京丹後市議会 2004-09-30
平成16年第 3回定例会(9月定例会)(第7日 9月30日)
平成16年第 3回定例会(9月定例会)(第7日 9月30日)
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平成16年 第3回 京丹後市議会9月定例会会議録(7号)
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1 招集年月日 平成16年9月7日(火曜日)
2 招集場所 京丹後市役所 議場
3 本日の会議 開会 平成16年 9月30日 午前 9時30分
散会 平成16年 9月30日 午後 6時04分
4 会期 平成16年 9月7日から9月30日 24日間
5 出席議員
┌────┬─────────┬────┬─────────┐
│ 1番 │田茂井 誠司郎 │ 2番 │平 林 智江美 │
├────┼─────────┼────┼─────────┤
│ 3番 │森 勝 │ 4番 │松 田 成 溪 │
├────┼─────────┼────┼─────────┤
│ 5番 │池 部 皓 三 │ 6番 │松 本 聖 司 │
├────┼─────────┼────┼─────────┤
│ 7番 │谷 口 正 博 │ 8番 │岡 田 修 │
├────┼─────────┼────┼─────────┤
│ 9番 │原 久 │10番 │森 口 亨 │
├────┼─────────┼────┼─────────┤
│11番 │川 村 博 茂 │12番 │奥 野 重 治 │
├────┼─────────┼────┼─────────┤
│13番 │行 待 実 │14番 │中 西 敏 行 │
├────┼─────────┼────┼─────────┤
│15番 │早 川 雅 映 │16番 │大 同 衛 │
├────┼─────────┼────┼─────────┤
│17番 │松 本 経 一 │18番 │池 田 惠 一 │
├────┼─────────┼────┼─────────┤
│19番 │石 河 良一郎 │20番 │松 尾 信 介 │
├────┼─────────┼────┼─────────┤
│21番 │小 牧 耕 一 │22番 │髙 山 充 男 │
├────┼─────────┼────┼─────────┤
│23番 │浅 田 武 夫 │24番 │松 本 信 之 │
├────┼─────────┼────┼─────────┤
│25番 │今 度 弘 │26番 │大下倉 禎 介 │
├────┼─────────┼────┼─────────┤
│27番 │吉 浪 芳 郎 │28番 │井 谷 實 夫 │
├────┼─────────┼────┼─────────┤
│29番 │川 浪 将 義 │30番 │野 村 重 嘉 │
└────┴─────────┴────┴─────────┘
6 欠席議員
な し
7 会議録署名議員
5番 池 部 皓 三 6番 松 本 聖 司
8
議会事務局出席職員
議会事務局長 池 田 勇一郎 議会総務課長 浜 上 喜久男
議会総務課長補佐 下 岡 耕一郎
9 説明のための出席者
┌─────────┬─────────┬──────────┬─────────┐
│市長 │中 山 泰 │助役 │荒 田 裕 安 │
├─────────┼─────────┼──────────┼─────────┤
│収入役 │大 下 道 之 │教育委員長 │美 王 惠次郎 │
├─────────┼─────────┼──────────┼─────────┤
│教育長 │引 野 恒 司 │教育次長 │水 野 孝 典 │
├─────────┼─────────┼──────────┼─────────┤
│消防長 │山 本 邦 昭
│企画政策部長 │三 浦 到 │
├─────────┼─────────┼──────────┼─────────┤
│総務部長 │安 田 剛
│生活環境部長 │金 久 和 幸 │
├─────────┼─────────┼──────────┼─────────┤
│保健福祉部長 │田 中 治 男
│医療事業部長 │高 野 重 隆 │
├─────────┼─────────┼──────────┼─────────┤
│農林部長 │増 田 英 雄
│商工観光水産部長 │中 村 基 彦 │
├─────────┼─────────┼──────────┼─────────┤
│建設部長 │藤 原 孝
司 │上下水道部長 │池 田 栄 │
├─────────┼─────────┼──────────┼─────────┤
│監査委員事務局長 │岡 田 美
晴 │代表監査委員 │小 松 通 男 │
└─────────┴─────────┴──────────┴─────────┘
10 会議に付した事件
日程第1 会議録署名議員の指名
日程第2 議案第 85号 京丹後市
工業団地工場用地譲受人審査選考委員会設置条例の制定
ついて(
産業環境常任委員長報告~採決)
日程第3 議案第 86号 京丹後市税条例の一部を改正する条例の制定について(総務常任
委員長報告~採決)
日程第4 議案第 87号 京丹後市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定につい
て(
総務常任委員長報告~採決)
日程第5 議案第 88号 京丹後市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
の制定について(
総務常任委員長報告~採決)
日程第6 議案第154号 土地改良事業の計画変更について(産業環境常任委員長報告~採
決)
日程第7 議案第155号 字の区域及び名称の変更について《
市営農村総合整備モデル事業
久美浜地区奥三谷工区》(
産業環境常任委員長報告~採決)
日程第8 議案第156号 字の区域及び名称の変更について《府営中
山間地域総合整備事業
小町の里地区五十河第1工区》(
産業環境常任委員長報告~採決)
日程第9 議案第157号 字の区域及び名称の変更について《府営中
山間地域総合整備事業
小町の里地区五十河第2工区》(
産業環境常任委員長報告~採決)
日程第10 議案第158号 字の区域及び名称の変更について《府営中
山間地域総合整備事業
小町の里地区久住工区》(
産業環境常任委員長報告~採決)
日程第11 議案第159号 字の区域及び名称の変更について《府営中
山間地域総合整備事業
小町の里地区新宮工区》(
産業環境常任委員会付託)
日程第12 議案第160号 市道路線の認定について《松江の浦線》(
文教建設常任委員長報
告~採決)
日程第13 議案第161号 市道路線の変更について《久美浜桟橋線》(
文教建設常任委員長
報告~採決)
日程第14 議案第 91号 平成15年度峰山町
一般会計決算認定について(特別委員長報告
~採決)
日程第15 議案第 92号 平成15年度峰山町
国民健康保険特別会計決算認定について(特
別
委員長報告~採決)
日程第16 議案第 93号 平成15年度峰山町
老人保健特別会計決算認定について(特別委
員長報告~採決)
日程第17 議案第 94号 平成15年度峰山町
介護保険特別会計決算認定について(特別委
員長報告~採決)
日程第18 議案第 95号 平成15年度峰山町
廃棄物広域処理特別会計決算認定について
(
特別委員長報告~採決)
日程第19 議案第 96号 平成15年度峰山町
工業用地造成事業特別会計決算認定について
(
特別委員長報告~採決)
日程第20 議案第 97号 平成15年度峰山町
宅地造成事業特別会計決算認定について(特
別
委員長報告~採決)
日程第71 請願第 1号 郵政三事業の現行の経営形態の堅持を求める請願(総務常任委員
長報告~採決)
日程第72 議第 8号 地方自治法第180条の規定に基づく市長専決事項の指定について
(表決)
日程第73 議第 9号 地方分権推進のための「
国庫補助負担金改革案」の実現を求める意
見書の提出について(表決)
日程第74 議第10号 地球温暖化防止のための自然環境保全の推進を求める意見書の提出
について(表決)
日程第75 議第11号 大規模小売店「PLANT4野田川店」出店計画の見直しを求める
意見書の提出について(表決)
日程第76 議第12号 北方領土返還要求に関する決議について(表決)
日程第77 閉会中の継続調査の申し出について
報 告 所管事務調査(研修視察)について
日程第78 議案第163号 京丹後市一般職の職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正
する条例の制定について(表決)
日程第79 議案第164号 平成16年度京丹後市一般会計補正予算(第2号)(表決)
日程第80 議案第165号
丹後半島清掃センターごみ焼却施設解体撤去工事請負契約の締結
について(表決)
日程第81 議案第166号 財産の無償譲渡について(表決)
日程第82 議第 13号 郵政事業の経営形態に関する意見書の提出について(表決)
11 議事
午前 9時30分 開議
○(田茂井議長) 皆さん、おはようございます。大雨を伴った台風一過の9月定例会最終日となりました。現在、台風21号は東北を北進中でありまして、判明しているだけで死者11名、行方不明14人という状況。また、大雨による大きな被害が出ております。被災された皆さんに心からお見舞いを申し上げたいと思います。
本市の状況につきましては、議員皆様にお手元に資料を配付させていただいておりますが、後ほど市長から詳細な説明があろうかと思っております。また、消防団員の皆さんを初め、職員の皆さん、その他関係者の皆さん、警戒、あるいは土嚢積み等、深夜までご尽力賜りまして心から感謝を申し上げたいと思っております。
また、夜が明けてからの旧6町の被害状況の調査のために、市民局長がきょうは全員欠席となっておりますが、ご理解を賜りたいというふうに思います。
本日は、審議の議案が70件以上あります。採決を含め、大変だというふうに思いますが、起立につきましては、明確に確認ができますようよろしくご協力をお願い申し上げたいと思います。
ただいまの出席議員は30名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。
○(田茂井議長) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。会議録署名議員は、会議規則第78条の規定により、議長において、5番池部議員、6番松本聖司議員の両名を指名いたします。
ここで、市長から報告を受けます。お手元に配付した資料を見ていただきたいということでございますので、よろしくお願いを申し上げます。
○(田茂井議長) 日程第2 議案第85号 京丹後市
工業団地工場用地譲受人審査選考委員会設置条例の制定について、日程第3 議案第86号 京丹後市税条例の一部を改正する条例の制定について、日程第4 議案第87号 京丹後市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について、日程第5 議案第88号 京丹後市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について、日程第6 議案第154号 土地改良事業の計画変更について、日程第7 議案第155号 字の区域及び名称の変更について(
市営農村総合整備モデル事業久美浜地区奥三谷工区)、日程第8 議案第156号 字の区域及び名称の変更について(府営中
山間地域総合整備事業小町の里地区五十河第1工区)、日程第9 議案第157号 字の区域及び名称の変更について(府営中
山間地域総合整備事業小町の里地区五十河第2工区)、日程第10 議案第158号 字の区域及び名称の変更について(府営中
山間地域総合整備事業小町の里地区久住工区)、日程第11 議案第159号 字の区域及び名称の変更について(府営中
山間地域総合整備事業小町の里地区新宮工区)、日程第12 議案第160号 市道路線の認定について(松江の浦線)、日程第13 議案第161号 市道路線の変更について(久美浜桟橋線)、以上12議案を一括議題といたします。これらの議案につきましては、各常任委員会に付託しておりますので、これから各常任委員長の報告を求めます。
まず、総務常任委員長の報告を求めます。総務常任委員長。
平成16年9月14日
京丹後市議会議長 田茂井 誠司郎 様
総務常任委員会委員長 大下倉 禎介
委員会審査報告書
本委員会に付託された下記の事件は、審査の結果、次のとおり決定したから会議規則第100条の規定により報告します。
記
1.付託事件及び決定
議案第86号 京丹後市税条例の一部を改正する条例の制定について
原案 可決すべきものと決定した。
議案第87号 京丹後市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について
原案 可決すべきものと決定した。
議案第88号 京丹後市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定につ
いて
原案 可決すべきものと決定した。
2.審査の経過
9月14日 所管部長等から説明の聴取及び審査のまとめ並びに決定
○(大下倉総務常任委員長) 皆さん、おはようございます。それでは、ただいまより総務委員会の審査報告をさせていただきます。それでは、朗読をもって説明にかえさせていただきます。
平成16年9月14日。京丹後市議会議長 田茂井 誠司郎 様。
総務常任委員会委員長 大下倉 禎介
委員会審査報告書。
本委員会に付託された下記の事件は、審査の結果、次のとおり決定したから会議規則第100条の規定により報告いたします。
記。1.付託事件及び決定。
議案第86号 京丹後市税条例の一部を改正する条例の制定について。原案可決すべきものと決定した。
議案第87号 京丹後市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について。原案可決すべきものと決定した。
議案第88号 京丹後市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について。原案可決すべきものと決定した。
以上でございます。
○(田茂井議長) これから総務常任委員長の報告に対する質疑を行います。質疑は一括して行います。
以上で総務常任委員長の報告に対する質疑を終わります。ご苦労さまでした。
次に、産業環境常任委員長の報告を求めます。産業環境常任委員長。
平成16年9月14日
京丹後市議会議長 田茂井 誠司郎 様
産業環境常任委員会委員長 髙山充男
委員会審査報告書
本委員会に付託された下記の事件は、審査の結果、次のとおり決定したから会議規則第100条の規定により報告します。
記
1.付託事件及び決定
議案第85号 京丹後市
工業団地工場用地譲受人審査選考委員会設置条例の制定について
原案 可決すべきものと決定した。
議案第154号 土地改良事業の計画変更について
原案 可決すべきものと決定した。
議案第155号 字の区域及び名称の変更について
《
市営農村総合整備モデル事業久美浜地区奥三谷工区》
原案 可決すべきものと決定した。
議案第156号 字の区域及び名称の変更について
《府営中
山間地域総合整備事業小町の里地区五十河第1工区》
原案 可決すべきものと決定した。
議案第157号 字の区域及び名称の変更について
《府営中
山間地域総合整備事業小町の里地区五十河第2工区》
原案 可決すべきものと決定した。
議案第158号 字の区域及び名称の変更について
《府営中
山間地域総合整備事業小町の里地区久住工区》
原案 可決すべきものと決定した。
議案第159号 字の区域及び名称の変更について
《府営中
山間地域総合整備事業小町の里地区新宮工区》
原案 可決すべきものと決定した。
2.審査の経過
9月14日 所管部長等から説明の聴取、現地視察及び審査のまとめ並びに決定
○(髙山産業環境常任委員長) それでは、産業環境常任委員会に付託された事件につきまして、審査報告いたします。本委員会に付託された下記の事件は、審査の結果、次のとおり決定したから、会議規則第100条の規定により報告します。
記。付託事件及び決定、議案第85号 京丹後市
工業団地工場用地譲受人審査選考委員会設置条例の制定について、原案可決すべきものと決定した。
議案第154号 土地改良事業の計画変更について、原案可決すべきものと決定した。
議案第155号 字の区域及び名称の変更について、原案可決すべきものと決定した。
議案第156号 字の区域及び名称の変更について、原案可決すべきものと決定した。
議案第157号 字の区域及び名称の変更について、原案可決すべきものと決定した。
議案第158号 字の区域及び名称の変更について、原案可決すべきものと決定した。
議案第159号 字の区域及び名称の変更について、原案可決すべきものと決定した。
審査の経過、9月14日、所管部長等から説明の聴取、現地視察及び審査のまとめ並びに決定でございます。
以上のうち、議案第85号につきまして、審査の概要を報告いたします。
この委員会の設置条例の中で、特に意見交換がなされましたのは、第3条、委員会は委員7人以内で組織するということで、その市長が委嘱する内訳が市議会の議員、商工関係団体の役員、その他市長が適当と認めるものと、こういうふうに区分けされております。予定とされておりますのが、市議会の議員4名、産業環境常任委員会正副委員長と総務委員長と文教建設委員長と、この4人。それから、2番が、丹後商工会連絡協議会の会長と、丹後機械金属工業協同組合の理事長2名の方、それから、その他が1名の方という4人、2人、1人と、こういう構想で委嘱する予定であると、こういった説明を受けております。
このことにつきまして、意見としまして、もっと専門的な知識を有する人をふやしてはどうかと。あわせて、そのことによって議員の影響力を少なくすべきであると、こういった意見。また、それに対して、守秘義務が課せられるなど、特に経営状況を審査したり、そういう企業の内部のことを審査しますので、守秘義務が課せられるので、慎重な対応を要する。したがって、特別職公務員として、そういった位置づけにある議員が多い方がいいと、こういった意見がございました。
そういったことを踏まえまして、討論では賛成討論がございましたが、譲渡先を審査する、そういった委員会であって、責任のある審査、選考を要する。したがって、経営診断ができるような体制の確立が必要であると、そういったことから、学識経験者を多くする構成、そのことを希望して賛成とする、こういった討論がございました。
以上でございます。
○(田茂井議長) これから産業環境常任委員長の報告に対する質疑を行います。質疑は一括して行います。
以上で産業環境常任委員長の報告に対する質疑を終わります。ご苦労さんでした。
次に、
文教建設常任委員長の報告を求めます。
文教建設常任委員長。
平成16年9月14日
京丹後市議会議長 田茂井 誠司郎 様
文教建設常任委員会委員長 吉 浪 芳 郎
委員会審査報告書
本委員会に付託された下記の事件は、審査の結果、次のとおり決定したから会議規則第100条の規定により報告します。
記
1.付託事件及び決定
議案第160号 市道路線の認定について《松江の浦線》
原案 可決すべきものと決定した。
幅員4m未満の部分については、京丹後市道路の認定及び道路工事費
受益者分担金に関する条例第4条第4号を適用
議案第161号 市道路線の認定について《久美浜桟橋線》
原案 可決すべきものと決定した。
2.審査の経過
9月14日 所管部長等から説明の聴取、現地視察及び審査のまとめ並びに決定
○(吉浪
文教建設常任委員長) 文教建設常任委員会に付託されておりました議案第160号、議案第161号について、朗読をもって報告とします。
委員会審査報告書、本委員会に付託をされた下記の事件は、審査の結果、下記のとおり決定しましたので、会議規則第100条の規定により報告します。
記、1、付託事件及び決定、議案第160号 市道路線の認定について《松江の浦線》は、原案どおり可決すべきものと決定しました。括弧しまして、幅員4メートル未満の部分については、京丹後市道路の認定及び道路工事費受益者分担金に関する条例第4条第4号を適用しております。
議案第161号 市道路線の変更について《久美浜桟橋線》は、原案どおり可決すべきものと決定しました。
2、審査の経過、9月14日火曜日午前9時より、所管部長等から説明の聴取、現地視察及び審査のまとめを行い、全会一致で可決すべきものと決定しました。
以上でございます。
○(田茂井議長) これから
文教建設常任委員長の報告に対する質疑を行います。小牧議員。
○21番(小牧議員) 21番、小牧です。
勉強不足で甚だ申しわけないんですけれども、ちょっとお聞きいたします。この道路は、幅員が3メートル、それから図面見ますと、これ海だか川だかわからないところを、橋もないところを通っておりますが、今までの私の経験では、道路改良とか、改良してから市道とか町道に認定するというのが一般的であったと思っておるんですけど、なぜそういうことになるのか。また、3メートルしかないものなんですけど、橋がないじゃないかなと。橋がないだったら、新たな橋をつくるなら4メートル以上の橋をつくってもいいんじゃないか。それから、市街化区域でも4メートルの道路を、全部、峰山町でも設置されてますのになぜ3メートルなのかと。
それから、もう1点は、今の条例の第4条第4号ですか、これはどういうことなのか、この点、わかりませんのでご説明をしていただけたらと思います。
○(田茂井議長)
文教建設常任委員長。
○(吉浪
文教建設常任委員長) 今、小牧議員の質問、この陰も形もないところにというのと、この括弧の4メートル未満の部分とのことだと思いますが、まず、初めの川の中にということですが、これは合併前、旧町時代には、町によってまちまちなところがありまして、峰山、網野、久美浜、大宮の一部につきましては、事前に認定をして、補助対象としたという町と、丹後町、弥栄町と大宮町の一部につきましては、でき上がってからその認定をしたというのがあるわけでございまして、まずこの認定には、二つの認定方法がありまして、一つの場合には、民間によって開発をされて、それで幅員等を市の基準に合わせて、それから京丹後市へ寄附採納をして、そして認定を受けるといった、そのでき上がったものを認定するという方法と、もう一つは、行政が行う場合には、事業主体となってする場合には、まず補助対象にしなければなりませんので、まだないものですが、事前に認定をして、そして補助対象とするという、陰も形もないところというのは、そういった方法があります。
それから、この委員長報告の括弧の中の幅員4メートル未満と、いわゆる3メートルの部分ですね。それには専決第2号、専決処分書の中に京丹後市条例第197号 京丹後市道路の認定及び道路工事費受益者分担金に関する条例というのがありまして、部の厚い条例ですが、その中の4条。4条と言いますと、認定の特例というところがありまして、その4条には、1から5号までがありまして、ちょっと申し上げますと、1の場合は市の設置した公共施設に連絡するもの、それから2号は、国または府に属する財産を市が貸与、または譲与を受けるもの。3号につきましては、国または府、もしくは市等の公共事業により必要とするもの。次の4号ですが、自転車もしくは歩行者のみ、または自転車歩行者道として築造されたもの。5号につきましては、地域の交通上欠かすことのできない道路であって、市長が特に認定を必要とするものという、この1から5号までありまして、その4号の自転車もしくは歩行者というところが該当をしまして、この議案書の中の図によりますと、3メートルの分につきましては、これで車は通れないと。歩道専用。橋も3メートルになりまして、車が通行できないということで、その第4条第4号に適合するということでございます。
以上でございます。
○(田茂井議長) 以上で、
文教建設常任委員長の報告に対する質疑を終わります。ご苦労さんでした。
これから議案ごとに討論採決を行います。
まず、議案第85号について討論を行います。これで討論を終わります。
これから採決を行います。議案第85号 京丹後市
工業団地工場用地譲受人審査選考委員会設置条例の制定について、本議案に対する産業環境常任委員長の報告は原案可決すべきものであります。委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 全 員)
○(田茂井議長) 起立全員です。したがって、議案第85号は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第86号について討論を行います。平林議員。
○2番(平林議員) 2番、平林です。では、議案第86号の税条例の一部を改正する条例の反対討論、日本共産党を代表いたしまして行います。
国の税制改革のもと、配偶者控除、また老年者控除の廃止などがあわせて提案されていますけれども、市民に与える影響が大きく、大変負担増が心配されます。
配偶者控除につきましては、今まで、妻は社会生活の単位としては夫と一体をなすものとの考えから均等割の部分は非課税とされてきました。今回はこれが廃止となり、パート収入100万円を超える方には課税されることとなります。また、高齢者にとっても、老年者控除の廃止は医療保険や介護保険などの負担増が続き、また年金が減るなど、お年寄りへの余りにも冷たい仕打ちではないでしょうか。
総務委員会に出された資料によりますと、この税条例の改正することによって、約7,800人、また約3,000万円もの負担増と、市民に負担増となるということが明らかとなっています。
国税も同じく増税ということになっていきますので、来年度の納税が本当に心配になります。このような大幅な負担増となる税条例には反対であります。
以上です。
○(田茂井議長) これで討論を終わります。
これから採決を行います。議案第86号 京丹後市税条例の一部を改正する条例の制定について、本議案に対する総務常任委員長の報告は原案可決すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 多 数)
○(田茂井議長) 起立多数です。したがって、議案第86号は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第87号について、討論を行います。森議員。
○3番(森議員) 3番、森です。反対討論を行います。
先ほど、平林議員も討論をいたしましたけれども、基本的にはこの税条例の改正、それから87号の国保条例の改正、これを基本的な政府の考え方は、いわゆる大資産家を優遇をするという、税率を下げて。そこに大きな根本があるというふうに思います。とりわけ、国保税の100万の特別控除をなくするということは、これはそのまま、その部分が所得として上がり、国保税の対象になるという点から大きな負担になり得るということになってまいります。
これは、大資産家の人たちについては、税率が下がるということで有利になるわけですけれども、むしろ小さな商売をしている人や、わずかな土地を持っておられる方が、土地を手放した場合、これは市民税、所得税、あるいは国保税に直接跳ね返ってくるという大きな問題点があり、全体としても増税になり、負担になるというのがこの条例であるというふうに考えております。
ことあるごとに地方分権云々を言うならば、むしろこういう場面でも、国の政策をそのまま受け入れるのでなく、地方分権としての力を発揮をしてもらうということも大事だという意見も加えて、反対討論といたします。
○(田茂井議長) これで討論を終わります。
これから採決を行います。議案第87号 京丹後市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について、本議案に対する総務常任委員長の報告は原案可決すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 多 数)
○(田茂井議長) 起立多数です。したがって、議案第87号は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第88号について討論を行います。これで討論を終わります。
これから採決を行います。議案第88号 京丹後市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について、本議案に対する総務常任委員長の報告は原案可決すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 全 員)
○(田茂井議長) 起立全員です。したがって、議案第88号は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第154号について討論を行います。これで討論を終わります。
これから採決を行います。議案第154号 土地改良事業の計画変更について、本議案に対する産業環境常任委員長の報告は原案可決すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 全 員)
○(田茂井議長) 起立全員です。したがって、議案第154号は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第155号について討論を行います。これで討論を終わります。
これから採決を行います。議案第155号 字の区域及び名称の変更について《
市営農村総合整備モデル事業久美浜地区奥三谷工区》、本議案に対する産業環境常任委員長の報告は原案可決すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 全 員)
○(田茂井議長) 起立全員です。したがって、議案第155号は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第156号について討論を行います。これで討論を終わります。
これから採決を行います。議案第156号 字の区域及び名称の変更について《府営中
山間地域総合整備事業小町の里地区五十河第1工区》、本議案に対する産業環境常任委員長の報告は原案可決すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 全 員)
○(田茂井議長) 起立全員です。したがって、議案第156号は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第157号について討論を行います。これで討論を終わります。
これから採決を行います。議案第157号 字の区域及び名称の変更について《府営中
山間地域総合整備事業小町の里地区五十河第2工区》、本議案に対する産業環境常任委員長の報告は原案可決すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 全 員)
○(田茂井議長) 起立全員です。したがって、議案第157号は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第158号について討論を行います。これで討論を終わります。
これから採決を行います。議案第158号 字の区域及び名称の変更について《府営中
山間地域総合整備事業小町の里地区久住工区》、本議案に対する産業環境常任委員長の報告は原案可決すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 全 員)
○(田茂井議長) 起立全員です。したがって、議案第158号は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第159号について討論を行います。これで討論を終わります。
これから採決を行います。議案第159号 字の区域及び名称の変更について《府営中
山間地域総合整備事業小町の里地区新宮工区》、本議案に対する産業環境常任委員長の報告は原案可決すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 多 数)
○(田茂井議長) 起立多数です。したがって、議案第159号は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第160号について討論を行います。これで討論を終わります。
これから採決を行います。議案第160号 市道路線の認定について《松江の浦線》、本議案に対する
文教建設常任委員長の報告は原案可決すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 全 員)
○(田茂井議長) 起立全員です。したがって、議案第160号は、原案のとおり可決されました。
次に、議案第161号について討論を行います。これで討論を終わります。
これから採決を行います。議案第161号 市道路線の変更について《久美浜桟橋線》、本議案に対する
文教建設常任委員長の報告は原案可決すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 全 員)
○(田茂井議長) 起立全員です。したがって、議案第161号は、原案のとおり可決されました。
議案第136号 平成15年度弥栄町
国民健康保険病院事業会計決算認定について
原案 可決すべきものと決定した。
議案第137号 平成15年度久美浜町
国民健康保険久美浜病院事業会計決算認定について
原案 可決すべきものと決定した。
議案第138号 平成15年度峰山町
水道事業会計決算認定について
原案 可決すべきものと決定した。
議案第139号 平成15年度大宮町
水道事業会計決算認定について
原案 可決すべきものと決定した。
議案第140号 平成15年度網野町
水道事業会計決算認定について
原案 可決すべきものと決定した。
議案第141号 平成15年度丹後町
水道事業会計決算認定について
原案 可決すべきものと決定した。
議案第142号 平成15年度
丹後広域消防組合一般会計決算認定について
原案 可決すべきものと決定した。
議案第143号 平成15年度峰山・
大宮公共下水道組合一般会計決算認定について
原案 可決すべきものと決定した。
議案第144号 平成15年度竹野郡
塵芥処理組合一般会計決算認定について
原案 可決すべきものと決定した。
議案第145号 平成15年度
竹野川環境衛生組合一般会計決算認定について
原案 可決すべきものと決定した。
議案第146号 平成15年度
奥丹後養老施設組合一般会計決算認定について
原案 可決すべきものと決定した。
議案第147号 平成15年度
奥丹後養老施設組合居宅介護支援・通所介護事業会計決算認定について
原案 可決すべきものと決定した。
2.審査の経過
決算審査特別委員会
9月 7日 正副委員長の互選
9月 8日 所管部長等から説明の聴取
9月 9日 所管部長等から説明の聴取
9月10日 所管部長等から説明の聴取及び審査のまとめ並びに決定
○(浅田決算審査特別委員長) それでは、平成15年度旧6町決算審査特別委員会審査報告を行います。
本特別委員会に付託を受けました議案第91号 平成15年度峰山町
一般会計決算認定についてほか56の決算認定の議案につきまして、審査の経過及び結果をご報告申し上げます。
去る9月7日に正副委員長の互選を行い、8日から10日までの3日間、旧町ごとに関係職員から説明の聴取、質疑応答を行った後、それぞれの議案につきまして採決を行いました。その結果を申し上げますが、何分議案の数が大変多いため、まとめてご報告させていただきますが、お許しをいただきたいと存じます。
まず、議案第91号 平成15年度峰山町
一般会計決算認定ついてから、議案第95号 平成15年度峰山町
廃棄物広域処理特別会計決算認定についてまでの5議案については、賛成多数で原案認定すべきものと決定いたしました。
次に、議案第96号 平成15年度峰山町
工業用地造成事業特別会計決算認定についてから、議案第100号 平成15年度峰山町
小規模水道事業特別会計決算認定についてまでの5議案につきましては、全員賛成で原案認定すべきものと決定いたしました。
次の、議案第101号 平成15年度大宮町
一般会計決算認定については、賛成多数で、さらに議案第102号 平成15年度大宮町
国民健康保険特別会計決算認定についてから、議案第112号 平成15年度網野町
下水道事業特別会計決算認定についてまでの11議案につきましては、全員賛成で原案認定すべきものと決定いたしました。
次に、議案第113号 平成15年度丹後町
一般会計決算認定については、賛成多数で、議案第114号 平成15年度丹後町
土地取得特別会計決算認定については、全員賛成で、次の議案第115号 平成15年度丹後町
国民健康保険特別会計決算認定についてから議案第121号 平成15年度弥栄町
国民健康保険事業特別会計決算認定についてまでの7議案につきましては、賛成多数で、いずれも原案どおり認定すべきものと決定いたしました。
次の議案第122号 平成15年度弥栄町
国民健康保険直営診療施設特別会計決算認定については、全員賛成で、議案第123号 平成15年度弥栄町
老人保健特別会計決算認定については、賛成多数で、議案第124号 平成15年度弥栄町
老人保健施設事業特別会計決算認定については、全員賛成で、議案第125号 平成15年度弥栄町
介護保険事業特別会計決算認定については、賛成多数で、議案第126号 平成15年度弥栄町
簡易水道下水道事業特別会計決算認定については、全員賛成で、また議案第127号 平成15年度久美浜町
一般会計決算認定については、賛成多数で、いずれも原案認定すべきものと決定いたしました。
次に、議案第128号 平成15年度久美浜町
国民健康保険事業特別会計決算認定についてから、議案第135号 平成15年度久美浜町
特定地域生活排水処理事業特別会計決算認定についてまでの8議案につきましては、全員賛成で原案認定すべきものと決定いたしました。
次の議案第136号 平成15年度弥栄町
国民健康保険病院事業会計決算認定については、賛成多数で、次の議案第137号 平成15年度久美浜町
国民健康保険久美浜病院事業会計決算認定についてから、議案第140号 平成15年度網野町
水道事業会計決算認定についてまでの4議案につきましては、全員賛成で、いずれも原案認定すべきものと決定いたしました。
次の議案第141号 平成15年度丹後町
水道事業会計決算認定については、賛成多数で、議案第142号 平成15年度
丹後広域消防組合一般会計決算認定については、全員賛成で、また、議案第143号 平成15年度峰山・
大宮公共下水道組合一般会計決算認定については、賛成多数で、いずれも原案認定すべきものと決定いたしました。
最後に、議案第144号 平成15年度竹野郡
塵芥処理組合一般会計決算認定についてから、議案第147号 平成15年度
奥丹後養老施設組合居宅介護支援・通所介護事業会計決算認定についてまでの4議案につきましては、全員賛成で原案認定すべきものと決定いたしました。
以上が、本決算審査特別委員会に付託を受けました57議案の審査の経過及び結果でございます。
以上でございますが、冒頭申し上げましたとおり、議員各位並びに説明をいただいた6町の市民局長様を初め、多くの関係職員の皆々様には連続3日間、熱心に旧6町の歴史ある町を閉じる平成15年度決算を活発な質疑応答、そして慎重に審査認定いただき、まことにありがとうございました。感謝申し上げます。
以上でございます。
○(田茂井議長) 以上で、決算審査特別委員長の報告を終わります。特別委員長、ご苦労様でございます。ここで10時40分まで休憩いたします。
午前10時26分 休憩
午前10時40分 再開
○(田茂井議長) 休憩を閉じ、休憩前に引き続き会議を開きます。
委員長の報告が終わっておりますので、質疑を省略し、これから議案ごとに討論、採決を行います。
まず、議案第91号について討論を行います。森議員。
○3番(森議員) 3番、森です。反対討論を行いますけれども、その前に、日本共産党の議員団を代表して、若干、今回の決算に対する考え方を、まず述べておきたいというふうに思います。
決算も57議案ありますので、これをすべて我々が反対討論をいたしますと、相当な時間になります。したがって、議会運営にもスムーズにという配慮も含めて、基本的には、予算がその各町の根幹をなすものでありますけれども、特別決算についても反対部分がありますけれども、根幹である一般会計の決算に対するもののみ、ただ特に問題がある部分については、それらも討論をしていきたいというふうに考えておりますので、まずその点を申し上げて、スムーズなる議会運営を期待をしておきたいというふうに考えております。
91号議案ですけれども、これは、私が申し上げるまでもなく、決算というのは、基本的に予算に対して執行が正しく行われていたのかどうかという点と、その執行に当たっての行政効果や経済効果がどうあったのか、ここからこの決算は認定すべきものかどうかというのが判断の基準であるというふうに考えております。
加えて、今回の決算の場合は、通常の決算と違いまして、合併前という特別なことがあるという点も考えておく必要があるのではないかなというふうに考えております。
そこで、反対の主たる内容でありますけれども、峰山の町議会における日本共産党の議員団は、予算の段階でも反対をいたしております。その中心的な中身は、住民の暮らしに対する予算が弱いのではないか。あるいは、合併が確定していないにもかかわらず、合併を前提とした予算がかなり組み込まれているということから反対討論をしております。そういう点から見て、執行が正しく、しかも行政効果、経済効果があったのかという問題から見るならば、町民のところにある暮らしの現状、そこから出ている要望等、このことが満たされた決算だとは到底言えないというのが反対の一つの理由であります。
それに加えて、特別委員会の審議の中にもありましたけれども、本来、専決補正というのは、基本的には特別な場合じゃない限りやるべきではないという考え方ですけれども、峰山の専決補正を見てみましたら、他の5町をトータルをした部分よりも、峰山の専決補正が多いという、こういう問題もあります。あえて専決に対する見解は申し上げませんけれども、議会の民主的運営等々から考えても、これは大きな問題があるというふうに考えております。
また、本来、不用額等については、減額補正等で修正すべきものが、これが余り峰山町の場合はなされずに、不用額として、不用額が出ることについては、予算上も補正予算を組んだ段階でも、これは大きな問題があったと指摘をせざるを得ないというふうに考えております。そういう意味合いから、到底、我が党議員団としては、峰山の一般会計の決算については、認定をすることができないということを申し述べて、反対討論といたします。
○(田茂井議長) これで討論を終わります。
これから採決を行います。議案第91号 平成15年度峰山町
一般会計決算認定について、本議案に対する決算審査特別委員長の報告は原案認定すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 多 数)
○(田茂井議長) 起立多数です。したがって、議案第91号は、原案のとおり認定されました。
次に、議案第92号について、討論を行います。これで討論を終わります。
これから採決を行います。議案第92号 平成15年度峰山町
国民健康保険特別会計決算認定について、本議案に対する決算審査特別委員長の報告は原案認定すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 多 数)
○(田茂井議長) 起立多数です。したがって、議案第92号は、原案のとおり認定されました。
次に、議案第93号について、討論を行います。これで討論を終わります。
これから採決を行います。議案第93号 平成15年度峰山町
老人保健特別会計決算認定について、本議案に対する決算審査特別委員長の報告は原案認定すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 多 数)
○(田茂井議長) 起立多数です。したがって、議案第93号は、原案のとおり認定されました。
次に、議案第94号について、討論を行います。これで討論を終わります。
これから採決を行います。議案第94号 平成15年度峰山町
介護保険特別会計決算認定について、本議案に対する決算審査特別委員長の報告は原案認定すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 多 数)
○(田茂井議長) 起立多数です。したがって、議案第94号は、原案のとおり認定されました。
次に、議案第95号について、討論を行います。これで討論を終わります。
これから採決を行います。議案第95号 平成15年度峰山町
廃棄物広域処理特別会計決算認定について、本議案に対する決算審査特別委員長の報告は原案認定すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 多 数)
○(田茂井議長) 起立多数です。したがって、議案第95号は、原案のとおり認定されました。
次に、議案第96号について、討論を行います。これで討論を終わります。
これから採決を行います。議案第96号 平成15年度峰山町
工業用地造成事業特別会計決算認定について、本議案に対する決算審査特別委員長の報告は原案認定すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 全 員)
○(田茂井議長) 起立全員です。したがって、議案第96号は、原案のとおり認定されました。
次に、議案第97号について、討論を行います。これで討論を終わります。
これから採決を行います。議案第97号 平成15年度峰山町
宅地造成事業特別会計決算認定について、本議案に対する決算審査特別委員長の報告は原案認定すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 全 員)
○(田茂井議長) 起立全員です。したがって、議案第97号は、原案のとおり認定されました。
次に、議案第98号について、討論を行います。これで討論を終わります。
これから採決を行います。議案第98号 平成15年度峰山町峰山財産区特別会計決算認定について、本議案に対する決算審査特別委員長の報告は原案認定すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 全 員)
○(田茂井議長) 起立全員です。したがって、議案第98号は、原案のとおり認定されました。
次に、議案第99号について、討論を行います。これで討論を終わります。
これから採決を行います。議案第99号 平成15年度峰山町五箇財産区
特別会計決算認定について、本議案に対する決算審査特別委員長の報告は原案認定すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 全 員)
○(田茂井議長) 起立全員です。したがって、議案第99号は、原案のとおり認定されました。
次に、議案第100号について、討論を行います。これで討論を終わります。
これから採決を行います。議案第100号 平成15年度峰山町
小規模水道事業特別会計決算認定について、本議案に対する決算審査特別委員長の報告は原案認定すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 全 員)
○(田茂井議長) 起立全員です。したがって、議案第100号は、原案のとおり認定されました。
次に、議案第101号について、討論を行います。松田議員。
○4番(松田議員) 4番、松田でございます。私は、大宮町平成15年度一般会計決算に対する反対の討論を行います。
住民の利益という点から見まして、幾つかの点で問題を感じますので、賛成できませんので、その点を指摘して反対の討論といたします。
大宮町では、この不況のもとで、多くの住民が大変苦しい生活を強いられています。そうした中で、乳幼児医療費の無料化、それから緊急雇用対策、緊急雇用利子補給など、一定の評価ができる施策もいろいろとございます。しかし、他方、縦貫林道への支出は毎年2,000万円を超えています。住宅問題でも、老朽化した町営住宅の修理費は予算がないからと、この一言でわずか156万円しか支出されておりません。こういった点で、住民の切実な願いにこたえているとは言いがたい面がございます。
また、山本京子基金2,500万円を年度末に専決処分するなど、町民にはわかりにくい使い方でありますし、また山本氏のふるさと大宮への熱い思いにこたえる使い方とは言いがたいと思います。
以上の理由を述べて、本決算に対する反対の討論といたします。
○(田茂井議長) 奥野議員
○12番(奥野議員) 審査の中でいただいた資料によりますと、補正予算第8号については、専決処分を自治法179条の1項の規定により2,500万円を3月24日に行っています。これは、山本京子様の志を受け設けられた教育振興基金を処分したものでありますが、問題点は、その1といたしまして、当初予算の段階で目的基金を一般財源化しておきながら、歳出では何ら使い道を計上されていない扱いであったこと。
問題点その2といたしましては、専決処分とは行政の渋滞を防止する目的で定められたものであり、この場合は議会を招集するひまがないと認めるときという理由で専決処分を行っています。本当にこのことが成り立つのでありましょうか。3月24日は水曜日、25日は木曜日、26日は金曜日、29日は月曜日、30日か火曜日、31日は水曜日であり、5日間も合併期日4月1日まであったのであります。会議の招集については、地方自治法101条の2では、3日前に告示、しかし急を要する場合はこの限りではないとあります。
専決処分というのはもとより、法179条の3で次の会議で報告する義務が定められていますが、合併によりこの義務が省かれることを知ってか知らずか、今回の専決処分理由の「ひまがない」か否かの認定は町が行いますが、その認定は自由裁量ではなく、法規裁量による客観性がなければなりません。客観的に誤っていると、議会の議決権を侵害し、違法な処分となると考えております。100歩譲って考えてみても、合併直前とはいえ、特異な内容の専決が旧大宮町の議員がだれも今回の決算審査まで、何ら知らされていなかったことは重大な誤りではないでしょうか。
問題点その3といたしましては、このことが一番問題視しなければならない点であります。
大宮町以外各町とも専決処分の内容は、事務的な処理として行われたもので理解ができますが、大宮町の場合は、してはならない政策的専決処分と言わざるを得ないということであります。1,500万円が大宮福祉会、1,000万大宮中学校クラブ後援会であります。加えて、これらの使い道の監査を京丹後市当局の監査扱いとするということでありますが、この二つの団体はそういう団体なのでしょうか。理事者は本当に2,500万もの処分をどういう判断で行ったのでしょうか。今になってはその理由を伺う場所がありません。
以上でありますが、合併のどこの町でも、寄附による過去からの財源はあったと考えますし、すべて持ち寄って合併をしております。他町のように、事務的内容の専決ではなく、8日後には京丹後市の財産となるものを、駆け込み的、かつ政策的な専決処分については、私には全く理解できないものであります。
とは言うものの、今後の対応として、平成17年度以降の予算処置次第では、解決、納得できるものとなりますことに期待をいたしまして、賛成討論といたします。
以上であります。
○(田茂井議長) 大同議員。
○16番(大同議員) 16番、大同です。先ほど、奥野議員の賛成討論がありましたが、私も賛成の立場から討論させていただきます。
私は、旧大宮町議員として、平成15年度の予算、当初予算から補正7号まですべてに対して賛成してまいりました。そういった中で、先ほど、奥野議員が触れられましたように、この第8号の専決では、大変不満があるということは同じように思います。このここに資料がありますが、地方交付税3,800万円を入れた中で、たまたま2,500万円、社協に1,500万円と教育費に1,000万ということになっております。しかしながら、山本京子さんが大宮町に寄附をされた時点で、その心として言われてましたことは、体育振興と福祉に使っていただきたいと。私は一議員として、できるだけ早く、基金で持つのではなく、その京子さんの意思を生かし、実際に使っていただきたいということは、ここにおられます教育次長にもお伝えしましたし、町長にもお伝えしました。
申しにくいことですけれども、私は今、大宮中学校クラブの理事もしております。しかしながら、この件につきましては、町長から何の相談もありませんでしたし、現実的には、大変心苦しい部分もあります。しかしながら、当初の山本京子さんの意思、大宮町民の中で体育振興と福祉のために役立ててほしいという意思を、最後の最後になって、何とか生かしていただけたのではないかなと、そういうふうに肯定的にとりまして、すべて、7号までについては賛成してまいりましたので、この分つけ加えまして、賛成討論とさせていただきます。
○(田茂井議長) これで討論を終わります。
これから採決を行います。議案第101号 平成15年度大宮町
一般会計決算認定について、本議案に対する決算審査特別委員長の報告は原案認定すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 多 数)
○(田茂井議長) 起立多数です。したがって、議案第101号は、原案のとおり認定されました。
次に、議案第102号について、討論を行います。これで討論を終わります。
これから採決を行います。議案第102号 平成15年度大宮町
国民健康保険特別会計決算認定について、本議案に対する決算審査特別委員長の報告は原案認定すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 全 員)
○(田茂井議長) 起立全員です。したがって、議案第102号は、原案のとおり認定されました。
次に、議案第103号について、討論を行います。これで討論を終わります。
これから採決を行います。議案第103号 平成15年度大宮町
老人保健特別会計決算認定について、本議案に対する決算審査特別委員長の報告は原案認定すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 全 員)
○(田茂井議長) 起立全員です。したがって、議案第103号は、原案のとおり認定されました。
次に、議案第104号について、討論を行います。これで討論を終わります。
これから採決を行います。議案第104号 平成15年度大宮町
介護保険特別会計決算認定について、本議案に対する決算審査特別委員長の報告は原案認定すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 全 員)
○(田茂井議長) 起立全員です。したがって、議案第104号は、原案のとおり認定されました。
次に、議案第105号について、討論を行います。これで討論を終わります。
これから採決を行います。議案第105号 平成15年度大宮町
農業集落排水事業特別会計決算認定について、本議案に対する決算審査特別委員長の報告は原案認定すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 全 員)
○(田茂井議長) 起立全員です。したがって、議案第105号は、原案のとおり認定されました。
次に、議案第106号について、討論を行います。これで討論を終わります。
これから採決を行います。議案第106号 平成15年度大宮町
簡易水道事業特別会計決算認定について、本議案に対する決算審査特別委員長の報告は原案認定すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 全 員)
○(田茂井議長) 起立全員です。したがって、議案第106号は、原案のとおり認定されました。
次に、議案第107号について、討論を行います。森議員。
○3番(森議員) 3番、森です。賛成討論を行います。
基本的には、先ほど、峰山町の決算で述べたとおりであります。そこから見て、網野町における決算はどうであったのかという点を見てみたいというふうに思います。
合併前というときにおける駆け込みについては、我が党は厳しい目で監視をしておったつもりであります。その点で、網野町における駆け込みというのは、余り見当たらないというのが1点あります。その他、政策的な面で、数々の特徴ある政策的なものを打ち出しております。住宅改修の助成制度、さらに暮らしの資金も他町に加えて不況対策の一環としての10万円の上積み、これらについては大きな行政効果と同時に、経済的な効果もあったというふうに判断をしております。
また、医療等でも高額医療費の貸付等についても、これは高額な医療の場合は、たとえ5%、10%であったとしても、大変な負担を前段でせざるを得ない。しかし、網野町については、これも他町と比して100%行ってきております。また、減反等については、基本的には押しつけない等々、そうした住民の立場に立った施策を行ってきております。ただ、指摘をするならば、滞納、税金の滞納に対する克服、回収をする努力が十分になされたのかどうか、この点については、若干の疑問を持たざるを得ないということについても、指摘をした上での賛成討論といたします。
○(田茂井議長) 井谷議員
○28番(井谷議員) 賛成の立場で討論をいたします。
ただいま、森議員の方からもいろいろ指摘がございましたが、私はおおむね良好な決算であったというふうに思いますし、いろんな状況等から考えまして、他の5町とそう飛び抜けたすばらしい予算決算でもなかったというふう思いますし、また逆に、大変問題が多くあったというふうにも思いません。
ただ、2点ほど指摘いたしておきますが、CCZの整備につきましては、大変長年にわたって網野町並びに京都府、あるいは国庫補助を受けての大変な巨額の投資でございますが、平成14年度には、新たな5カ年計画というふうなことでCCZの整備計画が出されました。単年度の審査ということで、14年度の審査したわけでございますが、その中身はたしか5年間だったと思いますが、5年間のいわゆる長期の計画というふうなことで提案をされて、私たちはたしか5名ぐらいおったと思いますけれども、修正案を一般会計の中で提出いたしました。
そういった意味におきましても、合併ということをそこまで予測しない、するとかしないとかいうことは別にいたしましても、十分にその町民の中で議論をされたかどうかというふうな、そういう点から言いましても、非常に問題があるというふうなことを思います。それが新市に引き継がれているというふうな中で、今後とも十分、このCCZにつきましては、住民のコンセンサスを得て、もっともっと議論をする必要があるというふうなことを思います。
それから、もう1点は、ただいまも指摘がございましたが、いわゆる税等の徴収につきましてでございますが、これは職員につきましては、専任徴収2名というふうなことで、それなりに努力をしたと。職務の範囲で十分努力したと思いますが、これはやはり理事者の徴収体制と、こういった不況の中で経済的にも各家庭は大変でしょうが、それは他町でも同じですし、網野町は織物業が多いとかいう特異なことは言われましても、やはり網野町としても、それなりの努力が必要だと。それは理事者がやっぱり徴収体制をきちっとしていくという、そういう基本が大変誤っていたんではないか。これは、1年2年の問題でなくて、長年のそういう徴収体制の整備ができなかったと、そういうことだろうというふうに思います。
そういう点等々、ほかにもたくさんございますが、指摘すべき点を指摘しながら、おおむね良好な決算であったということで、私は賛成討論といたします。
以上でございます。
○(田茂井議長) これで討論を終わります。
これから採決を行います。議案第107号 平成15年度網野町
一般会計決算認定について、本議案に対する決算審査特別委員長の報告は原案認定すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 多 数)
○(田茂井議長) 起立多数です。したがって、議案第107号は、原案のとおり認定されました。
次に、議案第108号について、討論を行います。これで討論を終わります。
これから採決を行います。議案第108号 平成15年度網野町
国民健康保険事業特別会計決算認定について、本議案に対する決算審査特別委員長の報告は原案認定すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 全 員)
○(田茂井議長) 起立全員です。したがって、議案第108号は、原案のとおり認定されました。
次に、議案第109号について、討論を行います。これで討論を終わります。
これから採決を行います。議案第109号 平成15年度網野町
介護保険事業特別会計決算認定について、本議案に対する決算審査特別委員長の報告は原案認定すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 全 員)
○(田茂井議長) 起立全員です。したがって、議案第109号は、原案のとおり認定されました。
次に、議案第110号について、討論を行います。これで討論を終わります。
これから採決を行います。議案第110号 平成15年度網野町
老人保健特別会計決算認定について、本議案に対する決算審査特別委員長の報告は原案認定すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 全 員)
○(田茂井議長) 起立全員です。したがって、議案第110号は、原案のとおり認定されました。
次に、議案第111号について、討論を行います。これで討論を終わります。
これから採決を行います。議案第111号 平成15年度網野町
簡易水道事業特別会計決算認定について、本議案に対する決算審査特別委員長の報告は原案認定すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 全 員)
○(田茂井議長) 起立全員です。したがって、議案第111号は、原案のとおり認定されました。
次に、議案第112号について、討論を行います。これで討論を終わります。
これから採決を行います。議案第112号 平成15年度網野町
下水道事業特別会計決算認定について、本議案に対する決算審査特別委員長の報告は原案認定すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 全 員)
○(田茂井議長) 起立全員です。したがって、議案第112号は、原案のとおり認定されました。
次に、議案第113号について、討論を行います。平林議員。
○2番(平林議員) 2番、平林です。それでは、丹後町の一般会計決算についての反対討論を行います。
財政が大変だから、また少子高齢化だから、時の流れだからと合併であるということで、住民の意見も聞かずに議会だけで合併が今回決められました。財政が大変だと言いながら、合併すれば端っこの町には予算が回ってこないんだろうというようなことから、本来なら財政的なことを考えると、計画的に建設であろういろんな施設建設が、確かに地域からの要望もあるわけですけれども、一気に行われています。一方で、住民の暮らしを守る自治体としての役割、介護保険料や利用料の減免、また住宅改修助成制度の実施など、こういった要望が出ていたわけですけれども、こういったものにもこたえていません。
しかも、合併後は丹後町独自の施策である定住施策や子育て支援が廃止されてしまいました。その結果、京丹後市では、持ち寄る基金も少なくなり、借金がふえるなど、後世に大きな負担を残してしまいました。
このように、住民にとっては、ますます暮らしにくくなっている決算となっていることによって、反対討論といたします。
○(田茂井議長) 浅田議員。
○23番(浅田議員) 私は、15年度の丹後町の一般会計決算についての賛成の立場で討論に参加いたします。
確かに今現在、私だけしか、旧町の議員としてはいませんが、我々が経験してまいりました丹後町では、大変、先ほど言います独自施策はどこにも負けないというほど、私たちは自信を持って言える施策であり、また丹後町民が本当に長い歴史の中で、融和に生活してこれたのもこうした施策があったからだというふうに思います。職員を初めとして、本当に旧議員も一生懸命、その地域のまちづくりに頑張って、それに対して住民の皆さん方も十分なご理解があって、きょうまで歩んでこられたこの15年度の決算の総まとめについて、私は自信を持って賛成の討論に参加して、その意を皆さんにご報告申し上げます。
○(田茂井議長) 池田議員。
○18番(池田議員) 18番、池田です。私は、初めて議員になりまして、丹後町のときは議員ではありませんでしたけれども、平成15年度の決算は、歳入47億2,000万、歳出48億5,000万となり、前年度からの継続繰越事業や災害復旧、さらに合併に向けての施設改修、各システム統合負担事業等が大幅にふえましたが、前年度より1.9%減少した規模であります。
丹後町においては、少子高齢化等人口が減っていく中、過疎債を使っての各地区区民館の整備、若者定住団地建設助成金や新規生産施設設置事業等、新しい丹後町の特産品を開発したり、他町に見られない施策をたくさん行っております。他の町で若干見られますような駆け込み的な、合併による駆け込み的なものは一切ないと。たまたまそういうものが見えるかもわかりませんけれども、この年にたまたまそういう建設が重なったのではなかろうかと思っております。
そういう中で、今回の決算、一定の評価ができると思っておりますので、賛成討論といたします。
○(田茂井議長) これで討論を終わります。
これから採決を行います。議案第113号 平成15年度丹後町
一般会計決算認定について、本議案に対する決算審査特別委員長の報告は原案認定すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 多 数)
○(田茂井議長) 起立多数です。したがって、議案第113号は、原案のとおり認定されました。
次に、議案第114号について、討論を行います。これで討論を終わります。
これから採決を行います。議案第114号 平成15年度丹後町
土地取得特別会計決算認定について、本議案に対する決算審査特別委員長の報告は原案認定すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 全 員)
○(田茂井議長) 起立全員です。したがって、議案第114号は、原案のとおり認定されました。
次に、議案第115号について、討論を行います。これで討論を終わります。
これから採決を行います。議案第115号 平成15年度丹後町
国民健康保険特別会計決算認定について、本議案に対する決算審査特別委員長の報告は原案認定すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 多 数)
○(田茂井議長) 起立多数です。したがって、議案第115号は、原案のとおり認定されました。
次に、議案第116号について、討論を行います。これで討論を終わります。
これから採決を行います。議案第116号 平成15年度丹後町
老人保健特別会計決算認定について、本議案に対する決算審査特別委員長の報告は原案認定すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 多 数)
○(田茂井議長) 起立多数です。したがって、議案第116号は、原案のとおり認定されました。
次に、議案第117号について、討論を行います。これで討論を終わります。
これから採決を行います。議案第117号 平成15年度丹後町
介護保険特別会計決算認定について、本議案に対する決算審査特別委員長の報告は原案認定すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 多 数)
○(田茂井議長) 起立多数です。したがって、議案第117号は、原案のとおり認定されました。
次に、議案第118号について、討論を行います。これで討論を終わります。
これから採決を行います。議案第118号 平成15年度丹後町
簡易水道特別会計決算認定について、本議案に対する決算審査特別委員長の報告は原案認定すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 多 数)
○(田茂井議長) 起立多数です。したがって、議案第118号は、原案のとおり認定されました。
次に、議案第119号について、討論を行います。これで討論を終わります。
これから採決を行います。議案第119号 平成15年度丹後町
下水道事業特別会計決算認定について、本議案に対する決算審査特別委員長の報告は原案認定すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 多 数)
○(田茂井議長) 起立多数です。したがって、議案第119号は、原案のとおり認定されました。
次に、議案第120号について、討論を行います。平林議員。
○2番(平林議員) 2番、平林です。議案第120号の反対討論を行います。
合併したら公共料金が値上がりし、福祉施策は大幅に後退する。合併はしないでほしい。合併の是非については住民に意見を聞いてほしいとの声にも耳が傾けられずに合併が進められました。また、財政が大変だと言いながらも、駆け込み事業、確かに地域からの要望もありましたけれども、合併がなかったら支出されなかっただろうと思われる不明朗な決算となっています。
合併後は上下水道料金は値上がりし、公民館やゲートボール場の使用料が値上がるなど、住民への暮らし、住民の暮らしへの影響は大変大きいものであります。しかも、持ち寄った基金が大変少なく、京丹後市の財政にも大きな影響を与えています。後世に残る、負担の残る決算となっていること。よって、この決算には反対するものです。
○(田茂井議長) 奥野議員。
○12番(奥野議員) 12番、奥野。決算の特別委員会でも討論に参加させていただいたわけですけれども、弥栄町は、旧来より他の6町、また京都府内でも大変特色のある町政を、過去からずっと進められてきた。今回の15年度の決算、また16年度の予算を見させていただいても感じるわけですけれども、よくやりきられたな。とことん、先ほどの平林議員の駆け込み云々というようなこともありますが、よくやりきられたなということで、私は感心を、特にこの弥栄町の決算については見させて、関心を持って見させていただきました。
そういう意味において、賛成をいたします。以上であります。
○(田茂井議長) 今度議員。
○25番(今度議員) 25番、今度でございます。奥野議員からも、賛成の討論をいただきました。私も、旧町議員の一人として、この会計には携わってきましたが、6町の中で最も小さな町であり、しかも一般会計の額も一番小さな町でございますけれども、それに匹敵をするところの病院会計がございます。
しかも、その病院につきましては、非常に厳しい状況の中で、この一般会計の決算もうたれました。そして、公共料金につきましても、6町の中ではほぼ低い料金できょうまで経過をいたしておりました。住民には応分のサービスが行き届いていたというように思っております。まだ、合併を前にしてということではありませんが、本当に長い間、長い年月をかけての住民の切実な要望に対する集落の集会施設につきましては、本当に最後としてやったかもわかりませんけれども、一応の住民の期待にはこたえたということで、集会所におけるところの改修、あるいは新築等につきましても、住民には一定の答えを出したということでできてまいりましたし、また、6町で小さいながらも、一応、持ち込んできました基金につきましては、そう恥ずかしいものではないというように判断をいたしておりまして、この会計につきましては、よくやったというように思いまして、賛成討論といたします。
○(田茂井議長) これで討論を終わります。
これから採決を行います。議案第120号 平成15年度弥栄町
一般会計決算認定について、本議案に対する決算審査特別委員長の報告は原案認定すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 多 数)
○(田茂井議長) 起立多数です。したがって、議案第120号は、原案のとおり認定されました。
次に、議案第121号について、討論を行います。平林議員。
○2番(平林議員) 2番、平林です。121号の反対討論を行います。
国保会計なんですけれども、国民健康保険の加入者は農業や自営業、年金生活者などの低所得者層が多く加入しています。病気になったときに、安心してかかれるこの制度が、本当は充実していかなければいけないわけですけれども、今、国や府の指導のもと、平準化がこの予算では進められ、低所得者への影響が大きい均等割、また平等割の値上げが2年連続して行われました。保険税の負担が重く、滞納になり、短期証の発行などになっています。
こういう状況で病院にかかりにくい制度となってきていることを指摘して、反対といたします。
○(田茂井議長) これで討論を終わります。
これから採決を行います。議案第121号 平成15年度弥栄町
国民健康保険事業特別会計決算認定について、本議案に対する決算審査特別委員長の報告は原案認定すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 多 数)
○(田茂井議長) 起立多数です。したがって、議案第121号は、原案のとおり認定されました。
次に、議案第122号について、討論を行います。これで討論を終わります。
これから採決を行います。議案第122号 平成15年度弥栄町
国民健康保険直営診療施設特別会計決算認定について、本議案に対する決算審査特別委員長の報告は原案認定すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 全 員)
○(田茂井議長) 起立全員です。したがって、議案第122号は、原案のとおり認定されました。
次に、議案第123号について、討論を行います。これで討論を終わります。
これから採決を行います。議案第123号 平成15年度弥栄町
老人保健特別会計決算認定について、本議案に対する決算審査特別委員長の報告は原案認定すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 多 数)
○(田茂井議長) 起立多数です。したがって、議案第123号は、原案のとおり認定されました。
次に、議案第124号について、討論を行います。これで討論を終わります。
これから採決を行います。議案第124号 平成15年度弥栄町
老人保健施設事業特別会計決算認定について、本議案に対する決算審査特別委員長の報告は原案認定すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 全 員)
○(田茂井議長) 起立全員です。したがって、議案第124号は、原案のとおり認定されました。
次に、議案第125号について、討論を行います。平林議員。
○2番(平林議員) それでは、2番、平林です。議案第125号の反対討論を行います。
介護保険制度ができて、このまちで安心して老後を過ごすことができると期待されたわけですけれども、保険料や利用料が高い、また施設が空いていないなど、多くの問題点が残されています。そういう問題点を解決しないまま、3年目の見直しで保険料改定が行われ、しかも合併が決まっていないのに6町統一料金となりました。6段階となり、低所得者への配慮が行われているものの、年金の受け取り表を見た方から、介護保険がこんなに上がって年金が減ってしまった、と暮らしへの影響が出ています。
住民への負担増となったこの決算には反対するものです。
○(田茂井議長) これで討論を終わります。
これから採決を行います。議案第125号 平成15年度弥栄町
介護保険事業特別会計決算認定について、本議案に対する決算審査特別委員長の報告は原案認定すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 多 数)
○(田茂井議長) 起立多数です。したがって、議案第125号は、原案のとおり認定されました。
次に、議案第126号について、討論を行います。これで討論を終わります。
これから採決を行います。議案第126号 平成15年度弥栄町
簡易水道下水道事業特別会計決算認定について、本議案に対する決算審査特別委員長の報告は原案認定すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 全 員)
○(田茂井議長) 起立全員です。したがって、議案第126号は、原案のとおり認定されました。
次に、議案第127号について、討論を行います。奥野議員。
○12番(奥野議員) ここで、動議を提出をさせていただきます。
特別委員会の委員長報告では、可決すべきものという報告がございました。決算特別委員会以降一般質問で、この久美浜の一般会計に、15年度の決算にかかわる質問が4名の議員さんからなされました。私は、この際、しっかりと久美浜町のこの15年度決算について、さらに審査を深めるべきではないかというふうに考えまして、本議案については、閉会中の継続審査とされたく、動議を提出をさせていただきます。
以上であります。
○(田茂井議長) ただいま、奥野議員から議案第127号については、閉会中の継続審査とされたいとの動議が提出をされました。この動議は賛成者がありますので、成立しました。
ここで暫時休憩いたします。
午前11時33分 休憩
午後 1時45分 再開
○(田茂井議長) 休憩を閉じ、休憩前に引き続き会議を開きます。
先ほど、奥野議員から提出された動議を議題といたします。提出者から動議の内容、理由等について説明を求めます。奥野議員。
○12番(奥野議員) それでは、失礼いたします。
平成15年度久美浜町の一般会計につきまして、閉会中の継続審査の動議を提出をさせていただきました。それについて、改めて提案理由を述べよということでありますので、同じようなことになりますけれども、もう一度理由を述べさせていただきます。
実は、きょうお昼に審査の中では申し上げておったんですけれども、納豆工場の誘致についての契約書、並びにその後協議された内容があるということなので、それらの書類を提出をしていただくようにという、決算委員会で申し出をしておったわけですけれども、それを本日いただきました。
その中で、その中身を見させていただくと、いろいろと審査をし、深めていかなければならない問題もあるなというふうにもお昼ですけれども、見させていただきました。
私が動議を出させてもらったのは午前中であります。その時点では、私はこの企業誘致である納豆工場の件、そしてまた具体的には久美浜SANKAIKANの件、そしてシルバーハウス、これは予算的には1円の予算措置もないわけですけれども、京都府から無償譲渡をしていただいて、そのあと5年間はきちっとした形で久美浜町が見ていくという中身であります。ですから、予算措置はなくても、やはりその辺の審査もきっちりとしなければならないと私は考えております。
そういう中で、いろいろと、新たな事実も特別委員会採決後、一般質問で私も含め4名の議員さんがされる中で出てきたように、私はとらえております。そういう中で、今回、改めて審査をもっと深くすべきだということで、動議を提出をさせていただきました。この考え方につきましては、いろいろと御意見があろうかと思います。確かに旧久美浜出身の議員さんから我々が議決してきたというお話もあろうかというふうに思うわけですけれども、決算審査の中で、旧久美浜の職員さんから説明を受けたわけでありますけれども、議員さんが、旧久美浜の議員さんが、また別でよく知っておられる情報、また議決に至る状況もよく知っておられることもあろうと思いますし、これらを含め、すべて我々が今回、30名の特別委員会をつくっておりますので、情報を共有をさせていただいて、その後、きちっとした形で採決をしていくというのが、私は委員会での与えられた義務ではないかというふうに考えて、今回、動議を提出をさせていただきました。
以上であります。
○(田茂井議長) 説明が終わりましたので、質疑を行います。谷口議員。
○7番(谷口議員) 今回のこの一般会計の決算の場合、合併前の諸問題を抱えながら、6町が駆け込み事業と言われるような事業も多々ある中で、今回の決算が旧町のそれぞれの特色を持ちながら、決算認定、議会の中で決算認定されてきたということでございます。
その中で、町の特性を生かした事業、多々ございました。その中で、今回、この動議自体、新事実と言われたこと自体、私としては新事実かなというふうに疑問をとなえるわけでございますけれども。
また、実際にこの久美浜町の一般会計のみに関して、この継続審査というものは余りにも、今までこれ、最初の峰山の一般会計決算のときに、この継続審査を持ち出されたんでしたら、いろいろと問題点があることが皆さんもご承知だというふうに思いますので、それはそれで継続やむなしかなというふうに思うわけですけれども、久美浜町のこの決算審査が出てきた段階のみにおいて継続審査というものは、今まで久美浜町独自でやってきた事業に水を差されるというような感じがして、久美浜町におきましても、いろいろと批判がある事業はございましたけれども、久美浜町独自の事業といたしましては、皆さんも福祉なんかではご存じのとおり、いろいろな問題、特性のある子宝祝い金ですとか、また敬老会は各地区に分かれてやるとか、いろんな事業もおこしてまいりました。そのような決算書、久美浜町の決算書自体にこの継続審査というものは、なぜこの久美浜町の決算審査だけを継続審査とされたのか、その点に関しましてお聞きします。
○(田茂井議長) 提出者。
○12番(奥野議員) なぜ久美浜町の一般会計のというご質問が趣旨にありました。これからほかの町の決算も、まだ、ほかの会計も残っております。私は、そのあとの決算について、どのようなご意見が出るか知るところではありません。一つ一つが審査の対象、議決の対象であります。そういう中で、この今回の私が提案させてもらったのは、今、久美浜町出身の谷口議員の気持ちはよくわかるんですけれども、新しい事実と思えないというお話です。私にとっては、すべてが新しい事実という基本的なところがございます。
久美浜町の議会で決めたんだからいいんじゃないかというようなこともおっしゃりたいのかなと思っておるんですけれども、しかしながら、合併をいたしました。合併後の決算においては、新しい市が、そして議会がやるものであります。そのことを否定されるようなご意見と、私は今、受けとめさせていただいたわけですけれども、やはり新しい市民が期待する議会として、しっかりと審査をしていくという責務があろうかと思います。
誤解をしていただいておるようなんですけれども、なぜ久美浜なのかと。決して久美浜だけのことを申しておりません。私も先ほど、討論をいたしました。一つ一つ、私は討論すべきものはしてまいっております。ですから、久美浜だけを特別、旧久美浜町の一般会計の決算だけを特別扱いをして動議を出しているわけではございません。ご理解を賜りたいというふうに思いますし、また、ただいま申し上げました新事実とは思えない。ですから、私が提案で申し上げました、その谷口議員が決算審査の中で旧久美浜町の職員さんが説明されてない多くのこともあれば、意見交換等で、我々に共有をさせていただきたいというのが一つの私の考え方でありますので、ご理解を賜りたいというふうに思います。
以上であります。
○(田茂井議長) 森議員。
○3番(森議員) 3番、森です。提出者にお聞きをしたいわけですけれども、先ほどの説明によれば、決算全体を決して言うとるわけではないという理解をしておるわけですけれども、中心的に、あえて言うならば、この納豆工場の工事の誘致ということのみについての継続審査なのか、それとも他の部分についてもあるのかどうか、あれば、やはりきちっと提案をしてもらった上で、どういう態度をとるのかを決めたいというふうに思いますので、その点をお答え願いたい。
○(田茂井議長) 提出者。
○12番(奥野議員) 決算全体ではないのかということでご質問ですけれども、今申されたすべてではない、ではありません。先ほど申しましたように、1点は納豆企業誘致の件、そして一般質問でもありましたように、SANKAIKANの件、それからシルバーハウスの件ということが、この三つがさらに深く審査すべきではないかということで、今回の動議を提出させてもらった大きな理由であります。お答えになっておりますでしょうか。
○(田茂井議長) 松田議員。
○4番(松田議員) 僕もちょっと質問させていただきます。私は、不明な点があれば、それを明らかにするということは議会として当然のことだと思います。
そこで今、3点を挙げられましたんですけれども、例えば、この問題のこういうところとかいうあたりを、もうちょっとはっきりしていただいて、やはりこういう継続審査いうことになりますと、かなり町民に対しても、その理由を説明する責任もありますし、もうちょっと焦点を絞っていただけたらありがたいと思いますけれども。
○(田茂井議長) 提出者。
○12番(奥野議員) この、こういう点という詳細があるのかというお問いかけですけれども、問題があるのかないのかということについて、私は今、持ち合わせておりません。
深く審査すべきだと、新しいことが出てきたという中で、決算審査の中で一たんは採決をとりましたけれども、新しい事実に基づいて、さらに審査を深めていくべきではないかという意味で、動議を出させていただきましたので、今の質問の松田議員が言われるこの問題のこういう点だというところは、私は今、具体的には持ち合わせておりませんけれども、一つ申し上げるなら、先ほど申した、お昼、動議を出した後ですけれども、いただいた納豆工場の契約書、またそれについておる協議事項、2回やっておられるようですけれども、それについてはもう少し詳しく、この資料に基づいてお尋ねをしていきたいなと。審査をしていきたいなと、こんなことを具体的には1点、思っております。以上であります。
○(田茂井議長) 平林議員。
○2番(平林議員) 2番、平林です。十分に審査するということは大いに賛成なんですけれども、この間、特別委員会なり一般質問なりでそれぞれがされてきて、新たな事実というようなことが奥野議員から言われたんですけれども、特別委員会、再度開いて説明を受けるのは、いうたら旧町長というのは出てこられないわけで、職員の方にこの間、説明も受けてるわけですし、そういう中で、これ以上突っ込んだ答弁が得られるんだろうかなと、ちょっとそういったことを感じるんですけれども、そういった再度の審査になってもいいということで、言うなれば、言い方が乱暴かもしれませんけれども、十分な中身まで審査をして、徹底的に解明を明らかにするということでしたら、100条委員会とか別の特別委員会とか、そういったことも改めて考えていく余地もあるんじゃないかなというふうに思うわけですけれども、どの程度の審議の慎重さというのを求めておられるんでしょうか。
○(田茂井議長) 提出者。
○12番(奥野議員) 一般質問で明らかになったという、それで質疑応答が終わった部分というご質問がありました。質問議員の平林議員もご存じのように、持ち時間が30分ということで、本当に十分、質問者が質問しきれたかどうかという点については、私自身が時間配分もありする中で、十分しきれないというのが、いつもの一般質問でありますので、質問議員もその点はご理解賜れたらなというふうなことを思います。
それと、これ以上の深い審査ができるのかと。それは審査をしてみなければわかりませんし、100条特別委員会ということも考えられるというご質問ですけれども、それは、私は目的を今は持っておりません。ただ単に、やはり新しい事実のもとで、また先ほど申した契約書、協議書をもとにきちっとした審査した上で採決をすべきではないかという基本的な考え方のもとに、動議を出させていただいたということでありますので、ご理解賜りたいというふうに思います。
以上であります。
○(田茂井議長) 森口議員。
○10番(森口議員) 10番、森口です。1点だけお伺いするんですが、私、ほかの議員さんと違いまして、久美浜町のときに議員をやっとった関係がありまして、予算の内容についても審査をしてきたという経過があります。
その中で確認させていただきたいのは、私、見る限りでは、補正も含めました予算どおりの執行がなされているという中で、この納豆の工場誘致の契約の件、それからSANKAIKANの件、あとシルバーハウスの件、この三つについて、決算の認定という審議の中でやっていく必要があるのかどうか。そのあたりをちょっと確認しておきたいというふうに思うんですが。
○(田茂井議長) 提出者。
○12番(奥野議員) 森口議員の質問ですけれども、予算どおりの執行がなされている。決算審査というのは、そういう審査するところなんでしょうかね。数字は計算機どおり、間違いなく上がってくる、ミスプリがなければ。私は、決算というものは、それによってどんな行政効果があったんだというところを基本に置いて審査すべきであるというふうに考えております。そういう中で、私は今回の新しい条件と言いますか、状況、契約書も出る中で、それからまた一般質問でもある中で、やはりそれらのことを明らかにしていただいて、我々も理解した上で採決すべきだということを申し上げております。
ですから、予算どおりの執行がなされていると、いうのかどうかということについて、その前の段階での、私は審査を深めるということを動議として出させていただいております。予算どおりの執行がなされているかどうか、まだわからないというふうに私は思っておりますので、効果についても、その辺を新しい事実もある中で、審査を深めてはどうかという動議の内容であります。以上であります。
○(田茂井議長) 森議員。
○3番(森議員) 3番、森です。私も率直に言って、今、奥野議員が言っている3点を、すべてを同意するわけではありませんけれども、この契約書をぱらっと見た段階で、これはもう、通常の民間等々の契約の条項、内容から見ると、非常に問題、ずさんさも、この内容についてはあるというふうに考えております。
しかも、一般質問であったかちょっとはっきりしませんけれども、間違いかもわかりませんけれども、市長答弁の中にも、たしか、またさらに工場も建ててほしいというような答弁もあったやに記憶しておるわけですけれども、そうなれば、この工場の基本契約を結び、さらに改めて協議書をつくり、さらにもう一度、協議書なるようなものをせざるを得ないような、契約その物が根本のところからどうであったかということが問われても仕方がない内容だというふうに考えておるわけですけれども、それらの点について、提出者もさらっということのようでしたけれども、幾つか気づく点もあれば答えておいていただきたい。
○(田茂井議長) 提出者。
○12番(奥野議員) 質問議員の森議員は、そういう契約書等々の内容には精通されておる方だと、私はいつも見ておるわけですけれども、この民間等との契約書、一般でいうこういう売買のときの契約内容と比べてみると、大雑把であるということだろうと思っておるわけですけれども、実は私、不慣れでありまして、契約書というものが。ですけれども、ここに第3条、例えばきょう見させていただいて、きょう、9月30日が土地代金のいただく最終の期日になっておるようであります。しかしながら、この3条では、土地を移転登記を済ませてからお金を振り込むという第3条の契約書になっております。そうすると、確認はしてないんですよ。じゃあ、もう土地譲渡は済んでおるんですな、済んでおるのかどうか、これらも大きな審査内容になってくる。
そしてまた、これは決算とは直接関係ないですけれども、こういう中身で15年度の決算において、こういう中身の契約書というものがどういうふうに履行されようとしておるのかという、当然、審査対象になってくるというふうに、私は思っておりますし、またこの内容を見させていただいて、ペナルティーですね。契約書に基づかない場合のペナルティー等も記載がないなと。相手側のペナルティーですね、いうことも思ったりして、そういう部分を民間の契約の、随分中身が違うというふうに、森議員がご指摘されたのかなと思っておるんですけれども、私もそういう点では、ぱっと見ただけですけれども、その点が足らないような契約書かなと思っております。
あと、工場を建ててほしいという市長答弁があったということですけれども、それは多分、技リースを市が考えておると、こういう答弁があったと思いますけれども、そのことかなと思うわけですけれども。そうすると、今、森議員がご指摘のこの契約書に基づいてではなしに、新たに契約書を交わす必要があるというふうにも思います。しかしながら、それらすべて含めて、やはり審査の中身として深めていくべきではないかというのが、私、今回、提案をさせてもらった理由であります。以上でお答えになっておるでしょうか。
○(田茂井議長) 石河議員。
○19番(石河議員) 19番、石河です。提出者にお考えをお尋ねしたいというふうに思っております。
審査の方法についてであります。深く審査を深める、するということについては何ら依存はありません。しかし、その方法につきまして、今、提出者は、特にこの決算の特別委員会を継続する形でというふうなことを言っておられるわけですが、この今言われております3点の問題、いずれも今年度にいろんな形で引きずっているような内容も部分もあるような感じもいたします。そういった部分も考えますと、例えば、常任委員会でこういった内容の審査をお願いするというふうなことも、審査調査も可能じゃないかなと、方法として考えるわけですが、その方が、その方法も一つの考え方として、この15年度の各町の各会計を、一応区切りをつけるという意味合いからしても、一つは区切りをつけておいて、そういった常任委員会で継続して調査、審査を進めていくというふうなこともどうかなというふうな感じも受けるんですが、その辺について、お考えを聞かせてください。
○(田茂井議長) 提出者。
○12番(奥野議員) 今、石河議員の方から、決算は決算として区切りをつけて、常任委員会でという考え方はどうだということですけれども、私は、提案理由で申し上げておるように、決算審査について、このままで採決を、このままでは審査が不十分だから、決算審査についてするまでにいってないですから継続審査でやったらどうですかという動議を出させていただいたということであります。一たん区切りをつけるということは、賛成、反対を意思表示するということで、私はそこまでまだいってないという考え方に立って、動議を提出をさせていただきました。
そして、今後の、現在進行形という中身もあります。それらについて、常任委員会での調査ということについては、決して、現在進行形については、当然、今会議は、この京丹後市の議会は委員会重視主義でありますし、どんどんとやって、それは必要があればやっていただいたら結構だというふうに考えております。
もう一度申し上げます。私の提案理由は、15年度の決算を採決するに当たって、もっと審査を深めるべきだというのが、私の提案理由であります。以上であります。
○(田茂井議長) 森口議員。
○10番(森口議員) 10番、森口です。1点確認しておきたいんですが、シルバーハウスについては、平成14年度の事業に当たるというふうに、私は受けとめているんですが、こういうことを深く審査していくんであれば、今、石河議員からもちょっとありましたけど、決算とは別に、そして残りの工場誘致の関係とSANKAIKANについても、繰り越しと言いますか、京丹後市に引き続き、この問題は引き継がれております。それを含めて考えますと、14年度の分も審査しながら、さらに現在継続中のことも審査するという上では、決算の認定の中で審査するよりも、私は京丹後市の議会の中で、委員会の方でやる方がベターなんじゃないかなというつもりでいるんですが、その平成14年度じゃないかなということについて、確認をとらせていただけますか。
○(田茂井議長) 提出者。
○12番(奥野議員) たくさん質問をいただいてうれしく思っておるわけですけれども、久々の緊張感であります。
先ほど、シルバーハウスの件については申し上げたつもりでおるんですけれども、確かに14年度の事業であります。しかしながら、予算は1円もついていなくても、きちっとした形で京都府から譲渡を受けたという中で、管理責任がついておる。ですから、15年度の決算の中ですべきことはやりましょうよということであります。
私も一般質問で、シルバーハウスについては市長の見解をお尋ねした。京丹後市がそれを引き継いでおるということであります。ですから、それぞれの決算のときに、事業効果等をきちっと審査をしていくというのが、責任だと思っておりますので、15年度は15年度でという考え方で、シルバーハウスも含めてということを申し上げております。
それと、常任委員会ということですけれども、ですから、常任委員会は常任委員会で現在のことを含め、やっていただくのは当然のことだろうと私は思っております。しかしながら、決算を認定する、採決するには、私としては、まだ情報が、資料が足りないですよということを思っておりますので、継続審査の動議を提出をさせていただいたということであります。ご理解賜りたいというふうに思います。
○(田茂井議長) 早川議員。
○15番(早川議員) 15番、早川です。提出者の方にご質問を、2点ほどさせていただきたいと思います。
まず、前提の部分になるわけなんですが、ご指摘のくめ納豆、シルバーハウス、SANKAIKANに関しては、私も問題であると認識し、きちんと住民に対して示す必要があると考えているものであります。その点、ご確認いただければと思うんですが。その上でなんですが、あとはその追求の方法論になるかというふうに思うわけです。
その方法論の中で、まず1点目のところは、決算特別委員会の中で審議をしたと。その中で、一定の全員の評価というものがあらわれて、きょうのこの日があるわけだと思うわけなんですが、その時点でなかった新事実があるから継続する必要があるというふうに述べておられるんだというふうに理解するわけなんです。
1点目は、そういう委員会、特別委員会に付託して審議をした場合に、そこでの結論が出た後に、新しい、重大なということでしょうが、小さな問題ではならないと思いますので、重大な問題が出た場合に、再度、継続してそういうことを審議をするという、この形が議会の運営として、京丹後市の場合は今できたところですので、事例ないわけですから、これが慣例になるのかどうかよくわかりませんが、そういう運営の仕方でよいというふうにご判断かどうかということが、まず1点目と、先ほど1点、くめ納豆に関してはこの契約書が出た中で、既に土地の登記は終わっているのかいというような問題があるというご指摘がありました。その点に関しては、なるほど、これは確認をしなきゃいけないなというように私も思ったわけなんですが、シルバーハウス、SANKAIKANに関しても再度検討するということは、それぞれに対して、新事実が確認できているということかというふうに、私思うわけなんですが、それぞれに関して、何が新事実かというのは、たくさん情報を持っておられる方はよく知ってて、知らないものは新しく知って新事実ということになるのかもしれませんので、主観的な部分が多々あるかと思うんですが、提案者の場合、何が新事実として特別委員会で審議をした後に重大な問題として認識をされたのか、この点をお教えいただけたらと思います。
○(田茂井議長) 提出者。
○12番(奥野議員) 議会運営として、一たん委員会で採決したものを、差し戻しではないですけれども、もう一度継続しましょうよという運営がいいのか悪いのか、これはケースバイケースだと私、思っております。
一事不再議という会議の規則がございますけれども、委員会というのは、その一事不再議にはかからないと私は考えております。そういう中で、やはり新しい事実が出たときに、それをさらに、それを踏まえた中での審査を当然すべきであると私は考えておりますし、それが議会運営としてよい形なのか悪い形なのかという問いに対しては、いいとも悪いとも、それは当然、審査を深めて十分な審査の上で採決をしていく、判断をしていくというのが議会の責務であるというふうに私は考えておりますので、お答えはできません。いいとか悪いとかいうことについては、お答えは、(発言する声あり)あり得ます。それは、私の経験で、ありますし、どんな議会でもそういうことは多々あったと。ことによってはあったというふうに、私は想像をさせていただきますし、私の経験上、旧網野町ではございました。
それと、何が新事実として出てきたのかということでありますけれども、こういう形で決算の後、質問が出てきたと、4名から。4名の議員から決算の審査を終わりました。そういう中で、それらについての関連の質問が出てきたということ自体が、十分な審査でそれがただしたということになっておりますので、そういう大きい意味においても、やはり審査を深めるべきだというふうに思っておりますし、SANKAIKANについては、やはり議会としてのこの決算を踏まえて、意見具申を理事者にする立場でもあります。賛成討論、反対討論の中でこうあるべきだという、やはり決算を踏まえた形の中で現在進行形、そしてまた来年度の予算に反映するというのが決算の大きな意味の一つでもあります。そういう中で、私はこのSANKAIKANについて、統一できるものならばみんなの認識を統一して、知られない、先ほど申しましたその当時かかわっておられた議員さんから知っておられる情報もいただいて、共有して、そういう中で新しい、新市の中でこの例えばSANKAIKAN、シルバーハウスについては、考え方を、意見具申をしていく、これも一つ重要なことかなと、そんなことを私は議員として思っておりますので、そういう意味で新事実もあるし、審査を深めるべきだという考え方で動議を提出をさせていただきました。
以上であります。
○(田茂井議長) 早川議員。
○15番(早川議員) 15番、早川です。そういう審査をする中で、意見具申も含めてという、その趣旨に関しては私もそのとおりだろうと思うわけです。それから、この問題、先ほども言いましたが、再度繰り返して確認をしておきますが、くめ納豆、シルバーハウス、SANKAIKANに関して、市民に対してきちんと調査をし、伝えるという役割、チェックをするという役割を我々は担っていて、私もすべきであると。決してこれはするなと言っているわけじゃないということは、再度確認しておいて、力強く確認しておきますが、思っているわけです。
その中で今、新事実の部分に関して、決算の後で一般質問が4人あったと、こういうことから見ても新事実というふうにおっしゃったような気もするんですが、新事実というのは、やはりこういう状況が明らかになったということが必要かなというふうに思いますので、そういうことを通して、意見具申等をしなければいけないという意見に関しては、全くその形、スタイル、場所は別にしまして、同意見だとは思いますが、新事実に関して、再度確認をさせていただきたいと思います。
○(田茂井議長) 提出者。
○12番(奥野議員) 1点は、久美浜町長の判断で無償にしたということがありましたね。これは井谷議員の質問に対しての理事者の答弁で、無償譲渡の件で、公募したときの条件と、実際に契約した契約書は無償譲渡でうたってあると、これはいつ変わったんですかという質問に対して、久美浜町長の判断で無償になったと、変更になったということが、一つ新しい事実として、私はとらえております。一般質問の中でということでありますから。
それと、公平性が欠けているという理事者側の答弁もありました。ああ、なるほどなと。そういうことで考えたときに公平性、我々も公平性が欠けておるかどうかも審査の中でする必要があるなと、こんなことも、一般質問の中でということでしたら、ありました。
次、SANKAIKANの件で、池田議員の質問の件でありますけれども、意見具申するという中で、私も悪代官という言葉が適当かどうかわかりませんけれども、使わせてもらって、市長に対して質問をさせていただきました。やはり、この15年度の決算を踏まえて、あるべき姿というものを、この決算を踏まえて意見具申を必要ではないか、そのことがこの間の決算審査の中では、何ら検討されてないということが1点あったというふうに思いますし、次は、3人目の野村議員におきましては、くめ納豆の工場誘致の関係で、5億円近い、5億円の費用がかかっておると。浄水場、それから道路の関係、そして土地造成等々含めると5億円だというお話でありました。
私、5億円という金額を聞いたのはここが初めてであります。今回の審査対象になっておるのは約1億円、9,000万少しの工場誘致のための造成ですね、土地のだけが審査の対象、15年度決算の中身になってたと、私は記憶しておるわけですけれども、しかし、私から見て、この工場の土地が造成されて、久美浜町としては受け入れ態勢がこれで完了したと、一つ節目であると、私はとらえさせていただくとするなら、やはりその事業効果ですね、私は9,000万だと思っておりましたので、新たに5億もかかっておるということが、私、知り得ましたので、その辺の5億のかかりようについても、この事業全体としてなぞっておかなければならない問題かなとも、私はひとつ、私にとっての新しい事実というのは、そういうこともございました。
そのぐらいです、新しい事実といいますのは。以上であります。
○(田茂井議長) 谷口議員。
○7番(谷口議員) 7番谷口です。実際に今、SANKAIKAN、かにはん、企業誘致、言われましたけれども、他町の今までの決算の中で、いろいろと質疑なんかをされてきました問題と、この久美浜町の三つの問題点との重さ、実際に企業誘致の面に関しましては、今後の成り行きを見ながらというようなところもありますけれども、今まで旧5町で上がってきました事業に関しましても、いろいろと質疑をしてきたわけですけれども、この久美浜町の3議案に対して継続審査というくくりで区別されたのは、どういうような事情でされたわけですか。
○(田茂井議長) 提出者。
○12番(奥野議員) 何度も申し上げております。採決に、私としては時期尚早であるということであります。もっと深く審査をすべきであるということであります。
質問の谷口議員におかれましては、旧町ということで、少なくとも私よりはその当時にかかわってこられた、採決、議会議員としてよく事情を知っておられる。だから新事実はないんだという、先ほどの質問にもありました。私は、谷口議員が知っておられるこの事業の経過を共有させていただきたい。この審査の採決をするに当たって、私はそのことも継続審査することによって、そういう場所がつくれるんではないか、そういう中で自分なりの判断をしていきたいという思いがいっぱいであります。
ですから、他町の事業と比べてその重さ云々というご質問もありましたけれども、他町の事業とは一切比べておりません。久美浜の事業は久美浜の事業であります。網野の事業は網野の事業であります。一つ一つが重要な事業でありますし、そのようなことで議会も議決をされたはずであります。ですから、この決算につきましても、久美浜町は久美浜町の決算、大宮町は大宮町の決算、峰山町は峰山町の決算として、私は考えて討論もし、挙手もしております。
質問の答えになったかどうかわかりませんけれども、よろしいでしょうか。
○(田茂井議長) 大同議員。
○16番(大同議員) 16番、大同です。先ほどからの提出者の答弁を聞いておりますと、例えば、久美浜町長の件についてが、無償にされたとか、例えば公平性が欠けている、それから、くめ納豆の件で5億円のうちの一部が15年ということも言っておられました。
そういう話を聞いている中で、どうしても15年度の決算の特別委員会でこれを審議しなければならないのか。その部分を例えば、附帯決議に回して、それ以外は認定する。この部分を分けて、この部分については常任委員会、もしくは特別委員会で審議するということも可能だと思えるんですけれども、あくまでそれにこだわられる理由として、もうひとつ教えていただきたいと思います。
○(田茂井議長) 提出者。
○12番(奥野議員) 議員はこだわってやっていかなければならない。どういうおつもりで今、質問されておるかわからんですけれども、私は、15年度の決算を、市会議員として審査する責任があります。ですから、15年度の決算としてやっていくべきではないか、するべきだという考え方のもとに、私は動議を提出させていただいておる。
あとのことに任せたらいいという、そんな意味の感じでありますので、あえて申し上げますけれども、私はそんなつもりはありません。15年度の決算は15年度の決算の中でしっかりとやっていく。一つ一つ積み重ねていくべきだと私は考えておりますので、15年度の決算にかかわることであれば、15年度の決算の中できちっと判断をし、挙手をしていく、これが当たり前のことであります。以上であります。
○(田茂井議長) これで質疑を終結します。
次に討論を行います。池部議員。
○5番(池部議員) 提出者に賛成する意味で、討論させていただきたいと思います。
いろいろ、今まで意見を伺ってきました。決算が仮に認定されなかったとしても、決算の効果というものは変わらぬものでありまして、そういう意味で、ええかげん、こんなことを言うたら悪いですけども、そうじゃない、真剣にやっていくべきだと思っております。
私、峰山におりまして、いろんな選挙を通じまして、いろんなチラシ、情報を初めて受けまして、そういった中で、非常に驚きでございました。一般の町民の方は余計そうだろうと思うんです。そういった意味で、言われましたように、決算は予算の執行ということに思ってただ認定することで、それだけの軽いものではないと思っております。その当時の予算の執行者、関係者、そして、ましてやこれから新しい市に組みまして、新しい市長、また関係者、そういった方へのある意味での道義的、政治的な責任というものは一切ないのでありましょうか。私はあると思っております。
と言いますのは、原因があって結果を生んでおるわけでありまして、結果は新しい原因となって、将来の結果を生むものであります。そういう意味で申し上げておるわけでございまして、どうかそういう意味で、決算を真剣に考えてやらなくちゃならないと思っております。そして、私たちの視点はやはり住民の方々から見た場合、視点というものはやっぱり大事ではないかと思っております。議員からの議会での処理はいかようにもできると思いますけれども、十分の方たちがこの予算の執行の結果の決算をどのように議会が下すのか、議員がどのように審査したのかということを非常に、やはり興味を持っていただいていると思います。
そういう意味で、私たちはそういう情報を分析し、集めて、その結果を住民の方に還元する責任があると思っておりますので、そういう意味で、不審なところはやはり審議をし、明らかにして、そして住民の方に申し上げていくと、私自身それがなかったら、住民の方に責任持って情報を公開するわけにはいきませんので、ぜひそういう意味で新しい機関、機会を設けられまして、ぜひこの真相、経緯、これからのあり方をしっかりと結論づけていただきたいと思います。
そういう意味におきまして、どうか新しくこの決算の審議の継続をお願いしたいと思っております。以上です。
○(田茂井議長) これで討論を終わります。
それでは、奥野議員から提出された動議について、採決します。
この動議のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 多 数)
○(田茂井議長) 起立多数です。したがって、議案第127号を閉会中の継続審査とすることの動議は可決されました。
議案第127号 平成15年度久美浜町
一般会計決算認定については、閉会中の継続審査とすることに決定いたします。
次に、議案第128号について、討論を行います。これで討論を終わります。
これから採決を行います。議案第128号 平成15年度久美浜町
国民健康保険事業特別会計決算認定について、本議案に対する決算審査特別委員長の報告は原案認定すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 全 員)
○(田茂井議長) 起立全員です。したがって、議案第128号は、原案のとおり認定されました。
次に、議案第129号について、討論を行います。これで討論を終わります。
これから採決を行います。議案第129号 平成15年度
久美浜町簡易水道事業特別会計決算認定について、本議案に対する決算審査特別委員長の報告は原案認定すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 全 員)
○(田茂井議長) 起立全員です。したがって、議案第129号は、原案のとおり認定されました。
次に、議案第130号について、討論を行います。これで討論を終わります。
これから採決を行います。議案第130号 平成15年度久美浜町
老人保健事業特別会計決算認定について、本議案に対する決算審査特別委員長の報告は原案認定すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 全 員)
○(田茂井議長) 起立全員です。したがって、議案第130号は、原案のとおり認定されました。
次に、議案第131号について、討論を行います。これで討論を終わります。
これから採決を行います。議案第131号 平成15年度久美浜町
下水道事業特別会計決算認定について、本議案に対する決算審査特別委員長の報告は原案認定すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 全 員)
○(田茂井議長) 起立全員です。したがって、議案第131号は、原案のとおり認定されました。
次に、議案第132号について、討論を行います。これで討論を終わります。
これから採決を行います。議案第132号 平成15年度久美浜町
農業集落排水事業特別会計決算認定について、本議案に対する決算審査特別委員長の報告は原案認定すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 全 員)
○(田茂井議長) 起立全員です。したがって、議案第132号は、原案のとおり認定されました。
次に、議案第133号について、討論を行います。これで討論を終わります。
これから採決を行います。議案第133号 平成15年度久美浜町
宅地造成事業特別会計決算認定について、本議案に対する決算審査特別委員長の報告は原案認定すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 全 員)
○(田茂井議長) 起立全員です。したがって、議案第133号は、原案のとおり認定されました。
次に、議案第134号について、討論を行います。これで討論を終わります。
これから採決を行います。議案第134号 平成15年度久美浜町
介護保険事業特別会計決算認定について、本議案に対する決算審査特別委員長の報告は原案認定すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 全 員)
○(田茂井議長) 起立全員です。したがって、議案第134号は、原案のとおり認定されました。
次に、議案第135号について、討論を行います。これで討論を終わります。
これから採決を行います。議案第135号 平成15年度久美浜町
特定地域生活排水処理事業特別会計決算認定について、本議案に対する決算審査特別委員長の報告は原案認定すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 全 員)
○(田茂井議長) 起立全員です。したがって、議案第135号は、原案のとおり認定されました。
次に、議案第136号について、討論を行います。森議員。
○3番(森議員) 3番、森です。反対討論をいたします。
監査委員さんが弥栄病院の問題については、非常に厳しくもあり、的確な監査報告を行っておりますので、あえて私がここでというふうには必要ないかとは思いますけれども、監査委員さんの指摘されている部分の幾つかをお借りをして、反対討論といたしたいというふうに思います。
病院経営については、我が党も決して赤字だとかいうことから、それを判断の基準にはいたしておりません。もちろん、最大の努力をして、赤字を少なくしていくというのは、これは民間であろうと公的な病院であろうと、これは当然だというふうに考えております。
しかしながら、そういう努力のという点で、監査委員さんが指摘をしておられますように、物品調達や業務委託における競争原理の徹底、そういう点も我々は必要ではないかというふうに考えております。さらには、原材料の在庫管理等の適正、効率化、これはそのとおりであろうというふうに考えます。監査委員さんの具体的な指摘の中にも、未収金が窓口で、弥栄病院は3,052万円、久美浜病院は672万円、ここにおける何らかの問題、努力は当然足りなかったのではないかというふうにも思います。また、不納欠損においても、弥栄病院は1,607万円、久美浜病院は193万円という、ここでも大きな両病院の比較から見れば差額が出ております。
前段で申し上げましたように、決して病院会計における採算性のみの追求という立場はとってはおりませんけれども、改善すべき点が多々あったのではないか、こういう点について現状のままの状況では、この決算を認定するわけにはいかないというふうに考えて、反対討論といたします。
○(田茂井議長) これで討論を終わります。
これから採決を行います。議案第136号 平成15年度弥栄町
国民健康保険病院事業会計決算認定について、本議案に対する決算審査特別委員長の報告は原案認定すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 多 数)
○(田茂井議長) 起立多数です。したがって、議案第136号は、原案のとおり認定されました。
次に、議案第137号について、討論を行います。これで討論を終わります。
これから採決を行います。議案第137号 平成15年度久美浜町
国民健康保険久美浜病院事業会計決算認定について、本議案に対する決算審査特別委員長の報告は原案認定すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 全 員)
○(田茂井議長) 起立全員です。したがって、議案第137号は、原案のとおり認定されました。
次に、議案第138号について、討論を行います。これで討論を終わります。
これから採決を行います。議案第138号 平成15年度峰山町
水道事業会計決算認定について、本議案に対する決算審査特別委員長の報告は原案認定すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 全 員)
○(田茂井議長) 起立全員です。したがって、議案第138号は、原案のとおり認定されました。
次に、議案第139号について、討論を行います。これで討論を終わります。
これから採決を行います。議案第139号 平成15年度大宮町
水道事業会計決算認定について、本議案に対する決算審査特別委員長の報告は原案認定すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 全 員)
○(田茂井議長) 起立全員です。したがって、議案第139号は、原案のとおり認定されました。
次に、議案第140号について、討論を行います。これで討論を終わります。
これから採決を行います。議案第140号 平成15年度網野町
水道事業会計決算認定について、本議案に対する決算審査特別委員長の報告は原案認定すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 全 員)
○(田茂井議長) 起立全員です。したがって、議案第140号は、原案のとおり認定されました。
次に、議案第141号について、討論を行います。これで討論を終わります。
これから採決を行います。議案第141号 平成15年度丹後町
水道事業会計決算認定について、本議案に対する決算審査特別委員長の報告は原案認定すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 多 数)
○(田茂井議長) 起立多数です。したがって、議案第141号は、原案のとおり認定されました。
次に、議案第142号について、討論を行います。これで討論を終わります。
これから採決を行います。議案第142号 平成15年度
丹後広域消防組合一般会計決算認定について、本議案に対する決算審査特別委員長の報告は原案認定すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 全 員)
○(田茂井議長) 起立全員です。したがって、議案第142号は、原案のとおり認定されました。
次に、議案第143号について、討論を行います。これで討論を終わります。
これから採決を行います。議案第143号 平成15年度峰山・
大宮公共下水道組合一般会計決算認定について、本議案に対する決算審査特別委員長の報告は原案認定すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 多 数)
○(田茂井議長) 起立多数です。したがって、議案第143号は、原案のとおり認定されました。
次に、議案第144号について、討論を行います。これで討論を終わります。
これから採決を行います。議案第144号 平成15年度竹野郡
塵芥処理組合一般会計決算認定について、本議案に対する決算審査特別委員長の報告は原案認定すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 全 員)
○(田茂井議長) 起立全員です。したがって、議案第144号は、原案のとおり認定されました。
次に、議案第145号について、討論を行います。これで討論を終わります。
これから採決を行います。議案第145号 平成15年度
竹野川環境衛生組合一般会計決算認定について、本議案に対する決算審査特別委員長の報告は原案認定すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 全 員)
○(田茂井議長) 起立全員です。したがって、議案第145号は、原案のとおり認定されました。
次に、議案第146号について、討論を行います。これで討論を終わります。
これから採決を行います。議案第146号 平成15年度
奥丹後養老施設組合一般会計決算認定について、本議案に対する決算審査特別委員長の報告は原案認定すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 全 員)
○(田茂井議長) 起立全員です。したがって、議案第146号は、原案のとおり認定されました。
次に、議案第147号について、討論を行います。これで討論を終わります。
これから採決を行います。議案第147号 平成15年度
奥丹後養老施設組合居宅介護支援・通所介護事業会計決算認定について、本議案に対する決算審査特別委員長の報告は原案認定すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 全 員)
○(田茂井議長) 起立全員です。したがって、議案第147号は、原案のとおり認定されました。
ここで3時5分まで休憩いたします。
午後 2時53分 休憩
午後 3時05分 再開
○(田茂井議長) 休憩を閉じ、休憩前に引き続き会議を開きます。
平成16年9月27日
京丹後市議会議長 田茂井 誠司郎 様
総務常任委員会委員長 大下倉 禎介
委員会審査報告書
本委員会に付託された下記の事件は、審査の結果、次のとおり決定したから会議規則第135条の規定により報告します。
記
1.付託事件及び決定
請願第1号 郵政三事業の現行の経営形態の堅持を求める請願について
原案 趣旨採択すべきものと決定した。
2.審査の経過
9月14日 紹介議員から請願の紹介聴取、質疑
9月27日 審査のまとめ並びに決定
○(田茂井議長) 日程第71 請願第1号 郵政三事業の現行の経営形態の堅持を求める請願を議題といたします。
本請願につきましては、総務常任委員会に付託しておりますので、これから総務常任委員長の報告を求めます。総務常任委員長。
○(大下倉総務常任委員長) それでは、委員会審査報告をさせていただきます。
京丹後市議会議長 田茂井誠司郎様。
総務常任委員会委員長 大下倉 禎介。
委員会審査報告書。朗読をもって説明にかえさせていただきます。
本委員会に付託された下記の事件は、審査の結果、次のとおり決定したから会議規則第135条の規定により報告いたします。
記。1.付託事件及び決定、請願第1号 郵政三事業の現行の経営形態の堅持を求める請願について。原案、趣旨採択すべきものと決定した。
審査の経過につきましては、9月14日、紹介議員からの請願の紹介聴取、質疑。9月27日、審査会のまとめ並びに決定。
以上でございます。
○(田茂井議長) これから、総務常任委員長の報告に対する質疑を行います。森議員。
○3番(森議員) 委員会は、趣旨採択ということでしたけれども、趣旨採択というのは、限りなく否決に近いという判断をいたしております。そこで、趣旨に賛成する部分がどの部分なのか。あるいは、賛同できない部分が、その請願書から見てどの部分に当たるのか、そこのところをお答えいただきたいと思います。
○(田茂井議長) 総務常任委員長。
○(大下倉総務常任委員長) それでは、委員会で出ました意見について、ご報告いたします。
ただいまご質問の趣旨採択につきまして、どの部分が相入れないところか、また賛同できるかというようなご質問の趣旨と解釈いたしておりますが、委員会の中の意見交換の中で、一番問題になりましたのは、趣旨の一部の経営形態の堅持、この点でございます。この点につきましては、いつまでも経営形態の堅持はいかがなものかという意見が多く出ました。
また、趣旨として賛同いたします点につきましては、地方の過疎地の郵便局を、今後維持することには強い賛同の意見が出ました。
以上、まとめて申し上げますと、委員会で出ました意見は2点でございます。
○(田茂井議長) 松尾議員。
○20番(松尾議員) 20番、松尾です。私も、紹介議員として、なった手前と言いますか、趣旨採択というのはちょっと不本意でありまして、今の説明で、もう少し理解しがたいがなという気がしますので、その点、明確に趣旨採択の流れやらありましたら、その辺をお聞きしておきたいというふうに思います。
○(田茂井議長) 総務常任委員長。
○(大下倉総務常任委員長) ただいまお答えいたしましたように、趣旨につきましては、経営形態の堅持と、郵便局の今後、過疎地の設置を維持するという2点につきましては、それ以上のことは委員会では出ておりません。
ただ、委員会では、継続審議にすべきか、趣旨採択にすべきかとの意見は出ました。しかし、皆様で採決した結果、趣旨採択となった次第でございます。以上です。
○(田茂井議長) 森議員。
○3番(森議員) 3番、森です。ずばりお聞きしたいと。ずばりと答弁をしてほしいと。
趣旨採択ということについては、先ほど、見解は申し述べましたけれども、ずばり言って、民営化すべきというのが委員会での大方の意見としてあったというふうに解釈をしていいのかどうか。多く言わずに、ずばりと答えてください。
○(田茂井議長) 総務常任委員長。
○(大下倉総務常任委員長) 民営化につきましての意見といたしましては、早急な審議をなしの、論議をなしと言いますか、早急な民営化についてはいかがなものかという意見もありましたが、いつまでも経営形態を維持してよいかという、相反する言葉でございますが、体制としてはある程度の今日の政治社会情勢のもとでは、民営化も国民に十分説明をし、論議を尽くして後、ある程度はやむを得ないではないかという意見でございます。
○(田茂井議長) 谷口議員。
○7番(谷口議員) 委員長にお聞きします。実際に民営化がされた場合に、このサービスの低下、また郵便局の廃止につながるという懸念に関しては、審議されたでしょうか。
○(田茂井議長) 総務常任委員長。
○(大下倉総務常任委員長) その点につきましては、いろいろと意見も出ましたが、やはり私らは当事者能力もありませんので、そこまでどうなる、こうなるいうことはあくまでも推測の域でありますので、はっきりした委員会としての結論は出ておりませんが、ただまあ、やはり採算を重視する余り、十分な論議、いろんなことを皆さんに認識をしていただき、その辺を早急な結論を出してもらうと採算重視の余り、過疎の、また地方の郵便局は切り捨てられるという意見は多くありました。以上です。
○(田茂井議長) これで質疑を終結いたします。委員長、ご苦労さんでした。
○(大下倉総務常任委員長) 以上をもちまして、退席いたします。
○(田茂井議長) それでは、請願第1号について討論を行います。松田議員。
○4番(松田議員) 私は、委員会の委員長の報告に対しまして、反対の立場で討論をいたします。
私が言いたいことは、この請願の趣旨の中に書かれておるとおりでございます。郵政事業というのは、全国どこでも等しく国民にサービスを提供する機関として、郵便貯金、保険事業に加えて、年金の支払いなど、各種サービスを一つの郵便局で行っておられます。そのことによって、ここにありますように、地方と都市とのサービスの格差もなく、国民に公平にサービスを提供しておられます。
私は、この郵政民営化が国民にとってどうなのかという点から考えますときに、民営化をした場合に、採算のとれない過疎地の郵便局を維持していくことができるかどうか、こういう問題でございます。私は、その経営形態が先ほども問題になっていましたけれども、この三つの事業が一体的に行われているという、このことが非常に大切ではなかろうかと思います。京丹後市の中を見ましても、既に農協もなく、あるいはほかの金融機関もない、そういう旧の村と言いますか、旧村、そういうところがやはりあちこちにございます。そういうところでは、郵便局が年金の受け取りとか、あるいは貯金、保険、そういうことが特に足のないお年寄りによっては、身近な郵便局というのが非常に大切になるわけでございます。
そういうことでありまして、私は国民にとって、この郵政の民営化というのは好ましくない、このように考えるものでございます。
以上をもちまして、私はこの請願に賛成をして、委員会の趣旨採択ということにつきまして、反対の立場で討論をいたしました。
○(田茂井議長) 森議員。
○3番(森議員) 3番、森です。趣旨採択に対する賛成討論がないようでありますけれども、松田議員に引き続いて、この請願については、採択すべきものである。したがって、趣旨採択については反対をいたします。
最近のJNNの世論調査の中でも、9割の人たちが民営化がなぜ必要なのか、小泉総理の十分な説明をしているとは思われないというのが、これは他の世論調査でも同様の数字を示しております。
また、生田郵政公社総裁も、郵便、郵貯、保険、窓口の4社に分社することについては、準備の問題等も含めて大混乱に陥る。経営者の良心としては、できないということを断言をしておられます。そもそも郵政民営化の大きな政府のねらいは、これは財界の要望によるものであります。とりわけ、郵貯については、大銀行がこれらを国民の財産を分捕りをするという、こういう野望を持って進められておりますし、また、簡保についても、これは大手生命保険会社がみずからの利益を生み出す。そのためには、簡保については邪魔だということから、政府に働きかけている、これが本質の問題だというふうに考えております。
民営化推進論者は、さも郵政が税金を国が投入しているかのようにいう議論がありますけれども、郵政の職員の給与についても、一切、税金の投入はいたしておりません。これは郵便、郵貯、簡保等の三つの事業を行うことによって、銀行をしのぐ効率的な経営によってそのことがなされているものであります。
また、松田議員が今、申し上げましたように、こうした効率的な利益をあげているにもかかわらず、税金を払ってないという、こういう議論もありますけれども、これは地方の郵便局網を広く配置をして、赤字の部分のところでもこれを支えるという、こういう立場がここには貫かれているというふうに考えるべきだというふうに考えております。
また、竹中平蔵氏は、全国共通のサービスの維持には、これから民営化をやれば税金投入をせざるを得ないという、とんでもないことを平然と言っておられます。現に、郵貯で見るならば、その得意先は大手銀行は通常1,000万以上の預金者が6割、1億円以上の預金者が4割といわれております。これに対して、郵便貯金は事業者が営々と経営をした中の利益、あるい、ときには主婦がへそくりをためた利益等を預けるという、こういう内容のものであり、これは当然、国が守るべきことが筋だというふうに考えております。
今、銀行は安い金利でATM等の利用をすれば、逆に高い利用料を取る。将来的にはアメリカのように、小口の預金者からは利息どころか手数料を取る、こういう道にもつながるものだというふうに考えております。大銀行や大手の生命保険会社の利益を生み出す民営化には、断固として反対をすべきだというふうに考えております。
そういう点で、この請願については、庶民の国民の要望する内容の請願であり、当然、議会として採択をすべきものとして、趣旨採択については反対をいたします。以上。
○(田茂井議長) 松本聖司議員。
○6番(松本聖司議員) 6番、松本です。趣旨採択賛成の立場で討論いたします。日本郵政公社は、平成15年4月1日に発足し、改革のスタートを切ったところでございます。国民生活の安定向上、繁栄のために寄与しているところであります。窓口サービス、郵便事業、郵便貯金及び郵便保険のユニバーサルサービスの確保、また雇用の配慮を前提に、拙速な結論を避け、経済の活性化、構造改革との整合性を配慮に入れた議論をしていただき、真に国民の利益になるよう要望して、賛成の討論とさせていただきます。
○(田茂井議長) 奥野議員。
○12番(奥野議員) 12番、奧野です。委員長報告に対して、趣旨採択というのはどういうものかと、今、質問もあったわけですけれども、私も総務委員会の委員の一人として、審査に加わらせていただいた立場で賛成討論に加わりたいというふうに思います。
まず、今回の趣旨採択につきましては、二つの大きな意見がありました。民営化反対、もう一つの方は、民営化については十分、慎重に検討した上で、やるならやる、やらないならやらないという結論を出すべきだという中での大きな意見の食い違いの中で趣旨採択ということでありましたので、決して限りない否決的な、否定的な中身の採択ではありません。今回の趣旨採択は、要望のあった中身を十分踏まえた中での趣旨を踏まえた趣旨採択であったというふうに、私は考えております。
また、こういう中で、ただいま賛成、反対討論もあったわけですけれども、私は今後、この郵便局のあり方、そして郵政のあり方につきましては、やはりただいま申しましたように、国民に対する説明責任、そして本当に将来的に国民にとって何が一番いいのか、経済にとって、そしてまた地域にとって何が一番いい選択なのかをしっかりとした形で、じっくりと検討していただき、国民に示していただきたい、そんなことを踏まえて、私は趣旨採択に賛成をいたします。
以上であります。
○(田茂井議長) 井谷議員。
○28番(井谷議員) 私は、出されました請願について賛成するものでございまして、総務委員長の報告、趣旨採択につきましては、森議員が、趣旨採択については限りなく反対に近いという解釈でございますが、私は決してそうではないというふうには思いますけれども、出された請願について賛成をする立場で討論をしたいと思います。
この請願の趣旨にもありますように、まだ、昨年4月1日にこの公社が発足したということで、まさに緒についたばかりということでございます。この間のいわゆる閣議決定、内閣改造という中で閣議決定がされておりますが、なぜそこまで民営化ということを急ぐんだろうかと。いろんな各種の世論調査等を見ましても、今の郵便局を守るんだと。公社の中でようやくその安定したと言いますか、急にとは申しませんけれども、非常に地域のサービスという点におきましては、地域住民から大変親しまれて、恐らく世論調査にも7割、8割の方が郵便局を堅持してほしいんだという中で、特に京丹後市等におきましては、大変、全国的な大都市とか何とかいう対比すれば、へき地というふうな中で、信用金庫が統合される、あるいは市町村合併が行われるという中で、だんだんサービスといいますか、地域のそういうものがさびれてくるんではないかというふうな議論がいろいろある中で、私は決して民営化というものについて反対するということではありませんが、もっともっと時間をかけて、国民世論も十分耳を傾けながら、国民総参加の中でこの問題について、もっともっと、ゆっくり検討すべきではないかということで、最初に申し上げましたように、昨年の4月に発足したばかりの公社を、今すぐに判断をして、民営化ということについては、私は無所属の議員でございますが、多少、民営化まっしぐらという点については問題があるんではないかなという、そういう点を趣旨としまして、本請願については賛成をし、総務委員長の報告について反対をするものでございます。
○(田茂井議長) これで討論を終わります。
これから採決を行います。請願第1号 郵政三事業の現行の経営形態の堅持を求める請願、本請願に対する総務常任委員長の報告は原案趣旨採択すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 多 数)
○(田茂井議長) 起立多数です。したがって、請願第1号は、趣旨採択することに決定いたしました。
議第8号
地方自治法第180条の規定に基づく市長専決事項の指定について
京丹後市議会の権限に属する事故中、地方自治法第180条の規定に基づき、市長において専決処分することができるものとして指定することについて、会議規則第14条の規定により、別紙のとおり提出する。
平成16年9月30日提出
提出者 京丹後市議会議員 石 河 良一郎
賛成者 京丹後市議会議員 小 牧 耕 一
〃 〃 大 同 衛
〃 〃 松 尾 信 介
〃 〃 髙 山 充 男
〃 〃 谷 口 正 博
〃 〃 平 林 智江美
〃 〃 池 部 皓 三
(提案理由)
京丹後市議会の権限に属する事項のうち、法律上市の義務に属する損害賠償の額の決定について特に指定し、議会の委任による市長の専決処分事項を定めるものである。
地方自治法第180条の規定に基づく市長専決事項
地方自治法(昭和22年法律第67号)第180条第1項の規定に基づき、市長専決事項を次のように定める。
法律上市の義務に属する損害賠償額の決定で、その額が50万円(自動車交通事故の場合200万円)以下のもの。
○(田茂井議長) 日程第72 議第8号 地方自治法第180条の規定に基づく市長専決事項の指定についてを議題といたします。提出者の説明を求めます。石河議員。
○19番(石河議員) それでは、議第8号 地方自治法第180条の規定に基づく市長専決事項の指定についてという議案に対しまして、説明をさせていただきます。提案理由は朗読をさせていただきます。
京丹後市議会の権限に属する事項のうち、法律上市の義務に属する損害賠償の額の決定について特に指定し、議会の委任による市長の専決処分事項を定めるものである、としております。
続きまして、地方自治法第180条の規定に基づく市長の専決事項であります。地方自治法第180条第1項の規定に基づき、市長専決事項を次のように定める。
法律上市の義務に属する損害賠償額の決定で、その額が50万円(自動車事故の場合200万円)以下のもの、といたしております。
この議案につきましては、議会運営委員会の皆さんに賛成者となっていただいております。どうか議員各位のご賛同をよろしくお願いを申し上げます。
以上です。
○(田茂井議長) 提出者の説明が終わりましたので、質疑に入ります。これで質疑を終結いたします。ご苦労さんでした。
それでは、議第8号について討論を行います。これで討論を終わります。
これから採決を行います。議第8号は、原案のとおり決定することに賛成の議員は起立願います。
( 起 立 全 員 )
○(田茂井議長) 起立全員です。よって、本案は可決されました。
議第9号
地方分権推進のための「
国庫補助負担金改革案」の実現を求める意見書の
提出について
上記意見書を関係行政庁へ提出したいので、会議規則第14条の規定により、別紙のとおり提出する。
平成16年9月30日提出
提出者 京丹後市議会議員 石 河 良一郎
賛成者 京丹後市議会議員 小 牧 耕 一
〃 〃 大 同 衛
〃 〃 松 尾 信 介
〃 〃 髙 山 充 男
〃 〃 谷 口 正 博
〃 〃 池 部 皓 三
地方分権推進のための「
国庫補助負担金改革案」の実現を求める意見書
平成16年度における国の予算編成は、「三位一体の改革」の名の下に、本来あるべき国・地方を通ずる構造改革とは異なり、国の財政健全化方策に特化されたものと受け取らざるを得ず、著しく地方の信頼関係を損ねる結果となった。
こうした中、政府においては、去る6月4日に「経済財政運営と構造改革に関する基本方針2004」が閣議決定され、「三位一体の改革」に関連して、概ね3兆円規模の税源移譲を前提として、地方公共団体からの具体的な国庫補助負担金改革を取りまとめることが要請されたところである。
地方六団体は、この要請に対し、去る8月24日に、国と地方公共団体の信頼関係を確保するための一定条件を下に、地方分権の理念に基づく行財政改革を進めるため、税源移譲や地方交付税のあり方、国による関与・規制の見直しに関する具体例を含む「国庫補助負担金等に関する改革案」を政府に提出したところである。
よって、国においては、三位一体の改革の全体像を早期に明示するとともに、地方六団体が取りまとめた今回の改革案と我々地方公共団体の思いを真摯に受け止められ、以下の前提条件を十分踏まえ、その早期実現を強く求めるものである。
記
1 国と地方の協議機関の設置
地方の意見が確実に反映することを担保とするため、国と地方六団体との協議機関を設置することをこの改革の前提条件とする。
2 税源移譲との一体的実施
今回の国庫補助負担金改革のみを優先させることなく、これに伴う税源移譲、地方交付税措置を一体的、同時に実施すること。
3 確実な税源移譲
今回の国庫補助負担金改革は、確実に税源移譲が担保される改革とすること。
4 地方交付税による確実な財政措置
税源移譲額が国庫補助負担金廃止に伴い財源措置すべき額に満たない地方公共団体については、地方交付税により確実な財源措置を行うこと。
また、地方交付税の財源調整、財源保障の両機能を強化するとともに、地方財政全体及び個々の地方公共団体に係る地方交付税の所要額を必ず確保すること。
5 施設整備事業に対する財政措置
廃棄物処理施設、社会福祉施設等は、臨時的かつ巨額の財政負担となる事業であることから、各地方公共団体の財政規模も考慮しつつ、地方債と地方交付税措置の組合せにより万全の財政措置を講じること。
6 負担転嫁の排除
税源移譲を伴わない国庫補助負担金の廃止、生活保護費負担金等の補助負担率の切下げ、単なる地方交付税の削減等、地方への一方的な負担転嫁は絶対に認められないこと。
7 新たな類似補助金の創設禁止
国旗補助負担金改革の意義を損ねる類似の目的・内容を有する新たな国庫補助負担金等の創設は認められないものであること。
8 地方財政計画作成に当たっての地方公共団体の意見の反映
地方財政対策、地方財政計画作成に当たっては、的確かつ迅速に必要な情報提供を行うとともに、地方公共団体の意見を反映させる場を設けること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成16年 月 日
様
京都府京丹後市議会
○(田茂井議長) 日程第73 議第9号 地方分権推進のための「
国庫補助負担金改革案」の実現を求める意見書の提出についてを議題といたします。提出者の説明を求めます。石河議員。
○19番(石河議員) それでは、続きまして議第9号 地方分権推進のための「
国庫補助負担金改革案」の実現を求める意見書の提出についてを、説明をさせていただきます。議案の朗読をさせていただきまして、説明にかえさせていただきます。
地方分権推進のための「
国庫補助負担金改革案」の実現を求める意見書。
平成16年度における国の予算編成は、「三位一体の改革」の名の下に、本来あるべき国・地方を通ずる構造改革とは異なり、国の財政健全化方策に特化されたものと受け取らざるを得ず、著しく地方の信頼関係を損ねる結果となった。
こうした中、政府においては、去る6月4日に「経済財政運営と構造改革に関する基本方針2004」が閣議決定され、「三位一体の改革」に関連して、概ね3兆円規模の税源移譲を前提として、地方公共団体からの具体的な国庫補助負担金改革を取りまとめることが要請されたところである。
地方六団体は、この要請に対し、去る8月24日に、国と地方公共団体の信頼関係を確保するための一定条件を下に、地方分権の理念に基づく行財政改革を進めるため、税源移譲や地方交付税のあり方、国による関与・規制の見直しに関する具体例を含む「国庫補助負担金等に関する改革案」を政府に提出したところである。
よって、国においては、三位一体の改革の全体像を早期に明示するとともに、地方六団体が取りまとめた今回の改革案と我々地方公共団体の思いを真摯に受け止められ、以下の前提条件を十分踏まえ、その早期実現を強く求めるものである。
記。
1 国と地方の協議機関の設置
地方の意見が確実に反映することを担保とするため、国と地方六団体との協議機関を設置することをこの改革の前提条件とする。
2 税源移譲との一体的実施
今回の国庫補助負担金改革のみを優先させることなく、これに伴う税源移譲、地方交付税措置を一体的、同時に実施すること。
3 確実な税源移譲
今回の国庫補助負担金改革は、確実に税源移譲が担保される改革とすること。
4 地方交付税による確実な財政措置
税源移譲額が国庫補助負担金廃止に伴い財源措置すべき額に満たない地方公共団体については、地方交付税により確実な財源措置を行うこと。
また、地方交付税の財源調整、財源保障の両機能を強化するとともに、地方財政全体及び個々の地方公共団体に係る地方交付税の所要量を必ず確保すること。
5 施設整備事業に対する財政措置
廃棄物処理施設、社会福祉施設等は、臨時的かつ巨額の財政負担となる事業であることから、各地方公共団体の財政規模も考慮しつつ、地方債と地方交付税措置の組合せにより万全の財政措置を講じること。
6 負担転嫁の排除
税源移譲を伴わない国庫補助負担金の廃止、生活保護費負担金等の補助負担率の切下げ、単なる地方交付税の削減等、地方への一方的な負担転嫁は絶対に認められないこと。
7 新たな類似補助金の創設禁止
国庫補助負担金改革の意義を損ねる類似の目的・内容を有する新たな国庫補助負担金等の創設は認められないものであること。
8 地方財政計画作成に当たっての地方公共団体の意見の反映
地方財政対策、地方財政計画作成に当たっては、的確かつ迅速に必要な情報提供を行うとともに、地方公共団体の意見を反映させる場を設けること。
以上であります。
この意見書につきましては、表に書いておりますメンバーで出させていただいております。よろしくご賛同をお願い申し上げます。
○(田茂井議長) 提出者の説明が終わりましたので、質疑を行います。奧野議員。
○12番(奥野議員) 12番、奧野。この意見書が可決されたら、どちらに、国の機関、どちらにお出しされる予定があるのかをお尋ねしたいのと、こういう財源以上、三位一体の改革についての意見書は、各市町村から、過去から、数年前から出させておるわけですけれども、意見書を出すだけではなしに、何か行動するということも必要ではないかな。もうそろそろ、そういう意見書を送付するだけではなしに、もっと効果的なやり方が、運動の仕方があるんではないかということを考えるきょうこのごろなんですけれども、提出者の石河議員としては、どのようにお考えかお尋ねをしておきたいと思います。
○(田茂井議長) 石河議員。
○19番(石河議員) 2点お尋ねをいただいたと思っております。
始めに、提出先でありますが、関係各大臣等に出させていただく予定をしております。この意見書につきましては、河野衆議院議長、扇参議院議長、小泉内閣総理大臣、細田内閣官房長官、竹中経済財政担当大臣、伊藤金融担当大臣、麻生総務大臣、谷垣財務大臣、中川経済産業大臣、中山文部科学大臣、尾辻厚生労働大臣、島村農林水産大臣、北側国土交通大臣、以上に提出をさせていただく予定にしております。
もう一つのご質問ですが、非常に難しい質問をいただきました。個人的な考えというふうなことでお聞きをいただきたいというふうに思いますが、私もそのようなことを感じたことがあります。今後、議長等にもご相談をさせていただく中で、本当にそんなふうな有効な提出の仕方、そしてこういったことに、実際に取り得る行動がどんなものがあるか。また、ぜひ考えてみていったらというふうに考えております。
以上であります。
○(田茂井議長) 松田議員。
○4番(松田議員) この意見書の趣旨なんですけれども、これは三位一体の改革を、この1から8までの事柄を踏まえて、早期に実現せよという、そういう趣旨でございますか。それでよろしいでしょうか。この意見書の趣旨は。
○(田茂井議長) 石河議員。
○19番(石河議員) そのとおりであります。
○(田茂井議長) これで質疑を終結いたします。
それでは、議第9号について討論を行います。平林議員。
○2番(平林議員) それでは、地方分権推進のための「
国庫補助負担金改革案」の実現を求める意見書案に、反対の討論を行います。
三位一体の改革という中で、国民が本当に痛めつけられている現状の中で、2004年度政府予算に対しても、地方から厳しい怒りの声が上がりました。とりわけ、地方交付税の前年比12%もの削減は、自治体に予算編成の困難をもたらしました。また、1兆3,300億円の国庫補助金の削減に対して、自治体に財源がふえる税源移譲はわずか4,500億円にしかすぎませんでした。
ことし6月4日に決められた骨太の方針第4弾では、3兆円の補助負担削減案を地方六団体にまとめてもらうことが出され、地方六団体は知事会で大議論の末、8月24日に「
国庫補助負担金改革案」、これは補助負担金の削減案ということですけれども、これを提出いたしました。
補助金負担廃止案は、義務教育や私立保育園の負担金などが含まれ、同意できるものではありません。しかも、知事会では、初めとなる採決に7件が反対し、この件を含む13都県の知事が少数意見を付記しました。義務教育の負担金の廃止に10都県の知事が反対し、3件は慎重な検討を求めることを表明しています。「
国庫補助負担金改革案」での確実な税源移譲、また交付税の財源保障機能、財源調整機能を強化して、所得額を必ず確保すること。昨年のような地方交付税の削減はしないことなどの主張には同意するものであります。
しかし、今、引き続き地方交付税の削減の動きがあります。このようなときだからこそ、意見の分かれる
国庫補助負担金改革案の実現を求めるのではなく、地方財源の確保と地方六団体が要求している地方財源確保のための前提条件の保障を求めることであります。
以上で、反対討論といたします。
○(田茂井議長) これで討論を終わります。
これから採決を行います。議第9号は、原案のとおり決定することに賛成の議員は起立願います。
( 起 立 多 数 )
○(田茂井議長) 起立多数です。よって、本案は原案のとおり可決されました。
議第10号
地球温暖化防止のための自然環境保全の推進を求める意見書の提出について
上記意見書を関係行政庁へ提出したいので、会議規則第14条の規定により、別紙のとおり提出する。
平成16年9月30日提出
提出者 京丹後市議会議員 石 河 良一郎
賛成者 京丹後市議会議員 小 牧 耕 一
〃 〃 大 同 衛
〃 〃 松 尾 信 介
〃 〃 髙 山 充 男
〃 〃 谷 口 正 博
〃 〃 平 林 智江美
〃 〃 池 部 皓 三
地球温暖化防止のための自然環境保全の推進を求める意見書
我が国の森林は、古来、国民生活と深くかかわり、木材の生産はもとより、災害の防止、良質な水の安定的な供給などを通じて、安全で豊かな生活に寄与してきた。
また、私たちが生活していくことのできる環境を守る上で、重要な役割を果たしている。
特に、近年、地球環境で叫ばれている温暖化問題を解決する上で、その主要な原因である二酸化炭素の吸収源としての役割が期待されている。
京都議定書の目的達成のためには、森林において3.9%の二酸化炭素の吸収量を確保することとされているが、我が国の森林整備を担う林業は、国産材需要の減少を要因とする木材価格の低迷等により採算性が大幅に悪化している。この結果、我が国の森林は、間伐などの必要な手入れや伐採跡地での植林が行われず、このままでは吸収量が確保できなくなるばかりか、森林のもつ多面的機能が大幅に減退する恐れがある。
このため、森林整備に必要な財源を確保し、併せて国産材の利用を推進することにより、森林吸収源対策を着実に進めていくことが極めて重要である。当対策の推進は、林業活性化を通じて、山村地域の振興にもつながるものである。
よって、国におかれては、森林整備の諸対策を一層充実させ、森林のもつ多面的機能を高めることと併せ、地球温暖化防止のために、新エネルギーの技術開発や森林整備・再生などを目的とした温暖化対策税の創設について検討されるよう強く要望する。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成16年 月 日
様
京都府京丹後市議会
○(田茂井議長) 日程第74 議第10号 地球温暖化防止のための自然環境保全の推進を求める意見書の提出についてを議題といたします。提出者の説明を求めます。石河議員。
○19番(石河議員) それでは、議第10号 地球温暖化防止のための自然環境保全の推進を求める意見書の提出につきまして、説明をいたします。議案を朗読いたしまして、説明とさせていただきます。
地球温暖化防止のための自然環境保全の推進を求める意見書。
我が国の森林は、古来、国民生活と深くかかわり、木材の生産はもとより、災害の防止、良質な水の安定的な供給などを通じて、安全で豊かな生活に寄与してきた。
また、私たちが生活していくことのできる環境を守る上で、重要な役割を果たしている。
特に、近年、地球環境で叫ばれている温暖化問題を解決する上で、その主要な原因である二酸化炭素の吸収源としての役割が期待されている。
京都議定書の目的達成のためには、森林において3.9%の二酸化炭素の吸収量を確保することとされているが、我が国の森林整備を担う林業は、国産材需要の減少を要因とする木材価格の低迷等により採算性が大幅に悪化している。この結果、我が国の森林は、間伐などの必要な手入れや伐採跡地での植林が行われず、このままでは吸収量が確保できなくなるばかりか、森林のもつ多面的機能が大幅に減退する恐れがある。
このため、森林整備に必要な財源を確保し、併せて国産材の利用を推進することにより、森林吸収源対策を着実に進めていくことが極めて重要である。当対策の推進は、林業活性化を通じて、山村地域の振興にもつながるものである。
よって、国におかれては、森林整備の諸対策を一層充実させ、森林のもつ多面的機能を高めることと併せ、地球温暖化防止のために、新エネルギーの技術開発や森林整備・再生などを目的とした温暖化対策税の創設について検討されるよう強く要望する。
以上であります。
この意見書につきましては、議会運営委員会の皆さんに賛成者となっていただいております。議員各位のご賛同をよろしくお願いをいたします。
○(田茂井議長) 提出者の説明が終わりましたので、質疑を行います。これで質疑を終結いたします。石河議員、ご苦労さんでした。
それでは、議第10号について討論を行います。これで討論を終わります。
これから採決を行います。議第10号は、原案のとおり決定することに賛成の議員は起立願います。
( 起 立 全 員 )
○(田茂井議長) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり可決されました。
議第11号
大規模小売店「PLANT4野田川店」出店計画の見直しを求める意見書の
提出について
上記意見書を関係行政庁へ提出したいので、会議規則第14条の規定により、別紙のとおり提出する。
平成16年9月30日提出
提出者 京丹後市議会議員 石 河 良一郎
賛成者 京丹後市議会議員 小 牧 耕 一
〃 〃 大 同 衛
〃 〃 松 尾 信 介
〃 〃 髙 山 充 男
〃 〃 谷 口 正 博
〃 〃 平 林 智江美
〃 〃 池 部 皓 三
大規模小売店「PLANT4野田川店」出店計画の見直しを求める意見書
京丹後市は、白砂青松の海岸線、丹後王国のロマンを秘めた史跡名勝、新鮮な魚介類、効能あらたかな温泉等に恵まれた魅力ある観光地として大きくクローズアップされ、京阪神を中心に年間200万人を超える入込客をみており、今後の発展に大きな期待を寄せているところです。
現在、野田川町において超大型スーパーセンター「PLANT4野田川店」の出店が計画されていますが、この地区は国道176号・312号と府道野田川大宮線の交差点付近で、福知山と丹後を結ぶ主要幹線道路であり、特に週末、祝祭日にはかなりの交通渋滞をきたしています。
このような状況の中で、大型店の出店をみますと、相当量に及ぶ車両の往来で国道、府道の混雑は想像を絶するものがあり、地域住民はもとより京丹後市を訪れる観光客の通行にも著しい支障をきたすものとして危惧されます。
また、当地方の主要な地場産業である織物業、機械金属工業の資材や製品の搬送等に及ぼす影響につきましても、おおいに懸念されるところであります。
さらに、地域の各商工団体では、商工業のますますの衰退という事態を深く憂慮し、関係機関に善処方を強く要望しています。
京都府知事をはじめ関係機関におかれましては、丹後地域の発展の根幹にかかわるこの問題の重要性を十分に認識していただいて、的確な行政指導を賜りますよう要望します。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。
平成16年 月 日
様
京都府京丹後市議会
○(田茂井議長) 日程第75 議第11号 大規模小売店「PLANT4野田川店」出店計画の見直しを求める意見書の提出についてを議題といたします。提出者の説明を求めます。石河議員。
○19番(石河議員) それでは、議第11号 大規模小売店「PLANT4野田川店」出店計画の見直しを求める意見書の提出について、ご説明をいたします。意見書を朗読いたしまして、説明にかえさせていただきます。
大規模小売店「PLANT4野田川店」出店計画の見直しを求める意見書。
京丹後市は、白砂青松の海岸線、丹後王国のロマンを秘めた史跡名勝、新鮮な魚介類、効能あらたかな温泉等に恵まれた魅力ある観光地として大きくクローズアップされ、京阪神を中心に年間200万人を超える入込客をみており、今後の発展に大きな期待を寄せているところです。
現在、野田川町において超大型スーパーセンター「PLANT4野田川店」の出店が計画されていますが、この地区は国道176号・312号と府道野田川大宮線の交差点付近で、福知山と丹後を結ぶ主要幹線道路であり、特に週末、祝祭日にはかなりの交通渋滞をきたしています。
このような状況の中で、大型店の出店をみますと、相当量に及ぶ車両の往来で国道、府道の混雑は想像を絶するものがあり、地域住民はもとより京丹後市を訪れる観光客の通行にも著しい支障をきたすものとして危惧されます。
また、当地方の主要な地場産業である織物業、機械金属工業の資材や製品の搬送等に及ぼす影響につきましても、おおいに懸念されるところであります。
さらに、地域の各商工団体では、商工業のますますの衰退という事態を深く憂慮し、関係機関に善処方を強く要望しています。
京都府知事をはじめ関係機関におかれましては、丹後地域の発展の根幹にかかわるこの問題の重要性を十分に認識していただいて、的確な行政指導を賜りますよう要望します。
以上であります。
この意見書につきましても、議会運営委員会の皆さんの賛成をいただいております。議員各位のご賛同をよろしくお願いをいたします。
以上であります。
○(田茂井議長) 提出者の説明が終わりましたので、質疑を行います。これで質疑を終結いたします。石河議員、ご苦労さんでした。
それでは、議第11号について討論を行います。松田議員。
○4番(松田議員) 私は、これに賛成の立場で討論いたします。
この意見書を見ますと、交通渋滞ということが前面に出されておりますけれども、私はこのことよりも、この後の方に書いてある、この地域の各商工業のますますの衰退を招くという、この点で反対をいたします。
私は、若狭の上中町にございますPLANT2という店を訪ねたことがございます。それは壮大なものでございまして、あのようなものがこの丹後地域につくられるということは、この地域の商工業を衰退させる非常に大きな要因になると私は考えます。この、今、日本は資本主義の国でございますけれども、弱肉強食と、こういうことを野放しにして、私はいいとは思えません。私は、地域の産業を守るためには、やはり大いに規制するべき面は規制しなければならないという、そういうことを常々思っているものでございます。そういう意味で、私はこの後段の、「さらに」のところに書いてある趣旨を、私は賛成いたしまして、この意見書に賛成をするものでございます。
○(田茂井議長) 森議員。
○3番(森議員) 3番、森です。賛成の立場から討論をしておきたいというふうに思います。
今、松田議員からもありましたように、若干、この意見書の文章が、気にくわないなどという言い方をしたらよくありませんけれども、要望をされとる商工会連合会等の要望、あるいは市長に出している要望の中心的内容は、4,500坪というPLANTの進出が、与謝地方のみならず、丹後の小売店等にとっても大変な影響を与えるということで、何としても意見書を上げていただいたいう、こういう趣旨の要望からすれば、不十分ではないかなというふうに考えております。
また、今後の市政としての小売商店をどう見るのか、どう扱うのかということについても、しっかりと位置づけていただきたいという意味も込めて、発言をしたいというふうに思います。
歴史的に見ても、丹後における中小業者、小売店の果たしてきた役割というのは、単に経済的側面だけにあたるのではなく、地域のコミュニティー、あるいは子供たちの教育という点でも大変大きな役割を果たしてきたというふうに考えております。それが、大型店の次々の出店によって、これが残念ながら現在、空洞化をしてきているという、ここに大変な、私は憂いを持つわけです。
商工部の方から資料もいただきましたけれども、京丹後市における事業所数980、そのうち八つが大型店となっており、8万1,635平米の売り場面積に占める大規模小売店の面積は2万3,332、おおよそ3割を占める。そして、大型店というのは、長期的な展望を持って、物流という点から野田川で成功すれば、あるいはこの京丹後市にも規模はともかくとして進出をしてくる、そういう可能性もあるというふうに見ておくことが大事だというふうに考えております。
消費者の問題に配慮という問題もありますけれども、今、丹後は既に大規模小売店の飽和状態にあるということを見ておく必要があるというふうに思います。したがいまして、商工会連合会等が出している内容に沿っての方向での意見も加えていただくということで、賛成討論といたします。
○(田茂井議長) これで討論を終わります。
これから採決を行います。議第11号は、原案のとおり決定することに賛成の議員は起立願います。
( 起 立 全 員 )
○(田茂井議長) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり可決されました。
議第12号
北方領土返還要求に関する決議について
上記決議を、会議規則第14条の規定により、別紙のとおり提出する。
平成16年9月30日提出
提出者 京丹後市議会議員 石 河 良一郎
賛成者 京丹後市議会議員 小 牧 耕 一
〃 〃 大 同 衛
〃 〃 松 尾 信 介
〃 〃 髙 山 充 男
〃 〃 谷 口 正 博
〃 〃 平 林 智江美
〃 〃 池 部 皓 三
北方領土返還要求に関する決議
歯舞群島、色丹島、国後島及び択捉島からなる北方領土は、我が国固有の領土であり、ロシア連邦からの早期返還が期待されている。
北方領土問題解決に向けては、平成5年の「東京宣言」をはじめとして、近年、日ロ関係における良好な環境作りが進められており、「北方四島の帰属問題解決後の平和条約締結」という交渉指針に基づき、日ロ両国は引き続き全力を尽くしている。
特に、来る平成17年は日露通好条約締結150年、また平成18年は日ソ共同宣言50年という節目の年を迎え、一定の進展が望まれる。
よって、国におかれては、今後とも継続して対ロ外交交渉を展開するとともに、北方領土の早期返還実現を図るよう強く求めるものである。
以上、決議する。
平成16年 月 日
京都府京丹後市議会
○(田茂井議長) 日程第76 議第12号 北方領土返還要求に関する決議についてを議題といたします。提出者の説明を求めます。石河議員。
○19番(石河議員) それでは、議第12号 北方領土返還要求に関する決議について、説明をさせていただきます。議案を朗読いたしまして、説明にかえさせていただきます。
北方領土返還要求に関する決議。
歯舞群島、色丹島、国後島及び択捉島からなる北方領土は、我が国固有の領土であり、ロシア連邦からの早期返還が期待されている。
北方領土問題解決に向けては、平成5年の「東京宣言」をはじめとして、近年、日ロ関係における良好な環境作りが進められており、「北方四島の帰属問題解決後の平和条約締結」という交渉指針に基づき、日ロ両国は引き続き全力を尽くしている。
特に、来る平成17年は日露通好条約締結150年、また平成18年は日ソ共同宣言50年という節目の年を迎え、一定の進展が望まれる。
よって、国におかれては、今後とも継続して対ロ外交交渉を展開するとともに、北方領土の早期返還実現を図るよう強く求めるものであります。
以上、決議する、ということであります。
この決議につきまして、議会運営委員会の皆さんにご賛同をいただいております。議員各位のご賛同をよろしくお願いをいたします。
以上であります。
○(田茂井議長) 提出者の説明が終わりましたので、質疑を行います。これで質疑を終結いたします。石河議員、ご苦労さんでした。
それでは、議第12号について討論を行います。森議員。
○3番(森議員) この提案についての賛成討論をいたします。ということで、むしろ我が党に対する北方領土問題に対しての誤解もある方もあるやもというふうにも思いますので。
従来、政府と国のこうしたものについては、北方二島ということが要望するという、これは当時のソ連に対する、我々は弱腰外交だというふうにも見ておるわけですけれども。その点で、国後、択捉、歯舞、色丹の北方四島については、歴史的に見ても、国際法的に見ても、明らかに日本の固有の領土であるということが明確になってきております。そういう点で、今回の決議については、我々としても多いに賛同できるものであり、賛成討論といたします。
○(田茂井議長) これで討論を終わります。
これから採決を行います。議第12号は、原案のとおり決定することに賛成の議員は起立願います。
( 起 立 全 員 )
○(田茂井議長) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり可決されました。
○(田茂井議長) 日程第77 閉会中の継続調査の申し出についてを議題といたします。
各常任委員長から、会議規則第101条の規定により、お手元に配付しました申出書のとおり、閉会中の継続調査の申し出があります。
お諮りします。各常任委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
平成16年9月30日
京丹後市議会議長 田茂井 誠司郎 様
総務常任委員長 大下倉 禎 介
閉会中の継続調査申出書
本委員会は、下記の事件について閉会中もなお継続調査を要するものと決定したので、京丹後市議会会議規則第101条の規定により申し出ます。
記
1 事 件
(1) 市政の総合企画及び地域振興に関する事項
(2) 情報化施策に関する事項
(3) 財政及び税制に関する事項
(4) 消防及び防災に関する事項
(5) 交通対策に関する事項
2 理 由
調査が結了しないため
平成16年9月30日
京丹後市議会議長 田茂井 誠司郎 様
厚生常任委員長 谷 口 正 博
閉会中の継続調査申出書
本委員会は、下記の事件について閉会中もなお継続調査を要するものと決定したので、京丹後市議会会議規則第101条の規定により申し出ます。
記
1 事 件
(1) 保健、福祉及び子育て支援施策に関する事項
(2) 地域医療、病院及び診療所に関する事項
2 理 由
調査が結了しないため
平成16年9月30日
京丹後市議会議長 田茂井 誠司郎 様
産業環境常任委員長 髙 山 充 男
閉会中の継続調査申出書
本委員会は、下記の事件について閉会中もなお継続調査を要するものと決定したので、京丹後市議会会議規則第101条の規定により申し出ます。
記
1 事 件
(1) 農林、水産、商工及び観光行政に関する事項
(2) 環境及び廃棄物対策に関する事項
2 理 由
調査が結了しないため
平成16年9月30日
京丹後市議会議長 田茂井 誠司郎 様
文教建設常任委員長 吉 浪 芳 郎
閉会中の継続調査申出書
本委員会は、下記の事件について閉会中もなお継続調査を要するものと決定したので、京丹後市議会会議規則第101条の規定により申し出ます。
記
1 事 件
(1) 学校教育、社会教育及び文化財の保護に関する事項
(2) 土木、都市計画及び市営住宅に関する事項
(3) 上下水道に関する事項
2 理 由
調査が結了しないため
○(田茂井議長) ご異議なしと認めます。
したがって、各常任委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。
なお、産業環境常任委員長から、お手元に配付のとおり、所管事務調査報告書が提出されておりますので、報告いたします。
平成16年9月27日
京丹後市議会議長 田茂井 誠司郎 様
産業環境常任委員長 髙 山 充 男
所管事務調査報告書
本委員会は、所管事務について別紙のとおり調査したので、その結果を会議規則第100条の規定により報告します。
1 視 察 地 島根県仁多郡仁多町
2 視察年月日 平成16年8月18日
3 視察内容 農業振興の取り組みについて
4 視察テーマ
(1)仁多米、菌床椎茸、仁多牛などの特産品育成の経緯と今後の取り組みについて
(2)第3セクターによるカントリーエレベーターの取り組みについて
(3)土づくりによる循環型農業推進の現状と課題について、
仁多堆肥センターの取り組み
5 視察の概要
《仁多町》
島根県仁多町は、中国山地の山並みが連座する島根県の東南端の広島県との県境に位置しており、中国山地の山並みに盆地や谷間が点在し、その谷間の中央に斐伊川が流れている。
出雲国風土記の古くから「豊潤(にた)」と呼ばれた肥沃な土地に恵まれ、中世から近代にかけて、農耕と砂鉄採取による「たたら製鉄」の産地として栄えたが、近代製鉄の普及に抗うことは出来ず、近年は良質米と和牛の産地として知られている。
仁田町は、昭和30年の三成町、布施村、亀嵩村、阿井村、三沢村1町4村合併時には1万5,307人であったが、その後過疎化が進み、現在の人口は8,700人弱で、高齢化率も32.3%と高くなっている。
町の面積は179k㎡と広いが、林野率が83.9%と高く、林野面積は1万5,022ha(人工林率47.5%)、農地面積960haの農山村で、行政主導による農業振興が進められており、基幹産業は「仁多米」・「仁多牛」・「菌床椎茸」を中心とする農業、林業と誘致企業を中心とする商工業である。
《視察事項》
・仁多米の育成、ブランド化の経緯と取り組み
・カントリーエレベーター・堆肥センターの取り組み
「仁多米」は、もともとこの地方が山間部の源流にあたり、水がミネラル豊富で冷たく、登熟期の昼夜の寒暖差も大きく、良質のコメが出来ることが知られ、平成10年度米食味ランキングにおいて「特Aランク」に西日本で唯一選ばれるなど、高い評価であったが、JAでは個別の流通が出来なかったため、良質米生産地としてメリットはまったく生かされず、中山間農地であることから、後継者が出来ず、経営が出来ない厳しい状況であった。
平成10年4月、良質米としてのメリットを生かして販売するために、仁多町と横田町が2億円を共同出資して、「奥出雲仁多米株式会社」を設立、「出雲國仁多米」として、独自販売を開始した。
そして7月には、仁多郡カントリーエレベーター(大規模籾乾燥調整貯蔵施設)が事業費は12億8,000万円で完成した。この施設は、100%町出資の第3セクター方式で運営されており、下見検査で1等米に合格した米のみを入荷する自主検査設備、収穫した米を乾燥される設備、品質を保つために、低温で年間を通じて籾のままサイロで3,000トンを貯蔵する設備と、「今摺米」として出荷直前に精米する設備を持ち、一貫して差別化した産直体制による、仁多米のいっそうの品質向上で、独自販売を支えている。
また、同じく平成10年に、(4条刈、5条刈)コンバイン18機を導入し、各集落での集団営農を進め、担い手対策として、集落営農を核とした法人化を進めている。
さらに、仁多町はブランド牛「仁多牛」の産地であり、これまでも継続的に有機物を水田に還元してきたが、差別化のための土づくりと、畜産再編・振興対策をかねあわせて進め、「農・畜・林地域の有機性資源の活用に関する基本計画」に基づく循環型農業を推進するために、平成13年に森林資源活用敷料製造機械を事業費1億2,558万円で購入し、堆肥センターを事業費4億4,849万円で完成させた。
森林資源活用敷料製造機械は、山林の間伐・伐開材を現地で破砕処理して、家畜(仁多牛約2,500頭)の敷き料として利用するために導入され、家畜敷き料は利用後、堆肥原料として堆肥センターへ集められている。
堆肥センターは、堆肥舎1,980㎡、製品貯蔵庫1,838㎡などからなり、家畜糞尿・菌床廃ホダ木、家畜敷き料を堆肥原料にして年間に完熟堆肥3,200トンを生産している。そして、4台のマニアスプレッダ(堆肥散布機械)を使用して、10aあたり5,700円で水田への堆肥投入散布を請け負い、安全・安心な堆肥施用米(有機米)として、仁多米の付加価値を高めている。
なお、「奥出雲仁多米株式会社」は、差別化・ブランド化を進めるために、行政が市場価格との差額を補填して最低1俵2万円を約束して農家から米を買い入れ(堆肥投入米は、区分集荷され、さらに1俵あたり1,000円高く買っている)、仁多米の農家出荷時の価格形成を進めながら、年度ごとに農薬使用量なども決め、農家からの生産履歴を徹底したトレーサビリティへの対応など、地域全体のブランド化・付加価値強化を進めている。
仁多米の販売促進については、有名百貨店、ギフト通販、高級スーパーなどの高級米市場にターゲットを絞った積極的な営業展開で成功を収めており、1キロ当たり700円で販売されている。
以上のように、岩田一郎町長のリーダーシップの下、仁多米のブランド化は着実に成果を上げ、平成16年からは増反に入っており、引き続き、行政主導で他産地米と差別化した売れる米づくりが進められる。
○(田茂井議長) お諮りいたします。ただいま中山市長から、議案第163号 京丹後市一般職の職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議案第164号 平成16年度京丹後市一般会計補正予算(第2号)、議案第165号
丹後半島清掃センターごみ焼却施設解体撤去工事請負契約の締結について、議案第166号 財産の無償譲渡について、また、大下倉議員ほか5名から、議第13号 郵政事業の経営形態に関する意見書の提出について、以上5議案が提出されました。この際、これを日程に追加し、追加議事日程(第7号)の追加1として議題にしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○(田茂井議長) ご異議なしと認めます。
それでは、議案第163号、議案第164号、議案第165号、議案第166号及び議第13号を日程に追加し、追加議事日程(第7号)の追加1として議題とすることに決定いたしました。
ここで4時20分まで休憩いたします。
午後 4時05分 休憩
午後 4時20分 再開
○(田茂井議長) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
日程第78 議案第163号 京丹後市一般職の職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
提案者から提案理由の説明を求めます。中山市長。
○(中山市長) 議案第163号に関しまして、提案の理由を説明させていただきます。特殊勤務手当の医師業務手当につきましては、病院長の月額を43万円以内で市長が定める額に改正しようとするものです。特殊勤務手当は、京丹後市一般職の職員の給与に関する条例第12条の規定により、著しく危険、害、不健康または困難な勤務その他の著しく特殊な勤務で、給与上特別の考慮を必要とし、かつその特殊性を給与で考慮することが適当でないと認められるものに従事する職員に、この勤務の特性に応じて支給されるものです。この趣旨に基づき、今回、病院長の業務内容に応じまして、額に幅を持たせた形で改正を行いたいとするものです。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
○(田茂井議長) 総務部長。
○(安田総務部長) それでは、私の方から、若干補足説明をさせていただきます。
今、大筋の提案理由は市長の方が申し上げましたので、なぜこうなるのかということでございますけれども、既に皆さんご存じのとおり、議員さんもご存じだと思いますけれども、京丹後市は二つの病院を抱えておりまして、今回、院長さんの方が弥栄病院に新たに10月1日から入ってこられるという形になります。そうした中で、久美浜病院の院長さんはそのままでございますけれども、その院長レベルの待遇というんですか、勤務業務の形の中での給料等、その他特殊勤務手当にかかる医療業務の特勤手当の関係についての整合を図っていこうという関係で、その調整を行うものでございます。
特に給料につきましては、最高の方の、これは医療職の1の医師表でいっておりますので、それについては全く変わりはないんですけれども、既に久美浜病院の院長さんにつきましては、初任給の調整額というのがございまして、その中で医者の経験年数というのがございます。その中での初任給の調整手当というのを見ておりまして、その部分と含めましての状況を入れてきましたときに、今の医療勤務手当が32万でございます。初任給の調整手当が10万200円ついておりますので、トータルで42万200円のトータルでの手当という形にはなっております。
それを今度、弥栄病院に来られます院長さんにつきましては、調整手当の関係というのは35年をつきますと全く初任給の調整手当がつきませんので、ここで医師の業務手当の部分をもって改正を行おうというものでございます。32万を43万に上げまして、その中での両院長さんの待遇というんですか、その辺のところの調整を同等にやっていきたいという形での改正をお願いするものでございます。
その条項につきましては、今、18条第1項中の月額32万円を月額43万円以内で市長が定める額にするものということと、同項の8号に、「定めた」を「定める」に改正をするというものでございます。
その次の表に正誤表を書いておりますので、そこの病院長の月額を、新旧対照表が出ておりますので、「病院長の月額32万円」を「病院長月額43万円以内で市長が定める額」にもっていくということで、アンダーラインのところを今回、改正をお願いしたいということでございます。
簡単ですけれども、補足説明にさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○(田茂井議長) 提案者の説明が終わりましたので、質疑を行います。松田議員。
○4番(松田議員) 4番、松田でございます。今言われましたように、京丹後市には2人の院長さんがおられますけれども、この方の待遇に差をつけるということがあっては、私はならないというふうに思います。そこでご質問ですが、今、部長が言われましたことによりますと、久美浜の院長さんには初任給の調整手当というものがついていると。これを医師業務手当とこの初任給調整手当を合わせると、合わせた額と同様の額を弥栄病院の院長さんにもお支払いするという、そういうことでしょうか。そのあたりの、どう言いますか、釣り合いと言いますか、この辺について答えていただきます。
○(田茂井議長) 助役。
○(荒田助役) ただいまのご質問の件でございますけれども、まず、二つの両院長の給与面でバランスをとることを前提においているということです。その前提を押さえた上で病院長を比較しますと、現在の久美浜の院長につきましては、初任給調整手当が支給されているという現状にあります。
これは、条例で免許取得後35年まで初任給調整手当を支給するというこの制度にのっとって、久美浜の院長の場合には支給されたということです。片や、今度迎えます弥栄病院の新しい院長につきましては、この適用から、結果としてはずれることになるわけです。したがって、そのすき間の調整、初任給調整というのが10万円相当額に値するものを今の医師業務手当のかさ上げでもって、最終的には病院長の年額で受け取っていただく額についてバランスをとりたいと、そういうものでございます。
○(田茂井議長) 平林議員。
○2番(平林議員) こうやって幅を持たせるということで、病院長というのは今後、かわる可能性というのは多々あると思うんですけれども、そういった場合にも、それは市長がその時々に応じて、両院長を見て、不平等にならないようにするということで市長が定める額というふうに幅を持たせたという中身になっているということでしょうか。
ということは、久美浜の院長は、引き続きこの32万円で手当としてはいくというふうに理解したらいいんでしょうか。
それと、ちょっと初心者的なことを聞くんですけれども、先ほど、病院のお医者さんに対しての医療職の給料表があるということを言われたんですけれども、今度来られる院長は61歳ってお聞きしてるんですけれども、普通でいうと定年を、医師には定年ないんでしょうか、ごめんなさい、そういうことはちょっと済みません、あれなんですけれども、給料表でいうと、一定、天があると思うんですけれども、どういった、お医者さんの給料というのはどういった形で出されているのか、済みません、その点も。
○(田茂井議長) 総務部長。
○(安田総務部長) 第1点目のご質問ですけれども、その件につきましては、おっしゃるとおりでございますので、そのままで久美浜の方は出させていただこうというふうに思ってます。
ただ、初任給の調整手当と申しますのは、先ほど助役が申し上げましたように、35年を過ぎれば、これもうなくなってきますので、今後、また定年制の問題がありまして65という前門の関係がございます。その辺のこともございますので、長くおっていただくことが一番いいわけですけども、その辺での交替がまたくれば、その今の43万との兼ね合いの中で、若干、その辺の調整をとってくる幅ができたなというふうには思っておりますので、その辺のご理解が賜りたいというふうに思います。
給料につきましては、医療職1の医師表という形で4級の最高のところをとっております。金額ですか、一番高いところでストップです。これ言うてもええんかな、61万6,100円という形です。
○(田茂井議長) これで質疑を終結します。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第163号について、会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○(田茂井議長) ご異議なしと認めます。したがって、本議案は委員会への付託を省略することに決定しました。
これより、議案第163号について、討論を行います。これで討論を終了します。
それでは、議案第163号について採決いたします。議案第163号 京丹後市一般職の職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例の制定については、原案のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 全 員)
○(田茂井議長) 起立全員です。したがって、議案第163号 京丹後市一般職の職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例の制定については、原案のとおり可決されました。
○(田茂井議長) 日程第79 議案第164号 平成16年度京丹後市一般会計補正予算(第2号)を議題といたします。
提案者から提案理由の説明を求めます。中山市長。
○(中山市長) 議案第164号の提案のご説明をさせていただきます。補正第1号につきましては、本会期中の9月13日にご議決賜りましたが、8月30日、9月7日に本市の施設に大きな被害を与えました台風16号、18号の災害復旧事業の経費等を緊急的に補正計上するする必要が生じましたので、異例ではございますが、会期中、二つ目の補正予算計上となりますが、よろしくご審議賜りたいと存じております。
補正予算総額は、歳入歳出それぞれ6,540万9,000円を追加し、予算総額を360億2,406万1,000円とするものでございます。補正内容につきまして、順次申し上げますと、総務費では、スポーツ特別栄誉賞経費、井上謙二君、伊調千春さん、寒川 進君の栄誉をお祝いする経費でございます。オリンピック、パラリンピック出場実行委員会補助金、内閣府への職員派遣に必要な経費を計上してございます。民生費では、丹後老人福祉センター松風苑の老朽化した温水ボイラー取替工事を計上しております。災害復旧費では、農災被害農地災害として旧丹後町の水田のあぜ道の復旧、農業用施設災害として徳光農道橋復旧、林業用施設災害として西山テレビ塔の林道復旧、民生施設災害復旧として下宇川・神野保育所の台風被害復旧、公立学校施設災害復旧として峰山、大宮、網野、間人及び高龍中学校、丹波、網野北、網野南、豊栄、黒部、野間、湊、川上及び神野小学校の台風による復旧工事修繕料を計上、また、社会教育施設災害復旧として、弥栄町社会体育館の屋根復旧、その他公共施設災害復旧として久美浜町健康センター集会所フェンスの復旧費を計上しております。
今回の補正予算の財源としましては、分担金、災害復旧国庫負担金、市有建物損害共済金等充てるとともに、一般財源として先の確定しました普通交付税を充てております。
以上、主な補正内容を申し上げました。詳しくは総務部長より説明させますので、よろしくご審議いただき、ご議決賜りますようお願い申し上げます。
○(田茂井議長) 総務部長。
○(安田総務部長) 補足説明をさせていただきますけれども、もう数字的な部分だけという形になっております。
恐れ入りますけれども、予算書の1ページめくっていただきましたら、今回、第2号という形でお願いをするものでございます。これにつきましては、さっき市長が申し上げましたように、台風の16、18号の関係の災害の関係と、あと、内閣府への出向、それからパラリンピック、オリンピックの表彰の関係の部分を上げてきておりますので、それが、3本立てが大きな趣旨でございます。
1ページには、先ほど申し上げましたように、歳入歳出それぞれ6,540万9,000円を追加しておりまして、トータルで360億2,406万1,000円というような大きい総額になってきております。それが2ページに書いてあります。
それから、財源の内訳の中でちょっと申し上げておきたいのは、11ページ、今回の収入の方で、財源の内訳につきましては、交付税とそれに災害復旧の分担金、これは農業水産施設の復旧の分担金と、公立学校、学校の関係の自転車小屋等が崩壊しましたので、それの公立学校施設災害復旧費の負担金の関係が53万8,000円みております。それに雑入の諸雑入の関係でございますけれども、これは市有の建物の損害共済金の部分で、2分の1相当額を見てきておりますので、それが大体2,291万1,000円。それから、西山の林道災害の復旧の分担金を諸費の雑入として38万7,000円みておりまして、トータルで2,329万8,000円みております。
既に皆さんもご存じのように、交付税につきましては、既に普通交付税が確定をしておりまして、1号補正の段階で当初97億思ってましたのが、今回、確定を111億でしましたので、11億を1号であてまして108億にしております。既にその3億分の保留がおいたわけですけれども、このうちの4,000万を交付税の使わせていただいておるということで、災害に充てさせていただいたということになっております。したがいまして、あとは残りがその部分だけ少なくなってきたということで、非常に厳しい状況になってきとるということでございます。
それでは、めくっていただきましたら、歳出の方が12、13ページにございます。先ほど、市長の方から申し上げましたけれども、13ページの上の方は、京丹後市のスポーツ功労の特別栄誉賞等の授与の記念品等でございます。既にご存じのように、伊調千春さん、井上謙二さん、寒川 進さん等がアテネの方のオリンピック、パラリンピックの方に出ておられて、上位をとっておられます。そのことを含んでの関係の経費でございます。それに伴います消耗品等も3名への記念品を、賞状等を贈っていきたいということでの6万円、トータルで21万を組んでおります。
それから、下のつきまして、職員研修事務費は、既に職員の研修費として出しておりますので、内閣府の方に出しております研修の、それの賃借の仲介手数料等を上げて来ております。95万9,000円という形になっております。
それから、負補交では、オリンピックの出場の実行委員会への補助金ということで、これは別の、説明資料の方にも書いておりますけども、6ページの方にあげております。代表者の方への委員会補助金を出していくということでございます。
それから、次から、次の高齢者福祉の方の関係の工事請負でございますけれども、ここからが、この件につきましては、丹後町にある市営の施設の老人センターの松風苑の温水ボイラーの設備が老朽化によって傷んだということでございます。そのことにつきましては、説明書の5ページ以降に、ずっと書いておりますので、既にお目通しをしていただいておると思いますので、その経費につきまして、125万。
次が災害復旧の関係で、農業水産施設の関係でございます。単独農地災害は、丹後町におけます畦畔の崩壊の部分でございますけども、その経費の関係の復旧費を107万、これは3カ所でございます。
あと、単独の災害復旧関係で、農道橋測量の委託等で、徳光の橋の災害復旧のコンクリート床盤のかいかえの工事を組んでおります。それらを含めまして、1,142万組んでおるところでございます。
それから、次の14、15ページにいきまして、農林用の施設災害復旧費の単独林業用の施設の災害復旧でございますけれども、これは西山の林道の峰山町でございますけれども、かごマットの2段積みを工事でやっていこうという関係の災害復旧での部分でございます。この関係が分担金で、雑入の関係で38万7,000円を入れてきております。
それから、続きまして、公立学校共済の学校施設の災害復旧関係を上げております。これにつきましては、詳しくは説明資料の8ページの右の方に、公立学校共済関係の今回の台風で非常に災害を被りました丹波小、網野北小、網野小学校の防水シート、それから大宮中学校のグラウンドの防水ネット等、その辺の関係がずっと8項目ほど挙げております。これ、公立学校災害復旧費の関係でございますけれども、その関係で、先ほど申し上げました国庫補助金を53万8,000円、あとは市有の建物損害共済の関係で2分の1相当額の1,027万3,000円を財源としております。
それから、あと民生費の下におりまして、88万6,000円。ごめんなさい、一つ上にありました。社会教育施設災害復旧費でございますけども、その辺の関係の弥栄町の社会体育館の関係経費でございます。それの設管等を含めまして2,765万2,000円というような形で組んでおります。
それから、その下の方が下宇川の保育所と神野の保育所の屋根のアスファルトシーリングの関係の修復というような形での工事を上げております。両保育所にかかる天井、天窓からの吹き込みがあったことによる災害復旧でございます。それを復旧しようと思うものでございます。88万6,000円を上げております。これも、市の方の建物災害の関係の共済金の保険で2分の1を財源として見ております。
あと、その他公共施設災害でございますけれども、これは久美浜町の健康センターのネットフェンスの破損が出ましたので、それの修理を行おうというもので39万9,000円という形で組んでおります。いずれにしましても16号、18号の台風災害等によります部分での、一日も早い原形復旧をやって、その使用等を行っていきたいというふうに考えておりますので、ご理解を賜って、ご審議賜りましてご議決を賜りますようお願いしたいと思います。
以上でございます。
○(田茂井議長) 提案者の説明が終わりましたので、質疑を行います。中西議員。
○14番(中西議員) 14番、中西です。13ページの職員研修のことにつきまして、ちょっとお尋ねをいたします。その前に、その同じところに京丹後市スポーツ功労特別栄誉賞等受賞記念品24万とあるのは、これはどういう数字なのか、ちょっとお伺いします。それから、職員研修のことでありますけれども、6月の一般質問でもこういった内容でお聞きいたしましたので、ちょっと確認をさせていただきます。
本人にも何回か、行く前に出会って聞く機会があったんですけれども、やはり市長のお考えをお尋ねする方がいいということでお尋ねしますが、内閣府での研修につきまして、どういった部局での研修を考えておられますか。それから、研修の効果として、どのようなことを求めておられるのか。例えば実務なのか、人脈づくりなのか、それとも政策立案の能力なのか。それと、せっかく1人こうして常駐がおられますので、東京事務所のような役割も果たしていただくようなことを考えておられるのか、このことについてちょっとお尋ねします。
○(田茂井議長) 総務部長。
○(安田総務部長) 大変申しわけございません。数値の訂正を、今、中西議員さんからありまして、ちょっと申し上げるのを忘れておりまして、申しわけございません。
13ページですけれども、今の24万の数値でございますけれども、これは消していただきたいと思います。
それから、説明資料の関係でございますけれども、大変、人の名前がちょっと違っておりまして、字が。6ページ、左側の企画一般経費の中の補正の内容の中の(代表)の「た」が「多」いう字を田んぼの「田」に直してほしいと。幾田と。済みませんけど、ひとつよろしくお願いします。
○(田茂井議長) 企画政策部長。
○(三浦企画政策部長) 1点訂正をお願いします。今の13ページのところなんですが、京丹後市スポーツ功労特別栄誉賞というふうになっておりますが、先ほど市長が提案しましたように、功労という言葉は取ることにしておりますので、この分を削除をお願いしたいと思います。
○(田茂井議長) 中山市長。
○(中山市長) 私から、研修につきまして、ご答弁させていただきます。行かせていただきます先は内閣府、それから内閣官房でございますけれども、の構造改革特区と、それと地域再生の推進室の方でございます。この部屋の業務につきましては、今、大きく小泉構造改革の仕事の柱として、国から地方へというような仕事の流れの中で、一番大きなものとして、構造改革特区、さらにはお金をこれに使いながら、特区的なことをする話として地域再生という事業があるわけですけれども、まさに小泉構造改革の地方主権、地方が特色ある取り組みをしていくための柱となる、再重要の仕事をしているところと認識しております。
そこの仕事をする部屋があるわけですけれども、各省からいろんな、各省の精鋭が集まっておられる、あるいは地方公共団体からも研修という形で、十数人前後だと思いますけれども、来ておられる。主に都道府県、あるいは政令市を中心にということですけれども、そんな中で今度、吉田君にも入っていただいて、仕事をしていただきたいということで、2年間の予定で向こうと合意をしております。期待する効果としては、中西議員おっしゃったすべてでございまして、もちろん人脈も得ていただきたいと思いますし、あるいは実務、仕事のやり方という意味での実務にも、まさに長けていただきたいという思いもありますし、さらには地方主権を担うために、各地方公共団体がそれぞれ知恵を絞って、あそこの部屋目指していろんな提案をし、あるいはいろんな申請をするというような、そこは集中するところでございますので、そういう意味では、政策、これからの京丹後市を考える上で、いろんな政策の種をまさに接するわけでありますので、そういう意味で政策づくりにも長けていただきたいなと思っておりまして、そういう意味で、本当に一番すばらしい、地方公共団体の立場とすると、すばらしいところで研修をさせていただけるなというようなふうに思っておりまして、内閣府に感謝するとともに、吉田君には、もう頑張れよという気持ちで、きのう辞令を渡させていただいた次第でございます。
○(田茂井議長) 中西議員。
○14番(中西議員) 14番、中西です。一緒に聞かせていただいたらよかったわけですけれども、その2年間が同じ人がいいのか、2年間という枠の中で1年交替とかいう形がいいのか、そのあたりはいかがでしょうか。
○(田茂井議長) 中山市長。
○(中山市長) 期間については、相手方の慣例もございまして、国の場合は大体2年間で受けていると。2年間で受けて、実際、研修といっても戦力として期待しているということでございまして、1年間はいろいろ、人の中にもまれながら勉強するというような趣旨が、どちらかというと強いと思います。残りの1年間でいろいろ、戦力としてやっていくという意味で、本当にオンザジョブトレーニングとしてやる上では、1年のサイクル、サイクルとしては1年ですので、1回サイクル経験して、それをもとにして本当に戦力としての研修をしていただくということで私も期待しておりまして、その国側の慣例として、そのようなやり方をしているということも多いんですけれども、そういうことで、そういう前提で行っていただいております。
○(田茂井議長) 浅田議員。
○23番(浅田議員) 大変、丹後町の災害がたくさんございまして、まことに申しわけないと思いますが、2点ほどお聞かせ願います。
丹後町の徳光の農道、これはこれだけ大きな金額になりますと、国庫補助の要件に満たさなかったのかどうか、これがまず1点。それから、説明資料の9ページなんですが、下宇川保育園のシングルが剥落したというのですけれども、一応、応急処置という形でこの予算化が成されておりますが、これは抜本的な、どういう改修をなされるのか、この2点について伺っておきます。
○(田茂井議長) 農林部長。
○(増田農林部長) 丹後町の徳光農道橋の復旧工事で、事業費の割りには国庫補助がかからないかということですけれども、今、要望はいたしますけれども、いろいろな事情で、今のところ、補助金の充てる、歳入としては充ててしません。
○(田茂井議長) 保健福祉部長。
○(田中保健福祉部長) 下宇川保育所の復旧工事ですが、今回、予算でお願いしておりますのは、あくまでも応急的な飛散防止の工事ということでありまして、来年度に本復旧をするようなことで進めていきたいというふうに思っております。
○(田茂井議長) 間もなく定刻5時になりますが、追加議事日程の議第13号の審議が終了するまで時間延長をいたします。
平林議員。
○2番(平林議員) 2番、平林です。先ほどの浅田議員さんの質問と関連して、その下宇川保育所ですけれども、応急的にということで、来年度に本予算と言われましたけれども、それで一応、まだ結構あるわけですけれども、それで大丈夫というふうな判断でこういう提案になっているのかどうかということが1点と、それから、弥栄の社会体育館ですけれども、全面的にこれは屋根を張り替えられるという予算なんでしょうか。場所も見せてもいただいて、屋根がめくれたような現場も見たんですけれども、どういった工事をなされるのか、その点について答弁お願いします。
○(田茂井議長) 保健福祉部長。
○(田中保健福祉部長) いそがれるということもありますし、一応これで、当面はもつであろうなということでの予算措置ということでご理解をいただきたいと思いまして、いずれにしても、来年に本復旧ということで準備を進めてまいりたいというふうに思っております。
○(田茂井議長) 教育次長。
○(水野教育次長) 弥栄の社会体育館の改修についてでありますけれども、同体育館は昭和57年度建設になっておりまして、築後22年も経過しております。今回、全面的な、一応改修を考えておりますので、そのために設計管理委託料もあわせてお願いをしております。以上でございます。
○(田茂井議長) これで質疑を終結します。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第164号について、会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○(田茂井議長) ご異議なしと認めます。したがって、本議案は委員会への付託を省略することに決定しました。
これより、議案第164号について、討論を行います。これで討論を終了します。
それでは、議案第164号について採決いたします。議案第164号 平成16年度京丹後市一般会計補正予算(第2号)は、原案のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 全 員)
○(田茂井議長) 起立全員です。したがって、議案第164号 平成16年度京丹後市一般会計補正予算(第2号)は、原案のとおり可決されました。
○(田茂井議長) 日程第80 議案第165号
丹後半島清掃センターごみ焼却施設解体撤去工事請負契約の締結についてを議題とします。
提案者から提案理由の説明を求めます。中山市長。
○(中山市長) 本案につきまして、提案の説明をさせていただきます。
本施設は、昭和56、57年度の2カ年の事業で建設をいたしまして、旧竹野郡塵芥処理組合のごみ焼却施設として稼働してきましたが、旧丹後6町による広域ごみ処理が現在の峰山クリーンセンターで開始されたことによりまして、平成14年3月をもって稼働停止しております。
今回、本施設の解体撤去工事を行うものでございます。9月14日に入札会を行いまして、6社を指名し、最低入札業者の栗田工業大阪支社が入札金1億4,600万円で落札をいたしました。したがいまして、栗田工業大阪支社と契約金1億5,330万円で本工事請負契約を締結しようとするものであります。
詳細につきましては、担当部長から説明申し上げます。よろしくご審議いただきますよう、お願い申し上げます。
○(田茂井議長) 総務部長。
○(安田総務部長) 私の方からは、入札経過について説明をさせていただきます。工事関係につきましては、また担当の部長ということになります。
入札会を平成16年の9月の14日に行いました。これは京丹後市で行っております。工事の請負契約方法は指名競争入札で行っております。これには、京丹後市の建設工事指名の入札等の指名及び選定要項によっております。業者につきましては、6社を呼んでおります。申し上げますと、新明和工業株式会社関西支店、栗田工業株式会社大阪支社、日立造船株式会社、株式会社栗本鉄工所、株式会社間組大阪支店、株式会社クボタの6社でございます。一応、それによりまして、議案に載っております栗田工業株式会社大阪支社の方に入札価格、第1回目の入札で1億4,600万で落札ということになっております。この議案に上げております金額は、消費税を込みの1億5,330万でございます。
私の方からは、入札経過についてご説明をさせていただきました。以上です。
○(田茂井議長) 生活環境部長。
○(金久生活環境部長) 私の方からは、工事の概要につきましてご説明を申し上げます。まず、本工事は、提案説明にありますように、旧網野町、丹後町、弥栄町で構成します竹野郡塵芥処理組合のごみ焼却施設として稼働してまいりました施設を解体撤去し、整地までを行なうものでございます。ごみ焼却施設におきましては、焼却炉本体、沿道設備、排ガス処理設備等がダイオキシン類に汚染されている恐れがあり、これらの解体に伴い、ダイオキシン類が作業場全体に拡散することのないように、また法に定められた適切な対策を講じた作業が行われるよう、工事発注仕様書を定め、施工するものでございます。
工事箇所につきましては、お手元に配付の資料として添付してございます施設の配置図と施設の全景写真を見ていただければ、イメージとしてとらえていただけるかと思っております。また、解体撤去いたします施設の規模等につきましては、参考資料に記載のとおりでございますが、概要といたしましては、処理能力日当たり35トンの炉が2基ございます。主な施設の規模、構造でございますが、工場棟は鉄筋コンクリートづくり、また鉄骨づくりとなっております。施設の建築面積は809平方メートル、延べ床面積は1,222平米となっております。
次に、解体工事の方法についてでございます。記載はしておりませんですけれども、概要を説明させていただきたいと思います。
解体工事を行うに当たり、事前に施工計画書を提示させ、市の承諾を受けることとしております。作業は、散水やシート養生等を十分行い、ごみ、粉じんを出さないように指導に努めるものでございます。煙突の解体に際しましては、シート養生等を行い、飛散防止に努めます。また、発生材については、受注者の責任において処分し、廃棄物等につきましても、専門処理業者の捨て場に処分するなど、行うものでございます。また、マニフェストシステムによりまして、その処理状況を確認することとしております。
炉内の残渣や各ホッパー、並びにストックヤード等の残渣、汚水などは、すべて場外に適切処分としております。今回の工事は、最初に申し上げましたとおり、ダイオキシン類の拡散など、通常の解体工事とは異なりまして、曝露防止などの対策が必要となっております。解体作業に従事します作業員に対しましても、特別に教育をするなど、その指導に当たる適切な有資格者を業者の方が選任することとしております。
また、空気中のダイオキシン類等の測定を解体作業の状況に合わせまして実施し、報告することともしております。あわせて周辺等の環境調査も行い、大気汚染の有無を確認してまいります。
解体作業中であっても、最終処分場として運営しておる施設でございます。持ち込み業者や、また一般の方とのトラブルのないように、車両通行路を確保し、解体作業場と分離し、密閉養生を行ってまいりたいと思っております。また、既に埋め立て完了しております処分場内に、工事用の搬出入の道路を設置し、工事車両や発生材の搬出をその道路を使用して行いたいと思っております。工事完了後は、管理用道路として使用する計画としております。
以上、工事の概要説明とさせていただきますが、環境を汚染しないように解体作業を進めるため、労働安全衛生法や廃棄物処理に関する法律などを遵守して、工事の円滑な進捗に努めるものでございます。また、関係いたします地元区につきましても、事前に工事の概要を説明をし、不安のないように進めてまいりたいと思っております。
よろしくご審議いただきますようにお願い申し上げます。以上でございます。
○(田茂井議長) 提案者の説明が終わりましたので、質疑を行います。野村議員。
○30番(野村議員) 30番、野村です。この施設を解体するに当たりまして、ダイオキシンに汚染された物を撤去されるというふうなことなんですけれども、業者の捨て場というふうなことをいわれておるんですけれども、大阪の業者なんですけれども、捨て場というのはどこに持っておるのでしょう。
それとあわせて、跡地を、更地に整地されるというふうなことなんですけれども、その跡地の利用というのはできないものかどうかのあたりもあわせて。
○(田茂井議長) 生活環境部長。
○(金久生活環境部長) 最初の質問でございます。捨て場のことでございます。きょうご議決いただけましたら、業者の方と、最初に申しましたように管理計画等、工事の施工計画を提示させますので、その部分ではっきり捨て場の場所等が確認できるものと思っております。今現在では、私の方はまだ把握をしておりません。適正な処分場に持っていかせるべく、指導するものでございます。
また、第2点目の跡地利用でございますけれども、これも竹野郡塵芥の時分からご議論がされてたようでございますけれども、結果的に、地元の方はそのまま返していただきたいといいますか、そのままで結構ですということになっております。我々も補助金等の議論で若干議論もされたようでございますけれども、跡地利用については、とりあえず、更地にしてそのままでおくというふうに決定しております。
○(田茂井議長) 浅田議員。
○23番(浅田議員) 旧町の大変懸案の、継続の新市への継続の事業で、当初、3億、当初予算は3億3,000万というふうに上がっておりますが、2分の1でこれが解体できるということで、大変こういった点ではいいんですが、うち国庫補助金がどれぐらい計算されておられるか、もしわかればお聞かせ願いたいのと、この解体の工期、いつごろからかかって、いつごろまでに終わるのか。それから、部長が十分な説明いただきましたんですが、特に地元への説明は、きちっとお願いがしたいということで、特に周辺の造成地と言いますか、土地に関するそういった検査も、地元への説明の中にきちっとおこしてあげていただきたいというふうに思いますが、そういった点でお聞きします。
○(田茂井議長) 財政課長。
○(糸井財政課長) 第1点目の財源に関してのご質問でございますが、当初、ご指摘のように事業費3億3,000万円ということで2億6,000万円が国庫補助、それから5,250万円が府の振興資金を借りるということで、こうした撤去の事業につきましては、本来、国庫補助制度がございませんでしたので、合併に伴いまして、単年度2億6,000万、3カ年7億8,000万という合併した市町村に対してのみ交付ができるということで、一番、ほかの制度のない、そして、しかし必ずやっていかなきゃならない事業に当てるということで当てたものでございます。したがいまして、10割補助ということになりますので、1億5,000万程度になりましたら、当然、国庫補助は1億5,000万ということで、残りの分に、またそうしたものの財源考えまして、充当していきたいというふうに考えております。
○(田茂井議長) 生活環境部長。
○(金久生活環境部長) まず、工事の完了予定ということでございます、参考資料に、一番下の方にありますけれども、17年の3月22という予定をさせていただいております。議決をいただきましたら、直ちに準備をしてかかりたいと思っております。
また、一番気になります地元との対応でございますが、一応、説明もさせていただきましたように、以前から現在の不燃物の処理場等に伴います調査の報告であったり、打ち合わせ等はやっておるわけでございますけれども、今回、この工事になりまして、特別にまた日程を調整しまして、地元の方の説明に入るわけでございますけれども、冒頭説明させていただきましたように、状況に応じた調査もやる予定をしておりますので、当然、その検査結果等も公表しながら、安全、安心に努めてまいりたいと思っております。以上です。
○(田茂井議長) 小牧議員。
○21番(小牧議員) 21番、小牧です。関連で申し上げたいと思いますけれども、国庫補助はあるということですけれども、そしたらあとの大宮町、久美浜町あるんですかね、ごみの解体については、どういう契約でされておるのか。それと、これはダイオキシンというもので、非常に価格は高くなったと。解体費用は。それが入札の結果でこういうふうに安くなったのか、それとも、やはり最近は安くなっておるのか、そこら辺もお聞きしたいと。
○(田茂井議長) 生活環境部長。
○(金久生活環境部長) まず、第1点目の今後のことなんですけれども、一応、合併前からの協議の中で、まず、竹野郡のものをやってから、大宮なり久美浜に入るということになっておるようでございます。今後、いつという部分には、まだ至っておりませんですけれども、今後、随時行ってまいりたいというふうに思っております。
それと、2点目の予算等の比較の件でございます。この予算額におきましては、合併前に竹野郡の塵芥処理組合によって準備をされている金額でございました。今回、我々京丹後市になりまして、再度、この積算方法について検討をさせていただきました。これにつきましては、予算のときに産環の常任委員会でも指導等、意見もいただきながら、十分に精査するようにということもございまして、自主設計を再度検討させていただきまして、実は算出方法を若干、検討させていただきました。
実は、平成13年の4月にダイオキシン類の曝露対策要綱というものが施行開始されております。したがいまして、それ以後現在、かなりの解体実績ができてまいっております。このことから、設計額の算出につきましては、実績価格からの方法をとらせていただきました。内容は、各自治体が焼却施設解体工事実績の出しております落札価格を基準にしまして、施設の規模ごとの平均落札工事を算出、まずしております。これは、落札金額であるために、直接使えません。したがいまして、廃棄物処理施設整備実務必携等、全国都市清掃会議等が出しておりますマニュアルによりまして、これを工事設計金額に換算という形にしております。そういう方式のもとで、設計工事を求めてまいりました。ということから、通常でございましたら業者等の見積もりを基準にする方法、また今回やりました落札実績から推算をする方法というのがあろうかと思います。結果といたしまして、そういう部分から違いが出てまいっておりまして、当初の我々の提案、予算提案が悪いといわれればそれまでなんですけれども、一応、そういう意味で実績に当たっては、十分精査し、努めてまいったものでございます。
以上です。
○(田茂井議長) 中西議員。
○14番(中西議員) 14番、中西です。1点だけ、ちょっとお尋ねいたします。指名選考委員会で選ばれました6社についての、この曝露対策をやったことのある業者なのか、それから、今回取りました栗田工業につきましては、過去の実績はどんなものがあるか、ちょっとその点についてお尋ねします。
○(田茂井議長) 生活環境部長。
○(金久生活環境部長) 入札に参加いたしました業者の曝露対策と、具体的に曝露対策という専門用語なんですけれども、結果的には、以前から近隣の市町村でも指名をさせていただいている業者でございますし、会社の実績等を調べましても、当然、経験がございますので、解体工事に伴う実績はあるという前提でございます。
したがいまして、曝露対策につきましても、十分、熟知をされているということでございます。また、今回、取られました栗田工業さんにつきましても、解体工事の実績表、これも指名願等にも当然出ているわけなんですけれども、我々も再度、その確認にしております。相当数の件数の実績も持っておりますので、いちいち申しませんですけれども、十分な工事がしていただけるものと思っております。
以上です。
○(田茂井議長) 平林議員。
○2番(平林議員) 2番、平林です。ダイオキシンのこと、部長答弁もされていて、状況に応じた調査をされるということが言われたんですけれども、どういった形で、状況に応じた調査ということなんですけれども、どういった形で調査されようとしているのか、具体的に教えていただきたいのと、それと、水で噴射して洗い流してというような形で解体していくんですけれども、汚水は場外にということで説明があったんですけれども、これらの汚水についても、しっかり点検して流されると思うんですけれども、場外というのは、徳光の方に流れる水の中にまぎれていくんでしょうか。ちょっとその点について、2点、汚染の問題について。
○(田茂井議長) 生活環境部長。
○(金久生活環境部長) 調査の議論、最初にさせていただきます。調査につきましては、事前に、実は一番危険と思われる部分は調査をしております。その部分に基づきまして、曝露対策も取るわけでございますけれども、その方法を仕様書の中でうたいまして、業者がそれに伴う曝露対策に見合う法律に基づいて遵守するわけでございます。
例えば、炉の調査であったり、煙突の調査であったり、済ませております。基本的には、炉の方には、特にたまってないようでございますけれども、そういう調査をして、業者の方は施工計画書を出してくるということになりますので、事前にはそういう準備をしておりますし、また工事中につきましては、例えば、煙突等を壊すときには、大気を測定してみるとかいう方法を仕様の中ではうたっております。それが随時、状況に応じてという言葉になろうかと思っております。
また、2点目の散水と言いますか、洗い流して処理する。また、汚水等にございますけれども、最初に説明させていただきました汚水等につきましては、これもう完全に炉内にたまっているものでございまして、これはもう、有無を言わせず場外に出すという、これは法定で決められた処分場に持っていくということになりますので、場外処分になりますし、ただ、作業の中で聞きますと、すべて洗い流して、その水をためて処理するということになります。これにつきましては、作業中の行為でございますので、一定、処理水をためまして、それは場内の、今現在そのセンター処理場内にあります水の処理施設に投入を可能としております。量につきましては検討しますけれども、基本的に、そこで浄化をさせるということで、工事の中の経費も当然その部分にありますし、うちの場内に影響する量であれば、当然、場外に出させますし、その辺は今後の量についての検討はあろうかと思っておりますけれども、場内の処理も可能にもしております。
川に、処理水は当然流れていきますけれども、一番危険な部分の汚水等につきましては、場外といいますか、他町、処理施設、適切な処理施設に持っていくということになっておりますので。
○(田茂井議長) これで質疑を終結いたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第165号については、急を要する工事でありますので、委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○(田茂井議長) ご異議なしと認めます。したがって、委員会付託は省略することに決定しました。
それでは、議案第165号について、討論を行います。討論を終結します。
議案第165号について採決いたします。議案第165号
丹後半島清掃センターごみ焼却施設解体撤去工事請負契約の締結については、原案のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 全 員)
○(田茂井議長) 起立全員です。したがって、議案第165号
丹後半島清掃センターごみ焼却施設解体撤去工事請負契約の締結については、原案のとおり可決されました。
○(田茂井議長) 日程第81 議案第166号 財産の無償譲渡についてを議題とします。
提案者から提案理由の説明を求めます。中山市長。
○(中山市長) 本議案につきまして、提案説明させていただきます。
本建物は、市立弥栄病院の東側に建築されている車庫でございまして、昭和45年に建築以来33年が経過しております。敷地は譲渡の相手方である弥栄町溝谷の梅田雄一氏所有の土地でありまして、このほど、同氏から土地の賃貸契約の解除についての申し出がなされておったところでございます。土地賃貸借契約の解除に当たりまして、この車庫を取り壊す必要がありますが、市が負担すべき解体撤去費用及び梅田さんの意向を勘案しますと、無償譲渡することが双方の利益につながると判断されるため、この車庫を梅田さんに無償譲渡しようとするものであります。
詳細につきましては、総務部長からご説明申し上げます。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
○(田茂井議長) 総務部長。
○(安田総務部長) 補足説明を申し上げます。それまでに、一般質問のときに井谷議員さんの中で、無償譲渡の関係をということがありましたので、若干、そのときにまとまってませんでしたので、こういう形で出てきましたことをおわびしたいというふうに思っております。
それでは、補足説明をさせていただきます。大筋では、今、市長が申し上げた部分でございますけれども、この344の6の1というところでございますけれども、この土地につきましては、弥栄町の溝谷の梅田雄一氏が所有されておる部分でございまして、そこに、土地は梅田氏のものでございます。そこに弥栄の、いわゆる車庫の建物が建っております。その車庫の建物が全部で155.23平米ございまして、鉄骨づくりのスレート葺の平屋でございます。これが賃貸借契約になっておりまして、その中で、またさらに覚書というのが57年9月10日に入っておりまして、本人からの、その賃貸契約の期間の部分について、若干、読ませていただきます。
契約書の第1項、第2項に定める期間は乙から甲に申し出のない限り50年とするが、乙が稼業の都合、親族同居の都合により返還を申し出をしたときはこの日のあった日から6カ月以内に甲は当該地に存在するすべての構築物を撤去して返還してほしいという、こういう覚書が入っております。
そうした中で、先ほど、提案説明のありましたように、戻してほしいということがございまして、既に建築が45年12月でございますので、33年ほどたっております。そうした中で、市としましては、それを解体撤去するということになりますと、512万6,000円ほどの金額が必要になってくるということでございます。この建物につきましては、税上の建物の再建築価格、その当時建てれば幾らになるかということでしますと、大体118万9,527円ぐらいになってくるということでの評価をしております。
しかし、減価償却でいきますと、既にもう33年がたってますので、通常で言いますと5%しかもう残らないという形にはなります。しかし、固定資産の評価額でいくと、先ほど申し上げた価格になりますけれども、取り壊して更地にすると512万ほどかかりますので、その差額分については、非常に持ち出しもやっていかなければならないということで、本人さんにその了解を得た中で、この無償譲渡を行うということでございます。
この駐車場の建物のところにつきましては、弥栄病院の表から裏に通じる部分でもございますので、その辺のところは今後、そこに3,447という土地がございますけれども、図面をめくっていただいたらありますけれども、そこのとこが若干あいておりますので、その辺と病院の際の方を平準化しまして、今と同じような形で、表からも裏からもその通路を利用して、駐車場に行けるという形にはやっていきたいと思います。
それから、従前、今使っておりました車庫につきましては、三、四台の車を入れておりましたので、その部分につきましては、新規にヨドコウというような、そういう部分での建物を購入した中での車の保管を、現状のをやっていこうということで計画をしております。
いずれにしましては、そうした中での損得勘定といったらおかしいんですけれども、そうした中での有利な財政運営を行うための一つの手段として、このことをとらせていただいた中での無償譲渡を行っていこうということでの判断に至ったということでございますので、ご審議を賜りたいというふうに思います。以上です。
○(田茂井議長) 提案者の説明が終わりましたので、質疑を行います。これで質疑を終結いたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第166号について、会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○(田茂井議長) ご異議なしと認めます。したがって、本議案は委員会への付託を省略することに決定しました。
これより、議案第166号について、討論を行います。これで討論を終了します。
それでは、議案第166号について採決いたします。議案第166号 財産の無償譲渡については、原案のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 全 員)
○(田茂井議長) 起立全員です。したがって、議案第166号 財産の無償譲渡については、原案のとおり可決されました。
議第13号
郵政事業の経営形態に関する意見書の提出について
上記意見書を関係行政庁へ提出したいので、会議規則第14条の規定により、別紙のとおり提出する。
平成16年9月30日提出
提出者 京丹後市議会議員 大下倉 禎 介
賛成者 京丹後市議会議員 松 本 経 一
〃 〃 池 部 皓 三
〃 〃 石 河 良一郎
〃 〃 奥 野 重 治
〃 〃 原 久
郵政事業の経営形態に関する意見書
日本郵政公社は、郵政三事業を全国に展開された約2万4,700局の郵便局ネットワークを通じ、国民生活に最も身近な国営の機関として、全国一律に公的サービスを提供するとともに、各自治体との連携のもと住民票や納税証明等の交付事務を行うなど、国民生活の安定向上と福祉の増進に大きく寄与しています。
現在政府の経済財政諮問会議において、郵政事業の改革に関する議論が行われており、持ち株会社のもと窓口ネットワーク会社、郵便事業会社、郵便貯金会社及び郵便保険会社として独立させる、などの基本方針が検討されているところでありますが、十分な議論が行われないまま、競争原理に基づいて郵便事業の民営化が行われ、収益性や採算性が重要視されるならば、不採算地域においてはサービスの低下や郵便局の廃止が想定され、国民生活に重大な影響を及ぼすことが懸念されます。
今後地域の過疎化、少子高齢化が進行する中で、郵便局のネットワークの役割、重要性はさらに大きくなるものと考えられます。
こうした観点から、郵政事業の今後の改革に当たっては、スタートした日本郵政公社の経営の効率化やサービスの改善等の成果を十分検証するとともに、拙速な分割民営化議論を進めるのではなく、国民的な議論の中で慎重に審議を行い、郵便局の窓口ネットワークの有効利用や全国一律のユニバーサルサービスの維持、とりわけ過疎地の郵便局を今後とも維持してゆくことなどにより、国民の利便性の確保に努められるよう強く要望します。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成16年 月 日
様
京都府京丹後市議会
○(田茂井議長) 日程第82 議第13号 郵政事業の経営形態に関する意見書の提出についてを議題といたします。提出者の説明を求めます。大下倉議員。
○26番(大下倉議員) それでは、第82号 意見書提出につきまして、提案理由の説明をさせていただきます。この意見書は、郵政事業にご理解のある有志議員の賛同をいただき、提出するものでございます。朗読をもって説明にかえさせていただきます。
郵政事業の経営形態に関する意見書の提出について。
上記意見書を関係行政庁へ提出したいので、会議規則第14条の規定により、別紙のとおり提出する。
平成16年9月30日提出
提出者 京丹後市議会議員 大下倉禎介。賛成者、同じく松本経一、賛成者、同じく池部皓三、賛成者、同じく石河良一郎、賛成者、同じく奥野重治、賛成者、同じく原 久。
それでは、意見書の案を朗読させていただきます。
郵政事業の経営形態に関する意見書(案)
日本郵政公社は、郵政三事業を全国に展開され約2万4,700局の郵便局ネットワークを通じ、国民生活に最も身近な国営の機関として、全国一律に公的サービスを提供するとともに、各自治体との連携のもと住民票や納税証明等の交付事務を行うなど、国民生活の安定向上と福祉の増進に大きく寄与しています。
現在政府の経済財政諮問会議において、郵政事業の改革に関する議論が行われており、持ち株会社のもと窓口ネットワーク会社、郵便事業会社、郵便貯金会社及び郵便保険会社として独立させる、などの基本方針が検討されているところでありますが、十分な議論が行われないまま、競争原理に基づいて郵便事業の民営化が行われ、収益性や採算性が重要視されるならば、不採算地域においてはサービスの低下や郵便局の廃止が想定され、国民生活に重大な影響を及ぼすことが懸念されます。
今後地域の過疎化、少子高齢化が進行する中で、郵便局のネットワークの役割、重要性はさらに大きくなるものと考えられます。
こうした観点から、郵政事業の今後の改革に当たっては、スタートした日本郵政公社の経営の効率化やサービスの改善等の成果を十分検証するとともに、拙速な分割民営化議論を進めるのではなく、国民的な議論の中で慎重に審議を行い、郵便局の窓口ネットワークの有効利用や全国一律のユニバーサルサービスの維持、とりわけ過疎地の郵便局を今後とも維持してゆくことなどにより、国民の利便性の確保に努められるよう強く要望いたします。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出いたします。
平成16年9月30日。
衆議院議長 河野洋平様、参議院議長 扇 千景様、内閣総理大臣 小泉純一郎様、郵政民営化大臣 竹中平蔵様、総務大臣 麻生太郎様、財務大臣 谷垣禎一様、経済産業大臣、中川昭一様。京都府京丹後市市議会。
以上が案でございます。よろしくご審議のほど、お願いいたします。
○(田茂井議長) 提出者の説明が終わりましたので、質疑を行います。松田議員
○4番(松田議員) 4番、松田でございます。ここに書かれておりますことはもっともなことばかりでございますけれども、ひとつお尋ねいたしたいと思いますのは、この請願は郵政三事業の現行の経営形態の堅持を求める請願でございます。この経営形態の堅持を求めるということとの関係ですね、これはどういうふうになるのかお尋ねいたします。
○26番(大下倉議員) ちょっと済みません。もう一遍、簡潔に言うてもらえませんか、質問。
○4番(松田議員) この請願は、郵政三事業の現行形態の堅持を求める請願なんですよね。それに対応する意見書なんですけれども、この経営形態の堅持ということとの関係ですね、この意見書の。これはどのようになっていますのか。
○(田茂井議長) 提出者。
○26番(大下倉議員) ただいま、郵政三事業の経営形態の堅持を求めるということがこの意見書に、言い方がちょっと適切ではないかもわからんですが、入っていないというようなお尋ねと思いますが、そういうことですな。これにつきましては、先ほど、皆様にご審議いただきましたように、総務委員会で請願のありました請願につきましては、趣旨採択ということで何回もお話をしておりますように、郵政事業の現経営形態の堅持ということにつきましては、現在の政治、社会経済のもとでは少し無理ではないかということで省かせていただいてます。
○(田茂井議長) 森議員。
○3番(森議員) 3番、森です。この趣旨の全体は、平たく言えば、民営化を進めるべし。しかし、拙速な進め方はだめですよという、こういう、全体としてはそういう趣旨でしょうか。
○(田茂井議長) 提出者。
○26番(大下倉議員) ただいまの森議員のお話によりますと、民営化を完全に容認するというようなご発言のようにとれますが、やはり私どもは、条件つきで民営化を賛成すると。ちょっと言い方が適切ではないかもわかりませんが、国民的な議論を十分して、皆さんの納得をいただいて、拙速な民営化は困ると。特に採算性を重視されますと、地方、過疎の郵便局は切り捨てになる類が多いというようなことが予測されますので、それらの条件のもとに、やはり民営化を進めるならば進めてもらうように、とりあえず、全面的に手放しで民営化を容認するということはありません。
○(田茂井議長) 森議員。
○3番(森議員) 3番、森です。ちょっと踏み込んだことになるかもわかりませんけれども、議論がいろいろとあったんだろうというふうには思うわけですけれども、今の答弁からするならば、不十分な議論のままでは、民営化には賛成できませんよということの内容も含まれておるというふうに解釈をすればいいんでしょうか。
○(田茂井議長) 提出者。
○26番(大下倉議員) いろいろな場合が想定されますので、そのお答えには大変苦しい答弁になります。なきにしもあらずということであります。
○(田茂井議長) これで質疑を終結します。大下倉議員、ご苦労さんでした。
○26番(大下倉議員) よろしくご審議をお願いいたします。
議第13号郵政事業の経営形態に関する意見書の提出に対する修正動議
上記の修正案を別紙のとおり会議規則第17条の規定により提出します。
平成16年9月30日提出
提出者 京丹後市議会議員 平 林 智江美
〃 〃 森 勝
〃 〃 松 田 成 溪
議第13号郵政事業の経営形態に関する意見書の提出に対する修正案
郵政事業の経営形態に関する意見書の全部を次のように改める。
郵政三事業の経営形態の堅持を求める意見書
日本郵政公社は、郵政三事業をあまねく全国に展開された郵便局(約2万4,700局)ネットワークを通じ国民生活に最も身近な国営の機関として、郵便・郵便貯金・保険事業に加え、年金の支払い等各種公的サービスを、一つの郵便局でむだなく効率よく利用でき、地方と都市部とのサービスの格差もなく、国民に広く公平に提供し、また、地域住民の交流の場としても活用され、国民生活の安定と福祉の増進に大きく寄与しており、国民にとってこれからもなくてはならない存在であります。
しかるに、先般、政府の経済財政諮問会議は、郵政民営化問題について「郵政民営化基本方針の骨子」を示し、平成19年4月からの民営化を目指す方針を立てました。
競争原理に基づいた郵便事業の民営化が行われ、収益向上の採算性を重視したものとなれば、不採算地域においては、サービスの低下や郵便局の廃止が強く懸念され、地方の切り捨てと一層の過疎化の進展につながることが予測されます。
また、日本の社会資本の整備はまだ十分とはいえず、郵便貯金・簡易保険の資金はその原資として国・地方の財政に対し、これからも貢献できるものであります。
政府におかれましては、郵政事業がこれまで果たしてきた役割を考慮し、発足したばかりの日本郵政公社が時代にあったユニバーサルサービスの提供に一層努力できるよう基盤整備をすすめ、現行の国営公社としての経営形態を堅持されるよう強く要望します。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成16年 月 日
様
京都府京丹後市議会
○(田茂井議長) 本案に対しては、平林議員ほか2名から、お手元に配付した修正の動議が提出されています。したがって、これを本案とあわせて議題し、提出者の説明を求めます。平林議員。
○2番(平林議員) それでは、議第13号 郵政事業の経営形態に関する意見書に対して、修正動議、修正案を提案したいというふうに思います。
私が、提案しています修正案につきましては、浅田議員が紹介議員で出されました請願の中身を大いに汲み取りました中身となっています。先ほど、森議員が質問されましたけれども、今回、大下倉議員の方から提出されている中身は、拙速な民営化はという中身も入っていますけれども、行き着くところは、やはり郵政のこの民営化というところに行き着く文案になっています。請願に出された、込められた思いというのは、郵政三事業を現行の経営の形態を堅持して、そしてこの京丹後市においても本当に過疎が進む中で、どこにおいても安心して利用できる郵便局、そういったものを堅持してほしい。そのためには、現在の公社のまま進めるのが最善であるというこの請願には、趣旨は、一番そこが趣旨だと思います。趣旨採択の中身、質問もあったわけですけれども、私はこの請願に込められた趣旨というのは、やはり経営形態の堅持を求める、そして今のままの公社のままを堅持してほしい、これがこの請願の趣旨であると思います。その趣旨に沿って、私は大下倉議員から出されたこの意見書に対して、修正を求めるものです。
文案につきましては、朗読をさせていただきます。
郵政事業の経営形態に関する意見書の全部を次のように改める。
郵政三事業の経営形態の堅持を求める意見書。
日本郵政公社は、郵政三事業をあまねく全国に展開された郵便局(約2万4,700局)ネットワークを通じ国民生活に最も身近な国営の機関として、郵便・郵便貯金・保険事業に加え、年金の支払い等各種公的サービスを、一つの郵便局でむだなく効率よく利用でき、地方と都市部とのサービスの格差もなく、国民に広く公平に提供し、また、地域住民の交流の場としても活用され、国民生活の安定と福祉の増進に大きく寄与しており、国民にとってこれからもなくてはならない存在であります。
しかるに、先般、政府の経済財政諮問会議は、郵政民営化問題について「郵政民営化基本方針の骨子」を示し、平成19年4月からの民営化を目指す方針を立てました。
競争原理に基づいた郵便事業の民営化が行われ、収益向上の採算性を重視したものとなれば、不採算地域においては、サービスの低下や郵便局の廃止が強く懸念され、地方の切り捨てと一層の過疎化の進展につながることが予測されます。
また、日本の社会資本の整備はまだ十分とはいえず、郵便貯金・簡易保険の資金はその原資として国・地方の財政に対し、これからも貢献できるものであります。
政府におかれましては、郵政事業がこれまで果たしてきた役割を考慮し、発足したばかりの日本郵政公社が時代にあったユニバーサルサービスの提供に一層努力できるよう基盤整備をすすめ、現行の国営公社としての経営形態を堅持されるよう強く要望します。
賛成者に森議員、松田議員となっております。以上です。
○(田茂井議長) これから、修正案に対する質疑を行います。奥野議員
○12番(奥野議員) 12番、奥野。提案者、平林議員は共産党の公認ということで出ておられる。共産党さんは、常に大型公共工事については反対という姿勢を持ってこられた。そういう中で、この郵政の資金が、いろいろと公共事業に流れておる、使われておるということについて、どのようにお考えなのか。
この郵政の膨大な資金が流れなければ、平林議員が常に反対をされ、これからもされるであろう大型公共事業は不可能であると私は考えるわけですけれども、その辺について、大型公共事業を、じゃあ認めたことになるのではないかというようなことも思うわけですけれども、その辺についてお尋ねをしたいというふうに思います。
○(田茂井議長) 提出者。
○2番(平林議員) 大型公共事業は、しっかり考えていかないと、本当にむだ遣いしないようにしていくというのは、今の世の流れですので、私はこれからも、共産党としては反対してまいります。
その問題ですけれども、この郵政に集まったお金が大型公共事業に流れているというようなことの中で、それはやはり政府がどのように使うかということを判断したわけですので、言うたら、結局は政府に責任があるんじゃないでしょうか。
○(田茂井議長) 奥野議員。
○12番(奥野議員) その辺は、やはりその資金がもとで事業をやってきておるということなんで、その辺はやはり、検討すべきだというご返事がいただけるんかなと思ったりもしとったですけれども。やはり、その辺は、片方はだめだと。しかし、そのもとになるこの資金は、いやいや、民営化したら困るでというようなことにはならないと私は思うんですけれども。その辺の矛盾は、平林提出議員は、提案議員は思われないか、再度お尋ねしときたいと思います。
○(田茂井議長) 提出者。
○2番(平林議員) ちょっと、答弁と質問とが合ってないんでしょうかね。奥野さんに納得していただけないですよね。矛盾してますか。
私は、政府がそれを集めた資金を、そういった形に使っていることにも、やっぱり問題があるというふうに、共産党が決めたわけじゃないですね、それを使うというのは。だから、政府にそこは問題があるんじゃないかと答弁してます。
○(田茂井議長) 大下倉議員。
○26番(大下倉議員) 26番、大下倉。大変、片一方の意見書を出しとって、ちょっと質問をさせてもらうのはいかがかと思いますが。
ただいまの平林議員が提案されました意見書は、総務委員会で趣旨採択になったそのまま出しておられると思いますが、そういうことにつきまして、私は一たん趣旨採択になって、議員の皆さんもそれに賛同していただいたということを再び蒸し返すということは、非常に実行性がつかないんではないかと。
私らが郵政事業に理解のある6人が意見書を提出しましたことにつきましては、やはり一番郵政事業を心配して、今後、どうあるべきかという具体的な問題を、実行性のあることを意見書に出しておると思います。その点、比較して、大変失礼ですが、信念を持たれることはよろしいですが、果たしてそれが実行性があるか、非常に疑問をしておりますが、その辺をお尋ねいたします。
○(田茂井議長) 提出者。
○2番(平林議員) 蒸し返しということを言われましたけれども、私は趣旨採択には、総務委員会の中でも反対させていただきました。やはり、余りにもあやふやな採決だということで、それは反対もさせていただきまして、この意見書についても、一定、文案はのぼったかもしれませんけれども、それを再度使うということが、果たして本当にそれが悪いというのか、間違ったことなのどうか、私は請願に出された意見書が、この共産党の、私の思いとぴったりしたから、この文章を使わせていただいた。
特に、「形態の堅持を求める」、そして「公社としての経営形態を堅持されるよう」というとこが合致したので、これを出させていただいたと。
○(田茂井議長) これで質疑を終わります。平林議員、ご苦労さんでした。
これから討論を行います。まず、原案賛成者の発言を許可いたします。次に、原案反対者の発言を許可します。浅田議員。
○23番(浅田議員) 23番、浅田ですが、修正に対する反対というふうに受けとめていいですか。
○(田茂井議長) いえ、違います。原案です。松田議員。
○4番(松田議員) 4番、松田でございます。
○(田茂井議長) 着席してください、ちょっと。混乱しているようですね、着席してください。局長の方から説明をさせます。
○(池田議会事務局長) 修正案が出た場合の討論の方法であります。まず、原案、もともと出ております原案の賛成者の発言から入ることになっております。その後に原案に反対、平たく言えば原案にも修正案にも反対という方の発言は許可されます。そして最後に、修正案の賛成者が討論をしていただく、こういう流れになります。
ちょっと補足しますと、修正案に反対というのは、原案に賛成ということになりますし、原案に反対の方につきましては、修正案も反対ということになります。したがいまして、原案に賛成の方、原案、修正案ともに反対の方、つまり意見書は出す必要ないというような方は原案反対ということになります。それから、最後に修正案に賛成の方、こういう三つに分けられます。したがいまして、その順番で討論をお願いしたいと思います。
○(田茂井議長) まず、ご理解が得られたと思いますので、再度やり直します。原案賛成者の発言を許可いたします。浅田議員。
○23番(浅田議員) 京丹後市始まって初めてのこの請願で、私、郵政簡保の皆さん方の熱い心をいただいて、その紹介議員の一人としてなったものでございます。
大変、今回のこの郵政民営化の問題は、日本の国を揺るがすといっても過言でないほど、いろんな意見が起きてまいっておりますし、現小泉総理は改革の本丸というふうな形で位置づけて、この作業をしていただいておることは、確かに方向性としてはそういうことかなというふうな思いの中で、私はこの地域のことを思うならばという形で紹介議員を承りまして、津々浦々のユニバーサルサービスが均一料金で皆さんの手元に、そうした安い料金で届くということは、この130年の歴史のある郵便局の、そして昨年、日本郵政公社として発足したこの皆さん方のきょうまでのご苦労に対して、本当に感謝を申し上げなければなりませんし、特に京丹後市におきましては、京都市に次ぐ大きな面積を抱えた中でのそうしたサービスが低下することを大変恐れた者の一人であります。
そういった中で、総務常任委員会にそういうお願いをきちっとさせていただいて、趣旨説明等々も起こす中で、何はともあれ意見書を国、関係機関に上げていただくことが、私は一番だと。宮津、舞鶴等は継続になっております。しかし、継続ということは、いうならば逃げでありますし、それはしてはならないと。まして、また廃案ということもこれはするべきではない。やはり、私はそうした中で、どちらもがいい形のことを思うならば、こうして少々の文言が融和になりましても、国、関係機関に上げていただくことが大事であるということの中で、今回、私はそういう大下倉議員さん初め、郵便局にいろいろと関心のある方々の気持ちを汲んで、そのことに向かって原案に賛成の討論をしたわけでございます。
皆さんのさらなるご支援もよろしくお願いいたします。
○(田茂井議長) 松本経一議員。
○17番(松本経一議員) 17番、松本経一でございます。大下倉議員の出されました意見書に、賛成の討論を、総務委員会の中で出ました意見も少しご披瀝をさせていただきながら、皆さんのご理解を求めたいと思って、賛成の討論をさせていただきます。
今回のこの郵政事業の経営形態の堅持に関する請願の扱いにつきまして、総務委員会の中でさまざまな意見が出た中で、私たち市議会議員として、市民の代表として、この地域の、この地域に暮らす市民の方々にとって、一番いい方法、また市民の方々の一番の不安、悩みは何か、そういう観点からさまざまな意見を出していった中で、この郵政事業のこの今回の請願の言葉の一つ一つについて、さまざまな意見をたたかわせてまいりましたが、その中で、当面、この公社の形態を維持してはどうか、そういった意見もあり、あるいは、完全に民営化には反対、そういった意見もある中で、市民の最大の不安はこの過疎地の郵便局がなくなるのではないか、この1点に尽きる、そういう思いの中で、この意見書の取りまとめに関しまして、経営形態の堅持という言葉につきましては、この経営形態の中に含まれるさまざまな矛盾。例えば、特定郵便局が世襲制である。あるいは、そういった郵貯・簡保で集めて大量の資金が、むだな公共事業に流れる、そういったものまで、すべてを含んで、今後もこれを堅持していかなければならないといったことについては、やはり一定のためらいがどうしても出る、そういう中で、しかしこの過疎地のこの郵便局を残してほしいという市民の声を我々が汲んで、意見書としてまとめるには、やはりこの文言をどうしても入れる、そういう形でつくったのがこの大下倉議員の出されました意見書でございます。
どうか議員の皆様、この趣旨、その趣旨の本当のところ、それはこの過疎地に暮らす我々の市民が、この郵便局をなくしてほしくない、そこの1点に尽きるということについて、ぜひともご理解をいただきまして、この意見書に賛同をしていただきたいと思います。
以上で賛成討論といたします。
○(田茂井議長) 次に、原案反対者の発言を許可します。次に、修正案賛成者の発言を許可いたします。松田議員。
○4番(松田議員) 私は、請願のところで述べましたように、郵政の三事業の現行の形態は守るべきだという立場をとっております。ところが、原案を見せていただきますと、郵政民営化の方を向いているのか、現行の形態の堅持の方を向いているのか、極めてあいまいでございます。私は、この請願の趣旨には全く賛同をするものでございまして、この請願にもっとわかりやすく、率直にこたえる、そういう請願をすべきだというふうに考えまして、修正案に賛成の討論といたします。
○(田茂井議長) 森議員。
○3番(森議員) 3番、森です。基本的な問題や法律的な問題については、既に請願の段階で賛成討論をいたしております。その趣旨は、だれのためにこの民営化が行われるのか、何のためにこの民営化が画策をされておるのか、そして、その結果は国民に何をもたらすのか、そういう内容で基本的な考え方、本質問題を申し述べさせていただきました。
原案のいろいろと玉虫色と言ったらあれですけれども、言ってはおりますけれども、行き着く先は、これはやはり民営化を目指すもの以外の原案のなにものでもないというふうに、私は考えます。当然、民営化になれば、競争原理が導入をされる、これは当然でありますし、そうでなければその社長等が厳しく批判、糾弾もされるという結果は、やはり不採算地域については、これはやっぱり切り捨てられるという危険性、可能性が高いと。先ほどの討論のありましたけれども、残念ながら、競争の原理の上では、そのような甘いことはあり得ない。結果的には、この地域に大きな禍根を残すということになるというふうに考えます。したがって、基本的な、我々の立場からして、この修正案に対しての賛成討論といたします。
○(田茂井議長) これで討論を終わります。これから議第13号 郵政事業の経営形態に関する意見書の提出についての採決を行います。
まず、本案に対する平林議員ほか2名から提出された修正案について、採決します。
本修正案に賛成の議員は起立願います。
( 起 立 少 数 )
○(田茂井議長) 起立少数です。したがって、修正案は否決されました。
次に、原案について採決します。
原案に賛成の議員は起立願います。
( 起 立 多 数 )
○(田茂井議長) 起立多数です。したがって、議第13号 郵便事業の経営形態に関する意見書の提出については、原案のとおり可決されました。
○(田茂井議長) 以上をもちまして、本日の議事日程は全部終了いたしました。
ここで中山市長から閉会のあいさつを受けます。中山市長。
○(中山市長) 私の方から、平成16年第3回の京丹後市議会9月定例会を閉会するに当たりまして、一言御礼のごあいさつを申し上げます。
初めに、既に本日も夕方になっておりますけれども、昨夜の台風21号の大雨によりまして浸水などの被害を受けられました市民の皆様に対しまして、心よりお見舞いを申し上げます。市といたしましても、被災箇所の把握とその復旧に万全を尽くしてまいる所存です。現在、その全貌を鋭意、詳細に調査をしておりますけれども、災害復旧は既決予算、あるいは予備費で迅速に対応させていただきたいというふうに存じておりますけれども、場合によりましたら、補正3号の編成も必要かなと考えております。議員の皆様のご了解をお願いしたいと考えております。
さて、本議会では、旧6町の各種会計の15年度予算を認定していただきましたほか、通常の補正予算、台風被害にかかわる緊急の補正予算等の議案を可決いただき、大変ありがとうございました。また、今回の議会でも、議長を除く全員の皆様が一般質問を行われた中で、皆さんからいただきましたご提言につきましては、今後、十分に検討を行い、できるものから施策に反映していきたいと考えております。
10月、11月には議員の皆様におかれましても、各種委員会の先進地視察等でお忙しいことと存じますが、私どもも総合計画を初め、各種審議会や地域振興協議会が動き出し、本市の将来像についての議論が本格化していくものと思っております。
また、11月を中心にして、2回目の移動市長室を予定しておりますほか、11月12日には京丹後市戦没者追悼式を、11月27日には外務省と京都府との共催で外交の窓という、元駐米大使の村田良平氏によります講演会を中心にしたイベントを開催する予定にしておりますので、ご参加いただきたく存じております。
これから秋のさわやかな、すがすがしい季節に入って行きますが、議員の皆さんにおかれましても、お健やかにおすごしいただきますよう祈念申し上げまして、簡単ではありますが、閉会のあいさつとさせていただきます。本当にありがとうございました。長期間にわたりご苦労さまでございました。
○(田茂井議長) これをもって本日の会議を閉じ、平成16年度第3回京丹後市議会9月定例会を閉会いたします。大変ご苦労さまでございました。
午後 6時04分 閉会
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│ 会議の経過を記載して、その相違ないことを証するため、ここに署名する。 │
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│ 議 長 田茂井 誠司郎 │
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│ 署名議員 池 部 皓 三 │
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│ 署名議員 松 本 聖 司 │
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