精華町議会 2010-12-22
平成22年第4回定例会(第6日12月22日)
平成22年第4回定例会(第6日12月22日) 平成22年第4回定例会(第6日12月22日)
○議長 皆さんこんにちは。
(こんにちは。)
○議長 ただいまの
出席議員数は21名であります。定足数に達していますので、これより本日の会議を開きます。
過日の各
常任委員会におかれましては、慎重なご審議を賜り、
大変ご苦労さんでございました。
本日の日程ですが、お手元に配付の議事日程により、議事を進めてまいります。
日程第1、
議員提案第18号 速やかに取調べの可視化(取調べの全過程の録画)の実現を求める意見書(案)についての件を議題とします。
提案理由の説明を求めます。
植山議員どうぞ。
○植山 それでは。
議員提案第18号
平成22年12月22日
精華町議会
議長 杉 浦 正 省 様
提出者
精華町議会議員 植 山 米 一
賛成者
精華町議会議員 奥 野 卓 士
精華町議会議員 松 田 孝 枝
精華町議会議員 神 田 育 男
精華町議会議員 内 海 富久子
精華町議会議員 安 宅 吉 昭
速やかに取調べの可視化(取調べの全過程の録画)の実現を求める
意見書(案)について
地方自治法第99条の規定により、速やかに取調べの可視化(取調べの全過程の録画)の実現を求める意見書(案)を別紙のとおり提出します。
提案理由。取調べの可視化の主たる目的は、密室での取調べに伴い発生するえん罪を防止することにあることからその実現を求める必要があるので、提案します。
速やかに取調べの可視化(取調べの全過程の録画)の実現を求める
意見書(案)
平成21年5月に、市民が
刑事裁判に参加し、裁判官とともに被告人を裁く
裁判員裁判が開始された。この制度は、法律の専門家でない市民が裁判員として裁判に参加することで、裁判に健全な市民感覚及び社会常識を反映し、もってその内容を適正化することが期待されている。
裁判員である市民の意見を最大限反映し、
裁判員裁判を円滑に実施するためには、裁判が市民にとってわかりやすいものである必要がある。裁判で
供述調書の任意性や信用性が争われたような場合でも、裁判員がその判断に窮することのないよう、適切な方策が講じられなければならない。
このような見地から、取調べの可視化(取調べ全過程の録画)は不可欠なものである。なぜなら、取調べをすべて録画することで、取調べの状況が検証可能となり、これにより初めて裁判員が
供述調書の任意性や信用性の判断を容易に、かつ正確になしうるようになるからである。
また、取調べの可視化は、これを行うことで、密室での取調べに伴って発生する捜査官の暴行・脅迫・
利益誘導等による自白強要や虚偽自白とともに、氷見事件や
志布志事件、足利事件に代表されるように現在も後を絶たないえん罪を防止することができ、被疑者・被告人の人権保障を図る上でも不可欠なものである。
現在、検察庁では、
裁判員裁判対象事件につき、検察官の裁量により取調べの一部の録画が行われており、また、警察庁でも一部録画の試行がなされているが、既に
裁判員裁判が実施されていることも踏まえて、速やかに取調べの全過程の録画を行うことで、取調べの可視化を実現しなければならない。
よって、国におかれては、録画による刑事事件の取調べ全過程の可視化を実現するよう強く要望する。
以上、
地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成22年12月22日
京都府
精華町議会
提出先
衆議院議長、
参議院議長、
内閣総理大臣、
総務大臣、法務大臣
以上、よろしくお願いいたします。
○議長 ただいま
提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。質疑ございませんか。
なければこれで質疑を終わります。
討論省略してお諮りすることにご異議ございませんか。
(異議なしの声)
○議長 異議なしと認め、お諮りします。
議員提案第18号 速やかに取調べの可視化(取調べの全過程の録画)の実現を求める意見書(案)について、原案のとおり決定することに賛成の議員は起立願います。
(
起立全員)
○議長 ありがとうございます。
起立全員です。よって、日程第1、
議員提案第18号 速やかに取調べの可視化(取調べの全過程の録画)の実現を求める意見書
(案)についての件は、原案のとおり可決されました。
○議長 日程第2、
議員提案第19号
国民健康保険の
都道府県単位の広域化に反対する意見書(案)についての件を議題とします。
提案理由の説明を求めます。
坪井議員どうぞ。
○坪井
議員提案第19号
平成22年12月22日
精華町議会
議長 杉 浦 正 省 様
提出者
精華町議会議員 坪 井 久 行
賛成者
精華町議会議員 鈴 木 秀 行
精華町議会議員 佐々木 雅 彦
精華町議会議員 松 田 孝
枝国民健康保険の
都道府県単位の広域化に反対する意見書(案)について
地方自治法第99条の規定により、
国民健康保険の
都道府県単位の広域化に反対する意見書(案)を別紙のとおり提出します。
提案理由。
国民健康保険制度の
都道府県単位の広域化は、様々な問題点があるので、住民の生命と健康を身近な場で守れるよう、現行の市町村を単位とする制度を維持すべきであるため、提案します。
国民健康保険制度の
都道府県単位の広域化に反対する意見書(案)
今、政府は、
国民健康保険制度の
都道府県単位の広域化を進めている。その背景には、
後期高齢者の8割を
国民健康保険に移し、
国民健康保険制度の運営は
都道府県単位で行い、75歳以上には引き続き「負担と給付」の自己責任による
高齢者医療抑制をさせるとともに、
都道府県単位に
医療費給付の抑制をさせることがある。
しかし、広域化によって、現行の
保険制度の円滑な運営のための
一般会計からの
繰り入れや、基金からの取り崩しができなくなる。また、京都市など府下全体で40億円にものぼる赤字分が被保険者に押しつけられる恐れがある。さらに、住民の健康にかかわる姿が見えなくなることによって、自治体独自の
減免制度などの存続も危うくなり、市町村が独自に担ってきた住民の
健康管理・
健康保持の様々なとりくみがなくなる危惧もある。
よって、政府は、
国民健康保険制度の
都道府県単位の広域化をやめ、身近な市町村を単位として、住民の生命と健康を守れるように維持すべきである。
以上、
地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成22年12月22日
京都府
精華町議会
提出先
衆議院議長、
参議院議長、
内閣総理大臣、
厚生労働大臣
以上、よろしくお願いいたします。
○議長
提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。質疑ございませんか。はい、
和田議員どうぞ。
○和田 ただいまの広域化に反対する意見書(案)に
反対討論をさせていただきます。
○議長 いや、討論はまだです。(「ごめんなさい」と呼ぶ者あり)質疑でございます。質疑ございませんか。
(なしの声)
○議長 なければ、これより討論を行います。
まず、原案に反対者の発言を許します。
和田議員どうぞ。
○和田 失礼しました。広域化に反対する意見書(案)の
反対討論をさせていただきます。
市町村国保は、国民皆
保険制度を支える重要な
セーフティーネットでありますが、高齢化の進展や就業構造の変化等によって運営が非常に厳しくなっている現状でございます。このままの現状で推移してまいりますと、安定した
医療給付が困難になり、国民皆
保険制度が支えられなくなる事態にもなりかねません。京都府
国民健康保険広域化支援方針(案)の中におきましては、国への国費投入の充実を求める必要があると示されております。
市町村国保を
都道府県単位で広域化することによって、財政への
安定化改善が図られ、より安定的、また持続可能な運営が図れると考えまして、意見書には反対いたします。
○議長 次に、賛成者の発言を許します。はい、
松田議員どうぞ。
○松田 松田でございます。
賛成討論をいたします。
ただいま
反対討論の中で、何というんですかね、国に支援を求めることがあるとは言われておりましたけども、なかなかそういったことも厳しい中であります。今、多くの市町村は、住民の
保険税負担を軽減するために
一般会計から財源を
繰り入れております。しかしながら、厚労省は
国保広域化に当たりまして、
都道府県単位の運営主体において
一般会計からの
繰り入れを行う必要は生じない仕組みとする、このように表明しております。
繰り入れをなくせば医療費の増加が保険税の値上げに直結し、国保税が一層高騰することは明らかであります。このように、国保の広域化が
保険税値上げと給付抑制の押しつけ、住民の声が届かない組織運営につながることも、
後期高齢者医療制度の
広域連合で証明されているのではないでしょうか。よって、国保の広域化に反対するものであります。以上。
○議長 ほかに討論ございませんか。
なければこれで討論終わります。
お諮りします。
議員提案第19号
国民健康保険の
都道府県単位の広域化に反対する意見書(案)について、原案のとおり決定することに賛成の議員は起立願います。
(
起立少数)
○議長 ありがとうございます。
起立少数です。よって、日程第2、
議員提案第19号
国民健康保険の
都道府県単位の広域化に反対する意見書(案)についての件は否決されました。
○議長 日程第3、
議員提案第20号
米価下落に対する
緊急対策を求める意見書
(案)についての件を議題とします。
提案理由の説明を求めます。
安宅議員どうぞ。
○安宅
議員提案第20号
平成22年12月22日
精華町議会
議長 杉 浦 正 省 様
提出者
精華町議会議員 安 宅 吉 昭
賛成者
精華町議会議員 松 田 孝 枝
精華町議会議員 内 海 富久子
精華町議会議員 神 田 育 男
精華町議会議員 植 山 米 一
精華町議会議員 奥 野 卓
士米価下落に対する
緊急対策を求める意見書(案)について
地方自治法第99条の規定により、
米価下落に対する
緊急対策を求める意見書(案)を別紙のとおり提出します。
提案理由。平成22年の米価は、
米消費低迷と在庫米の増加などにより大きく下落し、農家に深刻な
所得低下を招いている。
米の再生産を確保し、
地域農業・
地域経済を維持・発展させるため、直ちに過剰米の解消と
米価下落に対して
緊急対策を講じるよう強く要望するものである。
米価下落に対する
緊急対策を求める意見書(案)
近年の米価は、
米消費低迷に加え過剰作付による在庫米の増加などにより、大きく下落し農家の経営を圧迫している。
特に本年度米は、生産過剰と
米戸別所得補償モデル事業を織り込んだ
米価引き下げにより、
山城地域では昨年比60キログラム当たり3,000円も下落している。
