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平成27年第2回定例会(第3号) 議事日程及び代表質問表 開催日:2015年06月12日
平成27年第2回定例会(第3号) 議事日程及び代表質問表 開催日:2015年06月12日
平成27年第2回定例会(第3号) 本文 開催日:2015年06月12日
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  1. 木津川市議会 2015-06-12
    平成27年第2回定例会(第3号) 本文 開催日:2015年06月12日


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    2015年06月12日:平成27年第2回定例会(第3号) 本文 ▼最初のヒット発言へ(全 0 ヒット)       平成27年第2回木津川市議会定例会会議録(第3号) 午前9時30分 開議 ◯議長(倉 克伊) 皆さん、おはようございます。早朝より御苦労さまでございます。  ただいまの出席議員は22人であります。  これより平成27年第2回木津川市議会定例会を再開し、直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。  日程に入ります。      ──────────────────────── ◯議長(倉 克伊) 日程第1、会派代表質問を行います。  昨日に引き続き会派代表質問を行います。  1番目、日本共産党木津川市議員団、2番目、公明党、3番目、木津川市自民党議員団の順に発言を許します。  それでは、1番目、日本共産党木津川市議員団、酒井弘一さん。    (酒井 弘一君質問席へ移動) ◯21番(酒井 弘一) 酒井弘一です。  市長の所信表明を受け、時の話題と、この間の市の懸案事項について、日本共産党木津川市議員団を代表して質問を行います。5問であります。  ばらばらの内容というふうにお見かけかもしれませんが、私は全体を貫くものとして、木津川市と市民との協働ということを根底のテーマとして考えております。  最初に、「海外で殺し殺される日本に変える動き」。  政府と与党の自民党、公明党は、安全保障法、いわゆる戦争法案11本をまとめて、提出の際には2本になっておりますが、国会へ提出し、5月26日から審議が始まっています。
     世論調査を見ますと、どれをとっても法案に反対、また今国会での拙速な成立には反対が多数であります。  国民の多くの皆さんは、海外で自衛隊が武器を持って闘うことではなくて、憲法9条を徹底して守ることが平和への道と考えていることは明らかであります。この事態を前に、市長はどのような見解を持っておられますか、伺います。  この間、「国政問題や防衛問題に関しては、国において議論されること」などという答弁が何度かあったと思いますけれども、そういう他人事ではなく、憲法に従うことが求められる公務員として、また市民の思いをもとに市政を推進する市長として、明確な答弁を求めたいと思います。よろしくお願いします。 ◯議長(倉 克伊) 市長。    (市長 河井 規子君登壇) ◯市長(河井 規子) 酒井議員の御質問にお答えいたします。  現在、国会において安全保障関連法案が審議をされておりますが、現在の日本が置かれている外交面、また防衛面に関する事項につきましては、国会で十分審議をいただきたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 酒井さん。 ◯21番(酒井 弘一) あえて私がそうでないようにと願った答弁をそのままされたわけでありますけれども、市民の間で、こんな懸念の声が私にも聞かれます。安倍首相は、戦争の怖さ、非人間性をわかっていないのではないか。戦争法が可決されたら、多くの自衛隊員がやめるのではないか。その後には、徴兵制しかないだろう。このように、市民にも直接かかわり、市民も大いに関心を示している、これら法案に、改めて市長のお考えをお聞きしたいと思います。 ◯議長(倉 克伊) 市長。 ◯市長(河井 規子) 酒井議員の御質問にお答えをいたします。  いろんな国際問題、今も答弁いたしましたが、外交面、そういった情報については、私たちは報道、紙面しか情報は入ってこないわけです。本当に、第一線の情報というのはどのような状況になっているのかというのは、全く私たちには、ごく本当の一部しか見えていないです。そういう中では、やはり国民の代表である国会議員が十分なそういった情報を収集して、そして専門的な知識が要るというふうに思います。  かなり専門的な知識の中で、また正確な情報の中で、いろんなことを議論して、国の安全な方向のあり方を決めていく、このことがやはり国会議員の仕事でもあります。それをしっかりとやっていただき、日本の平和をしっかりと守っていただきたい、これが私の思いであります。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 酒井さん。 ◯21番(酒井 弘一) それでは、お聞きしたいと思います。  先般、6月に入りましてから、衆議院の憲法審査会がありました。自民党や民主党や、たしか維新の党であったと思いますが、3人の方々が推薦された憲法学者が意見を述べられたわけであります。そのことについては、そのこと、またその結果については、市長、御存じでしょうか。 ◯議長(倉 克伊) 市長。 ◯市長(河井 規子) 酒井議員の御質問にお答えいたします。  6月4日に衆議院の憲法審査会におきまして、3人の憲法学者が招致をされまして、いろいろと意見を聞かれるという機会がございました。立憲主義憲法制定過程をめぐる議論について、専門家から意見を聞こうということで、参考人の招致をされたわけです。その中では、いろいろな意見があったというふうに聞いておりますし、また憲法学者の3人が違憲と言われたという報道も私も読んでおります。  そういった中で、十分に今、国会で審議されているというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 酒井さん。 ◯21番(酒井 弘一) 市長がおっしゃったように、3人の憲法学者が異口同音に、今提出されている法案は憲法に違反すると明確に述べられたわけであります。今までの政府の憲法解釈から大きく外れていっているという趣旨の説明をされたと思います。  恐らく、これは木津川市民を含んで、多くの国民の共感を呼んだのではないかと私は思っておりますけれども、一方で、世論調査がいろいろ行われております。今国会における法案の成立について、慎重にという声が多数を占めていると思うんですが、そのことについては市長は御存じでしょうか。 ◯議長(倉 克伊) 市長。 ◯市長(河井 規子) 酒井議員の御質問にお答えいたします。  そういった十分な審議をされているということも承知いたしております。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 酒井さん。 ◯21番(酒井 弘一) 質問に明確に答えてほしいんですが、慎重にと、求めていると国民が、そう今おっしゃったんでしょうか。 ◯議長(倉 克伊) 市長。 ◯市長(河井 規子) 酒井議員の御質問にお答えいたします。  国会での議論を、この市議会のところでやるというのが本来なんでしょうか。 ◯議長(倉 克伊) 酒井さん。 ◯21番(酒井 弘一) 意味がわかりません。 ◯議長(倉 克伊) 市長。 ◯市長(河井 規子) 私は、市長としてどういうふうな意見を持っているかということを聞かれたということで、言っております。  本当に市民の代表として、日本の国が平和で安全に行っていただけるようにということを願っております。  しかしながら、今、北方領土の問題でありますとか、尖閣諸島の問題でありますとか、竹島の問題、いろんな問題が、今、近隣のところで起こっております。  そういった問題についても、どうしていくのかということも、十分、こういった中で議論されていく内容の中の一つだというふうに思っておりますので、じゃあどうすれば日本の方向が本当に平和を守れるのかということを、今、まさに議論されているところだというふうに思っております。それは、十分、国会の中で専門家として、そういった情報をしっかりとつかんだ中で議論していただく、このことが私は重要であるというふうに先ほどから申し述べておりますので、国会の中でこれから議論されていくことについては、十分に注目をしてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 酒井さん。 ◯21番(酒井 弘一) あえて、何度かにわたって市長の個人的なお考えをお聞きしたいとお願いしているわけですけれども、お答えにならないので、1つ例を紹介したいと思います。  もう引退をされた、かつての東京都知事をされていた方が、当時、都知事時代に、国政問題、防衛問題について発言されています。それは、日本も核武装すべきだという趣旨の発言でした。市長、そんな発言があったことを御記憶でしょうか。 ◯議長(倉 克伊) 市長。 ◯市長(河井 規子) 酒井議員の御質問にお答えいたします。  これは、市議会のほうで議論すべき問題なんでしょうか。私は、そういうことは、市議会のことは市議会のほうで話をしますが、そういう点については、もっと国のほうで話をしていただきたいと思っております。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 酒井さん。 ◯21番(酒井 弘一) 私はそのことについて見解を求めているわけではありません。御存じですかと、御記憶でしょうかとお聞きしたんですけれども、お答え願えませんか。 ◯議長(倉 克伊) 市長。 ◯市長(河井 規子) 酒井議員の御質問にお答えいたします。  いろいろそういうお話もあったというふうには記憶いたしております。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 酒井さん。 ◯21番(酒井 弘一) あえてこんな事例を出しましたのは、地方自治体の首長においても、国政問題や、また防衛問題に関して、非常に関心が強い場合に、また自分自身もどうしても述べなければいけないと思う場合には、発言があり得るんだということだと紹介をさせていただきました。  今、国会で審議をされています大きく2つの法案、安全保障にかかわる法案については、もちろん国民が注視をしております。市民も注視をしていると思います。そのことに対して市長が、それは国会のこと、国のこと、私は云々はしませんとおっしゃるのは、それは自由ですけれども、それでは市民の期待に応えるようなことにはならないんじゃないかということだけ指摘しておきます。  最後に、この質問に関して、今紹介しました核兵器をめぐっての問題で、市長にお願いしたいと思います。  ことしも、今月26日、原水爆禁止を願う国民大行進が木津川市を訪問する予定であります。午前中であります。今まで副市長、または市長公室長が対応されて、市長のメッセージを述べられたわけでありますけれども、こういう事態にあって、今回はどうですかね。市長みずからが出迎えて歓迎される、激励される、そういうことはお考えになりませんか。 ◯議長(倉 克伊) 市長。 ◯市長(河井 規子) 酒井議員の御質問にお答えいたします。  私は、個人の見解というのはもちろんいろいろございますが、やはり市長という、公な立場で、こういう立場で発言するのは控えさせてもらいたいということであります。  私自身も父親が戦争に行ってまいりましたし、また戦死しているおじもおります。本当に靖国神社に祭られておられるおじのところに何度も足を運び、いろんな方のそういった遺書を目にするにつけ、本当に胸を締めつける思いもいたしております。父親も、そういった記憶を本にまとめて、父親から生々しいそういったことも、何度も何度も聞いております。  そういう点では、九死に一生を得たことが三度もあるということを聞いた中で、戦争は二度としてはいけないということを父親から何度も何度も聞かされております。  そういう点では、本当に日本が70年間、こうして平和に来れたということは、非常に大切なことでありますし、これからも未来永劫、二度と戦争はしてはいけないということは、私はかたく思っております。  そういう中で、世界の状況がどんどん変わっていく中、近隣の状況が変わっていく中で、じゃあどうすれば日本は平和を守れるのか、このことをしっかりと議論をして方向を決めていく、これが今、大切なことだと思っておりますので、そのことについて、やはり国会でしっかりと国民の意思を酌んで議論していただきたい、このことを私は願っております。  今回の行進につきましても、これまでと同様、メッセージで対応させていただくつもりでおります。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 酒井さん。 ◯21番(酒井 弘一) わかりました。  第1問を終わらせていただきます。  第2問です。「コミュニティバスの改善」。  ことしの第1回定例議会におきまして、私は地域住民の足を守る、地域住民の暮らしを支えるコミュニティバスの改善を求めて、質問を行いました。  そのときに、市長公室長であったと思いますが、大変うれしい答弁をいただきました。「住民の願いに対してしっかり聞く耳を持つようにしたい」と、そういう趣旨の答弁を行ったわけであります。  その後、聞きますと、3月に取り上げた具体例に関しまして、バス時刻は変更されませんでした、そのバス路線の。そして、泉川中学校へ進学した生徒は、結局、バスを利用することを諦めたというふうに聞いております。  バスによる自由な移動は、市民生活の基本であります。権利であります。住民の暮らしを支え、住民が利用できるバスへの改善を求めて、具体的な事例をさらに述べたいと思います。  これも、同じ瓶原地域の話であります。  恭仁小学校児童下校時刻バス時刻がずれていて、実際に利用できない。バスが先に出てしまうと。また、水曜日の一斉下校時にも、バス時刻が全く配慮されていない。結局、バスは児童ではなく空気を乗せて走っている、そういう事態であります。  また、山城地域では、南北の路線が意識され、利用したい住民の住む集落にバスが入らないため、結局、利用できない。この間、ずっと聞かれている願いであります。精華町への路線の話もございました。  木津地域におきましては、きのつバス利用者においても、もう少しバス路線を延ばしてほしいとか、変えてほしいとか、遠いバス停まで行けないという声が聞かれています。100円から200円にバス料金が引き上げられて以降、バス利用者の大きな落ち込みは改善の兆しが見えていません。  全体として、利用したいけれども、利用できない。幾ら言っても、市は聞く耳を持たない、言っても仕方ないという、そんな市民の中の諦めの気持ちが広がっていると思います。大変重大な問題であります。市として、このような事態をどう考えますか、どう改善していこうとしていますか、お聞かせください。 ◯議長(倉 克伊) 市長。    (市長 河井 規子君登壇) ◯市長(河井 規子) 酒井議員の御質問にお答えいたします。  木津川市コミュニティバスの運行につきましては、持続可能な公共交通の構築に向けまして、木津川市地域公共交通総合連携協議会で御議論をいただき、運行ルートダイヤ設定を行っているところでございます。  今後も、市内全体の運行状況利用状況を見きわめ、市民の皆様の御理解が得られるよう、費用対効果を考慮しつつ、持続可能な運行体系の構築を目指しまして、多くの方に御利用いただけるよう努力をしてまいりたいと考えております。  詳細につきましては、担当部長から御答弁申し上げます。 ◯議長(倉 克伊) 市長公室長◯市長公室長(尾崎 直利) 市長公室長でございます。  酒井議員の御質問にお答えいたします。  まず、1点目でございます。かもバス通学線のダイヤにつきましては、毎年、加茂小学校並びに恭仁小学校と協議の上、決定をしているところでございます。  次に、やましろバスにつきましては、路線バスの廃止に伴う交通空白地域の解消や公共施設を結ぶ路線として運行しており、バス車両が安全に運行できる路線の設定としているところでございます。  次に、きのつバスにつきましては、各地域と駅及び市内の公共施設を結ぶ路線の設定としているものでございます。  まずは、既存の路線を維持し、持続可能なものにすることを第一に進めてきたところでございます。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 酒井さん。 ◯21番(酒井 弘一) 今、お二人から答弁いただきました。  市長からは、持続可能なということが印象に残っております。市長公室長からは、同じく既存の路線を維持し、持続可能なものにしていく、そこがポイントかなと思いましたけれども、持続可能の意味、私は第1回定例会でも大分申したと思うんですけれども、市民の利用がふえないことには、持続可能も何もないと。利用されてこそ、持続可能性が大きくなるんだということを申したと思うんですけれども、住民の願いに聞く耳を持ちたいと、公室長、その思いは今も変わらないとは思うんですが、どうでしょうか。
    ◯議長(倉 克伊) 市長公室長◯市長公室長(尾崎 直利) お答えいたします。  これは、第1回3月にお聞きをいただいたところでございますが、コミュニティバスを運行している私どもといたしましては、その市民の足を確保するというのが第一義にございますので、言っていただきました内容につきましては、心しているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 酒井さん。 ◯21番(酒井 弘一) しかし、瓶原の3月に申した事例においては、バスの時刻は変更しなかった。なぜなんですか。 ◯議長(倉 克伊) 市長公室長◯市長公室長(尾崎 直利) ただいまの御質問にお答えいたします。  そのときには申し上げたと思うんですが、まず通学線の中でございます。中学校の方につきましては、奥畑の方というふうに記憶してございます。奥畑の方が加茂駅まで来ていただいて、これ着くのが8時08分でございます。それを受けまして、中学校まで約20分歩いていただくということになろうかと思いますが、これで8時30分の就業に間に合うということもございますので、これについてはそのとおりさせていただいたところでございます。  帰りにつきましては、いわゆるクラブ活動等をするとバスの時刻が16時47分という時間でございますので、この時間に合うのかというお話もあったかと思うんですが、これにつきましても、運行につきましては、これを御利用いただきたいということで、変更していないという状況でございます。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 酒井さん。 ◯21番(酒井 弘一) 奥畑の瓶原の通学路線については、今おっしゃったような理由で変更しなかったと。そのほかに何か時刻またはコース、変更したことは、この春にあったんでしょうか。 ◯議長(倉 克伊) 市長公室長◯市長公室長(尾崎 直利) ただいまの質問にお答えいたします。  毎年、通常、3月には鉄道ダイヤの時刻の変更がございます。これを受けまして、連絡をするという意味でさせていただいてきたところでございますが、今年度については大幅な変更がなく、バスの時刻を変更する必要がなかったということで、この3月につきましては、バスの時刻についての変更をさせていただいていないところでございます。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 酒井さん。 ◯21番(酒井 弘一) だから、列車のダイヤが変わらなかったらバス時刻はいらわないと今おっしゃったわけだけれども、それで市民のニーズに応えられるんですかという趣旨のことを言っているわけです。  現実に、具体的に声が上がっている。恐らく、私がきょう紹介した恭仁小学校児童下校時刻バス時刻の問題、直接、その保護者から市のほうへも要請というか、電話が入っているんじゃないかと思うんですけれども、そこらはどう対応されているんですか。 ◯議長(倉 克伊) 市長公室長◯市長公室長(尾崎 直利) ただいまの御質問にお答えいたします。  加茂の通学線につきましては、いわゆる加茂小学校、それと恭仁小学校下校時刻に合わせた時刻とさせていただいております。  加茂の小学校につきましては、これ曜日ごとに下校の時間が変わるわけでございますが、例えば水曜日につきましては、一斉下校という時刻にされているようでございまして、これが加茂の場合は14時50分、この子どもたちを銭司まで乗っていただくということになりますと、小学校から加茂駅まで歩いていただく、徒歩10分ぐらいだと思うんですが、この10分の時刻も見まして、ダイヤを設定しているところでございます。  同一の車両で恭仁小学校子どもたちを奥畑へ届けるということがございますので、この時刻につきましては、加茂駅から銭司、それから恭仁宮跡へ行きまして、奥畑へ回るというダイヤを組んでいるところでございます。  これにつきましては、通学線、同じようにしておりますので、恭仁小学校の場合については、一斉下校時刻が14時45分という時間になってございまして、加茂より5分早いところでございます。  ただ、この車両を使ってございますので、これにつきましては、15時30分のバスに乗っていただいて奥畑まで帰っていただくと、こういうようなルートを組んでございます。  今、1両御紹介させていただきましたが、これにつきましては、バス運行の当初から、学校の先生と下校の時間等も合わせまして協議を進めてきたところでございまして、これにつきましては、毎年度、このような形で進めていきたいという協議をさせていただいているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 酒井さん。 ◯21番(酒井 弘一) 学校と協議をしてダイヤを組んでいる。だから、問題はないんだと。しかし、現実に、私が紹介したような話があるわけです。  さっき質問したことにお答えじゃなかったけれども、保護者から問い合わせなり要望なり、市のほうへ届いていませんか。 ◯議長(倉 克伊) 市長公室長◯市長公室長(尾崎 直利) 市長公室長でございます。  私の承知しているところにつきましては、先ほど申し上げましたように、バスの時刻につきましては、学校のほうと協議をさせていただいていると。学校のほうでも配慮いただいてございまして、バスの時間と1時間程度の差があるときがございます。このときにつきましては、学校の教室の中で奥畑線に乗っていただけるような時刻まで学校のほうで対応いただいているということがございますので、このような形で進ませていただいているということで認識しているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 酒井さん。 ◯21番(酒井 弘一) 公室長が同じ答弁、説明をされるので、もう切りがないんですけれども、現実にこういう問題が起こっているということは認めますね、あるんだと。学校と協議してバスダイヤを組んでいるけれども、現実にこういうことがあるんだと、利用できない児童がいるんだということ、それは事実なんですよ。そうだとしたら、どう思うんですか。 ◯議長(倉 克伊) 市長公室長◯市長公室長(尾崎 直利) 市長公室長でございます。  今、酒井議員の利用できないというお声がございましたが、そういうことではないと私どもは認識いたしております。  ただ、時間につきましては、下校の時刻から非常にあいている時間があるというのは、これは事実でございます。加茂小学校のように、下校時間から20分後に発車するという時刻ダイヤは組めてございませんが、子どもたちにつきましては、奥畑線を利用の原則といたしてございますので、これを利用していただくと、このバスに乗って帰っていただけるものというように考えてございまして、利用できないというダイヤは組んでいないつもりでございます。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 酒井さん。 ◯21番(酒井 弘一) 利用できないはずがないんだと、利用しないのは勝手だと、そう言わんばかりの発言なんですけれども、現に保護者が私に語られたことは、ほんの数分で間に合わないんだと、そういう事実があるわけです。  問題は、ここに教育部の方々もおられるけれども、学校との協議で、やはりそこに無理があるんじゃないか、スムーズに事が進んだ場合には、それができるかもしれないけれども、実際には、こういう事態が起こっているのではないかという、そういう構えというか、考え方を持ってほしいなと思うんですよ。だから、当然、それはもう一度調べてみようというぐらいの答弁が、私は、公室長、欲しいんですけれどもね。  今まで組んだダイヤで何も問題ない、列車の時刻も変わらない、ダイヤも変わらない、だから問題ないはずだと、利用しないのは勝手だと、そう言わんばかりのことだと私は、ひねくれているのかもしれませんけれども、聞こえてしまうんですよ。 ◯議長(倉 克伊) 市長公室長◯市長公室長(尾崎 直利) 市長公室長でございます。  酒井議員の御質問にお答えいたします。  まず、私が今お答えをさせていただいたのは、現にこのような運行をさせていただいておりますということをお伝えさせていただきました。  確かに、恭仁小学校につきましては、下校時刻からバスの時間については、間隔があるというのは事実でございます。  これにつきましては、先ほども申しましたように、1台の車両を持って運行しているという形で、そのようなことになっているというようなところでございます。それと、曜日によっても変えていると。  今までは、学校と確かに調整はさせていただいてございますが、そのような声が大きくなってくるという話であれば、私どもにつきましては、前回の答弁でもさせていただきましたように、そのようなこと、対応できるものについては対応していきたいというように考えているところでございまして、これがその下校時刻の問題なのか、私どもの運行の問題なのかというところは、学校と詰められるものがあろうかと思いますので、詰めるものがあれば、そういうものには詰めていきたいというように考えてございます。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 酒井さん。 ◯21番(酒井 弘一) 山城の問題や木津のきのつバスの問題も多々あるわけですけれども、私は今、恭仁小学校の児童の話をこだわって申しますのは、最初に申したように、持続可能、それは採算がとれるという意味だろうと思います。利用されるということが前提だろうと思います。  しかし、利用したいけれども、利用できないという事例を、この間、申しております。だから、そこでもっと利用できるように工夫したらどうかと、努力したらどうかと。  今年度に入りましてから、地域公共交通の連携協議会、会合も開かれました。私は傍聴しておらないので、わかりませんけれども、そこでは、確かに鉄道の関係や警察の関係や、さまざま参加されているわけですが、市民の参加は公募の3人だけでありますね。利用者の声は、以前にアンケートをとられた、またワークショップもやられた。今、本当にそれがもう一度必要な段階に来ているんじゃないかと思うんです。  新聞見ておりますと、この9日だったと思います。政府が初めての地域交通白書というのを閣議決定したということでありました。かなり抽象的な内容でしたので、木津川市にどう具体化できるかは、これからなんでありますけれども、大事なことは、市民のニーズをどう正確につかむか、そしてその声をもとに市政をどう進めていくのか、今、バス事業をどうやっていくのかと、改善していくのかということだろうと思うんです。  そういう意味で、かつてやったアンケートやワークショップ、それが今も変わらないと、それで十分だということではなしに、もう一度市民の具体的な声を考えてみようという姿勢に立ってほしいなと思います。  きのつバスにおいても、定期券の話が、この間も出ておりました。しかし、それは一貫して否定されたままであります。なぜ、そういうことをやろうとしないのか、一つの例ですよ。そういうことで、公室長、再度、お考えを聞きたいんですけれどもね。 ◯議長(倉 克伊) 市長公室長◯市長公室長(尾崎 直利) 市長公室長でございます。  酒井議員の御質問にお答えをいたします。  まず、交通の連携協議会でございますが、これにつきましては、公募委員の方が3名、それと各路線の利用者委員というのが3名ございまして、6名に御参加をいただいているところでございます。路線ごとに1名の御参加をいただいてございます。  この中で、私どもにつきましては、バスにどのような形で利用がしていただけるのかというのを議論いただいているところでございますので、当然、私たちも市民の足を守るという立場から、この中の議論は尊重させていただいているところでございます。  ただ、この利用に際しては、平成26年度にも利用者アンケートもさせていただいてございます。この中での声も私どもは十分反映させていく必要があると思ってございます。  これは、利用については、非常に不便だという方もございますし、費用的なものについてどれだけ負担していいのかという、相反する2つの意見をいただいているところでございます。その兼ね合いの中で、先ほど申し上げましたように、持続可能な運行はどうしたらできるのかというのを御議論いただいているものというように承知しているところでございます。  今後につきましては、協議会の中で、ワークショップも今まで進めておりますし、今後につきましても、どのような形をとれば市民にとっての足を確保できるのかというものについては、協議会の中で御議論もいただきながら進めていきたいという思いにつきましては、先ほどから申し上げているとおり、私どもも思っているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 酒井さん。 ◯21番(酒井 弘一) 市民ニーズをしっかり把握して、それを協議会の場にも市から提示してください。その上で、皆さんの知恵をかりていったらいいと思います。どんな資料を提供するか、それが鍵だと思います。協議会そのものを否定することはしませんので、ぜひそう努力してください。  3問目に行きたいと思います。サンタモニカの話です。  市長が先日の所信表明演説で、サンタモニカ市との姉妹都市盟約の締結を進めると述べられました。先立って、市長選挙における公約でも同様の方針が明らかにされています。  市民からは、「唐突だ」「なぜサンタモニカ市なのか」「どこにあるのか」などの声が聞かれますし、当時、聞かれました。  そこで伺います。  1つ目、京丹後市との友好都市盟約と今回の姉妹都市盟約は同じなのか、どう違うのか。  2つ目、姉妹都市の締結で何を目指そうとしているのか。  3つ目に、木津川市とサンタモニカ市との共通性、共同の課題はあるのか、ないのか。  4つ目に、市民にとってサンタモニカ市はどう評価されているか。  「聖域なき行財政改革」を目指しながら、年間500万円の補助を行い続けている事業であります。本来なら、事業仕分けの対象となるべき事業ではないかという声もある中で、改めて中学生のサンタモニカ市訪問の意味も伺いたいと思います。よろしくお願いします。 ◯議長(倉 克伊) 市長。    (市長 河井 規子君登壇) ◯市長(河井 規子) 酒井議員の御質問にお答えいたします。  京丹後市との友好都市盟約は、昭和58年から京都府の最北端と最南端ということから始まりまして、同じ京都府の自治体同士でもあることから、民生児童委員協議会などの各種団体や少年野球、災害支援などの交流が続いてきたものであります。  また、今回のサンタモニカとの姉妹都市の締結は、中学生に国際感覚を養ってもらう機会にしていきたいとの考えから、国際交流協会を中心に平成11年から中学生海外派遣事業、中学生受け入れ事業に取り組んできていただきました。  京丹後市もサンタモニカ市も、市民の交流を中心に長年取り組んできたものであると考えております。  次に、2点目の御質問にお答えいたします。  木津川市は、関西文化学術研究都市の中核都市であり、昨今の小学校における英語教育の必修化などを考えますと、国の宝、日本の未来であります子どもたちに最先端の科学技術の知識や国際感覚を身につけていただきたいと考えております。  3点目にお答えいたします。  あえて申し上げますと、長年にわたり双方の市民による交流が続いていることであります。  人口が約9万人と規模的にも近いということと、またロサンゼルスの中心部、大都市から25キロメートルの距離にあり、都市圏から近いこと、教育を大切にするまちであるということであります。  4点目にお答えいたします。  平成11年から中学生海外派遣事業、中学生受け入れ事業に取り組んでまいりましたが、大きなトラブルもなく交流事業を続けてこられた実績は、姉妹都市を締結する都市としては最適であり、市民の皆様にも十分御理解いただける都市であると考えております。  ほかの御質問につきましては、教育長より御答弁申し上げます。 ◯議長(倉 克伊) 教育長。 ◯教育長(森永 重治) 教育長であります。  酒井議員の御質問にお答えいたします。  サンタモニカ市との交流事業は、中学生の生徒間の相互交流やホームステイによる市民との交流を通じ、外国の文化・歴史・習慣等に直接触れることにより、国際社会で信頼され、貢献できる人材を育成するとともに、グローバルな視点から郷土を見直し、未来の木津川市を担う中学生を国際感覚を備えた人材として育成することを目的とする、非常に意義あるものと考えております。
     以上であります。 ◯議長(倉 克伊) 酒井さん。 ◯21番(酒井 弘一) それでは、市長なんでしょうか、教育長なんでしょうか、サンタモニカ市への中学生の派遣、私は木津川市が発足しました当時、もうこの事業は始まっておりましたので、そもそもの出発の話は知りません。なぜサンタモニカ市であったのか、なぜこういう事業が始まったのか、そのあたり御説明いただけるでしょうか。 ◯議長(倉 克伊) 教育長。 ◯教育長(森永 重治) 教育長であります。  酒井議員の再質問にお答え申し上げます。  詳細の部分についてはちょっと承知していないんですが、平成11年以前の段階で、木津町出身のサンタモニカに在留されております民間人の方との話の中で、その当時、お互いの中学生同士の交流を図っていこうじゃないかというような話の中で、出発点としては、当時の木津町の社会教育課長が向こうに参って、今回のこれまで続いております相互交流の事業の発端となっていると、そう伺っております。  以上であります。 ◯議長(倉 克伊) 市長。 ◯市長(河井 規子) ちょっと私も、本当の詳細のころというのは、ちょっと私もまだわかっていなかったんですけれども、当時、サンタモニカのほうから劇団が精華町のほうに来られまして、クリスさんという方が、宿泊をどこですればいいかといった相談も受けさせていただいて、その中で、当時、木津町の教育委員会が非常に丁寧に対応していただいたということで、それ以降、非常に交流が進んできたということを聞いております。  その後、4年後には交流協会ができて、その4年間の間にいろいろと協議を重ねたりしながら、こういった交流を進めていこうということになったというふうに聞いております。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 酒井さん。 ◯21番(酒井 弘一) 私も、教育長並びに市長が触れられた理由ですね、それに近いことを私もかすかに聞いているんです。そんなことで始まったそうだと。しかし、私は市長、お尋ねしたいんですけれども、あえて姉妹都市、中学生の交流事業、国際交流の活動と姉妹都市とは大きくレベルが違う話だと思うんですが、なぜそれを姉妹都市まで発展させようとされたのか、やっぱり疑問です。  それから、もう1点は、教育長が言われたことと市長のスタートの話とは、違うんですね。両方ともあったのかもしれないし、どちらかなのかもしれません。  このテーマの質問を私あえてさせてもらった中で、教育委員会、教育部としては、社会教育課がこれを担当されていますから、そもそものスタートは何なのか、教育長も詳細にはわからないけれどもとおっしゃったけれども、何が本当なんでしょうね、そんなん調べていただいていませんか。 ◯議長(倉 克伊) 市長。 ◯市長(河井 規子) 酒井議員の御質問にお答えいたします。  もともとサンタモニカから劇団が来られたことから交流が始まったというふうに聞いておりまして、その交流の中で、木津町からサンタモニカのほうで活動されている方がおられて、ぜひ私も一役買いましょうということを言っていただいた中で、交流のお互いの協議をしながら進めていったというふうには聞いております。  私は、なぜこのたびそういった締結を結んでいこうということを提案させてもらったかと言いますと、これまで引率として来ていただいた方、そういう中には、サンタモニカの市長になられた方、女性の市長になられた方もおられます。そういった中で、お互いのこういった交流を長年進めていくということは、やはり子どもたちを自分の家庭で預かっていただいているという、本当に信頼関係が毎年できております。大切な子どもを1人でお家に預かっていただくわけですから、本当にサンタモニカの方もそのことは大切に思っていただいて進めていただいておりますし、また木津川市も来ていただいた子どもさんを受け入れて、大切にこうして長年進めてきたことであります。  何よりも、やはり子どもたちが行くときの出発式に私も参加させていただくんですけれども、非常に海外に出かけていって、全く英語の話せない子どもが海外で1人で家庭に泊めていただくということの不安と期待で非常に緊張した子どもたちが帰ってきて報告を受けたときには、本当にもう今まで全く知らない世界と、1人で自分で達成できたという達成感で本当に輝いて帰ってこられます。そして、その達成感は、何よりもこれから自分たちが目指すものについて前向きに取り組んでいこうと、どんなことにもこれからは臆せず積極的に取り組んでいこうという子どもたちの本当にそういった発表を聞かせてもらうたびに、こうして子どもたちがこういった貴重な体験をしてきたことというのは、生涯にわたっていろんな場面で、いろんなところで、そういったときの経験が実を結ぶことがあるんじゃないかなというふうに思っています。  何よりも、やはり向こうでいろんなところで楽しんでくるということが重視ではなくて、やはり向こうのジョンアダムス・ミドルスクールの科学の授業に参加したり、またこちらへ来られた方も、中学生と交流をしたりということで、やはり子どもたちの交流がそういったきっかけで続いております。  また、美術の授業も1つ続いている学校もあるというふうに聞いておりますし、何よりもやはりサンタモニカに行かせていただいたときには、疑似議会を体験させていただいたりとか、非常に市長さんも丁寧に子どもたちに対していろんなことの体験をさせてあげようということで、訪問したときには丁寧な対応をしていただく、親切にしていただくということで、それがもう16回も毎年、毎年、こうして大事に、大事に続けてこられたということは、私は非常にこのことが一番大事であるというふうに思っています。  やはり、信頼関係と、こういった長年のお互いの国の交流がなければ、姉妹都市というのは、こことよく似た境遇、よく似た関係があるから結んでおこうというのじゃなくて、長年信頼関係をつないできたからこそ、今の時期にこうした盟約を結んで、子どもたちのさらにこれからの継続とともに、木津川市のいろんな物産もありますし、いろんな観光面もありますし、そういうところに少しずつ広げていって、そういう人たちも、また市民の皆さんもこちらに来ていただく機会もふやせていけたらなというふうに思っておりますので、まずは大きな予算をつけて大々的に訪問団で行くというイメージではなくて、子どもたちのこの事業を継続する中で、少しずついろんな分野に波及をさせていただければありがたいなというふうに思っている次第でございます。  以上です。 ◯議長(倉 克伊) 酒井さん。 ◯21番(酒井 弘一) 木津川市民の中で、サンタモニカ市を認識しているといいますか、日ごろ考えている人はそんなに多くないと思うんですね。  私も、市長が姉妹都市という言葉を出されたので、調べてみました。地図、それからインターネットでできる限りの情報をつかもうとしましたが、よくわかりません、どんなまちなのか。簡単に言ったら、リゾートのビーチがあって、そういうロサンゼルスの市民のベッドタウン的な面もあり、あえて日本で言ったら、軽井沢か東京の六本木・原宿とか、何とかヒルズとか、そういう感じの地域だなという印象しかないんです。正確にはわかりません。  そこで、中学生を派遣する事業が16年、17年続いてきているという、その歴史は、それはわかります。中学生の成長も、恐らく目をみはるものがあるんだろうと思いますけれども、市民にとってサンタモニカはそれほど意識されているのか、大事なところなのか、あえてなぜ姉妹都市なのか。姉妹都市は、ただでは済まないわけですね。行ったり来たりをしなければいけないし、当然、何らかの事業を起こしていかないかんわけです。  京丹後市との友好都市の関係でも、少年野球の子どもたちが行ってはいますけれども、やはり経費節減の折、お互いに経費を削っていこうとしている、そういう中での友好都市を続けているわけです。少年野球の子どもたちの交流も続いているわけです。だから、今なぜあえてという思いがあります。  行財政改革とのかかわりで、またマチオモイという言葉もありますけれども、そのことで木津川市の魅力は高まるのだろうかというあたりの十分な検討をされた上で、この姉妹都市の話については進めていくべきではないかということを申し上げておきたいと思います。私個人は反対であります。そのことを申しておいて、このテーマを終わりたいと思います。  大きな問題が2つ残っていますので、そちらに時間をとりたいと思います。  「環の拠点の取り組み」です。  上狛の茶問屋街へサイクリングの愛好家を呼び込むという取り組み、環の拠点創出の準備作業が4年目に入っています。  現在の到達点はどうなのか、順調とはとても言えないと思いますが、何が原因で事業化が実を結んでいないのか、どうお考えなのか。余りにも欲張った企画になっていないか、地域住民への情報提供や意見、参画を引き出すことはできているか、そのあたりをお聞きしたいと思います。 ◯議長(倉 克伊) 市長。    (市長 河井 規子君登壇) ◯市長(河井 規子) 酒井議員の御質問にお答えいたします。  拠点施設としての活用を計画しているJA倉庫について、耐震診断・補強改修設計を実施をいたしましたが、当初の想定以上に施設の老朽化や傷みが進んでおり、公共施設として必要と考える耐震強度確保には多額の投資が必要であることが判明したところであります。  このことから、今年度は、事業を進めるに当たって、あくまでも民主導、継続のための体制や経済循環などを念頭に置き、「誰がどの部分において主体となって運営に携わっていくのか」といった具体的な点を詰めていき、可能なところから形にしていきたいと考えております。  あわせて、地元への周知等についても、さまざまな方に御参加をいただくことも含め、今後、活性化検討会の中で十分協議を進めてまいります。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 酒井さん。 ◯21番(酒井 弘一) 私が記憶している範囲で、4年前に、市の職員の方から職員提案で事業の検討は始まったと聞いております。  平成24年12月の議会に条例提案がございました。そこで決定されたわけでありますけれども、目的は、上狛地域が築いてきた茶文化による観光推進と地域間交流、これは読みかえれば人を呼び込むという意味でありますけれども、地域間交流の促進でありました。  準備委員会が設置され、委員会は調査と審議を行い、市長へ提言を行う。期限は1年であったわけです。事業化、検討が進められました。しかし、成果は得られず、さらに1年延長して、2年間やったけれども、なお成果は実らなかった。そして、新たに担当部署も変更して、検討会という名前に変えて、検討が1年たった。そして、今、検討作業が2年目に入っているわけです。  だから、最初に申した4年目に入っているわけですけれども、農協倉庫のことは、私も記憶しています。そういうことであるということがわかったと。しかし、現在の到達はどうなんですか。事業化はまだ無理なんですか。農協倉庫を使わないと無理なんですか。そのあたりがはっきりせんのです。  上狛南部地域だけじゃなしに、北部地域も含んで、また市民も、あれは一体どうなっているんだという目で見ているわけです。確かに、機運は一旦上がった。しかし、なかなか進まない中で、しかも市長の答弁にもございましたが、地元への周知等についても今後十分協議を進めてまいりますと、できていないということを述べられているわけです。  つまり、市民は気をもみながら見続けているんだけれども、よくわからないと、どうなるんだろうと。そういう市民の状況に対して、市は今ここまで行っていますよと、ここまで来ていますよ、農協倉庫はこうですよ、しかしそもそもの出発であったサイクリングのツーリストたちを上狛地域へ、または木津の、例えば和泉式部の墓があると言われている場所、その他へ、惣墓五輪塔もたしか紹介がしてあったと思います。そういうところへ呼び込んでいくという、そのあたりのことが、事業化はいつになったらできるんですかね、お聞きしたいと思います。 ◯議長(倉 克伊) 生活環境部長。 ◯生活環境部長(岩木 雅邦) 生活環境部長でございます。  酒井議員の御質問にお答えいたします。  拠点施設、議員おっしゃいました農協倉庫につきまして、耐震設計内容を考えますと、想定とは異なる結果が出ておりまして、現時点では実施について、いつという事業の時期を確約できるものではございません。  しかしながら、拠点施設の是非といったハード面ではなくて、まず目的である地域の活性化につながるようなソフト事業について詰めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 酒井さん。 ◯21番(酒井 弘一) 部長にお聞きします。  今年度スタートさせるつもりはありますか。 ◯議長(倉 克伊) 生活環境部長。 ◯生活環境部長(岩木 雅邦) 生活環境部長でございます。  酒井議員の再度の御質問にお答えいたします。  事業内容につきまして精査をいたしておりまして、今後につきまして、第2回の検討会を近々開催いたしますので、その中も含めて、できるだけ早く進めていきたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 酒井さん。 ◯21番(酒井 弘一) そうじゃなしに、今年度でもう準備や検討は終えて、できるところからスタートさせるという腹をくくるのか、それともこれはもう農協倉庫という拠点が必要なんだから、そのことが決着つかない、見通しがつかない限り、もう置いておくんだとするのか、そこの問題ですよ。 ◯議長(倉 克伊) 市長。 ◯市長(河井 規子) 酒井議員の御質問にお答えいたします。  農協の倉庫は、これまで木津川アートでも使われたり、またその後も、あそこの地域では、戦争での体験が残るところだというふうにも聞いております。墨で書かれているところが、真っ白の壁が目立たないように、戦争の時期に墨で塗られたということも聞いておりまして、そして茶問屋の入り口にあるという、趣のある倉庫であります。そういったところを生かして、サイクリングの方が非常に多いということで、支所のところも休憩ができる、トイレも外から入れるように設置をいたしまして、一連でそこを拠点にしていこうということでこれまで進めてまいりました。  今回、耐震の診断をさせていただいて、一定のここを整備をしようということで耐震診断をしたところ、ちょっと予定外の費用がかかるという結果も出てまいりまして、それをどういう形ですればいいかということも別に協議をする必要がございました。  その協議を待っておりますと、そこに時間もかかりますので、まずは地域の皆さんと協議をしながら、その建物の中を使わずに、一体として使いながら、まずは事業を出発できないかということを今協議していただいているということでございますので、全く事業が今はちょっと進んでいないようには見えますが、耐震の関係で、少しちょっとストップしたというのも事実であります。  しかしながら、どういう形がいいのかを、今、地域の皆様と集まりながら、またまちづくりの方のそういった外部の方も意見を出していただいている方も入っていただいておりますので、いろいろそういう方とも連携をしながら、活性化に向けて努力したいと思っております。  それと、日本茶が日本遺産ということで、今回登録されましたので、お茶の京都ということで、京都府も何部地域をかなり力を入れていただいております。その中では、景観の地域に京都府も選んでいただいているという点では、今後、京都府とも十分連携した中で、この地域をどういうふうにしていくかということも踏まえて考えていきたいなというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 酒井さん。 ◯21番(酒井 弘一) 市長の思いも答弁もわかりますけれども、私はせっかくここまでやってきた、準備を進めてきたものを、今、やめるということも含んでという言葉を使いましたけれども、やめよとは考えていません。  農協倉庫を使わなくてもと市長がおっしゃったように、ほかの形でできるものがあるはずだと。ただ、後ろを決めないと、いつまで検討しているんだという市民の、そういう疑問というか、不信感というか、広がるだけですから、もう今年度で、できるところでスタートさせますよというぐらいのことを言っていいんじゃないかと思うんですよ。これは、私は今言わないけれども、当尾の郷の問題もそうなんです。だから、決断するときに来ているんじゃないかと。部長、どうですかね。 ◯議長(倉 克伊) 市長。 ◯市長(河井 規子) 酒井議員の御質問にお答えいたします。  この建物を使って拠点にしようというふうにずっと進めておりましたので、一定、耐震の診断をしますと、このままでは使えないということがありましたので、そういう点で、今、ちょっとそこがストップしておりますが、建物の中を使わずでも、その周辺で、その建物を見ていただくということもできますので、そういった方法はないかということを、今、検討しているわけでございます。  当尾の郷も出てまいりましたが、当尾の郷も、今、使える準備を、今、整備を予算つけていただいてしているわけですので、一つずつ前に進んでいるというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 酒井さん。 ◯21番(酒井 弘一) ちょっとじれったいんですよ。4年目に入っているわけでしょう、この事業の検討が。確かに拠点施設は大事なんだけれども、農協倉庫そのものは使えないんだから、今のままでは。そしたら、支所別館も含んで、代替の場所はほかにもあるだろうと思うんです。  後ろをはっきりしないと、今、やりとりしていても、今どこまで来ているのか、いつになったらできるのか、何がやられるのか、全然見えへんのです。私がわからないということは、市民もきっとそうだろうと。気にかけている以上、余計やきもきされているんじゃないかと思うんですが、これはぜひ部長、決断してくださいよ。どうするんですか。 ◯議長(倉 克伊) 市長。 ◯市長(河井 規子) 酒井議員の御質問にお答えいたします。  今、検討委員会の皆様と方向を決めておりますので、ちゃんとその辺はしっかりと進めていきたいと思います。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 酒井さん。 ◯21番(酒井 弘一) 市長にお聞きします。  関係者、確かに地域の代表の方もおられるし、商工会の方もおられるし、いろんな方が入っておられるけれども、上狛南部・北部地域の関係住民、地域の住民の方には、いつ現状がこうですよ、こうしていきたいと思いますよということは伝えるんですか。 ◯議長(倉 克伊) 市長。 ◯市長(河井 規子) 酒井議員の御質問にお答えいたします。  方向が決まれば、地域の方たちと一緒に進んでいくというふうに思っております。まずは、やはり地元の皆さんが一緒にやっていこうという機運を高めていくということを今やっておりますので、そうすることによって、どういうことをするかによって、じゃあ皆さんがどういう協力をするかということになっていくと思いますので、今、それを最終決めているところであります。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 酒井さん。 ◯21番(酒井 弘一) 方向が決まれば住民に伝えていく、それは当たり前なわけで、方向を定めていくためにも、市民の思いを、また市民のエネルギーをおかりしたらどうかと、私はそう言っているつもりなんですよ。そこがかみ合わへんのですね。 ◯議長(倉 克伊) 市長。 ◯市長(河井 規子) 酒井議員の御質問にお答えいたします。  地域の皆様も入っていただいておりますし、山城地域で活動されている方も入っていただいております。地域の方全員で協議できればいいんですけれども、なかなかそうもいきませんので、方向は、まず代表の皆さんと協議をして、一定の方向が決まりましたら、それぞれの皆さんとともに協力しながら進めていくものであるというふうに思っております。
     以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 酒井さん。 ◯21番(酒井 弘一) さっきも言いましたように、地域長も入っておられます、委員です、重要な。しかし、地域長に対して、地域長が私がそうだとしたら、地域長の判断で、今、これだけ行っていますよということを住民に伝えていくことは可能なんですよ。しかし、そういうことができないような状態に今あるんじゃないかと私は心配しているんです。  地域の代表は、いて当たり前ですよ、さっきのバスもそうです。関係の方が6人いる。だから、市民の声は聞けるんだ。そんなもんじゃないでしょう。  市長がおっしゃるように、全員で集まって議論する、そんなことは何も言っていません。現状はどうなんだ、ここまで来ていますよ、これが課題ですよ、ネックですよ、そういうことを伝えていますかと聞いているのに、伝えていないわけでしょう。いつ伝えるんだと聞いたら、方向が決まれば伝えていくと。いつまでたっても進まないんじゃないか。  職員提案された方、私はどなたか知らないけれども、せっかくの思いが、またこの間の丸3年の取り組みが実っていないわけでしょう。実らせるためには、それは確かに1メートルの大きさの成果を得ようとするのかもしれないけれども、もう少し小さくてもいいじゃないかという、なぜそういう構えに立たないのか、私は理解できません。ぜひ、部長、答えてください。 ◯議長(倉 克伊) 市長。 ◯市長(河井 規子) 酒井議員の御質問にお答えいたします。  最初は、やはりここをどういう形で使っていくのかということを、協議会で皆さんに方向を決めていただいて、私も提案書をいただきました。その中で、じゃあこの施設を整備しようという方向が出ましたので、じゃあこの施設を使うには、まず耐震の診断をしようということで、耐震診断をいたしました。その結果が今出てまいりまして、すぐに耐震するには多額の費用がかかるということも含めて、どうするかということと、それとすぐに使えないなら、ここの周辺、近くを使ってやる方法はないかということを今検討しているところですので、その両方を含めて、今、進めているということでございます。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 酒井さん。 ◯21番(酒井 弘一) まさか、5年目まで入って検討を続けていくということにはならないということを期待して、この質問を終わりますけれども、やきもきしている市民、住民に対して情報を出していったらどうですかと、その作業そのものが1つの決断ですよ。いつごろにはやっていこうと、100の成果はないかもしれないけれども、願ったものが得られないかもしれないけれども、しかしそもそもの環の拠点の構想の意味が生かされるものはつくれると、早くそういうものをまとめていくべきだと。そのためにも、市民の知恵をかりよということを言っているわけです。関係の職員の奮闘を期待したいし、担当部長のこれは決断をお願いしたい、あわせて市長もであります。成案がまとまってから市民に伝える、そんなん当たり前です。そんなことを求めているわけではありません。  最後の質問に行きたいと思います。「残念石の保存」。  今、赤田川のつけかえ並びに赤田川樋門の建設工事が続いています。その関係で、御藪と呼ばれる江戸時代以来の竹林が広範囲に伐採されました。竹林の中にあった樹木も全て伐採されました。その赤田川のつけかえで木津川の流路は確実に変化します。また、大野バイパスの建設が続けて予定されていると聞いております。その結果、赤田川河口にある残念石の保存が心配です。この間、NPO法人ふるさと案内・加茂からは、保存を求める要望が出されています。国と府の事業ではありますけれども、市としての考え、取り組みを伺いたいと思います。 ◯議長(倉 克伊) 教育長。    (教育長 森永 重治君登壇) ◯教育長(森永 重治) 教育長であります。  酒井議員の御質問にお答えします。  いわゆる残念石につきましては、徳川幕府による大阪城再築の際に、当時、藤堂家の所領でありました加茂町大野山の石切り場から切り出されたものが「残石」として、現在、残っているものであります。  文化財的にも、この「残石」が先人の知恵と苦労を学び取る生きた教材として、歴史的・学術的価値の高いものであると評価しております。  現在、工事に係り建設部において国と調整しておりますが、市といたしまして、保存に向け関係各課と協議してまいりたいと考えます。 ◯議長(倉 克伊) 酒井さん。 ◯21番(酒井 弘一) 残念石については、教育長お話しのとおりであります。随分と数が多いそうで、私は60個、70個ぐらいかなと思っておったら、物知りの方に聞きますと、加茂町内の方にお聞きしますと、一番初めは500個以上もあったというそうです。その一部が利用されて、数は減っているようです。ほかのものに利用されたりしたということがあるようですけれども、赤田川樋門の建設、それに続く大野バイパスの建設日程、これは建設部長にお聞きしたいと思いますが、わかっている範囲で、日程を紹介してください。 ◯議長(倉 克伊) 建設部長。 ◯建設部長(若狭 朝明) 建設部長でございます。  ただいまの酒井議員の再度の御質問にお答えをいたします。  まず、国のほうで進めております赤田川樋門に関してでございます。これは、国交省の淀川河川事務所におきまして、昨年度、府道の迂回路の設置というところで、今現在、そういう工事がされて、今、迂回路が通行ということになっております。それに合わせまして、切りかえ堤防の開削、地盤改良を実施しているというふうに聞いております。  現在につきましては、先ほど酒井議員からもありましたように、河川内の樹木の伐採等、準備工の実施中でございます。  今後につきましては、水門の本体工事並びに堤外水路掘削、ゲート、上屋の工事等を実施いたしまして、平成28年度末に新しい水門が完成する予定というふうに聞いております。  あわせまして、大野バイパスというところで御質問がございました。これにつきましては、市といたしましては、合併以前からの懸案事項の一つとして捉まえております。  今現在、府の赤田川の改修が進んでおりまして、また今お話しさせていただきました赤田川樋門の国の事業があります。それに合わせまして、いろんなところで、先ほど私が申し上げましたような迂回路というふうな工事も、今、実際にされている中で、この今の大野に関しまして、勝手神社の前の道、狭隘な道路でございますけれども、懸案事項の一つとして解決できないかというところで、かねてから国・府に対して要望を続けているところでございます。  ただ、現在につきましては、はっきりと国・府からは大野バイパスの工事、道路の工事についての決定的な回答というのはないわけでございます。今の樋門等の工事に絡めましていろんな迂回路を設置するについて、そういう迂回路的な工事が必要だというふうな位置づけは聞いておるところでございますけれども、その実現に向けまして、これからも要望を続けてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 酒井さん。 ◯21番(酒井 弘一) 平成28年度に赤田川樋門の完成ですから、今が平成27年に入っているわけです。だから、樋門そのものの設計図はできておりますし、赤田川つけかえの設計図もできているわけですから、後はやるだけということになるわけですけれども、現地を私は毎日見ておりまして、本当に随分と広い川幅の排水口部分といいますか、樋門から外へ、つまり木津川の流域内へ、随分と広い土地が、今、どんどん土が掘り下げられて、将来の流路が建設に入っているわけです。  そういうこととあわせて、バイパスの話、今、部長が決定的とは言えないけれども、要望を続けている。できるであろうと多くの人が信じているわけですけれども、大体のコースも、案ではありますけれども、見ています。家の並んでいる部分を避けて、現在の赤田川流域沿いにバイパスを建設していくという、そういうことになるわけですけれども、その真上に残念石が、真上というか、真下に係るわけですね。だから、間違いなく今のままほっとくことはできない。だから、残念石をどうするかということは、事は急ぐわけです。市としての方針、教育長の答弁では、保存に向け関係各課ということは、今後、市の中で、庁内で協議をしていきたいということだとお聞きしましたけれども、今、保存のことについては、方向性、決定はまだされていないんでしょうか、教育長。 ◯議長(倉 克伊) 教育長。 ◯教育長(森永 重治) 教育長であります。  酒井議員の再質問にお答え申し上げます。  教育委員会の内部としては、この江戸時代の初期の歴史的な貴重な遺物でありますので、できるだけ現地の中で保存できないかということ、それから可能な限り子どもや、また市民の多くの人に見てもらえる可能な範囲のスペースとか、そこへの道はできないかというところ、もちろん治水工事としての樋門の工事、また河川の流水経路の問題という非常に大きなことがありますので、その条件の許す範囲の中で、そういった歴史的遺物を残して、それがまた見学といいますか、親しめる、そういった空間とかというのができるものかどうか、そのことについて、関係部局と協議をして、国・府の工事がそこへ来ておりますので、そこへ向けて要望していく。その要望へ向けての、まずは市内部としての協議を固めていきたい、そういった状況であります。 ◯議長(倉 克伊) 酒井さん。 ◯21番(酒井 弘一) 教育長にお尋ねします。  その協議は、いつをめどにされているんですか。私は、樋門やバイパスの工事の関係から言えば、今年度だと、今年度に方向を出さないと、もう間に合わないと思っておりますけれども、どうなんでしょうか。 ◯議長(倉 克伊) 教育長。 ◯教育長(森永 重治) できるだけ早急に、何せうちが今思っている部分が実現できるということが大事なことですので、そこへ向けて早急に協議をしていきたいと、そう思っております。 ◯議長(倉 克伊) 酒井さん。 ◯21番(酒井 弘一) 教育長、残念石ということについて、インターネットなんかごらんになったことがあるでしょうか。  冒頭から、木津川市加茂町のという言葉が出てくるわけです。いろんなデータや資料がありますので、全てがそうとは言いませんけれども、加茂町のこの残念石の存在は、大阪城にかかわるもの、または残念石を認識している人にしてみたら、もう当然のことなんですね、あることはもう周知されているわけです。  私は、この話をしている中で、実は木津川市内、ほかにもあるんだということを初めて知りました。部長、御存じでしょうか。 ◯議長(倉 克伊) 教育部長。 ◯教育部長(森本 直孝) 教育部長でございます。  酒井議員の再度の御質問にお答えをいたしたいというふうに思います。  私のほう、大野のほうの残念石のほうにつきましては、見に何度か寄せていただいておりますけれども、他の地域でというのはちょっと承知をいたしていないというところでございますので、申しわけございません。 ◯議長(倉 克伊) 酒井さん。 ◯21番(酒井 弘一) 山城町なんですよ。山城町域の木津川にあるんだそうです。私は、まだ残念ながら知ってから日がないので、現物は見ていませんけれども、写真で見たら、間違いなくそうです。間違いありません。数は少ないです。  大野の下流の法花寺野地域、鹿背山地域、そして山城町の旧平木橋のあたりなどなどが記録には残っています。鹿背山に今あるのかどうかはわかりません。私は知りません。法花寺野のところの法花寺野浜のところも、もう砂に埋もれていて、見えない状態だそうです。  しかし、現実に赤田川の河口にあるのは、数も数だし、はっきりと確認できるわけですね。何としても保存してほしいと思いますけれども、早急にという答弁をいただきました。私は工事の関係から言えば、今年度に市の方針をまとめ上げていかなければいけない。  ただし、ここもそうです。さっきから申しているように、木津川市が一定の方向性をまとめる上で、先ほどふるさと案内・かもの名前も上げましたけれども、関係者がどんなふうに望んでいるのか、もっと意見や思いを聞くべきじゃないかと、市の方針を決める際に。それをお願いしたいと思いますけれども、教育長、どうでしょうか。 ◯議長(倉 克伊) 教育長。 ◯教育長(森永 重治) 再質問にお答えいたします。  基本的に、地域のNPOのふるさと案内の方等の意見等も踏まえて進めてまいりたいと思っております。 ◯議長(倉 克伊) 酒井さん。 ◯21番(酒井 弘一) よろしくお願いします。  市長が今議会で「マチオモイ」という言葉を使われました。自分のまちは、こんなにいいことがある、こんないいものがある、住民が誇りに思い、それを外へ発信していこうという、そしてその結果、外から人々が訪れてくれるであろうことを願う、そういう言葉であります。  伐採された御藪の中に希少植物がありました。それも伐採で消されかけたわけですけれども、関係者の努力と淀川河川事務所の決断で保護されることになり、一部が移植されました。今、削られている場所から移されたわけであります。これは災害対策という問題と、それによる自然の改変、自然破壊を最小限に食いとめていこうという努力の結果であります。  残念石をめぐっても、交通安全、また住民の利便性確保のために行うバイパス建設、樋門建設、それとこの歴史的な文化遺産の保存、ぜひとも両立させていただきたいと思います。  文化財や貴重な自然は、それだけが決して点で存在するわけではありません。その地域の中にあって、人々から大事にされ、住民生活と共生・共存していてこそ、値打ちがあり、訪れる人は、そこに住む住民の生きざまを含めて感動するものだと思います。  ぜひとも、関係市民が木津川市、よく決断してくれたと、そう誇りに思えるような結果を残していただきたいし、私にも木津川市への誇りを感じさせていただきたいと思います。最後に、市長からの思いをお聞きしたいと思います。 ◯議長(倉 克伊) 市長。 ◯市長(河井 規子) 酒井議員の御質問にお答えいたします。  これまで本当にまちの大切な、守っていきたいものについても、随分努力もしてまいりました。例えば、大仏鉄道の遺構につきましても、道路にかかるという状況の中で、URが大変協力をいただいて、そこを迂回をしてわざわざ道路をつけていただき、今、残っているという経過もございます。できる限り、やはり歴史遺産、そういったものについては、これからも大切に残していきたいというふうに思っておりますので、最大の努力はしたいと思っております。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 酒井さん。 ◯21番(酒井 弘一) 以上で、質問を終わります。  ありがとうございました。      ──────────────────────── ◯議長(倉 克伊) ただいま10時56分、11時10分まで休憩いたします。    午前10時56分 休憩    午前11時10分 再開 ◯議長(倉 克伊) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  続きまして、2番目、公明党、柴田はすみさん。    (柴田 はすみ君質問席へ移動) ◯7番(柴田 はすみ) 7番議員、公明党の柴田はすみです。  代表質問に入らせていただく前に、少し御挨拶を申し上げます。  さきの統一地方選挙では、公明党に対しまして市民支援者の皆様には多大なる応援をいただきました。今回の統一地方選、公明党は、重点政策といたしまして、生活者支援の充実、人がいきる地方創生として、若者や女性の活躍、中小企業、農業、観光業など雇用の創出、買い物弱者対策、地域包括ケアシステムの推進など、子ども・子育て支援制度実施などを掲げ、全国で訴えてまいりました。私も候補者の一人として、しっかりと市内で語ってまいりました。  木津川市としましては、無投票という結果でしたが、これから4年間、ネットワーク政党・公明党の強みを生かし、国や府と連携し、皆様が安心・安全に暮らせるよう市政をチェックするとともに、皆様の声を政策提言できるようにしっかりと頑張ってまいります。  それでは、公明党会派を代表いたしまして、通告に従いまして質問をいたします。  河井市長も、市長として3期目をスタートされました。市長は、4年間のまちづくり基本方針の中で、人口減少対策の一環として国が進めている地方創生への取り組みの木津川市版の立ち上げ、健全財政の継続、子育て支援No.1を3本柱に掲げられました。  そこで、所信表明全般から何点かもう少し具体的にお聞きいたします。  1、地方創生について。  木津川市まち・ひと・しごと創生総合戦略推進委員会を立ち上げ、市にとって何が一番重要であるか等、検討をしていただいていることと思います。今後の方向性について、シティプロモーションの中身など、お話しください。  2、子育て施策について。  1)子育て支援No.1の河井市政では、3人目の子どもから保育料の無料化、また中学卒業まで医療費の無料化、病後児だけでなく本年度より病児保育も実施をされております。大変ありがたいと、皆様喜んでおられます。また、以前、一般質問で提案いたしました就学前の子育ての相談や、関係機関との調整行うための専門員「保育コンシェルジュ」が設置されるとのことですが、内容は。  2)いよいよ「子ども・子育て新制度」がスタートいたしました。国のほうでは、「チャイルドファースト社会」を目指し、認定こども園や放課後児童クラブ、待機児童の解消、産前産後ケア等を進めていく方針が出されております。本市では、認定こども園については、以前より進めていくとのことでしたが、状況は。また、放課後児童クラブの体制は万全か。  3)忙しいママのためにスマートフォンで、子育ての記録等が残せるアプリを府が開発いたしました。八幡市など、スマートフォンで子育てが確認できる、そういうものを使っている自治体がふえております。考えは。  3、健全財政について。  実質単年度収支が7年連続で黒字など、最大限の努力をされていることは評価いたします。しかし、市長が心配されているように、扶助費の大きな伸びや、公共事業の推進、地方交付税の減額など、状況は厳しいものがあると思います。いつも市長は、スクラップ・アンド・ビルドと言われておりますが、具体的な考えは。  4、高齢者施策について。  1)高齢化社会の進展に、認知症対策は喫緊の課題です。認知症カフェの取り組みは、これまでも多くの議員が提案してまいりました。具体的な取り組み状況は。  2)平成27年度は、第7次高齢者福祉計画・第6期介護保険事業計画が策定され、最後まで住みなれた地域で自分らしい生活ができ、きめ細やかなサービスが受けられるよう、地域包括ケアシステムの構築が急がれます。要介護状態にならないための介護予防事業も健康長寿には欠かせないものです。市の現状と対策は。
     また、山城地域は高齢化が進むと予測されているにもかかわらず、日ごろの買い物をするところがなく、大変困っていると聞きます。こういった買い物難民の対策はどうしますか。  よろしくお願いいたします。 ◯議長(倉 克伊) 市長。    (市長 河井 規子君登壇) ◯市長(河井 規子) 柴田議員の御質問にお答えいたします。  1問目についてお答えいたします。  「木津川市に住みたい。住み続けたい。木津川市民で良かった。」と実感していただけるまちを目指すことが重要であると考えております。  本市には、豊かな自然環境や歴史文化に触れられる国宝などの歴史遺産、企業や研究機関が集積するなど、豊富な観光資源と最先端の科学技術を有するまちでありながら、合併して生まれた新しいまちであることから、まちの知名度が低いのが実情であります。  今後は、市が持つ地域資源をさらに発掘し、それらを磨き上げ、輝かすことによりまして、木津川ブランドとして、国内はもとより、世界に木津川市の魅力を発信することで、認知度や好感度を上げることが必要との思いから、まちのブランディングを意識したまちづくりを始めることといたしました。  これらを効果的に進めることで、市民の皆様には、まちに愛着を持っていただき、定住化を図るとともに、観光客などを誘客し、交流を促進させて、元気で活力のあるまちにしたいと考えております。  次に、2問目の1点目についてお答えいたします。  保育コンシェルジュは、子どもが健やかに成長できる地域社会を実現するため、子ども及びその保護者または妊娠している方が、教育・保育施設や地域の子育て支援事業などを円滑に利用できるよう専門の職員として配置し、子育てについての情報提供、相談、助言、関係機関との連絡調整などの必要な支援を行うことを目的といたしております。  次に、2問目の2点目についてお答えいたします。  認定こども園につきましては、平成26年度に策定をいたしました「子ども・子育て支援事業計画」の普及に係る基本的な考え方を定めております。今後は、ニーズ量や園児数の動向を見ながら、開園を進めてまいります。  放課後児童クラブの体制につきましては、万全な体制を目指し、児童数の増加が見込まれます梅美台地区・州見台地区・城山台地区において、施設整備を進めております。  次に、2問目、3点目の御質問にお答えいたします。  木津川市では、京都府の子育て支援サイト「ちゃいるす」のチラシを乳幼児健康診査や乳幼児相談時に配布をいたしております。登録された方は、健診や予防接種などの記録を自分で入力し、活用をされています。  また、子育て家庭が必要な情報を手軽に入手できる京都府のスマホアプリ&ウェブサイト「まもっぷ」が4月17日から運用を開始されています。  本市におきましても、「まもっぷ」の普及・活用を通じて、子育て家庭の外出と社会参加を支援してまいりたいと考えております。  次に、3問目の御質問にお答えいたします。  本市では、限られた財源の中で、健全財政を維持しつつ、時代に応じて生まれる新たなニーズに対応していくため、スクラップ・アンド・ビルドの取り組みを進めてまいりました。  具体的な事例といたしましては、チャイルドシート義務化から10年が経過し、着用の普及促進という所期の目的を達成したチャイルドシート購入補助金を廃止し、子育て支援医療費の拡充、またつどいのひろばの開設などの財源として、子育て支援施策の充実を図ってまいりました。  また、小学校の有人警備を機械警備に切りかえまして、赤外線センサー、防犯カメラ、インターホンなどの設置による学校施設の効果的な防犯対策を講じました。  加えて、修学旅行補助金を廃止いたしまして、ICT教育やステップアップ・ホップアップ学習等といった学校教育の充実を図ってまいりました。  これらの取り組みにより、平成26年度全国学力調査の結果、小・中学生ともに全国平均を上回り、中学生は全国的に見ても高水準であったなど、大きな効果も見えてきたところでございます。  今後も、既存事業全てについて不断の見直しを行い、その財源を時代のニーズに合った、より必要性の高い新規事業や既存事業の充実に活用することによりまして、市民満足度の高いまちづくりを進めてまいりたいと考えております。  次に、4問目の1点目について御答弁申し上げます。  市の取り組みといたしましては、府下の他市町村の状況を聴取し、実際に開催されている認知症カフェの視察を行うなど、実践に向けて研究・検討を行い準備をしているところでございます。  次に、4問目、2点目の御質問にお答えいたします。  現在、市においては、元気な高齢者を対象に一次予防事業のデイサービスや啓発事業を実施、虚弱な高齢者を対象に二次予防事業のデイサービスを実施いたしております。  今後、介護予防事業の推進・生活支援の充実を進めていくため、地域住民や関係機関と連携を図り、住民主体による支援や保健医療の専門職によるサービスの展開に向けまして協議体を設置し、具体的な検討を進めてまいります。  今後、地域の実態や住民のニーズを把握し、買い物を含めた生活支援サービスのあり方について検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 柴田さん。 ◯7番(柴田 はすみ) ありがとうございました。  最初の地方創生の戦略会議の内容について、もう少し詳しく聞いていきたいなというふうに思っております。  「マチオモイ部」というのが発足されるという話を先日来より聞かせていただいております。本当に大成功すればすばらしいなというふうには思っておりますが、公明党は「人が生きる地方創生を」とのテーマで、地方版長期ビジョン、総合戦略づくりに積極的にかかわっていきたいというふうに考えております。  全国の中でも、京都府においても、人口減少ではなく、人口増の唯一の自治体が、この木津川市であると思います。ほかの市とは違った施策が求められるんではないかなというふうに思っておりますが、その辺はどう考えていただいておりますか。  また、国のほうで相談窓口を設けることで、地方創生コンシェルジュを派遣をするという、そういう事業もあるそうです。これをどのように活用されていこうかというふうに考えておられますか。 ◯議長(倉 克伊) 市長公室長◯市長公室長(尾崎 直利) 市長公室長でございます。  柴田議員の御質問にお答えをいたします。  まず、1点目でございますが、人口につきましては、この間申してまいりましたように、ありがたいことに人口が伸びているところでございます。  ただ、日本の人口というのは、今後減少するということがもうはっきりしているというか、明確になっていると思ってございますので、私どももいつまでも人口が伸びていくまちということではないと思っております。それを受けまして、今伸びている間にこそ、そういう減少の対応をしていく必要があるということで、今回の取り組みも進めていこうというように考えているところでございます。  それと、2点目につきましては、いわゆる国からの、そういう専門家の支援というのもございます。  今、今後取り組んでいくべき事業というのをまとめてございますので、その中で活用できるものについては、それを活用させていただきながら進めてまいりたいというように考えているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 柴田さん。 ◯7番(柴田 はすみ) 地方総合戦略会議というのは、もう一度でもされたということでよろしいんでしょうか。 ◯議長(倉 克伊) 市長公室長◯市長公室長(尾崎 直利) ただいまの御質問にお答えいたします。  委員会につきましては、第1回を立ち上げさせていただきまして、ただいまアンケート調査をさせていただいているところでございます。この結果をまとめまして、第2回を進めていこうというような手順で進めております。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 柴田さん。 ◯7番(柴田 はすみ) マチオモイ部というのができたということだったので、その地方総合戦略会議の中で決めていただいて、スタートが決まったのかなというふうに思ったので、聞かせていただきました。また、しっかりとその中で、どういう策が一番木津川市に合っているのか検討していただきたいなと思っております。  市長の所信表明の中で、地方創生のかなめとして、女性の活躍・若者の活躍は大変重要と考えております。市長は、所信表明の中で、若い世代が安心して働ける雇用の創出のため、あらゆる分野の企業を誘致する、そのように話されましたが、女性の活躍については、この中では触れておられませんでした。  全国の自治体の中では、マザーズ・ハローワーク、また女性の仕事への応援の事業をされております。木津川市は、若いママさんも多いですし、これからもふえていく予測です。今のハローワークをマザーズにも優しい、そういう応援できるような、そういった考えはありませんでしょうか。 ◯議長(倉 克伊) 市長。 ◯市長(河井 規子) 柴田議員の御質問にお答えいたします。  女性が輝ける、女性が活躍できるというのは、そういった場所を創出することも大事だというふうに思っております。  そういう点では、働く場ということでは、企業誘致でありますとか、今、大型店舗もございまして、多くの方がそこで働いておられるというのも現状です。  そういう点では、働ける、そういった場を創出するということと、そしてやはり働きやすい体制ですね、せっかく仕事についてもなかなか子どもがいると働きづらいという環境にならないように、両方の面で応援できるように頑張っていきたいなというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 柴田さん。 ◯7番(柴田 はすみ) ありがとうございます。  木津駅の近くのハローワークの中に、女性専門の相談員が常駐するみたいな、そういうものができればいいなというふうに思って、この質問をさせていただきました。その辺はどうでしょうか。 ◯議長(倉 克伊) 市長。 ◯市長(河井 規子) 柴田議員の御質問にお答えをいたします。  今、警察のほうも女性の方が、なでしこ交番ですか、配置されて、非常に相談しやすい体制を整えられたというふうに聞いていますので、ハローワークさんのほうにもそういった意見として伝えさせていただきたいなというふうに思います。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 柴田さん。 ◯7番(柴田 はすみ) それでは、よろしくお願いいたします。  きのうからずっと地方創生、内容が同じなので、ちょっと同じような質問になってしまうかもわかりませんが、このたび空き家対策の推進に関する特別措置法が制定をされました。  倒壊などの危険がある、衛生上著しく有害である、景観を著しく損なっている、周辺の生活環境に悪影響を与えている、このいずれかに該当する空き家を特定空き家と認定をし、立入調査や所有者に対する修繕、撤去、勧告、命令が可能となりました。所有者が勧告に従わなければ固定資産の優遇措置を打ち切る、また命令に従わない場合は解体も行える、この法律は、市町村にまち再生の権限を委託されたようなものです。それだけに、特定空き家をふやさないためにも補修費の助成や貸し出し、さらには空き家を生かした地域活性化へのアイデアの創出も重要かと思います。どのようにお考えいただいていますか。 ◯議長(倉 克伊) 市長公室長◯市長公室長(尾崎 直利) 市長公室長でございます。  ただいまの御質問にお答えをいたします。  まず、この空き家の対策につきましては、いわゆるもう廃屋になってしまっているもの、これにつきましては、今御紹介いただいたような内容があるのかなと思ってございます。  そこに至るまでのものにつきましては、やっぱり活用していくことによって廃屋にならないという施策が必要だというように考えてございまして、この3月議会でも御答弁を申し上げましたが、今回を利用させていただいて、まずはデータベースをつくるという形を考えてございます。それを受けまして、どのような形をとっていくのかというのを考えてまいりたいというように考えているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 柴田さん。 ◯7番(柴田 はすみ) ありがとうございました。  けさも、ある市民の方から、隣がもう何年もほってあって、空き家が、木は伸び放題、いろんな虫がいっぱいうようよいてて、これがシロアリだったら大変だなと、本当に御近所の方は何回も市のほうにも苦情を言っていますし、市もしっかり担当者の方と動いていただいているんですけれども、でも持ち主の方が全然動いてくださらないので、もうどうしようもないまま10年も15年もほってあるという話を聞かせていただきました。  そういうもう本当に廃屋にしかしようがないようなところ、そこら辺をどうしていくか、条例制定とか、その辺の考えも含めながら対応する、使えるものは使っていく、何かの形で使っていく、使えないものは、そういう形で何か解体する、そういうふうな形にしていくというふうに捉えてよろしいでしょうか。 ◯議長(倉 克伊) 生活環境部長。 ◯生活環境部長(岩木 雅邦) 生活環境部長でございます。  柴田議員の御質問にお答えいたします。  先ほど基本的な理念につきましては、公室長のほうから答弁いたしました。今後は、私どものほうの中で、法整備を図られましたので、どうしていくかという形を進めていきたいと思います。  議員御心配のあることは十分承知しておりますので、今後も含めて進めていきたいと思います。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 柴田さん。 ◯7番(柴田 はすみ) ありがとうございます。  それでは、1問目の地方創生のほうの質問は終わっておきたいと思います。  2問目の子育て施策についてということで、再質問をさせていただきます。  保育コンシェルジュ、舌かみそうなんですけれども、していただけるということでした。  新制度は、全ての子どもの幸せのために、親のライフスタイルや住む地域を問わず、日本に生まれ育っている全ての子どもの発達を保障するものです。そのためにも、親の自立を促し、女性の働き方を応援しようという今の時代にかなった内容であると思っています。  国は、新制度の骨格を示し、必要な財源も用意し、これを具体化することが、自治体の我々の仕事だと思っております。市としては、保育コンシェルジュ事業がそれに当たるのだとまずは思っていいるんですが、これをワンストップで相談を受ける体制にあれば、このコンシェルジュはどういう形で置いていく、例えば市役所に置くとか、子育て支援センターに置くとか、どういう体制で置いていただけるように考えていただいていますか。 ◯議長(倉 克伊) 保健福祉部次長。 ◯保健福祉部次長(竹谷 修身) 保健福祉部次長でございます。  柴田議員の御質問にお答えいたします。
     保育コンシェルジュにつきましては、子ども・子育て支援新制度におきまして普及・促進を図っていく事業として位置づけがされております。  事業の実施時期につきましては、事業計画の中に、平成28年度事業としての位置づけをしております。配置人数は、1名を予定しております。また、実施場所につきましては、子育て支援担当課を予定しております。  この事業計画につきましては、5年を1期とします市町村計画ではございますが、5年間見直すことができないといったものではございません。配置場所、人数等につきましては、ニーズに応じて適宜見直すことが可能というふうになっております。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 柴田さん。 ◯7番(柴田 はすみ) ぜひとも子育て支援センターでも、身近なところで子どもを連れて相談に行けるような、そういう保育コンシェルジュ体制を敷いていただきたいなというふうに思っております。  もう1つなんですけれども、我がまちに来て安心して子どもを産み子育てができる、経済的にも社会保障も充実させていくことが大変重要ですし、子育て施策を一つ一つの施策ではなくて、きのうもどなたか議員が言っておられましたけれども、切れ目のない子育てということで、産前産後、そして保育、教育へとつなげていくためには、切れ目のない総合的なフォロー、そういう施策があればいいと思っております。  今、大変話題にもなり有効とされているのが、フィンランド母子支援制度をモデルにした日本版ネウボラ事業というのがあります。それを行っておられる自治体がふえていると聞いております。妊娠・出産期から育児期までの子育て支援策を充実させる総合的な施策というふうに聞いております。  フィンランドでは、どの自治体もネウボラという子育て支援を行う施設があって、ネウボラとは、フィンランド語でアドバイスする場所という意味だそうです。妊娠から出産、子どもが生まれた後も、基本的には6歳まで切れ目なくサポートを提供する総合的支援サービスです。  これについて、検討をされたこととか、聞いたこととか、そういうことはありませんでしょうか。 ◯議長(倉 克伊) 保健福祉部次長。 ◯保健福祉部次長(竹谷 修身) 保健福祉部次長でございます。  柴田議員の再度の御質問にお答えいたします。  ネウボラにつきましては、先日も私、直接、フィンランド大使館のほうに電話しまして、御説明を受けました。  本市のほうで、この同様の施設を実施するのであれば、子育て支援センターが一番適切であるというふうに考えております。  先ほど柴田議員の御質問の中に、最後に保育コンシェルジュを子育て支援センターに配置してほしいという話もございましたけれども、当然、国の要綱の中では、身近な場所、日常的に利用できまして、かつ相談機能を有する施設や市町村窓口に子育て支援センターを置くことができるというふうになっておりますので、この子育て支援センターを活用いたしまして、ネウボラの役目も担っていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 柴田さん。 ◯7番(柴田 はすみ) ありがとうございます。  コンシェルジュももちろんですけれども、このネウボラの事業も、今、いろんなところでされております。  千葉県浦安市では、昨年の10月から全ての妊婦と面談をして、一人一人の状況に応じた子育てケアプランをつくっている。あとは、1歳の誕生日前後に計3回作成して、2回目以降は、いろんな商品券を贈ったり、そういうことをしているところもありますし、また埼玉県和光市では、妊娠届を受理する窓口を戸籍住民課から保健師や助産師のいる市保健センターの4カ所に変更して、専門家を常駐して、相談に乗れる体制を目指している。また、三重県の名張市でも、市内15カ所の相談窓口をつくって、名張版ネウボラとしても利用しているというふうなこととか、いろんなやっぱりお母さんたちが相談しやすいように、また産前から、妊娠をしたときから、ずっと子育てまで切れ目のない、そういう形のことをされていますので、ぜひ使えるところは使ってもらって、保育コンシェルジュとともに一緒な形の総合的な切れ目のない子育て支援をしていただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いしたいと思います。市長、その辺、どのようにお考えいただいていますか。 ◯議長(倉 克伊) 市長。 ◯市長(河井 規子) 柴田議員の御質問にお答えいたします。  子育てというのは、特に初めての子育てというのは、非常に不安が大きくて、これでちゃんと育っているんだろうかとか、平均に育っているんだろうかとか、いろいろ不安がいっぱいだというふうに思います。私も、特に1人目というのは、そういう状況だったというふうに思います。そういったときに、本当に身近なことをすぐに聞ける体制、そういう体制が本当に安心につながります。  そういう点では、今、子育て支援センターやつどいのひろば、またいろんな民生児童委員さんも、いろんな身近な施設を利用して、子どもたちと触れ合いの場ということで、いろいろ社協さんも皆さんがいろんな場面で子どもたちとの触れ合い、また相談できる場をつくっていただいております。  そういうところも含めまして、今、ネウボラといった、そういったフィンランドの施策も聞かせていただきました。やはり、子育てが本当に安心してできるというのは、いろいろな不安を早く解消する、仲間づくりをする、そういうことだと思いますので、できるだけそういった施策についても充実してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 柴田さん。 ◯7番(柴田 はすみ) ありがとうございます。  認定こども園につきましては、園児数の動向を見ながら開園を進めてまいりますということなんですが、今、そういうどこら辺が認定こども園になるとか、そういったまだ何も決まっていない状態でしょうか。 ◯議長(倉 克伊) 副市長。 ◯副市長(田中 達男) 副市長でございます。  認定こども園につきましては、去る平成25年のときに、木津川台幼稚園用地に関しまして、当初、幼稚園の誘致を計画しておったわけですが、なかなか実現を見ることができなかったということで、幅を広げての変更をさせていただいたと。その後、開園を目指しまして、近鉄といろいろと今協議をしておりまして、今、きょうの時点でまだ具体的には申し上げられませんが、協定書の期限内に実現できるように今努力中というところでございます。  以上です。 ◯議長(倉 克伊) 柴田さん。 ◯7番(柴田 はすみ) ありがとうございます。  若いお母さんたちと話していたら、そんなところがあったらいいねとやっぱり皆さんおっしゃっていますので、ぜひとも早期に実現をしていただきたいなというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。  3点目のスマホ版母子手帳という形で、子育て支援サイトの京都府では「ちゃいるす」とか、また「まもっぷ」とか、そういう形で、いろいろ京都府としては応援をしていただいています。  ここのところで間違って書いたのは、私はそれを使って八幡市さんが始められたのかなと思ったんですけれども、よくよく八幡市さんの話を聞きましたら、八幡市さんの「キッズビュー」という施策なんですけれども、これは出産後から子どもさんの育ちをスマホで確認しながら保育士さん、保母さん、保健師さん、臨床心理士、そういう方と共有してほしいというお母さんの声があれば、そこにアプリというか、IDを入れてすれば、スマホの中で、何カ月だったらここまでできているよとか、ここまでできていないん違うとか、これを何で始めたかと言ったら、やっぱり気になるお子様がちょっとふえてきているというのが八幡市の考えだそうです。ちょっと障害とまではいかなくても、ちょっと特徴のある子どもさんがふえてきて、お母さんが思う子どもさんと保育士さんが見ておられる子どもさんとでは、ちょっとニュアンスが違って、何でも、病気でもそうですけれども、早期発見・早期治療というのが大事だということで、早くお母さんがそれに気づいて、自分の子どもさんの特性に気づいて、いい形で指導できるようにというふうな形のものが「キッズビュー」というものらしいですが、御存じでしたか。 ◯議長(倉 克伊) 市長。 ◯市長(河井 規子) 柴田議員の御質問にお答えいたします。  ちょっとネットのほうで調べさせていただいて、こういうのが出てまいりまして、こういう形でやっておられるということもわかりました。  ちょっと私も、こういうことをされているということがチェックできておりませんでして、どういう形で御利用されて、どういう効果があるのかということも聞いてみたいなというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 柴田さん。 ◯7番(柴田 はすみ) ありがとうございます。  担当者の方は、まだ始めたばっかりで、そんなにたくさんの登録はないんですけれどもということで、だんだんでもふえてきていますというお返事でしたし、また京都府で始めておられるのとはまた違った形の方法があるんだなというふうに私も感じさせてもらって、すごいなと思ったので、御提案をさせていただきました。  予防接種とかも、今、予防接種ナビというのがあるらしいです。忙しいママやパパにとって大変な子どもの予防接種スケジュールの管理をサポートするアプリ「予防接種ナビ」というのがどこかで開発されて、東京の町田市や、神奈川県大和市など、予防接種とは、いっぱい三種混合やら四種混合やら、いろんなものがいっぱいあって、子どもさん3人、4人いらっしゃる方は、本当にごちゃごちゃになっているみたいで、そこら辺がちゃんとできるというのが、そういう予防接種ナビというものらしいです。  それは、アプリでしたら、70万円ぐらいかかるかなというものらしいんですけれども、またその辺もしっかり子育て支援課のほうで考えていただいて、京都府のアプリと一緒にこういうものを使えないかなというふうなことも考えたんですが、その辺、支援課のほうどうでしょうか。 ◯議長(倉 克伊) 保健福祉部次長。 ◯保健福祉部次長(竹谷 修身) 保健福祉部次長でございます。  柴田議員の再度の御質問にお答えいたします。  現在、京都府では「ちゃいるす」というアプリがございます。これは、母子手帳のかわりになるサイトだと考えております。それと、「まもっぷ」というサイトがございます。これは、お母さんが外出される際に、授乳室とかトイレの確認ができるサイトでございます。  この2つを中心に、現在は、普及を図っていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 柴田さん。 ◯7番(柴田 はすみ) 子育て支援No.1の木津川市ですし、もう本当に子どもさんが安心してお母様たちが子育てできる、そういうことなら努力を惜しまないという市長だと思いますので、どうぞ進めていただきますようによろしくお願いいたします。  次の質問に行きます。  健全財政についてということで、市長のほうからたくさん今までしていただいた話をしていただきました。  今回からどういうことをしていただくんかなと思うんですけれども、国の方針といたしましては、国はジェネリック医薬品を80%にすることで、1.3兆円の効果がとか、また救急車の有料化、またこれはあくまでも案ですけれども、少子化による教員を減らすとか、いろんなことが780億円の効果があるというふうに言われている、あくまでも検討課題というふうに言われておりますが、市としても事業仕分け等で毎年いろんなことを検討をしていただいて、こんな結果を、今、市長から話していただきました。  1つだけ御提案といたしまして、市有バスや公用車をリースにすることで削減効果があるというふうに、そういうことをされているところもあると聞いておりますが、その辺、御検討されたということがありますか。また、公用車の今の実態について、お話しできる範囲でよろしくお願いいたします。 ◯議長(倉 克伊) 総務部長。 ◯総務部長(中島 久文) 総務部長でございます。  柴田議員の御質問にお答えをさせていただきます。  公用車のリースで購入したらどうかという御提案でございますけれども、これにつきましては、市のほうで、公用車適正化の委員会というのも設置しております。その中で、過去から減車の方向で進めているといったこととか、あと公用車の買いかえのことにつきまして、その中で協議しているわけでございますけれども、一定、リースで買いかえるという案のほうも検討させていただきました。  ただ、現状で公用車を10年以上使っているといったようなこともございまして、リースとの損益分岐点を考えますと、現状では、購入で長く使えるだけ使ったほうが得だというふうに考えておりまして、現在では、購入のほうで進めているところでございます。  以上でございます。  柴田さん。 ◯7番(柴田 はすみ) ありがとうございます。  精華町のほうでは、何か一斉に買いかえなければいけないような事態になったので、とりあえず4台だけリースにしてみようということで始めておられるそうです。  一括で全部買いかえるというのは大変なんで、そこら辺で考えられたそうで、車検とか定期点検は全てリースの会社がしてくださる。古い公用車よりハイブリッド車や低燃費車をリースするほうが、ガソリン代とかの削減、またCO2の削減にもつながるというふうにいうことでされるそうです。向日市とか鈴鹿市でも、そういう事業を始めておられるそうですので、またぜひ公用車適正委員会等で検討していただきたいなというふうに思いますが、どうでしょうか。 ◯議長(倉 克伊) 総務部長。 ◯総務部長(中島 久文) 総務部長でございます。  柴田議員の御質問にお答えさせていただきます。  木津川市のほうでは、一斉に買いかえるというようなことはございませんでして、毎年大体四、五台程度のほうを順番に買いかえているところでございます。  経費の平準化といった意味では、リースで毎年一定額のほうを支払いする方法もございますけれども、先ほど申し上げましたような形で損益の分岐を考えますと、現在の方法がいいかというふうに結論はしているところでございますけれども、今後、またそういったものにつきましても、また委員会の中で協議は継続していきたいというふうに思います。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 柴田さん。 ◯7番(柴田 はすみ) ありがとうございます。  それでは、またどうぞよろしくお願いいたします。  では、高齢者の施策について再質問をさせていただきます。  認知症カフェということで、先ほども言いましたが、いろんなところでいろんな形で、今、されています。うちでもしていただくということでしたし、先日来より何人かの議員さんも、このことについてお聞きをされているところでございます。  研究・検討の準備段階なんですけれども、どうでしょうか、何かどこか既存の施設を使ってするとか、どこかの今されている喫茶店を使って、何曜日の何時から何時は認知症カフェにしてくださいという形の委託まではいかなくても、そういう形にするか、何かもうちょっと具体的にまだ進んでいないんでしょうか。 ◯議長(倉 克伊) 保健福祉部長。 ◯保健福祉部長(森 功) 保健福祉部長でございます。  柴田議員の再質問にお答えいたします。  認知症カフェにつきましては、昨日も御答弁させていただいたところでございますが、今現在、種々いろんな方法を検討しているというところでございまして、基本的には、認知症の方がカフェに気軽に行けて、それでそこで孤立しなくて、地域となじんで住んでいっていただくということをどういった形でやれば一番よいかということを今現在検討しているところでございます。  府下の市町村の取り組みも参考にしながら、いろんなやり方でやられております。一般市民の方を対象にしたカフェもございますし、認知症の方及びその家族の方だけを対象にしたカフェもございます。そういったものをいかにうまくやっていくかということを、今現在、検討しているところでございます。できるだけ今年度中には方向性をお示ししたいというふうには考えております。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 柴田さん。 ◯7番(柴田 はすみ) 先日、山城総合医療センターにおいて、「地域医療を考える」というテーマの講演会に参加をさせていただきました。超高齢化社会の医療の医療のあり方等のお話を聞く機会があったんですけれども、府の担当者の方から、認知症対策についても、新しい事業といたしまして、通い・介護からついの住まいまで、認知症の人とその家族の視点に立って一体的に提供される循環型の認知症総合センター構想や、心のケアセンター構想の推進、また初期認知症の方への総合的な支援を行う日本版リンクワーカーの養成、認知症アクションアライアンス、地域の多様な団体等による協定の創設と当事者ワーキンググループの設置等による、認知症の人に優しいまちづくりの推進ということで、今、部長のほうから、どういう形が一番いいのかということをしっかり検討するというふうに言っていただいていたんですけれども、1つだけ他市の例として、東京品川区の「きたいちカフェ」というのがあるんですけれども、これまでというのは、大体社協さんに委託したり、特定非営利活動法人、NPO法人の方が運営したりと、そういう形になっているんですけれども、ここの品川区に今回初めて誕生したのが、きたいちカフェと言いまして、地元の町内会がバックアップをして、子どもや子育て中のお母さんも子どもさんとともに一緒に参加して、みんなでわいわいするという、そういうカフェも誕生したというふうにちょっと聞いて、すごいなと思っておりました。  だから、ぜひともどんな形がいいというのはないですけれども、歩いて通える、小さい単位で、今最初に言いました空き家とかも利用しながら、皆さんが喜んで集えるような、そういうカフェをぜひとも早急につくっていただきたいなというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。  今からするということなんで、これについては何度聞いても一緒かなと思うので、これぐらいにしておきたいと思います。  最後に、介護の2番目の質問のところですが、認知症施策総合戦略に基づき、認知症が疑われる早期の段階から診断やサービスの相談が受けられるよう訪問支援を行う認知症初期集中支援チームというのを全ての市町村で設置すべきというふうに言われておりました。これについては、もううちの市では設置をされていますか。 ◯議長(倉 克伊) 保健福祉部長。 ◯保健福祉部長(森 功) 保健福祉部長でございます。  認知症総合支援チーム初期の対応につきましては、今現在、山城総合医療センターのほうと御相談させていただいているというところでございます。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 柴田さん。 ◯7番(柴田 はすみ) ありがとうございます。
     そしたら、しっかり認知症対策のほうを進めていただきたいというふうに思っております。  超高齢化社会になると、木津より、山城より、加茂は四十何%になるというショッキングなことも、この間の講演会で聞かせていただいたところでございます。認知症患者はふえていくばっかりなんかなというふうに思いますので、くれぐれもよろしくお願いしたいと思います。  2番目の再質問です。  予防事業として公明党が以前より推進しております介護保険料の負担軽減策として、介護保険サービスを3年間利用しなかった元気な高齢者の介護保険料を負担する元気ポイントの導入、また介護支援ボランティアに参加した高齢者には、介護ボランティアポイントを付与し、保険料負担を軽減する制度、そういう制度を何度か訴えさせていただきましたが、それを導入される考えはありませんでしょうか。 ◯議長(倉 克伊) 保健福祉部長。 ◯保健福祉部長(森 功) 保健福祉部長でございます。  柴田議員の再質問にお答えいたします。  介護ボランティアポイントの考え方につきましては、高齢者の介護予防、また生きがいづくりとしての有効な事業の一つであるというふうには考えております。みずからの自発的・主体的な意思を持って、現在、奉仕活動を行っているボランティアさんの思いを尊重しながら、今後、検討は進めていきたいというふうに考えております。  それから、元気ポイントという点につきましては、運動による健康保持の意識を高めて、介護予防にもつながる施策として、他市の事例における事業効果等を参考に検討していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 柴田さん。 ◯7番(柴田 はすみ) これからの高齢者の方は、住みなれたところで最後まで自宅で過ごすということですし、そういうふうな国の施策になっておりますので、介護ボランティアというのは、たくさんこれから御協力をしていただく方をふやしていかなければいけないというふうに思っておりますので、ぜひともこの介護ボランティアポイントについては、生きがいづくりということでお願いしたいなというふうに思っております。  例えば、三重県の松阪市も平成25年の9月から開始をされていまして、現在、270人の登録者がおられるそうです。予算的にも、ポイント還元に100万円弱、事務作業に100万円強というぐらい予算で、そんなにすごいかかるもんではないですし、新潟県の佐渡市でも220人の登録を見ているそうです。兵庫県の赤穂市も、現在155人登録をしていただいているみたいです。大体、皆さん年間最高5,000円までの商品券または現金でされていまして、あと事務事業で社協さんに委託をされているので、100万円ぐらいの委託料という形で、200万円前後の予算で、されているところは、そういうふうにされております。ぜひとも、前に進めていただきたいなというふうに思いますが、どうでしょうか。 ◯議長(倉 克伊) 保健福祉部長。 ◯保健福祉部長(森 功) 保健福祉部長でございます。  柴田議員の再質問にお答えいたします。  いずれにしましても、やっぱり高齢者の方が住みなれた地域で健康で暮らしていただけるということが一番大切なことだと思っております。健康寿命の増進も含めて、若い世代から運動や、それから食事に気をつけて、健康の病気予防を初め介護予防を推進する中で、そういったことを目指していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 柴田さん。 ◯7番(柴田 はすみ) ありがとうございます。  しっかりと高齢者の方がいつまでも元気で暮らせるように進めていただきたいなというふうに思っております。  これは、介護予防というか、認知機能の予防ということで、音楽を使った体操を考えたりとか、市を挙げて何か一つのCDをつくって体操を考えたりとか、これは堺市と関西大学が連携して介護予防体操というのを開発をされたということも載っていました。  うちも近くにそういう大学もありますし、御相談しながら、そういうことも開発していただけたらなと、簡単な身ぶりや足踏み、発声などの簡単な運動で認知予防になるというふうなことも考えていただいておりますし、社協さんを通じながら、市のほうもしっかり後押しをしていただきたいなというふうに思いますので、これは一応提案だけにしておきます。  最後に、山城町の買い物難民の件ですが、買い物難民と言ったら怒られますかね。先日、ずっと続けていただいていた小さなお店が閉められたということで、いよいよどこも山城町内にはお買い物できるところがなくなったというふうに言っておられました。何とかせなあかんのちゃうと言われたんですけれども、先日、山城町のセブンイレブンがリニューアルをいたしました。電話1本で無料で配達をしてくれる、そういうサービスも始められたそうです。でも、閉じこもりがちな高齢者の方というのは、目で見てお買い物をすることが認知予防、また介護予防につながるというふうに考えております。  そこら辺を考えると、やっぱりローソンとかセブンイレブンとか、そういうところに生鮮食品を置いてもらうとか、もっと大きな移動販売を回るとか、そういうそこら辺のことは考えていただいていないですか。 ◯議長(倉 克伊) 保健福祉部長。 ◯保健福祉部長(森 功) 保健福祉部長でございます。  柴田議員の再質問にお答えいたします。  現在のところ、そこまでまだ検討とかしてはございません。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 柴田さん。 ◯7番(柴田 はすみ) 済みません、何年か前もこれをさせていただいたんですけれども、豊中の千里ニュータウンは、もうほんまにかなり高齢化が進んでいる、すごい一大ニュータウンのときはすごかったんですけれども、やっぱりもう一斉に皆さん高齢化になったのでということで、ローソンさんから大きなトラックが来て移動販売をしているというふうに聞いております。そこら辺、もうちょっと山城町も何かそういうふうな考えで一歩進めることはできないかなというふうに思うんですけれども、最後に市長、どうでしょうか。 ◯議長(倉 克伊) 市長。 ◯市長(河井 規子) 柴田議員の御質問にお答えいたします。  私の母も86歳で、本当に自分で買い物へ行くのも、老人カーを押しながら1時間ぐらいかけてぽちぽちぽちぽち行くんですけれども、それも行くところがまだあるというところで、やはり自分で自分の欲しいものを買いたいという思いはどなたでもありますし、やっぱり自分の目で見て品物を選ぶという楽しみとか、それはやっぱりそういう介護が進まなかったり、お元気でいられるということでは、大きいなというふうに思っています。  そういう点では、移動手段がもし確保できて週1回でも買い物が行ける、そういった、今は介護タクシーというのがありますけれども、介護の方にあるというふうに思いますので、あとふれあいのそういった、社協でもふれあいタクシーとかもあるんですけれども、そういった今、とりあえずはすぐにお店を誘致するとか、なかなか難しいところもあると思いますので、そういうふうに移動できる手段というのをできるだけ御利用いただくということも一つの方法かなというふうに思いますが、店のほうに生鮮食料を置いていただくとか、そういうことについては、働きかけていきたいなというふうに思います。  買い物へ行くということは、やっぱり女性も男性も楽しみだというのはよくわかります。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 柴田さん。 ◯7番(柴田 はすみ) ありがとうございます。  山城町は、本当に差し迫って買い物するところがないと、よく聞きます。まだ、加茂も木津も何なと店があるんですけれども、歩いていける範囲ではなかなかコンビニぐらいしかないと、確かにセブンイレブンなんか、今、すごい商品は豊富には置いていますけれども、もっと豊富なことを置くとか、そこら辺も考えていただきながら、高齢者の方がいつまでも元気で自分の足でお買い物できるような市づくり、体制づくりをつくってあげていただきたいなというふうに思っております。  以上で、私の代表質問を終わります。  ありがとうございました。      ──────────────────────── ◯議長(倉 克伊) ただいま12時4分、午後1時10分まで休憩といたします。    午後 0時04分 休憩    午後 1時10分 再開 ◯議長(倉 克伊) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  続きまして、3番目、木津川市自民党議員団、森本茂さん。    (森本 茂君質問席へ移動) ◯9番(森本 茂) 9番議員、森本茂です。木津川市自民党議員団を代表して、質問いたします。  質問の前に、議長のお許しをいただき、一言挨拶を申し上げます。  このたびの統一地方選挙におきまして、議会にお送りいただきました。私は、木津川市の発展と市民の福祉の向上のために議員活動に邁進してまいります。  それでは、通告書に基づき質問いたします。  「市制10周年を2年後に控え、どのような課題を認識し、その解決と市のビジョンを問う」。  市長の所信表明について問う。  1、市制10周年を契機にサンタモニカ市と姉妹都市の盟約締結を目指されています。私も市制10周年ということで、旧木津町時代より国際交流協会が中学生を対象にサンタモニカ市とホームステイ等による国際交流を行っており、その御縁により姉妹都市の締結をされることに大いに賛同するものです。  サンタモニカ市との姉妹都市締結は、他国文化との交流、グローバルな感性の醸成、そして観光や伝統産業の振興、文化交流など、幅広い分野で連携を深めることができるものと確信いたしております。  また、今後、このことによりまして、経済交流も含め、有意義な交流がなお一層促進されることを期待するものです。  そのほかに、若い人たちからも声が上がっております、市内の10周年を機にして、七夕まつりの復活。なぜ、七夕まつりの復活かと言いますと、私は木津川市の子どもたちの思い出としましては、3つあると思っております。花火大会、木津川納涼大会のことですね、それから布団みこし、そして七夕まつり、昔はこの3つが子どもたちのふるさとの思い出としてあったと思っております。それの一つであります七夕まつりが廃止されております。私は、この10周年を契機に、一つでもお祭りが多いほうが、ふるさとの思い出として子どもたちに残していくことが大事だと思っておりますので、私も10周年を機に七夕まつりの復活を提案いたします。市長のお考えをお伺いいたします。  2、新聞報道によりますと、京都に文化庁誘致の動きがあるとのことですが、文化庁誘致については、木津川市長にも尽力いただければ幸いです。  本市は、関西文化学術研究都市や有数の文化財、そして豊かな自然環境を有し、また私の地元では、鹿背山焼きなどの陶磁器も生まれました。  私は、文化芸術が生きる力を与えてくれ、また人を結びつけてくれ、郷土愛を育む力ともなっていると考えております。文化芸術を基軸としたまちづくりを推進していただければと思っております。今後も、文化芸術をより一層活用して、活力ある木津川市にしていただきたい。  そこで、木津川市文化協会より提案されております「木津川市文化芸術の振興によるまちづくり推進条例(仮称)」の取り組みについて、市長のお考えをお伺いいたします。  3、文化庁が新たに設けた「日本遺産」の一つに「宇治茶」の生産にかかわる上狛茶問屋街も認定され、今後、ますます注目が集まると思われます。また、当尾地域では、浄瑠璃寺、岩船寺などが多くの観光客を集めています。  そこで、平成25年から取り組まれている「まちかど観光案内所」が約70カ所あると聞いております。協力いただいているお店には、大変ありがたいと思っております。行政として効果はどう評価されているのですか、お聞きします。  4、「高齢者が要介護状態となっても、住みなれた地域で自分らしく暮らせるように進めてまいります」との市長のお考えですが、これは在宅介護を進めていくということだと思いますが、訪問介護事業所並びに訪問介護ヘルパーさんの人員は足りているのでしょうか。  また、特別養護老人ホームは、この4月より要介護3以上でないと入れなくなりました。その上、市内4カ所の特養は、入所各50人待ち、そしてもう一つの特別養護老人ホームゆりのきでは、現在、入所230人待ちと聞いております。新規の特別養護老人ホームの誘致計画はあるのでしょうか、お伺いいたします。  5、「住みよさランキング」府内で1位の評価を得ているとのことですが、この評価を行った東洋経済新報社では、どのような内容で1位の評価をなさったのでしょうか。このことが本当に市民の住みよさ満足度が府内1位なのでしょうか。  住みよさ満足度日本一になるには、私は働く場所、それから学ぶ場所、憩う場所、憩う場所は、商業施設、レクリエーション施設、これらが複合されたまち、そして重複するかもわかりませんが、住む・学ぶ・憩い・働く、こういうのをあわせ持ち、なおかつ周囲の住環境も大事だと思っております。  日本一を目指すということは、ひいては人口増加につながり、若者には魅力ある仕事の創出、高齢者には医療介護サービスの充実、女性のさらなる社会進出のバックアップ、賃金の男女格差の是正等が必要ですが、そして今、目先を変えますと、田植えの真っ最中ですが、10年、20年先を見据えまして、今ではなかなか高い農機具は買えないし、また草が生えれば隣地に迷惑をかけることになります。  そういう田畑を持っているが、耕作がもうできにくいという担い手不足の農家さんには、本市に住んで、兼業でもいいから農業もやってやろうという若い人を呼び込むような施策をする必要があると考えます。山が荒れたり、田が荒れたり、景観が荒廃すれば、住んでいる人間まで荒廃してしまうのではないでしょうか。  今後は、「住みよさランキング日本一」を目指すべきと考えます。市長のお考えをお聞きいたします。  6、先日、5月25日も関東の茨城で震度5弱の地震が発生しました。また、5月30日にマグニチュード8.5の巨大地震が小笠原沖であり、全国で揺れが観測されました。本市地域におきましても、東南海・南海地震がいつ起こるかもしれません。同時に、今の梅雨の時期、そしてこれからの台風シーズン、ゲリラ豪雨なども発生いたします。水害、浸水被害箇所のおそれはありませんか。対策は。また、がけ崩れ等の危険箇所はどうですか。今後の河川災害・土砂災害等の防災強化対策並びに消防団との連携についてお伺いいたします。  7、私の地元鹿背山と法花寺野の懸案事項でもあります、クリーンセンター建設についてであります。  平成26年2月17日付で、当時の区長初めの役員が、区民の意向調査の結果を踏まえ、区長から直接市長宛てに「クリーンセンター建設に係る鹿背山要求書」が提出されたと聞いております。このことは、鹿背山が反対運動から、条件交渉もやむを得ないとの苦渋の選択をされたとのことです。  このクリーンセンター建設に係る鹿背山の13項目の要求について、いまだ何の進展もしていないと聞いています。今後の取り組みについて、市長のお考えをお伺いいたします。  以上です。 ◯議長(倉 克伊) 市長。    (市長 河井 規子君登壇) ◯市長(河井 規子) 森本議員の御質問にお答えいたします。  合併10周年を迎えるに当たり、市民の皆様へのPRも含めまして、計画されるイベントにおいて、市制施行10周年を冠とするなど、10周年記念の機運を盛り上げてまいりたいと考えております。  御提案いただいております七夕まつりにつきましては、平成22年度に地域の皆様が運営主体として開催をいただいたところでございますが、安全面の確保等の課題もあり、平成23年度以降、開催されておりません。  市といたしましては、以前行っていました七夕まつりにつきましては、多くの課題があり、実施することは大変厳しいと考えております。  2点目の御質問にお答えいたします。  木津川市の有しております木津川などの豊かな自然環境や数多くの貴重な文化財、また関西文化学術研究都市の先進的な機能等が広く市民の皆様や子どもたちの学習の場に活用されることは、大変望ましいことと考えております。  教育委員会では、社会教育委員が中心となり、市民の皆様のニーズを踏まえた「木津川市生涯学習推進計画」を昨年3月に策定をいたしました。  現在、これらを踏まえまして、生涯学習や学校教育の分野で、木津川市の歴史や伝統について理解を深め、次の世代に語り継ぐための取り組みや、文化芸術作品の発表の機会の創出等に取り組んでいるところでございまして、まずはそれらの着実な推進を期待をしているところでございます。  推進条例の制定につきましては、その成熟度等を踏まえまして、よく研究してまいりたいと考えております。  次に、3点目の御質問にお答えいたします。  まちかど観光案内所は、観光客の利便性を高めるとともに、事業者等と観光客との交流を通じた観光地づくりを提供することとして、市・観光協会・商工会が協働で取り組んでおります。  現在、市内各所に76カ所、木津27、加茂29、山城20設置いただいておりまして、簡易な観光案内だけではなく、観光パンフレットの配布やトイレを貸し出していただくなど、案内所が市内各所に散在していることによりまして、市内をさまざまにめぐられます方のニーズにも対応できているものと評価をしております。  今後も継続して取り組むに当たりまして、観光協会とも連携し、巡回等を通じて案内所のニーズ把握にも努めてまいりたいと考えております。  次に、4点目の御質問にお答えをいたします。  訪問介護事業所数、または訪問介護ヘルパーの人員につきましては、利用者のニーズに対しまして十分なサービス提供ができていることから、足りていると判断をいたしております。  特別養護老人ホームに関しましては、第6期介護保険事業計画におきまして、1施設50床の規模で施設設置を計画いたしております。  次に、5点目の御質問にお答えいたします。  東洋経済新報社が実施をされています「住みよさランキング」は、「安心度」「利便度」「快適度」「富裕度」「住居水準充実度」の5つの観点について、それぞれ偏差値を算出し、ランキングをされたものでございます。  本市が「住みよさランキング」で府内1位となった要因につきましては、「汚水処理人口普及率」「転出・転入人口比率」、そして「新設住宅着工戸数」などの視点である「快適度」が高評価であったことによるものであります。  また、この結果は、これまでに「木津川市に住みたい。住み続けたい。木津川市民で良かった。」と実感していただけるまちづくりに取り組んできた一定の成果であるというふうに考えております。
     私は、「住みよさランキング日本一」を目指すことも大切ではありますが、市民の皆様がまちに愛着を持っていただくことが何より大切であると考えております。  そのため、木津川市の魅力をより感じていただけるよう市の魅力発信に努めますとともに、ふすま紙や竹細工や柿渋などのいろいろな伝統産業を初めとする商工業の活性化や、そして地域特産物としての木津川ブランド化への取り組み、また販路の拡大などを推進することによりまして、まちを元気にしてまいりたいと考えております。  次に、6点目の御質問にお答えいたします。  本市で発生するおそれのあります災害につきましては、市民の皆様方にもお知らせしていますとおり、市のハザードマップにて水害や地震による被害状況を想定し、示させていただいております。  本市における地形の特徴は、市の中央に木津川が流れており、その支川には天井川もあり、樋門も多数有しております。  また、土砂災害特別警戒区域や土砂災害警戒区域といった指定箇所も多数存在することから、気象条件等によりましては、決して安心できるものではないと認識をしているところでございます。  これらの災害をいかに最小限に抑えるかは、公共工事によるハード面の対策はもとより、消防団の皆様や自主防災会とのさらなる連携の強化、防災訓練の実施による防災意識の向上など、ソフト面の対策も一層取り組んでいく必要があると考えております。  いずれにいたしましても、市民の皆様方の生命・財産を守るため、今後も関係機関の皆様との連携を図りながら、より一層、防災・減災に向けた取り組みを行ってまいりたいと考えております。  次に、7点目の御質問にお答えいたします。  鹿背山から提出のありました要求項目につきまして、役員の方とはこれまで何度か話し合いをさせていただいております。  今後も、役員の皆様方との協議を継続してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 森本茂さん。 ◯9番(森本 茂) 答弁、ありがとうございました。  1問目の七夕まつりについてですけれども、「安全面の確保等の課題もあり、実施は難しいと考えています」というお答えなんですけれども、その多くの課題と安全面、安全面については、交通問題だと思うんですけれども、その他の多くの課題というのは、どのような問題があるとお考えなのですか、お聞かせください。 ◯議長(倉 克伊) 生活環境部長。 ◯生活環境部長(岩木 雅邦) 生活環境部長でございます。  森本議員の御質問にお答えいたします。  多くは、議員の御指摘の、今の交通の安全面の確保等の理由でございます。それと、平成22年度に、現在の商工会の場所で実施したわけでございますけれども、そのときは、課題として、会場の面積の広さ、そしてスタッフの確保、そういうこともありまして、課題があるということで、現在は中止しております。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 森本茂さん。 ◯9番(森本 茂) 今のお答えでは、前は広いエリアでやっていたと。それが1つと、ほかにも何かあると思うんですけれども、私が把握している限りは、3点の大きな問題があると。最初の交通の問題ですね。私は、交通の問題については、新しく国道163号線が体育館のほうに移ったので、今の市役所の前の道路については、市道でしたか、府道でしたかになっているので、交通の問題はクリアできると思います。あと、私が聞いていた問題は2つあるんですけれども、今、答弁いただいた問題じゃない問題なんですけれども、再度、問題点についてお聞かせください。 ◯議長(倉 克伊) 生活環境部長。 ◯生活環境部長(岩木 雅邦) 生活環境部長でございます。  森本議員の再度の御質問にお答えいたします。  私、先ほどの答弁の中で述べた以外に、定かではございませんけれども、出店されたテキ屋の後始末ができていなかった等があったと思います。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 森本茂さん。 ◯9番(森本 茂) ごみの後始末の問題、露天商の業者の方がきちっとされていないと。それは、業者の方がきちっとしていただくようにしていただくのと、なおかつ今どこでもやられていると思うんですけれども、ボランティアを募って、その方々も一緒に後片づけ、ごみ処理を手伝っていただくというような体制をとればクリアできる問題だと思うんですけれども、それ以外にも問題が、もっと大きな問題があるというふうに私は聞いているんですけれども、副市長、御存じじゃないですか。 ◯議長(倉 克伊) 副市長。 ◯副市長(田中 達男) 副市長でございます。  森本議員の御質問にお答えいたします。  先ほど部長が申し上げましたような課題もあるわけですが、今、議員が御指摘されました旧163号、今現在の市役所の前の道路ですが、これは確かに市道になっております。  ただ、相楽方面から2方向に163号線が分かれていまして、中央体育館の前が今現在の163号なんですけれども、広域幹線道路の位置づけが、市役所の前で2方向に分かれて163号が位置づけをされていると。したがって、大阪のほうから精華町域までは4車で計画をされていまして、相楽小学校の前の川ノ尻交差から2方向に分かれて、いわゆる2車に変わると。ですから、非常に交通量まず多いということがあります。さらには、路線バスほか、非常に多くの関係交通がたくさん通る。  こういう中で、実際に合併の後、一回、とりあえず地元の皆さんの御意向もあったもんですから、いわゆる335号線の市道をとめずに、商工会の、今現在建っている場所、これは以前、教育委員会のあった場所でございますが、その区域を使ってやろうということでやったわけでございます。  その結果、非常に多くの子どもさんを初め来客もあって、会場があふれんばかりの人があって、その結果、非常に危険な状態の中で祭りを行ったと。そういう反省があったもんですから、場所を変えて、例えば市役所の前の駐車場とか、市役所の周辺に変えてはどうかと、こういう反省会の意見もあったわけです。  ただ、祇園神社の夏祭りの関係というのは、地元の皆さんは、祇園神社を中心として昔から祭りがされていると。それが、どんどん距離が離れるというのは、地元としてはどうも理解ができない、協力しがたいと、こういう考え方もあったわけなので、七夕まつりと祇園神社の関係というのは、昔から木津の古い方は同じ捉まえ方をされていると、こういうことだったものですから、昔からある、森本議員が言われる、子どもの思い出の、いわゆる七夕まつりというのは、昔のような形ではなかなかできにくいという答えになったものですから、1回はやったんですが、会場の関係が主な原因、さらには通行規制ができないと、こういうことがあったものですから、やむを得ず中断をしていると、こういう状況でございます。 ◯議長(倉 克伊) 森本茂さん。 ◯9番(森本 茂) 今、副市長から、最後に中断しているということは、やっぱり復活もあり得るというような意味合いともとれるんですけれども、それともう1点、皆さんが言っておられない中にあるのは、露天商さんの問題なんですよ、私が聞いているのは。露天商さんそのものの問題で、ほかの祭りのことなんですけれども、反社会的勢力と関係しているというようなことで新聞にも載っていたと思うんですけれども、長岡京の夏まつり、こういうおそれがあるというようなこともあったのではないか、副市長の言い方やったら中断やね、中断の理由の中にね。私はそのように聞いたんですけれども、どうですか。 ◯議長(倉 克伊) 副市長。 ◯副市長(田中 達男) 副市長でございます。  まず、2つの御質問がございましたが、中断というのは、先ほども言いましたように、場所を変えて考えられないかという御提案については、なかなか地元としては考えにくいと、こういうことで、場所の折り合いがついていないということで、宙に浮いた状況になってしまったと、こういう意味でございます。  それから、露天商の関係ですが、確かに以前は163号にとめて、一番多いときで、木津小学校の前から国道24号の池田交差の付近まで露店の数が出たわけでありまして、非常に多くのお店が出て、子どもたちも楽しんでいただいたという経過があります。  ただ、通行規制の時間が晩の11時には全て解除すると、こういう警察の許可条件があって、それで一般の車が11時にどんどん入ってくると。しかしながら、露店の店が、言ってみれば時間を守ってくれない。そういうことで、非常に危険な状態の中で後始末をし、また掃除もしなければならないと、こういうマナーの、ある意味、ルールを守ってくれないというところがございましたし、一部の露天商の方でありますが、売れ残りのものとか、あるいは廃油を溝に流すとか、そういうやっぱりしてはいけないことをする方がおられて、反省会のときには申し入れをして、同じことがあれば、もう来年から認めないと、こういうことは何回かあった経過もございます。  ただ、反社会的というのは、暴力団条例がもちろんあるわけでございますので、その辺の話かというふうに理解します。  以上です。 ◯議長(倉 克伊) 森本茂さん。 ◯9番(森本 茂) 納涼大会は、一般の露天商の方はたしか入っておられないと、木津川市の商工会のお店の方々だけの露店じゃなかったんですかね。 ◯議長(倉 克伊) 副市長。 ◯副市長(田中 達男) 花火大会のことだと思いますが、いわゆる木津川の河川敷グラウンドを会場として、河川区域の中で花火を上げる、グラウンドのほうでは見物の場所も設けながら、駐車スペースに露店スペースを設けてきたわけでございます。  一部、商工会の方も販売しておられますが、露天商の方も入っておられるということでございます。  以上です。 ◯議長(倉 克伊) 森本茂さん。 ◯9番(森本 茂) どちらにしても、10周年までまだ2年ほどあるんで、私としては七夕まつりを復活の方向に進めていきたいと、今後も質問を続けたいというふうに思っております。  それと、今のところ回答としては、七夕まつりは中断やというお答えなんですけれども、先ほども言いましたように、サンタモニカの姉妹都市の盟約締結については大いに賛成しておりますけれども、そしたら10周年でほかにどんなイベントを何かお考えなのか、あればお聞かせください。 ◯議長(倉 克伊) 市長。 ◯市長(河井 規子) 森本議員の御質問にお答えいたします。  10周年は、10周年記念式典を開催を行いたいというふうに思っております。  今、10周年ということではないんですけれども、市のPRのそういったDVDですね、海外にも市をPRできる、そういうものを、今、予算を認めていただいて、つくっておりますので、10周年ということではないですが、やはりそういうものでどんどんPRしていきたいというふうに思っております。  先ほど答弁申し上げましたのは、それぞれ今までやっていただいている事業につきましても、10周年記念ということで、これまでやってこられた以上に何か力を入れていただくということも一つかなというふうに思っておりますので、新たな事業をということは、今、大きな事業というのは考えておりません。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 森本茂さん。 ◯9番(森本 茂) この問題については、次の2問目に移りたいと思うんですけれども、同じことを言いますけれども、私は七夕まつりはぜひ必要なイベントじゃないかなと思いますので、今後とも質問しますので、よろしくお願いいたします。 ◯議長(倉 克伊) 副市長。 ◯副市長(田中 達男) 副市長でございます。  先ほど七夕の関係で御答弁申し上げましたが、少し説明が抜けていたので、誤解がないように、ちょっと時間をいただきたいと思います。  そもそも以前の七夕まつりというのは、祇園神社の夏まつりということで、地元の南大路さん、あるいは二丁目さんの地元のお祭りということで定着をしてきたわけであります。その神社の前に露店が出て、7月7日というのが、なかなかほかのイベントが少ない関係もあったのかどうかわかりませんが、非常に露店の数が多かったと。そういうことで、安全対策の面で、当時の役場や消防団も御協力をしながらということで、安全対策で参画をさせてもらったと。  それが、町制施行100周年を記念して、当時の町長の思いで、当時の町の一つのイベントにしようということで、プレ100周年、そして100周年に、大学の音楽隊とか、地元でみこしをつくってパレードをやろうとか、いろんな形で軒先を借りて、町が前に出て、町のイベントに変わってきたと、こういう背景があったということが、もともとの経過でございます。  以上です。 ◯議長(倉 克伊) 森本茂さん。 ◯9番(森本 茂) それでは、2問目の再質問をさせていただきます。  市長の答弁では、木津川市生涯学習推進計画を昨年3月に策定しました。この取り組みを進めているところですと、この着実な推進を期待しているところですというようなことだと思うんですけれども、「人をはぐくみ こころを結び まちを創る-きずなプラン-」、これの6ページのところに、当地域は京都と奈良を結ぶ軸上にあり、都に関連の深い地域として、人・物・文化の往来とともに、個性ある豊かな文化・産業を発展させ、今日の礎を築きました。また、平成6年に「都市びらき」が行われた関西文化学術研究都市においては、「文化拠点の高度化と新たな文化学術の推進」や「未来を拓く知の創造都市の形成」などを目指したサードステージプランが、平成27年度を目標年次として展開されていますというようなことが書いておりますけれども、これを具体的に、進捗状況があれば説明してください。 ◯議長(倉 克伊) 教育長。 ◯教育長(森永 重治) 教育長であります。  森本議員の再質問にお答え申し上げます。  この生涯学習推進計画というのは、ちょっと長年の懸案事項であったわけでありますが、社会教育委員の皆さんがアンケート調査であるとか、フィールド調査、それから公開シンポジウム等をしながら、木津川市の実態に即した、また市民ニーズに合ったところの生涯学習の推進計画をつくっていこうと。  ここで、文化拠点の高度化と新たな文化学術の推進、未来を拓く知の創造都市の形成などを目指したサードステージプランが平成27年度を目標年次として展開されている。これは、この推進計画の中での目標年次が定められていると思うんですが、具体的な指標として出てくるというよりは、生涯学習推進計画の中にもありますように、市民の皆さんの自発的な、自主的な文化芸術の振興を深めていこうというものであります。  したがって、具体的な数値として出てくるとしたら、推進計画にかかわっての機会、また文化芸術の創造の機会であるとか、発表の機会であるという、そういったものがニーズに合っているかどうかというアンケートの市民の皆さんの現在の満足度というような形であらわれてくるものと思っております。  したがって、ここに引用されている分としての目標年次というのは、あくまでもそういった理念的なものとしての目標年次として定められていると、そう思っております。 ◯議長(倉 克伊) 森本茂さん。 ◯9番(森本 茂) ということは、ちょっと辛らつなことを聞きますけれども、本市においては、文化振興計画はないんですか。 ◯議長(倉 克伊) 教育長。 ◯教育長(森永 重治) 再質問にお答え申し上げます。  木津川市の総合計画の中にも、目指す理念としては、文化芸術の薫るまちづくりをやっていこう、生涯学習推進計画でも、そうであります。  現に、文化協会等を含めて、市民の皆さんが毎年、絵画であるとか、書道とか、音楽とか、手まりとか、いろんな側面で、いろんな幅広い分野で、非常に質の高い力作、また力演をされておりまして、そういった分野が、残念ながらもっと多くの人たちにそういったものを見ていただきたいという思いがありますが、それは文化協会の方たちも同じ思いだと思うんですが、せっかくそういったものをもっと広く市民の人たち、子どもたちに見ていただく、そういったことが文化芸術の地道な振興充実につながっていくことかと、そう思います。  したがって、木津川市というのは、あくまでも総合基本計画の中でも、また生涯学習推進計画の中でも、文化芸術の推進というのをうたっております。それから、もとより文化芸術振興基本法という国の法律のもとで、「地方公共団体の責務として文化芸術の振興に関し国との連携を図りつつ、自主的かつ主体的にその地域の特性に応じた施策を策定し、及び実施する責務を有する」とありますので、根本のところは、そのことを基本にして進めているということであります。 ◯議長(倉 克伊) 森本茂さん。 ◯9番(森本 茂) 理念はわかるんですけれども、具体論として、やはり7万3,000人の本市としては、文化創造都市を目指すと、水・緑・歴史が薫る文化創造都市の実現を目指すと看板にも書いていますわね。そういう目指している本市が、そういう文化振興をどうしていくかという計画がない。その計画を各種団体からも聞いてやっていくような文化振興会議の設置もあるのかどうか、僕は今の答弁を聞いていると、ないように思うんですけれども、やっぱりそういう面にもうちょっと力を入れる必要があるのではないかなと。もしも答弁があれば、お願いします。 ◯議長(倉 克伊) 教育長。 ◯教育長(森永 重治) 再質問にお答えいたします。  文化芸術というのは、基本的に行政が何かをやっていくという以前に、やはり市民の皆さんの身近なところから、また自分らが自発的に、自主的に、そういった文化芸術を愛していこうといいますか、現にそういったことで、非常に旧木津、また加茂・山城、それぞれの地域で非常に文化度の高い形の文化芸術の形がなされていると思っております。そういったものを行政としても大事にしていきたいと思っておりますし、また学校教育の分野でも、そういったところへつなげていくところの教育というのをやっていきたいと思っておりまして、振興条例がないから充実していないということでは一切ないと思いまして、私は正直、かなり木津川市としての市民の皆さんの文化芸術度合いというのは非常に高いものがあるんじゃないかなと思っております。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 森本茂さん。 ◯9番(森本 茂) 教育長の答弁については、ある一定、言われていることは正しいんですけれども、そういう文化振興計画を各種団体が話し合う場をつくるのは行政の仕事であると思うんで、そのことも含めた意味で、推進条例等の制定も進めていくのがいいんじゃないかなということで、文化協会の提案されていることは正しいことだというふうに私は思ってお伺いしているわけです。  続きまして、3問目に移ります。  まちかど観光案内所なんですけれども、76カ所のお店の方々が協力していただいているということで、大変うれしい限りなんですけれども、この本市におきましては、学研都市があり、それからまた世界に羽ばたく優秀な企業が立地されてきております。その中で、近年、産業観光というのが言われていますが、まちかど観光案内所で、そういう産業観光できる場所はないですかというような問い合わせはなかったですか。 ◯議長(倉 克伊) 生活環境部長。 ◯生活環境部長(岩木 雅邦) 生活環境部長でございます。  森本議員の御質問にお答えいたします。  議員の形のお問い合わせがあったかどうかについては承知しておりませんけれども、多分あったと思います。その関係につきましては、案内所で、例えば研究施設がどこにあるとかという形は案内されたとは思いますけれども、確証はございません。
     以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 森本茂さん。 ◯9番(森本 茂) 本市は、お寺や神社、史跡の観光も大いに進んでおりますが、もう一つ、先ほど言いましたように、学研の研究開発用地に企業立地していただいている企業さんの特色あるところを見学していただくような、例えばお茶製造会社のティーバッグお茶工場ですか、ああいうところも協力していただけたら、産業観光の一つになるんじゃないかなと。  これは、各企業さんの協力なくしてはできないことなんですけれども、そういう周遊ルートみたいなものを、産業観光ルートというのも一つ加えていただいて、そこにまだ足らないのは、食べるところだと思うんですけれども、観光の後に食べられるようなおいしいものを、地元のおいしいものを食べられるようなレストランなり食堂なりが手軽な値段であればいいなと思うんですけれども、そのことについてお伺いします。 ◯議長(倉 克伊) 生活環境部長。 ◯生活環境部長(岩木 雅邦) 生活環境部長でございます。  森本議員の再度の御質問にお答えいたします。  議員御指摘のように、学研施設の中にも、来訪者の対応をしている施設もございます。既に観光資源として活用しておりますところもございます。しかしながら、研究施設の見学につきましては、企業の経営方針等もございまして、十分に配慮することが必要であるとも考えておりますけれども、議員の御指摘について、参考とさせていただきたいと思います。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 森本茂さん。 ◯9番(森本 茂) 産業観光についても研究していただくように、よろしくお願いいたします。  次、4問目の再質問なんですけれども、平成26年度で80歳以上の人口が3,927人ということです。そして、独居老人は約687人が独居老人だというふうに言われております。そのうち、要介護者は20%と推定して137人、特養等に入りたい方が137人ということなんですけれども、先ほどのお答えでは、50床を計画していると。これはいつごろに完成するのかと、あと50床あったとしても、80人ぐらいの方は特養には入れないということなんですけれども、その辺、いかがお考えなんでしょうか。お願いします。 ◯議長(倉 克伊) 保健福祉部長。 ◯保健福祉部長(森 功) 保健福祉部長でございます。  森本議員の再質問にお答えいたします。  今現在、平成26年度の京都府の調査におきましては、木津川市の特別養護老人ホームの入所申込者数というのは、138名というような状況になってございます。この138名の方につきましては、要介護度別には出ておりませんが、要介護2の方もおられますでしょうし、そういった方の人数の合計が138名ということでございます。  今現在、計画を策定しました介護保険事業計画におきましては、この3年間の間に50床規模の特別養護老人ホームを1つというような計画をしてございます。計画の3年目あたりに施設ができればというような計画でございます。  50床で足りないということの御指摘でございますが、先ほど申しましたように、要介護の重い方から入所されていくということと、できるだけ住みなれた地域で暮らしていけるような、そういった手だても含めて進めてまいりたいと考えておりますので、当面、50床というような考え方でございます。  また、ベッド数が多くなりますと、それだけ介護保険料が上がってくるということもございますので、今現在では50床というような計画となりました。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 森本茂さん。 ◯9番(森本 茂) ヘルパーさんの問題なんですけれども、先ほどの答弁では、訪問介護事業者数、ヘルパーの人員についても、足りていると判断しているということなんですが、私は、これ平成26年度なんですけれども、80歳以上の方が3,927人おられるということは、ヘルパーの介護事業所が7カ所で、そこでパートタイムのヘルパーさんが30人おられたとしても210人、300人おられたとしても、3,927人、これが全部介護ヘルパーを必要とするとは限らないですけれども、かなり不足していると私は見ますけれども、そのことについてお答え願いたいのと、もっとふやす努力をすべきじゃないかなと思うんですけれども、それと特養については、今後、さらなる誘致活動をしていっていただく必要があるんじゃないかなと思うんですけれども、この2点についてお答えください。 ◯議長(倉 克伊) 保健福祉部長。 ◯保健福祉部長(森 功) 保健福祉部長でございます。  訪問介護のホームヘルパーさんの人数が足りないのではないか、また介護事業所自体が足りないんじゃないかということでございますが、訪問介護を受けていただくに当たっては、ケアマネジャーというのが高齢者の方のケアプランをつくっているわけでございますが、ケアマネジャーからの聞き取りでは、希望者がサービスを利用できないというような事象はございませんで、あと早朝や夕方6時以降の時間帯についても、市内の事業所に限らず、市外の事業所とも調整を行って、そのあたりのバランスをとっているということで、希望にはお応えできているという状況だと聞いております。  それから、特別養護老人ホームにつきましては、これからこちらの市のほうでも、時期も含めて検討を進めていくということでございますので、鋭意努力していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 森本茂さん。 ◯9番(森本 茂) 次に、5番の再質問を行います。  住みよさランキング日本一を目指すのも大切ですが、市民の皆様の愛着を持っていただくことが大切というふうに市長の答弁があったんですけれども、答えることができるならば、日本一になるためには、今のまちづくりにプラスどのようなまちづくり施策を施せばよいと市長はお思いか、ぜひお聞かせください。 ◯議長(倉 克伊) 市長。 ◯市長(河井 規子) 森本茂議員の御質問にお答えいたします。  住みよさランキングの内容というのは、非常にいろいろ多岐にわたっております。経済力でありますとか、雇用、マンパワー、生活基盤、環境、財政力、経済力ということで、その中の項目につきまして、非常に多くの項目があります。そういう中で、日本一ということについては、なかなかやはりハードルが高いなというふうに思っております。  今先ほども御答弁申し上げましたが、やはり転入の方が非常に多い、たくさんの家を建てていただいて転入いただくということは、このまちを選んで住んでいただける方が非常に多いという点も、非常に評価の内容となっているのかなというふうに思います。  その点では、やはりこのまちに住んでいただいた方が、さらにこのまちに住み続けたいと思っていただくのはもちろんですけれども、このまちに住んでみたいと思っていただく方をふやすには、このまちが住みやすい、いろんな要素があります。子育てもそうですし、自然環境がいいということもそうですし、文化財が身近に感じられるということもそうですし、学研もそうです。だから、いろんな要素が、今、木津川市にあるわけですね。それをさらに魅力を発信していく、中身を充実していく。特段これをということはなかなか難しいかもしれないですけれども、今までやってきたことをさらに充実していくということも、着実にここに住んでいただける方をふやしていく要素にもなるのかなというふうに思います。  特に、やはり子育て支援策ですね、若い世代の転入が非常に多いということでは、何度も申し上げておりますが、子育て支援策をさらに充実して、このまちで子どもが産み育てやすいと、そういった環境を整えていくということも大きな柱の一つだというふうに思います。  それと、文化財とか、いろんな農業ですね、いろんな自然、それを生かしたまちづくりをさらに地域創生戦略で立ち上げていきたいと思っております。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 森本茂さん。 ◯9番(森本 茂) 今、答弁の中で、子育て支援No.1、あのビジョンについては、河井市長は、全国にも何件かそういうのがちらちらっとあって、どこでも今はやっておられますけれども、どこでもやっておられないときからそのビジョンを打ち出してやられたことについては、大変よかったなと思っておりますので、今後とも一生懸命やっていただけるようにお願いいたします。  それから、6番目のことについて再質問をいたします。  平成25年の台風18号の豪雨による浸水被害、床上浸水は、木津合同樋門の排水ポンプの能力不足による人災との見方もありますが、結果はどうであったのですか。  また、近隣市町村のポンプと比較して排水能力はどうだったのですか。  また、昨年8月9日、台風11号の接近により、初めて避難勧告が木津川市全域に出されました。そして、木津合同樋門に設置したばかりの排水ポンプが機能しなかったと聞いております。何が原因だったのですか。  また、避難勧告の出し方や避難方法は的確に市民に周知されていますか。お聞かせください。 ◯議長(倉 克伊) 総務部理事。 ◯総務部理事(松田 篤彦) 総務部理事でございます。  幾つかの御質問がございましたが、危機管理のほうの正面のことについて、まずお答えをさせていただきます。  平成25年の台風18号の豪雨被害におけることにつきまして、これは人災であるんではないかという見方があるんではないかということでございましたが、市といたしましては、でき得る対策を講じてまいりました。しかしながら、想定外の気象状況により被害が発生したものであり、人災とは考えておりません。  それから、避難勧告の出し方とか、それから避難方法についての市民についての周知という点でございますが、避難準備情報、避難勧告、それから避難指示というような段階で一般的にはありますけれども、それらにつきましては、災害対策本部にて状況を見きわめた上で、それらの判断をいたしております。  また、それらの判断につきましては、河川であれば水位に応じた段階、それから土砂災害警戒情報に基づいて、そういった判断をさせていただいております。  また、避難方法の周知でございますが、既にお配りいたしましたハザードマップの裏面にも記載しておりますが、避難勧告等の発令時においては、あらゆる情報手段の伝達手段を用いまして、市民の皆様に周知しております。  例えば、NHKの画面に出ておりますデータ放送の画面で文字が出てくるとか、広報車での広報活動、地域長様、もしくは自主防災会の会長様への連絡、市ホームページへの掲載、エリアメール等の発信において、市民の皆様にそういった避難のことにつきましては伝達するようにしております。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 森本茂さん。 ◯9番(森本 茂) 木津合同樋門の現在の排水能力は、きのうの答弁で毎分180トンということなんですが、市長は、その後、これは十分でないという答弁をなさいました。そして、その上に貯水槽をつくるということも考えているところですという答弁でした。この2点についてお聞きします。  それならば、合同樋門では、毎分何トンの排水ポンプがあれば安心なのでしょうか。そして、この貯水槽、446ヘクタールの水をためる貯水槽は、試算では幾らの予算がかかるとお考えなんですか、お答えください。 ◯議長(倉 克伊) 建設部長。 ◯建設部長(若狭 朝明) 建設部長でございます。  森本茂議員の再度の御質問にお答えをいたします。  さきの質問の中で、一部、続いての回答とさせていただきます。  最初の質問の中で、近隣市町村のポンプと比較しての排水能力はどうだったのかというふうな御質問があったかと思います。  それにつきましては、必要なポンプ能力につきましては、やはり地域の面積なり地形なり、いろんな要因によって設定が異なってくるというふうに考えております。  今回の排水ポンプの能力の認識につきましては、我々も今の御質問の中にもありましたように、180トンでございますけれども、決して十分な能力を満たしているというふうな捉まえ方はしていないでございますけれども、今後、ポンプの能力以外のいろんなことの改善というところで、今、京都府といろんな検討をして、昨年度からこれは進めておるわけでございますけれども、検討した中で、ポンプ能力以外のことについての改善を目指していきたいというふうに考えております。  それと、さきの質問の中で、台風11号に関しまして、運転しているポンプが故障が出たと、何が原因だったというようなことでございまして、これにつきましては、平成24年の1月に、これは臨時議会を開いていただいております。その中で補正を上程させていただきまして、御議決いただいて、1分間30トンのポンプを3台設置いたしました。そのうちのポンプが、この8月9日の台風11号のときに、具体的に申し上げますと、ポンプに接続されております、今、サニーホースというホースがございまして、そのホースがウオーターハンマーなり、それとその当時は合同樋門が閉まっておりましたので、その樋門の中からのいろんな水圧等の影響によりまして、それとあわせて約2年前にそのサニーホースを設置しておるわけでございますけれども、やはり1年中直射日光が当たったり、風・雨が当たるような環境のもとで、そのかたさといいますか、ホース自身の粘り気がちょっと落ちておりました。そのようなメーカーの見解もございまして、抜けたというふうなことで、ポンプの吸い上げることができなくなったというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(倉 克伊) 森本茂さん。 ◯9番(森本 茂) ちょっと違った質問を、合同樋門なんですけれども、そしたら今180トンあるということは、雨が降ったときに、1時間当たり何ミリの降雨までなら180トン、今の能力で賄えるのかということについて質問いたします。 ◯議長(倉 克伊) 建設部長。 ◯建設部長(若狭 朝明) 建設部長でございます。  森本茂議員の再度の御質問にお答えをいたします。  申しわけございません。先ほどの御質問の中で回答が漏れておりました。  平成23年度に、これはあくまで試算でございますけれども、私どものほうで内水排除に関します検討の業務の委託を出しております。その中の一つの設定の例でございますけれども、時間当たり54トンの最大雨量が降って、なおかつ一日に200ミリの雨が降るような状況になったときに、床下・床上の、そういう災害が起こらないというふうな仮定での試算でございます。あくまでこれは試算でございますけれども、1分当たり2,400トンのポンプが必要だというふうな数字が出てまいります。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 森本茂さん。 ◯9番(森本 茂) どちらにしても、これから台風シーズン、今現在梅雨ですけれども、ゲリラ豪雨なり、雨等、それから風水害、要は心配されるんです。  そんな中で、どちらにしても待ったなしやと、防災対策についてはね、その合同樋門については。それをもっと迅速に改善策、どちらにしても今は全然十分じゃないと、早いことこの手だてをしないことには、またぞろ2年ほど前にあったような床上浸水とかを起こす、そういうことになったら何もならないんで、早いこと迅速にプロジェクトなり、何がいいのかわからないですけれども、それは市長なり副市長をリーダーにして早急なる対応を、それと近隣、よそはどないしてんのやという研究調査もした上で、よそはクリアしているところは結構あるのに、うちだけ何でおくれているのやというところもあるので、よろしくお願いいたします。  続きまして、7番目の問題の再質問を行います。  鹿背山と法花寺野は、新クリーンセンターが完成したならば、今後、約20年から30年は、この施設とともに生活しなければならないわけです。その他の地域の皆さんは、圧迫感はないでしょう。しかし、鹿背山と法花寺野は嫌悪施設との圧迫感を長く引きずることになります。行政も、この施設が順調に稼働しているか気をつけなければなりません。どちらにしても、この新クリーンセンターがスムーズに運転し続けるためにも、行政と地元、鹿背山、法花寺野が信頼関係の上に立って、約20年から30年、新クリーンセンターとつき合っていかなければならないわけです。このことは、地域の住民にとっては、重荷を背負うことになると私は考えます。  同じ場所に2回クリーンセンターが建設されるところは、日本の中でも数少ないとのことであります。本来ならば、負担の公平から考えても、鹿背山川向を除いて他のところに建設されるべきだったと思いますが、事がここまで進んでいるからには、いたし方ありません。  そこで、約20年から30年クリーンセンターとつき合っていく上で、行政と信頼関係の上に立つためにも、地元配慮というか、思いやり対策というか、私はこれをきずな対策事業と呼んでおりますが、引き続きこのきずな対策事業を地元のために市長は配慮すべきだと考えますが、お考えを再度お聞かせください。 ◯議長(倉 克伊) 市長。 ◯市長(河井 規子) 森本議員の御質問にお答えいたします。  私は、やはりこれからクリーンセンターを建設していく上で、やはり安全で安心な施設、やはり地元の皆さんに不安をなくしていただける、信頼できる施設、そういうものを建設し、運営をしていくということが何より大切であるというふうに思っております。  そういう点では、公害監視委員会の設置など、クリーンセンターが安全に稼働していくということを確認していただけるような組織づくりも検討してまいりたいというふうに思っておりますので、何よりも信頼関係が大切であるというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 森本茂さん。 ◯9番(森本 茂) 鹿背山から出された、この13項目の要求の重みについて、市長はどのように考えておられるのか再度お伺いするとともに、もう1点、クリーンセンターの本体工事の請負契約がタクマと89億6,400万円で契約されましたが、今は工事の設計段階だと思いますが、地元の説明はいつごろなされるのかもあわせてお聞きいたします。 ◯議長(倉 克伊) 副市長。 ◯副市長(田中 達男) 副市長でございます。  森本議員の御質問にお答えいたします。  まず、13項目の地元の要望の関係でありますが、これの内容は、平成26年の2月17日に地元から出されたものでございまして、13項目の要望をいただいております。  先ほども市長が申し上げましたように、地元の皆さんとは、鹿背山を初め法花寺野の役員の皆様はもちろんでありますが、必要な節々には、こちらから出向いていって、いろんな説明なりお話をさせていただいているということでございますので、これからもその辺については変わらないというふうに思っております。  今、13項目の話がございましたが、この内容について、当然、地元の役員の方とは話し合いをさせてもらっていますので、その辺については、文書で回答するということよりも、継続して協議をしましょうということで、合意といいますか、地元の皆さんも書面での回答は今のところ要らないと前も言っていただいていますので、今後もこの辺の、市がやらなければならないことも当然この中には含まれていますので、その辺はしっかりと誠意を持って対応していきたいというふうに思っております。  それから、タクマの関係について、地元説明の関係でございますが、今、設計の段階に入っているというところでございます。設計がまとまりますと、スケジュールももちろんはっきりしてまいりますので、その説明する時期が来れば、当然、鹿背山の皆さん、そして法花寺野の皆さんにも、業者ももちろん、市長も、我々も地元へ行かせていただいて、きちっと説明したいというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(倉 克伊) 森本茂さん。 ◯9番(森本 茂) 新クリーンセンターについては、今後とも引き続き協議をしていくということなので、私個人は、13項目にこだわらなくてもいいとは思うんですけれども、やはりあれをベースにしながら今後も引き続ききずな対策事業として地元が納得していただけるような答えがいずれかには出していただけるように、よろしくお願いしたいと思います。  以上で、質問を終わります。      ────────────────────────
    ◯議長(倉 克伊) 以上で、本日の議事日程は全部終了いたしましたので、本日の会議を閉じます。  6月13日から22日までは休会といたします。  6月23日は午前9時30分から再開いたしますので、御参集くださいますようお願い申し上げます。  それでは、本日はこれで散会いたします。  御苦労さまでございました。                         午後2時23分 散会 このサイトの全ての著作権は木津川市議会が保有し、国内の法律または国際条約で保護されています。 Copyright (c) KIZUGAWA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved....