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  1. 京丹後市議会 2019-12-13
    令和元年産業建設常任委員会(12月13日)


    取得元: 京丹後市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-06
    令和元年産業建設常任委員会(12月13日)   ───────────────────────────────────────────                産業建設常任委員会会議録 ───────────────────────────────────────────  1 開催年月日 令和元年12月13日(金曜日)       開会 午前 9時30分       閉会 午後 0時18分  2 開催場所 京丹後市役所 3階 301会議室  3 出席委員 平林委員長、和田副委員長、         池田委員金田委員中野勝友委員平井委員松本直己委員  4 欠席委員 なし  5 委員外議員 なし
     6 会議録署名委員 和田副委員長  7 参考人 なし  8 紹介議員 なし  9 説明のための出席者 荻野農林水産部長岩崎農林整備課長足達農林整備課長補佐、              蛭子農林整備課主事  10 議会事務局出席職員 小石原議会総務課主任  11 会議に付した事件     ・議案第183号 京丹後水道事業設置等に関する条例の一部改正について     ・陳情第26号  京丹後市においては、(株)くみはま縣における裁判資料がないとのこと。              何故ないのか。税金を使って裁判資料はないとは如何か。     ・陳情第27号  (株)グリーンバイオについて  12 議事                                 開会 午前 9時30分 ○(平林委員長) 本日の出席委員は7名であります。定足数に達しておりますので、これから産業建設常任委員会を始めます。  本日の署名委員に和田副委員長を指名します。  本日の内容は、お手元に配付のとおり、1、議案第183号、京丹後水道事業設置等に関する条例の一部改正について、2、陳情第27号、(株)グリーンバイオについてであります。  まず、議案第183号の審査を行いますが、本議案につきましては、12月4日に執行機関説明員として、上下水道部長等に出席要請し、質疑を行いました。  本日は、この後意見交換討論、採決を行いたいと思いますが。  松本委員。 ○(松本直己委員) 済みません、お時間をいただきます。  この出していただいた議事録をずっと見ていたのですが、この質疑の中では、市民生活にも問題がない、値上げもない、それから繰り入れもこれまでどおりということでお聞きしたのですが、そういう部分については、何人もの委員が質問をされて、その都度問題ないということで、部長課長も言われていたのですが、議事録を見ると、企業会計に移行した場合、なかなか厳しい数字が出てきて、ということが、議事録の14ページに書かれているのです。僕も質疑の中で、それ以上追及できなかった部分もあるのですが、こういう意味では、厳しい経営状態になれば、いわゆる値上げとか、そういう部分につながってくるという意味から、こういうところの計画とか、推移というものの数値を数値的に出してもらうようなことができないのか、また、そういうことについての議論がもう少し深まらないのかという思いがあったので、少し意見を言わせてもらったのですが、いかがなものでしょうか。 ○(平林委員長) 暫時休憩します。                 午前 9時32分 休憩                 午前 9時52分 再開 ○(平林委員長) 会議を再開いたします。  先ほど松本委員から、再度の説明を求めたいという意見が出たのですが、ほかの委員の方は。  金田委員。 ○(金田委員) きょうは、委員会審査の運営の中で、本日、議案第183号については、結論を出すという日程が組まれております。  松本委員が言われるのは、趣旨としてはよく理解ができるわけですが、やはりこれは、きょうこの場で言われることについては、少し手続に無理があるのではないかと思われます。  ですから、きょうについては、もうこのまま結論を出す方向で審査をお願いしたいと思います。     (「異議なし」の声あり) ○(平林委員長) 再度お諮りします。  今、金田委員から、このままこの後、意見交換討論、採決を行うべきだという意見が出ましたが、委員皆さん御異議ございませんでしょうか。     (「異議なし」の声あり) ○(平林委員長) 御異議なしということですから、進めさせていただきます。  それでは、最初に意見交換を行います。  和田副委員長。 ○(和田副委員長) 公営企業会計に移行になることにより、市民への影響が心配される中、メリットはあるがデメリットはないことが、一番大切だと思います。  メリットとしまして、修繕費が足りないとき、補正予算を組まなくても、弾力的な予算で修繕できるようになり、会計の透明性で、この透明性が一番大事だと思います。予算以上の会計ができることが一番いいと思います。  以上です。 ○(平林委員長) ほかにございませんか。意見交換。     (「なし」の声あり) ○(平林委員長) それでは、意見交換を終了します。  次に討論を行います。  まず、反対の方。  松本委員。 ○(松本直己委員) 議案第183号、京丹後水道事業設置等に関する条例の一部改正について、反対討論を行います。  公営企業会計に移行して、メリットはあってもデメリットはないという説明であった。また、公営企業になると、独立採算になるので、一般会計繰出金ができないのではないかという質問には、総務省から、平成31年度の地方公営企業繰出金についての通知ということで、通知文書が出ており、繰り出しにすることができることになっていると説明があった。  デメリットがないのであれば、今のままでいいのではないかという質問には、事業の透明性が担保でき、事業を継続していくことにプラスになるとの説明であった。プラスになるので、この機会にしていくことになったという趣旨の説明であった。  納得できないものについては、これまでどおりの繰り入れもでき、市民生活にも影響のある利用料金値上げにもならないと言いながら、今回適用を受けて、全適用になって、財務基金を受けたとしても、減価償却を始めますので、膨大な減価償却費が出てくるということになります。おのずと当該年度経営成績というものが赤字等の数字が出てくるということになります。  こういった意味でいけば、市民向けなり、議会向けにいきますと、透明性が担保されていいという部分はありますが、なかなか厳しい数字をお見せしながら、企業の状況を説明していかなくてはならないことが起きてきますという発言があった。  厳しい経営結果が出せる前提がありながら、市民生活には影響がないと矛盾した説明であり、市民生活に影響がないという財務計画等をしっかり立てての説明が必要であると考える。  以上、この設置条例には反対するものです。 ○(平林委員長) 続きまして、賛成の方。  中野委員。 ○(中野勝友委員) 議案第183号、京丹後水道事業設置等に関する条例の一部改正について、賛成の立場で討論をします。  人口3万人以上の地方公共団体に対し、公営企業化をするよう総務省からの通知による要請を受け、府内では、3万人以上で公営企業会計化されていないのは、3事業体、向日市や南丹市、そして京丹後市であり、他の団体は、既に公営企業化がされている。  公営企業化に移行することにより、単式簿記から複式簿記に変わることで、市民生活にかかわる重要な事案が発生した場合、予算を超過して予算執行ができること。必要なことに素早く対応でき、弾力化が図られることから、賛成討論とします。 ○(平林委員長) 続きまして、反対の方。     (「なし」の声あり) ○(平林委員長) 賛成の方。  金田委員。 ○(金田委員) 金田です。議案第183号に賛成討論します。  本市の下水道事業は、官公庁会計としての特別会計でありますが、これを地方公営企業法を適用した公営企業会計へ移行するために、京丹後水道事業設置等に関する条例を京丹後水道事業及び下水道事業設置等に関する条例に改定するものです。  企業会計に移行することによって、複式簿記となるわけですが、その効果として、1、経営状況明確化です。これは、貸借対照表損益計算書などの財務諸表を作成して、それを公表することで、経営成績財政状況をわかりやすく示すことができる。  また、それを分析することで、その情報を中期的、長期的な経営計画に生かし、将来の安定した経営を目指すことができる。  次に、適正な財産管理です。減価償却が導入されますが、これは、施設の老朽化の状態を的確に把握できる。また、統一的な基準に基づいて、適正な資産評価ができるということで、施設の更新計画を的確に行うことができるものと考えます。  一方で、独立採算制が義務づけられている企業会計は、下水道使用料値上げにつながるのではないかとの懸念もあるわけですが、地方公営企業法の適用は、主に会計方法の変更であって、使用料については、これまでと変更はなく、市民の皆さん手続等を行っていただく必要もありません。  また、一般会計からの繰出金考え方は、移行しても基準内、基準外ともにこれまでと同じであるとしています。公営企業会計への移行により、より一層の経営の効率化健全化に努めていただくよう強く求めて、議案第183号に賛成といたします。  以上です。 ○(平林委員長) 反対の方、ございませんか。     (「なし」の声あり) ○(平林委員長) 賛成の方、ございませんか。     (「なし」の声あり) ○(平林委員長) 以上で討論を終了いたします。  それでは、採決に入ります。  議案第183号、京丹後水道事業設置等に関する条例の一部改正について、賛成委員の挙手を求めます。     (賛成者挙手) ○(平林委員長) 挙手多数です。よって、議案第183号は、原案可決すべきものと決定しました。  ここで、暫時休憩いたします。                 午前10時00分 休憩                 午前10時13分 再開 ○(平林委員長) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。  次に、陳情第26号、京丹後市においては、(株)くみはま縣における裁判資料がないとのこと。何故ないのか。税金を使って裁判資料はないとは如何かについての審査を行います。  本陳情につきましては、12月9日に執行機関説明員として、農林水産部長等に出席要請し、質疑を行いました。  本日は、この後、意見交換討論、採決を行いたいと思いますが、これに御異議ございませんか。     (「異議なし」の声あり) ○(平林委員長) 御異議なしと認めます。  それでは、まず、意見交換を行います。
     和田副委員長。 ○(和田副委員長) このくみはま縣における裁判資料がないということですが、やはり個々の弁護士の見解があると思うのです。京丹後市の弁護士は、その都度きちんとした書類は、中身の議事録まではという弁護士ですから、弁護士間でもいろいろな方法があると思いますが、京丹後市の場合は、そこまで細かいことは残さなくていいという弁護士ですから、この資料はないと言われましたがこれでいいと思います。 ○(平林委員長) ほかの方、意見交換ありませんか。  池田委員。 ○(池田委員) 京丹後市においては、くみはま縣における裁判資料がないとはいかがなものかという陳情者の願意ですが、理由を読ませていただいたら、弁護士から京丹後市に報告資料がないということですが、これは、電話等でしっかりやりとりをした中で、行っていると。弁護士に確認をしたところ、特に法的にもそういったものを残す必要はないという見解であります。  この裁判に対する起案、そういった文書をしっかりと保存されておりますので、今回のこの陳情者の思いは、少し賛成できないと思っております。 ○(平林委員長) 意見交換ほかにございませんか。  金田委員。 ○(金田委員) この陳情は、今ありましたように、くみはま縣の裁判のときの資料がないということですよね。市の説明によると、そもそも保有していないと。しかし、相手方の準備書面等については、保管はしていると。保有していないが、顧問弁護士によると法的に保有しなければならないという、法的な必要もないという説明でありました。  しかし、裁判官からの指示等については、その都度準備をしていたということの、そういう説明であります。その準備してきたというのは、書面でかどうかわかりませんが、準備してきたという説明がありました。  しかし、公開している資料のほかにも、もっとあるのではないかと、陳情者は言っているのではないかなと思われるわけですが、そういうものは、法的にも必要ないという弁護士考え方のもとで、市としては保有していないという説明でありました。  それから、陳情者は和解について、陳情者弁護士からは、その都度報告はあったとしておりまして、それなのになぜ市のほうには、それの報告書がないとはいかがかということをしきりに問題提起をされているわけですが、繰り返しになりますが、市の顧問弁護士の判断は、それは義務ではないということで、資料としてはないということであります。  こういうことから鑑みましても、私たち委員会としては、市のそういう説明においては、やはり市の顧問弁護士の判断で、そういうことをされているということですから、これ以上私たちが、資料のないことについて、それを云々とか、求めるとかということは、する必要はないのではないかという、私は考えをいたしております。  以上です。 ○(平林委員長) ありがとうございました。ほかの方ございませんか。      (「なし」の声あり) ○(平林委員長) これで、意見交換を終了します。  次に、討論を行います。  まず反対の方。     (「なし」の声あり) ○(平林委員長) 賛成の方。     (「なし」の声あり) ○(平林委員長) これで討論を終了します。  それでは、採決を行います。  陳情第26号、京丹後市においては、(株)くみはま縣における裁判資料がないとのこと。何故ないのか。税金を使って裁判資料はないとは如何か。この陳情について、賛成委員の挙手を求めます。     (賛成者挙手) ○(平林委員長) 挙手なしです。よって陳情第26号は不採択すべきものと決定いたしました。  ここで、午前11時まで休憩します。                 午前10時20分 休憩                 午前11時01分 再開 ○(平林委員長) 休憩を閉じ、会議を再開します。  傍聴の申し出がありますので、これを許可いたします。  暫時休憩します。                 午前11時02分 休憩                 午前11時07分 再開 ○(平林委員長) それでは、休憩を閉じ、会議を再開します。  次に、陳情第27号の審査を行いますが、本件につきましては、12月9日に農林水産部長等に対して、出席要請し質疑を行ったところですが、後日回答するとの事項があったため、本日改めて質疑を行うものであります。  なお、本日は説明員として、農林水産部長初め、関係職員にお越しいただいていますので、早速部長から自己紹介も含めて、説明員の紹介も含めて説明をよろしくお願いします。  部長。 ○(荻野農林水産部長) おはようございます。  前回に続きましての説明となりました。済みません。この前質問をいただいたところの回答をさせていただきたいと思っています。  きょうは、農林水産部から荻野です。よろしくお願いします。  それから、農林整備課長岩崎課長。 ○(岩崎農林整備課長) 岩崎です。よろしくお願いします。 ○(荻野農林水産部長) 課長補佐足達補佐。 ○(足達農林整備課長補佐) 足達です。よろしくお願いします。 ○(荻野農林水産部長) 担当の蛭子主事。 ○(蛭子農林整備課主事) 蛭子です。よろしくお願いします。 ○(荻野農林水産部長) 3名で、対応させていただきます。  前回に引き続きで、まずは岩崎課長から。 ○(平林委員長) 岩崎課長。 ○(岩崎農林整備課長) 過日12月9日の産業建設常任委員会の私の答弁の中の一部を訂正させていただきたいと思っております。  内容といたしましては、騒音に関する音の問題でございまして、カーテンシート等の修復によりまして、劇的に静かになったということをお聞きしているということで、発言させていただきました。そのときの劇的という言葉を格段という言葉に訂正をさせていただきます。まことに申しわけございませんでした。よろしくお願いいたします。 ○(平林委員長) 部長。 ○(荻野農林水産部長) それでは、続きまして、前回質問をいただきました、池田委員からの質問に対しまして、担当から再度説明をさせていただきます。  資料の差しかえも含めて、説明させていただきます。 ○(平林委員長) 足達補佐。 ○(足達農林整備課長補佐) 失礼します。  それでは、前回提出させていただきました資料1につきまして、修正と追加の分がありますので、差しかえをお願いしたいと思います。  差しかえた資料につきまして、改めて説明をさせていただきます。  資料1につきましては、原木入荷量等資料といたしまして、当時の計画仕入れ量売り上げ量を記載しております。前回、仕入れ量のところに売り上げ量の数字を入れておりましたので、訂正させていただいております。それでは、説明させていただきます。  計画仕入れ量ですが、平成26年が約2,400トンの計画から、平成30年が約4,800トンの仕入れ量と。仕入れ価格につきましては、平成29年が980万円から平成30年が2,010万円程度とふえる計画を立てております。  それから、売り上げ量につきましても、平成26年が1,500トンから平成30年が約3,700トン、売り上げにつきましても、2,400万円から約5,500万円という計画をしております。  実績ですが、入荷量としまして、平成26年が約7,400トン、平成30年が5,500トンとなっております。仕入れ額につきましても、2,500万円程度から3,300万円と若干ふえている状況です。  出荷量ですが、前回提示させていただきましたが、温泉用製紙用、その他に分けて今回表示させていただいております。売上額につきましても、温泉用製紙用、その他で出させていただいております。  以上で、資料1の説明をさせていただきました。  続きまして、池田委員からの質問についての回答としまして、資料4で、一応計画と実績の比較ということで出させていただいております。この資料につきましては、仕入れ単価売り上げ単価等がどうなっているかということを示した表になっております。  計画ですが、計画仕入れ量仕入れ額から仕入れ平均単価を出しております。平均単価は、当時の仕入れ額トン当たり約4,000円という数字になっております。売り上げ平均単価ですが、これは売り上げ量売上額から算定しております。約1万4,000から1万6,000円の売り上げということになっております。  実績ですが、実績の仕入れ平均単価ですが、仕入れ量仕入れ額から出しておりまして、平成26年は約3,400円、平成27年が4,200円、平成28年が3,190円、平成29年は約5,500円、平成30年が約6,000円と仕入れ価格は上がっております。  売り上げ平均単価ですが、売り上げ量売上額から算定しておりまして、平成26年は1万円弱、平成27年からは約1万円から1万1,000円という数字で推移しております。これを比較しますと、特に平成28年につきましては、仕入れ単価が下がり平均単価が1万1,000円ということで、成果としては黒字になっていると伺っております。  ただし、平成29年、平成30年と仕入れ単価が上がっております。売り上げは1万1,000円、1万2,000円と余りふえていませんので、この分で赤字が出てきているという状況です。  価格が高騰した理由といたしまして、平成29年から兵庫県朝来市で関西電力の発電所が稼働しました。そのことによりまして、兵庫県内で集まらなかった材を京都府から調達するようになったということで、調達の価格が、それまでが、トン約4,000円程度でしたのが、6,000円ぐらいに高騰したと聞いております。  それから、平成29年、30年の災害によりまして、材が集まりにくくなったということも影響して、価格が上がっているということです。  以上のことから、仕入れ量計画よりも2倍程度ふえているときもありますし、売り上げもふえているときがありますが、なぜ赤字になるのかということですが、単価的に、仕入れ単価が上がり、売り上げ単価が上がらなかったということで赤字になったものと考えております。  赤字額が、平成30年度末で約3,000万円と聞いております。 ○(平林委員長) よろしいですか。以上ですか。  それでは、委員皆さん、今の説明を受けまして、質疑をお願いしたいと思います。  金田委員。 ○(金田委員) 今、朝来で関電のバイオマス発電所が稼働したということですか。どれぐらいの規模の発電所ですかね。 ○(平林委員長) わかりますか。足達補佐。 ○(足達農林整備課長補佐) わかりません、そこまで調べておりません。木質バイオ発電所です。 ○(平林委員長) 金田委員。 ○(金田委員) その発電所が稼働したので、単価も4,000円から6,000円に仕入れ単価が上がった。これは、材木がそちらのほう流れていく、需要が多くなると単価が上がりますよね。それから、さらに災害も起きたりして、材木が集まりにくくなった。その結果、仕入れ単価が上がっていったと、そういうことで、売り上げ平均単価については、似たようなところなので、仕入れ平均単価がずっと倍ぐらいに上がっていったということが、例えば平成30年は3,000万円の赤字につながったと、こういうことですか。 ○(平林委員長) 課長補佐。 ○(足達農林整備課長補佐) はい。 ○(平林委員長) 部長。 ○(荻野農林水産部長) さらに今のことにつけ加えさせていただきますと、仕入れ単価はもちろん高くなっているということと、こちらの売り上げ単価も同じように上の数字と比べてもらいますと、計画よりも単価自体がずっと低く抑えられている。結局買うほうは高くなっているし、逆に売る方は想定している金額よりも低くなってしまった、この差は両方の影響があって、先ほど説明させていただきましたこちらの、前に池田委員からもありました仕入れ量であるとか、売り上げの額は当初の計画どおりよりも多い数字で推移したにもかかわらず、最終的にはその仕入れ売り上げ単価が想定以上に上がる、下がるがあったことによりまして、赤字につながったという説明でございます。 ○(平林委員長) 平井委員。 ○(平井委員) 今、仕入れ単価売り上げ単価説明がありまして、それは資料でわかるのですが、売り上げ自体計画よりそれこそ倍とか、あるところがあるのですが、単なる仕入れ売り上げだけではなくて、経費的なところで多くかかった年度があってとか、そのような説明があればお願いします。 ○(平林委員長) 足達補佐。 ○(足達農林整備課長補佐) 経費的には同じような、量がふえている分は経費は若干はかかっていないように、製造するのに費用がかかるのですが、その分は量をはけばその分はある程度は安くはなっているのですが、単価的なことは上昇しているということで、赤字になっていると思います。 ○(平林委員長) 課長。 ○(岩崎農林整備課長) それと、事故もあったということがありまして、保険も当然入っていて、保険のほうで対応していたのですが、それでも賄い切れない部分もあったということがありまして、会社のほうで独自に補償も出しておりますので、その部分では、一時的にかなりの金額がかかってきたということでもございます。 ○(平林委員長) 平井委員。 ○(平井委員) 3,000万円と平成30年にあるのですが、3,000万円は累計赤字なのですか。単年度赤字、そこの確認をさせてください。 ○(平林委員長) 足達補佐
    ○(足達農林整備課長補佐) 累計赤字と聞いております。 ○(平林委員長) 平井委員。 ○(平井委員) 今、説明を受けたわけですが、一時的な補償も含めての経費分が上がったというところの認識をさせていただきました。それと、やはり製造業なので、販売分が、稼働すれば稼働するほど電力経費とか、その他の経費がかかってくるので、その分の経費も類して上がっていくとは思うのですが、そういうところも加味しながら考えていく中で、補償も踏まえて、売上高は上がっているのだが、経費分がたくさんかかってきたので、赤字になったという説明の確認でよろしいでしょうか。 ○(平林委員長) 足達補佐。 ○(足達農林整備課長補佐) はい、そのとおりです。 ○(平林委員長) 金田委員。 ○(金田委員) 今の経費の件、もう一度確認ですが、今、補佐の説明では、量はふえても比較としては経費はそれほど上がっていないということを言われたので、ええそうなのかとも思ったのだが、死亡事故等があったので、それに関連することで、想定外の経費がかかったということですよね。それだけで累積赤字が3,000万円というのは、少しまだよく理解できないのですが、本当に累積赤字が3,000万円となっていった理由、今言われた2つが、2つだけではないですね、死亡事故だけですね、補佐の説明では。量がふえても比較としてはそれほど上がっていないという説明だったので、もう一回そのあたり部長説明してください。いやいや、どなたでもいいですが、少し説明をお願いします。 ○(平林委員長) 部長。 ○(荻野農林水産部長) 少し後で説明もさせていただくのですが、実際の累積の赤字、約3,000万円ということを前に報告させていただいたのですが、それはあくまでお聞きした範囲の数字ということで、実際は決算書とかを正式に中身を見てということでもありますし、内容的には先ほど言いました仕入れ単価が上がりますよね。今度売るほうが、想定よりも下がりますよね。そうすると利益は必ず少なくなるので、そのことが収支を悪くしたという理由は、もちろん聞いていることですし、先ほどありました突発的なこと、例えばのことですが、そういう事故対応のことがあったというのもお聞きしていますし、もう一つは、減価償却のような処理についても、しっかりこの時期に入れていったといいますか、加味したということも聞いているということでよかったのですかね。そのような内容も加味されているということは聞いていますが、全体としては、約3,000万円の赤字になったということをお聞きしているということで。さらに続けて言いますと、決算書の件、少し説明してください。 ○(平林委員長) 足達補佐。 ○(足達農林整備課長補佐) 決算書につきましては、平成27年、28年、29年を府に報告するため、グリーンバイオからいただいております。それにつきましては、会社法等によって会計資料を見る、請求できるのに制限がありまして、株価の100分の3以上を持っている方とか、株主であるとかという制限がありまして、なかなか公表できないのですが、今、グリーンバイオに交渉しておりまして、出していただくようお願いしているところであります。出してもいい許可を得るところです。 ○(平林委員長) 確認ですが、市には決算書は届いているが、株主等々に出してもいいかどうかを交渉中だということでよろしいでしょうか。 ○(平林委員長) 足達補佐。 ○(足達農林整備課長補佐) 国、府への報告用にいただいたものですから、それを議会に提出してよろしいかどうかを今確認しているところです。 ○(平林委員長) 池田委員。 ○(池田委員) 全然理解できないですわ。陳情者は、当初の計画のときの説明と、実態とはかけ離れているではないかという陳情なので、それに沿って少し聞かせてもらいます。  当時の計画では、チップ価格11円の場合、当初はあれですが、平成26年からは減価償却をとった中で、86万3,000円の赤字と。それから2年目が75万円、3年目は41万8,573円の黒字になるという計画ですよね。  ところが、8月1日の岩崎課長説明では、単年度収支が平成26年で1,574万円の赤字という説明を受けています。それから、平成27年は1,101万円の赤字と。ですから、例えば平成26年は事故もなかったし、そういった中で、もう既に1,500万円の赤字になっているということですよね。  だから、当初の計画と実績のこの1,574万円の赤字、どうだったのですかということを説明していただかないと、今、いろいろと事故があった。災害があったから。災害以前の話で、すでに赤字になっているではないですか。  だから、聞きたいのは、当初の計画はどうだったのですか。甘かったのですかということ。もう平成26年で既に1,500万円の赤字が出ている。だから、そこをどういうふうに分析されているのですか。平成26年は災害なかったでしょう。事故もなかったでしょう。しかし、1,500万円の赤字が出ているのですよ。そこを説明してもらわないと、先に進まない。 ○(平林委員長) 池田委員。 ○(池田委員) 我々が調べた資料ではなくて、岩崎課長から説明してもらった議事録にしっかりとそこ載っているのだから。 ○(平林委員長) 暫時休憩します。                 午前11時30分 休憩                 午前11時30分 再開 ○(平林委員長) 休憩を閉じ、会議を再開します。  池田委員の質疑に対して、答弁をお願いします。  岩崎課長。 ○(岩崎農林整備課長) 平成26年、27年ということの数字として挙げていますが、基本的には、どちらにしましても、いわゆる売上高、それから原価、当然、売上高から原価を引いた価格ということで出てまいります。その売上総利益の部分のほかに、当然、販売費であるとか、一般管理費、さまざまな諸経費等が入ってきておりますので、それがかなりの金額として上回ってきております。そのような諸経費を売り上げ総利益から引いた部分において、これだけの赤字の数字ということで出てきております。  販売費及び一般管理費ということで、いろいろと報酬であるとか、その他会社の手当であるとか、当然、燃料費、通信費、そのようなものがかなりの金額として、かかっているということになりますので。  そこの部分が収入の部分と支出の部分で、その収支というのは差として黒が出るということで、目標としては入れていますが、実際問題の運営の結果、先ほど私が申しましたとおり、収入と支出、その部分の差で、マイナスの赤字が出てきているという状況でございます。 ○(平林委員長) 金田委員。 ○(金田委員) それはわかったが、やはり当初の計画が、平成26年から始まっているのに、平成26年からこういう赤字になっていて、今の説明からいうと、例えば、販売費であるとか、一般管理費であるとか、手当であるとかということは当然計画の中で見込まれないとだめな部分なので、そうなっていくと、もう計画がそもそもが甘かったのではないかということを言わざるを得ないですよね。  なので、その辺をもう少し説明する部分があるのであれば、説明してください。今のままであったら、もうそうなってしまいますから。 ○(平林委員長) 部長。 ○(荻野農林水産部長) 先ほど、課長から説明させていただきましたが、多分委員皆さんが腑に落ちないところは、こちらの計画でいう仕入れ量売り上げのことが、当初計画していますよりも、上の数字でしているのに、なぜ、こう赤字になったのかということですが、確かに計画よりも、仕入れ売り上げは多いですが、先ほどありましたこの平均単価でありますとか、売り上げの額ということも含めて想定以上に、例えば、平成26年であれば、上の売り上げのほうが、計画の中では1万5,000円とかという数字がここに出ていますよね。それが9,800円でしか売れなかったとか、そういう内容が当初から、仕入れ量とこちらの一番報告を願っているところが、木材の仕入れと販売額は、うちの当初目的に関係ありますので、うちの資料の中でいただいています。  あとの内容につきましては、それでもそのほかにかかった経費について、先ほど課長が言いました売り上げ以外のいろいろな経費が、想定以上にかかって、最終的にはここの1,500万円ほどの赤字になったということで、金田委員からありましたように、仕入れ量であるとか、販売した量については計画どおりできていたのですが、赤字になったということで、その詳しい内容につきましては、それがどのようなものであったのかについては、今お聞きしている範囲では、特に計画と違うところは。仕入れとこれはわかったのだが。 ○(平林委員長) 足達補佐。 ○(足達農林整備課長補佐) 単価的なことがありますが、それ以上に経費がかかってしまって、赤字になったと。 ○(平林委員長) 金田委員。 ○(金田委員) 今、部長説明によると、当初の計画の中では、仕入れ予測、それから売り上げ予測、これについては計画どおりになっています。計画以上かな、計画どおり。それでも赤字が出ているのは、会社経営の部分だと。会社経営の部分になると、市が関与するところではない、そういうように捉えてよろしいか。  出資はしていても民間会社ではないですか。だから、そういう考え方も、私はできないこともないとは思うのだが、その辺はどう捉えておられるのか、考え方をもし答弁ができるなら。答弁ができないのであればいいです。 ○(平林委員長) 部長。 ○(荻野農林水産部長) 先ほどの私の言い方が少し、特に、この事業をするに当たって、京都府に報告が義務づけられている分につきましては、先ほど言いました仕入れする量であるとか、販売する量だということですが、収支が持続的な経営ができるということも、もちろん担保される必要がありますので、きちんとした経営になっているかどうかを見ることもうちは必要だと思っていますので、3年間につきましては、収支の決算書を、収支の分もいただいていますので、その分の中をしっかり読み解くということですが、その分の報告が、今すぐにできていないという状況ですから、そこをということになりますと、少しお時間をいただきたいと思います。 ○(平林委員長) 中野委員。 ○(中野勝友委員) 少し確認させてください。  計画と実績を出していただいているのですが、先ほど仕入れ単価の高騰ということで、説明があったと思いますが、特に災害は予測できないというのは理解できます。ただし、この朝来の発電所については、もう向こうも長いこと計画されてしておられる中で、その原材料を仕入れの段階で、その材料の引き合いが起こるという予測は、計画の中には含まれておられたのですか。 ○(平林委員長) 課長補佐。 ○(足達農林整備課長補佐) 当初、兵庫県内で材を全部賄うということで計画されておりましたが、兵庫県内で賄えなかったので、京都府からも調達するようになったと聞いております。そのために高騰したと。 ○(平林委員長) 和田副委員長。 ○(和田副委員長) そうなりますと、その仕入れ単価が今以上に、これからずっと上がるということは、マイナスも赤字もふえるということなのでしょうか。仕入れ単価が上がるのですから、これからもずっとマイナスになる、赤字になるということですか。 ○(平林委員長) 足達課長補佐。 ○(足達農林整備課長補佐) 価格は平成29年に高騰しましたが、そこからは、同じレベルで推移はしていると聞いています。その分を後は販売価格を上げていく努力をしていただくということになります。 ○(平林委員長) ほかにございませんか。  池田委員。 ○(池田委員) 部長、この審査の中身というのか目的は、当初の説明と実際の実績が違っているのと違うかということを陳情者は捉えているのですね。今、我々が審査して説明したのを聞いた中でも、実際そうなっているのですね。なっているのですわ、陳情者の言うとおり。だから、より経費がたくさんかかったと言うが、2年目ですでに赤字が出ているということは、もう計画自体が、議会に説明した計画自体が、もうずさんだったと言わざるを得ないではないですか。  だから、私は、この計画があったとき、この計画で本当に大丈夫ですかと、何回も本会議場でさせていただいて、役員報酬もとれない、そういった計画が、大丈夫なのですかと言ったら、大丈夫ですという返答をいただいて、であれば、ここに補助金を出すのは。大丈夫ならということで、我々は、私は賛成したのだが、結果として、今こうして説明を受けたら、2年目から1,500万円の赤字といけば、では、最初の議会への説明はどうだったのですかということを改めて聞かざるを得ないのではないですか。  いや、経費が上がったのでしようがないのですわでは、これは済まない問題だと思うのですよ。だから、そこを問うているのです。実際、商売だからしようがないですね、いろいろな価格のことや社会情勢やらで、経営が立ち行かなくなるのはわかります、長いことしていると。しかし、当初から、この1,500万円の赤字が出てくるということ自体が、理解できないのです、私は。最初から。後のことはしょうがないですよ、事故があったとか、社会情勢で高騰したとかいうのは、それはしようがないです。そこまで言うつもりはないので、最初の計画のことについて、どうだったのだということを確認させてください。 ○(平林委員長) 部長。 ○(荻野農林水産部長) 池田委員からありましたことは、まさにそのことを問われているということは、もう十分承知しています。そこが、結局ここにお配りさせてもらっています、一番大きいのが平成26年の、例えば売り上げ単価が1万5,752円という計画自体が甘かったのかと言われますと、それが現実は、9,000円ほどということですから、例えば、この分の差額だけでも赤字になっていく要因ということになるのですが、これがなぜ、単価がここまでになったのかということについては、あくまで先ほども言いました計画値ではこういうふうにできると思っていたことが、経費がかかってこの数字になってしまったという結果論でいうとそういうことなのですが、ある意味、今からさかのぼってみますと、先ほど委員からありましたように、2年目からということですと、計画が甘かった部分があるということについては、もう認めざるを得ないということは思います。  さらにこれがなぜ売り上げ単価の差がここまで出たのかについては、少し具体的な内容がお答えできていないので、申しわけございません。あくまで、当初計画が甘かったという捉え方をすると、結果的には、間違いなくそういうことと言わざるを得ないということですし、当初は、しっかり計画を立てたということなのですが、ついていかなかったという部分が、説明として、非常に不信を持たせる説明になっています。申しわけございません。 ○(平林委員長) 岩崎課長。 ○(岩崎農林整備課長) 確かに、平成26年、27年は赤字になっております。ただし、平成28年度につきましては、単年度でいくと78万円弱程度の黒が出てきているという状況もありまして、また、翌年平成29年は、まだ災害が少し発生しているということで、ここでまた若干マイナスが起こってきているということになっておりますので、平成28年については、それなりの数値が出てきているのかなとは思っております。 ○(池田委員) その辺は理解できますよ。平成29年、30年はだめだっということは理解できます。そのことを私は問うているわけではないので。 ○(平林委員長) ほかの方ございませんか。それでは少し私から。  こうして、毎年、損益計算書をいただいていて、業績というのは市としては掴んでおられるわけですね、国や府に出す資料として。その中で、市としての指導責任というあたりについては、どういうふうに考えたらよろしいのですか。  やはり、一定、もっと業績を上げるためにどうだこうだということは、言える立場にもちろんあるのだろうと思うのですが、そういったことについては、何か対策として、声をかけておられるのか。部長。 ○(荻野農林水産部長) 先ほど私が申しましたが、もちろんそういうことを含めて資料をいただくわけですから、それをもとにして、経営の改善をしていただくということを強く申し上げているのはもちろん申し上げています。  それで、先ほど課長からありましたように、3年後には、改善はしてきたところなのですが、その後は、また新たな理由により落ち込んだということですから、責任はということを問われますと、当然そこは、持続していく必要がありますので、仕入れ量とか、販売の量については、しっかり計画どおりしていただいているということなのですが、経営が赤字になっている状況では、改善をお願いしているのはもちろんでございます。 ○(平林委員長) 松本委員。 ○(松本直己委員) 前回、今回のこのやりとりの中で、今、委員長が言われている、この補助金を出して、それで、その事業の経営的な部分についてやりとりがあって、改善を求めているということを部長がおっしゃるのですが、そのやりとりが、なかなか明確にならないというのか、本当に、そのところがもっと改善のためにされているのかという、そういう何か疑問があるのですが、少しそこのところを詳しく、やりとりの内容まではいかなくても、何か少し釈然としないところがあるのですが。  そういうことから、経費がどれだけかかったとかというところをもう少し詳しく聞かせてほしいのですが、その赤字になった部分の。 ○(平林委員長) 部長。 ○(荻野農林水産部長) 先ほどから申し上げていますように、そのあたりがうまく答えられていないことはお詫び申し上げています。ただし、これもまた結果の話なのですが、当然改善をしたという結果の中で、平成28年度が改善に向かっているということは、間違いなくあったということは事実です。それが、やりとりをした内容ということになるのですが、その後のことは、先ほどからあります、新たな要因、災害であるとか、そういうことで、さらに赤字が膨らんだということはあるのですが、元に戻しますと、一番最初の池田委員からありました当初の2年目からこれだけの赤字になったということにつきましては、一番の要因は、予想以上に売り上げ単価が、計画と少しかけ離れた数字になったということを把握しているということで、なぜその売上高の単価がこれだけになったかということについては、さまざまな要因がある複合的な中の話ですから、うまく少しお答えできていないという内容です。  ただし、一旦は、その方向にあったということで、うちが指導というのか、改善を当然いっていたということでつながったものと考えております。 ○(平林委員長) 金田委員。 ○(金田委員) 今、COP25が開かれていますよね。そこでも出ているように、小泉環境大臣が、化石賞というて、一番最低の賞だ。皮肉ですわ。むちゃくちゃ。そういうことにされたのだが、このCO2の削減目標、これ地球規模の世界的な課題ですよね、今。そういうことからいうと、CO2を排出しない、化石燃料を使って排出をしないことと合わせて、森林がCO2を吸うので、吸収するので、森林整備はとても大切だということは、私はもうこれは日本の政府が、国を挙げて取り組んでいる、今課題ですよね。  そういう意味では、このバイオマス事業は、私はとても大切だと思っているのです。そこがまずあります。これも前の市長の中山市長が、前市政が、そのようなことの中で取り組んできたわけです。  それで、担当部局だって、部長だって、皆さんだって、変わっておられますよね。変わっていても、こういう陳情を出されたときに、私たち産業建設常任委員会が審査するに当たっては、皆さん方の説明を聞くわけだから、私に言わせたら、きちんともっと調べてきてくれと、ここの場に来るのに。何を聞いてもしどろもどろではないですか。そのようなことでは、担当として、しっかり職務を果たしていないわな。部長、それをやはり感じますわ。きょうこうして、陳情者の方も来ておられる中で、こんな審査のやり取りを見ていたら、そら誰が見てもおかしいなと感じるわけです。  それで、今部長が言われたように、売上高が計画より低くなった。これが大きな赤字になる要因だということであるならば、もう少しそのあたりをきちんと精査してほしいなと思います。  先ほど少し私が言いましたが、会社経営の部分になるので市は関与しないのかと言いましたが、関与しないなんてことは、実はあり得ないのです。市からたくさんの補助金のもとで、起きた会社なので。  そうならば、こういう陳情が出た以上は、皆さんの役割はもっと大きいではないですか。きちんと分析して調べてきて、それをきちんとしていただかないと、まあ、言葉として、計画は甘かったということも言われましたが、私は軽々にそのようなことは言ってほしくない。前市政を支援してきた議員としては。前市政だけの責任になってしまうわな。これは、そもそもは、繰り返しますが、CO2削減、そういったことにまつわる国を挙げての大きな事業ですよ。だから、そういうことがあるので、もう少しそういう視点を持って、しっかりと調べて対応してもらわないと困るなと私は思うのです。それについて、どう考えられますか。質問ですよこれは。 ○(平林委員長) 部長。 ○(荻野農林水産部長) 金田委員の今おっしゃることもまさにそういうことだと思っていますし、結果として、あくまでこれは結果としましては、数字が明らかに当初計画から少ない数字という意味では、甘かったということは数字でわかる部分で言ったという内容ですから、全体計画はどうだったかということではないです。  ただし、今おっしゃった指摘は、まさにそのとおりの部分がございますので、きょうもまた答えられない部分がありましたが、大変申しわけありません。 ○(金田委員) 大変申しわけありませんで終わっても。 ○(荻野農林水産部長) きょうの時点では少し答えられませんので、どういう理由で当初からそういう結果になったのかということについては、再度調べさせていただきます。 ○(平林委員長) 金田委員。 ○(金田委員) だから、今、市としては、市の方針としては、バイオマス事業にしても、私が申し上げた森林整備にかかわるCO2の対策にしても、そういったことに重きを置いていないのですか。もうそのようなことはどうでもいい、軽視しておられるのですか。私は、そういうとこら辺から、どういう姿勢が問われるということだ。市の姿勢が。  だから、そういうことをきちんと裏づけをもって、とても大切だということであるならば、やはりそのことを表に出さないとだめだと思うし、そうして、もう少し、なぜこういう数字になっているという経過だというのは、今説明されましたが、しかし、もう少ししっかりと、それは調べていただいて、ここに4人来ておられますから、どなたが具体的な担当をしておられるかわかりませんが、担当者は、市の職員の職務として、しっかりそれはするべきではないですか。私は、例えば、まだ3カ月前に変わったところだからわかりませんとか、そういう問題ではないでしょう。職員の職務としては。だから、そういったことをしっかりともう一遍考えて、答弁してもらわないとと思うが、もう一遍、部長、これ質問はしなければならないので。 ○(平林委員長) 部長。 ○(荻野農林水産部長) 質問といいますか、御指摘も含めて、質問ということでお答えさせていただきます。  その中で、1つありました。この事業を軽視しているということは全くございません。ですから、これは平成30年度までしていますが、現在、これまでから言っています経営者、実際の株の中の部分が変わったということで、例えば仕入れ単価とか、根本は仕入れ平均単価と、この売り上げ単価、ここをいかに改善するかということですから、その部分で、今度新しくされているところになりますと、例えば仕入れですと、規模も大きな会社でいろいろな仕入れ先もあるということで、ここを少しでも安く抑えられる方向で事業を継承されたとお聞きしていますし、この売り上げのほうも、いろいろな売り先を持っておられるので、その分少しでも広く高い値段で売るということで、経営改善を含めた、しかもいろいろなしている事業の量もふやしつつ、持続的に会社が続くという方向で、今はされているということで、あくまでこの当初の部分では、こういう結果だったということですし、軽視しているということでは全くございません。 ○(平林委員長) 金田委員。 ○(金田委員) ただいまの私の質問の中で、少し感情的な要素があったと思います。不適切な部分があれば、それは修正あるいは取り消しをお願いしたいと思います。 ○(平林委員長) 今、金田委員から、発言についての修正、取り消しの申し出がありましたが。 ○(金田委員) 後で精査していただいて。 ○(平林委員長) 不適切な箇所は変えさせていただいて、取り消し等をするということで、これに御異議ございませんでしょうか。
        (「異議なし」の声あり) ○(平林委員長) 御異議なしと認めます。ほかにございませんか。  池田委員。 ○(池田委員) 収支については、当初懸念していたことが出てしまったということで残念なのですが、それ以外にこの計画には目的があって、それには私は反対したものではなかったのです。いわゆる森林整備ができる。それから、そこで出たチップを地元で、あるいは市内で循環させるのだという計画自体は非常によかったので。その説明の中に、既存の温泉施設にチップを使うことによって、経費の削減にもつながるという説明があったのです。重油、灯油を使うよりもチップ使ったほうが安く、燃料費が抑えられると。そのことが、ひいては指定管理料にはね返ってくるという説明を受けたのですが、そこについてはどうなのですか。 ○(平林委員長) 足達課長補佐。 ○(足達農林整備課長補佐) その当時は、燃料代が100円以上しておりまして、チップのほうが安いということでした。ただし、現在ですと、チップのほうは抑えられていまして、軽油のほうが明らかにぐっと下がってしまったということがありますので、逆に指定管理料が上がっている状況です。 ○(平林委員長) 池田委員。 ○(池田委員) そのあたりは、経済情勢で原価が高くなるということはしょうがないことなので。ということは、当初の計画のチップによって指定管理料を下げたいという思いとしては達成できていないということですね。 ○(平林委員長) 部長。 ○(荻野農林水産部長) ただし、今の件で追加させていただきますと、余りに原油が安くなった部分がありますが、もう一つは、温泉施設がボイラーを2つ持つということについては、メンテナンスのときであったり、故障とかを考えると、2通り持っているということについては、成果があったと温泉施設から聞いている部分もございます。1つ加えさせていただきます。 ○(平林委員長) ほかにございませんか。  和田副委員長。 ○(和田副委員長) 少し騒音のことを聞きたいのですが、見にも行かなくて言うのもあれですが、1回行こうと思っても、議会が遅くなりまして行けなかったということもありますが、これは言いわけですが、カーテンという説明があったのですが、あの工場というのか小学校、全部を防音シートで囲むということは考えなかったのでしょうか。そういうことはできなかったというのか。1カ所だけで、入るときにそれは一人の方がされている。危ない、見えないということもあるのですが、わからないですが、全体を囲めば、はっきりと騒音も防ぐことができるのではないかと思うのですが、全体を囲めば、少しでも騒音が少なくなると。  それと、格段というのは、どういうことで格段に音が小さくなったと、どうなのでしょうかということ。この2点をお願いします。 ○(平林委員長) 岩崎課長。 ○(岩崎農林整備課長) 防音シートの件です。防音シートを全部に囲むかということについては、多分当時を含めまして、そういうことは考えていないと思います。  あと、格段というのは、私のこの間の説明の中でも、かなり低くなったという表現もほかにも使わせていただいておりますので、意味としては、かなり低くなったといいますか、静かになったと、そういう意味で使わせていただいております。 ○(平林委員長) 和田副委員長。 ○(和田副委員長) 今、そういう防音シートで囲むという考えがなかったということですが、なかったがするということもなかったのですか。 ○(平林委員長) 岩崎課長。 ○(岩崎農林整備課長) 今の段階でということでしょうか。 ○(和田副委員長) 苦情が出たときに。 ○(岩崎農林整備課長) 苦情といいますか、その騒音に対しましては、この間も説明をさせていただきましたが、間仕切りのすき間をふさぐということと、カーテンシート等の修復をさせていただくということで、お話としては進めさせていただいていると経緯がありまして、この間も私のほうでお答えさせていただいていますように、先ほどもそうなのですが、カーテンシート等の修復によって、かなり低くなったとはお聞きしておりますので、何とかそのような方向、それで運用していく、音を抑えていくということで、考えていることではあります。 ○(平林委員長) 池田委員。 ○(池田委員) 稼働されて、地元の方から騒音だということで、申し入れがあって、京都府と調査に行ったら、基準の騒音以下であったということです。ただし、ふさいだりカーテンをして、音が出ないように努めたと。それによってかなり騒音が下がったということなのですが、でもそれは、あくまで感覚的なものですよね。それをされて、実際、では騒音がどれだけになったかというところまではされていないと思うのですが、説明ではなかったので。  そのことによって、地元の方からは、もう、はいこれで大丈夫ですという、ここまでやりましたからこれでよろしいですかという了解というのか、そこはされたのですか。  2点。きちんとはかられたのかということと、地元の方は、もう了解されたのかという。 ○(平林委員長) 岩崎課長。 ○(岩崎農林整備課長) 地元の方につきましては、この間も発言させていただきましたが、秋ごろにふさいだところと、若干すき間のあいているところをふさいだということと、カーテンシート等によって、かなり静かになったという状態が続いていたということではあるのですが、10月末から11月にかけまして、2、3週間程度ということなのですが、それがまた音が大きくなったということがありまして、その部分については、また私どももいろいろなお話も聞かせていただいておりまして、その部分について、カーテンシートを、これがかなり多分効果があるのであろうなとは思っているのですが、そのようなものをもう少し運用をきちんとしていくという中で、対応させていただいたということで、少しお話も今させていただいているところでございます。 ○(平林委員長) 池田委員。 ○(池田委員) ということは、まだその騒音については、きちんと地元の方も理解されて、これでいいですよということは確認はされていないということですね。 ○(平林委員長) 課長。 ○(岩崎農林整備課長) はい、先ほど申しましたように、いっときは、そうして静かになっていたのですが、また10月から11月にかけまして、そういうことが出てきたということで、今そのことをどうしていくのか、静かになっていない状況が静かになるような状況を含めまして、今お話をさせていただいていると、そういう状況です。 ○(平林委員長) 池田委員。 ○(池田委員) 話し合いをされているということは、一定のまた騒音があるということは、原課としては認められているということですか。 ○(平林委員長) 岩崎課長。 ○(岩崎農林整備課長) カーテンシートを閉めることによって、先ほど申しましたように、かなり低くなるということは、あると思っておりまして、それはカーテンシートを閉めた後はどうですかということもお聞きさせていただいたら、それは静かになったということも聞かせていただいております。  ただし、今後も、この間もそれはさせていただきましたが、作業上の工程の関係も若干ありますので、そのようなことも含めまして、今後のことをどのような形に持っていくのか、運用していくのかというあたりのお話も含めてさせていただいていると、そのようなところでございます。 ○(平林委員長) 済みません、池田委員の質問に関連するのですが、前、その騒音のことを訴えられたときに測定をされていますよね。騒音に関して。場所を決めて、どれだけの音がしているかということを何カ所か測定されているのですよ。この測定というのは、その後は、されているのですか、されていないのですか。騒音についての測定。  足達補佐。 ○(足達農林整備課長補佐) カーテンが閉められてから、何度か測定はしております。そのときの数値は低い数値であったということです。 ○(平林委員長) はいわかりました。  ほかにございませんか。     (「なし」の声あり) ○(平林委員長) きょうの説明がまだ十分でないと、先ほど部長が言われたのですが、きょうのところはこの程度にとどめて。  金田委員。 ○(金田委員) きょうについては、一番肝になるあたりのことが、これ以上、今の状況では説明を求めても何か納得いけるような説明はこれ以上無理かなとも思います。  なので、きょうの説明については、一旦ここで打ち切られたらどうでしょうか。 ○(平林委員長) それでは、暫時休憩します。説明員皆さん、御苦労さまでした。                 午後 0時11分 休憩                 午後 0時17分 再開 ○(平林委員長) 休憩を閉じ、会議を再開します。  今後の取り扱いについて。  金田委員。 ○(金田委員) きょう説明を聞きましたが、やはり十分な説明もなかった部分もありますので、再度やはりしっかりと調べていただいたものを、もう一度説明も聞く必要があると思います。  それから、やはり騒音の問題で現地も視察する必要があると思いますので、それらを合わせて、今定例会では、結論は出しにくいということで、継続審査ということで進められたらどうでしょうか。 ○(平林委員長) ただいま金田委員から、この陳情については、継続をすればどうかという御意見、そして現地も視察すればどうかという御意見が2つ出ましたがいかがでしょうか。     (「異議なし」の声あり) ○(平林委員長) 御異議なしということで、そういう方向で進めさせていただきたいと思います。  日程等については、後日ということで、よろしくお願いします。  以上で、本日の産業建設常任委員会は終わらせていただきます。ありがとうございました。                                 閉会 午後 0時18分 ┌─────────────────────────────────────────┐ │                                         │ │会議の経過を記載して、その相違ないことを証するため、ここに署名する。       │ │                                         │ │                    委員長   平 林 智江美        │ │                                         │ │                    署名委員  和 田 正 幸        │ └─────────────────────────────────────────┘...