南山城村議会 > 2018-06-13 >
平成30年第 2回定例会(第1日 6月13日)

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  1. 南山城村議会 2018-06-13
    平成30年第 2回定例会(第1日 6月13日)


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    平成30年第 2回定例会(第1日 6月13日)         平成30年第2回南山城村議会定例会会議録        (平成30年6月13日〜平成30年6月29日 会期17日間)   ――――――――――――――――――――――――――――――――――――              議  事  日  程  (第1号)                          平成30年6月13日午前9時39分開議 第1 会議録署名議員の指名 第2 会期の決定 第3 諸般の報告 第4 一般質問   ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◎ 会議に付した事件  日程1〜日程4   ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◎ 応 招 議 員  (※は署名議員)    議  長  廣 尾 正 男 君       5 番  吉 岡 克 弘 君    副議長   奥 森 由 治 君       6 番  コ 谷 契 次 君     1 番  中 崎 雅 紀 君       7 番  梅 本 章 一 君    ※2 番  北久保 浩 司 君       8 番  北     猛 君
       ※3 番  齋 藤 和 憲 君       9 番  奥 森 由 治 君     4 番  鈴 木 かほる 君      10 番  廣 尾 正 男 君   ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◎ 不応招議員       なし   ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◎ 欠 席 議 員     なし   ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◎ 説明のため出席した者    村長      手仲圓容 君       副村長     山村幸裕 君    むらづくり推進課長            総務課長    辰巳 均 君            岸田秀仁 君    保健福祉課長  山本雅史 君       税財政課長   杉本浩子 君    産業生活課長  廣岡久敏 君       建設水道課長  末廣昇哉 君                         保育所長    木村啓子 君   ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◎ 事 務 局 職 員    事務局長    栗本保代 君    書記   ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◎ 会 議 の 内 容 ○議長(廣尾正男君)  議員の皆さん、おはようございます。全員御出席賜り、ありがとうございます。  本定例会は、承認案件並びに補正予算等を中心に招集されています。議員の皆さんにおかれましては、最後まで慎重審議をいただき、議事が円滑に進むよう御協力をお願いします。  それでは、ただいまから平成30年第2回南山城村議会定例会を開会します。  これから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付したとおりであります。    ――――――――――――――――――――――――――――――――――――               ◎日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(廣尾正男君)  日程第1「会議録署名議員の指名」を行います。  本定例会の会議録署名議員は、会議規則第127条の規定により、2番議員北久保浩司議員及び3番議員齋藤和憲議員を指名します。なお、以上の両議員に差し支えある場合には、次の号数の議席の方にお願いします。    ――――――――――――――――――――――――――――――――――――                  ◎日程第2 会期の決定 ○議長(廣尾正男君)  日程第2「会期決定の件」を議題とします。  お諮りします。本定例会の会期は、本日から6月29日までの17日間にしたいと思います。御異議ありませんか。                   (「異議なし」の声) ○議長(廣尾正男君)  「異議なし」と認めます。したがって会期は、本日から6月29日までの17日間に決定しました。    ――――――――――――――――――――――――――――――――――――                  ◎日程第3 諸般の報告 ○議長(廣尾正男君)  日程第3「諸般の報告」を行います。  議会報告ですが、去る5月25日、山城地区議長連絡協議会定例会が城陽市で開催されました。山城地区の要望事項を取りまとめ、10月もしくは11月に国、京都府に対し、要望活動を行う予定となっています。  また、5月28日、東京国際フォーラムにおいて、平成30年度町村議会議長全国研修会が開催されました。内容につきましては、お手元に配付いたしましたとおりですが、町村議会のあり方、議員報酬等のあり方に関する研究の中間報告や特別表彰を受けた町村議会の取り組みの報告などがありました。資料は事務局に保管しております。  次に、南山城村議会会議規則第129条の規定により行われた議員派遣につきましては、お手元に配付しておりますので、ごらんおきください。  続いて、村長から「行政報告」の申し出がありました。これを許します。  「村長 手仲圓容君」 ○村長(手仲圓容君)  議員の皆さん、おはようございます。  ことしの梅雨は、去る6月6日に近畿地方が梅雨入りをしたと見られると気象台から発表がありました。近畿では昨年に比べますと14日早く、平年と比べて1日早いとされており、本年も出水期を迎え災害等が懸念されるところでございます。  本日ここに、平成30年第2回南山城村議会をお願い申し上げましたところ、議員の皆様には大変公私ともお忙しい中、全員の御出席を賜り、まことにありがとうございます。  議員各位におかれましては、平素から南山城村行政の推進に何かと御理解と御尽力をいただいておりますことに、心から厚くお礼を申し上げます。  さて、京都府では、16年ぶりに知事が交代し、4月16日に西脇府政がスタートいたしました。知事就任の挨拶では、かつて経験したことがない少子高齢化人口減少社会に対して多くの府民が不安を持っていることから、医療、介護、福祉、雇用の安定、子育て環境の整備、自然災害への備え、中小企業や農林水産業における人材育成、担い手の問題など多くの課題に対して、1つ、現場主義を徹底する。2つ、前例に捉われない。3つ、市町村や団体と連携していくことの3つの方針を示され、課題を一つ一つ解決していくと述べられました。  今後の知事の活躍に期待するとともに、本村においても、必要かつ効果的な事業について、京都府とともに連携を強化し、取り組んでまいりたいと考えているところでございます。  一方、村内の動きでは、地域活性化の拠点として整備し、昨年4月15日にグランドオープンさせていただいた「道の駅お茶の京都みなみやましろ村」が開業から1年を迎えました。4月15日には、大感謝祭が開かれ、手もみ茶の実演や、交流のあった他県の道の駅からも応援に駆けつけていただき、雨模様の天候ではありましたが、大勢のお客さんに来ていただきにぎわったところでございます。  また、マスコミ等で取り上げられたこともあり、一年を通して、たくさんのお客様にお越しをいただいたところでございまして、平成29年度のレジ通過者数は40万5,851人と好スタートを切ることができました。また、本日お昼ごろには50万人を超えるとの社長からの報告をいただいているところであり、大変うれしく思っているところでございます。  今後も株式会社南山城をしっかりとサポートしながら、末永く皆様方に親しまれる施設を目指してまいりたいと存じております。  次に、農業関連でございますが、本年度の一番茶の萌芽日は、前年より4日早く、平年に比べますと2日早い4月3日でありました。そのため、全農京都、茶市場も昨年より6日早い4月22日に開催されました。  村産お茶の市場の取引状況でありますが、5月30日現在で、煎茶は67トン、販売金額は1億7,300万円、昨年最終実績比として83%の出来高となっております。  また、かぶせ茶及び碾茶は73トンで64%、販売金額は2億4,100万円で、54%の出来高となっております。今年は、冬場の低温による寒害の影響から、収穫量の減収が見られたものの、昨年度より助成しております被覆資材の効果が発揮されて価格アップにつながっていると聞いておるところでございます。  また、本年も茶農家の皆さん方には各茶品評会に向けて、出品茶の生産に当たっていただきました。手摘みによる摘採には多くの人出が要することから、議員の皆さん方にも積極的な応援をいただきましたことを改めてお礼を申し上げたいと思います。「ことしもよいお茶ができました」と報告を受けております。  次に、村の会計状況につきましてでございますが、5月末で平成29年度の出納閉鎖を迎え、詳しい分析は今後になりますが、一般会計では8,702万6,000円の収支差額となる見込みであることを報告申し上げます。  平成30年度がスタートして2カ月と少々経過いたしましたが、間もなく、私の村長としての任期も残すところ1年となり、現在手がけている事業、全力を傾けていかなければならないと考えているところでございます。「魅力ある村づくり」を推進していくためにも、議員の皆様方の御支援、御協力が不可欠でありますので、引き続きまして、よろしくお願いを申し上げたいと思います。  今定例会に提案させていただいております議案につきましては、報告案件が3件、承認案件が4件、財産取得の案件が1件、条例の一部改正の案件が1件、補正予算が2件でございます。  よろしく御審議賜りますようお願いを申し上げまして、行政報告とさせていただきます。 ○議長(廣尾正男君)  これで、村長の行政報告は終わりました。  なお、例月出納監査報告は、お手元に配付されておりますのでごらんおきください。    ――――――――――――――――――――――――――――――――――――                  ◎日程第4 一般質問 ○議長(廣尾正男君)  日程第4、「一般質問」を行います。  今回は6名の議員から一般質問がされます。最初は、北久保浩司議員中崎雅紀議員コ谷契次議員梅本章一議員齋藤和憲議員鈴木かほる議員の順で発言を許します。  これにより、1人45分の時間制限を実施します。発言者も答弁される理事者側も要点を十分に整理され、議事進行に御協力をよろしくお願いします。  それでは最初に、2番議員北久保浩司議員の一般質問を許します。  「北久保浩司議員」 ○2番(北久保浩司君)  皆さん、おはようございます。2番議員北久保でございます。議長のお許しをいただきましたので、通告書に沿って一般質問をさせていただきます。  大きく分けて3点質問させていただきます。  まず最初に、茶業振興について。  本村にとって茶業は主産業であり、その茶業の発展、安定は本村の発展につながると思うが、行政としてどのように取り組んでいくのかお伺いいたします。  2点目、JR関西本線について。  JR関西本線は村民にとって重要な移動手段です。行政としてどのように利用促進を進めていくのか、お伺いいたします。  3点目、防災減災対策について。  近年の異常気象に伴う風水害や特に危惧されている大地震などに対して、防災対策についてどのように進めていくのか。また、過去の災害を踏まえて南山城村のBCP、事業継続計画はどうなっているのか、その後の進捗状況をお伺いいたします。  この3点について、再質問について、自席に戻って質問をさせていただきます。 ○議長(廣尾正男君)  北久保浩司議員の発言の制限時間は、10時36分までです。  答弁を求めます。  「村長 手仲圓容君」
    ○村長(手仲圓容君)  それでは、北久保議員の質問にお答えをいたします。大きくは3点いただきまして、まず、茶業振興ということで、茶業の発展、安定は本村の発展につながると思うが、行政としてどのように取り組むのかと、質問でございます。  御質問のとおり、南山城村にとってお茶は主産業であり、近年、茶価の低迷により茶農家の所得は伸び悩み、廃業や後継者不足が深刻化しております。  このような状況から、京都府では「宇治茶の世界文化遺産登録」に向けた取り組みを進めるとともに、京都の歴史、文化、自然など、本物の魅力から付加価値を見出し、茶業振興を図る取り組みが進められております。  また、昨年度からの3年間の事業といたしまして低迷する茶価を鑑み、さらなる高品質化に向けた収益力の高い作目への転換を目的として「高品質茶生産推進事業」を村独自制度として立ち上げております。この事業によりまして、覆いによる煎茶品質の向上とかぶせ茶、碾茶への転換を図るとともに、碾茶生産者にあっては、新たな被覆資材の導入による高品質、高付加価値化に向けた生産を推進し、所得の向上を目指すとともに宇治茶の主産地としての維持発展を図ってまいりたいと考えております。  あわせて、生産者の減少と後継者不足の解消のため、就農希望者研修受け入れ体制の整備を進めております。この研修制度、仮称でありますが、「南やましろ村茶業塾」では、独立就農や正規雇用といったさまざまな要望に応じ、数日間の作業体験や1年未満で実施するアルバイト感覚での研修、最終段階では1年から2年程度の独立自営、経営継承または就職等に向けた本格研修を想定しており、段階別研修による担い手の候補の適性の把握と研修先及び研修内容について構築した茶業後継者を養成する仕組み、推進体制の整備を山城南農業改良普及センター、JAとともに行うものでございます。  現在、研修受け入れ農家の募集準備と研修内容の検討を進めている段階でありますが、これらの整備が整い次第、就農希望者の受け入れを開始し、より多くの茶業後継者の獲得を目指す予定でございます。  ほかにも、未収益期間に対する支援がなされる「茶改植等支援事業」を活用した優良品種への新植や老朽化した生産性の低い茶園から生育旺盛な優良茶園への改植を継続的に実施しており、引き合いの強い品種への転換を図るとともに、これまでから実施している乗用摘採機の共同購入や被覆棚の整備につきましても引き続き推進してまいりたいと考えております。  また、道の駅での南山城村産茶の販売など、あらゆる施策について荒廃茶園の防止や所得向上に向けた取り組みを通して、担い手が魅力を持って茶業経営を実現できるよう官民一体となって取り組んでまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。  次に、JR関西本線についてでございますが、行政としてはどのように利用促進を進めていくのかという質問でございます。お答えします。  JR関西本線では、御質問のとおり村全体の大事な公共交通機関であると認識しております。しかしながら、近年は利用客の減少によりJR側も維持に苦労されております。村といたしましても、関西本線複線電化促進連盟や、関西本線木津亀山間複線電化促進同盟会などに属し、毎年要望を行っております。主な要望といたしましては、ICカードの加茂以東への導入により、通勤、通学を初めとする村民の皆様や村外からお越しの皆様方の利便性向上、月ヶ瀬口駅においては、トイレ環境の整備を求めて要望しております。  さらに、大河原駅においては府の協力により、一部補助金を活用し駅舎の改修計画や駅前広場の整備等も検討し、バスや送迎の車など利便性向上も検討しております。JRへの要望の際には、厳しい利用状況ではあるが、関西本線は住民生活に欠かせない重要な路線として認識をいただいております。  また、JRでは近年の要望の際には、沿線自治体の協力が重要だということを大変重要視されております。そういった観点も含め、一昨年からは沿線市町と協働で「山城列茶」というラッピング列車の運行や、JR関西本線沿線地域公共交通網形成計画を計画し、村内バスとの連結や広域バスの補完を行いながら少しでも利用増になるように事業を行っているところでございます。今後とも、JRや周辺市町とも連携をしながら、路線の維持、合理化を図れるよう要望して利用促進を行ってまいりたいと考えております。  次、防災減災対策としての3つ目でございますが、村は防災対策についてどのように進めていくのか、過去の災害を踏まえて村のBCPはどうなっているのかという質問でございます。お答えします。  昨年は、大雨により村内各地で大なり小なり被害がありましたことは北久保議員も御尽力をいただきましたし、御理解いただいていることであります。  村といたしましても、国や京都府にもお願いし、道路や河川等の防災減災対策は進めておりますし、また、コミュニティ助成事業を活用し、災害時に必要な資機材の購入も実施しておりますが、村として今後行っていかなければならない防災減災対策は、村民の皆様に対する防災意識の啓発を十分に行っていくことが必要と感じております。自助、公助、共助という言葉がありますが、まずは自分で自分を守れるのか、特に大地震では自助が重要になってきます。その後に共助、公助が生まれます。  このことを含め、まずは、各地域の自主防災組織の強化が必要であると考えているところでございます。  このため、地域の方々の自主防災組織への理解を促進するために啓発活動や自主防災組織と共同の防災訓練や研修会、防災パトロールの実施等において自主防災組織のレベルアップを図っていきたいと考えております。  村といたしましても、ソフト、ハードの2つの観点で取り組むことはもちろん、それぞれ一体となった防災対策ができるようにしっかり取り組んでいきたいと考えておりますが、BCPにつきましては、御質問のとおり過去の災害や、これから予測される災害に対し、その災害後に役場機能をどう維持継続していくかだと考えているものでございます。計画策定には、近年電子化されているシステムの保護をすることや、防災行政無線等の村民への情報などを継続できる内容を盛り込んで計画策定を行う必要があり、まずは分析を十分行う必要がありますので、十分な情報収集や分析を行い、簡素化したものでなく、行政機能の維持や復旧が確実に行えるよう検討、計画しておりますが、BCP策定まで、いましばらく期間が必要であると考えているところでございます。  以上、北久保議員の質問にお答えをさせていただきます。 ○議長(廣尾正男君)  「北久保浩司議員」 ○2番(北久保浩司君)  それでは、再質問をさせていただきます。  茶業の振興について、お伺いいたします。この茶業の振興についてでございますけども、議員の中には茶業を家業として頑張っていただいている議員もおられますが、私たち土木経済委員会の中でも茶業について、ちょっと勉強させていただいたこと、また自分なりに勉強させていただいたことをちょっと疑問に思ったところを質問させていただきたいと思っております。  本村の基幹産業であります、茶業の状況ですが、京都府の茶業統計によりますと、この10年間、茶園の面積はほぼ横ばいですが、生産量並びに生産額を見ますと、おもしろい結果が出ています。  平成18年度の生産量は約780トンに対し、平成28年度の生産量は730トンですが、平成28年度の生産量を見ますと660トンと落ち込んでいました。生産額では、平成18年度は13億5,000万円、5,500万円に対して、平成28年度は10億4,600万円で、これだけを見ると減少傾向にあるように見えますが、平成23年度を見ますと9億6,000万円と10億円を割っていました。これは皆さん方も御存じのとおり、その後の食用抹茶としての、碾茶の転用がふえ、碾茶の生産量を伸ばしたことにより、市場を見据えた戦略による成果だとも言えます。  しかしながら、碾茶バブルがいつまでも続きとは限らす、また、少子高齢化による生産農家減少、今後茶園の面積も減らしてしまい、本村の基幹産業に大きな打撃を与える可能性も否定できないところです。  実際統計では、茶園面積は維持していることになっていますが、生産農家については、平成19年度149軒あった茶農家が平成28年度では、実に77軒まで減少しています。これらの現状を踏まえて本村として、先ほども村長の答弁にありましたが、どのように対応して、これを維持し、また反映させていくのか、再度お伺いいたします。 ○議長(廣尾正男君)  「村長 手仲圓容君」 ○村長(手仲圓容君)  先ほども申し上げましたように担い手が減少してきて、百四十数軒あった農家が今77軒とおっしゃったとおりでございますが、販売金額は横ばいでありながら、生産農家が半減しているという状況でございます。1軒当たりは大きくなったわけでありますが、やはり後継者がいないために高齢化した茶農家がやめていかざるを得ないというふうな状況になっているのは現状でございまして、茶農家の新規就農というのは、なかなか厳しいものがございます。  1年でとれるような野菜とかいうようなものであれば頑張って、1年頑張れば一定の収穫があるというものでございますが、お茶というのは新規に就農して植えたとしても、収穫まではかなりの時間がかかるということもある。そしてまたおやめになった茶農家に引き継いでやろうとしても、機械なり、農地の移譲の問題とか、技術の問題とか、そう簡単にはいかない問題がありますんで、やはり一定の期間、それを継承して習っていくということをしないと引き継ぎができないという特殊な農作物でございますんで、今、先ほど答弁申し上げましたように、研修をさせる受け入れ側も含めてですね、今、希望者を募りながら募集をこれから行っていきたいというふうに思っておりましてですね、後継者を形を変えてでもやっていかなければならないいうふうに思っておりまして、それについて今取り組んでいるところでございますけれども、議員も消防団を踏襲されてる関係で、茶業農家の若者もたくさんいると思いますんでね、何かいい方法があれば提案をしていただければありがたいと思いますが、村としては今そういう先ほど申し上げたような研修制度を取り組んで、後継者を育成していこうということを今計画をしているところでございます。 ○議長(廣尾正男君)  「北久保浩司議員」 ○2番(北久保浩司君)  村長、今ね、新碾茶ラインという言葉を御存じですか、知っておられると思いますけども簡単な碾茶を従来の時間をかけてやるんじゃなくて、時間、短期間にする碾茶のことなんですけどね、後ほどこれについては触れますが、まずはお茶の1世帯当たりの購入量及び購入金額の推移ですが、この半世紀に国、国内ではほぼ半減しています。また、国内の1世帯当たりの消費額におけるドリンク茶と、リーフ茶の割合は平成19年度を境に逆転している。つまりどういうことかいうと、まずは1つ目、お茶、国内のお茶そのものが余り出している。2つ目は高いお茶が売れないという現状になっている。この間、政府は大手飲料メーカーと連携し、生産地に対し、茶園の大規模化、機械化による省コスト生産体制の確立を茶産地育成事業として行ってまいりました。  これらの施策は私の考えですが、少なからず本村のような産地には打撃を与えたと考えます。