○
松村博司議長 田原延行文教福祉常任委員長。
◆
田原延行文教福祉常任委員長 委員長の田原延行でございます。ただいま議題となりました日程第7から日程第9までの3件の議案は、去る12月15日に開会しました
文教福祉常任委員会で審査を行いましたので、報告いたします。 議案第46号、京田辺市特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正については、子ども・
子育て支援法の改正に伴い、同法を引用する本条例について所要の改正を行うものとの説明があり、委員から、本市には
特定地域型保育事業者の該当施設はないがなどの質疑があり、他市の
小規模保育事業所を利用している方がおられるとの答弁がありました。採決の結果、全員賛成で原案どおり可決すべきものと決しました。 議案第48号、京田辺市
介護保険条例の一部改正については、介護保険料における延滞金の減免に係る規定及び徴収を猶予した保険料に係る延滞金についての規定を追加する改正との説明があり、委員から、今まで該当があったのかとの質疑があり、延滞金を徴収した事例はないとの答弁がありました。採決の結果、全員賛成で原案どおり可決すべきものと決しました。 続きまして、議案第58号、
京田辺市立社会福祉センターの
指定管理者の指定については、
社会福祉法人京田辺市
社会福祉協議会を
指定管理者と指定するものとの説明があり、委員から、
ボランティア活動や募集が難しい現状であるが、支援はできているのかとの質疑があり、
ボランティア団体への支援は継続的にされている、市としても支援をしていくとの答弁がありました。採決の結果、全員賛成で原案どおり可決すべきものと決しました。 議案審査、
補正予算審査に続きまして、
所管事務調査を行い、不登校及び引きこもり問題についてと学校、幼稚園、
保育所等施設整備についてを協議しました。今後もさまざまな調査研究を行い、その結果をまとめることとしておりますので、今回はこの程度の報告といたします。 以上で報告を終わります。
○
松村博司議長 これで委員長の報告を終わります。 ただいまの
委員長報告に対する質疑を行います。質疑はありませんか。 (「なし」と言う者あり)
○
松村博司議長 質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 これから討論を行います。討論はありませんか。 (「なし」と言う者あり)
○
松村博司議長 討論なしと認めます。これで討論を終わります。 それでは、議案第46号、京田辺市特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正についての件を電子表決により採決いたします。 本件に対する
委員長報告は可決とするものです。本件は原案のとおり決することに賛成する議員は
賛成ボタンを、反対する議員は
反対ボタンを押してください。 押し忘れはありませんか。 (「なし」と言う者あり)
○
松村博司議長 押し忘れなしと認め、確定いたします。賛成全員であります。よって本件は原案のとおり可決されました。 それでは、議案第48号、京田辺市
介護保険条例の一部改正についての件を電子表決により採決いたします。 本件に対する
委員長報告は可決とするものです。本件は原案のとおり決することに賛成する議員は
賛成ボタンを、反対する議員は
反対ボタンを押してください。 押し忘れはありませんか。 (「なし」と言う者あり)
○
松村博司議長 押し忘れなしと認め、確定いたします。賛成全員であります。よって本件は原案のとおり可決されました。 それでは、議案第58号、
京田辺市立社会福祉センターの
指定管理者の指定についての件を電子表決により採決いたします。 本件に対する
委員長報告は可決とするものです。本件は原案のとおり決することに賛成する議員は
賛成ボタンを、反対する議員は
反対ボタンを押してください。 押し忘れはありませんか。 (「なし」と言う者あり)
○
松村博司議長 押し忘れなしと認め、確定いたします。賛成全員であります。よって本件は原案のとおり可決されました。
○
松村博司議長 次に、日程第10、議案第49号、京田辺市
地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正についての件から、日程第15、議案第59号、京田辺市道路線の認定についてまでの件、以上6件を一括議題といたします。 本件に関し、委員長の報告を求めます。 (挙手する者あり)
○
松村博司議長 岡本亮一建設経済常任委員長。
◆
岡本亮一建設経済常任委員長 委員長の岡本亮一でございます。ただいま議題となりました日程第10から日程第15の6件の議案は、去る12月11日に開会しました
建設経済常任委員会で審査を行いましたので、報告をいたします。 議案第49号、京田辺市
地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正については、
大住工業地区の拡大に当たり、新たな土地利用を想定し、周辺環境に影響が及ばないように用途制限を加えるものという説明があり、採決の結果、全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第50号、京田辺市
都市公園条例の一部改正については、田辺中央体育館の空調設備整備を始め、老朽化した施設の改修を今後も計画的に進めるに当たり、利用者負担の適正化を図るべく有料公園施設の料金改定を行うものという説明があり、委員から、利用者への周知方法や時期、利用団体やスポーツ審議会での意見はどんなものがあったのかなど質疑があり、施行が1年先なので、市広報やホームページ、社会体育協会からの周知を行う。利用団体にはアンケート調査を実施。スポーツ審議会では、年間を通じて同一料金が望ましいとの意見を頂きましたとの答弁がありました。採決の結果、全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第51号、京田辺市水道事業及び下水道事業の設置等に関する条例の一部改正については、
地方自治法の一部が改正されたことに伴い、本条例について所要の改正を行うものという説明があり、採決の結果、全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第53号、京田辺市
公共下水道使用料徴収条例の一部改正については、地方公営企業法における経営の基本である独立採算による事業経営が可能となるよう料金体系の見直しを行うため、所要の改正を行うものという説明があり、委員から、これまで料金改定をしてこなかったことでの評価すべき点は、利用料の値上げ幅について、コロナ禍での救済策は取られているのかなど質疑があり、下水道普及率が98%以上となっている。値上げ幅としては大きいように思われるが、近隣市町と比べてまだ安価となっている。収入減の方には適切な対応を行うとの答弁がありました。採決の結果、全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第57号、令和2・3・4年度
継続施行可燃ごみ広域処理施設敷地粗
造成工事請負契約については、可燃ごみ広域処理施設の敷地3.3ヘクタールの粗造成工事の請負業者を総合評価方式により決定したという説明があり、委員から、総合評価方式とはどういうものか、環境への配慮はなどの質疑があり、各評価項目を採点し、総合点で決定するもの。前提として環境に配慮して工事が進められるとの答弁がありました。採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第59号、京田辺市道路線の認定については、従前の宅地開発等により築造されていた自転車及び歩行者専用道路等について路線の認定を行うものという説明があり、審議の前には現地調査も行いました。採決の結果、全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案審査、
補正予算審査に続きまして、
所管事務調査を行いました。農業振興については報告書を添付しております。交通安全対策については、次回の議会に報告をまとめたいと考えておりますので、今回はこの程度の報告といたします。 以上で報告を終わります。
○
松村博司議長 これで委員長の報告を終わります。 ただいまの
委員長報告に対する質疑を行います。質疑はありませんか。 (「なし」と言う者あり)
○
松村博司議長 質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 これから討論を行います。討論はございませんか。 まず、原案反対者の発言を許します。 (挙手する者あり)
○
松村博司議長 9番、次田典子議員。
◆次田典子議員 市民とともに歩む女性議員の会の次田典子です。会派を代表いたしまして、反対討論いたします。 まず、議案第53号と57号に関して反対したいと思います。 京田辺市
公共下水道使用料徴収条例の一部改正について反対します。 まず、今の状況下、なぜ今値上げなのかということです。市長は、このコロナ下、基本料金を2カ月無料とするようなコロナ禍に対しての対策を講じられました。それなのに、なぜ今また値上げをしていくのかということが大きな疑問です。市民は非常に今厳しい生活を強いられています。この状況はこれからも続くと考えられます。この値上げは、今することではなく、やはり時期を考えて、市民の理解を得られるような状態でやっていただきたいということを申し上げたいと思います。 それから、議案第57号、令和2・3・4年度
継続施行可燃ごみ広域処理施設敷地粗
造成工事請負契約について反対します。 そもそもこの事業は、枚方市との合同でごみ焼却施設を建設するということは、私は大きな禍根を残す事業だというふうに考えています。京田辺市が持分として、市単独として、単費として30億円ぐらいの負担をしていかなければならないことは、私たちのまちの規模からしたら大変なことなんです。その状況下、本当にこういったことを続けていっていいことなのかということをもう一度考えてほしいということを私は再三訴えてきました。 大体、京田辺市は1日当たり58トンのごみ量となっています。それから、枚方市は98トン。これは、例えば20日間の計算としましたら、1,960トンの枚方市に対して、京田辺市は1,160トン。約2倍ですね。それぐらいのごみ量を出すということになるわけなんです。こういったことから、例えば、延べですけれども、パッカー車やダンプ、関係車両が通行するのは、1日当たり延べ218台、枚方市の車は通ります。京田辺市は大体64台ですから、4倍弱ということになるわけなんです。これだけ大きな違いがあって、本当に対等な広域化と言えるのかどうか、このことが本当に京田辺市に大きな負担を残さないかということをいま一度考えていただきたいと思います。 こういった延べ台数を申し上げましたけれども、これは2トン車のパッカー車が2トンごみを積んだ場合ということなんです。ただ、パッカー車は、今もそうですけれども、決して2トン車が2トン満載するということはありません。大体これの半分程度というふうになっています。それならば、この今言っている台数も大きく変わってきますし、2倍、3倍、3.5倍ぐらいというのは変わりませんけれども、こういった状況をやはりもう一度しっかりと考えていただきたい。 このときに賛成していた議員はもうほとんどおられませんし、それから、そのときの市長も副市長もおられません。このことを私たちが本当にちゃんともう一度理解を深めていく、状況をしっかり見ていく、先々禍根を残さないような状況であるかどうかという判断をしていくということは、私は非常に今やらなければならないことかと思います。こういった状況の中、また8億円近いお金を私たちのまちが市単独でやっていくということは非常に無理があるというふうに思います。施設が小さくなっても、ごみ焼却施設が小さくなっても性能のいいものができるということを私は再々市の方から説明を受けてきました。こういったことを本当にやっていいのかどうか、もう一度考えていただきたい。これは私は絶対に反対します。そして、早くこの事業を止めていただきたいというふうに思っています。 以上です。
○
松村博司議長 次に、原案賛成者の発言を許します。 ほかに討論はありませんか。 原案反対者の発言を許します。 (挙手する者あり)
○
松村博司議長 12番、青木綱次郎議員。
◆青木綱次郎議員 日本共産党京田辺市会議員団の青木綱次郎でございます。ただいま議題となっております議案第50号、京田辺市
都市公園条例の一部改正について並びに議案第53号、京田辺市
公共下水道使用料徴収条例の一部改正について、議案第57号、令和2・3・4年度
継続施行可燃ごみ広域処理施設敷地粗
造成工事請負契約についての3件に対し、議員団を代表して反対討論を行います。
都市公園条例改正案は、2022年4月より、田辺中央体育館、田辺公園野球場、テニスコート、防賀川公園コート、田辺公園プールの使用料を引き上げるものです。その理由として、田辺中央体育館の空調設備導入や夜間照明のLED化、人工芝などの大規模改修を進めるために利用者負担が必要とされております。委員会審議において、市は、料金改定による利用者負担について、年間で、有料公園施設では約780万円、田辺公園プールは300万円の増加を見込んでいるとの答弁でありました。京田辺市スポーツ推進計画では、スポーツを文化の一つと位置づけて、特定のスポーツ愛好者のためのものだけではないとしております。この点に照らして、市民が生涯にわたって安全で気軽にスポーツに親しめるように、できるだけ安価にすべきであります。 また、料金改定についてパブリックコメントを実施することを求めたのに対して、市は、体育協会や利用団体を始め、スポーツ推進審議会でもご議論いただいたので、パブリックコメントを実施する予定はないとの答弁でありました。施行までに1年以上もあり、最大で現行の2倍もの料金引上げを実施するのなら、市民の意見をしっかりと聞くべきであります。 なお、施設改修の実施計画について、市はできるだけ年次計画を立てて速やかに改修を行っていくように努力したいとしていますが、施設改修を理由に引上げを提案しているのにもかかわらず、改修計画もなしに料金引上げを実施することには、到底市民の理解は得られません。 次に、京田辺市
公共下水道使用料徴収条例の一部改正についてであります。同議案では、2021年7月から下水道料金を現在の1.4倍に引き上げるとしております。料金改定による市民負担は年間で約2億5,000万円から3億円になる見通しです。今回の料金改定の背景には、国が2014年8月に出した総務省通知「公営企業の経営に当たっての留意事項」にそのまま従っていることがあります。本市では、18年4月に下水道事業会計を公企業会計方式に移行したことに伴い、公企業会計は独立採算が原則、下水・汚水処理費用は使用料金で賄うべきとして、一般会計から繰り入れた額を一気に半分近く減らし、そのために生じた資金不足を解消するために料金収入を引き上げるものになっております。17年度の住民1人当たりの繰入額は、府内14市のうちで、多い方から9番目でしたが、18年度には13番目までに後退をしております。 そもそも京田辺市水道事業及び下水道事業の設置等に関する条例の第1条では「下水を排し、処理することにより、公衆衛生の向上に寄与し、併せて公共用水域の水質の保全に資する」ことを目的とした事業であるとし、第2条では「常に企業の経済性を発揮するとともに、公共の福祉を増進するように運営されなければならない」となっております。市民が生活する上で、下水道事業は欠かせない事業であると同時に、特に公共の福祉の役割が重要であります。だからこそ国や自治体の財政負担があって当然であり、市民の暮らしが厳しい中、一般会計の繰入れを減らし、その分を市民の負担に求めることはすべきではありません。市民へ負担を求めるのではなく、市民の暮らしを守る立場に立つことが自治体本来の役割であることを指摘しておきます。 次に、可燃ごみ広域処理施設敷地粗
造成工事請負契約についてであります。これまで市の説明では、敷地造成工事費用については約26億円とされていましたが、同議案では、粗
造成工事請負契約7億8,320万円となっております。その理由について委員会審議で質疑をしたのに対し、市は、19年2月に、事業用地、道路用地を含めた整備費用の見込みとして、概算26億円として説明してきた。その後、環境影響評価が進められ、環境保全措置の計画など、設計の熟度が上がってきた。また、粗造成で発生する建設残土の流用先等の調整が決まり、7億8,320万円になったとの答弁がありました。以前から指摘をしておりますが、これらの粗造成の費用を全て京田辺市が負担をするのは問題であります。新ごみ焼却施設の建設は枚方市と京田辺市の共同事業であり、焼却場本体の整備事業だけでなく、施設に関わる用地取得や粗造成についての費用及び、アクセス道路は市道とせずに施設専用道路として、維持管理を行っていく費用負担などを枚方京田辺環境施設組合としての事業とし、両市がそれぞれ応分の負担をすべきであります。 以上のことを指摘し、反対討論といたします。
○
松村博司議長 次に、原案賛成者の発言を許します。 ほかに討論ありませんか。 (「なし」と言う者あり)
○
松村博司議長 討論なしと認めます。これで討論を終わります。 それでは、議案第49号、京田辺市
地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正についての件を電子表決により採決いたします。 本件に対する
委員長報告は可決とするものです。本件は原案のとおり決することに賛成する議員は
賛成ボタンを、反対する議員は
反対ボタンを押してください。 押し忘れはありませんか。 (「なし」と言う者あり)
○
松村博司議長 押し忘れなしと認め、確定いたします。賛成全員であります。よって本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第50号、京田辺市
都市公園条例の一部改正についての件を電子表決により採決いたします。 本件に対する
委員長報告は可決とするものです。本件は原案のとおり決することに賛成する議員は
賛成ボタンを、反対する議員は
反対ボタンを押してください。 押し忘れはありませんか。 (「なし」と言う者あり)
○
松村博司議長 押し忘れなしと認め、確定いたします。賛成多数であります。よって本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第51号、京田辺市水道事業及び下水道事業の設置等に関する条例の一部改正についての件を電子表決により採決いたします。 本件に対する
委員長報告は可決とするものです。本件は原案のとおり決することに賛成する議員は
賛成ボタンを、反対する議員は
反対ボタンを押してください。 押し忘れはありませんか。 (「なし」と言う者あり)
○
松村博司議長 押し忘れなしと認め、確定いたします。賛成全員であります。よって本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第53号、京田辺市
公共下水道使用料徴収条例の一部改正についての件を電子表決により採決いたします。 本件に対する
委員長報告は可決とするものです。本件は原案のとおり決することに賛成する議員は
賛成ボタンを、反対する議員は
反対ボタンを押してください。 押し忘れはありませんか。 (「なし」と言う者あり)
○
松村博司議長 押し忘れなしと認め、確定いたします。賛成多数であります。よって本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第57号、令和2・3・4年度
継続施行可燃ごみ広域処理施設敷地粗
造成工事請負契約についての件を電子表決により採決いたします。 本件に対する
委員長報告は可決とするものです。本件は原案のとおり決することに賛成する議員は
賛成ボタンを、反対する議員は
反対ボタンを押してください。 押し忘れはありませんか。 (「なし」と言う者あり)
○
松村博司議長 押し忘れなしと認め、確定いたします。賛成多数であります。よって本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第59号、京田辺市道路線の認定についての件を電子表決により採決いたします。 本件に対する
委員長報告は可決とするものです。本件は原案のとおり決することに賛成する議員は
賛成ボタンを、反対する議員は
反対ボタンを押してください。 押し忘れはありませんか。 (「なし」と言う者あり)
○
松村博司議長 押し忘れなしと認め、確定いたします。賛成全員であります。よって本件は原案のとおり可決されました。
○
松村博司議長 次に、日程第16、議案第60号、令和2年度京田辺市
一般会計補正予算(第7号)の件及び日程第17、議案第61号、令和2年度京田辺市
介護保険特別会計補正予算(第1号)の件、以上2件を一括議題といたします。 これら2件につきましては、定例会初日に提案理由説明及び質疑が終了しています。 これから討論を行います。討論はありませんか。 まず、原案反対者の発言を許します。 (挙手する者あり)
○
松村博司議長 2番、吉高裕佳子議員。
◆吉高裕佳子議員 市民とともに歩む女性議員の会の吉高裕佳子です。ただいま議題となっています令和2年度
一般会計補正予算(第7号)の中で、特に教育費の中学校給食施設新築工事設計事業が継続費補正として上げられていることについて、会派を代表し、反対の立場で討論します。 この中学校給食の実施については、一般質問でも申しましたが、センター方式に決まるまでの過程が不透明であり、会議録もない中で、いまだにどのようにして決められたのか市民には全く伝わっていません。今年の9月から10月に実施された京田辺市中学校給食基本計画(案)に対するパブリックコメントでは、そうした不信感も重なり、建設予定地が浸水想定区域内であることの不安と疑問、そして、自校親子方式を望む多数の声が出ました。浸水想定区域についてのパブリックコメントに対する教育委員会の考え方は一辺倒で、丁寧とは言えず、市民にとって納得できるものではありませんでした。ハザードマップについての教育委員会の見解は、住民の避難行動につなげるものであり、建物の建設や土地利用を制限するものではない、樋門の整備や堤防の強化等でリスクは低いとするものでした。しかしながら、市民にハザードマップを配布している意味は、住民に、ここは浸水する可能性があるから避難をするというように促すものです。その一方で、リスクは極めて低いから建ててもよいとするのは、やはり市民とすれば納得できるものではありません。 そうしたこともあり、学校給食センターの災害対応機能も、計画案では修正されたものの、内容が明確でなく、不十分な計画案となっています。このままの状況で事業が進められていくことに市民も不安と疑問を感じています。建設予定地が浸水想定区域であることの整合性の説明が不十分であり、具体的な安全策が示されていないことから、事業を進める前に必要なことは、近隣住民を含む全市民への丁寧な説明だと思います。重ねて申しますが、説明会を開き、納得をしていただき、皆が安心できる学校給食を目指すべきです。 以上のことを指摘し、反対討論とします。
○
松村博司議長 次に、原案賛成者の発言を許します。 (挙手する者あり)
○
松村博司議長 11番、増富理津子議員。
◆増富理津子議員 日本共産党
京田辺市議会議員団の増富理津子です。議員団を代表しまして、ただいま議題になっております議案第60号、令和2年度京田辺市
一般会計補正予算(第7号)について、賛成の立場で討論を行います。 本補正予算は、新型コロナウイルス感染症への対応や委員会審議のインターネット中継実施などの予算が計上されているものであり、コロナ禍での市民生活の現状と実態から必要なものであり、賛成するものです。本予算には、新型コロナウイルス対策として、入所・通所施設を利用する要介護高齢者の希望者にPCR検査費用の一部を補助することや、陽性者が確認された市公共施設、民間教育・福祉施設等で、保健所が検査する濃厚接触者以外の職員のPCR検査費用を助成する措置などが盛り込まれていることです。「コロナ感染症の防止が一番の経済対策」と日本医師会会長発言にもあるように、社会的検査、防疫的検査の拡充が必要であることは明らかです。 神戸市では、特別養護老人ホーム等の職員を対象に、全員公費で、三、四カ月に1度の定期的なPCR検査を実施することを決めました。1人1回限りとせず、定期的検査の実施等、さらなる検査の拡充を求めます。また、国の責任において、医療機関、高齢者施設等への一斉検査、定期検査を行うよう、市として強く国へ要望することを求めます。 次に、中学校給食施設等の基本計画及び実施計画の債務負担行為が計上されています。中学校給食実現は市民の長年の要望です。しかし、9月7日から行われた中学校給食基本計画(案)のパブリックコメントでは、市民の関心の高さを示す多くの意見が寄せられました。実施方式や建設候補地の選定への疑問や意見が多くありました。これまで市民への説明がされず、推進されてきて、パブリックコメントで突然提案が出されたことによるものです。市民の声にしっかり向き合い、文書での回答だけではなく、丁寧に説明を行うべきです。基本計画及び実施計画をつくっていく上でも、説明会の開催を求めます。 以上2点を指摘し、賛成討論とします。
○
松村博司議長 ほかに討論はありませんか。 (「なし」と言う者あり)
○
松村博司議長 討論なしと認めます。これで討論を終わります。 それでは、議案第60号、令和2年度京田辺市
一般会計補正予算(第7号)の件を電子表決により採決いたします。 本件は原案のとおり決することに賛成する議員は
賛成ボタンを、反対する議員は
反対ボタンを押してください。 押し忘れはありませんか。 (「なし」と言う者あり)
○
松村博司議長 押し忘れなしと認め、確定いたします。賛成多数であります。よって本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第61号、令和2年度京田辺市
介護保険特別会計補正予算(第1号)の件を電子表決により採決いたします。 本件は原案のとおり決することに賛成する議員は
賛成ボタンを、反対する議員は
反対ボタンを押してください。 押し忘れはありませんか。 (「なし」と言う者あり)
○
松村博司議長 押し忘れなしと認め、確定いたします。賛成全員であります。よって本件は原案のとおり可決されました。
○
松村博司議長 次に、日程第18、請願第1号、京田辺市の子どもたちの健康と安全を守り、ゆきとどいた教育を求める請願の件を議題といたします。 本件に関し、委員長の報告を求めます。 (挙手する者あり)
○
松村博司議長 田原延行文教福祉常任委員長。
◆
田原延行文教福祉常任委員長 委員長の田原延行でございます。ただいま議題となりました日程第18、請願第1号、京田辺市の子どもたちの健康と安全を守り、ゆきとどいた教育を求める請願につきましては、去る12月15日に開会しました
文教福祉常任委員会で審査を行いましたので、報告いたします。 まず、紹介議員及び参考人から趣旨説明があった後、質疑を行いました。参考人に対し、コロナ禍にあって、少人数学級に向けての現状はという質疑があり、学校現場ではソーシャルディスタンスがとれない現状がある、教室で35人以上の生徒数では危険、1クラス20人程度学級数が望ましいという答弁がありました。 次に、トイレ掃除の状況はという質疑があり、新型コロナ感染のおそれがあり、業者に委託しているという答弁がありました。 次に、執行部に対し、質疑を行いました。就学援助を受けている世帯の実態とコロナ禍での支援状況はどう変化しているのかという質疑があり、要保護・準要保護世帯に対して学用品や給食費の就学援助を行っている。昨年度の人数と比べて1割ほど増加しているが、新型コロナ感染が広がると同時に追加申請を受け付けしたが、新たな認定となった方はいない状況との答弁がありました。 次に、トイレの洋式化の状況はとの質疑に対し、学校施設の長寿命化計画における大規模改修の中で行う予定との答弁がありました。 次に、少人数学級の実施状況はとの質疑に対し、京都式少人数教育制度を活用して、全ての小学校で少人数学級を採用している。ただし、規模の大きい学校については、少人数学級にしても30人を超えることも出てくるとの答弁がありました。 この後、委員間討議を行いました。採決の結果、賛成少数により不採択とすべきものと決しました。 以上で報告を終わります。
○
松村博司議長 これで委員長の報告を終わります。 ただいまの
委員長報告に対する質疑を行います。質疑はありませんか。 (「なし」と言う者あり)
○
松村博司議長 質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 これから討論を行います。
委員長報告では不採択ということですので、賛成、反対の順に発言を許します。 討論はありませんか。 まず、原案賛成者の発言を許します。 (挙手する者あり)
○
松村博司議長 11番、増富理津子議員。
◆増富理津子議員 日本共産党京田辺市会議員団の増富理津子です。議員団を代表しまして、ただいま議題になっております請願第1号、京田辺市の子どもたちの健康と安全を守り、ゆきとどいた教育を求める請願について、賛成の立場で討論を行います。 請願は、901名の署名と一緒に議会に提出されたものです。請願項目は4項目です。 第1項目は、「安心・安全な少人数学級(20人程度)をすみやかに実現するように、国・府に働きかけてください」というものです。参考人からは、新型コロナウイルス感染拡大が終息しない中、6月から学校での授業が再開された。コロナ対策で距離をとるようにしているが、1教室に30人の児童がいると、机を離しても、口と口との間の距離を1メートルにするのが精いっぱいで、教室がいっぱいになることや、教室内のスペースもなくなり、給食配膳用の机を廊下に出して、廊下で配膳して運んでいる。また、35人から40人では、少し動くとソーシャルディスタンスをとることが難しいなど、密を避けるための具体的な取り組みの現状が話されました。 委員からの質問に、少人数グループ学習にしても、担任しているクラスは35人いるので、グループ数が多くなって、グループ間での交流や集約の時間が短くなってしまうこと、また、再開直前の5月終わりに地域別の分散登校をした際には、授業はなくても、子ども一人ひとりに丁寧に話をすることができ、教員間でも「やっぱり人数が少ないといいよね」と話していたことなども紹介されました。 教育委員会からは、コロナのことも含め、今後の教育に対応していくためには、少人数学級、少人数教育は必要。本市でも京都式少人数授業に取り組んでいる。子どもたちの実態に応じた教育方法を進めていきたいと答弁がありました。政府も、40年ぶりに、これまで40人学級としてきた義務教育標準法の改正の方針を示し、小学校で35人学級を進める方向を打ち出しました。また、京都府議会では、12月議会で、義務教育における30人学級の推進を求める意見書が全会一致で可決されました。 現在、京田辺市では、30人以上の学級は全体の40%、中学校は全てが30人以上の学級になっています。コロナ禍で、子どもたちはストレスや不安で心の負担が重くなっています。一人ひとりの子どもを大切にし、教育を保障することができる少人数学級の実現が急がれます。 第2項目は、「学校のトイレの洋式化を進め、清掃業者に委託してください」というものです。参考人からは、洋式トイレは、各校舎、各階に1カ所の配置となっているが、日常生活では洋式トイレの利用がほとんどである環境の中、洋式トイレの前に列ができる、我慢できなくて失敗してしまう、学校で初めて和式トイレを見たという子どもがいたことなど、子どもの実態に合っていないトイレ状況であることや、定期的な専門業者による清掃が3年に1回で、清掃していただける人をつくれず、教師が行っている学校もあり、教師負担が増えている。新型コロナウイルスの感染リスクが高いトイレ清掃は専門業者に委託してほしいとの声が強いことが語られました。 教育委員会からは、洋式化は、配管工事やトイレブースの拡張が必要となり、学校施設の長寿命化計画の中で位置づけている。大規模改修時だけでなく、前倒しで行うことも検討していくとの答弁がありました。トイレの整備は学校生活に欠かせないものです。大規模改修待ちにせず、子どもたちが気持ちよくトイレが使える環境の整備を進めるべきです。 第3項目は、「避難所としても使う学校の体育館の空調化を進めてください」というものです。参考人からは、指定避難所となる体育館は、夏には大変暑く、冬には底冷えするほど寒い。今年はプール授業もなく、夏の異常な暑さの中、熱中症が懸念され、授業での体育館使用を変更するなど、弾力的な運用に努力している様子が伝えられました。災害時の避難所の生活環境の改善という面からも、また、教育環境の一層の充実を図るという意味からも、体育館の空調化は必要です。 第4項目は、「給食費や教材費を無償にするなど、保護者負担を軽減するため、市独自の財政措置をとってください」というものです。参考人からは、新型コロナウイルス感染拡大により、学校が休業中は給食が食べられない子ども、食べていても、内容は大変な状況だったようで、給食の役割の大切さを感じた。義務教育は無償とされている。ぜひ給食費の無償化を京田辺でも行ってほしいと語られました。紹介議員からは、給食費の無償化は全国では82自治体に広がっている。府下では、伊根町、笠置町、井手町、和束町、南山城村が無償になっている状況。また、明石市での無償化の取り組みなども紹介されました。 教育委員会は、教育費負担の軽減について、低所得層には就学援助制度があり、対応できているとするものでした。世界でも、日本の教育費は非常に高く、子育て世代の生活の負担を重くしています。コロナ禍での急激な経済状況の悪化の中、給食を教育の一環として位置づけ、無償化へ行政の支援が必要です。 以上、いずれの項目も、京田辺市の未来を担う子どもたちがよりよい環境の中で学び、豊かに成長できるように改善を求める要望です。議員の皆さんの賛同をお願いいたしまして、賛成討論といたします。
○
松村博司議長 次に、原案反対者の発言を許します。 ほかに討論はありませんか。 (「なし」と言う者あり)
○
松村博司議長 討論なしと認めます。これで討論を終わります。 それでは、請願第1号、京田辺市の子どもたちの健康と安全を守り、ゆきとどいた教育を求める請願の件を電子表決により採決いたします。 本件に対する
委員長報告は不採択とするものです。本請願を採択とすることに賛成する議員は
賛成ボタンを、反対する議員は
反対ボタンを押してください。 押し忘れはありませんか。 (「なし」と言う者あり)
○
松村博司議長 押し忘れなしと認め、確定いたします。賛成少数であります。よって本件は不採択とすることに決しました。 会議の途中ですが、換気、マイク消毒のため、この際、休憩いたします。午後2時40分から会議を開きます。
△休憩 午後2時30分
△再開 午後2時40分
○
松村博司議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。 次に、日程第19、意見書案第7号、
日本学術会議会員への任命拒否の撤回を求める意見書の件を議題といたします。 提出者から提案理由の説明を求めます。 (挙手する者あり)
○
松村博司議長 12番、青木綱次郎議員。
◆青木綱次郎議員 日本共産党
京田辺市議会議員団の青木綱次郎でございます。意見書の案文を読み上げて、提案説明に代えさせていただきます。
日本学術会議会員への任命拒否の撤回を求める意見書(案)。 菅首相は、
日本学術会議第25期会員任命に際し、
日本学術会議から推薦された105名の会員候補のうち6名の任命を拒否した。これに対し、学術、科学分野だけでなく、様々な分野の団体から抗議の声があげられている。 菅首相の人事権を口実にした今回の任命拒否は、科学者が戦争に動員された戦前の反省から憲法に規定された「学問の自由」や「政府からの独立性」、
日本学術会議法の「推薦に基づいて任命する」との規定から逸脱している。また、過去の
日本学術会議法改定の際の国会審議で「首相の任命権は形式的なものである」、「推薦された者をそのまま全員任命する」という答弁を、恣意的に覆すものである。 任命拒否が明らかになって以降、菅首相は6名の任命拒否の理由を具体的に示すこともなく、「総合的、俯瞰的な活動を確保する観点から判断」、「バランスや多様性を考慮」など、抽象的で事実とも異なる発言を繰り返し、さらには「事前の調整がなかった」と
日本学術会議に責任を転嫁し、露骨な政府介入まで肯定する発言までしていることは許されない。 平和的復興、福祉に貢献し、学問の進歩に寄与することが目的の
日本学術会議は、時の権力に左右されない独立した機関である。自立性や独立性を保つことは、多様な角度から真理を追究する学術研究を発展させ、社会全体が科学の成果を享受するために欠かせないものである。菅首相による任命拒否は、学問の自由と人類の平和に努力する
日本学術会議の原点を踏みにじるものに他ならない。 さらに
日本学術会議に対する不当な介入は、「学問の自由」にとどまらず「言論・表現・思想信条の自由」をも揺るがすもので、市民活動に重大な悪影響を及ぼしかねない問題である。 よって、国におかれては、速やかに、6名の会員候補への任命拒否を撤回し、
日本学術会議より推薦をされた
会員候補全員の任命をされるよう、強く求めるものである。 以上、
地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 以上が意見書の案文でございます。議員皆様方のご賛同をお願いいたしまして、提案説明とさせていただきます。
○
松村博司議長 これで提案理由の説明を終わります。 これから質疑を行います。質疑はありませんか。 (「なし」と言う者あり)
○
松村博司議長 質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 お諮りいたします。本件につきましては会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。ご異議ございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○
松村博司議長 ご異議なしと認めます。よって本件は委員会付託を省略することに決しました。 これから討論を行います。討論はありませんか。 (「なし」と言う者あり)
○
松村博司議長 討論なしと認めます。これで討論を終わります。 それでは、意見書案第7号、
日本学術会議会員への任命拒否の撤回を求める意見書の件を電子表決により採決いたします。 本件は原案のとおり決することに賛成する議員は
賛成ボタンを、反対する議員は
反対ボタンを押してください。 押し忘れはありませんか。 (「なし」と言う者あり)
○
松村博司議長 押し忘れなしと認め、確定いたします。賛成少数であります。よって本件は否決されました。
○
松村博司議長 次に、日程第20、
委員会調査報告についての件を議題といたします。
総務常任委員会の報告を求めます。 (挙手する者あり)
○
松村博司議長 久保典彦総務常任委員長。
◆
久保典彦総務常任委員長 委員長の久保典彦でございます。
総務常任委員会の
所管事務調査報告を行います。 調査事項は、令和元年6月議会から取り組んできました性の多様性に対応した社会についてと防災・減災についての2件です。議員の皆様には報告書を配付しておりますので、簡潔にご報告いたします。 まず、性の多様性に対応した社会についてですが、当委員会では、この間、性的少数者の当事者との懇談や、同性パートナーシップ制度を導入した東京都中野区への視察、執行部への質疑、委員間討議などを行い、中間報告書と今回の報告書にまとめました。令和2年度は、当事者の方との懇談として、8月28日に、大阪府大東市の同性パートナーシップ制度の最初の利用者である方を招いて、研修も重ねて実施いたしました。また、令和2年6月議会、12月議会では、執行部に対し、その取り組み状況や今後の方針などについて質疑を行いました。それらを踏まえ、報告書では2つの提言をしております。 1つ目の提言は、「LGBT」や「SOGI」などの用語の理解を深めるだけにとどまらず、全ての人が多様な性の当事者であることを明確にし、性的少数者の方が自分らしく生きることに障がいがなく、尊重されていると感じられる社会に向け、多くの市民の理解を深める啓発活動に取り組むことです。学校教育における取り組みは特に重要であり、教育委員会を始めとした市行政全般にわたっての取り組みを求めます。そして、
京田辺市議会においても、この観点を踏まえた取り組みを進めていくべきであります。 2つ目の提言は、性的少数者の方が、当人の性的指向や性自認に関わらず、自由に伸び伸びと生きることができる社会を築く上で、同性婚制度が法的に整備されていないことは大きな課題となっている下で、執行部に対し、京田辺市において、市民の理解を深める取り組みと併せて、一日も早く同性パートナーシップ制度が導入されるよう、提言をいたします。 次に、防災・減災について報告します。 調査事項は、防災広場と地域防災力の向上の2点について、担当部局への事務調査や管外視察研修、委員間討議を行いました。 防災広場については、担当部局への事務調査や、東京都福生市の防災食育センターへの管外視察を行いました。総括として、コロナ後の検討課題として、避難所や備蓄の在り方を再検討することや、非常用発電装置の設置など、自立的なエネルギーの確保等、災害時に住民を守り、支える施設としての整備の充実を望むとしました。 地域防災力の向上については、担当部局の事務調査と議員研修会で見識を深めました。総括としましては、災害を我が事と捉え、平時に備えられるかが重要であり、住民一人ひとりの災害時行動計画であるマイ・タイムラインの作成が有効です。このことから、まずは住民に周知徹底すること、そして、マイ・タイムラインの作成と、地域の防災マップを見直し、併せて、避難訓練の実施、要配慮者
情報の見直しを継続的に行うことで、地域防災力の向上を目指し、誰一人取り残さない、人に優しく、災害に強いまちとなることを期待しています。 以上、報告を終わります。
○
松村博司議長 これで委員長の報告を終わります。 ただいまの
委員長報告に対する質疑を行います。質疑はありませんか。 (「なし」と言う者あり)
○
松村博司議長 質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 これで
総務常任委員会の報告を終わります。 次に、建設経済常任委員長の報告を求めます。 (挙手する者あり)
○
松村博司議長 岡本亮一建設経済常任委員長。
◆
岡本亮一建設経済常任委員長 委員長の岡本亮一でございます。
建設経済常任委員会の
所管事務調査報告を行います。 調査事項は、農業振興についてであります。令和元年6月から令和2年12月までの1年半にわたり、調査や委員間討議を重ねてきました。議員の皆様には報告書を配付しておりますので、簡潔にご報告いたします。 令和元年11月には、若手農業従事者との意見交換会、令和2年2月には、都市農業への取り組み調査として、東京都西東京市への管外行政視察を実施してまいりました。 若手農業従事者との意見交換会では、本市を代表する生産者7名にお集まりいただき、新規就農や農業収益、流通販売、6次産業化など、多岐にわたり、課題や将来への展望、市への要望などをお聞きして、意見交換させていただきました。その中で、新規就農のためには資金面や技術的な支援が求められていました。また、ネット販売など、JAだけに頼らない販売・流通など、販路の開拓を模索されておりました。市への要望では、生産者が消費者と顔を合わせながら販売できるような施設を整備してほしいというものが多くありました。 管外行政視察では、東京都の西東京市を訪れ、都市農業と農業の魅力発信について調査を行いました。西東京市は、典型的な都市型農業で、農地や農業従事者の減少などの課題があります。同市は、観光産業との連携で、パンフレット作成や、近隣4市と企業が連携した農業体験ツアーの企画などに取り組んでおられます。また、農産物販売車両「ファームカー」を整備し、農産物の販売促進と農業の魅力発信に市を挙げて取り組んでおられることは参考になりました。 最後に、委員間討議を行った結果を総括としてまとめ、農業振興についての提案を行っております。今後の農業振興、近郊農業の在り方の参考としていただくことをお願いいたしまして、農業振興についての
所管事務調査報告といたします。 以上で報告を終わります。
○
松村博司議長 これで委員長の報告を終わります。 ただいまの
委員長報告に対する質疑を行います。質疑はありませんか。 (「なし」と言う者あり)
○
松村博司議長 質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 これで
建設経済常任委員会の報告を終わります。 以上で
委員会調査報告についての件を終わります。
○
松村博司議長 次に、日程第21、閉会中の継続審査・調査申し出についての件を議題といたします。 文教福祉常任委員長、建設経済常任委員長、議会運営委員長、広報編集特別委員長及び議会改革特別委員長から、会議規則第111条の規定により、閉会中の継続審査・調査申し出があります。 お諮りいたします。文教福祉常任委員長、建設経済常任委員長、議会運営委員長、広報編集特別委員長及び議会改革特別委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査・調査とすることにご異議ございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○
松村博司議長 ご異議なしと認めます。よってそのように決しました。 ここで市長から挨拶の申し出がありますので、これをお受けしたいと思います。 (挙手する者あり)
○
松村博司議長 上村市長。
◎上村市長 令和2年第4回
京田辺市議会定例会の閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。 まず、新型コロナウイルス感染症に関し、市民の皆様には、これまでから、ご家庭を始め、身の回りにおいて感染拡大防止に取り組んでいただいておりますことに厚く御礼を申し上げます。また、医療・介護等従事者の皆様におかれましても、感染拡大防止のために日夜ご尽力いただいておりますことに感謝を申し上げます。市民の皆様におかれましても、これから年末年始を迎え、引き続き医療・介護現場の最前線で懸命に従事くださる方々に敬意と感謝の気持ちをお持ちいただければと思います。そして、医療・介護等従事者の皆さんが安心して現場で従事できるよう、また、その家族と家庭が守られるよう、応援を頂きますようにお願い申し上げます。 さて、本市では、今月8日に、同志社大学ラグビー部合宿寮に居住する学生の集団感染が判明をいたしました。感染者のほとんどが無症状か軽症でございまして、既に厚生労働省の基準に合致し、退院された方もおられますが、同じ空間で生活をするという合宿寮の特性から、陰性から陽性となったケースも見受けられております。しかし、判明以後、京都府並びに保健所において濃厚接触者の把握などの積極的疫学調査を進められた結果、現在のところ、新たな広がりは確認しておりません。感染された皆さんには、一日でも早く快復されますよう、安心して療養していただきたいと思います。そして、感染が全国拡大する中では、誰もが感染者や濃厚接触者になる可能性がありますことから、感染者やそのご家族等の人権尊重と
個人情報保護に関し、十分なご理解とご配慮をお願いいたします。さらに、大学や職員、在学生に対しましても、差別や偏見、誹謗中傷など、誰もが人権侵害につながる行動をとることがないように重ねてお願い申し上げます。 また、11月下旬以降、京都府内では、飲食に起因する感染や、大学生、65歳以上高齢者の感染が増加傾向にございます。それを受けて、12月9日に、京都府から感染拡大防止に向けた緊急要請が出されました。さらに、重症患者数も高い水準で推移しておりますことから、重症患者を受け入れる医療機関からは、危機的状況にあるとの緊急声明も出されたところです。京都府によりますと、家族や職場への感染拡大が見られる二次感染まで含めますと、その約25%が会食を起因とした感染であることが分かっております。本市では、大学生を中心とした若者の感染や、感染した同居家族等に由来する二次感染を警戒する状況が続いております。これらの状況を踏まえ、さらなる感染拡大を防ぐためにも、3密の回避や基本的な感染症対策の徹底に加えまして、食事の際の会話は、飲酒の有無や昼夜・場所を問わず、感染のリスクが高まりますことから、これから感染拡大後初めての年末年始を迎えるに当たり、改めて飲食機会での感染拡大防止の徹底をお願いしたいところでございます。そして、室内外の寒暖差や気温の変化による日々の体調管理にも十分ご留意を頂きたいと思います。 本市といたしましても、引き続き京都府や関係機関と連携し、さらに、大阪都市圏への利便性が高い本市の地理的特性を踏まえるならば、JR学研都市線沿線自治体での感染状況も十分注視していきながら、効果的な啓発等を行うなど、全力で感染拡大防止に取り組んでまいります。 さて、本定例会は、11月30日から25日間にわたり熱心にご審議を頂き、各議案につきましてご議決を頂き、また、令和元年度決算につきましても認定を頂きましたことに心から御礼を申し上げます。 一般質問並びに各常任委員会の審査において頂きましたご意見につきましては、各所属において再度確認の上、可能な限り市政に反映させてまいりたいと考えております。 さて、令和2年も、本日を含め、残り8日となりました。今年の冬は比較的暖かい天候が続いており、振り返ってみましても、全国的に自然災害が少ない1年でございました。しかし、冒頭でも申し上げましたように、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大により、社会の様相が一変をいたしました。職場や学校などの休業措置だけでなく、さまざまな行事やイベントが中止されるなど、これまで当たり前であった日常が当たり前でなくなってきた中で、ウィズコロナ社会を受け入れ、新たな生活様式という文化が生まれたように、世の中の様相に合わせて、既成概念にとらわれずに、必要に応じて変化させなければならない重要性に気づかされた1年でもありました。 迎える来年、令和3年につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響が続くことを想定しながら、市民サービスの向上や新しい生活様式の定着に向けた取り組みを進めていきますとともに、市民との連携の下に、第4次総合計画に掲げる事業を着実に推進してまいりたいと考えております。また、各種イベント等につきましても、先行き不透明な中ではございますが、しっかりと感染症対策を行った上で、各スポーツやイベントの特性に合わせた工夫を凝らして取り組みを進めてまいりたいと思っております。 次に、年末年始の諸行事でございますが、自主防災組織や消防団の年末警戒につきましては、規模を縮小し、27日まで行われます。また、年が変わりまして1月には、感染症対策を徹底いたしまして、新たな生活様式の下で、消防出初め式や成人式を予定しております。議員各位におかれましても、引き続き京田辺市の発展に向けたご支援とご協力を賜りますようにお願い申し上げます。 最後になりましたが、皆様には、この1年間、京田辺市発展のためご尽力いただきましたことに感謝を申し上げます。市議会におかれましても、新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた議会運営でありましたり、緊急経済対策に関する専決処分など、さまざまにご理解とご協力を頂きましたことを改めて御礼申し上げます。どうか皆様におかれましてはすがすがしい新年を迎えられることを祈念いたしまして、閉会に当たってのご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
○
松村博司議長 ここで、私からも、12月定例会の閉会に当たり、一言ご挨拶を申し上げます。 本年も年の瀬を迎え、特別の緊急の案件がない限り、本日をもって納めの議会となります。今期12月定例会は、11月30日に開会し、本日までの25日間にわたり、議員各位に熱心なご審議を頂き、本日ここに閉会する運びとなりました。 さて、この1年を振り返ってみますと、今年は新型コロナウイルスの対応に追われた1年間であったように思います。世界的にも未曽有の危機とも言われる状況下、新しい生活スタイルの始まりであったように思います。本市においても、感染者が府内で3番目に多い状況となっており、今日におきましても依然として感染者が発生しているのが現状でございます。いつ我が身か、誰もが感染するリスクがあるものとして、強く危機管理意識を持つことが必要であります。 また、過日、幹事会におきまして議員全員にお願いいたしました議員の年末年始の外出の自粛であります。現在も厳しいコロナ禍にあり、不要不急の要件がない限り、ご徹底をお願いする次第であります。こうした中においても、議会機能をしっかりと保持し、市民の皆様方の代表として、その信託に応え、多くのご意見を市政に反映できるよう、議会議員一同、全力で取り組んでいく所存であります。 本年も残すところあと7日間となりましたが、皆様方には、年末年始にかけ、くれぐれもお体にご自愛いただき、輝かしい新年を健やかに迎えられますことを祈念し、閉会のご挨拶といたします。 以上で今期定例会の日程は全部終了いたしました。 これをもちまして令和2年第4回定例会を閉会いたします。 大変ご苦労さまでございました。
---------------------------------------地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。 議長 松村博司 署名議員 片岡 勉 署名議員 橋本善之...