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令和2年第4回定例会(第5号) 議事日程及び一般質問表 開催日:2020年12月18日
令和2年第4回定例会(第5号) 議事日程及び一般質問表 開催日:2020年12月18日
令和2年第4回定例会(第5号) 本文 開催日:2020年12月18日
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  1. 木津川市議会 2020-12-18
    令和2年第4回定例会(第5号) 本文 開催日:2020年12月18日


    取得元: 木津川市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-21
    2020年12月18日:令和2年第4回定例会(第5号) 本文 ▼最初のヒット発言へ(全 0 ヒット)       令和2年第4回木津川市議会定例会会議録(第5号) 午前9時30分 開議 ◯議長(山本 和延) 皆さん、おはようございます。御苦労さまです。  ただいまの出席議員は20人であります。  これより令和2年第4回木津川市議会定例会を再開し、直ちに本日の会議を開きます。  なお、新型コロナウイルスの感染が拡大しております。引き続き警戒が必要な状態となっております。改めて、円滑な議会運営に御協力をお願いいたします。  本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。  日程に入る前に、河井市長から、新型コロナウイルスの発生状況について発言の申出がありましたので、これを認めます。  河井市長。    (市長 河井 規子君登壇) ◯市長(河井 規子) 議会冒頭の貴重なお時間を頂きまして、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴いまして、一言市民の皆様にお願いを申し上げたいと考え、お時間を頂きました。  新型コロナウイルス感染症が全国的に拡大をしており、政府も年末年始におけるGoToトラベル事業の一時停止を決定をされました。  京都府でも、一日の感染者数が過去最多を更新し続けており、高齢者から若年者まで幅広い年齢層で感染者が増加しております。  木津川市でも、連日のように感染者が確認されており、一日の感染者数も増加傾向になるなど、大変厳しい状況にあると考えております。  市民の皆様におかれましては、年末年始を迎え外出の機会も増えるものと考えますが、大切な方を守るために、感染が拡大している地域への外出はもとより、不要不急の外出を控えていただくとともに、感染防止の3つの基本であります「身体的距離の確保」「マスクの着用」「手洗い・うがいの励行」を徹底していただきますよう、どうぞよろしくお願いを申し上げます。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 日程に入ります。      ────────────────────────
    ◯議長(山本 和延) 日程第1、一般質問を行います。  昨日に引き続き、一般質問を行います。  本日は、3人の8問で行います。  それでは、1番目、河口さん。    (河口 靖子君質問席へ移動) ◯18番(河口 靖子) 皆さん、おはようございます。議席番号18番、みやこ創世会、河口靖子です。  それでは、一般質問に入らせていただきます。  今回は、2問させていただきますので、行政の皆さん、よろしくお願いいたします。  1問目です。「天理加茂木津線における諸問題」について。  府道44号天理加茂木津線は、加茂地域に暮らす人々にとって生活道路として必要不可欠な道です。特に。加茂駅から岩船寺までの幅員は何か所も狭隘な部分があり、いつ事故が起きてもおかしくない状況にあります。この問題は、これまでから再三にわたり質問していますが、市は府に対して要望していくと答弁をするものの、一向に改善されていません。  そこで、以下のことを問います。  (1)加茂駅から里地区(常念寺前)を経由し、辻地区から岩船寺の間の狭隘道路の改修見通しは。  (2)南加茂台地区から泉川中学校に通う生徒たちの通学路になっている常念寺前から南加茂台1丁目は狭隘な道路であり、見通しも悪く、冬期は日没が早く、薄暗い。そして、治安問題について、教育委員会の考えを問います。  (3)加茂町大野整備区間の工事着工の見通しは。  (4)残念石の保存についての結論は。  以上です。よろしくお願いします。 ◯議長(山本 和延) 建設部長。    (建設部長 滋井 邦明君登壇) ◯建設部長(滋井 邦明) 皆さん、おはようございます。  建設部長でございます。  河口議員の1点目と3点目の御質問にお答えをいたします。  加茂地域における府道天理加茂木津線につきましては、生活道路として必要不可欠な道路であり、狭隘な箇所があることは市としても認識しており、京都府に対して、毎年、改善の要望を行っているところでございます。  京都府に確認したところ、天理加茂木津線の当該区間は、1.5車線化事業の検討を行っていますが、整備については、現時点では未定と伺っているところでございます。  3点目の大野バイパスにつきましては、今年度、用地測量に着手されており、工事の着手に向けて進められています。  私からは、以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 教育部長◯教育部長(竹本 充代) 教育部長でございます。  河口議員の2点目の御質問にお答えいたします。  中学校では、できるだけ複数で登下校するよう指導しています。また、冬季については、可能な限り日没前に生徒が安全に下校できるよう、部活動時間を短縮して下校時刻を早めるなどの対策を行っています。  4点目の、いわゆる残念石の保存については、近畿地方整備局淀川河川事務所と京都府山城南土木事務所と協議し、歴史的に貴重な資料として埋もれることのないよう、適切な場所への移設について、要望書を提出しております。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 河口さん。 ◯18番(河口 靖子) それでは、再質問をさせていただきます。  まず、1問目からです。辻地区から岩船寺への道路は、地元からの改善要望も出ていることと思います。既に、この区間の山側は、京都府が土地の買収も進んでいると聞き及んでおり、年次計画を立てて実行していただければ、今頃は2車線の道路が完成しているぐらいの年月がたっています。市としてももっと重要視し、府に働きかけていただきたいと考えます。再度、答弁をよろしくお願いします。 ◯議長(山本 和延) 建設部長◯建設部長(滋井 邦明) 建設部長でございます。  再度の御質問にお答えをさせていただきます。  市としても大変重要な道路であるということは認識をしておりますので、毎年、京都府さんに対して要望をさせていただいているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 河口さん。 ◯18番(河口 靖子) 要望を出していただいているということは本当にありがたいことですが、さきに答弁をしていただきましたところで、現時点では未定と伺っていますというふうに回答されました。この未定なんですが、やはりなぜ未定なのか、本当に長い間、地元の要望というのがあったと思います。ですから、未定というのは少しおかしいんじゃないかなというか、疑問に思うわけですが、この未定ということについて、府からの回答があったときに、じゃあなぜ入れていただけないのかという投げかけはしていただいたのでしょうか。 ◯議長(山本 和延) 建設部長◯建設部長(滋井 邦明) 建設部長でございます。  お答えをいたします。  京都府におかれましては、検討はしていただいているものの、今言いましたように、動いていないのが現状でございます。  京都府といたしましても、また予算、またマンパワーの関係もあり、優先順位の高いところから工事をしていくというふうに伺っているところでございます。  以上です。 ◯議長(山本 和延) 河口さん。 ◯18番(河口 靖子) 今、答弁の中に、優先順位というふうな文言がありました。これは、どういうふうな形で優先順位をつけられているのか、お伺いいたします。 ◯議長(山本 和延) 建設部長◯建設部長(滋井 邦明) 建設部長でございます。  お答えを申し上げます。  優先順位と申しますのは、今、京都府のほうでも多くの道路を管理していただいております。特に、国道163号とか、あといろいろ府道の管理をしていかなければならない箇所があるんですけれども、早期にやっていかなければならないというところが多々ございますので、まずはそちらのほう、交通量の問題とかもございますので、そちらのほうを対応していただいているというふうに伺っております。  以上です。 ◯議長(山本 和延) 河口さん。 ◯18番(河口 靖子) この私が申しました区間は、平成14年に私が旧加茂町の議員になったときに、同じ同僚がこの問題を4年間、旧加茂町議会で訴えられて、少しよくなったという部分もあります。それぐらい前から、この問題は、拡幅してほしいという、そういう願いが出ているわけです。ですから、市としてももっと働きかけていただきたい。私は、初めてこの問題を取り上げたわけではございません。前にも、この道路について質問もさせていただきました。ですから、もっと市としても重要視をしていただき、何度も要望を出していただいて、実現できるように努力していただきたい、そのように思います。あわせて、もう一度、御答弁をお願いいたします。 ◯議長(山本 和延) 建設部長◯建設部長(滋井 邦明) 建設部長でございます。  再度の御質問にお答えをさせていただきます。  市といたしましても、大変重要な道路ということで、市民の皆様の利便性の向上のためにしっかり要望をしていきたいというふうに思っております。  それと、京都府におかれましては、何もしていないというわけでもございませんで、今年度におきましても、府民協働型インフラ保全事業で、加茂地域の天理加茂木津線におきましては、側溝の設置や路面修繕、路面標示の再施工ということで、7か所の事業も進めていただいておりますんで、何もされていないというわけではございません。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 河口さん。 ◯18番(河口 靖子) それでは、2つ目の再質問に行きます。  中学の通学路の問題ですが、この場所で、やはり以前、被害に遭ったという事件もございました。ですから、親御さん、要するに家族の方、お父さん、お母さんたちがすごくいつも心配されている通学路の箇所でございます。  そこで、答弁をしていただきましたが、これについていろいろと気遣ってはいただいているんですが、中学として、この時期に見守りとか、状況を把握されているんでしょうか。そういう行動を取っておられるのかどうか、お聞きしたいと思います。 ◯議長(山本 和延) 教育部長◯教育部長(竹本 充代) 教育部長でございます。  御指摘の箇所、確かに議員おっしゃるように、道幅も狭いですし、木々が茂っている中での薄暗い道路というところになっております。学校のほうも、もちろんその辺りは認識しておるところで、特に冬場につきましては、下校時間を早めるようにというところをさせていただいているところでございます。  そういった中で、不定期ではございますが、学校のほうでもパトロール等を実施させていただいているというところでございます。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 河口さん。 ◯18番(河口 靖子) この道路は、地元の方にとって生活道路の本当に重要な道です。交通量も結構多く、中学生の制服が紺や黒の上着を着用しているために、運転手にとっても見にくいという、そういう状況にもあります。一度、教育委員会としても、現場を見ていただいて、少し何か改善を考えていただきたいと思っていますが、いかがでしょうか。 ◯議長(山本 和延) 教育部長◯教育部長(竹本 充代) 教育部長でございます。  学校のほうも、生徒たち自身にも十分気をつけるようにというふうな指導をさせていただいているというところでございます。  今、議員おっしゃったように、なかなか中学生の姿が見えにくいというところですが、冬場に子供たちがよく着用しているパーカーですね、その辺りに蛍光テープとかが入っているというところでございますが、そういったものの使用等を進めるなど、子供たち自身も自ら安全を守れるようなことは、また学校のほうでの指導はさせていただけるものかなというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 河口さん。 ◯18番(河口 靖子) 次に行きます。  3つ目です。大野バイパスの着工についてですが、赤田川水門が完成してから、間もなく3年が経過しようとしています。大野地区の狭隘道路のバイパスは、すぐにでもできるものと期待をしておりました。国・府との連携の悪さが、いまだに施工されていない状況にあるのではないかと考えます。  先日、国道163号、山城町地区のり面崩壊のために通行禁止になったとき、この道が渋滞し大変だったことは、行政側には分かっておられることと思っています。だからこそ、早急に施工していただきたいと考えております。今後のスケジュールも併せて、再度お答えください。 ◯議長(山本 和延) 建設部長◯建設部長(滋井 邦明) 建設部長でございます。  再度の御質問にお答えをさせていただきます。  工事が遅れているということでございますが、国・府の連携が悪いのではないかということでございますけれども、決してそういうことではございません。  今年度、着手する予定でございましたけれども、やはり地元の関係がございまして、地元調整に時間を要したため、今年度は用地測量というところでございます。  今後のスケジュールでございますけれども、これが進んでいきますと、来年度、用地の確保をして、令和4年度から工事着手したいというふうに伺っているところでございます。  以上です。 ◯議長(山本 和延) 河口さん。 ◯18番(河口 靖子) 分かりました。できるだけ早くバイパスが完成しますように、努力をよろしくお願いしたいと思います。  4つ目になります。残念石の保存についての件ですが、この残念石の所有者は誰であるのか、お答えいただけますでしょうか。 ◯議長(山本 和延) 教育長。 ◯教育長(森永 重治) 教育長であります。  河口議員の再質問にお答え申し上げます。  残念石の石というのが、河川敷内にありますので、基本的には、そこの所有者、つまり国の所有権にあると、そう理解いたします。  以上です。 ◯議長(山本 和延) 河口さん。 ◯18番(河口 靖子) 今、河川敷というか、そこにあるので、国であろうというふうな答弁だったと思いますが、適切な場所へ移設するということで要望を出しているということなので、やはり国に働きかけておられるというのは、よく分かります。  やはり、この石のことを歴史・文化的に年表をひもといてみますと、本当に貴重な石であるというところが分かります。御紹介したいんですが、時間がないので、今回はやめますが、本当に貴重な石です。
     これは、ただ、大阪城の修理に残石を用いている話が記録にされているんですけれども、これは実際には残ったものではなく、いろいろ調べてみますと、修理用に備蓄されたという石でもあるわけです。ですから、本当に大切な石であることを、ここで申し伝えておきたいというふうに思っています。  これについては、この要望を出しておられるんですが、今度、バイパスができるまでに、これは解決できるのかどうか、その辺のところをお答えください。 ◯議長(山本 和延) 教育部長◯教育部長(竹本 充代) 教育部長でございます。  この件につきましては、そのバイパスの工事の計画に合わせまして、石が埋もれないようにというところで要望させていただいておりますので、今後も、先ほど建設部長のほうからあったように、これから工事が進んでいくという中で、こちらの要望を取り入れいただけるように、引き続き要望を続けていくというところで考えております。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 建設部長◯建設部長(滋井 邦明) 建設部長でございます。  再度の御質問にお答えをさせていただきます。  府の事業として今後バイパス事業が進められていくんですけれども、残念石につきましては、移設する方向で検討しているというふうに聞いているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 河口さん。 ◯18番(河口 靖子) 移設されて大切に保存されることを望んでおります。  それでは、2問目に移りたいと思います。  「環境教育の取組み」についてです。  先日、朝刊を見ていると、「紙芝居で森林学ぼう」の記事が大きく報道されていました。紙芝居をつくられたのは、近畿中国森林管理局箕面森林ふれあいセンターの職員、矢放七海さんは「子供たちに森と水の関係を楽しく学んでほしい」との思いから製作されたそうです。既に奈良県大和郡山市、金沢市など各地で、この紙芝居を活用されています。  本市にも森林が多数点在し、特に加茂地域の水道水は地下水を活用していることを考えると、子供だけではなく大人も紙芝居を利用し、楽しんでもらえるように、本市での環境教育に活用してはどうでしょうか。 ◯議長(山本 和延) 市民部長。    (市民部長 山本 昌宏君登壇) ◯市民部長(山本 昌宏) 市民部長でございます。  河口議員の御質問にお答えいたします。  環境教育の取組みに当たりましては、状況に応じて様々な手法を有効に活用し、学習者の理解を深めることが重要でございます。  学習するテーマや学習者の特性にも配慮しながら、より効果的な手法や教材を活用していきます。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 河口さん。 ◯18番(河口 靖子) ありがとうございます。  今、紹介いたしました紙芝居の「雨水のぼうけん」という、この紙芝居ですが、この物語は、主人公の小学生ユウちゃんが、おばあちゃんの家で飲んだ水道水のおいしさに感動し、そのおいしさの秘密を知りたくなるところから始まります。ユウちゃんは、空想の世界で雨粒の妖精になって森に降り注ぎ、木の葉っぱからスポンジのような森の土に降りて様々な探検や体験をします。その過程で秘密の答えを見つけていくという物語です。  今、市民部長が答えていただきました答弁ですが、少し抽象過ぎて、よく分からない答弁でございます。学習するテーマや学習者の特性にも配慮しながら、より効果的な手法や教材を活用しています。もう少し具体的にお答えください。 ◯議長(山本 和延) 市民部長◯市民部長(山本 昌宏) 市民部長でございます。  実際にどんな手法を活用しているかという再質問でございますけれども、実物に触れるということでありますとか、写真を見る、施設の見学、カードゲーム等々の手法があるというところでございます。  具体的には、例えば環境の森センター・きづがわでは、自治会の団体、小学校からの見学を受けているということでありますとか、小学校では、ごみの見本に触れながら、実際に分別を行って、テーマごとにグループで話し合うとか、最近では、SDGsの関係でカードを使った学習をするといったような様々な手法を用いているというところでございます。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 河口さん。 ◯18番(河口 靖子) この環境問題は、教育委員会のほうでも関係があるのかなというふうに思います。学校では、どのような環境教育をなさっているのか、お答えできれば、お答えください。 ◯議長(山本 和延) 教育部理事◯教育部理事(遠藤 順子) 教育部理事でございます。  学校でも、しっかりと環境問題の解消のためにはどうしたらいいかというところで、環境教育には取り組んでおるところです。  主に社会科ですね、森と水の環境を学ぶ学習では、社会科で森林資源の働きであったり、水産業の学習で森を守ることが豊かな海を守ることにつながるという学習を行ったり、道徳科でも、樹木医の教材がありまして、それを用いまして森林を守ることをテーマとした学習を行っております。  あと、生活科や理科につきましても、樹木や森林の特性、総合的な学習の時間におきましても、環境教育に取り組んでいるところでございます。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 河口さん。 ◯18番(河口 靖子) そうですね、森と水などの関係については、やはり小学4年生の理科とか社会、それから5年生の社会、それから6年生の、今言われた理科などで学習されているというふうに思っています。  また、3年以下の児童や未就学のお子さんなんかも、こういう紙芝居で自然のこういうことをするということも大切だというふうに思います。  そういう意味では、この紙芝居の活用ということを少し念頭に置いていただければなというふうに思っています。  また、戻りますが、市民部長にお聞きします。この紙芝居、森と水の「雨水のぼうけん」については、こどもエコクラブの活動なんかにも活用できるのではないかと私は考えますが、どうでしょうか。 ◯議長(山本 和延) 市民部長◯市民部長(山本 昌宏) 市民部長でございます。  議員のほうから紹介いただきました「雨水のぼうけん」につきましては、先ほど議員のほうからもありましたように、箕面森林ふれあい推進センターのほうの提供というところでございますけれども、学校教材でありますとか、森林環境教育の教材として利用できるというところでございますので、そういったところも紹介しながら利用していきたいというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 河口さん。 ◯18番(河口 靖子) また、これは鹿背山の里山のいろいろ活動されているところでも、こういうものの環境の教育として活用していただければいいのではないかなと私は考えます。どうでしょうか。 ◯議長(山本 和延) 建設部長◯建設部長(滋井 邦明) 建設部長でございます。  お答えをいたします。  現在、木津北地区におきましては、各種団体が既に環境教育として子供たちに様々な事業を進めていただいているところでございます。例えば、里山塾、里山農業体験、森の基地づくり、里山の生き物・水質調査など、いろいろな取組を進めていただいているところでございます。  今、議員から御提案のありました内容につきましては、今後、北地区における活動の参考というふうにさせていただき、また各種団体にもこのお話をさせていただきたいなというふうに思います。  以上です。 ◯議長(山本 和延) 河口さん。 ◯18番(河口 靖子) 次ですが、木津川市には、やはり森林がたくさんあります。そこで、マチオモイ部長にお聞きしたいと思うんですが、木津川市における森林の整備は今どうなっているのでしょうか、お答えください。 ◯議長(山本 和延) マチオモイ部長。 ◯マチオモイ部長(井上 透) マチオモイ部長でございます。  ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。  戦後、高度経済成長期に植林をされました人工林につきましては、今現在、利用可能な時期を迎えておるというところではございますが、林業の低迷や森林所有者の世代交代により、森林への関心が薄れてきております。ですので、その森林の管理が適正に行われていないのが現状となっております。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 河口さん。 ◯18番(河口 靖子) 今、適正に行われていないというところで、大変高齢化が進む中、難しいとは思うんですが、それについて、今後どのようにしていこうというふうなお考えをお持ちだと思いますので、お答えください。 ◯議長(山本 和延) マチオモイ部長。 ◯マチオモイ部長(井上 透) マチオモイ部長でございます。  ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。  先ほど答弁させていただきましたように、森林については、適正な管理がされておらない森林が多々あるというところで、国によりまして、平成31年4月になりますけれども、森林経営管理法というのが制定されております。それによりまして、森林環境税というのが新たに創設されまして、納税者1人1,000円の市民税を納付すると。それを財源にして、それぞれの市町村がその森林の管理を適正に行うということで、財源として活用していくということが定められておりますので、本市におきましても、令和元年度、山城町地域を皮切りに、令和2年度におきまして、木津町・加茂町地域の森林についての調査を行っております。  今後、そういう調査、またはその所有者の実態把握を図りながら、その森林の保全管理を行っていくというところになっておりますので、すごく長い計画にはなりますが、放置された森林の管理を行っていくというところになります。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 河口さん。 ◯18番(河口 靖子) ありがとうございます。  この問題は、すぐに解決する問題ではないし、また森林というのは民有地が多いという、そういうこともあり、行政が一括して何か事業を云々、整備をするということも大変難しいというのは、私も重々分かっております。  しかしながら、やはり今後の環境問題を我々が考えるときに、個人だけではなく行政が率先して行っていただきたい、森林の整備というのは本当に大切なものだということを、今回意識していただければ、非常にありがたいなというふうに思っています。  今後、重要視する市の事業としてやっていってほしいと思います。そのことについては、どうでしょうか。 ◯議長(山本 和延) マチオモイ部長。 ◯マチオモイ部長(井上 透) マチオモイ部長でございます。  ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。  適切な森林管理が行われていない土地に対しましては、先ほど御質問いただきましたように、所有権はそれぞれの所有者にございますので、それらの方の責務を明確にした上で、先ほど紹介させていただきました森林経営管理法に基づきまして、市内における森林をどのように管理していくか、その所有者の責任を明確にした上で、市としても適正な管理に努めてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 河口さん。 ◯18番(河口 靖子) 次に、加茂地区では、水道水に地下水を使っています。私は、水質や地下水量が今現在どうなっているのか知りたいなというふうに思っておりますが、水道事業管理者のほうから何か答弁がございましたらお答えいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◯議長(山本 和延) 水道事業管理者。 ◯水道事業管理者(池尻 潔昭) 水道事業管理者でございます。  加茂地域につきましては、盆地になってございまして、四方からの水が集まるような構造になってございます。森林により長い時間をかけて浄化し、涵養された安全なおいしい水というふうに認識してございますけれども、その水量の関係でございますけれども、加茂地域については、供給能力といたしまして、1日7,300トン、これを供給する能力を有してございます。  したがいまして、今現状といたしまして、十分な水量は、十分地下水として蓄えられておりますので、今後についても利用できるものというふうに考えてございます。  それから、水質の関係でございますけれども、当然、安全な良質な水を届けるために毎日検査を行っているわけでございますけれども、木津川市の全体の中で14か所の井戸がございまして、加茂については8か所になりますけれども、全体の中、二、三の井戸の中で鉄分を多く含むという状況がございますけれども、ほとんどの水はそのまま飲んでいただけるというようなおいしい水ということでございます。  しかし、水道水として提供する場合につきましては、消毒する必要がございますので、塩素処理を行ってございますし、また維持管理上、全て浄水処理を行って供給しているということでございますけれども、成分といたしましては、ミネラル分といいますか、カルシウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウム、そういった成分を含むおいしい水になっているというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 河口さん。 ◯18番(河口 靖子) ありがとうございます。  私も南加茂台に引っ越してきて、本当に水がおいしいなというふうに感じて、今、暮らしております。南加茂台の地域によって違うんですけれども、私の住んでいる8丁目は、夏は水滴がつくぐらい冷たい。冬は、本当に手が震えるぐらいの温度ではなく、普通に水を使っていても、温かいとは言いませんが、違和感がなく使えているという、そういうふうにやはり本当においしい水だなというふうに実感しながら暮らしていますし、やはりこれは大切にこういうものは使っていただきたいなと思います。  そこで、今、水量の件で、7,300トンというふうなところをおっしゃいましたので、やはりその辺は、どれぐらい年数としては、今後ずっとこういう形で水道水として使っていけるのかどうか、その辺の見通しはどうなっているんでしょうか。 ◯議長(山本 和延) 水道事業管理者。 ◯水道事業管理者(池尻 潔昭) 水道事業管理者でございます。  地下水といいましても、有限の資源ということでございますので、いつまでもつかということについては、今の状況といたしまして、推計を予想しているものではございませんけれども、今、出水しておりまして、水位が下がるという状況がございませんので、これまでも安定して供給できているという状況がございますので、森林にかなり地下水量としては多く蓄えているというふうに考えてございますので、当分というか、大丈夫だというふうに考えているところでございます。  以上でございます。
    ◯議長(山本 和延) 河口さん。 ◯18番(河口 靖子) ありがとうございます。  実は、「雨水のぼうけん」という紙芝居を今日は持参いたしました。本当は、ここで紙芝居をやりたいんですけれども、時間的なものがないので、こういう紙芝居であるというところを少し繰ってお見せしたいと思います。  「夏休み、小学生のユウちゃんがおばあちゃんの家にあそびに来ていました。『おばあちゃん、のどかわいたー。お水ちょうだい』『はいよ、どうぞ』『ゴクッ』」というところから始まり、こうしてユウちゃんが森の妖精になって冒険をするというふうなところで、水や地下に潜ってのいろんな体験をするというお話の紙芝居です。今度、ゆっくりと時間を頂いたときには、ぜひこの紙芝居を私は読んでいきたいなと思いますが、今日は、こういう紙芝居であるというところを皆さんに紹介だけしておきたいというふうに思っております。  それで、最後になりますが、最後に市長と教育長にお聞きしたいと思います。  今回、「雨水のぼうけん」の紙芝居を紹介しながら一般質問をいたしましたのは、SDGsの6番目「安全な水とトイレを世界中に」、14番目「海の豊かさを守ろう」、15番目「陸の豊かさを守ろう」を念頭に置いて質問いたしました。  2015年9月の国際サミットで採択されたもので、国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた目標です。  この紙芝居を木津川市で多くの場所で活用していただきたく考えています。このことについて、どうか活用できるように、市長、教育長、お諮りいただければと思いますので、これについての御答弁をお願いいたします。 ◯議長(山本 和延) 河井市長。 ◯市長(河井 規子) 河口議員の御質問にお答えをいたします。  今、「雨水のぼうけん」という紙芝居を紹介いただきました。水というのは、私たち人間もそうですけれども、全ての生物にとって命を守る大切なものであるというふうに思っておりますし、そういった水を大切にするということの中で、この山が水を抱いてきれいにしていただいているという物語ですけれども、まさしく今、森林が、手が入らなくなってしまって、非常に荒れてきているということでございます。そういうところで、いろんな動物にも影響が出ておりますし、やはり地滑りが起こったり、災害が起こったりという、いろんな状況にもなっています。  そういう中で、やはり森林をいかに守っていくかということを分かりやすく理解をしていただく、また水の大切さ、水がこうしてきれいになっていくということが本当に分かりやすく、子供にも分かりやすい絵本だなというふうに思いました。  そういうところ、今後はどういうところで利用させていただくかということについては、十分、いろんな課もございますし、教育委員会もございますので、できるだけ皆さん、子供たち、また大人も読んで楽しいと思いますので、分かりやすい絵本について、今後も考えていきたいというふうに思っております。できるだけ、利用できるところでは利用していきたいなと思っております。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 教育長。 ◯教育長(森永 重治) 教育長であります。  再質問にお答え申し上げます。  質問がありまして、ネットで調べておったわけでありますが、近畿中国森林管理局のほうで「雨水のぼうけん」というデジタル版の公開がなされて、自由に利用していただいたらいいですよというような、そういった紹介になっております。  学校のほうでは、小学校4年程度からいろんな体験学習等、例えば市教委で作成しています「わたしたちの木津川市」という中で、水問題・ごみ問題とかという学習もしますし、まち美化のほうの出前講座であるとか、サントリーのほうからの水育と、いろんな活動をしていますけれども、その近畿中国森林管理局の紹介にもありますように、この紙芝居というのは、小学校3年生とか園児とか、そういったのを対象にして作成したというようなこともありますので、非常に分かりやすい楽しいものになっていますので、機会があったら、そういったことについての紹介というのはしていきたいと、そう思っています。  以上です。 ◯議長(山本 和延) 河口さん。 ◯18番(河口 靖子) ぜひ活用していただきたいというふうに思っています。  2問目の質問は、やはりこれを紹介することによって、このことを皆さんとともに共有できればという、そういう願いがありましたので、一般質問に題材として上げさせていただきました。  ありがとうございました。      ──────────────────────── ◯議長(山本 和延) ただいまより、10時30分まで休憩します。    午前10時16分 休憩    午前10時30分 再開 ◯議長(山本 和延) ただいま10時30分、休憩前に引き続き会議を開きます。  2番目、長岡さん。    (長岡 一夫君質問席へ移動) ◯5番(長岡 一夫) 和みの会、長岡一夫でございます。  本日は、3問の質問をさせていただきます。  まず初めに、本日冒頭、河井市長から市民の皆さんにお願いがありましたように、連日、コロナウイルスの感染拡大が止まりません。そんな中、非常に日々厳しいぎりぎりのところで仕事をしていただいています医療従事者の皆様には、本当に心から感謝を申し上げます。  それでは、質問に入らせていただきます。  1問目です。「農業者の高齢化と若手担い手の確保へ」と題して、質問させていただきます。  農業従事者の高齢化と後継者不足が問題となっている中、担い手の確保をJA京都やましろと行政が連携して進めていく必要があると思います。市としての支援をお伺いいたします。  (1)耕作放棄地をはじめ離農家農地の有効活用の取組みは。  (2)JA担当者を中心に担い手農家への訪問活動に対する、市の後押しの取組みは。  (3)JAは農産物直売所を新設する考えはお持ちなのか、そういった話があるのか、お聞きします。  (4)新型コロナウイルスの影響で、茶農家の収入が大きく下がりました。市の支援策は何かありますか。  (5)木津川市産の米にもJAから支援の要請があったと思いますが、市の取組みはいかがですか。  以上、お聞きします。 ◯議長(山本 和延) マチオモイ部長。    (マチオモイ部長 井上 透君登壇) ◯マチオモイ部長(井上 透) マチオモイ部長でございます。  長岡議員の御質問にお答えをいたします。  地域農業の将来設計図となる京力農場プランの作成を地域に対し呼びかけ、そのプラン作成の話合いの中で、担い手に優良農地を集積・集約できるよう、市農業委員会や関係機関と連携しながら行政としても取り組んでいきたいと考えております。  2点目について、担い手農家等の状況把握のため、JA・府普及センターと木津川市農業活性化協議会を設け、営農面などのサポートについて情報共有を図り、必要な支援についても検討を行っています。  3点目については、JAといたしまして市内での新規計画はないと聞いております。  なお、JA木津店花野果市におきまして、平成29年度に店舗増築に取り組んでおられます。  4点目について、新型コロナウイルス感染症による影響が大きかった茶生産者を応援するため、本市におきましては、7月から9月に木津川市茶生産者応援給付金10万円を給付いたしました。  また、国の支援策である高収益作物次期作支援交付金の手続において、茶生産者を対象とした地域説明会をJAと一緒に取り組むなど、少しでも茶生産者の負担が軽減するようサポートを行っております。  5点目について、JAからの要望事項の一つに、米への支援策について要望を頂いております。市といたしましても、これらの要望に対し、農業振興の観点から必要な政策について検討を行ってまいります。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 長岡さん。 ◯5番(長岡 一夫) 一つ一つ丁寧な答弁、ありがとうございます。  それでは、再質問をしたいと思います。  まず初めに、JA京都やましろが、近隣の各市町村、井手町にも要望書を出しておられ、その内容は、やっぱり担い手経営強化を図る施策や地域農業の継続的な発展に向けた取組を行政と連携してやっていきたいという申込みがやられております。また、同じく京田辺市にも、そういった形で出向かれて、担い手の育成支援について要望されておられます。広域振興局への申込みについても行われて、今後、さらに行政との連携を強化し、官民一体となって地域農業振興に取り組むことを要望されておられます。これは、広域振興局長への要望であります。また、八幡市にも、そういった形で市長に要望されておられます。木津川市にも、JA京都やましろから、そういった要望書等があったでしょうか。それをお聞きします。 ◯議長(山本 和延) マチオモイ部長。 ◯マチオモイ部長(井上 透) マチオモイ部長でございます。  ただいまの御質問にお答えをいたします。  京都やましろ農業協同組合様のほうから10月20日に、本市に「木津川市における農業振興について」というところの要望書を頂いているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 長岡さん。 ◯5番(長岡 一夫) その要望書を受け取られたのは、市長自ら受け取られたのですか、それとも担当課が受け取られたのですか。 ◯議長(山本 和延) マチオモイ部長。 ◯マチオモイ部長(井上 透) マチオモイ部長でございます。  お答えをさせていただきます。  当日、要望書につきましては、市長、そして私とで要望書のほうを受け取らせていただきました。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 長岡さん。 ◯5番(長岡 一夫) その要望書の内容について検討されたと思うんです。その中で、私の今の5つの質問の中でいろいろと答弁していただきました。  まず、いわゆる耕作放棄地とか離農家の跡地利用について、今、答弁していただきましたが、これはやはりJAが主に表立ってやることであって、市は後押し、いわゆるJAについての協力という形でやられると思うんですけれども、今、このプラン作成の話合いの中でとか、市農業委員会や関係機関と連携しながら行政としても取り組んでいくと答弁いただきましたけれども、今現在、どのような取組を進めておられるのか、お聞きします。 ◯議長(山本 和延) マチオモイ部長。 ◯マチオモイ部長(井上 透) マチオモイ部長でございます。  ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。  こちら、京力農場プランの作成につきましては、市内を16エリアに分割をさせていただいております。その中で、それぞれの地域におきまして、今後の中心となる農業者は誰か、地域の担い手は十分に確保されているか、近い将来の農地利用の在り方はどうかなどなど項目がございまして、それらについてどのようにしていくかということで、そのエリアごとに協議をしていただくということになります。現在、7つの地域におきまして、既にそのプランの作成が終わっております。  今後、残りの地域につきましても、圃場整備等を含めまして、この京力農場プランの作成について市としては進めてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 長岡さん。 ◯5番(長岡 一夫) そういう形で進めていくということですので、よろしくお願いいたします。  本当に今、そういった農地を借りて農業をやりたいという方が非常に少ない中で、昨年も加茂地域で農地を借りたいという方が2件あっただけという具合に聞いてもおりますし、どんどん進めていってあげてほしいと思います。  その中で、いわゆる担い手ですね、農業の担い手について、真剣に、当然ですけれども、JAはやられておられます。その中で、答弁いただいたんですけれど、必要な支援も検討していく、当然、JAからの要望があれば、そういうのは検討していっていただきたいと思うんですけれど、いわゆる今、JAが担当者に、担い手のところに訪問されておられます。そういった情報は、逐次、市農政課にも入ってきているんですか。 ◯議長(山本 和延) マチオモイ部長。 ◯マチオモイ部長(井上 透) マチオモイ部長でございます。  ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。  その担い手または産地づくり、農地問題について、その情報の共有化を図るために、木津川市農業活性化協議会というのを立ち上げております。その中で、それぞれの地域、または農業者、経営者の方が直面している問題について、情報共有を図りながら、どのように取り組んでいくかということの協議をさせていただいておりますので、月1回の開催にはなりますが、情報共有をさせていただいております。  また、JA京都やましろのほうから職員の方1名を農政課のほうに来ていただいておりますので、その情報の連絡を取っていただいているというところになります。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 長岡さん。 ◯5番(長岡 一夫) やっぱりこの担い手不足というのは、本市だけじゃなしに、全国的な規模で担い手がないということです。いろんな全国的にも新聞で、こうやって載っていますんですけれども、愛媛県の愛南町とか、和歌山県の南紀地方についても、農業の担い手について、行政とJAがタッグを組んでいろいろとやられておられます。  その中で、成果も上げられるところもありますので、そういったこともちょっと研修というんですかね、勉強していただいて、今後どうあるべきかということを進めていってほしいと思いますが、そのことについてどう思いますか。 ◯議長(山本 和延) マチオモイ部長。 ◯マチオモイ部長(井上 透) マチオモイ部長でございます。  ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。  担い手の確保、また農業の経営については、JA様のお力をお借りするところが大きいというふうには感じておりますので、そういう先進地がございましたら、私らも参考にさせていただきたいというふうに思います。 ◯議長(山本 和延) 長岡さん。 ◯5番(長岡 一夫) よろしくお願いします。  3問目なんですけれども、農産物の直売所を新設する考えは、JAのところは今持っていないと。私も知っていますように、花野果市を増設して、ちょっと売場を広くされました。それがまだまだ狭い売場かなと私は思うんです。
     JAの、いわゆるこの間の決算の話では、農産物直売所の売上げは、城陽、八幡、京田辺、井手、宇治田原、精華、全て前年度より売上げが上がっているのに、寂しいことに木津の花野果市は売上げが下がりました。やはり、売場の狭さがある。ほかの直売所、私、全部回ったわけじゃないんですけれども、まだまだ狭いんかなと思うんで、やはり売場を広げるほうがいいんじゃないかなと思うんですけれども、JAさんもその考えは今のところ持っていないのか、もしそういった話があれば、市としても前向きな検討ができるのかだけお聞きします。 ◯議長(山本 和延) マチオモイ部長。 ◯マチオモイ部長(井上 透) マチオモイ部長でございます。  ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。  議員御紹介いただきましたように、木津の花野果市につきましては、令和元年度で売上げが7,730万円というところになっております。平成20年度をピークに年々減少しているというのも事実でございます。  一方、JAとの連携といたしまして、プラント木津川店の地場コーナーが開設されておりますので、そちらのほうにもJAの部会と共同で出店をさせていただいておりますので、一定、展開は進めているところではございますが、なかなか花野果市については売上げが上がっていないというのは、確かでございます。  今後、JAからの店舗の拡張なり新設の話があった場合につきましては、京都府ともちょっと相談していく必要になりますけれども、木津川市農林水産業振興費補助金というのがございますので、増設時にも、これを活用されて建てられたという経過がございますので、相談は受けていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 長岡さん。 ◯5番(長岡 一夫) お願いいたします。  これはちょっと新聞で見たんかなと思うんですけれど、井手町では、今度、道の駅を新設される予定なんですかね。農産物の販売の促進を進めていくというようなことを、ちょっと確かじゃないんですけれども、そういったのを新聞で見た記憶があるんですけれども、井手町では、そういう道の駅の新設を考えておられるんですかね。  それをちょっとお聞きしたいのと、やはりなかなかJAさんもそういった形で、今、話は進めておられないと、新しい話はないということなんですけれども、木津川市も今までいろんな議員さんが道の駅をやっていったらどうかというような質問もありますけれども、そういった形で道の駅を新しくつくって、農産物の販売の促進に向けるとかというような考え、またJAからそういう話があったときの考え、市単独での考えとかというのは、それだけ少しちょっとお聞きさせていただきます。 ◯議長(山本 和延) マチオモイ部長。 ◯マチオモイ部長(井上 透) マチオモイ部長でございます。  ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。  隣町の井手町さんの話につきまして、私も議員と同様、新聞で読む限りでございますので、今度、新庁舎を建設される周辺につくられるという話は承知しているところでございます。  もう1点の木津川市での道の駅の話でございますが、今現在、JAともそういう話は進んではございませんが、城陽井手木津川線の開通に対しまして、その周辺整備をどのようにしていくかというところでは、道の駅というのも議題には上がっているというふうには承知しているところでございますので、今後、どのような計画になっていくかをちょっと注視していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 長岡さん。 ◯5番(長岡 一夫) 今、部長に答弁いただいたように、今後、そういう形で新しい新設の道ができたときには検討していくということで、ぜひとも前向きな検討をお願いしたいと思います。  次、4番目なんですけれども、本当に今回のコロナの関係で、茶農家は非常に大きな打撃を受けております。本当に、京都南部のほうで何億円、何十億円という損失が出ているみたいなんですけれども、本市の茶農家さんもその中に入っておられると思うんで、今、答弁にあったように、10万円の給付金、いろいろとやっていただいております。  その中で、答弁がありましたように、高収益作物次期作支援交付金、これをJAさんの組合員さん30名の方に説明をされたということなんですけれども、その内容を少しもうちょっと教えていただけますか。 ◯議長(山本 和延) マチオモイ部長。 ◯マチオモイ部長(井上 透) マチオモイ部長でございます。  ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。  先ほども答弁でも回答させていただきましたけれども、国の支援策の一つであります高収益作物次期作支援交付金になりますが、これにつきましては、今回のコロナ感染症の発生によって売上げが減少している農家さん、高収益作物という指定がございますが、野菜・果実・お茶などが対象になります。今回御質問いただいておりますのが、このお茶に該当しますので、その方々が来期の前向きに取り組む生産者の方に対して助成をしていこうという制度になっております。  1つ目といたしましては、10アール当たり5万円の支援、また高品質なものを厳選して出荷する被覆作業の実施に対して、人数・日数に応じて1日当たり1人2,200円の支援がなされるというところでございます。  この内容につきましては、対象者の方々に説明会のほうを実施をさせていただいておりますので、今現在、手続が進められているという状況でございます。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 長岡さん。 ◯5番(長岡 一夫) 十分、市としても組合員さんの皆さんに寄り添った、そういった形で相談を受けたら、丁寧な説明で、いわゆるそういう支援が受けられるように、よろしくお願いいたします。  5番目なんですけれども、今年、何十年ぶりかに広域的にウンカの被害が出て、JAからのお米の買取りの値段が年々下がる中、また下がりました。その中で、やはり米農家さんの売上げに対して厳しい状況が続いています。特に、ウンカの被害で2等米が多くなってきた、出てきたということで、1等米と2等米の値段の差が大分ありますんで、その分でも収益が減っているということもあります。  JAさんから聞くところによると、30キロ、1俵に対して100円の補助をつけてもらえないかというような話だと思うんですけれども、検討を行っているということなんですけれども、それに対して、まだ検討中なのか、どういった検討をされているのか、お聞きいたします。 ◯議長(山本 和延) マチオモイ部長。 ◯マチオモイ部長(井上 透) マチオモイ部長でございます。  ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。  先ほど、5点目の御質問に回答させていただいた中にもありますように、米の施策についての要望というのも確かにいただいております。  要望事項はほかにもございますので、それらを全て「これらの要望に対して」という表現にはさせていただいておりますが、確かにJAさんのほうから要望を頂いているお米につきましては、今年度、議員から紹介いただきましたように、ウンカの影響で、1等米につきましても、こだわり米でしたら、供出価格が200円下がっているというのは承知しているところでございます。  頂いた要望の中身が多岐にわたりますので、それぞれの要望についてどうしていくかというのは、今後、検討させていただきたいというふうには考えております。  特に、お話を頂いておりますお米1俵に対する500円の助成について、近隣で実施されているところも承知はしておるところではございますが、市として農業施策の面から、どういう目的で公費を支出していくのかというところの整理が必要となってきますので、もうしばらくお時間は頂きたいかなというふうに思います。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 長岡さん。 ◯5番(長岡 一夫) 本当、担当課としても御尽力いただいていることは、本当に分かります。今後、農産者、生産者の立場に立ってというんですか、寄り添って、支援のほうをよろしくお願いいたします。  それでは、2問目に入りたいと思います。  2問目、「高齢者の検査補助へ」と題して質問させていただきます。  新型コロナウイルスで重症化しやすい高齢者に、検査を受けやすい体制を整備して、発熱などの症状がなくても、希望する高齢者に抗原検査やPCR検査の検査料金を補助して重症者の増加を抑える考えはありますか。  答弁をお願いいたします。 ◯議長(山本 和延) 健康福祉部長。    (健康福祉部長 大西 寛典君登壇) ◯健康福祉部長(大西 寛典) 健康福祉部長でございます。  長岡議員の御質問にお答えいたします。  新型コロナウイルス感染症対策につきましては、医療・相談・検査体制を、京都府・京都府医師会・相楽医師会などの関係機関が十分な協議と調整を図った上で取り組んでいます。  これまでの行政検査に加え、かかりつけ医の協力を得ながら、医師が必要と判断した方に対し、地域の身近な医療機関で検査が受けられる体制が整えられました。  まずは、症状のある方が、より迅速に安定した検査を受けられることが重要と考えますので、検査料金の補助は考えておりません。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 長岡さん。 ◯5番(長岡 一夫) それでは、再質問をさせていただきます。  まず初めに、部長に基本的なことをお伺いします。  現在、新型コロナウイルスの検査は、発熱などの症状があって、感染者の濃厚接触者になった場合などに限り行政検査の対象となり、自己負担は無料になっていますね。答弁をお願いします。 ◯議長(山本 和延) 健康福祉部長。 ◯健康福祉部長(大西 寛典) 健康福祉部長でございます。  ただいまの御質問にお答えさせていただきます。  議員おっしゃるとおりの対応でさせていただいているという状況でございます。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 長岡さん。 ◯5番(長岡 一夫) それでは、地域で感染が広がるなど、今、木津川市も感染が広がっています。そういう不安を感じて、行政検査の対象にならない場合、検査は全額実費になりますね。どうですか。 ◯議長(山本 和延) 健康福祉部長。 ◯健康福祉部長(大西 寛典) 健康福祉部長でございます。  再度の御質問にお答えをさせていただきます。  議員御指摘のとおり、全額個人負担という形になります。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 長岡さん。 ◯5番(長岡 一夫) その中で、部長も御存じやと思うんですけれども、政府は新型コロナウイルスで重症化しやすい高齢者や持病のある人が検査を受けやすい体制を整備する方針を固めまして、希望する高齢者に市区町村が検査を行う場合、国が最大半額を補助すると聞きましたが、そのとおりでしょうか。 ◯議長(山本 和延) 健康福祉部長。 ◯健康福祉部長(大西 寛典) 健康福祉部長でございます。  再度の御質問にお答えさせていただきます。  議員おっしゃるとおり、国が2分の1と、市町村におきまして実施をするならば、市町村の負担が2分の1という形でございます。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 長岡さん。 ◯5番(長岡 一夫) という具合に、国がそういう方針を固めて、できるだけ高齢者がかからなくして、重症者を減らしていくという方針を進められている中、検査料金の補助は考えていないという答弁なんですけれども、国が半額を補助するから、市区町村に、そういった方々を検査するようにというように私は思うんですけれども、進めなさいというように言っているように思うんですけれども、市としてはその体制が取れないんですか、ちょっとその部分についてお聞きします。 ◯議長(山本 和延) 健康福祉部長。 ◯健康福祉部長(大西 寛典) 健康福祉部長でございます。  再度の御質問にお答えをさせていただきます。  今回、国がそういうふうな形で示されてはおります。ただし、地域の実情において対応をするということも政府のほうから付け加えられている状況でございます。  その中で、本市といたしましても、これは京都府もそうなんですけれども、主に保健所管轄の中で、南医療圏の中で、病院、そしてかかりつけ医等々と協議をさせていただいております。  そうした中で、専門家の御意見といたしまして、やはり病院とかかかりつけ医さんにつきましては、一般の医療も守りながらコロナの感染対策にも従事していただいているという状況がございます。  そうした中で、今現在、南医療圏につきましては、この第3波の陽性のコロナの関係でいきますと、ピーク時の検査体制を100検体というような状況で想定をされています。  そういった中で、かかりつけ医で手を挙げていただいている機関も含めまして検査体制を整えた中で、今、実施をしていただいているというところでありますので、そういった中で、さらに国が言っているような状況が、体制が非常に困難であるという中で、まずはやっぱり陽性者を十分対応していくべきだろうという形の中で協議がされてきましたんで、行政側も確認をしておりますので、そういった形で進めさせていただきたいというふうに考えています。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 長岡さん。 ◯5番(長岡 一夫) ありがとうございます。  今、答弁いただいたように、医療機関が逼迫するということで、なかなかそういう体制が取れないというように私は受け止めました。  医療機関というのは、もう木津川市内は限られている医療機関、一つか二つしかないんですかね。 ◯議長(山本 和延) 健康福祉部長。 ◯健康福祉部長(大西 寛典) 健康福祉部長でございます。  再度の御質問にお答えさせていただきます。  かかりつけ医として協力いただいている市内の方は、22か所ございます。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 長岡さん。 ◯5番(長岡 一夫) 私の知り合いで、そういうことで不安だということで、自分のかかりつけ医、開業医さんへ電話されたら、その日、検査をしていただいて、もう1時間後には検査結果が出たというようなことがあります。何か逼迫しているというような感じやないと思うんですけれども、1日100検体を目途として、今、検査体制を取られているというように答弁されたと思うんですけれども、それでよろしいんですか。
    ◯議長(山本 和延) 健康福祉部長。 ◯健康福祉部長(大西 寛典) 健康福祉部長でございます。  再度の御質問にお答えさせていただきます。  100検体といいますのは、第3波のピークを想定して、今回の協議会の中で、南医療圏、相楽郡内ですね、その中で100というような形の検体数というところでございます。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 長岡さん。 ◯5番(長岡 一夫) 開業医さんを含めて22の医療機関というのは、木津川市内だけの医療機関ですか。 ◯議長(山本 和延) 健康福祉部長。 ◯健康福祉部長(大西 寛典) 健康福祉部長でございます。  再度の御質問にお答えさせていただきます。  木津川市内で22か所というところでございます。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 長岡さん。 ◯5番(長岡 一夫) そしたら、それだけの22の医療機関が検査体制を取れるのなら、そんなに逼迫するような感じじゃないと僕は思うんです、専門家じゃないし、中に入ったこともないし、分からないんですけれども。  しかし、やはりこれからどんどん重症化が増えて、この間の森本議員の質問にもありましたように、医療機関である山城病院ですね、そんなに受入れが整っているようには聞こえませんでした。  やはり、市民の命を守るためにも、今言ったように、受けやすい検査体制をつくるべきと思うんですけれども、検査料金の補助は考えていませんと。そういう答弁なんで、そういうことだと思うんですけれども、今後、そういったことも検討の余地もないんですかね。 ◯議長(山本 和延) 健康福祉部長。 ◯健康福祉部長(大西 寛典) 健康福祉部長でございます。  再度の御質問にお答えをさせていただきます。  この検査の関係でございます。病院、かかりつけ医、そして行政で、山城南保健所が主導の下で、郡内の対策協議会を、年が明けてからも、今のところ2回、1月中に予定をさせていただいています。  今後のコロナ感染の状況という中で、どういうふうな体制が取れるのか、また国、あるいは京都府の動向も、どういうふうな形で対応されるのかという状況も踏まえて、その費用的な面も、体制の面も、相談体制の面も、入院医療体制の面も踏まえて協議されるというようなことになろうかなというふうに思っていますので、その協議会の中での御意見等も参考にさせていただきたいというふうに考えています。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 長岡さん。 ◯5番(長岡 一夫) 今、答弁いただいたように、そういった郡内の中での取組の中で決めていくということですので、やっぱり市民の命を守るためにも、木津川市が先頭を切って、そういう方向性を持っていっていただくような話合いになるようにお願いして、次の質問に移りたいと思います。  3問目です。「妊婦にタクシー利用券の配布を」と題して、3問目、質問させていただきます。  新型コロナウイルスの爆発的感染が迫っている中、妊婦さんに安心して通院や外出をしてもらうために、妊婦さんを対象にタクシー券の配布を考えてはどうですか。お答えをお願いいたします。 ◯議長(山本 和延) 健康福祉部長。    (健康福祉部長 大西 寛典君登壇) ◯健康福祉部長(大西 寛典) 健康福祉部長でございます。  長岡議員の御質問にお答えいたします。  新型コロナウイルス感染症対策の支援策として、妊婦の方を対象に「妊婦特別給付金」10万円を支給しており、タクシー代金などに御利用いただきたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 長岡さん。 ◯5番(長岡 一夫) 今、部長が答弁していただいたように、今の議会の補正予算で、妊婦特別給付金10万円が出ております。今議会で通れば、これを支給される予定だということなんですけれども、それに合わせてセットで、いわゆる妊婦さん、日頃は自分で車を運転してどこでも行かれるんですけれども、やはり妊婦になると、運転というのもだんだんできなくなっていく。その中で、やっぱり市内で安心していろんな場所、通院とか買物とかに行ってもらうためにも、セットで支給されたらどうですか。 ◯議長(山本 和延) 健康福祉部長。 ◯健康福祉部長(大西 寛典) 健康福祉部長でございます。  ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。  妊婦の10万円とセットでというところでございます。10万円の有効活用というところを考えますと、タクシー代も含めて、今後の出産の準備に向けたりとか、今後、3月31日までに出産をされたという形で、お子様のお生まれになられた購入物品等にお役立てをいただきたいというふうに考えております。その10万円の中で様々な活用をそれぞれが行っていただきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 長岡さん。 ◯5番(長岡 一夫) 本当に、そういった形で10万円の支援をしていただくのは、本当にありがたいことだし、私も本当に行政としてはいい判断をされたなと思っております。  その中で、今回の予算で上げられているのは、1人10万円で700万円の予定ですね。ということは、70人分の想定された予算で上げられているんですね、それでよろしいんですね。 ◯議長(山本 和延) 健康福祉部長。 ◯健康福祉部長(大西 寛典) 健康福祉部長でございます。  再度の御質問にお答えをさせていただきます。  今回、9号補正で上程をさせていただいています70人の予定の700万円という給付金につきましては、妊婦として転入をされた方、そして3月31日までにその方がお子さんを産まれるという形の中での補正予算という形でございます。  今も、前回の補正予算で御議決いただいている部分については、現在執行中でございますので、その方々につきましても、執行中の中の10万円の給付の中で使っていただきたいというふうに考えています。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 長岡さん。 ◯5番(長岡 一夫) ということは、仮に1人1万円のタクシー券を渡したとしても、70万円ぐらいかな、1万2,000円渡したら84万円ですか。  現在、市が行っています福祉タクシー券の利用は、この9月決算でも分かっていますように、年々低下しています、利用が。いわゆる予算よりも少ないんで、決算時に戻すというお金が数百万円だったと思うんですけれども、そういったお金を、福祉タクシー券の使わなかった分もあるんで、そういったお金は利用したらできるんじゃないかなと思うんですけれども、どうですか。 ◯議長(山本 和延) 健康福祉部長。 ◯健康福祉部長(大西 寛典) 健康福祉部長でございます。  再度の御質問にお答えをさせていただきます。  今回、妊婦のタクシー券という形で御質問をいただいております。このコロナ禍の中で、妊婦の方々に環境の変化がある中で、出産の準備とともに、お子様をこれから御出産していただくという中で、10万円を給付をさせていただくというところでございますので、妊婦のタクシーの利用につきましても、この10万円の中で有効的に活用していただきたいというふうに考えています。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 長岡さん。 ◯5番(長岡 一夫) もう最後にしますが、部長ね、このコロナ禍の状況で木津川市で安心して産んでもらい、これからの木津川市を担ってもらう子供たちです。ぜひとも必要だと思うんで、今後とも検討をよろしくお願いして、私の質問を終わりたいと思います。      ──────────────────────── ◯議長(山本 和延) ただいまから、11時25分まで休憩します。    午前11時12分 休憩    午前11時25分 再開 ◯議長(山本 和延) ただいま11時25分、休憩前に引き続き会議を開きます。  3番目、福井さん。    (福井 平和君質問席へ移動) ◯9番(福井 平和) みやこ創世会の福井でございます。  通告書に従いまして一般質問をさせていただくわけですが、私、今回、一般質問17番目ということで、最終となります。どうか行政の皆さんにおかれましては、大変お疲れとは思いますが、よろしく御答弁をお願い申し上げます。  それでは、1問目でございます。「上狛・棚倉駅の乗降客増加に向けて問う」と題しまして、JR奈良線の全線複線化を早期に実現するためには、乗降客の増加を図ることが重要な要素だと認識しています。この観点から、これまでの経緯と課題を踏まえつつ、次の3点について、JR側の意向も含め伺います。  (1)上狛駅玄関のバリアフリー化の見通しはどうか。  (2)両駅の窓口業務時間を、現行の3時間から拡大できないか。  (3)駅舎を改修して、地場産品販売や観光者の交流スペースの確保はできないか。  よろしくお願いします。 ◯議長(山本 和延) マチオモイ部長。    (マチオモイ部長 井上 透君登壇) ◯マチオモイ部長(井上 透) マチオモイ部長でございます。  福井議員の御質問にお答えをいたします。  西日本旅客鉄道株式会社、京都府とバリアフリー化について協議を行っています。  2点目について、事業仕分を受けて、販売手数料の範囲内で行うこととし、それに応じた時間帯を設定しています。  今後も、事業の維持継続のために、両駅の利用促進を進め、よりよい時間帯の検討ができるように努めてまいります。  3点目の駅舎については、バリアフリー化に伴う敷地利用も踏まえた利活用を研究しつつ、城陽井手木津川バイパスの建設に合わせて、周辺地域のまちづくりを図ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 福井さん。 ◯9番(福井 平和) それでは、1点目から確認していきたいと思います。  上狛駅玄関のバリアフリー化、現状は、御承知のとおり、石段を6段ほど上がってということになるわけですが、これはもう旧町時代から、あそこをスロープ化できないかというのが大きな課題でして、今日まで持ち込んでいるという状況なんです。  一定、JR側と協議、要望を含めて、努力されていると思うんですが、その辺のバリアフリー化に向けての見通しですね、あわせまして、そのスロープ化とともに、上狛駅のホーム側に入りますと、トイレが南側にあるわけですが、そこの段差もございます。  聞いておりますと、男女用トイレがあるわけですが、雨のとき、雨天時は、吹き降りがトイレの床に簡単に浸水して、特に女子トイレ南側なんですが、床が水つきという状態ですし、また通路の水たまりと、夏には、コバエが床一面に散乱という状況が、ここずっと続いているわけです。スロープと併せて、こういった関係、JR側と思うんですが、どういった状況にあるんでしょうか。 ◯議長(山本 和延) マチオモイ部長。 ◯マチオモイ部長(井上 透) マチオモイ部長でございます。  ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。  まず、1点目の見通しについてではございますが、今年度、府と市とJRとで、そのバリアフリー化に向けての協議を始めさせていただいております。  具体的なその経費またはその工事については、まだまだ今後時間を要するものというふうには考えておりますが、どのようにそのバリアフリー化をしていくかということで、一定、JR側からは提案をしていただいたというところでございます。  また、2点目のトイレに関しましては、その状況を確認して、またJRとも協議を進めてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 福井さん。 ◯9番(福井 平和) 今の部長の答弁でいきますと、一定、JRと、このこと、スロープ化については、協議が進行形であると、具体はJR側から返答があるんだろうという答弁をいただいたわけです。  あとの申しましたトイレの関係等についても、現場確認の上、詰めてほしいと思います。  それと、大事なことですが、棚倉駅も跨線橋ですね、上狛、両駅の質問なんですが、大変階段の移動が厳しいというのは、これも長年の課題になっております。大変事業費・改修費はかかるわけですが、現状、やはり今でも上狛駅の場合、1日47本のダイヤがあって、25本が向かい側ですね、いわゆる跨線橋を使わなければならないと、53.2%がそういう利用になると。  一方、棚倉駅でも、平日ですけど、1日47本あるわけですが、うち16本が駅舎の向かい側で、跨線橋を使う必要があると、34%なんですが、こういう現状が依然として続いているわけです。これも改善を期待するわけですが、なかなか厳しい状況かと思います。  一つ、今回、第2期工事をやっている中で、棚倉駅は一線スルー化ということで、駅舎側に常時電車が出入りするというふうに聞いているわけですが、その辺の棚倉駅での工事の効果はどういった内容になるでしょうか。 ◯議長(山本 和延) マチオモイ部長。
    ◯マチオモイ部長(井上 透) マチオモイ部長でございます。  ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。  御質問いただきました跨線橋につきましては、私ども、JR側とも、京都府も踏まえてですけれども、その問題については、実際、どのようにしていくかというところを協議を進めていく必要があるというふうに考えております。  現在は、要介護者が来られたときについては、JR側が宇治から職員の方を派遣していただいて対応していただいているというふうなことになっておりますので、もしバリアフリー化を進めていくに当たって、JR側がその跨線橋の管理運営をどうされていくのかというところに大きく関わってくるのかなと。  議員御承知のとおり、跨線橋を撤去いたしますと、反対側のホームに一般の方も行けなくなりますし、跨線橋を残すとすれば、どうして反対側の路線に行くのかという問題も生じますので、その辺は、JR側と十分協議は進めていく必要があるというふうに認識しているところでございます。  もう1点目の2期工事に関しまして、2期工事の工事の中には、棚倉駅の一線スルー化、これは既に工事が終わっておりますので、その駅を止まらずに高速で駅を通過するという工事になっておりますので、それについては、今まで京都から玉水駅まで工事を施工されてきていますので、それと同様な効果があるというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 福井さん。 ◯9番(福井 平和) そしたら、一線スルー化工事というのは、棚倉駅の利用者にとっては、特に効果がないというか、影響はないわけですかね。 ◯議長(山本 和延) マチオモイ部長。 ◯マチオモイ部長(井上 透) マチオモイ部長でございます。  棚倉駅の一線スルー化の工事ということですので、このJRの運行に関しての工事ということになりますので、駅舎自体についてどうこうということはございません。線路のジョイントとか、そういう減速をせずにスルーできる工事というふうに考えておりますので、直接、駅舎の工事には関係ないというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 福井さん。 ◯9番(福井 平和) すみません、私、ちょっと聞き方が悪くて、申し訳ないです。棚倉駅、先ほど言いましたとおり、47本中16本が駅舎の向かい側ですね、2番ホームの状態。だから、階段を渡る必要があると。今回の2期工事で、先ほど言いました工事が行われると、それが減るというか、手前で階段を渡らなくても済むというのが本数が増えるというふうに理解していたんですが、ではないんですかね。 ◯議長(山本 和延) マチオモイ部長。 ◯マチオモイ部長(井上 透) マチオモイ部長でございます。  この工事の後の1番線・2番線、京都行き、奈良行きのホームについての発着便については、ちょっと今、資料がございませんので、お答えできませんが、まずはこのスルー化におきましては、高速化を見据えた工事というふうに認識しているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 福井さん。 ◯9番(福井 平和) いずれにしましても、今回の2期工事につきましては、新たに複線化区間が14キロ整備されると、近いところでは、玉水・山城多賀間ですかね、もう完成しているようなんですが、令和4年度末に今回の工事の完成を目指すという、現在、進められているという状況で、本市でも、令和2年度、本年度予算では、2億5,696万円が当初予算で、負担金として計上しているわけです。  ですから、こういった関係も、その工事の効果というんですか、これは第3期工事も視野に入れる必要があるわけですが、早期全線複線化を実現させるべきなんですが、ちょっとそういうことで、今のこと、再度確認をいただきたいと、スルー化の関係ですね、お願いしたいと思います。  それから、2点目に、いわゆる現在の窓口業務の関係に入ります。現状、両駅が有人化しているわけですが、その目的と、窓口業務の時間の経過ですね、経緯というんですか、今日まで。たしか平成15年あたりから有人化が現在に至っている、結構長い経過があるわけですが、その辺の目的と経緯を確認したいと思います。 ◯議長(山本 和延) マチオモイ部長。 ◯マチオモイ部長(井上 透) マチオモイ部長でございます。  ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。  今までの窓口業務の経過ではございますが、合併後の経過ということで、お答えをさせていただきたいと思います。  平成19年3月12日に、木津川市に引き継いでおります。そのときの営業時間につきましては、10時45分から19時45分まで、窓口業務につきましては、11時から19時30分までということで、窓口のほうを開けていったという状況です。  平成27年度の事業仕分によりまして、その事業仕分の結論から言いますと、費用対効果面で疑問であると、公平性を逸脱しているということで、不要という結論に至っております。  それを受けまして、JR、木津川市と協議をさせていただきまして、その全くの無人化を行うことはどうかという、先ほど事業仕分に伴って結果を得ましたけれども、地域の方々の要望等を踏まえまして、JRと協議した結果、手数料の販売以内で事業を継続することを基本とするということになっております。そのときの業務時間につきましては、16時15分から19時15分まで、窓口業務は16時30分から19時までというふうになっております。  以後、その作業の見直し、また賃金の見直しが図られてきているというところが、主な経過となっております。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 福井さん。 ◯9番(福井 平和) 今、部長が答弁された中で、平成27年の事業仕分、これは、私、大変不満な思いを持っております。各委員が、当時、一定議論されたわけですが、私、旧町に山城役場で勤務していた一人としては、この有人化につきましては、やはり乗降客の安全・安心の措置、当時、大変、駅舎のほうで非行が多発しておりまして、改札のほうでよく非行があったわけです。  それと、もう一つは、駅舎の有効活用、駅舎の再生ということで、一つのまちづくり事業として、まちの玄関として活性化しようやないかということで、両駅を捉えて取り組んできたものであります。  そういった意味で、事業仕分では、その辺の議論が、ちょっと認識が不足されていたんかなと、今も記憶しているわけです。  ところで、目的を申しましたが、現行の窓口時間が3時間という現状が、実務をされておられます、いわゆる公益財団法人木津川市緑と文化・スポーツ振興事業団と木津川市が契約して、委託契約で、年間250万円近い数字でされているかと思うんですが、大変、3時間では厳しい業務内容になっていると。そして、またそういった目的なりが十分達成できていないんじゃないかという危惧をするわけです。  現状は6人の定数というんですかね、ローテーションのところが、現在は5人で両駅を対応されているという現状があるわけです。  そういったことからしますと、お聞きしたいのは、行政側のほうでは、そういう駅業務、また駅の窓口の開設ですね、それぞれ30分短いんですが、その辺は、どういう評価をされているんでしょうか。あわせて、JRの評価は。 ◯議長(山本 和延) マチオモイ部長。 ◯マチオモイ部長(井上 透) マチオモイ部長でございます。  ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。  まず、その窓口業務の開設につきましては、先ほど御説明させていただいた、その事業仕分において、その窓口の経営については不要というところの結論を頂いて、その後、JR、地元の要望を受けて、木津川市と協議した結果、販売手数料の範囲内で事業を継続していくというところで、その業務に当たっていただいている方々の賃金から換算いたしますと、業務時間の設定というのは、1日3時間余りになってくるというふうに考えているところでございます。  今後、事業を継続していこうということになりましたら、やはりその販売手数料の範囲内というのが基本となってくるというふうに考えておりますので、それを拡大していくには、やはり一定の目的、説明責任が必要になってくるのかなというふうに考えております。  なお、JRの考え方といたしましては、利用者の少ない駅舎については、スリム化を図る観点、また管理経費を抑える方向にあるというふうに考えておりますので、JRの考え方といたしましては、利用者が少ない駅については、無人化という方針を持たれているというふうには確認を取っているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 福井さん。 ◯9番(福井 平和) やはり、利用者の状況というのがポイントになってくるかと思います。  現在の状況ということで、そちらのほうでまた利用人数の統計があれば披露いただきたいんですが、私が手持ちしているのは、昨年ですね、2019年度1年間の両駅の1日当たりの平均乗降者数をJRに聞きますと、上狛駅が764人、棚倉駅が1,104人が、去年1年間の1日当たりの平均になっています。これを、2015年ですから、4年前と比較しますと、上狛が818人、棚倉が1,174人と、明らかに減少しております。  大変、こういうことでは、JR側の方針を言っておられるのもよく分かるんですが、とりわけ窓口開設の関係の業務からいきまして、申されています乗車券の発売手数料収入の状況は、どういう状況にあるんでしょうか。 ◯議長(山本 和延) マチオモイ部長。 ◯マチオモイ部長(井上 透) マチオモイ部長でございます。  上狛・棚倉駅の年間の利用者数ではございますが、今、ちょっと御質問いただいた数字とは、私が持っておるのが違うんですけれども、私どもが確認しておりますのが、令和元年度におきましては、上狛駅が382名、棚倉駅が552名、前年度、上狛駅が391名、棚倉駅が560名、1日当たりの平均ということで確認を取っておるところでございますが、ちょっと数字が乖離しておりますので、ちょっとこれは再度確認を取らせていただきたいというふうに考えております。  販売手数料につきましても、自販機等があるわけなんですけれども、やはり令和元年度、その前年度と比較いたしましても、利用者数は減少してきておるというところがございますので、業務としては、横ばいとはいきませんけれども、減少傾向にあるのではないかというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 福井さん。 ◯9番(福井 平和) そこでお願いしたいのは、駅に設置されている券売機ですね、ICOCAカードでの購入も含めて、それと回数券、今も御利用されているお客さんがおられますが、売上げの5%が手数料収入になるということ、それから定期券の販売にありましては、1.8%というのが手数料率と聞いております。  結構、これが皆さん御存じかなというのを心配するわけでして、やっぱり収入を上げるとなると、このPRをしっかりしていただきたいと思うんですが、現状、PRが不足ではないかと心配するんですが、その辺はどうでしょうか。 ◯議長(山本 和延) マチオモイ部長。 ◯マチオモイ部長(井上 透) マチオモイ部長でございます。  ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。  今、議員のほうから御質問いただきました内容については、確かに乗車券販売手数料に含まれてきておりますので、市といたしましても、利用促進を図っていくというところは進めていきたいというふうには考えますが、先ほど来、御質問がありますように、業務時間のほうの制限というのもありますので、その時間帯での販売をいかにして進められるか、ちょっと検討はしてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 福井さん。 ◯9番(福井 平和) 3点目の駅舎の改修につきましては、御答弁いただきました、城陽井手木津川バイパスの建設のタイミングというふうに回答をもらっています。了解いたします。  最後、この件では、来年度の令和3年度の駅業務体制、時間とか、どうなるか、その点、最後にお願いします。 ◯議長(山本 和延) マチオモイ部長。 ◯マチオモイ部長(井上 透) マチオモイ部長でございます。  来期の運営自体につきましては、まだその決定事項ではございませんが、基本的には前年度を踏襲していくという方向になるのかなというふうには考えておりますが、今後、その公益財団法人木津川市緑と文化・スポーツ振興事業団とちょっと話を進めてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 福井さん。 ◯9番(福井 平和) 分かりました。  私も、また地元のほうでいろいろ確認しながら注目してまいりたいと思います。  それでは、2番目に入ります。  「認知症になっても安心なまちづくり条例の制定を」と題しまして、認知症の方が2025年には全国で700万人になると推計され、加えてコロナ禍で症状悪化が進行しているとも言われております。また、令和3年度予算編成方針の中で、市長は「市民が健康・快適で安心・安全に暮らせるまちづくりの推進」を基本方針の一つに掲げておられます。  これらの観点から、次の2点について伺います。  (1)国の「認知症施策推進大綱」を踏まえ、令和3年度において新規及び強化したい事業は。  (2)認知症になっても安心なまちづくり条例を制定し、誰もが認知症を「我が事」として受け止め、地域共生社会を実現することが有用と考える。市長の思いは。  お願いします。 ◯議長(山本 和延) 健康福祉部長。    (健康福祉部長 大西 寛典君登壇) ◯健康福祉部長(大西 寛典) 健康福祉部長でございます。  福井議員の御質問にお答えいたします。  「認知症施策推進大綱」に基づき、認知症の人や家族の視点を重視しながら、子供から高齢者までが認知症について正しく理解するため、認知症サポーター養成講座などの普及・啓発事業の推進や地域での見守り体制の強化に努めるとともに、一般介護予防事業として、運動機能の維持・向上及び認知症予防の取組を実践してまいります。  2点目につきまして、認知症は誰もがなり得るものであり、家族や身近な人が認知症になることなどを含め、他人事ではないという意識が高まってきており、市におきましても、高齢化の進展により認知症高齢者の増加が見込まれ、認知症に関する施策を推進していくことが重要となっております。  認知症に関するまちづくり条例の制定につきましては、まずは市の取組を市民に広く周知し、支援体制等基盤を整備・推進していく中で、先進地事例も参考にしながら調査・研究してまいります。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 福井さん。 ◯9番(福井 平和) ありがとうございました。  今回、認知症の問題を取り上げたのは、介護予防も同じなんですが、日頃、よく地域の方から介護保険なり認知症の関係のことで話題になったり、聞かれたりしております。その都度、高齢介護課を中心にいろいろ橋渡しというんですか、それとこの「いきいき介護保険」の冊子、大変役立っているわけで、私も勉強している状況なんですが、とりわけこの1番目の「認知症施策推進大綱」、これはたしか昨年6月ですか、閣議決定されて、私も一般質問のこれを出すときに調べますと、昨年9月に兎本議員が同じその大綱を捉えて質問されています。その内容を踏まえて、今の答弁を見ますと、少し答弁が寂しい、そのときの答弁から前進しているのかなという、ちょっと疑問な印象を今受けたわけです。  この冊子にもありますとおり、大変たくさんのメニュー、いろんな広範な組織を使って活動しようとされています。ですから、私はそういった意味から、また国も挙げて、また府も挙げて、この認知症対策を年々強化しているかと思うんです。そういう意味からも、やはり市のこういった施策についても、より具体化・強化は期待するところなんです。  ちょっと答弁では、その辺が、私の理解では、ちょっとなかなか分かりにくいんで、事業名的に、事業名、事業の種類というんですかね、先ほど御紹介しました兎本議員のときの答弁、昨年9月ですけど、でいきますと、この「いきいき介護保険」冊子を見やすく分かりやすくしていくこと、地域包括支援センター、ケアマネジャー等、関係機関と情報共有をし、市民への啓発を強化する、各事業を通して市民への情報提供を進めていく、認知症予防に効果的な商品の紹介を行う、SOSネットワーク関連において、地域での見守り体制強化として、協力機関の増加を目指していく、それからもう一つ紹介しますと、認知症初期集中支援事業の体制強化、もう1点あるんですが、こういった大変、この大綱の推進に向けて、国・府の予算をにらみながら市としての施策の動向を検討されていると思うんですが、答弁より一歩進んだ答弁をお願いしたいと思います。特に、事業名的な内容で。 ◯議長(山本 和延) 健康福祉部長。 ◯健康福祉部長(大西 寛典) 健康福祉部長でございます。  ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。  市が現在取り組んでいる事業につきましては、確かにこの「いきいき介護保険」の中にも、それぞれの事業を掲載をさせていただいております。今、議員おっしゃった内容も、そうです。また、一方では、認知症カフェというような事業も執り行っておりますし、例えば介護予防でありましたら、体操教室とか、元気もりもりとか、元気デイとかというような形も取り組んでおります。  先ほど御答弁をさせていただきました認知症サポーター養成講座、これはキャラバンメイトという方々がおられます。その方々が、例えば学校へ出向いていただいて、小学生、中学生、あるいは高校生を対象にした認知症の養成を説明をいただいている、あるいは商工会へ出向いたりとか、薬局へ出向いたりとかというような形で、年間を通じて20回から25回程度の回数を重ねていただいて、1,000人以上に上ります受講者というような形での取組もさせていただいているということで、基本的には、現在、冊子に掲載をさせていただいている事業と、それをより進めていきたいという思いと、その大綱の5つの柱がございますけれども、それを全て実践というのは非常に難しいというところではございますので、その中で、次期介護保険の事業計画の中にも、認知症というのは国の指針でも示されておりますので、木津川市も計画の中には盛り込んでいくという中で、そういった形で取組を進めてまいりたいというふうに考えています。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 福井さん。 ◯9番(福井 平和) ありがとうございます。
     今回、質問するに当たって、木津川市が第9次木津川市高齢者福祉計画・第8期介護保険事業計画、これの案を見ていたんですが、大変、このアンケート調査というんですか、調査に基づく意向の反映というか、よくされているなということで私なりに理解するというか、言いたいのは、このアンケート結果をうまく施策に反映してほしいなと、すべきであるなと思っておりますので、よろしくお願いしておきたいと思います。  それから、2点目に入りますが、条例の関係です。これにつきましても、今後、先進地事例を参考にしながら調査・研究という答弁をいただいております。  私の調べたところでは、まだまだ少ない条例の状況なんですが、調べたところでは、9つの自治体があるわけです。条例名としましても、認知症に対する不安のないまちづくり推進条例とか、認知症の人にやさしいまちづくり条例等、そういう名称であるわけです。  私、一つだけ和歌山県の御坊市のほうが、昨年の4月に施行されている「御坊市認知症の人とともに築く総活躍のまち条例」というのが制定されています。そこの担当の方に電話でいろいろ教えてもらったんですが、特徴としましては、もう御存じかと思いますが、認知症の方も市の検討会議というんですか、委員会に同席されて、認知症の方の立場からいろんな視点でいろんな意見なり提案されているというのが、他の団体との違いということが言えるかと思います。  例えば言っておられたのは、細かい話ですけれども、市内のスーパー銭湯ですね、シャンプーと体を洗うボディソープが置いてあると。認知症の方は、これがどっちか分からんと、だから絵で表現してほしいということを提言されて、そういう分かりやすい絵に切り替えられたと。そうすると、一般の方もよく分かって評価されているという、本当に身近な事例もお聞きしたわけです。  ですから、答弁では、これからなんですが、具体的に条例の制定の必要性も含めて鋭意取り組んでいただきたいと思います。これら、令和3年の予算の中で、また注目していきたいと思います。  次に、3番目の質問に入らせてもらいます。  「コロナ禍での令和3年度予算編成をめぐる諸情勢は」と題しまして、長期化するコロナ禍において、改めて行政サービスの役割と重要性を感じる一方で、その脆弱性や課題も見えてきて、令和3年度は令和2年度に増して厳しい予算編成作業になると察します。  そこで、次の7項目について伺います。  (1)地方交付税において、臨時財政対策債に頼らない総額が確保される見通しは。  (2)地方財政計画において、地方一般財源総額が確保される見通しは。  (3)地方創生推進交付金について、令和2年度からの制度見直しは。  (4)防災・減災、国土強靭化緊急対策事業債等の継続に向けた取扱いは。  (5)自治体の基金残高をもって地方財政に余裕があるかのような議論は、いまだ存在か。  (6)本市の行政手続の「脱はんこ」化及び行政のデジタル化に向けた財源確保策は。  (7)本市の令和3年度の税収見通し及び扶助費の動向は。  お願いします。 ◯議長(山本 和延) 総務部長。    (総務部長 辻 克哉君登壇) ◯総務部長(辻 克哉) 総務部長でございます。  福井議員の御質問にお答えします。  まず1点目、総務省の令和3年度予算概算要求では、地方交付税総額は前年度比で約0.4兆円減の16.2兆円とされ、臨時財政対策債は前年度比で約3.7兆円、116.5%増の6.8兆円とされています。平成30年度の地方財政計画以来3年ぶりに、国と地方の折半対象財源不足が発生すると試算されています。  続いて、2点目について、「経済財政運営と改革の基本方針2018」で示された「新経済・財政再生計画」を踏まえ、基盤強化期間とされる2019年度から3か年の地方の安定的な財政運営に必要となる一般財源総額は、2018年度地方財政計画の水準を下回らないよう実質的に同水準を確保されています。  しかし、地方税収は、地方交付税の法定率分を含め大幅な財源不足が生じ、地方交付税特別会計への入り口ベースでの一般会計からの加算分の増額や、臨時財政対策債の増によって、地方一般財源総額は前年度比0.2兆円の減、水準超経費を除く交付団体ベースでは、前年度比0.4兆円の増を確保するとされています。  3点目について、現時点において、地方創生推進交付金制度の見直しについての情報はございません。  4点目について、2020年度までの「防災・減災、国土強靭化のための3か年緊急対策」については、「経済財政運営と改革の基本方針2020」において、その実施状況を踏まえ、国土強靭化の取組の加速化・強化を図り、3か年緊急対策後も中長期的視点に立って計画的に取り組むため、必要・十分な予算を確保するとされております。災害の頻発化・激甚化を踏まえ、政府は2021年度以降も対策を延長するという報道もございました。  5点目について、議論そのものは以前ほどされなくなったように思われますが、現在も総務省からは、地方財政状況調査における積立基金を対象とした基金の積立状況の照会があり、また一定の条件に該当する団体に対して調査表の作成が総務省から求められる「財政事情」の照会においても、標準財政規模に比して財政調整基金及び減債基金積立額や、特定目的基金積立額が多い団体には、基金の設置目的や今後の使途などが個別に照会されており、地方団体の基金積立状況については、現在も国においては注視されていると思われます。  続きまして、6点目について、行政手続の「脱はんこ」化は、新型コロナウイルス感染症の蔓延防止のみならず、木津川市スマート化宣言の取組として市民の負担軽減につながるとともに、業務そのものの見直しや効率化を図り、行政サービスの効率的かつ効果的な提供を期待できることから、令和3年4月1日から全庁的に実施するため、押印見直し基準を策定し、対象となる書類の洗い出しを始めたところでございます。  なお、情報システムの運用に係る一般財源の圧縮は大きな課題であると認識しており、「世界最先端IT国家創造宣言」においても、地方公共団体の情報システムの運用コストを圧縮する旨が盛り込まれております。  可能な限り特定財源の確保に努めるとともに、今ある既存の仕組みを有効活用することで、経費の削減に努めます。  7点目について、国の概算要求時における地方財政収支の仮試算で、所得税については、令和2年度当初予算額と比べてマイナス1.9%、法人税はマイナス23.6%とされています。  これを参考に、人口や家屋数、事業所の償却資産の増といった木津川市の状況を反映いたしましても、固定資産税と都市計画税の軽減措置や法人市民税の税率改正の影響などもあり、市税収入は令和元年度決算額や令和2年度予算額と比べても相当厳しいものになると見込んでおります。  扶助費も年々増加傾向にあり、令和元年度決算見込みを基礎として見込んだ令和2年度当初予算の額では不足見込みとなっていることによって、今議会に提案の一般会計補正予算第8号でも障害福祉サービス費や障害児通所サービス費、生活保護費で多額の増額補正を行っています。令和2年度決算見込みを基礎に、令和3年度はさらに伸びを見込む必要があると考えております。  私からは、以上です。 ◯議長(山本 和延) 福井さん。 ◯9番(福井 平和) ありがとうございました。  時間がもう迫ってまいりましたので、3点に限って再質問させてもらいます。  4点目に書いています「防災・減災、国土強靭化緊急対策事業債」の関係ですが、これも今回、15日でしたか、閣議決定で3次補正が確定して、その中で、従来の3か年が5か年ということになっているわけですが、それの市として評価というか、期待というんですか、その辺をお聞きしたいのが1点。  それから、5番目にあります基金残高の関係です。木津川市、現在、一般会計で15の基金があるわけですが、総額、この補正9号をゴーとした場合、約92億円余り、中でも財政調整基金が34億3,000万円余りという数字が現状なんです。これについて、先ほどの答弁を当てはめると、何か心配するところはあるのかどうか。  それと、6番目の脱はんこの関係ですが、これもここに来まして、16日の京都新聞で、自治体デジタル化の人材確保を総務省が支援するということが掲載されています。これの関わりで、何か新しいニュースがあれば、お願いします。 ◯議長(山本 和延) 総務部次長。 ◯総務部次長(八田 達男) 総務部次長でございます。  福井議員の、まずは1つ目の御質問でございますが、議員おっしゃるとおり、つい先日、総務省におきましては、緊急防災・減災事業債や緊急自然災害防止対策事業債、こういったものも2020年度までとされていたものが、5年延長の方向で検討に入っているというふうに報道されたことは承知しております。  本市といたしましても、安心・安全のまちづくり、特に河川改修であったり、内水対策であったり、そういった防災面の大きな事業、これからも予定がございますので、これらに有効に、こういった国の制度を活用していきたいと、大いに今後の財源確保に期待しているところでございます。  また、2つ目の基金残高、積立基金についての御質問でございますが、これにつきまして、部長からの答弁がありましたように、総務省から毎年照会がございます。そして、一定の条件に該当する団体については、部長からも答弁がありましたように、今後の使途であったり、残高、そういったものを調査表を作成して提出を求められております。  ただ、木津川市が、この一定要件に該当する団体ということでは、財政調整基金と減債基金の残高が多い団体というものには該当せず、特定目的基金が多い団体として調査表の作成を求められております。  特に、残高の多い基金3つを挙げて提出せよということで、木津川市におきましては、令和元年度決算に基づく調査では、公共施設等整備基金、それと合併算定替逓減対策基金、それと清掃センター建設整備基金、この上位3つの特目基金についての残高であったり今後の使途についての回答を行っております。  私からは、以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 政策監。 ◯政策監(鶴見 太郎) 政策監でございます。  福井議員の3点目の再質問のほうに私のほうからお答えをさせていただきます。  デジタル人材の確保ということで、本市としてこれまでもスマート化の取組を順次進めてきているところでございますが、先般、御指摘のとおり、総務省のほうから、デジタル人材の確保についての紹介というか、応募というか、そういったものがありました。  ということで、本市としても、本市独自でCIO補佐官を任命するということで今取り組んでいるところでございますが、総務省の応募がありましたデジタル人材の確保ということも、必要があれば活用していきたいということで検討を進めているところであります。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 福井さん。 ◯9番(福井 平和) ありがとうございました。終わります。      ──────────────────────── ◯議長(山本 和延) 本日の一般質問の予定が終わりましたので、本日の会議を閉じます。  明日19日から21日まで休会とし、12月22日は午前9時30分から再開いたしますので、御参集くださいますようお願い申し上げます。  それでは、本日はこれで散会いたします。  皆さん、御苦労さまでした。                         午後0時14分 散会 このサイトの全ての著作権は木津川市議会が保有し、国内の法律または国際条約で保護されています。 Copyright (c) KIZUGAWA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved....