木津川市議会 > 2010-12-16 >
平成22年第4回定例会(第3号) 議事日程及び一般質問表 開催日:2010年12月16日
平成22年第4回定例会(第3号) 議事日程及び一般質問表 開催日:2010年12月16日
平成22年第4回定例会(第3号) 本文 開催日:2010年12月16日
平成22年第4回定例会(第3号) 本文 開催日:2010年12月16日

ツイート シェア
  1. 木津川市議会 2010-12-16
    平成22年第4回定例会(第3号) 本文 開催日:2010年12月16日


    取得元: 木津川市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-21
    2010年12月16日:平成22年第4回定例会(第3号) 本文 ▼最初のヒット発言へ(全 0 ヒット)       平成22年第4回木津川市議会定例会会議録(第3号) 午前9時30分 開会 ◯議長(中野 重高) 皆さん、おはようございます。早朝よりご苦労さまでございます。  ただいまの出席議員は25人であります。  これより平成22年第4回木津川市議会定例会を再開し、直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。  日程に入ります。      ──────────────────────── ◯議長(中野 重高) 日程第1、一般質問を行います。  昨日に引き続き、一般質問を行います。  本日は、6人の12問で行います。  それでは、1番目、高味孝之さん。    (高味 孝之君登壇) ◯7番(高味 孝之) おはようございます。議長のお許しをいただきましたので、一般質問を行います。7番議員の高味です。  今回は、3町合併で誕生した新生木津川市の初代市長として4年間のかじ取りをされてきた河井市長に、質問事項にありますように、「河井市政、四年間の総括を問う」と題して質問します。あえて、市政の文字を制度の「制」にしないで、まつりごと、政治の「政」を使っていますので、よろしくお願いいたします。  首長、議員の人気も残すところあとわずかになってきました。改めて、市長のマニュフェストを拝見させていただきました。その所信表明の中に、私の政治信条であります、一党一派に偏らず、クリーンで誠実な、心の通った市政の実行を断行すると明記され、9項目の約束を住民の皆さんとされました。また、合併協議で確認されました事項や、残された多くの課題を解決するため、立候補の決意をされたとあります。  そこで、大枠として2点お聞きします。  1点目は、マニュフェストの達成度を市長自身どう評価されているのか、お聞かせください。
     2点目は、合併協定書の達成度をお聞かせください。  次に、2点の大枠の詳細を質問します。  まず1点目は、合併の成果についてお聞きします。平成11年度以来、全国的な合併推進運動が行われ、市町村数は3,232から1,727に減少しましたが、時限立法でもある、合併関連の特例法もことしの3月26日改正されました。2010年3月31日付の全国紙には、本日完了、平成の大合併という見出しが1面トップになり、国政が合併に一区切りしたことを示しました。福島大学行政政策学の今井教授によると、合併の効果は長期的に見ないとわからないという意見を耳にする。しかし、それはまやかしだ。その証拠に、昭和の大合併を検証する主要な研究は、ほとんどが合併後5年以内に発表されている。5年を過ぎたら、その後の変化が合併による影響なのかどうか判断しにくくなる。市町村合併はビーカーの中で反復できる実験とは異なる。もし合併しなかったらという実験もできない。今、合併検証ができなければ、将来もできないことは間違いない。なぜなら、合併を受け入れた第一線の人たちの多くは、首長も議員も行政職員も現役を退いている。将来の市民たちは、なぜ、どうしてと聞く相手も見つけられず、途方に暮れるに違いないと言われています。まさに、的を射た発言だと納得させられました。  さらに、踏み込まれて発言をされています。続けます。平成の大合併は意図的、あるいは無意識的な幾つかの美しい誤解によって強力に推進された。合併の旗を降り続けた張本人の一人である野中広務氏が蜷川革新京都府政との対峙、2006年12号の都市問題で、私は今になってやややり過ぎたかなと思っているのです。後悔しています。地方自治の本旨から外れていたら恐ろしいのです。空洞化してしまっている。これは失敗です。と述べられています。そのことから、合併、非合併にかかわらず、こうした国策の錯誤に巻き込まれた自治体関係者と市民こそ最大の被害者と言えようと酷評されています。  また、秋田魁新報に、政権交代後の12月に、合併政策所管庁のトップの原口総務大臣が平成の大合併について、失敗だと明言されているとの記事が掲載されました。二人の政治家の勇気ある、正直な発言だと思いますが、市長はどのようにお考えになりますか。  総務省が2010年3月に出した合併総括の住民の反応としては、合併して悪くなった、合併して住民サービスがよくなったとは思わない、よいとも悪いとも言えないといった声が多く、合併してよかったという評価もあるが、相対的には合併に否定的評価がされていると書かれ、今になり、合併のネガティブな側面が明記されるようになりました。木津川市にとっての合併とは、今こそ総括するときだと考えますが、市長の考えをお聞かせください。  2点目は、マニュフェストにも明記されている清掃センター建設について質問します。平成21年3月議会の会派代表質問でも取り上げました、河井市長が木津町長時代の平成18年9月15日に交わされた覚書と、打越台清掃センター施設整備に関する基金条例についてお聞きします。  1年9カ月前の代表質問の内容をそのまま引用してもいいぐらい、そのとき懸念し、指摘したことが現実味を帯びてまいりました。施設の老朽化が著しいことや、大阪湾フェニックスから焼却灰の改善指導もあり、来年度、高額の工事費の予算が計上されようとしています。4億とも7億とも予想される工事費と、施設改善等の整備を図るための費用としての基金、約6億4,000万円、覚書には、基金(利子も含む)は全額精華町のもの、基金条例の所用の改正を行うとも覚書には明記されています。私の質問から早1年9カ月、今まで何の対策もされずに、今となってあわてて対策を考えておられるように見えます。平成21年3月議会で市長は、私の質問に対し、基金条例の件は精華町が単独で負担して、また自分の土地に建てられたという中で、減価償却の相当分の積み立てということの中で理解をしているところでございます。条例の改正がうたわれておりますので、今後このことについて協議をしていかなくてはと考えていますとの答弁をされましたが、今はどのように考えておられるのか、お聞かせください。そして、今後の清掃センター建設西部塵埃組合との関係を、政治家としてどのように向き合っていかれるのかをお答えください。  3点目は、公共料金の統一が合併協定書に明記されています。平成22年10月12日に、水道料金及び下水道使用料審議会から答申がされました。いつ統一に関する議案を提出されるのかお聞かせください。 ◯議長(中野 重高) 市長。    (市長 河井 規子君登壇) ◯市長(河井 規子) 高味議員のご質問にお答えいたします。  私は、市長へ立候補するに当たり、9分野30項目のマニフェストを掲げました。  市長就任後、今日まで財政状況が大変厳しい中、マニフェストに掲げました施策の実現に向けまして、誠心誠意、取り組んでまいりました。  その結果といたしまして、本年度中に達成見込みの項目も含めますと、28項目につきましては、概ね達成することができたと考えております。  次に、2点目のご質問にお答えいたします。  平成19年3月12日の合併に先立ちまして、平成18年5月20日に、53の合併協定項目が盛り込まれました合併協定が締結されております。  この協定項目につきましては、本年11月末現在で、47項目が執行済みであり、6項目が未執行であると認識しております。  全体の執行率といたしましては、約89%となっておりまして、今年度中に執行見込の項目が4項目ございますことから、良好な執行率であると感じております。  なお、現在未執行の項目は、公共的団体の取り扱い、公営住宅事業環境対策事業農林水産関係事業建設関係事業上下水道事業でございます。  次に3点目のご質問にお答えします。  これまでから、合併の効果として行財政基盤の強化を掲げてまいりました。具体的には、人員の削減、事務の統合による事務経費の削減、任意団体の統廃合、公共施設の整理統合などがございます。  これらにつきましては、合併後直ちにできるものではなく、人員の削減などは比較的早期に効果があらわれる一方、任意団体の統廃合などのように、どうしても中長期的に取り組まなければ効果が確認できないものもございます。  このようなことから、総合的に見れば、合併後概ね10年後には、人件費等を中心に効率化が進み、最終的には歳出の抑制が図られると考えております。  それでは、現時点での合併の成果について、既に明らかになっております事例をご報告いたします。  まず、職員の削減並びに人件費の抑制についてでございます。  職員数につきましては、合併前の平成18年4月1日時点で538人でございましたが、本年4月1日時点では503人となっており、35人の減少となっております。  職員数の減少に伴いまして、一般会計における人件費も、平成18年度決算で43億3,000万円となっておりましたが、平成21年度決算では約41億円となっておりまして、単年度としては約2億円の財政効果があらわれております。  次に、公共施設の整理統合につきましても、本庁舎へ機能を集約したことによる空きスペースの有効活用として、本年5月に加茂支所へ加茂図書館を移設し、図書館機能の充実と交通利便性の向上が図られております。  このように、財政の効率化に関する成果や住民の生活利便性の向上に関する成果があらわれてきていると評価いたしております。  次に、清掃センターに関するご質問にご答弁申し上げます。  クリーンセンターは、市民の皆さまの日常生活及び事業活動にとりまして、なくてはならない施設であります。  クリーンセンターの建設につきましては、合併した木津町、加茂町及び山城町が共通して抱えておりました懸案事項であります。  4年前に木津川市が誕生し、この重要かつ緊急を要する課題を解決することが合併効果の一つであると考えております。  また、31年目を迎えます打越台環境センターの老朽化も激しく、改修をいたしましても、緊急停止のリスクがあることから、クリーンセンター建設につきましては、一刻の猶予のない喫緊の課題と位置づけ取り組んでいるところでございます。  また、これまでの経過を踏まえまして、木津川市の責任におきまして、クリーンセンターの建設を進めてまいりますが、その施設の運営や管理につきましては、相楽郡西部塵埃処理組合として行うこととしております。  今後とも、引き続き相楽郡西部塵埃処理組合の枠組みにより、一般廃棄物の燃やすごみの処理を進めてまいりたいと考えております。  一方、クリーンセンターの建設費用につきましては、木津川市及び精華町がそれぞれ応分の負担とすることを前提としていますことから、今後、クリーンセンターの建設に向けた諸準備を進めるとともに、費用負担の対象範囲及び負担割合につきまして、精華町と協議を進めてまいりたいと考えております。  次に、基金のご質問でございます。基金につきましては、条例に規定されました設置目的に基づき、適正に管理、処分をすることが基本であると考えております。今後、この基金の取り扱いにつきましては、過去の経過及び現状を踏まえまして、木津川市民の立場に立ち、西部塵芥処理組合におきまして、慎重に協議をしてまいりたいと考えております。  最後に、公共料金のご質問でございます。合併協定項目の一つでもあります水道料金及び下水道使用料の統一につきましては、府営水の料金改定作業の遅れもありまして、水道料金及び下水道使用料審議会の審議も遅れてきたという経過がございます。  ことしの2月に府営水道事業経営懇談会において中間報告が出されたことにより、当市の審議会での審議が進み、去る10月12日に答申をいただいたところでございます。  この答申をもとにして、実施時期及び改定率等の十分な検討をするとともに、ご利用いただいております市民の皆様の理解と協力を得るためのPRもあわせて行い、適切な時期での水道料金及び下水道使用料の統一を行っていきたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(中野 重高) 高味さん。    (高味 孝之君登壇) ◯7番(高味 孝之) マニュフェストの達成度につきましては、28項目、合併協定書の進みぐあいにつきましても、私はやはり河井市長が4年間、河井市長らしさを出し、子育て支援等について十分に力を発揮され、今の木津川市の基盤をつくられてきたということに対しては評価をしております。  ただ、合併についてもう少し質問をさせていただきたいと思います。合併がよく言われるのは、行財政の基盤強化のために合併をしたということがよく言われております。木津川市においても、今、答弁されたように、基盤強化、人件費等で進んでいるということに関しては、ある一定の評価はあったと思うんですけども、そもそも平成の大合併というのは、この前読売新聞社が1,817の全国市町村を対象に、第1期が終了した2006年の秋に行ったアンケート調査で合併の理由はという問いに、行財政の基盤強化のためが86.8%、合併特例法の優遇処置があるうちに、合併をしたほうが有利が47.5%、つまり合併の動機というのがお金だったことがこの数字にあらわれています。しかし、市長もよく10年後は算定替が減り、15年後はと言われるように、その後も厳しい財政状況が続くと、68.8%の市町村が回答しています。  明治と昭和の大合併には、合併の大義名分がありました。明治の大合併のときは、小学校の義務教育化がなされ、昭和の大合併のときは、中学校の義務教育化がされ、学校を運営できる人口規模に市町村を再編するという論理がありました。しかし、平成の大合併ではお金の話ばかりで合併の大義名分はなかったのではないでしょうか。財政の論理ばかりでは、理念のある自治体、誇りのある自治体は生まれないと考えますが、市長はどのようにお考えでしょうか。  また、合併の効果として、専門職員の配置などで、充実、強化が図られると、これが大きな合併の効果だと言われていましたが、今、木津川市を見ていますと、都市計画マスタープラン、そして今議会にも上がっている、北地区、東地区の条例改正に伴う委員会設置の中でも、コンサル等の外部委託がふえていると、専門職が生まれているんだから、そろそろコンサルを使わずに市独自でそれらのことがつくれなかったのか、そのことをお聞かせください。  まずはその2点、お願いします。 ◯議長(中野 重高) 市長。    (市長 河井 規子君登壇) ◯市長(河井 規子) 高味議員の再質問にお答えいたします。  合併を進めた理由がお金ばかりではなかったのかというご質問でございます。日本は世界でもまれな高齢化が進んでいくというのは、これはもう避けられない現実でございますし、少子化が進んでいるというのも今現在の状況であります。そういった時代をどのようにこれからやり抜いていくのかということの中で、やはり一定の規模の自治体が必要であるという、そういった概念がございました。特に、一定の規模の行政におきましては、一人当たりの行政コストがかなり低くなっていく、そういう点ではやはり行政のより、やりやすさのある程度の一定の規模が必要だということで合併を進めたというふうに思います。そういう中では一定の効果も出てきているというふうにも思いますし、ホームページで分析表も出ておりますが、一人当たりの人件費、また物件費につきましても、年々減少傾向にございます。そういった点でもやはり効果が出てきているというふうに思っております。しかしながら、先ほども高味議員さんからお話がありましたように、合併算定替ということで、今は旧町の交付税が算定されておりますが、合併後10年、正確には15年後には一本算定になって、その後の分が減額されていると。今、想定されているのが12億から14億ぐらいの間というふうに想定しております。そういうことを考えながら、今、合併効果をどのように出していくかということで、行財政改革推進室のほうで計画を立てながら、行革を進めているというのも現状でございます。  それと、専門職の配置につきましては、やはり私が一番、合併して効果があったと思いますのは、一定の職員の規模がありますので、それぞれ専門的な配置をすることができました。特に、木津川市は学研であり、また観光の柱を立てておりますので、企業立地推進室、また観光商工課、そして文化財保護室なり、また危機管理室、行財政改革推進室、そういった専門的な分野については、旧町の規模では動けなかったということもありますので、やはりそういったところで専門的に仕事をやっていくということの中では、合併の効果は大きいというふうに思っております。  コンサルを使わずにできないのかということでございますが、最低のできる範囲の中で職員もやっておりますが、やはり一定の民間で必要なところは民間でという形で振り分ける形で仕事をさせていただいております。  以上でございます。 ◯議長(中野 重高) 高味さん。    (高味 孝之君登壇) ◯7番(高味 孝之) 合併の効果が見えてくるので、一番大きいのは、専門職化が進み、コンサル、外部委託が大幅に減ったということがあって初めて合併の効果が見えてくるんじゃないかなと思いますが、それについては、これからも努力をしていただきたいと思います。  それと、人件費の削減が合併によって大きくできたという答弁がありましたけれども、私は今の木津川市の人事を見ていますと、市になってから理事がふえたのと、部長の下の次長がふえた、もう少しコンパクトな行政を目指すべきじゃないかなと考えますが、なぜそれほど理事、次長をふやさなければならなかったのか、まずお答えください。 ◯議長(中野 重高) 市長。    (市長 河井 規子君登壇) ◯市長(河井 規子) 高味議員のご質問にお答えいたします。  その部署、その部署で、適正に人材が必要だということで、そういう配置にさせていただきました。 ◯議長(中野 重高) 高味さん。    (高味 孝之君登壇) ◯7番(高味 孝之) 専任事項でありますから、これ以上突っ込みはしませんけれど、やはり合併の効果として、コンパクトな行政を目指していくというのは、大きな意義があると思いますので、そこら辺をもう一度再考されてはどうかなと思います。  それと、今回の合併の記録を残すことが僕は必要だと考えています。その作業を今進める必要があるのではないかなと。だれがどのような意図を持って合併を決断し、その結果はどうだったのかを検証しながら、自治体内の政治責任をはっきりさせなければ、次に起こり得る道州制の議論が起こったときに、また流されるだけで、長いものには巻かれよ、国・府の言うとおりになってしまわないか、心配しています。先のことを考えるに当たって、過去を学ぶことは重要な要素の一つではないですか。今だからこそ、木津川市誕生の合併の検証が必要と考えますし、まず合併の意識調査を市民にし、これからつくろうとさされているのか、これまでにある町史関係の史誌の編集にもそのことが必要だと考えますが、合併の検証をする考えが市長にあるのかどうかお聞かせください。 ◯議長(中野 重高) 市長。    (市長 河井 規子君登壇) ◯市長(河井 規子) 高味議員のご質問にお答えをいたします。  だれが責任を持つのかということでございますが、合併を進めてきました行程にそれぞれ首長さん、また住民の代表であります議員の皆様、そういった方たちと進めていった経過がございます。それと、協議会を設けまして、一つ一つ進めさせていただいた経過がございます。そういう中で、最終議決をいただきまして進めさせていただいたという経過の中では、それぞれみんなで取り組んできたものであるというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(中野 重高) 高味さん。    (高味 孝之君登壇) ◯7番(高味 孝之) 意識調査と合併の記録を残すという考えについて、もう一度お聞かせください。 ◯議長(中野 重高) 市長。    (市長 河井 規子君登壇) ◯市長(河井 規子) 高味議員の再質問にお答えをいたします。  その意識調査、検証については検討しております。  以上でございます。 ◯議長(中野 重高) 高味さん。    (高味 孝之君登壇) ◯7番(高味 孝之) ぜひ検討していただいて、これはだれが悪い、どうじゃなしに、政治としての責任を持った判断と、これからの道州制、これから向かっていこうとしている流れに対して、しっかりと今検証をしなければ、いつ検証できるのかなと考えておりますので、その点につきましては、ぜひ市長のリーダーシップを期待しています。  次に、西部塵埃処理組合の今回行われようとしている改修についてお聞きいたします。  まず、この改修につきましては、先ほども申しましたが、多額の予算が今回は必要とされています。その心配を1年9カ月前に私はして質問をさせていただきましたが、そのことについては具体的な回答がありませんでした。しかし、もう今回は来年度予算に組み込まれようとしております。  まず、河井市長が交わされた覚書、その中で、この基金は全額精華町の資金である、利子も含む、条例の基金条例の所要の改正を行うと。もちろん、条例を改正しなくては、この基金がすべて精華町のものにはならない。しかし、この基金条例ができた昭和53年の中には、第6条には清掃センター施設改善等の整備を図るための費用に充てると、これはこのときに条例の制定に当たり、この6条を入れられたということは大きなことだと考えています。市長はこの条例があるにもかかわらず、この覚書を結ばれたが、その意図についてまずお答えください。 ◯議長(中野 重高) 市長。    (市長 河井 規子君登壇) ◯市長(河井 規子) 高味議員のご質問にお答えいたします。  ちょうど覚書を交わさせていただいた当時でございますが、山城町の藤原町長、私、木津町長の河井、そして精華町長とともに、その当時の経過について、いろいろ説明をいただきました。そして、藤原町長も一番長く在籍しておられましたので、その当時の経過、私もその当時のことは存じておりませんので聞かせていただいたところ、精華町は自分の土地に自分の財源で建てられたと。当然補助金なりを投入をされておられますが、自分の町の財源を入れた分だけは、今後積み立てていく、その中でそれが精華町のものであるというような覚書であると思っております。  以上でございます。 ◯議長(中野 重高) 高味さん。    (高味 孝之君登壇) ◯7番(高味 孝之) ということは、今でも市長はこの覚書どおり、約6億3,700万の基金はもうこれは精華町のものであってもいいという考えですか。 ◯議長(中野 重高) 市長。    (市長 河井 規子君登壇) ◯市長(河井 規子) 6億3,700万、実際にその当時は3億幾らやったと思うんですけれども、非常に利息が高くて、ここまで大きくなったというふうに聞いております。そういう中で、先ほどもご答弁を申し上げましたが、この基金の取り扱いについては過去の経過、また現状を踏まえまして、西部塵埃の組合におきまして、慎重に協議をしたいというふうに考えております。  以上でございます。
    ◯議長(中野 重高) 高味さん。    (高味 孝之君登壇) ◯7番(高味 孝之) この点については、はっきりさせてもらわないと、もう来年度に改修工事の予算が計上されようとされている時点ですので、市長にとってこの覚書の効果は条例より上だと考えておられるのかどうかお答えください。 ◯議長(中野 重高) 市長。    (市長 河井 規子君登壇) ◯市長(河井 規子) 高味議員のご質問にお答えいたします。  このままの条例ではそれが達成できませんので、条例改正をしないといけないというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(中野 重高) 高味さん。    (高味 孝之君登壇) ◯7番(高味 孝之) もう一つわからへんのは、これは条例改正をして、もう基金6億3,700万については、覚書にあるように、利子も含めて、全額精華町に渡すということでいいんですか。 ◯議長(中野 重高) 市長。    (市長 河井 規子君登壇) ◯市長(河井 規子) 高味議員のご質問にお答えをいたします。  慎重に協議をしていくというふうに答弁しております。  以上でございます。 ◯議長(中野 重高) 高味さん。    (高味 孝之君登壇) ◯7番(高味 孝之) 時間がないんです。慎重に協議をなされるというのは、どこでどのようにされようとしているんですか。 ◯議長(中野 重高) 市長。    (市長 河井 規子君登壇) ◯市長(河井 規子) 高味議員のご質問にお答えいたします。  これから詰めていくわけですので、管理者会も含めてやりますけれども、もちろん議員の皆様にも公表させていただく中でご意見をいただきながら進めてまいりたいというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(中野 重高) 高味さん。    (高味 孝之君登壇) ◯7番(高味 孝之) ということは、まずこの条例改正案を出されるということでいいんですね。 ◯議長(中野 重高) 市長。    (市長 河井 規子君登壇) ◯市長(河井 規子) 高味議員のご質問にお答えをいたします。  条例改正案をいつ出されるかというのは、まだ聞いておりません。 ◯議長(中野 重高) 高味さん。    (高味 孝之君登壇) ◯7番(高味 孝之) 市長は木津川市長であって、西部塵埃組合の副管理者であります。管理者会も行われております、議会の前には。条例制定案は、多分管理者の中から出されるものだと。これは議会から出すようなことでは到底ないと僕は考えております。ということは、木津川市がこの覚書によって不利な状態であるということはお思いになりませんか。 ◯議長(中野 重高) 市長。    (市長 河井 規子君登壇) ◯市長(河井 規子) 高味議員のご質問にお答えいたします。  高味議員はどういうふうに考えておられるんでしょうか。どこがどういうふうに不利なのか、教えていただけますでしょうか。 ◯議長(中野 重高) 今のは反問権ですか。時間を切ってください。  高味さん。    (高味 孝之君登壇) ◯7番(高味 孝之) どこが不利とかの問題は、利息も含めて、これは長い間かけて基金はためてこられて、いざという修理のときに使おうというのがこの基金の目的であります。まずは、それだけ考えても木津川市としては、条例より上に覚書があるのかどうかと、市長はそこをどう考えておられるのかどうか。覚書というのは、これは議決も議会において一度も議論されてなくて、首長3人が集まられて、どのような形でされたのかもしれませんが、議会に対して、何の説明もなしに結ばれたものが覚書であって、条例は議会で議論され、条例案が出され、可決されて条例がされております。私の考えているのは、言うまでもなく、条例のほうが法律的にも上だと思っております。この覚書をされた責任は、これは市長にあるんじゃないんですか。どうです。 ◯議長(中野 重高) 市長。    (市長 河井 規子君登壇) ◯市長(河井 規子) 高味議員のご質問にお答えいたします。  条例を改正しないとこれは履行できないということですので、条例が上だというふうに高味議員がおっしゃったように思います。  もう一度お聞きしたいのですけれども、高味議員は精華町が建てられたということについては、どれぐらいの負担を木津川市がするべきというふうに考えられますか。 ◯議長(中野 重高) 今、反問権が出ていますから、とまってくださいね。  高味さん。    (高味 孝之君登壇) ◯7番(高味 孝之) もちろん、精華町が建物も建てられました。そのとき9億近いお金が要っているのではないかなと思うんですけれども、そもそも西部塵埃処理組合が設立されたのは、昭和37年8月1日、そこから長年において、木津町においてごみ処理がされてきたという経緯の中で、55年4月に完成するまでやはり長い間、木津町の中で行われてきたと、やはりその部分も含めて、その鹿背山にあった撤去作業の費用も含めて、木津町が負担した中で、次は精華というようになっていった経過もまず重要ではないかなと考えておりますので、何もかも精華町の言い分どおり進めるのはいかがなものかなと。もちろん、木津町が長い間できなかったという負い目も含めても、6億3,700万、そのまま精華町のものにしていいのかどうかという疑問はいまだに残ります。  議長、質問します。 ◯議長(中野 重高) 高味さん。    (高味 孝之君登壇) ◯7番(高味 孝之) その上で質問します。  市長は、覚書を生かそうとされるのなら、条例改正について、いつ提出されるのか、もう一度時期をお聞かせください。というのは、来年度の、きのうの田中部長の答弁にもありましたように、工事にかかるのが、来年の秋ぐらいにはかかりたいということは、来年度の当初予算にはこの予算が計上されなければそれには間に合わないと、我々の任期のあるうちにこれがされようとされている。その中でまずは条例を改正しなくては計上ができないのではないかなと考えますが、どうでしょうか ◯議長(中野 重高) 市長。    (市長 河井 規子君登壇) ◯市長(河井 規子) 高味議員のご質問にお答えいたします。  条例改正と今回の一般的な修理については、費用をそれで充てるということではありませんので、別物と考えております。  以上でございます。 ◯議長(中野 重高) 高味さん。    (高味 孝之君登壇) ◯7番(高味 孝之) それでは、わかりました。ということは、この今回の改修、恐らく通常補修の約4億円という工事費が見込まれることについては、これは基金は使わなくてもいいと。これはもう全額、精華町にこの基金については、どうぞ精華町のものであるということを認めていいんですね。 ◯議長(中野 重高) 市長。    (市長 河井 規子君登壇) ◯市長(河井 規子) 高味議員のご質問にお答えいたします。  この条例改正案の前に、やはり皆様にも十分ご意見を伺うというふうに考えておりますので、条例をいつ出すかというのはまだはっきりと聞いておりません。 ◯議長(中野 重高) 高味さん。    (高味 孝之君登壇) ◯7番(高味 孝之) 市長、もう一度整理したいのは、今、基金が三つあるのはご存じですね、西部塵埃処理組合に。三つ基金があるのはご存じですね。どの基金かおっしゃってください。 ◯議長(中野 重高) 市長。    (市長 河井 規子君登壇) ◯市長(河井 規子) 基金の詳細につきましては部長のほうからご答弁申し上げます。 ◯議長(中野 重高) 高味さん。    (高味 孝之君登壇) ◯7番(高味 孝之) そういうのじゃないですから、私のほうからいきます。ここに基金の中に、振興特別基金積立金というのがあるんです。それはどういうものかというのはご存じですか、まず。部長でも。 ◯議長(中野 重高) ほか、市長以外に答弁できる方。  高味さん。    (高味 孝之君登壇) ◯7番(高味 孝之) これ、基金の話をしていて、基金が三つあるすら答えられないというのは、これはどういうことなんかなと。今、私が言うてる振興特別積立基金というのは、62年2月20日、当時鹿背山にあったごみ焼却場が、これは木津町が買収して、その買収費、4,000何ぼをそのまま基金として残そうということで、これは振興特別基金というのは木津町から出てる基金なんです。それが、昨年度の決算で、この基金が初めて、私の記憶では使われました。2,000万。清掃センター基金積立金に関しては、一度も手つかずで、市長が言われたように6億3,700万という大きな額に膨らんできております。それは精華にとってはありがたいことです。しかし、木津町が出して基金としたものについては、2,000万が去年取り崩されて、その1,000万については、財政調整基金のほうに戻されているわけです。もしこれでがたがたなった場合に木津町が出した振興特別基金積立金においては、木津町に渡します。今残っているのは、それが2,000万ちょっとなんです。それでいいんですかということを問うておりますので、よろしくお願いします。 ◯議長(中野 重高) 市長。    (市長 河井 規子君登壇) ◯市長(河井 規子) 精華町の覚書に交わした基金につきましては、条例の改正前に議員の皆様にも今までの経過を十分に報告をさせていただいて、木津川としてどういう態勢でいくのかということを十分に協議をさせていただきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(中野 重高) 高味さん。    (高味 孝之君登壇) ◯7番(高味 孝之) 時間がなくなってきましたので、ちょっとまとめて質問させていただきますけど、もう一度言います。来年の当初予算で4億円の改修費を計上されるのかどうか、まずもう一度お答えください。 ◯議長(中野 重高) 市長。    (市長 河井 規子君登壇) ◯市長(河井 規子) 高味議員のご質問にお答えいたします。  来年度の当初予算につきましては、これは2カ年で実施するというふうに聞いておりますので、木津川市、精華町、応分の負担の中で計上させていただきます。  以上でございます。 ◯議長(中野 重高) 高味さん。    (高味 孝之君登壇) ◯7番(高味 孝之) ということは、もちろん2カ年やから債務負担行為ということになって、多分一般会計の予算に計上されてくるんじゃないかなと。木津川市においても、予算組みの一般計上の予算は当初予算に、骨格予算になりますが、そこは当初予算として組み入れられますか、木津川市として。  木津川市として予算組みをしなくては、西部塵埃の予算もできませんので、骨格予算の中で、この部分に関しては木津川市としても予算組みをされますか。 ◯議長(中野 重高) 市長。    (市長 河井 規子君登壇) ◯市長(河井 規子) 高味議員のご質問にお答えいたします。
