号被保険者の負担割合が第6期の22%から23%に引き上げられたこと、また、介護予防、日常生活支援総合事業等、新しい介護関連サービスの開設や近隣市に設置をされた特別養護老人ホームへの入居見込みをはじめとする給付費の増加を見込み、一方で介護保険事業基金から介護保険特別会計への繰り入れを見込んだ結果、第7期の介護保険料の月額基準額は6,000円となりました。これは第6期の5,850円と比較をして150円の増額となります。 条例の詳細につきましては、浪江福祉課長から説明をいたしますので、よろしくご審議をいただき、ご承認を賜りますよう、お願いを申し上げます。 ○議長(勢旗毅) 浪江福祉課長。 ◎福祉課長(浪江昭人) それでは、議案第10号 与謝野町介護保険条例の一部改正につきまして、詳細なご説明をさせていただきたいと思います。 町長の説明もありましたように、介護保険料は3年に一度、介護保険事業計画の策定に伴い算定することとなっておりますが、今回、平成30年度から平成32年度までの3年間を期間とする、第7期介護保険事業計画を策定し、3年間の介護保険料を定めることといたしましたので、与謝野町介護保険条例の一部を改正することといたしました。 結論から申し上げますと、第7期の月額の保険料基準額、条例でいいますと第8条第1項第5号になりますが、月額を6,000円、年額を7万2,000円とさせていただきたいと思います。第6期の基準額が5,850円ですので、月額で150円、年額にして1,800円、率にして約2.5%の増となります。 議案資料の23ページをごらんください。資料の下段、2段目になると思いますが、お示しをしておりますように、第6期の介護給付費は、3年間で約77億5,000万円となる見込みですが、第7期では80億8,300万円程度になると見込んでおります。金額で3億3,300万円、率にして4.3%の増となります。介護給付費は平成18年度を始期とする第3期と平成21年度を始期とする第4期を比較すると16.6%の増、第4期と平成24年度を始期とする第5期を比較しますと14%の増となっておりましたが、第5期と平成27年度を始期とする第6期を比較しますと5.2%の増にとどまりましたので、第6期の状況を勘案し、第7期は若干抑えぎみの見込みとしております。 介護給付の増加の要因としましては、まず、介護報酬が0.54%引き上げになること。また、平成31年10月1日に予定をされております消費税率の2%アップによる影響額、さらに65歳以上人口が若干増加することによる要介護認定者の増によるものでございます。なお、昨年秋に宮津市に開設をされました特別養護老人ホームが現在、フル稼働をされていない状況にありますが、フル稼働のめどが現在のところ立っていないという情報に基づきまして、今回の見込みについては、多くを算定しておりません。 第7期の介護保険料基準額が6,000円になる第一の要因は第1号被保険者の負担割合が第6期の22%から23%に引き上げられることによるものです。22%のままでおりますと、ほぼ6期と同額の基準額となる見込みです。なお、先ほどの基準額を6,000円とご説明しておりますが、ルールどおりの算定をいたしますと、本来の基準額は6,053円となりますが、現在、介護保険事業基金を8,400万円程度積み立てておりますので、そのうちから1,400万円を取り崩し投入することで基準額を6,000円とすることといたしました。 なお、基金残額が約7,000万円となりますので、仮に宮津市の施設に予定外の入所があったといたしましても、給付額見合いでいいますと、約3億円の変動に対応できるというふうに見込んでおります。 次に、所得段階についてご説明をいたします。議案資料19ページの新旧対照表をごらんください。介護保険料は被保険者の所得状況によって負担額を決定します。所得段階については、第6期と同様の11段階にいたしますが、第8条第1項第8号、いわゆる第8段階の合計所得金額を190万円以上290万円未満から、200万円以上300万円未満に、同項第9号、いわゆる第9級段階の合計所得金額を290万円以上400万円未満から300万円以上400万円未満に、それぞれ改正をいたします。 これは国の改正に準拠をするものでございます。また、第8条第2項では、前項第1号第1段階の保険料額を3万6,000円から3万2,400円に3年間減額することを規定しています。これは国の低所得者に対する保険料軽減策で、第6期に引き続き行うものでございます。附則には、この条例の施行期日を平成30年4月1日と定め、改正後の第8条の規定は平成30年度分の保険料から適用し、平成29年度以前の年度分の保険料については、なお従前の例によるものとする経過措置を定めております。 以上で、説明とさせていただきます。よろしくご審議をいただき、ご承認を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(勢旗毅) 本案についても、本日は提案理由の説明のみにとどめます。 次に、日程第15 議案第11号 与謝野町国民健康保険条例の一部改正について、及び議案第12号 与謝野町国民健康保険税条例の一部改正についての以上2件を議題とします。 提案理由の説明を求めます。 山添町長。 ◎町長(山添藤真) それでは、議案第11号 与謝野町国民健康保険条例の一部改正について、提案理由をご説明申し上げます。 平成29年1月18日に公布をされた、国民健康保険法施行令の一部を改正する政令等により、国民健康保険法施行令の一部が改正されたことに伴い、与謝野町国民健康保険条例の一部を改正する必要が生じたものでございます。 具体的には、国民健康保険制度改革により運営が広域化され、今までの与謝野町単独で行っていた国民健康保険の運営が京都府との共同運営に変更となることに伴い、文言の整理を行う必要があり、所要の改正を行うものであります。 よろしくご審議をいただき、ご承認を賜りますよう、お願いを申し上げます。 続きまして、議案第12号 与謝野町国民健康保険税条例の一部改正について、提案理由をご説明申し上げます。 国民健康保険制度改革により、運営が広域化されることに伴い、財政運営も大きく変わることを要因として、国民健康保険税率の改正を行う必要があることから、所要の改正を行うものであります。ご存じのように、国民健康保険制度については、平成30年4月より従来の市町村ごとの運営から都道府県単位の運営となり、国におきましても公費の拡充が行われるとともに、財政運営の中心は京都府が担うこととなり、納付金制度や標準保険料率という、今までにない考え方が導入されることとなります。 国民健康保険税率の算定に当たりましても、新制度の考え方のもとで算定を行う必要があり、今回の税率改正を行うものであります。 詳細につきましては、前田保健課長が説明をいたしますので、よろしくご審議を賜りご承認をいただきますよう、お願い申し上げます。 ○議長(勢旗毅) 前田保健課長。 ◎保健課長(前田昌一) それでは、議案第12号 与謝野町国民健康保険税条例の一部改正につきまして、ご説明を申し上げます。 国民健康保険制度については、平成30年4月より従来の市町村ごとの運営から都道府県単位の運営となり、国においても公費の拡充が行われるとともに、財政運営の中心は京都府が担うこととなり、納付金制度や標準保険料率といった、今までにない考え方が導入されることとなります。国民健康保険の都道府県化後も国保税の賦課権は今までどおり市町村が持つこととなっておりますが、国保運営に当たっての必要な経費を賄うための標準保険料を京都府が市町村ごとに示し、それを参考として各市町村において、国保税率を決定することとなります。 去る1月31日に京都府の市町村ごとの標準保険料率が京都府から公表され、それを参考とし、与謝野町として検討しました結果、京都府より示された標準保険料率に準じる形で国保税率の改正をお願いするものです。 