木津川市議会 2019-09-17
令和元年第3回定例会(第5号) 本文 開催日:2019年09月17日
2019年09月17日:
令和元年第3回定例会(第5号) 本文 ▼最初の
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令和元年第3回
木津川市議会定例会会議録(第5号)
午前9時30分 開議
◯議長(山本 和延) 皆さん、おはようございます。御苦労さまです。
ただいまの出席議員は20人であります。
これより
令和元年第3回
木津川市議会定例会を再開し、直ちに本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、お手元に配付のとおりでございます。
日程に入ります。
────────────────────────
◯議長(山本 和延) 日程第1、
一般質問を行います。
12日に引き続き
一般質問を行います。
本日は、3人の5問で行います。
それでは、1番目、大角久典さん。
(大角 久典君質問席へ移動)
◯8番(大角 久典) 皆さん、おはようございます。公明党の大角でございます。
私のほうからは、2点ほど御質問させていただきます。通告書に基づいて質問させていただきます。
まず最初に、資料でお渡ししました資料1、資料2をごらんください。
「
平和推進事業の充実を」。
1.現在、本市には「非核・
平和都市宣言のまち」と書かれた
啓発看板等が10カ所あります。中には、文字が消えかかっているものや、さびついているものもあります。いつごろ、何のために立てられたのか。また、新しく立てかえの考えはありますか。
2.8月6日から13日まで、本庁1階の
住民活動スペースで平和展が開催されていました。私も初めて見に行きましたが、戦時中の写真や体験者の手紙などが展示されていました。毎年、いろいろと工夫し、開催されていることと思います。この展示に、関心を示しておられる市民の皆さんが多くおられると思いますが、今回の
来場者数は。また、
イベントについての提案として、戦時中の遺留品や戦争の怖さを訴えるものがあれば、もっとインパクトがあると思いますが、市の考えは。
3.
平和教育の一環として各小・中学校の授業では、現在どのような
取り組みをされていますか。また、今後、
修学旅行先に広島・長崎を取り入れる考えはありますか。
4.ことしで74回の
終戦記念日を迎えました。8月15日は、日本人として絶対に忘れてはならない日であり、平和を決意する日と思います。我が公明党は、ことしも全国各地で
終戦記念日の
街頭演説会を開催し、平和を訴えかけてきました。改めて、本市として
平和推進事業をどのように進めていこうと思いますか。
よろしくお願いします。
◯議長(山本 和延)
市長室長。
(
市長室長 井上 透君登壇)
◯市長室長(井上 透) 改めまして、おはようございます。
市長室長でございます。
大角議員の御質問にお答えをいたします。
御指摘いただきました看板につきましては、それぞれ旧町時代に立てられたものであり、関連する資料が残っていないことから、詳細については不明ですが、
平和推進事業の一環で設置されたものと考えております。
現在のところ、新しく立てかえる予定はありませんが、現存する看板につきましては、引き続き適切に管理してまいります。
2点目について、今年度に実施いたしました
平和パネル展において、延べ326名の方に御来場いただきました。
また、展示内容については、以前に遺留品や戦地で使用された物品等を展示した経緯もありますが、一般市民の方の当時の日常生活や市内の様子をごらんいただくほうが、戦争をより身近なものとして感じ取っていただけるものという考えのもと、現在の展示としたものでございます。
4点目について、「非核・
平和都市」宣言のまち、また「
平和首長会議」加盟都市として、今後も核兵器の廃絶と世界恒久平和の実現を願い、核のない・戦争のない、平和な都市・世界の広がりを希求し、
取り組みを進めてまいります。
私からは、以上でございます。
◯議長(山本 和延)
教育部理事。
◯教育部理事(志賀 徹)
教育部理事でございます。
大角議員の3点目の御質問にお答えいたします。
平和学習については、現在、道徳を初めとした各教科での学習や、総合的な学習の時間に学習を進めており、人権や命について学習する中で、平和のとうとさについて学びます。戦争を体験された方を招き、話を聞かせていただいている学校もあります。
修学旅行の行き先については、各校でその狙いを明確にし、
教育効果を高めるよう、
保護者等の意見も踏まえ、学校長が決定するものです。
以上でございます。
◯議長(山本 和延) 大角さん。
◯8番(大角 久典) ありがとうございます。まず1点目と2点目ですかね、
ホームページのほうを拝見いたしました。今回、開催内容が
パネル展示が12枚で、
DVD上映、それから
折り鶴作成コーナーということで、折り鶴は、毎年、広島のほうに届けられておりますが、今回、どうされておりますか。
◯議長(山本 和延)
市長室長。
◯市長室長(井上 透)
市長室長でございます。
ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。
御質問いただきました、この折り鶴につきましては、平成30年度から実施をいたしております。平成30年度につきましては、広島市のほうに送呈させていただきました。今年度につきましては、折り鶴のほうが余り数がそろわなかったということがございますので、来年度開催の、この
平和パネル展を行いまして、そこで一定の数がそろいましたら、今度は長崎のほうに送呈したいというふうに考えております。
以上でございます。
◯議長(山本 和延) 大角さん。
◯8番(大角 久典) ありがとうございます。私も行かせてもらいまして、最初に受付で名前とか
アンケートとか書かせてもらって、それから各ブース、手紙ですかね、体験を書いた原稿用紙があって、それから
パネル展があったんですけれども、真ん中ぐらいですかね、折り紙をするコーナーがあって、最初何かなと思って、つくるのも久しぶりであったので、なかなか、教えていただければつくったりもするし、そういうことで、もう少し周知を広くしていただければ、議員1人が1枚でも、一つでも二つでも折って、その平和の気持ちを伝えることができるかと思いますが、そういった工夫はお考えでしょうか。
◯議長(山本 和延)
市長室長。
◯市長室長(井上 透)
市長室長でございます。
ただいまの御質問にお答えいたします。
この
平和パネル展の開催については、市の
ホームページ、または
広報紙等で啓発を行っておりますが、今後につきましては、もう少し早く広報等を通じて啓発を行っていきたいというふうに考えているところでございます。
以上でございます。
◯議長(山本 和延) 大角さん。
◯8番(大角 久典) ありがとうございます。確かに、そのとおりに早目に進めていただければ、今回は
来場者数が326人と、初日が64人で、最終日が82人ということで、だんだん開催するうちに参加者がふえていったというような傾向が見られます。
そこで、大人とか子供とか、特にお子さんに伝えていくべき目的のある
イベントだと思いますが、その辺、どういうふうに掌握されていますか。
◯議長(山本 和延)
市長室長。
◯市長室長(井上 透)
市長室長でございます。
ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。
御質問いただきましたように、来場者につきましては、日々多くなっているという状況の中ではございます。
また、開催日が
夏休み期間ということで、市役所に保護者の方と御来庁いただける方につきましては、その御両親と一緒にその
平和パネル展をごらんいただいているという状況ではありますが、やはりなかなか子供さんだけで来庁されるということがございませんので、その辺は、今後、学校等を通じて啓発ができるものであるならば、そちらのほうも進めていきたいなというふうには考えておるところでございます。
以上でございます。
◯議長(山本 和延) 大角さん。
◯8番(大角 久典) ありがとうございます。その周知の方法ですけれども、
アンケートによると、広報が11人、
ホームページが1人、新聞3人、偶然が9人もおるということで、偶然知ったんだなというようなことでありますけれども、学校を通じているところとか、そういう形で、お子さんをたくさん集わせていくためには、そういう
学校関係のお力をしっかり使っていただければと思いますので、ぜひ来年度は、そういう意味で、もっと来場者をふやすような工夫をよろしくお願いいたします。
それから、次に
修学旅行というところで、広島・長崎はどうかという話をさせていただいて、
教育部理事のほうから御回答をいただきましたけれども、宣言文の中に、「世界の恒久平和は、人類共通の願いである。しかし、現在この地球上には数多くの核兵器が存在し、人類の生存や自然環境に大きな不安と深刻な脅威をもたらしている。我々は、世界最初の
核被爆国民として、核兵器の恐ろしさや被爆者の今なお続く苦しみを全世界の人々に訴え、二度と広島、長崎のあの惨禍を繰り返させてはならない。」ということで、本当にここにも載っていますけれども、すごく大事なことかなと、私自身も広島に行かせてもらって、惨禍を目の当たりにした資料館に行って衝撃を受けて、今でも残っているということは、それほどすごいことなのかなと。また、夜には、
被爆体験者の語り部が語っていただいたことが、すごく印象に残っております。
改めてまたお伺いしますけれども、現在、小学生のほうは伊勢のほうに行かれたりと、また中学生のほうは
スキー教室と
体験教室を中心にされておりますけれども、そういった意味で、もう一度お伺いします。いかがでしょうか。
◯議長(山本 和延)
教育部理事。
◯教育部理事(志賀 徹)
教育部理事でございます。
確かに、実際の被爆地を訪れることの価値とか重要性については認識されているところだと思いますが、現在のところは、先ほども述べましたように、主には、文学作品、
あと視聴覚教材、小学校におきましては、
戦争体験者の話を実際に伺う、いろいろな工夫を持って現在は取り組んでいるところでございます。
以上です。
◯議長(山本 和延) 大角さん。
◯8番(大角 久典) 「暗闘 スターリン、トルーマンと日本降伏」という本がありまして、そこに、原爆をどこに落とすかと事前にアメリカで
標的委員会が開かれたと。18都市から、京都、広島、横浜、小倉、新潟に絞られたと。第1候補は京都に決定と。これに猛反対したのが、
スティムソン陸軍長官であったという言葉があるんですけれども、そういう意味で、第1候補で京都というふうに決定されていたと。そういう、もし京都に落ちていたらどうなっていたんだろうということも踏まえて、そういうところは
子供たちに伝えていますか、そういう学校で授業されているということですので。
◯議長(山本 和延)
教育部理事。
◯教育部理事(志賀 徹)
教育部理事でございます。
その辺につきましては、社会科のほうで、地理・歴史・公民全てにわたって、こういう戦争について考えるとか、憲法について考えるというような時間もございます。そのようなところで、そういう
歴史的背景についても教員のほうから触れているようなところでございます。
以上です。
◯議長(山本 和延) 大角さん。
◯8番(大角 久典) ありがとうございました。確かに伝えているということなので、それをさらに実体験できるような方向で、まず
修学旅行で行けなければ、また
教育委員会で代表で、まだ先生の中で行っていない方、いないとは思いますけれども、そういうところから、
平和推進事業の一環としてしていただければと思います。
じゃあ、次に行きます。第2問のほうに移らせていただきます。
「中学校の
教育行政を問う」ということです。
1.来年の4月から、所得に応じて
私立高校の
授業料無償化が予定されています。中学3年生の受験生を抱える保護者から、具体的な制度を教えてほしいとの声を聞きます。来年度受験を迎える中学生や保護者に対して、どのように周知する予定ですか。
2.中学校の
部活動指導者は、部活動が終わった後も、
子供たちの安全を守るために、交差点など危険な場所で見守りをしています。その後も、事務作業をするので、帰宅が遅くなると聞きます。教職員の負担軽減のため対策を進めることが必要であると考えます。現在の
部活動指導者の配置の状況は。
3.給食費を公会計化する考えは。
よろしくお願いします。
◯議長(山本 和延)
教育部理事。
(
教育部理事 志賀 徹君登壇)
◯教育部理事(志賀 徹)
教育部理事でございます。
大角議員の御質問にお答えします。
国が実施する
高等学校等就学支援金制度については、
私立高校等に通う生徒の「
就学支援金」の上限額の引き上げなどが行われます。現在、年収目安が約590万円未満世帯の生徒を対象に、上限額が引き上げられることとなっております。
生徒に対しては
進路学習で、また保護者に対しましては、年2回開催の
進路説明会で周知します。また、11月・12月に行われます
進路面談等を中心に個別の対応も行います。
2点目について、今年度、
市内中学校では、6名の
外部指導者、1名の
部活動指導員を任用しております。
また、昨年度策定しました
部活動指導方針で、休養日は、「原則、土・日曜日を含む週2日以上の休養日を設定する。」、活動時間は、「平日は2時間程度、土・日曜日及び祝日に実施する場合は、3時間程度とすること。」等を定めることで、教職員及び生徒の負担を軽減しています。
3点目の給食費の公会計化については、昨今の教職員の働き方改革に関連して、
令和元年7月に
文部科学省から「
学校給食費徴収・管理に関する
ガイドライン」が示されたところです。
今後に向けましては、業務量の把握、電算システムの構築や管理費用、滞納対策や
事務局体制などの課題について、
ガイドラインを踏まえて検討してまいります。
以上でございます。
◯議長(山本 和延) 大角さん。
◯8番(大角 久典) ありがとうございました。再質問させていただきます。
周知する方法ですけれども、文科省の
ホームページを見ましたら、こういったチラシが配られるというふうに伺っていまして、先ほど御答弁で、年収約590万円未満の世帯の上限を引き上げますというふうに載っております。
そこで、これ、全国のことだと思いますけれども、もう一回確認で、全国どこでもということでよろしいでしょうか。
◯議長(山本 和延)
教育部理事。
◯教育部理事(志賀 徹)
教育部理事でございます。
これは国の施策ですので、全国どこでもということでございます。
以上です。
◯議長(山本 和延) 大角さん。
◯8番(大角 久典) ありがとうございます。大変親御さんも不安で、また今回のこのことは、子供にとってみれば、自分がやれること、
公立高校ではできない、
私立高校であったらできる、そういった広い範囲で自分の可能性を秘めた選択が広がったことで、すごい大事なことだと思いますので、そういう意味で、
進路先生とのしっかり設けての対応をされているんでしょうか。
◯議長(山本 和延)
教育部理事。
◯教育部理事(志賀 徹)
教育部理事でございます。
実は、こちらのほうの制度も、まだ来月10月にもう少し詳しい説明が各校の
進路主任になされるということになっております。それを受けて、各学校のほうでは、
保護者向けの
進路説明会というのを行いますので、そこでは進学主任がメインになります。
その後の
個別進路面談ですね、こちらでは、担任の先生とあわせまして、このような
就学支援金とか
奨学金制度等の話になった場合は、
進路主任もそこに加わって複数で対応するようにしております。
以上です。
