木津川市議会 > 2012-06-26 >
平成24年第2回定例会(第5号) 議事日程及び一般質問表 開催日:2012年06月26日
平成24年第2回定例会(第5号) 議事日程及び一般質問表 開催日:2012年06月26日
平成24年第2回定例会(第5号) 本文 開催日:2012年06月26日
平成24年第2回定例会(第5号) 本文 開催日:2012年06月26日

  • 品川区(/)
ツイート シェア
  1. 木津川市議会 2012-06-26
    平成24年第2回定例会(第5号) 本文 開催日:2012年06月26日


    取得元: 木津川市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-21
    2012年06月26日:平成24年第2回定例会(第5号) 本文 ▼最初のヒット発言へ(全 0 ヒット)       平成24年第2回木津川市議会定例会会議録(第5号) 午前9時30分 開会 ◯議長(尾崎 輝雄) 皆さん、おはようございます。早朝よりご苦労さまでございます。  ただいまの出席議員は24人であります。  これより平成24年第2回木津川市議会定例会を再開し、直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。  日程に入ります。      ──────────────────────── ◯議長(尾崎 輝雄) 日程第1、一般質問を行います。  25日に引き続き一般質問を行います。本日は、4人の12問で行います。  それでは、1番目曽我千代子さん。    (曽我 千代子君質問席へ移動) ◯9番(曽我 千代子) おはようございます。9番、曽我千代子です。  通告書に従いまして3点の質問をさせていただきます。  まず1点目です。高齢者対策の充実についてとして質問をさせていただきます。  国は、高齢者の最後を病院から自宅への看取りにしようと変えてきていますが、ひとり暮らしではどうにもなりません。また、高齢化するニュータウンの再生も課題になってきています。それらを組み合わせることによって解決策が図れるのではないかと考えての提言と質問です。  1つ目は、空き家を高齢者の共同住宅にし、高齢者がお互いを見守りながら共同生活をするグループリビングに活用できないものでしょうか。  2つ目は、また独居の高齢者を3人程度集めることによって、それぞれの住宅を、例えば1カ月ごとに回って活用し、ヘルパーの派遣を充実させて高齢者同志の助け合いの生活が実施できないものでしょうか。
     3つ目は、共同生活者へは、社会福祉協議会との連携や見守り隊の協力で高齢者の生活を支え、孤立死対策はできると考えているのですが、それらの実施には何が課題になっているでしょうか、お答えください。 ◯議長(尾崎 輝雄) 保健福祉部長。    (保健福祉部長 藤田 弘志君登壇) ◯保健福祉部長(藤田 弘志) おはようございます。保健福祉部長でございます。  曽我議員のご質問にお答えをいたします。  1問目のご質問でございますが、グループリビング高齢社会に対応した居住形態の一つであると認識しておりますが、市として空き家を活用してグループリビングを支援していくことにつきましては、本市におけるニーズや空き家の個人資産の問題及び行政と個人・民間の役割分担など、研究していく必要があると考えております。  次に、2点目のご質問でございますが、複数の高齢者が共同生活を行うことでお互いの見守りができるとともに、孤独感を解消したり、身体機能の低下を補い合うなどのメリットはあると考えております。  また、ヘルパーの派遣でございますが、介護保険におけるグループリビングの位置づけにつきましては、居宅サービスの位置づけとなり、介護認定により、日常生活に支障があると判断された場合は、ヘルパーの派遣を行うことができます。  次に、3点目のご質問でございますが、グループリビングは、複数の高齢者が共同生活を行うことで、お互いの見守り活動ができ、孤独死対策の施策として有効であると考えております。  また、空き家につきましては、一般的には、個人の財産はご自身で活用していただくべきではないかとの観点から、空き家を活用したグループリビングにつきましては、自発的な取り組みによる高齢者社会に対応した居住形態の一つと考えております。  今後も、国の動向や高齢者のニーズに注目しながら研究してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 曽我さん。 ◯9番(曽我 千代子) 高齢者は、お金、健康、孤独の三つの不安を抱えていることから、これにつけ込む犯罪もふえてきています。共同生活をすることによって、さまざまな利点があると思います。石川県などは、事業所の公募条件として、民家や空き店舗、廃業した旅館などの活用を求めています。木津川市でも、そういう対応を考えるつもりはありませんでしょうか。  この件について、市長並びに関係部長のお答えをお聞かせください。 ◯議長(尾崎 輝雄) 市長。 ◯市長(河井 規子) 曽我議員のご質問にお答えいたします。  空き家につきましては、ただいまご答弁申し上げましたように、個人の資産ということもありまして、なかなかその方の資産の使い方という中ではいろいろ考え方があるというふうに思っております。また、旅館というのも、ちょっと木津川市では少ないかなというふうに思いますが、個人の資産をどのように活用させていただくのかは、個人の方がやはりそういったことをやりたいというときには応援もできるのではないかなというふうには思っておりますが、今のところまだ研究段階でございます。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 曽我さん。 ◯9番(曽我 千代子) 石川県は、新しく参入する介護事務所の方たちに、一つの条件として、こういうことを活用しなさい、そしたら一から建てるよりはいろんな形で安くつきますし補助の関係も違うというふうになりますので、とにかく空いている店舗とか空いている家を活用しての、この指とまれとか、いろんなところへ私も見学に行ったことがあるわけですが、そういう形での介護サービスを実施するというのを一つの要件につけていらっしゃるわけですね。木津川市でも、そういう要件をつけることによって空き家の利用が広がってくるのではないかな。その場合でしたら、何も市が介在しなくても、事業所をしようと思う方がどこかの空き家と交渉なさるわけですから。今、住宅改修の補助なんかが一つ議会で課題になっていますけれども、高齢者が過ごすそういう空き家対策にだったら、私はそういう改修の補助金をつけることに住民感情も何も問題ないというふうに思いますので、そういう形では、私は一つの条件をつけることによって新しい展開ができるのではないかというふうな考えから今回の思いなんですが、木津川市としてそういう対応をなさるつもりはないでしょうか、もう一度お答えください。 ◯議長(尾崎 輝雄) 市長。 ◯市長(河井 規子) 曽我議員のご質問にお答えいたします。  空き家を利用されてお店をされたりとか、また介護サービスをされている方が実際におられます。そういう形で利用されておりますが、やはり個人の資産を利用されているという家も多いんですけども、そういう形で紹介なり利用していただく方がないでしょうかというような形になれば、利用者と空き家を貸される方とうまくマッチングができたら、そういう話も進むのかなというふうに思いますが、とりあえず、私もこういった事例については、これから研究をしていきたいというふうに思っております。 ◯議長(尾崎 輝雄) 曽我さん。 ◯9番(曽我 千代子) 私は、介護事業所が新しくなさるときの一つの要件として、木津川市では空き家利用なり空き店舗を利用すれば優遇しますよみたいなことの施策を打ち出せば、そういう事業者がふえてくるのではないか、そのことによって空き家対策もできるのではないかと思って、今回のこの提言です。研究してくださるということなので、それはお願いをしておきたいと思います。  その2番目ですが、介護保険の実態は厚生労働省の通知や資料によって運営するだけで、先ほどの部長の答弁でも国の動向を見てというのがありました。どの自治体も独自性を発揮できずにいると私は考えています。財源のゆとりのなさもあるのでしょうが、ここは地方分権を盾にとってアイデアで乗り切って、安く効率的に運営できる方法があるのではないかと思っています。  私が提言する共同生活方式は、自宅を活用して気の合う仲間と1カ月交代でそれぞれの家で住み合うというようなものです。数人がこういう形で一緒に暮らし、介護認定を受けるようになっても、数人分でそれぞれの介護を受ければ、1人なら1日1時間しか使えない介護だとしても3人だと3時間使えることになります。こういうやり方で1日に何回か介護職員が介護に来てくれるなら、高齢者同士で住んでいてもいろんなことが可能になり、最後まで生活することができるというふうに考えています。介護保険がこういう使い方ができるように改善していってほしいと思うわけですが、先ほどの部長の答弁では、研究していくというふうなことなんで期待して待ちたいと思いますけど、ぜひ柔軟な使い方ができるように考えて、木津川市方式を生み出していただきたいというふうに思います。  施設の職員や同居の家族からの高齢者への虐待も後を絶ちません。2010年度実績での被害は、1万6,668件にも上っています。施設に入ったり家族に見てもらうより、やはり気のおける仲間と一緒に老後を過ごすほうが、高齢者にとっても必要ではないかというふうに思っているのですが、どんなふうな形で研究を続けてくださいますでしょう。もう一度、部長のご答弁をお願いしたいと思います。そして、今の中でできること、これから課題として残ることについて、教えていただきたいと思います。 ◯議長(尾崎 輝雄) 保健福祉部長◯保健福祉部長(藤田 弘志) 保健福祉部長でございます。  まず最初に、地方分権の関係で、アイデアで乗り切る方法をということでございます。全くおっしゃるとおりかというふうに思っております。そこで、地域の住民さんのニーズでありますとか、また地域の実態を把握させていただいて、さらに全国でもいろんな取り組みの事例が今あるというふうなことも聞き及んでおりますので、そういった部分もまた参考にしながら創意工夫をし、発想の転換というものも常に持ちながら、今後研究してまいりたいと考えております。  また、介護保険制度の関係でございますが、あくまでも議員も御承知のとおり、国の制度ということでございますので、介護保険制度の中で市独自の制度を行うということはなかなか難しい部分もございます。しかしながら、今後、市としても研究していく中で、どういった制度が考えられるのか、木津川市としての取り組みは考えられるのかという部分で検討もしてまいりたいと考えておりますし、そういった制度が必要であるということになれば、国なり、また府のほうに働きかけをしてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 曽我さん。 ◯9番(曽我 千代子) ぜひそうしていただきたいと思って、期待して待ちたいと思います。  厚生労働省の調べでは、社会福祉法人が運営する特別養護老人ホーム内部留保の総額が1兆8,000億円に上るとして、介護職員などの給与に充てるようにとの提言がなされています。これは全国にある6,000の施設数で割っても、1施設当たり3億円以上になるという内部留保があることになります。民間委託の実態というのはこんなものです。考える必要があると思います。市内にも多くの施設が存在しますが、その実態についても調べる必要があると思いますが、調べていただけますでしょうか、お答えください。 ◯議長(尾崎 輝雄) 保健福祉部長◯保健福祉部長(藤田 弘志) 保健福祉部長でございます。  曽我議員の再質問にお答えをいたします。  内部留保の関係のご質問でございます。昨年の12月5日に、厚生労働省社会保障審議会介護給付費分科会というところで報告された内容のことでございます。公益法人の場合、適切な内部留保は収入支出の30%以下というふうなことが一定示されております。社会福祉法人の経理関係につきましては、社会福祉法の第59条に規定をされておりまして、年度終了の3カ月以内に、事業の概要またその他の厚生労働省令で定めます事項につきまして諸官庁に届け出をしなければならないというふうに規定をされております。諸官庁ということになりますと京都府ということでございますので、毎年、こういった社会福祉法人への指導監査を適切に行っておるところでございます。社会福祉法人につきましては、透明で開かれた運営というのが求められておりますので、国なり府と連携をしながら調査をさせていただきたいというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 曽我さん。 ◯9番(曽我 千代子) 厚生委員におりましたときにいつも不思議に思っていたのですが、国は介護職員の給料を少しずつ上げてきています。しかし、実際に介護士として勤務している人たちは非常に安い給料で、ほとんどお給料が上がらない。その実態が私は不思議だなと思っていたんですが、厚生労働省のこの報告を見て、なるほどと私は合点がいったわけです。今、ヘルパーも足りないという話ですが、労働に見合って、あの程度のお給料しかもらえなかったら、やっばりなかなかみんな疲弊していて続かないと思いますので、そういう観点から言いますと、私は、もっとお給料を上げなさいと市内の社会福祉法人にそういう提言をしていけるかというふうに思いますので、そのことについて再度ご答弁をお願いしたいと思います。 ◯議長(尾崎 輝雄) 保健福祉部長◯保健福祉部長(藤田 弘志) 保健福祉部長でございます。  今、曽我議員がおっしゃいましたように、ヘルパーさんといいますか、こういった施設にお勤めの方の給料につきましては、やっぱり一定低いのではないかなというふうな思いを持っております。こういった部分につきましても、国のほうへも要望もしているところでございますが、一定この内部留保の関係につきましては調査をさせていただく中で、給与面の話につきましても、こういった施設のほうへ行って話をしてみたいというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 曽我さん。 ◯9番(曽我 千代子) ぜひ介護職員のお給料が上がるように、市としても尽力していただきたいと思います。  木津川市でも、社会福祉協議会や見守り隊などのボランティア組織が存在しますが、実際にひとり暮らしの方のところへ行って生活の中まで入るのは不可能です。独居の高齢者の死亡が早くわかった例として、ヤクルトおばさんヤクルトがたまっているとして異常の報告があり、死亡後早急に見つかった例がこの間の新聞でありました。また、生活保護を受けないで餓死した例も最近多く報告されています。今議会では、玄関先に旗を立てる案が提案されていて、防犯上どうかという話がありました。私は、75歳以上の高齢者世帯ヤクルトを配達するサービスを実施してはどうかと提案したいと思います。別にヤクルトの回し者ではありませんが、ヤクルトは1本35円です。年間でも、それほどかかるわけではなさそうです。75歳以上の高齢者の数は6,116人だということですが、これは夫婦でも1本でいいと思いますし、あるいは独居の方だけに配るというのであれば、もっとその数も必要数は減るというふうに考えています。そのことについては、市長はどんなふうにお考えになりますでしょうか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 市長。 ◯市長(河井 規子) 曽我議員のご質問にお答えいたします。  唐突なご質問でちょっとびっくりしたんですけども、ヤクルトを配達して安否確認をするということでございます。ヤクルトがいいのか、見守りがいいのかどうか、すぐに即答はできないんですけども、やっぱり何らかの形でひとり暮らしの方、高齢者の方をみんなで見守っていかないと、亡くなっておられたり、倒れておられたりしたのが発見できなかったということは非常に悲しいことでありますので、今のご提案もいただきましたが、即答は控えさせていただきます。申しわけありません。 ◯議長(尾崎 輝雄) 曽我さん。 ◯9番(曽我 千代子) 私が提案しております共同生活方針介護支援ができるまでの間だけでも、こういうことをしたらいいんではないかというふうに思います。これなら少し予算をつけるだけですぐ実施が可能かと思うからです。これで餓死する人もいないでしょうし、生存確認ができるのですから、私は一石二鳥と考えて提言をしています。新聞をとらない家がふえてきていますし、高齢者の家に手紙がたくさん来るとは限りません。また、だれかの通報を待っているというのも無責任な話なので、私は市が主体的にする事業としてはいいというふうに思っています。牛乳より1本35円というのもちょっと魅力かなというふうに思っての提言です。これは考えてくださるということなので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。  それと、認知症などの介護に行かれる方に、ただいま介護中という名札を希望者に無料で社協から配っていただいて活用するというのはいかがでしょうか。なかなか人の家に入るというのは、周りでやっぱり見張り合いもしてもらわんといけませんし、あの方どなたかなということになるというふうに思いますのて、一つの名札か何かカードをつけている人だったらフリーパスというふうなことになるかと思うんですが、このことについては部長はいかがお考えでしょうか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 保健福祉部長◯保健福祉部長(藤田 弘志) 保健福祉部長でございます。  曽我議員の再質問にお答えいたします。  たしか私の記憶では、静岡県のほうで取り組みをスタートされた事業であったかなというふうに思っております。現在、木津川市におきましても、京都府の市町村高齢化対策推進事業というものを活用いたしまして、実施をしたいということで、現在検討を進めておるところでございます。京都府さんのほうとも調整をさせていただきまして、ゴーサインが出ましたら、9月議会のほうで補正予算をお願いしたいと思っております。  ちなみに、この事業につきましては、京都府さんの10分の10の補助事業ということで考えてございます。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 曽我さん。 ◯9番(曽我 千代子) ありがとうございます。ちょっとタイムリーでよかったなというふうに思っています。  2つ目の質問にいきたいと思います。保育所運営のあり方についてです。  日本の経済低迷の中、女性の社会進出がキーワードだと言われている中において、子育て支援、それも働く女性の支援は不可欠です。働き続けたい女性にとって一番の悩みは、子どもの病気です。重要な会議や仕事があっても、子どもが病気だと保育園から電話がかかると、仕事を捨てて迎えに行かなければなりません。そのために、雇用も出世も棒に振る女性が多いのです。結婚か仕事か、今もって悩む女性は多くいます。木津川市では、病後児保育が始まって足かけ3年がたとうしていますが、その利用実績と利用者の声についてお聞きします。教えてください。  また、保育施設で、急な発熱などの病気の症状が出た子どもを一時的に預かる病児保育が出てきています。病児保育担当保育施設から、病気の援助を保育園にまで送迎する方式も検討が進められている実態があります。こういうことを取り入れるお考えはないでしょうか。  また、保育園のシェアとして、パートで働く女性のその時間帯だけを保育する方法も出てきています。待機児童が少ないなら、こういう働き方の女性も受け入れられるように、実態に合わせば保育園の活用率が上がると考えます。いかがでしょうか、教えてください。 ◯議長(尾崎 輝雄) 市長。    (市長 河井 規子君登壇) ◯市長(河井 規子) 曽我議員のご質問にお答えいたします。  2点目のご質問からお答えいたします。  木津川市では、子育てと就労の両立を支援するために、病気の回復期にあるお子さんを一時的にお預かりする病後児保育室を平成22年10月に開設をしたところでございます。  しかしながら、園児が保育中に微熱を出すなど体調不良となった場合の安心・安全な保育体制についても整備を図る必要がありますことから、保護者のさらなる就労支援や利便性の向上とあわせまして、体調不良児を保育所において一時的に預かるサポート事業等について、先進地事例を参考に検討を進め、現在の病後児保育事業を補完していく必要があると考えております。  また、平成26年4月に新しく中央地区に開園を予定しております民間保育所では、病後児保育室の併設を提案していただいておりますので、本市の状況を見据えながら、保育所運営法人との調整を進めてまいります。  将来的には、病後児保育の次の段階として病児保育につなげていきたいと考え、山城病院と協議を持ったところでございますが、病院規約の問題、医師の確保や体制の問題等がありますことから、現在のところ新たな協議への進展がないのが現状でございます。  その他のご質問につきましては、担当部長よりご答弁申し上げます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 保健福祉部理事◯保健福祉部理事(福井 平和) 保健福祉部理事でございます。  曽我議員の1点目のご質問にお答えいたします。  本市の病後児保育室利用者数につきましては、開設いたしました平成22年度は延べ4名のご利用でございましたが、平成23年度は延べ35名の方にご利用いただいております。利用者の声につきましては、リピーター率も高いことから、保護者からはおおむねご好評をいただいているものと考えております。  次に、3点目のご質問にお答えいたします。  本市といたしましては、慢性的に待機児童が発生している状態でありますことから、保育士の確保・体制の問題から、短時間対応の就労支援対策につきましては、現行の木津川市次世代育成支援地域行動計画後期行動計画でございますが、その目標事業量として設定いたしておりません。  したがいまして、同計画に位置づけしております一時預かりやファミリー・サポート・センター事業などの充実を図りまして、女性が安心して就労できますよう、保育サービスの充実に努めてまいります。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 曽我さん。 ◯9番(曽我 千代子) 病後児保育はリピーターが多いということですが、新規の方がもっとふえないと継続は難しくなるだろうというふうに思います。私は、先ほど市長もおっしゃってくださいましたけれども、病後児保育より病児保育のほうが需要が高いと思うのです。前日からわかっていれば仕事も休みやすいし段取りもつけられますが、仕事の途中で呼び出されることほどつらいことはないと思うからです。木津川市が病児保育に取り組めないのは、山城病院にお願いしているということですが、広域のためにやっぱり難しいのではないかというふうに思っています。  そういうことであれば、いっそ民間委託をお考えになることはできませんでしょうか。精華町は、学研都市病院などでもう既に進んでいるというふうに聞いております。この辺の詳しい現状について、担当のほうから教えていただきたいと思います。 ◯議長(尾崎 輝雄) 保健福祉部理事◯保健福祉部理事(福井 平和) 保健福祉部理事でございます。  まず、病後児保育の現状につきまして、ご報告申し上げます。  本市が現在行っております病後児保育につきましては、子育てと就労の両方を両立するための支援としまして、病気の回復期にある満1歳から小学1年生の児童を対象に、公立山城病院に委託いたしまして実施しているところでございます。ただ、利用に際しましては、木津川市病後児保育事業実施要綱に基づきまして運営をしておりまして、事業の性格上、その留意点としましては、あらかじめ利用登録をしていただいた上で、利用を希望される日の前日までに予約をしていただくこと、それから利用の当日につきましては、かかりつけの医者等による診療情報提供書などを提出していただくこと。また、利用料金につきましては、1日1回当たり2,000円で、キャンセルをされた場合でも食事や看護師等の手配が終わっておりますことから、利用料は発生するという仕組みになっております。  そういう状況の中で、ご指摘の点でございます。かねてから病児保育の重要性は認識しておりまして、昨年の中にありましては、今、曽我議員申されました山城病院とも、いわゆる病児保育の実施についての協議を数回行っております。ただ、結果といたしまして、その協議の状況につきましては、やはり組合立ということから、いわゆる山城病院の規約の改正の必要性があるという大きな課題がまずございます。組合立ということで、共同処理事務の関係でございまして、現在も御承知のとおり、共同処理につきましては公立山城病院の関係、そして二つ目には介護老人保健施設やましろの事務事業でございます。こういった内容に、病児保育の内容を組み入れていく必要があると、いわゆる改正をする必要があるという点。  それからもう一点は、実務的にいわゆる医師、看護師の人的なそういった確保を行う必要があるという課題、問題でございます。  そういった経緯から次の段階としまして、おっしゃいました学研都市病院への取り組み、アプローチの関係でございますが、やはり学研都市病院におきましても、山城病院同様、病児保育の実施につきまして協議した経過はございますが、とりわけ学研都市病院につきましては、精華町の病児保育を受託されております。そういったことから、本市からの受託につきましては、医師の体制の問題から困難であるという回答を得ている状況でございます。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 曽我さん。 ◯9番(曽我 千代子) 私は、今のある、やましろ病院がしてくださっている病後児保育のところで、病児保育は不可能ではないというふうに思っています。この質問をするに際しまして、初めてですが、私は現場に連れていっていただきました。同じ部屋の真上が山城病院の方たちのための保育園になっています。そういう意味ですると、病後児保育の方がいなくても、毎日もちろん病後児保育はあるわけではありませんから、いないときには上をちゃんと保育士さんが担当してくださっているわけですね。私が見に行くということで、上の方が下までおりてきてくださって、お部屋をあけて説明してくださったわけですが、そういう意味で言えば、私は、対応は十分可能であるというふうに思っています。もちろん金額もほとんど今と変わらないのではないか。その中で、病気の子どもが出たから、もちろん父兄に一回電話をして、帰られへんから見てほしいというふうな了解があれば、その方たちがすぐ近くの病院あるいは山城病院に連れていって見ていただいて、そのまま自分とこで預かるということは、私は不可能な体制ではないというふうに、この間感じました。  ですから、組合立だからいろいろ難しいということはあるんでしょうけれども、私は、精華町でできることが木津川市でできないはずはないというふうに思います。どうしても山城病院が組合立であることを盾にお断りになるんだったら、私は学研都市病院にハンドルを切ってもいいんではないかというふうに思っての、今回の質問であります。
