大山崎町議会 2021-06-22
令和 3年第2回定例会(第5日 6月22日)
令和 3年第2回定例会(第5日 6月22日) 令和3年
大山崎町議会第2回
定例会会議録−第5号−
令和3年6月22日(火曜日)午前10時00分開議
〇
出席議員(12人)
1番 島 一嘉 議員
2番 西田 光宏 議員
3番 山中 一成 議員
4番 北村 吉史 議員
5番 嘉久志 満 議員
6番 岸 孝雄 議員
7番 辻 真理子 議員
8番 朝子 直美 議員
9番 渋谷 進 議員
10番 井上 治夫 議員
11番
波多野庇砂 議員
12番 井上 博明 議員
〇
欠席議員(0人)
教育費においては、
小中学校の
ICT支援員派遣事業について、
委託事業から直接雇用に切り替えたことについての質疑がありました。
第39
号議案 専決処分の承認を求めることについて(令和2年度
大山崎町円明寺区
財産管理特別会計補正予算(第2号))では、
中ノ池売却に向けての
測量業務が昨年度中に完了しなかった理由や
進捗状況、今後の業務についての質疑があり、測量に入る前の業務の整理に時間を要したことから年度を超える事業となったこと、昨年度は予備調査を終え、今年度は引き続き、境界確定、測量と業務を進めるとの答弁がありました。
第44
号議案 令和3年度
大山崎町
一般会計補正予算(第2号)では、総務費において、消防団活動服の購入費の提案が3月当初予算時になかったのはなぜかとの質疑があり、3月31付で民間団体からの助成金交付が決定したことによるものとの答弁がありました。
民生費において、国の新型コロナウイルス対策である子育て世帯への特別給付金について、対象者数や、家計急変世帯の把握方法などについての質疑があり、対象人数は150世帯300人との見込みで予算計上しており、家計急変世帯については、申請が必要なため、18歳未満の児童並びに20歳未満の障害児を養育しておられる全世帯に制度案内の通知を送付するとの答弁がありました。
衛生費において、ワクチン接種事業について、高齢者の接種会場への移動支援としてのタクシーの確保状況は十分かや、これから暑くなる中、接種率を引き上げるためにも、高齢者に寄り添った対応をとの要望、「うぐいす号」の活用をとの質疑があり、タクシーの台数については、予約制にすることで確保していること、また、うぐいす号の活用については、各個人の接種予約時間に間に合うように巡回させることが難しいとの判断をしているとの答弁がありました。
また、抗原検査事業について、検査キットの活用方法を問う質疑があり、保育所・幼稚園・学校など、集団で過ごすことが避けられない仕事に従事している方を対象に進めていきたいとの答弁がありました。
以上が、
審査概要でございます。
審査の結果、お手元に配付しております
委員会審査報告書のとおり、第38
号議案及び第39
号議案は、
全員賛成により、承認すべきものと、第44
号議案及び第45
号議案は、
全員賛成により、原案のとおり可決すべきものと決しました。
なお、第39
号議案につきましては、留保とする委員がございました。
以上で、
予算決算常任委員会の
委員長報告を終わります。
○(
山中一成議長) これより、ただいまの
委員長報告に対する質疑を行います。
〔「なし」と言う者あり〕
○(
山中一成議長) 質疑はないようですので、これをもって
委員長報告に対する質疑を終結いたします。
ただいまより、各議案について、討論、採決を行います。
初めに、第38
号議案 専決処分の承認を求めることについて(令和2年度
大山崎町
一般会計補正予算(第12号))について、討論を行います。
まず、反対者の発言を許します。
〔「なし」と言う者あり〕
○(
山中一成議長) 次に、
賛成者の発言を許します。
〔「なし」と言う者あり〕
○(
山中一成議長) 討論を終結いたしまして、採決いたします。
第38
号議案 専決処分の承認を求めることについて(令和2年度
大山崎町
一般会計補正予算(第12号))について、承認することに賛成の方は起立願います。
〔起立する者あり〕
○(
山中一成議長)
起立全員です。
したがって、第38
号議案 専決処分の承認を求めることについて(令和2年度
大山崎町
一般会計補正予算(第12号))は、承認することに決定いたしました。
○(
山中一成議長) 次に、第39
号議案 専決処分の承認を求めることについて(令和2年度
大山崎町円明寺区
財産管理特別会計補正予算(第2号))について、討論を行います。
まず、反対者の発言を許します。
〔「なし」と言う者あり〕
○(
山中一成議長) 次に、
賛成者の発言を許します。
5番 嘉久志 満議員。
○5番(嘉久志 満議員) 6月16日に開催されました
予算決算常任委員会におきまして、留保しました第39
号議案 令和2年度
大山崎町円明寺区
財産管理特別会計補正予算(第2号)の賛成討論をさせていただきます。
同議案の質疑応答の中で、町長より丁寧な説明がなされなかったため、その場での賛否については控えさせていただきました。しかしながら、本議案に関しては、何の問題もないということで、賛成といたします。
以上です。
○(
山中一成議長) 10番 井上治夫議員。
○10番(井上治夫議員) 第39
号議案について、賛成の討論をいたします。
予算決算常任委員会では、中ノ池の所有者である円明寺区のような、財産区について議論がありました。そもそも財産区とは、慣例で村民が長らく利用してきた山やため池など、言わば、生活資源を共有するものでしたが、時代が変わり、今の中ノ池などは生活資源として利用はなくなっていると聞いております。
本来、財政の規模は市町村単位ですが、
大山崎町には、円明寺・下植野・
大山崎の3つの財産区があります。3つの村が
大山崎町に合併されるときにつくられたもので、その歴史や存在は尊重されるべきものと考えますが、
大山崎町の特別会計となっている財産区の在り方については、時代に応じた検討が必要だと考えます。
中ノ池については、かつて近隣には、ため池が4つあり、一番上の池は第二
大山崎小学校が建っています。2つ目の池は第二
大山崎小学校のプールと学童保育の施設がありましたが、今は町有地を民間の保育園に無料で貸し出しています。
近隣住民からは、「中ノ池も、高齢者施設や子どもたちが自由に集まれる場所など、公共の場所にしてほしい」また、「自然と景観を少しでも残してほしい」などの声があります。
中ノ池の測量、その後の土地活用については、円明寺財産区の方々や近隣住民の声を大切にして進めていただくことを要望して、賛成の討論とさせていただきます。
○(
山中一成議長) 1番 島 一嘉議員。
○1番(島 一嘉議員) 第39
号議案 専決処分の承認を求めることについて(令和2年度
大山崎町円明寺区
財産管理特別会計補正予算(第2号))について、
予算決算常任委員会では、
大山崎クラブは留保の態度でしたが、本会議では賛成の態度で討論いたします。
大山崎町には3つの財産区があります、歴史的には、
大山崎・円明寺・下植野の3つの村が明治22年に合併し、
大山崎村となり、やがて町となりました。区というものは昔からの村という自治体であり、住民を一つに束ね、災害があったときには力を合わせて、避難誘導、災害復旧に炊き出しや人足としての公共事業に取り組んでまいりました経過がございます。
先人らの貢献があってこそ、現在の
大山崎町があるのであります。幾多の災害を住民の協力で乗り越えてきた歴史のある組織で団結力・行動力につながっていると思います。
従来の地域に、新しい住宅ができて、区という形は残しながらも、新しく町内会という組織ができ、区で所有していた土地は、登記上、町の所有となり、管理を区が行う形になりました。
しかし、区の体制も様々あります。例えば墓地についても、墓地を開発し、区画整理して販売する墓地経営してきた区と、地域の墓地として管理している区。墓地経営の区では、〇〇霊園というような販売管理を行っておりますが、一方、地域墓地は、墓地の形状が大小様々であり、通路も凸凹しております。墓地ブームのときに、たまたま墓地を販売しましたが、地盤がしっかりしておらず、墓石が傾いて補償問題になった例もございます。販売できる墓地でないのが地域墓地でございます。そういう墓地を管理している区は営利を目的としている企業とは違います。このようなことは町も把握しているものだと思いますが、それなのに町長は、
予算決算常任委員会の中で、区の構成すら知らないと発言されました。区の歴史や存続意義を感じるならば、そのような発言はできないと思います。
町長の発言に抗議を行うために、
委員会では留保いたしました。
しかし、区という自治組織の中で、公民館の老朽化や台風被害で解体がありまして、何とか活動拠点を再構築したい思いで今回の事業は行われています。
事務局としても、適正に管理される中、前川町長におかれましては、先人の御尽力に感謝し、謙虚な姿勢で住民に寄り添われることを期待しまして、我々は賛成といたします。
以上です。
○(
山中一成議長) 6番 岸 孝雄議員。
○6番(岸 孝雄議員) 第39
号議案 専決処分の承認を求めることについて(令和2年度
大山崎町円明寺区
財産管理特別会計補正予算(第2号))につきまして、
委員会の中では留保させていただきました。その理由は、
委員会質疑の中で、先ほど来出ております理事者側の答弁の内容についてでございます。この答弁の内容からは、この区に関する権利について、やはり、権利関係に疑義を抱く念が多々ございました。その意をもって留保したものでありますが、この間、行政実例等々、詳細な調査をしていくに当たり、特段の疑義、懸念がないものと判断をさせていただき、改めてこの場で賛成の意を表明するものでございます。
以上です。
○(
山中一成議長) 討論を終結いたしまして、採決いたします。
第39
号議案 専決処分の承認を求めることについて(令和2年度
大山崎町円明寺区
財産管理特別会計補正予算(第2号))について、承認することに賛成の方は起立願います。
〔起立する者あり〕
○(
山中一成議長)
起立全員です。
したがって、第39
号議案 専決処分の承認を求めることについて(令和2年度
大山崎町円明寺区
財産管理特別会計補正予算(第2号))は、承認することに決定いたしました。
○(
山中一成議長) 次に、第44
号議案 令和3年度
大山崎町
一般会計補正予算(第2号)について、討論を行います。
まず、反対者の発言を許します。
〔「なし」と言う者あり〕
○(
山中一成議長) 次に、
賛成者の発言を許します。
9番 渋谷 進議員。
○9番(渋谷 進議員) 今回の補正予算は新型コロナウイルス対策に対して、町長を先頭とした町の積極的な姿勢がうかがわれる内容であります。
昨年度と同様、修学旅行が中止された場合のキャンセル料の
公費負担などのほか、
ワクチン接種に関する諸事業について、我々は、接種予約の混乱や会場での混乱等を防ぐ対応や、あるいは接種に来られた方々への配慮、高齢者の足確保などを要望してまいりましたが、予約のための電話回線を増やし、会場運営を一括して
委託事業とし、接種会場までの移動手段としてのタクシーチケットの配付など、こうした要望を一部実現したものとして評価いたします。
また我々は、地域での感染拡大を抑え込むためには検査が必要と要望してまいりましたが、今回の抗原検査キットの配付事業は、学校・保育所・幼稚園などの職員を対象とし、未然に感染拡大を抑え込むことを目指した積極的なものと評価いたします。
さらに、この間の
コロナ禍によって顕在化いたしました生活困難の住民へのサポートという課題では、低所得の子育て世帯のうち、独り親世帯以外の世帯に、子ども1人当たり5万円の給付を行う事業、これを現時点で把握できていない対象世帯にはお知らせ文書を送付し、できる限り必要な住民に給付が行き届くように努力するとの姿勢は高く評価するものであります。
なお、この独り親世帯への給付、及び今回のそれ以外の低所得子育て世帯への給付は、国主導による事業ではありますが、行政が把握している住民には、申請を必要とせず、直接口座に振り込むとの方法を取るよう、国は指導しております。これは、緊急事態の下、できるだけ早く給付してほしいとの国民からの強い要望を受けて、従来の申請主義を改善したものとして注目しているところであります。
そこで、町が、独自施策であるタクシーチケットについても、申請を必要とせず対象者に直接送付する方法を取ったことは、積極的な対応として評価できるものであります。
さて、予算措置ではありませんが、我々が要望してきました生理の貧困にいち早く対応したことは、マスコミでも紹介されるほどであり、積極的な施策として高く評価できるものであります。
なお、今後の対応についての要望ですが、ワクチン接種を希望する方に取り残しが起こらないように一層のきめ細かい対応をすること。生理用品を配布するときに、低所得者への支援策などを説明したビラ、こうしたものを同時に添付するなど、特に、いわゆるエッセンシャル・ワーカーへのワクチン接種は、南山城村が始められ、長岡京市でも行われると聞いております。ぜひ本町でも抗原検査と併せて実施する方向で検討されることなどを要望いたしまして、賛成といたします。
○(
山中一成議長) 討論を終結いたしまして、採決いたします。
第44
号議案 令和3年度
大山崎町
一般会計補正予算(第2号)について、原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。
〔起立する者あり〕
○(
山中一成議長)
起立全員です。
したがって、第44
号議案 令和3年度
大山崎町
一般会計補正予算(第2号)は、原案のとおり可決されました。
○(
山中一成議長) 次に、第45
号議案 令和3年度
大山崎町
介護保険事業特別会計補正予算(第1号)について、討論を行います。
まず、反対者の発言を許します。
〔「なし」と言う者あり〕
○(
山中一成議長) 次に、
賛成者の発言を許します。
〔「なし」と言う者あり〕
○(
山中一成議長) 討論を終結いたしまして、採決いたします。
第45
号議案 令和3年度
大山崎町
介護保険事業特別会計補正予算(第1号)について、原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。
〔起立する者あり〕
○(
山中一成議長)
起立全員です。
したがって、第45
号議案 令和3年度
大山崎町
介護保険事業特別会計補正予算(第1号)は、原案のとおり可決されました。
――
――――――――――――――――――――――――――
○(
山中一成議長) 日程第15、請願第1号
日本政府に
核兵器禁止条約に署名・批准する事を求める意見書の提出を求める請願、及び、日程第16、陳情第3号 議会(
一般質問)ライブ(ネット)配信に関する陳情書を
一括議題といたします。
ただいま議題といたしました1件の請願、1件の陳情は、6月11日の会議で、
総務産業常任委員会に付託したものでありますが、配付いたしておりますとおり、審査を終わり、
委員長から
議長宛てに
審査報告書が提出されております。
各請願、陳情の
審査経過、結果について、
委員長の報告を求めます。
島
一嘉総務産業常任委員長。
〔島
一嘉総務産業常任委員長登壇〕
○(島 一嘉 総務産業常任
委員長) それでは、
総務産業常任委員会の
委員長報告を行います。
去る6月11日の本会議におきまして、当
委員会に付託されました、請願第1号及び陳情第3号についての審査を、6月14日、第1
委員会室におきまして、町長、副町長、教育長及び
担当職員の出席を得て行いました。
請願第1号
日本政府に
核兵器禁止条約に署名・批准する事を求める意見書の提出を求める請願におきましては、国民の安心・安全を最優先に、同盟国の核抑止力は必要である。ロシア、中国、北朝鮮がどのように動くか国会レベルの話であるという意見があり、賛成意見として、核に対する抑止力として議会から発信すべきであるという意見がございました。
陳情第3号 議会(
一般質問)ライブ(ネット)配信に関する陳情書では、住民からの声、陳情であり、議会としてどうするのか。議会改革特別
委員会で取組中。開かれた議会として前向きに取り組む。
大山崎町の議会では時期早々であるとの声がありました。
審査の結果、お手元に配付しております請願
審査報告書及び陳情
審査報告書のとおり、請願第1号は、賛成少数により、不採択とすべきものと、陳情第3号については、
全員賛成により、採択すべきものと決しました。
なお、陳情第3号におきまして、留保とする委員がございました。
以上で、
総務産業常任委員会の
委員長報告を終わります。
○(
山中一成議長) これより、ただいま報告のありました各請願、陳情について、一括して
委員長報告に対する質疑を行います。
〔「なし」と言う者あり〕
○(
山中一成議長) 質疑もないようですので、これをもって
委員長報告に対する質疑を終結いたします。
ただいまより、各請願、陳情について、討論、採決を行います。
初めに、請願第1号
日本政府に
核兵器禁止条約に署名・批准する事を求める意見書の提出を求める請願について、討論を行います。
まず、反対者の発言を許します。
12番 井上博明議員。
○12番(井上博明議員) 請願第1号に対して、反対の立場から討論いたします。
本請願は、
日本政府が
核兵器禁止条約に署名・批准することを求めるものです。
本条約は、制定交渉において、核不拡散条約(NPT)において、核保有を認められたアメリカ、ロシア、イギリス、フランス、中国の5か国の参加が得られず、また、5か国から、条約は安全保障情勢を考慮しておらず、核軍縮は段階的に進めるべきだと反対の姿勢が示されています。
また、事実上の核保有国であるイスラエル、インド、パキスタンは、核兵器は自国の安全を保障するものだと考えています。そして、国際法の下にない北朝鮮並びにテロリストの脅威も存在します。そのような厳しい安全保障環境の下で日本として安全保障を確保するには、核を含むアメリカの抑止力に依存する必要があるのが日本の現状です。
核兵器の非人道性と国の安全保障の2つの観点を考慮しつつ、核軍縮そして核兵器廃絶の実現を目指すべきと考えます。
日本維新の会は、ポスト核不拡散条約、核軍縮に向けた新しいテーブルの構築を提言しております。
よって、日本の現状を踏まえ、本請願に反対するものです。
○(
山中一成議長) 6番 岸 孝雄議員。
○6番(岸 孝雄議員)
日本政府に
核兵器禁止条約に署名・批准する事を求める意見書の提出を求める請願につきまして、反対の立場で討論させていただきます。
本条約につきましては、御覧のとおり、これは、核兵器廃絶を求めた大変崇高な理念を掲げる条約であることは否定をする余地はございません。しかしながら、本条約については、実効性という点で懸念がございます。
まず一つに、核兵器の放棄あるいは不保持の検証について実効性ある規定がない。これがまず一つ。そして、最も決定的な懸念としては、この条約には拘束力が批准国にしか及ばない。こういった問題がございます。現実的に、核兵器を保有する保有国、これは、現在のところどの国もこの条約に批准をしていない。この状況でございます。
また、さらに、先ほども他の議員からございました、インド、パキスタン、イスラエル、北朝鮮、こういった核保有を認められている、あるいは事実上、核を持っていると確認されるような国家についても、同じ状況でございます。このような状況で、本当に核廃絶ができるのかどうか、実効性、実現性という厳しい目で我々は判断をしていかなければならないかと考えるところでございます。
また、この最大の懸念というのは、保有国及び非保有国の感情的な対立をつくり出す、こういった懸念も否定をできるものではございません。我が国は、日本国憲法前文にありますように、「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」このように我々の最高法規である日本国憲法前文は、話合い、そして平和的な手段をもって、世界平和、また我々の生存の安全の確保、これを誓っているものでございます。この点に立って、我が国、総理は、国会において、現実的に核軍縮を進める道筋の追及が適切であるとの我が国の立場に照らし、条約に署名をする考えはないということを明らかに表明されたものでございます。
これは、唯一の戦争被爆国としての、我が国が、核兵器廃絶あるいは核軍縮を追及するのは当然である。しかしながら、我が国政府においては、再び我が国、国土、そして、我が国民を核の傘下に見舞われないよう、日本を守り抜く責務、これを崇高に示されたものと確信してやまないところでございます。
以上のことから、実効性を尊重するこの視点で、この本請願については、反対の異を唱えるものでございます。
以上です
○(
山中一成議長) 11番
波多野庇砂議員。
○11番(
波多野庇砂議員) 反対の立場で討論します。
確かに、相手国をお互いに脅したり、駆け引きに使ったり、破壊する目的の核兵器は不要でありますし、この請願、出されたお気持ちは分かります。1点目です。
国政レベルの問題でありまして、というのが2点目です。
さらに、心配するのは、先ほどからいろいろ御意見あるように、ロシア共産党、中国共産党、北朝鮮共産党、いずれも1党独裁の国が非常に多いわけです。そういう中で、本当に同じ方向の条約は結べるのかどうか、やはり、これは国政レベルの話であります。
それと、ちょっと変わるのですけれども、
委員会でも、ちょっとロマンチックふうに申し上げたのですけれども、私、小さいときから、田舎の空気は非常に美しいのです。空は澄み通っています。蛍と流れ星の競演があるのです。その頃には、まだ人工衛星は飛んでいません。空には確かに大抵流れ星が流れるのです。流れ星は隕石なのです。つまり、歴史上、1つの大きな島相当のいわゆる隕石、流れ星は、メキシコ湾に突入して、それで世界はえらいことになっていますね。
地球がつぶれなかっただけよかったのです。海水は空に舞い上がって、太陽が差さない長い年月が続いたのです。それがいわゆる氷河時代ですね。つまり、その時代の恐竜、生き物が全ていなくなって、かなり生物も入れ替わった。これは、私たち学校でもちゃんと習った話ですし、今もさらに研究がなされて、隕石がいっぱい宇宙から飛んでくるのは事実なのです。今の科学の流れの中で、地球に激突してくる可能性のある隕石は、テレビを見ていますと、かなり計算して読めるのです。スーパーコンピューターです。つまり、科学者は、隕石をこのままにしておいたら、地球に激突すると。それだから、宇宙にあるところ、飛んでくる状態のところへ、普通の爆弾じゃ駄目なのだから、核兵器クラスの物でもって、飛んでくる隕石の軌道を少し何とか変えることによって、早めに、そういったリスクはなくなると、そういうことなのです。だから、こういう話も全部、国のことなのです。ということで、とにかく反対、反対の立場ではないと、そういうことです。
以上です。
○(
山中一成議長) 次に、
賛成者の発言を許します。
8番 朝子直美議員。
○8番(朝子直美議員) 請願第1号
日本政府に
核兵器禁止条約に署名・批准する事を求める意見書の提出を求める請願に賛成の討論をいたします。
現在、この6月21日付、昨日付で、この求められている同様の意見書や決議を上げている
地方自治体は、全国で571自治体、32%まで広がっております。京都府内においては、綾部市、宇治市、亀岡市、木津川市、京田辺市、向日市、精華町、南山城村の8自治体であります。本町議会において、今回、
賛成者が少ないということは大変残念に思っております。
現在、世界には1万3,400もの核兵器があるという事実は、人類に大きな脅威となっております。
核兵器は、その圧倒的な破壊力で、たった1発で、一瞬のうちに多くの人の命を奪い、街を壊滅させます。放射能による被害は、地域も年月も超えて広がり、多くの人々を長年にわたり苦しめ続けます。このような苦しみを、もう二度と世界中の誰も経験してほしくない。この思いから、被爆者の皆さんは、思い出すこともつらい、苦しい経験を世界に向けて発信し、世界から核兵器をなくそうと、まさに血のにじむ思いで、粘り強い運動を続けてこられました。
国際社会は既に、大量破壊兵器や生物・化学兵器は非人道的であるとして、その多くを禁止しています。核兵器がここに加わることは当然のことであり、被爆者の声が、平和を願う人々を、世界を動かし、「人類と核は共存できない」という大きな流れとなり、
核兵器禁止条約へと結実しました。これは、請願でも紹介されているとおり、禁止条約前文に、「ヒバクシャの受入れがたい苦難と被害に留意し」という一節が明記されたことからも明らかであります。
さらに、
核兵器禁止条約の採択と発効は、第二次世界大戦後から20世紀の後半にかけて、植民地状態であった多くの国が独立を果たしていく中で、小さな国々も大国と対等に国際社会での地位を占めるようになったことをも示しています。
核兵器禁止条約は、核軍縮についての国際的な取決めである核不拡散条約をめぐる話合いの到達を踏まえ、その最大の欠点であった、5つの核保有国の核だけを認めるという不平等性を乗り越え、全ての核兵器を違法なものといたしました。これこそが、最も確実な核兵器廃絶への道なのです。不平等な不拡散条約のもとでは、インド・パキスタン・北朝鮮などの核開発を止めることはできてきませんでした。
核保有国やその同盟国は、
核兵器禁止条約に反対し、参加しないとしていますし、核保有国の参加しない条約は無意味だと主張もしております。しかし、こうした強い反発こそが、条約が力を持つことのあかしでもあります。この条約に参加する国が増えることこそが、核兵器を持たない、使わない、なくしていくことであり、唯一の戦争被爆国である日本こそが率先して参加することを、多くの国民、また、世界の人々が期待しています。
今、人類は、地球温暖化や新型ウイルスによるパンデミックという、共通の課題に力を合わせて立ち向かわねばなりません。持続可能な社会を、地球を、未来の子どもたちに手渡せるように、大量破壊兵器で他国を威嚇し合う時代に別れを告げる一歩を共に踏み出すことを、ここにおられる皆さんに呼びかけまして、本請願への賛成討論といたします。
○(
山中一成議長) 討論を終結いたしまして、採決いたします。
請願第1号
日本政府に
核兵器禁止条約に署名・批准する事を求める意見書の提出を求める請願について、採択することに賛成の方は起立願います。
〔起立する者あり〕
○(
山中一成議長) 起立少数です。
したがって、請願第1号
日本政府に
核兵器禁止条約に署名・批准する事を求める意見書の提出を求める請願については、不採択とすることに決定いたしました。
○(
山中一成議長) 次に、陳情第3号 議会(
一般質問)ライブ(ネット)配信に関する陳情書について、討論を行います。
まず、反対者の発言を許します。
12番 井上博明議員。
○12番(井上博明議員) 陳情第3号について、反対の立場から討論いたします。
反対の理由として、その1、
大山崎町の面積は大変小さく、約6平方キロメートルである。長岡京市の3分の1、向日市の4分の3の面積であり、町内のどこからでも容易に議会までたどり着くことができます。ネット配信は、面積が大きく、容易に議会に来にくい自治体にこそ必要であると考えます。
その2、予算面についてです。
一般会計予算において、長岡京市の5分の1、向日市の7分の2の予算規模であり、2市と同様のことを実施すべきとは考えられない。また、議会事務局職員の数、マンパワーも考慮するべきであると考えます。
その3、開かれた議会とは、ネット配信ではなく、各議会終了後に町民のための議会報告会等を開催することこそ、開かれた議会と言えると考えます。議会報告会などは、費用もあまりかけずに開かれた議会を実行できると思います。
その4、税金の使い道として、他の
優先事項がないのか、例えばペーパーレス化による経費の削減に資する議会デジタル化等優先すべきと考えるからです。
結論として、ネット配信に係る初期費用、維持費用、必要人数等を鑑み、現時点においては反対するものといたします
○(
山中一成議長) 11番
波多野庇砂議員。
○11番(
波多野庇砂議員) 本件につきましては、一言で言いますと、時期尚早であると、自由でありますけれども。先ほど御意見がありましたように、同感ということが1点と、動かないけれども、一応それなりのシステムが既にあるということであって、一部の町民さんの御意見なのですけれども、簡単に言えば、議員たちの都合のいいことはすぐ決まるけれど、給食、3年以上かかって、ましてや、やっと動きだしましたけれども、小学校のリフォーム、これも7〜8年かかっているのです。公民館も相変わらず、かなりかかるのではないかと、そういう状況で、非常に町民さんはかなり御不満、当然だと思います。そんな状況の中で、時期尚早の意味は、議員たちに都合のいいことは、すっと決まるのだけれど、どうなんだと、こういうことなのです。
以上です。
○(
山中一成議長) 次に、
賛成者の発言を許します。
2番
西田光宏議員。
○2番(
西田光宏議員) 陳情第3号 議会(
一般質問)ライブ(ネット)配信に関する陳情書に対し、賛成の立場で討論いたします。
さきの
総務産業常任委員会でも述べましたが、乙訓地域、向日市議会、長岡京市議会では、既にライブ(ネット)による配信がされております。
大山崎町におきましても、この件に関して、話合いを進めてまいりました。
開かれた議会として、
一般質問や議会
委員会での内容を、広く住民に多くのアイテムを利用してお知らせすることは、重要であると考えます。このたび、住民の方より、この陳情書が出されました。ここには、「現在の
コロナ禍の現状においては感染予防の観点から早急に実施すべきと考えられ、高齢化社会が進む昨今、高齢者や障害者及び要介護者にとっても、なくてはならないサービスと考えます」と書かれております。これは大変深い内容であります。これを深く受け止めまして、この陳情に対し、賛成することに問題はないと考えておりますので、賛成の立場を取りたいと思います。ありがとうございました。
○(
山中一成議長) 8番 朝子直美議員。
○8番(朝子直美議員) 陳情第3号 議会(
一般質問)ライブ(ネット)配信に関する陳情書について、賛成の立場で討論いたします。
私たちのところにも、この陳情者じゃない住民さんからも、特に
コロナ禍というところでの傍聴の規制等もある中で、ネットの配信というものをぜひともやってほしいということも聞いております。この間、議会改革特別
委員会でも、委員としても話合いをしております。どういう形で、項目一つ一つ、例えば
委員会もやってほしいということで、この陳情にはありますが、その全てができるかどうか、またそれは今後の話合いの過程、結果だと思いますが、趣旨としてこれを進めていくということに対しては、賛成したいと思います。
○(
山中一成議長) 6番 岸 孝雄議員。
○6番(岸 孝雄議員) 陳情第3号 議会(
一般質問)ライブ(ネット)配信に関する陳情書について、賛成の意を持って討論させていただきます。
現在、議会改革特別
委員会において、この問題、議論しているところでございます。我々の最高法規たる議会基本条例、こちらには開かれた議会の実現という崇高な理念がございます。
今、当該改革
委員会では、様々な課題を精査しながら、議論を進めているところでございます。私自身も実効性、そして合理性、しっかりと議論して、実現に向けて進めていきたい。このように考えているところでございます。この状況から、当該陳情書について、賛成の意を表するものでございます。
以上です。
○(
山中一成議長) 討論を終結いたしまして、採決いたします。
陳情第3号 議会(
一般質問)ライブ(ネット)配信に関する陳情書について、採択することに賛成の方は起立願います。
〔起立する者あり〕
○(
山中一成議長) 起立多数です。
したがって、陳情第3号 議会(
一般質問)ライブ(ネット)配信に関する陳情書については、採択することに決定いたしました。
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○(
山中一成議長) 日程第17、
議員派遣の件を議題といたします。
8月6日に、京都府自治会館において開催予定であります京都府町村議会議長会主催の議会広報編集正副
委員長研修会に、辻 真理子広報常任
委員長及び島 一嘉副
委員長の2名を派遣することにいたしたいと思います。
これに御異議ございませんか
〔「異議なし」と言う者あり〕
○(
山中一成議長) 異議なしと認め、ただいま申し上げましたとおりに決定いたします。
以上で、本日の日程は、全て終了いたしました。
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○(
山中一成議長) これをもって本日の会議を閉じ、令和3年
大山崎町議会第2回定例会を閉会いたします。お疲れさまでした。
11時17分 閉会
地方自治法第123条第2項の規定により署名する。
大山崎町議会議長 山 中 一 成
会議録署名議員 北 村 吉 史
会議録署名議員 嘉久志 満...