京田辺市議会 > 2019-12-25 >
12月25日-05号

  • 片耳難聴(/)
ツイート シェア
  1. 京田辺市議会 2019-12-25
    12月25日-05号


    取得元: 京田辺市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-26
    令和 元年 12月 定例会(第4回)       令和元年第4回京田辺市議会定例会会議録             (第5号)会議年月日  令和元年12月25日会議の場所  京田辺市議会 議場開議閉会日時及び宣告  開議      令和元年12月25日 午後1時30分  閉会      令和元年12月25日 午後3時14分  宣告者     開議閉会共 議長  松村博司出席、欠席議員及び欠員  出席      18名  欠席       2名  欠員       0名              凡例   ◯ 出席を示す                   ▲ 欠席を示す議席番号    氏名      出席等の別  1    吉高裕佳子     ◯  2    片岡 勉      ◯  3    秋月健輔      ◯  4    向川 弘      ◯  5    長田和也      ◯  6    榎本昂輔      ◯  7    久保典彦      ◯  8    岡嶋一晃      ◯  9    次田典子      ◯ 10    南部登志子     ◯ 11    上田 毅      ◯ 12    河田美穂      ▲ 13    岡本亮一      ▲ 14    青木綱次郎     ◯ 15    増富理津子     ◯ 16    菊川和滋      ◯ 17    河本隆志      ◯ 18    橋本善之      ◯ 19    田原延行      ◯ 20    松村博司      ◯会議録署名議員  6番   榎本昂輔 17番   河本隆志職務のため議場に出席した者の職氏名  議会事務局長        小林 隆  議会事務局次長       鈴木一之  議会事務局議事係長     馬場政徳地方自治法第121条第1項により説明のため出席した者の職氏名  市長            上村 崇  教育委員会教育長      山岡弘高  代表監査委員        稲川俊明市長より説明のため委任され出席した者の職氏名  理事            西川明裕  企画政策部長        西川明裕(兼務)  総務部長          村上陽一  市民部長          村田敬造  健康福祉部長        長田都志子  建設部長          古川利明  建設部技監         安見浩一  経済環境部長        森田政利  危機管理監         小野正蔵  こども政策監        西川幸子  安心まちづくり室長     小野正蔵(兼務)  輝くこども未来室長     西川幸子(兼務)  企画政策部副部長      池田一也  総務部副部長        北村文昭  市民部副部長        櫛田浩子  健康福祉部副部長      釘本幸一  建設部副部長        高田 太  経済環境部副部長      迫田英昭  企画政策部企画調整室長   池田一也(兼務)  総務部総務室長       北村文昭(兼務)  市民部市民政策推進室長   櫛田浩子(兼務)  健康福祉部健康福祉政策推進室長                釘本幸一(兼務)  建設部建設政策推進室長   高田 太(兼務)  経済環境部経済環境政策推進室長                迫田英昭(兼務)  会計管理者         村上陽子  出納室長          村上陽子(兼務)市長より説明のために嘱託され出席した者の職氏名  公営企業管理者職務代理者  伊東正博  上下水道部長        伊東正博(兼務)  上下水道部副部長      大冨成弘  上下水道部経営管理室長   大冨成弘(兼務)  消防長           井辻正治  消防次長          大冨育寅  消防署長          竹村裕幸教育委員会教育長より説明のため委任され出席した者の職氏名  教育長職務代理者      西村和巳  教育部長          白井裕之  教育指導監         中井 達  教育部副部長        前川宗範  教育総務室長        前川宗範(兼務)選挙管理委員会委員長より説明のため委任され出席した者の職氏名  選挙管理委員会事務局長   北村文昭公平委員会委員長より説明のため委任され出席した者の職氏名  公平委員会事務局長     鈴木勝浩農業委員会会長より説明のため委任され出席した者の職氏名  農業委員会事務局長     古川義男代表監査委員より説明のため委任され出席した者の職氏名  監査委員事務局長      鈴木勝浩固定資産評価審査委員会委員長より説明のため委任され出席した者の職氏名  固定資産評価審査委員会                鈴木勝浩  事務局長会議に付した事件  1 開議宣告  2 議事日程の報告  3 会議録署名議員の指名  4 諸般の報告  5 議案第62号 京田辺市教育に関する事務の職務権限の特例に関する条例の制定について[総務常任委員会]  6 議案第63号 京田辺市組織条例の一部改正について[総務常任委員会]  7 議案第56号 京田辺市立公民館の設置及び管理に関する条例の一部改正について[文教福祉常任委員会]  8 議案第53号 京田辺市土採取事業規制に関する条例の全部改正について[建設経済常任委員会]  9 議案第54号 京田辺市土砂等による埋立等事業規制に関する条例の全部改正について[建設経済常任委員会] 10 議案第55号 京田辺市自転車等駐車場条例の一部改正について[建設経済常任委員会] 11 議案第57号 新田辺駅東自転車駐車場の指定管理者の指定について[建設経済常任委員会] 12 議案第58号 京田辺市道路線の認定について[建設経済常任委員会] 13 議案第59号 令和元年度京田辺市一般会計補正予算(第3号) 14 議案第60号 和元年度京田辺市国民健康保険特別会計補正予算(第1号) 15 議案第61号 令和元年度京田辺市介護保険特別会計補正予算(第2号) 16 議案第64号 京田辺市議会の議員の議員報酬、費用弁償等に関する条例の一部改正について 17 議案第65号 京田辺市職員の給与に関する条例の一部改正について 18 議案第66号 令和元年度京田辺市一般会計補正予算(第4号) 19 請願第1号 京田辺市の子どもたちの健康と安全を守り、ゆきとどいた教育を求める請願[文教福祉常任委員会] 20 意見書案第7号 関西電力の金品受領問題の全容解明を求める意見書[議員提出] 21 意見書案第8号 高齢者の安全運転支援と移動手段の確保を求める意見書[議員提出] 22 意見書案第9号 首相主催の「桜を見る会」に関する疑惑の徹底解明を求める意見書[議員提出] 23 意見書案第10号 加齢性難聴者の補聴器購入に対する公的補助制度の創設を求める意見書[議員提出] 24 議員の派遣について 25 閉会中の継続審査・調査申し出について 26 閉会宣告会議経過別紙のとおり---------------------------------------                              <議事日程第5号>         令和元年第4回京田辺市議会定例会議事日程                          令和元年12月25日(水)                              午後1時30分開議◯開議宣告(会議規則第11条第1項)◯議事日程の報告(会議規則第20条)日程第1 会議録署名議員の指名(会議規則第88条) 番           番          日程第2 諸般の報告(1)議長の報告   ア 提出された案件の報告日程第3 議案第62号 京田辺市教育に関する事務の職務権限の特例に関する条例の制定について[総務常任委員会]日程第4 議案第63号 京田辺市組織条例の一部改正について[総務常任委員会]日程第5 議案第56号 京田辺市立公民館の設置及び管理に関する条例の一部改正について[文教福祉常任委員会]日程第6 議案第53号 京田辺市土採取事業規制に関する条例の全部改正について[建設経済常任委員会]日程第7 議案第54号 京田辺市土砂等による埋立等事業規制に関する条例の全部改正について[建設経済常任委員会]日程第8 議案第55号 京田辺市自転車等駐車場条例の一部改正について[建設経済常任委員会]日程第9 議案第57号 新田辺駅東自転車駐車場の指定管理者の指定について[建設経済常任委員会]日程第10 議案第58号 京田辺市道路線の認定について[建設経済常任委員会]日程第11 議案第59号 令和元年度京田辺市一般会計補正予算(第3号)日程第12 議案第60号 令和元年度京田辺市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)日程第13 議案第61号 令和元年度京田辺市介護保険特別会計補正予算(第2号)日程第14 議案第64号 京田辺市議会の議員の議員報酬、費用弁償等に関する条例の一部改正について日程第15 議案第65号 京田辺市職員の給与に関する条例の一部改正について日程第16 議案第66号 令和元年度京田辺市一般会計補正予算(第4号)日程第17 請願第1号 京田辺市の子どもたちの健康と安全を守り、ゆきとどいた教育を求める請願[文教福祉常任委員会]日程第18 意見書案第7号 関西電力の金品受領問題の全容解明を求める意見書[議員提出]日程第19 意見書案第8号 高齢者の安全運転支援と移動手段の確保を求める意見書[議員提出]日程第20 意見書案第9号 首相主催の「桜を見る会」に関する疑惑の徹底解明を求める意見書[議員提出]日程第21 意見書案第10号 加齢性難聴者の補聴器購入に対する公的補助制度の創設を求める意見書[議員提出]日程第22 議員の派遣について日程第23 閉会中の継続審査・調査申し出について(1)総務常任委員会(2)文教福祉常任委員会(3)建設経済常任委員会(4)議会運営委員会(5)広報編集特別委員会--------------------------------------- ○松村博司議長 皆さん、こんにちは。本日は大変ご苦労さまでございます。ただいまの出席議員は18名であります。定足数に達しておりますので、直ちに会議を開きます。 本日の議事日程はあらかじめお手元に配付したとおりであります。 ○松村博司議長 それでは、日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により議長から6番、榎本昂輔議員、17番、河本隆志議員を指名いたします。 ○松村博司議長 次に、日程第2、諸般の報告を行います。 議長の報告事項がありますので、議会事務局長に報告させます。 小林議会事務局長。 ◎小林議会事務局長 議長の報告をいたします。 本日の定例会本会議に提出されました案件は、条例案2件、補正予算案1件、意見書案4件、委員会審査報告4件、請願審査報告1件、議員派遣承認要求1件、閉会中の継続審査の申し出5件であります。 報告は以上でございます。--------------------------------------- △意見書案第7号    関西電力の金品受領問題の全容解明を求める意見書(案) 地方自治法第99条の規定により、関係行政庁に対し『関西電力の金品受領問題の全容解明を求める意見書』を別紙のとおり提出する。 令和元年12月25日京田辺市議会  議長 松村博司様               提出者    京田辺市議会議員  久保典彦                〃         〃     吉高裕佳子                〃         〃     上田 毅                〃         〃     向川 弘                〃         〃     河本隆志………………………………………………………………………………………………………   関西電力の金品受領問題の全容解明を求める意見書(案) 関西電力の役員らが高浜原子力発電所の工事発注先の関係者から、不透明かつ多額の金品を受け取っていたことが明らかになった。 公益性が極めて高い電力事業の経営責任者による本事案は、道義に反するあるまじき事態であることはもちろんのこと、市民・国民の信頼を失墜させた責任は重大である。 加えて、原子力発電を含め、エネルギーの需要に関する施策を総合的に策定し、実施する責務は、エネルギー政策基本法に基づき国が有しているところ、本事案は、その根幹を揺るがしかねないと言っても過言ではない。 京田辺市議会としても全国を震撼させた、由々しき問題であると強く懸念しており、国におかれては、本事案について、当事業者である関西電力に任せきりにすることなく、電気事業法に基づく電気事業の運営に係る監督官庁として、徹底的に全容解明されることを強く求める。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  令和  年  月  日                              京都府京田辺市議会  提出先   衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、総務大臣、経済産業大臣……………………………………………………………………………………………………… △意見書案第8号    高齢者の安全運転支援と移動手段の確保を求める意見書(案) 地方自治法第99条の規定により、関係行政庁に対し『高齢者の安全運転支援と移動手段の確保を求める意見書』を別紙のとおり提出する。 令和元年12月25日京田辺市議会  議長 松村博司様               提出者    京田辺市議会議員  橋本善之                〃         〃     上田 毅                〃         〃     吉高裕佳子                〃         〃     向川 弘                〃         〃     河本隆志                〃         〃     青木綱次郎………………………………………………………………………………………………………   高齢者の安全運転支援と移動手段の確保を求める意見書(案) 近年、交通事故の発生件数は減少傾向にあるが、75歳以上の高齢運転者の死亡事故の割合は高まっており、アクセルとブレーキ、いわゆるペダルの踏み間違いによる交通事故が頻発している。 警察庁は昨年末時点で約564万人いる75歳以上の運転免許証保有者が、2022年には100万人増え、663万人に達すると推計している。 こうした状況を踏まえ、国は2017年施行の改正道路交通法で、75歳以上の運転免許証保有者は、違反時や運転免許証更新時に認知機能検査を受けることを義務付けたが、今や高齢運転者の安全対策及び安全運転支援の取り組みは待ったなしの課題である。 また、過疎地域を中心に、いまだ「生活の足」として自動車が欠かせない高齢者も多い中、自主的に運転免許証を返納した場合などの地域における移動手段の確保の取り組みも重要な課題である。 ついては、国におかれては、地方自治体や民間事業者とも連携しながら、総合的な事故防止策としての、高齢運転者の安全運転支援と地域における移動手段の確保を図るため、次の事項について早急に取り組むことを強く求める。1 自動ブレーキ搭載の義務化のみならず、ペダルの踏み間違い時の急加速を防ぐ機能など、ドライバーの安全運転を支援する装置を搭載した「安全運転サポート車」(サポカーS)や後付けの「ペダル踏み間違い時加速制御装置」の普及を一層進めると共に、高齢者を対象とした購入支援策を検討すること。2 高齢運転者による交通事故を減らすため、自動ブレーキなどを備えた「安全運転サポート車」(サポカーS)に限定した運転免許証の創設や、走行できる場所や時間帯などを制限した条件付き運転免許証の導入を検討すること。3 運転免許証を自主返納した高齢者が日々の買い物や通院などに困らないような、総合的な「地域公共交通ネットワーク」の更なる充実を図ること。また、地方自治体などが行う、運転免許証の自主返納時における、タクシーや公共交通機関の割引制度などを支援すること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  令和  年  月  日                              京都府京田辺市議会  提出先   衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、財務大臣、経済産業大臣、国土交通大臣、内閣官房長官、国家公安委員会委員長……………………………………………………………………………………………………… △意見書案第9号    首相主催の「桜を見る会」に関する疑惑の徹底解明を求める意見書(案) 地方自治法第99条の規定により、関係行政庁に対し『首相主催の「桜を見る会」に関する疑惑の徹底解明を求める意見書』を別紙のとおり提出する。 令和元年12月25日京田辺市議会  議長 松村博司様               提出者    京田辺市議会議員  青木綱次郎                〃         〃     吉高裕佳子                〃         〃     増富理津子………………………………………………………………………………………………………   首相主催の「桜を見る会」に関する疑惑の徹底解明を求める意見書(案) 「桜を見る会」は、首相が各界において功績、功労のあった方々を招き、日頃のご苦労を慰労するとともに、親しく懇談する内閣の公的行事として開催され、その費用は国民の納める税金から賄われている。 近年、その経費や参加者数が急増しており、背景には安倍晋三首相をはじめとする政治家が、自らの後援会関係者などを多数、招待するなど私物化しているのではないかという疑惑が、この間の国会審議で明らかになった。 しかも、悪徳マルチ商法で約7千人から約2千億円の被害を出したジャパンライフの当時の会長も、安倍首相の「招待枠」で「桜を見る会」に出席していたという疑惑も出てきた。 これらの疑惑は、その関係する資料に基づいてその真相が究明されるべきであるにもかかわらず、政府は「招待者名簿などはすべて廃棄した」として、真相解明に背を向けている。 国会における虚偽答弁や、政治資金規正法違反公職選挙法違反公文書管理法違反、財政法違反なども疑われる、重大な疑惑であり、国民の深刻な政治不信を招きかねない問題である。 よって国においては、早急に国会の予算委員会などを開催し、その真相の徹底的な解明をされるよう強く求めるものである。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  令和  年  月  日                              京都府京田辺市議会  提出先   衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、内閣官房長官、財務大臣……………………………………………………………………………………………………… △意見書案第10号    加齢性難聴者の補聴器購入に対する公的補助制度の創設を求める意見書(案) 地方自治法第99条の規定により、関係行政庁に対し『加齢性難聴者の補聴器購入に対する公的補助制度の創設を求める意見書』を別紙のとおり提出する。 令和元年12月25日京田辺市議会  議長 松村博司様               提出者    京田辺市議会議員  増富理津子                〃         〃     吉高裕佳子                〃         〃     青木綱次郎………………………………………………………………………………………………………   加齢性難聴者の補聴器購入に対する公的補助制度の創設を求める意見書(案) 加齢性難聴は、日常生活を不便にし、コミュニケーションを困難にするなど生活の質を落とす大きな原因になる。また、最近では鬱や認知症の危険因子になることも指摘されている。加齢性難聴によりコミュニケーションが減り、会話することで脳に入ってくる情報が少なくなることが脳の機能の低下につながり、鬱や認知症につながるのではないかと考えられている。 日本の難聴者率は、欧米諸国と大差はないが、補聴器使用率は欧米諸国と比べて低く、日本での補聴器の普及が求められる。しかし、日本において補聴器の価格は片耳当たり概ね3万円~20万円であり、保険適用ではないため、全額自費となる。身体障害者福祉法第4条に規定する身体障害者である高度・重度難聴の場合は、補装具費支給制度により1割負担、中等度以下の場合は購入後に医療費控除を受けられるものの、その対象者はわずかで、約9割は自費で購入していることから、特に低所得の高齢者に対する配慮が求められる。 欧米では、補聴器購入に対し公的補助制度があり、日本でも、一部の自治体で高齢者の補聴器購入に対し補助を行っている。 補聴器の更なる普及で高齢になっても生活の質を落とさず、心身とも健やかに過ごすことができ、認知症の予防、ひいては健康寿命の延伸、医療費の抑制にもつながると考える。 よって、国におかれては、加齢性難聴者の補聴器購入に対する公的補助制度を創設するよう強く要望する。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  令和  年  月  日                              京都府京田辺市議会  提出先   衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、内閣官房長官、財務大臣、総務大臣、厚生労働大臣--------------------------------------- ○松村博司議長 これで議長の報告を終わります。 以上で諸般の報告を終わります。 ○松村博司議長 次に、日程第3、議案第62号、京田辺市教育に関する事務の職務権限の特例に関する条例の制定についての件及び日程第4、議案第63号、京田辺市組織条例の一部改正についての件、以上2件を一括議題といたします。 本件に関し、委員長の報告を求めます。         (挙手する者あり) ○松村博司議長 久保典彦総務常任委員長。 ◆久保典彦総務常任委員長 委員長の久保典彦でございます。ただいま議題となりました日程第3と日程第4の2議案は、去る12月17日に開会しました総務常任委員会で審査を行いましたので、報告いたします。 議案第62号、京田辺市教育に関する事務の職務権限の特例に関する条例の制定について、そして、議案第63号、京田辺市組織条例の一部改正について、2件は関連するものであるため、一括して審議を行いました。 まず、執行部から、議案第62号、京田辺市教育に関する事務の職務権限の特例に関する条例の制定については、教育に関する事務のうち、学校における体育に関することを除くスポーツに関すること、文化に関すること及び文化財の保護に関することについて、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の規定に基づき、市長が管理し、執行することとするため、条例を定めるものという説明があり、議案第63号、京田辺市組織条例の一部改正については、高度化・複雑化する市民ニーズ、社会経済情勢の変化等に的確かつ迅速に対応するため、より効率的かつ効果的に行政運営を行うため、行政組織の一部を改正するものという説明がありました。 委員から、なぜ今の体制から変えるのかとの質疑があり、幼保の一元化については、就学前教育・保育の一体的・総合的な展開が求められており、幼保の窓口を一本化することで市民への利便性の向上を図る、文化・スポーツ振興についても、教育委員会が展開している施策を市長部局が行っている広範な施策と連携を図ることによって、より事業効果を発揮することを図るため、スポーツ・文化に関する地域関連施策を全市的な視点で有機的・一体的に推進するため、組織を横断するプラットフォーム組織として新たな課をつくったとの答弁がありました。 さらに、委員から、文化・スポーツを市長部局に移すことによる政治からの中立性はとの質疑があり、第三者的附属機関を設置し、市長部局における施策について中立性をチェックするとの答弁がありました。 さらに、委員から、学校環境整備課が学校教育課の保健・給食係となるが、対応できるのかとの質疑があり、今までは学校に関するソフトとハードということで分かれていることにより連携が円滑にいっていない部分もあったが、組織を一本化することで学校と意思疎通を図り、建設事業については建設部と連携することで一体的に進めていく体制の環境整備を図ったとの答弁がありました。 採決の結果、議案第62号は賛成多数で、議案第63号も賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案審査に続きまして、総務常任委員会の所管事務調査を行いました。性の多様性に対応した社会について、防災・減災について、執行部から施策実施状況調査を行い、その後、選挙投票率の向上についてとあわせ、委員間討議を行いました。今後、さまざまな調査活動を行い、一定の報告を行いたいと考えておりますので、今回はこの程度の報告といたします。 以上で報告を終わります。 ○松村博司議長 これで委員長の報告を終わります。 ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。質疑はありませんか。         (「なし」と言う者あり) ○松村博司議長 質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 これから討論を行います。討論はありませんか。 まず、原案反対者の発言を許します。         (挙手する者あり) ○松村博司議長 14番、青木綱次郎議員。 ◆青木綱次郎議員 日本共産党京田辺市議会議員団の青木綱次郎です。ただいま議題となっております議案第62号、京田辺市教育に関する事務の職務権限の特例に関する条例の制定について及び議案第63号、京田辺市組織条例の一部改正についての2件に対する反対討論を行います。 今回の市組織機構改革では、従来は教育委員会が所管をしていた学校体育に関することを除くスポーツ、文化、文化財の3つの事務を教育権限特例条例を制定することによって市長の所管へ移行することが1つの大きな柱となっております。スポーツ、文化、文化財に関する事務の教育委員会から市長部局への移管は、2007年の地方教育行政組織法改正、そして、2018年の文化財保護法改正と、それに伴う地方教育行政組織法改正によって、地方自治体の判断で可能となったものであります。 この2度にわたる地方教育行政組織法の改正は、どのような背景のもとに行われたのでしょうか。1度目の2007年の改正は、その前年、2006年の第1次安倍内閣による教育基本法の改悪、これは愛国心教育の押しつけや教育への国家介入を危惧する強い批判がありましたが、それを受けて、全体として教育への国家介入を強化する教育三法、義務教育の目標に国を愛する態度などを明記した学校教育法改定、教員免許を10年ごとに更新する制度導入を打ち出した教員免許法等改定、そして、文部科学省が地方自治体の教育委員会に対して是正措置を指示できるなど、国の統制を打ち出した地方教育行政法改定の1つとして行われたものであります。ただし、このときの地方教育行政組織法の改正では、市長への移管を可能とするのは、学校体育に関するものを除くスポーツと文化財に関するものを除く文化の2つの事務にとどめられました。 中央教育審議会では、この法改正に先立つ2005年1月に、中央教育審議会の地方教育行政部会のまとめ「地方分権時代における教育委員会の在り方について」とする報告書を公表し、この中で、スポーツ、文化の事務の移管について検討しています。この中で、この2つも基本的に今後も教育委員会が執行することが望ましい、教育委員会の担当とすることの利点が大きいと指摘をした上で、地方自治体の実情に応じて市長が担当することが選択できるようにすべきとされました。そして、文化財については、報告書では、あえて別項目を立てて論じています。そこでは、文化財は国民共通の貴重な財産であり、一旦滅失、毀損すれば、原状回復が不可能であるといった特性を踏まえて、開発行為との均衡を図る必要があるとして、開発を推進・担当する行政からの中立性が強く要請されると指摘をした上で、文化財に関する事務の移管はすべきではないとして見送っています。 それが覆されたのが2018年の文化財保護法改正とあわせて行われた地方教育行政組織法改正です。その前年、第2次安倍内閣が打ち出した骨太の方針で「稼ぐ文化の展開」を掲げ、経済活性化の起爆剤としての文化・芸術を打ち出しました。その中では、当時の地方創生担当大臣から、「一番のがんは学芸員。観光マインドが全くない。一掃しなければだめだ」という暴言も生じていますが、この方針を受けて、文化財の移管が可能とされました。 こういう動きに対し、多くの団体から厳しい批判の声が上げられました。2017年10月には、日本歴史学協会や文化財保存全国協議会、歴史科学協議会等、28団体が連名で「文化財保護法の改定に対し、より慎重な議論を求める」とする声明を出し、政府の方針を「儲かる文化財とそうでない文化財という価値序列を創出しかねず、地域の文化・教育にとって特に重要な文化財であっても、短期的かつ金銭的な利益を生まなければ顧みられなくなる恐れがある」と述べ、「国民の文化的向上と世界文化の進歩に貢献することを目的として文化財を保護するために策定された文化財保護法や、17年6月に改定された文化芸術振興基本法の理念と乖離するもの」と批判をしています。 委員会審議では、これらのことを指摘したのに対し、市当局は、第三者機関として文化財保護審議会を設置してチェックをしていくと繰り返すのみでありました。また、そもそもこれだけ重要な改正を行おうというのに、関係する市の審議会や市民団体から意見聴取などがされてきたのでしょうか。本市の審議会でも、文化財保護委員会やスポーツ推進審議会などがあります。また、これまで市と一緒になって数多くのスポーツ、文化行事などに取り組んできた重要な市民団体も少なくありません。それらの関係団体からきちんと意見を聞くこともなく、教育委員会でも1度の議論しかされておりません。 これは一例ですが、2018年度よりスポーツ、文化財を除く文化に関する事務を市長部局に移管した長野県東御市では、その1年前から市長部局への移管の検討開始を市民にも知らせ、総合教育会議や数回にわたる教育委員会での議論や、市の関係する審議会などからの意見聴取を経た上で移管をしています。 スポーツ、文化、文化財のあり方などは、いずれも住民のためのまちづくりにおいて重要な要素であります。それを今後どうしていくのか。市民の声を広く聞きながら進めるのではなく、いきなり担当を教育委員会から市長へ移管するやり方で本当に市民の信頼を得ることができるでしょうか。また、それが本当に参画と協働のまちづくりにつながるでしょうか。今回のスポーツ、文化、文化財の事務移管はあまりにも唐突であり、拙速なものであることを指摘して、反対討論といたします。 ○松村博司議長 次に、原案賛成者の発言を許します。 ほかに討論はありませんか。         (「なし」と言う者あり) ○松村博司議長 討論なしと認めます。これで討論を終わります。 それでは、議案第62号、京田辺市教育に関する事務の職務権限の特例に関する条例の制定についての件を電子表決により採決いたします。 本件に対する委員長報告は可決とするものです。本件は原案のとおり決することに賛成する議員は賛成ボタンを、反対する議員は反対ボタンを押してください。 押し忘れはありませんか。         (「なし」と言う者あり) ○松村博司議長 押し忘れなしと認め、確定いたします。賛成多数であります。よって本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第63号、京田辺市組織条例の一部改正についての件を電子表決により採決いたします。 本件に対する委員長報告は可決とするものです。本件は原案のとおり決することに賛成する議員は賛成ボタンを、反対する議員は反対ボタンを押してください。 押し忘れはありませんか。         (「なし」と言う者あり)
    ○松村博司議長 押し忘れなしと認め、確定いたします。賛成多数であります。よって本件は原案のとおり可決されました。 ○松村博司議長 次に、日程第5、議案第56号、京田辺市立公民館の設置及び管理に関する条例の一部改正についての件を議題といたします。 本件に関し、委員長の報告を求めます。         (挙手する者あり) ○松村博司議長 田原延行文教福祉常任委員長。 ◆田原延行文教福祉常任委員長 委員長の田原延行でございます。ただいま議題となりました日程第5の1議案は、去る12月18日に開会しました文教福祉常任委員会で審査を行いましたので、報告いたします。 議案第56号、京田辺市立公民館の設置及び管理に関する条例の一部改正については、多々羅公民館の新築移転に伴い所在地が変更となることから本条例の改正を行うものという説明があり、委員から、新築による改善点はとの質疑があり、移転により水害に対する防災機能が向上するとともに、敷地面積、延床面積が広くなり、バリアフリー化などが行われたとの答弁がありました。採決の結果、全員賛成で原案どおり可決すべきものと決しました。 議案審査に続きまして、文教福祉常任委員会の所管事務調査を行いました。不登校及び引きこもり問題について、学校、幼稚園、保育所等施設整備について、スポーツ環境の整備について委員間討議を行いました。今後、さまざまな調査活動を行い、一定の報告を行いたいと考えておりますので、今回はこの程度の報告といたします。 以上で報告を終わります。 ○松村博司議長 これで委員長の報告を終わります。 ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。質疑はありませんか。         (「なし」と言う者あり) ○松村博司議長 質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 これから討論を行います。討論はありませんか。         (「なし」と言う者あり) ○松村博司議長 討論なしと認めます。これで討論を終わります。 それでは、議案第56号、京田辺市立公民館の設置及び管理に関する条例の一部改正についての件を電子表決により採決いたします。 本件に対する委員長報告は可決とするものです。本件は原案のとおり決することに賛成する議員は賛成ボタンを、反対する議員は反対ボタンを押してください。 押し忘れはありませんか。         (「なし」と言う者あり) ○松村博司議長 押し忘れなしと認め、確定いたします。賛成全員であります。よって本件は原案のとおり可決されました。 ○松村博司議長 次に、日程第6、議案第53号、京田辺市土採取事業規制に関する条例の全部改正についての件から、日程第10、議案第58号、京田辺市道路線の認定についてまでの件、以上5件を一括議題といたします。 本件に関し、委員長の報告を求めます。         (挙手する者あり) ○松村博司議長 秋月健輔建設経済常任副委員長。 ◆秋月健輔建設経済常任副委員長 副委員長の秋月健輔でございます。岡本亮一建設経済常任委員長は本日欠席していますので、副委員長の私が委員長報告をさせていただきます。ただいま議題となりました日程第6から日程第10までの5件は、去る12月16日に開会しました建設経済常任委員会で審査を行いましたので、報告をいたします。なお、事業の効果や成果を確認するため、同日に現地調査を実施しました。 議案第53号、京田辺市土採取事業規制に関する条例の全部改正について、そして、議案第54号、京田辺市土砂等による埋立等事業規制に関する条例の全部改正について、2件は関連するものであるため、一括して審議を行いました。 議案第53号、京田辺市土採取事業規制に関する条例の全部改正については、近年の土砂等の採取行為による急傾斜形成や土砂流出等に対する市民の危機意識の高まりなどを受け、生活環境の保全や土砂災害の防止の推進をさらに一層強固なものとするため、本条例を全部改正するものという説明があり、議案第54号、京田辺市土砂等による埋立等事業規制に関する条例の全部改正については、近年の建設残土等を用いた埋め立て等の行為による土壌汚染や急傾斜形成などに対する市民の危機意識の高まりなどを受け、生活環境の保全や土砂災害の防止の推進をさらに一層強固なものとするため、本条例を全部改正するものという説明がありました。 委員から、改正のきっかけの事例はあるのかとの質疑があり、一例として、事業者が土地の所有者の許可を得て、資材置き場に一時仮置きとしていた土を搬出しないというのがあるとの答弁がありました。さらに、委員から、許可期間の途中で事業者が倒産した場合はどうなるのかとの質疑があり、ほかの事業者が事業を承継したり、保証人が最低限安全な形にして終わらせることになるとの答弁がありました。採決の結果、全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第55号、京田辺市自転車等駐車場条例の一部改正については、消費税率等が引き上げられたことに伴い、本条例に規定する自転車等駐車場の利用に係る料金を改正するものという説明がありました。採決の結果、全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第57号、新田辺駅東自転車駐車場の指定管理者の指定については、新田辺駅東自転車駐車場の管理について、地方自治法の規定に基づく指定管理者の指定を行うため提案するものという説明があり、委員から、市民生活に直結するこの市民サービスについて、今後の市の対応はとの質疑があり、自転車等駐車場指定管理者選定委員会において、管理体制を含めた今後のあり方を今回の2年間の指定期間内にゼロベースで見直していくとの答弁がありました。採決の結果、全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第58号、京田辺市道路線の認定については、宅地開発によって新設された道路及び認定基準見直しに伴い、宅地開発により築造された転回広場を擁する道路について、道路法の規定に基づき路線の認定を行うものという説明があり、委員から、転回広場を擁する道路について認定するに至った経過はとの質疑があり、起終点が公道と接続していない道路は法定外道路として管理してきたが、市道認定することにより道路舗装修繕計画の中で管理をしていきたいとの答弁がありました。採決の結果、全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案審査に続きまして、建設経済常任委員会の所管事務調査を行いました。交通安全対策(車・自転車・歩行者)についてと農業振興について、それぞれ執行部から施策実施状況調査を行い、その後に委員間討議を行いました。なお、農業振興についての目的を「農業・観光振興につながる施策提言を行う」としておりましたが、農業振興に特化することとしました。今後、さまざまな調査活動を行い、一定の報告をさせていただきたいと考えておりますので、今回はこの程度の報告といたします。 以上で報告を終わります。 ○松村博司議長 これで委員長の報告を終わります。 ただいま副委員長からの報告の中で、一部文言の修正をいたします。後日、記録を調査して、適切に対応したいと思いますので、よろしくお願いをいたします。 ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。質疑はありませんか。         (「なし」と言う者あり) ○松村博司議長 質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 これから討論を行います。討論はありませんか。 まず、原案反対者の発言を許します。         (挙手する者あり) ○松村博司議長 15番、増富理津子議員。 ◆増富理津子議員 日本共産党京田辺市議会議員団の増富理津子です。ただいま議題となっております議案第55号、京田辺市自転車等駐車場条例の一部改正について並びに議案第58号、京田辺市道路線の認定についての2件に対し、議員団を代表して反対討論を行います。 同議案は、ことし10月から実施された消費税率10%増税に伴い、本市自転車等駐車場の利用料金が引き上げられるものであります。料金の変更内容としては、一時利用については現行料金を据え置くものの、定期利用については値上げとなっています。これまで国は、消費税は社会保障のためと言いながら増税を進めてきましたが、社会保障費は毎年必要経費が削られ、改悪され続けています。消費税はそもそも所得の少ない人に重くのしかかる不公平税制であり、これまでも消費税が増税されるたびに物価が上がり、購買力が低下し、貧困と格差が拡大してきたのが実態であります。市民の暮らしが厳しい中、さらなる市民の負担増となる利用料金の引き上げは改めるべきです。 次に、議案第58号、京田辺市道路線の認定についてでありますが、添付資料①を除く②から(43)までの転回広場を擁する路線の認定について反対討論いたします。 同議案は、今年度作成される生活道路舗装修繕計画に当たり、今後、舗装修繕を行っていく対象となる道路は、認定されている道路のみが対象となることから、同計画の中に転回広場つき道路を認定した上で、適正に管理をしていくとの趣旨であります。これまで市道の認定基準及び内規では、幅員4メートル以上で底地が市に帰属されているもの、そして、起終点が国道、府道、市道、いわゆる公道に接続していることを基準に認定がされてきました。今回提案されています転回広場つき道路については、市の内規に適していない道路ですが、これまで法定外道路と位置づけて市が管理を行ってきました。これは、まちづくりの観点から、市民の身近にある生活道路においては、住環境や災害、救急時のことを考慮して、出入り口が同じとなる転回広場は適切ではないと判断して対応されてきたのだと思います。実際、現地確認を行った転回広場では、消防、救急車両が十分に活動できるとは言えず、防災面や安全面で問題が生じる可能性がありました。 国の道路に関する基準では、開発区域内に道路を新設する場合、開発区域内の道路幅員は原則6メートルで、小区間、最大延長35メートルで、通行上支障がなく、周辺の状況等を勘案して、事情やむを得ないと認められる場合は4メートル以上でもよいとなっています。ただし、道路幅員が4メートルの袋状道路は認められていません。また、既存道路への接続は原則2路線以上設けるものとし、ただし、防災上、交通処理上、支障がないと市長が認めた場合はこの限りではないと定められており、容認されることはごくまれな事例となっています。これは、まちづくりの観点から、開発時には環境の保全上、防災上、通行安全上、支障がないように求められているからであります。 市の答弁では、今回提案されている転回広場つき道路が認定されると、約200万円の交付税措置がされるとのことでありますが、交付税が増額するからという理由でこのような開発を認めるべきではありません。市民の安心・安全なまちづくりのためにも、市は開発業者に対して毅然とした態度で指導を行い、これまでどおりの市の責任において管理を行うことを求めまして、反対討論とします。 ○松村博司議長 次に、原案賛成者の発言を許します。         (挙手する者あり) ○松村博司議長 10番、南部登志子議員。 ◆南部登志子議員 10番、無会派の南部登志子です。ただいま議題となっております議案第53号及び議案第54号について賛成の立場から討論します。このどちらの条例も必要な条例改正だと思いますので、一応、賛成の立場はとりますが、まだまだ不十分な箇所も見られると委員会の質疑の中で感じましたので、その点を指摘した上で、要望も行いながら討論を行います。 まず、施工者が倒産した場合はどうなるのかとの問いには、保証人を立てるので、保証人が責任を持って対応することになるというような内容の答弁でした。しかし、重ねて、保証人が責任をとれない場合あるいは保証人も倒産したような場合はどうするのかと問うたところ、明確にどうするのかという答弁は返ってきませんでした。保証人も倒産したり破産をする可能性はあるわけですから、こうした場合も想定した上で、誰がどういう形で事業を受け継ぐのかという具体的な対策が必要だと思います。 また、こうした土採取や土砂の埋め立ては、多くが普賢寺地域の中山間地域で行われると推測されますが、ここは過去の経過から600筆以上が仮登記となっており、早く処分したい地主と土を採取したい業者の思いは極めて合致しやすい状況です。最初は点の土採取であったとしても、この600筆以上が全部採取されることになれば、山がごっそりなくなるということも予想されます。こうなれば、環境面での影響や土砂の流出被害も大きくなる可能性があります。したがって、一気に事業が進められてしまわないように、年間何件の事業に制限するなど、そうした対策も必要です。 また、周辺地域、特に下流域の住民への周知をどのように行うのかについても十分な対策が求められます。山の土砂を採取すれば、大雨が降ったときは、土だけでなく木なども下流域に流出するおそれがあります。先ほど述べましたように、採取域が広がれば、こうした可能性はますます高まります。周辺地域だけでなく、下流域に当たる住民への周知のあり方も工夫していただくことを強く要望します。 さらに、業者や市民に対する啓蒙活動や環境保全の重要性を認識してもらう教育も必要となってきます。こうしたことも市が責任を持って積極的に行ってくださることを要望いたしまして、賛成討論とします。 ○松村博司議長 ほかに討論はありませんか。         (「なし」と言う者あり) ○松村博司議長 討論なしと認めます。これで討論を終わります。 それでは、議案第53号、京田辺市土採取事業規制に関する条例の全部改正についての件を電子表決により採決いたします。 本件に対する委員長報告は可決とするものです。本件は原案のとおり決することに賛成する議員は賛成ボタンを、反対する議員は反対ボタンを押してください。 押し忘れはありませんか。         (「なし」と言う者あり) ○松村博司議長 押し忘れなしと認め、確定いたします。賛成全員であります。よって本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第54号、京田辺市土砂等による埋立等事業規制に関する条例の全部改正についての件を電子表決により採決いたします。 本件に対する委員長報告は可決とするものです。本件は原案のとおり決することに賛成する議員は賛成ボタンを、反対する議員は反対ボタンを押してください。 押し忘れはありませんか。         (「なし」と言う者あり) ○松村博司議長 押し忘れなしと認め、確定いたします。賛成全員であります。よって本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第55号、京田辺市自転車等駐車場条例の一部改正についての件を電子表決により採決いたします。 本件に対する委員長報告は可決とするものです。本件は原案のとおり決することに賛成する議員は賛成ボタンを、反対する議員は反対ボタンを押してください。 押し忘れはありませんか。         (「なし」と言う者あり) ○松村博司議長 押し忘れなしと認め、確定いたします。賛成多数であります。よって本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第57号、新田辺駅東自転車駐車場の指定管理者の指定についての件を電子表決により採決いたします。 本件に対する委員長報告は可決とするものです。本件は原案のとおり決することに賛成する議員は賛成ボタンを、反対する議員は反対ボタンを押してください。 押し忘れはありませんか。         (「なし」と言う者あり) ○松村博司議長 押し忘れなしと認め、確定いたします。賛成全員であります。よって本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第58号、京田辺市道路線の認定についての件を電子表決により採決いたします。 本件に対する委員長報告は可決とするものです。本件は原案のとおり決することに賛成する議員は賛成ボタンを、反対する議員は反対ボタンを押してください。 押し忘れはありませんか。         (「なし」と言う者あり) ○松村博司議長 押し忘れなしと認め、確定いたします。賛成多数であります。よって本件は原案のとおり可決されました。 ○松村博司議長 次に、日程第11、議案第59号、令和元年度京田辺市一般会計補正予算(第3号)の件から、日程第13、議案第61号、令和元年度京田辺市介護保険特別会計補正予算(第2号)の件、以上3件を一括議題といたします。 これら3件については、定例会初日に提案理由説明及び質疑が終了しています。 これから討論を行います。討論はありませんか。 まず、原案反対者の発言を許します。         (挙手する者あり) ○松村博司議長 14番、青木綱次郎議員。 ◆青木綱次郎議員 日本共産党京田辺市議会議員団の青木綱次郎でございます。ただいま議題となっております議案第59号、令和元年度京田辺市一般会計補正予算(第3号)に対する反対討論を行います。 今回の補正予算案には、地域の要望に応えた公園拡張事業や農業基盤整備、田辺中学校仮設校舎整備など、必要なものも盛り込まれておりますが、債務負担行為に盛り込まれた2020年度から2022年度までの3年間、庁舎宿日直業務委託事業には見過ごすことのできない重大な問題があります。 同事業は、現在は市の非正規職員が担っている庁舎宿日直業務について、人員確保が困難になってきたことを主な理由として、安定に進めるため、警備会社等に民間委託するというものであります。しかし、人員確保が難しく、安定的に進めるのが困難なものを解決するには、実際に業務につく方たち、働く人たちの処遇改善こそが必要であり、それがないままでは市直営だろうと民間委託だろうと変わらないのではないでしょうか。むしろ民間委託の方が、間に請負業者が入ることにより、実際に働く人たちが手にする給料等が下がることも懸念されます。 民間委託の大きな問題は、市民の個人情報保護の点でも懸念があることです。宿日直業務に当たる方たちは、市の通常の業務時間以外の死亡届などの戸籍にかかわる届け出の受付や市庁舎へかかってきた市民からの電話などへ直接対応することになります。これらの窓口業務にはさまざまな出来事が予想され、定型的な業務とすることは極めて困難であり、しかも、市民の方からみずからの個人情報などを述べることも珍しくありません。このような業務に市職員以外の民間の業者がつくことは問題であります。 また、今回の民間委託に当たって、市当局は、現在、宿日直業務につかれている非正規の職員が、現行のままだと新年度より会計年度任用職員へ移行し、期末手当支給の対象となることから、その人件費が増大し、民間委託する場合の経費とほとんど差がないことも理由として挙げています。これは、現実的には、民間委託する場合には複数業者による一般競争入札によるとしていることから、むしろ期末手当を支給する場合の人件費よりは安く抑えることができることを期待するものと言えます。 しかしながら、新年度からの会計年度任用職員制度には、非正規雇用を固定化させるなど本質的な問題もありますが、その一方で、非正規職員に期末手当を支給するなど、その処遇改善を図るという狙いもあって導入されるものであります。それを期末手当分の支出がふえるからと民間業者に競争入札で委託すれば、さきにも指摘をしたように、請負業者もみずからの利益をとるために、実際に宿日直業務につかれる方の給料等はふえないことも十分あります。このような非正規職員の処遇改善に逆行するような民間委託は行うべきではありません。 さらに、今回の民間委託は、競争入札による支出削減効果を見込むとするにもかかわらず、市の財政支出の面で実質的な支出増となることも重大であります。現在の宿日直業務にかかわる人件費は18年度決算では約1,500万円。それが、仮に会計年度任用職員に移行し、期末手当を支給した場合は1,980万円になり、民間委託の予想は1,990万円で、ほとんど差がないというのが市当局の説明でありました。ところが、今月18日、総務省は、20年度から始まる会計年度任用職員制度で増額予想される期末手当分の人件費、全国的には約1,700億円とされておりますが、この1,700億円を全て地方交付税で措置するという方針を公表いたしました。つまり20年度も市直営による会計年度任用職員による宿日直業務を継続した場合、市の人件費負担は実質的にはこれまで同様に1,500万円のままで済むことになります。それが、民間業者に委託をし、現行の1,500万円を超えて契約をした場合、市の予想では1,990万円で、競争入札による減額があったとしても、1,500万円を超えて支出をした場合は、その超えた分全て、恐らく数百万円になるかと思いますが、これが市の新たな財政支出となるわけであります。これは、できるだけ有利な国の地方交付税措置、地方財政措置を活用するという本市財政の基本方針にも反するものであります。よって、庁舎宿日直業務委託事業は中止をすべきであります。 なお、このほかに、今回の補正予算には、政府が消費税10%増税後の景気対策として、マイナンバーカード所有者だけを対象にして20年9月から実施するマイナポイント制度にかかわる経費も少額ながら計上されていることは問題であることを指摘して、私の反対討論といたします。 ○松村博司議長 次に、原案賛成者の発言を許します。 ほかに討論はありませんか。         (「なし」と言う者あり) ○松村博司議長 討論なしと認めます。これで討論を終わります。 それでは、議案第59号、令和元年度京田辺市一般会計補正予算(第3号)の件を電子表決により採決いたします。 本件は原案のとおり決することに賛成する議員は賛成ボタンを、反対する議員は反対ボタンを押してください。 押し忘れはありませんか。         (「なし」と言う者あり) ○松村博司議長 押し忘れなしと認め、確定いたします。賛成多数であります。よって本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第60号、令和元年度京田辺市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)の件を電子表決により採決いたします。 本件は原案のとおり決することに賛成する議員は賛成ボタンを、反対する議員は反対ボタンを押してください。 押し忘れはありませんか。         (「なし」と言う者あり) ○松村博司議長 押し忘れなしと認め、確定いたします。賛成全員であります。よって本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第61号、令和元年度京田辺市介護保険特別会計補正予算(第2号)の件を電子表決により採決いたします。 本件は原案のとおり決することに賛成する議員は賛成ボタンを、反対する議員は反対ボタンを押してください。 押し忘れはありませんか。         (「なし」と言う者あり) ○松村博司議長 押し忘れなしと認め、確定いたします。賛成全員であります。よって本件は原案のとおり可決されました。 ○松村博司議長 次に、日程第14、議案第64号、京田辺市議会の議員の議員報酬、費用弁償等に関する条例の一部改正についての件及び日程第15、議案第65号、京田辺市職員の給与に関する条例の一部改正についての件、以上2件を一括議題といたします。 提出者から提案理由の説明を求めます。         (挙手する者あり) ○松村博司議長 上村市長。 ◎上村市長 議案第64号、京田辺市議会の議員の議員報酬、費用弁償等に関する条例の一部改正についてご説明を申し上げます。 本件は、国家公務員の給与に関し、令和元年8月の人事院勧告に基づき期末手当の支給割合について改定が行われたことを考慮し、本市におきましても同様の改定を行うものでございます。 改正の内容といたしましては、本年度から市議会議員の期末手当の年間支給割合を0.05月分引き上げ、3.4月とするものでございます。 なお、この条例は、公布の日から施行したく考えておりますが、今年度分の支給に係る第1条の規定につきましては令和元年12月1日から適用し、来年度以降の支給に係る第2条の規定につきましては令和2年4月1日から施行したく考えております。 次に、議案第65号、京田辺市職員の給与に関する条例の一部改正についてご説明申し上げます。 本件は、国家公務員の給与に関し、令和元年8月の人事院勧告に基づき給与改定が行われたことを考慮し、本市におきましてもこれに準じて改定を行うものでございます。 改正の主な内容といたしましては、国において、民間給与との格差を埋めるため給与が引き上げられたことに伴い、本市においても同様に給料月額を平均0.09%引き上げ、勤勉手当の年間支給割合を、一般職については0.05月分引き上げ1.9月分とし、管理職員については0.05月分引き上げ2.3月分とするものでございます。 また、住居手当の支給対象となる家賃額の下限を引き上げ、手当額の上限を引き上げるものでございます。 この条例は、公布の日から施行したく考えておりますが、今年度分の支給に係る第1条中、給料月額の改定につきましては平成31年4月1日から、勤勉手当の改定につきましては令和元年12月1日からそれぞれ適用し、来年度以降の支給に係る第2条の規定につきましては令和2年4月1日から施行したく考えております。 以上、よろしくご審議をお願い申し上げます。 ○松村博司議長 これで提案理由の説明を終わります。 これから質疑を行います。質疑はありませんか。         (「なし」と言う者あり) ○松村博司議長 質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 ただいま議題となりました2件につきましては、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。ご異議ございませんか。         (「異議なし」と言う者あり) ○松村博司議長 ご異議なしと認めます。よって本2件は委員会付託を省略することに決しました。 これから討論を行います。討論はありませんか。 まず、原案反対者の発言を許します。         (挙手する者あり) ○松村博司議長 14番、青木綱次郎議員。 ◆青木綱次郎議員 日本共産党京田辺市議会議員団の青木綱次郎です。ただいま議題となっております議案第64号、京田辺市議会の議員の議員報酬、費用弁償等に関する条例の一部改正について、反対の立場から討論を行います。 本議案は、2019年8月の人事院勧告に基づき国家公務員の給与に関して引き上げが示されたことを考慮し、市議会議員においては、議員報酬として支給される期末手当の年間支給割合を0.05カ月分引き上げるものであります。 議員報酬については、昨年に開催された特別職等報酬審議会において審議がなされ、市議会の議決を経て引き上げがされております。この20年間、市民の暮らしの実態を見ると、京田辺市における1世帯当たりの年間所得は、1998年度には476万5,000円であったものが2018年度には360万9,000円と、115万6,000円も落ち込んでいます。それだけ市民の暮らしの厳しさは増しております。 その一方で、消費税の10%への増税を始め、社会保障改悪による年金削減、医療費窓口負担や介護保険料の引き上げ、後期高齢者医療制度の導入やマル老制度の縮小、国保税の引き上げなど、次々と負担増が市民に押しつけられてきました。これらは市民の生活に重くのしかかり、可処分所得の減額や消費支出の落ち込みなど、暮らしと経済に深刻な影響を与えています。 したがって、このような状況のもとで議員報酬を引き上げることは市民の理解と納得を得られるものではないと考え、本議案に反対するものであります。 ○松村博司議長 次に、原案賛成者の発言を許します。         (挙手する者あり) ○松村博司議長 18番、橋本善之議員。 ◆橋本善之議員 自民一新会の橋本善之でございます。ただいま議題となっております議案第64号、京田辺市議会の議員の議員報酬、費用弁償等に関する条例の一部改正についての件を賛成の立場で討論を行います。 このたびの条例改正は、8月の人事院勧告に基づき期末手当の率を引き上げようとするものであり、その趣旨は民間企業の支給率との均衡を図るものですが、一方で、我々議員は、市民の皆さんの代弁者として住民の要求、思いを行政に伝えるとともに、その実現に向けて尽力する立場であることは当然です。そして、議員は、行政が進める施策が正しく市民に伝わるように、質疑を行い、内容を精査して、施策実現に尽力する立場でもあります。まずそのことを前提に今般の議案について考えてみますと、報酬額等の引き上げに際しては、議員としてのスキルの向上が最も重要であると改めて確認をしておきたいと思います。 住民から出された地域の要求に対しては、その実現に向けて、行政にお願いをして実現につなげていく、いわゆる従来型の議員の立場も時には重要でしょう。しかし、それに加えて、議員はある一定のまちづくりに係る専門的な知識のもとに積極的に議論し、市民目線に立って施策の是非を判断するといったスタンスが重要です。市民ニーズを始め、社会の動きは目まぐるしく進化していっています。それらに機敏に反応するには情報収集能力も重要です。この世の中はネット社会ですから、自宅にいながらにして、どこからでも情報は得られます。しかし、その情報を選別・評価できる個人の能力は大変重要です。 しかし、一方で、そのような能力が求められる議員であっても、その報酬額が低いとなると、高い志を持った人はますます議員に魅力を感じなくなります。それが果たして京田辺市民にとってよいことなのでしょうか。幸いにして本市議会は、このたびの市議会議員選挙において若手の議員がふえました。このようにして高い志と活力を将来的にも維持していくためには、議員報酬等の引き上げは必要と考えます。 他方で、議論されるべき課題は、市財政に与える影響でございます。昨年度決算では、一般会計総額に対する議会費の中の議員報酬手当の占める割合は0.6%です。この数字だけを見ての判断は避けるべきですが、質の高い京田辺市議会を維持していくには議員報酬の引き上げは必要であると考えております。 ○松村博司議長 ほかに討論はありませんか。         (「なし」と言う者あり) ○松村博司議長 討論なしと認めます。これで討論を終わります。 それでは、議案第64号、京田辺市議会の議員の議員報酬、費用弁償等に関する条例の一部改正についての件を電子表決により採決いたします。 本件は原案のとおり決することに賛成する議員は賛成ボタンを、反対する議員は反対ボタンを押してください。 押し忘れはありませんか。         (「なし」と言う者あり) ○松村博司議長 押し忘れなしと認め、確定いたします。賛成多数であります。よって本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第65号、京田辺市職員の給与に関する条例の一部改正についての件を電子表決により採決いたします。 本件は原案のとおり決することに賛成する議員は賛成ボタンを、反対する議員は反対ボタンを押してください。 押し忘れはありませんか。         (「なし」と言う者あり) ○松村博司議長 押し忘れなしと認め、確定いたします。賛成全員であります。よって本件は原案のとおり可決されました。 ○松村博司議長 次に、日程第16、議案第66号、令和元年度京田辺市一般会計補正予算(第4号)の件を議題といたします。 提出者から提案理由の説明を求めます。         (挙手する者あり) ○松村博司議長 上村市長。 ◎上村市長 議案第66号、令和元年度京田辺市一般会計補正予算(第4号)についてご説明申し上げます。 このたびの補正予算は、人事院勧告に基づき国家公務員の給与等が改定されたことを考慮し、本市においても同様の措置を行うため、関連する条例の一部改正に合わせて、これに係る所要見込み額を追加するものでございます。これにより、このたびの補正予算は、歳入歳出それぞれ2,590万円を追加し、予算総額を253億3,290万円とするものでございます。 以上、よろしくご審議をお願い申し上げます。 ○松村博司議長 これで提案理由の説明を終わります。 これから質疑を行います。質疑はありませんか。         (「なし」と言う者あり) ○松村博司議長 質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 ただいま議題となりました件については、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。ご異議ございませんか。         (「異議なし」と言う者あり) ○松村博司議長 ご異議なしと認めます。よって本件は委員会付託を省略することに決しました。 これから討論を行います。討論はありませんか。         (「なし」と言う者あり) ○松村博司議長 討論なしと認めます。これで討論を終わります。 それでは、議案第66号、令和元年度京田辺市一般会計補正予算(第4号)の件を電子表決により採決いたします。 本件は原案のとおり決することに賛成する議員は賛成ボタンを、反対する議員は反対ボタンを押してください。 押し忘れはありませんか。         (「なし」と言う者あり) ○松村博司議長 押し忘れなしと認め、確定いたします。賛成多数であります。よって本件は原案のとおり可決されました。 ○松村博司議長 次に、日程第17、請願第1号、京田辺市の子どもたちの健康と安全を守り、ゆきとどいた教育を求める請願の件を議題といたします。 本件に関し、委員長の報告を求めます。         (挙手する者あり) ○松村博司議長 田原延行文教福祉常任委員長。 ◆田原延行文教福祉常任委員長 委員長の田原延行でございます。ただいま議題となりました日程第17、請願第1号の京田辺市の子どもたちの健康と安全を守り、ゆきとどいた教育を求める請願につきましては、去る12月18日に開会した文教福祉常任委員会で審査を行いましたので、報告いたします。 まず、紹介議員及び参考人から趣旨説明があった後、質疑を行いました。 参考人に対し、暑さのため体育館の使用を控えたことはあるのかという質疑があり、回数は数えていないが、小学校では、水筒持参で、45分の体育の授業で2回は水分をとるようにしている。熱中症での病院への搬送まではないが、保健室に行くことはあるという答弁がありました。 次に、教材費には何があるのかという質疑があり、月額1,000円の範囲で、漢字ドリルや計算ドリル、問題集、ノート、プリントであるとの答弁がありました。 次に、トイレのにおいの状況はという質疑があり、業者による清掃でにおいが消えるのは半年ぐらいで、毎年は行っていないという答弁がありました。 次に、小学校ごとに給食費を集めているが、その状況はという質疑があり、学校ごとの児童数の多少で総額に差があるので、特別給食などに差が出ているようであるとの答弁がありました。 次に、執行部に対して質疑を行いました。トイレの洋式化の状況はとの質疑に対し、ワンフロアに1基は設置しているが、それ以上は配管工事やトイレブースの拡張が必要となり、学校施設の長寿命化計画における大規模改修の中でしていきたいとの答弁がありました。 次に、トイレの業者による定期清掃は何年ごとかとの質疑に対し、業者と相談して3年ごとに尿石除去をしている。学校からの苦情は聞いていないが、臭気があるということであれば対応していきたいとの答弁がありました。 次に、体育館への空調の設置についての考えはとの質疑に対し、本年9月時点での全国公立小中学校の体育館への空調設置率は2.3%だが、環境の充実を図る観点では今後の検討課題であるとの答弁がありました。 次に、給食費や教材費を無償にする考えはとの質疑に対し、憲法では、義務教育の授業料については無償で、その他の部分については保護者負担というのが法の趣旨であるので、考えていないとの答弁がありました。 この後、さまざまな意見を出し合い、委員間討議を行いました。採決の結果、賛成少数により不採択とすべきものと決しました。 以上で報告を終わります。 ○松村博司議長 これで委員長の報告を終わります。 ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。質疑はありませんか。         (「なし」と言う者あり) ○松村博司議長 質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 これから討論を行います。 委員長報告では不採択ということでありますので、賛成、反対の順に発言を許します。 討論はありませんか。 まず、原案賛成者の発言を許します。         (挙手する者あり) ○松村博司議長 15番、増富理津子議員。 ◆増富理津子議員 日本共産党京田辺市議会議員団の増富理津子です。議員団を代表しまして、ただいま議題となっております請願第1号、京田辺市の子どもたちの健康と安全を守り、ゆきとどいた教育を求める請願について賛成の立場で討論を行います。 請願は、753人の署名と一緒に議会に提出されたものです。請願項目は3項目です。第1の項目は、学校のトイレの洋式化、定期的な清掃を行ってくださいというものです。参考人からは、洋式トイレは各校舎、各階に1カ所の配置となっているが、日常生活では洋式トイレの利用がほとんどである環境の中、特に女子の洋式トイレの前に列ができるなど、子どもの実態に合っていないトイレ数であることや、臭気対策として定期的な専門業者による清掃も3年に1回で、悪臭をなくすためにはもっと回数をふやしてほしいとの声が強いことが語られました。教育委員会は、トイレの洋式化は、学校の大規模改修などの中で検討していくという対応です。トイレの専門業者による清掃も、学校側からにおいについての苦情は聞いていないとの答弁に終始しました。トイレの整備は学校生活において欠かせないものであり、生徒や先生、保護者の声をしっかりと把握し、大規模改修待ちにせず、子どもたちが気持ちよくトイレが使える環境の整備を進めるべきです。 第2の項目は、避難所として使う学校の体育館の空調化を進めてくださいというものです。参考人からは、災害の多い昨今、指定避難所となる体育館は、夏には大変暑く、冬には底冷えするほど寒い。空調設備が必要であると同時に、体育授業やクラブなどの教育活動においても、熱中症が懸念される気象状況の中、運動の中止等を含めて、体育館使用を変更するなど、弾力的に運用に努力している様子が伝えられました。教育委員会は、体育館への空調設備についても学校の大規模改修などの中で検討していくという答弁でした。災害時の避難所の生活環境の改善という面からも、また、教育環境の一層の充実を図るという意味からも、体育館の空調化は必要です。災害が頻発するもとで、国の緊急防災・減災事業債なども活用して設置計画を急ぐべきです。 第3の項目は、給食費や教材費を無償にするなど、保護者負担を軽減するため、市独自の財政措置をとってくださいというものです。参考人からは、給食費や教材費を無償にするなど、保護者負担の軽減については学校教育に必要な副教材を購入するための教材費、家庭の状況を考え、児童1人当たり月1,000円に抑えるためにいろいろと苦労してやりくりされていることや、給食費を学校ごとに徴収・運営されていることによる学校間の違いなども話されました。教育委員会は、教育費負担の軽減については、低所得者層には就学援助制度があり、対応できているとするものでした。教育の一環である給食、教育のために必要な教材などの無償化は当然です。給食費を、笠置町、井手町を始め、無償化に踏み切る自治体が全国的にも広がっています。世界の中でも日本の教育費は非常に高く、子育て世代の生活への負担を重くしています。行政の支援が必要です。 以上、いずれの項目も京田辺市の未来を担う子どもたちがよりよい環境の中で学び、豊かに成長できるように改善を求める要望です。議員の皆さんの賛同をお願いいたしまして、賛成討論といたします。 ○松村博司議長 次に、原案反対者の発言を許します。 ほかに討論はありませんか。         (「なし」と言う者あり) ○松村博司議長 討論なしと認めます。これで討論を終わります。 それでは、請願第1号、京田辺市の子どもたちの健康と安全を守り、ゆきとどいた教育を求める請願の件を電子表決により採決いたします。 本件に対する委員長報告は不採択とするものです。本請願を採択とすることに賛成する議員は賛成ボタンを、反対する議員は反対ボタンを押してください。 押し忘れはありませんか。         (「なし」と言う者あり) ○松村博司議長 押し忘れなしと認め、確定いたします。賛成少数であります。よって本件は不採択とすることに決しました。 ○松村博司議長 次に、日程第18、意見書案第7号、関西電力の金品受領問題の全容解明を求める意見書の件を議題といたします。 提出者から提案理由の説明を求めます。         (挙手する者あり) ○松村博司議長 7番、久保典彦議員。 ◆久保典彦議員 自民一新会の久保典彦でございます。意見書案第7号、関西電力の金品受領問題の全容解明を求める意見書(案)について、意見書を読み上げ、説明とさせていただきます。 関西電力の金品受領問題の全容解明を求める意見書(案)。 関西電力の役員らが高浜原子力発電所の工事発注先の関係者から、不透明かつ多額の金品を受け取っていたことが明らかになった。 公益性が極めて高い電力事業の経営責任者による本事案は、道義に反するあるまじき事態であることはもちろんのこと、市民・国民の信頼を失墜させた責任は重大である。 加えて、原子力発電を含め、エネルギーの需要に関する施策を総合的に策定し、実施する責務は、エネルギー政策基本法に基づき国が有しているところ、本事案は、その根幹を揺るがしかねないと言っても過言ではない。 京田辺市議会としても全国を震撼させた、由々しき問題であると強く懸念しており、国におかれては、本事案について、当事業者である関西電力に任せきりにすることなく、電気事業法に基づく電気事業の運営に係る監督官庁として、徹底的に全容解明されることを強く求める。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 以上であります。ぜひご賛同をよろしくお願いいたします。 ○松村博司議長 これで提案理由の説明を終わります。 これから質疑を行います。質疑はありませんか。         (「なし」と言う者あり) ○松村博司議長 質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 お諮りいたします。本件については会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。ご異議ございませんか。         (「異議なし」と言う者あり) ○松村博司議長 ご異議なしと認めます。よって本件は委員会付託を省略することに決しました。 これから討論を行います。討論はありませんか。 まず、原案反対者の発言を許します。         (「なし」と言う者あり) ○松村博司議長 次に、原案賛成者の発言を許します。         (挙手する者あり) ○松村博司議長 1番、吉高裕佳子議員。 ◆吉高裕佳子議員 無会派、吉高裕佳子です。ただいま出されました関西電力の金品受領問題の全容解明を求める意見書についてですが、11月に、市民の方からこの問題について国に意見書の提出を求める要望書が京田辺市議会にも届きました。市民は、関西電力の安心・安全とはほど遠い意識とかけ離れた金銭感覚に心底怒っています。そうした市民の想いも含め、賛成の立場で討論いたします。 関西電力幹部20名が3億2,000万円もの巨額の金品を受領していたことが報道によって明らかになりました。関西電力はこれらを長期にわたって隠し続け、社会的に厳しい批判によって会長ら7名が辞任しましたが、第三者委員会の報告書を出すことで社会的批判をかわそうとしています。しかし、当事者の関西電力が組織した第三者委員会の権限は不明であり、調査範囲等は関西電力の了承が必要で、金品受領や30から40年にわたる深い闇の実態が明らかになるはずがありません。今回の金品受領事件は、原発マネーの還流であり、原資は電気料金です。地元企業への不正な工事発注費が関西電力幹部の懐に還流していたなど、前代未聞の醜悪な事件です。関西電力が迷惑施設である原発の建設・運転のために地元工作を行い、地元住民の反対や批判の声を握り潰し、地域社会の民主主義を破壊してきたことを象徴する事件と言えます。このような不正がなぜ起き、なぜ長い間隠されてきたのか。関西電力の企業倫理と企業体質の根幹と高度に安全を確保しなければならない原子力発電所の運転能力が厳しく問われなければなりません。 しかし、関西電力は、高浜3号、大飯3、4号の運転を継続しています。点検中の高浜4号では、10月に蒸気発生器細管の5本に損傷が見つかりました。昨年も同様の損傷が高浜3号で確認されましたが、原因としていた異物を見つけることなく運転を再開してしまいました。このようなことは許されません。さらに、関西電力は、40年超えの老朽原発の高浜1、2号、美浜3号の運転も諦めていません。若狭の原発で東電福島原発と同程度の事故が起これば、取り返しのつかない環境汚染により、国土と財産が損なわれ、住民の暮らしが破壊されることは福島原発事故を見れば明らかです。その影響が京田辺市にも及ぶことは必至であり、この状況のもとでも運転継続をする企業体質に恐怖と不安を覚えます。 また、東電福島原発事故後、関西電力は2度も電気料金の値上げを行い、消費者の負担が増す一方で、関西電力の幹部たちは元助役から巨額の金品を受け取っていたことに対しては怒りがおさまりません。ここ京田辺市やその近隣には、福島原発事故により避難されてきた方がたくさんおられます。原発事故のせいで美しかった故郷が二度ともとに戻らない悲しみの中、住みなれた暮らしを手放すことになった方々が避難先でまたこのように裏切られ、やり場のない怒りに苦しんでおられます。福井の原発からたった80キロしか離れていないここ京田辺に住む全ての命や暮らし、そして環境、経済を守るためにも、市民の怒りや不安、恐怖を酌み取り、政府、国会等の責任で徹底的な全容解明を求める本意見書に賛成を表明し、全議員の皆様の賛同を求めて、賛成討論といたします。 ○松村博司議長 ほかに討論はありませんか。         (「なし」と言う者あり) ○松村博司議長 討論なしと認めます。これで討論を終わります。 それでは、意見書案第7号、関西電力の金品受領問題の全容解明を求める意見書の件を電子表決により採決いたします。 本件は原案のとおり決することに賛成する議員は賛成ボタンを、反対する議員は反対ボタンを押してください。 押し忘れはありませんか。         (「なし」と言う者あり) ○松村博司議長 押し忘れなしと認め、確定いたします。賛成全員であります。よって本件は原案のとおり可決されました。 本意見書の取り扱いは議長に一任願います。 ○松村博司議長 次に、日程第19、意見書案第8号、高齢者の安全運転支援と移動手段の確保を求める意見書の件を議題といたします。 提出者から提案理由の説明を求めます。         (挙手する者あり) ○松村博司議長 18番、橋本善之議員。 ◆橋本善之議員 意見書案第8号、高齢者の安全運転支援と移動手段の確保を求める意見書について、文面を朗読いたしまして、ご説明にかえさせていただきます。 高齢者の安全運転支援と移動手段の確保を求める意見書(案)。 近年、交通事故の発生件数は減少傾向にあるが、75歳以上の高齢運転者の死亡事故の割合は高まっており、アクセルとブレーキ、いわゆるペダルの踏み間違いによる交通事故が頻発している。 警察庁は昨年末時点で約564万人いる75歳以上の運転免許証保有者が、2022年には100万人増え、663万人に達すると推計している。 こうした状況を踏まえ、国は2017年施行の改正道路交通法で、75歳以上の運転免許証保有者は、違反時や運転免許証更新時に認知機能検査を受けることを義務付けたが、今や高齢運転者の安全対策及び安全運転支援の取り組みは待ったなしの課題である。 また、過疎地域を中心に、いまだ「生活の足」として自動車が欠かせない高齢者も多い中、自主的に運転免許証を返納した場合などの地域における移動手段の確保の取り組みも重要な課題である。 ついては、国におかれては、地方自治体や民間事業者とも連携しながら、総合的な事故防止策としての、高齢運転者の安全運転支援と地域における移動手段の確保を図るため、次の事項について早急に取り組むことを強く求める。 1 自動ブレーキ搭載の義務化のみならず、ペダルの踏み間違い時の急加速を防ぐ機能など、ドライバーの安全運転を支援する装置を搭載した「安全運転サポート車」(サポカーS)や後付けの「ペダル踏み間違い時加速制御装置」の普及を一層進めると共に、高齢者を対象とした購入支援策を検討すること。 2 高齢運転者による交通事故を減らすため、自動ブレーキなどを備えた「安全運転サポート車」(サポカーS)に限定した運転免許証の創設や、走行できる場所や時間帯などを制限した条件付き運転免許証の導入を検討すること。 3 運転免許証を自主返納した高齢者が日々の買い物や通院などに困らないような、総合的な「地域公共交通ネットワーク」の更なる充実を図ること。また、地方自治体などが行う、運転免許証の自主返納時における、タクシーや公共交通機関の割引制度などを支援すること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 議員各位のご賛同をよろしくお願いいたします。 ○松村博司議長 これで提案理由の説明を終わります。 これから質疑を行います。質疑はありませんか。         (「なし」と言う者あり) ○松村博司議長 質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 お諮りいたします。本件につきましては会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。ご異議ございませんか。         (「異議なし」と言う者あり) ○松村博司議長 ご異議なしと認めます。よって本件は委員会付託を省略することに決しました。 これから討論を行います。討論はありませんか。         (「なし」と言う者あり) ○松村博司議長 討論なしと認めます。これで討論を終わります。 それでは、意見書案第8号、高齢者の安全運転支援と移動手段の確保を求める意見書の件を電子表決により採決いたします。 本件は原案のとおり決することに賛成する議員は賛成ボタンを、反対する議員は反対ボタンを押してください。 押し忘れはありませんか。         (「なし」と言う者あり) ○松村博司議長 押し忘れなしと認め、確定いたします。賛成全員であります。よって本件は原案のとおり可決されました。 本意見書の取り扱いは議長に一任願います。 ○松村博司議長 次に、日程第20、意見書案第9号、首相主催の「桜を見る会」に関する疑惑の徹底解明を求める意見書の件を議題といたします。 提出者から提案理由の説明を求めます。         (挙手する者あり) ○松村博司議長 14番、青木綱次郎議員。 ◆青木綱次郎議員 日本共産党京田辺市議会議員団の青木綱次郎でございます。案文を読み上げて、提案にかえさせていただきます。 首相主催の「桜を見る会」に関する疑惑の徹底解明を求める意見書(案)。 「桜を見る会」は、首相が各界において功績、功労のあった方々を招き、日頃のご苦労を慰労するとともに、親しく懇談する内閣の公的行事として開催され、その費用は国民の納める税金から賄われている。 近年、その経費や参加者数が急増しており、背景には安倍晋三首相をはじめとする政治家が、自らの後援会関係者などを多数、招待するなど私物化しているのではないかという疑惑が、この間の国会審議で明らかになった。 しかも、悪徳マルチ商法で約7千人から約2千億円の被害を出したジャパンライフの当時の会長も、安倍首相の「招待枠」で「桜を見る会」に出席していたという疑惑も出てきた。 これらの疑惑は、その関係する資料に基づいてその真相が究明されるべきであるにもかかわらず、政府は「招待者名簿などはすべて廃棄した」として、真相解明に背を向けている。 国会における虚偽答弁や、政治資金規正法違反公職選挙法違反公文書管理法違反、財政法違反なども疑われる、重大な疑惑であり、国民の深刻な政治不信を招きかねない問題である。 よって国においては、早急に国会の予算委員会などを開催し、その真相の徹底的な解明をされるよう強く求めるものである。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 令和元年12月25日。 京都府京田辺市議会。 議員皆様方のご賛同をお願いしまして、提案説明とさせていただきます。 ○松村博司議長 これで提案理由の説明を終わります。 これから質疑を行います。質疑はありませんか。         (「なし」と言う者あり) ○松村博司議長 質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 お諮りいたします。本件については会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。ご異議ございませんか。         (「異議なし」と言う者あり) ○松村博司議長 ご異議なしと認めます。よって本件は委員会付託を省略することに決しました。 これから討論を行います。討論はありませんか。         (「なし」と言う者あり) ○松村博司議長 討論なしと認めます。これで討論を終わります。 それでは、意見書案第9号、首相主催の「桜を見る会」に関する疑惑の徹底解明を求める意見書の件を電子表決により採決いたします。 本件は原案のとおり決することに賛成する議員は賛成ボタンを、反対する議員は反対ボタンを押してください。 押し忘れはありませんか。         (「なし」と言う者あり) ○松村博司議長 押し忘れなしと認め、確定いたします。賛成少数であります。よって本件は否決されました。 ○松村博司議長 次に、日程第21、意見書案第10号、加齢性難聴者の補聴器購入に対する公的補助制度の創設を求める意見書の件を議題といたします。 提出者から提案理由の説明を求めます。         (挙手する者あり) ○松村博司議長 15番、増富理津子議員。 ◆増富理津子議員 日本共産党京田辺市議会議員団の増富理津子です。提案者を代表いたしまして、案文を読み上げ、提案とさせていただきます。 加齢性難聴者の補聴器購入に対する公的補助制度の創設を求める意見書(案)。 加齢性難聴は、日常生活を不便にし、コミュニケーションを困難にするなど生活の質を落とす大きな原因になる。また、最近では鬱や認知症の危険因子になることも指摘されている。加齢性難聴によりコミュニケーションが減り、会話することで脳に入ってくる情報が少なくなることが脳の機能の低下につながり、鬱や認知症につながるのではないかと考えられている。 日本の難聴者率は、欧米諸国と大差はないが、補聴器使用率は欧米諸国と比べて低く、日本での補聴器の普及が求められる。しかし、日本において補聴器の価格は片耳当たり概ね3万円~20万円であり、保険適用ではないため、全額自費となる。身体障害者福祉法第4条に規定する身体障害者である高度・重度難聴の場合は、補装具費支給制度により1割負担、中等度以下の場合は購入後に医療費控除を受けられるものの、その対象者はわずかで、約9割は自費で購入していることから、特に低所得の高齢者に対する配慮が求められる。 欧米では、補聴器購入に対し公的補助制度があり、日本でも、一部の自治体で高齢者の補聴器購入に対し補助を行っている。 補聴器の更なる普及で高齢になっても生活の質を落とさず、心身とも健やかに過ごすことができ、認知症の予防、ひいては健康寿命の延伸、医療費の抑制にもつながると考える。 よって、国におかれては、加齢性難聴者の補聴器購入に対する公的補助制度を創設するよう強く要望する。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 京都府京田辺市議会。 議員の皆さんの賛同をよろしくお願いします。 ○松村博司議長 これで提案理由の説明を終わります。 これから質疑を行います。質疑はありませんか。         (「なし」と言う者あり) ○松村博司議長 質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 お諮りいたします。本件については会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。ご異議ございませんか。         (「異議なし」と言う者あり) ○松村博司議長 ご異議なしと認めます。よって本件は委員会付託を省略することに決しました。 これから討論を行います。討論はありませんか。         (「なし」と言う者あり)
    ○松村博司議長 討論なしと認めます。これで討論を終わります。 それでは、意見書案第10号、加齢性難聴者の補聴器購入に対する公的補助制度の創設を求める意見書の件を電子表決により採決いたします。 本件は原案のとおり決することに賛成する議員は賛成ボタンを、反対する議員は反対ボタンを押してください。 押し忘れはありませんか。         (「なし」と言う者あり) ○松村博司議長 押し忘れなしと認め、確定いたします。賛成少数であります。よって本件は否決されました。 ○松村博司議長 次に、日程第22、議員の派遣についての件を議題といたします。 お手元に配付の議員派遣承認要求書のとおり、令和2年2月10日に開催される令和元年度京都府議会・市町村議会正副議長合同研修会に河田美穂副議長から承認要求がありましたので、派遣することにしたいと思います。 お諮りします。この件について派遣することにご異議ございませんか。         (「異議なし」と言う者あり) ○松村博司議長 ご異議なしと認めます。よって本件はそのように決しました。 ○松村博司議長 次に、日程第23、閉会中の継続審査・調査申し出についての件を議題といたします。 総務常任委員長、文教福祉常任委員長、建設経済常任委員長、議会運営委員長及び広報編集特別委員長から、会議規則第111条の規定により、閉会中の継続審査・調査申し出があります。 お諮りいたします。総務常任委員長、文教福祉常任委員長、建設経済常任委員長、議会運営委員長及び広報編集特別委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査・調査とすることにご異議ございませんか。         (「異議なし」と言う者あり) ○松村博司議長 ご異議なしと認めます。よってそのように決しました。 ここで市長から挨拶の申し出がありますので、これをお受けしたいと思います。         (挙手する者あり) ○松村博司議長 上村市長。 ◎上村市長 令和元年第4回京田辺市議会定例会の閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。 本定例会は、12月3日からの23日間にわたりまして終始熱心にご審議をいただき、各議案につきましてご議決をいただき、また、平成30年度決算につきましても認定をいただきましたことに心から御礼を申し上げたいと思います。 一般質問並びに各常任委員会の審査においていただきましたご意見につきましては、各所属において再度確認の上、可能な限り市政に反映させてまいりたいと考えております。 さて、令和元年も本日を含めて残り7日となってまいりました。ことしの冬は比較的穏やかな天候が続いておりますが、振り返ってみますと、全国各地では台風や記録的な大雨による甚大な被害など、これまでの予想をはるかに超える大規模な自然災害が起こっております。本市といたしましても、このような自然災害に対する備えを日ごろからしっかりと行うとともに、さらなる地域防災力の向上に努めてまいりたいと考えております。 また、ことしは各区・自治会のさまざまな行事やイベントにも参加をさせていただきましたが、どの地域も創意工夫を図りながら、伝統行事を継承するだけでなく、しっかりと地域のきずなを強めておられました。このことがさまざまな場面でもお互いに支え合える地域づくりにもつながっていくものと実感したところでございます。 さて、迎えます来年、令和2年は、第4次総合計画がスタートする新たな年に当たります。計画のスタートに合わせて、現在本市が抱える地域課題やこれからのまちづくりを見据えた組織機構に改編することによりまして、これまで進めてきたまちづくりを継承しながら、参画と人のつながりによるまちづくりを加速させてまいりたいと思っております。 また、5月には、東京2020オリンピック聖火リレー、ワールドマスターズゲームズ2021関西のハンドボールプレイベント、そして、ことしで5回目となりますツアー・オブ・ジャパン京都ステージなど、京田辺が舞台となるさまざまなスポーツイベントが開催されますことから、地域の活性化だけでなく、国内外に向けた京田辺のPRにも積極的に取り組んでまいりたいと考えております。議員各位におかれましても、引き続き京田辺市の発展に向けてご支援とご協力を賜りますようにお願いを申し上げます。 次に、年末年始の諸行事でございますが、28日まで自主防災組織や消防団の年末警戒が行われております。年がかわりまして1月には消防出初め式や成人式を予定しております。議員各位におかれましても積極的にご参加いただきますようお願いを申し上げます。 最後になりましたが、皆様には、この1年間、京田辺市発展のためご尽力をいただきましたことに感謝を申し上げますとともに、すがすがしい新年を迎えられますことを祈念いたしまして、閉会に当たってのご挨拶とさせていただきます。まことにありがとうございました。 ○松村博司議長 私から一言ご挨拶を申し上げます。 本年も年の瀬を迎え、特に緊急の案件がない限り、本日をもって納めの議会となります。今期定例会は、12月3日に開会し、本日までの23日間にわたって議員各位の熱心なご審議をいただき、本日ここに閉会する運びとなりました。 さて、1年を振り返ってみますと、特に台風による被害が記憶に新しいところでございます。全国各地、中でも関東地方や甲信地方、東北地方と広範囲にわたり、記録的大雨による甚大な被害はいつどこで起こってもおかしくないことを改めて痛感させられました。本市においての被害は幸いにも小規模でありましたが、全国的には多くの方々がお亡くなりになり、今なお被災された人たちが多数おられ、心からお悔やみと一日も早い復旧・復興をお祈りする次第であります。 なお、議員各位からご協力いただきました令和元年台風19号に伴う災害に対する義援金でございますが、非常に残念であります、19名の議員からご協力をいただき、全国市議会議長会へ市議会議員有志一同との名義で義援金を納めさせていただきました。昨今の自然災害は、過去の経験をはるかに超えるものも起こり得るとして、強く危機意識を持つことが必要であります。市議会におきましても、策定いたしましたBCPを念頭に、災害に対する意識をより一層お持ちいただき、有事の際はそれにならい、行動をよろしくお願い申し上げます。 また、今後も議会改革を継続していく中で、議会機能を活性化し、市民の皆様の代表として信託に応え、多くのご意見を市政に反映できるよう、議員一同、全力で取り組んでいく所存であります。 本年もあと数日を残すのみとなりましたが、皆様方には、くれぐれもお体にご自愛をいただき、ご家族おそろいで輝かしい新年を迎えられますことを祈念し、閉会のご挨拶といたします。 以上で今期定例会の日程は全部終了いたしました。 これをもちまして令和元年第4回定例会を閉会いたします。 本日は大変ご苦労さまでございました。---------------------------------------地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。                議長    松村博司                署名議員  榎本昂輔                署名議員  河本隆志...