その後、生産者や山城農協の努力もあり、今日、碾茶機械化生産によって何とか現状維持していますけども、近年、世界的な碾茶ブームによって共通語として抹茶と呼ばれるようになり、政府の方針もあり、緑茶の輸出額は100億円を超えています。東京オリンピックまでには150億規模になると予想されています。これに対応すべく政府は先ほど述べまして新碾茶ラインを普及させ、一気に輸出量をふやす政策に出ています。九州あたりにはかなり積極的に導入を始めたと聞いております。  こうなればもともと食用の抹茶の原料ですから、国内産であればよしとすれば海外の輸出は質よりも量となり、本村を含む府内産地の碾茶は取り扱いにくくなり、実際、台湾への輸出の1キロ相当当たり、平均単価は400円前後まで下がっていると聞いております。  最初に、統計の数値から現状を申し上げ、厳しい現実についてお話させていただきましたが、村長の答弁にもありましたように、生産者の努力により本当にいろいろな取り組みをしていただいて、産地賞、また連続受賞していただいた名実ともに宇治茶の主産地としてのブランド力も高めてまいりました。また昨年、お茶の京都南山城村という道の駅がオープンし、お茶を含めた農産品の直売も進んでる、これをますます推移していただき、新たな市場経済を生み出すことが必要ではありますが、そのためには市場の動向に注力し、次代に先駆けた取り組みが必要だと考えております。  現段階で、本村として市場を見据えた新たな取り組み、また、村長としてのお考えがあればお聞かせください。 ○議長(廣尾正男君)  「村長 手仲圓容君」 ○村長(手仲圓容君)  議員おっしゃるように新しい碾茶ラインができておるのを知っております。茶研にも今、入っておりますし、最近、九州のほうで一気に導入された新碾茶ラインというのがあります。機械を買ってきたら、すぐもうそれで使えるという碾茶の製法なんですが、それが出てきたことによって、ことし碾茶が少し値段が去年より安くなっていると、去年、平均単価4,000円越えてましたけども、ことしは3,500円ぐらいになっているようでございます。  こうして全国的に鹿児島なり、静岡でも碾茶が進んでいきますと、碾茶も今までのようにいいことばっかりでないというふうに思います。そうなりますと、何が一番大事かってことになってきますんで、そういうのを追っていくことが果たしてええのかどうかという問題もあって、本来の宇治茶としてのこの京都産のお茶というものも見直せてくるんとちゃうかなというふうに思います。  現に、和束町では碾茶より麦茶のほうが高かったという事例が出ておりますし、どっちがええかという問題もあって、村がどうしろ、こうしろという問題ではないんですが、そういった新しい情報を生産者にうまく伝達することによって、生産者のことしはもみのほうがいいとすればもみに多くシフトする、碾茶がええ年には、碾茶にシフトするというような、身軽に動けるような体制が必要ではないだろうかなというふうには思ってます。  そういうことで、それに必要な施策については村として精いっぱい応援していきたいというふうに思っておりますので、村が生産のプロではございませんので、そういった情報をうまく収集してその情報を生産者に提供していくいうとこら辺が、精いっぱい村としてのやるべき仕事かなというふうに思っております。 ○議長(廣尾正男君)  「北久保浩司議員」 ○2番(北久保浩司君)  この問題、農家の皆さんだけでなく南山城村全体が一丸となって、茶の振興に努めるべきではないかとそのように私も思っております。またね、いろんな国の補助金、またあるそうです。しかし、なかなかその補助金がこの京都府に合ってる補助金ではないということも聞かせてもらっております。  九州等の補助金では燃料まで補助が出る、県によってはそういう県もあるそうです。やはり、そういったことも行政、また村長としてこういった国の補助金等のあり方、しっかりと訴えていただき、また、私たちもそういった国と府、また、そういった方々と通じてる議員としてもしっかりと声を上げていって、みんなでこういった茶農家を支えていきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。  続いて、JR関西本線の利用促進についてお伺いいたします。  ちょうど1年前、本村に6月議会において、各家庭による生活費、占める、通学費、また通勤費の割合が全国平均をかなり上回っているという課題について、一般質問させていただきました。また、これから本村のような過疎地域は、移住者の獲得にしのぎを削ることになり、本村においても移住定住施策を最重要課題ととらまえ、施策を講じていく必要と、現在、本村に住んでいる方々が流出しないよう住民サービスや生活費の負担軽減などについて施策を講じる重要な課題であると一般質問させていただいたところでもあります。  あれから1年がたちました、この課題について村としてどのように取り組まれたのか、改めてお伺いいたします。 ○議長(廣尾正男君)  「村長 手仲圓容君」 ○村長(手仲圓容君)  先ほども申し上げたとおり、利用促進をするようにということで、ICカードは使えるようにということを要望しております。草津線が全駅カードが使えるようになったわけではなし、その取り組み甲賀市の市長さんなんかから聞いてますと、3万枚ほどのカードを行政で買って、利用者に配布していったという経過が、かなり大きな費用をつぎ込んでやったということでございますが、そういうことをやればいいのかということで、伊賀市ともそういう話を取り組んだんですが、JRのほうは今度は関西線のほうは、駅につけるんじゃなくて、列車にICOCAの機械をつけていこうとしているみたい。  そうしますと、駅につけなくても、車についているんですから、いいということで、それがいつしてくれるんかという話でございますが、これまだ結論が出ておりませんので、今、幹事会ということで担当者が総会まで、1年の総会がもうじきあるんですが、それまで幹事会でいろんな整理をしておりますんで、少しわかっている分については、担当者、総務課長のほうから答弁をさせます。 ○議長(廣尾正男君)  「総務課長」 ○総務課長(辰巳 均君)  今、村長申し上げましたICカード等の導入とか、他の要望も含めてなんですけども、毎年ですね、各種団体に対する村としての要望、またあるいは沿線地域と一緒に要望するわけなんですけども、その中で重要項目というふうな形で導入のこともうたわせていただいております。ただ、具体的に申し上げますと、いつから導入しますよというふうな返事はまだいただいてないような状況でございます。駅につけるのか、列車につけるのか、その辺の協議もまだされているようでございますので、ちょっとまだその辺の返事がまだのようでございます。  もう1つ、利用促進というふうなことも含めてなんですけども、私ども住民が通学、通勤等で住民が利用する場合と、もう1つ、観光を目的によそから来ていただく、それによって乗車の数をふやすというふうなやり方もございますので、その辺、観光と一体となったいわゆる利用促進というのも今後必要といいますか、現にぼちぼち進めているようなわけなんですけども、その辺の観点も必要やなというふうには考えてございます。  ただ、具体的にICカード等については、いつごろからできますよというのはこの場では御返事できないような状況でございますので、御理解をいただきたいというふうに思います。 ○議長(廣尾正男君)  「北久保浩司議員」 ○2番(北久保浩司君)  非常に、難しい問題であることは私も理解していますが、住民の足という視点から、なかなかJR西日本も企業ですから、連携は難しいかもしれませんけども、平成28年度の相楽東部3町村の交流人口の伸び率は、京都府内でも恐らくトップであると認識しています。これは本村の道の駅が大きく寄与していることは言うまでもありません。  また、笠置町、和束町においても観光人口の伸び率は順調であります。先月も3町村で山城体験観光推進協議会も発足し、教育旅行の本格的な受け入れも始まり、学校関係者にも非常に好評であったと聞いております。今後これら、観光の足、先ほど課長もおっしゃられましたけども、JR関西本線の利用促進を図りながら、利用客をふやすことが将来的には住民の足として、また相楽東部広域バスとの利用促進にもつながると考えます。  現状では先ほども村長おっしゃられました、ICカードも対応できない現状であると聞いておりますが、JR関西本線に、JR西日本に問い合わせたところ、自動改札を設置しない、先ほど村長の話にあったように簡易な端末で対応できるという方向であるということも聞いております。これについてもできるだけ早い実現できるよう取り組んでいただきたいと思います。  続いて、BCP災害対策について再質問をさせていただきます。  このBCPの策定について、私も前にも質問をさせていただいた。なぜ、これ進まないのか、またそんなに私もやはり職員の皆さん方がこれだけじゃなく、本当に、いろんな業務をされていて、なかなか取りかかれないのも理解しているわけですけども、やはり、いざ災害が起こったときに、この事業計画のこのBCPは本当に大切になってくると思うんですけど、なぜ、村長なかなか進んでいかないのか。  和束町においては、わずか1カ月半でできたということも聞いているんですけどね、笠置はまだそうですね、確かに、南山城村に合った本当にBCPにならなければならないとは思うんですけども、その点、なぜ進まないのか、ちょっとその辺についてお伺いいたします。 ○議長(廣尾正男君)  「総務課長」 ○総務課長(辰巳 均君)  確かに、北久保議員おっしゃるように京都府下でも26市町村ある中で12の市町がもう策定済みであるということでございます。現在、私どもといたしましても、府内いろいろなBCPがございます。ほんまに悪いですけども、簡易的なものから、しっかりしたものがございまして、その辺、やはり、同じ策定するならしっかりしたもんをやっぱり策定する必要があるなというふうなことで、現在のところそういうふうな各市町の情報ですとか、資料を取り寄せているような状況でございます。なおかつ、職員もそれぞれほかの業務を抱えている中でやっておりますので、若干おくれているというのが大変申しわけなく思っておるんですけども、早く策定するというふうなことは必要やというふうなことを認識しておりますので、いましばらくお待ちをいただきたいというふうに考えておるところでございます。 ○議長(廣尾正男君)  「北久保浩司議員」 ○2番(北久保浩司君)  近年の災害は、毎年多くの新しい発見や課題が残るものであり、これらのこれからまた梅雨に入り、BCPを含め、防災体制の確立をしっかりしていかなければならないと思います。また、本当にいざというときに役に立つ、また、BCPでなければならないとそれは私も思っております。できるだけ早い段階で策定していただけるように取り組んでいただきたいと思います。  そして、ここに南山城村の地域防災計画があるんですけどね、この中に1年に1回、会議を開いて検討を加えていく、毎年行うということがうたわれているんですけど、これちょっとやられたんがもう2年前ぐらいになると思うんですけど、前回も私もこの質問に対して、質問させていただいたところ当時の総務課長から今後は毎年行うということを聞かせていただいたんですけど、なぜ、それが実現できないのかちょっとその辺お聞かせください。 ○議長(廣尾正男君)  「総務課長」 ○総務課長(辰巳 均君)  議員おっしゃるとおり、私どもの地域防災計画の中では、計画等修正については毎年検討を加えながら必要な、必要と見てるときは修正するよというふうなことで、毎年検討を加えるということは、関係機関が寄って検討する場が必要やというふうなことも考えております。  特に、なぜ開けなかったというふうなこと、大変申しわけないんですけども、それこそ昨年のような大災害とかございましたらそういうふうなことで、それにも力を注いでしまってなかなか開く機会がなかったとか、これ言いわけで大変申しわけないんですけども、しっかりですね、議員のことも受けとめながら、防災会議のほうを開催できるようにしてまいりたいというふうに思っております。以前に、そういうふうな形で答弁をさせていただいておりますので、ぜひとも防災会議については、開催するということで努力していきたいというふうに思います。 ○議長(廣尾正男君)  「北久保浩司議員」 ○2番(北久保浩司君)  本当に、この会議を開くに当たっては、多方面からたくさんの方々に参加いただいて、この会議を行わなければならないことは私も理解しております。また、本当にそれが大変なことは重々わかっているんですけども、前回の会議の中でも当時の京都府の副局長であります、中西元副局長がやはり1年に1回は必ず行ったほうがいいんじゃないかということも提言されておりますので、できる限り1年に1度はやはりこういった会議を行って全体的な、いざというときにはどういうふうにしていくんかなということをこれからも住民の安全・安心を守るためには行っていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  これで、私の一般質問を終わらせていただきます。 ○議長(廣尾正男君)  北久保浩司議員の一般質問は終わりました。  続いて、1番議員中崎雅紀議員の一般質問を許します。  「中崎雅紀議員
    ○1番(中崎雅紀君)  議長のお許しをいただいて、一般質問させていただきます。  まず、企業誘致についてですけれども、昨年度において、企業誘致、菌床シイタケ工場の協定を結ばれましたが、村長は南山城村にとってこれが将来どのような利点があるのか、現在村で原木シイタケや菌床シイタケの生産に取り組んでいる生産者にとって、担い手不足の解消や供給力向上に向けた取り組みも同時に示すべきであったと考えますが、今現在どのように考えておられるのでしょうか。  次に、道の駅についてですが、昨年度経営成績を踏まえ、運営会社、株式会社南山城について、今後も好調な成績を維持していくためにも、健全な民間企業として出資比率や経営と人事の面で役場職員、特に役場課長の関与を最小限にして、外部から資本と役員の受け入れを行うべきであると、私は考えますが、村長はどのようにお考えでしょうか。  第3番目、福祉施設についてですが、福祉施設、老人介護施設は、制度の改正により以前に比べ入所しやすい状況となっておりますが、現在も地元に入所する、入所施設が欲しいとの要望があります。それを踏まえて用地取得のほうを先行して、村として進めておられますが、現状において、どのような施設になるのか、その規模や建設についての現状の取り組みについて具体的にどのような案があるのか、示すべきであると考えますが、その具体案についてお答え願います。  以下、自席に戻って質問をいたします。 ○議長(廣尾正男君)  中崎雅紀議員の発言の制限時間は、11時14分までです。  答弁を求めます。  「村長 手仲圓容君」 ○村長(手仲圓容君)  それでは、中崎雅紀議員の質問にお答えをしたいと思います。  まず最初、企業誘致についてでございます。  まず、南山城村にとって将来どのような利点があるのかということでございますが、協定書にあるように、村民の働く場、すなわち雇用につながることが最大のメリットと考えております。また、人口減少が著しい村にとりまして、移住定住施策も推進していることから、働く場ができるということは、その方々も安定した収入を得られるということにつながるものと考えております。シイタケ工場を運営する会社の社員は、できる限り村で住んでいただくこともお願いしていくこととしておりまして、人口増加にぜひともつなげていきたいと考えております。  さらに、京都野菜ブランドを展開する独自ブランド「洛市」も持っておられ、また取扱店舗も多く、安定した供給、物流、販路など、村で持っていないものを多く持っておられることから、村の農業を盛り立てていただけるのではと期待しているところでございます。  いずれにしましても、村にとりましては、この企業が参入することによりまして、その企業の持つものを活用させていただき、地元農産物の販路拡大、ブランド化、地元産業の活性化、発展、さらには移住定住に寄与いただくことを期待しているところでございます。  次に、村の原木シイタケや菌床シイタケの生産者の取り組みについてでございますが、現状といたしましては、椎茸生産組合による連合体の南山城村椎茸生産組合連絡協議会が組織され、南山城村を初め、京都府・JA・森林組合から補助を受けておられます。産地PR、消費拡大事業として小学校ふれあいフェスティバルや活き生きまつりでも出店をいただいたり、京都府の農林水産フェスティバルなど各種イベントにも出店参加し、南山城村産原木シイタケの知名度アップと消費拡大に努めてきたところでございます。  株式会社トレードは、全国の青果卸売市場に対する野菜の転送事業や京野菜ブランド「洛市」を展開されており、シイタケ生産者へのメリットとなることも考えられることから、共同の協議の場を設けていきたいと考えております。  また、株式会社トレードの菌床シイタケの安定した大量な生産と、シイタケ生産者による高品質な原木シイタケの提供により、本村がお茶とあわせシイタケの村としてアピールすることにより、イメージアップが図れ、所得アップや近年の生産者減少に歯どめにもなると考えているところでございます。  次に、道の駅の件についてでございますが、健全な民間企業として収支比率や経営等、人事面で役場職員の関与を最小限にし、外部から資本や役員の受け入れを行うべきという指摘をいただいております。お答えします。  当道の駅設置の目的は、人口減少や少子高齢化、農林業の担い手不足といった村を取り巻く状況下において、農業振興や高齢者生活支援といった、村づくりの実現のための拠点として整備し、「村に必要なことを村の人が取り組み、それによって村の人が利益を享受する仕組みづくり」として、その担い手として、村が出資し株式会社南山城を設立、取締役も副村長を含め村の関係管理職員で構成した経過がございます。  道の駅は、昨年4月の開業からようやく1年が経過し、まだ1年目ではございますが幸先のよいスタートを切っており、今後も経営という観点を持ちながら、村づくりの一翼を担う拠点として期待しております。  役員体制については、経営の独自性を図る観点から、役場職員の取締役解任と民間からの登用、適正な取締役の人数を検討させているところでございます。  また、出資金については、現在、3,000万円でございまして、100%村が出資しているところですが、当初の予定では、後々には民間の資金も導入する方向で考えておりましたので、取締役の選任と同様、経営の独自性を図る上で民間からの出資も必要であると考えておりまして、出資金の必要額もあせて検討するよう指示をしているところでございます。  当村といたしましても、道の駅が村づくりの実現のための拠点整備であることなど、当初の道の駅整備及び株式会社南山城の設置の経緯や目的を踏まえ、最低限の関与は必要だと考えているところでございます。  次に、福祉施設についてでございますが、村、用地の取得を進めている、現状における施設の規模や建設の取り組みについて、具体案を示すべきだということで質問をいただいております。  現在、進めております殿田平尾地内、いわゆる養豚場跡地の公共用地の先行取得の第一の目的は、養豚悪臭の解消でございまして、将来的には高齢者福祉施設等、公共施設、移住定住住宅等を含む地域振興といった幅広い目的のもと用地取得を行ったものでございます。平成29年3月に開催された南山城村議会定例会の平成28年度南山城村一般会計補正予算(第9号)の議論の中で、こうした趣旨を申し上げ債務負担行為として御提案させていただき、お認めをいただいたところでございます。  人口減少対策など、諸施策を総合的に検討し、その内容が固まってきた段階で議会の皆様に御相談申し上げたいと考えておりますので、御理解を賜りますようお願いを申し上げます。  また、村の福祉施設につきましては、昨年3月に策定いたしました第8次高齢者福祉計画、第7期介護保険事業計画では、住みなれた地域で暮らし続けられる多様な生活に応じた居宅支援の充実のため、現在行われております通所介護や訪問介護、短期入所生活介護等の既存のサービスに加えて、南山城村の地域に密着した宿泊サービスの拡充を図ることとしているところでございます。  今後は、事業規模や運営内容等に係る協議、調整を初め、施設整備に係る調査設計など事業推進を図ってまいる所存でございますので、御理解を賜りたいと思います。  以上で、中崎議員の答弁とさせていただきます。 ○議長(廣尾正男君)  「中崎雅紀議員」 ○1番(中崎雅紀君)  最初にシイタケのほうから、質問のほうさせていただきますけれども、企業誘致、当初予算で1億7,000万ほど予算を計上されておられましたけれども、これ村の税金、財政調整基金から繰り出して、造成工事するというそういう案であったわけですけれども、否決されましたけれども、これそこまでしてまで企業誘致、そのメリットがあるのかどうかということと、人口減少、例えば別にシイタケ工場をするよりも、シイタケ工場がたまたまシイタケ工場であったから来てくださいと、そのために造成する工事、ことが必要ですということで1億7,000万、予算計上されていずれそういう形で村のお金を使って、いうたら原木シイタケとか、今現在生産されてる方が、納税されてる税金を使って同じスーパーで同じようなもの売っているような業者に対して、同じ菌床工場で800キロのシイタケを村の茶農家もいるし、シイタケ農家もおられるわけですけども、そういう方が余り賛成ではないけれども、その方の税金を使って、払った税金を使って、村のお金で造成工事をしていくということについて、疑問を持たれる住民の方もたくさんおられると思うんですけども、村長はどういうふうに考えておられますか。 ○議長(廣尾正男君)  「村長 手仲圓容君」 ○村長(手仲圓容君)  先ほども申し上げたように、その企業が来ることによって就労の場ができます。そこの従業員は京都市内から通ってくるわけにもいきませんので、社員も村で住むところを探しておられますんで、村で住んでいただくということになるわけでございまして、また、「洛市」というこのトレードという会社の京都野菜ブランドを全国展開されておりますんで、その市場というのは大きなものがございます。  今、村の生産業者は1つは、平和堂のほうに納めておられるグループと、1つは京都市場に出しておられるグループに分かれておりますが、直接市場に出さずに、市場に出さずに市場に出していくというこの「洛市」という直販の企業でございますんで、そうすることによって、いろんな経費も削減できてきて、いい値段で提供できるんと違うかなというふうな期待をしているところでございまして、いずれにしましても近いうちに生産者と協議をするいうことになりますんで、この社長も地元の産業に貢献したいというふうにおっしゃっておりますんでですね、地元の業者との協議も進めていきたいというふうに思っておりまして、今、中崎議員がおっしゃるように当初はそういう計画で概算で提案を申し上げましたけれども、その後、変更いたしまして、できる限り事業費を縮減していこういうことでございますんで、今、そうした設計を一生懸命やってるところでございますんでですね、今、用地買収ができたところで今議会に用地の取得ということで御提案するところでございますが、一定のメリットがあるいう見込みで村としても推薦、推奨しているところでございます。 ○議長(廣尾正男君)  「中崎雅紀議員」 ○1番(中崎雅紀君)  そしたら質問、シイタケに引き続き質問しますけれども、菌床シイタケの方も生産者で意見あるそうですけれども、原木シイタケ、今、例えば供給過剰になっているとか、品物が出しても売れないから、出しても売れない、売れ残ってしまうとそういう状況ではないし、トレードが来ることによって販路が拡大が期待できますということの趣旨を今、おっしゃったと思うんですけれども、原木シイタケの特産品が南山城の特産品だからトレードは来られるわけですし、原木シイタケに対して、原木シイタケの生産に対して、生産体制の強化とか、補助とか、そういうことについて、なぜ考えなかったのか。  例えば、流通するルートはできたのに、供給がこんだけしかないと、同じとこへ出すし、平和堂とJAに出してるからもうそれでもう手いっぱいでトレードに回す分はありませんねんいう、そういうことになると思うんですけれども、それであったら、流通ルートの拡大には、流通ルートが拡大しても、生産力の強化に取り組みが何もできてなかったら、今から取り組んでもあしたできるというわけではないし、2年後にもうトレードが来られるわけですけれども、トレードが来たときに販売ルートが拡大して全国に広がりましたと、原木シイタケの販売はできるけれども、生産する体制はないですと、そういうことにならないでしょうか。 ○議長(廣尾正男君)  「村長 手仲圓容君」 ○村長(手仲圓容君)  村で、専業としてシイタケ生産されているのは1社です。個人ではお一人だけで、あとはお茶をしながら、シイタケをしているとか、そういう形でシイタケをされておりまして、お茶の暇なときにシイタケをしているという状況でございます。  菌床シイタケも1社ございます。その人もトレードに出しておられます。でも、市場の要求だけが生産できてこないいうことから、企業は自社でつくっていこうということでございますんで、市場が求めている量が村で生産できるかというたら、できてないということが現状にあります。  ですから、大々的につくっていこうということでございますんでですね、そういう意味からもトレードが来ることによって、特に市場が圧迫して価格が安くなるというようなバッティングはしないものと思われます。  市場にトレードも、市場に出しておられるんなら、市場でいっぱい競合するわけですけども、直接販路を決めて、出しておられますんで、そういうことはないというふうに思われます。  ですから、議員おっしゃるような懸念といいますか、そういうことには企業側もそういう地元の生産者に圧迫するようなことはないということを言っておられますんでですね、そこら辺は圧迫しないものと私は思っておりまして。  その生産者に対する支援をどうするんかという問題がありますけれども、これもまたいろいろと今後そういうその生産体制についても、お茶をやってお茶の暇なときにシイタケやっている人ですんで、それがそんなにじゃあ、人を入れてどんどんやっていけることにつながっていくのかどうかっていう問題もありますし、あるいは、規模を倍にふやして、ふやしていこうということもなかなかそれはきびしい問題があろうかと思いますんで、あんまりそういう市場でのバッティングとか、影響はないというふうに感じております。そういう内容でよかったんかいな。  そういう状況でございまして、あんまり、議員心配されるようなトレードが来ることによって、地元企業が影響があるということについては心配ないというふうに思っております。 ○議長(廣尾正男君)  「中崎雅紀議員」 ○1番(中崎雅紀君)  供給が、トレードが進出してくることによって原木シイタケが圧迫されるんじゃないかという趣旨ではなく、質問ではなくてね、トレードが進出してきたことによって原木シイタケの需要もふえると思うんですけれども、そのふえた分を補うだけの供給能力についても増加させる供給、原木シイタケをね、たくさん出せるように1軒しかない、専業でシイタケをやっておられる方を2軒にもなってもらうとか、6,000本しか原木を管理できないけれども、それを1万本までふやすような方法を、例えば研究するなり、何なりして、800キロ1日で生産できる能力あるのであれば、原木シイタケを1軒で1万本生産、管理して、それが2軒になれば2万本の原木の供給になって、それはトレードを通じてなら、売り切っていけるでしょうからと私は思いますけれども、その供給の増加についてどういう取り組みを前向きに行っておられるのかということを質問しているんですけれども。 ○議長(廣尾正男君)  「副村長 山村幸裕君」 ○副村長(山村幸裕君)  今、中崎議員からの御質問の中に、なぜこの税金を投入するのかという素朴な企業誘致に対して、この税金の投入の仕方がなぜトレードのシイタケ工場なのかというような御趣旨の初めの質問やったと思うんですが、ちょっと戻っていただきまして、原木シイタケにつきましては、長い間、百何軒ほどあったのが今現在では13軒ほどになっていると思うんですが、この状態の中で、村が今、抱えている課題は、人口が2,787人と今、表示がされております。当然、人口減少につながってくる中で、何とか、この村の存続を維持するためには道の駅をなぜつくったかのスタートになるわけですけど、道の駅をつくることによって村外からの出ていってた若者がまた働くために戻ってきて、今活躍されているとか、あるいは新たな、そこで雇用が生まれるとか、この道の駅も1つの企業誘致的な考え方としたら、そういう考え方もできるわけなんです。  その中で、村として今やらなければならないのは、どうして内部を強化するだけでいいのか、外部からの力によって村を強めていくのか、この両方を進めていかなければならないというとこに企業誘致の1つの意義があるわけなんです。  ところが、元来、企業誘致待っててもなかなか企業は進出されない現状の中で、京都府等の力を受けてですね、村の中で企業誘致として進められる場所はどこかないかということを探した結果、国道沿いの場所が企業としてはそこなら希望やというふうに至っていると。  その中で、公害を出す企業では村としてはこれ問題ありますし、企業でも村に合った企業をやはり進めたいという中で、農林業を進めている中のシイタケ、お茶、この関連する企業を何とか導入していきたい、その中で雇用の場の少しの確保、あるいは外からの、外部からの入ることによって、将来的には税収につながる1つの要因にもなります。  そういう意味の中で、内部も強めていかなければなりませんが、外部からの力を入れて、移住定住を進めながら人口減少をとめていくというのが、この元来企業誘致の考え方でございますので、その辺でトレードとの菌床シイタケがどう、原木シイタケがどうという話になりますと、数字的なことになってきますので、販路を拡大、流通過程を使ってですね、原木シイタケも伸びていっていただければありがたいわけですが、現状の原木シイタケはやはり冬場の仕事、お茶の間というような限定の中で、家族経営がやはりほとんどでございますので、そこを今までもかなり、林務の中でシイタケに対する助成とか、そして、事業があれば事業に対して行政は動くということはやっておりますので、一切、手はつけてないということではございません。その辺を御理解いただきたいと思います。  以上です。 ○議長(廣尾正男君)  「中崎雅紀議員」 ○1番(中崎雅紀君)  そしたら、次に道の駅に進みますけれども、今現在、役員として森本社長民間出向でした。この3月に退職されて代表取締役で民間人になられたということですけれども、今も現状、役員で課長の方おられると思うんですけども、例えば、課長に道の駅が黒字になっているんですか、赤字になっているんですかと尋ねても3月の決算だったらもう5月だったら、もう決算書できてますよねと聞いたら、私は赤字か、黒字か聞いてないです。重役の方がそういう状態で重役でおられて、森本社長は1人でやっているというに近い状態になっていると思うんですけれども、そういう状況ではなくて、3人とか、4人とかの重役、何十人と従業員おられるわけですけれども、給料も支払っていかないといけないし、それを払うための利益を上げないといけないわけですけれども、赤字になってるのか、黒字になってるのかようわからんのですわという重役の方が役場におられて、労務とか、総務とか、経理とか、何も把握してない。で取締役会は役場の課長会議でやってます。  例えば、例えば労災とかありますわな、労働災害とか、食堂やってれば食中毒とか、夏場よくそういうこと管理しないといけないわけですけども、例えばね、包丁で手をけがしたと、縫わなあかんと、労災保険使わんとあかんと、給与補償も出さなあかん、そういうことは森本社長1人で管理しておられるように見えますけども、役場の課長はどういうふうに関与して、役場の取締役会はどういうふうに機能して、役場の、役場をやめられた森本社長はどういうふうに株式会社を運営を取り仕切っておられるのかということと。  もう設備に対しては、村が責任持ちますからということだったので、去年は千何百万か使って、バックヤードに屋根をつくりますと、見たとこどうもバックヤードの屋根らしいものは見当たらないけれども、一体どうなっているのか。役員の方に聞いてもちょっとわかんないですと、そういうことで、そういう経営を改めて、いうたら個人商店みたいになりつつあるのを、改めたほうがよろしいかと思うんですけれども、村長いかがでしょうか。 ○議長(廣尾正男君)  「村長 手仲圓容君」 ○村長(手仲圓容君)  要するに、経営の株式と取締役でありながら、経営の中身は知らない、だから、それやったら、もう民間できちっと専属でやらせと、こういう話やというふうに思います。  もう今、株式会社のほうから税理士さん頼んで、決算書を今つくっておりまして、それを取締役会にかけて、近いうちに株主総会を開く予定になっております。経営内容はまだ具体的には公表できませんが、赤字にはなってないということです。黒字になっているようでございます。  そういうことがあって、取締役をしているのに経営状況は知らないというようなことでは会社としてはおかしいということの質問やというふうに思いますので、先ほども答弁させていただいたように、そろそろ株式も一般公募して入れたらどうや。それから、重役も最低限、残して民間からの登用を考えたらどうかという指示をしております。  今度の株主総会に一定の方向性が出されるんかなというふうに思いますけれども、まだ1年でございますんでね、じゃあ来年どうなるんやというたら、ことしは黒字やったいうことやけども、やっぱり二、三年みないと安定した経営状況はわからないいうふうには思います。  ですから、ことしもう1年見た上で、株式の民間の参入と取締役の民間からの登用については事前に検討して、どういう人選していくのかということも含めて指示をしておりますんでですね、議員おっしゃるようにそういうことの懸念もございますんで、方向性は議員おっしゃるような方向に今、動こうとしております。  まだ1年の経過が報告されてない中で、どうするということは言えませんけれども、今度の株主総会ではそういう方向性を示して決めていこうと思っておりますんで、きっちりとした経営状況にしていきたいというふうに思ってます。 ○議長(廣尾正男君)  「中崎雅紀議員」 ○1番(中崎雅紀君)  そしたら、あの出資のほうは受け入れを民間から検討するいうことで南山城村の役場から追加で出資するとかいうことは考えてないいうことでしょうか。 ○議長(廣尾正男君)  「村長 手仲圓容君」 ○村長(手仲圓容君)  資本金の出資は考えておりません。ただ、今ある3,000万の出資金を民間が買い取るのか、あるいは増資してふやすのかいうこの方向については、これはどっちがええのかということについては今、検討させているところでございますので、今の3,000万でいくとすればその3,000万のうちの幾分かは民間企業が参入してくるということになる予定であり、まだなってないんで言えませんけども、そういう方向を指示していて、いい方法を検討するようにということで、指示をしております。 ○議長(廣尾正男君)  「中崎雅紀議員」 ○1番(中崎雅紀君)  ちょっと言葉拾いますけども、検討させてるとか、指示してるとか、誰に対して指示されて、誰が検討しておられるんですか、森本社長1人ですか。 ○議長(廣尾正男君)  「村長 手仲圓容君」 ○村長(手仲圓容君)  いや、副村長以下、取締役の中でそれを決めていくように指示をしておりますし、森本にもそうしていくように指示をしております。 ○議長(廣尾正男君)
     「中崎雅紀議員」 ○1番(中崎雅紀君)  道の駅の経営については、当面のところは集団で南山城村役場の役場の重役は関与しながら、森本社長が現場を取り仕切っていくいう形で経営されていくいう、そういう理解でよろしいでしょうか。 ○議長(廣尾正男君)  「村長 手仲圓容君」 ○村長(手仲圓容君)  当面のというか、来年から30年度からそうするのか、29年度はできませんでしたね、だから、30年度にするのか、31年度にするのかということについても、検討を加えていくようにということで、検討してもらっているところでございます。 ○議長(廣尾正男君)  「中崎雅紀議員」 ○1番(中崎雅紀君)  そしたら、次、福祉施設について質問しますけれども、特養のほうが要介護3年以上でないと申し込めませんということで、きはだ園も木津川市のほうへ、木津川市の梅美台ほうへ移転されましたけれども、例えば個室、今、新設で特養つくろうとすると、大体個室のタイプで部屋にトイレがついてて、月々部屋代だけで七、八万とられるので、介護費用が総額月15万円ぐらいかかりますという特養が新設の特養そういう特養になってくるわけですけども。  例えば、きはだ園だったら4人部屋で、4人しか入れないところ、けれども、4人部屋か2人部屋しかないけれども、例えば部屋代なんか、ほとんど要らないから、月10万円以内で入所ずっと死ぬまで年金だけで、入所できますよという施設が地元の、いうたら地元からなくなって、引っ越してしまったということについて、村の中でもある程度影響は出てるのではないかなというふうに私は考えるんですけれども。  例えば、低所得の方がですね、家族がお金もそんなに出せないし、もう15万の入所の施設に入れるぐらいだったらもう家で見やんとしようがないけど、家では見れないと、きはだ園やったら入れてもらえてた、だったらいけてたのにという人が村で、そんなにたくさんおられるわけではないと思いますけども、そういうところの人が潜在的に出てくる可能性もこれからあるわけですけれども、有料老人ホームに安心して入れる方はよろしいですけども、そういう低所得の方に対して、低所得であって、入所する必要があるような方に対して、村としてどういう方向で援助していくのか、村長に伺います。 ○議長(廣尾正男君)  「村長 手仲圓容君」 ○村長(手仲圓容君)  今、そういう人がどれぐらいおられるのかというのが担当課のほうで把握しておりますから、担当課のほうでお答えをさせますけれども、きはだ園も新しくできたけども、まだ空き部屋があるということで聞いておりますんで、入ろうと思えば入れますけども、今議員おっしゃるように金額の問題もあろうかと思いますんで、その辺の実態については担当課からお答えをさせます。 ○議長(廣尾正男君)  「保健福祉課長」 ○保健福祉課長(山本雅史君)  その実態の調査についてはちょっとデータ等は持ち合わせておりませんので、お答えすることはちょっとできないところなんですけども、そういったケースケースに応じた対応というのは必要になってこようかと存じます。他市町村におきましてもそういった多床室という施設も残っているのも現状がございますし、そうした実情に応じてケアプランつくっていく中で、そういった実情に応じた対応をとっていくしかないのかなというふうに考えております。 ○議長(廣尾正男君)  「中崎雅紀議員」 ○1番(中崎雅紀君)  例えば、小規模多機能とかをつくりますとかいうことに、例えば上仲さんとこの、上仲さんという旧養豚場のほうでも1億からのお金を出して、城南土地開発から土地を買い戻す予定になっていると思うんですけども。また、話し戻しますけれども、例えば、道の駅で赤字が累積で3億になりました、4億になりましたとか、そういう事例は方々であると思うんですけども、どんどんもうかってる道の駅って逆に少数派だと思いますけれども、例えば3億、4億とかの道の駅の赤字の累積がおりてきて、ことしは黒字だったかもしれないですけども、例えば福祉施設の上仲、旧養豚場の買い戻しとか、近々にしないといけないお金について、財政的に問題ないかどうか、想定はきちんと、道の駅の決算状況に応じ、と推移と、兼ね合わせて想定はされているんでしょうか。 ○議長(廣尾正男君)  1番中崎議員、道の駅とはちょっと離れて、今、福祉の関係で入ってますんでね、その辺もうちょっと。  「村長 手仲圓容君」 ○村長(手仲圓容君)  道の駅で赤字が出て、そこに補填せんなんだら福祉施設できへんのちゃうかという質問かなというふうには思いますけれども、また、それは別の次元の話になります。道の駅は、村がつくったとこを運営を委託しておりましてですね、その運営している会社に補填するということは今の段階ではあり得ないというふうに思ってます。  ですから、福祉施設をつくる金の心配をされてるんでしたら、それは方法としてはいろいろつくる方法はございますんで、小規模多機能と言われるような施設やと、これは運営するのは福祉法人がやるわけですよね、それは単独でうち来てくれいうたって特養も来てくれへんのに、小規模多機能来てくれるかってなかなか来てくれないだろういうふうに思います。  ですから、今、先ほどの答弁でもさせていただきましたが、村はできることは最大限、宿泊サービスぐらいなものしかできのちゃうかなという感覚を持ってます。そういうことの今、検討をしているということでございますので、その辺については、お金については過疎債も対応できますし、補助金がなくても村独自の施策でやろうと思えばそういう対応はしていけるいうことでございますんで、道の駅との絡みというものはございません。ということだけ申し上げておきます。 ○議長(廣尾正男君)  「中崎雅紀議員」 ○1番(中崎雅紀君)  そしたら、また、道の駅に戻りますけども、道の駅が赤字になったら、赤字になっても村からその赤字について補填したり、補償したりすることはありませんということを村長自身が確約しましたいうことで、その理解でよろしいでしょうか。 ○議長(廣尾正男君)  「村長 手仲圓容君」 ○村長(手仲圓容君)  100%運営している会社が村であるうちはそれは約束はできませんよね。でも、民間にしていこうという、あんたおっしゃるように、議員おっしゃるように民間にせいとおっしゃるのは、そういうことで民間になってしまったら、補填はできませんよね。  だから、そっちの方向にシフトしようとして今努力してますよという話ですんで、赤字の会社に民間が参入するかといったらそうはいきませんよね。  ですから、黒字ということで今は頑張って、黒字になって、それなら応援しようという人がふえてくるように、今、努力しているということでございますので、道の駅については議員おっしゃるように、今約束するんやねという話については、100%資本金、村の会社に対してはそれは無理やというふうに申し上げておきます。 ○議長(廣尾正男君)  「中崎雅紀議員」 ○1番(中崎雅紀君)  民間企業に移り、移行しますということですけども、例えば道の駅を、株式会社南山城を買い取りますとか、株式を全株買い取りますとか、そういうとか追加で我々のほうから3,000万に対して、3,000万の出資金に上乗せして5,000万我々から出資しますとか、そういう主体は例えばJAとか、そういうところからは声がかかっているとか、めどが立っているとか、そういうことはあるんでしょうか。 ○議長(廣尾正男君)  「村長 手仲圓容君」 ○村長(手仲圓容君)  今の段階ではそういうことありません。どっからもございません。でも、将来的にそうしていったらどうかという話になっておってですね、本来はこの運営会社は村が100%つくったけども、当初は商工会なり、そういう地元の有志で会社をつくって運営してほしいということをお願いしてきました。でも、そういう商工会等ではそういう考えはなかったんです。なかったから仕方なく村が100%の会社をつくって運営をしてきたいう経過がございますんで、最初からそういう業者がおればそういうふうにしたと思うんですが、村の中と違う、全国展開している企業からの申し入れはありました。 ○議長(廣尾正男君)  中崎議員の制限時間、あと1分です。 ○村長(手仲圓容君)  そういう申し出はありましたけれども、そんな企業に入ってもらったら、もし、もうけたら、もうけた金は全部持って帰ってしまうということで、地元に何も残らないいうこともあったんで、地元の業者ということで固持してきたんですが、それがたまたま設立時にはなかったんで村100%の会社を立ち上げたという経過がございます。 ○議長(廣尾正男君)  「中崎雅紀議員」 ○1番(中崎雅紀君)  福祉施設についても、道の駅についても、外部から来てくださいと募ったけれども結局来ませんでしたということで、今のところ全部村がせざるを得ないなと、そういうことでよろしいでしょうか。 ○議長(廣尾正男君)  「村長 手仲圓容君」 ○村長(手仲圓容君)  そういうことで、村でそういう実績をつくっていかなきゃいかんと、福祉施設も必要な施設は村にあった施設を村でつくっていかないかんなというふうに今、思っているところでございます。 ○議長(廣尾正男君)  中崎雅紀議員の質問は終わりました。    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(廣尾正男君)  それでは、ここで暫時休憩します。25分まで。                (休憩 11:15〜11:25) ○議長(廣尾正男君)  休憩前に引き続き会議を再開します。    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(廣尾正男君)  村長のほうからちょっと修正提案です。  「村長 手仲圓容君」 ○村長(手仲圓容君)  先ほど、中崎議員の福祉施設の関係で、冒頭の答弁の中で第8次高齢者福祉計画、第7期の介護保険事業計画の策定を昨年と申し上げておりましたが、台本そのまま読まずに間違って読みましたので、本年3月が正しい答弁になりますんで、修正をお願いしたい。 ○議長(廣尾正男君)  続いて、6番議員コ谷契次議員の一般質問を許します。  「コ谷契次議員」 ○6番(コ谷契次君)  それでは、一般質問通告書に基づきまして、質問をさせていただきます。  1番目、道路整備による村の振興について。  ことし4月、山田府政から西脇知事へと京都府知事のバトンが渡りました。西脇知事は山田前知事の継承と発展をうたわれておられ、国土交通省の出身の方であり、地域の振興には道路整備は特出して必要であることは御存じであると思います。  そのことから、整備が必要な府管理の次の道路についての整備の必要性を既に知事にされたのかについて質問いたします。  1、今山隧道より奈良市までの府道、月ヶ瀬今山線の笹瀬橋の位置がえ、拡幅を含む狭隘区間の整備。  2、国道163号、押原地区の歩道の未整備区間の早期着手。  なお、既に知事に整備を要望されたのであれば、その内容等はどうであったかについて、質問いたします。  2、伊賀・山城南定住自立圏共生ビジョンについて。  伊賀・山城南定住自立圏の協定を平成28年10月4日、合同調印され、さまざまな施策についての検討が行われてきたのを承知しておりますが、住生活、定住の継続など住民に密着する施策の実施についての実感はまだであるかの感じがします。  施策の中で、次の3施策における現状並びに今年度を含め、実行の計画について、質問いたします。  1、事業番号1111、事業名「救急医療事業」について。  2、事業番号1311、事業名「高校の通学範囲の拡大要望」について。  3、事業番号1411、事業名「雇用、勤労者対策事業」について。  3番目の大きな質問事項です。  今後における企業誘致について。  平成30年第1回定例会においては、企業誘致に係る予算の第20号及び第22号について、予算委員会では多岐にわたり議論をさせていただいたとこです。  企業誘致は人口減少、就労の機会、所得の向上など村にはぜひとも必要な施策でありますが、今後における企業誘致に対する基本的な考え方について、質問をいたします。  以上でございます。 ○議長(廣尾正男君)  コ谷契次議員の発言の制限時間は、12時11分までです。
     答弁を求めます。  「村長 手仲圓容君」 ○村長(手仲圓容君)  それでは、コ谷議員の質問にお答えをいたします。  まず1点目、道路整備についてということで、府道、月ヶ瀬今山線の笹瀬橋、位置がえと狭隘区間の整備。163号線の押原の歩道未整備地区の早期着手ということでございますが、お答えをしたいと思います。  京都府の西脇知事が就任され、4月16日の登庁式におきまして、京都府が抱える課題解決に向けて、1つ、現場主義の徹底、前例に捉われないこと、次に連携することの3つの方針を示されております。  その中で、村の現状も知っていただき、前例や事例がないといったことではなく、京都府と村とが連携して課題に取り組んでいただけるものと思っております。西脇府政に大変期待をしているところでございます。  さて、これまでたびたび御質問いただいております道路整備について、「既に知事に整備を要望されたのか」との質問ですが、知事就任後、何度かお会いすることはありましたが、具体的に詳細をお話しする時間をとっていただく機会がまだございませんので、西脇知事への直接要望はできておりません。  6月1日付で京都府職員の大きな人事異動もあったようでございますので、早い時期に要望させていただきたいと思っているところでございます。  議員、御質問の月ヶ瀬今山線の笹瀬橋を含めた狭隘区間、また国道163号の歩道設置につきましては、幾度も御質問いただいており、その度に答弁させていただいております。整備の必要性は十分認識しておりますので、西脇知事へのこの思いをお伝えしてまいりたいいうふうに考えているところでございます。  次に、2問目、伊賀・山城南定住自立圏共生ビジョンについて、事業ナンバー1111及び1311、次に、1411の各事業についての状況についてということで、質問いただいております。お答えします。  伊賀・山城南定住自立圏の取り組みにつきましては、協定締結後、昨年6月16日の伊賀・山城南定住自立圏推進協議会において、共生ビジョンが決定されました。その後、各部会において事業計画を作成し、10月31日のビジョン懇談会において事業計画の確認が行われ、その後、各部会で事業実施されてきたところでございます。  しかし、平成29年度につきましては、取り組み期間が短かったこともあり、全体を通して大きな取り組みができなかったと感じているところでございます。  現在のところ、各部会で平成29年度事業のまとめを行い、見えてきた課題を検証した後、それを踏まえ、平成30年度事業計画を策定する運びとなっております。  それでは、質問のありました事業ごとに状況報告させていただきます。  まず、事業番号1111の「救急医療事業」でございますが、救急医療や応急処置等に関する相談に24時間対応する「伊賀市救急・健康相談ダイヤル24」の事業の実施対象を圏域全体に拡大し、安心できる医療体制を提供するとともに、救急医療の適正な利用を促進するといたしまして、既に伊賀市内に加えて、平成29年11月から笠置町及び南山城村の地域サービス対象として拡大し実施してきたところでございます。  平成29年11月1日から平成30年3月末までの電話での受け付け件数は13件、相談内容の件数は57件となっております。これに要した事業費は26万1,708円でございます。  平成30年度につきましても、事業費17万6,000円の予定で継続実施しているところでございます。  利用促進に係る広報につきましては、昨年度はチラシの各戸配布とホームページでのお知らせを行ってきたところでございます。今年度からは、広報れんけいの紙面に「伊賀・山城南定住自立圏連携事業の紹介記事」として掲載していく予定でございます。  次に、事業番号1311「高校の通学範囲の拡大要望」でございますが、教育部会で取り組まれており、相楽東部広域連合学校教育課が部会に出席しております。平成29年度では、府県教育委員会等関係団体への要望活動のための基礎資料を作成するため、現状把握ということで、伊賀市教育委員会が、受け入れ側である三重県教育政策課へ出向き、過去の経緯、現在の状況、将来の考え方について聞き取りを行っていただいたところであります。今後は、伊賀市の高校の現状などについて、情報を共有していくとともに、通学先の選択肢として潜在的なニーズの把握を行い、両府県の教育委員会の聞き取りや協議を進め、最終的には京都府教育委員会から三重県教育委員会へ要望するというところに結びつけていく計画でございます。  最後に、事業番号1411「雇用、勤労者対策事業」でございますが、合同就職セミナーの共同開催等により、圏域内の企業への就職を促進し、地域経済の後継者を育成すると事業概要にされております。実際のところ、産業振興部会おきましてハローワークの協力をいただいて雇用のマッチングをしていけないか、また伊賀市、村での開催されるセミナーの案内をそれぞれの市町村で情報共有して、案内を出していってはどうかなど協議されたところございます。  現在、南山城村では雇用促進協議会が、「地域雇用創造計画」というものを作成して、さまざまにセミナーを計画しており、これは国の機関となりますが、伊賀市のハローワークへ案内を行いまして参加いただけるようにしております。  平成30年度以降も、産業振興部会におきましてさまざまな協議されることとなっておりますので、情報共有にとどまらず、合同セミナー等の開催やそれぞれの市町村での就労についてのマッチング等、検討してまいりたいと考えております。  いずれにしましても、共生ビジョン事業計画に基づき、平成30年度から各部会において本格的に事業が実施されていくものと期待しているところでございます。  次に、最後になりますが、今後における企業誘致についてということでございますが、今後における企業誘致についての御質問をお答えしたいと思います。  平成30年3月の第1回定例会におきまして、議員の皆様の御理解を賜りまして、企業誘致の用地買収費をお認めをいただき、小規模ながらも村の企業誘致の土地取得として、今議会へ提案させていただいております。  質問要旨でもお話をいただいているとおり、さまざまな波及効果が考えられることから、ぜひとも今回の企業誘致は必要な施策であると、議員同様に私も考えているところでございます。  今回の企業誘致につきましては、村民の就労、雇用の場ができること、同時に、就労の場ができるということは、移住してきても働く場がある、すなわち生活をしていくことができるということにもつながると同時に、現在、村に在住されている方であっても近くに収入の糧の場ができるということにもつながると考えております。  今後における企業誘致に対する考え方ということで御質問をいただいておりますが、今回、皆様方にお願いしております企業につきましては昨年12月に協定書締結しており、企業としても村に来ることを前提としており、村といたしましても全力で進めているところでございます。  ただ、これまでの議会等でも御説明させていただいておりましたが、市規模のように大きな工業団地等を村でつくっての企業誘致は、財源等を考慮した場合に大変困難と考えられることから、村の身の丈にあった企業誘致ということで、村の持っている公共施設の有効利用とあわせて、京都府に御支援を得ながら、村に合った企業誘致を考えていきたいと考えております。  どうぞ、御理解いただきますように、お願いを申し上げまして、コ谷議員の答弁とさせていただきます。 ○議長(廣尾正男君)  「コ谷契次議員」 ○6番(コ谷契次君)  1番から順番にいきたいわけなんですけども、2番目のね、事業番号1111、救急医療事業についてという質問させていただいとるんですけども、つくられたどなたか知りませんけども、村長から答弁のあったのは1121、1103番、その事業とダイヤルの話やったんです、1112番、1111番は救急医療事業についての質問ですので、作成者どのようになっているんですか。私の資料では、救急医療事業ですよ。1112番の答弁やったでしょ今、ダイヤルなんかは。そう思いますけどね。救急医療事業じゃなしに、答弁は伝言ダイヤルやったですよ。1111を質問してるんやけど。じゃあ私もらってるのと違うんかな。私の1111番は、伊賀市の救急ダイヤルを設置して、その後の上野市民病院、岡波病院その辺で答弁いただきたかったんですけども、ちょっとすれ違いありました。 ○議長(廣尾正男君)  説明ちょっととりあえず、総務課長そしたら1111の。  「総務課長」 ○総務課長(辰巳 均君)  共生ビジョンの事業計画の中ではですね、事業番号1111、救急医療事業といたしまして、事業の概要で救急医療や応急処置等に関する相談に24時間対応する伊賀市救急健康相談ダイヤル24事業の実施対象を圏域全体に拡大し、安心できる医療体制を提供するとともに、救急医療の適正な利用を促進しますということ。また、岡波総合病院、上野市民病院、名張市立病院の3病院で実施する2次救急医療体制を維持するために支援を行い、地域医療体制の充実と確保に努めますということが、この事業番号1111の救急医療事業の事業概要になってございます。 ○議長(廣尾正男君)  「コ谷契次議員」 ○6番(コ谷契次君)  じゃあ、後でその話させていただきます。  道路整備、これ村で、取り上げさせていただいて恐縮でございます。5年目になって、府のほうへ行きますと、府のほうにも話をしに行きますと、その年を含めますと6年にもなります。一般的にコンクリート橋は100年と、そして、鉄橋は60年が寿命とされているわけなんです。鉄橋はまた補強ができますので、未来永劫とはいきませんが、将来ともやはり継続して整備というか、補修していくと何年でも使えるというような形になってしまいますと、じゃあ、それはそれなりでいいんでしょうけれども、一方では、やはり村の振興を図るためには、この府道、今、一般地方道になっているんですけども、主要地方道に格上げしてもらうなり、そして、今は14トン過重の積載荷重の計算ですねんけども、20トン荷重に上げてもらうなど、そういった細かな説明をぜひとも知事に要請といいますか、要望していただきたいなと。  そして、まずは書いておりますように、私の考え方ですけども、まずは今山隧道から今の施設の自然の家まで、これを大型バスが自由に通行できるようにお願いを、要望をしてまいりたいなと思います。今ですと、マラソンの場合、高校生のマラソン、反対側の対岸のほうの左岸側の道路からバスが来てるような状況です。堰堤の狭いとこ通って、観光バスが来ております。  ですから、それも1つとして、橋梁の格上げそして整備を知事のほうにお願いをしていきたいと思います。  2番目のほうも、これも恐縮ですけども、昨年の11月の11日開催の押原地区での地域報告会でも大きく住民の方から話をされました。村長は細かな話は聞いておられないと思いますけども、1つは地元の地主の協力の同意印押し京都府に要望しているのに1回は現場を見られたら、後は梨のつぶてであること、というような話が住民の方から出ました。この京都府に出された要望書は村も写しを持っておられると、このように思っておりますが、その辺、地域の方にも十分説明をしていただきたい。  そして、2つ目といたしまして、押原地区の住民の方ですが、ニュータウンの診療所に通院のために旧府道タテヤマのところから、山の草刈りをして、ニュータウンの水道の配水池まで、草刈りをしながら、お年寄りの方が草刈りを行いながら、通院されているようでございます。大変けなげで気の毒な限りかなとこのように思います。どうか、地元の声をさらに府のほうへ、押し上げていただきたいな思います。新しい知事が村にもいろいろ課題があるでしょうけども、国交省の出身の方ですので、その辺、道路の整備が一番と、あの方は道路畑の人でもありますので、その辺十分お伝えを願いたいなとこのように思います。  次に移ります。その辺でお願いしときます。  伊賀の共生ビジョン、私の取り間違えもあったかなと思います。これは緊急ダイヤルの、去年の11月11日でしたかな、実施されてるのを承知しております。ただ、岡波、市民病院、名張病院ですか、その受け入れ、これを協議していくための施策であると、私どもは理解をしております。ダイヤルの何か30年度は予算が少ないようでございますが、ちょっとその辺、救急病院の搬送について、手持ちの資料と異なるかもわかりませんけれども、さらにその辺を進めてもらいたいなとこのように思います。これが1点目。  それと、高校の通学範囲の拡大、これ私一昨年ですねんけども、28年の10月の25日ですけども、県立の上野高校の方にお会いしまして話を聞かせていただきました。内容的には、今でも住所が伊賀市であれば受験は可能であると、このようにおっしゃっていただきました。ところがなかなか住所移転には部屋を借りるとか、子供さんの食事の対応を考えますと、相当な負担が発生をいたします。  また、府内の高校に行きますと、やはり、入試ですか、受験には相当難儀を要するのかなとこのようにも思います。今、村の該当者の方といいますか、どのように受験の用意として塾通いをされておりますが、されておるか知りませんが、娘に聞きますと京都市内では5万円ぐらいかかるように聞いております。ですから、早く、京都府にいながら、上野高校には限りませんけれども、希望のある、希望のする高校へ進学できるように早く道筋をつくっていただきたいなと、このように思います。言いますと、南陽高校が中高一貫校になってしまって、なかなか村内から入るのが難しくなっているようでございます。  ですから、誰がいいとか、悪いとか言うと何でしょうけども、その次の学校といいますかね、行きやすい公立の学校へできるだけ入れるように村長のほうで力を注いでいただきたいなと、このように思います。  今、言いましたけども、懇談会の会長さんは島ヶ原の方で、島ヶ原の方は木津高校への通学を希望する中学生の方も多いようです。やはり、入りやすいというか、行きやすい好みに、その本人の思いに沿った学校がやはり、木津ではないかなと、島ヶ原から乗れば乗りかえは必要ですが、1本の路線でも行きますし、通学費のほうも安くなります。島ヶ原と京都府の南山城交換すれば、考え方についてはいいんじゃないかなとこのように思いますので、ぜひともその辺、頑張っていただきたいなと、このように思います。進路指導等についてもよく相談が参っておりますので、今後ともよろしくお願いをいたします。  次、工業の関係ですが、中京地方については、この近畿に比べまして工業が盛んでもありますし、工場もありますし、伊賀市にも関連企業も多くあるかなとこのように思います。村からの通勤が可能であれば、人口の流出も少なくて済むのではないかなというふうに思うんですが、合同の伊賀市と合同の就労セミナーとか、そういったものをする考え方はないのでしょうか、その点について質問をさせていただきます。 ○議長(廣尾正男君)  「村長 手仲圓容君」 ○村長(手仲圓容君)  これ3つ聞いたけど、どれ、最後の企業誘致の関係、就労のこれだけでいいんですか。  必要に応じて、雇用促進協議会のほうでセミナーを開いておりましてですね、議員おっしゃるように伊賀市と共同というわけにはいかないと思いますけども、伊賀市の方も対象に、村の就労、セミナーには伊賀市の方もハローワーク通じて来ていただけるということになっておりますんでですね、村の人だけということにはなってないんで、そういうことを募集しながら、就労支援もできることにつながっていけばありがたいないうふうに思っております。 ○議長(廣尾正男君)  「コ谷契次議員」 ○6番(コ谷契次君)  ハローワークそのものを通じてという話なんですね。例えば、村でやっている就労のセミナーその辺の伊賀市と共催でやって、村の方を呼んでもらって指導といいますか、企業に来てもらって案内するとか、そういったことはできないものなんでしょうか。 ○議長(廣尾正男君)  「村長 手仲圓容君」 ○村長(手仲圓容君)  担当課から。 ○議長(廣尾正男君)  「むらづくり推進課長」 ○むらづくり推進課長(岸田秀仁君)  先ほど、合同セミナーの開催ということのお話でしたけど、私、前産業課長でして、こちらのほう産業振興部会のほうでもお話をさせていただいてます。先ほど、今回の立場では雇用促進協の所管課という立場が先ほど村長おっしゃったように、産業振興部会のほうでも、今も実際やってますけども、ハローワーク通じて伊賀市の方もセミナーに参加して、半ば合同的な形でセミナーを開催しているというふうな形で御理解を賜りたいと。  それと、合同セミナーについては、前年も産業振興部会のほうでも若干話は出てましたけども、まだ、具体的になってないというのが、実情でございまして、今後ですね、先ほど、村長の答弁にもありましたけども、29年度半ばで部会というのが動いてますので、なかなか実現、全て実現できてないということもありますので、産業振興部会のほうで、この合同セミナーについては、一応、課題になっておりますので、今後また協議されるということでなっているということで御理解を賜ればと思います。 ○議長(廣尾正男君)  「コ谷契次議員」 ○6番(コ谷契次君)  もう一回、再々質問に入りますけども、例えば村内の高校生で就労希望のある方、大体把握が2年、1年生から2年ぐらいにはわかるんじゃないかなと、このように思うんですけども、その場合、例えば伊賀市からの求人情報などが学校に現在届いているんでしょうか。その辺、調べられた結果はないかもしれませんが、そら相楽郡内の高校生で相楽郡で勤めていくというのも1つの方法だと思いますが、郡内でもやはり企業というのはやはり限られてますし、府内の高校生に伊賀市からの求人広告、何とか出せるような方法、手だてというものはないものなんでしょうか。検討のほう、検討する価値があると思うんですけれども、その辺どうでしょうか。 ○議長(廣尾正男君)  「むらづくり推進課長」 ○むらづくり推進課長(岸田秀仁君)  済みません、高校生の求人につきましては、実は私の娘も高校生でございまして、伺うところによりますと、例えば学校のほうで求人を、就職したいという場合にはどういうところで、どんな職種やというふうな話がございますので、エリアを超えてということになると、やはり学校の就職の担当の先生がやはりハローワーク等ですね、情報もらって、雇用のほうですね、どうやというふうなことであっせんしていくというふうな形を聞いておりますので、この辺は高校の就労の担当の先生のほうが、骨折りいただいてですね、例えば村の子が伊賀のところへということも当然ありますので、実態としてもございます。エリアを超えてということは、伊賀からよそと、奈良県域行ってる方もおられますし、そういったことは学校の先生がハローワークといろいろな企業の情報、当然、学校の先生もいろんなパイプ持ってますので、そちらの情報からエリア外への就職というふうな形で骨折りをいただいているということで、御理解をいただきたいと思います。 ○議長(廣尾正男君)  「コ谷契次議員」 ○6番(コ谷契次君)  こだわるわけでもありませんけども、できましたら伊賀市長にもそういったお話を村長のほうからでもしていただきましてね、近くで伊賀市、名張市なんかで勤める機会をふやす努力といいますか、そういったこともやってもらいたいと思うんですけど、その点はどうなんでしょうか。 ○議長(廣尾正男君)  「村長 手仲圓容君」 ○村長(手仲圓容君)  学校のときもそうでしたし、この就労の件も市長ともそんな話もする機会もありますんで、以前にも就労も含めて、学校も伊賀市と近くやから、行けるようにするのが、行政の責任やでという話をしてきておりますんで、また、今度こうした定住自立圏の会合のときには、しっかりとその辺のことのPRをしていきたいなというふうに思っております。 ○議長(廣尾正男君)  「コ谷契次議員」 ○6番(コ谷契次君)  お願いをしておきます。聞きますと、木津高校のほうは歴史もありますんで、企業のほう求人がたくさん来ているようでございます。南陽高校はやはり新設の高校ですんで、就労、就業をする方は少ないので企業からもそんなに来てないという話も聞いております。できましたら、伊賀市の正社員になれる企業ですね、これは必須かと思うんですけども、正社員になれる企業、一定の規模を持つ企業、安心する企業、そういった方を京都府内の村内の高校生、就労希望のある者についての希望を募るように、積極的に募るように今後とも進めていただきたいなとこのように思います。  次にいかせていただきます。企業誘致の考え方で、基本的なことをお願いしてたんですけど、もう少し掘り下げたお話ができるんかなとこのように思ってたんですけれども、私のほうから話をさせていただきます。  村には、いわゆる都市計画法による地域設定というものがありません。ですから、今の企業の場合ですと、農地法による農用地の除外これが済めば、滞りなく済めば、どのような建物でも建てることが可能かなと、このように思うわけです。  現在、村もこういった規制がないと思いますので、規制のない中で、例えば前面道路からの後退、そして、林地の斜線制限、そして、日影規制これらは独自に解決、そして指導していかなければならないのかなと、このように思います。  この辺の話が法的な、条例的な話が出るんかなというふうに思いましたんですけども、答弁ではそこまでされておりませんでした。今後、企業誘致を進める中におきまして、都市計画法の用途地域の設定にありますように、規制、指導を明文化した指導要綱、これが必要になってくるかなとこのように思うんですけども、そのほかについてはどのように現在考えておられますのか、質問をいたします。 ○議長(廣尾正男君)  「村長 手仲圓容君」
    ○村長(手仲圓容君)  村も開発すべき地域と農業振興していく地域等に分かれていかないといかんと違うかなというふうに思います。無差別に企業がここがええからというてやっていくということもいかがなもんかなというふうに感じてます。  ですから、今、前にもこの話をしたと思うんですが、今、担当課のほうで、総合的な村の総合計画ということじゃなくて、都市開発、都市計画というんですか、この地域は開発をこうやろうよという、こっちはもう抑制しようよというようなことも、あわせて考えていかないといかんだろう、そういうその総合的な村の図面というか、計画図面というものをつくっていこうというふうに指示しておりまして、なかなかこれは大きな問題になりますんでね、自分だけでできるんか、あるいは専門的な知識の人に委託したり、協力してもらったりしていかなきゃいけない問題もあろうかと思いますけども、それを早急にそれをやらないと、村は企業の来てください、来てくださいと言うだけでは、いかんのと違うかなというふうに思っておって、その指示はしているところでございます。でも、まだそんだけはっきりとした都市計画というものはできておりません。 ○議長(廣尾正男君)  「コ谷契次議員」 ○6番(コ谷契次君)  進んでないのもわかりますというたら理解しとるんですけども、今回の誘致、この町が一番適切だと、村長、説明をされてましたが、やはり、農地、農用地、過去、以前に国の補助金をもらった土地でございます。  そして、一方では農地法がありますので、建物をいわゆる抑制する区域なんです。で一方では、建物を建てる、関連はするかもわかりませんけど、農業の施設でもないです。ですから、その辺、盾と矛、矛盾なってしまっております、なるんですね。農地は守らなければならない、現在の農用地、農業振興地域を工場を建ててやってしまう、何ていいますか、考え方がやはり矛盾しているからとこのように思います。  ですから、やはりその辺は整理をしていっていただきたいと思います。一概に、この地域はどうや、この地域はどうやといいますと、村の住民の方の全部の各地区の同意も得らなければ地域の、村長が今おっしゃったような地域の設定なんかはできない。3年も5年もかかる作業かなとこのように思います。  ですから、それにいかなくても、村にふさわしく単純明快にできるような、何かそういった施策ですね、例えば都市計画法の商業区域やったら商業区域、準都市区域やったら準都市区域に合うように建蔽率は何%で、道路から何メートルの後退はぜひとも必要ですよと、そういった作業、早く担当、どの課になるかわかりませんけど、早く詰めていただかんと、さあ来い、さあ来い、いやどこでもいいわ、じゃあ農地荒れてるからこっち来てください。それではまた一方での、農業の施策とはまた矛盾がしてまいりますもんで、その辺をしっかりとつかんでいただきたいなと、進めてもらいたいなとこのように思います。お願いにしかなりませんけど、お願いしときます。  3点目で、ちょっと聞かせていただきたいんですねんけども、村には南山城村景観計画策定委員会設置要綱というものがあるんですけども、これ平成29年、去年の2月にできているんですねんけども、実質の中身というのは、見受けることができないんですけども、その辺はどのようになっているんかなと思うんですけどどうでしょう。 ○議長(廣尾正男君)  「村長 手仲圓容君」 ○村長(手仲圓容君)  和束町では景観条例を今、策定したということでございますが、村もそういうことをするようにということで、京都府からも指導いただいているところでございますけれども、私個人的には景観条例については、消極的であってですね、余り景観景観ということで規制することによって、農業振興あるいはいろんな開発ができなくなってしまってくるんちゃうか、あるいはまたその景観を重視して、茶畑を残すということだけに特化してしまうと、やめたくてもやめられない、行政がそれをやっていかないかんというようなことになりかねないかなというふうに思ってですね、今は慎重に見守ってきているところでございます。  ですから、まだ具体的には景観条例までは準備はいってないということでございます。 ○議長(廣尾正男君)  「コ谷契次議員」 ○6番(コ谷契次君)  景観条例をつくる試案、要項ですね、せっかくこの設置要綱ができて10名、10人を招集するというふうになっておりますね。担当、そちら産業生活課ですけども、やはりそういったものを早くつくっていかないと、むやみに規制してしまうと、村長おっしゃったように進出したくてもできない。例えば、厳しいやつですと、産業省のそれにあるような文化財云々とまでいってしまうと何でしょうけども、やはり、国道端で人に見える、人から見やすいところについては、やはり外周には植樹をして、自然にマッチするようにしてくださいとか、そういった簡単な、簡単なというたらおかしいですけど、時代に合うような、そして、一方では厳しいようなものをやはりつくる必要があるんじゃないかなと思います。  例えば、三重県ですとスレートの屋根には必ず色を塗りなさいと、そして、景観を保ちなさいよというような条例、県条例があって、まだ今も残ってるのかなというふうに思うんですねんけど、そういった余り厳しいでもないですけども、やはり自然にできるだけ即した工夫がされた建築物になるような、やはり指導の、基準をつくるべきじゃないのかなというふうに思います。  例えば、建物、いいところ、都市計画法の一部のいいところを抜粋してしまって、周囲になじみやすい外観とするとか、そういった、例えば看板の大きさにしても、何平方メートル以下で原色を使わないように工夫するとか、そういったことをまず先決でするべきじゃないのかなとこのように思うんですけども。どうでしょうか、課長か村長。 ○議長(廣尾正男君)  「村長 手仲圓容君」 ○村長(手仲圓容君)  基本的な考え方ですんで、早急にということはなかなか厳しいかと思いますけども、要綱までつくったということは、何かしようという意志があるというふうに御理解をいただいたと思います。要綱つくってこれから進めていこうということですんで、ですけれども、反面やっぱり景観条例として守るほうに特化してしまったら大変な問題が起こってくるんで、環境整備は大事やというふうに思います。  宇治市ですか、看板条例というのができてますわね、住宅街には看板をつけたらあかんということになってまして。ですから、うちの村では、のぼりやら看板がいっぱい立ってるとこあるんですが、それが新しく入ってくる人については、そんな村かなというふうに見られているようでございますんでですね。村も、そういう看板、規制条例というのは議員発議でやっていただいたら結構かなというふうに思いますんで、よろしくお願いしときたいと思います。 ○議長(廣尾正男君)  コ谷議員の制限時間が来ましたので、一般質問は終わります。    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(廣尾正男君)  次回は、1時からやります。                (休憩 12:12〜13:00) ○議長(廣尾正男君)  休憩前に引き続き会議を再開します。    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(廣尾正男君)  奥森議員につきましては、入院、治療中のため午後から欠席となります。欠席届が出ておりますのでよろしくお願いします。  続いて、7番議員梅本章一議員の一般質問を許します。  「梅本章一議員」 ○7番(梅本章一君)  7番議員の梅本章一でございます。議長の許しをいただきましたので、通告書に基づきまして、一般質問させていただきます。  大きく2点、質問をさせていただきます。  まず1つ目、国土強靭化地域計画の取り組みはということで、国土強靭化基本法の第4条において地方公共団体の責務を明記するとともに、その第13条に都道府県または市町村は国土強靭化地域計画を定めることができると明記されています。今後も発生するであろう大規模自然災害などから村民の生命財産を守ることを最大の目的と、事前の備えを効率的かつ効果的に行う観点から早急に策定公表するべきと考えます。  2点目、今後の村観光対策はということで、今まで、レイクに来られておったお客様プラス、道の駅に来られるお客様の、あわせると100万人以上ということで大変好評であるということです。テレビなどを見て村に訪れる方がふえていると思われますが、今後付加価値をつけ、維持、発展させていけるものなのかを伺いたいと思います。  あとは自席で行います。 ○議長(廣尾正男君)  梅本章一議員の発言の制限時間は、13時45分までです。  答弁を求めます。  「村長 手仲圓容君」 ○村長(手仲圓容君)  それでは、梅本議員の質問にお答えをしたいと思います。  まず1点目、国土強靭化地域計画の取り組みはということで質問をいただいております。梅本議員にお答えをしたいと思います。  国土強靭化基本法は平成25年12月に施行され、基本理念としては「東日本大震災からの得られた教訓を踏まえ、必要な事前防災及び減災その他迅速な復旧復興に資する施策を総合的かつ計画的に実施することが重要である」とうたわれております。さらに国の計画に定めること等により、行われなければならないことを掲げられています。現在、国では都道府県を通じて各市町村に基本計画策定からの5年に当たるため、見直しの意見聴取を行っております。  国土強靭化基本計画は「国家百年の大計」の国づくりとして、千年のときをも見据えながら行っていくことが必要と理念を掲げており、明確な計画期限は定められておらず5年周期をめどに更新などがなされているところでございます。  府内では、国土強靭化地域計画は京都府及び京都市が現在策定済み団体でありますが、村の防災関連の計画では、まずBCPの策定を最優先課題として検討しております。梅本議員のおっしゃるとおり必要な計画ではありますが、村としては国や府の最新の計画を見ながらタイミングを図り検討し策定、公表に向けた準備は必要だと認識しております。  誰しもが災害から強い村づくりを望んでおりますので、必要な計画を順を追って計画し、さらには村民の皆様への啓発や意識の向上に努めてまいりたいと思いますので御理解をいただきたいというふうに思います。  次に、村の観光対策はいうことでございます。今後付加価値をつけ、維持発展させていけるのかという質問でございます。お答えします。  南山城村の、平成28年の観光入り込み客数が、平成29年の観光入り込み者数と比較し、約3倍以上となっております。昨年4月にオープンした道の駅が幸先よいスタートを切っており、その集客が観光入り込み客の大幅な伸びにつながっております。  これにより、交流人口が大幅にふえ、来客の商品購入等消費活動による地域経済に貢献しているだけでなく、お茶や野菜等農産物の生産拡大等の農業振興、来客者が南山城村の魅力を感じていただき、村内の農林産物直売所やカフェへの立ち寄りや移住交流スペースへの訪問による移住定住促進につながるなど、多様な交流を通じてにぎわいや活力をもたらし、地域の発展に大きな役割を果たしているものと考えております。  議員が御指摘のように、集客にはテレビや新聞等のマスメディアによる宣伝効果は非常に大きいものがあり、放映後は来客者がふえると聞いており、メディアへの対応を行っているところですが、今後も積極的な対応によりまして、南山城村の知名度とさらなる集客に努めてまいりたいと考えております。  また、道の駅の商品開発にも力を入れていただき、南山城村独自にここでしか味わえないものを創出することにより、集客を図っていただきたいと考えているところでございます。  その他の村の観光手段として、京都山城体験交流協議会が農村民泊を実施し、インバウンドを含む観光客を呼び込み、活性化につなげることを目的とした取り組みが進められております。  5月には、教育体験旅行の農村民泊として2回実施され、本村には中学生72名が訪れ、地域住民の民家で田舎暮らしを体験いただいております。  また、京都府のお茶の京都DMOを通じまして、京都市などからの一連の流れをつくっていくべく、現在検討されているところでございまして、こうした活動を通じて村でしか体験できないこと、村でしか食べられないものに磨きをかけ付加価値をつけることにより、本村に観光入り込み者数の増加を図り、道の駅ひいては村の維持発展につなげていきたいと考えているところでございます。  以上、梅本議員の答弁とさせていただきます。 ○議長(廣尾正男君)  「梅本章一議員」 ○7番(梅本章一君)  それでは、まずですね、国土強靭化地域計画の取り組みということで、午前中からもですね、防災のお話もありましたがですね、京都府では平成28年11月に計画を策定されてるというふうに伺っております。  なぜ、これ言うかといいますとですね、この計画を立てることによってですね、例えば国土交通所管であればですね、社会資本総合整備事業や防災安全交付金、農林水産省所管であればですね、農林漁村地域整備交付金、それから、消防庁所管であればですね、消防防災施設整備費補助金やですね、緊急防災援助隊設置整備費の補助金などですね、32の関係庁省所管の交付金や補助金などが支援を講じられるということで、昨年、南山城村におきましても、台風21号においてですね、甚大な被害が出たというところでありまして、防災ということですけども、なかなか防ぎ切るのは難しいというふうに私は思うんですけども、ですから、事前にですね、こういった災害が起きるであろう地域あるいは場所に補助を使って、減災というこのいかに災害を減らせるかということが非常に、災害が起きてから復旧するのではなく、事前に減災という考えを持っていかないと、特に、我々村内のですね、地域を守るというのはなかなか難しい。  それで、この間の6月の7日にですね、ネットニュース等でですね、南海トラフ被害の金額推計といいますか、これが出まして、南海トラフ巨大地震が起きればですね、1,410兆円という膨大なこの被害ですね、20年間ですけども、20年間にわたって被害が累計でこれだけの金額という膨大なもう本当に金額だと。  首都直下型でもですね、778兆円という見積もりを発表されたというのがですね、つい最近、私も国土交通、強靭化ということで、調べてた中でこういった報告が土木学会から出てきたということでありました。  その中でですね、各新聞社もこの中身を載っけておりましたが、毎日新聞の中でですね、ちょっと際立った中身が被害をですね、大体6割軽減できると推計しているのがですね、政府与党が推進している、国土強靭化計画をさらに強化するように提言したと。これは土木学会が提言されたということでありますのでですね、被害が起こってから復旧するのではなく、やはり事前に強靭化計画を立てて、予算をとりながら進めていくことが結果6割軽減できるということがですね、既に6月7日の土木学会で新聞に載っけられていることもつい最近、目の当たりにしたところでありますのでですね、予算いただけるという部分で計画はですね、やはり進めていくのが本来ではないかというふうに思いますのでですね、再度、この計画を進めるに当たって、進める方向で考えるべきではないかというこの1点、村長のほうから答弁をいただきたいというふうに思います。 ○議長(廣尾正男君)  「村長 手仲圓容君」 ○村長(手仲圓容君)  議員、おっしゃるようにそのとおりやというふうに私も思いますし、できれば早い目にそういった計画を策定して準備を進めていくことは大事やなというふうには思います。  村で、そうした計画を策定してやっていくことによっていろんな補助金ももらえるいうことでございますし、いいことやというふうに思いますが、何せ担当している職員1人でいろんな防災関係から、いろんな消防まで担当させている職員が担当職員1人でございますんで、なかなかそこまではやり切れてないというのが現状でございます。  まず、先ほどからも言ってますように身近なところから、きちっとまず行政がどこまで住民に迷惑かけないで、災害時には対応できていくのかということをつくっていきたいいうふうに思っておりますし、また、住民の皆さん方にも耐震補強の診断をやってほしいということをPRするんですが、なかなか診断が少ない。まして、診断をした中で、改修までいこうという人はごくわずかであるということの現状もございますし、東北や阪神の震災を見たときには、何と言いますか、一部屋だけそこに飛び込めば命は助かるというそういう頑強な火事にも地震にも耐えられるというそういう部屋をつくるという計画もありましてですね、それもお金の裕福な人はそういう場所をつくっていざというときにはそこへ逃げ込むというふうにしているみたいですけれども、そういうこともなかなか進んでいかないいうことでございますし、せめて地震が揺ったときには枕元に運動靴だけは置いとこということで、一番大事なことはガラスが割れて寝ているときに地震が起こったら歩いて外に出れないという状況になるみたいですんで、一番初期的なものは身近なとこに履き物を置くというのが基本らしいですが、それすらなかなか準備してる人が少ないんと違うかなというふうに思います。  ですから、議員おっしゃるように、こういう策定が大事であるということは重々認識しておりますけれども、なかなかそこに一歩踏み出せるいうとこまでは至ってないということでございますんで、議員御指摘いただきましたので、順次できるとこからやっていこうということで、再度、担当職員にもハッパをかけて準備をするように進めていきたいなというふうには思っております。 ○議長(廣尾正男君)  「梅本章一議員」 ○7番(梅本章一君)  今、村長、答弁いただきましたが、その辺につきましてはですね、防災、自主防災組織は地域とのですね、自助、共助というとこら辺の話にもあろうかと思いますが、私、きょう言ってる分はですね、国土ということですので、強靭ということですので、村内の橋である、あるいはそういった崖である、そういった部分のですね、話でありましてですね。  今、ハワイのほうでも溶岩噴火してるというとこら辺で、海の向こうの話ですけども、海底の中では、プレートで日本とつながっている話でございます。特にですね、南海トラフというものはですね、3つの大きな地震、東海地震、東南海地震、南海地震というこの大きな3つが折り重なっての甚大な地震ということでありましてですね。  これは、東京の直下型が震度7というような想定が出ておりますが、こちらに関してはですね、震度8といいますか、東京よりも大きな災害が200年に1度ということが言われておりますし、30年以内にですね、発生する確率が70%から80%という極めて大きな、膨大な数字といいますかが既に予想されてるということですし、現に日本国内でも九州でも噴火、山でも噴火というような事態が想定されて実際にですね、起こってきておりますので、そういう意味の村内での事前の強靭化ということをですね、きょう改めて私のほうで何とか、進められないかということを今、申しているわけですので、各家庭のことももちろん大事ですけども、村として村内のこういった危険な場所の強靭化ということについての答弁をいただきたいなというところです。 ○議長(廣尾正男君)  「村長 手仲圓容君」 ○村長(手仲圓容君)  私もその件については、大変こう心配しておりましてですね、今から162年ぐらい前でしょうか、私資料、今ここに手元にないんですが、村長室にあるんですが、古文書の写しをもらいまして、伊賀市を中心に大きな地震が揺っております。そのときに隣村の石打、奈良県の石打いうとこで62人が亡くなったということの記録がございます。どんな状況やったかというと、ほとんどの地域の田んぼや畑が全部液状化になって、水が噴き出してきたと。みんなが泥沼にはまるということで、必死になって山の上に逃げたという記述がございますし、伊賀市にはその当時の碑が残っておりまして、かなり多くの方が亡くなられたいうことになっております。  これは伊賀市を中心に起こった地震でございますけれども、ほとんどの家がもう倒壊してしまったということの、わずか162年前の話ですけれども、それがもう今では忘れさられております。  そんなときに国土強靭化といいますけれども、じゃあ何をどうしたらええのかという問題も含めてですね、これからいろんな面で研究をしていかなければならないのかなというふうに思っております。まずはいざというときには、まず、個人の命を自分で守るということはまず大事であるいうことが言われます。その都度、その次には共助、隣同士が力を合わせて何とか生き延びていこういうことになりますし、公助になりますと、一番最後になりまして、一定おさまった段階でどうしていくのかということに公の役目が出てくるんじゃないだろうかというふうに思います。  そういうことも考えますと、まずは自分の命を自分で守る、そしてまたみんなで助け合って、とにかく命を生き延びるいうことがまず大事であるというふうに思っておりまして、その次は公が何をするんかということで、役場が潰れてしまって何もできないいうことでは公の役目は果たせませんので、公の役目を果たそうとすればやはりこの役場機能が存続してないと役目を果たせないいうふうに思います。  ですから、そういうことを一つ一つ積み上げて、今、何をすべきかというとこら辺から一方ずつ進めていきたいというふうに思っておりますんで、議員が指摘していただいたこの必要性については十分理解をさせていただきますし、その必要性も村として自覚していかなければならないいうふうに思っております。一歩ずつ前に進むということでお約束をさせていただきたいなというふうに思いますんで、御理解をいただきたいなと思います。 ○議長(廣尾正男君)  「梅本章一議員」 ○7番(梅本章一君)  今回は特に公助の部分ということで、言わせていただいているわけですし、補助金という部分で有効ではないかということが1つありますのでですね、1つその公助、自助という部分だけでなくですね、村の立場としてですね、村内、危険な場所につきまして、事前に予測して進めて被害の軽減できるようにですね、じっくりと見回していただきたいなというふうに一言指摘をさせていただいておきます。  続きましてですね、村の観光ということで観光対策の付加価値という部分でですね、今、道の駅だけではなく、インバウンドの方の受け入れ等もできていると。また、5月には民泊で72名の方ですか、受け入れができているということでありますが、以前、若者会議等でもですね、道の駅周辺に来てもらって観光になるような花を植えてですね、道の駅に来られた方の癒しになるんではないかなというような話もあったわけですけども、どうもその辺までまだいってないんではないかなというふうに思いますけども、そういった見ての観光、そういった部分につきましては、村長としての考えはどうでしょうか、その辺につきまして以前お話もさせていただいておりますので。
    ○議長(廣尾正男君)  「村長 手仲圓容君」 ○村長(手仲圓容君)  村で観光というのはこれから大事なことやというふうに思いますし、特に来年度は観光担当職員というのをつくっていきたいというふうに思っております。そのためにも職員を採用するときにはそういうことも加味しながらやっていきたいということも、考え方の中にもございますし、あるいはまた村と協定を結んでおります大阪国際大学の学生にも、ことし予算化をしてですね、京都府と大学と村とが、ともにこの村の良さを発見し、観光に向けて何をどう整備するのかというやつをやっていこういうことの予算化もしておりますんでですね、そういうことも含めて我々がふだん見ているものが果たして観光として、役に立つのかどうかというのもありますし、また、よそから見て村のいいとこというのはまたあるというふうに思いますんでですね、こういうものをこれから整備をしてやっていこういうことで、今、取り組んでいるところでもございますし、また将来、京都DMOいう形で外国の人もどんどん紹介して村に入ってくる計画がございまして、そうなりますと、村でじゃあ何できるんだということがありますんでですね、ふだん我々が農作業をしていただいている農業が観光に生かせないかいうことで、日本独特のこの農業形態が非常に外国人には興味あることやというふうにも聞いておりますんで、これを観光化していく分ついては、どうしたらいいのかということも含めて、これから村の観光については、真剣に取り組まなければならないいうふうに思っておりますんでですね、議員おっしゃるように、これからそういうことに一歩踏み出して村にはなかった観光担当職員までつけていこういうことでございますんで、今後とも議員からもアドバイスなり、お力添えを賜りますようにお願いをしたいいうふうに思います。 ○議長(廣尾正男君)  「梅本章一議員」 ○7番(梅本章一君)  ちょっといつだったかあれですけども、私もこの一般質問で村にも観光課の設置ということで、笠置町あるいは和束町では観光係ということでできております。村にはそういった部分がなかったということで、その後ですね、むらづくり推進課が発足されですね、道の駅のオープンにもつながっていったというふうに私は思いますし、ぜひとも観光課をですね、つくりですね、これからの南山城村に来られる方の収容といいますかね、そういう部分での道の駅だけプラスアルファの部分があればより一層ですね、観光に来られる方の受け入れも盤石になるんではないかなというふうに思いますし、特にですね、これから京都南部、京都南部地域のですね、発展あるいは道路の整備をこれから進んでいくと思われますし、今までは新幹線で名古屋、京都、大阪というこの流れが、この南部のほうに人が来るんではないかなと。  また、城陽のスマートインターあるいはアウトレットもですね、建設されるということで、この城陽にもですね、1,000万人ぐらいの年間お客様が寄られるという想定もされております。  ですから、こういった京都南部地域に来られる方のこの村での集約っていうものもですね、これから、しっかりと考えていかないと思うんですけど、その辺の考えはお持ちなのか、まだできてないのか、その辺に1つ。 ○議長(廣尾正男君)  「村長 手仲圓容君」 ○村長(手仲圓容君)  自然の家にも、最近そういった外国の方等も来られるようでございましてですね、村も徐々にではありますが、外国の人等も来られているということでございます。  そういうことから、ことし、今年度の地域おこし協力隊として、まず1人ですね、長年アメリカに住んでおられて、アメリカの中学校、高校、大学を出られた方を一応将来的には地域おこし協力隊として採用するんですが、まだ、そこまで至っておりませんので、今、臨時職員として自然の家に雇用しております。そういう方も1人入れて、次にもう1人、今度はITに強い若者を大阪大学のIT専門学校のほうの優秀な人を採用しよういうことで、地域おこし協力隊として今準備をしているところでございます。  それと、現在、村の財政が厳しかったこともあって、過去には48人、役場職員が48人であったことがあります。現在では1人減りましたので54人ですかね、55人ですかね、現在55人体制で今やっているんですが、一度にはいけませんけども、ここ二、三年のうちにはやっぱり60人体制ぐらいまで持っていかないと役場の仕事がだんだんとふえてきて、地方分権という形でふえてきておりますんでですね、やむなくふやさなければならないのかな。最大のピークのときには70人ぐらいおったんですが、それを20人ぐらい減らしてきたという経過もございます。でも、やっぱり減らすばっかりでは仕事はできないいうことで、ヒューマンエラーが起こる可能性が強くなってきましたので、少し予算を変更して職員の数も少しふやさないといけないかなという感じはしております。  そういうことから、やっぱり仕事をするのは職員でございますんで、職員がやっぱり何事もしっかりと仕事をしてもらおうとすれば、やっぱり職員体制も充実しないといけないというふうに思っておりまして、そこら辺も徐々には補強しながら観光あるいはまた国土強靭化、災害に対応するいうことも含めて、村はこれからそういう面に力を入れていかないかんいうふうに思っておりますんで、今後ともよろしくお願いを申し上げたいと思います。 ○議長(廣尾正男君)  「梅本章一議員」 ○7番(梅本章一君)  村長から2点について、これからしっかりと見詰めるということも伺いましたので、この2点について、しっかりと取り組むようにですね、指摘をさせていただきまして、本日の一般質問を終わります。 ○議長(廣尾正男君)  梅本章一議員の一般質問は終わりました。  続いて、3番議員齋藤和憲議員の一般質問を許します。  「齋藤和憲議員」 ○3番(齋藤和憲君)  3番議員の齋藤です。  まず、一般質問に入る前にちょっと間違っているところありますので、ちょっと修正をお願いをいたしたいと思っております。2番目のですね、Dの全体の「街灯」がですね、「頭」になっておりますので、「灯」に変えていただきたいと思っております。  それでは、通告書に基づきまして、質問をさせていただきます。  まず最初に、メガソーラー開発計画の村対応について質問いたします。  3月議会の3月8日の一般質問で、府への意見表明は4月の説明会後にすべきだとの質問への答弁で、冷静に判断する。また、意見表明は反対すべきとの質問への答弁で中立で表明すると言いながら、驚いたことにもう2月の28日には意見書を出しており、あわせて内容も中立どころか適切との意見を出しております。これは質問者だけではなく議会軽視も甚だしい。  また、住民有志が3月2日に意見書は住民の意見を聞いて回答してほしいとの要望に対しても、意見書提出の話はなかった。その後、4月17日に村長に抗議したところ、村長から答弁、謝罪の言葉があったと聞いております。そこで質問をいたします。  @3月議会の質問に対し、事実と異なる答弁を行ったことを、謝罪すべきではないか。  A3月議会で中立で表明すると言いながら、実際の意見書は許可は適切と回答している。これは私の質問の答弁の虚偽ではないか。  3つ目、このような状況で提出した2月28日の意見書は破棄し、4月15日、5月19日に村の職員も出ておりましたが、この説明会に参加して把握した住民の意見に基づき再提出すべきだ。  次に、村内の街灯、防犯灯の全てをLED化についての質問を行います。  最近のニュースを見ていると、子供の誘拐や殺人などが多発している。それも、都会だけでなく地方の町でも起こっています。村も他人事とは考えられない。その中で、少しでも安全に寄与するものとして、街灯が設置されているが、切れているものや、光が弱く防犯灯としての意味をなしてないものが数多くある。このような状況で不幸な出来事が起こったら、取り返しがつかない。今、全国で街灯の蛍光灯からLED、発光ダイオードへの切りかえがふえていると聞く。そこで質問する。  1つ、村に設置されている防犯灯の数は幾らあるのか。  A現在、設置されている箇所以外に、設置の必要な箇所はあと幾らあるのか。  B街灯の蛍光灯が切れたらどのように対応されているのか、また修理までの期間はどれだけか。  C蛍光灯とLEDとの電気代の差は幾らか。  D全体の街灯全ての蛍光灯をLEDにした場合の費用は幾らか。  以上を質問いたします。あとは自席でいたします。 ○議長(廣尾正男君)  齋藤和憲議員の発言の制限時間は、14時21分までです。  答弁を求めます。  「村長 手仲圓容君」 ○村長(手仲圓容君)  それでは、齋藤議員からの質問にお答えをします。  メガソーラー開発計画の対応いうことで、1点目、3月議会の質問に対し、事実と異なる答弁を行ったことを謝罪すべき。  2つ目、中立表明をしたが、そうではなかった。  3つ目、意見書を破棄して出し直せということでございますが、お答えをさせていただきます。  まず、1点目についてでございますが、今回の京都府からの意見照会は、京都府林地開発行為の手続に関する条例第12条に基づく意見聴取であります。したがって、事業計画書を受け付けて森林審議会等に図り、進めていくかどうかの府としての行政手続上での最終判断のために確認されたものであることは、議員も御承知のことと思われます。  2月28日付の意見書につきましては、村が受け付けを拒むためには、それなりの根拠、例えば村の制限条例や茶畑を大規模に転用するとか、あるいは地権者等当該計画地域の方々の大半が反対されている等の理由があれば別でありますが、そうでない限り、受け付けるか、受け付けないかの意見を回答する必要があると考えますので、事実と異なった答弁とは思っておりませんので謝罪することは考えておりません。  2つ目、Aでございますが、京都府の手続条例による手続が終了されますと本申請となります。本申請の中で、法定協議会として森林審議会、あるいは許可に必要な市町村長の意見聴取がございますので、今回の意見につきましては、周辺地域の住民の不安、疑問に対し、十分かつ真摯な対応による説明責任と信頼関係の構築、事業による安全性の確保、担保がされることを条件として許可されることは適切と考えているといった意見でありますので虚偽の答弁とは思っておりません。  3番目、齋藤議員におかれましても村の議員として、地権者でもあり当該事業計画地でもあります今山区、奥田区、押原区、または隣接の月ヶ瀬ニュータウン自治会の区長・自治会長様を初めとする地域住民の意見を聞いていただいていることと存じますが、賛否両論ある中で協議を重ね協定書の締結に至り、はや2年と半年以上が経過する中で、いまだ受け付け受理さえされていないのは、何が府の手続条例に抵触するのかが疑問視されている声も伺っているところであります。  以上のことから、行政手続上で意見書の再提出は考えていないものと答弁させていただきます。  続きまして、大きく2点目の村の街灯、防犯灯の全てをLED化にいうことで、1、2、3、4、5、5点いただいております。  まず、1点目の設置されている防犯灯の数は幾らかという問題についてでございますが、防犯灯の数でありますが、村で設置している防犯灯は800基程度であります。  2つ目の現在設置されている箇所以外に必要な個所は幾らあるのかという質問でございますが、設置の必要な箇所でございますが、区、自治会より防犯灯設置の要望をいただくことがありますが、現在、防犯灯の新規設置は基本的に行っておりません。これまでに、防犯灯の設置数が年々増加しており、それに比例して電気代もふえてしまうため、数年前から防犯灯の新規設置は道路整備等に伴うものを除き実施していないのが状況で、してない状況でございます。  どうしても必要な場合は、区、自治会にもお願いし、現在設置している箇所で不要なものや優先度の低いものを選別してもらい、それを移設する方法をとっております。  3つ目、防犯灯の切れたらどれぐらいかかるのかという問題でございますが、防犯灯の維持管理については、点灯してないものがあれば、役場に連絡をいただくよう区、自治会にお願いをしております。連絡があればすぐに業者を手配し、数日のうちに修繕を行っております。  また、修繕の際には、球切れの場合は交換することとしておりますが、基盤ごと修理が必要なものにつきましては、毎年、予算の範囲内ではございますがLED化にしているところでございます。  4つ目の蛍光灯とLEDの電気代の差は幾らかという問題でありますが、蛍光灯とLEDとの電気代の差ですが超概算ではありますが、年間320万円程度の電気代が150万円程度になるとの試算があります。さまざまな条件によって異なってきますので、あくまで参考値であります。  次に、村全体の蛍光灯をLEDにした場合の費用は幾らかという問題でございますが、全てをLEDにした場合の費用ですが、これも前述同様、さまざまな条件によって異なりますので参考程度の内容となりますが、事前調査費用として500から800万円程度、導入費用といたしましては2,800万から4,200万程度が見込まれます。  ただいま、防犯灯のことについて答弁させていただきましたが、村の防犯対策につきましては、防犯灯のLED化だけでなく、いろいろな角度から総合的に考えていく必要があると思っておりますので、御理解をいただきたいというふうに思います。  以上が答弁とさせていただきます。 ○議長(廣尾正男君)  「齋藤和憲議員」 ○3番(齋藤和憲君)  村長、ちょっと質問と答弁がちょっと異なっているんでね、ちょっともう一度、確認させていただきたいんですが、最初の質問では3月8日の質問の中で、4月の説明会後に意見書は出すべきやという質問をさせていただいたんですよね。それに対して適切に判断すると、素直に聞いたら、4月に受けてから適切に判断するよということ、これから出しますということしか考えられませんやんか。そういうことに対して、要するに2月28日は出してるから、謝罪、答弁と、質問と答弁が異なるので、謝罪はできないんですかと聞いているんですけど、これもう一度お願いします。 ○議長(廣尾正男君)  「村長 手仲圓容君」 ○村長(手仲圓容君)  だから、齋藤議員は3月議会でこれ答弁、議事録ありますけども、はっきりとね、どこでそのことを聞いておられるんか知りませんけれども、聞かれたら答える用意はございました。  ですから、私は聞かれなかったから答えなかったということで答弁をさせていただいております。 ○議長(廣尾正男君)  「齋藤和憲議員」 ○3番(齋藤和憲君)  聞かなかったから答えなかったということになりますとね、要するに冷静に判断するじゃなくて、すると、これからの話や、冷静に判断したというべき言葉ですやん、それがね、聞かなかったやから、僕らは、僕は4月までに出してよという質問ですやん。その先、出したとか、出してもわからんから、4月の説明会を受けてから意見書は出したねという質問に対して、冷静に判断するという回答だから、実際言いながら、実際は2月28日に出されているからおかしいよと、このことはね、先ほど、前の国会、会見ありましたやん、その国会、答弁の中でね、要するに、愛媛県とあっててもそういうことを全然聞いてなかったからね、答えませんでしたと、それつまり期間あいてるでしょ、それと同じでしょ。やはり、あってたら、あってると、また、出してたら、出してるというのを本来の質問に対する答弁じゃありませんか。お願いします。 ○議長(廣尾正男君)  「村長 手仲圓容君」 ○村長(手仲圓容君)  議員が要は出したか、出してないかのことを聞きたかったら、出したんかって聞いてくれはったらね、出しましたよと。何も隠す必要もないし、私は隠すつもりもございません。  ですから、ストレートに私は齋藤議員の質問に対して、28日に出したよという答弁を心の中では言うはず、言うつもりで準備しておったんですが、それが質問と答弁がうまく合ってこなかったんで、言ってなかったということでございますんでですね、私は故意に隠したこともございませんし、聞かれたことについては適切に答えたつもりでございますが、そこら辺の行き違いがあったこととして今後はそういうことがないように気をつけていきたいなというふうに思います。 ○議長(廣尾正男君)  「齋藤和憲議員」 ○3番(齋藤和憲君)  やっぱりそういうことなんですよね。だから、やったらやったということ、一言、言っていただいたら、そら、やったから何で出したんやということ、こんなんやりませんやん。やっぱり村長が2月28日に出したんですよと、この内容こうこうです、一言でも言うていただいたら済む話なのに、4月に出すんですねと質問したら、これから判断すると言われたから、まだ出してないんやねと思った、僕だけじゃ、全員が思っていると思いますよ。議員も、そちらのほうも、傍聴者も、あのときの3月の人は全てが、これから村長は出されるんですねという、みんなそう思っているし、思った途端に2月のね、出してるからおかしいですよということで、謝罪をしてほしいと、今の言葉の中で若干謝罪の言葉ありましたんで、思ってますけど。  じゃあ次ね。 ○議長(廣尾正男君)  ちょっと待ってくださいね、傍聴の方に申し上げますがね、傍聴では静粛にお願いします。議事進行に御協力をひとつよろしくお願いします。続いて。  「齋藤和憲議員」 ○3番(齋藤和憲君)  ちょっとそういう、議長そういうとこちょっとしゃべると、終わってからちょっと言うてください。  それに対してね、もう1つ、次にね、2番目のメガソーラーの内容に対して、中立でいきたいという僕の、僕、反対してくれと言うたら、いや中立でいくでということで、答弁されたんですけどね、普通、中立いうのは今回は村長も御存じのとおり、賛成の地区もあるし、反対の地区もあるし、賛成の方もいらっしゃるし、反対の方もいらっしゃると、中立というのは反対の意見も、賛成の意見も出しますよ、あわせて反対の意見も出します。だから、村は中立でいきますいうの本来の表現です、意見書ですやん。  しかし、今、出されてる、今回出されたのは、賛成ありきでね、再度条件つけたと言われますけど、こういういろんな条件、安全性とか担保したら認めますという、賛成ありきでね、出されたんと違いますか、そこ辺どうですか。 ○議長(廣尾正男君)  「村長 手仲圓容君」 ○村長(手仲圓容君)
     私は中立とは言ってなかったはずなんです。ニュートラルやということです。そうでしょ、ほかの議員さんも聞いてはったと思いますが、私はニュートラルというて言うたんで、中立でいきますよなんては言うておりません。  ですから、どっちでもいけるニュートラルでということを言うておりました。これをだめだと、だめだと言おうとすればその根拠が必要になります。行政手続上で受け付けするか、しないかの段階になっておってですね、我々役場職員はですね、住民からいろんな申請出てくるけども、条例があれば条例に従うて、規則があれば規則に従うて、申請を出されてきますよね、それが遜色なかった場合、これは受け付けなければなりませんやん。拒むわけにはいきませんやん。それとおんなじで、この件についても、村長は齋藤議員は村長は反対すべきやと、こうおっしゃったけれども、私は反対することもこれはできませんと申し上げたはずであります。  ですから、まだ京都府はこれ現時点でも受け付けてない状態なんですね、申請書、もう2年半なってますけども、申請がすら受け付けてもらってない。それは何でかというたら、齋藤さんのように強行にこれはどうなんやという人がたくさんおられるいうこともあって、京都府としては慎重に扱っているということやと思います。普通はもう半年でちゃんとこう書類がいきます。  森林審議会の経過を見ますと、1年も置いた書類はないんですね、半年以内にはもう全部答えが出ておりますんで、3カ月置きに森林審議会が開かれますんで、その都度、入っていきますから、受け付けして指導して、半年ぐらいではちゃんと森林審議会にかかっていくというのは流れになってます。  そこで、村長にこんなんはまれなんですが、意見照会があったわけ、そのときに私は反対のされてる人が何をもって反対されてるのかということも聞きました。災害で危険、もしこんなことあったらどうするねん。あるいは太陽光の反射光や電磁波やらが子供たちに影響あったらどうするんやという強い意志があったんで、そういったことの説明は十分してくださいねと、いうことを皆さんの意見を聞いて私はここに書いてるわけですからね、賛成している人の声ばっかり書いてるんじゃないでしょ、ないじゃないですか。  そういうこともありますよ、あるから、そういうことには十分事業者に対して指導して、住民とのコンセンサスを十分とってくださいね、信頼回復をしてくださいね、なおかつ、なおかつですね、災害が起こらないということを京都府がきちっと担保してくれることを条件にですね、京都府が進めようとしていることは適切ですよと、こういうことを申し上げているんですからね。村がこのときに反対しようとすれば、こういうわけでこれあきませんと言わんなん。  ですから、反対はできませんというのはそういう意味なんです。手続は申請出されて間違ってなかったら、これは進んでいかなきゃならない。そういうもんですんで、それに流れに従って、私もそういうことを条件に京都府がちゃんとしてくれるんなら、京都府の進めることについては、やってもらっていいですよということを言うたわけなんで、それがうそついたり、前からの約束とは違うとかいうふうに言われたら、これはちょっと心外なんで。  ですから、私は、私単独でやったわけじゃなくて、いろいろと相談しながら、一番適切な文言を使って、答弁を、意見書を出しておりますんで、私はこの意見書については問題ないいうふうに思っております。 ○議長(廣尾正男君)  「齋藤和憲議員」 ○3番(齋藤和憲君)  ちょっと、もうちょっと簡潔にお願いしたいんですが、やっぱ2年半とかかってるのはね、それだけ問題があるからこそかかってるんですよ。そこまで京都府は一生懸命、真剣にね、このメガソーラーに対してやっていただいてると言葉遣います、していただいてるんですよ。その点、やっぱり村はね、ようやく4月の15日の後、5月19日の説明会にやっぱり職員来ていただいた、来たというレベルですやん。  ただ、先ほど中立いう言葉使ってないと言われてます、これは会議録のところにいろいろあってね、したがいまして現段階においても中立な立場はあると考えています。本開発が京都府の指導のもと、法令や条例に基づかれている行為であることにしておりますので、反対することは難しいと考えてます。だから、反対を言えと言うてる違いますやん。反対の意見もありますよ、賛成の意見もありますよと、これを併記して出していただいて、先ほどまれに意見書を上げられてるけど、電池開発は必ず市町村からやっぱ意見を求めているんですよ。市町村が反対したら、全て今まで、全てメガソーラーもう終わっているんですよ。それは長野県にしかり四万十のところもそうですねん。  だから、その京都府とか、県がやるけれども、業者も民民でやっているけれども、そこに住む市町村の長がこれは合わないよと、市町村が持っているじゃないのよ、土地は、民が持ってるんです、地権者が。しかし、これをやるとやはりうちの市町村では合わないから、こらえてくれと、やめてくれと言うたら終わっとるんですよ。それをやはり村長もただその民民だからということでね、諦めるのでなく、府みたいに一生懸命、見ていただいて、やっていただいたらどうかなと思います。  だから、そういう意味では、現状、今のこのメガソーラーに対してはやはり反対意見を含めて再度お願いをするんですが、こればっかりやってもうたら時間ないんでね、今回意見書に基づきまして、ファーストソーラーから回答書来ましたよね、それもこれだけたくさん書くいとって一言ですけど、この中でファーストソーラーから説明会の開催などが必要ということで、市町村が求めたよと、これに対して、4月15日にやりますという回答がきとるのこれだけですわ。ファーストソーラーから真剣に書かれた意見書に対してね、回答が来たのこれだけですわ。  この中で、4月15日にやりますよと言われてるけれども、実際はね、これはもともと2月の18日に自治会の会長とファーストソーラーの水垣氏が、そこまで言うんやったら、自治会としてやりますよと、2月の18日にね、それをやろうと思ったら、ちょうど2つの行事が重なってしまったから、4月の15日ずれただけですねん。だから、2月28日に村長が出された意見書に対しての回答じゃないんですよ。それやったら本来は、もし回答書いただくなら、この4月15日と別にね、やるべきじゃないですか。それ本来のファーストソーラーが村長から出された意見書に対する回答書じゃありませんか、それどうですか。 ○議長(廣尾正男君)  「村長 手仲圓容君」 ○村長(手仲圓容君)  私は農林水産部長に対して、こういう話をしたんであって業者に対しては出してません。だから、京都府が業者に対して私の意見書に対して、どこまで把握をして指導されたかは存じませんけれども、また、存じませんし私はそれをどうこう言う問題でもないと思います。だから、意見を聞かれてもそれには私はどう答えていいかわかりません。私は京都府農林水産部長から意見を求められて、意見を返したんであるんで、その意見が京都府から業者にどう伝わっていっているのかということについては、私の意見内容を十分把握して指導されたというふうにしか思っておりません。 ○議長(廣尾正男君)  「齋藤和憲議員」 ○3番(齋藤和憲君)  ただ、村長のこれに対する意見書に対しての業者というのは何も考えてなかったという捉まえ方ですか、これほどきれいにいろんなことを書かれて、やはり住民の立場でやってくれって書きながら、業者からはこういうこと出されてるに対して、これは農林部長から来た内容やから俺は知らんと、そういうことで思われてる。それやったら、村長はこのメガソーラー、村につくられるメガソーラーに、これなんかほんまに御存じのとおり、全て中部電力に売るんですよね。中部電力行くんですやん。先ほど何度も、今まで去年の、前から、たびたびここでやる、質問させていただいてますけども、幾ら考えても一生懸命こんな村の土地を80ヘクタール近くの土地を使ってできた電力は全然村にはね、寄与しないんですよ。寄与しているのは村長の言う今山の地権とよその木津川市の地権者だけしか、寄与してないんですよね。  これに対して、村長は村の長としてね、こういう一生懸命出された意見に対して、出た内容が農林部長の内容だから、後は知らんという回答で、それでいいんですか。 ○議長(廣尾正男君)  「村長 手仲圓容君」 ○村長(手仲圓容君)  知らんというよりも、返事できないということを申し上げているんであって、京都府が私の意見書に対して、その内容を事業者に指導されたというふうには思っております。その答えがどうであったかというのはそこまで追跡をしてなかったんで、現時点では答えようがないということを申し上げているんであって、また、もう1点、利益を受けるのは今山区と、どこでしたっけ、地権者だけやとこういうふうにおっしゃいますけれども、地権者全員がですね、これ地権者、例え1社でもね、1人でも反対しているんならね、そこはだめだと言えますよね。でも、全員がオーケーしてるんですよ、地権者は。オーケーしているんですよ。  ですから、今から地権者を説得するような話はないというふうに理解しておりますんで、地権者はオーケーで3つの自治会がオーケーしてます。そらいろいろ反対も地元であったかもしれませんけども、多数決で民主主義の採決によってやろうということに決まったということですんで、それはそれなりに私としては認めざるを得ないいうふうに思います。  ですから、地権者は全部オーケー、4つある自治会のうちに3つまでオーケーされてる、それを反対やということは言えないということを申し上げているんで、そういう判断を私がさせていただいたということでございますんで、齋藤議員の考え方と違うかもしれませんけれども、私は村を預かるもんとして、そういう1つの一定難しい時期の判断をしたということでございますんですね、これも御理解をいただきたいなと思います。 ○議長(廣尾正男君)  「齋藤和憲議員」 ○3番(齋藤和憲君)  ちょっと言葉尻とってしまうんやけど、1人でも反対者いたら、村長としても反対しますか。 ○議長(廣尾正男君)  「村長 手仲圓容君」 ○村長(手仲圓容君)  地権者が反対して、そこができないのに無理にやるということやったらですね、そらできませんやん。それを無理にやるということはできませんよ。でも地権者は全部ねオーケーできてるという話は聞いてますから、それならいいんじゃないですかということで。 ○議長(廣尾正男君)  「齋藤和憲議員」 ○3番(齋藤和憲君)  もし、万が一そういう地権者が出てきて、反対の人いらっしゃったら、また、村長のとこに行って、言いますからちょっと反対してくれということでいきたいと思います。ちょっとですね、ちょっと待って、済みません。  ほんで村長、今回5月の4月の15日と5月の19日にいっぱい職員の方が来ていただきました。その前に村長は説明会に来られる人たちは全て反対の意見をベースに全部質問とかしているということで、ここの中でお話された、3月議会でもそういう話されてますよね。もし、そういう説明会だったのか、ちょっと確認したいんですが。 ○議長(廣尾正男君)  「村長 手仲圓容君」 ○村長(手仲圓容君)  今後、齋藤先生に答弁するときには、慎重に答弁をさせていただかないと言葉尻があるとうっかりものが言えないなというふうに思いますんで、しっかりと答弁をさせていただきたいなというふうに思います。  今、何やったっけ。 ○3番(齋藤和憲君)  要するに、今回説明会の中に2人の方いらっしゃったんですが、前の質問間のまた言葉尻だけとって申しわけないんですが、僕の質問に対して説明会は反対の方ばっかりいらっしゃるので、そういうのあかんと、ちょっと待ってね、それに対してそういう行かれた、聞かれてると思うんですね、せっかく説明会に来られているんですから、そういう報告として、そういうような状態の説明会であったのかを確認したいんです。 ○議長(廣尾正男君)  「村長 手仲圓容君」 ○村長(手仲圓容君)  私は行ってませんからわかりませんけれども、過去に道の駅の説明に入ったときには、いろんな人がおりましたけれども、大きな声で何ちゅうんか、質問されるのは反対の意見の人が多かったということを申し上げた、いうふうに思います。  ですから、私はそういう思いで言っているんであって、来てる人が全てが反対の人ばっかりということは言ってません。ですから、来た人の中で声を出していろいろ言うけども、それは反対意見のほうが多かったということを聞いているということを申し上げただけであります。 ○議長(廣尾正男君)  「齋藤和憲議員」 ○3番(齋藤和憲君)  今回はどうでしたんかと聞いているんですわ。 ○議長(廣尾正男君)  「村長 手仲圓容君」 ○村長(手仲圓容君)  賛成の意見は出てなかったということでございますんでね、反対をする人の意見が多かったというふうに聞いてます。 ○議長(廣尾正男君)  「齋藤和憲議員」 ○3番(齋藤和憲君)  もう一度、行かれた方に御確認をお願い、反対意見じゃなくて、わからないからこれとこれを教えてくださいということで相手に聞いてるだけです。それは反対の前提じゃなく、わからないから、怖いから、できたときにね、だから、質問をしているだけの話で、それを質問したら反対という、もし捉えているなら、ちょっと勘違いをしていただきたくないなと。  次移ります。今回ね、意見書の中で、ここの書かれてるこの中、その前に読みますね。  計画予定地内に荒廃した農地、道路、水路などがあり、本事業において整備されることにより、期間、経過期間終了後において、開発整備された跡地についての利活用をされることにより、利活用に期待できるものと考えてます。この意味ちょっと教えてください。 ○議長(廣尾正男君)  「村長 手仲圓容君」 ○村長(手仲圓容君)  今の造成した土地がありますよね、20年後もとの山に戻すんですか。土盛ってやるんですか。そのまままた木を植えてここで山に戻すんでしょ。そういうことになるということで約束をされているんですね、地権者は。もとの山に戻すんですよ、山に。いや、平地に造成したとこはそのままで、そこに木を植えて山、形は変わるけども山にするということなんでしょ。私はそういうふうに理解しておりますから、この業者が開発するんじゃなくて、そういう道路が整備された、山が平地ができた、そういうとこがあったら、地権者がどういうかわかりませんけど、20年後には利活用の可能性が出てくるんじゃないかということを申し上げているんであって、そういう意味からも村の将来については、そういうものに利活用できたらいいんじゃないかということを申し上げているんであって、もとのこんな土を盛って、こんな山にするということの理解はしておりませんので、平地が残るという理解で利活用できるというふうに思っておるということでございます。 ○議長(廣尾正男君)  「齋藤和憲議員」 ○3番(齋藤和憲君)  素直に、これを聞いたら、平地あるからそこに工場団地でも何か持ってきたら、やれるというのは開発のここで言う開発整備された跡地についての利活用という意味でとったんですけど、そういう意味ではないということですね。ということですね。  ほんならね、そのこういう20年後の状態でなった場合、そういうソーラーを撤去したり、そういうふうな状況になったときに、あの山がどのような状況であったらいいと思われますか、どうぞ。 ○議長(廣尾正男君)  「村長 手仲圓容君」 ○村長(手仲圓容君)  そういう業者が来て、工場でもつくるということになれば1から申請を出してですね、工場開発をしてもらったらいいんじゃないかなというふうに思います。 ○議長(廣尾正男君)  「齋藤和憲議員」 ○3番(齋藤和憲君)  ちょっと言葉尻とりますが、計画ありきでの発言に近いなあと。  最後、意見書の中ですね、最後に先ほども村長が述べられましたけど、事業による安全性の確保、担保がなされたことを条件にということで書かれてますよね。本当に林地開発行為について、許可されることは適切であるということを意見で述べられてますけど、これはやはりこの安全の確保と担保がなされているということ、村長が書かれているということは村長が確認した状態でいけてるなということは、担保に対する条件なりますよね、ということは村長が判断されるということですね。 ○議長(廣尾正男君)  「村長 手仲圓容君」 ○村長(手仲圓容君)  これのこの後に砂防許可が、とらなきゃならない。林地開発のこれ申請なんで、この後に砂防許可の申請出されますから、建設交通部のほうの砂防課あたしから、その基準でいいのかという基準がなされますんで、そういうことを京都府としては安全面で十分に気をつけてくださいねと、京都府がその防災面の安全が確認がされて、京都府がそれでええというとこまで、ちゃんとしたことをしてくれるんなら、村としてはやっていただいていいですよと、こういう意味の話ですんで、私がするわけじゃなくて、京都府許認可権者がきちっとした安全対策をしてくれるということを条件にいいですよということを申し上げているんです。 ○議長(廣尾正男君)  「齋藤和憲議員」 ○3番(齋藤和憲君)  ずっと今、話した、村長も齋藤とは合わへんと言われるのが、かもしれない、僕らはやっぱりね、村長はやっぱり村の長ですんでね、やっぱりそういう安全性が確保できたとか、担保できたというのは、府任せじゃなくてね、自分の村に対しては長としてね、本当にできてるねんと、何でもかんでも府がやってるから大丈夫やと、それ言われると思うわ。だけど本来は村の形ですからね、もうそれ言い出したら何でもかんでも府がやってるとか、大丈夫やということをね、言われる思うです。  やはりね、村の長としてはそういうことに対してはやっぱり真剣にね、先ほども言いましたように、長野でも、高知でも、そこの長がね、反対したらやっぱメガソーラーは中止できるんですよ。それ、さっきも何回も言いますけど、京都府はね、やっぱり2年近く調べてるいうたら、そこだけ危ないと見てるから、それが時間かけているんですよ。それが証拠に言えます。だからそういう状況の中をやはり村長としてはね、よそに任せないで、自分で真剣に考えていただきたい。  そういう意味でも、再度意見出された内容に対してですね、やはり質問、4月15日と5月19日で行かれた職員の方の意見を聞いて本当にこのとおり意見書あってるんかどうかをね、確認していただきたい。そうして初めてね、この村に村長が言う安全性のあるメガソーラーになっているんかどうかを見ていただかないと、やはりファーストソーラーってやっぱり外国の資本ですしね、本当に日本のそういう全員でやる企業と違いますんで、そこ辺は相手任せになるんじゃなく、自分で考えていただきたいとそう思って、次、移ります。  時間もありませんので、あと2分あります。LEDでやっぱ先ほど言われたように、現在設置されてる箇所にはもうお金がないからせいへんと、でも要る場合やったら、よそを削ってでもやれと言われてますけど、実際必要やから今あるんですよね。蛍光灯は、危ないから蛍光灯やるんですよ。もし、そこを外して、そこがそういう条件だったらどうなるんか、ぜひとも考えていただきたい。  それと、LEDにすることには、先ほど、2分の1のお金でいけると、それと、最後に4,200万とか言われても、この4,200万はLEDで10年もちますからね、1年間大体400万から500万の費用でいけるんですよ。全部切りかえたとしてもね。そういう意味では先ほどあたかも800万とか、4,200万、5,000万かかるという発言をされました、答弁されましたけど、実際は10年ぐらいもちます、LEDはね。それリースいくんだったら500万ぐらいでいけるはずなので、ぜひともですね、これやっていただきたいのと、例えば、地元のことだけで申しわけないんですけど、今回新しくしていただいた学校の通学路に対しては、見ていただければわかるように蛍光灯は切れてますし、全然ないですよね。あっても切れてますわ。そういう本当に安全性を確保するためにはぜひともですね、そういうとこをつけていただきたい、欲しいのと、もう一度、忙しいと思います、職員さんね、できれば先ほど区とか、自治会長も声かけていただくのも当然ですが、自分の地元のとこは見ていただきたい。
     特に、田山の府道のとこですね、全部消えてますよね、夜帰られる、皆さん遅いから帰られて見てもらえばわかるんですけど、切れてますわ。地元の区とかはきれいにできてますけど、そういう道路とかね、そういうところ切れてますので、ぜひともですね、確認していただいて、やはり何度も言いますけど、危ない、万が一、そういうとこ通ってですね、事故でもなったら困りますので、ぜひともちゃんとしていただくことをお願いしまして質問を終わります。  1回だけお願いします。答弁待ってますよ。 ○議長(廣尾正男君)  答弁許します。  「村長 手仲圓容君」 ○村長(手仲圓容君)  確認すべきは確認してまいりたいというふうに思いますし、私は防犯灯はもうこれ以上、新規につけてないというのは、これは防犯灯より、防犯カメラのほうがね、これから有効になってくるだろういうふうに思っております。特に、通学路あたしは防犯灯よりも、防犯灯も大事やけども、防犯カメラが必要になってくるんとちゃうかなというふうには思っております。  ですから、齋藤議員一生懸命、今このことについて、取り組んでおられますけれども、私はできる限り、防犯灯をつけていきたいなというふうに思っております。でも、切れたとこはチェックするということについては、職員にも徹底するように指示を出していきたいいうふうに思います。 ○議長(廣尾正男君)  齋藤和憲議員の一般質問は終わりました。    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(廣尾正男君)  暫時休憩します。そしたら30分まで。                (休憩 14:22〜14:30) ○議長(廣尾正男君)  それでは、全員そろいましたんで休憩前に引き続きまして会議を再開します。    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(廣尾正男君)  続いて、4番議員鈴木かほる議員の一般質問を許します。  「鈴木かほる議員」 ○4番(鈴木かほる君)  4番議員鈴木かほるです。議長の許可を得ましたので、通告書に沿って質問します。  1番目、高齢者福祉施設、地域密着型事業の施策。  村で住み続けたいという願いを支える村の早急な対応が待たれています。3月議会で答弁された宿泊サービスで村民の安心は得られるようになるのかを問います。  1、高齢者福祉施設計画の第8次は第7次より、後退していると受け取れるがどうですか。  2、介護アンケートから今次計画に生かしたことは何ですか。  3、特養、小規模多機能、グループホームなどの多様な福祉施設があるが、宿泊サービスでは利用者にどのような支援ができるのか。  4、地域包括で地域密着の支援事業の計画はどのように進んでいるのか。  2番目、若者世代支援の保育施策。  保育料無料化の2019年10月の開始の方針が政府が6月に決めると聞いています。村としての子育て施策を問います。  1、国の施策を待つのでなく、村の施策として保育料無料化を進めるときではないですか。  2、国より一歩進んだゼロ歳児からの無料化を実現し、子育て支援をする方針はあるのですか。  3番目、防災拠点としての道の駅併設の防災倉庫、自主防災施策について聞きます。道の駅併設の防災倉庫管理と自主防災組織などの状況を問います。  1、道の駅併設の防災倉庫の現状、災害時に機能する備えはありますか。  2、自主防災組織をさらに充実するためどのように支援する予定ですか。  以上です。続きは、自分の席に戻って行います。 ○議長(廣尾正男君)  鈴木かほる議員の発言の制限時間は、15時20分までです。  答弁を求めます。  「村長 手仲圓容君」 ○村長(手仲圓容君)  それでは、鈴木議員の質問にお答えをしたいと思います。  1点目の高齢者福祉施設ということで、4点いただきました。8次は、7次より後退してるのとちゃうのかということでございますが、1点目から順次お答えをしたいと思います。  このほど平成30年度以降の向こう3年間、第8次高齢者福祉計画、第7期介護保険事業計画を策定いたしました。「一人一人がいつまでも健康で、住みなれた地域で互いに支え合いながら、生き生きと心豊かに暮らせる村づくりを継承し、進めて行く」ことを基本理念に地域包括支援センターが中心となり、基幹的な介護サービスの充実や認知症高齢者への支援、高齢者の健康づくりの推進、地域の実情を踏まえた施設整備の推進など高齢者の皆様が南山城村で安心して暮らし続けられる、健康で豊かさを共有できること、また、安心してサービスを受けることのできる村づくりを目指して取り組んでまいりたいと考えているところでございます。  この計画策定に際し行いました住民アンケートでは、自宅での暮らしを希望する方が8割を占めているという結果がございます。  このことから、在宅の支援サービスのさらなる充実を図っていく必要があるといたしまして、「住みなれた地域で暮らし続けられる多様な生活に対応した居宅支援の充実」を念頭に計画策定を進めてまいりました。  高齢者福祉施設につきましては、現在行われております通所介護や訪問介護、短期入所生活介護、村外でのショートステイ等のサービスに加えて、介護を要する高齢者が心身に何かの不安が生じ、その時々の暮らしぶりに支障を感じるときや、家族の介護負担軽減といったときに、地域で支えられる仕組みの一つとして、現在の南山城村にはない宿泊サービスについて、計画書に盛り込んだところでございます。  地域支援事業といたしましては、地域包括支援センターが中心となり、高齢者の健康づくり、介護予防事業の充実や認知症の啓発、その家族の方の集いの場の拡充や相楽地域の市町村と医師会で実施しております、医療・介護連携事業など南山城村の地域に密着したサービスに取り組んでまいりたいと考えております。  なお、長期にわたる入所サービスの施設介護老人保健施設、特別養護老人ホームにつきましては、これまでと同様、今春、木津川市に100床の規模で新設された施設など、近隣市町村の施設利用を継続してまいりたいいうふうに考えているところでございます。  次に、若者世代支援の保育施策いうことでございますが、村として保育料無料化を進めるときではないかいうことと、国より一歩進んだゼロ歳児の無料化を実現し、子育てを支援する方法はあるのかいう質問でございます。お答えします。  平成29年12月の閣議決定された「新しい経済政策パッケージ」では、具体的内容といたしまして、子育て世帯を応援し、社会保障を全世代型へ抜本的に変えるため、幼児教育の無償化を一気に加速化する。広く国民が利用している3歳から5歳までの全ての子供たちの幼稚園、保育所、認定こども園の費用を全面的に無償化する。また、ゼロ歳から2歳についても、当面、住民税非課税世帯を対象として無償化を進めることとし、現在は、住民税非課税世帯の第2子以降が無償化されているところであります。この範囲を全ての子供に拡大するとされ、実施時期は、消費税率引き上げの時期との関係で増収額に合わせて、2019年4月から一部スタートし、2020年4月から全面的に実施すると決定されたところでございます。  こうした国の施策とあせて、「南山城村地域創生総合戦略」として取り組んでおります、新婚・子育て応援住宅総合支援事業や奨励金制度など、少子化や移住定住に対応する総合的な施策により、子育て世代を応援してまいりたいと考えておりますので御理解をいただきたいいうふうに思います。  3点目の防災拠点として、道の駅に併設した防災倉庫について、1つとしては、防災時に、災害時に機能する備えはあるのかということでございます。2つ目は、自主防災組織をさらに充実するためにどのような支援するのか、2点をいただいております。順次お答えをしたいと思いますが、道の駅は、村の地域防災計画の中で、防災拠点施設と記載しております。その概要に「防災関連の資機材や、生命維持、救護等のための食料、医療・衛生用品等を保管する防災倉庫」と記しております。道の駅は避難所等ではなく、防災対策をとる際の拠点施設となることから、拠点となる資機材を重点的に保管しております。  例を挙げますと、カセットガスで発電しますインバーター発電機、拠点用テント、炊き出し用かまどや、耐震貯水槽から水をくみ上げるポンプ、それに付随する水道用品、また車両の駐車も多くあることを予想し、車両を動かせる簡易式のユニットもございます。  また、自主防災組織につきましては、平成29年度におきまして、コミュニティ助成事業を活用し、LEDランタンや防災救助工具セットなどの資機材を配布させていただいたところでございます。このような、資機材等の整備に係る支援とともに、自主という言葉のように、行政誘導型の今までのやり方での活動形態を支援するのではなく、みずからが主体的に動いていただくよう、また、動きやすくしていただくような支援策を検討して充実化を図ってまいりたいと考えておりますので御理解をいただきたいということでございます。  以上で、鈴木議員の答弁とさせていただきます。 ○議長(廣尾正男君)  「鈴木かほる議員」 ○4番(鈴木かほる君)  まず、高齢者福祉施設、建物ですね、の関係から話を聞いていきたいと思いますが、一番最初に聞いたのは、福祉施設についてね、第8次の案は第7次より後退しているではないかという、これはこの前の議会でもちらっと言うたと思うんですが、第7次のときには、具体的に特養とか、それからケアハウスですか、そういうのが、言葉あってね、それについて検討していくとあったんです。ところが今の計画では宿泊サービスを設置していくとなっているんですね。その特養とか、ケアハウスとか、そういうふうな具体的な名前が上がっていたのが、どんなふうに検討されて、結局は宿泊サービスに落ちついたのか、その辺の理由を後退ではないかと私は思うんですが、聞きたいです。 ○議長(廣尾正男君)  「村長 手仲圓容君」 ○村長(手仲圓容君)  担当の課で十分検討してまいりました結果でございますんで、担当課長のほうからまずはお答えをさせます。 ○議長(廣尾正男君)  「保健福祉課長」 ○保健福祉課長(山本雅史君)  前計画では、特養ですとか、ケアハウスといった例示をもって施設整備を検討していくと、施設について検討を進めますという内容であったかと思います。その後事業者のアンケート調査なり、実態の介護を受けておられる長期入所されている実態、周辺の特養なりで入所されている実態があって、特に村でその事業所もない中、村の中で事業をやっていただけるような事業者が見当たらない中、村単独でもそういったものをできるのかどうかといったとこら辺の検討をしてまいったところでございます。  今期の平成29年度に策定委員会で検討をいただいたわけなんですけれども、今回はそういった長期的な入所施設設備ではなくて、緊急的、臨時的に介護者の息抜きと申しましょうか、ここにも書いてますけれども、介護者の負担軽減といったとこら辺のメリットもある、そういった宿泊サービスについて、取り組めないかということで、計画的には具体的にメニューを示して方向性を出させていただいたというふうに感じておりまして、前計画、後退してるという御意見もあろうかと思いますけれども、より具体的に方向性を示したという面で一歩前進したというふうには捉まえているところでございます。そういう検討なり情勢の変化を受けまして、今回の計画策定に至ったということで御理解のほうをお願いいたしたいと思います。 ○議長(廣尾正男君)  「鈴木かほる議員」 ○4番(鈴木かほる君)  かつてね、そういう言葉が入っていたということは、一定そういうものが必要だと思うから計画に入っていたんだと思うんですね。それが宿泊サービスになって、それで取ってかわることができるのかどうか、そこが一番疑問なんですけど。 ○議長(廣尾正男君)  「村長 手仲圓容君」 ○村長(手仲圓容君)  おっしゃるように、特養とか、ケアハウスというのは今、空き部屋がまだあってですね、ケアマネジャーのほうでいろいろ紹介したところ、遠いところ行かなくてもまだいっぱいそういうところがあいているんで、入れないということにはなってないいうことになっております。  ですから、そんな中で村が特養しても事業者が参入してこないいうこともありまして、それならもっと充実できる何かできることはないかということで、いろんな角度から検討をしていただいた結果ですね、村でできるとすれば宿泊サービスというとこら辺が一番必要なとこやということになったわけであります。  それが、今まで特養と言うてたのに、宿泊サービスで、それで充足できるのかということになると、特養のまねはできません、したくても村にその業者が来てくれないからできない。ですから、そんなことを何度繰り返しててもいけませんので、じゃあどんなことをやるのか、やれることは何かということを検討していただいた結果、宿泊サービスについてはできるんと違うかという話になりました。  宿泊サービスということになりますと、一人で住んでて、ちょっと気分が悪くて、誰もおらへん、心配やというときには誰かがいるとこで、泊まれるということになりますんで、そういうこととか、あるいはまた急にぐあいが悪くなってという、ぐあい悪なったりしたら、病院があるんで、それは心配ないんですが、健常者であって特養に入るほどでもないという人が何とかその家族が休養ができたとか、あるいはまたいろんな事情で泊まらざるを得ない、一人で家にいるのは大変やというときに受け入れる場所として、その辺が一番足らんのとちゃうかという話になっているわけでありますんで、これをやるとすればどんなもんになるのかという、内部で調査をしておりますが、やはり一定の個室、特養の個室程度のものはつくらないといかんのとちゃうかな。  そうなりますと、これ介護保険使えませんので、実費もらうことにならざるを得んなんいうふうになります。じゃあ、その実費もらってじゃあそれ入ってくれるんかどうかっていう問題もありましてですね、今その辺を具体的にニーズと費用と、それから、それを賄おうとすれば、人が要りますよね、24時間態勢、見守りも要るし、食事も要るという問題も含めてですね、今、現場のほうでは真剣にどれぐらいの人員体制でどれぐらいのものが必要なのかという検討をさせているところでございましてですね、まだ結論は出ておりませんが、やるとすればそういうことになってくるのかないうふうに思います。  特養と比べればサービスはまた違いますんで、特養のかわりをこれでするということではないということを御理解いただきたい。介護保険サービスを受けれない村独自のサービスになるということになります、いうことでございます。 ○議長(廣尾正男君)  「鈴木かほる議員」 ○4番(鈴木かほる君)  この第7次のところの、第8次の計画の中にはね、いわゆるショートステイさえも村外の施設を利用というふうに書いてあるんですよ。だから、村の中にショートステイできるところさえもない。今ね、村の中で私も気になるので、何人か聞いて歩いてます。皆さんなかなかね、介護されている方は赤裸々な実態というのはなかなか言うてくれませんね。でも、それがやっと人間関係ができてきて、話が聞けるようになって、お宅の奥さんどうなんですかなんて話を聞いていると、もう今までは家でお風呂入れてたけれども、でも、もうすり足ででもいいから歩けてる間はね、お風呂家で入れられたと、でもそれが無理になったから、だから入浴サービスを受けていると、どれぐらいですかというたら、週に一遍ぐらい受けてるという話なんですね。  でも、ほかにもそれに似たような方いっぱいいらっしゃいます。でもね、その人たちが一番心配しているのは、自分がもしだめになったときとか、さらに今ある状態よりももっと進んだとき、例えば食事ももっと流動食的なものしか食べられなくなったりとかね、そういう進んだときに本当にできるんだろうかというのと。  それから、家族がある場合はね、老々介護というのは老人2人ですけど、いうてもね、もう80、90ですよ、その人たちが老々介護じゃなくて、娘たちがすぐ近くいたりとかいう場合には老々介護の中の数には入ってないんですよね。その人が自分も同じぐらいの年で、じゃあ抱えられるかというたらね、それで腰痛めた奥さんもいっぱいいるんですね。1人ではどうしようもないから夜中にね、ベッドの間に落ち込んでしもてどうしようもなかったから、夜中に近所の人起こしに行ったと、そういう事態を抱えながら一生懸命やってるわけです。  それがね、その前もって言うといて、泊めてちょうだいや、はいどうぞ一晩二晩どうぞというそういう施設ではね、とてもじゃないけど間に合わない。  例えば、ショートステイでも、遠いところへ行ってたら、夜中ね、熱が出たら迎えにきてくださいと言われるんです。そういうお年寄りの人で、自分は車は昼間は車の運転するけれど、そんな村外のね、ショートステイしているところまではよう迎えていかないと、しかも寝たきりに近いような人をね、自分一人で連れて帰るのはとてもできないと、そんな話がいっぱいあるんです。  そういう中でね、ショートステイ、せめてショートステイができるところが村の中にあれば、そしたら、夜中に熱があるって言われても家族は村の中やったら行けるんです。でも遠いところでは行けません。  そういうことをね、ちょっと今晩のお泊まり一晩、二晩のお泊まりぐらいではとてもじゃないけど、間に合わないんじゃないかなと思うんですが、村長さんどうですか。実際ね、いろいろ聞いてても、私らでもそうやけど、自分が実際その場になってみないともう一つピンとこないなというのがあるんですけど、どうですか。 ○議長(廣尾正男君)  「村長 手仲圓容君」 ○村長(手仲圓容君)  私も村長しながら、両親をみとって自宅でみとっていきました。そういう苦労があるのはよう知ってます。ですから、どうしたものが一番いいのかなって、ショートステイがあればそこには看護師さんもいらっしゃるし、施設もある。それはそんでいいと思いますが、村でショートステイをしようとしたときに、果たしてそれが誰がするんやという話になりますよね。  そういうことも考えて、今、行きますとショートステイ、老人保健施設、特養、ケアハウスというような事業者がやる事業については、なかなかうちの村にそういう事業者は来ないということが何度も募集した結果、結論は出ておりますんで、それなら、鈴木議員がおっしゃることはようわかるんですが、じゃあ村でできることは何なんやということになりますよね。  村っていうたって、村の役場直接やるわけにいきませんから、社協にお願いしてどういうことまでできるかという話になってきますんで、社協ができることということになると、社協との協議をしていかないといけないいうことになりますよね。  そういう話をした結果、宿泊サービス程度のもの、あるいはお泊まりデイと言われるようなものなら社協としてはできないことないいうことに結論が至ってきたいうことでございます。  ですから、そういうことからすると、今、村が今計画をしようとしているんですが、宿泊サービス、村独自の宿泊サービスぐらいしかできるものはないなということでございますんで、実情とは合わないこともあるかもしれません。
    ○議長(廣尾正男君)  「鈴木かほる議員」 ○4番(鈴木かほる君)  特養が来ない、小規模多機能が、事業者が来ないという話ありますけど、村には社協というのがあるんですしね、社協の今の機能にいわゆるショートステイ的な要素を入れたらね、いうたら小規模多機能的なものができるわけで、その辺のことはもっと研究していただきたいと思うんです。  あと、もう1つ、地域包括のほうですけど、認知症カフェ的なものを今度本郷とか、それから野殿とかでやろうとしているみたいですけども、やっぱりそういう中核になる施設と、それから、地域の中のいろんなもうちょっと元気のある人が集まって活動できる場所と、それをつなぐようなことができるのはやっぱり村だろうなと。保健師さんなんかの役割は大きいだろうなと、保健師さんというのは看護免許も持ってるし、血圧計一つ持っていけば、こんにちはってどこのおうちでも行けるんが保健師さんやと思うんです。  だから、そういう医者がいない、医者が少ないところだからこそね、保健師さんを積極的にふやして、そして、そういうおうちで頑張ってる人のところにもっと訪問できるような、そういうのつくってね、地域包括の中身を豊かにしていくというか、本当に現場の人たちは一生懸命やってくれてると思うので、やっぱり村としてもそういう現場でやってる人たちをしっかり応援するようなそういう姿勢持ってほしいなと思います。 ○議長(廣尾正男君)  「村長 手仲圓容君」 ○村長(手仲圓容君)  私もそういう必要性を感じておりましてですね、ことし職員採用で保健師の採用ももう1人する予定になっております。  ですから、地域で支え合うということを保健師が中心になってこれをやっていかないかんということは痛感をいたしておりまして、一昨年ですが、町村会のほうで長野県のほうに視察に行ったんですが、それも保健師が中心になって元気な人と、認知の気のある人も含めてね、地域で支え合ってやってる仕組みを見てきました。そこの町長さんに話を聞きますと、ほんともう保健師は表に出ないで裏でうまくやって、わしにうまく乗せられて、火をつけられ、いつも乗せられてるんやって言うてましたけども、すばらしい保健師さんがいらっしゃったんで、そういう保健師に成長してもらうことを期待しながら、これからもそういう何と言いますか、地域包括の中、あるいはまた村がやらなければならない保健事業も含めて、保健師をふやしてですね、高齢者対策をやっていきたいというのが思っておるところでございますので、御理解いただきたいなと思います。 ○議長(廣尾正男君)  「鈴木かほる議員」 ○4番(鈴木かほる君)  では、ちょっと次の話にいきます。保育料の無料化の話ですが、先ほど何か村長さんはちょっと答えられたことがちょっと違ってるように私がもらっているニュースとは違うので、訂正させてもらいますが、いいですか。  国は、今6月に何をやってる、やろうとしているかいうたら2019年の10月に、先ほど村長さんが言われたように3歳以上の無料化、ゼロから2歳児は非課税家庭の無料化というのをやろうとしています、国は。時期ずれて、違っていません、同時にやろうとしています。  それでね、それ思うともうあと1年ぐらいの間なんですが、3歳から5歳児の子は全部無料になるわけですね。じゃあちょっと保健課長さんに聞きたいんですが、去年の保育料、全部で幾らぐらいありましたか。それとあわせて、もし2歳、ゼロから2歳児、来年なるときにゼロから2歳児も金額はいいですけど、2歳児、何人おってそのうち今半額になったり、全額無料になったりしている子供はどれぐらいいるか、割合ちょっと知らせてほしいと思います。 ○議長(廣尾正男君)  「保健福祉課長」 ○保健福祉課長(山本雅史君)  昨年、平成29年度の保育料の総額でよろしかったですかね。29年度ということで。29年度については、収入総額につきましては625万1,450円というふうに今のところ確認をしているところでございます。625万1,450円です。  ゼロから2歳児ですね、2歳児の、この5月の人数でいきますとゼロ歳児が3人、1歳児が7名、それから2歳児が4名ということで、合計14名ということでございます。減免の状況でございますが、半額減免の方が全部で5名、そして、保育料無料化、無料となっている方、これも第3子になろうかと思うんですけれども5名という状況となっております。半額が5名、無料が5名という、ゼロから2歳児における減免の状況は以上です。 ○議長(廣尾正男君)  「鈴木かほる議員」 ○4番(鈴木かほる君)  そうするとね、全保育園児たしか37人やと聞いているですが、そのうちの14人か、14人はゼロ、1、2歳児ですね、そして、そのうちのことしの例でいきますとね、10人までは半額か全面無料なんですよ。ということは全額払っているのはゼロ、1、2歳児で、全額払っているのはたったの4人なんですね。  そしたら、もう来年の9月になるというときに、10月か、10月になるというときにね、3歳児以上だけじゃなくて、この村では全面的に全員もう無料化しますよということはできない話じゃないと思うんですけど、どうですか村長。 ○議長(廣尾正男君)  「村長 手仲圓容君」 ○村長(手仲圓容君)  できない話じゃないと言うて、金だけのことを言えばできない話じゃないかなというふうには思うんですが、やるべきか、やるべきでないかというとこら辺の判断が分かれるところでございましてですね、そこまでは現在至ってないということでございます。  国がもうそこまで来てるということですんで、それを先駆けて今からやるのかって、やれっておっしゃってると思うんですが、果たしてそれをやっていいのかという問題が、前から私もう何年か前からこの話をしてまして、保育料無料だけで人がふえるとも思えないし、そら子育て支援をするということについてはそれはいいことやというふうに思うんですが、何かそれにメリットがないといかんなということで、今、先ほども言いましたように、今、若者住宅をつくったりとか、そういう計画を今しておりましてですね、それをあわせて、それをやることによって、より効果的になってくるんと違うかなというふうに思ってるということ、前から説明させていただいてるんですが、その方向で今進めているところでございます。 ○議長(廣尾正男君)  「鈴木かほる議員」 ○4番(鈴木かほる君)  保育料の無料化というのは、若者世代応援の1つの大きなポイントになると思うんです。それは村長さんが前からおっしゃってますけど、それでこの無料化になったから、人が来るというそういう言い方っていうのはちょっと短絡過ぎるんじゃないかなと、いろんな要素があって、この村に来てると思うんです。  私が言いたいのは、来る人のためじゃなくてね、今、現に一生懸命子育てして、保育園に子供預けて頑張っているお母さんたちを応援するというね、そこが大事じゃないかなと思うんです。保育園行って見てましても、37人のうちの14人、もうこの14人というのはほとんど全員ぐらいが去年の間に入園した子だと思うんです。全員近くが、去年の4月現在で入園児が新入児がなくて途中から入った子がたくさんおりました。園長先生一番ようわかっていると思うんですけど、その子たち、きのうも保育園行く機会があって、見てきたんですが、去年、はい回ってた子が、ことし行ったら、もう園の中でね、歩いているんですよ。だから、本当にゼロ歳から1歳ぐらいの間の大事な大事な時期をね、やっぱり保育園で集団的に育てるというか、特に子供の数が少ない世代ですから、そういう時代になってますから、とても大事やと思うんです。保育園長さん来てはるのでどうですか。 ○議長(廣尾正男君)  「村長 手仲圓容君」 ○村長(手仲圓容君)  鈴木議員おっしゃるように重要な施策であるということの認識はしております。いつからやるかという問題については、また内部で熟慮しなければならない問題やというふうに思っております。 ○議長(廣尾正男君)  「鈴木かほる議員」 ○4番(鈴木かほる君)  何分までやった。まだある、あと10分ぐらい。  そしたら、最後、防災についてお伺いします。道の駅の併設されていると言うたらいいんでしょうかね、道の駅の中にあると言うたらいいんでしょうか、防災倉庫ですが、前に、前の議会のときに、確か予算つきましたけど、その後充足状況は、先ほど村長さんがちらっと言われました。ポンプもついたから地下にたまっている水も、これからは使えるようになるんだなと思いながら聞いておりました。  この自主防災組織の責任者というか、管理したり、責任者はもちろん村長さんやと思うんですが、道の駅の社長ではないですよね。その辺ね、村の防災組織の1つとしてあるんだと思うですが、その辺の責任関係とかはどうなってますか。 ○議長(廣尾正男君)  「総務課長」 ○総務課長(辰巳 均君)  防災倉庫の責任者は誰かという意味でよろしゅうございますでしょうか。自主防の責任者は各自主防。 ○4番(鈴木かほる君)  自主防じゃなくて、防災倉庫。 ○総務課長(辰巳 均君)  防災倉庫ですね。防災倉庫の責任者は村でございます。したがって総務が管轄なんですけども、総務で管理しておりますし、いざというときのためにも、道の駅にも鍵はお預けしております。 ○議長(廣尾正男君)  「鈴木かほる議員」 ○4番(鈴木かほる君)  あそこの場所って、大きな意味で2つの大きな役割あると思うんです。やっぱりあそこは何といっても道の駅ですから、もし地震なったりとかしたときに、帰宅困難者というか、163を走っている車、みんなあそこにとりあえずあそこで休むというので集まってくると思うんです。そういう人たちに対する救援、まずとりあえずは水を出すとか、それからときには炊き出しも必要になってくるかもわからんし、そういうことも考えなあかんと思うんがそれが1つと。  それと、先ほど言ったように広域のいろんなところからボランティアが来てくれるようなそういう事態になったときの受け入れの大事な場所でもあると思うんです。その辺の一番の責任者は村というか、村長さんやと思うんですけども実際に動けるような機動的な組織ができて、実際に職員一人一人がそういうことについて、どう動くかとか、そういうイメージもってできてるんでしょうか。 ○議長(廣尾正男君)  「総務課長」 ○総務課長(辰巳 均君)  我々職員、日ごろの、日ごろといいますか、年に1度防災訓練も実施しておる中で、そういうふうなことを想定しながらの訓練も行っているところではございますけども、いかんせん実際道の駅を使っての防災訓練ということは、まだできておりませんのが事実上でございますので、今後の話かなというふうには思いますけども、道の駅につきましては、それこそ防災の拠点でございますので、有事の際に防災組織といいますか、我々がそこで活動する拠点、そしてまた帰宅困難者が集まってもらうような拠点、いろいろあるんですけども、株式会社が日常運営しておりますので、その辺、有事の際には食料の提供等については、連携を図っていくようなことは考えていくといいますか、もう十分考えているんですけども、具体的に社長とも相談しながらやるようにはしております。 ○議長(廣尾正男君)  「鈴木かほる議員」 ○4番(鈴木かほる君)  実際、村の人たちが第一次的にというか、逃げる場所として学校跡地とか、公民館とかが指定されてますけど、道の駅はそういう場所としては指定されていませんね。指定されてない、そういう性格のもんじゃないんですね。  そしたら、その次、自主防災との関係なんですが、自主防災というのは本当に自主がつくものですから、それぞれの地域で自分たちで何か必要かを考えて組織していく、そういう性格のものだと思うんです。上意下達じゃなくてね。だけども、やっぱりそれが一定、地域によって、うちの地域では危ないのは地震やとか、危ないのは洪水やとかいうて、地域によって違うと思うんですが、その地域地域で水道が使えなくなったときにはここの井戸の使えるとかね、それから逃げるときにはどことどこのおうちがあれやから、そこのおうちを優先的に連れていかなきゃいけないとかね、この間、南大河原も経験したと思うんですけど、そういう事細かく、こんなことをやらなあかんのんだよみたいな、自主防災とは何かみたいなのが、全村民というか、自主防の中心になってる人たちというか、そういう人たちが学習する機会とか、それをみんな一人一人がちゃんと知る機会とかがあるんかなと思うんです。  この間、「れんけい」にはきちっと持ち出し品とかいうの載ってましたけども、何かもうちょっと具体的に皆さんが動けるような、ニュータウンなんかは割に自主防というのが自治会組織とは別にありますから、それでいけるんですけど、じゃあほかの地域で自治会の役員、次々かわったりしていく中でね、その自主防としての機能を引き継いでいったりとか、難しいと思うんですけど、ある程度、役場が指導しなきゃいけない部分もあるんじゃないかなと思うんですが、どうですか。 ○議長(廣尾正男君)  「総務課長」 ○総務課長(辰巳 均君)  まさしく鈴木議員おっしゃるとおりでございます。その辺が村の課題かなというふうにも考えているとこなんですけども、実際のところおっしゃってましたけども、もう村には任せとかんと、自分らでやるんやというふうな地域もあります。  自主的に行っていただいている地域もございますし、やはりまだこの行政だよりでというふうな地域もございます。やはり、その自主防の先ほど村長の答弁にもありましたけども、まず、自助というふうなことが先に立ちますんで、まず、みずからの手で何とかしようやというふうな、その辺の雰囲気づくりですね、村長の答弁にもありましたけれども、その辺のいわゆる村の防災訓練と自主防が一体となってできるような取り組みですとか、あと自主防とはというふうな研修会もそうですし、その辺を利用といいますか、実施しながらそれぞれ自主防災組織について、意識を高めていただくといいますか、ちょっと意識改革をしてもらう必要があるのかなというふうには考えておりますので、その辺ちょっと今後のいわゆる防災訓練とまた防災に係るそういうふうな取り組みについて、検討していきたいなというふうに考えております。 ○議長(廣尾正男君)  「鈴木かほる議員」 ○4番(鈴木かほる君)  先ほど、自主防の予算、コミュニティ助成費用とか言ってましたけど、これ宝くじの費用ですね、村の予算が出てるわけではないと理解しているんですが、間違いないですか。  和束町なんかでは、各地域に町からの予算も出ていると、だから、やっぱり地域が自主的に自主防ですから、自主的にこういうことが必要とかいうときにお金がないではできないので、だから、一律に何かものを渡すというやり方じゃなくて、地域の自主性尊重しながら、必要なお金は村も出すよみたいな仕組みはできないんでしょうか。 ○議長(廣尾正男君)  「村長 手仲圓容君」 ○村長(手仲圓容君)  コミュニティ助成事業は、過去には奥田区が避難所、自分たちで整備した。災害、地震があっても、水害あっても大丈夫なとこでバリアフリーで、車椅子で行けて、水も生活でもできるようにということを全部、一千数百万かけて整備をしました。2分の1補助金ですんで、残りの2分の1は村が負担をしております。  そのほかのいろんな各地区にLEDなり、いろんなものを提供してますが、それもいろんなこのコミュニティ事業を村が取り組んで提供して、渡しているという状況になっておりまして、ニュータウンでも、いろんなリヤカーとか、いろんなものを大きな資材を買われました。それもかなり何百万の事業でしたけれども、不足分は村が提供しているいうことでございますんで、この事業は、国の事業ではありますけれども、個人負担分については村が応援しているということでございますんで、よそもおんなじやと思います。うちだけ特別出してないという問題じゃなくて、和束もおんなじことを、補助金の裏は行政が協力しているということになる。それだけ御理解をいただきたいなと。 ○議長(廣尾正男君)  「鈴木かほる議員」 ○4番(鈴木かほる君)  ちょっと私が聞いてるのとは違うような気がするんですが、和束の場合は出てるというのはそういうお金から出てるんかどうか、また、もうちょっと確かめなあかんと思いますが。自主防ですので、くどいようですけども、やっぱり一律に何か配って終わりじゃなくて、それぞれの地域で本当に考えてもらえるような、それが継続していけるような、そういう仕組みを本当につくっていかないと、この何十年以内に地震の起こる確率が幾らとかいう話もありますし、先ほどの言われた方のあれで、この地震のね、これ相楽一帯、南山城村は40%以上50%未満の発生後2年間に域内で総生産がこんだけ失われるというデータも出ています。だから、早急に考えてほしいと思います。9月の避難訓練どうなるか楽しみにしておきます。 ○議長(廣尾正男君)  鈴木かほる議員の一般質問は終わりました。  以上で、一般質問を終わります。  これで本日の日程は全て終了しました。  本日は、これで散会します。  なお、次の本議会は6月の15日、午前9時30分から再開します。  皆さん御苦労さんでした。                   (散会 15:21)...