木津川市議会 > 2019-06-25 >
令和元年第2回定例会(第5号) 議事日程及び一般質問表 開催日:2019年06月25日
令和元年第2回定例会(第5号) 本文 開催日:2019年06月25日
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令和元年第2回定例会(第5号) 議事日程及び一般質問表 開催日:2019年06月25日

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  1. 木津川市議会 2019-06-25
    令和元年第2回定例会(第5号) 本文 開催日:2019年06月25日


    取得元: 木津川市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-21
    2019年06月25日:令和元年第2回定例会(第5号) 本文 ▼最初のヒット発言へ(全 0 ヒット)       令和元年第2回木津川市議会定例会会議録(第5号) 午前9時30分 開議 ◯議長(山本 和延) 皆さん、おはようございます。御苦労さまです。  ただいまの出席議員は20人であります。  これより令和元年第2回木津川市議会定例会を再開し、直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。  日程に入ります。      ──────────────────────── ◯議長(山本 和延) 日程第1、一般質問を行います。  昨日に引き続き、一般質問を行います。  本日は、4人の12問で行います。  1番目、炭本範子さん。    (炭本 範子君質問席へ移動) ◯13番(炭本 範子) 皆さん、おはようございます。きょうの一番バッターの和みの会の炭本でございます。  通告書に従いまして、3点質問させていただきます。  まず初めに、「太陽光発電設置に規制を」ということでございます。  太陽光発電は、再生可能エネルギーとして、火力発電による温室効果ガスの排出、原子力発電への依存度を下げる手段として活用されてきています。木津川市においても、遊休地や遊休農地に設置され、目につくようになりました。  太陽光発電が設置されると、土砂災害自然環境の破壊、景観の悪化などが懸念されます。また、近隣住民にとっても、反射光や反射熱を受けます。市は、現在、法的強制力のない太陽光発電施設設置を見過ごしますか、または推奨しますか、お伺いします。
     (1)設置された場所(遊休地、遊休農地等)の把握はできていますか。  (2)太陽光発電施設設置メリットデメリットは何ですか。  (3)設置の規制に関する条例制定をすべきと思いますが、市の考えはどうなのか、お聞きします。 ◯議長(山本 和延) マチオモイ部長。    (マチオモイ部長 武田 浩文君登壇) ◯マチオモイ部長(武田 浩文) おはようございます。マチオモイ部長でございます。  炭本議員の御質問にお答えをいたします。  農地に太陽光発電施設を設置する場合は、必ず農地法に基づく許可申請または届け出が必要となるため、農地転用を伴う処理件数は、農業委員会において把握をしております。  私からは、以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 建設部長◯建設部長(福田 訓男) 建設部長でございます。  炭本議員の2点目の御質問にお答えさせていただきます。  メリットは、地球温暖化に起因すると言われている異常気象が頻発していることから、温室効果ガスの削減に寄与できることであり、一方、デメリットは、土砂災害自然環境の破壊、景観の悪化を損なうおそれがあると考えています。  3点目につきましては、どのような手法がふさわしいのか、検討してまいります。  以上です。 ◯議長(山本 和延) 炭本さん。 ◯13番(炭本 範子) まず1番目なんですけれども、今、把握について、件数ですね、どこにどれだけ太陽光ソーラーが設置しているかということは、農業委員会が把握していると。そしたら、今、その農業委員会の資料に基づいてお答えいただけたらありがたいです。 ◯議長(山本 和延) マチオモイ部長◯マチオモイ部長(武田 浩文) マチオモイ部長でございます。  過去5年間という形になってまいりますけれども、平成26年度から平成30年度までの5年間におきまして、件数といたしましては46件、筆数78筆、面積として4万8,228平方メートルという届け出が出されております。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 炭本さん。 ◯13番(炭本 範子) もう少し、46件のうち、例えば旧町で分けることができますかどうか、そこだけお聞きしたいと思います。  そして、48万何がしかの平米でおっしゃいましたが、48ヘクタール幾らでしょうけれども、それももし分けられるなら、お願いします。 ◯議長(山本 和延) マチオモイ部長◯マチオモイ部長(武田 浩文) マチオモイ部長でございます。  旧木津地域におきましては、6件、筆数で7筆、3,097平方メートル、加茂地域で6件、筆数で10筆、5,174平方メートル、山城地域で34件、筆数にしまして61筆、3万9,957平方メートルということでございます。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 炭本さん。 ◯13番(炭本 範子) ありがとうございます。  思っていたより多いなということが感じられます。  2つ目について、メリットデメリットをおっしゃっていただきましたけれども、このほかに、やはりメリットは業者にとっては多くあると思いますけれども、そこに住む者にとって、もう少しあると思いますね。  例えば、土砂災害自然環境の破壊、景観の悪化とおっしゃいましたけれども、そこに設置されて、やっぱり反射の光、そしてまた熱、音もあります。うちの畑の隣にもありますのでね、そして電磁波、そしてまた火災も西の地域ですか、例えば広島かな、ちょっと忘れましたけれども、起こっていますし、そういうところであるし、そしてまた耐用年数が過ぎる。耐用年数が一応20年と言われていますけれども、もっともつかもしれませんけれども、それが過ぎたときにどうなるかというところですね。撤去の問題とか、放置されたときの問題も出てきますので、やはりそういうことも今から考えていかなければならないことだと思っております。メリットデメリットについては、わかりました。  この太陽光の導入については、木津川市もやはり多くあるなという思いがありまして、1970年から、オイルショックのときからずっと始まっておりまして、今、「第5次エネルギー基本計画」が2018年7月に、昨年閣議決定されました。2030年には、再エネを主力電力にするということを目指しております。全ての発電量の22%から24%のうち、太陽光発電を7%にすることが示されております。これが、再エネ業界ですね、太陽ソーラー業界にとって大きな出来事であると思っております。現在は4.8%であります。  また、国では、やはり脱炭素化、CO2の低減というところで期待されているところもあります。  だから、そういうところで、昨日、新聞に掲載されていましたけれども、固定価格の買い取り、固定価格終了を検討というところで、新聞の記事がありました。2020年度に法改正がされると記載されています。でも、国は導入する方向であります。  市において、3番目ですけれども、太陽光発電ソーラーの設置と開発許可は、例えば都市計画法第29条において、都市計画法第4条12項において、こういうところが必要なのかどうか。また、農地においても、太陽光発電の設備を設置するために、土を入れたり、平らにすること、造成などには、法的な拘束力はどうなっているのか、お伺いします。 ◯議長(山本 和延) 建設部次長◯建設部次長(竹谷 修身) 建設部次長でございます。  炭本議員の御質問にお答えします。  都市計画法での制限についてのお話でございます。  再生エネルギー特措法の施行に伴いまして、太陽光発電施設の設置促進を図るため、関係します個別法の緩和が行われております。  例えば、建築基準法では、太陽光発電施設は建築物ではなくなっておりますし、建築確認の対象でもなくなっております。  また、先ほどお話がございました開発許可の話でございますけれども、都市計画法も緩和されまして、開発の許可の対象でもなくなっております。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) マチオモイ部長◯マチオモイ部長(武田 浩文) マチオモイ部長でございます。  いわゆる農地に太陽光発電設備を設置する場合についての御質問でございます。  基本的に、農振農用地に太陽光発電を設置するということになりますと、あくまでも営農型である必要がございます。例を挙げますと、太陽光パネルの下で、例えばアシタバを栽培するといったような形での営農型の施設でなければ、基本的には許可はおりないという形になっております。  あわせまして、農地法の施行令並びに施行規則によりまして、原則可能な農地と不許可の農地というのが示されております。例を挙げますと、原則可能な農地という場合には、例えば鉄道の駅から300メートル以内にあるなど、市街地の区域または市街地化の傾向が著しい区域にある農地については、原則許可という形になっております。  不許可につきましては、基本的に、先ほども申し上げましたが、農振農用地内にあるような農地、また10ヘクタール以上の規模の一段の土地といったような項目がございますんで、そういった項目に照らして、農業委員会において個々に判断がなされるものというふうに考えております。  あわせまして、太陽光パネルの設置につきましては、国のほうでガイドラインというものが策定されております。事業活動として実施する場合には、設置する事業者はそのガイドラインに沿って事業を進めていくというのに同意をしなければならないという形になっていますんで、あわせてそのガイドラインの規制も受けるという形になっております。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 炭本さん。 ◯13番(炭本 範子) 都市計画法においては、建築物ではないので対象ではないというお答えをいただきました。  また、農業に関して、農地に関しては、営農型としてやることが、少しずつその下に何かつくりなさいとか、そんなんがあってという話もありました。  国のガイドラインがあると言いながら、市は、その国のガイドラインに沿って本当に指導されているんですか。 ◯議長(山本 和延) マチオモイ部長◯マチオモイ部長(武田 浩文) マチオモイ部長でございます。  ガイドラインに沿って市が指導する、しないというよりも、事業者がガイドラインに沿った形で進めなくてはならないということであります。  したがいまして、ガイドラインに沿った事業がなされていない場合につきましては、市からしかるべき話をするという形になってこようかというふうに思います。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 炭本さん。 ◯13番(炭本 範子) 今までそんな話をされたことはありますか、例えば市がですね。 ◯議長(山本 和延) マチオモイ部長◯マチオモイ部長(武田 浩文) マチオモイ部長でございます。  このガイドラインにつきましては、あくまでも事業者という形になってまいります。現在まで、このガイドラインに沿って話をしたという事例は、現在のところ発生しておりません。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 炭本さん。 ◯13番(炭本 範子) やはり、今、話を聞いていますと、法的な拘束というのはないということがわかってきています。市において、どんどん進んでいくような気がします。  先日、こんな広告が入っていました。皆様、御存じだと思います。これは、木津川市の、また京都府の業者ではないんですけれども、貸してください、売ってください、農地、遊休地、耕作放棄地、それは何のためかというと、太陽光と暮らそうというような感じのものです。そして、これが今まで売却とか賃貸されて、買われた農地とかを書かれていますね。こういうものが入っているということは、やはりこれからどんどん進んでいくんだと思うんですね。  以前の誰かの質問から、市内の耕作総面積は1,806ヘクタールで、水田がそのうちの60%、畑が39%ということがわかっていますけれども、やはり木津川市において、農地というのは守って確保していかなければならないと思っておりますが、その農地についてのお考えは、マチオモイ部長、どうなんでしょうか。 ◯議長(山本 和延) マチオモイ部長◯マチオモイ部長(武田 浩文) マチオモイ部長でございます。  農業をめぐる環境というのは、極めて厳しい状況にございます。一方で、農地が持っております多面的な機能というのは、都市部に住んでいる住民も含めまして広く享受しているところでございますんで、市の魅力である、この緑豊かな田園風景というのは、しっかりと守っていくと。そのためにも、農業が持続可能な産業になるよう努力していくという形になってこようかというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 炭本さん。 ◯13番(炭本 範子) そうです。やはり、景観も必要ですので、その田園風景を守っていくというところは同じ考え方でありますので、そういうところでまずはお願いしたい。だから、規制が必要というか、その次の3番目になっていくんですけれどもね。  しかし、府には、地球温暖化対策条例があります。これは、平成23年に策定されました。特別建築物、公民館、学校、いろんなところがあって、そういうところの特別建築物には、木津川市も城山台小学校がそうなんですけれども、再生可能エネルギー導入の義務化、だから城山台小学校は、京都府の木材を使われたり、そしてこの太陽光発電についても、義務化だから、今、設置されていると思いますけれども、国が進める中、市がどうするかなんですね、それが今問われるんです、いろいろな問題があってね。  市長は、市民の安全と生命・財産を守る立場であります。これは、何よりも、どんなことよりも優先すべきことだと思っております。  全国の規制や条例を見てみますと、やはり多くあります。これの規制だけじゃなく、もう最初から景観条例ができているところ、そしてまたガイドラインとおっしゃいました、指導的なものも、本当にあります。この近畿においても、ほとんど、やっぱりね、こういうところはしてはるんやなというのが目につきますね。京都府においても、京都市、そして福知山市、南丹市など、奈良市はもちろん景観もいろんな条例がありますから、できないところですし、橿原市、斑鳩町とか、いろんなのがありまして、やはりそういうところは、そういうところというか、木津川市も文化財もあり景観もいいと、これからの未来のために、やはり条例というか、規制が必要と思っております。  前回、宮嶋さんが示していただきました亀岡市の条例もできておりますし、宇治市においても、今、進行中なんですね。宇治市では、平成30年9月、昨年ですね、条例を求める請願があって、11月にその部署の意見交換があって、ワーキングチームが設置されて、条例制定に向けて、今、進行中なんですね。  だから、いろいろなデメリットもありながら、生活環境に及ぼす影響も考えながら、やっぱり必要な規制を行うことが、市長が言われる市民の生命及び財産を守り、良好な自然環境を保全して、公共の福祉に寄与することということになっていくんじゃないでしょうか。  再度お聞きしますけれども、市長は、この今言いました市民の安全と生命・財産を守る立場、これを優先すべきでありますので、いろんな質問の中からの答弁、住民の皆様の思いを深く受けとめるとか、今、御答弁いただきました、どのような手法がふさわしいのか検討してまいるというところはどうなのか、再度、お聞きします。 ◯議長(山本 和延) 河井市長。 ◯市長(河井 規子) 炭本議員の御質問にお答えいたします。  先ほど部長からの答弁もさせていただきましたが、どのような手法がふさわしいのか、検討してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 炭本さん。 ◯13番(炭本 範子) どのような手法がふさわしいのか検討してまいるということは、前向きに進むととっていいんでしょうか。 ◯議長(山本 和延) 河井市長。 ◯市長(河井 規子) 炭本議員の御質問にお答えいたします。  市として、どういう方法がいいのかというのをちゃんと検討していきたいということでございます。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 炭本さん。 ◯13番(炭本 範子) ちょっとどういう方法、だから方法を考えてくださるんですね。ということは、何かをするという動きをされるんですか。もう一度だけ、そこをお聞きします。 ◯議長(山本 和延) 河井市長。 ◯市長(河井 規子) 炭本議員の御質問にお答えいたします。  何人かの御質問にお答えしておりますが、今、検討させていただいております。  以上でございます。
    ◯議長(山本 和延) 炭本さん。 ◯13番(炭本 範子) まだちょっとわかりにくいんですけれども、いろいろ話を聞く中で、山城町でのメガソーラーの話もありますね。今、許可を得て話ししますけれども、皆さんも絶対これは見てください。これは、サイトがありますから。木庭元晴関西大学の教授のサイトです。すぐ出てきます。開きまして、「地理教材」というのがあります。それが、この最初のところに「地理教材」というのがあります。そこを押してもらうと、ずっと開いているところに、「花崗岩山地の開発に関連して」というのがあります。こういう大きな言葉で、わかりやすく書いています。そこに、「花崗岩山地の地形と開発予定域のGIS上での確認」というところで出てきます。「太陽光発電用地花崗岩冷却節理の分布図」というのが、こういうのが出てきます。皆さん、もらってはるから、知ってはるかもしれませんけれども、もう一度見てください。  そこには、木津川市の都市計画図からの切り取りの図があって、そして太陽光発電場所が枠で書かれています。こういう地図ですね。絶対見てください、本当に。ここには、47.6ヘクタールという話の中で、この先生が計算してくださっているのは、49.何がしヘクタールですね。だから、そこのところです。  そして、もう少し下に下ると、水系が赤線で書かれているんですね。影響を受けるところ、例えば、名称的にはわからないんですけれども、書かれておりまして、開けると、そこの川の名称も書かれておりますし、水系が書かれています。それが、表流水の影響も、ここには書かれています。そして、もう一つ、地下水の影響を受けるところも書かれています。上流域にこのソーラーを持つことは、崩壊の危険性を増す可能性があります。例えば、加茂の西村・東村、そこには活断層が走っています。ここから滑落する可能性もあります。教授、専門的な先生が、こうして示しておられるんですね。  本当に、山城町の山林でメガソーラーが必要かどうか、できていいのかどうか、本当にこのサイト、住民の皆様も、今聞いていただいている皆様も、本当に見てください。  先日、村上市ですね、新潟のほうとかで地震が起こりました。大阪北部地震からも1年たちます。南海トラフ東南海地震、20年後、30年後、50年後、いつ起こるかわかりません。そういうところ、昨年も集中豪雨が毎月ほどありましたね。  何度も言いますけれども、こういうことがありながら、そしてまた学者の先生がこうしておっしゃっている中で、市長は、規制なしに市民への安心・安全、そして生命と財産を守ることができるのか。そして、またこういうことが、この太陽光があることで、つけなしに市や孫に未来を託せるのかどうか、そこのところ、ぜひお聞きしたいと思います。市長にお聞きします。よろしくお願いします。 ◯議長(山本 和延) 河井市長。 ◯市長(河井 規子) 炭本議員の御質問にお答えいたします。  先ほど来、また先日来から、私も何度も答弁させていただいております。市民の生命・財産を守ることは、大変私としても大事なことだと思っておりますので、そういったことも十分に踏まえ、京都府とも連携し、そしてどういった手法があるかについて、今、検討しているところであります。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 炭本さん。 ◯13番(炭本 範子) 手法について検討してまいるというところですので、今は深く聞きませんけれども、やはりこういうことを野放しにしておくことは木津川市にとってどうなのかどうか考えていただきたいと思いますので、これは要望にしておきますので、よろしくお願いいたします。ぜひ前向きに、本当に手法について、前向きに検討してください。  2つ目に入ります。「市長のマニフェスト、所信表明を問う」。  1.農業振興について「京大農場やJAとの連携による農産物の高付加価値化ブランド化、また、6次産業化、そして、農業基盤の圃場整備を進めます。農業が魅力あふれる職業として位置づけられるよう対策を講じます。」とありますが、具体的にどのように進めていこうと考えておられるのか、お伺いします。  2.交通ネットワークの強化について、「高齢者や交通弱者などの生活交通手段を確保するため、さまざまな交通手段について検討する。地域公共交通総合連携協議会で御議論いただきながら、鉄道やコミュニティバスなどの利便性の向上と持続可能な交通体系の確保に努める。」とありますが、これは今後、住民の望むコミュニティバスになり得るのか、お伺いします。  3.文化財については、京都市に次ぐ歴史文化遺産が多くありながら、明言がありませんでした。どう進めるのか、お伺いします。  4.瓶原地域という地域名を出していただきました。「移住促進重点地域として、地域力の維持・向上に努めます。」とありますが、この具体的な流れはどうなるか、お伺いします。  よろしくお願いします。 ◯議長(山本 和延) マチオモイ部長。    (マチオモイ部長 武田 浩文君登壇) ◯マチオモイ部長(武田 浩文) マチオモイ部長でございます。  私からは、1点目と2点目、4点目について答弁をさせていただきます。  農業の産地間競争を勝ち抜くためにも生産性を高める必要があり、圃場整備は、その有効な手段であると考えております。  また、基盤整備後の農地をしっかりと担い手に集積し、農業者の所得向上につなげることが最も重要と考えております。  これらを進めるためにも、適地適作の考えを基本とし、日本人の主食である米の生産や、高収益が期待できる京野菜生産、あわせて付加価値を生み出す6次産業化などを着実に進めていくことが重要であり、京大農場での先進的な取り組み、JAの持つ生産技術や販路網などを生かせるようしっかりと連携し、農業が魅力ある産業となり、持続的発展につながるような取り組みを進めたいと考えております。  2点目のコミュニティバスにつきましては、多様な幅広い意見をいただいており、全ての市民が望むバス運行は現実的には困難であると考えております。  本市では、木津川市地域公共交通総合連携協議会へ市民代表としてバス利用者委員、公募委員などに参画いただき、市民・交通事業者・行政の立場から公共交通について御意見をいただきながら議論を進めるとともに、各地域においてワークショップや座談会を開催し、公共交通の課題や解決策をともに考え、地域ニーズの把握に努め、利用者の意見を反映した取り組みを進めているところでございます。  4点目につきましては、コミュニティを維持するためにみずから活動をされている地域に対し、移住促進重点地区として地域の実情に即した取り組みを協働・展開したいと考えております。  その取り組みの一つとして、瓶原地域では、京都府移住促進特別区域の導入を地域とともに検討しているところでございます。  私からは、以上です。 ◯議長(山本 和延) 教育部長。 ◯教育部長(竹本 充代) 教育部長でございます。  炭本議員の3点目の御質問にお答えいたします。  市内に多く存在する貴重な文化財については、市民の宝として大切に保存・継承するとともに、地域の活性化や観光振興に活用することが重要であると考えています。  そのため、昨年度から指定・未指定にかかわらず、文化財を総合的に保存・活用し、地域振興や観光振興に生かすことを目的として、歴史文化基本構想の作成に着手いたしました。文化財の悉皆調査を進め、個々の文化財の特徴を生かしながら地元市民に親しまれる取り組みを進めるとともに、市外にもその魅力を発信してまいります。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 炭本さん。 ◯13番(炭本 範子) 炭本です。  まず、農業振興についてお聞きします。  今、基盤整備というところで答弁いただきました。私、市長が選挙に出られる決起集会で、農協の十川組合長さんがこのことをお話しされたんですね。木津川市においては、「儲かる農業」をせなあかんと、そしてそのために基盤整備や圃場整備が必要や、木津川市はいろんなところから比べると1割にしか満たないと、面積、府内においても低いと言われていました。これは、何かあるなという思いでおりました。そして、今の市長の所信表明の中に、こうして出てきているんですけれども、圃場整備というのは、旧町でも、旧3町ともそれぞれありましたし、されたところ、山城町が進んでおりますけれども、それが望みながらもできなかったところ、加茂においても、木津においてもありますけれども、これは私は、今、こうして考えていただいているのがチャンスだと思っているんですね。それで、進めてほしいとは思っているんですけれども、いろんなものを調べますと、やはり国の動きも、平成20年ですか、圃場整備についてもざっと書かれていましたし、進める側、賛成ですが、なぜ今なのかというところ、そこだけ少しお聞きしたいと思います。 ◯議長(山本 和延) マチオモイ部長◯マチオモイ部長(武田 浩文) マチオモイ部長でございます。  この間、耕作放棄地の面積というのは、かなり増加をしております。また、農業センサスというのが、これ、5年に一度実施をしておりますけれども、販売農家の数というものが、やっぱり相当減ってきているという現状がございます。  先ほども申し上げましたが、市の魅力である、この緑の田園風景を守っていくという中で、どちらかといいますと、木津川市、都市化の流れにもまれてきた部分というのが農地にあるのかなというふうに思っておりまして、バブル経済もございましたが、なかなか農地が農産物の生産だけでないところもあったのかなと。そういった中、後継者の不足というのは、農家の方々からも、私どもふだんおつき合いしている中で聞いております。  したがいまして、今がチャンスやというふうに捉まえて、今の時期にしっかりと進めていく必要があるというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 炭本さん。 ◯13番(炭本 範子) ありがとうございます。  ぜひ、進める方向でお話を持っていっていただきたいと思います。  いろんなネットで見ると、やはり全国的に多くしているという話をしました。農地・水・保全管理事業というのが、木津川市には交付金がおりていまして、そこのところが、やはり圃場整備が進んでいっているなというのが見受けられるんですね。それと、市において手を挙げられているところが、高田、市坂とかという話もありますけれども、そこも農地・水・保全というところの事業をされていると。そういうところが、何か農地・水・保全事業と関係しているのかどうか、お聞きしたいと思います。 ◯議長(山本 和延) マチオモイ部長◯マチオモイ部長(武田 浩文) マチオモイ部長でございます。  今期定例会におきまして、私、一番初め、2カ所からそういった関心をいただいていると申し上げましたが、その後、また1カ所ふえて、今現在3カ所という形になっております。  市として、農地・水の関係だけやなくして、大切なことは、地域の土地を農家の方々といかに問題意識を共有できるかというのが最も大事な課題であるというふうに考えております。  危機意識を共有した上で、将来に禍根を残さないためにも、今何をすべきかという視点で、市域としっかりと話をしていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 炭本さん。 ◯13番(炭本 範子) 3カ所目というところ、話ができるならば、お聞きしたいと思いますが、いろんな話の中で、農家への周知というのは、地域長、実行組合長だけにされたというのがわかっているんですけれども、やはり進めるに当たって、農家の方や土地を持っておられる方が、どうなっていくのか、やっぱり説明をしてほしいと思ってはるんですね。  そして、手を挙げなければ説明というものはしていただけないのか、あるいはこの話をしていただくことによって、以前と違う圃場整備になっているというところも、農家の方もわかるし、負担金ですね、負担金がやっぱり一番ネックになるのじゃないかなと、そういうこともお話しできることはしていただいて、また成功されている山城町が先進的でありますね、だからそういうところの方が、希望があれば取り持っていただけるかどうか、3つほど聞きましたけれども、お願いします。 ◯議長(山本 和延) マチオモイ部長◯マチオモイ部長(武田 浩文) マチオモイ部長でございます。  できるだけ地域と課題を共有していくという視点で申し上げますと、例えばまずは役員さんを対象とした説明をしてほしいというような申し出がございましたら、当然、市として、まずはそういうところに対応させていただくという形になってこようかというふうに思います。  前に進むということでございましたら、市として拒むものではございませんので、そこは積極的に出ていって説明をしていくという形ですし、その中には、先ほどございました、先進地の視察というのも一つ理解を得るための重要なツールであるというふうに考えていますんで、積極的に対応していきたいということで、そのための予算というものも、今期定例会でお願いしているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 炭本さん。 ◯13番(炭本 範子) 先進地の視察、そしてまた何も拒まないので、いろんなことを話し合いをしたいという話ですけれども、心配事が、やはりネックが負担金なんですね。国が50、そしてまた市が何ぼ何ぼ、個人が何ぼって書いていましたけれども、どう考えたらいいのかというところ、先ほどお答えをいただいていない3カ所目はどこかというところですね、お願いしたいと思います。 ◯議長(山本 和延) マチオモイ部長◯マチオモイ部長(武田 浩文) マチオモイ部長でございます。  3カ所目につきましては、山城地域から申し出がございました。  あと、負担金の問題でございます。これ、当然のことながら、圃場整備を実施するということは、これ、土地の価値そのものが上昇していくことになりますんで、個人の財産の価値ということも踏まえて、一方で公益性があるというところで、国なり京都府なり市から補助金が出ているということですんで、一定の負担というのは、当然、お願いをしていくという形になってこようかというふうに思います。  ただ、一方で、国のほうで、地元負担をできるだけ少なくなっていくようなこともメニューとしてございますんで、当然、地域で説明をさせていただくときには、そういったメニューもあわせて説明をしていただくと、地域のほうがどういう手法を選択されるかというのは地域に係ってまいりますけれども、市として地権者の負担ができるだけ少ない方法もあわせて説明をしていくというのが大事なことであろうというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 炭本さん。 ◯13番(炭本 範子) ぜひ、これが進もうとしても、5年から8年、10年かかると思いますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。  2つ目に入りますけれども、交通ネットワークの話です。コミュニティバスなんですけれども、全ての市民が望むバス運行は現実的には困難ということでお答えをいただいているんですけれども、しかし、やはり高齢化になっていく中で、これが必要ではないかと思いますけれども、この言葉の意味、もう一度詳しくお願いします。 ◯議長(山本 和延) マチオモイ部長◯マチオモイ部長(武田 浩文) マチオモイ部長でございます。  公共交通に対する市民の意見というのは、昨日、答弁の中でも一部申し上げましたが、市が実施しております総合計画のアンケートにおいても、幅広い意見をいただいているところでございます。  昨今の高齢者による事故等も受けまして、国のほうで新たな対策というものも検討されるということでもございますんで、そういったものも見きわめつつ、高齢になりましたら移動の手段というのは、これ、困りますので、持続可能な公共交通をしっかりと構築していくというのが、近い将来において重要であるという認識でございます。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 炭本さん。 ◯13番(炭本 範子) いろんな方がコミュニティバスについてはされていて、お聞きはしているんですけれども、持続可能が大事なのか、本当に今、高齢者の逆送とか、いろんな小さな子供さんを巻き込んだ事故が頻繁に起こっている。だから、市も利用しやすい、乗りやすいコミュニティバスにする、たとえ費用がかかろうと、それはすべきだと思うんですよね。  加茂支所周辺にお住まいの方でも、バスで市の中心、木津へ走らせてほしいというのを選挙中にも聞きました。市長は、そんな声は、選挙中にはお聞きにならなかったのでしょうか、そこのところはどうでしょうか。 ◯議長(山本 和延) 河井市長。 ◯市長(河井 規子) 炭本議員の御質問にお答えいたします。  バスについては、いろいろな御意見は伺っております。  今、国のほうで、こういった高齢者向けの免許制度創設について表明もされました。その中には、安全に走行するために、いろんな加速の抑制装置、そういったものを導入していくとか、あと高齢者向けの新しい運転免許とか、車を指定するとか、そういったこともこれから提案されていかれるようであります。  また、相乗りタクシーを全国で導入していくとか、ライドシェア普及に向けた規制緩和とか、いろんな制度を、今、考えておられるということですので、そういったことについても私たちも敏感に捉えながら、木津川市としてどういった形で高齢者の方が安全に生活していただけるようになるのか、そういうことも一緒に考えていきたいと思っております。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 炭本さん。 ◯13番(炭本 範子) 何度も言いますけれども、やはり乗りたい、乗って市の中心へ行きたいというのが、市民の思いなんですね、例えば加茂について言えば。それが持続可能な公共交通体制を守りたいというのが行政側の思いですけれども、駅をとりあえず利用して行きなさいよと、乗車される方が減るからダイヤも減りますよというようなことですけれども、減るのは、やはり少子高齢化になって、それは自然現象なんですね。その自然現象がありながら、行政は住民サービス、みんなが元気で動いて市の中心部、あるいは買い物、あるいはいろんなところに行けるというのが、やはり市がサービスすべきことだと思いますので、ぜひそれは公共交通の協議会の中で議論されるのかどうかわかりませんけれども、市としてその言葉を発していただきたい、その中でですよ。住民の代表の方もおられますけれども、何ぼお金を使おうと、それは市民のサービスであるというところで、ぜひ市としても言葉をその中で発していただきたいと思いますので、これは要望にしておきます。  3番目に行きます。文化財についてですけれども、この所信表明の中にはありませんでした。  また、私が平成31年度につなぐとして、この3月に質問いたしましたけれども、ちょっと確認しますけれども、この答弁の中からもわかるように、歴史文化基本構想の策定は平成30年度からやって、4年間計画です。それは、令和3年度で完成なのか、まずお聞きします。 ◯議長(山本 和延) 教育部長。 ◯教育部長(竹本 充代) 教育部長でございます。  歴史文化基本構想につきましては、昨年度、平成30年度から4年間計画で進めてまいりました。そういった中で、文化財保護法のほうが改正されまして、文化庁のほうから、この歴史文化基本構想からもう一歩進めて、それぞれの文化財をどのように地域で活用していくかという文化財保存活用地域計画の策定に移行するようにというふうな国の動きになってございます。  そういった中で、今までの歴史文化基本構想から移行いたしまして、令和3年度に文化財保存活用地域計画の策定に向けて、現在、取り組みを進めるというところでございます。  以上です。 ◯議長(山本 和延) 炭本さん。
    ◯13番(炭本 範子) 具体的に流れを聞きたいんですけれども、だから私、4年間だから、少しぐらいの前後はあるかもしれませんけれども、令和3年度なのかどうかのところですね。  そして、府内では、舞鶴市なんかが先行しています。桜井とか、飛鳥とかの、そういう歴史文化基本構想の策定については、平成27年に桜井市もしていますので、そういうところが先進的です。  そこを見ると、やはり地域計画が必要ですよと、この文化財保存活用地域計画というのは、委員会の中で補助金も出るから、それをつくれば、例えば駐車場をするにしても、おトイレの整備にしても、国からの補助が出ますということを聞いていますが、それはその後になっていきますけれども、それは何年間で、大体いつごろ策定が完了するのか、お聞きしたいと思います。 ◯議長(山本 和延) 教育部長。 ◯教育部長(竹本 充代) 教育部長でございます。  計画につきましては、昨年度から悉皆調査も含めて進めておりますので、計画といたしましては、令和3年度には完成をさせていただきたいというふうに考えているところでございます。  そして、その後、その計画につきまして、国の承認を得るというところになってまいります。そして、承認を得た後につきましては、その計画に盛り込んである事業を具体に実施していくという中で、先ほど議員おっしゃったように、駐車場の整備でありますとか、トイレの整備、また案内板の設置等の環境整備事業を進めていくというところになります。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 炭本さん。 ◯13番(炭本 範子) ごめんなさい、何度も、ちょっと時間がないんですが、それが3年で大体完成すれば、その後、何年かけて、2年ですか、策定されるのは。それからずっと進むんですか。そこを答弁お願いします。 ◯議長(山本 和延) 教育部長。 ◯教育部長(竹本 充代) 教育部長でございます。  計画といたしましては、令和3年度に策定をさせます。それで、その計画を国で承認を受けます。その計画に盛り込んであった事業を実際に事業化するのが、令和4年度なり令和5年度以降になるというところになります。  以上です。 ◯議長(山本 和延) 炭本さん。 ◯13番(炭本 範子) 済みません、わかりました。  時間がないので、また聞きます。  4番目については、代表質問でも聞かれましたし、今は何とでも住もうという方が来てくださっていますね。本当に、これに関しては、市の応援もあって、私も応援して、やっぱり存続できる瓶原にしていきたいと思っておりますので、要望にします。  瓶原の将来目標は、これは以前の圃場整備のときに計画を立てたんですが、「恭仁のみやこを生かし、各世代が安心して暮らせる瓶原」というところで、平成16年にできております。これもずっと今もそんな思いでおりますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。  次に入ります。  次は、「地域の再生と活性化を問う」です。  「集落地域だけでなく既成市街地や開発されて30年を経過しているニュータウンにおいても空き家などが増加している状況を目の当たりにしました」と市長は感じられています、所信表明でです。  合併当時と比べると、やはり少子高齢化が進み、過疎化が一層深刻化しています。どう再生し活性化を図るのか、お伺いします。  (1)加茂地域の船屋商店街について。  (2)当尾地域力創造プランの進捗状況について。  お願いします。 ◯議長(山本 和延) マチオモイ部長。    (マチオモイ部長 武田 浩文君登壇) ◯マチオモイ部長(武田 浩文) マチオモイ部長でございます。  炭本議員の御質問にお答えをいたします。  船屋商店街を中心に周辺エリアでは、毎年「加茂船屋雛まつり」が開催されており、地域住民や商店、各種団体などが主体となり、祭りを盛り上げておられ、ことしの春で14回目の開催となっております。  また、キヅガワゴンも活用いただくなど、にぎわいづくりに商工会・観光協会とも協力しながら参画をしております。  これら、イベントの開催などにより、地域が、魅力や価値の発掘をし、時代のニーズを捉え、特定の客に特化するなど、他の地域と差別化を図ることが今後の商店街のあり方として重要であり、そのような企業者・創業者の育成に取り組みつつ、商店街の活性化につながるよう商工会と連携してまいりたいと考えております。  2点目の当尾地域力創造プランの進捗につきましては、当尾の郷会館を地域振興の活動拠点と位置づけ、「当尾の郷会館CREATION PROJECT」の実施や「京都職人アカデミー」の開催のみならず、「通い版地域おこし協力隊」の活動において、地域の課題や可能性を引き出すため、特産物や文化財などの新たな価値を見出しながら、当尾の地域活性化に向けて取り組んでおります。  今年度につきましては、「当尾の郷会館CREATION PROJECT」の派生イベントとして「とおのおと」を開催し、「通い版地域おこし協力隊」とともに、当尾地域を盛り上げたいと考えております。  また、当尾の郷会館において、イベントのみならず、都市計画の緩和を行ったことで、会館の利活用の幅が広がり、施設を活用した地域活性化につながることを期待しております。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 炭本さん。 ◯13番(炭本 範子) 炭本です。  船屋のほうの話ですけれども、以前、質問じゃないんですけれども、市長が船屋の通りの再生について口にされたことがあるんですね。私、覚えているんですが、市長も覚えてはると思うんです。いろんな資料を探したんですけれども、それが見つかりませんでした。  それから、やはり随分たちますので、その町並みが変わってきました。裏に家を建てられたり、またマンションに入られたりして、ここを通ると、更地になって、空き家も多いなと感じています。  今おっしゃっていただきましたように、加茂船屋雛まつりとか、キヅガワゴンとか、にぎわいのあるものをしていただいていると思いますけれども、これは一過性のものでありますね。  今、地方創生の取り組みによって、移住志向が高まっています。今回の1号補正においても、東京の23区から受け入れる予算が上がっていますけれども、これをまた活用しながら、私は、ITですか、そういう方たちが、ここ便利ですので、駅もあって、したいと思っていますが、いかがでしょうか。そこのところ、よろしくお願いします。 ◯議長(山本 和延) マチオモイ部長◯マチオモイ部長(武田 浩文) マチオモイ部長でございます。  船屋雛まつりにおきまして、昭和初期から昭和20年代ごろの当時の様子がうかがえるような資料というのを拝見させていただいたことがございます。  昨今、時代が大きく変化していく中で、どうしても全国的な傾向でございますけれども、商店街そのものが、いわゆるインバウンド以外のところでは、大変苦戦しているという状況でございます。  そういった意味におきまして、今、お話のございました、いわゆるそういう新たな視点で地域で起爆剤となった活動をしていただくというのは、これ、船屋商店街が持っていますポテンシャルを考えますと、周りへの波及効果そのものが期待できるのではないかというふうに期待をしているところでございます。そのためにも、市としてできるだけその近くに集客をしていくというような事業も必要であるというふうに考えておりまして、船屋雛まつりに、商工会・観光協会・市が一緒になって盛り上げているというのも、そういった趣旨で、ここが魅力ある地域としてより多くの人に知っていただきたいという取り組みの一環でございますし、コミュニティバスを使って駅周辺に人を集積しているということにもつながっております。  そういった意味におきまして、さまざまな手法を使って地域の交流人口をふやし、その中からつわものが出てきて、それが地域振興につながっていくというような形につくっていくということは、市としても至急に進めていきたいと。そのための一つの方法として、首都圏還流事業も活用していけたらというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 炭本さん。 ◯13番(炭本 範子) そうですね、やはり頑張ってはる商店の方もいっぱいあるんですね。  今、昭和の話が出ました。全国に昭和のまちというところで再生されているところもあります、小さなところですけれどもね。それもありますけれども、それも含めて、そういうところで商工会と組みながら支援していただきたいと思いますので、要望にしておきますので、よろしくお願いします。  2つ目の当尾地域力創造プランの進捗についてですけれども、やはりそこの住民の方も、そしてそこ以外の木津川市の方も感じるのは、いや、進んでいないなというところなんですね。  これは、ふるさと元気拠点づくり事業として1,897万円が、平成26年ですか、平成27年ですか、つきましたね。それで、これ、当尾地域力創造プラン、平成28年3月に策定されました。  何が足りないのか、できていないことは、やっぱりここが、合併して10年間で変わってきたことがたくさんありますけれども、やはりPRが足りないと思うんですね。この事業の目的に、都市住民との交流を創出する、あるいは人口の流出に歯どめをかける、そして貸し農園、利用者の拠点とする、当尾の郷会館は、都市農村交流、地域住民交流の拠点とするなどを目的とされていますけれども、そういうのが進んでいない。それは何でか。やっぱりPRが少ないんですね。  ここに書かれているところの体験型・イベント型、9ページ、11ページにありますけれども、そういうところを取り組む、人を呼び込むことが、今、船屋においてもおっしゃっていますけれども、それが足らないと思っています。  いろんなサイトを探すと、ここが新日本歩く道紀行100選シリーズの歴史ですね、選ばれていますけれども、そのサイトをばっと見ると、全然当尾が出てこないんですね。出てくるのは、大仏鉄道の1000の道の一つ、これが出てきていますわ。だから、このサイトに上げてアップしてもらうというところが一つです。みんな見てくれはります。  この近辺で言うと、竹内街道とか、暗峠とか、やはり物語的にPRされている。これも、物語的にしたいという思いでありますので、ぜひそういうところをPRをしていただきたいと思いますが、そこの点、ぜひよろしくお願いします。 ◯議長(山本 和延) マチオモイ部長◯マチオモイ部長(武田 浩文) マチオモイ部長でございます。  この間、当尾地域での地域振興がなかなか進んでいないではないかという御意見をいただいております。  地域の活性化というのは、これ、一朝一夕に進むものではございません。市として、これまで取り組んできたこと、不十分であるという御指摘は真摯に受けとめさせていただきますけれども、この間実施してきたイベントの中で、「当尾の郷会館CREATION PROJECT」から派生をいたしました「とおのおと」という事業も出てきておりますし、とうのオーバーズ(当尾OH!BaaaaaZ)さんなんかの取り組みにつきましても、新たな商品開発にもつながっております。  やはり、地域振興を図っていくために、全国的にこれをやったらどこでも成功するという施策があるわけではございませんので、当尾地域と一緒に進めていくというのも大事ですし、行政だけで達成できるものではございません。地域からつわものが出てくるということも大事な要素になってまいりますんで、市としていろいろなしかけをしながら地域と一緒に取り組んでいくというのが、成功するための道筋であるというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 炭本さん。 ◯13番(炭本 範子) 地域のものが大事だというお話ですけれども、山の家とプラネタリウムがなくなりました。人を呼ぶ資源がなくなったんですね。山の家があったら、やはり修学旅行、今、和束やほかのところに流れている修学旅行生とか、自然体験、野菜づくりとかをしてもらえる、またキュウリをつくる手伝いとかをしてもらえる、そういう地域、生き生きするんですね、和束の方のお話を聞くとね。それにかわるもの、泊まるにはどうしますか。 ◯議長(山本 和延) マチオモイ部長◯マチオモイ部長(武田 浩文) マチオモイ部長でございます。  宿泊に関しましては、この間、実現には至っておりませんが、京都府とも情報・課題を共有しながら取り組みというのはしているところでございます。  木津川市の地理的なものもございまして、近くに京都市並びに奈良市があるという中で、なかなか厳しい現状もございますけれども、一方で、農泊でありますとか、農家民泊といったような流れ、これ、インバウンドにも直結してくるのかなというふうに思っていますけれども、そのための、例えば講習会でありますとかといったものも、これ、観光協会で実施をしておりますし、農泊につきましては、DMOが積極的に進めていくということでございますんで、これも行政が設置するものではございません。地域と一緒にという形になってきますので、そのための啓蒙・啓発活動もしながら、地域とともに進めていくという視点が大事であるというふうに認識しております。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 炭本さん。 ◯13番(炭本 範子) そうですね、何ぼ京都や大阪、奈良に流れると言いますけれども、ここに求めるのは、みんな心の癒しなんです。非日常体験なんです。だから、野菜づくりとか、米づくりとか、キュウリづくりとか、そういうのをしたいというのが、そうしたほっとしたことを求めて来られるんですね、それが今の時代なんです。それに合うようにやっていただきたい。  加茂駅でおりられるお客さんが、どこに行かれると思いますか。半分以上が和束なんです。そして、2割は伊賀忍者だそうです。これ、聞きましたね。当尾地域は、ほんまに頑張ってはるのに、回っていないと思うんですね。だから、このPRが足らないから、当尾地域力創造プランが生きてこないと思っているんですね。  また、当尾の方がおっしゃいました。水の大切さ、南加茂台地域の水源であるので、木や田があって、その一滴が小川になって、当尾の里から出ている。だから、私たちは当尾を守っているんやという話、田や畑は高齢化により草が生えて荒れていますと、耕作放棄地の解消を考えてほしいということ、それを行政に伝えてほしいということです。  猿やイノシシの害があります。学校を残すべきであったと、ここも思ってはる、やっぱり。どうすればいいのか、私の年代は、もう悲観的でありますよとおっしゃいました。  私は、そのときに言う言葉はなかったんですけれども、やっぱり諦めずに踏ん張って続けやなあかんと言いましたけれども、慰めでした、これはね。  こういう言葉を聞くと、やっぱりこのモデルプランを住民と一緒に市もつくったのならば、成功していただきたいと思いますので、ぜひよろしくお願いします。 ◯議長(山本 和延) 炭本さんに申し上げます。  質問時間の制限が超えておりますので、発言を遠慮してください。  マチオモイ部長◯マチオモイ部長(武田 浩文) マチオモイ部長でございます。  今期定例会で市長も申し上げましたが、グーグルさんとの連携という話も出てきております。そういったものも積極的に活用する中で、当尾の地域力の向上に努めていくという形になってこようかというふうに思います。  当尾地域で頑張っていただいている方とお話をさせていただきますと、コンニャクをつくっておられる。そのコンニャクを地域の農家の方につくっていただくことで、いわゆる地域の方にコンニャク代を支払うこともできるし、耕作放棄地の少しでも解消になっていくだろうといったような取り組みをしていただいております。そういった取り組みというのは、極めて大切な意義のあるものだというふうに考えておりますし、市としてしっかりと伴奏していくというのは大事であるというふうに考えております。  また、有害の話におきましても、柿渋の原料になる天王柿の栽培が当尾地域で始まっております。そういった地域に合った農業というのも当然ございますんで、そういった取り組みを進めることで、地域力の向上に努めていきたいというふうに考えております。 ◯13番(炭本 範子) ありがとうございました。      ──────────────────────── ◯議長(山本 和延) ただいまから午前10時50分まで休憩します。    午前10時33分 休憩    午前10時50分 再開 ◯議長(山本 和延) ただいま午前10時50分、休憩前に引き続き会議を開きます。  2番目、長岡一夫さん。    (長岡 一夫君質問席へ移動) ◯5番(長岡 一夫) 5番議員、和みの会の長岡一夫です。  本日は、3問質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。  まず1問目、「山城木津郵便局前の車の対応は」と題しまして、山城木津郵便局への駐車場待ちの車が路上に駐車または並んで待っている車が多く見られます。平成25年6月の定例会で質問したが、その後の市の対応はどのようになっておりますか、お答え願えますか。 ◯議長(山本 和延) 総務部長。    (総務部長 池尻 潔昭君登壇) ◯総務部長(池尻 潔昭) 総務部長でございます。
     長岡議員の御質問にお答えいたします。  山城木津郵便局前の安全対策については、原因者である山城木津郵便局において対応していただくものと考えております。  なお、平成25年度に、市から山城木津郵便局へ交通安全確保の要望を申し入れており、第一駐車場、第二駐車場合わせて19台の駐車場を確保、年末年始には交通整理員を配置し、安全確保に努めているとの回答をいただいております。  また、今年度の地域要望においても、地元地域から要望書が提出されておりますので、山城木津郵便局にその旨をお伝えしたところでございます。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 長岡さん。 ◯5番(長岡 一夫) 今の答弁で、今年度も地域要望が出ているということなんですね。平成24年にも出ていますし、そこから毎年出ているということですかね、地域要望は。 ◯議長(山本 和延) 総務部長。 ◯総務部長(池尻 潔昭) 総務部長でございます。  私、資料として持っておりますのは、平成25年度、大里区のほうから要望をいただいている内容、それから平成29年度にまた大里区のほうから地域要望をいただいている内容、今回、平成31年度として南後背南部自治会により地域要望をいただいているといったような状況でございます。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 長岡さん。 ◯5番(長岡 一夫) そういった形で地域要望が出されるということは、平成25年度から全くその状況が変わらないという形だと思うんです。私も見ていて、そんなに変わった様子もない。第一駐車場が10台であって、第二駐車場が9台あるということなんですけれども、第二駐車場に限っては、郵便局さんの車も出入り、しょっちゅうしています。その中で、やはり郵便局の車がたくさんとまっていたら、2台、3台しかとめられない場合がありまして、第二駐車場へ行ったんやけど、いっぱいやから出て、左のほうの路側帯にとめるというような面も見受けられます。  やはり、根本的に山城木津郵便局さんのほうが、本来、当然民間だから、そこで対応していただいて、駐車場を広げるなり、安全対策をとってもらわなくてはならないんですけれど、5年、6年たっても、見受けられないという場合は、これはもう郵便局のほうは全然改善しないという形で考えていいのか、市のほうはどのように思われているんですかね。 ◯議長(山本 和延) 総務部長。 ◯総務部長(池尻 潔昭) 総務部長でございます。  施設の駐車場不足に伴います交通渋滞が起こっているという状況がございますので、再三、地域の方から何とかしてくれというような電話のほうもいただいてございまして、その都度、郵便局に対して申し入れをさせていただいている状態でございます。  郵便局にいたしましては、第二駐車場の案内表示もしているということと、繁忙期においては職員を配置しているということで、これまで以上の対策は講じられないというのが、これまでの回答というところでございます。  今回、また地域要望のほうもいただいてございますので、この対応について、これがいいのかどうか、問題点を解消するつもりはないのかということで、ちょっともう一回考えを聞かせてくれということで照会をさせていただいたんですけれども、今、現場における判断としては、これ以上の対策はちょっととりようがないので、要望書のほうを提出していただければ、また上部のほうと交渉するというか、調整をするということがございましたので、今回の地域要望を踏まえまして、市から要望書という形で提出させていただいておりますので、またその回答をもって対応のほうは検討させていただきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 長岡さん。 ◯5番(長岡 一夫) 今の部長の答弁では、余り明るい見通しがないみたいな答弁だと思うんです。いわゆるこれ以上のやり方が見当たらないというのが郵便局の回答、要望書が届いたら、また上層部のほうでという形で相談するというんですけれども、その回答を待つんですけれども、もしその回答が現状のままだとすると、市としては、現状のままで見ていくのか。それとも、あそこは市道ですので、右折だまりをつくって、車幅を広げるとかというような対策をつくるのか。  部長も御存じやと思うんですけれども、あそこは、当然、中学校の正門の通学路でもありますし、小学校、保育園・幼稚園の送り迎え、幼稚園に関しては、ほとんど自転車で送り迎えをされているところが多いです。  車道があるといえど、ここまで説明せんでもいいと思うんですけれども、駐車場から出てくるのに、非常にミラーもないところで、音が鳴るだけのところなんですよね。見守り隊の方も、3人、4人と、あそこにはいていただいて、交通量の多いところですので、やっぱり子供の安全のために頑張っていただいています。  市としては、もし今の現状のままになると、今言うように、道路幅員をふやして何とか対策をとるとかというような考えで持っていかれるのかだけ、ちょっとお伺いさせていただきます。 ◯議長(山本 和延) 総務部長。 ◯総務部長(池尻 潔昭) 総務部長でございます。  この間、ここの交通渋滞に係るいろんな諸問題につきましては、警察と共同して、警察にはパトロールを強化していただいているというふうに考えてございます。  市の内部といたしましても、道路管理課との情報共有を図って、この路線について拡幅する計画があるのかどうかについてもちょっと調整をさせていただいたところでございますけれども、今現状において、この道路について拡幅するという計画はないという状況だということと、教育委員会のほうにつきましても、こういうことについては、どういうふうな対応ということで検討しているのかということについては、意見照会させていただいたところなんですけれども、現在としては、PTAからの具体の要望がないということでございますので、そういったところから、基本的には駐車場のキャパの問題となりますので、これは事業者に対応していただくべき問題ということで、市がそれに対して負担を負うべきものではないというふうに考えてございますので、今、要望書を出させていただいて、それが7月末までに回答いただけるようにということでお願いしているので、またその内容を受けて再三要望していくというスタンスになっていこうかというふうに考えてございます。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 長岡さん。 ◯5番(長岡 一夫) ちょっと教育委員会にお聞きするんですけれども、あそこは小学校の通学路に指定されていると思います。それと、中学校は通学路の指定はないんですよね。ここは通らないでくださいという危険指定はつくっておられると思うんですけれども、あそこは危険指定に入れておられるんですか。ちょっと答弁願えますか。 ◯議長(山本 和延) 教育部長。 ◯教育部長(竹本 充代) 教育部長でございます。  郵便局の前の道路につきましては、相楽小学校の通学路になっているというところでございます。  学校での指導におきましては、郵便局の入り口の部分につきましては、信号待ちの際にも、そこでは立ちどまらないようにというところで、歩道だまりが狭いというところもあるんですけれども、国道側の歩道のほうに並んで信号待ちをするようにという指導をさせていただいているというところでございます。  中学校におきましては、木津中学校の南門のところになっておりますので、子供たちにつきましても、細心の注意を払って通学するようにというところの指導になっているかというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(山本 和延) 長岡さん。 ◯5番(長岡 一夫) 今の状況でよくわかるんですけれども、それ以上の方策というのはなかなか見つからないと思うんですけれども、中学校の生徒さんの通学路については、危険指定はしていないということでいいんですね。 ◯議長(山本 和延) 教育部長。 ◯教育部長(竹本 充代) 教育部長でございます。  危険指定ということで、通ってはいけないということにはなっていないと思うんですけれども、細心の注意を払って通学するようにということになっているというふうに理解をしております。  以上です。 ◯議長(山本 和延) 長岡さん。 ◯5番(長岡 一夫) それ以上は聞きませんが、十分注意して、あそこを通学路として使っている限り、生徒さんに十分指導してあげてください。  それと、総務部長、今、回答待ちであるということですので、私もこれ以上質問することはしませんけれども、その回答を待って、また私、質問するかもしれませんので、そのときはよろしくお願いいたします。  以上で、1問目は終わりたいと思います。  2問目、「空き家対策について問う」。  廃屋の状況がますます深刻化し、近隣住民が悩んでいる。廃屋の放置は、多面にわたり近隣の生活環境を阻害しています。野良猫が繁殖したり、瓦が落ちたり、住民からの苦情も多いと思いますが、今、市がとれる対応策、そしてまた今後どのように対応していこうと考えておられるのか、お答えください。 ◯議長(山本 和延) 市民部長。    (市民部長 金森 利雄君登壇) ◯市民部長(金森 利雄) 市民部長でございます。  長岡議員の御質問にお答えをいたします。  御相談を受けた空き家につきましては、現地確認を行い、所有者に対して、適切な管理をしていただくための指導や、空き家の利活用に向けた情報提供・助言を行っております。  空き家対策については、特定空家の対応はもちろんのこと、特定空家の発生を防止するため、空き家の利活用や適正管理の促進が必要であると考えており、平成29年度に策定をした「空家等対策計画」に基づき、空家バンクの促進や移住促進に向けた支援などを行っているところでございます。  しかしながら、繰り返し指導しても改善が見られない場合は、特定空家等としての行政処分も含め、指導を強化するなど、空家等対策協議会を初め関係団体と連携を図り、適切に対応してまいります。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 長岡さん。 ◯5番(長岡 一夫) それでは、質問させていただきます。  今の答弁の中で、特定空家の対応はもちろんのこと、特定空家の発生を防止するため、空き家の利活用や適正管理の促進が必要であると答えられているんですけれども、具体的に空き家や適正管理というのは、どういうぐあいなものなんですか、お答え願えますか。 ◯議長(山本 和延) 市民部長。 ◯市民部長(金森 利雄) 市民部長でございます。  空き家の利活用といいますのは、例えば修繕をして、もう一度住家として活用するということもありますし、あるいは解体をし、また別のことに使うというふうなことがあるというふうに考えます。  そして、適正管理につきましては、これは住居として再生することはないけれども、周辺に影響が起こらないような適正な管理、これは所有者としての責務であると思いますので、こういったことについての義務について、しっかりと啓発をしていくということでございます。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 長岡さん。 ◯5番(長岡 一夫) 今の利活用の中で、家屋をリフォームして再利用できるようにと、家屋をもう潰して、平地にして、また利活用を考えるということなんですけれども、それがなかなかしてもらえないで、ずっとほったらかしにしてある。それで、近隣の住民の方が困られておられるわけですね。  そういう持ち主の方に、そういう利活用や適正管理について説明して、どのぐらいの方々がわかりましたという形でやっていただいておられるのか、それともずっと放置しておられる方が多いのか、それについてどのぐらいか把握しておられますか。 ◯議長(山本 和延) 市民部長。 ◯市民部長(金森 利雄) 市民部長でございます。  御質問にお答えをさせていただきます。  まず、空き家についての御相談を受けることはたびたびございます。そういった際には、ただいま申し上げましたような御紹介なりをさせていただくということでありますけれども、そのことで直ちに動いていただける方というのは、非常に限られた方であったというふうに、件数についてはお答えできませんが、確かにそういう方もおられるのも事実でございます。大半の方は、なかなか急に言われてもと、お金もかかることだということでもございます。  そういったことで、そういった方につきましては、答弁にもありましたけれども、いろんな角度で情報提供をしていく、例えば空家バンクのことであるとか、あるいはそういう専門の業者、例えば宅建業者、あるいは建築士協会であるとか、そういった方への相談窓口があるよと、そういったこともだんだんだんだんそのたびに情報を変えながら、バリエーションを持ちながら啓発を進めていくというふうなことをしているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 長岡さん。 ◯5番(長岡 一夫) その空き家に対しての相談というのは、持ち主の方が相談に来られる件数は少ないと思うんです。やはり、御近所の方、空き家になっている。何とかしてくれという形で相談に来られると思うんですけれども、持ち主がわからない場合は、どのようにされるんですかね。 ◯議長(山本 和延) 市民部長。 ◯市民部長(金森 利雄) 市民部長でございます。  持ち主がわからないから対応がなかなかできなかったというのが、これまでの行政の対応でした。  しかしながら、空家等対策特別措置法が施行されまして、この中で、いわゆる税の情報を照会をする、確認をするということができるようになりました。  したがいまして、物件については、担当課のほうから、いわゆる固定資産税の部局のほうに照会をし、所有者を特定するということが可能になりましたので、現在については、所有者不明というのは非常に少ないと。  ただ、所有者の名義登記の方が非常に古い方で、相続登記ができていないという方が非常に多いのも事実でございまして、特定をするのが非常に時間がかかるケースもあるというのも事実でございます。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 長岡さん。 ◯5番(長岡 一夫) そういった形で、適正管理を何回も持ち主の方に促進というんですかね、何とかしてくださいよという形で指導してきても、ここに書いていますね、繰り返し指導しても改善が見られない場合は、特定空家等として行政処分も含めとなっていますけれども、これについてもう少しどういうことなのか、お聞かせ願えますか。 ◯議長(山本 和延) 市民部長。 ◯市民部長(金森 利雄) 市民部長でございます。  お答えをします。  先ほどもお答えいたしましたように、所有者の方については、何度も指導文書等をお送りいたしまして、いろいろ状況の改善についてのお願いをしているところでございます。  ただ、その物件が、御質問にもいただいておりますように、例えば廃屋と言われるような、いわゆる周辺に危険を及ぼすような状況の建物の場合は、これはもう放置をいたしますと周辺の影響も大きいということで、これは法の規定に基づきまして特定空家、一定の要件があるわけでありますけれども、として認定することができるというふうになっておりますので、そういった件については、空家等対策協議会にも諮問を図りながら、認定に向けての手続を進めていくということになります。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 長岡さん。 ◯5番(長岡 一夫) それでは、空家等対策協議会で特定空家と認定されれば、どういうぐあいな形で行政は進めていかれるんですか。 ◯議長(山本 和延) 市民部長。 ◯市民部長(金森 利雄) 市民部長でございます。  まず、特定空家に木津川市が認定をするというところからスタートするわけでありますけれども、認定後、改めて指導・改善に向けた指導文書を送る、あるいは直接話をするということであります。  それでも改善が見込まれない場合につきましては、次の行政処分、勧告、命令、そして行政代執行というふうな形で法的には進んでいく手順となります。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 長岡さん。
    ◯5番(長岡 一夫) 最終的には行政代執行で潰すということを答えていただいたんですけれども、私が以前、ちょっといろいろなところでお聞きしますと、特定空家に認定されると、いわゆる物が建っていたら固定資産税は安い、平地にしたら高いというのが現状です。でも、特定空家に認定されると、固定資産税が5倍も6倍もふえるというようにお聞きしたことがあるんですけれども、それは事実ですか。 ◯議長(山本 和延) 市民部長。 ◯市民部長(金森 利雄) 市民部長でございます。  先ほど申し上げました特定空家認定後、一定の指導を経ても改善が見込まれない場合、勧告という措置をとりますが、この勧告という措置をとりますと、今、御質問いただきましたように、いわゆる固定資産税の軽減特例が解除され、税が4倍ないし6倍ということで、その軽減が廃止をされると、このようにお聞きをしております。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 長岡さん。 ◯5番(長岡 一夫) その法律が平成29年度からというように答弁いただいたと思うんですけれども、特定空家に認定された件数は、今年度4月1日までに何件ぐらいありましたか。 ◯議長(山本 和延) 市民部長。 ◯市民部長(金森 利雄) 市民部長でございます。  平成30年度、協議会におきまして諮問いたしまして、その後、木津川市として3件の認定を行ったところでございます。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 長岡さん。 ◯5番(長岡 一夫) その後、その3件が改善は見られているのか、見られていないのかだけ答弁願えますか。 ◯議長(山本 和延) 市民部長。 ◯市民部長(金森 利雄) 市民部長でございます。  3件のうち1件については、解体・撤去をお願いしたところでございます。2件については、引き続き指導中ということでございます。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 長岡さん。 ◯5番(長岡 一夫) 先ほど部長が答弁いただいたとおり、特定空家に指定されて改善が見られない場合は、最終的には行政執行という形になると思うんですけれども、現状、市はそこまで考えておられますか。 ◯議長(山本 和延) 市民部長。 ◯市民部長(金森 利雄) お答えをいたします。  法的な手順として、先ほどお答えをさせていただきました。しかしながら、行政代執行とは言いながらも、これについては、市民の皆様から預かった税金を使って代執行をするということになります。そういった意味でも、この件については、慎重に検討する必要があるというふうに思います。  いずれにいたしましても、所有者の管理義務、管理責任というのがありますので、これについては、どこまでもその所有者に対して求めていくということが大事だというふうに考えます。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 長岡さん。 ◯5番(長岡 一夫) これで最後にしますけれども、最後、今後どのように対応しようとして考えているのかということなんで、今聞かせてもらったんやけど、代執行は非常に難しい問題だと、そこまで踏み切るまで難しいというような答弁なんですけれど、法律で認められている限り代執行できるのなら、していくべきだと私は思うんですけれども、今、部長が言われたとおり、市民の税金を使ってという意味はわかるんですけれども、それ以上にやはり廃屋で苦しんでおられる近隣住民の方もおられますんで、そこを勘案して進めていくべきだと思うんですけれども、再度、それについて答弁していただけますか。 ◯議長(山本 和延) 市民部長。 ◯市民部長(金森 利雄) 市民部長でございます。  代執行について、完全に否定をするものではございません。これは、もう今御質問いただきましたように、本当にもう急を急ぐようなケースもあるかもしれませんし、そういった場合には、非常に慎重な検討をして判断をするべきものというふうに考えております。  いずれにいたしましても、そうなるまでに、冒頭にもお答えをいたしましたけれども、その発生抑制をするというのが一番重要なことであるというふうに考えておりますので、そういった意味では、空家等対策計画の中でも、そのためのソフト事業をする、例えば空家バンクでありますとか、移住促進も含めまして、そういったソフト事業をしっかりと充実をしていく必要がある。そして、そういった物件を一つでも減らしていくというのが、何より大切かというふうに考えます。  以上です。 ◯議長(山本 和延) 長岡さん。 ◯5番(長岡 一夫) 次に、3問目に入りたいと思います。  「雨季に備え水害対策は」という題で、まず梅雨とは書いていますけれども、まだ梅雨に入っていません。  雨季に入り、ことしも気温の変動が激しく、ゲリラ豪雨などの異常気象が心配されます。昭和28年の南山城水害では、本市において31名のとうとい命と財産が失われました。  これまで河川改修などの防災工事が行われてきましたが、内水排除のため樋門のポンプ排水容量の問題、宅地開発により雨水時の河川への流出量がふえると思うが、処理能力は十分対応できるのか。そのために遊水地等を確保する考えはあるのか。  防災行政無線など、住民に対する避難の周知は万全か。  市の水害に対する取り組み状況は進んでいるのか。  お伺いいたします。 ◯議長(山本 和延) 建設部長。    (建設部長 福田 訓男君登壇) ◯建設部長(福田 訓男) 長岡議員の御質問にお答えします。  豪雨や地震など、近年、毎年のように発生している自然災害の頻発化・激甚化が著しいのは明らかであります。ポンプ増設などを含めた内水排除の取り組みを引き続き行っていく予定です。  遊水池の確保は、現在のところ考えていません。  私からは、以上です。 ◯議長(山本 和延) 総務部理事。 ◯総務部理事(小林 史) 総務部理事です。  長岡議員の御質問にお答えします。  災害時における情報伝達手段は、多様化・多重化が必要であり、市では、防災行政無線による放送を初め、防災情報メールやファクス配信、市ホームページへの掲載、テレビのデータ放送、広報車による広報活動、また地域における連絡網など、あらゆる手段を活用して、災害時における情報伝達に努めてまいります。  水害に対する取り組みについて、市では、災害発生を前提に、防災関係機関が連携して、災害時に発生する状況をあらかじめ想定し、共有した上で、「いつ」「誰が」「何をするのか」に着目して、適切な防災行動がとれるよう、タイムラインを作成して、運用しております。  また、昨年には、土のうステーションを設置し、出水期前には土のうの備蓄状況の確認と補充を行い、水害に備えています。  以上です。 ◯議長(山本 和延) 長岡さん。 ◯5番(長岡 一夫) まず、建設部長にちょっとお伺いします。  内水対策については、うちとこの高味議員が代表質問で大分質問されて、大体内容はわかっていますのやけど、1点だけお伺いするんですけど、合同樋門の内水対策について、市長だったか、誰か、ちょっとわからへんのですけど、今の場所ではこれ以上の排水量のアップ量が難しいなということで、排水の場所を移動させて排水量をアップするということを答弁されたと思うんですけど、そういう考えは持っておられるんですか。 ◯議長(山本 和延) 建設部長◯建設部長(福田 訓男) 建設部長でございます。  ただいまの御質問にお答えさせていただきます。  代表質問のときにも市長が答弁したと思うんですけれども、場所も含めまして、どのような方法が一番いいのかということを検討していくということで、今、考えております。  場所については、今、特定するところの考えはありません。  以上です。 ◯議長(山本 和延) 長岡さん。 ◯5番(長岡 一夫) 合同樋門のことで私は質問しているんですけれども、それで、そのことでしたら、場所を変えるって、私も想像がつかないんですけれども、今、特定していないとは言ってはるんですけれども、どうですかね。ちょっと答弁願います。 ◯議長(山本 和延) 建設部長◯建設部長(福田 訓男) 建設部長です。  ただいまの御質問にお答えさせていただきます。  私の言い方が間違っていたら、申しわけございません。増設するのにというぐあいに私は質問をとってしまったんですけれども、現在のところも含めまして、増設場所を検討しながらやっていかないとふやせないのかなという考え方をしております。  以上です。 ◯議長(山本 和延) 長岡さん。 ◯5番(長岡 一夫) 内水排除については、非常に難しい問題がたくさんあるんで、これが正解というのは、なかなか難しいと思います。  まず、それになった場合、やはり市民の安全、いわゆる命を守るのが行政だと思うんです。その中で、代表質問の中で言っておられたんですけれども、総務部理事、自主防災組織が29団体あって、全体の70.6%を占めているという答弁でしたけれども、29団体の活動というのは、どんなふうに活動報告とか、どういうぐあいに把握されているのか、お聞きします。 ◯議長(山本 和延) 総務部理事。 ◯総務部理事(小林 史) 総務部理事です。  自主防災組織の活動の実績でありますが、平成30年度につきましては、訓練が48、啓発が36などで、355回の活動を実施しております。  失礼しました。平常時が、今の355回で、災害時につきましては、巡視、情報の収集等で15回活動をしている状況であります。  以上です。 ◯議長(山本 和延) 長岡さん。 ◯5番(長岡 一夫) 29団体で300何ぼの、今、活動されていると。中身はわからない。ただ、300何ぼの活動をされているということでよろしいんですか。 ◯議長(山本 和延) 総務部理事。 ◯総務部理事(小林 史) 総務部理事です。  355回の内訳でありますが、防災訓練・救命講習などの訓練が48回、防災研修や普及啓蒙活動が36回、あと巡視、地域の見回り等が116回、あとその他役員会議等々で、全て含めると355回となります。  以上です。 ◯議長(山本 和延) 長岡さん。 ◯5番(長岡 一夫) その防災組織1団体に補助金といいますか、活動費という形で、市はどのぐらい配付されておられますか。 ◯議長(山本 和延) 総務部理事。 ◯総務部理事(小林 史) 総務部理事です。  自主防災組織活動助成金につきましては、平成30年度につきましては、207万7,000円余りであります。平成29年度については、227万円余りとなっております。  以上です。 ◯議長(山本 和延) 長岡さん。 ◯5番(長岡 一夫) 私、今、1団体につき、どういった形で助成されていますかという質問をしたんですけれども。 ◯議長(山本 和延) 総務部理事。 ◯総務部理事(小林 史) 総務部理事です。  1団体当たり、平成30年度につきましては、均等割として1万5,000円、また世帯割としまして、70円掛ける世帯数で1団体に交付しております。  なお、平成31年度につきましては、見直しをしまして、均等割を2万円、世帯割を50円掛ける世帯数というふうにしております。  以上です。 ◯議長(山本 和延) 長岡さん。 ◯5番(長岡 一夫) 細かいことを言うようですけれども、均等割を2万円にして、何で世帯割を70円から50円に下げられたのかというのがわからないんですけど、何しろそれだけの活動をされているのに、活動資金が、消防団も一緒ですけど、少ないと思うんですよね。  やはり、いざ災害が起きてきたとき、水害にしろ起きてきたときに、そういった形の地元住民の方たちが防災のリーダーとなって隣近所の命を守っていくというのが基本になってきます。人の命を守るのには、余りにも安い援助金だと思います。  これ、きのうの酒井議員の話の中であったんですけど、消防団の、いわゆる出動手当とか報酬を区長さんが委任状を持ってこられて払っているということもちょっと答弁されたと思うんですけど、それ、本当の話ですか。 ◯議長(山本 和延) 総務部理事。
    ◯総務部理事(小林 史) 総務部理事です。  委任状につきましては、代理人につきましては、各団員が所属する部の部長または班長を代理人として設定をして、報酬等をお支払いをしております。  以上です。 ◯議長(山本 和延) 長岡さん。 ◯5番(長岡 一夫) 当然ですよね。区長とかというようなことは、答弁されてないんですね。それで間違いないんですね。 ◯議長(山本 和延) 総務部理事。 ◯総務部理事(小林 史) きのうも、各部の部長または班長ということで御答弁させていただいております。  以上です。 ◯議長(山本 和延) 長岡さん。 ◯5番(長岡 一夫) わかりました。  それでは、京都府も「府民だより」で、また災害に備えるというので出されておられます。  その中で、消防団の活動力の強化という形で、ふるさとレスキュー隊というのを結成していこうじゃないかと京都府は進められていますけれども、木津川市では、どのように取り組んでいこうと考えておられますか。 ◯議長(山本 和延) 総務部理事。 ◯総務部理事(小林 史) 総務部理事です。  まだ、現在検討しておりません。  以上です。 ◯議長(山本 和延) 長岡さん。 ◯5番(長岡 一夫) これを見て私も初めてわかったんですけれども、従来なら、避難指示、避難勧告、避難準備、その3通りで市民に伝達されていたと思うんですけれども、今回、水害に限っては、警戒レベルを1から5に分けられております。これについて、どのように思っておられるのか、今後どのようにしていこうと思っておられるのか、これでいこうと思っておられるのか、お答え願えますか。 ◯議長(山本 和延) 総務部理事。 ◯総務部理事(小林 史) 総務部理事です。  警戒レベルにつきましては、内閣府の避難勧告等に関するガイドラインがことし3月改定になりまして、そのガイドラインに基づき、市としましても、警戒レベルを用いた避難勧告、避難指示等を発令していきたいと考えております。  以上です。 ◯議長(山本 和延) 長岡さん。 ◯5番(長岡 一夫) 消防団というのは、非常に横のつながりがあります。強いです。やはり市直轄ですので、団長は市長の委任でされていますので、市直轄です。  自主防災組織というのは、読んで字のごとく、自主です。でも、幅広く水害等でいろんな形で出てきたら、自主防災組織の力をかりるのが非常に大きな役割を果たすと思うんですよね。  だから、今言われた350何回の訓練の中で、やはり実のある訓練をしていただくという形で、自主防災組織も横の連携が必要だと思うんですよ。  それは、自主防災組織それぞれが考えることであるんですけど、そういった横のつながりとかを指導していくのは、危機管理課の役目かなと思うんです。全てが災害時に市役所で対応できるわけがないんです。  というのは、それについてどう思われますか。 ◯議長(山本 和延) 総務部理事。 ◯総務部理事(小林 史) 総務部理事です。  長岡議員のおっしゃるとおり、自主防災組織は極めて重要だと認識をしております。  したがって、毎年5月に自主防災会連絡会を実施をしまして、各自主防災会組織が一堂に会しまして、それぞれ情報を共有したり、あるいは危機管理課の連絡事項をしたりという形で、自主防災組織間の情報の共有等も図っております。  以上です。 ◯議長(山本 和延) 長岡さん。 ◯5番(長岡 一夫) なぜと申しますと、我々の地域も、去年度から自主防災組織ができまして、会長以下、元消防団のOBがほとんどなんですけれども、やはり私どもの地域で言いますと、相楽小学校が避難地域に指定されていると思うんですよね、このマップがある中で。でも、上の相楽台地域の人と相談して、相楽台の小学校に避難するのが一番だと、水害にしても、地震にしてもという形で検討されて、話し合いを持って、小学校の体育館のどの部分の一角を我々地域で避難所として使うかとかいうのを、防災組織同士でこういう協議をやっているんですね。炊き出しはどこを主にやるかとかいうことも協議しています。いざというときには、そういう通路で行くし、市民の方、住民の方にも、訓練を通じて避難通路まで連れていって、そういう避難をします。  だから、多分、地震が起きても、水害が起きても、そこへみんな住民が行ってくれると思うんですけれども、これからずっとその訓練をやっていきますからね。そういった訓練をしていく中で、やはり周知徹底していけるんじゃないかなと。  仮に、旧加茂町の駅の周辺で地震が起きたとしたら、地震ならあれなんですけれども、水害が起きて、もう見る見るうちに床上浸水になってきたとなったときに、多分ですよ、そういう訓練がなされていなかったら、住民の方は支所へ行かれると思うんですよ。なかなか、加茂小学校へ行こうというあれがないんじゃないかなと思うんです。  だから、そういう実のある訓練をしていってもらうのも、やはり危機管理課の指導かなと思うんです。後は、自主防災組織の自主に任せなしゃあないんですけど、そういう提供をしていく、横のつながりとか。訓練も、そういった訓練をしていただくとかというような、当然、区、消防団、老人クラブ、子ども会も含めた中で、その地域、地域で訓練をしてもらう。地域、地域のマップをつくってもらう。その自主防災会の人が地域を歩いて、危ない箇所とかを、もうその地域だけのマップをつくってもらうとかというような指導をなされたらいいと思うんですけど、それについてどう思われますか。 ◯議長(山本 和延) 総務部理事。 ◯総務部理事(小林 史) 総務部理事です。  各自主防災組織の訓練につきましては、木津川市の防災訓練、これを核としまして、それに連結したような形で、各自主防災組織が訓練するのが望ましいと考えております。  また、今、長岡議員が言われました各マップ等については、今後、自主防災組織等々と連携をして検討していきたいと考えております。  以上です。 ◯議長(山本 和延) 長岡さん。 ◯5番(長岡 一夫) そのためには、マップをつくるのにも、やっぱり幾らかの資金が要ります。そこを自主防災会の皆さんのボランティアのお金、やはりそこも市が支援していく。何ぼか支援していって、そういった地域でのマップをつくってもらう。本当に実のある防災計画をつくっていただいて、市民の安全を図っていく、そういうところにできたらお金をつくっていただきたい。  今言っているような2万円の50円とかはよくわかるんですけど、やはり命を守る資金ですので、援助金ですので、どうかその点、よろしくお願いしたいと思うんですけど、これについては、部長、どうですかね。マップづくりに対しての資金援助も考えて、やっぱり地域、地域のマップをつくっていくのは、どういうぐあいに思われますか。 ◯議長(山本 和延) 総務部長。 ◯総務部長(池尻 潔昭) 総務部長でございます。  ただいまの提案いただいている内容につきましては、大変有意義なことというふうに考えてございまして、また市といたしましても、その地域、地域ごとにマップをつくっていただくという作業については、進めていこうというふうに考えてございます。  また、補助金については、補助金の見直しの中でいろいろ進めている中ではございますけれども、時には重点化するということも必要でございますので、その時々の予算の全体の枠の中でまた考えていきたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 長岡さん。 ◯5番(長岡 一夫) 私の一般質問は、これで終わります。      ──────────────────────── ◯議長(山本 和延) 3番目、大角久典さん。    (大角 久典君質問席へ移動) ◯8番(大角 久典) 公明党の大角でございます。人生初の一般質問をさせていただきます。緊張しておりますが、どうぞよろしくお願いいたします。  まず、通告書のとおりに進めてまいりたいと思います。  1問目、「未来を託す子供たちの命を守る」と題して、5月8日に、滋賀県大津市の交差点で車2台が衝突したことにより、軽乗用車が歩道に突っ込み、保育園児16人が死傷した事故が発生しました。御遺族の皆様には、心よりお悔やみ申し上げます。  このような痛ましい事故を起こさないためにも、市の交通安全対策について、具体的に質問します。  (1)園児の散歩ルートは、どのようになっていますか。また、危険箇所への対策は。  (2)散歩時の付き添いの職員体制の状況は。  (3)現状を踏まえて、今後の対応は。  以上です。よろしくお願いします。 ◯議長(山本 和延) 健康福祉部長。    (健康福祉部長 大西 寛典君登壇) ◯健康福祉部長(大西 寛典) 健康福祉部長でございます。  大角議員の御質問にお答えいたします。  園外保育の経路は、安心・安全を第一に考え、事前に目的地まで安全に活動できるかを確認し、決定しております。  また、危険箇所につきましては、大津市等の事件を受け、各施設で点検を行いました。  今後、関係機関と連携し、安全対策に取り組みます。  2点目につきまして、乳児では、ゼロ歳児3人につき1人、1・2歳児では6人につき1人の担任保育士に加え、フリー保育士等1人が引率し、幼児では、担任に加えてフリー保育士等2名程度が引率します。  いずれの場合も、3人以上の保育士が引率し、園児の列の先頭、中間、最後尾で見守りを行っております。  3点目の今後の対応といたしましては、安全対策についての職員の共通理解や体制の強化を図るとともに、家庭や地域の関係機関との連携に努めます。  また、園児には、交通安全教育に加え、社会のモラルやルールを守ることの大切さについての理解につながる保育を行います。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 大角さん。 ◯8番(大角 久典) ありがとうございました。  先日、我が会派とれいわの会代表とともに市長へ交通安全対策の要望書を提出させていただきました。また、代表質問の中でも、市長より格段なる御決意のもと、迅速な対応をされ、緊急会議や各関係の部署に手を打たれたことを聞き、感嘆いたしました。その上で、確認をさせていただきます。  危険箇所から順次工事を進めていくと思いますが、どこから進めて、またどんな感じになりますでしょうか。 ◯議長(山本 和延) 建設部長◯建設部長(福田 訓男) 建設部長でございます。  ただいまの御質問にお答えいたします。  現在、関係機関と協議ということで、具体的にまだどこをどうするというところまで答えは今出ておりません。危険箇所、教育部、あるいは健康福祉部と協議して、構造上の問題も含めて、速やかに検討して対処したいと考えております。  以上です。 ◯議長(山本 和延) 大角さん。 ◯8番(大角 久典) ありがとうございました。  以上ということがよくわかってなかって、申しわけございません。  それから、先日、大津市の事故現場の交差点を見に行きました。二重の対策をされており、1つは、信号機が右折信号になったときには、対向車が直進できないように赤信号になっていたところと、あと歩道も道路もコンクリートブロック配置されていて、またガイドパイプの二重の対策をとられ、車が突然突っ込んでくることも大丈夫のような形になっておりました。本市としても、6カ所のところが一番危険ではないかということで、調査というか、会議で聞いていると思いますけれども、その場所というのをちょっと教えていただけますでしょうか。 ◯議長(山本 和延) 教育部長。 ◯教育部長(竹本 充代) 教育部長でございます。  危険箇所、まず先日の大津市の事故を受けまして、交通量の多い交差点、通学路を中心というところでございますが、25カ所を点検させていただいたというところでございます。その中で、6カ所におきまして、要注意が必要だというところの認識をしたというところでございます。  1カ所目につきましては、木津の雲村の交差点、2カ所目につきましては、相楽の姫子橋の北の交差点、3点目につきましては、相楽の丸塚の交差点、4カ所目につきましては、城山台地区になりますが、城山台の中央の交差点、また同じく城山台9丁目の交差点、続きまして加茂小学校区になります。加茂駅東1丁目の交差点。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 大角さん。 ◯8番(大角 久典) ありがとうございます。  ちょっと確認ですけれども、梅美台の西の交差点は、保育園の散歩ルートと聞いたものだったので、そこはちょっと車の行き来も激しいので、そこは上がってこなかったんでしょうか。 ◯議長(山本 和延) 健康福祉部長。 ◯健康福祉部長(大西 寛典) 健康福祉部長でございます。  ただいまの御質問にお答えさせていただきます。
     各園で危険箇所等の確認はさせていただいておりますけれども、梅美台の交差点につきまして、実質、危険箇所かというような状況ではなくて、不安に思えるというような状況の中では報告をいただいているというところでございます。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 大角さん。 ◯8番(大角 久典) ありがとうございました。  認識というか、不安に思うところと危険と感じるところの違いということで、わかりました。  木津保育園と梅美台こども園のほうの園長先生にお会いしまして、お話をさせていただきました。それというのは、うちの娘がちょうどそこの保育園にお世話になっておりましたので、行きやすかったということ、懐かしさを感じて行かせてもらったんですけれども、木津保育園では、散歩ルートを一部変更されておりました。  それは、ちょうど相楽中部消防のところの踏切のところを渡っていくそうですけれども、そこは車の量が多くて、いつも危険だと。そこも、ずっと議員の皆様から御質問があったように、危険だということもあって、新しい道路ができると伺っておりますが、そこを一部変更されたと。安全第一のルートになっておりました。あぜ道を通って東部交流会館に行くとか、そういう形で、すごく安全に対して意識を高くされているんだなと伺いました。  付き添いの職員も、今までは、決められた分からふえて、それぐらい安全を守るためにということでされているということを伺い、また交通安全教室も行うということで、職員の皆様が園児のことに、すごく教育に力を入れていると伺いました。  それから、梅美台こども園では、散歩ルートを一部変えたというのは、州見台公園のほうに散歩の遠足という形でお弁当を持って行かれる、そういうルートがあったそうですけれども、6月に行う予定だったんですけれども、そこは危険と、先ほどちょっと梅美台西の交差点を渡って、コンビニを渡って、その先に行くんですけれども、そのルートも、車の交通量が多いということで、あえて変更して、近くの横の梅美台公園にというふうに変更されたそうです。  付き添いの職員も、4人体制から約2倍の7人体制でということで、本当に注意されているんだなというふうに伺いました。  そういうことで、迅速な対応をされているというふうに伺い、ちょうど行ったときに、警察署から大きな黄色い旗が届いていまして、道路を渡るときには、それを必ず持って移動させる、渡らせるというところまで徹底されていることに驚きました。  というのは、事故が起きた大津市のレイモンド淡海保育園というのも見に行きましたけれども、園庭がないという状態で、マンションの1階が保育園になっているという状況もあって、大変うちとは違うんだなというふうに感じました。  それで、今、そういう旗を警察署では贈ったということでありますが、そのほかの安全対策を市のほうでとられたかどうか、お伺いします。 ◯議長(山本 和延) 健康福祉部長。 ◯健康福祉部長(大西 寛典) 健康福祉部長でございます。  ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。  今、安全旗というお話がございました。先日も、木津警察から安全旗につきまして贈呈をしていただきました。  また、日ごろは、園外保育をするに当たりましては、車が通る場合につきましては、通過するまでとまっておくとか、あとは、保育士が注意喚起をするための笛を携帯しておりますので、そういった形で活用するといったような形で、園児の安全に努めているというところでございます。 ◯議長(山本 和延) 大角さん。 ◯8番(大角 久典) ありがとうございます。  確かに、笛もちゃんと見せてもらいましたので、そこまでして子供に注意を払っていることをよく承知しております。  それから、大津市の保育園は園庭がなかったんですけれども、本市として、園庭がない保育園やこども園はあるでしょうか。ないかと思いますけれども、一度確認させてください。 ◯議長(山本 和延) 健康福祉部長。 ◯健康福祉部長(大西 寛典) 健康福祉部長でございます。  保育園につきましては、園庭がないところはございません。ただし、家庭的保育を実施されている事業所につきましては、園庭はございません。近くの公園まで散歩に行かれるという状況でございます。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 大角さん。 ◯8番(大角 久典) ありがとうございました。  小規模のことだと思います。その辺も、しっかりと対策をとられていると思います。  それから、この質問の最後ですけれども、このほど京都府のほうから、この子供の安心・安全を守る緊急対策として補正予算を出されたというふうに伺っております。それで、これから市として来るかと思いますが、どのように、幾らぐらい使えるのかなと思いまして、よろしくお願いします。 ◯議長(山本 和延) 健康福祉部長。 ◯健康福祉部長(大西 寛典) 健康福祉部長でございます。  ただいまの御質問にお答えさせていただきます。  京都府からの補助金というところでございます。詳細な内容等が、通知も含めまして、届いておりません。今後、内容等が届き次第、中身を確認させていただいて、例えば備品であったりとか、何か買えるものはないのかどうかとかを踏まえまして、必要なものがあれば検討していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 大角さん。 ◯8番(大角 久典) ありがとうございます。  かなりの額の予算としての金額が出ていましたので、市としてはどれぐらい使えるのかなと思ったんですが、今のところ全くわからないということでしょうか。 ◯議長(山本 和延) 健康福祉部長。 ◯健康福祉部長(大西 寛典) 健康福祉部長でございます。  再度の御質問にお答えさせていただきます。  いろんな使い方があろうと思います。先ほどの工事関係にしたってそうですし、交通安全に関しましてもそうですし、例えば保育園で、先ほど言いました安全旗とか、いろんな形があろうかと思いますんで、そういったことも踏まえまして、市の中で検討して、手を挙げられる内容等がありましたら、検討していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 大角さん。 ◯8番(大角 久典) ありがとうございました。  車というのは、すごく便利な乗り物でありまして、本当に一たび操作を間違えると凶器というふうに変わりまして、人の命を奪うと。私が訪問した梅美台こども園の園長先生が言っていましたけれども、あそこ、ちょうど中村屋があって、道路を挟んで、今、新しい商業施設をつくろうとしていまして、大きなダンプカーだとか、大きな工事をするための工事車両が来ているんですけれども、そういうところですごく危険を感じて、普通に走っていても、やはり怖いと。車を見ただけでも、危険をすごく感じるということで、危機管理を持ちながら、また預かったお子様を大事にしていくという職員の皆様の振る舞いに感動して、また安心して預けるんじゃないかなと。  あと、もう一つは、緑豊かなという自然を本当に喜ばれていまして、木津保育園では、本当にそのことを強調されていて、自然に触れ合う、そういう環境に子供を置くということはすごく大事で、散歩に行くことも、すごくいい教育なんだということを言っておりましたので、今後とも本市におかれましても、しっかりと子育て支援No.1の旗が立っているわけですから、しっかりと取り組んでいただきたいと思います。よろしくお願いします。 ◯議長(山本 和延) ただいまから13時まで休憩します。    午前11時52分 休憩    午後 1時00分 再開 ◯議長(山本 和延) ただいま13時、休憩前に引き続き会議を開きます。  大角さん。 ◯8番(大角 久典) 次の質問に移らせていただきます。  「市民の生命を守るための防災・減災対策は」についてです。  本年5月10日に、九州地方に震度5弱の地震が発生しました。南海トラフ地震の前兆ではないかと不安がよぎりました。  市長の所信表明の中で、自主防災の強化に触れていましたが、その具体策について質問します。  (1)現在、市内の自主防災組織は、何団体ありますか。  (2)自主防災組織を立ち上げる方法は。  (3)市として、自主防災会の立ち上げにどう向き合うか。  (4)以前、高齢者世帯にSOSカードを配布したが、現在の状況は。  4点、よろしくお願いいたします。 ◯議長(山本 和延) 総務部理事。    (総務部理事 小林 史君登壇) ◯総務部理事(小林 史) 総務部理事です。  大角議員の御質問にお答えします。  現在、市内における自主防災組織は、29団体が設立されています。  2点目については、自主防災組織が未設立の地域において、自主防災組織を立ち上げる際には、会則や規約、事業計画などが必要となりますので、参考となる会則等のサンプルの提供や活動事例の紹介、助成内容について説明し、設立に向けた取り組みを支援しております。  3点目について、自主防災組織が設立されていない地域には、地域に出向いての出前講座を実施するなど、自助・共助の重要性を継続して啓発していくことで、設立に向けた機運も高まっていくものと考えており、市として積極的に協力したいと考えています。  以上です。 ◯議長(山本 和延) 健康福祉部長。 ◯健康福祉部長(大西 寛典) 健康福祉部長でございます。  大角議員の4点目の御質問にお答えいたします。  市内全世帯に配布している「あんしんSOSカード」は、新たに転入された世帯に引き続き配布しております。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 大角さん。 ◯8番(大角 久典) 大角でございます。  まず1点目ですけれども、再質問いたします。  先ほど、前に長岡議員のほうで自主防災のことで質問されていまして、その御答弁で、7割、70%が自主防災会というか、組織に参加されていると伺いましたが、どういうところでというか、どういうのをいわゆる自主防災組織と捉えているのか、教えてください。 ◯議長(山本 和延) 総務部理事。 ◯総務部理事(小林 史) 総務部理事です。  7割の根拠、考え方でしょうか。  自主防災組織を設立している地域の世帯数をトータルしたのが、市の世帯数の7割であるという考え方であります。  以上です。 ◯議長(山本 和延) 大角さん。 ◯8番(大角 久典) ありがとうございます。  私の住んでいる梅美台地域では、防災組織というのが、去年、お話があって、実際、2月にセミナーを行って、それから12月に防災カレーということでイベントを行ったんですけれども、それまでが全く自主防災組織というか、そういうことがわからなかったもので、7割も木津川市では知っていて、そういう自主防災の取り組みをされているということを改めて知ったので、ちょっと驚きましたので、どういう周知をされているのかなと思いまして、伺いました。  それから、それに関連するんですけれども、先日、南加茂台の防災ワークショップにも初めて参加させていただきました。たくさんの住民の方が参加されており、関心の深さを感じ、また真剣な御意見などもあり、活発な取り組みをすごく感動して帰ってきました。  そこで、参加されていた方の多くの方が高齢者の方でございまして、思うようにならない体の不自由さや、指定された避難所が高台にあり、移動するのが大変との御意見がありました。市としてはどのような対応をされているのか、再度、お聞かせください。  また、避難所が南加茂台小学校だけというふうにそのときに御説明がありましたので、それも踏まえてよろしくお願いします。 ◯議長(山本 和延) 総務部理事。 ◯総務部理事(小林 史) 総務部理事です。  まず、高齢者、あるいは要配慮者の避難につきましては、早目にまず情報を伝達をして、早目に行動を起こしていただくというのが1点と、あとは、実際に避難所への行動につきましては、地域の皆さんの御協力を得て避難所へ避難していただくというふうに市としては考えております。  2点目の質問、もう一度よろしいですか。済みません。 ◯議長(山本 和延) 大角さん。 ◯8番(大角 久典) 南加茂台小学校が避難所として指定されているということで、1カ所だけなのかな、そのほかにもふれあいセンターもあったし、保育園もあったし、そういう地域に行けないのかなということで質問されておりました。 ◯議長(山本 和延) 総務部理事。 ◯総務部理事(小林 史) 総務部理事です。  避難所につきましては、それぞれ災害の種類に応じて、当初、開設する避難所を決めております。  加茂地区でありますと、地震の場合につきましては、加茂小学校、恭仁小学校、南加茂台小学校、当尾の郷会館が避難所となっております。  訂正をします。地震については、あと泉川中学校。
     風水害につきましては、加茂小学校、恭仁小学校、南加茂台小学校、当尾の郷会館、加茂青少年山の家というところを避難所として現在考えております。  以上です。 ◯議長(山本 和延) 大角さん。 ◯8番(大角 久典) ありがとうございました。  ということは、そのときにお話が出たのは、近いところが使えないんですねと。足が悪いし、高台にある小学校に行くには、どうしても不便というか、行きづらいという声が上がったので、それを再度確認させていただきました。  そこで、自力で避難ができないために、市として何か、いわゆる自主防災の力を使って、その地域の方が手伝いに行って、誰かがその方の、いわゆるこの家には2人しか御高齢の夫妻がいないとか、そういうことをキャッチしている、何かそういう名簿というか、そういうものをお持ちなんでしょうか。 ◯議長(山本 和延) 総務部理事。 ◯総務部理事(小林 史) 総務部理事です。  避難行動要支援者名簿というのを作成をしまして、毎年、地域長、あるいは自主防災組織の長の方にお渡ししておりますが、その名簿に記載しておりますのは、本人の承諾があったもののみとしておりますので、全員というわけではないというふうに認識しております。  以上です。 ◯議長(山本 和延) 大角さん。 ◯8番(大角 久典) ありがとうございました。  それがなかったら、どこに誰がというのが決まっていなかったら、いざというときに誰も行けないというか、そういうのはよくないなと思いましたので、しっかりと本市の自主防災組織の中でそういうふうに掌握していると、誰が助けに行くというのが決まっているんだなというのがわかりました。ありがとうございました。  次の再質問です。自主防災組織の立ち上げというか、どうやって立ち上げにどう向き合うかということですが、地元の梅美台5丁目は、そうやってそういうセミナーを、防災士という方が南山城村におりまして、その方を講師で呼んで、いろいろと御説明していただいて、初めて自助・共助・公助という役割があって、その必要性をすごく感じました。  その反面、参加者が少なかったというのがありまして、セミナーに来られた方というのは、どちらかというと年配の方で、若い世帯が少なかったので、そういう方を巻き込むための何か取り組みというか、方法があれば、教えてください。 ◯議長(山本 和延) 総務部理事。 ◯総務部理事(小林 史) 総務部理事です。  地域全体の皆さんの協力、あるいは地域長等の御連絡等、そういうところをしっかり地域の力を活用させていただきまして、そういう場で出前講座等を実施したいと考えております。  以上です。 ◯議長(山本 和延) 大角さん。 ◯8番(大角 久典) ありがとうございます。  梅美台とか州見台というのは、若い世代が多くて、そういう意味では、すごく南加茂台のほうに行かせてもらったときは、東木津川台という地域がすごく自主防災に力を入れているというお話をされていました。  そういう意味で、やっぱり地域差があるかと思いますが、それをどうやって埋めていくというのか、平均化をとっていくのかというのを、何か対策をとられておりますか。 ◯議長(山本 和延) 総務部理事。 ◯総務部理事(小林 史) 総務部理事です。  各自主防災組織につきましては、毎年実施しております自主防災会連絡会において、ほかの組織の先進の事例、今、大角議員が言われました東木津川台自主防災会の取り組み等を紹介をしまして、ほかの自主防災会の取り組み等を紹介しているところであります。  以上です。 ◯議長(山本 和延) 大角さん。 ◯8番(大角 久典) ありがとうございます。  私も木津川台のほうに赴くことがありまして、各家庭というか、各家に、門扉のところだったと思うんですけれども、表札が、私は救護とか、私は情報とか、チーム別にされておりましたけれども、それはどういう特色というか、ちょっと教えてほしいんですけれども、そういう選ばれた方というか、選定というか、選ぶ何かがあったんでしょうか。 ◯議長(山本 和延) 総務部理事。 ◯総務部理事(小林 史) 総務部理事です。  東木津川台自主防災会につきましては、全てのお住まいの方が、このブロックは避難誘導組とか、全てそれぞれのブロックで指定をして、全員が役についているという状況であります。  以上です。 ◯議長(山本 和延) 大角さん。 ◯8番(大角 久典) ありがとうございます。  1丁目とか2丁目は、そういう札がついている家が多かったんですけれども、6丁目、7丁目、8丁目とかというところは、若い世代の方が多いと伺っておりますけれども、余りそこには札というか、何とかチームというのは少なかったかと思うんですけれども、その確認をお願いします。  場所が違うんですか。 ◯議長(山本 和延) 大角さん。 ◯8番(大角 久典) 済みません、ありがとうございます。  地域によってということで、わかりました。  本年の10月20日に本市として防災訓練を予定されているというふうに伺っております。木津川台小学校、南加茂台小学校、上狛小学校で行う予定と伺っております。そのときには、地区ごとの防災計画に基づいて訓練をするというふうに伺いました。その地区防災計画の中身を教えてください。 ◯議長(山本 和延) 総務部理事。 ◯総務部理事(小林 史) 総務部理事です。  ことし10月20日に市の防災訓練を実施をしますが、地区の防災訓練に基づきではなくて、市が想定を作成をしまして、地震を想定に各小学校、先ほど言われました木津川台小学校、南加茂台小学校、上狛小学校の地域に、それぞれの近傍の地域の皆さんの御協力を得て、避難所の開設運営を実施する予定となっております。  以上です。 ◯議長(山本 和延) 大角さん。 ◯8番(大角 久典) ありがとうございます。  南加茂台のセミナーに行かせてもらったときには、その地区の防災計画、これがすごく大事になって、誰がこうしてと、その動きが全部わかるようにつくられた計画をもとにやっていくということで伺っておりますけれども、その中身が、チームに分かれていますので、誰が主として動くのか、そういうリーダーが誰なのかという形でされていますけれども、その辺が、ちゃんとこのチーム、このチームというふうにしっかり明確にされているんでしょうか。 ◯議長(山本 和延) 総務部理事。 ◯総務部理事(小林 史) 総務部理事です。  ことしの訓練に向けては、今現在準備中でありまして、各それぞれの地区の自主防災会等と、今、連絡調整をして、実りのある訓練にするように調整中のところです。  以上です。 ◯議長(山本 和延) 大角さん。 ◯8番(大角 久典) ありがとうございます。  去年も同じような防災訓練ということがあったかと思うんですけれども、その反省点というか、ここはうまくいかなかったかなとか、そういうようなことがあって、それを改善することを考えていますか。 ◯議長(山本 和延) 総務部理事。 ◯総務部理事(小林 史) 総務部理事です。  前回は、水害を想定としておりましたので、今年度につきましては、地震を想定をしまして、特に避難所の開設運営、ここに焦点を置いてことしは実施をしたいと考えております。  以上です。 ◯議長(山本 和延) 大角さん。 ◯8番(大角 久典) わかりました。  水害と地震とはまた違うということですね。はい、わかりました。  続いて、4問目の「あんしんSOSカード」というものがあるという、そういうことを知ったということと、こういうものを各家庭に、こういうやつに名前とかを書いて、それを冷蔵庫の中に入れると。それの冷蔵庫のふたというか、あけるところに、この「SOS」のシールを張るということのお話ですけれども、転入者の方にということで、配っているというふうに伺っていますが、その活用方法とか、その配布をされた家庭というか、そういう意味も含めて御説明をお願いいたします。 ◯議長(山本 和延) 健康福祉部次長。 ◯健康福祉部次長(小池 功哲) 健康福祉部次長でございます。  ただいまの御質問にお答えいたします。  この「あんしんSOSカード」につきましては、災害時等におきまして、本人や家族等との意思疎通が困難な場合に備えて、「あんしんSOSカード」を配備していただくことによって安全を確保するという目的で配布をさせていただいたということでございます。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 大角さん。 ◯8番(大角 久典) ありがとうございます。  冷蔵庫が、何か災害があって家が倒れたりとか、そういったときに一番残りやすくて、そういうときに警察とか消防署の方が飛んでいくときに、確認する上で、冷蔵庫が一番かたいというか、潰れないというか、そういうものだというふうに説明を受けましたけれども、そういうことで、そこでそういうのを使ったのか、どうでしょうか。 ◯議長(山本 和延) 健康福祉部次長。 ◯健康福祉部次長(小池 功哲) 健康福祉部次長でございます。  冷蔵庫に配備するということでございますが、どこの御家庭にも冷蔵庫があると、また置き場所がいろんなところになりますと、消防・警察等、探すのにまた困難でございますので、どこにでもある、今おっしゃられたように、確実にそこに置いておけるという意味で、冷蔵庫に入れておいていただくということでございます。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 大角さん。 ◯8番(大角 久典) ありがとうございます。  何でかなと思っていたのが1つと、実は、うちはこれを使っていなくて、それを知って、こんないいのがあるのかと。でも、実際、全家庭・全世帯にこれを配布されているのかな、また活用されているのかなということが、ちょっと知り合いの方からそれを聞いてほしいと、実際にそれは使われているのかと、無駄ではないのかということがありましたので、もう一度お願いします。 ◯議長(山本 和延) 健康福祉部次長。 ◯健康福祉部次長(小池 功哲) 健康福祉部次長でございます。  配布した後の使用状況につきましては、把握をしていないというところでございます。  また、相楽中部消防組合のほうにちょっと問い合わせをさせていただいたところ、これまで2件、医療関係の関係で活用をいただいたことがあるという回答をいただいております。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 大角さん。 ◯8番(大角 久典) ありがとうございます。  ちゃんと実績というか、2件も、こうやって使われているということがわかって、本当に大事かなと思いまして、今後ともまた配布をよろしくお願いいたします。  次、3点目に移らせていただきます。  「高齢者の移動手段の確保と安全運転支援」ということです。  痛ましい事故が後を絶ちません。とうとい命が犠牲にならないよう、手を尽くす必要があります。  近年、交通事故の発生件数は減少傾向にありますが、75歳以上の高齢ドライバーの死亡事故の割合は高まっています。その中でも、運転手の単純ミスによる事故も目立ちます。交通安全対策をどう強化すべきか、質問します。  (1)アクセルペダルとブレーキペダルの踏み間違い等が指摘されている。香川県では、65歳から79歳の運転手を対象に急加速を防ぐ機能などを搭載した先進安全自動車(ASV)の購入を補助している。地域公共交通の確保とあわせて先端技術を生かした取り組みの考えは。  (2)市として、コミュニティバス以外の交通手段は考えていますか。  以上です。 ◯議長(山本 和延) マチオモイ部長。    (マチオモイ部長 武田 浩文君登壇) ◯マチオモイ部長(武田 浩文) 大角議員の御質問にお答えをいたします。  持続可能な公共交通体系の構築に向け、木津川市地域公共交通総合連携協議会において議論を進めるとともに、自動車からの転換なども考慮しながら、引き続き利用しやすい公共交通に取り組んでまいります。  また、コミュニティバスの自動運転化などの先端技術の導入につきましては、今後の動向を注視してまいりたいと考えております。  次に、先進安全自動車の購入補助など先端技術を生かした取り組みにつきましては、現在、国内外の自動車製造各メーカーにおきまして、自動ブレーキによる衝突回避システムや急発進抑制装置など、事故防止のためのさまざまな安全装置が開発され、また多くの車に装備されていることは承知しておりますが、市としてこれらの先進安全自動車(ASV)の購入に対する補助制度を設ける計画はございません。
     2点目につきまして、持続可能な公共交通体系を維持するには、各交通事業者との連携が重要であると認識しておりまして、市として、現時点で、コミュニティバス以外の運行は検討しておりません。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 大角さん。 ◯8番(大角 久典) 再質問をさせていただきます。  もう本当に連日マスコミも騒いでいるような大きな問題だと思いますので、取り上げさせていただきました。  今月も、福岡市で80代の男性が運転する車が事故を起こし、運転手の男性と同乗していた妻が亡くなった。そういった事故や犠牲者をなくすために、総合的な対策が必要となります。  我が党、公明党は、先月、国に申し入れた成長戦略の中で、高齢者の特性に応じた限定条件つきの免許の導入や、高齢者の交通手段となるコミュニティバスデマンド型の乗り合いタクシーといった地域公共交通ネットワークの確保などを提言しました。  この限定免許については、運転できる車両を自動ブレーキなどを搭載した安全運転サポート車に限定する方法のほか、運転する場所や時間帯を制限することも考えられます。  例えばドイツでは、医師の診断結果などに基づいて、自宅から半径何キロ圏内は運転できるとか、高速道路は運転できないよとした、また時間帯を日中のみといった形で制限する制度があると伺いました。  今後、国でも安全運転サポート車の購入支援策や、アクセルとブレーキの踏み間違いによる急発進を防ぐ装置などの普及を一層加速する方向であると考えますが、免許がなくても移動に困らないまちづくりをどのように進めていかれるのか、お聞かせください。 ◯議長(山本 和延) マチオモイ部長◯マチオモイ部長(武田 浩文) マチオモイ部長でございます。  この6月18日に国におきまして、今、御紹介いただきました高齢者向けの免許の創設を初めとする対策というのが公表されております。  市といたしましても、公共交通をもって移動の確保をしていくこととあわせまして、このような対策というのは非常に注目もしているところでございます。  市のバスにつきましては、今期定例会におきましても申し上げておりますが、これ市だけ、市の公共バスだけで全て賄うというものではございませんで、各事業者が連携をして、それぞれのテリトリーを侵すことなく、全体として公共交通を維持していくというのが大事であろうというふうに考えているところでございます。  ということで持続可能性ということでございます。国の法律も上位法もございますが、それも持続可能な公共交通ということで位置づけてもおりますので、できるだけ長く公共交通をしっかりと維持していくということも念頭に置いた施策というのを展開していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 大角さん。 ◯8番(大角 久典) ありがとうございました。  今の御答弁では、要するに利用者との状況とバランスをとりながら運営されているので、今後は、ますます利用したいが、要するに使いたいんですけれども、使いたいという人がいるのにもかかわらず、欲しい時間帯が運行されていないということは、客離れにつながっていないのかなと。  例えば、病院に行くと。病院行くのは大体午前中に予約をとられると思いますけれども、その午前中の時間帯にないとかですね。そういう地域もあるそうですけれども、そういうことはどうかなというふうに思います。1時間に1本しかない、木津がそうだと聞きましたけれども、そういうのをちょっと御検討いただきたいということで、ちょっともう一回、再度質問させてもらいます。 ◯議長(山本 和延) マチオモイ部長◯マチオモイ部長(武田 浩文) マチオモイ部長でございます。  地域公共交通が際立って厳しい状況に置かれておりますのは、沿線の人口減少というのもございますが、やはりモータリゼーションの普及というのが最も大きいだろうというふうに考えております。  自家用車での移動というのは、時間の制約も受けませんし、短時間で、その目的地へ行けるというものでございますので、自家用車の移動による利便性というのを一度覚えてしまいますと、なかなか時間に拘束された行動というのは、不便に感じるものであろうかというふうに思います。  車が今ほど普及する前といいますのは、公共交通の時間に合わせて生活をしていたのかなというふうに思いますけれども、車社会になって、いつでも移動できるということがございますので、なかなか難しいところもございます。  ただ、移動手段というのは、これ極めて大事なものでございますので、利用者なくして公共交通はないという視点でも考えておりますで、市として標語を募集したり、また、ネーミングライツをやったりという形で、あの手この手を使って、利用者をふやしていくという取り組みを進めていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 大角さん。 ◯8番(大角 久典) 今、部長のほうからの利用者をふやしていくために標語をされたということで伺いました。そのほか職員の皆様に、御自宅からバスを使って市庁舎に来るというようなお声がけもされているというふうに伺いました。  確かに私自身も自家用車とか自転車で通っておりますけれども、そういう何らかの方法をとらないと、利用者がふえないということでよろしいでしょうか。 ◯議長(山本 和延) マチオモイ部長◯マチオモイ部長(武田 浩文) マチオモイ部長でございます。  公共交通の必要性、重要性というのは、共通の認識として皆さん持っていただいているというふうに思っております。その上で利用者をいかにふやしていくかという視点が何より大事でございまして、私ごとになりますが、私も、ふだん車で通勤をしておりますけれども、家族送迎で送ってもらう場合はバス停までというふうに決めております。意識をして、一人でも多くの人が公共交通を利用していただくと。そのことが、市民と行政が協働して公共交通を守っていくことにつながっていくというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 大角さん。 ◯8番(大角 久典) デマンドタクシーの利用状況をお聞かせください。 ◯議長(山本 和延) マチオモイ部長◯マチオモイ部長(武田 浩文) マチオモイ部長でございます。  デマンドタクシーの利用状況という御質問でございます。  済みません。ちょっとすぐに出てまいりません。申しわけございません。 ◯議長(山本 和延) 大角さん。 ◯8番(大角 久典) 後で資料をいただきたいと思います。  次ですけれども。 ◯議長(山本 和延) お待ちください。  資料、準備できますか。  マチオモイ部長◯マチオモイ部長(武田 浩文) 準備でき次第、提供させていただきます。 ◯議長(山本 和延) 大角さん。 ◯8番(大角 久典) 高齢者にとって通院の頻度が高い病院は何箇所ありますか。 ◯議長(山本 和延) マチオモイ部長◯マチオモイ部長(武田 浩文) マチオモイ部長でございます。  具体に高齢者の方がどの病院を利用されているかというのは、承知はしておりませんが、病院につきましても、山城医療センターといいますのは、地域の核となる病院として機能しておりますし、通常は、それぞれ地域にある個人の病院というのを市民の方が利用していただいているというふうに認識をしております。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 大角さん。 ◯8番(大角 久典) 伺った理由の一つは、ニーズというかね、やっぱりそういう高齢者の方、病院を使うという、通うということで、どれぐらいデマンドタクシー使って通っているのかなとか、そういうことを知って、そちらのほうの予約して行くというのはすごく効率的で、お金も入ってくる話ですし、そういう提案ですけれども、運行日を月曜日から金曜日までで、年末年始は休み、運行先の病院が休診の場合は運休をするとか、そんな中で、運賃は1回当たり500円とか制約ありますけど、身体障害者手帳を持っている方は、なしとかいう、そういうふうな、ちょっと具体的な進め方が必要かなと思いまして、ちょっと聞かせてもらおうと思います。 ◯議長(山本 和延) マチオモイ部長◯マチオモイ部長(武田 浩文) マチオモイ部長でございます。  市が実施をしておりますデマンドタクシーにつきましては、いわゆる時間を指定して運行しているところでございます。  一方、全国の自治体を見てみますと、いわゆる定期券的な扱いをしている自治体もございますので、そういったものも含めて総合的に、公共交通というのを取り組んでいく必要があるのかなというふうに考えております。  また、いわゆるコミバスの自動運転ではございませんが、学研都市では、低速パーソナルモビリティの自動化に向けた実証実験といったようなものも実施しておりますので、そういった動向も見きわめつつ、より利用しやすい公共交通、また、高齢者の方の移動が確保できるような形というのを普及していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 大角さん。 ◯8番(大角 久典) ありがとうございます。  最初の御答弁で補助制度、いわゆる市として、これらの先進安全自動車ASVの公認に対する補助制度を設ける計画はありませんということの御答弁いただきましたが、国土交通省の平成30年の中間取りまとめというので、いろんな各県、各市、いろいろな取り組みをされているんです。  ちょっと紹介させていただきたいのがありまして、堺市ですから、比べるにはあれですけれども、堺市内の路線バスや阪堺電車に「おでかけ応援カード」、CIカードを提示すれば、1乗車100円で利用可能と。年間240日までと。負担金は1,000円、カードを購入するときということで、対象者が65歳以上の堺市民というようなこととか、ほかに愛知県の田原市というんですかね。毎年、鉄道、バス、タクシーを利用できる助成券等を交付と。対象者みずから利用ニーズに合わせて選択可能という何かすごい、バスとか電車の回数券・乗車券3,000円分とタクシー券3,000円分と。コミュニティバスの回数券に助成する券が3,000円とかね、あるんです。  そういった、いろいろと各、全国の自治体はいろいろと努力されているなと、すごく感心して、また、勉強させていただいたんですけれども、そういうこともある中で、いかがなものかなと思いますが、よろしくお願いします。 ◯議長(山本 和延) マチオモイ部長◯マチオモイ部長(武田 浩文) マチオモイ部長でございます。  バスの運行の補助という御質問であったかというふうに思います。  基本的に市のコミバスといいますのは、路線バスとして運行できない路線について、交通空白地域をなくそうということで実施をしているものでございます。  あわせまして、多くの交通事業者は、一部の黒字路線からの利益を赤字路線へ充当して、バスを運行していただいているという状況になっております。  あわせまして、先ほど答弁できませんでしたデマンドバスの利用者についてであります。加茂バスにおきましては、平成30年度の実績で1,198名、山城バスの神童子線におきましては、48名の方に利用していただいているという状況でございます。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 大角さん。 ◯8番(大角 久典) ありがとうございます。急な質問で、デマンドタクシーの利用状況、ありがとうございました。  また、本当に大変なこともわかるんです。ただ、免許の返納をした方に対しては、それなりの支援体制をとらなければいけないと思いますし、じゃないと、どんどん年を重ねていっても、いわゆるずっと免許証を持ちながら運転をね、しなければならないというのも、やっぱり国全体の流れとしても本当に、それは危険だと。これだけ事故とか頻発に起きている、こういう社会を市としても、しっかりと受けとめていただいて、やっぱり制度化というか、支援体制を見直していただきたいなと思います。  コミュニティバスのね、免許証返納したら、回数券でしたかね、つづりだけ、1年間分なんですよね、使えるのは。1年じゃないんですか、確認。 ◯議長(山本 和延) マチオモイ部長◯マチオモイ部長(武田 浩文) マチオモイ部長でございます。  コミバスのフリー券といいますのは、一定期限はございますけれども、未使用の場合につきましては、新たなものと交換をさせていただくという形になっておりますので、ずっと使っていただけるというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 大角さん。 ◯8番(大角 久典) ありがとうございました。  ということは券、1年という区切りで、それは、毎年申請したら使えるということでよろしいですか。 ◯議長(山本 和延) マチオモイ部長◯マチオモイ部長(武田 浩文) マチオモイ部長でございます。  返納者に対しましては、返納時に10枚を交付させていただいております。それ以降につきましては、御自身で公共交通利用いただくという形になってございます。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 大角さん。 ◯8番(大角 久典) わかりました。10枚だけということですね。  これは全体的だと思いますけれども、例えば返納された方は、身分証明じゃないですけど、免許証のかわりのものが交付されると伺っておりますけれども、それを見せたら、お店から何か特典をつけてくれるとか、そういう意味での返納者に対する特典みたいなものを各商店というか、お店の方、商業施設の方に協力していただくことも一つの方法かなと。  要するに返納するための促す、促進するためのね、やり方というのが必要かと思いますが、いかがでしょうか。 ◯議長(山本 和延) 総務部長。 ◯総務部長(池尻 潔昭) 総務部長でございます。  運転免許証の自主返納者に対する支援策といたしまして、先ほど来からコミュニティバスの1日フリー乗車券10枚を交付させていただいているというのがもう平成28年度から、先進的な取り組みで、大体ほとんどの市町で、26団体のうち、21の団体が京都府下で行われているという状況がございます。  そういったところで先日も商店との協力で、いろんなポイントを付与するような仕組みも講じることができませんかというような御質問もいただいております。  京都府の制度として、そういった制度があるということでお聞きしてございますので、それについてはもう新たな取り組みとして、今後また検討はさせていただくということで考えてございますけれども、今、この高齢者の安全対策については、運転免許証の自主返納を軸にして考えているというところでございます。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 大角さん。
    ◯8番(大角 久典) ありがとうございました。  夏ごろにアンケートをとられて、改善をされていく御答弁がありましたけれども、具体的に夏といいますと、7月、8月、9月ぐらいのことでしょうか。 ◯議長(山本 和延) マチオモイ部長◯マチオモイ部長(武田 浩文) マチオモイ部長でございます。  地域公共交通の総合連携協議会におきまして、アンケートの内容についても協議をいただく予定をしております。それがスムーズにまいりましたら、8月、9月には、アンケートが実施できるものというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 大角さん。 ◯8番(大角 久典) ありがとうございました。  近々の課題として、しっかりと取り組んでいただけますよう、よろしくお願いいたします。  以上で、質問を終わります。ありがとうございました。      ──────────────────────── ◯議長(山本 和延) ただいまから14時まで休憩します。    午後 1時43分 休憩    午後 2時00分 再開 ◯議長(山本 和延) ただいま14時、休憩前に引き続き会議を続けます。  健康福祉部長より、訂正の申し出がありました。許可いたします。  健康福祉部長。 ◯健康福祉部長(大西 寛典) 健康福祉部長でございます。  先ほど大角議員のほうから、保育園におきまして、園庭がない園はどこかという御質問がございました。  私のほうから家庭的保育事業所という御答弁をさせていただきましたけれども、木津保育園分園におきましても、園庭がございません。訂正をさせていただきます。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 4番目、河口靖子さん。    (河口 靖子君質問席へ移動) ◯18番(河口 靖子) 議席番号18番、みやこ創世会、河口靖子です。  一般質問をさせていただきます。  まず初めに、1問目です。  「統一選挙を振り返って」と題して、質問をさせていただきます。  木津川市議会選は、前回の無投票となったときから比べて、有権者が約4,500人ふえましたが、投票率は47.71%と初めて50%を切りました。  この結果を踏まえて、選挙の投票率を上げるために、今後の対策、また、対応について質問いたします。  (1)有権者にとって投票所は適切な場所に設置されていますか。  (2)高齢者が投票しやすいような場所、設備等配慮すべきと考えますが、どうですか。  (3)若者の投票率を向上させるための方策について、市の考えは。  (4)10年後、20年後に木津川市を担っていく世代に対して、「選挙」の学習・啓発活動の推進を行ってはどうですか。  以上、よろしくお願いします。 ◯議長(山本 和延) 総務部長。    (総務部長 池尻 潔昭君登壇) ◯総務部長(池尻 潔昭) 総務部長でございます。  河口議員の御質問にお答えいたします。  1点目の投票所の設置場所について、有権者の便宜、施設の状況等を考慮し、投票区内で適切な場所に設けております。  2点目の高齢者への配慮については、段差解消のためのスロープの設置や二足制の解消等、各投票所の事情等を考慮し、投票環境を整備してきたところであり、今後についても検討してまいります。  3点目の若者の投票率の向上については、若い世代に選挙を身近に感じてもらうことを目的として、新たに有権者となった18歳へのバースデーカードの送付や若い世代の期日前投票立会人への選任等の啓発活動に取り組んでおります。今後も引き続き先進事例等を踏まえ、若い世代の投票率の向上に努めてまいります。  4点目の学習・啓発活動については、市選挙管理委員会と市明るい選挙推進協議会が協力して、主に小・中学校を対象とした、明るい選挙推進ポスター・標語コンクールを行っております。  また、市内中学校において、選挙に関する出前講座を実施しております。  今後も引き続き、関係機関等と連携し、若い世代の方の選挙や政治意識の向上に努めてまいります。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 河口さん。 ◯18番(河口 靖子) それでは、再質問させていただきます。  まず、1点目です。  答弁いただきました。投票区域内で適切な場所に設けているというところでございました。  実はですね、4月7日に実施された統一選挙の前期の分ですね。京都府の府議会の選挙の投票日から、実は小谷地区、また、兎並地区の投票所が小谷の児童館から加茂人権センターに変更されました。これに間違いございませんか。 ◯議長(山本 和延) 総務部長。 ◯総務部長(池尻 潔昭) 総務部長でございます。  この地域については、第18投票所になるわけでございますけれども、以前は、小谷児童館としておりましたが、施設機能の移転というか、閉鎖がございましたので、平成29年の衆議院選挙より、小谷隣保館としているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 河口さん。 ◯18番(河口 靖子) 前回の統一よりも前から変更になったということですね。了解しました。  ただ、ここの加茂人権センターは、どのような地形のとこに建っているか、総務部長は御存じですよね。確認したいので、よろしくお願いします。 ◯議長(山本 和延) 総務部長。 ◯総務部長(池尻 潔昭) 総務部長でございます。  小谷隣保館、今は人権センターでございますけれども、高台に建って立地してございますので、そこまでのアプローチする道につきましては、急な坂道というふうになっているというふうに考えてございます。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 河口さん。 ◯18番(河口 靖子) 今、答弁していただきました、急な坂道を上って、加茂人権センターは建っております。  この地域は、高齢者が非常に多い地域であります。ですから、今回、特に兎並の方は、今までの児童館であればスムーズに行けたけど、あのような地形のところでは、投票に行くのは大変行きにくいということで、そういう声を聞かせていただきました。  例えば、その兎並の方であれば、加茂支所のほうが比較的近いですし、そういうところには、かわって投票所に行くということはできるのかどうか、そのことについて御答弁ください。 ◯議長(山本 和延) 総務部長。 ◯総務部長(池尻 潔昭) 総務部長でございます。  この投票場所が移動になったということについて、苦情につきまして直接、私どもには届いてございませんけれども、駐車スペースがそれほど多くないことと坂道が急なということで、迷惑をかけている部分もあるかもしれないというふうに考えているところでございます。  駐車スペースについては、次年度に十二、三台、駐車場として整備する予定ということで聞いておりますので、そういった環境が整備されますので、ある一定、利便性は確保できるというふうには考えているところでございます。  ただ、投票区の変更を含めて投票所の増減、これについては選挙管理委員会が所管する仕事でもございますので、そうした地域要望等がもし出てくるのであればですね、全体の中での検討も必要やというふうには思いますけれども、総合的に判断して、その辺の位置づけについては、検討していくことになるのだろうかというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 河口さん。 ◯18番(河口 靖子) 昨日、酒井議員のほうからも投票所の場所等々、やはり行きやすい投票所というところで提案、また、御意見もあったかと思います。そういうこともあわせて、また繰り返しになって申しわけないですが、ぜひ検討していただきたい。  この投票所一覧表を見てみますと、やはり例えば加茂体育館、それから、加茂であれば加茂体育館とそれから加茂人権センターということで、やはり地域的な割り振りがどこでなっているのか、ちょっと私わかりませんけれども、やはり高齢者が加茂には多くなっているというところで、やはり行きやすい場所、また、何か工夫ができないのかなというふうな思いでおりますので、また、もちろん加茂だけではなく、木津や山城でもそうだと思いますので、ぜひ見直しをしていただきたいなというふうに考えておりますが、このことについて再度お答えください。 ◯議長(山本 和延) 総務部長。 ◯総務部長(池尻 潔昭) 総務部長でございます。  今現時点での判断といたしますと、この投票区での投票率につきましては、市長選での比較を見てみますと、42.8%から55.0%ということで、投票行為での大きな変化はないというか、市の投票率も上回っている地域であるということがございますので、この地区の皆様が投票を多くいただいているという認識はしてございます。  ただ、その地域の方々が高齢化に伴って違うところに、投票区についても見直しするという意見が多くあってですね、そういったことを考慮する必要があるということであればですね、その地域要望も踏まえながら検討していくことになろうかというふうには考えてございますけれども、今の状況におきましては、ほかに適当な施設がないので、その投票区を変遷するということになろうかと思いますので、そういったことにつきましては直ちということ、今現在といたしましては投票環境がよくなるということもございますので、その状況も見ながら最終、選挙管理委員会で議論いただいて、判断していただくということになろうかというふうに考えてございます。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 河口さん。 ◯18番(河口 靖子) もう一言申し上げたいのは、次の選挙、7月には参議院がありますけれども、統一選挙を考えると4年後ということになります。  我々は、誰でもそうですが、4年後には皆さん、4歳アップしております。高齢者の方、84歳の方であれば88歳というふうに、だんだん年齢が上がっていくわけですよね。そういうことも考えて、今すぐどうこうではなくても、やはり選挙管理委員会のほうで、そういうこともあわせて、先を見通して考えていただきたい。これは、そういうふうに申し上げておきたいというふうに思いますので、どうでしょうか、よろしくお願いいたします。 ◯議長(山本 和延) 総務部長。 ◯総務部長(池尻 潔昭) 総務部長でございます。  大変貴重な意見としてお伺いさせていただきます。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 河口さん。 ◯18番(河口 靖子) ぜひ伺うだけではなく、実行をよろしくお願いしたいと思います。  2つ目に入ります。再質問です。  高齢者の配慮というところで、スロープの設置、二足制を一足制にするという、そういうふうなところを努力していただいているというところはわかっております。本当にいろいろと工夫していただいているなというのは感じております。  今後についても検討してまいりますというふうに答弁いただきました。今後についての検討というのは、具体的に、これからもう少しこういうことをしたいというものがあるというふうに私は受けとめましたので、ぜひそれを、具体的なことをお示し願いたいと思います。 ◯議長(山本 和延) 総務部長。 ◯総務部長(池尻 潔昭) 総務部長でございます。  投票所につきましては、地域の集会所、あるいは公共施設を利用して設置してございますので、段差等については解消できるように努力しているところでございますけれども、スペースが確保できないというような状況がございますので、これについては、現状においては現場で、介助等で対応していただくというのが現状でございます。  今、段差がある投票所については3カ所あるわけでございますけれども、これは今現在の物理的な、スペース的に新たなスロープをつけるというふうなことについては、ちょっと無理があろうかなというふうには考えているところでございます。  ただ、その二足制の投票所につきましては、地元の集会所で、その二足制については許可いただけないという投票所も中にはございますので、これまでいろんな協力をいただいて、一足制でということで対応して協力いただいている地域もございますので、そうした地域の方々に理解と協力を求めて、一足制でのそういった投票ができるようにということで、重ねて要望していきたいというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 河口さん。 ◯18番(河口 靖子) ぜひしていただきたいなというふうに思っています。  先ほども言いましたが、昨日、酒井議員からも具体的に、投票所の現状を改善すべきという質問がございました。投票所の距離、行きやすい投票所の質問もありました。言われるとおりだと思います。
     やはり投票所に行くにも、先ほど申しましたように、高齢化が進んで、先ほど例を出しましたが、統一選挙では4年後ということで、皆さん4歳、年を重ねていきます。そういうふうになると、高齢者の人に対しての投票所に行ってもらう、そういう便宜というか、何か工夫ができないのか、そのようなところは行政としてアイデアがないのかどうか。また、そういうものを考えていこうという姿勢があるのか。その辺をお聞かせください。 ◯議長(山本 和延) 総務部長。 ◯総務部長(池尻 潔昭) 総務部長でございます。  投票環境の整備につきましては、以前よりも増してですね、開催ごとに環境がよくなっているということで、そのハード的な面につきましては、そういった整備を進めてきたということで考えているところでございますので、そういったところ、これからも努力していきたいというふうに考えてございます。  基本的には投票機会が多ければ多いほどいいというふうに思ってございますけれども、木津川市におきましては、期日前投票所につきまして、4カ所設置させていただいておりまして、そのうち1つにつきましては、商業施設をお借りして設置しているということもございまして、どこの投票区の方でも、どの期日前投票を利用していただくという環境もですね、多くのマンパワーを投じて、環境も整備してまいりましたので、こういったことをですね、努力を、知恵を出しながらですね、進めてきたところでございますので、そういったところも今後、いろんな視点で改善策についても、投票率の向上につながるような方策を考えていくというところでございます。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 河口さん。 ◯18番(河口 靖子) ちょっと再質問の意味が伝わらなかったかなと思います。確かに期日前やっていただいて、また、期日前も、ふえているというところは前も聞かせていただいておりますので、やはり本当に努力していただいているところはよくわかっております。  先ほど言いましたのは、やはり高齢者に対する移動手段、いわゆる投票所に行く手段として、何か考えられないんでしょうかという質問でございましたので、その辺のところをお答えください。 ◯議長(山本 和延) 総務部長。 ◯総務部長(池尻 潔昭) 総務部長でございます。  移動支援につきましてはですね、恐らくこれからの課題というふうには認識してございますけれども、基本的には今の、そういう例えばタクシーを手配するとかですね、そういったことについてはちょっと今、そういった考えはございませんので、今なるべく投票機会の創出ということで、皆さんに来ていただく工夫、そうしたアイデアでやっていくということで考えてございますので、今すぐさまそういった福祉的な移動も含めた、そういったサービスについて、投票に対して拡大していくという考えは、今のところ持ち合わせてございません。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 河口さん。 ◯18番(河口 靖子) この件は、ちょっと置いておきまして、3つ目の再質問に行きたいというふうに思っています。  若者の投票率を向上させるためにというところで、新たに有権者になった、18歳へのバースデーカードの送付というところを答弁いただきました。今後も引き続き先進事例等を踏まえ、若い世代の投票率の向上に努めますと答弁いただいております。  先進事例というところで、どのような研究、また、いろんな情報を得られているのか、お答えください。 ◯議長(山本 和延) 総務部長。 ◯総務部長(池尻 潔昭) 済みません、先進事例の参考資料を持ってきたんですけれども、今ちょっと手元にすぐさま出てこないんですけれども、先進事例といたしまして、誕生日カードに合わせて、今、木津川市としても啓発物品ということで、うちはちょっとささいなもので、こういった附箋を用意させてもらっているんですけれども、これをちょっと、割と高価なものにしていらっしゃる団体もございます。  今のところ、京都府内の先進事例としては余り、そういったバースデーカード以外でやっている事例というのはないので、全国レベルでちょっと研究する必要があると思いますけれども、今、京都府の事例としてあるものについては比較的、木津川市の事例というのが先進的な取り組みということで考えているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 河口さん。 ◯18番(河口 靖子) 若者の、いわゆる若い人たちの投票率を向上させるというところで、やはり若い人たちの意見、いろんな思いを聞く機会、また、聞かれたことはあるのでしょうか。 ◯議長(山本 和延) 総務部長。 ◯総務部長(池尻 潔昭) 総務部長でございます。  そういったアンケート等でですね、その情報収集をした経過というのはございませんけれども、市が行っている今、出前講座というのがございます。そこで出前講座して、選挙の模擬をしていただくということになるんですけれども、その中で実際にアンケートとった内容としましては、実際体験してみて、とても簡単でわかりやすかったので、すぐに投票というのは簡単やなということを思っていただいたこととか、1回の選挙において、いろんな人がかかわって、大変な苦労をしていただいているということを認識したというような話であるとか、1票で長とかがかわるということであれば、ぜひとも投票してみたいと、そういった意見があったというふうなことで、意見を聞いているところでございます。  先ほど先進事例という話でございますけれども、総務省の調査におきまして、子供のころに親と一緒に投票すれば、その子供が投票するというようなデータがあるようでございまして、他市の事例でいくと、親子連れで来た子供に対して、記念品を交換する券を渡したり、抽せんをできるような券を渡したりと、そういった事例があるようでございます。  それについては、すぐさまそういったことを対応するということでは、今のところは考えてございませんけれども、やっぱり親子で投票行為をしてもらうということについては、非常に重要なことというふうに考えてございますので、そういったことについては今後、そういった親子で、ぜひとも投票に来てくださいねというキャンペーンをですね、そういったことを張るようなことも、ちょっと計画しているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 河口さん。 ◯18番(河口 靖子) いろいろと調べられて、それを今すぐ実行云々は別として、やはりそれで投票率が上がるのであれば、工夫していこうかなというふうなお考えはあるということの確認をさせていただきたいのですが、どうでしょうか。 ◯議長(山本 和延) 総務部長。 ◯総務部長(池尻 潔昭) 総務部長でございます。  これまでも木津川市の選挙管理委員会は、他市に先駆けになるような、いろんな取り組みをさせていただいたところでございますし、これからにつきましても、いろんなアイデア持って、投票率の向上に努めるという考え方につきましては変わりはございませんので、そういった姿勢で取り組んでいきたいというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 河口さん。 ◯18番(河口 靖子) 私は、たまたま若い人から少し話を聞かせていただいて、すごい発想だなというところで御紹介したいというふうに思います。  インターネットの投票はできないのというふうに言われました。確かに今、本当に若い人たちがインターネットという、そういう発想でね、されるのは当然かなというふうにも思います。これは、インターネット投票というのは、やはりいろんな条件、いろんな規則等々を変えていかないといけないと思うんですけれども、若者にとっては、こういう発想があるということを、こういう思いがあるということをお伝えしておきたいというふうに思います。  行政として、諸問題をクリアしないと、こんなものはでけへんわと、そういう答弁かもしれませんが、やはり若い人の発想も、何かきっかけになるのかなと思いますので、このことについてどうでしょうか。答えられる範囲で答えてください。 ◯議長(山本 和延) 総務部長。 ◯総務部長(池尻 潔昭) 総務部長でございます。  今いただいております事例等につきましては、大変貴重な意見やというふうに考えてございますし、これから投票の環境というのは、インターネット等で大きく変わっていくということも想定されますので、そういったことにつきましては、情報機器のそういった進捗に合わせて、市の投票の事務を変更していく必要があろうかと考えておりますので、その辺については先進事例、それから国の指針等を踏まえてですね、公平かつ適正な選挙ができるように、執行のほうは留意していきたいというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 河口さん。 ◯18番(河口 靖子) ありがとうございます。  その若者の話の中に自分自身、我々が、若者自身が投票率を上げるために、3つの方法があると言うんですね。それは何かというと、これは若者の考えですから、いい悪いの問題ではないですが、やはりこの意見というのは貴重かなと思いながら紹介したいというふうに思います。  1つ目は、小選挙区の排除。2つ目、インターネット投票の解禁。3つ目、選挙権に年齢制度を設ける。というふうに、その若者は言っていました。  これが現実的な案かどうかは別としても、やはりちょっと発想、投票率を上げるためには発想の転換というか、その辺のところをやっぱり変えていかないと、根本的に変わらないのかなというふうな思いで、ちょっと紹介をさせていただきました。市長は、どのように思われますか。 ◯議長(山本 和延) 総務部長。 ◯総務部長(池尻 潔昭) 総務部長でございます。  ただいま紹介いただいたそのアイデアにつきましては、公職選挙法の法基盤の問題が大きく影響してまいりますので、それをもう市の選挙管理委員会のほうで、それをすぐさま、どうのこうのするという議論にはならないというふうに思いますので、そうした意見というのも出前講座の中でも、そういった意見もいただいている内容もございますので、そういったことも踏まえながらですね、若い意見も参考にしながら、取り入れられるものについては、十分取り入れていきたいというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 河口さん。 ◯18番(河口 靖子) ありがとうございます。  では、2問目に入りたいと思います。  「地域生活支援拠点等の整備に関する基本的な考え方」ということで質問させていただきます。  地域には障害児者を支えるさまざまな社会資源が存在し、これまでも各地域の障害福祉計画に基づき整備が進められているところですが、それらの間の有機的な連携が必ずしも十分でないことから、今後、障害者の重度化、そして高齢化や「親亡き後」を見据え、地域が抱える課題に向き合い、地域で障害児者やその家族が安心して生活するため、また、緊急時にすぐに相談でき、必要に応じて早期な対応が図られる体制として、地域の生活拠点等の積極的な整備、推進していくことが必要であると考え、以下の点を問います。  (1)障害者基本計画“支えあいプラン”では、「地域の力で支え合える安心・生きがいの福祉のまち きづがわ」を理念として、誰もが住みよいまちづくりを進めるとの考えですが、相談支援についての対応はしっかりとされていますか。  (2)障害者福祉計画・障害児福祉計画が、平成30年3月に制定されたところですが、その内容を見ると、2020年度までに目指す姿として、「福祉施設入所者の地域生活への移行目標」「福祉施設からの一般就労への移行目標」がありますが、これらの目標達成に向けた取り組みの進捗状況は。  (3)高齢者福祉計画、そして介護保険事業計画について、地域包括ケアシステムの推進と各圏域の高齢者を支える環境は万全ですか。  以上、よろしくお願いします。 ◯議長(山本 和延) 健康福祉部長。    (健康福祉部長 大西 寛典君登壇) ◯健康福祉部長(大西 寛典) 健康福祉部長でございます。  河口議員の御質問にお答えいたします。  相談支援については、窓口に専門職員を配置しております。  また、社会福祉法人いづみ福祉会に基幹相談支援センター事業を委託し、障害のある方やその保護者からの相談にきめ細やかな対応ができるよう、ワンストップ窓口を24時間体制で設置しております。  2点目の「福祉施設入所者の地域生活への移行目標」につきましては、地域における生活の安心感を担保する機能や、障害のある方の地域での生活を支援するため、地域生活支援拠点等の整備を進めていくことが必要と考えており、現在、相楽郡の町村とともに、山城南圏域での設置に向けて検討を進めております。  また、「福祉施設からの一般就労への移行目標」につきましては、ハローワークや就業・生活支援センターとの連携を深めながら、「就労移行支援」などを活用いただき、一般就労を希望される方を今後も引き続き支援したいと考えております。  3点目につきまして、第8次高齢者福祉計画・第7期介護保険事業計画の基本目標の一つとして、地域包括ケアシステムの推進を掲げています。  市内の各圏域において、平成29年度から各種関係機関による地域ケア会議や、生活支援体制整備事業協議体による地域ニーズの把握や、情報交換、働きかけの場として取り組んでまいりました。今後も引き続き、誰もが住みなれた地域で自立した日常生活、安心した暮らしが続けられるよう、全ての世代で支え、支えられるまちづくりを推進してまいります。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 河口さん。 ◯18番(河口 靖子) それでは、再質問させていただきます。  まず、1問目です。  相談窓口については、市の中にあるということと、社会福祉法人いづみ福祉会にあるという答弁をいただきました。  実は、先日、相談事業者、いわゆるいづみ福祉会のほうに、娘さんのことで相談に行かれました。娘のグループホームを頼みましたが、全く聞き入れてもらえませんでしたと相談を受けました。どういうふうな形で聞き入れられなかったのかというところについては、その方のお話を伺ったところ、グループホームの受け入れができないというふうなところだったというふうに私は受けとめております。  やはり簡単に聞き入れてもらえないというのではなく、やはりもう少しいろんなところ、また、行政にも相談し、そして、そのお母さんの相談に乗ってあげるというのがやはり相談所であって、相談窓口であるというふうに私は考えています。  これは、行政のほうに、こういうことがあったということが届いているかどうかはわかりませんけれども、事実こういうことがあったので、やはりこのことに対してどういうふうに受けとめられますでしょうか。 ◯議長(山本 和延) 健康福祉部長。 ◯健康福祉部長(大西 寛典) 健康福祉部長でございます。  ただいまの御質問にお答えさせていただきます。  グループホームについてと、相談で断れたというところでございます。  やはりですね、相談に来られた場合につきましては、その方の状況であったりとか、家庭の状況であったりとか、いろんな面から相談に乗るという体制が必要であるというふうも考えております。  また、現在、グループホームにつきましても、圏域で申しますと、非常に数が少ないという状況もございます。そうした状況を把握しておりますし、グループホームの事業者の指定については京都府が行っておりますので、そういう附則も含めまして、要望はしてまいりたいと思いますけれども、相談につきましては懇切丁寧に、また、市も含めまして、きちっとした対応は必要かというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 河口さん。 ◯18番(河口 靖子) 障害者グループホームと特別養護老人ホームの合築というか、一緒になった敷地、同じ敷地内で、そういう多様な住宅、暮らせるような、そういう住環境を改善しなさい、整えなさいというところがあると思います。  これに対してどのような今、状況になっているのか。今、山城南圏域では、なかなか進んでいないというふうに聞こえたんですけれども、やはり進んでいないで済む問題かなというふうに思いますので、その辺のところも、少し詳しくお答えください。 ◯議長(山本 和延) 健康福祉部長。 ◯健康福祉部長(大西 寛典) 健康福祉部長でございます。  ただいまの御質問にお答えさせていただきます。  そういう方々の生活のあり方につきましては、グループホームもそうですけれども、例えば障害のある方同士で、シェアハウスみたいなところでですね、生活ができないかどうか。また、さまざまな暮らし方が考えられるというふうにも思っております。また、短期入所という利用の方法もございます。  そういったことから、なかなか今、事業の進展が見られないというところではございますけれども、先ほど申し上げました、相楽郡内で地域生活支援部会という部会がございまして、その中で市町村の自立支援という協議会が設けられておりまして、関係機関とですね、そういった点も踏まえて協議を進めているという状況であります。これにつきましては京都府も踏まえて、関係機関、事業所も踏まえて協議を進めているという状況でございます。  なかなか進展がないというところではございますけれども、そういった御指摘も踏まえまして、今後も関係機関と協議しながら進めてまいりたいというふうに考えています。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 河口さん。 ◯18番(河口 靖子) 今、進展しないというところで、すごくそういう語彙が強調されていたわけですけど、進展しないというのは何が原因で、しないんでしょうか。 ◯議長(山本 和延) 健康福祉部長。 ◯健康福祉部長(大西 寛典) 健康福祉部長でございます。
     原因といいますか、その解決策というような圏域ごとの課題というものが、どれだけ把握できているかという問題もございます。  例えば、短期的に暮らしていくにはどうするべきか。あるいは中長期的に、その拠点を整備していくには何が問題あるのかというようなこと。また、地域の包括ケアシステムの構築達成に向けては、どういった障壁があるのかというような課題も、たくさんあるというふうに思っております。  そういったさまざまな課題を各関係機関で協議をしているというところで、なかなか前に、どういった状況で、整備も含めてですけれども、進めていくかという状況の中で現在に至っているというところでございます。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 河口さん。 ◯18番(河口 靖子) ちょっとわかりにくかったですが、次に行きたいと思います。  まず、一般就労への移行、就労の件ですけれども、先ほどからも出ておりますが、山城南圏域においては自立支援協議会、就労支援部会というのがございますね。ここではどういうふうな形で検討や、就労に対する考え方、開発ですかね、行われているのか、お聞きしたいというふうに思います。 ◯議長(山本 和延) 健康福祉部長。 ◯健康福祉部長(大西 寛典) 健康福祉部長でございます。  就労支援部会という専門部会がございまして、ここでの内容といいますのは、福祉的就労から一般就労へというような移行促進をしていくために、障害者の就業、あるいは生活支援センターを核としまして、就労ニーズの開拓を行うというような形での部会での調整でございます。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 河口さん。 ◯18番(河口 靖子) 実際的には、どのように進んでいるんでしょうか。効果があるんでしょうか。 ◯議長(山本 和延) 健康福祉部長。 ◯健康福祉部長(大西 寛典) 健康福祉部長でございます。  ただいまの御質問にお答えさせていただきます。  一般就労という形の効果というところでございますけれども、本市におきましては、毎年数名ではありますけれども、福祉施設から一般就労へというような形で移行をされている方がございます。  平成30年度につきましては、6名という形で福祉施設からの就労をされたという状況でございます。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 河口さん。 ◯18番(河口 靖子) わかりました。では、3つ目の再質問に行きたいというふうに思います。  まず、地域包括ケアシステムの推進というところで、環境は万全ですかというところで問いました。  そこで、実は、23日、日曜日ですね。皆さんに、お手元にお配りしております、議長のお許しを得て、皆さんにお配りしております、久世地域の介護が変わるというところで、「在宅特養」というコピー、プリントを配付させていただきました。  やはり地域包括ケアシステムの進捗状況というのは、木津川市内、また、相楽の中でも、やはりなかなか進んでいないのかなというふうに私は感じております。まず、この説明をする前に、どれぐらい在宅のほうで見る、要するにシステムですね。整ってきているのか、御報告をいただければと思います。 ◯議長(山本 和延) 健康福祉部長。 ◯健康福祉部長(大西 寛典) 健康福祉部長でございます。  ただいまの御質問にお答えさせていただきます。  地域包括ケアシステムという形で、これまでもですね、例えば在宅医療と介護の連携というところからしますと、相楽医師会を中心として、薬剤師会、あるいは介護事業所、そして行政、そして地域包括支援センターというとこら辺で連携を図りながら会議等を、実施をしてきております。  そうした中で、いろいろ研修会もさせていただき情報共有、例えば地域医療の介護の支援の把握といったものが、どういったものがあるのかということもありますし、在宅医療と在宅介護の提供体制の構築・推進ということで、病院とか診療所の連携会議にも取り組んでまいりました。また、地域住民への普及啓発という形での講演会等もさせていただきましたと。そういうふうなとこら辺で、1つはあるかなというふうにも思っております。  また、それぞれ圏域ごとに協議体というのがございます。2層協議体がございます。そういった中で地域における課題、あるいはニーズが何であるのかというとこら辺の、それぞれの圏域において抽出をしていただいて、その課題等を1層協議体の中で会議をさせていただいて、最終的に市全体として、まず取り組む必要があるものは何かというようなとこら辺で今、協議を進めてきている状況でございます。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 河口さん。 ◯18番(河口 靖子) 今、答弁いただきましたが、結果的には、いろんな分野の方たちと会議をして、市として取り組みをどういうふうにしていくかという段階であるというふうに理解させていただいてよろしいのでしょうか。 ◯議長(山本 和延) 健康福祉部長。 ◯健康福祉部長(大西 寛典) 健康福祉部長でございます。  それぞれの関係機関同士がいろんな課題に向き合ってですね、地域包括ケアシステムを市として進めていくためには、どうしていくべきかという形で、少しずつではありますけれども、いろんな課題も出てきておりますし、前向きな意見も出ております。そうしたことで進捗については、一足飛びにはいきませんけれども、徐々に進めていっているという状況でございます。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 河口さん。 ◯18番(河口 靖子) 少しは進んでいるというところですが、少し進んでいる具体的な点はどういうところでしょうか。 ◯議長(山本 和延) 健康福祉部長。 ◯健康福祉部長(大西 寛典) 健康福祉部長でございます。  再度の御質問にお答えさせていただきます。  先ほど、市全体として、すぐに取り組む内容があるかどうかという取りまとめもさせていただいています。1層協議体のほうで現在、会議等で出てきておるのが、例えば、木津川市内においてサロンであったりとか、買い物等の外出における移動手段をどうするべきだと。これは、それぞれの地域において課題があります。  それと、協議体に対する理解。例えば、自分の住んでいるまちづくり、支え合いの体制について、住民周知をどうしていくかというようなことも、これから進めていかなければならないと。これまでも進めてきたんですけれども、なお周知が必要であるというようなことと、あとは、サロン等におきまして、例えば、施設の利用であったりというとこら辺では、負担軽減を図れないのかというような課題もありますので、現在、市全体として、すぐに取りかかれる内容として、こういうふうな問題があるということで、この内容について、今後進めていくという状況でございます。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 河口さん。 ◯18番(河口 靖子) まず、この配付しました「在宅特養」という考え方に戻っていきたいというふうに思っています。  今、部長のほうからいろいろ説明はしていただきましたが、具体的に各家庭に、本当に困っておられる方への支援というところの実践ができていないなというふうに感じますので、ぜひこれは皆さんに知っていただきたい。いわゆるタイトルに書いております「在宅特養」という考え方でございますが、特養の施設をイメージしていただければいいのかなというふうに思っています。  それの在宅バージョンというところになります。この下に描かれております。家があり、周りにたくさんの風船のような円が描いてありますが、この中に一つ一つサービスの項目ですね、訪問介護、それからショートステイ的なもの、それからデイサービス、定期巡回、それから在宅介護の支援、いろいろ書いてございます。また、配食、それから包括的な相談等々、これを一括して、これは、やはり特養の施設に入られてサービスを受けられる、その内容と同じようなものが書かれてあるというふうに理解していただいたらいいのかなと思っています。  この久世地域においては、やはり高齢化が進んでいて、何とか特養に入りたいという方がたくさんいらっしゃるけれども、やはり50床の中では入れない。では、どうしたらいいのか。職員さんが出向いていって、そしてヘルパーさん等々が出向いていって、自宅の中で、そういう特養と同じサービスを提供していこうという考えのもと、これを実施されています。  23日に、日曜日に、みやこ創生会、2人の会派ですが、やはりここに研修に行ってまいりました。なぜこういう事業が続いていくのか。やはりヘルパーさん、1日、大体、最低6回は、お宅に訪問されるそうです。やはり6回というと、夜中も行かれるというね、本当に大変なお仕事になっておられるということで、本当にヘルパーさんが続くんですかと疑問に思い、聞いてみました。  しかし、やはり116人の職員さんの中で、うまく効率よく回して、そして頑張っていってるんだというふうなところを聞かせていただいて、これは可能な事業というか、システムであるのかなというふうに思いましたので、今回、この「在宅特養」という形、また、地域包括ケアシステムのやっぱり推進の中に、このことを頭に置いていただいて、ぜひ取り入れていただきたい、工夫をしていただきたい。そのような思いで今回、紹介させていただきました。  定期巡回、それから対応型訪問看護とか介護は、されているというふうに思っていますが、それを延長的に、充実的に取り組む、その事業であるのかなというふうに思っています。このことについて、部長の答弁を求めます。 ◯議長(山本 和延) 健康福祉部長。 ◯健康福祉部長(大西 寛典) 健康福祉部長でございます。  ただいまの御質問にお答えさせていただきます。  非常に画期的な取り組みだというふうには考えております。ただし、事業所が中心的に取り組んでおられるという状況を見ますと、なかなか全国的にも、この久世ホームさんが実施されている事例のみということになっています。あとは、東京のほうで企業が事業を実施されているという例もございますけれども、なかなか特養に入られない方、それを在宅のほうで支援をしているという状況でございますけれども、やはり事業所で行っていただける、それだけのマンパワーであったりですね、体制整備が整っているんだろうなというふうには考えております。  確かに地域包括ケアシステムというのは、その地域の独自のものができるかどうかというとこら辺にかかっておりまして、行政と住民がですね、また、関係機関が我が事として、自分たちが、まちづくりに取り組む姿勢があるかどうかというとこら辺だというふうに思っています。  今、議員おっしゃったように、高齢者だけではなくて、例えば障害者の方たちであったりとか、子育て世代の方々も含めてですね、地域で暮らす全ての人が、そういうふうな総合的な仕組みというものは、必要かなというふうには思っていますけれども、現在のところ、なかなか事業所のほうで、これを実施していくというとこら辺では、現在、木津川市のほうの事業所を考えてみますと、なかなかそれだけの状況ではないのかなというふうに思っております。  ただし、そういったシステムなり、今後につきましては、やはり介護の事業計画というのも、我々は策定していかなければなりません。そういった中、いろんな御意見もお聞きさせていただいてですね、今後どういうふうな取り組みをしていかなければならないかというものにつきましては、研究も含めまして努めてまいりたいというふうに考えています。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 河口さん。 ◯18番(河口 靖子) ありがとうございます。  やはり地域包括ケアシステムの中に、やはりボランティアとか、地域の人の手助けというのも必要ですけれども、それにはやはり限界があります。そういうものも合わせて、やはり地域の中で、みんなでね、やはりケアしていこうという、そういう精神は、私は大事であるというふうには思っておりますが、それは長く続かないし、また、今現状の中で、やはり高齢化になってきている。どこの地域でもやはり高齢化が進んできているという現状は、もうこれは戻れない、年は若くならない、年齢は減っていかない。もう年齢は加算されるのみでございますので、そのこともあわせて、やはりもう少し先を見るという意味において、ぜひ少しずつ改善し、また、実行していただきたいなというふうに思っております。ぜひよろしくお願いしたいというふうに思います。  最後に、市長、こういうやはりこれからの高齢者対策として、いろんな方法があろうかと思います。今回は、これを私自身が提案というか、御紹介しましたが、市長もやはりいろいろと考えていただいていることと思っておりますので、ぜひ思いをお聞かせいただければありがたいと思っています。よろしくお願いします。 ◯議長(山本 和延) 河井市長。 ◯市長(河井 規子) 河口議員の御質問にお答えいたします。  実は、私も4年間で3人の高齢者を見送ったわけですけれども、99歳の祖母については家で、みとりをさせていただきました。その何年間ですけれども、デイサービスから始まりまして、ショートステイ、そして最期は家で訪問看護、そして、かかりつけのお医者さんに来ていただきまして、何とか家でみとりをさせていただいて、安らかにいっていただいたというふうに思っています。  そういう点では、それぞれの方にケアマネジャーさんがついていただいておりまして、その都度その都度、介護の必要性について相談に乗っていただき、こういう状況であるので、じゃあ、こういうサービスを追加しましょうかとかいうことで、本当に丁寧に対応していただいたと思います。  かかりつけのお医者さんについても、いろんな体の状況も知っていただいておりますので、そこに応じて訪問していただく中でいろいろと御指導いただき、最期、家でみとるというのは非常に初めてのことで、子供の10歳のころはありましたけど、やっぱり非常に心配で、家族が全部、どういうふうになっていくのかなと心細い思いもありましたけど、訪問看護の看護師さん、そして先生方が、こういう状況になっていきますよと、心配しないでくださいといったことを言っていただきながら、無事に見送れたというふうに思います。  今後は、やはりそういった状況がふえてくるというふうに思いますので、まずは、かかりつけのお医者さんを必ず持っていただくということと、介護になったときにはケアマネジャーさん、そして訪問していただくいろんな方と連携をしながら、そのときの状態に応じて、家で介護できるような状況を市も進めさせていただきたいと思っております。  そういった状況の中では、いろいろと連携した会議も行っておりますので、その地域のお医者さんも連携していただかなくては、これは実現できませんので、そういう点でもしっかりと今後、高齢者の対策として進めてまいりたいと思っております。  こういうふうに事業所の方が協力いただけるということは非常にありがたいことですので、そういった事例も含めながら利用者さんにも、こういったところもありますということも紹介させていただければなと思っております。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 河口さん。 ◯18番(河口 靖子) ぜひ市長からのメッセージとして、また、事業者さんとのやはりかかわりも深いと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  それでは、3点目に移らせていただきます。  「インクルーシブ教育の推進を」  5月26日(日)加茂文化センターで、映画「みんなの学校」が上映されました。特に障害児童をお持ちの方々が、この映画を多数の人たちに見てほしい、そして、このような学校が実現することを願っている熱い思いから、上映が可能になったものだと思っております。  3月議会の一般質問で取り上げましたインクルーシブ教育が、この映画の上映により実現化することを願って、再度質問いたします。  (1)木津川市としての「インクルーシブ教育」の導入の方針について問います。  (2)教育委員会としての「インクルーシブ教育」の導入の方針について問います。  以上です。 ◯議長(山本 和延) 健康福祉部長。    (健康福祉部長 大西 寛典君登壇) ◯健康福祉部長(大西 寛典) 健康福祉部長でございます。  河口議員の御質問にお答えいたします。  障害のあるなしにかかわらず、誰もができるだけ同じ場所で、ともに学ぶことができる環境づくりが重要な視点と考えられ、障害のある方の自立と社会参加を見据えた、多様で柔軟な「学びの場」を整えていきたいと考えます。  私からは以上です。 ◯議長(山本 和延) 教育部理事。    (教育部理事 遠藤 順子君登壇) ◯教育部理事(遠藤 順子) 教育部理事でございます。  河口議員の2点目の御質問にお答えします。  今後も、個別の教育的ニーズのある児童・生徒に対して、多様で柔軟な学習環境をできる範囲で整えるとともに、障害者理解を推進することにより、誰もがともに学び合える学校を目指し、本市におけるインクルーシブ教育を推進してまいります。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 河口さん。 ◯18番(河口 靖子) ありがとうございます。  それでは、再質問させていただきます。  1問目のほうの、市に対して方針を問いましたけれども、私の思いとしては、やはりインクルーシブ教育の中では、やはり教育委員会だけが運営できるものではないというふうに考えております。この取り組み、この学校をやはり運営し、行っていくためには、やはり市全体にわたる各部の取り組み、また、協力が必要であるというふうな思いからでございます。  今、健康福祉部長のほうで答弁いただきましたが、やはりこの健康福祉部、そういうものだけではなく、あらゆる部にかかわるのではないのかなというふうに思っています。やはり地域の大人がかかわることによって、社会教育の面においても、そういう人たちにおいても、やはり協力をしてもらわないといけない、いろんな立場の方が必要であるというふうに考えているところです。
     答弁いただいた中で、自立と社会参加を見据えた多様な柔軟な「学びの場」を整えていきたいというふうに考えていますと答えていただきました。これは具体的にどのようなイメージを持った答弁だったのか、お聞かせください。 ◯議長(山本 和延) 健康福祉部長。 ◯健康福祉部長(大西 寛典) 健康福祉部長でございます。  ただいまの御質問にお答えさせていただきます。  どういうふうな学びの場を整えていきたいかというところでございます。  市として、やはり実施していくに当たりましては、やっぱり環境整備を整えていく必要があるだろうというふうに思っています。それにつきましては、ソフト面、ハード面、いろいろあるというふうにも認識をしておりますので、そこは重要かなというふうに思っておりますし、また、そういう学びの場を整えるといいますか、つくるという面からしましたら、やはりそこには学びの主体である子供がいる。そして、その子供の保護者がいる。そして、地域の人々がおられる。また、そして学校の教職員さんがいるというような、さまざまな学校をつくるに当たりましては、かかわっておられる方々が多数おられますので、そういった面を含めまして、環境の整備は必要かなというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(山本 和延) 河口さん。 ◯18番(河口 靖子) ありがとうございます。  ぜひ環境整備、ソフト・ハード面においても、ぜひ整えていただきたいなというふうには思っております。  次に、教育委員会のほうの答弁の中での再質問をさせていただきたいと思います。  まず、この映画をきょう教育委員会、3人の理事者の方、出席していただいているわけですけれども、どなたか、この映画を見られた方、いらっしゃるのでしょうか。 ◯議長(山本 和延) 教育長。 ◯教育長(森永 重治) 教育長であります。  拝見いたしました。 ◯議長(山本 和延) 河口さん。 ◯18番(河口 靖子) 見られて、どのような感想をお持ちになったか、お聞かせください。 ◯議長(山本 和延) 教育長。 ◯教育長(森永 重治) 教育長であります。  課題のある子に、とことんかかわっているというか、寄り添っていくという、いわゆる教育熱といいますかね、包容力というか、それとバイタリティー、それと全体を引っ張っていくリーダー性というのには感銘受けました。  以上です。 ◯議長(山本 和延) 河口さん。 ◯18番(河口 靖子) そういう意味で感銘を受けたというところで、本当によかったなという思いを持たれたのかなと感じましたけれども、そのことを、気持ちを大事にしていただきたいなというふうに私は思っておりますが、前回の教育長の答弁、御自身きっちり覚えておられると思います。  その中に、このことを全体の一つのモデルとしてやっていく、そういったことも考えていきたいというふうにおっしゃられました。たくさん読むと、ちょっと時間がなくなるのではしょったんですけれども、やはりこういうことも大事であるかなというふうなところで、このことをおっしゃったのかなというふうに思うんですけれども、今、映画を見られて、こういう学校に対する、インクルーシブ教育に対する考え方を再度お聞かせください。 ◯議長(山本 和延) 教育長。 ◯教育長(森永 重治) 教育長であります。  前回、私申し上げたのは、木津川市の小学校、中学校ともに、インクルーシブ教育というのは行っておりますし、また、そのことを今後とも推進していく必要があると。そこの中で、より進んでいる分をモデル校として、全体を引き上げていきたいというような意味合いで、私は申し上げたと思っております。  この大空小学校のほう、具体的なとこまでは承知はしていないんですが、基本にあるのは、支援学級の子供と通常学級の子供がもう垣根を取っ払って、一緒にやっていこうということなんです。  私どもが行っていますインクルーシブ教育、それも一つの当然、ある意味の先鋭的なインクルーシブ教育と思っておるわけですが、木津川市で行っているところのインクルーシブ教育というのは、平成24年に文科省で、共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育のシステムの構築という形で、その理念に基づいて行っているわけです。  それはどういったことかといいますと、多様な子供たちに応じた形での多様な学びの場として通常の学級、それから通級による指導、特別支援学級、特別支援学校、こういった多様な場を充実させていこうと。そこへ向けて、そういった就学先を決定するに当たっては、児童・生徒の障害の状態、本人の教育的ニーズ、本人、保護者の意見、教育学、医学、心理学等、専門的見地からの意見、学校や地域の状況等を踏まえた総合的な観点から、先ほど申し上げました多様な教育環境を選んでいこうと。  その際には、本人、保護者に対し十分情報提供しつつ、本人、保護者の意見を最大限尊重していこうという、そういった中にあって、特別支援学校と小学校、中学校、また、学校内にあっては、特別支援学級と通常の学級との中での交流とか共同学習等というのを進めていこうと。そういった中で、あくまでも多様な学習の場を設けて、いろんな観点、教育的な観点、医学の観点等を踏まえ、とりわけ保護者、本人の意見を十分踏まえた中で就学先を決定して、そういった中で交流、学習も進めていこうということです。  そういった中での進んだモデル校をより、今まさに、全ての学校で一生懸命、そこを目指して頑張っているわけで、そういった中で、すぐれた学校というのをリーディング・ケースとして設けていきたいという意味で申し上げたところです。  以上です。 ◯議長(山本 和延) 河口さん。 ◯18番(河口 靖子) 前回の答弁に関しては、このインクルーシブ教育に対して否定的な答弁であったというふうに私は感じてはおりません。やはり、より充実した、このインクルーシブ教育を目指していただきたい、そういう意味で再度、この映画、私もこの映画をきっかけに再度確認、また、これをできるだけ、やはりもっと充実した、こういう学校にしていただきたいという思いでの質問でございます。  やはり本当に映画、私も見て感じたことは、やはり一言で、こんな学校は理想的だなというふうに感じますけれども、やはりその理想的な学校を目指すためには本当に多くの人の協力、そして、いろんな協力だけではなく知恵や、また体も、やはり張って行っていかないといけない。一緒になって、やはり教育、一緒に教育して、自分たちもやはり勉強していかないといけないというシーンもたくさんございました。  地域の方は地域の方で、本当に子供たちを大切に思い、あれだけやはり養護し、そして支えてあげているという、そういうところはやはり木津川市においても、どこの学校においても、やはり大切なことであるというふうに思っておりますし、皆さん、登校、また下校の見守りも一つの地域の保護者、大人のかかわりであるというふうにも思っています。そういうところをあわせて、やはり子供だけではなく、私たちも育っていかないといけないし、もう学校だけが勉強の場ではなく、一生涯やはり勉強するという、そういうところがやはり人として生まれたからには、やはりそれは大事なことであるというふうに私は、いつも思っております。  そういう意味で、やはりこの映画を通して、こういうきっかけを与えてくれたお母さん方にやはり勧奨し、また我々議員の立場として、また教育委員会、また行政の立場としてこういう学校を、できるだけ充実した学校を目指していただきたいという思いで質問をさせていただきました。  今、教育長からいろいろと答えていただきましたが、部長のほうはどのように考えられているか、お答えください。 ◯議長(山本 和延) 教育部長。 ◯教育部長(竹本 充代) 教育部長でございます。  それぞれ子供たちの状況いろいろございます。また、学校、地域の状況もさまざまでございます。あの大空小学校もすばらしい教育をされていましたが、それが100%、全てではないと思っておりますので、また木津川市には、それぞれ取り組みをさせていただいておりますので、いろんなことを参考にしながら、子供たちが一番よい状況をつくり上げていくということが大事ではないかというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(山本 和延) 河口さん。 ◯18番(河口 靖子) ありがとうございました。  3問、今回質問いたしましたが、いろいろと答えていただき、ありがとうございました。  これで終わります。      ──────────────────────── ◯議長(山本 和延) 本日の一般質問の予定が終わりましたので、本日の会議を閉じます。  あす26日は午前9時30分から再開し、引き続き一般質問を行いますので御参集くださいますよう、お願い申し上げます。  それでは、本日はこれで散会いたします。  皆様、御苦労さまでした。                         午後3時14分 散会 このサイトの全ての著作権は木津川市議会が保有し、国内の法律または国際条約で保護されています。 Copyright (c) KIZUGAWA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved....