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  1. 京丹後市議会 2017-12-15
    平成29年産業建設常任委員会(12月15日)


    取得元: 京丹後市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-06
    平成29年産業建設常任委員会(12月15日)   ───────────────────────────────────────────                 産業建設常任委員会会議録 ───────────────────────────────────────────  1 開催年月日 平成29年12月15日(金曜日)       開会 午前 9時29分       閉会 午後 0時02分  2 開催場所 京丹後市役所 3階 301会議室  3 出席委員 谷津委員長、和田副委員長、         池田委員金田委員、中野正五委員、浜岡委員平林委員  4 欠席委員 なし  5 委員外議員 なし
     6 会議録署名委員 中野正五委員  7 参考人 なし  8 紹介議員 なし  9 説明のための出席者 木村政策総括監引野観光振興課長下戸観光振興課長補佐  10 議会事務局出席職員 小石原議会総務課主任  11 会議に付した事件   ・議案第167号 第3次京丹後市観光振興計画の策定について  12 議事                                 開会 午前 9時29分 ○(谷津委員長) おはようございます。本日の出席委員は7名であります。定足数に達しておりますので、これから産業建設常任委員会を始めたいと思います。  本日の署名委員中野委員を指名します。  本日の内容は、お手元に配付のとおり、(1)議案第167号、第3次京丹後市観光振興計画の策定についてであります。  説明員として、木村政策総括監を初め関係職員にお越しいただいておりますので、早速、政策総括監から自己紹介も含め、議案の説明をお願いしたいと思います。  木村政策総括監。 ○(木村政策総括監) 皆さん、おはようございます。どうぞよろしくお願いいたします。  まず自己紹介です。私木村と、引野観光振興課長でございます。次に、下戸課長補佐でございます。どうぞよろしくお願いします。  それでは、議案第167号、第3次京丹後市観光振興計画の策定についてということで、本会議の提案のとおり、本市の観光立市推進条例に基づきまして、平成25年6月に策定しました第2次の京丹後市観光振興計画が平成29年度末をもって終了するということから、この間の取り組みの成果と課題、観光を取り巻く背景や動向の変化等を踏まえて、観光立市の実現に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るために、平成30年度以降、5年間の第3次京丹後市観光振興計画を策定するものでございます。  細かい内容説明は本会議でさせていただいたとおりでございますが、この計画に至るまでに、少し現状の報告と今の取り組みということで、きょう2つの資料を用意させていただきました。旬でもてなす食のまちと、サン・セバスチャン視察報告を含めまして、少しここで説明させていただきたいと思います。説明は引野課長からさせていただきます。 ○(谷津委員長) 引野課長。 ○(引野観光振興課長) それでは失礼いたします。私から、きょう追加で配付させていただいた資料の説明をさせていただきます。  まず、旬でもてなす食のまちのほうからごらんいただけますでしょうか。先日の本会議でも、この第3次観光振興計画の絞り込みの戦略はどのようにするのかという御質問もあったかと思います。説明させていただきましたように、今回は食、特に旬の京丹後というキャッチコピーでこの食に関する取り組みを進めたいということで、12月時点でのこれまでの取り組み状況ということで、簡単に説明をさせていただきたいと思います。  めくっていただきまして、1ページに取り組みの検討ということで、まずワークショップをことしの1月に立ち上げさせていただきまして、これまで5回開催させていただいております。市内の宿泊業の方であるとか、農業、漁業の関係者等の方13名の委員ということで、主な意見としましては、ここに書かせていただいていますように、地元の食材の活用をすることによって、今後の集客につながるという御意見であるとか、産地で旬を食べてもらうということが感動の提供につながるといったこと、また京丹後の食、おいしいおいしいと言われるのですが、なぜおいしいかということをきちんとお客様に説明したいのだが、これはサービスを提供する側の方であるが、その理由が明確に説明できないという御意見であるとか、あと一番最後に、観光情報の発信ができていないであるとか、情報が一元化されていないということで、お客さんにはこのあたりも十分に伝わっていないのではないかという御意見をいただきました。  2番目に、講演会ということで、2月に開催させていただきまして、大阪府立大学の尾家先生、内容としましてはサン・セバスチャンの事例であるとか、国内の先進事例ということで、山形県の鶴岡市であるとか島根県の邑南町の取り組みの紹介などをしていただきました。  2ページに、視察ということで、まず金沢市の取り組みを勉強しにいってきました。ワークショップのメンバーも含めて、金沢では食文化の継承及び振興に関する条例というのを制定されているということで、そういったことであるとか、食文化の魅力発信行動計画というものを立てられているということでした。サン・セバスチャンにつきましては、10月に行かせていただいたのですが、別の資料で説明をさせていただきたいと思います。  めくっていただきまして、3ページは美食観光コンセプトということで、これまでにも説明させていただいたこともあるかなと思うのですが、まずワークショップで議論をしていただきまして、京丹後の食の特徴は、当然自然がある、また伝統技術、こだわりを持つ人の手によって育まれた食材が豊富にあるということです。そういったことから、旬とこだわりということをキーワードとしまして、取り組みを進めていこうということで、コンセプトを決めていただきました。  4ページに、取り組み状況ということで、3つの柱ということで、まず地産来消ということで、地元の食材を京丹後に来ていただいて消費していただくという考え方です。2番目に商品化、ブランド化。3番目に販売、プロモーションというこの柱に基づいて、具体的な方針なり事業を推進しているということでございます。  めくっていただきまして、5ページに、1番目の柱の地産来消に関する取り組み状況ということで、ワークショップでの御意見も踏まえて、なぜおいしいのかという理由をお客さんにきちんと伝えるために、まず情報収集といいますか、調査を改めて行うということで、農林水産部で今京丹後市内の食材のあらゆるデータベース化といいますか、調査を行っているところです。  さらに、ネットワークの構築と地産来消モデル検討ということで、どうすれば市内の宿泊施設であるとか飲食店で地元食材の活用がより一層進むかということの検討を今行っているところです。今後は、まず情報収集ができればそれを提供していくという取り組みにつなげてきたいと思っております。  6ページが、2つ目の柱の商品化、ブランド化ですが、こちらは農林水産部が主に進めております農産物流通ブランド化推進事業ということで、補助制度を設けていただいたりスイーツプロジェクト、京丹後産米のブランド化推進事業、また久美浜カキブランド確立事業ということで、これはこれからですが、行っていただく予定にしております。  その下に、検討事業ということで、今後次年度の検討も含むということなのですが、フードトレイルという新しい事業の検討であるとか、美食のまちづくり、人材養成、やはり民間事業者の方の人づくりというのが非常に重要だと思いますので、サン・セバスチャンに行って学んでいただくようなことも実施できないかという検討を今しているところです。  めくっていただきまして、7ページからが最後の3つ目の柱、販売プロモーションということで、ロゴマークキャッチコピーをつくらせていただいたということと、8ページにはいろいろな取り組み、例えば商工会で10月に商談会ということで、メディアの方であるとかバイヤーの方々を招いたファームツアーを実施しました。10月16、17日とさせていただきました。また、太川陽介さんに協力いただいて、ばらずしのPR、またのぼり旗であるとか看板ですね、旬の京丹後の看板、今ちょうど立ったところなのですが、市の玄関口、大宮と久美浜に設置させていただいております。  そのほか、今後の取り組みも含めて4番以降にあります検討事業ということで、今後次年度に向けてランチマップということで、お昼を食べる場所がわからないということへ対応するマップづくりであるとか、4つ目の丸の“旬の逸品”お宿プランということで、宿のほうで地元の旬の食材を使ったプランを提供していただくということで、こういう取り組みを今進めようとしているところです。  以上が、12月時点での食に関する取り組みの状況ということです。  もう一つのサン・セバスチャン視察報告を続けてさせていただきます。  めくっていただきまして、2ページに視察概要ということで、サン・セバスチャンは世界的な美食都市ということで、世界でナンバーワンの美食都市と位置づけられている、そういうデータもございます。そちらでガストロノミカといいまして、毎年世界料理学会というものが10月に開催されています。そちらに市内の事業者の方が出展されるということもありまして、そういった海外の販路開拓の取り組みであるとか、このサン・セバスチャン美食観光取り組みを研究して本市の取り組みの参考にしたいということで、行かせていただきました。10月の現地での活動は、9日と10日ということです。  3ページにサン・セバスチャンの概要ということで、人口は18万6,000人ということで、宇治市であるとか鳥取市と同じような規模です。ヨーロッパでも有数のリゾート地ということで、フランス、地図を見ていただいたらわかりますように、フランスの国境に近いということで、フランス等から、以前から避暑地で夏を中心に観光客が多い地域だったということです。町並みであるとか風景は、こういった写真を見ていただいたとおりです。  めくっていただきまして、4ページに引き続きサン・セバスチャンの概要ということで、世界のベストフードシティー2014というもので1位にランクされた、これは人口の割合でミシュランの星つきレストランが一番多いということで選ばれているということですが、8店舗ですかね、星つきレストランがあるということです。一番特徴的なのが、バルといいまして、旧市街地、この写真にあるような、迷路のようなこういう細い路地が入り組んでいる中にバルが多数点在して、それを食べ歩くという、それが最大の観光資源ということです。  5ページにかけて、少し写真をつけさせてもらっています。  6ページをごらんいただけますでしょうか。こちらは10月9日に行われたガストロノミカの様子です。世界中からトップシェフの方が集まって、そのレシピであるとか料理観などを発表するということで、この全体会場には我々は入ることはできなかったのですが、会場の中にブースが50ブースだったと思いますが、世界中から出展されているということで、日本からは2つのブース、佐賀の有田焼と京丹後市の創造工房さんということでした。2日間とも行かせてもらったのですが、9日、10日と大変大勢の人でにぎわって、物見遊山で見学ということではなくて、商談といいますか、実際に熱心に商談されている様子があちこちで見られました。  7ページは創造工房さんの取り組みの様子を書かせて、まとめさせていただいております。  めくっていただきまして、8ページ以降にサン・セバスチャンの観光局で市の取り組みを聞かせていただきました。このサン・セバスチャンというまちは1803年にフランス帝国軍により占領されて、そこで一度焼け野原になって、全滅したと。その後200年かけてこういったきれいな町並みを再建して、今があるということでした。先ほども申し上げましたが、スペイン王妃などの避暑地ということで、貴族の避暑地として19世紀から徐々に観光地化されて、そういった方々へ質のよい料理を提供するということが始まりで、美食のまちと知られるようになって、9ページに続きますが、観光客がふえてきたと。最近ですと、1990年以降、美食のまちということでメディアでもたくさん取り上げられるようになって、一気に有名になってきたということです。料理学会以外にも映画祭などのイベントもされているということです。  めくっていただきまして、10ページにガストロノミツーリズムということで、何が特徴かということで、伝統料理と新しい料理を組み合わせるということであるとか、シェフは地元食材を使うことが最も重要と考えている、食材が王様ということ、あと料理人レシピ公開、まち全体のレベルアップのために共有の精神ということで、レシピをオープンにして共有するという、そういう取り組みで市全体のレベルを高めているということでした。  さらに11ページに、これは私立のようですが、料理大学を設置されたり、ピンチョスというこの写真がところどころに出てくるのですが、小皿料理串刺し料理ということで、この地方特有の少しつまんで幾つでも食べられるような料理なのですが、これをそれぞれのお店で工夫をされていると。さらに地元の食材を使うことを重視しているということでした。  さらに料理人クラブということで、民間のそういった動きも非常に活発だということでした。  12ページが観光の概要ということで、ホテルの収容人員が8,500人ということで、京丹後市とたまたま同じ収容人員ですが、宿泊人数は126万5,000人ということで、本市の4倍ほどということでした。スペインでも、バルセロナに次ぐ稼働率だということでした。  13ページ、14ページは、近郊地の様子ですから省略をさせていただきますが、15ページ、16ページにまとめをさせてもらっています。  この地元食材を使ったピンチョスであるとか、バルめぐりなどが一番の特徴なのですが、こういう町並みがそもそも京丹後とは違いますので、なかなかすぐにまねできることとできないことがあると思うのですが、16ページに書かせていただいていますが、テーマを統一した食を市内各地で提供するということはできるのではないかなということで、今それぞれで質の高い料理を提供されているお店もあるのですが、ここでは例で3つ上げていますが、その中でフルーツトレイルという、フルーツをテーマにして、そのフルーツを販売するだけではなくて、フルーツを使った加工品を店先で提供するであるとか、そういったような取り組みなどがこのサン・セバスチャン取り組みも参考にしてできないかなということも考えていますし、先ほど申し上げましたように、事業者の方に実際に行ってもらって、こういったところを肌で感じていただくということもレベルアップにつながるのかなということで、検討しているところです。  少し長くなりましたが、以上で説明とさせていただきます。 ○(谷津委員長) 説明員からの説明が終わりましたので、少し全体が多いので分けて質疑をさせていただきたいと思います。  まず、今説明していただいた部分について、とりあえず質疑があれば。後ほど内容とも重なるところもあると思いますので、現状の取り組みについて、あるいはサン・セバスチャンの報告について、まずは質疑を行いたいと思います。  金田委員。 ○(金田委員) この観光政策全体を見なければならないと思うのです。このなかのそれぞれが一つ一つの分野になっているのですね。だから、先日本会議で説明があったこちらのほう、この全体の流れの中からここの取り組みはこうで、その具体的なものがこうでというようなことになっていると思うのです。本来は全体を見ながらこの計画を考えていかなければならないと思っています。今、委員長が言われたのは、今の説明の分だけを先に質疑をしようということですね。 ○(谷津委員長) これは現状の取り組みということでしたので、この計画のベースになる取り組みであると理解しております。特になければ先へ進んでいきますので、その関連の中で質疑をしてください。  池田委員。 ○(池田委員) 旬でもてなす食のまちということで、今回の振興計画の一番大きなキーワードとなっていますが、従来から食ということで取り組みはされているのですが、私の感じるところでは、実態としては空中戦に終わっているのかなと。実際に食を提供する宿であるとかレストランまで、思いがおりていなくて共有されていなくて、例えばばらずしを売りましょうという取り組みもあったのですが、結局従来からしているところだけがされていて、ほかの旅館とかは取り組みはされていないですね。何が原因かなということを考えていたのですが、結局それをすることによって自分のところの店にどれだけの集客効果があってメリットがあるのかということが見えてこないので、いつ来るかわからないお客さんのために、ばらずしの用意ができないということがなかなか全体としての取り組みに広がっていないという。これは一例ですが、だから全てにわたって、きょうはサワラをやりましょうといったり、その取り組みがおのおのの店でできていない。だから空中戦というのは、上だけで下までおりていないと。それはどこに原因があるかなということも当然あれですが、私は一つに、観光協会取り組みが全然できていないという思いを今までが持っています。そのあたりはせっかく、食のまちが今回のメーンですから。今、私が言ったようなことについての当局としての考えなりがあれば聞かせていただきたいと。それを今回の計画でどうしていくのか。     (「委員長、全体に入っていますね。だからそういう質疑でもいいのですか」の声あり。) ○(谷津委員長) とりあえず池田委員の回答をしてください。  木村政策総括監。 ○(木村政策総括監) おっしゃるとおりで、特に今、食の関係ということで、先ほどの視察報告でもあったように、情報が共有されていないといったところで、サン・セバスチャンなどの取り組みと全くその辺が違うのかなということは痛感しておりまして、その辺は計画の中でも36ページ、地域総ぐるみ観光地づくりを推進しようということで、総ぐるみ観光地づくりということを今回上げさせてもらっております。  そもそも食だけではなくて観光協会のあり方につきましても、この中で問題提起をしておりますので、また後ほどその辺は回答させていただきましょうかね、食だけにかかわらず、やはり会員のための協会ということをもう一度きちんと認識した上で運営していただきたいなということは、こちらとしては基本的にそのように思っております。 ○(谷津委員長) 少し進め方を整理させていただきます。前段で説明していただいた部分を含めて、こちらの計画の中の序章で、序章に係る部分で、全体を総括するような質疑をしていただきたい。その上で、細かく踏み込んだ部分については1章、2章、3章という部分で順に進めていきます。  そのように整理をして議事を進めていきたいと思いますので、よろしくお願いします。  金田委員。 ○(金田委員) それでは、今委員長が言われたように、序章、1章、2章、3章ということの中で、進めていきたいと思っています。私の質問は、序章の中では計画の目的はいいと思いますし、計画の位置づけも私なりにはいいと思います。計画策定の背景、4ページから背景ですが、これ、順序立ってずっと読み込むと、実は5ページの一番下に、国内のターゲットアクティブシニアと女性ということになっていますね。これは何かというと、要するに入り込み客が伸びていない、少ないということ、それを伸ばさなければならない、それからそれに準じて宿泊客もふやさなければならないということですね。宿泊客は減っていますから。それを考えたときに、いろいろな手だてをこの中でされています。私もずっと思うのですが、これはいろいろな手立てがありますが、日本中どこも同じようなことです、しておられるのが。それで、その中でどうして入り込み客数をふやすか、宿泊客をふやすかといったときに、まさしくアクティブシニア、要するにシニア層、それから女性ですね、プラス僕は若者ということが必要かなと考えているのです。美しい自然はある、それから二季型で夏と冬はある、しかし夏は、海岸は日本中どこでもありますよね。それから冬も、スキー場があるとはいえ、このベタベタ雪の決していい条件ではないので、果たしてスキー客がたくさん来るのかといっても来ていないですよね。だから、そういうとこら辺からまずシニア層ターゲットとするならどうすればシニア層に大勢来てもらえるか。次に冬であればカニだけではなくて、雪を生かしたような取り組みにして、どうして若者などを集めるか、そういったことを考えていかないと、その他大勢と同じような計画ではだめだと思うのです。  質問です。そういうあたりでアクティブシニア、あるいは女性、これをターゲットとして入り込み客数をふやす具体的な取り組みをどういう視点で考えておられますか。 ○(谷津委員長) 木村政策総括監。 ○(木村政策総括監) ここの4ページ、5ページの計画策定の背景ということで、ここでまとめさせていただいているのは、観光政策の動向であるとか、(2)の社会環境の変化、観光マーケットの動向という、日本のそういった背景を書かせていただいていまして、こういったことが現代の国内での今の観光の背景はこういうことだということをまず認識しましょうということで、上げさせていただいているものでして、ここに向かってということではないわけです。一般的にはアクティブシニアであるとか女性が今は非常にターゲットとして上げられますよということにしてあるのですが、市としての計画の中では、35ページのところに、推進イメージを上げさせてもらっています。結果的にはこの20代、30代の独身女性で本物のよさがわかる知的好奇心の高い人であるとか、35ページのところですが、そういった背景をしながらでも、京丹後の場合はどういったことにターゲットを絞るべきかということを、ここに推進のイメージを上げさせてもらっていますので、若干先ほどの背景とは違ってくるのです。ジオパークがありますので、スポーツだけではなくてアクティビティ、サップであるとかもっと海岸を活用したそういうところに若い人など、もっともっとその辺が活用できるのではないかという計画も上げております。 ○(谷津委員長) 金田委員。 ○(金田委員) これ、質問の仕方が難しくて、今のは背景ですよね、私承知しております。その背景の中から将来ビジョンを持っていって、その具体的なことが今35ページということですよね。ですから、池田委員も多分同じだと思いますが、その項目項目ですが全部関連しているので、そのような意味合いで質問をしたいと思ったのです。ですから、僕は先ほど言った、シニアと女性が背景としてここにある、だからこれを取り込んでいかなければならないということにつながっていると思うので、それが今言った35ページの将来ビジョンの中につながっていっているということですよね、戦略とか。ですから、具体的には、ここに上げたということは、僕が先ほどから繰り返しているように中高年、あるいは女性をターゲットにしなければならないという、その背景があるのでターゲットにしなければならないと考えていると思うのですが、この計画ではそれは踏まえていないのですか。 ○(谷津委員長) 引野課長。 ○(引野観光振興課長) アクティブシニアと女性ということで、35ページを見ていただきますと、まず京丹後市で重要なターゲットとして位置づけたいのが。 ○(金田委員) まずはそういうことを視点に持っているかと。 ○(谷津委員長) 木村政策総括監。 ○(木村政策総括監) そういったところでこの背景として上げて、きちんとアクティブシニアと女性というのはきちんと認識した上で、今後取り組みはしましょうというのは当然もう。 ○(金田委員) わかった。では、具体的にはどういう取り組みをされますか。アクティブシニアと女性のターゲットにおいて。 ○(谷津委員長) それはまた後で。 ○(金田委員) そうなっていきましょうが。そうなっていくから困る、こういう進め方が。僕もずっと考えていたが、全部関連していくので、この項目項目だけではいけないですよ。 ○(谷津委員長) とにかく序章なので、全体を俯瞰して、改めてここに戻ってくることもあると思うので。 ○(金田委員) わかりました。 ○(谷津委員長) 平林委員。 ○(平林委員) 今、金田委員が言われたところと一緒です。この計画策定の背景ということで、書いていただいているのですが、この背景というのは捉え方としては日本全体、丹後だけではなくて全体の意味ということで捉えたらいいですね。この中でも丹後のことというのはどこかに入っているのですか。 ○(木村政策総括監) はい。全体の、今の日本の動きであるとかということも認識しながら。  今の観光の動向、やはりそういうことをきちんと把握した上で、では京丹後にとってどのような課題があって、ではどういうことをしていくべきかということをこうしてまとめさせてもらって、これは行政が進めることというよりは、観光業者の人たちが認識してもらうためにも。 ○(谷津委員長) 暫時休憩します。                 午前10時03分 休憩                 午前10時06分 再開 ○(谷津委員長) 休憩前に引き続き、会議を再開します。  平林委員。 ○(平林委員) この5ページの社会環境の変化の2番のところ、計画策定の背景の中で社会の多様性に伴う生活の質の追求ということがいろいろと書かれているのですが、これが観光につながる背景というあたりでは、わかりやすく言うとどのような内容になっているのですか。 ○(谷津委員長) 引野課長。 ○(引野観光振興課長) ずっと読んでいただくと、今女性が活躍できる社会づくりなどの多様性が課題になっていると。例えば1行目にありますが、自由時間と働く時間とのバランスを是正していくということもあります。3行目から低迷を続ける国内観光は家族との楽しい時間を増加させるなど、人間らしい働き方や男女格差などのない社会を求めた生活の質、こういうことが求められていると。すなわち、観光、旅行が人間らしい生活をしていくために大きな期待がされていると。観光は重要だということだと思っています。 ○(谷津委員長) 池田委員
    ○(池田委員) 6ページの観光活動の動向で4件上がっているのですが、教育旅行ということが注目され始めているのですが、この動向の中でそのことに触れられていないのです。そのあたりはどうですか。 ○(谷津委員長) 木村政策総括監。 ○(木村政策総括監) ほかにもたくさんある中で、特に注目される動向ということで少し上げさせてもらっていまして、ここに上げていないからといって全くしないというつもりはないのですが、滞在型観光、体験型観光にも最近少し教育旅行も関係はしてきています。 ○(谷津委員長) 序章についてまだありますか。 ○(金田委員) 7ページの④です、第2次計画の見直しの項目で、アクションプランにかわって戦略プロジェクトを示すというところで、ここがなぜアクションプランでだめで戦略プロジェクトという形にされたのか、そこの説明をお願いします。 ○(谷津委員長) 引野課長。 ○(引野観光振興課長) 第2次計画まではアクションプランということで、このアクションプランは具体的な事業の提案という位置づけにしておりました。具体的な事業につきましては、今回からは毎年の予算等で提案をさせていただくべきかなと整理をさせていただきまして、その一段上といいますか、戦略の内容を示す戦略プロジェクトということで、整理するのが計画の中では適切ではないかなということで、まとめさせていただいたものです。具体的なアクションプランといいますか事業については、この計画とは別で整理をしていく必要があるかなと思っています。 ○(谷津委員長) 金田委員。 ○(金田委員) この序章のところであまり時間をかけていてはいけないと思うのですが、今の池田委員の視点から言うと、僕もこの序章のところにはもう一つ尋ねたいところがあります。これはまた背景になってくるのですが、6ページの4の①の求められるオンリーワンの観光ということですね。僕は観光はとにかくオンリーワンでないとだめだということをずっと思っているし、発信している人間なのですが、これが将来ビジョンで出てくるのではなくて、背景で出てくるために質疑がしにくかったのです。だから僕の質問はオンリーワン、市が考えるオンリーワンとはどういう考え方か。それから、市はこれまでから宝の山だと、市内中に宝の山がいっぱいあると言ってきたので、それが少しもオンリーワンにつながらなかったというのが僕としては思いがありますが、その辺の考え方はどうかということを僕は聞きたいのだが、ここで聞いてもいいですか。 ○(谷津委員長) いいですよ。 ○(金田委員) いいですよと言われますが、背景は、全体の背景なのでにここはスルーしなければいけないと思ったのだが。 ○(谷津委員長) 暫時休憩します。                 午前10時11分 休憩                 午前10時12分 再開 ○(谷津委員長) 休憩を閉じ、会議を再開します。  木村政策総括監。 ○(木村政策総括監) 後ほど計画の内容の中からそういったところを、また説明させていただきたいと思います。 ○(谷津委員長) ほかに序章の中で特にあれば。  なければ、第1章の現状と課題についての中で、質疑を行いたいと思います。特によろしいですか。  平林委員。 ○(平林委員) 12ページの棒グラフのところで、京丹後市の入り込み客数の調査があるのですが、伊根町はやはり京丹後市より少し多いではないですか。こういったあたりは、こんなことをここで聞いてもいいのかな。この図の伊根町がこれだけ京丹後より伸びている理由というのは、この調査報告というのは、数字だけでもう結局中身的なものということは、しっかりはつかんではおられないということですか。なぜ伊根町が伸びるのかというあたり。 ○(谷津委員長) 木村政策総括監。 ○(木村政策総括監) これはもう事実、データの事実で現在のことであります。 ○(谷津委員長) 池田委員。 ○(池田委員) 現状ということなので、なぜそのような現状なのかということを原課としてはどう捉えられているかということだと思います。観光消費額は本会議でも説明がありましたのでこれはいいですが、橋立、宮津、舞鶴に比べて滞在時間が短いということが現状であるのですが、この理由としてはどういうところまで捉えられているのか。 ○(谷津委員長) 木村政策総括監。 ○(木村政策総括監) これの差しかえさせていただいた図が13ページの5、6、7とあるのですが、これの図の5で見ていただければ、青いのが京丹後で、オレンジがほかの天橋立、宮津、舞鶴ですが、まず宿泊エリアに到着した時間を見てみますと、京丹後というのは15時から16時台が一番多いのです。ほかのところは11時とか12時などがあって、朝から入ってこられる、京丹後はもう夕方、チェックインのぎりぎりのころに入ってこられる。  次の図6を見ると、宿泊エリアから出た時間、エリアということですから、京丹後市外に出た時間が9時から10時台が京丹後は一番多いのです。55.5%ということで、ほかのところはまだまだおられるのですが、そういったところから、宿泊されても余りこちらに滞在せずにどこかに行かれるという傾向が見られるということと、図7のところでも、昼食を食べるであるとかスイーツを食べるであるとか、各種のプログラムに参加するとか、観光施設に行くとかというのはほかの地域に比べてやはり京丹後は少ないです。こういったところがやはり原因であろうなと、データということから見れば。 ○(池田委員) 聞きたいのは、なぜ京丹後市は3時とか4時とかに入ってくるのかという、例えば見るところがないとか、旅館で食べることだけが目的であれば、もうそれは旅館に来ることだけが目的ということで、そういう分析です。どのように捉えられたのか。 ○(谷津委員長) 木村政策総括監。 ○(木村政策総括監) 買い物するところとか、体験するところとか喫茶、スイーツであるとかスポーツのこと、アウトドアなどがほかのところではあるのですが、本市ではそういう、特に昼食であるとか今言ったようにスイーツであるとか体験などを実施される人が少ない、する場所も余りないということで、こういった機会がないということだけではなくて、情報が集約できていないので、また効果的な発信が、例えば泊まりに行った旅館でその情報がしっかりと流れていないとか、集約されていないとかといったところで、多分あったとしてもその案内がされていないとかということがあるのではないかと考えております。 ○(谷津委員長) 池田委員。 ○(池田委員) それからもう一つ、④です。これは本会議でも出たので改めてまた聞かせていただきます。  近隣の観光地に比べて外国人が非常に少ない状況にあるということで、その要因についてもう一度説明していただけますか。 ○(谷津委員長) 引野課長。 ○(引野観光振興課長) 外国人が少ない要因ということで、幾つか考えられることとしましては、このインバウンドは大体10年ぐらい前から始まったと思うのですが、当初は中国等を中心に団体客がメーンでした。本市には宮津のような大型の団体を受け入れる宿がほとんどないということで、まずそこで出おくれたというか、団体客を取り込める大きな宿泊施設がなかったということがあると思います。  さらに、知名度でやはり天橋立や城崎に比べると、京丹後の知名度が国内でもないというデータを今回示させてもらっているのですが、海外に行きますとほとんど知られていないということがあります。あとはインバウンドに積極的に取り組む宿泊施設が徐々にはふえてきているのですが、本会議でも30件、1年前の調査で30件ですということを説明させていただきましたが、まだその機運が高まり切れていないという、そのあたりが主な原因かなと考えています。  外国人観光客の方は、JRで移動される場合が多いのですが、フリーパスといいまして、乗り放題のパスがあるのですが、それが京都丹後鉄道の中は利用できなかったのです。29年度からそれが利用できるようになりましたので、29年のデータはまだわからないのですが、それも少しハンデといいますか、一つの要因だったかなと思っています。 ○(谷津委員長) ほかにありますか。  和田副委員長。 ○(和田副委員長) 入り込み客のことです。日帰りが84%、宿泊が16%ですが、城崎の宿泊は大体80万か90万と言われていまして、昼間は行くところがないということで、以前は久美浜のかぶと山に行ってはどうかということもありましたが、今はそれはもうないです。城崎という大きなところがありますので、そこからのお客というのか、昼間見るところを宣伝ということはしないのでしょうか。 ○(谷津委員長) 木村政策総括監。 ○(木村政策総括監) これは今そういった現状で課題として掲げていますので、それを対策、方針に入れておりますので、またそちらのほうで説明させていただきます。 ○(谷津委員長) ほかにありますか。  平林委員。 ○(平林委員) 11ページの③の中で、夏と冬の二季型の観光地であるということは前々から言われていて、これを二季型ではなく全体にしようということで第2次観光計画などでも出ていたと思うのですが、でもここにこう書かれているということは、通年型というのは進んでいないという、現状としてはここに書くほどまだやはり現状は進んでいなかったという理解でしょうか。 ○(谷津委員長) 木村政策総括監。 ○(木村政策総括監) これは図でも示させてもらっています。14ページの図8、これは観光客の月別割合で、入込客、宿泊客別ですが、ここで赤いところに書いてあるように、割合としては赤い4月、6月、9月、10月というのは非常に少ないわけで、特に6月というのは宿泊がほとんどないという状況であります。やはり現状として、これはもうデータとして出ていますので、これが事実としてこういう形で分析しているということでございます。 ○(谷津委員長) 平林委員。 ○(平林委員) 今までから問題意識を持っていて、いろいろなことをしていたが、結局現状としてはこういう形になっているということですね。通年での宿泊客等々、観光客の入り込みはふえなかったということですか。 ○(谷津委員長) 木村政策総括監。 ○(木村政策総括監) 現状がこういうことですから、それが課題、今まで意識してきたのだと思うのですが、まだまだこういう現状であるということであります。 ○(谷津委員長) 池田委員。 ○(池田委員) 雇用の状況です。後から対策などが出てくるのですが、特に観光関連については非常に有効求人倍率が高いですから、その要因はいろいろとあると思うのですが、原課としてはどういう認識ですか。 ○(谷津委員長) 木村政策総括監。 ○(木村政策総括監) この件、実はきのうも京丹後市の地域雇用促進協議会の幹事会を開きまして、現状本当に厳しいということで、観光産業分野の人材確保について、いろいろな情報交換、意見交換をさせていただきました。これは10月時点、計画をつくる時点でハローワークなどで調べたのですが、11月27日から12月8日にかけまして、観光協会がアンケートをとっております。市内138件の対象施設、旅館、ホテル等のうち、回答が31件しかなかったのですが、その中でも、まず現状ですが、11月に予約をお断りした人数が429人あったそうです。人手が足りないということからそういう状況になっているわけですが、その中で今現在人出が足りないと、この31件の中で出たものでも147人、もう既にやはり足りない。ここでは(・・・・聴取不能)場合240人、230人ぐらい出しているのですが、そういったところで、では何が原因なのだということをきのういろいろな情報交換もさせていただいたのですが、いろいろな御意見も出ていましたが、やはり今までおられた人が非常に高齢化になって、なかなか次の方がおられない。その原因なのですが、やはり時間が不規則であったり、どうしても自分の都合ではなくて、皆さん旅館の都合に全部合わせていかないとだめであるとかということがあって、そもそも京丹後自体が人手不足、観光業界にかかわらず、いろいろな分野で人手不足に追い打ちをかけてそういうこともある。  あと賃金単価が低いといったことであるとか、結構大変な力作業があるというか、結構きついということがあったり、若い人たちが安定的な雇用としてなかなかないので、どうしても先ほどあったように二季型ということになると、定着しにくい、逆に言えば離職率なども高いといったことが主な要因として上げられています。 ○(池田委員) 本当にこれは深刻で、丹後町でももう2軒の旅館がカニのシーズンに定休日を設けています。なぜかと言えば、人が足らないから。大体わかりました。 ○(谷津委員長) ほかに現状と課題であれば。    (「なし」の声あり) ○(谷津委員長) なければ、第2章の将来ビジョンについての質疑を行いたいと思います。  金田委員。 ○(金田委員) 現状と課題がたくさんあって、それを受けての将来ビジョンだと思います。具体的に質問に入ります。  26ページの基本方針3の外国人旅行客、それから宿泊客等の誘致を強化します。最初にこの宿泊客というのは、外国人のことを指しているのか日本人のことを指しているのか、これは私は下の④、⑤ということを含むと、日本人のことを指しているのかなと思うのですが、それが一つあります。  それから、先ほど言いましたように、この外国人旅行者とか宿泊客の誘致を強化します、要するに入り込み客数をふやそうと、インバウンドもふやそうということですよね。それが基本方針の3だと思うわけです。その中で、先ほど言いましたアクティブシニアとか女性とか若者、こういった人たちにもっともっと積極的に来てもらうことを考えていかなければ、ふやすことができないと思うのですが、そこで先ほどの質問です。二季型とはいえ、夏のマリンレジャー、冬の雪は雪質が悪い、例えば全国から見るとディズニーランドとかUSJとかいうテーマパークですよね、そういったところは人がたくさん集まるわけですが、丹後、京丹後市はほかのまちと同じようなことをしていても、冬も雪質が悪いので特にスキーで来られることもないし、今のままであれば海水浴だけなので、どこの海岸でも海水浴はできるわけでしょうが、そういったことを考えていくと、何かオンリーワンのことをしないと宿泊客がふえたり、そういうことはしないと思うのですが、そのあたりはどのように、この基本方針の3ではどのように考えておられますか。教育旅行の受け入れを積極的に行います。これも出ていますよね。 ○(谷津委員長) 引野課長。 ○(引野観光振興課長) まず、1つ目の26ページ基本方針3の、宿泊客等といいますのは、国内を含めた宿泊客という意味です。  アクティブシニアであるとか女性に向けた具体的な戦略ということで、この基本方針1と2を、この6つの基本方針がある中で重点・優先という位置づけをさせてもらっています。特にこの食などは、旬の京丹後というキャッチコピーをしたぐらいで、四季折々の食材が、質の高い食材がありますので、特に春と秋にももっと活用できる食材があると思います。そういったことも含めて、食で夏と冬だけではなくて、四季の食を楽しんでいただくそういう生産者、流通業者、宿泊業者、連携した食のまちをつくっていくことが一つ、女性などは特に食ということに非常に関心が高いということもありますし、一つは食で四季型にしていきたいということがあります。  さらに、基本方針2のジオパークや四季の魅力を生かしたという部分につきましても、テーマパークのような施設は京丹後にはございませんので、自然のテーマパークといいますか、自然を使ったアクティビティ、体験を、これは春や秋に体験できることもあると思います。これまでからノルディックウオークであるとか、カヌーなども少しずつこの第2次の中で出てきているのですが、そういったことを基本方針4になるのですが、ジオアクティビティという位置づけで、春と秋にできるスポーツまでいかなくても、気軽に体験できる、そういったものを若者であるとか女性の方に向けても発信していくことで、春と秋をという思いもあります。 ○(谷津委員長) 金田委員。 ○(金田委員) 例えば今はこれ基本方針の3だったのですが、外国人旅行客や宿泊客等の誘致を強化しますの中に、今説明の中でも食べ物、食のことを言われましたね。それは基本方針の1であるではないですか。1での取り組みですね。これはビジョンですよ、このビジョンを受けて戦略プロジェクトにつながっていくわけですよね。ですから僕が言いたいのは、基本方針の4で若者などのことでアクティビティ、このアクティビティで言うと、戦略プロジェクトで言えば33ページにあるわけですが、こういうことでしますということなのですが、僕はこれでは不十分だと思っているのです。だから、もっと客をふやそうと思ったら、今の説明であれば夏と冬はそこそこいいので、春、秋をということですが、本当にそんなことで宿泊客とか入込額がもっとふえると思いますか。だから、その辺がどうも不十分だと思います。ですから、若者、女性等をもう少しどう考えているのかということが申し上げたかった。しかし、出てきた答えは食だと言われた、食は基本方針の1、ここで真剣に取り組んだらいいというような流れの質問なのですが。 ○(谷津委員長) 木村政策総括監。 ○(木村政策総括監) 基本方針3で、今の宿泊客のところの一番下の⑤でゆっくり滞在できる宿泊であるとか温泉の魅力向上の中で32ページで食、温泉、体験、これは再掲という形であげていますので、このことだからこの対策だけでいいというものではなくて、やはりその辺はいろいろな意味で重なる部分が非常に多くて、ジオスポーツとかジオカヌーだからといって、若者だけではないですし、アクティブシニアの方が楽しめるようなジオカヌーのようなものもありますので、いろいろなものもあります。  54ページを見ていただくとわかるのですが、図40のところ、どういうふうに見てもらえればいいのかわからないのですが、男性と女性に分かれていまして、これは国内旅行の場合ですが、昨年の年代別旅行同行者というのがありまして、男性のところの真ん中あたり、だんだん広がっていっている部分があります。ここですが、これは夫婦、カップルです。男性はだんだん夫婦、カップルで行く人が多くなっていく。女性は、夫婦カップルがだんだん減って友人が多くなる。男は女の人頼みで、捨てられるかどうかという、だから、女性がやはり主導という意味で、先ほどのアクティビティとかということも考えて、そういうことを今市内でされているのは、最近、和久傳さんとかはそういったところをきちんと捉えられています。こういうことは市がするのではなくて、こういった分析をきちんと皆さんに伝えて、後は取り組んでいただきたいということ。 ○(谷津委員長) 和田副委員長。 ○(和田副委員長) 求められるオンリーワンというものがありますが、基本方針1の基本戦略3番のブランド化、本当にブランド、ブランドと言いますが、今本当のブランドがないような気がしますが、どういうものをどういう方向でブランド化するのでしょうか。 ○(谷津委員長) 木村政策総括監。 ○(木村政策総括監) 個別具体的なことは、先ほど言いましたように、以前はアクションプランのようなのがあったり、その都度予算などで具体的にどのような事業をすればいいのかという形の取り組み方になりますが、目指す方向性をこの計画できちんと掲げていくのが、こういった方向性に対して、市が例えば補助金制度で誘導するであるとか、いろいろな基盤の整備に向けて市がするということのための基本的な方針を計画として掲げさせてもらっていますので、ブランドをつくっていくのは業者、皆さんそれぞれなので、そういった方向に市も同じ方向を向いていますよということを出しているのです。 ○(谷津委員長) 池田委員。 ○(池田委員) その基本戦略の中で、①の豊富でという豊富は、どういう意味の豊富か。質が高い食材が豊富にあるということなのか。量的にたくさんあるという豊富なのか。1つの商品が豊富にあるものを磨きにかけるのか。豊富というのはどこにかかっているのですか。 ○(谷津委員長) 木村政策総括監。 ○(木村政策総括監) 種類ですね。間違いなく。 ○(谷津委員長) 池田委員。 ○(池田委員) わかりました。  それと、もう一つ、ここは当然、食ですから、農政のかかわりが非常に大きくなってくると思います。例えばブランド化であるとか、⑤の関係者が共有している。生産者も共有してもらわなければいけないのかなと、そのあたりの連携はしっかりと同じ認識に立っていただくということですか。 ○(谷津委員長) 木村政策総括監。 ○(木村政策総括監) 現在の取り組みの状況をこの中で説明させてもらって、4ページのところにありますが、実施事業、いろいろな食に関してのブランド化についてであれば、やはりこれは全部農林がしておりますし、プロジェクトチームをつくっていますので、常にどこが分野をもってするということはしております。 ○(谷津委員長) 中野委員。 ○(中野正五委員) 基本方針の2の③で丹後ちりめん回廊が日本遺産に認定されたことはイメージが湧くのですが、機械金属など特色ある産業を生かした産業観光を展開するということは、イメージが少し湧きにくいのですが、これは工場見学などをさせながら泊まっていただくというイメージなのか、少しそこを教えてください。 ○(木村政策総括監) 機械金属につきましては、主に工場見学をしていただくという、そういう機会を提供することによって非常に質の高い企業がたくさんあると思いますので、それを観光にも使っていただく。まずは見学というところかなと考えています。 ○(谷津委員長) 中野委員。 ○(中野正五委員) 今の件で、それは商品化をされてくるということですか。そういう旅行商品を。 ○(谷津委員長) 木村政策総括監。 ○(木村政策総括監) 30ページの下に、産業観光とはということで説明を書かせていただいているのですが、その地域特有の産業にかかわるもの、工場、職人、製品など並びに昔の工場跡や産業発祥の地などの産業遺構を観光資源とする旅行ということで、そこの事業者たちがこれを観光資源として使ってもらって、それをメニューにふやしていって、例えば先ほどの宿泊のところと連携してもらって、泊まった次の日にまち歩きしてくださいよのような形は、行政がすることではなくて、事業者がそういったことをされてはどうかなということであると思います。 ○(谷津委員長) 暫時休憩します。                 午前10時42分 休憩                 午前10時47分 再開
    ○(谷津委員長) 休憩を閉じ、休憩前に引き続き会議を再開します。  平林委員。 ○(平林委員) 25ページで目標数値というのが今回4項目追加されました。一番下の夕日ヶ浦の認知度ということで、DMOの関係で浜詰から久美浜ということもあるのですが、前からこのように夕日ヶ浦となっているのですか。夕日ヶ浦になった流れを教えてください。 ○(谷津委員長) ほかにも観光地があるのにもかかわらず、ここがなぜ上がったのかということが聞きたいということですね。  木村政策総括監。 ○(木村政策総括監) 京丹後市の代表的な観光地として海の京都、主たる滞在促進地区である夕日ヶ浦を対象にそういった調査が実施されているのです。それと代表的な観光地の認知度を上げることということで、全体の認知度を見ることができるということで、調査の対象がばらばらであれば指標を比較しようがないので、この調査時点でこれからも見ていこうということにしています。 ○(谷津委員長) ほかにありませんか。  浜岡委員。 ○(浜岡委員) 推進条例に基づいて第2次の計画の検証と見直しがあったと。その結果、この点が弱くなったと。考え方がどうしてもこう変わっていったと。それで第3次をつくったと。第2次、第3次を比べてみて、第3次で一番強化されたところを大きい順に3つぐらいあげていただけませんか。あまり変化がないと同じ結果しか出てこないので、新しい試みをしないと新しい結果が出てこないですよね。新しい試みというものを大きい順番から3つぐらいあげていただけますか。 ○(谷津委員長) 木村政策総括監。 ○(木村政策総括監) やはり今回は食ということをターゲットに、少しとがらせたものを観光として食を出していったということと、あと、前にはなかったのですが、そういった観光実態で人手不足であるとか、業界のことについては全く触れていなかったのですが、観光地づくりをきちんとするにはそういうところが必要ということで計画の中に入れさせていただいたということが特に大きいと思います。また、その後変わっているちりめん回廊の関係であるとか、滞在型、サブタイトルにもあるのですが、滞在型観光というものをもっと進めていこうという意味で、そういったところが特に変わってきています。  第2次の取り組みについては、資料でざっと何をしたかということをまとめてあります。資料編の63ページから71ページまでですが、大きくざっくり言いますとその辺でございます。 ○(谷津委員長) 浜岡委員。 ○(浜岡委員) 食の観光に対する充足度というのは一番高いのですね、現状において。食べることのお客様の満足度が断トツに高い。 ○(谷津委員長) 木村政策総括監。 ○(木村政策総括監) イメージ、この辺も満足度になるのですが、先ほどの現状のところの話に戻りますが、18ページを見てもらうと、料理・食がおいしい、料理・食に関しては来訪経験なしの人が14%ぐらいのイメージだった。京丹後に。来てみたら41%の人がおいしかったということです。  あと、温泉も同じく12%で、来てみたらよかった、余り御存じではなかったのだろうなと、食もそうですし。ただし、自然にあふれているというのは、自然が多いだろうなと思って、もっと自然があると思ったらそこまでではなかったという。イメージがこれだけ違うということは逆に認知度も低い、29%と出ていますが、満足度という意味でのトータル的な満足度は、16ページ、17ページに、トータル的な満足度、その中の食材に関する満足度というのは73.3%ということで非常に高いのですが、この辺を市民であるとか業者の皆さん方がそうだろうなと何となく思っておられたと思いますが、やはりこういう形でデータで見て、もっと自信を持ってもらって取り組んでいってもらえるといいのかなということで、こういうことを行政はきちんとお伝えしていかなければならないなと思っています。 ○(谷津委員長) ほかにありますか。  池田委員。 ○(池田委員) 25ページの数字の確認、考え方ですが、この数字の出し方によっては、そんなに低い目標でいいのかと言われかねないし、また、高過ぎると到達できなかったではないかと言われかねないです。まず、年間観光入込客数ですが、高速が開通した中で7%増というのは、私は低いのではないかなという思いがします。考え方を教えてほしいのと、宿泊客数は46万人で、毎年2万人ふやしていくというのはかなり高めの設定かなと、それも説明してほしい。その中で、消費額の85億という数字は、1、2、3の中の指標を大体達成できれば85億ということで数字を出したのか、漠然と28年は68億だから85億を目指したいという数字なのか、その2点を教えてほしい。 ○(谷津委員長) 引野課長。 ○(引野観光振興課長) まず、1番の観光入込客数です。これは今おっしゃっていただいたように高速がつながって一気に伸びました。47万人伸びたのです。平成27年、28年と。それを維持することもかなり難しいと思いますが、さらにふやしていく必要があるということで、一気に伸びたところをさらに大きくというところはなかなか難しいかなという思いを会議の中でも議論させていただいて、宿泊をメーンに、日帰りも伸びる計画にしているのですが、ということで7%という数字。当然、総合計画とあわせていきます。 ○(木村政策総括監) 総合計画が36年240万人。 ○(谷津委員長) 引野課長。 ○(引野観光振興課長) はい。総合計画では平成36年で240万人という目標にしていますので、その2年前ということです。あと、消費額ですか。 ○(池田委員) いや、宿泊客数が達成可能な数字ですか。 ○(引野観光振興課長) 宿泊客数は、大分これも議論して、実は最初はもっと高い目標で53万人ぐらいを提案させていただいたのだが、過去にそういう時代も実際ありましたが、本会議でも説明させていただいた、12ページを見ていただきますと、平成の初めごろから平成10年の最初のころまでは50万人超えていました。60万ということもありましたが、観光形態が変わってきて、団体旅行が非常に少なくなってきたということであるとか、宿の数も若干減ってきているということがあるので、一気にそこまで伸ばすのは難しいだろうということで、協議した結果、3割まで、まず、第2次の目標だった45万人、そこを目指そうということにしました。  消費額につきましては、漠然とではなくて、日帰りの伸び、宿泊の伸びにそれぞれの単価を掛けて、さらに単価も今よりも上がるという目標も加えながら算出してこういう結果、25%増になりました。 ○(池田委員) 根拠はあるのですか。 ○(引野観光振興課長) 根拠はあります。 ○(池田委員) わかりました。 ○(谷津委員長) ほかにありますか。  それでは、11時10分まで休憩します。                 午前10時58分 休憩                 午前11時11分 再開 ○(谷津委員長) 休憩を閉じ、休憩前に引き続き会議を始めます。  ここからは第3章、戦略プロジェクトについて質疑を行いたいと思います。  平林委員。 ○(平林委員) 30ページの重点・優先の一番上のところです。16のところ、自然公園施設、トイレ、シャワー、遊歩道など適切な維持管理ということは私はすごく大事だなと思いますが、特にトイレなどは。ここのユネスコのジオパークに対応というのは、どういうふうなことを、どこだったかな、年中トイレがあいていない、夏だけしかあいていないトイレもありますし、常にきれいにしてもらっているかというと、いろいろと問題があると思いますが、今後はどのようなプロジェクトを考えておられるのでしょうか。 ○(谷津委員長) 引野課長。 ○(引野観光振興課長) この16番がそのためのプロジェクトということで、白抜きにして最優先ということにしています。具体的なことは、このプロジェクトを受けてしていくということですが、自然公園だと京都府の施設になりますし、連携しながらきちんとしていきたいという考えです。 ○(谷津委員長) よろしいか。  木村政策総括監。 ○(木村政策総括監) 少しつけ加えて、自然公園は京都府の管理ですから、やはり予算がどうしてもこういうところは伴いますので、そういったことを京都府に今も非常に強く要望しております。これからもそういうことをきちんとして維持管理に努めていくということであります。 ○(谷津委員長) 和田副委員長。 ○(和田副委員長) 4ページのこともあるのですが、京丹後ブランド化推進事業、30年度からと書いてあるのですが、今はブランド、ブランドと言っていますが、全体的な旅館とか来られるお客でどこの民宿とか食堂などでも、せっかく京丹後ブランドに持っていくのであれば、京丹後産コシヒカリではなくて、特栽米を全部に使ってもらったほうがいいと思いますが、そういうことはないのでしょうか。 ○(谷津委員長) 木村政策総括監。 ○(木村政策総括監) そういった思いを込めて、ここに基本戦略として掲げ、また戦略プロジェクトとして掲げています。それを例えば事業者の皆さんに強制的にするということはできませんし、こういったことを皆さんで共有してもらって努めていきたいということで、最終的には基本方針の6で地域総ぐるみ観光地づくりに努めていきたいということであります。  これから細かい事業になりますと、本当にその辺をどこまで進めるかということになると、例えば補助がいいのか、どういう形で政策誘導すればいいのかということは、またその辺は予算との絡みも出てきますし、効果なども少し検証しながら、ただそういった方向に進もうというのは計画として掲げています。 ○(谷津委員長) 和田副委員長。 ○(和田副委員長) 米だけではなく、ほかのものもいろいろあるのですが、これはこうしようという何かそういうことを業者が集まってすることはあるのでしょうか。 ○(谷津委員長) 木村政策総括監。 ○(木村政策総括監) 本年度は海業水産課がカキのブランド確立ということでカキが食べられるような場所を今、この冬に取り組む予定にしていますし、先ほど説明させていただいたフードトレイル、全体で言えばフードトレイルということで、その中でも例えばフルーツ、本当にいいものがありますので、フルーツのトレイルなども考えているのですが、その辺も先ほど申しましたように、具体的に事業化をしていく場合にはどういった形の予算を組んでいくかということになってきます。 ○(谷津委員長) 金田委員。 ○(金田委員) 32ページ、基本方針3です。まず、2でこれはずっと言われていますが、海の京都DMO、豊岡DMOと連携したということですが、豊岡のDMOと具体的な連携というのはどのような連携になるのでしょうか。あと2つ、3つ質問があるのだが、とりあえずここから。 ○(谷津委員長) 引野課長。 ○(引野観光振興課長) 豊岡との連携ですと、例えば京丹後市内観光資源を活用した着地型の旅行商品を豊岡のDMOでつくっていただいて販売するということも、実績は余り出ていないですが、そういうこともしていただいていますし、京丹後市内宿泊施設が豊岡DMOの宿泊サイトに登録をしてもらっていまして、豊岡のDMOを通じた予約、京丹後市内の宿の予約ということも出てきています。久美浜でドローン体験を含む、先ほど申し上げた着地型の商品というのはそのドローン体験を含む商品なのですが、そういったことを我々から提案して商品化してもらっているということです。 ○(谷津委員長) 金田委員。 ○(金田委員) インバウンド政策でいうと、先ほども少し言っておりましたが、城崎温泉とは10倍近い差があるのですよね。そういったことで言うと、今の説明でいうと、表現が少し悪いですが商売がたきになるのですよね。城崎とこちらの京丹後市と。ですから、豊岡DMOと連携というのは、豊岡DMOのほうでそういった商品をつくって販売してほしいということなので、そういう感覚になるのですがどうですか。 ○(木村政策総括監) まさにそうです。 ○(金田委員) それは積極的に連携していただけるものなのですか。 ○(谷津委員長) 引野課長。 ○(引野観光振興課長) はい、積極的に豊岡のDMOに我々も入っていますので、一緒に合同でプロモーションをしていくということも、先ほど申し上げたこと以外にもしています。 ○(谷津委員長) 木村政策総括監。 ○(木村政策総括監) 少し補足して、例えば去年は、ことしも少ししたのですが、久美浜ライナーということで城崎から直接来てもらえるようなことをしたり、特に城崎に先ほどインバウンドで外国人がたくさん来られていて、外国人は長い間滞在される人が多いのです。平均すれば1週間とか、日本人のように1泊2日とか2泊3日ではなくて長い方がおられますので、豊岡を基点にそこに泊まって久美浜とか京丹後のほうに来て、いろいろな体験をしてまた帰って行かれたり。逆に、今度京丹後のほうに泊まられていろいろと活動されたりということで、そこはきちんと連携して情報を流し合っていこうということでさせてもらっています。去年はほかにフルーツ狩りもされていました。梨狩りなども。 ○(谷津委員長) 金田委員。 ○(金田委員) イメージは城崎温泉のお客さんをとってこちらに来てもらうというそういうイメージがあるので、商売敵のようなことになりませんかという表現をしたのですが、そういうことはなくてお互いにということですか。 ○(谷津委員長) 木村政策総括監。 ○(木村政策総括監) 城崎の視点にしてみれば城崎にいてほしいわけですが、いざ観光客の立場、特に外国人観光客の立場になると、同じところにばかりずっといるのではなくて、いろいろなところを見て歩きたいときに、特にフランスのほうや欧州も含めて力を入れられているのです。あっちのほうはそういったカキであるとか、何かゆっくりしたところがいいということもあって、ではこちらのほうと一緒に組みましょうかということで、3年ぐらい前に組みました。 ○(金田委員) お互いにメリットはあるのですか。 ○(木村政策総括監) お互いにメリットがあります。 ○(谷津委員長) 金田委員。 ○(金田委員) もう一つ、③の外国人旅行客をふやすインバウンド、それから、一般の国内の宿泊客をふやす、入込客数をふやすということが大きな課題であるわけですが、そのユニバーサルツーリズム、下を見ると、全ての人が楽しむというか、例えば障がい者の方、そういう方々が物すごく来やすいような観光地にしてしまうという対策、障がい者に特化するような対策、それをいち早くして全国にぼーんと打ち出せば、それはそれなりの何か効果があるのではないかなということを少し思うわけですが、そのようなことは特に考えておられないのですか。 ○(谷津委員長) 引野課長。 ○(引野観光振興課長) このユニバーサルツーリズムというのが、まさにそういう考えで進めているものでして、海の京都DMOで平成28年からし始めたところです。障がい者を含めたあらゆる方が受け入れられるような地域、そういう施設を整備していこうということです。特化してそれで打ち出すというところまでは、まだ今のところはできていませんが、考え方はあります。 ○(谷津委員長) 浜岡委員。 ○(浜岡委員) 読ませていただくとよくできています。それで、あなた方のほうがよっぽどよく知っておられるし、専門知識もたくさん持っておられる。これを見てみると、確かにそのとおりのことが全部書いてあるのだが、予算の関係もあるのだが、どことどこに一番力を入れていきたいと思いますか。例えば議会、この予算認めろよとか、これでこうなんだという提案が逆にありませんか。全てが提案だと言われるとどうにもならないが。 ○(谷津委員長) 具体的にどこという発言をされると。答えられる範囲で。  木村政策総括監。 ○(木村政策総括監) そういった意味で最優先、この戦略プロジェクトに掲げている黒の白抜きのところというのは、やはりそういう意味で最優先で取り組んでいくべきであろうとは当然思っていまして、ここと予算とは連動させていきたいなという思いはあります。 ○(谷津委員長) 浜岡委員。 ○(浜岡委員) 48までこのようなものがありますね。 ○(谷津委員長) 木村政策総括監。 ○(木村政策総括監) いや、違います。中に黒や白がある。 ○(谷津委員長) 浜岡委員。 ○(浜岡委員) 黒いのが最優先でしょう。黒がたくさんありますね。特に力を入れられている黒いのはありますか。 ○(谷津委員長) 木村政策総括監。 ○(木村政策総括監) それが基本方針1と基本方針2というのが、さらに特に力を入れるべきということで、重点・優先ということにしています。  基本方針が6つあるのですが、その1番と2番がさらに重要だと、この計画の中ではあげているので。26ページが基本方針の一覧ですよね。それの1と2が重点・優先ということで、少しわかりにくいのですが、28ページのこの下に重点・優先と書いているのです。これの基本方針の1と2が。ということで、旬でもてなす食の観光を徹底的に推進するということと、ジオパークや四季の魅力を生かした体験・滞在型観光地をつくるというところは力を入れていきたいということです。26ページに少し入れておけばもっとわかりやすかったと思います。 ○(谷津委員長) ほかに。  和田副委員長。 ○(和田副委員長) 旬でもてなす食の観光で、ビジョンでもありましたように、滞在型と宿泊を重視した目標とあるのですが、昼の日帰り客にまず来てもらおうと思えば、昼の食堂など食べるところが一番重要だと思いますが、そういうことがこれには余り載っていないと思います。宿泊ばかりで観光を求めても無理だと思いますが、昼の食事をするところなど、そういうことはどのように考えておられますか。 ○(谷津委員長) 木村政策総括監。 ○(木村政策総括監) 先ほどの取り組みの中でも、商品化、ブランド化ということでフードトレイルであるとか、先ほど滞在が余りないのはなぜかといえば、やはり昼食を食べるところがないという分析をさせてもらっていたので、そういった課題というのは十分認識した上で、ほかのところで28ページあたりに2番の重点、最優先ということで飲食店、宿泊施設、ここに飲食店もありますね。フードトレイルの実施など販売の促進であるとか、市内での地元食材流通の仕組みをつくっていくとか、そういったところであるとか、11番のところでも、食材の魅力、豊富さや食事どころ、お土産どころの情報発信などをするとか、例えば39ページの久美浜地域のところで、18番、これも重点、最優先のところで、久美浜カキのさらなる活用と旬の食材を活用したランチの促進というようなことをあげていますので、これは重視したとしてあるので、別に軽視したわけではありません。 ○(谷津委員長) 池田委員。 ○(池田委員) 一番重要プロジェクトということで、基本方針1ですが、これを見て、個々ですることはイメージとしてつかめるのですが、では、その全体としてコーディネートというか、例えば食として売っていくのであれば京丹後市にこういった食材がありますね、農産物がありますね、ではどれを売りましょうか。そうであれば、農業者の意見を聞かないと、それは安定供給できないと言われれば終わってしまう。例えば漁師に聞いたら、それはとれるのか、とれないのかわからないと言われれば終わってしまう。個々の事業をするのはわかるが、そういう総合的なプロデュースはどこがするのですか。観光協会なのか行政なのか。 ○(谷津委員長) 木村政策総括監
    ○(木村政策総括監) 本年度、例えば体験のいろいろなメニューが160ぐらいあるのですが、体験業者、サップをされている業者の人と宿泊施設のマッチングというか、情報交換会のようなことを、言えばPRしてこんな体験があるから使ってくださいというようなPR会をしたのです。それと同じように、例えば農業とか食べ物というのは、これはまたほかのファームトリップのほうでもしたのですが、結局、それは商工会が中心になってやりましたし、先ほどの体験のほうは行政が中心になってやります。  でも、これからはやはり観光協会が主体になって、例えばそれなりの参加手数料をとるなりして、お互いがメリットになるわけなので、ぜひしてほしいなということは観光協会にも言ってありますが、でも、しようと思えば民間業者もできないことはないのです。今、京丹後未来ラボなどで若い人たちが自分たちでそういうマッチングの真ん中へ入ってプロモーションする事業なども立ち上げていますので、そこはやはり手数料をとってそれぞれつなぎ役をしていくということも可能かもわかりません。それが一番、本当は民間でしてもらえれば一番長続きするし、お互いメリットになるのかなと思っています。昔は、農協とか漁協とかがされていたと思いますが、そういうふうに考えています。 ○(谷津委員長) 池田委員。 ○(池田委員) それは当然そうだと思いますが、取っかかりというのか、例えば京丹後市としてはこういうものができましたと。今回これで売っていきたいのだということを認知していただかないといけないので、最初のきっかけづくりは行政かなと思いますが、それは間違いありませんか。 ○(谷津委員長) 木村政策総括監。 ○(木村政策総括監) はい。そのためにこういうことで計画もあげていますし、そういったいろいろなニーズを皆さん御存じではないのです。それをまず、こんなニーズがあるのだなということをそれぞれ気がついてもらえるような機会をつくっていくということは、行政もしたりするのですが、もう既に今例えばICTを使って何かできないかというような提案を、大きな何々総研とかというところと一緒に京丹後市も、この間提案をしてもらうような事業もしていますので、そういったところのきっかけは今つくろうとしております。ぜひつくっていきたいなと思っています。 ○(谷津委員長) 金田委員。 ○(金田委員) 今、池田委員が言われたことが、まさに京丹後市の観光のあり方なのです。僕らもずっとそれを思っていたのですが、そういう話が出てきたし、この基本方針1のところで話をするのが一番いいかなと思います。だから、どこが描いていくのかということを池田委員が言われましたね。本来は市と観光協会とかタイアップしてそのような戦略を練っていく。これが僕は正しい姿だと思いますが、何か余り行政が主導になっていっても、これもおかしい話であるし、そうかと言えば、悪いですが、観光協会がそういったことにすごく推進しているとも思えないし、ということで、今の観光行政がこんな形であると思っているわけです。ですから、そこを何とかしなければならないと思います。そのあたりについては何かありますか。 ○(谷津委員長) 木村政策総括監。 ○(木村政策総括監) この計画の中には具体的にそこまでは落とし込めてはいないのですが、どうしても行政がすれば公平性であるとかいろいろな制約があったり、担当がかわることによって全然レベルが変わったり、やはりそれを専門にするような、本当はそういうことをイノベーションなり、ベンチャーなりICTであるとか、いろいろな輸送の関係もありますので、そういったことはたくさんニーズがあるのですが、本当にそれがビジネスとして成り立っていってくれるのが一番いいのです。成り立たなければ、行政がどこまでかかわるのかというところで、今それを模索しているような状況ですが、観光協会の会員たちが、自分たちは恩恵を受けますので、それなりに手数料を払うなり、本当はそういう仕組みが一番長続きすると、先ほど申しましたが、そういうベンチャーを立ち上げてもらうのが本当は個人的には一番いいなと思っています。 ○(谷津委員長) 金田委員。 ○(金田委員) 続いてですが、私はそういう京丹後市を発信しないといけないと思う中で、④のところに黒の10、デザイン性、統一性のあるイメージ戦略。僕はこのイメージ戦略のところだけを取り上げてですが、ずっと発信しているように、具体的に言うと、ゆるキャラをつくっていくとか、それから、具体的な取り組みとしては、例えば今全国ではやっているB級グルメの取り組みであるとか、そういった具体的なことを何かして発信していくというのが、それをする以上は成功させなければいけませんが、成功するかどうかはわからないにしても、何かそういう取り組みをしないと、同じことをずっと毎年繰り返しているような形で、それほど大きな入込客数がないという感じになろうかと思います。だから、そういうことをイメージしてどこからそれを主導してしていくかという思いがあるのです。  例えば仮にB級グルメの大会をしようということになっていきますと、行政と観光協会とで話をして具体的な取り組みをしていくということは可能ですか。進め方として。 ○(谷津委員長) 木村政策総括監。 ○(木村政策総括監) 日本全国でもいろいろな地域でそういった取り組みをされているところがたくさんありまして、邑南町はこの間ありましたように、そこはA級グルメのまちということでされているのですが、京丹後の場合は青年会議所がHAMA-1グランプリということで、そういったイベントをしていただいたり、食のみやこでそれぞれいろいろなことをされていたり、市としては、例えばカキ・魚まつりであるとか、まるかじりまつりとか、いろいろなイベントで確かに現在行われていることは行われていまして、それを一つにするほうがいいのか、それぞれ一つ一つをもっと力を出してもらうほうがいいのかなということがあって、そういう意味でロゴマークをこうして市としてはつくって、そういう統一したようなイベントを出してもらって、食のまちをPRしていきたいということで、ことしから取り組んでいこうということで頑張っています。  その辺も事業の検証効果であるとか、いろいろなことがこれから報われるとは思いますが、余りいっときのイベントで終わってしまうと、後々あれなので、ほかには例えばウルトラマラソンでいろいろなものを配るときに、へしこおにぎりを出したり、今そういったほかのイベント、tantanロングライドでもばらずしを出したり、そういったほかのイベントでも食を絡めて何かしようということで、少しでもPRしようとしています。そういうことは重要かと思います。 ○(谷津委員長) 金田委員。 ○(金田委員) わかりました。  もう一つ、イメージ戦略の中でゆるキャラですね、コッペちゃんは市のキャラクターではないということなので、私は市のキャラクターもこういう戦略の中で考えていけばどうかなと思います。例えば食材とか旬のということでするわけでしょう。だから、ゆるキャラにしても別に必ずしもカニにしなければならないことはないと思います。おいしい食材をモチーフにしたゆるキャラとか、和田副委員長が一生懸命言うようなお米の形にするとか、ほっぺたが落ちるからほっぺちゃんとか、いろいろなことを考えられると思います。  先ほどミキャンの話もしましたが、ミカンをミキャンという名前をつけて、子どもたちに物すごく人気です。だから、少ししたことでも考えていけば大きなイメージになると思います。また、いろいろとメディアにも取り上げられれば広がるし、そういう戦略とかいうことはどうなのでしょうか。 ○(谷津委員長) 木村政策総括監。 ○(木村政策総括監) ゆるキャラとかいう具体的なところまでは、この計画の中ではないのですが、34ページの徹底したマーケティング手法で戦略的に観光情報を発信しますということも方針として大きく掲げていまして、その中の③で効果的な情報発信ツールをゆるキャラと見るか、いろいろなこともあるのですが、それを選択し、戦略的な情報発信をすると。  最近では観光大使というのも、我々は1つのツールとして考えており、今回していますし、後はSNSの情報大使というのが非常におもしろくて、一回こちらのほうへ来たらざあっと広めてくれるということで、時代の変化に応じてその辺はその時代、時代にあった戦略的なツールを選んでいきたいと考えています。 ○(谷津委員長) 池田委員。 ○(池田委員) 28ページの②の3ですね、市内での地元食材流通の仕組みづくりという、実はこれが一番難しくて、農家にすればJAやきちゃりーなに出荷すれば済む話です。旅館とか食堂に卸すという仕組みづくりです。業者が主体ということはわかるのですが、これが本当に行政が協力、参加でやり切れるかなということがあるのです。これはどうでしょうか。やはり行政が主体となっていかないと、業者主体でしてくださいと言っても少し難しいかなと思いますが。 ○(谷津委員長) 木村政策総括監。 ○(木村政策総括監) 例えば上勝町の葉っぱビジネスが有名なのですが、あれは完全な葉っぱビジネスというぐらい、それは都市部の旅館と地元の人をしっかりとつなぐ、それはやはりICTとかSNSで自立されている。それはビジネスとして非常にもうかっているということ、それが先ほども申しましたが、市内に180カ所の宿泊施設等がありますので、そこは本当にビジネスとして成り立つのかというところで、成り立つなら何とかベンチャーがそういうことを仕掛けてもらえると一番いいなと。それが成り立たないということになると、やはり行政がある程度かかわっていくというのは当然必要かなと思っていますので、その辺は農政課のほうで今流通の仕組みということをされています。今の戦略の重点をところにあげていますので、農産物流通推進事業というものをあげて今頑張っていますので、いろいろな意見をお聞かせいただきたいなと思っていますし、何人かは実際にされている人がおられるのです。自分のパソコンを持って、しっかりと受け入れて、その中間役をされている方もおられまして、それが広がればいいなと思っています。 ○(谷津委員長) よろしいですか。 ○(木村政策総括監) 済みません。難しいのですよ。 ○(谷津委員長) 池田委員。 ○(池田委員) 最終的には業者が本来しなければならないのですが、その取っかかりというのか、業者が仕組みづくりから何からしてというのは、私の思いは非常に難しいので、やはりここは行政も業者もどちらも主体になる考えかなという思いです。 ○(谷津委員長) 木村政策総括監。 ○(木村政策総括監) その主体というのが、例えば第三セクターをつくるとか、一般社団法人化を何か市と誰かがつくるとかいうことですか。 ○(池田委員) いや、きっかけです。 ○(木村政策総括監) きっかけというのは、先ほど言いましたように、野村総研とかにそういったベンチャー企業を、今こういう課題があるということを市から出して、全国から募集したり、野村総研が主にしてくれるのですが、そこでのことをやったきっかけづくりはしていますし、先ほどのいろいろなニーズを気づいてもらわないと、農家もこんなニーズがあるのだなということを気づいてもらうためのマッチングであるとか、商談会のようなことをしていきたいとは思っています。気づいてもらえば大分変わってきますし、それを観光協会の事業として、収益事業をしてもらえたら一番いいなと私は思っています。 ○(谷津委員長) ほかにありますか。  基本方針2、平林委員。 ○(平林委員) 体験・滞在型の観光地をつくりますということでアクションプランの例と書いていただいています。今後こんなことを考えていますという理解でいいのでしょうか。ランチとか宿泊プラン、こういったことをして滞在型をふやそうということで理解をすればいいのでしょうか。 ○(谷津委員長) 引野課長。 ○(引野観光振興課長) 31ページのアクションプランの例は、特にその中でもウイークポイントになっている春と秋の滞在ということに特化したプランということで、こういったことを取り組んではどうかという提案です。 ○(谷津委員長) ほかにありませんか。いいですか。  次にいきます。基本方針3です。  金田委員。 ○(金田委員) 3番のインバウンドと関係して観光施設、要するに旅館ですね、多言語表示とかそういったことの取り組みについては、前も少しあったかな、市内の旅館業者の方々は多言語表示とかWi-Fi、こういうようなことの環境整備はどうでしたか、考えているように積極的に取り組んでいただいているのですか。 ○(谷津委員長) 引野課長。 ○(引野観光振興課長) 今補助制度を設けていまして、Wi-Fiとか施設の表示などの多言語化、あと免税店であるとか、免税店は宿泊施設に限らないのですが、という制度を設けていまして、Wi-Fiの利用が非常に多いです。まだ多言語化というのはそこまで制度の利用としてはないですが、まだ少しずつ進んでいるという状況にとどまっているのではないかなと思っています。 ○(谷津委員長) 木村政策総括監。 ○(木村政策総括監) あとは、最近やはり結構、外国人が多くなりまして、多いところでは2割、3割ぐらいが外国人だというところもありまして、英語がしゃべれない人が、英語というか外国語をしゃべれない人がいるので、そういったことの対策もまた必要になってくるなと思っています。 ○(谷津委員長) 平林委員。 ○(平林委員) 今、確かに英語がしゃべれないというあたりについては、事業者が努力をされるのでしょうが、行政もそこに少しぐらい手助けをするという意味のことですか。 ○(谷津委員長) 引野課長。 ○(引野観光振興課長) 32ページの29番のプロジェクトあたりがその受け入れ機運の醸成であるとか、外国人旅行者対応等のスキルアップということで、これまでから英語のセミナーを宿泊事業者向けにさせていただいたりということもしています。CIR(国際交流員)などでしています。 ○(谷津委員長) 平林委員。 ○(平林委員) 教育旅行のところの受け入れは積極的にということで、教育委員会との関係も何か出されているのでしょうか。 ○(谷津委員長) 引野課長。 ○(引野観光振興課長) 教育委員会とのかかわりは余りないです。もちろん他地域の学校を受け入れていくということになるので、主に地域、掛津を今中心に受け入れを進めてもらっているのですが、地域での受け入れ体制の整備というのが重要かなということで、そちらで重点的にしています。 ○(谷津委員長) 池田委員。 ○(池田委員) ①です。ターゲットを明確にということをうたってあるのですが、その戦略プロジェクトに欧州等をターゲットにすると書いてあります。アジア圏及び欧州等をターゲットにするとどう戦略をねらなければならないのか、例えばフランスやあちらまで出向いて行ってするとなると大変、主なターゲットに欧州をあげるということが非常にアジアでも手いっぱいなのにできるのかなという思いがあるのですが、その辺はいかがでしょうか。 ○(谷津委員長) 木村政策総括監。 ○(木村政策総括監) これは東南アジア、東アジアを含めて一番多いのですね。56ページを見ていただくと、地域別の訪日外国人の旅行者、28年、上の黒いのが東アジアです。真ん中の少し薄いのが東南アジアです。その下が欧米、豪ですが、1つには当然東アジア圏というのが非常に今多いのでその辺はターゲット、どこもこれはターゲットにしていくのですが、豊岡DMOが欧米をターゲットにしておりまして、豊岡DMOとの関連からいっても一緒にしていきたいというのもありますし、今度、関西ワールドマスターズゲームといって、まだ具体的にはなっていないのですが、今韓国とオーストラリアとのこともホストタウンで受け入れているのですが、案外ドイツからも、むしろ向こうのほうがよさそうにいっていまして、関西ワールドマスターズゲームですから、オリパラが過ぎてからのことなのですが、そういったところで単にアジアだけではなくて、そういったところもターゲットにしてはどうかと思っています。  実際に、京丹後で見ると、アメリカが非常に多いのです。ただし、その辺も先ほどのデータを見てもらえばわかるのですが、これはなぜかな。急にふえたのですが、これは米軍の関係で情報発信されているのかなと。だから、やはり方法によってはできるのかなと思っています。 ○(谷津委員長) 引野課長。 ○(引野観光振興課長) 1つだけ追加で説明させていただきます。海の京都DMOでも米、豪をターゲットの1つにあげています。それは、京都市内に欧米からの観光客が多く来ています。京都市内から引っ張ってこようという戦略で、ホテルのコンシェルジュと連携してこちらに誘致してこようという取り組みなどもあって入れていると思います。 ○(谷津委員長) 金田委員。 ○(金田委員) 多言語表示のことですが、前にも発信しましたが、アメリカ軍基地の関係者の方がたくさん峰山に来たときに、あるラーメン屋が非常にはやったのです。なぜそれほど多いのかなと思って僕も行ってみたら、メニューが英語表記、カタコトの英語をしゃべる方がおられたり、間違いなくそのラーメン屋に外国人の方がたくさん来た理由になっていたのです。ですから、こういったようなことの中で、こういう取り組みは業者が全てしなさいということなのですが、そのようなことを市のほうでも、例えば観光協会に情報を流すとか、そういったことはしているのですか。考えておられますか。 ○(谷津委員長) 引野課長。 ○(引野観光振興課長) 支援制度の中にそういったメニューも、多言語表示というメニューもありますので、その支援の内容を当然、観光協会、商工会に周知させていただいて、そういう中で会員さんにも周知はされていると思います。細かくメニューの外国語表示を全体で進めましょうというという具体的な動きまではできていない。 ○(谷津委員長) 金田委員。 ○(金田委員) 具体的に外国人の方がその店に来られる手法の一つであると思います。我々が外国に行っても全然日本語が、少なくとも漢字が見えなければ不安なのと一緒で、少なくともそういう取組も私は評価につながるのではないかなと思うので、そういうことをされたらどうかなと思います。 ○(谷津委員長) ほかに。  方針3はありませんか。  なければ方針4。  暫時休憩します。                 午前11時57分 休憩                 午後 0時02分 再開 ○(谷津委員長) 休憩を閉じ、会議を再開します。  お昼になったわけですが、まだまだ審査の内容として残っておりますし、この後、午後からまた別の委員会が予定されているということもありますので、本件の審査については、閉会中の継続審査としたいと思いますが、いかがでしょうか。     (「異議なし」の声あり) ○(谷津委員長) 異議なしということですから、継続審査ということで申し出をさせていただきたいと思います。  日程については、改めて調整させていただいて、皆さんに御案内させていだきますので、よろしくお願いいたします。  以上で産業建設常任委員会を終了したいと思います。                                 閉会 午後 0時02分 ┌─────────────────────────────────────────┐ │                                         │ │会議の経過を記載して、その相違ないことを証するため、ここに署名する。       │ │                                         │ │                    委員長   谷 津 伸 幸        │ │                                         │ │                    署名委員  中 野 正 五        │ │                                         │ └─────────────────────────────────────────┘...