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令和 2年第 2回定例会(第1日 6月12日)

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  1. 南山城村議会 2020-06-12
    令和 2年第 2回定例会(第1日 6月12日)


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    最終取得日: 2021-04-28
    令和 2年第 2回定例会(第1日 6月12日)         令和2年第2回南山城村議会定例会会議録        (令和2年6月12日〜令和2年6月29日 会期18日間)    ――――――――――――――――――――――――――――――――――――-              議  事  日  程  (第1号)                          令和2年6月12日午前9時28分開議 第1 議席の指定の変更 第2 会議録署名議員の指名 第3 会期の決定 第4 諸般の報告 第5 一般質問    ――――――――――――――――――――――――――――――――――――- ◎ 会議に付した事件  日程1〜日程5    ――――――――――――――――――――――――――――――――――――- ◎ 応 招 議 員  (※は署名議員)    議  長  梅 本 章 一 君     1 番  頭 鬼 久 雄 君      ※6 番  コ 谷 契 次 君     2 番  木 下 喜美子 君       7 番  廣 尾 正 男 君
        3 番  齋 藤 和 憲 君       8 番  久 保 憲 司 君     4 番  鈴 木 かほる 君       9 番  奥 森 由 治 君    ※5 番  山 口   亘 君      10 番  梅 本 章 一 君    ――――――――――――――――――――――――――――――――――――- ◎ 不応招議員       なし    ――――――――――――――――――――――――――――――――――――- ◎ 欠 席 議 員     なし    ――――――――――――――――――――――――――――――――――――- ◎ 説明のため出席した者    村長      平沼和彦 君       参事兼保育所長 山本雅史 君    総務課長    廣岡久敏 君       むらづくり推進課長                                 岸田秀仁 君    税財政課長   井上浩樹 君       保健福祉課福祉課長                                 杉本浩子 君    保健福祉課保健課長            産業観光課長  末廣昇哉 君            中嶋孝浩 君    建設水道課長  岸田啓介 君    ――――――――――――――――――――――――――――――――――――- ◎ 事 務 局 職 員    事務局長    栗本保代 君    書記    ――――――――――――――――――――――――――――――――――――- ◎ 会 議 の 内 容 ○議長(梅本章一君)  皆様おはようございます。  全員御出席賜りありがとうございます。  本定例会は、同意案件ならびに補正予算等を中心に招集されています。議員各位におかれましては、最後まで慎重審議をいただき、議事が円滑に進むよう御協力をお願いします。  それでは、ただいまから令和2年第2回南山城村議会定例会を開会します。  これから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付したとおりでございます。     ――――――――――――――――――――――――――――――――――――-                ◎日程第1 議席の指定の変更 ○議長(梅本章一君)  日程第1「議席の指定の変更」を行います。  新型コロナウイルス感染症予防対応として、現在着席していただいている議席を当分の間、指定します。     ――――――――――――――――――――――――――――――――――――-               ◎日程第2 会議録署名議員の指名 ○議長(梅本章一君)  日程第2「会議録署名議員の指名」を行います。  本定例会の会議録署名議員は、会議規則第127条の規定により、5番議員山口 亘議員及び6番議員コ谷契次議員を指名します。なお、以上の両議員に差し支えある場合には、次の号数の議席の方にお願いします。     ――――――――――――――――――――――――――――――――――――-                 ◎日程第3 会期の決定 ○議長(梅本章一君)  日程第3「会期決定の件」を議題とします。  お諮りします。本定例会の会期は、本日から6月29日までの18日間にしたいと思います。御異議ありませんか。                  (「異議なし」の声) ○議長(梅本章一君)  「異議なし」と認めます。したがって会期は、本日から6月29日までの18日間に決定しました。     ――――――――――――――――――――――――――――――――――――-                 ◎日程第4 諸般の報告 ○議長(梅本章一君)  日程第4「諸般の報告」を行います。  議会報告ですが、京都府町村議会議長会の役員について、役員であった町議会の構成替えにより、議長が交代され欠員が生じました。本来ならば総会を開催し、互選するべきところでございますが、新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言が発出されている状況でございましたので、書面による協議となり、結果、副会長に宇治田原町の谷口 整議長が、幹事に伊根町の上辻 亨議長が選任されました。  また、5月22日山城地区議長連絡協議会定例会が開催される予定でございましたが、これも書面会議となりました。  今年度の主な事業計画として山城地区の要望事項を取りまとめ、10月もしくは11月に国、京都府に対し要望活動を行う予定となっています。  続いて、村長から「行政報告」の申出がありました。これを許します。  「村長 平沼和彦君」 ○村長(平沼和彦君)  皆様、おはようございます。  本日ここに令和2年第2回南山城村議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様におかれましては、御多忙の中、御出席を賜り誠にありがとうございます。  また、日頃から本村行政の推進に何かと、御理解と御尽力をいただいておりますことに、心から厚く御礼申し上げます。  それでは、村の近況として新型コロナウイルス感染症への対応状況につきまして、御報告させていただきます。  国は4月7日に東京都を初め、7都府県を対象に緊急事態宣言を発令し、4月16日には対象地域を全国に拡大しました。その中でも京都府は特に重点的に感染拡大に向けた取組を進めていく必要がある、全国13都道府県の1つである、特定警戒都道府県に位置付けられました。  これを受けて、京都府は緊急事態措置等を決定し、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づき、4月17日から5月6日の間、京都府内の全ての地域において、外出自粛の要請を初め、イベントの開催自粛の要請、施設の使用制限の要請等の措置を決定し、徹底した対策を行うこととされました。  その後、全国で継続して感染拡大を防ぐ対策が必要とされ、緊急事態宣言緊急事態措置の対象期間を5月31日まで延長し、継続して対策が採られてきたところでございます。  南山城村では、4月8日の新型コロナウイルス感染症対策本部会議で、イベントや会議の中止、または延期を初めとする感染症拡大防止する対策を決定いたしました。合わせて村長メッセージを発出し、村民の皆様に不要不急の外出を自粛いただくことや、密閉、密集、密接の3つの条件を徹底して避けていただくなど、情報発信を行ってきたところでございます。  感染拡大防止の対策といたしまして、マスクや手指消毒剤の配布につきまして、関係機関や区長様、自治会長様の御協力の下、これまで6回にわたり取り組んでまいりました。  3月2日緊急対策として、最初にマスクの配布を行いましたのは、南山城小学校と、笠置中学校の児童や生徒を対象に笠置町の御協力を得て、1人10枚ずつ配布させていただきましたのを初め、4月12日には全国で感染が拡大する中、薬局等でマスクの入手が非常に厳しい状況でありましたので、保育園の保護者を対象に1世帯当たり、10枚の配布を行いました。  続いて、緊急事態措置等の発出や村内1例目の感染が確認されたことを受け、4月17日には笠置町と和束町からそれぞれマスクを借り受け、村民の皆様へ1世帯当たり5枚を配布させていただき、積極的な予防対策の徹底を緊急にお願いしたところでございます。  5月18日には、一定量のマスクが確保でき1世帯当たり10枚のマスクを配布し継続して、せきなどの症状がある方や、症状がない方でも積極的にマスクを着用していただくよう呼びかけを行いました。  5月29日には、地区・自治会の御協力をいただき各世帯へ手指消毒剤1本の配布をさせていただいたところでございます。  また、6月4日には、衛生面での感染対策の継続実施のため、村内の医療施設や福祉関係団体へ、手指消毒剤とマスクを寄附をいたしました。  5月の議会臨時会で決定いただきました新型コロナウイルス感染症緊急経済対策事業特別定額給付金につきましては、一日も早い給付を目指し、連休中に事務を進め5月7日には対象の1,221世帯に申請の案内状を発送をいたしました。支給状況は5月19日の874件の支給を皮切りに、6月10日現在累計1,178件、支給額は2億5,550万円で支給率は97.2%となっております。  また、子育て世帯臨時特別給付金につきましても、該当される方に申請の案内を送付し、支給事務を進めているところでございます。  休業要請等に御協力いただいた事業者への支援給付金は、京都府制度による受給事業者が対象であることから、京都府との連携調整を図り、漏れなく給付を行うこととしております。  村内の感染につきましては、4月16日から19日にかけて3例が確認されました。感染された皆様には心よりお見舞いを申し上げます。既に、この3名の方は回復され5月16日までに全員無事に退院されたことであり、安堵いたしております。  これまで、感染予防の取組や施設の利用制限、サービスの休止など様々な感染拡大防止の対策を対応を行ってまいりました。村民の皆様には大変な御負担や御不便を強いることになりましたが、御理解と御協力を賜りましたこと、ここに深く感謝申し上げます。  5月25日には、全国の緊急事態宣言が解除されましたが、これは新型コロナウイルス感染症が収束したわけではありません。このウイルスとの戦いは長丁場を覚悟する必要があります。  今後は国や京都府の定めた取組方針等に基づいてウィズコロナに対応した社会を築くべく3つの密の回避や人と人との距離の確保、マスクの着用、手洗いなどの手指衛生を初めとした基本的な感染対策の継続など、感染拡大を予防する新しい生活様式の定着や、緊急経済対策等の着実な執行に向けて村議会の皆様、全ての村民の皆様とともに全力で取り組んでまいりたいと存じます。  以上、新型コロナウイルス感染症への対応につきまして、主なものを御報告いたしましたが、一日も早く感染が収束し、村民の皆様が安心して暮らせる日常を取り戻されることを心から願っております。  今後も感染防止に万全を期すとともに、村民の皆様の生活と地域経済を守るため、様々な対策に取り組んでまいりたいと考えておりますので、引き続き御理解と御協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。  最後に、本定例会に提案させていただいております提案についてでありますが、報告案件が4件、同意案件が16件、契約案件が1件、条例の一部改正が5件、補正予算が2件、全28件の議案の審議をお願いしております。  御議決賜りますようお願い申し上げまして、行政報告とさせていただきます。  以上でございます。 ○議長(梅本章一君)  これで、村長の行政報告は終わりました。  なお、例月出納監査報告は、お手元に配付されておりますので御覧おきをください。     ――――――――――――――――――――――――――――――――――――-                  ◎日程第5 一般質問 ○議長(梅本章一君)
     日程第5、「一般質問」を行います。  今回は7名の議員から一般質問がされます。最初は、鈴木かほる議員久保憲司議員コ谷契次議員、奥森由治議員、頭鬼久雄議員、木下喜美子議員、齋藤和憲議員の順で発言を許します。  これにより、1人45分の時間制限を実施します。通告内容に基づいて、政策論議をしていただきますが、節度ある発言で発言者も答弁される理事者側も要点を十分に整理され、議事進行に御協力をよろしくお願いします。  それでは最初に、4番議員鈴木かほる議員の一般質問を許します。  「鈴木かほる議員」 ○4番(鈴木かほる君)  4番議員鈴木かほるです。議長の許可を得ましたので、通告書に従って質問します。  1、村長の政治姿勢と今後の重点施策について。  平沼村長は1周年を迎えます。3月議会での施政方針で、「村民本位の村政」を掲げられ、施策も1、保育園の保育料無償化を府内でどこよりも早く実施。2、子供のインフルエンザの補助を実施。また、高校生への医療費や通学費にも言及されたこと。4、村の高齢者福祉施設建設を積極的に進める方針を出されたことなど、村民の命と暮らしを守るため予算化や方針が出されました。  また、今回の新型コロナ感染症対策では、マスクの迅速な配布、早期の特別支援金配布、消毒液の配布予定など、職員と力を合わせ府内でも先進的な取組を行い、村民から喜びの声を聞いています。  1、今後とも村民の命と暮らしを守る政治姿勢を貫くのかを問います。  2、財政が苦しい中、村民の要求は様々あるが、今後の取組の重点的柱は何かを問います。  次2つ目、コロナ感染症対策の課題について。  コロナ感染症では、学校休校や事業所への休業要請、外出自粛など、毎日の暮らしが大きく変わりました。その影響についてどのように考え対処するのかを問います。  1、暮らしや産業への影響に対し、どう対処してきたか。先ほど聞かせていただいた分は割愛してもらって結構です。  2、国や府の事業者への様々な支援施策をどう活用されているか。  3、さらに、地方創生臨時交付金などを活用してどのような支援をするのか。  4、2波、3波への備えとして、生活支援、災害時対応も含め、村で進めることは何ですか。  3つ目、高齢者福祉施策の計画策定に向けて。  この村の中に、どのような介護施設が必要かつ可能だと考えているのですか。高齢者の介護環境を整える地域密着型サービスは村行政の福祉の中核となるものです。  1、介護施設建設に当たって、今年度改定される高齢者福祉計画策定の進捗状況はどうですか。  2、前回のアンケート、平成29年3月によると、村に住み続けたいとの声が強いが、その願いにどのように応えようとしているのですか。  4つ目、学童保育料の見直しについて。  働く保護者と、その子供たちにとって、放課後児童クラブ、学童保育は、子供の安全・安心、サポートの場です。  1、村の要綱にある児童クラブの利用料5,500円は、どういう根拠で設定されているのですか。  2、保護者の収入に応じた料金体系にすること。また、2人目、3人目は減額するなどで負担軽減すべきではないですか。  以上です。続きは、自席で行います。 ○議長(梅本章一君)  鈴木かほる議員の発言の制限時間は、10時28分までです。  答弁を求めます。  「村長 平沼和彦君」 ○村長(平沼和彦君)  鈴木議員さんからは4つの御質問と、中にはかなり細かい質問も出ておりますが、非常にボリュームもありますけども、一気にお答えさせていただきます。よろしくお願いします。  鈴木議員さんの、私の政治姿勢と今後の重点施策についての御質問にお答えいたします。  私は村長に就任して以来、村民本位の村政を目指して、住民の皆さんの生きた声を村政に反映させるよう努めて、この1年、あっという間に過ぎ去ったというのが現実でございます。  今年に入りまして、新型コロナウイルス感染症が全世界で発生し、村での発生があった際、一番心配いたしましたのは重症化でございました。そこは何とか踏ん張っていただき復帰されたとの報告に安堵した次第でございます。  こういった中で、まず小中学校の児童生徒を初め、保育園の保護者、そして全世帯にマスクを配布いたしました。特に保育園の保護者宛に配布した時期は、マスクが店頭から消えていたこと、保護者の皆さんが探しても買えないとの生の声を受けてのことでございます。全世帯への配布につきましては、全ての村民の皆さんが、しっかりと予防に努めていただく意味も含めまして行ったものでございます。せんだっての消毒液の配布でございますが、安全宣言が出されたわけではございません。気を緩めることなく、さらに予防に努めていただけることを願ってのことでございます。  さらには、これからの季節は、台風や大雨による警戒の時期に入ってまいります。迅速に避難を呼びかけていくつもりでございますし、今回の新型コロナ感染症の関係もあり、避難所でも予防に努めていただくこととしています。やはり、村民あっての南山城村でございます。今回の新型コロナ感染症対策は、特にスピード感をもって対応いたしました。今後も、村民の命、暮らしを第一に村政を進めていくことに変わりはございません。  次に、政策の重点ということでお話をさせていただきます。  私は昨年の6月に村民の審判を経まして、村長に就任させていただきました。私の公約として、「今日の村を創る」「明日の村を創る」として、それぞれ5つの柱を立ててきました。  そして、それらを基本とし第2期総合戦略として施策を具体化し、今年の3月に策定したところです。「南山城村に安定した雇用を創出する」、「南山城村へ新しい人の流れをつくる」「若い世代が結婚・出産・子育てに希望をもてる南山城村をつくる」、「時代に合った地域の形成と安心して暮らせる魅力ある南山城村をつくる」ことを基本目標として、さらには「新しい時代の流れを力にし、多様な人材の活躍を推進する」ことを横断的な目標と掲げまして、各課職員が知恵を絞りまして施策を計画いたしました。  現在の南山城村は、人口減少、少子高齢化、村の財源の確保、様々な業種の人材確保、地域循環する経済形成など、多くの課題が山積しています。  既に、令和2年度当初予算で、できるものから予算化を行い議会でも御承認いただいておりますので、先ほど議員のお話もありましたものについては進めております。  議員から重点は何かとの御質問でございますが、何度も申し上げますが、「村民本位、村民第一」ということを念頭に、満足度あるいは幸福度を達成すべく、村民の皆さんが期待する産業、観光、建設、福祉などの施策に取り組んでいくことをお約束するものでございます。  どうぞ、御理解賜りますようお願い申し上げます。  2番目のコロナ感染症対策の課題についての御質問にお答えいたします。  1、まず、暮らしの部分でございますが、新型コロナウイルス感染症への対応については、1月30日に京都府で初めての患者が出たことを受け、村において新型コロナウイルス感染症対策本部を立ち上げ、国、京都府からの情報共有や対策の協議を行ってまいりました。対応といたしましては、まず住民の命を守ることを最優先とし、感染を防ぐことと住民の不安を少なくするため、ホームページによる感染症に関する情報提供や、京都府の帰国者・接触者相談窓口や保健所の相談窓口の紹介、村が主催するイベントの開催中止や、村が後援するイベントへの開催自粛の要請、村が実施する会議等については、極力延期、または中止としてきたところでございます。  また、村民の方々への要請としては、手洗いや手指消毒、マスクの着用等せきエチケットに努めていただくとともに「密閉空間」、「密集場所」、「密接場面」のいわゆる「3密」を避けることや、不要不急の外出や会合等への参加、他府県をまたぐ往来の自粛等をお願いしてきたところです。  国においては、4月7日に東京を始め7都府県を対象に「緊急事態宣言」を発令、4月16日には対象地区を全国に拡大されました。また、4月16日には南山城村在住者の感染が確認されたところですが、その際は、それぞれ、村長のメッセージを発信してきたところでございます。  次に、庁舎における感染症対策でございますが、職員に手指消毒やマスクの着用などの感染症対策や健康管理に十分注意することとし、毎朝、体温の測定を行い、熱や風邪の症状のある場合の出勤停止させることや、来訪者に感染させないためのアクリル板や、ビニールにおける飛沫感染防止、来訪者の名簿作成等を行うとともに、職員が感染した場合の感染症予防、対応マニュアルを作成したところでございます。  マスクや消毒剤等の衛生に必要な物品の供給については、新型コロナウイルス感染症が話題となり始めてからすぐに、手に入らない状況が続いてきたことから、小中学校の生徒や保育所保護者、住民、各区自治会、村内の福祉事業所、医療機関に配布、寄贈したところでございます。  臨時特別給付金については、住民の皆さんにいち早く交付金を受け取っていただけるように職員に指示をし、議員各位の御理解をいただきまして、京都府内でも早い段階で給付を始めることができました。  次に、産業への部分でございますが、外出や移動の自粛によって、村内飲食店などにおいては、対面販売や店内飲食による売上げの減少が懸念されました。  そこで村と商工会で村内店舗に呼びかけ、テイクアウトや配達サービスができる飲食店情報をまとめ、5月から毎月、広報れんけいに折り込み、村内での消費喚起を図っているところです。自粛生活中の家庭においても村外へ出ることなく食事の調達ができるので今後も継続して利用を進めていきたいと考えております。  2番目、次に国や府が窓口となっている給付金や融資制度については、南山城村ホームページで情報を集約したページを作成し公開しており、新しい情報が入り次第更新しております。  また、5月の臨時議会においてお認めいただきました休業要請対策事業者支援給付金事業による上乗せ給付を活用していただいております。  3、4の御質問です。  新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用しての事業でございますが、5月に御可決いただいた補正予算第1号及び6月に補正予算第2号で上程させていただいている内容となりますが、3密を防止などの感染機会を低減し、人と地域を守る対応として。  1、庁舎や保育所において、カウンター仕切り板の設置や保育所の次亜塩素酸水生成装置の整備等を行う「公共的空間安全・安心確保事業」。  2、近年、頻発・激甚化する自然災害に備え避難所の衛生環境を保つため、マスクやパーテーション、非接触温度計やそれを備蓄する防災倉庫を整備する「防災活動支援事業」。  3、住民の社会生活に必要な物品である、マスクや消毒剤を配布する「必需物品供給事業」を計画、実施するところでございます。  また、暮らしと経済を守り、立て直す事業としては、4、地元産品の新規販路開拓支援事業として、アフターコロナに向けたオンライン、インターネット上の販路開拓に取り組みます。  また、5番、新型コロナウイルス感染症緊急生活支援及び消費促進事業として、村民1人につき5,000円分の商品券を配布し、生活支援と村内の消費喚起を図ります。  これら、地方創生臨時交付金を活用し、命と暮らしを守り、災害時の避難所での対応、生活支援に努めることで、第2波、第3波へ備えることとしたいと存じております。  今後、さらなる予防対策、経済対策の充実のため、状況を見極め必要な事業を精査した上で、第2次臨時交付金事業計画の策定を行い、取組をさらに充実させてまいりたいと考えております。  今回、新型コロナウイルス感染症は、人類において、また、我が村においても未曽有のことでございます。  第2波、第3波が予想される中で、村といたしましては引き続き村民の皆様に予防に努めていただくことをお願いすることはもちろんでございますが、感染が拡大した際には、ケース・バイ・ケースで、迅速、的確に村民第一の考えで対応してまいりたいと存じます。  