6
会議録署名委員 田中委員
7
参考人 なし
8
紹介議員 なし
9 説明のための
出席者 なし
10
議会事務局出席職員 中島議会総務課長、
藤田議会総務課主任
11
会議に付した事件
(1)
京丹後市議会議員報酬について
12
議事
開会 午後 1時30分
○(
谷津委員長) 本日の
出席委員は9名であります。定足数に達しておりますので、ただいまから
議会改革特別委員会を
開会したいと思います。
本日の
会議録署名委員には
田中委員を指名します。
それでは、お手元に配付のとおり
京丹後市議会議員の
報酬についてということで、各
会派に持ち帰っていただきまして、いろいろと
会派の中で
意見を
すり合わせ等もしていただいて、まとめていただいていると思いますので、その
あたりについて、まずは
意見を言っていただきたいと思います。
暫時
休憩します。
午後 1時31分
休憩
午後 1時38分
再開
○(
谷津委員長)
再開したいと思います。
各
会派で相談していただいた
内容について、
結論だけでなくてその
理由もあわせて御報告いただきたいと思います。
挙手をもってお願いします。
田中委員。
○(
田中委員) 私も調べてみようということで、
委員報酬の
基準的なことがないかということです。調べてみました。その中で1968年の10月に
行政局長通知というのが出されまして、これは
都道府県議会議員の
報酬に関して書かれているわけですが、
類似団体との
比較、それから
一般職給与連動の原則ということで、その前に、
都道府県議会議員は専門的な
仕事に類するということも言われていまして、その辺にふさわしい
報酬ということで、
部長クラスを
基準にするということで提示され、それ以降、
人勧に基づく
給与のアップに沿って
議員報酬もずっと上がってきた。2014年までのグラフがありますが、ずっと大体
人勧に沿って、
部長級の
給与と並行して伸びてきている、そしてきょうに至っているということが調べられております。
都道府県はそうですが、
市町村に対しては国のそういった
通知がないまま来る中で、
市民の
批判ですね。要するに
議会が
自分で
自分たちの
給与を決めてお手盛りだという
批判の中で、
市議会議長会が次の年の1969年2月に
市議会議員の
報酬基準額についてということを発表しております。この
内容は、
議員報酬を
市長級のおおむね2分の1に該当すると。そして
課長級を
最低基準とするということが適当であると
考えるということが出されまして、
議員報酬の推移の
市長の2分の1、
課長級の
水準をベースアップに基づいて上がってきたという
経過をたどっているということがわかりました。
今回、
答申が出されて、4万円が減ということでありますが、
先ほどの大分昔の
市議会議長会の発表では、
市長の2分の1ということからしますと、88万円ですから44万円ということが言えるわけですが、
近隣の
類似団体との
比較というのも言われていますので、そういう点からすると今の
報酬で妥当ではないかと。私はこういうことを調べる中で、そう思います。
○(
谷津委員長)
橋本委員。
○(
橋本委員) 今の
田中委員の発言につけ加えて、
会派の中で出た
意見を述べさせていただきます。今、
田中委員が言われたように
現状維持がいいのではないかということで、
議会というのは
市民社会の
縮図であると思いますが、老若男女、出自であるとか、
思想信条、いろいろな違う
議員が必要ではないかと
考えます。
ただし、今の
議員の
構成の
現状というのを見てみると、現実としてはなり得ていないのではないか。
男女比にしてもそうですし、
年齢構成にしてもそうですし、いろいろな
意味でつくるというところにはなっていないということで、
現状ではやはり傾向として私もそうですが、
子育てが終わって、子どもが自立していたり、
比較的高
年齢層が多いということとか、もし
議員ではなくなっても、何か
仕事をされていたりとか、ほかの収入があるとか、そういう
部分の裏づけがないと、なかなか出られないというか、そういうところに偏りというものの一因に
報酬というのは少なからず関係しているのではないかということを
考えます。
現役の世代の方が会社をやめて、立候補しようとするにはなかなかリスクというものも大きいし、4年ごとに選挙ということもありますし、ということでやはりちゅうちょする
部分もあるのではないかということも
考えられると思います。
そういう
意味で、
先ほども言いましたが、いろいろな多様な
議員で
構成される
議会をつくっていくというための
1つの
報酬というのは、
条件の
1つであるということを
考えます。今の
議員のためということだけではなくて、将来的にいろいろな人が立候補して
議員活動がしやすいという
条件として
考えなければならないので、新しい
議会をつくり出すためにも必要ではないかと思っています。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――あえて4万円下げるということについては、
先ほど言いました多様な
議員が出るということも含めて必要ないのではないかということを
考えます。
以上です。
○(
谷津委員長) ほかにありませんか。
櫻井委員。
○(
櫻井委員)
新星会としてもいろいろと
意見を聞いて、
会派の
意見としてまとめをさせていただきました。
報酬審議会の
答申でも、非常にその
答申の
考えを尊重しながらも、
会派としては5%の
カットの
考えのものとして2万円の
減額の36万円という
結論を出しました。
背景としては、
京丹後市になってから、
平成16年の1期目、また2期目の当時では
社会情勢をかんがみて、
市内の
不況対策として、
議員報酬を10%
カット、3万8,000円の
削減を
議会みずから議決しております。そして、3期目では、
平成24年9月
議会において5%の
カットをし、1万9,000円の
議員報酬の
削減を議決して、36万1,000円としておりました。
平成26年4月からは38万円の
現状に戻しておりまして、それ以降の改選のあった
平成28年からも38万円の
現状のままとなっています。そういった
背景がある中で、
議員年金のこともですが、国の
制度として
一定の
資格、3期以上務めた方が
年金として還元される
制度で、現在は国の
制度が廃止をされていますが、
資格を得た
議員のみが恩恵を受けるというもので、当時は各
議員が
議員報酬から6万円を支出して、その分の6万円も一律に
削減すべきという
考え方については
一概には当てはまらないのではないかと
考えています。
答申の
附帯意見にもありました、
政務活動費に関してですが、
答申ではさらなる拡充を検討すべきという
附帯意見があり、
現状としてはなかなか制約が厳しくて、例えば、
コピー用紙代やパソコンにかかわる経費などの
事務費や
活動にかかわる
ガソリン代、
交通費、また
議員個々の
市政報告のチラシなどの
使途が認められていませんので、これを見直すことは
現状難しいのかなと
考えていますが、視察や研修の
交通費と
宿泊費に充てているのが主な
現状で、今の
使途基準では拡充されても難しいのではないかと思います。
ただし、今後の幅広い
議会活動、今後、さまざまな
議会活動も多様化してくるということを
考えて、
ネット環境など、また
市内も結構広いですし、
交通費、
ガソリン代等の
交通費を
議員1人が1カ月一律に、例えば1万円と限定して認めるなどとするならば、3万円の
削減とすることを
新星会としては可能かなと
考えています。
報酬審議会の
答申の中にも今後、適宜
議論され、みずから努力を惜しまぬよう検討されることを望むとありますので、この点を
考えると
市民からの
一定の理解を得るためには、
議員みずから身を切る姿勢を示す必要があります。そのため
新星会としては
報酬審議会の
答申は尊重しつつも、5%
カットの1万9,000円、2万円としての
議員報酬の
削減という
結論を
会派としては出したとなります。
以上です。
○(
谷津委員長) ほかにありませんか。
東田委員。
○(
東田委員)
丹政会として一つの
結論にはならなかったのですが、主な
意見としては、
現状維持という
意見がありました。
理由としては、1人の方がおっしゃったのは、実際、2人
削減をしたので、財政的なところとセットで
考えるかどうかという
議論もあるのですが、そこで一応財政的なところが
カットできているので、
現状のままでいいのではないかという
意見と、もう
1つはやはり
削減することで結局、生活ができる
水準というところでいくと、――――の
集まりになって、立候補する人が出てこなくて
高齢者、
高齢者とは
一概に言っていなかったのですが、
先ほどの
橋本委員からも話がありましたが、やはり少し偏った
高齢者であったり、――――の方であったりという層が出てくるのではないか。そういう
集まりに
議会がなってしまうのではないかということを懸念するという
意見がありました。
なので、冒頭に申し上げたように、
一定、
1つの
結論は出さなかったのですが、そういう
意見が出ていました。私自身の
意見としては非常に悩ましいところで、
結論が出ていません。実際、もともと
答申審議会に投げかけたときの経緯が私の中では、
議事録を読んでみると、こちらとしてまず
議論してからこう
特別委員会で
考えたが、どうかということではなく、いきなり丸投げをしたので、
審議会もそれであればもう
白紙委任というか、ではこれは
審議会に従うべきだろうという
議事録がありましたので、そこが非常に
反省点だったのかなという気もします。
そういう
意味では、
市民の声を聞くというところの
議事録もありましたが、そこに
一定私としては尊重すべきだなというところはあると思っています。
削減をして、その分、その同じ
金額を
政務活動費にするという案が適当ではないかと感じています。
以上です。
○(
谷津委員長)
行待委員。
○(
行待委員)
清和会です。いろいろとわかれる話もあったのですが、一応、今のところは
現状維持ということで話は流れているということです。
理由としては、一番大きなのは、やはり
近隣市町、同等のレベルの
市町と比べてどうか。
先ほど、
田中委員から
一定の土台とするものが出てきたのですが、それを知りませんでしたので、何を
基準として
考えるかということからすると、やはり市としての長い歴史を持ったまちとの
比較というのが非常に大事なことなのだろうなということで、
京都府内14市から5万から6万の面積的な要件も大体同じようなところ12市と
比較しても、遜色ない数字である。それほど低くもなし、高くもなしということで、あえてこれを
減額する必要はないのではないかということであります。
ただ
意見としては、
先ほどからも出ていましたでしょうか、
減額して
政務活動費を上げたらどうかと。4万円下げて、
政務活動費を例えば、今1万5,000円ですか、それを3万円にするとか、そういうふうにして
活動がしやすい、
政務活動がしやすい
方向に持っていく
方向もあるのではないかというのも
意見が出ました。それから、例えば、
資質の
向上、これも
議員数が減って、この減った分をカバーしていくには、
議員個々の
資質の
向上であるとか、
行動力であるとか、積極的な
議員活動が求められるということかと。その分を求めるものとして、逆に幾らかの
議員報酬を上げたらどうかという
方向のお話もありました。
ただ1番の問題は、
現状という形で私の
会派としては、今のところは決められているのですが、
方向性で行っているのですが、
審議会の
審議内容を読んでいますと、なぜ
報酬審議会を開くのだと、
議員のことは
議員で決めたらいいのではないかという
意見がたくさん各
委員から出ております。
その中で、
1つ気になりましたのが、「
審議会、
議員みずからが決めることなく
報酬審議会に
諮問した以上は、私
たちの決めた
内容が、これが全てですよ。聞くのでしょうね」という、たしかそのような、「
議会は
市民の声を聞くということをしておきながら、
自分たちでは何らする気持ちがないと思えます。だから、この
審議会の
答えが
議会の
答えと私はそう思います。
審議会に
答申を求めてきたのですから、採決で違う
方向に持っていくことは思いませんが、その
答申を無視し、
議会が
答申を変更するようなことであれば、その場では完全に
市民は不在なのではないでしょうか」というのが、物すごくひっかかっていまして、まさにそのとおりではあるのです。
審議していたときに、この
報酬に関しては
報酬審議会に投げたものですから、そこから出てきた
答えを全て聞くのかという話もされずに行ってしまったものですから、
審議会としては置くことができるのですから、それを置くことができて開いてしまったわけですから、2回も
審議がされて、その中でいろいろな人の
意見の話の中で本来は
審議会ではなく、
議会が決めるべきなのでしょうねという中で出た
答えがこうであったということの持つ
意味をどのようにとらえていくか。このことを覆すということは、一応、
現状と私
たちの
会派もしましたが、このことをとらえて
答申を無視するということになると、それなりのすごい
理由が必要だと思っているのです。そこを心配しているというのが私
たちの
会派です。
以上です。
○(
谷津委員長) ほかにありませんか。
和田委員。
○(
和田委員)
政友会ですが、
―――――――――――――――現状維持ということでまとまりまして、その中でも他市とも
金額もそこまで変わらないということで、
現状維持でまとまりました。
下げようとか、
減額という話は、はっきり言って出ませんでした。
現状維持でしていくのが今の
議員活動の中では一番いいということです。
個人の
意見ですが、
現状維持であれば何も変わらないのではないかと言われると思うので、
個人の
意見としまして、
政務活動費を凍結という、使わない、今でも半分ぐらいの方、
会派でも使っていない
会派もありますし、
政務活動費を1年か2年凍結すればどうかと思いました。
以上です。
○(
谷津委員長)
水野委員。
○(
水野委員) 若干、少し補足ではないですが、つけ加えて申し上げますと、
現状維持というのは最低限でも
現状維持ということだと思います、
認識としては。なぜかというと、
現状の38万円でも市の
職員と比べてみたときに、
課長級の、
上級課長ではなくて平均的なところですかね、
水準としては。その
一般職との均衡という点も無視できないと思います。
それから、
議員報酬の
削減が最も私が懸念するのは、やはり何人かの方がおっしゃいましたが、
議員の
多様性を確保する上で、特に若手の
議員とか、
子育て中の
議員といった方、つまり
議員を
生業として
議員活動を行う
議員、そういったあり方として
議員をやろうとする方にとっては、厳しい
環境をつくられるということになっております。
翻って反面、そうなるとほかに
生業の手段は確保しながら
議員をしていくといった方々のそういった
議員に道を開くということになって、
議会は
市民の各層の
縮図であるという御
意見もありましたが、私も全くそのとおりだと思います。つまり、
議員を職業として認めなければならないのではないかと思います。あたかも一方で、社会的には
議員ボランティア論ということをおっしゃる方がありますが、それは間違っていると思います。
以上です。
○(
谷津委員長)
吉岡副
委員長。
○(
吉岡副
委員長) 下がるということは
会派2人とも
認識はしております。
答申、尊重すべき。今の話は
答申を上げる前の話であって、きょうの話はもっと以前にすべき話だとつくづく聞いて感じています。やはり
諮問した以上、それは尊重すべきというのが私の
考えです。
答申を尊重するということです。以上です。
○(
谷津委員長) ほかにつけ加える
意見というのはないですか。
暫時
休憩します。
午後 2時03分
休憩
午後 2時04分
再開
○(
谷津委員長) 今、るる
意見を出していただきました。
委員長として
反省すべき点が幾つかあるかなと思っております。
まず1点は、この
委員会の中でも
一定議論をしてから出してはどうかという
意見もあったのですが、
答えをもって
諮問をかけるのはどうかという
意見もありまして、最終的には、
結論を持たずに
諮問をしたということが、かえって違う印象を
審議会の
皆さんに与えてしまったのかということで、それについては少し
反省もしなければならないと思っております。
いずれにしても、
諮問をするということ自体が、その
答申について尊重されるべきというのが前提としてありますので、その
あたりで少し今の
皆さんの
意見を出していただいた中で、もう少し
議論、
意見をいただきながら、落としどころについて少し
考えていきたいと思います。
暫時
休憩します。
午後 2時05分
休憩
午後 2時54分
再開
○(
谷津委員長)
休憩を閉じ、
休憩前に引き続き
会議を
再開します。
少し
休憩中に
意見交換もさせていただきましたが、各
会派とも
意見が少し割れているという状況もあります。
答申としていただいている以上、しっかりとそのことは尊重されるべきということはあると思っておりますので、改めてきょう出た
意見を各
会派に持ち帰っていただきまして、
皆さんの納得できるようなところにまとめていきたいと思いますので、次回の
委員会までにその点についてお願いしたいと思います。
それでは、次回の
会議の日程については、22日、午後1時30分からということで、もう1本の
陳情審査も含めてさせていただきますので、よろしくお願いします。
以上で、
議会改革特別委員会を
閉会します。御苦労さまでした。
閉会 午後 2時56分
┌─────────────────────────────────────────────┐
│ │
│会議の
経過を記載して、その相違ないことを証するため、ここに署名する。 │
│ │
│ 委員長 谷 津 伸 幸 │
│ │
│ 署名委員 田 中 邦 生 │