6
会議録署名委員 芳賀委員
7
参考人 なし
8
紹介議員 なし
9
説明のための
出席者 中西財務部長、
梅田医療部長、戸根入札契約課長、
岸田医療政策課長、
大下入札契約課長補佐、
10
議会事務局出席職員 西川議会総務課長補佐
11
会議に付した事件
(1)
所管事務調査
弥栄病院の
改築にかかる
工事発注方式について
12 議 事
開会 午前11時05分
○(
松本聖司委員長) ただいまから、
総務常任委員会を開催したいと思います。
出席委員は5名であり、定足数に達しています。
本日の
署名委員に、
芳賀委員を指名したいと思います。
本日の議題は、お
手元に配付の
所管事務調査ということですが、
弥栄病院の
改築に係る
工事発注方式についてということで、きょうは
財務部と
医療部から来ていただいています。
それでは、早速中身に入っていただきたいと思います。
財務部長。
○(
中西財務部長)
皆さん、お忙しいところ、本日急遽、
総務委員会の開催をお願いしましたところ、お集まりいただきましてありがとうございます。今、
委員長からありましたとおり、
弥栄病院の
改築につきましては御
案内のとおりですが、それに係る
発注の仕方など、今、
市役所内で検討しているところです。まだ決定という
方針に至っていませんが、先日、
文教厚生常任委員会でも、同じようなことで御
意見をお聞かせいただいたという経過があります。
入札に関係する
部分でもありますから、
総務でも、
一定、御
意見など頂戴したいと思っていますので、よろしくお願いします。
本日は、私、
財務部の
中西。それから、
入札契約課から。
○(
戸根入札契約課長)
入札契約課、
戸根です。よろしくお願いします。
○(
大下入札契約課長補佐)
入札契約課、大下です。よろしくお願いします。
○(
梅田医療部長) 医療部の
梅田です。よろしくお願いいたします。
○(
岸田医療政策課長)
医療政策課長、岸田です。どうぞよろしくお願いします。
○(
中西財務部長) 以上5名でさせていただきます。
資料につきましては、A4のホチキスでとじたものが2
種類、それからA3のクリップでとめたものが1
種類という、3
種類を用意させていただいています。
早速ですが、座って
説明をさせていただきます。
財務部からは、
資料を2つ用意させていただいています。
京丹後市
建設工事等の
分離・
分割発注要領というA4のものと、それから、
京丹後市
特定建設工事共同企業体運用基準という2
種類を用意させていただきました。
京丹後市の
分離・
分割発注要領を
ベースで、最初に現状を
説明させていただきたいと思っています。
京丹後市におきましては、
平成19年の6月から
推進本部を設置しまして、経済が非常に厳しい中で
分離・
分割、
受注機会向上などを踏まえ、これまでいろいろな取り組みをしてきています。そうした中で、ここにあります
平成24年3月にこの
要領をきちんと定めまして、それ以降、
分離・
分割できるものはしていると、
発注についても排除していくということです。その
要領の2番、用語の意義のところを見ていただきたいのですが、
分離と
分割という2つの
種類があります。似たようなものではありますが、
分離と申しますのは、
専門職種、または
専門工種に分けて
発注する
方法ということになっていますし、
分割発注と申しますのは、同一職種、同一
工種を分けて
発注するという
方法ということで、
分割というのは2件以上に
分割して
発注するという、この
分離・
分割という
方法をしています。
分離・
分割につきましては、1
ページ目の第4の
分離・
分割で(1)に
視点があり、
専門工事の
分割、
効率性、
経済性、それから
地元業者の育成などを
視点にしていまして、(2)では、次の事項ということで、次の
ページになるわけですが、①から④のことを考慮するということになっています。
工期の
短縮など、
段階的用地取得、異
現場条件、それから特別の
理由などを考慮するということになっています。これらを
基本におきながら(3)で
分離発注する場合は、
分離後
工事の
単体発注があるものについて、
別表1、
別表2に掲げるものを
目安とするということになります。ここには、ただし書きというのがありまして、こういう
方針があるわけですが、
工事の
