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令和 4年 6月会議(第2号 6月15日)

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  1. 久御山町議会 2022-06-15
    令和 4年 6月会議(第2号 6月15日)


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    令和 4年 6月会議(第2号 6月15日)         令和4年久御山町議会定例会6月会議会議録(第2号)   1.招集年月日 令和4年6月15日 2.招集の場所 久御山町役場議会棟議場 3.開   会 令和3年月6月15日午前10時00分 議長中井孝紀さん宣告 4.出席議員           1番 芦 田 祐 介           2番 篠 田 久 和           3番 松 本 義 裕           4番 林   吉 一           5番 中 野 ますみ           6番 松 尾   憲           7番 田 口 浩 嗣           8番 樋 口 房 次           9番 島   宏 樹           10番 内 田 孝 司
              11番 岩 田 芳 一           12番 中 井 孝 紀           13番 戸 川 和 子           14番 巽   悦 子 5.欠席議員           なし 6.会議録署名議員           7番 田 口 浩 嗣           13番 戸 川 和 子 7.本会議に職務のため出席した者の職氏名    議会事務局長    樋 口 嘉 之    議会事務局次長   神 園 清 美    議会事務局主査   河 島 理 絵 8.地方自治法第121条の規定により、説明のため出席した者の職氏名    町長        信 貴 康 孝    副町長       中 村 繁 男    教育長       内 田 智 子    会計管理者     佐 野 博 久    総務部長      森 山 公 雄    民生部長      髙 田 博 和    事業環境部長    岡 本 裕 史    都市整備部長    松 岡   治    都市整備部担当部長 三 嶋 孝 佳    消防長       内 座 元 巳    教育次長      田 井   稔    総務課長      岡 井 和 久    企画財政課長    神 園 哲 也    税務課長      臼 井   修    住民課長      西 野 石 一    福祉課長      清 本 浩 司    福祉課担当課長   鈴 木 貴美子    国保健康課長    中 務 一 弘    国保健康課新型コロナワクチン接種担当課長              福 原   泉    子育て支援課長   和 田 敬 司    産業・環境政策課長 本 郷 和 典    産業・環境政策課担当課長              山 澤 貴志子    上下水道課長    高 山   毅    建設課長      武 田 隆 弘    新市街地整備課長  吉 田 明 浩    消防本部次長    西 村 全 生    消防署長      橋 本   修    学校教育課長    星 野 佳 史    生涯学習応援課長  森 本 智 代 9.議事日程   日程第1 一般質問 10.会議の経過                午前10時00分 開会 ○議長(中井孝紀さん) 皆さんおはようございます。議員の皆様方には、御参集を頂きまして、誠に御苦労さまでございます。  ただいまの出席議員は全員であります。  これより本日の会議を開きます。  ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(中井孝紀さん) 議事日程は、お手元に配付したとおりであります。  ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(中井孝紀さん) 日程第1、一般質問を行います。  順次、発言を許します。  1番、芦田祐介議員。          (芦田祐介さん登壇) ○1番(芦田祐介さん) 議席番号1番、無会派の芦田祐介です。令和4年6月会議の一般質問を通告に従い、一問一答方式で行います。  1つ目の質問項目は、ホテル誘致についてでございます。  3月会議におきまして、田口議員の一般質問において、信貴町長は、南大内地区に200室規模でのホテル誘致計画があることを発表をいたしました。この誘致計画につきましては、京都新聞と洛タイ新報で報道されておりますので、町内においても大きな関心事であると思っております。  そこで、まず、1問目といたしまして、このホテルの誘致計画の進捗状況について、お聞かせください。 ○議長(中井孝紀さん) 本郷産業・環境政策課長          (産業・環境政策課長本郷和典さん自席答弁) ○産業・環境政策課長(本郷和典さん) それでは、芦田議員御質問のホテル誘致について、お答えをいたします。  現在の進捗状況はというところですけども、ホテルの進出に向けて、現在、進出予定事業者におきまして、現下の経済情勢を踏まえながら、事業計画を検討されているところでございます。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) 今、検討段階という話でございました。  京都府のホームページにあります京都府の宿泊施設立地等促進事業費補助金事業の内容、この資料、今お持ちですかね。この2ページ目に、補助金交付手続の流れというのがございまして、ステップ1、ステップ2、ステップ3、ステップ4、ステップ5とあります。  ステップ1で合意形成、ステップ2で事業実地計画届出書の提出とありますが、今の段階は、この1の段階ですか。1にも満たない段階ですか。 ○議長(中井孝紀さん) 本郷課長          (産業・環境政策課長本郷和典さん自席答弁) ○産業・環境政策課長(本郷和典さん) 現在の状況につきましては、もろもろ関係者の合意形成に向けて動かれているという状況でございます。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) では、合意形成には至っていないという理解をいたしました。  3月の一般質問で、公表が、この誘致計画が明らかとなりました。私といたしましても、早速3月10日付で開示請求をさせていただきまして、4月4日にこの文書、ホテル誘致に関する資料、ホテル誘致に関する文書を開示していただきました。こちら読ませていただきました。  その中で、いろいろ質問をさせていただきたいと思います。  ただ、この開示していただいた文書は、若干、いわゆるのり弁とか、よく言われているようなんですけれども、その黒塗り自体が非常に多い、隠す意味があるのかなというのがあるんですが、不開示の理由としては、この事業者の競争上の地位を害するおそれがあるということなんですが、その競争上の地位を害するおそれ、その範囲を超えて不開示にしていることはないでしょうか。 ○議長(中井孝紀さん) 本郷課長          (産業・環境政策課長本郷和典さん自席答弁) ○産業・環境政策課長(本郷和典さん) ホテル事業計画等の利害に係る部分であると判断をいたしましたので、不開示とさせていただいたところでございます。範囲を超えてということではございません。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) 私として、何が言いたいのかというと、この住民に対して公表できる事実を公表していないんじゃないか。つまり隠蔽体質があるのではないか。そういったことが私は言いたいわけでございます。  次なんですが、この文書を見させていただきますと、昨年8月に、もうこれ京都府に対して要望されているということが分かりました。8月に京都府に要望されている。今年2月にも京都府に対してホテル誘致に関する支援の申出を要望をされていると。もう1つ分かったのが、昨年12月21日に、府と町と事業者、この三者で協議を京都府庁内で、協議を行われているということが分かりました。  お聞きしたいのが、その3月会議の一般質問の答弁で発表したということなんですが、これは、このタイミングで発表されたのはどういう理由なんでしょうか。 ○議長(中井孝紀さん) 本郷課長          (産業・環境政策課長本郷和典さん自席答弁) ○産業・環境政策課長(本郷和典さん) ホテルの進出意向のある事業者と協議を進めていくに当たりまして、南大内一帯の土地利用とも関連するものとして、その動きを公表したものでございますけども、3月の段階である一定の角度を持って、公表ができるという段階にありましたので、公表をさせていただいたというところでございます。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) 分かりました。  3月の段階で一定の角度ができたという話だったんですが、そうしますと、この一般質問がなければ、若干仮定の話になるのですが、この一般質問がなければ、いつ公表されていたのでしょうか。 ○議長(中井孝紀さん) 本郷課長          (産業・環境政策課長本郷和典さん自席答弁) ○産業・環境政策課長(本郷和典さん) 一般質問、あるいは委員会等、タイミングが合うところで公表させていただいていたと思います。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) 3月会議で、なぜ、事実を公表されたんでしょうか。 ○議長(中井孝紀さん) 本郷課長          (産業・環境政策課長本郷和典さん自席答弁) ○産業・環境政策課長(本郷和典さん) 3月議会での町長の答弁があったことで、私どももそれを確認させていただいたというところでございます。
    ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) 町長が答弁されたということで、町長にお伺いしたいと思うんですが、なぜ、このタイミングで発表されたのか、録画映像等を見ると、原稿を見ずに答弁されているという感じが見受けられるんですけども、もちろん答弁書にないことを前提に答弁して、町長の責任されて問題ないことなんですが、なぜこの答弁書にないものを公表されたのか、ちょっと教えていただけますか。 ○議長(中井孝紀さん) 信貴町長          (町長信貴康孝さん自席答弁) ○町長(信貴康孝さん) 3月議会におきまして、私が答弁させていただきましたのは、クロスピアに関することでの御質問の中で、これは私もあのときの答弁で申し上げておりましたけども、私のかつて昔からの持論なんですけども、やはりクロスピアのいわゆる活用というのは、クロスピア単体ではなかなか厳しいものがあるんではないかと。やはり、周りの土地利用であったり、公共交通も含めて、生きてくるものであるという持論があったんですけども、それに関して、御質問があったので、私の考え方に触れさせていただいたと。昔からいろんな議員間でもこういうホテルであったり、ほかにも何かこういう施設が誘致できないのかというような、そういうような議論もありましたので、そのときの進捗に併せて、私が申し上げたというところでございます。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) 分かりました。  あとお伺いしたいのが、このホテルなんですけれども、洛タイ新報の報道によりますと、約200室規模のシティホテルを誘致するを発表いたしますとあるんですが、これはシティホテルなんでしょうか。 ○議長(中井孝紀さん) 本郷課長          (産業・環境政策課長本郷和典さん自席答弁) ○産業・環境政策課長(本郷和典さん) ホテルの形態については、200室規模のホテルというところまでの答弁とさせていただきます。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) 200室規模ということなので、それは宿泊に特化したものなのか、あるいは宿泊以外、例えば結婚式だったり、政治資金のパーティーやったりとか、そういうのはあるんですかね。宿泊に特化したビジネスホテルなのか、どっちですかね。 ○議長(中井孝紀さん) 本郷課長          (産業・環境政策課長本郷和典さん自席答弁) ○産業・環境政策課長(本郷和典さん) 事業内容については、現在、検討をされているところですので、詳細はお答えすることはできません。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) 洛タイ新報には、シティホテルと明言されているんですが、これはもう先走った感じですか。 ○議長(中井孝紀さん) 本郷課長          (産業・環境政策課長本郷和典さん自席答弁) ○産業・環境政策課長(本郷和典さん) はい、メディアの裁量によって書かれたものというふうに考えております。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) これは、もう間違いですかね、これ。訂正要求されるんですか。どうなんですか。そこをちょっと教えてもらえますか。 ○議長(中井孝紀さん) 本郷課長          (産業・環境政策課長本郷和典さん自席答弁) ○産業・環境政策課長(本郷和典さん) 現在、検討段階でございます。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) かみ合わないので、次にいかせていただきたいんですけども、このホテル誘致に係りまして、このホテルの需要ですね、これをどのように見込んでいるのか、お聞かせください。 ○議長(中井孝紀さん) 本郷課長          (産業・環境政策課長本郷和典さん自席答弁) ○産業・環境政策課長(本郷和典さん) 需要というところでございますけども、まず、本町におきましては、中小企業を中心に約1600の企業が立地をする中で、設備のメンテナンスにより来町されるメーカーの技術者や、また商談利用の需要とともに、京都府南部のゲートウェイとして観光需要も掘り起こせるのではというふうに考えてございます。  以上でございます。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) 町内事業者1600社の機械メンテナンス設備メンテナンス、来町という話だったんですが、それなんですが、町内企業からの御意見だと思うんですが、それは具体的に、マーケティング調査とかを事業者がされて、勝つ見込みがあると、そういうとこまできているんですか。そういう調査までされているんですか。 ○議長(中井孝紀さん) 本郷課長          (産業・環境政策課長本郷和典さん自席答弁) ○産業・環境政策課長(本郷和典さん) 事業者のマーケティングがどのようなものであったのかというところまでは把握はしてございません。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) 一定需要がある話なんですが、では、なぜ今までこのホテルが進出してこなかったのか、そこはどういうようにお考えでしょうか。 ○議長(中井孝紀さん) 本郷課長          (産業・環境政策課長本郷和典さん自席答弁) ○産業・環境政策課長(本郷和典さん) その時々の本町の状況であるとか、当然、事業者の考えの中で、これまでそういう話がなかったというところでございます。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) 町の文書によりますと、久御山町においては、鉄道駅周辺ではなく、ロードサイド型としての車利用の集客を見込んでいるということが書いてあります。ロードサイド型のホテルとおっしゃられていますので、200室規模という答弁でしたので、200台ぐらい止められる駐車場を整備するとか、そういう計画なんですか。 ○議長(中井孝紀さん) 本郷課長          (産業・環境政策課長本郷和典さん自席答弁) ○産業・環境政策課長(本郷和典さん) 駐車場の台数についても、今計画をされているところでございます。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) 開業地については、全くの未定ということ、そういう理解でよろしいですか。 ○議長(中井孝紀さん) 本郷課長          (産業・環境政策課長本郷和典さん自席答弁) ○産業・環境政策課長(本郷和典さん) はい、計画段階でございますので、未定というところでございます。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) 具体的に、なかなか話が進んでいないというふうに理解いたしました。  先ほど、町長もおっしゃられたんですが、答弁されましたが、クロスピア単体でのにぎわいの創出が難しいという、そういう話がございました。宿泊客が、クロスピアくみやまにあるカフェを利用したりとか、あるいはそこで朝食を取ったり、あるいは販売コーナーでお土産を買ったりとかしてもらえれば、クロスピアの活性化につながると思うんですが、具体的に、そのホテルとクロスピアくみやまとの提携策はお考えでしょうか。 ○議長(中井孝紀さん) 本郷課長          (産業・環境政策課長本郷和典さん自席答弁) ○産業・環境政策課長(本郷和典さん) 今年度におきまして、クロスピアくみやまでの社会実験のほうを実施をすることになってございます。ホテルとの連携策については、今後模索をしていきたいというふうに考えます。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) 社会実験とか、その結果次第、また、ホテルがいつできるかとか、そういった問題もございますが、その提携策、やはりこのホテル、もしホテル誘致に成功すれば、それはそれで、クロスピア自体、活性化につながるかと思います。  そのクロスピア付近に、ホテルができましたら、クロスピア自体も付加価値が高まると、そういう理解でよろしいですか。 ○議長(中井孝紀さん) 本郷課長          (産業・環境政策課長本郷和典さん自席答弁) ○産業・環境政策課長(本郷和典さん) はい、ホテルの進出することによって、クロスピアのみならず、南大内一帯のにぎわい、活性化が図れるというふうに考えております。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) 先日、少し前に、関西若手議員の会合、舞鶴研修に行きまして、舞鶴行くまでの間、縦貫道で行くときに、道の駅、味夢の里、京丹波町にありまして、そこ寄ってみました。味夢の里のすぐ横に、ホテルが去年ぐらいにできて、味夢の里、買い物とかしたんですけども、やっぱり商品数が、多分クロスピアの約10倍ぐらいある。大体、魅力的な道の駅でしたので、そのホテルができることによって、先ほど答弁がありましたように、付加価値、クロスピア単体で、クロスピアの活性化につながると思うんですが、今回、そのもしホテルが誘致できたのであれば、このホテルとクロスピアを、この久御山町の観光拠点にしたいという考えでしょうか。 ○議長(中井孝紀さん) 本郷課長          (産業・環境政策課長本郷和典さん自席答弁) ○産業・環境政策課長(本郷和典さん) はい、誘致によりまして、冒頭、答弁もさせていただきましたけども、観光のゲートウェイというそのような可能性もあるというところでございます。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) 分かりました。ぜひともクロスピアも観光拠点に、産業発信拠点ということなんですが、観光の拠点にもしていただきたいというふうに思います。  次にいかせていただきます。  この久御山町へのホテル誘致に絡み、平成30年6月11日、田口議員が町長と副町長にホテル運営に対しての会社の社長を紹介していたことが分かりました。この紹介を受けたとき、どのように対応をされたのかをお聞かせください。 ○議長(中井孝紀さん) 本郷課長          (産業・環境政策課長本郷和典さん自席答弁) ○産業・環境政策課長(本郷和典さん) 現在、誘致を進めている事業者の方ではありませんけども、本町でのホテル事業につきまして、1600の事業所があることで生み出される需要や観光利用の、そのような可能性についてヒントを頂いたというところでございます。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) それは、議員の紹介だから会われたのですか。 ○議長(中井孝紀さん) 本郷課長          (産業・環境政策課長本郷和典さん自席答弁) ○産業・環境政策課長(本郷和典さん) はい、ホテル事業の可能性について、参考となる部分があると判断をいたしましたので、面会をしたというところです。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) 普通、町長に会おうとしたら、なかなかつながらないと思うんですけども、つまり議員の紹介、私から紹介すると会われないかと思うんですが、つまり、議員だから会われたと、そういう理解でよろしいですか。 ○議長(中井孝紀さん) 本郷課長          (産業・環境政策課長本郷和典さん自席答弁) ○産業・環境政策課長(本郷和典さん) 繰返しですけども、ホテルの可能性についてのお話を参考としてお伺いしたというところでございます。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) お聞きしたいんですが、この議員というのは、当然、常日頃から様々な要望を担当課にぶつけております。先般も、私も放置車両について、建設課に行って、対応していただいたということがございます。  ただ、一方で、あくまで一般論として、議員からの違法、あるいは不当な要求というのも考えられるところであります。  具体的に申し上げますと、具体的な商品名を挙げて、商品を紹介するとか、あるいは、特定の業者の利益につながるような要望、あるいは職員採用において、個人名を挙げて、この人を採用してくださいとか、そういった違法、不当な要求、こういったものは、当然、町としては、もう毅然として拒否しなければなりません。  本件の場合、特定業者の利益につながる口利きや紹介に当たるとして、この面会を拒否するべきではなかったでしょうか。 ○議長(中井孝紀さん) 本郷課長          (産業・環境政策課長本郷和典さん自席答弁) ○産業・環境政策課長(本郷和典さん) 先ほども申し上げましたけども、現在、進出予定の事業者の方でもございませんし、あくまで参考として、お話を聞かせていただいただけのことでありまして、面会を拒否するというものではございませんでした。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) その段階で、進出段階、今の進出検討事業者とは違うという話だったんですが、将来的にこれどうなのか分からなかったわけですよね。その事業者は、当然、今後進出しようということもありますし、そこは、やはり、ここは当然、特定の事業者に対する利益につながるわけですから、癒着がなくても、癒着が疑われるということになりますので、そこは拒否するべきではなかったでしょうか。 ○議長(中井孝紀さん) 本郷課長          (産業・環境政策課長本郷和典さん自席答弁) ○産業・環境政策課長(本郷和典さん) 今回の件については、口利き、あるいは紹介というところに該当しないというふうに考えております。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。
    ○1番(芦田祐介さん) 口利きという言葉を辞書で調べてみると、間に立って紹介や世話をすることと書いてあります。間に立って紹介や世話をすることですので、紹介していますので、口利きですね。 ○議長(中井孝紀さん) 中村副町長          (副町長中村繁男さん自席答弁) ○副町長(中村繁男さん) ちょっと御質問の趣旨が、分かりかねないのですが、私どもとしては、やっぱりまちづくりについて、いろんな可能性というのは、やっぱりいろんなところから情報を収集することが大切だと思っていまして、今回のお話もそういった観点から、先ほど担当課長が御答弁させていただいていますけども、やはりいろんな情報収集をして、やっぱり適切な判断をしていくということの1つの過程の中で、お話をお聞きしたわけでございまして、口利きとかおっしゃっている、その趣旨が、ちょっと分かりかねないので、そこのところは、御答弁させていただかないというふうにさせていただきます。  以上でございます。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) 分かりました。  やはり、議員が特定の業者を執行部に紹介するというのは、住民さんから見ると、癒着がなくてもなんか癒着が疑われるというように、私としては感じます。この無言の圧力で、行政がゆがめられるということも、当然、今まで国政の場では、そういったことがあったわけでございます。  信貴町長にお伺いしたいのですが、信貴町長が議員をやられていましたけども、その議員のときに、執行部に特定の業者を紹介とかされてましたでしょうか。大変失礼ですが、御答弁お願いいたします。 ○議長(中井孝紀さん) 信貴町長          (町長信貴康孝さん自席答弁) ○町長(信貴康孝さん) 先ほど副町長も、口利きに対してのお答えはということで、その趣旨が分からないということですので、私のほうもそれに対して答えるというのはあれなんですけど、少なくとも私が議員のときには、ございません。          (「議長、おかしいぞ、それ、・・・」と言う者あり) ○町長(信貴康孝さん) その質問に本来、口利きというのは、趣旨が分かりませんので、そこにこだわられるというのは、ちょっと私も分かりかねます。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員、通告に沿って質問お願いいたします。  芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) すみません、この議員からホテル誘致について、どのような働きかけがあったのですか、お聞かせください。 ○議長(中井孝紀さん) 本郷課長          (産業・環境政策課長本郷和典さん自席答弁) ○産業・環境政策課長(本郷和典さん) 働きかけというものはございませんでした。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) 確認ですが、議員、ビジネスホテルの誘致に結構興味を持たれていると思うんですが、働きかけは一切なかったということでいいですか。 ○議長(中井孝紀さん) 本郷課長          (産業・環境政策課長本郷和典さん自席答弁) ○産業・環境政策課長(本郷和典さん) はい、ございません。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) 分かりました。  では、次の質問にいかせていただきます。  昨年12月21日に、先ほど申し上げたように、町とホテル業者と京都府、三者協議を行っておりますが、これはどのような内容だったのか、お聞かせください。 ○議長(中井孝紀さん) 本郷課長          (産業・環境政策課長本郷和典さん自席答弁) ○産業・環境政策課長(本郷和典さん) 進出意向のあるホテル事業者の状況説明と併せまして、京都府が実施をされている補助金事業、こちらの内容確認のほうをさせていただきました。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) この進出予定のホテル業者さんは、京都府宿泊施設立地等促進事業費補助金事業を利用しようとしていると理解しております。その場合、久御山町の推薦書が必要でございますが、その推薦書を発行される予定でしょうか。 ○議長(中井孝紀さん) 本郷課長          (産業・環境政策課長本郷和典さん自席答弁) ○産業・環境政策課長(本郷和典さん) 推薦書ということですが、必要な状況となりましたら、京都府の事業要件として、地元の自治体の推薦書、これの提出を検討するということになります。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) こちら推薦書になりまして、推薦の理由と本市町村の支援の内容とか書いてありますが、推薦の理由と、支援の内容、これはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(中井孝紀さん) 本郷課長          (産業・環境政策課長本郷和典さん自席答弁) ○産業・環境政策課長(本郷和典さん) 内容については、その場面になった段階で、検討させていただくということでございます。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) では、この補助金の額が最大で2億円ですか、これ予定される投下固定資産額、これはどの程度になりますでしょうか。 ○議長(中井孝紀さん) 本郷課長          (産業・環境政策課長本郷和典さん自席答弁) ○産業・環境政策課長(本郷和典さん) 額というお話ですけども、こちらについては事業計画が固まった段階で、京都府との協議を踏まえてお示しをしていくものというふうに考えています。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) そうしますと、補助金の予定額というのは全くの未定ですか。 ○議長(中井孝紀さん) 本郷課長          (産業・環境政策課長本郷和典さん自席答弁) ○産業・環境政策課長(本郷和典さん) はい、未定でございます。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) この推薦書の発行というのは、自由裁量か、羈束裁量か、どちらかお答えください。 ○議長(中井孝紀さん) 本郷課長          (産業・環境政策課長本郷和典さん自席答弁) ○産業・環境政策課長(本郷和典さん) 推薦書の提出につきましては、京都府の補助要項の中の要件でございますので、自由裁量であるというふうに考えております。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) 自由裁量という話でございました。ちなみにこの業者だから推薦される予定なんですか。別の業者でもいいんですか。 ○議長(中井孝紀さん) 本郷課長          (産業・環境政策課長本郷和典さん自席答弁) ○産業・環境政策課長(本郷和典さん) 今の段階で推薦をするということが確定したわけではございません。その段階になっての判断ということになります。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) そうしますと、この推薦書の発行について、何か政治家からの圧力、そういったものはないという理解でよろしいですね。 ○議長(中井孝紀さん) 本郷課長          (産業・環境政策課長本郷和典さん自席答弁) ○産業・環境政策課長(本郷和典さん) はい、ございません。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) 分かりました。ホテル誘致ということなんで、ぜひ進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  次の質問項目にいかせていただきます。  産廃処理施設の悪臭苦情についてでございます。  昨年6月に京都府から特別管理産業廃棄物処分業の許可を得た事業者が、野村村東に感染性産業廃棄物処理施設を設置いたしました。本施設の近隣から悪臭苦情があることが分かりました。そこで、まず現在の処理施設の操業状況について、お聞かせください。 ○議長(中井孝紀さん) 本郷産業・環境政策課長          (産業・環境政策課長本郷和典さん自席答弁) ○産業・環境政策課長(本郷和典さん) 状況につきましてですけども、現在、本格稼働に向けて、悪臭の発生状況等、その辺りの調整をされている状況でございます。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) 今の・・・、未操業ですか。 ○議長(中井孝紀さん) 本郷課長          (産業・環境政策課長本郷和典さん自席答弁) ○産業・環境政策課長(本郷和典さん) 本格稼働には、まだ至っていないというところでございます。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) この事業者に、京都府が許可を与えて、1年がたつんですが、いまだに本格的に操業できないということなんですね。その点、どのように受け止めていらっしゃるんでしょうか。 ○議長(中井孝紀さん) 本郷課長          (産業・環境政策課長本郷和典さん自席答弁) ○産業・環境政策課長(本郷和典さん) 許可を受けてから、相当の期間がたちますけども、この間、悪臭というところもありましたけども、こちらについては、本町との協定、あるいは、保健所の指導、それに基づいて、しっかりとした操業をできるように進めていくというところでございます。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) 以前にお聞きしたんですが、搬入される廃棄物が、どういったものか、もう一度お聞かせいただけますか。 ○議長(中井孝紀さん) 本郷課長          (産業・環境政策課長本郷和典さん自席答弁) ○産業・環境政策課長(本郷和典さん) メディカルボックスに封入された感染性産業廃棄物でございます。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) この事業者が作成した文書を読みますと、メディカルボックスに封入された使用済み医療器具、包帯、ガーゼ、注射器、透析器具、血液付着物、切除した人体組織などと書かれておりますが、これでよろしいですか。 ○議長(中井孝紀さん) 本郷課長          (産業・環境政策課長本郷和典さん自席答弁) ○産業・環境政策課長(本郷和典さん) はい、そのような手続をされているというふうに認識しております。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) あと操業する時間帯は、何時から何時まででしょうか。 ○議長(中井孝紀さん) 本郷課長          (産業・環境政策課長本郷和典さん自席答弁) ○産業・環境政策課長(本郷和典さん) 午前6時から午後10時までとされております。
    ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) 16時間になるんですか。少し長くないでしょうか。 ○議長(中井孝紀さん) 本郷課長          (産業・環境政策課長本郷和典さん自席答弁) ○産業・環境政策課長(本郷和典さん) 操業時間については、事業者の考えに基づくものでございます。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) 先ほど私申し上げましたとおり、京都府の文書を見ると、昨年11月5日に近隣から悪臭苦情があったということです。それが分かりました。これ、近隣からの悪臭苦情、どういったものだったのか、お聞かせください。 ○議長(中井孝紀さん) 本郷課長          (産業・環境政策課長本郷和典さん自席答弁) ○産業・環境政策課長(本郷和典さん) 焦げた臭いがするということで、消防本部に通報があったものでございます。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) 焦げた臭いがあったということですね。  昨年12月会議の一般質問で、私質問したところ、環境保全課長が答弁されたのが、「試験運行の段階で臭いが発生した事案があった」とおっしゃられておりました。臭いが発生したという表現なんですが、一方で、この京都府の文書によると、悪臭という言葉が使われております。臭いと悪臭、少し悪臭のほうが臭いが強いのかと思うんですが、この答弁のときに、臭いという言葉を使われたのはなぜなのか。事案を矮小化しているように見えるんですがいかがでしょうか。 ○議長(中井孝紀さん) 本郷課長          (産業・環境政策課長本郷和典さん自席答弁) ○産業・環境政策課長(本郷和典さん) 事案を矮小化するというような意図はございません。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) そうしましたら、答弁のときに、臭いではなくて悪臭という言葉を使うべきではなかったでしょうか。 ○議長(中井孝紀さん) 本郷課長          (産業・環境政策課長本郷和典さん自席答弁) ○産業・環境政策課長(本郷和典さん) においということで、問題ないかと思います。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) そこは、悪臭という言葉がよろしいかと思います。  次なんですが、消防本部にお伺いしたいんですが、その焦げた臭いがするという連絡が、消防本部にあったと思うんですが、そのときに、消防車、あとパトカーが出動する騒ぎになったと聞いております。  そのときに、消防本部では、どのような対応をされたのか、お聞かせください。 ○議長(中井孝紀さん) 橋本消防署長          (消防署長橋本 修さん自席答弁) ○消防署長(橋本 修さん) 火災疑いの通報がございましたので、消防隊を出動させております。現場付近等の調査を行いまして、火災がないことが確認できましたので、消防隊のほうは帰隊させております。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) 消防が出動されたのでありましたなら、この所管の委員会に報告はされるべきではないでしょうか。 ○議長(中井孝紀さん) 橋本消防署長          (消防署長橋本 修さん自席答弁) ○消防署長(橋本 修さん) 委員会等につきましては、火災件数の報告をさせていただいております。当該事案は、火災ではございませんので、報告のほうはしておりません。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) 令和2年12月会議で、答弁でしたら、悪臭は発生しないと、本郷課長おっしゃられたんですけども、現実に悪臭が発生しております。話が違うんじゃないでしょうか。 ○議長(中井孝紀さん) 本郷課長          (産業・環境政策課長本郷和典さん自席答弁) ○産業・環境政策課長(本郷和典さん) 本施設につきましては、適切に処理がされれば、近隣に影響があるような臭いはしないとされておりますけども、試行運転の段階で、臭いが発生した事案がございまして、本町としては、公害の防止協定に基づいて、適切に処理をしていくこととして、指導をしているところでございます。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) そうしましたら、今回、その公害防止協定の第七条に違反があったという理解でよろしいでしょうか。 ○議長(中井孝紀さん) 本郷課長          (産業・環境政策課長本郷和典さん自席答弁) ○産業・環境政策課長(本郷和典さん) 臭いが発生したというところですけども、この協定に基づいて、それを抑えていくというところでございます。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) 京都府の文書によると、1月18日に山城北保健所に来所いたしました事業者が、このように陳述しております。本施設の設置に当たり、臭気の対策について十分な検討をしておらず、不備があったことは否めないと認識していると、このように陳述しておりますが、この陳述をどのように受け止めていらっしゃいますか。 ○議長(中井孝紀さん) 本郷課長          (産業・環境政策課長本郷和典さん自席答弁) ○産業・環境政策課長(本郷和典さん) 本町といたしましては、本格稼働に向けて、公害防止協定に基づいて、適正に処理をしていただくように指導をしているところでございます。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) 臭気対策において不備があったことは否めないというふうに事業者はおっしゃられているわけなんですが、久御山町の文書に、平成30年7月13日に、作成の文書でございます。  環境保全課の課長補佐が作成した文書、北広島町の視察の報告書になります。その環境保全課の過去から作成した文書に書いてあるのが、この業界は、営業力を駆使し、広く得意先を開拓するとともに、特別管理廃棄物処理作業を行う事業者周辺の住民の声を大切にしながら、公害発生防止のための設備投資を惜しまなければ道は開ける業界であるというふうに、過去、環境保全課のほうがおっしゃられております。  この住民の声、近隣住民の声を大切にするということと、公害発生防止のための設備投資を惜しまなければ道は開ける。公害発生防止のための設備投資を惜しんでしまったんですか、今回。 ○議長(中井孝紀さん) 本郷課長          (産業・環境政策課長本郷和典さん自席答弁) ○産業・環境政策課長(本郷和典さん) 設備投資につきましては、臭いが発生したというところでございますので、実質的にやや不十分であったというところだと思います。今後、これまでも改善に向けて、設備の投資もされてきているとことでございます。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) その不備があったという話でございますけれども、許可を与えた京都府、そして、久御山町、その辺りの監督責任は、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(中井孝紀さん) 本郷課長          (産業・環境政策課長本郷和典さん自席答弁) ○産業・環境政策課長(本郷和典さん) 手続に基づいて、京都府、また本町、本町におきましては、協定の遵守というところ、その辺りをしっかりと求めていくというところでございます。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) では、この悪臭について、近隣への健康被害はございませんでしたか。 ○議長(中井孝紀さん) 本郷課長          (産業・環境政策課長本郷和典さん自席答弁) ○産業・環境政策課長(本郷和典さん) 近隣の住民の方から、健康被害があったというようなことは、聞いてございません。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) 健康被害がないということなんですが、ただ、この苦情を申し立てた人は、健康被害が発生するんじゃないかというふうに懸念されておるわけなんです。  その苦情者の不安、健康被害が発生するんじゃないかという不安、これをどのようにお考えでしょうか。 ○議長(中井孝紀さん) 本郷課長          (産業・環境政策課長本郷和典さん自席答弁) ○産業・環境政策課長(本郷和典さん) 先ほども申し上げましたとおり、協定に基づいて、指導をしていく、現在も設備の更新、その辺りもされているところでございます。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) そうしますと、この当該事業者と久御山町、京都府、それから苦情者、近隣事業者に対して、きちんとした説明責任を果たしているというふうに理解されていますか。 ○議長(中井孝紀さん) 本郷課長          (産業・環境政策課長本郷和典さん自席答弁) ○産業・環境政策課長(本郷和典さん) はい、事業者が苦情内容を真摯に受け止めて、対応しているというふうに聞いております。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) 一方ですね、京都府の文書によりますと、この悪臭苦情によって、許可取消しもあり得るという話を事業者にされているんですが、許可取消しもあり得るんですか。 ○議長(中井孝紀さん) 本郷課長          (産業・環境政策課長本郷和典さん自席答弁) ○産業・環境政策課長(本郷和典さん) 山城北保健所によりますと、単に悪臭苦情というだけでは、許可の取消しになることはないとのことでございます。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) そういうことなんですが、ただ、ちょっと気になったのが、2月10日に、事業者を久御山町の役場に呼び出しておりますよね。そのときに、出席者が、事業者の役員と、あと代理人の弁護士も出席されていますよね。この代理人弁護士が出席されていますので、将来的に、そういった法的紛争になるということもお考えでしょうか。 ○議長(中井孝紀さん) 本郷課長          (産業・環境政策課長本郷和典さん自席答弁) ○産業・環境政策課長(本郷和典さん) そのようなことは、考えてございません。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) 当然許可取消しとなりましたら、行政事件訴訟法に基づいて、許可取消しについて、反対提起するという話に当然なってくるかと思いますので、その前段階、予防法務という観点から、出席しているんじゃないかと思うんですが、なぜこの代理人の弁護士さんも出席されたのか、どうお考えでしょうか。 ○議長(中井孝紀さん) 本郷課長          (産業・環境政策課長本郷和典さん自席答弁) ○産業・環境政策課長(本郷和典さん) 事業者の考えにおいて、弁護士を同席させたということでございます。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) 次にいかせていただきたいんですが、昨年の12月会議の答弁では、臭いが発生した事案があったんで、それが解消されるまで操業しないように指導したという答弁がございました。  一方で、京都府の文書を見ると、この感染性の産廃が溜まってきたので、保健所に連絡せずに、令和3年12月26日と令和4年1月15日に処理施設を操業させたというふうに書いてございます。つまり、この京都府の行政指導が無視されたということでよろしいですか。 ○議長(中井孝紀さん) 本郷課長          (産業・環境政策課長本郷和典さん自席答弁) ○産業・環境政策課長(本郷和典さん) 原因の究明を行いまして、悪臭防止の改善策を講じた上で、既に契約済みの廃棄物を試行運転により処理をされたものでございます。  施設の稼働時に合わせまして、立入調査を行い、改善状況を確認するために、事前に稼働日の連絡を求めていたものの、こちらについて、強制的に操業を停止させるような指導というところまではしておりませず、指導を無視したということにはなりません。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) 指導を無視したということにはならないということなんですが、ただ、事前連絡するように伝えていたのに、事前連絡がなかった。それは事実ですね。
    ○議長(中井孝紀さん) 本郷課長          (産業・環境政策課長本郷和典さん自席答弁) ○産業・環境政策課長(本郷和典さん) はい、書類を確認をいたしますと、そのような記載がされてございます。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) そうすると、やはり事前連絡するように伝えたにもかかわらず、事前連絡がなかった。行政指導が無視されたのではないか。そこは認識の違いだと思うのですが、でも私は、そのように感じました。  次にいかせていただきたいんですが、これまでに行った行政指導と立入検査の回数について、お聞かせください。 ○議長(中井孝紀さん) 本郷課長          (産業・環境政策課長本郷和典さん自席答弁) ○産業・環境政策課長(本郷和典さん) 行政指導は4回、立入検査が3回でございます。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) 行政指導3回、立入検査3回ということでございますね。昨年の12月会議でも、私申し上げたんですが、やはり今の段階では、厳しい監督、指導、そして頻繁な立入検査が必要だと考えておりますので、その点、今後も厳しく指導し、立入検査をしていくという理解でよろしいでしょうか。 ○議長(中井孝紀さん) 本郷課長          (産業・環境政策課長本郷和典さん自席答弁) ○産業・環境政策課長(本郷和典さん) 協定に基づいて、立入検査とそれを実施していきたいと思います。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) 後、1点聞き忘れたんですが、1月20日に府と町で合同で、立入検査を行っておりますが、この結果について、お聞かせください。 ○議長(中井孝紀さん) 本郷課長          (産業・環境政策課長本郷和典さん自席答弁) ○産業・環境政策課長(本郷和典さん) 山城北保健所と本町で、立入検査を行いまして、改善された設備について確認をし、本町からは、公害防止協定に基づき、適正に処理することを指導し、山城北保健所からも、必要な処置の検討及び対策を指導されたところでございます。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) 厳しく指導されると思うんですが、今後、どのように見通しされているのか、いつ操業できるのかですとか、今後の見通しについて、お聞かせいただけますか。 ○議長(中井孝紀さん) 本郷課長          (産業・環境政策課長本郷和典さん自席答弁) ○産業・環境政策課長(本郷和典さん) 協定に基づいて、指導をしていく中で、確認をしていきたいと思います。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) 実際に、悪臭苦情が発生しているわけでございますが、今後厳しく指導し、監督し、また立入検査を行っていただきたいと思います。  次の質問項目に移らせていただきます。  京都やましろ農業協同組合によるカットネギの出荷日偽装についてでございます。  京都やましろ農業協同組合が、カットネギの一部を実際よりも1日から2日先の日付を表示していたことが2月2日までに分かりました。  本件については、3月にJAから改善報告書の提出が、京都府にございまして、行政指導は完結しているというふうに聞いております。  まず、このような加工日偽装が行われたことについて、町は、どのように受け止めているのか、お聞かせください。 ○議長(中井孝紀さん) 山澤産業・環境政策課担当課長          (産業・環境政策課担当課長山澤貴志子さん自席答弁) ○産業・環境政策課担当課長(山澤貴志子さん) それでは、芦田議員の御質問について、お答えいたします。  ネギカットセンターは、九条ネギの生産地として、農業者の安定的な出荷先を確保し、久御山町を全国的にアピールするために、本町にとって非常に重要な施設と考えており、今回の事案は、ネギを生産する農家の信用と消費者の信頼を損ねたものと受け止めております。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) 全くの同感でございます。  この施設なんですが、ネギカットセンター、2020年11月9日に当時の総務事業常任委員会の委員でしたので、視察が、委員会室に職員さん呼んで、調査を行って、視察も行わせていただきました。  そのときの資料がこちらになります。これを読みますと、ネギカットセンターに補助金が出ているわけなんです。2018年竣工のネギカットセンターでしたら、国庫補助金で4968万円、府補助金で1000万円、増設計画を見ると、国庫補助金で9000万円、府補助金で720万円というように書いてございます。  この国庫補助金、府補助金が使用された施設で、こういった偽装が行われたことについて、どのように受け止めていらっしゃいますでしょうか。 ○議長(中井孝紀さん) 山澤担当課長          (産業・環境政策課担当課長山澤貴志子さん自席答弁) ○産業・環境政策課担当課長(山澤貴志子さん) どのように受け止めているかというところなんですが、本件が、新聞報道やJAのホームページで公表された直後に、JAに対して、京都府の指導に適切に対応し、再発防止に努めること。併せて、ネギ生産農家への打撃が心配されるので、しっかりと対応していただくように、申入れを行っております。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) 分かりました。この出荷日の偽装が行われた背景、あるいは動機、原因、これはどのように見ていらっしゃいますでしょうか。 ○議長(中井孝紀さん) 山澤担当課長          (産業・環境政策課担当課長山澤貴志子さん自席答弁) ○産業・環境政策課担当課長(山澤貴志子さん) 背景、動機などについてなんですが、カットセンターでは、勤務態勢や作業量、運送会社の集荷時間を考慮せずに受注数を遵守することが最優先となっておりました。また、JAがカットセンターの責任者に施設の全権を委任をされ、JA内部における牽制機能が働かない状況であったことなどが、複数の原因であったと伺っております。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) 今、山澤担当課長おっしゃられたことですね。JAと府に提出した文書によりますと、そういったことが書かれております。業務達成のプレッシャーが課題となり、虚偽の報告をしていたとか、先輩がやっているので不正行為には気づいていたが、見過ごしていたとか、管理者が多忙であり、部下が優秀、ベテランであることなどが理由で、業務を部下に任せていた。職場、業務上の相談や、職場内での気になること等、何かあっても相談できる雰囲気がなかった、あるいは、部下がきちんとやってるはずだから大丈夫と思い込んで業務をしていた。手続、マニュアルが作成されておらず、前任者からの引継ぎのみで、業務が属人的であった。また、業務に精通する職員が1人しかおらず、外部には分からないブラックボックス化していた。本店支店がつくるマニュアルは、実態に合っていないと、現場の判断で、リスクを検討しないまま、現場独自のやり方で進めていたというふうに書いてあります。  詰まるところ、組織体質に問題があったということでよろしいでしょうか。 ○議長(中井孝紀さん) 山澤担当課長          (産業・環境政策課担当課長山澤貴志子さん自席答弁) ○産業・環境政策課担当課長(山澤貴志子さん) 組織体質については分かりかねますが、カットセンターの管理体制には問題があったかと伺っております。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) 管理体制ということなんですが、その組織体制というか、職場の風土に問題があったと、そういう理解でよろしいですか。 ○議長(中井孝紀さん) 山澤担当課長          (産業・環境政策課担当課長山澤貴志子さん自席答弁) ○産業・環境政策課担当課長(山澤貴志子さん) カットセンターにおける管理体制に問題があったというふうに伺っております。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) ちょっとかみ合わないので、次にいかせていただきたいんですが、先ほどの答弁で、現場に全権委任されているという話があったと思います。  これですね、府の文書見て分からなかったんですが、要するに、これ誰の指示でこの偽装が行われたんでしょうか。役職です。カットセンター長とか、副センター長とか、何とか課長とか、誰の指示なんですかね。 ○議長(中井孝紀さん) 山澤担当課長          (産業・環境政策課担当課長山澤貴志子さん自席答弁) ○産業・環境政策課担当課長(山澤貴志子さん) JAからの報告によりますと、当時のカットセンターの責任者の指示で、不適切な加工表示が行われたと伺っております。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) そうしましたら、偽装に関係した役職員、この処分は行われましたでしょうか。 ○議長(中井孝紀さん) 山澤担当課長          (産業・環境政策課担当課長山澤貴志子さん自席答弁) ○産業・環境政策課担当課長(山澤貴志子さん) 処分等についてなんですが、JAでは、担当職員と上席者の懲戒処分を実施され、役員についても、報酬の一部返上をされたと伺っております。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) 処分が行われたということなんですが、このJAに対する信用がかなり、本当に失墜するような話でございます。本当にその言及だけでいいのかなというところもございます。  次なんですが、この偽装されたカットネギが出荷された先、これはどちらになりますでしょうか。 ○議長(中井孝紀さん) 山澤担当課長          (産業・環境政策課担当課長山澤貴志子さん自席答弁) ○産業・環境政策課担当課長(山澤貴志子さん) 出荷された先についてなんですが、JA系統や複数の大手量販店など、多岐にわたっていると伺っております。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) 以前、総務事業常任委員会で頂いた資料によりますと、2020年度弊社への出荷シェアを80%目標としていると書いてありますので、一方で、府の文書によりますと、ある取引先が急速に拡大していったという、いついつ以降、〇〇の取引が急拡大というふうにございます。取引が急拡大したことによって、改ざんが行われたということでよろしいでしょうか。 ○議長(中井孝紀さん) 山澤担当課長          (産業・環境政策課担当課長山澤貴志子さん自席答弁) ○産業・環境政策課担当課長(山澤貴志子さん) 商品を受注をするというところの遵守というところが最優先になったことが原因かと思います。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) では、偽装が行われた期間はどれぐらいでしょうか。 ○議長(中井孝紀さん) 山澤担当課長          (産業・環境政策課担当課長山澤貴志子さん自席答弁) ○産業・環境政策課担当課長(山澤貴志子さん) 期間についてなんですが、カットネギの不適切な加工表示がされたのは、令和3年10月頃から今年の1月に発覚するまでの期間と伺っております。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) 結構長い期間偽装が行われてきたんですが、今回の出荷日の偽装によって、社会全体の損失、これはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(中井孝紀さん) 山澤担当課長          (産業・環境政策課担当課長山澤貴志子さん自席答弁) ○産業・環境政策課担当課長(山澤貴志子さん) 社会全体の損失は把握できませんが、JAの日量約3万パックの出荷がストップしたものであり、JAの経済的損失は大きいものと考えております。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) JAの損失が大きいということでございます。  JAが作成した文書によりますと、そのネギ生産者に対して、多大な迷惑をかけた。パート従業員の雇用を確保することができない状態となったとあります。  また、京野菜の信頼も損ないかねないことであると。JAの組合員に対して、多大な迷惑をおかけしたということで、書いてあります。  2点お聞きしたいんですが、このパート従業員の雇用も確保することができない状態となったと。出荷農家にも多大な損害を与えたというふうに書いてありますが、この点について、町の対応、支援策等ございますでしょうか。 ○議長(中井孝紀さん) 山澤担当課長          (産業・環境政策課担当課長山澤貴志子さん自席答弁) ○産業・環境政策課担当課長(山澤貴志子さん) ネギ生産農家も別の出荷先を探すなど、奔走されていますが、結果的に、売り先がなく、売上げが減少するなど、一定の損害が発生していると伺っております。  しかしながら、本件の原因はJAに起因するものであり、JAと出荷農家との契約であることから、JAが補償するのが妥当と考えております。
    ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) 冒頭で、山澤課長、申入れを行ったということだったんですが、JAが損失補填すべきという話でございました。申入れを受けて、きちんと集荷農家に対して、損失補填とか、そういうことはされたんでしょうか。JAがです。 ○議長(中井孝紀さん) 山澤担当課長          (産業・環境政策課担当課長山澤貴志子さん自席答弁) ○産業・環境政策課担当課長(山澤貴志子さん) JAからの報告では、補償に向けて、検討を重ねてという内容ではお聞きしております。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) 検討を重ねているというか、すぐにもやっていただきたい話でございますので、よろしくお願いします。  府の立入検査報告書によると、加工年月日を印字するプリンターは、印字及び日付変更の記録が保存されない設定であったため、証拠物件を保全できなかったというふうにございますが、これは、証拠隠滅を図ったということでしょうか。 ○議長(中井孝紀さん) 山澤担当課長          (産業・環境政策課担当課長山澤貴志子さん自席答弁) ○産業・環境政策課担当課長(山澤貴志子さん) カットセンターに設置されているラベルに加工年月日等を印字するプリンターについては、発行記録を保存する機能を備えていましたが、誰もその機能を把握しておらず、意図的に発行記録を消去したものではないと伺っております。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) ちょっと時間ないので、次いかせていただくんですが、府の文書、もう一つ気になったのが、1月12日に取引先から連絡、指摘があって、役員全員も偽装を把握したというふうにございます。実際に、JAが府に偽装があったと報告したのは、1月24日でございます。1月12日に発覚して、1月24日に報告があったと、12日間空いていたんですが、これは、報告は遅くないでしょうか。 ○議長(中井孝紀さん) 山澤担当課長          (産業・環境政策課担当課長山澤貴志子さん自席答弁) ○産業・環境政策課担当課長(山澤貴志子さん) JAに確認しましたところ、JA内部において、事実確認をするなど、日数を要したと伺っております。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) このカットネギ、売上げは回復されてますでしょうか。 ○議長(中井孝紀さん) 山澤担当課長          (産業・環境政策課担当課長山澤貴志子さん自席答弁) ○産業・環境政策課担当課長(山澤貴志子さん) 回復はどうかということの御質問なんですが、カットネギは、本案件発覚後も一部の取引先への出荷をされております。発覚する前の2割程度の出荷量と伺っております。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) 2割というと、大分落ち込んでいるかなというふうに思います。  その偽装に対する信用失墜というのは、いかに重いのかというのをよく理解いたしました。  お聞きしたいのが、本件についての再発防止策について、お聞かせください。 ○議長(中井孝紀さん) 山澤担当課長          (産業・環境政策課担当課長山澤貴志子さん自席答弁) ○産業・環境政策課担当課長(山澤貴志子さん) JAでは、再発防止に向けてカットセンター専用の運用マニュアルやコンプライアンスマニュアルを作成するとともに、安全衛生やコンプライアンスをテーマにした研修会を開催されるなど、様々な改善策を講じられたと伺っております。  また、JAではネギカットセンターにおけるコンプライアンス体制の確立に向けた第三者による特別委員会を設置し、先般、5月に開催された同委員会において、改善の状況が調査・点検され、現状の内部管理体制を含め、再発防止に向けたコンプライアンス・ガバナンスが確立していることが確認されたところです。引き続き、同委員会において、改善策が実行されているか、確認していくこととされており、本町としても、JAに対して、農家の経営安定のため信頼回復に努めていただくよう指導してまいりたいと考えております。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) 分かりました。そうしますと、町としては、その第三者委員会を通じて、再発防止策が機能しているかどうか、確認したという理解でよろしいでしょうか。 ○議長(中井孝紀さん) 山澤担当課長          (産業・環境政策課担当課長山澤貴志子さん自席答弁) ○産業・環境政策課担当課長(山澤貴志子さん) 第三者委員会で、改善に向けての取組をされているということは、調査・確認をされましたので、それを基に、久御山町が引き続き、確認をしていく、取組をされているかというところを確認していきたいと考えております。 ○議長(中井孝紀さん) 芦田議員。 ○1番(芦田祐介さん) 分かりました。  では、このJAに対する制裁というところは、かなり社会全体が受けているという、この売上げの落込みを見ますと、そういうふうに考えるところでございます。  町としては、例えば、偽装が行われた事実、あるいは、その再発防止策、こういうのがやられていますよとか、町と京都府は、こういう指導を行いましたとかという、そういう事実を町のホームページに載せてみたらいかがでしょうか。 ○議長(中井孝紀さん) 山澤担当課長          (産業・環境政策課担当課長山澤貴志子さん自席答弁) ○産業・環境政策課担当課長(山澤貴志子さん) 今回の案件につきましては、JAが起因するものでありますので、特に町としての対応は、考えておりません。 ○1番(芦田祐介さん) 以上で終わります。          (芦田祐介さん議席へ) ○議長(中井孝紀さん) これより休憩に入ります。11時15分再開いたします。                午前11時05分 休憩              ――――――――――――――                午前11時15分 再開 ○議長(中井孝紀さん) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。  3番、松本義裕議員。          (松本義裕さん登壇) ○3番(松本義裕さん) 3番、くみやまみらいの松本義裕でございます。通告に従いまして、一問一答方式にて、質問をさせていただきます。  今回は、学校教育の充実、特に久御山学園の取組について、質問をいたします。  久御山町では、平成23年度から、町立のこども園・小学校・中学校を町全体の学園と見立て、園小中一貫教育を推進するとともに、校区各種団体と連携し、町ぐるみで将来の久御山を担う子供たちを育てる組織として、久御山学園をスタートされました。  そこでまず、久御山学園として取り組むに当たり、掲げられている目標の意味と現在の取組について、確認の意味も込めて説明をお願いいたします。 ○議長(中井孝紀さん) 星野学校教育課長          (学校教育課長星野佳史さん自席答弁) ○学校教育課長(星野佳史さん) それでは、松本議員御質問の学校教育の充実について、久御山学園の目標の意味と現在の取組について、まずお答えをいたします。  久御山学園では、目指す子供像を「人生を開拓しようとする子」として、こども園・小学校・中学校が同じ目標に向かって教育活動を推進するとともに、4つの育成したい基本的な力として「自分でできることは自分ですることやものごとを自分の責任において決定することができ、やがて、社会貢献としての仕事ができる 自立する力」、「夢と希望を持ち、その実現のために見通しを持って準備し、生涯にわたって自己を高めようとする 展望する力」、「自己の可能性を信じ、夢や希望の実現に向けて、リスクに立ち向かうたくましい心と体を持った 挑戦する力」、「互いの違いを認め、尊重し、人や社会とつながってともに豊かに生きる 共生する力」を掲げています。  現在の取組といたしましては、子供たちに学力の基盤となる言語力とたくましくしなやかに生き抜く力の基盤となる自己指導能力を身につけさせるとともに、それらの力を下支えする非認知能力を育成することに取り組んでおります。非認知能力とは、コミュニケーション力や粘り強さなど、数値で表すことが難しい力のことでございます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(中井孝紀さん) 松本議員。 ○3番(松本義裕さん) では、久御山学園での育てたい力として、先ほど答弁にもありましたが、言語を用いて思考し、その思考した内容を正確に伝達するなど、学力の基礎となる言語力と、そのとき、その場でどのような行動が適正であるか、自分で考えて、決めて、実行するなど、たくましく、しなやかに生き抜く力の基礎となる、自己指導能力の育成を掲げ取り組まれています。  そのような力を育成するために、久御山学園では、学力向上部、心の教育部、生活・健康部の3つの専門部と、総務部を合わせた4つの部会を設けて取り組まれていますが、現状、どういった体制で、どのようなメンバー構成で取り組まれていますか、お聞かせください。 ○議長(中井孝紀さん) 星野課長          (学校教育課長星野佳史さん自席答弁) ○学校教育課長(星野佳史さん) その専門部とその体制等でございますけども、3つの専門部と総務部につきましては、久御山学園教育研究会に置かれています。  久御山学園教育研究会とは、久御山の子供たちの「たくましくしなやかに生き抜く力」の育成を目指し、様々な研究・実践を進め、こども園・小中学校に所属する全ての教職員の資質向上を図ることを目的とした組織でございまして、今年度も学力向上部、心の教育部、生活・健康部の3つの専門部と総務部を設置しております。  各部は、部長として小中学校長から1名、副部長としてこども園園長及び副園長から1名、部員として小中学校の教務主任を庶務とし、そして、各小中学校から代表者1名ずつ、こども園からは専門部のみ3こども園の代表が1名ずつ参加しており、専門部は8名、総務部は7名で構成をいたしているところでございます。 ○議長(中井孝紀さん) 松本議員。 ○3番(松本義裕さん) そんな中、久御山学園推進事業費として、令和4年度予算にも100万円が計上されています。例年と同様の予算計上がされていますが、実際、どのような活動に対する費用であるのか、お聞かせください。 ○議長(中井孝紀さん) 星野課長          (学校教育課長星野佳史さん自席答弁) ○学校教育課長(星野佳史さん) 昨年度の決算といたしましては、主な支出は報償費として、久御山学園教育研究会の年間3回の全体研修会や校内研修等の講師謝礼、研修費として、各こども園各学校の研修費と研修会参加費、研究活動費として各専門部の活動費となっております。  特に、各こども園各学校の研修費については、これまで主に中堅教職員に対しての管外研修等に使用しておりましたけれども、新型コロナウイルス感染症の影響で、様々な研修会が開催されなかったことがあったり、感染防止の観点から参加を控えていたことがあったりするなどで支出が少なくなっており、昨年度は半分余りの約50万円ほどの支出にとどまる結果となりました。 ○議長(中井孝紀さん) 松本議員。 ○3番(松本義裕さん) では、各部会での取組について、お聞きいたします。  まず、学力向上部の取組について。  久御山学園スタンダードに基づいた、主体的、協働的な授業スタイルの構築及び実践を通して、学ぶための環境作りと、自己肯定感の育成を目標とされていますが、実際、学習スタンダード化を行い、主体的・協働的な授業スタイルの構築が図れ、実践できているのか、お聞きいたします。 ○議長(中井孝紀さん) 星野課長          (学校教育課長星野佳史さん自席答弁) ○学校教育課長(星野佳史さん) 久御山学園スタンダードには、子供たちに1日の規則正しい生活リズムを身につけてもらうために作成した家庭生活スタンダードと、園・学校生活スタンダード、また、小中学校教職員向けに作成いたしました学習スタンダードがございます。  学習スタンダードの内容でございますが、授業の導入・展開・まとめという一連の流れについて、各校に浸透をしているところでございます。  教員は、導入で児童生徒が興味を持つようにすることや、学習の見通しを持てるようにすることなどの出合いの仕掛けを行い、展開では深い学びにつながるような1人学びから協働的な学び、そして、まとめで何を学んだかや、どう学んだかということなど、1時間の流れを考えた授業の展開を行っております。 ○議長(中井孝紀さん) 松本議員。 ○3番(松本義裕さん) 子供たちのために、鋭意努力していただいていることは、理解いたしました。  それと、先ほどの答弁でも、若干触れられましたが、中学3年生希望進路の実現を目指し、久御山学園学習スタンダードの研究を進める中で、出合い編、深い学び編、まとめ・振り返り編を作成し、活用されています。  授業の流れとしては、出合い編として、子供たちのやってみたい、なぜ、などの意欲を高める出合いを仕掛け、深い学び編として、やってみたい、なぜ、と感じた学習意欲を原動力として、課題に対して、子供たちが自分の考えを持ち、仲間の考えと比較し、話し合うことで、自分の考えを深めていく、また、まとめ・振り返り編として、子供たち自身が、分かったことや、できるようになったことを自分の言葉でまとめ、学んだことで、自分の考えがどのように変わり、深まったりしたのか、考え、確かめるという取組ということですが、現状、各項目において、具体的に、どのような取組を行われているのか、また、どのような成果が表れているのか、お伺いいたします。 ○議長(中井孝紀さん) 星野課長          (学校教育課長星野佳史さん自席答弁) ○学校教育課長(星野佳史さん) まず、出合いでは、子供がやってみたい、できるかも、と意欲的に学習に臨むことができるように、インパクトのある導入を展開したり、どう考えて何が分かるといいのか、など学習の見通しを明確にしたりするなどの取組を行っております。  次に、深い学びでございますけれども、1人学びで自分との対話、ペアやグループでの他者との対話、そして全体交流での学びの深化というように、対話を通して深い学びにつなげることができるように授業を進めているところでございます。  最後に、まとめ・振り返りについてでございますけれども、まとめとして、何を学んだか、何ができるようになったかということや、振り返りとして、どう学んだかということを行っております。  学習スタンダードがあることにより、1時間の学習の流れのベースができて、学習指導の計画を作成しやすくなったと捉えております。 ○議長(中井孝紀さん) 松本議員。 ○3番(松本義裕さん) それと、学ぶための環境作りについても目標とされていますが、例えば、どのような取組を行われているのか、お伺いいたします。 ○議長(中井孝紀さん) 星野課長          (学校教育課長星野佳史さん自席答弁) ○学校教育課長(星野佳史さん) 学ぶための環境作りにつきましては、集中力が散漫にならないように、教室の黒板周りの掲示物を必要最小限にすることや、教室にある教材や学習道具などの整理整頓することなどの教室内の環境整備や、児童生徒が安心して授業に臨めるように、人権教育の視点等を意識した学級経営を行い、協働的な学びができるように取り組んでいるところでございます。 ○議長(中井孝紀さん) 松本議員。 ○3番(松本義裕さん) 先ほども答弁を頂いたんですけども、そういった様々な取組を行うことで、町内の子供たちの自己肯定感が育ってきていると聞き及んでいます。ただ、なかなか判断しにくい部分でもありますが、実際、どのような点を評価して、自己肯定感が育ってきていると判断されているのですか、お聞かせください。
    ○議長(中井孝紀さん) 星野課長          (学校教育課長星野佳史さん自席答弁) ○学校教育課長(星野佳史さん) 自己肯定感は、国語や理科などの教科の学習時だけではなく、放課後等を含め、様々な場面で育っていくものだというふうに考えております。  自己肯定感が高まっているかどうかを見るには、学級担任を中心とした教職員の観察が重要なものだと考えており、それが高まってくると、例えば、何かの活動を行う場面では失敗を恐れずにチャレンジするようになったり、困っている友達がいた場合には、優しく声をかけてあげることがあったりと言動が変化をしていきます。教職員は子供たちの些細な変化を探し、児童生徒がさらに前向きになる言葉をかけております。  また、昨年の全国学力・学習状況調査の中学校の質問紙にある「自分にはよいところがあると思いますか」や「難しいことでも失敗を恐れないで挑戦していますか」という項目では、肯定的に回答している本町の生徒の平均は、京都府の平均を上回る結果となっておりまして、学校、家庭、地域が一体となって子供たちを見守ってきた成果だというふうに捉えております。 ○議長(中井孝紀さん) 松本議員。 ○3番(松本義裕さん) では、実際、その自己肯定感が備わることで、子供たちの未来において、どのような効果が表れるとお考えですか。 ○議長(中井孝紀さん) 星野課長          (学校教育課長星野佳史さん自席答弁) ○学校教育課長(星野佳史さん) 今後予測することが大変難しい現代社会となっておりますけれども、こういった社会をたくましく、しなやかに生き抜くための力が身につくというふうに考えております。 ○議長(中井孝紀さん) 松本議員。 ○3番(松本義裕さん) それと、久御山学園では、新しい時代に必要となる資質や能力が身につくよう、就学前教育からの自己肯定感が土台となる、非認知能力の育成を目指されています。非認知能力とは、IQなどのように、数値では計ることのできない力でありますが、子供たちが生活の中で、すぐあきらめたり、とりあえず取り組んだり、自分勝手な行動や自信を持てない部分を少しでも前向きに解消できるように、生活の中で、やった、できたという小さな成功体験を積み重ね、就学前の段階から、自分はやればできると思える力や、目標に向かって頑張る力を育むことで、子供たちの心が満たされ、安心感が高まることで、前向きに頑張る力や自信なども向上し、育まれるものだと理解しています。  久御山町としても、令和元年に、京都府の未来を開く学校づくり推進事業の研究指定を受けられ、非認知能力の育成に焦点を当てた取組を行われていますが、学年ごとや、園、小中学校でも取組方は違うと思います。  具体的に、どのような取組を行われているのか、お伺いいたします。 ○議長(中井孝紀さん) 星野課長          (学校教育課長星野佳史さん自席答弁) ○学校教育課長(星野佳史さん) 非認知能力の育成のための取組でございますけれども、例えば、こども園では、虫取りを行うときに、あえて子供の数より少ない網を用意し、子供たちが譲り合って使うことを通して折り合いをつけることや、同じ遊びを行うことで友達との関わりという協働性の育成など、意図的な場面設定を行っております。  また、小学校での例ですが、運動会での表現活動について、活動前に自己目標を設定し、活動を進める中で自己目標についての途中の振り返りを行い、活動後に活動全体を通した自己目標を振り返るという取組を行っております。そこでは、客観的に自分を振り返る力や粘り強さ等の育成をねらっています。また、全校で1つの作品テーマを設定し、折り紙を使ってみんなで作品にするという取組を実施している学校もございます。そこでは、協働する力等の育成をねらっています。  また、中学校では、育みたい非認知能力の月別重点目標を提示しまして、生徒会を中心に全校で取り組んでいるところでございます。 ○議長(中井孝紀さん) 松本議員。 ○3番(松本義裕さん) なかなか目に見えず、分かりにくいかと思いますが、その取組を行うことでどのような効果が表れているのか、お聞かせください。 ○議長(中井孝紀さん) 星野課長          (学校教育課長星野佳史さん自席答弁) ○学校教育課長(星野佳史さん) 非認知能力は数値で表すことが難しいとされる力のことでございますけれども、本町では学力調査の質問紙やアンケートの数値の推移を見ております。  効果といたしましては、昨年度の全国学力・学習状況調査の質問紙にあった「家で自分で計画を立てて勉強をしていますか」という項目で、5回前の調査と比較すると、小学校では14.1ポイント、中学校では22.8ポイントもアップをしておりました。また、「学校に行くのは楽しいと思いますか」という項目で、「当てはまる」と答えた本町の中学生の割合は、京都府の平均より約20ポイントも高いなどの結果が見られてきたことから、効果が表れてきたと言えるのではないかと考えております。 ○議長(中井孝紀さん) 松本議員。 ○3番(松本義裕さん) 分かりました。  それと、久御山学園として取り組まれている中で、やはり学力向上も必要となりますが、学力向上に向けて、3小学校1中学校の連携をどのように図られていますか。また、足並みはそろっていますか、お聞かせください。 ○議長(中井孝紀さん) 星野課長          (学校教育課長星野佳史さん自席答弁) ○学校教育課長(星野佳史さん) 久御山学園教育研究会の研修会では、学力調査の結果の分析について園小中の教職員で共有しております。  また、各こども園、各学校では言語力を育成するために、書く活動を重点的に行ったり、自己指導能力を育成するために児童会・生徒会活動を積極的に行ったりするなど、各こども園、各学校の子供たちの実態をもとに様々な取組を行っています。具体的な取組は、必ずしも各施設で同じではございませんけれども、育成したい力であります言語力と自己指導能力は同じでございまして、足並みをそろえて取り組んでいるところでございます。 ○議長(中井孝紀さん) 松本議員。 ○3番(松本義裕さん) それと、学力向上部では、主体的・計画的に学習に向かえる児童・生徒の育成を目指して、自主学習の取組をされています。  そんな中、中学校の定期テスト期間を久御山学園ウィークと設定して、家庭学習の習慣を定着させるために、各校で取り組まれていますが、例えばどのような取組をされていますか、お聞かせください。 ○議長(中井孝紀さん) 星野課長          (学校教育課長星野佳史さん自席答弁) ○学校教育課長(星野佳史さん) 久御山学園ウィークは、家庭学習が意欲的に行えるよう、啓発をしている取組でございまして、これまでも年3回行ってまいりました。例えば、小学校では、学年、学級の実態に応じて、自分が取り組みたい学習を行うように促したり、中学校では、定期テストに向けて自身が不安なところや苦手なところを重点的に行うなど計画的に学習することを促すことや、放課後学習会を実施したりしております。 ○議長(中井孝紀さん) 松本議員。 ○3番(松本義裕さん) そのような取組の中、自主学習で目指す子供たちの姿ということで、各学年に合わせて目標を設定されています。例えば、小学校低学年では、自分から学習することができる。中学年では、自分に合ったテーマを選び、計画的に学習を進めることができる。高学年では、自分の得意、不得意を捉え、工夫して学習を進めることができる。また、中学生では、将来の目的を持って、自分で学習を進めることができるといった、成長に合わせた適切な目標を設定されています。  ただ、小学校中学年3・4年生には、自分に合ったテーマを選び、計画的に学習を進めることができるという目標を設定されていますが、主体的・計画的に学習に向かえる児童の育成には必要な目標かもしれませんが、3・4年生にとって、なかなか難しい目標だと思いますが、実際、どのように取り組まれているのですか、お聞かせください。 ○議長(中井孝紀さん) 星野課長          (学校教育課長星野佳史さん自席答弁) ○学校教育課長(星野佳史さん) 議員御指摘のとおり、中学年3・4年生の目標につきましては、自分に合ったテーマを選び、計画的に学習を進めることができるになっており、子供たちにとってはやや抽象的で難しく感じるかもしれません。4年前に発行させていただきました「久御山学園 自主学習の取組」というリーフレットには、自主学習メニュー例として、基礎と発展の2つを掲載していることや、中学年に限らず、小学校では学級担任がどんな学習方法があるのかということを紹介したり、学校全体でゲーム性のある方法を取り入れたりするなど、子供たちが意欲的に取り組めるように工夫をしておるところでございます。 ○議長(中井孝紀さん) 松本議員。 ○3番(松本義裕さん) それと、以前、新聞報道であったのですが、全国学力テストの児童・生徒アンケートで、新聞を読む頻度とテスト結果を文部科学省が分析したところ、よく新聞を読む子供のほうが、平均正答率高いとの結果が出たということでした。実際、直接結果に表れたのではないかもしれませんが、新聞を読むことは、無駄なことでもなく、学力アップ、言語力の育英にも効果があると思いますが、何か新聞を活用した取組はされていますか。 ○議長(中井孝紀さん) 星野課長          (学校教育課長星野佳史さん自席答弁) ○学校教育課長(星野佳史さん) 御指摘のとおり新聞を読むということで、数多くの言葉を知ったり、知識を得たりすることなどができます。各校子ども新聞等を配備をしておりまして、児童生徒は自由に読めるようになっております。  言語力を育成するための取組といたしまして、子ども新聞の内容とリンクしたワークシートを活用したり、新聞を活用する以外にも、読み聞かせや一斉読書の時間を設けたり、短文の文章問題を行ったり、読み聞かせを行ったりと、各こども園各学校、様々な取組を積極的に行っておるところでございます。 ○議長(中井孝紀さん) 松本議員。 ○3番(松本義裕さん) 次に、心の教育部の取組について、お聞きいたします。  心の教育部では、挨拶に関する取組を推進されています。そんな中、①学校内だけではなく、地域も含めたコミュニケーションの活性化を図る。②豊かな人間関係を築く。③明るく、安全・安心な環境をつくるという3つのことをねらいとして、中学校の生徒会本部役員や部活動の部長たちが、母校の小学校に出向いて、児童会の子供たちと合同であいさつ運動を行ったり、子供たちが考えたあいさつ標語をのぼり旗にして掲げられています。  中学生の子供たちも、どうすれば挨拶がしやすいのかなどを考え、表情をにこやかにしたり、目線を合わすために、前かがみになるなど、子供たちも考えながら、工夫をして取り組んでおられますが、実際、久御山学園として、あいさつ運動を行うことで、どのような成果が出ていると考えておられますか。 ○議長(中井孝紀さん) 星野課長          (学校教育課長星野佳史さん自席答弁) ○学校教育課長(星野佳史さん) あいさつ運動では、中学生が小学校やこども園に足を運び、小学校では小学生と一緒に挨拶をしております。議員、御紹介されたように、どうすれば園児が怖がらないだろう、小学生はどうすれば挨拶を返しやすいだろうなど、コミュニケーションの取り方などを生徒同士で考えて取り組んでいるところでございます。  久御山中学校の生徒が、あいさつ運動という場面を通じて相手の気持ちになって考える力やコミュニケーション力など、非認知能力の育成が図れていること。また、特に久御山中学校の多くの生徒は積極的に挨拶できることなどが成果として挙げることができるというふうに考えております。 ○議長(中井孝紀さん) 松本議員。 ○3番(松本義裕さん) 私も登下校時に、佐山小学校周辺で見守り運動をさせていただいています。正門や校門で、児童会の子供たちも大きな声で挨拶をされていますし、登下校中の子供たちも大きな声で挨拶をしてくれていますので、成果は出ていると思います。しかし、その反面、全く見向きもしない子供さんもおられます。大人でも挨拶ができない人がいる中、全員に挨拶を求めることは難しいのかもしれません。  ただ、あいさつ運動を行っているからそれでいいというものでもなく、挨拶がなかなかできない子供たちにこそ、挨拶することで得られることや、挨拶の効果も含めた根本的なところを教えていくことが大切だと思いますが、その点はどのようにお考えですか。 ○議長(中井孝紀さん) 星野課長          (学校教育課長星野佳史さん自席答弁) ○学校教育課長(星野佳史さん) 実際に、挨拶が苦手な児童生徒がいることも承知いたしております。  挨拶は良好なコミュニケーションを図る上で、重要な手段だと捉えておりますので、学校では児童会や生徒会が中心となって挨拶の大切さを考え取り組んでおります。  しかしながら、挨拶ができないからという見方をするのではなく、誰しも得意なこと苦手なことがあることも理解いたしまして、声に出して挨拶することが苦手でも、笑顔を見せてくれたりとか、あとそれから気持ちが晴れずに下を向きがちな子供が顔を上げて目を合わすことをしてくれたりするだけでも心は通うものだというふうに考えておりますので、挨拶を返すことが苦手な相手にも、温かく声をかけることを大切にしていきたいというふうに考えております。 ○議長(中井孝紀さん) 松本議員。 ○3番(松本義裕さん) 実際、見ず知らずの外部の人に挨拶をしにくいと思います。  では、学校内での挨拶については、どのような状況ですか。また、専門部会では、そのような状況について、共有したり、協議はされていますか。 ○議長(中井孝紀さん) 星野課長          (学校教育課長星野佳史さん自席答弁) ○学校教育課長(星野佳史さん) こども園、学校内では、登園お迎え時や登下校時には子供たち同士で、おはようやバイバイ、また明日ねや教職員とも、おはようございますなど元気に挨拶を交わしている様子をよく目にします。外部からの訪問時にも、子供から挨拶してくれることがあったり、こちらが挨拶したら明るく返してくれたりということをしています。  また、部会のほうでもあいさつ運動当日の様子などを振り返り行っているところでございます。 ○議長(中井孝紀さん) 松本議員。 ○3番(松本義裕さん) 次に、生活・健康部の取組について、お聞きいたします。  生活・健康部では、平成28年度に保育所、幼稚園、小中学校で、共通の生活点検を行われ、主に子供たちの就寝と起床時刻の実態について調査されました。調査結果からも、生活リズムが夜型になり、睡眠時間が不足していることが分かりました。  そんな中、生活・健康部では、発達段階に応じた睡眠時間、家庭での過ごし方など、心身の健康増進について、啓発・指導を行うということでしたが、どのような取組をされましたか。 ○議長(中井孝紀さん) 星野課長          (学校教育課長星野佳史さん自席答弁) ○学校教育課長(星野佳史さん) 生活・健康部では、こども園・小学校・中学校で行っている生活点検の振り返りを行っております。その結果等を踏まえ、規則正しい生活習慣を確立するためにリーフレットを作成して、こども園から中学校までの御家庭に配付したり、睡眠の特集を広報くみやまに掲載したりして、規則正しい生活習慣についての啓発を行ってまいりました。  また、家庭生活は各家庭の環境が影響しますが、子供自らが規則正しい生活習慣を意識できるように、睡眠を題材とした絵本の読み聞かせや睡眠時間と学力との関係についてなど、学齢に応じた指導を行っているところでございます。 ○議長(中井孝紀さん) 松本議員。 ○3番(松本義裕さん) リーフレットの配布等啓発はされているということなんですけども、その後の調査でも、特に子供たちの睡眠時間が不足しており、子供たちの脳と身体の発達のためにも睡眠時間は、十分に確保することが必要です。目安として、幼児で10から12時間、小学生低学年で9から10時間、高学年で8から9時間、中学生で7から8時間必要とまとめておられますが、実際どのような状況でしょうか。 ○議長(中井孝紀さん) 星野課長          (学校教育課長星野佳史さん自席答弁) ○学校教育課長(星野佳史さん) 町内の子供たちの睡眠時間につきまして、平成28年度から令和2年度までの調査の推移を見てみますと、子供の学齢に応じた理想的な睡眠時間が確保できている割合は、平成28年度は34.6%、令和2年度は41.2%と徐々に上昇していることが分かります。  しかしながら、まだ50%以上の子供たちの睡眠時間が理想的な睡眠時間とされる時間に届いていないということも課題となっております。 ○議長(中井孝紀さん) 松本議員。 ○3番(松本義裕さん) 今、答弁でもありましたけども、なかなか規則正しい生活が遅れていないのが現状であります。そういった課題について、学校だけでなく、地域や各家庭でも考えましょうと言われていますが、学校ではどのようなアクションを起こされたのか、お伺いいたします。 ○議長(中井孝紀さん) 星野課長          (学校教育課長星野佳史さん自席答弁) ○学校教育課長(星野佳史さん) こども園や学校では、生活点検の結果を基にお便りを発行したり、学級懇談会や個人懇談会等での話題にしたりして、保護者の皆様へ啓発を行っているところでございます。  また、地域の皆様は、先ほどお答えしたように、広報くみやまで啓発をしてきました。規則正しい生活リズムを習慣づけるために大切にしていることや取り組んでいることを地域の皆様にも理解をしていただき、みんなで見守っていただきたいとこういうふうに考えております。 ○議長(中井孝紀さん) 松本議員。 ○3番(松本義裕さん) 次に、家庭生活スタンダードの内容において、なかなか家庭での子供たちの行動について、注視もできませんし、拘束もできませんが、久御山学園として取り組まれている以上、家庭で規則正しい生活ができているのかどうか、保護者の方と共有する必要があります。  以前から、こども園では、保護者に対して、小中学校では児童生徒に対して、生活点検のアンケートを実施されています。そんな中、小中学校では、子供たち自らがアンケートに答えており、内容や結果について、保護者と学校との情報の共有ができていないように感じます。  やはり、家庭での生活、特に睡眠時間とメディアの視聴時間は、保護者にもきっちりと把握していただき、学校と家庭、双方で適切に共有する必要があると思います。実際、保護者との間に、共有はできているのか、お伺いいたします。 ○議長(中井孝紀さん) 星野課長          (学校教育課長星野佳史さん自席答弁) ○学校教育課長(星野佳史さん) 毎年、こども園・小学校・中学校では生活点検を行っておりまして、睡眠時間やメディア視聴等の結果につきまして、小学校では、保護者から子供へのメッセージ欄を設けるなど、子供を見守っていただく工夫を行い、保護者の皆様と共有化を図っております。
     学校からは、子どもに向けた保護者のメッセージが、肯定的な言葉に変わってきたというふうに上がってきております。 ○議長(中井孝紀さん) 松本議員。 ○3番(松本義裕さん) 実際、規則正しい生活を送れていない部分については、保護者の皆さんにも指導してもらうことが必要だと思いますが、対応はどのようにされていますか。 ○議長(中井孝紀さん) 星野課長          (学校教育課長星野佳史さん自席答弁) ○学校教育課長(星野佳史さん) 先ほども答弁させていただきましたけれども、学級懇談会や個人懇談会の機会に啓発を行っております。生活点検の結果から早急な改善が必要な場合につきましては、保護者に直接連絡を行い、改善を促すこともございます。 ○議長(中井孝紀さん) 松本議員。 ○3番(松本義裕さん) 次に、総務部の取組について、お伺いいたします。  総務部では、広報活動や教職員研修、また、これからの時代を担う子供たちが迎える情報化やグローバル化など多様化していく社会に対応できる力や、自分で課題を解決し、道を切り開いていく力を身につけるために、様々な取組が行われ、各校種間で完結しない、一人の子供の未来を作っていく、連続した学びを追及されています。  例えば、こども園と小学校、小学校と中学校との滑らかな接続を目指して、園小接続や小中接続、小学校間における指導の共有化を図る小小連携に取り組まれており、こども園の年長児と小学校低学年の児童や5年生と交流をし、園児に対しては、小学校への入学が待ち遠しく感じ、興味を持つことができ、また、小学生には思いやりやリーダーシップが自然と身についてきます。また、小学校の6年生は、中学校の体験入学を通して、授業や部活動を体験し、入学への期待を膨らませられますし、中学生にとっては、年上であることを自覚し、自尊感情を高めることができます。子供たちにとっては、興味も膨らみますし、画期的な取組だと思います。その中で、小小連携における取組については、どのような内容がありますか。また、そのことで、どのような効果があると考えておられますか。 ○議長(中井孝紀さん) 星野課長          (学校教育課長星野佳史さん自席答弁) ○学校教育課長(星野佳史さん) 総務部のほうが企画しております小小連携につきましては、教職員の連携となります。異なる学校の各学年の担任が集まって学年会を行い、教科指導の進め方の工夫についてや特別活動の進め方など、様々な意見交流をいたしております。特に各学校、単学級の担任にとっては、指導する内容が同じ教職員と意見交流ができることで、自身の授業の引き出しが増え、工夫改善につながるという効果がございます。  また、総務部が担当していることではございませんけれども、小小連携といたしましては、修学旅行の3小学校合同実施や、新型コロナウイルス感染症の影響で実施はできておりませんけれども、陸上交歓記録会などがございます。 ○議長(中井孝紀さん) 松本議員。 ○3番(松本義裕さん) 小小連携については理解いたしましたが、では逆に、園小接続、小中接続における教職員同士の取組としては、どのような内容と見ていますか。 ○議長(中井孝紀さん) 星野課長          (学校教育課長星野佳史さん自席答弁) ○学校教育課長(星野佳史さん) 園小接続や小中接続では、旧担任が進学した学校の授業参観を行いまして、新担任と児童生徒についての意見交流を行っております。  また、園小接続では、アプローチカリキュラムやスタートカリキュラムを作成をいたしまして、新入生がスムーズな小学校生活をスタートできるように取り組んでいるところでございます。  さらに、各小学校区の年長児と5年生の園小交流や、立地条件の利点を生かして行っている東角小学校区の園小絵本交流などを、コロナ禍ではありますが工夫して行っておるところでございます。そういった取組を行うときには、有意義な交流となるよう、担任等で打合せを行っておるところでございます。 ○議長(中井孝紀さん) 松本議員。 ○3番(松本義裕さん) では次に、先生同士の情報の共有について、お伺いいたします。  こども園の先生方は、町職員ということで3園内での移動となりますので、情報の共有や交流することで効果があると思いますが、小中学校の先生方は、通常3年から5年ぐらいで他市町村への移動も考えられます。  そんな中、新たに赴任された先生方にも、久御山学園の取組について、きっちりと把握していただき、共有する必要がありますが、その点について、どのように対応されているのですか。  それと、先生方の入れ替わりに伴う課題は発生していないのでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(中井孝紀さん) 星野課長          (学校教育課長星野佳史さん自席答弁) ○学校教育課長(星野佳史さん) 本町に赴任した教職員には、久御山学園についてや久御山学園教育研究会について理解してもらうのは重要なことでございますので、毎年春に、久御山学園教育研究会の研修会を行いまして、説明を行っております。  また、各専門部や総務部で行っていることについて、各こども園や各学校内での研修会等で説明を行ったり、教職員同士が気軽に質問できる雰囲気を作って交流をしたりしています。  課題といたしましては、新転任教職員に対してだけではなく、専門部会には各園校の担当者のみの参加となることから全教職員への共有化が挙げられます。これに対し、先ほどお答えしましたように、各園校では職員会議や研究会等での共有に努めているところでございます。 ○議長(中井孝紀さん) 松本議員。 ○3番(松本義裕さん) 先ほどの家庭での生活についてのところでもありましたし、従来から言われていることですが、学校だけでなく、家庭や地域の皆さんで取り組むことで、効果が増大すると思います。  そこで、現在、久御山学園の取組を行うに当たり、どのような方法で皆さんにも関わっていただき、子供たちを後押ししようとしているのですか。 ○議長(中井孝紀さん) 星野課長          (学校教育課長星野佳史さん自席答弁) ○学校教育課長(星野佳史さん) まずは、こども園や学校では、保護者の皆様と連携を密にしまして、同じスタンスで子供を受け止め、ほめて、励ますことなど、一緒に応援することが重要だというふうに考えております。  また、各学校には、学校運営協議会をはじめとする地域の大きな支えや、こども園・学校にはPTAという温かい支えがあり、こども園・学校だけでなく、家庭も地域も一丸となって子供たちを支えていくことが重要だというふうに考えております。 ○議長(中井孝紀さん) 松本議員。 ○3番(松本義裕さん) 次に、内発的動機づけについて、お聞きいたします。  昨年度、久御山学園全体研修会をリモートで開催され、同志社女子大学の教授の講演の中で、学びにおける自己決定、達成動機、知的好奇心といった、内発的動機づけ、内面から沸き起こる興味・関心・意欲が動機づけられている状態のことですが、その事が大切であると言われていますが、内発的動機づけをするためには、具体的にどのような取組が必要と考えられていますか。また、子供たちにとって、どのような効果が表れると思われるのか、お伺いいたします。 ○議長(中井孝紀さん) 星野課長          (学校教育課長星野佳史さん自席答弁) ○学校教育課長(星野佳史さん) 内発的動機づけとは、簡単に言うと、子供たちが自らやってみたいと思うように、仕掛けることだというふうに考えております。子供たちのやってみたいという気持ちが、主体的・対話的で深い学びにつながります。  さらに、やってみたいから、もっとやってみたいに変わると、こんなことができないかなという工夫改善を自ら行うようになっていきます。  子供たちのこのような意欲が、非認知能力や数値で図ることができる認知能力の向上という効果につながるというふうに考えております。 ○議長(中井孝紀さん) 昼食時間になりますが、会議を続行いたします。  松本議員。 ○3番(松本義裕さん) 最後に、久御山学園の大きな目標として、中学3年生の希望進路の実現と掲げられていますが、どのような思いでうたわれているのか、お伺いいたします。 ○議長(中井孝紀さん) 内田教育長          (教育長内田智子さん自席答弁) ○教育長(内田智子さん) それでは、松本議員の質問にお答えいたします。  今年度「生きる力」を「たくましくしなやかに生き抜く力」へと一部変更いたしましたけれども、昨年度まで、教育委員会は、教育の基本方針の具体的方策といたしまして『「久御山学園」を核とした「生きる力」の育成』を掲げてまいりました。そのサブタイトルといたしまして「中学3年生の希望進路の実現」という表現がございます。  久御山町の基本方針を実現するために、教育委員会は、学校・保護者・地域の一体的な教育を具体的に推進するための組織として、久御山学園を設置いたしました。この組織の特色を十分活用いたしまして、15年という長い年月をかけて、学力の基盤となる「言語力」とたくましくしなやかに生き抜く力の基盤となります「自己指導能力」の基礎的な資質を身につけさせるとともに、それらを下支えする非認知能力を育成をすることを目指しております。サブタイトルにあります「中学3年生の希望進路の実現」は、たくましくしなやかに生き抜く力を身につけた子供たちが義務教育を終えるまで、一人一人が将来に対し夢を持ち、自己実現を目指し、希望進路に向かって、前向きな挑戦が続けられるように地域・保護者・学校が一体となって支えていく決意の表れというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(中井孝紀さん) 松本議員。 ○3番(松本義裕さん) 今、教育長の答弁を頂きましたけれども、目標に込められた熱い思いについては理解いたしました。ただ、私の私見となりますが、中学3年生の希望進路の実現と掲げられる以上、人生の中間チェック的なものになると考え、数値目標を設定し、検証する必要があると思います。検証しなければ、久御山学園としての取組が適切であったのか、それとも効果がなかったのか、判断もつかないと思います。目標が、例えば、将来に向けた人間形成の実現とかだったら、数値目標を設定する必要がないのかもしれません。  ただ、何回も言いますが、中学3年生の希望進路の実現といわれる中で、中学3年生の段階で、希望する進路に進めたと判断することは難しく、その目標を設定することが適切なのかどうかという疑問があるのも事実であります。その点について、どのようにお考えですか。 ○議長(中井孝紀さん) 内田教育長          (教育長内田智子さん自席答弁) ○教育長(内田智子さん) 先ほど答弁させていただきましたとおり、サブタイトルにございます「中学3年生 希望進路の実現」につきましては、議員が御指摘のように、中学校3年生の希望の進路を実現するという、狭義な意味ではございません。久御山学園を核とした「たくましくしなやかに生き抜く力」の育成が主たる方策でございますので、中学3年生での希望進路の実現の数値化については考えておりません。  今回は、大変詳しく御質問頂きましたことで、教育委員会の思いをお伝えする機会を頂きまして、本当にありがたく思っております。サブタイトルにつきましては、教育委員会の意図が十分伝わりますように御助言を頂いておりますことを考慮いたしまして、伝わりやすい表現の工夫を検討してまいりたいと考えております。  今後も本町の子供たちが、人や社会とつながって自立した心豊かな人間に成長できますよう地域・保護者の皆様の御理解・御支援をよろしくお願いしたいと思います。  以上です。 ○議長(中井孝紀さん) 松本議員。 ○3番(松本義裕さん) 長い年月をかけて取り組まれている久御山学園ですが、久御山学園の取組については、子供たちが園小中学校に通われている保護者の皆さんでさえ、ほとんど理解されていないのが現状です。  久御山町以外の人にすれば、小中一貫校というイメージを持たれていることも事実であります。  今回、質問することにより、教育委員会を中心に、学校やこども園の教職員の皆さん、また、保護者、地域の皆さんが、一貫校以上に、町全体を学園と見立て、子供たちの未来のために取り組んでいただいていることを十分認識させていただきました。  ただ、久御山町としても、コンパクトな町の利点を生かして、すばらしい取組を行われていますので、ただ、住民の皆さんに対しての周知がホームページや広報くみやまに掲載されている程度と認識しています。もっと住民の皆さんに発信していただき、私も含めた大人たちが、子供たちが、将来たくましくしなやかな大人になれるよう努めていかなければならないと、改めて実感いたしました。  そんな中、以前、研修会でお話しされていたのですが、よくできる子とよくできた子の違いについてです。よくできる子とは、学力や運動など、能力に優れている子で、よくできた子とは、性格や行動も含めて、周囲から信頼される子だと私は理解しています。  よくできる子も必要と考えますが、よくできた子を一人でも多く育てられるように、今後も久御山学園の取組を充実させていただきたいと思います。  以上で、私の質問を終了いたします。          (松本義裕さん議席へ) ○議長(中井孝紀さん) これより昼食休憩に入ります。午後1時10分から再開いたします。                午後 0時05分 休憩              ――――――――――――――                午後 1時10分 再開 ○議長(中井孝紀さん) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。  5番、中野ますみ議員。          (中野ますみさん登壇) ○5番(中野ますみさん) 5番、日本共産党議員団、中野ますみです。通告に従いまして、一般質問を一問一答方式で行います。  1点目は、住宅改修助成制度創設について。  2点目は、地震対策について。  3点目は、消費税について。  4点目は、インボイス制度(適格請求書)について。  以上、4点行います。  まず、住宅改修助成制度創設について。  新型コロナウイルス感染症の影響により、低迷した地域経済の回復及び町民の住環境の向上を図ることを目的として、町内の施工業者を利用して、住民の改修等を行う方へ、工事にかかる経費の一部を補助する制度の創設を求めます。  以前から、質問をしていますが、答弁では、個人資産に税金は投入できないと、住宅改修助成制度の実現を拒まれてきました。資材や物価の高騰で、中小零細業者は、事業継続を努力しても、価格転嫁もできず、また、地域住民も暮らしに不可欠な電気、ガス、食材・食品等の値上がりで悲鳴を上げています。  そこで、地域内の施工店なら安心であり、なお、改修補助があれば、地域で経済が循環して、安全・安心な改修ができるのではないでしょうか。  だからこそ、住宅改修助成制度創設が必要であると思われます。見解を問います。 ○議長(中井孝紀さん) 本郷産業・環境政策課長          (産業・環境政策課長本郷和典さん自席答弁) ○産業・環境政策課長(本郷和典さん) それでは、中野議員の御質問について、お答えをさせていただきます。  議員御提案の住宅改修助成制度につきましては、住民の住環境向上及び定住の促進、また、地元の住宅関連事業者と地域の活性化を目的に、地元事業者を使った住宅改修、リフォームですね、これをした際に、市町村が、費用の一部を助成する制度を設けている自治体はございます。  しかしながら、地域経済の活性化の観点におきましては、対象が住宅関連の事業者に限られるということとなりまして、ものづくりの町である本町におきましては、様々な業態の企業が操業されている中で、経済効果が一部の事業者へ限定的となることが考えられますので、議員御提案の住宅改修助成制度の創設は、現在のところ考えておりません。 ○議長(中井孝紀さん) 中野議員。 ○5番(中野ますみさん) 今、住宅改修助成制度には、仕事がものづくりの町久御山となっておりますので、いわゆる建築関係、建設関係だけにそういうことをできるということはやらないとお答えいただきました。  以前から、本町の答弁では、個人資産に税金は投入できないと実現を拒まれてきました。しかし、京都府内の自治体で9つの自治体が創設してきました。本当に、本町での創設を求めます。お答えください。 ○議長(中井孝紀さん) 本郷課長
             (産業・環境政策課長本郷和典さん自席答弁) ○産業・環境政策課長(本郷和典さん) 創設についてということでございますけども、本町におきましては、繰返しになりますけども、経済効果が一部の事業者へ限定的となることが考えられますので、議員御提案の住宅改修助成制度の創設は考えておらないところでございます。 ○議長(中井孝紀さん) 中野議員。 ○5番(中野ますみさん) 今も限定できないということを聞きました。  昨今では、高齢者の二人暮らし、改修を考えているが、不当な工事の請求をされ、詐欺まがいに遭わないか、また、地域の施工店なら安心です。バリアフリーをつけたいが、介護保険が使えない、しかし生活には不安がある。改装補助があれば、地域で経済が循環して、安全・安心な改修ができるのではないでしょうか。だからこそ、やはり一定といいますか、偏った1つの仕事に補助を出すことはできないと、今もお聞きしましたが、高齢者と地元の業者さんのそういうバランスを考えて、もう一度お答えいただきます。 ○議長(中井孝紀さん) 本郷課長          (産業・環境政策課長本郷和典さん自席答弁) ○産業・環境政策課長(本郷和典さん) 御質問のことですけども、再度繰返しになってございますけども、地域経済の活性化のその観点においては、関連事業者が限られてしまうということもございまして、創設は考えていないところでございます。  ただ、制度につきましては、現在、住宅の改修に係る既存の制度、こちらにつきましては、高齢者を対象とした助成事業、また、介護保険サービスによる住宅改修、耐震改修への補助というそれらの制度がございますので、これらの制度を御活用頂くことを、検討いただければというふうに思います。 ○議長(中井孝紀さん) 中野議員 ○5番(中野ますみさん) 1つ前に戻りますが、私、よく考えましたら、建設業、建築業のみが潤うのではないんです。それをするがために、したために、冷蔵庫も買う。花屋さんにも行く。やはりいろんな商売が回っていくと思うんですが、それは無理やということもお聞きしました。  それでは、平成29年4月に、久御山町建築物耐震改修促進計画を作成しております。  リフォームに併せた耐震改修の誘導として、京都府と連携して、相談窓口を設置するとともに、リフォーム事業者等の連携のもと、住宅設備のリフォームやバリアフリー等、ほかの目的の改修の機会に、耐震改修を併せて実施するよう誘導しますと、説明をしております。  文章は、省きますが、本町の計画をうたっています。これは、やはり住宅リフォームを住民さんに手助けをするというか、助けるという、今お聞きしました、今答弁頂いた、そういう制度とは違うんですか。 ○議長(中井孝紀さん) 答弁お願いします。質問内容分かりませんか。  森山総務部長          (総務部長森山公雄さん自席答弁) ○総務部長(森山公雄さん) 中野議員の御質問にお答えします。時間かかって申し訳ございません。  今おっしゃったのは、久御山町建築物耐震改修促進計画のことでございますか。  平成29年4月に、本町も計画策定しまして、これに基づいて、地震災害等に対応するために、建築物の耐震改修促進計画ですので、耐震改修のほうを進めて、計画して、進めていっています。あらゆる手段を講じて、例えば、地震ハザードマップを作成するとか、相談体制を整備するとか、今おっしゃったリフォームに併せた耐震改修の誘導とか、自治会との連携とか、そういうことをうたっております。  その中で、リフォームに併せた耐震改修の誘導、ここを取り上げられたのかと思います。本町のほうでも、建築士協会のほうとも連携取って、相談を受ける中で、例えば、校区の防災訓練のときに、相談ブースを設けまして、リフォームだとか、耐震改修の相談を受けて、耐震診断や改修につながるように、誘導しているところでございます。 ○議長(中井孝紀さん) 中野議員。 ○5番(中野ますみさん) 今、私が質問しましたのは、地震なりの耐震のほうが主になっているのかなと思いますけれども、私もこれを読ませていただきまして、増改築やリフォームに併せて改修することがコストや手間を軽減できるということを強調する等より耐震改修の促進に努めます。耐震改修の促進を進めているんですが、やはり、手間をコストや手間が軽減できるという言葉は、私が今質問しております住宅改修リフォーム制度と一緒ではないんでしょうか。 ○議長(中井孝紀さん) 森山部長          (総務部長森山公雄さん自席答弁) ○総務部長(森山公雄さん) そうですね。この計画の中に増改築やリフォームに併せて改修することがコストや手間を軽減できるということを強調する等により、耐震改修の促進に努めますというふうにうたっております。ここに書いてあるとおりで、何とか結構補助金もありますけど、自己負担もかかるもんですし、耐震診断、改修につなげようと思いましたら、そういうリフォームするとか、増改築するタイミングを捉えて、耐震改修のことも進めていきたいという思いで、この計画をつくられているものでございます。 ○議長(中井孝紀さん) 中野議員。 ○5番(中野ますみさん) 住宅リフォームのほうは、私もまだまだ納得ができないんですが、次の地震対策について、質問をさせていただきます。  今年3月末以降、京都南部ではマグニチュード4を超える地震が発生しております。気象庁は、強い揺れに備えるように注意喚起をしています。自然災害では、地震が危険度ワースト1になっております。緊急地震速報でも震源に近いところでは、速報が間に合わないこともあります。  1つ、京都府や国の調査結果によると、宇治川断層では震度6で、被害想定、死亡者1200人、久御山町で10人、全半壊5万6700件、本町で1460件と、調査結果で出ています。  耐震診断・耐震改修の助成制度の利用件数が低いんではないかと見ておりますが、見解を問います。 ○議長(中井孝紀さん) 岡井総務課長          (総務課長岡井和久さん自席答弁) ○総務課長(岡井和久さん) では、中野議員の御質問について、お答えいたします。  本制度、この木造住宅の耐震改修の制度は、木造住宅の耐震性の向上を図り、住民の生命を守るため、昭和56年5月31日以前に着工された木造住宅の所有者からの申請により、耐震診断士を派遣して耐震診断を行い、耐震診断後において、木造住宅の耐震改修を実施する方に、耐震改修費用の補助を実施することで、震災に強いまちづくりを推進するものでございます。  耐震診断後の本格改修・簡易改修を合計した改修補助の利用件数ですが、平成29年度は4件、平成30年度は10件、令和元年度は6件、令和2年度は3件、令和3年度ではゼロ件であり、このほかにも耐震診断の助成制度を利用されたものの、改修にまで至らなかったものもございました。  ここ2年は、コロナ禍において感染対策への影響も受けて、耐震診断士の派遣などが敬遠された傾向もありましたが、今年度は既に申請頂いている方や窓口などで問い合わせも頂いるところであり、南部の市町村の利用状況を見ましても、同様の傾向であることから、本町の利用が少ないとは認識しておりません。  住宅の改修は所有されている方にとりましても、改修するために多額の費用を要しますが、今後におきましても、改修の必要性を丁寧に説明をしながら、啓発に努めてまいります。 ○議長(中井孝紀さん) 中野議員。 ○5番(中野ますみさん) 今、お聞きしました。やはり回収件数が1年1年と少なくなっていく、それは、やはりこの住民の側にそういう意識があるのか、地震が怖いというものを分かるようにしない行政のほうの責任なのか分かりません。  今、お聞きしました中で、診断を受けたが、改修しなかったという、そういう御注文といいますか、方は、それは、改修の段階までいかなかったのか、経済的な理由なんかでお辞めになったのか、教えてください。 ○議長(中井孝紀さん) 岡井課長          (総務課長岡井和久さん自席答弁) ○総務課長(岡井和久さん) 耐震改修、多額の費用かかりますので、経済的な理由というところで、改修に至らなかった方もあるのではないかという推測はできます。全ての方に理由をお聞きしているわけではございませんので、ちょっと推測の範囲になりますけれども、そういう方もおられるとは思います。 ○議長(中井孝紀さん) 中野議員。 ○5番(中野ますみさん) 今、個人の方の理由ですので、はっきりは分からないというふうにお聞きしました。  次、本町のブロック塀等対策補助事業は、申請受付が令和5年1月13日までとなっております。しかし、対策補助の継続は、今このように、明朝も地震報道がありました。今のような、このような状態のときほど、まだまだ継続の必要性があるのではないですか。お答えください。 ○議長(中井孝紀さん) 岡井課長          (総務課長岡井和久さん自席答弁) ○総務課長(岡井和久さん) ブロック塀等対策補助金につきましては、1件につき7万5000円を限度として、対象となるブロック塀などの撤去に要する費用の3分の2に相当する額を補助するものでございます。  平成30年度の大阪北部地震での痛ましい事故を受けまして、国や京都府において補助制度を設けて全国的にも取り組まれてまいりました。  令和2年度からは、京都府が一定の啓発ができたとして補助を廃止し、府内市町村の大半が、現在、補助を廃止しております。  本町では、これまで通学路におけるブロック塀等の安全点検を行い、一定の安全対策を講じることができ、他の危険箇所においても、一定撤去が進みました。このことから、本補助を令和4年度で終了といたしますが、ブロック塀等を撤去した箇所に、新たに生け垣を設置する方への補助制度は継続して実施しますので、引き続き、本制度の活用をはじめ、地震等の災害による被害の未然防止に向けて、住民周知も行いながら、取り組んでまいります。 ○議長(中井孝紀さん) 中野議員。 ○5番(中野ますみさん) 今、お答えいただいたことを私もお聞きしたいと思っていた部分もありました。ブロック塀撤去補助の件数もお答えいただきたいと思っておりました。  そして、久御山町は、自治会によって、生活道路が狭く、災害時の密集地道路対策は、どのように考えていらっしゃるというか、どのように防災をしようと思っていただいていますか。そして過去3年の診断改修補助の件数は、申し訳ありません、先ほどお聞きしました、ブロック塀撤去、今、申しました、お願いします。 ○議長(中井孝紀さん) 岡井課長          (総務課長岡井和久さん自席答弁) ○総務課長(岡井和久さん) まず、ブロック塀等対策補助の利用件数、こちらは、平成30年度に創設しまして、令和3年度までで、合計25件となっております。 ○議長(中井孝紀さん) 森山総務部長          (総務部長森山公雄さん自席答弁) ○総務部長(森山公雄さん) それと、町内の道路、密集地といいますか、各道路が狭くなっていたりとか、いろんな状況があるかと思います。本町では、3校区、校区の防災訓練をしていただいている協議会というのを立ち上げていただいて、そこで毎年避難訓練、学校まで避難訓練されていたりとか、また、各自治会では、町内会の危険箇所を点検したりとか、どこにそういう危ない箇所があるかとか、そういう点検もしていただいておりますので、まだまだ十分ではないかもしれませんので、今後もそういうことも必要だということで啓発してまいりたいと思います。 ○議長(中井孝紀さん) 中野議員。 ○5番(中野ますみさん) 令和3年10月1日現在、府下自治体住宅耐震化率の状況及び目標では、令和7年に目標95%としていますが、平成20年に70%としかなっておりません。近隣市町村と比べますと、とても久御山町は低く、耐震化の遅れはどうでしょうか。  今、ブロック塀のこと、通学道路のこと、決して防災のほうも怠っていないような答弁でしたが、令和3年に出ております、府下自治体耐震化率、久御山はとても悪いです。お答えください。 ○議長(中井孝紀さん) 岡井課長          (総務課長岡井和久さん自席答弁) ○総務課長(岡井和久さん) 耐震化率、平成20年に、本町70%、これは推計ですけれども、ということで、京都府が数字出しておりますけれども、平成20年大分古い数字なんですけど、直近の耐震化率というのが、数字的にちょっと出せておりませんので、これが今どうなっているかというところが、ちょっとまだ把握しきれてないところがあるんですけれども、令和7年に目標が95%ということで、数字出ておりますので、それに向けた形で、住民さんへの啓発をまたあらゆる場面でしてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(中井孝紀さん) 中野議員。 ○5番(中野ますみさん) 今、結果出ていないようでまた、とお聞きしました。  確かに、表で、京都府が出しております久御山町は、耐震化がとっても遅れているという結果と。  もし、地震があった場合、本町の被害想定は出ていますか。あればお答えください。  そして、先ほどもお聞きしましたが、通学路の倒壊の危険のあるブロックなどの調査、所有者への警告はできているんでしょうか。 ○議長(中井孝紀さん) 岡井課長          (総務課長岡井和久さん自席答弁) ○総務課長(岡井和久さん) 久御山町で予想される被害、こちらは、今ハザードマップ、この前3月に改定したハザードマップにも載せておりますけれども、京都府の地震被害想定調査から出ている数字、それぞれの断層が揺れた場合に、どのくらいの被害が出るか、また南海トラフ地震が起こった場合に、どれくらいの被害が出るかというのは、数値予想が出ておりますので、それを基に記載しているところがございまして、被害想定としては、そういった形で京都府から頂いたものでございます。 ○議長(中井孝紀さん) 中野議員。 ○5番(中野ますみさん) ハザードマップで、いざ地震が起きれば、すぐどこに逃げたらええかというまでに、やはり、今お聞きしました通学路、そういうところの位置を調査、ブロック塀の撤去とか終わったから、京都府も補助金を取りやめるという、この災害というのは、まして地震ほど怖いものは、いつ起きるか分からないですので、もっと防災のほう、あと補助金の増額など、利用促進を図るような必要があるのではないかと、もしそれが増えれば、やはり住民さんの診断、改修ももっと前向きになるんではないかと、私思いますが。 ○議長(中井孝紀さん) 岡井課長          (総務課長岡井和久さん自席答弁) ○総務課長(岡井和久さん) 補助金の増額というのは、現在、考えておりませんけれども、本格改修のほかにも、簡易改修であったりとか、家具の転倒防止の補助であったりとか、そういったものも御利用いただけますので、こういったものも含めて、啓発をしてまいりたいと考えております。 ○議長(中井孝紀さん) 中野議員。 ○5番(中野ますみさん) 耐震のほう、住民の方、子供、高齢者の方のためにもよろしくお願いします。  それでは、3点目の消費税について、お聞きします。  消費税は、商品の販売やサービスの提供などの取引に対して課税される税であります。消費者が負担し、事業主が給付します。  消費税は、平成元年4月からスタート、当時は3%でした。令和元年には10%へと引き上げられています。  現在、新型コロナ感染症は減少傾向にありますが、中小零細業者の営業は回復しておりません。  そのような中で起こった、原油、原材料等の高騰は、中小零細業者には、とどめを刺すかのごとく、甚大な影響を及ぼしています。  お聞きします。今、経済や暮らしを立て直すため、消費税減税が最も有効な経済対策です。消費税率を5%にするべきではないでしょうか、見解を問います。 ○議長(中井孝紀さん) 臼井税務課長          (税務課長臼井 修さん自席答弁) ○税務課長(臼井 修さん) それでは、中野議員の御質問にお答えいたします。  消費税を5%に減税すべきではという御質問でございますけれども、消費税は、地方交付税の原資となるほか、年金、医療及び介護の社会保障給付や少子化に対処するための施策に要する経費に充てるものとされており、高齢化の進展や子育て環境のさらなる充実に不可欠な社会保障の財源であり、消費税率については、こういった点を踏まえ、国において議論がなされるべきものと考えております。  以上です。 ○議長(中井孝紀さん) 中野議員。 ○5番(中野ますみさん) 消費税というものは、できたときからいまだに変わらず、使い道はこうしていると思っているという答弁しか聞いていないように思いますが、先月、日本共産党京都府議団が、本町の事業所訪問しました。経営者の声をお聞きください。  板金・研磨精密工では、新型コロナで得意先が減った。6か月休業した。材料高騰しても値上げができない。電気工事経営者は、給付金が何度か実施されたが、効果は一時的で限定的。消費税を下げて経済を回復させたほうが、恩恵があると、声が届いています。  訪問で感じたことは、固定費の支援、庶民の懐を温める対策が波及効果のあることを実感したと府会議員団は述べています。  本町は、コロナ禍での事業所への聞き取り調査はできているのですか。地元事業者の声をいかに受け止めていらっしゃいますか、お答えください。 ○議長(中井孝紀さん) 本郷課長
             (産業・環境政策課長本郷和典さん自席答弁) ○産業・環境政策課長(本郷和典さん) 事業者への聞き取りという部分かなと思いますけども、これまで、事業者へは、アンケート調査であったり、また昨年度においては、就域ディレクター事業、その中で、事業者に入り込んで生の声を聞くというような作業もしてございます。  コロナの影響で、確かに打撃を被ったという声ももちろん多くございました。ただ、今は、それから前を向いて、あるいは設備投資をしてというようなことで、何とかやっていくという、そんな声も多くございました。  その事業者への支援という意味では、給付金とか、そういうところではなくて、本町としては、第2期産業振興計画、あるいはアクションプラン、そこに基づいた事業所への支援というものを図っていきたいというふうに考えております。 ○議長(中井孝紀さん) 中野議員。 ○5番(中野ますみさん) 今、減税で13兆円規模の国民負担軽減ができ、即効性のある緊急対策であって、今こそ税率を5%に引き下げるべきであります。この点については、いかがですか。 ○議長(中井孝紀さん) 森山部長          (総務部長森山公雄さん自席答弁) ○総務部長(森山公雄さん) 消費税5%減税のことでございますが、先ほど税務課長が答弁しましたように、消費税は国税でございまして、社会保障の財源ということで、そういう趣旨で課税されているものでございます。国税のことでございますので、町としては答える立場にはないと思います。 ○議長(中井孝紀さん) 中野議員。 ○5番(中野ますみさん) 今度は、私4回目の消費税、3回目かな、質問ですが、いつも国のことですのでという答弁を頂いております。  国のことと思わず、これが、久御山の財源ならと考えて、住民のことを考えてほしいと思っています。  そもそも多くの小規模事業者は、以前よりその商品、サービスに消費税が転嫁できていません。また、強い立場の取引先が、消費税分を値切られています。1989年に消費税が導入されて以来、税率が上がるたびに毎回起こっていることです。この状況を久御山町の事業主の方を見据え、どのように感じていらっしゃいますか。そして、町長は、本町を代表して、国に消費税減税を求めていただくべきです。お答えください。 ○議長(中井孝紀さん) 森山部長          (総務部長森山公雄さん自席答弁) ○総務部長(森山公雄さん) 先ほど来、お答えさせていただいているように、消費税は、高齢化の進展や子育て環境のさらなる充実に不可欠な社会保障の財源でございます。税率の引下げは税の根幹にかかわることでございます。  そして、国において、慎重に議論がされております。本町としては、住民の生活を守るために何ができるかを考えて、実行することが大切であると考えております。  そこで、昨日補正予算を御可決を頂きましたところですが、町住民、事業者、皆さんに、本町独自の水道料金基本料金の全額減免、これを実施させていただきたいと思います。また、補正予算の内容では、国の施策に基づく子育て世帯生活支援特別給付金支給事業、非課税世帯等臨時特別給付金給付事業など各種支援策を着実に実施することにより、生活支援を図ってまいりたいと、そのように考えております。 ○議長(中井孝紀さん) 中野議員。 ○5番(中野ますみさん) あくまでもといいますか、貫いて社会保障のためとお答えいただいています。  しかし、消費税をやめている国は、世界でも62か63か国あり、そして、消費税を減税しよう、5%にと意見書を出している国会議員もおりますし、団体もたくさんあります。本町でも、やはり国政とはいえ、久御山町実態のことを思って考えていただけたらと思います。  次に、インボイスについて、お聞きします。  2023年10月に実施予定の消費税のインボイス制度は、消費税を価格に転嫁できない零細事業者にも課税業者になることを迫っています。  この制度では、事業者間の取引慣行を壊し、免税店制度を実質的に廃止の可能性に追い込むかもしれません。  本町には、1600の事業所があり、大・中・小・零細企業が混在しています。  基幹産業は、農業でありますが、ものづくりのまちとうたっている事業所の事業の継続を支援するべきではないかと。そして今、基幹産業である農業のほうにも、インボイスというものの制度の押しつけといいますか、そのようなことが決まっております。  国内産業の7割を占め、年間売上が1000万円以下の中小零細事業者に深刻な影響を与えるインボイス制度は、中止するべきであると思います。やはり、これも町長の見解をお願いします。 ○議長(中井孝紀さん) 本郷課長          (産業・環境政策課長本郷和典さん自席答弁) ○産業・環境政策課長(本郷和典さん) インボイス制度の関係について、お答えをさせていただきます。  1つ、事業所支援ということであったかと思いますけども、こちらについては、先ほども申し上げましたような産業振興計画アクションプラン、そのようなものに基づいて、支援のほうを図ってまいりたいというふうに考えております。  また、中止を求めるというところでございますけども、こちらも国が導入を決めた制度でございますので、中止、そのようなことを要請するということができる立場でもございませんので、国の動向を見守っていくということでございます。 ○議長(中井孝紀さん) 中野議員。 ○5番(中野ますみさん) インボイス制度も適格請求書というもの、消費税を書き込む請求書・領収書です。やはり、お答えは国が決めたものとお聞きしました。  あとインボイスのこと、久御山町で頑張る事業所へのダメージは計り知れませんが、5件10件と事業所を回って、いいよという業者のお話は聞いたこともありません。  中小零細業者とは深い関係を持つ複数の団体も制度の中止や見直しを求めています。インボイス制度は中止と声を上げることに、お答えを頂き、あと1点、インボイス制度で今悩んでいる団体があります。久御山町にもございますが、シルバー人材センターの会員さんは、久御山町では、京都では珍しく会員さんが多い、働きやすい仕事場のようです。会員さんは、請負契約に基づいて働き、配分金を受け取っています。個人事業主です。配分金が少額であるため、免税事業者となっています。  インボイス制度が導入された場合、会員が課税事業者になるか。シルバー人材センターが会員への配分金に含まれる消費税分を負担するか、いずれかを選択することになります。配分金の平均は少額であること。高齢者が手続を行うには、現実的には無理でありますが、シルバー人材センターが、会員の消費税分を負担する余力はありません。  制度が導入されれば、地域社会に貢献しようと努力している高齢者のやる気、生きがいをそぐことになっています。これでいいんでしょうか。随分働いてきて、今社会参加をし、楽しみながら、やはり経済的にも大変やからと、シルバー人材センターに登録されている方もあります。こういう高齢者まで降りかかることは、やはり町の代表として、町長は、国に対して、中止の声を上げていただくべきではないでしょうか。町長、お答えください。 ○議長(中井孝紀さん) 本郷課長          (産業・環境政策課長本郷和典さん自席答弁) ○産業・環境政策課長(本郷和典さん) 代わって私が答弁させていただきます。  事業者への影響から、やはり中止ということを求めていくべきじゃないかという御質問だったかと思いますけども、これまでも同様の御質問を頂いております。  このインボイス制度については、国が消費税を医療・介護など社会保障費の安定財源として確保するために、税制改革の一環として導入されるものでございます。今後、持続的な財政運営を続けていくために、これは導入が必要な制度であるというふうに認識をしております。  以上です。 ○議長(中井孝紀さん) 中野議員。 ○5番(中野ますみさん) 私、今最後の質問として、信貴町長に答弁をお願いしましたが、産業・環境課の本郷課長から答弁を頂きました。本当に町長の信貴町長は、インボイスに対して、シルバー人材センターまで、久御山町の基幹産業である農業をされる方まで、こういうことが、制度がいくということをやはり考えていただいて、中止をすると声を上げていただきたいと思っております。  これで質問を終わります。          (中野ますみさん議席へ) ○議長(中井孝紀さん) これより休憩に入ります。午後2時5分より再開いたします。                午後 2時00分 休憩              ――――――――――――――                午後 2時05分 再開 ○議長(中井孝紀さん) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。  11番、岩田芳一議員。          (岩田芳一さん登壇) ○11番(岩田芳一さん) 11番、公明党議員団の岩田芳一でございます。通告に従いまして、一般質問を一問一答でさせていただきますので、よろしくお願いいたします。  本日は、1つ目に教育の情報化について、2つ目は、子育て医療費助成制度についてでございます。  まず最初に、教育の情報化について、お尋ねいたします。  文部科学省は、改訂された学習指導要領において、初めて、情報活用能力を学習の基盤となる資質・能力と位置づけ、教科等横断的にその育成を図ることといたしました。併せて、その育成のために必要なICT環境を整え、それらを適切に活用した学習活動の充実を図ることとしており、情報共有や教科等の指導におけるICT活用など、教育の情報化に関わる内容の一層の充実が図られました。  そこで、何点かについて、お尋ねいたします。  小学校6年生と中学校3年生が対象の全国学力調査について、文部科学省は、中3生にパソコンやタブレット端末を使った出題・回答を導入する方針を決めたとのことでございますが、本町においては、タブレット端末を使った回答の準備はできているのか、お聞きいたします。 ○議長(中井孝紀さん) 星野学校教育課長          (学校教育課長星野佳史さん自席答弁) ○学校教育課長(星野佳史さん) それでは、岩田議員御質問の教育の情報化について、タブレットの端末を使った全国学力・学習状況調査の準備の状況について、お答えをさせていただきます。  タブレット端末を使った、いわゆるCBT化される全国学力・学習状況調査は、文部科学省の学びの保障オンライン学習システム(MEXCBTメクビット)を活用して行われます。本町ではそのMEXCBTを活用するためのソフトの登録を行い、今月中旬に中学校で、下旬に小学校で通信テストを行うことが決まっており、順次準備を進めているところでございます。  以上、答弁といたします。 ○議長(中井孝紀さん) 岩田議員。 ○11番(岩田芳一さん) 先ほどおっしゃってましたCBT、これコンピュータを使ったテストのことでございます。このCBTの導入に伴い、国の採点システムを複数開発されていると聞いておりますが、本町としての方針は確定されているのか、また、成果を小中連携させて、調査結果を活用する計画は考えておられるのか、お聞きいたします。 ○議長(中井孝紀さん) 星野課長          (学校教育課長星野佳史さん自席答弁) ○学校教育課長(星野佳史さん) 全国学力・学習状況調査については、令和6年度から中学校の質問紙から始まっていく予定ということのみで、教科の調査の開始時期や、採点システム等についても、現在のところ正式な通知等がきていないこともありまして、本町としての方針は確定できませんが、CBT化によって採点するための時間の大幅短縮や、理解が不十分だった内容や課題に対して、手だてを早く行うことができるというふうに考えております。  また、結果については、これまでも全国学力・学習状況調査などの学力調査の経年比較を行い、本町全体の傾向について、研修会等で共有を行っているところでございます。 ○議長(中井孝紀さん) 岩田議員。 ○11番(岩田芳一さん) 通知がきていないとのことでございますけども、今後、大変なことに、重要なことでもありますので、やはり準備は大切だと考えております。  近い将来、令和2年度に導入されたGIGAスクール構想端末は、バッテリーの劣化におり減価償却の時期を迎えることとなりますけども、町として、予算も含めた更新計画等の策定は進んでおられるのか、状況をお聞きいたします。 ○議長(中井孝紀さん) 星野課長          (学校教育課長星野佳史さん自席答弁) ○学校教育課長(星野佳史さん) 端末の劣化、特にバッテリーが劣化することが考えられますが、現在、保守契約をしておりますアップルケア・サポートで無償対応できることになっておりまして、バッテリーが弱ってきた端末については順次交換を進めてまいります。  また、端末更新につきましては、現在導入から約1年が経過した状況であり、更新計画等、今後、慎重に検討していく必要があるというふうに考えております。 ○議長(中井孝紀さん) 岩田議員。 ○11番(岩田芳一さん) 当然、バッテリーもそうですけども、環境整備もしっかりとそれに加えていきたいと思っておりますし、この新型コロナウイルス感染症のために、前倒しして、国において閣議決定された令和元年度補正予算案において、児童生徒向けの1人1台端末と、高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備するための経費が盛り込まれたわけでございました。引き続き、国の補助金を更新時にも、国・府に対して予算をつけていただくように、要望等を積極的に努力される必要があると考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(中井孝紀さん) 星野課長          (学校教育課長星野佳史さん自席答弁) ○学校教育課長(星野佳史さん) 端末の更新や通信ネッワークの増強が必要になった場合は、やはり多くの費用が必要になってくると考えておりまして、財源につきましては、支援いただけるように、適切な機会を捉えて要望をしてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(中井孝紀さん) 岩田議員。 ○11番(岩田芳一さん) 大変だと思いますけども、やはり町のために努力していただきたいというふうに思っております。  このGIGAスクール構想に併せ、経済産業省の取組として、「未来の教室」プロジェクトが推進されているところでございます。その施策では、STEAM教育、ローマ字でS・T・E・A・Mという、それを総合してSTEAM教育という科学分野を推進する人材育成を展開しておるわけでございます。  STEAMとは、サイエンス(科学)のS、そして、テクノロジー(技術)のT、そして、エンジニアリング(工学)のE、アート(芸術・教養)のA、マス(数学)のMの5つの頭文字を組み合わせた造語でございまして、主には高等学校で推進されているわけでございますけども、この本町におきましても、小学校のプログラミング教育が導入された経過も、この方針に沿ったものと承知しておりますが、本町において、具体的な取組は、どのようなものがあるのか、お聞きいたします。 ○議長(中井孝紀さん) 星野課長          (学校教育課長星野佳史さん自席答弁) ○学校教育課長(星野佳史さん) STEAM教育は、各教科での学習を実社会での問題発見・解決に生かしていくための教科横断的教育でございまして、急激に変化する社会において活躍できる人材を育成するため必要とされています。  現在の学習指導要領の理念を実現するために必要な方策としては、教育課程全体を通した取組を通じて、教科横断的な視点から教育活動の改善を行っていくことが求められております。  例えば、本町の小学校では、修学旅行で平和記念公園を訪問するなど平和についての学習を行っています。総合的な学習の時間を中心に進め、国語科で戦争の関係のある物語や社会科で歴史の事実を学び、さらに校外学習や外部講師から見たり聞いたりして知識や理解を深めています。  このように、教科等横断的に学習したことを通して、幅広く学んだことや感じたことを、身近な生活の問題発見・解決につなげる力の育成を目指して学習を進めております。  プログラミング教育は、そういったSTEAM教育における問題発見・解決の際に求められる分析的な思考力や最適な改善方法を論理的に考えていく力といったプログラミング的思考を育成するために欠かせないものでございまして、学習指導要領に基づき小中学校で必修化されているところでございます。 ○議長(中井孝紀さん) 岩田議員。 ○11番(岩田芳一さん) 答弁頂きましたように、このSTEAM教育は、文系・理系の枠を超えた横断的な学びであり、いろいろな視点から物事を捉え、掘り下げることによって、生徒の学習意欲向上への期待をされておりますことを申しておきます。  1人1台の情報端末が導入されたこともあり、従来のプロセスを反転させた学習スタイルである反転学習が話題となっていると思いますけども、反転学習のスタイルは、一般的に、事前に家庭学習として、授業のポイントを動画で自学させる方法が一般的に周知されているところでございますけれども、本町として、特色ある取組の構想は考えておられるのか、お聞きいたします。 ○議長(中井孝紀さん) 星野課長          (学校教育課長星野佳史さん自席答弁)
    学校教育課長(星野佳史さん) 反転学習というのは、自宅で予習を行って、学校の授業で再度学習をすることでございますけれども、現在のところ積極的に推進するということは行っていないところでございます。  事前に動画を視聴して、学校の学習に臨むことについては、学齢や家庭環境、また予習に適した単元の動画が整っていることなど、課題がございますので、その課題を一つ一つ解決する必要がございます。  タブレット端末を利用した学習の可能性は様々ございますので、本町の子供に合った方法について、反転学習を含め、今後も幅広く研究を行っていく必要があるとこのように考えております。 ○議長(中井孝紀さん) 岩田議員。 ○11番(岩田芳一さん) 今、答弁頂きましたけども、今後とも、また幅広く研究を行っていただきたいというふうに考えております。  京都府教育委員会が行っている「ICT利活用 新しい授業づくりリーダー育成研修会」に参加した教職員が、ICTの効果的な活用方法等、研修会で学んだことを広める役割であるエバンジェリスト、伝道師という意味だそうでございます。このエバンジェリストとして、活躍されていると思います。このエバンジェリストは、IT業界における高度で複雑なIT技術やトレンドを分かりやすくユーザーに伝えていくことを役割としておりますが、本町において、現在の状況はどのような状況なのか、また、京都府教育委員会の施策として、エバンジェリスト1期生が養成され、学校現場で中心的な役割を担って、GIGAスクール構想を推進しているともお聞きいたしますが、本町における状況はいかがでしょうか、お聞きいたします。 ○議長(中井孝紀さん) 星野課長          (学校教育課長星野佳史さん自席答弁) ○学校教育課長(星野佳史さん) 「ICT利活用 新しい授業づくりリーダー育成研修会」には、本町の教職員も第Ⅰ期から参加をしております。この研修会では、クリエイティブな授業を創作することをテーマに、児童生徒の主体的・対話的で深い学びにつながるようなICT機器の効果的な活用について、研修をしております。その研修に参加した教員につきましては、エバンジェリストとして、久御山学園教育研究会の研修会や校内の研修会で自分が学んだことをほかの教職員に対して伝達講習を行っているところでございます。 ○議長(中井孝紀さん) 岩田議員。 ○11番(岩田芳一さん) これからも、伝達講習を充実していただきたいというふうに考えております。  併せて、今年度も本町から推薦されて、エバンジェリスト事業に参加している教員の状況をお聞きいたします。 ○議長(中井孝紀さん) 星野課長          (学校教育課長星野佳史さん自席答弁) ○学校教育課長(星野佳史さん) 今年度は第4期として、久御山中学校の教職員のほうが参加をしております。クリエイティブな授業が行えるようにICT機器について、担当の講師から活用方法を学んだり、他校の教員と定期的にグループワークを実施をしておりまして、ICT機器の活用力を高めておるというところでございます。 ○議長(中井孝紀さん) 岩田議員。 ○11番(岩田芳一さん) 今、答弁頂きましたように、クリエイティブな授業が行えるように、活用をさらに高めていただきたいというふうに考えております。  令和の日本型教育及びGIGAスクール構想においては、公正に個別最適化された学びと協働学習がキーワードとしてうたわれているところでございますけれども、本町における取組状況について、お聞きいたします。 ○議長(中井孝紀さん) 星野課長          (学校教育課長星野佳史さん自席答弁) ○学校教育課長(星野佳史さん) 個別最適な学びについてでございますけれども、学習した内容を定着させるためのデジタルドリルでは、個人の理解度に応じた問題のレベルや問題数を自らが選択して取り組めるようになっております。また、調べ学習をするときには、書籍を活用する、ほかの人に聞くなどに加えて、タブレット端末を活用することも加わりまして、オンライン上にある様々な情報から自分に最適な情報を活用できるようになりました。そして、一人一人の学習上、または生活上の困難さを改善・克服するなど、個別最適化を図っております。  次に、協働的な学びについてでございますけれども、授業を計画にするに当たって、教員は、1人学びの時間と協働的な学びの時間を大切にしております。協働的な学びの時間では、他者の考え方を知って自分の考え方を深めることなどを行っています。タブレット端末を活用することで、個人の考え方をまとめたページを全員に送信することができたり、自分が友達のページを確認するなど、効率的に交流することが可能になりました。また、個々のタブレット端末を使用して、同時に1枚のシートを作成することも行っております。  児童生徒の主体的・対話的で深い学び、これを実現するために、個別最適な学びと協働的な学びを一体的に行っていくこと、これを大切にしております。 ○議長(中井孝紀さん) 岩田議員。 ○11番(岩田芳一さん) 以前にも、私言っておりましたけれども、情報収集するときには、やはりメディアリテラシーが重要となるわけでございまして、必要性を感じておりますので、その点もお願いいたします。  以前、緊急事態宣言発令で、1か月ほど学校が休業になり、学習の遅れを取り戻すべく、教員・生徒に負担がかかったわけでございますが、GIGAスクール構想によりオンライン授業の必要性を感じておりますが、現在、どのような状況なのか、お聞きいたします。 ○議長(中井孝紀さん) 星野課長          (学校教育課長星野佳史さん自席答弁) ○学校教育課長(星野佳史さん) 昨年度から、小中学校ともに、学校生活の様々な場面でタブレット端末を活用しておりまして、児童生徒、授業において教職員も機器の操作について日々スキルの向上に努めております。タブレット端末を使うことが目的ではなく、タブレット端末を使うことによって児童生徒の学びがさらに深まる場面やその活用方法についてを研究するなど、ツールとしてのタブレット端末の活用が重要と考えております。  また、家庭学習においてもオンラインドリルを行ったり、リコーダーの練習を動画で撮影してデジタルプリントに添付して提出したりして、そういった活用のことも行っているところでございます。 ○議長(中井孝紀さん) 岩田議員。 ○11番(岩田芳一さん) 本年1月に、中学校の学級閉鎖、2月には佐山小学校が休業となったわけでございます。今後も、学級閉鎖や学校の休業がいつ起こるか分からない状況と、私は考えております。GIGAスクール構想によるスケジュールは、タブレットに対して、昨年度はなれるとのことと聞いております。  コロナの感染状況は、まだ収束においては、もう少しの状況ではないかと考えております。この2年間のコロナ禍の教訓を生かすためにも、環境整備を整え、スケジュールを前倒ししてでも、オンライン授業がなるべく早くできる体制を構築していくべきと考えますが、いかがでしょうか、お聞きいたします。 ○議長(中井孝紀さん) 星野課長          (学校教育課長星野佳史さん自席答弁) ○学校教育課長(星野佳史さん) おっしゃるとおり、昨年度は「さわる・なれる」という目標としておりました。今年度は「まなぶ・かんがえる」ということを目標に、様々な場面で活用しておりますが、使うことが目的とならないように、この場面で活用すると学びが深まる、この場面で活用すると効率的に学習が進むなど、児童生徒の主体的・対話的で深い学びにつながる研究を進めることが重要であるというふうに考えております。  また、御指摘のとおり、学級閉鎖や学校休業となった場合や、やむを得ず学校に登校することができない児童生徒に向けてのオンライン授業について、学習保障という観点で有効的な手段と考えております。取組としましては、放課後に時間を設定して動画配信の接続の練習を行ったり、やむを得ず登校できない児童生徒に対して、デジタルプリントの配付回収や、授業動画を配信したり等を行ってまいりましたが、御家庭の通信状況により配信に影響があったこともあるようですので、そういった状況を御家庭に確認するなど、保護者の皆様にも協力していただきながら、試行を重ねて進めているという状況でございます。  通常の対面授業と同じレベルで、こういうオンライン授業が行われるようになるためには、まだまだ慣れや工夫改善が必要でございますけれども、今後も経験を重ねて、そういったオンライン学習がスムーズに提供できるよう、課題を学校と協力しながら1つずつ解決していきたいというふうに考えております。 ○議長(中井孝紀さん) 岩田議員。 ○11番(岩田芳一さん) コロナの感染症、再拡大、これがないことが一番でございますけども、去年の12月にはゼロということで、今年の1月、2月に入って、やはり感染者数がすごい勢いで増えたと、重症者数も増えたと、これで、感染症予防、重傷者予防とするのは、ワクチンしかないということで、町長はじめ職員の方にも御尽力頂いて、重症化が少なくなったわけでございます。  本会議始まったとき、町長のお話、御挨拶でもございました。若干ずつ減っておりますけれども、いつ起こるか分からないというのが、この怖いのがコロナの状況で、オミクロン株でございます。  そういうためにも、もしそういうことが起こったときに、以前のように、やはり学習の遅れが生じてくると、それを8月の夏休みにカバーするというような状況もあり得ると、それよりも安心して、自宅で授業が受けられ、そして、学習意欲がわいて、楽しんでオンライン授業が受けられるということが、第一義ではないかなというふうに思っておりますので、これからも学校と協力されながら、課題解決となるように期待しております。  教育長に就任されたときには、GIGAスクール構想が始動しておりましたが、コロナ禍の状況により、災害時・緊急時におけるオンライン授業の必要性・重要性を改めてお聞きいたします。 ○議長(中井孝紀さん) 内田教育長          (教育長内田智子さん自席答弁) ○教育長(内田智子さん) それでは、岩田議員の御質問にお答えいたします。  先ほど議員のほうから御紹介もございましたとおり、令和元年度に成立いたしましたGIGAスクール構想は、1人1台端末と高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備することで、特別な支援が必要な子供も含め、多様な子供たちを誰一人取り残すことなく、公正に個別最適化され、資質・能力が一層確実に育成できるICT環境の実現を目指すものでございました。  しかしながら、先ほど来お話のとおり、翌令和2年から続く、新型コロナウイルス感染症の影響で、学級閉鎖等やむを得ず登校することができない児童生徒に対しまして、学びを保障する動画配信やオンライン学習を行ったり、友達や先生と出会えない日々を不安に過ごす子供たちへの気持ちを和らげたりする遠隔教育としてのツールとして、活用が一足飛びに進むようになりました。  端末を整備していただきましてから、短い時間ではございましたが、先ほどの課長の答弁のとおり、教員の丁寧な指導の下、子供たちは、個別最適な学びや意見の共有のツールとして、様々な使い方をタブレットを用いて行っております。  しかしながら、昨年度行いました、双方向のオンライン学習の試行につきましては、環境整備も含め、まだまだ課題もございます。これからもさらに改善のため検討してまいりたいというふうに考えております。  教育委員会といたしましては、京都府教育委員会が今年度4月に開設いたしました、京都府デジタル学習支援センターとも連携を取りながら、GIGAスクール構想本来の目的を達成するために活用するとともに、災害時・緊急時であっても居場所となる学校と子供たちのつながりや学びを保障するためのツールとなるオンラインが、スムーズに提供できますよう、引き続き、学校と協力して研究を進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(中井孝紀さん) 岩田議員。 ○11番(岩田芳一さん) 今回、この教育の情報化を質問させていただいたのは、やはり子供たちへの学習意欲の向上、そして、学力の向上、また進学率アップへ、そして、最終的には、将来の就職率アップにつながるのではないかと考えておりますし、教育の情報化が、先ほど教育長もおっしゃっておりました、これからのツールとして、教育の大事な視点となるのではないかというふうに考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。  次に、子育て医療費助成制度について、お尋ねいたします。  新型コロナウイルス感染症とウクライナの危機的状況によって、ガソリンの高騰、食品の高騰などで家庭に大きな経済負担となっていると考えおります。特に子育て世帯の方々には、教育費も重なり、厳しい状況との声もお聞きいたしております。さらに、子育て世帯の家庭にも影響があり、コロナ禍による雇い止めがあったり、パートの方には休んでほしいとのことも以前聞いておりました。そのため収入が減少し、大変厳しい状況だとおっしゃっておりました。  新型コロナウイルス感染者数は、先ほども言いましたけど、やや減少傾向ではございますけど、また収束までにはもう少しの状況でございます。  しかしながら、収束してもすぐに社会の経済状況が、コロナ禍以前の状況になるまでには、時間を要すると予測されております。子供さんのけが・病気は、予測はできませんが、大事なことは、早期発見・早期治療が寛容でございます。  本町においては、子育て医療費助成制度を高校生までに御尽力頂いております。現在までの利用者の状況はいかがでしょうか。 ○議長(中井孝紀さん) 中務国保健康課長          (国保健康課長中務一弘さん自席答弁) ○国保健康課長(中務一弘さん) そうしたら、岩田議員御質問の子育て医療費助成について、お答えいたします。  子育て医療費助成につきましては、町独自施策を実施しておりまして、その範囲を高校生まで拡充をしてきたところでございます。  高校生への医療費助成のこれまでの利用状況についてですが、入院につきましては平成29年度が1件、平成30年度が6件、令和元年度が8件、令和2年度が1件、そして令和3年度が10件となっております。  一方、通院につきましては、令和2年度が582件、3年度は839件となっておりまして、眼科などの定期受診やけがなど継続的な受診による利用が多くなっております。 ○議長(中井孝紀さん) 岩田議員。 ○11番(岩田芳一さん) 状況は、今御答弁頂いて、分かったわけでございますけど、高校生の通院まで子育て医療費助成制度を拡充した場合、予算額はどのくらいになるのか、お聞きいたします。 ○議長(中井孝紀さん) 中務課長          (国保健康課長中務一弘さん自席答弁) ○国保健康課長(中務一弘さん) 高校生の通院助成を始めました令和2年度から現在までの実績を基に試算をしますと、年間事業費が約380万円になると想定をしております。 ○議長(中井孝紀さん) 岩田議員。 ○11番(岩田芳一さん) 利用者の状況及び拡充した場合の予算額をお聞きいたしましたけども、この子育て医療費助成制度を利用される場合の、高校生の方の保護者だと思うんですけど、病院への支払い方法について、お聞きいたします。どのように支払い方法があるのか。 ○議長(中井孝紀さん) 中務課長          (国保健康課長中務一弘さん自席答弁) ○国保健康課長(中務一弘さん) 中学校を卒業するまでの事業等につきましては、入院、通院とも病院等で負担を頂く医療費につきましては、1医療機関ごとに月200円となっておりまして、残りを公費で助成しております。  一方、高校生につきましては、入院、通院とも、一旦医療費の3割相当分を病院でお支払いをし、後日領収証を添えて、申請を頂きまして、申請後、翌月末頃に助成金を振り込ませていただいているというような状況です。 ○議長(中井孝紀さん) 岩田議員。 ○11番(岩田芳一さん) なぜ支払方法をお聞きしたかと申しますと、今言うように、日にちも必要になると、小中学生ではすぐにお支払いすればいいですけども、助成金が後から償還払いされるということでございます。  高校生の利用者では、今言ったように、1か月後にそういう形で助成金が償還払いされているということでございますけども、子育て世帯の保護者からも、先ほどこの利用方法を聞いたのは、やっぱり保護者からこの利用の不便さを感じているという声をお聞きしております。やはり、この利便性の向上のためにも、支払い方法を小中学校と同様に簡素化するべきではないかと考えておりますけども、今後のお考えをお聞きいたします。 ○議長(中井孝紀さん) 中務課長          (国保健康課長中務一弘さん自席答弁) ○国保健康課長(中務一弘さん) 本町の高校生の通院助成制度につきましては、小中学生のように、1医療機関ごとではなく、その月に受けた治療費の自己負担上限額を月1500円と設定をしていることから、医療機関では患者の月額総額を把握することができないということもありまして、現物支給ではなく、本人の申請による償還払いという形を取らせていただいております。  償還払いの申請の際には、郵送での手続であったり、公印の省略など、できることから簡素化には努めているところでございます。 ○議長(中井孝紀さん) 岩田議員。 ○11番(岩田芳一さん) 償還払いということで、小学校中学校とでは違うということで、それであえて申し上げますけど、これ200円で、高校生も通院であれば、同じように小中学生とできるということも事実でございます。その辺の不便さがなくなってくるということにおいて、改めてこの高校生の通院においては、現在1500円となっておりますけども、子育て世帯の方から、入院と同じように、200円であれば、本当に助かるのにという声がございました。先ほどの利用方法も含めて、このコロナ禍の中では、家庭状況も厳しい状況であり、子育ての中でも中学生よりも高校生になると、教育費も負担がさらに大きくなると考えます。  現在の状況は、平時ではない有事の状況でもございます。今まで経験したことがないコロナ禍による家計状況であると思います。さらなる支援をしてこそ、子育て家庭の皆様への安心につながるのではないかと考えております。  利用しやすいように、子育て家庭の負担軽減のためにも、子育てしやすい久御山町として、高校生の入院と同じように、通院も子育て医療費助成制度を拡充するべきではないかと考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(中井孝紀さん) 中務課長          (国保健康課長中務一弘さん自席答弁) ○国保健康課長(中務一弘さん) 高校生の通院助成につきましては、京都府の制度拡充に伴いまして、その財源をフルに活用する中で、令和2年4月診療分から通院にかかる費用を対象として、その範囲を拡充してきたというような経緯がございます。  府内の多くの市町村が中学生までを補助対象とする中にあって、本町では、独自施策として、さらに高校生まで対象を拡充しておりまして、他市町に比べて充実した助成制度となっております。  本町では、子育てしやすいまちづくりを目指し、様々な子育て支援策を展開しているところでございまして、医療費助成の拡充やほかの子育て支援策も含め、総合的に判断をしまして、慎重に議論を進める必要があると考えております。  以上、答弁でございます。 ○議長(中井孝紀さん) 岩田議員。 ○11番(岩田芳一さん) 答弁頂いたんですけど、予算額の380万円、これが安いか、高いかというのは、これはもう執行部でお考えていただいていることだと思います。  当然、近隣市町村もしていないわけではなくて、井手町であるとか、南山城村は、積極的に進めていることは事実であることは申し上げておきます。  その中で、京都府の西脇知事は、子育て日本一を目指しておられます。町長におかれましても、子育てしやすい環境にと言われておられます。この子育て医療費助成制度について、今後お考え方をお聞きいたしまして、質問を終わります。 ○議長(中井孝紀さん) 信貴町長          (町長信貴康孝さん自席答弁) ○町長(信貴康孝さん) それでは、岩田議員の御質問にお答え申し上げます。
     本町では、これまで産前産後のケアをはじめ、第3子以降の保育料免除。また給食費、修学旅行費などを補助するなど、総合的な子育て支援策に取り組み、子育てしやすい環境づくりに努めてまいりました。  中でも、医療費助成につきましては、子供の健康増進と保護者の経済的負担の軽減を図るために、私が町長に就任させていただいてからの1期目の平成25年度に中学生の入院について、また、平成27年度には中学生の通院までその対象を拡充したところでございます。  さらに、2期目におきまして、府内市町村の多くが中学生までの助成にとどまる中、久御山町公明党議員団からの御要望も頂いておりましたけども、町独自策として、平成29年9月に入院に拡充をさせていただきまして、先ほど課長からもございましたけども、その後、京都府の制度拡充に伴いまして、その税源をフルに活用する中で、令和2年4月に通院の高校生まで拡充をさせていただいたというところでございます。  現在では、この子育て支援医療費助成制度といたしましては、今、井手町とかおっしゃっていただいてますけども、助成対象・金額とも府内トップ水準となっているということは、水準となるまで充実をしてきたというふうに認識を自負しております。  このため、今後の考え方についてでございますけども、「子育て環境日本一を目指す」京都府の施策にも連動しながら、また、コロナ禍の影響により出生率が低下した現状も考慮いたしまして、安心して子どもを生み育てることができるまちづくりを目指し、さらに有効な施策を模索していかなければならないと考えているところでございます。  以上、答弁とさせていただきます。          (岩田芳一さん議席へ) ○議長(中井孝紀さん) これより休憩に入ります。2時50分より再開いたします。                午後 2時45分 休憩              ――――――――――――――                午後 2時50分 再開 ○議長(中井孝紀さん) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。  9番、島 宏樹議員。          (島 宏樹さん登壇) ○9番(島 宏樹さん) 9番、くみやまみらいの島 宏樹でございます。通告に従いまして、一問一答で一般質問をいたします。  本日は、旧山田家住宅の活用並びに学校防災教育についての2点について伺います。  それでは、まず1つ目の旧山田家住宅の活用について、お伺いいたします。  旧山田家住宅は、東一口にあり、江戸時代に御牧郷13か村をまとめた大庄屋でございまして、巨椋池漁業の取りまとめ役を務められた歴史がございます。  平成22年には、長屋門、長塀、主屋が、国の登録有形文化財に登録され、平成25年8月に、山田家24代の御当主から久御山町に寄贈されたものでございます。  本町では、平成27年度から28年度に、長屋門の屋根及び長塀の修復を行い、長屋門に展示室の設置がなされ、平成29年度からは、一般公開が始まりました。  本町に取りまして、旧山田家住宅は、大変貴重な歴史的文化財でございます。  そこで、まず最初に伺いますが、旧山田家住宅は、平成29年4月から一般に公開されました。一般公開後は、どれぐらいの人が見学に来られたのか、年間の訪問者数について、まずお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(中井孝紀さん) 森本生涯学習応援課長          (生涯学習応援課長森本智代さん自席答弁) ○生涯学習応援課長(森本智代さん) 旧山田家住宅の年間訪問者数ですが、一般公開を始めた平成29年度が2604人、平成30年度は大阪北部地震の影響により旧山田家住宅ブロック塀改修工事のため約2か月間の閉館もあり735人、令和元年度は1か月へ閉館があり520人、この辺りから新型コロナウイルスの影響を受け閉館を余儀なくされ、年々訪問者数が減少し令和2年度は2か月の閉館で185人、令和3年度は3か月の閉館で177人にとどまりました。令和3年度の訪問者に占める町内外の割合につきましては、70%でありました。令和4年度につきましては、4月5月の2か月で100人の訪問者がありました。 ○議長(中井孝紀さん) 島議員。 ○9番(島 宏樹さん) 今のお話では、最初はすごい数で、ここ2年はコロナの影響で非常に減少していると。  しかしながら、久御山町以外の訪問者が70%以上あるということは、これは歴史的に興味をお持ちの方が町外からたくさん訪問されている。さらに今年度は、既に100人の方が訪問されているということは、これは、本町を知ってもらう上では、大変ありがたい文化財でございます。  一般公開は、平成29年から毎月3回実施されておりますが、一般公開以外に、今までどのようなイベントが執り行われたのか、また、今年度のイベントの実施状況はどのようであるか、教えてください。 ○議長(中井孝紀さん) 森本課長          (生涯学習応援課長森本智代さん自席答弁) ○生涯学習応援課長(森本智代さん) 第1木曜、第2土曜、第3日曜日の定期の公開のほかに、春には桜のつどい、夏にはハスの生け花教室、秋には月と音楽を楽しむ会、冬には大根炊き等々イベントを行ってまいりました。  ほかに、町内3小学校の児童に、見学・体験学習を通じて町の歴史・伝統・文化・環境等に関心を持っていただこうとジュニアふるさと教室を、また平成30年には京都府知事をお迎えし、昭和28年の大水害から65年が経過したことを受け、水害を考えるタウンミーティング~災害に強いまちづくりに向けて~を開催いたしました。  今年度、4月の桜の時期に、東一口のふる里を学ぶ会様の御協力を得て、写真展を含めた特別公開を3日間実施しました。  今後は、コロナ禍ではありますが感染の状況も見ながら、秋の音楽鑑賞会などの実施に向けて準備を進めているところです。 ○議長(中井孝紀さん) 島議員。 ○9番(島 宏樹さん) いろいろ様々なイベントもされて、非常に活発だと思います。  とこで、旧山田家住宅につきましては、寄附頂いてから、町が管理運営をしておりますが、この管理運営は年間どれぐらいの費用が、コストがかかっているか、教えてください。 ○議長(中井孝紀さん) 森本課長          (生涯学習応援課長森本智代さん自席答弁) ○生涯学習応援課長(森本智代さん) 旧山田家住宅保存・活用事業に係る令和3年度の決算見込額は約124万円、令和4年度事業予算は約189万円です。  主な経費としましては、樹木等管理に係る公益社団法人久御山町シルバー人材センターへの委託料や、火災保険料、光熱水費、ガイドを行う会計年度任用職員の人件費等となっております。 ○議長(中井孝紀さん) 島議員。 ○9番(島 宏樹さん) ただいま御答弁頂いた数字は、これ大きな修繕とかがないと、最低限これぐらいの管理コストであると、そういうふうに理解はしてもいいんですね。  先日の6月2日の一般公開に、私も見学をさせていただきました。そこでは、案内のガイドの方から、丁寧に展示室や住宅内の説明を頂き、巨椋池の歴史や山田家について、大変たくさんのことを勉強させていただきました。そこで、改めて、案内ガイドの役割は、私は大きいと感じました。  そこで伺いたいのですが、旧山田家住宅における案内ガイド等のボランティア活動の実態は、現在どのようであるか、その辺をお教えください。 ○議長(中井孝紀さん) 森本課長          (生涯学習応援課長森本智代さん自席答弁) ○生涯学習応援課長(森本智代さん) 一般公開等の案内ガイドにつきましては、町の歴史に精通しております町職員OB4人の登録にて対応しております。  また、樹木等管理に係る委託以外にも、敷地内の雑草除去や清掃活動などを、東一口のふる里を学ぶ会の皆様に御協力を頂いて旧山田家住宅内の美観を保持しております。  文化財の保存・活用を考えるとき、地域の理解と協力は不可欠です。東一口のふる里を学ぶ会様の御助力に対しては、心より感謝申し上げる次第です。 ○議長(中井孝紀さん) 島議員。 ○9番(島 宏樹さん) ただいまの答弁で、基本的に町職員OBの案内ガイドが4人ということで、イベント等とか清掃活動については、地元の東一口のふる里を学ぶ会の協力があるという、そういうことで、地域の協力があり、大変心強く感謝を申し上げる次第でございますが、今後もしっかり、地域と協働し、久御山町の歴史財産を守っていただきたいと、私は思います。  現在は、案内ガイドもしっかり充足しておりますが、町職員OBもだんだん高齢化が進んでまいります。後継のガイド等の育成も、これは必要と思いますが、後継者育成については、町はどのように考え、進められているのか、教えてください。 ○議長(中井孝紀さん) 森本課長          (生涯学習応援課長森本智代さん自席答弁) ○生涯学習応援課長(森本智代さん) 本町では、文化財活用事業を展開することで文化財愛護精神の醸成に努めております。  事業を通じて、文化財に関連したボランティア活動に積極的に協力いただける人材育成につなげていただきたいと考えております。  今年度は、新たに小学生を対象に町内文化財を取材する子ども記者を募り、その成果を広報紙に掲載等する事業を実施する予定です。地域の文化財に興味・関心を持つ子供が増えることで、旧山田家住宅に限らず本町の文化財保存・活用に参画いただける人材を育てたいと考えております。 ○議長(中井孝紀さん) 島議員。 ○9番(島 宏樹さん) ただいまの子ども記者の企画は、大変面白い企画だと思います。  しかしながら、後継者育成には時間がかかると思います。長屋門にある展示室に、よく町で見かける音声ガイド、そういうものを設置するなど、案内人のガイドの負担を減らすような工夫もすべきではないかと私は思うんですが、ぜひ、その辺の検討も活用してください。  国登録有形文化財については、本町以外にも他市町村でも同じような有形登録文化財がございます。  先日、長岡京市にある旧石田家住宅を見てまいりました。そこは、ふれあい町屋として、催しや会議、庭園鑑賞などの施設貸しを行う活用をされております。兵庫県の福崎町山崎にある国登録文化財、旧小國家住宅の長屋門では、地元の方がリフォームをされまして、カフェ「農家のごはん ことほぎ」という、ちょっとした飲食の店をオープンされまして、地元産の食材を使って、おもてなしをしているなど、活発な活用も長屋門で行われております。  このように、同様の施設利用の検証も、非常に本町にとっても参考になると思うんですが、過去に他の施設の見学とか、検証されたことがあるかどうかをお聞かせください。 ○議長(中井孝紀さん) 森本課長          (生涯学習応援課長森本智代さん自席答弁) ○生涯学習応援課長(森本智代さん) 今後の旧山田家住宅活用を検討するため、近隣における文化財活用例も参考に、例えば向日市にある国登録有形文化財、旧上田家住宅は、旧山田家住宅と同様、所有者から市へ寄贈を受けられた経過もあり、公開までの経過や活用状況について参考に研究していきたいと思いますが、現在のところ、十分な検証ができていない状況です。  旧山田家住宅にとってふさわしい活用方法については、引き続き、文化財保護審議委員会等も交え研究し、具現化に努めてまいります。 ○議長(中井孝紀さん) 島議員。 ○9番(島 宏樹さん) 旧山田家住宅は、平成25年に寄贈頂いて、約9年が経過して、10年目を迎えるところでございますが、現在、長屋門にある展示室の充実や、主屋、また庭が大分荒れておるんですが、その有効活用としての改修や更新を予定を具体的に盛っているのかどうかをお尋ねいたします。 ○議長(中井孝紀さん) 田井教育次長          (教育次長田井 稔さん自席答弁) ○教育次長(田井 稔さん) 今後の改修等の予定はどうかというところでございますが、御案内のとおり、山田家の長屋門、長塀は、平成27年、平成28年に実施した保存修理工事をはじめとする、そして、いろいろな修理等を行っているところでございますが、何せ江戸時代の後期の木造の建物でございますので、今後も修理等の必要性は見込まれるところでございます。  そのためにも、文化財保護に係る関係機関との連携を強化し、専門的な見地からの助言も頂きながら、保存活用計画を策定し、適切な保存と活用に努めてまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(中井孝紀さん) 島議員。 ○9番(島 宏樹さん) 先ほど、長岡京市の旧石田家の事例で、主屋の活用として、展示会やイベント等の有料貸しや研修場所への提供というのを例に挙げましたが、本町でもこの住宅施設の有料貸し等の活用はできるわけでしょうか。また、そういうお考えあるのでしょうか。 ○議長(中井孝紀さん) 田井教育次長          (教育次長田井 稔さん自席答弁) ○教育次長(田井 稔さん) 旧山田家住宅は、地域の文化に関する情報発信も設置目的として定められています。  文化財の展示も継続しつつ、本町で活動されている文化サークル等へも啓発させていただいておりまして、発表や展示スペースとしての利用も含めた文化発信に係る活用についても進めているところでございます。 ○議長(中井孝紀さん) 島議員。 ○9番(島 宏樹さん) また、先ほど例でもう一つ挙げました福崎町の国登録文化財、旧小國家住宅の長屋門のカフェのように、本町で歩くまちくみやま事業も進めておられます。それに関連しまして、このような、飲食施設を誘致し、ちょっとくつろげるような休憩スポット等の活用など、山田家で活用する、そういうことは考えられたことはあるんでしょうか、お考えをお聞かせください。 ○議長(中井孝紀さん) 田井教育次長          (教育次長田井 稔さん自席答弁) ○教育次長(田井 稔さん) 飲食施設の誘致は、旧山田家住宅の活用の推進に有効な手だてになる一つと考えますが、誘致によって、旧山田家住宅の設置目的であります旧山田家住宅に関する資料の収集や保管及び展示や地域文化に関する情報発信などの事業にどのような影響が及ぶかどうかについての考察はもちろんのこと、既存建物の改造の必要性の有無や費用対効果、また周辺住民の方が誘致についてどのようなお考えが持っておられるのかなど、様々な面を考慮して考えていく必要があると考えています。  よって、それらのことにつきましても、先にも述べました保存活用計画を全体的に考えて、検討しながら、そういった誘致についても、その中で考えていきたいというふうに考えております。 ○議長(中井孝紀さん) 島議員。 ○9番(島 宏樹さん) ぜひ、保存活用計画を立てるときには、例えば、庭の有効利用で、ミニ巨椋池のジオラマを作成するとか、ちょうど庭の蔵跡に、今空き地になっておりますが、あそこを展示室に蔵風で造るとか、新しいアイデアの創出もぜひ期待をしております。  ところで、久御山町の公共施設等総合管理計画の中に、旧山田家住宅については、一般公開を行う中で、未修復である主屋の早急な対応が必要となっていると明言されております。  そこでお尋ねしますが、現在、主屋の修復計画はどうなっているのか、お伺いしたい。  それと、先日、6月2日に見学したときに、主屋の母屋の柱がちょっと傾いているような感じ受けましたし、床などの傷みが気になりましたが、特に耐震性についての安全基準は満たしているのか、この辺りについて、お答えください。 ○議長(中井孝紀さん) 田井教育次長          (教育次長田井 稔さん自席答弁) ○教育次長(田井 稔さん) このたびですが、専門機関に依頼しまして、主屋の床面や柱等の状況や傷みの激しい部分についての初動的な調査を行ったところでございます。そうして、6月2日に結果を報告を受けたところでございます。  主屋は、10年前の簡易調査の結果と同じく北西方向に少し傾斜し、また、大屋根につきましては瓦の欠けや割れ、あるいは表面剥離が多く見られるという結果を報告を受けております。  そして、耐震性に係る安全性等につきましては、建物の詳細調査が未実施、できておりませんので、明確にお答えすることはできませんが、別途今後の詳細調査が必要となることを考えております。  また、この詳細調査には、どれくらいの調査費用と期間が必要なのかなどについて、現在、調査機関にいろいろと問い合わせ等確認しているような状況でございます。 ○議長(中井孝紀さん) 島議員。 ○9番(島 宏樹さん) やはり、いろんな山田家住宅の活用を考える上では、これ一番大事なのは、安全性でございます。ですから、耐震性を含めた安全対策を満たさないと、有効活用をいくら考えてもこれは使えないと思います。早急に、抜本的な修繕計画は、立てることが必要です。
     特に、安全性を満たすために、5年前の一般質問で、当時は、主屋の改修費用はおおむね8000万円ぐらい必要という概算の答弁もございました。  改めて、久御山町の歴史財産である旧山田家住宅活用のためには、まず安全対策のための調査をすぐに実施し、補強・修繕事業を短期でなく、中長期的に計画し、予算をしっかり持って準備すべきと、私は思いますが、この辺はどういうお考えがあるでしょうか、お聞かせください。 ○議長(中井孝紀さん) 田井教育次長          (教育次長田井 稔さん自席答弁) ○教育次長(田井 稔さん) 島議員御質問のとおり、安全を最優先に考えることは、公的施設を運営する上での基本であることは言うまでもないと考えております。そのために、現状と課題を把握し、保存・活用を図るために必要な事項や町が行うことのできる範囲等を明らかにするとともに、それを皆様にお示しすることにより、保存と活用が円滑に促進されるよう、そういった活用計画をきっちりお示しして、今後の保存活用が円滑に促進されるように、先ほど来申し上げます保存活用計画をきっちりと策定する必要と考えています。  今後は、安全性への配慮から保存管理や環境保全、防災や施設の活用を盛り込んだ旧山田家住宅に係る総合的な保存活用計画の策定に向け、専門家の先生の御意見も伺いながら委員会等を立ち上げて中長期的な視点に立った計画を策定していきたいと考えているところでございます。 ○議長(中井孝紀さん) 島議員。 ○9番(島 宏樹さん) 今の御答弁で、早急に委員会等を立ち上げていただいて、この保存活用計画を早く策定できるように、ぜひお願いしたいと思います。  やはり、久御山町にとって、旧山田家住宅の歴史的な位置づけは、大変貴重なものでございまして、京都に文化庁もやってくる、文化の拠点としての久御山が、山田家が、おくいうのは非常に大事ないいきっかけだと思うんで、この辺りを考えながら、最後に、本町として、旧山田家住宅をどのように考えているのか、教育長、お願いいたします。 ○議長(中井孝紀さん) 内田教育長          (教育長内田智子さん自席答弁) ○教育長(内田智子さん) それでは、御質問にお答えさせていただきます。  先ほど島議員のほうから御紹介頂きましたとおり、旧山田家住宅は、大庄屋の格式と巨椋池漁業の面影を今に残す大変貴重な文化財でございます。  旧山田家住宅をはじめ、町内に所在する文化財は、巨椋池とともに変遷してきた本町の歴史、また文化、自然の正しい理解のために欠くことのできないものであり、現在及び将来にわたって町民の文化及び地域の文化の向上発展の基礎をなすものでございます。  よって、久御山町教育委員会といたしましては、先の教育次長の答弁にありましたように、今後は、安全性への配慮から保存管理や環境保全、防災や施設の活用を盛り込んだ旧山田家住宅に係る総合的な保存活用計画の策定に向け、専門家の御意見も伺いながら中長期的な視点で進めてまいります。  以上です。 ○議長(中井孝紀さん) 島議員。 ○9番(島 宏樹さん) 同じく町長が、1期目のときに寄附頂いた経歴があると思うんで、町長のお考えもぜひお伺いしたい。 ○議長(中井孝紀さん) 信貴町長          (町長信貴康孝さん自席答弁) ○町長(信貴康孝さん) それでは、島議員の御質問お答え申し上げます。  旧山田家住宅の活用につきましては、今、島議員がおっしゃいましたように、私の1期目の1年後でありましたけど、就任の。平成25年8月に寄附を受けて以来、地元の自然・文化を活用し、地域の発展と文化の継承を図っておられる、東一口のふる里を学ぶ会、この会の皆様の御協力を頂きながら、旧山田家住宅の歴史はもとより、前川桜並木や巨椋池などの自然や文化なども活用し、広く一般に公開させていただいているところでございます。  最近では、テレビや新聞などでも、巨椋池の歴史や旧山田家住宅などが取り上げられるなど、徐々にではございますが、町内外にも周知されるようになり、東一口のふる里を学ぶ会をはじめ、関係機関の皆様方に心から感謝とお礼を申し上げるところでございます。  御案内のとおり、私の公約であります「歴史の創造 『く・み・や・ま 夢実現計画』55の宣言」の中で、「歴史・文化の保存と継承」を掲げ、「ま」なびと文化のまちづくりを目指すとともに、文化庁の京都移転、今年度の末に移転が始まるというふうに聞いております。今年度末から次年度にかけては、こういった文化に関する話題も多くなってくるのかなというふうにも思っております。その京都移転、文化庁の京都移転や、全世代・全員活躍まちづくりセンターの建設を契機に文化財の活用を基本に、住民の皆さんが、我が町をよく知り誇りが持てるように、郷土愛を育む学習を推進し、文化のかおり高いまちづくりと、生涯学習でつながる温かいまちづくりを目指してまいりたいと考えております。  先ほど教育長から答弁のありました旧山田家住宅の総合的な保存活用につきましては、策定いたします保存活用計画に基づきまして、必要な措置を講じてまいりたいと考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(中井孝紀さん) 島議員。 ○9番(島 宏樹さん) 今、御答弁ありましたように、ぜひ久御山町の貴重な財産であります旧山田家住宅の活用、ぜひよろしく、今後もお願い申し上げます。  次に、2つ目の学校防災教育について、伺います。  今年に入りまして、京都府南部で地震活動が活発化し、5月には、政府の地震調査委員会がこの京都府南部の地震活動は活発で、場合によっては大きな揺れが強まる可能性があると指摘されておりました。  地震に対しては、身の回りの備えが大事ですが、学校におきましては、児童生徒の命を守ることが最優先事項でございます。そのためには、先生はその対応能力を持ち、常に備えなければいけないという危機感が、今回より一層感じられることとなりました。  私が、今回質問する防災教育とは、究極的には命を守ることを学ぶことでございますが、文部科学省におきましては、学校における防災教育のねらいは、災害時における危機を認識し、備えを行うこと。  そして、状況に応じて自らの安全を確保する行動ができるようにすること。さらに、自然災害の発生メカニズムや、防災についての基本的事項を理解することを挙げられております。  しかしながら、先の東日本大震災における石巻市の大川小学校の多くの被害の事例を見ますと、先般高裁判決で、学校の安全確保義務違反を認定し、組織的な過失があったということを認められることとなりました。  それを受け、国も裁判の結果を重く受け止め、令和元年12月5日に文科省より、自然災害に対する学校防災体制の強化並びに実践的な防災教育の推進についての依頼が発出されました。  その中では、学校及び設置者、双方に対し、学校安全計画の策定及び見直しや、実践的な防災教育の実施、危機管理マニュアルの作成・見直し、学校環境の安全の確保、そして、家庭、地域、関係機関との連携・協働を要請することとなっておりました。  特に、その中で、危機管理マニュアルの作成・見直しが重要で、複数の避難場所や避難経路の設定や、専門家の助言、ハザードマップを超える災害への備えなどを求めています。  そこで今回は、地震や水害など、想定外の被害を見越した学校防災についての考えと、現状の進捗状況について、お伺いしたいと思います。  まず最初に、学校において、現在、防災計画の危機管理マニュアルがあると思うんですが、その見直しの現況について、どのようになっているのか、お聞かせください。 ○議長(中井孝紀さん) 星野学校教育課長          (学校教育課長星野佳史さん自席答弁) ○学校教育課長(星野佳史さん) それでは、島議員御質問の学校防災教育について、危機管理マニュアルの見直しの現況について、お答えさせていただきます。  学校の危機管理マニュアルにつきましては、学校保健安全法第29条により作成が義務づけられておりまして、本町では園、小中学校において、園、学校ごとに作成をいたしておるところでございます。  同マニュアルにつきましては、適時見直しを行うこととなっておりまして、本町においては毎年度の内容の点検を行う中で、必要に応じて修正を行っているところでございます。  地震発生時、発生後の対応に関わる内容につきましても、対応フローを追加するなど見直しを行っているところでございます。  また、令和4年3月に令和4年度から8年度までを計画期間とする、文部科学省策定の第3次学校安全の推進に関する計画が閣議決定をされたことを受けまして、その取り組むべき施策の基本的な方向性を踏まえ、危機管理マニュアルの見直しを行うよう、直近の校園長会議において、指示をしたところでございます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(中井孝紀さん) 島議員。 ○9番(島 宏樹さん) 本町におきまして、毎年内容の点検が行われて、必要に応じて修正されているというのは、非常に安心いたしました。  それでは、もし災害が発生したときは、これは、教職員の役割分担が、非常に大事になってくると思います。この教職員の役割分担についての徹底は十分なのか、現状について、お答えください。  さらに、避難経路についても、複数の避難場所や、避難経路の設定は十分に検証されているのか、これについても併せて教えていただけますでしょうか。 ○議長(中井孝紀さん) 星野課長          (学校教育課長星野佳史さん自席答弁) ○学校教育課長(星野佳史さん) まず、緊急時の教職員の役割分担でございますけれども、危機管理マニュアルの中で、その内容が明確に記載をされておりまして、徹底をしているところでございます。  避難経路につきましても、マニュアルへの記載に加えまして、毎年度当初にその経路について、町職員で確認を行っているというところでございます。  しかしながら、人員体制や避難経路につきましては、その状況によって必ずしも予定どおりとなるとは限らないため、その局面に応じた最善の対応が必要なこともあることについては、意識をして、訓練等に臨んでいると、そういったところでございます。 ○議長(中井孝紀さん) 島議員。 ○9番(島 宏樹さん) 次に、災害、いつ起こるか分からないと、これに対応するためには、子供からの教育の実体験や、緊急時の意識づけをしっかり行うことが必要でございます。  そのためには、実践的な避難訓練が必要であると私は考えます。  しかしながら、ここ二、三年はコロナ感染症の拡大のため、実施がなかなか困難であったであろうと思いますが、現実において、園・小・中学校に、実践的な防災訓練の実施があったのかどうか、どのようであったのかについて、お聞かせください。 ○議長(中井孝紀さん) 星野課長          (学校教育課長星野佳史さん自席答弁) ○学校教育課長(星野佳史さん) 防災訓練の実施状況でございますが、園、小中学校において、コロナ禍にあっても例年どおり避難訓練という形で実施をいたしております。  こども園では、児童福祉法に基づきまして、毎月避難訓練を行っておりまして、火災、地震、風水害、不審者など各種災害等を想定して取り組んでいるところでございます。  小学校では、火災、不審者、地震、風水害を想定した避難訓練をおおむね学期に1回程度取り組んでおります。なお、東角小学校では、コロナ禍以前には、地域の防災組織と一緒に防災訓練に取り組んでいきました  中学校では、地震の発生とそれに伴い火災が発生した想定での訓練を年2回実施をいたしているところでございます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(中井孝紀さん) 島議員。 ○9番(島 宏樹さん) 防災訓練の実施は、よく理解できました。さらに、自然災害に対しては、防災資機材をそろえることも重要であると思います。  学校における防災資機材の充実は、まず図られているのか。そして、実際にそういった資機材を使用した訓練は、今まで行われたことがあるのかどうか、お聞かせください。 ○議長(中井孝紀さん) 星野課長          (学校教育課長星野佳史さん自席答弁) ○学校教育課長(星野佳史さん) 災害時に地域の避難場所となる小中学校には、町のほうで、防災担当部署のほうで、防災資機材を設置をいたしておりまして、更新や拡充などを行っていただいているところでございます。  園・小中学校の避難訓練においては、災害等が発生した際に、まずは自分の身を守って、教職員の誘導によりその後いかにより安全な場所へ移動するかということを主眼に取り組んでおりまして、その後の避難が長期化した場合のことについては、基本的に想定はしておりません。そのため、学校に設置されている防災資機材の活用は実施しておりません。  なお、小中学校における火災想定の訓練の際には、町消防本部の協力により、水消火器での消火体験を行わせていただいております。  また、毎小学校を会場として、地域の防災組織が実施されている防災訓練においては、そういった資器材等の活用をして、実施をしているところでございます。 ○議長(中井孝紀さん) 島議員。 ○9番(島 宏樹さん) 具体的に、災害が実際に発生しましたら、適切な避難誘導や対応が行われるためには、訓練を重ねるとともに、教職員の研修が必要であると私は考えます。  この教職員に対する研修等の実施状況は現在どのようであるか、お聞かせください。 ○議長(中井孝紀さん) 星野課長          (学校教育課長星野佳史さん自席答弁) ○学校教育課長(星野佳史さん) 職員の研修についてでございますが、基本的には避難訓練を実施のための準備やその振り返りの機会に課題等について共有等を行うことで、知識や理解を深めているところでございます。  また、こども園の保育教諭を対象とするものといたしましては、京都府の保育協会の実施する研修の中に危機管理に関する講座がございまして、また、小中学校の教職員を対象とするものといたしましては、国の実施する学校安全指導者養成研修や京都府総合教育センターの実施する研修メニューに危機管理講座がございます。  今後もこういった研修に参加をいたしまして、学ばれたことにつきまして、各こども園・小中学校で共有することで、職員全体のスキルアップにつなげていきたいというふうに考えております。  そのほかにも、教職員の研修会として、小学校では不審者対応の避難訓練時に、宇治警察署に御協力頂きまして、不審者の追い込み方やさすまたの使い方等の不審者対応研修を、水泳学習前には、町消防本部に御協力頂きましてAEDの使い方等の応急手当に関する研修を行っております。また、定期的に普通救命講習を受講するなど、幅広く研修に取り組んでいるところでございます。 ○議長(中井孝紀さん) 島議員。 ○9番(島 宏樹さん) それから、防災教育の効果を高めるには工夫が必要と思います。防災教育の精度を高めるために、例えば、保護者参観日に防災教育を実施するなどして、家庭との連携を図り、効果を上げている地域なども実際にございます。  また、北海道では、実践的な防災教育の推進として、児童生徒に、災害時には自らの命を守ることができる力を身につけるために、実践的な体験活動を取り入れた1日防災学校の取組を道内で展開されております。  これは、学校での実践として、園児から中学生まで、学年別、年齢別にメニューを作成し、同時に関連する市町村防災担当や消防、教育委員会と連携し、楽しんで楽しく学べる防災教育を実践されています。このように1日を使った防災学校は、本町ではなかなか難しいと思いますが、工夫一つで、楽しい防災教育を行うことが可能と私は思います。  そこで、お伺いいたしますが、本町として、この防災教育に対して、何か工夫を考えていることがあれば、お聞かせください。 ○議長(中井孝紀さん) 星野課長          (学校教育課長星野佳史さん自席答弁) ○学校教育課長(星野佳史さん) 議員御指摘のとおり、学校が、保護者・地域とも連携を取りながら防災教育を行っていくことにつきましては、その意識を高めるために有効な手段と考えております。過去には、学校・家庭・地域が一緒に防災のことについて学習したり、コロナウイルス感染症の拡大前の授業参観では、授業終了後に気象警報発令時の下校訓練を保護者とともに行っていたこともございます。  しかしながら、授業参観での学習内容等の教育課程については、各学校が計画して実施していることでありますので、現在のところ防災教育に限定した内容としては行っておりません。  授業参観日ではございませんが、気象警報発令の避難訓練は毎年行っておりまして、これまでも実際に緊急下校することがあったときに、保護者は、学校まで児童を迎えにきてくださったり、お迎えではなく教職員引率のもと集団下校する児童が安全に帰宅できるよう、通学路の安全確保や教職員とともに引率をしてくださったりしています。また、地域によっては、子ども安全見守り隊の皆様なども、通学路の安全確保や下校の見守りを行ってくださっており、保護者・地域との連携を図っております。  防災教育の効果を高める工夫といたしましては、児童生徒の興味関心を引いたり、思考が深まる授業の展開などを行ったりしております。  また、郊外活動で、京都市の防災センターに見学に行ったりであるとか、あと町の消防署のほうにフィールドワークを実施をさせていただいております。そういった取組も学校によって実施をしております。  さらに、社会科の自然災害の学習の単元では、町で作成しました、社会科の副読本やハザードマップを活用させていただきまして、自分の身近な出来事して、もしものときの自分の動きについて、考えさせたりするなど、日頃から防災に対する意識を高められるように行っているところでございます。 ○議長(中井孝紀さん) 島議員。 ○9番(島 宏樹さん) 例えば、金沢市においては、防災教育の方向性や在り方について、指導や助言をもらう防災教育アドバイザーというのを委嘱し、学校が災害対応基本指針を改定し、防災教育の方向性や在り方についての体制強化を図られました。
     本町におきましても、今後、南海トラフ地震をはじめ、いつ大きな自然災害が発生するか分からない今日、ぜひ、学校の安全を考え、紹介した例のように、専門家の意見を聞きながら、内容の濃い訓練を、町内の園・小中学校全体で取り組むようにすべきと考えますが、このようなお考えについて、お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(中井孝紀さん) 星野課長          (学校教育課長星野佳史さん自席答弁) ○学校教育課長(星野佳史さん) 東日本大震災をはじめとする数多くの自然災害の教訓を踏まえまして、2020年度より順次実施されています現在の学習指導要領では、防災・安全教育の内容が拡充され、自然災害や防災に関する知識を授業を通じて子供たちに学ばせる事項が大幅に追加されたことに伴いまして、学校では発達段階に応じ、教科等横断的に防災教育に取り組んでおりまして、児童生徒の安全に関しての知識や思考力等の育成を図っているところでございます。  また、先ほどの答弁のとおり、避難訓練についても各学校、それからこども園において取り組んでおりまして、災害等発生時に自分の身を守る行動について実践的に学習をしているところです。  大切なことは、学習や訓練などを通して子供たちが、地域の特性を含め自然災害等に関する正しい知識を持って、自ら考え、判断し、危険から身を守る行動を取ることなどができるようになることであると考えます。  そのため、これらを訓練を含めた取組が形骸化しないように充実を図っていくと、これが必要であるというふうに考えております。  本町においては、今後も高い専門性を有します、警察署、それから町消防本部や防災担当部署等の外部人材と連携する中で、議員御指摘の内容を踏まえ、現在実施している取組のさらなる充実を図り、子供たちの防災等への理解を深めてまいりたいとこのように考えております。 ○議長(中井孝紀さん) 島議員。 ○9番(島 宏樹さん) ぜひよろしくお願いします。  最後になりますが、教育現場をよく御存じの教育長に伺います。  防災教育は、学校も安全計画の中で、綿密に実施をされております。その上で、子供たち自身に防災の知識を身につけ、自分で安全を確保できるようにするための危機管理能力を高める防災教育に対する重要性について、この重要性について、まず、教育長はどのようにお考えいただいているのか、さらには、学校における自然災害に対する備えについてのさらなる向上に対する教育長の思いを併せてお伺い願いたいと思います。 ○議長(中井孝紀さん) 内田教育長          (教育長内田智子さん自席答弁) ○教育長(内田智子さん) それでは、島議員御質問の、防災教育の重要性についての私の考えをお答えいたします。  近年、豪雨や猛暑などの異常気象に加え、全国各地において規模の大きな地震が頻発するなど、南海トラフ地震発生の切迫性が高まる中、防災に対する高い危機管理意識が求められております。  災害は、時間や場所を問わず発生するものでございます。また、発生したそのときに必ずしもそばに助けてくれる人がいるとは限りません。一人一人が主体的に命を守る行動を取る必要がございます。そのために、小さいころから子供たちに防災教育を行うことは極めて重要なことと考えます。  先ほどの課長答弁のとおり、各校においては危機管理マニュアルの見直しを行い、子供たちの安全に努めております。さらに、重層的に防災教育を行っており、学校での教科等の学習や避難訓練の実施により、基本的な知識など身につけられるよう指導しておりますが、やはり、学校教育だけでは十分ではございません。家庭での話合いや地域の訓練等に積極的に参加し、体験することも大切な学びであると考えております。  今後も、学校は、さらに危機管理マニュアルの見直しや職員研修を行い、家庭・地域にも御協力頂きながら、子供たちの防災意識の高揚に努め、万一大きな災害に遭遇した際にも、素早く身の安全を確保できる力を身につけさせたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(中井孝紀さん) 島議員。 ○9番(島 宏樹さん) 防災教育の最大の人的資源である教師こそ、最も災害の危機を理解し実感していただく、教師がそして気軽に、正確に防災について、日常的に子供たちに伝える環境を整備し、粘り強く不断に行っていくことが、真の防災教育と私は考えます。  ぜひ、今後とも、子供たちの安全のために、防災教育について、根気よく進めていただくことをお願いいたしまして、私の質問を終了いたします。          (島 宏樹さん議席へ) ○議長(中井孝紀さん) お諮りいたします。  本日の会議はこれまでにとどめ、後日一般質問を行いたいと思います。  これに御異議ありませんか。          (「異議なし」と言う者あり) ○議長(中井孝紀さん) 異議なしと認めます。  よって、後日一般質問を行うことに決しました。  この際、御通知いたします。  明16日午前10時から本会議を再開いたしますので、御出席くださいますよう通知いたします。  本日はこれをもって延会といたします。  長時間にわたり大変御苦労さまでございました。                午後 3時43分 延会   上記は会議の経過を記載して、その相違ないことを証するため、ここに署名する。   久御山町議会議長        中  井  孝  紀       署名議員        田  口  浩  嗣       署名議員        戸  川  和  子...