     この清掃センターの修理につきましては、喫緊の課題でありますし、早く進めていかなくてはいけないという方向の中で、精華町のほうとも私どもの骨格予算でありますので十分に協議をした中で、いつの時点で出すかということについてもきちっと協議をしたいと思います。  以上でございます。 ◯議長(中野 重高) 高味さん。    (高味 孝之君登壇) ◯7番(高味 孝之) 木津川市で予算組みされなければ、西部塵芥処理組合の予算は計上されないので、恐らくそのようになってくるのではないかなとは思いますけれど、そこでもう一度お聞きしたいのは、基金については、全額覚書の中にあるように、精華町の資金として判断していいのかどうか。というのは、11月に行われました西部塵埃組合の中でも、精華町の議員から確認の質問がありました。基金については、全額精華のものでいいのかという確認の質問があって、事務局長はそのとおりだと考えているという発言がありましたが、私、議長をしておりますので、木津川市のほうに振りました。木津川市としてそれでいいのかということを振りましたが、少しニュアンスが変わった答弁をいただいてますので、これは事務方としても田中部長にお聞きします。この基金の扱いについては、全額精華町のものと考えてもいいんですか。 ◯議長(中野 重高) 生活環境部長。    (生活環境部長 田中 達男君登壇) ◯生活環境部長(田中 達男) 生活環境部長でございます。  ただいまの高味議員の基金の考え方につきましては、先ほど市長からご答弁しておるとおりでございます。まず、この基金につきましては、条例に規定をされました設置目的に基づきまして、適正に管理処分をすると、こういうことがまず基本であると考えております。しかしながら、今後この基金の取り扱いにつきましては、過日の西部塵埃の組合部会の後の全協でも、私どもの担当の主幹がご答弁させていただいたとおり、過去の経過と、そして現状を踏まえまして、木津川市の立場も十分勘案して、今後慎重に協議をしていきたいと、こういうことでございます。  以上です。 ◯議長(中野 重高) 高味さん。    (高味 孝之君登壇) ◯7番(高味 孝之) 事務方にもう一度お聞きします。もしこの基金が覚書どおり精華町に渡った場合、仮に住民の皆さんのほうから監査請求が行われて、6億3,700万については条例違反ではないかと、その損失の責任はだれが負うのかということを言われた場合、その責任はだれが負わなくてはならないと考えますか。 ◯議長(中野 重高) 副市長。    (副市長 今井 洋一君登壇) ◯副市長(今井 洋一) 横合いから出てきてすいません。覚書と条例の関係、改めて私のほうからはっきりと整理させていただきたいと思います。基本的な考え方、覚書というのは、法令としての地位を有しません。ですから、議会で議決をいただきました条例の内容を超えた取り扱いはできないと、そういうふうに認識しております。したがいまして、先ほどお尋ねのあった三つの基金、財政調整基金、これは現在21年度末ですが、1億3,000万余り、施設整備基金は6億3,700万円余り、振興特別基金は先ほど申されましたように、2,100万余り、この三つの基金の扱いにつきまして、特に施設整備基金につきましては、その条例改正を行う合理的な理由があるのかどうか、また条例改正をするとしましても、精華町の主張が認められる合理的な範囲がどこまでなのかと、そういうことも含めまして、先ほど市長が申しましたように、木津川市民の立場に立って、これまでの経過も踏まえて、十分検討した上で、精華町と協議をしてまいりたいという基本的な立場に立っておりますので、議会の皆様ともご相談して、今後対応を進めていきたいと思っておりますので、ご支援のほどよろしくお願いいたします。 ◯議長(中野 重高) 高味さん。    (高味 孝之君登壇) ◯7番(高味 孝之) 副市長の答弁、納得いたします部分はたくさんあります。ただ、その中で、これから議会が進めていかなくてはならない部分があるんですけれど、現在の議員数の数から言うたら、木津川市と精華町の議員数が4対4で同数なんです。そこをまず改正をしなくてはならないと考えます。これを言うちゃあれなんですけど、覚書で一ついいのがあるんです。覚書の中に。新市と精華町の職員数を同数とすること。ただし、木津川工場建設時には再度協議して見直して検討すると。まず、それをしてほしいんですよ、管理者会で。まず、議員定数を見直してから今後のことを進めていかなくては、議決の要る場合においては4対4なんですよ、いつまでも。そのことについて副市長はどうお考えですか。 ◯議長(中野 重高) 副市長。    (副市長 今井 洋一君登壇) ◯副市長(今井 洋一) 西部塵埃議会の議員定数のことにつきましては、副管理者としての木津川市のほうからどうのこうのということは差し控えたいと思いますし、これは議事録に残る問題ですから、高味議員からいろいろと有益な示唆をいただいているように思いますけれども、余りこれに立ち入って答弁することは差し控えたいと。そういうあいまいな表現、先ほどの答弁とちょっとトーンが違いますけれども、そういう答弁でとどめることにご理解をいただきたいと思います。先ほどから市長が言っていますように、議会の皆さんとも相談しながら進めていくということで、今申されたことも含めて、我々念頭に置いて対応していきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(中野 重高) 高味さん。    (高味 孝之君登壇) ◯7番(高味 孝之) 副市長にもう1点。前半の歯切れいい答弁をお願いしたいんです。基本条例の第6条についてはやはり改正をしなくてはいけない、する必要がない、どちらの考えですか。 ◯議長(中野 重高) 副市長。    (副市長 今井 洋一君登壇) ◯副市長(今井 洋一) 先ほど来、申し上げました。今後、条例改正を行う合理的な理由があるのかということも含めて、議会の皆さんのほうともご相談し、基本的には木津川市民の立場に立って、これまでの経過も踏まえて十分検討した上で精華町と協議をしていくという基本的態度で臨みたいと思っております。  以上です。 ◯議長(中野 重高) 高味さん。    (高味 孝之君登壇) ◯7番(高味 孝之) 今、予算編成が行われて、来年度予算に計上されている中で、まだはっきりとした木津川市の意思が伝わってこないと思うんです。これね、今はっきりさせとかんと、本当に覚書の中にあるように、基金についてはもう全額精華町に渡すという判断をされているならそれでいいんですよ。しかし、少しでも副市長が言われるように、木津川市民の立場に立つならば、少しでも新しい清掃センターができるときにこの基金を活用していったらいいなというようなことを、今、はっきりと決めておかなくては、ずるずるといつの間にか基金は全額精華へ行ってもうたと。それだじゃないんですよ、これからまだお金がかかるんですよ。今の打越台を更地に戻すお金もかかってくるわけですよ。そこに少しでもこの基金を充てようかなというような話し合いを今進めていかなくては、木津川市として出すばかりになってしまうんではないかなと心配しているんですけれど、そのことについて副市長はどのようにお考えですか。 ◯議長(中野 重高) 副市長。    (副市長 今井 洋一君登壇) ◯副市長(今井 洋一) 先ほど来お答えしてますように、木津川市民の立場に立って進めているということで、これ以上具体的なことはこの場では控えさせていただきたいと思いますので、言外の意味をくみとっていただきたいというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(中野 重高) 高味さん。    (高味 孝之君登壇) ◯7番(高味 孝之) 時間があるのならそれでいいんですけどね、これまた同じような質問を3月議会にせなならんというようなことじゃなしに、もうはっきりと木津川市の姿勢というのを示す時期じゃないかなと。これは何も遅いこともないし、ここで示さなくてはいつ示そうされているのかお聞かせください。 ◯議長(中野 重高) 副市長。    (副市長 今井 洋一君登壇) ◯副市長(今井 洋一) 先ほど来、議会の皆さん方ともご相談申し上げて言っておりますように、この取り扱いについてもう既に、木津川市から西部塵埃議会に出ていただいている議員の皆様を始め、いろいろとこの覚書なり基金の仕組みというものについてご説明させていただいている向きもあろうかと思います。そういうことで、議会の皆さんとの相談を、もう既に始め出しておるというふうに考えております。予算計上、その他具体的なことについてまではまだ行っておりませんけれども、議会の皆さんのご意向も踏まえて、十分それを念頭に置いて、先ほど来言うてますように、木津川市民の立場に立ってというキーワードで臨んでいきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ◯議長(中野 重高) 高味さん。    (高味 孝之君登壇) ◯7番(高味 孝之) 違う。反対なんですよ、副市長。議会の立場の意見は、いや我々議員としてはそれなりの答えを用意して、意思は表示しますけどね、木津川市の腹がわからない状態でどのように進めていったらいいのか、そこははっきりしてほしいんですよ。市がこの意思でいくから議会、強力してくれというのならわかるんですけど、今、副市長がおっしゃっているのは、議会がいろいろな案を出してくれたら、木津川市はそれから考えるわというようなことじゃないと思うんですよ、どうですか。 ◯議長(中野 重高) 副市長。    (副市長 今井 洋一君登壇) ◯副市長(今井 洋一) 高味議員のご質問にお答えいたします。  日にちは忘れましたけれども、議会の部屋で西部塵埃の4人の皆様方とお話し合いをさせていただいたときに、私どもの考え、今、高味議員のお言葉では、木津川市の腹のうちということですけども、これがご理解してもらえた、その方向性なりがご理解していただいたのではないかと思う中で、私どもは協議、打ち合わせをさせていただいたつもりですけども、それがまだ高味議員のほうに十分伝わってないということであれば、また機会を設けて十分に打ち合わせをさせていただきたいと思います。  以上です。 ◯議長(中野 重高) 高味さん。    (高味 孝之君登壇) ◯7番(高味 孝之) 議会の中で、この本会議の議場というのは大切なことでございますので、やはり議場の中での発言というのが議員も行政側も一番大切にしていただきたいなということを、時間がありませんので、3問目、これはイレブンの会の木村議員がこの後詳しくしていただけるので、私のほうからは簡単に、審議会で答申されました、その重さについて、住民の皆さんに十分に説明してから統一せいということを答申の中でもありますが、どのような形で住民の皆さんに説明をされようとされているのかお聞かせください。 ◯議長(中野 重高) 上下水道部長。    (上下水道部長 竹谷 良之君登壇) ◯上下水道部長(竹谷 良之) 上下水道部長でございます。ただいまの高味議員のご質問にお答えをいたします。  今後の住民PRの取り組みでのご質問でございます。今回12月の条例改正につきましての提案は見送ったわけでございますけれども、今後市の広報でありますとか、またホームページを活用した中でPRに努めていきたいというふうに考えております。  また、各種団体の会議でありますとか、そういった懇談会、地域長さんとか、そういった各種団体などの懇談でありますとか、会議の場におきましても機会があるごとにそういった説明に努めてまいりたいというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(中野 重高) 高味さん。    (高味 孝之君登壇) ◯7番(高味 孝之) 合併の一番のうたい文句でありました、公共料金は低いほうに、行政サービスは高いほうにということを忘れないで進めていただきたいと思います。  以上で終わります。 ◯議長(中野 重高) ただいま10時35分、10時50分まで休憩します。    午前10時35分 休憩    午前10時50分 再開 ◯議長(中野 重高) ただいま10時50分、休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続けます。  2番目、木村浩三さん。    (木村 浩三君登壇) ◯24番(木村 浩三) 木村でございます。通告に従いまして質問させていただきたいと思います。水道料金の統一についてでございます。  水道料金、下水道使用料の統一については、先ほど来出ておりますけども、10月に水道料金及び下水道使用料の審議会の答申を受けたところでございますが、答申以降から現在までの経過と料金統一に向け、今後どのようにされようとしているのか、それをお聞きしたいと思います。よろしくお願いしたいと思います。 ◯議長(中野 重高) 市長。    (市長 河井 規子君登壇) ◯市長(河井 規子) 木村議員のご質問にお答えいたします。  平成22年10月12日に水道料金及び下水道使用料の統一につきまして審議会より答申をいただきました。  答申の内容につきましては、健全経営を図る観点から水道料金で平均14%、下水道使用料で平均16%の引き上げが望ましいとする一方、料金統一に当たっては市民の負担が過大とならないように改定率、実施時期、算定期間や経済情勢も十分に配慮し、使用者の理解と協力を得るためのPRに努めなければならないとされております。  この答申を受けまして、内容を十分精査するとともに市民の皆様にも上下水道事業の経営の状況や料金統一・改定の必要性などについての説明に努め、今後、具体的な取り組みを進める中で、適切な時期での議会提案を行ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(中野 重高) 木村さん。    (木村 浩三君登壇) ◯24番(木村 浩三) ありがとうございます。  第4回定例会の初日に市長がごあいさつの中で申されております。そのときには私は一般質問を出しておきましたので、その内容が大体もうわかっておりますので、多分回答もそういう回答になるであろうという予測はしておりますけども、これは実は同じ問題を今4回目やと思うんですね。今、市長が答えていただきました。また、第4回定例会の1日目にごあいさつの中で1点目といたしましてということで申されております。それから、先日の産業建設常任委員会で、部長のほうがこれと似たりよったりの答弁を産業建設常任委員会で申されております。同じような回答になると、答えがそこしかないと思うんですけれども、1点だけ少し聞かせていただきたいと思います。  この回答の中にも書いております。改定率、実施時期、算定期間や経済情勢も十分考慮して、使用者の理解と協力を得るためPRに努めなければならないというふうに書いておられます。それは聞いております。先日の産業建設常任委員会の中で出ておりました。部長の回答は先ほども少し高味議員の中でも出ておりましたけども、皆さんの理解を得るためにどんな努力をされていますかという質問に対しては、実は11月11日、地域長会議で説明をさせていただきました。また、12月1日には広報きづがわに掲載をさせていただきますと答えておられます。そのとおりです。そしたら、今後はどうするんだという質問に対して、先ほども申されてました。私もちょっとメモしたんですけども、まるっきり産業建設常任委員会と同じ答えです。地域審議会の説明をさせていただきました。各種団体の会議の中で説明をさせていただきます。きょう抜けておりましたのは、パンフレットでPRをさせていただきますというのが抜けておりました。それは産業建設の中で言っておられます。ただ、地域審議会はご存じのとおり加茂と山城はございますけども、木津はございません。この中で、旧木津町が、私はいつも言っておりまして、旧木津町が一番人口が多いんです。その地域審議会にかわる説明はどうされるのか。また、各種団体の会議の中で説明をしますという答えですけれども、各種団体とは何なんですか。どういう場所でどういう説明をされようとしているのか。その辺がわかりませんので、お答えを願いたいと思います。 ◯議長(中野 重高) 上下水道部長。    (上下水道部長 竹谷 良之君登壇) ◯上下水道部長(竹谷 良之) 上下水道部長でございます。今後の市民の皆さんに対する説明なりまた議会の協力を求める取り組みについてのご質問でございます。今、議員がご指摘いただきましたように、産業建設常任委員会の中でもそうしたご質問をいただきまして、私のほうから答弁をさせていただいたところでございます。  今、旧木津町、地域審議会については、山城、加茂、地域審議会がございますので、そういったところについての料金改定のご報告なり説明をさせていただくという機会を設けていただきたいということで今また調整をさせていただいているところでございます。旧木津町の皆さんへの周知等についてどうするのかというところでございます。具体的な方法として、今すぐに、いつ、どういうふうな形で説明をするということの部分はまだ決定したものはございませんけれども、今後そういう部分について、どのような形で説明をしていくのかということにつきまして、協議しながら、何らかの方策を講じていきたいというふうに考えているところでございます。  また、各種団体という部分でございますけれども、特に老人層というんですか、婦人会でありましたり、そういった団体のそういうような会合なりにおじゃまさせていただいて、そういうような理解を求めるような取り組みもできたら進めていきたいというふうに考えておるところでございます。また、年度末、年始、年度初めというのは特にそういった団体等で総会といったような機会も多く設けられる時期でもございますので、そういったところで、できたらそうような取り組みをさせていただいたらどうかというようなことでは、今、考えているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(中野 重高) 木村さん。    (木村 浩三君登壇) ◯24番(木村 浩三) ありがとうございます。  やはりきちっとした回答が返ってきません。それは何かと言うたら、旧木津町には決定したものがございませんということなんですね。ところが、答申内容は一番しんどいのが旧木津町なんですね。違いますか。10月13日の朝にはすべての新聞に上下水道部の統一案というのがずばっと出ましたね。単純にものをしゃべっていきますと、私は旧山城町です。皆さんからの反応は何やったかというたら、ええな、山城町は水道が下がるのやな、そればっかりです。ただし、その裏の、もう一つ裏の下水道料金の件はだれも言いません。ただ、新聞というものはえらいもので、これで料金統一をしますとポーンと出てしもうたら、水道だけが下がるのやなと。加茂は大体、若干下がる程度やな。木津は上がるのやなと。いつ下げてくれるのえと、これが旧山城町の市民の皆さん方の要望なんですね。そうなってしまうんです。だから、今の話、しっかりと説明をしに回らんことには、そんな悠長なことを言うていて、今の話、水道の統一なんてできるはずがないんです。  だから、一番しんどいのは旧木津町でしょう。そこにやはり重点を置いたやはり説明をまずする方法を考える。ありがたいことに5年間期間がありますので、旧加茂町と旧山城町には審議会があります。十分説明はできます。ところが、旧木津町にはないので、この説明をどうするのかというのを大至急考えていかんことには。各種団体の会の中でおっしゃいますから私は今聞いたのやけども、出てくる答えは婦人会だけですわね。現実に婦人会がどれだけ今、中が動いているかというたら、ほとんど動いてない状態にだんだん等しくなってきてたんですね。今までは婦人会活動というのは、物すごく活発にやっておられましたけれども、今若干下火になってきてね、そんな会の中に、こんにちは、おじゃまします、水道料金の統一を考えていますので、値下げをしますので、どうですかという相談なら、結構ですね、ありがとうございますという返事が返ってきますけどね、これはどうしても値上げをしようとしてしまうんでしょう。最低でも今の現状が精いっぱいでしょう。ところが、現状精いっぱいして赤なんでしょう。だから、そういうところで説明するのであるならば、私はもっとしっかりとした信念を持ってやっていかんことには、どうにもならないと思います。その辺はもう少し行政の中で、12月に木津川広報に出しましたので、周知徹底できましたって、そんなもんじゃないでしょう。値下げをしますというのやったら喜んで皆さんですよ。ところが、国保が上がる、何もかも上がる、木津にしてみたら、今まで100円バスが200円になったんです。これだけでも大変な、大きな市の問題やったんです。でも、皆さん方のご理解をいただいて、今200円で統一して走っておるわけなんです。  ところが、今度は水道なんですね。水道というたら、朝起きたら、電気、ガス、水道なんです。必ず使うんです。全部が使うんです。ですから、みんなこたえるんです。上がるというのは。そこを理解したらどうせなあかんのかというのを、私はもっと真剣に考えるべしと思うんです。その辺、部長、もう一遍答弁願います。 ◯議長(中野 重高) 上下水道部長。    (上下水道部長 竹谷 良之君登壇) ◯上下水道部長(竹谷 良之) 上下水道部長でございます。
     住民の皆さんに対するそういった理解を求める取り組みについて、今、議員からもご指摘いただきました。そういったご意見もいただきながら、具体的にどういう方法で取り組んでいけるのか、より積極的にPRできるような方法について考えていきたいというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(中野 重高) 木村さん。    (木村 浩三君登壇) ◯24番(木村 浩三) 今はそこでとめましょう。一遍、4年前にちょっと戻したいと思っておるんです。先ほど、高味議員さんの質問の中で、市長も合併協定の項目で残っているのはこれだけですという説明をされてました。  この合併協議会の中では、協議第54号、上下水道に関することについて、協定項目、26の21ということで、実は平成18年2月9日に、合併協議会の会長である河井会長から協議会の委員会に提案をされました。これはその当時の事務局長が今、そこにおられます、田中生活環境部長ですので、よくご存じだと思うんです。このときの説明はだれがしたかというたら、今農政課長をしております事務局次長でしたかね、向井事務局次長が説明をされておるんです。そのときの提案、合併後できるだけ早い時期に審議会を設置し、新市の料金を統合するという案だったんです。ただし、水道使用料については、現行のとおり、旧町に存続し、合併後、できるだけ早い時期にという、これが提案理由なんです、現実。それから、4年がたっておるんですところが、そのときに一人の方が質問をされています。それが今、木津川市の議長であります中野議長ですけども、当時は山城町の合併協の委員という形の中で質問されています。きっちりと残っています。どうおっしゃっているか。一つの市になって、地域によって異なる料金が期間が長く発生しては困ると、簡単にしゃべればそういう感じで質問されています。そのときに返ってきた答弁、木津町が、今現在、料金改定に向けて調整をしておりますというのが1点大きな柱でございます。ですから、一応2年間という目途を、一つの目標といたしまして調整をさせていただきたいという結論でございますということを、この協議会の中で申されています。きっちりと全部資料で残っています。そのときに出てきた答えが、今、木津町が料金改定の調整をしていますので、今一遍にはできませんので、2年間の目途を、その中で頑張って、新市の統一料金にしたいので、この調停項目の中の議案を出しますので、よろしくお願いしたいというのが、ここの協定項目だったんです。だから、2年間という目途を持ってやりますので、調整させていただきますので頑張りますという答えでしたので、その年は、合併協議会の委員さん、全員賛成で賛成をされておるんです。そして、今に至っておるんです。  ところが、その当時の合併協の会長でありました河井会長が皆さんご存じのように木津町の町長です。だから、その中で公に言われましたので、頑張られまして、平成18年10月に木津町が料金改定をされております。それがどういう中身であるのかというたら、水道事業の経営については、地方公営企業法の趣旨に沿って、経営の効率化を図ってまいりましたが、現行料金は、昭和61年4月改定、消費税分平成10年10月改定以来据え置いており、原価を割った料金収入となっております。財政調整基金からの繰り入れにより、収支の不足額は補てんしてまいりましたが、現在保有する財政調整基金も数年後には底をつくと予想され、平成22年度末の累積欠損額は5億円何がしの見込みになるというわけです。さらに、従前より実施しております老朽排水管の改良事業と水需要に対する計画的な施設の整備拡充等の事業を進めていく上で、現行料金で対処することは極めて困難な状況でありますという理由をつけられまして、この10月に改定をされておるわけですね。改定率は20%やと思います。その当時は117.2円で推移しておりましたけれども、改定されて140.64円になったんですね。もうこの時点で、平成22年度の累積欠損額が出ておるんです。それは何かというたら、旧木津町の時代にもう出ておるんです。ところが、その当時の合併協の会長さんであります木津町長さんは努力に努力をされて、何があっても通さなくては、合併ができなかったら困るということでやらはったんです。そうでしたね。違いましたかね、市長。そうじゃなかったですか。私はそう思っておるんです。だから、やろうとしたらやれるんですわ。やっておられるんです。だから、そのときは市長に一遍聞いたんです。私らは旧の人間ですので、木津町のことわかりませんので、その辺でどうなったんか教えてほしいんですけど、市長、よろしくお願いいたします。 ◯議長(中野 重高) 市長。    (市長 河井 規子君登壇) ◯市長(河井 規子) 木村議員のご質問にお答えいたします。  今、どういう目的で水道料金を値上げをさせていただいたかという、そういう趣旨にのっとってさせていただきました。  以上でございます。 ◯議長(中野 重高) 木村さん。    (木村 浩三君登壇) ◯24番(木村 浩三) いやいや、趣旨にのっとってもわかるんですけどね、大変、かなりやはり合併前に料金改定するということは大変な問題なんです。