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  1. 京丹後市議会 2018-12-03
    平成30年文教厚生常任委員会(12月 3日)


    取得元: 京丹後市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-06
    平成30年文教厚生常任委員会(12月 3日)   ───────────────────────────────────────────                文教厚生常任委員会会議録 ───────────────────────────────────────────  1 開催年月日 平成30年12月 3日(月曜日)       開会 午後 1時28分       閉会 午後 2時48分  2 開催場所 京丹後市役所 峰山庁舎3階 302会議室  3 出席委員 由利委員長、東田副委員長、         櫻井委員田中委員松本経一委員、吉岡委員行待委員  4 欠席委員 なし  5 委員外議員 なし
     6 会議録署名委員 吉岡委員  7 参 考 人 なし  8 紹介議員 なし  9 説明のための出席者 横島教育委員会次長松本学校教育課長西村学校教育課長補佐、              引野教育委員会事務局理事 10 議会事務局出席職員 藤田議会総務課主任 11 会議に付した事件 付託事件審査及び所管事務調査  (1)陳情第12号 スクールバス運行に関する陳情書  (2)公民館の耐震について  (3)学校給食について 12 議事                                開会 午後 1時28分 ○(由利委員長) 本日の出席委員は7名であります。定足数に達しておりますので、ただいまから文教厚生常任委員会を始めます。  本日の署名委員に、吉岡委員を指名します。本日の議題は、御手元に配付のとおりであります。  まず付託されました陳情第12号、スクールバス運行に関する陳情書についてであります。  教育委員会から説明に来ていただいております。まず説明員の紹介をしていただき、続いて、説明があればお願いします。よろしくお願いします。 ○(横島教育委員会次長) 失礼します。本日は、私と学校教育課松本課長西村補佐で説明させていただきます。どうぞよろしくお願いします。 ○(由利委員長) それでは、説明してください。  松本課長。 ○(松本学校教育課長) 失礼します。学校教育課長の松本と申します。  それでは、今回の陳情の件について、お手元にお配りした資料を中心に御説明させていただきたいと思います。  まずお配りした資料につきましては、陳情者からこれまで教育委員会宛て、あるいは学校長宛て、あるいは市長宛てに同じ内容の要望をいただいておりますので、その要望及び趣旨について一旦整理をさせていただきたいと思います。  (1)要望趣旨ということで、砂方区児童の丹後小学校への通学に当たりまして、現在の冬季のみのスクールバス運行通年運行とする要望をいただいております。教育委員会には、砂方区長、また民生委員連名での要望ということになっております。この陳情者の方なのですが、現在就学児童はおりません。来年度新たに1年生になる保護者です。  次に丸が4つありますが、まずスクールバス運行要望書ということで、先ほど申し上げました教育長宛て砂方区長民生委員の連名で日付が9月18日付、持参をしてこられたのが10月9日に提出をされ、受け付けているものがございます。全く同じものを間人小学校長宛てにも要望というかたちで提出されておられます。  続いて二つ目の丸ですが、同じくスクールバス運行要望書ということで、全く同じ内容のものを市長宛てにも出されておられます。日付は同じで9月18日付で、秘書広報広聴課が11月16日に受けております。  次に、スクールバスの運行のお願いということで、その要望書とあわせまして、間人小学校長及び教育長宛てに出されています。この内容につきましては、署名等も含めたかたちでの提出ということになっております。あわせて通学路資料ということで、最後の丸ですが、写真つきで現地の資料ということで陳情者が撮られた写真を一緒につけておられるという要望書がこれまでに出されている経過であります。  続きまして、(2)砂方地区の状況を改めて整理をさせていただきたいと思います。  距離につきましては、砂方の公民館を起点としまして、間人小学校まで2.7キロという距離になっています。現状の通学方法につきましては、砂方から間人小学校間の街道の通学を踏まえた上で、11月から3月までは登下校とも間人小スクールバスによる通学支援を現状行っている状況があります。冬季以外につきまして、登校は徒歩による集団登校になっております。現状としましては、雨の日は保護者が車で学校に送ってくることが多いということを学校から聞いております。下校につきましては、放課後児童クラブや習い事で1人になってしまうようなケースも見受けられることもありまして、学校のにこにこカーで送っているなど、学校で見守っているという状況であるということで認識をしております。  また、雨が降る場合につきましては、丹海バスによる下校、特に雨の日に保護者が登校で送っていった後、実費負担になりますが、丹海バスによる下校をしているケースもあるということで認識をしております。学校に確認すると月に2回、あるいは3回ぐらいと聞いている状況です。  ③児童数推移予測ということで、本年度の住民基本台帳データ等を踏まえた砂方地域の児童の今後の見通しを参考までにそこにお示ししております。現状、小学校4年生、小学校3年生男の子1人ずつ砂方から登校しております。  また、砂方とトンネルの間の、古間西という地域に一軒だけお宅がありまして、そこで2人の児童が合流をして、この方向からは現在4人で間人小に向かって通学をしているという状況です。平成31年度以降は、ごらんいただいたように、砂方地域の場合は徐々にふえていくという見通しを現状持っている状況でございます。  お配りした資料の要望、あるいは要望の趣旨、砂方の状況については以上です。  続きまして、口頭ですが、これまでの学校教育課とこの陳情者とのいろいろな話等の内容につきまして、少し時系列で御紹介したいと思います。  ことしの8月16日に、この陳情者の方が御夫婦で教育委員会に来庁された経過があります。そのときには、学校教育課バス担当が対応させていただいております。  内容につきましては、バスの通学についてお話しさせていただいたという経過があります。  続いて、8月16日に陳情者が来られたということもありまして、いろいろな御心配があるととれましたので、8月30日に許可をいただいて学校教育課の職員2名がこの陳情者の御自宅に訪問させていただいております。  目的については、今の通学支援考え方であるとか、全体的なこと、あるいはいろいろな御心配がある中で学校に相談をしてもらえばどうかという趣旨です。改めてもう少し踏み込んでお伝えしますと、陳情者には、市の通学支援の基準であるとか、あるいは小学校については、3キロ以上というのが基準になっていますということ、また砂方については、冬季の通学状況を考慮しまして、冬季のみ通学支援を行っていることを御説明させていただいております。  また、道中、特に保護者の方が心配されるような状況が出た場合は、校長等の判断もありますが、しっかりと徒歩通学を禁止するような対応はさせていただいていますので、これまでどおりさせていただくということ、にこにこカーでの送迎や見守りというところを御説明させていただいております。  現在、間人小学校は二段階下校となっております。次年度、間人小学校豊栄小学校との再配置を迎えております。そういった中で、ほかの再配置の事例もそうですが、より集団性を上げるために、再配置をきっかけに間人小学校では一斉下校という下校の仕方に向けて調整もされている状況のことも説明させていただきました。  また、御様子を見させていただくと、初めて小学校に通うという中で大変不安なことも感じられましたので、入学前ですが、学校長にもしっかり相談に乗っていただけます、もし何か御心配なことがあれば、学校に御相談くださいということもあわせてお伝えをしてきております。  次に、10月9日に、そういった話の中で、陳情者の方が来庁されました。先ほど申し上げました9月18日付のスクールバス運行要望書教育委員会に提出されました。その後、10月17日ですが、砂方区長、あるいは民生委員との連名の要望書が出されましたので、横島教育次長と私が現間人区長と少し懇談、面談をさせていただいております。その中では、これまでの状況、情報共有をあわせまして、砂方地域のほかの保護者、あるいは地域のそういった声の状況なども確認させていただく目的で面談させていただきました。その中で、間人区長は、これまでの学校再配置の通学支援の状況というのは、もうよく把握をしておられるという状況でありました。これはあくまでも区長の見解ではありますが、通年による通学支援というのは、一定のルールの中でほかの地域との状況を総合的に考えたときに、砂方の場合は少し難しいのではないかというコメントを間人区長が発言されたということもありました。間人区長から少し地域と話をしてみたいというお言葉もいただいたというのがそこの面談の中身の概要になります。  次に、11月9日になります。この陳情者間人小学校PTA役員に、署名の件につきまして、いろいろな御相談をされたということがありました。その中で校長とも相談させていただきながら、PTAでしっかりとした御判断をいただくために、私と西村課長補佐PTA役員会にお邪魔させていただいて、これまでの通学支援考え方であるとか、他地域での状況というものをお伝えするために行かせていただきました。その中でいろいろな考え方、現状の通学支援考え方を役員にお聞きいただいたところで、私どもは退席をさせていただきました。  その翌日、PTAから、学校を通じて連絡をいただいた中では、この陳情者の求めについては、基本的にPTAとしては取り組まないということで、PTAとして整理がされたと、校長から報告いただきました。  次に、11月16日ですが、先ほどお伝えをしました陳情者秘書広報広聴課に来庁され、スクールバス運行の要望を市長宛てに出されたと。あわせてそこには、一部の署名と通学路の状況の写真等の資料をつけておられたという状況です。  学校教育課として、陳情者の方とこれまでいろいろなお話をさせていただいた経過、あるいは関係する方々とお話をさせていただいた経過は以上でございます。 ○(由利委員長) 補足はありますか。  横島次長。 ○(横島教育委員会次長) この陳情が出ましてから、途中経過で間人区長と面談は一応していたのですが、陳情の件もありますし、再度確認をさせてくださいということで、先週課長と一緒に間人区長のところに行かせていただき、こういう状況ですが、地域の反応はどうですかという確認をさせていただきました。そのときに間人区長からは、ルールルールで3キロという通学支援で去年から状況が変わった分、砂方区にとって状況が変わったところは何もないので、やはり今までどおりの運行というところが妥当な判断になるのかなと思っているということ、砂方区でも心配なお母さんの気持ちはわかるものの、昔からのルールで特段、今の保護者から声が上がっているという状況もないということも聞かせていただいております。それはきょうのために少し確認ということで行かせていただきました。 ○(由利委員長) ほかに補足はございませんか。よろしいですか。  それでは、一定、教育委員会から説明していただきましたので、質疑に入りたいと思います。どなたからでも結構です。  田中委員。 ○(田中委員) (2)の下のほうで、1人で帰る場合に、にこにこカー丹海バスでなどで対応しているという報告でしたが、月に2回から3回あると。これはそういう場合には、全て対応していただいているという理解でよいでしょうか。 ○(由利委員長) 松本課長。 ○(松本学校教育課長) おっしゃられますように、そういった場合、学校が必ず対応しているという状況です。 ○(由利委員長) ほかにございませんか。  櫻井委員。 ○(櫻井委員) 関連です。それは学校単位で、学校独自で対応されているということですか。 ○(由利委員長) 松本課長。 ○(松本学校教育課長) そうです。学校長と学校の判断で対応しているということです。 ○(由利委員長) 行待委員。 ○(行待委員) 今、聞かせてもらうと、地元区長も今までの流れをしっかり理解されていて、砂方だけの問題としては難しいのではないかということ、それから地元の保護者からは何もない。それから学校でもPTAとしては取り組まない、そういう見解を示しておられるという中で、この陳情書については、その方、1軒の家だけの問題で、地域としては活動、運動は何もしていないと受けとめたらいいのでしょうか。 ○(由利委員長) 松本課長。 ○(松本学校教育課長) 区長との懇談の中では、先ほど教育次長が申し上げたとおりの中身でございました。ただし、陳情者が持ってこられた中には、87名の方の署名がついている部分もありますので、そういった方々一人一人の意思を確認したというところまでには至っておりませんので、あくまで区長等々の地域の様子のお話を聞かせていただいたというところだけでございます。 ○(由利委員長) 櫻井委員。 ○(櫻井委員) その署名の87名というのは、砂方区、もしくは間人小学校校区の方の署名が主ですか。 ○(由利委員長) 松本課長。 ○(松本学校教育課長) 中身につきましては、いろいろございます。市内、市外、府外、いろいろな方のお名前が入っております。地番的に砂方だろうと思われる方がやはり一番多いかなとは思いますが、その方が地域全てではなくて、あくまでも他地域の方もたくさんおられるという状況だと見て感じとれました。 ○(由利委員長) 行待委員。 ○(行待委員) その砂方、恐らく区事務所からはかっていると思うのですが、学校までの2.7キロの距離は、恐らくトンネルのあたりまでだと思うのだが、2差路に分かれている、分岐するところまでだと思うが、全く家がない部分の距離をはかられたことはありますか。全くない部分です。最初の家から分岐して1軒目があるところまでどれくらいですか。 ○(由利委員長) もし答えられないのであれば、3分の2程度とか、3分の1程度とか、大体で結構です。  松本課長。 ○(松本学校教育課長) あくまでも私、2回ほど砂方から現地まで歩いた経過があります。その中で私が少し感じたところという御理解をいただけたらと思います。  砂方を出発してから委員の皆様も御承知のとおり、少しカーブの入った道になっております。そこの間人トンネルから左折をして子どもたちは学校に向かいます。感覚的には、半分よりもう少し長いかなという感じを受けてとれます。 ○(由利委員長) ほかにございませんか。  吉岡委員。 ○(吉岡委員) それでは、少し陳情書の中で気になることがあります。1点目は、安全面が随分と欠けていることに不安を抱いております。このことについて、教育委員会はどのように認識されているのかということ、もう一つ下に、不審者情報がどこの地域でも多いですとありますが、不審者情報のことし4月から今までどれぐらいの不審者情報があったのか、お尋ねいたします。 ○(由利委員長) 松本課長。 ○(松本学校教育課長) まず1点目でございますが、陳情者のこの不安の部分でございます。この陳情の中には、改めて民家もほとんどないという視点、あるいは死角となる場所が多々あるという視点、あるいは落石注意の看板、土砂崩れの場所、あと大型土のうが積んである場所が7カ所、こういったところ、あるいは狭い歩行者通路等という表現を例えて、安全面が随分欠けているとなっているかなと思っております。それぞれ確認もさせていただいたのですが、先ほどお伝えしましたトンネルまでのところにつきましては、民家としては1軒という認識であります。その中で、陳情者が言われているようにほとんどないということは該当するかと思いますし、死角となる場所が多々あるというのは、陳情者がどういうところを死角と思っておられるかという、少し相違はあるかもしれませんが、これまで砂方地域については、他地域でもそうなのですが、一定こういう場所については、いろいろな大人の見守りを含めて対応をしてきております。ほかの地域でもこういう地域があろうかと思います。そういう中で、これまでは今の民生委員、その前の民生委員も、トンネルのところまではずっと一緒に歩いて、子どもたちを見守ってきたという経過があったと認識をしております。そういった中で他地域も含めて、全てがそれを防ぐということはなかなか難しいので、この部分については教育委員会としては地域の方も一緒になって子どもたちの見守りをしていくというスタンスで、この部分については、御安心いただけるかなと考えております。当然それはPTAでしたり、地域の方の御協力があってのことだというのが前提であります。  もう一つ、落石注意の看板、特に土砂の部分です。大型土のうを積んでいる箇所が複数カ所あるということで、私も現地を確認させていただきました。また、丹後土木事務所にも今後の見通しなども聞かせていただいております。そういった中で私が歩いて感じとれたのは、いわゆる大型土のうが部分的には積んでありますが、道路の路側帯を避けてそれ以外のところに積んであるということで、路側帯はしっかり確保されているということで、私が歩いた中では感じとれております。なおかつ大型土のうについても割と高い山からの話ではなくて、本当に丘的なところで、高さがそれぐらいのところというのが大体だったなということを現場で見て考えておりますので、陳情者については、それは初めてのお子さんでもありますし、すごく心配はなされるかと思いまが、そのあたりの先ほどの見守り、あるいは学校のにこにこカーの巡回等、こういったところも含めて通学いただければ御安心いただける部分はあるのではないかなと感じております。丹後土木事務所は、仮復旧は終わっている状況ですが、本復旧の見通しというのは、全く白紙の状態だと聞かせていただいております。  あともう一つ、狭い歩行者通路というのは、恐らくトンネルを曲がってからの通路のことをおっしゃっているのかなということが写真とか、そういったものをしっかり見させていただく中では私は感じとれました。確かに曲がってくると、今度は少し町なかに向かうにつれて、皆さんも御承知のようにだんだん細くなっていく通路になります。当然、こういう道路は他地域でもたくさんありまして、ここの部分のことになると、少し先ほどの繰り返しですが、子どもたちが通学できるのをしっかり大人の目で、地域の目で見届けるという協力体制教育委員会では地域にも求めていっている。もちろんPTAにも求めていきながら、子どもたちの安全を確保できると考えております。  最後に、不審者情報の件ですが、具体的な数字はきょう持ち合わせておりませんが、例えば本年度でも1カ月に1回という情報の発信はしておりません。何カ月に1回というところで、市内全域を含めて発信をしております。市外の情報は入ってくるのですが、先ほども言いましたように、大体複数月に1回ぐらいのペースで不審者情報の発信をさせていただいております。以上です。 ○(由利委員長) 課長、今の不審者情報について、砂方での不審者情報は実際にあったのか。  松本課長。 ○(松本学校教育課長) 私の記憶する限りではございません。  以上です。 ○(由利委員長) ほかにございませんか。  松本委員。 ○(松本経一委員) 2.7キロという距離が基準に満たしていないということなのですが、いろいろな学校の通学路の中で、その2.7キロという、3キロを下回ったものを一旦認めると、他地域での影響が大きいという声もあるのですが、具体的にこの2.7キロという、3キロを切るというところからの通学の支援、具体的にあちらこちらから出ているのか。 ○(由利委員長) それでは2.5キロから3キロぐらいで、ほかにどのような地区があり、その地区に対して例えばこうしているということがあれば、あわせてその辺の説明をお願いします。  松本課長。 ○(松本学校教育課長) 現状で、再配置の取り組みの中で、3キロ未満の通学支援をしている場所について、御紹介をさせていただきたいと思います。  この通学支援に至った経過を最初に少し触れさせていただきたいと思います。この通学支援考え方については、再配置計画に基づいて両校の校区内で学校づくり準備協議会を立ち上げて、その中の部会でありますPTA部会等、あるいは協議会自身、そういったところで慎重審議、協議を図っていただいた上で教育委員会とも合意形成をとりながら支援をしてきたものです。峰山町の西山区という地域があります。いさなご小学校区です。距離は、2.8キロです。ここの地域につきましては、スクールバスの通年の支援をしております。この西山区につきましては、近くに小西区というところがあります。先ほどの基準で申し上げますと、小西区は学校から3.2キロという距離になっております。ここの地域は、非常に変則的な地域でありまして、遠いところが小西という部分があるのですが、地形上、さらに遠いところに西山というところもあって、地域が入り組んでいる状況です。地域の方からもここは何とか一体的に捉えてほしいという、遠いところが通学支援できなくて、近くがなってしまうという、絡み合った地域の地形になっております。そういったところ、あるいは有害鳥獣の話も出ておりましたが、そういったところで、ここはやはり一体的な通学支援が必要だというところで判断をさせていただいて、現状通学支援をしております。  あと次に、網野町高橋区です。網野南小学校区になります。距離が1.9キロです。ここにつきましては、御承知のとおり、府道網野峰山線で、非常に交通量が多い、歩道がないという状況があります。そういった中で、そのときのいろいろな協議の中で、ここはスクールバス支援という整理をさせていただいております。ここも通年のスクールバスです。  あと、冬季の支援の部分も触れたほうがよろしいですか。
    ○(由利委員長) お願いします。 ○(松本学校教育課長) 冬季のみの支援、今現状で砂方地域のような支援をしているところを御紹介したいと思います。  まず1点は、久美浜平田区です。かぶと山小学校区です。距離が2.5キロということです。先ほど言いましたように冬季のみの支援です。ここについては、平田地区が面している国道178号線があるのですが、冬季に数カ所、凍結したようなところがあるということで、当時現場も確認をしながら凍結の確認もしてきております。そういった中で通学支援を行うという整備をしてきたものです。  あともう一つは、葛野区があります。距離が1.9キロ、同じくかぶと山小学校校区になります。ここも冬季のみの通学バススクールバスの支援を行っております。ここにつきましては、府道久美浜湊宮浦明線安全性あと除雪の状況、あと冬季交通量であるとか、歩行スペースが狭いというところの中で冬季のみのスクールバス支援を行ってきている状況です。  最後に久美浜町の谷区の一部、一部というのは部分的なところで、谷区のある場所というところです。高龍小学校区になります。距離が2.4キロで、基本的には徒歩ですが、一部スクールバス支援を行っているという状況です。谷区については、もともと旧海部小学校区ということですが、一部の地域、峠の付近の頂上に食堂があります。そこは谷区の一部として旧町から佐野校区に整備をされております。そういった中で開校当時2人だったのですが、翌年からは低学年1人で徒歩通学となるという状況がありましたので、一定1人のみの通学の安全性というものを考えまして、そこの1軒になろうかと思うのですが、そこはスクールバスの支援を行っているという状況でございます。 ○(由利委員長) 松本委員。 ○(松本委員) 冬季のみですか。 ○(由利委員長) 次長。 ○(松本学校教育課長) 通年です。  以上でございます。 ○(由利委員長) 関連して、2.5キロとか1.9キロなど、今は特別にしているということですね。砂方のように2.7キロぐらいであって、スクールバスを走らせない、徒歩にしているというようなところは、ほかにも似たようなところはあるのですか。  西村課長補佐。 ○(西村学校教育課長補佐) 今の距離の中で徒歩通学となっている、距離別の行政区の数ですが、2キロ以上から3キロ未満の中で徒歩通学をしている行政区が22あります。同じような形で再配置地域に入る中で距離的に同じような距離という中で徒歩をしていただいているのは、久美浜町の海士区があります。海士区は2.5キロでありますが、ここについても府道、狭い府道ですが、当時安全性ということの中で御意見はいただきましたが、学校づくり準備協議会の中で現地視察もした結果、徒歩で通学していただいています。  あと弥栄の溝谷区があります。溝谷区については2.9キロです。隣の外村区は3キロを超えている区で通学支援はしています。ただし、3キロに満たない途中で、通学路も確認いただいて、徒歩通学をしていただいているといった状況です。ほかにも似たような地域は、あるとは思いますが、具体的に出てくるのは、ここまでということでさせていただきたいと思います。 ○(由利委員長) 横島次長。 ○(横島教育委員会次長) 補足させていただきます。溝谷の場合は、区事務所自体は、市民局というか、病院の近くのところで、距離的にはもっと近いです、2.何キロぐらいになるのですが、一部立山、矢所のほうと、離れた黒部に近いところの部分が範囲の中でいうと、2.9など、基準でいうと、基準内のところになるのですが、実態としてそういうぎりぎりのところから当時からいろいろな要請などがあったのですが、それは3キロ以内ですという理由で当時整理したというのがあるので、中央がぎりぎりという部分とは少し違うので、そこら辺は認識していただきたいなと思います。 ○(由利委員長) 行待委員。 ○(行待委員) 谷地区は何キロですか。 ○(由利委員長) 西村課長補佐。 ○(松本学校教育課長) 谷区は、2.4キロです。 ○(行待委員) 2.4キロ、この谷区は、今聞いてみると、低学年の児童が1人になったということで、バスを出したのだが、例えば低学年ではなくて、5・6年生になったらどうするのですか。 ○(由利委員長) 松本課長。 ○(松本学校教育課長) 先ほどお伝えしましたように、その当時の状況を踏まえた上で支援をしてきたものです。前例として1人になったらバスに乗せるというルールは持っておりません。あくまでもその時々の状況に応じて、子どもたちの安全確保という意味合いで、まずは先ほど言いましたように、保護者、地域の人の見守りの要請をしていくのですが、そういったところで、もしなかなか思いがかなわなかった場合については、やはりそういった支援もしてきているというところです。 ○(由利委員長) 行待委員。 ○(行待委員) これは1年生だったのだろう。数年たつと、中・高学年になる。制度の継続の判断はどうするのか。 ○(由利委員長) 松本課長。 ○(松本学校教育課長) 一つ例を紹介させていただきます。丹後町の中野区、宇川小学校区、当時同じような状況がありました。そういった状況の中で一定その期間だけやはり安全性を考えてスクールバス支援をしてきた経過があります。その後、子どもたちの状況が変わってきたというところで、学校、保護者と整理をさせてもらってスクールバス支援を途中で停止したこともあります。ですから、ずっと支援するという考え方ではなくて、子どもの成長過程、あるいは地域の状況を判断した上で、まずは歩いていただくことが前提だと思いますので、そちらにシフトしていきたいという考え方は持っています。 ○(由利委員長) 課長補佐。 ○(西村学校教育課長補佐) 補足です。先ほどの谷区の一部ですが、1軒離れているという状況の中で、再配置前から佐野小学校区と谷区の一部としてされていました。通学支援に当たっても、谷区から乗車いただくのではなく、隣の佐野小学校区の野中区から乗車をいただいて、野中区と同様の扱いをさせていただくという形で乗車しているということであります。 ○(由利委員長) ほかに質疑はございませんか。  吉岡委員。 ○(吉岡委員) それでは、先ほど砂方区長だと思うのですが、これまでの状況と変化がないので、現状のままでいいのではないかと言われたようですが、でも実際には民生委員と連名で要望書を出されたということですね。その取り扱いはどうですか。 ○(由利委員長) 横島次長。 ○(横島教育委員会次長) 先ほど言わせていただいたのは、間人区長です。間人区長はたまたま砂方の住民でもあるので、砂方区長は、その間人区長から聞いた話なのですが、区民が非常に困っていると言ってきたので、こんな大変なことになるとは思わなかった。やはり区民寄りにも立ってあげたかったし、署名はさせていただいたということを間人の区長との話の中でされたということで、間人の区長は、だが区長は地域全体の代表なので書いてしまうと、それは誰が見てもやはり地域の意見と取り上げるので、慎重にしたほうがよかったかもしれないねというやりとりもさせていただきましたということを、これも間人区長から聞いていますので、砂方区長との直接なやりとりはできておりません。 ○(由利委員長) 東田副委員長。 ○(東田副委員長) 最初のほうで経緯の説明のときに、校長の判断によりにこにこカーで見守ったり、送迎したりというようなことがあったと思うのですが、恐らくそこで多分、どうなのでしょう、そこはきちんとしているということ、そういう約束が守られれば、こういう陳情って出なかったが、そこが多分不安だったから陳情が出たのかなと個人的に思ったのですが、そのあたりというのは間違いないのでしょうかね。 ○(由利委員長) 松本課長。 ○(松本学校教育課長) 内容については、学校は子どもたちの安全が確保できるように整理、いわゆる校長の判断と言わせていただきましたが、学校体制で安全確保はしております。その上でおっしゃられましたように、面談もする中では、就学前ということで、特に女の子さんということもあり、すごく御不安に思われているという感じは受けてとれました。ただし、ほかの地域もよくあるのですが、やはり同じ1年生の親御さんでも1回通学してしまった後は、地域の方の見守りを肌で感じられますので、少し安心される傾向はどこの地域でもあるので、そういった意味で、やはり就学前で御不安な点というところは、我々も十分受けてとれました。 ○(由利委員長) 櫻井委員。 ○(櫻井委員) 陳情者の不安というところと、あと学校教育課通学路の安心と安全の部分というのがなかなか価値観というか、捉え方ができていないのかなというのがあるのですが、答弁の中でも今後の安全策としてPTAの役員、また地域の方との協力をしていくという答弁があったのですが、実際そちらのPTAとか地域の方の見守りの方向性というのは次年度にしっかりと担保されているのかどうか、それを陳情者にしっかり伝えられているのかの確認をお願いします。 ○(由利委員長) 松本課長。 ○(松本学校教育課長) 見守りの件ですが、間人区長とも懇談させていただきましたし、PTAの役員との懇談もこれまでさせていただいた経過があります。PTAの役員会からは、そういった砂方の保護者の方が不安に思っておられるという実態も相談もされておりますので、御承知ですから、何とかPTAの中で見守りが強化できるように取り組んでいきたいということで会長からお言葉をいただいております。間人区長にも、以前は民生委員トンネルの手前ぐらいまで一緒に歩いてきてもらって、そこから違う方がわざわざ迎えにきてもらったりする実態もあるのですが、そういった中で何とか地域の方も御協力いただきたいというお願いもさせていただいていますし、教育委員会としてここは十分、入学前には何とか状況も確認しながら体制は一緒に整えていきたいなと思っています。  先ほど最後に陳情者にというのは、直接先ほどの時系列の話の後はお会いしておりませんので、少しこういったところを伝えるタイミングが、お話をしてきた経過の後にPTAといろいろ確認をしてきているので、少しまだ伝え切れていない状況です。 ○(由利委員長) ほかに、ありませんか。  松本委員。 ○(松本経一委員) 地元で見守り隊がいないという書きぶりですが、これまでは民生委員が付き添いに行っておられたのですかね。それができなくなった、人がいないようになったということになったのだろうかと思うのですが、砂方区の地区の中では、何とかして欲しいというような声が出るなど、教育委員会としては何か把握をしておられませんか。 ○(由利委員長) 松本課長。 ○(松本学校教育課長) 順番にしていこうとか、そのような声を直接聞かせていただいた経過はありません。 ○(由利委員長) ほかにありませんか。  吉岡委員。 ○(吉岡委員) 少し気になるのは、これまでの例で谷区の2.4キロで1人の通学支援をしたというのと、宇川小学校の中野区は何キロでしたか。 ○(松本学校教育課長) 中野区は1.9キロです。 ○(吉岡委員) ここでも1年生ぐらいのときですか、低学年のときにはスクールバスの支援をしたという、そういう状況がありますので、そうすると陳情者が調べられても、なぜ砂方地区はできないのかなという疑問が当然出てくると思うのですが、その辺はどのようにお考えですか。 ○(由利委員長) 松本課長。 ○(松本学校教育課長) 両地区ともその子どもたちだけ限定になっている状況があったからというところがありました。今回、砂方地区の平成31年度の通学を見ると、さらに大きくなって5年生の男子1人、4年生の男子1人、新入生2人、男女というところで、少し明らかにその部分では状況は異なる部分があるのではないかなとは思っております。 ○(由利委員長) ほかにございませんか。  櫻井委員。 ○(櫻井委員) 児童数の推移予測について、古間西で合流する児童2人が、これにプラスされていくということですか。 ○(由利委員長) 松本課長。 ○(松本学校教育課長) はい、おっしゃるとおりです。 ○(由利委員長) 櫻井委員。 ○(櫻井委員) 今、古間西で合流する2名の男の子が何年生だったのでしょうか。 ○(由利委員長) 松本課長。 ○(松本学校教育課長) 今2人おりまして、3年生と4年生の男の子です。 ○(由利委員長) 来年は4年生と5年生ですね。 ○(松本学校教育課長) 来年は4年生と5年生です。 ○(由利委員長) ほかにございませんか。  田中委員。 ○(田中委員) 先ほどありました谷とか、中野の場合、3キロ以内であっても、こういう要求がある場合は、できるように運用してきたということで、そういうことはあり得ると、地元との協議も含めてと理解させていただいたのですが、この砂方のケースを見ると、今後の推移としてはふえる傾向にありますので、なかなか該当させるのは難しいのではないかと判断するのですが、教育委員会としてもそのような考えでしょうか。 ○(由利委員長) 松本課長。 ○(松本学校教育課長) 教育委員会としましても、陳情者のお気持ちは十分わかるのですが、ここを乗車対象地域すると、他地域も含めていろいろなシェアをしていく。そもそもその行政部分の話をする必要があるということになるのではないかということもありますので、一定今の基準の中ではやはり該当しないという判断でおります。 ○(由利委員長) 行待委員。 ○(行待委員) 今の関連で、砂方を対象にしてしまうと、他地域でも当然の状態もそうなってくる。他地域でも対象にしないといけないところも出る、それは何地区ぐらいかわかりますか。 ○(由利委員長) 松本課長。 ○(松本学校教育課長) あくまでも想定ですが、砂方は2.7キロでもう少し距離がありますが、切りのいいところで2キロで通学支援の拡大するならば、児童数が168名、行政区で21行政区、学校で10校、こういったところに影響するのではというシミュレーションは持っております。これはあくまでも机上のシミュレーションということで御理解ください。 ○(由利委員長) 横島次長。 ○(横島教育委員会次長) 2キロの根拠を補足させていただきますと、もともと再配置するときに、国が示していた4キロを再配置しやすいように3キロで提示しております。その中でいろいろな課題を理解していただいたところ、理解がいかなくて不安になるところで、たまたま今回2.いくらというところですが、次落とすのであれば2キロぐらいまで落として、全部の対象を考えていかないと、そのうち1キロという時代が来るのかもしれませんが、500メートルずつ刻んでいてもなぜ500メートルなのだと言われても困るので、スクールバスの豪雪地帯の補助金がおりる基準は2キロです。通常豪雪地帯でないところは4キロで、今京丹後市は3キロという再配置で間の基準を持っているので、試算の基礎数としてはとりあえず2キロというので想定をさせていただいたというのが2キロの理由でございます。 ○(由利委員長) 吉岡委員。 ○(吉岡委員) そこまで調べているのであれば、予算までは考えておられませんか。多分そこまでしていれば計算していると思うので聞かせてください。 ○(由利委員長) 松本課長。 ○(松本学校教育課長) これもあくまで机上のシミュレーションということで御理解をいただきたいと思います。もし今の基準で新たに拡大した場合、初年度で約9,200万円、この中にはバスの購入費と、その年の運行委託経費が入っております。 ○(由利委員長) 松本委員。 ○(松本経一委員) バスの台数はわかりますか。 ○(松本学校教育課長) バスは新たに12台の購入が必要という試算を設けています。もう1点、翌年度は、購入は初年度でかかりますが、翌年度は運行経費にかかります。経常経費でいう運行経費が3,260万円ほど上がるのではないかという試算は持っております。一定ルールの中でバスの更新もしていく必要があるので、こういったお金がプラスされるというシミュレーションは持っております。 ○(由利委員長) 松本委員。 ○(松本経一委員) 今回の陳情は、登校もですが、むしろ下校のときの人数が減ることに不安が大きいです。にこにこカーを出すというような話もありましたが、今2人ですよね、上の子たちは何か習い事などに行って、後の2人が心配だということから何とかなりませんかというのが趣旨かなと、思っているのですが、にこにこカーはその学校の判断ということなのですが、これは1人だったら出そうかという学校の判断かもわかりませんが、2人の場合はどのような考えなのでしょうか。学校は、全部に対応するのでしょうか。 ○(松本学校教育課長) そのあたりも1人であればどう、2人であればどうというルールではなくて、その時々の状況に応じて、子どもたちが安心して下校できるように、臨機応変に対応しているということが現状です。 ○(由利委員長) 松本委員。 ○(松本経一委員) にこにこカーはいつも置いているわけではなく、複数校で利用していますよね。急に、1人で帰らないといけないことになった。だが別の学校が使う予定をしているというケースも考えられますね。そういうときは、学校はどのような対応を考えておられるのでしょうか。 ○(由利委員長) 松本課長。 ○(松本学校教育課長) 現在、間人小の場合は、豊栄小とのローテーションの中でにこにこカーを運行していますが、再配置を控えておりますので、来年度は、丹後小に1台が常駐します。これまでの間、いろいろな再配置の中で御寄附いただいたにこにこカーが単独で学校に配置も大分できてきていると。ことしで24校、来年度23校で教育委員会が学校に配置しているのは20台ありますので、大分1校1台という感じになってきております。  以上です。 ○(由利委員長) ほかにないようであれば、以上で質疑を終わります。  説明員の皆さん、ありがとうございました。  暫時休憩します。                午後 2時24分 休憩                午後 2時28分 再開 ○(由利委員長) 休憩を閉じ、会議を再開します。
     それでは、次に、公民館の耐震についてです。教育委員会から説明員に来ていただいておりますので、説明員の紹介をお願いしたいと思います。 ○(横島教育委員会次長) 失礼します。引き続き教育委員会の案件です。  地域公民館についての御報告ということで、生涯学習課の引野理事に出席していただいておりますので、引野理事から説明させていただきます。 ○(由利委員長) 引野理事。 ○(引野教育委員会事務局理事) 失礼いたします。  それでは、時間をいただきまして、丹後地域公民館の耐震診断の結果等について報告させていただきます。座って説明させていただきます。  まず、資料としまして、資料1が建築物耐震診断等判定結果報告書ということで、丹後地域公民館の今回の耐震診断結果の写しとなっております。資料2が今回の結果を踏まえて、市民へのお知らせの周知文になります。資料3は参考までに丹後地域公民館の現在の平面図を1階、2階、3階ということで配付をさせていただいております。  まず資料1を見ていただきながら、説明させていただきます。  丹後町間人に設置されています丹後地域公民館につきましては、昭和56年以前のいわゆる旧耐震基準に基づいて建築された建物、昭和52年の建築ということで、このほど耐震診断を実施し、先週末、11月30日の金曜日に判定結果を取り急ぎ電子メールで受け取ったところです。その結果、この資料のとおり、構造耐震指標IS値、この2枚目に、その数字については記載がございます。中ほどより少し下の表の中にISということで、0.02という結果となっておりまして、耐震性能が満たされていないということが判明いたしました。御承知だと思いますが、0.3未満ですと、震度6以上の大規模な地震が発生した際に倒壊または崩壊する危険性が高いという分類に位置されるものです。つきましては、利用者の安全が確保できない状況であるということですから、丹後地域公民館の施設につきましては、本年の12月28日をもって、当分の間休館とさせていただきたいと思っております。  判定結果については、今見ていただいたとおりですが、中身をよく読んでみますと、特に大ホールが耐震性能を満足していないということと、さらに施設が崖地に接して建築されていることから、擁壁の安全性が指摘されており、地盤の状態を含め、地震時の擁壁の安全性を証明する必要が高い確率であるという報告も受けております。  あと、公民館と併設されている喫茶店がございまして、それが資料1の3枚目になります。公民館とは分けて診断をしていただいているのですが、この喫茶店については、0.82ということで、耐震性能は満足しているのですが、部分的に必要な耐力を有していないということもこの中には記載されております。  使用できなくなるということですから、丹後地域公民館にかわる丹後町域での活動場所を確保するために、当分の間、市役所丹後庁舎の会議室4室を学習活動等に利用できる施設として確保し、12月、本日からそのような利用案内を行うこととしています。  また、公民館の事務室につきましては、準備が整い次第、丹後庁舎の1階に移転する予定としております。  また、公民館内にある図書室ですが、貸し出し、閲覧については、12月13日木曜日まで、返却が12月27日木曜日までということで、同じく年内をもって休館とさせていただきたいと考えています。  なお、図書室については、準備ができ次第、取り急ぎ丹後庁舎内に仮移転という形で貸し出しサービスができるよう整えていきたいと思っております。  あと資料2をごらんいただきまして、今説明させていただいたようなことをまとめているわけですが、このお知らせを用いまして、まず本日電話連絡で間人区長、丹後町内の連合区長でお知らせをさせていただいているところですし、本日又はあすには丹後町内の全区長に文書で通知をするということと、この資料2のお知らせを丹後町内に新聞折り込みで全戸配布を今週の木曜日に予定をしたいと思っております。またホームページや防災行政無線等でも順次お知らせをしていきたいと思っております。  最後に、移転に伴う費用と耐震改修を行う場合の今回課題となりました擁壁の調査というのが必要になってきますので、そのあたりの費用につきましては、12月議会の追加補正を今検討しているところですから、その際には、御審議をお願いしたいと思っております。  以上、丹後地域公民館に係る耐震診断の結果と現時点での今後の予定ということで報告とさせていただきます。  以上です。 ○(由利委員長) 次長、補足は特にありませんか。 ○(横島教育委員会次長) ありません。 ○(由利委員長) それでは、今、説明をしていただきましたので、質疑等あればお願いします。  松本委員。 ○(松本経一委員) この公共施設の耐震調査は、漏れていたのですか。ずっとほかの施設を調査していたのですか。 ○(由利委員長) 横島次長。 ○(横島教育委員会次長) 教育委員会所管の建物の中で最優先にさせていただいたのが学校の校舎及び体育館。それが一段落ついて、次に社会教育施設のどこからいきますかといったときに、丹後文化会館について、京都府が耐震をするというときに一緒にしていただきたいということで、社会教育施設で一番にしたのが峰山の地域公民館という形になります。この間それが一定大丈夫だという報告をしました。耐震診断をしなければならない建物として、少し細かな要件は忘れたのですが、延べ床面積がある程度以上、1,000だったか基準を覚えてなくて申しわけないのですが、延べ床面積プラス3階建ての建物は、耐震調査をしなさいということで地域公民館で3階建てというのは、峰山と丹後、弥栄は2階建てですから、とりあえずしなければならないところを順番にしていって、今回丹後の耐震調査結果が出たという時系列になります。 ○(由利委員長) ほかにございませんか。  吉岡委員。 ○(吉岡委員) これは旧耐震ですが、このIS値が0.02になっている。異常に低いと思うのですが、本当に旧耐震でもこんなに低いのですか。 ○(由利委員長) 横島次長。 ○(横島教育委員会次長) 技師ではないので、説明が正しいかどうかわからないのですが、体育館とかホールとか大空間のものはどうしても柱が間にないので、普通の柱が多いところに比べると、数値は当然低く出ます。というのは、支える部材がないということで、今回やはり大ホールが一番大きな空間、公民館になるので、私たちもびっくりするぐらいに数値が0.02と低かったのですが、その数値の度合いは別にして、そういう広い空間のところは低く出がちですし、公民館の中でも主要な面積的には大きいスペースをホールの数値というのは占めるので、それに代表されるIS値が一番低いところで上がってきて、今回こういう数値になったのではないかと考えております。 ○(由利委員長) 吉岡委員。 ○(吉岡委員) それはわかるが、旧耐震の設計自体がそれほど今の新耐震と強度が違うのですか。この数字が異常過ぎると思うのだが。 ○(由利委員長) 数字について説明できる方。 ○(引野教育委員会事務局理事) 済みません。そのあたりはまだ詳しく説明も少し受けられていないので、金曜日に報告をいただいたところでして、ただ一つ少し書いてありますように建物形状が複雑になっているということで、最も安全な場で算定することとなったため0.02となったという、そういう説明がございました。 ○(由利委員長) ほかにございませんか。  田中委員。 ○(田中委員) 耐震診断等の判定の最後の2行のところに、崖による安息域外に位置している可能性が高い。これはさらなる調査が必要だと受けとめたらいいのでしょうか。その上でまた対応が違ってくると思うのですが。 ○(由利委員長) 引野理事。 ○(引野教育委員会事務局理事) そう我々も受けとめていまして、改修をするためには擁壁の調査が必要になってくるかと考えています。 ○(由利委員長) 松本委員。 ○(松本経一委員) 当面の間は、市民局を利用していただくということですが、大ホールなどは、市民局にもそれほど広いスペースがないので、いろいろな御不便は恐らくあると思いますが、想定している閉鎖期間は、大体これぐらいは閉鎖しないとしょうがないという目算のようなものはお持ちなのか。それは調査しなかったから全然検討もつかないことでしょうか。補正を出すのは当然これぐらいかかるだろうなと、見積もりはお持ちだろうと思うのですが、その辺もあわせてどうでしょうか。 ○(由利委員長) 見積もり等わかれば、答弁してください。  引野理事。 ○(引野教育委員会事務局理事) 今の時点でわかっていることですが、耐震改修の設計で1年近く、耐震改修工事で1年近くということで、2年間ぐらいはかかるのかなということ、そして今回擁壁のことが出てきましたので、擁壁が同時進行できるのか、まだ金曜日のことで、今業者に問い合わせているところで、はっきりしたスケジュールがわかりかねているところです。 ○(由利委員長) 松本委員。 ○(松本経一委員) 金額のことも補正でなされる予定でしたね。全体を今のような話を聞くと、すごい金額になりそうな気がしますが、金額がわかりますか。 ○(由利委員長) 引野理事。 ○(引野教育委員会事務局理事) 耐震改修だけの概算工事費というのを今回あわせて報告を受けていまして、それは約7,500万円程度です。擁壁については、現時点では全くわかりません。 ○(由利委員長) ほかにございませんか。  東田副委員長。 ○(東田副委員長) 丹後図書室も一旦休室するということなのですが、どれぐらい市民の方に影響があるかというところで、利用者数がわかれば教えてください。 ○(由利委員長) 引野理事。 ○(引野教育委員会事務局理事) 丹後図書室の平成29年度の年間の利用者数が個人、団体を合わせて5,859人です。 ○(由利委員長) ほかにございませんか。  櫻井委員。 ○(櫻井委員) 大ホールも使えないということなのですが、例えば丹後町で毎年2月ぐらいに意見発表会を教育委員会主催でしていますが、今のところ、代替の会場はどこをイメージされているのですか。 ○(由利委員長) あそこでするイベントや行事などですね。  引野理事。 ○(引野教育委員会事務局理事) 意見発表会を毎年1月に開催していまして、来年の1月の意見発表会については、間人小学校の体育館でする予定にしております。大人数の場合には体育館になるのかなと思っています。 ○(由利委員長) ほかにございませんか。        (「なし」の声あり) ○(由利委員長) 質疑がないようであれば、以上で終わります。  説明員の皆さん、ありがとうございました。  それでは、暫時休憩します。                午後 2時43分 休憩                午後 2時45分 再開 ○(由利委員長) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。  それでは、次に、本日、いさなご小学校にて自校給食をいただきました。今後の学校給食をどのように調査研究していくかについて、確認していただき、今後も調査研究をしていきたいと思います。あすは、橘小学校学校給食をいただきます。市内小中学校では、給食調理を自校とセンターでしているわけですが、単純にセンターがよい、自校がよいという問題ではなく、そういうことを踏まえながら、大きくは学校給食がどうあるべきなのかということを事前に調査研究していかなければいけないと思います。例えばこの問題、非常に大きくて、学校の再配置、これも大きく影響いたします。それから食育についてもあります。きょうもいろいろな話を聞きましたが、やはりどのような給食が子どもたちにいいのか。あるいは地元の食材をどう使うのかなど、そういったいろいろな観点から調査していかなければいけないと思います。当然給食会議の関係とか、調理員の問題、あるいは食材など広い意味で学校給食がどうあるべきかということを、今後調査研究をしていくと考えていますが、特に御意見等あればお願いします。        (「なし」の声あり) ○(由利委員長) それでは、そういう方向で今後も調査研究をしていくということを再度確認し、あすは橘小学校に給食をいただきにいくということでよろしくお願いしたいと思います。  それでは、以上で本日の文教厚生常任委員会は終了します。御苦労さまでした。                                終了 午後 2時48分 ┌─────────────────────────────────────────┐ │                                         │ │会議の経過を記載して、その相違ないことを証するため、ここに署名する。       │ │                                         │ │                    委員長   由 利 敏 雄        │ │                                         │ │                    署名委員  吉 岡 豊 和        │ └─────────────────────────────────────────┘...