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平成29年議会ICT化調査特別委員会(10月 2日)

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  1. 京丹後市議会 2017-10-02
    平成29年議会ICT化調査特別委員会(10月 2日)


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    平成29年議会ICT化調査特別委員会(10月 2日)   ───────────────────────────────────────────              議会ICT化調査特別委員会会議録 ───────────────────────────────────────────  1 開催年月日 平成29年10月 2日(月曜日)       開会 午前 9時34分       閉会 午後 0時15分  2 開催場所 京丹後市役所 3階 301会議室  3 出席委員 田中委員長谷津委員長、         池田委員金田委員橋本委員浜岡委員東田委員平井委員         松本聖司委員水野委員  4 欠席委員 谷口委員  5 委員外議員 なし
     6 会議録署名委員 金田委員  7 参考人 なし  8 紹介議員 なし  9 説明のための出席者 なし  10 議会事務局出席職員 西川議会総務課長補佐小石原議会総務課主任  11 会議に付した事件    ・中間報告について  12 議事                            開会 午前 9時34分 ○(田中委員長) 皆さん、おはようございます。  本日の出席委員は10名であります。定足数に達しておりますので、これから議会ICT化調査特別委員会を始めます。なお、谷口委員からは欠席の届けが出ておりますので、御了解ください。  本日の署名委員金田委員を指名します。  本日の内容はお手元に配付のとおり、中間報告についてであります。  前回委員会ではシステム提供業者からプレゼンテーションを受け、その前の業者のものも合わせて比較しながら御意見をいただいたわけですが、これを踏まえて作業部会では30年度当初予算への算入を見込んでの具体的な導入案検討をしていただいております。今回はその導入案について御検討いただくことにしておりましたが、若干スケジュールを早めた理由といたしまして、仮に30年度に導入するという方向性になるのであれば、10月4日の定例会最終日において中間報告をするということで予算要求につなげることが必要だということから、急いで会議の開催をさせていただきました。そのことを御理解いただきたいと思います。  それではまず、谷津座長から作業部会検討結果をお伝えいただきたいと思います。  谷津座長。 ○(谷津座長) 本日2つ資料を提出させていただきます。まず、ホッチキスどめの資料から説明をさせていただきます。  これは以前、特別委員会でさせていただいた中間報告を少し手直ししたものです。議会ICT化の全体像ということで、3段階の期間を設けて進めていきたいというお示しをしており、その下についてはICT活用方法検討ということで、議会委員会でどういう使い方ができるかといったことについて列挙させていただいています。それから、ページをめくっていただきまして、2つ目については、議会運営市民議会懇談会などで使う活用の方法について少し上げさせていただいています。  議員活動利用できる機能の一番下に、今回の災害のこともありましたので、ああいった場での情報共有に非常に有効だということがあり、それをつけ加えさせていただいています。  その下の議案等電子化によるメリットについては、以前説明したとおりでありますし、ページをめくっていただきまして、ソフトメリットについても以前に説明させているとおりであります。議案等電子化に当たり、想定される課題として上げさせていただいています。  それから、もう一ページめくっていただくと、そのほかの想定される課題ということで、この内容については前回と一緒であります。  それを受けて今後調整することの中で、幾つか列挙させていただいたものを今回作業部会の中で少し整理させていただいています。  この作業部会を進める中で、執行機関との調整をさせていただいたのですが、庁内でのペーパーレス化ICT化検討が現実としては進んでいないというのが執行機関側状況であります。もう一点は、執行機関側としては本会議委員会以外でのタブレット利用が想定できないということ、それから、そうしたことを踏まえて議会ICT化することへの対応について少し判断に困っているというようなことがありまして、できれば先行する議会ICT化を見て庁内のペーパーレスの取り組みを検討していきたいというようなお話が出ています。  そうしたことを踏まえまして、作業部会としてはまず議会ICT化前提検討を行って、議会としての活用でありますので、当然議会費検討するというふうな整理をさせていただいています。  それから、議会側の対応の整理として、タブレットを用いる範囲につきましては、本会議あるいは委員会など、全ての会議タブレットが使えるようにしていきたい。また、当然政務活動としても使わないと、せっかくの端末意味がないということで、そうしたことも含めて使うことを想定しています。  ②としまして、紙資料の要求はどうかというようなことがありました。基本的には、執行機関が提出してくる資料については全て電子化を求めていくということを前提としています。ただし導入後、一定期間紙媒体も併用していかないと議事等が滞ることも懸念されますので、おおむね1年ぐらいは紙と併用して進めていければということで話をさせていただいています。  次のページからが経費的なことであります。執行機関側紙経費の削減については、前回少し話させていただいたことと大きく内容が変わるものではありませんので、少し割愛させていただきます。今回はかかる経費についてのみ提案させていただきます。  経費算定としまして、最初に文書共有システムの運用の経費についてであります。前回とその前、2回業者によるプレゼンテーションを受けていただきました。その中で東京インタープレイが提供するSideBooksについては、基本的にmoreNOTE機能と差はありませんが、ライセンス契約が最初50ライセンスということで、クラウドの要領についても10ギガバイト単位での増減しかできないということがありまして、当初の想定では執行機関も含めてというようなことではありましたが、今回については、まず議会が先行してということでありますので、より小回りのきくmoreNOTEのほうがいいのではないかということでmoreNOTE提案させていただきたいと思っています。  moreNOTEにつきましては、SideBooksにはないWordやExcelを直接編集する機能であるとか、ペンやポインターを使って直接場所を指示して説明ができるということがありますし、過去の会議資料については、カレンダーから何月何日の会議資料ということで検索ができるというようなことがありましたので、そういった機能が比較的使いやすいのではないかと思っています。  導入費用につきましては、初期費用として3万6,000円、officeを編集するオプション、これはオプションですから、30IDで3万3,000円、それから、moreNOTEライセンス料ということで、こちらも30IDで3万6,000円、それから、クラウドサービス利用料が10ギガバイトで1万2,000円ということで月額4万8,000円であります。年間としますと、57万6,000円に初年度のみ6万9,000円がかかるということであります。  参考までにSideBooksにつきましては、50IDの10ギガバイトで初期費用が8万円、ランニング費用が90万円ということでありますので、経費的にもmoreNOTEのほうが有利であるという判断をさせていただいております。  続きまして、下の経費算定、こちらはタブレット端末導入経費についてであります。これは少しややこしいところがありまして、キャリアによって取り扱いが違ったり、端末を買い取ったときにどうするというようなことがありますが、通信費も含めて見やすいように整理させていただいています。  まず項目については、上から通信費機種代金ペンが使いたいという要望が多くありましたので、アップルペン専用ペン費用、それから万が一のときのための損害保険料ということで記載させていただいています。  端末についてはiPadProの10.5インチ、64ギガバイトという1機種にのみ絞って書かせていただいています。  また、機械を買い取る場合の想定としては、格安SIM利用を考えていまして、こちらについては参考としてmineoの6ギガバイト、月額1,580円というプランを想定しています。また、買い取りの場合については機材の保守が2年間しかありません。ですから、3年目以降がどうなるかというようなことがありますので、こちらについて課題として少しあるかと思っています。  キャリアについても機械の保守がきくのは基本2年ですから、キャリアで保証を別に追加してもらえるのかどうかというあたりで、キャリアに少し差があるというような状況であります。  紹介させていただきますと、まず端末を買い取る場合ですが、通信費として初期費用が3,394円、通信費については4万5,997円、機械購入代金が254万4,000円、アップルペンが32万4,000円、損害保険料が28万2,000円ということで、年間の費用として初年度のみ初期費用ということで機械などを一式買うということが必要になりまして、315万3,394円にプラス(「30台買うのか」の声あり)済みません、全て30台の費用です。毎年、ランニングコストとして通信費がかかりますので、これが55万1,966円ということになります。  続いてその横、キャリアでNTTdocomoを想定しています。初期費用として通信費に9万円かかります。端末は全て24回に分割払いということになりますので、通信費として10万8,590円、機器購入代金分割分が11万5,020円、アップルペンが1万4,580円、損害保険加入料が1万8,000円ということで、初年度のみ年額9万円がかかりまして、毎年のランニング料が307万4,280円ということであります。機械アップルペン代金については24回ということですから、3年目以降については、もう少し下がってくるというような状況であります。  続いてauキャリアで見た分であります。au割引きが多くて、事務局とも見ていたのですが、本当にこれぐらい引いてくれるのかと心配になるぐらいでありました。初期費用としては、アップルペンが分割できないので、これだけ購入することになります。それが32万4,000円になります。本来は通信費についても初期費用がかかるのですが、最終的にその費用全てが値引きされまして、なおかつ通信費も値引きが大幅にありまして、ランニング費用として通信費が11万7,060円、機械購入代金機械代を丸ごと値引くということでありましたのでゼロ円、それから、損害保険料についてはもともと2年ついていて、それ以降の2年分について1万6,950円ということであります。  済みません、たしか3年になると理解しています。初期費用アップルペンの32万4,000円で、毎年のランニングコストが160万8,120円ということであります。このあたり費用としては一番大きいものになります。  続いてページめくっていただきますと、費用算定ということで、そのほかの関係整備にかかる費用ということで記載しています。  いろいろなことが想定されるのですが、例えば執行機関側導入するときには、セルラーモデルである必要は必ずしもないということもありますし、毎月の通信容量制限が少しでもかからないようにということもありまして、無線LANの環境を議場内に整備したいということです。これはあくまでも見積もりをとっておりませんので、概算の費用ということで認識していただきたいですが、まず議場用Wi-Fiアクセスポイント機器設置ということで、工事費込みで大体10万円ぐらいを想定しています。議場に1台と委員会室に届くようにということで配慮していますので、おおむね2台から3台設置する必要があるかと思っています。機器そのものは1万円から2万円程度ですが、設置の状況によって工事費がどれぐらいかかるかが、少し変わってくるというような状況であります。それから、事務局内にデータをアップロードするため専用のパソコンを1台購入したいということで8万円あります。  皆さん御承知のように、事務局の中に1台だけホームページを更新できる用の端末がありまして、そこだけが外部の回線につながっています。当面はその回線利用することにしたいということで、実は電話回線プロバイダー契約料も今回は見ていませんので、そのあたりだけは少しお含みいただきたいと思います。  続いて、その下です。経費算定ということで、こちらの大きいほうです。全てを比較させていただこうということでさせていただいています。作業部会として提案をしていきたいと思っている部分です。  一番上が機械を買い取って個別契約で計算したときの1年目、2年目、3年目、4年目の費用の推移ということであります。2段目は、いろいろ意見は分かれたのですが、通信費個人負担という扱いで考えています。これについては下の検討事項にも書いてありますが、通信費について、議員個人的な用務で使うことが否めないということがありますので、それをどう整理するかというようなことを含んでいます。政務活動費を議論した際には、市民に一定説明できない費用ということで、電話代であるとか、インターネットの回線契約料というものを経費対象から外したというような経緯がありますので、そうしたことは少し検討する必要があるということで比較のために掲載させていただきました。3番目については、端末を24回の分割払いdocomo回線を使うということで計算した部分、4番目は端末を分割して、なおかつau回線ということで計算した部分であります。  いずれもキャリアの分については、例えば3年目、4年目で一旦打ち切って格安SIMに変えることで経費の削減は可能だと思っていますが、いろいろ煩雑なこともありますので、そのあたりをどうするかというようなことでも比較する必要があるかと思っています。  4カ年の合計を比較させていただくと、当然2番は通信費が要らないので安いですが、端末を買い取って格安SIMで運用したほうが4年間の経費としては大幅に有利だというような状況であります。  考えどころなのは、一番上だと初期費用が高額になるというようなことでありますし、2年間で見ると、4番のauキャリアとして使うほうが少し有利になるというような状況もありますので、このどちらかかと考えています。ここからは、もう少し委員会の中で絞って議論していただけたらと思います。基本的にここから先はお金の話ということになりますので、そのあたり検討していただけたら(「このどちらかになるというのは、1番と4番のことか」の声あり)1番か4番が妥当ではないかというようなことであります。また、一番下の検討事項にもあります通信費考え方をどうするかということで、2番も検討範囲に入ってくると思います。  キャリアについては、docomoは例えば通信費個人で見ますということが可能なようですが、auについては全部グロスで計算させてもらい大きく割引きをさせていただくので、分けられないというようなことがあって、通信費個人負担とする場合であれば4番は選択から外れるというような状況になっています。  作業部会としては、このような報告をさせていただきます。 ○(田中委員長) 今座長からありましたが、ほかの委員はいかがでしょうか、よろしいか。    (「なし」の声あり) ○(田中委員長) それでは、今説明していただきましたので、ただいまの説明について質疑させていただきたいと思います。よろしくお願いします。  金田委員。 ○(金田委員) 質疑というより前段です。委員会に出していただく資料の字が小さ過ぎる。僕が見た限りでは、余白があるのでもっと大きくできたはずです。そういったことをぜひ考えていただきたい。 ○(田中委員長) 池田委員。 ○(池田委員) 6ページ経費算定年額が180万円になるのは、どういう計算ですか。初期費用が10万円で、パソコンが8万円でしょう、年額が180万円。 ○(谷津座長) ごめんなさい、打ち間違いです。18万円です。 ○(田中委員長) 金田委員。 ○(金田委員) まず、単純に質問します。audocomo、この考え方ですが自分は今docomoを使っています。それをauとした場合、どういうことが起きるのか。家のWi-Fidocomoだと思うのですが、その辺どうですか。 ○(田中委員長) 谷津座長。 ○(谷津座長) あくまでもこれは議会費として見る前提にしているので、基本的に個人が使っている分とは関係ない。 ○(金田委員) 電波が受けられるのか。 ○(谷津座長) キャリアによって、入る、入らないという範囲は多少ありますが、docomoauの使用できる範囲はそれほど変わらないです。 ○(金田委員) ごめん、少し知識が薄い。2階と下とでWi-Fiを設定しているのだが……。 ○(谷津座長) Wi-Fiは全く関係ない話です。Wi-FiWi-Fiで独自で設定してもらわなければならないのですが、家のWi-Fiが拾えるように端末側を設定しなければならない。  auとかdocomoというのは外で使うときの話です。例えば出先で市民皆さんと話をしているときに教えてほしいと言われて、つなぐときに使うという感じです。 ○(金田委員) わかりました。多分僕の疑問は解消していると思う。 ○(田中委員長) ほかにございませんか。  金田委員。 ○(金田委員) 東京インタープレイというのはソフトのメーカーですよね。機械という言い方しかできませんが、タブレットを選ぶときにiPadProを選んだ場合でも、富士ソフトでも東京インタープレイでもどちらも可能ということですね。 ○(谷津座長) 可能です。 ○(金田委員) 中身ソフトのことでいうと富士ソフトのほうが使いやすいだろうという判断をされたということですね。それに合わせて、前に言っていたが、富士ソフト東京インタープレイは1,600人対10人ということだったが、それはどちらがどうだったか。 ○(谷津座長) 東京インタープレイが10人です。 ○(金田委員) わかりました。 ○(田中委員長) ほかにございませんか。    (「なし」の声あり) ○(田中委員長) ないようであれば、報告に対する質疑を終結したいと思いますが、よろしいでしょうか。 ○(金田委員) 簡単に終わり過ぎるのはどうかと思うから、もう少し考えさせてください。 ○(田中委員長) 暫時休憩します。                 午後10時04分 休憩                 午後10時42分 再開 ○(田中委員長) それでは休憩を閉じて再開をいたします。  ほかに質疑はございませんか。    (「なし」の声あり) ○(田中委員長) なければ、ただいま検討結果を出していただいたのですが、30年度の導入について、当初は執行機関と同調した形で導入しようということで進めてきましたが、規模を縮小して一気にペーパーレス議会実現はできないということと、先行して議会が積極的に活用していくということで活動効率化利便性を高める、議会活性化につなげる、そういうことを目指して、一方で執行機関への導入も促してきたのですが、段階的にペーパーレス議会実現に移行していくということになっていまして、当初こちらが考えていた方向性とは若干変わってきております。このことについて、今作業部会から報告があったとおり、タブレット端末導入規模を縮小して議会が先行するという形で議会効率化活性化を図りながら引き続き議会ペーパーレス実現を視野に、執行機関へも導入を促していくというふうに方向を修正することが必要だというふうに思いますが、そのことについて御異議ございませんでしょうか。      (「異議なし」の声あり) ○(田中委員長) 今後、そういった方向で進めていきたいというふうに思っております。30年度の当初予算編成時期が目前だということで、導入前提として行うことになりますと10月4日の定例会議最終日には委員会から中間報告を行う必要があると判断をしていますが、お諮りいたします。  今後の方向性をもって中間報告を取りまとめて、最終日報告させていただくということで御異議ございませんか。
         (「異議なし」の声あり) ○(田中委員長) 異議なしということで、定例会最終日には、そのような中間報告をさせていただくということを御確認いただいたと思います。  どういう中身報告していくかということにかかわってくるわけですが、作業部会提案も受けて皆さんの御意見をお聞きしたいと思いますが、いかがでしょうか。  金田委員。 ○(金田委員) 中間報告を出すに当たって、この特別委員会できょうまで議論してきました。僕は、それに対する意見交換が必要かと思うのですが、委員長として、そういったことは考えておられませんか。 ○(田中委員長) これまでそういうことも含めて作業部会に委ねてきておりましたので、中間報告ときょうの報告作業部会からいただきました。それ自身がこれまでの議論のことも含めてということになろうかと思います。 ○(谷津委員長) 意見交換がしたいということですね。 ○(金田委員) もちろん。 ○(田中委員長) それでは、意見もいただいて。  金田委員。 ○(金田委員) 特別委員会中間報告を出すに当たっては、やはり作業部会等作業内容等報告も含めて意見交換はぜひとも必要ではないですか。私はするべきだと思います。特別委員会というものは、きょうまでの事務的な流れだけを報告するということではないと思いますので、意見交換を求めます。 ○(田中委員長) 今発言がありましたが、それはそのとおりだと思います。しかし、作業部会からの検討課題も提示されておりますので、これもある、あれもあるという中間報告ではいけないと思います。作業部会からどういう方向性報告を受けたのかは、やはり中間報告の中に入れていかなければならないし、その中で皆さん意見も反映した内容報告する必要があるということで、金田委員の発言を否定するものではありません。  池田委員。 ○(池田委員) 私も作業部会としての提案をいただいた中で、では、委員会として今後どうしていくかという意見交換はやはり必要だと思います。せっかく作業部会に汗をかいていただいたので、それをもとにした意見交換は必要だと思いますし、委員会に入っていない議員は情報がないので、中身について全然わからないわけですね。やはり、そこに対しても丁寧な報告にしないと、委員長報告のときに質疑がたくさん出てくるのもどうかと思いますので、そういった中身を踏まえての中間報告とすべきかと思っております。 ○(田中委員長) 松本委員。 ○(松本聖司委員) 中間報告していただく主な目的に30年度の予算ということがあったと思っています。そういう意味では、特別委員会に入っている議員皆さんの一定の理解、また今、池田委員からもありました、それ以外の方の理解とあわせて、作業部会から4つ提案してある中で、作業部会としてはこれがよかろうというようなところまで踏み込んだわけです。そういう意味で、この委員会の中でその辺まで決められて報告ということが一番適当かというふうに思っております。 ○(田中委員長) ほかにはいかがでしょうか。    (「なし」の声あり) ○(田中委員長) それでは作業部会からの提案も受けて、これまでの議論も含めて意見を出していただいて、まず意見交換をしたいと思いますが、いかがでしょうか。     (「いいです」の声あり) ○(田中委員長) お願いします。  池田委員。 ○(池田委員) 今作業部会としての提案もいただきましたし、具体的にどの方向でというような提案もいただきました。大筋では、この方向中間報告を行えばいいかと思います。まだ課題は残されているわけですが、それは今後の詰めとして行っていけばいいかと思います。執行部側が余り積極的でないという部分が残念ではありましたが、先行して議会がしていただいたらというような考えのようですから、おおむねこの方向報告していただいたらと考えています。  どう絞るかということですが、正直、きょう提案を受けた中で絞り切れていないのです。その辺に少し懸念は残るのですが、おおむね了解いたします。 ○(田中委員長) ほかにはいかがでしょうか。  金田委員。 ○(金田委員) 議会ICT化は総合計画にあるのでしたか、基本計画のどこかにありましたか。 ○(谷津委員長) ICTタウン化。 ○(金田委員) ということは、直接的に議会タブレット化いうことが、そこにあるわけでもないのですね。しかし、タブレット化を進めていこうということで視察にも行きましたし、そういったことをしてきました。  私は何回か申し上げていますが、そもそも何のためにタブレット化するかということですね。私の基本的な考え方については、たびたび述べていますが、議会活動議員活動がより活発になるという視点だと思っています。そういう視点の中で、このタブレット化がそれに寄与するかということを考えたときに、私は一概にそうでもないという考えをずっと持っておりました。そういう視点の中で、この委員会を進めてきたわけです。  作業部会でもいろいろ調べていただいて、そういった面では一つ一つは納得のできるものであるわけですが、基本に戻ったときに、そのあたりがどうかということを今でも思っているわけです。ですから、今後この委員会に入っていないほかの委員考え方とか、そのようなことも含めて、どう対応していくか一定考えなければいけないと思ったりしています。  この場で、どこまで自分の考えを申し上げていいのかわかりませんので、一定程度にとどめたいと思いますが、執行部側が余り乗り気ではないということについては、我々がしようということであるなら、特に問題ないと思います。しかし、当然費用もかかるわけです。初期費用ランニングコストも当初想定していた一定程度の金額より低いというようなことはよくわかりましたが、それでも市政を進めていく中で、しなければならない取り組みの優先順位ということを考えると、私はいかがかなというような思いを持っているところであります。  大きな視点で言うと、議員活動議会活動にプラスになるのか、それから優先順位としてはどうか、そのような思いがあるというようなことで、今考えている最中であります。この程度にとどめます。 ○(田中委員長) 谷津委員長。 ○(谷津委員長) きょうまでいろいろと調査し検討もさせていただきました。今は非常にたくさんの資料がある中から必要な情報をしっかりと取捨選別していくということを求められているのですが、その点において言えば、電子化することによるメリットは非常に大きいと思いますし、今は資料を整理したり管理したりすることに非常に手をとられる部分があるので、そうしたことを減らして、政策を考えるであるとか、市民の声を聞くであるとか、そういった本来するべきことに専念できるような形にしていくために、やはりこれからはこういったことが必要だと改めて感じているところであります。  執行機関においても、決してこのペーパーレスICT化に否定的ということではなくて、必要性は考えているが、なかなか積極的に進めないという現状とのジレンマがあるというふうにも感じていますので、まずは議会が先行して導入し、それを見て執行機関電子化に取り組むことで、今後より多くのメリットが生まれてくるのではないかと思っています。  以上です。 ○(田中委員長) ほかの方はいかがでしょうか。  水野委員。 ○(水野委員) 水野です。情報化の流れ、さらには高度情報化の流れというものは、とどまることのない傾向でありますし、議会活動議員活動においても膨大な資料が執行部側から提供されている中で、タブレット導入につきましては、それらの情報にアクセスしていく非常に有効かつ効果的なツールを得るということだと考えます。したがいまして、相当の経費はかかるわけですが、前向きに、積極的にタブレット導入議会ICT化に向けて推進していくべきであるというふうに思います。  以上です。 ○(田中委員長) 櫻井委員。 ○(櫻井委員) ICT化ということで、確かに今の社会的な流れのより便利でより正確にというところでは、非常に理解できる内容であると思いますが、アンケートの結果の中で、なかなか積極的でない方も数名おられるということです。そういった方の理解をどれだけ得られるかということが今後の検討課題と上がっていたので、この委員会としては、そこをどこまで詰めていけるかどうかということも課題の一つであり、その辺の不安をより解消できるように今後進めていくべきだと考えています。  以上です。 ○(田中委員長) ほかにございませんか。  谷津委員長。 ○(谷津委員長) 意見というか、先ほど作業部会報告の中でも少し説明させていただきましたが、過去の議論もあるので、通信費についてはしっかり整理して説明できるようにしておかなければならないというふうに思っています。  それから、やはりこうしたことにはどうしても得手不得手がありますし、今後はそうした議員へのサポートする有志の体制というようなこともどこかの段階で立ち上げて考えていく必要があわせてあると思います。  以上です。 ○(田中委員長) ほかにはいかがでしょうか。  東田委員。 ○(東田委員) 先ほど谷津委員長からもありましたが、私自身も既に個人タブレットを持って活動している中で、やはり市民のところに行ったときに、どうだったかということも使ってすぐに返事ができるということを実感していますし、資料についても、資料の整理に結構な時間を割かれ、またその資料の中から探すことにも時間が割かれているので、タブレット導入は、それを勉強や市民のところに出向くなどの本来の議会活動に使うことに非常に有効ではないかと考えます。  また、先ほどもありましたが、やはり実際タブレットを使いなれていない議員の方へのフォローも必要だと思います。これからの情報化社会の中で、これはもう必須と考えていますので、ぜひそのあたりのスキルを習得していただきたいと思います。  以上です。 ○(田中委員長) 松本委員。 ○(松本聖司委員) 作業部会にも入らせていただいて改めてどういう機種がいいのか、どういうふうな形で議会としてタブレット導入するのがいいのかと種々議論させていただいて、今回の作業部会座長報告になったということで、先ほども少し申させていただきましたが、やはり時代の流れの中でより利便性の高いツールを活用して、議会の中での質疑または意見交換の進化をどう図っていくのか、そういう意味ではチェック機能も含めてということですし、提案機能も含めての道具になり得る。特に私自身が実感していることは、全ての資料を持って議会委員会、本会議に臨むわけでもありませんので、そういう意味で、ほかの議員委員皆さんの話を聞く中で、改めてこの視点はどうだったのかということで読み込みたいが、資料がないというようなこともありますし、過去の計画との整合性を確認する上でより深い審査に臨めるのではないかと思っております。その上で、作業部会提案ということで4つ示していただき、2番目がどうだろうかということだったと理解していますが、今の時点で中間報告をする理由の中には、やはり予算がこの程度かかるということをしっかり示していく作業が不可欠だと思っております。そういう意味で、議会としてタブレット化に取り組むのであれば、例えば1年目450万円から270万円まで、4年間合計で570万円から1,100万円まであるわけですが、この方向性を示さないと何のための中間報告かわからなくなってしまうと個人的に思っておりまして、これ全体を示す中間報告であるなら中間報告意味をなさないのではないかと危惧するところであります。 ○(田中委員長) ほかにございますか。  水野委員。 ○(水野委員) 通信費の取り扱いについてです。この1枚物のペーパーにも検討事項として書かれていますが、政務活動費を設置する際に市民説明できない項目ということで除外されたということでしょうかね。そういうこともあって通信については、各議員導入された後も使用頻度において、かなり差が出てくると思います。また、私的利用ということも考慮すると、通信費については全額個人負担にすべきだと思います。  以上です。 ○(田中委員長) 金田委員。 ○(金田委員) 私が申し上げているのは、そういった機器が使えるかどうかという得手不得手の不安というようなことでは全くありません。私の信念です。議会とはこうあるべきだ、議員とはこうあるべきだというところに尽きるわけです。あったら便利ということは、百も二百も承知していますが、そういう視点で考えるべきだと私は思っているわけです。  議会での質疑がなお活発になるとはいえ、一方で今の議会の現状を見ますと、質疑に参加されない議員も多々あるわけでして、タブレット化したからその方々がどうだということは個々の資質や思いもあると思うのです。ですから、そういったような意味の中では、取り入れられた機械を使うことは、聞けばわかることですから、私自身は何も不安に思っておりません。そういうことではなくて、やはりそういった視点に考え方を置くべきではないかということと、金額は少なくなったとはいえ、財源についてはもっと優先すべきものがあるのではないかということをさらに申し上げておきたいと思います。  以上です。 ○(田中委員長) ほかにございませんか。  池田委員。 ○(池田委員) 今松本委員から具体的に絞ってという提案があったので、そのあたり意見交換が終わった後でも諮っていただいたらと思います。 ○(田中委員長) ほかに意見がなければ意見交換は打ち切りたいと思いますが、いろいろな意見をいただいて報告にも反映するようにしていきたいと考えておりますし、今、松本委員から絞り込んで提起すべきというお話がありましたし、通信費についての御意見もございましたので、そのこともあわせて御協議いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○(松本聖司委員) それまでに、前向きに調査、検討するということは、ここで全て合意できたわけですが、その後の金田委員意見もあるわけですから、委員長報告委員会として前向きに取り組むべきといって、例えば具体的に機種まで言って、ただ一方でそうではない議員もあったという報告であれば何のための報告かということになりかねませんので、まず入り口論の整理が必要だと思っていますが、いかがですか。 ○(田中委員長) 私としては全議員にかかわることですから、できる限りの同意といいますか、どの辺まで同意がいただけるのか、その辺を報告できるような内容でないとおかしいということにもならないかと思います。  池田委員。 ○(池田委員) 前向きに検討していこうということは最初に確認できていますし、そのことに対しての中間報告なので、最終的に議案として出てきたときに、金田委員の言うような、これだけの投資は、議員の資質向上や議会活動でなくて、もっとほかに優先的に使うべきだという意見があれば出してもらってはどうか。 ○(田中委員長) 暫時休憩します。                 午後11時09分 休憩                 午後 0時14分 再開 ○(田中委員長) 休憩を閉じ、委員会を再開いたします。  今後の方向でありますが、先ほど中間報告をすることについては同意をいただきました。その内容につきましては、これまで作業部会を設け、検討していただいて、以前の中間報告、そしてプレゼンを受け、その後の意見交換、そしてきょうの作業部会報告等々を報告の中に反映させていく。そして、きょういただいた意見についても反映させて中間報告とし、ほかの議員皆さんと共通の議論のもとになるようにしていただき、その後協議をしていただいて進めていきたいということでの中間報告にしたいと思いますが、よろしいでしょうか。    (「はい」の声あり) ○(田中委員長) それでは、そのようにさせていただきます。あすの昼までぐらいに報告をまとめて御意見をまた伺いますので、よろしくお願いいたします。  以上で、特別委員会を終わります。                            閉会 午後 0時15分 ┌─────────────────────────────────────────────┐ │                                             │ │会議の経過を記載して、その相違ないことを証するため、ここに署名する。           │ │                                             │ │                    委員長   田 中 邦 生            │ │                                             │ │                    署名委員  金 田 琮 仁            │ │                                             │ └─────────────────────────────────────────────┘...