意見を言います。
新旧対照表の9ページの下から9行目、円高により
海外旅行が増加する一方、これは年末であればいいのですけど、今の状況からいうともう一つ、加筆が必要かなと考えます。
それから、もう1点、鳴砂の件です。何カ所かありますけれども、23ページ、下から枠で4つ目、
琴引浜鳴き
砂文化会館、そこの右のほうでは「き」が抜けていますけれども、やはり
固有名詞に
鳴き砂と「き」が平仮名が打ってあるのは、こっちを尊重すべきだと考えます。ということで、40ページを見てもらうと、ここでもやっぱり間違いがどうしても出やすいと思いますので、
固有名詞でやられるべきだと考えます。
以上です。
○(
岡田議長) 特にありますか。答弁はいいですね。
川口観光振興課長。
○(
川口観光振興課長) 失礼します。
円高のことにつきましては、最近の状況を踏まえてちょっと修正をさせていただきたい、もう少し書きぶりを考えていきたいというふうに思っております。
それから、
鳴き砂の表現の件なんですが、検討を加えて、
鳴き砂文化館の場合は「き」が平仮名で入るんですが、鳴砂というときに送り仮名を「き」を入れるかどうかというところで、入れないと判断をしてこの冊子の中では「き」を抜いた形で表記を統一しております。ちょっと今の御意見も踏まえまして、再度、ちょっと検討はさせていただきたいと思います。
○(
岡田議長) 森議員。
○20番(森 勝議員) この中に
農家民泊だとか漁民宅の民泊というのが入っていますね。これは今の制度の中で許可というのか、そういうものはおりる仕組みになっているのか。かなり以前は府の中で民宿を奨励するということで、それが出発になって今の旅館等ができたんですね。その辺がどうなのか。季節だけで認められているのか、通年、そういうものが認められているかどうか、そこらがちょっと気になりましたので。
○(
岡田議長)
商工観光部長。
○(
吉岡商工観光部長)
農家民泊につきましては9件、それから
漁家民泊が1件ということでございます。
年間営業ということになっております。
○(
岡田議長) 認められているか、みたいな。
○(
吉岡商工観光部長) 所管の保健所の許可が必要になってきます。
○(
岡田議長) 堀議員。
○3番(堀
一郎議員) ちょっとこれ、議長に判断していただきたいんですけども、これの
パブリックコメントが25日から行われるということなんですけども、それの周知についてはどのようになされているかというのは質疑に当たるかどうか。
○(
岡田議長)
観光振興課長。
○(
川口観光振興課長) 現在におきまして、あすから
パブリックコメントをかけるということの周知はできてないんですけれども、あすから行うということでホームページそれから各市民局に冊子を置いて閲覧ができるような状況をつくりまして、
パブリックコメントをしていきたいというふうに考えております。
○(
岡田議長) 続きでありますか。
中山市長。
○(
中山市長) 必ずしもちょっと運用を統一してないんですけれども、ものによっては
おしらせ版なんかで
パブリックコメントをやっていますのでということで知らせている例があります。これについても
おしらせ版の発行の
タイミングがあるんですが、そこら辺をちょっと見ながらいい
タイミングがあればそういったことを初めとして、周知の努力をしてまいりたいと思います。
○(
岡田議長)
金田議員。
○8番(
金田琮仁議員) 8番、金田です。
基本的なことでお尋ねをします。
カラー刷りの素案のほうでいいますと47ページ、
新旧対照表でいいますと63ページになりますが、ここで第3章の
アクションプランというところの中で、私が一番、気になっているのは
重点戦略プロジェクト3の中で、
観光推進体制の強化という部分であります。この中で
観光協会のリーダーシップのもとで、一つの
プラットホームで情報や問題を認識しと、こういうことがうたってあるわけであります。その下の表もそうなんですけれども、私はそもそも基本的に
京丹後市の観光のあり方、これがいかにも不可解でありまして、いろいろな戦略を事細やかに立てておられるわけですけれども、
観光推進体制、ここのところに一番、問題があるのではないかというふうに強く感じているわけです。
プラットホームをつくられて情報や問題を認識してそこから進めていくということなんですけれども、そもそもここのもとになるところ、
観光協会のリーダーシップのもとでとうたってあるわけですけれども、市は観光行政をいろんなことをやって、たくさんの
観光立市を掲げて、たくさんの
観光客の方を呼びたいというところは誰も認識は共通なんですけれども、そもそもそこをどういった戦略で市全体を見据えているのか。私はそのあたりのことが少しまだ具体的にどうしても落とし込めない部分があるわけです。
観光推進体制、ここのところをどういうようなお考えのもとでこのようにうたっておられるのか、そのあたりをお尋ねします。
○(
岡田議長)
観光振興課長。
○(
川口観光振興課長)
重点戦略プロジェクト3の
観光推進体制の強化というところでございます。ここで一番大きなところは、
プラットホームづくりをさせていただきたいということをうたわせていただいています。この
プラットホームというのが、旅行者とこちらの現地での旅行を提供する側とが一つの場所に集まれるところということで
プラットホームづくりを考えておりまして、ここに市内の観光の
関係団体ですとか、観光の事業者の皆さんも集まるというような。そこにまた行政も入りますし、市民だとかNPOも入っていくような、そういったような
プラットホームの場をつくっていきたいと。現在、それがないのかと言われると、現在ももちろん
観光協会があってそういう機能は果たしているわけなんですけれども、十分なまだ運営ができてないし、
プラットホームといえる場まではまだできていませんので、これをぜひつくっていきたいというふうに考えております。
それぞれの団体が一致団結しながら取り組んでいかないと
観光振興は図れないというふうに思っておりますので、
プラットホームづくりを行っていきたいというふうに考えております。
○(
岡田議長)
金田議員。
○8番(
金田琮仁議員) 今のお答えは私の質問に少し答えていただいてないと思うんですが、
観光推進体制を強化するということがプロジェクトの3でうたっておられるわけですね。それで、中を見ますと
観光協会のリーダーシップのもとで一つの
プラットホームや情報をということですね。
観光協会のリーダーシップというのがどういうお考えのもとなのか。
それから、表で見ますと一番右下に行政との連携とうたってあるわけですけれども、私はもっと行政は前面に出るべきではないかというふうにも思うわけです。私もまだしっかりと落とし込みができておりませんので、事細やかな具体的なことは申し上げることはできませんが、推進体制を強化するということであれば、そういったあたりをもう少し具体的にわかりやすく出されるべきではないかというふうに思うわけです。
一般的には
観光協会が引っ張っていく。当然のことであります、これは。リーダーシップのもとでということの中で、どういったお考えの中で
観光協会がリーダーシップをとっていって、市全体の観光行政をどこが担って見据えていくのかというのが私の一番、疑問点であるわけです。
再度、お尋ねをいたします。
観光推進体制を市としてはどのように強化をされるのか。
観光協会のリーダーシップというのはどのようなことを考えておられるのか。それから、行政との連携、このあたりをもう少し踏み込んでいけないものなのか。そのあたりをお尋ねします。
○(
岡田議長)
中山市長。
○(
中山市長) 基本的なことなので私のほうから答えさせていただきたいと思います。
これは市は当然のことながら、
観光立市の推進条例も議決いただいて、この条例に基づいて
観光立市を推進していかないといけないと。さまざまな観光施策を、条例にもありますように、総合的に策定をしながら、そして立市を推進していくというそういう責務を持っておりますので、当然、市が前面に立ってやっていかないといけないというのが大前提でございます。
そして、具体的にこれをまさに執行していくというか、行動していく
アクションプランとしてどうしていくかということにおいては、いろんな役割が、まさに
観光立市ということを言っているように、市のみならず
観光事業者の皆さん、また市民の皆さん、各分野の皆さん、それぞれ役割を持って具体的に現場ベースでしっかりとしていくということが、アクションの総合的な推進につながっていくというようなふうに理解をしておるところでございます。
したがって、これはよく言われますように、官と民と分けるならば、官が官の思いだけで官中心に引っ張っていくことの実行というものが果たしてどうなのかというものがよく言われ、同時に、裏返しですけども、民間の皆さんが中心になってやっていくことが、本当の意味での
観光立市につながっていくんだというような問題意識というのはあるところでございまして、そういう意味で具体的なアクションをしていく、
アクションプランの総合的な推進をしていくということについては、まさに事業者の皆さんの中心的な団体であります
観光協会が中心になりながら、まさに現場ベースで引っ張っていくということが本当の意味での観光の推進、
観光立市の実現につながっていくという問題意識でこういうふうにさせていただいているところでございまして、当然、行政、包括的に観光政策ということについては、予算の問題も含めて、いろんなことで積極的にやっていかないといけないということは心得ておるところでございます。
○(
岡田議長) 松本経一議員。
○15番(松本経一議員) 15番、松本です。
よくわかりませんね。ここが気になるんです、僕も見させていただきまして。
プラットホームの構成が、まずよくわかりませんね。誰が
プラットホームの会議の、例えばリードをする組織になるのか。
プラットホームという形で集まって、そこで
観光協会が議論をリードしていく形になるのか。そのあたりがよくわかりません、
プラットホームというものが。
それから、47ページの図を見ながら聞いているんですけれど、
観光推進体制の強化でリーダーシップ(本部機能)として明記してあるわけですけれども、これは
観光協会の機能を強化するという意味合いだろうと思うんですが、それと
プラットホームとの関係なんですね。同じようなものを二つつくって屋上屋になるような懸念はないのか。そもそも、
観光協会の組織的な問題があって強化できていないのか。
観光協会を改編すれば、
プラットホームというものになるのではないかとか、ちょっとこの考えといいますか、組織の形というか、構成の中身とかもう少しそのあたりを説明していただかないとちょっとよくわかりませんので、その辺をお願いしたいと思います。
それから、こういったものを検討される際に、行政はよく、もちろんコンサルタントの方なども入っていただいたりして検討されるケースがあると思うんですけれども、どこか成功事例を参考にされて、ここがこういう形で非常にうまく解決したと、そういうようなことも、もしそういう事例を参考にされてこれがつくられたんだということがあれば、具体的な自治体名などがもしお聞きできればありがたいと思いますけれども。
以上、2点、よろしくお願いします。
○(
岡田議長)
観光振興課長。
○(
川口観光振興課長) 済みません、ここの47ページの図ですけれども、わかりにくいという御指摘で改めて見ておりまして、表の中に
観光協会という文字が落ちていないのが原因だというふうに思っています。
プラットホームづくりというのは、
観光協会がその役割を担うということを前提にして推進体制というものを考えております。そういう意味で本部とか支部とかというような意味合いを載せておりますけれども、
観光協会の機能というものをさらに強化をしていきたい。そのために、今現在、
観光協会のほうでは法人格の取得ですとか、お客さんを具体的に案内をしていく仕組みづくりに取り組んでいこうということで、組織のあり方、それから事務所の位置、それから事務局体制等を含めて現在、協議をしてもらっているところでございまして、何とか
プラットホームという機能を
観光協会のほうで持つような、そういうような方向で動いているところでございます。
それから、もう一つ、これに関しまして成功事例、どこか具体的な場所というものがあっての話なのかということですけれども、具体的にどこかの地域を専門家の方からお聞きしてこの表をつくっているということではありません。
プラットホームというこういうやり方といいますか、そういう機能を持たせてやっている事例というのが全国、
観光協会ですとかいろんなところでやっていますので、その機能がまだできてないというあたりでこの機能を持たせていきたいというようなことから、こういうことを掲げさせていただきました。
○(
岡田議長) 三崎議員。
○10番(三崎政直議員) 10番、三崎です。
今の
プラットホームの説明の中で、人材づくりというところでプロパーの人材、プロパー専門知識を持った人材ですか、という説明がありますね。それから、地域を変革する人材。このあたりが現状でも緊急雇用の職員を採用されてやっておるということですが、このあたりは行政とのつながりなのか、
プラットホームなるところからの自前の人材をするのか。
それから、今回、新旧の素案の中の54、5のところですけど、
コンセプトは極上の
ふるさと観光づくりですけれども、もう一つ上に、丹後は日本の
ふるさとというあたり、この部分、
丹後建国1300年あたりとのつながりかというふうに思うのですけども、建国1300年というのはいろいろと全国、古事記であるとかなんとかというのも1300年とかという話もあったり、方々であると思うんですけども、そのあたりをどういう話の中で、つながりの中でこういう
コンセプトの上にもう一つ出てきたのかなというふうに、ちょっとそれだけを聞きます。
それから、55ページの年間観光入込客が前回計画では192万に対して175万だったのですか、かなりの減なんですけど、今回も175万に対して200万人、それから年間宿泊客も35万人を45万人ということで、これ、当然、努力目標ということであると思うんですけれども、第1次
京丹後市総合計画の中の後期
基本計画のときでも定住人口がやはり大きな数字を掲げ過ぎて現状は減少ということで、目標を掲げるのもいいんですけれども、その数字に余りにもとらわれると中身についてのそごというんですか、現状との乖離が非常に大きくなるということで、両にらみのところもやっぱりやっていかないと、質と量という部分はいろいろと考え方があると思うんですけれども、そのあたりの考え方についてどういうふうな、推進会議なんかでの意見の中でどういう集約がされたのかについて聞きます。
○(
岡田議長)
観光振興課長。
○(
川口観光振興課長) 1点目の人材づくりの件でございます。ここでは広い意味での人材づくりということもあわせてうたわせていただいている部分と、やっぱり専門的な人材、それから先頭に立ってリーダーシップを発揮できる人材が必要だというあたりでうたわせてもらっている部分でございます。そういう専門の知識、リーダーシップをとれる方というのが
プラットホームの中に入っていただくというのが、一番、地域の観光の振興にはうまくいくのではないのかな、先進地等を見ていてもそういうことが言えるのではないのかなということで、ここはそういうふうに掲げさせていただきました。
次に、丹後は日本の
ふるさとのことでございます。今、おっしゃられましたように、1300年
記念事業の
コンセプトということでもありますが、
観光立市推進会議の中でも出ております、地域文化、歴史文化を継承、発展させていくということが大切だという中で、1300年というのを契機としながら地域の魅力の再認識とか誇りを持っていくというような意味合いということ、それから極上の
ふるさとというものをさらにイメージ化できるもの。極上の
ふるさとというのがちょっとわかりにくいというようなこともありまして、イメージ化できるのではないかといった意見もいただきまして、日本の
ふるさとでもある私たちの
ふるさとというようなありようを掲げさせていただいたものでございます。
それから、
目標数値ですが、本当に今、おっしゃっていただいたとおりでございます。会議の中でも数値目標の設定というのは数字がひとり歩きをするといった弊害も指摘をいただいております。そういう中で、取り組む上での目標を具体的に持つために、1次計画に引き続いて掲げさせていただいているということであります。入
込客数自体は
減少傾向でありますので、第1次計画の
目標数値からも離れているという結果があります。そういう中で、2次計画においても増加する数値を掲げさせていただきました。これの裏づけというものは、この事業をこの規模でやるからこれだけのお客さんを呼べますよというような具体的なプランを持ち合わせているわけではございませんけれども、そういう意味では根拠はあるのかと言われたらないということになりますが、入
込客数の増加を目指して取り組んでいくという姿勢とか意気込み、目標ということで掲げさせていただいて、
観光立市推進会議の中で決めていただいている数値ということでございます。
○(
岡田議長) 三崎議員。
○10番(三崎政直議員) 確かに数値目標というのは、午前中の本会議でもそうなんですけれども、出さないと言われる、出すと言われるという非常に難しいものだと思うのですけども、日本の将来、5年、10年のうちに全体として
観光客がふえるという見込みがあってのこういう可能性なのか、ちょっと。
それから、人材については、やはり今、臨時職員なんかでやっぱりしっかりとした人材、観光の専門知識を持った職員という者がいると思うんですけれども、そういったことが市としてやっぱりそういうベースの上でこういうことやるのかというのが、そういう考えがあってこういったことを図の上に載せておるのか。
それから、2番目に言った極上の
ふるさと観光づくり、これ、
コンセプトでなっておるんですけれど、資料3ではそこには日本の
ふるさとというのは出てこない。しかし、こっちには極上の
ふるさと観光づくりの上に出てくるということで、そのあたりの位置関係についてどういうふうに整理をされたのか。
○(
岡田議長)
商工観光部長。
○(
吉岡商工観光部長) 私のほうからは旅行客の関係をお答えさせていただきます。
いろいろと推進会議の専門家の方の御意見をお聞きしますと、全国的に国内の旅行客数は減少にあるという中で、推進計画にありますけれども、海外からの
観光客を誘致するというのもその一つだというふうに考えております。
○(
岡田議長)
観光振興課長。
○(
川口観光振興課長) ふえる要素というのがあるのかという御質問だったと思いますけれども、日本全国の中で旅行の回数というものは減っている、国内旅行の回数というのは減っておりますし、消費額も減っているという、それから少子化ということもあります。そういう状況で、全体として上向きというような傾向はないというふうに考えておりますけれども、何とかふやしていく。それにはターゲットが必要だろうというあたりで、今、GS世代という、ゴールデンシックスティーズという黄金の60代、その辺の層をやっぱり狙いながら進めていかないといけないのかなというふうに考えております。
それから、人材の件です。何か考えがあっての打ち出しなのかということですけれども、本当に人材の確保といいますか、これが一番の課題だなというふうに思っておりまして、具体的に現在のところ何か裏があって挙げているということではなくて、必要性について述べさせていただいたということでございます。
それから、資料3のほうのA3判の1枚もので、第2次の
コンセプトに丹後は日本の
ふるさとが掲げられていないではないかということですけれども、済みません、これはちょっと漏れているということで、申しわけありません。
○(
岡田議長) 松本聖司議員。
○12番(松本聖司議員) 12番、松本です。
カラー刷りのやつです、44ページのところをお聞きしますが、重点戦略の
滞在型観光の促進ということで、重点戦略が8項目ほどあるんですが、この中で私、一つお世話になりたいというか、必要があるというふうに思っていますのは、3番目のところの点のところに、まずは春と秋の閑散期に食材を限定してフェアを実施ということが書いてあって、考え方はあると思うんですが、はっきり明確に土日あるいは夏・冬観光から春・秋観光、特に旅館が経営する上で、あるいは雇用をしっかり確保する上でこのことは非常に大事だというふうに思っていますので、特に戦略として位置づけるのであれば、春と秋をどうふやすのかということをここに明確にうたうべきではないかというのが私の意見なんですが、いかがお考えでしょうか。
○(
岡田議長)
観光振興課長。
○(
川口観光振興課長) 雇用の問題で春・秋をふやしていくというのが課題ということは、十分、認識をさせていただいております。そういう中で、春・秋をいかにふやしていくのかということで、正直、非常に難しいというふうに思っております。強みは冬のカニ、夏の海水浴ということで、いえば京都市と比較したときに、冬でいいますと京都市にないカニという魅力がありますけれども、春や秋で京都市と比較した場合に、例えば桜や紅葉が京都市とどうなのかと言われたときに、やっぱり素材として強さ弱さというのがあると思いますので、非常に難しい部分だろうなと思いますけれども、何とかそこを打破していきたいということで掲げているフードフェアなんですが、既におかみさんの会ではジオ御膳というようなことで、ジオの5カ条の食材を共通のプランとして提供していただいているというような事例もあります。こういうようなことをふやしていきながら、そのことというのは即、お客さんが入ってきてということではないかもわかりませんけど、やっぱりPRがしていけるということで、新たな魅力の発信につながるということで、そういうものを春・秋に生かしていきたいなというふうに考えております。
○(
岡田議長)
中山市長。
○(
中山市長) 課長が申し上げたとおりなんですけども、滞在型といったときに、おっしゃるように、春と秋というのがポイントだということである一方で、文言的にはそこに光を当てたような言葉もないというようなことも見てとれますので、御指摘を受けとめながらどういうふうに対応できるか内部で検討してまいりたいと思います。
○(
岡田議長) 谷口議員。
○14番(谷口雅昭議員) 14番、谷口です。
振興計画の素案の中でちょっとびっくりしたなというふうに思うんですけども、25ページからグラフがあるわけですけれども、ここでいわれるのが平成24年9月に株式会社リクルートじゃらんリサーチセンターがとられたというグラフでありますけども、
京丹後市の以下のことを御存じですかということであるわけです。一番、
京丹後市そのものは京都府にあるということはある面では評価しておられると思うんですけれども、やっぱり
京丹後市の観光部分として、本当に知らない方があるということについて驚きを思っておるわけですけれども、特に
京丹後市の
観光資源についてのグラフについては、稲作発祥なんていうものはほとんど88%が知らないとか、こういうような状況の中で、この分析の結果を踏まえた中で、いわゆる2次の推進計画の中にこのものをどういうふうに生かしていくのかということが、本来、基本に書かれていくだろうというふうに思うんですけども、とりわけこの部分をどういうふうに市のほうが分析をされて、2次の振興計画のほうに反映をされておるのかということがあればというふうに思います。
ただ、問題なのは、2次の
観光振興計画の中にこのことが挙がっておるので、振興計画の中のあくまでこれは分析であるだろうと思うんですけども、それが2次計画の中で少しそういうものがどう生かされておるのかというのが、もしわかればお答え願いたいと思います。
○(
岡田議長)
観光振興課長。
○(
川口観光振興課長) 今の計画書の28ページを見ていただきたいと思います。28ページのほうには図12の4ということで、
観光資源に関する認知度と興味度をあらわした図をつけております。これ、下のほうにちょっと説明書きがあります。認知度、興味度ともに高い琴引浜、間人ガニは
京丹後市を代表する観光コンテンツだと、
観光素材だということで、
観光客にも評価をされているということでございますし、コッペガニ、小天橋から浜詰海岸の
ロングビーチ、丹後コシヒカリ、花の名所、ばら寿司というのは、認知度はそんなにまだ高くはないけれども興味度が高いというあたりから、今後、有望な
観光素材となるということで、この辺が認知度向上に向けた