     だから、もう一歩押せば、山城病院でもあるいは木津川市でも、私は効率よく病後児保育を運営できるというふうに思っています。今、利用者が少ないという話ですが、これは私が言うているわけですが、少ないのはやっぱり前日から申し込んでおかんといかんこと。で、病児保育まで対応してくれるんであれば、ふだんから会員になって申し込んでおかれるということはたくさん出てくるというふうに思います。  私は、病後児保育だけより病児保育まで進まなければ、本当に女性の就労支援にはならないというふうに思っておりますので、そのことについてもうちょっと頑張ってほしいと思いますので、部長のご答弁をお聞かせ願いたいというふうに思います。 ◯議長(尾崎 輝雄) 保健福祉部理事◯保健福祉部理事(福井 平和) 保健福祉部理事でございます。  現在、今のこういう病後児保育の取り扱いにつきましては、御承知のとおり、平成21年度に策定いたしました木津川市次世代育成支援地域行動計画後期行動計画、これは平成22年から平成26年の5カ年のアクションプランになってございますが、これに位置づけいたしまして、それに基づきまして開設しているところでございます。市全体としましては、その計画書の中にも、平成26年までの目標事業量を設定いたしておりまして、その中には、今の本市の状況がいわゆる待機児童がおられるということから、そういった待機児童の解消を最優先とした取り組みの内容になっておりまして、議員が申されます病児保育の重要性も十分承知はしているところでございますが、まずはそういった待機解消対策について取り組んでいきたいというのが現状でございます。  そしてまた、全国の状況を見ますと、やはり病児保育の実態としましては、そういった利用者数が一定してないとか、それから補助金の制度が悪くなっていると、そういったことからなかなか利用の実態は伸びてないということも聞き及んでおります。  そういったことを踏まえまして、今のところ、病児保育取り組みの予定はないというのが現状でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 曽我さん。 ◯9番(曽我 千代子) 私は、これからの時代、働く女性をふやさないことには、日本経済が上向いていかないというふうに考えています。そのためには、女性から保育をどんなふうにして助けてあげるかというのが、私は、大きな課題になっている時代だというふうに思います。  その観点から言いますと、もともと保育園は働く女性のために始まったものですけれども、それが使いにくいものであっては、女性の自立につながってこない。私は、前回は、女性の自立についていろいろ質問させていただきましたが、今回は、その女性の自立を助けるために何が必要かと思っての提言のつもりであります。  そういう意味で言いますと、ただ時間から時間、元気な子どもを預かってくれるだけではなく、病気したときにどう対応するかというのは非常に重要なことになってきていると私は思います。なかなか世の中の理解がそんなとこまで進まないから、なかなか病児保育も進んでこない。そういう意味で、私は、鶏が先か卵が先かという発想になってくるかというふうに思いますので、行動計画に入っていないとしても、私はそれを進めることに何ら問題はないというふうに思いますので、ぜひ進めていただきたいというふうに思います。  その関連で三つ目にさせていただきますが、保育園は働く女性のためのものではありますが、パート労働などの方には保育園に入りにくい傾向があります。そのために、週に何回かのパート勤務であっても、ずうっと働いているような申請をしている方がたくさんあります。私は、実態に合わせて、必要な日数だけでも預かるというふうに条例変更すれば、保育園のシェアができて待機児童が減るというふうに思っています。今、週4日以上働かなければできないということになっておりますが、この条件を緩和してこういう試みをするつもりはないでしょうか、お答えください。 ◯議長(尾崎 輝雄) 保健福祉部理事◯保健福祉部理事(福井 平和) 保健福祉部理事でございます。  現在、保育所への入所基準につきましては、いわゆる児童福祉法の施行令に定めております保育に欠ける要件に従って、市町村が条例によって定めているところでございます。本市につきましては、木津川市保育の実施に関する条例に基づいて定めております。ただ、保育に欠けるという要件の第1番目が、昼間に労働することを常態としていることでありまして、このことは、保護者はフルタイム勤務をしていることを意味しているということからなっているわけです。しかしながら、本市木津川市につきましては、この入所要件は、本市では週4日以上かつ1日4時間以上従事していることという設定をしておりまして、そういったことから既にこの入所要件の緩和を図っている状況にございます。  現在、慢性的に待機児童が出ている状況でございますので、これ以上の入所要件の緩和は考えていないのが実情でございます。議員が申されました関係につきましては、一時預かりで対応しているというのが現状でございます。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 曽我さん。 ◯9番(曽我 千代子) 一時預かりで対応しているということですが、例えば、週3日午前中から1時ごろまで働いているという場合でしたら、なかなかそういう一時預かりでは対応し切れてないというふうに思います。  今でも週4日以上1日4時間以上に緩和をしているということであれば、そういう条例は幾らでも私は可能だというふうに思います。  それと、今、保育園に週4日働いているふうにして預けている方も、実際は週3日でいいのがわかれば、費用の関係もありますし、週3日という形で、この中で2人の方が保育所に入れるようなことにもなるんではないのかというふうに思っておりますので、私は今回この提言をさせていただいております。  条例で緩和するのは、いろんなところで始まっています。東京都墨田などはパート向けの保育所を、これは子育て広場などに併設しているわけですが、生後6カ月から2歳までの児童を一つの施設で31人まで預かるというふうなことの試みをしています。私は、やり方次第では、待機児童を出さずにもうちょっと保育所がシェアできる方法もあるのではないかと思って今回の提言ですが、そのことについて理事はどういうふうにお考えでしょうか、お答えください。 ◯議長(尾崎 輝雄) 保健福祉部理事◯保健福祉部理事(福井 平和) 保健福祉部理事でございます。  ただいま曽我議員の申されました東京の例でございます。確かに、東京都墨田そしてまた都内の品川区等では、そういった取り組みがされているように聞いております。ただ、本市を見ていますと、やはり保育所以外の施設への保育所の併設につきましては、関係法令による制約が発生することがございます。そういった状況はありますが、ただ併設が可能なケースにつきましては、現在の状況では、やはり分園の設置を優先した取り組みを進める必要があるんじゃないかと考えておるところでございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 曽我さん。 ◯9番(曽我 千代子) 女性の働き方も多様化してきています。基本的にはフルタイムで働いてほしいというふうに私は思うのですが、小さな子どもを抱えてフルタイムで働きに行くには、自信がなかったり不安だったりというのがあります。そういう意味では、日本の男性たちもなかなか古くて、生活費まで稼いでは要らないけれども自分の小遣いぐらい自分で稼いでほしいというのがあって、週2回とか3回とか、半日だけとか、いろんな働き方をして、それからだんだん専門的に働きに行くという女性の方がふえてきている。私はそういう女性の働き方が多様化してきている時代だなというふうに思っています。そういうことにも対応しようと思うと、保育所も柔軟に対応する必要があるというふうに思います。  保育所が足りないのはよく理解しておりますけれども、実態的に中に入っている方を見れば、フルタイムで働いている人だけでは決してなくて、私は半数ぐらいが、やっぱりパートで働いている人もそこにもぐり込ませている例というのはたくさんあるというふうに思います。もちろん、昼間子どもがいないほうが楽だというので実態を報告しない例もあるかもしれませんが、週3日でも2日でも預かってもらえるということになれば、それで少し費用が違うということになれば、実態に合わした預け方をする人も、私は出てくるだろうというふうに思いますので、今回この提言をさせていただいております。条例や行動計画を盾に、できないということは簡単でしょうけれども、私は少しでも前に進めていただきたい。それで、働く女性の支援ができる、子育て支援ということですから、そういうまちづくりが進むことを私は願っておりますので、ぜび前向きにご検討いただきたいというふうに思います。  市長のお考えを聞かせてください。 ◯議長(尾崎 輝雄) 市長。 ◯市長(河井 規子) 曽我議員の再質問にお答えいたします。  女性が働く中でやはり一番困るのは、子どもが病気のときであるというふうに思っております。また、今おっしゃいますように、子どもの年齢に応じて働く時間を変えていきたい、そういった希望があるというのも現実というふうに思っております。ただ、今、待機児童がいつもあるという中で、どうしてこの待機児童を減らしていこうかというところで頭を悩ましているところでございますが、今、東京の品川や墨田の事例を教えていただきましたが、どういう形でそういった制度をつくられているのか、また保育所を一つつくるには、かなり市も負担が多いわけですけども、そういった費用の負担なり個人の負担なりをどういうふうにされているのかというのも、またこれについても一度研究はしてみたいと思います。  子育てがしやすいまちというのが、やはり子どもにとっても優しいまちですし、家族にとっても優しいまちということにもなりますので、何よりもこれから女性も働いていかないと経済を支えていけないということもございますので、あらゆる面からいろいろ検証しながら、できることからやっていきたいと思っております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 曽我さん。 ◯9番(曽我 千代子) ありがとうございます。頑張っていただきたいと思います。  次は、職員の資質向上と研修についてを質問させていただきます。  今、公務員バッシングが盛んです。この風潮は問題であると考えていますが、公務員のほうでも反省すべきことは多々あります。  まず、公務員はサービス業だということを理解すべきだと思います。住民側は公務員はプロだと思っているにもかかわらず、二、三年ごとに職場の異動があるため、プロになり得ずはずがないと思っている公務員側とのギャップも大きいと思います。  京都府では、ワンストップ対応が実施されています。木津川市でも、住民から電話をいただいたら、そういう対応ができるようにすべきです。電話を受けた職員があちこちに電話を回したり、「ただいま担当は出ています」というのではなく、「担当が戻り次第お返事します。要件だけお聞かせください」と言うべきでしょう。そして、担当に要件を伝えて連絡するのがサービス業というものです。  また、できない理由を聞くために、住民は苦情の電話をしているわけではありません。気持ちを酌んでどうすればうまくいくかを考えるのが公務員の仕事です。そういう考え方ができるような研修を進めてください。  また、行政は縦割りであるため、できないことがたくさんあります。各部署や各課が連携すれば、取りこぼさずに対応することがたくさんあると思います。問題点を共有できるよう、連携する方法を考えてください。  お答えください。 ◯議長(尾崎 輝雄) 市長公室理事。    (市長公室理事 武田 光弘君登壇) ◯市長公室理事(武田 光弘) 市長公室理事でございます。  曽我議員の3問目のご質問にお答えいたします。  まず、1点目につきましては、市職員はサービス業として、市民へのサービス提供に努めることが責務でございます。電話の対応に限らず、窓口におきましても担当の窓口へと案内することがございますが、そうした際に必要なのは、来庁された方や、お電話をおかけいただいた方のニーズにこたえるというサービス精神であると考えます。  次に、2点目につきましてご答弁申し上げます。  合併以来、接遇に関する研修は継続して取り組んできたところでございますが、仕事を「やらされる」と感じるのではなく、プラス思考でやりがいを持って進めていける職員を育成するために、より効果的な職員研修の手法につきまして調査研究を行い、より効果的、効率的な研修の実施に努めてまいります。  次に、3点目のご質問にお答え申し上げます。  本市では、市政運営の基本方針及び重要施策を審議決定するとともに、各部局間相互の連携や調整を行うことを目的として、政策会議、調整会議及び連絡会議を設置しております。中でも、部長連絡会議におきましては、部局間の情報伝達、意思統一や意見交換を図っているところでございます。  今後も不十分な点につきましては、どうすれば縦割り行政の弊害をなくすことができるのか、市民の立場に立って研究し、必要に応じて見直しを図っていきたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 曽我さん。 ◯9番(曽我 千代子) 木津川市役所と京都府庁の電話対応に、明らかな差があることがわかりました。  最初に出た電話交換手の対応はどちらも同じですが、担当に回ったときの対応が明らかに差があるのです。市では、電話に出た方は、「担当は席を外しています」あるいは「担当は会議中です」と言っておしまいです。こちらが「何時ごろにお電話をかけさせていただいたらよろしいでしょうか」と食い下がっても、「わかりません」でおしまいです。親切な方でも、「午前中は不在です」と答えるか「4時半までは無理です」「長引くこともあります」と答えてくれたらよいほうです。さっさと電話を切ってしまいたいとの思いがありありです。しかし、京都府の対応は違います。まずこちらの用件を聞いてくれて「担当から電話させます」と言って、必ず向こうから電話を返してくださるのです。サービス業なら、そうするのが普通でしょう。  これは職員研修の問題であると考えます。新入職員の時代からきちんと学ばさせるべきです。市長または副市長、どう思われますか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 市長。 ◯市長(河井 規子) 曽我議員のご質問にお答えをいたします。  私も、以前、会社の事務員として働いている時期がございました。いつも社長が言われるのは、電話の応対一つで会社の顔が見える、だから電話の応対は会社の顔だと思って対応してくれということを常に言われたことは、今また思い出しました。やはり相手の立場に立って、こちらが受けて電話をする、今おっしゃいますように、「出ています」ではなくて「後ほど報告をさせていただきます」とか「連絡をさせていただきます」とか、いつごろであるとか、その辺のところをやはり丁寧に、相手の立場に立って対応できるように、その辺もしっかりと研修していきたいなというふうに思っております。  中には、いい対応をしていただいたと言ってお手紙をいただく方もあるのですけれども、やはりすべての方がそういうふうに徹底していかなくてはいけないというふうに思いますので、ただいまご指摘いただきましたことについては十分に検証してまいりたいというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 曽我さん。 ◯9番(曽我 千代子) 全員に通達するのは、それほど私は難しいことではないというふうに思いますので、それで庁舎内でもいろんな電話をして本当にできるかどうか、そういう研修も私は必要かというふうに思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  それとまた、ちょっと申しわけない話になりますが、先日、加茂商工会での集まりがあった帰り、住民の方が「合併して寂しくなりましたね」とおっしゃったので、「そうですか、でも加茂町は庁舎跡が図書館になってよくなったところもあるではありませんか」と話しましたら、庁舎の裏側、商工会側から見たところですが、階段の周辺などに草があちこちに生えていました。それを指さされて、「あんなに寂れてしまったではありませんか」とおっしゃるのです。するとほかの方が、「あんなもの、職員が仕事の行き帰りに抜いたらよいのに、それをしないから寂れた印象になってしまうのだ、どうして職員はこういうことを骨惜しみするのか。商売人は、お客さんが来る前には店の周りを掃除して、気持ちよく来ていただけるように準備している」と言って怒っておられました。  ここには職員の駐車場があって、目につかないはずはありません。庁舎周りは自分の家と同じように、掃除をするのは勤務している方の仕事であっていいはずです。業者に頼むまでもないと思います。これについてどう思われますか。加茂支所長のほうでお答えをお願いしたいと思います。 ◯議長(尾崎 輝雄) 加茂支所長。 ◯加茂支所長(辻本 弥三郎) 加茂支所長でございます。  ただいまの曽我議員のご質問にお答え申し上げます。  正直に申し上げまして、私も気がつかなかったものでございました。確かに、周辺につきましては、シルバー人材センターのほうで定期的に掃除等はしていただいているわけなんですが、すべて皆完璧にできているということではなかったというふうに今感じているところでございます。  おっしゃるように、職員がみずから庁舎周りを見回って、気がついたところは職員が直接除草等を行うということは、大切なことというように感じております。また、職員の朝礼等でそういうものにつきましても、今後対応もしていきたいと思います。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 曽我さん。 ◯9番(曽我 千代子) 別に恥をかかせるつもりじゃなかったんですが、申しわけないです。しかし、住民はこんなささいなことから、合併して悪くなった、木津川市はよくないという発想を持つわけですから、私はやっぱりきちんとしていただきたいというふうに思います。  きのうももう一回見てまいりました。私が見て話題になったときよりもさらに草が伸びておりました。階段の下に、どうにもならないほどの草ではないわけですね。それが、一人が一本ずつ抜いていくだけで、私は十分抜き切れる量だというふうに、少なくとも裏側は思いました。前のほうの植え込みも結構草ぼうぼうです。それは一回業者に頼まんとだめかなというふうに思いますけれども、私はシルバー人材センターに任せるのではなくて、自分の職場の周辺ですから、毎日昼休みやなんか、気をつけようと思ったら気がつくはずです。気がついた人がちょっと抜く。私は、それぐらいのことは人数が減ってもできると思いますし、図書館の職員もいるわけですから、みんなで声かけしたら可能だというふうに思います。  私は、この会話の後、南加茂台の商店街を朝見回りました。お店屋さんはやっぱり朝からきちんと家の前を掃いていらっしゃって、小さな草も抜いていらっしゃいます。なるほど、お店屋さんはこんなふうになさるんだから、当然、職員に対しても同じサービス業であるならこうすべきだというふうに怒られるのは無理はないなというふうに思いました。ささいなことですけれども、自分は机の前に座って、おれは偉いんだというんではなくて、同じようにサービス業だという思いで、住民の目線でいろんな活動をしていただきたいというふうに思います。  次にいきます。住民の苦情の中には、無理難題もあるでしょうが、相手の要求がどこにあるのか、ニーズなのか、ウオントなのかを探る必要があると思っています。これも京都府は、「ウオントには対応しない、しかしニーズには対応する」と言っています。府民力推進課の対応でいえば、確かにすぐではなくてもニーズがあると思えば必ず翌年には予算を組んで来ます。また、地域おこしには大変熱心です。私は、木津川市でもこういう対応が必要だというふうに思いますが、このことについて、市長あるいは副市長はどんなふうにお考えでしょうか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 副市長。 ◯副市長(田中 達男) 副市長でございます。  先ほどから曽我議員のご質問の中で、住民の皆さんからのいろんなご指摘を踏まえてのご意見だと思います。職員が常日ごろ、自分の与えられた職務だけを執行するというのではなくて、自分が行動する範囲、例えばごみが落ちていたら拾ってごみ箱に入れるという、毎日のそういった心構えが庁舎全体をきれいにする、あるいは気持ちよく市民の皆さんと接することができるというふうに思っております。  したがいまして、今おっしゃいますようにニーズとウオント、要は、必要と思われるような内容と市民の望みといいますか、個人的な要望も含めてということだろうと思いますが、多くの市民の皆様方が望まれることをしていくということは当然でありますので、今後も十分注意してまいりたいと思います。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 曽我さん。 ◯9番(曽我 千代子) 私は、定期的に職員とのミーティングの中で、こういうことをきちんと学んでいく必要があるというふうに思いますので、進めていただきたいと思います。  京都府の話になりますが、職員同士、たんぽぽの会というのをつくって学習会をしておられます。あしたの夕べにもあるわけですが、あすは同志社大学大学院総合政策課研究所の教授、新川達郎さん、木津川市でもいろいろこの方を親近にしていらっしゃいますけれども、その方の講演です。最近の留学体験を踏まえ、イタリアの持続可能な地域づくりについてがテーマだそうです。たんぽぽの会というのは、学んだことをたんぽぽの綿毛のように飛ばして、あちこちに種をまこうという発想からのネーミングだそうです。行政が変わらなければならないと思い、変わろうとしている、そういう意気込みが感じられます。  本庁だけではなく、山城振興局でも、山城夜楽が始まりました。「やがく」「がく」は楽しいという字です。こちらは地域の課題や夢、野望を持ち寄って、それを地域の人たちとともに知恵を出し汗をかいて、夢の実現へ一つ一つの扉を開けていく。そんな思いを語り合って実践していく、夜を楽しむ集いですということです。  これらの会合には、だれでも参加できるのです。私も何度か参加したことがあります。木津川市の職員もぜひ参加して、その柔軟性を学んでいただきたいと思っています。これは市長命令で行くようなものではありませんが、職員それぞれがみずから進んで参加する意欲を持っていただきたいと思います。  また、行政は縦割りで、その部署だけではどうにもならないことがたくさんあるのです。先ほど部長会議を持っているという話がありましたけど、現在、私が問題にしている瓶原・井平尾地区の水環境整備でも、肝心のまち美化推進課は、合併浄化槽の担当であるにもかかわらず、現在、その地区はそうなっていないとして知らぬふりです。下水道課では、公共下水道ができない中どうしようもありません。農政課や建設課でも、そこだけでは全体としての水路整備はいかんともしがたいのです。地域の水環境の整備は、建設課や農政課はもとより、まち美化推進課や下水道も一緒になって議論すれば、私はできることがたくさんあると考えています。  こういう場合は、プロジェクトチームをつくって対応しなければならないというふうに考えますが、プロジェクトチームは市長の命令がないとできないのでしょうか、教えてください。 ◯議長(尾崎 輝雄) 市長公室理事。 ◯市長公室理事(武田 光弘) 市長公室理事でございます。  曽我議員の再質問にお答えさせていただきます。  まず、プロジェクトチームの関係でございますけども、今現在ありますものにつきましては、クリーンセンターの建設につきましてのプロジェクトチーム、また国、府の関連道路事業に関しまして整備支援等を行うようなプロジェクトチームということで、それぞれの部局間を超えまして連携を図りながら、相互の力を結集して取り組んでいくようなチームでございます。  それ以外につきましても、それぞれの課題が見つかりましたら、その段階においてチーム編成をするような形になろうと考えております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 曽我さん。 ◯9番(曽我 千代子) 大きな課題の問題について、プロジェクトチームをつくる、それはよくわかります。しかし、小さな問題、例えば瓶原のこの水環境整備も、ある一地域の小さなことであるというふうに思います。ですが、やっぱり実際的には連携しないと何事もできないわけです。私は特にこの瓶原のことを言いますのは、合併浄化槽のモデル地域として、地域からも今回正式に要望が出たと聞いていますけれども、こういうことをきちっと対応していかんと、いろんな大きな問題が進んでこない、そんなふうに思っておりますので、こういう小さなことについて連携してできる方法というのはあるのでしょうか、ないのでしょうか、教えてください。 ◯議長(尾崎 輝雄) 副市長。 ◯副市長(田中 達男) 副市長でございます。
     先ほどのプロジェクトチームのご質問につきましては、設置規定によりまして、必要と認める場合には市長がそういったことを置くことができるという規定になっております。今、置いているものにつきましては、先ほど理事がご答弁申し上げたとおりであります。  今回、曽我議員のほうからご質問いただいております、例えば瓶原の例を挙げていただきましたけれども、実際に今行っております内部の横断的な協議といいますものは、例えば当尾小学校の跡地利用でありましたり、また山城支所の横の福祉センターも含めた総合的な支所のあり方ということについての連携会議、そういうものもやっております。したがいまして、必要ということになれば、主となる主管課を決めまして、それに関係する課の職員が集まって、そして一堂に会して調整をするといったことを、場合によってはよくしております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 曽我さん。 ◯9番(曽我 千代子) 今議会の初日でも、まちづくりは法律との対応ではいいまちづくりができない、最初から最終のまちづくりをイメージして各部署で連携して開発許可を出せという提言がありました。本当にそのとおりだと思います。地方分権時代ですから、市が条例を制定すれば、いかようにもなるというふうに思っています。確かに、決まった職務をこなすだけでも、それぞれの部署で大変なのはよく理解できます。しかし、法律を盾にとって、できませんというふうに仕事をしなくていい方法を考えるより、どうすればいいまちづくりができるかと考えていくのは、私はやりがいのある楽しい仕事、公務員でしかできない本当にいい仕事だというふうに思っています。  そのことを職員それぞれが自分の胸にとらえていれば、この問題は自分だけではできないな、だけどほかの課のどこどことどこどこと相談すればできるなというふうに思えば、私はそれは可能だというふうに思っています。  今までに、高齢者福祉や児童福祉に対しても同じことです。先ほどの理事の答弁でも、私はそうだったというふうに思っています。私たちが先進地に、施策が進んでいるといって研修に行くところでは、大概、熱心な職員の方が1人いらっしゃって、各課が連携してどんなことにも取りこぼさないようにしている。ですから、その施策が進んできて視察団が訪れるというふうなことになっております。  そういう意味では、私は、どこの部署にでもちょっと熱心に、自分だけではでけへんけど、どことどこの課が一緒になったらできるなというふうに思える、そのことがまた職員をあっちこっち異動しているわけですから、私は理解できるというふうに思います。  そのことについて頑張っていただきたいというふうに思っています。それはやっぱり研修でもあるでしょうし、そして夜楽であったり、いろいろ時間外に職員同士が勉強して交流することによって進んでくるというふうに思いますので、ぜひそんなふうな施策を私は考えてほしいというふうに思いますが、そのことについて市長のお考えをお聞かせください。 ◯議長(尾崎 輝雄) 市長。 ◯市長(河井 規子) 曽我議員のご質問にお答えいたします。  私も、町長、市長をさせていただく中で、中で仕事をしていた者でありませんので、いろんなこういうことをやろう、ああいうことをやろうということをまず提案をします。そういうときに、やはり今おっしゃっていただきましたようないろんな問題点を提案していただきます。  私は、いろんなできない問題点を出してもらうのは非常にいいことだと、そのときに思っております。それは、それをクリアするために問題点をまず出してくるということが大事だと思っていますので、それから私はいつも、じゃ、それをできるように考えてくださいというふうに言うようにしています。  これまでもいろんな大きな課題にも取り組んでまいりましたし、また新しい事業に変えようというときも、さまざまな問題が出てまいります。その問題を提案していただく中で、職員の皆さんに、じゃ、それをどうしたらクリアできるのか、それをクリアできたときにやはり達成感が生まれてきますし、市民の皆さんにも喜んでいただけるということで、法律は曲げてはできませんので、そういった職員の皆さんに提案を投げかけるように、できるだけしております。なかなかすべてうまくいかないんですけども、前向きなプラス思考のそういった仕事をしていくことで、やはりやりがいがあるというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 曽我さん。 ◯9番(曽我 千代子) ありがとうございます。多分、市長も、自分がしたいという施策を提言したときに、できません、できませんという職員の大がかりな反対やらいろんなことがあるだろうというのは、私は想像がつきます。ですが、そこを一歩進めるにはどうしたらいいか。それは、市長も努力をなさっているでしょうけれど、やっぱり研修をして、職員一人一人がその思いにならないと、私は大きな力になってこないというふうに思っています。  京都府では、既にそれが始まろうとしています。私は、そのことを評価したいと思っているのです。最近の公務員バッシングというのは非常にひどいものがありまして、やっぱり住民と少しずつずれてきたなという思いが、私は、上位機関のほうからその危機感にさらされているのではないのかなというふうに思いますので、木津川市でも、それぞれがどうしたらこのことができるんや、市長が言うてはるこのことをするのはどうするんや、あるいは、議会で提言されたこのことをするのはどうするんや、住民が言うてきたこのことをするのはどうするんや、そのことをそれぞれが自分の課題として、そして自分だけではでけへんけど、どこと連携してだれと相談したらうまくいくのかというのを、部署を横断していろいろ相談することによって、私は進んでいけるというふうに思います。  職員一人一人がそんな思いになれるようにする、それは大きな力だというふうに思うんです。合併した最初に、頑張ったらたたかれるから頑張らないという加茂町の頑張っていた職員が頑張れなくなった話を、一番最初のころの議会で私はさせていただいたというふうに思うんですが、私は、そういう職場であってはならない、頑張れば頑張るだけ評価されるというルールづくりが必要でしょうし、また一緒に勉強会をすることによって、あの問題どうしたらできるかなといって職員同士が相談し合える、そんな土壌づくりが必要だというふうに思いますので、木津川市でもぜひそういう取り組みをしていただきたい。  そうしないと、私は、これからの時代、いわゆる公務員として生き残っていけないのではないのかなというふうに思いますので、嫌なことも幾つか言わせていただきましたけれども、私は、自分の住むまちとして、議員もしている中で、何とかしていいまちづくりをしてほしいというふうに思っておりますので、ぜひ頑張っていただきたいと思います。  これで、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ◯議長(尾崎 輝雄) ただいま10時36分、10時50分まで休憩といたします。    午前10時36分 休憩    午前10時50分 再開 ◯議長(尾崎 輝雄) ただいま10時50分、休憩前に引き続き会議を開きます。  2番目、谷川光男さん。    (谷川 光男君質問席へ移動) ◯18番(谷川 光男) こんにちは。18番議員、谷川光男でございます。  今回の質問は、主に市民の声や私の提案を含めた質問にしたいと思っております。  回答は、先月の21日7時30分35秒に、木津川市で282年ぶりに歴史的な歓声が上がった金環日食のベイリー・ビーズのように、丸くおさまるような回答を期待いたしております。  それでは、通告に基づいて5問、質問させていただきます。  まず、コミュニティバス等の再編について、質問します。  この質問は、平成24年第1回定例会において、曽我議員が主に加茂地域路線についての見直し等の質問がございましたが、今回、私は、市内の運行時間帯と広域運行を視野に入れたルートの見直し等について、質問させていただきます。  さて、コミュニティバス等は、市民の皆様にとって使いやすく満足度の高い地域公共交通を目指し取り組んで5年が経過しました。その間、市民の意見を聞き再編されましたが、利用者は平成20年をピークに減少となっている状況であります。  そこで、お尋ねします。  1点目は、利用者の現状と今後の再編についての考えは、2点目は、年間利用者が減っている路線は今後どのようにされるのか、3点目は、改善策として、運行時間や運行ルート、広域の変更も含めた見直しの考えはあるのか。  以上、3点についてお伺いします。 ◯議長(尾崎 輝雄) 市長公室長。    (市長公室長 尾崎直利君登壇) ◯市長公室長(尾崎 直利) 市長公室長でございます。  谷川議員のご質問にお答えをいたします。  まず、1点目の利用者につきましては、平成23年度実績といたしまして、きのつバスで約24万5,000人、加茂の路線といたしまして約2万7,000人、山城の路線といたしまして約9,000人、この合計といたしまして、全体で約28万人のご利用をいただいているところでございます。  路線の見直し等、再編等につきましては、現在のところ予定はいたしておりません。  2点目のご質問でございますが、本年3月に、法定協議会でございます木津川市地域公共交通総合連携協議会におきまして、コミュニティバスの持続可能な運行のためのガイドラインを策定いたしました。  このガイドラインは路線を継続するということに視点を置きながらも、利用者数が伸びない路線につきましては、ガイドラインに基づきまして、一定の方向性を見出す必要があるというように考えているところでございます。  次に、3点目でございます。これまでから各地での特性を踏まえる中で、鉄道、バスを初めといたします地域公共交通が連携をいたしまして、駅を中心としたコミュニティバスの路線を設定してきたところでございます。このことから、広域的な運行に向けました運行時間やルートの見直しは、現時点では考えてございません。  なお、それぞれの路線におきましては、定時定路線の確保や、運行時間につきましても、利用者の利便性を考慮し、覚えやすいパターンダイヤを設定してきたところでございます。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 谷川さん。 ◯18番(谷川 光男) ありがとうございました。  数字につきましては、きのつバスが24万5,000人、加茂路線は2万7,000人、山城路線は9,000人、合計28万人ということで、数字等については、平成23年の実績はこうなっておりますけども、平成20年度を比較しますと、例えば、きのつバスでしたら35万6,000人の方が乗っておられた。平成23年度は24万5,000人、約11万1,000人が減っている、約3割減となっています。この乗車数の減は、何が原因だと思われますかというのが1点。  もう一つは、収支比率については、平成20年度と比べるとよくなっていますが、その要因はどのように分析されていますか。  以上2点、まずもってお答え願いたいと思います。 ◯議長(尾崎 輝雄) 市長公室長。 ◯市長公室長(尾崎 直利) 市長公室長でございます。  谷川議員の再度のご質問にお答えいたします。  まず、ご指摘をいただきましたように、きのつバスの利用者につきましては、平成20年度、これが35万6,000人ということで、この年をピークといたしまして減少に転じてございます。現在の数につきましては、先ほど申し上げましたとおりでございます。  この要因の一つといたしましては、平成22年度、平成21年の最終の段階、平成22年の3月からということで、一部は平成21年度でございますが、料金の改定をさせていただいたということは一つの要因にあるということは事実であるというように考えてございます。それにいたしましても、ピーク時から見ますと、この平成23年度には68.9%になっているというようなことで、年々減少に転じているという事実もございます。これについては、公共交通についてのバス離れと申しますか、これは私どもバスだけではなくて、鉄道利用者の数字も見させていただきましたが、JR線、近鉄線につきましても減少に転じているというようなことが要因にもあるのかなというように考えているところでございます。  また、収支比率につきましては、先ほど申しましたように平成22年3月の料金の改定によりまして、平成22年度からは収支比率は改善をされているところでございますが、利用者の減により、これにつきましても私どもは当面は50%を目指すと、それ以降はそれを上回る数字を目指すというように申しておりましたが、そうなっていないのは残念ながら実情でございます。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 谷川さん。 ◯18番(谷川 光男) 今、原因は何かと聞いたら、料金改正をしたことによって減ったのが主な原因やという回答ですね。  もしそれであったら、料金改正の前の平成19年やったら34万9,000人乗っておられたのですね。今、24万5,000人と。料金改定ばかりが原因じゃないと私は思っております。原因はルートです。  ルートが使いにくいというぐあいに私は考えておりまして、その点について今回の回答を見ますと、ルートの見直しは考えておりませんと。その反面、利用者の利便性を考慮しということは書いておりますけども、これ、やっぱりルートを見直さんことには、また減る一方だと思います。私のあくまで頭の中なんですけども。やっぱりルートを見直して、もともと旧木津町にあったルートをそのまま大体利用していたことが本来どうであったか、どういうぐあいに変えたらよくなるかということを、まずもってやっぱり協議会のほう、もしくはもう一つ小さな協議会をつくってますね、ワークショップか。そういう協議会で見直していかんことには、これでいいわ、これでいいわ、これでいいわでそのまま進むと、これ、減る一方。確かに、収支率はよくなってますけども、私はそういうぐあいに考えますけど、その考えについてどうお考えですか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 市長公室長。 ◯市長公室長(尾崎 直利) 市長公室長でございます。  谷川議員の再度のご質問にお答えいたします。  まず、料金改定が利用者減の要因の一つであるというようなことは考えてございます。  ルートにつきましては、平成19年度からルートを変えまして、この間、平成23年度、今平成24年度でございますが、ルートの変更はいたしておりません。同一ルートの中で、平成19年度には34万9,000人という形で、平成22年のピーク迎えたということで、実績のこの5年間につきましては、ルートの変更のない中での減ということになってございます。  その考えの中で、先ほど申しましたように、一つには料金改定があったのかということがございます。私どももこの利用者減をよしとしているわけではございませんで、この要因については探った中で、どのような取り組みをしようという中で、一つには、料金改定をすることによって乗り継ぎによる金額の増が大きく負担があるのではないかというようなことも考えてございまして、今後は乗り継ぎについての改善を行いたいというように考えているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 谷川さん。 ◯18番(谷川 光男) 谷川です。  3月27日に木津川市地域公共総合連絡協議会が開催されて、ガイドラインを策定されました。私も公共交通だよりを見せていただきました。この実施時期というのは、もう決定されているのなら早くするべきだと考えますけど、いかがですか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 市長公室長。 ◯市長公室長(尾崎 直利) 市長公室長でございます。  谷川議員の再度のご質問にお答えいたします。  まず、このガイドラインにつきましては、ご指摘いただきましたように3月の協議会の中で決定をいただいております。これは常々申しておりますコミュニティバスにつきまして、1日10人という数字を定めさせていただいてございまして、これにつきまして、満たないものについてはどのような形に変えていくのかというのを議論していこうというものでございます。  実績につきましても、この公共交通だよりで3カ月ごとの数字をお知らせしているところでございます。路線によりましては、1日10人に満たないところが多くあると。それに近いところもございますが、多くあるというところで、今後それについてはどのような形にしていくのかというのが、このガイドラインに沿って進めていこうというものでございます。  先ほども申しましたように、このガイドラインは、路線をやめる、廃止するとか変更するためにつくったものではございません。こういう一定の基準を示しまして、皆さんのご利用によって継続していこうというものでございます。その点を住民の皆様に、毎月の公共交通だよりでお知らせをしているところでございます。  非常に少ない路線については、今後、現在の形がいいのかという見直しについては進めていきたいというように考えているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 谷川さん。 ◯18番(谷川 光男) 今の回答で聞きますと、今後検討していくということですか。このガイドラインを策定されたやつをもう早期に実施していくという考えじゃなくて、一応こういうガイドラインをつくりましたよと、今後これをまた検討しますよということでしたら、この検討の結果はいつ出て、いつ実施されるのかということをまず1点聞きたいのと、それと質問の中で2点目なんですけど、年間利用者が減っている路線は今後どのようにされるのかという検討をどのようにされていくのか。例えばの例ですけど、加茂地域のほうは案外少ない乗客数しかないので、例えば、間引きバスにしようかとか、予約型常用タクシーですね、評価という検討をしながら協議会は諮っておられるのと違うんですか、お伺いしたいと思います。 ◯議長(尾崎 輝雄) 市長公室長。 ◯市長公室長(尾崎 直利) 市長公室長でございます。  谷川議員の再度のご質問にお答えいたします。  このガイドラインにつきましては、定めを行いまして、これに基づく手続を進めていきたいというように考えてございます。  検討するというのは、どのような形にするのかということでございまして、いわゆるコミュニティバスの形から今おっしゃっていただきましたような予約型の乗り合いタクシーの形がいいのか、どのような形がいいのかというようなものに対しましての変更を加えていきたい。  この加茂地区につきましても、昨年につきましてはワークショップを開催させていただきました。これによってバスの停留所を変えたほうが利用者がふえるだろうというような地元の声もいただいた中で変更していったものもございます。こういう地元の声を聞きながらも進めていきたいというように考えてございます。  最終、私どもが申しているのは、必要なものは残したいというように考えてございますので、地元のそういうような乗るという姿勢がいただけるものについては頑張っていきたいというように思っております。  そういう措置を加えた上でも、なおかつ必要がないというようになってきたものについての見直しを考えているものでございます。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 谷川さん。 ◯18番(谷川 光男) 早期の見直しを期待いたします。  ここで、2点だけ私のほうから提案したいものがございます。提案させていただきます。  私も、ここの議会に来るときにバスを利用しております。毎回じゃないんですけども、きのうも乗りました。乗ると、8時54分のバスに乗りましたが、ここへ着くのが9時7分です。帰りは16時18分ですかね。木津駅を出て山城まで帰ると、これ、きのつバスと比べると、前後、1本ずつ少ないんですね。私がここ木津川市役所に8時半に来ようと思うたら来られないんです。前も曽我議員さんがちょっとおっしゃってたと思うんですけども、ここに来られないんですわ。例えば、山城地域の職員がおられて、ここへ来ようと思うたら、8時何分ですね。渋川で8時44分に乗ってここへ来たら、もう9時になるんですね。始業時間に間に合わないということがございます。  ほかのきのつバスはここへちゃんと、例えば、木津の3という番号の木津川台から発車しているバスは7時58分に発車して、市役所に8時15分に入れるんですね、ここへ。御存じやと思うんですけど。その方もおられるんですわ。山城の方も、ここに理事さんおられますけど、乗れないんですわ。こういう面も含めて、前、後ろ、1本増す考えはございませんか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 市長公室長。 ◯市長公室長(尾崎 直利) 市長公室長でございます。
     谷川議員、コミュニティバスをご利用いただいているということで非常にありがとうございます。そのような形で乗っていただくことは、やはり継続につながっていくというように考えてございますので、非常にありがたいことだと思っております。  ただ、このコミュニティバスにつきましては、いわゆる昼間のバス、バス事業者がなくなったものでありますとかに対応するために、路線をつくっているものでございます。お昼間の時間、この市役所に来ていただくでありますとか、山城病院、公共の施設に行っていただくために走らせているものでございまして、早朝でありますとか、早朝とは言えませんが、朝でありますとか夕方につきましては、それぞれの交通機関、いわゆる民間のバスもございますし、鉄道事業者、こういう公共交通、いろんなもの、コミュニティバスだけではございません。鉄道事業者でありますとかタクシー事業者、このような方たちと役割分担をしながらしていきたいというように考えているところでございまして、現時点では、山城線の朝夕の増便というのは考えていないところでございます。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 谷川さん。 ◯18番(谷川 光男) 市長にお聞きします。  今、公室長のほうからは、考えてないということでしたんやけども、きのつバスであろうが山城線であろうが、加茂であろうが、木津川市民は一緒だと私は考えております。同等に扱いできないんですか、お答えください。 ◯議長(尾崎 輝雄) 公室長。 ◯市長公室長(尾崎 直利) 市長公室長でございます。  谷川議員の再度のご質問にお答えいたします。  先ほど私が申しましたように、いわゆるお昼間の公共機関への足という形でコミュニティバスを考えているところでございます。その路線によりまして、例えばきのつでありましたら、1日10便、山城でありましたら8便、加茂路線でありましたら4便と、こういうようなその地域によっての組み立てをさせていただいているところでございます。需要に基づいたものだというように考えてございますので、今後、その必要性に応じた中での対応はさせていただこうとは思っておりますが、現時点では考えていないというような状況でございます。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 谷川さん。 ◯18番(谷川 光男) そしたらこの件で、もう一度質問します。  山城線の始発時間、先ほども最終時間を申しました。山城地域には、学生もおられます、高校生。この方が木津の高校なり南陽へ行こうと思った場合、その時間に乗ったら、ぎりぎり間に合うか間に合わないかちょっとわかりませんけど、始業時間をちょっと私確認しておりませんけども、そういうことも踏まえて、考えてあげるべきだと私は考えますので、早期に検討をお願いいたします。  公室長と何ぼやり合いしてても仕方ございませんので、市長、またその意味も含めて検討用事項をお願い申し上げます。  もう一点、要望になるんですけども、他町へのルート検討、過去にも出てたと思うんです。精華町へ回る。精華町には学研病院があります。スーパーもあります。精華国保病院もあります。そういうことを踏まえて、くるっと回る。くるりんバス、そういうことを考えられないのかと。それが協議会のほうで検討する問題だろうと思うんです。減ったから仕方ないだけでなくて、減ったらどうしたらふえるのかということを考えるのが協議会の役目と違いますか。私はそのように考えておりますので、その点についてお答え願いたいと思います。 ◯議長(尾崎 輝雄) 市長公室長。 ◯市長公室長(尾崎 直利) 市長公室長でございます。  谷川議員の再度のご質問にお答えいたします。  今おっしゃっていただきましたように、あったら便利やなというのは、確かにそういう面もあろうかと思います。ただ、現在の運行の、最初に言っていただきました収益率を見ましても、今後の路線を増すことによって、この収益率が非常に下がってくるのではないかなというように思っております。非常に便利なものであるという形になればいいというのは思ってはございますが、おのおのの公共交通を担っております事業者の役割分担をしていきながら進めていきたいというように考えているところでございまして、これが一つです。  それともう一つは、私どもも、この収益率が下がっているとか、乗車率が下がっているのをよしとしているわけではございません。この取り組みにつきましては、乗り継ぎについてのいわゆる障害があるのかなということもございますので、先の協議会の中では、1日乗車券という形を考えてございまして、これによりまして、加茂地域、山城地域、木津地域に走っておりますバスが、その1日乗車券の中で乗り継ぎも可能となるというものを考えてございまして、こういうものによって利用者増を図っていきたいというように考えているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 谷川さん。 ◯18番(谷川 光男) 1日乗車券、今考えているということですけども、前の公室長、できるだけ早くというような回答だったと私は記憶しているんですけども、いつから実施されるんですか。というのは、山城線から乗ってきのつバスを乗り継いで近鉄高の原駅、またはショッピング、または山田川駅に行かれる方がございます。その方の運賃は往復800円。今、1日乗車券、前の公室長は400円という数字をおっしゃいました。これ、早期にお願いしたい。全部まとまらなくてもいいですから、一つずつやっていただいたら、一歩ずつ前へ進みますからね。これだけは早期にやってほしいと。それと、先ほど申しました他町へのルートも考えたら、みんな病院は行っておられると思うんです、学研病院も、国保病院も。逆に、山城病院に来られる方もおられると思います。そういう面も含めて、山城、精華、木津ルートを検討していただきたいということでお願いして、次の質問に入ります。  その点、ちょっと最後お答え願います。 ◯議長(尾崎 輝雄) 市長公室長。 ◯市長公室長(尾崎 直利) 市長公室長でございます。  谷川議員の再度のご質問にお答えいたします。  先ほど申しましたように、1日乗車券というものについては、早期にやっていきたいというように考えてございまして、今年度には実施をしたいというように思っております。今、関係の事業者でありますところと調整をさせていただいておりまして、早ければ秋に導入できるような形を検討していきたいというように今調整中でございますので、いましばらくお待ちをいただきたいというように考えているところでございます。  それと、先ほどの精華も含めました路線でございますが、これについては、何度も同じ形で申しわけございませんが、ルートといたしましては、現状の中で利用者増を図っていきたいというところでございます。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 谷川さん。 ◯18番(谷川 光男) 時間もないので、また次回継続で聞かせていただきます。  それでは、次に2問目、通学路の安全対策と道路管理について質問します。  この質問は、今定例会4人の議員と同じ質問の事項になりますが、大変重要なことでありますので、確認も含めてお聞きします。  さて、ことしに入って京都市内の生活道路において、車両による人身事故が祇園、亀岡などで悲惨な事故が相次いでいることは、テレビ、新聞で報道されました。私は、その事故の原因の一つは、現況に見合った交通規制がなされてないことだと思います。木津川市においても、歩行者を交通事故から守るための対策がより一層重要であることは言うまでもありません。  そこで、お尋ねします。  通学路の安全チェックとその対策は、今後どのようにされるのか。  2点目は、交通安全施設、カーブミラー等の設置状況について問題はないのか。  3点目、道路狭小の農道や市道の車両進入制限についてのお考えはどういうお考えか。  3点、よろしくお願いいたします。 ◯議長(尾崎 輝雄) 教育部長。    (教育部長 大西  茂君登壇) ◯教育部長(大西 茂) 教育部長でございます。  谷川議員の1問目のご質問にご答弁を申し上げます。  これまで4人の議員の皆様からご質問をいただき、ご答弁をさせていただきました内容と重複いたしますけれども、ご了承いただきますようよろしくお願い申し上げます。  亀岡市での事故を受けまして、校・園長に対しまして、交通安全指導の徹底と通学路の安全点検を指示しました。その結果、116カ所の危険個所の報告がありました。そのうち、府道に関する26カ所については、直ちに京都府に改善要望をいたしました。また、5月17日に、木津署において開催されました木津川市通学路交通安全対策会議において、点検した116カ所を報告し、今後継続して対応を協議していくことを確認しました。その後、教育委員会職員で再度現場確認をし、市が直ちにできる対策や京都府または木津警察署などに対し、具体にとっていただきたい対策内容の点検を行いました。特に、信号機の設置や横断歩道の設置要望については、再度、学校から直接木津署を通じて京都府公安委員会に要望いたしました。  また、本会議においても、看板等の設置の補正予算計上をいたしております。今後の対策といたしましては、カーブミラー、交通安全灯の設置や市道の安全対策について、庁内関係各課との調整を図り、今後とも安心して通学ができるよう、できる限りの対応を検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 総務部長。 ◯総務部長(竹谷 良之) 総務部長でございます。  谷川議員の2点目のご質問にお答えいたします。  交通安全施設のカーブミラーの設置につきましては、各地元地域から設置要望を受けまして、現地確認を行い、カーブミラーの設置基準により、必要の可否を決定し、設置をしているところでございます。  平成23年度設置状況につきましては、23基を新設し、平成24年4月現在、市内全体で2,304基となっているところでございます。  次に、3点目の市道の通行規制の関係でございますけれども、基本的には、車両の進入制限などの規制関係につきましては、関係する地元地域の総意として要望を受けまして、関係機関とも調整しながら必要に応じて公安委員会に対しまして要望書を提出しているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 建設部理事。 ◯建設部理事(中村 裕彦) 建設部理事でございます。  谷川議員の3点目の農道の部分について、ご答弁申し上げます。  農道の車両進入制限につきましては、農作業の通路としての利用が主目的なため、農道の管理者である土地改良等が道路管理上、一般車両の制限をしている場合がございます。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 谷川さん。 ◯18番(谷川 光男) そしたら、順次質問したいと思います。  何回も4人の方におっしゃいましたけども、危険個所の点検5月17日、木津川市通学路交通安全対策会を開催して、危険場所とかそういう取り組み情報交換をしましたよということですね。その中で、これ、同時に言っておられる方が、国、府、市、道路管理者という形で言っておられるんですけども、市道の危険個所のチェックはまずなされたんですか。1点。  それと、もしそれでなされてない場合でしたら、いつされるのか、お伺いしたいと思います。 ◯議長(尾崎 輝雄) 教育部長。 ◯教育部長(大西 茂) 教育部長でございます。  谷川議員の再度のご質問にご答弁を申し上げます。  116カ所の中に、国道関係で3カ所、それから府道関係で26カ所ということで、それ以外についてはほとんどが市道関係ということになります。その箇所については、まず学校関係、それから教育委員会においても再度点検ということを実施いたしまして、どういう措置が必要であろうかということについての点検を行いました。今後ということでご答弁させていただきましたように、この道路関係について教育委員会だけでどうこうできる内容ではございませんので、今後、庁内の関係課との調整を図るということで答弁させていただきましたけれども、建設部との具体の調整に現場も確認しながら入っていきたいなというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 谷川さん。 ◯18番(谷川 光男) ありがとうございました。  道路管理者も知っておられるということでいいんですね。道路管理上、早期にしなければならない箇所については、建設部理事さん、いつまでにされる予定なんですか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 建設部理事。 ◯建設部理事(中村 裕彦) 谷川議員の再度のご質問にお答えをさせていただきます。  現在、現地を確認して、早期に必要な箇所については、早期に措置をできるようにというふうに体制を組んでやっております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 谷川さん。 ◯18番(谷川 光男) 厳しい言い方しますけども、他の市町村、宇治市とかは、2学期の始まるまでにやりますよということも聞いております。道路管理者としては、やっぱり危ないとこは早期にやると。去年も、私、6月に質問させたてもうたんですけども、路肩の部分ですね、なかなか直ってこない。予算の枠内でやりますよということは聞いておったんですけども、どこをされたのか何をされたのかわからないと。小さな予算で大きな工事はできませんけども、小さな工事から順次進めていただいて、特に今回、116カ所のうち道路部分については、2学期が始まるまでにやっぱりすべきだと思います。私も山城地域をちょっと回らしていただきました。  路面が悪いところもございました。恐らくチェックされていると思うんですけども、そういうものも含めて、やっぱり舗装ぐらいやったらすぐできる話なんですね、部分舗装は。早期にやっていただきたいと思います。細かい場所については、また聞かれたらご説明させていただきますけども、よろしくお願い申し上げたいと思います。  それと、この件で回られた関係で、コミュニティバスの関係をちょっと、戻りはしませんけどコミュニティバスの運行の立て看板、私、ずっと見てたんですわ。きょうも歩いてきたときに、335号線のバス停の看板、歩道の上へぽんと置いてあるんですね。そういうのはやっぱり考えるべきやと私思うんです。それは一番簡単なやり方です。  それともう一点。私、大塚山古墳からバスに乗るんです。大塚山古墳のバス停は、一つは、端に立てられているんですけど、一つは、自転車道の隅のほうに立てられているんです。これ、正直、危険なんです。公室長にも、この間、お願いして、言うたら、黄色いマーカーというんですかテープというんですか、していただいたんですけど、それでも危ないと思います。小学生が通って中学生がその横を通ると、必ず棒に見えるんですね。これ、1本に見えるんです。そういう立て方は基本的な間違いだと私は感じております。早急にそれはやっていただきたいと思います。  それと、335号線も、私、きのうバスに乗って歩いてきますと、見ますと、ちょうど南側なんですけども、2つありました。人が通ったら通れません。それが一番危ないんです、危険というのは。まして、335号線は一番危険度が高いところです。まして、市役所の間はまだ工事中ですから。そういうようなものも含めて、早期に点検、見直しをお願いいたしたいと思います。  それと、あと、地域から出ているカーブミラーとかラインですね。ところどころにありますけども、自治会から要望のある、平成24年度の要望を早期にチェックしていただいて、これもできるだけ早期に実施していただきたい。3月末じゃなくて。それはお願い申し上げたいと思います。  それと、もう2点。続けて言わせていただきますけども、府道上狛城陽線、ちょうど国道24号線、山城支所から山城中学校の間、小学生の通学路になっております。これは車も通り、自転車も通りということで、きのうも高岡さんがおっしゃってましたけども、危ないですね。これね、考えて、時間帯の一方通行を提案したいと思いますので、これは京都府になると思うし、また公安委員会になると思いますけど、協議をお願い申し上げたいと思います。  それと、あと教育部長なんですけども、中学生徒の安全自転車運転指導、私は山城町に住んでおりますから、山城中学校の生徒を見ております。ところが、余りよろしくないと住民から聞きました。ご指導のほうはどうなっているのか、お伺いいたしたいと思います。よろしくお願いします。 ◯議長(尾崎 輝雄) 教育部長。 ◯教育部長(大西 茂) 教育部長でございます。  谷川議員のご質問にご答弁申し上げたいと思います。  まず、1点目の府道上狛城陽線につきましての交通規制ということにつきまして、確かに、通学時間帯と通勤時間帯の重なり、それと車のスピードというものを私も現地を見て、確認をさせていただいております。何らかの手段が必要であろうというふうに思っております。そんな中で、スピードが出ないような対策がどういう形でとれるのかといったことについて、木津警察署とも十分調整をしていきたいというふうに思っております。  特に、木津警察署においても、先ほど申し上げました5月17日の会議においても、スピード規制とか信号機設置、それから一旦停止の規制、あるいは横断歩道の設置箇所等について、一緒に検討していきましょうというふうに言っていただいておりますので、そういったところについても十分調整をしていきたいというふうに思っております。  2点目の中学生の安全指導ということにつきましては、これまでからも、特に中学生については、1年生については毎年度自転車の乗り方ということで、教室を開いて徹底を行っておりますけれども、まだ今ご指摘いただいたようなことがあるということであれば、そういったことも含めて、今後のこの自転車の乗り方等の安全教室の中で、再度指導をしていきたいというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 市長公室長。 ◯市長公室長(尾崎 直利) 市長公室長でございます。  バス停の関係で、交通安全上のご質問をいただいております。特に、335号につきましては、歩道というものが設置されておりませんで、白線の中にある歩道と呼べるかどうかわからない中にバス停を置かせていただいているということもございますので、通行に非常に支障を来している、電柱等も含めまして、そのような状態でございます。ただいま道路の各改修については、実施をされておりますが、まだ進んでいないと。専用のバスレーンがないという状況でございますので、そのあたりは現地を見ながら注意をしていきたいというように思っております。  それと、椿井大塚山のところも同じようなことでございまして、なかなか専用のバスレーンを持てないところで、バス停の表示をされてございます。私ども管理しているものだけで210本ありますので、皆さん、そういうお声がけをいただいたものにつきましては、できるところから、先ほども言っていただきました反射テープを張るでありますとか、安全に通行いただけるような措置については取り組んでまいりたいというように考えているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 総務部長。 ◯総務部長(竹谷 良之) 総務部長でございます。
     谷川議員の、カーブミラーの関係のご質問にお答えをいたします。  それぞれ各地域から出ている要望につきましては、現地等を確認する中で、予算の範囲がございますけれども、優先順位等を定めながら、できるだけ早く取り組んでまいりたいというふうに思います。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 谷川さん。 ◯18番(谷川 光男) そしたら工夫をしていただいて、早期に実施していただきたいと思います。  それと、3点目に入るんですけども、道路狭小の農道や市道の車両進入制限についてということで、農道の分は書かれておるのやけど、市道の分は書かれてない。農道は確かに土地改良のほうでやられておりますけども、市道ですね、市道の分における私が感じたことを先に述べさせていただきます。  私の地域は、高麗という昔の集落なんですけども、そこをちょっと周りますと、市道における大型の自動車、大型車ですね、10トン以上というんですか、トレーラー、こういう車がたびたび市道を通っておられます。これは制限がないさけに通ってもいいというのは、そらわかるんですけども。路線でいいますと、建設部理事さんにはちょっと番号を聞いておきました。市道、山101、大平尾・神童子線、市道、山123号線、畑岡・北代線、市道、山229号線,やすらぎ回廊線、これ三つ。北河原なり神童子を通っている路線なんですけども、地元地区から道を案配してくれと、舗装してくれという要望が過去にあったと思います。去年にもされていると思います。例えば、神童子集落の方には、去年もしたよと言うておられました。その回答も何かされておることも確認しました。いつになるかわからんような回答だったと私は聞いております。そういう面も含めて、大型車を入れていく市道ならば、早期にやっぱり局部改良とか路肩整備とか、鋪装とか、私はやるべきだと考えます。車を通すのやから、それだけの市道管理できるだけの道路がなければ、車を通したらだめなんですね。でも、市道は、聞きますと、制限できないということでしたら、市の管理サイドで、そういう促す看板を立てるとか、そういうものを講じてもらいたいと思いますが、考えはどういう考えをされていますか、お伺いします。 ◯議長(尾崎 輝雄) 建設部理事。 ◯建設部理事(中村 裕彦) 建設部理事でございます。  谷川議員の再度のご質問にお答えをさせていただきます。  まず、山101、大平尾・神童子線につきましては、今議員おっしゃっていただいたように、昨年の4月14日付で地元には回答させていただいております。かなり大型車が入るということで、改良が必要な路線でございます。市といたしましても、要望の箇所については改良していかなければならないという認識は持っておりますが、何分、現在継続しております道路改良事業がまだたくさんございまして、おおむねその継続事業の完了のめどが立った後に事業実施を考えさせていただいているということで、回答のほうをさせていただいているところでございます。また、今ご提案がございましたように、部分的にも改良ができないということでございますので、今後は暫定的に部分的にそういう履行ができるような改良ができないかという点につきましても、考えていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 谷川さん。 ◯18番(谷川 光男) 時間もございませんので、私、今回5つの質問をさせてもらってますので、時間が足らなかったら困りますので。この分について、そしたら、仕方なかったら看板とか、その業者さんに何らかの促す時間帯とか、そういう文をご指導願えないでしょうか。  安くつく方法でしたら、看板を立てて大型進入云々とかいう文書も書いてあるとこもあります。そういう簡易なことから、やっぱり管理課のほうで実施していただいたらと思いますが、その点どうですやろか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 建設部理事。 ◯建設部理事(中村 裕彦) 建設部理事でございます。  谷川議員の再度のご質問にお答えさせていただきます。  交通規制の看板といいますと、公安の関係になってきますので、現地を確認して、その業者さんの通行の実態がどういうことかというのを見させていただきまして、どういう対応ができるかというのは、今後、検討させていただきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 谷川さん。 ◯18番(谷川 光男) 早期に検討、早期に実施、よろしくお願いします。  それでは、3問目の質問に入りたいと思います。  「下水道事業の現状と今後の見通しについて」質問します。  木津川市の公共下水道事業は、年次計画に基づいて執行されていますが、しかしその状況は、計画どおりには進んでいないように思います。その原因の一つには、昨年の東日本大震災等の災害による影響で交付金、補助金の減額がありましたが、今後の流れはどのようになるのか、次の3点についてお尋ねします。  1点目は、下水道処理ごとの現状と整備完了見通しは何年になるのか。  2点目として、開発区域に隣接する旧集落の整備についてはどの時期に実施されるのか。  3点目としては、浄化槽で整備することが費用対効果等で望ましい区域の整備は今後どのようにされるのか。  以上、3点お聞きします。 ◯議長(尾崎 輝雄) 上下水道部長。    (上下水道部長 原   功君登壇) ◯上下水道部長(原 功) 失礼いたします。上下水道部長でございます。  ただいまの谷川議員の3問目のご質問にお答えいたします。  まず、処理ごとの現状ということですので、まず木津町域は、隣の精華町と木津川市の1市1町での木津川上流流域下水道の関連公共下水道事業で、事業認可内容は、区域面積1,186.3ヘクタール、整備面積837.4ヘクタールで、平成23年度末の進捗率は70.6%でございます。また、加茂町域は、独自で処理場を持つ単独公共下水道事業で、事業認可区域内は、区域面積242.4ヘクタール、そのうち整備面積は235.2ヘクタールで、平成23年度末進捗率は97.0%でございます。  最後に、山城町域は、京都市、宇治市の一部、八幡市、京田辺市、久御山町、城陽市、井手町と木津川市の6市2町での木津川流域下水道の関連公共下水道事業で、事業認可内容は、区域面積198.8ヘクタール、そのうち整備面積156.6ヘクタールで、平成23年度末進捗率は78.8%でございます。  なお、国費の交付額が圧縮されている状況ですが、現在の予算額を確保されたとしましても、木津・山城町域の市街化区域の整備におおむね7年はかかり、完成は平成23年度となる見込みでございます。  続きまして、2点目のご質問ですが、開発区域内での隣接する旧集落整備についてということなんですが、現在、市では、市街化区域の整備を優先して進めています。なお、市街化調整区域については、市街化区域が一定整備された後の整備となります。  次に、3点目でございますが、汚水処理施設整備基本構想(案)につきましては、事業費ベースで公共下水道事業と合併浄化槽事業について経済比較を行い、整備時期や市の財政状況等を勘案し、整備手法の検討を行ったものでございます。  この基本構想(案)については、今後もご理解を得られるよう努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 谷川さん。 ◯18番(谷川 光男) 谷川です。  内容につきましては、細かく説明していただきましてありがとうございました。  木津・山城町域の市街化区域の整備は、最後に書いているんですけども、完成は平成30年度になりますよということなんですけども、交付金が先ほど私が冒頭に申し上げてましたように、東日本大震災等でパーセントが落ちたりする場合でも、大体30年ぐらいには完成する見込みだという理解でいいんですか。まず1点、お尋ねします。 ◯議長(尾崎 輝雄) 上下水道部長。 ◯上下水道部長(原 功) 補助金自身、毎年、前年度のシーリング等がかかりまして、交付金額自身は、当然下がっているというような状況でございます。  30年をめどに整備完了を目指して、これは市街化区域内なんですが、努力してまいりたいと考えております。  以上です。 ◯議長(尾崎 輝雄) 谷川さん。 ◯18番(谷川 光男) 努力していただきたいと思います。  各地域ごとで30年ということでおっしゃいましたけども、実は、市民の声を聞きますと、私、上狛とか椿井とかもよく聞くんですけども、この地域はいつの年度にやってくれるのやということを質問を受けます。私は、30年までにできますよと言うて返事したら、そんなええかげんなお答え、ちょっと困るなと。大体この辺は何年にできる、この辺は何年にできる、この辺は何年にできる、ただし、東日本大震災によって減額されたり民主党の何かで減額されたというのは聞きますけども、そういう部分で若干はずれますよというのは1年なんですね。  そういうことも踏まえて、各地区ごとの完成年度と全体の図面で、この年度は大体この年度ぐらいにしますよという図面を、まあ言うたら3年計画なり5年計画、恐らく下水道の担当者はそれをされて申請されていると思うんですよね。そういうことを踏まえて、それを私たち議員のほうにも公開してもらうことはできるでしょうか。よろしくお願いします。 ◯議長(尾崎 輝雄) 上下水道部長。 ◯上下水道部長(原 功) 今のご質問なんですが、下水道事業は補助金を大きな財源として事業を進めておりまして、先ほどのシーリング等もありますが、減額等により、予定どおり整備が進められない場合もありますが、おおむね整備計画については、今後ホームページ等で公表させていただきたいと考えております。  以上です。 ◯議長(尾崎 輝雄) 谷川さん。 ◯18番(谷川 光男) そしたら、公表をよろしくお願い申し上げたいと思います。  次に2点目の質問なんですけども、開発区域に隣接する旧集落の整備について、どの時期かと。先ほどの答弁では、市街化区域は1で、その次が2ですよ、調整区域は2ですよということでした。私、聞きたいのは、木津高等学校というのがあるんですね。そこを、今合併浄化槽だと私は思っております。間違っておったら言ってください。公共施設である学校を、やっぱり早く下水道を引いてあげるのがまず第一優先違うかと。山城当時は、前町長は、公共施設を優先にやりますよという事業手法でやられました。そういうことも考えたら、やっぱり公共施設である木津高の学校の浄化槽を、1,000人以上の方が来られるとこを下水道整備するのが第一次優先違うかなと。開発区域も先にするのもいいですけど、もう早うから建っておる施設ね。もう一つちょっとこっちへ来ますと、内田山から片山地区についても、片山の向陽台という団地があるんですね。あそこももともとは開発でされた地域です。今、なぜか知らんけど市街化調整区域なんですわ。これは今度、建設部のほうに聞かせていただきます。そういうとこをやっぱり市街化に入れて、早くされている開発者にメリットを与えてあげなければ、こんなん前向きの行政と違いますよ。私はそう思います。開発区域優先じゃなくて、旧集落の方も困っておられるんです。  そういう実態も踏まえて、今後そういうようなことについて検討願えますか、お答え願います。 ◯議長(尾崎 輝雄) 上下水道部長。 ◯上下水道部長(原 功) 上下水道部長でございます。  今の谷川議員の関係なんですが、隣接する市街化区域があれば、そちらのほうに接続等々すれば早期にできるのではないのかというご質問だったと思うんですが、認可区域でいわゆる排水区域等々を決定しております。簡単に、排水区域を変えるということのできないような状況で、いわゆる今、調整区域で整備できてないところは、流域からいきますと、かなり上流部に存在しているというような形です。その下流、市街化区域がまだ整備ができておりませんので、当然、計画的にはおくれていくというような状況でございます。  私のほうからは、その回答しかできませんので、お願いしたいと思います。  以上です。 ◯議長(尾崎 輝雄) 谷川さん。 ◯18番(谷川 光男) 聞かせてもうたとこで終わっておきます。  3点目、浄化槽の整備をすることが費用対効果で望ましく、まあ皆さん御存じだと思うんですけども、それを今後どのようにされていくのか、経過等で結構でございますので、私に教えてください。よろしくお願いします。 ◯議長(尾崎 輝雄) 上下水道部長。 ◯上下水道部長(原 功) 上下水道部長でございます。  おっしゃっておられるのは、多分、加茂の瓶原地区等々も踏まえてと思いますが、この関係で公共下水道事業計画の時系列ですね、今までどういう経過があるのかということなんですが、簡単に述べさせていただきますと、平成9年当時では、公共下水道整備を前提で、恭仁大橋等の添架等なんかも、京都府さんと協議をされていた経過はございます。ただ、その後、道路橋の示方書等の改定等がありまして、結果、平成21年度は再協議を京都府と行った状況のときには、許容値を超過するということで添架ができないということで、京都府のほうから回答がございました。  その後、飛ぶんですが、平成21年3月には、都道府県構想の見直しにより、京都府水洗化総合計画作成のために府と協議調整の結果、木津川市汚水処理施設整備基本構想案、つまり統一した基準により集合処理区域と個別処理区域の枠組みについて検討されました。その結果、集合処理区域で整備をするほうがいいのか、個別処理区域で整備をするほうがいいのかという見直し等が案として出てまいりました。  平成21年8月には、瓶原地域の地域長を初め、役員の方々が来庁される中、下水道整備検討経過と関係機関との協議結果等を説明する中で、市としての方向性は出ているが結論は出ていないとの説明を行いました。そのとき、政策会議で整備方針について決定する中、平成21年の12月には、全員協議会での説明、及び加茂町地域審議会にも、基本構想案について説明をさせていただいた経過がございます。その間、瓶原地域長、まちづくり協議会から議会へ整備計画に対して請願書の提出がありました。  その後、平成22年度におきましては、瓶原地域地域長、各役員の方々への説明会や協議及び加茂地域審議会を経て、6月から7月にかけまして3回に分け地元住民の方々の説明会を開催し、計190名の方々の参加、その後、役員の方々と合併処理での整備視察等に協議依頼を行いましたが、受け入れられず、加茂審議会が富田林への視察をされました。  そういう経過等で、審議会での木津川市汚水処理施設整備基本構想案について、審議会の答申をいただいたというような状況でございます。その後、説明等々する中で、地元とは平行線で現在に至っているというような状況でございます。  今年度におきましては、新役員の方々と協議を行い、何とか本年度において、地元の方々のご理解を得るために努力してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 谷川さん。 ◯18番(谷川 光男) 早期に話し合いを持っていただいて結論を決めていただきたいと思います。  それでは、4問目の質問に入ります。  4問目は、事業執行について2点質問します。  まず1点目は、文化財事業の執行についてでございます。  この事業は、年次計画を立て、計画的に進められていると思いますが、昨年4月、市長の2期目の就任後、初の補正において、椿井大塚山古墳整備事業の予算が計上されました。その予算がことしの3月補正で減額されました。その理由は、議会報で読みますと、災害復旧費の影響で補助金がカット、事業の執行を見送ったとのことと。国費を見送ったということですね。なぜこの事業をできなかった分を今年度・平成24年度に予算化されないか、教育長にお尋ねします。  2点目は、平成23年12月の定例会一般質問において答弁された旧山城町解体時期についてでございますが、行政の答弁では、当時の総務部長が、解体を予定しており、跡地利用につきましては内部調整した中で順次進めてまいりたいとの回答で、時期はことしの夏ぐらい、今年の夏ぐらいから解体とのことという返事でした。私は、その施設自体が旧山城町役場当時から耐震に欠けていると。いつ地震が起きて壊れても問題ないという建物でありまして、ましてその場所は、小学生の横を通る通学路にもなっています。そういうとこにありながら、なぜ取り壊しをしないのか、なぜ時期を延ばす要因があったのか。どういう要因があって、今回、何年度にされるかわかりませんけども、25年か26年かわかりませんけども、されるのか。ちょっと私としては合併当時の流れを汲みますと、順番にしていったら、加茂終わったら山城ですよと。これはもう市長の1期の間に全部されるもんやと思っておったやつが、まだまだ延び延びになっていると。なぜ山城地域の施設がおくれるのか、私は不満でありません。そういう意味で、ご回答を市長にお願いします。 ◯議長(尾崎 輝雄) 市長。    (市長 河井 規子登壇) ◯市長(河井 規子) 谷川議員のご質問にお答えいたします。  旧山城支所の解体時期につきましては、支所のあり方や周辺の土地利用も含め、現在検討しているところでございます。  もう1点につきましては、担当部長よりご答弁申し上げます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 教育長。 ◯教育長(森永 重治) 教育長であります。  谷川議員の1点目のご質問にお答え申し上げます。  椿井大塚山古墳史跡整備事業予算につきましては、平成23年6月補正予算に計上いたしましたが、東日本大震災による復興支援事業が優先された結果、国の補助内示が大幅におくれたこと、また年度内に完成できる事業に絞られたことなどから、予定していた事業をすべて実施することが困難になりました。  そのため、これまでの継続事業や学研開発関連事業を優先することとし、椿井大塚山古墳史跡整備事業費予算は不執行としたところであります。  平成24年度の文化財事業予算化に際しましては、数多くの貴重な文化財の保存・活用について、現在の執行体制のもとで確実な業務を執行するため、一つに、継続事業としての史跡購入事業、恭仁宮跡、鹿背山瓦窯跡があります。また、高麗寺跡整備事業、浄瑠璃寺庭園発掘調査事業、また学研開発関連事業としまして、鹿背山城跡の発掘調査事業、馬場南遺跡発掘調査報告書策定を優先し、計上したところであります。今後は、これらの事業の進捗を見据えながら、全体計画の中でよく検討してまいりたいと考えております。  以上であります。 ◯議長(尾崎 輝雄) 谷川さん。 ◯18番(谷川 光男) 山城支所の解体については、土地利用を含め現在検討ということは、何か違う、ここにこういうものを建てたいとか、こういうものをやっていきたいとかという提案があるんですか。それをお聞きしたい。ただ解体であれば、そのまま解体したらいいだけですので、解体できるのと違うかなと、私は思います。  そういう意味で、再度お答え願いたいです。 ◯議長(尾崎 輝雄) 副市長。 ◯副市長(田中 達男) 副市長でございます。
     山城支所の改築関係について、なぜこのようにおくれているのかというご指摘とご質問でございます。  確かに、平成23年の12月に一般質問で回答をさせていただいたときには、支所だけの話であれば、議員がおっしゃるように、その後順次解体していくということは、当然計画の中に入っていたというふうに思っております。また、過去の経過から考えますと、先ほど議員からもご指摘がありましたように、合併して河井市政の1期目の間にやられたのではないかと、こういうご意見もございました。当時は、議員もこちらの参与でおられまして、山城地域のそういった事業を全部知っておられるわけですから、細かな話は省略をさせていただきますが、なかなか前に行かなかった理由もあったというふうに私は思っています。そんな中で、なぜ今すぐ解体できないのかということでありますが、山城支所の改築計画が当初と変わったと。当初は3階建てを残して2階建て部分を解体をして、そして支所機能を残そうと、こういうことが当時の町長の思いでありました。ところが、加茂支所はどんどん形が変わってきたという中で、山城支所が余りにもおくれることについては、耐震化も危ない中で、職員にいつまでも仕事をさすのがいいのかということも含めて、当初の計画から変わったという経過があります。  その計画と並行しまして、山城の福祉センター、これが非常に雨漏りも続いている。そして、耐震化の調査をすれば、非常に危険だと、こういうことが判明いたしました。したがって、山城支所の現在建っている新しい支所の周辺、さらには、福祉センターのあり方、そういうものも全体として見直す必要があるんじゃないかと、こういうことで、先ほど曽我議員からもご質問がありましたように、支所の周辺のあり方を関係課、多くの課に集まってもらいまして、意見交換をしてきました。  そういうことで、今、その支所の横の3階建てを残して、そして残った建物をどう活用するんだ、さらには福祉センターを解体するとなれば、利用者、付近の住民の方、あるいは地域の役員の方とやはり意見交換もしなければならない。さらには、先ほどご指摘がありましたように、その敷地内には、子どもが通学路として使っているということでそういった安全対策、さらには、国有水路の公図と現況と違う状況、電気の引っ張り、いろんな課題が出てまいりましたので、それぞれ一つ一つ検討して、総合的にまとめようということで、今やっている最中でございます。  今言いましたようなすべての対応をまとめようとすれば、非常に政策的な話も加わりますので、補正対応ということについては余り好ましくないということで、新規の予算の中でご議論いただきたいということで、今現在まとめている状況でございます。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 谷川さん。 ◯18番(谷川 光男) 副市長が、私、参与をやっていたときからで、もう2年になるんですよ。何もされなかったということですわ。それだけ返しておきたい。  それと、現在検討ということで、いつまで検討されるんですか。いつされるんですか、そしたら。それをお答え願いたい。  それと、教育長には、大塚山古墳には守る会というのがございまして、その方にも私は、できるようになったよと言うたのに、3月ですみませんでしたと謝ってますので。こういう行政のやり方は、ちょっと問題があると私は考えますし、時間がないし、もう1問ありますので控えさせてもらいますけども、お答え願いたいと思うんです。いつされるんですか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 副市長。 ◯副市長(田中 達男) 副市長でございます。  支所周辺の計画につきましては、平成25年度の新年度の予算の編成の中で、また改めてご議論をいただきたいと思っております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 教育長。 ◯教育長(森永 重治) 教育長であります。  再質問にお答え申し上げます。  椿井大塚山古墳というのは、古墳史上も極めて重要な古墳ということが言われております。そういったことで、きちっとした整備をしていくためにも、現在たくさんの事業も抱えております。そういった現在の進捗も見ながら、全体の中で検討してまいりたい、そう考えております。  以上であります。 ◯議長(尾崎 輝雄) 教育長。 ◯教育長(森永 重治) 教育長であります。  現在の全体事業を見ながら、きちっとするためにも、時期を含めて検討してまいりいたい、そう考えております。 ◯議長(尾崎 輝雄) 谷川さん。 ◯18番(谷川 光男) この件も、次回再度質問させてもらうかもしれません。  次、5問目、もう時間ないですから早口で読ませていただきます。  「ふるさと木津川市の魅力を全国に!」ということで、2問質問させてもらいます。  1点については、木津川市の合併当時、市の木はサクラ、市の花はコスモスと選定しましたが、今年度、市制施行5周年を節目に、ふるさと木津川市の歌の作詞作曲を市民に公募する考えはございませんかというのが1点。  あと2点目につきましては、今年度、市制施行5周年事業として、3月18日に記念式典が開催され、また先日は、子どもたちや市民の皆様が自然と親しみ、生物多様性に関する意識向上と理解が浸透するよう、庁舎駐車場の花壇において、「グリーンウェイブ2012」の取り組みとして、サクラの記念樹が植えられ、私も出席しました。  さて、この市内にあちらこちらに、100年以上前に植えられた小さな苗が、年月とともに年輪の輪が大きくなり立派に生育、銘木が寺院や神社の森、また民家に植えられております。こういう意味も含めまして、木津川市銘木10選を選んだらどうかと考えますが、以上2点についてお答え願います。 ◯議長(尾崎 輝雄) 市長。    (市長 河井 規子君登壇) ◯市長(河井 規子) 谷川議員の1問目のご質問にお答えいたします。  市の一体感や郷土愛を醸成することは、合併市の本市にとりまして重要なことでございます。  また、木津川市にさらなる親しみを感じていただくことや、観光資源を広くPRすることも大切であると考えております。これらの取り組みとして、市の歌を制定することは、有効な手段の一つではあります。  しかしながら、他市事例を見てみますと、市歌の有効な活用が図られていないことから、当面は、木津川アートやマスコットキャラクターいづみ姫により、郷土愛の醸成や市のPRに取り組んでまいりたいと考えております。  2点目につきましては、担当部長よりご答弁申し上げます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 生活環境部長。 ◯生活環境部長(代次 衛) 生活環境部長でございます。  5問目の2についてお答えを申し上げます。  木津川市内には、現在、植物では京都府が定められた『京都の自然200選』に選ばれました「海住山寺のヤマモモ」、「相楽神社のケヤキ」がございます。  この「京都の自然200選」には、これらのほか、「動物の部門では、鳴子川、不動川のサワガニ」、「地形・地質の分野では、三上山」、「歴史的自然環境では、光明山寺跡、相楽神社、当尾、井平尾」が選ばれております。  このほかにも、国の指定文化財などを含め、多くの貴重な宝がございます。現在、市の名木を選定する計画はございませんが、木津川アートのように、新たな魅力を創造していく事業も含めまして、今後も木津川市にある「自然や景観、建造物や動植物、そして歴史的な見地」などのさまざまな分野を、総合的に木津川市の魅力として発信してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 谷川さん。 ◯18番(谷川 光男) あと時間1分しかございませんので、質問はできませんけども、木津川アートなりマスコットキャラクター、きょうも後ろのほうで傍聴人さんがつけておられます。こういうPRも含めて、よろしくお願い申し上げたいと思います。  それと、木の関係なんですけども、10選と私は言うておりますので100もせいとか言うてませんので、10ぐらいは。 ◯議長(尾崎 輝雄) 谷川さんに申し上げます。  申し合わせの質問時間の制限を超えていますので、発言を許しません。 ◯18番(谷川 光男) はい、ありがとうございました。 ◯議長(尾崎 輝雄) ただいま12時9分、13時10分まで休憩といたします。    午後12時 9分 休憩    午後 1時10分 再開 ◯議長(尾崎 輝雄) ただいま13時10分、休憩前に引き続き会議を開きます。  3番目、炭本 範子さん。    (炭本 範子君質問席へ移動) ◯4番(炭本 範子) 議席番号4番、民主改革クラブ、炭本範子でございます。  2問、通告書に従いまして質問させていただきます。  まず初めに、「農業を活き活き元気にするためには」ということで質問いたします。  市長のマニフェスト、施政方針、都市計画マスタープランには、農業振興施策の推進、地産地消の推進、市民農園、体験農園の整備の検討やブランドの作物の生産の環境づくりとあります。口で言うのはすぐ言えるんですけれども、どちらかといえば手厚くない木津川市において、二の次、三の次にされるのが農業施策であると感じています。地産地消は、木津川市において、緩やかではありますが推進されつつあります。  通告の中の質問です。活力あるまちづくり、木津川市にするためには、まず第一に、基幹産業の農業をしっかりしたものにし、都市部との交流や観光を含めて進めていかなければならないと考えます。  市長のマニフェストや施政方針からお伺いいたします。  1番目、地産地消の推進を具体的にどう進めるか。  2番目、観光や都市交流を視野に入れての直売所、道の駅、施設が必要と考えるがどうか。  3番目、ブランド開発、付加価値をつけた農産加工品を推進するための支援についてはどうか、お願いいたします。 ◯議長(尾崎 輝雄) 建設部理事。    (建設部理事 中村 裕彦君登壇) ◯建設部理事(中村 裕彦) 建設部理事でございます。  炭本議員のご質問にお答えさせていただきます。  まず、1点目でございますが、地産地消の推進につきましては、青空市、朝市等の整備や学校給食との連携、商工観光団体との協力等により、地元産農産物のさらなる消費拡大を図りたいと考えております。具体的には、学校給食への地元産農産物の使用拡大について、関係課、関係機関との連絡会議により協議を進めているところであり、使用割合については、今後増加する計画としております。  次に、2点目でございます。観光や都市交流を視野に入れた直売所については、関係各種団体とその可能性について検討していきたいと考えております。  次に3点目の、ブランド開発や付加価値をつけた農産加工品の推進につきましては、本年度より、京都府の事業であった「やましろ野菜産地担い手養成塾」を市単独事業として引き継ぎ、「木津ナス養成塾」として、新たな担い手の育成と市独自のブランド農産物としての木津ナスの生産拡大を推進しております。  また、これらのブランド農産物や農産加工品につきましては、イベントへの出品依頼やパンフレットへの掲載など、市としても積極的にPRを行っているところであり、今後も継続して取り組んでいきたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 炭本さん。 ◯4番(炭本 範子) 平成23年度、地産地消とか直売所の組織づくりをしようという目標がありながら、直売所の組織づくりができなかった、あるいは進んでいなかったのはなぜか、お伺いいたします。 ◯議長(尾崎 輝雄) 建設部理事。 ◯建設部理事(中村 裕彦) 建設部理事でございます。  直売所の組織の検討は、昨年度から行っておりましたが、まだ実施には至っておりません。今後、関係機関と調整の上、今年度中には設立する予定でございます。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 炭本さん。 ◯4番(炭本 範子) 今年度中、平成24年度には進めるというところです。  それから、「道の駅」についても検討、直売所も検討していきたいという答弁でございます。  ブランド開発とか付加価値をつけた農産加工品を推進するための支援についてどうするかということですけれども、まだまだイベントとか、積極的に市としてはPRで取り組んでますよと。特産品も木津ナスというんですか、「やましろ野菜産地担い手養成塾」をしてますよということですけれども、これの受講者はたしか5人ぐらいだと思っています。そのうち、いろいろおられますけれども、例えば特産品にする場合、この事業はJAさんの木津が、梅谷ですか鹿背山ですか、その方のナス部の方に教えてもらうという形ですけど、やはり特産品とする場合には、市全体として考えてやっていかなければならないことだと思ってます。  特産品、今までいろいろありました。いろいろ書かれてますように、お茶にしても、それから竹の子、それから柿、それからブドウもあり、いろいろありますよね。そのほかにもいっぱいあります。それら今まであることも、やはり木津川市の特産品としてやっていかなあかんと思いますけれども、その作物、作付けの拡大についてはどうお思いでしょうか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 建設部理事。 ◯建設部理事(中村 裕彦) 炭本議員の再度のご質問にお答えさせていただきます。  議員言われるように、もちろん現在ある特産品を生産拡大して、また販売も拡大していくということも大事でございます。それとあわせまして、新たな特産品の担い手を育成するということも非常に大事なことであると考えております。木津ナスの受講生につきましては、昨年5名でございましたが、今年度につきましてはプラス4名ということで、受講生の拡大を図って新たなブランドづくりの確立をしていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 炭本さん。 ◯4番(炭本 範子) 炭本です。  何事も,例えば、今から進めても、それが本当に木津ナスが木津川市の特産品となるのは、やっぱり10年ほどかかるんですよね。だから、今までのものも含めてやっていただけたらと思っております。  木津川市については、どっちかというと、農業振興についてどれだけの力を入れていっていただいているかということが、私、疑問を持っているんですけれども、国や府ではいろんな法律が出来上がっておりまして、府としては、やはり生産者と消費者の多様な交流と信頼関係づくりということと、農産物直売所の設置や運営への支援ということでしていただいております。こういう施策を利用してやっていただけたらなと思います。  そして、今、府営の基幹農道整備事業がありまして、これは山城町で昭和60年ぐらいから始まって、また今、上狛の線路際から道がずっと続いておりまして、それはだれにでも、もうやっていただいているなということが見えているところです。そこに一応、計画として、集出荷が直売所の併設検討という、協議ということで来ていますが、これはどうなっていくんでしょうか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 建設部理事。 ◯建設部理事(中村 裕彦) 建設部理事でございます。  山城農免道路の関連のご質問でございます。  本事業に関連する集出荷施設の建設につきましては、昭和60年から検討されておりました広域農道約7キロに及ぶ農免道路を利用した流通の拠点として計画されているものでございます。地域で生産される軟弱野菜とか、沿道、竹林での竹の子などの運搬に対しましては、狭小な未舗装道路で集落内道路に依存しているという状況がございましたので、農道を整備して集出荷施設を整備して流通の仕組みを確立するという事業でございまして、現在、最終段階の椿井から上狛までの610メートルを府営事業として実施されているところでございます。  平成25年度の完成を目標にしておりますが、平成23年度末の進捗率は約60%ということで若干おくれ気味になっております。この農道の完成後に、農産物の流通の効果を上げるということで集出荷場を計画しております。今後は、規模の決定と府の関係部局の指導を仰ぎながら、また地元JAとも協議して計画を進めていきたいというふうに考えております。  今のところ、ちょっと事業としてはおくれておりますので、時期についてはまだ未定でございます。  以上でございます。
    ◯議長(尾崎 輝雄) 炭本さん。 ◯4番(炭本 範子) 炭本です。  平成25年に完成予定ができなかったと。今のところ60%しかできてないということは、あと、例えば3年かかると感じるんですけれども、その規模の決定についてはJAさんと協議、また府の指導を仰ぎながらというところですけれども、農業をやっている者にとって独自産業というか、やはり農作物を生産から販売までのことをする、その独自産業の付加価値をつけることが、やはり農業を元気に、農業する者が元気に、そして生き生き、そしてまた直売所関係にもつながっていくと思っております。で、この集荷場の部分について、私、どんな場所というところも、まあ神童寺のところだなということはわかっておるんですけれども、加工するところの場所として、集荷場は今山城にもありますよ、山城のJAにもありますよというところですので、その山の上で何を集荷するのかというところもありますよね。  竹の子を集荷する、竹の子はやっぱり棚倉のところにもありますよというところもあると私は思いますので、加工場をやはり併設というか考えていただきたいと思っています。今からまだ規模の決定とかいろんなのをされるということですので、そこのお考えについては、そのことについて私は要望したいんですけれども、そのことについてのお考えはどうでしょうか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 建設部理事。 ◯建設部理事(中村 裕彦) 建設部理事でございます。  炭本議員の再度のご質問にお答えさせていただきます。  集出荷場の計画につきましては、まだ地元ともJAとも具体的な話にはなっておりません。議員ご指摘のように、出荷場だけではなく、加工場も備えた機能で検討できないかということでございますので、また協議をする中で、必要があればそういうことも考えていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 炭本さん。 ◯4番(炭本 範子) 地元と協議とおっしゃいました。地元とは、どこですか、木津川市全体を指しませんか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 建設部理事。 ◯建設部理事(中村 裕彦) 炭本議員の再度のご質問にお答えさせていただきます。  木津川市全体の集出荷場になるということでもないと思います。当初の目的といたしましては、山城町の神童寺地区の方々の集出荷場という形で事業も進められてきております。農産物の加工所につきましては、何をそこで加工していくかというのも、どういう必要性があるかともかかわってきますので、その辺については、やはりJAや地元と協議した中で必要性についても検討していくということになるかと思います。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 炭本さん。 ◯4番(炭本 範子) 今後まだ進まないなという感じを受けますので、加工場というところを私は要望しておきたいと思います。これは市長にもお願いしておきたいと思いますので、これについては要望としておきます。  ある程度の規模の直売所の開設が木津川市において必要だと言いながらも進まない状況を考えますと、やっぱり一つには、合併しておのおのあるけれども、それがまだまとめ切れなかったと。また、手が回らないと。  二つ目は、農業に対する市の姿勢が、市は、どうやっていかなあかんというそういうビジョンが見えてきません。地産地消の推進、農産物の直売所の整備を揺るがないもの、あるいはかたいものにするためにも、こうしてまだまだ進んでいかないのですから、地産地消の推進計画を策定して、この計画をみんなものにする、行政でも、あるいは商工観光課、あるいは商工生産者、消費されている方など、木津川市みんなのするものにやっぱり地産地消推進計画が必要だと思いますけれども、この考えについては市長いかがでしょうか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 市長。 ◯市長(河井 規子) 炭本議員のご質問にお答えいたします。  地産地消推進計画につきましては、いろんな関係の課も含めて検討しているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 炭本さん。 ◯4番(炭本 範子) 計画を策定するということについては、計画を今後10年でも考えて、改革をしたほうがいいですよということですので、その計画を農業推進も含めて、いろんなことを含めてしていかなければならないと思うんですけれども、そのことについてはどうでしょうか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 市長。 ◯市長(河井 規子) 炭本委員のご質問にお答えいたします。  策定の方向で今進行形であるというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 炭本さん。 ◯4番(炭本 範子) 地産地消推進計画策定の方向とおっしゃいました。部長、そうですか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 建設部理事。 ◯建設部理事(中村 裕彦) 建設部理事でございます。  炭本議員の再度のご質問にお答えさせていただきます。  先ほど直売所の検討組織を立ち上げるということでございます。また、そういう組織の中で前向きに検討していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 炭本さん。 ◯4番(炭本 範子) 計画策定です。例えば、食育推進計画というのは、こうしてつくっていただきました。実は、いろいろなとこを探したんですけども、八幡市にはできているんですよね。地産地消推進計画というのが、平成22年12月に。木津川市においては、こういう計画はつくりますか、つくりませんかということです。だから、今、地産地消が必要ですよ、直売所が必要ですよということが、思いながらも進んでいかない。それはやっぱりちゃんとした計画がないからだと思っているんですよ。  そこのところ、どうですか。市長はやっていくというようなことをおっしゃる。部長は。 ◯議長(尾崎 輝雄) 建設部理事。 ◯建設部理事(中村 裕彦) 計画の策定につきましては、先ほど市長が申し上げましたとおり、前向きに検討していくということでございます。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 炭本さん。 ◯4番(炭本 範子) これ、大事なことなんです。前向きに検討していく、で、つくります。そしたら、どんな形で、今からどういうことで、いつ出来上がるというような形でしていただけるんですか、すみません。 ◯議長(尾崎 輝雄) 市長。 ◯市長(河井 規子) 炭本議員のご質問にお答えいたします。  地産地消の推進計画というのは、直売所をつくる、それだけが目的ではありません。どれだけとれたものを皆さんに食べていただけるかということの中では、もちろん給食でどれだけ使えるかということもございますし、あらゆる面で検討していく、そういったものであるというふうに思っておりますので、直売所はその中の一つの方法というふうに思いますので、そういう点でも、どういう方法がいいのか、そういうことを検討していく、そういった策定であるというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 炭本さん。 ◯4番(炭本 範子) 計画をつくっていただく。ごめん、具体的なことを聞きたいんですが。いつごろから始めて、いつごろまでにつくるということです。 ◯議長(尾崎 輝雄) 市長。 ◯市長(河井 規子) 炭本議員のご質問にお答えいたします。  今、まだ詳細は決まっておりません。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 炭本さん。 ◯4番(炭本 範子) 詳細は決まっていない、だけどつくる。そこを信じておいていいんですね。 ◯議長(尾崎 輝雄) 市長。 ◯市長(河井 規子) 炭本議員のご質問にお答えいたします。  給食もいろんなものを含めてそういったことをほかの事例もやっておられますので、検討していく必要があるというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 炭本さん。 ◯4番(炭本 範子) そしたら信じて、本当に地産地消推進計画というのは大事なもので、つくるのは大変なんですね。本当に大変だと私は思っています。これをつくるのに2年も3年も必要だと私は思うので、そこのところを確認したいなと思って、ちょっと突っ込みました。  その計画をつくっていただいたら、本当に、木津川市はどんな形で地産地消を推進していくか、あるいは、消費者との交流も、観光も含めて、あるいはまたいろんな分野、荒廃地もなくなっていくというようなところもできてきますので、そこのところをそしたら信じておきます。  私が今、市として今後そうして進めていただくということですので、直売所はもう少し,例えば花野果(はなやか)市のような、ところどころにありますけれども、少し大きなところを想像して、推進計画の中に直売所を地産地消推進計画の中に入れていただきたいと思っております。  今、5年、10年の将来を想像すると、どこの域かというところなんですけれども、中央線から東バイパスが木津川の上流にかかってきます。で、山城町の茶問屋ストリートの整備も進んでいきます。で、福寿園さんも、ジャパニーズティーファクトリーということで稼働されます。お茶の発信です。で、蟹満寺さん、で、高麗寺があり、公園が整備されます。で、恭仁宮もある。赤田川樋門が改修されて、府道がバイパスとかできて少し便利、旧加茂からも便利になってきます。また、サイクルロードの話もされていました。橋がかかったそういう場所に、消費者の方も城山台に1万1,000人以上住んでいただいて、また学研都市の方も来ていただけるというような、そういう人たちのそういうマーケットのことはクリアできると思っているのですけれども、農業者の人も旧加茂の人、で、山城の人、木津の人も便利な場所、花野果市とは少し離れた観光も含めた、花野果市と離れた便利な場所と思いますが、そういう構想についてはいかがでしょうか。市長、すみません。 ◯議長(尾崎 輝雄) 市長。 ◯市長(河井 規子) 炭本議員のご質問にお答えいたします。  今、そういった構想を聞きましたが、JAさんのほうに直売所については検討していただくようにということで、市単独ですべて取り組むような事業でもありませんので、やはり直売所といいますと、JAさんの協力またつくっていただく方の協力なしでは、全くこれが進みませんので、そういったことも含めた中で今後検討に入っていくのではないかというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 炭本さん。 ◯4番(炭本 範子) そうして計画を立てて、農業、独自産業もしっかりすることで、直売所もできることで、観光振興にもなり、給食への供給も山本議員が心配されてましたけれども、そういうこともきっちりできる、市民農園とか体験農場とかの開設なども後からついてくるという副産物だと思っております。  新聞の報道で、南山城村では「道の駅」が国道163号線のバイパス工事が進んで、ちょっと見てみますと、大きな学校があり、月ヶ瀬の団地があるその交差点ぐらいのところに「道の駅」ができるというのが新聞に載っていました。それを調べてみますと、やはり南山城村は、命をかけた事業だと感じました。平成13年に策定された総合計画の中にあって、それが10年で23年、で、今、案というのが出来上がっていて、パブリックコメントをされているような感じです。  市長は、今、JAさんに検討してもらってという形で、JAさんに投げかけてはりますよね。で、行政はどうしたらいいんやというところがあるんですよね。私が以前、佐賀県の武雄市、有名な樋渡市長ですけど、あそこに行ったときに、行った目的は違ったんですけれども、やはり農業についても行政みずから特産品をつくるんだということで、きょうその方がもう農家のとこに掛け合いに行ってはりますよというようなことをおっしゃってました。あそこはやはり遊休農地をハーブ、レモングラス、みんな御存じやと思います。今、ネットで見ると、もう売り切れです。そんなんで、やっぱり農業の活性化、荒廃地の解消、環境を取り戻すということを行政が動いてされているんですよね。  市長は、今、JAさんに検討してもらってというところで、市としてはどうするんやというところが見えてないんですけれども、やっぱり市としてはもうちょっと、JAさんももちろんですけれども、いろんなところに働きかけたり、まとめ役をしなければならないんじゃないでしょうか。市長、どうでしょうか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 市長。 ◯市長(河井 規子) 炭本議員のご質問にお答えいたします。  南山城村の村長さんは命をかけてやっておられるということですが、私も命をかけてやっている事業が幾つもあります。私とこも農業で、専業農業でずっとやってまいりましたが、なかなか行政が今やること、今、有害鳥獣もそうですけども、耕作放棄地の場所がいっぱい出ているということ、また担い手が非常に高齢化になってきて、これをどうしていくのかといった問題、そういった問題についても取り組んでいるところでございます。  レモングラス、私も知っておりますけども、じゃ、どういったものを木津川市の特産にしていくのかということになりますと、なかなか難しい。これがいいのではないかというのが難しいというふうに思っております。私は、今回、京大農場が決定いたしましたら、そういったことも含めて研究してもらい、木津川市だけのブランド、そういうものをぜひ研究していただいて、農業の活性化にもつなげていけたらなというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 炭本さん。 ◯4番(炭本 範子) 答弁に対しては、私も農業施策に命をかけてくださいとは言いませんけれども、いろんなことに命をかけておられますから言いませんけれども、優秀な職員の方、府の職員の方が今来られました。その方にたまたまお話しすると、自分は直売所の立ち上げの仕事もあるんだということで来られてます。ぜひおられる間、2年、3年、ちょっとわかりませんけれども、その間に道筋をつけていただきたい。  例えば、推進計画はできませんというところもあるかもしれません。直売所ももっとほかのところに小規模のはたくさんある。それはコンビニと一緒ですので、たくさんできるのは普通。普通の生活の中でも、直売所というのはもう生活に溶け込んでますから必要なことですけれども、木津川市として、この環境の中でどんな位置づけでして直売所、少し大規模な直売所をしていかんなんと思ってますので、要望にしておきます。ぜひよろしくお願いしておきます。  答弁をよろしくお願いします。 ◯議長(尾崎 輝雄) 市長。 ◯市長(河井 規子) 炭本議員のご質問にお答えいたします。  大きな直売所につきましては、やはりそれ相応の土地も必要になってまいりますし、運営についても十分な検討をしていかないといけないということになっていると思います。今、花野果市では、非常に小さな規模の中で1億2,000万円ほどの売り上げを上げていただいているということで、聞いているところによりますと、近々またJAさんの敷地内で、山城町内でしたか、考えておられるということも聞いておりますので、やはりJAさんなくしては切っても切れない存在であるというふうに思っております。  直売所をつくってもやはりその担い手と、またそういった組織ができてないと、いろんな作物が集まりませんので、そういったこと、全体のところを含めた中で計画的にやっていくものだというふうに思っております。その中で、市として支援できることを両輪として考えていくということになると思っております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 炭本さん。 ◯4番(炭本 範子) 2番目に入ります。  2番目は、「無堤防地域の防災対策は」というところで質問したいと思います。  昨年は、3.11の東日本大震災に始まって9月のゲリラ豪雨とか台風とかが来ました。この22日には、激しい雨が降って、木津川市内でも倒木や土砂崩れが起きました。災害に強いまちづくり、市民の安心・安全、生命をしっかり守っていかなければなりません。安心まちづくりが必要となってきます。  京都府では、集中豪雨対策として、河川の強化にも対策を講じていこうとしています。我が市にとりましても、大きな河川の木津川で無堤防地域があります。集中豪雨が頻繁に起こる近年、整備が必要と考えます。  そこで、お聞きします。無堤防地域をどう考えるか。  2番目、加茂町では、国への要望活動はしていくとの答弁でしたが、市としての状況はどうか、今後の対策はどうしていくか。よろしくお願いします。 ◯議長(尾崎 輝雄) 建設部理事。 ◯建設部理事(中村 裕彦) 建設部理事でございます。  炭本議員の2点目のご質問にお答えさせていただきます。  無堤防区域については、近年の局地的な豪雨や上流の高山ダムの放流等により、木津川の水位が上昇し警戒区域に達した場合、隣接の耕作地等が冠水し被害を受けるおそれがあり、隣接集落への影響も懸念されますので、12市町村等で構成する木津川治水会を通じ、近畿地方整備局並びに国土交通省に対して、無堤防区域解消に向けた護岸築堤を含めた要望活動を毎年実施しているところでございます。  国では、現存する堤防の強化とあわせて、河川内の流木の伐木等を行い、河川内で水を安全に流す取り組みを優先して行う計画であるとのことですが、本市といたしましては、今後も引き続き木津川治水会を通じまして、国に対して、無堤防区域の解消と安全の確保を訴えていきたいと考えております。
     以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 炭本さん。 ◯4番(炭本 範子) 炭本です。  この無堤防地域に対して、要望は本当にしていただいているなということが、いろいろの書類の中から感じ取れます。今、河川法が改正法になって、整備基本方針と淀川水系の河川整備計画が平成21年3月31日に策定されました。各府県の知事さんがそれに対して意見を述べてはる、それまでに木津川市としてはやっぱり要望として、無堤防地域の築堤の整備もしていただいています。  ちなみに、一つ目は、木津合同樋門内水排除の施設の設置、それから2番目に赤田川樋門の改修、3番目が無堤防地域の築堤、それから4番目は河川内の立木の伐採ということで、要望していただいています。これは本当にありがたいことだと思っています。  そこで質問ですけれども、要望していただいている木津川市の2カ所ありますけれども、そこはずっと無堤防地域で来ていますけれども、それはなぜでしょうか、市長。 ◯議長(尾崎 輝雄) 市長。 ◯市長(河井 規子) 炭本議員のご質問にお答えいたします。  私もずっと要望を続けておりますが、いまだに実施をしていただいておりません。何か知っておられる理由があれば教えていただきたいと思います。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 炭本さん。 ◯4番(炭本 範子) 市長は、無堤防であること、いろんな河川の計画が明治9年ぐらいからできていますし、そこからずっとどういう感じでここが来たかというところがあるんですよね。私は、聞くところによると、ここは遊水池だよというところで、そういうことで、これは聞き伝え。書類も何もありません。と聞いていますけど、市長はどうお思いでしょうか。遊水池であるということを。 ◯議長(尾崎 輝雄) 市長。 ◯市長(河井 規子) 炭本議員のご質問にお答えいたします。  私はずっと要望を続けておりますので、そのような認識はいたしておりません。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 炭本さん。 ◯4番(炭本 範子) この地域については、遊水池ではないということですね。私もいろいろ調べたんですけれども、伊賀上野には遊水池の大きなのがあります。それも整理を今されてきています。で、ここの地域は遊水池でないというところを、私も行政側も判断していただきました。  ホームページの中から少し調べて出したものがあるんですけれども、これは、ちょっと見にくいです。聞いていただけたらありがたいと思いますけど。淀川水系の計画ができた後、府のホームページで、府域の「治水安全度の現状」というので出てました。いろいろ、これ、木津川の右岸と左岸といっぱい書いていたんですけれども、ちょっとアップにしましたので見にくいですけれども、ここ恭仁大橋です。ここが川の真ん中、加茂のかかるところ、測候するところです。で、この川がこちら側が船屋で、こちらが瓶原で、ここが測候するところの相撲取り場ですので、ここずっと恭仁大橋が書いてます。ここずっと来ると無堤防ですね。ここの地域が無堤防なんです。  これが本当に無堤防ということがわかるのは、歩いてみましたときに、木津川、多分合流した地点から29キロ地点です。で、こんなにあげてます。ここには国の標識、国土交通省でしょうか、ちょっとわかりませんけど標識が立っています。こんな感じです。  府のホームページに、ここが赤丸されていた。こっち側も、右岸も左岸も赤丸されていた。これは何かというと、背後地等の状況から対策を急がない箇所になってるんですね。そこが私はちょっと不思議なんです。私の認識は、遊水池でもないよ、これはどういう意味するんかなということもあるんですけれども、こういう丸の中に無堤防地域が入っているということは、皆様見て、これはやっぱり、あっ、ここは対策せんでもええねんや、と思えば、流れがあって、ずっと和束川に続くとこになってますから、こちらも相撲取り場からずうっと北村のほうになってますから、ああ、急がんでもいいとこかなという感じでとってるんですけども、これは、市長どうお思いでしょうか。部長もお聞きします。 ◯議長(尾崎 輝雄) 建設部理事。 ◯建設部理事(中村 裕彦) 建設部理事でございます。  今の炭本議員の再質問でございますが、多分持っておられるのは、「木津川の流下能力図」というホームページからの資料だと思います。背後地等の状況から対策を急がない箇所ということで印がついていると思います。流下能力を国のほうなり府のほうで検討されたということで、川幅も広くて流下能力が状況から対策を急がない箇所ということで位置づけられていると思います。毎年、木津川治水会を通じて要望している中でも、先ほど申しましたように、堤防の補強等を主としてされているということでございまして、無堤防区域については、現在のところ、優先順位からいいますと、後になっているという状況でございます。その辺につきましては、やはり流下能力とその現状を見られて判断されているものと考えられます。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 炭本さん。 ◯4番(炭本 範子) 炭本です。  私の勝手な判断ですけれども、ここは遊水池でないところで、民家があり集落があるところをやっぱりこの位置づけはおかしい。例えば、ここが多分この楕円形がもうちょっとどちらかに引っかからないという形。そうじゃないと、どうしても、だれが見ても、急がない場所になってくるんですよね。ここのところはやはり知事さんを通して、治水会も通して、やはり要望していただきたいと思っておりますが、市長お願いいたします。 ◯議長(尾崎 輝雄) 市長。 ◯市長(河井 規子) 炭本議員のご質問にお答えいたします。  私も、毎回要望では強く意見を申しておりまして、市民の安全・安心を守るためにも、何としても実施してほしいということを申しておりますが、国のほうでは予算が大きく減額されていまして、今は大きな被害のあったところからやるのが精いっぱいであるという、いつも答弁でございます。  今後も、そうしたご意見については強く要望してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 炭本さん。 ◯4番(炭本 範子) ぜひ、府の認識は私もわかりませんけれども、そこのところはお互い理解し合いながら、ちょっと違うんではないかというところを、私は確認していただきたいと思っております。  要望については、平成24年度も本当にたくさんしていただいております。例えば、赤田川の樋門にしても、国会議員を通して市長は国に要望に行かれました。それがやはり実現となってきましたので、そういうことも含めてやっていただきたいと思います。  淀川水系の整備計画は30年間でありますけれども、この中を見てみますと、市長がよく言われる、私のすべきことと思うと、やっぱり子や孫に何をすればいいかというところがあるんですね。この計画の中は30年でありますけれども、今すべて整備内容を網羅はできてないですよと。現時点で必要なことを考え得るものを書いてますと。社会情勢や変化で新たな知見があったときには検討するというところで追加されています。整備計画の中にされていますので、ぜひそこのところも頭に入れておいていただきまして、やっていただきたいと思います。  それから、私、市長が、やはりここは遊水池でないことの確認もお互いに、みんな行政も含めてしましたので、子や孫のためには、築堤は安心・安全が確保されて住み続けるための一つ施策だと思っています。  5月末に、市長は、京都府女性の船「ステップあけぼの」で交流会がありまして、加茂文化センターでありました。そのとき市長は講演されました。私も役だったので、いろいろ出席しながら、その講演内容を好感を持って聞かせていただいたのは事実です。  で、市長は、大和撫子であったよと、だけどやはり今は、サッチャーのように鉄の女になっていただきたいと思っております。ぜひ要望しておきます。  それから、もう一つですけれども、要望の中に、今、赤田川樋門というものが外されたと言うたらおかしいですけどもなくなってきましたね。なくなってきましたので、要望の中に入れていただきたいことがあります。  それは、木津の合同樋門は絶対していかなあかんというところで、木津の大きなまちを守っていくためには、大きな事業ですけどやっていかなあかんというところはありますけれども、つけ加えていただきたいこと。それは、景観に配慮した河川づくりなんです。で、宇治川では塔の島とか、笠置では、水辺整備が今されていますよね。そういうことで、以前、七条議員が、堤のところから親水公園にしたらどうやというところで質問されてました。やはりこういうことも必要ではないか。泉大橋のところもいいです。加茂の相撲取り場も、やはり加茂の船着場だったのですから、そこのところの整備も含めて、それこそ言わんなりませんよね。何年先かわからない。子や孫のためにもやっぱりしていただけたらと思いますけれども、この要望に対して、入れていていただきたいと思いますが、どうでしょうか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 市長。 ◯市長(河井 規子) 炭本議員のご質問にお答えいたします。  要望の内容については、十分に中身を精査する中で、ほかの市長さんも一緒に要望しておりますので、検討してまいりたいというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 炭本さん。 ◯4番(炭本 範子) よろしくお願いいたします。  私、この質問をするに当たって、議長の許しを得て写真をちょっと見ていただきたいんですけれども、この場所を紹介していただいたり、いろんなことを、問題点があることを教えていただきました。で、私が行ったところが無堤防地域。無堤防地域はこうしてちょっと見にくいですけども、河原のえべっさんに続いています。里道ほどの幅で、道はみんなちょっと歩いてはるから、竹の子取りもあるから歩いてはるから、もう大阪から来られると言うておられました。とっていかはると言うてはりましたけど、量はあります。その中に、やはりこの無堤防地域に、三川合流から29メートルでしょうというところ、ここがこういう印があるから、やはりここは無堤防地域であるということがわかります。  この地区外に畑とかがあるんですね。みんなつくってはります。ジャガイモとかもつくって掘ってはりました。竹がいろんなこけたりしてますけれども、畑を持っておられまして、以前、それこそ何年前かちょっと、私、子どものころかもしれませんけれども、これが地籍図、本当に畑は持ってはるな、税金も払ってはるという地図なんですけれども、この地図の例えばちょっと上流の部分には、蛇籠というて、蛇籠のもう老朽化したものなんですけれども、石があって、網、かごに入れて、ずうっと何メートルか走ってるんですよね。その中、そこのところはやはり今上流がずうっと流れてますけれども、この川が詰まってますね。このぐらいに流れてますけれども、ここのところは浸食も何もないんです。この後の下流の部分、それこそ築堤がないという部分ですね。えべっさんのほうに続いては、浸食が激しいというところがあります。これはまた違う課題が出てきたんですけれども、その浸食が激しく河川敷の土地がなくなっている。もう流れて流れてなくなっていってる状況があるんですよね。この河川敷の畑がなくなっていくというところに、この対策を考えていただきたいと思います。これは国の要望かもしれませんけれども、どんなふうに考えたらいいのか、よろしくお願いします。 ◯議長(尾崎 輝雄) 建設部理事。 ◯建設部理事(中村 裕彦) 建設部理事でございます。  炭本議員の再度のご質問にお答えさせていただきます。  河川敷の畑がなくなっているということでございますが、その辺につきましてはまた現地を見させてもらって案内しないといけないと思いますが、国のほうにおきましても、堤防の詳細の点検等につきましては、随時していただいているところでございますので、また場所を一緒に確認させてもらうとか、そういう対策をとりたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(尾崎 輝雄) 炭本さん。 ◯4番(炭本 範子) 国の方がというところは、おっしゃいました。本当にここに住んでおられる方は、国の方も歩いてはりますよということは、確かに、職員の方が、あっ、歩いてくれてはるのやなということは、様子からわかります。この地籍、地目は山林ですわね。この山林に対して税金を払ってはるんですよね、固定資産税。こういう問題もできてくるんですよね。だから、この問題に対して、今回答は言いませんけれども、こういうことも出てくるというところをまた考えていただきたい。問題が出てきたなというのが、歩いていてわかりました。  それこそ、畑をつくってはる人は、茶畑もありました。野菜もつくってはる人がありました。丁寧にしてはります。それはやっぱり蛇籠があるところの部分。本当に浸食が激しいところは、竹が生い茂ってもう歩かれへんような状態でしたけれども、やはりそうならんうちには、どうすればいいことかということが、本当はもうずっと前にするべきことだったかもしれませんけれども、もうほっとかれた状態でこのまま来ているんですよね。だから、税金の関係もありますし、ここをどうするんやということも、国との話ともなりますので、今すぐどうということはないんですけれども、こんなこともありますので、ぜひ今後の課題というか問題としていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ◯議長(尾崎 輝雄) 建設部理事。 ◯建設部理事(中村 裕彦) 議員ご指摘の点につきましては、また現地も確認して対策が必要な場所につきましては、国のほうにも要望してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯4番(炭本 範子) ありがとうございました。 ◯議長(尾崎 輝雄) ただいま14時1分、14時15分まで休憩といたします。    午後 2時01分 休憩    午後 2時15分 再開 ◯議長(尾崎 輝雄) ただいま14時15分、休憩前に引き継ぎ会議を開きます。  4番目、中野重高さん。    (中野 重高君質問席へ移動) ◯20番(中野 重高) 最後の最後になりました。前半戦のところが後半で頑張れという皆さんの声援を受けて頑張りたいと思います。よろしくお願いいたします。  きょうは、2問質問をしたいと思います。  私、民主改革クラブの今、団長を務めております中野でございます。よろしくお願いいたします。  1問目、タイトルは、「どのような防災行政無線に取り組まれるのか」ということについてでございますが、今年度事業施策にある防災行政無線は、市民に災害関係情報を迅速に確実に伝達するため、市内全域にデジタル方式同報系の防災行政無線を整備するとありました。事業実施期間は平成24年度から28年度を予定し、平成24年度は電波伝搬調査及び実施設計を行うものと示されました。中身については、3月の予算特別委員会で審議をされ、賛成多数で可決をいたしました。しかし、旧山城町はアナログの方式で防災無線戸別受信機が今まで使用されていました。そしてまた現在も、「こちらは防災山城町です」と前置をして、木津川市、山城地域のみでありますが、防災はもちろんのこと、ほかにお知らせ等で使用されている現状でございます。  ひとり暮らしの高齢者や私たち市民にとっては、大変便利な情報収集の戸別受信機でありますが、今後のデジタル方式同報系防災無線システムは、戸別受信機の無償貸与を行わず、屋外の拡声子局の65カ所、これは機能にはスピーカー及び双方向の通信施設とありましたが、それを避難所等へ整備することであります。これで、今まで以上のサービスが本当に提供できるのだろうかという疑問がございます。  以上のことから3点お伺いをいたします。  1点目は、今まで山城地域で利用する戸別受信機が果たしてきた役割、いわゆるお知らせ等で便利に使用された機能を今後どのように運用されるのか、お考えをお示し願いたいと思います。  2点目は、また全地域にデジタル方式の整備が完了するまで、山城地域で新設の戸別受信機の工事が発注をしたとき、また故障等で利用できなくなったときはどのような対応をされるのか。これは将来もなくなるという前提の中でございますが。  3点目でございます。木津川市一円に屋外拡声子局65カ所のスピーカーで、家の中まで本当にこれ聞こえるのだろうか。正確に聞こえてくるかということでございます。また、デジタル方式の戸別受信機を貸与すべきではありませんか。  以上、3点についてお聞きをいたします。 ◯議長(尾崎 輝雄) 総務部長。    (総務部長 竹谷 良之君登壇) ◯総務部長(竹谷 良之) 中野議員の1点目のご質問にお答えをいたします。  同報系防災無線システムの戸別受信機の運用について、現在、山城地域においては、「お知らせ」等の放送を行っておりますが、今後、整備する同報系防災無線につきましては、基本、屋外スピーカーとなり、全戸設置の戸別受信機の設置は検討しておりません。  したがいまして、ご質問の定時放送や地域の催し等の連絡事項については、運用状況を見ながら、今後検討してまいりたいと考えております。  2点目でございます。デジタル方式で新たに運用を開始する平成28年度末までの一定の時期までは、今まで同様に新規設置を行い、またデジタルでの運用を開始するまでは修理の対応を行ってまいります。  続いて、3点目でございます。今回、整備いたします同報系無線におきましては、市内全域をカバーし、情報の伝達が可能になるよう設計を進めてまいります。しかしながら、屋内におられた場合、気象条件や機密性が高い家屋等の諸条件によりまして、情報の伝達ができない場合も想定されます。したがいまして、他の情報発信手段、例えば、昨年度より本市で情報発信いたしました携帯電話を利用した緊急速報メールやNHK京都のデータ放送、また市、消防団等の広報車での情報伝達など、複数の手段を用いての対応をすることにより、より多くの皆様への情報発信を行ってまいりたいと考えております。  また、個別受診機につきましては、避難所等への設置を考えているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 中野さん。 ◯20番(中野 重高) 今、答弁をいただきました。今回の防災行政無線のデジタル方式の同報系というのは、本当に予算の特別委員会のときにも申されましたけども、有効な助成金を使って取り組みというお話でございました。木津川市にとって本当に必要であるものと私は確信をしておりますが、だから山城地域で今まで現在使っていました防災行政無線アナログというタイプでございますが、これは平成7年、今から17年が経過をするわけでございます。本当に合併前、地域で設置された戸別の受信機というのは大変便利なシステムであるということで、皆さんが今喜んでおられる現状でございます。この現状、お声は総務部長のほうには届いておりませんか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 総務部長。 ◯総務部長(竹谷 良之) 総務部長でございます。  私、直接的にその関係でのお話というのはお伺いいたしておりません。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 中野さん。 ◯20番(中野 重高) とりあえず最初に総務部長にこんなことを聞いたのは、本当に失礼かわかりませんが、山城の防災無線のあり方というのを、今まで喜んでいただいたという言葉を使っていますが、先ほども一番最初の質問事項にも書きましたけども、ひとり暮らしの高齢者にとっては、本当に情報収集をする部分、最大限のツールであったなと私は思っておるのですが、この辺が今回の回答では、戸別の受信機は設置を検討しておりませんと、もうきっちり断言をされているわけでございますね。当時、合併協定書、いわゆる3町合併を行うときにはきっちり継承していくよと、そして今まで長年使ってきました当時、当初この設備の経費については1億2,000万円近くのお金をかけられて、当時はちょうど7年1月の阪神・淡路大震災が起こって、それまでに実施設計もできておった中で、その7年の4月から供用開始をされたわけですが、大変いいものがつくんだなと喜びの中から出発し、この17年という期間が過ぎてきたわけです。これで個別についているからこそ、いろんな面で私はうまく回っておったのかなと。言葉は、うまく回っておったのかという言葉だけで済ませておりますが、本当に使い勝手もよかったし、お知らせ等というのは、もちろんお知らせというのはどんなお知らせをしているか、そしてまた朝方夕方何時に放送されているか御存じですか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 総務部長。 ◯総務部長(竹谷 良之) 総務部長でございます。  具体的に時間等は存じ上げておりませんけれども、特に私どもも上下水道にいた際には、いろんな事故等の対応で防災無線等のお世話になったというのは、存じ上げているところでございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 中野さん。 ◯20番(中野 重高) 今、総務部長、前職のお話も出されまして、そういうことというのは、お知らせは相当いろんな部分では助かっておられることは事実でございますから、なぜこのように確認をしているかというと、これから平成28年までに、この同報系に取り組む中で、きっちりと今までの設備があったことを熟知しながらサービス低下のないようなことをしていただきたいと思っているわけですね。切りかえをされるということは、当然、あまねく木津川市一円、面積85.12平方キロをこれからきっちりカバーしようと、そういう流れでございますが、当然、山城だけに恩恵があったと言われればそうかもわかりませんが、これからはこういう有利な助成金を使って木津川市一円に広めていくということは、私は結構なことだと思っています。
     ただ、今まで使っておった便利でお知らせ等に使えるということは、戸別の受信機があったからこそなんですよね。拡声器等で放送される件については、やっぱり家の中にいて締め切っておれば、きっちり内容等も聞こえないし、まして高齢者になれば耳も遠くなるだろう。そして、情報を流していただくことが、やっぱり家の中で聞くことで、市内の情報がわかるよということのこの便利さがなくなること、これはサービス低下に結びつかないんですか。  総務部長、その辺はどういうお考えですか。どうぞ。 ◯議長(尾崎 輝雄) 総務部長。 ◯総務部長(竹谷 良之) 総務部長でございます。  まず、戸別受信機の現時点での考え方でございますけれども、今のところ、地域長さん、あるいは副地域長さん、あるいは自主防災会の会長さん宅、あるいは避難所等への配置を考えているところでございます。  ただ、先ほども申しましたように全戸の設置というのは、若干難しいのではないかというふうに思っているところでございますが、ただいまも議員さんのほうからいろいろご指摘をいただいているところでございます。例えば、そういった一部個人負担等をいただく中で設置ができないのかといったことも含めて、今後全体の制度の中で考えていくべきものであるというふうに考えております。  それと、当然、拡声器というようなスピーカーでの対応という形になってまいりますが、いろいろ今調査をさせていただきますと、いろんな拡声器におきましても、この震災後性能が向上しているというようなことも聞いております。また、音量の自動制御機能と申しまして、気象条件によって音量を自動で調整する機能というのもついているようでございます。例えば、雨量が多くなった場合については、音量を自動的に大きくする。あるいは、風量とか風速によって、方向的に大きくするとこと小さくするとこというような形の機能も出ているということもあります。そういうような形で、従前のものと比較しますと、そういう部分での聞き取りにくさというのはかなり解消されるのではないかというふうには考えているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 中野さん。 ◯20番(中野 重高) 今、部長のほうから、性能のことについてお話を受けました。確かに、性能はよくなっているでしょう。それは当然のことでしょう。それは西日本ではよくなるのは当然なんです。ただ、拡声機能というのは、音声ですから、もとの音量の強弱だけでは、先ほども言われた風の向きが変わって音量が上がるというだけで、家の中まで本当に条件、いわゆる災害というときは台風であり、いろんなことの条件が加味したときに、雨風があったとき、そして戸締りもきっちり閉めたときに、家の中まで本当に届くのかなというところが心配されるわけですね。それもやっぱり音声というのは、当然、大きなって聞こえるもんじゃないんですよね。その辺はご理解をいただきたいなと私は思っていますし、性能がよくなったからその辺はクリアできるという意味ではないよということを私はお伝えしたいんです。  これは、やはりこれからよくなることはいいんだけれども、今までの使っておったことがなくなるということにもう少し配慮、先ほど少しだけ言葉、私、まだそのことまでも言わなかったんだけれども、その自己負担まで含めてつけたいという希望のある方につけるという要素はあるよと、つけていただける要素がまだ残っているよというようなイメージで、今答弁をいただいたというふうに私は理解をしていますが、これはやっぱり山城の地域では皆さんなじんでいるわけです。  先ほど言ったように、朝方は7時、夕方は7時半のお知らせで使っておった。その機能については、今後もっと検討して、そういう放送的なことを考えるよというふうな答弁もいただきましたけれども、今まで使っておったことがなくなるということは、やはりサービス低下なんですよね。それが切りかえのときに、これは危機管理室だったんでしょうね、当然のこと。そこでやっぱりこういう切りかえのときには、市民の理解、こういうようなお話というのはなくして、戸別の受信機を設けないというような話が出て、いろんな議論がありましたか、その点お尋ねします。 ◯議長(尾崎 輝雄) 総務部長。 ◯総務部長(竹谷 良之) 総務部長でございます。  当然、今、山城地域では、そういった戸別受信機という形での対応をやっていただいておりますので、当然そのことについての対応というのはどうしていくのかというのがやっぱり内部的にもいろいろ検討しているというんですか、経過としてもございますし、今後においても引き続きその辺も含んで、どうしていくのかということについては、検討してまいりたいというふうに思っているところでございます。  以上です。 ◯議長(尾崎 輝雄) 中野さん。 ◯20番(中野 重高) 内部的に議論されてお話をされたということを今お聞きしたんです。当然あるべきことでありますし、今まであったことが、なくして一円に広げるよということでは、私は当然つけるべき方向で向かってお話を進めてほしいなというのが私なりの考えでございますから、その辺は今後、皆さんに山城地域の方の、地域長が代表でおられて、きっちりと話を進めて、一般の市民の方にまで理解をいただけるような形はとっていただきたいなと思ってますよ。その辺は、そういう運びをする予定はありますか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 総務部長。 ◯総務部長(竹谷 良之) 総務部長でございます。  その辺の、今ついている部分の山城地域については、受信機がついているというところでございまして、その辺の部分について、つけていくというところまでの話というのは、今のところ具体的な方針は出ておりませんし、また全市的にその辺はどういうふうに整理をしていくのかというところもございますので、今後の課題であるというふうに認識をいたしているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 中野さん。 ◯20番(中野 重高) 部長の今のお話では、今後の課題というふうに言われましたけど、これは大きな課題ですよ。きっちりしないと皆さん、私がきょう一般質問に上げているということは声なんですから。市民の声を代弁してここにこうして、今質問を上げているということをご理解いただきたいなと思ってますよ。今まで便利に使っておったんが、なくなれば、「中野さん、これ、今度ほなどないなるんや」という言葉があるわけですからね。だから、その辺はきっちりと対応しながら移行をしていくという形をとっていかない限り、私は当然のこと、木津川市山城地域の住民でございますから、当然、その辺は一市民となったら、私は、これはというふうに思います。  朝のあの心地よい、7時になれば放送が出てくる。7時半になればいろんなことのお知らせ、夕方になれば、きっちりそういうふうなお知らせも聞けるというのは、本当に便利だったし、それ自体の方向性、戸別の受信機を取りつけなかっても、そういう仕組みづくりは必要ですね、今まであったんですから。この辺は、私はしていただきたいなと思っておりますので、よろしくお願いします。  それよりも、昨日の酒井議員の一般質問の中にも少しこの部分が触れられまして、これから平成24年度から平成28年度まで取り組む大きな事業ですな、これ、まあ言うと。調査費に1,000万円、そして設備を打ったら、何億単位になるかちょっとわかりませんが、すごい金額なんです。ボリュームがあるわけです。それがきのう総務部長は、趣旨が違うから余り自信を持ってお答えをされなかったのかわからないけれども、私が聞く限りでは、もっともっとこれから取り組む事業、実施計画まで進めていこうとするならば、もちろん熟知した人を、まあ熟知した人が要らなければ勉強してでも、これから取り組む事業に対して物を言える、これから発注をかけていけてきっちりとオーダーがかけられる人がやっぱり必要じゃないかなと思うんですよね。この点はどういうふうにお考えですか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 総務部長。 ◯総務部長(竹谷 良之) 総務部長でございます。  危機管理室の職員につきましても、当然そういった専門的な知識を持っている職員ではございません。通信関係なり、また電気関係等々の技術的なものも含めまして、そういった専門知識を有しておりません。そういうようなこと等もございまして、今度、コンサル等を活用していろいろ助言等をいただきながら、何とかやり遂げていきたいというふうに考えているところでございます。  以上です。 ◯議長(尾崎 輝雄) 中野さん。 ◯20番(中野 重高) 気持ちは伝わってくるんですが、こういう大きな事業でやっぱりきっちりと、ほかの事業もそうですね。クリーンセンターの特別委員会でも言われました。これから取り組む中で専門的な知識の方を入れてという話もあったんですから、これから大きなことに取り組もうとするなら、どんなことでも一緒なんですね。専門的な方を配置されて、やっぱり前へ進めるのが、木津川市の将来のために私はいいと思っていますから、今後はその辺、市長、進めてほしいと思っているんですけど、どういうお考えか、お聞かせください。 ◯議長(尾崎 輝雄) 市長。 ◯市長(河井 規子) 中野議員のご質問にお答えいたします。  それぞれ専門的な職員が必要なとこには配置をしているわけですけども、なかなかすべてのところに配置ができるかというと、厳しい問題もございます。現在、コンサルからの助言をいただいてということでございますので、できるだけしっかりとこの事業に取り組んでいける体制をとってまいりたいと思っております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 中野さん。 ◯20番(中野 重高) 市長の答弁を、当然なかなか難しいことは難しいんだが、一つのことを起こしてこれから取り組もう、何年計画で取り組んでいこうとするならば、それなりの職員を育成すべきである。今後いろんな部分で、私のもう一つの2問目もそういう部分があるんですが、要は、そういうことをしない限り、いろんなとこで無駄なお金を出していかなならんのじゃないかなと思っています。よく言われます、専門的な方を配置すればと。質問者も、いろんな専門分野の質問の多い方もよくお聞きしますわね。そういう質問もされます。置かれたらどうですかというお話もありますとおり、やはり置いていくべきだろうと思っています。  将来的には、これから全木津川市の一円にこのような同報系ができて、いいなと思いつつ、今まであった山城の地域だけがうまく使っておったんじゃないんだけども、お知らせの部分が私は物すごく気になりますね。これが一番きょう私が言っている部分で、お知らせ等の対処が、今までの答弁の中にはきっちり見えてこないんですよね。65カ所の拡声器子局をつくると言いつつも、電波の伝搬調査をしたら、親局が本庁にあって電波を飛ばす。その概要の中に、どれだけの出力を出して電波を出していくかということも必要だろう。それは機械はよくなるけれども、どれだけの出力で子局が受けて、当然のこと、加茂地域のほうって山間部じゃないですか。デジタル通信、デジタル波というのは、当然のこと屈折もしますから、アナログのほうが長距離電波に向いているんですよね。その辺一つについても、やはりこれから1,000万円を使った調査費の中でどのような運びになるのかわかりません。65カ所以内になるのか、それとももっともっとふえるのかもわかりません。そして、それプラス、今言うように戸別のことを考えていただけるというならばいいですが、今の世帯数、木津川市で2万6,000世帯。仮に全部に貸与できるような、仮に1台の受信機が4万円だったら10億。10億以上のお金が必要になってくるわけですね。  こんな大きい話をしたら、おおっと思う方が。仮にそうでしょうね。子局は、戸別の受信機を仮にお知らせ等で使ってくれやと中野が言っておるんで、これやっぱり考えやなあかんなと言ってくれて、考えてもうて全部につけるとするならば、個人負担なしに。そしたら10億以上のお金、それプラス65箇所の拡声子局の部分も要るわけですよね。すごい膨大なお金がこれから要るわけですよ。こういう構築に取り組むのに、きっちりとした前向きの姿勢で取り組んでいかない限り、どこかでいろんなとこでぼろぼろと無駄なお金が落ちていくということが見えています。その辺はひとつぜひともきっちりと、また総務部長、先ほどからいろんなことで、余り中身に知っているような方もおられないからというんじゃなくて、今後勉強していただいてでも、いろんな方とこれから発注をかける中で、お話し合いをされる中で、いろんな疑問点があれば、投げかけをしながら前へ進んでいくべきだろうと私は思っていますから、その辺はきっちりと進めてくださいね。  その辺の心意気を見せてください。一度聞かせてください。 ◯議長(尾崎 輝雄) 総務部長。 ◯総務部長(竹谷 良之) 総務部長でございます。  ただいまいただきました意見等を踏まえまして、しっかり取り組んでいきたいというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 中野さん。 ◯20番(中野 重高) 総務部長、よろしくお願いします。余りお願いなんていうのは、質問でそんなんするものじゃないんですが、木津川市のためを私は思いながら、前へきっちりと進めていただきたいなと思っております。  次、もう2問目へ入らせてもらいます。よろしくお願いいたします。  2問目でございます。2問目は、タイトルがこれでふさわしいかは別としましても、「市民に安心と信頼を目指す市役所へ」というタイトルをつけたんですが、「市役所の仕事は」と聞かれれば、一口で言うと、何なのかなということですな。市役所は、市民の税金で市民の皆様のための仕事をするところですという言葉が、素直な質問で私は返答だろうと思います。皆さんだったらどのようにお答えになられるのかなと思いますが、次の言葉は、「小学生が市役所ってどんな仕事をしているの」ということに対する内容でございます。  市役所は、市民の皆さんが快適で健康的に生活できるように仕事をしています。例えば、下水道やごみを処理してきれいなまちにしたり、体の不自由な人やお年寄りの人たちが健康的に生活できるようなお手伝いをしたり、道路や公共施設をつくったり、いろんな仕事をしています。そういった仕事がスムーズにできるように、仕事の調整をしたり計画を立てたりといった仕事をしていますというところでございますね。  市役所は、市民サービスの向上を目指し取り組んでおられることでしょう。我が市は、3町合併で木津川市が誕生いたしました。今、6年目に入ったわけです。旧町時代のサービスがよかったなんていう人がおられるようでございましたら、まだまだ納得の市民サービス向上につながってないのが現状かと、私は考えます。  そこで、今回、6月定例会にも2件報告案件というのがございました。専決処分の報告がなされたわけでございます。また、記者会見発表資料には、下水道料金の請求誤りが報告をされました。私は、以前から、このような報告案件が出されたときに、対策をされていますかとお聞きをしております。例を挙げて提案したこともございますし、なぜ起きたのか、きっちりと総括しているのか疑問でございます。何度も同じ過ちを起こしてはなりません。よく企業で再発防止に取り組むため、危険予知の活動というのがあります。危険予知ですからKYという言葉をとっていますが、KY活動を推進し、仕事に無駄のない行動に努められています。  以上のことから、3点お伺いをいたします。  木津川市になって6年目、この間に報告案件というのが、先ほど申した今定例会で8号、9号のような専決処分がありましたが、6年間に、そしてまた記者発表で報告された誤りとかいろんな発生等の件数は今まで何件あったのですかということを、まず1点目でお聞きをいたします。  2点目は、これに対する対策はどのように取り組んでおられるのでしょうか。  3点目は、私が提案いたしました危険予知活動、これはKY活動を推進されて再発防止に努められてはいかがですか。  以上、3点についてお聞きをします。 ◯議長(尾崎 輝雄) 市長公室理事。    (市長公室理事 武田 光弘君登壇) ◯市長公室理事(武田 光弘) 市長公室理事でございます。  中野議員の2問目のご質問にお答えいたします。  まず、1点目につきましては、今議会に報告をさせていただきました中央体育館の壁面の「とげ」により、利用者が負傷されたり、またカーブミラーが傾き、家屋が損傷されたりといった事案に対しまして、損害賠償を行った事例は、今までで55件でございます。  また、事務処理の誤りなどによって記者発表をした件数につきましては、10件でございます。  次に、2点目につきましては、これらの対策につきましては、公共施設の点検を指示いたしますとともに、不具合の解消に努めているところでございます。しかしながら、経年劣化や風水害などの影響もあり、すべての公共施設について、常に万全の対策ができていないのが実情でございます。  また、公用自動車による事故等につきましても、公用車の始業点検の徹底や運行記録の作成を通じまして、安全運行に努めるよう、常に注意喚起を行っているところでございます。  次に、3点目につきましては、労働災害防止の観点から、危険予知活動は重要であると考えます。従来、事故が発生するたびに注意喚起を行ってきたところではございますが、議員からご紹介がございました危険予知活動の考え方を参考といたしまして、さらに再発防止に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 中野さん。 ◯20番(中野 重高) 市長公室理事の答弁を今聞いて、これ、6年間でこんなたくさんあったんですか。もう一度確認します。 ◯議長(尾崎 輝雄) 市長公室理事。 ◯市長公室理事(武田 光弘) 市長公室理事でございます。  中野議員の再質問にお答えをさせていただきます。  先ほどご答弁をさせていただいたとおりでございまして、報告案件等につきましては55件、誤り等の発生につきましての記者会見発表につきましては、10件ということでございます。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 中野さん。 ◯20番(中野 重高) こんな確認をすることなく、当然、答弁書というよりも答弁というのが、きっちりと答弁していただいてこちらは確認すべきなんですが、実は驚きました。これは、私、きょうはやっぱり副市長にも聞かないかんのかなと思っています。  もう問いの何点目の番号は取っ払いまして、全般的に質問を繰り返しますから、お聞きください。  前から常任委員会で専決処分は報告をされるんですよ。今回のも、これを見たら、社会教育課の分と総務課の分なんですね。この1枚、地方自治法からぱっと始まって、これによって報告せないかんのやということは書いておるわけですな。  で、簡単に記としては、負傷事故の和解についてと書いているわけですね。金額は私何もいいませんよ。こういう事件があった、何かが起こったということが、先ほど答弁をいただいて6年間のうちに55件、6年間って、6年目ですな、5年間やな。  その中を見ますと、これどうですか。中の専決処分の内容は、先ほどもちらっと触れられましたね。この字が読めなかった、先ほど聞いたんですが、市は中央体育館壁面の「とげ」、Aを負傷させた事故による損害賠償の額を次のとおり決定すると、こう書き出して、損害賠償額1万9,000円と、こう書いておるわけです。これだけの報告をされるだけですね。それならこれ、要は何や言うたら、このことが起きたことは何が原因やったんかということを、もっともっと理解をして、これを起こした担当課ですよ、担当課はもっとこれをなくせ、撲滅しようという運動が必要やというのが今回の質問なんですよ。してほしいんです。  これはやっぱり木津川市の考えを、市民の方に安心をしてもらえるがため、こんな、まあ言うと、大きいことも小さいもんでも不祥事というか何か起こしたことが広まること自体もいいことございません。そうですね。このことは、ようく考えたら、そのKY、危険予知の活動にのっとってやれば撲滅をできるものですよ、私は思います。まともにできるかは別としても。少なくなることは確かであります。今はそういうことに取り組んでないということですからね。取り組んでないということですから、記者会見の発表資料も、この前ファクスでいただいたのを見たんですよ。  これは、発生内容は、私も今言いましたですな、下水道の料金の誤りやったと。この原因は、ほな何やと言うたら、料金システムの変更を行ったところが、システムの保守作業において下水道料金プログラムの一部を誤って変更されたと書いてあるんです。そしたら、私とこ行政関係ないんじゃないかと、じゃないんですよ。変更したことは、注意をせないかんわけですな。プログラム変更はその任したとこがしても、変更したこと自体は、注意を払って発行する義務があるわけです。変更したんですから。そういうことを今言う私が、これから皆さん市役所の職員の方に取り組んでいただきたいという部分があるわけですね。KYという部分にも引っかかっていくわけです。  だから私はこういうこともあるし、昨日の、今回4件ほど出てました通学路の関係でも、教育部局のほうで答弁がございました。接触事故があったというお話があって、そしたら接触は何で起きたんかという話があったんですよね。接触は何で起きたかというたら、原因はそら相手にあったのか知らないけども、全面的に相手さんが悪い問題じゃないですね。何かがあってあった。それならやっぱり施設としては、ガードレールを設けないかんとか、何かのとこが要因としてあったというような表現は、きょうは違うな、教育部の理事、違う違う。森本さんのときやった。その方が言われたんやったかなと、今記憶ですよ。  これも一つどこかに要因があるわけですよ。それをつぶさなあかんわけですな。つぶさなあかんということは、それに向かってやっぱり対応していかないかん。対策を持っていかないかんということを、私はそれを言いたいんです。この辺、きょう市長公室理事、答弁をいただいたけど、今後、この辺は早急に取り組まないかんとお思いですか。 ◯議長(尾崎 輝雄) 市長公室理事。 ◯市長公室理事(武田 光弘) 市長公室理事でございます。  中野議員の再質問にお答えさせていただきます。  中野議員おっしゃるとおり、早急に取り組まなければならない部分であるのは当然でございます。これからすべての職員が一丸となって、再発防止に向かって取り組んでいくように、指示を今もさせていただいているところでございますけども、さらに強化していきたいと考えさせていただいております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 中野さん。 ◯20番(中野 重高) いや、そらもう決意をぐっと述べてもうたんやけど、その進めるリーダーとか、知識も何もなかったら何を進めるのかわからへんけれども、この辺は、副市長、研修とか何かあるんだが、そういうのを受けさせてでも、木津川市のどこかで起きたことを、その人がチーフで核となって活動できる場所を与えてですね、そういう取り組みの意思はあるのかないのか、お尋ねします。 ◯議長(尾崎 輝雄) 副市長。 ◯副市長(田中 達男) 副市長でございます。  まずは、損害賠償を行った件数が55件ということで非常に多いというご指摘でございます。  私どもといたしましても、まことに遺憾でありますが、合併した平成19年度、ちょうど1年目がやはり一番件数が多かった。で、公用車の関係が8件、施設関係が4件ということで12件ございました。  公用車については、自損事故だったり、出会い頭に当たったり、あるいはそういった壁とか、家の壁に当たったということも含めまして、そういった件数が、公用車の件数が5年間で合計で39件ということで、非常に運転のミスといいますか、そういった事故が圧倒的に多いというのが事案でございます。  それで、中野議員のほうから、いわゆるKYのご提案をいただいておりまして、私たちの担当のほうからも、危険予知活動の中身をいろいろと資料としてまとめてくれました。これは労働災害防止のための危険予知活動ということで、四つのラウンドに分かれているというような内容でございまして、私も詳細はまだ熟知はしておりませんが、まずは現状把握に始まりまして、本質の追求、そして対策の樹立、そして目標の設定と、こういう4段階に分かれているということでありまして、我々も職員の研修というのは、今現在、非常に幅広く研修に参加をさせております。今、中野議員からのご指摘のありました、こういったKYの学習といいますか研修も非常に大事なところでありますので、今後、こういった研修も積極的に考えていきたいと思っております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 中野さん。 ◯20番(中野 重高) 副市長が答弁いただいて、副市長には気持ちは伝わっているのかなと思ったんです。以前にもこういうことで取り組みたいというふうに、自身も申されましたからね。確かに、今言われたようにKY活動の取り組み方法として、今本当に言われたとおり、現状把握があって、4ラウンド法という方式の中で、今どんな危険が潜んでいるかという、私が企業のことを出してはあれですが、QC活動やASK活動の中にも現状把握をしてというふうにあります。当然、市役所の中ではどういうふうな取り組み方をされたのかは別として、その現状把握があり、本質の追求があり、対策の樹立、で、目標の設定という、その4ラウンド方式できっちり絞り込みをしていったら、やはりこれは、やればやるほどなくしていける。こういう今55件と言われた部分は減るだろう。だろうですけど、まだ。減って当然、やっぱりしかりですよ。減るべきものなんです。これは大手企業もそうですし、自治体で取り組んでおられるとこもございます。その辺は率先して、私は、木津川市のほうでは、こんなとこまでやって、まだ新制6年目の木津川市が取り組んでいるということを、全国に広めていただきたいなと思っております。
     今、言われたことを本当にやってもらえるのかなと。6年、私、もっと前にこのことは提案したんだけとも、検討するとか何か、今、一般質問では、よく、「検討する」で終わっています。前の会派メンバーが言われてました。検討はするものだけであって、何も実行ならんのかなという方もおられましたけど、やっぱり検討されたら結果は出してほしいし、その辺はきっちりと進めてほしいと思います。  もう時間がそうございません。こういう研修会か何かのとこへ派遣を、研修をしてでも取り組んでほしいんですよ。ここは一番市長にお聞きをしておきたいな。これは研修をすることで、私は、一人でもその研修を受けた方が、前から申してます、職員にそういうふうに水平展開をしていって、皆さんもそういう核となる人間をいろんなとこに置いて、その人がチーフとなって職員全体をそういう対策を打っていけるような仕組みづくりしてほしいと思います。  こういう研修制度というのがきっちりありますから、パソコンでインターネットで見てもうたらわかりますけども、私は、そこの宣伝をしているわけでもございませんけども、受けてでもやっぱり進めるべきやという気持ちを持っていただきたいんですが、市長はその辺はどうなんですかね。 ◯議長(尾崎 輝雄) 市長。 ◯市長(河井 規子) 中野議員のご質問にお答えをいたします。  今回、6年間で55件ということで、そのうち38件が公用車に関係するということでは、特に車の運転につきまして、そういったことについては重点的にやらなくてはいけないなというふうに思っているところではございますが、実効性のある研修はどういうものであるか、ただただ研修しただけで終わりでは、やはり全く意味がありませんので、みんながその気になって取り組むという、そういう体制が必要であるというふうに思っておりますので、研修のあり方についても、今のご意見も十分いただきながら、検討といえば怒られますが、でも、中身を検証していきたいというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(尾崎 輝雄) 中野さん。 ◯20番(中野 重高) そしたら、そういうKY活動の核要員を育成をしていただきたいことをお願いをして、終わっておきます。  以上でございます。      ──────────────────────── ◯議長(尾崎 輝雄) 以上で、本日の議事日程は全部終了いたしましたので、本日の会議を閉じます。  明日27日は休会とし、6月28日は午前9時30分から再開いたしますので、ご参集くださいますようお願い申し上げます。  それでは、本日はこれで散会いたします。  皆様、ご苦労さまでございました。                         午後3時04分 散会 このサイトの全ての著作権は木津川市議会が保有し、国内の法律または国際条約で保護されています。 Copyright (c) KIZUGAWA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved....