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平成29年第1回定例会(第6号) 議事日程及び一般質問表 開催日:2017年03月15日
平成29年第1回定例会(第6号) 本文 開催日:2017年03月15日
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  1. 木津川市議会 2017-03-15
    平成29年第1回定例会(第6号) 本文 開催日:2017年03月15日


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    2017年03月15日:平成29年第1回定例会(第6号) 本文 ▼最初のヒット発言へ(全 0 ヒット)       平成29年第1回木津川市議会定例会会議録(第6号) 午前9時30分 開議 ◯議長(倉 克伊) 皆さん、おはようございます。御苦労さまでございます。  ただいまの出席議員は22人であります。  これより平成29年第1回木津川市議会定例会を再開し、直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。  日程に入ります。      ──────────────────────── ◯議長(倉 克伊) 日程第1、一般質問を行います。  13日に引き続き、一般質問を行います。  本日は、4人の9問で行います。  それでは、1番目、酒井弘一さん。    (酒井 弘一君質問席へ移動) ◯21番(酒井 弘一) 日本共産党市会議員団酒井弘一です。  3問の質問をさせていただきます。  まず最初に、「残念石の保存」であります。  通告書では、2年前の3月と表記いたしましたけれども、代表質問であった関係で3月と勘違いいたしましたが、正確には2年前の6月議会でありました。残念石の保存を願って、質問をしております。そこで、市は「保存に向けて関係各課と早急に協議し、最大の努力をする」と答弁いただきました。その質問から2年がたったわけでありますが、市は、この間、どんな保存をめぐっての取り組みを行ってきたでしょうか。  2つのこの間の動きがあります。
     1つは、奈良大学文学部文化財学科の教授で、大阪城の真田丸の考証をされた千田嘉博氏は、最近になって残念石の現場を歩き、2月初頭に市に対して意見書を出されています。  一方、NPO法人ふるさと案内かも」は、市に対して1月、依頼書を出されました。市が考える数個の石の保存ではなくて、さらに多くの石の保存を求めておられます。  そこで、伺います。  (1)市において、中心となって担当する部署はどこか。関係各課とは、どこを指すのか。  (2)国・府など関係者との協議の到達点並びに市の考えはどのようなものか。  (3)残念石については、国・府・市ともに、現在は文化財指定はしておりません。市は石をどう評価し、どう扱おうとしているか、明確にしていただきたいと思います。  以上です。 ◯議長(倉 克伊) 教育部長。    (教育部長 森本 直孝君登壇) ◯教育部長(森本 直孝) おはようございます。教育部長でございます。  酒井議員の1点目の御質問にお答えします。  いわゆる残念石への対応につきましては、大野地域の赤田川関連工事に関連するものでありますので、その動向を注視しているところですが、いまだ明らかにされていないと聞いております。  そのような中で、まちづくり事業推進室観光商工課文化財保護課及び管理課で連携をとりつつ、今後の対応等を協議しているもので、計画の内容が明らかになっていない現時点におきましては、どこが中心的な役割を担っていくかというところまでは決まっておりません。  3点目については、大野の残念石は、文化財として指定されていませんが、歴史的遺産として価値の高いものであると認識しております。  また、児童・生徒にとりましても、先人の知恵と苦労を学び取る生きた歴史教材となっていることから、教育委員会といたしましても、ふるさと学習の場として、また地元の歴史を伝える貴重な資料として、引き続き活用いただけるよう努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 建設部長◯建設部長(若狭 朝明) 建設部長でございます。  酒井議員の2点目の御質問にお答えします。  残念石がある大野地区の勝手神社前は、府道天理加茂木津線の狭隘区間であり、地域を結ぶ主要な道路であることから、改良につきまして、かねてから京都府に要望をしており、現在、京都府で検討している状況と聞いております。  以上であります。 ◯議長(倉 克伊) 酒井さん。 ◯21番(酒井 弘一) 答弁をいただきましたが、納得できない内容もありますので、重ねて質問します。  お配りしている資料をごらんいただきたいと思います。  残念石については、2年前の質問の場でも、教育長は、大野の残念石は、赤田川の河口の残念石は、見ているという答弁もいただいております。  この写真1番は、山城町域開橋のところの残念石で、今見えているのは、3つほど石が見えますけれども、一番右側の大きなところに刻文があって、拓本、ちょっと字が間違っておりますけれども、拓本をとっている場面であります。  この日は、二十数人の方々が参加されて、遠くは岐阜県からも来られておりました。親子連れの方が3人写っておりますけれども、この人たちは木津川市民であります。  刻文は、この紙の3枚目を見てもらったらいいんですが、3枚目に、拓本の小さい写真を紹介しました。  拓本2つありますけれども、上のほうです。「三」と読めるところ、これが藤堂藩のマークであります。このマークがあれば、藤堂藩の管轄だと、管理下だと。横のほうに、ちょっとよく見えないですが、「八尺」と書いてあります。左へ行って、「三尺八寸」、同じく「三尺八寸」、同じ言葉が2回出ています。こういう刻文があるわけです。  ついでですが、下の拓本の右のほうに鍵マークがありますけれども、これも同じく藤堂藩のマークをあらわします。だから、この「三」なり鍵マークがあれば、藤堂藩が切り出した石だということがわかるわけであります。  最初に戻ってください。  ここでは、長さ八尺、だから2メートル40センチ余り、縦横三尺八寸、そういう大きさが刻み込まれています。  この場面は、最初に言いましたように、山城町域の開橋なんですが、砂に完全に埋もれています。この砂は、実は、この間、取り上げております山城町椿井の河川敷の崩落、あの土砂がここへ押し寄せて石を埋めたものだというふうに想像されています。  2枚目の写真ですが、現在の加茂町大野にある赤田川の新水門です。  そして、下の3番の写真、今、迂回路の鉄の矢板は全部撤去が終わりました。この水門が完成するまで、迂回路として使われていた場所は、今はなくなっています。  2枚目をごらんください。  4番の写真は、水門から上流を見ています。ちょうどこの部分が新しく赤田川の流路になるところで、左側のきれいな土色の堤防、これが赤田川の新しい右岸堤防になる場所です。  そして、5番が水門から下、木津川に向かって流れ出す新流路を建設している場所です。  そして、最後に6番ですが、現在、使われているというか、設置されている赤田川樋門、これについては、書いておりますように、赤田川のつけかえの後、撤去される予定で、その撤去工事のために、このそばにすぐ府道天理木津加茂線が通っているわけですから、通行止めになるわけです。そこでバイパスが必要になってくる。建設部長の答弁にかかわっての新しいバイパスということになるかと思います。こういう状況です。  けさ、谷川議員から、こんな写真、3月11日の写真ですけれども、開橋の写真もちょっと見せていただきました。こういう状況で、どうやって保存を目指すのか、どういう形の保存を目指すのかを明らかにしていきたいと思っています。  まず、建設部長にお尋ねしますが、この写真で紹介をした赤田川のつけかえの工事並びに現在の赤田川樋門の撤去、そしてバイパスの建設、そのあたりの日程的なところを、まず説明いただけますか。 ◯議長(倉 克伊) 建設部長◯建設部長(若狭 朝明) 建設部長でございます。  酒井議員の再度の御質問にお答えをいたします。  まずは、今の現状を踏まえて、今後の話でございます。今の新しい赤田川につきましては、旧の赤田川から上流、石部川というのがございますけれども、それに水を切りかえる必要がございます。その切りかえた後に、既存の赤田川の樋門が撤去になると。その撤去に合わせて、今、お話がございました通行どめになりますので、通行どめを解消するための仮設的な道路は必要になるというふうなのは聞いておりまして、その時期でございます。切りかえにつきましては、詳細には我々もまだ聞いておりませんけれども、平成30年ごろというふうな日程を聞いております。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 酒井さん。 ◯21番(酒井 弘一) 時期については、まだ詳細は決まっていないと。確かにそうだろうと思いますが、平成30年のいつごろになるかは別にして、私の感覚としては、平成30年の遅い目と。平成30年度の遅いごろですから、今から考えて、ざっと2年ぐらい後に川のつけかえが行われると思います。  当然、この現在の赤田川樋門の撤去並びに府道の通行どめは、それ以後になるわけですね。ですから、2年ないし2年余りの今の現状が続くという、そういう状況だと思います。  その上で、教育部長にお尋ねします。3点、お尋ねします。  1つは、紹介をいたしました奈良大学千田教授の意見書、2枚ほどの文章だったと思いますけれども、概要をまずお聞かせください。 ◯議長(倉 克伊) 教育部長◯教育部長(森本 直孝) 教育部長でございます。  酒井議員の再度の御質問にお答えをいたします。  奈良大学千田教授のほうからは、2月6日付で意見書のほうをいただいているというものでございまして、具体的な中身につきましては、提案事項という形でいただいているところでございますけれども、1つには、大野浜に残る残石について、早急な全貌把握のための調査の実施と保存活用、2つ目には、大野山石切丁場跡の調査、埋蔵文化財包蔵地としての保護措置、3つ目といたしまして、木津川市から精華町祝園にかけての関連遺跡群の総合的な調査と保存と活用といったところでございまして、研究者としての文化財保護の立場から御提案はいただいているというふうに認識しているところでございます。 ◯議長(倉 克伊) 酒井さん。 ◯21番(酒井 弘一) 続けて、NPO法人ふるさと案内かもが出された依頼書、どんなもんだったでしょうか。 ◯議長(倉 克伊) 教育部長◯教育部長(森本 直孝) 教育部長でございます。  酒井議員の再度の御質問にお答えをいたします。  この部分につきましては、1月吉日という日付で、現実には2月6日付で教育委員会のほうが受け付けをさせていただいているという要望書の関係でございます。  1つには、15個の残念石を今後も鑑賞ができるように保存をお願いしたいというのが1つ。また、この機に、残念石公園を整備されるとともに、大阪城再建の功労者、藤堂高虎公の説明板や石切場としての大野山の存在を表記されることを要望いたしますという、大きくは2点をいただいているというところでございます。 ◯議長(倉 克伊) 酒井さん。 ◯21番(酒井 弘一) ありがとうございます。  続けて確認したいことがあるんですが、2月の初頭に、中ごろでしたかね、木津川市の文化財保護審議会が開催されました。いろんな議題があったと思いますけれども、今回の審議会では、この残念石の問題も議題の1つであったと伺っています。どういう議論になったか、聞かせてください。 ◯議長(倉 克伊) 教育部長◯教育部長(森本 直孝) 教育部長でございます。  酒井議員の再度の御質問にお答えいたします。  ふるさと案内かもからいただきました要望書の提出が審議会直前であったことから、2月13日、木津川市文化財保護審議会を開催させていただいているところでありますが、具体的にその日につきましては、市指定の文化財についての答申という形での協議事項でございましたので、審議会委員各位には、別途説明を行っているところでございますけれども、具体の議論というところまではいっていません。ただ、総じて条件の許す中で保存活用に努めていくのが必要ではないかという御意見はいただいたというところでございます。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 酒井さん。 ◯21番(酒井 弘一) わかりました。明確な結論が出た、そういうことではなかったと、今、お聞きしましたけれども、私が思いますのは、木津川市の文化財保護審議会で、この残念石の問題を一つの説明という形をとりましたけれども、説明とやりとりということで、まともなそういう議論がされた場としては、私は初めてだったと思っています。  そういう意味で言えば、木津川市の文化財保護審議会としても残念石の問題に対して何らかの取り組みを今後されていく、そういうスタートになったと私は思っています。  そういう状況の中で、一番初めにいただいた答弁で私が不十分だと思います点は、問いの1番です。市において中心になって担当する部署はどこなのか、関係各課とはどのような部署を指すのかという問いに対して、4課をお答えになったわけです。  説明資料のとおり、赤田川のつけかえ問題と絡めて言えば、建設部関係土木関係が、今、主になっているのは事実です。しかし、教育部長が答弁されたように、中心になる担当課は不明ですというのは、私はいかがなものかと思っています。  教育部長にもう一つお尋ねします。  木津川市から京都府の教育委員会文化財保護課に対して、何らかの状況報告なり説明はされていますか、どうですか。 ◯議長(倉 克伊) 教育部長◯教育部長(森本 直孝) 教育部長でございます。  酒井議員の再度の御質問にお答えをいたします。  今般いただいている部分の要望書等につきましては、府教委のほうには御報告のほうはさせていただいていないという状況でございます。  今後、市文化財保護課のほうで検討、文化財保護審議会の方々で御協議をいただくものというふうに理解をいたしているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 酒井さん。 ◯21番(酒井 弘一) 今、答弁いただいたように、木津川市から府教委に対しては、文化財保護課に対しては、報告も説明もしていないというのが現状ですね。それではあかんのじゃないかと、私はまず思います。  市長は、2年前のそのやりとりの中で、「歴史遺産を大切にしていきたいと思う。そのために最大の努力を行います」と答弁されたわけです。  また、教育長は、「できる限り現地の中で保存できないか、NPO法人の意見も踏まえて進めたい」と発言されているわけです。そういう状況の中で、これを文化財だと、歴史的・学術的な価値の高いものだと判断する以上は、中心課は、私は教育委員会文化財保護課でなければならないと思いますが、部長なり教育長なり、どうお考えになりますかね。 ◯議長(倉 克伊) 教育長。 ◯教育長(森永 重治) 教育長であります。  酒井議員の再質問にお答え申し上げます。  先ほど来、お話が出ておりますように、現在のところ、赤田川の道路改良等にかかわって非常に重要な時期で、具体的な計画を明らかにできる段階ではないという中で、当然、その時々に、また対象も、その時々に、土木が中心になったり、具体的に動き出すと教育委員会とか、そういった段階で、それぞれが今の関係各課が情報の共有は行っていますが、まだあくまでも国また府としての道路改良の明らかな方針を含めた計画が出てくる、そこへ向けて具体的な動きになってくると思います。したがって、今どこが中心というよりは、全体が享受してやっていくと。  どういった進め方をしていくかというのは、当然、市関係各課が一体となってやっていくことでありますので、こちら側で最も適切な体制づくりというのはやっていきたいと、そう思っています。  以上です。 ◯議長(倉 克伊) 酒井さん。 ◯21番(酒井 弘一) 私は、2年前の質問の場で、市長と教育長が口をそろえて、「保存に努めたい」と、「全力を尽くします」とおっしゃった点を非常にうれしいと思っていました。  残念石は、まだ現物を見た方、またさわった方、議員の中でも、理事者の中でも、まだ少ないと思います、残念ながら。それはなぜなんかと言ったら、置いてある場所が非常に曖昧だからです。  資料の3枚目をもう一度見ていただきたいんですが、これは残念石が山から切り出された当時に、加茂の法花寺野の無足人という役柄ですが、調査をした、記録をした場所です。1番から7番まで番号を打ちましたが、7番が開き浜です。1番が大野の赤田川の河原のところです。そして、法花寺野の向かい側、2番、3番があります。4番、上狛、6番、鹿背山、5番、木津、数は下に出しております。宮ノ下浜409、こういう数字は、もう既に400年前に確認されているわけです。そして、今から30年ほど前、山城郷土資料館の高橋美久二さんも、これを再度確認された論文をまとめられています。そういう中での状況です。  私は、教育長が、「現場の中での保存ができないか」、そういうふうなことをおっしゃった点は、非常に大事な発言だったと、言葉だったと思っています。  淀川河川事務所のある方が、私に、こう語ったわけです。「こういう状態になっているけれども、残念石と言われているこの石に、これ以上残念な思いをさせることはしませんよ」と、「国の責任ですよ」とおっしゃったわけです。  その方がおっしゃった背景には、文化財保護法があります。淀川維持管理計画があります。また、淀川整備計画というものがあります。その方は、それらのものを十分承知した上で、これは国の責任だと。現に、木津川という国の管理する川の中にあるわけですから、それをどうこうするのは、失う、土の下に埋めてしまう、これは国としては放置できないと、そのまま認めるわけにはいかないという思いがあるわけです。
     そして、木津川市は、今、教育長もおっしゃったけれども、まだ国と府の方針も定かでない中じゃないと思うんですよ。木津川市が方針を持たないから、国と府としても何も動きようがないわけです。  例えば、府道、通行止めになる前の新しいバイパスの建設は、京都府の事業でしょう。そのルートは、木津川市との相談なしにはできませんよ、ルートは決まりませんよ。だから、そのバイパスの土で残念石を全部埋めてしまうのか、それともそれを避けて別のルートをつくるのか、市の方針がなければ、国や府が方針を持てるはずがないわけです。教育長、いかがですか。 ◯議長(倉 克伊) 教育長。 ◯教育長(森永 重治) 教育長であります。  酒井議員の再質問にお答え申し上げます。  基本的に、今回の道路改良等によって、いわゆる残念石というのが埋没してはだめだと、したがって保存活用してほしいと、これまでからふるさと案内かもの方からの要望は受けておりますし、私どもも、この貴重な歴史的遺産というのは、後世にきちっとやっぱり残していかんとだめだと、そういった思いであります。  先ほど来、議員がおっしゃっていますように、それをじゃあ具体的にどういった形で保存活用していくのか。その際に、一定、国・府のほうも、このことについては理解をいただいていると思いますが、現実的には、じゃあどこの費用分担の問題を含めて、どういった形でいくというようなことが今後重要な議論になってくると思います。  そのことについては、国と府の協力なしには、いい形に保存活用できませんので、ところがその肝心の国・府のほうで、今、まずはこれ自身も長年の懸案課題であった道路改良、これについて協議をしていく重要な時期であります。当然、並行して進めていけば一番いいんでしょうが、まずは計画自身が正式に公表できる段階じゃないというところでありますので、今、私どもがここで先走った形での意見ということは申し上げられませんが、いずれにしろ国と府の協力を得ながら適切な保存活用ができる方策というのを検討してまいりたい。  平成15年に、淀川河川事務所が枚方のほうにちょっとしたパークをつくって、そこへ、この残念石というのは、1個当たりが10トンぐらいするんですね。非常に大きいもので、その3個の石を運んで行って、ちょっとした公園だったと思うんですが、そこへ持っていくだけで6,500万円の費用がかかっているわけです。  そういったことも含めて、具体的にその場で、それぞれの協力を得ながらどういった形で保存活用ができるかというのは、非常に重要課題で、決して手をこまねいているわけじゃ全くないわけで、市全体として、そこへ向けては具体の協議はしていくということであります。  以上であります。 ◯議長(倉 克伊) 酒井さん。 ◯21番(酒井 弘一) 時間がありませんので、結論だけ、私の思いだけお伝えします。どう保存し、どう活用していくか、まだ方針が定まっていない。国・府の協力も得ながらと、それはそのとおりです。だから、木津川市の教育委員会文化財保護課が中心になってしっかりした保存活用方針を持つことが必要。  私は、その出発として提案したいと思います。  残念石を市の文化財としてまず指定すること、それが1点。もう一つは、石切丁場が大野の山にほぼ確認されています。それの調査をすること。そして、その上で、こういうふうな保存が望ましいのではないか、関係者の御意見も伺いながら市が方針を、もっと言ったら、市教委が方針を持って、その上で、今、考えがほとんど見えない京都府教育委員会並びに国に対して、国のほうは積極的に協力しなければならないと判断しているわけですから、国に対しても意見を伝えていくことじゃないかと思います。そのことだけ申し上げておきます。  2問目に進みます。「学研木津東地区の今後」です。  市は、城山台九丁目の山林と梅美台八丁目の準工業地域を昨年末にURから購入しました。  私は、そのときに、URとの関係で、未着手・未解決の土地にどんなところがあるか、木津東地区が残っているんじゃないかと思い至ったわけです。場所は、上梅谷集落の北側、府道奈良加茂線との間の土地で、約55ヘクタールの面積になります。  5年前の2月、市は、木津川市学研木津北・東地区土地利用計画を策定しています。既に、その時点で、URはみずからが主体となって開発することはしないとしておりました。その後、鹿背山地域が木津川市へ寄附されたことは、御承知のとおりであります。  お聞きします。  (1)市は、学研木津東地区をどうしようとしているのか。  (2)URとUR以外の民間事業者や個人、また京都府の意向はどのようなものか。  (3)開発を進めていくとして、道路、その他周辺環境の利点や課題は何か。  お聞きしたいと思います。 ◯議長(倉 克伊) 建設部長。    (建設部長 若狭 朝明君登壇) ◯建設部長(若狭 朝明) 建設部長でございます。  酒井議員の御質問にお答えします。  学研木津東地区につきましては、民間事業者の計画提案・事業化への意欲を引き出しながら、施設用地・住宅地として良好な環境の創出や都市と田園が共生するまちづくりを誘導するエリアとして位置づけており、住宅需要等の社会経済状況や学研都市全体としての整合性について留意しながら事業化を進める必要があると考えております。  次に、2点目につきまして、UR都市機構は、保有地を平成30年度までに処分する方針であり、この地区のあり方について、京都府及び本市と協議したいとの意向であります。京都府も、この地区の望ましいあり方についての検討を始める予定と聞いております。  3点目につきまして、関西文化学術研究都市の特徴は、クラスターごとに機能を分担させるとともに、交通・情報のネットワークによって全体として有機的に結ぶ開発方式であります。これにより、既成市街地と調和し、農用地・森林など自然環境の保全を図り、整備のための条件が整った地区から、逐次、計画的・段階的に整備を進めることが可能となります。  また、過大な先行投資や大幅な計画変更を避けることもでき、効率のよい都市建設ができます。課題につきましては、クラスターをつなぐ道路網が未完成であることでございます。  以上であります。 ◯議長(倉 克伊) 酒井さん。 ◯21番(酒井 弘一) 答弁いただいたんですが、もう一度確認させてください。URから木津川市と京都府に対して開発協議の申し入れ、また利活用の申し入れがあったと今おっしゃったと思うんですが、それで間違いないかどうかが1点。その上で、京都府の見解・意向は、少し触れられました。木津川としてはどうしようとしているんですか、明確にしてください。 ◯議長(倉 克伊) 建設部長◯建設部長(若狭 朝明) 酒井議員の再度の御質問にお答えをいたします。  URのほうから協議の申し入れがあったというところでございまして、木津川市といたしましては、今、一番URの立場といたしましては、事業中止によりまして、UR所有の土地が多うございます。その大口の土地の所有者という位置づけでございまして、京都府につきましては、学研都市計画を推進させるという立場での責任者としての立場でございまして、我々といたしましては、今まで進めていた学研都市のまちづくりを推進する立場というところで、我々もその連携をとりながら、木津東地区について、今後の進め方、方向性を検討していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 酒井さん。 ◯21番(酒井 弘一) 言葉として、開発協議に入ったと言えるのか、入る前の段階だと言うべきなのか、どっちなんですか。 ◯議長(倉 克伊) 建設部長◯建設部長(若狭 朝明) 建設部長でございます。  酒井議員の再度の御質問にお答えをいたします。  具体的な開発に関しての協議に入っているというような段階ではまだないというふうには認識しております。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 酒井さん。 ◯21番(酒井 弘一) この土地利用計画書、いろいろあります。どちらかといえば、鹿背山のほうが当時としては思いは主であります。もちろん、東地区のことも書いてあります。  ただ、この文章をどう読んでみても、住宅開発は抑える。住宅開発が主ではない。田園景観を大事にしながら、田園的な状況も活用しながらという、どういう開発になるんかなと。  だから、市としては、方針がまだないんですね。どうですか。 ◯議長(倉 克伊) 建設部長◯建設部長(若狭 朝明) 建設部長でございます。  酒井議員の再度の御質問にお答えをいたします。  方針でございますけれども、今、議員からありましたように、土地利用計画に基づく方向性をつけた中で、関係者と協議をしながら実現に向けて進めていきたいというふうなスタンスでございます。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 酒井さん。 ◯21番(酒井 弘一) 最大の地権者はURですから、約5割弱でしたかね、あとは個人であったり、個々の事業所であったりということで、詳しいことは、中身はわかりません。  ただ、最大の地権者であるURから市と府に対して開発協議に入りたいという申し入れが、今、あったと。それに対して、今、応えようとしている。けれども、応える中身は今はないと。そういう状態で、どんなふうな開発が望ましいのが考えられるのか、URそのものが何を考えているのかということがあるし、また手を挙げられる開発業者、ディベロッパーがどういう方になるのか、それによっても随分左右されますので、わかりました。余り慌てなくてもいいと、ゆっくりじっくり木津川市が損しないように考えていったらいい。ただ、課題は、道路未整備が大きな課題だという点だけがはっきりしたと。  府道奈良加茂線の整備は、これは確かに以前から、この地域の開発とかかわっての整備ということが言われていて、開発なしには府道奈良加茂線の整備、例えば歩道の整備や道路拡幅はないということは言われていたわけですね。  そういう中で、どうしていくのか。私の思いとしては、余りこれ以上、開発でインフラ整備なんかに木津川市の予算を投入しなければいけないような事態は避けたほうがいいんじゃないかとだけ、私の思いだけお伝えしておきたいと思います。副市長もよろしくお願いしたいと思います。  3問目に進みます。  「木津川市の10年」を振り返る。  大きなテーマを出してしまったなと思いながら、少し反省をしておるんですが、市長もあわせて御一緒に考えていきたいと思います。  市は、本年3月12日、木津川市制施行10周年記念式典を行いました。木津川市の10年をどう評価し、課題をどう分析するか、いまだ市は公表されていません。そんな中、去る12月議会で、市は、合併の1年前、すなわち11年前に策定した「新市基本計画」の一部を変更いたしました。  私は、11年前の文書を変更することは、市民に対する約束を変えることになるわけで、またその意味で、変更は必要がなかったと考えておりますが、それはさておき、新市基本計画は、言うまでもなく、合併協議会から当時の3町住民に対する約束でありました。新市基本計画を先にやり、その後に、2カ月後でしたか、合併協定が調印されたわけであります。  11年前の3町住民はこの合併に何を期待し、どんな不安を持っていたか。合併協議会は住民に何を約束していたのか、その約束は今どうなっているか明らかにはなっていませんから、明らかにする必要があると思います。  伺います。  (1)当時の3町住民は、合併に対して何を望み、どんな不安を持っていたと認識されていますか。  (2)合併協議会は、住民にどんな約束していましたか。  (3)その約束の中で、果たせているもの、住民の期待が裏切られているものは何だと認識されていますか。  (4)市長の施政方針は、新市基本計画の問題、合併には触れておられません。ただ、10周年記念式典では、少し触れられたわけであります。市長は、どう評価し、どう述べられたか、お聞きをしたいと思います。  以上です。 ◯議長(倉 克伊) マチオモイ部長。    (マチオモイ部長 岩木 雅邦君登壇) ◯マチオモイ部長(岩木 雅邦) マチオモイ部長でございます。  酒井議員の御質問にお答えします。  合併協議会が行った住民意識調査では、合併することで、「各町で重複している経費が削減でき、行政の効率化が図られる」や「財政の基盤が強化され、重点的な投資が可能となり、地域課題に対応できるようになる」などのスケールメリットが期待されていました。  一方で、「公共料金などが上がり、住民の負担が増加する」や「中心部と周辺部でバランスのよいまちづくりが行われない」、また「役場が遠くなり、住民サービスが低下する」などを、不安に感じられていたと認識しております。  2点目につきましては、3町の合併により、それまで各地域が育んできた豊かな自然・歴史・文化の蓄積を尊重するとともに、新たな市としての速やかな一体性の促進や、地域バランスのとれた施策の実施及び行財政改革の推進を進めることとしたところでございます。  また、本市は、豊かな歴史・自然環境に恵まれるとともに、学研都市としての最先端の文化・科学を有しており、これらの多様な個性のもと、地域住民との連携・交流を進め、安心・安全で魅力ある輝くまちの実現を目指すこととしたところでございます。  3点目につきましては、第1次総合計画後期基本計画策定時に行った市民アンケートでは、市の暮らしやすさの全ての項目で、加重平均で前期計画時の調査結果を上回るなど、市民の皆様から、これまでのまちづくりについて、一定の評価をいただいているものと考えております。  また、東洋経済新報社が公表されている「住みよさランキング」におきましても、府内で上位の評価をいただくなど、本市は名実ともに成長できるまちとしての評価を得ています。  4点目につきましては、日本全体で少子化による人口減少が課題となっている中、市では、合併後10年間に人口が約8,700人増加しており、特に20歳代から40歳代の子育て世帯の転入が多いことは、これまで新市基本計画、第1次総合計画に基づき、取り組んでまいりました子育て支援No.1のまちづくりの成果と考えております。  しかしながら、町なかや周辺地域では、人口が減少する地域もあり、これらの対策に取り組むとともに、数多くの地域資源を有するまちの魅力を最大限に生かし、ひともまちも元気で生き生きと輝くまちづくりを推進してまいります。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 酒井さん。 ◯21番(酒井 弘一) マチオモイ部長が答弁をされましたので、マチオモイ部長にお聞きします。  合併協議会は、一定、長期の期間を費やしました。いつ発足して、いつ終了したか、お答えください。  まず、それをお願いします。 ◯議長(倉 克伊) マチオモイ部長。 ◯マチオモイ部長(岩木 雅邦) マチオモイ部長でございます。  平成16年10月に、木津町・加茂町・山城町による新設合併を提案され、最終的に14回の協議をなされ、最終、平成19年3月11日に旧町が終わり、3月12日から新市が発足したわけでございます。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 酒井さん。 ◯21番(酒井 弘一) 平成16年11月スタートは、そうだとして、合併をもって終了したというのでは私はないと思うんですね。合併協定書の調印でもって、協議会は事実上、終了したと。残務はもちろんありましたけれども、その意味では、私は平成18年5月ではないかなと実際上は思っているわけです。  そこで、新市基本計画、ここで一番大事なことは、当時の3町住民の思いが、ここに集約されている件です。そして、合併協定書は、木津川市はこんなふうにやりますよというのが主になっているわけです。  市長が式典の場で、こんなふうに述べられたのが、大変印象的でした。「合併協定に調印するときの重圧は、きのうのようによみがえってまいります。」、続けて、「きょうの日を無事迎えることができて、心の中の塊が少しほぐれたように思います」と語られていました。  私は、短い言葉で、万感迫りくるというか、よくわかる言葉だったなと思っています。市長には、この10年間の御苦労、本当に大変だっただろうと思います。御苦労さまでしたと、まず申したいと思います。  その点で、市長、もう少しそのあたり、語っていただけるところがあったら、お願いしたいと思います。 ◯議長(倉 克伊) 河井市長。
    ◯市長(河井 規子) 酒井議員の御質問にお答えいたします。  合併を進めていこうという、当初、地方分権でありますとか、いろんな状況の中で、それぞれのまちが大変厳しい状況であったというふうに思っております。  何回も申し上げますが、3年間、3町とも職員採用もせずに、ひたすら行革を進めながら対応しようということで頑張っていたというふうに思いますが、やはり一定の規模の組織というものをつくっていくことで、いろんな課題解決に向けても進めていけるということの思いの中で、一定の財政力を持つということも必要だということで、3町の町長さんも前向きな合併を進めていこうということでしたので、議会の議決もいただき、そして3町合併を進めさせていただきました。  やはり調印式の日というのは、10周年の日も述べさせていただきましたように、私も、2部ありまして、前日署名をするように渡されたんですけれども、朝から一日かかっても自分の名前が書けませんでした。  やはり、いつも自分の名前を書くんですけれども、名前を書くことで、これまでの自分のまちがなくなるということはないんですけれども、木津町はなくなって木津川市になるという、やはりその名前を書くことの重みというのを非常に重く感じましたので、朝から名前を書こうと普通にペンを持ったんですけれども、全く自分の名前を書くことができない。最後、帰り際になって、ペンを押しつけるようにして定規で自分の名前を書いたのが、今も思い出されます。  当日、3町長で、知事も出ていただきまして、調印をしたわけですけれども、私は昨日のこともありましたので、フェルトペンで思い切り押しつけて、手が震えますので、押しつけて自分の名前を一生懸命書きましたが、隣で山城の藤原町長が「おかしい」「おかしい」「おかしい」としきりに首を振っておられて、「字が書けない」「書けない」と言っておられたのが、非常に私もびっくりしまして、やはりその前の日の署名は筆で達筆に書かれていましたので、私はさすがやなと、これだけの字を書かれるんだなと思っていましたけれども、本番の当日、しきりに頭を振っておられた様子が私も印象的で、やはり3町長は、自分たちのまちの将来に、こうして責任を持って前へ進めるという署名を今しているんだという、すごい重みを私は感じました。それは、それぞれの町長が同じ思いだったと思います。そういう思いを受けて、このまちの将来、市民の皆さんの将来を私たちがしっかりと背負っていくんだという、その再認識をしながら、その日を一日終えたと思っています。  当日は、朝から一日中、私は笑顔を出すこともできませんでした。全く体が硬直しておりましたし、本当に責任の重さというのを、それほど感じた日はなかったというふうに思います。そういう表現で、少し書かせていただきました。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 酒井さん。 ◯21番(酒井 弘一) 私も合併協定書、久しぶりに本棚から出してきたんですけれども、今、市長がおっしゃったように、木津町長 河井規子、加茂町長 難波久士、山城町長 藤原秀夫と、3人の方が順に書かれています。多少震えながらの字だなというのは、今のお話を聞かせてもらって、よくわかったように思いました。初めての話を初めて聞かせていただきました。ありがとうございました。  その上で、資料の最後なんですが、これは新市基本計画の35ページです。問いの12、3町の新しく生まれるまちにおいて、これは11年前の3町住民の思いです。優先的に取り組んでほしい施策などはどうですか、どれですか、3つまで選んでくださいということで言えば、ごらんのとおり、5番がやっぱり1番になっているんです。  85平方キロメートルの、そう広いとは言えない木津川市なんだけれども、3町は別々で動いてきました。川もあり、山もありということで、別の地域にあるわけですね。ですから、鉄道やバス等の利便性向上、木津川市になることによって、やはりこのことを一番住民は望んでいたんだと。やっぱり、当時もそうでしたけれども、今、思い返しています。  あと、いろいろあります。1番、自然保護、河川浄化、公害防止、14番、保健・医療体制や施設の充実、16番、高齢者や障害者の福祉施策や施設の充実、その他いろいろあります。  これが、今、本当にこういう当時の人々の思いに木津川市は応えられているか。確かに、人口はふえています。しかし、マスコミも報道しましたように、新旧格差、地域格差はどんどん広がっているというふうに出しているわけですよ、木津川市の現状を、10年後の今を。  その意味で言えば、この当時の住民の思いを、私は市長だけじゃなしに、私たちもみんながもう一度常に振り返りながら新しい木津川市をつくり上げていく作業をやっていかなければいけないと思うんです。  とすれば、やはりこの1番や5番やその他いろいろありますけれども、多少ありますが、これらの思いや願いに木津川市は今応えられているかという、その分析と評価はやっぱり必要だと思うんですが、副市長、いかがですか。 ◯議長(倉 克伊) 副市長。 ◯副市長(田中 達男) 副市長でございます。  今の酒井議員の御質問にストレートに答えることができるかどうかわかりませんが、先ほど市長が申し上げましたように、ちょうど10年前の合併をスタートしたときの思いが、あの式典でもいろんな式辞、あるいは来賓の祝辞、特に山田知事の御挨拶の中でいろいろと出ておりましたので、非常に私も胸が熱くなった当時の3日前の記憶でございます。  今、御質問の新市基本計画も、私、当時、事務局におりましたので、この取りまとめをさせてもらった一人でございますから、十分これはわかっておりますし、承知をしております。  ただ、10年前の3町長、あるいは当時の3町の幹部職員、特に当時の助役あたりがおっしゃっていたのは、「合併しなかったら町がもたない」、こういうお話が異口同音にあったもんですから、いわゆる規模の拡大という合併の裏には、一つの大きな目的としては、結果としては行革につながっているんではないか。職員も大幅に減りましたし、特別職、例えば町会議員の皆様方の数も、当時、3町の条例を足しますと50人、当座は26名でスタートいたしました。また、3町の特別職も、いわゆる3分の1になったわけでありますから、そういった面での行革ということがあっただろうと思います。  反面、その規模の拡大によって、それぞれの合併前の小さな町ではできなかった取り組みが、合併をしたおかげでできたんではないかというふうな面もあろうかと思います。  さらには、合併当時、約2年間の合併協議をしたわけでありますが、結果として、スタートするにも一つにそろわなかった内容というのがございます。  例えば、国保税も、合併間際に上げた町もあれば、何年かさわらずに、その税率を変えずにした町もありました。それを一本にするということは、住民の理解が得られないということで、旧町のまま当分行くと、そういう内容が国保税にあったり、あるいは上下水道料金も、旧町のまま当分行きました。  非常に混乱もしましたし、事務も複層しました関係で、ミスがないようにと職員が非常に苦労した、こういう経過もございます。  いずれにしましても、そういう新市になって、この10年間たって、やっと形として見えてきたなという感じが、この前の式典のいろんな話の中に出てきたんだろうというふうに思います。  まだまだこれから課題も多くあるわけでありますから、やはりこれから5年、10年たたないと、なかなか木津川市として一つになっていかない内容も多くあろうかと思います。  そういう意味では、市民の皆さんの理解を得ながら、どうすれば財政的に不安なしに行けるかということについては、お互いに理解を十分深めながら、市民の皆さんも理解をしてもらって、そして辛抱するところは辛抱しながらやっていくというところが大事ではないかというふうに思います。  ちょっと答えにはなっていないかもしれませんが、思いでございます。 ◯議長(倉 克伊) 酒井さん。 ◯21番(酒井 弘一) 突然指名させていただいて、ありがとうございました。  市長も副市長も、当時の立場は違いますけれども、合併協議会の事務局の局長としての田中副市長、当時の木津町長の河井市長、思い出しておったわけですけれども、今、木津川市民7万5,000人、今、もとに戻すようなことは誰も考えていないと思います。今のこの木津川市をどうよりよいものにしていくかそのことの点では、私はどんな立場の人も、みんな同じやと思っています。  ただ、実はきのう、中学校の卒業式が終わって、この市役所へ参りました。そしたら、1人の方がおられまして、実はこれなんですね。その方は、12日の式典に出席されたそうです。一般参加です。私たちがもらったこれなんですけれども、わしも欲しかったとおっしゃっていました。何のことかと思ったら、一般参加の人には渡らなかったような感じです。事実かどうかわかりませんが、その方は、そうおっしゃいました、「わしはもうてないよ」と。「2階席に座らはったんですか」と言ったら、「そうだ」と。だから、一般参加の方です。やっぱり、それはどうだったんかなというのが、細かい話ですが、思います。  そこで、万感胸に迫る思いで10年間を振り返っているわけですけれども、出発は合併前の3町町民がどんなことを木津川市に望んでいたか。やっぱり、それが今、どう実現しているか、実現していないものは何なのか、それを常に振り返りながら施策を進めていくわけです。  その意味では、改めて市長にお願いしたいと思います。  1つは、いわゆる合併検証という言葉があります。検証または評価、そういう作業をどこかでやっていくべきではないかと、今は大きなチャンスやと思うんですね。だから、何もなしに過ぎていくのはどうかと思います。それが1点です。  それから、もう1点は、新旧格差、地域格差の問題は、鉄道問題で一番希望が強かった。そのことと密接に関係していると思います。そのあたりで、木津川市の地域公共交通政策のあり方、またJRのあり方が、今、問われていると。私は、木津川市だけではないと思います。けども、木津川市の公共交通政策も問われていると思っています。そのあたりで、取り組みを求めていきたいと思いますが、答弁いただけますか。 ◯議長(倉 克伊) 河井市長。 ◯市長(河井 規子) 酒井議員の御質問にお答えいたします。  合併当時のことを検証してはどうかという点とJRの点でありました。  やはり、合併といいますのは、先ほども申しましたように、安定したまちを続けていくということが私は大前提だったというふうに思っています。  そういう中では、その当時、合併のいろんな目標をつくったわけですけれども、合併の基本条例をつくりましたけれども、見ていただいたらわかりますように、当時の想定していた数字というのを大きく乖離しています。扶助費一つにいたしましても、平成19年当時では、21億8,600万円が、今、49億円です。約50億円。27億6,000万円もふえているわけですね。  というのも、これまで10年間、あっという間でしたけれども、日本でも世界でも大きな出来事がありました。  例えば、世界的経済危機となりましたリーマンショックもありましたし、東日本大震災もありました。そして、大きく影響があったのは、政権が変わったという、自民党から民主党、自民党というふうに政権が変わって、そのたびに政策も変わりました。その都度、私たちもそれの政策にのって、いろんな予算にも影響したというふうに思いますし、財政状況も、地方自治体を取り巻く環境も、そのことについて大きく変わったり厳しくなったこともあったというふうに思っています。  そういう点では、合併当時、そのときの状況で将来の10年を見据えて計画をしたと思いますが、扶助費や、そういったもの自体の数字も大きく乖離をしているというのが現状です。  それと、少子高齢化ですね、これがもう大問題に今なっています。2040年度には、人口が半分近くになる市町村、また消滅するかもしれない市町村が本当に具体的に数字としてあらわされたと。  もちろん、今のまま手だてをしなかったら、そういうことですので、だから地方創生で何としてもみんなでそれを盛り返そうと、そして少子高齢化について、子供が産みやすい環境を整えようということで、待機児童を減らしていこうと、いろんな施策を今打ち出されている中で、木津川市も人口減少を何としても食いとめようということで、待機児童対策に民間保育園を誘致したりということで、これまで何とか新しい住宅地のところにも待機児童を出さないようにということで進めてきたというふうに思います。  そういうことのいろんな積み重ねもあって、人口が8,700人、結果としてはふえてきたと。しかしながら、先ほども申し上げましたように、加茂地域では、もう既に2,000人を超える人が減っていますし、山城地域でも500人近い方、そして木津地域の学研地域でない旧市街地でも1,700人ほど減っている、これがもう現状です。  その中で、新しい方に住んでいただいて、私たちと一緒にこのまちを支えてくださる若い方がこのまちにたくさん住んでいただいて、そして子供をたくさん産んでいただく中で、何としても皆さんと一緒にこのまちを支えていこうという、そういった体制ができてきたのではないかなというふうに思っています。  「住みよさランキング」にも、全国81位とか、府内1位ということで、2010年には、そういう形で認めていただいたりとか、平成25年度のアンケートでも、大半の方が「満足」「ほぼ満足」ということで、前回を上回るといった、そういった数値も出ています。  私は10年前、その当時の状況の中で約束した数字というのは、現実、大きな数字は乖離もありますし、ただ、その当時、計画に入っていなかった事業もたくさん盛り込んで、この10年間やりました。数を挙げればいろいろあるわけですけれども、子供の医療費無料も中学校まで拡大をいたしましたし、放課後児童クラブや、いろんな施策も充実をしてきたのは、事実あります。  そして、何よりも大きな災害が全国で起こりましたので、防災行政無線を全庁的に配置しようということで、かなり大きな投資もいたしました。  その中で、学校の耐震やクリーンセンターの新設と、そして道路や、そういったインフラ整備、そして城山台のまちびらきと、私は物すごくたくさんの事業を皆さんの御理解のもとでさせていただいたわけです。  ただ、そのかわり起債もたくさんふえております、事業もやりましたから。そういう点では、10年前の当時と今と比べると、想定もできなかったようないろんな社会情勢と、そして市の対応に取り組んできたということで、私はその辺の評価を一々一つずつするというよりは、今の現状をぜひ見ていただきたいなというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 酒井さん。 ◯21番(酒井 弘一) 合併検証と公共交通政策の見直しの件については、また引き続き議論させていただきたいと思います。特に、担当部署のほう、よろしくお願いしたいと思います。  質問を終わります。      ──────────────────────── ◯議長(倉 克伊) ただいま10時38分、10時55分まで休憩といたします。    午前10時38分 休憩    午前10時55分 再開 ◯議長(倉 克伊) ただいま10時55分、休憩前に引き続き会議を再開いたします。  2番目、片岡廣さん。    (片岡 廣君質問席へ移動) ◯18番(片岡 廣) 議席番号18番、片岡廣でございます。  2問、質問させていただきます。行政の方々、よろしくお願いいたします。  それでは、質問事項によって質問をさせていただきます。  「木津川河川敷における市の2施設・民間の1施設を問う」。  1点目、(1)山城コミュニティ運動広場(旧山城町)は、昭和57年に河川占用開始し設置され、現在に至っておりますが、適正な管理運営が行われているのか、お聞きします。  (2)占用許可が平成27年11月30日に消滅しましたが、その要因を明らかにしてください。  (3)危険防止のための措置義務として、広場内で事故が起こらないような対策や大雨やダムの放流により水位が急激に上昇した場合、使用者に対して対応させるよう、周知していますか。  (4)市民の憩いの場として魅力的な活動ができるような施設づくりは、市として考えられないか。  そして、2点目、(1)木津グラウンド(旧木津町)は、昭和54年に河川占用開始し設置されたが、管理運営は万全か、お聞きします。  (2)工作物を設置したり施設等を占用する場合、河川管理者に対して、河川法第26条の許可が必要となりますが、市は許可を受けておりますか。  (3)市が占用する施設について、自由使用を行ってはいないですか。  (4)市が占用する施設また土地について、仮の駐車場として変更はしていませんか。この施設により、河川敷の景観が失われております。市としての考えは。  3点目、(1)民間の銭司キャンプ場が、平成9年4月ごろから開始し、無許可で営業され約20年がたちますが、国・府・市は指導に入っていません。平成22年9月議会と平成26年9月議会において、加茂町の議員が建物や駐車場の問題を質問されておりますが、いまだに前へ進んでおりません。市としての調査はできないのですか。  (2)自然や環境破壊が進んでいるが、市として現地を把握しておりますか。  (3)毎年4月から10月にかけ、国道163号及び河川区域内には、汚物や廃棄物が散乱し、カラス王国となっています。また、増水のたびに汚物や廃棄物が下流へ流れ、環境の悪化を生み出しています。国・府・市の対策はできておりますか。  (4)国・府・市の土地の境界を早期に調査をするとともに、境界の確定を行っていただきたい。そのためには、自然を守り、保護を進めてください。  これについて、よろしくお願いいたします。 ◯議長(倉 克伊) 教育部長。    (教育部長 森本 直孝君登壇) ◯教育部長(森本 直孝) 教育部長でございます。  片岡議員の御質問にお答えします。  山城コミュニティ運動広場につきましては、占用許可書に基づき、管理運営をいたしております。利用形態は、野球場(競技場兼用)とゲートボールコートになっています。  現在、野球場につきましては、グラウンド・ゴルフの団体が利用されています。ゲートボールコートにつきましては、利用者から、当該コートの利用要望もあり、平成29年度の予算に草刈り経費等を計上しており、議会の御議決をいただきましたら、利用可能な状態に整備することとしています。  2つ目の占用許可につきましては、期間満了時期となりましたが、国土交通省において堤防強化工事が施工されており、占用面積の変更となる可能性もありましたので、面積等が確定後に手続をしようとしたため、占用許可の申請が遅延いたしておりました。淀川河川事務所木津川出張所には、その旨を御説明させていただき、おわびを申し上げ、その後、占用許可申請を行い、現在、指摘のあった改善事項につきまして協議をしているところでございます。  3つ目の危険防止のための措置については、木津川市山城コミュニティ運動広場防災体制マニュアルに即して、広場の利用中止や施設の撤去等について対応いたしております。  4つ目の山城コミュニティ運動広場につきましては、占用の目的は運動場となっています。  近年、河川占用許可に関しまして、変更等の申請の条件が厳しい状況でありますことから、当該施設におきましては、現在の占用許可目的に合致した利用を図ってまいります。  2点目につきまして、当グラウンドの進入路に関しまして土地の占用許可を受けており、進入路については、占用許可書に基づき管理運営いたしております。なお、当グラウンドにつきましては、市有地であり、適正に管理運営いたしております。  2つ目の工作物、施設整理等許可については、河川管理者より許可を受けております。許可を受けている工作物につきましては、木津グラウンド北側のり面の防球フェンスです。  3つ目のグラウンドの利用につきましては、利用申請に基づき使用していただいております。  4つ目の施設また市の土地の使用については、木津嵐山自転車道でサイクリングを楽しんでおられる利用者や福祉施設の利用者が、一時的に自家用車を駐車しておられるのは把握しております。  施設または市の土地に対して、利用許可以外に駐車している車両に対しては、指導をいたしております。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 建設部長◯建設部長(若狭 朝明) 建設部長でございます。
     片岡議員の3点目の御質問にお答えします。  当該区域につきましては、市有地がないことから、市として今以上の調査については難しいと考えますが、京都府等と連携し対応してまいりたいと考えております。  2つ目につきましては、現地でキャンプ場を営業されているということは承知しております。  3つ目につきまして、一般的には、道路敷きのごみ等に関しては、管理者であります京都府において対応されており、当該箇所については、ごみの投棄があったとの報告は京都府から受けていないと聞いております。  河川敷地内につきましては、国交省管理区域であり、パトロール等を行っていると聞いております。その他の空き地につきましては、土地の管理者の責任において対応をしていただく必要がございます。  4つ目につきましては、当該区域は市有地ではありませんが、京都府と国交省管理区域に隣接していることから、市を含めて三者により協議をしているところでございます。  以上であります。 ◯議長(倉 克伊) 片岡さん。 ◯18番(片岡 廣) ありがとうございます。  それでは、1点ずつ再質問をさせていただきます。  1点目です。答弁の中で、平成29年度、除草の予算はついたと。今まではついていなかったんじゃないですか、どうですか。ついていましたか。 ◯議長(倉 克伊) 教育部長◯教育部長(森本 直孝) 教育部長でございます。  片岡議員の再度の御質問にお答えをいたします。  当該山城コミュニティ運動広場につきましては、管理的に、定期的に月1回の清掃、また草刈りにつきましては、年三、四回程度実施をいたしているというところで、予算措置につきましては、毎年予算措置をしておりますが、平成29年度で予算をお願いしている部分につきましては、ゲートボールコートが現在利用されていないという状況でございましたので、この部分につきましては、現在、自然に戻した形の中で環境保全を行ってきたところでございますけれども、このゲートボールコートにつきましても使用していきたいという御要望もございますので、平成29年度で予算の計上をお願いしているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 片岡さん。 ◯18番(片岡 廣) ありがとうございます。  この適正な管理運営が、山城町の住民さんから、行っていないのじゃないかというような指摘を受けまして、私も数回現地のほうへ赴き、確認をしました。トイレにあっては、夏場でしたけれども、ツルが巻きついて、私、木津川出張所のほうへ、所長に対して、何とか、国にも責任があると、貸し与えて、市が全責任を負うのは当然なんですけれども、少し釣り人からいろいろな報告を受けまして、質問させていただいています。  それから、答弁の中で、上流の工事、護岸工事を行われました。私は、この山城コミュニティ運動広場には何の影響もないと。工事の現場も見に行きました。国が発注した工事で、何も私は影響がないと。なぜ、答弁者の方は、それに上乗せをするのか、私は少し残念です。  山城コミュニティ運動広場の前、少し200メートルほど上流です。進入道路があるんです。私、3年前にも市のほうに要望したはずです。入り口の進入禁止の柵ですね、それが砂利の中に埋もれておって、いろんな方が河川敷並びに山城コミュニティ運動広場に車が進入して問題が起こった場合には、市が責任をとるのか、国が責任をとるのかというとこまでいきました。そしたら、市の職員さんが出ていただいて、きちっとやって、あれ平成26年ですわ。  そこで、平成26年の7月、国の管理者からパイプの注意を受けたと思うんですけれども、いかがですか。 ◯議長(倉 克伊) 教育部長◯教育部長(森本 直孝) 教育部長でございます。  片岡議員の再度の御質問にお答えをいたします。  今般、占用許可申請をさせていただく際におきましても、いろいろと木津川出張所のほうから指摘を受けているというところでございます。  こういった指摘事項につきましては、改善に向けて取り組んでまいりたいというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 片岡さん。 ◯18番(片岡 廣) 1点目、山城コミュニティ運動広場につきましては、ありがとうございます。  そして、2点目です。占用許可が平成27年11月30日に消滅しましたが、その要因は、先ほどの答弁の中で少し理解がしにくいんです。もう一度お願いしたいと思います。 ◯議長(倉 克伊) 教育部長◯教育部長(森本 直孝) 教育部長でございます。  片岡議員の再度の御質問にお答えをいたします。  山城コミュニティ運動広場につきましては、平成27年11月30日で占用許可が切れてきたというところでございます。ただ、その際に、先ほども御答弁を申し上げましたが、国土交通省において堤防強化工事が施工されていたというところでございまして、占用面積が変更になる可能性があるという判断をしたところでございます。  現実的には、これまで8,795.03平米から今般9,431.07平米、約636.04平米が占用許可面積がふえてきたというところでございます。  こういった部分も木津川出張所には御説明申し上げて、若干、申請がおくれておるというところでございましたけれども、おわびを申し上げまして、現在、占用許可申請のほうは受理をしていただいたというところでございます。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 片岡さん。 ◯18番(片岡 廣) 2点目は、ありがとうございます。  3点目です。市として危険防止対策は万全ですか、いかがですか。  水難事故多発、あの地域では、発生地点ですね、御存じですけれども。国交省、木津川市、木津警察署の注意看板が立っておりますが、入り口に、施設に入りますと、見えません。もう少し堤防からおりても、施設内に入り込んでも見えるような看板は設置できないか。いかがですか。 ◯議長(倉 克伊) 教育部長◯教育部長(森本 直孝) 教育部長でございます。  片岡議員の再度の御質問にお答えをいたしたいというふうに思います。  やはり看板につきましては、利用者またその通りを付近を通過される方々に対して、周知をする必要があろうかというふうに考えているところでございます。こういったことから、看板につきましては、設置場所について、今後、検討を図ってまいりたいというふうに考えているところでございます。  また、防災体制といったところでございますけれども、大雨なりダムの放流という部分がございます。こういった部分につきましては、山城コミュニティ運動広場防災体制管理マニュアルを作成させていただいて、このマニュアルに基づきまして、利用者の利用中止や施設の撤去等については、対応を行っているというところでございます。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 片岡さん。 ◯18番(片岡 廣) 片岡です。ありがとうございます。  部長、高山ダム、23キロ上流なんですけれども、放流しますと、スピーカーが鳴りますね、サイレンが。御存じですか。看板が立っていますけれども、何秒、何分、書いてありますね、はっきりと明示してありますね。  また、その施設内に、耳の悪い難聴者の方、風向きで聞こえないおそれもあるんです。そういうのをどういうように守っていくのか。  それだけ、高山ダムのサイレン、御存じですか。 ◯議長(倉 克伊) 教育部長◯教育部長(森本 直孝) 教育部長でございます。  片岡議員の再度の御質問にお答えをいたします。  サイレンが何秒鳴っているかまでは、ちょっと今、私のほう、承知いたしておりません。申しわけございません。 ◯議長(倉 克伊) 片岡さん。 ◯18番(片岡 廣) 当然と思います。  それは、総務部の理事さんが御存じと思います。どうですか、答えられますか。済みませんけど、御存じですか。 ◯議長(倉 克伊) 総務部理事。 ◯総務部理事(松田 篤彦) 総務部理事でございます。  片岡議員の御質問にお答えをいたします。  申しわけございません。私もはっきりと明確に覚えておりませんが、1分間ほど流れて、またそれが3回ほど続くと、しばらく続くというようなことでは聞いておりますが、サイレンが鳴れば放流されるということで危険を知らせるということで承知をしております。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 片岡さん。 ◯18番(片岡 廣) ありがとうございます。  危機管理の一番責任者が、少し残念ですね。  大体何分ぐらいというのは、皆御存じです。議員さんも、一般市民も。大体45秒なんですよ。45秒鳴らし、15秒途切れ、また45秒、それが繰り返しですね。全体で2分45秒です。確認をいたしました。しっかりと看板が立っておるんですから、あそこをちょっと少し見てください。全部うたってあります、看板に。  危険防止のための措置、3番目は終わらせていただきます。  4番目です。市民の憩いの施設として、先ほども答弁をいただきましたけれども、もう少し魅力的な活動ができるような施設づくりは、市としては今後考えられないか。  河川敷、また堤防、市として置き去りになっているんですよ。先ほども酒井議員から、合併前の環境、取り組みをやってくださいと、市民の、それが上がっておりますね。私は、少し置き去りになっているんじゃないかと。そこら部長、ちょっと少し。 ◯議長(倉 克伊) 教育部長◯教育部長(森本 直孝) 教育部長でございます。  片岡議員の再度の御質問にお答えをいたしたいというふうに思います。  山城コミュニティ運動広場におきましては、昭和57年度から占用の許可をさせていただいて、長きにわたりまして社会体育施設として幼児から高齢者に至る住民のスポーツ、レクリエーションの活動の場として、地域住民の交流の場、憩いの場として、愛され親しまれて活用されているものと理解をいたしているところでございます。  また、時には、河川敷という立地条件を利用いたしまして、消防団組織の訓練の場としても活用するなど、治水防災活動面からも大きな役割を果たしてきているというふうに認識をいたしているところでございます。  現在、生涯スポーツ時代が到来している中で、本施設につきましては、人々の交流の拠点として地域住民に親しまれながら身近な運動広場となりますよう、今後も適正な管理運営につきましては努めてまいりたいというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 片岡さん。 ◯18番(片岡 廣) 部長、いいことを言っていただいて、ありがとうございます。  ちょっと紹介します。隣接している笠置町です。ことしから、笠置アウトドア共和国というのを立ち上げられました。いろんな種目で、このアウトドア、いろいろと川を利用し、また山を利用し、また大きな石、クライミングというのが、今、物すごくはやっていて、電車で大きなマットを抱えて、そこまでも笠置町独自の考えがあると思うんですよ。  木津川市も、施設だけはしっかりと、今、部長がおっしゃったように、整備、また安全面を今後ともよろしくお願いしたいと思います。  そして、木津グラウンドに移ります。河川法第26条の許可が必要となりますが、市は許可をとっておりますか。いかがですか。 ◯議長(倉 克伊) 教育部長◯教育部長(森本 直孝) 教育部長でございます。  片岡議員の再度の御質問にお答えをいたしたいと思います。  第26条の許可の部分につきましては、木津グラウンドの北側のり面防球ネット、いわゆるバックネットですね、そういった部分については、許可を得ているというところでございます。  ただ、今回、申請におきまして、指摘を受けました立て看板が1組がございます。こちらのほうが占用がとれていなかったという部分がございます。  そして、グラウンド部分の北側の東西に伸びている防球ネットがございます。この部分も許可がとれていなかったというところで、これの手続については、現在、進めているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 片岡さん。 ◯18番(片岡 廣) ありがとうございます。  私は、これ、以前から指摘をしておるんですが、市は河川行政に目を向けておりません。残念なことにね、そこまで見るような余裕がなかったのか、合併して10年たちますけど。  そして、また以前から工作物、また水位、流量、地形、地質、その他、安全な構造になっていないんですよ。木津川出張所にも聞きますとね、もう少し安全面、地形も、構造物、いろいろなものを守っていただきたいというような思いのことをお話をされていました。それについてはどうですか、今後。 ◯議長(倉 克伊) 教育部長◯教育部長(森本 直孝) 教育部長でございます。  片岡議員の再度の御質問にお答えをいたします。  やはり法令遵守するというのは当然のことでございますので、法令遵守の中で今後も進めてまいりたいというふうに考えているところでございます。  以上でございます。
    ◯議長(倉 克伊) 片岡さん。 ◯18番(片岡 廣) この点については、終わらせていただきます。  3番目です。市がこの占用している施設に対して、自由使用はしておりませんか。どうですか、いかがですか。 ◯議長(倉 克伊) 教育部長◯教育部長(森本 直孝) 教育部長でございます。  片岡議員の再度の御質問にお答えをいたします。  木津グラウンドにつきましては、現在、占用許可をとっておるのは、進入路のところでございまして、あと、グラウンドまた駐車場につきましては、市有地となってございます。この部分につきまして、適正な管理を行っているものと考えているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 片岡さん。 ◯18番(片岡 廣) ありがとうございます。  あの市の土地に立って山城町が見えますか、はっきりと。河川内は樹木が茂って、前が見えないんですよ。空だけが見えているんですよ。もう少し進入道路、そこもちょっと少し予算をつけていただいて整備をしていただきたい。その点はいかがですか。 ◯議長(倉 克伊) 教育部長◯教育部長(森本 直孝) 教育部長でございます。  片岡議員の再度の御質問にお答えをいたします。  私も再度現地に出向きまして、状況等を確認させていただいて、必要な措置を講じてまいりたいというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 片岡さん。 ◯18番(片岡 廣) 現地へ行ってのぞいていただいたということですけど、河川使用の分類があるんですね、御存じと思うんですけど。自由使用できる範囲、御存じですか。建設部長でも結構ですよ。 ◯議長(倉 克伊) 建設部長◯建設部長(若狭 朝明) 建設部長でございます。  片岡議員の再度の御質問にお答えをいたします。  河川敷地内で自由使用という区域だと思いますけれども、少しちょっとずれている内容になるかもしれませんけれども、本来、川が、水が流れている河川敷といいますか、河原といいますか、その中については、自由使用ができるというふうな認識をしておりますけれども、ただその中で営利的な、いろんな住居を使うとか、そういうものにつきましては、許可が必要だというふうには聞いております。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 片岡さん。 ◯18番(片岡 廣) ありがとうございます。  自由使用というのは、自由に使う、使わんは、別なんです。水泳等、それから洗濯、家事用水、家庭の取水はできるんですよ、問題がないんです。それと散策ですね、それ以外は全部だめです、自由使用ということは。車両で河川敷へ進入した場合は罰せられます、許可をもらわんことには。そこらまた、今後とも市としてね。  前に、あそこの入り口のオープンになっていたときにね、埋もれて、大阪のほうからハンググライダーとか、いろいろ中へ入っていたんですわ。先日も、下流のほうの川でラジコンヘリを飛ばして、火災が起こっていますね、大きな被害が出ておりますね。やはり侵入者に対しては、市としてもいろいろと施設がある観点から注意をしてもらいたい。目と鼻の先ですので、今後ともよろしくお願いしたいと思います。  それから、4点目です。木津グラウンド、市の所有ですが、その進入道路のとこに車が入っているんですよ。私は釣り人かなと思って声をかけましたら、割と中のほうまで入って行くんですよ、やはり人間ですから、水辺のとこまで。そこらの危険も伴ってきますので、そこらもしっかりと市として管理をしていただきたいと思います。その点、どうですか。 ◯議長(倉 克伊) 教育部長◯教育部長(森本 直孝) 教育部長でございます。  片岡議員の再度の御質問にお答えをいたします。  議員御指摘のとおり、仮の駐車場という形になっている部分も若干ございます。この部分につきましては、先ほど御答弁申し上げましたとおり、サイクリングで来られた方が駐車場として利用されている部分もございます。こういった部分につきましては、一定、巡回もさせていただいているというところの中で、張り紙等についてはさせていただいているというところでございます。  また、この木津グラウンドを越えて河川敷へ入ることのないように、そういったことにどういったことができるのかというのは、今現在、ちょっと思い浮かびませんけれども、今後、検討を図ってまいりたいというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 片岡さん。 ◯18番(片岡 廣) ありがとうございます。  それでは、民間施設1施設を問いたいと思います。  皆さん方に配付させていただいたこれに基づいて、1番、そして2番です。ちょっと見ていただいたら、環境破壊が行われていると。そして、無許可で。そして、3番目の一番奥です。車がとまっておりますね。  私は、旧加茂町時代に、昭和57年に、美加ノ原カンツリークラブの前身ですね、星ヶ浦産業から買い受けをされております。まして、今、行政財産となっていますね、46筆か47筆なんです。それについて、私は旧加茂町から聞いておる、この車、軽自動車がとまっていますね。この横には真路川というのがあるんです。昭和62年に大災害ですね、関西本線加茂・笠置間が、線路がえぐられて、宙づりになりましたね。そのときに川が物すごく荒れて、加茂町船屋の方の持ち物も、和束町側に山があるんです。そこが流れて、大きな損失を受けた場所です。この上が、今、木津川市が行政財産として市民部が管轄の土地なんです。その点について、先に市民部長に、この河川敷100坪ほどあるはずなんです。登記簿には載っていないんですけれども、そこらは把握しているのか、どうなんか、お聞きしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ◯議長(倉 克伊) 市民部長。 ◯市民部長(滋井 邦明) 市民部長でございます。  片岡議員の御質問にお答えをさせていただきたいと思います。  市民部が所管をしております銭司公共用地というのは、墓地用地として、旧加茂町時代に購入をさせていただいております。  今御質問いただきました国道163号より南側に用地があるかということでございますが、市民部が所管しております用地につきましては、国道163号から全て北側に位置しているという確認をしております。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 片岡さん。 ◯18番(片岡 廣) ありがとうございます。  私は、旧加茂町からお聞きして、森岡町長のときなんですけれども、一部、登記にも上げていないと、寄附をされたとお聞きしておりますが、そこは真路と思うんですよ。その手前が大久保ですね。山林、林野です。全体的に国道163号より右側ですね、この写真に写っている右側ですね。ほとんど国の持ち物というようなこと。あれ、5年ほど前ですかね、調査しました。建設部長、今の国交省の前身は何ですか。 ◯議長(倉 克伊) 建設部長◯建設部長(若狭 朝明) 建設部長でございます。  片岡議員の再度の御質問にお答えをいたします。  建設省でございます。  以上です。 ◯議長(倉 克伊) 片岡さん。 ◯18番(片岡 廣) その前は。 ◯議長(倉 克伊) 建設部長◯建設部長(若狭 朝明) 建設部長でございます。  片岡議員の再度の御質問にお答えをいたします。  その前につきましては、内務省だと思います。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 片岡さん。 ◯18番(片岡 廣) 私、登記を上げましたら、内務省になっているんです。そして、一部が、今、この写真で、この事務所ですね、この看板、ここに立っていますね。ここだけが銭司の方の所有地なんです。20坪なんです。これより東側は、全体内務省になっております。そこら一遍、部長、調査はしてもらえないんですか、木津川市として。どうなんですか。 ◯議長(倉 克伊) 建設部理事。 ◯建設部理事(西 美憲) 建設部理事でございます。  片岡議員の再度の御質問にお答えをいたします。  市といたしましては、現状、現公図上、市の所有地というのが存在しておりませんので、今現状、市として調査する予定はございません。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 片岡さん。 ◯18番(片岡 廣) 調査する市として、私は市としてよりも、国になぜ調査を依頼しないのか。  昨年の9月議会後、原課のほうに西理事を訪ねて、国と府と市と調査をしてもらいたいと。そのときに返事されたのが、わかりましたということでしたね。そして、今、現地は破壊が進んでいるんですよ。この写真を見ていただいたらね何をしてもいいのかと。祭日、土曜・日曜に重機が入り、この写真のとおりです残念ながら。  2番を見てください。進入道路がついているんですよ、コンクリートされてね。そして、もう河川敷の中に残土を入れ、車が中で駐車できるような対策をとられている。いかがですか、これに対しては。 ◯議長(倉 克伊) 建設部理事。 ◯建設部理事(西 美憲) 建設部理事でございます。  片岡議員の再度の御質問にお答えいたします。  用地調査につきましては、当該キャンプ場箇所の河川区域線については、基本的に河岸ののりじりであり、またのり面及び駐車場の区域については、河川敷ではないこと、また現公図上、河川区域と隣接する民有地が存在しないことから、現状、河川区域の境界確定等について対応が難しい状況でありますというふうに聞いております。  しかしながら、当該箇所のさまざまな懸案事項については、認識いたしておりますので、国・京都府・市で連携しながら課題に取り組んでいきたいということも淀川河川事務所から聞いております。  河川敷の自然破壊についてですが、河川管理者の許可なく重機を持ち込んで該当整地を行うことは、河川法第27条に違反する行為でありますので、今までも発見次第、指導は行ってきているところというふうに淀川河川事務所から聞いております。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 片岡さん。 ◯18番(片岡 廣) 今、理事さんの答弁では、指導は全然していないですよ。  あの区間に国交省の木津川出張所、素通りですわ、とまらないんですわ、全然見て見ぬふり。あそこには近づいたら、何か問題があるんですか。 ◯議長(倉 克伊) 建設部理事。 ◯建設部理事(西 美憲) 建設部理事でございます。  片岡議員の再度の御質問にお答えをいたします。  問題があるというふうには聞いておりません。淀川河川事務所としても、あそこには懸案事項が存在しておって、指導すべき事項があるというのは過去から共有されていることであるというふうに聞いております。  以上です。 ◯議長(倉 克伊) 片岡さん。 ◯18番(片岡 廣) ありがとうございます。  あそこの民間の事務所ですね、キャンプ場の。無許可、御存じですか。 ◯議長(倉 克伊) 建設部理事。 ◯建設部理事(西 美憲) 駐車場にある、今、議員お配りいただきました3)、1)にある建築物でございますけれども、その建築物につきましては、京都府から都市計画法・建築基準法違反の建築物であるというふうに聞いております。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 片岡さん。 ◯18番(片岡 廣) 私、個人的にも国交省のほうに行ったら、「片岡議員さん、お任せしますわ」と、そんな言葉を述べられるんですよ。私は、残念でならないんです。  それですから、昨年、西理事にお願いしたのは、国・府・市、私も参加させていただいて、そして業者も呼んで、しっかりと今後の対策を行いたいと。  西理事、もう逃げてしまって、府に任せてあると。違いますでしょう。あそこの管理はどちらさんがしているんですか、府ですか、国ですか、河川の。 ◯議長(倉 克伊) 建設部理事。 ◯建設部理事(西 美憲) あのエリア、木津川河川区域については、国土交通省淀川河川事務所と認識しております。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 片岡さん。
    ◯18番(片岡 廣) もう残念ですよ。あそこへ、ある団体に対して、近寄らんといてくれと。どういうことなんですか。私のとこ、その団体は、京都府の認可を得てやっているんですよ。あそこだけは、もうさわらんといてくれと国のほうからお願いされます。  私は、何かあるんかなと、残念で残念でしょうがおません。もうこれ以上要望、またお願いしても、無理と思います。  今後とも、しっかりと国に対して、やはり理事さんはパイプ役なんでしょう。こちらへ修行に来てはるんですか、どちらですか。しっかりしてください。 ◯議長(倉 克伊) 建設部理事。 ◯建設部理事(西 美憲) 建設部理事でございます。  片岡議員の再度の御質問にお答えをいたします。  木津川市のためにパイプ役としてしっかりと業務に務めさせていただきたいと思っております。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 片岡さん。 ◯18番(片岡 廣) ありがとうございます。  私は太いパイプと認識しております。詰まっておれば、私がしっかりと掃除させていただきますので、今後ともひとつよろしく頼みます。  2問目に入ります。  質問事項、「リニア中央新幹線大阪延伸により奈良ルートで終着駅へ」。  今、いろいろと北陸新幹線も話題になりました。いろいろな報道がされております。  国の基本計画として、整備計画では、主要な経過地として、奈良市北付近との構想がされ、本年1月20日、JR東海の社長が奈良市付近を通るルートで作業を進めることを明らかにされました。そして、最大8年間の前倒しを考えていると表明されました。本市としても、経済や社会活動の活性化の期待が持てます。  そこで、市として今後のリニアに対しての取り組みをお聞きしたいと思います。  (1)奈良市から本市へ支援・協力の要望は来ておりますか。市として、協力関係は築けるのですか。  (2)奈良市外環状線、奈良阪~生駒市南田原線の北側ルートが計画されております。このルートが決定されますと、当尾地域から梅美台の地下を通る可能性が高くなります。市としては、どのような考えを持っていますか。  (3)リニアの夢です。車両基地の誘致は、市としては考えられませんか。  (4)市にとって、移動手段として便利になるだけはなく、新しい市を生み出し、世界に木津川市を発信できると思いますが、考えをお聞きしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ◯議長(倉 克伊) 政策監。    (政策監 福島 浩君登壇) ◯政策監(福島 浩) 政策監でございます。  片岡議員の御質問にお答えいたします。  現在のところ、JR東海から支援・協力等の要望はありません。また、奈良市からも要望等はないと聞いております。  リニア中央新幹線の整備は、将来のまちづくりに大きく影響するため、今後の動向に注視してまいります。  2点目のリニア中央新幹線の名古屋・大阪間につきましては、早期に開通することを期待しておりますが、JR東海は、奈良市付近を通るルートで作業を進めることを明らかにされているものの、新駅の具体の位置等については確定されていないことから、現段階において市が本件において申し上げる立場にないと考えております。  3点目につきましては、車両基地を含めリニア中央新幹線の整備に関することは、JR東海において決定されるため、市において申し上げる立場にないと考えております。  4点目のリニア中央新幹線の整備は、東京・大阪間の移動の利便性向上、また産業や観光などの経済効果を初め、「地域活性化の起爆剤になる」とも言われており、今後の動向に注視してまいります。 ◯議長(倉 克伊) 片岡さん。 ◯18番(片岡 廣) 政策監、ありがとうございます。  答弁、私、ちょっと理解がしにくいです。何も国のほうから木津川市に要望・要請なんかは、奈良市もありませんよ、そんなことは。府に対して手を挙げるか、挙げないか、そこらを少し考えていただきたい。  皆さん方にお配りしたこのルートですね、名古屋からの。恐らく北陸新幹線も昨年までは、精華・西木津地内を通るというような構想がされていましたが急変しましたね。私は喜んでいいのか、ちょっと胸のうちは定かでありません。  そこで、お聞きしますけれども、1点目、奈良市は、リニア中央新幹線の新駅の誘致をアピール目的で、1月9日、イオンモール高の原で「鉄道フェスタinイオンモール高の原」が開かれました。そのときに、大仏鉄道遺構今まで、東大寺の建立ですねそれに合わせて、木津川市の市長並びに職員さんが参加されておりますね。そこら、この奈良新聞にも「リニア駅誘致連携」と上がっているんですよ。そこらの詳細ですね、本当に連携していいのか。私は、連携するよりも、木津川市がなぜ手を挙げないのか。そこらなんですよ。市長、どうですか、その点については。 ◯議長(倉 克伊) 河井市長。 ◯市長(河井 規子) 片岡議員の御質問にお答えいたします。  当日は、たしか幻の大仏鉄道をPRしようということで、ガイドブックもつくりまして、仲川市長さんが梅美台小学校のほうにお越しいただいて、歩いておられる方が小学校で休憩されて、そこで抽せん会みたいなものがありまして、それでお互いに奈良市と木津川市のプレゼントを抽せんでお渡ししたというセレモニーがございました。  その後、イオンモールでしたかね、そこで大仏鉄道をPRしようということで、私も参加をさせていただきましたが、リニアも一緒にPRということで、奈良市さんのほうはそういう思いを持たれていたということで、そこに同席をさせていただいたということであります。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 片岡さん。 ◯18番(片岡 廣) 市長、ありがとうございます。  私は、もう少し考えていただきたい京都府に対しても。これ、先ほども北陸新幹線の話が出ましたけれども、奈良県奈良市は全面的に反対だったんです。皆さん御存じと思いますよルートをね。それが、やはり京都府に対していろんな問題が生じて松井山手になりました。私は複雑と思うんですよ。喜んでいいのか先ほども述べましたけれども、歓迎をしていいのかね。少し残念かなと。  そして、この奈良新聞の見出しです。「奈良市長と木津川市長対談、早期開通で発展を期待」と上がっておるんですよね。誰が見たかてこれ、私は少し奈良市の新聞社の思いが。私のとこは、大仏鉄道、また東大寺の建立、それによって今までからのね。  その新聞にも書いてあるんですよ、「ぜひリニアの実現をと意見が一致した」と報道されております。また、北陸新幹線南回りについては、実現は大きく前進しましたが、私は少し先ほども述べたように、しつこいようですけれども、喜んでいいのか、疑問が残りました。  その後、また奈良市は2月26日に、また同じようなリニア誘致PR活動の一環として、イオンモール高の原で誘致フェスタが開催されましたが、市として政策監参加されましたか、どうですか。 ◯議長(倉 克伊) 政策監。 ◯政策監(福島 浩) 政策監でございます。  片岡議員の再質問にお答えをいたします。  私のほうは参加はしておりません。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 片岡さん。 ◯18番(片岡 廣) 政策監は参加はしていないけれども、マチオモイ部が参加しているんですか、いかがですか。 ◯議長(倉 克伊) マチオモイ部長。 ◯マチオモイ部長(岩木 雅邦) マチオモイ部長でございます。  片岡議員の御質問にお答えいたします。  私も、その件については参加をしておりません。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 片岡さん。 ◯18番(片岡 廣) よくわかりました。ありがとうございます。  この奈良市の件については、これで終わります。  また、本市に新駅を誘致する考えはありませんか。  先ほど答弁の中で、国が考えるべきと。国、JR東海さんが考える前に夢と希望を乗せて、木津川市も手を挙げるような覚悟はあるんですか、どうですか。 ◯議長(倉 克伊) 政策監。 ◯政策監(福島 浩) 政策監でございます。  片岡議員の再質問にお答えをいたします。  北陸新幹線等の整備新幹線につきましては、公共事業ということで、国等が決定していくというものでございますけれども、このリニア中央新幹線につきましては、あくまでJR東海が民間の力でやっていくということが基本となっておりますので、そういった面でルート決定も含めて、やはりJR東海が取り組んでいくものというふうに考えておりますので、その状況を注視していきたいということでございます。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 片岡さん。 ◯18番(片岡 廣) ありがとうございます、政策監。  先ほども答弁の中で、まだ新駅は決まっていないという状態ですね。また北陸新幹線みたいに、また変更があるおそれがあるんですよね。木津川市の南側を通過する案も浮上するんじゃないかと私は少し期待を持っております。これに関しては、どうなんですか。新駅は、まだ国、JR東海さんは定めておりませんね。 ◯議長(倉 克伊) 政策監。 ◯政策監(福島 浩) 政策監でございます。  片岡議員の再質問にお答えをいたします。  JR東海につきましては、昨年の7月20日だったと思うんですけれども、JR東海の社長の会見で、奈良市付近を通るルートで進めていくということを発言されたということは承知しております。  具体的に、奈良県といたしましては、奈良市と大和郡山市と生駒市が、今、要望に手を挙げているという形でございまして、最終的に、いずれにせよそれを決めていくというのはJR東海であるというふうに承知しております。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 片岡さん。 ◯18番(片岡 廣) ありがとうございます。  何も政策監、奈良市に遠慮とかそういうようなものは要りませんよ、何も。思い切って木津川市が、この間、10周年記念のときに、山田知事も、木津川市は関西でトップに出るんじゃないかというような言葉もいただいて、河井市長のこのことそんなとこへ出入りしたらあきませんよ。  それでは、時間もございませんので、もう3番目まで行きますわ。  リニアの車両基地の、これも誘致なんです、政策監。名古屋からは、今、手を挙げられているのは、岐阜県で挙がっておりますね、東京から名古屋間の間は。そこらはいかがですか。これもあれもで、無理を言いますけれども。 ◯議長(倉 克伊) 政策監。 ◯政策監(福島 浩) 政策監でございます。  片岡議員の再質問にお答えいたします。  車両基地というのは、恐らく一定規模の広さの土地が必要ということで、設置場所が限られているということが考えられます。  したがいまして、そういった土地を持っているということは、誘致する上での一つのアドバンテージになるという側面はあると思いますけれども、いずれにせよそういったことを含めまして、最終的に決定していくのはJR東海だというふうに考えてございます。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 片岡さん。 ◯18番(片岡 廣) ありがとうございます。  東京、品川から名古屋間は、大体、皆、手を挙げておられます。名古屋から大阪間は、手が挙がっていないんです。  政策監の中でも、土地がないと。今、木津川市で、どこが一番活発に動いておりますか、御存じですか、木津川市の中で。わかりませんか。梅美台ですよ。今後、梅美台、先ほども酒井議員さんから質問がありました東地区ですね。  そして、40年ほど前に南加茂台が開発されたときに、その東地区の東裏ですね、30ヘクタールほど民間の業者が持っていますね、開発をすると、学校をすると。マチオモイ部長だったら、御存じと思います。高田の新池、御存じですか、西小ののぼったとこ。あの西側です。あそこ、広大な土地があるんです。私も、あそこを少し調査をしました。何でもできます、あそこ。あそこへ車両基地を夢と希望を持って、政策監、どうですか。 ◯議長(倉 克伊) 政策監。 ◯政策監(福島 浩) 政策監でございます。  ただいまの片岡議員の再質問にお答えをいたします。  東地区は、学研地区の一角ということですので、そちらで、今、計画されている等々、諸所の経緯があると思いますので、そちらに引っ張ってくるという考えは、基本的になかなか難しいのかなというふうに考えております。  また、リニアのルートにつきましても、奈良市付近ということがされておりますので、そういったことを踏まえながら、最終的にJR東海のほうで御判断いただくというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 片岡さん。 ◯18番(片岡 廣) ありがとうございます。
     時間がございませんので、また次回、6月議会にしっかりと私も調査をさせてもらって行いたいと思います。その節は、よろしくお願いいたします。  これで、終わります。ありがとうございました。      ──────────────────────── ◯議長(倉 克伊) ただいま11時53分、午後1時まで休憩といたします。    午前11時53分 休憩    午後 1時00分 再開 ◯議長(倉 克伊) ただいま午後1時、休憩前に引き続き会議を開きます。  3番目、西岡政治さん。    (西岡 政治君質問席へ移動) ◯19番(西岡 政治) 19番議員、民主未来クラブの西岡でございます。  通告書に基づきまして、2問の質問をさせていただきます。よろしくお願いをいたしたいと思います。  まず、1点目でございます。「今、なぜ行政地域制度の見直しか」と題しまして、質問をいたします。  行政地域設置条例が平成21年3月30日に制定、4月1日より施行されて、約8年が経過をいたしました。  現在まで、地域長、副地域長と地区長、町内会長、自治会長が相互連携・相互協力を図りながら、制度の目的に沿って大変な御苦労をいただきまして、今日まで進めてこられたというふうに認識をいたしております。  行政地域制度の目的は、旧町単位の行政区設定がさまざまであることから、「市内の地域全体の均衡ある発展と地域住民の自治活動の円滑な推進に資するとともに、地域との連携を深め市政の円滑な運営を図る」ために、95行政区を32行政区に再編されたものであります。  行政区の設置の考え方は、「地域の住民の住民自治が円滑に行われ」かつ「災害時等の協力体制づくり等広域的な地域エリアの連帯感の必要性」から、将来の行政区域の姿を見直した上で、1行政地域を200世帯以上と位置づけられました。  副地域長にあっては、地区長等からの修正意見を踏まえ、住民の生活態様や地縁など、地域の実情に合った人数を置くことができると修正されました。  また、議会においても附帯決議が議決されました。  行政地域設置条例(案)に対しては、加茂・山城の地区長からさまざまな意見が出されました。  また、議会においても附帯意見が議決されました。  今回、市は行政地域別ブロック説明を行い、平成30年4月1日から行政地域制度を見直し、副地域長単独設置を行うとしています。  そこで、次の事項をただします。  (1)行政地域制度の狙い、求めるものは何か。  (2)制度施行後8年が経過をいたしますけれども、地域において変化または問題があったのか。  (3)なぜ行政地域制度の見直しが今必要なのか。  (4)副地域長単独設置を求める根拠と理由は。  (5)山城地域の地区の実態、行政の助言・協力と、その効果は。  以上5点、よろしくお願いします。 ◯議長(倉 克伊) 総務部長。    (総務部長 中島 久文君登壇) ◯総務部長(中島 久文) 総務部長でございます。  西岡議員の御質問にお答えをいたします。  木津川市行政地域設置条例にございますとおり、「市内の地域全体の均衡ある発展と地域住民の自治活動の円滑な推進に資するとともに、地域との連携を深め市政の円滑な運営を図る」ことを目的としております。  具体的には、地域長及び副地域長に、行政と地域住民のパイプ役としての役割を担っていただき、地域の自治活動の推進と市政の円滑な運営を図るものでございます。  2点目について、制度発足3年後の平成24年度には、加茂ブロックの「加茂東部地域」及び「瓶原地域」の2地域が、副地域長1人体制に移行されましたが、他地域において、その後の進展はございません。  問題点といたしましては、副地域長複数名体制の地域では、副地域長が住民自治団体の長、いわゆる「区長」を兼務されていることから、副地域長という立場でなく区長としての立場での意見・考え方となり、地域全体や複数の区に関係する内容について、副地域長に相談することが難しいという状況がございます。  3点目について、地域長と同じ目線を持つ代理者、補佐役及び相談役と位置づけられるのが副地域長の本来の役割でございますので、それらの役割を全うしていただける体制を整えていただく必要があると考えております。  4点目について、本来、行政地域制度における各地域の地域長・副地域長は、区長や自治会長・町内会長を兼務されていない、独立した位置づけであることが理想の形であると考えております。  加茂東部地域や瓶原地域では、地域内で御検討をいただき、地域長・副地域長体制に移行いただきましたが、全ての地域で一足飛びに独立した地域長・副地域長体制に移行していただくことは難しいと考えております。  つきましては、区長等を兼務されている体制であっても、まずは副地域長の1人体制化により、副地域長の役割をしっかりと認識していただきたいと考えており、独立した地域長・副地域長体制化へのステップであると位置づけております。  5点目について、山城ブロックは、綺田地域を除き副地域長複数体制でございます。また、北平尾地域及び南平尾地域を除き、副地域長が区長・地区長を兼務されている体制でございます。北平尾地域及び南平尾地域にありましては、山城町時代の1つの区がそのまま1つの地域となっており、もともと副区長が複数名おられたため、現在も副地域長が複数おられる体制となっております。  山城支所で開催されます山城町地区長会の1月の会議におきまして、全地域の区長・地区長に向け、副地域長1人体制化の説明をさせていただきましたが、今後、各地域や区から説明会の依頼があれば、個別に説明に伺いまして御理解と御協力をお願いしたいと考えております。  なお、既に加茂ブロックで3地域、山城ブロックで1地域を訪問し、副地域長1人体制化の説明させていただいておりますが、「今後において、区の会則の変更も検討する必要があるので、改めて相談したい」との前向きな御相談もいただいているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 西岡さん。 ◯19番(西岡 政治) まず、1点目から再質問をしたいと思います。  行政地域制度の狙いと求めるものは何かという質問に対しまして、部長のほうから御答弁をいただきました。何か一つ抜けているんではないかというふうに私は思うんですけれども、再度、これでいいのかどうか、御答弁ください。 ◯議長(倉 克伊) 総務部長。 ◯総務部長(中島 久文) 総務部長でございます。  西岡議員の御質問にお答えをいたします。  先ほど御答弁申し上げましたものも、当然、行政地域設置条例の中にも書いておることでございます。それに合わせて、この地域をまとめるに当たりましては、今後の少子高齢化の時代も見据えた中での話、また災害等の協力体制の話、そういったものも含めまして、見直しを図ったものでございます。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 西岡さん。 ◯19番(西岡 政治) 当時、95あったわけですね。木津の場合は18、結果的には、最終的には18、同じなんですね。加茂が59あったやつが9になったわけでしょう。山城が18あったやつが6になったわけです。  御承知でないかもわかりませんけれども、ちょうど平成21年の3月議会に提案をされて相当議論になったわけですね。そのときに、我々の元民主未来クラブの前身、新政会が8名いたんですよ。市長に対して、これの採決に当たっての市の考え方ということで要望書を出しておるんですね。御承知ですか、部長。 ◯議長(倉 克伊) 総務部長。 ◯総務部長(中島 久文) 総務部長でございます。  当時、平成21年の条例提案に際しましては、いろいろと御議論いただいたことは承知しております。含めて、議会のほうで附帯決議もいただきまして、それに向けましていただいているところでございます。  今、要望書という形での詳細につきましては、存じておりませんけれども、その附帯決議に基づきまして、その後、この制度につきまして、見直し等、検討を進めていったという経過は承知しております。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 西岡さん。 ◯19番(西岡 政治) 当時の新政会が要望書を出したことに対しまして、平成21年2月20日に、これは市長の公印を押した公文書で回答をいただいているんです。  なぜこういうことを言いますかといいますと、先ほど言いましたように、95あったやつが、行政区が少ななったわけですね。これの基本的な、先ほど言われた目的は当然ありますけれども、市長が言われたのは、我々のその要望書に対して、災害時等の協力体制づくりや共通する課題解決のために、広域的な地域エリアが必要なんだと、これは阪神・淡路大震災も含めましてね。だから、行政区は広くせないかんのやと、こういう話、これが主要な、先ほど言われた部長の目的と同等の思い・目的を、そのときに説明されておるんですよ。その辺の認識はされていますかと言っているんです。  これは、あとの副地域長1人の関係にかかわってくる問題なんで、再確認をしておきます。 ◯議長(倉 克伊) 総務部長。 ◯総務部長(中島 久文) 総務部長でございます。  西岡議員の再度の御質問にお答えをさせていただきます。  先ほど私が西岡議員の中で、当初の答弁以外に目的があるのかということの問いの中で答えさせていただきましたように、災害時等の広域化の部分も含めて、行政地域制度の見直しを進めたということでございますので、承知をしております。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 西岡さん。 ◯19番(西岡 政治) 部長から、その辺はそのとおりだということで確認ができましたので、2点目の問題に入ります。  制度施行後8年が経過をしたわけでございまして、具体的に、これからは山城地域の関係だけ、加茂地域もいろいろ問題があるだろうというふうに思いますけれども時間の関係がございますので、山城地域に絞って、これから質問させていただきます。山城地域で、これは8年間が経過しましたけれども、地域において何か変化があったんですか。具体的に言ってください。また、問題があったんですか。どうぞ。 ◯議長(倉 克伊) 総務部長。 ◯総務部長(中島 久文) 総務部長でございます。  山城地域といった限定での何か問題があったということでございますけれども、山城地域に限ってという問題ではなく、先ほど申し上げましたように、副地域長1人制につきましては、区長等を兼ねておられるということでございましたので、本来の地域長の補佐役という役目ができていない部分がございましたというようなことがございました。  というのは、地域長に何かあったときに、補佐役の副地域長に連絡する場合につきましても、なかなか連絡がとれないといった事象があったというふうに聞いております。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 西岡さん。 ◯19番(西岡 政治) 今、部長から、若干、連絡事項の関係で問題があったように聞いておりますとこういう話でございますけれども、私、8年間、何の問題もなかった。そういう細かい連絡事項が云々というようなものは、行政がこれも回答されておるんですよ、我々の要望に対して。「今後も地域に対しては、自治への介入ということで指導はできませんよ」と、副市長も言われているんですね、答弁。「自治に対する介入はできません。しかしながら、助言と協力をします」と、これを言っておられるんですよ。そんな問題があったんですか。  再度、そんな連絡云々じゃないそういう大きな、いわゆる条例の目的が達成できないような問題があったんですか。全くないというふうに私は認識しておるんですけれども、再度。 ◯議長(倉 克伊) 総務部長。 ◯総務部長(中島 久文) 総務部長でございます。  再度の御質問にお答えをさせていただきます。  まず、この行政地域制度ができました経過につきましては、旧3町それぞればらばらの制度でありましたものを市として統一の制度としてつくり上げたものでございます。  その中で、地域長・副地域長という形で位置づけをさせていただいて、設置をしているわけでございますけれども、何分過去それぞれの経過がございましたので、地域長・副地域長1人体制といった一足飛びにすることはなかなかできないということもございましたので、一部、そういった形で、複数人の副地域長というのを認める条項も付加して、してきたところでございます。  そういった中、木津川市として統一ということを図るという中では、他の大きな地域の中でも、地域長・副地域長1人体制でやっていただいておりますことから、そういったことで統一的な考え方で合わさせていただきたいというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 西岡さん。 ◯19番(西岡 政治) 私の質問に率直に答えてください。  先ほども言いましたように、95あった行政区、いわゆる山城地域でいきますと、18が6になったわけでしょう。この辺については、災害の問題も含めて、地域の方は理解されておるんですよ。こんなこと、これが少なくなったんで問題やとか、誰も言っていないんです。これは理解されているんですよ。  今、私がこの質問をするというのは、市が副地域長を1人にしていくという、その辺の関係の視点での質問をしているわけでございますので、私が言いたいのは、8年間で地域に何か問題があったんですかと、何か変わったことがあるんですかと。  先ほど言いましたように、行政は「助言・協力する」となっているわけですよ。そういうことをやったんですかと、これを聞いているんですよ。これに率直に、私はないと言っているんです。助言・指導もなければ、地域にも変化もないし、問題のなかったと、そんな細かい話は別ですよ、こういう認識で質問しているんですよ。そちらはどうですかと聞いておるんです。言ってください。 ◯議長(倉 克伊) 総務部長。 ◯総務部長(中島 久文) 総務部長でございます。  再度の御質問にお答えをさせていただきます。  先ほど来、答弁させていただいておりますように、複数の副地域長体制の中では、本来の地域長の補佐役という形ができていないというようなことがございましたので、一定、8年経過した中で、期限を決めて、そういった統一化に向けて進むほうがいいんじゃないかといったようなことが地域長の役員会議等の中でも出ておりましたので、今回、そういう方向で進めさせていただいているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 西岡さん。 ◯19番(西岡 政治) できるだけ具体的に言ってくださいよ、私は全くないですよ。例えば、地域長がおられまして、例えば平尾でいくと、副地域長は1人ですよ。あるところでは、地域長がおられて、副地域長が2人のところもあるわけですね。南部でいきますと、地域長が1人で、副地域長が4人おられるんですよ。そのうちの1人が代表で副地域長になっておられるわけですよ。それで、先ほどの条例の目的の関係は、ちゃんと連絡をされて、今日まですっと来ているわけですよ。何の問題もないんです。  だから、あったんですかと言っているんです。ないはずですよ。あったら、もっと具体的に言ってくださいよ。ないですよ、そんなもん。
    ◯議長(倉 克伊) 総務部長。 ◯総務部長(中島 久文) 総務部長でございます。  再度の御質問にお答えをさせていただきます。  具体的にといったことでございますけれども、基本的には、旧来の制度の中、大きな規模の中で地域を統合してやってまいりました。その中で、地域の努力もありまして、円滑に進んできているといったことは実感をしているところでございます。  ただし、先ほど申し上げましたように、その補佐役といった形の実際の副地域長制度といったことが条例の趣旨になかなか合致していないというのがございましたので、今回、1人制という形で進めさせていただいているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 西岡さん。 ◯19番(西岡 政治) なかなか答えがもらえないんですけれども、こちらから言います。問題がなかったというふうに確認をしてよろしいか。 ◯議長(倉 克伊) 総務部長。 ◯総務部長(中島 久文) 総務部長でございます。  再度の御質問にお答えをさせていただきます。  副地域長複数人につきましては、先ほど来言っておりますように、本来の補佐役といった形の役割を担っていただけない部分がございましたので、単独の1人制のほうでお願いしているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 西岡さん。 ◯19番(西岡 政治) こればっかりやっていると、時間が過ぎますので、これ、きちっと確認しときますよ。私、これ帰ったら、副地域長は地域長の補佐役として十分その任務を全うしていないという行政は認識をしていますということで、全部にお知らせしてよろしいね。 ◯議長(倉 克伊) 総務部長。 ◯総務部長(中島 久文) 総務部長でございます。  再度の御質問にお答えをいたします。  全ての方がそういった形でやっていると言ったわけではございません。ただ、そういった一面もありますこと、また市として、それぞれ地域長・副地域長1人制といった目標に向かって進めているところでございますので、全てにおいて同じ扱いをさせていただきたいというところでございます。 ◯議長(倉 克伊) 西岡さん。 ◯19番(西岡 政治) だから、具体的に言ってくれと言っているんです。  具体的に言わなかったら、私は全部の人に全うしていないようですよと言わなしゃあない。  だから、どこの地域で問題があったんだったら、そこだけ言ったらいいわけでしょう。だから、もっと具体的にちゃんと言ってくださいと言っているんですよ、私は。  これ大事な問題なんですよ、次の問題も含めて。だから、しつこく聞いているんです。言ってください。ないんですよ、そんなもん。 ◯議長(倉 克伊) 総務部長。 ◯総務部長(中島 久文) 再度の御質問にお答えいたします。  同じ答弁の繰り返しになりますけれども、実態として補佐役としての役割が担っていただけない部分がありましたので、市として、従来から出ておりますように、一つの市ですので、同じ形で地域長・副地域長1人体制で持っていくべきという意見がございますので、そういった形で進めさせていただいているところでございます。 ◯議長(倉 克伊) 西岡さん。 ◯19番(西岡 政治) わかりました。  山城地域のどこかでそういう問題があったというふうに行政は言われましたよと、こういうことで報告させていただきます。  もう一つ、さればそういう問題があったところに対して、これちゃんと文書回答をもらっておるんですよ。指導はできないけれども、助言と協力はすると。協力というのは、要請があったら行ってというやつですね。助言・協力はしたことがあるんですか。 ◯議長(倉 克伊) 総務部長。 ◯総務部長(中島 久文) 総務部長でございます。  再度の御質問にお答えをさせていただきます。  1人制に向けまして、地域から要請がございました部分につきまして、説明会等を開催していただきまして、説明をさせていただいているといったところでございます。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 西岡さん。 ◯19番(西岡 政治) 今回の見直しに対する説明の関係で言っているんじゃないんです。8年間来たわけでしょう。その過程の中で、問題があったと言ってはるわけやから、その問題があったところに対して指導・助言をされたのですかと。もっと言ったら、何回されたんですかと。私は、地域長にずっとお話を聞いた中では、そんなんないんですよ。だから、聞いとるんですよ。  そら、細かい話は別ですよ。連絡がうまいこといかへんかったとか、そんなんは問題ないです。そんなんは、次からこうしてくださいと言ったら、それで済む話。あるんですか。 ◯議長(倉 克伊) 総務部長。 ◯総務部長(中島 久文) 総務部長でございます。  再度の御質問にお答えをさせていただきます。  この副地域長複数制に関しましては、平成22年度の地域長の会議等の中でも、そういった議論になっておりました。  それで、毎年、毎年、地域長会議の中、また役員会の中で、そういったことでお話をさせていただいておりました。それで、地域の一応自主性ということで、地域のほうでお願いしておりましたけれども、今回、8年経過した中でも、先ほど御答弁の中で申し上げましたように、2地域のみについて1人体制になりましたけれども、それ以外についてはなっておりませんので、期限を設けてそのように進めてはどうかというようなアドバイスもございましたので、今回、進めさせていただいているところでございます。 ◯議長(倉 克伊) 西岡さん。 ◯19番(西岡 政治) 全く回答が得られないんですよ。  いわゆる行政地域制度の目的の達成を阻害するような、支障を来すような問題があったのかどうかと言っているんですよ。しかも、あったら、それはどこか。しかも、そこにはどういう助言と協力をしたのかと、こう聞いているんですよ。だから、もっと明快に答えてください。  もうこれ最後にしときますから、明快に答えてください。 ◯議長(倉 克伊) 総務部長。 ◯総務部長(中島 久文) 再度の御質問にお答えします。  同じ答弁になりますけれども、行政地域設置条例ですね、その中での運用の中で、本来、地域長の補佐役としていただく副地域長、その方につきまして、複数人選出されることによりまして、本来の補佐役になっていなかったといったことがございましたので、進めさせていただいているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 西岡さん。 ◯19番(西岡 政治) もう2点目の関係は、私はもうなかったことということでさせてもらいます。指導もなかったというふうにさせていただきます。  3点目です。なぜ、行政地域制度の見直しが必要かと。  この辺については、6月議会で共産党の酒井議員さんも一般質問されました。  今回の関係で、ブロックで説明会をされています資料、私もいただきました。この中で一番最初に書いていますのは、制度の均衡を図るために単独設置でお願いしたいと。制度の均衡とは何なんですか。均衡の物の考え方をお示しください。 ◯議長(倉 克伊) 総務部長。 ◯総務部長(中島 久文) 総務部長でございます。  西岡議員の御質問にお答えをいたします。  これにつきましては、地域長・副地域長1人体制の統一といったことが均衡という形で考えております。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 西岡さん。 ◯19番(西岡 政治) どうも部長の考え方からいきますと、数が均衡のようですね、数が。私は、数が均衡ではないと。  なぜならば、当時の条例制定の段階で、おのおのの地区からいろんな要望が出ているんですね。それを踏まえて、これは附帯意見も踏まえてですよ、市長は、最終的には、地域の実情に即して副地域長の複数制は了解しましたと、修正しますと、こう言ってはるんです。実情に即した数があることが、地域の均衡なんですよ。いわゆる、仕事量、目的を達成するために必要な人の数。だから、1人のところもあれば、3人のところがあってもいいんです。これが均衡なんです。1人にするのが均衡やないんです。そう思いませんか、部長。 ◯議長(倉 克伊) 総務部長。 ◯総務部長(中島 久文) 総務部長でございます。  西岡議員の再度の御質問にお答えをいたします。  まず、この行政地域につきましては、一定のエリアというか、200世帯以上という形で区域を決めさせていただいたわけでございます。  このエリア決めにつきましては、いろんな事例なり研究書を見ておりますと、小学校単位でするなり、中学校単位でするなりといったいろんなまとめ方がございますけれども、木津川市の実情といたしまして、当初、平成21年度には、200戸以上といった形でさせていただいたところでございます。  本来、その中で地域長・副地域長をそれぞれ1人決めていただくのが本市でございましたけれども、地域の実情の中で、当面、複数人という形で副地域長の項目を設けたわけでございます。  その後、8年を経過している中で、本来の1人体制にしていただくのが均衡という形で考えております。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 西岡さん。 ◯19番(西岡 政治) 先ほどからも言っていますように、行政区を少なくしたことについては、地域住民は理解してはるんですよ、これは。だから、それはいいんです。行政区が少なくなったことについては、理解してはるんです。さっきから何も言っていない。理解してはります。  ただ、今回の副地域長を複数から1人にするということについて、いろいろ問題があるんです。だから、その点で、今先ほど言いましたように、「地域の均衡を保つために云々」と書いているわけです。その地域の均衡とは何やと、数ですかと。数のようですけれどもね。私は数ではないと。3人必要なところは3人やし、2人のところは2人やし。要は、条例の目的達成のために必要な数、これが地域の均衡だと私は言っているんです。その辺はどうですかと。  しかも、条例改正の段階では、初めは1人制を言っておられたわけですね。地域長からのいろんな要望が出て、地域の実情に即して複数制は認めますと。当分の間なんて、全く出ていないですよ、当分の間なんて話は。議会の議事録をずっと見たって、行政側の当分の間というような話は一切ないですよ。今さっき当分の間と言われましたけれども。あるんですか。 ◯議長(倉 克伊) 河井市長。 ◯市長(河井 規子) 西岡議員の御質問にお答えいたします。  そもそも副地域長というイメージがちょっと違うのかなという思いがしたんですけれども、例えば南加茂台地域さんでいらっしゃいましたら、一丁目にも1人の区長さん、二丁目にも1人の区長さん、三丁目にも1人の区長さんと、おられるんですよね。  例えば、木津川台とか相楽台には、その何丁目ごとにはおられないんですよね。そこの地域のまとめ役はおられるんですけれども、区長さんという位置づけではないんです。  私の住んでいる小寺町というのも、区長さんはおられますけれども、副地域長さんじゃないんです。  今言っている意味合いは、地域長さんというのは、地域から選出された全体をまとめていただく方が地域長さん。その方の全体をまとめる補佐役として副地域長さんが1人おられて、それぞれのまちの代表がおられるというイメージなんですよね。それが、今、全てが副地域長さんというお名前になっているんです。  今、お話が出ているのは、その全体をまとめるときの地域長さんの補佐役として、本来、地域長さんの補佐をする副地域長さんがたくさんおられるんで、それぞれの立場の御意見はおっしゃるけれども、全体としての地域長さんを補佐する専門の副地域長さんがお一人選出されておられたら一番いいんですけどね、全体からもう一人。  だから、全体から地域長さんと副地域長さんをセットで選出していただいて、それぞれの立場の代表の方がそれぞれの意見を出されると、それをまとめられるのが地域長さんと、それを補佐される副地域長さんというイメージなんです。だから、本来、副地域長さんの位置づけが随分違うんですよね。  私たちのところは、60数軒、70軒ぐらいですけれども、もう少し広い範囲ですけれども、区長さんというのがおられますけれども、さらに広い範囲で地域長さんというのがおられますので、地域長さんが1人孤立されるんですよね。それぞれの立場で副地域長さんが10人ほど意見をおっしゃられれば、全体のこととしてまとめにくいという御意見が出ているんです。  だから、ちょっとその位置づけがごっちゃになっているような気がしますので、そこのところをちょっと御理解いただきたいなというふうに思っております。 ◯議長(倉 克伊) 西岡さん。 ◯19番(西岡 政治) 市長から説明をもらいまして、言われるのは、よくわかるんですよ。そのとおりなんです。  ただ、さっきも言ったように、今、なぜ行政地域制度の見直しが必要なのかと。というのは、8年たちましたけれども、8年前と今のやり方に対して一つも言っていないんです。そやから、2番目です。盛んに言っているんです。8年前ときのうまで、私、ずっと回りましたけれども、全く変わっていないんですよ。  例えば、地域長は、うちの山城地域の南部でいきますと、5人おられるんですよ。5人の中から地域長に1人なって、あと4人は副地域長です。これ、平成21年度の条例ができたときから、今も全く同じ形でやられておるんです。  だから、市長の言われるのは、そういうふうに変わってきていたら、ああ、なるほど、そしたら、今度、副地域長を1人にしたらいいやんかと、こうなるんやけど、全く、加茂地域は知りませんよ。だから、さっきから、変わったことありますか、問題ありますかと聞いているけど、何も変わっていないのに、意識が変わってきていたら、やったらいいんですよ。全く変わっていない。その辺について、指摘をしているんです。  だから、市長が言われる方向で、これから指導、自治への介入というのはなかなかできませんけれども、いわゆる助言なり協力しながら意識を変えていったらいいですけれども、今の段階で、平成30年の4月1日から、はい、変えますと。これは問題があるんではないですかというところから質問しているんです。わかっていただけますか、市長。 ◯議長(倉 克伊) 河井市長。 ◯市長(河井 規子) 西岡議員の御質問にお答えいたします。  地域長さんが、それぞれの立場でいろんな御意見を、お話を聞いたときに、なかなかまとめるのには大変だと、やっぱり補佐していただく副地域長さんが、専属の副地域長さんが、全体をまとめる人がおられなかったら、なかなか厳しいということを聞いております、地域長さんから。それぞれの立場ばかりで御意見を出されると、じゃあ全体をまとめようというときに、なかなか地域長さん一人では大変やということで、今、副地域長さんの中の代表として地域長さんを補佐する方がお一人おられたらありがたいなという声が出ているんですよね。  だから、さっきも言いましたように、それぞれの何丁目ごとに副地域長さんがおられて、それぞれの代表で意見をおっしゃるということになると、それをまとめていくというのは、なかなか今の状況では大変やということを地域長さんからの御意見として出てきておりますので、それで、そういうお話をさせていただいているということで、それぞれの副地域長さんが地域をまとめていただいているのは全然問題ないんですけれども、地域長さんを、代表するもう一人の補佐する副地域長さんがおられないという体制になっているということが、地域長さんが大変お困りの方もあるというふうに聞いておりますので、そういうお話です。ちょっと組織の感じが違いますので。 ◯議長(倉 克伊) 西岡さん。 ◯19番(西岡 政治) 例えば、市長が言われることはわかるんですけれども、私の言うこともわかりますやろう。全然、動いていないんやからね。  しかも、8年間、多少の市長指摘のようなことがあったとしても、現実にスムーズにこの8年はやってきてはるわけです。本来の姿にしようと思ったら、これは時間をかけて、助言なり、いろいろなことをやったらいいんですよ。
     何もやらんといて、だから助言なり協力の関係で物をやったことがありますかと聞いたら、ないわけでしょう。8年間全くない。最近になって当分の間とは4年間だと。4年間が過ぎたから、今、提案をして、1年検討してもらって、これは附帯意見のそのままですわね、当分の間。それで、検証をして条例改正をするなら、1年かけて改正しなさいというのが、議会の附帯意見ですよ。  全く変わっていないんやから、そういうことをきちっと検証して、その上で、例えばブロックの地域長だけの話を聞くんじゃなしに、地域の住民の方の意見も聞きながら、ゆっくりとやったらいいと。  なぜならと言ったら、例えば報酬が変わるわけでもないでしょう。例えば、2人のところは2分の1で折半してもらっておられるわけです。4人のとこは、区域から金を出しておられるわけでしょう。これ、行財政の視点からいっても、何の問題もあらへん。それを慌てて、全然実態がそのままなのに、なぜ急にやるんですかというのが、もうこれ5つありますけれども質問の主要なとこです。これは、ゆっくりと市長やってくださいよ。平成30年の4月1日というようなことを言わんとね。  もう一つだけ確認しておきますよ。行政区を95から縮めたことに対して、少なくとも山城地域の関係では、それを縮めたことは何の問題にもしていない。やっぱり災害の関係等からいきますとね、例えば神童子と北河原と椿井がありますね、それと北代があるんで、4つあるんです。やっぱり大きい一つのエリアで協力体制を組むということは、非常に大事だと。  例えば、北綺田であれば、昭和28年災害の経験等、昔からの災害の経験からいきますと、やっぱりきちっとしているんですよ。北綺田というのは、渋川から天神川まで離れておるんですね、北とこっちとね。あれ一帯になっているんです、北綺田になっている。何であっちだけでA・Bにならへんのかと言ったら、これ、災害の対応なんです、区域設定というのはね。やっぱり、そういう一つの歴史があるわけです、協力体制の関係ね。  だから、非常に一つの設定というのは、災害対策というのが非常に大事やという点では、今度、少なくしはったことについて、何の問題もない。  ただ、副地域長の関係というのは、やっぱりおのおの地域の事情があって、事情に応じて設定されているわけです。それを変えようとするなら、なぜ変える必要があるのかということについて、もっときっちりと地元へ出て行って説明して、ああ、わかったと理解をしてからやっても遅ないやろうということを言っているんです。考え直してもらえますか、市長。 ◯議長(倉 克伊) 河井市長。 ◯市長(河井 規子) 西岡議員の御質問にお答えいたします。  地域長さんが、やはり何か不測の事態があったときに、多数の副地域長さんがおられたときに、どの方が責任を持って地域長の役割をやっていただくというのが、なかなか今明確にできないということも聞いているんです。  やはり、地域長と副地域長、今も議長と副議長がおられますけれども、不測のときには、この方がやるというふうに、そういう形でなくてお困りのところもあったという現状も聞いておりまして、やはり地域長と副地域長が不測の事態にお互いに協力し合うという形と、今言っていただいている副地域長さんの役割というのは、まちが変われば区長さんであったりするんですけれども、全く同じ役割を、名前が変わった中でやっているんですよね。  だから、私が今言っているのは、地域長さんの本来補佐をする副地域長さんが、しっかり地域長さんの補佐をする副地域長さんというのと、今言っていただいているそれぞれの地域の代表の副地域長さん、ちょっと位置づけが違うんですよね。  だから、地域長さんに不測の事態があったときに、例えば自分がどうしても出かけているときに何かあったら、君、頼むよということが、10人ほどおられたら、じゃあ明確になっていないと、そのときは誰がすぐに動いてくれるのか。そこが非常に心配なところもあるというお話も、一つは聞いています。  そういう意味で、副地域長さんの今の役割が全部なくなるんじゃなくて、地域長さんを支える副地域長さんの代表の人が地域長さんに1人おられないと、地域長さんは、不測の事態のときに責任を持ってやっていただける方がなかなか明確でないところもあるというお話なんです。  だから、ちょっと何か思っているニュアンスが大分違うような気がするんですけれども。 ◯議長(倉 克伊) 西岡さん。 ◯19番(西岡 政治) 理解をする場なんで、市長は言わはりますけれども、現実に北綺田の地域長、北平尾の地域長、南平尾の地域長がおられますね。これ、地域長ですけれども、地区長ですよ。地区長イコール地域長になってはるんですよ、現実に。これは、8年前から今も変わらない。  しかも、全部聞きましたけれども、ちゃんと多いところは、副地域長も地域長ですわ。地域長やけど、3人いたら、そのうちの1人がこれの代理をするというようなことは、ちゃんと決めてはるんですよ。それがうまいこといってるかどうかは別ですよ。いや、もうそんなん誰に言ったらいいのかわからへん。そんなことあらへん。全部、これ聞きましたら、Aさんが地区長であり、地域長です。Bさんは、地区長であり、副地域長ですよと、ちゃんとしていると。この2人は、一応、辞令をもらうし、あともう一人、南平尾の場合やったら、あとまだいはるんです。これは、区の費用から出して、全く関係ない副地域長さんと。その4人やったら4人体制で南平尾の情報伝達なり、いろんなことをちゃんとやられておるんですよ。  だから、本来の姿でいくと、地域長イコール地区長、これがおかしいですわな、本来の市長が言わはる姿から言ったら。そやけど、それはそれで今来ているんですから、変えるんやったら、それは時間をかけて変えていくと、やられたらいいんですよ、何も。  立派な今の現状がいい姿だとは何も言っていない。そやけど、一つも今までから動いていないものを、急に、はい、当分の間の4年が過ぎましたんで、変えますわという物の考え方はいかがなものかと、時間をかけてやったらどうですかと。もう最後にしときますけど、その辺で市長の御答弁を聞きます。よろしくお願いします。 ◯議長(倉 克伊) 河井市長。 ◯市長(河井 規子) 西岡議員の御質問にお答えいたします。  本来、こういうお話が出てきたのは、やはり地域長さんから、そういうことで、補佐の方が明確におられないということが困っているというお話がございました。  そういう中で、こういったことも進めていく必要があるのではないかなということで進めてきていることなので、現に、会則も変更しようかというふうに、それを御理解されて、されているところもありますので、その辺のところは、十分、また地域も回らせていただく中で、意思疎通をしっかりとさせていただけたらなというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 西岡さん。 ◯19番(西岡 政治) 最後に、これだけお願いしておきます。  部長、どうもブロック別に説明会を、例えば区長、地域長、区のリーダー、区長等を呼んで、いろいろ話をされているようでございますけれども、私はこういう問題は、その地域の住民が理解をしやんといかんわけですよ。地域長だけ理解したって、だめなんですよ。  ぜひとも、これ、小学校単位でも結構ですけれども、本来は地域別にきっちり説明会をして理解を求めてくださいよ。そうでなかったら、意識なんて変わりませんよ。地域長だけに話をしてたって。ぜひとも、それをやってください。  そういう中で、理解を得られた段階で、副地域長の1人制に踏ん切ると。こういう方向でしていただくということを強くお願いしまして、1点目の質問を終わりたいと思います。  それでは、2点目に行きます。  「市民との対話を」と題しまして、2問目の質問をいたします。  河井市政が誕生し、10年目を迎えました。平成21年3月に第1次総合計画を策定、「協働」「参加・参画」「情報共有」をまちづくりの3原則と定め、市政を進め、一定の成果と実績をおさめてこられました。しかし、一方では、まだ不十分ではないかとの声が聞こえます。この要因は、公聴活動の不十分さにあるのではないかと私は思います。まちづくりの原則に沿った市政を進めるためには「市民の声を市政に反映をさせる、生かすということ」ですね。それから、「市の考え方を市民に理解をしてもらう」、そういう取り組みが不可欠だと私は考えています。  これまで市民に対するアンケート調査、あるいはパブリックコメント、ワークショップ等が行われてまいりました。私は、これでは不十分だというふうに考えておるところでございます。  平成29年度施政方針、主要施策の第7「まちづくりへの参画と協働の創造」の取り組みについては、丁寧さに欠ける内容だと私は思います。平成29年度は、第2次総合計画の策定、それから公立保育所民営化等実施計画に取り組まれる年でもあります。市民の声を市政に生かすとともに市の考え方を市民に理解を得るために、次の事項をただします。  (1)市長を先頭に地域に出向き、市民との対話を行う考えはあるのかということが1点目。  (2)総合計画の総括、策定に係る情報共有の方策は。  (3)公立保育所民営化等実施計画策定に向けての市民説明会の開催はと。  この3点について、お願いをいたします。 ◯議長(倉 克伊) 政策監。    (政策監 福島 浩君登壇) ◯政策監(福島 浩) 政策監でございます。  西岡議員の御質問にお答えいたします。  市では、これまで市民の皆様の多様な意見を施策に反映させるため、市ホームページでの意見募集や、各種委員会に公募委員として参画いただくなど、市民の皆様と協働したまちづくりを進めるとともに、設置した協議会や委員会は、傍聴を可能とし、また資料や会議結果をホームページで公表するなど、情報提供に努めているところです。  なお、第2次総合計画策定に際しても、市民アンケート調査、パブリックコメントとともに、各地域において、まちづくりに対する御意見を伺いたいと考えております。  2点目の第1次総合計画に係る成果については、各施策に定めている成果指標に基づき検証することとし、まちづくり全体に対する評価について、市民アンケート調査を行い、設置する審議会にて検証することとしております。  また、第2次総合計画策定に当たり、審議会などは傍聴可能とするとともに、資料や会議結果をホームページで公表、また節目には、広報紙での情報発信を行うなど、情報共有に努めてまいります。  私からは、以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 健康福祉部長。 ◯健康福祉部長(森 功) 健康福祉部長でございます。  西岡議員の3点目の御質問にお答えします。  本計画案の作成に際し、政策形成過程の手続として、現在まで、子ども・子育て会議での3回の審議、民間保育園等関係機関との協議や各公立保育所の保護者会の代表者の皆様への説明会の実施などを行ってまいりました。  あわせて、12月7日から1月10日の間、パブリックコメントを実施いたしました。とりわけ、パブリックコメントにつきましては、広く市民の皆様に計画(案)を提示させていただき、その御意見をいただくという趣旨においては、住民への説明や参加の手法として、大きな意味を持つものであると考えております。  なお、計画実施に向け、該当保育所ごとに保護者等関係者の皆様に説明してまいりたいと考えています。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 西岡さん。 ◯19番(西岡 政治) それでは、1点目から再質問します。  平成29年度の施政方針の中で、基本方針で、市長は、「私は、政治理念であります『クリーンで誠実な心の通った市政』」と、これがもう市長の10年間の政治理念ですね。しかも、第1次総合計画では、先ほども言いましたように、いわゆる「参加・参画」「協働」の原則と。これをやろうとすれば、何が一番というのは、市長、先ほど酒井議員のときにもありましたように、10年間で、私は相当な実績をおさめていただいたとそういうふうに私自身は認識しています。頑張っていただいたと。  ところが、ちょっと言葉は悪いですけれども、実績はそれなりにあるんですけれども、もう一つ人気が悪い。なぜか。それは、やったけれども、市民に対する理解これはこれでやったんです。苦労したんですよと、こういう取り組みが不足をしていたから、私は非常に残念に思います。もっと褒めていただいて結構なもんなんです。私は、そう思っているんです。  だから、確かにアンケート調査、あるいはパブリックコメント、いろいろやられていますね。それは、全く市民の声に耳を傾けていないと言っていないんですよ。  ただ、市長が言われますような「心の通った取り組み」、そういうものになりますと、やはり出向いて市民と対対で顔を見ながら意見の交換をやるということで、市民の要望ももちろん聞きますし、私は大事なのは、市の考え方を市民の方に理解をしてもらうと、このことがこれからの10年の市政を進める上で非常に大事だと。10年たったんで、ぜひともひとつ市長、どうですか、そろそろ重い足を上げて、一遍、市民と対話に出向きますわと、こういう考えになりませんか。 ◯議長(倉 克伊) 河井市長。 ◯市長(河井 規子) 西岡議員の御質問にお答えいたします。  合併してから、皆さんが喜んでいただけることばっかりできないという現状もございますし、人気取りをしようと思ってやっているわけでもなく、最初に申し上げましたように、市として責任の重い役割を担っておりますので、将来にも、財政的にも、しっかりと基盤のあるまちづくりをしようということで、これまでやってまいりました。  当然、いろんな公共料金も値上げをせざるを得ない部分もございましたし、事業としても見直さないと、やはり新たな事業をやっていけないという、そういうこともございました。  当然、うちは議会制民主主義、二元代表制ですので、議員の皆様もいろんな市民の皆さんのお声をいただいて、こうしていろんな機会を得て一般質問なり、いろんな場面で御意見もいただいております。  それは、やはり市民の皆さんの声だということで、私も十分真摯に受けとめておりますし、その中で、いろんな施策もやってまいりましたし、また見直しも進めてきたというふうに思っております。  また、今後、新たな第2次総合計画の策定の折には、やはり市民の皆様に、次の10年の将来像について説明もさせていただこうというふうには思っております。  そういう中で、今、保育園の民営化についてのお話もございましたが、市として住民の皆さんのニーズに応えていくためには、財源も必要なんですよね。  だから、学校給食センターも同じなんですけれども、どのようにして市民の皆さんのニーズを長く続けていけるか、財源も確保しながら、将来負担もできるだけ抑えながらニーズを実現していくかということが、私たちの大変なそういう大原則ですので、そういった全体的な費用も、あとランニングコストも見ながらやっていくと。保育園についても、民間の方が今まで担っていただいた、その力をおかりするということの中で、今後は、保育園の中の実際に御利用されている皆さんに具体的な説明会をしていく予定もしておりますので、そういう点で進めていきたいというふうに思っております。  木津川アートも、地元に入らせていただいて、いろんな皆さんの御協力をいただいて、それぞれの地域で大変歓迎をいただいております。  できるだけ嫌われないように頑張っていきたいと思います。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 西岡さん。 ◯19番(西岡 政治) もう最後にしときます。  2点目、3点目がございますけれども、できるだけ市の考え方を市民の人に理解をしていただけるようなそういう取り組み、私からいきますと出向いていろいろ対話をすると、こういう取り組みを十分やっていただくということをお願いをいたしまして、市長からは、一遍出ていきますわという御答弁がいただけなかったんですけれども、出ていただくことを期待をいたしまして、私の一般質問をこれで終わりたいというふうに思います。  どうもありがとうございました。      ──────────────────────── ◯議長(倉 克伊) ただいま午後2時1分、午後2時15分まで休憩といたします。    午後 2時01分 休憩    午後 2時15分 再開 ◯議長(倉 克伊) ただいま午後2時15分、休憩前に引き続き会議を再開いたします。  4番目、尾崎輝雄さん。    (尾崎 輝雄君質問席へ移動) ◯12番(尾崎 輝雄) 議長の指名によりまして、12番議席、さくら会、尾崎輝雄です。2問質問させていただきます。  1問目、「木津川市観光協会と新たなDMOの設立について」。  行財政改革は、社会情勢の変化に対応しながら、行政サービスの効率化、見直しを進めていくことに意義があると考え、これまでもいろいろな質問をしてきました。  このため、既存の行政サービスが効果的か、常に検証する必要があります。  木津川市には、平成22年度に設立された木津川市観光協会がありますが、この3月からスタートされた「お茶の京都」のターゲットイヤーの取り組みに伴い、観光地経営の拠点に立ったDMOの設立をするよい機会と考え、質問いたします。  (1)木津川市における観光行政を今後どのように進めようと考えているのか。  (2)観光振興を担う市と観光協会の職員数と予算の推移は。  (3)木津川市観光協会は、4年間に限り行政が人件費を負担すると聞いているが、現状は。  (4)市は、観光協会にどのような課題があると認識しているのか。  (5)木津川市観光協会と新たな組織のDMO、それぞれの利点や欠点、特徴をどう考えているのか。  (6)地方創生に向けた取り組みを進めていく上において、政府がDMOを推奨している背景や理由をどう分析しているのか。  お願いいたします。 ◯議長(倉 克伊) マチオモイ部長。    (マチオモイ部長 岩木 雅邦君登壇) ◯マチオモイ部長(岩木 雅邦) マチオモイ部長でございます。  尾崎議員の御質問にお答えします。
     これまでの情報発信型とあわせて、木津川アートに代表されます地域の皆様とも協働して魅力をつくり出す地域づくりの取り組みも進めてきています。  さらに、観光地での体験を伴った商品やサービスの内容に観光消費者の価値が変化していることや、情報の入手手段としてSNSの重要性が高まっていること等を踏まえまして、海外からのブロガー等のメディア対応を含め、観光関連団体との連携のもとに、観光プロモーションによる集客を図りつつ、観光地域づくりに取り組んでまいります。  2つ目につきましては、観光商工課が誕生しましたのが、この庁舎が完成いたしました平成20年9月であります。観光係の状況といたしましては、国民文化祭のあった5年前の平成23年度は、観光アドバイザー1名を含め職員が4人、現在は5人となっております。  次に、観光協会の職員数につきましては、平成23年度が、事務局長1人を含め計9人、現在は職員3人、パート職員4人の計7人でございます。  なお、観光協会への委託料・補助金につきましては、平成23年度決算額3,461万3,000円、平成28年度予算現額は、地方創生の繰越分も含めまして、3,159万4,000円となっております。  3点目につきましては、観光協会の立ち上げ時は、緊急雇用制度を活用し人件費を負担してきていますが、4年目以降は、観光振興事業として、観光案内業務・観光振興事業・情報発信事業・観光誘客事業につきましては、事業費に人件費も含めて業務委託をしております。  4点目につきましては、民間ならではの発想を生かし、行政より柔軟な情報の発信や行政の枠組みを超えた取り組みを担っていただいていますが、観光推進団体といたしましては、観光地域づくりをマネジメントできる専門的な人材力の不足、また民間的な経営視点からは、市からの委託料に依存している点、商工会との連携等が課題であると認識しております。  5点目につきましては、DMOは、地域の「稼ぐ力」を引き出すとともに、地域への誇りと愛着を醸成する「観光地経営」の視点に立った観光地域づくりのかじ取り役でありますので、「お茶の京都」エリア全体のスケールメリットを生かすことのできる地域商社でございます。  一方、観光協会は、DMOが求める地域素材を掘り起こし、磨き、発信していく根元としての役割があり、双方が多様な関係者と協働することで、これまでとは異なる観光地域づくりの実現につながると考えております。  6点目につきましては、2015年11月に観光庁より定義されました「日本版DMO」とは、地域の「稼ぐ力」を引き出すとともに、地域への誇りと愛着を醸成する「観光地経営」の視点に立った地域づくりのかじ取り役、地域商社でございます。  旅行客のニーズが、従来型の観光産業だけではなく、他産業や地域住民も一体となって受け入れる観光地域づくりに変化しております。  したがいまして、市が有する多様な魅力をニーズに即した商品として磨き上げるためにも、DMOに求められているデータに基づいたマーケティングや、PDCAサイクルによる業務を遂行していることが、結果として、地域の中で稼ぐ力の向上につながっているものと考えております。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 尾崎さん。 ◯12番(尾崎 輝雄) 地域創生として、昨年3月26日・27日と東京の板橋区で物産展に参加され、ことしはDMOがあります。観光商工課を中心に、マチオモイ部の皆さん、大変御苦労さまでございます。  まず、代表質問でもありましたDMOということで、5番目・6番目を先に入らせていただきます。  まず、観光協会は、DMOが求める地域素材を掘り起こし、磨き、発信していく根元としての役割があるということでございますが、既に掘り起こし、磨き、発信していただいていると思うんですけれども、どのような役割をしながら、このようなことを掘り起こされているというんですか、詳しく御説明をお願いできますか。  まず、よろしくお願いします。 ◯議長(倉 克伊) マチオモイ部長。 ◯マチオモイ部長(岩木 雅邦) マチオモイ部長でございます。  尾崎議員の御質問にお答えいたします。  DMOにつきましては、この3月27日に「お茶の京都振興社(仮称)」という形で設立総会を開かれ、具体的にDMOという形で、旅行会社の職員も派遣をいただき、行政も入り、地域の商社として関係団体と密着して、これから進んでいくわけでございます。  そして、観光協会につきましては、DMOに対しての営業的な部門でありまして、例えばうちは木津川アートとか、秘宝秘仏とかという形をやっておりますけれども、具体的な地域に根差した形でやっていきたいと思いますし、DMOと観光協会をお互いにコラボしながらこれからの仕事に進めたいと思います。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 尾崎さん。 ◯12番(尾崎 輝雄) 部長、ありがとうございます。  そしたら、DMOは、商工会が主たるものか、観光協会が主たるもので進んでいるのか、どちらを主たるものとして進めていかれるのですか。 ◯議長(倉 克伊) マチオモイ部長。 ◯マチオモイ部長(岩木 雅邦) マチオモイ部長でございます。  尾崎議員の御質問にお答えいたします。  DMOには、観光協会、商工会も入っておりますし、当然、行政マン、そしていろんな団体も入っております。お互いの組織を、横のつながりを持ってDMOという形で入っていきます。  当然、議員おっしゃいますように、観光協会と商工会の連携等は大変重要であると思いますし、それは当然、木津川市の中でもやっていかなあかんと思っていますし、そのDMOの中でも観光部門も商工の部門も入っておりますし、今後は、それも含めての連携を深めていきたいと思います。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 尾崎さん。 ◯12番(尾崎 輝雄) 3つが連携してやるということでございますが、じゃあこの答弁いただきました「観光協会は、DMOが求める地域素材を掘り起こし、磨き、発信していく」と答弁していただいておりますが、どのようなことを協議されていますか。 ◯議長(倉 克伊) マチオモイ部長。 ◯マチオモイ部長(岩木 雅邦) マチオモイ部長でございます。  観光協会とは、定期的に担当課のほうで協議をしておりまして、その中では、例えばことしでしたら、木津川アート、そして秘宝秘仏、そしてあるいはフォトコンテスト等におきまして、こういうこともどうや、ああいうこともどうやという形をしております。ただ、その中で、少し観光協会のほうで経営的なもの、またマーケティング的なものが不足しているということは認識しておりますし、今後は、それも検討課題でありますので、頑張っていきたいと思います。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 尾崎さん。 ◯12番(尾崎 輝雄) 既に観光協会としては、平成28年8月29日に、平成29年度をターゲットイヤーに「お茶の京都」に関する取り組みをされております。  そして、6カ月、7カ月たっているわけでございますけれども、そしたら何を掘り起こされて磨きをかけておられるかということは、既に月日がたってきておりますので、その辺のところはどのように捉えるんですか。 ◯議長(倉 克伊) マチオモイ部長。 ◯マチオモイ部長(岩木 雅邦) マチオモイ部長でございます。  議員おっしゃいましたところでございます。  確かに、その期間はたっておりますが、担当課と観光協会のほうで、人の、例えばこれからどういう形で進んでいくか、また次の段階として、「お茶の京都」も始まりますし、例えばどういう形で観光協会が具体的にやっていくか等も含めて考えております。  ただ、手元にその全ての資料はございませんけれども、回数は、いつもの回数よりも多く、「お茶の京都」も含めての検討もしております。  ただ、その中で、これから具体的にDMOが3月27日に設立されますので、DMOと観光協会の関係で、どういう形で、かぶる部分とかもあると思いますので、その部分も含めて、見直しとか、いろんな形は出てくるかと思います。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 尾崎さん。 ◯12番(尾崎 輝雄) この「お茶の京都」というのは、昨年の8月に、こういう形で進んでいくと政府及び府もやっておりますので、既にもう今、こういうぐあいに進みますよということができてなあかんと思うんですけれども、今、聞いていましたら、これから協議して入っていくということは、どういうことですか。これは、観光協会がもっと先行せなあかんの違うんですか。 ◯議長(倉 克伊) マチオモイ部長。 ◯マチオモイ部長(岩木 雅邦) マチオモイ部長でございます。  尾崎議員の御質問にお答えいたします。  「お茶の京都」は、当然、今、議員おっしゃった形で進んでおります。当然、4月の八幡市の背割堤から入っていきます。そこにも、当然、観光協会も協力しながらやっていくことになると思いますし、11月には、恭仁宮跡で古田織部の関係のものも、お茶席もします。そこでは、当然、観光協会との協力はやっていくわけでございます。その中で、観光協会としてのお話もしていますし、地域とのお話もしています。そして、私ども観光商工課と観光協会と、そして地元とかも含めて、人の掘り起こし、協力者も求めながらという形でやっております。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 尾崎さん。 ◯12番(尾崎 輝雄) 5番・6番は、同じような質問になるんで、最終に一言だけ聞きます。  観光協会と商工会と観光商工課、3つでやっていくということで、じゃあ主体になっていくところはどこですか。 ◯議長(倉 克伊) マチオモイ部長。 ◯マチオモイ部長(岩木 雅邦) マチオモイ部長でございます。  「お茶の京都DMO」には、行政、そして観光協会、商工会も入っておりますし、当然、行政とほかの団体も含めてやっていくわけでございます。  ただ、「お茶の京都」につきましては、DMOも含めて、木津川市が中心となってやっていくことになりますし、その中で、観光協会、商工会と手を携えてという形になろうかと思います。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 尾崎さん。 ◯12番(尾崎 輝雄) じゃあ、木津川市の観光商工課が主となって進めていくという答弁をいただきました。  もう1点だけお聞きします。「(仮称)ヘウゲモノあーと茶宴inみかの原」を催されます。これは、観光協会の役割はどのようになっていますか。 ◯議長(倉 克伊) マチオモイ部長。 ◯マチオモイ部長(岩木 雅邦) マチオモイ部長でございます。  尾崎議員の御質問にお答えいたします。  たしか、11月3日に恭仁宮跡で行われるというふうに認識しておりますが、全てがちょっと今、観光協会の役割をわかっておりませんけれども、当然、そこのお茶席、そして「(仮称)ヘウゲモノあーと茶宴inみかの原」に来られる方についての来客の対応も含めて、観光協会とやっていくということになろうかと思います。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 尾崎さん。 ◯12番(尾崎 輝雄) わかりました。よろしくお願いいたします。  そしたら、観光計画を含めた1問目ということで、入らせていただきます。  「観光プロモーションによる集客を図りつつ、観光地域づくりに取り組んでまいります」というような答弁をいただきました。  木津川市には、観光ホテル等もない状況での木津川市の観光事業とは、どのように捉えておられるのですか。お答えください。 ◯議長(倉 克伊) マチオモイ部長。 ◯マチオモイ部長(岩木 雅邦) マチオモイ部長でございます。  尾崎議員の御質問にお答えいたします。  議員おっしゃるように、私どもの市には、山の家等の森林公園がありますけれども、本格的な泊まる施設等はございません。  よりまして、普通は、泊まる、食べる、買うというのが、地域経済の支える観光事業という形になるかと思うんですけれども、今度は私どもは、泊まるところ、具体的に大きなものがございませんので、地産地消と結びつくような原材料の調達も含めて、ある程度の地域に根差した、売れるようなものをつくりたいと思いますし、例えば御当地パンフレットというのを最近つくったんですけれども、そこには、子育て世代の女性をターゲットとして、市民でも興味を示すような飲食をメインとする情報発信も行いましたし、今後は、そういう形の地元に根差したものを発信しながら、いろんな形を進めていきたいと思います。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 尾崎さん。 ◯12番(尾崎 輝雄) わかりました。じゃあ、よろしくお願いいたします。  2つ目は、「現在、職員が3人、パート職員が4人の計7人」と答弁いただいておりまして、現在の職員さん3人は、朝の10時から午後5時で扉は閉まるわけですけれども、30分間は整理のために、もう誰も来られないというような状況のようですね。そして、じゃあパートの職員さん4人でございますけれども、その方も常時、いわゆる10時から午後5時半ですか。その点の御説明を願えませんか。 ◯議長(倉 克伊) マチオモイ部長。 ◯マチオモイ部長(岩木 雅邦) マチオモイ部長でございます。  尾崎議員の御質問にお答えいたします。  パートの4人が全て常時いるのかという御質問でございます。  全てが全てちょっと把握はしておりませんが、全員がいるということはない、交代勤務となっていると思います。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 尾崎さん。 ◯12番(尾崎 輝雄) 若干、京田辺市の場合、正職が2人で、パートが2人、そして駅に専属で1人と、5人で回っておられまして、そのパートの職員さんも、市役所の職員と同じで、午前8時半から午後5時15分まで、もちろん職員さんはそうですけれども、パートもそれでやっていただいているということで、常時、4人で回っておられるということでございまして、そして駅におられる観光案内を兼ねた人は、365日、休みなしでやっていただいております。  木津川市の場合は、1月21日に、ふるさと案内・かもということで、土日のみというようなことで、これはボランティアでやっていただいているというような状況でございます。  その点について、部長、パート職員の勤務の状況は把握されていないということですが、また後ほどでも結構ですので、その辺のことを教えていただければよいかなと思っております。お願いいたします。  それは、もう答弁結構でございます。  そして、平成28年度予算規模ということで、地方創生の繰越分を含めて3,159万4,000円となっております。私が思うのには、これだけの費用が要って、費用対効果というんですか、それは部長の目から見て、出ていると思われますのか、それとも今後に向けての投資も含まれているのか、その辺の答弁をお願いいたします。 ◯議長(倉 克伊) マチオモイ部長。 ◯マチオモイ部長(岩木 雅邦) マチオモイ部長でございます。
     非常に難しい御質問なので、どのようにお答えしようかなと思っているんですけれども、確かに議員おっしゃいますように、京田辺市さんは、うちよりも若干予算が少なかったと思いますし、人員も、議員がおっしゃいました人数で私は人数を把握しております。  その費用対効果につきましては、いろいろ御意見があろうかと思います。  ただ、観光協会があることによって、私どもの市長が常々お話ししております木津川アートも担ってきていただきましたし、いろいろな事業もしていただきました。  今後は、この例えばDMOと重なる部分があれば、DMOと重なる部分との経費の検討も含めて、見直しも含めてという形になろうかと思います。  当然、先行投資も含めてという形になりますが、今後は、特に商工会との連携も含めた形を望んでいきたいと思います。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 尾崎さん。 ◯12番(尾崎 輝雄) 京田辺市は、軒並み1,700万円余りで回っておられるということでございます。じゃあ、これじゃあ費用対効果が出ないというように判断させていただきます。  それからでございますけれども、次に移っていきます。  3つ目の場合は、給料というのか、平成21年の本議会のときに、行政側からの答弁で出ている本会議であった文言でございまして、「4年目以降は、観光振興事業として、観光案内業務・観光振興事業・情報発信事業・観光誘客事業につきましては、事業費に人件費も含めて業務委託をしております。」というように答弁していただいておりまして、じゃあその観光案内業務・観光振興事業・情報発信事業・観光誘客事業について、御説明願えますか。 ◯議長(倉 克伊) マチオモイ部長。 ◯マチオモイ部長(岩木 雅邦) マチオモイ部長でございます。  観光振興事業につきましては、いろんな形のものを取りまとめながら進めていくものでございます。  観光案内業務については、観光案内、まちかど観光案内所等を含めての事業でございます。  情報発信事業につきましては、SNS等を通じながらという形になります。  観光誘客事業については、奈良交通とかも含めての観光バス等も含めた事業をやっております。  今後も含めて、いろんな議員おっしゃいますような経費のこともございます。当然、これからの時代でございますので、観光協会の経費につきましては、十分、私どもの中で検討しながらやっていきたいと思いますし、そのように思っております。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 尾崎さん。 ◯12番(尾崎 輝雄) ありがとうございます。よろしくお願いいたします。  これの4問目です。「観光地域づくりをマネジメントできる専門的な人材力の不足、また民間的な経営視点からは、市からの委託料に依存している点、商工会との連携等が課題である」ということでございますが、このまず商工会との連携が課題であるというのは、どのように捉えればよいんでしょうか。 ◯議長(倉 克伊) マチオモイ部長。 ◯マチオモイ部長(岩木 雅邦) マチオモイ部長でございます。  木津川市につきましては、商工会については、合併されて、今、一つの商工会になっております。観光協会につきましても一つでございますけれども、当初から、いろんな形の意思疎通が、少し図られなかったという点もございまして、今現在、それが私どもの一番の課題だと思っております。  中に入ってという形もございますし、観光協会の中での違う組織であります理事会もございますし、その中で十分商工会との連携を図りながらという形をしていただきたいと思いますし、花火につきましても、商工会の青年部が非常に積極的に協力もしていただきましたし、これからは観光行政・商工行政ともに重要なものでございますし、協力しながらやっていってほしいというのが、私の部長としての思いでございます。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 尾崎さん。 ◯12番(尾崎 輝雄) 商工会との連携がいまいち図られていないというのは、観光協会としては最大の欠点ではないですか。商工会がよくなることは、観光協会もよくなるということで、一番基本的な考え方と思います。  そして、花火大会も出ましたけれども、観光協会が花火大会をやっているところはないです。ほとんど商工会が主たるものでやっています。その辺は調べてください。その辺のところ、どう思われますか。 ◯議長(倉 克伊) マチオモイ部長。 ◯マチオモイ部長(岩木 雅邦) マチオモイ部長でございます。  尾崎議員の御質問にお答えいたします。  議員おっしゃいますように、花火大会については、観光協会より商工会が行っておられるところが多いと思います。  ただ、木津川市のほうでは、そういう形は、今までから今の状況の形で進んでまいりましたし、今後は、私、先ほど来、答弁いたしておりますように、商工会と観光協会を十分お話をしてもらいながら進めていきたいと思います。  ただ、今までのことは今までのこととして、ここで御答弁することは全てできませんけれども、経過もあってこういう形になっておりますし、今後も含めて、観光協会と商工会の連携についてのお話は十分していきたいと思います。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 尾崎さん。 ◯12番(尾崎 輝雄) 経費削減のために、事務所をいろいろ探しておられるというようなことを伺っております。なぜ、商工会のとこに事務所を持ってこられないんですか。それが一番、私は経費が要らないと思いますけれども、商工会が反対しているんですか。 ◯議長(倉 克伊) マチオモイ部長。 ◯マチオモイ部長(岩木 雅邦) マチオモイ部長でございます。  尾崎議員の御質問にお答えいたします。  確かに、議員おっしゃいますように、今の商工会の中で観光協会があればという形はあろうかと思います。  ただ、その点も、今までいろんな議員の御答弁をしてきましたように、今現在は、当初、この平和堂の中でという形でやりましたし、その中で、まちかど観光案内所も含めて、いろんなたくさん70何カ所の観光案内所がございますし、それを含めながらという形でなっておりました。  ただ、議員が今おっしゃいますように、観光協会と商工会の連携を図るために、場所についての今後の検討というんですか、お話はしていく必要があると思います。ただ、すぐにどうのという形はございませんし、議員、先ほど来、御指摘のように、商工会と観光協会の連携は大変重要なことだと認識しております。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 尾崎さん。 ◯12番(尾崎 輝雄) 今後の課題であると思いますけれども、その点、部長、よろしくお願いいたします。  そして、この「専門的な人材不足」というような答弁をいただいておりますが、ここはどのように捉えたらいいんでしょうか。 ◯議長(倉 克伊) マチオモイ部長。 ◯マチオモイ部長(岩木 雅邦) マチオモイ部長でございます。  尾崎議員の御質問にお答えいたします。  議員の御指摘のところでございますが、今、観光協会のほうには、例えば旅行会社に勤務していた者、例えばそういう関連の仕事をしていた者が当然入っておられませんので、そこでは、そこの部分はスタッフのちょっと不足かなと思いますけれども、今後、「お茶の京都」の取り組みの中でアドバイザー、多分、これは旅行会社とかそういう形の経験のある方やと思いますので、アドバイザーの派遣も計画しておりますので、そこでまた民間的な、専門的な視点を持ってアドバイザー派遣をお願いしたいと思います。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 尾崎さん。 ◯12番(尾崎 輝雄) 私たちさくら会で、今年2月9日に研修として福井県坂井市に、シティプロモーションについて視察に行ってまいりました。  対応された方は、総合政策部特命監兼シティセールス推進課長 林利夫さんで、マクドナルドを30年間勤められ、坂井市に来られて、今年で2年目であると言われていました。また、観光協会の理事長は、近畿日本ツーリストを退職された方が就任されており、これこそが専門的な人材と思いました。  坂井市には、東尋坊、丸岡城、越前ガニ、越前織、温泉等、自然の素材がたくさんあります。そのようなところに観光協会を立ち上げるならば正解であると思うが、我が木津川市では、時期尚早ではなかったかと私は思っておりますが、部長のお考えはどうでございますか。 ◯議長(倉 克伊) マチオモイ部長。 ◯マチオモイ部長(岩木 雅邦) マチオモイ部長でございます。  尾崎議員の御質問にお答えいたします。  坂井市は、多分、芦原温泉の向こう三国のほうだと思いますし、議員おっしゃいますように、東尋坊、丸岡城などがあるところであると思います。  詳しい内容については、また坂井市にお聞きしたいと思いますけれども、議員おっしゃいましたような方がいろんな形で来られているということは、大変すばらしいことやと思います。  私どもの中では、そういう方はございません。ただ、その立ち上げについて時期尚早だということについて、今、私のほうから、それはそうであったということは御答弁しにくいんでございます。それにも負けないような形で今後進めていくという形で御答弁したいと思います。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 尾崎さん。 ◯12番(尾崎 輝雄) ありがとうございます。  企業では、戦略を立て、事業を行い、その結果が業績を左右する。より多くの利益を得るため、市場が求めている商品を開発することに合わせて、経費を削減することを考える。  観光行政も同様で、市民や観光客が満足する企画を開発し、最小の経費で最大の効果を出すことが求められます。現状の観光協会のあり方でよいと考えておられるのか、お答えください。 ◯議長(倉 克伊) マチオモイ部長。 ◯マチオモイ部長(岩木 雅邦) マチオモイ部長でございます。  尾崎議員の御質問にお答えいたします。  決して、現状のままでいいとは考えておりません。今後、DMOもございますし、そういう形で重複するところの見直し、そしてまたこれからの観光行政も含めての商工会との関連も含めて、できるだけ無駄なところを省いていきたいと思います。  ただ、観光協会の中でのことについて、私どもの協力できる範囲というのはどこまでかということも含めて、できるだけ行政と一体になりながら経費の削減に努めたいと思います。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 尾崎さん。 ◯12番(尾崎 輝雄) そしたら、何とか改善を加えて、見直さなければならないなという部長の感じが受け取れましたけれども、見直すという形で今後取り組まれていけばどうかなと思うんですけれども、その辺はどうでございますか。 ◯議長(倉 克伊) マチオモイ部長。 ◯マチオモイ部長(岩木 雅邦) マチオモイ部長でございます。  尾崎議員の御質問にお答えいたします。  どこをどう見直すかまでは御答弁できませんけれども、今までのとおりで全てがいいというふうには思っておりませんし、今後は、この時代に即した形のものという形を考えていきたいと思います。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 尾崎さん。 ◯12番(尾崎 輝雄) 平成27年度の木津川市の決算で、財政力指数が0.652、経常収支比率96.1ということでございまして、財政力指数を上げること、経常収支比率をこれ以上上がらないようにするためには、行財政改革をしなければならないのです。  よって、部長も半分ぐらい見直さんなんというような考えを持っておられると思う。よって、もう一度再度言いますけれども、観光協会を見直すことを含めて、この機会に検討すべきではないですか。見直すことを検討すべきではないですか。その点、どうですか。 ◯議長(倉 克伊) マチオモイ部長。 ◯マチオモイ部長(岩木 雅邦) マチオモイ部長でございます。  尾崎議員の御質問にお答えいたします。  今の時代に見合ったものという形を求めていきますので、今の観光協会のあり方も含めて、いろんなことがあると思います。  その中で、「お茶の京都」もあって、DMOも立ち上がり、重複する部分があるならば、その部分について見直しも必要かと存じますし、今後も含めて、常に議員おっしゃいますような形は、経常収支比率、財政力指数も大変なことでございますし、物件費を少なくしていくのが、私ども行政マンの仕事だと思います。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 尾崎さん。 ◯12番(尾崎 輝雄) 何とかいろんな方向から見直しをしてくださいますことをお願いいたします。  もう1点聞きますけれども、こういう状況であったというのは、総務部長、一番わかっていたと思うんですわ。  平成21年度から事業仕分けをされて、39の事業仕分けをされました。これまでに、観光協会の事業仕分けは議題に上がらなかった。総務部長、これはどう捉えておられましたんですか。 ◯議長(倉 克伊) 総務部長。 ◯総務部長(中島 久文) 総務部長でございます。  尾崎議員の御質問にお答えをいたします。  尾崎議員おっしゃるとおり、39の事業仕分けを実施してきたわけでございますけれども、この間の中には、観光協会への委託といった事業については、それには上がっておりません。  ただ、どういうことで上がってこなかったという形につきましては、ちょっとお聞きしておりませんけれども、今後も含めまして、観光協会の話だけじゃなく、行財政改革は永遠のテーマでございますので、今後もいろんな事業につきましては、進めていきたいというふうに考えております。  以上でございます。
    ◯議長(倉 克伊) 尾崎さん。 ◯12番(尾崎 輝雄) ありがとうございます。  財政が一番大事だと思いますので、ちょっとその点を見据えて行財政改革のほうによろしくお願いいたします。  それで、私、これは全体からじゃないんですけれども、以前にも言いましたが、外から見た市の観光状況ということで、これはちょっと観光協会も含まれての話、全体的になるかなと思うんですけれども、大阪から見た木津川市、京都から見た木津川市、奈良から見た木津川市をどのように部長は捉えておられますか。お答えください。 ◯議長(倉 克伊) マチオモイ部長。 ◯マチオモイ部長(岩木 雅邦) マチオモイ部長でございます。  尾崎議員の御質問にお答えします。  大阪・京都から見れば、木津川市は地理的に奈良市の観光地であるという認識があると考えております。現に、ガイドブックでも、奈良版で取り上げられているということが多い状況でございます。  次に、奈良から見れば、木津川市は奈良市郊外という認識でございまして、奈良を中心とした、フリーペーパーでも、市内の飲食店が掲載しているものが多いというところでございます。  逆に、大阪は、私の考えでは、便利な交通手段のもと、伝統文化、そしてまた各施設が多く、ショッピング・グルメ等、関西の商売の中心であると思っておりますし、京都は洗練された都市であり、古いところに手を加えられた日本の観光都市ふるさとであると考えております。  奈良と木津川市は、隣同士で文化財も多く、落ちついた感じで、よく似たまちではないかと考えております。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 尾崎さん。 ◯12番(尾崎 輝雄) ありがとうございます。  今、部長が答弁していただいたような内容を重視されまして、今回も一般質問で北陸整備新幹線の質問もあり、またリニア中央新幹線の新駅の質問もありました。いわゆる新駅決定後でも、我が市の観光方針を決めても遅くないと私は思います。  そして、また2037年には、東京・大阪間でリニアが走りますし、また2031年には、京都から大阪で南回りで北陸整備新幹線の工事もされます。それぐらいまでにしっかりと観光のことを、基本的な方針を、今、部長が言っていただいたような流れの中で方針を打ち出されればいいのではないかと、私は、個人的でございますけれども思っております。よろしくお願いいたします。  そして、この質問をいたします。  3月13日、京都新聞に木津川市10年を見据えた課題として、12日の10周年記念のことを書かれていたと思うんですけれども「観光振興、魅力を高める工夫が必要」と大見出しとなっております。「木津川市、日本有数の文化財のまち」、いわゆる国宝3、重要文化財48、51ですね。「限られた予算の中、観光担当職員がみずから企画し、寺社などの観光地に働きかけることが必要である。また、『お茶の京都博』を観光振興につなげることができるかどうかは、みずから音頭をとって、近隣市町村と連携し、観光地として魅力を高める工夫が欠かせない。」と掲載されていました。このことは、どのように部長として捉えられましたか。 ◯議長(倉 克伊) マチオモイ部長。 ◯マチオモイ部長(岩木 雅邦) マチオモイ部長でございます。  尾崎議員の御質問にお答えいたします。  3月13日の京都新聞の関係の記事についてでございます。  合併後に木津川市は、観光に特化した部署も設けることができました。「お茶の京都博」をきっかけとして、今後、「お茶の京都DMO」を利用して、近隣市町村と連携するスケールメリットを出していき、頑張っていきたいと思います。  そして、また観光商工課の職員、当然、部長も含めてでございますけれども、今でもやっておりますけど、近隣寺社等の観光地に直接出向き、こういう形も観光利用にできることがあれば、十分にその利用を図っていきたいと思いますし、協力も願いたいと思います。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 尾崎さん。 ◯12番(尾崎 輝雄) 部長、ありがとうございました。  私も何分勉強不足でありますので、また再度勉強して質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 ◯議長(倉 克伊) 河井市長。 ◯市長(河井 規子) 済みません、尾崎議員の質問の中で、観光協会のことも触れていただいておりましたので、一言、私も立ち上げたという立場の中で、これまでやっていただいたことについても、お話をしておきたいと思います。  立ち上げから、平城遷都1300年祭がありまして、奈良県のほうから、ぜひ木津川市はゆかりのまちということで、一緒に事業をしないかということの中で、観光協会、ここにはたくさんそれぞれのまちからの理事さんがおられまして、ボランティアで進めていただいているんですけれども、非常に御協力をいただいて、奈良市との大きな連携もできました。  観光協会の立ち上げは、市の職員のできない広い範囲のいろんなことを企画できるということの期待とか、やはり府内の中でも国宝が非常に多いすぐれたまちということで、ぜひ職員体制だけではできない、補完的な部分をやっていただこうということで、そういった思いもございました。  その後、花火大会でありますとか、木津川アートの事務局ということで、その点では、限られた日数の中で大変な事業もしていただいて、事務局を持っていただいたというふうに思っております。  今、いろんな市内の中でたくさんの事業もあるんですけれども、いろんなところに観光協会も協力いただいているということで、理事さんが非常にボランティアで多くの事業にかかわっていただく中で、これまで進めてきていただいたのかなというふうに思っております。  