京丹後市議会 > 2017-03-21 >
平成29年総合計画審査特別委員会( 3月21日)

ツイート シェア
  1. 京丹後市議会 2017-03-21
    平成29年総合計画審査特別委員会( 3月21日)


    取得元: 京丹後市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-06
    平成29年総合計画審査特別委員会( 3月21日)   ───────────────────────────────────────────               総合計画審査特別委員会会議録 ───────────────────────────────────────────  1 開催年月日 平成29年 3月21日(火曜日)       開会 午前 9時34分       閉会 午前10時50分  2 開催場所 京丹後市役所 301会議室  3 出席委員 金田委員長、水野副委員長櫻井委員田中委員谷口委員谷津委員、         中野勝友委員浜岡委員平林委員松本聖司委員  4 欠席委員 由利委員  5 委員外議員 なし
     6 会議録署名委員 水野副委員長  7 参考人 なし  8 紹介議員 なし  9 説明のための出席者 なし 10 議会事務局出席職員 西山議会総務課長西川議会総務課長補佐 11 会議に付した事件    (1)付託事件審査      議案第2号 第2次京丹後総合計画基本計画」の策定について    (2)その他 12 議事                                 午前 9時34分 開会 ○(金田委員長) おはようございます。  本日の出席委員は10名であります。定足数に達しておりますので、これから総合計画審査特別委員会を始めます。  本日の署名委員に水野副委員長を指名します。  本日の内容は、お手元に配付のとおり付託事件審査として議案第2号、第2次京丹後総合計画基本計画の策定についてであります。  前回委員会で、委員皆さんにはこの議案における審査の難しさを御理解いただきながら、これまでの経過も踏まえ、正副委員長の案として5つの重点項目修正案をお示しいたしました。  5つ目重点項目は1ページから14ページまであるわけですが、1ページ、2ページにおいてはその内容が集約されたものであるので、この部分について委員会としての修正案を提出するということで了解をいただきました。その上で、その中身について一定意見交換を行ったところであります。本日は、お手元にその部分委員会での検討結果を示す資料をお配りしております。後ほど確認していきたいと思います。  また3ページ以降の部分については、基本的には具体的な修正は行わないわけですが、1点だけ委員会の中でも指摘がありましたが、取り組み、あるいは、取り組む、という言葉が用語の表記上統一されておらず、これが基本計画案全体にわたって見られることから、この部分については表記上の修正として盛り込むこととしてはどうかと考えております。例えば、2ページの中段には「協働により多彩な取組み」、これは漢字の「取」と「組」と送り仮名の「み」とあり、ここでは取り組み平仮名の「り」の送り仮名がないわけですが、この上の表記は以降のページにおいてたびたび出てきます。相撲の世界や経済用語の中で慣用的に用いられることを除いて「り」を表記するのが一般的であるということであります。よって、全ての「取組み」「取組む」「取組んだ」などの表記については平仮名の「り」あるいは平仮名の「み」という送り仮名表記するよう修正案に追加したいと考えております。  それから15ページ以降の29の施策につきましては、前回、持ち帰り、検討したいという意見が出されました。これについては後ほどお諮りをいたしたいと思います。  それではまず、お手元の5つの重点項目ページから2ページ修正案について、委員会での検討結果を確認いただきたいと思います。  それではこの資料を見てください。前回委員会で赤字になっております「4.4ポイント」。「%」を「ポイント」に修正すべきだということであります。この「ポイント」につきましては、委員長執行部と突き合わせをいたしました結果、「%」を「ポイント」とすることに同意が得られましたのでここは「ポイント」としたいと思います。  次に、その下におりていただきまして、「このまちには」の「に」を入れることについても確認を得ておりますので「に」を入れたいと思います。  3ページに行きまして興隆のところであります。ここについては同義語、同じような意味言葉として執行部のほうとしては「興隆」にこだわっておられたわけですが、「隆盛」という言葉、同じような意味でありますが「隆盛」という言葉に置きかえたいというように同意を得ております。  それから少し下がりまして、まちづくりプラットホームで米印がありますが、これをカット、それからその下段の小さな字で書いてありますプラットホーム説明文、この部分カットについても同意を得ております。  失礼、その上に「り」がありました。これについても、先ほど申し上げたような理由の中で「り」を入れるということでお願いしたいと思っております。  それから最後でありますが「人、生活、自然、歴史、文化」、ここの点を中点にすべきということであったのですが、ここにつきましては協議をさせていただいた結果ですが、ここについてはこれまでどおり、文章表記としては句読点がふさわしいという考え方のもとでお願いしたいということでありました。議論をさせていただいたのですが、ここについては中点ではなくて原案のままということでお願いしたいというふうに思っております。  以上が修正案に対する協議の報告であります。  それでは、ただいま報告いたしましたがこれにつきまして質疑があれば受けます。  特にありませんか。    (「なし」の声あり) ○(金田委員長) それでは、ただいま確認させていただいたように修正案を調製することとしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。    (「異議なし」の声あり) ○(金田委員長) それでは、異議なしということでそのようにさせていただきます。  それから、先ほど少し申し上げましたがまた「取り組み」の言葉表記上の修正も含めて調製していきたいと思っております。  次に15ページ以降の第2部、まちづくり29の施策についてでありますが、前回までの確認事項をいま一度申し上げますと、このたびの修正案の調製につきましては案件の性格上の問題から議会の中でもさまざまな意見が出された上ではありますが、議案の否決や修正範囲の線引きが困難であることからさまざまな指摘を5つの重点項目に集約する修正案でもって、修正案といいますのはお手元の案のことですが、この修正案でもって妥当な線を引き出したことで成り立っている議論であるということであります。したがいまして、まずはこのことを御勘案いただきたいというふうに思います。  ここまでよろしいか。    (「はい」の声あり) ○(金田委員長) それでは、次に先ほどありました「取り組み」の表記修正以外にそれぞれ持ち帰っていただいた結果、どのような御意見があるのか意見交換を行いたいと思います。  田中委員。 ○(田中委員) 田中です。前回この重点項目修正案について、いいか悪いか判断するに当たって29の施策も含めての判断になるということでしたので、それなら全体的にどうかということで相談はしてきたのですが。 ○(金田委員長) その結果はどうでしょうか。 ○(田中委員) 結果としては、意見交換はこの前、29の施策については申し上げましたし、結果的にはなかなか前回のこの第2次の総合計画のときの判断もありますし、総合的に鑑みてこの計画ではよくない、認められないのだというそういう意見としてはあるのですが。 ○(金田委員長) 特にここで動議とかそういうことはありませんか。 ○(田中委員) ありません。一つ一つをどうかということは前に申し上げているので、全体を通じてこの判断をするということで、こちらも関連があるということでしたので少し相談しなければならないと考え、時間をいただいたということです。 ○(金田委員長) わかりました。ほかに、何か御意見のある方ありませんか、会派等に持ち帰りいただいた結果、特にないでしょうか。    (「なし」の声あり) ○(金田委員長) なければここで暫時休憩します。                 午前 9時46分 休憩                 午前10時12分 再開 ○(金田委員長) それでは休憩を閉じ、会議を再開いたします。  ただいま提案しております修正案につきまして意見交換をお願いいたします。  谷津委員。 ○(谷津委員) 今回、委員会の中でいろいろたくさん議論はありましたが、その中で冒頭の2ページについて一定全体を総括というか重点項目についてを総括するページだという中で非常に原案後ろ向きな印象が強かったのですが、修正案については一定未来志向の内容に文言等を精査していただいているというふうに思います。  29の施策自体については既にある計画等が進んでいるものというふうに認識をしておりますし、この修正案についても、それを横串のように抜く重点項目の総括した考え方であるという意味では、十分理解の得られるものだったというふうに感じております。 ○(金田委員長) 暫時休憩します。                 午前10時14分 休憩                 午前10時20分 再開 ○(金田委員長) 会議を再開いたします。  ここから意見交換討論を行いますが、意見交換討論につきましては修正案及び全体についての意見交換討論ということでお願いしたいと思います。  谷津委員意見交換に続いて、どなたか。  松本聖司委員。 ○(松本聖司委員) 過去にもその都度意見交換をさせていただきましたが、改めて特に採決を前にして伝えておきたい、執行部にも聞いていただきたいと思っていることがありますので、そのことも含めて意見交換をさせていただきたい。  まず、1月の臨時議会京丹後市の今後4年間を決める総合計画市長がかわったことによってということで、第2次の総合計画をつくるに当たって2年、4年、4年ということで市長の任期に合わせるということで出てきたということで、そういう意味ではまだ2次の総合計画ができてから2年しかたっていないということではありますが、当然市長もかわったのでということです。  その中で、やはり一番に触れておかなければならないのは、京丹後市の将来がどうあるべきかという議論をさせていただく大事な中身にもかかわらず、短期集中的に審査をさせていただくこととなり、やはりゴールが限られている3月議会でしっかり結論を出さなければならないという中で、余りにも提案時期が遅かったということは否めない事実だろうと思っております。そういう意味では、そのことについては執行部には大いに反省をしていただきたい。二元代表制であるならば、しっかりと議会がそのことを審査する時間を十分にとるということは大前提の話だというふうに思っているところです。これをまず強く申しておきたいということが1つ目です。  次は、具体的に中身の話をさせていただきます。  市長が選挙で選ばれてという意味では、そういう市民の思いを大事にした結果として、私の考え方の中では、市長が提出された総合計画を否決するということは、ある面で市長を否決することに等しい、不信任ということに近いというふうに思っていますので、それはできない選択だと思っております。しかしながら実際に文章中身、提案された中身を見させていただくと、文章整理が必要だということは非常に感じたということです。特に1ページ、2ページから14ページまでの中でということでありました。  特に私がこだわりましたことは、一つ人口減少が進んでいるという表現の中で、市長の思いと違う表現になっているのではないかということを強く申し上げました。それは社人研の人口より減っているではないかというような、後ろ向きの発言がありましたし、また楽しくなければおもしろくするというところについても、総合計画の中の文章そのものを読むと決してなじんでいない話ということがありまして、そのことは決して看過できない中身であるというふうに思っておりました。  そういう意味で、改めて議会が特に1ページ、2ページについて、将来の町をどうあるべきかというまちづくりをするに当たって適切でない表現考え方整理するというのは当然市長不信任にも当たりませんし、一定整理できた中身であると、1ページ、2ページについてはそういう修正中身であったというふうに理解しております。  あと3ページから14ページについても、整理の仕方、地域づくり人づくり物づくり魅力づくり基盤づくりという切り口で重要性を示したいという考え方一定理解できたところであります。ただし、細かい文章には一定意見がありましたが、理解できるところです。  29の施策についてもですが、1つは各部、各課が基本的なところで整理が必要だと思っていますのは、具体的な施策の目的などをもう少し部や課の中で明確にして、その中で現状と課題の整理が少し不十分だったところがあるかと思っています。中には指摘させていただいたことがもっともであるというような答弁もありましたが、一旦提案された中身ということで当然執行部から修正はないわけですが、そういう意味でもう少しこの後討論もありますが、29の施策文章表現についても十分に練られてないところが若干あったのかなということは改めて感じたということであります。 ○(金田委員長) ほかに。  谷口委員。 ○(谷口委員) この総合計画議論は、特別委員会議論もしてきたところでありますが、その前に臨時議会でこの総合計画については説明がありました。その中で、谷津委員も言われておりますように、非常に多くの意見が出てきました。特に初めの文章ページか2ページを踏まえて重点項目に入り、そこを踏まえながら29の施策に入るというのが本来の総合計画中身だと思っております。そういう意味で、当初この1ページか2ページのところは重点項目から29項目に入る前段として、余りにも文書的にはばらつきがあったというふうに私は考えているところであります。  今回修正ということでその意向を変えずに一定文書表現として整理をされたことについては理解を示したいと思っています。残り5項目から29の施策についてもかなり意見は出たというふうに理解をしていますが、その中では文言の説明をということもあって一定仕方ないのかという思いがしております。  それから29の施策についても、先ほど松本聖司委員が言われるように、余りにも目的とか意義とかいうものが簡略され過ぎて、その施策についての目的、意義というのが薄れてしまっているという感が拭えません。しかし、そういう部分も含めて、もう少しそこを明確に表現するようにできなかったのかなという思いはしますが、相対的に基本的なものが1ページ、2ページということでありますので、これについては1ページ、2ページ修正をし、29の施策については原案で行くということについてはやむを得ないという理解をしたところです。  以上です。 ○(金田委員長) ほかに。  谷津委員。 ○(谷津委員) 先ほどの意見に、つけ加える形でもう少ししておきたいと思います。  全体ということでありましたので、特に重点項目です。先ほど、松本聖司委員からもありましたが、地域づくりから始まって基盤づくりまでのその中で、今回取り組みの視点ということでどういったことに重きを置いてあるのかというような、本来ポイントになるべきところだろうというふうに思いますが、そこを説明いただかないと内容がわかりにくいというようなことがありました。執行機関の冒頭の説明では、わかりやすくするためにいろいろ工夫をしたということではありましたが、やはりそうはなっていないというふうに感じています。  文言としても全体として精査がされてないところがあるとか、そのあたりもありますので、そういった部分については、やはり総合計画市民に見ていただいてそれをそのまま理解していただかないと意味がないものですし、それがないと協働にも結びつかないということから考えますと、できるだけ平易な言葉でわかりやすく伝えるという視点が全体としては欠けていたのかなというふうに思います。  特に今回、委員会修正をさせていただいた冒頭の2ページについては、市民皆さんは必ず読む部分だというふうに理解しますので、そうしたことへの配慮が必要だったというふうなことは指摘をしておきたい。 ○(谷口委員) 少しつけ加えを。 ○(金田委員長) 谷口委員。 ○(谷口委員) 確かに1ページ、2ページの文書的にはばらつきがあったというふうに表現をしましたが、基本的には本来この総合計画というのは市民だけではなく他市も含めてやはり目がそこに行くという上で整然とすべきだということで、一応この修正案については、ある面ではほぼ整理がされていると思いました。  以上です。 ○(金田委員長) ほかに、意見はありませんか。  田中委員。 ○(田中委員) 市長がかわられて、市長の思いが入った基本計画ということですが、市民からすれば、やはりこの疲弊した京丹後市を何とかしてほしいというそういう強い願いがあったと思いますが、なかなかそれに十分応えられていないと思います。結局、合併して13年がたつわけですが、産業振興が疲弊するという中で原因が何か、あるいは京丹後市がこの13年間行ってきた施策がどうだったのかというあたりをしっかり分析をしないと、手だてが悪い、間違っているというふうに思います。原案としてはこの第2次総合計画基本構想はそのまま残し、その後に続く基本計画を見直すという部分的な、基本構想は置いて計画を見直していくということですから、34の施策を29に統合しているわけですが、内容的にはほとんど変わっていないということもありますし、5つの重点項目でいろいろ書いてありますが、市長としてここを打ち出してこうしたいというのがなかなか見えてこない、そういう感想を持ちましたので意見として申しあげておきます。
    ○(金田委員長) ほかに、意見はありませんか。    (「なし」の声あり) ○(金田委員長) それでは意見交換は終了します。続きましてここから議案第2号について討論を行います。  まず原案に賛成の方。    (「なし」の声あり) ○(金田委員長) 次に原案及び委員会修正案反対の方。 ○(金田委員長) 平林委員。 ○(平林委員) 原案修正案反対の立場で討論を行います。  修正案につきましては、委員長、副委員長で大変御苦労いただき、わかりやすい文章になっているという点では一定理解をするのですが、これは一体のものとして考えた場合に、第2次総合計画前回、決められた構想基本構想というのはそのまま残っているわけで、今回は基本計画の見直しの提案ということになっています。  前回のときに共産党は幸福を軸にという部分で、こういった市政の進め方がいいのかという点で問題視いたしまして反対をいたしました。今回の計画変更においてもこの構想は残っているわけですから、このもとでの政策を出されたものであるので反対するものであります。  また、今回の提案で評価できる点としては、高校生までの医療費負担軽減、これは子育て中の保護者にとっては大変ありがたいことだと思いますし、また意見としては市民の生の声を市政に反映するということで市長フラット座談会など積極的に取り組まれるというようなことが書かれているのですが、できれば市の職員の皆さんが、市民一人一人の声に耳を傾けるために市民の中へ出かけていくという視点も必要と考えます。それから、問題点としては日本で第1級の安全で安心のまちづくりを提案されているのですが、例えば原発事故避難計画は大変不十分なものであると言わなければなりません。多文化共生社会の形成では、外国人市民と交流を深めるということを否定するものではありませんが、日米地位協定に守られ、日本の法律が適用される対等、平等とは言えない異質の集団である米国人も対象になっているということで、多文化共生社会とは言えないというふうに考えます。  最後に、市民の暮らしを守り福祉の充実という点では、まだまだ不足しているということを指摘して反対をいたします。 ○(金田委員長) 次に原案に賛成の方。    (「なし」の声あり)  次に委員会修正案に賛成の方。  谷口委員。 ○(谷口委員) この総合計画の中で、基本構想をもとにしながら市長がかわったということで今後における基本計画であったり、その取り組み重点項目であったり、それを補完するがための取り組みとしての29の施策ということが提案されております。これは将来にわたって京丹後市の市民の生活を安定させていくと同時に、発展に向けた行政運営を進めていくというここが基本だというふうに思っております。そういう意味では、少しいろいろとありましたが一定そのことを含めて良としたいというふうに思います。ただし執行部に言いたいのは、やはりこれをつくるに当たって、市民が見たり、あるいは他市の人たちが見たときに京丹後市が将来を掲げ、市民の生活の安定、発展のために向けていく一つの方針になりますので、やはり文書的には整然としていただきたいということをつけ加えながらこれについては賛成といたします。  以上です。 ○(金田委員長) 次に原案に賛成の方。    (「なし」の声あり) ○(金田委員長) 次に原案及び委員会修正案反対の方。  田中委員。 ○(田中委員) 原案及び委員会修正案反対の立場から討論したいと思います。  先ほども言いましたが、やはり市長がかわって市を変えてほしいという市民の願いにどこまでかなう計画が出てくるかということで、ある程度期待はしていたのですが、第2次総合計画の内容と余りかわりばえがしないというのが1つの理由です。  もう一つは、市長がやはり計画を立てるに当たってしっかり京丹後市を分析する、そのことが不十分ではないかというふうに思います。というのは、やはり人口が減っていくと、大もとには若者の働く雇用環境が国の政治もありますので非常に悪くなっているという中で、京丹後市も100%出資した総合サービス派遣会社がありますが、そういうところから脱し切れていない、そこに依存した、官製ワーキングプアと言われるような状況をつくり出しているようなこともありますし、それから安心してそこに住みたいと、住み続けることができるというのは、いろいろな条件が要ると思います。この間、保育所や学校などの統廃合でそういう施設がなくなって、もうそこに若者が住もうということにならない、そういう環境をつくってきたのも京丹後市ですし、またその路線をずっとまた続けて行こうとしているということも大きな問題ではないかなというふうに思います。  それからもう一つは、産業振興物づくりを支えていくのだということで打ち出しておられ、宝があるということですが、その宝というのは、やはり京丹後市の市民であり、企業であり農家であり、そこを思い切って支えていく、私が常々言っているのは循環型の地域計画、そこを促進させるような経済施策が要るというふうに思いますが、そういう点では非常に不十分。する気があるなどそういうところには、国、府の制度もそういうところは支援すると、そういう仕組みから脱し切れていないところが、本当に支援が必要なところを支えていくという点で不十分になっているのだと思います。  あとは危機管理の関係では防災対策平林委員も言われましたが、原発であるとか地震、津波など、やはりそういうことにしっかり備えるという点ではまだまだ不十分だと言わざるを得ません。  大ざっぱな話になりましたが以上の点で反対と、市民に対するまちづくり、これではできないというふうに思いましたので反対します。  以上です。 ○(金田委員長) 次に原案に賛成の方。    (「なし」の声あり) ○(金田委員長) 次に委員会修正案に賛成の方。  谷津委員。 ○(谷津委員) この第2次総合計画につきましては、市長の任期に合わせて見直されるということで、今回は三崎市長のマニフェストを受けて、その施政方針を新たな重点項目として提案をされてきたものと思っています。29の施策については、もとあった施策をその重点に基づいて整理・統合した程度だと思っていますし、施策そのものについては今現在進行中のものばかりだというふうに認識をしています。  その中でやはり重要になってくるのは、重点項目ということであります。これは基本的、重点的に取り組む分野として、なるべく平易な言葉でわかりやすいものとしたいということで、執行部は提案をされました。そのことは一定評価するのですが、実際に審査をする中で感じたのは、やはり説明がないと十分理解するには難しかったということであります。  特に重点項目の冒頭2ページについては、非常に当初の案では後ろ向きでありましたが、今回、委員会で提案をさせていく文章については一定未来志向であり、かつ三崎市長の施政方針を大きく外れるものではなく精査ができているというふうに感じました。  重要なのはこの基本方針とか重点項目ばかりではなくて、実際に運営していく、施策にのせていくためのマンパワーだというふうに思いますので、そうしたことについては職員の皆さんがこの重点項目を真に理解をしていただいて、それぞれの施策を横串に抜くような、フットワークの軽い運営をしていただくことを要望もしまして賛成討論としたいと思います。 ○(金田委員長) 次に原案に賛成の方。    (「なし」の声あり) ○(金田委員長) 次に原案及び委員会修正案反対の方。    (「なし」の声あり) ○(金田委員長) 次に原案に賛成の方。    (「なし」の声あり) ○(金田委員長) 次に委員会修正案に賛成の方。  松本聖司委員。 ○(松本聖司委員) 修正案に賛成の立場で討論に参加させていただきます。  意見交換でも少し触れましたが、まず1ページ、2ページについては、やはり文章整理は、議会に提案される文章中身として十分なものではなかったというふうに理解しております。そういう意味で、議会がその部分修正するということは適切なことであろうというふうに思いました。また1ページ、2ページについては市長の思いと考え方が必ずしも一致してないところがあったのではないかというふうに考えております。  特に具体的に申し上げたのは、依然として人口減少と高齢化のくだりであります。市長考え方は、一貫して全市民が将来のために前向きに議論、または頑張っていこうという、そういう考え方を発しておられるにもかかわらず、人口減少が過去の政権や施策を否定するような中身に踏み込んでおられたと理解しております。そういう意味で、議会がその部分の意をくんで、一定修正させていただいたということには価値があると思っています。  またもう一つ全体的な整理の中で、意見交換でも申し上げましたが、施策タイトルと施策の目的の中身文章に一貫性がないと思っています。施策のタイトルについては、私はどちらかというと市民側目線でしっかり表現されるべきだと思っていますし、施策の目的については施策を執行するという考え方執行部側でもいいと思いますが、少しその辺にアンバランスがあったというふうに思っています。  また具体的な29の施策中身について、一定議会執行部側との考え方に少し差があったというふうに思います。例えば総合計画の具体的な目標設定については、指摘をさせていただく中で、下位計画との整合性が十分とれないのでこのままにしたいという説明は、本末転倒であるというふうに理解しております。本来、総合計画とは最上位ということであって、その新しい計画のもとに、今後、下位計画を直していくということが本来あるべき姿であると思っております。そういう意味では、議会審査の中で、また29の施策等へ指摘をした意見交換の中で、そのことは個別に申し上げさせていただきましたので、改めてそのことが執行部に届いて、考える機会になっていただければというふうに考えております。  何点か指摘もさせていただきましたが、新市長の新しい方向性ということでしっかりと是是非非で取り組んでいただきたいと思いますし、私自身としても、そのことにいいことはいい、悪いことは悪いとしっかり申し上げる立場の中で、賛成討論とさせていただきたいと思います。 ○(金田委員長) 次に原案に賛成の方。    (「なし」の声あり) ○(金田委員長) 次に原案及び委員会修正案反対の方。    (「なし」の声あり) ○(金田委員長) 次に原案に賛成の方。    (「なし」の声あり) ○(金田委員長) 次に委員会修正案に賛成の方。    (「なし」の声あり) ○(金田委員長) これで討論を終了いたします。  それでは採決を行います。  議案第2号、第2次京丹後総合計画計画基本計画の策定について、まず、本案に対する委員会修正案について賛成の委員は挙手願います。    (賛成者挙手) ○(金田委員長) 挙手多数です。したがって、修正案は可決すべきものと決定いたしました。  次に、ただいま修正可決すべきものとした部分を除く原案を採決します。  修正部分を除く部分を、原案のとおり決することに賛成の委員は挙手願います。    (賛成者挙手) ○(金田委員長) 挙手多数です。したがって、修正部分を除く部分原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上で本日の委員会を終了いたします。  ありがとうございました。                                 午前10時50分 閉会 ┌───────────────────────────────────────────┐ │                                           │ │会議の経過を記載して、その相違ないことを証するため、ここに署名する。         │ │                                           │ │                    委員長   金 田 琮 仁          │ │                                           │ │                    署名委員  水 野 孝 典          │ └───────────────────────────────────────────┘...