次に3番目の御質問で、高齢者福祉施設の計画施策に向けてでございます。  村には、どのような介護施設が必要かつ可能だと考えているのかとの御質問にお答えさせていただきます。  これまで既存施設を活用した施設の改修整備を行い、そこに民間事業者を誘致する方法などを模索してまいりましたが、施設整備基準に合わせるために老朽化した既存施設の改修に多額の費用が必要となることなど、改修による整備は解決する問題が多く断念をせざるを得ないと判断いたしました。  結論から言いますと現時点では、村では新規施設整備を行い、その施設で民間事業者に小規模多機能型居宅介護事業を事業展開していただく方法が、有望であると考えておりますが、サービス提供事業を展開運営するには、解決しなければならない多くの課題もあるため、簡単に招致できるものではないことも事実で、第9期介護保険計画策定に合わせて検討を進めているところでございます。  次に、高齢者福祉計画策定の進捗状況についての御質問ですが、次期第9次高齢者福祉計画・第8期介護保険事業計画を策定するため、昨年度2月に行ったアンケート調査結果、これは高齢者ニーズ調査を元に現在分析作業を進めているところです。  これと並行して、6月中をめどに策定委員会の委員を選任、委嘱させていただき、7月中旬には、第1回の策定委員会を開催させていただきたいと考えております。  アンケート調査の結果や前回計画と現状把握と比較、現状の課題整理を行い、御報告させていただきたいと考えております。  以後は、国の計画策定基準の改訂や報酬改定率等の係数が示される時期に策定業務作業の進捗を合わせて、策定作業を進めていく予定となっております。  こうしたことを踏まえ、策定委員会は全4回程度開催させていただき、令和3年2月末をめどに計画策定していきたいと考えております。  2、アンケート結果にどのように応えようとしているのかとの御質問ですが、高齢者福祉施設の必要性については、アンケート調査結果と施設が提供できるサービスの実態、介護給付の実態から見た必要なサービスはどのようなものかといったことについて、いま一度見直していく必要があると考えております。  住民の皆さんが求める介護サービスと実際に整備できる施設、または整備してほしい施設の提供できるサービスについては、大きな乖離があるではないかと考えています。  先にお示しした高齢者福祉計画・介護保険事業計画策定の改訂作業の中で、こうした見直しや検討抜きには進められないと考えております。策定委員、議会議員の皆様方の御意見やお知恵を拝借しながら、住民の皆様の声に応えていきたいと考えております。  4番目の御質問です。  1、4つ目の放課後児童クラブの利用料につきましての御質問に、お答えいたします。  現在、放課後児童クラブの利用料といたしましては、「南山城村放課後児童健全育成事業運営要綱」で定めております、児童1人当たり月額5,500円を利用料として、保護者様に御負担いただいてるところでございます。  詳細な積算根拠はございませんが、放課後児童健全育成事業として、村内2か所で児童クラブを開設し運営していくための費用の一部を御負担いただいているものでございます。  なお、利用料のほかに特別な事業を実施するために必要な経費を追加で御負担いただくようなことはなく運営しているところでございます。  2番目、次に、料金体系と2人目、3人目の減額等の負担軽減についてお答えいたします。  月額利用料は、児童1人当たり一律5,500円を保護者様に御負担いただいており、利用料の減免につきましては、生活保護家庭とその他村長が必要と認めた場合としているところでございます。  近隣の自治体の状況を見ましても、考え方は様々でございまして、議員も御承知のとおり別の施策におきまして子育て世帯への経済的負担の軽減に取り組んでおりますので、直ちに見直すということは考えておりません。  以上でございます。 ○議長(梅本章一君)  「鈴木かほる議員」 ○4番(鈴木かほる君)  村長の本当に前向きに村民のことを常に考えてやってこられた、この施策はこれからもぜひ続けていただきたいと思います。  それでは、質問の中身がいっぱいありますので、1番については置いときまして、2番のコロナ感染症の話からいきたいと思います。  今までしてこられたことについては、特に問題ないのですが、これからのこととして一つどうかなということで提案したいことがあります。それは、今現在6月15日締切りの休業要請に対しての事業者への給付金です。これは実態どうなっているのか、商工会で聞いていましても、余りこれに該当する人はないような話聞いているんですが、よその例えば宇治市とか、宇治田原なんかでは、村で府が認めればそれに上乗せをするという予算を付けてますよね、それをこの宇治や宇治田原では、そこでの独自の施策として府の認める、認めないに関係なくやっているようなんです。だから、せっかく組んだ予算を何か有効に生かせないかなということが1つ思うことと。  それから、もう1つは府の京都府の5月に補正が出まして、見てたらようけあるんです。令和2年度5月の補正予算で、でもこれ見てたらね、ほとんど村には関係ないというか、と思っていたんですが、その中で使えそうなのが見つかりました。何かといいますと、新型コロナウイルス感染症対策中小企業等事業再出発支援補助金というやつです。全部で40億円、上限10万円で補助率10分の10です。使った費用は認められるが全部出るという、業種は問いません。前は美容院とか、そういうとこは対象外でしたけども、事業種、業種を問わなくて、いわゆる感染対策に何か施策、施策というか、その店がやればできるというやつですね。  この受け付けが要綱が10日の日に初めて出て、今ホームページに出ています。それも見ていましたら、結構書類も出さなあかんし面倒くさいんですけども、ぜひこれ村の中で広げていってほしいなと思います。  先ほど言った分については、ほとんど村では利用されていないという中で、こういうふうな手引きとか、きちっと出ていますので、御存じでしょうか、もし御存じでしたらどういうふうにするつもりかちょっと担当課の方お願いしたいと思います。 ○議長(梅本章一君)  「産業観光課長」 ○産業観光課長(末廣昇哉君)
     まず、最初に休業要請対策事業支援給付金の関係でございますが、現在、村内2業者が給付金の給付を受けていると伺っておりまして、今、1業者の支援手続を終えたところでございます。もう1業者につきましては、続けて京都府から情報をいただき次第お支払いするという形です。6月15日が締めということ、一旦終わりということですので、恐らくこの2件なのかなと思っております。そういうのがまず現状でございます。  中小企業再出発補助金ですか、ちょっとこちらのほうについてはすみません、私のほうちょっとまだ勉強不足でございまして、これから対応していきたいと思います。 ○議長(梅本章一君)  「鈴木かほる議員」 ○4番(鈴木かほる君)  これちょっとネットで見ましたら、本当に6月16日から受け付けで9月の15日までです。しかも、事業期間が4月1日以降8月31日までなので、もう既に今までに例えば消毒のために何か使ったとかいうのは領収書があれば対応してもらえるというやつです。それの手引きとか、それから提出書類とか、一切出ていますので、早急に調べて商工会と一緒に村内の事業者に知らせるという活動をしていただきたいと思いますが、いかがですか。 ○議長(梅本章一君)  「産業観光課長」 ○産業観光課長(末廣昇哉君)  議員おっしゃるとおり、早急に内容を精査、調べまして取り組んでまいりたいと思います。 ○議長(梅本章一君)  「鈴木かほる議員」 ○4番(鈴木かほる君)  そしたら次、災害時の話ですが、先ほど村長も災害のときの避難の場所のこととか、いろいろ心配してはりましたけども、それはそれで進めていただきたいんですが、この間、ずっと学校休業になったりしている間のね、学校どうなっているんやろとか、それから、福祉センターはどうなっているんやろとか、心配に思いながらも直接聞くのは忙しそうにしてるの悪いなとか思いながら過ごしてたんですけど、どうしてこれが使われなかったかなと思うのがあります。  それは何かというと、防災無線です。防災無線というのはいろんな災害のときに使うものなのに、コロナのこれも災害じゃないんかなと私は思うんですけども、だから、学校からは学校には設備があるから、学校から直接放送できるはずなんですよね。例えば、私は今山に住んでますけど、今山で何かの行事しますよというときは今山の公民館から発信してます。学校からも発信できるはずなんです。  そういうのを村の関係のは村の各課が責任持って送っているみたいなんですけども、もう一度、防災無線関係の整備をしていただいて、村民に情報が早く安心して伝わるようなシステムって、これお金かからずにできることなんで、そこのところは調整していただきたいんですが、どうですか。 ○議長(梅本章一君)  「村長 平沼和彦君」 ○村長(平沼和彦君)  ちょっと今、質問の趣旨がよく分からなかったんですけども、コロナ対策感染症対策については、防災無線などを利用して発信はしております。学校については、学校独自でいろいろなことは家庭のほうに連絡等はしておりますので、どの部分かもう一度お願いできますか。 ○議長(梅本章一君)  「鈴木かほる議員」 ○4番(鈴木かほる君)  学校は学校で家庭の保護者には文書とかで連絡はいってるんですけども、一般村民としてね、一般的な話として学校どうなのかなとか、それから社協は今利用できてるのかなとかいう、ありますから、学校からそういう発信をしてもらったらいいんじゃないかなと思うんです。  それは学校以外にもそういう発信したほうがいいとこあるかも分かりませんけど、一度、防災無線の利用について確認していただきたいということが1つと。  それと合わせて放送を聞いていたら、今、うちの機械が調子悪いのかどうか分かりませんけど、音がすごくあかんのです。ちゃんと聞き取れないんです。大河原東和束線、そこまでは聞こえるんだけど、その後、その線がどうなったのかなって分からなかったりしたんですけども、2回ね、最低2回は繰り返して言うてほしいなと、何か終わったときにすぐ押したら聞けるらしいんだけども、そんな面倒くさいことしなくて、2回は繰り返してほしいなと、それお願いは言うたらあかんのかな、はい。 ○議長(梅本章一君)  「村長 平沼和彦君」 ○村長(平沼和彦君)  今の防災無線は確かにちょっとその辺、私も聞き逃したって、聞くのにちょっとやりにくいなというはあります。以前の画面、テレビ画面のときはぽんぽんと押せば繰り返し聞けたんで便利だったんですけど、今の次のとこへ戻そうと思ったら何回も何回も繰り返すからどこが最新のやつかちょっと分からなかったというのがありますので、ちょっと使いにくいなというの、私も同じように思っているんですけども、それが簡単に分かるように、ここを押したら繰り返し聞けますよというふうな案内すると同時に、同時というか、そういうふうにしたらどうかなと思うんですけども、2回同じことを言うというのは、短時間で言うのは繰り返し聞くということになってますので、それは今のとこはやってないんですね。  ですから、その時間帯にいなくて、昨日とか、今日どんな放送あったか聞こうと思ったらどうしても防災無線のところに行って聞き直すしかないと思うんです。ですがそこは操作の仕方ちょっとお困りの方多いようでしたらね、もう一度周知させてもらうというのがいいかなというふうに感じております。 ○4番(鈴木かほる君)  各団体の・・・ ○議長(梅本章一君)  「村長 平沼和彦君」 ○村長(平沼和彦君)  それは、そういったことをするのがいいかなと、それは同感はいたします。 ○議長(梅本章一君)  「鈴木かほる議員」 ○4番(鈴木かほる君)  そしたら、3番の高齢者の福祉施設の話にいきたいと思います。  私の手元にあるのは3年前か、平成29年のときのアンケートの結果ですね、福祉計画のときの計画ですが、それを見るしかないんですが、どういうんかな、それ見ていましても、そんなに実態そのものは変わらないんじゃないかと思うんです。担当課のほうにも協力頂きまして、人数調べました。今の人数です。そうすると、介護認定を受けている人が296人いると、296人の中で利用している人は186人だということなんですね、その中でも要支援の1とか、2とか比較的介護度の軽い人、要介護の1ぐらいまでを抜いて、要介護の2ぐらいから2、3、4、5の人だけでも約150人いるんです。この150人の人、今じゃ村の中でどうしているのかなと気になるんですが、それで見てみますと高齢者の中で実際に65歳以上で、以上のお年寄りだけの世帯、2人の世帯、それから1人世帯、これがこの村の中で半分占めているんですね。  そんな実態の中で、じゃ一体この百何人、150人ぐらいの人はどこでどうしているんやろと、そしたら、介護しているのは家族の介護が半分です。その家族はよう見てたら介護者は何歳かっていったら60代から70代の家族が介護しています。もうこれもう立派な老々介護やと思うんですけどね、中には80代の人が介護しています。  この村の中の人、皆さん元気やけど、60代、70代はまだ元気で何とかやってる、80、90の方が介護を受けるという年代になってくると思うんですね。  今、家庭で介護をやっている人がやがて介護を受ける立場になってくると、だからこれから高齢者が減っていくことまあないと思うんですね。じゃそのときにこの要介護の人が150人、要介護というか、介護の本当に必要な人が150人もいるのにね、社協のデイサービスとヘルパー派遣だけで間に合うのかと、村の中にもっといるんやないかということを思うんですが、その辺どうですか。 ○議長(梅本章一君)  「村長 平沼和彦君」 ○村長(平沼和彦君)  その辺の状況は私も重々承知しております。むしろ老健のほうも100床から80床に減らすということで、じゃその20床の分はどこいくんですかというと、居宅介護のほうに回るということで、居宅介護者のほうがこれから増えていくだろうというのは、そういう傾向にあるということは理解しているんですけども、ですが、そういった方のニーズが高まってくるというふうに思っております。アンケート調査も御存じのとおりですし、また、これについてどういうふうにするかということは社協さんとも、この後の御質問にお答えしますけども、お話もさせていただきました。  現状は今のとこは間に合っているというふうな判断をされております。でも、いざというときにはどうしてんのと、でもそれでも近隣のところに電話をしてですね、受入れはしていただいてるということで、全くできてないという状況ではないということはお伺いしております。  そこはこの村にとってどういうサービスがいいのかというのは今後詰めていくというのが、先ほどちょっとお答えさせていただいたとおりでございます。 ○議長(梅本章一君)  「鈴木かほる議員」 ○4番(鈴木かほる君)  実際に介護の制度はあるけれども、それを利用していない人が多いというのがこの村の問題やと思うんです。さっき村長がおっしゃった、満足感、幸福感を持ってじゃ人生終われるのかというときに、私はそうではないんじゃないかなと、どこかで、結局我慢をせざるを得ないというか、そういう状況があるんじゃないかなと思うんです。  小規模多機能というのは私もいいと思うんですけど、小規模多機能で、だから今、今だったらもう家族で、家族が、お年寄りがやで、介護しながら、もうどうしようもなくなったときにお風呂を入れてもらいに来たりとか、でも最後には特養に行くとか、そのときには社協とか、そういうところからつないでもらったりとか、それはね、それで今ある中で頑張ってる、社協も頑張ってくれてるというのは私もよう分かってるんです。  本当に近所の方でもどうするんやろなと思ってたらやっぱりどこかに入れてもらえるようにしてるという。  だけど、この村に住んでて安心かっていうたら、それは安心じゃないと思う。いずれどこかに出ていかなあかんというね、安心じゃないと思うんです。そこに何かがあるかというの、やっぱり根底には国の施策の貧しさがあると思うんです。じゃそれで我慢するのかという。施設ができたら利用する人が増えると、介護保険料上がるでとか、そんな中で、じゃ我慢しようかって、それでいいのかなと、何か物事逆転してるんじゃないかなと思うんですけど、どうですか。 ○議長(梅本章一君)  「村長 平沼和彦君」 ○村長(平沼和彦君)  そのとおりだと思います。それで、どういうサービスがいいのかということはですね第9次の介護保険の策定委員会というのが、この6月に設置させていただくということで、今後はですね、そちらの場で欲しいという人、いや間に合ってるというふうな人はですね、その一堂に会してですね、どういった施設、またサービスが望ましいかということをそこでですね、議論していただいて結論を出してもらえばいいかというふうに思っております。 ○議長(梅本章一君)  「鈴木かほる議員」 ○4番(鈴木かほる君)  時間あんまりないんですけど、1つ紹介したい村があります。もう皆さん御存じやと思いますが、沢内村、今はもうありません。西和賀町に合併してなってますけど、国保の、まだ介護保険もできていないときに、初めて国保の医療費の無料化を、お年寄りの医療費の無料化をやった村です。豪雪地帯で生まれた赤ん坊は1年以内には死んでしまう。というのは医者に行けない、雪の中を歩いていく、背中に背負っている子供が何時間も歩いて病院に着く頃には背中で冷たくなっている。そういう貧しい村やったんです。  その村に初めて保険料ゼロをやったんですね。どうなったかというたら、最終的にはしっかいというか、村民全部のね、人間ドックまでやったんです。その結果どうなったかというたら、医療費はぐっと下がっていったんです。  だから、ただ単に制度をつくるだけじゃなくて、それを生かすために本当に必死になって頑張った、その結果として、だったんですね。そのときの村長の言葉、国民健康保険法には違反しているけれども、憲法には違反していないと。国は後からついてくるって言うたんですね。本当にそのとおりになって、国は老人医療の無料化をやっていったんですけども、やっぱり本当に困っている村民をどうしたら救えるかという、その気持ちをみんなで持って議員も、村民もそうですけども、これから進めていきたいなと私は強く思います。  時間ありませんので、最後、学童保育ですが、隣の町、和束も笠置も5,000円なんですね、この前に聞いたときもおやつ代とかいろいろ入っているみたいなこと言うてはりましたけども5,000円で、2人目からは要らないような町もあります。多分、笠置やったと思いますけど、これはまた検討いただけたらと思います。  以上で終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(梅本章一君)  鈴木かほる議員の一般質問は終わりました。  続いて、8番議員久保憲司議員の一般質問を許します。  「久保憲司議員」 ○8番(久保憲司君)  皆さんおはようございます。御指名いただきました久保憲司でございます。提出しております一般質問通告書に基づきまして、3問お聞きしたいというふうに思います。  まず1番目、既に御承知のとおり、南山城村は茶農家が非常に茶を主産業とする農業立村の村という認識に立っておりますけれども、一作年、昨年、今年と3年連続の茶の不況が続いております。一昨年は、冷害であったり、干害であったり、そして昨年は遅霜、そして、今年はコロナによるお茶の価格の低迷と、特に今年については、このお茶の種類にもよります煎茶、碾茶いろいろありますけれども、種類にもよりますが、半値以下になっているようなところもあるというふうに聞いております。  この辺のところをですね、どのように把握されているか、ある農家の方、茶農家の方と話しする機会ありまして聞きましたら、議員にしろ行政、行政別ですけど、議員が選挙の直前にはどうですかっていうてみんな各候補者はいろいろと気を遣って茶農家の意見を聞きに来てくれるんだけれど、選挙が終わって実際のお茶がこういうふうに低迷している中でも、茶工場に顔を出してくれる議員が誰もいないと、どうなんやということを厳しく問われましてですね、その辺のところ、私自身はいろいろとお伺いしてきたんですけれども、実際に行政も現地に具体的に入ってどうやということを聞きにきていないと、どちらかと言えば世間話で終わっているんじゃないかというふうに思っているということで、その辺の具体的な現状把握をどのようにしているかというのについて、お伺いをしたい。  また、JAの農業の冷蔵庫、大型の冷蔵庫があるわけですけれども、これが今年度いっぱいでここはなくなって大きく田辺のほうになるかと思うんですけれども集約されていくということで、やはりお茶に限りませんけれども、冷蔵庫というのは今後農産物を安定的に価格を保障していくというか、買い上げてもらう業者との関係も含めてですね、冷蔵庫というのは今後も必要やという考え方なんですが、JAはその利用の状況、こういったところも含めてですね、なかなか運営が厳しくなってきているように聞いております。  しかし、一方では今、申し上げたように冷蔵庫の必要性というのは問われているわけでございまして、今後ここでは村で建設する考えはないかと問うておりますけれども、何も村が直営でやらなくてもですね、用地を提供するなり、あるいは何らかの方法で村が関与しながら、民間の活力も入れた中で、冷蔵庫の建設というのを考えていってはどうかというふうな思いでおります。  もう1つは、茶業振興に現在出品茶をもんでおります研修工場が高山ダムの手前にあるわけですけれども、事実これも私が関係しております関係者のお茶をここでもんでもらうというような取組も、つい先日しておったんですけれども、この質問書を出した後に現地を見まして、出品茶をもむというのは、お茶というのは非常に匂いが大事ということで、品質の異なるものを同じ研修工場でやると出品のところで使えないというそういう事実も分かってまいりましたので、この辺ちょっと質問の角度は変えたいと思いますけれども、研修工場をですね、本来の目的は茶に取り組んでいただくそういったいろんな研究施設として作っているということであればですね、技術的に可能な範囲で研修工場を無料で開放しながら今の出品茶のための研修工場みたいなところに限定されていないで、もう少し幅広くこれを使っていく方法はないか。これについては、出品茶については100円、青目100キロ当たり100円、その他のものについては300円という金額が示されておりますけれども、これを無料の方向で取り組んでいくことができないか、これ一度、検討をする余地があるというふうに思います。  続いて2番目ですが、高齢者福祉計画の建設、これは第8次が今、今年度で終わろうとしておりますけれども、これは先の鈴木議員との質問にかなり重複する部分がございますんで、鈴木議員にお答えをいただいた部分については、答弁は結構でございますんで、新たにですね、この9次あるいは介護の第8期を作成するに当たってですね、アンケートが先ほどの答弁では2月やったか、3月やったかにもう既に実施されているということなんですが、そのアンケートの中身で言えば、例えば、1つの施設を造り、サービスが増えると介護の保険料であったり、いろんな形で費用負担はこういうふうになりますよと、その中で住民のニーズはどうですかという聞き方をしていないように思います。  必要ですか、欲しいですか、要りませんかと言われたら、いうたら100人に聞いたら99人以上ですね、要らないんじゃなくてやっぱり欲しいという答え返ってくる。  ところが、その一方でこういうサービスはイコールこういう負担を伴います。という具体的な数字を示した形の中でアンケートを採る必要があるというふうに思います。  今度、第9次を計画されるについて、改めてアンケートを採る必要があるというふうに思っておりまして、この点についてですね、具体的に、より具体的にこのサービスを実現したい、あるいはしようとすればこういう負担がかかります、というのを必ず併記した上でですね、住民の皆さんが選択する余地を、範囲をですね、正確に範囲を決められるというところのアンケートにしていただく必要があるというふうに思います。  それから、もう1つ、先般、私は社会福祉協議会の方と若干お話をさせていただく機会がございまして、いろいろ御意見というか、まだ深くやっておりませんけれども、従来社会福祉協議会というのは、村の中で唯一といっていいほど、この福祉サービスのいわゆる民間事業者としてやってこられた、福祉の言わば専門家であるというふうに認識をいたします。  そういう中でですね、村長が提案しておられるいわゆる小規模多機能というものに対する考え方がですね、少しトーンが違うようにお聞きしました。そういうこともあってですね、社協の方々、あるいはまた全体から言えば、福祉全体から言えば竹澤医院なんかもそういう役割を担っておられる。あるいは包括支援センターの方々の意見、保健師さんの意見、いろいろ角度様々あると思うんですけれども、もう一歩も二歩もこういった方々とですね、じっくりお話をする、検討委員会みたいな策定委員会みたいなお話が先にありましたけれども、その中にですね、皆さん方がきちっと入っていただけるんかどうかというのもありますし、その依然として、やっぱり村の福祉を中心となって支えてきていただいた社協の方々の御意見といういのを、もっと深く掘り下げて聞く必要があるんではないかと、そういう意味でですね、これ一般質問の場ですんで、また別なんですが、私自身総務委員会の委員長として、改めてこの7月中にはですね、特に社会福祉協議会の方々と我々自身、議会議員全員の認識がちゃんとできているかどうかというのを改めてお伺いして、我々がむしろ勉強させていただくという立場で話を進めさせていただきたいということも考えておりますので、今回の一般質問における答弁についてはですね、村長の今のお考えだけで結構でございます。  先ほども言いましたが、鈴木議員への答弁の部分については、できるだけ割愛をしていただきたいいうふうに思っております。  そういったところから考えますと、福祉施設建設の見通しはどうなっているのか、これについては質問は、答弁はもう先に頂いておりますので、結構でございます。  第3番目、公共補償基準の考え方。  村が公共事業をやっていく上で、いろんな形で用地を買収し、あるいは支障になる建物があればこれを補償しという形のものが公共補償として基準を持っておられると思います。議長のお許しをいただいて、後ほどこの資料でお話しさせていただきたいと思います。  では、公共補償基準、これは国から出されてます。国交省の用地対策連絡協議会というのがありまして、その中から出されている公共補償基準を一般の市民の方に分かりやすく出しているのがございますんで、今日はその資料を持ってきておりますので、後ほどお配りをしてこれをもとにお聞きしたいと思いますんですが、ここの中で、移転補償というのがございます。先に、大きな事業がございまして、こういうものに該当するものがあったというふうに私は認識しておりますが、村のほうでですね、過去にどのような該当があり、どのような実績でお支払いになってきたのか。あるいは、このときの処理の方向性がですね、今後の南山城村の補償基準の基本として活用していけるのかどうかということも含めてですね、その部分については村長にお伺いしたいというふうに思っております。  以上、3点、残りは自席で質問させていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(梅本章一君)  久保憲司議員の発言の制限時間は、11時12分までです。  答弁を求めます。  「村長 平沼和彦君」 ○村長(平沼和彦君)  ただいま久保議員から出されました3つの質問について、順を追ってお答えいたします。  まず、久保議員の特産品のお茶の振興策についての質問にお答えいたします。
     まず、現状把握についてですが、6月8日時点の平均単価は昨年度との比較で煎茶が26%減、かぶせが5%減、碾茶は22%減となっております。  昨年1番茶終了時の販売金額は5億1,300万円、年間販売金額は7億2,500万円に対し、今年の1番茶終了時予想は約3億5,000万円の約32%減、最終確定額は約4億5,000万円の約38%減と予想しており、非常に厳しい状況であると危惧しております。  次に、農産物冷蔵庫についてお答えします。  農協の冷蔵庫は耐用年数の関係から来年度より冷蔵庫事業の撤廃とのことですが、撤廃後は全国農業協同組合連合会の冷蔵庫にて保管されると伺っております。  商品の在庫保管は販売業者が管理するものと認識しており、現にJAの冷蔵庫はJA市場に出荷されたお茶を保管するための冷蔵庫でございます。  中にはJA冷蔵庫の一部を借りて保管し、道の駅へ出荷する方もおられるようですが、現時点では村に冷蔵庫を建設してほしいといった要望は伺っておりません。  生産者が必要となった際には、新たな販路開拓に係る施設整備補助金がございますのでこちらを活用していただき、各自で商品管理をすることで柔軟な出荷対応が可能となり、今後の新たな販路開拓にもつながっていくものだと考えます。  以上のことから、現時点での行政で農産物冷蔵庫を建設する考えには至っておりません。  次に、茶研修工場の無料開放につきましてお答えします。  若干先ほど認識がちょっと変わってきたというお答えでしたが、その当時の質問の趣旨に添ってお答えさせていただきます。  南山城村研修製茶工場ですが、昭和59年に南山城村茶の高品質化に寄与するため、生産者の製茶技術の向上を目的に設立されております。  現在は主に出品茶製造、または初市に向け、より高品質な茶を製造することで今後の茶市場で優位に立てるようにと使用されており、これまでも京都府茶品評会において20年連続27回の産地賞を受賞するなど、研修工場で製造される茶は全て高品質なものとなっております。また公共かつ有料であるからこそ使用責任を持って利用いただけており、良好な使用状況、長寿命化につながっていると考えております。  無料開放することにより、様々な方が本来の目的に沿わない用途で使用され、高品質製茶の妨げになってしまう可能性がございます。ですので無料開放をする考えはありません。  しかしながら、今年のように深刻な被害があった際などは使用料の減免等を検討し、実情に沿った運用を行うことは必要かと考えます。  先ほどの御質問で幅広く利用されたらどうかということですので、例えば新製品の開発の支援するという意味でも利用をしてもらうとか、また、違った形の利用の仕方も考えていけばいいかなというふうには感じております。  次に、高齢者施設の建設計画についてでございますが、先ほどの鈴木議員様のお答えと重複するとこを割愛しろと、してもいいということでございましたので、はしょってお答えさせていただきます。  今年3月にですね、総務厚生委員会の皆様方と協議をいたしました。そこで今年3月です、ですから、改正前の委員の皆様とですね、協議をいたしました。そこで、大体の思いというのを集約させていただきまして、そこで落ち着いた案というのが、高齢者福祉施設では小規模多機能がいいんではないかというふうなことでですね、考えた次第でございます。  それでは、高齢者福祉施設の必要性について、アンケート調査結果と施設が提供できるサービスの実態、介護給付の実態から見た必要なサービスはどのようなものなのかと、小規模多機能型居宅介護サービスを初め、本当に利用者等が求めているサービスは何なのかを見直すとともに前回、現在第7期の介護保険計画で算定され見込まれていた保険料が1,000円程度実績では不足していることからも、次期計画策定に当たってサービス内容や提供量を見積り、これを元に不足分の保険料を含めた上で、新たなサービスに係る負担を上乗せしていくことは非常に厳しい状況であることは間違いありません。  住民の皆様が求める介護サービスと実際に整備できる施設において、提供できるサービス内容と整備してほしい施設で提供が期待されているサービスイメージの内容には大きな乖離があるのではないかと考えております。  いま一度、介護サービス事業の実態を理解し、どのようなサービスが求められているのか、求めているサービスとして検討している施設が適当なのか判断していくため、計画策定委員会の計画策定の検討の中で、また総務厚生常任委員会等で議員の皆様方と一緒になって南山城村が将来的に必要とするサービスをどのように提供していくか、議員の皆様のお知恵をお借りしながら、最終的な結論を出していきたいと考えています。これが施設整備の見通しということでお答えさせていただきます。  ほかに、アンケートの取り方について考慮もさせていただくと、先ほど議員のおっしゃられたような具体的な内容、またそういった併記をして選択できるような内容と、その内容も見直しもかけたいと思っております。  それと、社協さんとはですね、これまで3回話合いを持ちました。先ほども議員の質問にお答えさせてもらいましたが、かなり考えに相違があるということでございました。  また、ほかにも同様の質問がございますので、そこでまたお答えしたいというふうに思います。  次に、公共補償基準の考え方についてですが、3つ目の公共補償基準の考え方についての御質問にお答えさせていただきます。  南山城村の用地補償基準につきましては、用地対策連絡会全国協議会決定の「公共用地の取得に伴う損失補償基準」を基本としております。  次に、移転補償の解釈につきましては、取得または使用する土地に係る建物その他の工作物等がある場合、当該建物等を通常妥当と認められる移転先に、通常妥当と認められる移転方法により移転するのに要する費用を補償するものと考えております。  また、補償費としては取得時までの経過年数及び維持保存の状況に応じて減価した再築補償額としています。  当村での移転補償実績は、道路改良に係るものが1件、道の駅に係るものが2件、公共用地先行取得に係るものが1件となっております。  今後の補償体系につきましては、引き続き「公共用地の取得に伴う損失補償基準」に準じて事務を進めてまいります。  以上でございます。 ○議長(梅本章一君)  「久保憲司議員」 ○8番(久保憲司君)  座っていいですか。まず、お茶の関係、この減収、減収というか、収量ないしは収益の、このデータって現場で採ってはりますか、それとも、農協とかですね、そういったところで採ってはる数字ですか。 ○議長(梅本章一君)  「村長 平沼和彦君」 ○村長(平沼和彦君)  データは農協から、これまでに今年の分で4通いただいております。ほぼ3日から5日ないし1週間ぐらいの間隔でいただいております。その数字に基づいてお答えいたしました。 ○議長(梅本章一君)  「久保憲司議員」 ○8番(久保憲司君)  その数字がね、どうかということを申し上げるんではなくて、茶農家としてですね、これだけの非常に低迷しているというところをですね、茶農家としては生の声を聞いてほしいという要望があります。それがどれだけの違いが出てくるかというのは定かではありませんけれども、やはり現場へ行けば行っただけの声の集約の仕方というのは出てくると思いますんで、単に農協のデータだけではなくてですね、現場で苦労されていることの中でですね、行政として新たに対策が打てるものはその中で発見できないかどうかという感覚の中で、現地へ足を赴いていただくという必要性を改めてこの質問の中では申し上げておきたいと思います。これはまあ。  それと先ほど研修工場の減免について、これは今年は出品茶、製造されておりませんというか、出品が2回、いやそれは初市のお茶は使ってますけど、出品茶はされてないと思いますね、ですよね。  ですから、その辺のところでですね、減免というのは今年はどうなのかと、今年の分についてもどうなのかというのもちょっともう一度お聞きしたいと思います。 ○議長(梅本章一君)  「村長 平沼和彦君」 ○村長(平沼和彦君)  お茶農家に対するいろいろな支援策につきましては全容が見えてからですね、また第2次の補正予算も、昨日衆議院のほうは通過しておりますが、そういったことで全容つかんでからですね、どういった支援がいいのかということを考えて包括的に考えております。そのうちの1つとしてこういうことも考えるということで思っております。  いろいろと支援施策を考えております。そのうちの1つとしてこういうことも考えてるということでございます。 ○議長(梅本章一君)  「久保憲司議員」 ○8番(久保憲司君)  分かりました。いずれにいたしましても、やはり地域に密着した声を聞くという姿勢をですね、ぜひお願いをしておきたいというふうに思います。  2番目にいきます。  今の村長の答弁の中にもですね、特に社会福祉協議会の方々との意見にもやや隔たりがあるといいますか、違いがあるということを村長もおっしゃっているわけです。議会にも知恵をかりてとおっしゃっていただきましたので、議会としては7月、できるだけ7月中にですね、我々の認識が間違っていないのか、あるいは社協の皆さんを中心とする現場の方々の声がですね、本当に我々は理解できてるんかどうかという本当に真摯な立場で総務委員会としてお聞きをしていきたいと思いますんで、この一般質問で今回たくさんの方、出されてますが、時間制限のある中で、この議論をずっと深めるというのはちょっと限界があろうかと思いますので、その分は総務委員会の今後の研究会に調査に委ねていきたいというふうに思いますんで、この2問目の分もその辺で一応終えておきたいというふうに思います。  最後、3番目の公共補償基準の考え方、今、村長申されたように、まさに用地対策連絡協議会の用対連から出しております基準、これは用対連から出しています基準というのは非常に難しい表現になっておりますが、その同じく国交省のホームページの中で示されている一般市民向けの補償基準の考え方について書いたものを先ほどお配りいたしました。  この中でですね、補償の例えば道の駅の補償について、どういう形になっているかということで、情報公開法に基づいた、私は情報を取っております。これを見せていただきますと、例えば建物の移転補償という形で取っておられるものについて、総額4,800万円の補償がされております。端数ちょっとありますけれども。そのうちざっくというと用地費が1,500万円、残り3,300万円余りがその他の補償で移転補償ということになっております。  この資料、私がお配りした資料を御覧ください。  移転補償を払うというのは、今回、再築工法という形の中で、この処理はされておりますけれども、再築工法というのは従前の建物と同等の建物を建築すると云々とここに書いておりますとおりです。  つまり、ある一定場所であった補償対象物を別の場所に移転していただくについての補償が移転補償です。あくまでも日本語のとおりです。移転するための補償ですね。  ところがですね、現地は移転されておりません。除却はされましたけれども、移転は全くされておりません。実際にこの用地対策、用対連の出しておりますこの公共補償基準の中に基づいていくならば4番目の除却工法というものが正式にきちっと上げられております。  つまり、現場の建物が買収した側が利用するんなら、これはまたそれなりに考えようもあります。あるいはまた現状、営業されているものであれば移転していただく必要もあるし、あるいはまた営業中の建物を移転するということになれば営業補償も当然あるべきです。ところが、この3,300万円の補償料の中には営業補償は含まれておりません。窓枠1本、柱1本に至るまで何百万円もかけて調査費用をかけてですね、調査を克明にされていて、これのほぼ50%分を補償料として支出されています。  しかし、これ一番古い建物で昭和48年、一番新しいものでも50年の前半に建てられたもので、しかも木造です。木造の法定減価償却の基準は、管理がよい場合でも20年、それが倍ほど経過している中でですね、50%、新築に対して50%の補償がされている。しかもですね、この中でちょっと特異に感じられるのは、この補償に関して現場の確認書というのが出ております。これは平成27年10月22日付で当時のむらづくり推進課長が現場を確認して、移転が上記の補償について、上記というのは3,377万3,000円という金額ですけど、上記の補償については移転を完了したことを確認いたしましたということで、むらづくり推進課長が確認をして判こを出して公文書を出しております。  これ一体どこへ移転してるんですか。何を確認したんですか。そこに付いておりますのは、現地が更地になったという、そういう写真が付いております。これが移転したということになっておりますが、先ほど申し上げたようにこれは移転ではなくて除却をしただけの話です。これに337円ではなくて、3,370万円という補償料を払う根拠をどういうふうにこれ公共補償基準に沿って補償したとおっしゃってますけれども、これどこに補償する基準があるんですか、ただ単に除却しただけ、しかも使いものに別に、買った側としては何も使いものにならない。  もし、その当時ですね、営業補償、営業している建物であるならば、移転補償して引き続き移転するかどうかという話になると思いますが、移転補償である以上、いついつまでに移転をして、営業はどういう状態から、どういう状態にして、そしてその新しい再構築後の事業については、このようにやりますと、少なくともそういう議事録は残っているはずです。  それがなくてですね、ただ、3,370万円を払ったというだけになってくるとですね、根拠もなしに、しかも実態もなしに3,370万円という税金をこの道の駅に投入したと、こういうふうに言われてもしようがないわけなんですけども、村長この形の中で今後もこの方法で村は補償を進めていくお考えですか。 ○議長(梅本章一君)  「村長 平沼和彦君」 ○村長(平沼和彦君)  今、御説明いただいたとおりでございます。  まず、最初の段階でですね、移転するか、今、言わはったように除却するかと、まずそこでどの道を選ぶかということがまず最初ですね。その当時の執行者が移転のほうをしてるわけです。選んでるわけですね。移転を選ぶとその基準にのっとって再築補償額というのが出てきます。  先ほど議員もおっしゃられたように、築47年とか8年とか、普通の減価償却でいきますとほとんど価値としては10%あるかないかというところだと思う。ところがこの移転の補償となりましたら、その計算の仕方が全く変わってきまして、よく御存じと思いますけども、50.2%の価値があると思うんですね。私もそれちょっと今日この質問が出るということで、その分をちょっと見てたんですけども、我々が通常使う不動産の減価償却という方法と、この再築補償額というこの公共用地の取得に伴う損失補償基準、これを見ますとですね、その額は50.2の%のとこに当たると、その額はじゃそしたら、その額はもともと何なのかというそこが大きな問題やと思います。  それが取得当時の金額の50.2なのかですね、普通、不動産取得金額試算の部分ですけども、その金額で50.2%なるのかというふうに思いがちですけども、それではないと。その建物を現在のものを使って建てたときには幾らかかるかというのがこの算定の仕方なんです。そうしますと48年当時のものがですね。 ○8番(久保憲司君)  議事進行。 ○議長(梅本章一君)  答弁中です。 ○8番(久保憲司君)  だから、議事進行と言うてます。議事進行の動議を出してるんです。 ○村長(平沼和彦君)  説明してるんですけど。  だから、そのときの、もうちょっと聞いてください。ですから、そのときの算定した額がその金額になったということ。  ですから、最初に言いましたように、その方法でいくから自動的にその金額になるということなんです。 ○議長(梅本章一君)  「久保憲司議員」 ○8番(久保憲司君)  村長そんな間違った答弁したらあきません。ここにちゃんと私はデータを採って、今村長が説明された根拠をここに手元に持ってます。全部新築補償に対して計算されたものです。それに50.2%をかけて補償額としています。  だから、古い建物持っていってそれをさらに見たんではなくて、新築補償から考えているわけです。しかしね、そのことを言うてるんと違うんです。そんなこと時間かけて説明してもらう必要はありません。  移転補償であるから、その補償の理屈は通ります、しかし、そもそも移転してない、何年も前に営業はやめて、その営業、なぜやめはったかは分かりませんけど、想像は容易につきます。経営されてきた方も高齢になられて、あるいはそこのスタッフもみんな高齢になって、あるいは経営状況は分かりません、しかし、そういう状況の中で、もはやこの状況で維持していくというのは難しくて一旦おやめになって、その間、少しの間、別の方に営業が、お貸しになってされた。けどやっぱり思わしくないということでおやめになって数年経過した後に、移転補償を出すという考え方はこれはどう説明されても移転じゃないです、これは。あくまでも除却です。  一般、土地の取引の民間の正常なルールからすれば、この土地の値段はざくっと1,500万です。そこに上物が乗ってます。少なくともこの上物邪魔になるとすれば解体しなければなりません。あるいはアスファルト舗装してます、これ取らなあきません。全部、フェンスも取らないけません。それのための除却費用は全部1,500万から本来引いて補償すべき金額です。それを3,300万円乗せて補償したというのは、どういう根拠に基づくものですか、移転じゃないですよこれ。 ○議長(梅本章一君)  「村長 平沼和彦君」 ○村長(平沼和彦君)  だから、先ほど言いましたとおり、最初に除却じゃやなしにその道を選んだということ、だから、その当時の執行者の判断がそこ選んだということだから、こう言ったということを言ってるわけなんです。  それと、その計算の仕方、私も本当に理解ちょっとできなかったんですけども、やっぱり行政の考え方、地方自治の考え方というのは、個人の財産、生命ですね、やはり大事にされているのかなと、ですから、こういうふうなとこを細かくその財産というのを手当するというこういうことが行われているのかなというふうに、私は理解したんです。  ですから、今、久保議員の言うことは民間と、普通に考えたらそのとおりになると思います。でも最初の取っかかりが、それで選んだということが始まりなんです。だから、そのとき除却を選ぶとなったらそのとおりになるわけです。それはその当時の執行者の判断ということになったと思います。 ○議長(梅本章一君)  「久保憲司議員」 ○8番(久保憲司君)  だから、私が先ほどお聞きしたように、平沼村長としてもこの考え方で今後もいかれるんでしょうか。今、所有者の方を大事にするとおっしゃったけれども、村長のポケットマネーでお払いになるんだったらいいじゃないですか。青天井で幾らでもね、お出しになるのも構わない、しかし、出しているのは税金です。その税金を払っている住民の一人一人の利益はどうなるんですか、そうおっしゃるなら。
    ○議長(梅本章一君)  「村長 平沼和彦君」 ○村長(平沼和彦君)  ですから、何度も言いますけど、その当時の執行者がその道選んだからこうなったということを言ってるんです。私がその当時でしたらケース・バイ・ケースで考えますので、これはおかしいやないかと、そういう考えも入ってきますよ、もちろん入ってきます。  今後、聞かれましたのは、今後は例えば除却というのは、使いものにならない建物が建ってたと、それはもう確かに除却という判断も出てきます。今回、選ばれたのは移転ということで交渉に行ってるわけですね、交渉と言うか、頼みに行ってるわけですね、移転ということで、買収に行ってるわけですね。移転ということで行ったらこうなってしまうということなんです。その違いです。  ですから、一般的に、いや思いますよ、何でそれだけ高い値段はるのと、40年、50年たったのがなぜそんな新築でもそんな値段しいひんの違うのかというふうな考え、もちろん出てきます。そこはこの法律がそういうふうな解釈をしてるということだけの違いなんです。  ですから、最初にそこの土地を買収するときにはそういう方法はいろいろあったんだと、選択肢があったんだろうと、購入でもいいですね、その状況で購入するということもよろしいですし、除却という方法もあるでしょう、いろいろ選択肢はありますよ、もちろん。ですが、そこは移転という方法を採られたというだけのことなんです。 ○議長(梅本章一君)  「久保憲司議員」 ○8番(久保憲司君)  時間も少なくなってきましたが、実際にですね、この用地の補償の基準というのは、どれを取ってもいいという問題じゃないです。現実がどうなのかということを見て、どれにあたるかという見方をして、公共補償基準ですから、誰の世界にも通用してなかったらいかん。しかし、ある人の見方はね、除却する以外に何もないようなものを、いやあれ価値あるもんなんです。世間にもそういうのはたまにあります。しかし、それをある一定の基準を持って仕事をするのが公共補償基準のあるべき姿、本来のね。ですから、これはここに書いてある移転というのは、あくまでも営業中のものでなかったら、移転補償なんて使えるわけがない。  現場の実態に合わせてやるということもあって、これはもうあと僅かの時間ですから、これ最終的に申し上げておきたいですけれども、一般質問でこの問題を最終的に終われないというふうに思っております。  したがって、地方自治法第110条、今、110条ないですね。地方自治法百条の百条委員会なり、あるいはそこに至らなくても調査特別委員会を提案をしながらですね、本来今後の、求めるところは今後の補償のあるべきところがどうなのかということですよ、もちろん。  しかし、今回の議会の中にですね、提案されているいろんな、言うて見たら、財政が逼迫するがために出ている議案もあるわけでして、そもそもの根本がですね、こういった補償によって、税金がはっきりいうて理解できないような使われ方をしてきたことの積み上げが結果として今日を招いている。そういう部分を十分にお考えをいただいて、今後の対応を村長に求めて、私の一般質問を終わります。  以上です。 ○議長(梅本章一君)  久保憲司議員の一般質問は終わりました。     ――――――――――――――――――――――――――――――――――――- ○議長(梅本章一君)  ただいまから、暫時休憩。10分間です。22分まで。                (休憩11:12〜11:22) ○議長(梅本章一君)  それでは、休憩前に引き続き会議を再開します。     ――――――――――――――――――――――――――――――――――――- ○議長(梅本章一君)  続いて、6番議員コ谷契次議員の一般質問を許します。  「コ谷契次議員」 ○6番(コ谷契次君)  それでは、通告書に従い一般質問をこれより行います。  1、コロナ余波を受けた就業者等の救済について。  防御できなかった新型コロナウイルスの発生により、経営面の減収に対しては政府より金融機関を通じての融資制度があり、正社員には会社の休業処置においても、決められた給料を得ることができていると思える。  一方で、パート職の村民の方は少なくなく、就労先が休業要請を受けた施設の就労者の収入は激減していると想像できる。  村には「災害等による被害者に対する村税の減免に関する規則」平成7年6月27日規則第6号や、南山城村延滞金の減免に関する要綱、平成24年3月19日要綱第5号はあるものの、災害・地震時の対応でしかない。  村税のうち、軽自動車税や固定資産税は既に納付通告がなされているが、コロナの余波を受け、解雇、パートの雇い止めなどにより減収、減益された村民に対しては緊急事態宣言に合わせて遡り、使用料の猶予期間などを講じる処置を設けるべきではないのか。  また、村民の災害時には宿泊できる避難場所となる南山城村自然の家は外出の自粛などにより一気に厳しい状況になっている。行政より緊急の財政出動が不可欠と思われるがどうか。  以上、2点について質問します。  2、基幹産業である茶農家への支援について。  先の5月21日に土木経済常任委員会を開催し、京都やましろ農協南山城村支店長より茶の市況についての説明を受ける機会を得た。初茶の最終時点ではなく終盤期での状況ではあるが、今年5月20日と類似の昨年5月23日の比較では数量80.2%、取扱金額64.6%、平均単価80.6%であった。  国では、外食需要の減少により市場価格が低落した茶を含めた「高収益作物」の需要促進と新型コロナウイルス収束後に向けた生産強化として、「高収益作物次期作支援交付金」を創設し、生産者を支援する補正法案の提出になっている。  定額支援で、次期作は10アール当たり5万円。需要促進は10アール当たり2万円。総額241億9,000万円の規模である。さらには、中山間地域は1割加算の支援である。  村、生産者共に負担金はゼロであって、すこぶる有利なことから各府県が争奪するので、国の関係機関、生産者と速やかに協議を開始するよう、事務局である産業観光課に5月26日に強く要請した経過がある。現時点における進捗状況について質問します。  3、誘致した企業の現状について。  先に村が第1号として企業誘致した「菌床シイタケ事業者」の現状はどのようになっているのか。  1番目、現状と今後の計画はどうか。  2、敷地整備に関連する賃借料の徴収状況はどうか。  3番目、1日必要給水量は50立方メートル/日の計画のもとである簡易水道を整備した経過があります。責任水量としての徴収状況はどうか。  以上について、質問します。 ○議長(梅本章一君)  コ谷契次議員の発言の制限時間は、12時7分までです。  答弁を求めます。  「村長 平沼和彦君」 ○村長(平沼和彦君)  それでは、コ谷議員さんから質問出されました3つの質問についてお答えさせていただきます。  コ谷議員のコロナ余波を受けた就業者等の救済についての御質問について、まずお答えいたします。  使用料の猶予期間などを講じる処置を設けるべきではないかとの御質問ですが、使用料ということで大きなものといたしまして水道料金がございます。水道料金につきましては、厚生労働省より、支払い困難事情がある者に対しては、その置かれた状況に配慮し、支払い猶予、柔軟に対応するよう要請されているところでございます。村といたしましても、個々の状況に応じて柔軟に対応してまいります。  また、南山城村自然の家の関係でございますが、全国の宿泊業界が新型コロナウイルス関係で、大なり小なり影響を受けていることは、マスコミなどで様々報道されていることにつきましては、御存じのことと思います。  自然の家の宿泊者につきましても、国・府などの緊急事態宣言による不要不急の外出を控える、あるいは府県をまたぐ往来を控えるなどの呼びかけがあったことなどから、多分に漏れず、影響が少なくありません。  冬場の毎年お客様は少ない状況ですが、コロナウイルスの影響で数えるほどしか宿泊がなく、宣言が出されてからの特に厳しい状況は、議員がお話をされたとおりでございます。  南山城村自然の家は、議員御存じのとおり指定管理で運営されております。村は、維持経費相当分を支払うとして、事業者と協定を締結し、運営をしていただいているところでございます。  新型コロナ感染症の影響での、事業者の財源補填につきまして事業者に伺いましたところ、国による持続化給付金と休業要請対象事業者支援給付金を、京都府と南山城村より支給いただく予定で進めているところであるとの回答をいただいております。  議員より御心配いただき、村からの財政出動はどうかとの御質問でございますが、国、京都府、南山城村からの支援金が交付される予定であり、また今のところ指定管理の関係もございますので、経営での損失の補填分については考えていないということで、御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。  次に、基幹産業である茶農家への支援についてでございますが、茶農家支援における高収益作物次期作支援交付金の進捗状況についてお答えいたします。  高収益作物次期作支援交付金ですが、市町村が個々に申請するものではなく、協議会等が申請する交付金となっております。京都府内では南山城村農業再生協議会が生産者に要望調査をして、結果を京都府農業再生協議会に提出し、府協議会が国に交付申請をするスキームとなっております。  1次公募は事務費のみを申請しており、生産者への補助分は2次分もしくは3次公募に申請する予定と聞いております。  村協議会の現時点での進捗状況としましては、府が事務要領を作成している段階であり、着手できていない状況でございます。  国の発表をもって生産者にも情報が行き渡り、10アール当たりにつき5万円の交付があると認識されておりますが、補助要綱において補助対象面積の算定根拠資料は農地台帳や共済細目書等の公的書類となっており、これらでは茶園の面積は証明できないと考えています。その他資料としてどのような資料であれば認められるか府及び国に問合せしておりますが、実際に申請できるものはごく一部の面積になってしまうのではないかと危惧しております。  今後の動きとしましては、6月中に京都府によって事務要領が完成し、その後、生産者へ調査・回答依頼を行いますが、対象が広く取りまとめにはかなりの時間を要すると考え、申請は3次公募となり、交付されるのは10月頃ではないかと予想しております。  次に、3番目、誘致した企業の現状についてですが、まず、現状と今後の計画との質問でございますが、昨年11月末に菌床シイタケ事業者より説明を受けまして、令和5年度に菌床シイタケを初出荷するべく進めているとのことでございました。  次に、賃借料の徴収状況についての御質問でございますが、土地賃貸借契約では、賃料は年額450万円となっておりますが、工事着手の年度から4か年の賃料は200万円としております。令和元年度におきましては、賃貸期間が令和元年10月1日であったため日割り計算を行い、賃料は99万7,260円となっており、令和2年3月31日に収納しているところでございます。  水道の徴収についての御質問をいただいております。  議会の皆さんの御承認を得て、中央簡水の給水区域を変更いたしまして、水道管を整備いたしました。現在の徴収状況でございますが、分担金を9月末を目途に納付いただく見込みでございます。  以上でございます。 ○議長(梅本章一君)  「コ谷契次議員」 ○6番(コ谷契次君)  まず、1番目のほうから再質問にさせていただきます。使用料、簡易水道ですけども、柔軟に対応しますという答弁をいただいたわけでございますが、何か規則とか、そういったもの、内規とかそういったもの出されないと実際には軽減することはできないんですけども、その辺の考え方、さらに深く説明してもらえますでしょうか。何もなしにそうですかともやはり言えない内容ですので、どういう手続を予定しているのか。するとすればですよ。  2点目、南山城村自然の家の関係なんですけども、現状は考えておられないということの答弁いただいたわけなんですけども、国・府に支援金の申請されているということをお聞きされたんかなと思うんですけども、その金額は幾らを予定されていて、いつぐらい入ってくる予定をされているか。そして、それは現在、恐らく4月、5月、6月はキャンセルが全てであるんじゃないかなと思いますし、さらには、8月のほうも学校のほうも短期間になるようですので、家族旅行なんかも減るんじゃないかなと、このように考えているわけなんですけども、その辺でこの国・府の支援金で賄うことができるかどうかでもその辺の判断ですね、いわゆる管理者と、村長等がされたのか、担当の方がヒアリングされたんか、私知りませんが、その辺の見込みみたいなものをお聞かせ、質問させていただきたい。  私の考えますところについては、例えば村がポイント還元やクーポン券を発行してですね、例えば5,000円のクーポン券を2,500で売る、倍売り出しをすると、1,000枚売ったとしても250万ぐらいほどの収入というか、お金を投入することによって、不足分が一定賄われるんじゃないかなとこのようなことも考えました。  そういった中で、あと事務費等入れていっても250万プラス50万ないし100万でも、350万ぐらいでなら、支出によってですね、減ったお客さん、さらには最近では近くのほうへの旅行を楽しむようにということで、政府も言っておりますので、新しいお客さんを呼び込めるんじゃないかなと、このように考えたわけなんですけど。  そういった必要がないのかどうか、その辺もお聞かせ願いたいですね、申請されてる金額と合わせて、それの中でやはりふるさと納税という手段もありますし、さらには京都府さんに対して交付金の積み上げですね、以前は加茂町にも和束町にも同じような公益の公共のこういった施設ありましたが、南部では我が村1つになっておりますので、なるべく、なるべくじゃない、必ずしも将来とも残しておく施設であると考えますので、その辺の取組ですね、再度質問させていただきたいなと、このように思います。 ○議長(梅本章一君)  「建設水道課長」 ○建設水道課長(岸田啓介君)  失礼します。水道料金の猶予に関することでございますけども、状況、コロナウイルスの影響を個々に聞かせていただき、相談で聞かせていただきながら、最大12か月ぐらいを見て、猶予させていただこうということで考えております。 ○議長(梅本章一君)  「むらづくり推進課長」 ○むらづくり推進課長(岸田秀仁君)  自然の家にヒアリングをさせていただいたのは、私の事務局でございまして、持続化給付金についても、まだ申請中やということで、まだ、交付の日までは明確にはされてません、休業の分もそうですけども、まず、持続化給付金につきましては、法人格になりますので、一応200万円の申請しております。  それと、京都府のほうと、村が上乗せになるんですけども、京都府休業要請対象事業者支援給付金というのがございます。これにつきましては中小企業団体が一応20万円ということになってます。ここに一応承認されますと、村のほうも20万円上乗せしてということになりますので、これで今のとこは申請中ですので、全額交付ということになれば240万交付されるというふうな予定になっております。  それと、先ほど若干人数の宿泊のお話もありましたので、補足という形でお話させていただきたいんですけども、議員さんやはりおっしゃったように、冬場少ないんですけども、今回、コロナの関連で4月が特にね、緊急事態宣言出されたもんでゼロになってます。  前年の4月は議員さんおっしゃるように600人ほど来てますので、その分の打撃が大きいんですけども、取りあえず4月、5月の分については、この240万で何とかいきたいと、6月までも含めてなんですけどもということで、向こうの事業者からは一応話はされてまして、一応村からの支援とかいうふうなんはどうですかということは、今、この支援の府の補助とか出してますので、それでいきますということで、特別に今、指定管理しかしてませんので、指定管理の支払いしかしてませんので、今のところ補助してくれとか、この間もヒアリングしたんですけども、今のとこはそういうふうなことは、まだ聞いてないということで、御理解を頂きたいと思います。  以上です。 ○議長(梅本章一君)  「コ谷契次議員」 ○6番(コ谷契次君)  課長の言ってることは柔軟に対応しますということですねんけども、早く対応するんやったら対応してあげてくださいな。内規でも何でいいですから、規則ですから、議会の承認もなしにできるんでしたら、その辺、速やかにやっていただきたいなとこのように思います。何年か前にお茶のシーズンが終わらないと水道料金の全てが入らないのやというようなことを当時の課長さんから聞いたこともありますので、滞納のなるべく、ごめんなさい、滞納のないようにやはり事務を進めていただきたい。税金であれば調整もデモ機から消すことも可能は可能ですけども、水道料金は帳簿から消すことはできないものでございますもので、延滞金と同時に水道料金を確実にお支払いいたしますという村長宛ての文書なり、ひとつのもので、簡単なものでもいいですけども、そういったものをもらいながら、水道料金の滞納がないように、以前は5,000円、7,000円、1万円ぐらいの話が、今10万、20万の話になってるんじゃないかなと、私は思うんです。  先の昨年度決算で、知りませんけども、やはり野放図に放っておきますと、いつまでたっても残ってきますので、その辺柔軟に対応するんじゃなしに、積極的にこちら側から行動を打っていただいて、滞納の整備にしていただきたいなとこのように思います。  むらづくり推進課長のほうから、要請がないからということで、今では240万を予定しながら、運営するということをお聞きしました。要請がないのでしたら何でしょうけども、やはり言いましたように、今コロナの関係で災害時等についての避難場所等についても、大変難しい環境がなっておりまして、マニュアル化も進んでまいりました。  そういった中では、各部屋ごとに会議もできる、重要な候補地の第1位になれるものでございますから、やはり次の手を打っていただいて、そんなに大きな財源も要らないと思いますので、クーポン券やポイント券、やはり時代に即したような行動を村のほうから打っていかないと、新しいといいますか、近場の人が奈良県や三重県、京都は知ってはるか知らんけど。名古屋、愛知県の方は来られないと思いますので、このクーポン券買ったら2分の1でいけるんやなというような形で積極的に、事業展開ができますように、行政のほうから、働きかけていくのも、この時期、一番優先するのかなと思いますので、その点、今後の取組をお願いしたい、していきます。  それと、2番目、この支援金、第1次補正でもう乗っかってるはずなんです。次期作、これ見てもらう必要もないですけどもプレス用に農水省から出したパンフなんですけども、なぜこんなことを質問しましたかといいますと事業の流れとして、国から直接協議会へ流れるようになっております。協議会が生産者にお届けをするという金額になっておりまして、村のほうにはこういった情報がやはり届きにくいものであるかなと、このようなことを思いまして、事務局のほうへ紹介をさせていただいたものでございます。まだ、取りまとめをされてる、お茶の時期ですので、農家の方、企業者の方もおられますので、そんなに事務的な方は、今そんなことしてる猶予時間がないのかなと思いますが、とにかく村の負担金もゼロでありますし、個人さんの負担金もゼロとなっておりますので、こんな有利な支援金はありませんもんで、次の期待といいますと何でしょうけども、次の高収益の作物になりますように、村のほうで事務的にできるのなんて、村の職員の方しかできませんもんで、十分その辺を力を出していただきたいなと思います。
     今後ともアンテナは十分張っていただきたい、このように思います。  次に、3点目に入らさせていただきます。  賃借料を予定どおりいただいているということで安心して理解はさせていただきました。9月に分担金をもらう予定であると、今年の9月じゃないのかなと思いますが、その辺、差し支えがなかったら、どのぐらいの予定をしているのか、その辺をお願いしたいのと。  私が質問いたしましたのは、二、三年前ですけども、一日50トンから60トン水を使用するという業者の方針、業者と言うと聞こえ悪いですね、企業者のほうから話がありました。そういった中で、数量を確保するために村としては事業を進めてまいりますということでございました。記憶でございますが、設計費で約1,000万、工事費で約7,500万円ぐらいであったかなと思います。  これを全て簡易水道の会計で負担しておりまして、それは何、原資は何かといいますと、今の村民の方の簡易水道を取っておられる方の会計から支出しているわけでございます。私、その場にいたわけなんですけども、なぜ村のほうで100%、工事費、調査費含めて出すんやという話をしたんですけども、基本が本管も村で出すという答弁しかもらえませんでした。  私は反対をさせていただいたわけなんですけども、それでは予定した50トンの数量を毎日届けるという約束をしましたものですから、この使用した水量についても、やはり協力金としてもらう必要があるんじゃないかと、このように考えるわけでございます。私も西部のほうでいろいろ開発等もしておりましたし、開発については20年も30年も前から、京都から水道買って、その造成と同時に給水量入ってまいりますが、その間の分は全て町で負担しておりました。  町といいましても、開発予定者は決まっておりましたので、その開発者から負担金をもらっておりまして、年間、何億何億という数字をもらっておりました。いいますのは工事が、企業者が全て出しているならばそれは当然のごとくでありましょうが、使用料と同時にということも成り立つでしょうけれども、やはり工事費で約、工事費、設計費、調査費入れて、職員の方の人件費までは、入れることは必要ないかと思うんですけども、やはりこの約8,500万ですか、9,000万ですか、やはりもらうものはやはりもらうべきじゃないかとこのように思いますが、答弁がなかったので質問させていただきます。答弁がなかったので、再度質問します。 ○議長(梅本章一君)  「建設水道課長」 ○建設水道課長(岸田啓介君)  失礼します。9月の分担金の金額につきましては、事業者ですので、特別加入者ということになりまして、120万となっております。その分につきまして、9月をめどにお支払い見込みとなっております。  以上です。 ○議長(梅本章一君)  「村長 平沼和彦君」 ○村長(平沼和彦君)  使用料の件ですけども、一日50トン使われるということで、年間900万から1,000万の使用料があるということで、その当時お聞きになられたと思うんですけども、どうも今に至ってはですね、その数字は若干間違いがあったというふうなこと伺っております。一桁ちょっと違ったんじゃないかというふうなことを伺っております。  それと、あと協力金については、今のとこはそういったことと話はして契約等入ってないところでございます。企業の協力金というのは入ってないとこです。 ○議長(梅本章一君)  「コ谷契次議員」 ○6番(コ谷契次君)  新しい村長のほうで謝っていただきましたので、それはそれでよしとしますけども、私、菌床のシイタケの話が出たときに、すぐさま菌床のシイタケの工場へ見にいきました、2か所ほど、地元ありませんけども、地元は差し支えありますんで、よそ見に行きました。一日50トン、60トンも使うはずないでと、こういうのりのプラスチックの箱に入れるだけですんでね、一日に2トン、3トンで十分やぞと、50トンにしてでおいて、月1,500トン、そんなに使うのやったら小川の水を引いて、ポンプアップして、それで使用しますよと、飲料用水なんて、ペットボトルか、給水ポットで十分間に合うぞと言ったんですねんけども、職員の方は、いや50トンだ、60トン申入れがあるとおっしゃってたんですね。  ですから、それは間違いであってもそれ結構ですよ、結構ですって、間違い、結構とは言えへんな、誤りはあるもんですから。ですからね、50トン、60トンに類する使用料を協力金としてもらってくださいよ。何もおかもちされてないんでしたら、これがいいチャンスじゃないですか。そうしないとね、今、村長、上水道の基金、債務ですね、9月の決算で14億95万円でしたかね、14億の債務を抱えているわけなんです。それが1,200件の方が我々も含めて、村長も含めて払っているんですけども、払ってるっておかしいですね、お支払いさせていただいているわけなんです。  それでは、到底14億円を返すめどがついてないんですよ。さらには交付金の参入で簡易水道をされてるものに対しては、交付税、交付金の算定基準あるんですけども、それを上回る一般会計からのお金を入れて、やっと維持管理をしながら、簡易水道がとどまっているわけであるんです、あると思います。  ですから、相手が50トン、60トン使用すると言いましたものでしたら、それに乗ってしまったものもなんでしょうけども、十分な検証もせずに、されたことも何でしょうけど、やはりこれについての約1億円、返還ではないでしょうけども、やはり村の会計に入れてもらう努力をしてくださいよ。再度、その辺をお願いしたいと思います。 ○議長(梅本章一君)  「村長 平沼和彦君」 ○村長(平沼和彦君)  当時のこのトレードさんの契約に関しましては、京都府の誘致ということで、未来づくりセンターが中に入ってたというふうに伺っております。そこで担当者のほうがおっしゃられるように一日50トンとか、60トンを使用するということで、村のほうにお話あったと、使用料も900万、1,000万ほど年間あると、その水道の布設について約1億、おっしゃられたとおり1億ほどかけてですね、そういった水道料金で賄えるからいいじゃないかという判断があったように伺っております。  それで、それを水道料金ということがあるんですけども、今となってはそれは10分の1ということなんですけれども、40年間でしたか、借地料としましてですね、その当初かかった設備費、それから造成費の金額を借地の期間で、すみません、30年でしたか、30年、はい、で30年、それで20年ぐらいで大体改修していき、あと10年ぐらいはそっから利益というふうな計算をされているというふうに伺っておりますので、さほどそれについては心配要らないのかなというふうに思っております。  