私らは川の向こうの山城町に住んでましたけど、それでも聞こえてきましたもの。要するに、少ない金しか持ってない町を合併するさかいに、木津町の水道料金は上がるのやと。うそかほんまは知りませんよ。それは我々の南風吹いたら、北におりますので、吹いてきたら聞こえるんです。でも、その当時の町長が何としても合併しなくちゃならないと、これは私の信念やということでやられたんです。で、通ったんです。上がったんです。そのやられた方法はどうしてやられたんですかということを教えてください。趣旨にのっとるのは当たり前の話です。趣旨にのっとらないとえらいことです。だから、それを教えてくださいということです。 ◯議長(中野 重高) 市長。    (市長 河井 規子君登壇) ◯市長(河井 規子) 木村議員のご質問にお答えいたします。  合併するから値上げをしたわけではありません。私が町長にならせていただいたとき、水道事業の中身を十分精査いたしましたところ、非常に危機的な状況に来ているということを実感いたしましたので、すぐにこの問題については取りかからなくてはいけないというふうに感じました。私はやはり木津町については20年間ほど値上げしなかったということの理由の中には、やはり開発の問題もありまして、いつも問題になりました、やはり将来的な水の需要について、応分の負担をしていたということの中で開発基金を充てるという、そういったこともございましたので、それで補てんをしてまいりましたが、しかしながら基金の果実が急激に減った中で、そういう状況でいけなくなったということも十分に理解した中で、このままでは水道の企業会計が非常に厳しくなるということで、合併と切り離した中で、これはすぐにでも手をつけなくてはいけないということで判断をさせていただきました。私はやはりこういったものについては、非常に市民の皆様に大きく影響するんですけども、やはり今やらなくては、将来もっと大変なことになる。また、将来の人もやっぱり大切であるということの中では、やはりそういった是正をしていかなくてはならないという中で進めさせていただきました。  以上でございます。 ◯議長(中野 重高) 木村さん。    (木村 浩三君登壇) ◯24番(木村 浩三) 合併のためじゃなしで、危機的な状況やったからさせていただいたと、ようわかります。今も、今現実もそんなにいいはずはないはずなんです。今はまだ危機的じゃないんですかね。というのは、答申をいただいて、この12月に出せなかった。同じことじゃないんですか。市の立場で言うたら。ただ、私は進歩していると思っているんです。私は何もわあわあ言う気はないんですけどね。合併協定の中で、早さ、水道の審議会を立ち上げてと、頑張っていきますということで言われてましたので、若干は遅うなりましたけども、平成20年2月15日、第1回の木津川市の水道料金及び公共下水道使用料の審議会を15名の皆さんをもってスタートされたわけなんですね。で、きょうに至っておるんでしょう。12回、審議会をやっておられますね。今の部長は、いろんな異動の中で、21年6月の第4回から部長は出席をされておられます。ほとんどこの審議会の中の内容は知っておられるはずです。  ですから、ここですごく危機的ではないのではないのかということで、ことしの第1回定例会で、民主改革クラブの西岡議員がきっちりと、皆さん方にどうするんやということを言っておられるはずなんです。それも、お忘れになっているかもわかりませんので、本人の了解を得てますので、読ませていただきます。市長も副市長もしっかりと一遍戻してください。市長の施政方針の中で、過去の負担を未来の子どもに押しつけないためにも、必要な手立てを講じますと言っておられますが、私はこのままいったら、過去の負担を未来の子どもに押しつけることになるのではないかと。だから、心配してるんやというて、西岡議員はしっかりと質問をされています。第1回定例会で。そのときの市長の答弁は、現在審議会を7回実施し、審議の議論をいただいております。1日でも早く答申がいただけるよう努めてまいります。水道事業経営につきましては、基金も減少してまいりましたことから、一定の料金改定、統一に向け、努めてまいりますと、こう答えられてますね。もうこの時点で、何とかしてやりたいという気持ちが、私は市長の答弁の中にありありと見えたんです。ですから、これは何としてもこの4年の任期の間には、やっぱり合併協定項目の中に残っているこの項目だけを残すんじゃなしに、やりとげるという意思を持っておられるなという感じをして、私は書かせていただいたんです。ところが、今現実は、これから市民の皆さん方にいろいろと相談をし、聞かせていただいて、料金の統一に向けて進みますということなんですね。この3月定例会でここまでおっしゃってます。わかっておるんですね。基金も減少しておりますと。それは私、先ほどから出ています、今、当時の18年10月の旧町のときは危機的状況やったからやりましたと。何で木津川市の今、水道事業が危機的状況じゃないんですか。これ、だれか答えてください。 ◯議長(中野 重高) 上下水道部長。    (上下水道部長 竹谷 良之君登壇) ◯上下水道部長(竹谷 良之) 上下水道部長でございます。ただいまの木村議員のご質問にお答えをいたします。  合併時の経過等につきましては、議員ご指摘のとおりでございます。なお、審議会につきましても、市の水道料金の審議会及び下水道使用料の審議会でございますけれども、平成20年、合併協定項目を受けまして、平成20年2月15日に設置をいたしまして、15名の委員さんで構成をさせていただいているというところでございます。それ以後、12回の審議会を開催させていただきまして、最終22年10月12日に答申をいただいたというところでございます。かなり遅くなったというようなことがあるわけでございますけれども、この一番大きな要因と申しますのは、議員の皆さんもご承知のように、いわゆる府営水の関係の裁判があったというようなことがございます。そのことによりまして、京都府営水の単価がなかなか決まらなかったという経過がございます。昨年21年3月27日に京都府の府営水の経営懇談会というのが開催されておりますけれども、その場におきましては、一応、その中の小委員会での中間報告が21年7月、それから提言の最終案のとりまとめが21年8月ということで、最終案をとりまとめるというようなことで提案をされております。しかしながら、そういった報告なり、最終とりまとめが伸び伸びとなりまして、最終的に経営懇の小委員会の中間報告が22年2月25日、それから最終報告がこの10月27日ということで、当初の予定よりも1年以上遅くなっているというようなこともございます。そういうようなこともございまして、木津川市としては、その料金の統一に当たりましては、将来的な収支計画経営見通しというのも立てた中でどれぐらいの料金の改定を皆さんにお願いするかというような経営計画というのを立てていく必要がございます。旧木津町の府水の割合というのはもう75%以上を占めておりますので、そういった今後の将来見通しを立てていく上で、府営水の単価というのが決まらないと、なかなかそういった計画は立てられないというような状況がございまして、最終的に審議会の答申が伸びたという経過でございます。  なお、京都府、今回12月の提案を見合せさせていただいたもう一つの理由といたしまして、先ほど申し上ました京都府営水の単価自体がまだ決まっておりません。経営懇での最終的な答申は出ましたけれども、それを受けまして、京都府のほうが12月の議会で提案されるのかなというふうに思っておりましたけれども、当初の提案ではまだされておりませんし、追加の提案も今の状況で見ますとなかなか出ないんじゃないかというような話もございまして、年が明けました2月の定例の府議会のほうにどうも条例提案がなされるというような状況になってきたというようなこともございまして、そういうような単価がまだ決まらないというようなこともあった関係もございまして、今回の12月の定例会での提案を見送らさせていただいたという経過でございます。  以上でございます。 ◯議長(中野 重高) 木村さん。    (木村 浩三君登壇) ◯24番(木村 浩三) 部長、中身のそんな、京都府がどうのこうのとか、私はそうやないんです、実は審議会が最終の12回目、8月24日なんですね。違いますか。終わっているのが。答申が10月12日でしょう。出てるのが。その間は要するに、日程協議をされておるんですけども、今回の審議会を最終とし、会長が答申をまとめて、会長から省へ答申するというのがこの8月の一番最初の決めでしょう。京都府府営水が10月27日じゃなしに、水道使用料の審議会はもうここで結論を出しておられるんですね。ただ、会長から市長に答申が言ってないだけでしょう、問題は。それで、もらわれたのが12日でしょう。  それで、わかるんです。今、出せないのは。我々も一緒なんです。そこを言うしまうとしまいですので言いませんけれども、今出しにくいのは、市長という立場も出しにくいでしょう。すべて中身はわかっておるんです。ただ、早う、4年もたつのにまだいまだにできないという、これね、合併してから料金統一6年かかるんです、6年。違いますか。6年が流れました。例えば、平成23年のいつにだされるのか知りません。一番早うて。6月か9月か12月、それは知りません、出されるのは。ところが、交付の日から施行するなんてそんなものできませんでしょう、料金改定。4月1日をもって変えましょうとなるでしょう。条例の中身は。そしたら、23年の出したかて、24年の4月しか出てないでしょう。合併して6年目ですよ。そこまで引っ張らな、この料金統一ができないんですか。だから、なかなか木津川市が一人立ちできないんでしょう。できるものはすべてちゃっちゃとやっていく、早さを求める、スピーディーを求めていく、それは何かというたら、私はしっかりと幹部の皆さん方が頭を使って考えて、一つの線で走ったらできないことはないはずなんです。新生木津川市立派な市なんですもの。それやのに、なぜそんなに暇が要るんですか。副市長、先ほど元気なお声でご答弁されましたけれども、この辺どう思われますか。 ◯議長(中野 重高) 副市長。    (副市長 今井 洋一君登壇) ◯副市長(今井 洋一) 木村議員の再質問にお答えいたします。  先ほど来、木村議員もご指摘のように、旧の3町ごとに本当に値上げの幅、若干安くなるところもありますけども、3通りという答申内容になっておりまして、これは旧3町のいろいろな経過、それから自己水、府営水に依拠している割合、いろいろな要素があって、こういうふうになっている、それの料金統一ということになりますので、今までの経過も含めまして、市民の方にるるご説明申し上げて、ご理解とご協力を得ていくということが今一番必要ではないかということで、先ほど部長も答弁しましたけれども、年末年始、いろんな団体からお招きあれば、そういうところにこちらから出ていって、しっかりと説明申し上げて、ご理解を賜りたいということで、とにかく今は市民の方のご理解を得ていくための説明をすることが一番重要ではないかというふうに思っております。そういうことで、市の幹部として意思表示をしてやっていこうと。私もできることならば、やはりこの4年間にという思いはありましたけれども、確かにこの前途に控えている山の大きさを考えますと、やはりそういう説明と理解を求める期間が一定必要だというふうに理解をしましたので、今回12月議会では上程しないということにさせていただいております。今後あらゆる機会をとらえて、市民の方のご理解を得ていくための努力を続けていきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(中野 重高) 木村さん。    (木村 浩三君登壇) ◯24番(木村 浩三) 先ほどの副市長のぱんぱんぱんと気持ちのいい答弁とはえらい、奥歯に物が挟まったような感じになるんですけどね、各種いろんなところへ出向いていって説明を求めます。今から聞きます。1月4日、新年年賀会、アスピア山城で行います。ここで、水道の料金統一のお願いをするんですか。どうですか。これは年明けの一番最初の行事なんです。こんな明けましておめでとうございますというときに、料金統一をさせてもらう、理解をお願いしますと、こんなん言うんですか、ちょっと教えてください。 ◯議長(中野 重高) 副市長。    (副市長 今井 洋一君登壇) ◯副市長(今井 洋一) 新年早々水道料金ということで水をかけるような話になるかもしれませんけれども、やはり市として市長なり幹部が出向いていきますので、そこはあえて水を差すような話ですけども、やはりあえてこちらから提起するのが、自分たちの立場、努めではないかというふうに考えております。今後あいさつが、また事務方の起案で、こちらに回ってきますので、そのときにはそういうことも考慮してあいさつを考えたいというふうに思います。 ◯議長(中野 重高) 木村さん。    (木村 浩三君登壇) ◯24番(木村 浩三) されるかされないかは、1月4日の、私はそんなとこでそんなことを一々言うのはいいのかと言われたら、私は逆に反対したい立場ですけど、皆さんが、おたくらが、いろんな各種団体なり、いろんなところで行うと言うさかい、そういうことになってしまうんですね。だから、どの団体に説明するんですか、どこでやるんですかと言うたら、いろんなことを言えないんですわ。各種団体で逃げようとするから、だから逃げるからそうなるんです。逃げんと面と向かって出てこいというのが、いつも私が言うのは。  それで、喫緊の課題って、これは本当に喫緊の課題やと思うんですよ。ことしの水道事業会計の決算認定がありましたね。認定してます。ここは複式簿記です。単式じゃございません。単純な説明でいきます。営業収入と営業費用引いたら、2億6,000万の赤です。違いますか。これは決算でしょう。営業外収益、いろんなもの入れていきます。剰余金を含めて3,600万、これが複式簿記のええところなんです。私も17年間森林組合の役をしてましたので、あそこは複式簿記です。ですから、ある程度読めるようになりました。それまではさっぱり読めなかったんですけど。だから、2億6,000万の今現実に赤なんでしょうか。そやのに、まだいまだに料金が違うというのはおかしいんですわ、現実。例えば、市の税金、滞納、今何ぼありますか、総務部長。 ◯議長(中野 重高) 木村さん。    (木村 浩三君登壇) ◯24番(木村 浩三) もう部長の手前を省いたら、困りますので、こちらから言いますわ。約11億でしょう。約ね。細かい数字は知りませんけど、約11億と違いますか。そやけども、市のほうはきちっと一つの課を立ち上げて、何とかして公平公正を守るために、一生懸命努力をして、徴収をされておるんです。ところが、どうしても徴収ができないということで、京都府税機構というのができたんでしょう。そこで、またもう一遍また努力をしてもらって、とってもらおうと、これがこっちの市長部局の中でしょう。水道料金と下水道料金の滞納何ぼあるんですか。部長ですか。 ◯議長(中野 重高) 上下水道部長。    (上下水道部長 竹谷 良之君登壇) ◯上下水道部長(竹谷 良之) 上下水道部長でございます。  水道料金につきましては、ちょっと細かい数字までは把握しておりませんが、1億円余りの数字やったというふうに記憶いたしております。下水道については、ちょっと今記憶しておりません。資料を持っておりません、申しわけございません。  すいません、下水道のほうが5,000万余りというふうに聞いております。 ◯議長(中野 重高) 木村さん。    (木村 浩三君登壇) ◯24番(木村 浩三) そうなんですね。水道の未収金が1億1,000万ほどありますね。下水道が5,000万でしょう。これは先ほどの副市長の話じゃないですけれども、すべて水に流してしもうてるんですね。回収できないんですからね。ところが、その金はここの決算書は載らないんでね。ですね。載りますか、未収金、ここで。そしたら、今の話、確かに皆さん方、ここで。そしたら、今の話、確かに皆さん方、一生懸命空水を何とかせないかん、何とかせなあかん、もったいない、もったいないというて、議会はやいやい言うているわけです。ところが、今はもう空水はない状態まで来ましたと言われています。結構なことです。新しい開発がたくさんできて、水の利用がようけ要りますので、もう今は空水じゃない程度にまで収まって結構なことです。ところが、結構なことどころか、集金ができてないというのがね。だから、うちの市の中でも集金が大変しんどいから、京都府税機構にお願いしてという、皆さん何とかとれないかというて頑張ってやっておるのに、今、水道と下水の、下水は水道に任せてる関係があるのか知らんけど、水道で今の話、未収金の回収できてない、これ、二月に一遍の督促状じゃないんですか。違いましたかね、部長。 ◯議長(中野 重高) 上下水道部長。    (上下水道部長 竹谷 良之君登壇) ◯上下水道部長(竹谷 良之) 水道料金の督促につきましては何カ月かまとめて、もし滞納があった分について、督促を出させていただいているというところでございます。また、年末、今も行っているわけでございますけれども、未納者に対しまして、水道業務課並びに下水道課の職員が班を組みまして、年末に集金に寄せていただいて、できるだ滞納がないような形で集金をさせていただくということで、収納率の向上の取り組みを進めさせていただいているというところでございます。  以上です。 ◯議長(中野 重高) 木村さん。    (木村 浩三君登壇) ◯24番(木村 浩三) 何で未収金を早う何とかせいというのか。おたくらが市民の皆様方に理解を得て、水道の料金統一に向けて今後取り組んでまいりたいと、こうおっしゃっているんです。料金は統一はします。そやけど、未収はほっておきますと。てんびんで言うたら右と左とがたつきますよ。今、これから、最短距離で行っても平成24年4月1日からしか料金統一はできません。今、出してなかったら。3月にかかったら知りません、私は。来年の3月に出されたら、23年4月から執行しますと言わはったら、それは知りませんよ。あり得ないでしょう、その話は。おたくらが今考えたら。それなら1年間の間に不公平感がないように、いつも市長おっしゃってますやん。公平公正な行政をやりますと。1億余りも水道の水に金を払っていただけない人がおられるんです。どうしても払えない人、それはだれが見てもわかるでしょう。ましてやおたくらプロですので。そやのに、それはほうっておいても、この回収に行かないということ自体、年に1遍ぐらい、また固めて行こうなんて、そんなんだれでもそうでしょう。ちょっとずつでもなかなか払いにくいのに、固めてとりに来られたら払えるわけないでしょう。そんなばかげた話が通りますか。それは何かというたら、すべて皆さん方が、自分の懐に入るものじゃないと。単純な考えそうなんでしょう。我々はそれが怖いというんですよ。皆さん方のこのメンバーにすべてを託しているんです。議会は今この議場におられる皆さん方に木津川市をすべて託しているんです。だから、信用しているんです。だから、どの部長が答弁されても、だれが、市長が答弁されても、頑張っていただいているな、ありがとうございますということで、みんな議員はその立場でいるわけです。そやけども、料金統一をさせていただきますよと。金の未収金は知りませんよと、私は片手落ちやと思います。ずっと見てました。  実は、合併前までは山城町はほとんど未収はなかったです。厳しかったです。何遍も取りにいきました。また、行かさせました。それはだれやといったら、町長がやったんです。挙げ句の果てには水をとめに行ってこいと。おれが責任とるから水とめてこいと、それでも金をもろうてこいと、そこまで言われるものやから下の者は行きやすいんですね。上でしっかりとフォローとしてもらえますので。だから、頑張って取りに行ったんです。だから、なかったんです。ところが、今は合併してある程度緩やかになったんか何やしりませんけれども、山城町もかなりの未収が出てきました。私はその辺が前の山城町、旧山城町の中でなかったのが、今何で木津川市になって、旧山城町で未収がふえたんかなと、その辺が理解できないんです。でも、あることが間違いないんです。それが現実なんです。  だから、いろんな意味の中で、企業会計ですので、副市長にも何遍も言うます。中央地区の中で、新しい開発をされたら、開発協力金を取ってきなさいと。副市長はきっちり言ったはります。私の任期の間に取りますと言わはった、前に。きっちり言わはったです。私は一番いいのは、京大が来ます。きのうURの中で新聞を、あれを入れてくれました。きょう大きな新聞に載ってましたね、URの中のあそこでサンショウウオが出たと。出てました。それはそれでいいのではなしに、我々でも自分の例えば、家に帰りましたら、家の中にはすべて水道を使うても、庭の水やりに水道を使ったらな、値が上がるしな、下水道も払わんなんしなと。できることなら、あるのやったら井戸水を飲みたいなと、こう思うのが普通なんです。今度京大が来ます。開発協力金がURからとれないのやったら、私は京大の農場の水は何があっても木津川市の水を売る、この努力をする、それは必ず必要なんです。それをしていただけると思うんですけども、副市長は前に、私の任期の間には必ずやりますと言われたので、その辺も含めて、最後に副市長に答弁をもらって終わります。 ◯議長(中野 重高) 副市長。    (副市長 今井 洋一君登壇) ◯副市長(今井 洋一) 木村議員のいろいろとご指摘賜りまして、耳に痛いご意見もあったかと思いますけれども、それを励みに、とにかく料金統一の努力、それとあわせて未収金回収の努力、これを木津川市の幹部職員の一致した思いということで、一丸となって、今後とも努力を重ねていきたいというふうに思いますのと、今後ともいろいろとご意見を賜って、ご指導ご鞭撻をお願いしたいというふうに思います。ありがとうございました。 ◯議長(中野 重高) 木村さん。    (木村 浩三君登壇) ◯24番(木村 浩三) ありがとうございました。終わります。 ◯議長(中野 重高) ただいま11時41分、13時まで休憩します。    午前11時41分 休憩    午後 1時00分 再開 ◯議長(中野 重高) ただいま13時、休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続けます。  3番目、伊藤紀味枝さん。    (伊藤 紀味枝君登壇) ◯1番(伊藤 紀味枝) 1番議員、伊藤紀味枝、通告書に従って質問します。2問質問いたします。  観光協会が発足してちょうど1年になります。まず、1問目の質問といたしましては、22年度の観光商工会執行目標として、市民協働による観光産業の育成都市、平城遷都1300年祭事業、国民文化祭プレイベント事業を通じ、市民によりつくられた観光協会を中心の商工業者と市民団体の交流を図り、観光が産業になり得る方策を実施するとあります。平城遷都が必ずしも成功したとは言いがたい、また本市もそれをうまく利用したとも言いがたいです。また、あいにく台風14号の影響で、恭仁京天平祭、まぼろしの都恭仁京が中止になったのは、これは仕方がないと思っておりますが、平城遷都1300年祭が終わり、23年度には国民文化祭、京都2011年が開催されます。木津川物語2011年として本市も参加します。市としては、この好機をどのように利用されるのか。  2番目、観光協会の事業内容に、観光基盤の整備とあるが、決して他市に比べてよいとは思えない。基盤の整備はこれからどのようにするのか。観光基盤の整備とは、まず情報ネットワークの整備であり、観光案内の機能の充実であると思います。  3番目、観光振興も同様に思います。具体的にはこれからどのように進められようとしているのでしょうか。  4番目、交流、渉外、宣伝、誘客とあるが、観光協会の案内所をなぜガーデンモールの2階に持っていったのか。協会としてのブースとして必要なら、本庁か加茂支所に置くべきであると思います。観光案内所は人の多く利用する主要駅の近くのエリアに設置されるケースが多い中、どのように考えておられるのか。本市もJR木津駅かJR加茂駅に置くべきであると思っておりますが、これからそのような計画はあるのかないのか。  5番目といたしまして、商工農林基盤の整備、拡充とあるが、その姿が見えません。具体対策はどういうことなのか。  6番目といたしまして、木津川アートは各地から称賛の声が上がりました。一方、課題といたしましては、食事どころ、喫茶店、トイレ等、問題が多かったように思います。これらの課題をこれからどのように生かしていくのか。また、来年以降もずっと継続するのかどうか、以上の点をお聞かせください。 ◯議長(中野 重高) 市長。    (市長 河井 規子君登壇) ◯市長(河井 規子) 伊藤議員のご質問にお答えいたします。  本年は、平城遷都1300年祭のゆかりの地といたしまして、また第26回国民文化祭・京都2011のプレイベントとして、9つの事業を実施してまいりました。  23年度の国民文化祭におきましては、恭仁京遷都祭、木津川アート、万葉の里木津川市、社寺秘宝・秘仏等特別開扉、木津川が生み、育てた文化財、そしてサイエンスフェスティバルという6つの事業に取り組む計画でございます。  木津川市全体のPRといたしましては、文化財を前面に出した内容から、木津川アートといった市民手作り型の新しい可能性を秘めた内容まで、木津川市の魅力を市の内外に表現、またPRをしてまいりたいと考えております。  ほかのご質問につきましては、担当部長よりご答弁申し上げます。 ◯議長(中野 重高) 生活環境部長。    (生活環境部長 田中 達男君登壇) ◯生活環境部長(田中 達男) 生活環境部長でございます。伊藤議員の2問目から6問目に関しますご質問の答弁をさせていただきます。  2問目のご質問でございますが、観光におけます基盤整備と申しますのは、神社仏閣などを例にいたしますと、神社仏閣そのものを初め、その周辺の景色や交通機関、そして食事所や宿泊所等も観光基盤と考えられます。
     そして、それぞれの分野で働いておられる事業所等の職員やボランティアの方々も含んでくると考えます。  そのため、観光協会では、22年度での基盤整備事業といたしまして、一つには石仏の道周辺の除草作業、二つには観光ネットワークの設立、そして三つには夏祭りを通じましての実行委員会活動が挙げられます。  これらの事業につきましては、いずれも、今後の観光振興を進めていくために必要なものであると考えております。  観光協会も設立をいたしまして、1年が経過いたしました。  市全体の観光基盤の整備推進につきましては、さまざまな課題がありますが、今後も市と協会が連携をとりながら、それらの課題解決に向けまして一歩一歩推進させてまいりたいと考えております。  次に、3問目の観光振興の進め方についてのご質問でございますが、観光振興の目安の一つに、経済活動が活発になったかどうかが挙げられます。  観光地やイベント会場に多くの方々が訪れていただきましても、結果として経済活動につながるかどうかが、課題だと考えております。  また、商工会も観光振興に深くかかわってくる団体でありますため、できるだけ合併協議を早め、合併を行っていただくことも大切なことだと考えます。  そして、表裏一体の関係であります観光協会と商工会とが連携を深めていただくことが、観光振興につながっていくものと考えております。  次に、4問目の観光協会の場所等に関するご質問でございますが、観光協会の設立に関しまして、必要な事業費や人件費につきましては、「ふるさと雇用再生特別交付金」を活用いたしました。  また、本庁や支所の使用につきましては、社団法人の活動場所に適さないと判断をしたものでございます。  また、観光案内所につきましても、確かに駅周辺に設置することが望ましいと考えますが、なかなか適地が見つからないのが現状でございます。  当面は観光協会のネットワーク会員や商工会のご協力を得ながら観光案内のPRに努めていただくとともに、今後の案内方策につきましても協議検討してまいりたいと考えております。  5問目のご質問でございますが、商工農林基盤の整備、拡充の姿と申しますのは、観光ネットワークのことを指しております。  観光とは総合産業であると考えておりまして、お互いの連携により幾重ものアイデアが産業に発展できるのではないかと考えております。  例えば、木津川市の優れた農業素材を活用いたしまして、どのように商品につなげていくのか、それをどのようにPRしていくのか、商工会や農協との連携を強めていくことが大切だと考えております。  最後に、6問目の木津川アートに関するご質問でございますが、多くの方々に木津川市を訪れていただきましても、結果として経済活動につながらなければ、そのイベントも継続発展は難しいのではないかと考えております。  課題として挙げられました食事処・喫茶店・トイレ等につきましては、商工会や商業者の皆様との連携で解決できるものと考えております。  また、商業者の協力を得て、展示会場の募集や見守りボランティアの募集をしていただければ、木津川アートのメンバーは大助かりだと思います。  今後の継続につきましては、木津川アートの関係者と地元の商業者の皆様、そして多くの市民の方々の協力が不可欠であります。  既に、一部の商業者の方々からは、来年に向けての開催の要望の声もございます。  今年度、取り組んでまいりました各事業の総括を踏まえまして、今後に向けて更に準備を進めて参りたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(中野 重高) 伊藤さん。    (伊藤 紀味枝君登壇) ◯1番(伊藤 紀味枝) 1問目といたしましては、23年度におきましての国民文化祭は、前にもらった事業のとおり、粛々と進めていくというようなお答えだったと思います。一番、これをするにあっての成功するか否かというのは、やっぱり市全体のPRに私はあると思います。しててもどこでしてるのかわからへんというのが、例えばことしあった平城遷都1300年祭、これは協賛で木津川市もイベントに参加してたんだけれども、住民の方からの声では、してるかしてないかわからないというのが、夏にでもありましたが、体育館の横のバスの駐車場で、商工会の方が売り出しなんかしておられましても、私、行かさせてもらった限りでは、非常に少ない人数で、ちょっとPRどうだったんかなというような感じを見受けました。やはりするからには、京都府全体でやられることですので、きっと機運は上がってくると思うんですが、やはりふだんの基礎的な地盤がなければ、なかなか私は上がらないと思います。それからの面で、これからどのように仕掛けていこうと思っておられるのか、具体的なことをお聞かせ願えたらありがたいです。 ◯議長(中野 重高) 生活環境部長。    (生活環境部長 田中 達男君登壇) ◯生活環境部長(田中 達男) 生活環境部長でございます。伊藤議員の再質問にお答えをさせていただきます。  先ほど、ことし行われました平城遷都1300年のパーク・アンド・バスライドの内容についてもございましたが、当初、春と夏と秋の三つの事業に体育館の裏をパーク・アンド・バスライドで利用していただきました。非常に多くの方にご利用もございましたし、観光協会のご協力で、木津川市の商品を販売、あるいはPRもしていただきまして、結果といたしまして、パーク・アンド・バスライドでご利用いただきましたのは、2万1,254人、こういう数が実績の数字として上がってまいりました。このことにつきましては、木津川市民の中では、なかなか体育館の裏で何かやっているなという方もおられましたけれども、我々のほうもいろいろとPRもいたしましたし、奈良県のほうの実行委員会からは、いろいろとラジオ、テレビなども使って、いろんな媒体からPRをしていただきましたので、車のナンバーを見てましても、京都ナンバーや奈良県ナンバーのほかにかなり他府県の車も来ていたというのが事実でございます。これは、平城の会場に車が乗り入れができないというPRが早くからあったものですから、そういうご利用があったのかなというふうに思っております。  ことしのいろんなイベントを踏まえまして、伊藤議員、PRが足らないと、こういうご指摘でございますので、ことしのいろんな取り組みを踏まえまして、よいものについては来年はさらに広げまして、またことし取り組んでいない内容等も多分出てくると思いますので、総括をしながら、新しいものも来年に向けて取り組んでいきたいと思っております。  以上でございます。 ◯議長(中野 重高) 伊藤さん。    (伊藤 紀味枝君登壇) ◯1番(伊藤 紀味枝) 私は非常に少なかったように思う。時間的なことも多分あったと思います。見に行ったとき、えっ、こんなんで本当にやっているのかなというぐらい少なかったというのは、これは恐らく2万1,000人以上の方が来られたということを、私自身はもっと少なかったように思ったんです。多分、私が見に行った時間帯が、少し平日とかいうのもあったから、多分そういうことがあったのかなと思います。PRのほうはしっかりこれからしていくというお話でした。それは、私はこれからやっぱりしっかりしていかないと、住民の方も、えっ、何かしてるのというような感じで、平城遷都でもテレビでようやくやっているというのがわかったというのが現状です。  だからこそ、次の質問の観光基盤の整備ということが、私はこれが一番大事だと思います。まず、観光基盤の整備ということは、情報のネットワークの整備ということにつながると思います。観光案内の機能の充実ということですが、訪れた観光客にとって、満足できる旅を提供するということが、私は一番大事だと思います。観光しやすい環境を整備するということが必要だと思います。そのためにも、観光案内所、観光案内板など、しっかりしたことがなければ、私はいけないと思っております。そういう観光案内機能の充実というのが必要で、手ごろなところでは、例えばの話、市内のガソリンスタンドの方にご協力をいただくとか、車で来られた場合はやっぱりガソリンを入れたりされますので、そういうところにもPRしていただくように、きっちりとこちらからもお願いしなければならないと思いますし、またコンビニエンスストアで飲み物とかをちょっと買われたり、トイレなんかも用を足すためにも、何というのか、利用されるということが多いと思いますので、そういう観光客をもてなす、機運というのかな、そういう醸成なのか、私は必要だと思います。そういう面で、ガソリンスタンドとかコンビニエンスストアなどにもそういう働きかけをする気があるのかどうかということをお聞かせください。 ◯議長(中野 重高) 生活環境部長。    (生活環境部長 田中 達男君登壇) ◯生活環境部長(田中 達男) 生活環境部長でございます。  伊藤議員の再度のご質問にお答えをさせていただきます。観光基盤の整備の中で、情報のネットワークの大切さのご質問でございます。先ほどもご答弁をさせていただいた中に、地元のいろんな方にご協力を願うということは大前提で思っております。したがいまして、議員からご質問がございましたガソリンスタンドを初め、コンビニ、さらには駅をおりられて、目につく商店、あるいは個人の家でもご協力いただけるようなところにつきましては、いろんなPRをお願いしていきたいと思っております。ちなみに来年の国民文化祭の日程につきましては、秋に行われるということで、日程も決まっておりますので、来年の10月29日から11月6日と、この期間が国民文化祭のメーンの期間になります。ただ、これは国民文化祭の行事の期間ということでございます。木津川市では、春から秋、もちろん夏もございますが、1年を通じていろんなイベントあるいは行事を各関係のところで取り組んでおりますので、今後1年を通じまして、広く来訪があるような形で、市民の皆さん、あるいは来訪者の皆さんの声を聞きながら、できるだけ要望に沿うような形がどうあるべきかということも考えていきたいと思っております。  以上でございます。 ◯議長(中野 重高) 伊藤さん。    (伊藤 紀味枝君登壇) ◯1番(伊藤 紀味枝) 駅前の個人商店にも協力を願うという、私はそれはすごく必要だし、またそういうふうに考えておられるということは非常にありがたいことだと思います。それと今、もう一つ充実しなければならないのは、インターネットの普及により、情報が簡単に入手できるということもございます。そういう環境整備がされていますので、興味ある者にとっては、インターネットで検索して、旅行というたらおかしいですが、観光に行くということも徐々に変化、一般的にこういうペーパーではなくて、インターネットから得る情報というのも非常に多くなってきているように、私は思います。  それで、ホームページなんか見ますと、情報提供の充実というのはやっぱり大事だと思うし、旬の観光の情報の関係機関との共有というのが私は必要だと思っております。観光パンフレットの、木津川歩きの便利帳、これは大きいものと、コンパクトなこういう小さいダイジェスト版のもあります。こういうのも私はすごくいいと思うんですが、やはりこれらは非常にお金もかかるということですので、学研都市の発行されているテクテクマップというのがございます。これで、見させていただいたら、手ごろで、インターネットで、音声ガイドもできるということがあって、聞かさせてもうたら、女性の方のアナウンスで、非常にソフトで、見どころ、それでまたどういうあれがありますということを、写真を見ながら楽しませていただいて、またその音声も非常に簡単に録音できて、持っておられる小型の音楽プレーヤーで再生できるということで、非常に私は前向きなことでいいなと思っています。  そこで、今よく耳にするYouTubeというのを利用されたらどうかなということでお話しさせてもらいますが、YouTubeで木津川市と検索しますと、木津川市に関する動画がたくさん出てまいります。夏の思い出の花火大会や熱気あふれる木津おみこし、布団祭とか、紅葉のきれいな浄瑠璃とか、岩船寺、また寒中に行われる山城のいごもり祭とかいうのが、これは素人の方が自分で録画されて、それをYouTubeに投稿されているわけです。それらは簡単に我々は見ることもできますし、動画サイトということで、そういうものを利用されたらどうかなと。先日行われた木津川アートやきのつ祭りなども出ております。平城遷都のフィナーレのときの木津今村組の動画サイトなんかもたくさん流れて、非常に身近に感じられるので、旬なニュースを今すぐ市民の方がともにつくっていただいて、それで観光にも一役買ってくれていますし、知名度もアップということで、もちろんお金はかからないので、私が言いたいのは、そういうものを仕掛けていってはどうかと、市民に呼びかけて、動画サイトに投稿してほしいとか、職員の方で非常にそういう趣味のある人、ビデオ作成とか、そういうのを、ナレーションの上手な方にナレーションをしていただいたりとかとして、YouTubeに投稿なんかしていただいたら、また市民の方もそういうのを見たら、ああ木津川市ってこういうところなんだなということで、広く、私は伝わると。ペーパーで伝えることも大事です。インターネットでホームページからするのも非常にいいんですが、そこだけで終わってしまうんですね。関心が薄れるということで、そういうのをどうかなと思っております。そのような考えなんかは、私は今、提供しているので、これ自体はお金がかかるわけではないんですが、そういう市民と一緒につくっていくという気があるのかどうか。グーグルの話ですので、サイト的なものもありますので、そういう考えがあるのかどうか、お聞かせください。 ◯議長(中野 重高) 生活環境部長。    (生活環境部長 田中 達男君登壇) ◯生活環境部長(田中 達男) 生活環境部長でございます。  伊藤議員からYouTubeのご質問がございました。過日にそのお話を聞かせていただきまして、少し担当のほうで調べさせたわけでございますが、YouTubeと申しますのは、番組を作成いたしまして、例えば木津川市が木津川市のPRの撮影をいたしまして、その撮影した内容を、インターネットで動画配信いたしまして、視聴者に楽しんでいただく、こういうものだというふうに理解しております。投稿できる動画の長さは最長で10分から15分程度ということで、閲覧はだれでも自由にできると、こういう内容でございます。そして、京都府下の市町村の状況を確認をしたところ、大山崎町のほうで国民文化祭で使われているということでございました。先月11月に開催されましたプレイベントのプロモーション、400日前イベントというを動画配信をされておられました。木津川市のほうも今、伊藤議員からございましたように、木津川アートの関係で、情報発信では、そのアートのプロジェクトチームのスタッフの皆さんが、それぞれのインターネット上にアップをしていただきまして、それを見た方が来場されたと、こういうことで既に活用もされていると伺っております。来年に向けましては、こういうことの活用も徐々に広げていければいいと思っておりますし、ネットワークの勧誘を初め、観光協会などにも積極的にこういった活用ができるかいろいろと協議をしていきたいと思っております。  以上でございます。 ◯議長(中野 重高) 伊藤さん。    (伊藤 紀味枝君登壇) ◯1番(伊藤 紀味枝) たくさん検索していただいたんだなという感想を持ちました。こういうものを、ただ一部のものだけを共有しているよりも、例えばの話です、本庁のテレビなんか、何もないときに、そういう動画配信を取り込むということは非常に簡単にできるんです。YouTubeから取り出して、USBに入れて、それをまたテレビに取り込むということでできますので、いろんなサイトがあれば、木津川市に関係することがあれば、私はそういうように市全体からしていくということも必要だし、例えばの話、観光案内板の隅っこのところでもいいから、動画配信を木津川市で検索していただいたら、ここのところはしてますよとかいうように、例えばの話ですが、そういうように持っていく、そしたら見た人は、自分がすごいそういうのを好きな人は、またとって、またビデオにして投稿する。一番いいのは、私は3分から5分ぐらい、あきないのが見られるというので、それぐらいのあれで市民にも呼びかける、観光に来た人も呼びかけるという方法もありますので、そういうのもちょっと観光案内板の隅っこにでも書いてもらえるということができるのかどうかお聞きします。 ◯議長(中野 重高) 生活環境部長。    (生活環境部長 田中 達男君登壇) ◯生活環境部長(田中 達男) 生活環境部長でございます。  伊藤議員のご質問でございますが、先ほど申し上げましたように、YouTubeからUSBからテレビということもできるということでございます。先ほど申し上げましたように、今年度ももう既に一部の方に使っていただいておりますし、よりこれをどのような形で幅を広げていくか、活用の皆さんを広げていくことができるか、いろいろと検討させていただきたいと思います。  以上でございます。 ◯議長(中野 重高) 伊藤さん。    (伊藤 紀味枝君登壇) ◯1番(伊藤 紀味枝) 次に移らせてもらいます。観光振興の進め方ですが、やっぱりする限りには、経済が伴っていかないと、活発に動いていかないとという答弁だったと思います。確かに私はそれは必要だと思います。する、でも費用対効果は全然ない、だれも来てくれない、これは仕方が悪かったとしか言いようがないように私は思いますので、課題であると考えておりますではなくて、これはどうしていきたいかということを明確にしていかないと、そのためにも商工会の合併問題というのが、私は出てくると思います。そういう面に対して、指導なんかはこれからどのうよにやっていかれるのか、その点につきましてもお聞かせください。 ◯議長(中野 重高) 生活環境部長。    (生活環境部長 田中 達男君登壇) ◯生活環境部長(田中 達男) 生活環境部長でございます。  観光振興の関係のご質問でございますが、結果的には観光ということで、木津川市に訪れていただきました方が、いろんな景色を見て楽しんでいただきました。そして、その経済波及効果ということにつきましては、鉄道やバスの利用を初め、食事、そしてみやげもの、すべてに関係いたしますので、そういった関係の皆さん方が、結果的にこういった観光を通じましての経済活動につながっていくと。そして、その結果もまた来年につなげていきたいと、こういう循環があってこそ、長続きしていくのではないかというふうに思っております。そのためには、ことし取り組みました平城遷都1300年、またプレ国文祭の関係で、本当に多くの方がこの木津川市内に来ていただきましたので、来年以降、こういった方々がどのようにつながっていくか。そのためには、観光と密接にかかわる商工会の皆さん方の支援と協力も不可欠でありますので、ことしは若干すきまがあったものですから、来年以降、お互いに協力してもらいながら取り組んでいただきたいと思っています。さらに、合併して4年目を迎える木津川市でありますので、商工会のほうもそういった指導といいますか、話は機会があるごとにしておりますので、今後も粘り強くお話をさせていただきたいと思っておりますし、あわせて木津町商工会の会館の建設もいよいよ形が動いてくるのかなと思っております。それを見ながら、協議を進めていただくように、行政として指導していきたいと思っております。  以上でございます。 ◯議長(中野 重高) 伊藤さん。    (伊藤 紀味枝君登壇) ◯1番(伊藤 紀味枝) 商工会のほう、合併におきましては指導していきたいということですので、一日も早く、やはり合併していただいて、それが合併することによって、観光のほうにも、また商業のほうにもいい方向に機運が向くように向けていっていただきたいと思います。  次の4番目の質問で、観光協会の場所の件です。これは言われることはわかるんですね。本庁や支所が適さないと。そしたら、今のガーデンモールが適しているのかということを本当に思っておられるのかどうかというのが、非常に私は疑問であります。どうしてああいうガーデンモールのほうに持っていかれたのか。駅からですと非常に遠いです。交通の面を見ましても時間的にアクセスの件ですね、近鉄の奈良駅からは1時間に2本とか、所要時間20分とか、いろいろJRの奈良駅とか書いております。高の原だったら1時間に1本とか、そういうところから本当にここへ来られると思っておられるのか。また、車で来られる方もここに直接観光地のほうに行かれるように私は思うんですね。だから、どうしてこの場所になったというのが、ここしかなかったと言われたら、言葉を返しようがないんですが、本当に案内所まで来ていただけるかどうか。城陽市の観光協会のほうも来年4月から寺田駅の前から、2階からですか、あそこ。ところが、4月から城陽駅前のビルの1階にすると。やはり私は駅前で、1階でないとだめだと思っておるんです。2階だと階段を上がってまでは普通行かないと思います。それで、今の観光協会で月どれぐらいのお客さん、これ私、正直今まで何遍も見に行きましたが、お客さんが入っているのを正直見たことがないんです。それで、どこまで把握しておられるのか、みやげものなんかの売上なんかもどうなのかということも、まずどうなのかということ、把握しておられるのかお聞きします。 ◯議長(中野 重高) 生活環境部長。    (生活環境部長 田中 達男君登壇) ◯生活環境部長(田中 達男) 生活環境部長でございます。  まず、観光協会の場所の関係でございますが、昨年の11月に立ち上げまして、やはり市役所の近く、あるいは駅の近くで、そういった協会のスタッフが入って、なおかつ駐車場もあるような場所、いろいろと検討はさせていただきました。候補地も何カ所か、私も現場を見に行って、いろいろと検討もさせていただいた、その結果、適地が今言いました市役所の周辺、あるいはこの近くには手ごろなところがなかったということが一つございます。  そして、今、ガーデンモールの場所が本当によいのかというご質問でございますが、人がいないということにつきましては、確かに2階の事務所の周りというのは非常にがらんとしている状態がありましたけれども、最近、ミドリ電化が入って、昼の食堂も並ばないと食べられないというふうな、土曜日曜はそういう状態と聞いております。したがいまして、最近は非常に多くの人が土曜日曜にはお見えになっているということは聞いておりますが、ただこの観光協会の事務所はPRと案内ということだけですので、販売したりはしておりません。また、例えばことし行われました夏のイベントの花火大会でありましたり、この秋の文化祭のプレイベントでいろいろと観光協会もかかわってございましたけれども、例えば打ち合わせなどは市役所の会議室を使ってやったり、あるいはプレイベントのときには案内所を木津駅のほうに出てきまして、木津の駅前の改札口で案内サービスを行ったと、こういうことで、必要な都度、観光協会の事務所から外へ出てPRをしていくと、こういう状況でございます。ちなみに、今現在の木津川市の観光協会につきましては、役員といたしましては、理事が7名おられますし、職員数につきましては、常時ではございませんが、延べで8名のスタッフで対応をしております。今後、この観光協会の賛助会員、企業とか個人の方、さらにはまちづくりのネットワークの会員が約50団体ほどおられますので、こういった皆さんと協力をしていただきながら、いつまでもあの1カ所でということは考えておりませんので、観光案内所の場所といいますか、これは広げていく必要があるというふうに思っておりますし、木津の駅前とか加茂の駅前というご提案もございましたが、そういうところも含めて検討してまいりたいと思っております。  以上でございます。 ◯議長(中野 重高) 伊藤さん。    (伊藤 紀味枝君登壇) ◯1番(伊藤 紀味枝) 理事7名で延べ8人ぐらいでしているということで、費用対効果も考えたら、私はあそこへ行って、正直一度も入ってるのを見たことないんです。ミドリ電化のほう、先ほど言われて、そのとき、私、そこまで見に行けばよかったんですが、1回だけ、ミドリ電化、オープンということで話を聞いて行ったんですが、ただ大概あそこは駐車場、上へ上がるのを素通りで行かれて、隅っこということもありますので、考えていただきたいと。場所、1カ所には思ってないと、これからふやしていくし、考えているという言葉を聞かせてもらいましたので、そのことを信じて、時間もありませんので、次に行きたいと思います。  木津川アートの件ですが、残された課題が非常に多いということで、クリアしていくのには観光だけにはとどまらずということになるんですが、これらをうまくクリアすることによって、お食事どころとか、そういう喫茶店、トイレというのは、来られた方が多く言われていましたので、それをきちっとクリアして、課題をクリアしていくこと自体が一つの観光資源、行ったら楽しかったのやわと。食事もできたし、おいしいところもあった、観光、風靡なところやって物すごくよかったよという言葉が次の人の観光に、私、お客の来てくれるのに私はつながると思っております。それらを、費用対効果のことを考えて、ちょっと今は足踏みみたいなことで、今回やるけど、もう継続しないような面に受け取れたんですが、どうでしょうか、その点は。 ◯議長(中野 重高) 生活環境部長。    (生活環境部長 田中 達男君登壇) ◯生活環境部長(田中 達男) 生活環境部長でございます。  ことし取り組みました木津川アートのフィールドの関係につきましては、議員ご承知のとおり、鹿背山地域の会場のほか、市役所並びに市役所周辺のご提供いただきました各個人の家も含めまして、南都銀行の旧の店、さらには八木邸や上狛の松原邸と、非常に多くの皆さん方にご協力をいただきました。その中で、今議員からございましたようにやはりその道中、特に会場から会場へのつなぎというのが、バスもありますし、JRもあったわけですが、いわゆる通行の時間帯といいますか、それが割合に長く待たなければならない、歩いて移動するには若干遠いと、こういうお話もありました。ただ、今回のそれぞれの場所につきましては、第1回目ということでございましたので、例えば鹿背山のそれぞれの場所につきましては、非常に休耕田のような形の田んぼの真ん中にそういうアートを展示をして見ていただくというような会場もありましたし、大仏鉄道跡そのものを見ていただくというふうな場所もございました。そういうあふれた自然がいいという方も多く来られたのも事実でございます。また、めったに入れない個人のお茶室があったり、古民家といいますか、非常に大きな庄屋さんの家については皆非常に評判もよかったと聞いています。したがいまして、そういった協力していただいたいろんな方が、来年も、よかったということでご協力をいただきながら、なおかつ議員からございましたように、食事処を初め、トイレ、そういったものはやっぱり地元の例えば商工会の会員さんであったり、この家も広いから提供して、何か展示もしようかという、個人の家も開放していただければ、より多くの方がご利用いただけるという場所が広がりを見せるわけでございます。ことし特にこの市役所の周りの人に聞いてましたら、近所にこれだけ多くの方が、200人、300人の方が歩く姿を見たことがないとおっしゃって、非常によろこんでいただいた方もおられますし、逆に日常生活の道路が、車が通りにくかったというふうな意見もございます。したがいまして、いろんな意見を聞かせてもらいながら、最終的にどのような形で取り組めば長続きができるのかということも含めて検討課題というふうに考えています。来年もまたいろいろと整備をしていきたいと思っています。  以上でございます。 ◯議長(中野 重高) 伊藤さん。    (伊藤 紀味枝君登壇) ◯1番(伊藤 紀味枝) 次の質問に移らせていただきます。  「健康寿命の延伸支援を」としてお聞きします。国民健康保険の運営は、広域連合など検討されていますが、少子高齢化が一層進み、今後もますます負担が増大していくのは明らかです。介護を必要とせず、心身が健康な状態で過ごせる期間、すなわち健康寿命を伸ばすことが重要だと考えます。最近、世界健康機関、WHOが平均寿命から寝たきりや認知症になった期間を差し引いた健康寿命という新しい考えを提唱した上で、健康寿命の国際比較を始めました。具体的に言うと80歳で脳いっ血で倒れて寝たきりになって、例えばの話ですが100歳まで生きたとしたら、平均寿命は100歳で、しかし健康寿命は80歳ということになります。WHOが発表している健康寿命を見ますと、日本は女性が78歳、男性が72歳で世界のトップであるということです。しかし、日本の平均寿命は女性が86歳、男性が79歳だから、日本人は男性が7年間、女性は8年間、寝たきりかもしくは認知症という可能性が高いことを意味しております。このことで避けて通ることができない問題が介護の問題であります。寝たきりにならないためにどうしたらいいのかということは、個人にとっても国家にとっても、現在の日本にとって最大の課題と言ってもいいと私は思っております。本市においても国保税も値上がりをし、高齢化を伴い、医療費を抑制するために求められるのは健康寿命の延伸であります。また、それらが本来求められるものであり、願いでもあると私は考えております。  それでは、質問に移らせていただきます。生活習慣病を予防するには30代から40代、疾病予防を意識することが私は大事だと思います。これが将来的に健康寿命を伸ばすことができるとも言われています。これらの効果的な対策は考えておられるのかどうか。  2番目といたしまして、世界健康機関の調査では、先ほど述べたように、日本の健康寿命は世界でも断然トップであります。健康寿命の長い県を調べますと、地域の集まりに参加する人は元気でいる可能性が高いとあります。本市ではどのように健康寿命を伸ばすような居場所づくりをしているのか、考えておられるのか。  3番目といたしまして、47都道府県のデータでは、65歳以上の人が働いているところは、健康寿命も長いという結果が出ています。つまり、男女とも仕事をしている、つまり生きがいが大事であるということです。地域でも働く場をつくっていくことが必要であり、どのように仕掛けていかれるのかお聞かせください。保険医療システムの充実も健康寿命につながる、保健師の数が少ないところは健康寿命が短いとあります。保健師の大切な仕事には、地域の人の集まりをコーディネートするということであり、どのような形でこれから進められようとしているのか、お聞かせください。 ◯議長(中野 重高) 市長。    (市長 河井 規子君登壇) ◯市長(河井 規子) 伊藤議員の2問目のご質問にお答えいたします。  生活習慣病予防対策といたしまして、平成20年度より各健康保険組合により40歳以上の方を対象に特定健診を実施しております。  その結果、医療を必要としないレベルの方を対象に特定保健指導を実施することとなります。  本市では木津川市国民健康保険加入者を対象とした特定保健指導を個別面接や集団指導の形態で6カ月間実施しております。  この指導を受けていただくことにより医療にかからないで健康を維持していただくためのアドバイスを医師・栄養士・保健師・トレーナーなどのスタッフでサポートしております。
     また、特定保健指導の対象者でない方でも、保健師と栄養士による健康相談を木津・加茂・山城保健センターにおきまして実施しております。  運動面につきましては、ウォーキング講座を開催しており。毎月15名程度の参加がありますので、今後この運動習慣が個人に定着していくことで、生活習慣病予防につなげていければと考えております。  ほかのご質問につきましては、担当部長よりご答弁申し上げます。 ◯議長(中野 重高) 保健福祉部長。    (保健福祉部長 大西 茂君登壇) ◯保健福祉部長(大西 茂) 保健福祉部長でございます。伊藤議員の2点目、3点目、4点目についてご答弁を申し上げます。  まず、健康寿命を延ばすような居場所づくりについてご答弁申し上げたいと思います。  介護予防の観点からは要支援・要介護の予備軍である二次予防事業の対象者、いわゆる特定高齢者というふうに以前は呼ばれておりましたけれども、その方に対しまして、介護予防の運動器機能向上のための教室を市内2事業所に委託し、市内3カ所で1年間を通じ実施いたしております。  平成21年度は特定高齢者の方108名が参加され参加延べ人数は2,422名となりました。  また、運動器機能向上事業に加えまして、6回が1クールの口腔機能の向上プログラムも市内3カ所で実施しております。参加者からは好評の声を聞いております。  さらに、閉じこもりのリスクの高い方に対して、電話において状況を把握し、必要に応じ訪問活動につなげています。  平成21年度は180名のうち70名の方を訪問し、健康状態や生活状況の把握を行いました。  その中の26名の方については、継続訪問によりサポートをいたしております。  要介護状態になるリスクは比較的低いとされている、一次予防事業者、これも法の改正前は一般高齢者というふうに呼んでおりましたけれども、この一次予防事業者に対しましては、閉じこもりを防ぎ、元気に自立した生活を送っていただくための施策として、生きがい対応型デイサービスを実施いたしております。  市全体といたしましては毎週5回、市内3カ所の会場で実施をいたしております。  さらに、今年度からは市内4カ所におきまして、一般高齢者運動器機能向上事業も実施をいたしております。  また、木津川市社会福祉協議会の補助金交付事業の一つとして、ふれあいサロンも実施をいたしております。  高齢者などが集まり、それぞれの地元の団体の方々が自発的にそれぞれ趣向を凝らした取り組みを実施されておりまして、高齢者サロンにつきましては、49の登録がございます。  このように、高齢者の方が地域の中で集まれる場づくりに今後も努めてまいりたいと考えております。  続きまして、3点目の高齢者の生きがいづくりについてご答弁申し上げます。  高齢者が地域で働く場をつくるための行政組織といたしましては、高齢者がお持ちの技術を生かし社会貢献と健康維持のための、シルバー人材センターでの活動支援を行っております。  シルバー人材センターは、高齢者、退職者などの希望に応じた就業の機会を確保するとともに組織的に就業を提供し、またその就業を援助するとともに生きがいの充実や社会参加の推進を図ることにより、福祉の受け手ではなく、社会の担い手として高齢者の能力を生かした活力ある地域社会づくりに寄与されておられます。  最後に4点目の保健師の活動につきましてお答えいたします。  介護予防の知識の普及啓発事業を実施いたしております。  主には保健師が講師となりまして、老人会やサロン活動など人が集まる機会を活用いたしまして、いきいきとした生活が営めるよう、講話や実技を含めた内容とし、集まりに参加してよかったと思っていただけるような工夫をいたしております。また、相楽医師会にもご協力いただき、医師から健康についての話をしていただけるように調整もいたしております。  内容につきましては、運動に関すること・口腔ケア・食事に関すること・認知症予防など参加者の関心の高い内容を中心に実施いたしております。  平成21年度は994名の方に、平成22年は11月末現在でございますけれども1,198名の方にご参加をいただきました。  この事業は、地域包括支援センターの保健師が中心となり、担当地域の状況を考慮した内容となるよう努めております。  身近な存在としての保健師の果たす役割は大きいという認識いたしておりまして、今後も一層充実した活動を実践していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(中野 重高) 伊藤さん。    (伊藤 紀味枝君登壇) ◯1番(伊藤 紀味枝) たくさん述べていただきましてありがとうございます。  1番から言いますと、若年層から認知症予防対策に力を入れてしている松本市においては、非常に若年層から予防をやっておられます。その30代、40代から予防に対する意識をすることによって、将来の患者数を抑制することを目指しておられます。これ自体はやっぱり年いってからしても、病魔というのはやはり知らん間に、体のどこかに入り込んでくるということですので、松本市においては、そういうまず若い時代から若年層からということを意識するということをしているということです。認知症の一員となる生活習慣病の予防取り組みを促すためにも、運動、食事、仲間、そして健康という四つの言葉をキーワードにして健康診断、そしてまた木津川市でもウォーキングということをやっておられます。これはどこへ行ってもやっておられるんですが、松本市のはちょっと変わっておりまして、ウォーキングマップというのを作成し、配布し、市内の、あそこは遺跡とか史跡の多いところですので、それは眺めのよいポイントを見ながら、目で楽しみながらやっておられるということと、またしんどくなったときに休憩する場所やトイレなども配置したようなマップを制作しているということです。初心者から健脚の方まで取り組めるようにやっておらるということをしてるということと、農山地区の地産地消への取り組みということで、自分らでつくったものは、それを食するということで、そういう取り組みをやっておられるということ。そして、シニア世代の対象としては、体験型の講座のワークショップなども実施しているということで、やはり農業的なああいうものは土をいらうということで、私はいいのかなと思っております。本市のほうでは、ちょっと漠然としてウォーキングということですが、広報なんか見させてもらったら、どこそこへ行きますよという募集もあります。もう少し多いのかなと思ったら、15名ということで、多分あれはいつでも30名ぐらいの募集が書かれていたように思います。もう少しそれを皆さんと一緒にともにするということと、またふだんでも歩けるような、そういう環境づくりというのを考えておられるのかどうか。そういう仕掛けていくという面でお願いいたします。 ◯議長(中野 重高) 保健福祉部長。    (保健福祉部長 大西 茂君登壇) ◯保健福祉部長(大西 茂) 保健福祉部長でございます。  まず、木津川市の取り組みの特徴の一つといたしましては、毎年保健だよりというものを全戸配布させていただいております。この中で、今ご質問いただいております40歳、あるいは若者という形につきましても、成人保健事業、あるいは特定検診という先ほどの説明させていただきましたけれども、それ以外にただいま言っていただきました、レッツ・ウォーキング事業、これも40歳からということでございます。それから、健康相談ということにつきましても、これは毎月実施をさせていただいておりますけれども、満40歳以上の方でご希望の方については健康チェックにぜひご利用くださいといったような形で、こういう形で日程等もお配りをしているわけですけれども、なかなか実際、平日の参加というのは難しいのではないかというふうに考えております。また、レッツ・ゴー・ウォーキングにつきましても、いろんな場所は確かに工夫をさせていただいております。観光地めぐりということも含めて、恭仁京方面と、あるいは蟹満寺、常念寺、神童寺方面とか、そういったところもコースをいろいろ考えながら、参加者を募らせていただいてるというところでございます。しかしながら、参加者がなかなか多くならないということですけれども、昨年の多いときで21名ということでございまして、これらにつきましても、非常に、一度参加していただいた方は、確かにいい事業だなということで継続していただいております。これをできるだけ多くの方に参加をしていただいて継続していただけるように努めてまいりたいなと考えております。先ほど松本市の例でというふうにご意見、ご質問をいただいておりますけれども、木津川市といたしましても、できるだけ創意工夫をしながら進めてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(中野 重高) 伊藤さん。    (伊藤 紀味枝君登壇) ◯1番(伊藤 紀味枝) それでは、居場所ということで、健康寿命の調査で、山梨県では女性がトップで男性も2位ということで、すごく上位にあるんですよ。それで、山梨県の平均寿命はどうかといいますと、男性が21位、女性は12位と、これは2005年の調査で、決して平均寿命というのは長くないんですが、健康寿命が非常に長いということ、つまり言いかえれば、健康でいてて、俗に言う言葉でPPKというんですか、いつまでも長くいて、最期を健康に暮らすということが目標にされているわけです。そして、少し前ですが、2002年に高齢者の方1,800人を選んで、その中の60人を対象に、1年後、自分で食事、排泄、立って歩けるなど25項目について調査されて、人とつき合いの多い人、友達と旅行に行ったりとかする人は、比較的元気でいてる可能性が高いという数字が出ているんです。つまり、家に閉じこもっていてる人は、やっぱりそれだけ健康寿命が短い、社会にかかわっている人のほうが非常に健康寿命が高いということがデータで出ております。また、これら社会に出ていくことによって、社会にかかわることによって、高齢者の孤独死ということも私は防げるように思うんです。そこで、木津川市の健康寿命は男女、データがおありでしたら、教えていただきたい。それと、平均寿命なんかもわかっておられるようでしたら、教えていただきたいです。 ◯議長(中野 重高) 保健福祉部長。    (保健福祉部長 大西 茂君登壇) ◯保健福祉部長(大西 茂) 保健福祉部長でございます。  ただいまご質問いただきました平均寿命ということでございますけれども、データとしては、恐らくこれは国調人口を対象にされているのかなというふうに思うんですけれども、私の手元には平成17年でのデータを持っております。これでいきますと、男性の平均寿命といいますのは、全国でその当時79でした。ちょっと細かく言わないと出ないですね、全国的には79.29歳、京都府は79.34というところでございまして、これは平成17年というデータでございますので、合併前ということでございます。それで、木津町、加茂町、山城町の平均ということで、いわゆる17年の市のデータという形で表示をされております。それが80.2ということで、全国、京都府の平均を上回っていると。女性につきましては、全国で86.05、京都府が85.92、木津川市にならしますと、86.1とやや全国平均を上回っているという状況でございます。  同じく健康寿命という形でご質問いただいております。これも大きなタイトルが健康寿命ということでございましたので、京都のほうに照会をかけてみましたところ、最新のデータは今作成中だということでございますので、ちょっと古いデータになってしまいますが、これは平成14年のデータでございます。そのときの全国の男性の平均寿命というのが75.23、京都府が75.58というところでございます。それに対しまして、これも木津川市という状態ではございません。旧町ごとに出ております、山城町で76.52、木津町で78.74、加茂町で77.49というふうに、これも全国平均よりも高い。それから、女性では全国平均78.99、京都府では78.75というところでございますけれども、旧町単位で出ております数値はいずれも80を超えておりまして、80から83ということで、当時はこういうふうな形で健康寿命は長かったというデータですけれども、今新しく京都府のほうでさらにデータを積み上げて今作成中であるということでございます。ご質問いただいております、確かに健康でいつまでも元気でということが大きなテーマになってこようかというふうに思っておりますので、木津川市でもこの22年度と23年度にかけまして、健康づくり対策というものについて、今現在計画を策定中でございまして、いろんな皆様方のご意見をお伺いしながら、計画をつくっていきたいと、そのときの大きなテーマとしても、こういったものについても取り上げていきたいなというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(中野 重高) 伊藤さん。    (伊藤 紀味枝君登壇) ◯1番(伊藤 紀味枝) 健康寿命は男女とも全国よりも上回っているということは、それだけ健康に皆さん気を使っているということと、ごまをするわけではないですが、市のほうがやはり責任を持って指導されている結果かと思います。これ自体の数字をやはり少しでも健康寿命を伸ばして、平均寿命とできるだけ数字的にくっつけていけるような努力をやはり高齢化が進む中、私は必要だと思います。それがあえて言えば、医療費の抑制につながる。国保税もかなり上がっておりますので、やはりそういうことで抑止効果がある、抑制していくということで、ぜひともやっていただきたいと思っております。  それと、次の、仕事を持っているか否かで健康寿命のほうも大きく変わっているというデータがあります。山梨県のほうでは65歳の有職者の割合が非常に高いということもデータで出ております。一生働く職業をついているということで、それも違うかもしれませんが、一つの例なんですが、私は農業なんかは何もないところから、半年とか1年かけて収穫ということで喜ぶというところもある、土に触ってする、そしてつくったものを食するという一貫したもので二重の喜びとかなって、生きがいとかいうのがあると思うんです。ふれあい農園でも、募集したらすぐに埋まると、もうその日のうちにということを聞いています。一度あれしたら、できるだけ長くいたいと、契約、決められたときまで皆さん手放さないということは、やはり皆さん、土に対する愛着というんですか、そういうのがまた行くことによって、コミュニティーと言うたらおかしいですけど、同じように皆さん来られて、それでお話しするということで、私はそれはなっていくと思うんですね。ところが、木津川市の場合はふれあい農園のほうはこれ以上ふやさないということですが、例えばの話、民間の方でそういうしないかということを募集して、仲介になってやっていこうかという気があるのかどうかということ、すいません、それが何かあるかどうかということをお聞きします。 ◯議長(中野 重高) 保健福祉部長。    (保健福祉部長 大西 茂君登壇) ◯保健福祉部長(大西 茂) 保健福祉部長でございます。  私どものほうでお答えできる内容についてご答弁申し上げたいと思います。まず1点目の医療費の増加を一つでも、少しでも抑えるという意味でも健康づくりは非常に重要であるというふうに考えておりますので、そういった観点に立って、今後とも健康づくり事業については進めてまいりたいというふうに考えております。それから、働く場ということにつきまして、具体的にという例で先ほどご答弁させていただきました、シルバー人材センターの形で皆さんが頑張っていただいておられる、それに支援をしておりますというふうに答弁をさせていただきました。参考までに、シルバー人材センターには、約460名の方が参加をされておられまして、平成22年度では、約1億9,600万、2億近い仕事をされておられるという形で、これからも一つの方策としては元気に働いていただくことが健康に何よりであるという観点のもとに、こういった形での支援も続けてまいりたい。それ以外にも老人クラブの活動等に対しましても、支援を行いまして、より健康で仲間づくりという面でも、そういった事業に対する助成も必要であるということで現在も続けております。  以上でございます。 ◯議長(中野 重高) 建設部長。    (建設部長 炭谷 育夫君登壇) ◯建設部長(炭谷 育夫) 建設部長でございます。  今、府営農園等の農地につきまして、民間の方々に利用していただき、健康維持にどうかということでご意見をいただきました。行政としては、今現在のところ、これ以上かかわるということはございませんが、法的な問題もクリアーしながら、また民間でのこういうようなものについてお願いしたいなと思っているところでございます。  ただ、それにつきましては、農地でございますので、駐車場の問題、また水の問題等も解決しなければならないというように思っております。今後そういうような協議もしていく必要があるかなというふうに考えているところでございます。また、新しい住民の皆さんとの交流、そういうことからも農と新しい皆さんの、住民との触れ合い、こういうことも行政としての仕掛けは必要かなというふうに考えるところでございます。  以上でございます。 ◯議長(中野 重高) 伊藤さん。    (伊藤 紀味枝君登壇) ◯1番(伊藤 紀味枝) 保健師のことで、山梨県は人口当たりでは数が日本一多いということです。また、木津町時代ですが、伊那市のほうに研修に行ったときも、保健師の活動というのは非常に大事であると、保健委員の方が活動されて、健康を守る民生委員がございます。昭和40年ぐらいから発足して、地域に密着して、住民の自主的保健活動をやっているということです。保健委員さんは保健予防活動の推進者で、地域の住民の健康状態の把握に努めながら適切な対応をとるように、保健師と連絡をとってやっているということで、地域の要望、または中には保健師を伝えて、相互の連絡をうまくする、地域と行政の橋渡しをしているというところです。このことが寝たきり予防や痴呆を予防し、健康寿命を延伸する支援になっていると思います。このように、保健師の重要性というのは求められているわけですが、木津川市におきましても、地域包括支援センターの方、中心になってやっておられて、11月末ですか、1,198名の方が参加しているということで、それだけ皆さんの保健師の方の役割というのは非常に私は大事だと思います。そうした活動をより一層もっと保健師の方、地元に入って、密着してやっていただきたいなとおります。 ◯議長(中野 重高) 伊藤さんに申し上げます。申し合わせによる質問時間の制限を超えておりますので、発言を許しません。  ただいまの質問に対して答弁できるようでしたら、行政側。保健福祉部長。    (保健福祉部長 大西 茂君登壇) ◯保健福祉部長(大西 茂) 保健福祉部長でございます。伊藤議員さんの最後のご質問にご答弁を申し上げたいと思います。  確かに保健師の果たす役割というのが大変大きいというふうに認識いたしております。今後も一層充実した活動を続けていくためにも、非常に充実した仕事が必要であるというふうに思っております。そういう意味では、実際的に保健師の絶対数をふやすということも大事なことでありますけれども、あくまでこれは人事管理面も出てまいりますので、限られた中で、どのような形で進めていくのがいいのかということについて現在考える必要があるというふうに思っております。と申しますのは、合併して4年近くなるわけでございますけれども、当初はそれぞれ木津町でやっておりました保健事業について合併協定に基づいて、できるだけ3町の事業を続けていくという形で進めてまいりましたけれども、その事業の中ではある程度見直していくもの、あるいはさらに充実していくもの、さらには新しく取り組んでいく必要のあるものというものも見受けられますので、そういった面につきましても、見直しをかけながら、より効果の高い事業を進めてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(中野 重高) ただいま14時15分、14時30分まで休憩します。    午後2時15分 休憩    午後2時30分 再開 ◯議長(中野 重高) ただいま14時30分、休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続けます。  4番目、中谷裕亮さん。    (中谷 裕亮君登壇) ◯23番(中谷 裕亮) 23番、イレブンの会、中谷です。  ことしも残すところ半月余りとなりまして、2010年も終わろうとしております。この2010年もいろいろなことがございました。自慢するべきこと、またいろいろ反省を込めて、今後考えなければいけないいろいろなことがございましたけども、まずいいほうの話としては、日本人として自慢できる喜ばしい出来事がございました。それは、お二人のノーベル化学賞の受賞と、また「はやぶさ」の宇宙探検成功でございます。しかしその反面、ことしも悪いことが多く、無差別な殺人や虐待等、毎日のようにテレビや新聞をにぎわしておりました。そういう1年であったろうと思います。また、国のほうでは、国会もいろんな不手際がございまして、外交問題等についても、余り感心のできることはなかったように私は感じております。  なぜこのようなすさんだ世の中に、近年、この10年、20年なってきたのか。いつも考えるわけですけども、こういうことを根本的に原因を追及して直していく必要があるのではないのかと、このように思うところでございます。最近は各個人個人が自己中心になり、また他人に対しての気配り、心配り、目配り、そういうことが少なくなってきているのではないでしょうか。そのような気もするわけです。お互いに助け合いというような心が大変大切であると思います。その心を失っているような気がします。  私、毎年同じような質問になろうかと思うんですけども、少々お許しをいただいて質問していきたいと思っております。日本は、昔からやおよろずであって、寛容で、いろいろなものを取り入れる民族性のある国だと私は思っております。そういうことを考えますと、今後、これからの子どもたちまた若者たちの末を考えると、30年、50年先を考えたときに、非常に心配になってくるのでございます。そういう意味から、我々も地域住民ともども考えていかなければならないだろうと、このように痛切に感じております。  そこで、教育についての質問をするわけですけども、教育とは、知識を詰め込むだけではないと、それだけではだめであると、人間性や精神性、いたわり、感謝する気持ち、人間としてバランスのある感情を育てていく必要があろうかと思います。今の日本はどうなのか。その辺を考えますと、自分の努力が足りない場合でも、自分が怠けているのをさておいて、親が悪い、先生いわゆる学校が悪い、世間が悪いと、責任を押しつけてばかりになっているような現在の世の中ではないでしょうか。おのれを省みることを忘れているような気がするわけです。これをどうしていけばええのかということは、やはり人間、物心がつくころから、小さいときからの教え、しつけが非常に大切と、こういうふうに思っております。  このようなことを考える中で、きょうは一つ目に教育問題、二つ目に職員研修について、三つ目、最後に、現在取り組んでおられますクリーンセンター建設問題についてお聞かせ願いたいと、このように思うわけです。  まず、一つ目の教育について。教育委員会として、教育の基本的な理念と申しますか、考えはどの辺のところに重きを置いてやっておられるのか、お聞かせ願いたい。  2点目として、現代の子どもたちに命の尊さ、こういうことを教育を通じて、また社会を通じてどのように教えておられるのか。というのは、最近、自殺等も子どもたちの間でも非常にふえた時期がございました。殺人等もたくさんをありますけども、自殺者も近年は大変ふえてきております。これにはいろいろ理由といいますか原因はあろうかと思うんですけども、やはり一番もとの教育のときにそういう心のありがたさ、尊さというものをしっかりと教育をしておけば、そういう面もある程度は少なくなるんやないかなと。これは私の考えでございますけれども、その辺で教育委員会の教育長の、一つ目の基本的な教育理念について、思っておられることを少しお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。 ◯議長(中野 重高) 教育長。    (教育長 久保 三左男君) ◯教育長(久保 三左男) 教育長です。  中谷議員の1問目のご質問にお答えをいたします。  教育の目的といたしまして、教育基本法第1条では、「教育は、人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行わなければならない」とされております。木津川市教育委員会といたしましても、その実現のため学習指導要領、京都府教育委員会の「指導の重点」及び「『京の子ども、夢・未来』プラン21─京都府の教育改革─」を踏まえ、木津川市教育委員会としての「指導の重点」を作成し、知・徳・体の調和のとれた発達を図り、勤労と責任を重んじ、基本的人権を尊重し、国際感覚を身につけた幼児・児童・生徒の育成に努め、生涯にわたる学習の基盤を培うことを目標として取り組んでいるところでございます。  続いて、2問目のご質問にお答えをいたします。  いわゆる「生命尊重」につきましては、昨今、命にかかわる事象や事件が多く発生する中で、道徳的な内容項目として極めて重要なものの一つとして考えており、市内各校におきまして指導をしております。具体的には、道徳の時間をかなめとして、児童生徒の発達段階に応じた各教科・領域等の特質に応じて、意図的・計画的に学校教育全体を通じて行っているところでございます。また、心の教育は、家庭との連携も不可欠であり、各校の実態に応じて取り組みを進めているところでございます。  以上です。 ◯議長(中野 重高) 中谷さん。    (中谷 裕亮君登壇) ◯23番(中谷 裕亮) どうもありがとうございます。今の教育長のお話の中にもありましたように、道徳的な教育の内容も必要であろうというような答弁でございました。前にも言ったと思うんですけれども、やはり知・徳・体、このバランスのとれた、調和のとれた教育というのは大事かと思うんですけども、最近は、知、普通の教育ですね、一般的に言う学校教育、知に対しては、ことしも世界的に成績も上がったという結果が出ておりますが、体、いわゆる体力のほうも、学校なり一般社会なりいろんな面で大変成長してきていると、このように感じるわけです。  ところが、一番最初にも申しましたように徳のほう、いわゆる道徳的な教育が最近は非常に欠けておるのやないかなというふうに、私は一番懸念しておるところでございます。学校で先生に教えていただく、これは当然だと思うんですけども、それに伴って、いわゆる父兄といいますか保護者といいますか、子どもたちの親が、道徳といいますか徳のほうにもう少し目を向けていってもらわなければならない。これは最近のことだけやなくして、この何十年の間にそういう風潮になったと思うわけですけれども、これからの教育として、特に木津川市だけでも、しっかりそちらのほうにも今まで以上に力を入れていただいて、今の子どもたちがあと20年、30年、50年たったときに、世界に誇れる社会人、成人に育つように、これは教育委員会、学校の先生だけやなくして、ここにおられる皆さんも、我々も当然の話ですけども、父兄を交えて、全員でそういう教育といいますか教えというか、これは物すごく今は欠けているような気がするんです。その辺のところを学校側としても、当然、我々は外からいろんな協力なり惜しみませんけども、木津川市の職員、ここにおられる特に幹部の方も、絶えずそういう気持ちで子どもたちに接する、こういう気持ちが一番大事じゃないかなというふうに思うわけです。  きのうきょう、いろんな一般質問がございますけども、各種団体にお願いするとか、いろんな話は出ていました。各種団体は確かにたくさんあろうかと思います。木津川市だけでも何十という団体があろうかと思うんですが、その辺の接点は、教育委員会としてあるものかないものか、どの程度接点があるのか。朝の質問の中でも、きのうですか、山城中学校は地域懇談会をやっておるという答弁がございましたけども、こういうことは大変大事なことやと思います。今ちょっと私も出席はしてないんですけども、今まで棚倉小学校も地域の各種団体の世話をしてもらっておる人たちに集まっていただいて、学校からこういうことがあるとかいろんな報告があり、また参加された人たちが、それではこれはこうしようとか、ああしようとか、いろいろ話し合いしながらやっておられました。最近、ことしは招集かかってなかったと思うんですけども、今まで何年か続けてずっとやってこられております。中学もああいう答弁がございましたので、やっぱり教育委員会なり学校は学校なりでいろいろ考えてもらっておるんだなと、大変うれしい気持ちで答弁を聞かせていただきました。
     そういう意味からもできるだけ多くの人たちと接点が持てる、子どもたちは子どもたちと、また年配というか社会人の人といろいろ接点が持てる、こういう場所が必要やないかと。これの最たるものは、登下校のときに各種団体の代表さんなり、毎日朝夕、危険な場所とかいろんなところで立って、子どもたちがけがのないように、元気に通学できるようにと大変緻密な努力を皆さんしていただいているわけなんです。その辺のところをもっともっと活用していただいて、子どもたちに、たくさんの人に見守ってもらっているのやと、皆さんにいろんな面で助けを請うているのやと、そういうような教えといいますか、それは子どもたちはどのように思っているか、教育委員会のほうでもし把握をされているのでしたら、少し教えていただきたいと思います。 ◯議長(中野 重高) 教育長。    (教育長 久保 三左男君登壇) ◯教育長(久保 三左男) 中谷議員の再質問にお答えをいたします。  まず、道徳教育等のそういう教育については、欠けてきているのではないかというお話をいただきました。木津川市内の各校の道徳教育は、内容も含めて、質的にも量的にもきちっと行われているというように私たちは思っております。  道徳教育は、道徳の時間とあわせてすべての教育活動を行うということに定められています。このことは、学校教育に携わる人たちみんなが、人間としてどう生きていったらいいかということを、それぞれの場所で計画的に時間をとって教える道徳教育と、日常の子どもたちの行動等を見ながらその場できちっと教えていくこと等を含めての道徳教育については、充実をしてきていると思います。このことを支えてきましたもとは、ある学校で道徳教育研究指定を受けまして、そのことで、道徳教育のいわゆる指導の妙味というんですか、おもしろさというものも感じた先生方が、木津川市内で異動し、各校の道徳教育に取り組んでいくことによって、子どもたちに将来への夢や展望、希望を持たそうということで、生きる目的を持たせたことです。そういう点で、後でも言いますけれども、木津川市内にしかない研究会を教育委員会は設定しています。一つは、木津川市の道徳教育研究会、もう一つは、科学の町の子どもたちを育てる木津川市立学校教員の研究会、この二つです。これは木津川市の教育の大きな柱として、科学技術時代を生きる子どもたちに、科学館等をうまく活用しながら科学に目を開かせ、そのことに興味・関心を持ち、将来的には、義務教育を木津川市で過ごした子どもたちがノーベル賞を受賞するような、そういうことを目指していきたいなと、特定のすばらしい個人をつくるのではなくて、裾野の広い、そういう子どもたちを教育していきたいという願いがあります。  もう一つの道徳教育の研究会は、毎年、夏休みに研修会を行っていますけれども、このことにつきましては、各校のすぐれた先輩の先生方や、あるいは新任、3年なり5年なりの先生方が、実際に道徳教育をした感想を発表し合ったり、実際に参加された先生方を生徒に見立てて模擬の授業をしたりしながら、道徳教育の指導技術を磨いていくものです。私も何校かで道徳教育の授業を見学しましたけれども、道徳の時間の終わった後、子どもたちが、きょうの授業はおもしろかったな、また来週も道徳の時間が早く来たらいいのになという感想を言い合っている姿を見ました。あっ、これは子どもたちの心の中に道徳教育がしっとりと入ってきているなということで、こういう道徳教育が各校で展開をされています。  もう一つは、各種団体の方々とのかかわりですけれども、まさしく今、地域社会の人たちの力をかりて、学校が新しい教育改革を進めています。かつては、職員室には先生しか入れない、先生しかおられないという時代があったのですけれども、最近では、職員室にいろんな形の先生方がたくさん来ておられます。教員の免許状を持たなくても、地域の方々を特別ゲスト、講師として、いろんな体験談を語っていただいたりしていただけることができる時代になってきました。かつては、教員免許状がなかったら、子どもの前で話はできないという時代があったんです。それは、その時代の一つの要請ですけれども、最近ではそうではなくて、地域の皆さんの方のいろんなお話を聞きながら、子どもたちが学んでいこうという、そういう時代に入っていますので、木津川市内の各校でも、そのことについては十分活用しています。  各種団体としましては、文化協会あるいは体育協会に結集されている皆さん方、それから子どもたちの登下校の見守りをしていただくボランティアの方々等は、非常に身近な地域の関係団体の皆さん方です。明治の終わりぐらいに、教育の、家庭と学校と地域社会の役割を植物の成長に例えて、各家庭ではしっかり実をまいてもらう、学校では花を開かせてもらう、地域社会では最後の実をつける実りをしてもらう仕事をそれぞれが分担しているということを話された校長先生の話が、最近、大きく話題になってきておりますけれども、まさしくそのとおりだと思います。家庭は実をまき、学校は芽を出した子どもたちにしっかりとした花を咲かせ、地域社会はその花の咲いた後の実を実らせて、充実した人生の終結をさせるという、まさしく、うまく言っておられるなと思いますけれども、明治の人たちの考え方は、平成のこの時代でも生きてきているんじゃないかと思います。木津川市内でも、そういう役割分担をそれぞれ持ちながら、協力して子どもたちの教育を進めていきたいと思っておりますので、ご支援をよろしくお願いいたします。 ◯議長(中野 重高) 中谷さん。    (中谷 裕亮君登壇) ◯23番(中谷 裕亮) どうもありがとうございます。今の教育長のお話を聞いていますと、私も何ぼか安心といいますか、この先よくなっていくだろうと実感しているわけです。いつでしたか、テレビと新聞のニュースにあったわけですけども、ある学校の先生が算数の時間に、計算の方法について、割り算にしたら、15人の人がいると、1回に3人殺せば何回で15人が殺せるかと、そういうような教え方をした授業があったということで、これは大きなニュースになったと思うんです。私の感覚では、とてもやないけどそういう発想は浮かばないんですけども、多分、この木津川市ではそういう先生方はいないと思うんです。しかし、いないと言うて安心してるだけでは、これはまたいかがなものかなと思うんです。ということは、最近の流れというか、すごく早いですね、テンポが。後でちょっと文句を言いますが、行政の仕事は遅いけども世間の流れは非常にテンポが早いと、私はそういうふうに感じています。  そやから、ただ、今ええから安心しているということのないように、絶えず現場を気にしながら、また先生方の監督といいますか指導をしっかりやっていってもらわんと、いつ何どき、そういう突拍子もない事件なり事が起こるというような、今はそういう世の中やないかなと、こういうふうに感じるわけです。これは5年や10年でこういう世の中になったわけやなしに、何十年と積み重なった上で現在の世間があると、日本があると。これは日本だけじゃなくして、世界中同じ傾向なんですけども、まだ日本のほうは昔からのそういう、明治、江戸、その辺ぐらいからの思想といいますか考え方が、割に根強く残っているんで、世界から比べれば、まだまだ日本は治安もいいし、いろんな面ですばらしい国であろうと私は自負しているわけですけれども、我々はもうこの年になったら、あとはゆっくりと子どもたちが、若い人が成長していくのを楽しみにいくだけです。しかし、今の子どもたちとか若い青年たちが、もっともっと世界に羽ばたける力をつけてやっていく必要があるんやないかなと、こういうふうに思うわけです。  一時、ゆとり教育というのも、はやったと言うたらおかしいけども、施行されました。週5日制ということで前にも質問させていただいたと思うんですけども、5日制は、私はもともといいことないと。というのは、人間、時間があれば、今こういう世の中ですんで、物は何でもある、裕福にやる、生活のリズムは変わってきた。そこへ、何するにしても楽にできる。掃除一つでも楽にできるわけです。最近の掃除機でしたら、ボタン押しといて、そこへ置いといたら、勝手に部屋の中を掃除すると。そういうような、いわゆる手間をかけずに何でもできるような世の中になってきておるわけです。僕が一番懸念するのは、人間、時間があって暇ができたら、余りええことは考えないんですよ。絶えず必死になって前向きに事をしているときは、いろんなアイデアも浮かんでくるし、そこに人間の成長というか、生まれると思うんで。その辺のところを、我々の時代は小学校、中学校、義務教育の間は、学校校舎なり運動場、いろんなところを、要は拭き掃除、掃き掃除、全部やってきたわけです。今、多分、木津川市の中でそれをやっておられる小学校、中学校は、あるんですかな。後でまたそれは教えてください、あったら。  そういうところで、時代の感覚が、私はちょっとずれておるかもわかりませんけども、人間、もとに戻るというか、基本に戻るというのは、大事なことだと思います。これは、基本に戻るということは、教育の基本ももう一回見直して、もう一回ゼロに戻って一からやり直すぐらいの気骨というか考えを持って、木津川市の教育委員会として、各学校にそういうことを伝えていただいたら、以心伝心、必ず子どもたちまでこれは伝わっていくと思います。教育は、最終的には心の問題やと思うんですけども、その辺のところも特にお願いしておきたいと、このように思います。  昔で言う、いわゆる徳の中で、要は、勇気とか義理とか、仁とか、礼を尽くすとか、いろんな教えが昔は、今もあると思うんですけども、その辺のところを今しっかりと教育の中に取り込んでおられるのか。簡単に言えば、思いやり、これは仁です。それから正義の心、これは義になります。礼儀、礼節、これは礼。英知、工夫、これは知です。信用、信頼、これは信。偽りのない心、忠。忠臣の忠ですね。父母を大切にする、これは孝。年長者に従順なこと、いわゆる貞。こういうことは、多分、教育委員会の先生方は一度は習われたか聞かれたことはあると思うわけですけれども、要は、人に優しく、また正直でうそをつかない、卑怯なことをしない、約束は守る、弱い者をいじめない、親孝行をする、きょうだい仲良くする、このようなことになろうかと思うんです。  最近、いじめ、ちょっと静かになったかなという感じはするんですけども、まだまだいじめもあると思います。やっぱりこういうところから、子どもたちも、いじめたらいかんよ、弱い子にはいじめをしたらいかんと。逆にそういう子たちを助けてやる、力を貸してあげるというような、こういう精神というか、そういう心を持つ、心の広い子どもに育てていただいたらいいんじゃないかなと思うんですけども、その辺はどうなんですかな。 ◯議長(中野 重高) 教育長。    (教育長 久保 三左男君登壇) ◯教育長(久保 三左男) 中谷議員の再質問にお答えをいたします。  ゆとり教育の話をされまして、その後、学力充実へと変わってきているということですけども、簡潔に話をさせてもらいます。ゆとり教育から日本の教育が出発したわけではないのです。ゆとり教育は、ある教育の反省に立って、ゆとり教育が提唱されたころは、ゆとり教育としての意義があってゆとり教育がなされたわけですので、私は全面的に否定するものではありません。  実は、ゆとり教育の前には、学力偏重、偏差値教育が吹き荒れまして、子どもたちが希望する、自分の希望に応じた高校進学ではなくて、子どもたちのその時点での学力に応じて高校の進路が決定したということで、学力がすべての人間を決定づけるような時代があったのです。このことで学力偏重、いわゆる私的に行われている模擬試験が非常に横行しました。このことは子どもたちの発達を歪めているということで、平成5年ですけれども、そういう模擬試験等についても禁止がされて、一片のテストだけで子どもたちの将来を決めてはいけないということのスタートが、ゆとり教育へのつながりになっているわけです。少し教科の時間を減らして、それまで子どもたちから奪われていたいわゆる地域社会をめぐっていろんなことを考えるというような、少し子どもたちの人間性を取り戻そうというのがゆとり教育のスタートですので、それはそれなりに意味があったのです。  その後、来年度から小学校でも新しい学習指導要領で授業時間がふえていき、教科書が少しふえますけれども、これにつきましては、大きな国際的な問題があります。国際的な学力試験で日本の子どもたちが常時トップを占めていたけれども、10位とか15位とかということで急激に落ちてきた。これは当然教科の時間が7割なり8割になりますので、学習時間の絶対量が少なくなるわけですので、そういうテストにはやはりいい成績がおさめられないということが結果として出てきますので、その誤差を少し戻そうということと、本来的に子どもたちに力をつけるのはやっぱり国語力であるという、読書指導にもつながっていくんですけれども、そういうことも含めたことが最近見直されてきて、最近の明るいニュースが、少し子どもたちの学力が戻ってきた。それから体力についても、ずっと落ちていたのですけれども、少し子どもたちの体力も向上してきたということで、明るい兆しが出てきています。このことはうまく伸ばしていかなければならないと思っております。  掃除につきましては、掃除を学校で子どもたちがするというのは、世界的に見ましたら東洋圏、いわゆるアジアで、日本とか韓国とか中国とかというところが主で、西洋やアメリカでは掃除はほとんど外部の人がやっておられます。しかし、日本では、掃除というのは将来的な子どもたちの勤労、働くということの、子どもたちが唯一その年代で経験できるものだということで、学校教育の大切な柱として取り扱っておりますので、木津川市内で掃除をしてない学校は一つもありません。むしろ、学校の教育目標を見ておりますと、あいさつ、読書、掃除、清掃活動を頑張ろうということで、小・中学校ともそういう目標で取り組んでいますし、うまく清掃活動を生かして子どもたちの人間育成に使っておりますので、そういう心配はございません。  最後におっしゃいました、人間として恥ずかしくない生き方をしていこうという教育、いわゆる礼儀を尽くすという礼ですね、こういう道徳教育ということは、人権教育の中でしっかりと指導してきています。  以上です。 ◯議長(中野 重高) 中谷さん。    (中谷 裕亮君登壇) ◯23番(中谷 裕亮) どうもありがとうございます。もう時間もございませんので。今、掃除に関して、学校の掃除をするのは東洋のほうだけだと。これは別に、欧米がしてないから、それは私は関係ないと思います。要は、そういうことをすることによって、物を大事にするという一つの教育の手本にもなると思うんで、その辺は私の言い方がちょっとまずかったかもわかりませんけども、理解していただきたいと思います。  次に、職員の研修について、簡単にお話ししていただきたいと思います。  職員研修については、いろんな研修があると思うんですけども、新規採用の新しい人の研修とか、またここにおられる方や、課長なり係長、役職の管理職の方の研修とか、研修にはいろいろ種類があると思うんですけども、大体どういうのがあるか、ちょっと教えていただきたい。 ◯議長(中野 重高) 市長。    (市長 河井 規子君登壇) ◯市長(河井 規子) 中谷議員のご質問にお答えいたします。  職員の勤務能力の発揮及び増進を図るための研修につきましては、地方公務員法第39条におきまして定められているところでございます。  本市におきましても、この地方公務員法及び「木津川市職員の研修に関する規程」に基づきまして、毎年、市の独自研修または外部研修を活用することにより職員の能力を開発し、公務能力を向上させ、よりよい市民サービスの提供に努めているところでございます。  平成21年度の実績における研修内容につきましては、まず、一般職員研修といたしまして、新規採用職員を対象とした基本的な研修から、管理職員を対象とした「リーダーシップ・トレーニング」など、各役職に応じた研修を実施しております。  詳細につきましては、担当部長からご答弁申し上げます。 ◯議長(中野 重高) 市長公室長。    (市長公室長 鈴木 宏治君登壇) ◯市長公室長(鈴木 宏治) 市長公室長でございます。  詳細な内容につきまして、私のほうから答弁させていただきます。  まず、実務研修といたしましては、法制執務研修といたしまして「条例・規則の読み方、作り方」研修から「官庁施設の設計業務等積算基準と設計料算定講習」といった専門分野の研修を実施いたしました。  次に、特別研修といたしまして、自治大学校での課程研修から人権学習研修等を実施いたしております。  また、これらの研修の概要につきましては、回数では年間56回、日数では123日となっており、受研者数は延べ897人が研修を受研いたしております。  今年度につきましても、昨年度の研修内容を検証することにより、より効果的な研修となるよう努めているところでございます。  最後に、職員研修を実施することによる効果でございますが、研修内容を一般的な研修から専門性を有する研修など、幅広い研修を受研できるようメニューをそろえ実施いたしておりますことから、職員各々に能力を開発する機会を提供し、職員の能力開発を絶えず行うことによりまして、その低下を防ぎ、また能力開発をすることによりまして公務能率を増進することになり、それが市民の皆様方の負託にこたえられることになると考えております。  これにより、市民の利益につながるものと考えている次第でございます。  以上でございます。 ◯議長(中野 重高) 中谷さん。    (中谷 裕亮君登壇) ◯23番(中谷 裕亮) 今、研修にもいろいろございましたように、延べで800人以上の方々が研修されていると。回数も56回ですか、百何十日という大変な時間と経費を割いてやっておられるわけですけども、決算書でちょっと見たんですけども、今年度中間、平成22年度で300万円ぐらいでしたか、逆算しますと1人頭何千円と、教育にかかっているお金がそういう形ですね。  学校の教育もそうですし、我々一般人の教育も、教育というのは金がかかるもんだと、私はそう思っております。1人頭1年で5,000円や6,000円で十分な研修ができるものか、その辺のところはどうなんですか。 ◯議長(中野 重高) 市長公室長。    (市長公室長 鈴木 宏治君登壇) ◯市長公室長(鈴木 宏治) 中谷議員の再度のご質問にお答えいたします。  毎年度、研修計画というのをつくりまして、さまざまな研修をさせていただいております。合併いたしましてから4年が経過するのですが、年々、研修費に関しましては、当初、平成19年は100万円台であったものが、順次、予算額を上げさせていただいて、一定程度の予算は確保させていただきまして、先ほど議員もおっしゃっていただきましたように、300万円余りの予算を確保させていただいて、例えば、市町村の職員の実務研修ということで、当然、京都府に派遣している者もございますし、千葉県のほうに市町村アカデミーという研修所がございますが、そちらのほうに泊まり込みで研修に行かせていただいたり、人事院のほうからも、基本的には国家公務員の研修になるんですけれども、その中で、市町村合併をしているところもございまして、木津川市から来てくれないかというオファーもありまして、それで、課長補佐、係長が行くといったこともやっております。相当程度充実した内容になっているのかなというふうに実感しているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(中野 重高) 中谷さん。    (中谷 裕亮君登壇) ◯23番(中谷 裕亮) 今お聞きしたところでは、府の研修に行かせたり、他の市町村に研修に行ったりと、お互いにそういうことでやっているというように受け取ったんですけども、私の言いたいのは、同じ仲間同士の研修はそれ以上外へ出ないわけですよ、枠の中から考え方が。そやから、他企業とか民間企業とか、そういうところに研修に行ったり、実習に1週間なら1週間、ドーンとそこの店に入って、いろんな工場でも現場でも何でもいいわけですから、全然違う環境の研修をするということは大変重要だと思いますよ。ということは、皆さん方の中で、仲間で研修をやっていると、よその市や町が来ていても、府へ行って教えてる教官がだれかが、同じことなんですよ。それは今のやっている枠の外には全然出ないと思います。その辺のところの考えがあるのかないのか。 ◯議長(中野 重高) 市長公室長。    (市長公室長 鈴木 宏治君登壇) ◯市長公室長(鈴木 宏治) ただいまのご質問にお答えいたします。  京都府内の市町村が集まる研修、先ほど申しました市町村アカデミーというのは、全国から市町村が集まって研修を受けますので、そういった意味では、全国の情報を共有できますので、そういった部面での効果はあるなと思っております。  議員がご提案いただきました、民間に行ってみたらどうかというものでございますが、制度的に民間企業に行くという法的なあれはないんですが、研修ということであれば、一定期間行くということは検討の余地はあるなと思っておりますので、そこら辺、実際にやってみたらどうなるのかとか、当然、営利企業への従事制限という職務に与えられた法的な規制がございますので、そこら辺の関係を整理した上で、当然、民間のノウハウというのも学ぶところが非常に多いと私も思っておりますので、そこら辺、可能性についてちょっと検討はしていきたいと思っております。 ◯議長(中野 重高) 中谷さん。    (中谷 裕亮君登壇) ◯23番(中谷 裕亮) もう1点、市独自の研修はどういうような形でやっておられるのですか。 ◯議長(中野 重高) 市長公室長。    (市長公室長 鈴木 宏治君登壇) ◯市長公室長(鈴木 宏治) 中谷議員のただいまのご質問にお答えいたします。  市独自の研修といたしましては、新規採用の研修はかなり市のほうで、あと合併後3年採用をしているんですけれども、それを一定データを集めまして、講師を呼びまして接遇の研修をさせていただいたり、今年度につきましては、人事評価制度というか、人材育成の制度を試行的に入れておりますので、管理職を集めまして、どういった形で人事評価というか職員のコミュニケーションをとっていくのかというのを講師をお招きしてやると。どういうふうに評価をしていくのかといったようなことをさせていただいております。 ◯議長(中野 重高) 中谷さん。    (中谷 裕亮君登壇) ◯23番(中谷 裕亮) どうもありがとうございます。ぜひとも研修を重ねて、立派な職員に育たれるように、切にお願いしておきます。  時間がございませんので、最後の清掃センタークリーンセンター建設についてお尋ねしたいと思います。  これは午前中も高味議員なりの、またきのうのほかの人の質問で大体のことはわかりますが、余り詳しいことはそれ以上は突っ込みませんが、一番気になるのは、2月でしたか、予定地の答申があって、それに対して鹿背山地域の方に説明されて、それに対しての異議の申し込みがあったと思うんですけども、その辺の説明はどの程度の説明で終わっているのか、ちょっとお聞きしたいと思います。 ◯議長(中野 重高) 副市長。    (副市長 今井 洋一君登壇) ◯副市長(今井 洋一) 建設審議会を設置し、建設候補地調査を行っているその後の経過はということで、中谷議員の3問目のご質問にお答えいたします。  クリーンセンターの建設につきましては、去る平成21年5月29日に清掃センター建設審議会を設置し、クリーンセンター建設候補地の選定を諮問いたしました。審議会におきまして、合計8回の開催時にすべて公開し、地元である鹿背山からも委員の方が出席しておられましたが、慎重かつ集中した議論をしていただきまして、平成22年2月8日に取りまとめられました答申結果に基づきまして、木津川市として、鹿背山川向地内を建設候補地として決定いたしました。  地元との話し合いも、一方の大きな課題としてありますけれども、また一方では、クリーンセンター建設に際しましては、多額の財源が必要となりますことから、国の助成制度であります循環型社会形成推進交付金を受けるために必要となります地域計画につきまして、相楽郡西部塵埃処理組合、精華町及び木津川市の3者連名により申請し、去る9月27日に環境省の承認を得ることができました。  この承認を受けまして、年度途中ではございますが、10月15日に交付金の内示を受け、生活環境影響調査の計画書の策定を初め、現況測量、及び施設基本計画の策定に関する業務を早速発注いたしまして、作業を進めているところでございます。  クリーンセンターの建設に当たりましては、地元住民及び市民の皆様のご理解とご協力いただくための取り組みを進めることはもちろんのことでありますが、廃棄物処理法に基づく生活環境影響調査や都市計画決定などの法的手続が必要となります。したがいまして、法的手続間の作業調整を図りながら、計画的かつ効率良く進め、一日も早く喫緊の課題でありますクリーンセンターが建設・稼動できますよう、不退転の意思を強く持ち、進めてまいりたいと考えております。  この議会の中でも、清掃センター建設特別委員会のメンバーの皆さんに、打越台の現状を見学調査に行っていただきましたけれども、まさに打越台の現状は待ったなしの状態であります。先ほど言いましたように、喫緊の課題であるし、一日も早くということが求められております。また、新しいクリーンセンターは、学研都市のクリーンセンターでもあります。よいものをつくる最新の技術を駆使するということが求められておりますので、私どもはそれを理解と協力をいただくために、繰り返し説明をしていきたいと思っております。  ただ、地元の方の中には、不信感を持っておられる方もおられます。そういう意味では、私どもの百遍の説明よりも、百聞は一見にしかずということで、最新の設備を備えた先進地のクリーンセンターを見ていただくことが一番近道であるのではないかなというふうに思っておりまして、これまでから地元説明会、地元の近くの東部交流会館での説明会も含めまして、説明会それから先進地の見学会ということを併用しながら、地元の皆様、市民の皆様に、ご理解、ご協力を賜りますよう、努力を続けていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◯議長(中野 重高) 中谷さん。    (中谷 裕亮君登壇) ◯23番(中谷 裕亮) ぜひとも頑張ってやっていただきたいなと思うんですけども。これはことしの2月16日、鹿背山の区から答申に対して、市に対して抗議文が出されていると思うんですけども、この辺もしっかり分析されて、一日も早く次のステップに行けるように、ぜひとも頑張っていただきたいと思うんです。それにつれて、打越台がどうしても改修に入らざるを得ないと、こういう状況やと思うんですけども、午前中も質問がありましたように、基金の問題、いろいろあろうかと思うんですけども、私は、それはさておき、朝、十分説明もいただきましたので、今の予定地に、それ以前から木津町で建設するという覚書がありますね。それに対して、20年も25年もおくれたという結果が、打越台のセンターの改築にせざるを得ないというスパンがあったと思うんですよ。その辺のところを、今の副市長なり市長は、新たに市になって初代なんで、余り難しいことは言いませんけども、しかしその立場になったら、これはあと責任を持ってやっていく必要があると思うんです。  ところが、打越台を改修するのに5億も10億もというこの辺が、私からしたら無駄遣いやと。今の国会でも仕分けをやっておられますけども、こんな無駄遣いは最たるものやと私は思うておるんです。10年前に建ててたら、この5億円、10億円は要らんかったわけです、はっきり言うて。しかし、木津町時代から延ばし延ばしで今日に至って、もうどうしようもないと。打越台の清掃センター、環境センターがもうどうしようもないと。やり直さんとしようがないとこまで追い込まれて、それで金を突っ込むわけですよ。これ、突っ込まんとほっといたらどうにもならんということですやろ。そやからその辺のところを、もっとしっかり考えてもうて、物事というのは、スピーディに仕事をやってもらわんと、先ほど研修云々のこともありましたけども、何のために研修へ行って、そういう勉強してきてるのとか、私から言わせたらそう言わざるを得んのですよ。やっぱり仕事は、チャンスと時期があるわけです。やらんなんときはどうしてもやらんなんという、皆さん、そういう気持ちを持ってやってもらってますかな。それがどうしても私には伝わってきません。  そやから、この清掃センターでも、7年から10年とか言っておられますけども、もっと3年から5年でやると、そのぐらいのことはできませんかな。いろんな法律の縛りがあって無理かと思いますけども、物理的には、私の計算では5年あったらできると思うんです。 ◯議長(中野 重高) 副市長。    (副市長 今井 洋一君登壇) ◯副市長(今井 洋一) 中谷議員の再度のご質問にお答えいたします。  無駄遣いをするなというお話ですけれども、これまでからこの議会でも、また今議会でも、昨日来いろいろとご議論をいただいていますように、一方では、新しいクリーンセンターの建設を視野に入れて、一方では、現状の打越台の焼却炉のどういう改修をするのかということで、以前から、そういう二重投資、無駄遣いをするなということがありましたので、木津川市でも、あるいは西部塵埃処理組合としても、そういう二重投資にならないように、どういう改修の仕方があるのかということで、大規模改修、通常の改修、それから議論になっておりましたが、全量民間委託、大きくは3通りの案を考えて、比較検討をする中で、先ほど来出ていますように、二重投資をしないでいこうということで、通常改修、傷んでいるところの必要な部分の最小限の改修ということで、4億円弱ということで方向性は出ております。  これも昨日来答弁申し上げていますように、その方向性は出ましたので、その所要の費用をさらに切り詰めていくということで、今後、精査していく必要があるというふうに思っておりますので、打越台の焼却炉の改修については、そういう無駄をなくすということを心がけてやっていきたいと思いますし、クリーンセンターの建設につきましては、不退転の決意でやっていく。補正予算でお願いしておりました調査費、特に都市計画の手続が、これが現在第1種低層住居専用地域ということで、一番建築制限の厳しい暫定の用途にしております。  したがって、これをどうするのかと。あるいは、都市計画決定、市街化区域に編入しておりますけども、これもどうするのかということで、いろいろと都市計画手続の面で検討していかなければならない課題があります。また、いわゆるアセス調査、これも春夏秋冬ということで、今のところ、2年ほどかかるのではないかと思っております。  そういうことで、必要な手続がありますので、これはクリアしなければならない。そのために一定の期間は要りますけれども、先ほど来、中谷議員もご指摘のように、我々、もっとやる気を出して頑張れということですので、早める努力をしていきたいというふうに考えております。  以上です。
    ◯議長(中野 重高) 中谷さん。    (中谷 裕亮君登壇) ◯23番(中谷 裕亮) 最後にこれだけちょっと聞きたいんですけども、考え方が僕とちょっと違うとこがあるんですけども、現実に5億円なり7億円なり無駄遣いせんとしようがないということですよ。その辺のところを、市長と副市長、最後に答弁願います。どう思っておられるか。 ◯議長(中野 重高) 市長。    (市長 河井 規子君登壇) ◯市長(河井 規子) 中谷議員のご質問にお答えいたします。  今、副市長のほうから答弁させていただきましたが、大規模改修を避けて通常改修ということで、4億円弱の予算を上げていこうということで計画をさせていただきました。  以上でございます。 ◯議長(中野 重高) 中谷さん。    (中谷 裕亮君登壇) ◯23番(中谷 裕亮) 無駄遣いと思うてるか思うてないかということを聞きたいんです、二人の。現実が。 ◯議長(中野 重高) 市長。    (市長 河井 規子君登壇) ◯市長(河井 規子) 中谷議員のご質問にお答えいたします。  今現在、老朽化して、どうしても改修しなければいけない箇所について改修をさせていただきますので、これは必要な改修であるというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(中野 重高) 副市長。    (副市長 今井 洋一君登壇) ◯副市長(今井 洋一) 市長答弁のとおりでございます。 ◯議長(中野 重高) 中谷さん。    (中谷 裕亮君登壇) ◯23番(中谷 裕亮) そら、せんなんのはわかってますけども、10年前に新しいのを建ててたら、これはせんでもよかったということでっしゃろ。その辺の、僕と市長、副市長の考えが違うということだけは、はっきり申し上げて、私の質問を終わります。ありがとうございます。 ◯議長(中野 重高) だたいま15時34分、15時50分まで休憩します。    午後3時34分 休憩    午後3時50分 再開 ◯議長(中野 重高) ただいま15時50分、休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続けます。  5番目、梶田和良さん。    (梶田 和良君登壇) ◯9番(梶田 和良) 議席番号9番、梶田和良でございます。  通告書に従いまして質問をさせていただきます。  話はちょっと変わりますが、昨日、全土にサイレン、いわゆる空襲警報が鳴り響きまして、国民は一丸となった避難訓練があったとテレビ報道で見られた方々も多いと思います。ソウルに電話しました関係で、今回は気を引き締めての訓練をしたということで、話をいろいろ聞いてみましたら、その中でも地域的指導者の育成が重大であったというふうに電話で聞き及んだことであります。そういった中で、危機管理の重大さと、やはり指導者の育成が重要であるなというふうに感じたわけであります。  したがいまして、今回の質問につきましては、2問質問させていただきまして、1問目は、「社会教育への人材の育成」と題しまして指定管理者制度と公民館活動の推進について、2問目は「国民文化祭について」と題しまして、平城遷都1300祭を踏まえ、国民文化祭への取り組み状況をお聞きします。  2点とも、目的達成の第一歩といたしましては、共通点はやはり人材であると思います。広辞苑に、才知ある人物、役に立つ人物と記されております。どの世界でありましても、次世代を担う人材の育成が大事なことは言うまでもありません。そこで、1番目の質問、指定管理者制度と公民館活動の推進について、指定管理者制度につきましては否定するわけではありませんが、指定管理において、現状は企画力と方法戦略が不足ではないかなという気はしますが、この辺についてはいかがでしょうか。  それから、講座は講義が一応中心であると思います。講座とゼミナール形式のワークショップの2種類で、私も一度、加茂町から木津のいずみホールに受けに来たこともありますが、それも参考にして、やはり個々の知的好奇心を満たす学びの場、自己実現を目指す自分探しの場の活動に終わっているというふうに、私は受けとめました。指定管理者制度での企画講座では、サークルと独自の立ち上げはまだまだだというような気がいたします。サークル、ボランティア活動の独自の団体が多く誕生する魅力ある講座づくりの指導も必要であると考えますが、教育委員会はどのように思っておられますでしょうか。そして、公民館活動においては、文化の振興や人づくりが、先の2点の講座、ゼミナール、いわゆるワークショップに加えて、地域活動の場、気の合う友を探す仲間づくりが提供されてきたように思います。  行政職員からの働きかけもあったと思いますが、受講した住民から、主体的に参加してサークル、文化団体を育成されてきたことと考えると思いますと、サークル団体と行政との協働で今まで推進してこられたと思いますが、次年度・平成23年度からは、さらに公民館活動運営には力を入れていただきたいと思います。教育長のご答弁をお願いいたします。  財政的につきましては、市長の考え方をお願いしたいと思います。先ほどの中谷議員の質問にもありましたが、教育にはお金がかかり、当然、それがまた生かされるような事業を打っていかなければならないというような考え方であろうかと思いますし、やはり教育にはお金をかけていただきたいと思いますし、その辺につきましてご答弁をお願いいたします。 ◯議長(中野 重高) 教育長。    (教育長 久保 三左男登壇) ◯教育長(久保 三左男) 教育長です。  梶田議員の1問目のご質問にお答えをいたします。  指定管理者制度は、現在のところ、木津地域の中央交流会館と西部交流会館、山城地域の山城総合文化センター、山城プール等の施設で導入しております。加茂地域の施設につきましては、現在、社会教育委員会に生涯学習施設管理運営検討部会を設置し、検討をいただいているところです。  今後の導入に当たりましては、各施設の特性や役割、管理状況等を全般的に検証し、判断していきたいと考えております。  また、公民館活動の推進につきましては、今後も講座の充実やサークル活動の活性化等を図ってまいりたいと考えております。  以上です。 ◯議長(中野 重高) 市長。    (市長 河井 規子君登壇) ◯市長(河井 規子) 梶田議員のご質問にお答えいたします。  社会教育、生涯学習というのは、非常に大切であるというふうに考えております。多くの方が生きがいを持って、またやりがいを持って活動されているということもございます。そういう中でも、これまでどおり予算的にも措置をしてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(中野 重高) 梶田さん。    (梶田 和良君登壇) ◯9番(梶田 和良) ありがとうございます。  再質問させていただきます。生涯学習施設管理運営検討委員会で、人もまたこれから協議、検討をされていかれると思いますが、市民の中にはさまざまな分野の専門家といいますかプロフェッショナル的な方がたくさんおられると思います。人口増の木津川市においては、特に州見台、木津川台、相楽台、梅美台、これはかつて旧加茂町のときの南加茂台ができまして、南加茂台中央公民館を拠点とした活動で多くの人材が生まれてまいりました。これだけ多くの4地区、すばらしい方々がおられると思いますので、この地域にも文化の拠点として、地域の集会所を、公民館機能を含むような活動の場を設置できないかなというふうに思います。そしてまた、地域の集会所ですのでどうなるかわかりませんが、そういう集会所にも、訪問的な講座も必要だというふうに思います。そういった中で、リーダーの育成をしていくことによって、最終的に木津川市の大きなイベント行事にも人材が出てくることによって、一つ一つの行事がスムーズにいくんじゃないかなと。大きなお金を使わなくても、今、投資することによって、人材が派遣されるのではないかなというように思います。  というようなことで、その辺につきまして答弁していただきたいと思いますし、また経験から、1回だけでございますが、指定管理者制度の講習会を受けました。いずみホールで、中国語の、リーさんのニイハオ、ニイシンティハォマァと言うて、その言葉によって、みんなで、元気ですか、これから一緒に勉強しましょうというようなことで、先生と一緒に話をしていったこともありますが、それはあくまでも個人的なレベルまででありまして、それを使って国際交流のほうに持っていこうというまではいかない。だからそれをもって私は、リーダーがおらないから、普通の公民館講座のほうが何か、今まで公民館で指導者をつくってきたことが旧加茂町でありましたので、指定管理者制度には私はなじまないのでそういうふうに思うのかしれませんが、現実的に担当課長では、公民館講座では人材はというか、そういうサークルは生まれてきていませんということも聞いておりますので特にそういうふうに思ったわけでありまして、人をつくるということをぜひともお願いしたいと思いますので、今の木津川台、州見台、相楽台、梅美台、こういった地区にもそういう拠点はできないのか、よろしくお願いいたします。 ◯議長(中野 重高) 教育長。    (教育長 久保 三左男君登壇) ◯教育長(久保 三左男) 教育長です。  梶田議員の再質問にお答えいたします。  私のほうからは全般的なことを。具体的に木津川市各地内の社会教育施設でどのような活動が行われているかということにつきましては、部長のほうから答弁をさせていただきます。  まず、新しい住民や市民の増加の中で、人材を育てて社会教育の活性化のためにいろんなリーダーを育てていったらどうかというご提案です。このことにつきましては、まさしく木津川市の教育委員会の課題とも合致しますし、そういう方向を我々も目指していきたいと思いますので、今後とも、いろんな点でのアドバイスをよろしくお願いいたします。  現在、社会教育施設としましては、公民館なり、交流会館なり、それぞれの地域のいわゆる会館ですね、婦人会館とか、公的に持っているもの、それからそれぞれの地域の自治体で持っておられるものを活用しながら、木津川市内でも、現在、いろんな活動を続けてきております。そのことにつきまして、この後、部長のほうから答弁させていただきます。 ◯議長(中野 重高) 教育部長。    (教育部長 松本 清次君登壇) ◯教育部長(松本 清次) 私のほうからは、木津川市内の社会教育施設の中で今行われております公民館サークル、並びに交流会館などで行われております文化協会等の団体につきましての紹介をしておきたいというふうに思います。  議員ご承知のように、旧木津町の中にありましては、現在、指定管理者制度を使って交流会館、中央交流会館と西部交流会館があります。また、庁舎の北別館の中において公民館サークルの活動がされております。庁舎北別館の中でやられている公民館サークルの数は、約60団体の方が公民館サークルとして実施されているというのが木津地域の中にあります。また、中央交流会館、それから東部、西部というような形の中で、それぞれ文化協会等に所属しながら生活をされているという団体につきましても、26の団体がございます。これが木津地区の中での活動団体であります。また、加茂の団体としましては、議員ご承知のように、南加茂台公民館、それから当尾公民館、瓶原公民館、そしてまた加茂の文化センターというようなことで、それぞれの公民館サークル、並びに地域の中での団体として実施されております。  南加茂台公民館では56団体、当尾公民館では10団体、瓶原公民館では10団体、加茂の文化センターでは50団体という、それぞれの文化サークルの団体が活動されている現状でございます。  山城におきましても、なでしこコミセン、それから文化センター、やすらぎ苑、アスピアというような中で、50団体ほどの団体が文化協会に加盟しながらそれぞれの活動をされているというのが現状であります。そういう中において、それぞれ指定管理をされている施設並びに公民館でやっている施設、それぞれ差はありますけれども、いろんな団体がその中で活動をされているというのも現実でございますので、それぞれ管理をする団体として、指定管理にしていくのか、それとも直営でやっていくのかという違いがあるだけのことでありますので、それぞれの行政改革とか、いろんな今日の状況に合わせて、どういう方向でやれば管理をしやすくしていけるのか、また議員がおっしゃるように人材育成やそういったものを最大の目標においてやるのか。どちらに重点を置いてやるのかということを考えなければならないというところにあるのではないかなというふうに思っています。  それぞれの課題というものは、それぞれの地域の中にあるわけでございますので、そういう状況を今教育長のほうから先に述べさせていただきましたように、それぞれの施設検討委員会というものを立ち上げて、それでやっておりますので、その中で結論を持って進めてまいりたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。  以上です。 ◯議長(中野 重高) 梶田さん。    (梶田 和良君登壇) ◯9番(梶田 和良) ありがとうございます。通告書に余り書いておりませんので非常に苦労されたと思います。申しわけないと思いますが、ありがとうございます。  大体、300近い団体があるように思います。そういった時点で、個々のサークルの目標で個々だけで終わる団体もあろうかと、今答弁もございましたが、私にしますと、やはりこれからの木津川市を支えていっていただけるそういうボランティアの人材、サークルを自分でつくっていくんだというのが、現実的に、公民館を中心にして、また木津川市の加茂文化センターでは、現実的に合併のときでも、コーラスクラブをしようというんですか、そういったことで式典に出てみんなで盛り上げてきたといったことを何十年かけてやってきたという歴史があります。そういったことを踏まえながら、今後の一つのステップとして、また個々の人たちも一緒になってやっていって、木津川市の社会教育の推進にしていただいたら、次へのステップになるんじゃないかというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。  というのは、その方々での、一定の事業をするのには年数もかかり、参加者の年齢も考えますと、次への世代の主役も活動をお願いしなければならない。これは先のふるさと案内人の話でもありましたし、曽我議員のほうからも質問がありました。ある程度の高齢化も進んできておりますので、掃除をする、道づくりをするにも、今まではやってたんだけど頼っていかなければいけないというふうな世代交代の時期に来ているんじゃないかなと。そのときには、20年、30年かかると。今、ちょうどその時期ではないかなと思います。ぜひとも生涯学習、施設管理運営検討部会で十分お話しをしていただきたいと思いますので、その辺についてもし答弁がありましたら、再度よろしくお願いします。 ◯議長(中野 重高) 教育部長。    (教育部長 松本 清次君登壇) ◯教育部長(松本 清次) 梶田議員の再度の質問にお答えしたいと思います。  手前味噌の話なんですけども、加茂の文化センターの中で、少年少女合唱団というような形とか、そういったいろんな団体の中で、町の催しやいろんなことがあったときに、出演なんかをしていただいて盛り上げていただいたというような経験もあります。今現在、木津川市においても、そういった芽が出てきているのが、そういった団体があるということで紹介をしたいのですけれども、山城町に少年少女合唱団というのがありまして、また木津地域にも少年少女合唱団というのがあります。加茂にもあるわけですけれども、この三つの合唱団が寄って、姉妹都市であります京丹後市のほうに参りまして、京丹後市の方々との交流を進めてきてもらっております。指導者は、加茂町の高原和子さんという方、もうご存じのはずと思いますけれども、そういったようなことで、特に市長のほうからはよく言われるんですが、もう木津町や加茂町や山城町なんて言ったらいけませんよと、木津川市になったんやから、木津川市の団体としてみんな協力し合ってやりましょうということをよく言われるんですけれども、特にきょうそういったことを破らせていただいたわけです。社会教育委員の高原さんがされておりますので、そういった指導者もおられ、そして木津や山城の団体の皆さんと一緒になって、そういうような形で京丹後市のほうに行って、そしてまた木津川市と京丹後市がそういった形で交流し合っていかれるというようなことがありますので、そういうことを紹介しておきたいというふうに思っております。  それぞれいろんな団体がありますけれども、今度でもトンネルの開通式があるわけですけれども、やっぱりそれぞれの学校やそれから地域の学校の生徒やみんなが寄ってイベントに参加していくということも必要ではないかなというふうに私は思っておりますので、市内それぞれ、どこどこと言わずに、そういう形で進めてまいりたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◯議長(中野 重高) 梶田さん。    (梶田 和良君登壇) ◯9番(梶田 和良) ありがとうございました。旧木津、加茂というような分野で物を言ってるんじゃなくて、たまたまそれは知っておりまして、そういった中で芽ばえてきたことがみんなに芽ばえてきているんだろうと、それから一つの町になっていくんだなというふうに思っております。合唱団を例に挙げておられますが、これは当初のそういった新興住宅というたら失礼でありますが、南加茂台におって、高原さん、武蔵野音大を出てきて、そして井上若菜さんも、その人について一緒になってやっていきたいというその子どもを育ててくる、自分らも育ててくる、それが今度は木津川市になり、また木津川市から京丹後市との共演をしていくなど、これはすばらしいことだと思います。これが私は社会教育の原点かなと思いながら、お願いしていることが徐々に発展していっていることだと思います。どうぞ教育委員会におかれましても、力をかけていただきたいなというふうに思いまして、この質問につきましては終わらせていただきます。  2問目の国民文化祭につきましても、いわゆる人材の育成が必要であろうかと思います。平城遷都1300年を踏まえまして、国民文化祭・京都2011への取り組み状況を、伊藤議員のほうからもご質問があったと思いますが、重複するかもわかりませんけど、再度、よろしくご答弁のほどお願いいたします。 ◯議長(中野 重高) 市長。    (市長 河井 規子君登壇) ◯市長(河井 規子) 梶田議員のご質問にお答えいたします。  本年は、平城遷都1300年祭のゆかりの地として、また、国民文化祭・京都2011のプレイベントとして、九つの事業を実施してまいりました。  平成23年度の国民文化祭におきましては、「恭仁京遷都祭」を初め、「木津川アート」・「万葉の里木津川市」・「社寺秘宝・秘仏等特別開扉」・「木津川が生み、育てた文化財」、そして「サイエンスフェスティバル」という六つの事業に取り組む計画でございます。  木津川市の全体のPRといたしましては、文化財を前面に出した内容から、木津川アートといった市民手づくり型の新しい可能性を秘めた内容まで、幅広く木津川市の魅力を市内外に表現、またPRをしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(中野 重高) 梶田さん。    (梶田 和良君登壇) ◯9番(梶田 和良) 平城遷都1300年祭は、本年度のいろいろな祭典、今、伊藤さんのほうからも質問がありました、台風で天平祭は一応中止になりましたが、そういったことにおいて、若干、参加団体への取り組みの状況はどうであったのかなというふうに思うわけです。先ほど同じように質問させていただいておりますが、公民館と同じように、人材の育成、参加団体が余りにも、船頭多くして船、山に登るというんですか、偉いさんばっかりが多くて、将棋で言うたら歩がなかったのではないかなというふうな気はいたしておりますので、全くもってその辺は、どういう状況であったのかなというふうに思います。各種参加団体への取り組み状況はどうであったのかというのが1点と、それから偉そうに言いますとあれですので、必要であるというよりも、農業、観光、商工業者のいわゆる商工会の関係で連携が必要であると先ほどおっしゃっておられましたが、そういったこともこの参加団体への取り組み状況ができていなかったから、そういうふうな結果に終わってるんじゃないかなというふうには私は思いますが、その辺についても関連してどうであったのか。そこまでよろしくお願いします。 ◯議長(中野 重高) 生活環境部長。    (生活環境部長 田中 達男君登壇) ◯生活環境部長(田中 達男) 生活環境部長でございます。  梶田議員の再質問にお答えをさせていただきます。  プレ国民文化祭に関しましての参加団体の取り組み状況につきましては、来場していただいたスタッフの数、お客様の数、それからこちらのほうのスタッフの数、両方のご質問だと思います。  ことし行いました平城遷都1300祭、第26回国民文化祭のプレイベントとして行いました九つのそれぞれの行事がございました。今、梶田議員からありましたように、一つにつきましては、これは恭仁京天平祭のことでございますが、台風14号によりまして、中止したものでございます。したがいまして、結果としては、九つの予定のうちの八つの企画事業に取り組んできたということでございます。
     それで、当初、来場予定者数を事務局のほうである程度想定いたしました合計数といたしましては、8万200人を想定しておりました。このうち、恭仁京天平祭につきましては、NHKの「大仏開眼」の関係もございまして、多く来てくれるのではないかという見込みで3万人という予想をしておりましたのが、結果としてはこれがゼロということでございますので、8万200人が、3万人を引きますと5万200人と、こういう予想をしておったのですが、集計いたしますと、ことし来ていただきました来場者が、ちょっと細かい数字も申し上げますと、合計で7万2,768名と、こういうことでございますので、見込客からいいますと、当初の予想よりも2万2,000人ほど多かったと。このうちの主な予想を大きく上回ったのが「社寺秘宝・秘仏特別開扉」と「木津川アート」のこの2件でございました。  それから、もう一つのスタッフの関係でございましたが、ほとんどこの八つの事業の中では、それぞれの企画委員会のほうで取り組んでまいりましたので、そういう関係で、打ち合わせのメンバーで準備ができたということでございますが、「木津川アート」の関係につきましては、会場が非常に幅広く、あちこちにご協力をいただきました関係で、スタッフ、それから見守り隊ということにつきましては、ほとんど手弁当でボランティアで来ていただきました。この見守り隊スタッフの関係につきましては、延べ人数で79名のご協力をいただいたということでございます。  このうちの木津川市内では72名の協力をいただきました。旧町ごとでいきますと、加茂町域で33名、木津町域で37名、山城町域2名、合計72名、そして市以外では7名、遠いところでは東京からも来ていただいたという経過でございます。  さらには、このスタッフで言われた以外に、作家で参加をしていただいた方も、関東方面からも来ていただいてまして、これもいわゆる手弁当で来ていただいたということでございます。したがいまして、今、議員からご質問いただきました参加団体の取り組みは、今申し上げましたような数でございますが、来年に向けては、こういったことしの現状を踏まえて、来年にどういう形でいこうかということを、これから整理をしていきたいということでございます。  以上です。 ◯議長(中野 重高) 梶田さん。    (梶田 和良君登壇) ◯9番(梶田 和良) どうもありがとうございます。  一応、ボランティアで、アートにつきましては79名、うちのこともよく知っているわけでございますが、全体的に九つのプレイベント、台風で天平祭は中止になったにしても、それまでの取り組み状況が非常にばらんばらんであったのではないかなと。その結果が、これだけのイベントで79名の手弁当でしか来ていただけないということ自身が、逆に言わすと、旧加茂で恭仁京祭をやったときやったらもっと来ていただけるというふうに思っております。だから、木津川市のこれだけの人口で、やはり今言うているように、多くの社会教育団体、また文化団体、観光協会、商工会等を踏まえていきますと、もっとふえてもいいんじゃないかなという気はいたします。  それは、原因はどこにあるかと私思いますと、先の答弁で、高味議員に対しての市長の答弁で、木津川市になったから観光商工課、専門的な部署を設置できたと。これはそれでよかったんですが、その前に遷都1300祭で私が質問したときに、観光商工課の職員の増員がそのままの状態であった。課長と2人、それについては商工会のプレミアの段取りもせないかん、それから税金の段取りもせないかん、そこへちょっと人間もとられてたんじゃないかな。これだけのイベントをするのには、専門的に入れたんだからもっと充実をさすような職員の配置をしなければならなかったんじゃないかなと。  というのは、この担当した課長と担当の彼らは、今までからやっている、ある程度の職員の中ではプロフェッショナルがやっておるわけです。そして、何が欲しかったかというたら、臨時職員のもう少しなれた人間がいると、もっともっとうまくなって、この臨時職員というのはあくまでも言われてする臨時職員のアルバイトのパートであって、今までのパート、アルバイトの臨時職員は、みずから企画立案をした中で、こうしたらどうですかと、まだ職員まで指導するような人がやっていたような時代があったので、そういった人たちがすると、もっと盛大に行われたのではないかなと。そして、いろんな業界に、団体に取り組みをお願いする、商工会の事務局に聞きましても、全く何の音さたもないというようなことも聞いております。彼らにお願いすることによって、まゆまろの看板もつけるやの。自分たちでやって加茂駅では何の旗も立ってない、遷都1300祭の旗1本も立ってない。そういった状況で盛り上がるはずがないんですね。だから私は、現状はどうだったのか。それはあくまでも机上の考えだけであって、現実的に、何か一つのばらばらなイベントが八つあったなというだけの話で終わっているんじゃないかと思います。私はそのように感じました。  だから、次年度の取り組みをきちっとまとめていただいて、もっと緻密な企画立案をされるためにも、再度そういった取り組み状況の委員会等をこしらえてというか、今だから遅くないんですからやっていただいて、積極的なことをしていただきたい。そうでなければ、恭仁京遷都祭、いわゆる天平祭が10月29日から10月30日、この事業自体はみんなここに書いておりますが、行われるわけで、11月の1週間ほどやられるわけでございますが、その中で、日程が重なる市町村がすべてあるわけでございます。それは当然でございます。その中で、木津川市をもっとPRする必要が、これは住民の人たち、そういう各種団体の人たちにお願いしなければできない、机上のサインだけでは無理だと私は思うんで、やろうやないかというような意識をもっと持たすような立案をしていっていただきたいなというふうに思います。  まだまだ遅くはありませんので、担当課長とも話をしておりましたが、十分に詰めていただいて、していただきたいなというふうに思います。その意気込みだけで結構ですし、今言うたような質問をしてまた受けても、時間の無駄でございますので、部長として、これからの思い、そして職員に対して指導しながら成功へ導かなければならないと思いますので、このイベントには、部長も一般人として参加できるような時期ではないかなというふうに思いますので、ぜひとも後継者の育成に、一つ一つ一生懸命指導していただいて、ご答弁のほどをお願いいたします。 ◯議長(中野 重高) 生活環境部長。    (生活環境部長 田中 達男君登壇) ◯生活環境部長(田中 達男) 生活環境部長でございます。  梶田議員の再度のご質問にお答えをさせていただきます。  ことしの各事業が余りつながりがなかったのではないかと、こういうご指摘でございますが、確かにことしの事業は春の4月から始まりまして、秋まで非常に長期間にわたっていろんな事業に取り組んだということが一つございます。これは、一つは、平城遷都1300年事業で、パークアンドバスライドがゴールデンウイークから協力をしながら、木津川市のPRもやっていこうと、こういうことで4月から取り組んできました。また、ウオーキングにつきましても、春と秋の2回の事業を行いましたり、万葉の講演会も春と、そして秋には木津川アートと、そういう事業も行いました。さらには、先ほどそれぞれの入場者数を申し上げましたが、いろんな団体からご協力をいただき、それぞれ取り組んできました。来年に向けましては、この中で、平城京の1300年祭の三つの事業が来年はなくなるということで、六つの事業に取り組むわけでございます。  そういう中で、今、梶田議員からご指摘がございましたスタッフの数につきましては、確かに観光商工課は課長以下5名の職員と、今バイトで2名の職員を置いております。そのほかに、それぞれことし取り組みました各事業には、例えば、教育委員会の関係の事業、それから学研の関係の事業、あるいは京都府の山城郷土資料館にお願いしながらタイアップをした事業と、そういうことで、それぞれの関係する職員にも協力をいただきながら連携をとってやってきたということもございますし、先ほどから伊藤議員のときにも申し上げましたが、観光協会との協力を得ながらPRもしてまいりました。  来年は、今ございましたように、商工会の参加がどうも少なかったのではないかというご指摘もございますので、商工会だけではなく、この実行委員会には50を超える団体が参加をしていただいていますので、平成22年度の総括を行いながら、来年に向けてしっかり取り組んでいきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。  以上です。 ◯議長(中野 重高) 梶田さん。    (梶田 和良君登壇) ◯9番(梶田 和良) ありがとうございます。今の部長の答弁に期待いたしまして、来年の遷都祭、国民文化祭の期待をするわけでございます。教育委員会が今やっている300団体あるわけでございます。それと、文化協会、社会教育団体、体育協会ですか、それを合わせただけでもお手伝いしていただけたら50を超える団体にすぐなるんです。それと観光協会、商工会を合わせたら、人員だけでも何万人という木津川市の市民が参加するんじゃないかというふうに思います。そういった横の連携をとりながら、それを主催する商工観光課が頭となって動いていかなければ、そして、あとの人に指示していってみんなでやっていく、この組織のつくり方をまずもってやっていかなくてはいかんのじゃないかなと私は思います。せっかく教育委員会が300団体という、何十年かけてやってこられた人材があります。それで、社会教育団体、これはまたスポーツマンとかそういった方々ですので十分お手伝い、何するのにも機敏に動いていただける、そういった中で観光協会がやはり一生懸命に前に立って、そして農業それから商工業者が一緒になって、次は、この方々が物を売って金をもうけて、ある程度そのお金をつぎ込んで、そういうイベントに協賛金というんですか寄附をしながら、また一つのイベントをつくっていくということが望ましいのではないかと思います。  先ほど聞くのを忘れておったのですが、このイベントの意気込みを今聞いたんですが、この意気込みが、このイベントが終わったら、じゃ、この事業を引き継ぎ、どういったものにしていきたいのかと。ただ、これでお金を使って、はい、国民文化祭は終わりました、もうあとは知りませんじゃなくして、あとどういうふうな引き継ぎでやっていこうという、それは行政がしなくても、そういった各種団体で実行委員会を組むとか、リーダーを早くつくっていただいて、その人たちが主体となってやっていくべきだと。その人たちには、行政をあてにするな、しかし困ったときには行政に言うてこいと。ある程度ここまでしてるんだけど、行政でこれはできないか、この会場は無料で借れないのだろうか、それじゃ貸しましょうというような、お互いの協働体制で事業をやっていかないと、これからは行政だけではやっていけないんじゃないかなと。  それが証拠に、今まで花火大会にいたしましても、行政がやっていると、花火大会は職員の手もかけなきゃいけない。しかし、民間でやる花火大会については、多くの人たちが出て、ボランティアでお金も集めて持ってきていただけるというよさがあると思います。ぜひとも、そういったことに対して頑張っていただくことによって、木津川市の発展になるんじゃないかなというふうに思いますので、部長もいろいろ大変だと思いますが、どうぞよろしくお願いします。これはこれで終わります。  答弁はありましたらお願いしたいと思いますし、市長はこれからの国民文化祭に対する思いがあると思うんです。それについて、最後のご答弁をいただいたらありがたいと思います。 ◯議長(中野 重高) 市長。    (市長 河井 規子君登壇) ◯市長(河井 規子) 梶田議員の再質問にお答えいたします。  今年、平城遷都1300年にあわせまして、いろんなイベントをさせていただいたわけですけども、今、梶田議員がおっしゃるとおり、観光商工課の人員が非常に少なかったという中でも、大変な苦労をしていただいたなというふうに思っております。今回のいろんな取り組みの反省をいたしまして、やはり市民の皆様がみずから一緒になって取り組んでいただけますことの力強さというんですか、そういうものを非常に感じさせていただきました。  今、おっしゃっていただきました花火大会につきましても、観光協会が中心となって、各種さまざまな団体の方が協力していただいて成功したわけでございますし、また今回のいろんなイベントにつきましても、行政も一緒に行動はさせていただきましたが、さまざまな市民の方が協力をいただきました。特に、今おっしゃっていただきました木津川アートにつきましても、中心的な役割を市民の方が担っていただく中で、作家の皆さんもみずから手弁当、またボランティアの方も手弁当で来ていただく中で、いろんな方が無償で貴重なお家を貸していただいたりということで成り立っていったというふうに思います。  そういう意味でも、やはり市民の皆様はみずから積極的に取り組んでいただきます。そういうことで、私たち行政も一緒になって市のすばらしさを、これからも広く皆さんに知っていただく、そういう機会になるのではないかなというふうに思っております。そういう意味でも、やはりしっかりといろんな団体の方と一緒に、また市民の皆さんと一緒に、こういった事業の成功に向けて今後も努力をしてまいりたいと思っております。  以上でございます。 ◯議長(中野 重高) 梶田さん。    (梶田 和良君登壇) ◯9番(梶田 和良) ありがとうございました。イベント行政に対して、また木津川市の人材づくりに対して頑張っていただきたいと思います。  私の質問を終わります。 ◯議長(中野 重高) 本日の会議時間は、議事進行の都合により、会議規則第9条第2項の規定によって延長します。  6番目、森岡譲さん。    (森岡 譲君登壇) ◯21番(森岡 譲) 森岡でございます。しんがりでございまして、最後のほうになりますと双方が疲れてまいりまして、早く終わって帰りたいものですけども、答弁のほうをしっかりと答弁していただくようにお願い申し上げます。  本日のお題は3題でございまして、一つ一つ質問していきたいので、よろしくお願いをしたいと思います。  それでは、1題目の問題でありますけれども、「市内の危険ケ所の改修を急げ」ということで質問をいたします。  市内には、道路、河川、橋、踏切、河川敷、堤防などで、目につかないが危険な箇所がたくさん見られます。ことしの7月にも335号線の豊楽橋東詰北側堤防敷で、女性が自転車で通行中、車と接触し、河川に転落し死亡された事故が発生いたしました。現場は335号線、鹿背山北之庄線の市道2線の間で、出入り口の激しい場所であります。その改修が必要であります。また、ほかの市内の危険個所の点検とその改修を急ぐ必要があります。市のお考えをお聞かせいただきたいと思います。 ◯議長(中野 重高) 建設部長。    (建設部長 炭谷 育夫君登壇) ◯建設部長(炭谷 育夫) 建設部長でございます。  森岡議員のご質問にお答えさせていただきます。  市内の危険箇所の改修を急げについて、回答をさせていただきます。  木津川市内には、道路が470キロメートル余り、準用河川が42河川、橋梁が350橋余り、踏切が60カ所余り、公園が100カ所余り存在いたします。これらの能力を維持するため、道路については月1回、木津地区、加茂地区、山城地区の道路パトロールを行い、その都度対応を行っています。河川につきましては年2回の河川パトロール、公園については2カ月に1回点検し、遊具については、専門業者に委託を行い、年2回の点検を行い、危険箇所についてその都度対応を行っています。また、道路・河川・公園管理は、管理課、加茂支所、山城支所の日常業務で維持修繕を行うとともに、四半期ごとに道路・河川・公園における事故等の防止について全職員に対し通知し、情報の提供による迅速な対応を行っています。  事故のありました道路につきましては、市道335号線から国道24号への抜け道となっており、貨物自動車などの大型車も多く通行するため、抜本的な改修が必要と思われます。また、橋梁につきましては、平成19年度から橋梁の点検業務を行い、適正な維持管理に努めるとともに橋梁の長寿命化計画の策定を予定しています。  道路、河川、橋梁、踏切等の点検を順次行い、計画的に優先順位をつけ改修や改良等を行う必要があると考えております。  以上でございます。 ◯議長(中野 重高) 森岡さん。    (森岡 譲君登壇) ◯21番(森岡 譲) これ、部長はご存じやと思うんですけども、この箇所が死亡事故のあったところですね。南側は、いわゆる井関川に沿ってフェンスはしてあります。ところが、この部分だけしていないのです。高さで言うと、約3メートルぐらいあったんです。そこで、これはわかりやすいように車が走ってないときに撮影したわけですけれども、大型車がかなり頻繁に通るということで、こっちを自転車でずっと通っていると大きい車が来ると、どうしても端へ寄る。ところが何のフェンスもしていないので、それはまたドーンと落ちてしまって死亡事故があったということなんです。  ですから、これは前から危ないなというふうには思っておったんですけども、案の定、事故が起こって死亡事故があったということなんですけども、確かに、河川の場合は、法律の関係上、上位の法律もあります。やりにくい部分はありますけども、人の命というのはなかなか重たいものである。ですから、ここんとこ法律どうのこうのできないけども、と言うているよりも、そういった危ない箇所については、やはり安全策を講じるというのが一番大事であるというふうに思います。それがまた行政の努めであると思います。  そういう点で、この点については、ほかはいろいろ答弁していただきましたように、それぞれやっていただいておると思うんですけども、ここについてはもう早急にしてもらうということが大事やなかろうかと思います。そういう点について、この分については早急にやってもらうということで、再度答弁をお願いしたいと、このように思います。 ◯議長(中野 重高) 建設部長。    (建設部長 炭谷 育夫君登壇) ◯建設部長(炭谷 育夫) 建設部長でございます。  今ご指摘の箇所につきましては、豊楽橋東詰井関川右岸から下流10メートルの間につきましては、右岸側、道路天端までブロックが施工されております天端の幅員の構成はアスファルト車道で、幅が5メートル、路肩が1メートル、天端のブロック幅が0.5メートル、こういうことでございます。ここにつきましては、河川と335号とが少し斜めにかかったような格好になってございまして、車の軌道を考えますと、90度以上のカーブになりまして非常に危険だというご指摘だというふうに思いますが、車両の通行規制も考慮しながら、カードレールの設置ができるかどうか、こういうようなことも検討しながら、設置するほうが安全なのか、またそうではないのか、こういうことも含めながら検討をしていきたいというふうに思います。  また、河川の管理につきましては、京都府の河川の管理でございまして、この辺につきましても調整も必要であるというふうに考えてございます。大変危険な道路につきましては、市内370キロ、相当の長さも持っておりますし、それぞれ点検をしながら、順次、計画を急ぎながら改修していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(中野 重高) 森岡さん。    (森岡 譲君登壇) ◯21番(森岡 譲) この道路は、市長はよく御存じですね。これを真っすぐ行ったところが市長の家なんですけども。今、部長が言われたように、つけたほうが安全か安全でないか。これは完全につけないなら安全ではないんです。ですから、云々言うてるよりも、やっぱりつける方向でまず考えてもらうということが大事。おまけに、ここの道路は、例えばこれが豊楽橋であって、その先には西側には大阪橋があると。その間が物すごく交通渋滞が多いと、それも右折左折も全部含めて。そういうことから考えると、確かにJRの踏切も、第1踏切、第3踏切があって、いろいろ難しい道路部分でありますけども、この部分は、今の状態でいくならば、フェンスをつけて安全策をまず考えるということが一番大事でありますので、河川管理者の府と十分に協議して、早急にこれはつけてもらうということをお願いしたいと、このように思うんです。ですから、これに限らず全体的に、市内全体でこういうとこがたくさんあると思います。そういう点で、やはりこういったところについては、事故が起こってから、ああ、ああというふうなことがないように、前もって、そういうのは設置しながら安全策を講じるということが大事ではなかろうかと、このように思います。  ほかのこともたくさんありますけども、まずは、部長、見ていただいてもわかると思うんですけども、非常に危険であるということですから、きょうあすつくれと言うてもできませんけども、これは当然早くにつけてもらうということをもうひとつ答弁をお願いしたいなと、このように思いますが、いかがですか。 ◯議長(中野 重高) 建設部長。    (建設部長 炭谷 育夫君登壇) ◯建設部長(炭谷 育夫) 建設部長でございます。  先ほども申しましたが、この道路につきましては、議員ご指摘のように大型車も通りますし、非常に危険な場所というふうに指摘されても無理はないところでございます。また、線路の幅もございます。その線路の幅、それからこの道路の、線路からそんなに長い距離もございません。そこで大型車が回る軌道というものも検討しなければならないというふうに思っております。その軌道といいますか軌跡といいますか、その辺も研究をしながら検討したいというふうに思います。  以上でございます。 ◯議長(中野 重高) 森岡さん。    (森岡 譲君登壇) ◯21番(森岡 譲) 研究しながらということですけども、1年、2年研究しても、こんなもんはしゃあない。また、その間に事故が起こり得るということが、当然起こり得ります。そういう点から、やはりこれは早急にやってもらうということを確約はできないんですか。 ◯議長(中野 重高) 建設部長。    (建設部長 炭谷 育夫君登壇) ◯建設部長(炭谷 育夫) 早急に軌跡等も研究します。研究しながら、つけるほうが安全なのか、それでもないのか、歩行者にとって、それで逃げる道がなくなるという場合もございますので、その辺についても研究をしたいというふうに思います。  以上でございます。 ◯議長(中野 重高) 森岡さん。    (森岡 譲君登壇) ◯21番(森岡 譲) これ以上言うても、そういうふうになると思うんですけども、ここの問題については早く解決してもらうということでお願いしたいと思います。  そのほかの関係についても、あえて言いませんけども、同じような状況で、パトロールをしてもらっておりますので、危険な箇所については事故が起こる前にやはり改修していくということで、お願いします。  この問題については終わります。  2問目にいきます。  二つ目の問題は、「いにしえへの思いを後世に」ということでございまして、平成23年は、第26回国民文化祭の京都開催の年であります。その一環として、ことしはプレ事業として、10月9日の「めざせ平城京ウォーキング大仏鉄道を巡るみち」を皮切りに、木津川アート2010、10月3日から11月14日までに開催されました。地元を初め、他府県からも多くの人々が訪れました。この開催で、今まで目に触れられなかった旧家の建物のつくりでは、建物技術に目を見張るものがあったり、いにしえへの思いを強く持ったものであります。維持管理は大変だと思いますけれども、貴重な財産を目につくことなく、そのままにしておくことはもったいないと思います。文化祭終了後も、持ち主にとっては大変だと思いますが、こういった取り組みを続けていってはどうかという質問でございました。市の考え方はどうお考えなのか、お聞きいたします。 ◯議長(中野 重高) 生活環境部長。    (生活環境部長 田中 達男君登壇) ◯生活環境部長(田中 達男) 生活環境部長でございます。  森岡議員の2問目のご質問にお答えをさせていただきます。  去る11月3日から14日までの12日間開催いたしました「木津川アート2010」は、予想していた以上の盛況でございました。実施をいたしました12カ所の会場におけます延べ来場者数は、推計で2万1,423人であり、特にテレビや新聞で報道されてからは多くの方々が来場され、最終日の2日間におきましては、市役所周辺には夕方までパンフレットを持った方々が数多く歩いておられました。  この事業は、来年度の第26回国民文化祭・京都2011木津川市イベントとして10月29日から11月6日までの9日間実施をする予定でございます。  平成24年度以降の考え方につきましては、2回にわたります事業を実施いたしまして、見に来ていただいた方々の感想や反響、運営に携わっていただきましたスタッフ、ボランティア、見守り隊などのご意見も確認し、また、貴重な建物等を快くお貸しいただきました管理者のご意見も踏まえた上で、木津川アート事業が地域に眠る魅力を発信する事業として、継続して実施する方策を検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(中野 重高) 森岡さん。    (森岡 譲君登壇) ◯21番(森岡 譲) これは大分重なってしまうんで、それぞれ答弁されていたとおりでございます。これがことしのやったやつ、これがことし、来年の分を含めての資料をずっと見ておりました。この前もちょうど最後のほうでありましたけども、11月12日、山城町の松原邸へ見に行ったときに、1時間ほどおりまして、いろいろ家主さんと話をさせていただきまして、明治35年につくったときに、この家は10年がかりで建てたんだというような話でございました。10年とはどういうことなのかと思ったら、この土地は2反の面積があるということで、まずは今の門を建てて、門を建てた後は、次にはその門の横に人が住める長屋門をつくった。そこに大工さんに住んでもらって、全国の木とかを集めて建てていくということで10年かかったんだという説明でありました。  そういう点で、ずうっとあちこち見て回って、それぞれ、そのときの大工さんの技術というのはすばらしいなというふうに思って、ずっと見てまいりました。そういうことを含めて、近所のおばちゃんたちが数人来られて、「久しぶりやな、この家は」ということで、住んでおられたときはよく来ておられたと思うんですけども、そこのとこで閉鎖されて違うとこで住んでおられますけども、その間はだれも入れないということで、今回、こういう企画でいろんなアートの人たちも来て、いろんなことでそういう形ができて、近所の人が初めて、久しぶりに入ったというような話をされておりましたけども、そういう家というのはまだかなりあると思うんです。ですから、そういう家なんかも含めてやってもらうと、そういう楽しいことが、いつでも見れるし、また見てもらうことによって、昔のいにしえというものを思い出して、いろんな歴史も学べるのではないかと、このように思います。
     そういう点で、確かに古い家屋なんかは、耐震問題はなかなか大変なんで、そういうことも含めて維持していくのも大変です。そういう中で、今後ずっと来年以降の、文化祭が終わっても1年間通じてそういうことができるようであれば、家の耐震の問題も含めて、もっと協力してもらえる家屋もあればええのになというふうには思うんですけども、今後続けるに当たってはいろんな問題があると思いますけども、そういうことも含めて今後協力してもらえるところについても、その仕掛けは、やはり行政がしなくてはなかなかできません。そういうことをやっていただく、そしてまた木津川市のいろんな文化財についても、木津川市の市民や、またよその人たちにも見てもらうということが一番よかろうかと、このように思います。  そういう点について、今後の問題についても、先ほど答弁がありましたけども、再度、この問題についても取り組みを強めてもらうということで、答弁をお願いしたいと思います。 ◯議長(中野 重高) 生活環境部長。    (生活環境部長 田中 達男君登壇) ◯生活環境部長(田中 達男) 生活環境部長でございます。  森岡議員の再度のご質問にお答えをさせていただきます。  今回、木津川アートでご協力いただきました場所につきましては、今、議員から松原邸のご紹介がございましたが、全部で12カ所のご協力をいただきました。このうち、松原邸のように普段住んでおられない非常に立派な家を開放していただいたというところもございますし、また木津の土久里邸につきましては、お茶室を開放してもらったんですが、ここは母屋には持ち主の方がお住まいをしていただいてまして、そのお住まいされている方のご協力を得ながら開放していただいたと、こういうところもございます。そのほかにも、いろんな立派な家、あるいは空きになっている場所等々をお借りいたしました。これ、すべて持ち主の方のご理解とご協力が大前提でありまして、この開放している12日間、見守り隊を初めボランティアの方が事故がないようにきちっと対応もしていただいたと。また、来てもらう前には、非常に多くの方に掃除もしていただきまして、12日間の前の準備期間のほうが非常に長く協力をしていただいたという背景もございます。  そういうことで、今、議員がおっしゃっておりますように、今後平成24年以降もこういうことができるかどうかということについては、来年度の取り組みを見て、うまくいけば続けていくということが非常に大事なところだと思っていますので、持ち主の方のご協力を得ながら、またこの実施に向けまして、ことしの反省も含めて来年に向けて準備をしていく必要があるというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(中野 重高) 森岡さん。    (森岡 譲君登壇) ◯21番(森岡 譲) わかりました。そういう点で非常に大変な事業だと思います。そういうことから、せっかくこういう機会がめぐってきたわけですから、この機会を見逃すことなく、木津川市の非常にすばらしい美術を皆さんに知っていただく非常にいい機会になると思いますので、ひとつ努力していただいて、今後ともこういった事業が続けられるようによろしくお願いしたいと、このように思います。よろしくお願いします。  それでは、3題目にいきます。  3題目につきましては、「住宅改修に助成制度の創設を急げ」という題でございます。  不況からなかなか抜け出せない中、不況打開の一つとして、何回も言っていることでありますけれども、住宅改修に対して補助金制度を図れということでございます。  住宅改修を行うことは、多くの職種が動きます。その経済波及効果は抜群であります。下水道工事での補助金も、供用開始から1、2年の間は1万、2万の補助金でありますけども、それを過ぎると、なしになります。こういったことに対して、間口を広げることによって下水道の復旧や耐震改修が進むのではないかと思います。また、6月の質問では、市長は与謝野町の太田町長に話を聞くということでありましたが、太田町長との話をされたのか、お聞きしたいと思います。  今すぐ住宅改修への助成制度の創設を急ぐ必要があるのではないかと、このように思います。市の答弁をお願いいたします。 ◯議長(中野 重高) 市長。    (市長 河井 規子君登壇) ◯市長(河井 規子) 森岡議員のご質問にお答えいたします。  与謝野町が行っております住宅新築改修等補助金交付制度につきましては、太田町長に連絡をとりまして、資料の提供をしていただきました。また、その後、府内の会議でも何度かご一緒させていただいたとき、太田町長から制度活用の状況などを伺い、与謝野町では一定の経済効果があらわれているものと考えております。  その他のご質問については、担当部長からご答弁させていただきます。 ◯議長(中野 重高) 生活環境部長。    (生活環境部長 田中 達男君登壇) ◯生活環境部長(田中 達男) 生活環境部長でございます。  昨今の非常に厳しい経済状況に対応するため、昨年に引き続きまして、本年度も3商工会が共同で実施をされていますプレミアム商品券発行事業につきまして、プレミアム分及び事務費経費の一部を補助させていただいているところでありますが、商品券は大変好評で、第1弾・第2弾両日とも即日完売でございました。  昨年よりプレミアム商品券発行事業の参加店舗は、商工部、工業部双方の商工会会員の参加があり、昨年度のリフォーム関係の実績では、総額387万8,000円の商品券の利用がございました。  市の財政状況を勘案いたしますと、受益者、助成範囲が限定される制度より、プレミアム商品券発行事業のようにすべての市民が対象であり、多くの業種に波及できる事業で、市の総合経済団体であります商工会が自主的に実施をされます事業を助成することが重要であると考えております。したがいまして、住宅改修助成制度の創設については、議員には申しわけありませんが、見合わせたいと考えております。  なお、住宅改修に関しましては、平成22年3月8日から申請受付が開始されております国の助成事業の住宅エコポイントが好評でありまして、9月の閣議決定でポイントの延長が、11月には対象拡充が決定をされました。本市といたしましても、本制度を今後とも機会あるたびにPRをしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(中野 重高) 森岡さん。    (森岡 譲君登壇) ◯21番(森岡 譲) 非常に申しわけないと。ほんまに申しわけない。  今、市長が言われましたように、太田町長との資料提供なんですけども、資料請求をしたときは、担当課に聞いたら、市長電話してきはったかと言うたら、いや、そんなん聞いてませんということでございましたけども、それはこの質問を出したときに、恐らくそういう形になったかなと、このように思うんですけども。そうですね。  現場でそういう話でしたんで、すぐに電話しておられないと思うんです。6月8日現在で、与謝野町の資料も言いました。そのときは、申し込み件数が165件で、対象工事が3億7,300万円。補助金は2,548万6,000円ということでございました。財源は一般財源で実施して、当初は予算額が5,000万円ということでございました。この前の資料、11月18日現在の資料をいただきました。これを見ておりますと、それが倍以上、申し込み件数が389件ありました。対象工事費が9億8,000万円、補助金が6,100万円ということで補正予算を組まれました。それが8,000万円になりました。これはまた、この前ですけど、補正予算を組んでおられるそうですけども、これぐらい、下水道接続工事とかすべての工事に対して、そういう形でいける。また来年もいけるそうなんで、3年間でやるということなんですけども、経済効果が非常にすばらしいということなんです。  そういう点について、答弁ではいろいろありますけども、こういうことをすることによって、ほかの業種も全部向いてくるということで、非常に経済効果の波及というのがすばらしいと、このように思います。そういう点で、ああいう小さい町で9億8,000万円の仕事は、今なかなかないですよ。ですから、今こそ木津川市でやれば、当然、これは受けるんではないかと。旧木津町でもやりましたね、平成16、17年で。あれもかなりの経済効果がありました。そういう点について、木津川市でもこういった制度を取り入れるべきではないかなと、このように思います。ましてや、秋田県が県として初めて、住宅に対して助成金を立ち上げられました。秋田県ではかなり市町村もやっておられます。おまけに秋田県の場合は、秋田県の制度とそれぞれのやっている市町村のやつと二つ併用できるということです。例えば、最高金額が20万円の補助金でありますけれども、それぞれが20万円、30万円という市町村がございます。そういう点で、二つの制度を使えば、50万円、60万円の補助金が受けられるということになっております。これは非常にすばらしいことなんです。  京都府は、研究したかしてないかわかりませんけども、今の段階ではつくる意思はなさそうです。木津川市も同じようなことなんですけども、今、経済効果を出すためには、こういうことも大事です。ましてや、考えられるのは、国の緊急総合経済対策、この費用も利用しながらやればできるのではないかと、このように思うんですけども、ただ、お金がないと言う。みんなお金がないということで言えば、何でもそれで通るかというたら、そうではありません。今大事なことは、大事なお金をすることによって経済波及効果が生まれる。それがそれぞれの市町村の税収にもつながるのではないかと、このように思います。  そういう点について、再度、恐らく、しませんというのが、2回やっても同じことだと思いますけども、なぜこういうようにしていこうということにはならないのか。  おまけにエコポイントの関係ですけども、今言われていますが、これはばっとPRしていくということでありますけども、現に木津川市は何件ぐらい申し込みがあって、その辺の状況はどうなっているのか、住宅エコポイントの関係については本当につかんでおられるのか、その辺を聞かせていただきたいと思います。 ◯議長(中野 重高) 生活環境部長。    (生活環境部長 田中 達男君登壇) ◯生活環境部長(田中 達男) 生活環境部長でございます。  森岡議員の再質問にお答えをさせていただきます。  このご質問につきましては、議員からもございましたように、ことしの6月にもご質問をいただきましてご答弁をさせていただきました。その後、先ほど市長からも答弁がございましたように、与謝野町の実態につきまして調査もいたしました。与謝野町におかれましては、国の経済危機対策臨時交付金を優先的にこの住宅改修に充てられて取り組んできておられるというのは、議員のご指摘のとおりでございます。  木津川市におきましては、この国の経済危機対策臨時交付金の使途につきましては、一部を先ほど申し上げましたプレミアム商品券の発行事業に充当もさせていただきましたし、そのほかには、市長の公約でございます子育て関連事業、あるいは高齢者や交通安全対策等にこういった臨時交付金を充当してきたということでございまして、議員からなぜだという理由につきましては、市としても、充当先の検討の結果ということでございます。  また、与謝野町と比べまして、木津川市の特徴といたしましては、人口増加が依然合併した後も続いているという背景がございます。また、建築確認申請件数につきましても、平成22年度におきましては、10月末現在で、担当課のほうに聞きましたら441件、これは月平均でいたしますと約44件と。これは他市町村では見られない件数ではないかというふうに思っております。  そういうことで、この住宅改修につきましては、そういう意味での重要もあるというふうに考えております。  さらには、エコポイントの国の制度の紹介をしておりますが、利用件数については今のところ、つかんでおりません。また、この国の制度のほかにいろいろと調べました結果、京都府のほうでもいろいろと住宅改修関連、あるいは太陽光など、環境に対する補助事業というのが幾つかございます。例えば、木造住宅の耐震改修では、2分の1、60万円を上限とした制度、あるいは京都の木の家づくり支援事業、これは20万円の上限でございます。さらには、太陽光発電の設備の補助事業といたしまして、太陽光発電では10キロワットを上限といたしまして、2万5,000ポイントの10キロワットですから、25万円が上限、さらには太陽熱の利用設備でも上限が25万円と。いろいろと制度がございます。こういう制度も紹介があったり、確認申請の窓口等に調整して置くことができれば、周知を図っていきたいということでございます。  今回、2回にわたりまして議員のご質問に、できないという返事は非常に申しわけないんですが、そういう背景があるということでご理解いただきたいと思います。  以上でございます。 ◯議長(中野 重高) 森岡さん。    (森岡 譲君登壇) ◯21番(森岡 譲) それはそうでと思うんですけども、先ほどの答弁の中に、受益者、いわゆる助成範囲が限定される制度というよりもというふうに書いてあります。ならば、市長が言うてはるように、子育ての支援に対してお金をそこにかけると、それも受益者が限定されるんです。僕とこやったら子どもはいない、そこに助成されない、限定されるんですから。こういう答弁の仕方は一番腹立つんです。  わかりました。だけども、こういう条件云々の話、先ほども言いましたけども、太陽光発電の関係の問題についても、全部、結局これなんですわ。それだけはできて、これはできないのやという言い方は、一番卑怯であると思うんです。できない理由というのは、恐らく、初めからやる気がないんですからね。やる気なかったら、やる気ないんですと言うたらよろしいがな。それ以上言いませんわ。その辺、部長どうですか。もうやる気ないねんな。その辺はどうなんですか。こういう受益者助成と、範囲が限定されるというような言い方というのは、これはみんな、ほかの政策全部そうなってしまう。そういう言い方は絶対あかんのです。そういう点について、もう一遍答弁をお願いしたいと思います。 ◯議長(中野 重高) 生活環境部長。    (生活環境部長 田中 達男君登壇) ◯生活環境部長(田中 達男) 生活環境部長でございます。  やる気がないからしませんと、こういう答弁ではございません。いろいろな制度をご紹介しながら、そういった国、府の制度も使っていただき、木津川市は木津川市のそういう制度も、逆に言えば、子育てという広いジャンル、さらには高齢者を対象としたジャンル、交通安全としたジャンル、そして家のリフォームというジャンル、それぞれのジャンルがございますので、今回、木津川市はそういう選択をしたということでございますので、ご理解いただきたいと思います。  以上です。 ◯議長(中野 重高) 森岡さん。    (森岡 譲君登壇) ◯21番(森岡 譲) これ以上押し問答しても同じことだと思います。またこの問題については質問したいと思います。3月議会に質問するか、しないか、まだわかりませんけども、3月に一般質問しても、これは施策としては、仮にやるにしても、施策としては恐らく出てこないだろうというふうに思うんですけども、この問題については、ずっと、できるまでやっていきたいなと、このように思います。これは非常に大変な事業だと思うんですけども、やっているところはやっているということなんで、いろんな対策があると思いますけども、これも経済対策の一番大きな問題ではなかろうかと、このように思います。ただ、家を直すということだけじゃなしに、やはり安全策も考えられるということなんで、家を改修するということは、皆さんが一番金のかかる部分で大変だと思うんですけども、そういう補助金があれば、ちょっとでも直してみようかと、そうすることによっていろんな業者のところに注文が来て、それぞれのところが所得が上がるのではないかと、それによってまた税金も市としては入ってくるのではないかと、このように経済効果がすばらしいということであります。そういう点について、今後とも、できないかもしれんけども、いろんなところの研究を踏まえて、できるようにひとつ頑張ってもらいたいと、このように思います。  そういう問題について要求をしておきまして、もう答弁は同じたとだと思います。答弁要りません。そういう点について研究をしていただくということをお願いして、この質問を終わりまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。      ──────────────────────── ◯議長(中野 重高) 本日の一般質問の予定は終わりましたので、本日の会議を閉じます。  明日、17日は午前9時30分から再開し、引き続き一般質問を行いますので、ご参集くださいますようお願い申し上げます。  それでは、本日はこれで散会いたします。  ご苦労さまでした。                         午後5時19分 散会 このサイトの全ての著作権は木津川市議会が保有し、国内の法律または国際条約で保護されています。 Copyright (c) KIZUGAWA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved....