京丹後市議会 2017-01-26
平成29年第 1回臨時会(1月臨時会)(第1日 1月26日)
平成29年第 1回臨時会(1
月臨時会)(第1日 1月26日)
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平成29年 第1回
京丹後市議会 1月
臨時会会議録(1号)
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1
招集年月日 平成29年 1月26日(木曜日)
2 招集場所
京丹後市役所 議場
3 本日の会議 開会 平成29年 1月26日 午前 9時32分
閉会 平成29年 1月26日 午後 1時37分
4 会期 平成29年 1月26日から 1月26日 1日間
5
出席議員
┌────┬─────────┬────┬─────────┐
│ 1番 │松 本 聖 司 │ 2番 │谷 口 雅 昭 │
├────┼─────────┼────┼─────────┤
│ 3番 │行 待 実 │ 4番 │浜 岡 大二郎 │
├────┼─────────┼────┼─────────┤
│ 5番 │吉 岡 豊 和 │ 6番 │松 本 経 一 │
├────┼─────────┼────┼─────────┤
│ 7番 │平 井 邦 生 │ 8番 │櫻 井 祐 策 │
├────┼─────────┼────┼─────────┤
│ 9番 │金 田 琮 仁 │10番 │中 野 正 五 │
├────┼─────────┼────┼─────────┤
│11番 │由 利 敏 雄 │12番 │水 野 孝 典 │
├────┼─────────┼────┼─────────┤
│13番 │和 田 正 幸 │14番 │藤 田 太 │
├────┼─────────┼────┼─────────┤
│15番 │田 中 邦 生 │16番 │松 本 直 己 │
├────┼─────────┼────┼─────────┤
│17番 │平 林
智江美 │18番 │橋 本 まり子 │
├────┼─────────┼────┼─────────┤
│19番 │谷 津 伸 幸 │20番 │東 田 真 希 │
├────┼─────────┼────┼─────────┤
│21番 │中 野 勝 友 │22番 │池 田 惠 一 │
└────┴─────────┴────┴─────────┘
6 欠席議員
な し
7
会議録署名議員
22番 池 田 惠 一 1番 松 本 聖 司
8
議会事務局出席職員
議会事務局長 中 田 裕 雄
議会総務課主任 小石原 正 和
議会総務課派遣職員
寺 田 唯
9 説明のための出席者
┌─────────┬─────────┬──────────┬─────────┐
│市長 │三 崎 政 直 │副市長 │梅 田 純 市 │
├─────────┼─────────┼──────────┼─────────┤
│副市長 │前 林 保
典 │教育長 │吉 岡
喜代和 │
├─────────┼─────────┼──────────┼─────────┤
│教育次長 │横 島 勝
則 │消防長 │河野矢 秀 │
├─────────┼─────────┼──────────┼─────────┤
│政策総括監 │木 村 嘉 充
│危機管理監 │荻 野 正 樹 │
├─────────┼─────────┼──────────┼─────────┤
│財務部長 │中 西 俊
彦 │市民部長 │藤 村 信 行 │
├─────────┼─────────┼──────────┼─────────┤
│
健康長寿福祉部長 │岸 本 繁 之
│上下水道部長 │大 木 保 人 │
├─────────┼─────────┼──────────┼─────────┤
│建設部長 │中 西 和
義 │商工観光部長 │新 井 清 宏 │
├─────────┼─────────┼──────────┼─────────┤
│農林水産環境部長 │山 下 茂 裕
│医療部長 │渡 邉 歩 │
├─────────┼─────────┼──────────┼─────────┤
│会計管理者 │中 村 和
幸 │広報広
聴統括官 │田 上 実 │
├─────────┼─────────┼──────────┼─────────┤
│企画総務部理事 │川 口 誠
彦 │地方創生統括官 │近 藤 健一郎 │
├─────────┼─────────┼──────────┼─────────┤
│企画政策課係長 │三 浦 大
作 │企画政策課主任 │安 井 克 弘 │
└─────────┴─────────┴──────────┴─────────┘
10 会議に付した事件
日程第1
会議録署名議員の指名
日程第2 会期の決定について
日程第3 議案第 1号 平成28年度京丹後市
一般会計補正予算(第8号)(表決)
日程第4 議案第 2号 第2次京丹後市
総合計画「
基本計画」の策定について(
総合計画
審査特別委員会付託)
日程第5 報告第 1号
専決処分の報告について《
教育委員会事務局公用自動車交通事故
(11/9)に係る
損害賠償額の決定》
日程第6 報告第 2号
専決処分の報告について《あみの
図書館利用中の傷害事故
(11/13)に係る
損害賠償額の決定》
11 議事
午前 9時32分 開会
○(松本経一議長) 皆さんおはようございます。
ただいまの
出席議員は22名であります。定足数に達しておりますので、これより平成29年第1回
京丹後市議会1
月臨時会を開会いたします。
直ちに本日の会議を開きます。本日の議事日程はあらかじめお手元に配付したとおりであります。
なお、本日、
富山チューリップテレビより
テレビ取材の申し出があり、これを許可しておりますので御承知おきください。
○(松本経一議長) 日程第1
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、
会議規則第85条の規定により、議長において22番池田議員、1番
松本聖司議員の両名を指名いたします。
○(松本経一議長) 日程第2 会期の決定についてを議題といたします。
お諮りいたします。本臨時会の会期は、本日1日限りといたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○(松本経一議長) 御異議なしと認めます。
したがって、本臨時会の会期は、本日1日限りと決定いたしました。
○(松本経一議長) ここで市長から招集挨拶並びに諸報告を受けます。市長。
○(
三崎市長) おはようございます。本日ここに平成29年第1回
京丹後市議会1
月臨時会の御審議に先立ち、一言御挨拶を申し上げます。
本臨時会におきましては、平成28年度
一般会計の
補正予算及び第2次京丹後市
総合計画「
基本計画」の策定についてを提案させていただきます。どうぞよろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。
(
市長報告)
次に、幾つか御報告を申し上げます。
最初に、料金等の
納入通知書の送付について、不注意により多くの市民の皆様に御迷惑をおかけしましたことをおわび申し上げます。市では、
会計規則等により
納入通知書の発行日を定めているところですが、昨年12月27日を
納付期限とする水道料金・
下水道料金・
保育所保育料等の
納入通知書発行事務がおくれ、
納付期限までの日にちが短いという問題が発生いたしました。その後、納期限を延期し、再度
納入通知書を送付させていただきましたが、今後はこのようなことがないよう
チェック体制を強化し、再発防止に努めてまいります。
次に、年末から正月にかけ、穏やかな日が続いていましたが、先週から今週にかけ強い冬型の気圧配置が続き、本市でも
大雪警報等が発令されました。市といたしましても、市民生活の安心・安全・円滑な道路交通を確保するため、万全の体制をとってきたところですが、除雪業者の方や地区の皆様には、早朝より除雪作業をお世話になります。この場をおかりいたしまして、お礼を申し上げます。
次に、本日早朝に、大宮町河辺区において民家が全焼する火災が発生をいたしました。新年に入って既に4件と、火災が連続して発生している状況でございます。被災されました方々には心からお見舞いを申し上げますとともに、消防団の皆様方には
大変お世話になり、御苦労をおかけいたしています。改めて感謝を申し上げます。今後、市といたしましても
火災予防啓発に努めてまいりたいと思っています。
以上、本臨時会に提案させていただきます議案につきまして、よろしく御審議いただきますようお願い申し上げまして、招集の御挨拶とさせていただきます。
(議長報告)
○(松本経一議長) 続いて議長から報告いたします。
議長報告事項は、別紙配付のとおりでありますので、御参照願います。
○(松本経一議長) 日程第3 議案第1号 平成28年度京丹後市
一般会計補正予算(第8号)を議題といたします。提出者から
提案理由の説明を求めます。市長。
○(
三崎市長) 議案第1号、平成28年度京丹後市
一般会計補正予算(第8号)につきまして御説明申し上げます。
今回の補正の内容といたしましては、旧
溝谷小学校グラウンドへ整備を予定しています
消防ヘリポート整備事業につきまして、契約事務の手続上、
年度内完了が困難なことから、
繰越明許費の設定を行うものでございます。
なお、この事業につきましては、防衛省の
防衛施設周辺対策事業補助金を財源としたもので、防衛省とは調整済みとなっているものでございます。
以上、
補正予算の概要につきまして御説明させていただきました。よろしく御審議いただきますようお願いいたします。
○(松本経一議長) 提出者の説明が終わりましたので、質疑を行います。
平林議員。
○17番(
平林議員) 17番、平林です。今の市長の説明、また、資料によりますと、適正な契約工期を確保することが困難なためということが説明されているのですが、入札の関係で言うと、どのように今現在ではなっているのでしょうか。
○(松本経一議長)
財務部長。
○(
中西財務部長) 工期の関係で入札の状況でございますが、この工事につきましては、電気工事と舗装工事と2つあるわけでございますが、両件とも12月15日に入札を行いまして、ともに契約は成立しなかったということでございます。12月15日から年度末までの約3カ月半の工期を必要としていましたが、入札が不調に終わったために、これから再度入札を行うわけなのですが、
年度内完了が困難なことから、この
補正予算が成立いたしましたら、起工伺いから改めてさせていただく予定としているところでございます。
○(松本経一議長)
水野議員。
○12番(
水野議員) 12番、水野です。この予算は28年度の当初予算に計上されているかと思いますが、当時、私たちはまだ議員でありませんでしたので、幾つか質問をさせていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。
○(松本経一議長) 関連する内容ですが、質問の内容によってはお答えできないものがあるかもわかりませんが、質問どうぞ。
水野議員。
○12番(
水野議員) まず、この
ヘリポートの年間の利用や使用の想定される頻度についてと、それから、当該場所に選定された経過、経緯について、まずお尋ねしたいと思います。
○(松本経一議長)
水野議員、予算については可決をいたしていまして、今回の提案は
繰越明許の提案ということなのですが、
繰越明許に係る質疑ということで御世話になれればと思います。その
繰越明許の質疑に入る前に、どうしても必要だということであれば結構ですが、その次に
繰越明許の理由のような質問がありますでしょうか。事業の内容についてというのは。事業の内容のみの質疑ということであれば、既に予算は可決していますので、今の議題は
補正予算の
繰越明許についての提案ということですので、それに関連する質疑でお願いしたいと思います。
質疑はありませんか。これで議案第1号の質疑を終結します。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第1号については、
会議規則第37条第3項の規定により
委員会付託を省略したいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○(松本経一議長) 御異議なしと認めます。
したがって、本議案は、委員会への付託を省略することに決定いたしました。
これから議案第1号について
意見交換を行います。これで
意見交換を終了します。
これから議案第1号について討論を行います。反対の方。賛成の方。これで討論を終了いたします。
それでは、議案第1号について採決いたします。議案第1号、平成28年度京丹後市
一般会計補正予算(第8号)、原案のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 全 員)
○(松本経一議長) 起立全員です。
したがって、議案第1号は原案のとおり可決されました。
○(松本経一議長) 日程第4 議案第2号 第2次京丹後市
総合計画「
基本計画」の策定についてを議題といたします。提出者から
提案理由の説明を求めます。市長。
○(
三崎市長) 議案第2号につきまして御説明申し上げます。
平成27年3月に策定いたしました第2次京丹後市
総合計画「
基本計画」は、市長任期との整合を図るため見直しを行い、この間の施策の実施状況や
達成度合いなどを踏まえ、新たに第2次京丹後市
総合計画「
基本計画」を定めるものでございます。
合併後、市勢発展のため、さまざまな
取り組みが行われてきましたが、京丹後市を取り巻く状況は依然として厳しく、特に、人口減少や
少子高齢化が進む中で、多くの課題に直面しています。
これらの課題を克服し、先人から受け継いできたすばらしい資源や宝にあふれているこのまちを守り、発展させ、また次代へ引き継いでいくことが我々の役目であります。このような考えに立って、新しい
基本計画のテーマを、市民が力を結集し、「“あるもの探しの
まちづくり”を進めることによって、市民と地域がキラリと“光り輝く”まち」をつくっていくことに重点を置きました。
基本計画の第1部、5つの
重点項目では、
市政運営の基本的・重点的に取り組むべき分野を記述しています。
第2部、
まちづくり「29の施策」では、
総合計画の
基本構想を実現するための具体的な
取り組み、施策を掲げ、
施策ごとに現状と課題を明らかにしながら、目標と目標値を設定し、目的を達成するための
取り組みの主な内容などを記述しています。限られた財源の中で、効率的かつ効果的な
行財政運営に努めつつ、常に時代の潮流を的確に捉え、
取り組みを進めてまいります。
詳細につきましては、
政策総括監から御説明いたしますので、よろしく御審議いただきますようお願いいたします。
○(松本経一議長)
政策総括監。
○(
木村政策総括監) それでは、第2次京丹後市
総合計画「
基本計画」案につきまして、御説明させていただきます。
最初に、正誤表を含めて追加資料が3種類ありますので、御確認ください。
まず、表紙をめくっていただき、計画の体系図をごらんください。一番上にありますように、
基本構想と
基本計画、
施策分野を区分しています。第2次
総合計画では、1、
基本構想と、2、
基本計画で構成していまして、今回の
見直し対象は2の
基本計画の部分となります。
なお、
基本計画、
施策分野ですが、それは現行の34項目から29項目に整理統合しています。
この
基本計画は、本日お配りしています別紙資料2の
総合計画審議会の答申に基づき策定したものでございます。審議会では、
市長マニフェストや
審議会委員、また、
審議会主催の
まちづくりワークショップに参加いただいた若者や女性、さらに、
ホームページ等に寄せられた多くの市民を初め、各種団体の代表、
学識経験者などからの御意見や御提案を踏まえて答申されたものであります。
では、次のページの2、
基本計画を御説明いたします。1枚めくってください。
まず、2の
基本計画の第1部、5つの
重点項目の1ページをごらんください。このページから14ページまでは、この
基本計画の期間において、
市政運営の基本的・重点的に取り組むべき分野を記述しています。
1ページのタイトルには、今後の
まちづくりの柱である「市民と地域がキラリと『光り輝くまち』に」、「“あるもの探し”の
まちづくりへ」を掲げ、1ページと2ページでは、今回の見直しの趣旨を説明しています。
5つの
重点項目として、輝くをキーワードに、まず1番目に
地域づくり、地域が元気に“輝く”
市民主役のまち。2番目としまして、
ひとづくり、若者が希望に輝くおもしろいまち。3つ目としまして、
ものづくり、輝く匠の技と資源が集積するまち。4つ目に
魅力づくり、輝く豊富な食材を活かしたまち。5つ目に
基盤づくり、輝く未来に社会の基盤を築くまちとしまして、3ページ以降に各項目の内容を記載しています。
1つ目の項目、3ページでは、1、
地域づくり、地域が元気に“輝く”、
市民主役のまちということで、光り輝くまちをつくり上げるために、地域力を高めることが必要ということ。そのために、(1)としまして、小規模多機能な自治の仕組みを検討。2番目に、安心の
地域包括医療・
ケアシステムを推進。3つ目に、全国注目の
健康長寿地域の特性を活かす。4つ目に、若者、女性、高齢者など市民総活躍の地域。5つ目に、市民の“生の声”を市政に反映し、広く発信することなどについて、現状や本市の強みなどを明らかにしながら、取組みの視点ということで、今後の
取り組みの方向性を記載しています。
2つ目の項目、6ページに、
ひとづくり、若者が希望に“輝く”、「おもろい」まちということで、まず1つ目に、仮称ですが、
京丹後未来会議の創設で若者の出番。2つ目に、歴史ある伝統芸能や芸術・文化を活かしたまち。3つ目に、
子育て環境日本一のまちを目指した環境整備。4つ目に、
小中一貫教育と郷土を愛する丹後学のすすめ。5つ目に、移住・
Uターン支援で次代の
まちづくり人材を確保の内容を記載しています。
3つ目の項目、8ページですが、
ものづくりということで、“輝く”匠の技と資源が集積するまちとしまして、1つ目が、
丹後ちりめん創業300年と
機械金属業の成長。2つ目に、経営革新や販路開拓で新事業・新産業の創出。3つ目に、人材の確保・育成、就労の促進と
テレワークの推進。4つ目に、
農林水産物の生産振興と
ブランド化・6次産業化。5つ目に、食や観光の恵みを与える
世界ジオパークの活用の内容を記載しています。
4つ目の項目、10ページですが、少しこの項目は特出しの項目となりますが、
魅力づくりということで、“輝く”抱負な「食材」を活かしたまちとして、1つ目に、美食観光で海の京都をさらに推進。2つ目に、
世界ジオパークを活用し、
体験型観光を全面展開の内容を記載しています。
5つ目の項目、12ページですが、
基盤づくりで、“輝く”未来に、社会の基盤を築くまちということで、1つ目に、
山陰近畿自動車道・
山陰新幹線の早期実現。2つ目に、ますます需要高まる
公共交通充実に対応。3つ目に、市民の命を守る防災や防犯の強化。4つ目に、魅力的な都市空間の創出と
街なみ景観の保全。5つ目に、多
文化共生等で“ソフト面”の
社会基盤整備。6つ目に、効率的・効果的な
行財政運営の内容を記載しています。
以上、基本的には京丹後市
総合計画審議会からの答申を受けた内容になっていますが、1点だけ、最終、今の14ページの(6)、効率的・効果的な
行財政運営につきましては、先ほどの資料2の
総合計画審議会からの答申書の本文3ページの最後の文章に書かれています、持続可能な
行財政運営に一層意を払っていただくようお願いしますという提言を踏まえ、今回の議案提案に当たり追加しているものであります。
次のページをごらんください。第2部、
まちづくり「29の施策」として、ここからが
基本計画の具体的な個別施策のページになります。
15ページから最終95ページまでは、
総合計画の
基本構想を実現するための具体的な
取り組み、施策を掲げ、
施策ごとに現状と課題を明らかにしながら、目標と目標値を設定し、目的を達成するための
取り組みの主な内容などを記述しています。15ページの施策1から始まり、92ページの施策29までの29の
基本計画を記載しています。
今回の見直しにおきまして、特に配慮した点を4点ほど申し上げます。
まず1点目は、これまでの事業の持続性や継続性にも考慮しながら、
必要最小限の見直しにとどめています。
2点目は、市民の方が読まれるものですので、できるだけ多くの市民の方々に読んでもらえるように、わかりやすく簡潔に記載するよう心がけています。
そして、3点目が、市民等からの意見をできるだけ踏まえて作成しています。
最後4点目が、京丹後市
総合計画と京丹後市まち・ひと・し
ごと創生総合戦略の目標値の進捗状況や評価結果も踏まえて、今回の29の施策に反映しています。
なお、各施策の細かい説明は、時間の都合により割愛させていただきますが、1つの施策を例に、中身を御説明申し上げます。
15ページの施策1、
地域経済を担う商工業の振興をごらんください。15ページから17ページにありますとおり、施策の目的、施策の目標、施策の主な内容、そして、関連する主な事業の4つの項目で構成しています。
施策の目的という最初の項目は、例えば、
地域経済の発展を図りますなどの簡潔な表現で、最終的な目的を示しています。
次に、施策の目標というところですが、そこでは、行政が誰に対して何をするのかという視点で作成しています。
そして、3つ目の施策の主な内容は、何をするのかという内容を示しています。
最後に、4つ目の関連する主な事業は、戦術的にどのような事業を使ってやっていくのかということを示しています。
以上、4つの大きな構成になっていますが、この4つの内容を決める前提となる現状と課題についても記載しています。
現状につきましては、できるだけデータを示し、現状がより具体的にわかるよう記載しています。
次に、課題につきましては、現状のデータをもとに、状況を改善するための課題を記載しています。この課題には、先ほども申し上げました京丹後市
総合計画と総合戦略の目標値の進捗管理により明らかとなった課題も記載しています。
この現状と課題を踏まえまして、施策の目標、施策の主な内容、関連する主な事業を作成していますので、これらは全て関連づけて作成しているものでございます。
このほかに、16ページに、めざす目標値がございます。こちらは、課題を踏まえて事業に取り組む上での指標であります。指標ごとに、
計画策定時の数値、現状の数値、平成36年の目標値を掲げています。
次に、16ページの下に
市民主役と協働の視点がございます。現在の
総合計画では、市民等の役割という項目で、若干義務的な書きぶりになっていますので、今回、
市民主役の視点と協働の視点に立って、このまちをよりよいものにするために、市民が主役となり、また、市民と行政が協働してやっていきましょうという趣旨で記述しています。
さらに、17ページに関連する個別計画がございます。これは、この
総合計画の下位に相当する個別計画を記載しているものであります。この
基本計画に基づきまして、具体的な事業を予算化し、執行していくことになりますが、施策管理や実施管理に役立てることができるよう、これら29の施策全てを予算、決算に連動させるとともに、事務事業評価につきましても、この体系に基づいて行うこととしています。
以上が
基本計画の説明となりますが、最後に資料2のほうですか、答申の文書3ページの(3)本文中の1ページをごらんください。
基本計画を含む
総合計画の今後の運用に関して答申がなされています。
少し文章が長いのですが、「現行の
基本計画を踏襲して、第2部において、
施策分野について詳細に記述していますが、包括的な見直しに当たっては、計画では執行機関の指針となる基本的な骨格的な内容の記述に止め、
施策分野の詳細は、計画に直接書き込むのではなく、計画の具体化として、執行機関の責任で、予算の編成を通じて市議会の承認を得て実行し、その実現状況を当審議会に報告し、その評価を求めるような組立てとすることが望ましいと考えられます。」といった答申内容もここに書き込まれていますことをつけ加えまして、補足説明を終わります。
以上でございます。
○(松本経一議長) 提案者の説明が終わりましたので、質疑を行います。なお、質疑回数制限につきましては、先ほどの議会運営委員会において、制限をしないことが確認されていますので、申し添えておきます。それでは、ただいまから質疑を行います。金田議員。
○9番(金田議員) 9番、金田です。木村部長、最初にお尋ねするわけですが、きょういただいた、この資料3、市議会「政策討論会議」における質疑・意見でありますが、これ、きょういただいて初めて見るわけなのですが、今から質疑をするに当たって、左の質問のところ、これは前の説明会のときに質問されたことが主にあると思うわけですが、当然ですが、同じ質問があると思います。そうなりますと、答申内容というのを今、初めて見せていただくのですが、それに準じたような答弁が予想されるわけです。あくまでも予想ですよ。なぜ、これ、きょうなんですか。せめてきのういただけば、目を通すことができる。今いただいて、これに目を通しながら審議できませんよ。なぜ今になったのか、まずそれからお願いします。
○(松本経一議長)
政策総括監。
○(
木村政策総括監) 資料3ですが、それは、実は審議会の資料としてつくっていたものでございます。今回、議会の議案の資料として、どこまでつけるかということだったのですが、政策討論会議、一応、議会基本条例でも認められていますので、していますが、事前審査ではなく、やはり政策討論会議であったということで、本日も同じような御質問があるのかなと思いますが、一応、そういうときに、この資料を見ていただきながら御説明させてもらおうということで、つけさせていただいていますので、それで全て終わってしまったのでは本会議の趣旨から少し外れるのではないかなということで、説明のための資料だということで御理解ください。
以上です。
○(松本経一議長) 金田議員。
○9番(金田議員) それでは、改めて、9番、金田です。それでは、まず最初に体系図、それと、目次に関して少しお尋ねをしたいというふうに思います。
計画の体系図、これは今、説明がありましたように、
基本構想と
基本計画に分かれているわけですが、この中で、これまでの
総合計画の中では、1から10の方針がありましたね。それで、これは今でも当然、構想の中での方針ですので生きているのですが、以前は1から10の方針を書いて、それから目次につなげていっているのですが、今回、方針が表記されていないという形になっています。まず、その方針を入れなかった理由は何でしょうか。方針を入れて、1から10までの方針の中で目次をそろえておられましたが、今回はこの方針を入れていない。その理由をお願いします。
○(松本経一議長) 企画総務部理事。
○(川口企画総務部理事) これにつきましては、審議会の中で出てきたことで反映しているのですが、29の施策なのですが、29の施策について、目標1から7まで、それごとにそれぞれ、例えば、15ページの施策1のところであれば、一番上のところに、目標1、歴史・文化、地場産業等の地域資源を活かしたまちというようなことを掲げていまして、今回、施策の1から29を分類するに当たっては、目標の1から7で分類をしました。
というのが、審議会の中で出てきたことなのですが、今回、5つの
重点項目で輝くまちという表現をいろいろとしているのですが、5つの重点の中でも何々のまちというような表現をしている関係から、この目標が何々の活かしたまちや継承するまちというような形で終わっていますので、そこに合わせたようなことで記載をしていくほうが、よりこの29の施策について、わかりやすいのではないのかといったような意見がありまして、こういうまとめ方を審議会でしていただいて、この形でお示しをしているということでございます。
○(松本経一議長) 金田議員。
○9番(金田議員) これ、方針はそのまま生きているわけですが、目標ということですか、わかりました。個人的には、これがなくても、すっきりして見やすいなという思いはあるわけです。それはあるわけですが、次のところで、また質問します。そういう意味で、なぜ方針を抜いたかということをお尋ねしましたが、とりあえずわかりました。
○(松本経一議長)
平林議員。
○17番(
平林議員) 17番、平林です。まず、前段で、審議会の答申の中にもあるのですが、基本的な考え方の中で、策定後、2年間しか経過していないという中で見直すことということですが、それは
総合計画の枠組みのもとでの見直しを行ったということなのですが、そういう中で、27年3月にこれが出されたということなのですが、その2年間において、前の市長のときなのですが、
基本計画で、市としてどういったことが前へ進んだのか、また、進まなかったのかというあたりを、どう分析をされて、総括をされて、今回の新たな5つの
重点項目に生かされたのかということをお尋ねいたします。
○(松本経一議長) 地方創生統括官。
○(近藤地方創生統括官) 27年3月に現在の
総合計画が作成されまして、その後、27年度の事業につきまして、
総合計画の進捗管理、そして、総合戦略のKPIという目標値に向けた進捗管理をさせてもらいまして、その評価結果をもとに新たに課題を明確にしまして、今回の
総合計画に反映しているという形になりますので、そちらは、特に27年度の評価をした上で、反映しているところで作成したものでございます。
○(松本経一議長) 平井議員。
○7番(平井議員) 7番、平井です。この
基本計画の1ページ、2ページ目のことについてですが、まず、大前提として、この2ページに当たっては、改善していく問題点を挙げて、その必要性を訴えているページなのか、それとも、市として、これをしていくという宣言文であるのか、そのところが少しあやふやに思われますので、その点について少しお聞かせください。
○(松本経一議長)
政策総括監。
○(
木村政策総括監) ここは、先ほど少し御説明させてもらいましたが、第1部の5つの
重点項目の全体的な趣旨を説明させてもらっている場所であります。
○(松本経一議長)
平林議員。
○17番(
平林議員) 済みません、少し進行の仕方がもうひとつすっきりしないのですが、質問の仕方としては、今、
基本計画の5つの
重点項目、これ全てにわたって、あっち行ったり、こっち行ったりして質問してもいいということですか。今、前段のここの部分だけでされているのですか。どういう流れで審議をされるのでしょうか。
○(松本経一議長) 議事進行ということかと思っています。先ほど議会運営委員会の中でも少し説明しましたが、重点5項目というのが、まずあります。その下に29の施策というのが、いわば連なっているということですので、形としては一体のものとしてあるわけです。あるわけですが、できれば、この重点5項目が大きな課題の集約して書き込まれている部分であるという判断から、できれば重点5項目に質疑をしていただければありがたいのですが、ただ、一方、施策についても関連する部分がありますので、施策の中身について聞きたいということがありましても、それを制限することはできないという判断をしています。
結果的には、あっちへ飛び、こっちへ飛びということが仮にあったとしましても、できるだけその辺は交通整理しながらと思っていますが、そのような趣旨で行かざるを得ないかなということで御承知おき願いたいと思います。
金田議員。
○9番(金田議員) 9番、金田です。実は、この5つの
重点項目の考え方、前の
総合計画、ここの
基本計画の考え方のときにも少し議論になったわけですが、私の捉え方は、この5つの
重点項目というのは、
三崎市長の
まちづくりの思いや、
まちづくりのための考え方、こういう部分をこの5つの
重点項目であらわすと、こういうふうに捉えています。それは前のときに、前中山市長の思いが、この
基本計画、5つの
重点項目だというような説明でいましたので、私はそういう理解をしています。そのもとで質疑をさせていただきたいと思うのですが。
まずは、ページ数に物すごくこだわるものではないのですが、こだわります。前のときには、この5つの
重点項目は5ページでおさまっていますね。しかし、今度提出されたものは、12ページから13ページに及んでいます。その内容の多くは、これをずっと読みますと、今の本市を取り巻く現状の説明、これが多くあります。私はこういった本市を取り巻く現状の説明は、
総合計画の
基本構想の序章のはじめにというところがありますよね、そういったところで触れる、また、
総合計画の策定の背景というところもあるわけですが、そういったところで本来なら触れるべきだというふうに思います。
それで、前段、ここは今回の見直しのところに入っていないので、そこに載せることはできないと思うのですが、次に、「光り輝く地域資源がまちの宝」や「楽しくなければ、面白くする」など、こういったような表記があるわけですが、これは、
三崎市長が光り輝く
まちづくりをしたい、
地域づくりや
ひとづくり、
ものづくり、こういったことを挙げておられるわけですが、この部分がこういった5つの方針を出されるための現状の説明だと私は思うのです。
私はそれをよしとしません。その説明をしますと、本市のこういった現状を受けて、
三崎市長としては5つの
重点項目を示されるわけでありますので、
重点項目をもっとわかりやすく、例えば、箇条書きにするなど、そういった表記にされるべきでありまして、文章で長々と書く場所でないと思うのです、この5つの
重点項目の位置づけそのものが。
後でも触れますが、29の施策の中にも、現状、課題、今、部長が説明されましたが、そういった場所があるのですよね。その中で示されている部分も、実はここでかぶっている部分もたくさんあります。ですから、私は、この
総合計画は京丹後市の憲法と言われていますし、捉えているわけですが、そういった私たち京丹後市の憲法と言われる
総合計画には、私はこういう表記の仕方はそぐわないと感じています。もし入れられるなら、
基本構想の始めの部分など、先ほど言いました、そういったところで述べていただくことが本来筋だろうというふうに思います。
説明が少し抽象的かもわかりませんが、私はそういうような意味でそぐわないと。基本的に説明文であるのでそぐわない、もっと
三崎市長のこういった
まちづくりをするといったところをわかりやすく、前面に簡潔に出すべきだというふうに根本的に思いますが、それについて、いかがでしょうか。
○(松本経一議長) 市長。
○(
三崎市長) まず第一に、今回の見直しというのは、初めて市長任期ということになりました。第1次は5年計画、前期・後期という中で、これはつまり、その時々に選ばれた市長が、
基本計画の中で具体的に方向性を示しながら施策に落とし込んでいくというふうなたてつけだというふうに私は理解しています。
今回、基本理念の
基本構想についてはさわらないということでありますので、それはできません。その中で、施策を打っていく場合に体系づけようと思うと、やはり現状の部分の大きなくくりの中の総括的なまとめ方をまず出して、その中にいろいろな29の施策が、それぞれの体系ごとに、
重点項目ごとに入っていくというつくり方、これは、手法はいろいろとあると思いますが、今回はこういう形で、この
重点項目についての現状と、また、方向性について、まずは説明をさせていただいたということであります。
○(松本経一議長) 金田議員。
○9番(金田議員) 市長の言っておられることはもっともでして、それには何も異論はありません、私もそう思います。しかし、これは
総合計画として世に出るわけですし、そこの5つの
重点項目。ですから、市長が新しく市長になられて
重点項目を出す、それはよくわかりますよ。しかし、その気持ちはわかりますが、なぜここまで現状の説明や、私が見れば必要でない説明文もたくさんあるように見受けるわけです。それも必要というような思いで出しておられると思うわけですが、私はそのあたりがとても理解ができないわけですが、具体的にそのあたりのことで、何か御説明願えるのであれば、再度お願いをいたします。
○(松本経一議長) 市長。
○(
三崎市長) メッセージといいますか、方向性というのは、ここで
基本計画の入り口として表現をさせていただくと。そのことをまず理解していただいて、そのために、実現するためには施策の中で掲げ、また個別の計画なり、事業が入っていくと。体系づけの中では、まず冒頭の部分で、方向性をきちんと皆さん方に理解をしていただく必要があるのではないかというふうなことですので、今回のこういう形で、当然、審議会の中でもいろいろな御議論があったと思いますが、そういうことで御理解をいただいたというふうに思っています。
○(松本経一議長) 谷津議員。
○19番(谷津議員) 19番、丹政会、谷津です。まず、重点5項目について、いま一度確認をさせていただきながら質疑をしたいのですが。
先ほど、部長の答弁ですと、この前段の部分、1ページ、2ページについては、重点5項目の趣旨であるというような説明だったかと思います。その重点5項目について、もう少し詳しく触れたのが、その後からのページだというふうな理解を、まずさせていただきました。その点は、それでよろしいでしょうか。
○(松本経一議長)
政策総括監。
○(
木村政策総括監) このページのここに書かせてもらっていますように、第1部、5つの
重点項目ということで、「第1部は、この
基本計画の期間において、
市政運営の基本的・重点的に取り組むべき分野を記述しています。」。29のほうは、「第2部は、
総合計画の
基本構想を実現するための具体的な取組み(施策)」という意味で書いていまして、この1ページ、2ページの部分といいますのは、今回の見直しに当たっての趣旨を書いているということでございます。
○(松本経一議長) 谷津議員。
○19番(谷津議員) わかりました。2年たって、この2年間を踏まえて見直すということの重点の5項目の趣旨が、この2ページの中に書いてあるという理解ですね。
先ほど金田議員も言われたのですが、非常にいろいろな言葉がたくさん入っていて、趣旨と言いながら、ここで何を言いたいのかということがわからないというのが私の率直な感想です。見出しを4つつけていただいていますが、「光り輝く地域資源がまちの宝」、「楽しくなければ、面白くする」、「若者も女性も高齢者も皆が出番」、これは恐らく3つとも手段だろうというふうに思っています。一番最初の「合併後も進む人口減少と高齢化」という、これは多分、課題としての現状認識ということだろうと思います。
重点5項目として、その趣旨を前段に書くのであれば、何を目指すのかということが、まずここにうたわれるべきだというふうに思うのですが、それについて、この重点5項目、端的に何をなすかということについてお伺いしたいと思います。
○(松本経一議長)
政策総括監。
○(
木村政策総括監) 端的に一番上に書いてあります「市民と地域がキラリと『光り輝くまち』に」、“あるもの探し”の
まちづくりへ」というのが、端的にどういうまちを目指すかということでございます。
○(松本経一議長) 谷津議員。
○19番(谷津議員) キラリと輝くまちということですが、これも恐らく手段ですよね。これまでの市長の話をお伺いする中で、まず市長がしなければならないと考えている一丁目一番地というのは、人口減少にいかに歯どめをかけるか、そのことだろうと思います。であるなら、まずここに書くべきはそのこと。そのための手段として、この5項目を挙げるという、恐らくそういう流れが自然ではないかなというふうに思うのですが、そのことが載っていないのはなぜでしょうか。
○(松本経一議長)
政策総括監。
○(
木村政策総括監) そもそも
総合計画のその前に
基本構想がございます。
基本構想の中に人口のこともありまして、その中に、どういったことを目指すかということでは
基本構想の中に全部、もっと大きな理念、そもそもこれに向かって、この4年間目指すべきこと、とりあえず掲げて、
基本計画のときに掲げることはこういうことですよ。
まちづくりの全体の方向性というのは、その上の
基本構想に全てあります。自治と協働によって進める
まちづくり、また、北近畿新時代への和のちから輝く京丹後ということで、いろいろな方針、目標を掲げています。その中に人口フレームということで人口を掲げていますので、その下に来る
基本計画だということを少し御理解いただければと思います。
○(松本経一議長) 谷津議員。
○19番(谷津議員) わかりました。
それで、5つの
重点項目を掲げているのですが、そのキーワードとなっているのが、輝くというキーワードであります。この5項目について、輝くということがどういうことを意味するのかについてをお尋ねをしたいと思います。一つ一つ、5項目ありますので、それぞれについて意味が違うのであれば、それぞれについて。統一した意味があるのであれば、そのようでも構いませんので、御答弁いただきたいと思います。
○(松本経一議長)
政策総括監。
○(
木村政策総括監) この書きぶりの関係かなと思うのですが、まず、3ページの
地域づくりで、「『光り輝くまち』をつくり上げるために、“地域力”を高めること」という形で、同じような書きぶりで先にさせてもらっています。この
地域づくりでは、「“地域力”を高めること」ということが輝く。
ひとづくりでは、「若者が希望に輝く」という意味でありますし、3つ目の
ものづくりといいますのは、「経済の活性化」というのが輝く。4つ目は、
魅力づくりということでは、「『食』の魅力を活かす」ということ。5つ目の
基盤づくりにおきましては、「全国的に格段の遅れのある高速道路や新幹線、公共交通などのインフラ整備を進める必要があります。」。ここは、ハード・ソフトも含めてですが、そういったことが輝くにつながるという書きぶりにしています。
○(松本経一議長) 谷口議員。
○2番(谷口議員) 2番、谷口です。少しお聞かせを願いたいと思います。まず、この「市民と地域がキラリと『光り輝くまち』」ということであるわけですが、これは
基本計画という形に合う標語なのかどうか。逆に言えば、京丹後市のまちを、こういう方向にしたいということであるならば、あえてこういうまちを目指しますよという基本理念というところに位置づけするのかなというふうに思って見ています。特に、
地域づくりや
ひとづくり、いろいろあるわけですが、あるもの探しということがあるわけですが、ある面では非常に抽象的なもので、ここにうたわれているという。
特に、そういった中で思うのが、3番の「“輝く”匠の技と資源が集積するまち」というところでありますが、確かにこういった、たくみのわざを生かしていくということについては、それはそれで重要なことだと思うのですね。しかし、もう一方で、29項目の中には、この項で言いますと、確かにこのものが
地域経済を担う商工業の振興という部分にも当てはまるだろうと思いますが、この29の施策の中に、就業者総数は平成13年度と24年度の統計調査で比較すると、27.6%減少しているという、この表現と、この5つの
基本計画の中身というものについての、この3の「匠の技」をという部分をどう結びつけていくのか。逆に言えば、こういったものを生かすのであれば、きちんとしたたくみが育てる、あるいは振興していくという、そういうものを、きちんとそこに当てはめてこなければいけないというふうに私は思っているところです。
あえて言いますと、前の
基本構想の中にもあるように、そういうたくみのわざと資源を集積するということであれば、その商業をどのように生かしていくのか。この理念が、ここに本来的にはうたわれてこなければ、計画そのものとしてのものが成り立たないように思うのですが、特に、そういう意味では、条例に基づいた商工業の総合振興条例というものとのここの絡みといいますか、そこの部分がもう少し、このたくみのわざと資源を生かすという中には、基本的にきちんと商業の、産業の振興、あるいは総合振興条例というものに基づいた、何をするのかというところが、ここでうたわれなければ、基本的な計画にはならないような気がするのですが、その辺についてのお考えについてお伺いいたします。
○(松本経一議長)
政策総括監。
○(
木村政策総括監) まず、前段の部分ですが、第2次
総合計画で御審議いただきましたように、この2、4、4という形で
基本計画を見直していこうということは、もう既に
基本構想の中で決まっていることでありまして、それに基づいて、今回、見直すということであります。
前回、では、この部分がどうだったのかということになりますと、もっと大きな市民総幸福の最大化を目指してということで、
基本計画の大きいところがありました。また、市民総参加で持続発展する京丹後市へという、これも非常に大きなテーマといいますか、そうだと思うのですが、やはりそういった言葉なり、キーワードというものを、その時々の2年、4年、4年というサイクルで見直していこうというところには、そういったところが生かされていくのかなと思っていますので、今回は、こういう光り輝くということで出しているということでございます。
それと、次の商工業の関係といいますか、これは8ページですね、「“輝く”匠の技と資源が集積するまち」ということで、この5つの
重点項目、なかなかわかりにくいかもわかりませんが、先ほど言いました、
市政運営の基本的・重点的に取り組むべき分野を記述していまして、イコール、ここがそのまま29の施策に体系的になるわけではありません。この体系図を見ていただければいいのですが、
基本構想と
基本計画の間の矢印の部分に、この間に
基本構想が全体を束ねるような形で、5つの
重点項目というものがあります。それぞれ縦割りに全部するのではなくて、横ぐしといいますか、そういったところが、基本的な29の全体的な考え方を横ぐしで刺したようなものが、この5つの
重点項目だというふうに、少しわかりにくいかもわからないのですが、お考えいただければと思います。
この8ページの「匠の技と資源」というところで、そこには具体的には(1)、(2)、(3)、(4)、(5)ということで、
丹後ちりめん創業や機械金属の成長、また、経営革新、販路開拓、また、人材確保・育成、就労、
テレワーク、また、農林水産業の生産振興と
ブランド化・6次産業化、あとは、食と観光の恵み、ジオパークの活用ということで、すぐそれが施策1の
地域経済をというところではなくて、商工業だけではなくて、ここは農林水産業も全ていろいろなことを含めた、先ほど言った横ぐしといいますか、そういう意味で、この
ものづくりというところは掲げています。
少し長くなって申しわけないのですが、15ページの施策1、
地域経済を担う商工業の振興のところで、先ほど言われた現状の部分ですね、この間で27.6%減。これは現状分析をして、数字的に、データ的にこうなんですよということで、あとは課題を掲げて、その次のページに施策の主な内容ということで、例えば、その中に、人材の確保・育成等と就労の促進や地域資源の活用と産業間・事業所間の連携促進による産業基盤の拡大などを入れて、言えば、たくみのわざという意味では、こういうところをしています。
また、次のページの17ページでは、では、具体的には何をしていくかというのが、関連する個別計画ということで、経済戦略、また、関連する主な事業ということで、ここには具体的に挙がっていくということで全体は構成しているつもりでありますので、この場所で全部を書き込んでいこうとなると、すごく全てをそこに書いていくことになりますので、こういう形で分けているということでございます。
○(松本経一議長) 由利議員。
○11番(由利議員) 11番、由利です。1ページと2ページについて少しお伺いしたいのですが、あえてここは市長の思い、趣旨だということを聞かせていただきましたが、見直しの趣旨ということですね。それで、4点、合併後も進む、光り輝く、楽しくなければ、若者も女性も、あえてこの4つを挙げられた、その根拠について、まずお伺いしたいのですが。
○(松本経一議長)
政策総括監。
○(
木村政策総括監) 見直しの趣旨ということで掲げさせてもらっているのですが、これが全部文章になると長くて読みづらいのではないかということで、タイトル的に挙げているということです。その項目の主に何を言っているかということをタイトルとして掲げることによって、市民の方に読んでもらいやすいように、どういった内容が書かれているかということを、まず見ていただければということで、こういう形に書いているものであります。
以上です。
○(松本経一議長) 由利議員。
○11番(由利議員) 市民にわかりやすいということですが、私、読んで、内容的に非常にわかりにくいのです。
といいますのは、例えばの話です。では、最初の「合併後も進む人口減少と高齢化」ということで、6行ほどは合併してたちましたと。急に、日本では人口減少という、そういう並びになっている。例えば、合併をして16年たったが、我が京丹後市で見れば、人口はこうこうならいいのですが、ぽんとつながらない。あるいは、「光り輝く地域資源がまちの宝」で、若者が希望にあふれる
まちづくりを進めると書いて、あえて、また、若者、女性も出番であるなど。それから、「楽しくなければ、面白くする」ということで、前半の六、七行は、言えば非常に平易というのか、こういうのだなと書いて、急に下に行くと、地場産業の振興や観光の振興、ぼんとかたくなってくるなど。表現にしてもいろいろ、言い回しがばらばらになっているということで、もし見直しの趣旨があるならば、やはりこれらを私も、先ほども出ていましたが、コンパクトにできなかったのかなということも感じますし、否定的な文章もあったり、いろいろと言うと切りがないのですが。
そういう意味で、見直しの趣旨であるならば、もう少しこれがコンパクトになるようなことが考えられなかったかどうか、それについてお伺いします。
○(松本経一議長)
政策総括監。
○(
木村政策総括監) 確かによく言われるのです、コンパクトに、コンパクトにということで、一番の
地域づくり、
ひとづくり、
ものづくり、
魅力づくり、
基盤づくりという言葉もコンパクトに入れたり、いろいろなことはしているのですが、コンパクトにすると、今度は、この言葉が足らない、あの言葉が足らないなど、いろいろなことがこの審議会の中では審議もされまして、これは、特に
総合計画審議会の中で、こういった文章というのは全部つくられたわけですが、そういったところで、いろいろな御意見が出されてきまして、できる限りたくさんのいろいろな御意見を反映させるために何とかこういう形でまとめられたのですが、その辺で少し長くなるので、こういうタイトル的なことを入れて、これはレイアウト上の工夫ですが、そういった工夫がされたということでございます。
○(松本経一議長) 由利議員。
○11番(由利議員) わかりますよ、審議会のことを重視されて入れられたと。では、コンパクトにできないなら、もう少し整理をというように私は思うのです。先ほどから、市民がわかるように具体的に提起をするなら、やはりそれなりの整理の仕方が工夫されるべきではなかったかなということで申し上げたということです。質疑になりませんが。
○(松本経一議長) 松本直己議員。
○16番(松本直己議員) 16番、日本共産党、松本直己です。今回の
基本計画の5つの重点では、感想としまして、若い方々の率直な意見や声をワークショップ等で集められている、そういう書きぶりになっているということは評価したいと思います。そういう点で、こういう声や意見をワークショップ等で深めていくというようなことで、今後も若い人たちの声を聞いていただきたいというふうに思います。
4ページの
地域づくりについてですが、
地域づくりの最大の問題は、先ほどもありましたように、人口減少にどう歯どめをするかということ、そして、今、住んでいる居住地域で、これからも健康で生き生きと暮らしていけるかどうかということだと考えます。
そこで、京丹後市
まちづくり委員会から、12月21日に提言書が
三崎市長に出されています。その内容について、この計画書でどのように反映されているのかということがお聞きしたいということなのですが、京丹後市の
まちづくり委員会の提言の内容は、2004年に旧町が合併し、京丹後市になり、皆さんもよく御存じのように12年間で8,535人減少し、高齢化率も34.3%に上昇。早急に対策を講じないと、地域そのものが維持できない状況になると指摘された上で、旧6町ごとにある市民局の強化が必要で、市の各部を統括する副市長を直轄組織にするよう求めておられます。
地域の実情に詳しい市民局に地域振興の専門員を配置し、予算執行の一定の裁量を持たせるようにという提言だというふうに認識しています。こういう
まちづくり委員会からの提言、これがどういうふうに、この計画で反映されているのかというようなところを少し聞かせていただきたいと思います。
○(松本経一議長) 市民部長。
○(藤村市民部長) まず、この3ページの部分の中の(1)に挙げています小規模多機能な自治の仕組みを検討という部分があるのですが、これについても、
まちづくり委員会のほうでは提言の中で出されています。今、先ほど議員がおっしゃっていますように、大変、
少子高齢化が進んでまいりまして、地域の維持が難しくなっている。小さい集落がふえて、なかなか集落単位では自治が非常に難しいという中で、少し広い範囲、例えば、旧小学校区や旧村落単位のそういう地域運営組織を立ち上げて、その中で運営をしていくべきだというようなことで、それが、いわゆる小規模多機能自治と言われる部分になるのですが、そういうものについての
取り組みということを進めていくという部分で、ここにうたわせていただいている部分でございます。
○(松本経一議長) 松本直己議員。
○16番(松本直己議員) この小規模多機能自治ということで、審議会の中でも議論がされているように思います。議事録なども見させていただきましたが、議事録の中では、委員の皆さんも、この小規模多機能自治についてのイメージを持たれるのに大変苦労されているというふうに思いました。
そういう意味では、こういう仕組みづくりを、例えば、区長協議会等の場で、どのように進めていかれるというような、具体的なことはこれからだとは思いますが、イメージをされているのかということをお聞きしたいのですが。
○(松本経一議長) 市民部長。
○(藤村市民部長) 議員がおっしゃいますとおり、なかなか小規模多機能自治といいましても、イメージしにくいのではないかというふうに思っています。それで、まだ今、予算はこれから出させていただく、今、調整中ではございますが、平成29年度に、この小規模多機能自治について、職員もですが、区長方初め、地域の皆さんにも、小規模多機能自治とはどういうものか、なぜ必要かというあたりについて、研修をしていただいていきたいというふうに思っています。
今までで、それぞれの単位の区でしていましたものが広がるということで、例えば、イメージしやすいのは、久美浜町でしていただいていますような地区活性化協議会や、網野町であります連合区のような形、形としては、そういうような形になると思いますが、中で行うものについてが、それぞれいろいろな機能を持たせていく仕組みをその中でつくっていきたいというようなことを考えていまして、それについて、来年度から、その
取り組みを進めていきたいというふうに思っています。
○(松本経一議長) 由利議員。
○11番(由利議員) 11番、由利です。先ほどの続きで、もう一点聞くことを忘れていました。
重点が1から5まである中に、「取組みの視点」というのが今回入っていますね。それを見せていただくと、非常に抽象的なもの、あるいは、このポイントで「取組みの視点」をするのなど、そういうところが伺えるところが、細かく言いませんが、出てくるわけです。
そういった意味で、市民にわかりやすくというようなことが常に言われている中で、この「取組みの視点」を入れられた、ここに挿入された、その根拠と、どういうあたりをどうされようとしているのか、その辺について少しお伺いいたします。
○(松本経一議長)
政策総括監。
○(
木村政策総括監) 先ほどの5つの
重点項目での説明もさせていただいたのですが、「取組みの視点」の前に、基本的には市の現状や、あと強みですね、あるもの探しということですので、強みをまず挙げて、では、どういう形でそれを生かしていくか、また、解決していくかというのが「取組みの視点」であります。そこに事細かく、こうしてこうしていきますというのは書けないものですので、そういったことを、次の
まちづくりの施策29の中に書いています。
ですので、
まちづくりの29でも、同じように現状もありますし、課題もありますし、取り組む内容もありますし、具体的な目標値、また、あとは、さらに具体的な事業、計画、細かくそこでは掲げていくということですので、ここでは、どういった方向性かということを、ここで指し示していく、どういった観点で取り組んでいくかというところを示しているということであります。
○(松本経一議長) 金田議員。
○9番(金田議員) 9番、金田です。市長、少し市長にお尋ねするのですが、私は市長の
まちづくりの思い、これは十分に理解できますし、それを一生懸命されればいいというふうに思っています。ですから、そのことに異を唱えるものでは全くありません。中には、どうかなと思う部分もありますが。
私が申し上げたいのは、今、
基本構想がありますよね。それから、後に、34から29になりましたが、施策がありますね。この
総合計画として、中に5つの
重点項目として挙げるのであれば、前と後ろとの整合性のことを私は少し疑問を感じているのです。ですから、整合性や、それから、文脈、文面としての載せ方など、そういったことについてお尋ねをするわけです。
例えば、こういうことです。市長が目指す
ひとづくり、
地域づくり、そういったことも当然進めなければなりませんが、市内の景気がよくなって、市内の商工業やお店や
機械金属業にしても、それから、観光関連など、カニを食べにたくさんの方に来ていただく、そういうことと、建設業にしましても、サービス業にしましても、いろいろな産業が元気にならないと、お金が回るといいますか、循環型経済社会になって市内が元気になっていくことこそが、
ひとづくりや
地域づくりにつながると考えるわけです。
そういう点で、もう一つ、市長は、例えば、企業誘致などでも、外部の企業の誘致から市内の企業の拡張をしていただく、移転、そういったことに力も入れるというようなことも方針に示されているわけですが、これをするには、まさに市内の商工業の振興、これをまず図らなければならないというふうに思うわけです。
それで、この
総合計画でも、やはり
基本構想のイの一番に、目標1、あるいは
基本構想1に、産業基盤の維持・発展を図るというようなことがうたわれているわけです。それで、市長の出されている、この5つの
重点項目は、少し私の感覚で言いますと、そこに整合しないのではないかというふうに思うわけです。
施策に少し触れますと、そこでも施策の第1番で、実際には
地域経済の商工業の振興が出ていますよね。そこで出ているにもかかわらず、構想にもイの一番で商工業の振興があって、施策でも商工業の振興がうたわれている。ですから、何とか市長の
まちづくりの思いの中で、やはり私はそういった意味で言うと少し整合しないのではないかなという、そういう感覚です。
ですから、内容のことを申し上げているわけではありません。これをずっと市民が目を通したときに、今まであれば、順番にこう行っているのでわかりやすかったですよね。そういった意味で、もう少し整合させていただくほうが市長の思いが前に出るのではないかと、こういうような思いがしているわけです。
ですので、今のままで言いますと、市長、
三崎市長は商工業の振興に力を入れないのではないかと、こういう声が確かに聞こえていますし、そう言ってくる方もおられるわけです。そんなことはないのでしょう、市長。商工業の振興に力を入れられますよね。そうでなければ、市に元気が出ていかないと思うのですね。ですから、それをもっと前面に出される。そのために、私は5つの
重点項目の中でも整理していただいて、それをとにかく早く打ち出していただく。そういった意味で整合していないのではないかということを申し上げているのですが、その辺についてはどうでしょうか。
○(松本経一議長) 市長。
○(
三崎市長)
基本構想と
基本計画、これは整合はとりながら、当然、審議会の中でも体系づけている。その
基本構想の流れの中で、今回どのように整理するかと。それで、商工業だけが特段ということではなしに、全て重要であります。
その中で、順番というよりも展開の仕方。まず、やはり今回、人口減少をどうとめるかというのは、まず、その地域がしっかり運営されていかなければ、京丹後市全体、人体としたときに、そういったところがなくなっていくことは、これは大変なことであります。その中で、そのためには何を一体として、いろいろな施策をしていくかということの中でなので、
基本構想は変わらないわけです。
その中で、特に今回、重点的に、もっと今まで不足していたところだろう、今回の4年間で、こういうことをもっともっとしていかないと全体が低迷してしまうというふうなことですので、順番ということではなしに、
基本計画ですので、
総合計画ですので、全てを網羅してありますし、その中で、施策というのは実際に計画や事業、そういったものでお示しをさせていただくということですので、余りそういったことにこだわってつくったということではありません。
○(松本経一議長) 金田議員。
○9番(金田議員) 市長、そうであれば、私は
まちづくりの基本的な考え方、思いは共有していると思います。それは、私はそう思うのです。手法が少し違うのですね。私は、
ひとづくりも
地域づくりも、地域の経済がしっかりとして発展していってこそ、
ひとづくりや
地域づくりにつながっていくというふうに私は思っているのですが、今の市長のお答えを聞きますと、やはり
ひとづくりや
地域づくりが先だと。それによって経済も活性していくと、こういうような答弁だというふうに思うわけです。私は、それは、いや、そうではないと。やはり
地域経済が活性することが全てのことにつながるというふうに、そんなふうに捉えられると思うのです。
ですから、
三崎市長が、いや違うと、今、首を振られましたが、そうであるならば、整合させてくださいな、これをずっと。商工業にせよ、産業の振興ということを。
基本構想にもイの一番、施策でもイの一番ではないですか。そうであれば、5つの
重点項目の中にも、それを前段に持ってきていただくと。私は、そうすることが市民の理解につながると思いますが、いかがでしょうか。
○(松本経一議長) 市長。
○(
三崎市長) 整合性を図るというのは、では、ずっとこのまま市長任期のたびに、それは変える必要がないと。商工業も地域人材も、将来的なことを見ると両方手を打っていかないと、企業だけが残るなんていうことはあり得ないわけで、地域があり、人があって、人材、次世代を育てていかなければ、企業も商工業も成り立たない。そうであります。
ですから、余りそこを、どっちが優先順位があるかというのは違うというふうに思っていますね。それは全て、それは事業なり、予算の中で示させていただくことになると思いますが、やはり、これだけ人口減少が多くなると、やはりそのことをまずしていかないと、京丹後市全体が非常に危機的な状況になるという部分がありますので、それに歯どめをかけていくと。人口減少のスピードをできるだけ緩やかにしていきたいというふうなことですので、御理解をいただきますようお願いいたします。
○(松本経一議長) 櫻井議員。
(「休憩しよう」の声あり)
○(松本経一議長) 休憩を求める声がありましたので。ここで11時10分まで休憩します。
午前10時55分 休憩
午前11時11分 再開
○(松本経一議長) 休憩を閉じ、休憩前に引き続き会議を開きます。
この第2次京丹後市
総合計画の
基本計画の策定につきましては、この後、特別委員会に付託審査を予定されています。先ほど来の質疑の中で、やや一般質問に近い質疑も一部あったような印象もありますので、できましたら、特別委員会で質疑を深めていただくための論点のあぶり出し、また、課題の指摘といった形の質疑が展開されることを期待しています。
それでは、引き続き質疑を行います。櫻井議員。
○8番(櫻井議員) 8番、櫻井です。2ページに関してですが、大きく「楽しくなければ、面白くする」、その後の文章の「このまちのイメージについて、『東京から一番遠いまち』、『田舎で、楽しくも面白くもないまち』などと評されます。」というような、京丹後市に対するマイナスなイメージが、この文言の最初のほうにうたわれていますが、なぜこの否定的な文言をあえて使っているのか、その意図を少しお聞かせください。
○(松本経一議長)
政策総括監。
○(
木村政策総括監) タイトルにあります「楽しくなければ、面白くする」ということに結びつくために、こういった言葉から始めているということになります。
○(松本経一議長)
水野議員。
○12番(
水野議員) 12番、水野です。先ほど、整合性というふうなお話がありましたが、私もその観点から1点質問したいと思うのですが。
まず、それまでに、この重点5項目の1ページ、2ページの中身ですが、これ余りにも、まだ文章として練り上げられていないという感想を持っていますし、これについては、ぜひもう少し格調高い文章にすべきだということは、まず申し上げた上で質問したいと思います。
例えば、1つの例を挙げて、
重点項目の8ページ、
ものづくり、匠のところですが、この前文のところで、「このまちで育っている子どもたちに、地域産業の実情を知ってもらうことが大切です。中高生の職場体験や学生のインターンシップなど、郷土の産業教育や情報発信にも力を入れていかなければなりません。」とあります。
これを受けて、施策の1、商工業のところですが、16ページ、
市民主役と協働の視点のところに、それに関連したことが書かれています。つまり、「中高生の職場体験や学生のインターンシップ等、郷土の産業教育などを通して市内産業の実情や魅力を発信し、このまちの将来を担う子どもや若者に伝えることが必要です。」とあります。
ところが、施策26、学校教育の充実、85、86ページの中には、
市民主役と協働の視点の中に学校支援ボランティアの記載はありますが、この重点5項目で書かれ、あるいは商工業の振興の中で書かれている生徒たちのインターンシップや職業体験といったことが全く書かれていません。これ、市長のマニフェストの中で、ふるさと教育やハローワーク教育など、相当教育に熱い思い入れがあると思いますが、この学校教育に関する施策が追いついていない。
こういうことで、端的に言って、この施策29と重点5項目とが、きちんと整合性がとれていない。もっと言えば、施策29全般を通して、旧来型の施策と余り変わりがないのではないかと思います。追いついていないのではないかなと思います。その点について、考え方をお尋ねしたいと思います。
○(松本経一議長) 教育次長。
○(横島教育次長) ただいま、施策の部分に
重点項目がないのではないかという御指摘がありますが、7ページのところをごらんいただきたいと思うのですが。
4の「『
小中一貫教育』と郷土を愛する『丹後学』のすすめ」の中の「取組みの視点」の中では、「地域が一体となり、職場体験等の教育活動をサポートするなど」ということで、現在、中学校で行っています職場体験をもう少し工夫をしていくというようなところも書かせてはいただいていますので、全くこちらのほうが、そこを意識していないということはありません。
○(松本経一議長)
松本聖司議員。
○1番(
松本聖司議員) 1番、松本です。政策討論会議で何点か申し上げましたし、大分直していただいているというか、また答申内容、資料3も見させていただいて、本会議ということでありますので、あえてここで聞くことでもないという思いもあるので、何点か、その中で。僕の中で大きな議論だと思っています。
それこそ、1ページ、2ページです。先ほど
水野議員からもございましたが、要らないとは申し上げませんが、文章再編、見直しする必要があるのではないか。先ほどの質疑の中では、4年間の見直しの計画の趣旨をここにというような話もあったと理解していますが、それでも、読んで理解できません。特に、政策討論会議でも申し上げましたが、なぜあえて社人研の5年後の計画よりずれているということを、ここで強調する必要があるのか。
総合計画の11ページの人口フレームのところでは、平成27年の人口フレーム、17年からのそういうこともしっかり書き込んであって、あえて申し上げさせていただければ、それから何人、それからたくさん減って、286人減ったことが、読みようによれば強調されているということにしかならないのですが、そのことが必要あるのかということです。あえて、このことについては、直接社人研にも電話をさせてもらって確認もさせてもらいましたが、余り誤差という言葉は使いませんでしたが、社会増減によるところが非常に大きいと思っていますし、前向きな計画で、現状を知ってもらうのであれば、人口フレームのところで十分なのかなというふうに思っていますが、改めてお願いします。
その下の地域資源、光り輝く地域資源ということが、あと、
ものづくりのあたりでも地域資源を活用するということがたくさん出てくるのですよ。ところが、観光のことについては昔の古典を引っ張って少し述べてありますが、右の「若者も女性も高齢者も皆が出番」というところの2行目に、少し地域資源というものが書いてあります。「人、生活、自然、歴史、文化という“地域の資源”を」という。本来、例えば書くのであれば、地域資源に書かれてしかるべきです。ですから、地域資源ということが何を指しているのかというのは非常に抽象的であります。そのことも説明していただければ、またいいですが。
それは、例えば、少しページをめくらせていただきますが、
ものづくり、8ページを少し見ていただけますか。8ページの上の3の大くくりの一番下のところにも「地域資源を活用したイノベーションや起業」、こういうところにも書いてありますし、また、具体的に(2)の「取組みの視点」という中にも、「地域資源を活用した新たな事業分野への進出」、また、もう一つ、次のページの上から2行目ですが、「地域資源の活かし方次第で、新たなビジネスが生まれる可能性にあふれています。」という。こういう意味、それが何に基づくのかと言えば、先ほど申し上げましたように、2ページのところで、京丹後市における人や生活や自然や歴史や文化ということが地域資源だということですが、これは逆に言えば、全国どこでもという話になるのですが、そういう意味で、ここにフォーカスしたいということなのかどうかわかりませんが、地域資源ということが非常に曖昧だし、言葉が適切なのかどうか、少しこの辺の考え方をお願いします。
あと、「楽しくなければ」、先ほど櫻井議員からもありましたが、私も政策討論会議でも申し上げましたが、ここで載せるということは、京丹後市は今まではおもしろくなかったまちだということを是認することだと思っています。果たして、そういうことで適当なのかどうか、
総合計画。それについてお願いしておきます。
あと、もう一つ、その下です。「若者も女性も高齢者も皆が出番」ということなのですが、このことを具体的に触れているのは、最初の4行は僕は全体に係ることだと思っていますので、そういう意味では、その下の2行がこのことに係る中身なのですよ。そういう意味では、改めてこれを全体に議論させてもらうと、この前の4つの項目のことが本当に必要なのかどうかということを思って、改めて答弁ください。
あと、4ページをお願いできますか。できるだけ細かいことは触れないでおきたいですが、4ページの(4)のところに、これは政策討論会議の中で質疑もさせてもらいました。コミュニティビジネスの応援補助金の関係です。そのときの部長の答弁は、しっかり検証をされていないというような発言だったというふうに理解していますが、先ほど、地方創生の中で近藤統括官からありましたのは、KPIも含めて成果指標をもとにこれをつくっているのだという話と相矛盾するようなことになっていないのか。それとも、12月15日以降で、しっかりこの辺が検証できたのか。
なぜ、これを強く申し上げるかといいますと、1つのことが、そのことが、1つの考え方がしっかり整理されていないと、ただ事業を行えばいいということになりはしないかというふうに思って心配しているわけですが、改めて、このコミュニティビジネスの検証がしっかりできたのかどうか伺っておきます。
以上、お願いします。
○(松本経一議長)
政策総括監。
○(
木村政策総括監) たくさんあって、忘れなければいいのですが。
まず、2ページのところですか、人口、データの関係。前にも政策討論会議のときにもお話がございまして、この辺も審議会でもどうでしょうかねということでの御相談もさせてもらいながら考え、この記述をさせてもらっているのですが。
基本構想は基本的には10年で、2年、4年、4年で
基本計画で変えていくということで、最近の情勢をきっちり、やはり人口減少の状況というものを市民に具体的に説明するためには、事実として理解してもらうためということですが、この辺でデータを用いて記述する必要があると考えるということで、先ほど資料3でお配りした3ページの9、11のところで少し書かせてもらっています。そういう形で、審議会でも御議論していただいたということでございます。
次に、地域資源ですが、2ページ目は、「地域の資源」という書き方にしています。地域資源というのをいかに定義するというのは、そもそも京丹後市の地域資源は何かと定義をすること自体は無理があると思っていまして、ですから、あるもの探しの
まちづくりへというのは、地域資源をもっと、今まで何とも思っていなかったのが、これが地域資源になるかもわからない。地域資源というものを、これからもっともっと探して、それを活用していきましょうということですので、何をもって地域資源かという定義は少し難しいのではないかなというふうに、京丹後市のそれぞれを、その都度変わっていきますので、いろいろなことがあります、ということで、こういう書き方をしているということであります。
次に、「楽しくなければ、面白くする」というようなところですが、別に楽しくないからということではなく、やはり魅力のあるまちにして、特に若者や女性のワークショップなどでは非常にこういう御意見がたくさん出たことを、審議会として載せたということもあるのですが、そういった、なかなか人口減少、若者も都会に出ていくのだが、都会は何か魅力、おもしろさがあるのかなというふうな感覚。実際行けば、どうかわかりませんが、そういったようなことがあって、若者からの御意見の中では、やはりおもしろいまちというふうに捉えれば、何とか帰ってくる、もっとそういう意識が、実際にはおもしろいまちなのに、それに気づいていないのではないかというような意味も含めて、この「面白くする」ということが入っていますので、別におもしろくないという意味ではないと思います。そういうことを、もっともっと探していこうということであります。
そういうことで、「若者も女性も高齢者も皆が出番」というのは、特にそういうところにしたのですが、かといって、やはり高齢者、審議会に出られていた方や市民の中から、高齢者も、我々も仕事をリタイアした後でも、いろいろなところに、地域で活躍していきたいと、出番が欲しいと、そういったことが、もっともっとそういう出られるような
まちづくりをしてほしいということで、こういうことの言葉を掲げているということであります。そういったところで、4ページの
地域づくりですか、そこにも「若者、女性、高齢者」とわざわざまた同じような言葉が入ってきて、これは強調しているのですが、そういうことであります。
そこで、コミュニティビジネスということがありまして、先ほど、検証自体は出ていない、検証と効果とは違うと思うのですよね。実際には、効果は今も上がっていると思うのです。検証しているかどうかというのは、また別の問題で、非常に効果が、当然、事務事業評価、これをする前にはどうだったかという検証もしていますので、その辺は市民部からお答えさせてもらいますが、実際には、こういうコミュニティビジネス応援補助金を使って、移住・定住に結びついたり、今、本当に地域の課題解決に結びついている事例は確かにあるということで、ここで、現在の現状などを書いているということでございます。
○(松本経一議長) 市民部長。
○(藤村市民部長) コミュニティビジネスの関係ですが、以前に議会からも御指摘を受けました関係もありまして、現在、事業が終わったところにつきまして報告書を求めまして、実際のそういう事業の成果なり、効果なりについて出していただき、検証をしているところでございます。
○(松本経一議長)
松本聖司議員。
○1番(
松本聖司議員) ここで延々とするつもりはございませんので、あれなのですが。あえて市長に伺っておきます。市長は、ことしの1月4日の新春年賀会に、フランスの哲学者アランの話を引っ張られて、こう言っておられますよね。悲観主義は気分に属し、楽観主義は意思に属するのだという、私も大変好きな言葉ですが、この趣旨は、後ろ向きな発言はしない、考え方をしないで、自分の意思を律して、しっかり前向きな議論をしていきましょう、このために、この1年していきましょうということですし、もっと言えば、市長の今後4年間の大きな考え方に通じているなと思っているのですが。
そこで改めて、この社人研の数字が、こういうところに上がってくる。ある面で、これは見る人が別の見方をする人がいれば、こういうふうにも見られると思うのです。過去12年間の政策的な
取り組みの失敗であったというようなことにつながりはしないかと僕は危惧するのですよ。
だから、市長が年頭でおっしゃったことから考えれば、こういう文章は、あえて市長の思いを載せた
総合計画に不必要である。また、おもしろくするために、おもしろくなければ、こうするんだという、そういう否定的なことも、あえて載せないのが市長の
総合計画であるべきだし、京丹後市民の皆さんの協力を得て、まちをつくっていくわけですから、その辺の整理が、市長、必要ではないかというふうに思っています。
あわせて、もう一個聞きたいのは、今、部長の話を聞くと、審議会の話の答申をそのまま出してきていると、それがこのままということなのですか。本来は、審議会の答申を受けて、それをもとにして、市長以下がこのままでいいのかどうかということで、最終的に議案で提案されるということが本来の筋だと思っていますが、それが変わったところがあるのかどうか、そういう考え方に基づいているのかどうか、そのこともあわせて伺っておきます。
○(松本経一議長) 市長。
○(
三崎市長) 社人研の話。今回、人口フレームについては、変更、それから、見直しはしていませんね。人口フレームのときには社人研の、平成22年が国勢調査の数値で出したので、第2次の時点では一応、社人研の注意ぐらいを数字を置いたと思います。それで、その上で現状としては、その部分については社人研、1つの物差しで、2年たって、こうだったと。
それで、国勢調査も27年で確定値が出たというようなことで、現状、まず、起こしの部分でやはり認識する必要があるだろうというふうに思いますし、一方で、個別計画で事業計画になった場合には、やはり将来の推計人口というもので一定計画をつくっていくということもあるので、現状、ただきちんと整理しただけであって、そのことを受けて、では、今からどうするかということです。そのために、これから4年間、どう取り組んでいくかというふうな整理の中で、まず現状は、きちんと表現し、認識していただいて、皆さんにそれに対してどう立ち向かっていくかということを示させていただいたということでございます。
○(松本経一議長)
政策総括監。
○(
木村政策総括監) 審議会、先ほど提案説明でも言わせていただいたのですが、当然、審議会の答申に基づき策定しています。審議会からの答申に基づいて、パブリックコメント等も行いながらさせていただいて、市で最終的には決定しているということであります。審議会に諮問して、内容を全部精査して、チェックもいただいて、答申をいただいているということであります。
ただ、先ほど言いました最終14ページの効率的・効果的な
行財政運営という(6)の部分ですが、その部分については、別にこれは答申の内容に入っていなくて、答申書の本文にあった趣旨を生かして、市でつけ加えて、変更を加えた部分でもあります。
なお、答申書の中にもありましたが、個別の29の細かい施策については、むしろ予算等にも影響してきますので、
基本計画の中に余り入れるべきではないのではないかというような答申もいただいているということを、先ほど申し上げさせてもらったところでございます。
○(松本経一議長) 市長。
○(
三崎市長) 審議会の田家会長とは、途中経過も含めて何度かお話はさせていただきました。また、今回は審議会が、この答申にもございますが、若者と女性を対象にして独自でワークショップ、市が主催ではなしに、審議会で意見を聞いて、この
総合計画の
基本計画の中に盛り込みたいということで、特に未来会議ですか、というようなことも、そこはやはり非常にいい意見がたくさん出たということで、これをぜひ、今回だけに終わらず、これからの4年間の中で、そういった声をやはり市政に反映するような組織が必要ではないかというようなことで、御提言もいただいたということですので、そういったことも常に経過はお聞かせいただきながら、それを受けて、最終的に、今、
政策総括監が答弁させていただいたようなことで提案させていただいていますし、もちろん、これを議会で御審議いただくわけですので、それは、また十分審査をしていただきたいということであります。
○(松本経一議長)
政策総括監。
○(
木村政策総括監) あと、1ページ、2ページが少し後ろ向きな表現がというふうにあったのですが、この辺も、審議会でもそんな御意見は確かに出ていたこともあります。そういったことですが、最初はやはり人口減少と高齢化というところ。事実をきっちり把握して、市民も行政も現実をきっちり注視して、今後の
まちづくりに取り組んでいくべきだというところで、最初は現状ですので、現状をただ淡々とデータを並べたということであります。
「光り輝く地域資源がまちの宝」や「楽しくなければ、面白くする」や「若者も女性も高齢者も皆が出番」といった、むしろ前向きのタイトルを、こういう形でつけていこうということで、こういう構成にしているということであります。
○(松本経一議長)
松本聖司議員。
○1番(
松本聖司議員) 済みません、市長、答弁がなかったので。この冒頭の1ページ、2ページの現状把握という考え方ということは理解もできますが、一方で、先ほども申しましたように、過去を否定することにつながりかねないのではないか、そういうふうに捉える人が出てくるのではないか。それは、京丹後市のこれからの
まちづくりにとって決してプラスにならないのではないかというふうに危惧をしていますので、その答弁がなかったのですが、改めてお願いします。
○(松本経一議長) 市長。
○(
三崎市長) 私、前から申し上げていますように、旧町のときから、やはりそういったことが非常に大きな、それぞれのまちであったというふうに思っていますし、懸命に施策も打たれてきたというふうに思っています。
しかし、合併したのも、その中の1つの選択肢であったということもあると思いますが、現実としてはそういったことが起きたということで、日本を見れば、東京一極集中、それを改善しようということで、今、地方創生があるということですので、我々の地域も、やはりそういったことを、どういうふうに克服していくかということを、どう前向きに、政策ももっと付加していく。それから、今までしてきたところはどうかということも、1つは十分に検証しながら、新しい方向性もやはり模索していく必要がありますし、現実、総合戦略等でしていますが。
そういったことですので、決してそれがマイナスではなしに、現実がそうであったと、今、結果としてこうであるので、それをやはり皆さんが共有して、前にどう向かっていくかというふうなことで、この
基本計画4年間をぜひ一緒に進めていただきたいということで捉える、私はそういうつもりであります。
○(松本経一議長) 吉岡豊和議員。
○5番(吉岡議員) 市長に重点5項目の考え方についてお伺いいたします。今までの基本方針から言いますと、10項目ありますが、その3番目の「次世代エネルギーを活かした環境未来都市をつくります。」。前市長は、環境については非常に熱心に行政をされていたと思うのですが、今回の5つの
重点項目の中では、環境施策に対する考え方が、表記がほとんどないと私は見ているのですが、その辺、当然、市長の考えに基づいて見直しを行われていますので、それは市長の考え方で、それはいいと思うのですが、その環境の考え方が5つの
重点項目に入っていないということは、この5つの
重点項目が最重要であって、環境問題は、どちらかと言えば、表現は少し適切でないかわかりませんが、二の次という考え方のもとに、こういう5つの
重点項目の表記にされたのかどうか、お尋ねいたします。
○(松本経一議長) 農林水産環境部長。
○(山下農林水産環境部長) 今回の体系の中で、環境部分につきまして一定整理を一応させていただいていまして、従前の計画の中では、ごみの廃棄物の適正処理という部分と循環型社会の構築というようなことで施策が2つに分かれていましたが、この部分について、7のごみの削減と再資源化の推進ということで、廃棄物、それから、循環型社会ということで統合させていただいていますし、それから、生活環境以外、自然環境の部分についても施策の中で挙げさせていただいています。
また、5つの重点の中にないというような御指摘でございますが、これにつきましても、力を入れないという意味合いではなく、引き続き、市民の方を巻き込みながら協働で取り組んでいく必要があるというふうに考えています。
○(松本経一議長) 松本直己議員。
○16番(松本直己議員) 16番、日本共産党の松本直己です。
基盤づくりのページ13、(3)の「市民の命を守る防災や防犯の強化」についてというところで、特に「防犯・交通安全面では『日本で第1級の安全で安心を感じられる住みよい
まちづくり』を目指す」と書かれていますが、この第1級のとは、何か根拠があっての、例えば、数値的な目標が近づきつつあるなどというようなことで第1級という言葉を使われているのか、細かいことでありますが。
いわゆる基地を持つ米軍・軍属の交通事故が頻繁に起きている今の京丹後市の現状を踏まえながらも日本で第1級のという、交通安全面でそういうものを目指すと記載されているということですが、そこのところを少しお聞きしたいと思います。
○(松本経一議長) 市民部長。
○(藤村市民部長) 済みません、遅くなりました。
これにつきましては、施策の11で46ページのところにも書いてあるのですが、施策の主な内容としまして、京丹後市では、京丹後市笑顔あふれる安全・安心
まちづくり推進委員会というものをつくりまして、それによって、防犯活動や各種の交通安全活動等を実施するということで、こういうことによりまして、日本で第1級のこういう安全・安心を感じられるような住みよい
まちづくりを目指しているという、そういうようなことでございます。
実際、現状としましても、刑法犯の認知件数などは減少をしているという実態もございます。
○(松本経一議長) 松本直己議員。
○16番(松本直己議員) 今、お聞きしましたように、米軍・軍属の交通事故、その他のことについての問題についてはいかがでしょうか。含まれているのか。
○(松本経一議長) 市民部長。
○(藤村市民部長) 交通安全につきましては、特に地域住民や地域外の方、また、外国人等、特に分けてはいません。全てに対してという意味での表記等をさせていただいているところでございます。
○(松本経一議長) 田中議員。
○15番(田中議員) 15番、田中です。私は、京丹後市が合併して13年になるという中で、人口が減少するという中で、どう市長としては人口減少を抑えていくということを掲げておられるし、そういった点で、やはり地域の経済基盤、これをしっかりとしていく必要があるという点では、8ページの
ものづくりのところが、そういうことに該当するのではないかなというふうに思います。
そういった観点から、私は常々、地域内の経済循環、このことが非常に
地域経済を支え、仕事をつくっていくという点では重要だというふうに申し上げてきましたが、この
ものづくりの項を見ますと、「“輝く”匠の技と資源が集積するまち」だということで、そこに光を当てて掘り起こしていくということではないかと思うのですが、京丹後市には、やはり技術やいろいろな産業、文化、それらを基盤にして多様な産業間での連関があるわけで、その地域内で構成された、そういう中で付加価値が生まれ、それが地元にさらにまた使われていくと。内発的な発展ということを根幹に据えなくてはならないという、そういう点では、いろいろな産業、農業にしても兼業農家が地域の農業・農村を支え、そういったことを重要な役割を果たしているし、産業構造も大きく変わって、医療・福祉分野で働いておられる皆さんの構成も大きい部分を占めるという点では、そういう部分も含めた経済循環といいますか、どう、そこをつなげて、さらに発展をさせていくかという観点が必要であるというふうに私は思うわけですが、なかなかそういうことが読み取れない
重点項目になっています。
そういった点で、本当に市長が言われるように、人口減少を抑えていくという点では、
地域経済、働く場所をしっかり確保して、そこで暮らしていけるということが重要だと思うのですが、そういうことは大体どこに書いてあるのか、全体を通してそういう視点で考えておられるのか、伺っておきたいというふうに思います。
もう一つは、
基盤づくりのところで、高速道路や新幹線のことが言われていますが、私は、鉄道にしても、在来線をもっと拡充するということが多くの皆さんから言われていますし、それから、生活幹線道路の整備をするということで強調されていますが、生活道路や、それから産業道路、細かい話になりますが、農道の維持管理がなかなか厳しい、農業や林業をさらに推進するということになれば、そこにこそ力点を置いた産業
基盤づくりが必要だと、そういったふうに思いますが、そういった点は述べられていない点についての説明。
それから、公共交通の充実という点で、先日も市民と議会の懇談会の中で、網野と久美浜はEVタクシーということで、一応、空白地域ではないという定義になっていますが、予約が入っていれば使えないなど、なかなか十分な機能を果たしていない、そういう状況もありますし、目標年度はずっと先になっていますので、これは前倒ししてでも、しっかりしていく必要があるのではないかという、本当に生活の基盤にかかわる問題として、もっとスピード感が要るというふうに思いますが、その点についての検討がなされたのかどうか伺っておきます。
○(松本経一議長) 経済循環の考え方の記述が見当たらないのではないかといった、そんな趣旨が1つあったと思いますが。
政策総括監。
○(
木村政策総括監) 恐らく地域循環型経済といったような言葉が出ていないという、前にも政策討論会議で御意見・御質問があったようなことかなと思うのですが、この辺もいろいろと議論した中で、当然、地域循環型経済というものもあるのですが、今、いろいろ保護主義や保護貿易など、いろいろと言われていますが、地産地消や地域内消費だけといった地域内の循環の視点も本当に必要ではあるが、地域外外商や外貨の獲得などの観点も非常に大切であるといったことで、特段ここには入れていないということで、本日お配りした資料3の4ページのQ15で、検討した経過については書かせてもらっています。
次に、道路の関係もあるのですが、基盤整備の12ページのところです。そこで、(1)の「取組みの視点」、タイトルは「
山陰近畿自動車道」や「
山陰新幹線の早期実現」とはしていますが、「取組みの視点」の一番下には「『生活幹線道路網』の整備を推進します。」といったことで掲げています。
また、公共交通、それぞれEV乗合タクシーなど、そういったことにつきましては、施策の15、56ページで、施策の目標なり、目的なり、現状と課題も含めて、さらに施策の主な内容を掲げて取り組んでいくということにしています。
○(松本経一議長) 和田議員。
○13番(和田議員) 13番、和田です。資料3のことで少し確認させてください。資料3の8ページの38です。この「『丹後産コシヒカリ』ではなく、『京丹後産コシヒカリ』」とありますが、回答ですが、文章も少しわかりませんが、最後に「必要があります。」ということは、京丹後産コシヒカリとするということなのでしょうか、1点だけ。
○(松本経一議長)
政策総括監。
○(
木村政策総括監) 特Aをとっている地域ブランドといいますか、地域商標が丹後産コシヒカリということなのです。京丹後産コシヒカリという地域商標はございませんので、事実として勝手に京丹後産ということは書けませんので、特Aをとったのは丹後産コシヒカリというのが正しいので、そういうふうに書いているということです。
今後どういうふうに展開して、そういうネーミングをするというのは、また別の問題でございます。ですので。(「どっちともとれる」の声あり)(「必要ありますとある」の声あり)特A評価を獲得しているのは丹後産コシヒカリであり、そのような記述をする必要があります。丹後産コシヒカリという記述をする必要がありますという意味です。
○(松本経一議長) 橋本議員。
○18番(橋本議員) 18番、橋本です。4点ほどお伺いします。4ページのところの「市民の“生の声”を市政に」というところがあるのですが、特に「取組みの視点」のところで、生の声を聞くということなのですが、ワークショップやフラット座談会など、いろいろな仕組みで聞いていくということ、これについてはすごく大切なことで、していく必要があるというふうに思うのですが、そういう聞き方では、全ての声というのはなかなか難しい、限界があるというふうに思うのですが、そこに行けたり、参加できたりする人はいいのですが、そうではなくて、本当に生活困窮者や中小零細業者など、そういういろいろな層の声を拾うという意味では、そういうところに、そういう仕組みに来てくださる方だけではなくて、やはり市長や市の職員が能動的に外に働きかけていくという、そういう聞き方というのが一方では要るのではないのかなということを思うのですが、この生の声を聞くという考え方には、そういう、働きかけて、出ていって聞くという、そういうようなことも含まれているのかどうかというのが1点です。
それから、もう一つ、中山市長時代には、誰一人置き去りにしないというフレーズをよく使われたのですが、今回のこの計画の
重点項目5項目を見させてもらっていると、やや福祉というか、そういう意味での記述というか、中身が少し、文章だけを見ると薄いのかなという感じはします。後ろの施策のところ、18、19、20、このあたりには書かれてはいるのですが、そういう意味で、福祉に関しての
取り組みのトーンというか、そういうものは変わらないのかどうかというのが2点目。
それから、3点目は6ページですか、
京丹後未来会議という、それを創設するというようなことがあるのですが、読ませてもらうと何となくイメージはわかるのですが、どういう構成で、どういった性格で、どういうところを目指して、どれくらいの年月日というか、期限をという、そのあたりがどういうことなのか、もう少し説明をお願いできればというのが3点目。
それから、4点目です。7ページ、「
子育て環境日本一のまち」と書かれています。すごくいいなというふうに思うのですが、何をもって日本一というふうに言うのかというのはいろいろとあるとは思いますが、日本一と書くには、やはりかなりの思いがないと書けないというふうに思うのですが、書くのは書けますが、それを実現しようと思うと、かなりの思いがないとと思うのですが、どういうような思いで、この
子育て環境日本一というあたりを書かれたのか、お伺いしたいと思います。
○(松本経一議長) 広報広聴統括官。
○(田上広報広聴統括官) 市民の声を聞くというところですが、市長とフラット座談会につきましても、申し込みを待っているばかりではなしに、必要あるときには市長のほうからお話をしたいと言う。要綱の中でも整理していますし、いろいろな機会を通じて、予算や施策に生かせるように、申し込みを待っているばかりはなしに、こういった方とお話をしたいなと市長が思った場合は市長から呼びかけるということにもなっていますので、そういうようなこともあわせて、広く意見を聞いていきたいと思っていますし、有識者会議でも御意見をいただきながら施策を進めるのではなかろうかなと思っています。
○(松本経一議長) 教育次長。
○(横島教育次長) 子育ての関係です。本市では今でも、特に教育委員会が所管している子ども未来課の部分については、待機児童がゼロであるなど、支援センターで、そういうところに入ってこられないお母さん方に対する施設の充実度であるなどは、他市に比べると、今までも十分努力をしているというふうに日ごろから思っています。それをより充実させていきたいという思いを持って、日本一を目指すという表現をさせていただいています。
○(松本経一議長) 健康長寿福祉部長。
○(岸本健康長寿福祉部長) 福祉の関係でございます。誰一人置き去りにしないというような記述が今回入っていないということでございますが、これまでの第2次京丹後市
総合計画の中の5点の
重点項目の中でも、そういった記述は、その部分ではなかったというふうに思っています。そういった記述がないからといって福祉の部分が後退しているわけではございませんので、御理解をいただきたいと思います。
○(松本経一議長)
政策総括監。
○(
木村政策総括監) (仮称)
京丹後未来会議ですが、まだ今、ここに書いてあるとおりでありまして、「若者世代の交流や
意見交換、研さん、さらには行動を起こしたりする場」をぜひ創出してほしいというような御意見もたくさんありました。そういうことで、ここにもありますが、「おもろい」、「おもしれぇ」まちをどうやってつくっていくかということで、若者の感覚や女性の感覚、また、市外在住者等の視点を取り入れて、例えば、行政が今まで担っていた分野や領域、空き家対策や子育て、また、具体的にはまだはっきり、これどうなるかわかりませんが、例えば、インターンシップなどをみずからしてもらう。今までは行政が全てする、行政が全てするのではなくて、地域や若者たちがいろいろな形で、むしろビジネス的な手法なども取り入れたり、自分たちのまちを何とかしたいというおもしろさを取り入れて
まちづくりができるようなプラットホームといいますか、そんなことができないかなということであります。
ただ、具体的にはこれから予算もありますが、まだまだ仕組みづくりはこれからしていくということになります。
以上です。
○(松本経一議長) 浜岡議員。
○4番(浜岡議員) 4番の浜岡です。大事な議論をしていただいているわけですが、私、思いますのは、このまちの熱、体温、これがどんどん冷めていっていると。まるで、このまま行きますと、それこそ心肺停止になりはしないかという、私は危機感を持っています。
この勢いというものをとめる、このベクトルをどっち向きにしていけばいいのか。行政ですと、すぐにその効果があらわれるのは、1つの手を打っても、あしたあらわれるわけではない。5年、10年後にその結果があらわれてくる。5年、10年後になって、あのとき、こうしておけばよかったなと、あのとき、なぜ気づかなかったのだろうということを考えてみますと、この現状を、どうつかまえるかということが一番大事だろうと思います。
そこで、ここにも冒頭に書いてありますが、やはり人口減少問題だと。それから、商業売り上げもどんどん減っている。企業数もどんどん減っている。従業員数もどんどん減っている。子どもの数もどんどん減っていく。こういうことをしっかり危機感として市民の皆さんにわかっていただかなければいけないと。
明治維新が成功したのも、あるいは、第2次世界大戦の後で日本が復興したのも、国民のみんなが大変な危機感を持ったからこそ、明治維新のあの結果、みんなが頑張って、20年後には日清戦争、あるいは日露戦争、30年後に大きな国をつくった。戦後もそういうことがあったわけです。だから、この危機感というものを市民がしっかりするべき。
先ほど余り悲しいことを言ってはいけないということがありましたが、私は、どんと言うべきであります。そして、その上に立って、市長がどういうことをしようとしているか。それを
総合計画に盛ってあるのだと私は見ているのですが、さっぱりわかりません、そこのところは何が盛ってあるのか。そして、これをしていけば、どうなっていくのだという市長のお考えも、私はここで聞きたいなと、こう思っています。市長、いかがですか。その辺のところはどうお考えになりますか。危機意識と、それから、御自分のお考え、それに対する施策、それをどう
総合計画に盛っていこうとしておられるか、ここのところが、もう少しはっきりと、この
総合計画では私は見えないのです。教えてください。
○(松本経一議長) 危機感をどう思っているのか、それに対して、市長が
総合計画でどのような考えで、それに対応されていこうとされているかといった、そんな趣旨かと受けとめたのですが。市長。
○(
三崎市長) 危機感があるからこそ、多分、6町が合併、苦渋の決断ということで1つになったということは、1つにはあると思います。当然、私もそういうつもりで、この京丹後市の将来、未来にかけたということですので、その責任は強く感じているところはございます。
そういった中で、こういった現状は、皆さんよく認識は、議会の皆さん、あるいは我々もそうなのですが、市民の皆さんも当然ということで、今回、やはり
まちづくり委員会も、今のままの自治運営組織だけでいけるのかという危機感の中で御提言もいただいたりした中で、例えば、今から持続的に福祉、あるいは産業を続けていこうと思うと、行政ができる部分と市民の皆さんに担っていただく部分、それをきちんと整理をしていかないと、行政がいつまでも今のままで財源的にもいけるかというと、非常に厳しい面もありますので、それはお互い将来に向けて危機感を共有しながらしていくということで、この1ページ、2ページのところで、現状と、それから、今からの特に大きな課題の中で、5つの
重点項目。そして、施策は29項目、既にお示しをさせていただいていますので、それにさらに付加しなければならないということがあれば、また議会でも御審議をいただきたいと思っていますが、それは当然、危機感と、やはり前に行く意思というものをお互いに共有しながら、とにかく、当面できることと、5年、10年後にやはり生きてくるものを峻別しながら、やはり総合的にしていく必要があるというふうに思っています。
○(松本経一議長) 浜岡議員。
○4番(浜岡議員) 今のお話のとおりしていけば、5年、10年後には後悔しなくていいような格好になるといいのですが。この
総合計画でもって、市民のみんなの力、行政の力、また、市民の側の力というものをまとめることができるのか。また逆に、まとめられずに、市民も立ち上がらずに、みんなが寄りかかったままで行って、ずるずると今のこの合併からの12年間の流れをとめずに行ってしまわざるを得ないのか、その辺のところが非常に心配になりますが、市民の力を掘り起こすような施策というものも非常に肝要かと思いますが、この辺のあたりは
総合計画にも盛ってあるのでしょうか、どうでしょうか。
○(松本経一議長) 考え方が中にあるかどうかということですが。市長。
○(
三崎市長) 当然、私もですし、議員の皆さん方も、この現在の京丹後市を何とか未来に向けて行動を起こしたいということで当選されてきたと思っていますので、向かう方向は1つだというふうに思っていますし、職員もそうであります。
そういった中で、今回の第2次の
総合計画ということで、今回は
基本計画ということで、5つの
重点項目と29の施策ということでお示しをさせていただきました。その中で、具体的なものは計画、あるいは事業として、実施計画も含めて、これからのこの議決をいただいた中で、予算も含めてしていくわけですが、それはお互いに、当然、議会からの御意見もいただきながら、一般質問等でもございますし、とりあえず、前に向かって強い意思を持って一歩進めるということが大事ですので、これは、これからこの
基本計画をお認めいただくことは、我々が今、今回の議案として提案させていただいていますので、さまざまな御意見、また審査をいただきながら、それをまた今後に生かしていくということであるというふうに思っています。
○(松本経一議長)
政策総括監。
○(
木村政策総括監) そういった意味も含めまして、特に
まちづくり施策29の視点のほうに、先ほども御説明させてもらいましたが、
市民主役と協働の視点という書き方を、全部のそれぞれの
施策ごとに最後に入れていますので、そういうことであります。一緒に共有しながらする必要があるということで、単に行政の施策のみで
まちづくりができることではないということを、ここに書かせてもらっています。
以上です。
○(松本経一議長) 中野正五議員。
○10番(中野正五議員) 10番、中野正五です。8ページの
ものづくりのところなのですが、(1)で、
丹後ちりめん創業300年と
機械金属業の成長と書いてあるのですが、私は、たくみのあるのは、ほかにも商工業の中にはたくさんおられると思うのですが、ここは1つだけ聞かせていただきたいのが、
丹後ちりめん創業300年というのは、イベントのことを、この計画に入れてあるのかどうか少しお聞かせください。
○(松本経一議長) 商工観光部長。
○(新井商工観光部長) 皆さん御存じのように、丹後ちりめんができましたのが1720年というようなことで、2020年、オリンピック・パラリンピックの年に創業300年を迎えるということでございます。そこを1つの目標としまして、いかに、ここに書いてありますように情報発信していくかというあたり、29の施策でも16ページに施策の主な内容ということで、②番の2つ目の丸ですね、これ新たに、こういうふうにつけ加えさせていただいています。そういったことを1つのきっかけとして、基幹産業であります織物業や機械金属など、
ものづくり産業ということを情報発信したり、そういったあたりの
取り組みをすることによって、産業振興の施策をしていこうという1つの目標ということで掲げさせていただいているということでございます。
○(松本経一議長)
平林議員。
○17番(
平林議員) 17番、平林です。先ほど橋本議員も聞かれたのですが、4ページのところです。市民の“生の声”を市政にということで、答弁では、出かけていって話も聞かせてもらうのだということなのですが、市長の体も1つですので、ここにはぜひ市の職員の方も外へ出て、市民一人一人から聞き取り調査を行うことが必要ではないかと思いますが、いかがですかという点が1つと。
もう一つが、6ページの
京丹後未来会議ですが、今、たくさんの審議会がありますね。それらとのすみ分けというのですが、若者に入っていただくというようなことも書いてあるのですが、今の審議会の中で、こういった問題が議論ができないのかどうか。それとも、やはり違うメンバーで、しっかりこの問題については考えていただくのだという方向なのかどうかという点を、2つ目お尋ねします。
それから、最後に
基盤づくりのところです、13ページ。前回の政策討論会議のときも聞かせていただいたのですが、5番の多文化共生というところでの問題なのですが、多文化共生の形成の
取り組みについてということなのですが、この問題について別段否定することではないのです、たくさんの外国市民の方がおられるということで、交流機会を設けるということは必要だというふうに考えるわけなのですが、その中に、今回、米軍の軍人や軍属が含まれているというふうに理解します。その多文化共生の注意書きの中にも、「対等な関係を築こうとしながら、地域社会の構成員として共に生活できる社会」という注意書きがあるのですが、軍人・軍属におきましては、やはり日米地域協定の中で違った、日本の法律が適用されないという異質の集団であるというふうに考えるわけです。ですから、ここに含めるべきではないと考えますが、いかがでしょうか。
○(松本経一議長) 市長。
○(
三崎市長) 生の声をということで現在もしています。では、市長だけかというと、そんなことはありません。部局それぞれ、今もしていると思います。市民局、あるいは教育委員会、いろいろなところで声を聞かせていただいていると思っています。政策提言もあると思います。議会も昨夜とあしたですか、やはり市民の皆さんから政策提言を聞かれて、議員活動、あるいは一般質問で、そのことを市政に反映するということで。
それは、別に形をつくる必要はない。あえて形ばかりにこだわると、本当の声なのかどうかということもありますので、それは今まで以上に、もっともっと市民の皆さんの声を聞かせていただくスタンスというのは進めていきたいというふうに思っています。
○(松本経一議長)
政策総括監。
○(
木村政策総括監) まず、
京丹後未来会議ですが、名称が仮称にしていますが、会議ということで、何か審議会や委員会など、そういう市長の附属機関かのようなふうに捉えられているかなと思うのですが、余りそういうイメージではございません。そんな法律や条例に基づくような会議ではなくて、むしろ自分たち、若者たちなどが主体的に集まれると。先ほど申しましたように、プラットホームになるのか、そういうようなことでの仕組みを考えているということであります。
次に、多文化共生プランとの関係でもあるのですが、この注意書きの米印の多文化共生社会とはどういうことかという説明書きでございまして、だからといって対等云々などという問題ではございませんので、ぜひその辺は、そういう形で御理解いただきたいと思います。
ただ、京丹後市、議員も御存じだと思うのですが、多文化共生プランの中にも、軍人・軍属の居住を開始したということで、外国人市民として位置づけて多文化共生プランもつくっていますので、そういったところからプランとの整合性もありますので、こういう形になっているということを御理解いただきたいと思います。
以上です。
○(松本経一議長) 池田議員。
○22番(池田議員) 22番、池田です。何点かあるのですが、まず1点目、市長にお聞きしたい。
基本構想があるので、大きく逸脱するようなことはできないと思うのですが、市長の独自性を出していただきたいと思うのですが、この「市民と地域がキラリと『光り輝くまち』」という、端的に言えば、こういうまちを目指すのだということだと思うのですが、どうもわかりづらいですね。個々の1番、2番、3番と個別に見ていくと、こういうことかなというのがある。トータルで見た場合に、「市民と地域がキラリと『光り輝くまち』」とはどういうまちなのかという、そういったことの市長の思い、それを聞かせていただきたい。
それから、重点5項目があります。多分これはどれも重点だと思うのですが、あえて1番に
地域づくりを持ってこられたということですね。この順番について、やはり市長の思い入れが強いものから挙がってきているのか。いやいや、そうでなくてということなのか。であるならば、この順番については議会の修正も可能かなと思うのですが、そのあたりの考え方を聞かせていただきたい。
それから、3点目、地方創生について。国も非常に危機感を持って、この地方創生の施策をしているわけなのですが、審議会の皆さん方にはこの思い、地方創生とは何ぞやというようなことが、しっかりレクチャーされて、こういった答申が出てきたのか。あえて言うならば、地方創生のキーワードの1つに地域の連携ということがありますね。この地域も幸いか、北部地域連携都市圏に国の認定を受けています。そういった内容が、この中には、DMOや海の京都ぐらいしかないのではないかなと。積極的に5市2町が連携をしながらしていくのだというようなことが、この中では読み取れないのですが、そういった考えは、今回の
基本計画の中には盛り込まれなかったのかどうか、以上3点お願いします。
○(松本経一議長) 市長。
○(
三崎市長) このタイトル、非常に言葉は難しいというふうに思います。その都度、どういうふうな表現をするかということについては、それぞれの捉え方があるというふうに思っていますが、やはり人口減少のスピードにブレーキをかけたいということですので、やはりそれぞれの地域がしっかりと持続可能な自治運営組織としてしていただくということが、非常に大きな、今も本当に地域によっては厳しい場面に立たされているということで、こういったことで、それに向けていろいろな分野、商工業、あるいは医療・福祉も含めて、教育も含めて、そこに集中をさせていくという、横ぐしといいますか、連携といいますか、そういったものを1つは考えとしてあるという中であります。
それから、この順序立てですが、決して優先順位ということではなしに、マニフェストのつくり方と一定合わせたということがありますし、
まちづくり条例の中でも幾つか項目がありますが、それとその都度、ぴたっと合っているかということは、そういうことはありませんので、それぞれをしっかりとしていくと。特にということですし、施策には、それにつながる、ここには表現のないものも多少はあるかもしれませんが、それは施策としてしていくということですので、そういうことになります。
○(松本経一議長)
政策総括監。
○(
木村政策総括監) 今の5つの
重点項目の14ページをごらんください。上の2行目に、国内外の友好都市との交流を図ったり、京都府北部5市2町が1つの圏域を形成して、地方創生に取り組んだりといったようなことで、5つの
重点項目の中にも掲げています。
あとは、施策24、79ページにも、細かくそういうことは掲げているということでございます。
○(松本経一議長) 引き続き、どうぞ。
○(
木村政策総括監) 審議会のメンバーへの地方創生ということですが、先ほどの審議会の答申書の中にメンバーがずっと書いてあると思いますが、実際には、地方創生の推進委員会という、別にまた審議会的な会議があるのですが、ほとんど同じようなメンバーですので、そもそもよく御存じの皆様がたくさんおられるのだろうなと思っています。
○(松本経一議長) この後、特別委員会に付託審査を予定していまして、特別委員会の委員として御協議していただく方々も、まだまだ手が挙がっているわけですが、この後、特別委員会で引き続き委員会質疑があるわけですが、どうしてもここで質疑する必要があるということがあれば結構ですが、そのあたりを少し勘案しながらの質疑をお願いしたいと思います。
金田議員。
○9番(金田議員) 9番、金田です。私、施策をお尋ねしていませんでしたので、1点だけさせてもらいたいと思います。
その前に、8ページの一番下、「人材の確保・育成、就労の促進と
テレワークの促進」という部分ですが、次のページに、本市には、製造業、医療、農業、建設業、観光、サービスなど7つの業がありまして、ここに建設業が挙がったこと、就業者数の順番にここに表記されたこと、これについては評価をさせていただきたいというふうに思っています。
それから、43ページ、これは施策10のところですが、ここも3番の「防災・減災体制の充実」というところの丸の4つ目に、「あらゆる災害に備え、『防災』、『減災』のインフラ整備を進めます。」という、この文言が入ったというふうに思っています。災害が多発している昨今、災害、あるいは、最小限にとどめるという、そういう意味の減災ということで対応することで、この文言が入ったことについても評価をするところであります。
お尋ねしたいことは、施策のところで、以前は一番上に方針が書かれていましたね。今回は、方針ではなくて、目標が書かれているというふうに思っています。この10の方針は、
基本構想には生きているというふうに思うわけですが、実は、少し調べてみました。方針というのは、目的を達成するために、全ての人々がそういった思いや考え方を共有して行動を起こすと、こういうような意味でありますし、目標は、少しトーンダウンした目的・課題に、期間と到達したいレベルを加えたものということを鑑みますと、ここでなぜ方針ではなくて、目標という表記にしたのか。その理由をお聞かせください。
○(松本経一議長) 企画総務部理事。
○(川口企画総務部理事) 目標ということなのですが、
まちづくり基本条例に基づく7つの目標で、
基本構想もここをスタートにして、
まちづくり基本条例の基本理念、それから、7つの目標、その後、それを受けた基本方針という形で、
基本構想を策定したということでございます。
今回、
基本計画の見直しに当たって、基本方針の10を施策の頭に持ってくるのではなくて、この
まちづくり基本条例の7つの目標を頭に持ってきたほうが、まちという表現の仕方といい、よりわかりやすいのではないのかといったことから、ここを頭に持ってきたというようなことでございます。
○(松本経一議長) 金田議員。
○9番(金田議員) 体系図では、
基本構想の中で、理念と基本方針。それで、基本方針のところで、10の方針が示されています。ここで方針が出てくるのですが、体系図では、その目標という言葉、文言はここでは出ていないにもかかわらず、そういった表記の仕方をしたと、そういうまとめ方をしたということだと思うのですが、そのことについて、さらに追加の説明があるのであればお願いしたいと思います。なければいいです。
○(松本経一議長) ありますか。ないようです。質疑はありませんか。これで議案第2号の質疑を終結いたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第2号については、お手元に配付した11名の議員で構成する
総合計画審査特別委員会を設置し、これに付託の上、閉会中の継続審査とすることにしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○(松本経一議長) 御異議なしと認めます。
したがって、議案第2号につきましては、お手元に配付した11名の議員で構成する
総合計画審査特別委員会を設置し、これに付託の上、閉会中の継続審査とすることに決定いたしました。
ここで午後1時30分まで休憩いたします。
午後 0時30分 休憩
午後 1時30分 再開
○(松本経一議長) 休憩を閉じ、休憩前に引き続き会議を開きます。
先ほど開催されました
総合計画審査特別委員会で互選していただきました委員長、副委員長を事務局長から報告いたします。
○(中田
議会事務局長) それでは、事務局から先ほどの
総合計画審査特別委員会で互選されました結果につきまして御報告申し上げます。委員長に金田委員、副委員長に水野委員、以上のとおり決定されましたので、御報告申し上げます。
○(松本経一議長) 日程第5 報告第1号
専決処分の報告について《
教育委員会事務局公用自動車交通事故(11/9)に係る
損害賠償額の決定》を議題といたします。提出者から報告の説明を求めます。梅田副市長。
○(梅田副市長) 報告第1号につきまして御説明申し上げます。
平成28年11月9日、教育委員会事務局教育総務課職員が公務を終え、峰山町新治地内を公用車で走行中、左方向から飛び出してきました小動物を避けるため対向車線にはみ出してしまいまして、相手方車両に衝突し、右側フロントフェンダーからドア、リアホイール、バンパー等を損傷させ、損害を与えたものでございます。
過失割合につきましては、相手方には過失は認められず、当方が過失割合100%として、去る平成28年12月26日に、
専決処分により損害賠償の額を55万1,560円と決定いたしました。
この
損害賠償額につきましては、全国自治協会自動車損害共済の共済金で対応することをあわせて御報告申し上げます。
繰り返しの事故の発生となり、おわびを申し上げます。
○(松本経一議長) 報告の説明が終わりました。特に質疑等があれば許可いたします。金田議員。
○9番(金田議員) 9番、金田です。この事故、55万円という結構多額ですよね。それで、少しお尋ねするのですが、小動物が出てきたということですが、時刻は何時だったのでしょうか。それと、避けたので、小動物とは衝突はしなくて、対向車と衝突したのか、そのあたり。それから、ここに書いていないので、けがはなかったというふうに思いますが、そのあたりについて、少し詳しく説明をお願いしたいと思います。
○(松本経一議長) 教育次長。
○(横島教育次長) 事故の詳細について御質問がありましたので、お答えします。
時刻は午後3時45分ごろでございます。小動物というのはイタチだったような気がするというふうに、事故を起こした者は言っているのですが、出てきたので中央線寄りにハンドルを切って、ちょうどカーブだったので、減速もおくれて、カーブを曲がり切れず対向車に当たったということでございます。相手方の車には、運転手のほか同乗者が2名いましたが、人的被害はありませんでした。
以上です。
○(松本経一議長) これで報告の質疑を終結します。
○(松本経一議長) 日程第6 報告第2号
専決処分の報告について《あみの
図書館利用中の傷害事故(11/13)に係る
損害賠償額の決定》を議題といたします。提出者から報告の説明を求めます。梅田副市長。
○(梅田副市長) 報告第2号につきまして御説明申し上げます。
平成28年11月13日、網野町網野地内の京丹後市立あみの図書館において、
図書館利用者がAVコーナーでDVDを視聴されておられたところ、棚が固定されていなかったため、棚とともにテレビが倒れ、右手の甲を打撲、下唇を切るといったようなけがをされました。
過失割合につきましては、相手方に過失は認められず、当方が過失割合100%として、去る1月16日に
専決処分により損害賠償の額を1万2,225円と決定いたしました。
事故後、直ちに棚とテレビの固定を行い、事故防止策を実施しています。また、
損害賠償額につきましては、全国町村会総合賠償補償保険の保険金で対応することとしています。
以上でございます。
○(松本経一議長) 報告の説明が終わりました。特に質疑等があれば許可いたします。東田議員。
○20番(東田議員) 20番、東田です。この事故を受けて、ほかの図書館等の状況も把握して、事故防止に努めたかどうかをお聞きいたします。
○(松本経一議長) 教育次長。
○(横島教育次長) 図書館の担当をしているのは社会教育課なのですが、当然、こういう事故があったことを受けて、全ての似たような事例がないか調査をして、確認をするような指示もしていますので、徹底ができていると思っています。
○(松本経一議長) これで報告の質疑を終結いたします。
○(松本経一議長) 以上で、本臨時会に付議された案件の審議は終了いたしました。
ここで、市長より閉会の挨拶を受けます。市長。
○(
三崎市長) 平成29年第1回
京丹後市議会1
月臨時会の閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
本臨時会では、平成28年度
一般会計補正予算及び第2次京丹後市
総合計画「
基本計画」の策定についてを御審議をいただきました。
基本計画につきましては、引き続き御審議をいただくこととなっていますので、特別委員会において、しっかり御説明させていただきたいと考えています。引き続き御指導、御協力いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
以上、簡単ではございますが、1
月臨時会閉会の御挨拶とさせていただきます。
○(松本経一議長) これで平成29年第1回
京丹後市議会1
月臨時会を閉会いたします。どなた様も御苦労さまでした。
午後 1時37分 閉会
┌───────────────────────────────────────────┐
│ │
│ 会議の経過を記載して、その相違ないことを証するため、ここに署名する。 │
│ │
│ 議 長 松 本 経 一 │
│ │
│ 署名議員 池 田 惠 一 │
│ │
│ 署名議員 松 本 聖 司 │
│ │
└───────────────────────────────────────────┘...