南山城村議会 2014-12-19
平成26年第 4回定例会(第3日12月19日)
答弁、府の施設から村施設への
位置づけ等が必要になる。村、村外と幅広く利用していきたい。
災害避難所、
災害ボランティアセンターと位置づけ、住民の利用度を高めていく。規則は別にある。ということで、
連合審査中に規則は配付されました。
公募は基本と考えている。法令では公募によらないこともあり、選択は
自治体判断に委ねられている。12月議会で詳しい経過を説明したように、公募を経ていることもあり、公募型と解釈している。全般的に村の
公共施設を
指定管理にしていくための条例整備と言える。
それぞれの施設の
指定管理は、それぞれの規則で詳細に決めて対応していく。や
まなみホールがすぐ
指定管理になるのではなく、民間など参入が次第可能になれば
指定管理にしていく。当面は、自然の家、道の駅がこの条例に該当すると考えている。
協定の内容も規則で定めていく。
基本協定のみでなく、年度協定も定め取り組んでいく。さかのぼって公募の考えはない。
議案第40号、南山城村自然の家の設置及び管理に関する
条例制定の件の質疑。
NPOの
事業等宿泊、避難など、どのようになるのか、施設の係員や自己の責任等はどうなるのか。第3条の
事業内容や6項目、示されているが住民の利用がどれだけあるのか、今までの合宿等の事業はどこでやるのか、利用料は従来の利用料と比較してどうか、宿泊の点や
グラウンドの管理等どうなるのか、自然の家の設置が第3条事業の項目に合致する村民が利用する事業の明確化が必要と考える。
答弁、普通財産から目的を持った公共財産にしていく。貸すための指定をする。
事業内容等協定書で詳細を決める。村が管理するところは、直営と言える。第13条は
指定管理部分と言える。村が指定するときの責任は、村にある。詳しい責任の所在も
基本協定で明確にしていく。指定された団体での事故等の責任は村は負わない。
指定管理の事業に村民も利用可能である。
定員は、12部屋あり、120名ぐらいである。料金設定は、従来より少々高く設定している。今後、
食事代等指定管理者が追加していくものと考えている。
グラウンドの使用料は今までも村民の利用が多く収入には結びついていない、今後は役場で活性課、
推進課等を設置して他の
グラウンドも管理していく。
避難所、
災害センター、交流場所、サロンや憩いの場所としても有効活用していく、整備の内容は協定していく。
第42号、南山城村自然の家の
指定管理者の指定の件。
質疑、NPOの設立が平成25年10月16日である。実績あるのか。NPOを信頼すると判断した理由、税の滞納はどうか、資金の確認はどうか、運営や
スタッフは何人か、保証人は村か、計画書の
事業内容など価格が高いことや、
事業内容が問題ではないか、指定料は一緒で年度ごとに
事業費用が増額となっているが、廃棄料の同一も理解できない。140万はどこに納入されるのか。資金価値8,000万円の施設を貸すため
テナント料をとる考えはないか、京都府も赤字の施設を村がやることになるのは大丈夫か。
過去のや
まなみホールの
喫茶店開設の件で、絶対にやめないと村が税金投入した経過がある。隠れ瑕疵も出たり、運営が大変だが一切責任は
指定管理者でやるのか、3年で切れたらどうなるのか。
NPOのリーダーの現在の仕事や
スキー教室の内容はどうか。指定も決まっていないのに管理者の指定を議論するのは間違っている。定款も不明、資金もゼロ、実績もない組織を村が指定する根拠を示せ。従来の林間学校や住民が家族で利用、使用することが
事業内容にないのはなぜか。村の求める
事業内容とNPOの事業にはずれがあるのではないか、食堂は稼働しないで弁当の対応はあり得ないがどうか。
答弁、自然の家が廃止になるため従来どおり、活用したいと設立された実績はない。資産、身上調査、金融調査はしていない。税の滞納はない。自然の家の利用を願う要請が村に数回あった。300万から500万の借り入れをした模様。
指定管理を受ける条件で借り入れができたと聞いている。登記上の運営は4人で、
スタッフは4人でスタートと聞いている。
事業内容や進行により必要に応じアルバイト、パートを雇う、自然の家の事業や村外等で実施の事業があることは承知している。価格はNPOが決めることであり、保証人については村を関知しない。
スタッフは、村の住むと聞いている。利用料は技術料と聞いている。
事業計画の年度増額は想定しているものと理解している。140万は
グラウンドや
公民館使用料で、村に返還するものである。
テナント料は当初からもらわないとして協議を進めたきた経過があるため発生しない。借入金の620万円は、10年償還と聞いている。赤字補填はしないが、施設の改修、設備の費用、修繕は村の費用となる。一切の助成はしないと理解している。3年で切れるとしたら、その後は村は関知しない。施設のエアコンや浄化槽は、修理済みで稼働に問題はない。修理には特定財源を充てていく。過去の税金投入のようにならないように肝に銘じる。
NPOのリーダーは他府県で施設の規則、企画の仕事をしていた模様である。イベントの仕事などをされていて、
ナットワークを持っていると聞いている。一括議案として扱ってほしい。すぐにオープンしたいため、今回は特例と考えている。施設の閉鎖、再開という理解をしてもらいたい。定款上は元教師となっている。NPOが自主的に全て実施するに至っていないが、責任は持てる組織と信頼している。食堂の稼働は
スタッフがそろわないため、できない模様である。
スタッフは4名と固定していくと聞いている。全体資金で
事業経費や
人件費等指定者の事業配分となる。
以上の内容が
連合審査により、議論となりました。
その後、
連合審査を終了し、
最後総務委員会で付託案件の審査を行い、結果、議案第41号、南山城村公の施設の
指定管理者の指定の手続等に関する
条例制定の件について、
反対討論、や
まなみホール、道の駅の
指定管理も含め3年後に責任を果たせない内容と言える。賛成討論なし。結果、賛成多数で、原案どおり可決するものと決定いたしました。
議案第40号、南山城村少年自然の家の設置及び管理に関する
条例制定の件。
反対討論、賛成討論ありません。結果、賛成多数で原案どおり可決するものと決定いたしました。
議案第42号、南山城村自然の家の
指定管理の件は、合同審査の中でも施設を住民が活用する内容が不十分であり、行政の説明がありましたが、さらに具体的に示すことが議案の決定にも重要であるとの
総務委員会の総意となり、その旨を行政に要請をいたしました。結果、12月19日の委員会に議案第42号、南山城村自然の
家指定管理者の指定の件のついての資料が提出されました。
村長の説明によりますと、議案第42号資料、南山城村自然の家の
指定管理の指定の件に伴う資料、南山城村自然の家の設置及び管理に関する条例第3号に係る事業の補足説明、
1、災害の避難所としての利用。
1つは、村の避難所に指定し、災害時における避難施設として、また、被災者の
宿泊施設として活用する。厨房を利用した食事の提供、多人数の入浴可能な施設として。
次に、施設を利用、または新設による
災害用資材機材等備蓄品倉庫の整備を図る。
次に、
保健福祉センターとともに緊急時の
災害ボランティアセンターとして活用し、
災害ボランティアの訓練や研修を行う。
次に、災害時における赤十字や
自衛隊等の
緊急支援物資の搬入基地として、また航空郵送の離発着場としての機能を持たす施設とする。
②村及び
教育委員会等が実施する主な事業、村の
宿泊施設を最大限活用し、宿泊型の
田舎暮らし体験実施事業等を実施していく上で、農林業、茶業等に親しみ実技指導を交えて村のライフスタイルを築く。
厨房等を利活用し、村内の生産者及び
グループ等に
特産品づくり、
加工品づくりを進め、道の駅等への商品開発を推進する施設とし、また、村内の高齢者宅への
配食サービス事業の検討を行う。
村内周辺観光施設、信楽焼、伊賀・
甲賀柳生忍者の里、
月ヶ瀬梅林等と連携した
観光ツアーの事業展開の検討を行う。
地方創生計画により、京都府レイクフォレスト、旧田山小と連携した
活性化事業の展開を行う。村の研修施設として位置づけ、福祉の研修や茶、シイタケ、
炭焼き等実践研修、社会教育、社会体育、
地域総合型スポーツ事業等での実務研修を実施する。という説明がありました。
総務厚生常任委員会の意見は、要請内容が文書化されていくとは大変よいことであるという意見でした。
採決の結果、議案第42号については、お一人退場されまして、全員賛成で原案どおり可決するものと決定をいたしました。
以上で付託された案件についての報告を終わります。
○議長(
新田晴美君)
委員長報告が終わりました。
総務厚生常任委員会、
土木経済常任委員会、
連合審査会には全員が出席していただいております。
これから
委員長報告に対する質疑を行います。質疑ありませんか。
「
橋本洋一議員」
○5番(
橋本洋一君)
今、委員長の報告をお聞きし、先ほど
総務委員会に提出をされた村の資料ですね、読ませていただきました。そこで、お聞きしたいわけですが、村及び
教育委員会等が実施する主な事業として、この施設を利用してさまざまなことを行うという説明であるわけなんですけども、先に議案42号の質疑のときにですね、資料として出されました
事業計画の中には、いわゆるNPOが実施をするですね、事業が書かれているだけでありました。それにつけ加えてこの②のですね、きょういただいた資料の②の村及び
教育委員会等がそこにプラスをして実施をするというふうに理解をしていいのかどうかをお聞きをいたします。
○議長(
新田晴美君)
委員長報告に対する、質疑やさかい。
「
青山まり子議員」
○8番(
青山まり子君)
お答えします。
総務厚生常任委員会は、先ほど冒頭申し上げましたように、
連合審査の議論の中でも村が設置する事業が不明確であると、NPOに丸投げで村が村民の役に立つような施設がない、項目が不十分だということで、
連合審査の中でも村長の御答弁では口頭ではいただきましたが、やはりより村民に理解していただき、例えば村民が緊急時災難に遭ってあすからでも緊急に利用するためには、一定整備をして村民に役に立つような、そういう内容を文書で明確にしなさい、してほしいということを申し上げました。
その結果、NPOの従前議案に出されたNPO以外に、改めて2つの点が提示されていると委員会では理解してます。災害時の問題、それから、村単独、それから
教育委員会と連携をしてやっていくものということで新たに、この内容はこれから検討していく内容もありますので、これが全て即できるとは判断はしておりませんが、行政が文書化してこのように取り組みを明確にされたことは、それはそれで評価できる内容であると思います。
そういう点では、先ほどの御質問、新たに出されたという内容の理解でいいかということは、そのように御理解いただいていいと思います。
○議長(
新田晴美君)
「
橋本洋一議員」
○5番(
橋本洋一君)
私、議案この40、41の審議の中でですね、NPOが実施する事業として6つ、6つですね、
文化活動とそれから
スポーツ活動ということで、NPOが実施をするという計画になっておりました。
そこで、私がお聞きしたことは、いわゆる府立少年自然の家が廃止をされて、これまで利用されていた方々、年間1万6,000人ぐらいあったようでありますが、その方々の従来のいわゆる
野外活動、
キャンプ等のですね、
野外活動、それから学校の林間学校、そして学校と一般と含めたですね、このいわゆる合宿、スポーツの合宿あるいは
文化活動としての練習の場として使うと。そういう方々が署名をされてですね、そして今、1万幾らかの署名が集まったということで、従来利用されていた方々が従来の事業をやってほしいとこういうふうに要望されていたと思うんですが、いわゆるそういう事業が村長が今、示された資料の中にも入っているようには読み取れませんでした。
その点、
総務委員会としてどう理解をされたのか、お尋ねをいたします。
○議長(
新田晴美君)
「
青山まり子議員」
○8番(
青山まり子君)
その件につきましては、
連合審査の中で、橋本議員が質問されました。それには具体的な答弁がありませんでしたので、
総務委員会でその中身の検討はしておりません。不十分でしたら、さらに議員活動の中で明らかにされたらいいと思います。
今回資料が出てきましたのは、特に40号に関するところの自然の家の設置及び管理に関するこの条例の中の南山城村の事業は6項目書かれているわけですが、この事業、特に村民の皆さんに役に立つ内容、村民が利用できる内容、これがやはり実際自然の家として必要なことなので、それをさらに文書化し、村民に本当にあしたからでも役に立つような、そういう取り決めを行政に働きかけた結果というふうに理解をしていただきたいと思います。
○議長(
新田晴美君)
ほかに。ほかにありませんか。
(「なし」の声)
○議長(
新田晴美君)
「質疑なし」と認めます。これで
委員長報告に対する質疑を終わります。
これから、各議案ごとに、順に討論を受け、採決します。
議案第41号「南山城村公の施設の
指定管理の指定の手続等に関する
条例制定の件」について、討論を行います。討論ありませんか。
「
橋本洋一議員」
○5番(
橋本洋一君)
議案第41号に反対する立場から討論をいたします。
少年自然の家の問題は、京都府がいわゆる府立少年自然の家が赤字経営になっているということで、そういう施設を続けることができない、これを整理して京都府の
財政健全化のために廃止をしたいというふうにして、発生をしてきた問題であったと思います。
京都府は、南山城自然の家を廃止をしるり渓少年自然の家に統合した後もですね、継続を求める府民の声に答えざるを得なくなって、村への無償譲与、これを条件にして自然の家の経営を村に押しつけてきたというふうに私は解釈しております。
しかし、村は、村自身が直営するのは難しいというふうに判断をされて、
指定管理者による経営方針を打ち出され、今回の
条例制定と
管理者指定をですね、急がれたものだというふうに理解をしております。
この間、村は議会や村民に十分な説明をすることも、また意見を聞くこともなく、勝手な村のですね、判断で無償で施設をもらい受けました。まさに今後村が出費をせざるを得ない、予算等を考えていきますとただでいただいたものほど高いものはないという昔からの例えがありますが、このことの例えに合うような状況になり、村長自身もこれは困惑をしておられるんではないかというふうに理解をしております。
にもかかわらず、今回強引にですね、自然の家を公の施設にし、
指定管理者に経営をさせようとしておられます。自然の家の経営は村直営にしろ、あるいは
指定管理者の経営にしろ、極めて困難であるというふうに私は理解をいたします。
もし、無理を承知で自然の家の経営を進めていくならば、村の財政収入は膨れ上がりですね、村税の無駄遣いに拍車をかけていくものになっていくというふうに思います。こういった基本的な立場によってですね、私は反対をいたしたいというふうに思います。
条例第41号にはですね、実はたくさんの問題があります。質疑をいたしましたが十分な説明がなされませんでした。
問題の第1点は、
指定管理者の公募の問題です。公募は事務ではなく、規則で定めるので問題はないという答弁がありましたが、条例には募集の規定をしっかり明文化しておくことが住民にとってわかりやすいいうふうに考えます。こういった立場から募集の規定がされていないという点、非常に問題だというふうに考えます。
2点目は、第3条の文言でですね、議会に議決を経てという表現がされておりますが、これは助詞の使い方、てにはをにですね、間違いがあり、議会の議決を経てというふうに変更するべきだと指摘をいたしましたが、変更がありません。不十分な文章で条例を制定することは間違いだというふうに思います。
3点目は、第4条で
指定管理者と村長は施設の管理に関する協定を締結するものとするというふうに規定をしていますが、協定の内容が条例に指定されていないばかりか、規則を見せていただきましたが、この規則の案の中にもですね、規定がありません。これは条例なり、規則の不備だというふうに考えます。そういった点で、これは認めることができない。
それから、4点目は第5条で、その管理業務及び経理状況に関し、報告を求め云々と記載されていますが、報告の実施日あるいは実施頻度についての規定が条例の中にも、規則の中にもありません。これは不備であるというふうに考えます。
以上、4点にわたって本条例並びに規則案に不備があり、条例として認めることができないので反対をいたします。賛成討論される議員は、私の指摘に反論した上でですね、賛成をするかもしくは反対されるよう申し添えます。
以上、
反対討論といたします。
○議長(
新田晴美君)
ほかに。
(「なし」の声)
○議長(
新田晴美君)
「討論なし」と認めます。これで討論を終わります。
これから、議案第41号を採決します。
この採決は、起立によって行います。
本件について、委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(
新田晴美君)
「起立多数」です。したがって、議案第41号「南山城村公の施設の
指定管理の指定の手続等に関する
条例制定の件」は、
委員長報告のとおり可決することに決定しました。
議案第40号「南山城村自然の家の設置及び管理に関する
条例制定の件」について、討論を行います。討論ありませんか。
「中嶋克司議員」
○6番(中嶋克司君)
お許しをいただきましたんで40号について、反対の立場から討論させていただきます。
先日の
連合審査に40号を指摘させていただきました。問題点は2点です。
テナント料の徴収です。施設の利用料金が書いてあるのにですね、
テナント料が明記されていません。逆に言えば
テナント料を徴収することで、
指定管理者が次回の選定を意識することになり、緊張感を持った運営と
指定管理団体の社員のモチベーションの向上が期待できると私はこのように思っております。時価8,000万円相当の施設を譲り受けたのでありますから、当然
指定管理者から
テナント料を徴収するべきというふうに思います。
2点目には、利用者の責務です。これについても
連合審査で指摘させていただきました。第4条に利用者は法令その他の規定及び係員の指示に従わなければならないとなっています。係員とは施設管理を希望しているNPOの従業員のようですが、民間団体であっても法令により公権力の行使、つまり非権力的作用に属する行為を含むの権限が与えられていれば、身分上は全くの私人であっても公務員と解された判決が下されています。
世間では、施設管理者として本来必要な施設の日常管理、修繕を怠ったり、アルバイトやパート、派遣社員等で対応させるといった手抜き管理を行い、安全管理上の問題も発生していると報じられております。損害賠償、国家賠償法にかかわる賠償責任は重いと思います。
最終的に、全て村が責任を負うことになります。この条例で利用者の責務を求めるなら、係員の指示とは何かを明記するべきと思います。
以上、2点で
反対討論とします。
○議長(
新田晴美君)
ほかに、討論ありませんか。
(「なし」の声)
○議長(
新田晴美君)
「討論なし」と認めます。これで討論を終わります。
これから、議案第40号を採決します。
この採決は、起立によって行います。
本件について、委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(
新田晴美君)
「起立多数」です。したがって、議案第40号「南山城村自然の家の設置及び管理に関する
条例制定の件」は、
委員長報告のとおり可決することに決定しました。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――
○議長(
新田晴美君)
ここで55分まで休憩します。
(休憩 11:47~11:54)
○議長(
新田晴美君)
休憩前に引き続き会議を再開します。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――
○議長(
新田晴美君)
議案第42号「南山城村自然の家の
指定管理者の指定の件」について、討論を行います。討論ありませんか。
「
橋本洋一議員」
○5番(
橋本洋一君)
議案42号に反対の立場から討論をいたします。
先ほど、確認をしたいんですけども、先ほど議案41号、40号が議会としては認める、制定をするということで可決成立をしたわけですが、確認をしたいことは、村長は議長の報告を受けて、これを公布、施行をされたのかどうか、その点、討論に先立ってお聞きをしたいと思いますが、議長いかがですか、どうですか。
○議長(
新田晴美君)
反対討論すんねやろ。
○5番(
橋本洋一君)
反対討論です。だから、事実の確認を行ったんです。公布されたのかどうか。
○議長(
新田晴美君)
今のは質疑やろ。討論。
○5番(
橋本洋一君)
だから議長にお聞きしてるんです。公布行為があったのかどうか。
○議長(
新田晴美君)
それはできません。今は討論の場ですので。
○5番(
橋本洋一君)
わかりました。それじゃできないということであれば、討論の中身に入ります。
NPO法人、ブイパワーステーションを
指定管理者として指定をするという議案内容であるわけですけども、このNPO法人につきましては、質疑でも正しましたが、実績がない、それから資金力がゼロ、それから運営力についてあるいは
事業計画、収支予算等についてですね、極めて大きな疑問を感じ不安が残ります。
村長は、村の業者としてこういう村民がやりたいという人がいるのであれば、それを育てていきたいという村長のお気持ちは理解ができますが、果たしてそういう気持ちだけでこのブイパワーステーションに経営を任せるという判断資料にはですね、幾つか不足があります。この点につきましては、行政の説明不足だというふうに指摘せざるを得ません。
具体的に、どういう点に問題点があるかというたくさんの問題点がありましたので、指摘をしですね、反対をしたいわけですが、まず
事業計画について詳しく読ませていただきました。
事業計画あるいは予算書に示された資料でですね、果たして事業が成り立つかどうか、私はこれを見る限りでは赤字に転落するおそれが非常に大きいというふうに感じられます。
それから、2点目は、府立少年の自然の家の当時のいわゆる林間学校、あるいは民間のクラブ合宿、あるいは家族が保養等で利用する、そういう
事業計画がこの中にはないという点が先ほどの質疑でもはっきりいたしました。この点について問題である。
それから、3点目は参加費が3,000円から4万6,000円にのぼるたくさんのイベントが
事業計画の中にありましたが、この事業に果たして参加者が集まるかどうか、忍者体験をするのに9,000円というふうなところにですね、参加者が集まるかどうか、大変疑問を持ちます。これが
事業計画の中に書かれてて大変これは問題点であると。
それから、サッカーアカデミーですね、年間120万円をかけて参加者が本当に集まるのか、この点が疑問があります。
また、親元を離れてですね、全寮生活をするということが子供の成長にとってよいのか、また20人、30人という子供が寮に入って南山城小学校なり、笠置中学校に通学をする。このことによってですね、学校全体に与える教育的な影響というのは非常に大きいと思います。そういった点が配慮した上でのこの事業の展開なのかどうか疑問であります。
それから、当面食堂経営はしないということで、そんな施設に実施人が集まるのかどうか、これ大変疑問であります。
それから、村の活性化という言い分、説明がありますが、雇用がどれほど生み出せるかという点についても不明であります。そういった点で、
事業計画について6点にわたってですね、問題点があると。
それから、収支予算書につきましては、村は500万円の管理委託料を支払うのみで施設の使用料は徴収しないというふうに答弁されておりますが、それなら村は新たな負担をふやしただけにしかなりません。これでよいのかいう点、大変疑問であります。
また、経営が成り立つというふうにはとても考えられませんが、赤字の場合ですね、村はその補填を責められる可能性がありますが、どうするかという点についても答弁は不十分だというふうに思います。
それから、3点目に28年度、29年度のこの計画書の収支予算書を読みましたが、28年度、29年度の償還金のところにですね、80万円、28それから29年80万円ずつ償還すると書いています。その横の適用のところにですね、施設使用料、スポーツ文化推進事業140万円というふうな説明がついておりますが、これについては全く理解ができません。このようなずさんな予算書をですね、提出する事業者を指定するという村のずさんさにですね、私はあきれ返ってあいた口がふさがりません。
以上の点からですね、この
指定管理については即決即断をせず施設の返還も含めてですね、検討するべきだというふうに考えます。
賛成議員の皆さんは、この私が今指摘をした点に反論を加えて住民にわかるように賛成の理由をですね、討論として述べていただきたい。このことを申し添えまして
反対討論といたします。
以上です。
○議長(
新田晴美君)
ほかに、討論ありませんか。
賛成。
「梅本章一議員」
○9番(梅本章一君)
9番梅本です。賛成の立場で討論させていただきます。
総務委員会に付託し、総務、土木、
連合審査会で審査をされ、
総務委員会では全員賛成でしたと報告されました。条例第3号に掲げる補足説明も出され、災害時村の避難所として活用することを明確にされました。被災者の
宿泊施設として活用すること、厨房を利用した食事の提供、入浴可能な施設として出されました。
昨年、既に公募されたNPOであり、
指定管理を制定することにより、自然豊かな南山城村及び周辺地域の生涯学習施設やスポーツ施設を活用して、さまざまな活動を推進する事業を行い、社会教育やまちづくり等の推進に寄与することを目的とされており、村にも新たな課の設置も行われると聞いております。
村も積極的にかかわり、運営されていくことを判断いたしますので賛成といたします。
○議長(
新田晴美君)
ほかに。
「中嶋克司議員」
○6番(中嶋克司君)
ただいま賛成討論をお聞きしました。先ほどいただいた提出資料を説明されたと思いますけども、村には新たな可能性、村が積極的に支援していこうといった賛成討論でありました。しかし、私は42号、
指定管理者の指定に対しまして、問題3点を指摘させていただきます。
まず、選定理由が公平公正とは言えません。
2点目には、
指定管理者の設立は府と譲与契約される前、約5カ月前、平成25年10月16日、余りにも経験が少なく、実績もありません。突貫工事的に結成されたしか思えません。物的、人的能力があるとはとても判断できません。
3点目に、資料
事業計画では、
野外活動として伊賀市へ忍者に変身、潮干狩り、忍者修行体験と
野外活動が書いてあります。スポーツ文化推進事業では本格サッカー選手を目指す小学4年生から中学2年の女子を対象に自然の家に長期間滞在しながらJFAの目的である世界トップテンを目指した個の育成と書いてありますが、先ほどの説明にもありましたように当面は食事の提供は弁当と判断せざるは得ません。長期間滞在はとてもできるはずがありません。
4点目の、資料収支予算書、平成27年、28年、29年度は数字あわせとしか思えず根拠も示されていません。まさに絵にも描けないもちとしか、判断ができません。その予算です。
5点目には、譲与契約書によると指定用途第6条で所有権移転日の翌日から10年間青少年等の
野外活動、文化
スポーツ活動など、地域振興に資する施設としての用途に供さねばならないとなっております。しかし、NPOの
事業計画では
野外活動、スポーツ文化事業は書いてありますが、村内の団体、区、自治会、子供会、こういった団体が活用できる地域振興に当たる部分が計画されていません。
以上、5点を指摘し反対とします。
○議長(
新田晴美君)
ほかに。
「德谷契次議員」
○2番(德谷契次君)
第42号議案、
委員長報告のとおり賛成をいたします。
40号、41号、42号議案につきましては、議案、議会運営委員会において慎重な審議を要する案件でありましたから、会議規則にのっとり
連合審査会を開催することは既に決定をしておりました。よって、
総務厚生常任委員会に付託された後、
連合審査会を約2時間半にわたって開催し、委員の意見の出そろった後、委員長から行政に質疑があり、答弁を受けた後、
連合審査会を終えております。
引き続いて、
総務厚生常任委員会を開催し、審査を進める中で19日に延会の後、本日の冒頭に行政より議案に関連する報告を受け、先刻
総務厚生常任委員会を再開し、十分な審議を尽くした結果であります。
さらに、
総務厚生常任委員会は会議規則等で考えられる最高の規範を示したと思われますことから、
委員長報告のとおり、賛成するものであります。なお、この際、3点行政に要請をしておきたいと思います。
1点目、41条は手続等の条例であるが、今後規則、細則などを整備され、
指定管理者に十分な指導、監督ができるよう、さらには監査の立ち入り等、また管理者には経営状況について書面による報告義務、年4回程度など、先進地の事例などを参考に整備をされたい。今後京都府とのあり方についての協議を行うことについては、この報告義務は最低の条件と思われます。
2点目、
指定管理料の支出については、厳格なる対応を行うとともにその財源の確保については多くの住民の支持が得られるような方策をとられたい。
最後に3点目、施設の閑散期と思われる時期に府主催の催事、例えば京都府の新任者職員などの研修先とするよう、京都府に強く要請をされたい。青少年の活動の場の4,000万、教師3人分にも満たない額であります。国・府は村に対する府の責務は大変大きいと思われます。
以上、念のため申し入れを行います。以上。
○議長(
新田晴美君)
ほかに。
(「なし」の声)
○議長(
新田晴美君)
「討論なし」と認めます。これで討論を終わります。
これから、議案第42号を採決します。
この採決は、起立によって行います。
本件について、委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(
新田晴美君)
「起立多数」です。したがって、議案第42号「南山城村自然の家の
指定管理者の指定の件」は、
委員長報告のとおり可決することに決定しました。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――
○議長(
新田晴美君)
ここで13時まで休憩します。
(休憩 12:10~13:01)
○議長(
新田晴美君)
休憩前に引き続き会議を再開します。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――
◎日程第5 議案第49号から日程第9 議案第53号
○議長(
新田晴美君)
日程第5、議案第49号「平成26年度南山城村
一般会計補正予算(第6号)の件」から、日程第9、議案第53号「平成26年度南山城村
後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)の件」までを一括議題とします。
以上の5件について、12月11日の本会議において予算決算常任委員会に審査を付託しました。本件に対する審査結果について委員長の報告を求めます。予算決算常任委員会委員長。
「中嶋克司議員」
○6番(中嶋克司君)
予算決算常任委員会の審査結果を報告します。
平成26年12月11日に開催された定例議会で、議長から審査を付託された議案は平成26年度
一般会計補正予算(第6号)、平成26年度
国民健康保険特別会計補正予算(第3号)、平成26年度
簡易水道特別会計補正予算(第3号)、平成26年度
介護保険特別会計補正予算(第3号)、平成26年度
後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)、以上の5件です。
予算決算常任委員会は12月12日に委員会を開催し、審査を行いました。
各議案の審査は、歳入と歳出に分けて審議を深めました。審議の中身の全てを報告することはできませんが、代表的なものを報告させていただきます。
平成26年度
一般会計補正予算(第6号)について。
2,410万1,000円を追加し、歳入歳出それぞれの総額25億4,931万5,000円とするものです。
歳入は、地方交付税、国庫支出金、府支出金、諸収入の増です。
歳出は、総務費として電算管理事業、システム開発改修事業に557万3,000円、企画総務事務事業、村おこし事業組合補助に80万円、自治振興対策経費、ニュータウン中央公園整備に169万7,000円、京都府議会議員一般選挙事業今年度分に116万2,000円。
民生費として国民健康保険特別会計繰出金、保険基金安定繰入金の確定、システム改修に325万3,000円、介護保険特別会計繰出金給付の増減対応、システム改修に182万2,000円、後期高齢者医療特別会計繰出金、保険基金安定繰入金の確定に29万8,000円、放課後児童健全育成事業、第2児童クラブ開設に伴う経費に93万円。
衛生費として相楽東部広域連合分担金、じんかい処理分の補正予算対応に88万4,000円、簡易水道特別会計繰出金、水道管移設工事分に112万円。
農林水産業費として、茶業振興対策費、自走式肥料散布機購入の補助に29万3,000円、需要対応型特産物生産支援事業、荒廃地対策渋ガキ植樹に対する補助に100万円、野生鳥獣被害対策総合事業、防護柵購入追加分に215万円5,000円。
消防費として、避難施設等緊急時電力確保促進事業、
保健福祉センター太陽光発電設備設計に140万4,000円。
災害対策費として、公共土木施設災害復旧事業、時間外勤務手当に60万円です。
資料に基づく詳細説明を求める意見がありました。
電算管理事業の詳細について。
1、農家台帳システム改修事業は来年4月から義務化される農地情報公開への対応と、府の住民台帳、課税台帳等の総合システムへの参加のための改修。
2、軽自動車税改正に伴う市町村基幹業務支援システムである軽自動車税システムの改修を行う業務。
3、京都府市町村共同開発システムへの平成26年度の負担金の増。
4、社会保障税番号システム整備事業は平成27年度10月から施行のマイナンバー制度に移行に伴うシステム改修費は266万1,012円で、補助額が183万4,000円が見込まれている。
企画総務事務事業は村おこし事業組合が行う。シルバー人材センター活動事業に対しての事務費の助成。自治振興対策費は月ヶ瀬ニュータウン中央公園の排水処理の改善。需要対応型特産物生産支援事業は、耕作放棄地の対策として渋ガキの栽培を普及させ、各支部製造業者に継続的に販売するもので、府からの補助率は2分の1で村の補助はなし。
避難施設等緊急時電力確保促進事業は、府の補助事業を活用するもので、今回は設計費のみ、設置は来年度の予定。
以上の詳細説明がありました。
次に、それぞれの事業ごとに質疑と答弁を報告します。
電算管理事業についての質疑は。
1、来年4月から公開される予定の農地情報とは何か。
2、軽自動車税の改正によるシステム変更に補助金が出ないのはなぜか。
3、京都府市町村共同開発システム費増の理由。
4、社会保障税番号制度システムへの改修事業はこれまでも実施されてきた、今回新たに87万2,880円を追加する提案だが、村の負担となるのか。
答弁は、1、京都府の総合システムへ参加するための改修で今後ネット公開するため。
2、制度改正に伴う補助は100%出る場合とゼロの場合もある。基準額の補助があった後は、村負担となる場合がある。今回は補助対象とはならない。庁舎の配置によりLANケーブルの長さも違う、システムが違えば諸事情で改修費用は違う場合があり、自治体によっては高くつく場合もある。
3、市町村共同開発システムで案分が変わってきており、予算見積額より不足が発生した。
4、マイナンバーに関する事業は今回システム開発費で、来年度はシステム構築をする事業となる予定。
村おこし事業組合の補助についての質疑は。
1、自立ができないなら、村の組織にならないか、自立してもらえるよう指導をするべき。
昨年草刈りをして賃金がもらえなかったと聞くが経営は利益が出ているのか不明、経営確認が必要。
2、他の団体より補助金が多い、監査ができるようにするべき。
3、決算書では、法令外負担金を期していない今後どうするのか。
答弁は、1、村での雇用創出に応えるため、平成22年からJR大河原駅、月ヶ瀬口駅の切符販売を委託しているが、今回80万円を補助する。広報の入れ込み、配布作業を委託、シルバー人材センター活動の事務費が少ないので、一定補助する。現在1,000万円ぐらいだが、半分奉仕的に活動している。300万円ぐらい事業がふえないと自立できないようだ。レイクでは多くの人が働いているので育てていく必要があり、自立できるように進めたい。
2、80万円の補助は、人件費の2分の1に当たるもので、他の団体の補助より多い。元気が出てくれば補助金が下がると思うので、しばらく見ていてほしい。
3、法令外負担金として、今後記載していきたい。補助団体に対しても監査ができるようにしたい。
自治振興対策費についての質疑は、ニュータウン中央公園は排水が悪く、凹凸があり、
グラウンドゴルフ等ができるように、住民から要望が出ているので、要望に添って進められたい。
答弁は、排水暗渠の改修設計はコンサルに委託せず、職員に設計させた。暗渠排水の設置、門扉の取りかえで169万7,000円、凹凸も土を入れて整備する。
需要対応型特産物生産支援事業についての質疑は。
1、渋ガキ生産組合はいつできたのか。
2、渋ガキの苗を植えて将来発展の見通しはどうか。
3、外国産のカキのほうが安いので、放置されている渋ガキの木が多く、猿のえさになっている状態だ。かつて黄檗の木を植えたがこれも放置されている。他の自治体の特産品の原料としてでも売れるのか。
答弁は、1、今回は各支部事業者から組合へ委託があった。
2、組合は13人が名乗りを上げ、生産組合をつくった。各支部事業者が渋ガキの苗木を提供し、組合員はこれを単に40本程度植樹する。密植状態に植樹することで早期に収穫できるが、熟成させず青いうちに収穫するので、猿の被害もない。
3、村の各支部業者が事業者がおられる。原材料の不足や渋ガキの品種も関係があるので、事業者から苗木の提供を受ける。耕作放棄地の改良、原材料の安定供給につながり、バランスのとれた事業。
避難施設等緊急時電力確保促進事業についての質疑は、この冬、積雪により孤立した集落があるが、蓄電してどう使うのか。
答弁は、府の環境部が推進している事業で府内の自治体により、最低1カ所設置する指導がなされている。太陽光発電は10キロワットでリチウムイオン電池に15キロワット蓄電する。非常時のパソコン関係、電話等の電源として使える。
野生鳥獣被害総合事業についての質疑は、防火策215万5,000円が追加されたが、電気柵が効かなくなってきた、今後ワイヤーメッシュの補助を続けるのか。
答弁は、これまで1,600メートルのワイヤーメッシュを田山の一営農組合で実施した。国の補助なので、いつまで続くか不明。討論は無く、全員賛成で可決しました。
続いて、平成26年度
国民健康保険特別会計補正予算(第3号)について。
325万2,000円を追加し、歳入歳出それぞれの総額を5億4,332万とするものです。
歳入は、一般会計から繰入金として保険税軽減分繰入金、保険基盤安定繰入金、財政安定化支援事業繰入金、システム改修に伴う繰入金です。
歳出は、総務費として一般管理費、保険給付費として一般被保険者療養費、葬祭費、一般被保険者医療付加金、退職被保険者等医療付加金、諸支出金として一部負担金軽減特別措置の増です。
質疑では、歳出の療養費増の理由と傾向の分析をしているのか。
答弁は、はり灸の治療がふえた。整形外科が治療して同一疾病で医師の同意があればはり灸は保険適用となる。25年度は45人、今年度12月までで102人とふえている。討論はなく全員賛成で可決しました。
続いて、平成26年度
簡易水道特別会計補正予算(第3号)について。
1,040万円を追加し歳入歳出それぞれの総額を2億4,936万1,000円とするものです。
歳入は、一般会計繰入金の増、諸収入として京都府より水道管移設補助費の増です。
歳出は、高尾簡易水道の配管漏水による時間外手当の増、村道大河原東和束線の工事に伴う中央簡易水道の既設導水管、送水管、排水管が支障となるため、配管敷設がえの費用。
質疑は、ウオーターハンマーの発生は配管に大きな影響を与え、漏水が発生している。現在の排水管、送水管はBPOを使用しているようだか、HYVAAの変更は検討しているのか。
2、高尾地区での漏水と聞くが、追加する時間外手当40万円は不足分か、今後予測される分か。
答弁は、1、配管の交換は前後の管の関係もあり、使用していた管と同じ管の入れかえを基本とするが、設計時に考慮したい。
2、高尾地区での漏水は6月に1件、8月に1件発生し、9月議会で認めてもらったが、10月に1件発生したので、そのときの時間外手当分と12月から来年3月までの予想分、討論はなく、全員賛成で可決しました。
続いて、平成26年度
介護保険特別会計補正予算(第3号)について。
1,040万2,000円を追加し、歳入歳出それぞれの総額を3億1,027万4,000円とするものです。
歳入は、国庫支出金、支払い基金交付金、府支出金繰入金の増、村債の減です。
歳出は、一般管理費として介護保険運営事務経費の増、保険給付費として居宅介護サービス給付費の減、施設介護サービス給付費の増等です。
質疑は、居宅介護サービス給付費の減理由。
2、施設介護サービスの増理由。
3、住みなれた地域というだけで、村にはグループホームもない。村の介護サービスとして訪問介護だけでは十分ではない。介護保険事業策定委員会に任せると言うが、対応できていないのではないか。研修先では8つのセンターをつくり300人の雇用を確保している。介護施設もやっている。村の将来は介護保険事業策定委員会任せなのか。
答弁は、主な減額はショートステイが大幅に減少、多かったときは平成25年34件で現在では19件まで減っている。
2、現在特養への入所は27人、老健、療養などの施設介護サービス利用は、平成25年25件、現在41件とふえている。41件の内訳は独居世帯が14、高齢者世帯が4、あと一般世帯。
3、現在村では24時間態勢の事務所は登録されていないが、村唯一の訪問介護サービスがどこまで対応できるのか、介護保険事業策定委員会で検討していただき、意見が出れば、前向きに検討したい。グループホームは月15万円と高い、小規模多機能では収支が合わないようで事業所は来にくい。村内の医師もショートとロングステイへつないでいる。
討論はなく、全員賛成で可決しました。
続いて、平成26年度
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について。
264万7,000円を減額し、歳入歳出それぞれの総額を4,586万5,000円とするものです。
歳入は、後期高齢者医療保険料の件、一般会計繰入金の増です。
歳出は、後期高齢者広域連合納付金の減、諸支出金として償還金の増です。
質疑、討論はなく、全員賛成で可決しました。
議長から付託された議案全ての審査が終わりました。
以上、予算決算常任委員会の報告とさせていただきます。
○議長(
新田晴美君)
以上で、
委員長報告は終わりました。
予算決算常任委員会は、全員議員が出席しております。これから、
委員長報告に対する質疑を行います。質疑ありませんか。
(「なし」の声)
○議長(
新田晴美君)
「質疑なし」と認めます。これで
委員長報告に対する質疑を終わります。
これから、各議案ごとに順に討論を受け、採決します。
日程第5、議案第49号「平成26年度南山城村
一般会計補正予算(第6号)の件」について、討論ありませんか。
(「なし」の声)
○議長(
新田晴美君)
「討論なし」と認めます。これで討論を終わります。
これから、議案第49号を採決します。
この採決は、起立によって行います。
本件について、委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告どおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(
新田晴美君)
「起立全員」です。したがって、議案第49号「平成26年度南山城村
一般会計補正予算(第6号)の件」は、
委員長報告のとおり可決することに決定しました。
議案第50号「平成26年度南山城村
国民健康保険特別会計補正予算(第3号)の件」について、討論行います。討論ありませんか。
(「なし」の声)
○議長(
新田晴美君)
「討論なし」と認めます。これで討論を終わります。
これから、議案第50号を採決します。
この採決は、起立によって行います。
本件について、委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(
新田晴美君)
「起立全員」です。したがって、議案第50号「平成26年度南山城村
国民健康保険特別会計補正予算(第3号)の件」は、
委員長報告のとおり可決することに決定しました。
議案第51号「平成26年度南山城村
簡易水道特別会計補正予算(第3号)の件」について、討論を行います。討論ありませんか。
(「なし」の声)
○議長(
新田晴美君)
「討論なし」と認めます。これで討論を終わります。
これから、議案第51号を採決します。
この採決は、起立によって行います。
本件について、委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(
新田晴美君)
「起立全員」です。したがって、議案第51号「平成26年度南山城村
簡易水道特別会計補正予算(第3号)の件」は、
委員長報告のとおり可決することに決定しました。
議案第52号「平成26年度南山城村
介護保険特別会計補正予算(第3号)の件」について、討論行います。討論ありませんか。
(「なし」の声)
○議長(
新田晴美君)
「討論なし」と認めます。これで討論を終わります。
これから、議案第52号を採決します。
この採決は、起立によって行います。
本件について、委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(
新田晴美君)
「起立全員」です。したがって、議案第52号「平成26年度南山城村
介護保険特別会計補正予算(第3号)の件」は、
委員長報告のとおり可決することに決定しました。
議案第53号「平成26年度南山城村
後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)の件」について、これから討論を行います。討論ありませんか。
(「なし」の声)
○議長(
新田晴美君)
「討論なし」と認めます。これで討論を終わります。
これから、議案第53号を採決します。
この採決は、起立によって行います。
本件について、委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(
新田晴美君)
「起立全員」です。したがって、議案第53号「平成26年度南山城村
後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)の件」は、
委員長報告のとおり可決することに決定しました。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――
◎追加日程第1 発議第6号
○議長(
新田晴美君)
ただいま、
橋本洋一議員から、発議第6号「村財政を破綻させる
地域活性化に逆流する
ゴルフ場利用税廃止に反対し存続を求める意見書」が提出されました。これを日程に追加し、追加日程第1として直ちに議題にしたいと思います。御異議ありませんか。
(「異議なし」の声)
○議長(
新田晴美君)
「異議なし」と認めます。
したがって、発議第6号を追加日程することに決定しました。
追加日程第1、発議第6号「村財政を破綻させる
地域活性化に逆流する
ゴルフ場利用税廃止に対し存続を求める意見書の件」を議題とします。
本件について、提案者の趣旨説明を求めます。
「
橋本洋一議員」
○5番(
橋本洋一君)
発議第6号、村財政を破綻させ
地域活性化に逆流する
ゴルフ場利用税廃止に反対し存続を求める意見書につきまして、説明を行います。
原案を読み上げ、提案といたします。
発議第6号、平成26年12月9日、南山城村議会議長
新田晴美様。
提出者、
橋本洋一。
賛成者、吉岡克弘、北 猛、中嶋克司、廣尾正男、梅本章一、中村富士雄、德谷啓示、
青山まり子。
村財政を破綻させ
地域活性化に逆流する
ゴルフ場利用税廃止に反対し存続を求める意見書。
上記意見書を別紙のとおり、会議規則第14条第1項及び第2項の規定により提出いたします。
村財政を破綻させ地方創生
地域活性化に逆流する
ゴルフ場利用税廃止に反対し存続を求める意見書。
南山城村は、京都府最南端の人口2,983人、面積65平方キロの小さな村です。日本創成会議の調査報告によると2040年には人口は1,223人、そのうち20歳から39歳の女性は42人となり、将来消滅する危険性のある自治体の中で全国で17番目、京都府で第1番目と推定されました。
そんな折、平成26年11月4日の参議院予算委員会で、
ゴルフ場利用税廃止についての質疑がありました。質問者に対して、文科大臣はゴルフは金持ちのごく一部のスポーツではなく、一般大衆の参加するスポーツだと思うと答弁され、総務省にゴルフ場利用税の廃止を要望し、関係団体と連携して
ゴルフ場利用税廃止への理解を深めると明言されました。
そして、総理大臣は総務大臣ともよく相談しながら、検討したいと見直しが必要との見解を示されました。報道を受け、ゴルフ場利用税は廃止されるのではないかという大きなショックと不安が今村じゅうに広がっています。私どもの村には、2つのゴルフ場があり、25年度のゴルフ場利用税収納実績は約7,000万円で村民税3億3,100万円に占める割合は23%です。これが廃止されるとたちまち財政破綻につながることは火を見るより明らかでまさにゴルフ場利用税は我が村存亡の命綱になっています。
今、国は地方創生の流れをつくり、疲弊した地方の再生に力を込めようとされています。
村もまた、人口流出をとめIターン、Uターンなどで人口流入を進め、
地域活性化と再生のために最大の努力をしています。ゴルフ場利用税の廃止は地方創生のための貴重な自主財源を奪うことになり、私どもの努力に水を差し地方創生の流れに逆行するものです。こうした中での
ゴルフ場利用税廃止は取りやめるべきです。
そして、財政難の中、村の再生に全力を挙げている南山城村を見殺しにせず、支え励ますのが政治の役目だと考えます。
以上、
地方自治法第99条の規定により、意見書を提出します。
平成26年12月19日、衆議院議長、参議院議長、山崎正明様、内閣総理大臣安倍晋三様、財務大臣麻生太郎様、総務大臣高市早苗様、地方創生担当大臣石破 茂様、文部科学大臣下村博文様、内閣官房長菅 義偉様。
京都府南山城村議会。
以上でございます。
よろしく御審議の上、可決をお願い申し上げます。
○議長(
新田晴美君)
説明が終わりました。全員の署名がありますので、質疑、討論を省略します。
これから、発議第6号を採決します。
この採決は、起立によって行います。
本件は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(
新田晴美君)
「起立全員」です。したがって、発議第6号「村財政を破綻させ
地域活性化に逆流する
ゴルフ場利用税廃止に反対し存続を求める意見書」は原案のとおり可決されました。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――
◎日程第10 諸報告
○議長(
新田晴美君)
日程第10、「諸報告」を行います。
初めに、
総務厚生常任委員会の報告を求めます。
「
青山まり子議員」
○8番(
青山まり子君)
総務厚生常任委員会の報告を行います。
総務厚生常任委員会は、11月6日、12月8日開催されました。
11月6日の委員会では、村長、参事兼総務課長、
保健福祉課長の出席を願いました。
まず1点目は、高齢者福祉施設の建設について、施設建設工事の養豚場への働きかけが進んでいるか。第1ヒアリングの状況と、第2ヒアリングに向けての準備はどうか。他町で高齢者施設の建設の動きはどうか。施設建設の候補地は二、三カ所明確にしてはどうか。
村の見解は、9月の事業者と1時間半、話をした。十分な議論には至っていない。
村の高齢者福祉計画策定委員会は10月10日実施した。京都府には、前回の高齢者福祉計画をスライドすると伝えている。個別協議でも50床実施と伝えている。今後はワークシートも必要となり、2次のヒアリングは1月ごろになる。
他町での施設建設の申請はないと聞いている。京都府には現在の候補地1カ所のみと伝えている。
2、旧少年自然の家の今後はどうなるのかという点。
まず1点目は、当初税金投入しないとしてきたが、
指定管理者制度では税金投入することになるが、当初と違うのではないか。NPOとの契約はどのようなものか、NPO出の運営、
事業内容など今後の問題は起こらないのか。NPOの月負担、年負担はどのくらいか。今後施設の隠れ瑕疵が発生したら修理、改修等の費用負担はどうなるのか。施設下の一部住宅の管理等どのようになっているか。
村の説明、現状は予算で認められた施設不備の改修を行っている。改善書は府に11月6日付で提出をした。提出に時間を要したのは、改修内容の調整に時間がかかったため。12月着工、年内に改修を終了し、その後、許可関連を検討する。4月からの利用を可能にするため、年初めから予約を開始する。12月議会の
指定管理制度条例、設置条例を出す。NPOへの正式委託は条例可決後となる。調理は実施せず、名阪食品から弁当配達を利用すると聞いている。
スタッフは4人、当初は年間3,000万の事業となり、月200から300万、
指定管理料は400から500万と考えている。住民利用は田山地区の避難所にしていく。NPOの負担はない。今回の修理が完了したらその後は全て村負担の改修となる。施設下の住宅は村に移譲されている。
3番目に、子ども子育て支援制度について、今までとどう変わるのか。条例実施はどうなるのか。国の制度で新たな事業の扱いはどうなるのか。子ども子育て支援計画策定委員会の報告をされたい。
村の説明は、村は今までどおりの保育事業や保育内容を継続するため、変わりはない。市町村が実施責任となるため、関連条例を12月議会に提出する。新事業については目標として提示する。平成25年度に2回、保護者ニーズ調査を実施した。現在素案づくりをしている。学童保育の指導員は府の研修制度を活用する。
12月8日の委員会は、参事兼総務課長を出席を願って行いました。
1、
指定管理制度等について。
村の説明、自然の家の状況については、年内発注年明けになるかも、改修内容は防炎防火が主なもの、3月末に完了しなくても使用は可能である。厨房は使用しないため、食事はつくらない。改修が完了しないと旅館業の許可が得られない。フルオープンは4月以降となる。平成27年4月から3年間の契約となる。
指定管理者制度で相手方を決めていく。細かいことは規則を決めてやる。
基本協定も結び、年度別協定も結んでいく、
指定管理料500万円はメンテナンスに相当分と考えている。
指定管理制度の協力を、協定を結んだら運営内容は村は関知しない。村は、今後、
公共施設の管理を、新しい課を設置して取り組んでいく。
議論の内容、NPOの実績がないのはよくない。最初の税金投入なしが税金投入することになり、住民に理解されない。
指定管理も入札など透明に実施するべきであった。プロポーザルというが、随意契約はよくない。その日のうちに全ての可決やずさんなやり方ではないか。管理料の500万円は必要分のみとし、支出にすべきである。500万円をずっと支払うには、人口減の現状では厳しい。支出のあり方を検討するなど、将来を見通した再検討をさらに求めるというような意見が出されました。
次回は、村が実施した避難計画訓練の結果と今後の防災について議論を行うことになっております。
以上で報告終わります。
○議長(
新田晴美君)
続いて、
土木経済常任委員会の報告を求めます。
「中嶋克司議員」
○6番(中嶋克司君)
土木経済常任委員会の報告をします。
平成26年10月27日、第8回
土木経済常任委員会を開催しました。
前回の委員会は、村長に出席をいただき。
1、養豚場の臭気改善について、樹木チップ脱臭装置が稼働したにもかかわらず臭気が改善されていないので、委員会は原因の調査を求めていました。
2、また、活き生きまつりについて、今後の取り組みは職員の意識づけにもつながるので、今回は全職員の参加により、祭りを盛り上げ住民と大学生に活き生きまつりの評価を聞くのもよい方法であり、検討したいとの方向を示されましたので、今回、
産業生活課長に出席をいただき進捗を確認しました。
臭気状況の把握について、課長の報告によると6月から9月の間は2週間に1回程度、職員が臭気状況の把握を行い、臭気分析は7月28日、8月6日、9月2日に実施、結果としてはアンモニア濃度の最大値は8月6日20時からの測定で0.1ppm、他の日は、0.1ppm以下で、規制基準値5ppmを大きく下回る値の報告がありました。
養豚施設からの臭気原因とされているのノルマル酪酸、ノルマル吉草酸、イソ吉草酸も規制基準値の約10分の1程度です。また、臭気指数は7月28日、13、9月2日、18、8月6日、15で前回の測定値10よりも高くなっていました。
原因調査についての報告は、数値は低濃度であっても人が感じる臭気は存在するのではないか、臭気強度としては、乾燥堆肥舎の臭気が強いと思われるとの説明にとどまりました。
委員会は、三者懇は樹木チップの効果を認めているのか。
2、設計が完全なら臭気が改善するのは当然であり、設計時のキャパシティはどうだったのか、説明を求めました。
担当課長からは、乾燥堆肥舎内のアンモニア濃度200ppmが樹木チップ脱臭装置を通すことでゼロppmになるので効果は認めている。
2、乾燥堆肥舎の臭気吸引時間は38分であり、キャパはあったと思う。
今後の臭気改善について。
1、ニュータウン自治会より、樹木チップ脱臭装置を増設してほしいとの声を聞いており、増設について、10月23日の三者懇で協議したところ、更地に増設するなら約130万円ぐらいの費用が必要で、事業者からは増設費用を一旦村が負担して設置し、後から返却するような設備レンタル的なものにできないかとの意見も出された。
2、事業者は台風で傷んだ乾燥堆肥舎のビニールの張りかえ検討している。
3、今後飼料に対してHB101を0.4%程度まぜて使用したとの意向も示された。
以上の報告がありました。
委員会としての指摘は。
1、設備のレンタルは適切ではなことを指摘。事業者は養豚ふん肥料として自家活用のほか販売もされているようなので、農業者間で肥料として活用してもらい、その販売した収入を増設費に充てることが適切であり、三者懇で検討してもらいたいと指摘しました。
2、また、委員会は養豚場臭気の原因物質と言われているアンモニア硫化水素、ノルマル酪酸、ノルマル吉草酸、イソ吉草酸の比重に着目、アンモニアの比重は0.5963で空気よりも軽く、施設の上部にたまるが、硫化水素は1.19と空気よりやや重く、またノルマル酪酸、ノルマル吉草酸、イソ吉草酸については、0.96から0.93と空気よりやや軽いことから、温度によってたまる場所が違うのではないかと、ないかどうか調査が必要であると指摘しました。
樹木チップ脱臭装置を増設する場合の課題、また他の脱臭方法についても検討しました。
1、乾燥堆肥舎内の圧力を標準大気圧1,013ヘクトパスカルより下げなければ臭気改善は難しいことから、特に夏場の気温が高い膨張期でも対処できる設備が必要。
2、おがくずの活用。
3、オゾン脱臭。
4、希硫酸を散布する脱臭装置。
5、最近開発されたと情報がある養豚場悪臭環境改善システムが国交省の新技術システムNEPISに登録されたようで、その調査を求めました。
活き生きまつりについての委員会の指摘は。
1、課長会でこのまま活き生きまつりを続ける意義があるのかとの意見が出されたようであり、評価意見を回収するべきである。
2、魅力ある村づくり室が進めている特産品開発ででき上がったのか。できているならその商品をテスト販売するべきである。
3、ことし行われた山の上マーケットには約3,000人が訪れており、活き生きまつりでもそのお客さんを呼び込めないか。
担当課長からは、ことし出店予定のブースは42あるので、それぞれのブースの意見を聞き、次年度に生かしたい。現時点で特産品となる商品は未開発である。
続いて、村道大河原南大河原高尾線について、頂上付近の急カーブや特に離合困難な狭隘部を視察し、確認しました。
平成26年12月15日、第9回土木経済委員会を開催しました。
前回視察の村道南大河原高尾線については、特にレイクのお客さん、南大河原地区、高尾地区の住民が利用している道路です。頂上付近の急カーブや対向車の離合が困難な狭隘部について、地図等により、村道の確認、村道に接する山林等を確認する調査を行いました。
○議長(
新田晴美君)
続いて、議会活性化特別委員会の報告を求めます。
「廣尾正男議員」
○4番(廣尾正男君)
それでは、南山城村議会活性化特別委員会について、報告をいたします。
前回は26年9月27日に第1回特別委員会を開催しており、皆様におかれましては、内容について現在作業部会において進めております。
1つは、伊賀市議会での研修の実施であります。議員研修の折、口頭により概要の説明をしておりますが、総括は議長に提出しております。議員の皆様にはお渡しさせていただいておるとおりであります。
2つ目は、アンケートの実施であります。多くの皆様に御意見をいただきました。現在整理を進めており、本日、本会議終了後に南山城村議会活性化特別委員会第2回を開催しまして、第1回特別委員会を実施した作業部会の検討事項、アンケートの状況を皆様に提示することとしております。資料は何分途中の段階であり、皆様のお手元より流出なきようにいただくとともに、今後の会議での時間ではアンケートは消化できないと考えますので、会議では報告だけにとどめまして、改めまして27年1月5日の名刺交換会終了後に皆様にお集まりを願い協議の機会を設けたいと思っております。
この協議の機会の件につきましては、会議において皆様に提案することとしております。なお、議会日程上、議会閉会後の特別委員会の開催になりますが、皆様の御理解をお願い申し上げます。
以上、報告とします。
南山城村議会議長宛て、平成26年12月19日、南山城村議会活性化特別委員会委員長廣尾正男。
○議長(
新田晴美君)
次に、一部事務組合議会の報告を行います。
相楽中部消防議会の報告を求めます。
「中村富士雄議員」
○3番(中村富士雄君)
相楽中部消防組合議会報告をさせていただきます。
平成26年度第2回相楽中部消防組合
議会定例会が11月17日に開催されました。案件は4件です。
平成25年度一般会計歳入歳出決算認定の件では、歳入、収入済み額17億163万6,657円、歳出、支出済み額16億6,747万2,957円で、歳入歳出差引額は3,416万3,700円となりました。
組合管内の災害状況については、火災は30件発生し、内訳は建物17件、林野2件、車両2件、その他9件で前年より1件増加しています。
消防事故は66件発生し、内訳は、漏えい流出事故14件、破裂事故1件、電気事故4件、発砲事故38件、燃焼放置9件でした。
救急出動件数は3,220件で、前年比112件減少し、搬送人員については3,119人で前年比130人の減少となりました。住民26人に1人の方が搬送されたことになり、主に急病人が大半を占めています。
救急出動は45件で、前年比8件増加し、内訳は交通事故18件、水難事故4件、建物等による事故4件及びその他の事故19件でした。
施設装備等については、消防救急無線のアナログ方式からデジタル方式に変更され、デジタル無線装備の整備が完了いたしました。消防自動車と査察バイク等が整備されました。
職員の研修で救急救命士資格者が33名となりました。
4名が質疑を行い、全員賛成で可決されました。また、次の議案が審議されました。
消防長及び消防署長の資格を定める
条例制定の件。職員の給与に関する条例一部改正の件。26年度
一般会計補正予算(第1号)の件が可決されました。
補正予算では、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2,370万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ13億3,770万円とし、村分担金が110万6,000円減額となりました。
報告案件では、専決処分について、車両損害補償消防議会全員協議会規定制定の件。議会公印規程一部改正の件。救急活動規程一部改正の件が報告されました。
以上、消防組合議会の報告とさせていただきます。
○議長(
新田晴美君)
続いて、相楽広域事務組合議会の報告を求めます。
「吉岡克弘議員」
○1番(吉岡克弘君)
それでは、相楽広域事務組合議会の定例会の報告をいたします。
平成26年11月17日午後2時より相楽会館において、第2回相楽広域事務組合
議会定例会が行われました。代表理事に木村 要精華町長の挨拶と業務報告の後に入りました。
会議録署名人、7番議員の坪井議員と8番議員の三原議員が指名されました。会期の決定、11月17日、1日の会議と決定をいたしました。
3、議席の指定、村の、南山城村の事務部組合議員の変更によります議席の指定があり、新田議長は12番議員、私、吉岡は9番議員となりました。
4、同意案件第1号として相楽事務組合公平委員会委員の選任の件が提出されました。同案件は地方公務員法第9条の2第2項の規定により議会に同意を求められたものであります。公平委員会委員には木津川市梅谷池ノ谷14番地3の藤木美能里氏が全会一致で選出されました。
5、認定案件が2件提出されました。1、2号案件の説明が事務局よりあり、監査委員より平成26年10月10日審査の意見書の説明がありました。
第1号、平成25年度相楽郡広域事務組合一般会計歳入歳出決算、
地方自治法第33条第3項の規定により提出されました。
歳入合計5億4,807万3円、歳出合計5億4,718万3,984円、差引額が151万6,019円の決算額で議会の認定を求められました。
質疑があり、歳入のうちの府補助金で当初予算と補正予算の額が同一であるが、なぜかという質問に対しましては、商工費、いわゆる消費生活相談に係る費用が当初予算では2分の1の補助であるということでありましたが、全額補助になったためとの説明がありました。
次に、相楽会館の改装がありましたが、入札は公正であったかという質問があり、事務局より公正な入札であったと説明を受け、また決算の説明書の中に今後の運用の効率的な収集とあるがどのように効率的にするのかという質問に対しましては、事務局より、現在収集を5社に委託しておりますが、業者を集約して収集エリアを見直すことによりもう少し効率的にできないかと考えているとの説明がありました。討議はなく、採決に移り全員賛成で認定されました。
第2号、平成26年相楽地区ふるさと市町村圏振興事業特別会計歳入歳出決算、
地方自治法33条第3項に規定により、提出されました。
収入合計1,902万6,046円、歳出合計1,685万4,605円、差し引き217万1,441円の決算額で議会の認定を求められました。質疑があり、休日応急診療所への患者が啓発によってふえたのか等の質問があり、事務局より各市町村の広報による啓発や医療機関、薬局でのカードによる啓発、また各市町村による連携により徐々にふえているという説明がありました。
次に、振興費の事業費について、各地区の祭り等の支援や人材育成、また事業全体の元気アップのためにもう少し予算を上げられないかとの問いがありましたが、理事者側より各市町村ともやりくりが大変なので、できないとの答弁がありました。討議はなく、採決に移り全員賛成で認定されました。
議案第7号、相楽広域事務組合職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の件が提出され、事務局より国家公務員給与法の改定に伴う条例の一部改正であるとの説明を受けました。質疑、討議ともになく、採決に移り全員賛成により議決されました。
議案第8号、平成26年度相楽広域事務組合
一般会計補正予算(第1号)の件が提出されました。平成26年度一般会計予算に歳入歳出それぞれに26万4,000円を増額して4億7,526万4,000円とするものであります。それにつきましては議案第7号の議決により職員の給与手当増による補正であるとの事務局の説明があって、質疑、討議なく採決に移り全員賛成により議決されました。
相楽広域事務組合運営議会委員、吉岡克弘、以上で報告を終わります。
○議長(
新田晴美君)
続いて、国民健康保険山城病院組合議会の報告を求めます。
「
青山まり子議員」
○8番(
青山まり子君)
国民健康保険山城病院組合
議会定例会の報告を行います。
平成26年度第2回国民健康保険山城病院組合
議会定例会が平成26年11月26日開催されました。
主な議案は、公平委員の選任。平成25年度国民健康保険山城病院組合病院事業会計決算認定の件。平成25年度国民健康保険山城病院組合介護老人保健施設事業会計決算認定。平成26年度国民健康保険山城病院組合病院事業会計補正予算。国民健康保険山城病院組合の休日を定める
条例制定。内容の見直し契約に関する条例廃止。職員の給与に関する一部条例改正。使用料等徴収の一部改正等。一般質問となっています。
公平委員の選任は、木津川市の福井康裕氏が選任されました。
平成25年度国民健康保険山城病院組合病院事業会計決算認定の件については、決算状況は病院事業収益65億5,042万3,021円、病院
事業費用62億9,415万1,841円、当年度純利益2億5,627万1,180円となっています。
特筆するものとして、平成25年度5月より病院名称を京都山城医療センターと改称し、糖尿病センター、慢性腎臓病センターが設立されました。
入院患者数は、年間延べ8万1,418人、1日平均223人、前年比4,857名、5.6%の減少、病床利用率は71.7%となっています。外来患者数は年間延べ14万726人、1日平均577名、前年比5,267人、3.9%の増となっています。
そのことにより、医療収益のうち入院収益は42億417万5,748円、前年比4億3,812万1,919円、患者1人当たりの診療費は5万1,637円となり、外来収益は16億9,713万7,368円、前年比1億2,194万3,704円、患者1人当たりの診療費は1万2,060円で医療収益全体は62億1,798万3,326円、前年比8,741万693円の増額となりました。
審議の結果、平成28年度国民健康保険山城病院組合病院事業会計決算認定の件は、全員賛成で認定されました。
平成25年国民健康保険山城病院組合介護老人保健施設事業会計決算認定の件については、収益的収入4億5,985万5,978円、前年比0.4%の減、支出4億6,511万3,632円、前年比1.2%減となっています。
施設入所者数延べ年間3万1,245人、1日平均約85.6人、短期入所延べ年間272名、1日平均0.7人、通所リハビリテーション延べ3,829人、1日平均15.7人となりました。
施設利用収益は3億7,226万6,779円、短期入所収益が354万1,092円、通所リハビリテーション収益4,366万1,157円、その他療養収益は1,468万6,240円です。
結果、平成25年度の決算は525万7,654円の損失となりました。審議の結果平成25年度国民健康保険山城病院介護老人保健施設事業会計決算認定は、全員賛成で認定されました。
国民健康保険山城病院組合では、条例上の整備を平成25年より着手し、34本の条例内容の検討を行い今議会で整備されました。文言の整理、該当しなくなった条例の廃止、一部改正等、慎重審議の件、条例改正は全員賛成で全部可決されました。内容は多岐にわたるため、割愛をいたします。
5名の方が診療や救急搬送、国の法改正の対応、認知症センターについて、看護婦の待遇改善について、医療
スタッフの確保について、一般質問をし管理者の姿勢、取り組みを正しました。
以上で、国民健康保険山城病院組合
議会定例会の報告を終わります。
○議長(
新田晴美君)
次に、広域連合議会の報告を求めます。
相楽東部広域連合議会の報告を求めます。
「廣尾正男議員」
○4番(廣尾正男君)
相楽東部広域連合議会が開催されましたので、報告いたします。
26年12月1日廣尾正男。
開催日は平成26年12月1日、南山城村村議会室、9時30分からとなっています。案件は6件であります。
平成25年度相楽東部広域連合一般会計決算認定が行われました。予算現額は7億4,688万7,000円、収入済み額は7億3,736万、3万6,837円でございます。翌年度への繰越額は3億303万3,000円でございます。執行率は98.7%。
一般質問としては3件の質問がありました。
いじめの問題について。
2番目、図書室の実情と利用状況について。
3番目は、東部クリーンセンターの運転状況について。
平成25年度決算審査の意見書が出されました。
東部クリーンセンターの使用期限が残すところあと5年となっている25年度にごみ処理検討委員会を立ち上げ、3町村のごみ問題を初め、東部クリーンセンターのあり方を協議されているが、早急に取りまとめてほしいとの意見となっています。
相楽東部広域連合第2次広域計画の変更について。
相楽東部広域連合いじめ防止等対策委員会設置
条例制定の件。相楽東部広域連合いじめ調査委員会設置
条例制定の件。相楽東部広域連合特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例。
平成26年度相楽東部広域連合
一般会計補正予算、432万6,000円を追加し総額7億3,770万8,000円とするものです。いずれも可決となっております。なお、終了時間は12時でありました。
それと、成人式はことしから合同で開催されます。ことしはやななみホールとなっております。
以上、相楽東部広域連合議会の報告とさせていただきます。
○議長(
新田晴美君)
以上で、一部事務組合議会等の報告を終わります。
これで、諸報告を終わります。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――
◎日程第11 閉会中の継続審査
○議長(
新田晴美君)
日程第11 「委員会の閉会中の継続審査(調査)の件」を議題とします。
各常任委員長及び議会運営委員長、議会活性化特別委員会、広報委員長から目下委員会において審査、調査中の事件について、会議規則第75条の規定によって、お手元に配付しました申出書のとおり閉会中の継続審査、調査の申し出があります。
お諮りします。
委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続(審査)調査とすることに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声)
○議長(
新田晴美君)
「異議なし」と認めます。
したがって、委員長から申し出のとおり、閉会中の継続(調査)とすることに決定しました。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――
○議長(
新田晴美君)
お諮りします。
本定例会の会議に付された事件は全て終わりました。したがって、会議規則第7条の規定によって、本日で閉会したいと思います。
(閉会 14:09)...