内容や
適期施工等のため、やむを得ないと認められる場合は
分離・
分割せず
一括発注もすることができるということを、この
方針案、
要領の中でも書いているところです。
その後ろのほうに
別表1、
別表2というものがありますが、
別表1については、
工種の
目安を6
種類書いています。
別表2では、
金額の
目安になっていまして、
1つの
工事は500万円以上または300万円以上超えるものについては、
分離・
分割の対象になるという
考え方で、これまで
受注機会の向上、それから、
建設業もなかなか仕事が厳しい中では、たくさん
工事を出していくといったような
方向でしています。
もう
1つの
資料ですが、
共同企業体の
運用基準というものをお配りさせていただいています。
共同企業体につきましては、定義、第3条のところを見ていただきますと、
建築一式工事は1億5,000万円、その他の
工事で1億円を超えるものについては
共同企業体、いわゆる
JVを組んで
発注をしていくということが、
一般的ルールということになっています。
財務部入札契約課で
事務をしています
契約については、現在
分離・
分割なり、
JVのこの
基準などを
ベースで順次とり行うというところですが、今回メーンの
弥栄病院につきましては、まだこれから
医療部の
説明がありますが、
京丹後市始まって以来の大きな
建築工事です。それから、現地での
建てかえということで、入院をしておられる方であるとか、
医療の行為と合わせて大
規模工事をするという
特殊性もありますから、いろいろな
考え、この
分離・
分割がいいのかどうかというようなもの、
コスト面も含めて今検討しているところですから、また
説明をこれからさせていただきたいと思っています。
引き続きでよろしいでしょうか。
○(
松本聖司委員長) はい、結構です。
○(
中西財務部長)
医療部、お願いします。
○(
梅田医療部長) それでは、
医療部から御
説明をさせていただきます。お
手元に配付させていただきましたのが、
医療部からは3点ということになろうかと思います。
まず、1点目の
弥栄病院の
改築整備基本設計業務の
基本設計書要約版という、18
ページもののA3判をお
手元にお届けしていますし、あと、
改築整備基本方針、これは
平成26年度の当初予算のときにもお配りさせていただいたものを、現時点での
事業費に置きかえたり、
工期なども修正させていただく中で、改めてお
手元にお届けしたものです。
それから、もう一点が
自治体病院の
一括発注の
一覧ということで、近年、四、五年ぐらいを中心にということですが、
一括発注で取り組んでおられるところの
病院の
一覧を挙げさせていただきました。私からは、まず少しだけさわりのところ、
改築整備の
内容をざっとお話をさせていただき、本題の
発注方法のことについて、私どもでの
考えなりをお話させていただきたいと思います。
まず
整備内容ですが、こちらの1
ページ目を開いていただいて、お耳だけ貸していただければと思いますが、
改築整備基本方針のとおり計画を進めてきまして、2
ページの右下のほうに現在の
配置図があるのですが、現在の2号館、3号館、それから
給食棟の
機能に変わる新棟を
建築させていただこうということで、御
案内のとおり、
弥栄庁舎を壊した上でそちらに新棟を
建てさせていただきたいということで、
鉄筋コンクリート造、地上5階
建てで、1号館への
接続部分を含めまして9,600平方メートルとしています。その上で1号館、5号館、6号館は
改修をさせていただくということですし、2号館、3号館は
給食棟も含めて
取り壊しをさせていただくことになろうかと思います。
まずは
弥栄庁舎の
取り壊し。そこに新棟を
建築し、
機能移転をした上で
改修、その後
取り壊し、
外構という手順になります。今回の
整備に当たりましては、
耐震対策はもちろんのことですが、
医療の質を向上させていく上で、さまざまな問題や課題がある中、
患者にかかわる
懸案事項を優先的に解決していくこと、それから魅力ある
病院づくりを進め、
医療人の集まる環境を育むこと等を主眼として計画しています。
次に、
発注方式について
委員会の皆様に御
意見を伺いたい
内容ですが、まず、
病院サイドの
考えを御
説明させていただきたいと思います。先ほど
