京丹後市議会 > 2019-03-13 >
平成31年総務常任委員会( 3月13日)

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  1. 京丹後市議会 2019-03-13
    平成31年総務常任委員会( 3月13日)


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    平成31年総務常任委員会( 3月13日)   ───────────────────────────────────────────                 総務常任委員会会議録 ───────────────────────────────────────────  1 開催年月日 平成31年 3月13日(水曜日)       開会 午後 1時28分       閉会 午後 2時48分  2 開催場所 京丹後市役所3階 301会議室  3 出席委員 水野委員長、中野正五副委員長         谷口委員谷津委員橋本委員浜岡委員藤田委員  4 欠席委員 なし  5 委員外議員 なし
     6 会議録署名委員 谷津委員  7 参考人 なし  8 紹介議員 なし  9 説明のための出席者 新井政策総括監中西総務部長川口地域支援定住対策監、              谷口政策企画課長松田財政課長補佐三浦政策企画課係長 10 議会事務局出席職員 西川議会総務課長補佐 11 会議に付した事件  (1) 付託事件審査      議案第44号 新市建設計画の一部変更について 12 議  事                                 開会 午後 1時28分 ○(水野委員長) 皆さん、こんにちは。  ただいまの出席委員は7名であります。定足数に達しておりますので、ただいまから総務常任委員会を開会します。  本日の署名委員谷津委員を指名します。  本日の議題は、お手元に配付のとおり、付託事件審査として、議案第44号、新市建設計画の一部変更についてを議題といたします。  本件の審査に当たり、新井政策総括監中西総務部長及び関係課職員を説明員として招致しておりますので、出席者の紹介に引き続き、説明をお願いいたします。  新井政策総括監。 ○(新井政策総括監) お世話になります。  本日は、議案第44号、新市建設計画の一部変更について、変更内容等御説明をさせていただきます。  説明員につきましては、市長公室と総務部にまたがりますので、本日両部課からそれぞれ出席いただいております。私とそれから川口対策監谷口課長三浦係長、それから中西総務部長松田課長補佐でございます。よろしくお願いいたします。それでは、説明も私と総務部長とに分けて説明させていただきます。  まず、新市建設計画につきましては、当市が発足する前に市町村の合併の特例に関する法律に基づき、峰山町、大宮町、網野町、丹後町、弥栄町、久美浜町の合併協議会において、合併の後、おおむね10年間を計画期間として定めた計画であります。  この中で、新市の進むべき方向についてのより詳細かつ具体的な内容につきましては、新市建設計画に基づき新市において作成する基本構造基本計画実施計画に委ねるものとされており、京丹後市の総合計画に引き継がれるということになります。  合併市町村につきましては、市町村の合併の特例に関する法律第11条の2の規定によりまして、合併が行われた日の属する年度及びこれに続く10年度に限り合併特例債を活用し、事業を実施することができるとされております。  その後、平成23年に東日本大震災で被災しました合併市町等につきましては、東日本大震災による被害を受けた合併市町村に係る地方債の特例に関する法律により、合併特例債を活用できる期間が延長されましたが、平成24年にはこの特例法が一部改正され、東日本大震災で被災していない合併市町村につきましても特例債を起こすことができる期間が5年間延長されました。  そして、昨年4月に再度この特例法が一部改正され、合併特例債を起こすことができる期間がさらに5年間延長され、平成36年度まで合併特例債を起こすことが可能となりました。この延長されました期間に合併特例債を活用して事業を実施するためには、それに対応した期間及び財政計画新市建設計画位置づける必要がありますので、今回の一部変更を行うものでございます。  具体的変更内容につきましては、手元の新旧対照表により御説明させていただきます。  大きな変更は2点ございまして、1点目につきましては1ページ目をごらんください。新市建設計画の方針の中で、計画期間をおおむね16年程度からおおむね21年程度に改めるものであります。2点目は、2ページ目から5ページ目にかけて、ごらんいただきたく思います。8の財政計画計画期間の延長に沿うように、平成36年度までの内容に改めるものでありまして、昨年度までの実績や本年度の普通交付税額などをもとに改めております。  これらの変更について議決をお願いするものになりますが、議決後はこれを(・・・・聴取不能)提出の上、事業を実施することとなっております。8の財政計画につきましては、総務部長から詳細を御説明申し上げます。 ○(水野委員長) 中西総務部長。 ○(中西総務部長) それでは引き続きまして、財政計画について説明させていただきます。  本会議で説明したものを再度説明いたしますと、相当のお時間がかかりますので割愛をしながら説明させていただきます。  新旧対照表の1ページの8、財政計画でございますが、ごらんのとおり先ほども説明がありましたとおり、「平成31年度まで」を「平成36年度まで」の21年間とするものでございまして、そのベースとなりますのは平成30年度までの実績等をもとにしてということで文言修正をしております。  歳入につきましてですが、地方税につきましては最新の平成29年度決算をもとにということで変更しております。地方交付税につきましても、最新の平成30年度という格好で年度の変更をしております。  2ページでございます。分担金及び負担金、国庫支出金府支出金ともに最新の平成29年度決算をもとにということで年度の修正をしております。地方債の表現は、そのままでございます。  歳出でございますが、人件費につきましては、定員適正化計画から定員管理計画と現在の計画に文言修正をしております。物件費補助費等につきまして、それからまたその下、扶助費につきましての最新平成29年度決算をもとにしているということで年度修正をしております。公債費につきましても同様でございます。  次に3ページでございます。3ページ、積立金でございますが、現行の計画では合併後の地域振興のための地域振興基金への積み立てを初め、合併特例措置低減対策準備基金過疎地域振興基金という名称をしておりましたが、地域振興基金合併特例措置低減対策準備基金につきましては積み立てを完了しているということ。それから、過疎地域振興基金についても、現在積み立てを保留しているということからふるさと応援基金等ということで、代表的な基金をふるさと応援基金に改めていくものでございます。  次の繰出金につきましても、平成29年度決算という年度修正をするとともに、現行の計画では後期高齢者医療介護保険会計という限定的でありましたことから、介護保険会計の後ろに等をつけてほかの会計への繰り出しも含むという意味合いをもたせております。建設事業については修正ございません。  新旧対照表は、まことに細かい数字ですから、参考資料2を添付しておりますので、そちらをごらんください。  参考資料2につきましては、本会議の際に御説明いたしましたが、平成30年度当初予算の附帯決議での財政見通し意味合いも兼ねて平成40年度までであらわしているものでございます。この財政見通しと書かれております平成34年度までといいますのは、平成30年10月時ということで11月末に調整をいたしました財政見通しの数値をそのまま掲載しております。  平成35年、平成36年度につきましては、平成34年度までの財政見通しの考え方を踏襲して2年間延長して数字を置いております。こうした中で、普通建設事業の欄でございますが、平成34年度までは約40億円ベースで建設事業を置きながらするということにしていますが、平成35年、平成36年につきましてはもう新しい最終処分場建設年次を想定していますことから、平成35年では43億円、平成36年では約48億円という大きな数字を置いております。  平成37年度以降でございますが、建設事業につきましては合併特例債活用期限が終わるということから、現在のところ具体的事業も想定がしにくいという中で20億円とおおむね40億円の半分程度という数字で見通しはつくらせていただいております。  こうしたことから、この平成36年度までのつくり込みは、財政見通しでの作成要領に基づいております。平成37年から平成40年度までにつきましても、普通建設以外については同様の考え方で数字置きをしていくということでございます。  この表の中での歳入歳出の差引額でございますが、平成30年度は2億5,500万円という見込みをしていますが、平成36年度までおおむね1億円強の2億円から少しずつ落ちながら1億3,600万円という平成36年度末の収支見込みにしているところでございます。  平成37年度以降につきましても、その黒字の収支見込みという形でつくらせていただいていますが、歳入の繰入金につきましては平成37年度以降も多額の経費を使っているということから、平成40年度末での基金残高としては、約7億円と非常に少なくなっているということでの見通しということになっております。  一番下段にございます実質公債費比率の3カ年平均、それから将来負担比率見込みでございますが、平成40年度まで見ていただきましたとおり、実質公債比率は16.0%以下というのが適正な範囲ということでございますので、どの年度におきましても適正な範囲で推移すると見込んでおります。