木津川市議会 2012-12-13
平成24年第4回定例会(第2号) 本文 開催日:2012年12月13日
2012年12月13日:平成24年第4回定例会(第2号) 本文 ▼最初の
ヒット発言へ(全 0 ヒット) 平成24年第4回
木津川市議会定例会会議録(第2号)
午前9時30分 開議
◯議長(尾崎 輝雄) 皆さん、おはようございます。早朝よりご苦労さまでございます。
ただいまの出席議員は23人であります。
これより平成24年第4回
木津川市議会定例会を再開し、直ちに本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。
日程に入ります。
────────────────────────
◯議長(尾崎 輝雄) 日程第1、一般質問を行います。
一般質問をされる方は18人で41問であります。本日は、5人の13問で行います。
それでは、1番目、曽我 千代子さん。
(曽我 千代子君質問席へ移動)
◯9番(曽我 千代子) おはようございます。議席番号9番、発言順位初めて1番をいただきました曽我 千代子です。
通告書に従いまして、3点について質問をさせていただきます。
まず1点目は、「
公有財産の活用について」です。
合併前から課題になっている場所、あるいは合併後使われなくなった場所など、木津川市が保有する場所や施設が多く存在しています。これこそ埋蔵金であると思われます。この際、それら
公有財産の活用を考えるべきだと思っての質問です。
まず、1カ所目は、かつて議場として使われていた木津川市
加茂支所の3階部分です。2カ所目は、
当尾小学校や
当尾保育園の跡地です。小学校は、ことし
木津川アートで使われました。また、跡地利用の
検討委員会もあると聞いていますが、保育園の活用は話題にも上がらなくなってしまって忘れられています。3カ所目は、旧
加茂図書館の跡地です。4カ所目は、銭司の公共用地です。5カ所目は、加茂駅舎内の空間です。これらの活用をどんなふうに考えていらっしゃるか、お尋ねをしたいと思います。
また、私は加茂町の議員だったので、加茂地区内での
公有財産の過去からの経緯はよく知っていますが、木津川市には旧木津町や旧山城町にも、こういう隠れた場所や財産があるのではないでしょうか。教えていただきたいと思います。
この際、市内の
公有財産を見直して活用を考えるべきであると思います。
検討委員会のないものや忘れられているものを再チェックすべきではありませんか。どう考えているのか、お答えください。
◯議長(尾崎 輝雄)
総務部長。
(
総務部長 竹谷 良之君登壇)
◯総務部長(竹谷 良之)
総務部長でございます。
曽我議員の1番目の1問目、1点目、2点目、6点目のご質問にお答えをいたします。
加茂支所3階の活用につきましては、
加茂支所有効利活用庁内委員会において協議・検討を重ねてまいりました。
加茂地域の
地域活性化の
拠点づくりといたしまして、利活用できそうな組織・団体とも協議を重ねてまいりましたが、現時点におきましては、有効な
活用方法は見当たらないという結果に至っております。
今後につきましては、
加茂地域に限定せず、木津川市全体を見据えた幅広い見地で、当施設の有効活用を検討していくことが必要であると考えております。
次に、2点目の
当尾保育園のご質問でございます。
当尾保育園の
活用方法については、現在のところ決まっておりません。なお、活用する場合につきましては、他の
公共施設への転用を最優先として検討いたしますが、その可能性がない場合には、
公共的団体や民間への売却・貸し付けを進めたいと考えております。
次に、6点目のご質問でございます。全ての
公有財産につきまして、毎年、各所属課において財産把握の確認を行っております。また、その活用がなくなり、かつ、他の
公共施設として新たな計画もない場合には、
普通財産に用途廃止を行い、平成20年6月5日に設置いたしました木津川市
市有財産利活用推進検討委員会において、
公共的団体や民間への売却・貸し付けを進めることとしています。
ただし、規模の大きいものやその地域に大きな影響を与える施設については、独自の
利活用検討委員会を立ち上げ、検討をいたしているところでございます。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄)
教育部長。
◯教育部長(大西 茂)
教育部長でございます。
曽我議員の2点目の
当尾小学校のことにつきましてご答弁申し上げます。
当尾小学校の
学校跡地の利活用につきましては、これまで地元の意見を取り入れる中で、
当尾小学校跡地利活用検討委員会において協議し、
利活用方針案を取りまとめました。本方針案を本年7月11日の政策会議において決定をし、9月3日から10月2日までの間、
パブリックコメントを実施いたしました。方針案に対する修正意見などはなかったため、
当尾小学校跡地利活用の方針として正式に決定をいたしました。
今後につきましては、地元の皆様とよく協議をしながら、具体的な施設利用の
ゾーニングの調整や
施設運営方法の検討を行っていく予定でございます。
そのうち、
福祉ゾーンにつきましては、本議会初日における市長の答弁にありましたように、
障害者デイサービスや
就労支援事業、また
高齢者デイサービスやふれあいサロンなど、障がい者や高齢者の多様なニーズに対応できる
福祉施設としての利活用について、具体的な検討をしてまいりたいというふうに考えております。
次に、3点目の
加茂図書館のことにつきまして、お答えをいたします。
昨年は、
木津川アートの会場として活用いたしました。また、昨年度中におきまして、
社会教育委員会で利活用について検討をしていただきました。当面の措置として、まずは資料室として活用していこうということになっております。進入路が狭いなどの立地条件などの課題があり、今後の活用については引き続き検討していくというふうにしております。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄)
生活環境部長。
◯生活環境部長(代次 衛)
生活環境部長でございます。
4点目のご質問にお答えを申し上げます。
加茂町銭司の用地につきましては、
墓地用地等として旧町時代に購入した土地でございますが、現在のところ、計画はございません。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄)
建設部理事。
◯建設部理事(中村 裕彦)
建設部理事でございます。
曽我議員の5点目のご質問について、お答えいたします。
加茂駅
東西連絡道路の階段の下には、東西に40平米程度のスペースがございます。東側につきましては、電気室となっており、変電設備が設置されております。また、西側につきましては、加茂駅の
清掃道具等を保管して使用しております。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 曽我さん。
◯9番(曽我 千代子) はい、ありがとうございます。
1点ずついきたいというふうに思います。
まず、1点目の
加茂支所3階の部分ですけれども、市民にも、議会にも、何の報告もありません。私は、加茂町のまず議場を除く3階部分の会派室や会議室は、公募によって市民に貸し出すべきだと考えています。もちろん有料でです。そのことによって、市にもお金が入りますし、市民の活動の場所もふえます。既得権にならないように、3年などの有期期間を設けるのがいいと思います。
また、議場は、防音装置がついているでしょうから、音楽などの練習にはぴったりだと思います。太鼓など大きな音を出すサークルの練習場にはいいかと思うのですが、公民館の出先としての活用を考えられないものでしょうか。私は、頭を柔軟にすれば、いろんなことが考えられると思いますが、いかがでしょうか、お答えください。
◯議長(尾崎 輝雄)
総務部長。
◯総務部長(竹谷 良之)
総務部長でございます。
加茂支所の3階の利活用に関するご質問でございます。
先ほども答弁を申し上げましたとおり、支所の利活用の検討についての
検討委員会というのを立ち上げて検討していただいたという経過がございます。その中でも、
社会福祉協議会の
加茂支所の活用、あるいは観光協会の活用、商工会、あるいは
NPO法人等々の組織なりに貸し付けという部分についても、検討いただいたわけでございますが、その時点では、やはり不調に終わっているというような状況でございます。いろいろ3階の部分につきまして制約等もある部分もございます。
1つは、
加茂支所の3階部分には電算室というものがございます。そういったものがある施設でございますので、いわゆる不特定多数の一般の方の利用に供する施設としてどうなのかというような部分もございます。そういうような整理も含めて、今後検討していく必要があるというふうに思っているところでございます。
また、当然、2階部分については支所ということで、事務所として利用しておりますので、その2階部分と3階部分もどういうふうに分離をしていくのかというような部分もございますが、ご意見等も踏まえまして今後検討していく課題かというふうに思っているところでございます。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 曽我さん。
◯9番(曽我 千代子) 曽我です。
職員だけで考えていたのではいろんなアイデアが出てこないのではないかというふうに思っています。こういうことこそ、市民に開放してどんな使い方がありますかというふうに、公募で意見を聞いてみるのもいいのではないかというふうに考えています。電算室があるとか、2階に執務室があるとかいう問題はあるでしょうけど、それは鍵をかけるとかシャッターをするとか、いろんな方法で、私は活用が可能だというふうに思います。随分使われなくなって時間がたってきております。私は、こういうところをほっておくと、結局また資料室という名目で物置にされてしまうんではないか。私は、非常にもったいないというふうに思っておりますので、早急に何か対応を考えていただきたい。だから、まず、その利活用について親身にそれこそ公募を頼むとか、そういうことにして、私は市民の目の前に明らかにしてほしいというふうに思っています。そのことについてどうお考えでしょうか。
◯議長(尾崎 輝雄)
総務部長。
◯総務部長(竹谷 良之)
総務部長でございます。
市民の皆さんのアイデアと、公募というようなご意見でございます。先ほども申し上げました、そういった2階と3階の分離といった部分、それから電算室の関係、それと合併当初、これにつきましては、
合併推進債という起債を充てさせていただいて3階部分の改修を行っております。そういった制約がかかりますので、今の形態を大幅に、例えば間仕切りを変更するとか、改修を行うといったことについて、これは制約がかかってまいります。10年間という部分の規制がかかってまいりますので、そういう中で、果たして広く市民の皆さんの意見を求めて、公募でそういうような協議をしていただいて、その利活用が図れるのかというようなところもございます。まず、やはり内部的にある程度整理した中で、その上で、また議員の皆さん、あるいはまた市民の皆さん等にもやっぱり意見を聞いていくというような仕掛けが必要ではないかというふうに考えているところでございます。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 曽我さん。
◯9番(曽我 千代子) こういう場所は市民のものなんですよね、基本的に。
合併推進債をもらったから今の形状を変えられないというのは、よく理解できます。だから、10年間は形が変えられませんと。このままで使えませんかというふうな検討を、私は頼まれたらいいんではないかというふうに思うんです。何か住民がいろんなことをわあっと言うておられたら対応できないというんではなくて、最初からその条件をきちっと把握した上で、私は公募をなさるなり、意見を求められたらいろんなアイデアが出てくるというふうに思います。
公民館とか、そういう施設でいつも問題になるのは、和太鼓とかそういう大きな音を出すサークルの活用のときに、ほかの一緒にしているサークルからいろいろ苦情があるわけですけど、私は議場なんかは、そういうサークルに開放すれば、ドアがどーんと閉まるわけですから、私はそのままの活用で何ら問題はないというふうに思うわけですね。だから、もっと頭を柔軟にして、とにかくこれは市民のもんなんだ、だからみんなでどんな使い方があるか考えてくださいと言って投げかけるのが、私は最適ではないかというふうに思うんですが、そこのとこはどんなふうに考えていらっしゃいますでしょうか。
◯議長(尾崎 輝雄)
総務部長。
◯総務部長(竹谷 良之)
総務部長でございます。
先ほども、利活用の
庁内委員会の中で一定議論をされてきたという経過もございます。この部分につきまして、今の段階でそこまで単に公募してそういうような委員会を設けるなり、また意見を聞くというところまでのことにつきましては、まだ検討してない段階でございますので、そういったご意見も踏まえながら、今後考えていきたいというふうに思っております。
以上です。
◯議長(尾崎 輝雄) 曽我さん。
◯9番(曽我 千代子) かったるいなと思うわけですが、今すぐここではいい答えがいただけないのかもしれませんけど、とにかく私は、忘れられている部分については、何か前に進めていただきたいというふうに思っています。ですから、庁舎内だけでの考え方では、私は、いいアイデアが出てくるはずもないというふうに思いますので、私は、こういう条件ですが何かいい考えはありませんかというふうに市民に投げかけるのが一番だと思いますので、そのことを進めていただきたいというふうに要求したいと思います。
それと、
当尾小学校の関係です。
当尾小学校の利活用は、しばらく待つとしましても、保育園は、それこそ先ほど
当尾小学校の活用の中で幾つかの例が出ましたけれども、地元の
高齢者サロンなんかに私は貸し出されたらどうかなというふうに思うんですが、そのことについてはどうお考えでしょうか。
◯議長(尾崎 輝雄)
教育部長。
◯教育部長(大西 茂)
教育部長でございます。
曽我議員の再度のご質問にご答弁申し上げます。
当尾小学校につきましては、具体的に
ゾーニングをして進めていくと。そのための設置条例についても、現在、検討中というところでございまして、条例制定の後、具体的な
活用方針あるいは活用できる団体等についてということについても進めてまいりたいというふうに考えております。一方、
当尾保育園の跡地、現在、
普通財産というふうになっておりますけれども、当初は、
当尾公民館が道路拡幅によって移転の対象になるということで、当面、その移転するまでの間、また
当尾小学校もまだ当時は学校として使用しておりましたので、その間、暫定的に
当尾保育園を公民館として使ってはというような考え方もございましたけれども、現時点におきましては、
当尾公民館が拡幅によって移転になった場合については、生涯
学習ゾーンというふうに位置づけております
当尾小学校において
公民館活動ができるようなスペースを確保していくというふうに考えておりますので、その保育園の跡地について、
教育委員会として公民館的な活用あるいは幅広くふれあいサロン的な活用というようなことにつきましても、すべてそういった提案については、
当尾小学校の跡地の中で活用できるものだというふうに認識をいたしておりますので、保育園の跡地については、そういった考え方は現在のところは持っておりません。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 曽我さん。
◯9番(曽我 千代子) 保育園の管轄は、私は福祉課の管轄だというふうに思いますので、それだったら、私は
高齢者サロンに使うのには何の転用もいりませんし、私はすぐ簡単にいけるというふうに思うんですが、担当のほうはどんなふうにお考えでしょうか。
◯議長(尾崎 輝雄)
保健福祉部長。
◯保健福祉部長(藤田 弘志)
保健福祉部長でございます。
曽我委員の再質問にお答えいたします。
今現在、暫定的という意味では、社協さんのほうで、今、高齢者のサロンという形でも一部使っておるという状況でございますので、今後につきましては、
教育部長のほうからも答弁がありましたように、いろんな面から検討しながら、その利用については検討してまいりたいというふうに考えております。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 曽我さん。
◯9番(曽我 千代子) 今の中で、私、今、えっと思ったんですけど、今既に保育所の跡地は、
社会福祉協議会の
高齢者サロンとして年に何回か使われているということでしょうか。確認したいと思います。
◯議長(尾崎 輝雄)
保健福祉部長。
◯保健福祉部長(藤田 弘志)
保健福祉部長でございます。
そういうことでございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 曽我さん。
◯9番(曽我 千代子) それならそれで、その活用を進めていただいたら私はいいというふうに思っています。
加茂町のときには、休園という形になっておりまして、起債が終わってないからほかの転用は難しいということだったんですが、それから随分時間がたちますので、もう私、その起債の関係は終わっているというふうに思いますので、私はどんどん活用を進めていただきたい。同じ福祉課の関係ですから、私はそういう使い方を進めていっていただいたらいいのではないかというふうに思っています。
次にいきます。
加茂図書館跡地は、かつて
いづみ作業所が払い下げてほしいと要望されていました。これは
教育委員会の所管でしょうから、まずは加茂地区の公民館や集会所としての活用が議論されてしかるべきだと考えています。この間、何か議論はあったのでしょうか。先ほど物置だという話でしたか、資料室でしたっけ。ちょっと待ってください。
そうですね。資料室だという話だったので、私はそういう形で物置にされるのは非常にもったいないと思っておりますので、そのことについてお聞かせください。
◯議長(尾崎 輝雄)
教育部長。
◯教育部長(大西 茂)
教育部長でございます。
曽我議員のご質問にご答弁申し上げます。
現時点においても、
社会教育委員会の中で、利活用の方法について検討していただいておる、当面の措置として資料をそちらのほうに展示して、あるいは保存していこうということで、そんな物置という状態ではございません。
それから図書館につきましては、一定の制限がございます。当時、福祉のほうでの活用というようなご要望もございましたけれども、
建築基準法上の関係で、用途としては、日陰斜線ということで一定の制限がございますので、用途として広くは
教育財産として、狭くは
学校教育財産としての活用ということで、それ以外の活用については、
建築基準法の制限がございまして転用ができないということになっておりますので、少なくとも
教育委員会としてどういった活用ができるのかということについて、今後とも検討してまいりたいというふうに思っております。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 曽我さん。
◯9番(曽我 千代子)
教育委員会としての活用を進めるということで、それは私それで了解をしたいというふうに思っています。
当初も請願が出たり、いろいろ
いづみ作業所の話があったんですが、私が前任者の
教育部長にお尋ねしましたところ、やっぱり
教育委員会の所管だから、まず
教育委員会として使いたいというようなお答えがありましたので、私も、それはそれきりにしていたんですが、ただまあ、今資料室にしているというだけでは、私は非常にもったいないというふうに思いますので、それは最低最悪の使い方だというように思っておりますのでね。何かもうちょっと、あの地域の方の公民館的な活用ですとか、あの横には町民の体育館もあるわけですから、何か私はそういうことと連動して使える方法を考えていただきたいというふうに思っています。
次にいきたいと思います。銭司の公共用地は、墓地や焼却施設の建設など、さまざまな議論の末、今や忘れられています。163号線沿いの目立つ場所ですから、「道の駅」などの建設も考えられるところです。非常にもったいないと思います。今、木津川市では、道の駅の
具体的構想はありません。こういう市の外れがよいかどうかはわかりませんが、既に24号線沿いにある奈良県との境にあるトイレが「道の駅」だそうですから、幾分か離れたところでないと、「道の駅」としての認可は難しいというふうに聞いています。もしそうなら、このあたりなら一定の距離が離れていて可能だと思います。この場所の利用について、考えてしかるべきだというふうに思います。新規に土地を買う必要もなく、かなりの面積があるのですから、何をするにも使い勝手はよいはずです。どんなふうに考えておられますでしょうか、お答えください。
◯議長(尾崎 輝雄)
建設部理事。
◯建設部理事(中村 裕彦)
教育部長でございます。
曽我議員の再度のご質問にお答えさせていただきます。
「道の駅」につきましては、以前からほかの議員さんから何度もご質問いただいております。
いろんな
登録要件等がございまして、なかなか検討はできてないということでございますが、まず、やはり
設置管理運営を誰が行うのかということが一番問題になってくると思います。あと、いろんな距離要件や、それから施設要件、24時間運営管理ができるか、それからいろんな
安全確保等の問題がございますので、場所的には163号沿いで、いろいろ交通量も多い、いい場所だと思いますけども、その辺で一番問題になるのが、運営管理を誰がするというのをまずしっかりと決めないと、そういう構想とか計画を考えていくことはできないというふうに考えております。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 曽我さん。
◯9番(曽我 千代子) 今の部長の答弁ですと、「道の駅」をするとしたらのお話でしょうか。そういう考えがあるというふうなんかどうか、そこら辺を確認したいと思います。
◯議長(尾崎 輝雄)
建設部理事。
◯建設部理事(中村 裕彦)
建設部理事でございます。
曽我議員の再度のご質問にお答えさせていただきます。
もしあの場所で「道の駅」をするということであれば、そういういろんな要件がまずクリアできないと検討もできないというふうに考えております。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 曽我さん。
◯9番(曽我 千代子) 何かちょっと議論が少し小さくなってきているんですが、私は、「道の駅」なら非常にいいというふうに思っています。そこの運営主体をどうするかなということだけが問題でしたら、私はそれはいろんな形で市民に投げかけたら、私たちが運営しますということは、私は出てくるというふうに思うんですね。全然そこの活用を、「道の駅」なんかに考えていないよというのかどうか。いやいや考えているんですが、運営主体なんかが見つからないから前に進めないんですよというのか、そこら辺の整理をもう少しお願いしたいと思います。
◯議長(尾崎 輝雄)
建設部理事。
◯建設部理事(中村 裕彦)
建設部理事でございます。
以前から、場所は違うんですけど、恭仁京の前の辺とか、いろいろほかの議員さんから質問がございますが、現在のところは、市としてはそういう「道の駅」の計画については、考えていないということでございます。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 曽我さん。
◯9番(曽我 千代子) 先ほどの答えとすごくずれてくるんですけど、「道の駅」構想そのものを木津川市としては全然考えていないというのか、別の公共用地にそういうことを考えてもいいけれども、その運営主体なんかが見つからないから「道の駅」構想が進まないというのか、その辺の整理をまずお願いしたいと思います。
◯議長(尾崎 輝雄)
生活環境部長。
◯生活環境部長(代次 衛)
生活環境部長でございます。
曽我議員から、銭司用地の活用についてというご答弁でございます。
この銭司の用地につきましては、墓地等として、行政財産として購入をいたしました。公益的な施設の建設関係、これ、今、中断してございますが、こういうこともございますので、今のところ、
墓地用地等としてこの用地については活用していくということでさせていただいてございます。
なお、「道の駅」等、いろいろご提案をいただいてございますが、木津川市、合併をいたしまして、たくさんの用地施設等がございます。これにつきましては、有効利活用するために、有効利活用のための方針を平成20年に定めました。これは行財政改革と、それと財政の健全化の大きな柱となってございます。まず、行政財産につきましては、購入した当初の目的で活用できるのかどうか。活用できない場合については、他の行政用途に使えないか、また関係団体を含めてそういう活用ができないかということで話を進めました。そこでも活用できないということになりますと、
普通財産に切りかえをいたしまして、売却も含めて進めていくというところでございます。この銭司の用地については、今現在、行政財産でございます。その目的で進めたいというふうに思っております。また、「道の駅」につきましても、別途の議論で、全体的な市の事業の中で検討していくべき事業であるというふうに考えてございます。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 曽我さん。
◯9番(曽我 千代子) そうですよね。そのお答えなら一応は納得できるんですが、しかし平成20年から検討してきたという中では、私は随分時間を食っている割には、何の答えも出てきていないなと、非常に残念に思うわけです。合併してもう5年の式典も終わったわけですから、私はこの間にいろんな形で使われた、もっと具体的に前に進められて私はしかるべきだというふうに思っています。だから、今回、この質問をしているわけですけど、もう一つ、せっかく「道の駅」の話が出ましたので、私は確認したいというふうに思うんですが、今、24号線沿い。先ほどに基づいた奈良との県境にあるトイレが「道の駅」だというふうに聞いています。次の「道の駅」を考えるには、それからの何メートルか離れんといかんという、そういう制約があるのかどうか、その確認をしたいと思いますが、そのことについて教えてください。
◯議長(尾崎 輝雄)
建設部理事。
◯建設部理事(中村 裕彦)
建設部理事でございます。
曽我議員の再度のご質問にお答えさせていただきます。
24号線に今設置されておりますのは、緑の一里塚といいまして、休憩施設でございます。「道の駅」の設置要件というのを見ますと、おおむね10キロから20キロ離れていることということがございます。その中でも、民間の休憩施設や、それから高速道路のパーキング等も考慮してということでございますので、その今24号線に設置されております緑の一里塚がその要件に合致する施設かどうかというのは、詳しくは調べておりませんが、10キロから20キロということでございますので、場所的には10キロぐらいは離れているので、要件に引っかかることはないかと思いますが、正式に確認したわけではございませんので、正式に計画が進めるということになりましたら、いろんな近隣のそういう施設、民間の施設も考慮して、配置計画を立てるということになっております。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 曽我さん。
◯9番(曽我 千代子) 銭司の公共用地は、一般財産だということですので、私は「道の駅」を考えられても何も悪くはないというふうに思いますので、可能であればそこら辺の検討を進めていただきたいというふうに、これも要求しておきたいというふうに思います。
それから、加茂駅舎内にあります窓のない部屋、これは当初から、ここを忘れてはいけないと言われている場所です。先ほど掃除の道具が入っているという話でしたが、私は非常にもったいない、何もほうきやバケツを置くのにそんな広い場所が要るわけではありません。これは観光協会の拠点にしてとってもいいというふうに私は思っています。今でもシーズンには観光協会が加茂駅通路でパンフレットを配ったり、お弁当を売ったりと努力をなさっておられます。ふだんは、ここを拠点になさったら、観光客にも場所を聞くにも喜ばれるし、私は非常にいい場所だというふうに思っています。これからは、公共交通機関が見直される時代になってきています。ガーンデンモールのあの場所も、よそから移住してこられたニュータウンの買い物客へのデモンストレーションにはなっていると思います。また、木津川市がガーデンモールの場所を借り上げて応援しなければならないという事情も理解できます。しかし、現在のあの場所だけでは、観光協会の拠点としては不十分です。観光客は、あんな場所に観光協会の案内所があるなどとはわかりませんから、ぜひ忘れられている加茂駅構内の空間を活用するよう検討していただきたいと思いますが、
生活環境部長のお考えをお聞かせください。
◯議長(尾崎 輝雄)
生活環境部長。
◯生活環境部長(代次 衛)
生活環境部長でございます。
観光案内所の設置について、市としての考え方はというご質問でございます。
現在、JRの各駅、近鉄の駅、この付近には観光案内所はございません。議員のご説明でございましたガーデンモール内に設置をいたしまして、電話もしくは買い物に来られた方のいろんなご意見を聞く中で、案内をさせていただいているというのが現状でございます。観光客等の利便性を図るために、駅の近くにということでございます。これは必要なことだというふうに考えてございます。毎年度、観光シーズンにJRの各駅で、観光協会によります観光案内所の設置をさせていただいてございます。本年度につきましては、特に旧
当尾小学校で
木津川アート、これを開催させていただきましたので、加茂駅の改札口、この付近で案内所を設けさせていただきました。観光客の方に非常に好評をいただいてございます。改札口から出てすぐというところで、観光客の方の利便性が最も向上したのではないかなというふうに考えております。
ご提案をいただいてございます駅構内、これは1階の部分で、少し市民の方、また観光客の方からは、わかりにくい場所にあるのではないかなというふうに考えてございまして、今のところ無人の案内所につきましては、改札口とこのほうを考えてございます。また、補正予算でご議決をいただきました「まちかど観光案内所」、来年度から稼働を予定してございます。これは市民の皆さんや商工業者の皆さんにご協力をしていただき、ご了解をいただいたところにパンフレット、もしくはいろんなリーフレットを置いて、観光客の方の利便性、また市民の方のいろんな歴史財産、文化財産をもう一度見直しをしていただくということで、設ける予定をしてございます。
これは駅の付近に設けたいというふうに思っておりますので、今、議員からご提案をいただいている趣旨に沿うというか、同じような趣旨で設置をさせていただきますので、各議員にご議決をいただいています予算で「まちかど案内所」を設置して、まずは、案内の周知のほうを努めてまいりたいというふうに考えてございます。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 曽我さん。
◯9番(曽我 千代子) 私は、ガーデンモールにある今の観光協会の拠点も、今新たに始まろうという「まちかど案内所」も、私は並行して非常にいいものだというふうに思っています。それはそれで、私は値打ちがあるものだというふうに理解しているんです。だけど、もう少しふやされたらどうですかという提案のつもりなんです。そういう意味では、たった物置にしているだけでは非常にもったいない。駅舎の1階にいい場所があるわけですから、そこにも観光の案内所をおつくりになったらいかがですかという提案ですので、そのことについてお答えください。整備にそれほど費用がかかるとは思えません。
◯議長(尾崎 輝雄)
生活環境部長。
◯生活環境部長(代次 衛)
生活環境部長でございます。
ご提案いただいている内容、非常にいいご提案であるかなというふうに考えてございますが、観光案内、観光の周知につきましては、現在、観光協会さん、またふるさと案内さん等々にお願いをしているというところでございます。いろんな財政上の問題でありますとか、今まで積み上げてきました歴史等がございますので、ご提案いただいた内容については、十二分に調査等をさせていただきたいというふうに思っております。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 曽我さん。
◯9番(曽我 千代子) 観光協会、現在あるガーデンモールの中の出先機関としてがまだ難しいというのでありましたら、私は逆にボランティアを募って、あそこを1個ずつ開くということも考えられるというふうに思っています。また、あそこは加茂駅をおりまして、当尾のほうの散策に行くには、まずあそこが非常に便利な場所かというふうに私は思います。
ちょっとしたお土産を置いたりすることも可能かというふうに思いますので、ぜひ木津川市の発展のためにあそこの活用を考えていただきたいと思います。単に掃除道具入れには広過ぎますしもったいないと思っておりますので、よろしくお願いしたいというふうに思っています。
次に、いきます。
木津川市内には、旧木津町、旧山城町など、もっとほかに隠れた公共用地はありませんでしょうか、教えてください。
◯議長(尾崎 輝雄)
総務部長。
◯総務部長(竹谷 良之)
総務部長でございます。
木津川市として所有いたしております財産の関係でございまして、現在、
普通財産として、いわゆる行政目的のない財産というふうなものでございますけれども、
普通財産として台帳で整理させていただいておりますのが431筆ございまして、面積といたしまして約47万平方メートルというような状況になっております。この中で、現在、利用がない、ほとんどについては墓地であったりとか、集会所用地であったりとかいう形で、地域で利用されている部分が大多数なんですけれども、未利用という形である財産というのが35筆で、約4万5,000平方メートルというような状況になっております。これは、旧加茂や木津、山城ともに、それぞれ未利用地という部分がございます。これは財政課のほうで把握している面積、筆数でございます。
それから、基金、いわゆる土地開発基金でございます。これにつきましても、将来、公共用地というような形で取得をいたしたのでございますが、これについての現在の筆数というのは101筆でございます。面積で約7万5,000平方メートルでございます。そのうち、未利用という形で、当然、これは将来的に公共用地という部分でございますので、ほとんどが利用されてないということでございまして、96筆でございまして、これも同じく7万5,000平方メートルというところでございます。
そういうような状況になっております。これについても、それぞれ旧3町にそういうような未利用という部分の土地が存在するというような現状になっているということでございます。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 曽我さん。
◯9番(曽我 千代子) 筆数と面積で答えていただきました。私は加茂町の議員だったものですから、今、加茂町であったそういう公共的な場所というのはわかっているわけですが、木津や山城についてはほとんど理解できておりません。私は、この間、すべての議員に対して、旧のそれぞれの町で使われていて、今現在使われていない、そういう場所を具体的に旧何々の土地という形で、私は一覧表として出していただきたいというふうに思っていますが、そのことについてはどんなふうにお考えでしょうか。
◯議長(尾崎 輝雄)
総務部長。
◯総務部長(竹谷 良之)
総務部長でございます。
今回のご質問にあわせまして、ちょっと未利用地の状況等、財産台帳等のほうで確認させていただいておりますが、まだきちっと整理できている部分という部分もありますけど、全くの未利用かどうかという部分と、それから未利用になっていても、もう近い将来に活用される財産というのも当然ございます。そういうようなことも含めまして、台帳整理というのもしていく必要がございますし、また先ほども出ております利活用の
検討委員会の中での議論の中で、こういった未利用について1筆ずつどういうふうにやっていくのかというようなことの検討をやっていきたいというふうに思っているところでございます。
そういった台帳等をある程度整理できた段階では、また公表させていただきたいというふうに思っております。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 曽我さん。
◯9番(曽我 千代子) 私は、最初に述べましたけれど、
公有財産というのはまさに埋蔵金だというふうに思っています。それがまだきちっと整理ができていないということで、私は非常に残念だというふうに思うわけですが、まず、そういう埋蔵金を全部掘り出して一覧表にして、それを行政だけで考えるのが非常に難しければ、議会なり一般公募なりで、今これから使われる可能性があるというふうにおっしゃいました、もちろんそれはこういう利用をう考えていますとかいうのをコメント出していただいたらいいですし、現在はこんな形で使われていますというのでも私はいいというふうには思うんです。ただ、何もせずに寝かせているところ、ただ単に物置みたいになっているところというのは、私は非常にもったいないというふうに思いますので、それを市民なり行政マンが、現在、活用している人はわかっているかもしれませんが、だんだんこれは忘れられていってしまうというふうに思いますので、忘れられてしまわないうちに、私は、ちゃんと一覧表として誰でもがわかるような形で出していくべきだというふうに思っていますが、
総務部長のお考えはいかがでしょうか。
◯議長(尾崎 輝雄)
総務部長。
◯総務部長(竹谷 良之)
総務部長でございます。
まず、先ほど申し上げました部分については、土地でございますので、建物等は入ってございません。補足だけさせていただきます。
ご意見等ございますので、その辺については、今後
検討委員会の中でも検討していきたいというふうに思っています。
ただ、土地についても、今、
普通財産については一般競争入札によりまして売却等を進めさせていただいているというような状況でございます。これについては、整理できたものから順次そういう形での売却、また一部貸し付け等についても進めているというような状況でございます。ただ、現状を見ますと、市街化区域の一番よいところでも、なかなか売れないというような状況等もございます。この中にも
普通財産と申しました、また基金の財産の中にも、いわゆる市街化調整区域であったり、また山林であったりというような部分が多数含まれております。先ほどからご指摘いただいております銭司の用地等々も含めまして、そういう面積に入っているわけでございますが、そういう部分を整理していくというのはかなりの時間を要しますし、また当然境界等もきちっと確定した中で対応等をやっていかんならんというような形もございますので、そう一朝一夕に整理ができるというのではないというふうに認識をさせていただいておりますので、できた部分からまた将来的にも公共用地としての利用がないというような見込みの部分については、そういったものを整理しながら処分をしていきたいというふうな考え方で、今、取り組みを進めているという状況でございます。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 曽我さん。
◯9番(曽我 千代子)
総務部長の非常に苦しいご答弁、理解できなくはありません。といいますのは、昔々でしたら、首長選挙のたびに、とんでもない土地を首長が買わされてきはるというようなことも、実態としては私は知っています。例えば、加茂町で言いましたら、池水の公共用地などというものがありまして、もう今や行くこともできないような山の上です。そういう実態があったから、そんなことを全部今現在も木津川市が保有しているというのは、私は理解できます。しかし、使いやすい、使える可能性のあるところ、そういうところからでも私は整理をして活用していかなければどうにも前に進まない。銭司の公共用地も、先ほど言ったことの1つのようですけれども、だけど、今は163沿いになってますし、私はこれは活用可能だというふうに思っておりますので、今回、質問させていただいております。これについてのご答弁は別に結構ですけれども、私はとにかくそれを管轄する総務部として、まずは、自分たちでその台帳をきちっと整理する。そして、使える可能性のあるところは、みんなに提示をして、自分たちだけで考えるんではなくて、私は議会なり市民の前に明らかにしていただきたいと、これはきちっと要求したいというふうに思っています。
◯議長(尾崎 輝雄)
総務部長。
◯総務部長(竹谷 良之)
総務部長でございます。
私どものほうも、できるだけ整理できるものについては整理をして処分をしていきたいというふうに考えております。ちなみに、平成20年から平成24年、木津川市になってから、そういった売り払い、売却等を進めてきておりまして、現在まで一般競争入札7筆、随意契約での9筆、合計16筆の財産のほうを処分をさせていただきまして、売払価格といたしまして1億6,000万円余りの価格で売却をさせていただいております。そういった実績も持っておりますので、今後もそういう委員もご指摘のとおり、整理できるものからでも進めていきたいという思いで事務を進めているということでございます。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 曽我さん。
◯9番(曽我 千代子) 次にいきます。「男女共同参画社会を目指すために」として、2つ目の質問です。
男性の育児や地域参加の推進で、女性の結婚率アップや少子化からの脱却が可能になると言われています。イクメン、育児に熱心な男性のこと。カジダン、家事に熱心な男性のこと、ケアメン、子どもや高齢者のケアに熱心な男性のこと、イキメン、地域活動に熱心な男性のことです。市でも、これらのことを進めて、ファミリーサポートアップを考えていく必要があると考えています。企業でも、できる営業マンは、イクメン、イキメンだというキャンペーンを行っているところがあります。考えてみれば、家庭の事情や地域の事情をよく知っている人のほうがニーズを把握していて売り込みが上手だというのは当然です。そうするならば、住民サービスを担う役場の職員も、地域の事情や家庭の事情を知っていることは、住民ニーズを把握する上で不可欠なことです。市として、そういう職員研修が必要がだと思っていますが、いかがでしょうか。これは市長に答えていただきたいと思います。
また、今日の不況脱却のキーポイントは、女性の活用にあると以前にも提言しましたが、女性の社会参加を促して女子力を活用するには、まだまだ整備が整っていません。私は、今、ソーシャルビジネス塾に通っていますが、そこでの女性の就職率についての話題では、面接のときの受け答えを含めて、同世代なら、女性のほうが断然よくできる。しかし、結婚退社を見越して男性を採用する残念な現実だという事業者の話が出ました。そして、今の日本の課題は、女性が結婚後も楽に働き続けられる施策が必要であるというものでした。そのためには、結婚退社というおくれた風潮の払拭や、保育事業や病児保育の充実など、地方自治体の取り組みが不可欠です。不動産屋さんのお話でも、木津川市は子育て支援ナンバーワンということで、若い方の移住先として人気がありますということです。しかし、まだまだ現在の取り組みでは不十分だと思います。正社員で働くために病児保育の拡充などの整備を求めたいと思います。これについてもお答えください。
◯議長(尾崎 輝雄) 市長。
(市長 河井 規子君登壇)
◯市長(河井 規子)
曽我議員の1問目のご質問にお答えいたします。
子育てを、女性だけでなく男性も参加するきっかけづくりの場として、市内2カ所の「つどいのひろば」では、定期的に父親教室を開催いたしております。
「つどいのひろば」は、おおむね3歳未満の子どもと子育て家庭の親が気軽に集い、子育てについての情報交換や交流を図る場として、多くの方にご利用いただいております。父親教室では、父親が自宅での育児の参考にしていただけるよう、男性ならではの体を使った「ふれあい遊び」など、親子でできるダイナミックな遊びを楽しんでいただいております。
今後も引き続き、父親の育児参加のきっかけとなるような催しを開催してまいりたいと考えております。
ほかのご質問につきましては、担当部長よりご答弁申し上げます。
◯議長(尾崎 輝雄) 保健福祉部理事。
◯保健福祉部理事(福井 平和) 保健福祉部理事でございます。
曽我議員の2点目のご質問にお答えいたします。
木津川市では、女性の就労支援を一層推進するため、平成23年度からすべての公営保育園の早朝保育開始時間を午前7時30分からとし、延長保育終了時間も、平日は午後7時、土曜日は午後5時まで延長いたしました。入所対象年齢につきましても、今年度から生後57日に一元化したところでございます。
民間保育園においても、未入園児一時保育事業の取り組みや一時保育の充実、最長午前7時から午後8時までの早朝延長保育を実施していただくなど、市全体として保育サービスの充実を図っているところでございます。
また、病児・病後児保育の充実につきましては、子育てと就労の両立を支援するために病気の回復期にあるお子さんを一時的にお預かりする病後児保育室を公立山城病院へ委託して実施しているところでございます。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 曽我さん。
◯9番(曽我 千代子) 少しずついきたいと思います。世界経済フォーラムは、政治・経済・健康・教育の4分野で、男女平等の度合いを評価した男女格差報告を2012年度版をことし10月4日に発表しました。1位はアイスランド、2位以下はフィンランド、ノルウェーで、北欧諸国が上位を占め、アメリカは22位、中国は69位、最下位はイエメンだそうです。日本は、対象となった135カ国のうち101位で、去年より3つ順位を落としています。報告書は、日本について、女性の議員や企業管理職の少なさを指摘しています。政治の項目では110位と最低水準でした。女性の教育レベルが高いにもかかわらず労働市場でうまく活用されていないため、教育投資に見合う利益が出ていないと言及しています。そしてまた、男女雇用の格差をなくすことで、日本の国内総生産が16%ふえると研究結果を紹介しています。これについて、市長はどんなふうにお考えでしょうか。
◯議長(尾崎 輝雄) 市長。
◯市長(河井 規子)
曽我議員のご質問にお答えいたします。
やはり女性が働くことによって労働力を確保する、そして、働きやすい環境を目指すことによって、また結婚、子どもを産むという、そういった効果があらわれるというふうに思っております。
私は、子育て支援ナンバーワンを目指すということで、さまざまな施策に取り組んでいるわけでございますが、やはり市独自での体力というのはなかなかそれぞれ限りがありますので、やはり国策の中でいろんな施策を積極的にやっていただく、そういうことは非常に必要であるかなというふうに考えております。
◯議長(尾崎 輝雄) 曽我さん。
◯9番(曽我 千代子) 私は、今回の選挙でも、女性議員を応援したいと思っていますが、京都6区では女性は誰も出馬していません。つまり、どの政党の意識もおくれているというべきです。また、なぜか木津川市には議会に並ぶ女性は、市長のほかには見当たりません。これは単に木津川市の女性職員の能力が低いというより、働く環境の整備が進んでいないことのあかしだと考えられます。このことについて、市長並びに
総務部長はどんなふうにお考えでしょうか。
◯議長(尾崎 輝雄) 市長。
◯市長(河井 規子)
曽我議員のご質問にお答えいたします。
女性の職員は、非常に優秀な職員がたくさんおられます。男性、女性というふうに、私はそういうふうに区別しているわけではございませんが、やはりできる方については、これからもどんどん管理職になって活躍していただきたいという、そのように思っております。人事の面ではなかなか今そういった形にはなっておりませんが、やはり今後女性の登用ということについては十分に検討しているところでございます。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 市長公室長。
◯市長公室長(尾崎 直利) 市長公室長でございます。
曽我議員の再度の質問にお答えをさせていただきます。
ご指摘をいただきましたように、この議場には部長職として女性はいないというのは事実でございます。これは今市長が答弁申し上げましたとおり、女性の職員が劣っているということでは決してございません。ただ、現実としてあるのは事実でございます。ただ、私どもといたしましても、今年度の採用試験もさせていただきましたが、これについては女性であるとか男性であるとか、そういうことによって採用の合否を決めたわけではございません。優秀な人材を確保するという形で職員採用もいたしておりますし、今後の管理職の登用につきましても、そのようなことで臨んでいきたいというように考えているところでございます。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 曽我さん。
◯9番(曽我 千代子) 木津川市では、職員が自分の家庭で妻の自立への思いやりやイクメンやイキメンを実践しているかどうかの、どのぐらいあるでしょうか。アンケートをなさったことはありますでしょうか、お答えください。
◯議長(尾崎 輝雄) 保健福祉部理事。
◯保健福祉部理事(福井 平和) 保健福祉部理事でございます。
ただいま申されましたそういった関係の調査は、今日までいたしておりません。
◯議長(尾崎 輝雄) 曽我さん。
◯9番(曽我 千代子) 妻は自分の持ち物とばかりに、偉そうにどなったり苦情を言ってさえいれば、家の片づけもできるし、自分の好きな食事も出てくると思っている男性職員も多いのではないでしょうか。残業して帰ってくれば、子どもがまだ起きていることに苦情を言ったり、共働きであっても子どもが病気になれば、当然、妻が休んできたと思っている職員はいないでしょうか。滋賀県は、育児や家事を楽しむ男性がふえるよう呼びかける冊子「ファミリースマイルアップ」を作成し、仕事を優先しがちな20代から40代男性を対象に、意識改革を促したいとして、英語版カラー12ページで、家事や育児に励むイクメン、カジダン、ケアメン、イキメンを紹介していますし、イクメンのページでは、子どもと仲よくなる10の方法や、年齢に応じた育児のポイントを掲載しています。この冊子は、イオンやセブンイレブンにも置かれているということです。木津川市でも取り組む考えはありませんか。市長、お答えください。
◯議長(尾崎 輝雄) 市長。
◯市長(河井 規子)
曽我議員のご質問にお答えをいたします。
木津川市も育児をする男性ということでいろんな取り組みを進めているところです。ちょっと今お話ししていただいたのは、私たちぐらいの時代かなというふうに思いますが、今の若いご夫婦の方は結構育児、家事をされているということで、個人的には、うちの息子たち2人も結構やっているなというふうに思いますが、やはり今はお互いに働いている家庭がほとんどですので、お互いにやはり自分の家事、子どもたちの育児にかかわっていくというのは、これはもう当然のことだというふうに思います。
そういう面では、今、子どもがおなかにおられるときから、お父さんに来ていただいて、子どもの入浴でありますとか、いろんなそういった世話の仕方も、早い目からお父さんにも学んでいただける機会、いろいろな機会でそういったことを催しをさせていただいております。
そういった冊子をつくって、もっと啓発してはどうかということでございますが、今、パパ手帳というのもつくらせていただいている中で、中身については十分に検討してまいりたいというふうに考えております。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 曽我さん。
◯9番(曽我 千代子) 若い男性と一概に言っても、意識はばらばらで、家事をよくする男性、そうでない男性、いろいろいるようでございます。私は、この間、職員の給与削減に反対してきました。何と言っても、まだまだ日本の国の先導役を果たしているのは、公務員だと思うからです。政治家が脱官僚と叫んでみても、実際に執務をとっている彼らにかなうことはありません。私は、官僚の情報一元化での取得権は剥奪するべきであると考えていますが、官僚をたたいて給料や待遇を下げれば、日本そのものの質を下げてしまうと思うからです。まずは、500人の職員を持っている自治体として、職員の意識改革に取り組んでいただきたいと、これは市長に要望したいと思います。ぜひ滋賀県のように取り組みを進めてください。
私は、木津川市が、母子手帳にかわる父子手帳などもつくってくださって非常によくなったというふうに思っています。女性市長なのですから、もう少し女性の自立のことについてご支援をしていただきたいというふうに思います。
滋賀県のような取り組みを進めてくださるかどうか、もう一度ご答弁願いたいと思います。
◯議長(尾崎 輝雄) 市長。
◯市長(河井 規子)
曽我議員のご質問にお答えいたします。
木津川市でも、今回、第1号の育児休暇を取っていただいた男性職員もおられます。育児また介護についても休暇がありますので、男性もやはりどんどんかかわっていただく、そういう機会がふえ、取りやすいそういった体制を随分ふやしていきたいというふうに思っております。
今、言っていただきました件につきましては、一応中身を検証させていただいて、どういった冊子になっているのかも一度見せていただいてから検討してみたいと思います。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 曽我さん。
◯9番(曽我 千代子) 政府が進める女性の活躍促進による経済活性化行動計画「働く『なでしこ』大作戦」の内容は、女性管理職の比率などの公表を企業に促し、女性が能力を発揮しやすい環境をつくるとしています。計画の柱は、各企業が女性社員の活用状況を公表する「見える化」を進めるとしています。現在、女性の管理職比率や勤続年数を行政機関のウェブサイトで公表している企業は700社だけですが、5,000社にふやすということです。また、女性の登用を積極的に行っている企業を選定し、表彰する制度の創設、女性の企業創業を促進するため、開業資金を補助したり、経営面の相談にきめ細かく応じたりする制度を設けるということです。また、女性の就労を支援するため、主婦を対象にしたインターンシップ就業体験を実施するそうです。市においても、これらの施策をいち早く取り入れて、積極的に女性を応援すべきだと思いますが、どうなさいますか。女性の市長さんですから、女性の登用を含め、職場環境の整備にご尽力いただきたいと思っての質問です。お答えください。