そういう点では、今、京都府にかなり市も負担いたしまして、DMOということで、専門のそういった旅行会社の方も入って、この南部全体をどういうふうにこれからPRしていくかということもありますので、その辺は、やはり十分それぞれの役割をしっかりと考えながら、重複して同じ仕事とならないような、どちらもいい力が発揮できるような、そういった形にできればなというふうには思っているところでございます。  これまでの多くの事業に大変御尽力いただいたことについては、感謝申し上げたいなというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 尾崎さん。 ◯12番(尾崎 輝雄) 私も大変失礼なことを言ったのではないかなと思いますけれども、私の行財政改革の思いで言ったと思います。  私も勉強不足でありますので、再度勉強して質問をまたさせていただきます。  以上で、1問目を終わります。  2問目に入らせていただきます。「市の道路環境は」。  交通事故のない安心・安全な社会生活は、誰もが願うことであります。  平成28年度中、京都府内では、交通事故発生件数8,087件、死者数60名、負傷者数9,678名と発表されています。その中でも歩行中の死者が最多を占め、また死者の半数以上が65歳以上の高齢者となっています。  平成28年度中の府内での交通事故死亡件数は、京都市域が24件で最も多く、次に山城地域の14件となっています。また、交通事故多発路線の国道24号や国道163号も、木津川市に含まれています。  木津川市も交通事故の抑止目標として、平成27年度までに交通事故件数及び負傷者数を大幅に減少させるとともに、死者数については限りなくゼロに近づけることを目標とする「木津川市交通安全計画」を定めているにもかかわらず、各地で飲酒運転等の悪質運転で、とうとい命が犠牲となっており、依然として交通事故情勢は厳しいものであります。  そこで、質問として、(1)市道木335号、市道木80号、市道木75号が交差する交差点において、多くの議員からも質問も出ておるところでございますが、昨年11月のバイクと普通自動車の事故、また今年2月の軽自動車と普通自動車の事故等が多発している。信号機の設置はできないのか。  (2)本年2月15日、スーパーフレスコのオープンに伴い、国道24号の歩道拡幅工事の進捗状況は。  (3)内垣外内田山線の整備の進捗状況は。  お願いいたします。 ◯議長(倉 克伊) 総務部長。    (総務部長 中島 久文君登壇) ◯総務部長(中島 久文) 総務部長でございます。  尾崎議員の1点目の御質問にお答えをいたします。  信号機については、地元地域の総意である地域要望に基づき設置することが前提となりますので、地元地域からの要望書の提出を受け、京都府公安委員会の窓口である木津警察署に信号機設置の要望を行います。  なお、今後も引き続き木津川市交通安全対策協議会及び木津警察署等を初めとする関係機関と連携し、街頭啓発活動や広報活動を通じて、ドライバーに安全運転の意識づけを行うことで、交通事故ゼロを目指し、安心・安全のまちづくりを進めてまいりたいと考えております。  私からは、以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 建設部長◯建設部長(若狭 朝明) 建設部長でございます。  尾崎議員の2点目の御質問にお答えします。  今年度につきましては、用地買収を行っております。来年度につきましては、工事着手を予定していると国土交通省から聞いております。  3点目の南北道路(内垣外内田山線ほか1線)につきましては、平成28年度、2筆の買収が完了いたしました。残りの1筆につきましては、現在、交渉中であります。  以上であります。 ◯議長(倉 克伊) 尾崎さん。 ◯12番(尾崎 輝雄) そしたら、1問目から再質問させていただきます。  私だけじゃなしに、ここにおられる人全員思っておられると思います。十字路でありながら信号機がないということが、私は原因だと思っております。  東側の信号機、丁字路でありますが、木津川市の表玄関でもあり、駐車場もあり、優先すべきところは理解できますが、今、質問している交差点は、事故された近親者から話を聞くと、南から北に向いたとき、広々していることであり、この広々しているというのは、庁舎建設のために道路及び歩道で後退しているということがあるんですけれども、そのようなことが仮に要因とするならば、やはり庁舎が後退したことが原因、道路はよくなったんですけれども、そういうことが言われています。近親者から聞いたんですけれどもね。  そして、市としていろいろ取り組んでいただいていると思いますけれども、今後の取り組みを、再度、熱意を述べて、一日も早く信号機の設置をお願いできないですか。 ◯議長(倉 克伊) 総務部長。 ◯総務部長(中島 久文) 総務部長でございます。  尾崎議員の御質問にお答えをいたします。  まず、信号機の設置なんですけれども、信号機の設置につきましては、公安委員会のほうで設置の指針というのを決めております。必須条件というのが何点かございまして、その中の、特に主道路の自動車等の往復交通量がピーク1時間に原則300台以上、また隣接する信号機との距離が原則150メートル以上といったようなことになっております。  担当の方とのお話をさせていただいたところ、この交差点につきましては、従道路の交通量のほうが少ないんじゃないかということと、先ほどおっしゃっていただきました市役所の東側の信号機と近接しているといったことがございますので、基本的には設置のほうは難しいなというふうな意見を聞いているところでございます。  11月の事故以来につきましては、さきの12月議会のほうでも御答弁させていただいていたように、路面標示なり啓発看板の設置、また「止まれ」の標識の追加といったことで対応させていただいているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 尾崎さん。 ◯12番(尾崎 輝雄) 1時間に何百台以上というのは私もわかりませんけれども、確かに信号機は間隔が短いので、150メートルというようなお話がありましたけれども、短いという考えで、私たちさくら会は、昨年5月25日、枚方市の市役所に視察に行ってきました。  市役所の周りは信号機が多くあって、市民の安全を守っておられることが伺えました。担当部署は、枚方市の市役所の周りを一度伺って、150メートル絶対ないですわ。全部周り信号機で囲ってやっています。  なぜ、私、ここに信号機をつけよというのは、市役所に来られる方が多いんですわ。来られる方は、急に来はることもあるんですわ。というのは、家の事情、事が何かあれば、いろいろなことがあって、印鑑証明とか、実印も持ってはるんやけど実印を忘れて印鑑証明を持って帰るとか、反対しはる人もあるわけです。  そういうぐあいにして慌てて来はる人があるんで、今後、高齢者も多いんで、信号機、何メートルやからというそういう警察の考えじゃなしに、市民の安全は、やっぱり市役所の周りで事故があってはいかんと私は思います。それは、十分考えてやってください。隣、市役所、こちらも営業してはるけど夜はおられない。両方ともおられないですね、こっちはアーバン銀行ということで。じゃあその辺のことで、必死になって信号機をつけてくれと言わはる人がおられないのかどうか知りませんけれども、それは市は一遍、枚方市へ行ってきてください。それは要望としておきます。お願いします。  そして、2問目でございますが、木津交差点、いわゆる歩道の拡幅工事です。木津交差点より南側、いわゆる京都銀行より南ということでそれをA社と言います。そして、あと北側をB社でちょっと説明いたします。  木津交差点より南側、A社の歩道買収面積、当初の面積ですけれども94.18平米、支障物件、ATM、駐車場ほか、平成24年度の資料によります。これは、市民の皆さんからおかしいのではないかと私も指摘されましたので、追求するわけでございます。  現実の買収面積は61.91平米となっていて、当初より32.27平米少ないです。木津川市の交渉に何か落ち度があって、このような結果になったのか、まず南側のA社のほうから質問いたします。  答弁、よろしくお願いいたします。 ◯議長(倉 克伊) 建設部長◯建設部長(若狭 朝明) 建設部長でございます。  尾崎議員の再度の御質問にお答えをいたします。  市のほうで何か落ち度があって、このような形になったというふうな御質問だと思いますけれども、我々はそういう認識はしておりません。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 尾崎さん。 ◯12番(尾崎 輝雄) そしたら、どういう形で、このように、当初よりなったのですか。 ◯議長(倉 克伊) 建設部長◯建設部長(若狭 朝明) 建設部長でございます。  尾崎議員の再度の御質問にお答えをいたします。  国土交通省とA社様との間でいろんな交渉をされている中で、このような形になったと。詳細については、我々のほうも承知してはおりません。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 尾崎さん。 ◯12番(尾崎 輝雄) そしたら、承知していないということでございますが、担当されております近畿整備局京都国道事務所の西理事でございますけれども、ATMの移動について、補償のマックスとか、お金が出ないということでございますか。 ◯議長(倉 克伊) 建設部理事。 ◯建設部理事(西 美憲) 建設部理事でございます。
     尾崎議員の再度の御質問にお答えをいたします。  基本的に、国道の事業を拡幅する際に、補償物件として係る物件については、それなりの予算を確保して、補償対象となるものについては、全て補償をするべき事案でございます。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 尾崎さん。 ◯12番(尾崎 輝雄) そしたら、なぜあそこだけ、自動ATMだけ買収にならず、ほかのところは、じゃあどのように買収、当初の計画どおりの面積で買収できたのか、できていないのか、そこをちょっと確認します。 ◯議長(倉 克伊) 建設部理事。 ◯建設部理事(西 美憲) 建設部理事でございます。  尾崎議員の再度の御質問にお答えをいたします。  私ども、交渉内容について、詳細について承知しているわけではございませんけれども、当初、京都国道事務所のほうで交通安全確保のために幅員4.5メートルの歩道整備拡幅を進めていたところではございますが、協力の同意が得られない箇所については、歩道の連続性確保のために、現時点での可能な限りの協力を求めてきたところでございます。  こうした箇所については、引き続き計画の幅員が確保できるように協力をお願いをしていきたいというふうに京都国道事務所からは聞いております。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 尾崎さん。 ◯12番(尾崎 輝雄) そしたら再度、今の私が言いました当初の面積を確保するように努力されるんですか。 ◯議長(倉 克伊) 建設部理事。 ◯建設部理事(西 美憲) 建設部理事でございます。  尾崎議員の再度の御質問にお答えをいたします。  今現時点で、先ほど尾崎議員がおっしゃっていただいた面積のほうを買収をさせていただいて、工事を一旦させていただきます。  引き続き、地権者の方に御協力いただけるタイミングがございましたら、そのタイミングでは、引き続き計画の幅員が確保できるように努めてまいりたいというふうに京都国道事務所から聞いております。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 尾崎さん。 ◯12番(尾崎 輝雄) そしたら、32.27平米を買収されまして、ATMを移動させるという形で、ぜひ努力をしていただきたいとこのように思っております。  私が思うのには、特にこのA社は、地域の繁栄のために奉仕し、地域に支えられて成り立っていくのではないですか、この会社は。その原点がずれているんじゃないですか、理事、どう思われますか。 ◯議長(倉 克伊) 建設部理事。 ◯建設部理事(西 美憲) 建設部理事でございます。  尾崎議員の再度の御質問にお答えをいたします。  私ども、京都国道事務所の詳細な交渉内容を存じ上げておりませんので、この場では、ちょっとコメントを控えさせていただきたいと思います。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 尾崎さん。 ◯12番(尾崎 輝雄) じゃあ、当初の計画どおり歩道が拡幅されることを願い、まず1つ目の歩道については、終わります。  そして、いわゆる北側ですね、皆さんも御存じのフレスコの前でございますけれども、ほとんど歩道が完成しているにもかかわらず、1カ所だけ、それはB社という形にします。  現在、聞くところによりますと、買収面積の当初の半分ぐらいと聞いていますが、どうですか。お答えください。 ◯議長(倉 克伊) 建設部長◯建設部長(若狭 朝明) 建設部長でございます。  尾崎議員の再度の御質問にお答えをいたします。  木津交差点の北側のフレスコの前のB社というところでございますが、議員おっしゃるとおり、我々も細かい数字につきましては承知はしておりませんけれども、一つの目安として、それぐらいというふうに聞いております。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 尾崎さん。 ◯12番(尾崎 輝雄) なぜ、そのような交渉になっているのか。先ほどと同じように、木津川市に何か落ち度があり、また何かの障害があるのか、その辺はどうですか。 ◯議長(倉 克伊) 建設部長◯建設部長(若狭 朝明) 建設部長でございます。  尾崎議員の再度の御質問にお答えをいたします。  市のほうで何らかの落ち度があって、そのような結果になったというふうな認識はとっておりません。  今回のB社の件につきましては、京都国道事務所のほうから聞いておるところでございますけれども、補償等につきましての契約は締結したというふうな回答は得ております。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 尾崎さん。 ◯12番(尾崎 輝雄) じゃあ、契約が締結したということは、面積も大体わかっているんですね。どうですか。 ◯議長(倉 克伊) 建設部長◯建設部長(若狭 朝明) 建設部長でございます。  尾崎議員の再度の御質問にお答えをいたします。  面積につきましては、聞いておりません。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 尾崎さん。 ◯12番(尾崎 輝雄) じゃあ、私から言いますけれども、当初は、およそ120平米ぐらいで、その半分60平米が契約されたという解釈でよろしいんですか。西理事、どうですか。 ◯議長(倉 克伊) 建設部理事。 ◯建設部理事(西 美憲) 建設部理事でございます。  尾崎議員の再度の御質問にお答えをいたします。  今現在、この箇所については、契約は確かに締結はしておりますけれども、まだ登記等、完全に用地買収が完結した箇所ではございませんので、私からはその面積の具体的な数字については控えさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 尾崎さん。 ◯12番(尾崎 輝雄) それも、先ほどの南側と同じような面積にされまして、やはりまちづくりの中で一定決まったことは、最後までやり遂げていただきたいと思います。このことにつきましては、歩道拡幅等、2カ所の質問をいたしましたが、担当課としてはどのように評価されていますか。お答えください。 ◯議長(倉 克伊) 建設部長◯建設部長(若狭 朝明) 建設部長でございます。  尾崎議員の再度の御質問にお答えをいたします。  今現状、ちょうど木津交差点の付近は、議員御承知のとおり、バリケード等がそれぞれ東西のほうに置いてありまして、過去にも死亡事故が2件発生しておるところでございまして、それはなぜガードレールを置いているかというところでございますけれども、奈良から来る車、それと京都から来る車、それぞれ交差点に向かいまして、右折レーンがございます。その右折レーンの幅が、今現在は予定の1.5分しかとれていないと。通常は2とれるところでございますけれども、若干狭くなっております。  それと申しますのは、やはり北側と南側の道路の中心線のとり方によりまして、どうしても今の現状では1.5車線しかとれないというふうないろんな制約がございます。  ただ、今、議員の御質問がある、一部、南側の歩道とは直接は関係あるところではございませんけれども、道路線形から言いますと、今よりも本来の右折レーンがとれて、より安全な交差点にできるというふうなところでございます。  ただ、北側につきましては、若干、やはり最低幅員の2メートルは確保されておるところでございますけれども、当初の予定の4.5につきましては、至ってはおりませんけれども、車につきましても、歩行者についても、今以上の安全確保が見込まれるというふうなことで我々は認識しております。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 尾崎さん。 ◯12番(尾崎 輝雄) 同じ質問を、西理事にお願いいたします。 ◯議長(倉 克伊) 建設部理事。 ◯建設部理事(西 美憲) 建設部理事でございます。  尾崎議員の再度の御質問にお答えをいたします。  先ほど部長が答弁いたしましたとおり、車道幅員というか、右折レーンを確保できると。また、今、仮設でガードレールなどを置いておりまして、安全性には、極めて危険ではないですけれども、危険なところが多々あるという認識をしております。この用地を早く解決することによって、こういった危険な箇所を排除し、右折レーンも確保することによって、早くこの整備効果を発揮できるという点では、やむを得ない判断だったのかなというふうに認識しております。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 尾崎さん。 ◯12番(尾崎 輝雄) ありがとうございます。  とにかく、計画どおり協力されている方がほとんどでありますので、その点、公平性から見ても、最初の計画されましたとおり、買収が終わることを私は願いながら、この質問を終わります。  3問目でございますけれども、内垣外内田山線の整備についてということでございます。  市道木859号上戸1号線、市道木52号片山大谷線、市道木43号西垣外加茂線等の買収状況及び工事計画をお答えください。 ◯議長(倉 克伊) 建設部長◯建設部長(若狭 朝明) 建設部長でございます。  尾崎議員の再度の御質問にお答えをいたします。  お許しをいただいて、わかりやすくちょっと変えていきたいと思いますけれども、当初、私が答弁いたしました南北道路と、それと交差いたします土木事務所の北側の東西の道路というふうな路線の御質問だと思います。  まず、東西の部分につきましては、東部交流会館から西側につきましても、一部用地買収が終わっておりまして、周辺の用地測量につきましても、終わっております。  南北道路につきましては、私の冒頭の答弁にもありましたように、2筆の買収が完了いたしまして、残り1筆が交渉中だというところでございます。  工事でございますけれども、今年度、南北道路につきましての平成29年度の当初予算の中で、交付金を利用した道路の、まずその取っかかりといいますか、周辺の農地でございますので、水路等の整備をするための工事費を計上させていただいているというふうなことで予定をしております。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 尾崎さん。 ◯12番(尾崎 輝雄) じゃあ、1カ所残っているというのは、その3つ挙げました市道木で言いましたけれども、どの線が残っているのかお答えください。 ◯議長(倉 克伊) 建設部長◯建設部長(若狭 朝明) 建設部長でございます。  尾崎議員の再度の御質問にお答えをいたします。  ちょっと私のほうの認識不足だったと思いますけれども、1つの路線につきましては、今、既存の道路の路線という認識をしておりました。  再度、御質問等をよろしくお願いします。  以上です。 ◯議長(倉 克伊) 尾崎さん。 ◯12番(尾崎 輝雄) 1カ所残っているということで、市道木859号上戸1号線だと思います。間違っていれば、また後で言ってください。  この道路は、城山台のまちびらき及び土地使用収益は、平成24年5月であった。本来なら、それまでにこの道路を完成しておかなければならないのが基本である。いまだに1軒の家が協力されていない状況であると聞き及んでいるが、どのように取り組まれようとしているのかお答えください。 ◯議長(倉 克伊) 建設部長
    ◯建設部長(若狭 朝明) 建設部長でございます。  尾崎議員の再度の御質問にお答えをいたします。  今、議員の御質問にもありましたように、我々の認識といたしましても、できるだけ早くまち全体の中を考えた中で重要な道路という位置づけをしております。道路のネットワークをできるだけ早く確保していきたいというふうな思いで今まで取り組んでまいりまして、あと1筆が残っているところでございますけれども、精力的に地権者の方と現在も交渉を続けているというところでございます。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 尾崎さん。 ◯12番(尾崎 輝雄) これを早くやってもらわんと、州見台の市道木800号、いわゆるセブンイレブンから国道24号に出る線、そして前もほかの議員からもありましたけれども、朝の第一灯篭寺踏切、もう混雑してしょうがないんですわ。できるだけこれを早くやっていただきたい。  このごろ、工事用車両が逃げ込むというのは、1カ月に1回ぐらいだったらしいけれど、前、1週間に2台ぐらいあったらしいけど、ナビがうまく作動しているのかな。それはちょっと助かっていますのやけどね、地元の内田山の人。そんなんで、ちょっと一日も早く工事着手していただきたい。  そのために、やはり農業水路から入るということなんですけれども、早く買収してもらわんと交付金がいただけないというような状況があろうかと思いますので、強制収用の手続は考えているのかいないのか、その辺、どうでございますか。 ◯議長(倉 克伊) 建設部長◯建設部長(若狭 朝明) 建設部長でございます。  尾崎議員の再度の御質問にお答えをいたします。  強制収用の件につきましては、我々もかねてから認識しておったところでございまして、平成27年度に収用委員会、これは京都府の組織の中にあるわけでございますけれども、そちらのほうにも協議等をしておるところでございます。  その中で、なかなか今回の我々の進めている事業の内容につきましては、強制収用に値するものではないというふうなことで回答を得ておりまして、我々もそういうところでございますけれども、相手さんと精力的に、できるだけ早く結果が出るように取り組んでいきたいというふうに認識しております。  以上です。 ◯議長(倉 克伊) 尾崎さん。 ◯12番(尾崎 輝雄) 今、部長、強制収用できないというのは、どういうことですか。 ◯議長(倉 克伊) 建設部長◯建設部長(若狭 朝明) 建設部長でございます。  尾崎議員の再度の御質問にお答えをいたします。  やはり強制収用になりますと、収用委員会のほうが相手さんとの手続に携わられるというところで、その収用委員会の中にかけても、京都府内でもかなりの数の強制収用の相談があるというところで、過去、ここ10年の中で強制収用が実際にされた部分については2件程度だというところで、そのときに回答をいただいておりまして、今回の我々の事業説明もさせていただいた中で、我々の今進めている事業につきましては、その収用委員会の中で認めていただけないというふうな、これは委員会にかけての判断ではございませんけれども、事務局とのいろんな協議の中で得た内容でございます。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 尾崎さん。 ◯12番(尾崎 輝雄) 一日も早く早期の契約締結を進め、工事に着手できますように取り組んでください。  以上で、私の一般質問を終わります。ありがとうございます。      ──────────────────────── ◯議長(倉 克伊) 以上で、本日の議事日程は全部終了いたしましたので、本日の会議を閉じます。  あす16日から23日までは休会とし、3月24日は午前9時30分から再開いたしますので、御参集くださいますようお願い申し上げます。  それでは、本日はこれで散会といたします。  御苦労さまでございました。                         午後3時29分 散会 このサイトの全ての著作権は木津川市議会が保有し、国内の法律または国際条約で保護されています。 Copyright (c) KIZUGAWA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved....