○(
金田委員長) 暫時
休憩します。
午前 9時44分
休憩
午前 9時46分
再開
○(
金田委員長)
休憩を閉じ、
会議を
再開いたします。
まず、
前段で
糸井参考人に申し上げます。今の
ロープ道の扱いのことを言われましたね。現在
ロープ道があるので、それを活用してはいかがかと、そういう
提案だったのですが、そもそも現在いただいております
陳情書の中にはそういったことは含まれていないというふうに見受けられますので、そういった今の
ロープ道の
提案についてはこの
場所では取り上げることはできないと、そういう
見解を申し上げたいと
思います。
○(
糸井参考人) はい、わかりました。それなら、もうよろしいです。
○(
金田委員長)
川村委員。
○(
川村委員) 一応、今、
委員会としてはそういう
要望というか、そのようなことは聞きました。ただし、
委員長が言われましたように、
陳情とは
関係ないということですが、このことは
市長にも言えるというようなことが、申し入れというのか
要望を出すというようなこともできると
思いますが、
陳情書は
議会のほうに届きました。市に対してそういうような
陳情はされていないのでしょうか。
○(
糸井参考人)
市長のほうにも出してあるそうです。
○(
金田委員長) よろしいか。
谷津副
委員長。
○(
谷津副
委員長) 今回は
要望事項が3つあるわけですが、
先ほど来からのやりとりの中では、今回の
計画自体には
箱石・
柴古については、そもそも
計画は今はまだないというふうな
説明を我々は受けているので、2番の
前段については現状では直接
関係ないというふうに
思います。2番の後段ですね、
海浜植物郡
エリアを大きく迂回するとともに砂浜を固定化し、
撤去の困難な
構造物とならない施行(
木造、くいのみで
歩道ルートを示すなど)を
要望しますというような文章をいただいているのですが、これについては我々としては、
一定環境省と市が
植生に
影響しないというようなことを、
植生調査もやりながら
特定の
植生に対して過度な負荷がかからないようにということで多分
ルート決めをされているというようなことで
説明も受けているのですが、これについては
一定達成していると我々は
考えているのですが、その点についてはどのようにお
考えでしょうか。
○(
金田委員長)
糸井参考人、3
項目のうち、2
項目目について、今、
谷津副
委員長から
見解を少し求めた
質問です。
○(
谷津副
委員長)
環境省と
調整をして実施しているというようなことですから。
○(
糸井参考人)
京都府が出したこのレッドデータブックによりますと、この
箱石浜海岸砂丘というのはしてはだめなのだと、そういう
要注意リストになっていますのでね、そういうことを申し上げているわけです。
○(
金田委員長) こういう
見解ですが、どうですか。
時間が
たちますので、
参考人、聞いてくださいよ。
谷津副
委員長は、
要望項目の2番目ですね。まず、
歩道設置は中止していただきたいということを言っておられます。それから、
海浜植物群の
エリアを大きく迂回するようにしてほしいということを言っておられます。それから、
撤去が困難な
構造物とならないような
ルートをしてほしいと、こういうことを言っておられます。それについて
谷津副
委員長は、
環境省との
調整、
手続を経て
認可をいただいた、それから私
たちは
現地にも行ってきたので、この今の
計画において何ら問題はないと捉えているが、それでよろしいでしょうかという
質問でありますので、それに対して御答弁をお願いしたいと
思います。
○(
糸井参考人) それは、少し判断しにくいところですね。
見解の
相違と言えば
見解の
相違で。
○(
金田委員長) はい。以上でよろしいでしょうか。
それでは、
委員の
皆さん、
質疑があればお願いいたします。特にありませんか。
足達委員。
○(
足達委員) 2番のところで我々が認識しているのは、
先ほども少し話がありました
箱石から今回
小天橋の域ですね、そこまでの
歩道を市は
考えていると。それで、
柴古がここに入っているのですが、
柴古は今現在の
段階では予定はないのです。当初の
構想のときには確かに
浜詰から云々という話はありました。現在はありません。
柴古には確かにおっしゃるように、そういう貴重な
植物がたくさんあるということもよく存じ上げていますが、そこの
計画が今はないのです。だから、この
柴古というのは少しどうかなという気が今しましたのでお聞きしたいなと思ったのですが。
○(
糸井参考人)
足達委員がおっしゃるのは、
柴古は含まれないということですか。
○(
足達委員) 今、私はそういうふうに、今回の
歩道の
整備についてはそのように少し今思ったものですから、逆にお聞きしたのですがね。
○(
糸井参考人)
久美浜砂丘というのが全体が
消滅危惧になっていますので、
柴古は。
○(
金田委員長) 暫時
休憩します。
午前10時56分
休憩
午前11時01分
再開
○(
金田委員長)
休憩を閉じ、
会議を
再開いたします。
委員の
皆さん、
質疑ございましたらお願いしたいと
思います。特にありませんか。
(「
なし」の声あり)
○(
金田委員長) それでは、
質疑はないようですから、これで
参考人への
質疑を終了したいと
思います。
参考人の
糸井様におかれましては、
大変お忙しい中、お世話になりましてありがとうございました。
暫時
休憩します。
午前11時02分
休憩
午前11時09分
再開
○(
金田委員長)
休憩を閉じ、
会議を
再開いたします。
この後、
意見交換、討論、採決と進めていきたいと
思いますが、御
異議ございませんか。
(「
異議なし」の声あり)
○(
金田委員長) それでは、
異議なしと認め、ただいまから
意見交換を行いたいと
思います。
意見のある
委員はお願いいたします。
吉岡委員。
○(
吉岡和信委員) この
陳情ですが、これにかかわらず、
環境保全ということについては、里山でもみんなすべからくそうですが、やはり
一定利用しながら
保全を図る、
保全をしながら活用すると、そういったことがどの分野でも、特に自然に関しては必要だし、そういったことが求められてくると。ただ放置しておけばいいということになると、まさに山が荒れるというようなこともありますし、
海岸でも砂が
構造物をつくれば必ず出ていくといった現象は、それは
京丹後市でも各地で見られていますが、一方ではまた利用も図って、生活の中にこういったことを生かしていく必要もありますので、この
陳情の中身についても
陳情者の
思いは十分に理解できるところであります。
審査の中で
環境省が申しておりました、
先ほどに冒頭で私が申し上げた、やはり
保護と活用という
言葉が一番大きなテーマになっておりますので、そういった
意味合いからすると、この
計画は当初の
計画から少しそういったことに力点を置いた形で修正をされて、それが最終の形になって出てきているということでありますので、おおむね私は市がとってきた方向性は間違っていないのではないかと。
陳情者の
思いはよく理解できました。
○(
金田委員長) ほかございませんか。
足達委員。
○(
足達委員) 今、
吉岡委員が言われたものとほぼ変わりませんが、私の
思いはやはり
自然保護、ましてやこういう希少
植物が群生している、これは本当に大切にしていくことが重要だなという認識は持っております。今の
陳情者のお声も十分理解できるわけですが、やはり人間の営みの中で、では、そのまま放置していいのかどうか。いろいろな問題もあろうかと
思います。だから、
先ほどの
環境省の話も出ましたが、やはり
保護をする、そしてその重要性を国民全体に、市民だけではなく知っていただくこともこれからの
環境を守るという立場からすれば大事なことだと。そのためにできるだけ支障のない形でこういう
歩道を
設置して、そしてそういう大切さを学んでいただく、そういう
場所にも
考えていく必要があるのではないかなと。単なるレジャーであるとか、そういうことでは私は今回の
歩道は
考えられていないというふうに思っておりますし、そういうことを大事にしながらできるだけ希少
植物を壊さない、そういう形で進めていただければなというふうに、少し
思いを感じましたので申し上げておきます。
○(
金田委員長) ほかございませんか。
谷津副
委員長。
○(
谷津副
委員長) 今回の
要望事項としては3点あるわけですが、
先ほど来、
陳情者の方と
お話をする中で、市が今回
計画をして、市というか
環境省で
国立公園の
計画の中にある
エリアの全体の
保全の活用ビジョンというのは、確かに我々
議会にも十分には示されていないこと。当然それが市民に対して示されているかというと必ずしもそうではないということが、今回の
陳情の前提としてあるというふうに
思います。そういう中では、今回の
計画も含めどういった
保全の仕方をするのかとか、どういった活用をするのかというような将来的なことについては、
一定計画の中で示していく必要があるというふうに感じました。
2つ目の
項目については、
箱石、
柴古の間については
歩道設置を中止してほしいというようなことでしたが、これについては担当部局の
説明の中でも、そちらについては現在
計画に入っていないということで、予定がないということですから、中止にも至らないというふうに理解をしています。
全体としては、
海浜植物群を
植生の分布調査をされまして、しっかり色分けをする中で
保全と活用を両立できるように最小限の
影響の中で
ルートを設定されているのかなということも、
現地を確認し
説明を聞く中で感じました。
それから、3つ目の
遊歩道周辺の
植生の
保全対策ということで、
現地に行った際にもそうでしたが、地元の方と
環境省の方が外来
植物の駆除についての相談をしていますというようなことでたまたまおられたわけですが、そういったことも含めてですが、希少生物にどういったものがあるかというのは一般の方は余り知りませんので、ただ
保全のために入ってはだめですよということではなくて、こういう
植物が貴重だからとか、こういう
植物については
植生開発のために
一定ここには立ち入らないでくださいといったようなすみ分けも必要でしょうし、そういった場に市民も参加をしながら、ごみの問題であるとか車の乗り入れの問題についても合わせて普及啓発も必要ではないかなというふうには感じました。
以上です。
○(
金田委員長) ほかにございませんか。
田中委員。
○(
田中委員) 今回、
陳情をいただいて、やはり自然
環境について
考えるという点では、非常に意義があったなというふうに
思います。しかし、
情報のそごがあって認識の違いが大分あったなというふうに
思いました。
久美浜砂丘が絶滅危惧ということでレッドデータブックに載っているという、そういう中で守ってほしいという
趣旨の
説明があったのですが、
植生については調査をして、遊
歩道設置・管理に当たっての配慮というまとめの中でも言われていたような、
植生をしっかり守っていく、そういう配慮が要るというふうに書かれていますし、そういうことに基づいて
環境省と市との
協議で
ルート変更も行われたという、そういう
情報自身が市民に伝わっていない。
議会も、我々も、ああいう
現地で
説明を受ける中でわかったというようなことなのですが、そういうことが誤解を生んでいるなというような感想を持ちました。
全体的には、言われている
内容はおおむねされていますし、
京丹後市の
環境基本
計画の中でも
環境保全をしていくためのいろいろな施策、十分とは言えませんが一応つくられて、それに基づいてされているというふうに
思います。あの
地域に限っての
計画という点ではありませんが、そういうものも、あのようなところだけに必要ではないかなという
思いもあります。
以上です。
○(
金田委員長)
中村委員。
○(
中村委員) 今回、
陳情に関して、私も
趣旨的には賛同するのですが、この際ですから3番のところの啓発・普及活動、
遊歩道をつくることによって啓発看板をするとか、例えば
先ほどの自然
観察員の方が
京丹後市にも多分10人ぐらいおられると
思います。そういう方にあそこでそういう啓発活動をしてもらうというふうなことを、本来は私
たちは進めていくべきだろうなというふうに
思います。実際に信州のほうへ私もよく行くのですが、全部そういうふうなことをして
保護をしながら活用すると、
先ほど吉岡委員が言われたように活用すると、それは観光であるが
環境保護の自然を
保護するという活用ということを重点にしておけばいいのではないかなというふうに
考えているところであります。
以上です。
○(
金田委員長) ほかございませんか。
川村委員。
○(
川村委員) 当初の
計画では全て
木道というようなことだったと思うわけですが、砂が動かないことには希少
植物が育たないというような観点から、
ロープ柵のところもかなり長くとったりして、十分
植物保護に対する配慮をしてあると
思います。この工事をするに当たっては4
項目遵守するようにというような細かいところも取り決めされておられますし、ここに出ている
陳情書の中身は十分理解はできますが、さほど心配するようなことにはならないのではなかろうかなと
思います。
以上です。
○(
金田委員長) 暫時
休憩します。
午前11時21分
休憩
午前11時27分
再開
○(
金田委員長) それでは、
休憩を閉じ、
会議を
再開いたします。
谷津副
委員長。
○(
谷津委員) 今回の
陳情について
要望項目が3
項目あるわけですが、
陳情者の言われることも十分理解できました。
先ほどの
意見交換の中で
皆さん言われていましたが、やはり本市としては非常に重要な
場所だというふうな認識もしています。ただし、これを採択するには、2番の
項目であります、
箱石・
柴古地区における
海浜植物分布の
歩道設置は中止していただきたいというようなことで、あたかもその
計画があるかのような書き様になっているのですが、
現地でも確認しましたし、その中でもそこについては公園の
計画は今のところないという
説明も聞きましたので、ここの
部分は該当しないのではないかなというふうに
思います。ただし、総じて
趣旨としては
皆さん一致ができると
思いますので、
趣旨採択にすることを
提案したいと
思います。
○(
金田委員長) ただいま、本
陳情に関して
趣旨採択すべきとの
意見がありました。この
意見に関しまして、まず討論を行いたいというふうに
思います。
反対の方。
(「
なし」の声あり)
○(
金田委員長) 賛成の方。
(「
なし」の声あり)
○(
金田委員長) それでは、討論がないようですから、この
意見につきまして採決を行いたいと
思います。
陳情第9号、
小天橋~浜詰「
海岸遊歩道の
設置」に関する
陳情書本
陳情について、
趣旨採択することに賛成の
委員の挙手を求めます。
(挙手全員)
○(
金田委員長) 全員賛成。よって、本
委員会としては、本
陳情を
趣旨採択すべきと決定いたしました。
以上で
産業建設常任委員会を終了いたします。ありがとうございました。
閉会 午前11時29分
┌─────────────────────────────────────────┐
│ │
│
会議の
経過を記載して、その
相違ないことを証するため、ここに署名する。 │
│ │
│
委員長 金 田 琮 仁 │
│ │
│
署名委員 田 中 邦 生 │
│ │
└─────────────────────────────────────────┘...