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令和2年第4回定例会(第6号) 議事日程 開催日:2020年12月22日
令和2年第4回定例会(第6号) 議事日程 開催日:2020年12月22日
令和2年第4回定例会(第6号) 本文 開催日:2020年12月22日
令和2年第4回定例会(第6号) 本文 開催日:2020年12月22日

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  1. 木津川市議会 2020-12-22
    令和2年第4回定例会(第6号) 本文 開催日:2020年12月22日


    取得元: 木津川市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-21
    2020年12月22日:令和2年第4回定例会(第6号) 本文 ▼最初のヒット発言へ(全 0 ヒット)       令和2年第4回木津川市議会定例会会議録(第6号) 午前9時30分 開議 ◯議長(山本 和延) 皆さん、おはようございます。御苦労さまです。  ただいまの出席議員は20人であります。  これより令和2年第4回木津川市議会定例会を再開し、直ちに本日の会議を開きます。  なお、新型コロナウイルス感染が拡大しています。改めて、円滑な議会運営に御協力をお願いいたします。  本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。  日程に入ります。      ──────────────────────── ◯議長(山本 和延) 日程第1、議案第59号、木津川市地域福祉基金条例の一部改正についてを議題といたします。  本案について、委員長の報告を求めます。  高岡さん。    (総務文教常任委員長 高岡 伸行君登壇) ◯11番(高岡 伸行) おはようございます。総務文教常任委員長の高岡です。  12月7日に行われました委員会の審査内容の報告をさせていただきます。  議案第59号、木津川市地域福祉基金条例の一部改正についてであります。  質疑がございました。  まず、第4条での運用益金の処理で、社協ボランティア事業、その他地域福祉事業は現行だが、社協ボランティア事業への今後の取扱いは。また、果実についてはどのようにお考えなのかという質問です。答弁といたしまして、加茂の里、山城ぬくもりの里、高齢者福祉センター建設事業償還金に対する補助金として充当してきた。今後は、幅広い活用を考えるという答弁でした。
     討論はなく、原案どおり全員賛成で可決されました。  以上です。 ◯議長(山本 和延) 委員長報告に対する質疑を行います。質疑ございませんか。    (「なし」と言う者あり) ◯議長(山本 和延) 質疑がなければ、委員長報告に対する質疑を終わります。  討論を行います。    (「なし」と言う者あり) ◯議長(山本 和延) なければ、討論を終わります。  議案第59号について、採決を行います。  本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。    (賛成者起立◯議長(山本 和延) 起立全員であります。したがって、議案第59号、木津川市地域福祉基金条例の一部改正については、委員長の報告のとおり可決されました。      ──────────────────────── ◯議長(山本 和延) 日程第2、議案第60号、木津川市後期高齢者医療に関する条例の一部改正についてを議題といたします。  本案について、委員長の報告を求めます。  長岡さん。    (厚生常任委員長 長岡 一夫君登壇) ◯5番(長岡 一夫) 厚生常任委員長の長岡です。  報告させていただきます。  議案第60号、木津川市後期高齢者医療に関する条例の一部改正について、報告いたします。  質疑がありました。  議案上程のタイミングが今になった経過はとの問いに、後期高齢者医療広域連合等の調整によるものですとの答弁でした。  討論はなく、全員賛成で可決されました。  以上で、報告を終わります。 ◯議長(山本 和延) 委員長報告に対する質疑を行います。質疑ございませんか。    (「なし」と言う者あり) ◯議長(山本 和延) 質疑がなければ、委員長報告に対する質疑を終わります。  討論を行います。    (「なし」と言う者あり) ◯議長(山本 和延) なければ、討論を終わります。  議案第60号について、採決を行います。  本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。    (賛成者起立◯議長(山本 和延) 起立全員であります。したがって、議案第60号、木津川市後期高齢者医療に関する条例の一部改正については、委員長の報告のとおり可決されました。      ──────────────────────── ◯議長(山本 和延) 日程第3、議案第61号、木津川市介護保険条例の一部改正についてを議題といたします。  本案について、委員長の報告を求めます。  長岡さん。    (厚生常任委員長 長岡 一夫君登壇) ◯5番(長岡 一夫) 委員長の長岡です。  議案第61号、木津川市介護保険条例の一部改正について、報告いたします。  質疑がありました。  普通徴収の場合、延滞金になってくると思うが、現状はとの問いに。延滞金の対象となっている方の現状は、人数は35名で、金額にすると16万400円ですとの答弁でした。  納めていく延滞金の基準割合が増えていくものであることから、納めてもらえているのかとの問いに、電話や訪問を行い、納付相談給付制限など、納めていただかなければならなく、納めなければどのようなことが起こるのかを説明した上で、出向いて行って、少しでも納めていただけるよう努力していますとの答弁でした。  討論はなく、全員賛成で可決されました。  以上で、報告を終わります。 ◯議長(山本 和延) 委員長報告に対する質疑を行います。質疑ございませんか。    (「なし」と言う者あり) ◯議長(山本 和延) 質疑がなければ、委員長報告に対する質疑を終わります。  討論を行います。    (「なし」と言う者あり) ◯議長(山本 和延) なければ、討論を終わります。  議案第61号について、採決を行います。  本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。    (賛成者起立◯議長(山本 和延) 起立全員であります。したがって、議案第61号、木津川市介護保険条例の一部改正については、委員長の報告のとおり可決されました。      ──────────────────────── ◯議長(山本 和延) 日程第4、議案第62号、木津川市における介護保険法に基づく指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題といたします。  本案について、委員長の報告を求めます。  長岡さん。    (厚生常任委員長 長岡 一夫君登壇) ◯5番(長岡 一夫) 委員長の長岡です。  議案第62号、木津川市における介護保険法に基づく指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、報告いたします。  なお、質疑がたくさんあり、その中を一部を抜粋して報告させていただきます。  まず、介護に従事することに生きがいややりがいを感じていた方が、5年や10年たたないうちに離職してしまうのは、仕事そのものの厳しさや報酬が保障されているかどうか、そのような問題が背景にあると思う。そのような実態を、今回の条例改正は、現状を認めた上で、根本的に解決するものではなく、主任介護支援専門員でなくても管理職をしてもらっていいということではないのかとの問いに、4月以降、新たに事業者を置くところについては、主任介護支援専門員でなくてはならないということになっています。あと数年で取得できるという緩和であり、この要件を満たさないということで、事業所を続けられることを緩和するもので、決して質を下げるものではない改正だと認識しているとの答弁でした。  5年間の現場経験を経て主任へと上がる制度になっている。計画的に21年度事業の管理者は主任介護支援専門員を取得している者なのか、また介護職員等特定処遇改善加算はどうなっているのかとの問いに、17事業所の管理者は既に主任介護支援専門員を取得しておられ、4事業所のみがまだ取得されていない状況です。聞き取りをしたところ、5年の経過を満たないためでもあり、どの事業所において取得意識を持っておられます。また、介護職員等特定処遇改善加算については、順次、申請をしておられますとの答弁でした。  次に、主任介護支援専門員になるまでの期間が6年間延長されるということだが、6年のうちに4事業所の方は主任介護支援専門員になれるのかとの問いに、3事業所については、間もなくその経過措置の中で取得できるものです。あと1事業所につきましては、他の事業所と兼ねて、ケアマネ事業所以外の介護の事業所に取り組んでおられ、今後の方向性について併せて検討するとお伺いしているとの答弁でした。  反対討論の後、賛成多数で可決されました。  以上で、報告を終わります。 ◯議長(山本 和延) 委員長報告に対する質疑を行います。質疑ございませんか。  兎本さん。 ◯2番(兎本 尚之) 今、委員長報告のほうで、全員賛成ではなく賛成多数であったという報告でした。そこから確認をさせてください。大きく2点です。  1点目ですけれども、今議案は、改正された後の議論がされていた報告が今ありましたけれども、改正されなかった場合の影響を確認するような質疑はありましたでしょうか。  2点目ですけれども、提案理由の中に、基準が改正されたこととあります。その中で、法律の規定による基準が改正されたというところで、改正前と改正後の条例と法律との整合性を確認するような質疑はありましたでしょうか。  以上2点です。お願いします。 ◯議長(山本 和延) 長岡さん。 ◯5番(長岡 一夫) 兎本議員の質問にお答えします。  今の1点目につきましては、されなかった場合ということですね。されなかった場合の質疑については、一部、そういった質疑があったと思うんですけれども、それだけで議論は大きくなったということはないんです。一部あったと思います。  2問目についても、討論の中でもあったんですけれども、いわゆる事業従事者の過酷な仕事量とか報酬についての不足がある中で、それを即改善すべきであって、今の改正を即やる前に、ケアマネ待遇改善をせよというような質疑はありました。  それでよろしいですか。 ◯議長(山本 和延) ほかに。  兎本さん。 ◯2番(兎本 尚之) 今回答いただいて、そういった中で、条例を改正しなかった場合の質疑、一部あったということですけれども、そういった場合、改正されなかった場合、6年延長されるところを、残り約3か月の期間ということになりますので、その約3か月の期間で主任ケアマネを管理者にするような意見が出ていたのかということと、そうでなかった場合、できなかった場合、廃業もしくは休業となることを望むような、そうあってもいいんだといった意見が出ていたのか。あとは、廃業・休業した場合、利用されている利用者への影響、またキーパーソンをはじめ家族への影響、また連携している介護施設への影響、そういったところへ影響が出ることを容認するような意見が出ていたのかというのを確認したいと思います。 ◯議長(山本 和延) 長岡さん。 ◯5番(長岡 一夫) 再質問についてお答えします。  委員会の中で、ケアマネの待遇を優先せよという議論はありました。  その中で、今条例が改正されなかった場合、当然、今の現状の施設は、ケアマネの専門員を置かなくては運営ができないという今の法律ではなっているので、4月以降、多分、運営できないだろうと思う。それについては、運営できなくても仕方がないとか、今利用されている方々の処遇改善はどうすんねんとかというような議論は全くございませんでした。ただただ、ケアマネさんの処遇改善を優先すべきだという議論だけでした。  以上です。 ◯議長(山本 和延) ほかに。    (「なし」と言う者あり) ◯議長(山本 和延) 質疑がなければ、委員長報告に対する質疑を終わります。  討論を行います。    (「なし」と言う者あり) ◯議長(山本 和延) なければ、討論を終わります。  議案第62号について、採決を行います。  本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。    (賛成者起立◯議長(山本 和延) 起立全員であります。したがって、議案第62号、木津川市における介護保険法に基づく指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部改正については、委員長の報告のとおり可決されました。      ──────────────────────── ◯議長(山本 和延) 日程第5、議案第63号、木津川市特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題といたします。
     本案について、委員長の報告を求めます。  長岡さん。    (厚生常任委員長 長岡 一夫君登壇) ◯5番(長岡 一夫) 委員長の長岡です。  それでは、議案第63号、木津川市特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について、報告いたします。  質疑がありました。  まず1点目、「市長が、特定地域型保育の提供を受けていた満3歳未満保育認定子どもを優先的に取り扱う措置を行う」とあるが、現在、市では優先的に取り扱う措置が行われているのかとの問いに、内閣府令の改正に基づき、連携施設について改正を行うもので、特定の措置について、市町村の裁量にあります利用調整を示すと考えています。その中で、本市におきましては、一定、接続に当たって利用調整としての加点調整の項目を設けているとの答弁でした。  次に、今回の改正で触れられている保育・教育が提供されるよう必要な措置を講じるにつきまして、新たな検討は考えておられるのかとの問いに、地域型保育事業の特性は、ゼロ・1・2歳児の子供さんをお預かりするもので、3歳児への接続は、一定、この要件の下で運用してきました。その中で、近年、小規模保育事業家庭的保育事業所の設置、認可を進めてきた経過があり、現在までは連携の関係では、10年間不要と国が経過措置期間を設けた中で、市として運用していきますとの答弁でした。  すみません、今の質問の中で、また続き答弁がありました。  その他、別の手当であるのかということは国から示されていません。具体的な特別の措置は示されていないことから、どのようなことが当たるのか、担当課として実態を把握しながら検証を進めてまいりますとの答弁でした。  次に、10点の加点について、木津川市の地域型保育に関わって、連携施設に受け入れられなければ加点の措置も特段問題はないと思うが、接続時に加点の措置が行われたケースはどれぐらいあるのかとの問いに、連携施設への接続に際しまして、連携施設へ希望するために加点調整があるのではなく、全ての子供さんに利用調整を行っています。その中で、今年の4月1日に接続された方は13人おられ、うち7人が連携施設へ、6人が連携外施設へ行かれたことから、連携外施設へ行かれた6人の方について加点効果があったと考えているとの答弁でした。  次に、数字合わせだけではなく、保護者が希望する施設へ入るということでの見通しはどうか。また、今回の条例改正の背景として、市として連携施設は義務づける必要はないと判断しているのか、必要だと考えているのかとの問いに、保護者の希望については、申込みの際に希望をお聞きする形で対応させていただいています。申込者が減少すると、保護者の希望は広がるのではないかと考えている。連携施設についての市の考えは、地域型保育事業所の制度が公設されたときから、2歳までしか預かりできないという地域型保育事業の特性を考えると、連携施設はかなり重要なことであると思います。その中で、3つの連携要件は、国が示す基本的なものになりますので、基準に従いながら市町村が運営を図っていかなければならないと考えているとの答弁でした。  次に、連携施設は、本来あるべきものと必要でないものだという基本がある上で、今年の春、13人の進路が連携施設へ7人、6人の方は家庭の事情だとは思うが、連携外の施設へ進まれたということであるが、本当に家庭の事情で連携外施設に望まれたのかとの質問に、実態として、そのとおりだと考えているとの答弁でした。  反対討論の後、賛成多数で可決されました。  以上で、報告を終わります。 ◯議長(山本 和延) 委員長報告に対する質疑を行います。質疑ございませんか。    (「なし」と言う者あり) ◯議長(山本 和延) 質疑がなければ、委員長報告に対する質疑を終わります。  討論を行います。  討論があります。まず、原案に反対者の発言を許します。  酒井さん。 ◯6番(酒井 弘一) 日本共産党木津川市議員団の酒井弘一です。  議案第63号に、会派を代表して反対討論を行います。  地域型保育、いわゆる小規模保育における連携施設とは、そもそも何だったのか。平成27年4月から、ゼロ歳から2歳児を小規模保育で保育する、そういう際に、連携施設の設置が義務づけられています。これは、先ほども委員長報告にもあったとおり、3つの役割がありますけれども、3歳になって卒園後、その児童の受皿としての役割が連携施設に求められる最も重要なものであります。平成27年以降、連携施設設置状況はどうであったのか。平成30年4月段階で63%という数字が報告されています。平成31年、1年たって4月、約80%という数字になっています。  今回の条例改正は、そういう状況の中で、現実に確保し切れていない、その実態を反映して、義務づけの猶予を5年間延長するとしています。そして、延長という形で、実質的に必要としないという実態を認め、猶予が終わる5年後には不要とするのではないかと想像できます。今、既に関係団体地域型保育の関係者からは、早くも実質的に制度の廃止だ、そういう声がささやかれているわけであります。  僅か4年のうちに、必要なもので義務づけるという状態から、必要ない、猶予する、この変遷は、猫の目行政とも、小手先の小細工とも表現すべきことであります。そもそも論がありません。設置を義務づける、そのために国が強力な支援を行うのであればまだしも、不要か必要か、それらをはっきりさせていかなければならないと思います。この国の方針が見えません。その国の方針に従って、木津川市も条例を改正しようとしているわけですが、このことが、本条例改正に反対する最大の理由です。  なお、木津川市は、今も必要なものと考えています。そうであるなら、地域型保育小規模保育連携施設として私立園やこども園に限定せず、公立保育園がその役割を果たすべく、名のりを上げることが必要ではないかと思います。  さらに言うならば、公立保育園がもっと施設を拡張、また保育園そのものを増やして、待機児童対策に本腰を入れていくことこそが本筋であり、また求められているということを指摘し、討論を終わります。  以上です。 ◯議長(山本 和延) 次に、原案に賛成者の発言を許します。  大角さん。 ◯8番(大角 久典) 公明党の大角でございます。  賛成の立場で討論させていただきます。  このたびの条例改正は、国の家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準の一部を改正する条例等が施行されたことに伴い、改正するものです。  本条例改正の主な内容は、地域型保育事業について3つの連携項目のうち、3歳児の受皿について、市町村が特別の措置を講じる場合に、連携施設の要件を不要とするものです。  12月8日の厚生常任委員会教育委員会からの答弁でもありましたが、市町村の特別の措置については、3歳児の受皿について、利用調整に当たっての加点調整の項目を設け、調整されています。また、その際には、保護者の希望も聞きながら、地域型保育事業の利用者のヒアリング等、できるだけ利用者の意向に沿った調整が行われているものと考えております。  今後も、地域型保育事業が継続的に事業を行い、安心して子供を預ける場所が増え、本市の待機児童の解消にもつながるものと考えています。また、それにより地域の雇用拡大にも寄与するものであると考えます。  以上の理由により、本条例改正には賛成するものです。皆様の御賛同をよろしくお願いします。 ◯議長(山本 和延) 以上で、討論を終わります。  議案第63号について、採決を行います。  本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。    (賛成者起立◯議長(山本 和延) 起立多数であります。したがって、議案第63号、木津川市特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正については、委員長の報告のとおり可決されました。      ──────────────────────── ◯議長(山本 和延) 日程第6、議案第64号、木津川市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題といたします。  本案について、委員長の報告を求めます。  長岡さん。    (厚生常任委員長 長岡 一夫君登壇) ◯5番(長岡 一夫) 委員長の長岡です。  それでは、議案第64号、木津川市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、報告いたします。  質疑がたくさんありましたので、主な点について報告させていただきます。  まず、この条例の改正は大きく3つあると考えている。1つは、卒園後も家庭的保育事業者の保育を受けられる、2つ目、著しく困難という項目が不要、3つ目、保護者の体調不良の場合、居宅訪問型保育が可能ということである。5つの家庭的保育事業者のうち連携施設が不要、3歳児となって卒園した子供を受け入れるつもりの事業所は幾つあるのか。居宅訪問型保育を利用された方がおられるか。また、利用しようと思っておられる方がおられるのかとの問いに、3歳児以降の保育を希望されている地域型保育事業者は、現在のところお聞きしておりませんとの1つ目の答弁で、2つ目が、居宅訪問型保育事業者は、現在のところ本市におられませんとの答弁でした。  連携施設が、議案第63号と議案第64号の改正議案で不要になるということから、事業所が事業を継続する、始めるに当たって、3要件のうち連携要件が必要なくなるということで、運用するものとして安心して事業を継続できるという点があるが、反面、3歳児になり必ず連携施設を見つけなければならないとなったときに、市のサポートは受けられるのかとの問いに、連携時の接続は一番懸念されることであると思われ、今回の改正で連携の接続要件が緩和されることから、市町村の役割になると考えている。その役割について、本市におきましては、利用調整時の加点をどのようにしていくのかということも一つであると考え、今後、様々な検討を行い、的確に判断してまいりますとの答弁でした。  この春に3歳児になり、家庭的保育事業所から保育園に移ったケースは何人いて、どのようなケースであったのかとの問いに、13人おられた中で、7人が連携施設へ、6人が連携外施設へ進まれましたとの答弁でした。  13人は、地域型保育と家庭的保育と合わせた人数ですか、地域型保育だけの人数だと思っていたが、家庭的保育の内訳を教えていただけますかとの問いに、家庭的保育で接続になられた方は4人おられ、連携施設が3人、連携外施設へ1人進まれていますとの答弁でした。  連携施設へ行かれた方は、希望に合った接続ですかとの問いに、そのとおりだと考えているとの答弁でした。  賛成・反対討論の後、賛成多数で可決されました。  以上で、報告を終わります。 ◯議長(山本 和延) 委員長報告に対する質疑を行います。質疑ございませんか。    (「なし」と言う者あり) ◯議長(山本 和延) 質疑がなければ、委員長報告に対する質疑を終わります。  討論を行います。  討論があります。まず、原案に反対者の発言を許します。  酒井さん。 ◯6番(酒井 弘一) 日本共産党木津川市議員団の酒井弘一です。  反対討論を行いたいと思います。  内容は、先ほど来、議案第63号、議案第64号にわたって、委員長からかなり丁寧で詳しい報告がありました。そこでも出ていることでありますが、まず議案第64号と議案第63号は、舞台が違いますけれども、中身、結論が同じことであります。連携施設の義務づけを5年間猶予するという、そういうことで同一のものであります。ですから、反対討論の内容は、議案第63号と基本的に同じです。ただ、付け加えて言います。  この春、市内の家庭的保育施設で保育を修了し、3歳になって、その施設の連携保育園へ進む予定であったにもかかわらず、連携施設外に進んだ児童が1人おられた。先ほどの委員長報告のとおりであります。  それを詳しく聞きますと、加配の保育士が必要となり、連携しているその保育園では、加配保育士を確保しない、またできない。そういうために、やむなく公立園へ入園という事例があったそうであります。  これでは、本来の連携施設とは一体何なのか、連携施設がその責任を果たしていないわけであります。木津川市として、連携施設に対する適切な強力な指導を今後行うべきであると思います。このことを併せて指摘し、反対討論といたします。  以上です。 ◯議長(山本 和延) 次に、原案に賛成者の発言を許します。  炭本さん。 ◯13番(炭本 範子) 和みの会の炭本です。  賛成討論を行います。  この条例改正の内容については、大きく3つあります。1つは、家庭的保育事業所で卒園後も家庭的保育所内で受けてもらえる、2つ目は、連携施設が著しく困難な場合は不要である、3つ目が、保護者がひとり親の方が仕事を持つ以外に疾病や疲労、そして精神的・身体的に養育が困難な場合、居宅訪問型保育が受けられることが付け加えられました。  今後、市において、居宅訪問型保育が受けられることは、親御さんにとって心配事が減り、生活できます。  また、これらは、市にとって待機児童解消にもなるので、高く評価します。  よって、賛成討論とします。  以上です。 ◯議長(山本 和延) 以上で、討論を終わります。  議案第64号について、採決を行います。  本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。    (賛成者起立◯議長(山本 和延) 起立多数であります。したがって、議案第64号、木津川市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正については、委員長の報告のとおり可決されました。      ──────────────────────── ◯議長(山本 和延) 日程第7、議案第65号、令和2年度木津川市一般会計補正予算第8号についてを議題といたします。  本案について、委員長の報告を求めます。  炭本さん。    (補正予算特別委員長 炭本 範子君登壇) ◯13番(炭本 範子) 議案第65号、令和2年度木津川市一般会計補正予算第8号についての報告を行います。  委員長の炭本でございます。  12月11日に審査をいたしました。委員の皆様には、大変長時間にわたり審査をしていただきました。全て報告できませんが、主なものをまとめて報告いたします。  移住促進事業補助金620万円について、1、移住に対する補助の概要は、2、府の条例は3月までだが、市として今後の事業の継続や拡大はあるか、3、主体はどこか。答弁は、1、事業費の概要は、受入体制の整備として、受入体制づくり支援最大50万円1件分、お試し住宅の整備、最大180万円1件分、空き家の課題整理、最大10万円3件分、移住者への支援、最大180万円2件分があります。これは、空き家バンク登録物件であることが条件となります。12月の告示後の支援であります。2番目の答弁は、来年度、現行条例を延長予定であり、今後、支援を打ち切ることではなく、対象範囲の拡大の方になると聞いている。移住・定住については、市の重要施策であり、府が終了したとしても継続を検討する必要がある。3番目の答弁、地域が受入体制として準備を行っている。  防犯灯整備事業費1,500万円の減額は。LED化により光熱費が大幅に減額されている理由は。答弁、道路照明灯のLED化が早く進んだ。防犯灯52%、管理課の道路照明が48%の割合である。  質問、避難所用間仕切りテントの合計は何張りか。ハザードマップで浸水想定区域の見直しはどこか。答弁、614張りで、一、二名である。浸水想定区域は、新川、鳴子川、不動川、天神川、萩の谷川である。  質問、地域農業再生事業について、追加要望の品目と対象農家数は。答弁、対象農家は、JA京都やましろの山城支店野菜部会であり、九条ネギ生産者に夏場の品質を安定させるための冷蔵庫1基の購入、補助率は50%である。  質問、市税、固定資産税2億円の増については説明を願う。答弁、540戸増えていることと、償却資産税が増えている。  質問、1つ目、地域密着型サービス等整備助成事業補助金、簡易陰圧装置の設置について、台数と現場の状況は。2つ目、府の制度との時期のずれは。3つ目、事業者へのサポート支援についてはどうか。4、利用の仕方はどうか。答弁、1、2事業所であり、フレンド平城山と木津芳梅園であり、グループホームには9台、特別養護老人ホームには4台である。2番目の答弁、ダクトの整備については、新たなメニュー拡充で、府の要綱改正が7月にあり、市の要綱変更はその後であった。3番目の答弁、市としては関わらない。現地確認はする。4番目の答弁、使用は、感染予防のため、万が一のためである。  次です。障害児通所サービス事業費5,270万円が増額になった原因は、利用自粛ではないですか。答弁、放課後デイサービスについては、臨時休校期間は休校日単位となるため、予算が増加した。
     次、民生児童委員協議会活動費補助金の12万9,000円の増額は、今なぜか。内訳はどうか。答弁、具体的な通知が今の時期になった。委員活動費の補助が5万9,000円から6万200円になった。地域福祉活動促進費が1団体について15万2,500円から18万7,000円になった。4地域の単位である。  質問、ロタウイルスワクチンの増額が何人分の想定か。1か月60人で、3か月180人を想定している。  質問、児童扶養手当97万9,000円の返還金については、説明を。答弁、令和元年度分であり、実績は627人、5,000万円を見込んでいたが、実績がなかった。  質問、東中央線の補正内容は、交付金事業と単独事業のどちらか。答弁、交付金事業分が1,417万5,000円の増額、単独事業費分が200万円の減額で、合計1,217万5,000円の増額となる。  質問、歴史文化基本構想策定事業費104万3,000円の減額は。答弁、測量調査委託費が補助対象外となった。令和3年度に追加調査を実施したい。  質問1、書かない窓口支援システム導入事業2,100万円の債務負担行為の追加についてと市民課の総合窓口機能強化についてを問う。2つ目、市民の待ち時間の短縮と2,100万円の根拠、他の自治体と協調できないか。答弁1では、初の取組であり、転入・転出・転居・死亡の手続を市民課が一括でする。国民健康保険加入等、市民が書かなくてよい。50の申請を組み込める。総合窓口の機能の強化とは、市民の待ち時間の短縮やライフイベントの業務効率化等、総合窓口について検討してきた。2つ目の答弁、転入届、現状が55分かかるが、25分で済む。1日に23件ぐらいの処理で、14時間の短縮ができる。端末費用と構築費用である。国の動向も見ながら進めていく。府との協議はない。  質問、1月からマイナンバーカード交付窓口開設を平日夜間と土曜・日曜のいずれかに開設、会計年度任用職員10名雇用とあるが、説明を。答弁、月1回行っているが、総務大臣から体制の整備の要請があった。1回夜間で、夜間8時までと土曜と日曜日のいずれか1回を開設することとなる。  適応指導教室の移転について、何名なのか、そして高の原小学校への通学はどうするのか。改築後、木津小学校に戻るのか。通級教室の配置変更はとの問いに、15名の登録である。バスに乗って兜台へ行く。高の原小学校で続けます。通級教室には110名、中学校区に1か所設けます。6教室である。  育英資金の交付金の減額はなぜか。当初予算3万円を88名見込んでいた。決定したのは、今年度76名である。  質問、城山台小学校の建築確認申請手数料が104万3,000円増額となっている。設計変更についての説明をしてほしい。城山台小学校増築工事のII期工事の校舎を8メートル伸ばし、5教室から9教室にする。第2体育館の2階に児童クラブとする変更と、児童クラブのところには配膳室を設置する。  討論がありました。  まず、反対討論です。相楽中部消防組合負担金の問題点があります。基本設計・実施設計財源が、一般財源8億5,002万円のうち、ちょっと数字が間違っていますね。ごめん、何か間違っている。この数字、ちょっと後で見させてください。数字については、ちょっと待ってください。用地も提供している。責任が重い。また、3か所での住民説明会の内容で、木津西出張所の再編が市民に伝わっていない。土地・場所の問題については、今後を見通すと、望ましい場所ではない。向陽台地域において事前協議の約束があるが、説明会から外している。よって、認められないが反対討論です。  賛成討論は、新型コロナ禍の中で、事業縮小や実施見合せなどがあり、第3波が到来する中で、市内2介護事業所に簡易陰圧装置の設置をし、高齢者を守ることは重要である。書かない窓口支援システム導入では、府内で最初であり、市民の利便性、市民サービスの向上につながる。相楽中部消防組合負担金は、安全で機能的な場所に移転し、市民の安心と生命・財産を守るために重要である。  賛成多数で可決いたしました。 ◯議長(山本 和延) 委員長、どうされますか。 ◯13番(炭本 範子) 数字をもう一度、相楽中部消防組合負担金の問題点があり、基本設計・実施設計の財源8,502万円のうち約8,400万円を負担します。  以上が、この反対討論の中の最初の部分であります。  以上で、報告を終わります。 ◯議長(山本 和延) 委員長報告に対する質疑を行います。質疑ございませんか。  高岡さん。 ◯11番(高岡 伸行) 今の数字とこなんですけれども、八千云々万円ないし八億云々万円とおっしゃいましたが、どちらが正確に正しいのか、再度、お願いいたします。 ◯議長(山本 和延) 質問内容をもう一度お願いいたします。  よろしいですか。  炭本さん。 ◯13番(炭本 範子) 後で言いました部分です。後で言いましたでしょう、その部分です。 ◯議長(山本 和延) ほかに。  宮嶋さん。 ◯16番(宮嶋 良造) 宮嶋です。  詳細な質疑内容が御報告があって、最後に討論の内容がありました。その討論の内容の主な点に、相楽中部消防組合への分担金という問題が出たんだけれども、質疑の中では、その問題はなかったんですか。質疑は全くなく、突然、討論でそういう議論がされたんですか。その点、御報告いただきたい。 ◯議長(山本 和延) 炭本さん。 ◯13番(炭本 範子) 炭本です。  この項目の中で、いろんな数字が出ています、例えば附属資料も見れば。その中で、資料を出してくださいということがありました。それで出された資料がありまして、そういう討論ですが、皆様には届いていませんか。 ◯議長(山本 和延) 宮嶋さん。 ◯16番(宮嶋 良造) 委員長報告の中身として詳細な質疑内容がされたのに、討論の核心部分である相楽中部消防組合への分担金の質疑があったのかなかったのかということを聞いているわけです。  今、あったということでありますから、当然のこととして、委員長報告の中にその質疑内容の、あれほど詳細なことを言われたわけですからね、その分担金問題があるのであれば、触れられるのが当然ではないかと思うし、その中身をお聞かせいただきたいと言っているわけです。 ◯議長(山本 和延) 炭本さん。 ◯13番(炭本 範子) 質疑内容については、少しお待ちいただけますか。 ◯議長(山本 和延) 時間がかかりますか。 ◯13番(炭本 範子) いえ、ちょっと待ってください。すぐ分かります。  少し休憩していただけますか。 ◯議長(山本 和延) 暫時休憩いたします。    午前10時25分 休憩    午前10時28分 再開 ◯議長(山本 和延) 再開します。  炭本さん。 ◯13番(炭本 範子) 炭本です。  反対討論の前に質疑があったことは、まずこの用地としてふさわしいかどうかというところがありました。それには、浸水がないとか、高台であるとか、交通が便利であるとかという答弁もありました。そして、また説明会の状況についての質問があり、高の原では21名、相楽台では5名、木津川台では22名ということでありまして、12月には城山台でするというようなことでありました。  以上です。 ◯議長(山本 和延) ほかに。    (「なし」と言う者あり) ◯議長(山本 和延) 質疑がなければ、委員長報告に対する質疑を終わります。  討論を行います。  討論があります。まず、原案に反対者の発言を許します。  山本しのぶさん。 ◯7番(山本 しのぶ) 7番議員、山本です。  議案第65号、令和2年度木津川市一般会計補正予算第8号について、反対の立場から討論いたします。  この予算には、市民の暮らしを守るために、新型コロナウイルス感染症関連予算が追加計上されました。その点につきましては、評価しています。  しかし、新消防庁舎設計の分担金追加については、新消防庁舎が危険な浸水想定区域から、その三方を土砂災害特別警戒区域に囲まれた危険な高台に移転することになった等、多くの点に疑問があり、反対いたします。  先月・今月の3日間に、高の原小学校、相楽台小学校、木津川台小学校、城山台小学校の4校で新消防庁舎建設について説明会が行われました。しかし、説明会参加者は非常に少なく、対象世帯の1%でした。対象地域の約99%の市民が、まだ新消防庁舎が城山台九丁目の急傾斜地に建設されることや、木津西出張所が廃止されることを知りません。  また、兜台・相楽台にお住まいの市民の方から、市の説明責任を問う連絡がありました。その内容について、お話しさせていただきます。  その1、いつ、どこで、誰が、新消防庁舎の移転先と統廃合を決めたのかが全く分からない。  その2、近隣他市では、救命率向上のために8分で消防車が到着、5分で救急車が到着することを目指している。本市が新消防庁舎から全国平均の8.6分の到着時間を目指していることに納得ができない。  その3、新庁舎の建設場所の安全性に疑問がある。  その4、建設に多額の追加費用の増加があるのではないかといった内容の問合せでした。  そこで、市民の皆さんが分かるように、新庁舎建設の決定過程について要約させていただきます。  11月13日に行われた第2回相楽中部消防組合議会にて、新庁舎建設の設計業務委託として2億6,800万円の予算計上が賛成多数で可決されました。  その際、令和7年に新消防庁舎が完成すれば、木津西出張所を廃止するとの報告がありました。  新庁舎の予算計上を決定した相楽中部消防組合議会の管理者は木津川市長、副管理者は、笠置・和束の町長と南山城村の村長です。組合議会議員は、木津川市議会議員が8名と東部3町村の6名の議員によって構成されています。新庁舎に係る分担金については、その9割以上を木津川市が負担いたします。  次に、2つ目の8分消防、5分救急についてお話しいたします。ドリンカーの救命曲線によれば、呼吸停止から4分で蘇生のチャンスは半分に、心肺蘇生が行わなければ、10分で蘇生のチャンスはゼロ%になります。そこで、京都市や宇治市では、救急隊の数を増やし、救急体制の強化を図っています。しかし、今回の説明会では、現場に早く到着するために救急隊を増加するという説明は行われませんでした。  次に、3つ目の移転先の安全性について、12月17日、酒井議員の一般質問にて、副市長より、この土地は大変安く購入できたとの答弁がありました。しかし、その安さには、もちろん理由があります。京都府マルチハザード情報で確認すると、城山台九丁目の予定地は、土砂災害特別警戒区域の間にあります。急傾斜地ですから、地滑り防止工事の必要があると説明資料にもあります。  最後に、4つ目の追加費用の増加についてです。建設地と隣接する木津東バイパス事業では、事業評価監視委員会の平成27年11月の資料に、詳細設計に必要な地盤調査を実施した結果、想定困難な事象が生じたことにより、全事業費10億円に対してプラス約19億円の事業費増となったとの説明がありました。これから地盤調査を行った後で基礎工事に数億円単位での費用の増加が起こり得ると思われます。  11月13日に行われた組合議会の報告には、国からの予算、緊急防災・減災事業債の期限が近いため、急いで設計予算を計上することになったとの経緯説明がありました。けれども、今月、国のこの事業債は延長が決まりました。  今なすべきことは、予定地の地盤調査と候補地の再検討並びに市民への十分な説明です。設計費用については、今後の予算に計上すべきと考え、議案第65号、令和2年度木津川市一般会計補正予算第8号についての認定に対する反対の討論といたします。  木津川市民の命と財産を守るために、新消防庁舎の建設の再検討を求めるとともに、議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。 ◯議長(山本 和延) 次に、原案に賛成者の発言を許します。  谷口さん。 ◯3番(谷口 雄一) れいわの会、谷口雄一です。  議案第65号、令和2年度木津川市一般会計補正予算第8号について、賛成の立場から討論を行います。  現在、新型コロナ感染者数は、まさに第3波の到来となっており、全国の感染者数も過去最多が日々更新される状況となっております。  そのような中、市内2つの介護事業所に簡易陰圧装置を設置する事業は、リスクが高いとされる高齢者の感染防止や感染拡大から守るための対策として大変重要であると考えます。  書かない窓口支援システムの導入については、市民サービスの向上と感染症対策として、府内では最初の導入となります。市民にとっては、待ち時間の短縮を含め利便性の向上につながるとともに、行政においては、業務効率化による人件費削減効果など、市民課の総合窓口機能強化が図られるものと、大いに期待をいたします。  また、加茂町瓶原地区が京都府より移住促進特別区域の指定を受けました。地元の取組と次世代への思いが、移住者受入体制整備や住宅整備への支援を行う補助金制度につながる成果となり、空き家対策として市のモデル事例となり得る事業であります。  さらに、相楽中部消防組合への負担金として新消防庁舎建設に係る基本実施設計業務に伴う分担金が計上されております。現庁舎は、昭和49年に建設され、建屋自体の老朽化と木津川沿いの浸水区域に立地しており、十分な地盤調査と対策を講じた上で安全かつより機能的な場所への新設を推進することが、市民の生命と財産を守るために、まさに最重要であると考えております。  以上の理由から、原案のとおり賛成するものであります。議員各位の御賛同をお願いいたします。 ◯議長(山本 和延) 次に、原案に反対者の発言を許します。  酒井さん。 ◯6番(酒井 弘一) 日本共産党木津川市議員団の酒井弘一です。議員団を代表して、一般会計補正予算第8号に反対の討論を行います。  お二人から反対・賛成の討論がそれぞれありました。本補正予算は、主要には、木津川市のコロナ対応、また1年間のこの間の事業の進捗状況を反映して、必要な減額や増額を行う、そのような内容となっています。  しかし、お二人からあったように、最大の論点になっておりますのは、相楽中部消防本部の城山台九丁目への移転に係る基本設計と詳細設計の分担金8,397万5,000円であります。  反対の理由を述べます。大きく4つあります。  1つは、木津西並びに山城出張所の廃止を決定しています。これについては、当然ながら関係地域住民から不安と強い反対の声が上がっています。先ほど原案賛成の討論がありましたけれども、討論者のお住まいの地域の方々が、この問題をどう捉えておられるか、討論者は聞いておられるんでしょうか。その地域の一番遠いところは、消防署の試算でも3分以上、救急車は到着が遅れるというふうに発表しています。そういう中で、木津西出張所の廃止に対する賛成の声が、その地域でどれほど出ているんでしょうか。  2つ目です。ヘリポートや防災センターの機能が予定されていません。今後、数十年後の木津川市と相楽郡の消防や救急体制を見通したものとは言えません。今考えられる最善の消防本部につくり上げるべきであります。  3つ目です。今の問題は、間口が狭く全体に急傾斜地で、盛土をして用地を造成しなければならない、その用地の大半を造成しなければならないという現地の問題に原因があります。消防庁舎の建設場所として望ましい、ふさわしい場所と言えません。経費も、先ほどもありましたが、どこまで膨らむか想像できません。自治体行政は幾ら金をかけてもいいんだという、そういう行政の質ではないと思います。また、工事中並びに完成後に小川下流の地域の農業などに悪影響を及ぼすことが懸念され、既に心配の声も上がっています。  そもそも、消防本部の移転、また機能の拡張には、誰も反対していません。しかし、だから何でもいい、どこでもいい、そういう性質のものではありません。現相楽中部消防職員132名、木津川市の消防団員総勢691人、彼らが本当に歓迎する、心から歓迎する、そういう新しい消防庁舎をつくり上げるべきであります。現在は、そうは言えないと思います。このような場所しか提供できなかった、また提供しなかった木津川市は、相楽中部消防本部に対して本当に誠実に応えたとは言えないと思います。  4つ目です。最後に、4地域で説明会が開催されました。しかし、そのうち、さきの3か所では案内が極めて不十分で、その結果、出席もごく僅かであったことは、先ほどのとおりであります。さらに、説明すべき対象の地域の多くが、説明会から除かれています。また、決定後に市民に理解を求める、こういう説明のやり方は、木津川市総合計画で一番に上げている市民との協働、このことに反しているものであります。  以上、反対の理由を述べました。討論を終わります。 ◯議長(山本 和延) 以上で、討論を終わります。  議案第65号について、採決を行います。  本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。    (賛成者起立
    ◯議長(山本 和延) 起立多数であります。したがって、議案第65号、令和2年度木津川市一般会計補正予算第8号については、委員長の報告のとおり可決されました。      ──────────────────────── ◯議長(山本 和延) ただいまより、11時まで休憩します。    午前10時45分 休憩    午前11時00分 再開 ◯議長(山本 和延) ただいま11時、休憩前に引き続き会議を開きます。  日程第8、議案第66号、令和2年度木津川市国民健康保険特別会計補正予算第3号についてを議題といたします。  本案について、委員長の報告を求めます。  長岡さん。    (厚生常任委員長 長岡 一夫君登壇) ◯5番(長岡 一夫) 委員長の長岡です。  議案第66号、令和2年度木津川市国民健康保険特別会計補正予算第3号について、報告いたします。  質疑がありました。  国民健康保険税1,420万円の減額の件数はとの問いに、129件と今後60件の申請を見込んで補正額となっておりますとの答弁でした。  繰出金3,741万9,000円の詳細は、そして不用額とのことであるが、人間ドックの受診者が減少したことによるものなのか、また人間ドックの受診者数はとの問いに、令和元年度分の一般会計繰入れを決算の確定によって精算、返還するものです。内訳は、総務費として約1,500万円、出産育児一時金分として約940万円、保健事業費として約1,200万円である。人間ドックの受診者は、令和元年度は1,725人と、前年度より多少伸びておりますが、新型コロナウイルス感染の拡大により、令和2年度3月に予約されていた方の受診控えにより生じた精算も含まれているとの答弁でした。  人間ドックについては、申込みをされた全ての方が受診できたのかとの問いに、申込みをされた全ての方に受診していただきましたとの答弁でした。  討論はなく、全員賛成で可決されました。  以上で、報告を終わります。 ◯議長(山本 和延) 委員長報告に対する質疑を行います。質疑ございませんか。    (「なし」と言う者あり) ◯議長(山本 和延) 質疑がなければ、委員長報告に対する質疑を終わります。  討論を行います。    (「なし」と言う者あり) ◯議長(山本 和延) なければ、討論を終わります。  議案第66号について、採決を行います。  本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。    (賛成者起立◯議長(山本 和延) 起立全員であります。したがって、議案第66号、令和2年度木津川市国民健康保険特別会計補正予算第3号については、委員長の報告のとおり可決されました。      ──────────────────────── ◯議長(山本 和延) 日程第9、議案第67号、令和2年度木津川市後期高齢者医療特別会計補正予算第1号についてを議題といたします。  本案について、委員長の報告を求めます。  長岡さん。    (厚生常任委員長 長岡 一夫君登壇) ◯5番(長岡 一夫) 議案第67号について、報告させていただきます。  令和2年度木津川市後期高齢者医療特別会計補正予算第1号について、報告いたします。  質疑がありました。  健康診査事業費特別対策補助金返還金の87万8,000円は、広報のチラシにあった令和3年2月23日に実施の「街ピカ☆ウオーキング」と関係しているのかとの問いに、健康診査事業費特別対策補助金返還金は、人間ドック等の健診事業確定に従い、京都府後期高齢者医療広域連合から受けた補助金の精算金を返還するもので、ウオーキング事業とは関係ございませんとの答弁でした。  他会計繰出金の一般会計繰出金の詳細はとの問いに、予算ベースで繰り入れ、決算を基に精算し、一般会計に返還しているもので、内訳は、事務費264万円、基金安定繰出金ゼロ円、健康事業費557万円となっているとの答弁でした。  討論はなく、全員賛成で可決されました。  以上で、報告を終わります。 ◯議長(山本 和延) 委員長報告に対する質疑を行います。質疑ございませんか。    (「なし」と言う者あり) ◯議長(山本 和延) 質疑がなければ、委員長報告に対する質疑を終わります。  討論を行います。    (「なし」と言う者あり) ◯議長(山本 和延) なければ、討論を終わります。  議案第67号について、採決を行います。  本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。    (賛成者起立◯議長(山本 和延) 起立全員であります。したがって、議案第67号、令和2年度木津川市後期高齢者医療特別会計補正予算第1号については、委員長の報告のとおり可決されました。      ──────────────────────── ◯議長(山本 和延) 日程第10、議案第68号、令和2年度木津川市介護保険特別会計補正予算第2号についてを議題といたします。  本案について、委員長の報告を求めます。  長岡さん。    (厚生常任委員長 長岡 一夫君登壇) ◯5番(長岡 一夫) 委員長の長岡です。  それでは、報告させていただきます。議案第68号、令和2年度木津川市介護保険特別会計補正予算第2号について、報告いたします。  質疑がありました。たくさんの質疑がありましたので、主な点について報告させていただきます。  介護保険保険者努力支援交付金が新たに追加されたが、本交付金はどのような利用ができるのかとの問いに、保険者努力支援交付金は年度途中から新設されました。本交付金は、これまでの保険者機能強化推進交付金と評価項目は同じだが、特に介護予防と健康づくり事業の取組において評価され交付されるものですとの答弁でした。  今後、支援努力として、介護予防・健康づくりの取組として、何か原課として、行政として案があるのかとの問いに、介護予防・健康づくりに対する取組として、地域支援事業のうち在宅医療・介護連携推進事業、生活支援体制整備事業の充足、また認知症支援事業の中で生かしていきたいとの答弁でした。  保険者努力支援金だが、これは各自治体の取組をどう評価されたかの指標に関わると思われる。府内の他の自治体と比較して、しっかり確保できたのか。どのように評価しているのかとの問いに、交付決定された内容の評価ですが、努力支援交付金の順位については、府内で15位、機能強化と併せて15位となっているとの答弁でした。  次年度については、その辺りの事業について充実、底上げがなされるものと思っているが、方向性は持っているのかとの問いに、認知症については、広く啓発していくため、目で見て認知症の症状が分かるようなDVD作成を検討しており、来年度については、中身について充実を図っていくとの答弁でした。  以上で、討論はなく、全員賛成で可決されました。  以上で、報告を終わります。 ◯議長(山本 和延) 委員長報告に対する質疑を行います。質疑ございませんか。    (「なし」と言う者あり) ◯議長(山本 和延) 質疑がなければ、委員長報告に対する質疑を終わります。  討論を行います。    (「なし」と言う者あり) ◯議長(山本 和延) なければ、討論を終わります。  議案第68号について、採決を行います。  本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。    (賛成者起立◯議長(山本 和延) 起立全員であります。したがって、議案第68号、令和2年度木津川市介護保険特別会計補正予算第2号については、委員長の報告のとおり可決されました。      ──────────────────────── ◯議長(山本 和延) 日程第11、議案第69号、令和2年度旧当尾村財産区特別会計補正予算第1号についてと日程第12、議案第70号、令和2年度旧木津町準財産区特別会計補正予算第1号についてまでの議案2件を一括議題といたします。  議案2件について、委員長の報告を求めます。  高岡さん。    (総務文教常任委員長 高岡 伸行君登壇) ◯11番(高岡 伸行) 議案第69号と議案第70号の一括の報告をさせていただきます。  議案第69号、令和2年度旧当尾村財産区特別会計補正予算第1号について、議案第70号、令和2年度旧木津町準財産区特別会計補正予算第1号についてであります。  議案第69号につきましては、質疑・討論なく、原案どおり全員賛成で可決されましたが、議案第70号につきましては、質疑がございました。  まず、議案第70号、第5条のところで、地元組織財産処理委員会がございます。この委員会と当初予算、補正予算との関わりはという質問に対しまして、城山台地域にあります財産区財産に準ずる財産・土地の売払いについては、6の管理委員会、旧木津村・梅谷村・市坂村・鹿背山村の4か村共有名義の土地売払いも今回行っている。役員の方で委員会を行い、支払いを決定し、収入を得ているという答弁です。  また、土地売払収入の約3,550万円、件数及び売却単価はという質問に対しまして、答弁で、全部で6件です。単価は、立地条件にもよりますが、一番高くて、1平方メートル当たり約12万円、一番安くて、1平方メートル当たり約7万円です。  次の質疑で、全部で6件、城山台で14筆だが、何筆売れたのか。答弁で、城山台小学校の駐車場にすべく、教育委員会からの要望もあって、1筆は見送ったので、13筆売却。  残り1筆の面積はという質問に、567.66平方メートル。  議案第70号につきましても、討論なく、全員賛成で原案どおり可決であります。  以上で、報告を終わります。 ◯議長(山本 和延) 委員長報告に対する質疑を行います。2件一括して行います。質疑ございませんか。    (「なし」と言う者あり) ◯議長(山本 和延) 質疑がなければ、委員長報告に対する質疑を終わります。  各議案ごとに討論・採決を行います。  まず、議案第69号、令和2年度旧当尾村財産区特別会計補正予算第1号について、討論を行います。    (「なし」と言う者あり) ◯議長(山本 和延) なければ、討論を終わります。  議案第69号について、採決を行います。  本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。    (賛成者起立◯議長(山本 和延) 起立全員であります。したがって、議案第69号、令和2年度旧当尾村財産区特別会計補正予算第1号については、委員長の報告のとおり可決されました。  次に、議案第70号、令和2年度旧木津町準財産区特別会計補正予算第1号について、討論を行います。
       (「なし」と言う者あり) ◯議長(山本 和延) なければ、討論を終わります。  議案第70号について、採決を行います。  本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。    (賛成者起立◯議長(山本 和延) 起立全員であります。したがって、議案第70号、令和2年度旧木津町準財産区特別会計補正予算第1号については、委員長の報告のとおり可決されました。      ──────────────────────── ◯議長(山本 和延) 日程第13、議案第71号、令和2年度木津川市公共下水道事業会計補正予算第1号についてを議題といたします。  本案について、委員長の報告を求めます。  倉さん。    (産業建設常任委員長 倉 克伊君登壇) ◯19番(倉 克伊) 産業建設常任委員会委員長の倉でございます。  12月10日、本会議で当委員会に付託されました議案2件につき審査をいたしました。  それでは、議案第71号、令和2年度木津川市公共下水道事業会計補正予算第1号についての審査の報告をいたします。  質疑がありましたので、要約して報告をいたします。  部長の人件費を下水道で見ることの説明をお願いする。料金審議会で値上げの方向を示されているが、その内容は。未接続への対応が先ではないかという質疑に対しまして、職員数に変動はないが、部長が下水道課長を兼務するためである。審議会で経営改善の一つとして、料金値上げを説明した。接続率向上に向けては、今後とも継続して取り組んでいく。  次に、まず経営改善に取り組むべきでは。公営企業化の成果はという質問に対しまして、審議会で経営改善の取組も説明し、料金改定の必要性も理解していただいた。老朽化資産対策として、ストックマネジメント計画を策定し、投資の平準化に取り組んでいる。下水道経営の透明化や投資した資産の減価償却の計上により財政状況を見通せるなど、成果はあるという答弁であります。  討論なく、全員賛成で可決いたしました。  以上です。 ◯議長(山本 和延) 委員長報告に対する質疑を行います。質疑ございませんか。    (「なし」と言う者あり) ◯議長(山本 和延) 質疑がなければ、委員長報告に対する質疑を終わります。  討論を行います。    (「なし」と言う者あり) ◯議長(山本 和延) なければ、討論を終わります。  議案第71号について、採決を行います。  本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。    (賛成者起立◯議長(山本 和延) 起立全員であります。したがって、議案第71号、令和2年度木津川市公共下水道事業会計補正予算第1号については、委員長の報告のとおり可決されました。      ──────────────────────── ◯議長(山本 和延) 日程第14、議案第72号、令和2年度木津川市水道事業会計補正予算第1号についてを議題といたします。  本案について、委員長の報告を求めます。  倉さん。    (産業建設常任委員長 倉 克伊君登壇) ◯19番(倉 克伊) それでは、議案第72号、令和2年度木津川市水道事業会計補正予算第1号についての審査の報告をいたします。  質疑がありました。  使用料収入の状況は。新型コロナの影響で春先は収入が伸びたが、梅雨時期に減少、8月の猛暑の影響で伸びたが、今年の冬は寒さから減少と予想している。年間トータルでは、当初予算より少し多くなる程度と見込んでいる。  公用車購入費の減額が入札差金より少ないのではないかという質問に対しまして、公用車購入に伴い手数料が必要なため、入札差金と補正額に差があるという答弁であります。  討論なく、全員賛成で可決いたしました。  以上です。 ◯議長(山本 和延) 委員長報告に対する質疑を行います。質疑ございませんか。    (「なし」と言う者あり) ◯議長(山本 和延) 質疑がなければ、委員長報告に対する質疑を終わります。  討論を行います。    (「なし」と言う者あり) ◯議長(山本 和延) なければ、討論を終わります。  議案第72号について、採決を行います。  本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。    (賛成者起立◯議長(山本 和延) 起立全員であります。したがって、議案第72号、令和2年度木津川市水道事業会計補正予算第1号については、委員長の報告のとおり可決されました。      ──────────────────────── ◯議長(山本 和延) 日程第15、議案第73号、京都府市町村職員退職手当組合を組織する地方公共団体の数の増加及び京都府市町村職員退職手当組合規約の変更についてを議題といたします。  本案について、委員長の報告を求めます。  高岡さん。    (総務文教常任委員長 高岡 伸行君登壇) ◯11番(高岡 伸行) 議案第73号、京都府市町村職員退職手当組合を組織する地方公共団体の数の増加及び京都府市町村職員退職手当組合規約の変更についてであります。  質疑・討論なく、全員賛成で原案のとおり可決されました。  以上で、報告を終わります。 ◯議長(山本 和延) 委員長報告に対する質疑を行います。質疑ございませんか。    (「なし」と言う者あり) ◯議長(山本 和延) 質疑がなければ、委員長報告に対する質疑を終わります。  討論を行います。    (「なし」と言う者あり) ◯議長(山本 和延) なければ、討論を終わります。  議案第73号について、採決を行います。  本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。    (賛成者起立◯議長(山本 和延) 起立全員であります。したがって、議案第73号、京都府市町村職員退職手当組合を組織する地方公共団体の数の増加及び京都府市町村職員退職手当組合規約の変更については、委員長の報告のとおり可決されました。      ──────────────────────── ◯議長(山本 和延) 日程第16、議案第74号、令和2年度木津川市一般会計補正予算第9号についてを議題といたします。  本案について、委員長の報告を求めます。  炭本さん。    (補正予算特別委員長 炭本 範子君登壇) ◯13番(炭本 範子) 議案第74号、令和2年度木津川市一般会計補正予算第9号についての報告を行います。  委員長の炭本です。  12月18日に審査をいたしました。  補正額1億9,143万8,000円はどう検討したかとの問いに、年末年始で困る人を支援したい。コロナ禍の中で、備品等急ぐ物品を予算化した。  庁舎管理事業費の除菌コーティング吹きつけの効果はどうか。空気除菌装置の部屋はどこか。答弁は、効果は3年間と見る。本庁舎のオープンスペース、カウンターやトイレ。除菌装置は本庁舎のみ。設置する場所は、空気の閉鎖された場所である。  質問、ひとり親世帯の支援で特別給付金を再支給するが、世帯数は。答弁、母子家庭は558世帯、父子家庭は23世帯である。  質問、保育所のエアコンの修繕は、空気除菌を高めるか、コロナとの関係はどうか。滅菌庫の購入についてはどうか。答弁は、室内環境の保持の観点から、空気清浄機は除菌機能を高めると考えている。除菌庫は、公立各園に1台である。  質問、補正額700万円の妊婦特別給付金の対象者はどうなのか。答弁、転入された妊婦にも拡大します。出産予定が4月28日から3月31日までの方で出産された方です。  質問、コロナ融資対象事業者支援金5,120万円の増について、融資制度とは、10万円の根拠は金利負担を勘案したのか。答弁、府の中小企業融資制度、奈良県の中小企業融資制度、日本政策金融公庫融資制度、商工組合の融資制度、4つの金庫から借りられる。10万円の根拠は、応援給付金や支援給付金や先進地事例を参考にした。対象者は、398者の3割の増となっています。3月12日までが申請期間であります。  質問、観光誘客確保維持支援金500万円についての説明を。バス事業者のいつ時点でのことか。地域公共交通バス事業者1者、路線当たり1路線に10万円、タクシー事業者には3者、タクシー1台当たり5万円の支給とする。令和3年1月1日時点においての事業者の状況である。  質問、オンライン学習に必要なカメラやヘッドセット262セット分は全てそろったのか。1学級に特別学級も含め1セットそろう。耐用年数は5年から7年であり、財源は今回は一般財源である。  準要保護臨時特別援助費についての内訳を。児童1人当たり5万円で630人、生徒1人当たり5万円で323人である。  年内にできる給付金はどれかという問いに、ひとり親世帯臨時特別給付金、児童扶養手当受給世帯臨時給付金、小・中準要保護児童臨時特別援助費は年内にできるということでありました。  討論はなく、全員賛成で可決いたしました。  以上です。 ◯議長(山本 和延) 委員長報告に対する質疑を行います。質疑ございませんか。    (「なし」と言う者あり) ◯議長(山本 和延) 質疑がなければ、委員長報告に対する質疑を終わります。  討論を行います。    (「なし」と言う者あり) ◯議長(山本 和延) なければ、討論を終わります。  議案第74号について、採決を行います。  本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。    (賛成者起立◯議長(山本 和延) 起立全員であります。したがって、議案第74号、令和2年度木津川市一般会計補正予算第9号については、委員長の報告のとおり可決されました。      ──────────────────────── ◯議長(山本 和延) 日程第17、請願受理番号2-4、木津川市の子どもたちのためにゆきとどいた教育条件と子育て環境を求める請願を議題といたします。
     本請願について、委員長の報告を求めます。  高岡さん。    (総務文教常任委員長 高岡 伸行君登壇) ◯11番(高岡 伸行) 請願受理番号2-4、木津川市の子どもたちのためにゆきとどいた教育条件と子育て環境を求める請願書、署名の方が2,839名というところです。  まず、初めに請願内容の説明を求めました。長時間に及んでおりましたので、丁寧な説明を報告させていただきたく思います。少々お時間を頂きますことを御承知おき、お願い申し上げます。  今、学校には、新しい生活様式で3密を避けることが求められている。30人以上の子供が1つの教室に入ると、どうしても身体的距離が近くなる。基礎疾患のある子には、教室で安心して過ごせる距離が必要である。少人数学級を求める声は、かつてないほど広がり、国においても文科省において、来年度の概算要求に盛り込んだ。少人数学級の実現を求める意見書が534の地方議会で採択されている。ぜひ、国の責任で実現できるよう、木津川市議会からも声を上げてほしい。  2項目めの請願です。8月に魚取りのイベントを開催したと、国交省の河川レンジャーでもある方が、見る見る気温が上がり、数分後には50度近くになった。真夏の体育館の中は耐え難いことは想像できる。このような中で、子供を運動させるのは、健康、安全な措置だと言えるのか。避難所でもある体育館で、高齢者を含む被災者等の命と安全を守ることはできないのではないか。防災面からも、体育館のエアコン設置は待ったなしである。  3項目めです。コロナ禍の影響で経済活動が停滞し、収入が減った。経済的にも苦しくなったとき、家計で切り詰め、見直すのは、食費です。木津川市内の給食費は、小学校が3,900円、中学校4,300円、学校給食は楽しみの一つであり、コロナ禍の下、保護者の経済的負担を軽減するため、学校給食費の補助をお願いいたします。  その後、請願者に質疑を行いました。  まず、20人学級にすれば、教員の人数が倍以上必要になる。教員が足りないのでは。オンライン授業と対面授業を取り入れることも必要ではないですかとの質問に対しまして、答弁が、確かに教員は足りない。今から20人学級を目指して計画を持って、段階的に行う必要がある。  文科省は、2年後に30人以下の学級を目指しているがという質問に対しまして、世界から見ても、日本は教育への予算が少な過ぎる。教員は、正規の定数を満たしていない。オンライン授業に対応できる家庭ばかりではないし、また学校もオンライン授業ができる設備がない。その場しのぎの対症療法をするのは、よくないと思う。抜本的に変えていくことが大切で、地方議会からも、このような請願を採択していくことが大切である。  次に、委員間での自由討議の申出があり、各委員の考え方等、議論していただきました。  まず、内容です。直近では、今年度の末には全員にタブレットを配布予定、オンライン授業が始まる。中長期的には、国で取り組んでいただいています、まず30人学級へ、そしてその後、20人を目指すという内容です。体育館にエアコン設置については、必要だと考えている。3項目めの給食費の補助に関しては、生活保護、就学支援の方々には、小学校で約12%、中学校で約14%の免除であるという状況であります。ひとり親等への支援金は、コロナ対策で生活にお困りの方には、5月に1世帯当たり5万円、2人目として3万円、また国の給付もありました。準要保護世帯への施策もあり、本当にお困りの方へサポートすべきという御意見です。  また、身体的距離を大人は2メートル、子供たちは1メートルでいいのか。最終的に20人学級を目指し、教員が足りない。だから、国へ教員定数の改善を働きかけ、求めてくださいという請願です。反対する必要がないと考えております。後押しするのかどうかとの話だという御意見です。  全校の体育館にエアコン設置へ向けた計画を立てることが大切、そういう時期に来ているという御意見です。  将来、社会教育に必要になる。今からでも計画を立てていくべきと言える、そういう議会が大切であるという御意見がございました。  給食費の補助は、全額と言っていない。一部でもお願いしたいという御意見です。  自由討議の終了後、討論を行い、まず反対討論をしていただきました。  少人数学級の対策は必要。前回の請願でもありましたが、全国の市町村からも要望が出されており、教育再生実行委員会にて議論がされている。国の大臣がICT活用、少人数学級は車の車輪として取り組みたいと表明しており、国に委ねるべきではという御意見です。  2項目め、体育館のエアコンにつきましては、昨今の気候変動の中、取り組むべきと考えております。  3項目め、給食費は一律に補助するのではなくて、本当に困っておられる御家庭に支援すべきであるという討論でした。  次に、賛成の討論がございまして、1項目め、国が取り組んでいるのでよいというのではなく、なぜ後押しできないのか。木津川市議会として取り組んでいることを伝えることが大切で、反対する理由が全くないという御意見です。  2項目め、暑いときでも社会教育でも安全に使えるために計画を立てるべきで、議会として採択すべきという御意見です。  3項目め、学校が休みになったために給食が食べられなかった。体重が減ってしまったことがある。これは隠れた貧困ではないか。給食費の補助は必要という御意見でした。  反対討論が再びございまして、1項目めとしては、国で30人学級に向けて進めている。  2項目め、体育館のエアコンについては、普通教室へのエアコン、全教室ですが、設置しており、市民の方の税金でありまして、何が大切かを考えると、1台約5,000万円のエアコンは7億円ないしは8億円必要になってくる。計画的に進めていくべきで、そのような大きな金額になる体育館へのエアコン設備を自分の任期中、3年ないしは4年後に議員でいるのか分からない状況の中、将来への無責任な請願、負担が残るような請願は、財源の裏づけができず、採択できないという討論でした。  本請願は、3つの項目が出されておりまして、動議が出され、各項目ごとの採決にすることに決定いたしました。  まず、1項目めです。これにつきましては、挙手少数であり、不採択になりました。  2項目めです。挙手多数であり、採択になりました。  3項目めです。挙手少数であり、不採択です。  したがいまして、請願受理番号2-4、木津川市の子どもたちのためにゆきとどいた教育条件と子育て環境を求める請願につきましては、一部採択になりました。  以上で、報告を終わらせていただきます。 ◯議長(山本 和延) 委員長報告に対する質疑を行います。質疑ございませんか。  西山さん。 ◯15番(西山 幸千子) すみません、委員なので、質疑というよりも、ちょっと訂正をされたほうがいいんじゃないかなと思う部分があります。  賛成討論の中で、「車の両輪として」ということでお話しされたと思うんです。ちょっと委員長の報告が「車輪」とおっしゃったような気がするので、それは「車の両輪として」とおっしゃったと思いますので、訂正されたほうがいいかと。 ◯議長(山本 和延) 高岡さん。 ◯11番(高岡 伸行) 今、西山議員のほうから御指摘がございました討論のところは、反対討論ですね。そこのところは、賛成討論ではなく反対討論として、私、「少人数学級は車の両輪として取り組むべきだ」というように表明されているというところで、訂正させていただきます。  以上です。 ◯議長(山本 和延) ほかに。    (「なし」と言う者あり) ◯議長(山本 和延) 質疑がなければ、委員長報告に対する質疑を終わります。  討論を行います。  討論があります。まず、原案に賛成者の発言を許します。  山本しのぶさん。 ◯7番(山本 しのぶ) 請願受理番号2-4、木津川市の子どもたちのためにゆきとどいた教育条件と子育て環境を求める請願書について、賛成の立場から討論いたします。  まず、1つ目、小・中全ての学年で20人程度の学級編制が可能になり得る教員定数の改善を国に対して求めてほしいという要求について、今年5月に文科省は、新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアルとして「学校の新しい生活様式」を発表しました。  その中で、身体距離については、できるだけ2メートル程度、あるいは最低1メートルの距離を空けるとの基準を示しました。けれども、WHO(世界保健機構)の基準では、学校では、机と机の間の間隔を最低1メートル空けることになっています。先進国と言われる日本でありますが、このWHOの基準を満たすことができないために、児童・生徒の頭と頭の間が1メートル離れていればよいことにしています。請願陳述をされた養護講師の先生が説明されたように、感染症の子供1人いれば、近くの子供から感染していくことは、インフルエンザで実証済みです。  7年前のことですが、小学校でノロウイルス感染症が流行しました。そのとき、私は子供の付添いで教室におりましたが、1人の児童が机に嘔吐し、その担当の先生がその子の世話をしていると、また別の児童が机の上に嘔吐、次々と児童が嘔吐したために、ほかの児童は別教室に移動させ、担任の先生がビニール手袋をして床や机の上、手洗い場を塩素で消毒するといった大変な状況でした。  今回の新型コロナウイルス感染症は、たまたま子供には強い症状が出ていませんが、基礎疾患のある子供にとっては脅威です。  また、市の新型インフルエンザ感染対策行動計画には、およそ10年から40年の周期で、これまでのウイルスと大きく異なるウイルスが出現することで、世界的な大流行、パンデミックになることが懸念されています。10年後に、子供にとって脅威となる感染症が蔓延する可能性もあります。今すぐに20人学級を実現することは困難ですが、10年後の実現を目指して、20人学級が可能となるように、今から教員定数の計画的な改善を国に求めるべきと考えます。  2点目について、体育館にエアコンを設置することは、熱中症から子供の命を守るためにも、災害時に体育館に避難することになる避難者の命を守るためにも、必要不可欠と考えます。避難所対策であれば、国の緊急防災・減災事業債も充当できます。  最後に、3点目の給食費の補助につきまして、コロナ禍で所得が減っている家庭が増えています。家計を切り詰めるために食費を減らさざるを得ない家庭があります。木津川市でも、3か月の休校の後、登校した子供の中で、4キロも体重が減っている子供がいます。木津川市の未来を担う子供たちに給食でしっかりと栄養をつけてもらうためにも、みんなで食べる給食が学校生活の中で楽しみの時間となる献立実現のためにも、また、コロナ禍の中、保護者の経済的負担を軽減するためにも、給食費の補助をすべきと考えます。  未来ある木津川市の子供たちの笑顔のために、議員各位の賛同をお願いして、賛成討論といたします。 ◯議長(山本 和延) 次に、原案に反対者の発言を許します。  玉川さん。 ◯1番(玉川 実二) 皆さん、こんにちは。玉川でございます。  請願受理番号2-4、木津川市の子どもたちのためにゆきとどいた教育条件と子育て環境を求める請願の1)から3)の3つの内容について、個々に討論をさせていただきます。  まず、1)の「国に対して、小中すべての学年で20人程度の学級編制が可能になるような教員定数の改善を求める」については、学級の上限人数を定める義務教育標準法の改正案を、来年、2021年の通常国会に提出され、2025年度までに全ての公立小学校の全学年で35人学級が実現する見通しであり、意義ある一歩として評価できるものと考えます。  今後は、中学校の35人学級の実現を早急に対応すること、そしてさらなる少人数学級編制のためには、来年度以降の効果を示した上で、さらに法を進める必要があると考えます。  来年度より5年間で実施される小学校35人学級では、教員の基礎定数が約1万4,000人増えるとされております。  一方で、一昨年、2018年度の小学校教員採用試験の競争率は、全国で2.8倍と、過去最低でありました。質・量ともに課題山積の人的リソースをどのように解消するのか。残念ながら、教員の不祥事は、ほぼ連日報道されており、後が絶えません。  また、今回のコロナ禍では、学校におけるデジタル化の遅れが露呈しました。少人数学級は、学習面を含めた教員の働き方改革とセットで取り組む必要があると考えます。  以上、20人程度の学級編制が可能になる教員定数の改善については、人・物・金、いわゆる経営資源の観点から時期尚早であると考え、反対討論といたします。  次に、2)の学校の体育館・講堂にエアコン設置を要望する請願については、昨今の気候変動を考慮すると、体育館・講堂へのエアコン設置は必要と考え、賛成討論といたします。  最後に、3)の新型コロナウイルス感染症の拡大による保護者の経済的に負担を軽減するための給食費補助の請願については、一律ではなく、本当にお困りの御家庭に対して支援をさせていただくべきであると考えます。  本市では、就学援助費が小学校児童、中学校生徒の合計約15%に支給されており、これらの御家庭に対しては、給食費は全額補助、あるいは扶助されていると承知しております。  そして、コロナ禍における支援は、これまでも特別給付金などが支給されており、また令和2年度木津川市一般会計補正予算第9号においても、国制度として、ひとり親世帯臨時特別給付金が、市独自には、児童扶養手当受給世帯臨時給付金、準要保護児童及び生徒臨時特別援助費などにより、行政の多大なる御尽力により、適時、給付される予定であります。  繰り返しになりますが、一律の補助ではなく、本当にお困りの御家庭に対して御支援をさせていただくべきであることから、反対討論といたします。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 玉川さんに確認いたします。  ただいま原案に反対ということで討論されましたが、その際、項目別にされました。原案の全体としては反対という理解でよろしいですか。  玉川さん。 ◯1番(玉川 実二) 確か、項目ごとに審査されると記憶しておりますけれども、そうじゃないですか。 ◯議長(山本 和延) 反対討論といたしましては、原案まとめてするということになっております。だから、全体としては反対という討論でよろしいですか。 ◯1番(玉川 実二) はい。 ◯議長(山本 和延) よろしいですか。  次に、原案に賛成者の発言を許します。  西山さん。 ◯15番(西山 幸千子) 請願受理番号2-4、日本共産党議員団を代表しまして、西山幸千子です。木津川市の子どもたちのためにゆきとどいた教育条件と子育て環境を求める請願に、全項目賛成の立場から討論をいたします。  まず、1つ目です。少人数、20人程度学級を求め、それに対しての教員定数の改善を国に対し求めるものであります。  昨日、12月21日の府議会閉会日に自民党から出されました義務教育における30人学級の推進を求める意見書が全会一致で可決されました。今回、国は、40年ぶりに35人学級を進めることを決定いたしました。しかし、コロナ禍の下では、身体的距離の確保が必要であることに基づいた府議会から国への意見書です。これこそ、地方自治体の役割と言えるのではないでしょうか。  国が決めているからとか、国が考えることだからとか、私たちは、今、市民の負託を受けて活動していることを認識し、市民からの請願を、必要とあらば、それに対しきちっと賛成をして後押しをする、それが議員としての職務であると思います。  ちなみに、昨日可決されたばかりですので、御存じない方もいらっしゃるかと思います。これは、ちょっと読み上げさせていただきます。  「新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響により、学校は長期間の休業を含む対応を余儀なくされたが、今回経験したコロナ禍によって、学校は、いかなる状況にあっても、子供たちの学びの機会と学力を保障するという、大きな役割を担うべきことを改めて認識させるものとなった。  このため、今回のコロナ禍を踏まえた新しい生活様式の下にあっては、更なる感染症の拡大や災害等発生の緊急時にあっても、身体的距離の確保など、全ての子供たちの学習機会を確保する指導体制を構築することが、学校における喫緊の課題となっている。  また、これからの変化の激しい社会情勢において、我が国の将来を担う子供たちの多様な可能性を最大限引き出すためには、子供たち一人一人の個性や学習の定着度に応じた指導を充実させることが必要である。  学校では、国のGIGAスクール構想に基づいた、一人一台の情報端末整備が進められているが、この効果を最大限活かすためには、ハード・ソフト・人材を一体的に整備することが不可欠である。  京都府では、国における加配定数に加え、府の単費定数を措置することにより、学校がそれぞれの状況によって、柔軟な指導を行うことが可能な『京都式少人数教育』を推進してきた。  国におかれても、現在、30人学級の実現に向けた議論が進められているが、こうした議論は、これまでの一人一人に応じたきめ細かい指導を更に充実させるものであり、その実現に大いに期待するものである。  ついては、国におかれては、これからの新しい時代における個別最適な学びと協働的な学びを実現するために、『公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律』を改正し、地方公共団体が見通しを持って、教職員や教室の確保を行うことができるよう、段階的かつ計画的に30人学級の編制を可能とする基礎定数と加配定数の改善を行うとともに、学校がそれぞれの状況により、柔軟に指導体制を整備することができる仕組みとされるよう、強く要望する。」、こちらのほうは、30人学級ではあるんですけれども、内容的には、やはり今必要であるということを、府議会としても国に対してきちっと声を上げているということであります。  木津川市議会でも、そういったことを踏まえ、この請願に賛成いただき、国に対して要望する、それの後押しをしていただきたいと思います。そのことを皆さんに強く求めます。  2つ目の部分の項目ですが、これも先ほどからお二人の賛成の表明の中で、丁寧に御説明がありました。今、本当に必要になってきている部分、体育館や講堂に対してのエアコン設置、これは国のほうも、その後押しをしていることです。計画が立たなければ、なかなか実現に向かない。そのためにも、これはぜひとも採択いただくことだと思っておりますので、皆さんの賛成をお願いしたいと思います。  3つ目の項目です。これに関しては、いろいろな意見が出されました。本当に困っている人たちには手だてを取っている、そういう認識で、先ほど玉川議員のほうが反対の表明をされましたが、本来、教育に関しましては、国の責任で進めるべきです。その教育の場に子供たちが集まる、そのことに給食の意義も学びとして意義が大きいものだと思っています。  今回の請願では、委員会の中でも説明をいたしましたが、給食費の丸ごとの補助というものではありません。ぜひとも、本来、この教育を進めるという部分での後押し、給食費の補助というところに光を当てていただきたいと思っています。皆さんの賛成をお願いしたいと思います。  以上です。 ◯議長(山本 和延) 次に、原案に反対者の発言を許します。  福井さん。 ◯9番(福井 平和) みやこ創世会の福井平和です。  請願受理番号2-4、木津川市の子どもたちのためにゆきとどいた教育条件と子育て環境を求める請願について、会派を代表して反対討論を行います。
     請願項目1点目の国に対して教員定数の改善を求める件につきましては、現在、文科省と財務省を中心に、少人数学級はどのような教育効果があり、実現にはどのような課題があるのか、また教員の長時間労働問題から教員の処遇改善や地位向上について、義務標準法や学校教育法など関係法令の改正を含め、詰めた協議がされているところであります。  請願2点目の体育館・講堂にエアコンを入れる件につきましては、文科省が公表した令和2年9月1日現在の公立小・中学校の体育館へのエアコン設置率は、全国平均で5.3%、京都府平均で3.7%という現状からも、基本的に、まずは普通教室、次に特別教室、その後に体育館への設置と、段階的な整備の途上にあると見ております。  とりわけ、本市にあっては、一昨年、平成30年度に全ての市立小中学校と幼稚園の普通教室等にエアコンを、令和13年度までの債務負担行為を含め、総額15億円余りを投じて整備されたところであります。  年度年度において、限られた財源を各行政分野の懸案事業の解決に向けて予算を振り分けていくことが、現実的な対応と考えます。  請願項目3点目のコロナ禍での保護者負担軽減のための給食費の補助の件につきましては、既設の就学援助費をはじめ国の新型コロナウイルス感染症対応、地方創生臨時交付金の財源を中心に、全市的な見地から補正予算を重ねながら支援策の拡充が講じられているところであります。  以上のことを踏まえ、反対討論とします。議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。 ◯議長(山本 和延) 以上で、討論を終わります。  西山さん。 ◯15番(西山 幸千子) すみません、ただいまの討論の中でもありましたように、委員会でもありましたが、項目ごとの採決をお願いしたいと思います。動議です。 ◯議長(山本 和延) ただいま、西山さんから、1項目ごとの採決を求める動議がなされました。  本動議に対して賛成の方の挙手を求めます。    (賛成者挙手) ◯議長(山本 和延) 動議に対して、1人以上、多数の方の挙手がありましたので、この動議を採用し、請願項目を1項目ごとに採決することといたします。  それでは、請願受理番号2-4について、一部採決を行います。  請願受理番号2-4、項目1番目、賛成の方の起立を求めます。    (賛成者起立◯議長(山本 和延) 起立少数であります。よって、請願項目1番目、不採択とすることに決定いたしました。  続いて、請願項目2番目、賛成の方の起立を求めます。    (賛成者起立◯議長(山本 和延) 起立多数でございます。よって、請願項目2番、採択することに決定しました。  続いて、請願項目3番、賛成の方の起立を求めます。    (賛成者起立) ◯議長(山本 和延) 起立少数であります。よって、請願項目3番については、不採択とすることに決定いたしました。      ──────────────────────── ◯議長(山本 和延) 長岡さん。 ◯5番(長岡 一夫) ただいまから、休憩の動議をいたします。 ◯議長(山本 和延) ただいま休憩の動議がありましたので、ただいまより13時10分まで休憩といたします。    午後 0時07分 休憩    午後 1時10分 再開 ◯議長(山本 和延) ただいま13時10分、休憩前に引き続き会議を開きます。  日程第18、請願受理番号2-5、核兵器禁止条約の1月発効の決定に際し、被爆国としての役割を今こそ果たすことを国に求める請願書を議題といたします。  本請願について、委員長の報告を求めます。  高岡さん。    (総務文教常任委員長 高岡 伸行君登壇) ◯11番(高岡 伸行) 請願受理番号2-5、核兵器禁止条約の1月発効の決定に際し、被爆国としての役割を今こそ果たすことを国に求める請願書の審査報告をさせていただきます。  何分長時間の請願内容でございましたので、また少し長くなることを、丁寧な報告をさせていただきたく思いますので、御承知おきくださいますようお願い申し上げます。  まず、請願内容の趣旨説明をしていただきました。広島・長崎の被爆から75年のこの年に、核兵器が非人道的で違法化されることがついに決まった。唯一の被爆国として長年苦しんでこられた方々への思いを未来へつなぐためにとの思いである。議会として、平和に向けた思いを形にしてほしい。意見書(案)を添付している。あくまでも(案)であり、議員全員、全会一致できるものにしていただいてもよいということでした。  被爆二世さんのメッセージです。内容を案内していただきました。被爆した父の体や私、子供たちに起きている様々は、被爆した他の方々と共通なところがある。そのようなところを初めて知った。どんな影響がいつ出るか分からない、そんな不安を抱えながら生きるのは、私たちで終わりにしてほしいということです。  核兵器は、私たちを幸せにはしません。今、なくすときに来ている。次の世代のために、木津川市議会からも声を上げてほしい。  その後、質疑に入りました。請願者への質疑です。  まず、日本はNPTの方向だが、考えは。今回、オブザーバー参加ということだがという問いに、答弁といたしまして、核不拡散条約は一定の効果はあると思うが、ここのところ停滞していると感じている。条約の普遍化、50か国を100か国にしていく話合いがあると思う。何を禁止し、何を禁止しないのか、どのように運用面を話をしていくか考える。オブザーバーとして、被爆国である日本がそこに入り、発言することに意義がある。役割はきっちりできるという内容でした。  次の質問で、オブザーバー参加すると、かなりの会議費用が必要になるのではという質問に、負担金、負担率は把握できていない。それを理由に参加しないのは、根拠にはならないという答弁です。  次に、核の影響は北朝鮮と中国だがという質問で、答弁が、抑止力という言葉で核を保有するということ、違和感を感じている。核廃絶へ向けてあるべきという答弁でございました。  次に、質問といたしまして、安全保障の考えは、またオブザーバーの参加は発言権も決定権もないが、このような状態で参加する意味はあるのかという質問に対しまして、アメリカの「核の傘」の提供を受けるとしても、核の要素を排除するのは不可欠という答弁です。  その次に、自由討議を行いました。  まず、全会一致、木津川市議会として出すべき内容であり、修正何か所か等があれば、御意見を伺いたいということでした。  質問といたしまして、まず公明党さんは参加に賛成だが、意見は。答弁として、公明党は参加を進めるように、橋渡しのために何ができるのか考えていく必要がある。  次の質問で、オブザーバーには権限がない。市議会として慎重に対処すべきという質問です。答弁といたしまして、発効要件である50か国の批准の要件が出された。意見書(案)に賛成という内容です。  その次に、討論に入らせていただきました。  まず、反対討論といたしまして、地道に現実的に確実に核軍縮を前進させることを研究していくことが適切であり、オブザーバーの参加についても、慎重に考えるべきという討論です。  次に、賛成討論です。これまでの意見書の実績を尊重したい。唯一の被爆国である。木津川市でも、平成19年、「非核・平和都市宣言」が宣言されており、賛成であるということです。  続きまして、採決を行いました。賛成者3名、反対者3名、可否同数でありまして、最後に委員長、私も採決に加わり、反対の意思を示させていただきました。  結果、請願受理番号2-5、核兵器禁止条約の1月発効の決定に際し、被爆国としての役割を今こそ果たすことを国に求める請願書につきましては、不採択になりました。  以上で、報告を終わります。 ◯議長(山本 和延) 委員長報告に対する質疑を行います。質疑ございませんか。  森本茂さん。 ◯4番(森本 茂) 私も総務文教常任委員なんですけれども、あのとき3対3の、今報告されたように同数だったんですけれども、委員長の反対ということで不採択になったんですけれども、委員長の意見は全くあの場では聞かされておりませんので、反対されたことは事実なんですけれども、委員長の見解としては、どのようなことをもって反対に投じられたのか、そこが全く見えてないんで、ここで報告願います。 ◯議長(山本 和延) 高岡さん。 ◯11番(高岡 伸行) 私が反対を示させていただいた意見といいますか、内容ですね。報告させていただきます。  今現在も、委員長報告というところを、今現在させていただいております。委員会での質疑・状況等の報告に全うさせていただくべきと考えます。また、私個人の所見、また私見を述べるべきではないと考えております。  しかし、せっかく御質問いただきましたので、議長のお許しを頂きまして、お答えしてもよろしいでしょうか。 ◯議長(山本 和延) ただいまは、委員長報告です。個人の所見を述べるべきではないと思いますが、お静かに願います。ただいま委員長から求めがありましたので、個人の所見を述べるべきではないというのを前提に答弁をお願いいたします。  高岡さん。 ◯11番(高岡 伸行) 核兵器の廃絶は、議員のみならず、私たち市民・国民の共通の願いであることは違いないと考えます。そんな中、オブザーバーの参加として、国において、またその財政負担や是非について、慎重な議論が求められているということ、相当の負担なしには背中を押し切れるものではないということ、専門的な知見で、国のほうでも整理していただくべきと考えます。  以上です。 ◯議長(山本 和延) 森本茂さん。 ◯4番(森本 茂) 今、委員長の見解を初めて述べられたんですけれども、NPT自身、日本は批准しているんですわ。それで、NPTの条約の中には、最終的には核兵器廃絶ということが載っているわけなんです。その中で、NPTを批准しておきながら、今の核兵器廃絶について批准しないから、オブザーバーしか参加できないということになってしまっているんです。その辺の矛盾があるんですけれども、そのところがもっと御理解していただければ前に進むんじゃないかなと思いますけれども、見解はよく分かりました。  以上です。 ◯議長(山本 和延) ほかに。    (「なし」と言う者あり) ◯議長(山本 和延) 質疑がなければ、委員長報告に対する質疑を終わります。  討論を行います。  討論があります。まず、原案に賛成者の発言を許します。  宮嶋さん。 ◯16番(宮嶋 良造) 共産党議員団の宮嶋良造です。  今、議題となっております請願を採択すべきとの立場から討論を行います。  核兵器禁止条約は、2017年7月に国連会議で122か国の賛成で採択されました。広島・長崎への原爆投下から75年目の今年、批准国が50か国に達し、来年1月、来月に発効することになりました。12月に入って、署名国は86か国、批准国は51か国に増えています。今後も、増え続けることでしょう。  この核兵器禁止条約は、核兵器の非人道性を厳しく告発し、その開発、実験、生産、保有から使用と威嚇に至るまで全面的に禁止して、核兵器を違法化し、核兵器に「悪の烙印」を押すとともに、核兵器の完全廃絶までの枠組みと道筋を明記しています。  条約の発効は、広島・長崎の被爆者をはじめ「核兵器のない世界」を求める世界の圧倒的多数の政府と市民社会が共同した取組の歴史的な到達であり、核保有国を一層政治的に、道義的に包囲し、追い詰めるものとなります。条約の発効から1年以内に、第1回締約国会議を開催することになっています。  新たな国際規範である核兵器禁止条約は、来年に予定される核不拡散条約再検討会議において、核保有国に対して、核不拡散条約第6条にある「核軍備縮小・撤廃のために誠実に交渉を行う」義務と、核保有国自らが2000年の核不拡散条約再検討会議で世界に約束した「核兵器の完全廃絶」の実行を迫るものになり、国際的な世論と運動を発展させる力になります。それゆえに、請願は、締約国会議に唯一の戦争被爆国である日本の政府がオブザーバー参加することを求めています。  12月7日の総務文教常任委員会では、採択すべきと不採択にすべきが同数となり、委員長が不採択と決めました。しかし、不採択とした公明党議員にお考えいただきたい。公明党は、次のように主張されています。  核兵器禁止条約は、我が国の被爆者の皆様の声が、国際的な法規範として結実したものとして高く評価している。条約の発効が「核兵器は違法」とする国際社会の機運を高め、核軍縮の進展を後押しすることを期待したいと述べて、10月21日に外務大臣に対して、条約発効後に開かれる締約国会議に日本がオブザーバーとして加わることを緊急要望されています。  今、この条約に背を向けている政府の与党からも、大事な呼びかけがなされています。  また、総務文教常任委員長は、一般質問で、広島での平和学習の意義を語りました。広島での平和学習は、大量破壊兵器である原爆が起こした、筆舌に尽くしがたい悲惨さ、今なお後遺症に苦しむ被爆者の声に学び、世界から核兵器をなくすことを学ぶものであります。総務文教常任委員長は、核兵器禁止条約がその役割を果たし、核兵器廃絶を進めていく確かな力になることを十分理解されていることだと思います。  どうか、皆様方の良心に従って請願を採択していただきますよう訴えまして、討論とします。 ◯議長(山本 和延) 次に、原案に反対者の発言を許します。  森本隆さん。 ◯10番(森本 隆) 10番議員、れいわの会、森本隆です。  れいわの会を代表して、請願受理番号2-5に反対の立場で討論を実施します。  日本は唯一の戦争被爆国であり、政府は核兵器禁止条約が目指す「核兵器廃絶」という目標を共有しています。  一方、北朝鮮の核ミサイル開発は、日本及び国際社会の平和と安定に対する、これまでにない重大かつ差し迫った脅威です。  北朝鮮のように、核兵器の使用をほのめかす相手に対しては、通常兵器だけでなく、抑止を効かせることは困難であるため、日米同盟の下で、核兵器を有する米国の抑止力を維持することが必要です。  核軍縮に取り組む上では、この人道と安全保障の2つの観点を考慮することが重要ですが、核兵器禁止条約では、安全保障の観点が踏まえられていません。核兵器を直ちに違法化する条約に参加すれば、米国による核抑止力の正当性を損ない、国民の生命・財産を危険にさらすことを容認することにもなりかねず、日本の安全保障にとっての問題を引き起こします。  また、核兵器禁止条約は、現実に核兵器を保有する核兵器国のみならず、日本と同様に核の脅威にさらされている非核兵器国からも支持を得られておらず、核軍縮に取り組む国際社会に分断をもたらしている点も懸念されます。  こうした状況を踏まえて、政府・与党としては、本案を求める締約国会議及び検討会議へのオブザーバー参加については、慎重に検討する立場です。  れいわの会として、政府・与党の基本的な考え方を支持します。よって、本請願については反対です。議員各位の御賛同をお願いします。  以上です。 ◯議長(山本 和延) 次に、原案に賛成者の発言を許します。  山本しのぶさん。 ◯7番(山本 しのぶ) 請願受理番号2-5、核兵器禁止条約の1月発効の決定に際し、被爆国としての役割を今こそ果たすことを国に求める請願書について、賛成の立場で討論いたします。
     核兵器禁止条約が来年1月に発効されることが決定しました。この条約は、核兵器の使用が壊滅的で非人道的な結末をもたらすとして、あらゆる核兵器の開発や実験、保有、使用を禁じ、さらに核兵器による威嚇を許さない初めての国際条約です。  日本人女性である国連事務次長兼軍縮担当上級代表の中満泉は、この条約を過去20年間において、唯一、核軍縮の分野での新しい国際条約であり、歴史的な意味があると語っています。  その条約締約国会議に日本がオブザーバーとして参加することを求める声が上がっています。公明党の山口代表も12月14日に、「日本は、締約国会議にオブザーバーとして参加したほうがよい。」「政府には『核廃絶』のゴールを共有する条約の賛同者とともにその理念を広げる国際的な役割があるはずだ。」と強調されました。  このような状況の中、オブザーバーの役割が、単なる傍観者ではないのかと疑問視する方もいらっしゃいます。果たして、オブザーバーとは、どういう制度なのでしょうか。  国連などの国際機関や国際会議で、オブザーバー国家とは、正式の加盟国ではないものの、討議に投票権なしで参加したり、決議案の作成に関わることが認められる地位であります。  現在、日本は、政府間国際機関であるCoE(欧州評議会)にオブザーバーの資格を有しています。欧州評議会とは、人権、民主主義、法の支配の分野で国際社会の基準策定を主導する国際機関です。  日本やアメリカは、この評議会の加盟国になることはできません。その理由は、死刑を廃止していないためです。  ですが、日本はこの評議会でオブザーバー国家として、閣僚委員会など全ての政府間委員会に参加し、また評議会が作成した条約の署名、批准を行うほか、欧州人権裁判所との間で交流活動を行っています。  本条約は、2017年に国連総会で賛成多数にて採択されました。国連で採択された条約であることを真摯に受け止め、オブザーバーとして参加できることを日本はチャンスとして捉えるべきです。唯一の戦争被爆国としての体験から、核兵器の使用は人間として許されないことを世界に伝える責務を果たすべきであると考えます。  私には、被爆二世の知人がいます。その方は、奈良市で長くボランティア活動をされています。いつも周りの人の様子を見ていてくれて、必要なときには心強いサポートをしてくださいます。皆さんから頼りにされる存在の彼女ですが、御本人やお子さん、またお孫さんに微熱が続くと、すごく不安になられます。もちろん、それには理由があります。被爆者である彼女のお母さんとお姉さんを白血病で若くして亡くしておられるからです。75年前に投下された原子爆弾が、今なお被爆者の心と体をむしばみ続けています。核兵器の廃絶を進めるため、そして被爆者の心に寄り添うために、日本は世界にこの事実を伝えなければならないと思います。  この賛成討論の作成に取り組んでいる最中に、息子から声をかけられました。「お母さん、中央体育館にある『非核・平和都市宣言のまち』と書いている看板がきれいになっていたよ。木津川市は『非核・平和都市』宣言のまちだね」と、木津川市の子供たちは、自分たちのまちが「非核・平和都市」宣言のまちだと知っています。広島や長崎の惨事を繰り返してはいけないことも、二度と核兵器を使用してはいけないことも学んでいます。  次の世代に核兵器のない平和な世界を残してあげるためにも、木津川市議会は、「非核・平和都市」宣言のまちとして、しっかりとその役割を果たし、この請願に賛成すべきであると述べ、賛成討論といたします。議員各位の賛同をよろしくお願いいたします。 ◯議長(山本 和延) 以上で、討論を終わります。  請願受理番号2-5について、採決を行います。  本請願に対する委員長の報告は、不採択であります。請願受理番号2-5を採択することに賛成の方の起立を求めます。    (賛成者起立) ◯議長(山本 和延) 起立多数であります。したがって、請願受理番号2-5、核兵器禁止条約の1月発効の決定に際し、被爆国としての役割を今こそ果たすことを国に求める請願書は、採択することに決定いたしました。      ──────────────────────── ◯議長(山本 和延) 日程第19、発議第8号、核兵器禁止条約の1月発効の決定に際し、被爆国としての役割を今こそ果たすためオブザーバー参加を国に求める意見書についてを議題といたします。  提出者に趣旨説明を求めます。  西山さん。    (西山 幸千子君登壇) ◯15番(西山 幸千子) 発議第8号、核兵器禁止条約の1月発効の決定に際し、被爆国としての役割を今こそ果たすためオブザーバー参加を国に求める意見書について、御説明させていただきます。  提出者は、私、西山、賛成者に森本茂議員、山本しのぶ議員、福井平和議員の賛成を頂き、この発議をさせていただきます。  今ほどの請願が採択されましたので、本来でしたら、請願についていた意見書というものが存在しているんですが、今回、先ほどからありましたように、公明党の山口代表のオブザーバー参加ということのニュースが飛び込んできましたので、この意見書には、そのオブザーバー参加ということを、ちょっと改めて求めていきたいというものにしてあります。  この意見書を出すに当たりまして、各会派の総務文教常任委員さんには、そのことを申し伝えて、文書の内容等も御説明させていただきましたので、改めて読み上げる必要はないと思っております。  先ほどの請願と意見書との違いというのが、今、申し上げたオブザーバー参加、あと本文の中のほうにあります、例えば「安全保障環境」の部分であったり、「核兵器を使用することは、人間として許されないこと」などの文言を加えてあります。中身のほうは、そういうことであります。  この議案を地方自治法第99条及び木津川市議会会議規則第14条第1項の規定により提出したいと思っております。  以上、どうぞよろしくお願いいたします。 ◯議長(山本 和延) 説明が終わりましたので、本件に対する質疑を行います。  質疑ございませんか。  森本茂さん。 ◯4番(森本 茂) オブザーバーとしてしか参加できないんですけれども、それでも参加する必要があるというのは、日本は終戦間際に広島に原爆を落とされて、約30万人、一般市民が亡くなりました。それから、長崎で14万人ほどでしたかね、第2回目の原爆を落とされて、一般市民が多数亡くなりました。  第二次世界大戦で核によって一般市民が多数亡くなるというのは、日本が一番多くの人命を失ったということなんです。そのことを、原爆をアメリカで発明した研究者たちが、あの原爆の実態を見てから、原爆をやっぱりつくったのは間違いやったかなということで、アインシュタインも含めて、核をなくそうという運動が起こって、日本の湯川博士もそれに同調して、日本でそういう団体を立ち上げてやってこられました。  そういうふうな経過があって、核兵器というのは、やはり人間の道義に反する兵器やということで、それを訴えるためにも、やっぱりオブザーバーとして日本が行く、その被爆国である日本が行くということが、大変重要じゃないのかなと思うんですけれども、その辺の見解はいかがですか。 ◯議長(山本 和延) 西山さん。 ◯15番(西山 幸千子) ありがとうございます。  確かに、そういうことがあります。なぜ、今回、オブザーバー参加ということを国に求めるかというと、今までの先ほどの請願でのやり取りの委員長報告や賛成討論・反対討論の中でも言っているとおり、日本は実際には、この条約には署名、あるいは批准ということをしていません。なので、オブザーバーという形のものがとても重要になってきていると思うんですね。  唯一の、そういう核兵器によって多くの国民が亡くなった国というのが、日本以外ない。その現状を踏まえた上で、じゃあ何ができるかといったときに、今、それこそ「今こそ求める」というのが、「今こそ果たす」というのが、請願のほうにも強く書かれていた部分なんですが、それが今だったら、オブザーバー参加として日本の状態、日本の立場も含めて、それこそ山口代表の言葉を借りたら、日本が何ができるかというところの部分が、オブザーバー参加であるということで、それが日本に課せられた役割であるということが共通認識できると思うんです。それを求めることを国に対して求めることが今必要だと思って、今回のこの意見書になっています。  以上です。 ◯議長(山本 和延) ほかに。  柴田さん。 ◯17番(柴田 はすみ) 何度も公明党を宣伝していただきまして、ありがとうございます。  1点だけ、請願のときもお伺いしました。請願者の方は、今現在、日本は批准しておりません。批准という言葉は出てきていなかったんですが、こちらのほうには、今回は、「政府は、安全保障環境から批准が難しい」、ということは、今日の意見書としては、批准は諦めた、もう批准はいいから、オブザーバー参加一本で頑張る、それとも両方から行く、その辺の見解だけお尋ねしておきたいと思います。 ◯議長(山本 和延) 西山さん。 ◯15番(西山 幸千子) すみませんけれども、木津川市議会としては、今までの経過があります。例えば、昨年は、日本政府に核兵器禁止条約の参加、調印、批准を求める意見書というのを国に求めて出しています。実際には、もう50か国が批准し、1月に発効ということで、スタートしています。  なので、今、日本がすぐに批准をしなければ、それが進むというものではないというところの前提に立って、じゃあ今何をすべきかというところで、オブザーバー参加というのを直ちに求めるというのが請願者の思いでもあり、今、私たちが出そうとしている、この意見書の趣旨でもあると思うんですね。  先ほどおっしゃった、以前に、こういう形で何度か木津川市議会としては採択されて、意見書を国に対しては、核兵器をなくしていってほしいということを常に発信はしていました。  その中で、一度、公明党の宣伝をするわけではございませんが、創価学会の方たちも、そういう署名とかで一生懸命活動していらっしゃるんじゃないですかということを申し伝えたときに、公明党とは立場が別だということをおっしゃったんです。ただし、今回は、オブザーバー参加にしては共通認識ができているんじゃないかということで、ここに書かせていただきました。  個人的には、批准・署名というものを求めてはいますが、今現実、もう来月の話になる。そのときには、オブザーバー参加というのが具体的ではないか。それは、全国各地からもそういった声が上がっている中で、木津川市議会としてそれを求めることが、今一番早く意思表明できるものではないかということで、今回、そういう形を出させていただきました。 ◯議長(山本 和延) ほかに。    (「なし」と言う者あり) ◯議長(山本 和延) 質疑がなければ、本件に対する質疑を終わります。  お諮りいたします。  本件については、木津川市議会会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略することに御異議ございませんか。    (「異議なし」と言う者あり) ◯議長(山本 和延) 異議なしと認め、委員会付託を省略いたします。  討論を行います。    (「なし」と言う者あり) ◯議長(山本 和延) なければ、討論を終わります。  発議第8号について、採決を行います。  本件は、原案のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。    (賛成者起立) ◯議長(山本 和延) 起立多数であります。したがって、発議第8号、核兵器禁止条約の1月発効の決定に際し、被爆国としての役割を今こそ果たすためオブザーバー参加を国に求める意見書については、原案のとおり可決されました。      ──────────────────────── ◯議長(山本 和延) 高味さん。 ◯14番(高味 孝之) 追加議案の動議を提出いたします。 ◯議長(山本 和延) ただいま、追加議案の提案がありました。内容をお願いいたします。  高味さん。 ◯14番(高味 孝之) まず、内容については、この動議は、案を備えている動議ですので、後ほど提出者1名、賛成者4名をもって提出をいたしますけれども、私のほうからは、その前に、この動議の提出に至った経緯だけを説明をして、次の議案に入る前に、ぜひしておかなくてはならないことがありますので、まず動議に至った経緯を説明をいたします。  この動議は、れいわの会が東京へ要望活動として行かれたことについて、全協または昨日の幹事会で、いろいろな質疑がありました。しかしながら、この件について、反省もなし、危機管理についての弁明が一切なかったということで、今回の動議に至りました。  6月19日の幹事会においては、委員会、会派は、他府県への研修は中止するということを決定いたしました。これは、昨日の幹事会において福井議員からもう一度確認があり、事務局もそのように決定をしたということで、その中で、全国市議会議長会から二度にわたり他府県への行政視察は慎んでください、慎んでくださいという文書にしかできないんです、強制力がありませんから。  しかし、この文書を読めば、今、命に関わるコロナ禍、未知のコロナに対して、これは行かない、行ってはいけないということは読み取れるはずです。それを、行政視察じゃない、陳情だから許されると。コロナウイルスが行政視察やからうつしますよ、陳情やからうつしませんよということの判断はしません。  要は、これ以上の感染を防ぐため、命を守るために、議会としてどう行動をするか、それが問われているときに、しかも12月議会が、このように近づいている中で、議長、議会運営委員会の委員長総務文教常任委員長、産業建設常任委員長、副委員長、この5名が参加されております。もし何かあればじゃなしに、何かなかったからよかったで済まされるような問題ではありません。  この12月議会、恐らく何かがあった場合、特に産業建設常任委員会は、委員長、副委員長がおられない。委員会付託もできない状況で12月議会がスタートしなければならないということは、長の5人、本当に分かっているのかどうか、危機管理が全くなっていないということで、今回、その5名に対して問責決議を提案したいと考えております。  先ほども申しましたけれども、案を伴う議案でありますので、後ほど皆さんの前に議案を配付いたしますが、その前に、地方自治法第117条の規定により、議長、議会運営委員会の委員長、産業建設常任委員長総務文教常任委員長、副委員長、その他、東京へ行かれた方々は、当事者でありますので、除斥をまず行ってください。そして、速やかに議長席を副議長と交代してください。 ◯議長(山本 和延) ただいま、動議の内容の説明がありました。  それでは、この動議を提出されたことに対して賛成の方の挙手を求めます。    (賛成者挙手) ◯議長(山本 和延) 1名以上の賛成者がありますので、この動議は成立いたしました。  それでは、暫時休憩いたします。    午後 1時53分 休憩    午後 4時25分 再開 ◯議長(山本 和延) 再開いたします。  お諮りいたします。  ただいま、お手元に配付いたしました議事日程第6号の追加1のとおり日程に追加し、議事を進行したいと思います。これに御異議ございませんか。    (「異議なし」と言う者あり) ◯議長(山本 和延) 異議なしと認め、議事日程第6号の追加1のとおり日程に追加し、議事を進行することに決定いたしました。  追加日程第1、発議第9号、山本議長、森本隆議員、倉克伊議員、高岡伸行議員、兎本尚之議員に対する問責決議についてを議題といたします。  本件につきましては、5名の議員に対する問責決議でありますことから、各個人ごとに趣旨説明をお願いいたします。  ここで、地方自治法第117条の規定により、20番議員の私は退場をいたします。    (議長 山本 和延君退場) ◯副議長(河口 靖子) それでは、提出者に提案説明を求めます。  酒井弘一さん。    (酒井 弘一君登壇) ◯6番(酒井 弘一) 酒井弘一です。  発議第9号、令和2年12月22日、木津川市議会議長 山本和延様。  提出者、私、酒井弘一です。賛成者に長岡一夫議員、宮嶋良造議員、福井平和議員、山本しのぶ議員の4人の賛成をいただいて、提出をいたします。  なお、懲罰に関わる決議案でありますので、議員必携によりまして、8分の1以上の議員で提出するという定めになっておりますが、それは満たしていると思っています。  山本議長、森本隆議員、倉克伊議員、高岡伸行議員、兎本尚之議員に対する問責決議について。
     上記の決議案を木津川市議会会議規則第14条第1項の規定により、別紙のとおり提出します。  提出理由  本市議会れいわの会が令和2年11月16日、17日の両日にわたり、衆参両院議員会館等で行った研修と政府に対する要望活動については、「新型コロナ感染症防止に係る取組について」(令和2年5月27日付全国市議会議長会通知)及びこれを受けて決定した木津川市議会幹事会の申合せ事項から逸脱するものである。  ついては、事の重大性から、山本議長、森本隆議員、倉克伊議員、高岡伸行議員、兎本尚之議員の5人に対して反省と謝罪を行うよう強く求める。  付け加えます。  今日に至る経過において、先週の15日、17日、そして昨日、21日、反省と謝罪が必要ではないかということを繰り返し申し入れましたけれども、それが全くありませんでしたので、この場に至っているということを付け加えておきます。  裏面を御覧ください。  山本議長、森本隆議員、倉克伊議員、高岡伸行議員、兎本尚之議員に対する問責決議(案)  令和2年11月16日、17日の両日、標記の5議員を含むれいわの会の7人が東京へ行き、研修と政府に対する要望活動を行ったことが12月議会中に明らかになった。  これが判明した12月15日以降、ことの是非をめぐって議長、会派幹事の間で議論が始まり、17日開催の議員全員協議会においても長時間のやり取りとなった。  21日開催された会派幹事会では、コロナ感染の拡大防止を目指す全国市議会議長会の通知、それを受けた6月19日の会派幹事会が何を決めたか、幹事会確認と会派の行動はどのような関係にあるか、れいわの会はなぜ他の会派に相談をしなかったのか、議長はなぜれいわの会の提案に批判せずに従ったのかなどが議論された。しかし、その場で森本隆幹事からは自らの行動の正当性を主張することばだけが語られた。また山本議長からも反省の言葉は一切出なかった。  れいわの会の今回の行動は、明らかに東京でコロナ感染者が急増し、多くの国民が「第3波襲来」を実感している時期であった。かつ、12月市議会の開会を半月後に控えている時期であった。万が一、7人のうち1人でも感染したときは、12月市議会の開催に大きな困難が生じていた。市議会に困難がでることは、市の施策を前へ進めることの困難、ひいては市民の不利益につながることは明らかである。  それゆえに、今回のれいわの会の行動は、危機管理意識の欠如と言うべき軽率で無責任なものだった。さらに、ことが明らかになって以後のれいわの会代表の言動にはまったく反省が見られず、また議長の言動も市議会の代表・責任者としての自覚に欠けたものであった。  よって、いまだに反省と謝罪の意思を示さない山本議長、れいわの会代表幹事で議会運営委員会委員長の森本隆議員とれいわの会代表で産業建設常任委員会委員長の倉克伊議員、総務文教常任委員会委員長の高岡伸行議員、産業建設常任委員会副委員長の兎本尚之議員の5人に対し、議員としての自覚ある行動を願い、反省と謝罪を強く求める。  令和2年12月22日、木津川市議会。  以上であります。 ◯副議長(河口 靖子) 説明が終わりましたので、本件に対する質疑を行います。質疑ございませんか。    (「なし」と言う者あり) ◯副議長(河口 靖子) 質疑がなければ、本件に対する質疑を終わります。  お諮りします。  本件については、木津川市議会会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略することに御異議ございませんか。    (「異議なし」と言う者あり) ◯副議長(河口 靖子) 異議なしと認め、委員会付託を省略いたします。  討論を行います。ございませんか。    (「なし」と言う者あり) ◯副議長(河口 靖子) なければ、討論を終わります。  発議第9号について、採決を行います。  本件は、原案のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。    (賛成者起立) ◯副議長(河口 靖子) ただいまの結果、起立同数であります。  同数により、議長判断といたします。  議長は賛成の立場を取ります。したがって、起立多数であります。  したがって、議案第9号、山本議長に対する問責決議については、原案のとおり可決されました。  それでは、山本和延さんの入場を許可します。    (議長 山本 和延君入場) ◯副議長(河口 靖子) 交代させていただきます。 ◯議長(山本 和延) 会議を続けます。  地方自治法第117条の規定により、10番議員、森本隆議員の退席を求めます。    (森本 隆君退場) ◯議長(山本 和延) 提出者に提案説明を求めます。  酒井さん。    (酒井 弘一君登壇) ◯6番(酒井 弘一) 提案説明並びに内容は、先ほどのとおりであります。 ◯議長(山本 和延) 説明が終わりましたので、本件に対する質疑を行います。質疑ございませんか。    (「なし」と言う者あり) ◯議長(山本 和延) 質疑がなければ、本件に対する質疑を終わります。  お諮りいたします。  本件については、木津川市議会会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略することに御異議ございませんか。    (「異議なし」と言う者あり) ◯議長(山本 和延) 異議なしと認め、委員会付託を省略します。  討論を行います。    (「なし」と言う者あり) ◯議長(山本 和延) なければ、討論を終わります。  発議第9号について、採決を行います。  本件は、原案のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。    (賛成者起立) ◯議長(山本 和延) 起立同数であります。したがって、議長判断といたします。  議長判断は、この議案に対して反対といたします。  よって、発議第9号、森本隆議員に対する問責決議については、否決されました。  ここで、森本隆さんの入場を許可いたします。    (森本 隆君入場) ◯議長(山本 和延) 続いて、地方自治法第117条の規定により、19番議員、倉克伊議員の退席を求めます。    (倉 克伊君退場) ◯議長(山本 和延) 提出者に提案説明を求めます。  酒井さん。    (酒井 弘一君登壇) ◯6番(酒井 弘一) 倉克伊議員に対する提案理由並びに決議の内容は、先ほどと同様であります。 ◯議長(山本 和延) 説明が終わりましたので、本件に対する質疑を行います。質疑ございませんか。  森本茂さん。 ◯4番(森本 茂) 倉議員については、市議会議員として12月議会を控えて、10月中頃から東京では爆発的な感染が拡大している中、行ってはいけないのはもちろんのことなんですけれども、たしか倉さんは建設会社もやっておられると思います。たしか従業員もおられると思うんで、そういうところへ行ったらね、万が一ですよ、コロナがうつった場合は、自分の会社にも影響を与えるということでね、その辺の考えは全く考えておられなかったのかなと、その辺、自分の会社のことは一切言っておられなかったんでしょうか。お聞きします。 ◯議長(山本 和延) 酒井さん。 ◯6番(酒井 弘一) 森本茂さんの御質問ですけれども、会社経営をされている、建設会社を経営されているのは、そのとおりだろうと思います。従業員もおられるわけですけれども、この間のやり取りでは、そういうことは話題には全く上がりませんでした。  ただ、付け加えれば、他の皆さんもそれぞれ違う立場で、市民、または営業と関わって、いろんな方と接せられる立場にあることは、明らかであろうと思います。  ですから、倉さんの建設業だけを特にということではないかなと思います。 ◯議長(山本 和延) ほかに。    (「なし」と言う者あり) ◯議長(山本 和延) 質疑がなければ、本件に対する質疑を終わります。  お諮りいたします。  本件については、木津川市議会会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略することに御異議ございませんか。    (「異議なし」と言う者あり) ◯議長(山本 和延) 異議なしと認め、委員会付託を省略します。  討論を行います。    (「なし」と言う者あり) ◯議長(山本 和延) なければ、討論を終わります。  発議第9号について、採決を行います。  本件は、原案のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。    (賛成者起立) ◯議長(山本 和延) 起立同数であります。よって、議長採決といたします。  議長は、反対です。  よって、発議第9号、倉克伊議員に対する問責決議については、否決されました。  ここで、倉克伊さんの入場を許可いたします。    (倉 克伊君入場) ◯議長(山本 和延) 地方自治法第117条の規定により、11番議員、高岡伸行議員の退席を求めます。    (高岡 伸行君退場) ◯議長(山本 和延) 提出者に提案説明を求めます。  酒井さん。    (酒井 弘一君登壇) ◯6番(酒井 弘一) 高岡伸行議員に対する決議案の提出理由並びに決議案内容は、全く同様であります。 ◯議長(山本 和延) 説明が終わりましたので、本件に対する質疑を行います。質疑ございませんか。  高味さん。
    ◯14番(高味 孝之) 先ほど森本茂議員からもありましたけれど、議員は兼業することは禁止はされておりませんけれど、市民の皆さんの声としては、議会は議会だけれども、やっぱり兼業されている方は、住民の方と接触する機会が多いやないかと、特に営業の方を含め、高齢者と接触している方がいるのを、おまえらどう思っているねんというような声を聞きますけれども、その声は酒井さんの耳に入っておりますか。 ◯議長(山本 和延) 酒井さん。 ◯6番(酒井 弘一) 一般的に、例えば建設業とか、業種を問わずですけれども、今のお話は、広く住民の皆さん全般ということに代えさせていただいて、その声はありました。聞いております。 ◯議長(山本 和延) ほかに。  山本しのぶさん。 ◯7番(山本 しのぶ) 特に厳しい問責を求めるのではありませんが、1つ疑問点があります。  この問責に対して名前が挙がっている議長が、この件について議長を続けるというのが、私にはよく分からないです。河口議員が、なぜそのまま議長をしてくださらないのかが分からないです。  以上です。 ◯議長(山本 和延) 酒井さん。 ◯6番(酒井 弘一) 今、山本しのぶ議員の御質問ですけれども、今の件は、議会運営に関わることですので、提出者である私が答えるよりも、むしろ山本議長にお答えいただいたほうがいいと思います。 ◯議長(山本 和延) 議長として、ただいま酒井議員から答弁があるということですが、議長は議運にのっとって進行を進めさせていただいております。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) ほかに。  高味さん。 ◯14番(高味 孝之) 2回目ですので、今の議事運営について、山本しのぶ議員から疑義があったと。全く除斥に関しても、議会運営委員会で、除斥に関してのメンバー等々の話は行いましたけれども、当該当事者である議長がそのまま議長として運営をしているということについては、これは大きな疑義があって、ただ、やはりこの議案が終わるまでは、問責が可決されているんだから、河口副議長が仮議長を務めるべきではなかったのかと。その件については、もう一度議会運営委員会を開催をして、疑義をただす必要があると思いますが、どうでしょう。 ◯議長(山本 和延) ただいまの質疑は、提出者に対する質疑でございますか。  高味さん、確認いたします。  ただいまの質疑は、提出者の酒井さんに対する質疑ですか。  高味さん。 ◯14番(高味 孝之) だから、僕は質疑はもう1回したから、本会議での質疑は2回できへんから、議事運営についてのことを議会運営委員会でもう一回確認したらどうやということです。議事運営の動議です。 ◯議長(山本 和延) 議事を進めます。  ただいまは、11番議員、高岡伸行議員の問責決議についての審議でございます。  倉さん。 ◯19番(倉 克伊) 高味議員も議会運営委員会のメンバーですが、先ほど議会運営委員会で、この件は手順から全て確認して決定した事項であります。よって、同じ内容の審議を二度するということはできないと、このように思っています。  以上です。 ◯議長(山本 和延) ほかに。    (「なし」と言う者あり) ◯議長(山本 和延) 質疑がなければ、本件に対する質疑を終わります。  お静かに、お静かに。  お諮りいたします。  本件については、木津川市議会会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略することに御異議ございませんか。    (「異議あり」と言う者あり) ◯議長(山本 和延) 異議がありますので、起立によって採決いたします。  委員会付託を省略することに賛成の方の起立を求めます。  もう一度言います。  委員会付託を省略することに賛成の方の起立を求めます。    (賛成者起立◯議長(山本 和延) 起立多数でございます。よって、異議なしと認め、委員会付託を省略します。  討論を行います。    (「なし」と言う者あり) ◯議長(山本 和延) なければ、討論を終わります。  発議第9号について、採決を行います。  本件は、原案のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。    (賛成者起立) ◯議長(山本 和延) 起立少数であります。したがって、発議第9号、高岡伸行議員に対する問責決議については、否決されました。  ここで、高岡伸行さんの入場を許可いたします。    (高岡 伸行君入場) ◯議長(山本 和延) 本日の会議時間は、議事進行の都合により、木津川市議会会議規則第9条第2項の規定によって、延長します。  続いて、地方自治法第117条の規定により、2番議員、兎本尚之議員の退席を求めます。    (兎本 尚之君退場) ◯議長(山本 和延) 提出者に提案説明を求めます。  酒井さん。    (酒井 弘一君登壇) ◯6番(酒井 弘一) 兎本尚之議員に対する問責決議の提案と決議文の内容は、全く同様であります。  ただ、付け加えて発言をしたいと思います。  1つは、冒頭に提出の要件として、議員8分の1以上ということで話を触れたところがありましたけれども、それについては、懲罰に関するということで申しましたが、問責は懲罰ではないということで、それは取消しをさせていただきます。それが1点です。  それから、同じ内容のことで、5人に対して5回目、この場に私は立っておりますけれども、やっぱり先ほどの議会運営委員会の決定はおかしいなと改めて思います。なぜ、こんな御丁寧なことをせないかんのか、懲罰でもないのにということを個人の思いとして表明させていただきます。  以上です。 ◯議長(山本 和延) 説明が終わりましたので、本件に対する質疑を行います。質疑ございませんか。  西山さん。 ◯15番(西山 幸千子) 先ほどから、議員がされている職業の話とかということもあったんですけれども、この兎本議員に対しては、私も市民の方から、介護施設に関わっていらっしゃるということで、特に不安が増すようなことになっているということをお聞きいたしました。それに関して、提出者のほうはどう思っていらっしゃるのか、何か御存じであれば。  それと、今おっしゃったように、問責決議で、最初に議長がその対象で、今の時点では唯一該当されているのに、そのことに関して提出者としてはどう考えていらっしゃるのか。  例えば、最終的にほかの方が問責に値しないとなるならば、やはり議長として責任は一番重たかったのではないかなというところを感じます。それに関しては、提出者としては、5人に対して同じレベルで出しているのかどうかというところの部分、ちょっと御説明をお願いします。 ◯議長(山本 和延) 酒井さん。 ◯6番(酒井 弘一) 西山議員の御質問、3点あったかと思うんですが、ちょっと2つ目が、意味が十分通じませんでした。1点目と3点目については、お答えしたいと思います。  まず、兎本議員が介護施設に深く関わっておられるということは事実であります。その件について、その関係者の方から、直接、私は聞いてはおりません。それが1点です。  それから、すみません、2番目と3番目、もう1回言っていただけませんか。 ◯議長(山本 和延) 西山さん。 ◯15番(西山 幸千子) 2番目、順番はちょっとあれなんですけれども、一番最初に議長が問責に値するということで、そのまま議長として続けていることに関して、提出者としては5人同等でという形で、これを考えていらっしゃったのかというところの部分が1つです。  もう一つは、私は直接、そういう介護職に関わっている議員が、一般の介護の関係とか施設とかに関わっている人たちとか、病院関係とか、特にもうどこにも出かけないということを考えながらされているのに、そういうことがあるということ自体に不満の声をお聞きしましたが、そこに関しては、どう思っていらっしゃるのかということも含めてということでちょっとお聞きしたと思うんですが。 ◯議長(山本 和延) 酒井さん。 ◯6番(酒井 弘一) 順番が入れ替わったかと思いますが、今の御質問に関わって、今日に至る経過も少しお話ししたいと思います。  というのは、私がこの件を知ったのは、冒頭申しましたように、先週の12月15日、一般質問の中においてでありました。その日、一般質問が終わってから、夕刻、私を含む3人の会派幹事が議長室へ行ったわけです。  まず、山本議長は、この行動、東京行きに参加をしたのかどうか聞きました。その答えは、行ったということを明確に答えられました。ただし、その言い方がどうかと申しますと、会派、れいわの会から誘われて、声をかけられて行きましたと。それはないでしょうという話から、話が始まったわけであります。  ですから、そもそもこの決議案の中にも書いておりますし、提案理由にも書いておりますけれども、議長としての市議会の代表や責任者としての自覚の問題として、私は非常に問題だと思っております。  だから、その間、今日に至るまで何度かの機会はありましたけれども、一貫して反省や謝罪の意は示されなかったということで、本当に残念に思っています。  先ほど、山本しのぶ議員からも、また他の議員からも、同様の発言がありましたけれども、問責決議を受けた議長がそのまま議事進行していくことについても、やはり併せて議会運営委員会の先ほどの審議が私は不十分、間違っていたんではないかという思いを強くしています。  それから、3点目の御質問でしたけれども、介護施設に直接関わっておられる、高齢者の皆さんに関わっておられる兎本尚之議員でありますけれども、それはそれでそうなんだけれども、そもそも会派研修はやめておこうと、府県を超えてはということは、会派幹事会の確認事項でありました。要望活動はいいんじゃないかというふうに、今、主張する向きがあるわけですけれども、今回の東京行きは、研修と要望活動の両方なんです。だから、ほかの会派に相談をするべきではなかったか、そんなふうな事柄だと思っています。  以上です。 ◯議長(山本 和延) 西山さん。 ◯15番(西山 幸千子) 今回のこの問責なんですけれども、やはり運営としてちょっとこれはどうかなというのは、先ほどから出ているように、それは思います。問責に値するとされた議長が、他の人たちに免罪符を渡しているような形になりました。今、ちょっと、先ほどは賛成少数になってしまったんですが、同数の場合に、そういう形になっています。  本来、これの提出としては、お名前が出ているのは5人ですけれども、これは委員長とかという役職というところで、特に本来ならば模範となるような行動を取るべきではないかということなんですが、全体としては、れいわの会全体としても、やはり本来は慎むべき行動であったかと思うんですが、このまま行った場合に、議長だけが問責になったりするとなってしまうわけですよね。会派としての反省は求められないようなことになりかねないと思うんですが、そこの部分は提出者としてどう考えていらっしゃるか。 ◯議長(山本 和延) 酒井さん。 ◯6番(酒井 弘一) お答えします。  今日に至る中で、問責決議を出すとしたら誰をするかという話になったわけですけれども、ただ、念のために皆さんにお伝えしておきたいのは、この件は、先週から準備した話ではありません。昨日の議長・副議長が同席した会派幹事会の場で、どうにもそこに、議長や森本隆議員、会派幹事であります。その2人から反省や謝罪に至る言葉が一切なかった。自らの行動を正当化する発言が繰り返された中で、急遽、やはりこれは必要だろうということで、今日に至ったわけです。  今、御質問のどなたを問責対象にするんだということについては、当然、名前が挙がっておられないれいわの会の3人の方、不参加の方も含んで、3人の方も、当然、自分たちの会派のことでありますから、同様に厳粛に受け止めていただいていると思います。  5人の方の結果は、問責決議可決、後、否決が続いておりますけれども、これは、今の御質問のとおり、れいわの会全員に対する問責に近いというふうに私は理解してもらえているというふうに思っていますので、3人については、様々な役職、12月議会の運営に直接関わるという意味で上げさせていただいたということだけ申しておきたいと思います。 ◯議長(山本 和延) ほかに。  森本茂さん。 ◯4番(森本 茂) 山本議長は、この中で多分1人だけの問責決議に値するということになってしまうと思うんです。議長だけが見せしめになったみたいなことになってしまうんですけれども、それに対して、本来、問責を受けたからには、強制力はないんですけれども、どこかで、ここにうたっているように反省と謝罪をしていただく必要が私はあると思うんです。その機会は、どこであると思われますか。 ◯議長(山本 和延) 酒井さん。 ◯6番(酒井 弘一) お答えできるかどうか分かりませんが、私が態度を示す立場ではありませんので、私がお答えはできないと思います、その時期や場所については。しかし、何らかの意思表示があるものと思います。  結果は、5人の方々、違いが出たわけですけれども、私は山本議長が代表して、この5人、もっと言えばれいわの会に対する批判の声として受け止めて、態度を急いで示していただきたいなと願っております。 ◯議長(山本 和延) 森本茂さん。 ◯4番(森本 茂) 私も同感です。  議会に対して反省と謝罪、それから市民に対しても反省と謝罪を議長はするべきやと、れいわの会の代表並びに議会の代表者として、それをやっていただかなければならないというふうに思います。  これからも、議長に対しては、強くそういうようなことをされるのかどうか、注視していきたいと思います。皆さんも、全議員、よろしくお願い申し上げます。 ◯議長(山本 和延) ほかに。    (「なし」と言う者あり) ◯議長(山本 和延) 質疑がなければ、本件に対する質疑を終わります。
     お諮りいたします。  本件については、木津川市議会会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略することに御異議ございませんか。    (「異議なし」と言う者あり) ◯議長(山本 和延) 異議なしと認め、委員会付託を省略します。  討論を行います。    (「なし」と言う者あり) ◯議長(山本 和延) なければ、討論を終わります。  発議第9号について、採決を行います。  本件は、原案のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。    (賛成者起立◯議長(山本 和延) 起立少数であります。したがって、発議第9号、兎本尚之議員に対する問責決議については、否決されました。  兎本尚之さんの入場を許可いたします。    (兎本 尚之君入場)      ──────────────────────── ◯議長(山本 和延) 追加日程第2、委員会の閉会中の継続審査及び調査についてを議題といたします。  各委員長から、委員会において審査及び調査中の事件につき、木津川市議会会議規則第111条の規定により、お手元に配付いたしました申出書の写しのとおり、閉会中の継続審査及び調査の申出があります。  お諮りいたします。  本件は、各委員長からの申出書のとおり、閉会中の継続審査及び調査とすることに御異議ございませんか。    (「異議なし」と言う者あり) ◯議長(山本 和延) 異議なしと認めます。したがって、本件は、各委員長からの申出書のとおり、閉会中の継続審査及び調査とすることに決定しました。      ──────────────────────── ◯議長(山本 和延) 以上で、今期定例会に予定しておりました日程は全部終了いたしました。  したがって、木津川市議会会議規則第7条の規定により、本日で閉会したいと思います。これに御異議ございませんか。    (「異議なし」と言う者あり) ◯議長(山本 和延) 異議なしと認めます。よって、本定例会は本日で閉会することに決定しました。  閉会に当たりまして、河井市長から挨拶を受けます。  河井市長。    (市長 河井 規子君登壇) ◯市長(河井 規子) 令和2年第4回木津川市議会定例会の閉会に当たりまして、一言御礼を申し上げます。  今定例会に御提案させていただきました多くの重要案件につきまして、慎重なる御審議の上、御同意・御議決を賜りまして、誠にありがとうございました。  さて、新型コロナウイルス感染症が全国的に拡大が続いており、京都府におきまして医療の逼迫を訴える緊急声明が出されるなど、医療崩壊が危惧されております。  このため、急遽、先日の19日、20日の2日間、市民の皆様に広報車で感染の拡大防止のお願いを行ったところでございます。  先日も申し上げましたとおり、いま一度、市民の皆様におかれましては、年末年始を迎え外出の機会も増えますが、大切な方を守るために、感染が拡大している地域はもとより、不要不急の外出を控えていただきますとともに、感染防止の3つの基本であります「身体的距離の確保」「マスクの着用」「手洗い・うがいの励行」を徹底していただきますよう、重ねてお願いを申し上げます。  また、新型コロナウイルス感染症の影響により、学生の就職内定率の低下や65歳以下の女性の失業者も増加しているとのデータも公表されております。  このため、市といたしまして、就職を希望される女性を支援するため、ハローワークと奈良県の協力の下、奈良市と連携いたしまして、明日、12月23日及び来年1月20日にイオンモール高の原におきまして、「オシゴト応援カフェ」と題しまして、お仕事相談会や働く女性のためのセミナーなどを開催をいたします。  また、2月9日にも、女性が働きやすい企業に会える合同企業説明会を開催することとしています。  市民の皆様にも、ぜひこの機会を御活用いただきたいと考えております。  次に、「史跡恭仁宮跡の発掘調査成果の報告について」でございます。  平成24年度から10年計画で、京都府教育委員会が発掘調査を実施されており、今年度が9年目となります。  今年度の調査では、国の役人が業務を行う朝堂院の南東隅検出によりまして、朝堂院の規模が東西約117メートル、南北約98メートルと確定をいたしました。  次年度は、発掘調査の継続とともに、10年間の成果をまとめた報告書の刊行に向けた作業も開始されると伺っております。  次に、「東京2020オリンピックの聖火リレーについて」でございます。  今年延期されました東京2020オリンピックの聖火リレーが、来る5月26日に木津川台の「国際高等研究所前」から「木津川台中央公園」までの区間で実施されることが、先日、発表されました。  市といたしましては、コロナ対策も含めまして安全かつ円滑に実施できるよう万全を期すとともに、数十年に一度の機会ですので、地域が盛り上がるよう取り組んでまいりたいと考えております。  今年は、新型コロナウイルス感染症の拡大から、市として、この未曽有の危機に的確に対応すべく、本年2月3日に新型コロナウイルス感染症対策本部を設置し、今日まで様々な決定を行うとともに、各種支援策などにスピード感を持って取り組んできたところでございます。  このため、市発足後、最多となります4回の臨時会や9回にわたる補正予算を編成し、対応してまいりました。  このように対応できましたのも、議員の皆様の御支援・御協力のたまものと感謝を申し上げます。  世界では、ワクチン接種が始まり、日本でもワクチンの承認申請が提出されましたが、まだまだ新型コロナウイルス感染症の収束は見通せません。  今後とも、適時的確に対策を行う必要もあろうかと考えておりますので、議員各位の皆様の御支援・御協力を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。  最後に、何かと気ぜわしい年の瀬を迎えますが、議員各位におかれましては、くれぐれも御自愛をいただき、健やかに新年をお迎えになられますことを心から御祈念を申し上げまして、議会の閉会に当たりましての御挨拶とさせていただきます。  大変お世話になりました。ありがとうございました。 ◯議長(山本 和延) 今期定例会は、去る12月1日から本日まで22日間でありましたが、同意7件、議案16件、請願2件、発議4件について、議員各位には慎重審議を賜り、誠にありがとうございました。  これをもちまして、令和2年第4回木津川市議会定例会を閉会いたします。  皆さん、御苦労さまでした。                         午後5時15分 閉会 このサイトの全ての著作権は木津川市議会が保有し、国内の法律または国際条約で保護されています。 Copyright (c) KIZUGAWA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved....