• "梅田医療部長"(/)
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  1. 京丹後市議会 2015-06-29
    平成27年総務常任委員会( 6月29日)


    取得元: 京丹後市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-06
    平成27年総務常任委員会( 6月29日)   ───────────────────────────────────────────                 総務常任委員会会議録 ───────────────────────────────────────────  1 開催年月日 平成27年 6月29日(月曜日)       開会 午前11時05分       閉会 午前11時49分  2 開催場所 京丹後市役所2階 公室  3 出席委員 松本聖司委員長、森副委員長         芳賀委員堀委員和田委員  4 欠席委員 岡田委員谷口委員  5 委員外議員 なし
     6 会議録署名委員 芳賀委員  7 参考人 なし  8 紹介議員 なし  9 説明のための出席者 中西財務部長梅田医療部長、戸根入札契約課長、              岸田医療政策課長大下入札契約課長補佐、 10 議会事務局出席職員 西川議会総務課長補佐 11 会議に付した事件    (1)所管事務調査       弥栄病院改築にかかる工事発注方式について 12 議  事                                 開会 午前11時05分 ○(松本聖司委員長) ただいまから、総務常任委員会を開催したいと思います。出席委員は5名であり、定足数に達しています。  本日の署名委員に、芳賀委員を指名したいと思います。  本日の議題は、お手元に配付の所管事務調査ということですが、弥栄病院改築に係る工事発注方式についてということで、きょうは財務部医療部から来ていただいています。  それでは、早速中身に入っていただきたいと思います。  財務部長。 ○(中西財務部長) 皆さん、お忙しいところ、本日急遽、総務委員会の開催をお願いしましたところ、お集まりいただきましてありがとうございます。今、委員長からありましたとおり、弥栄病院改築につきましては御案内のとおりですが、それに係る発注の仕方など、今、市役所内で検討しているところです。まだ決定という方針に至っていませんが、先日、文教厚生常任委員会でも、同じようなことで御意見をお聞かせいただいたという経過があります。入札に関係する部分でもありますから、総務でも、一定、御意見など頂戴したいと思っていますので、よろしくお願いします。  本日は、私、財務部中西。それから、入札契約課から。 ○(戸根入札契約課長) 入札契約課戸根です。よろしくお願いします。 ○(大下入札契約課長補佐) 入札契約課、大下です。よろしくお願いします。 ○(梅田医療部長) 医療部梅田です。よろしくお願いいたします。 ○(岸田医療政策課長) 医療政策課長、岸田です。どうぞよろしくお願いします。 ○(中西財務部長) 以上5名でさせていただきます。  資料につきましては、A4のホチキスでとじたものが2種類、それからA3のクリップでとめたものが1種類という、3種類を用意させていただいています。  早速ですが、座って説明をさせていただきます。  財務部からは、資料を2つ用意させていただいています。京丹後建設工事等分離分割発注要領というA4のものと、それから、京丹後特定建設工事共同企業体運用基準という2種類を用意させていただきました。京丹後市の分離分割発注要領ベースで、最初に現状を説明させていただきたいと思っています。  京丹後市におきましては、平成19年の6月から推進本部を設置しまして、経済が非常に厳しい中で分離分割受注機会向上などを踏まえ、これまでいろいろな取り組みをしてきています。そうした中で、ここにあります平成24年3月にこの要領をきちんと定めまして、それ以降、分離分割できるものはしていると、発注についても排除していくということです。その要領の2番、用語の意義のところを見ていただきたいのですが、分離分割という2つの種類があります。似たようなものではありますが、分離と申しますのは、専門職種、または専門工種に分けて発注する方法ということになっていますし、分割発注と申しますのは、同一職種、同一工種を分けて発注するという方法ということで、分割というのは2件以上に分割して発注するという、この分離分割という方法をしています。  分離分割につきましては、1ページ目の第4の分離分割で(1)に視点があり、専門工事分割効率性経済性、それから地元業者の育成などを視点にしていまして、(2)では、次の事項ということで、次のページになるわけですが、①から④のことを考慮するということになっています。工期短縮など、段階的用地取得、異現場条件、それから特別の理由などを考慮するということになっています。これらを基本におきながら(3)で分離発注する場合は、分離工事単体発注があるものについて、別表1、別表2に掲げるものを目安とするということになります。ここには、ただし書きというのがありまして、こういう方針があるわけですが、工事内容適期施工等のため、やむを得ないと認められる場合は分離分割せず一括発注もすることができるということを、この方針案要領の中でも書いているところです。  その後ろのほうに別表1、別表2というものがありますが、別表1については、工種目安を6種類書いています。別表2では、金額目安になっていまして、1つ工事は500万円以上または300万円以上超えるものについては、分離分割の対象になるという考え方で、これまで受注機会の向上、それから、建設業もなかなか仕事が厳しい中では、たくさん工事を出していくといったような方向でしています。  もう1つ資料ですが、共同企業体運用基準というものをお配りさせていただいています。共同企業体につきましては、定義、第3条のところを見ていただきますと、建築一式工事は1億5,000万円、その他の工事で1億円を超えるものについては共同企業体、いわゆるJVを組んで発注をしていくということが、一般的ルールということになっています。  財務部入札契約課事務をしています契約については、現在分離分割なり、JVのこの基準などをベースで順次とり行うというところですが、今回メーンの弥栄病院につきましては、まだこれから医療部説明がありますが、京丹後市始まって以来の大きな建築工事です。それから、現地での建てかえということで、入院をしておられる方であるとか、医療の行為と合わせて大規模工事をするという特殊性もありますから、いろいろな考え、この分離分割がいいのかどうかというようなもの、コスト面も含めて今検討しているところですから、また説明をこれからさせていただきたいと思っています。  引き続きでよろしいでしょうか。 ○(松本聖司委員長) はい、結構です。 ○(中西財務部長) 医療部、お願いします。 ○(梅田医療部長) それでは、医療部から御説明をさせていただきます。お手元に配付させていただきましたのが、医療部からは3点ということになろうかと思います。  まず、1点目の弥栄病院改築整備基本設計業務基本設計書要約版という、18ページもののA3判をお手元にお届けしていますし、あと、改築整備基本方針、これは平成26年度の当初予算のときにもお配りさせていただいたものを、現時点での事業費に置きかえたり、工期なども修正させていただく中で、改めてお手元にお届けしたものです。  それから、もう一点が自治体病院一括発注一覧ということで、近年、四、五年ぐらいを中心にということですが、一括発注で取り組んでおられるところの病院一覧を挙げさせていただきました。私からは、まず少しだけさわりのところ、改築整備内容をざっとお話をさせていただき、本題の発注方法のことについて、私どもでの考えなりをお話させていただきたいと思います。  まず整備内容ですが、こちらの1ページ目を開いていただいて、お耳だけ貸していただければと思いますが、改築整備基本方針のとおり計画を進めてきまして、2ページの右下のほうに現在の配置図があるのですが、現在の2号館、3号館、それから給食棟機能に変わる新棟を建築させていただこうということで、御案内のとおり、弥栄庁舎を壊した上でそちらに新棟を建てさせていただきたいということで、鉄筋コンクリート造、地上5階建てで、1号館への接続部分を含めまして9,600平方メートルとしています。その上で1号館、5号館、6号館は改修をさせていただくということですし、2号館、3号館は給食棟も含めて取り壊しをさせていただくことになろうかと思います。  まずは弥栄庁舎取り壊し。そこに新棟を建築し、機能移転をした上で改修、その後取り壊し外構という手順になります。今回の整備に当たりましては、耐震対策はもちろんのことですが、医療の質を向上させていく上で、さまざまな問題や課題がある中、患者にかかわる懸案事項を優先的に解決していくこと、それから魅力ある病院づくりを進め、医療人の集まる環境を育むこと等を主眼として計画しています。  次に、発注方式について委員会の皆様に御意見を伺いたい内容ですが、まず、病院サイド考えを御説明させていただきたいと思います。先ほど財務部長からもあったのですが、通常ですと、建築、電気、機械、それぞれ分離発注をするというのが我々の市の方針ですが、今回はぜひ一括発注でやらせていただきたいと考えています。御承知のとおり、ことし3月に新たな公立病院改革ガイドラインが出されていまして、委員の皆様にも、お手元に多分届いているのではないかと思いますが、基本的な部分平成19年12月に出されたガイドラインを引き継ぎながら、これから策定される予定であります、京都府の保健医療計画の下に地域医療ビジョンといったようなものを出されていくことになっているのですが、その地域医療ビジョンと整合を図っていくというのが、主なガイドライン内容ということになっています。これにおきましては、これまでから徹底した経営の効率化を求めていまして、今回のガイドラインの中でも公立病院については、減価償却費が大きい傾向にあるため、施設設備整備に関しては、建築単価の抑制を図ることということも明記されていまして、そういったことを求めています。平成19年度のガイドラインを示されて以降、先ほどお手元にも配付させていただいたのですが、全国の自治体病院整備に当たっては、設計から施工まで一括発注でしていこうということで、建築費の抑制を図っておられた、実現して来られた自治体病院がたくさんあります。これまで、文教厚生常任委員会でも、委員からそのような手法の導入はできないのかといったような御質問もいただきましたが、弥栄病院の場合は、一部建てかえとなるために受注しようとする事業者が、在来施設改修をどの程度したらいいのかということが、一律的に積算が行えないということで、設計施工一括発注というのはできないのですということで、お答えをしてきたところです。  本市におきましては、分離発注することを基本方針としていますが、病院事業におきましては、繰り出し基準に基づいて、元利償還金の2分の1までの繰り入れはしていただけることになっているのですが、残りの2分の1は、病院経営努力で返済していくということになっています。全国的には、先ほどごらんいただきました、自治体病院一括発注一覧で配布させていただいていますように、地域公益的基盤であります建設事業者確保等のために、分離発注も取り組まれる中ではありますが、自治体病院としては、一括発注を選択しておられる実績があります。こうした状況病院先生方も十分承知しておられ、近年の建設物価の上昇もある中、ぜひ投資額を抑制していきたいと思っておられるところです。設計事業者からお聞きしていますと、一括分離とでは、落札額には5%から10%の差が出るとお聞きしています。先ほどの発注要領、第3の2にありますように、分離分割後に経済的合理性効率性、透明、構成等が確保されていくことということがありますから、病院という特殊な建築物で、しかも、先ほど財務部長からもありましたが、利用者の方がたくさんおられるといった状況、いろいろと環境もしっかり整えながら工事を実施する、各工事専門分野が綿密な工程管理のもとで慎重に進めていただく必要もあります。工事費を大きく地元企業が単体で元請となれるような状況がありますと、そういった事情も酌むべきかと思いますが、やはり共同企業体でしていただくということになりますと、大手のところにメリットが大きいという状況も出てこようかと思います。建築費の代償につきましては、今後も病院事業の運営にも大きく影響してきますから、ぜひそのあたりも御理解いただきながら、御意見を頂戴できればと思っています。以上、私からの御説明です。  また質問にお答えするような機会があれば、御説明も加えさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○(松本聖司委員長) 今、具体的には医療部長から、なぜ一括なのかということの説明をいただきました。委員皆さんで、質疑があればお願いします。  森副委員長。 ○(森副委員長) できるだけということで、こうした建設工事全般、できるだけ地元という考え方できょうまでしてきているわけですが、一括をすることによっても、そういった方向についての方針としては変わらないだろうという点で、その辺はどのような方向考えて、基本的な考えとはどうなのかと、その点はいかがでしょうか。 ○(松本聖司委員長) 梅田医療部長 ○(梅田医療部長) そこのところを積極的に地元事業者にもかかわっていただく、ぜひメリットを受けていただきたいという思いで、この工事自体が大きくなるということですから、私どもからは、下請に入っていただくことを受注者の方に御依頼していきたいということで、ぜひその辺は、強くお願いしていきたいと思っています。 ○(松本聖司委員長) ルール化のようなことはできないですか。  財務部長。 ○(中西財務部長) 今、委員長が言われましたルール化という部分については、冒頭申しましたとおり、まだ決定していないような状況です。今回が初めて四十何億円という建築ということですから、今までも火葬場であるとか統合保育所であるとか、大きな箱モノはしていましたが、全部分離分割にしています。なぜ病院だけなのかということになる部分については、医療のことによる特殊性があることは当然承知していますが、それのルール化までする必要があるのかどうかというのは非常に悩ましいところでして、金額で切るのか、物で切るのかという部分ルール化というのは・・・。 ○(松本聖司委員長) いえ、少し趣旨が違って、僕が言うのは、一括発注は安心・安全のことで理解できますが、結局、地元下請孫受けのそのことのルール化ができるかという、そういう話のことです。 ○(中西財務部長) 済みません、少し質問趣旨に相違がありました。ルール化は現在においてもJVでありますとか、大手と組んで発注しているものがございます。その際に、先ほど医療部長が申しましたとおり、下請については市内業者をできるだけ使ってくださいという要請はできますが、それを何社使ってくださいであるとか、幾らまで使ってくださいというところまでの義務的な部分というのはできませんから、あくまでもお願いベースでしかないと考えています。 ○(松本聖司委員長) はい。  堀委員。 ○(堀委員) 分離分割が原則なのですが、一括発注すること、メリットの中で工期短縮、または費用分の5%から10%の短縮という形を言っておられたということで、特殊でも必ずそういう形、安全性などというのが何もない状態で建てるというわけではないので、現実にその中でそういう形のことも考慮して、一括でお願いしたいという趣旨かと理解させてもらったのですが、その中でのそういったメリットを、最大限生かせるような形の中で分離分割という形はできなかったのかと。例えば、改修工事に関しては、5号館6号館は改修でと、言えばそのように分けて工事などという形、今回、新築を建てるところに関してとの連動性、そのデータの連動性などそういうことも要望というか、そういうことをしないといけないので、できればそういった形で、全部含めたトータル一括という形にしたほうがのぞましいという判断なのか、その辺が、言えばリフォームまで一括という形なのかという、必要性というのはどうなのかと思ったのですが、その辺はいかがですか。 ○(松本聖司委員長) 医療部長。 ○(梅田医療部長) まさに委員が言われたような、今の概要版のところも見ていただいたらいいのですが、工程ページのところ、12ページです。このようなスケジュール感で、工事進行管理をしていただくということであり、先ほどの新築部分改修部分など分けてできないのかということもあるのですが、本当に細かいことから言いますと、安全確保から、防音対策から、患者も新棟ができました後は引っ越しだとかそういった作業も。当然、短期のうちにしていかなければならない医療機器の移転もあるといったようなことがあり、これがなかなか分けてというところがしにくいといったようなことも設計事業者からもありまして、そういう事情も汲みとりながら、ぜひ一体的な運営を確保していただけたら、この工期がもう少し長い間になれば、それはできないことはないだろうということなのですが、それには、またさらに費用がかさむということも出てきますから、そういった効率性も担保しながら、安全性も担保しながら、ということで言いますと、できれば、一括でやらせていただいたほうがというのが我々の望みということです。じっくり時間をとって、しっかりやりましょうということであれば、また違う意味でできるということもあるのだろうと思いますが。 ○(松本聖司委員長) 堀委員。 ○(堀委員) この自治体病院一括発注一覧ですが、大体が一括にされている中に、一箇所プロポーザルでされる関東の大変珍しい形だとどうなのですか。これは何か施行する理由があってのことか、それを京丹後市でもプロポーザルでできないのですか。 ○(松本聖司委員長) 梅田医療部長 ○(梅田医療部長) ここのところが、先ほど申し上げました設計施工一括発注ということでして、結局、建てて壊しましょうということですと、同時に事業者積算して提案ができるわけです。提案業者ではこういうノウハウがあり、こういった建物がこのぐらいの金額でできますということが提案できるので、それでプロポーザルでいくということがあるのですが、我々のところが、いわゆる設計をしないことには、改修部分がどれだけの事業量で進めてくるのかというのが積算できない。ゆえに、積算まではしっかりやらせてもらわないとしょうがないということで、今の状況になっているということです。それが同じ土俵で、はい、どうぞ、と提案できれば、そのほうが絶対というのか期間も短くて済みますし、設計からも工事に向けての準備ができますから、工期短縮できて費用も安価にできるというメリットがあるので、こういった方法を選んでおられるところもたくさんあります。 ○(松本聖司委員長) 堀委員。 ○(堀委員) ということは、そのリフォームに関して、どこまで費用が膨らんでくるということは、積算が難しいということが、どこまで膨らむのかということが予想もつかないという、どの理解ですか。 ○(松本聖司委員長) 医療部長。 ○(梅田医療部長) そういうことではなく、基本設計で新棟の機能を決めるわけです。新棟に、今回の場合ですと5階建ての3、4、5階は病棟にします。入院患者がおられるところです。外来が1階、2階。検査も1階、2階のように分けてします。そういった機能が決まった後に、では残りのところでどのような機能を待たせる必要がありますか。その量によって、今回これだけの改修をしましょうと。1階の病棟のような、患者病棟も上ります、管理部門がそちらに引っ越しますといったようなことが決まってきましたので、それで、これだけの改修費用になりますというのが、基本設計に詰めた内容ということになります。 ○(松本聖司委員長) 僕も1つだけ聞かせてください。それこそ、企業会計ということに大変影響するので、できるだけ一括発注をして安くしなければならないというのは当然の話だという理解で。これはどうですか、建物を建てたことによって2分の1までが基準外で繰り入れられるということになるのですか。それが改めて分割発注して単価がふえたことによると、例えば、基準外企業会計に影響が出ないようにしようと思って、基準外で入れなければならないので、その辺の整理が難しいということになるのですか。その辺、御説明だけお世話になれますか。  梅田医療部長 ○(梅田医療部長) 委員長にお話しいただきましたとおり、元利償還金の2分の1は繰り出しですということになり、新築部分ということになります。改修部分は、同じく交付税措置はあるのですが、今、平成19年のガイドラインを見て少し補足している見出しなのですが、変更になりましたのが、平米当たり30万円までは交付税措置しましょうといったような・・・。 ○(松本聖司委員長) 改修。 ○(梅田医療部長) その30万円までの、基準の総事業費の2分の1しか交付税措置はしません。そういった連動性のあるものになっていますから、ベースとしては2分の1を繰り出してもいいですよと。ただし、そこのところは、近年の建設物価の上昇により平成26年度の春から36万円を引き上げしていただいています。ですが、まだなかなか追いつきませんという状況も最近出てきていますから、入札不調というのも出てきていますし、そのような状況が見られるのも今後どうなるかということはあるのですが、一応、そこまでの2分の1の操り出しはしてもいいです。ですが、交付税措置で応援するのは、抑えないと、余り高くしていただいても交付税では見ませんということはルール化されてしまったという状況があります。ただし、入れていただく分には基準内繰入の2分の1までオーケーですと。2分の1を加えると基準外ですということで、目をつけられるようなところもあるかもわかりません。ルール上はそのような状況で、今は運用されている状況があります。 ○(松本聖司委員長) では、例えば一括発注に最終決定したということになると、地元建設業者建築業者への説明のようなものは、どういった感じになるのでしょうか。  中西財務部長。 ○(中西財務部長) 先ほどから、まだ決定していないことを申し上げていますのは、当然、市としては一括発注特殊性もありますし、経費も安く済むというメリットがあります。ですが、一方で建設業者の方については、分離分割でずっとこの間もしています。電気、機械、建築資材、この部分を、市の一方的な案を、これはこうしますというだけでは多分収まらないだろうと思っていますから、事前に説明をしながら、今回の分はおって御意見をいただきたいと思っています。そういった中で地元業者理解もいただきながら、今回の分については一括という方向で進めたいと思っていますので。まだこれからの話ですが。 ○(松本聖司委員長) 特に質疑も、もうないのだろうと思います。この際ですから、意見を。  森副委員長。 ○(森副委員長) この基本設計改築とのかかわりがない問題はあるのですが、とかく、ここ数年間出ているのは、民間病院一定考え方を持っているのです。例えば、市も一緒になり、4つの病院1つにすれば云々であるなどといったような話がいろいろと出ているのですが、これに対するここの地域内の民間病院医師会意見等も聞いたのか、これから聞くのか、その辺のところの対応をどう考えているのか。それからもう1つの心配は、今のオリンピックのスタジアム、当初の計画から既にたくさんのお金が、まだこれからもどうなるのかはよくわからないのですが、そういう点もある意味では予測した、契約段階でどうするかということがありますね。資材等が大幅に上昇すれば、最初の契約でとは済まないようなケースも当然出てくるのですが、そこのあたり、どう考え、どういう対応を考えているのか。難しい質問かもわからないですが、答えにくい質問かもわからないですが。 ○(松本聖司委員長) 梅田医療部長 ○(梅田医療部長) 済みません。医療界の御意見をということで、これは常々私どもも、医師会であったり病院の関係であったり、特には事務方が中心にはなるのですが、いろいろな意見交換をさせていただいています。ですが、今回、基本になるのは、やはり京都府の保健医療計画に基づいてするということだろうと思っていますし、今、地域医療ビジョンということでは出ていないわけですが、これから平成28年度に向けて準備をされていくのだといったようなお話はあります。ただし、その中でどの程度、例えば病床の削減であるとか、機能の統合であるとか、機能分担であるとか、そういった話も出てくるのかもわからないのですが、一応、我々のところでは、現在の計画に従って病床をふやすわけではなく、現在の病床を維持していきますと。何が根本にあるかといいますと、耐震の問題があるので、ぜひ改築していかなければならないと。それは本来もう少し早くするべきであったのですが、委員皆さん御承知のとおり、公立病院特例債、一時借入金が返せないから7年間に分割して今返済をしているわけですが、それが平成27年度に済む、資金収支が改善してくる、いよいよ着手ができる見通しが立ったという状況ですから、それは何かむちゃなことをして、今医療状況を混乱させるものではないと我々は考えています。  それから、時期的に今なのかということも、待って今だということがあるのですが、ではオリンピックを見据えたときに、さらに上昇していきますねというのもあります。それから、消費税が上がりますというのもあります。我々の経営見通しも府や国に提示しながら、これは借金をしないといけないですから、そのところは制度融資に頼るということになり、審査も受けながらヒアリングも審査も通していただいたということはありますが、私どもで申し上げているのは、そこで待って下がる保障があれば、待つのも手かもわかりませんと。ただし、耐震の問題は依然として解決しないということになります。ですが、恐らく下がらないだろうという見通しも立てていますし、明らかに消費税が上がってしまうと、そこからは2%上がるのが目に見えていますから、この総額のさらに2%上がるということよりは、今やるべし、という判断をさせていただいたということです。 ○(松本聖司委員長) 中西財務部長。 ○(中西財務部長) 途中、今後の情勢の変化で資材単価、労務単価が大幅に上がった場合はどうなのかということですが、これまでから、近年、毎年のように労務単価、資材単価が東日本大震災以降に上がっているという状況があります。契約ルールの中で、物価スライド情報というものがあり、発注量のうち一定率以上が残っていれば、契約変更という形で対応することになっています。ですから、その辺は今回の病院にかかわらず全ての工事に関係しますから、ルールに従って対応することになると考えています。 ○(松本聖司委員長) 済みません。意見ということになるのかわかりませんが、建築単価分離分割で5%から10%上がるといった説明を部長からいただきました。5%なのか、10%なのかによってもすごく違うということです。ですから、京丹後市の病院であればどちらにふれやすいのかといったような、これも積算するのは大変な話で適当ではないのかもわかりません。ここが1つわかりにくいのと、もう1つは、やはり地元との関係があり、一括発注、ゼネコンならゼネコン、大手に一括発注することにより安全管理や音の環境管理も含め、しっかりとできるのだということを今聞かせてもらっていて、それでは説明としては弱いのではと。ですから、一括なのですということの説明に、もう少し具体性があっていいのではということを正直感じたと。では、地元にある建築の業界の中には、そういったノウハウがないのかということにもなりかねないのですが。ある面で指定のような話になってしまうのですが、その辺がもう少し説明としてはわかりにくいというのが正直な印象です。  中西財務部長。 ○(中西財務部長) 冒頭、財務部から2つの資料をお渡ししていまして、共同企業体資料というものがあります。その中では、金額が1億円以上のものがJVになる。建築工事だと1億5,000万円。まさしく今回そうなのですが、JV共同企業体でしていただくということが今のルールになります。共同企業体と申しますのは、これほど大きい部分になりますと、建築の特Aの業者、市内では5者あるわけですが、そこと大手ゼネコン。大手ゼネコン側にすると、JVメリットはあるのですかというところですとか、JV共同企業体ですから、資本金を出してあって、いろいろなことで相当の経費がかかるという中で、大手にするとJVを組むことによって得られるメリットというのは余りない。地元業者JVを組むことによって何かメリットがあるかというと、市内業者が受けたというようなことの誇り的なものはありますが、金額的がどうか、力関係から申しますと、なかなかのメリットを生み出せる環境にないのではというようなことも推測しています。そういったこともありまして、先ほど業界の方にも説明をという部分については、なかなかルールどおりすることは、そうしてくださいと強くそういう意見があれば、それも検討する必要があるわけですが、なかなかメリット的に得られるものはないのではないかと推測をしていますので、繰り返しになりますが、市内業者のことについては配慮したいのですが、なかなか難しいところもあるのではないかと思っています。 ○(松本聖司委員長) 安心・安全のところでも何か補足があるのですか。 ○(梅田医療部長) はい。休憩をお願いします。 ○(松本聖司委員長) 暫時休憩します。                午前 11時44分 休憩                午前 11時48分 再開 ○(松本聖司委員長) 休憩を閉じて、委員会を再開します。  それでは、ほかに意見があればどうぞ。なければ終わらせていただきますが、よろしいでしょうか。  それでは、以上で総務常任委員会を終了させていただきます。
     きょうは、どうもありがとうございました。                                閉会 午前11時49分 ┌───────────────────────────────────────────┐ │                                           │ │会議の経過を記載して、その相違ないことを証するため、ここに署名する。         │ │                                           │ │                    委員長   松 本 聖 司          │ │                                           │ │                    署名委員  芳 賀 裕 治          │ │                                           │ └───────────────────────────────────────────┘...