◯議長(山本 和延) 大角さん。
◯8番(大角 久典) 確認ですけれども、まず担任の先生に、私は京都府ではなくて大阪、また奈良にある
私立高校に行きたいんですけれどもということに対しての
アドバイスというのはできるんですか。
◯議長(山本 和延)
教育部理事。
◯教育部理事(志賀 徹)
教育部理事でございます。
その辺の
アドバイスはしていただけることになっております。
ただ、これ、申し込みは、実際に通っている学校の案内があって、入学後にその案内に沿って申し込みをきちっと行うということになっております。
制度として周知するのは、中学校で
進路担当の先生を中心に担任の先生を交えて行うことができます。
以上です。
◯議長(山本 和延) 大角さん。
◯8番(大角 久典) もう一度確認ですけれども、来年4月に受験を抱えている親御さん、子供も含めて、今、ここに行きたいな、あそこに行きたいなと考えていらっしゃると思うんです。その意味での対応ですけれども、私は、こういうことを、絵描きになりたいとか、漫画を描きたいから、そういう学科があるような高校に行きたいとか、その子に合った学校の
アドバイスはできるんでしょうか。
◯議長(山本 和延)
教育部理事。
◯教育部理事(志賀 徹)
教育部理事でございます。
その辺になりますと、個々の
進路面談ということになってきますので、先ほど申し上げました11月・12月の
進路相談のときを中心に、
アドバイスも含めまして対応していただきます。
もし、その2回の機会で十分でない場合には、また個別に時間を設けてされているケースもございます。
以上です。
◯議長(山本 和延) 大角さん。
◯8番(大角 久典) わかりました。じゃあ、11月・12月をもって、その時期で詳しく個別相談をしながら学校を決めていくということでよろしいでしょうか。
◯議長(山本 和延)
教育部理事。
◯教育部理事(志賀 徹)
教育部理事です。
そのような予定になっております。
以上です。
◯議長(山本 和延) 大角さん。
◯8番(大角 久典) わかりました。ありがとうございます。
再質問の2つ目の中学校の部活動のことですけれども、実際相談を受けたのは、木津第二中学校の先生からですけれども、
木津中学校、
木津南中学校、
泉川中学校、
山城中学校、
各部活動の顧問をされている先生は、最後まで終わってから、危ないところを立たれているというような対応をされているんでしょうか。
◯議長(山本 和延)
教育部理事。
◯教育部理事(志賀 徹)
教育部理事でございます。
各校で、現在ですとか、中学校3年生については、もう退部しておりますので、早目の下校になるかと思いますが、1・2年生については、最終下校まで部活動した場合には、その後、正門とか
通用門等を中心に
下校指導も行っているところでございます。
以上です。
◯議長(山本 和延) 大角さん。
◯8番(大角 久典) ありがとうございます。顧問の先生は、本当に部活だけでなく帰りまで見守っていただけるという、すごい温かいというか、そこまで
子供たちと接していただくことに感謝を申し上げます。
もう一つ、部活動の顧問をされる先生が得意でない、要するに今まで経験したことがないとか、そういうことで顧問になられるということはあるんですか。
◯議長(山本 和延)
教育部理事。
◯教育部理事(志賀 徹)
教育部理事でございます。
中学校のほうの人事異動というのは、教科のほうを主に考えておりますので、年度によっては、確かに専門の顧問の先生がおられないというようなケースも考えられます。
そのとき、特に
運動部等につきましては、
複数顧問体制をしいておりますので、いろいろ生徒の生活面の指導についてたけている先生とか、技術について、他校の先生にも
アドバイスをいただきながら、今まで経験していないスポーツについても
部活動顧問として頑張っていただいている先生方がたくさんおられる状況です。
以上です。
◯議長(山本 和延) 大角さん。
◯8番(大角 久典) ありがとうございます。そしたら、今言った不得意なというか、そういうところでも頑張って1年なり2年
なり部活動の顧問をやっていくというふうな方針でされているということですか。
◯議長(山本 和延)
教育部理事。
◯教育部理事(志賀 徹)
教育部理事でございます。
そのように今までずっと中学校のほうでは部活動を運営されてきましたが、昨今の
外部指導者とか
部活動指導員という制度によりまして、多少なりともその辺の負担が軽減されるようにということで、いろいろ知恵を絞っているところでございます。
以上です。
◯議長(山本 和延) 大角さん。
◯8番(大角 久典) ありがとうございます。それは、先月の6月の定例会で補正予算第1号の学校管理事業費ということで、
泉川中学校の陸上部に専門の先生をつけたということですけれども、今のところどんな状況でされていますでしょうか。
◯議長(山本 和延)
教育部理事。
◯教育部理事(志賀 徹)
教育部理事でございます。
部活動指導員につきましては、引率も可能であるという立場の指導者の方になりますので、校外等で練習試合等があるときも、引率業務等も手伝っていくような形で、現場のニーズに合うような形で現在活動していただいております。
以上でございます。
◯議長(山本 和延) 大角さん。
◯8番(大角 久典) ありがとうございます。陸上の顧問ですので、陸上が専門ということだと思うんですけれども、例えばそれを今後広げて、それが成功例というか、モデルという形で、よかったら、いい傾向になっていったら、ほかの学校でも進めていくような予定をお考えですか。
◯議長(山本 和延)
教育部理事。
◯教育部理事(志賀 徹)
教育部理事でございます。
ほかにも4中学校ありますので、現場の要請に合わせて導入のほうは進めていきたいと考えております。
以上です。
◯議長(山本 和延) 大角さん。
◯8番(大角 久典) ありがとうございます。
今のところ、4中学校からはそういう要望とかはないんでしょうか。
◯議長(山本 和延)
教育部理事。
◯教育部理事(志賀 徹)
教育部理事でございます。
現在のところはありませんが、また今から年度後半に入っていきますし、来年度も見据えて、その辺のところは十分に聞き取りを行っていこうと考えております。
以上でございます。
◯議長(山本 和延) 大角さん。
◯8番(大角 久典) 先ほど2人、副顧問制ですかね、その話が出たと思うんですけれども、それは例えば部活によって、お子さんが多いというような形でとられているのか、要するに余り得意じゃないから2人で一つという形で、そういうふうに複数顧問制をとられたんでしょうか。
◯議長(山本 和延)
教育部理事。
◯教育部理事(志賀 徹)
教育部理事でございます。
この複数制につきましては、そういう顧問の経験値等は関係なしに、基本的にやっぱり一つの部活を複数体制で担当するというところで行っております。
以上です。
◯議長(山本 和延) 大角さん。
◯8番(大角 久典) ありがとうございます。私も中学時代は野球部、高校時代は柔道部という形で取り組んでまいりましたけれども、やはり子供の心というのは、すごくやわらかくて、何でも吸収するようなことで、やっぱりその顧問の先生の一言、一言って、すごく大事で、伸びたり、また腐ったりというような気持ちの変化がとてもある時期だと思うんですけれども、そういう意味では、その副顧問制のときの場合の主とか副とかというのは、担当を分けられているんでしょうか。
◯議長(山本 和延)
教育部理事。
◯教育部理事(志賀 徹)
教育部理事でございます。
それぞれの顧問の経験値によっても役割は変わってくるかなとは思うんですけれども、年度途中でも、例えば3年生が引退まではA先生が担当して、3年生が引退した後はB先生が主顧問というような、臨機応変に、その学校なり部活の状況に合わせていろいろ流動的にそこは運用しているところでございます。
◯議長(山本 和延) 大角さん。
◯8番(大角 久典) ありがとうございます。
スポーツに携わっておりましたので、心と体を十分育てる意味でのクラブ活動はとても大事だと思うんですけれども、そのほかに忙しい顧問の先生であると、なかなかクラブに行かれないというか、ちょっと顔を出して、すぐ自分の授業のこととか、そういうふうに変わるようなことがあると思うんですね。ずっといることもできないし、そういうときに、生徒だけで自主的にチームのためにとか、そういうことで練習のスケジュールを組んだりとか、そういうことは、そういうような形でとられていますか。
◯議長(山本 和延)
教育部理事。
◯教育部理事(志賀 徹)
教育部理事でございます。
特に
運動部等におきましては、基本的にはやはり生徒が活動しているところに顧問がいるべきというのは十分わかるんですが、やむを得ん事情等で確かに現場におられないという時間帯があるかもわかりませんが、そのときについては、キャプテンとか主将を中心に、顧問が作成した練習のスケジュールに従って部活動を行うと。部活の終わりのときには、顧問と一緒にその日の活動について総括もしていく、そういう日々の練習を積み重ねているようなところでございます。
以上です。
◯議長(山本 和延) 大角さん。
◯8番(大角 久典) ありがとうございます。しっかりした目標を持って、例えばスポーツであれば、また野球である場合、県大会、全国大会というのを大きな目標にして一丸となって取り組んでいくと思いますけれども、各学校、いろいろ目標を持ちながらされておりますけれども、そういう意味でのレベルアップというか、チーム力をアップさせていく工夫というのは、各先生お持ちでしょうか。
◯議長(山本 和延)
教育部理事。
◯教育部理事(志賀 徹)
教育部理事でございます。
確かに、全国大会を目指すというのが大きな目標であるとは思うんですけれども、それも部活によっては、とりあえず公式戦の1勝を目指すとか、全員の技能アップを図るというような、それぞれ固有の目標に向かって頑張っているところでして、全国大会に出るということ自体、それしか目標がないというようなことではございません。
以上です。
◯議長(山本 和延) 大角さん。
◯8番(大角 久典) ありがとうございました。
じゃあ、3点目のほうに行かせてもらいます。
給食費を公会計化する考えはということで、前にもほかの議員の方が質問されていまして、そのときも同じような御答弁をいただいていました。
ガイドラインを踏まえて検討していきますということですけれども、それから2年ぐらいたっているかと思いますけれども、何がひっかかることなのかなということで教えてください。
◯議長(山本 和延)
教育部理事。
◯教育部理事(志賀 徹)
教育部理事でございます。
先ほどもありましたが、今年度、
令和元年の7月に文科省のほうから
ガイドラインがおりてきたということでございまして、なかなかシステム上の話とか、あと費用対効果のこと等もまだまだ少し検証すべき課題があるなというところでございます。
以上です。
◯議長(山本 和延) 大角さん。
◯8番(大角 久典) ありがとうございます。
ガイドラインをちょっと読ませていただくと、「昨今、広く理解が進んでいるように、教員の長時間勤務は看過できない深刻な状況となっています。平成28年度に公立小学校・中学校の教員を対象に実施した教員勤務実態調査では、教諭の1週間当たりの学内勤務時間が、小学校で57時間29分(平成18年度比4時間13分増)、中学校で63時間20分(平成18年度比5時間14分増)に達している」ということが書かれております。そういった中で、問題視されているということですけれども、その辺の認識はありますか。
◯議長(山本 和延)
教育部理事。
◯教育部理事(志賀 徹)
教育部理事でございます。
現在は、給食費については、口座振替ということで、もし残高不足等により引き落としができなかった場合については、大体、どの学校についても、現在は事務担当の方がそれを集約されて、口座引き落としされなかった未納となっているところにつきましては、お便りというか、文書をつくって、それを担任の先生を通じてお家に渡していただいたり、三者面談等、その面談の機会に担任の先生から渡すようなことが行われているところです。
なかなかこれを公会計にして劇的に勤務時間の縮減に結びつくかというあたりについては、先ほども述べました費用対効果等も含めまして、もう少し検討する余地があるんではないかというぐあいに考えております。
以上です。
◯議長(山本 和延) 大角さん。
◯8番(大角 久典) ありがとうございます。費用対効果ということで、なかなかそれで進められないというか、踏み切れないと。今、未納のところは、事務担当の方がいて、そこから担任の先生に渡して、担任の先生から子供に渡るというような方法をとられているということで、それほど担任の先生の負担はないというふうに承知したらよろしいでしょうか。
◯議長(山本 和延)
教育部理事。
◯教育部理事(志賀 徹)
教育部理事でございます。
時間的には、そのように考えておるところですが、なかなかお金を振り込んでくださいとかというようなことを担任の先生から保護者にお伝えするのは、精神的な負担というのはあるかなというぐあいに考えております。
その辺の負担が、時間的・精神的な負担が、この公会計化でどれぐらい解消するのかというあたりに検討が必要であるというぐあいに考えております。
以上です。
◯議長(山本 和延) 大角さん。
◯8番(大角 久典) ありがとうございます。そのシステムの導入とかということもひっかかるところだと思うんで、そのシステムというのは、どういうふうなことをお考えなんでしょうか。
◯議長(山本 和延) 教育部長。
◯教育部長(竹本 充代) 教育部長でございます。
給食費の公会計化というところになりますと、一つ大きな課題が、収納のシステムというところになってまいります。現在は、それぞれの学校で保護者の方から口座引き落としをさせていただいているというところでございますが、木津川市の小・中学生7,500人ほどおりますので、その分を全て市の会計のほうに引き落としするなどのシステム改修、そこでまた収納の消し込み等の作業ということで、そういったシステムの載せかえの導入がかなり課題になってくるのかなというふうに思っておるところでございます。
以上です。
◯議長(山本 和延) 大角さん。
◯8番(大角 久典) せっかく専門の政策監がそのシステムのことを進めていますけれども、そういうのとの絡みはあるんですかね。
◯議長(山本 和延) 政策監。
◯政策監(鶴見 太郎) 政策監でございます。
現在のところは、ちょっと私のほうで特に調整しているものはないという状況です。
以上です。
◯議長(山本 和延) 大角さん。
◯8番(大角 久典) ありがとうございます。先ほど教育部長の御答弁も同じようなことで、2年前も同じようなことを伺っておりましたので、要は、もととなるというか、教職員の負担にはならないから、別にそういうことがすぐにでもなくても間に合っているというような感じで受け取ったらよろしいですか。
◯議長(山本 和延) 教育部長。
◯教育部長(竹本 充代) 教育部長でございます。
この給食会計の公会計化の
ガイドラインにつきましては、学校の教職員の長時間勤務の負担軽減というところの目線で
ガイドラインが進められているというところでございます。
その分につきまして、その分でそれをやることによりましてどれだけの負担が軽減されるのかという見きわめが一つ重要であるということと、一方、徴収につきまして、現在、学校でやっておりますので、ある一定、保護者の方と学校の顔が知れているというところがありますが、それを市がやるということになりますと、やはり先進の事例とかも確認させていただいておりますと、収納率が下がってしまっているというところもございます。それも課題かというところがあります。
それと、今、木津川市の小・中学校を合わせて18校ございます。それぞれの学校がやっていることが、全て
教育委員会の事務局でやるということになりますと、
教育委員会の事務局の体制、システムもあわせまして、人員体制等の整備が必要になってくるというところがございます。
そういったことも含めまして、その費用対効果も含めて、どういった形でするのが一番よいかというところは、それぞれの市町の状況が変わってくるかと思いますので、そういったところは見きわめていかなければならないのかなと思っております。
この
ガイドラインにつきましては、全国的なものということでつくられておりますので、それぞれ自校給食の学校でありましたり、センター給食の学校であったり、また木津川市のように、ある一定口座引き落としが制度化されているところ、またそうでないところ、さまざまなケースがあるというところでつくられているということがありますので、木津川市にとりましてどういった形が一番適切でよいのかということにつきましては、十分見きわめた上で進めて検討をしていかなければならないのかなというふうに思っております。
以上です。
◯議長(山本 和延) 大角さん。
◯8番(大角 久典) 御丁寧な御答弁、ありがとうございました。
大変慎重に進められているということが受け取れましたので、本当に木津川市の特徴である「子育て支援No.1」のまちですから、これからどんどんどんどん中学校もお子さんがふえてきて、先日、
木津中学校の運動会に参加させていただきましたけれども、ゼッケンをつけて35番、ゼッケンで人数がいるようなことで工夫されていましたけれども、そういうクラスが5クラスになって、また6クラスになって、7クラスになってという形でどんどんふえていく中での人数もあるということで、そこも踏まえての公会計化ということで慎重になっているということでよろしいでしょうか。
◯議長(山本 和延) 教育部長。
◯教育部長(竹本 充代) 教育部長でございます。
繰り返しになりますが、公会計化につきましては、学校の負担軽減、あわせて
教育委員会事務局とか市サイドの整備体制、それと徴収率を今以上に落とさないというところが重要になってくるのかなというふうに思っております。
以上です。
◯議長(山本 和延) 大角さん。
◯8番(大角 久典) ありがとうございました。
以上で、
一般質問を終了させていただきます。ありがとうございました。
────────────────────────
◯議長(山本 和延) ただいま10時12分、10時30分まで休憩といたします。
午前10時12分 休憩
午前10時30分 再開
◯議長(山本 和延) ただいま10時30分、休憩前に引き続き会議を開きます。
2番目、河口靖子さん。
(河口 靖子君質問席へ移動)
◯18番(河口 靖子) 議席番号18番、みやこ創世会、河口靖子です。
一般質問、よろしくお願いいたします。
まず、1問目でございます。「施設の利活用を問う」。
本市は、公共施設の老朽化対策が必要な中、厳しい財政状況と今後の人口減少や少子高齢化による人口構造の変化に対応するため、「木津川市公共施設等総合管理計画」を平成29年に策定しました。今後、この計画に基づき、市の公共施設を長期的な視点で、廃止または更新・統廃合・長寿命化等が行われると思います。
そのような中で、計画の対象施設には、加茂地域の施設も多くあり、特に南加茂台小学校は、最大児童数1,413人から現在167人と極端に減少しており、地域住民も統廃合の対象となるのではないかと危惧する声を聞きます。
また、加茂地域の商業施設は減少してきており、運転免許証を自主返納する高齢者も多い中で、木津地域には大型商業施設が建設されていてもコミュニティバスの運行もなく、取り残されていくのではとの不安の声を聞きます。
一方で、現在の市の高齢化率は24.0%となっており、その中でも加茂圏域は40.4%と非常に高い状況となっています。
高齢化が最も進んでいる加茂圏域をどのように活性化するのかとあわせて、次の施設の利活用計画や今後の管理計画の進捗状況について問います。
(1)市の中で最も高齢化が進んでいる加茂圏域の活性化は。
(2)加茂プラネタリウム館(平成30年3月31日廃止)。
(3)加茂青少年山の家(平成30年3月31日停止)。
(4)旧加茂清掃センター跡地。
(5)加茂プール(平成29年3月31日廃止)。
(6)南加茂台保育園(令和6年いづみ保育園に統廃合)。
(7)南加茂台小学校。
以上でございます。
◯議長(山本 和延) マチオモイ部長。
(マチオモイ部長 武田 浩文君登壇)
◯マチオモイ部長(武田 浩文) 河口議員の御質問にお答えをいたします。
本市では、全体として人口が増加する一方、高齢化や人口減少が進む地域において、この対策として、公共交通ネットワークの維持充実を図り、住みなれた地域で暮らすことができるよう努めているところでございます。
また、地域資源や歴史遺産の情報発信に
取り組み、交流人口の増加を図るとともに、空家バンクの充実を図り、地域への移住・定住の促進に取り組んでまいります。
私からは、以上でございます。
◯議長(山本 和延) 教育部長。
◯教育部長(竹本 充代) 教育部長でございます。
河口議員の2点目と3点目の御質問にお答えをいたします。
旧加茂プラネタリウム館と加茂青少年山の家施設につきましては、民間事業者の力を活用することも含め、協議・検討を進めております。
5点目の加茂プールにつきましては、普通財産として現状有姿のまま売却するため、用地の境界確定を進めております。
7点目について、南加茂台小学校の児童数は、今年度167名と、10年前と比較しても約70名の減となっており、今後も減少していく見込みですが、現時点では統廃合等の計画はございません。
私からは、以上でございます。
◯議長(山本 和延) 市民部長。
◯市民部長(滋井 邦明) 市民部長でございます。
河口議員の4点目の御質問にお答えをいたします。
加茂清掃センター跡地につきましては、現時点で具体的な利活用の計画はございません。
私からは、以上でございます。
◯議長(山本 和延) 健康福祉部長。
◯健康福祉部長(大西 寛典) 健康福祉部長でございます。
河口議員の6点目の御質問にお答えします。
「木津川市公立保育所民営化等実施計画」に基づき、令和5年度まで公設公営保育所として運営をし、令和6年度に、いづみ保育園への統合により保育所機能を終了する予定でございます。
なお、令和6年度以降の施設の利活用等につきましては、現時点で具体的な方針等は決定しておりません。
◯議長(山本 和延) 河口さん。
◯18番(河口 靖子) それでは、再質問させていただきます。
今回、「施設利活用を問う」の6つの施設を例題に挙げました、その趣旨は、旧加茂町の時代において、住民たちの大変思い入れの熱い施設ばかりです。
今、木津地域が開発全盛なのは、加茂地域よりも10年以上開発がおくれていたからです。では、成熟された加茂地域が次にたどる道筋は、熟した果実のように落ちるしかないのでしょうか。
そうではないでしょう。熟した果実を保存する方法は、幾らでもあるのではないでしょうか。それを考えるのが市長の任務と考えますが、どうですか。
◯議長(山本 和延) マチオモイ部長。
◯マチオモイ部長(武田 浩文) マチオモイ部長でございます。
旧木津地域におきましては、学研の開発というのがクラスター方式でございまして、年を追って計画的に進めてきたということも一つあろうかというふうに思っております。
その上で、いわゆる地域住民の方の御協力もございましたし、先人たちが巨費を投じて駅前の区画整理事業を初めとして公共インフラの整備を進めてまいりました。
そういった公共インフラを最大限活用するためにも、やはり移住・定住の促進でありますとか、また地域の活性化を図っていく必要があるというふうに考えているところでございます。
そのためにも、市として
取り組みを進めているんですけれども、いわゆる地域の活性化といいますのは、この間、議会でも再三答弁しておりますが、全国の自治体どこでも共通の万能な策というのがあるわけではございません。地域に合わせて、地域から出てきたつわものと一緒になって進めていくと、そういうことが何より大事であるというふうに考えております。
以上でございます。
◯議長(山本 和延) 河口さん。
◯18番(河口 靖子) それでは、まず加茂地域、加茂圏域をどのように活性化するかということをもっと具体的にお答えいただきたいというふうに思っています。
今答弁いただきましたのは、空家バンクの充実を図り、地域への移住・定住の促進に取り組んでいくということですが、じゃあこれを具体的にどのように考えているのか、お答えください。
◯議長(山本 和延) マチオモイ部長。
◯マチオモイ部長(武田 浩文) マチオモイ部長でございます。
いわゆる移住・定住促進という観点で申し上げますと、この間、市内に空家バンクを創設いたしまして、移住が決定したものというのが5件ございます。そのうちの3件が瓶原地域という形になっております。
これも議会で再三申し上げておりますけれども、地域からつわものが出てきて、住みやすい、子育てのしやすい環境だと、皆さん来てくださいということで、地域の方々が一緒になって一生懸命努力をなされてきた成果というふうに考えております。
そういった事例を成功事例として、しっかりと広げていくということも必要になってこようかというふうに考えております。
以上でございます。
◯議長(山本 和延) 河口さん。
◯18番(河口 靖子) 今、瓶原の例を出されました、成功していると。
では、加茂地域の中で、次はどこに焦点を当てられるんでしょうか。
◯議長(山本 和延) マチオモイ部長。
◯マチオモイ部長(武田 浩文) マチオモイ部長でございます。
平成26年でありましたか、増田レポート「消滅可能性都市」というのが発表されました。これは、いわゆる町なかがスポンジ化になっていく、どんどん空き家・空き地がふえていくというのは、これ、加茂地域だけの問題ではございませんで、全国的な課題であります。市内におきましても、一部開発区域を除きまして、これ、旧山城地域・旧木津地域・旧加茂地域、いずれの地域でも同じような傾向が見られます。地域のコミュニティ力そのものが低下をしておりますし、伝統でありますとかといったようなものも次の時代に継承されなくなってまいりますんで、地域力そのものを高めていくためにも、市内全域で
取り組みを進めていかなければならない課題であるというふうに認識をしております。
以上でございます。
◯議長(山本 和延) 河口さん。
◯18番(河口 靖子) 私の通告をしっかりと読んでいただきましたか。
今回、私が
一般質問の焦点としておりますのは、加茂圏域のことでございます。加茂圏域をいかに活性化するかというところを行政に訴えているのです。お聞きしているのです。ですから、その辺をはぐらかさないように、よろしく再度お願いいたします。
◯議長(山本 和延) マチオモイ部長。
◯マチオモイ部長(武田 浩文) マチオモイ部長でございます。
加茂地域といいますのは、多くの国宝がございます。文化財がたくさんあるということで、これは市の大きな魅力の一つであるというふうに考えております。
この間、
観光振興といいますのは、地域経済への波及効果が極めて高いということで、
観光振興を図るために、るる
取り組みも進めてまいりました。
また、産業という観点で申し上げますと、いわゆるこの間、農業でも自然栽培に特化した新規就農者が区画をふやして法人化の手続を進めておられますし、市の産業競争力強化支援事業を活用して、ことしJGAPを取得するといったような申請もなされております。
また、6年目の新規就農者につきましては、売り上げが1億円を突破するという勢いで拡大をしていただいております。
また、大手菓子メーカーとコンビニのコラボによりまして、特別牛乳のキャンディが全国的にも販売されているといったような事例もございますし、織物ふすま紙につきましても、中川政七商店を初めいろんなところで利用拡大が進んでおります。
また、加茂地域にございます鮮度保持袋を製造しているメーカー、これを開発したメーカーなんですけれども、インドで本格的に生産を開始して、世界の物流で既に使われております。
産業的な振興に向けた支援、農業も含めましてやっておりますし、強みである
観光は
観光という形で
取り組みも進めているという状況でございます。
以上でございます。
◯議長(山本 和延) 河口さん。
◯18番(河口 靖子) 今の答弁は、確かにそうだと思います。
しかしながら、今回通告していますとおり、やはり加茂地域が元気がなくなってきている、そのような住民の不安な思いから、今回の質問をさせていただいています。
通告書にも書かせていただきましたが、コミュニティバスの運行、もちろんしっかりと頑張っていろいろ工夫をしていただいていることはよくわかっておりますが、住民の願い、特に南加茂台の方々は、やはり直接に木津地域に入っていきたい、そのような思いで、コミュニティバスのこともいろいろと請願をされたり、それから要望されたりしていると思います。
そのことも踏まえて、やはりどう活性化していくのかをお答えいただかないと、私は納得できません。よろしくお願いします。
◯議長(山本 和延) マチオモイ部長。
◯マチオモイ部長(武田 浩文) マチオモイ部長でございます。
先ほども申し上げました。先人たちが、JR、例えば加茂でしたら加茂駅前、これ、地権者の方々の御協力もいただき、巨費を投じて区画整理事業をやってきたところでございます。
なぜ区画整理をやってきたかということでございますけれども、これは駅前に通勤者や通学者を誘導することで、買い物でありますとか通院の利便を向上させると。駅を核とした地域経済振興を図っていこうということで実施をされたものというふうに認識をしております。
近くで買い物ができなくなる、また通院できなくなるといったことは、大変不便な状況になってまいりますんで、そういった公共交通といいますのは、当然、これ、移動の手段でもございますけれども、土地の利用を誘導したり、都市機能の骨格を形成するといったような機能も有しておりますんで、そういったものを総合的に考えて、今の体系で、過去からのものを引き継ぎつつ現在もまちづくりを進めているという状況であるということも御理解をいただきたいというふうに思います。
以上でございます。
◯議長(山本 和延) 河口さん。
◯18番(河口 靖子) なかなか御理解はちょっとできないでございますが、一つ一つ少し質問していきたいと思います。
「公共施設等総合管理計画施設類型別個別施設計画(第1期)」が8月に発行されました。その中に、「加茂プラネタリウム館と加茂青少年山の家と一体での民間事業者による運営など、施設の廃止(譲渡・除却等)に向けた検討を進めます。」と記載されています。先ほども答弁をしていただきました。これは、いつごろまでのめどでの決定なんでしょうか。
◯議長(山本 和延) 教育部長。
◯教育部長(竹本 充代) 教育部長でございます。
どちらの施設につきましても、平成29年度末をもちまして廃止または停止をさせていただいているというところでございますので、今後、できるだけ早期に新たな活用に向けて検討・協議を進めていきたいというふうに考えております。
以上でございます。
◯議長(山本 和延) 河口さん。
◯18番(河口 靖子) この16ページに書かれております表を確認いたしますと、この廃止のところの施設として、加茂体育館が上がっております。ここには書かせていただきませんでしたけれども、加茂プールは廃止(譲渡)ということ、それから加茂体育館は廃止(転用)というふうになっています。これは、どういうふうな理解をしていいのか、説明願います。
◯議長(山本 和延) 教育部長。
◯教育部長(竹本 充代) 教育部長でございます。
加茂体育館につきましては、建設後かなり年数がたっているというところでございます。そういった中で耐震基準を満たしているかどうかが不透明なところということでございます。
市といたしまして、こちらのほうを改修して使用継続ということはなかなか難しいというふうに考えておりますので、現在といたしましては、住民の方々の安全性を確保することを念頭に、今後、廃止または一般の市民の方々が使えない施設への転用というところを考えておるところでございます。
以上です。
◯議長(山本 和延) 河口さん。
◯18番(河口 靖子) この加茂体育館ですが、これは御存じのように、体育館として建てられたのは、
泉川中学校の体育館として建てられました。
今、加茂小学校の校舎は、
泉川中学校が校舎として使っておりました。南加茂台の開発により児童・生徒がふえたというところにおいて、新しく
泉川中学校が大野のほうに建てられたという経緯は、部長もよく御存じだと思います。
そうなりますと、今の加茂体育館というのは、耐震化ももちろんできていないのが当然のことであり、また、もうこの施設自体が本当に今使えているだけでもありがたい、そのような思いの施設でもあります。
しかし、これがなくなると、生涯学習、いわゆるスポーツをしている人たちの活動拠点がなくなってしまいます。その辺を、やはり廃止、それから撤去も結構でございます。何ぼしていただいても結構です。古いものをいつまでも残しておくのは、当然危ないですし、それはいいことではありません。
しかしながら、その後、じゃあどういうふうにしていくのかという後のことを考えての廃止や統合、いろんなことを考えていただきたいというふうに思っているんですが、その辺についていかがでしょうか。
また、加茂プールにおいては、やはりこれから境界確認を進めていくということで、あの場所自体が、道路自体が袋小路になっていることは、私もしっかりと確認しております。そういう意味もあわせて、どういうふうにしていくのかをお聞かせください。
◯議長(山本 和延) 教育部長。
◯教育部長(竹本 充代) 教育部長でございます。
加茂体育館につきましては、経過につきましては、今、議員おっしゃったとおりというところになっております。
建築後年数がたっておりますので、安全性の確保というところを念頭に考えていくというところでございますが、やはり現状といたしまして、今、市民の方々に利用していただいているというところの現状は、十分認識しております。
ですので、今後進めるに当たりましては、今利用していただいている方が、今後、どのように利用をほかの場所でしていただけるかというところを検討させていただいております。
まず一つは、中央体育館、またスポーツセンターの利用、それと各小・中学校の体育館につきましても、社会体育に開放させていただいておりますので、そこのあきの状況で、今、加茂体育館を使用していただいている方がどの程度利用していただける、あきもあるのかというところも検討させていただく、それとあわせて一つには、当尾の郷会館にも体育館がございます。そちらのほうも一つ利用をしていただけるのではないかというところで考えておりますので、そういった全体のものを検討させていただいて、やはり今現在、社会体育で利用していただいている方々の利用につきましては、引き続きしていただくということが、それぞれ皆さんの健康維持にもつながるというふうに思っておりますので、そういったところは十分踏まえていきたいというふうに思っておるところでございます。
あと、加茂プールにつきましては、現在、境界確定を進めさせていただいて、今後、登記のほうをさせていただくというところでございます。
今後におきましては、普通財産に移管させていただいて、その中で現状用地での売却を進めていきたいというふうに考えておるところでございます。
以上です。
◯議長(山本 和延) 河口さん。
◯18番(河口 靖子) 加茂プールの場所なんですけれども、いわゆる土地自体は市の所有地になっているんでしょうか。確認したいと思います。
◯議長(山本 和延) 教育部長。
◯教育部長(竹本 充代) 教育部長でございます。
市の財産でございます。
以上です。
◯議長(山本 和延) 河口さん。
◯18番(河口 靖子) これは、今、まだ普通財産にはなっていないということで、再度確認させてください。
◯議長(山本 和延) 教育部長。
◯教育部長(竹本 充代) 教育部長でございます。
現在、まだ行政財産、教育財産のままというところになっておりますので、境界確定させていただいて、登記等の手続を踏まえた後に、普通財産のほうに移管をさせていただくというところで予定をしております。
以上です。
◯議長(山本 和延) 河口さん。
◯18番(河口 靖子) プラネタリウムもそうですし、加茂青少年山の家もそうです。また、加茂プールもそうですけれども、やはり今まで旧加茂町時代に我々があそこでいろんな形で使わせていただき、また住民の方がそこでコミュニティをとったりとか、いろんなサロンをしたりとか、そういう形で使用してきました。
それにかわるものが当尾の郷会館であるというふうに再度おっしゃっておりますが、やはり移動手段というものがございます。移動手段というのが、先ほども書かせていただきましたが、免許を自主返納される方が、当尾地域においても、南加茂台地域、また加茂地域においてもふえてきております。
そういう意味で、やはり施設がなくなり、また利用はしてほしい、ここに利用してほしい、それはもう結構でございますが、でもね、やはりそのことについて後の手当てをしっかりと行政も工夫していただかないと、これはもう本当に、これは危ないから、この施設はもうやめや、廃止や、それだけで終わっていいものかどうか、住民主体の考え方でいろいろと行っていただきたいというふうに思います。再度、お願いします。
◯議長(山本 和延) 教育部長。
◯教育部長(竹本 充代) 教育部長でございます。
それぞれの施設の利用につきましては、住民の方々の安全性の上で利便性を確保していくというところが、当然、考えていくべきものというふうに思っております。
そのことにつきましては、市全体でさまざまな角度から検討してまいるというところで思っております。
以上でございます。
◯議長(山本 和延) 河口さん。
◯18番(河口 靖子) 次に、旧加茂清掃センターの跡地のことについて、再質問させていただきます。
この施設、本当に雑草が、もう元気よく生えております。この草刈りは、毎年1回ぐらいですかね、されていると思いますが、この旧の加茂清掃センター、放置されて何年になりますか。
また、まち美化での使用する予定があるのですか。
市は、この財産をどのように考えているのですか。
庁内では、検討の議題にも上がらないのですか。
この4点をお答えください。
◯議長(山本 和延) 市民部長。
◯市民部長(滋井 邦明) 市民部長でございます。
河口議員の御質問にお答えをさせていただきます。
先ほど草刈りのお話がございましたが、これにつきましては、年1回、11月上旬をめどに毎年草刈りをしているところでございます。
それから、清掃センターの操業停止になりましたのが、平成12年5月というときからでございますので、19年になると思います。
それから、現在の土地利用の考え方でございますけれども、市としては、土地利用といいますか、利活用の計画というのはございませんで、公共空地としての利活用はできるんではないかなというふうに考えているところでございます。
例えば、地元のほうで開催をされます
イベント等の駐車場、またこれはあってはほしくないんですけれども、今後予想される南海トラフ地震とか、また台風等、そういう被害を受けた場合、他所から多くの関係機関の方、またボランティアの方が来ていただけるということになります。災害時の南加茂台地区における車両の駐車スペースや災害対応の場所としても利活用できるのではないかなというふうに考えているところでございます。
今、申し上げましたように、将来の検討といいますか、現時点では、利活用の計画はないというところでございます。
以上でございます。
◯議長(山本 和延) 河口さん。
◯18番(河口 靖子) そうですね、年1回の草刈りはされていると思います。昨年は半分しか刈っておられませんでした。山側は、そのままほったらかし。本当に醜いものでございます。
今、部長が答弁していただいた中で、いろいろとこういうふうに使えるだろうなというところも上げていただきましたが、それならば、南加茂台の住民のために駐車場として使わせていただくという、その辺の方向性というのはどうなんでしょうか。
◯議長(山本 和延) 市民部長。
◯市民部長(滋井 邦明) 市民部長でございます。
ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。
個人のために公有財産といいますか、行政財産をお貸しするというのはなかなかできないんでございますけれども、例えば周辺の住民の方の福祉の向上に資する、先ほども申しました
イベントとか、そういうものにつきましては、公有財産の管理規則、これにのっとって、一時的な利用であればお貸しできるというところでございまして、駐車場のように恒久的に使うというのは、なかなかできないものと考えております。
以上です。
◯議長(山本 和延) 河口さん。
◯18番(河口 靖子) 個人に貸せとは、私も言っておりません。例えば、保育所の
イベントのとき、例えば運動会であるとか、それから卒園式とかに保護者の方が乗ってこられます。行政の皆さんも御存じのように、南加茂台保育園は、南加茂台の地域の
子供たち、園児が行っているわけではなく、最近では、城山台、それから梅美台というふうに、木津のほうからたくさん来られています。そういう意味においても、やはりそういう
イベントのとき、行政のときに使わせてあげてほしいというのもあります。
しかしながら、1年の草刈り、あれでは使いたいなと思っても、使えません。その辺の管理はもう少ししていただかないと、どうぞお使いくださいと言われても、これは車はとめられないような状態でございます。
それと、あわせてこの土地を普通財産にされるつもりは、もう全然考えとしてはないんでしょうか。
◯議長(山本 和延) 市民部長。
◯市民部長(滋井 邦明) 市民部長でございます。
再度の御質問にお答えをさせていただきます。
草刈りにつきましては、もう少し丁寧にやるように考えていきたいというふうに思っております。
それと、今現在、行政財産でございます。これを普通財産にするということは、やはり目的がないとなかなか普通財産にするというのはありませんので、今後、その利活用というものが決まった段階で普通財産にしていくというものだというふうに考えております。
以上です。
◯議長(山本 和延) 河口さん。
◯18番(河口 靖子) 南加茂台保育園のことなんですが、やはりこの施設が令和6年以降、統廃合された後、この館は空き家になっていくというふうに考えています。これの利活用は、どういうふうに考えておられるんでしょうか。
◯議長(山本 和延) 健康福祉部長。
◯健康福祉部長(大西 寛典) 健康福祉部長でございます。
ただいまの御質問にお答えさせていただきます。
南加茂台保育園につきましては、民営化等の実施計画に基づいて、これは平成29年の6月に策定をさせていただいて、今後の園児の人数等々、将来的な見込みを踏まえて、今のところ予定ということで、統廃合させていただくという形でございます。
利活用等につきましては、先ほど答弁を申し上げました。現在のところ計画はしておらないというところではございますけれども、何らかの形で、住民が利用できるような、交流できるような活動も踏まえて検討する必要があるのではないかなというふうにも考えておりますし、南加茂台保育園の利用につきまして、加茂地域も踏まえて、市全体という形の中での利活用という形で検討する必要があるというふうに考えております。
以上でございます。
◯議長(山本 和延) 河口さん。
◯18番(河口 靖子) 今、社会福祉協議会の加茂支所の中に、加茂地域包括支援センターが設置されているのは、部長も御存じだと思います。あそこの事務所ですが、どれだけの広さかおわかりだと思いますが、やはりこの包括支援センターがあそこに居候することによって、どれだけ狭い、またこのセンターに相談に来られる方の、いわゆる個人情報的なものを守っていくというふうな、そういう環境ではありません。
私は、もし可能であれば、この社会福祉協議会の加茂支所と、それからこの包括支援センターを、いずれ5年後になるんですけれども、移されたらどうかなというふうに思っています。その辺もあわせて検討していただきたいのですが、どうでしょう。
◯議長(山本 和延) 健康福祉部長。
◯健康福祉部長(大西 寛典) 健康福祉部長でございます。
再度の御質問にお答えさせていただきます。
行政としてどういう利活用ができるのか、また地域からの声、そして団体からの声というのがあるというふうにも認識しております。全体的な形で総合的に考えて、どういう活用が地域に一番好ましいのかも踏まえて検討していく必要があるというふうに考えております。
以上でございます。
◯議長(山本 和延) 河口さん。
◯18番(河口 靖子) 南加茂台小学校については、回答をいただきまして、少し安心しているところです。統廃合の計画はありませんということで、ほっとしておりますが、また先日、南加茂台小学校の空き教室が20教室あるというふうにたしかおっしゃったかなというふうに思っているんですけれども、これだけある空き教室を地域の人たちのために、
子供たちと交流ができるような、そういうふうな考えというのもできるのかなというふうに思っておりますので、その辺のところをお聞かせいただきたいと思います。
あわせて、学校施設の有効性を検討する時期が来ているのではないのかなと考えますが、
教育委員会の委員さんからは、こういうことの審議事項として上がってきているのか、またどのような意見をお持ちなのか、その辺もあわせて、将来的小学校のあり方なんかも考えていく必要があるのではないかと思いますので、お願いいたします。
◯議長(山本 和延) 教育部長。
◯教育部長(竹本 充代) 教育部長でございます。
確かに、南加茂台小学校につきましては、過日の答弁の中で余裕教室があるというところの話をさせていただきました。そして、南加茂台小学校だけではないんですけれども、やはり今後、それぞれの学校で児童数・生徒数が減少になってくるという傾向がございますので、そういったあきの部屋につきましては、地域の方々との交流の場を設けさせていただくということで、地域の方々の活動の場所もできますし、また
子供たちにとっても地域の方々との交流ができるというところで、よいこともあるというふうに考えておりますので、ただ、やはり再三申し上げておりますが、児童・生徒の学習環境の確保を最優先といたしまして、今後、どういった形で地域の方々との交流の場を設けていくのがよいかというところは、十分検討させていただきたいというふうに思っておるところでございます。
あと、
教育委員会の中でというところでございますが、やはり教育委員様におかれましても、それぞれの地域の児童数・生徒数の減少というところは心配していただいているというところでございます。それと、学校の活動には、やっぱり地域の方々の支援の力が必要であるということも十分認識していただいておりますので、そういったことも含めまして、今後、教育委員様と一緒に検討は進めていきたいというふうに考えております。
以上です。
◯議長(山本 和延) 河口さん。
◯18番(河口 靖子) 最後に答えていただいたところですが、やはりこれからの課題というふうには捉えておられるのかどうか、再度確認したいというふうに思います。できれば、教育長にお願いしたいと思います。
◯議長(山本 和延) 教育長。
◯教育長(森永 重治) 教育長であります。
全体の小学校・中学校合わせて18校、特にとりわけ小学校については、地域コミュニティの拠点となるところであります。一方で、長寿命化計画で全ての学校の調査を、この夏、行っています。
短兵急に今どうっていうことじゃないんですが、長期的に見ては、それぞれの学校というのが地域の中でどういった役割を果たして、また
子供たちのための教育の推進のためにどう充実していくか、いろんなことを考えていく、そういったことが必要になってまいります。
教育委員会でも、材料というのをとりあえず出していく中で、ちょっと時間をかけて今後の方向とか、そういったのは検討していく、非常に重要なことと、そう理解しています。
以上です。
◯議長(山本 和延) 河口さん。
◯18番(河口 靖子) 各施設のことについて、いろいろと答えていただきました。コミュニティバスの問題、高齢化が進み、施設もなくなり、加茂圏域の活性化をするために具体的な計画を立てていただかないと、成熟した実がぽとぽとと落ちていくばかりです。本当にこれでよいのか、市長、考えをお聞かせください。
◯議長(山本 和延) 河井市長。
◯市長(河井 規子) 河口議員の御質問にお答えをいたします。
木津川市内では、人口が増加している地域は、ごく一部でございます。ほとんどの旧市街地では、少子高齢化が進んでおりまして、私の住んでいる地域も、小学生が1人、2人ということでございます。これは、なかなか全国的な状況でございまして、じゃあすぐにいい方法があるのかというのは、なかなか難しいところでございます。
そういう中で、やはり加茂地域は非常に文化財がすぐれていると、宝物がたくさんあるということの中で、これまでもそういった
取り組みを進めさせていただいておりますし、また市の中の魅力を知っていただくということでは、木津川アート、さまざまな旧市街地を回っていただいた中で、そのまちの魅力を発信していただき、またそこに、先ほど紹介のありました瓶原地域では、空き家に御希望があって、何世帯も住みに来ていただいているという現状でございます。
そういったことで、それぞれのまちの魅力を知っていただくことで、このまちに関心を持っていただき、また今後、空家バンクについても施策を進めていく中で、少しでも住んで来ていただくということをこれからも進めていきたいというふうに思っています。
施設の廃止というお話もございましたが、もともとやはりこの少子高齢化を迎えるということに当たりまして、それぞれのまちが生き残っていくということの中で、この合併という方法を選んだわけであります。
何度も申し上げておりますように、それぞれの3つのまちにそれぞれの施設を持っているわけでありまして、それを全て更新するということについては、市の財政がもたないということの中で、いろんな利用状況や老朽化した施設をいろいろ検討する中で、廃止をさせていただいたりしているわけでございます。
それもこれも、やはり少子高齢化時代、もう避けて通れない時代を、今後、どうして社会保障を守っていくのか、また市民のサービスをどこまで守れるのかということに、これが、この課題に尽きないというふうに思っています。
この課題を解決するために、税収の増でありますとか、また行財政改革でありますとか、いろんな施策をやりながら市の財政をしっかりと維持していくということが目的でございますので、なかなかある施設をなくしていくということについても、私ども非常に心を痛めながら苦渋の決断をしているわけですけれども、しかしながら子供の医療費の無料とか、3歳児無料とか、いろんな施策は充実もしているわけでございますので、全体の中で市の事業というものをぜひともまた御理解をいただきたいというふうに思っています。
市の旧地域の活性化に向けても、今後、しっかりと取り組んでまいりたいと、このように考えております。
以上でございます。
◯議長(山本 和延) 河口さん。
◯18番(河口 靖子) それでは、2問目に移ります。
「市文化財の保存活用を問う」。
木津川市内には、国宝6件、特別名勝1件を含む国指定文化財60件を初め、京都市に次いで多くの国宝・重要文化財があります。これらの文化財が常に身近なものになるには、親しみ、楽しむ環境が整えられなければなりません。そうすれば、一層愛情を持って文化財を守り伝えることができると思います。
そのためには、文化財を保存・管理・展示する施設の建設が望まれますが、
教育委員会の考えはいかがでしょうか。
また、8月22日に高槻市と本市との包括連携協定が締結されましたが、連携事業の1つに「歴史文化を通じた交流に関すること」とあります。この連携事業は大変意義の深いものと考えております。市として歴史・文化をどのように発信し、連携していくのかを問います。
◯議長(山本 和延) 教育部長。
(教育部長 竹本 充代君登壇)
◯教育部長(竹本 充代) 教育部長でございます。
河口議員の御質問にお答えいたします。
市内に所在する国指定文化財の多くは、社寺や市民が信仰の対象として守り伝えてきた建造物や仏像などです。市内外の方々には、これら文化財を現地で見ていただきたいと考えております。
一方、市内から出土した文化財などについては、その優品の多くを京都府立山城郷土資料館に貸し出し、常設展示されており、市役所内におきましても、1階の
住民活動スペースや2階の展示ケースを活用して、出土品・古文書・美術品などを展示しております。
また、高槻市との連携については、両市の史跡を互いの市民が訪ねたり、共通するテーマについて講演を行うなど、文化財を通じて魅力発信につなげていきたいと考えております。
以上でございます。
◯議長(山本 和延) 河口さん。
◯18番(河口 靖子) ここで、なぜ文化財が大切なのかを考えてみたいと思います。
日本の歴史や文化の正しい理解のために必要なものです。将来の文化の向上と発展の基礎となるものです。このため、適切に保存し、利活用することが大切であると言われています。
では、文化財保護課で保管している発掘品や資料等は、どのように保管され、活用していますか。
◯議長(山本 和延) 教育部長。
◯教育部長(竹本 充代) 教育部長でございます。
木津川市には、開発等に伴いまして、多くの出土品が出ております。それらにつきまして、すぐれたものにつきましては、山城郷土資料館にお貸しをしていただいたりして、そちらのほうで常設展示のほうをされているというところでございます。
また、そのほかには、一部、木津川市内の保管庫等で保管をさせていただいているというところでございます。
以上です。
◯議長(山本 和延) 河口さん。
◯18番(河口 靖子) 木津川市内の保管箇所は、何箇所ありますか。
◯議長(山本 和延) 教育部長。
◯教育部長(竹本 充代) 教育部長でございます。
それぞれ加茂・木津・山城に文化財保管倉庫がございます。それ以外に、一部、木津川市の市内の施設、中央図書館でありますとか市役所等でも保管をさせていただいているというところでございます。
以上です。
◯議長(山本 和延) 河口さん。
◯18番(河口 靖子) 今、場所をおっしゃっていただきましたが、何箇所になりますか。
◯議長(山本 和延) 教育部長。
◯教育部長(竹本 充代) 教育部長でございます。
まず、文化財保護課が管理している施設といたしましては、6カ所ございまして、木津の文化財倉庫、また収蔵施設といたしまして梅谷、また加茂には保管センター、あと恭仁の発掘事務所、また山城の文化財倉庫、あと展示施設といたしまして、文化財保管センター、くにのみや学習館ですね、そちらのほうがございます。
以上でございます。
◯議長(山本 和延) 河口さん。
◯18番(河口 靖子) 木津川市は、何箇所にも大切な発掘品や資料を保管しています。
そこで提案したいのですが、先日、会派で「けいはんなオープンイノベーションセンター(KICK)」へ研修に行ってまいりました。そこで、とても参考になる情報を得ました。それは、自治体として部屋を借用できることです。現在、19の会社や団体が使用されています。その中の一つに、京都国立博物館が使用されています。文化財保護・保存修復技術の研究開発や保管環境のあり方に関する研究をされているとのことです。
本市においても、このようなたくさんの場所に保管することではなく、保存・管理・展示する施設の建設を考えていないのならば、「KICK」を活用することを考えてみてはどうでしょうか。このことについて、お答えください。
◯議長(山本 和延) 教育部長。
◯教育部長(竹本 充代) 教育部長でございます。
文化財の展示・保管施設につきまして、新たな建設は考えていないというところでございます。また、そういった中で、本日御提案をいただきました「KICK」の活用というところでございます。
こちらにつきましても、なかなか使用料等もかかってくるというところではございますが、現在、市のほうで適切に保管をさせていただいているというところでございますので、現在のところにつきまして、新たな施設を借用というところにつきましては、検討をしておらなかったというところでございます。
以上です。
◯議長(山本 和延) 河口さん。
◯18番(河口 靖子) 検討はしていなかったということですが、今、提案をさせていただいて、考える余地があるのか、ないのか。じゃあ、その辺をお答えください。
◯議長(山本 和延) 教育部長。
◯教育部長(竹本 充代) 教育部長でございます。
木津川市の中から出土した出土遺物につきましても、大変すぐれたものがたくさんございます。ただ、そういったものを展示するに当たりましては、やはり多くの方々がふだん目に触れる中で興味を持っていただく方がふえるというふうなところが重要になってくるのかなというふうに思っております。
そういった意味も含めまして、木津川市の
住民活動スペースでありますとか、2階の展示コーナーを活用しての展示、周知を図らせていただいているというところでございます。
また、
広報紙等におきましても、不定期ではございますが、木津川市の文化財を紹介させていただいているというところでございますので、そういった形で市の文化財の発信を継続させていただきたいというふうに思っております。
以上です。
◯議長(山本 和延) 河口さん。
◯18番(河口 靖子) では、1階の
住民活動スペース、それから2階の展示ケースで、確かに展示はされております。集客的な人数としては、どれぐらいあるのでしょうか。
◯議長(山本 和延) 教育部長。
◯教育部長(竹本 充代) 教育部長でございます。
具体の人数は現在把握してございませんが、特に2階の展示スペースにつきましては、この間、ずっとテーマを変えて展示をさせていただいているというところでございます。
やはり、そこで立ちどまって見ていただいている方、またその中には、やはりこれはどういったものなのかというふうな説明を求められて、文化財保護課の職員が対応しているというところもございますので、そういった形で皆さんの目に触れる機会をふやしていきたいというふうに思っているところでございます。
◯議長(山本 和延) 河口さん。
◯18番(河口 靖子) いわゆる歴史・文化を市民に伝えていくためには、やはり展示ももちろん大事ですが、それだけでは皆さんに周知しているとは言えないと私は考えています。
文化・歴史を伝えるということは、本当に身近にあるものをどう伝えていくか、また小学校3年生・4年生で副読本ですかね、つくられて、「わたしたちの木津川市」ということで、
子供たちは学習をしております。それを
子供たちに聞くと、とてもやっぱり発見したと、実際に行って、それを見て、いろんなものを発見したと、そのことを家に持ち帰って、両親にその話をする、そして木津川市の歴史・文化を少しずつ親も子も知っていく、そういう方法もあるというふうに思っています。
ですから、やはり展示だけで満足できるものではないというふうに私は思っておりますので、もう少し工夫するという考えはないのでしょうか。
◯議長(山本 和延) 教育部長。
◯教育部長(竹本 充代) 教育部長でございます。
社会科副読本といたしまして、木津川市独自の「わたしたちの木津川市」という冊子をつくらせていただいております。この中につきましては、自分たちの小学校の周りにはどんな施設があるのか、その中には、お寺、神社、遺跡等の紹介もさせていただいております。また、まちの産業でありますとか、昔からの暮らしといたしまして、古くから使われてきた道具、また祭りや行事、それぞれ昔からの人たちが自分たちのまちと暮らしを守るためにどういった活動をされてきたかというところを載せさせていただいて、
子供たちが学習しているというところでございますので、そういったところにも今後も、やはり郷土を知るということは大切なことだと思っておりますので、力を入れさせていただいて、そのことが
子供たちから保護者の方々にも通じるものというふうに思っております。
また、木津川市に新しく来られた教員の方々にも市の文化財を紹介させていただいているというところがございますので、そういった方々で、先生がそういう自分が勤務する地域にはこんなすばらしい文化財があるというところを認識していただくことで、それを
子供たちにまた教え伝えるというところにもつながっているのかなというところで思っております。
以上です。
◯議長(山本 和延) 河口さん。
◯18番(河口 靖子) 先ほど紹介しました「KICK」のことなんですが、市長はどのように思われるでしょうか。
また、この「KICK」の存在する場所としては、やはり木津川市が多数占めています、館としては。精華町もあるんですけれども、そのようなところでの、やはりほかの人たちにも見ていただく、また保管も充実できる、そのようなところ、どういうふうにお考えか、お聞かせください。
◯議長(山本 和延) 教育長。
◯教育長(森永 重治) 文化財の保存等に係ってということで、私のほうから答弁させていただきます。
議員がおっしゃいますように、木津川市は非常に貴重な、豊富な文化財がたくさんあります。このことは、京都府全体でも周知のことで、そういったことで、京都府では、昭和57年に木津川市に山城郷土資料館という府立の施設をつくったわけであります。そこの中で常設展示されている文化財の半数以上は、木津川市の文化財であります。現在でも、恭仁宮発掘探検隊という事業を、今、募集しています。そういったことで、非常に密接な関係にあります。
ところが、この山城郷土資料館も、御多分に漏れませずに、利用者が少なく、利用者1名当たりの府負担コストが高いというところで、改善がいろいろ言われているところです。地元、それから企業等の協力を得て、もっと利用者をふやそうと。このことは、私どももできるだけ
子供たち、また教職員の活用を図ったりすることで、お互い密接な協力関係のもと、府立の施設でありますが、木津川市にある施設として、そういった意味でどんどん活用していく必要があると、そう思っております。
それから、もう一つは、ことし7月に文化財の歴史文化基本構想策定委員会というのを策定しまして、今後、それで計画をしていきますが、これは1カ所に集めるというんじゃなくて、重要な文化財というのは、寺社仏閣それぞれの中にありますので、その地域周辺を含めて、もっと面的に地域振興・
観光を含めて、文化財の保存活用も図っていこうというようなことでありますので、そういった市内全域の中の面的な面での整備というのが必要になってくると、そう思っております。
以上です。
◯議長(山本 和延) 河口さん。
◯18番(河口 靖子) 教育長が言われるのは、よくわかります。山城郷土資料館の事情も、私も何年も前から館長さんから伺ったこともあります。それとの兼ね合いの中で、南山城村にあった山の家が閉鎖してしまい、今は民間であれですけれども、教職員の新卒の人たちがそこで研修をして、実際に歴史的なものを山城郷土資料館で学ぶという、そういうコースが設けられていたが、しかしあそこが廃止になり、先生たちがそういう学習する場所がなくなったりしているのでという話を聞いたこともあります。それを代替として、木津川市においては、今先ほど部長が答弁していただきましたように、新採用の教職員の教師の人たちに知っていただいているという、研修しているという話にもつながっているんだと思っておりますが、それはそれとして、木津川市民として、やはり歴史・文化をもっともっと身近なものに感じる、そういう施策を、この高槻市との連携事業の中で、もっと我々がしっかりと木津川市をもっともっと愛する、また好きになる、そしていろんなものを知る、そういうことをしていかないといけないというのが私の質問です。
ですから、その辺をあわせて、先ほど高槻市との連携の中では、講演をしたりというふうにおっしゃっておりましたが、交流をするということ。そしたら、少し具体的な話になりますが、高槻市とそして木津川市との交流の中で、お互いにツアーを組んで交流するような計画等々も考えられると思いますが、そういうことは考えていけるのでしょうか、お答えください。
◯議長(山本 和延) 教育部長。
◯教育部長(竹本 充代) 教育部長でございます。
ただいま議員おっしゃっていただいた企画なんですけれども、まさしく今、計画しておるというところでございます。
まず11月には、木津川市民が高槻市のほうへ行きまして、高槻市のほうでの歴史ウオークを実施するというところで、現在、実施を進めさせていただいているというところでございます。
また一方、2月には、逆に高槻市のほうから木津川市のほうへ来ていただいて、木津川市の遺跡等をめぐっていただくというふうな交流もさせていただくというところで、この2つにつきましては、具体に検討・調整をさせていただいているというところでございます。
以上でございます。
◯議長(山本 和延) 河口さん。
◯18番(河口 靖子) 歴史・文化を通しての交流、少し具体的なことを答えていただきました。
高槻市には、安満宮山古墳がございます。これは、今城塚古墳公園というところがありまして、今城塚古代歴史館があります。「いましろ大王の杜」と称して、たくさんの埴輪が展示してあります。これは、私たちがかかわっております加茂文化財愛護会の近郊学習会でも、この場所で研修をさせていただきました。
古代歴史館の中には、体験コーナーがあり、勾玉づくりなど、身近に歴史・文化を触れる、そういう大切なコーナーもありました。
そういう意味では、やはり身近に触れる、そして感じる、そのようなコーナーなり
イベント、いろんなところで
イベントがなされますので、そういうところに合わせて、やはり民間のそういう団体の方にお願いするというふうな形もとれるのではないのかなというふうに思っています。
そして、先ほどから何度も出ております、我々木津川市における文化財の本当に大切なものを保存していくための手段としては、やはりいろんな形のものがあるというふうに思っています。
ですから、その辺をあわせてしていく必要があるのかなと。その一つとしては、拓本をとるということによって、見えない字をよみがえらせる、そういうものを
子供たちや大人に体験してもらうことによって、それを身近に感じるという、そういう手法もできるというふうに思っています。
例えば、いろんなところで、普通のお祭りの中でもいいと思うんですね。そういうものを行政が少し計画を、コーナーをつくっていただければ、そういうものの民間団体の人だって協力はしてくれるというふうに思っておりますので、そういう意味でのもっと広がりを持たせていただきたいと、そのように思いますので、ぜひそういうふうにしていただけるのかどうか、確認したいというふうに思います。
◯議長(山本 和延) 教育部長。
◯教育部長(竹本 充代) 教育部長でございます。
文化財を身近なものとして親しむというところは、旧の住民からすれば、近しいところにこういったものがあるというところは、十分知っているというところでございます。
ただ、やはり新しく木津川市に来ていただいた方々には、まだまだ周知のほうが足らない部分もあるかというふうに思ったりするところでございます。
それと、あわせて全国へ発信していくというところが大事かなというところでございます。
ただ、そういった中で、文化財を身近なものとして体験するというところにつきましては、既に木津の正覚寺さんのほうですね、改修されたときに、地域の方々、お寺の方にも協力していただいて、身近でお寺の屋根の改修のところを見せていただく体験を小学生がしたりでありますとか、また現在、高麗寺のほうで瓦積基壇の体験ということを、小学生・中学生、また市民の方々に来ていただいてやっております。
それにつきましては、ただただやはり写真とか絵で見ることだけではなくて、みずからが体験するというところで、やはり地元の文化財に親しみも出てくるというふうに思っておりますので、そういった形、いろんな形があるかというふうに思っておりますが、そういったことで、できる限り市民、
子供たちもあわせまして体験ができるようなことも考えてまいりたいというふうに思っております。
以上です。
◯議長(山本 和延) 河口さん。
◯18番(河口 靖子) 今、部長が答えていただきましたように、今回、平成28年の3月には、市文化財保存活用基本計画、そして市教育振興基本計画(後期)などを発行されています。この基本計画(後期)の中の重点目標の中に、「地域を学び、郷土を大切にする心をはぐくむ」の主な
取り組み、そして「郷土愛をはぐくみ、未来へ継承する教育の推進」、こういう意味では、先ほど言いました、小学校3年生の社会科の副読本「わたしたちの木津川市」を活用して
子供たちが学んでいるということを皆さんも知っていただいたというふうに思っています。
本当に郷土を知る学習を、やはり我々大人も、子供も含めてしていかなければならないというふうに思います。
そして、ここに書かれています、こういう目標、推進目標ですけれども、これらの計画書は、やはり計画書であってはならない、絵に描いた餅で終わっては何もならないというふうに私は思っております。
ですから、これについての、今、いろいろと計画されておりますが、今後実施、それから実行計画を策定していくという、そういう方向性が大切かというふうにも考えておりますので、その辺について、実施実行計画をまたつくっていかれるのかどうか、その辺についてもお答えください。
◯議長(山本 和延) 教育長。
◯教育長(森永 重治) 教育長であります。
御指摘のとおり、教育振興基本計画、
子供たち非常にたくさんのいろんなことが大事なんですが、重点目標の8に「地域を学び、郷土を大切にする心をはぐくむ」ということを大きな目標としております。
そういった意味では、先ほども部長がいろいろ申し上げました。学校での副読本を活用したところのいろんな体験学習ということも大事でありますし、また社会科等を通じた授業というのも出てまいります。
基本的に、学校のほうに年間指導計画をそれぞれ学校がつくる事前に、木津川市の持っている、こういった自然、文化財、たくさんの部分、それから一方で、新しい文化研究というのが出てきておりますので、そういった体験学習の場をできるだけ市内のそういったところへしてほしいという思いで、具体のことでもう一回進めていきたいと思います。
どうしても、東大寺あたり、シカがおって広いところでありますので、そっちへどうしても流れておるんですが、できるだけ可能な限り体験学習については市内のところに行っていただきたい。
それから、御質問の趣旨は、それを
教育委員会として全体的にもっと計画的に体系づけができないかということですので、そのことについてはよく検討したいと、そう思っています。
以上です。
◯議長(山本 和延) 河口さん。
◯18番(河口 靖子) ありがとうございます。
ぜひ、していただきたい、考えていただきたいというふうに思っています。
最後ですけれども、部長は、ムクロジというのを御存じですか。実ですけれども、ムクロジの実。
◯議長(山本 和延) 教育部長。
◯教育部長(竹本 充代) 教育部長でございます。
済みません、わかりません。
◯議長(山本 和延) 河口さん。
◯18番(河口 靖子) このムクロジというのは、黒い実です。これは、どういうところに使われているかというと、羽子板の羽のところ、要するに下に使われています。かたくて、ぽんぽんとはじけば、軽快な楽しい音がします。やはり、文化・歴史というのは、そういう実一つからも学べるというふうに私は考えています。そのことが、ムクロジの実というのは、健康で、そして安全にという願いを込められた大切な実が、そういうふうに羽子板の羽に使われている。また、そういうものも、この辺では、神社でなかったらないかもしれませんけれども、そういうものを活用して、
子供たちや大人たちがいろんなものづくりをするというのも、そのことの実から通して歴史・文化を学ぶという方向性にもつながるというふうに思っておりますので、ぜひ工夫をしていただきたい。歴史・文化は工夫次第だというふうに思っております。どうか皆さん、その辺のところをあわせてよろしくお願いしたいというふうに思います。
私の
一般質問を終わらせていただきます。
────────────────────────
◯議長(山本 和延) ただいま11時40分、13時まで休憩といたします。
午前11時40分 休憩
午後 1時00分 再開
◯議長(山本 和延) ただいま13時、休憩前に引き続き会議を開きます。
3番目、伊藤紀味枝さん。
(伊藤 紀味枝君質問席へ移動)
◯12番(伊藤 紀味枝) 12番議員、伊藤紀味枝です。
2回連続のとりということで、何かいいことがあればなと思っている質問をさせていただきます。どうかよい答弁のほうをお願いいたします。
1問です。「木津駅東の今後のまちづくりは」と題しまして、質問します。
平成31年3月に策定された第2次総合計画にかかわって、木津川市のまちづくり、とりわけ木津駅東の状況について質問します。
(1)平成21年3月に策定された第1次総合計画の将来像として「水・緑・歴史が薫る文化創造都市」の実現に向けてとあり、平成23年6月には「都市計画マスタープラン」では、「人、自然、文化、調和と発展のまち・木津川市」づくりを目指すと目標が掲げられています。その中では、「木津駅東地域については、『木津駅東市街地整備ゾーン』と位置づけ、都市的サービス機能の整備を目指して検討を進める」とあります。また、「当地域は市街化の整備を進めることで木津中央地区との相乗効果により、中心都市拠点(市役所から駅前へ)の機能の強化が期待できるために、市街地の形成に向けた協議を地域住民の方と進めます」とあり、木津東西線整備や生活道路として駅東・駅西前広場アクセス道路整備、天理加茂木津線整備などを推進するとの記述がありました。
そして、平成28年3月に「都市計画マスタープラン後期計画」ができました。前期で示されたものとほぼ同様の記述が掲載され、計画がほとんど進んでおらず、危惧しています。
また、「JR木津駅と城山台地区を結ぶ骨格道路となる木津駅前東線の沿道一帯を、新旧市街地を結ぶ重要な地域に位置づけ、田園環境との調和を図りつつ計画的な市街地形成に向けた検討を進めます。」とあります。
そこで、次の点を質問します。
1)計画的な市街地形成に向けた検討を目指すとあるが、計画の見通しは。
2)内水対策の課題解決に向けての考えは。
(2)木津駅東は、現在、農振農用地であり、営農振興の対象地として位置づけられています。しかし、今日の状況を見ると、後継者の高齢化や農地へのアクセス道路の不整備、不整形な耕作地、生活排水が混入した農水路など、農業経営を円滑に維持すべき環境が整っているとは言いがたい状況が見受けられます。
今年度当初予算にも計上されているように、木津川かんがい排水整備に府の補助金を投入して、受益対象地として農振地域の枠が外れなくなり、総合計画との整合性がないように考えます。今後、具体的にどのように取り組んでいくのか。また、いつまで農振地として続けるのか、質問します。
(3)木津駅東地域のまちづくりの根幹には、住民・地権者の意識調査が必要と考えます。第2次総合計画の示す意識調査は、およそ10年前のもので、時代や社会情勢を鑑みたとき、農業経営者の将来を見通した調査が必要と考えます。
先日、8月中旬ごろに「JR木津駅東側地区のまちづくりについての
アンケート調査」が各地元住民と地権者に向けて実施されていますが、従前のものと変わらず、果たして適正な意識調査となり、変化が酌み取れるのか不明であります。もう少し状況説明を加え、変化によって生じる課題を明白にして
アンケートを実施してもよかったかなと考えますが、いかがでしょうか。
この結果を踏まえて地域住民と協議を重ね、計画を示し、まちづくりを進めてはと考え、次の点を質問します。
1)まちづくりに係る住民との意識との2分化は。
2)東中央線、木津東バイパスなどが来年3月に供用開始になると思うが、木津駅東側の道路(駅東から向陽台に行く道)の整備が途中で頓挫している。今後の予定は。
また、木285線、木52線の道路は狭隘で曲がっており、また水路もあり、危険である。整備の予定は。これらの道が整備されてこそ、道路網となると考えるが。
以上の点、お聞きします。
◯議長(山本 和延) 建設部長。
(建設部長 福田 訓男君登壇)
◯建設部長(福田 訓男) 伊藤議員の御質問にお答えします。
来年度に予定しております「第2次木津川市都市計画マスタープラン」の策定に当たり、当該地区の将来の土地利用について、まちづくり住民
アンケート調査を実施し、検討します。
2つ目の木津駅東区域の内水対策については、市街地形成の計画に合わせて検討する必要があると考えています。
2点目について、現時点では、当該区域は農振地であり、農作業の効率化や耕作放棄地の減少等を目的として、国や府・市の交付金を充てて、農業従事者の高齢化等による農業の衰退を抑制しています。このことから、今後もこの区域に農業従事者がおられれば、支援していくこととなります。
一方、農業振興地域からの除外については、一定の手続を経て市街化区域編入に向けた具体の協議の中で適切に対応します。
3点目の1つ目についてです。木津駅東側地区の計画的な市街地形成を目指しておりますが、地権者の意向や、さまざまな諸条件を考慮しながら、農業地域について、引き続き農振農用地として継続していくのか、あるいは市街化区域への編入を検討していくのかを検討していくものと考えています。
2つ目について、現在のところ、道路整備の予定はございません。
以上です。
◯議長(山本 和延) 伊藤さん。
◯12番(伊藤 紀味枝) 確かに、今、部長が答えられましたように、はっきりとした明確な答え、今現在は言葉にするのは非常に難しいかと思いますが、それも含めて質問させていただきますので、よろしくお願いします。
木津駅から東側を見ると、景色は、大きく変わっているところと何も変わっていないところがあります。木津駅前東線から延びる先には、城山台という住宅地が広がり、大きな市街地ができるということは、大小の道路ができ、学校ができ、保育園ができ、商業施設ができ、人や物流や経済が大きく私は動くものだと思っております。
しかし、駅東はどうでしょうか。10年前と余り変わっていません。「市街地整備に向けた」とは名ばかりで、今、やっと内垣外内田山線が形に見えてきましたが、何も動いていません。駅から見た東側は、部長の目から見てどのように感じておられますか。お答えください。
◯議長(山本 和延) 建設部長。
◯建設部長(福田 訓男) 建設部長です。
ただいまの御質問にお答えさせていただきます。
議員おっしゃったように、田園風景が今も広がっておりまして、都市計画マスタープラン、あるいは総合計画にも市街化を検討していくという形でうたっておりますので、今現在、
アンケートをしていただきました結果を踏まえて、次の第2次の都市計画マスタープランにおいて市街化に進めていくに当たっての検討をしていくということで、今後も考えています。
以上です。
◯議長(山本 和延) 伊藤さん。
◯12番(伊藤 紀味枝) 今、部長のほうから、市街化のほうに向けてということです。先ほどの答弁、最初のときには、農業従事者のことも、意向も考えてということで、相反する答弁だったと思います。これは、いたし方ないということは、私、重々わかっておりますが、もう少し明確に、この駅前を、東側をどうやっていくかということを、やはりある程度、市の行政の方が牽引というんですか、引っ張ってもらう必要もあるかなと思いますので、その点に対して、先ほどの一番最初の答弁と少し違うように思うんですが、どのように考えておられますか。
◯議長(山本 和延) 建設部長。
◯建設部長(福田 訓男) 建設部長です。
ただいまの御質問にお答えさせていただきます。
御存じのように、現在は、先ほど答弁しましたとおり、農振農用地ですね。やっぱり、農振農用地である以上、今、農業振興を図っていくということで進めていくしか今はないと思います。
ただ、先ほども言いましたけれども、総合計画、あるいはマスタープランの中においては、今後、市街化に向けて検討していくということをうたっておりますので、この後、新しい第2次のマスタープランができ、その次に農業サイドとこれから協議が進んでいくと考えます。また、農業サイドの考え方も重視しながら進んでいけるように検討したいと思います。
以上です。
◯議長(山本 和延) 伊藤さん。
◯12番(伊藤 紀味枝) まちづくりというのは、将来の人口の動向を見据えたまちづくりも私は必要かと思います。
そして、第2次総合計画を見ますとね、木津地域では、2038年ごろまでは人口が増加すると見込まれているのに対して、加茂地域と山城地域では減少が続くなど、人口の偏在が予想されますということです。そういうことも述べておられます。
これは、何も木津川市だけではなくて、国全体の高齢化、人口減少が進むのに、やや市のほうが2年か3年おくれて進んでいっているかなと、高齢化、人口減少が、やっぱり進展していくのかなと予想されます。市においても、人口の動向を前提としてまちづくりに私は取り組む必要があると思います。
その点におきましても、このまちづくり、とりわけ駅東側はまだ開発していません。その点に対しては、どのように考えておられるのか、お願いします。
◯議長(山本 和延) 建設部長。
◯建設部長(福田 訓男) 建設部長です。
ただいまの御質問にお答えさせていただきます。
木津川市、3町が合併して13年目ですけれども、駅の東、もちろんこれは大事な部分だということは理解しています。ただ、まちづくり、都市化を進めるに当たっては、多少の時間というのは、これは当然必要やと思います。
先ほども言いましたけれども、農業施策の部分も現実残っておりますので、そこの部分と十分に協議をして進めていく必要があると考えております。
以上です。
◯議長(山本 和延) 伊藤さん。
◯12番(伊藤 紀味枝) 確かに、こういう一晩でできるわけでもないし、一朝一夕でできるわけではないです。やっぱり、10年、20年、30年のスパンを見ながら、しっかりとした計画性を持って進めていかないと、後々取り返しのつかないことに私はなると思っております。
だからゆえに、今、駅東のほうは、はっきり言って、一番いいところなんですね。これから、やっぱり開発すれば伸びていく、のびしろのある市街地になるんじゃないかと思っております。
それまでに、まずしなければならないのは、やっぱり内水対策問題です。kの点におきましても、市街地形成の計画に合わせて検討していくという、さらっと答弁されました。
先日、補正予算において、小川内水対策事業として市単費で常設排水ポンプ施設の具体化に向けて設計委託料1,550万円ですか、計上されております。そのとき、聞くところによると、毎分240トン分の整備を考えているというようなことです。それで行けるかどうか。私は、ちょっとこれからのそういう市街地をつくっていった場合、どうかな、安心できるのかなということも含めて、この質問をさせていただきましたので、その点をお答えください。
◯議長(山本 和延) 建設部理事。
◯建設部理事(河合 洋明) 建設部理事でございます。
駅東の市街化につきましては、先日御説明させていただいた検討業務のスペックには含んでございません。
今後、市街化に向けては、必要なインフラ整備ということで、別途必要な検討をしていくことというふうに考えております。
◯議長(山本 和延) 伊藤さん。
◯12番(伊藤 紀味枝) 駅東のほうは、上津川というのが流れておりますが、これなんかはどのように考えておられるのか、流域面におきましても。その点、お答えください。
◯議長(山本 和延) 建設部理事。
◯建設部理事(河合 洋明) そのあたりも、今後、十分に詳しく検討していく必要がある事柄でございます。まだ具体的には白紙でございますので、今のところお示しできるものはございません。
以上です。
◯議長(山本 和延) 伊藤さん。
◯12番(伊藤 紀味枝) 一番危惧しますのは、木津駅周辺が非常に低い地形で、どちらかといったら、すり鉢状になっているという面で、30年か40年前に下水道の工事というのもいろいろされて、流域のほう、こっち側のほうですね、西のほうはされているんですけれども、東のほうは、たしか私そのままだと思うんで、その点、間違いないでしょうか。そのままなのか、どうか。
◯議長(山本 和延) 建設部長。
◯建設部長(福田 訓男) 建設部長です。
ただいまの御質問にお答えさせていただきます。
必要な部分は整備をしていただいていると思っております。
ただし、今おっしゃっている地域は、ほとんどが農地なので、そういう整備のほうは今はされていないと思っています。
以上です。
◯議長(山本 和延) 伊藤さん。
◯12番(伊藤 紀味枝) 農振農用地ということですので、多分、そのままというのは、もうそれで正解だと思います。
ただ、農振地であっても、ある程度、これからどうやっていくのか、ましてや市街地に向けて進めるということで、ビジョンなんかは抱いておられると思います。
それで、当初予算で、今の場所ですか、木津かんがい排水事業というのが当初予算でたしか上げられております。その点なんかは、当地域はもちろん入っていると思うんですが、これはどのようなあれでなっておるのかと、そして木津駅東の面積ですね、農作する、その面積は把握しておられるのか。
もし、今、従事者というのは、まだ
アンケートをとっておられないから、人数まで把握はひょっとしたらされていないかもしれませんが、用地としての面積は把握しておられると思いますので、その点はどうなんでしょうか。
◯議長(山本 和延) 建設部長。
◯建設部長(福田 訓男) 建設部長です。
ちょっと私のほうがわかっている範囲というのは、木津かんがい排水事業で木津駅東のエリアの大体面積というのが、きっちりではないですけれども、32.9ヘクタールが、駅東のかんがい排水事業のエリアということで聞いております。
以上です。
◯議長(山本 和延) 伊藤さん。
◯12番(伊藤 紀味枝) 多分、30ヘクタールから40ヘクタールの間かなと思っていたんですが、思ったよりもちょっと少ないということで、32.9ヘクタールということです。
ただ、これだけの面積でも、やっぱり何かあったときは大変です。かんがい排水事業のもう少し、これ、当初予算のときにしっかり私も聞けばよかったんですけれども、こういう事業の粗筋はどうなっているのか、御説明できますか。
◯議長(山本 和延) 建設部長。
◯建設部長(福田 訓男) 建設部長です。
ただいまの御質問にお答えします。
今ちょっと手元に持っているのは、平成22年から令和3年までの5年間で、基幹農業水利施設ストックマネジメント事業ということで、今の施設の更新とか、そういうところに予算をつけていただいて、ポンプの設備とか電気設備とか、そういうものの更新をしていくということでございます。
以上です。
◯議長(山本 和延) 伊藤さん。
◯12番(伊藤 紀味枝) ちょっと漠然としたあれなんですけれども、これ、やっぱりこのお金を受益地としていただいているということは、市街地を目指しているけれども、農振地としては外せない、このジレンマというんですか、その整合性を市としてはどのように捉えておられるのか、お聞かせください。
◯議長(山本 和延) 建設部長。
◯建設部長(福田 訓男) 建設部長です。
先に、先ほど面積ですね、約40ヘクタール、筆数は1,018筆です。ちょっとこれは、アバウトはアバウトです。
あと、農振の振興の計画というのは、やはり今さっきも言いましたけれども、法律の中で決められている今の農振農用地の役目もありますし、昭和44年に制定されまして、30年代後半から高度成長等、云々かんぬんということで、農地を主体に農業地域を保全、形成し、効率の高い農業投資を計画的に行うために長期的な土地利用を目的として法整備されたのが農振農用地域の制度ですので、先ほども言いましたけれども、かんがい排水事業とか、いろんな事業に対して国や府からも投資もしていただいています。
確かに、だんだん高齢化も進んでおりますので、農業をしていくというのはなかなか難しい時代にも入っていると思います。
ですけれども、順番に進めていかないといけないものだと思いますんで、農振農用地の考え方についても、農業サイドと協議して、どうしていくのかということを検討する必要があると考えています。
以上です。
◯議長(山本 和延) 伊藤さん。
◯12番(伊藤 紀味枝) 農振農用地というくくりの枠の中で、やっぱり外れていくということはできない。そういう事業の計上もしておられるということで、非常にわかります。
ただ、先ほども人口推移のことをお話しさせてもらいました。高齢化も進む、少子化になってくるということで、非常に問題が大きくなっていきます。やはり、これでこのままやっていくのかどうか。初歩的な質問ですが、これ、農振農用地をもし外すと言ったらおかしいです。嫌やと言って、1人でも反対があった場合は、やっぱりそれはできない。農振農用地は、そのままの枠のままであるということ。これ、確認です。どうなんでしょうか。
◯議長(山本 和延) マチオモイ部長。
◯マチオモイ部長(武田 浩文) マチオモイ部長でございます。
農振農用地の除外について、1人でも反対があったらできないのかという御質問でございます。
ちょっと今、そこまでの資料は持ち合わせておりませんので、申しわけございません。
◯議長(山本 和延) 伊藤さん。
◯12番(伊藤 紀味枝) 多分できないと思います。あれですので、ちょっと私も農業のことがはっきりわからないので、いろいろ調べたんですけれども、非常に難しい問題もあるということで今まで来られたんかと。今のところ、多分、10年近くまでは、この農振農用地で行くのかなと。この先ですね。今、やっぱりしっかり考えていかないと、どのようにやっていくかということです。
先ほど部長のほうからも、
アンケート調査をしたということです、出されたということで。平成21年5月に木津駅東側地区の住民
アンケート調査が行われました。このときの土地の所有者というのは335人で、有効回収数というんですか、それが154件で、回収率といたしましては49.1%ということですので、普通、回収率はこれぐらいなんかどうなんか、ちょっと何せ10年前のことですので、そうなんかなという感じです。
当該地区は、先ほど何度も言いますけれども、JR木津駅と城山台のはざまに位置しているということで、第1次木津川市総合計画後期基本計画においては、都市的サービス機能等の整備を検討するゾーンとして位置づけられております。多くの可能性を秘めた木津駅東側地区の将来の土地の利用について意見等を把握し、今度、やはり今、
アンケート調査をされました。回収率なんかも、これ、もし今何人の人に出されたのか、そして9月2日に回収ということを書いております。これ、住民の方から見せてもらって、ちょっと私、印刷したものがあります。9月2日までにポストに入れてほしいということですので、出された人数と、それと回収率なんかは、わかっておられたら、説明をお願いいたします。
◯議長(山本 和延) 建設部長。
◯建設部長(福田 訓男) 建設部長です。
ただいまの御質問にお答えさせていただきます。
アンケートですけれども、374人の方にお願いさせていただきまして、155人の方が投函していただきました。回収率41%になります。
それと、先ほどのマチオモイ部長が農振農用地の除外の関係でちょっと答弁していましたけれども、基本的には、土地改良法第2条第2項に規定される土地改良事業の場合、これ、事業完了年度の翌年度から起算して8年は除外できないということがまずあります。
以上です。
◯議長(山本 和延) 伊藤さん。
◯12番(伊藤 紀味枝) 8年ということで、私ちょっと勘違いして、9年か10年かなと思っていました。そういう縛りがあるということも聞かせていただきました。
今、対象者に出したんは374人で、これ、ふえているということは、住んでいる住民の方がやっぱり多くなったというように解釈してよろしいんでしょうか。
有効回収率が、回収者が155人で41%ということで、人数は横ばいなんですが、分母が大きいということですので、回収率というのは低くなっております。これは、部長としてどのように分析しておられるのか。これ、ひょっとしたら土地の人でも、住んでいる方がおられますわね。住宅地の方も含めて出しておられるので、これぐらいの回収率なんかなと把握しておられるのか、どういうように分析しておられるのか、お願いいたします。
◯議長(山本 和延) 建設部長。
◯建設部長(福田 訓男) 建設部長です。
ただいまの御質問にお答えさせていただきます。
アンケートの調査票は、ことしの7月2日現在で、法務局の登記簿情報をもとに送付させていただいております。そちらのほうを基本にさせておる結果が、この数字やということで御理解をお願いします。
◯議長(山本 和延) 伊藤さん。
◯12番(伊藤 紀味枝) わかりました。これが返ってきて、今、まさにこれからのまちづくり、木津駅東側のこれからのまちづくりのために、この
アンケートを分析していただいて、どのようにやっていけば一番いいのかしていただきたいと思います。
前のときの、平成21年のときは、「駅前にふさわしいにぎやかな商業地」が28.6%、「落ちついた雰囲気の低層住宅地」が27.3%、市街化をイメージした選択肢があり、合計で、含めますと、市街化を望んでいるのが77.3%、それでまた営農の継続を望んでいるのが29.5%あります。市は、これらをもとに多分分析しながら進めていってこられたのかなと思っているんですが、それでよろしいんでしょうか。
◯議長(山本 和延) 建設部長。
◯建設部長(福田 訓男) 建設部長です。
ただいまの御質問にお答えさせていただきます。
議員御指摘のとおり、今回も、先ほども言いましたけれども、前回と同じ調査をさせていただきました。
これによって、市街化の意識や、あるいは営農状況など、どれぐらいの変化があるのかということを、前回の
アンケートの結果と比較して、今後の市街化予想ですね、進めていくのかどうかというところの資料にはしたいと考えております。
以上です。
◯議長(山本 和延) 伊藤さん。
◯12番(伊藤 紀味枝) 多分、住民の意識というのは、営農の方と市街化を進めるという2分化というんか、少し言葉はきついですが、乖離した進め方になるんじゃないかなと、相反するものではないかなと、交差していくように私は思います。
そして、このマスタープランの後期計画で将来都市構造というのを図面で見ますと、今の第2次総合計画の図面等も見ますと、ほとんど変わらないかなと思って見ていたんです。
ところが、よくよく見れば、やはり変わっているところがありまして、一番大きく変わっているというのは、木津東地区が色が変わったということです。それと、加茂のほうで青少年山の家がなくなっているんです。そういうのも変わったんかなというのと、実は、広域交流軸というんですか、こういう道路網、そして鉄道網、これ、縦横、南北、東西というのが入っております。
前の後期計画のほうでは、この木津の川の上ですね、ここから上が実は丸でして、今は四角になっております。ということは、前のときは構想だけであって、今、現実に決まっていったんかなというのを思います。
それと、山城支所のところの近くにある府道枚方山城線がしっかりと書かれたということですか、この4点が変わったかなと。
前のを見てたら、ほとんどわからないんです。じっと見れば、わかってくるということと、実際見れば、私、何でこういうことを言うかというと、物事に、まちをつくろうと思ったら、まず道路、そして交通網の整備というのが必要なんです。その整備を必要とするのは、この縦の軸、南北の軸ですね。そして、東西の軸がまざり合って、そして平面の図面の色が重なっているところが中心なんです。
ということは、木津駅東側が、これ、全てまざってきているんです。まざってきているのに農振農用地というのは、やっぱり私はこれはどうかなと。今まで進めてこられたので、どうこう言うのはできないんですが、これから先、10年先のことを見据えて、これ、質問させていただいています。
市として、こういう平面が重なってくる、そして交流軸がしっかり重なって、前は丸で構想だったんが、四角でしっかりと決定ということになっている。そして今現在、木津東バイパスですね、それと東中央線が工事、非常にピッチをかけてやっておられます。来年の3月の供用開始ということですので、まちがかなり私は動いてくると思っております。そういうことも含めて、これからやっぱりしっかりとやっていただくのが必要かなと思います。
こういう重複するような、まれに見る重要な要所であるんです。それで、このままではどうかなと、現実的に、市として、いやいや、もう仕方ないから、このまま、今、農振の用地で今のところ行きながらというような感じにしか私は思わないんです。その点、いま一度聞きます。市としてしっかりと指導していくのか、いやいやそれはできないんやという考えなのか、そこのところをお聞かせください。
◯議長(山本 和延) 建設部長。
◯建設部長(福田 訓男) 建設部長です。
ただいまの御質問にお答えさせていただきます。
おっしゃったとおり、総合計画の中に、都市的サービス機能などの整備を図るゾーンということで明記しています。
とはいえ、先ほど言いましたけれども、例えばこの農振農用地の中も、先ほどいったような事業で、補助金等の事業も実際されている事実もあります。そういうことも踏まえて、今後、慎重にやっぱり計画を進めないといけないと思います。
時間は多少はかかると思います。でも、ここは、先ほどから繰り返し言いますけれども、都市的サービス機能を図るゾーンということですので、これを進められるようにこれから協議していきたいと思います。
以上です。
◯議長(山本 和延) 伊藤さん。
◯12番(伊藤 紀味枝) これから都市化に向けたゾーンに進めていきたいという部長の答弁でした。
やはり、この市役所の周辺、中心都市拠点ですわね。これ、道路網もしっかりせよというのは、都市拠点というのは、この図面で見たら緑にみんななっております。これは、北へ行けば山城がある、東に行けば加茂がある、中心に木津、この庁舎がある、そして木津駅の東側に、これから開発する宝の土地が残っているということを明確にしていくべきだと思います。
ただ、農業も進めたいという方も私はおられるのも知っております。多分、全員が全員、市街化に持っていきたい、そのゾーンに持っていきたいという答えは私はないかと思います。
その点で、現実は農振農用地です。市は、例えばの話ですよ、圃場整備などを考えておられるのか。これ、大事なことなんです。圃場整備をするとなれば、非常にお金もかかって、日にちもかかるということです。その点なんかは、どのように考えておられるのかと、それと圃場整備するとどんな効果があるのか。そういうことも含めてお聞かせください。
◯議長(山本 和延) マチオモイ部長。
◯マチオモイ部長(武田 浩文) マチオモイ部長でございます。
圃場整備に関しましては、地域長会で話をし、今現在、興味のあるところに対して説明を行っているという状況でございます。
したがいまして、当該地、地域住民の皆さんが圃場整備をしたいということになりましたら、市から説明に寄せていただくという形になってこようかというふうに思います。
圃場整備につきましても、さまざまな対象面積をどうするかといったようなところによりまして、状況も変わってまいります。
一応、今、府営事業で、基本的な条件としましては、20ヘクタール以上という形の中で今現在話をさせていただいていますけれども、実際、そういうところが全て該当するのかといいましたら、必ずしもそうでないというところもございますんで、ほかの制度もあわせながら地域の実情に合わせた形で対応させていただくという形になってこようかと思います。
以上でございます。
◯議長(山本 和延) 伊藤さん。
◯12番(伊藤 紀味枝) 圃場整備などの話もあると、条件が合えば進めていきたいというようなことです。
条件が合わない方もおられる。面積もやっぱり非常に大事なことですので、するわ、ちょっと足らない、どうするんやということで、例えばの話、圃場整備をしたいという方がおられた場合、一つにまとめてという考えなんかも、市としては手を差し伸べると言ったらおかしいですが、指導していくような考えはあるのかないのか、お聞かせください。
◯議長(山本 和延) マチオモイ部長。
◯マチオモイ部長(武田 浩文) マチオモイ部長でございます。
圃場整備をする場合、100%の合意というものが、これ、必要になってまいります。それぞれの地域においてどういう認識を持っていただいているかと、いわゆる農業が置かれている状況というのは、これ、非常に厳しいものがございますんで、その中で生産性を高めていこうということの意識が共有されれば、圃場整備の実施に至るものというふうに考えております。
以上でございます。
◯議長(山本 和延) 伊藤さん。
◯12番(伊藤 紀味枝) なぜ、この圃場整備まで私が持っていったかというと、道路整備のほうで、先ほど考えていないということです。あそこの道路、非常に狭くて、曲りくねくねして、水路に落ちている方、何人か私も聞いていますし、また落ちているところも見たということがありますので、ああいう全体を見れば、あっちこっちで落ちてはるんですね、車がね。
そういうことも含めて、この整備ができないんじゃなくて、圃場整備をしたら、道路もある程度、碁盤の目のようになれば、水路もきちっと持っていったら、後、楽と言ったら、言葉はあれなんですけれども、そういうことも含めて、私、ちょっと質問をぶつけさせていただいたんですが、全くこの道の整備というのは、もうやらない。そして、駅東のほうにおきましては、今、高等学校のほうは進められるんですが、内垣外内田山線のところが終われば、ほかの枝の道は、そしたらそのままなんかというのをちょっとお聞かせください。
◯議長(山本 和延) 建設部長。
◯建設部長(福田 訓男) 建設部長です。
ただいまの御質問にお答えさせていただきます。
内垣外内田山線が完成した後ですけれども、先ほどから繰り返しになりますけれども、やはり面的な整備がないと、道路だけをどうするねんというのは、なかなか考えにくいものであります。
ですから、面整備に合わせた形で道路整備をするというのが原則かなと思っておりますので、今の道路がいきなり拡幅したりとか、新しい道路を計画するということは、今現在はちょっと考えておりません。
以上です。
◯議長(山本 和延) 伊藤さん。
◯12番(伊藤 紀味枝) 全然面整備しない限り前へ進まないということです。車に乗っている人は、夜はできるだけ通らないように、そしてしっかりと見ながら通れというような答弁に聞こえます。非常にちょっと冷たいかなという感じはします。
いろんな方がやっぱり非常にあそこを通るのは怖いとかというような、私もあそこ、昼間は通りますけれども、夜はやっぱりよう通れません。落ちたら大変ですので、上げてもらわなきゃならないということもあります。
こういう整備をしてこそ、大小の道路を私は整備してこそ、人間がそこへ行き交い、物流もよくなり、そして経済もよくなる。これは、私、いつでも言うことなんです。そういうことも含めて全部しないと、まちづくりは無理だと思っております。
だから、駅東は、今、
アンケートを見ながら、これからやっていくということですが、やはり市のほうも、もう少しイニシアチブをとって、しっかりとこういうようにというのも、これはやっぱりできないことなんでしょうか。農業をする人、また都市化、市街化を願っている人、いろいろありますので、いやいやそれはできないよということなんでしょうか。お聞かせください。
◯議長(山本 和延) 建設部長。
◯建設部長(福田 訓男) 建設部長です。
ただいまの御質問にお答えさせていただきます。
繰り返しになりますけれども、やはり面整備をするに当たって、農振農用地の考え方、農業的な考え方の整理の仕方を踏まえつつ、都市化を進めていく必要があると考えておりますので、その辺でよろしくお願いしたいと思います。
◯議長(山本 和延) 伊藤さん。
◯12番(伊藤 紀味枝) かたくなにちょっと拒絶されたような答弁かなと思っております。
やはり、私はもう少しここの土地の価値というのは、先ほども言いましたが、はかり知れないものがあるんですね、これからの。何で、こんな一等場所が農振農用地であるのかなというのは、私は否めないと思います。
ある程度、今のところが年数がたたないと外せない、もう今、お金を使ったからということです。
ただ、10年先、木津駅の駅から見て、東側を見て、うわあ、ええまちやなと思ってもらえるのか、それとも何でこんなところに田園というんですか、そういう風景があるんや。やはり、駅の周辺には、そういうお食事処とか、そういうのも、私、あってもいいんじゃないかという気持ちがちょっとあるんです。何もないんです。そういうのも含めて、いま一度、部長、やっぱりリーダーシップをとってやっていくというお考えのほうはどうでしょうか。
◯議長(山本 和延) 建設部長。
◯建設部長(福田 訓男) 建設部長です。
ただいまの御質問にお答えさせていただきます。
まずは、第2次都市計画マスタープランの策定というのをさせていただいて、それの中で、その後、農林サイドと協議し、それから目的に向かって進めていきたいと考えております。
以上です。
◯議長(山本 和延) 伊藤さん。
◯12番(伊藤 紀味枝) ちょっと前へ進まないので、市長は、この駅東地区の、そういうまちづくりというのは、市長は描いておられると思います、そういうまちづくりという計画というのを。夢でも結構です。どういうあれを持っているのか、今できひんでも、これから先、こういうまちづくりをしていきたいというものを私は持っておられると思います。お聞かせください。
◯議長(山本 和延) 河井市長。
◯市長(河井 規子) 伊藤議員の御質問にお答えいたします。
今、駅の東の土地の件で御質問いただいているわけですけれども、以前、駅の西側の区画整理をするときにも、そういった両方一緒にといったお話もあったということも聞いたこともございます。
その当時も
アンケートをとられたということですが、やはり農業を盛んにやっていただいている方もまだ多くございまして、そのときは、まだそういった機運も高まっていなかったというふうには報告を聞いております。
その後、今、農振地ということで整備をさせていただいているわけですけれども、先ほども質問がありましたように、やっぱり内水排除の問題が大変重要であります。
今、合同樋門のところの内水排除について、一定の規模まで整備していこうということで進めておりますが、やはり駅の東の開発となりますと、合同樋門のところ、小川のところにもかなりの水量が来るということで、今のところ駅の東のところまで対象になっておりませんので、今後、リニアとかが奈良市付近に来るといった話もございまして、木津駅というのは、非常に3線が合流しているというところの中で一団の大きな土地ということでは、非常に可能性の高い土地ではないかなというふうに思っています。
今すぐこれを変更するということはなかなか厳しいですし、やはり内水の問題、これをしっかりと対応していかないと開発するのは非常に難しいというふうに思っていますので、城山台が人口が1万1,000人という目標ですので、一定、まちづくりができ、そしてまた次の木津川市の新しいまちづくりとしては、こういった一団の土地というのは、大きな期待が持てるのではないかなというふうに思っています。
1年、2年、3年、こうしますというのは、今のところちょっとはっきりしたお答えはできなくて申しわけないですが、将来性のある土地だというふうに思っております。
以上でございます。
◯議長(山本 和延) 伊藤さん。
◯12番(伊藤 紀味枝) 市長のほうから、木津の中心地の一番ネックになるのは、やはり内水対策ということで、それも重々わかりもって、私、質問させていただいています。
何でかと言うと、計画をある程度立てて、今、補正予算のほうで、やはりこういう具体的な常設の排水ポンプ、施設の整備を具現化に向けて、こういう話がありましたので、今、やはり駅東のほうも考えて、きっちりとしておかないと、総合的にまちづくりというのは見ないと。ここだけを見て、これでよければいいではなくて、東も西もよい、そして木津川市全体がよい、東西がきっちりと道路が通っている、そして南北にも通っている、南北にはしっかりとした、東西もそうですが、道路網だけではなく、鉄道網も走っております。これだけ恵まれた中心市街地というのは、私は少ないんじゃないかなと、この規模の大きさでですよ。
だから、しっかりとしたものをこれから持っていただいて、木津駅東をどのようにしていくかという、非常に大きな目で見ていただいて、1年、2年でこれができるものではないのは、私も重々わかって質問をさせていただいております。
しっかりこれをやっていくことによって、木津川市に住んでよかったな、またずっと住み続けよかなという、
子供たちが喜ぶ、笑顔が安心してできるというのも、私は将来都市構造に書いてありますように、やっぱりきちっとしたことをやっていくことが、「都市機能が有機的に連携したクラスター型の都市構造を目指します」ということも述べておられますので、やはりそれらを頭に置いてしっかりとやっていただきたいなと思います。
市長からも長期的なことでやっていく、今すぐは無理というような答弁でしたので、お願いしながら、私の質問、これで終わらせていただきます。
────────────────────────
◯議長(山本 和延) 以上で、本日の議事日程は全部終了いたしましたので、本日の会議を閉じます。
明日18日から25日までは休会とし、9月26日は午前9時30分から再開いたしますので、御参集くださいますようよろしくお願いいたします。
それでは、本日はこれで散会いたします。
皆様、御苦労さまでした。
午後1時50分 散会
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