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平成30年第4回定例会(第3号12月12日)

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  1. 大山崎町議会 2018-12-12
    平成30年第4回定例会(第3号12月12日)


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    平成30年第4回定例会(第3号12月12日)          平成30年大山崎町議会第4回定例会会議録-第3号-         平成30年12月12日(水曜日)午前10時00分開議   〇出席議員(12名)                 1番  島  一嘉  議員                 2番  西田 光宏  議員                 3番  山中 一成  議員                 4番  北村 吉史  議員                 5番  嘉久志 満  議員                 6番  岸  孝雄  議員                 7番  辻 真理子  議員                 8番  朝子 直美  議員                 9番  渋谷  進  議員                10番  井上 治夫  議員                11番  波多野庇砂  議員                12番  井上 博明  議員 〇欠席議員(0名)
    〇地方自治法第121条の規定により、説明のため出席した者           町長        前川  光           教育長       中條  郁           総務部長      蛯原  淳           総務部理事(兼)  田中 一成           政策総務課財政担当課長           健康福祉部長    野田 利幸           環境事業部長    山元登志夫           環境事業部理事   松村 実生           (兼)上下水道課長           環境事業部理事   寺井 昭博           (兼)建設課長           教育次長      辻野  学           政策総務課長    本部 智子           政策総務課     斉藤 秀孝           企画観光担当課長           税住民課長     大西 博之           健康課長      山岡  剛           福祉課長      久貝  茂           経済環境課長    北村 光子           天王山対策課長   林   亨           学校教育課長    矢野 雅之           生涯学習課長    堀井 正光           会計管理者(兼)会計課長                     皿谷 吉彦 〇出席事務局職員            事務局長     谷利 俊彦            書記       谷山 勇太            書記       新田奈都子 〇議事日程(第3号)   日程第1.会議録署名議員の指名   日程第2.一般質問        質問順序 6.波多野庇砂             7.井上 治夫             8.山中 一成             9.朝子 直美            10.西田 光宏            11.北村 吉史   日程第3.請願第2号 幼児教育振興助成に関する請願   日程第4.請願第3号 第三者機関を設置し不透明な公共工事の徹底究明を行う              ことをもとめる請願   日程第5.請願第4号 大山崎町の公共交通の整備・充実に関する請願書   日程第6.陳情第3号 ひとり親家庭への支援強化についての陳情書  ──―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――                  午前10時00分 開議 ○(渋谷 進議長) おはようございます。  ただいまの出席議員数は12名です。定足数に達しておりますので、平成30年大山崎町議会第4回定例会を再開いたします。  直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付いたしましたとおりです。  これより日程に入ります。        ──―――――――――――――――――――――――――― ○(渋谷 進議長) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第122条の規定によって、7番 辻 真理子議員及び8番 朝子直美議員を指名いたします。        ──―――――――――――――――――――――――――― ○(渋谷 進議長) 日程第2、一般質問を行います。  昨日に引き続き一般質問を行います。  質問順序によりまして6人目として、11番 波多野庇砂議員に質問を許します。  11番 波多野庇砂議員。                 (波多野庇砂議員登壇) ○11番(波多野庇砂議員) おはようございます。会派のぞみ波多野庇砂です。本日はありがとうございます。  早速ですけれども、私、振り返りますと、1年生の4年間、江下町政でありまして、野党でありました。案件により、是々非々とした形でありました。2期目は、山本町政でも野党でございました。8年間、野党なれしているかと思うのですけれども、3年生となりまして、与党の位置づけとなったものでございます。家族では、野党なれを心配する声に耳を傾ける次第でございます。  初めに、私もテレビで観戦します国際的なスポーツ、卓球、バレー、テニス、柔道等々、試合の終了時には、勝者と敗者が健闘をたたえ、握手またはハイタッチを見るものであります。スポーツに係る精神であり、人としての精神であります。  ところで、某町民さんの目撃によるお話であります。  選挙が終了し、翌日の駅の付近で当選した方が某氏に対して、朝の挨拶とともに握手を求めたところ、これを明確に拒否したというものでありました。どうなんだろうとの疑問符を述べてこられたわけでありますが、対する私のコメント並びに、これ以上の問答はしないものの、一言、公人としていかがな事情であるのか、少々情けない旨思うものであります。  次に、もう一点気になる事象についてであります。  どんなスポーツも特に国際試合で選手たちは日の丸を国歌とともに掲げたい。ただただ優勝てっぺんの勝者を目標に頑張るわけであります。せんだって、フィギュアスケート女子世界グランプリファイナルで、関大の紀平選手が優勝し、日の丸を国歌「君が代」とともに表彰され、私もテレビ観戦で感動したわけであります。  また、社会では、子どもたちは、入学、卒業、そして、入学式、卒業式が繰り返され、お祝いとなります。  また、日本国民の自負を確認し、私としては幸せに思ってきましたし、その考えに何らの疑いはないわけでありますが、議員になってからこの考えと少々異なる方がいらっしゃるということに驚いているものの、それはそれで自由でありますし、私がとやかく申し上げることではないわけであります。  しかし、子どもたちの手前、そしてお祝いの式としてどうなんだろうとの私の疑問はそのままのていであり、この場ではこれでとめ置くものであります。  それでは、前川新町政の誕生に、期待申し上げる次第であります。  なお、本議会が第1回目となることから、この際、大山崎町の近年における各時代の町政の歴史的な経緯、流れについて、簡単に検証したいわけであります。  当町の50年間の人口推移は、わずか1万5,000人から1万6,000人であります。住民税の収受、個人、法人合わせて約12億円が債権であります。ほぼ人件費で他の必要経費の町費は、固定資産税の収受約14億円が当町の現状の収入であり、これをもとに、国・府からの各種の補助・交付を収受する形でありますが、どんな事業も100%の補助はないと考えるべきでありますし、必ず、それぞれの事案に規定される当町の負担が必要であることは言うまでもありません。逆に言えば、この頭金に相当する資金があれば、国・府から規定に基づく補助金の申請ができることとなります。  したがって、結論として、第1に、自治体として、無駄な支出はしないこと。つまり失敗施策を重ねないことが重要であります。したがって、当町における町政の歴史的事象について検証すべく、研さんによる失敗と無駄について述べることとします。  第2に、自治体として収入源をいかに確保するかであります。前山本町政では増税で、町民に負担を強制し、片や資金的にも大きな無駄施策の数々、また、第2保育所の代替地プランでは、使えるプールをぶっ壊し再構築で約2億円、さらに、旧プールの解体では、あれよあれよの追加のオンパレードで約9,000万円。一方の事例では、別の場所で50坪の地代で年間約67万円と聞いています。しかし、716坪の地代をただ、案分すれば年間960万円になりますし、20年間の地代が約2億円となりますが、ただであります。論理の説明を求めましたが、その答弁は不明瞭、不可解で終始した経緯でありました。  まとめれば、町民満足度の著しく低い施策に大きな町民負担となり、的確な説明もできず、しかし強引なスケジュールで強行された結果、町民の不満が渦巻く結果が示された形が、このたびの町民の意思によって、新体制が選出されたと考えています。今ここでは、旧体制についての問題点等々の多くは取り上げないものの、多くの有権者が無駄施策の判断と説明不十分、さらには、強引な町政の運営にノーの審判を下したと総括できるものであります。  したがって、新町政におかれましては、こうした類例を反面として、透明・公正、町民のための満足度を重視した町政の運営を期待するものであります。  次に、新町政の船出に際し、大山崎町政の歴史的過去の町政を見詰め直し、検証・研さんを積むべしであります。過去から学ぶべきを学び、TOMORROW明日のために旨考えるものであります。  1.昭和57年12月から平成6年12月、3期12年間お務めいただきました元大北町政、自民系と共産系が当初の与党での出発であります。失態となった3大ミスリード、無条件でジャンクションを認め、年間約1億5,000万円の税収がゼロになり、既に20年間経緯しています。30億円もの税収がゼロになったわけであります。つまり、2市1町の中で当町民のみの負担と同じ意味となります。  なお、平成30年12月までに自民会派を相続しながら、ほおかむりのていで推移。明確な形での解決はなされず、国・府からの補助金項目にずばりの対策項目すらなしの現状であり、係る該当の会派は、継承・相続しているわけであり、PRでは中央と太いパイプの宣伝どおり解決努力されるべきことであります。  なお、大山崎町民の多くに地域の府会議員に係る不満の声が高まっています。  なお、当町民のみのジャンクション代金の負担と同じ実態はエンドレスとして続いていくこととなります。会派のぞみの解決策とは、長岡京市民となる、合併以外にはありません。  なお、泉佐野市では同様のパターンで、毎年通過カウント方式で約3億円収受しています。小規模自治体の人材難ゆえに、解決策は、再度申し上げます。長岡京市民になることであります。  3大ミスリードのうちの上水道問題とは、府と契約した水量分の支払いが続く中、しかし実際には約半分程度の使用のための超割高となる家庭の水道料金の問題議会関連についてであります。当時の与党自民系会派と当初の与党共産会派は、ともにその後から平成30年12月までの現在において、各議員は異なれど、会派として相続しているわけであり、自民系のほおかむりではないのか、共産系の文句と要求ばかり、実質ほおかむりではないのか。  さらに、当地区の府会議員の質問には、水道問題を取り上げた事例は見かけずであります。係る報告のビラも見たこともございませんが、まるで無関係のごとしに当エリアの府会議員に対する町民の批判を聞くものであります。  現町役場の底地と建物の建設に当時約30数億円以上投入した全額は町費であります。補助金等はなしであります。近く完済のめどというものの、バブル期仕様であり、建設費用の圧縮は相当額可能であった旨、現状を見て想定できるものであります。  2.平成6年12月から平成18年12月までの3期12年間、元河原﨑町政、与党、自民系。なお、当時の時代的な背景について、平成2年4月1日付で当時の自民政権の下手施策による激震とは、橋本龍太郎当時大蔵大臣の発表でありました。不動産関連融資の全面停止であります。例えれば、東海道新幹線のぞみ号をいきなりところかまわず急停車させ、立ち往生させたにひとしく、係る我が国の経済システムの全部をとめた形でありました。  つまり不動産とは字のごとし不動担保であります。信用力の基本となる資金の流れをとめた形であり、信用システムの根幹を揺さぶる施策によって、バブル経済をつくり出しながら適格な終息のコントロールに失敗し、つまり景気の超過熱を誘因した政策ミスからさらに、過熱状態の手じまいにも政策ミスを重ねた結果、大手の不動産会社に限らず、例外なく影響が及び、当時、山一証券の破綻など、証券市場も大暴落となる形で負の連鎖が加速、飛び火をし、御存じのとおり、日本を代表する多くの都市銀行自体の債務超過が疑われる事態となり、日本国政府保証を得て総じて合併等々を経ての再建を私たちは見てきたわけであります。  平成の時代30年間とはバブル期の頂点から一気に崩壊へ、そのマイナス面が多くの国民を徹底的にいじめ抜いた時代でありました。  デフレ不況が長く続き、政治の責任を問われ、保守自民の下野が長く続いた経織でありました。こうした混乱が始まる時代に河原﨑町政の12年間であり、御苦労があったことと推測するものであります。  3期目に赤字への転換を余儀なくされ、当時の有権者の離反が起こる事態となる。  3.平成18年12月より1期4年間、真鍋町政が誕生したわけであります。与党、共産6名、野党10名でありました。府を相手に水訴訟で敗訴、その影響が長く続く経緯となり、「にそと」高速道の補償で大山崎中学校が新築され、プールは屋上に完成しているところであります。  4.平成22年12月から平成26年12月までの1期4年間、江下町政、与党、民主・公明の3名と野党9名であります。  江下町政プランで、①大山崎雨水ポンプ場の再構築計画。  次に、②跨線橋上下通行の供用へ尽力されました。  次に、③上水道施設の防災対策と耐震化施設導入本管の更新化に着手され、円明寺西法寺高位置でのブレンドで水災リスク、断水リスクが大幅に減じたわけであります。  次に、④「にそと」府道への小泉川歩道橋で中学校への通学対策。  会派のぞみ4項目に賛成をしています。なお、具体的には元江下町政プランについて、行政の継続事案として前山本町政での着工継承を含み、なお、前川新町政でも、さらに継承完成させる事案を含んでいます。  5.平成26年12月から1期4年間、与党、自公民であります。
     山本町政プラン施策①町営体育館のリフォーム4億円は、私、会派のぞみとしては、賛成をしましたが、ただし、エレベーターとクーラーは尚早であるということで、2億円分については反対をしています。  次に、②第2保育所をそのまま民営されるは、無駄な資金は要らなかったのです。使えるプールの解体と再構築の2億円も必要なかったわけであります。優先順序が異なるわけであります。  ③プールに伴う解体当初1,600万円、次に追加2,100万円、さらに追加の5,100万円、議会に付議、与党の賛成で可決しましたが、後の委員会で山本町長みずから、なぜか係る予算は執行しないと述べましたが、さらに係る民営事業者に4,500万円補助金として議会に報告のみで付議提案せず、この一連の流れについて、多くの町民からはどうなのと疑問が選挙の結果に表現された民意となったと見ています。  ④元江下町政で約50億円の町債残高(臨時財政対策債を含む=国が返済する)を山本町政が継承したわけであります。  そして、4年後となる平成31年3月末締め切りでの町債残高の想定額について答弁で63億円となり、約13億円増となったものであります。うち3億円の臨時財政対策債を含むわけでありますから、つまり、山本町政の4年間で20%もの大幅な借金増をつくり出した形であります。したがって、前川新町政は、やむを得ず、この借金の返済に取り組まざるを得ないこととなります。  仮に、この10億円を10年で返済するとすれば、毎年1億円の返済を要することとなります。正確には、今後の係る委員会でお尋ねしてまいりますが、当町小さな財政で、毎年1億円の返済は、町民生活に大きな影響となります。この10億円の中身について不要不急事案を含むわけであり、事実を伝えなければなりません。  6.平成30年12年5日付より前川新町政の胎動であります。  先ほど述べたように、前川町政として、身に覚えのない新たなる約10億円の町債の返済という重荷は、その分、今後の町民へのやるべき施策に資金面で障害となる影響は必至となるものであります。新町政による適格な施策について、今後鋭意打ち出されるものと多くの町民は期待されていると思うものの、述べたように先食いされた不要不急の行き過ぎた借金の返済は、今後に永く町民負担となる形で影響することを重ねて申し上げなければなりません。  なお、この際つけ加えなければならない内容とは、該当する借金10億円もの係る会派の選挙用のキャッチフレーズとは、中央につながる会派の町政であるから、中央からの補助金は湧き湯のごとし、しかし結果は継承時比約20%アップの10億円もの大幅な借金増の事実であります。  この事実は、当町の後世に記憶されるものであります。  それでは、次に、新町政に期待する課題についてであります。ただし、会派のぞみとしての思いについてであります。  1つには、中学校給食施設並びに老朽化する小学校給食施設の対策と構築であります。  2つに、前町政で、長く放置した中央公民館ホールの再構築であります。  3つには、2カ所の小学校校舎の経年劣化放置対策について。  まずは、等々が優先度の高い事案となるものではないでしょうか。  次に、天王山かいわいの台風被害についてであります。痛々しい折れ木、倒木被害に愕然の次第であります。  ところで私は田舎の出身であります。農業・林業のことは幼いころより、家業の手伝を通じて知っています。大きな台風等々による大きな自然災害で、一瞬にして営々と守ってきた農地が河川敷に飲み込まれ、片や大切な森林がなぎ倒れた姿を見てきたわけであります。その上での思いでありますが、天王山の早期の自然再生を望む気持ちは誰しも同じであります。しかし、人工庭園のごとしに大きな木の植林はできないわけであります。ましてやほとんどが民有地であります。その所有は多数の個人であります。したがって、多額の町費を投入できないわけであります。したがって自然災害による自然界の再生は、自然界が自然再生するのを待つ。かつて天王山においても昔こうした状況が生じたが、再生したとは、当町の某長老殿のコメントであります。  倒れた木々は、やがてその場で少しずつ朽ちることで、新しい芽が育つ肥料土となり、他の雑草の繁茂を防ぐ効果もある旨聞くものであります。  ただ、民地であるも当町が登山道として管理しているルートにおける倒木被害の除去、片づけに限り、対応する旨の費用として約1,000万円の予算が提案され、議会で全員賛成により可決されたわけであります。  仮に以外の民地におけるスペースヘの当町による関与を拡大するには、当町の小さな財政を圧迫することとなりかねず、ほかに優先すべき多くの事案の圧迫要因となりかねずを考慮すべき旨指摘せざるを得ないわけであります。  それでは、質問に入ります。  1.天王山にかかわる質問についてであります。  (1)当町における天王山にかかわる民地の所有における町道扱いとした法的根拠について、具体的に条文があるのかないのか示してください。  (2)当町における天王山の登山ルートの管理道スペースについてのほとんどは民地所有であります。当町として法的根拠をもって必要な管理費を投入するには、係る通路部分の寄附を受ける形の当町の姿勢と、係る法的な根拠設定が必要ではないのか旨質問並びに提案とするものであります。  (3)仮に係る通路部分の当町への寄附について、応じない地権者に対しては、毎年の通路の管理料として、応分の負担を請求できる天王山山系の特別な条例が必要と考えるがとして、提案並びに答弁を求めるものであります。  私の田舎は綾部市の山間部であります。地方における広大な山々や原野、田畑はそれなりの、それぞれの人々が所有をしているにもかかわらず、私の幼いころはいつも野山を駆け回る農道や山道が開かれた状態に保たれていた理由であります。  それぞれの所有者はその所有者が義務として管理をし、村全体で行うべき山道は、村用と称して、村人全員が総出で行うわけであります。体力不十分な村人は、炊き出しなど後方支援となります。  先人の知恵・地方の知恵の応用こそ必要ではないのか旨記載するものであります。  (4)関連して平地における住宅開発における公道について、大きく2区分ございます。  なお、関連する項目であり、付議する形であります。したがって、特に答弁を求めるものではありませんが。  ①大規模開発に見られる道路につきましては、大山崎町道として、将来とも所有権移管を受け入れたものについては、係る費用は町が管理をしています。  ②片や町道として受け入れない私道の所有のままでの建築確認上の公道扱いの形が大変たくさんあります。この場合ごみの回収車も入りませんし、係る道路の修理は町として行わずの形であります。天王山管理道は、私道がほとんどであり、既に現状における説明では不可解なる矛盾となるものであります。  現状における天王山かいわいの所有者の多くは、民地所有であることです。  他人地の所有の山に多くの人々が出入りする法的根拠でありますが、民法でいう入会権、いわゆる囲繞地通行権によるものと私は解釈しています。  当然、マツタケや竹の子は金銭と交換できる価値となるため、地主の了解なくば問題となりかねずとなります。また、その旨管理されている山となれば、侵入は問題となりかねません。  逆に持ち出さないものの、倒木等そのまま放置では痛々しいとして、地主に仮に無断でボランティア整備した場合、勝手に無断で旨お怒りのケースもが出てきます。民法上の根拠があるわけであります。自分のものと勝手に思って管理して、一定の期間が過ぎれば、自分の所有となる。そういう民法があるんです。  次に、急勾配となるほど、人的な危険リスクが高まります。予期せぬ倒木や落石、落下等に伴うリスクであります。参加ボランティアが増せば、さらなるリスクが高まります。ケガ・入院さらに何がとの規定について、町の広報誌には、あたかも多くのボランティア参加協力を期待する呼びかけるような体裁に見えます。つまり当町として正式にボランティア集合、参加を呼びかけた形と私は解釈します。  したがって、(5)ボランティア参加者に対する保険についてであります。  ①自己による自分自身のケガ・負傷の場合の補償であります。  ②参加者のうち、さらにお隣、ほかの参加者、家族も含めて、負傷を及ぼした場合の対人補償について、どうなるのかお尋ねします。  ③ボランティア参加の受付窓口並びに全ボランティアコントロールは、どこで誰であるのか。これは、災害地の被災地でもやはり市町がコントロールしてるように思うのですけれども、どうであるのか、当町におきまして、お尋ねします。  (6)ボランティアにはいろいろのグループがあります。各作業の内容についてのリーダーは、誰か指示する人がいるのかいないのかも含めて、お尋ねをしたいと思います。  最後に、町政全般についての町長の抱負等ございましたら、お尋ねをしたいと思います。ありがとうございます。 ○(渋谷 進議長) ただいまの質問に対する答弁を求めます。  前川町長。                 (前川 光町長登壇) ○(前川 光町長) おはようございます。ただいまの波多野庇砂議員の御質問にお答えいたします。  まず、1.天王山にかかわる質問について。  (1)当町における天王山にかかわる民地の所有における町道扱いとした法的根拠について、具体的に条文を示すなどで答弁を求めるについてであります。  天王山にかかわる町道につきましては、昭和26年10月に道路法第18条第1項の規定により、当時、天王山線、天王山狐渡線、柳谷線、馬ヶ背線として道路区域の決定を行っているところであります。  その後、昭和57年10月に大山崎線第70号、第73号、第75号、円明寺線第83号と名称を改め、道路区域の決定を行い、現在に至っております。  次に、(2)当町における天王山の登山ルートの管理道スペースについてのほとんどは民地所有であること。当町として法的根拠をもって必要な管理費を投入するには、係る通路部分の寄附を受ける形の当町の姿勢と、係る法的な根拠設定が必要ではないのか旨質問として答弁を求めるについてであります。  当該路線は道路法第8条第1項の規定に基づき、町道としての路線の認定を行っております。そして、本町道の道路管理者である大山崎町は、同法第42条第1項の規定に基づき、維持管理を行う責務を有しているため、被災した際の災害復旧を行っております。  また、いわゆる道路内民地につきましては、積極的に寄附をお願いするなど用地整理に努めているところであります。  次に、(3)仮に係る通路部分の当町への寄附について、応じない地権者に対しては、毎年の通路の管理料として、応分の負担を請求できる天王山山系の特別な条例が必要と考えるがとして答弁を求めるについてであります。  繰り返しとなりますが、道路法第8条の規定により、路線の認定を行った町道の管理につきましては、同法第42条第1項に基づき、道路管理者である大山崎町が維持管理をする責務がありますので、地権者から管理料を徴収するようなことは考えておりません。  次に、(4)関連して平地における住宅開発における公道について、大きく2区分。  ①大規模開発に見られる道路について、大山崎町へ町道として移管されるものは、将来にわたり管理される。  ②町道として受け入れられない私道の所有のままで、建築確認上の公道扱いの形がある。天王山道は私道であり、既に現状における説明では不可解なる矛盾があるについてであります。  都市計画法では、開発行為を行う場合、同法第29条の開発許可を受けることとなっております。  この開発行為におきまして、設置される道路などの公共施設につきましては、同法第32条におきまして、「開発許可を申請しようとする者は、あらかじめ、開発行為に関係がある公共施設の管理者と協議し、その同意を得なければならない」とあり、同法第39条におきまして、「開発許可を受けた開発行為又は開発行為に関する工事が完了し、公共施設が設置されたときは、その公共施設は、第36条第3項の工事の完了の公告日の翌日において、その公共施設の存する市町村の管理に属するものとする」とあります。  そして、開発行為後、適正に管理するため、大山崎町に帰属され、道路法第8条に基づく、町道としての路線の認定を行い、大山崎町が管理することとなります。  また、開発行為のうち、政令で定める規模以下の都市計画法第29条の開発許可の要らない開発行為におきまして、その敷地の形状によっては、開発者において、予定建築物の建築基準法に定める接道要件を満たすために、建築基準法第42条第1項第5号に定める、行きどまり道路のような道路である位置指定道路とするケースもあります。  このような道路は、道路管理者が管理する道路法上の道路とはなりえず、あくまで建築基準法上の道路であり、私道の所有者が管理することとなります。  このように、大山崎町が管理する道路は、あくまで道路法上の道路であり、建築基準法上のいわゆる位置指定道路は土地所有者が管理者であり、町道として路線の認定を行っている天王山道は、道路管理者である大山崎町が管理することとなります。  次に、(5)ボランティア参加者に対する保険の有無についてであります。  天王山ハイキング道のボランティアにつきましては、既に、森林ボランティア団体ほか3団体に御参加いただいておりますが、いずれの団体におきましても、それぞれの団体で傷害保険に加入していただいた上で活動していただいております。  ハイキング道の片づけは、おおむね年内には終わる見込みですが、今回の委託事業の場所としていなかった十七烈士の墓周辺の整備を行う予定をしており、その場所の整備が完了する2月下旬をめどに個人での参加も呼びかける予定をしております。  この個人での参加募集に当たりましては、人数を限定し、事前申し込みを原則といたしまして、当日参加の受け付けは考えておりません。  また、参加者の保険につきましては、町で加入し、自身のけが、対人対物保障も整った保険に加入する予定としております。  参加者はおおむね10名程度に班分けし、町職員並びに天王山で活動する森林ボランティア団体にリーダーを依頼して各班を指導し、作業を安全かつ効率よく実施できるよう進めてまいりたいと考えているところであります。  次に、(6)ボランティアにはいろいろのグループがある。各作業の内容についてのリーダーは確定しているのか否か。ボランティアの受け入れ体制について尋ねるについてであります。  町で受け付けたボランティア団体につきましては、基本的に当該団体で保険に加入していただくことをお願いしております。  事前に会長等には町役場にお越しいただき、安全管理、作業の場所等の協議を行い、現地に赴いての打ち合わせも行った上で、当日の作業を行っていただきたいと考えているところであります。  また、町職員も現地で安全管理を行い、遺漏のないよう対応してまいります。  また、ボランティアの受け入れ窓口につきましては天王山対策課とし、参加者の受け付け等の業務や、現地での対応を行ってまいりたいと考えているところであります。  今後ともボランティアと行政とが両輪となって、天王山の整備を手がけてまいりたいと考えているところであります。  以上で、この場からの答弁を終わります。 ○(渋谷 進議長) 答弁が一通り終わりました。  11番 波多野庇砂議員の質問者席での再質問を許します。  11番 波多野庇砂議員。 ○11番(波多野庇砂議員) 道路、通路の件につきまして、関連しますので、関連づけてお尋ねするのですけれども、円明寺が丘団地の阪急の線路側、Z棟から上へ上がっていくとH棟、町道1号線です。北側の通路、道路は、係るそれぞれのマンションの管理組合全体として、たしか私の覚えでは、各個人も所有権入ってますので、全くの私の登記になっているはずです。ですから、そこの管理について、町としてなさっているのか、いないのか、御答弁いただけますか。 ○(渋谷 進議長) 山元環境事業部長。 ○(山元登志夫環境事業部長) その部分につきましても、これまでも答弁としては一貫としていると思いますけれども、それぞれのマンション、4階建ての棟の所有者が分割で所有されている土地であり、見た目は道路、通路のように見えますけれども、建築基準法上の敷地であるという認識をしております。 ○(渋谷 進議長) 11番 波多野庇砂議員。 ○11番(波多野庇砂議員) ですから、その規定の条文のちょっと違いだけで、つまり、天王山の山道も私所有ですね、天王山の山道は私道だけど町がとりあえず管理している。ところが、平地の税金を出してる住民が、それは何も見てもらえないのですよと、これが矛盾なんです。だからやはり矛盾点を解決すべき方策といいますか、これは、しっかりとやっていかないと、逆にその円明寺が丘団地の今の指定した場所をやれば、例えば、ちょっとそんたくしましょうといいますか、ちょっと補助しましょうとなれば、いっぱいあるのです。この私道、建築確認上など、非常に大きな問題に波及するので、現実に、本当にそれで町民が今の説明でわかるのか、私、ある意味では不動産の専門職でさえ、もう一つようわからない、すっきりしないと、こういうことなのです。そこら辺どうですか。もう少し、考慮してもらう、その検討を加えてもらわないといけないのではないかと思うのだけど、今すぐこうしますという答弁求めるのではないのだけれども、やはり、そこに大きな疑問があるので、いかがでしょう。 ○(渋谷 進議長) 山元環境事業部長。 ○(山元登志夫環境事業部長) 今回の通告で矛盾があるという御質問でしたので、先ほど町長の答弁で、そういう矛盾はないですと、それを改めて具体的に条文を示して答弁させていただいたものと考えております。  また、位置指定道路と維持管理について、確かに、日本全国広く見れば、位置指定道路のところに、市町村が補助金を出しているということも聞いた記憶はありますけれども、それを今、波多野議員がおっしゃったように、町内、かなり相当な位置指定道路があるところに、そういった補助金を出していくということが適当かということは、今後、検討はさせてはいただきますけれども、現在のところは、具体的な考えは持っておりません。 ○(渋谷 進議長) 11番 波多野庇砂議員。 ○11番(波多野庇砂議員) この件について、ここでたくさん言ってても仕方がないので、また、各委員会で、今後も私が納得できるまで、簡単な提案をし、お尋ねしていきたいなと思うのですけれども、関連しまして、管理されてる山道の私道路に、さらに私の所有地から木がどんどんどんどん倒れているのです。そういう状態です。ですから、本来、平地で起こった場合、これはどこが持つのですか。こけた木のもとはこっち、それが例えば隣の敷地にこけた。常識的に平地で考えたら、根っこがあった木の所有者の木がたまたまお隣の家にこけてきたわけだから、同じ理屈です。これは、民法上どちらの責任になるのですか。 ○(渋谷 進議長) 山元環境事業部長。 ○(山元登志夫環境事業部長) 当然、根があるところの地権者の責任になると考えております。 ○(渋谷 進議長) 11番 波多野庇砂議員。 ○11番(波多野庇砂議員) つまり、天王山におきましても、その論理でいけば、木の根っこのあるほうの木が、管理してる道路にこけてきてるのだから、やっぱり木の根っこのあるほうに処理してもらわないといけないという答弁ですね。 ○(渋谷 進議長) 山元環境事業部長。 ○(山元登志夫環境事業部長) さきにお尋ねになった平地での例えば、民地から民地の中に倒れた。それについての責任の所在はと言われたので、根があるところの地権者というふうな答弁をさせていただきました。  今、おっしゃったのは、民地に根がある木が、道路などに倒木で倒れてきた、そこについて、町として、町道の維持管理ということで、手を出しているところでありまして、平地であっても、台風のとき、実際に民地から木が倒れて、それが町道を封鎖している、また支障になっているという事案については、町で倒木作業は行っているのが現状です。 ○(渋谷 進議長) 11番 波多野庇砂議員。 ○11番(波多野庇砂議員) 今の御答弁も、よく聞いたら矛盾があるのです。それはそれでそういう現状ですから、国道とか町道だから仕方がないかと思うのですけど、ただ、天王山の山道ですので、ですから、これをもう少し考えていただきたいのは、やっぱり、平場の町民の税金でやってるわけです。ですから、もう少しこの際、里道は1メーター80センチぐらいですね、たしか幅。それをさらに拡大してもらって、とにかく寄附を求めていただいて、本当に何といいますか、そういったわからない、説明できないような部分ができるだけ吸収できるように、また、たくさん道路となる部分の予定地を、町に寄附してもらえば、現状で、そしたら、一々係る地主さんに連絡も要らないし、将来、ちょっと広くしたいなと思うときも、勝手に町の所有であればできますし、山崩れが起こっても、崩れてきても、落ち込んでも、全部自分のところの判断で処理できます。切った木も自分のスペースがあるからできますし、将来、やはり、いつの日にかは、車が入れない山はどうなのかなと、機材も入らないし、だから、少しずつ一遍にできないのだから、寄附をいただける道は寄附をいただいて、将来、林道の拡幅ができるように、やはり、長い目で計画を練っていただきたいなというそういう私の思いなんですけれど、いかがですか。
    ○(渋谷 進議長) 山元環境事業部長。 ○(山元登志夫環境事業部長) 今の波多野議員からの提案を全く否定するわけではございません。平地の例えば、町道1号の中に、民地の土地が一部含まれているというようなものは、こちらからも積極的に寄附いただくように努力をしているところですけれども、今の町道ハイキング道に限っては、確かに、道路認定で道路幅なんかも道路台帳に落としておりますけれども、現実、天王山の中に入ると、その道路区域に境界を打っているわけでもありませんし、ましてや、その民地部分というのは、ほぼほぼ境界が確定されていない山ですから、いざこれを実際に寄附をしてもらう、また、それを用地買収で買っていくということになると、まずは、境界明示から数キロにわたって必要になってくる。その辺を、費用対効果、またはかかる期間を考えて、今のところ、そういった動きはしておりません。ただ、地籍調査に今、大山崎町も取り組んでおりますが、まだまだ山のほうに行くのには、十四、五年までかかるかと思いますので、そういうときに、一定、境界または面積などが明確になったときに、改めてそういったことを考えるというのは必要であるというふうなことは思います。 ○(渋谷 進議長) 11番 波多野庇砂議員。 ○11番(波多野庇砂議員) あと、ボランティア保険について、もう一遍、一つ確認しておきたいのが、参加者間の原因で、山は斜面ですから、上のボランティアが不注意で石を転がした、切った木の丸太を転がした、下にけが人が出た、これは対人になりますね。のこぎりとか、いろんな刃物がありますから、ついついそれが原因で負傷を及ぼしたとか、そういう場合の保険を、本当に対応できているのかいないのかということです。 ○(渋谷 進議長) 山元環境事業部長。 ○(山元登志夫環境事業部長) 現在、協力いただいた森林ボランティア団体についての加入状況というのは、私、今、把握しておりませんので、後補足があるかもわかりませんが、答弁にありましたように、来年度から一般住民に広く公募、応募するボランティアに参加いただける方については、そういった本人だけでなく、第三者にけがをさせた場合の保険も加入するということの答弁のとおりでございます。 ○(渋谷 進議長) 11番 波多野庇砂議員。 ○11番(波多野庇砂議員) それでは、これで終了します。ありがとうございます。 ○(渋谷 進議長) 以上で、11番 波多野庇砂議員の質問を終結いたします。  続きまして、質問順序により7人目として、10番 井上治夫議員に質問を許します。  10番 井上治夫議員。                 (井上治夫議員登壇) ○10番(井上治夫議員) おはようございます。日本共産党議員団の井上治夫です。  きょうは、小学校の教育条件の整備について、そして、円明寺が丘団地に住み続けられるための施策について、町広報のあり方について、この3点について質問をさせていただきます。  「百俵の米も、食えばたちまちなくなるが、教育にあてれば明日の一万、百万俵となる」この言葉は、元総理大臣の方が引用された米百俵の言葉で教育の大切さを伝えています。  日本国憲法では、第26条で「すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する。」  「2.すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負う。義務教育は、これを無償とする。」と書かれています。  また、教育基本法には、ほかの法律にはない前文がつけられて、教育の大切さが強調されています。民主的で文化的な国家を発展させることや、世界の平和と人類の福祉の向上に教育の力が大切であることは、誰もが認めているところだと思います。  私が教職員をしていて、東北の福島県での研究会に参加したときに、宮沢賢治さんが出身の岩手県の小学校が、財政難から統廃合が提案されるということがありました。そのときに、地域の方たちは、私たちは、もっと貧しい時代に学校をつくった。学校は地域にどうしても必要だと立ち上がって、その統廃合がストップされたという報告を受けたことがありました。  きのうの質問でもありましたけれども、子どもは国の宝です。その子どもたちが、よりよい教育条件で学び、その学校が好きになり、その学校にある地域で住み続けたい、いつかはこの地域に戻ってきたいと思えるようになることは、大山崎町の発展にも大きくかかわっていると考えています。  昨日の保育所問題にも共通していますが、子育てするなら大山崎町と言われてたくさんの方がこの町に引っ越してこられました。私もその1人ですけれども、保育所、幼稚園、小学校、学童保育所、中学校、自然の中で伸び伸びと育って、友達とのつながりを深め、地域の方たちに暖かく見守られ、この町が好きになる。そういう大山崎町のよさをさらに発展させていってほしいと思っています。  そこで、1.大山崎町の学校の教育条件について質問いたします。  大山崎中学校は建てかえられて年数が余りたっていませんので、今回は、大山崎小学校と第二大山崎小学校の教育条件について質問をいたします。  私たち日本共産党議員団は、11月29日と30日に大山崎小学校と第二大山崎小学校を訪問して、学校内を案内していただき、学校長のお話を聞かせていただきました。そのことも踏まえて、質問をいたします。  まず、(1)ことしの6月18日に起きた地震について、大山崎小学校と第二大山崎小学校の地震が起きた当時の被害状況とその後、半年がたった現在の改修経過も含めた状況、今後の対策についてお聞かせください。  大山崎小学校は新しくなったトイレを初め、壁にたくさんの亀裂がありました。第二大山崎小学校の体育館については、ここにちょっと写真を用意してきました。  ちょっと見にくいと思いますけれども、こういう実態になっています。(写真を示す)壁に亀裂が入って、そこからコンクリートが落ちてこないように、このようになったと思います。  亀裂は改修されていますけれども、この壁を見ながら、卒業式をここで行うのかと思うと、私は大変悲しい気持ちになりました。  また、夜にこの体育館でスポーツをされてる方たちは、これで本当に大丈夫なんですかと、不安の声を聞いています。  そのことについての御答弁をよろしくお願いします。  (2)ことしの大雨と台風の被害について、雨漏りがひどかったという声を聞いております。この写真は第二大山崎小学校の図書室の写真です。(写真を示す)畳部分の下に水がたまって、畳が浮くほどの洪水というか、床が変色してこのような実態になっています。今でも大雨が降れば入ってくる状況は変わらないということは、お話を聞かせていただきました。  大山崎小学校、第二大山崎小学校のそれぞれの被害状況をお知らせください。とりわけ、台風の被害で、ベランダ側の窓枠が教室に飛び込んできた、第二大山崎小学校の6年生の教室ですけれども、今も使えなくなっています。その状況と具体的な改修の予定についてお聞かせください。よろしくお願いします。  (3)第二大山崎小学校の正門と裏門の問題です。どちらも問題があるまま放置がされています。これは、裏門の写真です。(写真を示す)これは、扉が閉まらないので、ロープでつないで閉めるようになっています。扉自体が傾いているので、まともに閉めることができません。こういう状態がずっと放置をされています。  これは、それが機で直ったものではなくて、大山崎小学校の門の写真です。大山崎小学校は、大変きれいな門にかわっています。  正門はこういう事態ですけれども、多分開校当時のままだと思いますけれども、1人ではあけることがなかなかできない、力を入れて踏ん張らないと1回ではなかなかあけられないという状況になっております。私もいつも朝登校指導した後で、8時半に学校の用務員さんと2人で力を入れて閉めているというそういう実態です。  片方、これは大山崎小学校の門扉です。指1本であけ閉めができます。大変差があって、何とか第二大山崎小学校の門を直してほしいなというふうに思っております。  この第二大山崎小学校は、災害時の避難所にも指定されています。また、門扉がすり減っていて、安定が悪い、ぐらぐらするんです。本当に半分ほど閉めて、揺らすと揺れます。これが倒れて、大変重たい門ですから、本当に子どもたちがそこにいて、大けがでもしたらどうなるんだろうかという心配をしております。  先ほども言いましたように、避難所に指定されています。避難するときに、扉が簡単にあけられないようでは、本当に避難が安全にできないのではないか、このように心配をしています。そういう点で、ぜひ早急な改修をしてほしいと思いますが、それについての予定があれば、お聞かせください。  (4)そのほかにも、第二大山崎小学校には、外壁の防水や塗装、先ほども話がありましたけれども、問題があります。体育館の壁の問題、体育館の床も傷んでいます。図書室の雨漏りの問題、それから、自転車とバイク置き場の屋根がプール工事のときに、何の事情でかわかりませんけれども、屋根だけ外されたままで、今も放置されています。雨が降ったら、職員の駐輪場が困っていますけれども、それがなぜそうなっているのか、改修される予定があるのかどうかお聞かせください。  昨日の質問でもありましたけれども、50年前に同じ時期に建設された円明寺が丘団地の数字棟やアルファベット棟は、私も管理組合の役員をどちらともしていましたけれども、お金を毎月積み立てて、10年をめどに外壁塗装を初め大規模改修がされています。学校は、建てた後のメンテナンスが学校任せになっているのではないでしょうか。計画的な改修ができずに、外壁塗装は50年間一度もされていないと考えています。子どもたちが夢を育む学校になるように、改修を進めていく必要があると思います。第二大山崎小学校の改修の計画についてお聞かせください。  (5)教育問題の最後ですけれども、小学校の教育条件の一つとして、小学校給食についてお尋ねをします。  大山崎町の学校給食は、各校の給食室でつくられ、各校の栄養教諭を中心に食育が進められています。私の子どもたちも第二大山崎小学校に通っていたときに、アレルギーの対応をしていただきました。井上君、きょうのうどんは食べたらだめよとか、あしたうどんだから、ちゃんと違う物を持っておいでとか、声をかけていただいて、大変ありがたかったと思っています。  また、私が勤めていた乙訓の各小学校も全て自校方式の給食で、アレルギーの子どもには特別の対応がされています。これは、山田君のおかずだからねと、クラスのみんなも知っていて、そのことが共有されています。  子どもたちの顔が見える給食が続けられているのが自校方式のすばらしいところです。また、カレーのにおいがする日には、栄養教諭の先生に、なぜ学校のカレーはこんなにおいしいのと話しかけて、子どもたちが、ルーから手づくりしているからおいしいのよと説明を受けたり、そういうことで五感を通しての食育、日常的な人間関係を通しての食育が進められています。  また、今、災害が続けて起こる中で、災害時の避難所になる場所に、厨房施設があることの大切さは改めて確認されてきています。中学校給食がもしも仮にセンター給食になると、小学校の給食室がなくなるのですか、小学校の給食室は、なくさないでください、このような声を聞いています。食中毒が発生しても、センター方式では、全部の学校の給食がストップします。小学校の自校給食を続けることについての見解をお聞かせください。  次に、2.円明寺が丘団地に住み続けられるための施策についてお尋ねします。  (1)御存じのように、円明寺が丘団地でも高齢化が進んでいます。  私の住んでおります脇山地域では、75歳以上でひとり暮らしの方が1割を超えています。さまざまな要求を聞いておりますけれども、大きな声として、役場に行くのが不便で、役場に行かなくても、また電話でいろいろ話をしなくても、身近に相談ができる場所を確保してほしいと要望があります。高齢になると、目も見えにくくなりますし、耳も聞こえにくくなります。顔を見て、相手の様子を理解して、サービスが行き届くような、そういう町政を願っておられると思います。高齢者だけでなく、小さな子どもさんをお持ちの方からも、役場が遠いという声を聞いています。円明寺が丘団地の中に、大山崎町役場の支所(窓口機能)を置いてほしいという要望がありますが、どのように考えておられるかお聞かせください。  (2)円明寺が丘団地だけの問題ではありませんが、役場やスーパーや駅などへ、町内移動手段を整備してほしいという要望がたくさんあります。  坂の多い円明寺が丘団地では、買い物の帰りが大変で、その都度タクシーを利用している。雨の日はタクシーが来なくて困るなどの声があります。若い人も高齢者も住み続けられる大山崎町にしていくために、また、大山崎町のどこに住んでも、暮らしやすい町にしていくためには、町内移動手段を整備することが、重要課題の一つだと考えています。町内移動手段の整備について、見解をお聞かせください。  3.広報の公平な報道についてお尋ねします。  (1)大山崎町広報は、読みやすくて町のことがよくわかるという声をたくさん聞いています。広報はよく読まれており、私も「みんなの伝言板」というページを利用させていただいたりしています。広報に出ていましたねと声をかけていただくこともよくあります。よく読まれている、このすばらしい広報が、今後とも大山崎町の住民に親しまれることを願って、住民からの苦言を伝えておきたいと思います。  10月号の広報に、福祉課児童福祉係が大山崎さくらの里保育園の入園説明会の開催と相談窓口の開設について書かれています。そして、その下に、「大山崎さくらの里保育園の8つのいいところ」というのが書かれています。大山崎さくらの里保育園が、このように8つのいいところを言っていますという報道ではなくて、福祉課児童福祉係として、8つのいいところというのを判断して書いておられます。  それに対して、大山崎さくらの里保育園は公立なのですか、今までの民間保育園はこういう記述はなかったのに優遇している、公立保育園にはない8つのいいところのようにも読めて福祉課児童福祉係が書くべき内容ではない、大山崎さくらの里保育園を特別扱いしている、公が民間の評価を下すことは公平ではない、などのたくさんの批判の声が届いています。  福祉課児童福祉係として、今回の報道についての声をどのように受けとめられているのか、お聞かせください。  (2)今のような批判がたくさん出るような広報を発行されてしまったことについて、広報の公平という観点から、広報を担当しておられる政策総務課企画観光係が今後の広報について、どのように考えておられるのかお聞かせください。  以上で、この場からの質問を終わります。 ○(渋谷 進議長) ただいまの質問に対する答弁を求めます。  前川町長。                 (前川 光町長登壇) ○(前川 光町長) ただいまの井上治夫議員の御質問にお答えいたします。  まず、1.大山崎小学校、第二大山崎小学校の教育条件整備について。  (1)から(4)の御質問につきましては、後ほど教育長から答弁いたします。  次に、(5)住民から、中学校給食がセンター方式になれば小学校の給食室がなくなるのですか、小学校の給食室を残してほしいという声を聞いている。小学校の給食室は残すべきと思うが、どのように考えているのかについてであります。  私は、町長選挙の公約の一つとして、「自校方式を含め、中学校給食の早期実施」を掲げて当選いたしました。  前町長のもと、平成30年度事業といたしまして、中学校給食を給食センター方式として設計業務を進めていましたので、去る12月5日の町長就任当日に、設計業務を一旦中止するように担当部署に指示いたしました。  私は、学校給食の実施方式といたしまして、自校方式が望ましいと考えているところであります。  その主な理由は、1つに、温かいものを温かく、冷たいものは冷たく提供しやすいこと、2つに、児童生徒と調理員等との触れ合いがふえ、コミュニケーションが高まるとともに、食に対する感謝の気持ちを育むこと、3つとして、食中毒発生時、被害が最小限に抑えられることなどであります。  一方、町立小・中学校の給食実施につきましては、当然に、教育委員会の学校教育に属する教育課題であり、私、町長権限に属する予算編成、執行と一体となって進めていくものであります。  私は、去る12月5日の初登庁式及び初議会における所信表明、そして職員への初訓示におきましても、住民参加のまちづくりを呼びかけるとともに、行政と議会とが一体となって地域における最適な答えを導いてまいりたいと申し上げました。  このようなことから、選挙公約の実現に向けて、町長といたしましての使命と責任を果たしいく中で、議員御質問の小学校の給食室は残すべきと思うが、どのように考えているのかについては、整理してまいります。  次に、2.円明寺が丘団地に住み続けられるための施策について。  (1)円明寺が丘団地の中に大山崎町役場の支所を置いてほしいという要望があるが、どのように考えているかについてであります。  本町は、面積が5.97平方キロメートルと京都府内で、最も小さな自治体であることは、議員におかれましても御承知のことと存じます。  そこで、御質問の円明寺が丘団地の中に大山崎町役場の支所の設置についてでありますが、平成26年11月に策定しております本町の都市計画マスタープランでは、「町のほぼ中心に位置する町役場周辺地区を「シビックゾーン」として公共公益施設の集積を進めます。」としているところであります。  このようなことから、円明寺が団地の中に支所などの新たな公共施設を設置することは同計画にそぐわないことになると考えています。  また、今後の少子高齢化による本格的な人口減少社会を見据えた場合にも、支所を設置することは、今後の大きな住民負担につながるものと考えられますので、支所の設置につきましては、慎重に検討すべき課題であると考えているところでございます。内容に関しては重々理解できます。  次に、(2)役場やスーパーや駅などへの町内の移動手段を整備してほしいとの要望があるが、どのように考えているのかについてであります。  本町における移動手段につきましては、阪急西山天王山駅の開業に伴い、鉄道の利便性が向上した一方で、路線バスの減便等による影響や、高齢による坂道の移動の負担など、日常生活における負担については、課題となっているところであります。  そのような中におきまして、バス路線の変更に伴って生じた利用者の御不便につきましては、住民の皆様からの御要望を受けて、路線バス事業者におきまして、新たなバス停を設置していただくなど、町といたしましても、利便性の向上に努めてまいったところであります。  また、御質問の移動手段のニーズにつきましては、平成26年10月21日から約3週間にわたって、役場周辺公共施設利用者送迎バス試験運行を実施して、そのニーズ把握に努めてきたところでありますが、この試験運行では、特段新たなニーズは見受けられなかったところであります。  しかしながら、今後の高齢化の進行を鑑みましても、買い物や通院などの日常的な生活の利便性の向上を初めとした移動手段の確保につきましては、今後の懸案課題であると認識しておりますので、本町全体の公共交通機関の衰退や撤退を招くことのないように慎重に検討してまいりたいと考えております。  次に、3.町広報のあり方について。  (1)広報10月号における新しい民間保育所についての内容が公平性に欠けるのではないかについてであります。  都市部を中心に全国各地で待機児童問題が深刻化する中、本町におきましても、近年の共働き世帯の増加による保育所ニーズの高まりに加え、阪急西山天王山駅の開業に伴う宅地開発等による子育て世帯の流入増により、保育所入所児童数は、増加の一途をたどっているところであります。  待機児童対策の受け皿整備は、本町におきましても喫緊の課題であり、この間、既存の町立保育所3園に加え、平成29年度からは2カ所の小規模保育施設を開所しましたが、今後も、しばらくの間続くと見込まれる保育所ニーズに対応していく受け皿整備といたしまして、平成31年度から新たに民間保育所を1カ所開所することとして進めているところであり、町の重要施策として位置づけられるところであります。  その町の重要施策として進めている事業につきまして、広く町民の皆様に説明、周知していくことは必要であるとの考えから、これまで進捗状況等につきましても、広報でお知らせしてきたところであり、さきの10月号におきましても同様に掲載されているところであります。  また、今回の民間保育所で予定されている内容のうち、延長保育のさらなる延長や、産休明け保育の実施等につきましては、かねてから要望のあったもので、今回の民間保育所誘致に当たって、運営条件としており、町といたしましてもニーズに応えるためにサービスの向上を図っていくことについて、広くPRしていく必要があると考えているところであります。  なお、来年度新たな民間保育所が開所され、町内の保育所、小規模保育施設が6カ所になり、公立・民間がそれぞれ特色ある保育内容等を実施していく中、保護者が選択する上での判断材料となるように、先日、全戸配付いたしました広報12月号の臨時号におきまして、各施設の特色等の紹介をしているところであります。  また、本年度からは、新規の入所申し込み案内につきましても、同様に、各施設の紹介のほか、施設ごとに、運営内容や保育内容等を掲載したチラシ・リーフレットの折り込みもしているところであり、来年度初めて保育所への入所を考えておられる保護者の方や、新たに本町へ転入してこられた方には、それぞれの保育所の特色等を見ていただき、御希望に合った保育所が選択できるよう工夫改善を図っているところであります。  次に、(2)広報の公平な報道についてどのように考えているかについてであります。  本町が毎月1日に発行しております「広報おおやまざき」は、町内のおよそ6,600世帯に全戸配布しており、多くの住民の皆様のお手元に、町政や町の出来事について情報をお届けしているところであります。  行政における広報の主な目的といたしまして、行政の可視化を図ることと、行政への参画を促すことの2つが上げられます。  行政の可視化を図ることにつきまして、住民の皆様への説明責任を果たし、透明性の高い行政運営を実現するためには、積極的な情報発信が必要不可欠であります。  住民の皆様の目に触れる広報誌は、その大きな役割を担うものであり、偏りなく事実を伝えるため公平性を期することは、大変重要なことであると考えているところであります。  また、もう一つの、行政への参画を促すことにつきましては、住民の皆様に、町への愛着や誇りを持っていただくことの醸成や、地域経営への参画を促し、まちづくりに積極的にかかわっていただけるような環境づくりを行うことです。  そのためには、町への信頼が大きなカギとなり、やはり、正確性や公平性を保った広報を行うことが大前提となることは言うまでもございません。  情報には、お伝えしたいターゲットや重要性を鑑みた優先順位などがあり、例えば広報誌の中でも記事の大きさや掲載順など差異はありますが、住民の皆さんにわかりやすく、正確に、公平にお知らせできるように、情報発信の際には、表現方法を含め、細心の注意を払って業務に当たっているところであります。今後も引き続き、これまでと同様、広報誌の作成やホームページでの情報発信につきましては、公平性を欠くことのないよう努めてまいりたいと考えているところであります。  以上で、この場からの答弁を終わります。 ○(渋谷 進議長) 中條教育長。
                    (中條 郁教育長登壇) ○(中條 郁教育長) ただいまの井上治夫議員の御質問にお答えいたします。  1.大山崎小学校、第二大山崎小学校の教育条件整備について。  (1)大山崎小学校、第二大山崎小学校の大阪北部地震被害の直後の状況とその変化、また復旧に向けての進捗はいかがかについてであります。  本年6月18日午前7時58分に発生いたしました大阪府北部を震源とする地震では、本町におきましても、震度5強の強い揺れを観測いたしました。  地震発生後、教職員及び教育委員会職員で施設の被害状況を確認し、児童生徒、教職員への危険が危ぶまれる被害箇所には、立入禁止措置等を施し、安全確保に努めるとともに、被害の拡大を防止する措置を講じたところであります。  この地震により、大山崎小学校では、校舎外壁のモルタル片の落下、屋上水道管の漏水、体育館窓ガラスの破損、そして、第二大山崎小学校では、体育館の内装材の一部が損傷、落下いたしました。加えて、両小学校におきまして、水道水の濁りが確認されたため、地震発生当日の給食の提供を中止いたしました。  現時点で、これらの被害につきましては、修繕・復旧作業を終えているところであります。  そして、大山崎小学校の南校舎外部に設置しているスロープにつきましても、地震による強い揺れによって、スロープ側面のコンリート壁部分に亀裂が生じ、傾きが確認されましたが、この損傷による、差し迫った危険性は低いものと考えているところであります。  この部分の復旧につきましては、今般、工事着手に向けた契約締結を終えましたので、速やかに復旧作業に着手してまいりたいと考えているところであります。  次に、(2)台風21号被害を受けた第二大山崎小学校6年生教室は、一日も早い改修が必要だと思うが進捗状況はいかがかについてであります。  去る9月4日に襲来の台風21号は、本町学校施設のみならず、町域内におきまして大きな被害をもたらしました。とりわけ、大山崎町の象徴とも言うべき天王山への被害は、皆様も御承知のとおり甚大なものでありました。  本町学校施設におきましては、倒木、体育館屋根防水シートの損傷、そして6年生の教室建具の損傷などの被害を受けました。  議員御質問の被害箇所である、第二大山崎小学校6年生の教室、とりわけ6年1組の教室は、台風の猛烈な風によって、コンクリートの壁に固定されていた建具が脱落し、建具枠の形状が大きく変形いたしました。  建具が脱落したことにより、遮るものがなくなった強い風が教室内に吹き込んだため、廊下側の建具がゆがみ、その影響で廊下の天井の下地が変形し、天井の一部が脱落いたしました。  私もその被害状況を現地で確認し、改めて自然の恐ろしさを痛感いたしました。  被害発生時、教室には児童及び教職員は在室しておらず、幸いにして人的な被害は発生しておりません。  被害発生後、建具が脱落した6年1組の教室の使用を取りやめるとともに、天井が脱落した廊下を通らなければならない6年2組の教室も使用停止にいたしました。  現在、風雨による施設への影響を防ぐ仮復旧といたしまして、脱落した建具部分にベニヤ板を設置しているところであります。  教室の使用再開に向けた進捗状況といたしまして、建具が脱落した6年1組の教室につきましては、現在、その復旧に向けた工事の入札手続を進めており、2月初旬の工事完成を目指しているところであります。  早期に教室の使用を再開できるよう、鋭意工事の進捗を図ってまいりたいと考えているところであります。  また、6年2組の教室につきましては、現在、安全に廊下を通行できるよう廊下天井の復旧作業を行っており、その作業を年内に完了させた後、3学期の始業に合わせて、教室の使用が再開できる予定であります。  次に、(3)第二大山崎小学校の正門、裏門とも早急な改修が必要だと考えるが改修の予定はあるかについてであります。  第二大山崎小学校正門の門扉は開校当時から現在のものを使用しており、既に45年以上が経過しております。この間、修繕を繰り返しながら、当時のものを現在まで使用しております。  また、裏門の門扉につきましても、正門よりも比較的新しいものではありますが、相当の年数が経過しており、修繕を繰り返しながら使用しております。  現在、正門、裏門ともに、門扉の円滑な開閉が困難な状況にあります。  そこで、議員御質問の改修予定でありますが、正門につきましては、現在発生しているふぐあいの原因を特定しておりますので、近日中に修繕を予定しているところであります。また、修繕に合わせて門扉の転倒防止のための対策を講じ、安全性の向上を図ることとしております。  裏門につきましては、複数部分でのふぐあいが起因しており、部分的な修繕では対応が難しいため、本年度内に全面的な改修を予定しているところであります。  次に、(4)大山崎小学校、第二大山崎小学校の上記以外の改修計画はどうなっているかについてであります。  本町両小学校は建築後40年以上を経過しており、両小学校ともに建物各箇所に経年劣化によるさまざまなふぐあいが発生しております。  これまで、緊急度に応じて修繕を行うなどの維持管理に努めてきたところでありますが、児童の安心・安全、そして教育環境の改善を優先的に図ってきたことから、両小学校施設におきまして発生するふぐあいに対しては、対症療法的な維持管理にとどまっているのが現状であります。  そこで、本年度におきまして、中長期的な維持管理等に係るトータルコストの縮減及び予算の平準化を図りつつ、学校施設に求められる機能・性能を確保することを目的といたしまして、大山崎町公共施設等総合管理計画に基づく個別施設計画、いわゆる長寿命化計画を町立学校施設全てを対象に策定することとしております。  当計画の策定に当たりましては、各学校施設の現地調査等を行い、その結果をもとに現状施設の評価を行うもので、これにより、今後、必要となる費用及び保全優先度を把握することができるものであります。  そして、策定後の計画内容に基づいて、今後の学校施設に係る具体的な改修計画を立案し、施設の適切な維持保全に努めてまいりたいと考えているところであります。  以上で、この場からの答弁を終わります。 ○(渋谷 進議長) 答弁が一通り終わりました。  10番 井上治夫議員の質問者席での再質問を許します。  10番 井上治夫議員。 ○10番(井上治夫議員) ありがとうございます。  教育条件についての再質問をさせていただきます。  正門、裏門とも、今年度内に改修というのは、大変うれしいニュースだというふうふうに思っております。  ただ、たくさんの傷んだところが今もあるのですけれども、お金がかかるということはすごく私も思っています。私も、第二大山崎小学校に勤めていたので、第二大山崎小学校に対する愛情があふれていて、たくさんのことを言って、気を悪くされたかもわかりませんけれども、そういうことです。お金がないというときに、まだ使えるプールを新しいプールにかえてしまったこと、先ほどの議員のお話もありましたけれども、そのプールの撤去工事に8,000万円、9,000万円のお金を使ってしまったこと、それがあれば、もっとこれができたのではないかという強い思いを感じざるを得ないというところです。覆水盆に返らずで、もとに戻すことはできませんけれども、少ない予算の中でも、現実をしっかり見て、その状況を把握していただきたいと思います。  また、改修とか、長寿命化計画については、特に現場の声をぜひ聞いて進めていただきたいと思いますけれども、その辺どうでしょうか。 ○(渋谷 進議長) 辻野教育次長。 ○(辻野 学教育次長) ただいま、教育長答弁にありましたとおり、学校施設の今後の適正な維持管理につきましては、長寿命化計画に基づいて、適正に行うこととしております。それから、先ほども覆水盆に返らずというようなことで、御指摘があったわけですけれども、それは、その当時の行政施策の中で行ったということですので、それにつきましては、今現在、適正であったというふうに認識はしております。  今後、学校教育施設の維持管理につきましては、お金がかかるということは、当然にありますけれども、できる範囲のものは、早急にできるだけ、児童生徒の教育活動に影響のないように、適切な時期に機を逸することなく、実施してまいりたいと考えております。 ○(渋谷 進議長) 10番 井上治夫議員。 ○10番(井上治夫議員) ありがとうございます。  もう1点だけですけれども、先ほど、ちょっと、質問事項には入ってなかったのですけれども、教職員の自転車置き場の屋根が外されたままになっているんです。その理由もちょっとわからないままで、いまだに直っていないので、雨がこれからも、今も降っていますので、その辺の改修の予定はあるのかどうかお聞かせください。 ○(渋谷 進議長) 辻野教育次長。 ○(辻野 学教育次長) これにつきましては、今現在、屋根を外した状態になっておりますので、その必要性をもう一度検討した中で、復旧する方向で考えてまいりたいと思っております。 ○(渋谷 進議長) 10番 井上治夫議員。 ○10番(井上治夫議員) そういうことでよろしくお願いいたします。  次に、円明寺が丘団地の問題ですけれども、役場の支所という書き方をしていますけれども、たいそうなものではなくて、例えば職員が、自治会館というのが中にありまして、平日10時から3時まで昼休みを除いておられて、そこで会館を借りたりするのですけれども、そういう形で、何曜日の何時かにそこに行けば、町政については相談をさせてもらえるとか、そういう簡単なものでもいいので、そういう高齢者の方で時間もある方もありますから、役場までは行けないけれども、そこだったらいろんなことを聞けるということがあるというそういう意味も含めて、要望をしております。  先日も、いろいろ電話があるのですけれども、廃品回収の新聞とダンボールが持っていってもらえなかったということで、相談があって、役場にも電話されたのですけれども、耳が遠い方でなかなか話が通じなかったのですけれども、結局子ども会がやっていることがわかって、後で調べて返事をしに行ったのですけれども、そういう意味でも、電話ではなくて、直接話しができる人がいれば、もっと簡単に通じるのではないかという思いもありまして、大きな支所というよりも、そういう場所として、円明寺が丘団地の中に、そういう相談窓口というのをぜひ設置していただきたいことをお願いしておきますが、どうでしょうか。 ○(渋谷 進議長) 斉藤政策総務課担当課長。 ○(斉藤秀孝政策総務課企画観光担当課長) 住民の方の高齢化に伴って、各種の御相談が、本町役場にも来ております。そんな中で、ただいまの御提案なのですけれども、御承知のとおり、本町の職員につきましては、おおむね130名そこそこしかおりません。しかも、住民の皆様方から寄せられます御相談につきましては、非常に多岐にわたっております。そういうことから、やはりまずは、地域の中で自治会長さんあたりに一つ御相談をいただいて、そういったところから私どものほうにつないでいただけましたら、より丁寧な御回答をさせていただく、そういうふうに考えておりますので、当面、今の人事体制の中で、そういった相談業務を自治会館に置かせていただくのは、大変厳しいものと考えております。 ○(渋谷 進議長) 前川町長。 ○(前川 光町長) 住民さんの不便さわかるので、前町政ではできなかったですけれども、前川町政になって検討したいと思っているのが、マイナンバーによって、コンビニで住民票をとったり、そういうことをもう一度検討させていただきたいなと思っていますので、それが実現すれば、住民さんの便利になると思いますので、検討していきます。 ○(渋谷 進議長) 10番 井上治夫議員。 ○10番(井上治夫議員) 実態もよく承知しているのですけれども、今、言われたように、コンビニでとれる人は、多分若い人だと思うのですけれども、高齢者はなかなかそういうことができない。ずっとじゃなくて、何曜日の何時から何時でもいいし、月何回でもいい、そういう相談できるというか、そういう出ていってもらって、住民の声を聞くという機会、支所とはできなくても、少しでもそういう前向きな形で施策を講じていただきたいということをお願いしたいと思います。どうでしょうか。 ○(渋谷 進議長) 蛯原総務部長。 ○(蛯原 淳総務部長) 先ほどの繰り返しになって恐縮なんですけれども、この間、やっぱり住民の皆様方から寄せられるお声というのは、非常に専門性が高くなっている、また複雑化しているということでございまして、そうした多岐にわたる御相談、御要望について、例えば、誰か職員を行かしたとしても、そこで全てが解決できるということにはなかなかつながっていかないということがございますので、まずはできることから、先ほど町長が申し上げましたとおり、コンビニでの住民票交付なりで、少なからず、住民の皆様の利便性が高まるような施策を何ができるのかというところから検討してまいりたいというふうに考えております。 ○(渋谷 進議長) 10番 井上治夫議員。 ○10番(井上治夫議員) その説明もよくわかるのですけれども、私たちも自治会でも話しますけれども、もともと、円明寺が丘自治会館に、町の職員を置くという、そういうことの回答があった時期もあったというふうに、地域の方、自治会館担当の方が話をしておられましたので、またその人たちも意見を聞きながら、自治会館の役割を持っていますけれども、町民が多く使う場所ですので、ぜひ町との連携の場所となれるように、私も自治会の中で意見を出しながら、そういうことをしていきたいと思います。専門的に全て答えてもらうのではなくて、そういう要望があったけれどもというのを持ち帰ってまた返事しますとか、それは直接役場に来てもらわないとわかりませんとか、そういう形での住民の安心をつくっていくという場所としての機能を少しでも実現してもらうように、要望だけしておきますので、よろしくお願いいたします。  最後に、広報の公平な報道についてお尋ねですけれども、私たくさんの声を聞いて、ここに先ほど上げたのですけれども、町にはそのような声があったのでしょうか。それは私が聞いた範囲の少しの意見だったのか、ちょっとその辺をお聞かせください。 ○(渋谷 進議長) 野田健康福祉部長。 ○(野田利幸健康福祉部長) 福祉課に、何件か電話等でそういう苦情、問い合わせ等があったというふうに把握しております。 ○(渋谷 進議長) 10番 井上治夫議員。 ○10番(井上治夫議員) そういう意味で、それが公平か不公平かというのは違うとして、そういう誤解というか、心配や疑問を持ったということについては、よく理解をしていただいて、今後そういうことのないように、私もいろんな広報誌とか、いろんな今までの広報を見てるのですけれども、民間のいいところという評価等をしているというのは、やっぱりまずないと思うのです。ある園だけして、ある園はしないということの不公平性が起これば、当然疑問が出てきますし、先ほど話もあったように、その保育園については、小規模と違って、土地使用料ももらってないこともそういういろんな疑問の中で、この問題も起こってると思いますので、特に先ほど話があったように、広報の公平性ということをこれからもお願いしたいということで、どうでしょうか。 ○(渋谷 進議長) 野田健康福祉部長。 ○(野田利幸健康福祉部長) 今回の、民間保育所の記事につきましては、皆様に情報を知っていただくということを第一に考えて載せております。決して不公平というような形でのものではないというふうに判断しております。 ○(渋谷 進議長) 10番 井上治夫議員。 ○10番(井上治夫議員) だから、不公平かどうかではなくて、住民にそういう疑問を持たれないような報道をぜひお願いしたいということをお願いをしています。 ○(渋谷 進議長) 野田健康福祉部長。 ○(野田利幸健康福祉部長) 今後、そういう誤解のないような文言等を使って、適切に情報提供していきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○(渋谷 進議長) 10番 井上治夫議員。 ○10番(井上治夫議員) よろしくお願いします。ちょっと先ほどに戻って済みません。町内の交通移動手段のことですけれども、先ほど、試験的にやったけれども、ニーズがなかったという話がございました。確かに、今すぐにニーズというのではないのですけれども、昨日の議論を聞いてましても、例えば、質の高い保育がされて、いつでも保育所に預けられる町というのが町の自慢というか、町のよいところとして、人口増につながっていくという話が質問、答弁等ありました。私は、もう一つ、この大山崎町が、先ほどの質問でも言ったのですけれども、どの地域に住んでいても暮らしやすい町というのが、町のよいところになるのではないか、そのためには、移動手段というのが、たくさんの要望があるので、必要ではないかというふうに考えています。昨日、認知症の方の徘回についての議論がありました。町内移動手段を整備することが、高齢者の方が家にこもってしまうのではなくて、外に出て交流を深めることを後押しすることにもなりますし、健康な体と前向きな心、そして、人とのつながりをさらに広げることによって、大山崎町自体が活性化していく、そういう意味でも、町内移動手段というのは、確かに、財政的な問題はありますけれども、必要ではないかというふうに考えています。町民の足の確保について、バス停から300メートル以内を基準としているところもありますけれども、例えば、お隣の長岡京市では、バス停から200メートル以内を基準として、「はっぴぃバス」というのが運行されております。急な坂の多い大山崎町の特徴も考えて、住民の声を聞いて、住民が利用しやすい、町内移動手段を整備していただきますように、検討をお願いしたいと思いますが、どうでしょうか。 ○(渋谷 進議長) 斉藤政策総務課担当課長。 ○(斉藤秀孝政策総務課企画観光担当課長) 先ほどの町長答弁で申し上げましたとおり、今日の高齢化に伴っての町内の移動手段については、本町におきまして、大きな課題としての認識はしております。その一方で、当然のことではございますけれども、昨今、新聞報道にもございましたとおり、今日、公共交通事業者が一部撤退をしていく、そういう状況も京都市において散見されているところでございます。そういったことから、本町におきましても、10系統のバスが走り、バス停もそこそこございます。そんな中で、そういった現行の地域公共交通をうまく使っていただいて、その上で、今後さらなる高齢者の足については、これからの新たな公共交通全体を見回した中で、検討していきたい。そのように考えているところでございます。 ○(渋谷 進議長) 10番 井上治夫議員。 ○10番(井上治夫議員) よろしくお願いします。町長の最初のお話もありましたけれども、町民の声を聞いて、町政を進めたいということですので、ぜひその辺のことについては、いろんな地域によって、交通の事情も違いますし、たくさんの町民の声を聞いて、これからの行政を進めていただきたいというふうに思います。  以上で、質問を終わります。 ○(渋谷 進議長) 以上で、10番 井上治夫議員の質問を終結いたします。  ただいま一般質問の途中ですが、午後1時まで休憩いたします。                   11時48分 休憩                ―――――――――――――                   13時00分 再開 ○(渋谷 進議長) ただいまの出席議員数は定足数に達しております。したがって、休憩前に続き会議を開きます。  引き続き一般質問を行います。  質問順序により8人目として、3番 山中一成議員に質問を許します。  3番 山中一成議員。                 (山中一成議員登壇) ○3番(山中一成議員) こんにちは。大山崎クラブの山中一成でございます。  2期目最初の一般質問ということで、少々緊張しております。今期も全ての定例会で一般質問をさせていただく所存でございます。執行部の皆様には、引き続きよろしくお願い申し上げます。  さて、2期目を迎え心機一転ということですが、何よりも大きく1期目と変わった点がございます。  申し上げるまでもなく、町長の交代であります。前任の山本町長は我々の同志でありますので、言わずもがな、目的や目標をしっかりと共有し、ともに政策を進めてまいりました。  その成果は、特段この場で申し上げることはいたしませんが、国・府との確かな信頼関係のもとで、停滞・低迷していた町政を劇的に生まれ変わらせるものでありました。  新たに誕生した前川町長には、まずもって御就任についてお祝いを申し上げます。  さきの4年間、議員として山本町政をことごとく否定し、批判に明け暮れていたことを我々は忘れるわけにはいきません。
     攻守一転、選挙戦の前後を問わず、あなたが発信してきた内容についても、大山崎町のために、しっかりと検証し、さまざまな矛盾を明らかにしていきたいと思っています。  それでは、通告に従いまして、質問をさせていただきます。  まず、1点目として、町財政の現状認識と今後の見通しについて。  具体的な数値でお示しをいただきたいと思います。  次に、2点目として、選挙公約について伺います。  (1)第2保育所の存続に係る財政負担について、廃止と比較した場合に必要となる経費を具体的に示されるとともに、その財源確保策について財政認識を踏まえ具体的にお示しください。  (2)学校給食の自校方式採用について、既に進められているセンター方式に要した金額を示されるとともに、その経費についての考え方と自校方式に要する経費、その財源確保策と財政認識を踏まえ具体的にお示しください。  (3)選挙戦を通じての発言について、何を意識して何を強調して発言していたのか、具体的な発言内容も含めお示しいただきたいと思います。  次に、3点目として、教育長の辞任騒動について。  真相と感想、今後の方針をお伺いいたします。  最後に、4点目、職員人事について。  特に今後の幹部人事の方針と人材育成についての見解をお示しください。  以上で、この場から質問を終わります。 ○(渋谷 進議長) ただいまの質問に対する答弁を求めます。  前川町長。                 (前川 光町長登壇) ○(前川 光町長) ただいまの山中一成議員の質問にお答えします。  まず、1.町財政の状況確認と今後の見通しについて。  具体的な数値で示されたいについてであります。  まず、町財政の現状認識でありますが、平成28年度決算におきまして、人口1人当たりの町債残高は、府内市町村で5番目に少ない状況であります。  また、公債費の人口1人当たりの決算額は、類似団体の約6割と、低い状況となっているところであります。  また、平成29年度決算におきまして、実質公債費比率は6.5%であり、府内市町村で11番目に低い状況であります。  なお、直近10年間におきましても、昨年度に次ぎ2番目に低い状況であり、最も高かった平成25年度決算の14.0%と比較して、半分以下となっているところであります。  また、平成29年度決算における将来負担比率は58.2%であり、直近10年間におきまして、4番目に低い状況であり、最も高かった平成21年度決算の103.9%と比較して、6割以下となっているところであります。  このように、財政健全化法に定める各比率のいずれもが適正な範囲内にあるとともに、財政の硬直性を示す経常収支比率は91.3%となり、前年度から6.5ポイント改善するなど、財政の健全性を確保しているところであります。  一方で、平成29年度末の町債残高は60億8,480万3,000円であり、平成26年度末の残高との比較におきまして、10億6,249万円の増加となっており、健全化への取り組みが必要と考えているところであります。  また、少子高齢社会が急激に進む中にあって、平成29年度における扶助費等の社会保障関連費は約15.7億円であり、5年前と比較して約3億6,000万円の増加、伸び率の平均は5.4%となっております。  去る3月に策定いたしました大山崎町第8次高齢者福祉計画、第7期介護保険事業計画における、2025年の75歳以上の推計人日は、平成29年度と比較して、21%増加の2,715人となる見込みであります。  人生100年時代を迎えるに当たり、扶助費等の社会保障関連費が、引き続き増加することが見込まれるところであります。  加えて、道路などのインフラや、各公共施設、教育施設等の老朽化対策が、今後、本格化してまいります。  このように、歳出の増加圧力がますます高まる中にあって、人口減少に伴う町税収入の減収が余儀なくされるとともに、見通しが難しい景気・経済の情勢など、町税収入の不安要素は大きく存在しており、楽観視できない厳しい財政状況にあると認識しているところであります。  住民ニーズに的確に対応し、毎日の生活をしっかりと支え、質の高い公共サービスを提供し続けるためには、財政の健全性を維持することは不可欠であります。  国・府の補助金や地方債等の特定財源を有効に活用しつつ、絶えず行財政改革に取り組み、財政規律を保ちながら、財政運営を図ってまいりたいと考えているところであります。  次に、2.選挙公約について。  (1)第2保育所の存続に係る財政負担について、廃止と比較した場合に必要となる経費を具体的に示されるとともに、その財源確保について財政認識を踏まえ具体的に示されたいについてであります。  私は今回の町長選挙におきまして、公立保育所3園の堅持を公約に掲げ、有権者の皆様からの御信託を賜ることができたところであります。  そして、私は町長に就任後、前町政における第2保育所の時限的存続による新規入所の受け入れ停止についての方針を改め、来年度以降も引き続き新規入所の受け入れを継続することとしたところであります。  議員御質問の第2保育所の存続に係る財政負担についてでありますが、この間、第2保育所におきましては、当初平成30年度末をもって廃止することとしていたところでありました。そして、その後に最長4年間の時限的存続の方針に見直し、さらに今回、私が第2保育所の存続の方針に改めたところであります。  直近の決算額に基づいた第2保育所の運営に係る町負担につきましては、運営経費から保育料を差し引いた額として、概算で年間約1億1,000万円となっております。今回の第2保育所の存続に当たっての町負担につきましては、存続と4年間の時限的存続を比較した場合、初年度の平成31年度では、約3,000万円の差額が生じることになります。  今回の私の決断によりまして、町にとっては、財政負担は生じるものの、子どもは町の宝との考えのもと、少子高齢化だからこそ、子育て施策の充実を図っていく必要があると強く感じているところであります。  本町の公立保育所は、これまでからも多くの保護者の皆様から高く評価をいただいているところであり、この充実した保育の実践を求め、他の市町村から引っ越してくる保護者も少なくないほか、自分がかつて受けた保育を我が子にもとUターンしてくる子育て世代も多くいます。  長年培われてきたこの保育こそが町の財産であり、公立保育所3園を堅持していくことが、未来の大山崎のまちづくりにつながるものと考えているところであります。  今後も引き続き、国・府の補助金や地方債等の特定財源を有効に活用しつつ、絶えず行財政改革に取り組み、財政規律を保ちながら、町の財産である公立保育所3園堅持をしていくため、財源確保を図ってまいりたいと考えているところであります。  次に、(2)学校給食の自校方式採用について、既に進められているセンター方式に要した金額を示されるとともに、その経費についての考え方と自校方式に要する経費、その財源確保と財政認識を踏まえ具体的に示されたいについてであります。  平成29年度におきまして、中学校給食施設整備基本設計業務の委託料として、1,047万6,000円を支出しました。  そして、平成30年度予算におきまして、(仮称)大山崎町立学校給食センター等整備工事設計業務委託を2,739万9,600円で契約し、別途、(仮称)大山崎町立学校給食センター等整備工事設計支援業務委託を830万1,960円で契約し、それぞれ業務を進めておりました。  平成30年度執行中の契約額は、さきの2件を合わせると3,570万1,560円であります。  なお、執行中であった2件の業務については、私の町長就任当日の12月5日に、業務を一旦中止するように担当部署に指示しました。あわせて、業務委託内容の進捗状況の報告を求めたところであります。  次に、その経費についての考え方については、前町政におきまして進められてこられた事業の経費であり、議会審議におきまして議決された予算の内容であると認識いたしております。  一方、私は、町長選挙公約の一つといたしまして、自校方式を含め、中学校給食の早期実施を掲げて当選いたしました。  公約実現に向けて、町長としての使命と責任を果たしていく所存であります。  次に、自校方式に要する経費、その財源と財政認識についてであります。  自校方式に要する経費については、現時点で具体的な数値を持ち合わせておりません。  なお、平成28年度大山崎中学校給食検討委員会の給食実施方式の比較におきましては、施設整備費での概算額は、両小学校の給食施設整備費を含めて、自校方式がセンター方式を下回っておりました。  施設整備に係る財源については、事業費が未確定でありますが、学校給食施設整備事業の交付金、町債、一般財源が見込まれます。  そして、町の財政認識については、扶助費等の社会保障関連経費が、引き続き増加することが見込まれる一方で、人口減少に伴う町税収入の減収が余儀なくされるとともに、見通しが難しい景気・経済の情勢など、町税収入の不安要素は大きく存在し、決して楽観視できない厳しい財政状況にあると認識しております。  このような厳しい財政認識のもとで、財源確保と実施事業費の縮減に努めて、中学校給食の早期実現を目指してまいりたいと考えているところであります。  次に、(3)選挙戦を通じての発言について、何を意識して何を強調していたのか、具体的な発言内容を示されたいについてであります。  町議会議員として、これまでの活動を通して、多くの住民の皆様から御意見や御助言を賜ってきた経験から、さきの町長選挙では、町の主人公である住民の声を大切にする住民参画のまちづくりを基本姿勢に公約を訴えさせていただいたところであります。  私の選挙公約をお示した元気塾ニュースにも掲載をしておりますとおり、住民の声に耳を傾け、住民とともに歩む大山崎町へとの思いを訴えさせていただいたところであります。  具体的には、まちづくりに係る各種の施策や計画の策定に当たっては、立案時から広く情報を開示し、住民の皆様からの御意見を広く聴く、広聴の機会として、住民委員会などの設置を考えているところであります。  また、町政を担う行政組織の役場につきましても、役場は住民のためにあるということを示したいとの思いから、役場はサービス業との理念のもとスマートな役場を目指すことについても、訴えさせていただいたところであります。  このような、町政運営の基本理念をお示しした上で、公約の実現に向けましては、多くの住民の皆様の御意見をいただいた上で、二元代表制のもと、町議会におきまして、議員各位との活発な御議論を重ねて公約実現に取り組んでまいる所存でありますので、議員におかれましても御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げます。  次に、3.教育長辞任騒動について。  真相と感想、今後の方針を問うについてであります。  中條教育長の辞任騒動につきましては、去る12月1日の新聞報道でもありましたとおり、私からは、「町政の方向性が違う山本町長と一緒にやってきた人に継続してもらう意向はない」とお伝え申し上げた経過の中で、中條教育長におかれましては、辞職を決断され、前町長の同意を得て、11月30日開催の教育委員会に、御自身の辞職を諮られたところであります。  同委員会では、中條教育長を除く4人の教育委員全員が辞職に反対をされました。  中條教育長におかれましては、この結果を受けられ、「職責の重さを実感した。委員の思いを受け止めて前向きに教育行政を担っていきたい」と改めて決意を述べられたところであります。  このような経過を踏まえ、去る12月5日の私の初登庁式におきまして、お集まりいただいた皆様に、中條教育長を御紹介した上で、ともに手を携えて本町教育行政の推進を図っていくことをお誓い申し上げたところであります。  いずれにいたしましても、町長就任前に教育長に事前に接触を図りましたことは、慎重を期すべきであったと、真摯に反省をいたしますとともに、本町の教育行政のさらなる推進に向けまして、引き続きの御尽力と御支援を賜りますよう、切にお願い申し上げる次第でございます。  次に、4.職員人事について。  今後の幹部人事の方針と人材育成について見解を問うについてであります。  職員につきましては、私が掲げるまちづくりを実現するための大切なスタッフであり、特に幹部職員については、いわば、チーム前川の同士であります。  その配置につきましては、これまでも適材適所を旨として行われてきたものと認識をしており、今後の幹部職員の人事に当たっても、その考えに変更はありません。  また、人材育成につきましては、特に若年層の一般職員には、計画的な配置転換により、さまざまな経験を積むことが必要と考えており、そうした幅広い職場でのOJTを基本としつつ、明確な目標を掲げた研修計画を策定し、人材育成を図ってまいる所存であります。  いずれにいたしましても、今後は、私の思い描く役場組織をつくり上げるために、積極的に人材育成を進めてまいりたいと考えているところであります。  以上で、この場からの答弁を終わります。よろしくお願いします。 ○(渋谷 進議長) 答弁が一通り終わりました。  3番 山中一成議員の質問者席での再質問を許します。  3番 山中一成議員。 ○3番(山中一成議員) それでは、再質問をさせていただきたいと思いますが、今回、私の一般質問の意図は、大きく2つあります。  1つ目は、前川町長、あなたの選挙公約というよりも、この間、あなたが議員として発言してきたことも含めて、どの程度の裏づけを持っていたのか、もしくは、持っていなかったのか、仮に、持っていなかったとすれば、それがどれほど無責任で、有権者を欺くことであるかを、答弁を通じて明らかにすることであります。  2つ目は、あなたがこの先、行政の長として、どのようなスタンスで、組織運営をしていくのか、確認することであります。  それでは、最初に、教育長辞任騒動のことですが、答弁は、基本、今、新聞報道をなぞった程度でしたね。教育委員が不同意とすることで辞職を防いだ、教育委員の皆様の良識には、心から敬意をあらわします。あと、初登庁のとき、いきなり、中條教育長の手をとると、握り、パフォーマンスがあったと聞いております。そのとき、教育長の顔は引きつっていたということもお聞きしています。  そこで、中條教育長にお尋ねします。中條教育長は、町長就任前の前川氏に、簡単に言うと、やめろと迫られたわけですよね。率直にどうお感じになられましたか。 ○(渋谷 進議長) 中條教育長。 ○(中條 郁教育長) 私がやめることにつきましては、例えば、問題を起こしたとか、病気であるとか、これは、やめさせていただくということになるかと思うのですが、その他のことにつきましては、一方的にやめさせることはないというふうに私自身は認識しておりましたので、そういう認識でいたということであります。 ○(渋谷 進議長) 3番 山中一成議員。 ○3番(山中一成議員) 教育長、教育長のお気持ち、想像に余りあるものだと思います。それでもこうしてこの場におられる。堂々と答弁される姿、教育者として、本当に人格があると思っております。どうか、このことで、心が折れないように、今後とも大山崎町の教育を、我々とともに進めていただきたいと思います。教育長、期待しております。よろしくお願いします。  それでは、再質問させていただきたいと思いますが、ところで町長、この後、我々の同僚議員が、教育の中立性について質問をさせていただきますので、ここでは、この程度で終わらせておきますが、町長、はっきり言って、今回のあなたの行動は許されるものではありません。町長になれば、全て自分の思いどおりになる、できると思うようですが、勘違いも甚だしいです。指摘しておきます。  ちなみに、その関係では、あなたの発言に対するうわさが少し耳に入ってます。それはまた別の機会に追求させていただきます。よろしくお願いします。  次に、職員人事についてですが、先ほど御答弁の中で、チーム前川と言われました。チーム前川、いいと思います、本当にいいネーミングです。でもそれなら、そのための人事を行うべきだと思います。それって、きっとこの場にいる幹部職員の皆さんだけじゃなくて、全ての職員さんが注目しているのではないかと思います。  そこで、町長、人事異動はいつ行うのですか。 ○(渋谷 進議長) 蛯原総務部長。 ○(蛯原 淳総務部長) 通常、年度途中に人事を行うということは、事例としてはなかなかないという中で、私ども、近年、定期人事異動といたしましては、4月に行っているというところでございます。 ○(渋谷 進議長) 3番 山中一成議員。 ○3番(山中一成議員) 町長に質問のお答えを求めてるのですが、質問に答えられないということは、町長がお知りにならない、答えられないということを認識させていただきます。  それでは、次の質問をさせていただきます。  次に、町長が求める職員像についてお答えください。 ○(渋谷 進議長) 蛯原総務部長。
    ○(蛯原 淳総務部長) この間、町長就任後、私どもが訓示、それからまた、臨時の部長会議等で町長から承っておりますのは、役所はサービス業であるということで、とりわけ接客の重要性、接遇面での重要性というのを聞いておりますし、また一方で、しっかりと目標を定量化をしていく、いわゆる数値目標をしっかりと掲げて取り組んでいくということの重要性を言われておりますので、そういうところをしっかりと意識できる職員かと思います。 ○(渋谷 進議長) 3番 山中一成議員。 ○3番(山中一成議員) 私は、蛯原部長に答えを求めているのではないのです。前川町長、あなたにお答えを求めているのです。この人事権は、あなた、町長の権限です。我々は軽々しく口を挟む筋合いはないかもしれません。しっかり答えてください。 ○(渋谷 進議長) 前川町長。 ○(前川 光町長) 最初に言いましたように、チーム前川ですので、職員の今、私、イコールと思っていただいて結構です。きっちりチーム前川、体制つくっていますので、蛯原部長の言うことは、前川イコールで結構ですし、私の思いは、常に伝わっています。述べた2点に関しても、はっきりと職員の前で述べていることを、代読してくれています。 ○(渋谷 進議長) 3番 山中一成議員。 ○3番(山中一成議員) 繰り返しますが、人事権は、我々がとやかく言う筋合いはありませんので、町長、独裁的、独断的、教育長のように、そんな人事はやめてください。職員さんも、本当にこの大山崎町の大切な財産です。それをしっかり認識しておいてください。この関係で、今議会の議案で出てはいないですけれど、人事院勧告の議案が提出されておりません。率直に、職員さん、皆さんモチベーションだだ下がりだと私は思います。また、改めてこの件に関しては確認させていただきます。  それでは、財政状況、それを踏まえて、保育所と学校給食の件で、公約なども含めて質問をさせていただきますが、先ほどの答弁は、冒頭に申し上げました私の意図を酌んでいただけたのか、どうだか知りませんが、むしろ、私は、御答弁に対して、想像にしてたものより、はるかに超えた答弁だと思っております。そこで、先ほどの答弁の内容の確認を順にさせていただきたいと思いますが、まず、現状の財政認識について、健全なのか、厳しいのか、全くよくわからないのですが、端的に改めてお聞かせください。 ○(渋谷 進議長) 蛯原総務部長。 ○(蛯原 淳総務部長) 先ほど、町長が答弁させていただきましたとおり、直近、平成29年度の決算ベースで見ますと、各財政指標は非常に安定をしているということで、健全性を確保している。ただ、一方、今後、少子高齢社会の進展によって、さまざまな不安要素があるので、楽観視できない厳しい状況というふうに御答弁をさせていただいております。 ○(渋谷 進議長) 3番 山中一成議員。 ○3番(山中一成議員) 繰り返しますが、町長に御答弁求めてるので、わかりました。現状は、健全を保っている。でも、将来は不安が大きいということですね。これは以前から聞いてるとおりです。しかし、不思議です。午前中に他議員の発言がありましたけれど、町長は、この間、山本町政4年間で借金10億円はだめだってさんざん言い続けてきたわけです。あたかも放漫経営による債務超過である大山崎町がつぶれるかのように、町民の皆さんをあおり続け、訴え続けてきたわけです。しかも、この10億円の内訳については、山本町長は、繰り返し、繰り返し、議員でいらっしゃった町長にも、繰り返し、繰り返し、この議会の場でしっかりと説明をしてこられた。それをあなたは、聞いていないどころか、それをねじ曲げて、町民を欺いたんです。それにもかかわらず、町長に就任されて、みずからの答弁では、現状の財政は健全だとおっしゃる。現状、借金10億円増加の状態です。それでも健全とあなたは言っているわけです。あなたのこの間の発言は一体何だったのでしょう。私は理解に苦しみます。  次に、保育所の件と給食の件ですが、保育所に関しては、第2保育所を残すことで、年間1億1,000万円の経費が必要になるということです。というか、この数字は最初から我々はわかっていたことです。ただ、ゼロ歳から2歳の追加で3,000万円ふえる現状、我々、4年の時限措置を考えてたのですけれども、ゼロ歳から2歳を新たに入所させることによって、3,000万円ふえていく。これは、現状と違うところですが、先ほど、あなたは、町の財政の将来は不安だとおっしゃった。それにもかかわらず、あなたは年間1億円以上を必要とする第2保育所を存続させるわけです。しかも、来年には、幼保無償化が始まると聞いています。さらに財源は厳しくなりますよね。こんなむちゃくちゃで無責任な話ははっきり言って、どうしてるのかと思います。そのことを踏まえて、公立保育所3所を維持すると答弁されたが、子どもは町の宝との考えのもと、幼稚園や民間保育所にも、子育て施策の充実を図るつもりはあるのか、お答えください。 ○(渋谷 進議長) 前川町長。 ○(前川 光町長) 検討していきたいと思っています。ただし、民間幼稚園ですので、公立の幼稚園ございませんので、そういう施策は相談しながら考えていきたいと思っています。 ○(渋谷 進議長) 3番 山中一成議員。 ○3番(山中一成議員) 認可を受けている民間保育所はどうなんでしょうか。 ○(渋谷 進議長) 前川町長。 ○(前川 光町長) 私が話ししたのは、ゼロ歳から5歳が町の宝であるというお話ししていますので、その対象年齢の子どもさんに関しては、同じような、できるだけサービスを示す必要があると思っています。 ○(渋谷 進議長) 3番 山中一成議員。 ○3番(山中一成議員) 民間の小規模保育はそれに当てはまるわけですよね。 ○(渋谷 進議長) 野田健康福祉部長。 ○(野田利幸健康福祉部長) 当然、保育所の事業ですので、その中に入るものと考えております。 ○(渋谷 進議長) 3番 山中一成議員。 ○3番(山中一成議員) 子育て施策というのは、公立保育所だけじゃないのです。分け隔てなく、町長、子どもは町の宝とおっしゃってるのだから、しっかりやっていただくべきだと思います。それに、この子育て施策、町の宝とおっしゃってるのだったら、その対象年齢というのは、何歳から何歳までなのですか。お答えください。 ○(渋谷 進議長) 前川町長。 ○(前川 光町長) 選挙期間中にお話ししたのは、ゼロ歳から16歳、中3までです。 ○(渋谷 進議長) 3番 山中一成議員。 ○3番(山中一成議員) ゼロ歳から16歳まで、その中には当然、幼稚園もあり、民間の認可保育園もあり、小学校もある、中学校もある。16歳まで、やはりバランスよく、そこだけじゃなくて、子育て施策、しっかり町の宝として、やっていただきたい。ここは、しっかりやってくださいよ。どうですか、できますか。 ○(渋谷 進議長) 野田健康福祉部長。 ○(野田利幸健康福祉部長) 子育て関係、全体的に子育て世代としての、施策の充実について、町全体、健康福祉部だけでなく、教育委員会等も含めて、総合的に充実を図っていくものと考えております。 ○(渋谷 進議長) 3番 山中一成議員。 ○3番(山中一成議員) 選挙の公約だけでなくて、子育て全般、しっかりとやっていただきたい。そして、給食についてです。  今回、公約で自校式を盛んに言われて、今も御答弁の中ありましたが、既に、前町政下では、センター給食の方針を決定し、手続を進めてきたわけです。この間、一体、どれぐらいセンター給食に公費を投入したか、確認したいところです。そこで、教育委員会にお尋ねします。  先ほどの答弁でもあったと思いますが、この間、センター給食の実施に向けた取り組みに要した経費は、総額で幾らになりますか、お答えください。 ○(渋谷 進議長) 矢野学校教育課長。 ○(矢野雅之学校教育課長) 失礼いたします。町長答弁にございましたように、平成29年度と平成30年度を合計いたしますと、4,617万7,000円でございます。 ○(渋谷 進議長) 3番 山中一成議員。 ○3番(山中一成議員) これは、町長自身の発言ではないかもしれませんが、この間、共産党は、特に、税金の無駄遣いという批判を物すごくキャンペーンしておりました。午前中の再質問でも、同じようなことがありました。言うまでもなく、共産党は、今回あなたの選挙の非常に大きな役割を果たしています。その共産党が必死になって言っていた税金の無駄遣いを、あなたは、今まさにしようとしています。今回、御自身でどうお感じになるかわかりませんが、私には、到底理解できませんし、答弁では、議員各位の御理解とか御協力とか言われてましたが、どうしたらこんないいかげんな無責任な町長に協力できるのですか。しかも、保育所も、給食も、財源については、あなたは何も考えていない。あなた何考えてるのですか。あれだけ山本町政をことごとぐ否定し、批判し、あたかも自分こそが正当な経営者であるかのような、この間の発言は、何の裏づけもない単なる言葉だけのものじゃないですか。もう少し言うと、あなたは先ほどの答弁で、何を言ったかわかりますか。2つほど出てきましたけれど、起債を、借金を活用すると言ったのです、答弁の中で。山本町政を借金漬けのようにさんざんののしったあなたが。もうあいた口がふさがりません。  前川町長、私はきょう、この一般質問、本当にできてよかったと思います。なぜなら、あなたのこの間の発言も、選挙公約も、全て選挙に勝つためだけの詭弁であり、そうだったことが明確になりました。あなたが本当にいいかげんで、無責任だと明らかになりました。次は、3月の予算議会です。議会でしっかりと追求させていただきます。きょうは、そのための準備運動だと考えています。あなたが編成する新年度予算案を楽しみに、まだまだ時間は残っておりますが、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○(渋谷 進議長) 以上で、3番 山中一成議員の質問を終結いたします。  続きまして、質問順序により9人目として、8番 朝子直美議員に質問を許します。  8番 朝子直美議員。                 (朝子直美議員登壇) ○8番(朝子直美議員) 皆さんこんにちは。日本共産党の朝子直美です。  今回の選挙戦では、1票の重みを、まさに身をもって感じることとなりました。  皆様からの負託に応えられるよう、より一層頑張ってまいる決意であります。  どうぞよろしくお願いいたします。  通告の質問に入ります前に、先ほどちょっと、私どもの日本共産党の税金の無駄遣いの訴えについて触れられましたので、少しそのことに関しての見解、考え方だけをちょっと述べさせてもらいますと、私たち、やはり何事も政策を進めるのは住民合意が大事であろうと、そういうことを考えております。いろいろの限られた予算を使っていく中で、どういった形でそれを使っていくか。もちろん、皆さん同じ考えだと思いますけれども、そういった中で、やはり、住民さんの要求にかなったものに使っていく、そういうことをしていかなければ、住民さんにとっては、これは無駄遣いになっていくのではないかとか、そういった形の批判も起こってくるでしょうし、その内容が、住民要求にかなっているのかということが、最も大事なことなのではなかろうかというふうな考えも持っております。  そうしましたら、通告に従いまして、今回、大きく3つの質問を通告させていただいておりますので、進めていきたいと思います。  1.町長の基本姿勢についてであります。  10月に行われました町長選挙の結果は、自民党、公明党、国民民主党、立憲民主党と多数の政党が推薦し、圧倒的に有利と見られていた現職候補を、政党では日本共産党の支持のみの無所属新人が破ったということから、大きな話題となり注目を集めております。  この結果につきまして、前川新町長初登庁式で挨拶を行われた町民の代表の方は、「大山崎町民の良識が示された」とこういった表現をされました。私もそのとおりだと思っております。  新しい町政の始まりに、改めて振り返りたいと思います。過去のことを持ち出して、どうのというよりも、しかしながら、これは、これからのスタートにとても大切なことだと思って、振り返えらせていただきます。  今からちょうど2年前の、この12月議会でした。ここに提案されました第二大山崎小学校のプールと学童保育の移転計画が、今回の選挙結果につながる始まりだったと言えるのではないでしょうか。  この計画が、当事者への説明も何もない余りにも突然の、当事者の納得のない住民不在のものであったこと、さらには、民間保育園建設の土地確保という本当の理由を隠して進められたことへの批判から、町民の声を聞く町政に、ごまかしのない町政にと、政治的立場のいかんによらない、いわば、当たり前の町政を求める町民世論が広がり、1万1,000を超える請願署名という形で示されました。しかし、当時の町政は、議会の数の力を頼りに、いわば力任せに政策を進めていきました。  その後、プール解体工事をめぐって、多額の追加変更費用が発生したことに対して、説明をしてほしいとの住民の要請に正面から応えようとしない町の姿勢に、町民の不信感はさらに大きくなるとともに、第2保育所存続を初め、一人一人の町民の皆さんの暮らしの願い、まちづくりへの思いを託した投票行動が、町政転換へと結びついたと考えます。  加えて、12月5日の朝日新聞の夕刊で報じられましたように、町民に違和感を覚えさせた現職知事や多くの国会議員の並んだビラなどは、まさに、住民不在町政を宣言するかのごとくであり、選挙後には、あれは候補者本人が気の毒だったねという声も聞かれたほどであります。  大きな政党に住民パワーが勝利した大山崎町の選挙結果は、町民の皆さんはもちろん、全国の政治を変えたいと願い奮闘している皆さんに希望と励ましを与えたことは間違いないと思います。手前みそになるのですけれども、日本共産党の全国版の政策ビラ赤旗号外には、市民と野党が力を合わせれば政治を変えられるという見出しで、沖縄の知事選挙でのデニー知事の勝利と並んで大山崎町の町長選挙についても掲載されております。  今から始まる前川町政が、みずからに投票しなかった方々も含め、町民の声をいかにまちづくりに反映していかれるのか、注目と期待が寄せられていると思います。  そこで質問です。  町長の基本姿勢について。  10月に行われた町長選挙の結果は、町民の声に耳を傾けることの大切さを示したものと考える。町民の声を大切にするまちづくりについての町長の基本的な考えはどのようなものか。  2.第二大山崎小学校プール等解体工事について。  先ほども触れましたとおり、第二大山崎小学校プールの解体工事の変更をめぐっては、広報誌での町の説明があってもなお、町民の皆さんから、広範で、実に多岐にわたる疑問の声をお聞きしております。  例えば、変更する金額が余りにも多額過ぎる、そこまでしてやらなくてはならない工事だったのか。工事のとき、すごく大きな音で、現地でコンクリートがらを壊していたように思う、適正に処分されずに、そのまま残していったのではないのか、町はきちんと確認しているのか。契約変更に関する説明を裏づける書類がないのは本当なのか、なぜそんなことが起こるのか。埋立地であることがわかっていればがらが埋まっていることも想定できたのではないのか。なぜ土地を更地にして貸すという約束をしたのかなどです。  こうした疑問の声を聞くにつけ、工事変更の提案がされた当初、法的義務があり、どうしても行わなくてはならないとの不正確な町の説明があったとはいえ、日本共産党、私どもが賛成してしまったことに改めて責任を感じると同時に、こうした疑問の解消に向けても力を尽くしていかなくてはならないと思っているところであります。  このように、町民に多くの疑問や疑惑を抱かせることになった根本的な原因は、前町長のもと、民間保育所建設というこの政策を、スピード感を持って、大急ぎで進めるということ、そのことが最優先とされて、公共工事を行うに当たっての、いわば規律というべきものが軽視されていたことにあると考えます。  例えば、当初契約額の30%を大幅に超える変更契約など、違法ではないけれども、住民や専門家の皆さんから理解されないようなことが重ねられました。  今回の選挙で、町民が新しい町長を選んだことで、政治的には、これらの決着がついたものと考えますけれども、今なお残されている住民の疑問を放置することはできません。  そこで質問です。  第二大山崎小学校プール等解体工事について。  今議会に「第三者機関を設置し不透明な公共工事の徹底究明を行うことをもとめる請願」が提出されているように、町民の当該工事に対する疑問は残されたままであります。新しい町政のもと、これら町民の疑問に応えるための説明会等の開催などを求めるがいかがでしょうか。  3.中学校給食について。  学校給食法の制定は、昭和29年、戦後の復興期であり、食事情も今とは全く異なっておりました。その当時の学校給食の目的・目標は、成長期の子どもたちが健康に過ごし、しっかり学習などに取り組めるよう、栄養のある食事を与えることであり、給食の普及を通して国民の食生活の改善を図ろうとするものでした。その後、時代の変化の中で、給食を題材とした食の教育実践が各地で進められるようになり、給食の位置づけも少しずつ変わってきました。それと同時に日本人の食事情が大きく変化する中、例えば栄養の偏り、不規則な食事、肥満や生活習慣病の増加、食の海外への依存、食の安全等さまざまな問題が生じ、こうした問題を解決することが必要だと考えられるようになりました。  そこで、食に関する教育を進めようと、平成17年に食育基本法が制定され、学校給食は食育の場として重要な位置を占めるものと位置づけられたこともあり、学校給食法が平成20年に改定され、目的・目標に食育の推進が明確に位置づけられました。  このように、学校給食は今では、教育実践的にも法的にも食育抜きでは語ることのできないものとなっており、本町両小学校においても、栄養教諭を中心に、さまざまな取り組みがされていると認識しております。  ちなみに、乙訓二市一町では、全ての小学校に給食調理室があり、栄養教諭が配置されておりますけれども、府内、また全国では、小学校であっても自校方式でなかったり、栄養教諭が各学校に配置されていない地域もあることから、学校給食、食育については、乙訓地域では、より充実した内容となっていると思います。  そのためもあってか、本町においては、給食を残す児童が少なく、残菜がほとんど出ないことが、平成28年度に開催された中学校給食検討委員会で報告されておりまして、私、傍聴していたのですけれども、そのとき、その委員長をされております学識経験者の方から、これは、すばらしいことだと高く評価されていたことが印象に残っております。  教育においては、一人一人の児童、生徒を把握し、それぞれに応じた働きかけがされることは当然のことであり、学校給食が教育としての役割を十分に果たすためには、それを担う、調理員さんや栄養教諭が、一人一人の子どもを把握できる状況であることが求められます。この点から、今の小学校のような自校方式による学校給食が一番いいと思いますし、町が平成28年に実施した中学校給食に関してのアンケート調査でも、自校方式を希望する保護者が54.4%と最も多くなっています。  ところが、中学校給食検討委員会の議論では、教育としての学校給食がどうあるべきかという基本の議論がほとんどされないままに、その実施方式を小学校の給食施設の将来的なあり方も含めて検討したため、自校方式を理想とする意見もありながら、小学校の給食室を将来的に更新する際の土地の確保などの課題との兼ね合いから、結果的にセンター方式での実施が提言され、町は、それをそのまま方針として進めている経緯があります。  そこで質問です。  中学校給食について。  町長は公約で、中学校給食の自校方式への見直しを掲げられている。教育としての学校給食が自校で行われるのは当然であり、保護者、住民の願いにかなっていると考える。町長の公約実現に向けての決意を問うであります。  以上で、この場からの質問を終わります。  よろしくお願いいたします。 ○(渋谷 進議長) ただいまの質問に対する答弁を求めます。  前川町長。                 (前川 光町長登壇) ○(前川 光町長) ただいまの朝子直美議員の御質問にお答えいたします。  まず、1.町長の基本姿勢について、町民の声を大切にするまちづくりについての町長の基本的な考えはどのようなものなのかについてであります。  私は、この大山崎町で生まれ育ち、今日まで、この大山崎町をこよなく愛し暮らしてまいりました。  そして、大山崎町の発展のために、微力ではありますが尽力したいとの思いから、平成6年10月の町議会議員選挙で当選して以来、今日まで5期、20年にわたって町議会議員を務めさせていただきました。また、平成18年11月からは2年間、町議会議長を務めさせていただいたところであります。  この間、町議会議員といたしまして、また町議会議長といたしまして、府内の市町村を初め、多くの自治体関係者の皆様との意見交換を通して、町政にかかわる議員として多くの御助言を賜りました。  これらの経験から、先の町長選挙では、町の主人公である住民の声を大切にする住民参画のまちづくりを基本姿勢に公約を訴えさせていただいたところであります。  具体的には、まちづくりに係る各種の施策や計画の策定に当たっては、立案時から広く情報を開示し、住民の皆様からの御意見を広く聞く、広聴の機会として、住民委員会などの設置を考えているところであります。  このように、多くの住民の皆様の御意見をいただいた上で、二元代表制のもと、町議会におきまして、議員各位との活発な御議論を重ねて町政運営を図ってまいる所存でありますので、議員におかれましても御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げます。  次に、2.第二大山崎小学校プール等解体工事について。  今議会に第三者機関を設置し不透明な公共工事の徹底究明を行うことをもとめる請願が提出されているように、町民の当該工事に対する疑問は残されたままである。新しい町政のもと、これら町民の疑問に応えるための説明会等の開催などを求めるがいかがかについてであります。  第二大山崎小学校プール等解体工事におきまして、とりわけ追加工事にかかる変更契約につきましては、これまでも一般質問での御答弁や建設上下水道文教厚生常任委員会における御説明や資料提供を通じて、その必要性や工事価格の妥当性、契約の適正性につきまして御説明してまいったところであります。
     また、この追加工事に係る予算措置に際しましては、去る平成30年3月議会で補正予算案を計上し、議員の皆様に慎重に御審議いただき、御可決いただいたものであります。  そして、解体工事に関する町議会における御意見や住民の方から寄せられている御要望を踏まえ、町の広報紙やホームページを通じて、その概要をお伝えし、住民の皆様への周知を広く行ってきたところであります。  したがいまして、第三者機関の設置や説明会を開催する考えはございませんが、疑問にお答えすること、説明責任を果たしていくことは当然のことであります。  住民の代表である議員の皆様からの御質問や御意見を真摯に受けとめ、適切に対応するとともに、住民の皆様への情報発信を行いながら、町政の透明性の確保に努めてまいりたいと考えているところであります。  次に、3.中学校給食について。  町長は公約で、中学校給食の自校方式への見直しを掲げられている。教育としての学校給食が自校で行われるのは当然であり、保護者、住民の願いにかなっていると考える。町長の公約実現に向けての決意を伺うについてであります。  私は、町長選挙の公約の一つといたしまして、自校方式を含め、中学校給食の早期実現を掲げて当選しました。  そして、私は、学校給食の実施方式といたしまして、自校方式が望ましいと考えているところであります。  その主な理由は、1つに、温かいものを温かく、冷たいものは冷たく提供しやすいこと。2つに、児童生徒と調理員等との触れ合いがふえ、コミュニケーションが高まるとともに、食に対する感謝の気持ちを育むこと。3つとして、食中毒発生時、被害が最小限に抑えられることなどであります。  このようなことから、議員御質問の町長公約実現に向けての決意につきましては、鋭意努力してまいりたいと考えているところであります。  以上で、この場からの答弁を終わります。よろしくお願いします。 ○(渋谷 進議長) 答弁が一通り終わりました。  8番 朝子直美議員の質問者席での再質問を許します。  8番 朝子直美議員。 ○8番(朝子直美議員) そしたら再質問をさせていただきます。  まず初めに、町民の声を大切にするまちづくりのことなのですけれども、政策立案時等から住民の意見を聞くような、そういった仕組みづくりも考えていきたいというようなことも言っていただいていたのですけれども、そういったことを重ねることで、先ほど、私の中では、大きい2番で取り上げたような、いろんな疑問が起こってくるということは、避けられていくというか、そういうことが起こってこないのではないかなというふうに思っていますけれども、まだこれからだと思うのですけれども、こうした取り組みの中で、住民委員会というのも考えているということもおっしゃってましたけれども、今現在のところで、そういったものがどれぐらいの、どんな仕組みを先につくってしまうのか、あるいは、いろんな政策をやっていく中で、進めながらやっていくということになろうかと思いますけれども、もう少しイメージがあれば、教えていただいてよろしいでしょうか。 ○(渋谷 進議長) 前川町長。 ○(前川 光町長) そういう土壌をまずつくっていく、いきなりはできませんので、当然、長岡京市、島本町の例もありますので、ある意味では、島本町は成功例だと思うのですけれど、大山崎町に関して、そういう土壌が育っていませんので、基本的に土壌を時間をかけてつくっていきたい。その土壌とは何ぞやというと、基本的に、町内会とか自主防災とかの中に、私自身が入らせていただいて、そこの活力、活発さをつくっていきながら、それをもとに、住民委員会的なものができないかなというようなイメージをしていますので、ある意味、現在ある団体のところに、できるだけ私が参加させていただいて、そこで意見を吸収しながら、どういった形がいいのか、そして、その中で、土壌もつくっていきたいし、今の状態で、今のこの団塊の世代がおられるときにやりたい。要するに10年後ではもう遅いという感覚持ってますので、頑張って進めたいと思っています。 ○(渋谷 進議長) 8番 朝子直美議員。 ○8番(朝子直美議員) 以前に私どもの議員団も、そういった住民への、今は、さまざまな住民参加を考えたときに、情報の共有というのがすごく重要だということをテーマにさせていただきまして、他の町の事例なども少し出させていただいて、考え方としては、町が持ってる情報は住民の共有のものだという考え方で出していくということで、仕組みづくりをされている地域の事例を取り上げさせてもらったこともあります。そういったことも参考にしていただきたいですし、あるいは、予算の編成過程から、どういった予算編成方針を住民さんにもわかる形にホームページ等にアップされて、またその中で予算編成過程も住民さんに見える化をしていく、そういう取り組みをされてることも以前に御紹介をしたことがありますので、また、そういったこともぜひ検討に入れて、前向きに進めていただいたらいいと思うのですけれども、そのあたりいかがでしょうか。 ○(渋谷 進議長) 前川町長。 ○(前川 光町長) 同意見でございまして、基本的に就任当初の職員への訓示に関しても、そういう趣旨のことを伝えました。つまり、情報提供、要するに情報を請求されるまでじゃなく、町のほうから情報提供して、こういう情報あると、できるだけ提供していただきたいというお話をさせていただいて、そのことによって、住民さんが町のことに関心を持っていただける状態になってくるというお話をさせていただきました。 ○(渋谷 進議長) 8番 朝子直美議員。 ○8番(朝子直美議員) それとの関連で、先ほど、2番目のところでの、説明会等は行わないがということで、疑問に答えたりしていくのは、当たり前のことだということで、透明性を確保していくというお考えだと思うのですけれども、それはそれとしても、プール解体の工事は過去のことですし、もちろん前川町政のもとで行われたことでもないので、ちょっと扱いが難しいところはあろうかと思うのですけれども、ちょっとそれも、何らかのまた町民さんからのアクションもあるかもしれませんけれども、そういった形でもう一度説明会なり、どういう形になるかわかりませんが、そこもまた町から何らかのアクションしてもらうということもすごく求められてるかと思うので、そのあたり、もう一度、御検討をぜひお願いしたいのですが、いかがでしょうか。 ○(渋谷 進議長) 蛯原総務部長。 ○(蛯原 淳総務部長) 先ほど、町長答弁にもありましたとおり、基本的に説明会等の開催の予定はございませんけれども、この間、町長からも、しっかりと疑問にお答えする、説明責任を果たしていくという指示は受けておりますので、今後も引き続き、いただいたお声に対しては、誠実に答えていきたいというふうに考えております。 ○(渋谷 進議長) 8番 朝子直美議員。 ○8番(朝子直美議員) そうしましたら、次、中学校給食のことについての再質問なのですけれども。先ほどの情報共有ということとちょっと関連するのですけれども、この間なのですけれども、給食について、中学校給食が行われる方針が出て以降、何らかの形で住民さんに、今の進捗状況とか、ちょっと私が確認した限りでは、余り知らされてないように思ったのですけれども、広報誌等での報告とかあったかどうか、ちょっと確認をさせてください。 ○(渋谷 進議長) 矢野学校教育課長。 ○(矢野雅之学校教育課長) 失礼いたします。センター給食にかじをとりましてから、議会報告等の中で、平成31年工事、平成32年9月を目指すというような御報告はしておりますが、まだ、具体的な内容は煮詰まっておりませんので、詳細な報告はいたしておりません。 ○(渋谷 進議長) 8番 朝子直美議員。 ○8番(朝子直美議員) そういうこともあるのか、なかなか住民さんの中では、今現在、どういうふうな形になっているのかということが、まだまだ御存じでない方が多いなということを感じました。それで、先ほども壇上で言ったのですけれども、私たちの政策決定の原則は住民合意だということを先ほども申し上げたのですけれども、そのことに関したときに、この間、中学校給食について、もちろんやってほしいということは、すごくみんなの声も聞いていますし、私たちも求めてきたものです。けれども、その中で、アンケートをとっていただいて、その希望の多かった自校方式にならなかったということ、あるいは、センター方式になったら小学校の給食施設がなくなってしまうという事実などについて、こういう一つ一つ、何か、住民さんの中での思いと違うようなことが起こりそうなときに、やっぱり、情報発信がされないままであると、これまでそうだった、中学校給食についてはそういう形だったので、私としては、まだ、住民合意がされているとは言えないというふうに感じていたところであります。  検討委員会でも、アンケートの結果と少し違う結論になったので、きちんと説明をしていかないといけないのではないかというような御意見も出ていたように思います。  今後、自校方式ということで、事務を進めていただくのは教育委員会なのですけれども、ぜひ、小まめな情報発信をしながら進めていっていただきたいということで、こちらも、教育委員会にぜひお願いしたいのですけれども、いかがでしょうか。 ○(渋谷 進議長) 矢野学校教育課長。 ○(矢野雅之学校教育課長) 議員御指摘のとおり、説明できる段階でさせていただきたいとは思いますが、ただ、学校給食を進める段階におきまして、一番住民さんの願いというのは、やはりPTAの中で集約されると思いますので、検討委員会の中には、それぞれ小・中学校のPTAの代表の方が入っていただき、学識経験者の中でまとめられた提言であったということは御理解いただきたいと思います。 ○(渋谷 進議長) 8番 朝子直美議員。 ○8番(朝子直美議員) 給食についての、早期実現というのも望まれております。今後のスケジュールとか、難しいかもしりませんけれど、わかってる範囲でよろしいので、一定の計画があれば教えてください。 ○(渋谷 進議長) 矢野学校教育課長。 ○(矢野雅之学校教育課長) 先ほど来の町長答弁にございましたように、町長御就任の12月5日に設計作業を一旦とめるようにと指示を受けたところでございますので、ただいま、その設計業者に一旦とめて、これまでの成果の取りまとめを依頼しているところでございます。それ以後の特に進捗はございませんが、教育委員会の立場といたしましては、自治法に定めを持つ総合教育会議で、これまでも町長と教育委員会との協議調整を行ってきておりますので、早期に総合教育会議を開いていただき、今後の方針を決定していただき、こちらとしては、早期にそれに取りかかっていきたいということでございます。 ○(渋谷 進議長) 8番 朝子直美議員。 ○8番(朝子直美議員) 細かいことなのですけれど、前町政時代のときに、設計とかの段階で、2年間要してしまって、時間的に押していたことがあって、どうなのかなというのもあったのですけれども、これは、それほどの時間が、これからもかかってしまうようなものなのでしょうか。 ○(渋谷 進議長) 矢野学校教育課長。 ○(矢野雅之学校教育課長) まだ、自校方式というふうに、決定したと受けとめておりませんが、仮に自校方式とした場合でございましたら、やはり、どこにするか、敷地の問題もございますし、これから1からのスタートになると考えております。 ○(渋谷 進議長) 8番 朝子直美議員。 ○8番(朝子直美議員) 今、決定を、町長の公約ではあるけれども、総合教育会議等でということだったので、決定はしていないというふうにおっしゃったので、総合教育会議の時期とかもまだ決まっていない状況ですか。 ○(渋谷 進議長) 矢野学校教育課長。 ○(矢野雅之学校教育課長) 当然に、町長に予算の編成、執行権がございますので、教育委員会と御協議いただいて決めていくことでございますが、現在、議会が12月5日から始まったところでございますので、その日程等についても、まだ決まっていないというのが現状でございます。 ○(渋谷 進議長) 8番 朝子直美議員。 ○8番(朝子直美議員) 以上で終わります。ありがとうございます。 ○(渋谷 進議長) 以上で、8番 朝子直美議員の質問を終結いたします。  ただいま一般質問の途中ですが、午後2時40分まで休憩いたします。                   14時22分 休憩                ―――――――――――――                   14時40分 再開 ○(渋谷 進議長) ただいまの出席議員数は定足数に達しております。したがって、休憩前に続き会議を開きます。  引き続き一般質問を行います。  質問順序により10人目として、2番 西田光宏議員に質問を許します。  2番 西田光宏議員。                 (西田光宏議員登壇) ○2番(西田光宏議員) 皆様こんにちは。一般質問の最終日、通告質問順10番目、議席番号2番、大山崎クラブ、西田光宏でございます。  ラスト1つ前ですが、何とぞ最後までよろしくお願いいたします。  さて、10月に行われました大山崎町議会議員一般選挙におきまして、二期目として住民の皆様より大切な議席をお預かりさせていただきました。改めまして、この場からではございますが、深く感謝申し上げるとともにその責任の重さを実感しております。  同時に行われました大山崎町長選挙では、私ども大山崎クラブと歩みをそろえてきた山本圭ー前町長の継続が果たせず、新たに前川新町長が誕生なさいました。  私は今回の選挙結果を真摯に受けとめ、まずは就任に対し新町長に祝意を申し上げますとともに、また、今後続くであろう難しい町政運営に鋭意努力されますことを期待いたします。  ただ、今回の両選挙におきましては、少なからず選挙のあり方やその手法に問題があったのではないかと私は感じております。これからいろいろと議会内でも協議すべきであると考える次第でございます。  また、昨日から続く我が会派や同志議員の質問では、前町政が進めてきた施策に対する継続性や今後のあり方を多く問われてまいりました。  私も第2保育所、中央公民館、中学校給食、観光、天王山の復旧など、多くの課題に対し、新町長に質問したい事柄があります。  新町長のまちづくりに対しては、これからも意見や提言を続けていくことをここに宣言いたします。  しかし、まず、この12月議会では、選挙前、選挙中、選挙後の新町長の発言や公約を踏まえながら、私自身がこれまで折あるごとに発言してまいりました教育課題とホストタウン事業に絞って一般質問をさせていただきます。  現在、新町長が当選されて初めての議会が行われているわけでありますが、5日の初登庁の折に、「命をかけて元気なまちづくりをしていく」、「住民参加のまちづくり」、「じっくり皆さんと話をして進めていきたい」と話されたと新聞報道で知りました。  命をかけてのまちづくりとは何を意味するのか、具体性に欠けているようですし、住民とじっくりと話をするということと、山本町政が行ってきた町民とのふれあい事業(タウンミーティング)との違いがよくわかりません。  「行政に新風を!」「大好きな大山崎を健全財政で住民主導の町にしたい」「変えなアカン!」そのフレーズで町長選挙に出馬され、山本町政は新町長の目には住民の思いとかけ離れたものに映っていたのでしょうが、昨日の答弁や、お出しになった元気塾のニュースの見解、「この4年間で、10億円の借金をつくった大山崎町」には、資産と残っているはずのハードを考えておられないのかなと違和感を持っております。  私を含め、大山崎クラブは、前町政と共有する3つの公約を掲げていました。  1番目には、安心・安全なまちづくり。2番目には、子育て・教育環境と健康づくり。3番目は、まちの活性化。  我々は自律した町政運営の実現に向けて、大山崎町の発展、町民生活の向上に誠心誠意努力してまいりましたし、これからも確固たる信念をもって、ゆるぎなく努力を続けていく所存でございます。  新町長からは、この町に生まれ、暮らす・大好きな大山崎町などの言葉を何度も聞きましたが、それは私が言葉にして言い続けたことと同じであり、この町出身の議員全てに共通する思いであります。しかしながら新町長は、ふるさと大山崎町の発展の具体策を示しておられず、選挙後10月23日の新聞に掲載されたインタビューで記者より財源の見通しを問われ、「どうやって財源を捻出していくか、具体的計画はこれから考えていく」とお答えになっている。しっかりしたビジョンを持って選挙に臨まれたのではないのかと非常に残念に感じました。  さて、先ほども述べましたが、私は本町の教育環境の充実を議員活動の重点課題の一つとして全力を傾けてまいりました。二期目でもその思いは同じであります。  それでは、通告に従い質問を始めさせていただきます。  1.教育課題については、教育長の答弁となる箇所も含まれます。しかしながら、新町長は、「町政の方向性が違う山本町長と一緒にやってきた人に継続してもらう意向はない」と教育長に対し表明されておりました。先ほどは、反省の弁も述べられましたけれども、私としては、できるだけ、町長御自身の考えを明瞭かつ具体的な答弁としてお聞かせ願いたいと思っております。  また、私は現在乙訓交通安全協会委員、乙訓防犯協会委員として、同志北村議員とともに青色パトロール車で町内を見回る活動をしており、最初の、大山崎町通学路交通安全プログラム、そして、登下校防犯プランに対して深い関心を抱いておりますので、よろしくお願いしたいと思います。  それでは、(1)大山崎町通学路交通安全プログラム(平成26年6月策定)に基づく通学路の安全確保の取り組みについて、現状を問うことから始めます。  ここにおられる皆様も記憶にとどめておられると思いますが、平成24年10月23日、府内亀岡市で起きた集団登校中の児童と保護者の列に自動車が突っ込み、3人が死亡、7人が重軽傷を負った悲惨な事故がありました。唐突に幼い命が奪われた事故に対し、私自身14年間を超える小学生登下校の見守り活動をする身として、怒りと悲しみがあふれたことは忘れられません。  その後も全国で登下校中の児童が巻き込まれる事故が相次いで発生している現状を受けて、文部科学省、国土交通省及び警察庁が連携して、通学路における交通安全の確保に向けた諸対策を推進する中で、関係機関に対し、通学路の緊急合同点検の実施を要請いたしました。  継続的に通学路における交通安全の確保の取り組みを行うため、PDCAサイクル(プランPlan・実行Do・評価Check・改善Action)をまとめた通学路交通安全プログラムを自治体において策定することになりました。  本町でも当プログラムに基づき、平成27年度に対策必要箇所を定め、毎年更新作業をして本町ホームページで公開されております。  そこで、本町の通学路交通安全プログラムに基づく、取り組み状況をお聞きかせください。  続きまして、児童生徒の安心・安全の観点から、(2)登下校防犯プランに基づく、本町の取り組み状況についてお尋ねいたします。  本年5月7日、新潟市において下校中の小学2年生女児が殺害されるという、痛ましく許しがたい事件が発生しました。この事件を受けて、政府は登下校時における子どもの安全確保について、関係省庁が横断的に取り組むべき課題であるという認識のもと、本年6月22日に、登下校時の子供の安全確保に関する関係閣僚会議を開催し、登下校防犯プランとして対策を取りまとめられました。  子どもたちの安全を脅かすものは、決して人災だけに限らず、自然災害も大きなウエートを占めております。本年、平成30年は、本町におきましても6月に発生した大阪北部地震及び9月の台風21号により多大な被害が発生しております。  我が町と近い高槻市で登校児童が学校施設のブロック塀崩壊により亡くなるという事故から、ブロック塀の緊急点検や、台風で第二大山崎小学校の6年生教室が甚大な被害を受けたことなどで、町教育委員会を中心に町行政もその対応に追われる年であったということは認識しております。  そのような中で、登下校防犯プランの新たな対応に当たることは、小さな本町組織では大変な状況であることも十分に承知していますが、子ども達の安全確保は最優先課題であります。  私は、ぜひとも国の登下校防犯プランに基づく新たな取り組みを遅滞なく進めていただくため、本町の現状をお聞きいたします。  それでは、2.ホストタウン事業についてであります。  我が町のホストタウン事業に関しては、さきの山本町政が2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックに向け進めた事業です。スポーツ立国、グローバル化の推進、地域の活性化、観光振興に資する観点から、参加国地域との人的・経済的・文化的な相互交流を図る地方公共団体であると示すことで、ホストタウンとして国からの認定を受けました。  ホストタウンの認定は、オリンピック・パラリンピックの意義に合った事業となる必要があります。大山崎町体育館改修では本町でのスポーツ拠点としての機能向上が図られ、災害時の避難所としての環境整備(空調やエレベーター)にもつながり、また改修費用の金銭面からも大いに貢献しています。  何よりフェンシングの聖地としての大山崎町の知名度を上げるとともに、小・中学生を初め、住民各位が国際交流や外国語の上達に対する絶好のチャンスを含む事業であると私は考えていました。  しかしながら、新町長は議員でおられたときから、このホストタウン事業に対し、批判的な言動をされていたことは忘れられません。  このたび、町政が交代したものの、ホストタウン事業は、国を挙げて地域振興を目指すプロジェクトであるとともに、対外国機関との間で築いた関係性もあることから、今後も継続すべきと考えていますがいかがでしょうか。  そこで、選挙前や選挙中における新町長の発言や公約を踏まえて、基本的な考えをお聞かせ願いたいと思います。
     (1)スイス連邦にあるモルジュ市との両自治体間の今後の交流についてどのような姿勢で取り組まれるのかお聞かせください。また、モルジュ市との市民間交流に関しても、どのような情報交換を考えておられるかお示しください。  (2)既に相手国の選手たちとの事前合宿会場として、本町体育館の提供を説明していますが、実際に申し込みがあった場合の本町負担はどの程度のものとなるとお考えでしょうか。  最後の質問といたしまして、(3)本町小・中学校の英語教育の充実に向けて、交流事業は有効と思うが、本町の英語教育に対する新町長の考え方をお尋ねします。  私はグローバル化する国際環境に国際共通語である英語力の必要性を強く感じております。その点、前山本町政での英語教育に関しての方針に大いに期待しておりました。  しかしながら、選挙期間中の10月13日に開催された乙訓青年会議所主催の大山崎町長選公開討論会で、新町長は当町の小・中学生の英語教育に対し、アジア圏へ修学旅行一発でオーケーと、一言で片づけられました。公の場での発言ですので、その考えは公式なものだと受け取ります。  そこで、その真意と実効性もあわせてお答えください。  修学旅行は小学校ですか、中学校の両方ですか。いつから始めますか。アジア圏で英語を話す国・地域の特定はされているのでしょうか。そして、その安全性も考えておられるのでしょうか。  以上、この場からの質問を終わります。よろしくお願い申し上げます。 ○(渋谷 進議長) ただいまの質問に対する答弁を求めます。  前川町長。                 (前川 光町長登壇) ○(前川 光町長) ただいまの西田光宏議員の御質問にお答えいたします。  まず、1.教育課題についての御質問につきましては、後ほど、教育長より御答弁いたします。  次に、2.ホストタウン事業について。  (1)モルジュ市(スイス)との両自治体間の今後の交流について問うについてであります。  本町のホストタウン事業につきましては、スイス連邦を相手国とする本町のホストタウン計画が、平成28年6月に国の認定を受けたもので、2年半が経過いたしました。  この計画は、相手国をスイス連邦と定め、オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた出場選手らとの交流や、同じ相手国の自治体間での住民交流を想定し、それらを通じた地域振興を目指すものとなっております。  この間、在日スイス大使館を初めとする関係機関等の支援を受けながら、自治体間の交流の土台づくりを実現したことや、去る11月には、大山崎町の子どもたちが在日スイス大使館を訪問し、駐日大使との交流を実現するなど、住民が主体となった交流への道筋が見えたものと考えているところであります。  また、本町の国際交流団体におかれては、市民レベルの交流を実現すべく、今後の事業計画を検討されているとお聞きしているところであります。  このように、本町のホストタウン事業は、国の認定を受けた地域振興施策であるとともに、対国外機関との間で築いた関係性もあることから、今後も継続していくべきものとは承知しておりますものの、町が行う国際交流事業として考えた場合には、スイスに限らず近隣諸国を相手とした交流も視野に入れたいと考えているところであります。  次に、(2)相手国の選手たちの事前合宿として体育館の提供を説明していたが、実際に申し込みがあった場合の本町負担内容はどの程度のものと考えるのかについてであります。  現在のところ、相手国であるスイスのフェンシングナショナルチームに対して、施設状況の情報提供を行っているところであり、具体的に利用の申し出を受けていない段階ではありますが、来訪の際の話題性や、地元の小・中学生との交流活動などが実現するとなれば、本町といたしましても一定の負担はしかるべきものであると考えているところであります。  具体的には、体育館施設、設備の使用料の減免のほか、滞在場所の宿泊費や体育館までの移動に伴う交通費につきましても、一定の負担が想定されるところであります。  今後、相手国であるスイスのフェンシングナショナルチームから事前合宿に関する照会等が入りました段階で、相手方と受け入れ条件を詳細に詰めてまいることになるものと考えているところであります。  次に、(3)本町小・中学校の英語教育の充実に向けても、交流事業は有効と思うが、新町長の英語教育に対する姿勢を問うについてであります。  平成32年度からは、これまで小学校5、6年生で行っていた外国語活動が3、4年生からスタートすることとなります。また5、6年生では、英語は成績のつく教科の一つとなります。  こうした動きに合わせて、本町でも学校での英語教育の取り組みには、既に力を注いできたところではありますが、地域におきましても、小・中学校の子どもたちの外国語体験は非常に大切だと考えております。  交流事業における外国語の学習は、言葉と実体験が結びつく貴重な機会となるものと考えております。  そうした意味では、本町の子どもたちに手軽に外国留学、外国での短期語学研修への参加機会を提供することは、意義深いことと捉えており、自治体での実施や、民間を含む各種機関の留学支援制度の活用等につきまして、研究・検討してまいりたいと考えているところであります。  また、その場合の渡航・滞在先につきましては、英語が日常的に話されている文化圏を持つ近隣諸国であれば、費用的にも適切で、効果も期待できるものであると考えているところであります。  以上で、この場からの答弁を終わります。よろしくお願いします。 ○(渋谷 進議長) 中條教育長。                 (中條 郁教育長登壇) ○(中條 郁教育長) ただいまの西田光宏議員の御質問にお答えいたします。  まず、1.教育課題について。  (1)大山崎町通学路交通安全プログラムに基づく通学路の安全確保の取り組みについて、現状を問うについてであります。  町教育委員会では、通学路の安全確保に向けた取り組みを行うため、関係機関の連携体制を構築し、平成26年6月に町通学路交通安全プログラムを策定いたしました。  同プログラムに基づき、平成27年1月に、学校関係者、警察、道路管理者、地域住民とともに、町内通学路の合同点検を行い、安全対策の必要箇所に応じて具体的な実施メニューを検討いたしました。  その後、毎年おおむね11月に合同点検を行い、対策事業の進捗状況及び新たな対策必要箇所の確認等を実施しているところであります。  通学路交通安全プログラムの策定当初、平成26年度における対策必要箇所は、町内5カ所でありました。その後、対策を完了した箇所が3カ所、新たに対策の必要箇所に追加した箇所が3カ所であり、平成29年度末時点では、5カ所が対象必要箇所でありました。  これらの対策箇所図及び対策一覧表につきましては、毎年度の合同点検後に町のホームページで公表しているところであります。  そして、本年度の合同点検につきましては、去る11月12日に実施し、その後に、町のホームページに掲載いたしました。  平成29年度末の対策継続中の5カ所に加えて、新たに歩道の設定がなく、道幅も狭い通学路8路線を新たに対策必要箇所と定めました。  新たな対策メニューといたしましては、道路側溝の暗渠化による歩行空間の拡幅であり、ドライバーが車道と路側帯を視覚的に、より明瞭に区分できるようにして交通事故の防止を図るものです。  具体的には、道路端の側溝にふたをつけて、その外側にグリーンベルトを設置し、白線を引いて路側帯を確保するもので、平成33年度末の事業完了を目指して、順次実施してまいりたいと考えているところであります。  引き続き、通学路交通安全プログラムによるPDCAの活動を実施し、通学路の安全性の向上を図ってまいりたいと考えているところであります。  次に、(2)登下校防犯プランに基づく本町の取り組み状況を問うについてであります。  本年6月、内閣に設置された関係閣僚会議がまとめられた登下校防犯プランでは、登下校時における安全確保を確実に図るため、防犯の観点による通学路の緊急合同点検を実施することとされました。  その後、文部科学省、厚生労働省、国土交通省及び警察庁の4省庁が連携して、通学路の合同点検実施要領を示されたところであります。  文部科学省からは、市町村教育委員会が合同点検の全体を通して主体となって取り組み、関係機関との調整、必要に応じて学校に協力を求めるなど、円滑に合同点検を実施し、安全確保の対策を講じるようにとの通知がありました。  あわせて、実施対象となる通学路につきましては、学校等で設定している通学路のみならず、自宅から学校に至るまでの経路とし、児童が1人になる区間等を念頭におきまして、危険箇所を抽出するとともに、放課後児童クラブ関係者との連携を緊密にすることも示されたところであります。  これらを受けて、本町教育委員会は、さきの町通学路交通安全プログラムに基づく通学路安全推進会議の構成メンバーに、新たに向日町警察署の防犯対策部署と町の放課後児童クラブ所管課を加えて、防犯面からの通学路の点検を実施いたしました。  危険箇所の抽出に当たりましては、町のPTAが毎年作成され、町ホームページにも公表されています両小学校の校区危険箇所(防犯編)の平成30年度版で抽出された26カ所を、町教育委員会と両小学校におきまして、事前に現地確認を行い、合同点検を実施する4カ所を選定いたしました。  そして、緊急合同点検は、さきの通学路交通安全プログラムに基づく合同点検とあわせて、去る11月12日に実施いたしました。  緊急合同点検における現地確認の場で、参加メンバーの方から、さまざまな御意見、御要望をお聞きしました。  現在、それらの御意見等を整理して、対策案といたしまして取りまとめている段階であります。対策内容を早期に取りまとめて、来年度予算編成におきまして、事業実施のための予算確保を図り、対策事業を進めてまいりたいと考えているところであります。  引き続き、児童生徒の通学路における交通安全対策、及び登下校時における安全確保につきまして、関係機関との連携を図りながら、地域全体での学校安全対策の構築に努めてまいりたいと考えているところであります。  以上で、この場からの答弁を終わります。 ○(渋谷 進議長) 答弁が一通り終わりました。  2番 西田光宏議員の質問者席での再質問を許します。  2番 西田光宏議員。 ○2番(西田光宏議員) 町長、教育長、御答弁ありがとうございます。  先ほども最初に申しましたけれども、私は、町長にもこのことをよく知っていただきたいと思っておりましたので、まず、教育課題について、今、中條教育長より答弁をいただきましたけれども、町長、この内容も十分把握してください。  そして、そのことについて、再質問をさせていただきます。  通学路の安全確保に関して、通学路安全プログラムの策定を毎年しっかりしていただいていること、そして、PDCAを更新していただいているということ、大変安心させていただきました。  実は、私の子どもが、もう今25歳以上になっているのですが、小学生の折、私は、初代の大山崎小学校の子ども安全見守り隊の隊長をさせていただいておりました。  当時より、通学路の安全対策や点検を、教育委員会に何度もお願いに行ったり、向日町署に出かけておりました。そういう観点から、先ほどの答弁で、平成26年度当初、対策箇所が5カ所とおっしゃった。その後、3カ所までは直したけれども、新たにまた3カ所が出ていますというお話あったと私が理解して、昨日ホームページからこれを出してまいりました。(資料を示す)そこに、確かに、5カ所安全箇所プログラムに基づき書いてございます。それで、5カ所がまだ残っていますけれども、要するに、新たに3カ所はふえた、下の3つはふえたのですが、最初の、下植野大山崎線、奥海印寺納所線の歩道のところの部分、この部分が、未完成でずっと来てるというお話だと理解してるのですが、それはなぜなのでしょうか。ちょっと、お聞かせいただきますでしょうか。 ○(渋谷 進議長) 矢野学校教育課長。 ○(矢野雅之学校教育課長) 対策が未完了の2カ所につきましては、新たな用地確保が必要な場所でございまして、ただし、学校教育課で交通量調査を行いまして、可能な範囲で通過車両の町内への流入を防ぐ立て看板とか、歩行者の通行幅を確保するコーンポスト等の設置等については、してございます。  以上です。 ○(渋谷 進議長) 2番 西田光宏議員。 ○2番(西田光宏議員) 用地買収ですか、確かに難しいことですね。ただ、用地買収は難しいけれども、引き続きやっていただけるというお話だととりましたので、どうぞ、この努力は続けていただきたいと、私は思います。でないと、本当の意味での子どもたちの安全というのは守られていかない、そんな気がいたします。  それでは、その続きとしまして、あと新規の8カ所、先ほど教育長がおっしゃいました。ここでも書いてありますけれども、カラー舗装、グリーンベルトの設置のことだと私も理解してますし、その箇所が大山崎小学校で5つが残っていて、第二大山崎小学校のところは3つと、ホームページで調べたのですが、まずそれで、確認ですけれど、それでよろしいのでしょうか。 ○(渋谷 進議長) 矢野学校教育課長。 ○(矢野雅之学校教育課長) 議員御指摘のとおり、大山崎小学校校区内が5路線で、延長は約1,100メーター、第二大山崎小学校が残りの3路線で、約1,600メーターでございます。 ○(渋谷 進議長) 2番 西田光宏議員。 ○2番(西田光宏議員) 合わせてその距離があるということですか、ちょっとごめんなさい、すぐに計算できません。2,000メートル以上ですよね、ありがとうございます。  とりあえず、車道と歩道の色分けする路側帯を確保、これは子どもだけに限らず、お年寄りにも大変有効な手段だと思いますので、しっかり事業は進めていただきたい、まずここはお願いと要望をさせていただきます。  次に、登下校防犯プランでございます。  既に緊急合同点検が実施されたということと、PTAの作成の危険箇所マップにも触れられました。これらの取り組みは、私、先ほども申しましたけれども、PTA会長のときから続けてるものでございますので、各学校のPTAを初め、関係諸団体の皆様の活動には、心より敬意と感謝を申し上げたいと思います。  そこで、私、きょう質問をしておきたいと思ったのですが、PTAが取り組んでいる「ミマモルメ」という緊急時のメール配信のシステムがあるということも知っているのです。そして、そこで、不審者情報が発信されているという内容でございます。  そこでお聞きするのですが、最近の学校から配信された不審者情報の状況は教育委員会はきちっと把握されているのでしょうか。 ○(渋谷 進議長) 矢野学校教育課長。 ○(矢野雅之学校教育課長) ミマモルメ自体は、PTAの取り組みでございますが、不審者情報につきましては、一旦教育委員会に入ってまいりまして、そこから、各学校に配信するということにしておりますので、今年度で申し上げますと、4月から現在の11月まででは、9件、不審者情報として町教育委員会から配信しております。 ○(渋谷 進議長) 2番 西田光宏議員。 ○2番(西田光宏議員) ありがとうございます。把握されているということ、9件あったということ、私も向日町署からメールをいただくことになっておりますので、その事件が大きな事件でなかったということも存じ上げております。しかしながら、子どもたちの安全確保ということは、まず情報の提供、それが一番必要だと思いますので、今後ともよろしくお願いしたいと思います。  そこで、引き続きまして、私からお話ししたいのは、昨日、友党の嘉久志議員より質問された点で、防犯カメラに関しての話がございました。見守り機能つきの防犯カメラ、これはたしか、長岡京市で既に始まっている事業の一環でございます。昨日、長岡京市の議員にも少しお電話で確認したのですが、始まっていますということと、200台ほどというお話もいただいておりました。子どもたちの安全や、認知症のためなど、行方不明になるおそれのある方の位置情報を確認するシステム運用が始まった。これは、大変にすばらしいのではないかと思うのですが、防犯カメラ、きのう、総務部長からも少しお話がありましたが、このところについて、どうでしょう、設置のお考え、もう少しないでしょうか、お聞かせ願えませんでしょうか。 ○(渋谷 進議長) 蛯原総務部長。 ○(蛯原 淳総務部長) 昨日の嘉久志議員の御質問にお答えさせていただきましたとおり、今、西田議員から御紹介いただきました案件については、承知をしております。ただ、昨日も申し上げましたとおり、私どもの防犯カメラの設置の取り組みは平成28年度から本格的に始めて、今現在、町内6カ所という状況でございます。この間、防犯カメラの有用性につきましては、一定、証明されていると承知しておりますけれども、一方でプライバシーの問題、またそれからコストの問題等々ございますので、そこを慎重に検討いたしまして、来年度の予算編成の中で検討させていただきたいというふうに考えております。 ○(渋谷 進議長) 2番 西田光宏議員。 ○2番(西田光宏議員) ありがとうございます。私は、今から10年ほど前に、向日町警察協議会の会長をさせていただいた折があります。山本町長の前の町長に直接、町長室までお伺いして、向日町警察署が防犯カメラの設置をお願いするという話をさせていただいたときに、そのときの町長は、お金がないからできませんとおっしゃいました。大変悲しい思いをして帰りました。向日市、そして、長岡京市の市長にお会いしたときに、即断で防犯カメラを設置しますとおっしゃいました。こういう事実がありました。そして、山本町政で防犯カメラが初めてこの大山崎町につきました。これからの時代、確かにプライバシーの問題はあるでしょうけれども、やはり、子どもたちの安全、そして、お年寄りの見守りと、そういう点においても、前川町長どうぞ、この施策を進めていただきたいと、私は願いますし、ここで要望とさせていただきます。  それでは、重ねまして、質問をさせていただきますが、質問とすることも含めて、登下校防犯プランに基づく点検をなさっているということ、今後、ホームページでの公表、そして、町の安全・安心への活用、これもあわせて要望とさせていただきます。この件は、御答弁結構でございます。  それでは、2番目のホストタウン事業、これは、町長にお願いすると思うのですが、まず、モルジュ市との自治体間交流に関して、新町長は、ホストタウン事業を含めて、継続するとそのように先ほどおっしゃったと私は聞こえたのですが、それでよろしいでしょうか。 ○(渋谷 進議長) 堀井生涯学習課長。 ○(堀井正光生涯学習課長) 先ほどの、町長からの答弁のとおり、ホストタウン事業については、町の大きな施策、また、国を挙げての振興策ということで、継続していく旨、私ども所管課に指示いただいているところでございまして、町全体として、そのように今後も取り組んでいこうと考えているところでございます。 ○(渋谷 進議長) 2番 西田光宏議員。 ○2番(西田光宏議員) 先ほども壇上で述べましたけれども、まだ、町長になられる前の前川 光議員でおられたときに、ホストタウン事業を割と無駄だと、出されていたニュースにも、五輪便乗で始めた大山崎町体育館改修工事であり、災害のためは強弁だと書かれて、批判されていたようです。それも含めて、方針転換されたと見ていいのでしょうか。 ○(渋谷 進議長) 堀井生涯学習課長。 ○(堀井正光生涯学習課長) 方針転換というよりは、私ども町として、この間、一貫性を持ちまして、平成28年度の認定以来、取り組んできたものでございます。今回、12月5日からの新町長就任に当たりまして、私ども、これについては継続していくという指示を受けておりまして、今後、そのように私どももやっていこうかなと考えている、認識しているところでございますので、よろしくお願いいたします。 ○(渋谷 進議長) 2番 西田光宏議員。
    ○2番(西田光宏議員) 今の御答弁で、続けていくということですよね、そうすると、(2)に当たります相手国の選手たちの事前合宿として、体育館の提供をする、そのときの負担はというふうにお聞きをした、それで、ある程度負担するというお話をしていただいたと思います。確かに、移動手段に対しての交通費とか、体育館使用に対しての減免とか、そういうものは町が出すべきだと私も思いますけれども、まずホストタウンを受けるということで、事前準備は早い段階でしなければならないと思うのですが、町長が思われている予算組み、どれぐらいを考えておられますか。 ○(渋谷 進議長) 堀井生涯学習課長。 ○(堀井正光生涯学習課長) 事前合宿を受けるに当たって、町が負担する、その予算のことをおっしゃってるのかなと思うのですけれども、これにつきましては、先ほど、町長が答弁申しましたように、体育館の利用料の減免、また、それ以外に、近辺の宿泊所からの移動とか、そうしたものの一部負担ということで、これは、大枠での考えでございますので、今現在のところ、それが、いかほどになるか、もともとがスイスの選手たちの編成、ナショナルチームの編成がどのような大きさになるかによっても、大きく変わってくる面がございますので、そのあたりの調整、それから、町の財政との内部での調整も今後していくこととなりますので、現在のところ、いかほどということは、持ち合わせておりません。今後、そうした相手方とのお話を深める中で、固めてまいることかなと認識しているところでございます。 ○(渋谷 進議長) 2番 西田光宏議員。 ○2番(西田光宏議員) 現在、金額は出せない、それはまあそうでしょうし、それは理解します。ただ、英語でホストという意味は、多分皆さんも御存じでしょうけれども、ゲストを接待する主人のことを英語ではホストといいます。我が町のメーンホストは、前川町長であります。それこそ、ホストタウンの中心は、前川町長自身であることを十分に配慮され、予算組み、そして、ホストとしての大山崎町、していただきたいことは、要望とさせていただきます。  では、最後の質問へと移らさせていただきます。  本町の小・中学校の英語教育の充実に対し、新町長は、子どもたちが外国語の体験が必要とおっしゃいました。ただ、外国語ってそんなに簡単に勉強できるのかなという私の素朴な疑問でございます。私自身、英語を勉強するのに、そんなに簡単に勉強できなかったです。ただ、やっぱり好きとかそういう意味から、英語というものに触れる機会をたくさん持ちたかった、そんなところでございます。  そして、先ほど壇上で、私が町長にお聞きしたかったのは、乙訓青年会議所が主催の、前町長との討論会のときに、英語教育、海外へ修学旅行に一発でオーケーと、すごいことをおっしゃったな、一発でオーケーなら早く修学旅行に子どもたちを行かせていただきたいなとそんな気持ちを受けたわけでございますけれども、まず、その点について、町長の基本的な考えをもう一度お聞かせください。 ○(渋谷 進議長) 前川町長。 ○(前川 光町長) 選挙前の討論会でお話ししたのは間違いないので、現在もそういう考えでいますし、当然、西田議員おっしゃるように、英会話の必要性は思っています。ただし、英会話に関しては、学問とも思っていますので、そういう環境を提供すれば、誰でもしゃべれる状態になるという考えを持っています。当然、アメリカで生まれた子は英語をしゃべりますから、当然、英語圏で生まれたら誰でもしゃべれますから、だからそういう環境を提供すればいいのになという考えを基本的には持っています。そういう意味において、基本的に私自身は、大事な子どもたち、先ほどの大山崎の宝というお話をさせていただいて、英会話に関しては進めたいという考えを持って、そのためにはどうするかという、今、まだ具体的にはできてませんけれども、イメージとして、小中一貫校的な学校にして、スパンを減らして、ある程度のカリキュラムを下に持っていって、余裕ある時間をつくって、中学の3年間、あるいは、小学校の両方言われたので、どちらもまだ具体的には、その辺で、東南アジア等に、1カ月ほど行っていただくというような考え、英会話に関してですよ、今おっしゃったので、西田議員と同じように、英会話に関しては、必要性は感じていますので、どうすればいいのかは、今、思ってることは言いましたけれど、これは、当然、これから教育委員会とも検討しながらやっていきますけれど、基本的にスイスのお話もありますけれども、東南アジアと時間的に近いということと、東南アジアに具体的に同志社等もそういった、やっておられるところもありますので、これから、研究をさせていただきたいなと思っています。 ○(渋谷 進議長) 2番 西田光宏議員。 ○2番(西田光宏議員) 今、町長お答えいただいて、私は、少しうれしい気持ちになっております。公立の小・中学校、それと、小中一貫校の話まで、町長は触れられました。英語教育、確かに、国際基準を持つ、確かに、機械とかで翻訳機能があるものもあります。携帯電話でそのようなものを使えるような時代にはなってきています。ただ、やっぱり、本来、コミュニケーションを持つということは語学、もちろん勉強もありますけれども、そこから発生する人間関係、リレーションシップ、そこをきちっとされることが大事だと思います。  今回、ホストタウンの話からここへつなげておりますけれども、ホストタウンという事業は、決して、外国のチームをここでお迎えするというだけではなく、子どもたち、また住民の皆さんと、国際親善をする、または、国際交流をする、そういう場であるべきですし、そこに、お金をかけていただくということは、文化、そして、この大山崎町を世界に広く知らしめることになると思います。今、町長はこれから、いろんなことを検討していただけるというお話でございます。小中一貫、そして英語教育、近隣アジア諸国への修学旅行、こういうことを町長は考えておられるし、これから、議会で議論していこうとおっしゃったんだと私は思います。このことは、決して忘れずに、必ず実行していただきたい。そして、この大山崎町で、子どもたちがネイティブと普通にしゃべれるような、そんな住民がたくさんいる、そして、ここへ来ても、これからの国際社会、いろんなことが起こるでしょうけれども、そういう意味で、すてきな町にしていただきたい。私は、そういうことを願っておりますし、きょうの町長答弁からも、そういう意味合いのことをお聞かせ願ったと思います。まず、ホストタウンに関しては、実行する、そして、山本町政が掲げてきたこともそのまま行く、そして、体育館がフェンシングの聖地となる、そいいう大山崎町にしていただけると、そのように思います。  まだ、少し時間がございますけれども、最後に我々のトップであります北村議員が一般質問をしますので、私はその部分、余裕を残してやめようと思いますけれども、今後、前川町長には、私は、十分な議論を尽くし、そして、何よりも議会としての形をつくっていこうと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○(渋谷 進議長) 以上で、2番 西田光宏議員の質問を終結いたします。  続きまして、質問順序により11人目として、4番 北村吉史議員に質問を許します。  4番 北村吉史議員。                 (北村吉史議員登壇) ○4番(北村吉史議員) 大山崎クラブの北村吉史でございます。  平成最後の年の瀬であります今大山崎町議会、12月議会の一般質問の大トリを務めさせていただきます。  質問に入ります前に、前川町長、今回の選挙、御当選おめでとうございます。本町の代表としてまずしっかり頑張っていただきたい、このように思っております。  そこで、今回の議会の私の印象と、この選挙のときのこと、それと、今回の町長のお話を聞いていて、ちょっと違和感を感じるところがありましたので、その私見を述べておきたい、このように思います。  まず、町長が、議員時代には、このようなことは言われておりませんでした。それは、住民参加型のまちづくり、そして、住民が主人公であるということを言われておりました。これは、今回の選挙選で、前川町長を支援された共産党の言ってること、これを丸々代弁されてる、そのような内容であるというふうに思います。そして、前川町長、町長席につかれて、昔のような元気がないですね、もうちょっと元気よくしゃべっていただきたい、このように思います。  そして、他党の議員の壇上での質問、そして、質問者席での質問を聞いておりまして、私は、率直に感じたのは、今回、センター方式を撤回して、自校方式にする。これは、大山崎小学校と第二大山崎小学校の給食、これも含めて、直営方式にするんだと、自校式ですね、いうふうに言われておりました。がしかし、その共産党の皆さん、どうでしょう。この給食をつくるそのための民間委託には、あなた方は反対していたのです。一体どういうことなのか、自校方式を肯定しながら、もともとのところは、根元のところは、反対をされていた。どういうロジックで物事を考えられているのか、私にはちょっと理解ができない、このように思いました。  そしてまた、今回の町長、町議会議員選挙について、私見を続けて発言をさせていただきたい。世界の潮流でもあります、大衆迎合、このポピュリズムです。その結果として、前川町長の誕生があったというふうに私は見ております。  これは、一部の政党、つまり共産党の支援と、その政党の主導による住民運動、つまり公立保育所存続を求める団体、この団体の子どもたちまでも巻き込んだ異常なまでの活動、そして、その世代だけに集中した投資で、この本町の将来は本当に立ち行くのか、このように私は感じております。  特に、あなたの会報には、「現場主義で自ら率先活動」そして、「小さな役場をめざします。」このようにされております。しかしながら、小さい役場を目指すというのに、公立の保育所3園を保持するというふうにされています。私は、ここに大変疑問を感じているところでございます。  また、多くの町民の皆さんは、御本人の会報では、保守無所属となっているものと、そして、共産党と全く同じことを言っているものがある。そしてまた、共産党の団体の会報には、前川さんを支援するということがうたわれている。一体どういうことなのでしょうかという問い合わせが、私どもにはかなり多数ございました。一体どうなっているのかわからないというようなことでございました。  また、今回の選挙における投票率が、約3ポイント弱、下がってしまった。これは大山崎町過去にない投票率でございました。町長選挙におきましては60%を割り59.8%、また、町会議員選挙におきましては59.7%という投票率でございました。これは、余りにも事前活動が激しいため、投票を控える有権者、こういう人たちが多かったのではないかというふうに私は感じております。  私は今回、この結果で一番心配をいたしておりますのは、10月23日付のある新聞の記事の見出しでございます。「共産、市民共闘で成果」「正直、勝てると思わなかった。」このような内容でございます。このコメントをされたのは、共産党の京都府本部の幹部、この方の本音であるというふうにうたっておりました。すなわち、水道訴訟に明け暮れ、4年間の在任期間中、何もできなかった真鍋共産町長が誕生した12年前にも同じ言葉を私は聞いたように思います。  前川町長のこれからの4年間が本町にとって発展の4年間になるのか、もしくは、後退の4年間、停滞の4年間になるのではないかというふうに私は大変心配をいたしております。  それでは、通告に従いまして、質問をさせていただきます。  まず、1.前川新町長の公約について。  前川新町長は選挙前から役場はサービス業であるというふうに公言をされておられましたが、これは事実上の公約であるというふうに思います。本当にそのように考えているのか、まずお尋ねしたい。少なくとも、私は、行政はサービス業などではなく、住民に対し、限られた財源の中で、国や府と協調しながら、中長期的な視野で町の発展を目指し、かつ最小限で最大限の効果を求める。最小限の投資で最大源の効果を求め、町を発展させる、これが第一番目。  そして、いかに等しく所得の再分配をするか、また、生活弱者に対して、法のもとでいかに寄り添うか、安心・安全をどのようにして確保するのか、これが平時における行政の第一義であるというふうに私は考えております。  そしてまた、一たび災害が発生した場合、これは有事と考えた場合ですが、職員は、まず家族を顧みることなく、住民の生命・財産を守るのが、そして、前川町長、あなたは、この町のトップであります。もしそのような事態になれば、誰よりも早く庁舎に来て、そして誰よりも遅く庁舎を後にしなければならない。町民だけではありません。職員も守らなければならない。それが、あなたの立場ではないでしょうか。町長のお考えをお尋ねいたします。  そしてまた、あなたの公約についても伺っておきたいというふうに思います。  2番目の質問に入ります。  2.教育委員会の独立性に関して伺います。  11月の初旬に、私どもの耳に入ってきた内容を聞いて、就任前から、もう京都府にけんかを売ってしまったのかと、私は耳を疑いました。  (1)新聞報道にもありましたが、事前に私も詳細を把握をいたしておりました。今回の教育委員会に対する、あなたの就任前からの介入について伺います。  本来、教育委員会は公正・中立な立場であり、政治介入はあってはならないというふうに私は考えておりますが、前川町長、どのようにお考えなのでしょうか。伺っておきたいというふうに思います。  そして、その結果だと思います。  (2)なぜ、府からの人事交流による職員、これは、理事級の職員で、学校教育課長だったと思いますけれども、この方がこの12月議会のこの席の中におられないのか。はっきりお答えをいただきたい、このように思います。  3番目の質問に入ります。  3.本町の行政の体制と公金の適正な扱いに関して伺います。  (1)今後、ベテランの職員が退職され、また再任用の職員も退職時期を迎える。役場の体制、これをいかにお考えなのか。このことは、聞いておかなければならないと思います。平時だけではなく、有事のときに、どういった体制が組めるのかというところの問題もございます。しっかりとした御回答をいただきたい。  そして、この最後の質問になりますけれども、(2)12年前に誕生した真鍋町政下で起きました公金の不適正な取り扱い問題に関して、記憶をされてるというふうに思いますが、これは、当時、嘱託職員が、京都府で鳴り物入りで進められた総合型のスポーツクラブ、本町では「わくわくクラブおおやまざき」というところの活動がございます。そしてこのクラブの資金、これの私的流用事案が発生したことは、前川町長も記憶されているというふうに思います。  特に町長が変わった後は、このようなことには、最大限の配慮、注意が必要だと思います。これは、正職員のみならず、役場に関連する全ての方、嘱託もそうだし、アルバイトの方もそう、しっかりとこういったところ、対応が必要だろう。  そこで、私は、この公金の適正な扱いについて、町長のお考えをお聞きするとともに、今後、財政面で大変厳しい時代を迎えるというふうに私も認識をいたしております。これは、行政の職員も皆そのように思っているというふうに思いますけれども、限られた財源、これを有効に生かすために、税金の還流を図り、そしてなおかつ、公金を健全に活用するために、全ての契約業務のあり方をしっかりと見直しをしながら、公契約大綱の制定を求めたいというふうに思います。町長、しっかりとした御回答をいただきたい。  この壇上での質問をこれで終わります。 ○(渋谷 進議長) ただいまの質問に対する答弁を求めます。  前川町長。                 (前川 光町長登壇) ○(前川 光町長) ただいまの北村吉史議員の御質問にお答えいたします。  まず、1.前川町長の公約について。  選挙前から役場はサービス業であると公言されていた。事実上の公約と思うが、本当にそのように考えているのか。また、他の公約についても伺うについてであります。  私は、町議会議員としてのこれまでの活動を通して、多くの住民の皆様から御意見や御助言を賜ってきた経験から、さきの町長選挙では、町の主人公である住民の声を大切にする住民参画のまちづくりを基本姿勢に公約を訴えさせていただいたところであり、私の選挙公約をお示した元気塾ニュースにも掲載をしておりますとおり、住民の声に耳を傾け、住民とともに歩む大山崎町へとの思いを示させていただいたところであります。  また、御質問の役場はサービス業であることにつきましては、大山崎町長選挙公報に記載しておりますとおり、役場は住民のためにあるということを示したいとの思いから、役所はサービス業との理念のもとスマートな役場を目指すとして、訴えさせていただいたところであります。  そして、去る12月5日の初登庁式後に行いました職員への初訓示におきましても、役場はサービス業であるとの理念のもと役場へ来訪された住民への接遇のあり方等につきまして訓示を行ったところであります。  このような、町政運営の基本理念のもと、公約の実現に向けましては、多くの町民の皆様の御意見をいただいた上で、二元代表制のもと、町議会におきまして、議員各位との活発な御議論を重ねて公約実現に取り組んでまいる所存でありますので、議員におかれましても御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げます。  次に、2.教育委員会の独立性に関して。  (1)新聞報道にもあったが、今回の教育委員会に対する、就任前からの介入について伺う。本来、教育委員会は公正・中立であり、政治介入はあってはならないと考えるが、どのように考えているのかについてであります。  まず、私の教育委員会制度における教育の政治的中立性と継続性、安定性の確保につきましての認識を申し上げます。  個人の精神的な価値の形成を目指して行われる教育におきましては、中立・公正であることが極めて重要であり、教育行政の執行につきましては個人的な価値判断や特定の党派の政治的影響力から中立性の確保が必要であること、また、子どもの健全な成長のため、教育は学習期間を通じて一貫した方針のもとで安定的に行われる必要があるものと認識しております。  そこで、議員御質問の教育委員会に対する就任前からの介入について伺うについてであります。  私といたしましては、教育委員会に対して、個人的な価値判断により中立性を損なう行為をしたとは考えておりません。  なお、町長就任前に教育長に事前に接触を図りましたことは、慎重を期すべきであったと、真摯に反省いたしております。  去る12月5日の私の初登庁式におきまして、お集まりいただいた皆様に、中條教育長を御紹介した上で、ともに手を携えて本町教育行政の推進を図っていくことをお誓い申し上げたところでありますので、町議会におかれましても、御理解を賜りますようお願い申し上げます。  (2)なぜ、京都府からの人事交流による職員がこの場にいないのかについてであります。  本件に関しましては、京都府との話し合いの中で、町と京都府双方が合意に達したことによるものと報告を受けております。  次に、3.町行政の体制と公金の適正な扱いに関して。  (1)今後、ベテランの職員が退職され、再任用の職員も退職時期を迎えるが、役場の体制をいかに考えているのかについてであります。  本町におきましては、過去に、バブル経済崩壊後の財政危機にあって自主再建計画を策定し、職員採用を一時期凍結した時期がありました。  それにより、現在、40歳代半ばから50歳代の職員層が薄く、言いかえれば、管理職適齢期の世代が乏しい状況にあることは御承知のとおりであります。  このため、この間は、再任用職員の活用と国・府との人事交流を積極的に進め、組織力の維持向上に努めており、その効果は決して小さくはないと認識するところであります。  しかしながら、私といたしましては、この大山崎町に長く勤め、地域住民との一定の関係性も構築できている町の正規職員にさらに活躍いただきたいと考えているところであります。  そうすることで、地域に密着した、住民とともにまちづくりを担う役場組織ができ上がり、また、中堅層の登用も進めることで、組織の活性化にもつながっていくものと考えているところであります。  次に、(2)公金の適正な取り扱いと公契約大綱の制定を求めるについてであります。  公金の適正な取り扱いにつきましては、本町の職員倫理規程にも定めているとおり、職務に係る倫理原則に当たるものであり、当然に遵守すべき事柄であることは、申し上げるまでもありません。  したがいまして、当該規程に基づき、職員倫理の確立と網紀粛正に真摯に取り組んでまいる所存であります。  次に、公契約大綱についてでありますが、公契約における住民の信頼の確保等につきましては、さきに述べました職員倫理に目的を同じくするものであると認識しているところであります。  また、公契約の発注者としての責務である透明性の確保や公正な競争の促進、適正な施工の確保や不正行為の排除の徹底、地域経済の発展といった事項につきましては、これらを基本原則といたしまして、これまでから、本町の入札・契約制度の改革を行ってきたところであり、その中で一定の役割を果たせているものと認識いたしております。  なお、御質問の公契約大網の制定に当たりましては、公契約の相手方における責務にもかかわることから、慎重に検討を行う必要があるものと考えているところであります。  以上で、この場からの答弁を終わります。よろしくお願いします。 ○(渋谷 進議長) 答弁が一通り終わりました。  4番 北村吉史議員の質問者席での再質問を許します。  4番 北村吉史議員。 ○4番(北村吉史議員) 答弁ありがとうございます。  これからの私の再質問に関しては、基本的に町長にお答えいただきたい、それ以外は、私が御指名させていただくので、議長、そこのところはよろしくお願いしたい、このように思います。  まず、町長が、どのように役場を思ってられるのか全くわからないです。余り、最初からきつい質問したくない、私はそう思ってました。だけども、普通は、100日間の猶予を持って対応するというふうに考えてたのですけれども、少しこの間、就任前から、教育委員会の問題、その他いろいろ私どもの耳に入ってきたので、これに関してはしっかりと聞いておきたいというふうに思います。  そこで、まず、役場はサービス業であるという認識というふうにずっと言われてますけれど、あなたの言われているサービス業って一体何なのですか。  私が、壇上での質問の中で、話をさせていただいたのは、基本的な考え方は私はそう思っています。済みません。斉藤課長、いろいろと今まで総務で仕事を頑張ってこられたので、そこのところ、今、壇上で質問した私の認識でいいというふうに思われましたか。 ○(渋谷 進議長) 斉藤政策総務課担当課長。 ○(斉藤秀孝政策総務課企画観光担当課長) 私ども、行政の役割といたしましては、地方自治法の本質から考えますと、地域住民の福祉のための向上に努めるということになります。その向上に努めるに当たりましては、住民の皆様からお預かりをいたしました税金を、いわゆる財政出動によります所得の再分配によりまして、所得階層間の公平な平等性を担保していく、そのことによって、地域の公正、ウエルフェアを高めていくということが一つの大きな役割になっております。その上で、改めて私たちの地方自治におきましては、やはり、まちの持続性、言いかえますと、次の世代へきっちりバトンタッチをしていく、そのためにかかりますいわゆる未来への投資を、そうした税を財源としてやっていく、それが我々地方行政職員に課せられた責務であるとそういうふうに認識をしているところでございます。 ○(渋谷 進議長) 4番 北村吉史議員。 ○4番(北村吉史議員) そのとおりです。基本的に私の考え方とほぼ変わらないということだと思います。  そこで、前川町長、あなたは、役場はサービス業であるということを公約にも出されて、非常に簡単な言葉でぼんと出されて、選挙カーでもそれを言われていた。住民の耳には残ってます。これから、役場どんなサービスしてくれるの、何言ってもいいの、私の敷地内でこういう問題が出たけど、それ行政で面倒見てくれるの、そういうことを聞かれるのです。それは訂正する必要があると思います。どうでしょう。 ○(渋谷 進議長) 前川町長。 ○(前川 光町長) 訂正するつもりはございません。基本的に、役場はサービス業とは、住民の意見を聞く耳を持つという考えで、役所も、当然北村議員おっしゃるように、きちっとした、公の体系というのは、そのおっしゃるとおりだし、うちの職員がいうとおりだと思いますけど、それにプラス、やっぱり変化していかなければならないと私は思っています。あなたの党、私がもといた党ですけれど、やっぱり変化してないから、負けるのでしょう。長岡でも負け、山崎でも負け、そういう状態です。やっぱり反省というのは必要だと私は大事に思ってるから言うのです。だから、私も北村議員とも今後も一緒にやっていきたいと思いますので、意見交換しながら、よろしくお願い申し上げます。
    ○(渋谷 進議長) 4番 北村吉史議員。 ○4番(北村吉史議員) あなたに反問権ないのです。 ○(前川 光町長) 反問じゃない、回答です。 ○4番(北村吉史議員) 回答じゃない。そのことは認識してください。  そこで、はっきり申します。今回、町長選において、実は8月のお盆前に、あなたの御親戚が、私どもを訪問されて、一言言われた。自民党が今どうのこうのとかいう話をされました。違うのです。その方が言われたのは、北村さん済みません。私どもの親戚の、前川町長のことですね、共産党に魂を売ったみたいです。どうも政策協定を結んじゃった。それで、町長選挙に出るということを親族会議の場で言われた。私、その方に聞いて、ああそうですか、一生懸命やりたいなら、やっていただいたらいいんじゃないですか。その方、言われました。親族の縁を切りました。こういうことでした。今、そういう形の反問されましたけれども、実際に、こういう流れになって、あなたは、どうのこうのいう前に、大山崎町の全住民の代表なのです。我々の言いたいこと全部聞いていただけるのですか、聞く耳を持つというふうに言われましたけど、聞いていただけるのですね、よろしいですか、前川町長。 ○(渋谷 進議長) 前川町長。 ○(前川 光町長) 住民の皆さんの聞く耳を持ってやっていきたいと思ってます。それが全て実現できるとは限りませんけれど。 ○(渋谷 進議長) 4番 北村吉史議員。 ○4番(北村吉史議員) 先ほどから、すごく耳ざわりのいい話ばっかりされているのです。それが、住民委員会をつくって、声を聞きたいんだという話でした。でも我々議会議員は、選挙、これを経験してきて、この議場の場にいるのです。我々の話をしっかり聞くこと、これが、まず一番。そして、それができなければ、議会軽視だというふうになります。そこのところは認識をしっかりしておいていただきたいというふうに思いますけれど、よろしいですか。 ○(渋谷 進議長) 前川町長。 ○(前川 光町長) 回答でも、二元制ということ認識しながら、一緒に議論しながら、大山崎町の発展に尽くしたいと思っていますということをお伝えしたつもりです。 ○(渋谷 進議長) 4番 北村吉史議員。 ○4番(北村吉史議員) わかりました。きっちりそれやっていただける、お約束いただいたというふうに認識してよろしいですね。  それでは、2番目の質問に入りたいと思います。  先ほどから、さまざまな公約の話がありました。やはり、一番心配をいたしておりますのは、学校給食、中学校給食です。これを自校式にするんだということでした。大山崎小学校、第二大山崎小学校、この両校も自校式です。いうことでした。これは、ちょっと3番目の質問にも関連することなので、お聞きをいたしておきます。  この今年度使ったお金、3,570万円というお金を使われた、それプラス、その前の年度にもしっかりとお金が使われて、約4,500万円ぐらい、中学校給食、このセンター方式にするまでにかかった費用があるということだったんですけれども、そこのところのこのお金が、12月5日の御就任された段階で中断したという御答弁を先ほどもいただいています。これに関して、前川町長どうされるのですか。中断したことによって、一旦とめます。センター方式ということで、総合教育会議の決定、これを丸々覆されて、中学校の給食も含めて、早期に実現をしたいというふうに言われてるのですが、これをとめることによって、今度どこの場所で自校式でするのかという問題も発生します。あわせて、この総合教育会議における決定がどうしてセンター方式になったかという経過があると思うのですけれども、そこのところは把握されていないように思います。はっきり言います。それだけじゃない。この決定に至る経過がどこにあったか。ランニングコストをいかに抑えるか、3校同時に自校方式をする、この中でやった場合は、3つのお金が費用がかかる。センター方式にした場合は、2つの費用でおさまる。3分の2の費用でおさまる。一番ランニングコストが、ボディーブローで自治体にはきいてくるのです。そういった中でどうするかということを、この総合教育会議の中で決められました。そしてもう一つ、両小学校の給食室、こちらの今の状況、これは、もうこの部屋で給食をつくるに当たらないと、そこまで老朽化している。それで、床もウエット式になっている。今はドライ床が主流だと、そういうところのきちっとした回答を出されているのに、どうしてこれをとめられたのか、そのとめることによって、どういう問題が起きるのか、ランニングコストはどうなるのか、その辺をしっかりと検討されているのですよね、でなかったらとめれないですね、教えてください。 ○(渋谷 進議長) 前川町長。 ○(前川 光町長) 事業の途中でとめるのは、大変勇気が要ります。勇気が要るけど、やっぱり大事だと思うから、途中でとめたのです。前山本町長のときも、中学校の通学路を2億5,000万円で江下時代につくられたものを工事始められましたけど、あれも僕は、やめろということを言ったのです。やはり、途中でとめるのも大変な勇気が要る、北村さんおっしゃるように、精査しながらやっていく必要も当然ありますので、これから、具体的にどうすればいいかをきっちり示せる状態に持っていきたいと思っています。 ○(渋谷 進議長) 4番 北村吉史議員。 ○4番(北村吉史議員) そこで、私は聞きたいです。この総合教育会議の中での決定事項を蹴って、そしたら、議会の議員の話も聞かれるのです当然。これから、もとに戻されますか、どうですか、そういう議論になるかもしれない。そのときもとに戻してくださいと、いうことになったとき、前川町長、もとに戻されるのですね。 ○(渋谷 進議長) 前川町長。 ○(前川 光町長) 確認しますけど、総合教育会議に関しては、そこで決定したと、確認できてないのですけれど、そこで報告したという状態だと僕は確認しているので、ちょっと北村議員おっしゃるのと、僕の認識とちょっと違うので、そこで多数決で決めるという状況ではなかったと僕は認識しています。 ○(渋谷 進議長) 4番 北村吉史議員。 ○4番(北村吉史議員) 総合教育会議の決定を受けて、この案でどうですかという話に関して、最終的に前町長が決断をされたという流れなのです。だから、それを全部ひっくるめた上での話です。何で前川町長、5期20年、中抜けはありましたけれども、その間、議員をされたのです。ある程度この辺はわからないとだめだと思うし、それを、自分の主観であなたは議員時代、ばんばんばんばん言われてたけれど、正直やっぱり、相手の言うこと聞いてください。あのような対応では、私ども一生懸命話をしても伝わらないと思います。住民さんが、話をするとき、我々以上に、住民さんストレートに物を言ってきますよ。そこのところ認識されてますよね。その辺ちょっとしっかり対応していただきたいなと思います。(前川町長挙手)いや、質問してません、まだ。まずそこのところしっかりやっていただきたいというふうに思うのですけれども、そこで、私は、ちょっと確認をしておきたい。  この教育委員会は独立制というお話です。前川町長、先ほど、いろいろお話をされまして、いわゆる教育行政の発展のために、この基本理念に立ち返って、中條教育長と頑張っていこうということをお誓いされたということですね、それは間違いないですか。誓ったというふうにお答えいただきたい。 ○(渋谷 進議長) 前川町長。 ○(前川 光町長) 誓ったというか、お話ししただけです。 ○(渋谷 進議長) 4番 北村吉史議員。 ○4番(北村吉史議員) 先ほど、うちの山中議員の答弁の中で、お誓い申し上げたという発言がありました。訂正されるのですね。 ○(渋谷 進議長) 前川町長。 ○(前川 光町長) ちょっと調べます。何をお誓いしたかちょっとわからないですけど、何を私がお誓いしたとおっしゃった、ちょっともう一遍だけ言ってください。 ○(渋谷 進議長) 4番 北村吉史議員。 ○4番(北村吉史議員) 自分の発言ですよ。教育行政の基本理念に立って、教育の行政の発展のために、教育長といろいろ話をして、その話を誓ったんだというふうに言われた。それをもう忘れたのですか。 ○(渋谷 進議長) 前川町長。 ○(前川 光町長) 間違ってまして、教育行政に対する政策に関することを誓ったということでございます。 ○(渋谷 進議長) 4番 北村吉史議員。 ○4番(北村吉史議員) じゃあ、前川さん、先ほど、私の壇上の質問の答弁に対して、いろいろ御回答いただきました。でも、教育委員会に対して、もう介入はしないということ、これは言っていただけますか、例えば、予算的なこと、こういう措置はしっかりしていただかなきゃいけない。あなたずっと言われてるのは、保育所の子どもたち、このことに対しても、どういうふうにするんだということをいろいろ言われてました。子どもたちは、大山崎町の宝だというふうに言われました。教育委員会が所管する小学校もそうですし、中学校もそうです。義務教育の間、みんな大山崎町の宝ですよね、違いますか。それに対して、先ほどから言われたように、中立・公正の立場で、よりよい教育を目指すということをあなた答弁されてた以上、介入しないということをお誓いをいただけますか。 ○(渋谷 進議長) 前川町長。 ○(前川 光町長) 中立性は理解できるのですけれど、基本的に、総合教育会議、これも、今までの法律変わったの当然御存じですね。(「知っています」と北村議員発言)町長が入って、そして、もう一つ法律変わったのは、(「質問違う」と呼ぶ者あり)いや、中立性ということ答えはあるようやけれど、法律が変わったのは、教育長に関しては、町長が指名して、議会の承認を得る。それまでは、教育委員会の互選で決められるという状態から、そこから法律変わったのです。そういうことも僕も踏まえながら、何を中立性というかなのですが、その教育行政に関しては、中立性はあるけれど、方向性に関してはつくっていく必要はあると思います。そういう意味で、中條教育長と一緒になって、方向性はつくっていきます。 ○(渋谷 進議長) 4番 北村吉史議員。 ○4番(北村吉史議員) つくっていかれるのですね。つくっていくと今言われましたよ。方向性を。でも中條教育長と一緒になってと言われましたね。というのは、任期期間中は、中條教育長はずっといていただけるということだと私認識しておきますから、よろしいですね。  どうして、私がこの質問をするのか。きょうは傍聴の方もおられます。しっかり聞いておいていただきたい。11月の初旬、中條教育長に対して、共産党の議員、男性議員と女性議員、この2人が教育長室に入っていって、教育長、これからどうされるのですかというお話をまずされた。そのときに、教育長は、何も回答されなかったということで、世間話をした程度で終わったということなのです。私が教育の中立性を今これだけ言っているのは、どうして、政党の看板を背負っている議員が、共産党ですけれど、そういう方が教育委員会に行かれて、そういう話になっているのか、それから、なかなか教育長の反応がないということで、前川町長が、これが11月5日だと思います、午前中、そのときに、教育委員会の幹部に、教育長、山本町長のときに来てもらったから、やめてもらいたいというような発言を幹部にされたというふうに聞いております。ここで、私が言いたいのは、何で中立・公正が担保されてないのか、町長がそれを動くのか。あわせて、あなたを支援した政党がそういう動きをされた。私はっきりその政党に言いました。あなた方そういうことしたらだめよと、動いたらいけない、そういうことをするべき問題じゃない。私はそれを言っているんです、中立性というのは、そこのところ町長どう思われます。あなたの先遣隊で動かれたのですか、どうなのですか。 ○(渋谷 進議長) 前川町長。 ○(前川 光町長) 残念ながら、今、聞いたの知らないです。まして私が頼んだわけでも指示したわけでもないので、それぞれの個人でいろいろ動く人もおられますので、僕の許容範囲の以外のところでございますので。 ○(渋谷 進議長) 4番 北村吉史議員。 ○4番(北村吉史議員) ありがとうございます。今となってはどうとでも言える。違いますか。今となってはどうとでも言える。なぜか、あなたを正式に支援した政党が、そういうふうに動いていたら、誰しもそう思います。違いますか。そんなしらばっくれてもらったら困る。結果、どういうことですか。それはもう京都府にけんか売ってるのですよ、どっちにしても、結果的に。そのために、理事級の職員が任期途中で京都府に帰っちゃったのです。その痛手は大きいと思います、これから、教育行政においては。そこのところで、中條教育長に物すごく負担がかかってくる。教育次長にもかかるでしょう。学校教育課長にもかかるでしょう。そこのところわかってるのですか。前川町長、京都府とは完全にけんか状態になっているというふうに私は見ております。いろんなところからその話を聞いてますけれど、実際どうなのか、前川さんどういうふうに思われてるのか。 ○(渋谷 進議長) 前川町長。 ○(前川 光町長) 先日、京都府の教育長ともお会いしてきました。誤解ということで、本音言いますと、当時向こうにすれば、大山崎町さんから派遣してと依頼されたので、それを一方的に前川さんがお断りされたということは、やっぱり筋が違うでしょうと、僕それ知らなかったので、それは誤解を解きましたので、要するに、大山崎町が要請してたということを知らなかったのです。(「子どもか」と呼ぶ者あり)子どもかもわかりませんけれど、そのことを知らなかったので、向こうは、あなたの町が要請されてたので、一方的に要らんと言われたのはおかしいですということで、教育長とも話しして、教育長もそうやったのという話もしてきました。 ○(渋谷 進議長) 4番 北村吉史議員。 ○4番(北村吉史議員) 知らなかったというか、引き継ぎが全くできていないというふうに、これもまたしらばっくれてるのかなと逆に思ってしまう。もう一つ言います。中條教育長の教育長就任のとき、この議会全会一致で、あなたも議員席のそこで、賛成されましたよね。なのに、そういう動きをされたから、余計にそうなるのです。過去の流れがあるのです全て。そういうことをどう思われてるのですか。それで誤解を解けた。解けるはずがない。一旦一人の人間が年度途中で京都府に帰っていった、どのセクションに置くんだ、そういう問題も出てくる。それは大変な問題です。向こうも予算変わってくるのだから、人件費が。その辺、前川さん、一体どう考えておられるのかなというふうに思います。だから、何回も何回もしつこく言います、申しわけない。教育委員会に介入してほしくない、するべきではない。あなた、先ほど、英語教育の問題で、いろいろ発展的なことはしたい、その思いは、教育部に伝えるだけでいいんです。ああせえこうせえじゃない。ということは、一つの検討課題としてやったらどうですか。一度検討してもらったらどうですか、それは教育委員会がすること。修学旅行まで、海外行ったほうがいいんじゃないかということ言ってるかもしれないけれど、それは予算措置これだけします。そのかわり、教育委員会でしっかりと考えてやってください、これが本来のやり方。そこのところを、今の前川町長のスタンスでいくと、全てが介入していくような感じかなというふうに私は率直な印象受けましたので、そこのところをしっかりと今後やっていただきたい。どちらにしても3月の議会もそうですし、その予算決算常任委員会もさまざまないろいろ問題が出てくるかなというふうに思いますので、そこのところよろしくお願いをいたします。  そして、そのほかの公約というところにちょっと戻りますけれども、いわゆる、第2保育所の存続に係る財政負担、この部分で、かなり大きな費用がかかってくるという御答弁先ほどされましたね。そのときに言われたのが、子どもは町の宝であると、あわせて、こういうコストに関して、いろいろ話をしたくないというふうに言われました。でもこの大山崎町、全国つつうらうらさまざまな自治体がありますけれども、もう7年先には2025年までかかります。そこで、いやが応でも高齢者対応の扶助費というのはどんどん出てくるのです、毎年、毎年上がっていく。  そこで財源をどういうふうに確保するかという問題、これは、やはり、行政の中で今までかかってた費用を事業を組みかえすることによって、こういう形の費用の捻出ができるというものがあります。それは、前川さんもわかっていると思います。でも、この3つの公立園を堅持しながら、待機児童ゼロを目指すというふうに言われてました。相手があることなのです、民間園が。それも既にもう小規模が2つ、来年の4月には、170人定員の新しい保育園が1つできます。パイ(統計)は一緒なのです、どこまで行っても。その中で、子どもの取り合いさせるのですか。民業を圧迫するのですか。契約をどのように考えているのですか。私、まずそこのところ聞きたい。 ○(渋谷 進議長) 野田健康福祉部長。 ○(野田利幸健康福祉部長) 保育所の入所につきましては、基本的には、希望をとった上で、定員に伴う入所調整をするというのが基本だと思っております。その点について、慎重に今後考えていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○(渋谷 進議長) 4番 北村吉史議員。 ○4番(北村吉史議員) 慎重に考えていただけるのですね。でも今の答えを、前川町長がしないといけないのです。あなたの公約なのだから。どうでしょう。町長どう思われてますか。 ○(渋谷 進議長) 前川町長。 ○(前川 光町長) 先ほどと同じ答弁になりますけれど、メンバーは前川チームでして、答えるので、私と同じ答弁と理解していただいたら結構です。 ○(渋谷 進議長) 4番 北村吉史議員。 ○4番(北村吉史議員) 逆にこんなこと聞いたら怒られるかもしれないですけれど、チーム前川のメンバー誰か手を挙げてほしいなというふうに思います。――誰も手を挙げられないけれど……。  まず、そこなのです。財政的にいろんな問題が出てくるのです。これも、公金の適正な取り扱い、この部分に働くのだと思います。さまざまな契約の問題、公契約に関する問題、これは今後、大山崎町の財政を占う中で、どういうふうになっていくかと非常に大事な問題なのです。  今現在、さまざまな入札行為もあります。それだけじゃなくて、人との契約行為、さまざまなものあります。そういったところも、しっかりと対応していかないといけないし、重要な人材をどういうふうに活用するかということ、それも、例えば、職員がこれから減っていくという話、複合的な話しをさせていただいたのですけれど、そのトータルを考えた中で、公契約のあり方、そこで本当に庁舎内に足らない人材をどういうふうに確保していくのだというところも含めた中での将来展望を考えていかないと、先ほどから町長も言われたように、どんどん人が減ってる、職員が、回らなくなるそういう問題。でも町長その中で、住民の声はどんどん聞きたい。恐らく何も決まらなくなる。違いますか。政治というのは、まず1本ばしっと芯を持って、その上で私はこう思います。それに賛同していただける方どうでしょう。こういう方向に持っていきたいというのが本来のあり方である。  自民党も大分変わりました。あなたの知ってるときから、いろいろと、これは、下野したからです。我々も、地方の声をしっかりと府から国に届ける。そういうシステムの構築がある程度できてきています。  今回の町長選挙、これに関しては、沖縄方式だったというふうに思っています。基地と保育所、これを全く同じようなレベルにされた中で、子どもを人質にとったやり方、これをとられたということを私は考えておりますし、党本部でも同じ考え方で分析をいたしております。  前川町長におかれましては、まず、住民の声を聞く前に、議員の声をしっかり聞いて、その上でどういうふうにしていくのだと、それから初めて住民さんと話をしていただきたい。本当の意味でチーム前川つくっていただくならつくってください。楽しみにしています。  それと、先ほどから言っております教育委員会に対する過度の介入、これに関しては、今後控えていただくこと、教育現場がかなり荒廃している、こういう事実がございます。これに対しては、しっかりと予算をつけること、このことを私は要望いたしまして、この場での質問を終わります。ありがとうございました。 ○(渋谷 進議長) 以上で、4番 北村吉史議員の質問を終結いたします。  これをもちまして一般質問を終結いたします。        ──―――――――――――――――――――――――――― ○(渋谷 進議長) 次に、日程第3、請願第2号 幼児教育振興助成に関する請願から、日程第6、陳情第3号 ひとり親家庭への支援強化についての陳情書までを一括議題といたします。  今定例会には、ただいま議題といたしました3件の請願、1件の陳情を受理しております。内容は事前にその写しを配付いたしましたとおりです。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております請願、陳情について、説明、質疑省略の上、請願第4号は、総務産業常任委員会に、請願第2号、請願第3号及び陳情第3号は、建設上下水道文教厚生常任委員会に付託することにいたしたいと思います。  これに御異議ございませんか。           (「異議なし」と言う者あり) ○(渋谷 進議長) 異議なしと認めます。  したがって、各請願、陳情は、ただいま申し上げましたとおり、関係委員会に付託することに決定いたしました。  以上で、本日の日程は、全て終了いたしました。        ──―――――――――――――――――――――――――― ○(渋谷 進議長) 本日は、これをもって散会いたします。お疲れさまでした。                   16時30分 散会 地方自治法第123条第2項の規定により署名する。      大山崎町議会議長  渋 谷   進      会議録署名議員   辻   真理子      会議録署名議員   朝 子 直 美...