財務部長からもあったのですが、通常ですと、
建築、電気、機械、それぞれ
分離発注をするというのが我々の市の
方針ですが、今回はぜひ
一括発注でやらせていただきたいと
考えています。御承知のとおり、ことし3月に新たな
公立病院改革ガイドラインが出されていまして、
委員の皆様にも、お
手元に多分届いているのではないかと思いますが、
基本的な
部分は
平成19年12月に出された
ガイドラインを引き継ぎながら、これから策定される予定であります、京都府の
保健医療計画の下に
地域医療ビジョンといったようなものを出されていくことになっているのですが、その
地域医療ビジョンと整合を図っていくというのが、主な
ガイドラインの
内容ということになっています。これにおきましては、これまでから徹底した経営の
効率化を求めていまして、今回の
ガイドラインの中でも
公立病院については、
減価償却費が大きい傾向にあるため、
施設設備、
整備に関しては、
建築単価の抑制を図ることということも明記されていまして、そういったことを求めています。
平成19年度の
ガイドラインを示されて以降、先ほどお
手元にも配付させていただいたのですが、全国の
自治体病院の
整備に当たっては、
設計から
施工まで
一括発注でしていこうということで、
建築費の抑制を図っておられた、実現して来られた
自治体病院がたくさんあります。これまで、
文教厚生常任委員会でも、
委員からそのような手法の導入はできないのかといったような御
質問もいただきましたが、
弥栄病院の場合は、一部
建てかえとなるために受注しようとする
事業者が、
在来施設の
改修をどの程度したらいいのかということが、一律的に
積算が行えないということで、
設計、
施工、
一括発注というのはできないのですということで、お答えをしてきたところです。
本市におきましては、
分離発注することを
基本方針としていますが、
病院事業におきましては、
繰り出し基準に基づいて、
元利償還金の2分の1までの繰り入れはしていただけることになっているのですが、残りの2分の1は、
病院の
経営努力で返済していくということになっています。全国的には、先ほどごらんいただきました、
自治体病院の
一括発注一覧で配布させていただいていますように、
地域の
公益的基盤であります
建設事業者の
確保等のために、
分離発注も取り組まれる中ではありますが、
自治体病院としては、
一括発注を選択しておられる実績があります。こうした
状況を
病院の
先生方も十分承知しておられ、近年の
建設物価の上昇もある中、ぜひ
投資額を抑制していきたいと思っておられるところです。
設計事業者からお聞きしていますと、
一括と
分離とでは、
落札額には5%から10%の差が出るとお聞きしています。先ほどの
発注要領、第3の2にありますように、
分離・
分割後に
経済的合理性、
効率性、透明、
構成等が確保されていくことということがありますから、
病院という特殊な
建築物で、しかも、先ほど
財務部長からもありましたが、
利用者の方がたくさんおられるといった
状況、いろいろと環境もしっかり整えながら
工事を実施する、各
工事の
専門分野が綿密な
工程管理のもとで慎重に進めていただく必要もあります。
工事費を大きく
地元企業が単体で元請となれるような
状況がありますと、そういった事情も酌むべきかと思いますが、やはり
共同企業体でしていただくということになりますと、大手のところに
メリットが大きいという
状況も出てこようかと思います。
建築費の代償につきましては、今後も
病院事業の運営にも大きく影響してきますから、ぜひそのあたりも御
理解いただきながら、御
意見を頂戴できればと思っています。以上、私からの御
説明です。
また
質問にお答えするような
機会があれば、御
説明も加えさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○(
松本聖司委員長) 今、具体的には
医療部長から、なぜ
一括なのかということの
説明をいただきました。
委員の
皆さんで、質疑があればお願いします。
森副
委員長。
○(森副
委員長) できるだけということで、こうした
建設工事全般、できるだけ
地元という
考え方できょうまでしてきているわけですが、
一括をすることによっても、そういった
