①喫煙室が2か所設けられているが、職員専用は廃止せよ。
②健康推進計画策定の意義を尊重し、喫煙者を減らす取組みを行うべきだ。順位2番 南部登志子 (無会派)(1)災害対策について
①8月14日の大雨による被害の市内状況について問う(道路、河川、側溝、下水道、農業用水、公共施設、民家、田畑等)。
②当日早朝の被害であったが、職員配置は適切・迅速に行えたか。
③今後の対策及び課題について問う(職員配置を含む)。
(2)普賢寺地域について
①少子化対策について問うとともに、Uターン制度や
Iターン制度導入の考えについて問う。
②バス路線休止地域に対して、
公共交通タクシーの導入を。
③8月14日の大雨で普賢寺小学校前の河川に架けられていた橋が流された。住民によって架けられた橋であったが手すりなどがないなどの理由で以前から架替えの要望もあった。子どもたちが通学に使用している橋でもあったので、再架設が望まれるが市の見解は。順位3番 小林喜代司 (新栄会)(1)一級河川の天井川である天津神川の整備について
市内の天井川整備の中で天津神川は、昭和43年頃に河床のコンクリートを施工されて以来、新たな整備は全く実施されていない。
しかし、上流地域は大きく開発されてきている中で、流域の多くの市民の方から整備を要望される声が早くから出ているが、市民の安全確保のために、河川管理者である京都府とどの様な協議をされているのか。
(2)JR片町線の整備、輸送力増強について
JR片町線の輸送力増強について、始発・最終列車を市の中心であるJR京田辺駅までの延長営業運転を、利用する多くの市民の方から強く要望されている。
一部列車の繰下げ、繰上げ運転は実施されたが、始発・最終列車の営業運転は実施されていない。
現在、JRでは来年3月のダイヤ改正にむけて、新ダイヤの素案を検討されているが、多くの市民の要望を市は、どの様にJRに伝えられているのか。
また、信楽街道、第2和井田、久保の各踏切りの整備の見通しは。
(3)近鉄新田辺駅西口地域の防犯対策について
市の玄関口である近鉄新田辺駅西口地域の防犯、安全対策として、防犯カメラを6台設置され、新たにJR京田辺駅東口地域に2台設置される予定である。
また、駅前交番管内の防犯推進員を27名に増員され、
市民協働防犯ステーションも設置されたが、現在の状況と今後の対策について。順位4番 櫻井立志 (公明党)(1)市民へのサービス向上について
①本市における
住民基本台帳カードの普及率はどうか。利用促進する為の啓発をすべきと考えるが。
②コンビニにおける証明書等の自動交付を導入し、夜間や休日でも利用しやすく、市民の利便向上を図るべきではないか。
③ジェネリック医薬品利用促進通知サービスを実施し、本市の
医療財政健全化と市民の医療費負担の軽減を図るべきではないか。
(2)市民の安心・安全の救命・防災対策について
①万一の災害や急病に備え、高齢者などへの
救急医療情報キットの配布を実施すべきではないか。
②災害発生時の初期活動及び道路渋滞や消防車進入が困難な地域に効果が期待される消防バイクの導入を図るべきではないか。
③救急搬送の際に言葉の通じ難い外国人への対応として、松原市などで利用されている救急車に音声翻訳装置の配備をしてはどうか。
④京都府では、本年9月から府南部にもドクターヘリの運用が開始されたが、本市の対応について問う。
(3)
再生可能エネルギーの推進とエコ対策について
①今夏の電力不足で、市民の関心が大変高まってきている。本市において、節電・省エネへの取組みを支援するため、「省エネナビ」などの簡易な
消費電力測定機器の無料貸出しを行ってはどうか。
②民間資金の活力や市民協働による
太陽光発電システムを公共施設の屋上などへ設置する屋根貸し事業を導入し、
再生可能エネルギーの普及に努めるべきではないか。順位5番 喜多 進 (新栄会)(1)安心・安全なまちづくりについて
①天津神川治水対策について、調査費として500万円を計上していただいたが、天津神川への流水量を抑制する方策の検討を実施すると聞いている。今後の予定を問う。
②山手幹線(
興戸地蔵谷橋~市道薪新田辺線畠橋交差点までの区間)に道路照明施設を設置する方向性が示されているが、今後の予定を問う。
③手原川西側(
丑宮橋~薪畠橋)の通学路の舗装について、京都府と協議・調整すると聞いている。その後の予定について問う。
④同志社山手地区と南部の拠点である南田辺三山木駅前線の供用開始について今後の予定を問う。
⑤
府道八幡木津線と市道薪薊線の北側の角に野小屋と電柱があり、非常に見通しが悪く危険である。撤去か1mほどさげていただきたいと考えるが、対策はないのか問う。
⑥一休寺周辺の開発について、現在、開発業者二社による第二次開発が進行中であるが、雨水を手原川に流されると思うが、現在でも排水路からふき出ている。今後の市の考えと業者指導について問う。
⑦府
道八幡木津線薪茶屋前交差部改修の進捗状況と、
府道八幡木津線の大型車の通行規制について問う。
⑧水取バイパス開通後の旧道の大型車の交通規制について問う。
(2)心にうるおいのあふれるまちづくりについて
①本市のシンボル的里山である豊かな緑が残る甘南備山のナラ枯れについて、昨年度と今年度で、道路沿いの枯木伐採等を行っていただいておりますが、全体を見ると非常に多くの枯木が見られるが、もっと市としての対策はないのか問う。
②手原川から甘南備山に至る遊歩道整備の進捗と、甘南備山への車での入山者が増加し、地元の農業者とのトラブルが増えている。甘南備山への市道井手甘南備山線での待避場所の確保について問う。
(3)京田辺の未来をささえる人づくり
南部住民センターの設置計画について問う。順位6番 増富理津子 (
日本共産党京田辺市議会議員団)(1)餓死・孤立死と生活保護について
今年に入り、全国で餓死・孤立死が相次いで起き、社会問題となっている。原因究明、再発防止策の調査の中で、生活保護を求めていたにも関わらず、拒否され命を失っている事例が後を絶たない。ところが国は、財政悪化と生活保護の利用者が増えたことを口実に生活保護基準の引下げを検討している。
①餓死・孤立死の問題と生活保護制度について市長の認識を問う。
②就労支援についての考えと現状について問う。
③家具什器費の改善と助成制度を。
④申請相談ができる相談室の確保、個人情報が守れるカウンターの改善を。
⑤職員の増員でケースワーカーの対応件数の緩和をし、適正な保護業務を。
(2)誰もが安心して利用できる介護保険に
今年の4月から第5期介護保険事業が始まり、保険料は25%引き上げられ、多くの年金暮らしの高齢者に厳しいものとなっている。ところが反対に「訪問介護」の時間区分の見直しが行われ、高齢者の生活を支えるはずの介護保険の中心部分が切り縮められてきていることは重大である。
①介護保険料、利用料の負担軽減を。
②訪問介護サービスの「時間区分変更」の現状と問題点について問う。
生活援助の「時間短縮」の影響はどうか、実態把握を。
(3)学校教育について
①「いじめ」から子どもを守る、「いじめ」のない学校づくりへの教育長の考えを問う。
②不登校児童への対応と対策について。
③小・中学校の大規模改修を含む整備改修計画について。
④通学路の安全対策について。
⑤通学路の実態調査を行い危険箇所を把握し、関係機関とも協議し、早急に安全対策を講じると6月議会での答弁にあったが、その後の進捗について問う。順位7番 河田美穂 (公明党)(1)いじめ問題について
①文部科学省から「いじめ問題に関する緊急調査」の依頼が出されたが、本市の対応は。
②どのようにすれば、今いじめで苦しんでいる子どもたちを救えると考えているのか(声なきSOSに、どのようにすれば大人が気付けると考えるか)。
③いじめに気付いているけれども、言い出せない子どもたちにどうすれば協力してもらえると考えているのか。
(2)防災対策について
①「自助」の大切さを考えてもらうため、市で「家族防災会議の日」を定めてはどうか。
②避難所運営の体験型訓練「HUG」(H=避難所、U=運営、G=ゲーム)を導入すべき。
③小・中学校で避難所の開設から運営までの実践的な訓練を市職員と地域住民が一緒に実施すべき。
(3)読書の推進について
①小1・中1の入学時に本を贈る「
セカンドブック・サードブックプレゼント事業」を実施すべき。
②小・中学校の朝読書の時間の充実をはかるべき(保護者による読み聞かせなど)。
(4)市民議会の開催について
あらゆる年代層の広聴を充実させるため、子ども議会、青年議会、
ヤングママ議会、壮年議会などを議場で開催するなど試みてはどうか。順位8番 塩貝建夫 (
日本共産党京田辺市議会議員団)(1)TPP参加問題について
TPP参加は、日本経済、地域経済のあらゆる分野に多大な悪影響を及ぼすと懸念されている。そこで、以下、市長並びに
農業委員会会長の基本認識を問う。
①市長に対して
ア)TPP参加は、京田辺市の経済、暮らしのあらゆる分野に影響を及ぼすことについて。
イ)介護、医療分野への影響について。
ウ)食品安全基準の影響について。
エ)政府調達(地方自治体含む)分野の影響について。
オ)農業、食糧分野の影響について。
②農業委員会会長に対して
ア)農業、食糧分野の影響について。
イ)京田辺の特産品、とりわけお茶などへの影響について。
③TPP参加に対する市長、農業委員会として、政府に対して明確な「反対」の意見表明を。
(2)学校給食と地産地消の推進について
①学校、保育所給食の食材の地元産食材をさらに拡大するための方策について、
ア)玉ねぎ、じゃがいも、なす、白菜、大根などの地元産食材は20%前後であり、さらに拡大を。
イ)市内のお茶を学校へ導入することができないか。
②給食の牛乳について
ア)子どもの健康に本当に良いのか。
イ)給食の牛乳一律提供を見直してはどうか。順位9番 上田 毅 (無会派)(1)市有地と民地との境界に係る問題点について
個人財産である不動産について、民地であるにもかかわらず勝手に道路敷きとなっているところが何か所かある。どのような扱いをしているのかを問う。
(2)椋鳥問題について
近鉄新田辺駅前の椋鳥について再々度とりあげたが、未だ一定の効果があったとは思えない状態があきらかになっている。
市として、この状態をどう捉えているのかを問う。
(3)大津市の中学校いじめ問題から市として考えることは
教育委員会と学校側そして生徒と保護者との連携が図れていないと痛感したが、京田辺市としてどの様に考慮しているのかを問う。
(4)京田辺市の振興活性化について
中央公民館の老朽化に伴い、建替えの際には様々な用途に適する建築物の設計を考えるべきである。
文化ホールにも適する物であること、そして宿泊施設も併用すべきと考えるがいかがか。順位10番 水野恭子 (
日本共産党京田辺市議会議員団)(1)実効性ある
地球温暖化対策実行計画を
地球温暖化による様々な影響は、気温が上昇するだけでなく、くらしや社会、経済のすべてに影響が出ている。この危険な地球温暖化を防止するため、本市も今年度から、市民をはじめ事業者も含む
地球温暖化対策実行計画が進められるが、実効性ある計画策定を進められるよう市長の認識を問う。
◎井上危機管理監 2点ご質問をいただいております。まず、1点目でございますが、河原北口のマンションについて認識されていたのかというご質問でございますが、当該マンションにつきましては、建てた当時から道路面よりかなり低いところに建っております。したがいまして、オーナーさんの方で排水ポンプを設置されているというふうに聞いております。それ以上の雨が降ったということなんですが、ここの1階部分が床上浸水になったという報告を受け、消毒作業にも当たったわけでございますが、他の東住宅のほかの地域については、先ほど議員ご指摘のもう1点のご質問でございますが、東住宅の排水設備を馬坂川に放流するポンプを設置し、毎分4.5トンの能力で当日も稼働していたというふうに報告は受けております。したがいまして、東住宅周辺につきましてはそんなに大きな被害報告は受けていないんですが、このマンションだけが道路面よりかなり低かったということもありまして、報告は受けたということです。今後、こういった最近の雨は、この間の雨もそうなんですが、局地的に非常に大量の雨が降っております。したがいまして、なかなか予測は難しいんですが、事前の対応を図る必要が当然あろうかと思いますので、その辺は地域住民との間でいろいろ意見交換する中で自助という、そういう観点から今後も検証はしていきたいというふうに考えております。 以上です。 (挙手する者あり)
○上田登議長 南部登志子議員。
◆南部登志子議員 私自身は今回、河原北口周辺の被害が本当にあれだけで済んでよかったなというのが正直なところです。先ほど言いました消防車のすごいサイレンの音が鳴りましたので、飛び出したときにはあの周辺、私のマンションの前でもかなり冠水していました。それぞれご自宅の駐車場を持っておられるお宅のところには車が入りやすいように、あるいは玄関のところに入りやすいように、段差を解消する
ゴム製のものをそれぞれのご家庭の前、それからマンションの駐車場の前に設置されていますけれども、それはすべてぷかぷか浮いていると。その中をジャブジャブと入っていかないといけないというような現状でした。幸い雨が割と短時間というか、時間的には夜中からずっと降り続いていましたので長かったですけれども、それから30分後ぐらいに雨が少しおさまったときに出たときには、かなりその水が引いていましたので、今回はたまたまそれで済んだという状況だったというふうに思うんですが、あれがもう少し降り続いていれば、あの辺の住宅一帯はやっぱり私はかなり浸水していたのではないかというふうに思って、とても恐怖を感じました。あそこは馬坂川の排水ポンプの能力がどうだったかという課題もありますし、かねてからあそこの下水道は滞留するというような話を聞いています。そういうことで、橋本部長が建設の部長になられるもっともっと何代も前の建設の部長さんとかとも話をしたことがありますけれども、下水道はなかなかあれだけ住宅密集してしまうと、なかなかそれをもう一度工事をしてやりかえるというのも難しいというふうなお話も聞いたりしましたけれども、今回のようなことが起こると、そういう排水能力、下水道も含めて本当にしっかりしているのかという確認は、別に私が住んでいる河原北口周辺だけではなくて、全市的にもう一度しっかりと調べていく必要があるのではないかということが1点。 それから、あともう1点、これはいろんな住民の方からお話をお伺いして聞いたんですけれども、このごろ河川のしゅんせつですね、財政的な関係で府がしゅんせつを行ってこられていたところがほとんだというふうに思うんですけれども、毎年行われていたしゅんせつが何年かに1回とかというふうに減ってきていると。今回、普賢寺川で大分水があふれましたけれども、そういうしゅんせつとかとも関係があるんじゃないかというふうに言われた方もありました。それから、普賢寺小学校のところで冠水したのは、現在体育館を工事していますから、側溝にふたがされているんですね、細い道をダンプが通りやすいように。その関係で排水がうまくいかなかったんではないかとか、細かくその地域を訪ねてお伺いをしてみると、本当にいろいろな課題があったのではないかというふうに思うんです。先ほどの井上
安心まちづくり室長のご答弁の中では、さらっと流されてしまったんですけれども、そういった細かい点も含めて私は今回の大雨災害でかなりいろいろな課題が見えてきたというふうに思いますので、その辺についてどういうふうに認識されて、どうこれから取り組もうとされているのか。ちょっと建設の分野も入ってくるかというふうに思うんですが、その点をお聞きしたいというふうに思います。 (挙手する者あり)
○上田登議長 井上危機管理監。
◎井上危機管理監 ただいまのご質問でございますが、今回の大雨によりまして、市内の各地の脆弱な点というのが少し浮かび上がってきたかなという感じを持っております。したがいまして、今後、先ほどご指摘の排水ポンプでありますとか、しゅんせつでありますとか、そこらのことは十分点検する中で今後そういった防災対策に生かしていければなというふうには考えております。 以上です。 (挙手する者あり)
○上田登議長 橋本建設部長。
◎橋本建設部長 まず1点目に、ああいった災害を受けて全市的に調べるべきではないかというご質問がございましたけども、平地部でありましたら時間雨量は大体80ミリぐらいを想定して、水路なり側溝なりは整備をするようにしております。ただ、まだそれが追いついていないところもたくさんございます。水ですから、自然排水をとるのが、これはもう原則になります。ですから、三、四年ぐらい前から排水困難地調査を独自で行いまして、整備改善を図っているところでございます。あれをやったおかげで、本来、多分水がつかるであろうなと想定したところは改善されている場所もございます。今議員の方からご指摘がございました河原北口、あそこの場合は横の馬坂川の方が高いですから、どうしてもポンプで排水しないといけないというような状況です。こういったところも随所にございます。それは先ほど危機管理監が申し上げたとおりでございます。 それから、河川のしゅんせつとかでございますが、これは一級河川におかれましては京都府に地元要望もいただく中で、また私どもの方といたしましても調査する中でしゅんせつ要望を常々行っておるところでございます。そして、側溝にふたがかかっているというようなことが原因で道が川になって、側溝に水が入らないというようなこともご指摘されました。正直、私もそれは感じております。ただ、日常の市民の皆様方の生活をする上では、やはり側溝にふたをして出入り自由にしてほしいという声もたくさんいただいております。こういった災害を一つの教訓といたしまして、そのあたりのことについても市民の皆様方にご理解をいただかなければならないと、そのように思っております。 (挙手する者あり)
○上田登議長 南部登志子議員。
◆南部登志子議員 私は今回の大雨で市の対応がここがなっていなかったとか、そういうことを言うつもりは一切なくて、今後もこういうことが来る、先ほどの1回目の質問で言いましたけれども、京田辺は災害のないまちではないんだということを、もう1度肝に銘じて、防災体制、それから災害時の発生のときに取り組んでいただきたいというふうに思いますので、そういった点についての調査についてはまた今後、今は結構復旧の方に職員さんの手がとられていて、大変な部分もあろうかというふうに思いますけれども、そういった点も含めてまた調査をしていただきたいと思います。 あと、職員の配置というのは適切に行われたということでした。私自身もちょうど車の免許を取ったとこやったというのもあって、車に乗れるようになったということもありましたので、8時ぐらいから結構市内いろんなところを車で回りましたけれども、例えば浜新田の方から薪ニチダイの方へ抜けるアンダーパスの部分とか、ニチダイのバス停の前で職員さんが2人、張りついておられて、市民の方に通らないようにというふうに言ってくださったりしていたり、家の近くでもアンダーパスの部分がありますけれども、そういうふうな形でいろいろ職員さんには非常に努力をしていただいたというふうに思うんです。ただ、私、今回のことで連携をとるべき業種の方が市職員それから消防団以外に必要ではないかなというふうに感じたのは、一つはヘルパーさんたちの存在なんですね。このごろ随分ご家庭で在宅介護という形でヘルパーさんを利用されるご家庭というのがふえてきていると思います。中には医療介護という形で介護を受けられているご家庭もふえています。今回、あのように道路を、市内かなり渋滞していました。電車がストップしていました。その中で、必ず毎朝何時には行かないといけないというような介護とか看護を受けておられる住民の方というのは、どれぐらいの割合かはわからないですけれども、一定数おられると思うんですね。そこへの駆けつけがおくれたんではないかというふうなことが推測されます。あの現状ではなかなか行きにくかったという部分も実際あったと思いますしね。そういう意味では、そういうヘルパーさんを派遣されておられる事業所さんとの連携とか、そういったこともやはり必要なんではないかというふうに思うんです。あるいはヘルパーさんが義務感でどうしてもご利用者さんのところに行かないといけないという形で、危険なのに無理して行かれた場合に二次災害に遭われるということも考えられますし、そういった業界の方々も防災計画の中に入っていただいて、きちんと防災体制をつくっていくということも一つ大きな課題になってきたんではないかというふうに思います。その点について、認識をお伺いしたいというふうに思います。 あともう1点は、先ほど床上浸水になったのが学生マンションでしたので、担当課の方にお聞きをすると、学生さんが避難所どこですかというふうにお聞きになって、しばらくちょっと出ないで待っていてほしいというふうに市の方からは回答したというようなこともおっしゃっていましたけれども、学生マンションのオーナーさんとも災害時にどうするかという連携をきっちりとっていく必要がありますし、市からも一定の情報を学生マンションのオーナーさんに出していくことも必要なんではないかと。普通の私たちが住んでいるようなマンションとかでしたらマンションの理事会とか役員会とかそういうものがあって機能していますけれども、学生マンションに関してはそういうものがないというふうに思うんですね。だから、その辺が必要になるんじゃないかということ。 あと、それから公共施設に関していいますと、今回、普賢寺小学校前が冠水したんですね、一時的に。あそこは避難場所になっているかというふうに思うんですけども、そういったことの見直しも必要なんじゃないかというふうに思うんです。非常に細かい話になりますけれども、そういった点についてどういうふうに認識されているのかをちょっとお伺いしたいと思います。 (挙手する者あり)
○上田登議長 井上危機管理監。
◎井上危機管理監 ただいまのご質問でございますが、事業所への連携、あるいは学生マンションのオーナーへの情報提供等々ご指摘をいただいておりますが、当日の雨の降り方が、先ほども申しましたように、私もいろいろ情報が錯綜する中でどういった判断がいいのかということをいろいろ考えていまして、午前5時40分から50分の間に10分間で30ミリ降っております、この地域で。やはりそのときにいろんな各機関への連絡というのは当然先ほど議員がおっしゃいましたように冠水している状況でもありましたし、もう少し夜明けを待って対応しようというふうには考えておりました。したがいまして、今後もこういった情報提供については当然自治会を通じて、あるいは関係機関を通じて、十分今後もその辺の対応は図っていく必要があろうかというふうに認識はしております。 公共施設の冠水、避難所の見直しということでございますが、現在のところ、先ほど議員ご指摘のように耐震工事の関係で暗渠になっとったということもございます。しゅんせつ等、問題等々ございますので、そこらは京都府の方にも上にしゅんせつを要望する中で、現在のところは避難所の見直しということに関しては考えておりません。 (挙手する者あり)
○上田登議長 南部登志子議員。
◆南部登志子議員 またちょっと状況を見ながら判断していただきたいというふうに思うんですが、細かい点はまた委員会の方で行いますので、災害対策についてはこれで一たん終わります。 普賢寺地域の課題についてなんですが、ちょっといろいろ申し上げたいこと、お昼前なのであれなんですけれども、国全体で取り組むべき課題だというふうに先ほど普賢寺地域の少子化対策についてはそういうご答弁をいただきました。その後に、Uターン制度や
Iターン制度導入の考えについては、新たな居住地確保が難しいから、まあまあちょっとできひんなというふうなことをご答弁でおっしゃったんですけども、だからこそ普賢寺地域のそれが課題なんだということを私はこの前からずっと申し上げているわけですね。ちょっと地域は違うんですけど、岡村三野地域の皆様へということで、何か岡村三野地域活性を考える会という会があって、そこがアンケートをとられたみたいです。そのアンケート結果を集計されたのをちょっと私いただきまして見せてもらったら、岡村三野地域でも11番目の質問の中で「農村地域の高齢化が進んでいるが、若い家族層のリターンが望めるとよいと思うか」という問いに70%の人が「はい」というふうに答えられているんですね。大住地域とか草内地域、飯岡地域とか、そういった地域の人は割と比較的ご自身の地域からお近くのところに子どもさんご家族が新しいお家を構えられて居住されるということは多いというふうに思うんですね。ところが、普賢寺地域というのは、なかなかあの近隣にそういう新しい住宅を建てられるような地域も少ないと。だからこそ、やっぱり私はここの地域の少子化問題というのは、ある種の特異性があって、大きな課題になっているんではないかというふうに思うんです。それは、その部長がみずからお答えになった、新たな居住地確保が難しいというご答弁の中に、それがやっぱりあると思うんです。だから、こういった問題についてもうちょっと前向きに検討していただきたいというふうに思います。今のところ難しいというふうにおっしゃっているのでこれ以上言いませんけれども、その辺についてはそういうふうに申し上げておきたいと思います。 それから、あと1点、バス路線の休止地域に対しての
公共交通タクシーの導入をということで、またこれ細かいことは委員会でもできるんですけれども、所管事務調査のとき、市長はいらっしゃらないので、今市長にあえてお伺いをしたいというふうに思います。 恐らくバスを休止する前に走らせておられたバスの利用者数と補助金を計算すれば、バス利用客1人当たりの補助金額は相当の額だったというふうに思うんです。できればそれをちょっと安まちの方では算出しておいていただきたいというふうに思うんですが、結構1人のバスのご利用者さんには相当の補助金がかかっていたというふうに思うんです。
公共交通タクシーになると、要請がない限り、要望がない限り走らせないわけですから、そういう部分のコストは大幅に削減できるわけですね。市長は、市民の方の利便性を考えて公共バスの編成をされたというふうに思います。前回質問したときも、その気持ちは今も変わっていないということを市長おっしゃったと思うんです。だとすれば、やっぱりこのことについてもっと真剣に取り組んでいただきたい。現在のところは導入できなくて研究課題という、そういう少しは前向きな答弁になってきたのかなというふうに思いますが、でも全然進んでいないですし、そういうのではなくて、早急に検討していっていただくべき課題で、それは市長が選挙のときに掲げられた市長の政策マニフェストですね、それに載っかるもののはずなんですよ。だとすれば、もっともっと市長が率先してこの問題に前向きに取り組んでいっていただけないんでしょうか。そこだけちょっとお聞きをしておきたいと思います。 (挙手する者あり)
○上田登議長 石井市長。
◎石井市長 今の質問でございますけども、公共交通ということでございますので、基本的に公共交通を全地域にわたるというところが基本でありまして、今言われましたように、地域というのは京田辺市全体というものであるわけでございます。それも地域地域によっても違いますし、路線のやり方についても違うわけでございまして、また人口も違いますし、その辺等についても十分市民が公共交通を使えるようなものを基本的に考えていきたいと思っておりますし、また先ほどからしっかり考えてほしいということでございますけども、この前から打田、高船の方々も見た方といろんな形の話もしながら、全体的にまた土地利用の問題とか、いろんな問題を勘案しながら検討をさせていただいているということでございますので、ただ単に住宅を建てればええということでもなかなかいけないような声も聞きますので、その辺については普賢寺地域における何かのものが一番いいかというような形で検討を進めていきたいと思っております。 (挙手する者あり)
○上田登議長 南部登志子議員。
◆南部登志子議員 最後に一言だけ。前も言いましたけれども、公共交通というのはバスとか電車なんだというふうな思い込みがすごく職員の方にはあるように思うんですけれども、前もご案内しました米原市とか、あるいはもうちょっと九州の方とか、四国の方とか、過疎化が進んでいる地域なんかではタクシーをきちんと公共交通だというふうに位置づけて市として取り組んでおられるところがだんだんふえてきているわけです。だから、公共交通というのはバスだけではないんだと。バス路線を確保すればそれでいいんだということだけではないという認識を持った自治体がふえてきているんだということを知っていただいて、京田辺市としても山間地域の公共交通をどうするのかということを前向きに考えて取り組んでいただきたいということを申し上げて、私の質問を終わりたいと思います。
○上田登議長 これで南部登志子議員の質問を終わります。 この際、休憩いたします。1時30分から会議を開きます。
△休憩 午前11時55分
△再開 午後1時30分
○水野恭子副議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。 議長が所用により欠席されますので、かわって副議長の私が議事を進行させていただきます。 通告順位3番、小林喜代司議員。
◆小林喜代司議員 20番、新栄会の小林喜代司でございます。 私は、今回、大きく三つの項目について質問をさせていただきますが、いずれの項目につきましても市民の安全と安心に関する事項と多くの市民の強い要望による事柄でありますので、理事者及び担当部長のご答弁をよろしくお願いいたします。 まず、1点目の質問といたしまして、本市の中心市街地を流れます京都府の一級河川でもあります天井川の天津神川の整備の件であります。 ご承知のとおり、昭和30年ごろから市内を流れます三つの天井川の撤廃と改修が言われまして、当時の田辺町長始め、関係者の皆さんのご努力によりまして、今日まで整備が進められてまいりました。その中の一つでもあります防賀川につきましては、府営田辺団地付近の神谷樋門から上流、近鉄興戸駅付近までの間を整備されまして、現在その上流の近鉄興戸駅から
府道八幡木津線の交差付近までを工事中であります。天井川にかかってありました水路橋も7月に撤去されまして、現在その後の整備が進められていることは皆さんもご存じのことと思っております。 また、同じように府営田辺団地の西側を流れ、防賀川と合流しております馬坂川につきましても、田辺区の南田地区、つまり近鉄京都線付近まで整備が進められてまいりました。地元の皆さんからは、現在の場所で工事は中断はされておりますので、早期に工事の再開と整備を求められる声が出ていることも事実でありますが、現時点では馬坂川の決壊や災害の危険性は減少していると思っております。しかし、この防賀川、馬坂川と同様に残るもう1川の天井川であります天津神川の整備は全く実施されていないということであります。この天津神川は、ご承知のとおり京都府の一級河川であります。起点は一休ケ丘地区の点滅信号付近でありまして、それから上流は本市の管理河川となっており、この川の総延長は約1,300メートルと聞いております。しかも、その下流域であります田辺地区は本市の中心市街地であり、近鉄新田辺駅、JR京田辺駅もあり、もしこの天井川であります天津神川が決壊するようなことが発生いたしますと、本市の中心市街地は壊滅的な被害が発生いたしまして、非常な災害となることが予想されます。しかも、このような中でこの川の整備が全くといっていいほど実施されていない中で、上流の一休ケ丘地域は非常に大きく開発されまして、人口も非常に増加してまいりました。また、この一休ケ丘地域の雨水の排水は、全部といってもよいほどこの天津神川に流れていることも事実であります。このようなことから、下流域の田辺区、薪区に住まわれておられます多くの市民の皆さんからは、早くからこの川の整備と改修を求められる声が出ていることは皆さんもご存じのことと思っております。 私は、この多くの市民の皆さんの心配をされます声をお聞きいたしまして、平成16年第2回定例会、平成18年第4回定例会、平成20年第3回定例会の、この3回、天津神川の整備についてお伺いをし、安全対策について強く要望を行ってまいりました。いただきましたご答弁は、上流の開発に伴う雨水の排出については、下流への影響のないように調整池等の設置をしている。治水対策については、京都府への改修の要望を行っている。京都府の管理河川であり、防災上の観点から改修の要望は行っているが、改修のめどは立っていない。また、京都府は流域内で行われる開発行為等の許可権者の立場でもあり、適切な行政指導がされるよう強く要望している。必要となる治水対策等の行政指導については適当な指導が行われるよう、府と連携を図りたい。京都府の管理する一級河川でもあり、防災上の観点からも河川の改修を強く要望しているが、改修のめどは立っていない。最終的には天井川の切り下げを京都府に要望している。流域内での開発行為については、許可権者である京都府に対して治水対策を含めて開発指導を行うよう強く要望している。このようなご答弁でありました。 いずれのご答弁につきましても、京都府に要望する、京都府と連携を図りたいという、京都府への要望でありました。平成16年の第2回定例会でこの川のことをお伺いして依頼、再三この川の危険性、危険な状況を指摘して安全対策を講じていただくことをお願いしてまいりましたが、この間、9年間が経過いたしておりますが、この川の安全対策を京都府とどのように協議を進められ、その対策を講じてこられたのか、お伺いいたします。 確かに水漏れ等によります部分補修は行ってはいただいておりますが、全く変わっていないという、この天井川の流域に居住されておられます多くの市民の方に説明のできるご答弁をお願いしたいと思っております。 また、先月発生いたしました宇治市での天井川の決壊の現状は皆さんもよくご存じのことと思っております。