◯議長(尾崎 輝雄) 市長。
◯市長(河井 規子)
曽我議員のご質問にお答えいたします。
いろいろな対策を企業さんのほうもとっておられるということでございます。私どもも、やはり市の職員の皆さんが頑張っていただいて初めて市がよくなるというふうに思っておりますし、女性の役割、男性の役割、それぞれ大事な役割もございます。その皆さんの能力を十分生かしていけるような、そういった体制づくりを今後もしてまいりたいというふうに考えております。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 曽我さん。
◯9番(曽我 千代子) 次にいきます。厚生労働省では、2013年から、休日や時間外でも一時的に子どもを預けられる施設を700カ所つくることや、待機児童解消のための支援を広げ、保育所の受け入れ人口を今年度より7万人ふやし、232万人にするとしています。また、子どもが熱を出した場合などの病児保育も経費や看護師の人件費を政府が補助し、利用者を2割増しの127万人を見込んでいると、日経新聞の10月3日に掲載されていました。木津川市でも、こういう施策の取り入れで、保育所や病児保育の取り組みを進めるべきだと考えていますが、今後の取り組む予定はありませんか。
◯議長(尾崎 輝雄) 保健福祉部理事。
◯保健福祉部理事(福井 平和) 保健福祉部理事でございます。
ただいまのご質問でございますが、病児保育、病後児保育につきましては、本年6月の定例会の際もご質問いただいたところでございます。そういった6月からきょうまでの経過で、特に内容的な変化はないところでございますが、ただ、国におきますただいまの社会保障とそれから消費税の関係での見直しがございましたので、そういった見直し結果が平成27年度あたりから反映されるという仕組みが今出ております。そういったことに十分注目というか踏まえる必要はあるわけですが、とりわけ、現状の状況につきましては、御存じのとおり、病後児保育につきまして平成22年の10月から山城病院にて委託し行っているところでございます。
また、病児保育につきましては、今時点でその実現を見ておりませんが、府内の状況を見ますと、最近では、京田辺市さんが来年度から病児保育の導入を民間の医療機関に委託されて実施されるという新しい情報は見ておりますが、そういった状況にある中ですが、本市としましては、6月申し上げました内容からの進展はないところでございます。特に、その療養につきましては、やはり医療機関、病院等への委託、協力が不可欠でございますが、どうしてもそういった経営面、安定面、そういったところがネックになっているというふうに聞いているところでございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 曽我さん。
◯9番(曽我 千代子) 木津川市での病児保育の取り組みは不十分です。せっかくできた病後児保育室も、山城病院の関係以外には非常に使いにくいものになっています。もっと使いやすくする改善が必要であるというふうに考えています。私は、これをもっと大々的に広げる、まずは市民に周知して会員制を広げる必要があるというふうに思っています。宮崎県では、保育園や幼稚園で、子どもが急病になった場合、仕事ですぐに迎えに来ることができない保護者にかわって、看護師が一時的に面倒を見る「病児等お助け保育モデル事業」を10月から始めています。料金は1時間当たり500円で、保護者が迎えに来るまでつきっきりで世話をしてくれるそうです。木津川市でも、こういう取り組みをする考えはありませんでしょうか。お答えください。
◯議長(尾崎 輝雄) 保健福祉部理事。
◯保健福祉部理事(福井 平和) 保健福祉部理事でございます。
ただいま申されました病後児保育の本市の状況につきましては、ご指摘のとおりでございます。現実的に病後児保育を運営していく上で、事前の予約とか診断の証明とか、そういうのを義務づけております。その上での利用のしやすさというのは、検討をしていく必要はあるわけですが、大変大きな課題になっています。また、ご指摘いただいております病児型のほうですね、そういったことも、病児保育についても申されていますように、そのニーズをとらえて、また補助制度もとらえながら検討はしていかならんというふうに思っております。
◯議長(尾崎 輝雄) 曽我さん。
◯9番(曽我 千代子) 子どもの病気は若い母親が働く上では非常なネックになっています。私は、今、国がこれを進めようと思っているときですから、私はいち早くアイデアを出して手を挙げたら、モデル事業としての補助金もおりてくるというふうに思いますので、ぜひそういう前向きな取り組みをお願いしたいと思っての質問ですので、ぜひ担当としては頑張って、いろんなモデルを先取りできるように考えていただきたいと要求いたします。
次にいきます。「住民要望から」です。
6月議会から後、次の3点について住民側からご意見をいただきました。
避難場所の決定はどうして決めているのか。公民館など避難場所になっているが、炊き出しもできない。基準は何かということでした。私は答えられずに苦心しました。教えてください。
また、歴史的意義のある和同開珎の里をもっとアピールすべきであるというご意見もいただきました。確かに、我が国のお金の原型をつくった施設跡です。もっと観光をアピールしてもいいと思います。どう考えられますか。
3点目、図書館の開館時間を早めてほしい。せめて9時からできないのか。また、貸し出しのない本は片づけるべきだとのご意見です。どう対処しますか、教えてください。
◯議長(尾崎 輝雄)
総務部長。
(
総務部長 竹谷 良之君登壇)
◯総務部長(竹谷 良之)
総務部長でございます。
曽我議員の3問目の1点目のご質問にお答えいたします。
避難所につきましては、それぞれの地域にあります
公共施設を活用した避難所の指定を行っているところでございます。現在、市の地域防災計画の見直しを実施しているところであり、避難所等につきましても、それぞれの災害に応じた避難所の設定作業を実施してまいります。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄)
教育部長。
◯教育部長(大西 茂)
教育部長でございます。
曽我議員の2点目と3点目のご質問にご答弁を申し上げます。
銭司地区にある銭司遺跡につきましては、昭和59年4月14日、京都府史跡として約418平米が指定をされ、現在に至っております。
史跡中心部には、府指定史跡の石碑も建てられており、隣接して木津川市
教育委員会による案内説明板というものも設置をしているところでございます。また、「木津川市文化財ガイド」、「恭仁宮 よみがえる古代の都」、「木津川あるきの便利帳」など、各種パンフレットにも関係する記事を掲載してPRに努めているところでございます。
次に、3点目でございます。図書館の開館時間につきましては、市民の利用の促進を図るため、市民の利用しやすい日時を設定し、現在の木津川市立図書館の開館時間を、平日は午前10時から午後6時まで、土曜日・日曜日・祝日は午前10時から午後5時までとなっております。
また、貸し出しのない本は、片づけるべきとのご質問でございますけれども、木津川市立図書館におきましては、図書館の資料収集基本方針というものに基づきまして、蔵書を常に新鮮で魅力的な資料構成とするために、定期的に本棚の資料などを点検し、各ジャンルの資料の貸し出し利用状況に応じて、数年にわたって貸し出し利用がない本などにつきましては、書庫に入れるなどの措置をとっております。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 曽我さん。
◯9番(曽我 千代子) 一つずついきたいと思います。
避難場所の関係ですが、見直しがかかるということです。和歌山県は、インターネット大手のヤフーと災害協定を結び、自身や津波、風水害などの大災害の折に逃げ込む避難場所を地図上に出てくるように契約されています。
詳しい住所や標高、備蓄品の種類、収納可能人数などが記されるようになっているのです。閲覧するには、ヤフーが運営するサイト、ヤフージャパンのトップから、地域の和歌山県のエリアに入り、避難所、避難場所を選択すると地図が表示されます。地図は、携帯電話やパソコンからも閲覧できます。これを京都にしてみても、お尋ねの内容は見つかりませんと表示されてしまいます。私は、早急に取り組んでいただきたい内容だと思います。
高知市が2例目として取り上げて参加しています。木津川市としても、府に先んじてすることは可能です。取り組みませんか、お答えください。
◯議長(尾崎 輝雄)
総務部長。
◯総務部長(竹谷 良之)
総務部長でございます。
曽我議員の再質問にお答えをいたします。
先ほども答弁させていただいておりますが、今年度地域防災計画の見直しを行っておりまして、避難所全体の災害の種類に応じた避難所の指定について、今現在検討しているところでございます。また、同時にハザードマップというのも作成をさせていただいた中で、その中に避難所の位置の情報といったものについても載せていきたいというふうに考えているところでございます。また、具体的にインターネットを使った、そういうような部分については、今後そこまでの今現状では考えておりませんけども、そういったハザードマップを全国に配布する中で、周知を図っていきたいというふうに考えております。そういった部分についても、今後の検討課題ではあるというふうには認識しているところでございます。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 曽我さん。
◯9番(曽我 千代子) いつも防災関連のすごい冊子をもらうわけですが、なかなか皆読み切れるものではありません。どこの家にもあって、それきりになっているのが多いのではないでしょうか。そういう意味からしますと、私は必要なときにパソコンや携帯メールから見るというのは、今日的だというふうに思いますので、検討する課題にぜひ入れていただきたいと要求しておきたいと思います。
次にいきます。
和同開珎の場所を示す石碑だけがおっしゃるように残っています。この拓本を撮りにマニアが時々訪れますが、ふだんはひっそりとしています。旧加茂町は、たくさん歴史文化財があるためか、こういうことには非常に無関心な町でした。私たちが加茂町に来た折には、恭仁京の買い上げが始まっていましたが、当時はゲートボール場として使われており、観光バスで見学に来た方たちが驚き、加茂町は何を考えているんだろうと批判が出されました。その後、コスモスが植えられたりして整備が進みました。銭司の和同開珎鋳造跡も新興宗教に見つけ出され、お金の縁のあるお寺として乗っ取られたような状況になっていますが、市として、きちんと整備すべきではないのでしょうか。近くに、先ほど申しました銭司の公共用地もあることです。何かとあわせての活用を考えていただきたいと思いますが、
教育委員会はどんなふうに考えておられますか。
◯議長(尾崎 輝雄)
教育部長。
◯教育部長(大西 茂)
教育部長でございます。
曽我議員の再度のご質問にご答弁を申し上げたいと思います。
現時点において、この和同開珎の里について、さらに調査を進め、PRに努めていくという考え方については、現時点においては持っておりません。現在のところ、既存のある資料に基づきながら、現在もガイドマップとか「木津川あるきの便利帳」などで周知を図っている、そのことをさらに継続して進めていくというのが、現在の方針でございます。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 曽我さん。
◯9番(曽我 千代子) 私は、日本最古、ここは本物やというふうに思っていますが、インターネットで調べますと、埼玉県秩父説のほうが有力になっています。秩父には銅山があることから、日本最古の和同開珎の里として有力視されていますけれども、私はそんな場所より、都のあった奈良に近い銭司のほうが信憑性があると考えています。実際、使用されていたのは、今はそういうふうに言われていますが、こういう歴史的な結果のわからないことは、先に言い出したもの勝ちだというようなことがあると思います。で、埼玉県のほうでは、非常に熱心に市教委が取り組まれたから、今こういうことで言われていますけど、私はそのときには、関西に拠点があったわけですから、絶対、大仏さんも鋳造されているわけですから、私は関西圏が銅山があって、銭司に鋳造されていたものが本物だというふうに思っております。621年に唐の開元通宝に模して708年に鋳造が始まったというふうに書かれています。710年に平安遷都が行われているわけですから、当時、埼玉県は地方であったろうと思われます。今は、秩父説が有力ですけれども、この鋳造跡は、全国あちこちで見つかっています。当時、民間で勝手に鋳造された私鋳銭の横行が話題になっているというふうに暦書にも載っています。そういうことを思えば、朝廷の目の届かない地方で偽物づくりが横行していたというのは、私はそういうふうなことだろうというふうに思っています。銭司は、朝廷のお膝元であります。絶対、ここが本物であったというふうに私は思うわけですが、私は
教育委員会がぼうっとしているからよそにとられているのであって、私はもっとここを進めるべきだというふうに考えていますが、
教育委員会はどんなふうにお考えでしょうか。
◯議長(尾崎 輝雄)
教育部長。
◯教育部長(大西 茂)
教育部長でございます。
曽我議員の再度のご質問にご答弁を申し上げたいと思います。
まず、いろんな方面からの情報ということと、もう少し詳しくということも、ご意見としては伺っておりますけれども、実際問題といたしまして、この銭司遺跡について本当はどうなのかということについては、実態が正確にわかっておらないというのが現状でございます。
これを詳しくもっと全国にも訴えていくようにということになってまいりますと、詳しい調査が必要になってきて、それを調査後PRしていくというのが確かな調査に基づく実態を全国にという形になるわけでございますけれども、御存じのように木津川市は、京都市に続く宇治市と並ぶ文化財の宝庫ということで、いろんな史跡文化財がございます。こういった大きな史跡調査につきまして、まずは、議会でも何度も申し上げておりますけれども、学研の開発に絡む調査、あるいは継続中の調査等を進めておりまして、なかなかここまで調査が回らないというのが実態でございまして、今後とも、この必要性、重要性とものは認識いたしておりますけれども、計画的に進めていくというところでございますので、現時点において、ここをもっと詳しくという考えは、現時点においては持っておりません。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 曽我さん。
◯9番(曽我 千代子) 私は、こういうことは木津川単独では非常に難しかろうというふうに思っています。だから、こういうことを、府教委なり、あるいは日本全体に対してアピールしていく。そのためにもっと発掘調査をしたいという、そういうことをすることから始めていかないと、よその人はこんなことしたくないわけですから、私は、まずそれを持っている地元からどんどん発信していくべきだというふうに思っています。これは、
教育委員会だけでなく、市長部局でありましても、観光関係でありましても、私はどんどんとアピールしていく必要があるというふうに思っていますので、ぜひそういう取り組みを進めていただきたい。せっかく大きな財産であるにもかかわらず、私は、見落とされているというふうに思いますので、私はお願いしたいと思います。
木津川市には、銭司だけではなくて隠れた観光スポットが本当にたくさんあるというふうに思います。私は、こういうことは、観光客誘致に上手に活用できていないなというふうに思って、残念に思っているわけです。木津の瓦窯跡公園なんかも、当時、かわらをつくられていたということですから、これはかわらをもっと全面的に出して、かわらの歴史なんかと一緒にアピールしたら、どちらかというと、奈良の観光客も呼び込んでこれるというふうに思っているわけです。私は、もう一押しというところが何か足りないなと。で、そこにありますよという、ちょっと公園整備みたいなことはできたとしても、その次が続いていないので、せっかく奈良と京都の間にあって地の利もそう悪くないのに、私は、木津川市が落ち込んでいるなというふうな思いがありますので、私は、ぜひもう一歩頑張っていただきたいというふうに考えています。私も、今、民間レベルではいろいろと頑張りたいというふうには思いますが、行政の力はやっぱり絶大ですので、ぜひ取り組んでいただきたいというふうに思います。
最近、お隣の奈良市は、奈良町、北町などで、店舗など民間のトイレ整備で、観光客のおもてなしをすべく、おもてなし民間トイレ事業をスタートさせています。トイレ提供者に、市は協力謝礼金として月額3,000円から5,000円を支払っているそうです。私は、これから高齢者になってくると、トイレのあるなしが観光地の宣伝に非常に有効になってきているというふうに思いますので、こんな簡単な方法で、観光客の来そうな場所を決めて整備していくというのが、一番簡単で現実的ではないかというふうに思っています。
加茂地区で言うなら、船屋商店街などが絵にも書かれてなかなかすてきな町並みです。木津の町並みも同じようなところかあるというふうに思いますが、そういうところに、私は民間のトイレを設置して協力を依頼したらいかがかなというふうに思うんですが、このことについてはどんなふうにお考えでしょうか、答えてください。
◯議長(尾崎 輝雄)
生活環境部長。
◯生活環境部長(代次 衛)
生活環境部長でございます。
観光のPRをもっと広くというご質問でございます。
今までは、京都府内を中心にいろんなホテルでありますとか、観光協会でありますとか、木津川市のパンフレット等、そちらのほうに置かしていただいてございます。本年度につきましては木津川市と奈良市、一番近い距離にあるというところで、奈良市のホテルのほうにも木津川のパンフレットでありますとか、そういう案内のほうを置かせていただいて普及に努めているところでございます。
ご提案のトイレを利用した観光案内の整備をということで、これも一つの案だというふうに考えてございます。
なお、トイレにつきましては、やはりいろんな家庭のご事情もございますし、使っていただくことに対しては、いろいろ検討すべき事項はたくさんあるというふうに思っておりますので、これらについてもまずは調査をさせていただきたいなというふうに思っておりますが、今のところ、先ほど申し上げましたが、皆様方にお認めをいただきました予算に基づきまして、年が明けましたら、まちかど案内所を設置いたしまして、観光客のニーズ、また市民の皆様方のいろんな思いを把握する中で、木津川市としてどういう形が最も全国に対してのアピールができるのか。また、市民の方に対して、木津川市をよりよくしていただけるのかということなどを調査していきたいというふうに考えてございます。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 曽我さん。
◯9番(曽我 千代子) 京都駅の構内にパンフレットを置く場所があります。
私は、この間、ちょっと友達との時間待ちにそこをのぞいてみました。木津川市の分はありませんでした。非常に残念だというふうに思いました。そういういろんな場所があって、そうですね、この間、宇治にある振興局がするイベントに私たちも参加したんですが、そのパンフレットだけがこちらのほうの宇治の管内であったわけで、あとは、こちらの振興局管内には何もパンフレットがほかにはなかったわけです。私はああいうとここそ、それぞれの町が勝手に置いていらっしゃるわけですから、私は木津川市のパンフレット、あんなとこにこそ置くべきだというふうに思っています。それと、まちかど案内所にはトイレがあるのかどうか、確認をしたいと思います。
◯議長(尾崎 輝雄)
生活環境部長。
◯生活環境部長(代次 衛) まちかど案内所にトイレの設置はというところでございますが、これは民間の市民の方のご協力によってお願いをするものでございまして、今のところは、パンフレット、リーフレット、のぼりなどを置いて案内をしていただくということで要求をしてございます。
トイレ、それぞれはございますが、なかなか民間の方のお家のトイレは利用はしていただけないというふうに思っております。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 曽我さん。
◯9番(曽我 千代子) 次にいきます。開館時間の長い図書館は、24時間というところもありますけれども、千葉県匝瑳市は9時から21時、千代田区や豊島区は、10時から22時までですが、多くは10時から19時です。木津川市では、先ほどおっしゃるように10時から18時ですが、提案者がおっしゃるには、終わる時間より朝を早めてほしいとのことです。開館時間を早めるのには何か問題があるのか教えてください。
◯議長(尾崎 輝雄)
教育部長。
◯教育部長(大西 茂)
教育部長でございます。
ご質問いただいております開館時間につきましてはというところでございますけれども、先ほどの答弁で申し上げましたように、図書館の方針についてというところでは、広く市民の方々が利用しやすいように配慮をするということと、図書館協議会においては、そういった方々のご意見をよく踏まえて判断をしていくという形になっております。現時点におきまして、ご質問をいただいておりますけれども、図書館のほうに確認をいたしましたところ、時間帯については現時点の早くというような声は特に聞いておらないというところでございます。ちなみにというところでございますけれども、加茂の図書館におきましては、加茂町立図書館時代というところにつきましては、昭和61年に開館をしておりますけれども、当時は10時から5時半であったというふうなところです。そのときの1週間の開館時間というのは40時間であった。その後、早くしてほしいという声があって、午前9時半から5時までとしたというところでございます。しかしながら、日曜日については正午までであったということで、時間の延長ということで週45時間まで改めたというところでございます。
その後、合併協議によりまして時間の統一ということで、それぞれ、加茂の図書館は9時半であったけれども平成19年から10時に改めたと。しかし、5時で終わっていたところを6時までというふうにしたというところでございまして、トータルいたしますと46時間ということで、徐々にではございますけれども、時間は伸びてきております。これを10時の開館を9時ということであれば、それなりの準備時間ということが必要になってくるということもございますけれども、それよりもまず、市民の方々がどういう時間帯を望んでおられるのかということを第一に考えて、現在のところ進めているという状況でございます。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 曽我さん。
◯9番(曽我 千代子) 私のところに、9時にしてほしいという意見が届いておりますので、あちらこちらで言うように、その方にも発言したいと思います。
◯議長(尾崎 輝雄) 曽我さんに申し上げます。
◯9番(曽我 千代子) はい、終わります。
◯議長(尾崎 輝雄) ただいま10時56分、11時10分まで休憩といたします。
午前10時56分 休憩
午前11時10分 再開
◯議長(尾崎 輝雄) ただいま11時10分、休憩前に引き続き会議を開きます。
2番目、吉元善宏さん。
(吉元 善宏君質問席へ移動)
◯19番(吉元 善宏) 議席19番、さくら会の吉元です。
私は、質問通告書に基づきまして、1項目目は「市職員に対する働きかけに関する条例制定その後の状況について」、2項目目は「京大農場移転決定を受けて」についてを質問いたしますので、よろしくお願いいたします。
まず、木津川市職員に対する働きかけに関する条例制定その後の状況について、お聞きをいたします。
私たち議会では、議会基本条例を策定し、議会の活動原則であります第2条2項に明記されているとおり、議会は、市民の代表機関であることから、常に自覚をし、公正性、透明性、及び信頼性を重視し、市民に開かれた議会とすること、さらには、木津川市議会議員政治倫理条例では、市職員の公正な職務執行を妨げ、または当該職員の権限もしくは地位による影響力を不正に利用するような働きかけをしないこと。議会として、独自の取り組みも進めてきました。このような取り組みを経て、平成23年第2回定例会会派代表質問において、我々さくら会は、木津川市職員を外圧から守るということはもとより、市長の政治理念であります公平で公正な市政を実行するという観点から、口利きに対する要綱を整備するよう、政策提言をいたしました。その結果、早速、手続が進められまして、市職員に対する働きかけに関する取り扱い要綱が制度として確立されました。
そこで、次の質問をいたします。現在に至るまでに木津川市職員に対する働きかけに関する取り扱い要綱に該当するような働きかけはあったのかどうか。2つ目として、要綱作成前と比較して、要綱を策定したことによる効果はあったのか。この2点について、市長公室理事、よろしくお願いをいたします。
◯議長(尾崎 輝雄) 市長公室理事。
(市長公室理事 武田 光弘君登壇)
◯市長公室理事(武田 光弘) 市長公室理事でございます。
吉元議員の1点目のご質問にお答えいたします。
現在のところ、働きかけがあったという報告はございません。
次に2点目でございます。本要綱を策定した目的といたしましては、外部からの働きかけを防止することで、公正な職務執行を確保すること、また市政運営の透明性を高めることで、市民の市政に対する信頼性を確保することが挙げられます。現在のところ、働きかけがあったという報告がないことから、一定の抑止力が働き、適正な公務執行の確保が図られているものと理解しております。また、市が積極的に外部からの働きかけについて基準を設けて組織的に対応することで、市民に信頼される市政の実現につながっていくものであると考えております。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 吉元さん。
◯19番(吉元 善宏) 吉元です。市長公室理事、ありがとうございました。
現在のところ、働きかけがあったという報告は受けていないとの答弁をいただきました。政策提言を行った私たちさくら会にとっては、働きかけがなかったということは、大変喜ばしい現象であると考えているところでございます。
また、市長公室理事より、一定の抑止力が働き、適正な公務執行の確保が図られていると理解しているというご答弁をいただきました。
そこで、お聞きをいたします。市長の政治理念である、クリーンで誠実な公平公正な市政を前進させるためにも、木津川市職員に対する働きかけに関する取り扱い要綱は、市政運営の透明性を高め、市民の行政に対する信頼につながるものと考えます。したがって、今後もしっかり実行されるような取り組みを行う必要があると考えますが、市長公室理事の見解をお聞かせください。
◯議長(尾崎 輝雄) 市長公室理事。
◯市長公室理事(武田 光弘) 市長公室理事でございます。
吉元議員の再質問にお答えをさせていただきます。
今現在働きかけがないといたしましても、常に公正公平な市政を推進するためには、職員一人一人が自覚を持ちながら必要に応じて実施していかなければならないと考えております。そのためにも、職員採用時の研修におきましては、コンプライアンスの研修などを行い、その中で、働きかけに関する取り扱い要綱についての研修も実施しているところでございます。また、今後も、すべての職員に働きかけに対する職員としての対応を理解させ、適切に対処できるようにしていきたいと考えております。
また、本要綱を施行するに当たりましては、取り扱いマニュアルまたはQA等を職員に通知を行ったところでございます。今後、働きかけ等の事象等がございましたら、その都度、担当課の人事秘書課のほうにご連絡等あるような形で進めていきたいと考えておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 吉元さん。
◯19番(吉元 善宏) 私は、大津市での中学生自殺問題に端を発したいじめ問題、このいじめ対策がさまざまに講じられているにもかかわらず、いじめ自体はなくならない。なかなかそのいじめ自体は、いろいろな対策を講じておられるにもかかわらず、いじめ自体はなかなかなくならないという思いから、この種の問題についても、取扱要綱を策定したからといってなくなるものではないと思っております。職員を守る観点からも、さらには先ほどからも申し上げているとおり、市政運営の透明性を高め、市長の行政に対する信頼につながるものであると思いますので、今後もしっかりと実行されるよう重ねてお願いをいたしまして、1項目目の質問を終わりたいと思います。
次に、引き続いて2項目目、「京大農場移転決定を受けて」について、質問をいたします。
木津川市として行政と議会が一体となって待ち望んでいた京都大学大学院農学科附属農場の高槻市から本市への移転が、本年の7月の30日にURいわゆる都市再生機構から京大、高槻市の三者による基本協定が結ばれ、正式に決定がなされました。本市にとっては、まことに喜ばしいニュースとなって新聞紙上に掲載されました。このことは市長はもとより私たち議会も、議長名で京都大学に対し、京大農場移転計画が早期に実現され、京都木津川の地におきまして、ますますのご活躍を心より期待をしていると、誘致活動を行ったところでございます。
また、議会の一般質問においても、議員から行政の誘致活動に対し、もっと積極的に誘致するようにとの意見が表明されたこともありました。これまでの経過を振り返りますと、3年前の平成21年9月28日に都市再生機構から、京大高槻農場の木津中央地区への移転計画について、基本的な事項の大枠での合意により、都市再生機構と京大、高槻市の三者による覚書の締結が行われたと発表されました。3年前の話です。この発表を受け、市長は報道関係各位に、京大農場の木津中央地区への移転は大変喜ばしい知らせであり、大いに期待をしたい。今後は、京都府を初め、関係機関とともに立地決定に向けた取り組みを進めていきたいとのコメントを発表されました。その後、さまざまな流れやさまざまな思いの中で、約3年の月日がかりましたが、念願であった京大農場の移転が正式に決定しました。皆様も御存じのとおり、今後の予定では、2014年3月までに造成を完成し、京大へ引き渡されます。その後、京大は約2年をかけて水田・果樹園・花ハウス・管理棟・研究棟などを整備し、2016年4月から新農場で研究を始める予定であると発表されております。2016年、まあ4年先のことですので、現時点では結論を出すことは非常に難しいこととは理解しておりますが、国政選挙の一つの焦点になっているTPP問題など、現在の農政を取り巻く耕作放棄地、休耕田などの環境を考えますと、京大農場の移転を大きな契機として、木津川市の市政、10年、20年先を見据えたビジョンを作成することが必要であり、大きな飛躍の一歩を踏み出すときであると考えております。
そこで、次の3問についてお聞きをいたします。
まず一つ目は、京大農場の移転は、木津川市にどのような効果をもたらすと考えておられますか。
二つ目は、木津川市は自然豊かな環境に恵まれた農産物生産地と学研都市に代表される農産物消費地と混在した町であります。ここに京大農場が立地することで、農業振興にどのような効果が期待できるのか。
三つ目は、京大農場の移転を契機にアグリビジネスに関連の企業誘致に力を入れてはどうでしょうか。
以上、3問について、よろしくお願いをいたします。
◯議長(尾崎 輝雄) 市長。
(市長 河井 規子君登壇)
◯市長(河井 規子) 吉元議員のご質問にお答えいたします。
現時点で考えられます主な4点を挙げさせていただきますと、第一に、『農(みのり)あるまちづくり』をコンセプトとした木津中央地区全域の1割を占める約25ヘクタールに、このシンボルとなります農学研究所の立地が決定をされましたことは、今後の同地区におけますまちづくりに大きな弾みがついたものと考えております。
第二に、80有余年の歴史と伝統を有し、古くから人材の育成や農業生産にかかわる技術改良などの研究を進めてこられました附属農場におきまして、知の集積としての幅広い研究成果が世界に発信されますとともに、地元に還元いただけることを期待をしているところでございます。
第三に、この地域に適合いたします木津川市ブランドの農産品をご提案をいただき、農家の皆様と連携することによりまして、さらなる本市の農業振興に寄与するものと考えております。
第四には、我が国を支えてこられました団塊世代のお勤めを退職されました非農家の市民の皆様にも、身近に大学が地域社会への貢献として実施をされます農業体験セミナーなどに参加いただくことができ、自然や土に触れ合うことができる機会が生まれることを期待をしているところでございます。
そのほかのご質問につきましては、担当部長からご答弁を申し上げます。
◯議長(尾崎 輝雄) 市長公室長。
◯市長公室長(尾崎 直利) 市長公室長でございます。
吉元議員の2点目と3点目のご質問にお答えをさせていただきます。
まず、2点目でございます。この新農場では、地域に適合した農産品の研究が進められるということから、さまざまな農産物の木津川ブランドや京都大学木津川農場ブランドが創成されることを期待いたしております。
3点目でございます。この附属農場が立地することによりまして、関連する企業が木津中央地区あるいは木津南地区の企業誘致用地へと進出が期待されますことから、本市におきましては大きなチャンスであるというように認識いたしております。
今後、京都大学と連携しつつ、農場周辺に農産物や農業資材などの研究機能を有するアグリビジネス関連企業の誘致活動を進めていくことによりまして、地域産業の活性化、地元雇用の促進並びに税収の確保に努めてまいりたいというように考えているところでございます。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 吉元さん。
◯19番(吉元 善宏) 市長、市長公室長、ありがとうございました。
市長からは、ただいま移転のもたらす効果について、現時点での思いを聞かせていただきました。
再質問をいたします。先ほども申し上げましたとおり、京大農場の城山台地区への移転決定は、城山台の入居促進などさまざまな効果が期待でき、非常に喜ばしいと考えているところです。しかし、移転決定で満足していてはいけません。これから京都大学と木津川市が連携して、木津川市の農業ビジョンに取り組んでいくことが重要であります。
京大農場の移転が決定した今、市はどのように京大と連携を図るお考えか、まずお聞かせください。
◯議長(尾崎 輝雄) 市長公室長。
◯市長公室長(尾崎 直利) 市長公室長でございます。
吉元議員の再度のご質問にお答えいたします。
まず、京都大学との連携についてでございますが、この協議につきましては、附属農場の建設計画が決定いたしました段階で具体的に進めていきたいというように考えているところでございますが、連携に対します本市の基本的な考え方といたしましては、歴史と伝統のある京都大学が本市に立地いただけることに誇りを感じ、そして大学と市民の皆様との接点づくり、これに重点を置いて、お互いの連携が円滑に進むように努めてまいりたいというように考えているところでございます。
なお、本年の8月末には、京都大学を初めとする関係する5者で、京大新農場建設協議会というのを組織したところでございます。今後は、この協議会において、新農場の建設及び連携などにつきまして調整が行われていくものというように考えているところでございます。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 吉元さん。
◯19番(吉元 善宏) 京大農場の移転が決定した今、市はどのように京大と連携を図っていくかということについて、市長公室長からお話をいただきました。答弁の中に、木津川市を含む5者による京大新農場建設協議会が組織化されたというお話がありました。今後は、この協議会において連携などについて調整が行われるようになったとただいまお聞きをいたしましたが、もう少し詳しく教えていただけないでしょうか。よろしくお願いします。
◯議長(尾崎 輝雄) 市長公室長。
◯市長公室長(尾崎 直利) 市長公室長でございます。
吉元議員の再度のご質問にお答えいたします。
先ほどご答弁させていただきました京大新農場建設協議会でございますが、これに関係する5者というのは、もちろん京都大学、それに京都府、URの都市機構、関西文化学術研究都市の推進機構、そして本市という5者でございます。これにつきましては、8月末と申しましたが、第1回を8月27日に準備会として発足をさせていただいております。
まず、この協議会というものにつきましては、各機関の理事クラスということになってございますので、京都大学であれれば副学長ということになります。私ども木津川市といたしましては、副市長にメンバーに加わっていただいているというものでございます。
ただ、具体的な話、内容につきましては、その下部の部会といたしまして調整会議というのを持たせていただいてございまして、これは各機関の課長クラスが入るということになっております。私どもは、市長公室の学研企画課長がこの委員に入らせていただいているというところでございます。
第2回につきましては、10月26日に開催をいたしておりまして、約2カ月に1回開催するということになってございますので、この12月もしくは1月には第3回が開催されるという予定でございます。いずれにいたしましても、京大農場を核とした地域づくりというものについて、この協議会の中で議論をしていくというものでございます。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 吉元さん。
◯19番(吉元 善宏) 市長公室長、ありがとうございました。大体の形がわかってまいりました。
再質問させていただきます。先ほども市長公室長より、歴史と伝統のある京都大学が本市に立地いただけることに誇りを感じ、というような言葉がございました。京都大学は、国内トップクラスの教育機関であります。ここで、
教育部長にお聞きをします。
立地されるのは、大学院の附属農場ということですが、それだけをとると、連携できる内容は限られてきますが、京都大学との連携する姿勢を打ち出して、木津川市の教育面全般に拡大するように取り組むべきであると私は考えます。
そこで、
教育部長に思いを聞かせていただきたいと思います。よろしくお願いします。
◯議長(尾崎 輝雄)
教育部長。
◯教育部長(大西 茂)
教育部長でございます。
吉元議員の再質問にご答弁を申し上げます。
先ほど市長公室長からありましたように、今後協議会の中での議論あるいは調整会議の中での議論の中で、具体の連携についての協議が進んでいくというふうに考えております。我々といたしましても、せっかくの機会でございますので、京都大学と連携ができるということにつきましては、教育面においては非常に大きな効果があるというふうに考えております。附属農場と隣接をいたします城山台地区の新設小学校ということで、近くに隣接しておりますので、非常にこれは連携が強く進められるというふうに思っておりますけれども、それとともに、この学校だけではなくて、市内すべての小・中学校において、さまざまな教育分野において、京都大学農場と連携ができることということは、現在も既にそれぞれの学校において、体験学習という形でいろんな学校あるいは施設等を訪問する学習機会というものがございますけれども、さらにこういった京都大学の農場が木津川市に誕生するということになりましたら、環境教育あるいは食育教育などにも力を入れることができるのではないかということで、大いに期待をいたしているところでございます。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 吉元議員。
◯19番(吉元 善宏)
教育部長、ありがとうございました。
私も以前の話になりますが、木津川台小学校3年生を対象に、2年間ではありましたけれども、子どもたちとともに、大根の種まきから収穫まで、水やりや虫退治など、ともに行動をしました。その当時、木津川台小学校にはウサギを飼っており、生き物係、そういった担当児童がいて、毎朝、その育った大根の葉っぱをえさとしてウサギに与えていた記憶があります。今、
教育部長から、京都大学と連携できることは、本市の教育面において大きな効果があると考えているとの答弁がありました。私は、京大農場と連携することによって、自然や農業に関心を持った子どもたちが、10年、15年先の木津川市の農業を支える担い手として活躍してくれることを願っているところでございますが、そういった施設を取り入れた木津川市独自の教育も必要と考えますが、
教育部長のお考えをお聞かせください。
◯議長(尾崎 輝雄)
教育部長。
◯教育部長(大西 茂)
教育部長でございます。
吉元議員の再度のご質問にご答弁を申し上げたいと思います。
先ほど申し上げましたように、京大農場との連携による子どもたちの体験学習ということにつきましては、非常に大きな効果があるというふうに考えております。こういった連携をどのような形で進めていくのか。また、この連携によって、将来の子どもたちにとってのキャリア教育としてどのようにつなげていくことができるのかということにつきまして、これから具体の研究を進め、協議の中に入っていきたいというふうに考えております。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 吉元さん。
◯19番(吉元 善宏)
教育部長ありがとうございました。今後とも、ひとつよろしくお願いをいたします。
最後の質問になりますけれども、市長にお聞きをいたします。
市長は、本年の施政方針において、城山台を本市のエンジンとして、さらなる飛躍を目指すと述べられました。城山台が順調にまちづくりを進める中で、京大農場の移転が決定され、その市長が語られたエンジンの姿が見えてまいりました。
最後に、市長にお聞きします。
京大農場の移転決定を受けて、本市のさらなる飛躍を目指す考えや施策について、お聞かせください。
◯議長(尾崎 輝雄) 市長。
◯市長(河井 規子) 吉元議員のご質問にお答えいたします。
本当に、今回の附属農場の移転につきましては、木津川市はさらなる飛躍をしていこうという、我が市にとりましてまことに喜ばしいことであるというふうに思っております。何年もかかっての課題でございましたが、今回、正式に決定し、また先ほども協議会が始まったということで、非常に期待をしているところです。我が市は、関西文化学術研究都市ということでもございますので、知能集積の核となる、そんな新しい研究拠点になっていただきたいと、このように思っております。
そして、先ほども答弁をさせていただきましたが、やはりそういった研究成果が地域に発信され、また還元される、このようなことを非常に期待をしているところです。木津川市では、近くに、今学校の連携もございましたが、木津高校のシステム園芸科というところもありますし、また多くの有効農地、耕作放棄地もありますが、農業者もたくさんおられますので、そういった方とぜひとも連携をしながら、今後の基幹産業となるような、そういった農作物の開発にも、ぜひとも力を入れていただけるのではないかと期待をしているところです。
そして、先ほども答弁させていただきましたが、企業誘致のできる土地がまだまだございますので、そういった関連の企業をぜひとも誘致をして、税収の確保また雇用の確保にもつなげていければなというふうに思っております。そういう意味では、城山台の実りあるまちづくりにとっては、重要なパートナーとなっていただけるのではないかと大変期待をしているところです。
そういったさまざまな面から、今後は連携をさせていただく中で、市全体のまちづくりが今後も加速していけるものと、大変大きな期待をしながら進めてまいりたいと、このように考えております。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 吉元さん。
◯19番(吉元 善宏) 市長の思いを聞かせいただきました。ありがとうございました。
京大農場の移転決定を契機として、木津川市の将来を見据えたビジョンを夢物語にしないためにも、現在議場に座っておる木津川市議会の若きエース、高岡議員、兎本議員を先頭にして、これから生まれてくるであろう若手議員に、20年先のさらなる木津川市の発展を願って、今回の私の質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。
◯議長(尾崎 輝雄) ただいま11時50分、13時まで休憩といたします。
午前11時50分 休憩
午後 1時00分 再開
◯議長(尾崎 輝雄) ただいま13時、休憩前に引き続き会議を開きます。
3番目、片岡 廣さん。
(片岡 廣君質問席へ移動)
◯23番(片岡 廣) 議席番号23番、片岡 廣です。
3問、質問させていただきます。よろしくお願いいたします。
まず、1問目につきましては、「
公有財産の管理体制について」。
先日、国の会計検査院からも指摘された都市再生機構、眠っている土地、塩漬けの土地、長期未処分地の資産額は約897億円と公表されました。本市でも数え切れないほどの
公有財産が眠っております。
そこで、本市の
公有財産4カ所の土地について、質問をいたします。よろしくお願いいたします。
第1点目は、笠置町池水の土地、用途区分が廃棄物処理施設、不燃物投棄場用地と位置づけになっているが、この用途について行政の考えを問います。
2点目、朝からも
曽我議員さんからもありましたように銭司区真路の土地の利用方針について、答弁は同じと思いますので、答弁のほうは結構かと思います。
3点目、観音寺池ノ上、大田山については、利用目的は生きているのか。この土地については大仏鉄道跡地そしてまた旧関西本線のトンネルのつけかえに伴って、その土地が残っていると思うんです。
そして4点目、加茂町西大間田の土地について。これは加茂町のときに船屋京内線のバイパス路線との位置づけについて、まだ生きているのか問いたいと思います。
そして5点目、4土地については、年月が20年以上経過し行政も現時点で調査をし、土地利用を図れないのかをお伺いいたしたいと思います。よろしく5点お願いします。
◯議長(尾崎 輝雄)
生活環境部長。
(
生活環境部長 代次 衛君登壇)
◯生活環境部長(代次 衛)
生活環境部長でございます。
片岡議員の1問目のご質問にお答えを申し上げます。
私からは、1点目、2点目、及び5点目についてお答えを申し上げます。
まず1点目でございます。笠置町池水につきましては7筆にまたがっております。不燃物投棄場用地として、昭和50年に購入をいたしました。現状といたしましては、道路等がなく使用する予定はございません。
次に、2点目でございます。加茂町銭司の用地につきましては、
墓地用地等として旧町時代に購入した土地でございますが、現在のところ、計画はございません。
5点目でございます。1点目でお答えを申し上げましたとおり、現在、当該用地は道路などなく利活用できる状況ではございません。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 建設部長。
◯建設部長(藤林 英和) 建設部長でございます。
片岡議員の3点目、4点目、及び5点目について、ご答弁申し上げます。
観音寺池ノ上、大田山の土地につきましては、高田第四踏切の廃止に伴う代替道路用地として日本鉄道建設公団より取得したものでございます。その一部を代替道路としておりますので、事業目的は達成されていると考えております。しかしながら、その際に一団として購入した用地は、市道の予定路線として認定しておりますが、ご指摘のように未供用となっております。
観音寺池ノ上、大田山の土地は、第一義的に
加茂地域と木津中央地域を結ぶ市道予定路線として位置づけられておりますが、府道奈良加茂線の利用状況などからすぐさま事業化できる状態にはないこととや、また、旧大仏鉄道の遺構であることなどから、当面は現道保全を行っていきたいと考えております。
次に、加茂町西大間田の土地につきましては、昭和63年8月に、泉川中学校へのアクセス道路(府道木津加茂線)の拡幅用地として、並びに都市計画道路船屋京内線の道路拡幅用地として買収をし、昭和63年に府道木津加茂線の拡幅用地として、また平成元年に府道奈良加茂線の歩道用地として、いずれも事業施行者である京都府にその一部を売り渡し、その残地現在残っているものでございます。
この土地につきましては、その一部が都市計画道路船屋京内線の拡幅用地として決定されており、今後の京都府の整備計画に合わせた土地利用を図る必要があると考えております。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 片岡さん。
◯23番(片岡 廣) ありがとうございます。
それでは、今、説明がありましたように、私は
公有財産は行政財産と
普通財産と分類しておりますね。行政財産で目標と目的が不透明な行政財産を、また土地
検討委員会ですか、そこでやはり議論をしていただきたい。
それについてはどうなんですか、
総務部長。
◯議長(尾崎 輝雄)
総務部長。
◯総務部長(竹谷 良之)
総務部長でございます。
片岡議員の再質問にお答えをいたします。
議員ご指摘のとおり、
公有財産におきましては、行政財産と
普通財産ということで二つの種類がございます。今、ご質問をいただいている財産の区分といたしましては、行政財産というふうに位置づけられているものでございます。ただ、現時点では、その行政目的は達成されずに未利用というような形になっているということでございます。
本来、利活用の検討におきましては、そういった行政財産としての今後購入の目的等に、今後もその可能性について探っていくのか、あるいはまた他の
公共施設なり公用施設としての転用を図っていくのかというようなことの一定の整理が必要になってくるというふうに考えております。ただ、私ども総務部で対応させていただいておりますのは、
普通財産という形で行政目的がないというふうに判断できる土地については、売却なりまた貸し付けるといったことについての利活用を検討させていただいているというところでございます。
今後においても、そういった整理の中で、
曽我議員からも質問をいただいておりますけれども、利活用という形でないものについては、整理できるものについては、極力整理をしていきたいという基本的な考方でございます。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 片岡さん。
◯23番(片岡 廣) ありがとうございます。それでは1点目の池水の土地ですね。説明があったように、私も位置づけをされたと認識はしております。
部長にお伺いいたします。合併をしてから一度でも現地に足を踏み入れられましたか。この点いかがですか。
◯議長(尾崎 輝雄)
生活環境部長。
◯生活環境部長(代次 衛)
生活環境部長でございます。
現地のほうは、確認に行ってございます。市長も先日、現地のほうに確認に行かせていただきました。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 片岡さん。
◯23番(片岡 廣) 私が通告書を出してからと思うんですよ。もう合併して5年半、今までやはり放置をされていたんじゃないかと、私は少し残念です。合併して数年たってから現地を把握をし、どういうような方向性を出すか、私はそれが一番欠けておったんじゃないかというような思いです。私も、昨年から少し現場のほうへ、現状は活用できるのかどうか。それは昭和50年に八元町長のときに購入されて、そのまま手つかずです、加茂町。ただ、家屋と小屋が、小屋というのは養鶏場ですね。私が聞いたところでは、相当飼っておられたということを聞いております。それから、私は現地へ行きましたけど、まだその建物もつぶれて、養豚場もそのままになっております。部長のとこのこの行政の施設としては、私は恥ずかしいと思うんです。瓦れきはいっぱい。今のとこ、お笑いになるか知りませんけど、けものがすめない、生活できないような状態になっております。それをどういうように部長はお答えになりますか。
◯議長(尾崎 輝雄)
生活環境部長。
◯生活環境部長(代次 衛)
生活環境部長でございます。
現在の用地の管理状況はというご質問でございます。ご指摘のとおり、昭和50年、2回に分けて土地を購入いたしました。その後、今まで未活用の土地でございます。購入に至った経緯というのは、これはわかりませんが、不燃物の投棄場として旧加茂町時代に購入されたものでございます。先日行ってまいりましたが、軽自動車でもはいれない非常に狭隘の道でございまして、途中からは、野道というんですか、里道よりも狭いような道を分け入って入ったというようなところでございます。谷間で、活用については非常に難しい場所でございます。
今後、どのような形の管理もしくは活用がいいのかということについては、周りの状況などを見ながら確認をしていきたいというふうに考えております。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 片岡さん。
◯23番(片岡 廣) ありがとうございます。私は、この池水の土地は、笠置町にあるんですよね。他町にあるのがやはり不自然、そして、私、この土地に対して、価値はゼロに等しいというような思いです。坪数が470坪、現在残っているのは300坪切れます。流されて小さい川が3川あるんですよ。全部流されてしもて、もうこれ、5年10年たちますと、その土地は大げさですけど行方不明になります。そういうような現状です。私は、残念でなりません。
この50年の年には、四カ村山、大規模なそういうような施設をつくるというような加茂町としても、民間第三セクターでいろいろな焼却場及びいろいろな施設をつくると。椚坂のとこから山田まで道路を8メートル道路をつけて、そのときに便乗されて加茂町が購入されたと認識しております。でも、これだけの時間がたって、年月がたって、誰も足を踏み入れない。もう少しやはり市としても、何らかの対策をしていただきたい。その点どうですか。
◯議長(尾崎 輝雄)
生活環境部長。
◯生活環境部長(代次 衛)
生活環境部長でございます。
行政財産としての管理はというご質問でございます。
この土地のロケーションというんですか、置かれている場所なんですが、先ほど議員からございましたとおり、加茂町内にあります笠置の飛び地でございます。この行政権限が及ぶのは笠置町の行政権限が及ぶ土地なのでございます。その当時の状況はわかりませんが、その場所を旧加茂町時代、不燃物投棄場として購入したものでございます。当時は、いろいろな計画があったと思いますが、その計画自体、今いろんな書類を探しておりますが見当たりませんので、先ほど
曽我議員の中で申し上げておりましたが、行政目的として本当に活用できるのかどうか。他の機関、また他の用途として使えるのかどうか。それができない場合につきましては、木津川市で未利用の財産等については、積極的に売り払いをしていくというんですか、行財政改革と財政の収支のバランスを考えますと、利活用の検討方針がございますので、それに基づいた形での活用を図っていきたいというふうに考えてございます。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 片岡さん。
◯23番(片岡 廣) ありがとうございます。
1点目のよろしく、やはり今後財産分類、そして用途区分、財産名称については、精査をしていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
2番目の銭司区ですね、真路の土地ですね。朝からも質問がありましたので、この土地は57筆と伺っておりますが、最初は公園墓地として進められましたが、地元区との調整が難航して断念されております。そして、平成4年ですね、そのときには、廃棄物処理施設として位置づけされ、旧加茂町のときに事業費が7億から8億という予算まで組まれました。でも、そのときには、加茂駅前開発が施行されており、財源不足で断念をされたと伺っております。また、この土地は163号線より真路川を登っていて1キロ500メートルあります。頂上には松尾池という池が、銭司区が管理しております。その池の手前まで続いております。残念ですけど、163号線沿いにもやはり、前ですね、表が狭いんですよ。間口が20メートル。それで今までから、加茂町のときから、財産見直しをかけてきましたが、大阪の運送業者とかいろいろな方が加茂町に訪れて、購入をしたいという願いもありましたが、入り口が狭いんです。残念ながら話はつきませんでした。そして、私は朝から、曽我さんもありましたように、やはり景観が、松尾池のとこには、上から見たら木津川は真下に眺められます。松林があり、なかなか真路川も、なかなか湯船川よりもしっかりとしてますので、何らかの見直しをかけ、今後、住民とまたいろいろな方が共有できるような施設であれば、喜ばれるんじゃないかと、そういうような思いがありますので、これは答弁は結構です。もう午前中にされてますので。
それから、3番目ですね。池ノ上から大田山にかけて大仏鉄道、そして旧関西線、先ほども述べました。この軌道内、全部で8,700坪ありますね、部長。2町9反、広大な土地なんですよ。財産の今これからの効力的、有効的には、今後はかれないのか、お聞きしたいと思います。よろしくお願いいたします。
◯議長(尾崎 輝雄) 建設部長。
◯建設部長(藤林 英和) 建設部長でございます。
片岡議員の再度のご質問にお答えをいたします。
先ほども申しましたように、この土地につきましては、市道の予定路線として認定をしている土地でございまして、第一義的には、
加茂地域と木津地域を結ぶということで位置づけをしております。また、昨年度完成いたしました都市計画マスタープランにおいても、そういう構想路線ということで位置づけをさせていただいておりますが、現在の府道奈良加茂線の利用状況とか、また各決定をしております都市計画決定路線、また既存の道路等の拡幅事業がまだまだたくさんありますので、当面は現状保存を行っていきたいというふうに考えております。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 片岡さん。
◯23番(片岡 廣) ありがとうございます。この一部ですね、2町9反、例え9反でもやっぱり、旧住民と新住民が共有できる施設、何とか知恵を絞っていただいて、そういうものが。私は、あのバイパス、これだけも要りませんわ、2町9反も。ずうっと登っていきますと、瓶原カントリーの加茂コースの4番のティーグラウンドのとこまで、その手前まで続いております。しっかりと今後、この土地については、池ノ上から大田山、庁舎内で議論をしていただき、そら加茂町の生活道路として中央地区にバイパス、それは喜ばしいことです。でも、そういうふうな名目でいつまでも5年10年20年、塩漬けにするということは、市民にとっても、また地域にとっても寂しい限りです。今後、庁舎内でしっかりと検討していただいて、よろしくお願いいたします。その点は結構です。
そして、4番目ですね、船屋京内線のバイパスの位置づけが、まだ局地的に進められるのか。私、調査した点では、この土地は70坪あるかないぐらいです。そこへかかってくるのは10坪ほどなんです。船屋京内線には、それは外しても何も障害がでません。その点どうなんですか、お聞きしたいと思います。
◯議長(尾崎 輝雄) 建設部長。
◯建設部長(藤林 英和) 建設部長でございます。
片岡議員の再度のご質問にお答えいたします。
都市計画道路の船屋京内線につきましては、都市計画決定幅というのは、道路福音の決定をしているというのが現状でございまして、実際に道路をつくるということになりますと、法面をどれだけとるとか、また隣接します府道木津加茂線との交差点の形状をどうするんかというようなところが、現在まだ決定しておりませんので、整備計画が決まって残りの土地がどれだけあるんかと、また残りの土地が残地利用が有効にできるのかということを、整備計画が決まった時点で考えていきたいというふうに考えております。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 片岡さん。
◯23番(片岡 廣) ありがとうございます。私は、これ、船屋京内線のバイパスには匹敵はしないと思うんです。もうその手前、家が建ち、また京内橋まで引っ張るということは、10年かかろうが20年かかろうが、私は不可能と思っております。そういうような道路はもう要りません、本当に。ここでやはり行政の方から、しっかりと議論をしていただいて、財産の分類を組みかえというような方向性を出していただければありがたいです。
それから5番目です。先ほども答弁の中でもありましたが、もう20年以上たち、また現時点では、しっかりと池水の土地、また真路の土地、そして池ノ上の土地、いろいろな土地を議論を庁舎内で精査をしていただきたいと思います。
この質問はこれで終わります。ありがとうございます。
第2問目に入らせていただきます。京都府の許可をいただき、皆様方に配付いたしました中央線ですね、都市計画道路の全体、一体図ですね。この全体一体図は、これは産建委員会の中でも、行政のほうからやはりお示しを願いたいと思うんです。議員が出す前に、こうですと、これは最重要な路線と私は思っております。
それでは、都市計画道路、東中央線の建設・着工に対しまして、質問をさせていただきます。
同事業は、社会資本整備総合交付金事業で進められております。R163号線から山城町上狛より木津川を渡河して中央地区を結び、延長1.1キロ、幅員11.5から16メートル、2車線の道路新設対象区間、そして木津川架橋部、延長約377メートル、JR跨線橋延長約175メートル、幅員11メートルから14メートル、工事全体の事業費が大体61億円と。そしてまた、平成21年度から着手です。平成28年度までの事業期間の工程で進んでいるが、木津川市にとっても重要な路線であると考え、以下のことについて問います。
1点目、木津川を渡河する橋梁の下部工の着工見通しは。
2点目、UR都市機構が建設中の木津中央地区の城山台の住宅研究施設、企業の立地などのまちづくりの防災性は高まっていくのか。また、環境に問題はないのか。
3点目、民有地の用地の交渉は進んでるのか。用地問題については、府でもお聞きしておりますが、やはり市が先頭に立って立ち進めるべきだと、私はそういうふうな思いを持っております。
4点目、両側の歩道の整備及び区間、2車線のとこを4車線について、都市計画はされておりますけども、市としての考えをお聞きしたいと思います。よろしくお願いいたします。
◯議長(尾崎 輝雄) 建設部長。
(建設部長 藤林 英和君登壇)
◯建設部長(藤林 英和) 建設部長でございます。
片岡議員の2問目のご質問にお答えをいたします。
木津川架橋につきましては、昨年度から河川環境調査を実施し、今年度におきましては橋梁詳細設計及び地質調査を実施中であり、平成25年度の10月中旬以降、いわゆる非出水期からの下部工の工事着手に向け、現在、木津川の河川管理者である国土交通省近畿地方整備局淀川河川事務所と協議をされていると聞いております。
2点目のご質問でございます。都市計画道路東中央線は、木津南地区、木津中央地区を通る市域内の主要幹線道路としてのみならず、学研クラスター間を結ぶ広域幹線道路として位置づけをしている道路でございます。
木津川架橋及び木津東バイパスが完成いたしますと、周辺都市や大都市への道路交通の利便性がさらに向上し、木津南地区や木津中央地区などへの一般住宅の建築や学術研究施設、さらには、先に立地が決定している京都大学附属農場と関連した企業の立地が促進されるものと期待しております。
また、木津川架橋が完成されることにより、市域内で木津川に架かる橋梁が4本となり、木津地区の開発による交通需要の増大に対応できるほか、災害時の物資補給路や避難路の確保にもつながるものでございます。
次に、環境への影響についてのご質問でございますが、木津南地区から木津中央地区にかけて、沿道に隣接する宅地への影響を考慮し、緩衝帯として、両側の歩道を約7メートルから9.5メートルと広幅員で整備をしております。
次に、3点目のご質問にお答えいたします。
東中央線の進捗状況につきましては、これまでに現況測量、地質調査及び道路予備設計などが実施され、現在は
道路詳細設計、木津川架橋及びJR跨線橋の詳細設計、地質調査が実施されています。今年度中には、用地幅杭の打設、用地測量及び用地立会を実施し、用地対象面積の確定を行い、用地交渉を経て、協力が得られるところから順次買収を行う予定であると聞いております。
木津川市といたしましても、一日でも早くすべての用地が取得できるよう最大限の努力をしてまいる所存でございます。
次に、4点目のご質問にお答えいたします。
東中央線の都市計画決定の内容といたしましては、木津中央地区外部分については、国道163号から府道天理加茂木津線までの区間は、木津川架橋を含め車線2車線、片側歩道となっております。また、府道天理加茂木津線から木津中央地区までの区間は、車道2車線、両側歩道となっております。
しかし、今回事業化された計画内容では、府道天理加茂木津線から木津中央地区までの区間は、2車線、片側歩道となっております。用地取得は、都市計画決定どおりの幅で行うものの、当面、沿道利用が見込まれない西側の歩道については、今回施工せず、供用後の周辺状況により判断されると聞いております。
また、現時点の将来交通量では車線2車線で対応可能と聞いております。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 片岡さん。
◯23番(片岡 廣) 建設部長、ありがとうございます。
平成23年度に、市として執行目標が出されておりますね。取り組みを平成23年10月に設定されております。建設部まちづくり事業推進室が都市計画道路東中央線ですね、都市計画道路早期事業着手を目指し、国と府と連携をし、道路等の設計に必要な現状測量、調査の実施に当たり、関係の地権者等への個別説明を重ね、議会の協力を得る目標を建てられております。
目標に向かっておりますか、いかがですか。どうですか。
◯議長(尾崎 輝雄) 建設部長。
◯建設部長(藤林 英和) 建設部長でございます。
片岡議員の再度のご質問にお答えいたします。
この東中央線につきましては、先ほども申しましたように、木津川市の重要な施策として位置づけておりまして、現在、建設部内にあるまちづくり推進室の職員で、地元のほうへ毎日説明に上がっているという現状でございます。また、プロジェクトチームというのを立ち上げておりまして、1週間ほど前でございますが、用地幅杭の設置に伴う地元交渉に、そのプロジェクトチームのメンバーが個々に分かれて、地元の説明に上がっているという状況でございまして、市全力を挙げて、この事業に取り組んでいるのが現況でございます。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 片岡さん。
◯23番(片岡 廣) ありがとうございます。
この地域には、3事業が進んでおります。一つの事業もストップをかけてはならないと、私はこのように思うんです。そして、やはり行政の働きですね。しっかりと働いていただきたい。また、私が府の認可をもらいましたが、やはり議員の方にもしっかりと説明をいただき、議論をして、いいものを今後、私は生んでいきたいと思うんです。
部長、どうですか。
◯議長(尾崎 輝雄) 建設部長。
◯建設部長(藤林 英和) 建設部長でございます。
力強いお言葉をありがとうございます。私のほうも、全力的に早期の事業完成に向けて取り組んでまいりますので、また経過経過に、節目節目に、議員の皆様方に報告させていただきたいというふうに思っております。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 片岡さん。
◯23番(片岡 廣) ありがとうございます。
この中の4点の中から、少し意気込みはわかりましたが、何点かちょっとピックアップをしてやりたいと思います。この下部工事ですね。府としては、平成25年度に活用したいという思いを持っておられます。なぜかといいますと、大体山城町の上狛、163号線沿いから木津川左岸ですか、こちらは左岸になるんですね。そこまでは、用地、いろいろの問題はクリアをできたというようなことを、やはり府あたりは、中でも、国の河川の中ですね。
先ほど部長おっしゃいましたけども、その中、橋げたは6本ですよ。恭仁大橋で4本なんです。延長が短いのであります。200メートル少しであります。ここはやはり377メートル、400メートルに近いんです。私の調査では6本と。これはやはり一日も早く着工、平成25年度に。また、その答弁の中でも、河川の中ですね。河川の中は渇水し、半年あるかないぐらいなんですよ。6月の15日、10月15日から6月15日済みますと、一歩も河川内から重機その他シートパイルを打ち込んで撤去しなくてはならない掟になっておるんです。半年では、なかなか。
この前も見てきましたけども、今、名神高速道路、城陽から京田辺、大住までの架橋ですね。749メートルなんです。橋げたが9本なんです。なかなか今、スーパーゼネコンさんか、物すごう往生してます。シートパイルが30メートル打ち込むということで、20メートルまでは入りますけども、あとの、日本に2台しかない、二、三台と聞きました、ベルギー製の機械をもっても、数センチしか入らないとこが、岩盤ならまだやりやすいけども、粘土の、池でも一緒ですね。鋼土ですね。入らないということでご苦労されております。なかなか。この下部工については、少し時間がかかるんじゃないかと。それについては、府とは協議されているんですか、いろいろと。どうですか。
◯議長(尾崎 輝雄) 建設部長。
◯建設部長(藤林 英和) 建設部長でございます。
先ほどの答弁で訂正だけをしておきたいと思います。
先ほど、私、4橋という話をしましたが、これは防災上、木津川市にある恭仁大橋、泉大橋、開橋、それと新たに木津川架橋で4橋になって、防災上高まるという答弁をさせていただきました。実際、ここの木津川架橋につきましては、橋台2基と橋脚6基でございます。
それと、着工につきましては、現在、京都府と調整をしている中では、平成25年10月中旬から入っていきたいという予定で聞いております。それに向けて、現在事業調整をしていただいているということで、市といたしましては、それに伴うてボーリング調査をするための地元への説明等に動いているというのが現状でございます。
うちとしても、早期に着手していただけるために、平成25年10月をめどに入っていけるという体制で、現在、動いているという状況でございます。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 片岡さん。
◯23番(片岡 廣) 部長、ありがとうございます。
そして、この2番目ですね。地元区、それから中央地区城山台、環境に問題が起きないように、道路対策ですね。全国でも道路、名阪道路、香芝でもいろいろと全国的に問題が起こっておりますね。特にこの跨線橋ですね。ちょっと上がっておりますので、恐らく、冬場は北風、西風が吹き上げて、車両等の風じん対策、そして騒音問題については、きちっと府との協議をしていただきたい。やはり、そういうふうなものに対しては、両方の壁を設置するというような方向性も議論はされておりましたか、部長。いかがですか。
◯議長(尾崎 輝雄) 建設部長。
◯建設部長(藤林 英和) 建設部長でございます。
片岡議員の再度のご質問にお答えいたします。
環境対策、防音対策等は十二分に京都府と調整を行っております。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 片岡さん。
◯23番(片岡 廣) ありがとうございます。そして、先ほども4番目ですね。4車線については、都市計画はされておりますけど、府のお話を聞きますと、土地は余っておるということをお聞きしております。あってはならないけども、東・南海地震、また大きな災害等には、やはり木津川市のこの道路は、生命線になるんじゃないかというように私は思っております。そのためにも、両側歩道、そして部分的な4車線ですね。中央地区内は4車線です。やはり入り口が狭ければ、中が何ぼ広うても、やはり無理が生じてきます。恐らく163号線から大型車の流れ込みも予想されますので、しっかりと府と議論をし、両側の歩道、4車線のできるとこは進めていただきたいというような思いです。いかがですか。
◯議長(尾崎 輝雄) 建設部長。
◯建設部長(藤林 英和) 建設部長でございます。
片岡議員の再度のご質問にお答えをいたします。
この道路につきましては、計画交通量につきましては、約1日1万7,300台を予定しております。これは11年センサスの42年予測ということで、現在、それに基づいて計画をしているということで、2車線で十分処理ができる車線数ということでございます。また、中央地区の中につきましては、用途とそれから発生交通量が中央地区内で発生しますので、2万台を超えるということで、4車線ということで位置づけをしております。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 片岡さん。
◯23番(片岡 廣) ありがとうございます。2点目の2問目の質問を終わります。
3問目に入らせていただきます。
府の河川ですね。天井川と大井出川についてをお聞きしたいと思います。
市内の府の河川は、木津が7河川、そして加茂が4河川、山城4河川の、防災面について、8月13日から8月14日にかけて、府南部豪雨のために、特に宇治、城陽、宇治田原地域で河川がはんらんをし、大きな斜面崩壊が起こり、土石流が河川を塞ぎ、下流域が大きな被害を受けました。本市も天井川が多くあり、問題の河川について質問します。
1点目、井関川は、数年前に大雨のため災害が発生したが、府の防災の対策はできているのか。
2点目、大井出川に防災事業として15億円の事業費が計画されたが、河川改修の目的である浸水の軽減をどこまで図れるのか、府との協議内容をお聞きしたいと思います。
そして、私、地元の新川について、六条山のふもとから、流水の対策は万全かと。そのふもとは長坂川という市の管轄ですね。市の準用河川と思いますよ。そこからの水が大量に出ると。恐らく、加茂カントリーで、北下手で山田地区、最近5年間で60以上の雨量が降っております。その川にほとんど流れ込み、南のとこで合流してるんですよ、新川に。その点やはり木津川としては把握をしておるのかお聞きしたい。
また、山城町の不動川、鳴子川、天神川の天井川の防災対策については、府への要望また意見は言っていただいているのか、お聞きしたいと思います。よろしくお願いいたします。
◯議長(尾崎 輝雄) 建設部長。
(建設部長 藤林 英和君登壇)
◯建設部長(藤林 英和) 建設部長でございます。
片岡議員の3問目のご質問にお答えをいたします。
まず、1点目でございます。井関川につきましては、関西文化学術研究都市開発に関連し、降雨時における流域の流出増に対応するため、昭和63年から河川改修に着手され、平成20年に改修が完了したところでございます。
河川改修では、井関川本川を改修するとともに、井関川中流部から木津川へ直接放流するための放水路を設けています。
当該井関川につきましては、京都府において、現在は改修済み河川として管理され、水位計や防災カメラの設置、さらには水防警報河川として指定がなされるなど、防災対策がとられております。
次に、2点目の大井手川でございますが、大井手川の上流域では、関西文化学術研究都市木津中央地区の開発が進められており、開発に伴う流出増も含めた治水安全度の向上を図ることを目的に、大井手川改修事業が実施されているところです。
事業概要といたしましては、事業期間は平成21年度から平成27年度を予定しており、事業延長は1.7キロメートル、全体事業費は約15億円となっています。
今回の河川改修により、治水安全度は大きく改善され、大雨を安全に流下させることができるようになります。
次に、3点目のご質問にお答えいたします。
新川につきましては、今年度、京都府によりしゅんせつが行われる予定と聞いております。本市といたしましては、京都府に対して、引き続き定期的なしゅんせつを実施するよう要望をしてまいります。
次に、4点目のご質問にお答えいたします。
木津川市内にある、京都府が管理する天井川の防災対策については、地元からいただいた要望を参考にしまして、しゅんせつ、水位計の設置及び堤防の補強などを、河川管理者である京都府に、毎年度要望をしております。
京都府においては、今年8月14日の京都府南部の豪雨により、宇治市の天井川である弥陀次郎川が決壊し、大きな被害が発生したことを受け、府内の天井川の点検を実施し、今年度にしゅんせつや補修などを行い、水位計を設置すると聞いております。
木津川市内の天井川におきましても、今年度内に不動川、鳴子川、天神川、新川のしゅんせつ及び補修が行われ、水位計が未設置の全ての天井川に水位計を設置する予定であると連絡をいただいております。
木津川市としましては、地元からいただきました要望を参考にして、今後も天井川の防災対策を京都府に要望してまいります。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 片岡さん。
◯23番(片岡 廣) ありがとうございます。
1点目から入らせていただきます。井関川です。平成24年と、ちょっとお伺いするんですよ、地域振興河川工事は着工されております。これについては完成したのか、完成してないのか。また、これに伴い管理用通路鋪装と植栽法について、市にどういうような、堤防強化ですね、耐震はされたのか。報告がありましたら、よろしくお願いしたいと思います。
◯議長(尾崎 輝雄) 建設部長。
◯建設部長(藤林 英和) 建設部長でございます。
この平成24年度から始まっております部分については、既存の井関川の河川堤防また管理用道路等を利用してアメニティー性を活かした河川整備をやっていこうということで、地元協議会また木津川市、京都府のチームをつくりまして、いろんな検討を重ねる中で、下流から順次整備をしていただいているとのことで、現在取り組んでおります。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 片岡さん。
◯23番(片岡 廣) ありがとうございます。
1点目は、そうして行政が努力をしていただいているというような思いを持っておりますので。そうすると、大井手川ですね、流域の防災事業について、15億円の中の4億円ですね。4億円を用地買収と私は伺っておりますが、用地買収についてはスムーズにいっているのかどうなのか、お聞きしたいと思います。
◯議長(尾崎 輝雄) 建設部長。
◯建設部長(藤林 英和) 建設部長でございます。
片岡議員の再度のご質問にお答えいたします。
大井手川の買収につきましても、先ほどの東中央線の道路とあわせて用地買収の協力に地元へ木津川市が行っているという状況でございまして、先ほど言いましたように、今年度の幅杭設置、また用地買収を順次進めていくということで、木津中央線と同時に進めているというのが現状でございます。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 片岡さん。
◯23番(片岡 廣) ありがとうございます。
そして、中央地区大井手川の右側ですね。恐らく、私が現地を見たのは、本年夏なんですけど、トンネルですね。関西本線の鹿背山トンネル、そこが大井手川の水質の源というようにお聞きしております。そこで、ことしの7月から、中央地区以外の護岸工事や用地測量は着手されたと。また、中央地区の特定土地区画事業の開発により、異常な豪雨により、本年夏、トンネル付近の源を発している地点で、工事中の路肩道設置から土砂が大井手川に流れ込み、水流の流下をとめた例があり、天理加茂木津線の
公共施設が、また下流の道路に不安を与えたと。私も現地を見てきました。土砂が流れ込み。私が心配するのは、この完成は平成27年を目指すと府が発表しておりますが、あと2年の間に豪雨があれば問題が起きるんじゃないかと。起きてはならぬ。そこらを府とやはり協議をして、しっかりとやっていただきたい。恐らく、私はこの前、発したのは、中央地区の開発の中で、その北東に大井出川が流域の暫定調整池というのがあるんです。2から1号、5号、既設しております。まだ新たな京大農場の造成に伴い、まだ2号、3号、4号、3調整池については、平成24年度中または平成25年度中に完成と聞いております、URさんから。少しこの調整池をピッチを上げて急ピッチで進んでいただかなければ、大井手川は大雨の多いときには、少し危険な状態に陥ると思うんです。その点、木津川市としても、URさん、また府に対して協議をしていただきたいと思いますが、いかがですか。
◯議長(尾崎 輝雄) 建設部長。
◯建設部長(藤林 英和) 建設部長でございます。
片岡議員の再度の質問にお答えをいたします。
大井手川は、現在につきましては非常に河川幅も狭い河川でございます。その中で、木津中央地区の造成工事を進める中で、先ほど議員がおっしゃったように、暫定調整池というのは、それがなかったら開発ができないということでございまして、今年夏、また大雨時には京都府またはURには、しっかりした管理体制をとるように、木津川市のほうからお願いをしているということで、徹底した管理を暫定調整池の徹底した管理をお願いしているというのが現状でございます。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 片岡さん。
◯23番(片岡 廣) ありがとうございます。
ことしの夏には、部長、御存じと思いますが、2から1号、5号、調整池の沈砂池ですね。機能が低下しておりました。そして、その調整池の水質はポンプアップをされておりました。大きなポンプです。直接大井手川に流し込むと。調整池が機能が不能になり、そういうような対策をとられ、少し問題があるなというような思いもしましたけども、そこらも慎重に協議をして、部長の答弁では、協議をしているということでありますので、ありがとうございます。
3番目です。美浪地区の上流、椚川が合流。その川の長坂川ですね。先ほども述べましたように、高崎から森を通り府の河川のとこに流れ込んでおります。この地域では先ほども言いましたように雨が多いということで、建設部として、府からお聞きしていると思うんですけども、平成24年度末までに新川、そろばん学校の下なんですけど、兎並地内の水位計のレーダーが設置されるとお聞きしております。インターネットで水位が見られるということで、安心ができるというような思いですけども、その点についてはいかがですか、部長。お耳に入ってますか。
◯議長(尾崎 輝雄) 建設部長。
◯建設部長(藤林 英和) 建設部長でございます。
片岡議員の再度のご質問にお答えいたします。
水位計が未設置という川には、今年度すべて設置をするということで、不動川、天神川、新川の3河川について水位計を設置するということで聞いております。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 片岡さん。
◯23番(片岡 廣) ありがとうございます。
それと、その新川の堤防なんですね。あそこの管轄は木津川市が府からお預かりしている分ですね。年間、雨量はない。堤防の破堤につながる、鋪装のとこに切れ目が、美浪の墓地の下から山ノ上の薬師寺まで、延長大体700メートルほどなんですけども亀裂が入ってるんですね。春先6月ごろは、草が生い茂ってわかりにくい。冬場ですね。また除草していただいてます。そこでいろいろと発覚をしている。その点については、しっかりと市としても手当てをしていただきたい。その点どうですか。
◯議長(尾崎 輝雄) 建設部長。
◯建設部長(藤林 英和) 建設部長でございます。
片岡議員の再度のご質問にお答えいたします。
新川の左岸堤につきましては、占用許可を受けまして市道認定をしており、今後も重点的なパトロールを実施いたしまして維持管理に努めてまいりたいというふうに思っております。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 片岡さん。
◯23番(片岡 廣) ありがとうございます。
河川を預かっておったら、府から点検及び管理がやはり置き去りにされますと、一番被害をこうむるのはやはり地域の住民なんです。よろしくお願いいたします。
それから、砂防ダムですね、沿川ですね。ちょっと府ともお話をしておりますけども、そこまで堆積が物すごくたまっておるんですよ。それに対して、漁協、土砂を取り除くという方法も、管理の方に、これからはやっていくというような府の方針もお聞きしております。その沿川には道路があるのかと、そこまで行ける。ということを聞きまして、道路はありますというような答えをしたら、やはり精査をすると。土石流を防ぐという意味で、やはり木津川市からもそういうような点、しっかりと府に対して要望活動をお願いしたいと思います。
新川の点は、結構です。不動川、鳴子川、この24年度3月末までしゅんせつ工事が予定されているとお聞きしております。まだ入札はないと思うんですよ。天神川、しゅんせつ工及び一部護岸工事が着工されると聞いておりますが、本市として、護岸工事の詳細については、府から説明をいただいておりますか、どうですか。
◯議長(尾崎 輝雄) 建設部長。
◯建設部長(藤林 英和) 建設部長でございます。
ここの分についてはあれなんですけども、平成24年度の京都府の9月補正で天井川の安全対策事業といたしまして、山城木津土木事務所管内では3,100万円が確保できたということで、先ほども申しましたように、天井川のしゅんせつ及び水位計の設置を行っていくということで、天井川になっている区間、先ほど言いましたように山城地域の3路線、加茂の新川、木津の井関川の一部ということで、しゅんせつ及びカメラの設置をやっていくということで聞いております。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 片岡さん。
◯23番(片岡 廣) ありがとうございます。
天井川を特に注意をしていただいて、その他の河川にも市として目を配っていただきたいと思います。
これで一般質問を終わります。ありがとうございました。
◯議長(尾崎 輝雄) ただいま14時1分、14時15分まで休憩といたします。
午後 2時01分 休憩
午後 2時15分 再開
◯議長(尾崎 輝雄) ただいま14時15分、休憩前に引き継ぎ会議を開きます。
4番目、長岡一夫さん。
(長岡 一夫君質問席へ移動)
◯14番(長岡 一夫) 14番議員、長岡一夫です。きょうは通告書に基づき、2問質問させていただきます。
まず第1問目、「市民の安心・安全を問う」という題名で質問させていただきます。相楽中部消防組合は、昭和47年4月1日に旧木津町、加茂町、山城町で発足し、その後、昭和55年4月1日に和束町、笠置町、南山城村が加入し、現在に至っています。長年にわたり、一部事務組合での相楽中部消防組合の役割は大きいものがあったと認識はしていますが、もともと旧三町で発足した相楽中部消防組合で、現在旧三町が合併して木津川市となった今、その役割は終えたと思いますが、市の考えは。
また、消防団の連絡体制や民家火災、水難事故などでの出動要請の概要も教えていただけますか。
以上、よろしくお願いいたします。
◯議長(尾崎 輝雄) 市長。
◯市長(河井 規子) 長岡議員のご質問にお答えをいたします。
現在、国におきます、常備消防の広域化等の推進、並びに構成町村との常備消防のあり方等、多方面にて検討を行う必要があるものと考えております。
次に、消防団にかかる連絡体制につきましては、民家火災や水難事故、救助案件等、緊急車両が出動する際には、昼夜を問わず、相楽中部消防組合より連絡があり、市としては連絡を受けた段階で事案の大小に関係なく、消防団長に報告を行っております。
団長より出動部の指示が出され、消防団員へ出動要請を行っているところでございます。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 長岡さん。
◯14番(長岡 一夫) それでは、まず再質問をさせていただきます。
まず、木津川市にとって、奈良盆地の東縁断層の地震など、また南海トラフが動いたときの東南海・南海地震など、また集中豪雨による水害などが起こった場合、当然、市として対策本部の設置をされると思いますが、その対策本部の設置の経過をまずお示しください。
そして、設置後のいわゆる消火活動、人命救助など、市民の皆様方の避難、避難生活、復旧復興という全体的な防災の活動についての市の考えをお示ししてください。
◯議長(尾崎 輝雄)
総務部長。
◯総務部長(竹谷 良之)
総務部長でございます。
災害対策本部、また警戒本部の設置の状況ということでございます。
基本的には、特に水害等におきましては、水害の恐れがある場合につきましては、警報等によりまして災害の警戒本部、また状況に応じては対策本部を設置いたしまして、あらかじめ指定した職員の動員等、人を集めまして対策本部を設置いたしておりまして、そういった警戒態勢、また実際に災害が起きた場合についての対応をとっているというところでございます。それについては、その規模等につきましては、その災害の状況等に応じて対応を決めているというところでございます。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 長岡さん。
◯14番(長岡 一夫) 今、部長の答弁がありましたが、今の答弁ではどういった内容でどういうぐあいに市として置かれるのか、今のところ、今の答弁ではわかりにくい。
まず1点目、水害については今部長が言われたとおり、警報等の中で、その状況を見て市の職員の動員をかける。1号動員、2号動員、3号動員とかけてこられると思うんですけど、突発的な、今言ったような東縁断層が動いたとき、木津川市では震度7から6強というように予想されています。昨年の12月議会で私も質問させてもらったときに、そういう答弁もいただいております。その中で、木津川市内、当時、1年前の話ですけど、3万6,000戸ある中で、その断層が動くことによって、全壊が1万2,300戸という回答ももらっております。そういった事態になったとき、市として、どういう対策本部を立てて、どういう組織体系をつくって、市民の安心・安全のために動かれるのか、再度お聞きいたします。
◯議長(尾崎 輝雄)
総務部長。
◯総務部長(竹谷 良之)
総務部長でございます。
長岡議員の再質問にお答えをいたします。
いわゆる地震等の対応というご質問でございます。そういった大震災、震度6強といった震災につきまして、これについては、その時点で職員がいわゆる自動参集という形で、すべての職員が自主的に出てくるというような形になってまいります。ただ、現実的には、遠くから来ている職員、また交通機関がないとなかなか出勤できない職員というのも出てまいります。そういう状況が想定されるわけですけれども、その時点で職員としては出勤の努力をしていただいて、集まった職員の中で災害の対策本部等を立ち上げて、それぞれの班を編制した中で対応に当たっていく、情報の収集あるいは具体的な被害が出た場合については、その被害の状況等に応じた対策を講じていくということになってくるということでございます。また、当然、関係防災機関とも連携をしながら、消防の連携なり、また調整を行っていくというような形で進めていくということでございます。
ただし、いつも申し上げておりますように、今年度、防災計画等の見直しを行っておりまして、この辺につきまして、今までの従前の対応で果たして言われるような、いわゆる震災に対応できることになるのかといったことについても再定義をいたしまして、より実践的な対応をできるように、この計画の中に盛り込んでいきたいというふうに考えているところでございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 長岡さん。
◯14番(長岡 一夫) 今、部長が答弁されたとおりだと思うんです。大きな広域に広がる災害が起きたときには、市が動員をかけなくても、随時全員職員が本庁舎に集まって対策本部を設置し、その中で班をつくって、説明されたとおり、対処していく。それは多分、対処と言われても、消火活動に当たるわけでもなし、救助活動に入るわけでもなし、ただただその被害を把握して、それを京都府とかに連絡し、今こういう体制になっているとか救助をよろしくお願いしますという連絡ぐらいかなと思います。
今後、計画を立てていくのに、今の体制では不備な点があったら盛り込んでいく、当然盛り込んでいってもらわなくてはならないんですけど、先ほど言いましたように、1万2,300戸の予想されています倒壊家屋があります。その中で、やはり一番、火災の消火活動なり救助活動に携わるのは、到底やないけど、警察行政だけでは対応することができないというぐあいに思います。やはり地域の消防団や自主防災組織、郷土愛護の精神で活動をしていただいています自主防災組織など、自助・公助の中でそれぞれ活動を進めていただいて、自主防災組織のあり方をつくっていかなくてはならない。でも、そういった中で、消火活動にしろ、救助活動にしろ、消防団にとっても、やはり訓練はされながら、やはりその知識は多忙な中、入れられているとは思いますが、やはり常備消防という大きな役割を持った組織が僕は必要だと思います。はっきり言うて、相楽中部消防組合の一部事務組合の中に入っていては、そういった災害の軽減を図るのは非常に難しい。やっぱり行政の1丁目1番地は市民の生命、財産を守るというのが1丁目1番地だと思うんです。ただし、常備消防が組み込まれたとしても全体が守れるとは言い切れません。でも、行政としては、やはりそういった組織も組み込みながら、やはり市民の安心・安全のために1つでも近づくのが行政の立場と思うんですけど、そういった考えについて、どういうふうな考えを持っておられますか。
◯議長(尾崎 輝雄)
総務部長。
◯総務部長(竹谷 良之)
総務部長でございます。
長岡議員のご質問の中で、いわゆる市として単独での常備消防という位置づけはどうかというご質問でございます。
これは長年、一部事務組合でやってきたという長年の経過なり歴史もございます。私どもとしまして、その辺、非常備消防と常備消防との一体化というんですか、一元化というんですか、そういうようなこと、あるいは、今ご質問いただいておりますように、消防と防災行政の一元化という部分では必要かなというふうにも感じておるところではあるんですけれども。ただ、全国的な流れといいますのは、消防署については広域化という形でもっと大きい単位に統合していくべきやというような方向も出されていまして、一応30万人ぐらいの規模で1つの消防というような広域化の方向というのも出されている中もございます。その辺について、いろいろご意見いただいている部分についても、いろんな面から検討は加えていく必要はあるというふうには思いますけれども、ただ、今すぐにというようなところでの、まだ議論はしていないというような状況でございます。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 長岡さん。
◯14番(長岡 一夫) 市長の答弁にもありましたように、消防の広域化というのを進めているというのは国の方針でもございます。実際、現場の常備消防の方たちがそういった組織がいいというように考えておられるかどうかは私はわからないんですけど、まず1点は、それは情報の共有化ということで、まず広域化を広めていきたいというのが国の考えだと私は認識しています。日常の消火活動など、救出活動については、そこまで今広く考えておられるかどうかは、私は、また部長にもお伺いしますけど、国は考えておられるのかと。もし考えておられるなら、到底やないけど、そういった広域化の消防では難しいと、大きな災害に当たっては難しいと言わざるを得ないと思います。
再度、部長にお伺いしますが、今そういった災害が起きたときに、相楽中部消防組合との連携体制というんですか、災害体制についての状況はどのようになっておられますか。
◯議長(尾崎 輝雄)
総務部長。
◯総務部長(竹谷 良之)
総務部長でございます。
大きな災害の起きたときの、先ほども質問いただいておりますけれども、いわゆる、そういった情報をお互い共有しようという形でのやりとりということは行っております。ただ、そういった、例えば大震災等が起きたときの救助、どこまでできるかといったことがあったり、あるいは、実際、火災とか消火活動においては、ある程度、消防署のほうも行っていただけるということもありますけども、いわゆる、そういった人命救助までのところを、そこまで行っていただける体制がとれるかどうかという部分については、やはりなかなか体制的な問題があります。それと、いわゆる、当然、一部事務組合ですので、木津川市内以外のところの対応というのも当然出てまいりますので、そこらの体制というのは、なかなか、消防署も限られた人数の中での対応になっておりますので、難しい面も出てくるのではないかというふうに想定はいたしております。
以上です。
◯議長(尾崎 輝雄) 長岡さん。
◯14番(長岡 一夫) 今、部長が答えていただいたとおり、そのとおりだと思っています。いわゆる、そういった災害が起きたときに、災害対策本部を立ち上げて、いろんな形で救済活動、援護活動をする中で、実質頼りにするのは地元の消防団と自主防災組織、これでほんまに7万人の命と財産が守れるんでしょうか。先ほども言いましたように、常備消防ができたからといって守れるとは言い切れないですけど、しかし、それに近づくのが行政だと。消防団も被災します、自主防災組織も被災します。その中で、どういった命令系統で救済や消火活動に当たっていかれるんでしょうかね。非常に、そのときは混乱を来していると思います。この地震というのは、本当にいつ起こるかわからない、テレビでも放映されています、少なくともそういった計画を今から持っていただけるような考えはないんでしょうかね、もう一度答弁をお願いします。
◯議長(尾崎 輝雄)
総務部長。
◯総務部長(竹谷 良之)
総務部長でございます。
大震災等の対応、人的な対応として、議員ご指摘をいただいておりますように、自助・公助の部分というふうに頼らざるを得ないという部分というのは、やはり大きいのかなというように思っております。少なくとも、その中でも消防団あるいは自主防災組織という部分について育成をしていくということで、行政のほうもそういったところに力を入れていくべきだというふうに考えております。ただ、その、いわゆる消防署の部分の考え方というのは、ちょっと私のほうの判断の中では、なかなか特に事務組合でございますので、そういうところでの方向というのは、なかなか答えにくい部分がございます。この辺については、きょうそういった提起をしていただきましたので、今後どうするのがよいのかというようなことについては、消防・防災の全体的な中で議論していくべき課題かなというふうに思っているところでございます。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 長岡さん。
◯14番(長岡 一夫) きょうは、私は木津川市民の安心・安全のために質問してます。一部事務組合については一切質問しようとは思っておりません。今の一部事務組合での木津川市の考えでいいのかということで、今質問させてもうてます。今言われたとおり、部長も答弁していただきましたが、長年のそういった経過でやってきた一部事務組合ですので、今木津川市がどうのこうのとは言えない、言いにくいという部分はよくあるんですけど、やはり一番最初に質問もした中で言いましたけど、行政は市民の生命と財産を守るのが1丁目1番地です。まず、そこを基盤に置いて考えるべきではないでしょうか。
ほんで、一部事務組合云々じゃなしに、そういった近隣の市町村とも、別の考え方、枠組みも考えて話していけるような状況でもあるとは思うんです。今、大きな災害だけでも質問させていただきましたが、現在、これは一部事務組合の中での話なんですけど、これは統計的に話をさせてもらいます。平成24年1月から10月末までの統計を出してみますと、木津川市でいろんな火災が起きてますけど、やはり一番危ないのは建物火災ですね。建物火災が11件起きております、木津川市で。相楽中部消防署管内では11件、要するに木津川市だけが建物火災が出ているわけですね。その中で、中部署に配置されている消防車が5台あります。東部署に配置されている消防車が2台あります。
また、救急体制ですけど、救急車の出動ですね、木津川市は2,240件、10カ月で。笠置町が92件、和束町が256件、南山城村が158件、出動件数がありました。東部3町あわせて約500件未満、木津川市で2,240件、その中で配置されてます救急車が、中部管内で4台、東部管内で2台。木津川市は、これからますますまちも開けてきて人口がふえると予想されています。統計では8万を超える予測もされております。東部署管内の人口が9,534人です。やはり日ごろの救急搬送に関しても、木津川市はこれからだんだんふえていく予測がされています。その中で、中部署管内、いわゆる木津川市管内で4台の救急車が今フル活動をしています。当然、足りなくなってきますわね。やっぱりもう一台ふやしていただけなければ、木津川市の病気やけがされた方を搬送するのには支障を来してくると思うんです。
そういった消防車1台、救急車1台の増加を、相楽中部消防本部のほうに要求を上げられていますか。まず、それをお聞きします。
◯議長(尾崎 輝雄)
総務部長。
◯総務部長(竹谷 良之)
総務部長でございます。
いわゆる常備消防の部分につきましては、中部消防のほうでやっていただいているということでございまして、具体的に、その救急車なり消防車の増車というんですか、そういった部分についての要求という部分については、現時点では行っていないという状況でございます。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 長岡さん。
◯14番(長岡 一夫) ことし現在、1月から10月の統計は今言いましたね、木津川市では2,240件の搬送がありました。東部2町1村で約500件、これから木津川市がますますふえていくのに、最低でも消防自動車1台の増加は必要と考えるんですが、それを要望されてないというのは、なぜ要望されないんですか。
◯議長(尾崎 輝雄)
総務部長。
◯総務部長(竹谷 良之)
総務部長でございます。
いわゆる消防組合として、その辺の必要性も勘案しながら、当然必要な台数というのは確保するという形で対応していただいているというふうに思いますし、当然、予算の要求時におきましては、そういうような必要性も見ながら、そういった予算のほうへの要求という形で、一部事務組合の負担金として要求されてくるというふうに認識をいたしております。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 長岡さん。
◯14番(長岡 一夫) 一部事務組合のね、そのお金はどうでもいいですやんか。とりあえず、今後、救急車が足りない状況に至ると私は思うんですね。ましてや、中部署管内では、管外、いわゆる精華町など近隣の市町村からも要請が来ます。これは10カ月で14件来てます。そういう中で、なぜ要望されないのか。中部署の、いわゆる財布の中身がわからないんで要望はしないじゃないんですか。なかったら、それでまた答弁ください。やはり、部長はこのまま4台でいいと思っておられるんですか。再度お答え願います。
◯議長(尾崎 輝雄)
総務部長。
◯総務部長(竹谷 良之)
総務部長でございます。
4台が適正かどうかというところでございますけれども、いわゆるその辺の施設の整備なり、整備計画なり、また配車計画等については、消防署のほう、消防組合の中で、いろんな多方面な検討をされた中で予算を立てられて、また議会等で議決をいただいてやっていただいているということでございますので、それ以上にまた要望の必要性という部分で、今の段階ではそういうことはやってませんけれども、今後そういうようなことの必要性があれば、その辺はまた組合に対して申し入れをしていく必要があるというふうには思っております。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 長岡さん。
◯14番(長岡 一夫) 当然、要望はやっていっていただきたい。よろしくお願いいたします。要望を上げても、これは質問と違いますので、単に私の予想ですけど、要望が上がってきたとしても、相楽中部組合の管理者の中でいろいろ話し合いをされると思います。救急車を1台入れるということは、救急隊員6人を雇わなくてはなりません。その分の人件費もかかってきます。その分で、中部所管内で消防車を購入するといっても、職員を6人、いわゆるふやすということについては、東部署の管理者の方はどういうぐあいに考えれるか、やはり長年つき合いしている中で、やっぱり木津川市はそれだけ大変なんだな、当然職員も救急隊員もふやしていかなくてはらないなという考えに至ってはもらえると思いますが、極端な話ですけど、1,696人のまちでも管理者は1人1票です。7万1,523人のまちでも管理者は1人1票です。これはなぜかというと、私が消防団長をやらせてもうてたときに、支部長とかの役割を決めるときに、精華町、木津町、旧加茂町で長年団長をやられていても支部長にはなれなかった。なぜかというと、賛成多数決で支部長は決まるわけです。こういったことのないように私は願うばかりです。また、そういうことも起き得る可能性があるので、私は強く木津川市の木津川市消防本部というのを立ち上げるべきだと思います。やはり、まず自分ところの足元の市民の安心・安全、命、財産を守るということで、市ができることはやりにくいこともあってもやっていかなくてはならないとは思います。
それで、もう一点お聞きします。当然、今の話の中で、木津川市の市民運動会を開くとします。それによってけが人等が出る恐れが多分にありますので、相楽中部消防本部に救急車1台、1日常駐してくれないというような申し込みが行ったときに、相楽中部消防の一部事務組合はそれを認めてくれるんでしょうか。お聞きします。
◯議長(尾崎 輝雄)
総務部長。
◯総務部長(竹谷 良之)
総務部長でございます。
具体的なそういう事例を出していただいたわけでございますが、私、そこまで把握いたしておりませんので、またその辺については確認をさせていただきたいというふうに思います。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 長岡さん。
◯14番(長岡 一夫) 公平性を欠くので、多分その出動はしていただけない。また、定期的な、いわゆる防火防犯のために巡回は、中部消防組合でやっていただけますが、集中的な、いわゆる放火が連続して多発したときにそういった巡回をしてもらえるかということも、公平性を欠くのでできないというような返事をもらうと思うんですけど、副市長、どうですかね。今の件につきましては、要請は可能なんですかね。
◯議長(尾崎 輝雄) 副市長。
◯副市長(田中 達男) 副市長でございます。
想定の範囲のご質問でございますので、はっきりとは言えないと思いますが、私も以前消防の担当をやっておったときには、そういった各市町村の行事に予防のための署員の派遣というのは、まず無理だと思います。事前に行事の連絡をしておいて、こういうことをやるからという連絡は可能でありますが、署員がその会場に来てということは、まずしてくれるような恐らく余裕はないので、何かあったときには連絡してくれと、こういうことになろうかと思います。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 長岡さん。
◯14番(長岡 一夫) その答弁のとおりだと思います。私も確認はいたしました。というのは、体育協会の会長が、今その職員でもおられますんで、僕は救急車を1台常駐してくれたらどうなんだと言ったら、それはもう無理だということも言われました。市民運動会に常駐もしてもらえない。本当にこれで市民の安心・安全が守れるんですかね。
一部事務組合での話をもう一つさせていただきます。分担金です。相楽一部事務組合、24年度の分担金、12億709万2,000円、うち木津川市9億766万6,000円、笠置町5,287万5,000円、南山城村1億466万1,000円、和束町1億4,189万円となっております。金額だけで申しますと、これはもう質問しても答えなくても結構ですけど、これで本当に均一がとれた一部事務組合だとは、僕は思ってはおりません。その中で、今言ったような救急車1台も要請できないというのは、何回も申しますように、市民の安心・安全が守れるのかという疑問を持ちます。
最後にいたします。今後、木津川市消防本部というものについて、少しでも考えを持たれたのか、いやいや全く考えないよと言われるのか、再度お伺いいたします。
◯議長(尾崎 輝雄)
総務部長。