方向についての
方針としては変わらないだろうという点で、その辺はどのような
方向で
考えて、
基本的な
考えとはどうなのかと、その点はいかがでしょうか。
○(
松本聖司委員長)
梅田医療部長。
○(
梅田医療部長) そこのところを積極的に
地元の
事業者にもかかわっていただく、ぜひ
メリットを受けていただきたいという思いで、この
工事自体が大きくなるということですから、私どもからは、
下請に入っていただくことを
受注者の方に御依頼していきたいということで、ぜひその辺は、強くお願いしていきたいと思っています。
○(
松本聖司委員長)
ルール化のようなことはできないですか。
財務部長。
○(
中西財務部長) 今、
委員長が言われました
ルール化という
部分については、冒頭申しましたとおり、まだ決定していないような
状況です。今回が初めて四十何億円という
建築ということですから、今までも
火葬場であるとか
統合保育所であるとか、大きな
箱モノはしていましたが、全部
分離・
分割にしています。なぜ
病院だけなのかということになる
部分については、
医療のことによる
特殊性があることは当然承知していますが、それの
ルール化までする必要があるのかどうかというのは非常に悩ましいところでして、
金額で切るのか、物で切るのかという
部分の
ルール化というのは・・・。
○(
松本聖司委員長) いえ、少し
趣旨が違って、僕が言うのは、
一括発注は安心・安全のことで
理解できますが、結局、
地元下請、
孫受けのそのことの
ルール化ができるかという、そういう話のことです。
○(
中西財務部長) 済みません、少し
質問の
趣旨に相違がありました。
ルール化は現在においても
JVでありますとか、大手と組んで
発注しているものがございます。その際に、先ほど
医療部長が申しましたとおり、
下請については
市内業者をできるだけ使ってくださいという要請はできますが、それを何社使ってくださいであるとか、幾らまで使ってくださいというところまでの義務的な
部分というのはできませんから、あくまでも
お願いベースでしかないと
考えています。
○(
松本聖司委員長) はい。
堀委員。
○(
堀委員)
分離・
分割が原則なのですが、
一括発注すること、
メリットの中で
工期の
短縮、または
費用分の5%から10%の
短縮という形を言っておられたということで、特殊でも必ずそういう形、
安全性などというのが何もない状態で
建てるというわけではないので、現実にその中でそういう形のことも考慮して、
一括でお願いしたいという
趣旨かと
理解させてもらったのですが、その中でのそういった
メリットを、最大限生かせるような形の中で
分離・
分割という形はできなかったのかと。例えば、
改修工事に関しては、5号館6号館は
改修でと、言えばそのように分けて
工事などという形、今回、新築を
建てるところに関してとの
連動性、そのデータの
連動性などそういうことも要望というか、そういうことをしないといけないので、できればそういった形で、全部含めた
トータル一括という形にしたほうがのぞましいという判断なのか、その辺が、言えば
リフォームまで
一括という形なのかという、
必要性というのはどうなのかと思ったのですが、その辺はいかがですか。
○(
松本聖司委員長)
医療部長。
○(
梅田医療部長) まさに
委員が言われたような、今の
概要版のところも見ていただいたらいいのですが、
工程ページのところ、12
ページです。このような
スケジュール感で、
工事の
進行管理をしていただくということであり、先ほどの
新築部分と
改修部分など分けてできないのかということもあるのですが、本当に細かいことから言いますと、
安全確保から、
防音対策から、
患者も新棟ができました後は引っ越しだとかそういった作業も。当然、短期のうちにしていかなければならない
医療機器の移転もあるといったようなことがあり、これがなかなか分けてというところがしにくいといったようなことも
設計事業者からもありまして、そういう事情も汲みとりながら、ぜひ一体的な運営を確保していただけたら、この
工期がもう少し長い間になれば、それはできないことはないだろうということなのですが、それには、またさらに
費用がかさむということも出てきますから、そういった
効率性も担保しながら、
安全性も担保しながら、ということで言いますと、できれば、
一括でやらせていただいたほうがというのが我々の望みということです。じっくり時間をとって、しっかりやりましょうということであれば、また違う意味でできるということもあるのだろうと思いますが。
○(
松本聖司委員長)
堀委員。
○(
堀委員) この
自治体病院一括発注一覧ですが、大体が
一括にされている中に、一箇所
プロポーザルでされる関東の大変珍しい形だとどうなのですか。これは何か施行する
理由があってのことか、それを
京丹後市でも
プロポーザルでできないのですか。
○(
松本聖司委員長)
梅田医療部長。
○(
梅田医療部長) ここのところが、先ほど申し上げました
設計施工の
一括発注ということでして、結局、
建てて壊しましょうということですと、同時に
事業者が
積算して提案ができるわけです。
提案業者ではこういうノウハウがあり、こういった建物がこのぐらいの
金額でできますということが提案できるので、それで
プロポーザルでいくということがあるのですが、我々のところが、いわゆる
設計をしないことには、
改修部分がどれだけの
事業量で進めてくるのかというのが
積算できない。ゆえに、
積算まではしっかりやらせてもらわないとしょうがないということで、今の
状況になっているということです。それが同じ土俵で、はい、どうぞ、と提案できれば、そのほうが絶対というのか期間も短くて済みますし、
設計からも
工事に向けての準備ができますから、
工期も
短縮できて
費用も安価にできるという
メリットがあるので、こういった
方法を選んでおられるところもたくさんあります。
○(
松本聖司委員長)
堀委員。
○(
堀委員) ということは、その
リフォームに関して、どこまで
費用が膨らんでくるということは、
積算が難しいということが、どこまで膨らむのかということが予想もつかないという、どの
理解ですか。
○(
松本聖司委員長)
医療部長。
○(
梅田医療部長) そういうことではなく、
基本設計で新棟の
機能を決めるわけです。新棟に、今回の場合ですと5階
建ての3、4、5階は
病棟にします。
入院患者がおられるところです。外来が1階、2階。検査も1階、2階のように分けてします。そういった
機能が決まった後に、では残りのところでどのような
機能を待たせる必要がありますか。その量によって、今回これだけの
改修をしましょうと。1階の
病棟のような、
患者が
病棟も上ります、
管理部門がそちらに引っ越しますといったようなことが決まってきましたので、それで、これだけの
改修費用になりますというのが、
基本設計に詰めた
内容ということになります。
○(
松本聖司委員長) 僕も
1つだけ聞かせてください。それこそ、
企業会計ということに大変影響するので、できるだけ
一括発注をして安くしなければならないというのは当然の話だという
理解で。これはどうですか、建物を
建てたことによって2分の1までが
基準外で繰り入れられるということになるのですか。それが改めて
分割発注して単価がふえたことによると、例えば、
基準外で
企業会計に影響が出ないようにしようと思って、
基準外で入れなければならないので、その辺の整理が難しいということになるのですか。その辺、御
説明だけお世話になれますか。
梅田医療部長。
○(
梅田医療部長) 委員長にお話しいただきましたとおり、
元利償還金の2分の1は
繰り出しですということになり、
新築部分ということになります。
改修部分は、同じく
交付税措置はあるのですが、今、
平成19年の
ガイドラインを見て少し補足している見出しなのですが、変更になりましたのが、
平米当たり30万円までは
交付税措置しましょうといったような・・・。
○(
松本聖司委員長)
改修。
○(
梅田医療部長) その30万円までの、
基準の総
事業費の2分の1しか
交付税措置はしません。そういった
連動性のあるものになっていますから、
ベースとしては2分の1を
繰り出してもいいですよと。ただし、そこのところは、近年の
建設物価の上昇により
平成26年度の春から36万円を引き上げしていただいています。ですが、まだなかなか追いつきませんという
状況も最近出てきていますから、
入札不調というのも出てきていますし、そのような
状況が見られるのも今後どうなるかということはあるのですが、一応、そこまでの2分の1の
操り出しはしてもいいです。ですが、
交付税措置で応援するのは、抑えないと、余り高くしていただいても
交付税では見ませんということは
ルール化されてしまったという
状況があります。ただし、入れていただく分には
基準内繰入の2分の1までオーケーですと。2分の1を加えると
基準外ですということで、目をつけられるようなところもあるかもわかりません。
ルール上はそのような
状況で、今は運用されている
状況があります。
○(
松本聖司委員長) では、例えば
一括発注に最終決定したということになると、
地元の
建設業者、
建築業者への
説明のようなものは、どういった感じになるのでしょうか。
中西財務部長。
○(
中西財務部長) 先ほどから、まだ決定していないことを申し上げていますのは、当然、市としては
一括発注で
特殊性もありますし、経費も安く済むという
メリットがあります。ですが、一方で
建設業者の方については、
分離・
分割でずっとこの間もしています。電気、機械、
建築資材、この
部分を、市の一方的な案を、これはこうしますというだけでは多分収まらないだろうと思っていますから、事前に
説明をしながら、今回の分はおって御
意見をいただきたいと思っています。そういった中で
地元業者の
理解もいただきながら、今回の分については
一括という
方向で進めたいと思っていますので。まだこれからの話ですが。
○(
松本聖司委員長) 特に質疑も、もうないのだろうと思います。この際ですから、
意見を。
森副
委員長。
○(森副
委員長) この
基本設計、
改築とのかかわりがない問題はあるのですが、とかく、ここ数年間出ているのは、
民間病院が
一定の
考え方を持っているのです。例えば、市も一緒になり、4つの
病院を
1つにすれば云々であるなどといったような話がいろいろと出ているのですが、これに対するここの
地域内の
民間病院や
医師会の
意見等も聞いたのか、これから聞くのか、その辺のところの対応をどう
考えているのか。それからもう
1つの心配は、今のオリンピックのスタジアム、当初の計画から既にたくさんのお金が、まだこれからもどうなるのかはよくわからないのですが、そういう点もある意味では予測した、
契約段階でどうするかということがありますね。資材等が大幅に上昇すれば、最初の
契約でとは済まないようなケースも当然出てくるのですが、そこのあたり、どう
考え、どういう対応を
考えているのか。難しい
質問かもわからないですが、答えにくい
質問かもわからないですが。
○(
松本聖司委員長)
梅田医療部長。
○(
梅田医療部長) 済みません。
医療界の御
意見をということで、これは常々私どもも、
医師会であったり
病院の関係であったり、特には
事務方が中心にはなるのですが、いろいろな
意見交換をさせていただいています。ですが、今回、
基本になるのは、やはり京都府の
保健医療計画に基づいてするということだろうと思っていますし、今、
地域医療ビジョンということでは出ていないわけですが、これから
平成28年度に向けて準備をされていくのだといったようなお話はあります。ただし、その中でどの程度、例えば病床の削減であるとか、
機能の統合であるとか、
機能分担であるとか、そういった話も出てくるのかもわからないのですが、一応、我々のところでは、現在の計画に従って病床をふやすわけではなく、現在の病床を維持していきますと。何が根本にあるかといいますと、耐震の問題があるので、ぜひ
改築していかなければならないと。それは本来もう少し早くするべきであったのですが、
委員の
皆さん御承知のとおり、
公立病院特例債、一時借入金が返せないから7年間に
分割して今返済をしているわけですが、それが
平成27年度に済む、資金収支が改善してくる、いよいよ着手ができる見通しが立ったという
状況ですから、それは何かむちゃなことをして、今
医療の
状況を混乱させるものではないと我々は
考えています。
それから、時期的に今なのかということも、待って今だということがあるのですが、ではオリンピックを見据えたときに、さらに上昇していきますねというのもあります。それから、消費税が上がりますというのもあります。我々の経営見通しも府や国に提示しながら、これは借金をしないといけないですから、そのところは制度融資に頼るということになり、審査も受けながらヒアリングも審査も通していただいたということはありますが、私どもで申し上げているのは、そこで待って下がる保障があれば、待つのも手かもわかりませんと。ただし、耐震の問題は依然として解決しないということになります。ですが、恐らく下がらないだろうという見通しも立てていますし、明らかに消費税が上がってしまうと、そこからは2%上がるのが目に見えていますから、この総額のさらに2%上がるということよりは、今やるべし、という判断をさせていただいたということです。
○(
松本聖司委員長)
中西財務部長。
○(
中西財務部長) 途中、今後の情勢の変化で資材単価、労務単価が大幅に上がった場合はどうなのかということですが、これまでから、近年、毎年のように労務単価、資材単価が東日本大震災以降に上がっているという
状況があります。
契約の
ルールの中で、物価スライド情報というものがあり、
発注量のうち
一定率以上が残っていれば、
契約変更という形で対応することになっています。ですから、その辺は今回の
病院にかかわらず全ての
工事に関係しますから、
ルールに従って対応することになると
考えています。
○(
松本聖司委員長) 済みません。
意見ということになるのかわかりませんが、
建築単価が
分離・
分割で5%から10%上がるといった
説明を部長からいただきました。5%なのか、10%なのかによってもすごく違うということです。ですから、
京丹後市の
病院であればどちらにふれやすいのかといったような、これも
積算するのは大変な話で適当ではないのかもわかりません。ここが
1つわかりにくいのと、もう
1つは、やはり
地元との関係があり、
一括発注、ゼネコンならゼネコン、大手に
一括発注することにより安全管理や音の環境管理も含め、しっかりとできるのだということを今聞かせてもらっていて、それでは
説明としては弱いのではと。ですから、
一括なのですということの
説明に、もう少し具体性があっていいのではということを正直感じたと。では、
地元にある
建築の業界の中には、そういったノウハウがないのかということにもなりかねないのですが。ある面で指定のような話になってしまうのですが、その辺がもう少し
説明としてはわかりにくいというのが正直な印象です。
中西財務部長。
○(
中西財務部長) 冒頭、
財務部から2つの
資料をお渡ししていまして、
共同企業体の
資料というものがあります。その中では、
金額が1億円以上のものが
JVになる。
建築工事だと1億5,000万円。まさしく今回そうなのですが、
JV共同企業体でしていただくということが今の
ルールになります。
共同企業体と申しますのは、これほど大きい
部分になりますと、
建築の特Aの業者、市内では5者あるわけですが、そこと大手ゼネコン。大手ゼネコン側にすると、
JVに
メリットはあるのですかというところですとか、
JVは
共同企業体ですから、資本金を出してあって、いろいろなことで相当の経費がかかるという中で、大手にすると
JVを組むことによって得られる
メリットというのは余りない。
地元業者も
JVを組むことによって何か
メリットがあるかというと、
市内業者が受けたというようなことの誇り的なものはありますが、
金額的がどうか、力関係から申しますと、なかなかの
メリットを生み出せる環境にないのではというようなことも推測しています。そういったこともありまして、先ほど業界の方にも
説明をという
部分については、なかなか
ルールどおりすることは、そうしてくださいと強くそういう
意見があれば、それも検討する必要があるわけですが、なかなか
メリット的に得られるものはないのではないかと推測をしていますので、繰り返しになりますが、
市内業者のことについては配慮したいのですが、なかなか難しいところもあるのではないかと思っています。
○(
松本聖司委員長) 安心・安全のところでも何か補足があるのですか。
○(
梅田医療部長) はい。休憩をお願いします。
○(
松本聖司委員長) 暫時休憩します。
午前 11時44分 休憩
午前 11時48分 再開
○(
松本聖司委員長) 休憩を閉じて、
委員会を再開します。
それでは、ほかに
意見があればどうぞ。なければ終わらせていただきますが、よろしいでしょうか。
それでは、以上で
総務常任委員会を終了させていただきます。