ツイート シェア
  1. 京丹後市議会 2009-02-06
    平成21年文教厚生常任委員会( 2月 6日)


    取得元: 京丹後市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-06
    平成21年文教厚生常任委員会( 2月 6日)   ───────────────────────────────────────────              文教厚生常任委員会会議録 ───────────────────────────────────────────  1 開催年月日 平成21年2月6日(金曜日)       開会 午前10時45分       閉会 午前11時55分  2 開催場所 京丹後市役所301会議室  3 出席委員 松本聖司委員長森口委員長足達委員池田委員、         平林委員吉岡和信委員吉岡豊和委員  4 欠席委員 行待委員  5 議会事務局出席職員 奥垣主任
     6 説明のための出席者 後藤環境推進課長補佐吉田環境推進課主任  7 会議に付した事件  京丹後環境基本計画策定について  8 議事                                午前10時45分  開会  ○(松本聖司委員長) 皆さん、おはようございます。ただ今出席委員数は、7名であります。定足数に達しておりますので、ただ今から、文教厚生常任委員会開会いたします。はじめに、本委員会記録署名委員にいけだ森口委員長を指名いたします。本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。それでは、京丹後環境基本計画策定についてということで、今日は環境推進課から後藤課長補佐吉田主任に来てもらっています。本来なら部長、課長に来てもらうべきですが、どうしても日程が合いませんでしたので、欠席ですがご了承願います。この環境基本計画については、2月17日の全員協議会で改めてあろうかと思いますが、それまでにやはり所管の委員会ということもありまして、事前に説明をしっかりと聞いておくということで、今日設定させていただいたところでございます。それでは、最初に後藤補佐から説明をお願いします。 ○(後藤環境推進課長補佐) 環境推進課後藤と申します。よろしくお願いします。本日三浦部長松本課長は所用のためにこちらに出席させていただくことができません。まことに申し訳ございませんが、私と、吉田主任が主に環境基本計画策定に携わっておりますので、説明をさせていただきたいと思います。ご存知のように京丹後市には合併しましてから、大きな計画としましては、総合計画策定されました。その総合計画に基づいて、より総合計画で目指すそれぞれの基本方針基本目標をより具体化するための、ひとつの環境部門基本計画であるということで、平成18年度から2カ年の事業ということで、この間策定を進めてまいりました。これから、中身につきまして、詳しく吉田主任から説明申し上げたいと思います。 ○(吉田環境推進課主任) 環境推進課吉田です。よろしくお願いします。お配りしました京丹後環境基本計画(案)の概要というもので説明させていただきます。まず、1番のこれまでの経過ということで、昨年度から2カ年で計画策定を進めてまいりました。初年度の19年度には、既存資料調査ということで、市内環境に関する調査を行ってまいりました。無作為に選んだ18歳以上の一般市民3千人、市内の全小学校5年の児童、中学2年、高校2年の生徒、さらに小中高の全教員の方、また、先ほど児童生徒保護者の方、市内の200事業所農林漁業方々、さらには市内の施設を訪れられた方や民間宿泊施設に泊まられた方を対象に、環境に関するアンケートを行いました。それぞれの回収率は、右側に書いてあるとおりです。これらを踏まえて、庁内調整委員会公募市民方等で構成されています策定委員会を持ちまして、アンケート結果や既存資料調査市内環境課題等についていろいろご検討いただきました。19年度末の3月には、旧町ごと地域懇談会を開催しまして、それぞれの地域環境課題とご意見をいただく場を設けました。19年度のこうした市内環境に関する課題とかをもとにして、今年度、さらに庁内調整委員会及び策定委員会をたびたび重ねていただきまして、昨年12月19日には、今度は市全域市民懇談会で、この時点での大まかな案というのをお示しいたしまして、市民方々からご意見を頂戴いたしました。今年1月19日に最後策定委員会で、今お配りした案を認めていただきました。  2番目の策定体制ですが、先ほど言いました策定委員会というのは、学識経験者として、ブナ林シンポジウム等基調講演をしていただくなど、京丹後市に何度も来ていただいています京都大学深町先生委員長をしていただきまして、あと市内環境に関する二つのNPOの代表の方、区長連絡協議会の方、事業者の代表の方、さらには6人の公募委員の計11人で策定委員会を持ちまして、計6回開催しました。庁内調整委員会というのは、生活環境部長委員長としまして、市役所内の関係課長16人で構成しており、市役所内部環境に関することについて、ご協議いただきました。この二つ委員会意見調整という形で、案の策定を進めてまいりました。右側意見聴取ということで、美しいふるさとづくり審議会廃棄物減量等推進審議会二つ環境に関する審議会方々にも、計画素案という形で今お配りしていますものに近い形のものをお示しして、意見を頂戴しました。これは、先月、意見聴取会という形で開催しております。今、今月の20日までパブリックコメントをかけておりますが、市民方々から再度ご意見を頂戴して、3月定例会に提案していきたいと思っています。  次に、計画中身について、ご説明させていただきます。3番の環境基本計画の構成ということですが、冊子の方では第1章から5章までありますが、それを簡単に説明させていただこうと思います。まず第1章の計画基本となる事項の計画趣旨としましては、右側に書いておりますが、先ほど課長補佐からもありましたが、総合計画の中の基本方針一つに、「くらしの中で命が輝く環境循環都市」というのを掲げています。この計画項目の中に環境基本計画策定というのを掲げておりまして、環境面における総合的かつ体系的な推進が必要であるということをもって、この策定趣旨としております。次に計画位置づけとしましては、市が策定しておりましていろいろな諸計画環境面から支えるものという位置づけにしております。次に計画対象といたしましては、自然環境生活環境循環型社会産業地球環境環境教育の6分野対象としております。計画の期間ですが、2018年度の10年間としております。重点プロジェクトという早急に取り組む必要のあるものをいくつか上げていますが、これについては、5年間でやっていこうということにしております。最後にこの計画取り組み主体としましては、市民の方、事業者の方、市民団体の方、旅行者の方、市行政としております。第1章がこの計画基本となる事項ということになります。  次に、第2章では、望ましい環境増及び基本目標ということで、右のページの4番で、後ほどご説明させていただきます。第3章の計画推進するための具体的行動についても、後ほど説明させていただきます。第4章については、先ほど言いました重点プロジェクトの中の4つについて、環境課題に対する重要な施策環境像の実現に向けて大きな効果が期待される施策重点プロジェクトとして示しています。中身についても、後ほどご説明します。最後に第5章の推進体制ですが、この計画を進めていくための推進体制を示しております。  次に具体的な環境基本計画中身についてご説明させていただきます。まず、環境像及び基本目標内容ということですが、環境像は「古代から未来へ 自然美ゆたかな歴史と文化のまち 京丹後」ということで、これは策定委員会で何度も検討いただきまして、冊子の7ページにこの環境像説明をさせていただいておりますが、これをこの計画に掲げる10年後の京丹後市の望ましい将来の環境像ということにしております。この環境雑煮近づくために、基本目標6つ挙げてあります。先ほど計画対象のところでご説明しました6つ分野に対応する形で6つ基本目標を掲げております。まず、豊な自然を守り強制していくまちというのが、自然環境分野です。環境に負荷を与えないくらしをするまち生活環境分野です。限りある資源を有効に活用するまち循環型社会、豊な財産を環境に生かすまち産業、低炭素社会に挑戦するまち地球環境分野、楽しく学びともに環境をはぐくむまち環境教育分野基本目標としております。それぞれの6つ基本目標に対しまして、今度は施策の方針ということで、2つから4つほど掲げております。具体的には書いてあるとおりですし、第2章に詳しく書いてありますので、後でご覧いただけたらと思います。  次に第3章の計画推進するための具体的行動というところで、現状課題目標を達成するための市の取り組み主体別行動指針を書いております。この目標を達成するための市の取り組みということを今からご説明させていただこうと思います。冊子の15ページに4つ項目を挙げています。計画的な森林管理推進では、昨年度行いました各町での地域懇談会で、山がかなり荒れているためにマツタケが採れなくなってきたとか、鉄砲水が出るというような現状がある、環境にはもちろん水が重要なのだけども、水の出所として森林保全していくことが重要ではないかというご意見をいただいております。丹後町の地域懇談会でも、海産物はやはり山の恵みでもある、漁業者が山に植林に行く機会を設けるべきではないかというようなご意見もいただきました。そういったことを踏まえて、ここで森林管理推進ということを掲げております。地域生物多様性保全では、これも地域懇談会でよく出ていた意見なんですが、昔川にいた魚が見られなくなった、外来魚がふえているからそういった状況になっているのではないか、魚だけでなく、カエルやヘビも昔に比べ見られなくなったというご意見をいただいております。そういったことを踏まえて、生物の多様性保全をしていきたいと考えています。次の自然とのふれあいの場の確保ということですが、これはアンケート調査の結果ですが、市民の方で京丹後市の環境に関する不満度を聞いたのですが、その中で水辺、森林、里山の保全という項目不満が大きいという結果が出ています。小学生に対するアンケート結果でも、野鳥や昆虫など生き物とのふれあいの場がないという不満度項目が結構高かったということで、自然とのふれあいの場をさらに確保していく必要があるのではないかということでこの項目を挙げています。次に山陰海岸ジオパーク構想推進ということで、これは今市でも取り組んでいます経ケ岬から鳥取県の白兎海岸まで、去年12月には日本版には認定されたのですが、さらに官民が連携して世界ジオパークネットワークの加盟に向けて取り組んでいきたいということで、この豊かな自然環境の継承の中に入れさせていただいております。  次に17ページの、河川、湖沼、海とのふれあいの場の創出ということですが、アンケート小学生のおもしろい結果がありました。やりたい遊びを聞いたのですが、1番が海遊び、2番がスポーツ、3番は川遊びと、結構水辺の方の遊びがしたいという意見が多かったです。それなのに不満の中には、海や川や池のきれいさがないから不満だというような結果が出ていたので、小学生はやりたいのに汚いということを思っているんだなというようなことがわかります。こういったアンケート調査の結果ですとか、地域懇談会で出された意見を基にここに上げております。第3章が一番分厚いですが、また一度目を通していただけたらと思います。  次に5番の重点プロジェクト説明をさせていただきます。先ほど課題取り組みを踏まえて、早急かつ横断的に進めていかなければならないというようなものをピックアップしまして4つプロジェクトを考えております。一つ目が、環境ビジネスモデル推進プロジェクトということです。これは冊子の51ページにわかりやすくイメージ図を描いております。3つの柱としまして、エコツーリズム、ジオツーリズムの推進ということと、バイオマス産業育成環境保全型農業推進ということで、これらの環境に関する産業を進めていくことによって、環境ビジネスモデルを作っていこうと、最終的には地域資源有効利用ですとか産業活性化に結び付けたいというのが、このプロジェクト趣旨です。次に「山」「里」「海」水のリレープロジェクトということですが、これは、京丹後市は水源から海岸まで一つ市内にあるということで、この川をきれいにするのはもちろんなんですが、これを通して地域間の連携を深めていこうというのがプロジェクト趣旨です。次に京丹後リ・スタイルプロジェクトですが、リ・スタイルというのは14年版の国の循環型社会白書でリデュース、リユース、リサイクルの3Rを推進するというのでこの言葉を使っているのですが、京丹後版のリ・スタイルには、この3Rに加えてリジェクトという発生をそもそもさせないという、これは総合計画にもうたっているのですけども、この4Rにして、さらに昔ながらの生活の知恵や食文化のいいところを再び取り入れて、21世紀型の新たな生活スタイルを定着させていこうというのが、このプロジェクト趣旨です。最後地域環境学習推進プロジェクトですが、これは環境全般に関して今まで自然環境保全やごみの抑制全てに関して環境教育環境学習が土台になるという前提がありまして、それを進めていくためには環境情報の整備とその活用ができるようなところ、環境学習をする場がないという課題もでてきておりましたので、その場の提供、さらには人材の育成市内環境に関してかなり知識を持っておられる方がおられても、なかなか環境学習の場で活動がしていただけていない方がおられるんじゃないかということで、その発掘も踏まえて人材育成推進ということで、この3つを推進することで環境保全に関する意識の向上に結び付けていきたいというのが、このプロジェクト趣旨でございます。  次に6番の計画推進体制ということで、ここにイメージ図を書いております。左下に京丹後環境基本計画推進委員会(仮称)ということで、こういった委員会を立ち上げたいと思います。計画を作っただけでは何の意味もございませんので、来年度以降この計画推進していくための組織体制を作りたいと思っております。もちろん市との連携調整、さらにはこの推進委員会には市民事業者市民団体方々に参加していただいて、推進するためにはどういったことをしていかなければならないか、あと計画に掲げております数値目標等もあるのですが、施策がどこまで進んでいるかという進捗管理もこの委員会でしていただく予定にしております。こういったことで、1年ごと、5年目を迎えたときに計画見直し等も考えながら、推進及び進捗管理をしていただく予定としております。以上、簡単な説明ですが、私からは以上です。 ○(後藤環境推進課長補佐) 補足だけ2、3点させていただきますが、まず環境基本計画というものですが、従来、環境という部門ですと、規制ですとか保全とか抑制とか、こういう面を中心に定めるものということの認識が強いと思いますが、この環境基本計画特徴といたしましては、もちろん規制ですとか保全とか抑制とかは大前提ですが、さらに一歩踏み出して、環境というものをキーワードにこれからまちづくり、いわゆる産業につなげていくそういうものを見据えた計画内容としているのが、一つ特徴であります。それから、計画は作ったけど実際実行できなかったら宝の持ち腐れになりますので、その実行力を高めるために、重点プロジェクトということで市民の方や事業者市民団体そして市が一体となって、わかりやすく取り組みやすいものを、特に大事なものを重点プロジェクトということで、中に掲げていったというのが、主な特徴となっております。以上でございます。 ○(松本聖司委員長) 基本計画について説明をいただきました。初めて見る資料ですので、全体のイメージもなかなかつかみにくいと思いますが、そのことも含めてで結構ですので、質問がありましたらお願いします。 ○(平林委員) 策定委員さんの名簿は載ってますか。 ○(吉田環境推進課主任) この中には載ってないです。コピーして後で配布します。 ○(吉岡和信委員) 基本的には歓迎すべき計画ですが、重点プロジェクトとかいろいろ書いてありますが、ただ、具体的な数値目標はほとんど書いてないですね。 ○(吉田環境推進課主任) 60、61ページになりますが、これも、なかなか数値にできるものがなく、かなり苦労してここまでになりました。 ○(池田委員) ちょっと期待していたのが抜けていて、考え方を聞かせていただきたいのですが、環境という中の景観も含まれてくると思いますが、例えば海岸線ですが、景観条例みたいなものを策定して看板とかの規制は、今回の計画策定するにあたって考えられなかったのでしょうか。 ○(吉田環境推進課主任) 22、23ページくらいに書いていますが、特に23ページに観光サイン統一化を図るというのと、川、道路の整備のことを市の取り組みとして書いてはいるんですが。バイパス沿い看板が乱立されているというようなご意見もいただきましたので、景観保全と創造という項目を入れた経過がございます。 ○(池田委員) バイパス沿い看板海岸線業者看板とは、いわゆる国定公園地内で景観が全然違うんですね。都市の景観と自然の景観と。観光サインの統一というのは、これは道路案内だとか、建物の表示だと思うんですが、いわゆる観光業者が立てられる看板についての考え方ですね。そういうものは今回の計画の中に入れられなかったのかということです。 ○(後藤環境推進課長補佐) 先ほど吉田主任からありましたが、景観という部分については、策定委員会の議論の中でありました。ただ、環境基本計画では、個々の細かい部分というのは特に定めないと、大くくりの中での環境保全という位置づけの中で、例えば関係しますのが、景観そのものになりますと都市計画の関係が当然関係してくるということもございましたので、国立公園自然公園法の方でという中で、環境基本計画位置づけとしては先ほど吉田主任説明のとおり、基本的な方向というものをこの中で示していくというふうな位置づけで、具体的なこの分を盛り込んでいないということです。 ○(森口委員長) 確か、京丹後市は屋外広告を設置するのに、料金収受なんかの条例があったような気がするんですが、今きちっと運用されていますか。 ○(後藤環境推進課長補佐) 担当ではないので、私からはっきり申し上げられませんが、広告は空中占用という部分での占用許可だと思うので、そちらへちょっと確認してみます。 ○(森口委員長) というのは、今ある条例とかがしっかり運用されていないのに、新しいのをいろいろ出してきて、これしっかり運用されるんですと言われても、正直ちょっとよくわからないんです。今ある条例でしっかりやっていただくべきことは、たくさんあると思うんですが、その辺の見直しなしに新しい計画を出されたのかという意味で、確認させていただいたのです。 ○(後藤環境推進課長補佐) 当然、条例、規則、法律で定められていることは、大前提でありますので、逆にこの計画の中で見直すという作業はしておりません。そういうものはあって大前提のうえに、さらに環境サイドから見た方向性を示すということになりますから。 ○(森口委員長) できているという前提でやられているということでよろしいですね。 ○(後藤環境推進課長補佐) そうですね、法律があって規制はあるんだけど、一応指導はしていますと。できているできていないは、そこまで分析していないですが、できているという前提で、さらにそれをきちっとやりましょうみたいなことですね。その点で一つ言いますと、例えば公害対策部分で議論がありましたのは、排水であれば水質汚濁防止法というのがあって、これは企業は絶対に守らなければならない、でもさらに京丹後市のこの計画の中では、それはあって当然だけど、企業努力としてもっと環境に配慮した形で取り組んでいけないでしょうかねということが、この中で考え方としてうたってきたということです。 ○(森口委員長) 実は議会でも取り上げましたけど、個人設置浄化槽の法定の点検とか、水質環境の話があるんですけど、新しくいろんな外来語も使ってこういう計画を作られるのが、別にだめだということではないですけども、その前提に、今ある一つ一つの、先ほど補佐が言われました当たり前に守ってもらわなければならないことが、ちゃんとできているというもとに立った先の話でないと、そもそも無理があると思うんです。例えば水質汚濁防止法運用状況がしっかりできているにもかかわらず、このレベルなのでもっと上げていかないといけないと。ところが、頑張っている業者さんから言わせると、やっていないところは山ほどあるだろうと。うちにばっかり難しいことを次々に言ってきて。というアンバランスがおきてこないかという心配の上で、当たり前に守られるルールは皆さん守っていただいているんですねということが確認したかったということです。 ○(後藤環境推進課長補佐) 今のお話で逆に言いますと、重点プロジェクト最後に挙げています環境学習というところに、一つ重きをおきたいというのが、当然自分達自分達のものだから守っていかなければならないという気持ちを、市民の方がきちっと持っていただくということが、これから非常に重要になってくるという意味で、先ほど浄化槽の話もございましたが、それは規制する側からすれば、してもらって当たり前なんだけど、実際に市民の方にすると、守るべきなのか外していいのかちょっと中途半端になってしまうというのがこれまでで、そこを環境学習という面で、子どもの頃からしっかりと、要するに大事にしなければならないものは大事にしなければならないというふうに、そういう気持ちを育てていこうと、そういう趣旨内容を定めています。 ○(足達委員) ちょっとお尋ねしますが、例えば建物の廃墟に不法投棄されたというようなことがあったりして、それは民間の持ち物なので一部問題があるかも知れませんが、道路沿いにそういうようなものがあって、景観としても環境美化の面にしても問題があるんじゃないかというそういう指摘をさせていただいているんですが、これは今の第2節に出しておられる環境に負荷を与えない暮らしをするまち環境美化活動推進というところに当てはまるのか、そういうものが今放置された状態なのか手当てをしていただいているのかちょっとわかりませんが、こういう環境計画でいつもすばらしいものはできてくるんですけども、問題は実行性ですよね。推進会議を作るというのもいいんですけども、結局は羅列した形の中で、具体的な行動が、もう少しすっきりはっきりしないなという部分がございますので、その辺について、ちょっと教えていただけないかなと思いますけども。 ○(後藤環境推進課長補佐) まず、個々の規制の問題というのは、先ほども言いましたが、それぞれ規制なり法律がございます。環境基本計画がどういう位置づけにあるかというと、これがいわゆる法律いうものではなしに、これから市や市民みんなで環境に対して取り組んでいく方向性基本計画の中で定めていくんだというものでありますので、現状としまして確かに問題点はいっぱいあるというのは十分把握はしていますが、この計画の中で個別に対応するということはございません。あくまでも基本計画でありますので、市や市民が取り組んでいく方向をここで定めると。先ほど申し上げましたように実効性を高めるために、特に基本目標を定めてこういうふうにしなさいというふうにするだけでなしに、より取り組める具体的方策として、今回は重点プロジェクトというものを定めて、短期間でこれらを取り組むことによって、結果的に、物事に対する考え方が変わってきたり、みんなでやっていかないといけないなという気持ちが生まれたり、そういうふうなことにつながっていくことを期待しています。 ○(足達委員) お話を聞いて、本当にそのとおりなんですが、市民からこれはおかしいんじゃないかということを当然行政側にも申し上げているわけですね、こういう計画を作る主体となるのが、今のところ行政の方からこういう問題が出てくるということですので、その辺の意識がまず高まらないと、市民でどうのこうのという話があったとしても、一向に前に進まないんじゃないかなという懸念を感ずるものですから、その辺でどうかということをお伺いしたんですけどもね。 ○(後藤環境推進課長補佐) 今日、こういうご意見があったということで、伺っておきます。お答えとしては、先ほど申し上げたように、基本計画とはこういうものですというふうなことでご回答させていただいておきたいですし、個々の問題としては個別に検討するということにさせていただきたいと思います。 ○(平林委員) 60ページの数値目標のところですが、2番で久美浜湾が出ていますが、網野の離湖はここに載らなかったのかどうかということと、十年後の目標の数値を出していただいていますが、見直しとして5年程度経過した時点でということですが、じゃ、これを数字にするにはどうするかというのは、前に戻るということですか。これらいろんなことをしてこの数字にしていくんだというような、実際にどういう努力をしてこの目標値にまでいこうかということが、具体的にどこかに書いてあるのでしょうか、教えてください。 ○(吉田環境推進課主任) 久美浜湾を挙げているのは、今の現状で取れているもの、今後10年後に取りやすいものということで、今取れていないものはどうしようかという話があったので、ここでは久美浜湾のみを挙げさせてもらっています。それと、10年後にこの数値になるためにどうやっていくかというのが、ここで各基本目標ごとに分類をさせていただいていますが、市民事業者市民団体旅行者にこういった水質をきれいにしていこうということを第3章のところにうたっています。 ○(吉岡和信委員) その辺はよくわかるんですが、そうは言っても具体的なことは全くなく、財源の裏づけとか。漂着ごみのごみは絶えずですので、現状調査はしていただかなくてもいいですので、これをどう解消しようかというと、具体的に財源がなかったらどうなのかなという思いがありまして。すばらしい計画ではあり、これについてはなんの異議もありませんが。 ○(後藤環境推進課長補佐) 例えば下水道のことですと、下水の計画を上回るようなことはここでは言いません。すでに設定してある目標をこちらでも合わせて設定させてもらったと。財源のことまで言われますと、確かにこの計画の中では、下水の財源はどうだというところまでは確かにうたっておりません。それは、本体の方で目標値を作られて進めていくということになりますので、こちらは数字的にはそこにあるものを使わせていただいたというものです。 ○(足達委員) 60ページの美しいふるさとづくり条例による重点区域数というので、現状は4カ所、目標は10カ所と。琴引浜が重点区域だろうと思いますが、10カ所に伸ばすというのは、どういう考え方なのか教えていただけたらと思います。 ○(後藤環境推進課長補佐) 現在、琴引浜は特別保護区域という形になっています。4カ所は、八丁浜、離湖の周辺、五色浜、浜詰で、旧網野町時代に設定されたものがそのまま残っています。この重点区域につきましては、条例の中に定めていますのが、その地元と一体となって特に美化を進めていきましょうという意味で重点区域を設定することになっていますので、まずその地域方々が共同活動として一緒にやっていくんだということがまずできないと、重点区域設定ができません。今後は、内山のブナ林方面とかそういうところで設定をしていきたいという想定で10カ所ということをここに書きました。 ○(吉岡豊和委員) 60ページの放置竹林伐採面積が現状で20ヘクタールとありますが、竹はすごい威力があって、まわりの樹木が侵食されているような状態ですが、実際どの辺をされたんですか。 ○(吉田環境推進課主任) 関係課の農林に実績数値を聞いただけで、場所は聞いておりません。 ○(平林委員) 61ページのごみ減量優良協力店認定数をゼロから20店舗にふやすとありますが、どういうのを優良協力店に認定するとかの基準は決めておられますか。 ○(吉田環境推進課主任) 今のところはまだ決めていません。新たな制度を作って、推進委員会の中で検討していきたいと思っています。 ○(松本聖司委員長) 環境基本計画が、議会の承認がいるということは、当然実効性があるのか、財源の裏づけがあるのかというようなことも、ある面、議会が責任をもたないといけないということがあるわけですので、環境基本計画の載っている以上は、よその課でやったことなので知りませんということではなくて、調整会議があるわけですから、承認した以上はする前提でということが大前提になると思います。それに耐えうるような計画であってもらわないと困りますし、そういう説明をしてもらわないと困るということを私からお願いしておきたいと思います。1点だけ、読んで思っていましたのは、環境保全するということと、環境を利用して京丹後市の活性化に活用するんだということは十分理解できますが、例えば望ましい環境像及び基本目標みたいな中に、キャッチコピーですか、古代から未来へ云々とあるのですが、新しい価値観や英知を加えというような文言も出てくるんですけども、じゃあ、新しい価値観や英知は何を言っているんだということが、もっと言うと、この環境基本計画の魂の部分がなかなか市民に十分伝わらないのではないかということを思ったりしています。そういう意味では、場合によっては環境基本条例みたいなことがあってもよかったのかなと思ったりしていますが、基本計画条例みたいな関係について、どういう整理があったのか、そのことだけお願いできますでしょうか。 ○(後藤環境推進課長補佐) 基本条例計画の関係ですが、本来の姿でありますと、基本条例を作って、基本条例の中で理念をうたい、その理念に基づいて基本計画を作るという流れになると思います。今回、基本条例につきましては、基本条例を作ってという前提ではなしに、基本計画をまず作っていくという流れで作りましたので、条例制定は想定していません。基本計画で行きます。ですから、基本計画の理念をまず最初に検討して、この理念に基づいて基本計画を定めていくという経過になります。 ○(松本聖司委員長) そういう意味で、理念のところが弱いかなと、率直に読んだ感じですが。ですから、基本条例みたいなのがあって、しっかり目的、理念をうたわれた方がある面でよかったんじゃないかなという意見になってしまいましたけど、そういうことを感じました。  他にないようでしたらこれで終わらせていただきます。また17日の全員協議会でみっちりあろうかと思いますので、他にないようでしたらこれで終わらせていただきます。ありがとうございました。                                 午前 9時55分 閉会   ┌─────────────────────────────────────────┐   │                                         │   │会議経過を記載して、その相違ないことを証するため、ここに署名する。       │   │                                         │   │                    委員長   松 本 聖 司        │   │                                         │   │                    署名委員  森 口   亨        │   │                                         │   └─────────────────────────────────────────┘...