来月の7月初旬ですが、トレードさんとまた会うということになっておりますので、その席でもし何かお願いできるようなことがございましたらですね、ふるさと納税とか、そういった形でも御協力願えないかというようなことはちょっと言ってみようかなというふうに思います。 ○議長(梅本章一君)  「コ谷契次議員」 ○6番(コ谷契次君)  お願いじゃなしにやはり村が厳しいんですから、ですから、いうたら強くお願い、要請をしてくださいな、約1億円利用してるんですから、今お見せする必要もないんですけどもね、財政破綻しました夕張市の水道料金、人の名前ちょっと出すとあんまりよくはないんですけども、その水道料金よりも村のほうは高いんですよ。といいますのは一般料金は何百円かの差ですけども、向こうは軽減料金というのを使ってまして、子育ての方や65歳の方が、独居老人、そういう方がおられるときの2分の1ぐらいの計上になってるんです。そういうのを捉まえていきますと、やはり村が一番高額であるかなというふうに思うんです。  こういった会計であるにもかかわらず、そのまま放置しておくというのはやはり言い方悪いですけど、行政の怠慢につながってくることやとこのように思いますので、やはり水道料金1,500トンで月約22万円の収入になるんですね。年額で240万余りになりますので、せめて5割ぐらいほど負担するように要請をしていただきたい。  村長のほうで、もっともらいたいというんやったら、またそれ以上言っていただいてもいいかなと思いますけども、その辺はお願いしていきたい。直接に話をしていきたい、してもらいたい。  また、うちのほうも未給水地域ございますね、その未給水地域の方に今後整備をするに当たってはやはり何がしの分担金、負担金をもらう必要がやはりあるんじゃないかなとこのように思っております、私自身は。  ですから、企業者、大企業者の方を放置のままに何十年か住み慣れた、住みついておられた方に分担金をもらいにいくのはどうかなと、私は心情的にも思いますので、この企業者から徴収していただきたい。  以上で、質問を終わらせていただきます。 ○議長(梅本章一君)  コ谷契次議員の一般質問は終わりました。     ――――――――――――――――――――――――――――――――――――- ○議長(梅本章一君)  ただいまから、暫時休憩。1時から会議を再開します。                (休憩12:00〜12:59) ○議長(梅本章一君)  それでは、休憩前に引き続き会議を再開します。     ――――――――――――――――――――――――――――――――――――- ○議長(梅本章一君)  「奥森由治議員」 ○9番(奥森由治君)  議長のお許しを得ましたので、通告書に基づいて3点質問をいたします。  まず、1点、地域活性化についてであります。  「道の駅ホテル」の竣工も半年近くとなりました。この竣工も受け、村に来訪される皆さんに対する観光戦略推進の現状はどうなっているのかお伺いをいたします。  2つ目には、交通弱者対策についてであります。  デマンド交通等実証実験の結果と、それを受けて今後の運行、運営についてお伺いをします。  ただし、6月1日のニュースで8月31日まで実証実験が延長されると聞いておりますが、現在の状況でお伺いをいたします。  最後に、高齢者福祉施策についてであります。  施設整備に向け、村長は社協を含め、民間業者と交渉をしていると先の定例会で答弁をされていますが、その後の経過はどうなっているのかお伺いをいたします。  以上です。 ○議長(梅本章一君)  奥森由治議員の発言の制限時間は、13時45分までです。  答弁を求めます。  「村長 平沼和彦君」 ○村長(平沼和彦君)  奥森議員様から出されました3つの御質問について、お答えいたします。  まず、道の駅などに来訪された多数の観光客をいかに村内の各地域へ誘導し滞在させ、観光消費を上げていくかが目下の課題となっている中、今年度は、観光振興計画の策定を進めながら、観光コンテンツの商品化に向けて働きかけていく予定ですが、特に来年の春、道の駅ホテルオープンまでに、各種コンテンツをつなぎ、村での滞在プランとして提案できるよう準備を進めてまいります。  さらに、観光ガイドの育成事業も実施し、ガイド付き滞在プランの販売を目指し取り組みます。  観光コンテンツ作りについては、観光イベントや情報発信、観光商品開発に取り組む団体に加え、観光資源の調査、発掘に取り組む団体への支援として、観光振興事業補助金制度の申請受け付けを7月から開始します。  その他、農業や物作り等様々な体験観光のニーズに対応するため、総合戦略中の施策でもあります農泊基盤強化の取組の一つとして、今年度JA全農本部が、村内において進めることとされている農泊事業について、村も協力して推進し、多様な滞在メニューの提案に向けて総合的に進めることとしています。  次に、交通弱者対策についての御質問にお答えいたします。  2月の後半より進めてまいりました実証実験ですが、結果としましては、やまなみ交通の村内移動サービスで79人の利用、村外サービスで43人の利用、合計で122人の利用となっており、運行日一日当たりの利用者は3.6人の利用となっております。また、月ヶ瀬ニュータウン線の利用者は76人で、運行日一日当たりの利用者は4.2人となっております。MaaSのアプリ利用による予約は10件となっており、予約センター等への電話予約による利用が大半でございました。  一方で、実証実験のタイミングでコロナウイルス感染症等により利用が減り、さらには4月20日以降に実験を一旦休止したことから利用者の声を十分に聴くことができなかった部分もございます。利用者の皆様からのアンケートやお電話による御意見も頂戴しておりますが、村としましては、実証実験を6月8日から8月31日までの再開、延長し、その内容も、やまなみ交通の運行日を、月・水・金曜日から、全ての平日の運行にし、当日予約も受け付けることとしました。また、月ヶ瀬ニュータウン線においても土曜日の午前中便を増便するなど充実させるなど、少しでも、いただいたお声に対応できるよう、さらなる実証結果の収集に努めているところでございます。  今後の展開としましては、あくまで村内公共交通の充実とコミュニティバスの代替ということで考えています。乗車率が低いと厳しい御意見を頂戴していたバス交通から、利用者1人ずつ対応できるような新しい交通移動の形として、交通弱者へ寄り添える交通へと、行政だけでなく地域の各種団体と協力しながら運営し展開していきたいと考えております。  次に、高齢者福祉施設についてでございますが、施設整備に向け社会福祉協議会を含め、民間事業との交渉、その後の経過についての御質問ですが、先の質問で答弁させていただきましたとおり、既存施設を活用した改修整備により、民間事業者を誘致する方法などを模索してまいりましたが、既存施設の老朽化や施設整備基準に合わせるために必要な改修に多額の費用が必要となることなどから、既存施設を利用した施設整備は断念いたしました。  現状の利用者ニーズやサービス提供事業者の運営形態等を踏まえ、社協の現在サービスと民間事業者との競合を避け、事業者の共倒れ等を防ぐ観点などを考慮し、これまでのサービス提供の維持しながら、新たなサービスを提供するため、提供事業者としての南山城村社会福祉協議会に1つにまとめ、在宅サービス選択系事業と在宅セットサービス系の2つのサービス提供を行うことで、利用者の様態に合わせて選択いただくことが現実的であるとの考えから、有力視し、検討を進めてきました。  同時に、南山城村社会福祉協議会においても小規模多機能型居宅介護事業の展開の可能性について、再検討を依頼してきたところですが、先ほど申し上げましたとおり、利用者の十分なニーズがないと判断されること、運営に必要な人材確保を行い運営することは困難であるなどの理由により判断され、サービス提供の事業化は考えていないとの回答をいただき不調となっております。  今後は、現在準備を進めております第8期介護保険事業計画の策定委員会でそうした問題も含めて提起させていただきながら、民間事業者の招致も含め、求められているサービスが本当に必要なのか、また提供が可能なものか、計画策定委員会等でも問題を提起し、検討を進めていただきたいと考えております。  議員の皆様方を初め、住民の皆様と一緒になって、南山城村が将来的に必要とするサービスをどのように提供していくか、お知恵を拝借しながら最終的な結論を出していきたいと考えています。  以上です。 ○議長(梅本章一君)  「奥森由治議員」 ○9番(奥森由治君)  先に地域活性化観光戦略の推進について再質問させていただきます。  特に、村長の公約の中にありました観光事業の創出ですね、体験観光をやるんやということで、私もぜひともやっていただきたいというふうに思うんですけども、今の段階で村長として、いうたら体験ですんでね、うちの村で体験できるこというたら農業関係が一番体験のシイタケも入れたら、なるのかな、農林関係が主になると思うんですけども、村長の目指す体験農業というのは、体験、観光というのはどういうものかお聞かせをいただけますか。 ○議長(梅本章一君)  「村長 平沼和彦君」 ○村長(平沼和彦君)  そういった農体験とですね、それから工房、あと例年による体験、そしてアウトドアなどの体験、そういった幅広い体験を考えております。 ○議長(梅本章一君)  「奥森由治議員」 ○9番(奥森由治君)  もう少し具体的に、農体験やったら例で言いますと、茶やったら茶摘みするんやとか、茶もむんやとか、シイタケやったら植菌するとか、何かそういうものしか私らは思い浮かばないんですけども、村長としてどういうお考えか、再度お聞きします。 ○議長(梅本章一君)  「村長 平沼和彦君」 ○村長(平沼和彦君)  農業全般に関わるような体験と考えております。今おっしゃられたような茶摘みもそうですし、手もみの体験も自然の家なんかでやっておりますし、もちろん田植とか、稲刈りとか、そういったほうにもやっていけたらと。また、観光農園ということもありますし、農泊ということで、そちらで宿泊していただいた農家の方にも、そういったちょっとしたもぎ取り、野菜のもぎ取りとか、大根なんか引き抜くとか、そういったことも体験ということになろうかと思います。  また、アウトドアということで、乗馬ということも考えていることも考えてる方もいはるし、もちろんカヌーとか、そういったアウトドアスポーツですね、サイクリングとかモトクロスもそうですし、いろんなこの村活用できるようなそういったアウトドアのスポーツ、体験とスポーツ、それと陶芸とか、また参加してもらってます柿渋を使った工芸品とか、染物とか、今のとこは商工会としては8つの事業所が参加していただいてますけども、広く、村内広くですね、そういった受入れをお願いしたいというふうに考えております。 ○議長(梅本章一君)  「奥森由治議員」
    ○9番(奥森由治君)  今の陶芸も、陶芸家もおられますし、アトリエもあります。特に、今村長の中で観光農園って答弁がございましたけども、これはどういうイメージを持っておられるのか、アウトドアですね、オートキャンプ場みたいなことを考えておられるのか、この辺、再度お聞きをします。 ○議長(梅本章一君)  「村長 平沼和彦君」 ○村長(平沼和彦君)  貸し農園とか、またそれを貸し農園をしてですね、一度は来れますけど、毎日しょっちゅう来れないという方には、またウェブで作柄状況を中継するとか、そういったことも考えておりますし、どこまでできるかということはなかなかすぐにということはないですけども、構想としてはいろんな構想をしております。  あと、その事業者、これから着実にですね、一つ一つそういったことを実行している方々と詰めていきたいというふうに思っております。 ○議長(梅本章一君)  「奥森由治議員」 ○9番(奥森由治君)  しつこいようですけども、貸し農園、農地、空いた農地が確かに遊休農地はありますね、これを貸し農園として、確か田山で1か所、農業委員会中心にやっておられる現状はよく御存じやと思うんですけども、あのような状態ですわね。実際、どの場所で、いうたら道の駅のそばの殿田と言われるとこありますね、あの辺で人目につく広いとこで貸し農園をするのか、場所指定して言うたら、田山の上出の奥で貸し農園するのか、全然違いますよね。  その辺のことを村長のプランの中にはあるんですけど、現実的にもう少し殿田のとこで貸し農園するのか、道の駅のお客さんも引き込んだ、ホテルのお客さんも入れたような体験農業なのか、いうたら芋掘りするのか、しようと思えば殿田の田んぼの辺もできるんですけども、もう少し具体的にお聞きします。 ○議長(梅本章一君)  「村長 平沼和彦君」 ○村長(平沼和彦君)  おっしゃるとおりの構想を持っております。場所ですけども、これは言うとまたそうやないかというふうに後でまた突っ込まれると困ることなんですけども、やはり道の駅に来たお客さんをですね、こういったことありますよということを誘導したいなということは考えております。そうしますと、近くのほうがいいですねということになるんですけども、特定の数、頭に入られてるかも分かりませんが、まだまだアイデアとしては職員の中からもいろいろいただいてますので、そういった中で実現できたらいいかなというふうに考えております。 ○議長(梅本章一君)  「奥森由治議員」 ○9番(奥森由治君)  場所を限定するというのは問題あるかも分かりませんけども、ぜひともよその道の駅でも体験できるようなとこは私も何か所か視察をしたけども、まさしく近くでやってるわけですよね。道の駅へ来て芋掘りができるのか、花摘みができるのかというものもできる、やっぱりあの辺をメインとして当然考えるべきやろうというふうに思いますし、ましてホテルへ来るお客さんが今、こんな状態ですから、先は分かりませんよ、コロナの状態で外国人が来られるのか、まさか日本の方がうちの村の殿田のあっこへ来て泊まれるということはないと思うんです。  それを泊めたお客さんを当然明くる日、体験につなぐのかということが重要であって、多分そういうコンセプトで道の駅ホテルというのはできてるというふうに思うんです。ぜひともこの辺を早く立ち上げてですね、やっぱりホテル側にもお示しをして、つないでいくべきやというふうに考えます。  それと、ホテルは病院部門がないですね、御飯食べるとこがないと、ということは道の駅とつながないかんわけですよね。誰が考えたかって食事は道の駅でしていただいたらええという問題になります。しかし、5時か6時に終わってる時間帯と、6時から夕食するのとは合わないですね、この辺の交渉というんですか、道の駅も含めたホテル誘致、ホテル建設と、この辺のお話合いというのはどの辺まで進んでいるんかお伺いをします。 ○議長(梅本章一君)  「村長 平沼和彦君」 ○村長(平沼和彦君)  積水さんとこの役場の会議室でそういったことはスライドを使って、こういうサービスがありますいうことは話させていただきました。そのコンセプトは今後経営されるマリオットさんとよく似てますと、大いにこういったことを取り入れていきたいですねということで、話させていただいております。  積水さんとはそれっきりですけども、今、村のほうといろいろ交渉してます事業所さんの1つとしては、JTBさん、JTBさんとそういった観光のことを今、コンテンツを詰めておりますし、もう一つ、先ほどもお話させていただきましたが、JA全農さんの中で百戦錬磨さんという方も村に来ていただいてます。  コロナがはやっているということで、移動できないということでですね、オンラインの会議なんかをさせていただいてしているんですけど、近々また村のほうに見えますので、どういった資源があるかということを、どういったサービスができるかというようなことを、特に食の部分は今、特に、百戦錬磨さんのほうがそこが中心になって考えてくれてますので、その辺をつなげていきたいというふうに思っております。 ○議長(梅本章一君)  「奥森由治議員」 ○9番(奥森由治君)  村長も考え方、私も同じだと思いますんで、積極的に取り組んでいただきたいということを指摘をしておきまして、2つ目の交通弱者対策ですね、これについてお伺いをいたします。  まず、前にもお伺いをしたように思うんですけども、総合戦略の進捗状況30年9月の状況の中でも、御用聞き、道の駅のタブレット端末はもうやめますというふうにお伺いをしたように思うんですけども、再度確認をいたします。 ○議長(梅本章一君)  「村長 平沼和彦君」 ○村長(平沼和彦君)  そのことについては、ちょっと承知しておりません、詳しくは承知しておりません。30年のことはちょっと知りません。 ○議長(梅本章一君)  「奥森由治議員」 ○9番(奥森由治君)  30年のやなしに、その時点では村長そうおっしゃるけど、村長、委員で入っておられるんです。指摘をしておきますわ、突っ込みませんけどね、その総合戦略の委員さんでおられる商工会長としてね、参画をされております。  担当課長にお聞きをしますけども、もうタブレット買物弱者対策ですね、としてのこの御用聞きAIですか、この辺のとこはどういう現状なのか、お聞きをします。 ○議長(梅本章一君)  「むらづくり推進課長」 ○むらづくり推進課長(岸田秀仁君)  これは前の議会でも、従前からもお話させてもらってますけども、一応、買物弱者対策のタブレットは、その当時の首長の判断で30年度で、31年、一応終わるということの判断されてそこで止まっております。 ○議長(梅本章一君)  「奥森由治議員」 ○9番(奥森由治君)  それでは、もうないと、この御用聞きのAIはやめますよと、初め華やかなタブレットで注文したら配達してくれるねんという話はもうやめたということでいいですね。  それで、今交通弱者対策として、今、まさに実証実験もやられておられます。この中の村交通ニュースですか、第3号にも書いてあります。特に、問題になるのが、村外ですね、法的にはいけるんか、いけないんか、まず法的に有償輸送として業として、上野、村外、上野まで、行くことができるのか、できないのかお聞きをします。 ○議長(梅本章一君)  「村長 平沼和彦君」 ○村長(平沼和彦君)  今のところ村外が木津方面だけになっております。伊賀方面は今のところは行けないということになっております。 ○議長(梅本章一君)  「奥森由治議員」 ○9番(奥森由治君)  それは、なぜ行けないのかお聞きをします。 ○議長(梅本章一君)  「村長 平沼和彦君」 ○村長(平沼和彦君)  法律的なことと、おっしゃいましたので、そこに有償運転する事業者がおられますと、そこの業務のほうに差し障りがあると、妨害というふうな格好になろうかと思うんですけども、ですから、こちらのタクシーを使っては片道だけ、木津方面だけということに今のとこはなっております。よろしいでしょうか。 ○議長(梅本章一君)  「奥森由治議員」 ○9番(奥森由治君)  この村タクのイメージでよくある御質問の中で、加茂、前のときにも質問したら、送りだけですかということで御質問をしたら、帰りは公共交通、電車乗って帰ってくださいよというのがまさしく改善をされて、大河原駅か月ヶ瀬口まで駅着いたら、家まで送りますよというとこまで考えていただいたというふうに思うんです。これは、大変よかったというふうに思うんですけども、この中でも5番目にある伊賀市、笠置町に行きたいと、村長も御存じのようにうちの経済原、上野の場所にもよりますけども、大河原やったら15分か20分もあれば市内のね、スーパー固まっているあの辺へは行けるんですね、加茂でも20分ほどあったら行くんですけども、ぜひとも交通弱者、村の中で買物できるいったらそらありますよ、魚屋さんも2軒あるのかな、道の駅の弁当もありますけども、そうじゃなくして通院あります、介護保険、御存じのように介護保険適用者は通院のみオーケーですわね、買物はできないですこれね。  そういうことからすると、その業界、青ナンバー、いわゆる青ナンバー業界ですね、これとのバッティング、調整が要るだというふうに思うんですけども、調整を行っていきますと、ここに書いていただいているんですけども、この辺はどう交渉していくのかお伺いをいたします。 ○議長(梅本章一君)  「村長 平沼和彦君」 ○村長(平沼和彦君)  次のステップとしては、そういう方向にですね、やはりニーズは高まっておりますので、検討していきたいと思っております。  帰りについてはですね、伊賀市のほうでもこういった民間の団体がございまして、NPOとか、そういった社団法人とかございまして、そちらのほうでもこういった交通を取り組まれておりましてですね、そちらもおんなじように片道しか行けないと。言われましたように自立圏ですので、帰りはそういった団体と提携してこっちに来てもらえないか、こっちはそっち送るけども、また来られた方はうちのほうで送ろう、そういった交渉は今しております。  でも、まだなかなかそこで決まるというとこまでいってないんですけども、次のステップとしては、そういった方向でですね、もう少し充実させた交通になれば皆さんの利用が良くなっているのかなというふうに思っておりますので、最終目的としてはそういったところを捉えていきたいというふうに思っております。 ○議長(梅本章一君)  「奥森由治議員」 ○9番(奥森由治君)  過日、伊賀市の議長と副議長がお見えになって、お話をする機会が、御挨拶でお見えになってお話をしとったんです。まさしく定住自立圏、伊賀市でも、山菅が伊賀市ですから、今山のあの坂上ったとこが伊賀市なんでね、当然、伊賀市まで、山菅まで走ってるって言ってはりましたわ。それやったら、最低道の駅ぐらいまで回ったら可能じゃないかと、議員さんの話なんでね、行政の話じゃないんで、議員同士の話なんですけども、それこそ定住自立圏ですね、今、赤いパンフレットを配って、車の上へ事故のないように、いたずらされんようにって、まさしくあれなんで、ぜひともそういう方向でね、買物弱者対策として、いうたら、一人ずつ注文を受けて、1回、Aさん上野のスーパーまでって1回行ってるんじゃなしに、最低でも大きなバス、もう1つバス空いていますね、ここのコミバス、どう対応するのか知らんけど、せめてあれが空いてくるんやんたら地域限定をして、高尾の社協さんが実際やっておられる。上野の月に一遍か、2回か知りませんけども、そこまでやっておられると。  そやから、個人個人のね、注文で走ってたら大変ですけども、最低でも地域を限定してでもね、集まって送り迎えするようなね、そういう方策もぜひとも検討していただきたいと思うんですけども、どうですか。 ○議長(梅本章一君)  「村長 平沼和彦君」 ○村長(平沼和彦君)  あらゆる可能性を探ってみたいと思います。やはり便利にならなければなにもならないと思いますので、使い勝手のいい交通手段を考えてまいります。 ○議長(梅本章一君)  「奥森由治議員」 ○9番(奥森由治君)  はい、強く要望しておきます。  次に、高齢者福祉施設であります。もう先の2人、先に一般質問されておりますんで、あえて聞きませんけども、先に村長は民間業者と社協も含めて、民間業者と交渉してますと、私の質問に答弁されてるので、民間業者さんとの話はどうなったのか、お聞きをします。 ○議長(梅本章一君)  「村長 平沼和彦君」 ○村長(平沼和彦君)  具体的に来るという希望を持ってる業者さんとは交渉はいたしておりません。そういうこちらで小規模多機能を経営してもいいと、気持ちあるという業者さんはいます。その人とは具体的な話はまだしてないです。以前民間業者というのは言いましたところの民間業者さんとは実際にはしてますし、小規模多機能をするという業者さんとは、交渉の段階ではないです。希望あるということを聞いてるだけで、そことは話はまだしてないです。そのグループ、そういったとこのグループの業者とは話したことあります。そこは来るということは聞いてないです。 ○議長(梅本章一君)  「奥森由治議員」 ○9番(奥森由治君)  分かりにくかったです。希望がある業者さんとは話してないと、小規模多機能、もうからへんのちゃいますかっていうたら、いやいやもうかるっていう業者もありますよって、村長答弁されたん覚えてはりますね。その希望業者と話してないというのはそれどういうことなんですか。 ○議長(梅本章一君)  「村長 平沼和彦君」 ○村長(平沼和彦君)  そういう希望の持ってる業者さんはいるということは承知しておりますよ。ただ、小規模多機能を経営するときに問題なるのが、社協さんとのあつ礫が出てくるということで、まずは社協さんがそういうことできないかと、優先的にまずは社協さんと交渉を続けてきたわけなんです、はい。
    ○議長(梅本章一君)  「奥森由治議員」 ○9番(奥森由治君)  分かりました。大体分かってきました。その業者さん当然、社協さん差し置いて小規模多機能やって、そのAっていう業者さんが希望される、デイサービスもっていうとこなったら、当然バッティングしてきますわね、これ社協さんとの問題が起こりますわね。そやけど、今の村長の答弁聞きはって書いてんけども、社協さんはやれないと言うたん違うのかな。再度そこは確認しますけども、何かニーズの問題、社協さんに聞いたらニーズがないし、それだけやるだけの人材確保が出来ひんから、社協さんは断念するというんか、小規模多機能事業、今の事業を拡大ですね、この部分は社協さんとしてはやれないというふうな協議をされたというふうに答弁されたんですけども、再度お聞きをします。 ○議長(梅本章一君)  「村長 平沼和彦君」 ○村長(平沼和彦君)  3回やった、最終的にはそういったことを書面でいただきました。 ○議長(梅本章一君)  「奥森由治議員」 ○9番(奥森由治君)  ニーズがないし、人材確保できないから、社協としてはこれ以上事業拡大はできないということなんですね、これを問題解決していこうと思ったら、社協さんが村の唯一の、唯一の事業者ですわね。お世話になってる社協さんが唯一事業者として、社協さんがやれる状態、社協さんがやれる状態の事業しかできないのか、もう社協さん切って、新たに希望されてる方と話しするのか、そら詰めていかな分かりませんけども、社協さん文書で返事してるということはやらないということですわね。そんなんやったら、新たな業者を誘致するっていうことになると思うんですけど、しつこいようですけど、再度お聞きします。 ○議長(梅本章一君)  「村長 平沼和彦君」 ○村長(平沼和彦君)  問題はそこです。社協さんともどういった形でできるかということも話もさせていただきました。今現在残っているのは、第8次ですか、この7期のやつです。そこではお泊まりデイサービスということで、そんな話は残っているんです。現実にそれについても協議をしましたし、前にケイコウされてます図面も拝見もしましたし、いろいろ検討もしました。場所は今、福祉センターですか、福祉センターの中でということで2か所ありますですね。ところが一人当たりの専有面積というのは非常に狭いと、そこでは窮屈過ぎるので、ちょっと不向きということをおっしゃられましたし、もう1か所、ホールの外にも継続されてましたけどもそれについても適切じゃないということで、その案も消えております。  でも、できるならばそういった近くでですね、お泊まりデイサービスというほうになったらやれるか分からんということも頂いております。1つ可能性が残ってますのは、お泊まりデイサービスのそこの部分というのは、社協さんは考えてもええというようなことはいただいてますけども、小規模多機能でするということについては、運営する意思はないと。  そこで、社協さんとも話しましたが、そうなってどうしても村民の皆さんの要求がそこに小規模多機能どうしても欲しいというのが、それが要望が強ければですね、最終的には民間の業者に来てもらうということも選択としてはあります。  でも、その場合は先ほども言いましたように競合しますので、どちらも併存できないということになてきますので、いろんなまだまだ問題は出てきます。そしたら、社協さんの在り方を今度はどうするかというようなことも次から次、どんどんどんどんいろんなことを考えていかなければ解決することはできませんので、そこは思いの強い人が集まっていただいて、策定委員会のそこでですね、意見ぶつけてもらって、今現在の状況、それで、ニーズはどうかと、実際に誰がどのように運営できるのかということは、やっぱりもっともっと詰めていかないと、結論はなかなか出にくい。でも、この2月までにですね、その方向性は出していきたいというふうには思っております。 ○議長(梅本章一君)  「奥森由治議員」 ○9番(奥森由治君)  第8次の事業計画の中で、3年前に遡って、それまではずっと福祉施設を整備すると、検討するという言葉でずっときたんですわね。3年前のときに初めてそこ断念して、その言葉やめて、お泊まりデイということで諮問されて、答申されているんですね、オーケーで、その方向で来て、それでお泊まりデイでどうも落ち着いたんやろと、社協さんがやれる範囲が、多分交渉もされたんと思うんですけども、その落ち着き先がお泊まりデイやったんじゃないかというふうに想像するんですけども、ここへきて、また3年かけてですね、事業計画見直して、3年先に小規模多機能なのか、何か知らん、もう3年先になりますよね、事業計画も立てないかん、補助金ももらうということになると、事業計画に乗ってないきませんのでね、村長御存じと思うんですけども、事業計画に乗ってないもんが補助の対象にもなりませんし、そうなると、3年先になるわけですわな。今すぐ方向転換するというのもね、できませんし、そんなんやったら、お泊まりデイ確かに緊急避難的に急にね、お一人でお住まいの方でデイ来ておられて、気分悪うて、泊まって帰るわぐらいの話のとこはできるんですけども、これ介護保険じゃないんですね。単費ですわね。これ一人1万円かかったとしたら、スタッフも入れて1万円かかったとしたら、利用料として1,000円しかもらわれへん。9,000円、複雑かも分かりませんけど、単純に言うたら、9,000円誰か負担せないかんですね。誰負担するねんいうたら、当然村が負担するわけですわね。社協さん負担してやれるはずがないですわね。  そやから介護保険があって、やれてる部分がありますけども、単独事業で村が社協さんにお願いするっていうことになったら、その財政的な問題というのが非常に大きくなってくると思うんです。もしも、社協さんと話合いがついて、小規模多機能で社協さんがやるとしても、これ村が助成するという一筆入れんことにはできないですわね。社協さんで丸抱えでできるということは到底考えられないですわね。  先、午前中から問題になってた財政厳しい厳しいと言うてる中で、高齢者のここがまた大きくウエート占めるんですけども、その辺も含めて皆さんの知恵出して検討する検討するっておっしゃるねんけども、村長として、どうお考えなのかお聞きをいたします。 ○議長(梅本章一君)  「村長 平沼和彦君」 ○村長(平沼和彦君)  3年前にまた後戻りというお言葉ですけども、そのまま止まってますね、時間が、それから後、また高齢者福祉施設というのは、上仲養豚場の跡地という、それもまだ残ったままです。ですから、そのままずっと時間止まってます。私だってちょうど1年になりますけども、一番それの解決をね、何らかの御意見を見つけてそうしないと、やっぱり待ったなしの問題になってきてるんじゃないかということで、じゃ何がいいのかということでですね、私は私で小規模多機能が一番いいやないかというのは持ってますよ。前の総務厚生委員会の方とも話して、村にはそんなに大きなものはちょっとできないんだと実際現実問題として。  ですから、そのぐらいの小規模な施設がいいんじゃないかというふうなところは思ってます。でも、実際の運営となってきたときにその問題が出てきました。社協さんもですね、月金で土曜日までしますけども、365日、24時間というはできないと、絶対物理的にもこれはもうできないと、確かにそれはおっしゃるとおりかと思います。  ですが、そこの人の確保もできない、それからもう一つは保険料のことも、負担金のこともありますけども、その2つというのはやっぱりハードルが高い、それは委員会の中でも私も随分、それは話させていただいております。だから、その2つのハードルを越えないことにはできないですよということは知ってます。  ですが、そこのところはどこまで村民の我々、みんなですね、どこまでそこは我慢できるのかと、どこまで、いいことばっかりじゃなしに、それぞれがじゃこの辺まで自分は我慢していこうというようなとこで御意見、見つけないとまた次の3年間おっしゃるとおりこのまま続くかというふうに思います。  ですから、自分の任期中にですね、何とか結論出していかないとということは思っているんです。それは次の策定委員会のとこでですね、本当に・・・発進していただいて、何とかの御意見を見出していただきたいというのが本音でございます。 ○議長(梅本章一君)  「奥森由治議員」 ○9番(奥森由治君)  大変苦慮されているというのは、良く分かるんですけど、実態も私も少しは分かるほうなんで、良く良く分かるんですけども、そやけど、それだけでは解決になりませんのでね、誰かが折れるのか、社協さんもうやめて民間事業者でも、何もかももう全部やりますと、社協さんは従来の社協さんなって、社協本来の事業をやって、デイから訪問からずっとやってるやつはもう事業者で、全てもうやりますと、事業者へ移行するみたいなね、形をとるのか、社協さんに無理聞いてもらうんで、多分文書で返事来とんやから、無理は聞いてもらえないですわね。  民間業者の方に今の現状では頼るしかないわけですわね。というふうに思うんですけども、もうおんなじ議論、結論には至りませんので、もうそやから次期の策定委員会っていうと3年も先になりますんでね。その辺は重々肝に銘じてね、村長公約の第一やというふうに福祉施設やりますと、一番初め学校潰してやります。学校統合してやりますから始まって、レイクへ行って現状見たら、これちょっと難しいなっていうたら、結局今みたいな状態になっちゃってるんですけども、ぜひとも高齢者福祉、福祉の充実のためにですね、いい知恵絞って頑張っていただくよう要望いたしまして、質問を終わります。 ○議長(梅本章一君)  奥森由治議員の一般質問は終わりました。  続いて、1番議員頭鬼久雄議員の一般質問を許します。  「頭鬼久雄議員」 ○1番(頭鬼久雄君)  1番議員の頭鬼久雄でございます。議長の許可をいただきましたので、通告書に基づき新型コロナウイルス対策、これ1本について質問をいたします。  新型コロナウイルスの全世界への拡散により人や物の移動が制限され、経済活動が大幅に縮小いたしました。  我が村の基幹作物である茶業においても、今まで全国にあふれていたインバウンドによる好景気が失われ商社の先行き不安によるであろう新茶の買い控えが起こっています。茶市場における取引にも今までにない弱含みとなっており、この流れは、刈直し、二番茶、秋茶へと続くものと思われます。  一昨年は春先の寒乾害、昨年は遅霜、この2年おいては、村のほうからの温かい御支援をいただきました。そして今年も3年連続の被害でございます。  国からコロナ対策支援金が出るとのことです。ゼロ金利の融資もあるように聞いております。しかし、今回の減収は過去には到底考えられないひどいものです。村として力強い支援が必要と考えますが、いかがでしょうか。考えをお聞かせてください。ありがとうございます。 ○議長(梅本章一君)  頭鬼久雄議員の発言の制限時間は、14時28分までです。  答弁を求めます。  「村長 平沼和彦君」 ○村長(平沼和彦君)  頭鬼議員の新型コロナウイルス対策における茶業支援についてお答えいたします。  新型コロナウイルス感染症による茶業への影響は、今後の茶業の存続が危ぶまれる非常事態であると認識しております。村としての支援も必要不可欠と考えております。  国のほうから茶業者が対象となる給付金及び補助金は幾つかございますが、その中でも「持続化給付金」と、先のコ谷議員の質問でもございました「高収益作物次期作支援交付金」が代表的なものがあります。  村といたしましても基幹産業である茶業を今後も継続させるべく、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の第二次交付の際に支援策を検討していきます。  今後も茶業者との意見交換を交えながら最適な支援策を模索していき、持続可能な茶業経営の支援を実施したいと考えます。  以上でございます。 ○議長(梅本章一君)  「頭鬼久雄議員」 ○1番(頭鬼久雄君)  力強い御支援のお言葉ありがとうございます。  昨日の新聞報道でございますけれども、和束町の茶業会に対して、今日から一戸当たり10万円の支援金が出ると発表されました。苦しい財政の中ではございますけれども、村のほうでは何かお考えでしょうか。 ○議長(梅本章一君)  「村長 平沼和彦君」 ○村長(平沼和彦君)  影響を受けた支援につきましては、いろいろと考えておりますが、まず、状況をですね、茶協、茶対協の会長さんが近々見えてですね、近況の報告を私のほうに伝えてくれるということで、そのときにですね、どういった支援の方法がいいかというふうなことを協議したいと考えております。例えば前に若干ありました肥料の補助とか、農薬の補助とか、また今のような和束町のような各戸に対する補助がいいのか、有効なですね、策は何かというふうなことをその場で協議したいと思っております。  もう1つ、個人、法人、規模もいろいろありますので、そこを一律なのか、そういったところが変化つけるのかということも踏まえてですね、有効な手段、手当を考えたいと思っております。 ○議長(梅本章一君)  「頭鬼久雄議員」 ○1番(頭鬼久雄君)  財政が苦しい中でのことですんでね、こっちもそんな無理なことは言えませんけども、ただ、今、お茶が安いという状態の中で、これまでにやってきた春から今までやってきた肥料の代とか、それから消毒の代金とか、そういうのがちょうど農協が、農協がって言い方具合悪いですけども、支払いしないかんとこなんです。だから、一番、今が苦しいんで、また、早めに何とか、お願いしたいと思います。  同時に続けて産業観光課長、お聞きします。  先ほど、コ谷議員の質問にもありましたように5月21日に土木経済常任委員会開催していただきまして、その中で農協のほうからの話として、今、質問にも申しましたけども、ゼロ金利の融資が行われるということです。金額はこれほんまか分かりませんけども5,000万、3年以内に返せと、その中でも意見が出てましたんですけども、今借りて1年先に返すというのは一番苦しい1年間をこれを何とかしたいために借りるわけやから、据置き期間は何とかしてもらえへんかと、その中でほかの議員さんの、委員さんの中にも話しいただいたんですけども、金利ぐらいやったら何とか村でできひんやろかという話でございました。  その後、どうなってきたかということ質問させていただきます。 ○議長(梅本章一君)  「産業観光課長」 ○産業観光課長(末廣昇哉君)  農協さんのほうの共済ですかね、融資の土木経済委員会のお話で、確かに支店長のほうから説明がございました。その中の事業の中で、今言われたように1年先までという、今の据置き期間、これについて、支店長のほうもこういう縛りがあるので、何とか考えていきたいなというお話はありましたが、こちらについては農協さんの中の施策の一つでございますので、そちらについて、今は何かを検討しているかといったことはございません。  ただ、今、村長がお話された中で、村としてもどういうことができるのか、先ほど和束町の一戸当たり10万円給付金というお話もございましたが、村としても地方創生臨時交付金を活用しながら、何か手だてができないか、一戸当たり10万円というのは均等ですけども、和束町はやらはるところは、そういったあたりも精査しながら、次のときに何か対策を具体的にお話したいと思います。  今、茶対協さんとも、今後この給付金制度につきまして、御説明をさせていただきたいと思ってますし、また、高収益作物次期作支援交付金、今、コ谷議員のほうからも質問いただきましたけども、これについても茶対協さんと今後どうしていって、いけばいかに交付金をいただけるか、そういうあたりを進めてまいりたいということで、ちょっと近々会議を設ける予定でございますので、もうしばらく御理解お願いいたしたいと思います。 ○議長(梅本章一君)  「頭鬼久雄議員」 ○1番(頭鬼久雄君)  はい、分かりました。この本日まさに参議院通過するであろう地方創生臨時交付金2兆円やそうです。それの使い道のこの冊子見てたんですけども、この収入減に対する補填というか、そういうのはないというたらおかしいけど、余りないみたいな感じする。取り方かも分からんですけども、これから、今冷え込んだ経済はどうしていこかというための投資金額みたいな感じで見てました。  ただ、その中にね、金利やら補償料のこの金融面での支援というのがありまして、利子補給や補償料、これには金使えるでということを書いてます。1年間ぐらいの金利やったら、これ使こてもろたらいけるんやないかなと、私あんまり知らないですけども思ったりしてます。  この辺のところどうでしょうかね、何とか検討ということですか、お願いします。 ○議長(梅本章一君)  「産業観光課長」 ○産業観光課長(末廣昇哉君)  こちらについても含めて検討をしてまいりたいと思います。いろんな施策、方法、どういった形が一番いいのか、村は何ができるのか、京都府や、国、京都府等から出されているコロナ対策に係る給付金であったり、交付金、こういったところについては、当然活用できるものはしていきたいと思いますし、制度の活用はできる限り、アンテナを張り巡らせてですね、活用できるものを御紹介していきながら、村として何かを追加できるものであれば、その辺を計画を立てて取り組んでいきたいと思います。  今、御質問の中の金利、利子補償につきましても含めて検討させていただきたいと思います。 ○議長(梅本章一君)  「頭鬼久雄議員」 ○1番(頭鬼久雄君)  はい、分かりました。私、農業、特にこちらのことを言いましたけども、あと、商業関係とか、工業関係、そういうことは私疎いものなんで、農業一本にさせてもらいましたけれども、コロナウイルスで、大変な目に遭ってるのは、農業者だけでは当然ありませんし、派遣切りという言葉も生まれているように、パートさんの人の働きがなくなったり、アルバイトを探しても働く場所がないといって、経済的に大変困っている方がたくさんいるというふうに聞いております。内容は良く知りませんけれども、そういう方のためにもぜひとも温かい支援をいただきますことを、それがいいんじゃないかということを意見を添えて終わらせていただきます。ありがとうございます。 ○議長(梅本章一君)  頭鬼久雄議員の一般質問は終わりました。     ――――――――――――――――――――――――――――――――――――-
    ○議長(梅本章一君)  ただいまから、暫時休憩します。2時10分まで休憩いたします。暫時休憩です。                (休憩13:58〜14:10) ○議長(梅本章一君)  休憩前に引き続き会議を再開します。     ――――――――――――――――――――――――――――――――――――- ○議長(梅本章一君)  続いて、2番議員木下喜美子議員の一般質問を許します。  「木下喜美子議員」 ○2番(木下喜美子君)  2番議員の木下喜美子でございます。議長の許可をいただきましたので、質問をさせていただきます。  まず1、保育所運営の管理体制の充実についてです。  去る3月定例会において、村長は「保育現場に常時、所長を配置していきたい」との答弁をされました。しかしながら、現在、所長は役場の参事と兼務され、通常は役場におられ、必要の都度、保育所に行くというのが現状です。  所長は、保育現場における管理監督責任者であり、日々子供の成長を見守りながら、子供の安全を守る責務があります。  災害等の危機事象が発生した場合には、迅速で適切な現場での指揮、対応により、何よりも子供の安全を第一に確保する必要があります。  さらに、道路などの交通や通信手段が遮断された場合には、現場での状況把握や適切な対応ができなくなります。  このようなことからも、一日も早く、専任の所長を保育現場に配置すべきであり、このことが保護者にとっても安心して保育所に子供を預けられ、保育所と親との信頼関係の醸成にもつながると思いますが、改めて村長の考えをお伺いします。  次に2、村の資源を生かした独自で特色ある保育の実践についてです。  私たちの南山城村は、自然環境、歴史風土、伝統文化、地域コミュニティなど、ここにしかない、とてもすばらしく、誇れる資源・資産がたくさんあります。  これらを、小さいときから知り、あるいは見て体験させることは、郷土愛を育み、村への愛着心や誇りを持つようになり、心豊かで心身共に健康な子供に成長するものと思います。  保育所内だけの保育ではなく、村全体を保育のフィールドとして捉え、実践してはどうでしょうか。  このことにより、大人になっても「ここに住み続けたい」、「この村を離れたくない」といった定着化、定住化につながり、将来の村を担う人づくりにも寄与するのではないかと思います。  また、この村だからできる保育、この村でしかできない保育を実践することによって、村外の若い夫婦が「南山城村で子供を育てたい」、「この村に住みたい」と思う移住促進の魅力、動機付けの一つにもなるのではないでしょうか。  例えば、自然の家での様々な自然体験、高山ダムが観光だけでなく、村にどのように役立っているのかを知ったり、各地域の祭りや伝統文化に関わり、地域とのふれあいや、地域の高齢者との交流をすることによって、元気で心豊かな「南山城村っ子」を育てる保育の取組ができるのではないでしょうか。  ふるさとを愛し、ふるさとが大好きで、ふるさとを誇れる人づくりは、小さいときから取り組むことが重要と考えますが、こういった、村独自の特色ある保育を日常的に実践することが必要と思います。このようなことを含めて村長は、保育の在り方についてどのようにお考えでしょうか。  最後に3、配食サービスの充実、拡充についてです。  現在、高齢者等への配食サービスは、村の社会福祉協議会が週1回実施しています。  しかしながら、高齢者からは、もっと回数を増やしてほしいとの要望を伺っています。経費、財源や人材確保、配送手段の確保など、様々な課題はあると思いますが、今後、配食サービスの充実、拡充の必要性について、どのようにお考えなのか、お伺いします。  現在、村内で、食事や弁当を提供できるところは、社協だけでなく、民間の業者や道の駅もあります。  これからますます、高齢化が進展する村にとって、村内にあるそれぞれの機能を活用したり、担当日で分担をするなど、連携して、毎日、配食サービスできる仕組みを構築すべきと考えますが、今後の配食サービスについて、どのようにお考えかお伺いします。  以上3点について、質問いたします。あとは自席で行わせていただきます。 ○議長(梅本章一君)  木下喜美子議員の発言の制限時間は、14時55分までです。  答弁を求めます。  「村長 平沼和彦君」 ○村長(平沼和彦君)  木下議員さんから3つの質問、頂戴いたしました。順を追ってお答えいたします。  まず、1つ目の保育所運営の管理体制の充実についての御質問にお答えさせていただきます。  現状の体制といたしましては、保育所長を参事との兼務といたしており、保育所に常駐している状況ではございませんが、できる限り保育園に出向き、登園状況の把握や保育士との連絡調整などの業務に当たらせているところでございます。  保育園には、昨年3月まで保育所長を9年間務めた職員を会計年度任用職員等として継続して任用しており、所長代理として配置し、専門性を高め保育園の管理、運営に努めているところでございます。  また、保育所では、毎月3回、災害に対する安全意識を高め、いち早く安全を確保するため、火災や地震、不審者の侵入を想定とした防災等の避難訓練を実施しており、緊急時の役割分担を確認するなど安全確保に努め、いざというときには、所長等が駆けつけることとしております。  保育所は、子育てを支援し、子供たちの健全な心身の発達を図る場でございます。この保育所の機能及び質のさらなる向上に向けて、体制の充実は継続して取り組んでいかなければならない課題と考えております。その一環として、所長が常駐することにつきましても、村全体の職員体制を精査した上で、必要な対応をしてまいりたいと存じますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  次に、2つ目の村の資源を生かした独自で特色ある保育の実践についての御質問にお答えをさせていただきます。  私も、木下議員のお考えに基本的に同じ思いでございまして、「ふるさとを愛し、誇れる人づくり」は、幼いときから取り組むことが非常に大切なことと考えております。  保育所は、国の保育所保育指針に示されておりますとおり、子供が生涯にわたる人間形成にとって極めて重要な時期に、その生活時間の大半を過ごす場であります。  このため、保育所の保育は、子供が現在を最も良く生き、望ましい未来をつくり出す力の基礎を培うために、「生命、自然及び社会の事象についての興味や関心を育て、それらに対する豊かな心情や思考力の芽生えを培うこと」や「様々な体験を通して、豊かな感性や表現力を育み、創造性の芽生えを培うこと」といった目標を目指して行うこととされております。  南山城保育園では、こうした保育の目標のもとに南山城村の自然や暮らし、産業、伝統文化といった地域の資源を活用し、南山城村ならではの保育を実践しているところでございます。  活動の一端を申し上げますと、例えば、季節に応じて、やまなみホールの八重桜の下で春を感じる、高山ダム周辺でのどんぐり拾いなどを通して自然と触れ、季節の移り変わりに興味や関心を持ち、自分から関わって遊ぶことを楽しむ、自然現象や春や秋の訪れに気付き、自然の不思議さや生命力を肌で感じさせる、といった園外での保育を行っております。  農業の関係では、お茶の製茶工場の見学や茶道師範による茶道体験、そして、シイタケの植菌や野菜、米作りなどを通して地域の人々と触れ合う機会を設けています。  また、デイサービス訪問や高齢者を招いて交流し、敬老会でお遊戯の披露をしているのを初め、文化活動グループによるお手玉の伝承遊びや読み語りなど、多くの住民の皆様にお世話になり進めております。  こうした地域に根差した活動を進めることにより、村のお年寄りや園児を支える身近な人に対する感謝の気持ちが芽生え、子供の感性が磨かれ、郷土への愛着が深まり豊かな人間性が形成されるものと考えます。  今後もこうした指針や目標の下に南山城村の保育を進めてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  最後に、3つ目の配食サービスにつきましての御質問にお答えいたします。  議員、御承知のとおり、現在の配食サービスは、南山城村社会福祉協議会に委託し、毎週金曜日の週1回ではありますが、食の自立の観点から定期的に訪問して栄養バランスの取れた食事をお届けするとともに、利用者様の安否確認を兼ね備えた「食の自立支援事業」として実施し、約40名の方が利用されておられます。  この事業では、民生委員、食生活改善推進委員、社会福祉協議会のボランティアとして御登録され活動いただいている方など地域住民の皆様の御協力により、在宅の高齢者等の日常生活を支えていただいております。御活動いただいております皆様方には、調理、配食に加えて安否確認の視点で、御家庭の訪問時に何か変わったことがあれば、早い段階で変化に気付き関係機関と連携を図ることで、その後の支援につなげることができるなど、大変重要な役割を果たしていただいているところでございます。したがいまして、本事業の充実、拡充の必要性につきましては認識いたしております。  4月下旬より新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から配食サービスを中止した時期もございましたが、事業再開の際には、社会福祉協議会と協議の上、緊急対応といたしまして道の駅を初め、民間事業者様に弁当を作っていただくことで調理の部分を担っていただいた経過もございます。  今後の事業の取組につきましては、地域コミュニティを生かしながら、どのようにして支え合うことができるのか、社会福祉協議会を初め、道の駅や民間事業者、商工会等の関係団体と連携を図りながら検討してまいりたいと存じますので、どうぞ御理解賜りますようお願い申し上げます。  以上でございます。 ○議長(梅本章一君)  「木下喜美子議員」 ○2番(木下喜美子君)  今の村長の答弁から、専任の所長がいつから専任として保育園のほうに来るのかいうことがはっきりお聞きできなかったんですけど、それはどうなんでしょうか。 ○議長(梅本章一君)  「村長 平沼和彦君」 ○村長(平沼和彦君)  来年度には、来ていただくように考えております。 ○議長(梅本章一君)  「木下喜美子議員」 ○2番(木下喜美子君)  来年度というのは、来年度まで所長は専任で保育園のほうには専任で務められないということは、参事の定年退職を待って、それから専任になるということを言われておられるんですか。 ○議長(梅本章一君)  「村長 平沼和彦君」 ○村長(平沼和彦君)  定かではございませんが、そういったことも検討の一つかと思います。 ○議長(梅本章一君)  「木下喜美子議員」 ○2番(木下喜美子君)  それでしたら、なぜ3月の議会で4月から保育士を1名増員し、園長の兼務を4月には解きたいと言われたんでしょうか。 ○議長(梅本章一君)  「村長 平沼和彦君」 ○村長(平沼和彦君)  1名は欠員がございましたので、4月に増員するということは確定しておりました。園長の専任ということは検討しますということで、そこで止まりかと思います。 ○議長(梅本章一君)  「木下喜美子議員」 ○2番(木下喜美子君)  私が今、問題に思っているのは、村役場の幹部職員と園長との兼務ということがそれでいいのかということを今お尋ねしているのですね。今は参事との兼務なんですけど、その前は課長との兼務でした。兼務というのは仮に村に災害、大災害が発生したときに参事とか、課長が役場を離れて、保育所と連携取ってるといえども、保育所という現場だけの陣頭指揮ができるのでしょうかそれでということと。  参事は副村長がいない今は、村長に次ぐナンバー2の立場であるため、役場を離れることは現実的には無理と思います。そういう中で、課長の兼務の場合もおんなじなんですけどね、そういう中で、本当に保育園の子供を守っていけるんでしょうか。 ○議長(梅本章一君)  「村長 平沼和彦君」 ○村長(平沼和彦君)  以前は、保健福祉課長が兼務しておりまして、そのほうが任務多いということで、今年は、今年度は参事は独立したポストでございますので、のほうがもう少しまだ保育所のほうに関われるかなというふうに思っております。  もうちょっと、先ほどもお答えしましたが、いろんな面でですね、財源のこともございますし、可能な限りの職務を果たしていってその中で収めるということで考えたところでございます。 ○議長(梅本章一君)  「参事兼保育所長」 ○参事兼保育所長(山本雅史君)  ・・・・ ○議長(梅本章一君)  「木下喜美子議員」 ○2番(木下喜美子君)  以前にちょっと所長とお話させていただいたときに、今の園長代理が、本人は自覚と覚悟を持って園長代理として務めているので、心配は要りませんっておっしゃったんです。確かに現場にも行かせてもらって一生懸命頑張っていただいてますけどね、園長代理に本人に自覚と覚悟があるからといって、現場の指揮命令ができるんでしょうか。
    ○議長(梅本章一君)  「参事兼保育所長」 ○参事兼保育所長(山本雅史君)  所長代理ということでございますので、そういった面も指揮命令、日常的に行っておりますし、いざというときにも、その機能を発するというふうに考えております。 ○議長(梅本章一君)  「木下喜美子議員」 ○2番(木下喜美子君)  今、私が問題にしているのは、そういう本人の気持ちとかじゃなくって、園長でないのに園長代理が指揮命令がきちんとできるのかということと、それから現場に行って、きちんと現場の状況が把握できるのか、もし大災害があったときに参事がいち早く駆けつけるといってもいろんなかけつけられないですよね、村のことをまず、村民のことをまずしないと、保育園だけにすぐに役場をほっといて、保育園にすぐに駆けつけていけるんでしょうか。 ○議長(梅本章一君)  「参事兼保育所長」 ○参事兼保育所長(山本雅史君)  必要に応じて、参事、私が兼務しておりますので、そのケース・バイ・ケースによってですね、必要なときには村長の命を受けて、そちらに向かうことになります。 ○議長(梅本章一君)  「木下喜美子議員」 ○2番(木下喜美子君)  何度も言うようですけど、参事は役場に行って、村長とともに大災害が起きたときは、村長とともに村民全員を守るための対応や命令を役場から発信しなければいけない役目があると思うんですね。そのときにすぐに所長が保育園の、大変だからって、すぐに飛んで行けるのかどうかいうことと、村をほっといてね。  それと、そもそも私が主張しているのは、保育園児の命と安全を守るためには専任に所長が必要だと、常時現場にいることが必要だと、それについて今さっきの答弁では、人事上のルールによって判断するみたいな、そういう何か、ように響いてきましたのでね、そうじゃなくて、もしそれだったら、今の現の園長代理が本人に自覚と覚悟があって頑張ってやってくれてるんだったら、じゃ今の園長代理は現職の園長だったんだから、その園長代理を園長にしたらいい話じゃないかなと思います。いかがでしょうか。 ○議長(梅本章一君)  「村長 平沼和彦君」 ○村長(平沼和彦君)  そのことは十分検討させていただきました。ただ、定年を超えてですね、再任用ということにしますと、年数、勤務年数が足らないと、若干3年間足らないと、17年勤務されて20年たたないと再任用の職に就けないということで、園長にできなかったというのは実情でございます。身分は副所長ですけども、園長としての資質はもう十分に兼ね備えておりますので、身分は副所長ですが、園長の代理ということで、任に就かせているところでございます。 ○議長(梅本章一君)  「木下喜美子議員」 ○2番(木下喜美子君)  私が言いたいのは、参事がOBになったら所長に専任できるという話だったら、今、園長代理もOBなんだから、そのOBを参事が専任になるまででも、今いる代理を園長にして責任を持ってもらって、責任を持って園児を守るという、そういうするとお母さんたちも安心があるんじゃないかと思うんですね。  今、所長がいないから、ちょっと所長に連絡取れないからとかね、そんなことでは危機管理上なってない話だと思うので、その辺をしっかりと誰が考えても園長は、所長は園児をまず守ることが一番なのに守ることができない。それに普通、ふだん常勤してないと、子供の様子が分からない、親とのコミュニケーションもなかなか取れない。やっぱり園長は子供たちに愛され、好かれて、毎日楽しく遊んで、ほんで子供の様子が分かって、保育園のその子供たちを守っていけるという、そういう信頼関係が必要なのに、今の状態だったら、役場に常置してて、検食だけしに保育園に行く、そういう状態だったら、私が今望んでいることと食い違いあって、何というのかな、話がちょっと質問とは違うところにいっているような気がしてるんですけれども、今後配置ができない理由を今聞かせてもらいましたけれども、配置ができないという理由よりもどうすれば配置ができるかということを今後考えていただいて、一日も早く現場で責任が持てる所長を配置していただくように、要請をしてこの質問は終わります。 ○議長(梅本章一君)  答弁は。木下議員、答弁は。 ○2番(木下喜美子君)  よく聞き届けてもらえてたらいいです。  次なんですけど、次2番の村の資源を生かした独自で特色のある保育の実践についていうところなんですけれども、今の答弁で子供たちを遠足を含め園外保育にはどんどん行っているという話もいただきましたが、一般的にどこの保育園でもそれはやっていることでというのはよく分かっております。それは子供の見聞を広めることとか、健康やら、体力作りといった様々な目的があると思いますが、私が言いたいことはそういった一般的な園外保育の目的に加えて郷土愛を育む保育を、そのカリキュラムの中に意図的取り入れることで、この村の特色を出してほしいということなんです。  この村には、たくさんの貴重で誇れるような資産がたくさんあります。自然、風土や歴史、文化に加え、この村ならではのコミュニティ、村民の温かさ、家庭的な雰囲気、連帯感などがあります。この村だからこそできる保育を実践し、子供なりに南山城村の良さを理解し自慢のできる村だということを子供のうちから認識させる子育てをするっていう、それが村の財産として村の将来のためにもつながっていくんじゃないかなというふうに思いますので、もっともっと積極的に、例えば自然の家のグラウンドでもすごく広いです。保育園の園庭で年長さんがあそこで思いっ切りボール蹴りしよう、サッカーしよう言ったってできません危なくて。  そういうときに村バスがあるんだから、村バスを使って、使えるようにして村バスを使ってグラウンドのほう行って、例えば年長さんだけでもいい、1時間でもいい、日常の保育の中でグラウンドに行って思い切り走って、疲れ、くたくたになるまで走ったり、遊んだり、ボール蹴りしたりして遊んで、それから給食の時間に間に合うように帰ってきて、お腹いっぱい御飯を食べるとか、そういう保育の中で、今日は遠足に行こう、園外保育にしよう、お弁当持ってきて、シーツ持っていって、準備していくんじゃなくって、日常保育の中で、今日はじゃ高尾のお茶畑きれいだから見に行こう、バスを使って、村バスを使ってね。今日は童仙房に行くとかいうふうに年長、4歳児、5歳児ぐらいになればもうそういうふうに発達年齢ごとに村中のいいところどんどん見ていって、いやこんなすばらしい村なんやなと、子供が感じられるような、そういう体験をちっちゃいときからさせてほしい。そしたら、自分の村をいいところだなと思うと、村を愛することができる。そういう子供になるんじゃないかなというふうに思います。  だから、子供たちがそういう体験を通して、この村で自慢のできるそういう子供たちが自慢できるような村を教えていく、体で教えていく、物理的にそこに連れていって、知らせていく、そういうふうな保育を展開してほしいなと思います。  村の誇り、自慢ということで、関連してですけれども、少し話が変わりますけれども、今回のコロナ対策の村の対応も、それは私は村の自慢の一つやと思っております。というのは今回、村長を初め、村職員が土日の出勤をいとわず、マスクや消毒液を届け、10万円の特別給付金の支給もどこよりも早く迅速に対応していただきました。  それもね、私が感じるのは、そういうことが村の職員さんの役場さんの者がやっぱり村のため、村民のために一日も早く届けたいという郷土愛のあらわれじゃないかと思います。それは子供の頃から育ってきた郷土愛がそういうふうな大人になってから、そういう対応ができるというふうなことにつながるのではないかと、そういうふうに思います。それはここでしかできない、村でしかできない保育というものだと思います。  今後もこういう前向きな検討を期待して、質問を終わります。  配食サービスについてなんですけれども、配食サービスは今社協で週に1回されてまして、今のままでは不十分であるということで、村長もいろいろ民間の業者さんとかにもお願いしたりとかして、やっていただいていると思います。  でも、食事というのは生きる上で最も一番大事なことで、まだまだ不十分だと思いますし、不十分であると思うんだったらスピード感を持って早急に対応すべきではないかと思います。新たなことをしたり、拡充したりすることは人やら、金やら、物が要りますので、なかなか難しいかもしれませんですけども、全てがそろってからするということではなくて、今ある資源を有効活用してできないかなと思います。  その中で、やっぱり村や社協や関連するレストランじゃなくって、お弁当作ってる業者さんとかが連携して、オール南山城、社協だけに頼るんじゃなくて、オール南山城村で取り組んでいける、いけないのかなと。各業者が、各集落を分散しているので、いろいろ効率も悪くて大変だとは思うんですけど、経費もかかると思うんですけれども、そういうふうにやっぱり道の駅にある車、配車を使ったりとか、そういうのをしてオール南山城で1つで、みんなで連携してやっていけるともっと配食サービスの回数がお金がかからなくて、増えるんじゃないかなというふうに思います。  高齢者のために、配食するということが目的ですので、高齢者が安心して、幸せに過ごせるような村づくりのために、一日も早く、配食サービスが充実していくことを強く要望して、私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(梅本章一君)  木下喜美子議員の一般質問は終わりました。  続いて、3番議員齋藤和憲議員の一般質問を許します。  「齋藤和憲議員」 ○3番(齋藤和憲君)  3番議員の齋藤和憲です。すみません、マスク外します。  通告書に基づきまして、3点質問させていただきます。  まず、新型コロナウイルス感染症対応について。  今回の新型コロナウイルスの感染者は村内にも出たが、村ホームページなどでいち早く知らせるなど早い対応で、その後の広がりはなかった。また、マスクの迅速な配布や早期の特別定額給付金の給付など、職員と力を合わせ府内でも先進的な取組が行われました。この対応に敬意を表したいと思います。緊急事態は全国的に解除されたが、村の産業の落ち込みや、第2波感染拡大の懸念などまだ安心はできない。そこで質問をいたします。  @村内への休業要請への事業者支援状況を確認したい。  Aお茶農家や商工業者への村対応を確認したい。  B村の子供たちの未来を見守ることは議員として重要な仕事だ。教育委員会が統合され連合議会扱いとなっているので、村の議会では議論できない。しかし、今回のコロナ禍の状況の中で3か月の学校休校で保護者や子供たちは大変なストレスをためている。さらに子供たちの学習保障の問題も生じている。また、5月11日には不審者情報も小学校のホームページに出ていた。このような状況に村民を守る立場として、村ではどのような対応をされるのか確認したい。  なお、1番と2番は前議員でも対して回答されていますので、1、2番は外されて結構です。3番から答弁をお願いいたします。  2番目に、村の開発について。  @まず、メガソーラー開発について。ニュータウン住民が散歩途中に、開発現場を見てこんなに山を崩すのかと驚いていた。しかし、最終開発はこの程度ではない。現在の開発問題点を確認したい。  @−1、再三、押原村道横の沈砂池からの泥水が流出している。その都度、村に対応を要望してきた。村も業者へ指導していると聞いているが、依然改善されていない。なぜか。  @−2、村道、里道、河川(用水路)など、業者との協議状況を確認したい。  A菌床シイタケ工場は2年前、前村政が雇用確保や人口増加を豪語し誘致してきた。当初予算が委員会で否決されたが、土地購入と造成工事を分離し、無理やり村の一等地の農地を潰し、1億円近い一般財源をつぎ込んで企業誘致した。当初は2020年稼働を言っていたが、ここにはまだその何の動きもない、そこで質問する。  A−1、トレードのキノコ工場建設開業の進捗状況を確認したい。これは先ほどのコ谷議員で聞いておりますので、答弁は結構です。  A−2、当初、今年の3月が稼働予定であったはずだが、現状では稼働まで、あと約3年かかると聞く。村としての対応を聞きたい。  B道の駅はホテルについて確認したい。  B−1、当初計画ではオープンまであと半年となった。雇用など具体的な内容は企業と確認できているのか確認をしたい。  B−2、コロナ禍の中で、インバウンド需要など村としてどう見ているのか確認をしたい。  大きな3、公共交通の実証実験について。  コロナ禍で公共交通実証実験が止まっている。  @コロナ禍での運行中止までの村タクなどの各交通の利用状況、及びアプリでの一日平均の予約件数を確認したい。これは奥森議員でも答弁されておりますので、答弁は結構です。  Aニュータウンでの自由乗降や路線変更の意見が出ている。対応できないのか。  B現状では実証実験でデータは十分取れていないと思う。このような中で、コミバスの廃止を打ち出していっていいか心配だ。これからの公共交通の将来像を確認したい。  あとは、自席で質問いたします。 ○議長(梅本章一君)  齋藤和憲議員の発言の制限時間は、15時27分までです。  答弁を求めます。  「村長 平沼和彦君」 ○村長(平沼和彦君)  齋藤議員さんから、3つの御質問をいただきました。これまでに重複した部分については、割愛させていただきまして、ご自身に関する質問のみお答えさせていただきます。  まず、新型コロナウイルス感染症の対応につきまして、1番、2番は省略いたします。  3つ目の問いでございます。  新型コロナウイルス感染の恐れがある状況での、子供たちへの対応についての御質問でございますが、小中学校の休校により、子供たちや保護者の方々にストレスがたまっていることや、学習保障の問題が生じていることは認識しているところであります。しかし、議員の御質問の中でも触れられているとおり、また、3月議会でも御答弁させていただきましたように、子供のストレス対策や学習保障の問題は、教育行政に関するものであり、相楽東部広域連合議会で議論すべきことと考えております。  相楽東部広域連合では、ストレスに対する心のケアとして、休業期間中にできるだけ登校日を設定し、健康観察と心のケア、教育相談が行うとともに、体育館や運動場でのストレッチ、軽い体操などでストレスの発散に努められています。登校日が設定できなくなってからは、担任が週1、2回のペースで家庭訪問や電話で児童生徒の心身の健康状態や心のケアを行っていただく等の取組をなされてきたところでございます。  また、学習保障のことについても、家庭訪問、郵送等により学習課題の配布や回収を行ったり、新学年の内容に即したワーク類や学習計画表による1週間の計画と振り返り等の取組をされているとお聞きしております。  教育についての御意見、御質問につきましては相楽東部広域連合議会議員を通していただければと考えておりますので御理解いただきたいと思います。  なお、不審者情報等子供の安全に関することについては、学校、警察と連絡しながら、保護者、民生児童委員へ連絡するとともに、防災行政無線での放送等住民に周知を行い、危険の回避、安全の確保に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。  次に、村の開発についての御質問でございます。  メガソーラー開発についての御質問にお答えさせていただきます。  まず、沈砂池からの泥水の流出つきましては、要望もいただき事業者へも改善するよう指導しております。  対策としましては、沈砂池内の遮水シートの設置や池のつつみの増強、既設排水口の遮断を行っており、徐々に改善しておりますが、完全に流出が止まっていない状況でございます。  引き続き、雨天時には状況を確認し対応するよう指導しております。  また、村道、里道、河川など、業者との協議状況につきましては、押原入り口の村道押原島ヶ原線ですが、随時協議し、拡幅工事を進められているところでございます。  工事完成後には村に寄附され、村道の区域変更を行っていく予定となっております。  里道、水路の法定外公共物ですが、占用許可をしており、占用部分と付け替え部分がございます。仮設調整池の完成後に付け替え水路工事が進められ、付け替え水路工事の完成に合わせて、既設里道水路を廃止し、付け替えを行うこととなっております。引き続き事業者と協議を進めてまいります。  次の質問は、割愛させていただきます。  次に、「道の駅ホテル」についての御質問にお答えいたします。  緊急事態宣言の出る前の3月に、運営会社の総括マネジャーと会議を開催し、道の駅に隣接する観光宿泊型ホテルとして、今後の進め方について協議したところでございます。  雇用等につきましては、あくまでホテル側で行うものであることは御理解いただきたいと存じますが、地元でというお話があれば職種、条件にもよりますが、前向きに考えていきたいということでございます。  また人数や具体的職種につきましては、今後お話をさせていただきたい、業務トレーニングは現在のところの考えは、大阪から開業に向けて行っていきたいということでありました。  今後は急ピッチで進んでいくと考えておりますので、そのあたりを伺っていきたいと存じます。  こういった中、議員も御存じと思いますが、ホテル建設は着実に進んでおります。  しかしながら世界規模で新型コロナウイルスによる感染が拡大し、日本への各国からの入国制限もかかり、これまでの観光産業に暗い影を落としたことは事実でございます。
     とはいえ、今後は予防に対する備えも世界的に考え方が変化し、感染者はいまだに発生しているものの死亡者は世界規模で見れば少ない、すなわち安全措置の取られる日本へ、これまでとは言えないまでも、多くの外国人の方が来られると考えております。  今回の新型コロナ感染症が発生する前と今では、観光に対する考え方が少し異なってくると考えておりまして、これまでの都会的観光から、人の少ない密集しない観光地にもスポットライトが浴びてくるのではないかと思います。  南山城村に開業される道の駅ホテルは、大阪、京都、奈良、三重につながる場所に位置しており、立地条件的には良い場所と考えています。  この道の駅ホテルは、「観光宿泊型ホテル」であり、宿泊のみということも可能ですが、前提として「旅行・旅の提案をしていく」ホテルでございます。  したがいまして、これから観光周遊ルートや観光を主とする事業者などが、コロナ後の新たな観光スタイルを確立され、ホテルと様々な形で協議されてくると思います。  緑豊かな山々に囲まれていることが、小さな南山城村の強みであると考えており、観光を産業として確立し、地域内経済の確立を目指す村といたしましては、新たな旅の提案が、インバウンド観光につながるものと期待をしているところでございます。  現在、協議が止まっておりますが、この新型コロナ感染症関係が落ち着いた後、需要が伸びる対策もホテル関係者と協議をしていきたいと考えているところでございます。  次に、公共交通の実証実験についてでございますが、1番目を割愛させていただきまして、2番目の御質問の月ヶ瀬ニュータウン線での路線内での自由乗降や路線変更の対応ができないかとの御質問です。  自由乗降については、現時点では安全面に配慮する観点からは、実現するには整理しなければいけない部分が多いと考えます。例えば、停留所を2か所増設するなどの方法で、乗車場所への距離の短縮も可能になるかとかと考えています。今すぐにルールを複雑化するのではなく、1つずつ成果と課題を把握しながら対応してまいりたいと考えております。  いずれにしましても、現在、実証実験を再開し、住民の皆様からの御意見をいただく期間も延長しておりますので、地域の声を十分反映させるとともに、安全運行の観点からも検討を進めてまいります。  次、3番目でございます。  これからの公共交通の将来像についてでございますが、現在、実証実験を進めております。やまなみ交通や月ヶ瀬ニュータウン線の充実を図り、大河原コミュニティバスは運行を終了し、やまなみ交通の利用への移行する方向で考えております。  大河原コミュニティバスについては、一日平均の利用者が3名と少ない状況であり、バス交通は無駄があるのではとの厳しい意見も頂戴しており、定時定路線で運行するバス交通から、利用者一人ずつに希望する時間に自宅から目的地まで、タクシー感覚で利用できるような新しい形のやまなみ交通へと転換するものでございます。厳しい財政状況の中、公共交通サービスの効率性や利便性の向上は常に求められているものであり、時間をかけ精査しながら交通再編に取り組みたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(梅本章一君)  「齋藤和憲議員」 ○3番(齋藤和憲君)  コロナに関して、教育の問題に対して、ここで3月議会でも論議して教育委員会の問題やということで、村長からも言われたんですが、ただ、一議員として、一村民の子供たちがやっぱり3か月間ね、やっぱり休校して家にとどこまっていると、これ6月10日の京都新聞ですけどね、自宅学習3か月、充実度に格差があると、京都新聞が伝えてるんですね。これに対しては、例えばオンライン授業をしているところもあるけど、うちみたいにしてないと、特に、うちの孫が今、3年と5年におるんですが、やっぱり3か月の間にも勉強してないのも、宿題出てきてるんですよね、それに対して共稼ぎしているんですが、全然教えることが出来ひんと、このようなことは幾ら教育委員会がどうのこうの言う前に、やはり一村におる議員として、また村長としてね、やっぱ考えんとあかんないうような人でも、全部教育委員会てしちゃうと、今のその子供たちわかれてる現状も全部できないんじゃないかなと。  宇治では、学習支援で教員のOB支援ということで、予算化を6月で予算化をしてますよね。こういうことをね、もしやろうとした場合、さっきの村長が教育委員会に任せたと、しかし、予算は村で出すんですよね、これやろうとした場合、そのような状況になったときに、村、教育委員会だけというとってもよろしいんですか村長。 ○議長(梅本章一君)  「村長 平沼和彦君」 ○村長(平沼和彦君)  その件に関しましては、私も同様な心配をしておりまして4月1日の離任式、着任式ですね、そのときに教育長と直接その話をさせていただきました。何を言いましたかといいますと、今おっしゃられたオンライン教育についてですけども、今、国がGIGAスクールのほうを進めておりまして、それについて、我々もタブレットのほうを村として買うようなことを計画していると、もちろんそれは補助金取っての話ですけども。それについてはどうですかということで、お伺いしました。即答はちょっともらえなかったんですけども、後日ですね、GIGAスクールについて東部の連合会のほうでは中学3年生、小学校6年生だけをタブレットを配布するということでした。  それで、もう一度、またそれでいいんですかということで、再度お話させていただいて、今回、地方創生の臨時交付金がありましたもので、それを活用すると、また再度お話させていただきました。それで、また主案として返事があってですね、じゃ5年生と1年生やったかな中学校の、についてこちらのほうで用意してくださいということで六十数万円の予算を、補正予算で今計上しております。今度のこの予算、補正予算で提案させていただきますけども、それを含んでおります。  ただ、ものだけあっても困りますし、それのソフトについてはですね、東部連合会のほう教育委員会で今それを、動画を撮っているところですというのが、それが4月の末か、5月に入ってからかと思うんですけども、そういう動画の配信をですね、するための用意をしてますということでした。  もう1つですね、今のネットワークではなかなか厳しいとこがあるということで、次回の今、この前、ネットワークの更新ですね、そこに5Gなんかのアンテナ上げるということも話は進んでおりますので、徐々にその辺のところはGIGAスクールに向けてですね、今後こういったことがあれば活用していくようなインフラを整備を進めていきたいというふうに思っております。  もう1つですけども、これは東部連合の教育の件でですね、学校再開後の学力保障、先ほどおっしゃられた学力保障について、どういうことを考えておられるのかということも合わせて聞いておりますので、それについては連合の場合、夏季冬季休業の短縮、学校行事の精選と教育課程の再編成によって授業日数の回復は十分可能という返事をしていただいております。  それと、教科書の2割は授業外とすると、学習活動の重点化、それと文科省第2次補正予算による学習指導員の活用、タブレット端末による授業の実施ということで返答いただいております。あとまだありますけど、また時間かかりますので後ほど。 ○議長(梅本章一君)  「齋藤和憲議員」 ○3番(齋藤和憲君)  先ほど、こういう問題、教育委員会と言われながらもいろいろしゃべっていただいた、やはりね、調べたところ全国的に教育委員会がないのはね、そこの3町村だけなんですよ。御存じやと思うけど、全国のどんな小さいところでも、教育委員会を市町村で持っとるんですね。こんな学校、教育行政って珍しいんですよ、ぜひともですね、さっきも言われましたけど、例えば5月の14日に臨時議会が開かれて、コロナ禍の真っただ中で、連合議会開かれても何もそういう論議しなくて、村長、その連合長とか、議員の担当決めただけで終わってるというのはね。  今度は次、ある教育委員会、委員会開こうと思っても、いい顔しないとか、今度は7月にやろうとしてる、まだその日程決まってないとか、いろいろね、いう問題抱えてる中で、やはり村長、もう真剣にね、幾らお金かかるというても、やはり自分とこの将来のある子供のためには、やっぱり教育委員会は、地元において即対応する。  例えば、先ほどGIGA言われますけど、精華町はタブレットだけじゃあかんから、再任用の教員を用意すると、そこまでしないと幾らGIGAスクールでタブレットそろえたとしても、使えないんですよ。そういうことをやはりこの村会の議会の中で、論議できるようにぜひともまた将来早く、教育委員会だけでもね、切り離して村とかにですね、戻していただくことを要望して次に移ります。  メガソーラーの件なんですけど、ずっと担当課長とかいろいろ話してもこれ、先の3月10日ですね、ニュータウンのある人から、要するに、押原の横の沈砂池から、本来ここから水出ないとあかんのに、ここから横から出てるよと、これはもうあれなんですけどね、こういう横から水が出てるよということ電話ありまして、即担当課長に電話して、次やって、次今度は、4月の合わせて3月の23日に村長にコロナ禍の共産党の議員団として要望言ったときも同じことを要望して、次また今度4月13日まだ直ってないと、いうことで、また出て、今度は4月の23日、また2回目のコロナの対策をお願いしたとき言いました。  そのときに村長が早急に対応しますと、業者にも言うてるということで、聞いてね、ただ、多分5月の7日にやりましたよと聞いたんですよね、実際、5月19日行ったらまた出てるんですよ。何も対応すると言うても対応できてないんですよね。今後はその後、6月6日に対応すると言われたんで、昨日大雨降ったんで行きました。対応できてました。どうしたかというと、あそこの沈砂池を潰して、上に上げとるんですよ。道路側の沈砂池を潰してね、上に上げてるんですよ、そこからまた水を出しに行ってるんですね。天下の千代田ですよ、たかが、ちっちゃい水をよう止めんという、業者にあんな大きなメガソーラーをね、やれるんかと。  いつも安心・安全と豪語してもう説明会でも頑張るってアメリカでもたくさんやってるんやから、大丈夫やって言うてて、今度はちっさいね、先ほども見せたような、こんな水もよう止めんと、恥ずかしいんですよね。ほんまにこんな状況でメガソーラーの信頼性とか、これが、村長できますか。 ○議長(梅本章一君)  「村長 平沼和彦君」 ○村長(平沼和彦君)  先ほどもお答えしましたが、手を打ってるんですね。沈砂池の遮水シートの設置や池の土の増強ということで、排水溝の遮断を行ったり、やったことはやっているんです。この小さい口径50πぐらいでしたですね、そこは出てないですけども、そこを止めるとまた周りのほうからにじみ出てくるとそれがいろいろ各所から出てきてるということ、それがそういった形で出ていっているのかなと。  ですから、その沈砂池の下に従来やったら、田んぼの暗渠排水が出てるということで、なかなか止めにくいと、そこを止めてもにじみ出てるということでした。  ですから、全くそこを全部背負うとなったら、もう本当に完全にテーブルをコンクリート打つなり、何かいろいろしないということ思いますけど、相当深いとこからやらないと、多分止まらないかなというふうに思います。 ○議長(梅本章一君)  「齋藤和憲議員」 ○3番(齋藤和憲君)  だから、あんなのわかりますやん。ただ、天下の千代田化工そういうとこまで何もようできなかった、何度も2か月かかっても、幾らいろんな小さい、いろんなやっても止まらなかった最終的にはそこの沈砂池を埋めたと。そういうところが私は信用できませんよと、ということを言うてます。だから、ほんまに100ヘクタール近いメガソーラーの開発がほんま最後までできるのかなという心配してますので、ぜひとも村長もですね、認可されたのが京都府なのでどうします。この件だって京都府に対しては、説明、言ってますか、ちょっと課長。 ○議長(梅本章一君)  「建設水道課長」 ○建設水道課長(岸田啓介君)  京都府の森づくり推進課のほうと土木事務所のほうにも連絡させていただきまして、現地も毎月の巡視のときにも見ておりますし、京都府からもまた指導するようにということで言っていただいておるところでございます。 ○議長(梅本章一君)  「齋藤和憲議員」 ○3番(齋藤和憲君)  次にですね、村道、里道、用水地ですけど、今新しい用水地を造ろうとしてますよね。用水地は村の代わりやから、村のものと思いますが、そののり面はどこのものになるのかちょっと確認します。 ○議長(梅本章一君)  「建設水道課長」 ○建設水道課長(岸田啓介君)  のり面の部分につきましては、開発地ののり面となっておりますので、事業者の所有と、事業者管理ということになっております。 ○議長(梅本章一君)  「齋藤和憲議員」 ○3番(齋藤和憲君)  先ほども質問、言いましたように、あんな水もよう止めない千代田化工がのり面をちゃんと管理できて20年、またそれ以降、ちゃんとできると思ってますか。 ○議長(梅本章一君)  「建設水道課長」 ○建設水道課長(岸田啓介君)  はい、その辺も管理していただくものと考えております。 ○議長(梅本章一君)  「齋藤和憲議員」 ○3番(齋藤和憲君)  ずっと今、僕らは反対してるんで、説明会の中でもですね、奥田のあそこの道は通らないと僕らに散々説明会の中で、要するに押原から通って工事も入れる、トラック入れるんですよと、散々説明してきて、蓋開けたら、間に合わなくなったんで奥田の道を通してくれと、そんなもん住民じゃなくて、前の村長とか、区長さんにお願いして、これはもう約束してるけど、村は何にも止められませんと、平気で前の村長は僕に言うたんですよ。  先ほど、言われたようにファーストソーラーがちゃんとしますいうても、ほんま信用できますか。このようなでたらめなことをやってるところが、20年、その後また残りますよね。20年しか、ファーストソーラーは開発しないと言うてる、だけど、永久的に用水路ありますからね、20年後以降はどうされるんですか。 ○議長(梅本章一君)  「建設水道課長」 ○建設水道課長(岸田啓介君)  その事業をしておられる間はですね、当然維持管理もし、その分はきちっと対応するということも言っておられますので、していただけるものと考えております。 ○議長(梅本章一君)  「齋藤和憲議員」 ○3番(齋藤和憲君)  その以降は。20年の終わったその以降はどうされるんですか。 ○議長(梅本章一君)  「建設水道課長」 ○建設水道課長(岸田啓介君)  その辺も、最終事業が終わった後に土地のほう、借地、地上権もして、土地をお借りしておられるわけなんで、その辺は所有者との話もあると思いますので、その辺はきちっと対応されるということで、事業者からも聞いておりますし、されるものと思っております。 ○議長(梅本章一君)  「齋藤和憲議員」 ○3番(齋藤和憲君)  村長、そのようなね、もうほんま20年、半永久的に用水路造るんでしょ、それに対して、何も決めれてないのをそのままにして、工事続行できますか。 ○議長(梅本章一君)  「村長 平沼和彦君」 ○村長(平沼和彦君)  20年後のことを盾にして工事続行するかというのはちょっと違うかなと思うんですけども、20年後のそこの部分は、きちっとできるかというと、それは私もそんなきっちりするのかなと、それは半分首傾きますよね。  ですから、20年後にね、またその法律が、それまでですけども、20年で買取りが止まるわけなんですけども、その後がまた値段が下げて6円のやったら7円とか、また8円でね、買取りするとなれば、そのまま活用はできますけども、そこでゼロになるとなったときの後の処理が怖いですよね。普通考えたらそのまま放置するんやないかと、またそこへそれだけの大量のお金かけて、それを処分して、法律的にはリサイクルをしなくてはなりませんね。相当お金かかりますよ。  そこまで、本当にちゃんとする業者なのかというのは、それはやっぱり分かりません。私もそら本当にそこまで信用できるのかってそれは分かりません。でも、それやからといって、今の工事は、今のその工事完成するまでは京都府がちゃんと監督するということですので、その中でですね、きちっとしてもろたらいいことやと思います。 ○議長(梅本章一君)  「齋藤和憲議員」 ○3番(齋藤和憲君)  何度も言ってますけど、そらそのとおりやと思うんです。そらもう認可されたんですから、ただ、そこまではちゃんとね、やっぱり20年後も、今さっき言うたようにバイパスでも今、また工事してますやん。2年もたってませんやん。それでまたのり面の工事してますやん。もしね、さっき言った20年後ばーとでて20年もほんまに今のファーストソーラーがやるかどうか、したとしても、それをもしそういうのり面、用水路全て村のもんやからね、崩れたらやっぱ村がせんと、直さんとあきませんやん。そこまでちゃんとやっぱりね、やるからにはちゃんとのり面とかを、絶対、その契約結んで、ちゃんとずっと補償させるというところまで、決めて、契約して、そこまでして、それで、させない限り、やはり今の用水路を認めることはできないと思うんです。ぜひともですね、今の現状では僕はもう用水路を造り込むというのは、今のままでのファーストソーラーまた先ほどの中途半端なことやる千代田化工には信用できないんでね、ぜひとも課長もただ単に20年じゃなくて、含めて全体をですね、やはりできるまでは工事は、用水路は移らないということぜひともお願いをしたいと思います。  次に、時間ありませんので、次に、公共交通ですけどね、8月からは有料化するというお話が出ておりますよね。ただ、まだこの・・・なんじゃないかなと、だから、実証実験した8月、前は6月までで・・・8月してますよと、8月以降は例えば500円なり、300円取るということに対して、余り村民に対してね、そういう報道も連絡もしてへんし、そういう何もしてない、内容も言ってないんじゃないかなと思うんですけど、そこ辺のもし有料化するにも、やはりそういうお金、ジャクタイ、若年者とか軽減するようなことも含めての対応は考えられているんか、ちょっと確認したいんですけど。 ○議長(梅本章一君)
     「総務課長」 ○総務課長(廣岡久敏君)  この実証実験中は無料でということで、ニュースのほうでは流させていただいております。ただ、この区間が幾らかというような方法はまださせていただいておらないわけなんですが、おいおいっていいますか、近いうちにその実証実験が終わって有償になったときは、この区間はこの金額やというふうなことでのお知らせはしていきたいというふうには考えております。 ○議長(梅本章一君)  「齋藤和憲議員」 ○3番(齋藤和憲君)  今、その運用する業者はどこですか。これ新しいそのお金取ってやる、今、村がようやってますけど、最終的にその業者はどこが担当するんですか。 ○議長(梅本章一君)  「総務課長」 ○総務課長(廣岡久敏君)  今、村も入りました相楽東部地域公共交通再編協議会というところで運用をしております。ということで、村も入っており、京都府も含めて、京都府と村とそれからその社協も含めた団体を作ってそこで運用をしているという状況でございます。後々のことでございますが、月ヶ瀬ニュータウン線等も含めまして、シルバー人材センターであったり、NPOであったり、そういったところの協力を得て運用していきたいというふうに考えております。 ○議長(梅本章一君)  「齋藤和憲議員」 ○3番(齋藤和憲君)  そこの事務所はどこに置かれるんですかね。 ○議長(梅本章一君)  「総務課長」 ○総務課長(廣岡久敏君)  今のところは役場の総務課内ということになっております。事務所は。今は将来的には大河原駅の駅舎のほうを事務所にしたいというふうに考えております。 ○議長(梅本章一君)  「齋藤和憲議員」 ○3番(齋藤和憲君)  今、役場に080の携帯があって既に1人臨時職員雇ってというか、雇用してやっていると聞いているんですけど、前の奥森議員からの質問と、今の利用乗降を見ますとね、めちゃくちゃ少ないですよね。ただ、将来、ほんま遅くない時期にやはりこの公共交通絶対必要になってくるんですよね。それまでには例えば3年か4年にも、までにも必ず残しておかないと、あかんのにそういう役場の一室に080を置いて、電話かけさせてくれるような状況でいいのかどうかをちょっと確認したいんですけど。 ○議長(梅本章一君)  「村長 平沼和彦君」 ○村長(平沼和彦君)  将来のことはもちろん計画は立てております。ただいまここで相手さんもあることですので、はっきりしたことは言えませんが、ちゃんとした常駐した事務所を、会社、場所ですね、そういったものを確保していきたいと。  それで、今再開したんですけども、ちょっと中断しましてですね、ちょっと利用者が増えてきたところで中断しましたので、またゼロになったんですけども、今後はですね、JRのICOCAが4月ぐらいから使えるというふうなことありますし、道の駅ホテルも4月にオープンする、そして、直近では来月に竹澤先生も開業されるということでですね、そういった交通は利用が増えてくるというふうに思っております。地元の住民プラス観光客も交えてのそういう観光が、そういう交通利用が増えてくるかと思います。  特に、駅からの交通手段がないものですから、駅前にそういうところがあると、そこで利用していこうかということで利用喚起はできるかなと。それで、支払いなんかもICOCAと行く行くは連動してですね、そこで決済するという形を目指しているところです。 ○議長(梅本章一君)  「齋藤和憲議員」 ○3番(齋藤和憲君)  お金、有料化にしようとしてはりますけど、ちょっともう一度、返りますけど、それを軽減するという考え方はないですか。もう一回、ちょっと回答すみません。 ○議長(梅本章一君)  「村長 平沼和彦君」 ○村長(平沼和彦君)  今、その方向でいっております。実証実験とか、いろいろなことまだ続いておりますので、今は決められたとおりは、いってますけども、最終的にアンケート今どんどんためていっておりますのでね、どういった意見が多いかというのをまた精査してみたいと思うんですが、有償になるのは間違いございません。 ○議長(梅本章一君)  「齋藤和憲議員」 ○3番(齋藤和憲君)  先ほども言いましたように、やはり有償化に対しての、まだ住民に対しての連絡が少ないと思うんですね、やはり、私自身も無料がええというつもりもないんですが、ただ、ゼロから500円とか、ゼロから300円っていうイメージ的には余りにもちょっと高過ぎるんじゃないかなというイメージしますんでね、そこ辺はちゃんと本当にお客さんに乗ってもらって初めて動くということはやはり必要と思うんでね、ただ単に有料化してやるというんじゃなくて、もうちょっと宣伝をですね、強めていただきたいと、やはり先ほども言いましたように、絶対この公共交通はですね、村に必要な交通なのでね、やはり途中でやめるとかならんようにですね、ぜひとも将来というのも含めてですね、残す努力をしていただくように、もう一度、村長。 ○議長(梅本章一君)  「村長 平沼和彦君」 ○村長(平沼和彦君)  ここをしっかり、維持しないと、本当に村民のですね、不便さがますます不便になるということですので、この交通網をしっかりしてですね、移動が自由にできるという形を取っていきたいです。  ですから、それとですね、先ほど言いましたけども、観光客も迎えていくと、上でもこういった交通網がなければですね、やはり村にも寄りつかないということも思ってますので、最終的にはですね、この村の交通網をですね、しっかり運用、運営できるようにしていきたいと思います。 ○議長(梅本章一君)  「齋藤和憲議員」 ○3番(齋藤和憲君)  最後に、この公共交通ですね、やはりこれからも高齢者に対しての重要な交通ですし、また、村からほかに行くときの重要な手段と思うんでね、それは奥森議員から言われましたように、ただ単に村だけではなくて、外に行くにも改善をしていただきたいし、JR横の新しく買うと言われてる、あそこやっぱり早めにですね、聞くところによりますと、まだ、業者に聞きましたら、まだ村から何の相談も来てないという話もちらっと聞いてますんでね、売りにも出てるんで、ちょっと質問外と言われそうな気がするんですが、全体、広域を全体見た上でも、あそこは重要な場所なんで、早く対応をお願いをしまして質問を終わります。  以上です。 ○議長(梅本章一君)  齋藤和憲議員の一般質問は終わりました。  以上で、一般質問を終わります。  これで本日の日程は全て終了しました。  本日は、これにて散会します。  なお、次の本会議は6月15日、午前9時30分から再開します。  皆さん、御苦労さまでした。                   (散会15:26)...