標準保険料率については、国保の都道県化に伴う国の公費拡充分を反映し、京都府においては、各市町村の医療費や所得状況等も考慮の上、算出されることとなっており、課税総額で一人当たり約7.20%のマイナス、金額でいえば、一人当たり7,600円の減額の改定となります。 具体的な改正の内容について、説明させていただきます。議案資料の26ページの与謝野町国保税条例改正内容をごらんいただきたいと思います。 基礎課税額、医療費にかかる分でございますが、第3条、所得割6.3%を5.3%とし1%の引き下げ、第4条、資産割26.2%については28.2%とし、2%の引き上げ、第5条、均等割2万1,000円については、2万1,700円とし、700円の引き上げ、第5条の2、平等割1万8,400円については1万6,800円とし、1,600円の引き下げとしております。後期高齢者支援金等課税額については、第6条、所得割2.6%を2.1%とし、0.5%の引き下げ。第7条、資産割13.4%を10.9%とし、2.5%の引き下げ。第7条の2、均等割9,400円を8,300円とし、1,100円の引き下げ。第7条の3、平等割7,600円を6,400円とし、1,200円の引き下げとしております。介護納付金については、第8条、所得割1.7%は1.6%とし、0.1%の引き下げ。第9条、資産割12.2%を11.8%とし、0.4%の引き下げ。第9条の2、均等割9,400円を1万200円とし、800円の引き上げ。第9条の3、平等割5,000円を5,600円とし、600円の引き上げとしております。第21条以降は低所得者に対する軽減措置に係る事項で、税率変更に連動する形で増減額を行っております。 今回の改正で、国保税総額としては減額となる見込みで、一人当たり7,600円、一世帯当たり1万3,119円の減額となる見込みとなっております。 なお、35ページにはモデルケースとして、世帯構成別の国民健康保険税のケース例を示しておりますので、後ほどごらんください。 以上、簡単ではありますが、提案説明とさせていただきます。国保広域化により国保財政制度が大きく変更となる中での国保税会計であり、多くの変更となりますが、何とぞご理解をいただき、十分ご審議いただきまして、ご承認賜りますよう、お願い申し上げます。 ○議長(勢旗毅) 本案についても、本日は提案理由の説明のみにとどめます。 次に、日程第16 議案第13号 与謝野町後期高齢者医療条例の一部改正についてを議題とします。 提案理由の説明を求めます。 山添町長。 ◎町長(山添藤真) それでは議案第13号 与謝野町後期高齢者医療条例の一部改正について、提案理由をご説明申し上げます。 この条例改正は、持続可能な医療保険制度を構築するための国民健康保険法等の一部を改正する法律が、平成27年5月29日公布、平成30年4月1日に施行されることになったことに伴い、与謝野町後期高齢者医療条例の一部を改正する必要が生じたものであります。 具体的には、施設入所などで、国民健康保険法第116条の2の規定による住所地特例の適用を受けて、従前の住所地、いわゆる転出前の住所地の市町村国保の被保険者とされているものが75歳到達などにより後期高齢者医療に加入した場合には、その特例を引き継ぎ、転出前の都道府県の後期高齢者医療広域連合の被保険者とすることとなるものであります。 また、附則第2項及び第3項につきましては、現在、適用制度がなく、今回の法改正に合わせて国から改正(案)が示されたことにより削除をしております。 以上、簡単ではございますが、よろしくご審議をいただき、ご承認を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(勢旗毅) 本案についても、本日は提案理由の説明のみにとどめます。 次に、日程第17 議案第14号 平成29年度与謝野町一般会計補正予算(第7号)から議案第20号 平成29年度与謝野町水道事業会計補正予算(第5号)の以上7件を議題とします。提案理由の説明を求めます。 山添町長。 ◎町長(山添藤真) それでは、議案第14号の平成29年度与謝野町一般会計補正予算(第7号)について、ご説明を申し上げます。 今回の補正は2億9,402万2,000円を減額し、総額を120億8,150万1,000円とするものであります。なお、この後、和田副町長から補正予算の概要につきまして、説明をさせていただきますので、ご審議の上、ご承認を賜りますよう、お願いを申し上げます。 ○議長(勢旗毅) 和田副町長。 ◎副町長(和田茂) 私のほうから、平成29年度一般会計補正予算(第7号)につきまして、主なものに絞りまして、説明をさせていただきます。全科目にわたる共通点でございますけども、今年度の事業実績の見込める事務事業につきまして、不用となります経費を可能な限り減額をして調整をさせていただいております。 まず、歳出がご説明を申し上げます。27、28ページをお開き願います。第2款総務費、第1項総務管理費、第1目一般管理費職員人件費では、本年度末に早期退職する職員2人分の退職手当組合特別負担金を追加しております。なお、全ての職員人件費において、時間外手当を今後の見込みから増減や各種手当を整備するなど、81ページの給与費明細書にありますように、職員人件費総額で531万5,000円を追加をいたしております。 次に、33、34ページ、第12目有線テレビ管理費、有線テレビ施設管理運営事業では、コンビニ収納システム、町ホームページ上のCMSシステムの更新時期がおくれたことにより、リース料の一部が不用となったことなどにより、総額で694万円を減額をいたしております。 次のページ、第15目地域交通対策費、京都丹後鉄道利用促進対策事業では、鉄道事業再構築実施計画に基づき電路、線路や車両設備の更新等を計画的に実施しているものでございますが、国の補正予算の事業採択を受けましたので、平成30年度に実施予定事業を前倒しし、実施するもので、第19節負補交、鉄道軌道輸送対策事業費補助金を448万8,000円、北近畿丹後鉄道支援費基盤整備補助金を547万1,000円追加をいたしております。 また、12月議会の補正予算におきまして、北近畿丹後鉄道の最大復旧経費を北近畿丹後鉄道利用促進対策事業に予算計上をいたしておりましたが、本事業名は京都丹後鉄道に鉄道運行事業を移譲前に使用していた旧予算事業名でありましたので、今回、正しい事業名であります、丹後鉄道利用促進対策事業に予算組みかえをさせていただいております。 今回の補正で京都丹後鉄道利用促進対策事業に計上しました予算につきましては、全額を平成30年度に繰り越すものでございます。 次に、43、44ページをお開き願います。第3款民生費、第1項社会福祉費、第1目社会福祉総務費、社会福祉協議会活動助成事業は、社協事業であります輸送サービス事業の事業実績見込みが収支不足となることから、支援を行うもので、第19節負補交、社会福祉協議会補助金を304万4,000円追加をいたしております。 次に、国民健康保険特別会計繰出金は、事業勘定及び直診勘定ともに今年度収入見込みから繰出金を減額し、総額1,021万8,000円減額をいたしております。 次に、49、50ページ、第2項児童福祉費、第2目児童福祉施設費、保育所管理運営事業では、第三子以降、無償化等の影響もあり、近年、低年齢児を保育所に預けられる方が増加しているほか、10月の後期入所の児童数が多かったことにより、保育士の配置人員をふやす必要が生じたことから、第7節賃金を1,550万円追加するほか、運営経費などを減額するなど、総額1,334万8,000円を追加をいたしております。 次に、53、54ページをお開き願います。第4款衛生費、第2項清掃費、第2目塵芥処理費、宮津与謝環境組合負担金は、新処理場の建設用地から転石が多く出てきたことで、取り除き作業等に多くの時間を要したことから、年度内工事出来高が当初見込みから減少することとなり、第19節負補交、宮津与謝環境組合分担金を1億2,257万2,000円減額をいたしております。 次に、57、58ページをお開き願います。次のページにかけての第6款農林水産業費、第1項農業費、第3目農業振興費、担い手確保経営強化支援事業は、第19節負補交、担い手確保経営強化支援事業費補助金を750万5,000円追加をいたしております。これは国の補正予算で予算化されたもので、先進的な農業経営の確立に意欲的な地域の担い手に対して農業用機械、施設等の導入経費の2分の1を上限に補助金を交付するもので、全額を国庫財源で補助金が交付される事業でございます。本事業につきましても、全額を平成30年度に繰り越すものでございます。 次に、61、62ページ、第7款商工費、第2目商工振興費、与謝野ブランド戦略事業では、第13節委託料、プロトタイプ開発支援事業委託料を300万円減額しております。本委託事業は昨年10月に若手織物事業者育成プログラム企画運営業務として、公募型プロポーザル方式により公募を行ったところ、1社から応募、提案を受けましたが、審査会を行った結果、基準点に満たなかったため、本年度においては当該事業を見送ることとしたものでございます。 また、19節負補交、テキスタイル産地化事業補助金は、生産体制の強化に要する生産設備として織機、または成形機等の広幅化の取り組みに対し支援するため10月から11月、12月から1月の2回にわたり募集したところでございましたけれども、応募がなく、500万円を減額するものでございます。 次のページ、第4目観光費、海の京都・美心与謝野事業は、13節委託料、海の京都観光地域づくり支援業務委託料を320万円減額いたしております。本委託事業では、体験プランとセットの公共バス等活用二次交通システム構築実証実験を過去2年間にわたり実施してきましたけども、事業精査を行った結果、継続性も乏しく、費用対効果の面から、今年度の事業実施を見送ることとさせていただいたものでございます。 次に、65、66ページの第8款土木費、第2項道路橋梁費、第2目道路維持費、除雪対策事業は、2月以降の降雪分の除雪経費として第13節委託料、除雪作業委託料を3,330万円追加をいたしております。 次のページの第3目道路新設改良費、道路新設改良事業では、工事内容の精査や入札に伴う請負減等により、総額1,036万円を減額いたしております。 第5項都市計画費、第2目公共下水道費、公共下水道一般経費では、第28節繰出金、下水道特別会計繰出金を宮津湾流域下水道排水負担金の実績見込み等により500万円を追加をいたしております。 次に、69、70ページからの、次のページにかけての第9款消防費、第1項消防費、第5目災害対策費、豪雨対策事業では台風18号、台風21号の影響により道路、林道の路肩崩壊の応急修繕や沈砂桝等の浚渫経費等を見込みより予算計上をいたしておりましたけれども、被災状況の把握も進み、今年度必要な事業費の見込みが立ったことから、浚渫等委託料等、総額1,628万9,000円を減額をいたしております。 次に、73、74ページをお開き願います。第10款教育費、第3項中学校費、第1目学校管理費、中学校施設費整備事業では、江陽中学校のエアコン設置工事の実績見込みから、総額501万円を減額をいたしております。今回のエアコン整備につきましては、当初、国庫補助金を活用し、実施する予定といたしておりましたが、京都府からのアドバイスもあり、補助金を受けず、単独事業として学校教育施設等整備事業債を活用するほうが財源的に有利であることが判明いたしましたので、歳入では、国庫補助金を減額し、町債発行額を増額する財源組みかえを行っております。 第2目教育振興費、中学校教育振興一般経費では、加悦谷ショッピングセンタープラザウイルの創業30周年記念事業として、与謝野町の将来を担う少年少女の学業等を応援するイベント、与謝野中学校応援クラブが実施されまして、このほど町に寄附をいただきました。この寄附金を活用しまして、加悦中学校、江陽中学校におきましてクラブ備品を購入するため、第18節備品購入費を、総額14万4,000円を追加いたしております。 次に、77、78ページ、第11款災害復旧事業は、台風18号、台風21号の影響により農林水産施設、公共土木施設等の大変多くの施設が災害を受けましたが、災害復旧手法の決定、災害査定の確定等により事業費を一定見込むことができましたので、災害復旧費総額で8,896万7,000円を減額いたしております。 しかしながら、多くの復旧事業につきましては、今年度中の完了が見込めないため、平成30年度に繰り越し実施することとなります。 次に、79、80ページ、第12款公債費、第2目利子、借入金償還利子は各種事業の起債発行額確定等により利子総額で1,554万5,000円減額をいたしております。 第14款は予備費は4万1,000円を減額し、調整をいたしております。 以上が、歳出でございます。 続きまして、歳入についてご説明を申し上げます。17、18ページをお開き願います。第1款町税、第1項町民税、第2法人は法人税割、法人均等割、合わせて総額650万円を追加をいたしております。 第4項町たばこ税につきましては、加熱式たばこの普及等の影響もあり1,100万円を減額をいたしております。 次のページ、13款国庫支出金、第2項国庫補助金、第1目総務費国庫補助金、地方創生推進交付金は、歳出でご説明申し上げました与謝野ブランド戦略事業、海の京都・美心与謝野事業の予算減額に伴い、その2分の1に相当します560万円を減額をいたしております。 次に、第2目民生費国庫補助金、第4節児童福祉費補助金、子ども・子育て支援交付金は、学童保育事業の補助単価見直しのほか、岩滝学童保育のエアコン整備の補助金交付決定がありましたので、662万円を追加いたしております。第9目教育費国庫補助金、第3節中学校費補助金は、歳出でもご説明を申し上げました、江陽中学校のエアコン整備の補助金として交付決定を受けておりました、公立学校施設整備補助金を758万1,000円減額をいたしております。 次に、第10目災害復旧費国庫補助金は、災害査定結果により農林水産業施設、公共土木施設の災害復旧補助金、合わせて総額3,370万8,000円を減額しております。 次に、21、22ページの第14款府支出金、第2項府補助金、第2目民生費府補助金、第5節児童福祉費補助金、子ども・子育て支援交付金は、国庫補助金でも説明しました学童保育事業の補助単価見直し及び岩滝学童保育のエアコン整備分の府負担金を国庫補助金と同額の662万円を追加をいたしております。 第5目農林水産業費府補助金、第1節農業費補助金、担い手確保経営強化支援事業費補助金は歳出でもご説明を申し上げました、国の補正予算による担い手支援策の補助金で、歳出と同額の750万5,000円を追加をいたしております。 次に、23、24ページ、第16款寄附金、中学校寄附金は歳出でもご説明を申し上げました、加悦谷ショッピングプラザウイルで実施されました与謝野中学校応援クラブによります寄附金を14万2,000円追加をいたしております。 第17款繰入金、第1項基金繰入金は、財政調整基金を5,300万円減額し調整するほか、その他基金につきましても事業実績により繰入額を調整するなど、総額6,409万8,000円を減額いたしております。 次のページの20款町債は、各事業の事業実績のほか、各種補助金の交付見込みから発行額を調整し、1億4,000万円を減額をいたしております。なお、12ページの第4表地方債補正には、同額を計上して変更をいたしております。 次に、11ページには第3表債務負担行為を計上をいたしております。これは平成30年4月から宮津市、伊根町、与謝野町の1市2町で戸籍電算システムの共同利用を開始することとなりますが、この共同利用で使用するサーバー機器等が7年間の賃貸借契約を締結することとなり、与謝野町を長期継続契約の対象を定める条例に定めてある契約期間の5年を超える契約となりますので、今回、平成30年度から平成36年度までの7年間の債務負担を設定するものでございます。 次に、10ページには第2表繰越明許費を計上いたしております。災害復旧事業や国の補正予算対応による事業のほか、雪の影響や関係機関との調整に時間を要したこと等により年度内完了ができない可能性のある事業を計上をいたしております。また、今後も特別交付税、未来戦略一括交付金の額の確定等により予算が変動することが想定されますが、例年と同様に3月末日の専決処分による処理をいたしたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。 以上が、平成29年度与謝野町一般会計補正予算(第7号)の概要でございます。 ご審議の上、ご承認いただきますよう、よろしくお願いいたします。 ○議長(勢旗毅) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) それでは、議案第15号の平成29年度与謝野町下水道特別会計補正予算(第4号)について、ご説明を申し上げます。 今回の補正は3,654万円を減額し、総額を16億5,272万1,000円とするものであります。まず、歳出から主なものについて、ご説明を申し上げます。 13、14ページをお開き願います。第2款維持管理費、第1目維持管理費は宮津湾流域下水道先行投資等負担金及び宮津湾流域下水道排水負担金を精算見込みにより減額するなど、総額で3,581万9,000円減額をいたしております。 次のページ、第5款予備費は71万7,000円減額し、調整をいたしております。 以上が、歳出でございます。 続きまして、歳入について、ご説明を申し上げます。 11、12ページをお開き願います。第2款使用料及び手数料、第1目使用料につきましては収入見込みにより現年度分を1,146万9,000円減額をいたしております。これは当初予算の積算が課題であったということにより、本年6月から下水道料金改定に伴う補正も課題となかったこと。また、実績として有収水量の減少もあり、減額するものでございます。 第5款繰入金は、一般会計繰入金を公共特環総額で500万円増額しております。これは資本費平準化債の発行可能額の算出が当初では課題であったため、起債額を減額するとともに、歳入歳出の差引額を調整するものであります。 第8款町債は、事業実績見込みと、先ほど申し上げました資本費平準化債の減額により総額で3,460万円を減額いたしております。なお、9ページに第2表地方債補正を計上し、同額を変更いたしております。 以上が、平成29年度与謝野町下水道特別会計補正予算(第4号)の概要でございます。 ご審議を賜り、ご承認いただきますよう、お願いを申し上げます。 続きまして、議案第16号 平成29年度与謝野町農業集落排水特別会計補正予算(第3号)について、ご説明を申し上げます。 今回の補正は、歳入歳出に、それぞれ1万6,000円を減額し、総額を4,114万円とするものであります。 まずは、歳出からご説明を申し上げます。13、14ページをお開き願います。第2款維持管理費、第1目維持管理費では、修繕料を13万円追加をいたしております。 第4款公債費、第1項公債費では、資本費平準化債の減額により財源充当を変更いたしております。 第5款予備費では14万6,000円を減額し、調整をいたしております。 以上が、歳出でございます。 次に、11、12ページの歳入であります。第5款繰入金は、資本費平準化債の減により一般会計繰入金を80万円追加をいたしております。第8款町債では資本費平準化債を80万円減額をいたしております。 以上が、平成29年度与謝野町農業集落排水特別会計補正予算(第3号)の概要であります。 ご審議をいただき、ご承認を賜りますよう、お願いを申し上げます。 続きまして、議案第17号の平成29年度与謝野町介護保険特別会計補正予算(第3号)について、ご説明を申し上げます。 今回の補正は、事業勘定では1,488万6,000円を追加し、総額を27億3,900万2,000円とするものであります。また、サービス事業勘定は79万9,000円を減額し、総額を1,403万1,000円とするものであります。それでは、事業勘定の歳出から、主なものについて、ご説明を申し上げます。 14、15ページをお開き願います。第1款総務費、第3項介護認定審査会費では、認定審査経費を支出見込みにより88万4,000円を減額をいたしております。 第2款保険給付費は、施設介護サービス給付費、地域密着型介護サービス給付費が増額となる一方、介護予防サービス給付費は減少となるなど、それぞれの給付見込みにより追加、あるいは減額し、保険給付費総額で2,087万7,000円を追加いたしております。 16、17ページから20、21ページにかけての第3款地域支援事業費につきましても事業実績見込みにより地域支援事業費総額で385万3,000円減額をいたしております。 以上が、歳出でございます。 続きまして、歳入についてご説明を申し上げます。10、11ページをお開き願います。第1款保険料、第1項介護保険料は、収入見込みにより89万4,000円追加をいたしております。 第3款国庫支出金、第4款支払基金交付金、第5款府支出金までは、各種事業実績の見込みによる交付見込額から、それぞれ追加、あるいは減額をいたしております。 第7款繰入金、第1項一般会計繰入金は保険給付や各種事業の実績見込みから総額で130万8,000円を追加いたしております。 以上が、事業勘定であります。 次に、サービス事業勘定について、ご説明を申し上げます。まず、歳出について、ご説明申し上げます。32、33ページをお開き願います。第1款総務費、第1項総務管理費、第1目一般管理費では、職員人件費の財源組みかえを行っております。第2款事業費、居宅介護支援事業は、居宅サービス計画作成委託料を執行見込みから59万円減額をいたしております。 次に、歳入についてご説明を申し上げます。30、31ページをお開き願います。第1款サービス収入では、収入見込みにより居宅サービス計画費を425万5,000円減額をいたしております。 第2款繰入金は、収支不足を補うため345万6,000円追加をいたしております。 以上が、平成29年度与謝野町介護保険特別会計補正予算(第3号)の概要であります。 ご審議をいただき、ご承認を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。 それでは、議案第18号の平成29年度与謝野町国民健康保険特別会計補正予算(第4号)について、ご説明を申し上げます。 今回の補正は、事業勘定では9,177万1,000円を減額し、総額を30億6,553万2,000円とするものであります。また、直営診療所勘定は、114万6,000円を追加し、総額を6,681万1,000円とするものであります。 まず、事業勘定の歳出からご説明を申し上げます。14、15ページをお開き願います。第2款保険給付費、第1項療養諸費から次のページにかけての第5項葬祭諸費につきましては、今後の支出見込みから、それぞれ減額をいたしております。 第7款共同事業拠出金につきましては、国保連合会への平成29年度拠出額が確定をしたことから、追加あるいは減額し、共同事業拠出金総額で8,871万6,000円を減額をいたしております。 第8款保健事業費、第1項保健事業費、第1目特定健康診査等事業費は、健診受診者数の減などより230万1,000円減額をいたしております。 第2目保健衛生給付費は、国保被保険者のがん検診受診実績から第13節委託料、がん検診委託料を316万9,000円追加をいたしております。 なお、このがん検診経費につきましては、京都府特別調整交付金が交付されることとなっております。 第11款諸支出金は、平成23年度以降の前期高齢者交付金の積算に一部誤りがあり、実際よりも交付額が過大であったため、過年度分交付金の返還金として816万8,000円を追加をいたしております。なお、現年度分につきましては、歳入で減額をいたしております。 第12款予備費は22万5,000円を追加し、調整をいたしております。 以上が、歳出でございます。 続きまして、歳入について、ご説明を申し上げます。 10、11ページをお開き願います。第4款国庫支出金、第1項国庫負担金、第1目療養給付比等負担金は、当初見込み額が過小であったことなどから総額1,096万7,000円を追加する一方、第2目高額医療費共同事業負担金では、拠出見込みから788万7,000円減額をいたしております。 次の第5款療養給付費交付金は、交付見込みから845万6,000円減額をいたしております。 第6款前期高齢者交付金は、先ほど歳出で申し上げましたように、交付金の積算が過大であっことから1,166万4,000円減額をいたしております。 第7款府支出金、第1項府負担金、第1目高額医療費共同事業負担金は、国庫負担金同様、拠出見込みから788万7,000円を減額をいたしております。 次のページに第8款共同事業交付金につきましては、府内全市町村の医療費実績などで交付をされるものであり、国保連合会から平成29年度交付見込み額が示されたことにより、高額医療費共同事業については3,056万8,000円の減額、保険財政共同安定化事業につきましては6,285万9,000円の減額となっております。 第10款繰入金、第1項一般会計繰入金は、事業実績見込みから追加、あるいは減額し、総額で270万円を減額をいたしております。第2項基金繰入金では、財源不足により1,300万円を追加いたしております。 第12款諸収入、第1項延滞金加算金及び過料は一般被保険者、退職被保険者、それぞれ延滞金を収入見込みから、総額で250万円追加をいたしております。 以上が、事業勘定であります。 次に、直営診療所勘定について、ご説明を申し上げます。 まず、歳出からご説明をいたします。32、33ページをお開き願います。第1款総務費、第1項施設管理費、第1目一般管理費、一般管理費一般経費では、嘱託職員の共済費を総額で20万円減額をいたしております。 第2款医業費では、それぞれ支出見込みにより追加、あるいは減額し、医業費全体で130万9,000円追加をいたしております。 第5款予備費は3万7,000円を追加し、調整をいたしております。 以上が、歳出でございます。 次に、歳入について、ご説明を申し上げます。 30、31ページをお開き願います。第1款診療収入、第1項外来収入は診療実績に応じて、それぞれ追加、あるいは減額し、診療収入総額で594万9,000円を追加いたしております。 第2款サービス収入では、今後の収入見込みから、第1項給付費収入で246万3,000円を、第2項自己負担金収入を25万2,000円、それぞれ追加をいたしております。第5款繰入金、第1項一般会計繰入金では、収入増の見込みから751万8,000円を減額いたしております。 以上が、平成29年度与謝野町国民健康保険特別会計補正予算(第4号)の概要でございます。 ご審議を賜り、ご承認をいただきますよう、よろしくお願いを申し上げます。 続きまして、議案第19号の平成29年度与謝野町後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)についてご説明を申し上げます。 今回の補正は230万8,000円を減額し、総額を2億8,152万円とするものであります。 まずは、歳出からご説明申し上げます。 12、13ページをお開き願います。第2款後期高齢者医療広域連合納付金は、実績見込みから総額で230万8,000円減額をいたしております。 以上が、歳出でございます。 続きまして、歳入についてご説明を申し上げます。 10、11ページをお開き願います。第1款後期高齢者医療保険料は、収入見込みから総額で80万円を減額いたしております。第3款繰入金、第1項一般会計繰入金は、保険基盤安定繰入金を156万3,000円減額をいたしております。 第5款諸収入、第1項延滞金加算金及び過料では、収入見込みから5万5,000円追加をいたしております。 以上が、平成29年度与謝野町後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)の概要であります。 ご審議の上、ご承認を賜りますよう、お願いを申し上げます。 続きまして、議案第20号の平成29年度与謝野町水道事業会計補正予算(第5号)について、ご説明を申し上げます。 今回の補正は、収益的収入並びに資本的支出の補正でございます。 まずは、収益的収入からご説明を申し上げます。5、6ページをお開き願います。第1款水道事業収益、第1項営業収益、第1目給水収益、第1節水道料金は、有収水量の減少により、771万円減額をいたしております。第2項営業外収益、第1目受取利子、第1節預金利息は、運用基金の決算見込みにより5万1,000円減額をいたしております。 次に、収益的支出でございます。第1款水道事業費用、第1項営業費用の各科目で計上しております経費は、決算見込みによるもので、総額で202万8,000円減額をいたしております。 第2項営業外費用、第3目消費税、第5節消費税につきましても、決算見込みによるもので、平成29年度消費税及び地方消費税納付額を222万4,000円を追加をいたしております。 最後に、資本的支出につきましてご説明を申し上げます。 7ページ、8ページをお開き願います。第1項建設改良費、第2目配水管事業費、第2節工事請負費は、本年度の道路改良関連工事で、配水管が必要にならなかったため、上水道配水管移設工事費を90万円減額といたしております。 以上が、平成29年度与謝野町水道事業会計補正予算(第5号)の概要でございます。 よろしくご審議をいただき、ご承認を賜りますよう、お願いを申し上げます。 ○議長(勢旗毅) 本案についても、本日は提案理由の説明のみにとどめます。 ここで4時5分まで休憩をいたします。     (休憩 午後3時49分)     (再開 午後4時05分) ○議長(勢旗毅) 休憩を閉じ、会議を再開します。 次に、日程第18 議案第21号 平成30年度与謝野町一般会計予算から、議案第30号 平成30年度与謝野町水道事業会計予算の以上10件を議題とします。 提案理由の説明を求めます。 山添町長。 ◎町長(山添藤真) それでは、議案第21号から議案第30号までの、平成30年度与謝野町一般会計予算ほか八つの特別会計、一つの事業会計予算につきまして、一括してご説明を申し上げます。 先ほど申し上げましたように、平成30年度当初予算は、4月に町長及び町議会議員選挙が執行されるため、新規の施策等を見送り、また、政策的経費を極力抑え、事務的経費を中心に編成をした骨格予算といたしております。したがいまして、新規事業では、ほかの機関等との関係から、年度当初に事業化をしておかなければならない事業、普通建設事業費では継続事業や早期に発注する必要がある事業等に絞った予算編成といたしております。 また、予算の各事業項目について、目的別事業項目になるよう再構築し、整理をさせていただいております。これは行政評価を活用した予算編成と総合計画に基づく行政経営への仕組みを体系的に取り組んでいくため、整理をさせていただいたものであります。 それでは、お手元に配付をしております予算書の表紙をお開きください。 まず、予算の総額ですが、各会計予算額表をつけておりますので、ごらんください。一般会計の総額は109億4,000万円でございます。平成29年度当初予算と比較をいたしますと、率にして5.2%、金額にして6億400万円の減額となっております。また、八つの特別会計と水道事業会計、収益的支出、資本的支出、合わせた全会計総額は196億6,324万6,000円といたしております。