情報発信ですとか、市内の滞在時間の延長につなげていく
取り組みが必要だということで、
アクションプランが79ある中でこういった
取り組みもうたわせていただいているところでございます。
○(
岡田議長)
中山市長。
○(
中山市長) 課長が基本的には言うとおりなんですけども、原則はということでございます。ただ、他方で例えば見ていただきましたらわかりますように、ウルトラマラソンというのが一番下のほうになっていますけども、だから何もしなくていいのかということではなくて、例えば認知度、興味度についても薄く広くという部分と、あるいは特定の層からするとすごく関心があるんだけどもという部分とそこは実際はあると思うんですが、ここはそこまで区分けしてやった調査ではありません。ですから、広くという部分については出ていると思いますが、だけど他方で特定の層をターゲットにして呼んできたいという場合については、ここの表とは違う形でやっぱり
アクションプランの中でやっていかないといけないということもありますので、そういう意味で複眼的なもののうちの一つの重要な要素ではありますけども、複眼性みたいなものも持ちながら(・・・聴取不能)ということだと思っております。
○(
岡田議長) 吉岡和信議員。
○9番(吉岡和信議員) 9番、吉岡です。
基本的に2次の計画はうまく書けておるとは評価をいたしますが、先ほどの議案でも申し上げたんですが、数字は申し上げませんが、いわゆる経営ということを申し上げたんですが、この計画は相場的なことは全て入っておるんですよね。だから、旧町の、ここが市長、いまだに合併して6町の影を引きずっておるんですね。しかし、5カ年計画の中で私が一番、気になるのは、重点地域。こういったことをもっとしっかり落とし込んだらいかがかなと。そんなに大宮からずっと海岸3町、または陸地3町、そんな全て、いろいろと誤解を招いたらいけませんが、5カ年の中でこの地域を重点的にやりましょうとそういう部署が市にはないんですか。それがあれば、私なんか、浜詰地域は本当にもったいない地域だなと思うんですよ、あれだけの入込客があるんですが。ただし、堀議員がおって私の認識不足かもわかりませんが、余り町中を歩いておる
観光客は、夏場は別です、海に行く途中、冬場なんかはいませんよね。堀さん、それでよろしいですかね。城崎なんかはやっぱり外湯なんかを整備して、やっぱりそぞろ歩きが目につきますよね。そういう計画をみんな書いていますけど、逆に言ったら何もできないということをあらわしている計画だと思うんです。だから、重点的にそういう商工のほうで、5カ年の中で湊地域であるとか、浜詰地域であるとか、やっぱりここを重点的に予算づけをして将来の魅力ある
観光地づくりをやりましょうという部署は、商工観光はないんですか。これもみんな
観光協会に任すんですか。その辺、市長、どうでしょうか。
○(
岡田議長)
中山市長。
○(
中山市長) これは問題意識は全く同じで、重点的にやっていくという大きな出っ張りをつくっていくことが魅力になるというのはよく理解できます。その上で、我々としてここで落とし込んできたことは、まず一つ、重点性ということについては、地域ではなくてプロジェクトで見たということでございまして、従来は
基本方針とか課題があって
アクションプランということだったんですけど、
アクションプランはみんな同じですかという話がありますので、
アクションプランの中から重点的にやるべきもの、プロジェクト単位で今回は出してきたと。それはジオパークであったり、
滞在型観光ということであったり、体制の強化ということであったりということで、三つの重点戦略を出したというのは、これは今回、そういうプロジェクトとして重点戦略を出したのは今回、初めてでございます。
それから、もう一つは、地域はどうなんだというお話があると思うんですけども、今回、ちょっと我々が大切にしたのは、これは地域はというのはこれもずっと合併以来、あることなんですけども、大切にしたのは大きなテーマは何かということで、これは1次のときからそうなんですけども、極上の
ふるさとをつくっていこうということが大きな我々の観光のテーマとして掲げていることだということでございまして、そしてそこに書いてありますように、あらゆる分野を観光に生かしていこうということで、当然、温泉ですとか、海岸沿いですとかさまざまなことというのは大きな
観光資源であるわけでありますけども、それに加えてさまざまな分野のものを合わせてさまざまな体験型、滞在型の観光につなげていって、総合的な
観光地としての魅力を出していこうということを打ち出してやっていくということの中で、そういう意味で結果として全ての地域を、当然、
観光立市ですので、あらゆる立市条例の大きな趣旨もそこら辺に入り込んでいると思うんですけども、そういう意味で
観光立市推進条例ということの中で、あらゆる分野を生かしながら極上の
ふるさとづくりを目指していこう、また丹後は日本の
ふるさととしての
観光地をつくっていこうということの中でさせていただいているということでございます。
○(
岡田議長) ほかにありませんか。
和田議員。
○5番(和田正幸議員) 5番、和田です。
この表の中で夕日ヶ浦海岸とありますけども、夕日ヶ浦海岸というのはどこのことを指すんでしょうか。
それと、今、市長が言われたように、全部を出しても、何でもですけども、この前、NHKでも甲山のかぶと山の景色を出してまず一番先にしたんですけども、そしてここにかぶと山というのもないんです。ないのにどうしてPRも、この前、一般質問でしましたけど、ポスターでも何でもまずあそこの景色を出すので、そのことに対して夕日ヶ浦とかありますけれども、やっぱり
京丹後市の目玉をつくるべきだというふうに思うんですけども、今、言われましたように、一つのものを出して、そこからほかに行くというふうのほうがお客はいいというふうに思いますけど、どうでしょうか。
○(
岡田議長)
中山市長。
○(
中山市長) 25ページからの調査はじゃらんさんのほうでされまして、そういう意味でじゃらんさんのほうでどう考えられたかということによるので、ちょっと我々のほうもなかなか言いづらいんですけども、恐らく我々は全ての海岸がとても大切だということの中で、入込客の数でございますとか、そういったことの中で代表的な海岸として夕日ヶ浦海岸ということをお取り上げになられたのかなと、これは推測でありますけども、ということかなというふうに思っております。
それから、いろんなことの中でも特に出っ張りをつくりながらというのは、先ほど申し上げたようなことではあるんですけども、これは合併以来からのいろんな課題であって、その中でどういうふうな観光戦略を持っていくかということを検討しながら、今回の改定に至ったということではあるんですけど、私は他地域の人からよく言われるのは、おまえのところは
観光資源がいっぱいあって、これいいねというふうに言われることも多いんです、本当に。他方で、合併以来、いろいろ市民の皆さんから言われていることは、いっぱいあるからそれが中途半端になってだめなんだと。だから、どこか特化してやったほうがいいんだというようなお話もいただくんですけども、この
コンセプトは案外、よその人から見たときにはいっぱいあって、もっとそれを全部、生かしたほうがええんやないかというふうに言われるようなことを受けて、そこ、全部を生かすありようとして、極上の
ふるさとということでさせていただいているという問題意識のゆえであるというふうに思っております。
実際、予算づけとかいろんな運用の中では、その中から優先順位もつけながら、組み合わせも考えながら、物語づけをしていってやっていくということが大切かなというふうに思っております。物語を書いていく上でも材料がいっぱいあっていろんな物語も書けるかなというふうに思っておりますし、そういう出っ張りをつくることは大切なんだけど、全体を生かしていくことも絶えず考えながらやっていくことが大切かなというふうに思っております。
○(
岡田議長) 堀議員。
○3番(堀
一郎議員) 3番、堀です。
いろいろ御意見等があって見させていただいて、テーマ、
コンセプトとして丹後は日本の
ふるさとであるということで、今回、提言されているということで、これがメーンテーマとして進められることだろうと思うんですけど、じゃあ
ふるさととは何ぞやというふうに考えさせていただいたときに、ただカニ食いに行こうかと、景色を見に行こうかというのは
ふるさとではないと思うんです。やはり実家に帰るとか、自分の生まれたところへ帰るという感覚が私は
ふるさとだろうと思います。
先般、ホームステイを受けさせていただきまして、海外から、上海でしたか、させてもらったときに、何通も手紙も来る、遊びにも来る。私はここが日本の実家ですというふうに表現されている。ということは何かといったら、何かあれば来ているんです。そういうような
コンセプトをどうこの計画に落とし込んでいくかということが、一番重要だろうと。
確かに外国人が宮津で9,000人、来られているということの分析もされていて、5,000人という目標をされているんだろうと思うけど、今現状は905人、宮津は9,000人ということの中で、どこが違うのかということの中で5,000人という目標を定めている中をどう計画的に落とし込んでいくのかという具体性というもの。
そして、各方面、入
込客数に関しても14%増とか宿泊29%増ということに関しても、なぜ宿泊していただける。
コンセプトは
ふるさとに帰ってくる。カニシーズンだからお母ちゃんの顔を見に行こうかというように、各旅館さんのおかみさんがお母ちゃんになってしまうんです。そのようなことを、例えば10代、20代の方にもアピールしていくことによって、いうたらこれから
観光客が、正直言ってゴールデンエイジが旅行を行かないようになってしまうと減ります。絶対、これ、減ってきます。でも、
ふるさとは減らないんです。そういうような
コンセプトづくりをいかに落とし込んでいくか。
また、その中でジオパークの認知度が非常に低かった。これは私も一般質問で言いましたけども、そういうようなパッケージプランというような形、勉強型のパッケージプラン、また民泊を入れたパッケージプランとか、
農業体験、漁業体験、その他への人のパッケージプランにおいて、2泊していただける、もしくは3泊していただける、もしくは1週間、1カ月のロングステイしていただけるようなプランまでの計画をこの計画の中で私は見い出せないのです。そこまでもう一度、考えていただいた上での
ふるさとということは、物すごいいいキャッチフレーズだと思うんです。そういうことをもうちょっと何か落とし込める計画を表現していただければいかがかなと思うんですけど、どうでしょうか。
○(
岡田議長)
商工観光部長。
○(
吉岡商工観光部長) 議員の今の御意見ということにつきましては、また会議のほうで諮らせていただきながら計画書に挙げられるものは挙げさせていただきたいというふうに考えております。
○(
岡田議長) 池田議員。
○11番(池田惠一議員) 11番、池田です。
時間が来ていますので、最後の質問になろうかと思っております。
一般質問等でも指摘をさせていただきました。私はこの計画自体は、前も言わせてもらっているように、非常によくできたものだと思っています。ただ、問題はいかに実行できるかどうかなんです、市長。そこなんですよ。予算的な限りもありますし、先ほど市長が優先順位をつけてやるんだという答弁をいただきましたので、ぜひやっていただきたいということで、意見を言わせてもらいますと、そこに尽きるかなと思っていますので、市長、その辺の意気込み、一言、お願いします。
○(
岡田議長)
中山市長。
○(
中山市長) おっしゃるとおりだと思いますし、ということも受けて我々、重点戦略の中で大きな三つのうちの一つに体制の問題を体制の強化ということで掲げております。これは単に体制をつくるだけではなくて、当然、前に進むための体制ですので、行政との連携をして、もっと大きな意味では前面に立ってやっていくわけですけども、しっかりと優先順位をつけながら、もちろん全体の財源の制約がありますけれども、できる限りの人力を傾けてまいりたいというふうに思っております。
○(
岡田議長)
芳賀議員。
○1番(芳賀裕治議員) 1番、芳賀です。
外国人、目標5,000人とかと出ているわけでございますけども、昨年の秋に私ども産建で奥州平泉、あっちの方面を視察しまして、研究レポートも市長にも提出して見ていただいたと思うんですけど、非常に参考になったと思うのは、台湾を重視されております。非常に昔から親日的であって、うちは台湾の人が外国の中で60から70%占めておると。本市におかれましては、非常に中国を重点化されておられるわけですけれども、また状況が変わるかもわからないですけど、昨年はいろんなことがありまして非常にそこがネックになっていると思います。ぜひともまたその辺の矛先を検討される時期ではないかと思って、一つ、御提案しておきます。それについて、観光のほうはどういうふうに外国人の取り入れを捉えておられますか。
○(
岡田議長)
中山市長。
○(
中山市長) これについてはおっしゃるとおりで、台湾も非常に重要な、来ていただきたい対象地域でありますので力を入れていきたいと思いますし、また中国についても、今は日本と中国の間はこういう状況でありますけれども、潜在的には大きなマーケットだと思いますので、努力もし続けないといけないというふうに思いますし、のみならず、当然、よく言われるように、アセアンとの関係ですとか、あるいはアセアン、アジアに限ることなく、広く地球上のさまざまな国の皆さんに来ていただけるような環境整備なり対応ということについても、可能な努力はしていかないといけないというふうに思っておりますので、我々のところは大きな魅力というか、周辺の魅力の一つは、京都が近くにあるということですので、もちろん京都は努力されておられるんですけども、その努力に応じて世界中から何千万かの人が来られますので、そこから道路も近くなって、京都で1泊してもらって
京丹後のほうでも1泊してもらえるような、そういうような京都との連携なんかも考えていけばおのずとそういうことも出てくると思いますし、いろんなことで国籍問わず努力をしていかないといけないことかなというふうに思っています。
○(
岡田議長) ほかにありませんか。
(「なし」の声あり)
○(
岡田議長) これで質疑を終了します。
これをもって、第2次
京丹後市
観光振興計画(素案)についてを終わります。
以上で、
議員全員協議会を終了いたします。
ありがとうございました。
午後 1時00分 閉会
会議の経過を記載して、その相違ないことを証するため、ここに署名する。
議長 岡 田 修
署名議員 芳 賀 裕 治
署名議員 中 村 雅...