平成15年第4回定例会(第2号12月 7日)
平成15年12月7日
大山崎町議会第4回
定例会会議録
(第2号)
10時01分 開議
○議長(山本孝君) おはようございます。ただいまより本日の会議を開きます。
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○議長(山本孝君) 日程第1、
会議録署名議員の指名について。
本件につきましては、会議規則第115条の規定により、9番西林哲人君と10番阪本広君を指名いたします。
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○議長(山本孝君) 日程第2、一般質問について。
質問順序によりまして、4番森田俊尚君に質問を許します。
4番。
○4番(森田俊尚君) おはようございます。本日は、6月議会に引き続き、
大山崎町議会にとって記念すべき日曜議会に大勢の方々がお集まり、傍聴にいただきましたこと一言お礼を申し上げます。ますます
大山崎町議会も広く、町民にとって開かれた議会として慕われ、期待され、注目されますことを、この場よりではございますが、お願いと要望をいたしたいと思います。記念すべきことといえば、いよいよ今年平成15年12月13日に一般国道478号、これは国道171号より
府道京都守口線までの1.2キロの開通があります。特にこの国道が開通いたしますと、
京都都市圏に向かう幹線道路を東西に相互に連絡することが可能で、交通の分散導入を図り、市街地や生活道路から通過交通を転換して、スムーズな道路交通が実現できると言われております。今まで、特に淀川を渡って東へ行くルートが非常に乏しく、特に宮前橋での慢性的渋滞には手を施す術がございませんでした。そして、さらに12月24日には待望の
名神高速道路や
京滋バイパスに乗り降りができます大
山崎インターチェンジが供用開始となります。平成元年に京都府都市計画の決定がなされて足かけ15年、
バブル経済がはじけ、長引く不況もあって進渉状況も決して平坦なものでなかったようですが、しかし、その間には環境問題、大気汚染や騒音対策、混雑や渋滞の問題、さらに電波障害などに関する諸問題について、いろいろな角度から考察することができたと関係者からはお聞きいたします。これからも引き続き、さまざまなこれら諸問題に対し、実直に真剣に取り組んでいただきたいと強く望むところであります。この
大山崎インタージャンクションや大
山崎インターチェンジの大山崎という名称について、当初、
天王山インタージャンクション、
インターチェンジという名称も案出されていたと聞きますが、天王山という名称は全国規模でのネームバリューでありますが、大山崎という、やや知名度が低い名称が今後使われる効果は計り知れないものがあるように思われます。
名神高速自動車道路は昭和38年7月に
栗東尼崎区間が開通し、全国で最初の
高速自動車道として熱い注目を得て開通いたしました。そして今年40年を経て、ここ大山崎から、全国初の日本が高度成長を遂げるきっかけ、そして今日、社会の
トップレベルの経済大国になった象徴でもあります高
規格幹線道路、
高速自動車道路への乗り降りが可能となったわけであります。水陸の交通のメッカとうたわれるここ大山崎町をもっと世間にアピールすべきときではないでしょうか。歴史の教科書にその名を印す天王山、天下分け目の天王山とは言いますが、決して山頂で合戦が行われたのではなく、天王山の東側の湿地帯、つまりここ大山崎の地で繰り広げられたのでありました。秀吉の天下統一もここ大山崎より始まったわけであります。四百数年を経て後、いままた新たな第一歩がここ大山崎から始まろうとしているのであります。交通戦争とは既に古い言葉となりましたが、いま大山崎町にとって、この戦いを制してこそ本当での住民福祉であり、町民が安心して生きがいを感じ、住む喜びを享受できるのであります。そして高
規格幹線道路網の次なる課題として、大山崎から沓掛までの延長9.8キロメートルのいわゆるB区間の
京都縦貫自動車道、通称京都第二
外環状道路の早期開通を強く期待いたします。
名神高速自動車道路が縦のラインで、一方、
京都縦貫自動車道は、まさしく横のラインであります。狭い町内を縦横に切り裂かれた感も確かにありますが、これからの交通事情をかんがみまして、少しでも
生活用道路の確保や渋滞緩和という観点からも、今日に至ってはB区間の道路延長は絶対に有益であるといえます。もちろん中学校の移転問題という課題も抱えておりますし、地元とのさまざまな問題解決のために十分協議を重ねてこそ実現が可能なわけに違いありません。
日本道路公団も新総裁のもとで新たに時代背景を見据えた事業計画、業務計画を策定しており、事業目的と社会的効果を十分確認しながら、投資を判断する時代とし、道路機能の向上、多様化への社会的要請にも積極的に応えていく必要があると明言いたしております。
分割民営化を軸として国の施策に準拠して、道路公団もいよいよ
民間レベルでの経営が余儀なくされ、それがかえって民間人の目線で仕事をするということであり、より住民の意向を取り入れた道路網の整備が展開されると期待されます。観光の名所が点在します京都の南部、西山地域や京都北部の丹後半島までをも結ぶ、まさに京都を縦貫する道路網の計り知れない経済効果、
観光資源開発に寄与する実に有益極まりない道路であるといえましょう。これからB区間の早期実現に向け、町は
国土交通省や
日本道路公団との協議を是非積極的に推し進めていただきたいと思う次第であります。
それでは通告に従いまして、
大山崎クラブ、
トップバッターとしまして、この場よりの質問をさせていただきます。町長はじめ
関係理事者の明確な答弁をお願いいたします。
いま大山崎町にとって何が最重要課題で、何を講じなければならないかと言いますと、それは道の福祉事業であると考えます。福祉とは多くの人の幸せと定義されています。さらに消極的には生命の危急からの救い、積極的には生命の反映ともうたわれています。つまり人々の生命の危険を守ったり、繁栄のために積極的に働きかけるという意味であります。行政としては、
インフラ事業が相当いたします。何も福祉施設のいわゆる箱物ばかりではなく、道路整備も
インフラ事業にほかなりません。そこでお伺いいたします。
まず、第1番目に質問といたしまして、大山崎町内の道路整備について2点お伺いいたします。
まず、1つ目、
インターチェンジ供用開始に向け、道路の整備、道路の機能分担をどこまで実行されたのか、各路線別にお示しください。
2つ目に、町道1号線の整備計画及び着工予定についてお教えください。
まず、1点目の質問ですが、先ほど申しておりました国道478号線や大
山崎インターチェンジが供用開始となりますと、その道路を利用する車は、現在統計によりますと3万台から3万2、300台と出ておりますが、それをはるかにしのぐ車の出入りが予想されます。そうなりますと、次なる事態として考えられますことは、基幹道路以外の幹線道路や生活道路と称されます町道など、はたまた、まだ
センターラインも歩道すら設備されていない狭小な道路などにも朝夕のラッシュ時には車やバイク、自転車や歩行者でごった返しとなってしまうと予想されるのであります。そしてさらに雨や雪が降ってきたときなど、誰が考えても危険極まりない事態が起こることが想定されます。毎年のように
小・中学校PTAによります登下校中、
交通安全指導上、危険個所に関する要望が10項目以上にわたってピックアップされ、要望書として提出されております。危険と思われる箇所はほぼ毎年であり、つまり、そこに関する措置が講じられていないというのが現状であります。以前からも多くの議員が生活道路の危険性を考えて、既設道路の設備をとの質問が出され、その都度、町内の生活道路の確保と整備をする、道路の機能分担を図っていくと回答されておられますが、この度は是非とも早急を要することでありますので、道路の整備並びに道路の機能分担を実施する方向で、何とぞ鋭意決断していただくよう明確なご回答を下していただきたいと思います。
次に、2点目の質問ですが、以前議会で取り上げられました町道1号線の東西線より北側300メートルの測量予算が計上されたように記憶いたしております。町長答弁の中で、
債務負担行為に関する整備計画を表明されました。しかし一向に、計画に沿った作業実績が見えてこないのですが、どのようにされようとするのか、お伺いいたします。
そして次に、大きな第2番目の質問ですが、
下植野地区の道路整備について2点、これも2点お伺いいたします。
まず、1つ目としまして、二階下交差点の整備改修について、そして2点目に、1級町
道下植野線境野地区における道路整備及び安全対策であります。
まず、1点目ですが、この二階下交差点に関しては、以前からも下植野区や
下植野地区の各自治会から要望がありましたし、本年度も9月24日付で下植野区より要望書が提出されています。そして10月15日付で、町より
交差点改良を実施する方向で
平面線型等について京都府
土木事務所で検討中ですという回答を得ましたが、いま一度、ここの交差点につき、以下の4点についてご回答願いたく思います。
1つ目、この場所の安全対策として、いま町がどのような方策を講じる予定があるか。2つ目に、交差点の構想をもとに、どのような取り組みが必要か。また、既にされているか。3つ目に、いつごろから着手し、いつごろ完成するのか。4つ目に、着手が遅れている原因は一体何か。
次に、2点目の質問に入ります。
1級
町道下植野線に関してですが、北寄りの長岡京市との境で、
サントリービール京都工場の東隣の町道の境野地区に関する問題を今回取り上げています。
この道路は、昭和26年10月に、
下植野泥川浜線という名称の村道として認定され、昭和54年6月には1級町道として下植野線と改称して認定されています。
市町村道事業の手引きなどによる分類を見ますと、幹線1級市町村道の基準は、
地方生活圏及び
大都市圏域の
基幹的道路網を形成するのに必要な道路として定義されています。実際、この
町道下植野線は、統計によりますと、現在、およそ1,000台から2,000台近い車の往来がありまして、生活道路である以上に幹線道路としての機能が非常に強い状態にあるといえます。しかし、道路の現状をみまと、特に境野付近では、至って従来の村道や町道認定されたころからのままの状態といっても過言でないぐらい老朽化が見受けられます。交通事情の推移に対処して、適宜舗装工事や配管工事、側溝工事が施されてきたものと思われますが、しかしそれは一時しのぎの応急処置的な工事でもあった箇所も確認できます。特に現在、かまぼこ状になった道路の姿は、恐らく表面の剥離改修を行わずに、修繕の上塗りによる
暫定的措置による結果ではなかろうかと思われます。限られた予算内で、しかも限られた工期内での突貫工事と言わないまでも、今までこの路線に講じられてきた措置の側面が彷彿と浮かんでくる思いがいたします。そしてこの道路の現状は、幅員が6メートルにも満たない狭小であるがゆえに、
センターラインもなければ歩道ももちろんありません。そして側溝も改修時期が大幅に遅れている状態にあり、いまも応急処置として、側溝が車道によって押しつぶされないように鉄筋で数カ所で
つっかいぼうがかまされてあります。さらに、その側溝の西隣との境界を明示するブロックによる土止めが随所で傾き、まことに危険極まりない状態であります。いつ自然災害がきっかけとなって人的災害が起こっても不思議ではありません。町の商工会との協議で検討されています車いすなどが安全で通れる
バリアフリー化などというのは、ここでは全く論外の地域であるといわざるを得ません。自転車や歩行者が安全に往来できることすら、ここではいまの状態では容易ではありません。ここの現況に対する要望書が下植野区より先ほどの交差点の問題と一緒に提出され、後日、町より回答を得ました。しかも11月21日に区の代議員らと担当課の職員が同席し、現地の検証、確認がなされました。町の姿勢は前向きであることはよく承知できます。何とか暫定的か恒久的か改修工事ができないものか検討いただいております。そこでもう一度確認する意味で、1番目に、この1級
町道下植野線の境野付近の約35メートル間の土止め及び側溝の改修工事はいつごろ進められるのですか。2つ目に、それは
暫定的措置ですか、それとも
恒久的措置ですか。3つ目に、できれば
恒久的措置を望むものでありますが、その場合、工期の分割化はあり得ますか。4つ目にその間の道路迂回などの問題をどのように考えておられるのですか。以上、4点お伺いいたします。
次に、3番目の質問といたしまして、旧庁舎の解体と
跡地利用計画について。
1つ目、町長は、この旧庁舎をいつまでこのままにしておくつもりなのか。2つ目に、いまでも再利用として図書館にするつもりなのか。3つ目に、今日の状況下で、図書館として再構築できるのか。以上、3点質問いたしますので、よろしくご回答いただきたいと思います。
これで、この場よりの質問を終わらせていただきます。
○議長(山本孝君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。
河原ア町長。
○町長(河原ア進君) それでは、ただいまの森田議員のご質問にお答えをいたします。
まず、
大山崎町内道路整備について、
インターチェンジ供用開始に向け、道路の整備、道路の機能分担を実行されたのか。路線別にお示しくださいについてであります。
京都第二
外環状道路A区間につきましては、本年8月10日に一部供用され、その後、一般国道478号の
府道京都守口線から国道171号までを12月13日午後3時から、また大
山崎インターチェンジを12月24日午後3時から供用されることになりました。そういった中で、町といたしましては、幹線道路及び生活道路といった道路の機能分担を明らかにし、通過交通の誘導を図り、安全で円滑かつ快適な道路交通と生活環境の保全を図る必要があると考えており、
日本道路公団、
国土交通省及び京都府の幹線道路、
補助幹線道路の各
道路管理者に要望を行い、
道路案内標識の設置による通過交通の誘導を図り、生活道路へ車両の流入を防止することにより、生活道路との区分を図っているところであります。今後は
インターチェンジの開通後にも行います
交通量調査の経過を踏まえながら、その結果によりまして今後の対応を検討し、関係機関と十二分な協議を進めてまいりたいと考えております。
次に、町道1号線の整備計画及び着工予定について問うについてであります。
南北に走る大変重要な路線で、一部が
下海印寺大山崎線として都市計画決定いただいております
町道大山崎円明寺線につきましては、
町道東西線から
町道西法寺里後線までの間を
生活道路体系としてのネットワークを確立し、
円明寺地区における交通の利便性の向上と将来の市街地形成を図ってまいりたいと考えております。また
府道大山崎大枝線の道路幅員が狭隘なため、
町道東西線と
町道西法寺里後線への車両の分散を図ることから考え合わせましても、早急に整備計画を作成し、整備に向けて取り組まなければならない最重要区間であると考えております。しかしながら、その区間を
補助対照事業として位置づけ整備するには、
府道大山崎大枝線の
円明寺地区における一方通行の実現、
町道東西線との交差点に信号設置、それに伴う
町道東西線の両側通行が必要であり、その実現化に向け、
円明寺地区の方々のご協力とご理解を得るため、円明寺区の
代議員会等に説明会をするなど努めておりますが、さらに町内会への説明の開催を予定いたし、事前調整が不調に終わり、開催ができなくなりましたが、引き続き地元との協議を進められるように努めてまいりたいと考えております。また京都府に対しましても、このような取り組みに対し、支援をしていただくよう協議をしているところであり、着工時期につきましては、現在のところお示しすることができない状況でありますので、ご理解を賜りたいと存じます。しかし、
町道大山崎円明寺線につきましては、今後想定される開発計画を考えますとき、整備計画との整合性を図る必要があるため、
平面線形等について設計を行ったところであります。今後も開発計画の協議がありましたら、
町道大山崎円明寺線の整備計画との整合を図る必要がありますので、
開発事前協議申し入れの時点で協議を行い、用地を確保し、順次整備を図ってまいりたいと考えております。
次に、Aの
下植野地区道路整備について、二階
下交差点道路改修についてであります。
府道下植野大山崎線の
道路管理者であります京都府
乙訓土木事務所に従前より要望いたしております二階下交差点の形態等について検討をいただいているところでありますが、用地の整理等の問題もあり、
交差点改良に着手ができていないところであります。しかし、引き続き実施に向けて協議をしてまいりたいと考えております。
次に、1級町
道下植野線境野地区における道路整備及び安全対策についてであります。
本町における道路整備につきましては、年次計画を立て、計画的に整備を進めております。ご質問の1級町
道下植野線境野地区における抜本的な
道路整備等につきましては、長岡京市との関係がございますので、その調整や現在の
財政状況等から考えまして、大変難しい問題であるとは考えておりますが、先ほどもご質問の中にありましたように、現地確認の結果、道路が
かまぼこ状態であり、その安全対策上からも応急的な対策ができないかを含めまして検討してまいりたいと考えております。
次に、旧庁舎の解体と
跡地利用計画についてであります。
この問題につきましては、再三ご質問をいただいておりまして、ご心配をおかけいたしておるところであります。もともと旧役場庁舎の処分につきましては、
跡地利用検討委員会で検討し、現在の
公民館図書館よりも旧庁舎を図書館にした方が閲覧室や書庫等が確保でき、現在の図書館より充実したものになるという考え方から、図書館に利用する計画をいたしておりましたが、しかし建築されて32年余りの歳月が流れ、その間、
建築基準法が2回改正され、さらに
阪神淡路大震災により耐震基準も大きく見直されており、旧役場庁舎を図書館として利用するには多くの補強をしなければならないことが判明いたし、旧役場庁舎を図書館としてそのまま転用することは非常に無理があり、改造して図書館にするには新築する以上に多額の費用がかかるということになりましたので、旧役場庁舎を取り壊して、新しく図書館を建築する方向で
図書館整備検討委員会で検討してまいりましたが、旧役場跡地に図書館を建て替えすることにつきましては、建物の取り壊し、奥側3棟への進入路の確保による敷地面積の減少、建物面積、駐車場確保、
図書館サービスへの影響など問題もたくさんあります。課題解決を図る必要があると
図書館整備検討委員会での意見が出されておるわけであります。また一方で、中央公民館が建築後30年を経過し、相当老朽化しているため、年々改修を迫られておりますので、これらの関連施設の改修とあわせ、
図書館整備を再検討していく必要があるのではないかという意見が出されておるところであります。したがいまして、現在の厳しい財政状況の中で、財源確保をいかにしていくか、あわせて旧庁舎の処分問題も引き続き
図書館整備検討委員会で十二分に検討させていきたい。このように考えている次第であります。
以上で、この場からの答弁とさせていただきます。
○議長(山本孝君) 答弁が一通り終わりました。
4番森田俊尚君の自席での再質問を許します。
4番森田俊尚君。
○4番(森田俊尚君) ただいま町長から答弁いただきまして、一通りのお話をお伺いしたわけなんですけれども、以前よりも、そういったことに関する質疑がありまして、その都度に同じような言葉であったということで、これからは、いま目前に控えていることというのが、実際今年の3月、当初は平成15年の3月に開通すると言われてました
インターチェンジが延び延びになって12月、それでも今年15年中には何とかされるわけですけれども、この場に及んで、いままで自分たちでああだこうだといろいろやられてきた
道路網整備、町道整備も含めてさまざまな道路網の整備を考えてこられたと思うんですけども、しかし、悠長なこといえないということなんです。本当に13日になったならば478号線が開通すると、そうしたら、いきなりここに物珍しさか、またもちろん、商工会の方たち、さまざまな仕事をされている方たちが通行しますので、ですから、予想を上回る交通量がどっと押し寄せてくると思うんです。ある専門の方にお聞きしますと、恐らく予想を上回る、とにかく予想できないような事態になるだろうということは言われてます。それも大体3カ月ぐらいがひとつの目途だということおっしゃっていたんですけども、それに対して、そのときに、町、3カ月間我慢したらいいんかということになってしまうんですけども、ところがその間に学校ももちろん、24日までではありますけども、授業、学校の登下校、そして職場に行く通勤のために皆さんが利用されると、そのときに、3カ月間の間に事故があってはならないと思うんです。ですから、是非ともこのことについて、是非とも早急に何を差し置いてでも講じなければならないと思うんです。それでいま、一番あそこに関して、なかなかこの間も、ある中学校のPTAの中ででも、
インターチェンジ付近というのはどうなっているんやと、どういうふうな車が流れてくるんですかとういうこと言われても、なかなか即答できないような状態だったんですけども、一番危険と思われる箇所、それに対していま、どの程度というか、どれぐらい町として工事ができるかということ、ちょっとお聞きしたいんですけども。ひとつよろしくお願いします。
○議長(山本孝君)
林建設経済部長。
○
建設経済部長(林佳宏君) ただいまのご質問の件でございますけども、478号につきましては、この12月の13日、それから
インターチェンジにつきましては12月の24日に供用開始ということになります。そういった中で、従来から町の考え方はお示しをさせていただいていたと思いますが、基本的には、幹線道路に車を流していこうという考えでございまして、できるだけ生活道路の方に車を入れないという考えでございます。そういった中で、道路の整備も確かに大事でございますが、現状としましては、標識、または案内板によりまして車を誘導していこうという考えでございます。特に171号線につきましては、478号、それからインターが出入りする道路でございますので、この幹線道路に基本的には流していこうという考えでございます。国の予測では171号線は4万5,000台ということで、少しは増えるが、大きな変化はないだろうというようなことを想定されております。これはいわゆる車が分散するということで、そのような状況であろうということで推測はされておりますけれども、やはり町としましては、171号線に車が一時的には渋滞するおそれもありますので、町として一番心配しておりますのは生活道路に入らないようにということで、特に五条本交差点につきましては、標識等で、そういった工夫等を現在しているところでございます。それから交通量につきましては、14年の11月に、供用前の調査をいたしましたが、供用後、来年の1月か2月ごろに供用後の
交通量調査もいたしますので、その結果等を見た中で、大きな変動という、変化が起こっておりましたら、それは
国土交通省に申し入れていきたい。このように考えております。町としては、やはり生活道路に車をできるだけ入らないような考えでおることはそういうことでございます。
○議長(山本孝君) 4番森田俊尚君。
○4番(森田俊尚君) 先ほども、いまの説明の中でもありましたけども、数値を重視されるのか、4万5,000台とかいう数値も上げておられたようなんですけども、しかし、再三言いますように、専門の方が見ると、数値じゃない、とんでもない、予測もつかない量が出るというようなこと言っているんです。例えば
阪神淡路大震災があったときも、ああいう高速道路が倒れるということがあったんですけども、その前年度には、サンフランシスコ、あそこで大規模な地震があって、実際それを日本の道路関係の者が見にいったと、そして日本ではこういう地震があっても、まずそんなことはあり得ないと、そういうような大事には至らないということを言うて出したというんです、答えを。ところが、平成7年にああいう大惨事があったわけなんです。ですから、それはあくまでも、いまの統計学と言うんですか、行政がしようとするものは数値上でしか出せないという回答かわからんですけども、もうそれでは、いまの事態を打開する方策にはならないと思うんです。ですから、実際道の問題、本当に安全対策、安全指導というようなことで、登下校中のボランティアの方もそうですし、毎月決まったときにPTAの方たちが立っておられるんですけども、安全指導以前にできない道、そんなとこで安全もくそも言えないというような状況下なんです。これをもっともっと真摯に受け取って、ただ数値だけで云々というんじゃなくて、やはり現地に赴いていろんなこと、さまざまな方向から問題解決のために何とか講じられないかということを検討しながら進めなければならないと思うんです。しかしそれも、既に言ってますように、13日、そして24日に供用開始になってしまったならば、それももうとんでもない事態が想定されるということ、最悪な事態というものを想定しながら、是非とも何かの措置を講じなければならならと思うんです。何ぼ町が看板出そうが、車にもナビゲーターには、ちゃんとそういった道が示されますので、そこまで情報を阻止することはできませんので、そんなこと見ながら、混んでたなら、やっぱり混んでない道を皆さん探してきますので、看板というのは一時しのぎというか、いわゆるまじめな方はそれを見てされないでしょうけども、まじめでない方がどんどんどんどん生活道路に流入してくるでしょうし、そういった事態というものを、最悪の事態を考えながら措置をしなければならないと思うんです。ですから、もう一度最悪な事態というのを考えられて、数値ではない、町としてどういうふうにすればいいか、どうしているかということを、もう一度、そこのとこについてお聞きしたいと思います。
○議長(山本孝君)
林建設経済部長。
○
建設経済部長(林佳宏君) 現在では、やはりあくまでも推測という仮定でなければ、私どもそれを言うことができないような状況でございますので、そういったことから数値をもって、いま説明をさせてもらっております。いまご心配のような生活道路等に車が入ってきた場合の考え方でございますけども、私どもいまのところは、標識、案内板等々でやっていきたいという考えでございますけども、その結果の状況によりましては、交通規制を打っていかなくてはならないという考えも持っております。ただ交通規制ということになりますと、これは関係機関の警察、沿線住民の理解等をいただかなくては、これはやっていくことができませんので、そういったことの事態にもし陥るということになりましたら、そういったことを関係機関と十分協議をしていきたいと、このように考えております。
○議長(山本孝君) 4番森田俊尚君。
○4番(森田俊尚君) その意見しか出ないと思いますけども、しかし事故というものは想定するというのもあれですけども、起こった当事者にとっては、もう何もしてくれなかったという答えしか返ってこないと思いますので、ですから、何ぼ国中あっちこっち見てもそうですけれども、完全に、これは安全だと言える場所であっても、それは事故というのは起こり得ますので、全然それ誰も想像つかんような事故というのもありますので、だからといって完璧なことというのはなかなかできないと思いますけども、是非ともそういったことを絶えずもっともっと神経を尖らして見ていかなければならないと思います。その問題について、次の実は
下植野地区の問題に入りたいと思うんですけども、あそこの二階下の交差点なんですけれども、本当にいつも利用している人間、ドライバーでさえなかなか迷う場所なんです。果たして国道171号線から例えば久貝に抜けるときに左折すると、そしてそのときに、どっちから入ろうかというので、一たん左側から入って、また右に行くというようなことを普通とるべきだろうと思うんですけども、ところが反対、もうちょっと先のどっちもが行ける細い道のとこ、堤防の上でやりとりすると、そこで、わしが先や、わしが先やという形でけんかになってしまうんですけども、そのときに国道171号線のものは、幹線道路だから、そっちが優先だからという形で一歩も譲らんわけですね。もちろん後ろからつかえてきたならば、もう曲がることもできませんので、自動的に堤防に乗っている人間が下がらなければならんということで、それもずうっと後にいる人間が数珠つなぎのときにはもう下がれないと、そこですったもんだが起こるわけなんですけれども、そういう現況の中で、どうしても府道、町道、国道、その3つにわたって問題がありますので、なかなかすぐには講じられないということをお聞きしますが、しかし恒久的に改修しなければならないと思うんですけども、まだドライバー同士ですったもんだやって、時間が解決、何とかその場でそれぞれが譲り合うか、我を通して何とかいくかという形で、その場を逃れているようなんですけども、そこに事故が、絶えずいろんな事故が発生しておりますので、そのときの安全対策という観点から、どうしてもその部分で講じられないことがあると思うんですけども、それをどのようにされているかということを実は先ほど来お聞きしているんですけども、それについてもう一度お聞きしたいと思います。
○議長(山本孝君)
林建設経済部長。
○
建設経済部長(林佳宏君) あの場所におきましては、二階下の交差点でございますけども、変則的な交差点でございます。そういったことから、特に今回の478、インターが供用開始になりますので、あの場所に、私どもも、もし五条本から車が入った場合については、右につきましては、あの路線で、171号線の方へ流していきたいという考えを持っておりますので、その前に、できるだけ改良してほしいということで、京都府の
乙訓土木事務所の方に申しまして、現在
土木事務所の方で、その件で検討をいただいているところでございます。ただ、この場所につきましては、以前も用地等の関係で、いわゆるその手前のところに法人が持っておられる用地がございまして、この用地を買収した中で、その
交差点改良すれば、それはいいわけでございますけども、用地の地権者の方は、できるだけ用地を買収してほしくないと、向こうとしても、その場所については重要な場所なので、そのままの中で何かいい方法がないか考えてほしいというような状況でもございますので、ああいった場所でございますので、大変難しい状況でございますが、特に真ん中に信号が設置されているというような状況でもございますので、町として何とか早いこと、この箇所について改良工事をしてほしいということで、現在も協議中でございます。そういった状況で、遅いのではないかということでございますけども、精力的に再度
土木事務所と協議を進めていきたいと考えております。
○議長(山本孝君) 4番森田俊尚君。
○4番(森田俊尚君) なかなか、いまおっしゃってますように、町独自ではできないということがありますので、やはり府や国に諮っていくしか仕方がないということなんで、これ以上何ぼ言ってもあれなんですけども、とにかく町としてできる範囲で結構ですので、是非とも、そこの安全対策という観点から、是非とも1つでも2つでも結構ですので、講じていただきたいと、これは要望としておきます。
次に、境野地区の部分なんですけども、先ほども言ってましたように、11月21日に山内課長と法貴さんと、お2方の行政の方が来ていただいて、現地を実際見ていただいたと、側溝も何とか、いまそれこそ鉄筋で
つっかいぼうして、何とかかまぼこの、車道がこっちから、それこそ食い込んでこないように止めているわけなんですけども、どう見ても、側溝は随分と歪曲もしてますし、ひびも入ってますし、さらに西隣の部分ですけども、昔のブロックというんですか、それを組んでますけども、それが所々出てきて、それこそ近づいたら、ひょっとしたら何か揺れるんじゃないか、そして落ちてくるんじゃないかという怖さがあるところなんですけども、ここの改修というのは、とにかく応急処置ではできないとは思うんです。どう見ても、我々素人の目から見ても、例えばブロックやったら、もう一度下ろして積もうかなと、それこそ土止めのところを土をもっと盛って、それこそブロック積んでいったらいいかなと、ところがどう見ても、側溝に限ってはもうひびが入っているし、そこのところに上から蓋をしたところで、恐らくいまにあそこが割れてしまって、道が最悪の状態、真ん中かどこかからひびが入って、次第に割り込んでくるというようなそういう事態が必ず素人目で見てもわかるんです。ですから、それについて何回もいままでそういったことがなる前に、なるぞなるぞということを要望として口頭なり、また文書なりとして出ていたわけなんですけれども、それを専門の目で見られたときに、あれをどのように改修する、また、応急処置ならば、どの程度応急処置ができる、そしてそれがどの程度期間、保証というたらおかしいですけども、安全が確保できるかとか、そういった専門的な見地からひとつ意見を聞かせていただきたいなと思うんですけども。ひとつよろしくお願いします。
○議長(山本孝君) 山内建設経済課長。
○建設経済課長(山内清功君) ただいまのご質問の向きも踏まえまして検討してまいりたいと、かように考えております。
○議長(山本孝君) 4番森田俊尚君。
○4番(森田俊尚君) 明快な答えで、私は、素人目で見て非常に危ないぞと、いまでも、子どものことですから、雨が降ってきたら、傘さして歩いていると、車が来たらよけますよね。どうしても車道から例えばパッと左側、側溝の方へ足を踏み入れることもあるかわからんわけです。そこでもって、子どもというのは、ああいったこと遊び好きですので、ちょっとブロックがずれておったとこに足乗せてみて、上へ上がるとか、そんなことしかねんわけですわ。ものすごく見てても怖いわけです。ですから何とかできんかなと、とにかく恒久的なことやろうと思ったら、何回か分割的な工事でなかったらできんということもおっしゃってますけども、とりあえず今すぐに安全対策という面でできないかということをお聞きしたんですけども、もう一度ご意見お願いします。
○議長(山本孝君)
林建設経済部長。
○
建設経済部長(林佳宏君) ただいまのご質問の件でございますけども、この場所につきましては、私ども、大分前から聞いている箇所でございまして、先ほども町長の答弁にもございましたように、長岡京市と境界を接している場所でございまして、現在の町の財政が大変厳しい状況でございますので、そういったことを踏まえまして大変難しい状況でもございますが、現地確認を私ども担当課の課長も行きまして、そのように現地確認しておりますので、やはりかまぼこ状になっておりますので、安全対策上からいいますと、早急にしなくてはならないような状況の部分もございますので、緊急的にやれるものかどうかも含めまして、その中で検討させていただきたいと、このように思っております。
○議長(山本孝君) 4番森田俊尚君。
○4番(森田俊尚君) 検討ということなので、早急にしていただけるのかと思うんですけども、いま一度、その道の部分に関して、車道に関しては、いますぐにどうのこうのじゃないと思うんです。側溝の部分と土留めの部分に関しての一番危険な箇所、歩行者とか、また自転車の方が通行するときに、雨でも降ったり、またこれから頻発に起こる地震があったときに、それがきっかけになって、どっと崩れてこんかなという心配があるわけです。その不安がまず第一なんです。そこのところに関する措置として、何かできないかなということで、もう一度お聞きしたいと思います。
○議長(山本孝君) 山内建設経済課長。
○建設経済課長(山内清功君) 私も現地確認はいたしておりまして、側溝の壁を、ちょうど西側にありますブロック、2段から3段積んでおりますが、そのブロックが空積みといいまして、裏にコンクリートが入ってございません。そういったことから、裏の土圧、土の圧力を受けまして、相当ずれております。これについては、またいろいろと振動、また震災等ありましたら、ずる可能性はあるかなと考えております。そこで、いま応急的に蓋をするかしないかという検討に入っているんですけれども、ややもすれば、蓋することによって、そこに歩行者が歩かれるということになりますので、そういった場合に、ブロックがずってきたときに歩行者の安全を当然
道路管理者として図るべきことがありますので、その辺も含めまして、いま議員ご質問の向きを踏まえまして、いろいろと検討をしていきたいと、かように考えております。
以上でございます。
○議長(山本孝君) 4番森田俊尚君。
○4番(森田俊尚君) もう一度、最後に確認の意味で、先ほど4項目ちょっと上げていたんですけども、改修工事はいつごろかということですね。それと、そこの部分に関して
暫定的措置を講じてほしいということ言っているんですけども、町としてのお考えは、暫定的なことか、それとも
恒久的措置かということについて、2点目としてお聞きします。
そして3つ目に、
恒久的措置であるならば、その場の場合の工期の工事の分割化はあり得るかということですね。そして、4つ目としまして、迂回道路などのそういう問題に対して、どういうふうに講じていくおつもりかということについて、4点についてお答えいただきたいと思います。
○議長(山本孝君)
林建設経済部長。
○
建設経済部長(林佳宏君) まず、1点目の件でございますけども、暫定的かどうかにつきましては、先ほども町長答弁ありましたけども、応急的な対策で、それが済むのかどうか、その辺も含めて、いわゆる暫定的にやるのか、恒久的にやるのかというのは判断しなくてはならないと考えておりますので、早急に検討はしていきたいと考えております。そういった中で、もしか恒久的にやったらどうするかということでございますが、来年度予算の関係につきましては、いま現在、予算の査定中でございまして、具体的なことは、いまのところまだ何をするかということも決まっておりませんので、今後の課題ということで、申し訳ございませんが、そのようにお願いをいたしたいと考えております。
○議長(山本孝君) 4番森田俊尚君。
○4番(森田俊尚君) 何度も申し上げておりますように、そういったことは、今まで、何もここ1、2年じゃなくて、お聞きしましたら、10年ぐらいのスパンで、そういった意見出てまして、10年間という長きにわたって、町の経済状況もいろいろ変わってきているとは思うんですけども、その間何もされていないということではなくて、町内のくまなく、いろんな箇所をされていたと思うんです。それで、もうちょっと調べてみんと、私も何ともいえないですけども、ああいった場所、いまの下植野の境野地区に関する事例、それに匹敵するというんですか、そういった箇所で実際どういうふうにされたかという、事例を1つ示していただきたいんですけども。
○議長(山本孝君) 山内建設経済課長。
○建設経済課長(山内清功君) いま現在、側溝整備は鏡田に続いて円団の方行っておりますが、危険な箇所につきましては、その都度応急的に道路修繕、側溝修繕で対応させてもらっております。危険ということについては、何をもって危険というのは難しい判断だろうと思いますが、例えば新しいできました西法寺里後線の歩道がありまして、歩道側には道路側溝がございます。歩道と農地の間には、深い溝がございます。これは農業用水路ですので、大変深くなっておりまして、そこに歩行者が転落すると非常に危険な状態が想定されますので、場所によっては鉄板等で蓋をしております。それはあくまで危険回避という考えから鉄板で蓋しておりますので、いまのところ、恒久的な改修までは行っておりませんが、その都度、危険なところについては、住民さんの情報によりまして、現地調査の結果対応しております。
以上でございます。
○議長(山本孝君) 4番森田俊尚君。
○4番(森田俊尚君) 住民さんの要望によって、その場所を改善するということ、それ行政の進め方かと思うんですけれども、事故があってから何か工事をするというようなことにつながってしまいますので、そうならないように、もし時間が許す限り、あっちこっちくまなく見て、危険個所について、例えば雨が降ったときにはどうなっているかとか、また地震があったときにはどうなったとか、そういったいろんなさまざまな状況下の中で、そういった危険個所、要チェックしていただいて、是非とも、その部分について、暫定的でならないものならば暫定的、できたならば恒久的な措置を講じていただきたいと、特に境野地区の件について強く要望したいと思います。
それから最後に、ちょっと感じたことであったんですけども、さまざまな、いまの道の問題とかで、道路整備に関して、町のホームページを開かさせていただいて、いまどういった工事がされているかと、いまの山内課長の答弁にもありましたように、危険な箇所がいくつかあると、そういうことで、そのことどうされているかということで、ホームページで見てみたんですけれども、それが今年度も実施計画というんですか、16項目ほど上がっていたんですけども、それが、実際どのように、工期がどのぐらい、何カ月間ぐらいで、どういうふうな工事をしなければならないこと書いておるんですけども、それが一体どこの課が担当しているんかと、そして、それまさに進捗状況までなかなかリアルタイムで報告できないとしても、何か広報とか、1年間のうち何回かに分けても結構ですし、その件については、このように改善されていると、このように進んでいるというようなことを、そこまでインターネットを使って、皆さんこのごろ、そういった情報を見ますので、住民サービスという観点からも、是非ともそれをしていただきたいと思うんですけども。どうしても、それができないものならば、なぜできないかというか、そして町の姿勢として、どのように考えておられるかということ、ちょっと1点お聞かせ願いたいと思います。
○議長(山本孝君) 長谷川総務部長。
○総務部長(長谷川彰男君) ただいまのご質問ですが、現在町でのホームページにより、いろんな行政情報を公表しているところでございます。ご質問の件でございますが、町のホームページで、当該年度の工事等の発注見通しを事業名等につきまして公表しているところでございます。工事発注の状況がわかりにくいということでございますが、現在におきましては、工事の発注の見通しだけでございますので、今後問い合わせされた場合、担当課を入れるとか、そのあたりの進捗状況について公表できるか等につきまして、そういう新しい情報をホームページにより公表できるかどうか、今後検討していきたいと考えておりますが、ホームページの情報提供につきましては、今後も研究、検討しながら、よりよい情報を提供するように努めてまいりたいと、そのように考えております。
○議長(山本孝君) 4番森田俊尚君。
○4番(森田俊尚君) まさしくIT情報化ネット、イントラネット、そういったいろんなことが横文字が並ぶ時代ですので、町としましても、是非ともこういうような住民サービスという観点から、できるだけ利便性というものを重視して、そうした整備を整えていただきたいと、これも、ここ要望ということでとどめておきます。以上、最後の旧庁舎に関する再利用の問題については、従来話出てましたように、あれつぶすだけでも、何か3,000万から3,500万かかるとかいう話も聞きますので、なかなかですけども、とにかく道の問題、とにかく早急を要する問題でございます。再三言いますので、是非とも町として、もっともっと神経を尖らして臨んでいただきたいと思います。
以上でございます。
○議長(山本孝君) 以上で、4番森田俊尚君の質問は終結いたします。
続きまして、質問順序により2人目として、10番阪本広君に質問を許します。
○10番(阪本広君) 民主の会の阪本広でございます。本日は日曜議会ということで、非常にお忙しいところ、町民各位、ただいま29名の方が傍聴に来ていただいております。心から敬意と感謝とお礼を申し上げる次第でございます。
さて、質問の第1点目でございますが、平成16年度の予算編成についてでございます。非常に町財政が苦しい状況になってきておりまして、大山崎町も非常に財政難の時代ということに、既にもうなっておるわけでございますが、さて、政府、小泉改革の三位一体改革で、構造改革や地方交付金の減額、一部税源移譲などもございますけれども、今後、この3年間で4兆円の補助金の削減を政府は考えておるという状況でございます。そういった状況でありますので、この現状では、町財政は非常に苦しいという状況になってくるわけでありまして、税収の落ち込み、財政収入の落ち込みが激しく、財政調整基金、これは町の預金ということになるわけでありますが、この財調基金も480万ということに、少額になってきておるわけでありまして、果たして来年度の予算編成は非常に厳しいという状況で、果たして予算編成が組めるのかどうか、これはどうなっても組まなければならないわけでありますけれども、非常に苦しい状況にあると、このように思うんであります。そういったところで、事業等によっては減額、また切り捨て部分が果たしてやらなければならないのか。また、そういう部分があるのか、お考えになっておるのか、お聞かせをいただきたい。このように思います。
次に、2点目の淀川の自然をもとに戻す国交省の計画についてでございます。本町には直接影響はないと思うんでありますけれども、念のために、念を押してお尋ねをしておきたい。このように考えておるわけでありますが、これについては、国交省の計画については、淀川の自然をもとに戻す計画がもう既に昨年からなされているわけでありまして、特に最近、論議が高まりつつありまして、賛成、反対、賛否両論が出ておるのが現状でございます。特に枚方方面ではゴルフ場等もございます。河川敷公園ということもあるわけでありまして、非常に賛否両論で問題になっておるわけでございます。また最近、淀川、桂川においても、コイヘルペスでいろいろ問題になっておるわけでありますが、これは別といたしまして、支流である桂川は京都府の管轄でございますから、果たして全く関係ないと思うんでありますけれども、いかがかどうか、お伺いをしたいと思います。当然河川敷公園もあり心配をいたしておるわけであります。
次の3点目でございますが、第2大山崎小学校の校舎の修理についてございます。
去る10月の21、22日、22日の日は文教厚生常任委員会でこの2山小学校の視察を行いました。21日と22日、2日間、文教厚生常任委員会全員が視察に行ったわけでございますが、この2山小学校の校舎について、校舎の外壁、それから廊下等が随分傷んでるなという気がいたしました。そういうことについて応急的な補修、また将来的な補修、大がかりの補修等、計画は考えておられるのかどうか、また既に来年度予算に組み込まれるような、予算計上されるような計画があるのかどうか。この際お伺いをしておきたいと思います。
次に、4番目でございますが、長岡京市の図書館利用についてでございます。
去る9月議会での質問で、長岡京市の図書館利用を交渉するとの答弁を得ているわけでございます。先ほどの質問の中の答弁においても、旧庁舎の問題等、あそこに図書館を開設という話は以前からあったわけでございますけれども、なかなか現状では難しいと、予算の関係で難しいという、先ほどの答弁もございました。そういうことで、暫定的にと申しますか、将来に向かって、この図書館利用について、長岡京市の図書館を交渉されるのかどうか、もう既に交渉されたのか。まだであれば、いつ交渉し、お願いをなさるのか、お伺いをいたしたいと思います。
次の5番目の問題でございますが、新幹線の側道でございまして、これはもう町に移管をされまして、町道86号線という名称がついておるわけでありますけれども、これの大山崎の茶屋前付近の水道管の敷設の必要性についてでございます。この件につきましても、既に3年前から上下水道課長に要望いたしておるわけでございますが、せんだっても、この質問の前に、答弁を出す前にも、建設部長、上下水道課長にも要望いたしておるわけでありますが、この工事については、いつやられるのか、お伺いをいたしたいと思います。
以上で、この場からの質問を終わります。
○議長(山本孝君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。
河原ア町長。
○町長(河原ア進君) ただいまの阪本議員のご質問にお答えをいたします。
まず、平成16年度予算編成について、政府小泉改革の三位一体改革で、構造改革や地方交付税の減額、税源移譲などで税収の落ち込み、財政収入の落ち込みも激しく、財政調整基金残額480万円では、来年度の予算編成は厳しく、果たして予算編成が組めるのか、事業によっては減額や切り捨て分があるのかについてであります。
平成16年度当初予算編成につきましては、去る10月7日付で、予算編成方針、編成要領を定め、各部課長に通知をし、予算編成作業に着手をいたしました。本町の財政状況は、平成14年度の決算におきましては、歳入の根幹をなす町税が平成8年度以来の30億円台を割り込み、約28億5,000万円、対前年度比較で約1億9,000万円の減収となり、また、実質単年度収支におきましても、平成9年度以降の赤字となるなど、厳しさが増し、さらには平成15年の決算見込みにおきましては、同じく町税において、法人町民税の対前年度約2億円を超える大幅な減収見込みにより、25億円を割り込むまでに落ち込むことが見込まれるなど、過去に例のない危機的な状況にあります。そこで、平成16年度の当初予算編成に当たりましては、経常経費のさらなる削減と、前例にとらわれない新たな発想の転換による事務事業全般の見直し、そして職員一人一人がコスト意識をもって行政推進に当たるよう強く指示したところであります。長引く景気低迷等による大幅な町税の減収、そして国の施策による普通交付税算定における段階補正の見直しなど、小規模自治体に対する財政支援制度の縮小により、歳入の根幹をなす町税、普通交付税が減少する中、議員のご質問にあります三位一体の改革につきましては、平成15年6月26日に閣議決定されました、経済財政運営と構造改革に関する基本方針2003において、三位一体の改革の大枠が設定されるとともに、国庫補助負担金の廃止に伴う税源移譲について、基幹税の充実を基本に行うことなどの改革の道筋が示されたものであります。しかしながら、三位一体の改革の具体的な方向は、平成16年度以降の国の予算編成及び税制改正に委ねられておりましたところ、平成16年度予算におきまして、政府は国から地方への補助金1兆円の削減がほぼ達成する見通しとなったこと、12月2日に新聞報道がなされたところでありますが、具体的な本町への影響額の見込みを把握できる段階には現在至っておりません。例年1月末に開催されます京都府地方課による新年度の地方財政運営等説明会において、新年度の地方財政対策、地方税制改正、地方債計画等について詳細が明らかになりますので、三位一体の改革による本町への影響額が判明できるのも、その時期になるのではないかと推測をいたしております。しかしながら、本町の予算編成日程からみて、可能な限り早い時期に、その内容を把握する必要がありますので、引き続き国、府からの通知や京都府町村会、そして新聞報道等からの情報収集に努めているところであります。
そこで、ご質問の来年度の予算編成が組めるのか、事業によっては減額や切り捨て部分があるのかについてであります。
現在、新年度予算編成事務は、総務部長による各課のヒヤリングを一定終え、歳入予算見積り額及び歳出予算の経常経費及び事業費等の各課要求額及び総務部長査定後の数値を取りまとめている段階であります。平成16年度当初予算における各課当初要求額の歳出集計と、現行制度における歳入予算見積り額との差は約10億円を超える額であります。現時点では、歳入歳出予算見積り額の収支バランスがとれていない厳しい状況下にありますので、経常経費の見直しと、既存事業の縮小だけでは、歳入歳出の差額を埋めることは困難であるとの認識に立ち、予算編成事務を進めているところであります。議員ご指摘のとおり、財政調整基金の9月補正残高が1,000万円を切っている状況において、来年度の町税等の歳入予算を見積もり、そして国の改革の動向を見たときに、現行の本町行政水準を16年度においても維持することは、極めて困難であると認識をいたしております。そのため冒頭の予算編成方針のところで申し上げましたとおり、前例にとらわれない新たな発想の転換による事務事業の見直しを行うとともに、減収の続く町税、普通交付税などの歳入額に見合った規模に歳出構造を新たに構築をしていかなければならないと考えておりますので、事務事業のすべてを見直し対象と考えております。
次に、淀川の自然をもとに戻す国交省の計画について、淀川の自然をもとに戻す計画がなされ、最近論議が高まりつつあり、賛否両論が出ているが、特に枚方方面では、ゴルフ場や河川敷公園がなくなるということで問題になっているわけで、また、コイヘルペスで問題になっている支流である桂川は京都府の管轄であり、全く関係がないと思うが、いかがか。河川敷公園もあり心配されるについてであります。
平成9年に改定されました河川法では、治水、利水に加えて、河川環境の整備と保全が目的に追加され、今後、20年、30年間の具体的な河川整備内容を示す河川整備計画を決定するに当たり、住民の意見を反映させ、学識経験者や自治体の意見を聞くことが定められました。この河川法の趣旨に基づき、淀川水系では、学識経験を有する人や地域の特性に詳しい人々からなる淀川水系流域委員会を組織し、今後も淀川、宇治川、木津川、桂川の整備のあり方について、
国土交通省、近畿地方建設局で整備計画の検討を行っていく予定であると伺っております。河川の利用といたしましては、河川敷は、過密化する市街地では貴重なオープンスペースであり、地域の要請に応え、グラウンド等の整備が進められてきました。淀川河川敷公園では、年間520万人もの人が訪れ、市民の憩いの場を提供していると伺っております。また、水面では、カヌーやプレジャーボート、水上オートバイ等を楽しむ場としての利用も盛んであり、プレジャーボート、水上オートバイは、騒音、水質、事故が問題となっております。流域委員会では、河川敷は、川でなければできない利用、川に活かされた利用との考えに立ち、本来、河川敷以外で利用できるグラウンド等のスポーツ施設は縮小していくことを基本としていると伺っております。一方、住民や自治体等からは、グラウンドなどのスポーツ施設に対する要望が強く、既設のスポーツ施設につきましても、学識経験者や沿線自治体、地域の住民等からある河川利用委員会(仮称)を設置して、広く意見を聞き、個々の案件ごとに判断しますとなっております。今後は、
国土交通省において基礎原案を含めて検討され、整備計画が策定される予定であると伺っております。しかしながら、大山崎町といたしましては、町域は狭隘であり、河川敷にグラウンド等も含めた整備を求めなければならない事情等もありまして、町営桂川河川敷公園につきましては、
国土交通省の占用許可をいただいて開設をいたしておりますが、この河川敷公園につきましても、機会あるごとに
国土交通省へは、施設の存続を要望しているところであります。一方、国営公園につきましても、
国土交通省の手によりまして、既存の計画に沿って整備をしていただいておりますが、引き続き、最終計画まで整備をしていただくよう要望いたしているところであります。
次に、コイヘルペス病でありますが、京都府水産課に確認をいたしましたところ、河川における発生は現在2カ所であります。これは11月18日、桂川右岸久我橋上流、伏見区でありますが、マゴイが1匹、また11月20日に、木津川支流大谷川、八幡排水機場内、八幡市でマゴイが1匹、コイヘルペスウイルス病と確認されており、このコイヘルペスウイルスは農林水産省消費安全局によりますと、本病はコイ以外の魚には感染しない。また人に感染することはないため、仮に感染したコイを食べても人体は影響はないとされており、河川敷公園利用者にも影響はないと、このように考えております。
次に、2山小学校の校舎の修理について。また、長岡京市の図書館利用についての件につきましては、教育長から後ほど答弁をいたします。
次に、新幹線側道、町道86号線沿い、茶屋前付近の水道管布設の必要について、この件については、3年前より上下水道課長に要望しているが、いつやるのかについてのご質問であります。
新幹線側道の町道86号線は、平成15年7月20日に町道に認定をいたしました。これまでは新幹線側道であり、水道配水管の施設は行っておりません。配水管の布設は、一般家庭や工場用などに安全な水を安定供給するための目的として行うものであり、ご指摘の箇所につきまして、議員から以前より要望を受け、水道事業として検討を行ってきました。検討といたしましては、この箇所は、延長は約100メートルで、沿線の西側に面している家屋は5軒で、既に水道の給水管は府道から分岐されており、また沿線の東側は新幹線高架下で家屋などの建築は難しい箇所であり、配水管の布設は現状では大変難しい状況であります。しかし将来的には、より安全な水の安定供給面から考えてみますと、配水管を布設し、両面からの水運用を行い、より安定給水が理想でありますが、水道事業として、現在、中期整備計画を策定して、緊急を要する老朽配水管などの整備を順次行っているところでありますので、ご理解をお願いをいたしたいと存じます。