このような状況では農家の経営意欲は低下し、離農や遊休・荒廃農地は急速に増加し、
農業経営のみならず環境保全・国土保全にも大きく影響し深刻な事態となる。また、国が目標としている
食糧自給率の向上目標は到底達成できない。
本年度、
米戸別所得補償モデル事業が実施されたが、農地の貸し渋りが起こり担い手への利用集積に影響が出ている。また、農業・
農村整備事業予算が大きく削減され、
農業基盤整備事業の促進を阻害している現状もある。
よって、国におかれては、米の再生産を確保し
地域農業・
地域経済を維持・発展させるため、直ちに過剰米を解消し米価の下落に対する
緊急対策を講じられるよう強く要望する。
以上、
地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成22年12月22日
京都府
精華町議会
提出先
衆議院議長、
参議院議長、
内閣総理大臣、
農林水産大臣
以上、よろしくお願いいたします。
○議長
提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。質疑ございませんか。
これで質疑を終わります。
討論省略してお諮りすることにご異議ございませんか。
(異議なしの声)
○議長 異議なしと認め、お諮りします。
議員提案第20号
米価下落に対する
緊急対策を求める意見書(案)について、原案のとおり決定することに賛成の議員は起立願います。
(
起立全員)
○議長 ありがとうございます。
起立全員です。よって、日程第3、
議員提案第20号
米価下落に対する
緊急対策を求める意見書(案)についての件は、原案のとおり可決されました。
○議長 日程第4、
議員提案第21号 TPP(
環太平洋経済連携協定)参加に反対する意見書(案)についての件を議題とします。
提案理由の説明を求めます。
坪井議員どうぞ。
○坪井
議員提案第21号
平成22年12月22日
精華町議会
議長 杉 浦 正 省 様
提案者
精華町議会議員 坪 井 久 行
賛成者
精華町議会議員 佐々木 雅 彦
精華町議会議員 松 田 孝 枝
TPP(
環太平洋経済連携協定)参加に反対する
意見書(案)の提出について
地方自治法第99条の規定により、TPP(
環太平洋経済連携協定)参加に反対する意見書(案)を別紙のとおり提出します。
提案理由。TPPは、関税の
完全撤廃を参加国に迫るものであり、もしそのようなことになれば、日本の農業は
壊滅的状況に置かれます。また、広範な職種の受け入れを求められることも想定され、国内の雇用を圧迫し、国際的な
賃下げ競争に容易につながります。金融・
経済危機からの脱出に
雇用重視が求められていることにも逆行します。よって提案するものです。
TPP(
環太平洋経済連携協定)参加に反対する
意見書(案)
TPPに参加をすれば、自由化の例外を一切認められず、関税の
完全撤廃を迫られることになる。
これにより、日本の農業は生産額で4兆5,700億円の減少、雇用は350万9,000人分失われ、
食糧自給率は13%に低落すると試算されている。
まり、より広範な職種の受け入れを求められることも想定され、何の規制もなければ、国内の雇用を圧迫し、国際的な
賃下げ競争に容易につながることになる。今日の金融・
経済危機からの
経済回復は
雇用重視こそが求められる。ソウルでの20カ国・
地域首脳会議の首脳宣言は「回復の中核に
雇用位置づけ」ました。2009年の第64回国連総会では、「すべての国の間で公平、主権、平等、相互依存、互恵、協力、連帯の原則に立った新
国際経済秩序を目指して引き続き努力する」と指摘し、世界が目指すべき国際秩序の原則を指摘している。
よって、農村・国土・環境も雇用・経済も破壊する危険な
TPP参加に反対する意見書を提出するものである。
以上、
地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成22年12月22日
京都府
精華町議会
提出先
衆議院議長、
参議院議長、
内閣総理大臣、
外務大臣、
農林水産大臣
経済産業大臣
以上、よろしくお願いいたします。
○議長
提案理由の説明が終わりましたのでこれより質疑を行います。質疑ございませんか。
なければこれで質疑を終わります。
これより討論を行います。まず、原案に反対者の発言を許します。ありませんか。はい、
神田議員どうぞ。
○神田 この意見書は、せんだって行われました
建設産業常任委員会で同内容の意見書を請願という形で出されたことが一応共産党さんだけの賛成で不採択という内容になったものです。
まず私は、この
TPP加盟の反対する意見書には賛同できません。TPPとは、先ほど言われましたように太平洋を取り巻く周辺諸国、日本、中国、
東南アジア諸国、
オセアニア諸国、
アメリカなど、
北南米諸国が参加して、関税撤廃の例外品目を認めず、完全な
自由貿易圏をつくろうというものです。今回提案された意見書の案によると、農林水産省の農産物の試算だけをもって反対すれてるというぐあいに聞こえましたけれども、これとはほかに、
経済産業省や内閣府の試算によれば、国民総生産は逆に向上するということとしております。
そこで、私はまず1番目に、既に
アメリカやEUと独自に
自由貿易協定を結んでいる韓国の躍進により、TPPに加盟しなければ自動車、電気製品、
農業機械を含む機械製品が
国際競争力を失い、日本の工業生産は壊滅的な打撃を受けるというぐあいに思います。2番目に、既に
アメリカやEUと
自由貿易協定を締結している韓国は当初、農家の猛烈な反対がありましたけれども、これを実施して、短期的な
所得補償や専業農家の育成、さらには営農規模の拡大等に10年がかりで約8兆円程度の投資をしているわけです。それによって農家の打撃を防止しているし、その成果も出ているという実情であります。3番目には、日本のおいしくて安全な農作物の輸出は着実に今進んでおります。また、今までのような単なる保護政策を継続するのではなく、農家の規模の拡大や海外の富裕層などを中心に安全で品質の高い農産物を提供することで輸出の拡大も図っていけると思います。
よって、TPP(
環太平洋戦略的経済連携協定)に反対する意見書には反対です。以上です。
○議長 次に、原案に賛成者の発言を許します。はい、
佐々木議員どうぞ。
○佐々木 原案に賛成の立場で討論をします。
るる言われたわけですが、第一に、これに関する動きについては、11月10日にJA全中などが主催した
TPP交渉への参加に反対し日本の食を守る
緊急全国集会が行われて、その決議の抜粋ですけども、我が国は地球環境を破壊し、目先の
経済的利益を追求し、格差は拡大し、世界じゅうから食糧を買いあさってきたこれまでの国の行き方を反省しなければならないと述べています。
また、12月1日に開催されました全国の
町村長大会でも特別決議が決定をされ、同趣旨の
反対決議がなされています。いわゆる町村にとってみれば農業を中心とした産業ですから、壊滅的な打撃を受けることはこの両者が言っているという事実がまずあるということで、全国的な関係者の認識はここにあるということが1点です。
先ほど言われましたが、いろんな試算があるにせよ、現在の日本の
食糧自給率は約40%です。これが実施されれば上がることはまずありません、下がるのは目に見えてるわけです。
食糧自給率というのは、いわゆる戦争に近い重要な国家戦略であるわけですよね。いわば最近中国とか北朝鮮とかいろんな話がありますが、
食糧関係で日本が輸入がとめられれば、これは壊滅的な日本の国民の生活に打撃を与えることになるわけです。なおかつ、先ほど
反対討論ありましたけども、確かに部分的に見れば富裕層に対する良質な輸出といいますか、提供はあると思います、それは認めます。ただ、今後
食糧危機、この間も起こりましたよね、過去、全世界規模で起こりました。その後に起こったのが
リーマンショックと
経済危機です。これによって日本を初めとする各国、特に途上国に対しては非常に大きな影響を与えてきたわけであります。ですから、今後の経済、または食糧を考える際に、富裕層のみをいわばターゲットといいますかね、にする問題じゃなしに、やはり貧困層も含めて全国民、世界の人々の
食糧確保、または経済的な互恵関係、これを考えていかなければならないと思っています。
そういった意味で、また韓国とも日本とは事情が違うということもあるわけです。そういった意味で、これを進めることは日本の経済、農家のみならず
経済全般及び
日本国民の生活全体に影響を与えるということは言えますので、これについては賛成であります。
○議長 ほかに討論ございませんか。
なければこれで討論終わります。
お諮りします。
議員提案第21号 TPP(
環太平洋経済連携協定)参加に反対する意見書(案)について、原案のとおり決定することに賛成の議員は起立願います。
(
起立少数)
○議長 ありがとうございます。
起立少数です。よって、日程第4、
議員提案第21号 TPP(
環太平洋経済連携協定)参加に反対する意見書(案)についての件は否決されました。
○議長 日程第5、請願第1号
教育格差をなくし、
子どもたちにゆきとどいた教育を求める請願についての件を議題とします。
本件につきましては、
総務教育常任委員会に審査を付託しました。本件の
委員長報告を求めます。
今方総務教育委員長どうぞ。
○
今方総務教育常任委員長 それでは、朗読をもって報告をさせていただきます。
平成22年12月22日
精華町議会
議長 杉 浦 正 省 様
総務教育常任委員会
委員長 今 方 晴
美請願審査報告書
本委員会に付託された請願を審査した結果、次のとおり決定したので、会議規則第97条の規定により報告いたします。
記。受理番号1。
付託年月日、12月10日。件名、
教育格差をなくし、
子どもたちにゆきとどいた教育を求める請願。審査の結果、不採択。委員会の意見、請願事項のすべてを実現するには相当の財源確保が必要であり、町の
財政状況を見ても困難であると考えられる。また、町独自で実施しかねる事項もあることから、本請願は不採択とする。
討論がございました。裏面をお願いいたします。
請願第1号。
反対討論。請願の内容をすべて実現できればいいが、町の
財政状況を考えますと、今すぐこれを全部実施するには無理があります。よって、
一括採決ですので反対いたします。
項目ごとの採決を望むものですが、
一括採決となりましたので、
反対討論を行います。
精華南中学校においては、
エレベーターがなかったから生まれた愛が生徒間にはぐくまれた点もある。しかし、
教育環境の格差をなくすという点で、
エレベーターの設置はバリアフリーで大きな課題です。一方、財政のこともあり、早急には不可能に近い。政策的には優先順位がありますが、一層の努力を求め、
反対討論といたします。
賛成討論。財政論で全部が無理というので、
項目ごとに採決を求めた。具体的には、
紹介議員からあったように、1点目については可能なところからで、
一括全面実施とは言っていない。可能なところがあるのにやらないのは、
教育委員会の無責任な姿勢と言わざるを得ない。可能なところからというのは、
子供たちの権利であると思う。2点目は、
特別支援学級に在籍する
子供たちが本町も増加傾向にあります。
サポート役として必要な支援員を増員し、行き届いたケア、サポートができるようにするべきである。3点目の公共施設のバリアフリーは20年来の課題であります。その間、全く解決されていない。その方に問題があると思う。計画を持って順次着手していくことが必要であるし、クーラー設置は近隣市町村でも実施している。現在の状況からも必要と考えます。4点目は、だれもができるだけ自由な時間に情報にアクセスできるような状態をつくるのが情報公開で、現状では情報公開されていない。全面的に関係者に公開されるべきと思う。5点目は、
子供たちの安全確保からいえば大人の責任である。財政上の制約はあるが、危険なところから優先順位をつけて取り組むべきだと思っています。6点目は、全国的な傾向で、心の問題、親の子育ての悩みに相談相手を欲しがっている国民がふえている。その点からいっても計画的に配置するべきであります。以上の立場で、全面的に採択するべきと思います。以上でございます。
○議長 ただいま
今方総務教育常任委員長から報告がありましたので、これより委員長の報告に対する質疑を行います。質疑ございませんか。
坪井議員どうぞ。
○坪井 3点伺います。
第1点は、この請願について6項目が出ておりますが、一つ一つについて十分吟味された結果そうなのかどうか、伺いたいと思います。また、一つ一つについてどうなのかを伺いたいと思います。
二つ目は、この不採択の理由の中で第一に、請願事項のすべてを実現するには相当の財源確保が必要であり、町の
財政状況を見ても困難であると考えられると、こういうふうにしておりますけども、この請願自体は
財政状況も顧みず直ちにこれを全部やれということを要求しているのかどうか、どう判断されてますでしょうか。この請願事項を見ますと、緊急を要する設備、施設の改善や設置をしてくださいということが3番目にありますけども、それ以外のところはそういうふうには書いてませんよね。ですから、直ちにというわけではないと思いますので、
財政状況を見たら可能かと思いますけども、その点いかがでしょうか。
それから三つ目ですが、二つ目の不採択の理由として、町独自で実施しかねる事項もあることからと書いてございますが、この請願事項の中で町独自で実施しかねる事項というのが一体何なのか、どの項目を見ましても町独自で実施できるものばかりではないかと思うんですが、その点はいかがでしょうか。
○議長 今方常任委員長どうぞ。
○
今方総務教育常任委員長 3点質問がございました。まず、1点目につきましては、一つ一つ十分議論をしたのかというようなご質問でございました。委員会といたしましては、一括質疑をいたしました。
2点目につきましては、直ちに緊急にというようなご質問でありましたが、そういう直ちに緊急というような質疑はございませんで、ただ、請願事項を実現するには財政面が大きいと。それについて、1点目として少人数学級で教室をふやすこととか、また
エレベーター設置であるとかクーラー設置についてどの程度の試算をしているのかという議論がございました。
3点目、町独自の実施というのは、例えば6点目のスクールカウンセラーなんかは、これは府費の事業でございます。ということで、委員会でもスクールカウンセラーの配置については、行政として国や府に要請しているのかという質問がございまして、それは府の
教育委員会に要請しているというご答弁でございました。以上です。
○議長 ほかに。はい、
坪井議員どうぞ。
○坪井 1点目の一つ一つやらずに一括してということでございますが、やはり住民から出された請願でありますので、一つ一つ吟味していただきたいなというふうに思いますし、今後はそうぜひしていただきたいという希望を申し添えておきます。
二つ目の財政問題については直ちにということではなくて、それを実現するには財政負担が大きいという一般的なことだということなんですが、もちろんすべてやろうと思ったら、直ちにやろうと思ったら大きな負担にはなるわけですが、しかし、この請願は直ちにやれということを言ってるわけではないんですね。例えば少人数学級の問題も直ちに全部の学校でやれというようには書いてませんでして、可能なところからやってくださいですから、現に精華町では可能なところからもうやり始めてましてね、3学級は独自に少人数学級をやっておりますし、また今後も、教育長のご答弁でも少人数学級を否定するんじゃなくて、そのよいところも見ながら、動向を見ながら、少人数授業なども実施しながら少人数学級についても検討していくということでありまして、決して否定をしているわけではありませんし、またそれ以外も、例えば
エレベーターの問題も、お金は確かにかかりますけども、これは大規模改修とあわせて今後やっていくということでございますし、現にしているわけでありますし、これも直ちにやれと言ってるわけじゃありませんので、今後の改修の中で十分やっていける見通しはあるわけであります。それからクーラーについても、確かにお金はかかりますけども、これも教育長のご答弁では精華中学校の改修計画とあわせて今後検討していくということで大変前向きな姿勢を示されていらっしゃいますし、そういう点で決して不可能なことではないし、実現可能性がある、また妥当性があるというふうに思います。その点についてはいかがでしょうかね。
それから、三つ目の問題ですね、町独自の問題ではなくて、京都府に関係するものとしてカウンセラーの例を出されました。もちろん派遣するのは京都府ですから、町が勝手に連れてこさせるわけにはいきませんけども、しかしそれは要望することによって府の方も今検討してはるということですので、町も強く働きかけておりますし、だから、そういう点では何ら、お願いしてくださいということであって、直ちに連れてこいというわけじゃありませんので、これも妥当ではないかというふうに思うんですね。
そうやって見てみますと、全体としてこの請願で言ってることは今現に教育行政が努力してはることばかりでございますしね、教育長も一生懸命頑張ってはりますし、また町長も
財政状況も考えながらね、また検討もしていただいてるわけでありまして、全体として行政が努力されてることに対しては、やはり住民の立場で応援することこそが議会の果たすべき役割ではないかと思うんですね。そういう点でこういう不採択というのはどんなものか、いかがなものか、見解を伺いたいと思います。
○議長 はい、今方総務委員長どうぞ。
○
今方総務教育常任委員長 少し議論の内容を報告させていただきたいと思います。
1番の少人数学級に関する質疑というのがございました。まず1点目といたしまして、少人数学級の実現で、これから児童・生徒がふえる学校については実現可能なのかどうなのか、どう認識しているのかという質疑がございました。それに対しまして行政側からは、精華台、東光小学校は現在の教室だけでは無理だということで、これからの人数増や30人、35人学級にも対応できないというようなご答弁でございました。
それともう一点は、少人数学級の実現で今の原則40人よりも少しでも少ないクラス編制が可能であれば、今の条件下で少人数学級をやるべきというのが請願趣旨であると。それについても全く考える余地がないのかという質疑がございました。これに対しまして行政側からは、精華台、東光小学校の現在のクラス編制は37人、38人であると。川西、精北、山田荘小学校は35人前後のクラス編制になっていると。そして、現有施設の中で少人数学級を実施することは、先生も配当してるので可能であると。しかし、判断するのはあくまでも学校であるというようなご答弁でございました。
それと、
エレベーター設置についても質疑がたくさんございました。ちょっと申し上げますと、
エレベーター設置で障害を持っている生徒の移動の自由は極力自分で行うのが前提であると。
エレベーターは実際要るのか、要らないのかというような質問がございました。それに対しまして行政側からは、生徒のバリアフリーを考えれば
エレベーターは必要であると。経費のこともかかり、緊急には二つの学校への
エレベーターの設置は一挙にいかないんだというようなご答弁でございました。そして、精中は耐震の関係もありますし、その中で当然バリアフリーをしていく、
エレベーターは入れるものと考えているという行政側の答弁でありましたし、南中につきましても大きな課題だというようなご答弁でございました。以上です。
○議長 ほかに。はい、
松田議員どうぞ。
○松田 済みません、私はこの請願に対しまして、
紹介議員として出席しておりました。その後、傍聴人として座らせていただいておりました。この
反対討論の中身を見ましても、討論1、2、いずれにいたしましてもね、
一括採決ですので、
一括採決となりましたのでと、このような理由が書かれております。実際委員会で傍聴いたしておりまして、採決方法につきまして委員会の中で意見が出ました。それは、複数の方から一括ではなくて一部採決、
項目ごとに採択していったらどうかというふうな意見も出ました。そのときに、委員会の運営の問題として、
一括採決すべきか一部採決すべきかという確認をね、十分にとられたのかどうか、委員会運営について伺います。
○議長 ただいま
松田議員の委員長に対する質疑は、議事運営としての質問かどうかともとらえられますけれども、一方では審査の経過ということでもありますゆえ、答弁できるもんなら答弁していただきたいと、これをお願いします。今方委員長どうぞ。
○
今方総務教育常任委員長 もちろん、採決方法につきましては、委員さん一人一人のご意見は伺ったというふうに思っています。その中で、一部採決っていう方が1名、そして、はっきりと一部採決とはおっしゃいませんでしたけれども、基本的には全面採決と思っていると、部分的に意見が分かれるものがあれば個別採決する方がより具体的に意思表示ができるというご意見がございました。そして、あと3名の方につきましては、
一括採決ということをはっきりお伺いしております。以上です。
○議長 はい、
松田議員どうぞ。
○松田 その場をね、再現することはできませんけども、この場所で。私が傍聴席から見ておりましたときに、一部採決すべきという意見が出ましたときにね、委員長は確かに委員さんにずっと聞いて意見を求めてこられましたが、すべての委員さんに聞いたということはなかった、このように思っております。1名の方にはね、ご意見も求められませんでしたし、だから、手順的にいけば、その場所でこの請願を
一括採決すべきか、それとも一部採決で進めるべきかというね、その表決をね、求められるべきではなかったかなというふうに思うんですけども、そのあたりどうでしょうか。
○議長 先ほどから私が言いましたように、議事運営については委員長が責任を持って運営されておられると、こういうこと思っておりますけれども、先ほども言いましたように、審査の経過ということの意味も踏まえて、委員長に対しての答弁を求めましたわけで……(「いいですか」と呼ぶ者あり)はい、どうぞ。
○松田 実は
反対討論の中にね、
一括採決ですのでとか、なりましたので反対しますという討論がありますのでね、そこはやっぱりずっと審議をされる上で重要なポイントではなかったかなというふうに考えて今お聞きしたものです。
○議長 はい、わかりました。はい、今方委員長どうぞ。(発言する者あり)委員長、先に答弁願います。今方委員長どうぞ。
○
今方総務教育常任委員長 だから、
一括採決という結果が出ましたのは、それだけ意見が多かったということですので、その多い意見を尊重して
一括採決とさせていただきました。
以上です。
○議長
神田議員どうぞ。
○神田 先ほど
松田議員の方から委員会の運営上の話が出ましたけれども、私も傍聴してました。確かに運営上は
松田議員が言われたとおりであったと思うんですけれども、しかし、委員の中からは異議が出てないわけです。もしも運営上の問題があれば、その中の委員から異議が出されて、それで運営されるべきであったので、特に異論がなく進められたので、これはやむを得ないんじゃないかというぐあいに思います。(「今の何ですか」と呼ぶ者あり)だから……(発言する者あり)
○議長 ちょっと待ってください。(発言する者あり)
暫時休憩します。
(時に14時18分)
○議長 再開いたします。
(時に14時19分)
○議長 はい、
神田議員どうぞ。
○神田 経過はそういうことで理解してたんですけれども、委員長としてこういう僕の思いについて、運営上に異議があったかどうか、思われてるかどうかだけを確認したいと思います。
○議長 ただいま
神田議員から、委員会の中で異議があったかどうかだけお答え願いたいと思います。今方議員どうぞ。
○
今方総務教育常任委員長 ございません。
○議長 はい。ほかに。
松田議員どうぞ。
○松田 ちょっと続けてお聞きしよう思ってたらこちらから手挙がったもんですから、申しわけないです。ただ、委員長の判断でそういうふうな議事運営をされたということについては言うことはないんですけども、
反対討論の中でね、
一括採決だったからこういう反対をしたというふうなこと書かれておりますからね、そこのところをちょっと確認したいというふうな思いで質問させていただきました。
○議長 わかりました。
ほかに質疑ございませんか。
なければこれで質疑を終わります。
これより討論を行います。
まず、原案に反対者の発言を許します。なければこれで……(「はい」と呼ぶ者あり)討論、原案に反対ですか。(「賛成です」と呼ぶ者あり)はいどうぞ、
松田議員。
賛成討論です。
○松田 では、賛成の立場で討論いたします。
先ほども申し上げましたけども、
紹介議員として出席をして、その後、委員会を傍聴しておりました。委員会の中で審議されましたこと、また、
教育委員会の方にも質疑が出されておりましたので、そういったことも踏まえながら討論をいたします。
少し長くなりますが、1点目ですね、少人数学級の問題であります。ちょうどこの委員会審議が行われましたその当日でありますけども、文科省からも来年からは1年生は35人以下学級、6年間かけてすべての学級を35人以下にするという、こういった方針が出されました。また、京都府でも小学校での30人程度学級実施に向かっております。こういった全国的な流れを見る中で、定数の見直しというのが今進められております。こういった視点からも、できるところから少人数学級をと求める声は妥当なものだと思います。
2点目の
特別支援学級などの一層の配置ということであります。先ほども委員長質疑の中にもありましたけども、本町といたしましては町独自でかなり努力をしていただいてるというふうに私も認識をしております。この請願の趣旨はなお一層の配置を求めたいということでありますし、また当日、私立幼稚園の園長先生、関係者の皆さんから要望の聞き取りということが委員会で行われておりました。その中でも、私立幼稚園の方からやっぱりそういった特別支援の要る子供さんがふえて人件費が本当に大変なんですというふうなお話もあった中で、保育所の状況も見ますと、これからますますね、やっぱりそういった特別支援の要る生徒・児童がふえてくるのではないかというふうにも思っておりますし、なお一層の配置というのは当然な願いであるというふうに思っております。
3点目、緊急を要するという部分ですが、
エレベーターについていろんな議論があったということでありますが、委員会の審議の中で、一つには中学校、精華中学校に
エレベーターがないことで、本来であれば校区の中の精華中学校を選択すべきなんだけども、行くべきなんだけども、校区外の中学校を選択しないといけないかもしれないと。
エレベーターのあるなしが選択肢の一つになっているのではないかというふうなお話も、
教育委員会の方からもございました。そういった中で、何としてもやっぱり中学校でのバリアフリーというのはすごく優先順位の高いものだというふうに考えます。
雨漏りの話もありましたが、この請願出されたときには雨漏りがあったという事実もございます。クーラー問題は先ほどもありましたので省略します。
4点目、2学期制の検証結果ですが、これ相当議論がありましたが、やっぱり本当に公開というのであれば、いつでもだれでもどこでも見れる状況に置きながらともに検証していく、この立場が大事だと思っております。
通学路につきましては、この間いろいろ議論されておりますので省略をいたしますが、カウンセラーにつきましても、いつでしたか、本会議の中で質問された議員さんがいらっしゃって、
教育委員会の方でもとりわけ小学校5、6年生になるとそういったカウンセラーなんかが必要だというふうなことも述べられておりましたし、この願意も妥当なものだと考えております。
以上、いろいろと言ってきましたけども、
教育環境、条件の整備、この願いは多くの方の願いであるというふうに思い、この請願は採択すべきとして賛成するものであります。ありがとうございます。
○議長 これで討論終わります。
お諮りします。請願第1号
教育格差をなくし、
子どもたちにゆきとどいた教育を求める請願について、
委員長報告は不採択です。原案のとおり決定することに賛成の議員は起立願います。
(
起立少数)
○議長 ありがとうございます。
起立少数です。よって、日程第5、請願第1号
教育格差をなくし、
子どもたちにゆきとどいた教育を求める請願についての件は不採択となりました。
ここで2時35分まで休憩します。
(時に14時25分)
○議長 それでは、再開いたします。
(時に14時35分)
○議長 日程第6、請願第2号 TPPの参加に反対する請願についての件を議題とします。
本件につきましては、
建設産業常任委員会に審査を付託しました。本件の
委員長報告を求めます。植山建設産業常任委員長どうぞ。
○植山建設産業常任委員長 それでは、報告します。
平成22年12月22日
精華町議会
議長 杉 浦 正 省 様
建設産業常任委員会
委員長 植 山 米 一請願審査報告書
本委員会に付託された請願を審査した結果、次のとおり決定したので、会議規則第97条の規定により報告します。
記。受理番号2。
付託年月日、12月10日。件名、TPPの参加に反対する請願。審査の結果、不採択。委員会の意見、特になし。
請願第2号。
反対討論。請願書(案)では、TPPに参加することで農業の生産額の減少や
食糧自給率が低下するという農林水産省の試算が紹介されていますが、反対にTPPに参加しなければ日本の
国際競争力は失い、国内総生産も減少し、多くの雇用が失われるとの試算を
経済産業省が出しています。また、内閣府も複数のケースを試算していますが、農林水産省の試算だけをもって食の問題にとどまらず、
地域経済及び日本経済を壊すし、国土と環境を壊すものとは言い切れません。飽和経済の国内市場で自由貿易化により輸出をふやし、輸入もふやすことで日本経済を活性化していく必要があります。既に
アメリカやEUと
自由貿易協定を締結している韓国では、農家の強い反対に対し、2004年から2013年の間に119兆ウォン、約8兆3,000億円の農業投資が実施されています。
国際競争力のない産業は不利益をこうむるのは事実ですが、農業問題については従来の単なる保護政策を継続するのではなく、世界に通用する農業、輸出産業としての農業の実現に向けた政策を展開する必要があります。日本の農産物は安全でおいしいと価格が高くても人気があり、農産物輸出は着実に増加してることを紹介し、
反対討論とします。
賛成討論。
反対討論の中で単なる保護政策では先行き、今までも保護政策で農業を守ってきたとの話がありましたが、そういう保護政策があって今の農業があるということも一つきちっと認識しておかなければならないと思います。
今、日本の中で農業がどういう状況にあるかといえば、荒廃地は増加し、後継者が見つからないという厳しい状況に農業者は置かれています。今、農業政策を打ち出して、日本の農業はこうしていこうと、TPPに参加する前に政策を打ち出すべきで、この時期にTPPの参加に反対する請願には賛成です。以上です。
○議長 ただいま植山建設産業常任委員長から報告がありましたので、これより
委員長報告に対する質疑を行います。はい、
佐々木議員どうぞ。
○佐々木 大きく2点お伺いをします。1点は、先ほど私が
賛成討論で述べたような、いわゆる農業関係者だとかJAであるとか、また農村地域を多く抱えてる全国の町村会という団体がこれに反対をしてるという認識は、この関係者の団体の認識はおかしいと、本町の委員会としてはおかしいというふうに認定をされた理由がどこにあるのかが1点目です。
2点目は、TPPというのは何年か前から提携されてるんですけども、じゃあ自由貿易に関してはこれだけじゃないんですよね。FTAとかEPAとかあるわけで、FTAとTPPのどう認識されてるんでしょうか。
○議長 委員長、答弁できますか。はい、植山委員長どうぞ。
○植山建設産業常任委員長 1点目の件ですが、私はちょっと知ってはおりません。(発言する者あり)
○議長 暫時休憩します。
(時に14時41分)
○議長 再開いたします。
(時に14時42分)
○議長 植山建設委員長どうぞ。
○植山建設産業常任委員長 1点目、2点目の件について、質疑はございませんでした。
○議長 はい、
佐々木議員どうぞ。
○佐々木 となると、いわゆるJAさんとか全国町村会の認識がおかしいという議論もなかったと。しかもTPPとFTAの違いの議論もなかったと。TPPの……。ちょっと私語はやめてください、発言中に。TPPというのはね、今問題になってるのは、FTAに関しても私たちは慎重な立場ですよ。けども、TPPというのは要するに環太平洋に関係する国が原則全部撤廃というね、例外なきものだから今これだけ問題になってるわけですよね。だから、そこのところの認識がどういう認識で議論されたかというのが明らかにならないと、何かわけもわからずにこの請願が不採択になったとしか聞こえないんですよ、申しわけないけども。明確なね、否定をする根拠ないのに、それは余りにも請願者に対する失礼な態度になりますから、願意に対してそれは、例えばこういうデータがある、ちょっと
反対討論にありましたが、じゃあ
反対討論のデータは委員会としては
反対討論のデータが正しいんであって、JAとか町村会だとかその他の団体がやってるようなデータは、これはでっち上げだという認識で軍配を上げたということでよろしいんでしょうか。
○議長 建設委員長、答弁願います。はい、どうぞ。
○植山建設産業常任委員長 そういった議論はありませんでした。
○議長 はい、
佐々木議員どうぞ。
○佐々木 ですからね、議論がなかったのになぜ結論出るんですか、そしたら。そこですよ。議会の審議というのは議長がいつもおっしゃってるように慎重審議が必要なんですよ。だとしたら、今の現状認識をどうするのか、関係団体とか関係者が言ってることをどう理解をするのか、それを本議会がね、要するに担当の委員会がどう判断をするのか。だから、私はイエスかノーかを言ってるわけじゃないんですよ。議論や検討の経過として、いわゆる日本や世界で起こってることをどう認識をしてどう判断をするかというのが議論の中身でしょう。その結果がイエスかノーかはともかくとして、それがなかったという答弁になっちゃうと、一体何をしててこの結論出たんだという話になりますよ。もしほんまに議論がなかったんだったら、もう一遍やってほしいと思いますね、それは、だとしたら。もうちょっと慎重にやってほしいと。
その後、またさっきの別件の意見書で申し上げたように、JAの全国組織とか町村会は反対の意思表明をしてるんですよ、それぞれ理由をつけて。それを否定するんだったら、それを否定するだけの根拠がないと説得力持ちませんからね。その根拠を明らかにするか、もう一遍やり直すかという判断をしてくださいよ。
○議長 暫時休憩します。
(時に14時45分)
○議長 再開いたします。
(時に14時48分)
○議長
佐々木議員の質問に対して答弁願います。はい、植山建設常任委員長どうぞ。
○植山建設産業常任委員長 ほかの意見ですけども、このとき
坪井議員が
紹介議員いうことで来られてまして、
坪井議員に対してのいろんな質問、いろんな委員からありました。その中身は、食糧の自給率40%が14%になってしまうとか、この反対の意見として牛乳とか安全な食糧とか、そして工業は韓国に負けてしまうとか、打撃を受けると。韓国が農作物を撤廃しておると、そういった意見も出ておりました。そして、韓国が反対があったが、10年計画で農業は打撃を受けてない、逆に輸出が打撃を受け、この方が大きい、そういった話の中身は出ておりました。
○議長 以上ですか。
○植山建設産業常任委員長 以上です。
○議長 よろしいですか。
ほかに質疑ございませんか。
(なしの声)
○議長 なければこれで質疑を終わります。
これより討論を行います。
まず、原案に反対者の発言を許します。
なければこれで討論を終わります。
反対ですか。(「いえ、賛成です」と呼ぶ者あり)
原案に賛成者の発言を許します。
坪井議員どうぞ。
○坪井 私は、この全品目の
完全撤廃を目指すTPPに参加するということの重大な問題点について、4点について申し上げたいと思います。
第1に、政府は農業鎖国から開国へと言っております。しかし、自国の食糧のあり方はその国で決めるという食糧主権は世界の大勢であります。日本は現在でも主な食糧の関税率は平均12%でありまして、これは世界では
アメリカに続いて2番目に低い国であります。また、
食糧自給率も世界では最低ランクの40%であります。国連食糧農業機関FAOは世界の食糧不足を警告しておりまして、日本のように生産条件のある国が自給体制を整え、他国に依存しないことこそ国際貢献になるのであります。また、
食糧自給率の低い国は非常時に投機マネーによって価格が高騰する危険がある、こういうことも我が国では経験済みであります。これが第1であります。
第2には、前原外相がこう言っております。国内総生産に占める第1次産業の割合は1.5%である、1.5%のために98.5%のかなりの部分が犠牲になっている、こういうふうに言っておられます。しかし、
TPP参加によって最も恩恵をこうむるのは車やコンピューター、電気機器だけでありまして、しかもそれらの大企業がもうけを上げても、景気のよいときには正規雇用をふやし、景気が悪化すれば非正規切りや下請切りという大企業の身勝手な行動が繰り返されるだけでありまして、国民にはもうけは還元される保証はございません。これが第2であります。
第3に、逆に
TPP参加によって
食糧自給率が現在の40%から13%に低下し、日本の農業は壊滅的な打撃を受けます。農業の持っている国土保全、水源の涵養、自然環境の保全、良好な景観の形成、文化の伝承などの多面的な機能、農水省の試算によりますと、それらは合わせて3兆7,000億円にも上る、3兆7,000億円相当が失われることになると試算しております。また、BSEなど安全対策のない
アメリカ国産牛肉などの輸入制限が撤廃されれば、国民の食の安全が脅かされることになります。さらに、農業とその関連産業への波及効果によって340万人の雇用が減少すると、こういう試算もされております。
ここで韓国の例が出されました。韓国では既に輸入自由化されましたが、農業支援策を実施して農業も発展しているということであります。これについて、私もちょっと調べてみました。そうしますと、韓国政府は90年代、貿易自由化を進めるウルグアイ・ラウンド対策として、施設野菜や花などの輸出向け生産に力を入れました。規模拡大のために農家に資金を投入しました。しかし、最大の輸出先日本の不況で苦境に陥りました。農家の借金は膨らみ、所得に占める負債の割合は約4割、90年のときの約4割から2000年には87.6%にまで負債の割合が上昇しました。これが韓国の現実であり、決して輸入自由化で農業が発展したわけではありません。
また、こういう議論もありますね。日本政府はそういうことにならないように価格補償など
セーフティーネットの充実を考えてるので心配に及ばないと、こういうふうなことも言われます。また、菅氏はこう言っております。開国と農業再生の両立のために、農業の規模を拡大して競争力を向上させる、こういうふうに言っておられるわけであります。しかし、北海道の現実を見たら、それがいかに誤りかということがわかるわけであります。北海道では、農家1戸当たりの肉用牛の飼育頭数で
アメリカを超えまして、経営耕地面積ではEUを超えて大規模化しております。その北海道の農業が
TPP参加で壊滅的打撃を受ける、こういうことが北海道庁の試算でも明らかになっております。よって、TPPによって農業、そしてまたその関連産業が大変な痛手をこうむるということは確かな事実でございます。これが第3の問題であります。
第4に、委員会の中でも、じゃあ精華町ではどうなのかと、こういうご質問がございましたので、ちょっと考えました。精華町にとりましては、農業と
地域経済の新しい方向性として、学校給食への地元農産物の活用や農産物の直売所などに取り組まれております。しかし、
TPP参加による大量の低価格の農産物が輸入されますと、地元の安全でおいしい農産物が見捨てられ、本町の農業と
地域経済の希望の芽さえ困難にしてしまうのではないかと考えられるわけであります。
以上、4点の意味におきまして、世界の食糧、日本と精華町の農業と
地域経済、国民生活を土台から破壊する
TPP参加に断固反対し、食糧主権を保障する貿易ルールを目指すことを呼びかけまして、本請願に賛成するものであります。
○議長 これで討論を終わります。
お諮りします。請願第2号 TPPの参加に反対する請願について、
委員長報告は不採択です。原案のとおり決定することに賛成の議員は起立願います。
(
起立少数)
○議長 ありがとうございます。
起立少数です。よって、日程第6、請願第2号 TPPの参加に反対する請願についての件は不採択となりました。
○議長 日程第7、要望第10号 安全・安心でおいしい米の安定生産並びに安定供給に係る支援の要望についての件を議題とします。
本件につきましては、
建設産業常任委員会に審査を付託しました。本件の
委員長報告を求めます。植山建設産業常任委員長どうぞ。
○植山建設産業常任委員長 それでは、報告します。
平成22年12月22日
精華町議会
議長 杉 浦 正 省 様
建設産業常任委員会
委員長 植 山 米 一陳情・要望審査報告書
本委員会に付託された要望を審査した結果、次のとおり決定したので、会議規則第98条の規定により報告します。
記。受理番号10。
付託年月日、12月10日。件名、安全・安心でおいしい米の安定生産並びに安定供給に係る支援の要望について。審査の結果、採択。委員会の意見、本要望に関し、ことしは異常気象による不作に加え、米価が大幅に下落した。これでは日本の農業の根底をなす米作に対する意欲が減退し、一層の農地の荒廃地化を招きかねない。よって、政府におかれても特段の対策を講じられるべきであるが、本町としても支援を打ち出されるよう求める。
要望第10号。
賛成討論。ことしの気象は異常であった。不作でありながら米価が大幅に下がっている。精華町域では近隣に比べ配慮がなされたようであるが、短期的な
所得補償はやむを得ない。ただし、JAも今までのような単純な保護政策に頼らず、安心で質のいい農産物や農家の規模拡大など、コスト削減に積極的に指導推進されることを求め、この要望には賛成します。以上です。
○議長 ただいま植山建設産業常任委員長から報告がありましたので、これより
委員長報告に対する質疑を行います。質疑ございませんか。
これで質疑を終わります。
討論を省略してお諮りすることにご異議ございませんか。
(異議なしの声)
○議長 異議なしと認め、お諮りします。要望第10号 安全・安心でおいしい米の安定生産並びに安定供給に係る支援の要望について、
委員長報告は採択です。
委員長報告のとおり決定することに賛成の議員は起立願います。
(
起立全員)
○議長 ありがとうございます。
起立全員です。よって、日程第7、要望第10号安全・安心でおいしい米の安定生産並びに安定供給に係る支援の要望についての件は、原案のとおり可決されました。
○議長 日程第8、第79号議案 平成22年度精華町
一般会計補正予算(第6号)、日程第9、第88号議案 平成22年度精華町
一般会計補正予算(第7号)、日程第10、第80号議案 平成22年度精華町介護保険事業特別会計補正予算(第2号)、日程第11、第81号議案 平成22年度精華町公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)についての4件を議題とします。
本件は、予算決算
常任委員会に審査を付託しました。本件の
委員長報告を求めます。安宅予算決算常任委員長どうぞ。
○安宅予算決算常任委員長 審査報告書の朗読をもって報告いたします。
平成22年12月22日
精華町議会
議長 杉 浦 正 省 様
予算決算
常任委員会
委員長 安 宅 吉 昭予算決算
常任委員会審査報告書
本委員会に付託された事件は、審査の結果次のとおり決定したので、会議規則第80条の規定により報告します。
記。事件の番号、件名、審査の結果の順で報告いたします。
第79号議案 平成22年度精華町
一般会計補正予算(第6号)について、原案可決。
第88号議案 平成22年度精華町
一般会計補正予算(第7号)について、原案可決。
第80号議案 平成22年度精華町介護保険事業特別会計補正予算(第2号)について、原案可決。
第81号議案 平成22年度精華町公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)について、原案可決。
以上、よろしくお願いします。
○議長 ただいま予算決算常任委員長から報告がありました。これより
委員長報告に対する質疑を行います。質疑ございませんか。
(なしの声)
○議長 なければこれで質疑を終わります。
それでは、これより個々に議案の討論を行い、採決に入ります。
日程第8、第79号議案 平成22年度精華町
一般会計補正予算(第6号)について、討論省略してお諮りすることにご異議ございませんか。
(異議なしの声)
○議長 異議なしと認め、お諮りします。第79号議案 平成22年度精華町
一般会計補正予算(第6号)についての件を採決します。
本案に対する
委員長報告は原案可決です。
委員長報告のとおり決定することに賛成の議員は起立願います。
(
起立全員)
○議長 ありがとうございます。
起立全員です。よって、日程第8、第79号議案平成22年度精華町
一般会計補正予算(第6号)についての件は、委員長の報告のとおり可決されました。
日程第9、第88号議案 平成22年度精華町
一般会計補正予算(第7号)について、討論省略してお諮りすることにご異議ございませんか。
(異議なしの声)
○議長 異議なしと認め、第88号議案 平成22年度精華町
一般会計補正予算(第7号)についての件を採決します。
本案に対する
委員長報告は原案可決です。
委員長報告のとおり決定することに賛成の議員は起立願います。
(
起立全員)
○議長 ありがとうございます。
起立全員です。よって、日程第9、第88号議案平成22年度精華町
一般会計補正予算(第7号)についての件は、
委員長報告のとおり可決されました。
日程第10、第80号議案 平成22年度精華町介護保険事業特別会計補正予算(第2号)について、討論省略してお諮りすることにご異議ございませんか。
(異議なしの声)
○議長 異議なしと認め、第80号議案 平成22年度精華町介護保険事業特別会計補正予算(第2号)についての件を採決します。
本案に対する
委員長報告は原案可決です。
委員長報告のとおり決定することに賛成の議員は起立願います。
(
起立全員)
○議長 ありがとうございます。
起立全員です。よって、日程第10、第80号議案
平成22年度精華町介護保険事業特別会計補正予算(第2号)についての件は、
委員長報告のとおり可決されました。
日程第11、第81号議案 平成22年度精華町公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)について、討論省略してお諮りすることにご異議ございませんか。
(異議なしの声)
○議長 異議なしと認め、第81号議案 平成22年度精華町公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)についての件を採決します。
本案に対する
委員長報告は原案可決です。
委員長報告のとおり決定することに賛成の議員は起立願います。
(
起立全員)
○議長 ありがとうございます。
起立全員です。よって、日程第11、第81号議案
平成22年度精華町公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)についての件は、
委員長報告のとおり可決されました。
○議長 日程第12、第83号議案 精華町組織条例一部改正について、日程第13、第85号議案 精華町消防手数料条例一部改正について、日程第14、第86号議案 精華町コミュニティーホール指定管理者の指定についての3件を議題とします。
本件につきましては、
総務教育常任委員会に審査を付託しました。本件の
委員長報告を求めます。
今方総務教育常任委員長どうぞ。
○
今方総務教育常任委員長 それでは、朗読をもって報告をさせていただきます。
平成22年12月22日
精華町議会
議長 杉 浦 正 省 様
総務教育常任委員会
委員長 今 方 晴 美
総務教育常任委員会審査報告書
本委員会に付託された事件は、審査の結果次のとおり決定したので、会議規則第80条の規定により報告します。
記。事件の番号、件名、審査の結果の順に報告いたします。
第83号議案 精華町組織条例一部改正について、原案可決。
第85号議案 精華町消防手数料条例一部改正について、原案可決。
第86号議案 精華町コミュニティーホール指定管理者の指定について、原案可決。
意見がございました。裏面をお願いいたします。
第83号議案について。委員会の意見。改正に当たっては、組織機能を住民にわかりやすい課、係の名称に、また、庁舎における表示をされたい。以上でございます。
○議長 ただいま
今方総務教育常任委員長から報告がありました。これより
委員長報告に対する質疑を行います。質疑があれば議案名を言っていただきたいと思います。ございませんか。
なければこれで質疑を終わります。
それでは、これより個々に議案の討論を行い、採決に入ります。
日程第12、第83号議案 精華町組織条例一部改正について、討論省略してお諮りすることにご異議ございませんか。
(異議なしの声)
○議長 異議なしと認め、第83号議案 精華町組織条例一部改正についての件を採決します。
本案に対する
委員長報告は原案可決です。
委員長報告のとおり決定することに賛成の議員は起立願います。
(
起立全員)
○議長 ありがとうございます。
起立全員です。よって、日程第12、第83号議案
精華町組織条例一部改正についての件は、
委員長報告のとおり可決されました。
日程第13、第85号議案 精華町消防手数料条例一部改正について、討論省略してお諮りすることにご異議ございませんか。
(異議なしの声)
○議長 異議なしと認め、第85号議案 精華町消防手数料条例一部改正についての件を採決します。
本案に対する
委員長報告は原案可決です。
委員長報告のとおり決定することに賛成の議員は起立願います。
(
起立全員)
○議長 ありがとうございます。
起立全員です。よって、日程第13、第85号議案
精華町消防手数料条例一部改正についての件は、委員長の報告のとおり可決されました。
日程第14、第86号議案 精華町コミュニティーホール指定管理者の指定について、討論省略してお諮りすることにご異議ございませんか。
(異議なしの声)
○議長 異議なしと認め、第86号議案 精華町コミュニティーホール指定管理者の指定についての件を採決します。
本案に対する
委員長報告は原案可決です。
委員長報告のとおり決定することに賛成の議員は起立願います。
(
起立全員)
○議長 ありがとうございます。
起立全員です。よって、日程第14、第86号議案
精華町コミュニティーホール指定管理者の指定についての件は、委員長の報告のとおり可決されました。
○議長 日程第15、第82号議案 し尿くみ取り券売捌きによるし尿処理手数料の徴収等に関する事務委託について、日程第16、第84号議案 精華町廃棄物の処理及び清掃に関する条例一部改正について、日程第17、第87号議案精華町
国民健康保険病院指定管理者の指定についての3件を議題とします。
本件につきましては、民生環境
常任委員会に審査を付託しました。本件の
委員長報告を求めます。塩井民生環境常任委員長どうぞ。
○塩井民生環境常任委員長 それでは、朗読をもって報告とさせていただきます。
平成22年12月22日
精華町議会
議長 杉 浦 正 省 様
民生環境
常任委員会
委員長 塩 井 幹 雄民生環境
常任委員会審査報告書
本委員会に付託された事件は、審査の結果次のとおり決定したので、会議規則第80条の規定により報告します。
記。事件の番号、件名、審査の結果の順に報告します。
第82号議案 し尿くみ取り券売捌きによるし尿処理手数料の徴収等に関する事務委託について、原案可決。
第84号議案 精華町廃棄物の処理及び清掃に関する条例一部改正について、原案可決。
第87号議案 精華町
国民健康保険病院指定管理者の指定について、原案可決。
87号議案については討論がありますので、裏面をお願いいたします。
反対討論。住民が当初望んでいた病院の姿、つまり急性期病院から現在の状況、慢性期病院へと大きく違っている。武田病院の医療のすばらしさは承知しているし、医療の継続は望んでいきたい。しかし、今後の大規模改修や移転など、10年間の間にどれだけ住民の税金が投入されるか示されていない。将来、医療は残ったが大きな負債も残ったとなりかねないと危惧している。よって、当議案には反対である。
賛成討論です。5年間いろいろ問題があったが、患者、住民に対する医療の継続や職員の雇用の継続の上で町立病院は必要で、かつ指定管理者の努力も一定認められる。今後は町と指定管理者の役割分担の明確化、地域医療への積極的な貢献、患者負担の軽減に努めること、さらに職員の
健康管理や待遇改善など、公立病院にふさわしい公的コントロールをしっかりすることを強く指摘した上で、本議案には賛成します。
○議長 ただいま塩井民生環境常任委員長から報告がありましたので、これより
委員長報告に対する質疑を行います。質疑あれば議案名等を言ってください。
佐々木議員どうぞ。
○佐々木 87号議案について、確認をしておきたいと思います。
本議案は、要するに指定管理者を指定する議案ですよね。現在の指定管理者の医仁会に引き続き求めるかどうかということを問われた議案であります。
ただ、まず反対の討論を見ていると、前段部分では武田病院はすばらしい、だから継続を望みたいとなるわけですね。こうなると、反対理由にならないんではないかと。本案件に関するのは指定議案なんだから。その後段部分については確かに懸念はあるというのはね、あると思いますけども、本議案とは関係ない話ですよね、これは。この場合は別途、例えば予算計上とか、または委託案件とか、または入札案件とかが出てくるものですよね、こんな部分に関しては。ですから、この議案に関する態度の
反対討論としては筋が通らないと私は思ってるんですよ。
しかも、本会議質疑の中で私の質疑に対しての答弁は、本会議ですよ、の答弁は、そういうことを医仁会側は思っていらっしゃるけども、現段階では町側はそれに応じるつもりはないとまで言ってるわけですよね、そこまで。まだどうなるか、今後はわかりませんよ、現段階ではないというふうにおっしゃっている。だとしたら、それにもかかわらずこの後段部分が出てきたというのは、委員会の中で具体的に例えばこの10年間に何億円を投資するとか、移転についてはね、もうほぼ既定事実だと、やるんだということが、私が聞いた本会議質疑以上のことが明らかになったからこういう後段の理由が出てきたのかなというふうに思うんだけども、その点の事実としてどうなったかというのを確認をしておきたいと思います。
それと、この議案にいわゆる反対というか、ノーと言うケースは三つぐらいあると思うんですね。一つは現指定管理者さんが、ないと思うけども、例えば違法行為をやってたかと医療上のトラブルが頻発してるとかね、これ以上任せられないといった事態が発生しているか、もしくは現指定管理者さん以上に精華町の住民側のニーズに合った医療を実施する法人が別にあって、その正体がだれかって、だれでもいいけども、行政側でもいいし議員側でもいいけども、こういう法人がもっとふさわしいといったね、よりすばらしいという法人があるという場合、三つ目は、以前5年前のように直営に戻すというね、そういう案がある場合、この三つぐらいしか考えられないわけですよ、今の案をノーと言う場合は。だから、その三つのケースについて、この間、所管委員会では、この件だけじゃなしに以前からこの病院問題は質疑とか審議をされてたと思うんだけども、そういったような今の指定管理者以外の方法があるじゃないかというような議論があったのかどうかね。もしなかったんであれば、それは非常に代案も出さずにという話になってしまいますので、その辺について事実関係を確認をしたいと思います。
○議長 塩井委員長どうぞ。
○塩井民生環境常任委員長 まず、10年間の新築移転も含めたですが、審議の中に指定管理者の方から新規移転という話があったという質問のときに、現状では指定管理者の希望であって、町としては聞いてる段階であるという答弁がありました。
2点目の別の法人、要は指定管理者の話があったかという話なんですが、別の法人の話はありませんでした。
○議長
佐々木議員どうぞ。
○佐々木 理解はしました。これはあくまでもね、ここに書いた文章は要約されてるもんだから、もしかしてこれ以外の議論なりね、発言があったんだったら補足をしていただきたいと思って質疑をさせていただいたわけですけども、今の話でしたけども、現段階では町としては指定管理者の希望を、現段階ですよ、了解をしていないと、いわゆる移転とか。それは今後の話であるといったようなことで、投資額だとか移転が決定しとるとかいうようなことの明言の議論なり答弁はなかったという理解でよろしいか、その点だけ確認をしたいと思います。
○議長 はい、塩井委員長どうぞ。
○塩井民生環境常任委員長 答弁では、あくまでも指定管理者の希望であって、聞いてる段階ということで答弁がありました。
○議長 ほかにございませんか。
これで質疑を終わります。
それでは、これより個々に議案の討論を行い、採決に入ります。
日程第15、第82号議案 し尿くみ取り券売捌きによるし尿処理手数料の徴収等に関する事務委託について、討論省略してお諮りすることにご異議ございませんか。
(異議なしの声)
○議長 異議なしと認め、第82号議案 し尿くみ取り券売捌きによるし尿処理手数料の徴収等に関する事務委託についての件を採決します。
本案に対する
委員長報告は原案可決です。
委員長報告のとおり決定することに賛成の議員は起立願います。
(
起立全員)
○議長 ありがとうございます。
起立全員です。よって、日程第15、第82号議案
し尿くみ取り券売捌きによるし尿処理手数料の徴収等に関する事務委託についての件は、
委員長報告のとおり可決されました。
日程第16、第84号議案 精華町廃棄物の処理及び清掃に関する条例一部改正について、討論省略してお諮りすることにご異議ございませんか。
(異議なしの声)
○議長 異議なしと認め、第84号議案 精華町廃棄物の処理及び清掃に関する条例一部改正についての件を採決します。
本案に対する
委員長報告は原案可決です。
委員長報告のとおり決定することに賛成の議員は起立願います。
(
起立全員)
○議長 ありがとうございます。
起立全員です。よって、日程第16、第84号議案
精華町廃棄物の処理及び清掃に関する条例一部改正についての件は、委員長の報告のとおり可決されました。
日程第17、第87号議案 精華町
国民健康保険病院指定管理者の指定について、これより討論を行います。
まず、原案に反対者の発言を許します。はい、三原議員どうぞ。
○三原 反対の立場から討論させていただきます。
当初の指定管理者病院の姿と現状では大きく変わってきております。また、5年間で約5億円もの税金が投入されており、今後の税金投入も検討されている中、これ以上住民の税金を投入することは病院ではできません。よって、この議案に反対いたします。
○議長 次に、原案に賛成者の発言を許します。はい、森田議員どうぞ。
○森田 原案に賛成の立場で討論いたします。
精華町の駅東に医療圏を残すことは、住民の強い要望でもある。その地域医療の存続のためには、医療法人医仁会に引き続き指定管理者に指定することが望ましいと考えます。なぜなら、医療法人医仁会は平成18年度から今日までの約5年間、地域医療に対し貢献度が高いと評価しています。平成22年度は黒字化の見通しが示すように経営努力が認められ、患者数も増加し、医療法人医仁会グループのスケールメリットが生かされ、安定した医療の提供に努められています。既に在宅リハビリも実施され、今後の在宅医療にも期待し、
賛成討論といたします。以上です。
○議長 ほかに討論ございますか。(発言する者あり)反対ですか。原案に反対者の
神田議員どうぞ。
○神田 今の
賛成討論の中で駅東に病院が必要だと、だからという形で今なされましたけれども、私たちは病院をなくせとは一言も言っておりません。まず、反対の討論を行います。5年前、町立精華病院が経営赤字に苦しみ、これ以上公立病院として継続することは本町の大きな財政負担を伴うと、そういう理由で、一部の政党の議員からは反対がありましたけれども、民間活力を導入して効率的な病院経営を担ってもらうという目的で導入したものであると理解しております。
当時、木村町長は、相次ぐ医師の引き揚げで患者が減少し、経営が苦しくなった精華病院を、医師不足は武田病院のスケールメリットを生かし確保できる、そのことによって病院経営を立て直し、地域医療に貢献していただくということで指定管理者を提案され、私たちももろ手を挙げて賛同したものであります。
だがその間、本町は医療器具や建屋の改修などに厳しい町財政の中から5億円もの町費を投入し、さらに1億円の無償貸し付けや、その後は低金利貸し付けを行ってまいりました。にもかかわらず、病院経営は指定管理者に移行後、現在、累積赤字が2億5,000万円に達していると聞いております。
一方、病院の診療科目は、当初私たちが期待していた小児科や整形外科などの医師が確保されず、住民が願っている二次医療機関、急性期医療としての手術や入院に対応しなければならない役目は果たされておりません。入院患者の半数が高齢者や障害者の慢性期医療で、その多くは精華町外の方たちで占められています。さらに、一たん復帰した小児科医療も、もうからないという、赤字ということの理由で廃止されました。新たに導入した診療科目は、採算性を重視した人工透析とインプラントなど自由診療も行う歯科医療であり、多額の町費が投入されております。
本来町が期待していた医師の確保が、今となってあの武田病院をもっても確保できなかったと町長は説明されました。武田病院の医療技術のすばらしいことは重々知っておりますけれども、この精華病院に限っては住民が願う地域医療とはほど遠い実態にあり、指定管理者導入の際の目的が達成できていない病院にこれ以上貴重な町費を投入する正当な理由は見当たりません。
本町には精華中学校の建てかえ、もしくは大規模改修としての消防本部の建てかえなどが、優先させなければならない事業があります。また、指定管理者の公募を1法人に限らず、新たな指定管理者を公募すべきであると考えます。
私たちはこのことを見越して指定管理者の10年もの延長にも反対してきたことでもあり、本議案については反対いたします。
○議長 ほかに討論ございませんか。
賛成討論。はい、
佐々木議員どうぞ。
○佐々木
賛成討論を行います。私どもは、先ほど
反対討論があったように、第一段階に関しては違う態度をとっていました。今回についてももろ手を挙げて無条件というわけにはいきません、それは。ただ、条件つき可決はできませんので意見を述べさせてもらいます。
委員会の
賛成討論にもあったように、この間いろんな問題はありました。それは認めざるを得ないと思います。ただ一方で、そこに依存してる患者さん、住民がいらっしゃるということは事実であります。閑古鳥が鳴いてるわけではありません。そういった意味で、住民に対する医療の継続も必要だし、職員の雇用の継続の面でも必要であります。また、一定指定管理者に関しては努力をされ、近年では累積赤字についても解消の方向に向いつつあるといった方向を今示しているわけです。さらには、職員の労働条件等もいろんな意味で考慮、配慮をされてることも事実であります。そういった意味では改善の方向にあるというふうに見ています。
先ほど申し上げたように、ベストとは思ってませんが、現段階で精華町がとり得る、精華町民の健康を維持するためにはベターな選択だというふうに考えています。
先ほど質疑で申し上げたように、この議案は指定管理者を指定するかどうかの議案であって、先ほど
反対討論があったように財政論を論じる議案ではありません。そういう意味では、この本会議議論の中で、また委員会の質疑の中でも、税金をどう投入するかとか幾ら投入するかということは一切、先ほどの委員長答弁の中でもなかったわけですから、それを理由にするのは、これはやっぱり筋違いだというふうに指摘せざるを得ません。
さらに、必要ならば代案、例えば先ほど私が申し上げたように、医仁会がだめだったらほかの法人、もしくは直営に戻すべきだといったような代案を示すのが責任ある議会の態度だと思っています。そういった意味もこの間、本議会の議員からも特に代案が出たわけじゃありませんので、この件の是非を問うという点について、継続すべきだという点で