率にして8.4%、金額にして6億9,601万円の減額となっております。 この後和田副町長から、平成30年度予算の中身について、特徴的な主だったものに絞って、ご説明をさせていただきますので、ご審議をいただき、ご承認を賜りますよう、お願いを申し上げます。 ○議長(勢旗毅) 和田副町長。 ◎副町長(和田茂) それでは、平成30年度当初予算(案)の内容につきまして、概略を説明をさせていただきます。時間の関係もございますので、少し早口になるかもわかりませんが、ご容赦をいただきたいというふうに思います。 町長からもございましたように、平成30年度の当初予算は骨格予算でございます。先ほどありましたように、総額で109億4,000万円となっています。 それでは、一般会計の歳入からご説明を申し上げます。 予算書の12、13ページをお開き願います。 第1款町税でございますが、町民税からたばこ税まで、総額18億1,421万3,000円を計上いたしております。前年度当初予算に比べまして、1,960万6,000円の減額となっております。中身としましては、町民税については、個人及び法人ともに増額を見込み、全体で1,484万円の増額を見込んでおります。一方、固定資産税は、3年に一度の固定資産評価がえの年に当たることから、1,545万5,000円の減収となるほか、補正予算でも申し上げました、たばこ税についても、加熱式たばこの普及の影響から2,100万円の減額を見込んでおります。 次に、第9款地方交付税は、普通交付税を46億8,000万円、特別交付税を4億円を計上いたしております。普通交付税につきましては、平成28年度から続きます普通交付税の段階的縮減を踏まえる一方、公債費等の伸びがあり、前年度から6,000万円の減収になると見込んでおります。 14ページから次のページにかけての第11款分担金及び負担金は、岩屋の圃場整備にかかわる地元負担金のほか、総額で3,482万5,000円を計上いたしております。 16ページから次のページにかけての12款使用料、手数料は総額で3億3,100万6,000円を計上いたしております。中でも第2目民生使用料、認定こども園保育料及び保育所保育料につきましては、児童数の増加等の影響から前年度から全体で1,200万円程度の増額を見込んでおります。 次に、20ページから次のページにかけての第13款国庫支出金、それから22ページから29ページまでの第14款府支出金は、それぞれ国庫支出金で総額7億978万9,000円、府支出金を7億2,441万5,000円としております。基本的には経常的な国、府支出金を計上させていただいておりまして、臨時的なものにつきましては、6月の補正予算で対応させていただきたいというふうに思っております。 次に、30、31ページの16款寄附金、第2目総務費寄附金は、ふるさと納税寄附金を昨年と同額の3,000万円を計上いたしております。 次のページにかけての第17款繰入金は、基金繰入金を総額で4億8,798万7,000円計上し、取り崩すことといたしております。大変逼迫した財政状況であることから、骨格予算ではありますが、既に財政調整基金から4億3,300万円を繰り入れることといたしております。 次に、32ページから37ページにかけての第19款諸収入では、総額で1億8,202万5,000円を計上いたしております。主なものは、貸付金元利収入、自治宝くじ市町村交付金等でございます。 第20款町債は、総額で9億350万円を計上いたしております。基本的には普通建設事業は補正予算計上となりますので、昨年から2億8,410万円の減額となっております。 以上が歳入でございます。 続いて、歳出の主だったものについてご説明を申し上げます。38ページからの第1款議会費は、前年度比0.6%減の1億1,551万1,000円を計上いたしております。減額要因としては、議員共済会負担金の減額などによるものでございます。 40ページから93ページまでの第2款総務費は、前年度比2.6%減の10億1,453万1,000円を計上いたしております。 第1項総務管理費で人件費等の1目一般管理費や3庁舎の維持管理費など、財産管理費などを計上いたしております。また、60、61ページ、第6目企画費では、ふるさと納税事業として、歳入で説明申し上げましたふるさと納税寄附金の返礼品や事務経費等を総額1,572万8,000円を計上いたしております。 64、65ページの第7目地域振興費、与謝野みらい大学事業では、平成29年度事業を踏襲した講座を開催する予定で、委託料として700万円を計上いたしております。 また、86ページからの第4項選挙費では、京都府知事選挙や町長、町議会議員選挙にかかわります経費を計上いたしております。 次に、94ページからの第3款民生費でございます。前年度比1.2%減の32億6,303万2,000円を計上いたしております。 第1目社会福祉総務費では、社会福祉協議会への補助金のほか、国民健康保険特別会計への繰出金などを計上いたしております。 102ページからの第2目障害福祉費は、障害者生活支援事業をじめ各種事業を国や府の補助金を受けながら実施することとし、総額で8億4,713万7,000円を計上いたしております。 102から105ページにかけての障害者相談支援事業では、障害児童等に対して、さまざまな不安を持たれる家庭に対して、専門的な知識を有した相談員がきめ細かな支援が行えるよう発達支援事業所と連携し、相談体制の充実を図ることといたしております。 130、131ページ、第2項児童福祉費、第2目児童福祉施設費、認定こども園施設整備事業は、加悦地域の認定こども園を平成33年度の開園に向けて整備することとし、園舎の新設に向けた基本設計、実施設計等の予算を総額5,331万6,000円を計上いたしております。 次に、136ページからの第4項衛生費は、対前年度比7.6%減の13億5,682万1,000円を計上いたしております。 138、139ページの第1項保健衛生費、第1目保健衛生総務費、地域医療確保奨学金貸付事業は、北部地域の医師並びに北部医療センターにおいて勤務する看護師、助産師の確保のための奨学金を宮津市、伊根町と連携して平成30年度も取り組んでまいりたいというふうに考えております。 144、145ページ、第3目環境衛生費、環境活動推進事業は337万1,000円を計上いたしております。美しく豊かな阿蘇海をつくり未来へつなぐ条例の制定趣旨に鑑み、平成30年度は7月14日を阿蘇海の日として宮津市と共同で環境浄化などの啓発事業の取り組みを実施する予定でございます。 次に、152、153ページ、第2項清掃費、第2目塵芥処理費、広域ごみ処理運営事業では、宮津与謝環境組合分担金を4億6,001万5,000円計上いたしております。環境組合において、広域ごみ処理施設の平成32年度中の完成を目標に取り組んでいるところでございます。 次の158、159ページからの労働費につきましては、特に申し上げることはございません。 160ページからの第6款農林水産業費は、対前年度比1.3%増の4億2,506万3,000円を計上いたしております。 164、165ページの第1項農業費、第3目農業振興費、自然循環型推進事業は1,598万5,000円を計上いたしております。これまで取り組んできた自然循環農業をさらに推進すべく、京の豆っこ肥料の増産、新肥料開発に取り組むほか、町の主要農産物である京の豆っこ米、白大豆の生産振興など、宣伝活動を強化していくことといたしております。 次のページ、特色ある農業推進事業は913万1,000円を計上し、農業者が行う土壌肥沃土指標、いわゆるSOFIXによる土壌診断実績の継続支援を行うほか、ホップ試験栽培については3カ年の栽培試験も終了し、課題もある中、一定の収穫量の確保のめどもできたため、平成30年度については販路拡大へのPR活動のほか、交流体験事業など、ホップ産地としての与謝野の知名度を高めるための取り組みを行ってまいりたいと考えております。 186ページからの第7款商工費は、対前年度比14.2%減の3億3,972万4,000円を計上いたしております。町長の説明にもありましたように、予算計上科目を目的別事業構成になるように整理した関係で、平成29年度予算において、与謝野ブランド戦略事業で一くくりの予算計上としておりましたが、平成30年度ではシルクプロジェクト推進事業関連予算は、産業振興事業、テキスタイル産地化事業は、織物振興対策事業に計上するなど、予算計上事業が大きく変更となっております。 188、189ページ、第1項商工費、第2目商工業振興費、産業振興事業は1,994万6,000円を計上いたしております。シルクプロジェクト推進事業関連として、地域おこし協力隊員経費のほか、桑栽培養蚕事業技術指導経費のシルクプロジェクト事業補助金を計上いたしております。 次のページ、織物振興対策事業は4,005万2,000円を計上しております。織機調整等支援生産基盤支援事業を継続実施するほか、従来から商工会へ委託している織物技能訓練センターを活用した織物振興事業を拡充し、織物職人の養成プログラムに加え、手織り職人養成体験プログラムを追加し、業界の課題である担い手不足の取り組むほか、広幅化への支援としてテキスタイル産地化事業補助金を計上いたしております。 204、205ページ、第6目観光施設管理費、旧加悦町役場管理運営事業1,901万円を計上いたしております。2020年の丹後ちりめん生誕300周年、加悦奥川改修の完了に合わせ京都府指定文化財である旧加悦町役場を耐震化し、地域の拠点施設として新たな利活用を図るべく耐震改修調査、耐震化工事のための実施設計費を計上いたしております。 210ページからの第8款土木費は、対前年度比12.5%減の12億4,721万2,000円を計上いたしております。土木費のほとんどは、投資的経費でございます。6月補正予算で肉づけをする予定でございますが、216から217ページ、そして、次のページにかけての第2項道路橋梁費、第3目道路新設改良費、道路新設改良事業は、平成33年の開園に向け、加悦地域の認定こども園の建設候補地であります桑飼保育所、桑飼小学校エリアへの進入路整備のための用地測量経費を平成29年12月補正で予算をお認めいただいております。今回の当初では、用地買収費や補償費、工事請負費等を含め総額1億813万1,000円を計上いたしております。 次に、226ページからの第9款消防費は、前年度対比2.4%減の5億8,813万3,000円を計上いたしております。 228、229ページの非常備消防運営事業は、8,093万8,000円を計上いたしております。平成30年3月31日に各地域方面隊を解消し、組織再編が実施されます。そのための分団の編成が変わることになりますので、分団旗の更新経費を予算計上いたしております。 230、231ページの第3目災害対策費、防災行政無線維持管理事業は1,355万3,000円を計上し、新型Jアラートシステム更新に伴う委託料のほか、消防団の組織再編に伴う火災サイレンの吹鳴地域エリアの設定変更委託料などを計上いたしております。 次に、234ページからの第10款教育費は、対前年度比14.1%減の9億7,277万5,000円を計上いたしております。大きく減額となりました要因は、中学校施設整備事業の加悦中学校外構工事のほか、江陽中学校のエアコン整備完了によるものでございます。特徴的なものとしては、252、253ページの第2項小学校費、第2目教育振興費、小学校教育振興事業は535万4,000円を計上いたしております。平成32年度から新学習指導要領で導入される外国語教育の先行実施として平成29年度では、推進校2校で実施をいたしておりました英語授業を平成30年度におきましては、町内全体の3年生以上の学級で外部委託講師と学級担任のティームティーチングによる授業を実施し、質の高い授業を目指すことに学級担任の英語指導力の向上に取り組むものでございます。 次に、268、269ページの第5項社会教育費、第1目社会教育総務費の青少年健全育成事業は169万2,000円を計上いたしております。町内の小学5、6年生を対象に一泊二日で英語に親しむグループ活動としてイングリッシュキャンプを平成29年度に新たに取り組みとして実施いたしましたが、平成30年度も継続実施するようイングリッシュキャンプ実行委員会補助金として40万円を計上いたしております。 次に、高校魅力化推進事業は326万9,000円を計上いたしております。魅力化コーディネーターを町直接雇用により常駐配置し、町と加悦谷高校との連携、協働をより一層する推進するなど、町内唯一の高校である加悦谷高校を魅力的で地域に選べる学校となるように取り組む事業でございます。 以上、甚だ簡単ではございますが、一般会計予算の概要説明とさせていただきます。 次に、八つの特別会計と水道事業会計について、ご説明を申し上げます。まずは宅地造成事業特別会計について、ご説明を申し上げます。予算書の308ページをお開き願います。 予算総額は7,931万円で、対前年度比11.2%、996万6,000円の減額となっております。平成29年度におきましては2区画の売却ができましたので、平成30年度予算は残り16区画の分譲宅地の売り払い収入と、土地は土地開発基金で保有しているため、その買い戻し経費を予算計上したものでございます。 次に、下水道特別会計について、ご説明を申し上げます。319ページをお開き願います。予算総額は16億9,370万円、対前年度比0.1%、220万円の増額となっております。 327ページからの歳入でございます。主なものといたしましては、第2款使用料手数料は平成29年度に料金改定を実施しましたので、下水道使用料を3億2,330万8,000円とし、前年度から3,520万7,000円の増収を見込んでおります。第5款繰入金は、一般会計からの繰入金9億1,380万円を計上いたしております。 次に、歳出でございます。341、342ページの第3款事業費、第1目公共下水道事業建設事業は、公共特環合わせた総額で2,157万6,000円を計上いたしております。公共分の面整備は完了しており、公共桝新設工事を、また、特環分は公共桝新設工事のほか、石川鞭谷地域の面整備工事費を計上をいたしております。 次に農業集落排水特別会計について、ご説明を申し上げます。348ページをお開き願います。予算総額は4,140万円で、対前年度比1%、40万円の増額となっております。 356ページからの歳入でございますが、第2款使用料及び手数料は下水道特別会計と同様に、平成29年度に料金改定を実施しましたので、排水処理施設使用料を214万5,000円とし、前年度から34万6,000円の増収を見込んでおります。第5款繰入金は一般会計繰入金を2,600万円計上いたしております。 次に、360ページからの歳出についてでございます。第2款維持管理費は、総額で863万8,000円を計上し、維持管理費のみとなっておりますが、水洗化率の向上に向け引き続き努力をしてまいりたいと考えております。 次に、介護保険特別会計について、ご説明を申し上げます。367ページをお開き願います。事業勘定の予算総額は26億9,140万円で、対前年度比1.3%、3,350万円の増額となっております。サービス勘定の予算総額は910万円で、対前年度比39.3%、590万円の減額となっております。 375ページからの事業勘定歳入から申し上げます。第1款保険料は総額で5億3,078万2,000円を見込んでおります。第3款国庫支出金、第4款支払基金交付金、第5款府支出金につきましては、それぞれ負担割合が定められておりますので、それにより計上をいたしております。 次のページの第7款繰入金の第1項一般会計繰入金は、総額で3億6,407万6,000円を計上いたしております。 次に、歳出について、ご説明を申し上げます。