◯総務部長(竹谷 良之)
総務部長でございます。
いろいろご指摘なり、またご意見等いただきました。この辺については、市政の基本的な方針にかかわる問題であるというふうに思いますので、この辺については、きょう提起していただいた問題も含めて少し検討していきたいというふうには思っておるところでございます。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 長岡さん。
◯14番(長岡 一夫) 今の問題は、もうこれで終わります。
次に、消防団員のいわゆる災害時につきましての連絡体制など、緊急時についてどういうぐあいに連絡体制をとられて、出動体制をとられているのか。先ほども言いましたように、今年度、木津川市内で建物火災が11件ありました。その中で、木津木津町区で4件、相楽台で3件、山城町椿井で2件、兜台で1件、梅美台で1件、木津市坂で1件、加茂町例幣で1件ありました。加茂町例幣の火災は早朝早く5時だったそうですけど、このときの消防団員の出動についての連絡の体系はどうであったか、教えていただけますか。加茂町例幣の民家火災のときです。
◯議長(尾崎 輝雄)
総務部長。
◯総務部長(竹谷 良之) 再質問にお答えをいたします。
加茂町例幣での連絡体制ということでございます。先ほどの答弁をさせていただきましたとおり、基本的には消防署のほうから連絡がありまして、その連絡を受けた段階で、消防団長に報告を行っておりまして、その団長よりの指示に基づきまして、消防団への連絡を行っているということでございます。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 長岡さん。
◯14番(長岡 一夫)
総務部長、民家が燃えているんですよ。当然、消防団長には連絡するのは当たり前のことであって、地元消防団にはどういう指令を出されましたか、消防団長から指令が行くんですか。それでよろしいんですか。
◯議長(尾崎 輝雄)
総務部長。
◯総務部長(竹谷 良之)
総務部長でございます。
消防団長のいわゆる出動命令によりまして連絡を事務局のほうからさせていただいているという状況でございます。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 長岡さん。
◯14番(長岡 一夫) 地元の周辺の近所の人たちは気づかなかったんですかね、家が燃えているのに。そんな消防団長から地元の部へ出動要請を出して、家燃えちゃって、もう跡形なく消えてます、燃えて消えてますよ。
私、聞くところによると、やはり何人かが、まず第一発見者がおられたと。その中に、見に行って、家が燃えていると、これは大変だということで、各団員にメールで出動要請をかけたらしいです。それでよろしいんですかね。
◯議長(尾崎 輝雄)
総務部長。
◯総務部長(竹谷 良之)
総務部長でございます。
加茂の火事の場合については、早朝かなり時間帯が早かったというようなこともございまして、基本的には、今、そういったルールに基づきまして連絡をさせていただいているというところでございます。ただ、燃えているのを団員等が確認ができれば、それは消火活動に入っていただくという形になってまいります。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 長岡さん。
◯14番(長岡 一夫) 今の部長の答弁で、民家火災を発見した場合はメール等で知らせると、それでよろしいんですかね、副市長。
◯議長(尾崎 輝雄) 副市長。
◯副市長(田中 達男) 副市長でございます。
たまたまこの前の加茂の火災につきましては、早朝の、それも民家が連担したようなところではなくて、かなり離れたところということもございました。また、時間も非常に早い時間ということでありましたので、恐らく各地といいますか、火災が発生したという連絡が、例えばご近所の連絡、あるいは119番への連絡というのがすぐになかったんではないかということが思われます。それで、通常の場合、民家火災があれば消防署に119の連絡があれば、すぐに警察と、もちろん市役所にも来るわけですから、そこからは今先ほど
総務部長が言っておりますような連絡体制で皆さんが出動していただくと、こういう流れになろうかと思います。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 長岡さん。
◯14番(長岡 一夫) 朝が早かろうが、夜が遅かろうが、民家火災ですよ、中で人がいるんですよ、人命救助に当たらなくてはならないんですよ。それをメールで送るんですか。何のために各部の部署にサイレンがあるんですか。まず一報はサイレンを鳴らすべきだと思うんです。少なくとも、我々がかかわっていたときにはサイレンを鳴らします。我々の部だと4部ありました。4部が一斉にサイレンを鳴らします。それで、来ていただいた住民の方々にもご協力をいただいて、通報は何々してください、やっぱり2人来たら普通は4人ですけど、2人来たら消防自動車に乗って火事現場に到着します。筒先とエンジン部分を持ってたら、それだけで放水できるんですよ。朝早かったらと言われますけど、災害に朝も夜もありませんよ。何でサイレンを鳴らさないんですか、まず答えてください。
◯議長(尾崎 輝雄) 副市長。
◯副市長(田中 達男) 副市長でございます。
火災の件数が、先ほど総数をおっしゃられました。基本的には、私の認識も民家火災の場合にはサイレンを示して消防団の出動ということが連絡体制になっていようかと思います。それが、たまたま今回そういった連絡がなかったということについては、ちょっと私も詳しくは存じ上げませんが、基本は、議員がおっしゃるのが基本だというふうに認識をしております。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 長岡さん。
◯14番(長岡 一夫) 例幣の火災がたまたまじゃないんです。木津川市内で、今現在、ことし13件起きているんです。どの火災もサイレンは鳴ってません。危機管理室長に聞きますと、鳴らしたところはあるということは言うてはりました。じゃないんです。これを徹底しなくてはならないんです。消防団員だけで人命救助できません、火災は消せません。地域の皆さんに手伝っていただいてやるんです。サイレンを鳴らすということは、地域の皆さんが今どういう状況かということを知ってもらうためにサイレンを鳴らすんです。そうだと思うんですけど、市の考えはどうですか。
◯議長(尾崎 輝雄)
総務部長。
◯総務部長(竹谷 良之)
総務部長でございます。
サイレンの取り扱いにつきまして、火災時においてサイレンが鳴ってないというご指摘でございます。この辺につきましては、一度消防団とその辺の取り扱いについて協議をさせていただいて、統一的に取り扱えるように、今後協議をしてまいりたいというふうに思っております。
以上です。
◯議長(尾崎 輝雄) 長岡さん。
◯14番(長岡 一夫) そういうふうに消防団とも十分話し合いながら、団長の意向もありますやろうから、そういうぐあいに進めていっていただきたい。
ただ、余談にはなりますが、メールを配信されて、メールで起きた団員、起きなかった団員もたくさんいると聞いてます。やはりサイレンは鳴らすべきだと思います。この質問はこれで終わりたいと思います。
次、2問目です。通学路の安全対策はという形で、小中学校の通学路の安全点検については、亀岡の事故以来いろいろな対策をとられておられました。今後の緊急や長期計画などの考えは行政としてまだ考えがあるのか、それとも安全対策は八八、これで終わったと考えておられるのか、お考えをお聞きします。
◯議長(尾崎 輝雄)
教育部長。
(
教育部長 大西 茂君登壇)
◯教育部長(大西 茂)
教育部長でございます。
長岡議員のご質問にご答弁申し上げます。
通学路の安全点検は、学校からの報告をもとに警察署や道路管理者などの関係機関の協力を得ながら、市全体で118カ所の確認を行い、各機関において順次、緊急対策が進められているところであります。11月末現在で118カ所のうち、一部実施を含め、51カ所については対策を実施し、11カ所については「実施予定」または「具体的な実施を検討中」となっております。残る56箇カ所につきましても、関係機関と調整をしながら対応してまいりたいと考えております。
今後とも引き続き、関係機関や地元との連携を密にしながら、計画的に安全対策を実施し、通学の安全確保に努めてまいりたいと考えております。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 長岡さん。
◯14番(長岡 一夫) それでは、また再質問させていただきます。
今、答弁の中で残る56カ所についても関係機関と調整して対応を検討していくと答弁いただきました。その中で、1つ、地元の北ノ庄区、吐師区、下河原区の要望が長年挙がっていると思うんです。というのは、市道の曽根山大里線の東線、相楽台小学校の地下道の北出口を出たところから市道、約20メートルぐらい、この20メートルぐらいの道路に3つの区の小学生がそこを一遍に通ります。当然、その市道にも通勤の車も入ってきます。非常に道路幅が狭い、ましてや路肩が20センチぐらい欠落して、横のいわゆる果物屋さんの土地のほうに落ちたという学童も何人もおられます。物すごく、その拠点は通学路の中でも皆さんが心配しておられるところで、いわゆる学童の見守り隊の方が、朝早くから、その20メートルの区間だけでも4名、5名立っておられて、非常に学童の通学にご苦労されています。日ごろ、そういう方とお話しさせてもらいますと、もうこれは自分たちの子どものためやという形でやってますと言ってくれてはるんですけど、そんな人に対してでも、いわゆる心ないドライバーが、その人たちに、おまえらもっと指導せいと、こんな道幅広げて車通られへんやないかというような罵声も浴びられることは何回もあるらしいです。そのたびに、そういった方もおられるんだなという広い心で、今そういうぐあいに見守っていただいています。私もずっと議員になる前からも知っている箇所なんですけど、なかなか整備が進まないという部分があります。ここについて、地元区は当然、見守り隊からも要請があります。多分、相楽台小学校からもそういった要請が出ているとは思うんですけど、要請が出ているということは把握されてますでしょうか。
◯議長(尾崎 輝雄)
教育部長。
◯教育部長(大西 茂)
教育部長でございます。
長岡議員の再度のご質問にご答弁を申し上げます。
毎年、地元区、あるいは学校のPTAの皆様方から、今ご質問いただいている箇所についての1日も早い改修、そして通学路の安全確保ということで要望をいただいているというのが事実でございます。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 長岡さん。
◯14番(長岡 一夫) それでは、再度質問させていただきます。
いわゆる、残り56箇所についても関係機関と調整して対応を検討してまいりますという、この56箇所の中にその部分は含まれていますか。
◯議長(尾崎 輝雄)
教育部長。
◯教育部長(大西 茂)
教育部長でございます。
長岡議員の再度のご質問にご答弁申し上げたいと思います。
当然のことながら、改修の必要な場所というふうに位置づけております。しかしながら、工事そのものにつきましては、擁壁が低くなっておるというところで、そこの擁壁部分を高くして道路を平らにすればいいということで、工事費というよりも、むしろ敷地の部分におきまして、道路敷地と民地との境界ということで、長らくこのことについて合併前から調整ができていなかったというふうに伺っております。これまでの経過から、そういったことについて、一時期何とか行けそうだという状況のところがあったようですけれども、残念ながら現在にもなってまだ改修ができてないと。私も、現地のほうを見に行かせていただいて写真も撮ってまいりましたけれども、1人、2人、1人が歩くのがやっとではないかと、路側線から1人が歩いて、あと傾斜部分になっておるということで、当然ここは通学路でございますので、数名が固まった形で歩くということであれば、非常に危険であると。その斜面を避けて通ろうとすれば、路側線を越えて車道のほうに入ってしまうということで、これは1日も早い改修が必要であるというふうに考えております。現時点におきましては、この地主さんと道路管理者との間で何とかならないかということで、今現在調整をしているというふうに私ども伺っておりますので、関係機関と連携を図りながら、1日も早い改修を目指して取り組んでまいりたいというふうに考えております。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 長岡さん。
◯14番(長岡 一夫) 今の答弁のあったように、1日も早い改修のほう、よろしくお願いいたします。私の質問はこれで終わりたいと思います。
◯議長(尾崎 輝雄) ただいま15時3分、15時20分まで休憩といたします。
午後 3時03分 休憩
午後 3時20分 再開
◯議長(尾崎 輝雄) ただいま15時20分、休憩前に引き続き会議を開きます。
5番目、呉羽真弓さん。
(呉羽 真弓質問席へ移動)
◯8番(呉羽 真弓) 呉羽真弓です。3問質問します。
まず、1問目、「期末手当の役職加算を廃止せよ」としてお聞きします。
期末手当が支給されました。私の手元にも明細書が届いております。特別職の職員、すなわち市長、副市長、教育長、そして我々議員に対して、支給される期末手当のこの基礎額は給料や報酬の月額そのままではなく、加算がされております。地方自治法の第204条では、「普通地方公共団体の長に対し、給料及び旅費を支給しなければならない」とあり、同2項で、「条例で前項の職員に対して、扶養手当、地域手当、以下ちょっと省略しますが、を、支給することができる」とされ、職員に対して支給することのできる諸手当が列挙されております。そして、3項で、「給料、手当、及び旅費の額並びにその支給方法は条例でこれを定めなければならない」とあるわけです。
また、地方自治法の203条では、「議会の議員に対して、議員報酬を支給しなけれはならない」とされ、4項で「議員報酬、費用弁償、及び期末手当の額並びに支給方法は、条例で定めなければならない」とされておるわけです。木津川市では、「特別職の職員で常勤の者の給与及び旅費に関する条例」、「議会議員報酬等に関する条例」を定め、期末手当の支払い額について、それぞれ次のように規定されております。市長等の部分については、条文に書いてあるとおり、条例に書いてあるとおりを読みます。「給料の月額、地域手当の月額、及び給料の月額に100分の20を乗じて得た額、並びに給料の月額及び地域手当の月額の合計額に100分の15を乗じて得た額の合計額に、6月に支給する場合においては100分の140、12月に支給する場合においては100分の155を乗じて得た額とする」。つまり、1年間で基礎額の2.95カ月分ということです。そして、議員の場合はどうかというと、これも条例をそのまま読みますと、「報酬の月額及び報酬の月額に100分の15を乗じて得た額の合計額に6月に支給する場合においては100分の140、12月に支給する場合においては、100分の155を乗じて得た額に一般職の職員の例により、一定の割合を乗じて得た額とする」というふうに、条文ではそんなふうな書き方をされております。
市長等のこの条文、非常に複雑な構造で、一度読んだだけでも、聞いただけでもなかなかわからないというのが、この条文の構造になってるのかなと思います。20%の上乗せに、給料掛ける0.2ですね、20%の上乗せしたものに、さらに給料足す地域手当に15%の役職加算がされている。議員の場合は、報酬の月額の15%が役職加算、こういう構造が、この先ほど読みました期末手当基礎額という形のものになっております。そもそもこの加算の行われたのは、バブル期の1990年、平成2年かと思いますけども、国家公務員の一般職と民間企業との給与格差を是正するため、人事院が係長級以上の役職者の期末手当に20%以内の加算を導入するよう、勧告したというもので、それを受けて、都道府県や市町村でも導入されたもののようであります。しかしながら、現在、廃止している自治体もあります。市長は、この加算について、どのように捉えられているのか、そして今後についての考えも含めてお聞きしたいと思います。3点です。
1、条例にある期末手当の20%、15%の加算部分の法令上の根拠、これは何ですか。2点目、この加算が導入された経緯をご説明ください。3点目、この加算措置による加算額、これは幾らになりますか。廃止する考えはありませんか、以上お聞かせください。
◯議長(尾崎 輝雄) 市長公室理事。
(市長公室理事 武田 光弘君登壇)
◯市長公室理事(武田 光弘) 市長公室理事でございます。呉羽議員の1問目の3点のご質問にお答えします。
まず、1点目のご質問にお答えいたします。
期末手当の加算部分の法的根拠でございますが、市長並びに副市長にあっては、地方公務員法第204条第3項に基づき定めている「木津川市特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例」第5条第2項、教育長にあっては、教育公務員特例法第16条第2項に基づき定めている「木津川市
教育委員会教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例」第4条第2項、議会議員にあっては、地方自治法第203条第4項に基づき定めている「木津川市議会議員報酬等に関する条例」第4条第2項の規定に基づき、それぞれの期末手当の支給算定基礎として明記しております。
次に、2点目のご質問にお答えいたします。
平成2年人事院勧告で、当時民間における職務段階別、年齢階層別支給割合の指数をもとに、事務係員の所定内給与月額に対する年間の特別給の支給割合を100とした場合、事務係長、事務課長、事務部長と役職に応じて段階的に特別職の割合が高くなってくることから、公務においても同様にそれぞれの役職に応じた加算措置が導入されたものであります。
次に、3点目のご質問にお答えします。
加算額につきましては、平成2年の人事院勧告により措置されたもので、地方自治法等の根拠法令に基づき定めている特別職給与条例等で期末手当の支給算定基礎の一部として規定し、過去から支給を行ってきたものであります。
毎年、人事院において官民給与調査を実施し、国においても同様の措置が現在も取られていることから、特別給においても官民均衡しているものと理解しております。
したがいまして、市長、副市長及び教育長に係る期末手当の加算措置をすぐに廃止するという考えは、現在のところございません。
加算額が幾らになるかというご質問ですが、議会議員並びに常勤の特別職の12月賞与総額で約316万円となります。
失礼いたしました。すいません、申しわけございません。一番最初の答弁のところでございますけども、その中で、地方自治法のところを、地方公務員法というような言い間違いをしたということでございますので、すいません、申しわけございませんでした。訂正させていただきます。
◯議長(尾崎 輝雄) 呉羽さん。
◯8番(呉羽 真弓) 議員が一般質問するとき、市長にお答えくださいと言います。それを無視した形で答弁者が市長ではない。非常に残念というか、納得いかんという気持ちでいっぱいです。
法的な根拠、条例は言っていただきました。加算部分についての法的な根拠というのは、条例決めたらそれでいいんですかということなんですね。ちょっとその前に聞きたいんですけれども、木津広報、12月広報の中に、市職員の人事行政の運営、これが公表されました。これは毎年この時期に公表されるわけです。ここに特別職の報酬等の状況ということで、期末手当のところ、役職加算15%、この記載はあります。20%の加算のことは何もどこにも書いてありません。なぜですか。市長。
◯議長(尾崎 輝雄) 市長。
◯市長(河井 規子) 加算については、部長のほうからご答弁申し上げます。
◯議長(尾崎 輝雄) 市長公室理事。
◯市長公室理事(武田 光弘) 市長公室理事でございます。
ただいまの呉羽議員のご質問に対しましてお答えのほうを申し上げます。
12月広報にその部分の加算部分につきまして、記入をしているということでございますけれども、その中の基本的には20%、それから15%という部分の中の部分のやつを記載しなければならないところが15%のみということで記載になったものと考えております。大変申しわけございませんでした。
◯議長(尾崎 輝雄) 呉羽さん。
◯8番(呉羽 真弓) 去年もでした。そんなんでいいんですか。役職加算自体、いわれがないものでしょう。しかも、バブルの時期の産物なんですよ。なくしてる自治体もあるんです。国家公務員、これは一定、国会議員の場合は、一般職の国家公務員の最高の給与額より少なくない歳費を受ける、国会法で定められております。給与を公務員と連動させる根拠がありますが、地方議員、いわゆる首長の場合、法的に根拠がない、これは総務省の見解です。私は法的根拠があやういものを、条例が設置されているからといって、バブル期の産物をずっと続けていく、この加配手当について、加算については廃止すべきだという思いでの質問です。さらに、20%は書いてない、書けませんでした、ごめんなさいでは済まないでしょう。市民の方に対して、役職加算15%、金額が載ってませんのでね、さらにわからないんですけれども。給料月額しかないのでね。そこら辺の複雑な構造というのは、条例を読んでもなかなかわかりにくい。それで、資料をもらったんです、職員の方に、そしたら計算式も書いてあったので、これはわかりやすいんですけれども、そういう条文が読んでもわかりにくいものを公表する欄のところには、その部分が載せていない、意図的ではないんですね。確認しておきます。
◯議長(尾崎 輝雄) 市長公室理事。
◯市長公室理事(武田 光弘) 市長公室理事でございます。
呉羽議員の再質問にお答えさせていただきます。
決して意図的なものではございません。
◯議長(尾崎 輝雄) 呉羽さん。
◯8番(呉羽 真弓) 市長、記載がないんです。どうしますか。
◯議長(尾崎 輝雄) 市長公室理事。
◯市長公室理事(武田 光弘) 市長公室理事でございます。
呉羽議員の再質問にお答えをさせていただきます。
次期広報にはその訂正分の部分を載せさせていだたきながら進めていきたいと考えさせていただいております。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 呉羽さん。
◯8番(呉羽 真弓) 近隣の条例を見ました。さまざまです。加算をしているところ、2つだけ、木津川市の市長というか、特別職みたいに2段階の加算をしているところ、1段階だけで終わっているところ、率もいろいろです。廃止をしているところ、お伝えいたしました。岐阜県の山県市、2008年に議員提案で議員の部分の加算の廃止を可決されてます。市長等については、市長側の提案で、期限を定めて特例として、これも加算部分が廃止されています。東村山市、2010年の冬のボーナスから、これは議員の加算廃止を議員提案でされてます。奥尻町、北海道ですが、これは早かったです。2002年に首長がまず加算を廃止して、その後、議員は2003年に廃止されている。そういう自治体があるわけですね。やはり一方では、職員の給与を減額したり、昇給がストップされている状況がある中、やはり役職という、加算というのは、私はそもそもの根拠が見当たらないというふうに思いますので、そこは市長に答えていただきたい。それは市長がどう思うのかを答えていただきたい。思いで結構です。仕組みじゃなくて、今、私がるるお伝えした中で、市長がどう考えられるのかを確認しておきたい。今後の方向も含めてですね。加算額の金額316万円と言っていただきました。これは12月分だけですので、年間にすると、これの倍とまではいかないですけれど、もう少し金額が上がります。そういうことも含めて、今の木津川市の状況も見据えながら、市長はどんなふうにこのことについて思われるのか、そこを確認したい。
◯議長(尾崎 輝雄) 市長。
◯市長(河井 規子) 呉羽議員のご質問にお答えいたします。
議員の皆様についての廃止については、私からお答えすることはできないというふうに思っております。市長、副市長、または教育長、特別職ですね。それについては、今現在、給与については人事院勧告に基づいて給与決定を基本としております。その中で、合併後初めて特別職報酬審議会を開催いただきました。そして、ご審議をいただいた中で、給与の適正化というのを決定していただいたわけです。期末手当の加算条例等につきましては、適正に普通に行っているというふうに考えております。しかしながら、給与総額についてでございますが、非常に長引く景気低迷もございますし、また合併算定替えといった厳しい合併後の木津川市ということもありますので、現在、私を初め、副市長、教育長、私は10%、副市長、教育長については5%の給与の総額について減額措置を行っております。市長で年144万7,000円。副市長で年60万、教育長で年54万2,000円の減額、任期中をトータルいたしますと、890万の減額措置をしております。私は任期中で500万の減額ということで、一定のそういったこともさせていただいているところでございます。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 呉羽さん。
◯8番(呉羽 真弓) すいません、やりとりをこう、別な方向に持っていかないでほしい。加算についてをどう考えるかを、考え方を聞きたいなと思った。総給与を10%下げているとか、全体を見直しているというのではなくて、この加算というのが条例に根拠を持っているだけのものなんです。そもそもの法的な根拠というものが薄いものを条例で根拠があればそれでいいのかというところなんですけれども、そこら辺で考えるべきではないかというのが、私の思いなので、議員のことを市長に言っていただきたいというわけではないです。
私は議員の立場でこの加算は要らないのではないかというふうに思ってますけれども、市長等の部分での二重とも見える加算についての考え方を確認したかったです。
◯議長(尾崎 輝雄) 市長。
◯市長(河井 規子) 呉羽議員のご質問にお答えいたします。
これまでの経過があった中での加算がされてきたというふうに思っております。そういう点では、見直すべきではあるのかないかということは研究していくべきであるというふうに思います。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 呉羽さん。
◯8番(呉羽 真弓) 木津川市独自で、他の自治体にもならわなくても考えるべき案件だと思いますので、考えていただきたいというふうにお願いして、次にいきます。
2問目、「覚書の締結は、慎重かつ精査を十分に」としてお聞きします。
覚書として首長が結んだ以上は、その効力は契約書と同じです。市長が木津町長時に結ばれた覚書の一つを取り上げて質問したいと思います。
旧木津町において、平成16年に東山墓地を管理するため、東山墓地管理委員会が発足し、同年12月22日に河井町長と墓地管理委員会長との間で管理業務覚書を結ばれています。以降、墓地の管理委託料として、市は年250万円を支払って管理を委託されてまいりました。市の墓地条例によりますと、市には41カ所の墓地があります。東山墓地を除く墓地には市からの委託料や補助金の支払いは一切なく、自主管理をされており、公平性に欠くとして、合併直後より幾度となく、この問題についてはいろんな議員の方が取り上げられてまいりました。本年9月の決算特別委員会において、担当より25年度を目途に整理をするとの答弁がされたところでもあります。担当が苦慮しながら調整され、ようやく整理のめどがついた困難な案件であると認識をしています。覚書が手元にありますけれども、その1には、業務委託料は前年度墓地会計を参考に、年度当初に決定するとあり、2には、墓地の管理運営に必要な経費を年間維持費並びに永代使用料で賄えるよう、歳入改善に努めるとされています。すなわち、年度ごとに委託料を決定し、さらには維持費と永代使用料で賄えるように努めるというのがこの覚書の内容です。墓地を利用するにあたり、全市民が対象ではなく、地域の制限が設けられている墓地の1カ所に対しての支出は、そもそも公金のもとは全市民の税金でありますから、それを東山墓地にのみ特別に支出するということは、金銭面で他の墓地利用の市民に負担を課すことになり、地方自治法の10条の2項にも照らし、問題と感じます。また、覚書2の規定があるにもかかわらず、適正な金額を設定することなく、毎年250万円の支出を続けられたことは、契約履行の確保にも反していると言えると感じます。覚書を結ぶ際には、これらのことを十分意識した上で結ぶ必要があった案件だと考えて質問します。3点です。
市長は、私の指摘をどう聞かれますか。2点目、その上で今後の東山墓地の管理主体やその方法をどのように考えますか。3点目、さらにはURとの協議による墓地用地取得を控え、どのように整理をしていく考えですか、以上お聞かせください。
◯議長(尾崎 輝雄) 副市長。
◯副市長(田中 達男) 副市長でございます。
呉羽議員の1問目のご質問のやりとりの中で、役職加算の関係につきまして、広報の関係のご質問がございました。このことについて、少し説明不足の内容もございましたので、先ほど呉羽議員がご指摘いただいたのは、役職加算の関係について、15%だけでいいのか、こういうご指摘でございました。この内容は、基本的には役職加算については15%で間違いございません。ただ、給料については20%分、これは本給のほうに関係いたしますので、広報の原稿については間違いないというふうに理解しております。ただ、今後進めるについては、いわゆる今後の給与の公表についてはしっかり考えていきたいと、こういうことでご説明させていただきたいと思います。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 市長。
(市長 河井 規子君登壇)
◯市長(河井 規子) 呉羽議員のご質問にお答えをいたします。
初めに、東山墓地の歴史を簡単にお話をいたしますが、東山墓地は古くは木津惣墓と呼ばれ、明治維新の廃藩置県までは木津郷と呼ばれた中の5つの村の共同墓地として、現在とは別の場所にありました。その場所は行くたびかの洪水に見舞われる土地でありましたので、今から約100年前の明治43年、京都府知事の認可を得まして、木津町営墓地として現在の場所に移転をされ、昭和44年に完了されました。また、時代の変遷の中で、昭和40年代から始まりました、第1向陽台団地や木津駅前団地などの住宅開発に伴いまして、人口が増えるにつれ、墓地需要もふえてきたことから、墓地造成が図られ、現在のような1,500基もの墓を要する大規模な形態となりました。記録によりますと、木津惣墓には、古くは500から600年以上昔にさかのぼる石仏や墓標、また供養塔などが3,300基ありました。江戸時代までは規模の大きい墓には必ず墓寺があり、東山墓地には長福寺という墓寺がありました。この墓寺によって、墓地運営や埋葬などが行われたところでございます。この現在の長福寺には、昭和40年代から住職が在住をし、墓地の軽易な維持管理などが行われ、その対価として、当時から町補助金が支給をされてまいりました。一方、墓地の使用許認可や施工届の受理、また工事完了後の確認、さらには使用者からの管理費の徴収など、実際の管理運営については、町内の他の墓地と比較いたしまして、関係する住民も多く、規模も大きいため、当時の木津町担当課と、長福寺の住職でその業務を担ってまいりました。しかしながら、東山墓地のみの管理運営を、将来にわたって行政が携わっていくわけにもいかないことから、平成16年4月1日に、当時の関係する6人の区長並びに使用者代表からなります、東山墓地管理委員会が設立をされました。そして、その年の12月に覚書を交わし、行政が行ってきた管理運営すべてを委託してきたところでございます。ほかのご質問につきましては、担当部長よりご答弁申し上げます。
◯議長(尾崎 輝雄)
生活環境部長。
◯生活環境部長(代次 衛)
生活環境部長でございます。
2点目、3点目についてお答えを申し上げます。
まず、2点目についてでございます。東山墓地管理委員会には、本年10月に文書により、平成25年度をもって、委託料の支払いを終了する旨、通知をいたしております。管理主体につきましては、引き続き、管理委員会において行わせていただきますよう、お願いをしております。
3点目でございます。平成9年2月18日付の木津中央特定土地区画整理事業認可により決定された墓地用地につきましては、UR都市再生機構との覚書により整理することとなりますが、管理運営につきましては東山墓地管理委員会と、今後具体的に協議をしてまいりたいと考えております。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 呉羽さん。
◯8番(呉羽 真弓) 市長が最初に、その前に副市長が述べていただきましたけど、それは今述べられても困るなと思いつつ聞いておりました。議事は進行してましたので。
市長がるる述べていただきました。過去からの経緯をということでご説明していただいた上で、今後の方針というのは、次に担当部長が言っていただいたというところなんです。いろんな理由があると思います。多く、長年だったりとか、管理運営1,500基だとかいう理由も含めてね、だけれども、今後はというところでお願いしていく。今まで本当にご苦労なことを引き受けていただいてた部分も本当にあるだろうなというふうに思うと、市長がそんなふうなことに対して、どんなふうに思われたのかなというところ聞きたかったです。
この支払いについてだけ確認しておきます。永代使用料というのは市の収入になってます。東山墓地では、条例を見ますと3万3,775円燈篭寺墓地は2万5,000円、1平米当たり徴収しておるというふうになってます。これは何の費用かと聞くと、墓地の増設に当たって、町が負担した経費を使用料収入として市の収入としているものというふうに聞きました。これは今までの永代使用料の収入というのは、もうこれでペイできているというか、もうこれでペイできてるというか、負担した経費はこれでもうプラスマイナスゼロというか、そういうことというのは確認できているんでしょうかね。
◯議長(尾崎 輝雄)
生活環境部長。
◯生活環境部長(代次 衛)
生活環境部長でございます。
使用料の関係のご質問でございますが、全体の費用の回収は済んだのかというご質問でございます。これについては、数値を持ち合わせておりませんので、後日確認をしてお答えをさせていただきたいと思います。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 呉羽さん。
◯8番(呉羽 真弓) 私は合併後の決算の資料しか、ちょっと確認できてませんけれども、墓地使用料と委託料の250万円と使用料収入の差を差し引いた額を並べてみました。19年ではマイナス18万円、使用料収入のほうが大きかったんですね。20年は228万円。21年が193万円。22年が139万円、そして23年が93万円と、合わせて650万円ぐらいですかね、の費用が250万円、毎年出していると言われても、使用料収入として入った分があるので、250万円掛けるそのものではないというところでの数字が見えました。今後は、この永代使用料収入がきちんと墓地管理委員会等々に支払われていって、永代使用料プラス維持管理費で運営をされていってもらうということだと思うんですけれども、そこら辺、やっぱり覚書とか協定書というのは、首長同士が結ばれるというのは、議会での審議が議論を経ませんので、できてから見るということが議員としてもあるわけです。その意味でも、やはり市民全体に説明がきっちりとつくように、そういう十分な検証を経て結ばれるべきだというふうに感じてのこの質問です。この墓地のことだけではなくて、いろんな覚書というのが結ばれたり、協定書が締結されると思いますけれども、そういう意味でのきちんとした検証が必要だろうなというふうに思っての質問です。今後もURとの譲渡も含めて起こってくる問題があると思いますので、そこら辺きっちりと精査をしていただきたい、そんなふうに感じております。市長に最後に確認しておきたいと思います。
◯議長(尾崎 輝雄) 市長。
◯市長(河井 規子) 呉羽議員のご質問にお答えいたします。
覚書でありますとか、そういった契約を結ぶときには、慎重にすべきであるというふうなご指摘でございます。当然、私もそのように思っております。覚書を交わすとき、そのときは長くこういうふうに引き継いできているものですので、やはりそれまでの経過や物も十分にやっぱり勘案した中で覚書を交わしていくわけでございますが、今、以前の昔と現在で整合性があるのかどうか、そういうことも含めた中で、現在、覚書を交わすときは、必ず弁護士さんにも相談をさせていただく中で、慎重な覚書、契約を交わさせていただいているのが現状でございます。当時、当時の事情もございますが、やはり市民の皆様にちゃんと説明のできるしっかりとした、そういった協定書、覚書を今後も交わしていきたいというふうに思っております。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 呉羽さん。
◯8番(呉羽 真弓) 管理委員会の方たちは本当にご苦労されている中でのこの間のやりとりも含めての対応ということだと思いますので、今後も引き続き、丁寧に対応をお願いしたいというふうに思っての2問目を終わります。
3問目、「スクールソーシャルワーカーを配置せよ」としてお聞きします。
2年前の12月のこの議会で、市の特色ある教育環境をとして、スクールソーシャルワーカー、以下SSWというふうに読みます、の配置の提案をいたしました。その際の
保健福祉部長の答弁は「新しい取り組みであり、今すぐどうのこうのというわけではなく、いずれこういったことも出てくるのではないかと思ってますけれども、現状については、非常に回数は多いですが、十分注意しながら進めているところです」でありました。この間の状況を確認するとともに、現場の状況などから、SSWの配置を求めて質問します。SSWの活用事業は文部科学省が平成20年度から実施されたものです。福祉の専門知識を用いながら、家庭や学校だけでなく、関係機関と調整しながら、環境を整えていく存在として、導入されて、全国で944人ものSSWが採用され、必要性と存在が教育現場でも認知されることとなりました。
そこで聞きます。1、京都府のSSW事業はどのようになっていますか。木津川市への派遣はあるのですか。2、児童福祉法の改正により、市は20年度に木津川市、要保護児童対策地域協議会を設置されました。これは虐待を受けた児童に対し、関係機関が連携を図って、児童虐待に対応することを目的とした協議会であり、問題の重要性や協議内容に応じて、ケース会議などを適宜開催して、要保護児童の援助に必要の情報の共有化や支援方法等を協議されています。現状はどうですか。3、実際のケースにおける家庭への働きかけの部分はどのようにされておりますか。そして、4点目、第三者的役割を担うSSWの存在が、木津川市でも必要ではないですか。
以上、お聞かせください。
◯議長(尾崎 輝雄) 教育部理事。
(教育部理事 大谷 和久君登壇)
◯教育部理事(大谷 和久) 教育部理事でございます。
呉羽議員の1点目と4点目のご質問にお答えいたします。
まず、1点目です。
京都府におきましては、国のスクールソーシャルワーカー配置制度を活用し、家庭と連携の上、児童生徒の基本的生活習慣や学習習慣の定着を支援する「まなび・生活アドバイザー」を配置する事業がございます。
小学校には、退職教員等が配置され、中学校においては、社会福祉士が配置されております。
本市においては、本年度より小学校1校に「まなび・生活アドバイザー」が配置されたところであります。
次に、4点目のご質問にお答えいたします。
子育てや養育の在り方などについて、支援を必要とする保護者の方がふえてきているのは事実であると考えます。
現在、その対応といたしましては、児童・生徒の課題の実態や家庭の状況等を踏まえ、福祉部局、民生児童委員等との連携の下、必要に応じスクールカウンセラー、精神科医、弁護士等との協議を行ったり、関係機関が集まってのケース会議を開催するなど、第三者を交え組織的に対応を行っているところであります。
スクールソーシャルワーカーにつきましては、その役割を担う「まなび・生活アドバイザー」が、本年度小学校に配置されたところであり、その機能や役割について、よく検証してまいりたいと考えております。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 保健福祉部理事。
◯保健福祉部理事(福井 平和) 保健福祉部理事でございます。
呉羽議員の2点目のご質問にお答えします。
現在、木津川市要保護児童対策地域協議会においては、代表者会議を年2回、実務者会議を年4回、個別ケース検討会議は必要に応じて実施いたしております。
平成24年度の場合、平成24年11月末時点のそれぞれの会議の開催状況につきましては、代表者会議を1回、実務者会議を2回、個別ケース検討会議を28回開催しております。
代表者会議では、協議会全体に関する事項についての協議を行っており、実務者会議では、困難ケースについて児童相談所、山城南保健所を交えて、各ケースの情報共有と援助方針の確認を行っております。
また、個別ケース検討会議では、各ケースの状況にもよりますが、関係機関にお集まりいただき、各機関での対応・支援の確認、今後の支援の在り方・役割分担等を協議いたしております。
次に3点目のご質問にお答えします。
家庭への働きかけはケースによりさまざまでございまして、保育園・幼稚園・各学校を中心に見守りを行っていただいているケースもあれば、生活保護の担当者を中心とした支援を行っている家庭、健康推進課の保健師を中心とした支援を行っている家庭、子育て支援課を中心として支援を行っている家庭、また福祉サービス機関が中心として支援している家庭、そして複数の機関がかかわっている家庭等、家庭の置かれている状況に応じて働きかけを行っている状況でございます。
以上です。
◯議長(尾崎 輝雄) 呉羽さん。
◯8番(呉羽 真弓) ちょっと少し、私の中でも整理ができてない部分もあるんですけど、まず最初に大谷理事におっしゃっていただいた今年度から小学校1校というところに配置された、これはどこの学校にですかね。
◯議長(尾崎 輝雄) 教育部理事。
◯教育部理事(大谷 和久) 教育部理事でございます。
呉羽議員の再度のご質問にお答えいたします。本年度より配置された学校は加茂小学校でございます。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 呉羽さん。
◯8番(呉羽 真弓) はい、ありがとうございます。
それと、4点目のところで理事に答えていただいたケース会議を開催する。こちらもケース会議を開催しているし、組織的に対応を行っている、そして先ほど理事も保健福祉部理事も答えていただいた、虐待の関係での要保護の地域協議会でもケース会議を行っている、ここら辺の関係というか、整理というのは重なっている部分も多分あると思うんですけれども、そこで福祉の専門的な知識を持った人たちも必ず入っているという認識でいいんでしょうかね。
◯議長(尾崎 輝雄) 教育部理事。
◯教育部理事(大谷 和久) 教育部理事でございます。
呉羽議員の再度のご質問にお答えいたします。
ケースによっては、必ずということは言えないかもしれませんが、先ほど保健福祉部理事のほうからございましたように、基本的には福祉訪問の方が入っておられるというケースがほとんどではないかというふうに考えております。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 呉羽さん。
◯8番(呉羽 真弓) 実は、12月11日の夜の9時にNHKの京都のニュースを見ていました。たまたま見ていたときに、ごらんになった方もおられると思うんですけれども、そのスクールソーシャルワーカーの京都市での研修の様子だとか、京田辺市の中学校に配置されている社会福祉士の方の取り組みの様子が披露されていたというか、直接お話も聞きながら、会議をしている様子等々も密着された様子が映し出されていました。そして、ここで述べられていたのは、2年前に京田辺を配置されたと、火曜日に、毎年週1回来られてて、校内会議を開いて、情報共有をして、教師と協働しながら、地道に進めておられると。そして、外部機関との間に入ることでよい支援態勢が引き出せる、チームで解決することが肝要というようなふうに、先生を交えての会議の様子が流れて、感想も言われてました。
やはりはケース会議がいろいろ開かれているというふうに聞かせていただきましたし、実際には、聞いておるんですけれども、なかなか家庭の中に入っていく困難さ、家庭のというか、子供さんではなくて、そこの背後にある親御さんへのサポート、それをしていく、例えばお母さんが働いてもらうように支援をするであるとか、例えばいろんな形での資格を取ってもらうように支援をするだとか、福祉につなぐというところのサポートに、家庭に入ることが非常に困難というふうに聞いています。そこらあたりが進めていくのが、スクールソーシャルワーカーという職種だろうなというふうに感じるんです。教育部理事もいろいろと頑張っていただいているようで、そこら辺は現場に近いところで、よりかかわっておられるところで、福祉の専門家としての存在というのが必要という感想を持っていただいているのかどうかを確認したいなというふうに思っております。
◯議長(尾崎 輝雄) 教育部理事。
◯教育部理事(大谷 和久) 教育部理事でございます。
呉羽議員の再度のご質問にお答えいたします。
いわゆる社会福祉士の方になるかというふうに思いますけれども、やはり現状といたしましては、さまざまな行程もございます、また、ケースもございます。そのような中で先ほど申しましたように、いわゆる、関係機関が協議しながら、どういうふうな支援のあり方があるかということでケース会議等を開いておるわけですけれども、そういう中で、家庭に入るという部分についてでございますけれども、例えばなんですけども、先ほど申されました京田辺市の中学校のテレビ番組、これにつきましては、残念ながら私のほうは見られなかったんですけども、内容等は聞いております。そういう内容を踏まえますと、やはり、おっしゃるとおり、家庭内にいわゆるSSWの方が入るとしても、なかなか難しい部分があると、どちらかというと、役割としてはやはりSSWの方については、そういう関係機関と学校、また、それ以外の部署等のつなぐというような役割が主な役割として、今回、テレビでやられた学校もそういう部分であったのではないかというふうに私は承知しているところです。
つきましては、私も実際に家庭内に入ることは、なかなか、やはり学校の関係性がある中で、関係部署のものが簡単に入るということはなかなか難しいのではないかというふうに感じているところでございます。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 呉羽さん。
◯8番(呉羽 真弓) 文部科学省のホームページ上にありました事例を、ちょっとここで紹介したいと思います。これは京都府の
教育委員会の23年度の改善事例ということであげられている、その事例を二つ紹介します。
一つの行動は暴力です。この家庭は外国籍のお母さんと内縁の男性との生活をしている、これは、こんな事例がきっちりと書いてあるんですね、ホームページに、文科省の。家庭内で両親から暴力を受けることはなかったけれども、入学当初から、他の生徒への暴力行為が見られた。そこで、担任と学年担当の教員、SSWでケース会議を開いて、本人への対応だとか母親への対応について方向性を検討した。その上で、暴力行為に対しては担任を中心に生徒にかかわり、そして、保護者了解の上、カウンセリングも行った。そして、母親についてはSSWが面談して、養育や仕事のことなど、母親の悩みや思いの相談に応じた、そして、市の社会福祉課と子育て支援課とともにSSWが中心になって連携し、情報を共有するとともに、母親の就業や資格取得について支援体制をつくり、対応した。こういうことにしていく中で、暴力行為について反省することができた。今後も母親のカウンセリング、指導を継続していく必要があるというふうに結ばれているのが、改善事例の概要ということで、一つ挙げられています。
また、不登校と児童虐待がかかわっての事例で、母子家庭の方だったみたいです。学校にほとんど登校せず、弟の面倒を見ていると、家庭訪問しても母親と会うことは難しい。そこで、担任の教師とかSSWによるケース会議を持ち、情報の収集と共有をはかり、今後の対応について協議した。そして、児童相談所とか、関係各課とケース会議を開催して、学習機会等の保証を検討した。そして、SSWとケースワーカーが連携して、母親に本人の登校と兄弟の保育園入園を働きかけた。結果、本人の不登校状況は少し改善した。兄弟の保育園入園も実現をしたけど、母親の就業などの課題は残っている。
これが京都府がスクールソーシャルワーカーの活用による、主な改善事例として2点挙げられている23年度の事例です。平成22年度の事例もあるみたいです。急にはうまくいく、そんな魔法の杖みたいなのがあるわけではないというふうには思います。しかしながら、関係機関と連携し、調整するコーディネート役のスクールソーシャルワーカー、そして、児童生徒が置かれた環境の問題に働きかける、これがスクールソーシャルワーカーの役割ということで、全国的にも広がっているし、大阪なんかはすごく進んでいるというふうに思います。
やはり、虐待もふえているのも含めて、児童の置かれている立場の家庭の環境とかが、やはり、いろんな原因があるんだろう、それは貧困であるとか、ひとり親家庭だとか、そういう複雑な要因が絡み合って、それが問題行動として子供に出ている、そんなふうに思います。だから、弱いところに出る、そのあらわれ方が、子供がそういう形で出ているんだろうなというふうに思います。だから、助けてあげなきゃというふうに感じて、2年前も含めて、今回も提案しているわけです。
複雑に絡みついた要因をときほぐす作業、その作業がチームでの取り組みだというふうに思います。一つお聞きしたいんですけれども、いづみ福祉会に委託している障害者相談支援業務というのがあるかと思います。そこら辺というのは、こういう形で、また関係性をつくったり、この中に配置して整理したりできる事業というか、方なんですかね。
◯議長(尾崎 輝雄)
保健福祉部長。
◯保健福祉部長(藤田 弘志)
保健福祉部長でございます。呉羽議員の再質問にお答えいたします。
いづみ福祉会の、そういった福祉の専門家の方につきましても、ケースに応じまして、ケース会議のほうには参加をしていただいてるという状況でございます。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 呉羽さん。
◯8番(呉羽 真弓) ですよね。やっぱり、学校現場とか、幼稚園、保育園も含めて、そういう相談事業体制があるんだよということを、もっときちんと周知していってほしいなというふうに感じます。SSWの活用ができれば、本当にしてほしいですし、今ある施策をきちんと絡み合わせながら、本当に声を上げてる、悲鳴を上げている子供の背景をきちんと手立てをしてあげてほしい。そんなふうに感じての質問です。
これだけ一つ確認しておきます。養護教諭の存在についてです。養護教諭の先生も非常に頑張っていただいてるんですけれども、人数の件です。これはぜひとも、ここで確認しておきたいというふうに思います。人数、国の850人ですかね。小学校では、851人以上でないと、子供の数がそれでないと2人体制にはなれないというのがあるかと思います。
木津川市内の小学校の児童数を見ますと、796人のところ743人のところ、そして、46人のところ、様々です。しかし、これが1人の養護教諭の方が頑張っておられるんですよね。そこら辺の問題も、やはり、ここに含まれてくるというふうに思いますので、この問題もあわせて解決していってほしいな、手当てをしてほしいなというふうに思います。教育長でしょうか、考え方を確認しておきたいと思います。
◯議長(尾崎 輝雄) 教育長。
◯教育長(森永 重治) 教育長であります。呉羽議員の再質問にお答え申し上げます。
養護教諭の定数配当にかかわっては、今ご指摘のように定数配当基準というのがございます。梅美台、州見台、非常に生徒数、子供の数がふえてきております。そういったことでは、基準というのがありますが、これがなかなか市の単費でというような状況にはございませんので、府のほうに、少なくとも梅美台は何とかならないかということの要望というのを、来年度へ向けて強く要望していきたいと、そう思っております。
以上であります。
◯議長(尾崎 輝雄) 呉羽さん。
◯8番(呉羽 真弓) 子供は悩んでおりますし、学校現場も困っている状況もありますので、要望をするとともに、市できちんと、単費でも見るよというような姿勢がぜひとも欲しいなというふうに思っての質問です。
予算の件は市長側にもかかわってくることですので、最後にSSWの配置の問題も含めて、子供の背景にあるいろんな課題について、私のお伝えしたところなんです。そこら辺の市長の子育てをナンバーワン、そして、子育ての経験のある方としての思いを確認して、最後の質問としたいと思います。
◯議長(尾崎 輝雄) 市長。
◯市長(河井 規子) 呉羽議員のご質問にお答えいたします。現在は非常に子供の環境というのは、非常に厳しいものもあるというふうの思います。なかなか事情も複雑であったりということもありまして、学校だけでは、なかなか対応しきれないという中で、福祉の分野、学校、いろんな専門の方が手を携えて、そういった問題について一つでも解決しよう、支援をしていこうという体制をとっております。
今後も、こういった体制についても十分に強化をしてまいりたい。予算の面もございますが、子供たちがすくすくと元気に育つ、そういう環境を整えてまいりたいというふうに考えております。
以上でございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 呉羽さん。
◯8番(呉羽 真弓) 終わります。ありがとうございます。
◯議長(尾崎 輝雄) 本日の一般質問の予定が終わりましたので、本日の会議を閉じます。
明日、12月14日は午前9時30分から再開し、引き続き一般質問を行いますので、ご参集くださいますようお願い申し上げます。
それでは、本日はこれで散会いたします。
皆様、ご苦労様でございました。
午後 4時15分 散会
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