賛成討論とします。
○議長 ほかに討論ございませんか。
なければこれで討論を終わります。
第87号議案 精華町
国民健康保険病院指定管理者の指定についての件を採決します。
本案に対する
委員長報告は原案可決です。
委員長報告のとおり決定することに賛成の議員は起立願います。
(起立多数)
○議長 ありがとうございます。起立多数です。よって、日程第17、第87号議案
精華町
国民健康保険病院指定管理者の指定についての件は、委員長の報告のとおり可決されました。
○議長 日程第18、閉会中の継続調査申し出書の件を議題とします。
各常任委員長から、目下委員会において調査中の事件について、会議規則第78条の規定によって、お手元に配付しました申し出書のとおり、閉会中の継続調査の申し出があります。特に民生環境
常任委員会に審査を付託しました陳情書、京都医療労働組合連合会からで、内容は大幅増員と夜勤改善で安全・安心の医療・介護を求める陳情書で、意見書の提出を求められております。要望書に関しては、京都聴覚言語障害者の豊かな暮らしを築くネットワーク山城委員会からで、内容は大きく六つの分野で、31項目にわたって制度の充実、拡充、設立などを求める要望です。これらも継続審査となっておりますので、念のために申し上げておきます。
それでは、各委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ございませんか。
(異議なしの声)
○議長 異議なしと認め、よって……。はい、
佐々木議員どうぞ。
○佐々木 済みません、ちょっと私の所属委員会で言うのもなんですけども、議会運営委員会に関しての①はね、議会基本条例じゃなしに議会政治倫理条例ですよね、委員長。ですので、その点を確認願いたいと思います。
○議長 はい、答弁願います。奥野議会運営委員長どうぞ。
○奥野議会運営委員長 基本条例の大きな題目の中に、倫理として討議を議論しております。倫理というのを話はありまして、上げるのは当然だったと思います。印刷の関係上このようになっておりますけれども、そういう意味で、倫理ということに訂正願ったらありがたいと思います。(発言する者あり)
○議長 ちょっと待ってください。暫時休憩します。
(時に15時34分)
○議長 それでは、再開いたします。
(時に15時46分)
○議長 先ほど
佐々木議員の方から議会運営委員会の継続調査の件で異議があり、先ほど奥野常任委員長より差しかえということで差しかえていただきました。これでよろしいですね。(「はい」と呼ぶ者あり)
それでは、各委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ございませんか。
(異議なしの声)
○議長 異議なしと認め、よって委員長からの申し出のとおり閉会中の継続調査とすることに決定しました。
○議長 日程第19、諸般の報告に入ります。
委員会及び会派の研修報告が提出されていますので、お手元に配付しました。
諸般の報告は以上です。
○議長 日程第20、行政報告を受けたいと思います。では、町長どうぞ。
○町長 それでは、定例会閉会に当たりまして、お礼のごあいさつと報告事項等々を申し上げたいと思います。
今議会に提案させていただきました10議案につきまして、すべてご可決をいただきまして、まことにありがとうございます。またこの機会をいただきまして、精華町に関係いたします内容で名誉ある表彰の受賞がございましたので、この場をおかりいたしましてご報告申し上げます。
去る7月11日に実施されました第22回参議院議員通常選挙に関しまして、精華町明るい選挙推進協議会が
総務大臣表彰を受賞され、昨日京都府より表彰状の伝達を受けられました。当協議会は、町内各種団体の代表や選挙管理委員会の委員など総勢17名で構成され、昭和54年から明るい公正な選挙の実現に向け、啓発活動などに地道に取り組んでこられました。このたび、参議院議員選挙における啓発活動などの取り組みが明るい選挙の実現のために多大な貢献をされ、他団体の模範となるものと高く評価されたものでございます。
今回、名誉ある表彰を受賞されましたことに心からお祝いを申し上げますとともに、今日までのご労苦に対しまして、改めて敬意を表する次第でございます。
私の方からの報告は以上でございます。引き続き副町長からご報告申し上げます。
以上、貴重な時間を拝借いたしまして、本当にありがとうございました。これからもどうかよろしくお願い申し上げます。終わります。
○議長 副町長どうぞ。
○副町長 引き続きまして、行政からの報告を申し上げます。
まず1点目は、旧浴場に関する京都地方裁判所平成21年(ワ)第3964号建物収去土地明渡請求事件についてでございます。
この件に関する和解議案並びに予算議案につきましては、平成22年第3回定例会最終日の10月7日に可決を賜り、議員の皆様にはご心配をおかけいたしましたが、去る10月12日に京都地方裁判所におきまして裁判上の和解が成立をし、和解調書の移しを議員の皆様方にお送りさせていただいたところでございます。
その和解調書に基づきます旧浴場の建物の収去及び土地の明け渡し期限が本年12月20日でございましたが、去る12月13日に原告訴訟代理人の弁護士立ち会いのもと、現地確認を行い、和解内容のとおり原告への明け渡しが無事完了しましたことをご報告申し上げます。
議員の皆様には、本件に関する深いご理解とご協力を賜り、まことにありがとうございます。
なお、撤去工事の施行に当たりましては、近隣の住居に損傷が生じることのないよう、請負業者を初め関係者が事前に十分な打ち合わせを行い、設計に基づいて安全かつ適正に工事を進めておりましたが、去る11月24日ごろの地下の掘削作業時に、旧浴場の基礎部分が今回発注の設計数量より最大で3倍も大きく、深さ30センチを超える深い位置にあることが判明をし、さらに東側と南側に隣接する住居の基礎の下に旧浴場の基礎部分が入り込んでいるという極めて深刻な状況にあることが判明をいたしました。このため、緊急に対策を検討しました結果、和解条件である本年12月20日までに確実に土地明け渡しを履行するためには、当初設計の工法で大きな基礎の取り除きを続行せざるを得ず、隣接する住居の被害を最小限に抑えるため、安全確保のため、仮設による補強工事を準備する必要が生じ、工事請負費が不足をしましたため、予備費をもって充用させていただき、去る12月10日に工事が完了しましたこともあわせてご報告をさせていただきます。
また、工事は無事完了いたしましたが、隣接する6戸のうち4戸について、建物や構造物にひび割れや落下物等の被害が発生をしているため、現在損傷の程度を調査中でございまして、復旧額の算定を行った上で誠実に対応してまいりたいと考えております。
なお、当該住居の所有者4名は、早急に原状回復を完了するよう強く希望されておられますことから、本件補てん費用の支出につきましても予備費を充用させていただきたく考えておりますので、ご理解とご協力を賜りますようお願いを申し上げます。
次に2点目は、精華町男女共同参画計画の後期施策の策定についてでございます。
平成17年に策定をいたしました精華町男女共同参画計画が中間年を迎えるに当たり、社会経済情勢の変化や精華町男女共同参画推進委員会からの提言などを踏まえ、このたび、お手元にお配りをしております精華町男女共同参画計画の後期施策として取りまとめを行いました。
多くの住民の皆様に計画の内容を知っていただき、主体的に参加いただけるよう、去る12月3日の配布日に男女共同参画通信として概要版を各戸に配布をさせていただいております。
今後も男女共同参画の推進にご理解とご協力を賜りますようお願いを申し上げます。
私からの報告は以上でございますが、引き続き
教育委員会関係につきまして、教育部長からご報告を申し上げますので、よろしくお願いを申し上げます。
一応おわびを申し上げたい、訂正をお願いを申し上げたいと思います。お手元に行政報告の概要をお届けをさせていただいております。その中で中段で、下の方で旧浴場の撤去工事に対する内容で、黒ぽつの一番下の2行目で、「現状回復のため補てんを行う予定」とございます。その「現状」の「現」が「現在」の「現」になっておりまして、いわゆる「野原」の「原」の方に、間違っておりますので訂正方よろしくお願いを申し上げます。
以上、報告とさせていただきます。貴重な時間をおかりいたしまして、まことにありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
○議長 はい、教育部長どうぞ。
○木原教育部長 それでは、
教育委員会関係につきまして、教育部長よりご報告申し上げます。
精華町内小・中学校のお二人の児童で名誉ある表彰の受賞がございましたので、この場をおかりいたしまして報告を申し上げます。
お一人目は、東光小学校6年の石田彩花様が、第60回“社会を明るくする運動”京都府作文コンテストの小学生の部において京都府知事賞である京都府推進委員会委員長賞を受賞され、その後、全国コンテストでは法務大臣賞に次ぐ優秀賞である全国連合小学校長会会長賞を受賞されました。
お二人目は、精華台小学校4年の矢尾葉月様が、京都府主催の平成22年度下水道作文コンクールにおきまして京都府知事表彰の最優秀賞を受賞されました。
今回、名誉ある表彰を受賞されましたことに心からお祝いを申し上げますとともに、今後の学校生活に生かしていただきたいと思っております。
教育委員会に関します報告は以上でございます。貴重な時間を拝借いたしまして、どうもありがとうございます。以上です。
○議長 以上で行政報告を終わります。
以上をもって本日予定していました日程は全部終了しました。
また、今期定例会に付された事件は、一部を除きすべて議了しました。これで本日の会議を閉じ、平成22年第4回
精華町議会定例会を閉会します。
さて、ことしもあとわずかで年の瀬を迎えます。景気の低迷は長期化の様相を見せ、新卒者の雇用不安が広がっています。来年こそは景気も回復し、安心して暮らせる明るい社会になることを念じております。
また、この1年、議会運営にご理解、ご協力を賜り、厚く御礼を申し上げます。議員の皆様には寒さ厳しい折でございますが、御身ご自愛の上、議員活動にご精励いただきますとともに、よいお年を迎えられますようご祈念申し上げます。
簡単ではございますが、閉会のあいさつとさせていただきます。この1年間、議員活動、
大変ご苦労さまでございました。
(時に15時58分)
─────────────────────────────────────
この会議録の記載は適正であると認めここに署名する。
平成23年 月 日
精華町議会議長
署名議員
署名議員...