383から388ページまでの第2款保険給付費は、要介護者及び要支援者へのサービス給付事業費で、総額25億3,106万4,000円を計上いたしております。 第3款地域支援事業費は、介護予防事業に関連する経費で、総額1億2,928万6,000円を計上いたしております。 以上、事業勘定の説明とさせていただきます。 次に、405ページからのサービス事業勘定につきましては、居宅サービス計画に係る歳入歳出が主なものとなっております。 次に、土地取得特別会計について、ご説明を申し上げます。417ページをお開き願います。予算総額は40万円で、対前年度比3.1%、1万3,000円の減額となっております。424、425ページの歳入は、土地開発基金利子、前年度からの繰越金を計上し、426、427ページの歳出では土地開発基金への積立金として利子分7万8,000円を計上いたしております。 次に、国民健康保険特別会計について、ご説明を申し上げます。429ページをお開き願います。予算総額は事業勘定が24億1,600万円で、対前年度比22.2%、6億9,000万円の減額、直営診療所勘定が8,620万円で、対前年度比23.1%、1,620万円の増額となっております。 436ページからの事業勘定からご説明申し上げます。国民健康保険については、制度改正により平成30年4月から運営が都道府県単位化され、国の公費拡充とともに、財政運営の中心を京都府が担うこととなり、納付金制度や標準保険料率等といった新制度の考え方に基づき、予算計上を行っております。第1款国民健康保険税は京都府より示されました標準保険料率を参考に税率改定を行うこととし、総額で4億2,732万8,000円を見込んでおります。第6款府支出金、第1項府補助金、第2目で保険給付費等交付金を新設しております。こちらにつきましては、国民健康保険の都道府県化による新規の交付金であり、第1節普通交付金については、市町村独自給付分を除く保険給付費相当額が交付されるものであり、17億6,178万2,000円を計上いたしております。 438、439ページの一般会計繰入金については、前年度比で2,558万9,000円の減となる1億7,196万8,000円を計上いたしております。 次に、歳出でございますが、444、445ページをお開き願います。第2款保険給付費、第1項療養諸費は、総額で15億5,058万1,000円計上いたしております。この保険給付費につきましては、平成29年度の1人当たりの実績見込みにより算定をいたしております。 次に、448から451ページの第3款国保事業費納付金は、これにつきましても国保の都道府県単位化により新設したものであり、医療給付費、後期高齢者支援分、介護納付金分について、それぞれ京都府から示された金額により予算計上をさせていただいております。 450、451ページの第6款保健事業費、第1目特定健康診査等事業費は、総額で3,177万9,000円を計上いたしております。国保加入者の方の特定健診費用を計上いたしたものでございます。 以上が、事業勘定でございます。 次に、直営診療所勘定でございます。平成29年4月以降、常勤医師が不在となった関係で、北部医療センターから医師を派遣していただきながら運営を行っており、また、10月からは週二日のみの開業をするという運営が続いておりましたが、平成30年4月からは新たな常勤医師の雇用のめどが立ちましたので、それを前提に予算計上をいたしております。 466、467ページ、第1款診療収入、第1項外来収入は、総額で7,519万9,000円を見込んでおります。第5款繰入金、第1項一般会計繰入金は400万円を計上いたしております。 次に、470ページからの歳出につきましては、職員人件費、医師、看護師賃金のほか、医薬品の購入等の運営経費を計上いたしております。 次に、後期高齢者医療特別会計について、ご説明を申し上げます。480ページをお開き願います。予算総額は2億7,950万円で、前年度から10万円の減額となっております。 487、488ページの歳入についてでございますが、第1款後期高齢者医療保険料につきましては、特別徴収と普通徴収を合わせまして、総額で1億6,800万円を見込んでおります。これは広域連合で試算した与謝野町の保険料を計上しております。第3款繰入金、第1項一般会計繰入金につきましては、事務費繰入金、保険基盤安定繰入金を合わせて1億1,006万円を計上いたしております。 次に、489、490ページの歳出でございますが、歳出のほとんどを占めます第2款後期高齢者医療広域連合納付金につきましては、2億7,537万円を計上いたしております。 内訳といたしましては、広域連合の賦課金分を777万円、保険料として徴収いたします現年度分、過年度分を合わせた負担金を1億6,800万円、そして、一般会計からの保険基盤安定繰入金分の9,960万円でございます。 次に、財産区特別会計について、ご説明を申し上げます。493ページをお開き願います。予算総額は8,520万円で、対前年度比10.1%、960万円の減額となっております。 500ページからの歳入につきましては、各財産区まとめて一括計上いたしております。また、506ページからの歳出でございますが、各財産区から提出をいただきました予算を各事業として計上をいたしております。 最後に、水道事業会計について、ご説明を申し上げます。519、520ページをお開き願います。収益的収入及び支出の収入でございますが、第1款水道事業収益、第1項営業収益、第1目給水収益の水道料金につきましては、平成29年度に料金改定を実施したことにより、対前年度比4.6%、2,113万6,000円の増額で、4億7,759万4,000円を見込んでおります。 第2項営業外収益につきましては、他会計補助金、長期前受金戻入等、総額で4億1,302万8,000円を計上いたしております。 次のページからの支出でございますが、第1款水道事業費用につきましては、人件費及び維持管理費、償却費、支払利息等に要する経費で、総額8億6,636万8,000円を計上をいたしております。 531、532ページをお開き願います。資本的収入及び支出の収入でございますが、第1款資本的収入、第1項企業債につきましては、生活基盤施設耐震化等事業分の公営企業債を8,000万円計上をいたしております。第2項分担金につきましては、加入分担金を240万8,000円見込んでおります。第4項繰入金につきましては、統合前の簡易水道の建設改良に要する経費の2分の1に相当する経費等、一般会計繰入金を1億4,234万6,000円計上いたしております。第5項補助金につきましては、ふるさとの水確保対策事業費補助金、生活基盤施設耐震化等補助金を総額2,334万5,000円を計上いたしております。 次のページの支出でございますけれども、第1款資本的支出、第1項建設改良費、第1目拡張改良費につきましては、中央監視装置の更新工事や算所浄水場の曝気装置の更新工事等で、総額1億3,248万4,000円を計上いたしております。第2目配水管事業費につきましては、孫六橋水管橋の廃止に伴う岩屋川線配水管新設工事等で、総額1,744万5,000円を計上いたしております。第2項企業債償還金につきましては、企業債元利の償還を3億2,269万3,000円を計上いたしております。 以上で、全ての会計の説明とさせていただきました。少し早口になりまして、わかりづらい点もあったかと思いますが、ご審議の上、ご承認いただきますよう、よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(勢旗毅) 本案についても、本日は提案理由の説明のみにとどめます。 以上で、本日の日程は全部終了しました。 本日は、これにて散会します。 次回は、3月8日午前9時30分から開議いたしますので、ご参集ください。 お疲れさまでした。     (散会 午後4時39分)...