将来負担比率につきましても、ピークとしては平成36年度、平成39年度ということでございますが、将来負担比率危険水位というのは350%ということでございます。その数字から見ましても、今よりも若干高くなるものの基準の範囲内で推移するということでの財政見通しとしております。  今回、新市建設計画の変更につきましては、あくまでも合併特例債を活用するための計画であるということから、法律改正を活用するために平成31年度までというものを平成36年度に延長するというのが手段でございます。その新市建設計画の中には、財政計画という項目もございますので、昨年末につくりました財政見通しをベースに平成36年度までの見込みを立てさせていただいたということでございます。  なお、この財政計画につきましては、議決事項ということではございますが、毎年度のローリングによる財政見通しというものをつくっていると。そしてまた、単年度の予算編成で実際の事業費等は決めていく。その要因としましては、国・府の制度変更等もたくさんあるということから、現時点での見通しでもって財政計画をつくっていくということでございます。  それから、この財政計画新市建設計画合併特例債との関係性でございますが、この財政見通しの中に具体的な事業を盛り込む必要までもなく、新市建設計画の言葉の中に読み込めることが可能になれば、合併特例債の活用はできるという仕組みになっております。万が一、読み込めないような事業を今後実施しようとした場合につきましては、今回と同様に、新市建設計画の変更をお願いいたしまして、合併特例債が活用できるように工夫していきたいと。いわゆる過疎計画と同様のものという位置づけで認識しております。  以上、簡単な説明で申しわけございませんが、財政計画の説明はこれで終了させていただきます。 ○(水野委員長) それでは、説明が終わりましたので、質疑を行います。  谷口委員。 ○(谷口委員) 財政計画の中で、一応基本となるもとについて平成20年度、ないし平成30年度という字句があるわけですが、平成29年度というのは既に決算が打ってあると、あわせて平成30年度の決算がまだということで、基本的には平成29年度の決算をもとにするという理解でいいのか。  それからもう一つは、地方交付税の30年という年度をもとにというのは、もう既に平成30年の予算の中にあらわれているという理解でいいのか、少しその辺について。 ○(水野委員長) 中西部長。 ○(中西総務部長) 新旧対照表での年度の起きかえの考え方ということだと思われます。前回、東日本の関係で5年間延長した際にも、平成25年でしたが、その時点では平成24年決算が確定値でありましたことから、現在は平成29年度が確定値ということで、そういう表現に改めているということでございますし、地方交付税につきましては、平成30年度、この時点では確定していたためにこういう書き方をしております。実際は、平成31年の2月に国の補正予算で調整額が復活しましたので、その調整額の復活部分までは含めておりませんが、作成時点ではもう確定していたということで平成30年度ということで、その数字については予算とも現在とはリンクしているということでございます。 ○(水野委員長) 谷津委員。 ○(谷津委員) 基本的には5年延長になったことによって、それに合わせて財政見通しについて変更がかかるということだと認識していますが、平成25年から平成29年については決算まで出ているのでこれはもう実績値で入れてある。平成30年度以降については、まだ不確定なところもあるが、一定予算についたものは平成30年、平成31年それをベースに。それ以降については、基本見込みということということの理解でいいですか。 ○(水野委員長) 中西部長。 ○(中西総務部長) 先ほど、財政計画のところで少し説明を漏らしておりました。今、委員がおっしゃったように、平成25年から平成29年までは実決算の額を置いております。平成30年度につきましては、現在予算もありますので、その決算見込みをベースに置かせていただいております。平成31年につきましても、この計画をつくった段階では当初予算はまだ未確定でございましたので、財政見通しで見込んだ数値をそのまま置いているということでございます。  実予算とは乖離はしていますが、あくまで平成31年度以降は見込み数値であるという御理解をいただければと思います。 ○(水野委員長) 藤田委員。 ○(藤田委員) 合併特例債が5年間延長になったということですが、この前の説明で31億6,000万円ほどの特例債が残るという説明だったと思うのです。それを全部使った場合に、実質公債比率がいくらになって将来負担比率がいくらになるのか、わかれば教えていただきたいと思います。 ○(水野委員長) 中西部長。 ○(中西総務部長) 本会議のときに、平成36年度までの財政計画として、平成36年度末では委員がおっしゃったように31億円ほど残るということで御説明いたしましたが、それを全て使った場合の実質公債比率等の試算についてはしておりませんので、お答えできないわけでございますが、その際にも申し上げましたが、京丹後市は全域が過疎地域であります。合併特例債よりも過疎債のほうが有利であるということから、できるだけ過疎債を活用したいと思っております。過疎債がたくさん活用できますと、先ほど平成36年度末の残額というのはさらにふえていくということになりますので、あくまで財政の収支が持つのか持たないのかという意味での見込みの中で、建設事業については40億円から最終年度については大きくなっていますが、そういった中で建設事業はしていく。それにかかる市債につきましても、今の見通し上は合併特例債、それから過疎債という便宜的に一応位置づけはしていますが、実際はより有利なほうを活用していきたいと思っております。  庁舎や公用建物以外は、ほとんど過疎が使えますので、できるだけ過疎を使っていきたいと思っております。繰り返しになりますが、そうしますと特例債を全て使い切るというのは、過疎も使いながら特例債ということは財政的には困難だろうと思っております。少しお答えにはなっておりませんが、そういうことですから、試算等はしていないということで御理解をいただければと思います。 ○(水野委員長) 藤田委員。 ○(藤田委員) 試算した場合というのは、仮になってしまいますが、全部使った場合にはどうなるかということはまた後で資料か何か出していただけますか。 ○(水野委員長) 中西部長。 ○(中西総務部長) 現在、その資料といいますのが、現在過疎債を活用するとしている地方債合併特例債に変えるということになろうかと思います。そうしますと、一般財源の持ち出しが単年度5%ふえるということになります。交付税算入としては同じように7割ということでございます。ですから、交付税算入率というのはさほど変わらない。充当率も95と100という中で5%の違いしかないということから推測しますと、先ほど実質公債比率などの推移としましてもまだまだ基準の範囲内にあるということでございます。  そうした中では、大きくそれがふえていくということは見込めませんので、資料についても収支が合わなくなってきますので、全体を全部やりかえるという仕組みを考えないとその想定もできませんので、そうしますと今の想定とは全然違うものになってしまいます。その資料提供については少し御容赦いただければありがたいと思っております。 ○(水野委員長) よろしいですか。  谷口委員。 ○(谷口委員) 説明があったかもしれませんが、参考資料の2の部分であります。各種交付金というのが平成29年度から徐々に平成32年度までは減ってきているわけですが、平成33年から急激にふえてくるという要因のようなものはありますか。 ○(水野委員長) 中西部長。 ○(中西総務部長) 各種交付金で平成33年度はふえていくということでございますが、この大きな要因といたしましては、地方消費税交付金でございます。平成31年10月から10%に上がるという中で、時間差を置いて自治体に交付されますので、その全体が交付されるというのが平成33年度からということで伸びているということでございます。 ○(水野委員長) 浜岡委員。 ○(浜岡委員) 普通建設の平成35年、平成36年、金額が大きくなっているのは最終処分場をつくると見込んであると。ほかの事業につきましては、昨年10月に立てられました財政計画があります。その時に前提なっている工事は、実際これに含まれていると、そういうふうに解釈していたらいいのですか。例えば、新庁舎であるとかいろいろな事業がありましたね。そういったものは、財政見通しの中に入っていましたので、当然この中に入っていると。そこに入っていないところで加えたのは、最終処分場であると。そういうことですか。 ○(水野委員長) 中西部長。 ○(中西総務部長) 建設事業の考え方でございますが、昨年の11月にお示しいたしました財政見通しで示しております庁舎でありますとか防災行政無線デジタル化クリーンセンター、それから途中が丘などはもう入っております。それから、平成35年、36年は最終処分場を約40億円の事業費になろうかと思います。それらも入っております。    ただし、40億円ほどの事業費でありながら単純にふえていないということにつきましては、平成34年までの普通建設と同様に平成34年までは40億円程度の建設事業をしていこうという中に、先ほども事業に含まれております。  最終処分場の建設という大きな事業があったときに対しましても43億円、49億円という枠の中でほかの事業を少し抑制しながらしていきたいということでの作成にしておりますので、今議員がおっしゃいましたような事業については一応全てするということで数字が含まれております。 ○(水野委員長) 谷口委員。 ○(谷口委員) 合併特例債が5年延長したが、今財政部長が言われたように、京丹後市は過疎債が使えるということで合併特例債よりも過疎債のほうが有利だということで、過疎債に重点をということなのですが、実は過疎債も一応平成32年というのが実際にあって、今現在各市町村から過疎債の延長ということで国に対して要望しているのですが、そうすると平成36年までの間の平成32年から平成36年の間で4年間、過疎債が使えないということになってくると思うのですが、その辺はどうなのですか。 ○(水野委員長) 中西部長。 ○(中西総務部長) 平成34年までの財政見通しの際にも、現過疎法については平成32年度末に入れるという法律になっていますが、過疎法のこれまでの経緯からしますと、そこで切れるということはまず考えにくいということから、形や内容はどうであれ延長されるものと、拡大こそすれども、縮小はないだろうというこれまでの見込みの中で、延長される前提で過疎債活用ということで見込ませていただいております。 ○(水野委員長) 谷口委員。 ○(谷口委員) ということは、明確に延長するという話は多分従来も過疎債が年々延長されているので切れないだろうと、延長されるものだろうという見込みの中でそういう発言があったという理解でいいですか。 ○(水野委員長) 中西部長。 ○(中西総務部長) そのとおりでございます。現在も約半数の自治体が過疎の対象になっております。これだけ大きな対象があるものが、名前はどうであれ制度としては残っていくという理解をしております。 ○(水野委員長) 谷口委員。 ○(谷口委員) 財政見通しの中で、具体的な事業としては過去からいろいろなものが入っているのだという意味合いがあったと思うのですが、今回そこで具体的な施策というのは最終処分場ということが言われていて、それ以外にもいろいろな部分でそこに読み込んでしまえばいいのだという理解があるわけですが、先ほど言ったようにことしそういう予算の中でも、し尿処理施設調査研究というものが実は入ってきていることになると、もしこの平成36年までの間にし尿の施設整備の具体例があった場合には、どういう形で読み込みをしようとしておられるのですか。 ○(水野委員長) 中西部長。 ○(中西総務部長) 平成31年度予算では、確かにし尿処理施設の主なあり方を検討するという予算は挙げております。この財政見通しの中では、そのし尿関係の部分については見込んでおりません。見込んでいないという意味としましては給食センターでありますとか、丹後地域公民館など見込めないがする可能性のある事業というのも当然ございます。
     そうした中で、建設事業40億円という仮置きをしているというのは、そういう事業があったとしても、その枠の中で事業はしていくということでの見通しでございますので、全てを積み上げてしているものではないと。あくまでそういう大きなものが出てきた場合については、ほかの事業を抑制してでもこの枠の中でしていこうということでの見通しでございます。  ただし、そういうものにつきましては単年度の予算の中でこの財政見通しも毎年ローリングいたしますので、新市建設計画財政計画は、もうこれで議決いただければ変更はしませんが、毎年度の財政見通しの中で年度も反映しながらお示しもしていきたいということでございます。 ○(水野委員長) 谷津委員。 ○(谷津委員) 今回これで議決すれば、新市建設計画の中で特に建設事業あたりは京都府との関係の部分があると思いますが、それについては今回の変更では大きく影響がないのか。それとも、新たにそのことによって対象となり得るようなものが出てくるのか、そのあたり少しお願いします。 ○(水野委員長) 中西部長。 ○(中西総務部長) 京都府が実施する事業につきまして、農林でありますとか建設で負担金を出しながら事業参画するという事業もたくさんあります。そういったものにつきましても、現在でも特例債を活用しておりますので、それは言葉の中で読み込めるということでございますので、そこの部分については今回の新市建設計画の変更には直接関係がないという理解で変更はしておりません。 ○(水野委員長) 浜岡委員。 ○(浜岡委員) 平成40年以降、恐らく財調がゼロという見通しだと思うが、今までの見通しとすると、平成35年以降の積立金残額はわかりますか。 ○(水野委員長) 中西部長。 ○(中西総務部長) 財政調整基金でよろしいでしょうか。 ○(水野委員長) 浜岡委員。 ○(浜岡委員) いいえ、積立金総額。 ○(中西総務部長) トータルですか。  それでは申し上げます。平成35年度が約30億円、平成36年度約23億円、平成37年度約21億円、平成38年度約17億円、平成39年度約9億9,000万円、平成40年度が7億円ということになっております。 ○(水野委員長) 浜岡委員。 ○(浜岡委員) 平成31年以降はずっと災害がないという前提でつくっておられるのですか。 ○(水野委員長) 中西部長。 ○(中西総務部長) 財政見通しでは、将来の災害は見込まないというつくり方をしておりますので、委員がお見込みのとおりでございます。 ○(水野委員長) 谷口委員。 ○(谷口委員) 5年間特例債を延長するわけですが、この5年間延長になったとしても特例債が使える総額というのは、幾らぐらいですか。 ○(水野委員長) 中西部長。 ○(中西総務部長) 今後継続した場合ということでございますが、平成31年度当初予算に計上した合併特例債分も一応借りるという前提でいきますと、平成31年の補正予算以降ということでございますが、151億円が活用できる枠があるということでございます。 ○(水野委員長) ほかに。  では1点質問しますが、この新市建設計画の書き方というか表現の仕方です。非常に大枠というか細かいことが書かれていないということだと思うのですが、そこからどのような事業が読み取れるか、読み取り可能であればその表現の枠内で融通がきくというか、そういうことだということでしょうか。まず、それを確認します。  新井部長。 ○(新井政策総括監) おっしゃるとおりで、やはり余り細かく書きますとそれのみとなってしまいますので、これは技術的な部分かもしれませんが、多くが読み取れるような形で編成をしているということです。 ○(水野委員長) 続きましてもう一点は、財政計画です。8−1の表が歳入歳出を細かい図が示されていますが、これの拡大されたものが資料2。参考資料の1だということですね。  新井部長。 ○(新井政策総括監) 少し見にくいということで、参考資料の1のほうにお示しをさせていただいています。 ○(水野委員長) 次ですが、参考資料2で示されている財政見通しの表です。この最終の部分に普通建設の欄があって、年次ごとの普通建設事業の最大枠というか予定予想額というのが示されていますが、この各年次の普通建設事業の中で、重立ったものをこの各年次にくっつけたというか、ぶら下げた資料というものは既におつくりになっているかと思うのですが、その資料については御提供いただけませんか。  中西部長。 ○(中西総務部長) お示しは可能でございますが、議員の勉強会のときにもお示ししましたが、途中10億円であるとか15億円を加算して40億円程度にしておりますので、なかなか数字が合わない部分がございます。そういったことでもよろしければ、主なものという項目、数字は少しひとり歩きしますので、こういった事業をということで主なものを抽出して配付は可能でございます。 ○(水野委員長) 要するに年次の重立った建設事業の計画がどうなっているか知りたいということなので、合算した数値が大きく食い違うとかそういったことは眼目ではないので、ぜひ提出いただきたいと思いますが。  お諮りいたします。年次の重立った建設事業の項目を示した資料を求めることとしたいと思いますが、よろしいでしょうか。     (「異議なし」の声あり) ○(水野委員長) それでは、そのようにお願いすることといたします。  引き続き質疑を行います。  橋本委員。 ○(橋本委員) 橋本です。本会議で言われたかもしれませんが、参考資料の1の2ページを見ていくと、その歳出のところで繰出金が平成32年度からは急に減っていると思うのですが、この理由は何だったのか一つお伺いしたいのと、先ほど新旧対照表で繰出金のところで、後期高齢者医療介護保険会計等の「等」をつけ加えてほかの会計も入れて考えられるのだということだったのですが、例えばどのようなことが考えられるのか具体的なものがあればですが示してください。 ○(水野委員長) 中西部長。 ○(中西総務部長) まず、1点目の参考資料1の歳出の繰出金の平成32年度以降が減少する理由でございますが、これは下水道の予算会計が平成32年度からは公営企業になるということから、補助費等の区分に移行するということですから、同じ欄の補助費等を見ていただきますと平成32年度からは大きくふえているということでございます。  それから、2点目の繰出金の介護保険等というところでございますが、これにつきましては合併前につくりました新市建設計画では老人保健、介護保険会計への繰出金という限定で書かれております。  現行につきましては、これをベースにしまして老人保健会計はもう既になくなりまして後期高齢者に変わりましたので、それを後期高齢者医療介護保険会計という二つのみの会計にする。ただし、実際に繰出金につきましては、国民健康保険でありますとか直営診療所でありますとか、工業用地でありますとか、いろいろなほかの特別会計も含まれておりますので、「等」をつけておかないと限定的になってしまうということで、前回、本当はつけておくべきだったということを今回、おくればせながら「等」をつけさせていただいたということでございます。 ○(橋本委員) わかりました。 ○(水野委員長) 谷口委員。 ○(谷口委員) 積立金という中で、地域振興基金はもう既に積み立てが完了したと説明があったのと、それから過疎地域振興計画は積み立てが今保留をしているという言い方をされたわけですが、改めて、ふるさと応援基金というものが残ったので、変更後はそのふるさと基金等ということになっているのですが、この間にいろいろな形の積立金が起きた場合は、項目をここで読み込んでいくという扱いでいいのか。 ○(水野委員長) 中西部長。 ○(中西総務部長) 今回は、平成31年度までであった計画を平成36年まで伸ばすというものでございます。そうしたことから、現状に合わせまして地域振興基金は終わっていると。合併特例措置も40億円は平成28年度で終わったと。過疎地域振興基金につきましては、現在積み立てをせずに直接充当という形を取らせていただいております。そういったことから、ふるさと寄附を受けながらふるさと応援基金に積むということは、今後も継続するであろうということから、代表的なものとしたということでございます。  したがいまして、今後いろいろな基金が出てきても、等という中で読み込めますということと、それから先ほども申し上げましたが、今回の新市建設計画の変更につきましては期間を伸ばすのがメーンでございまして、財政計画につきましては今回で固めると。今後、いろいろな動きがあっても財政計画の修正はいたしませんので、そういった中ではもう実際の予算や年度ごとの財政見通しの中でお示しするということになろうかと思います。 ○(水野委員長) 関連して極めて蛇足的な質問ですが、この「等」の文言というのは新市建設計画においては同類のものを想定して、極めて幅の広い文言というか言葉ということになっているわけですか。  中西部長。 ○(中西総務部長) 今委員長がおっしゃいましたように、非常に便利な文字でございまして、実際事業をするに当たりましても、この何々等ということの中の「等」でこの事業は読み込めますということで、実際に地方債に申請もしているという現状がございます。そういったことから、非常に幅の広い表現と御理解いただけたらと思います。 ○(水野委員長) ほかにありませんか。  谷口委員。 ○(谷口委員) 財政見通しの中で、人件費というのが平成31年から平成32年度にかけて若干上がっているということなのです。これは、制度的なもので会計年度任用職員ということを意識した上の人件費ということが要因なのか。 ○(水野委員長) 中西部長。 ○(中西総務部長) 御指摘のとおり、平成32年度からは会計年度任用職員となり、臨時職員賃金で物件費に計上していた経費を、人件費で区分がえするということでふえているということでございます。 ○(水野委員長) ほかに。よろしいですか。ありませんか。  谷口委員。 ○(谷口委員) 参考資料の2の部分で見ると、投資及び出資金貸付金というのは平成31年度から平成32年にかけてどんと落ちているのは何か説明があったのですか。私が聞き漏らしたのかもしれないが。 ○(水野委員長) 中西部長。 ○(中西総務部長) 特段説明はしていない事項でございます。投資及び出資金貸付金の中には、現在中野浄水場の整備事業をするに当たりまして、上水道会計に合併特例債を活用して2億4,000万円支出するという予算を組んでいるということから、平成30年の10月時点では継続費が2カ年度延長になる前の数字でございまして、平成31年で中野浄水場の整備が完了するということで、そこまでは合併特例債を活用した出資金を出すという見込みで平成31年までは2億4,000万円含まれております。  それ以降につきましては、暮らしの資金貸付金でありますとか福祉確保の奨学金などというもののみになりますので、少し低い数字になっているということでございます。 ○(水野委員長) 浜岡委員。 ○(浜岡委員) 合併特例債の平成36年についての残高というのはゼロですか。 ○(水野委員長) 中西部長。 ○(中西総務部長) 平成36年度の時点では、約30億円が残ると。31億6,000万円ほどが今の計画上では残るということで試算をしております。 ○(水野委員長) ほかにありませんか。よろしいか。  なければ、以上で質疑を終結いたします。説明員の皆さん、お疲れさまでした。  暫時休憩します。                午後 2時15分 休憩                午後 2時42分 再開 ○(水野委員長) 休憩を閉じ、会議を再開します。  先ほど説明がありました件につきまして、今後の審査方法を含め、意見交換を行います。  谷口委員。 ○(谷口委員) この新市計画の提案についてでありますが、このまま提案というのは、基本は平成31年から平成36年までの合併特例債の延長にかかわる部分でありまして、この中身を言いますと財政計画も含めて、確定したものをもとに組み立てているということでもありますし、それから、具体的なものではなく「等」という中で大枠包み込まれているということがあります。そういうところから考えると、この5年間延長については、このあと採決まで進めるべきであると私は考えているところです。  以上です。 ○(水野委員長) 皆さんにお諮りいたします。  ただいまありました御意見のとおり、引き続き意見交換、その後、討論、採決の運びにしたいと思いますが、御異議ございませんか。    (「異議なし」の声あり) ○(水野委員長) 御異議なしと認めます。それでは引き続き、意見交換を行い、その後、討論、採決を行うことといたします。  それでは、意見交換を続けます。  谷津委員。 ○(谷津委員) 今回、合併特例措置の5年延長を受けて、新市建設計画の一部変更ということでありました。中身については、先ほど少しありましたが、計画中の年度の記載について5年を延長に合わせて実施されたということと、また同時に財政計画についても平成36年までのものが追加されたということでありました。  先ほど説明の中でもありましたが、一定、平成25年から平成29年については実績値をベースに含まれていますし、それ以降につきましては平成29年度までの状況をベースにして見込んでいるということがあります。  いずれにしても、この財政計画については、毎年ローリングして見直されているものでありますので、これについても一定今後の推移を見ながらしていくべきものだということですし、この新市建設計画の変更がないと合併特例債が使えないということもありますので、これについては中身については、十分理解できるものであったと認識をしています。  以上です。 ○(水野委員長) ほかに御意見はありませんか。  それでは、これで意見交換を終了いたします。  これから議案第44号について討論を行います。  反対の方。    (「なし」の声あり) ○(水野委員長) 賛成の方。 ○(水野委員長) 谷口委員。 ○(谷口委員) この新市建設計画については、あくまで平成31年から平成36年の5年間の延長ということであります。この延長ということについては、新市計画がなければ合併特例債が使えないという状況の中で、一定資料としては平成29年をベースにして確定数値を見込んだ財政計画を平成36年まで示されているということ。  それから、今後も具体的な事業についても最終処分場の区分は盛り込まれていますが、その後いろいろな形については事業の中で見込んでおられるということでありますので、特に支障のないものと考えております。  そういうことで、5年間延長の新市計画については賛成といたします。  以上です。
    ○(水野委員長) 反対の方。    (「なし」の声あり) ○(水野委員長) 次に、賛成の方。  浜岡委員。 ○(浜岡委員) 新市建設計画の一部変更についてですが、新市における財政計画は平成16年度から平成36年度までの21年間について、実績等をもとにして普通会計ベースで作成されたものでありますが、平成36年までの計画を見ていますと、普通建設等あるいはまた合併特例債等の推移あるいは財政残高の推移を見ても、健全なものであると思いますので、賛成したいと思います。 ○(水野委員長) 反対の方。    (「なし」の声あり) ○(水野委員長) 賛成の方。    (「なし」の声あり) ○(水野委員長) 以上で討論を終了いたします。  それでは、採決を行います。  議案第44号、新市建設計画の一部改正について、原案のとおり決することに賛成の委員は挙手願います。    (賛成者挙手) ○(水野委員長) 挙手全員であります。  したがって、議案第44号は原案可決すべきものと決定いたしました。  それでは、以上で本日の議題は終了しましたが、委員の皆さんから何かございませんか。    (「なし」の声あり) ○(水野委員長) なければ、以上で本日の委員会を終了します。                                 閉会 午後 2時48分 ┌───────────────────────────────────────────┐ │                                           │ │会議の経過を記載して、その相違ないことを証するため、ここに署名する。         │ │                                           │ │                    委員長   水 野 孝 典          │ │                                           │ │                    署名委員  谷 津 伸 幸          │ └───────────────────────────────────────────┘...