河川管理者であります京都府へ安全対策を要望していただくことは当然ではございますが、本市として市民の安全をどう確保するのか、どのようにして市民の安全を守るのかということが問われているのでありまして、この下流域に居住されます多くの市民の方に説明のできるご答弁をお願いしたいと思っております。 続きまして、2点目のJR片町線の整備、輸送力増強についてお伺いいたします。 私は、この片町線の整備と輸送力増強の件につきましては、利用されます多くの市民の皆さんのご要望をお聞きいたしまして、再三お願いをし、要望も行ってまいりました。この間、石井市長を始め、関係者の皆さんのご努力によりまして、京田辺駅までの最終列車の約20分の繰り下げ、また始発列車の京田辺駅始発約15分の繰り上げ運転の実施、また京田辺駅での4番線、留置線の完成、乗務員宿泊施設の完成、信楽街道踏切の拡幅工事の開始等、大きく進めていただいていることに片町線を利用されます多くの市民の方からも喜びの声が出ていることは皆さんの耳にも届いていることと思っております。しかし、最終列車を利用されます多くの市民の方は、要望は0時43分に松井山手駅に到着する最終列車の京田辺駅までの延長営業運転であります。この最終列車は、0時49分55秒に松井山手駅発の回送列車236Sとして京田辺駅着0時55分40秒着で京田辺駅3番線にとめ置きされます。また、反対に同列車は京田辺駅4時56分45秒発の回送列車201Sとして松井山手駅まで回送車扱いとなり、運転をされまして、5時4分5秒発の松井山手駅発の始発列車となります。松井山手駅・京田辺駅間は回送列車扱いとなっております。最終列車で松井山手駅に到着をされました乗客の方は、それぞれの迎えの車またはタクシー等で帰宅されることで、最終列車の松井山手駅到着時刻には周辺は大変混雑していることも事実であります。目の前を京田辺駅まで回送される列車になぜ乗れないのか、そのような声が出ていることも事実であります。市はこのような多くのJRを利用されます市民の要望に対して、JR西日本大阪支社の担当部署と話を進めていただいていると聞いておりますが、実現にはまだ至っておりません。市はJR西日本大阪支社の担当部署にどのような要望を出されているのか。また、その要望に対してJR西日本大阪支社の担当部署はこの回送列車を営業運転にできない理由をどのように回答されているのか、お伺いをいたします。 また、JRに対しまして改良整備が要望されております。興戸地区の第2和井田踏切、久保踏切等の整備につきましても、JRとは大変難しい交渉とは思いますが、この間、市民の強い要望でもありますので、JRはどのように回答されているのか。その見通しについてお伺いをいたします。 続きまして、3点目の近鉄新田辺駅西口地域の防犯対策の件についてお伺いをいたします。 本市の玄関口でもあります近鉄新田辺駅西口地域の防犯安全対策につきましては、石井市長を始め関係者の皆さんのご努力によりまして、防犯カメラを6台設置していただき、さらに今年度中にJR京田辺駅東口地域に新たに2台のカメラを設置していただくように聞いております。また、田辺駅前交番の防犯推進員の人数も27名に増員をしていただき、駅前交番に
市民協働防犯ステーションを設置されるなど、本市の玄関口としての近鉄新田辺駅西口地域の防犯安全対策に力を入れていただいておりますことは、市民の安全を確保するという石井市長の強い思いに多くの市民の方が喜ばれていることも事実であります。しかし、その防犯のかなめ、いわゆる拠点でもあります田辺駅前交番は、不在のときが多いという声が出ていることも事実であります。近鉄新田辺駅西口地域に防犯カメラ設置後の現在の状況について、防犯に係ることでございますので、報告ができる範囲で結構でございますので、ご答弁をお願いいたします。 以上で私の第1回目の質問を終わります。ご清聴ありがとうございました。 (挙手する者あり)
○水野恭子副議長 橋本建設部長。
◎橋本建設部長 新栄会、小林喜代司議員の一般質問のうち、建設部に関する事項といたしまして2点ございますので、順次お答えをいたします。 1点目の一級河川の天井川である天津神川の整備についてでございますが、このご指摘の天津神川につきましては、河川管理者であります京都府に対してまして、かねてから切り下げ改修を要望しておりますが、当該河川と同様の天井川でございます馬坂川及び防賀川の切り下げ改修を順次行っていただいている中で、当該河川の切り下げ改修には多大な事業費と時間が必要なことから、早急な河川改修工事は望めない状況でございます。しかしながら、この間、長期的には切り下げ改修を展望しつつも八幡木津線にかかります水路橋の安全対策も重要なことから、京都府に対しまして漏水防止、また耐震対策につきまして協議を行い、必要な整備改修を実施していただいているところでございます。 また、あわせまして暫定的な流出抑制対策につきまして、市が主体となって京都府を始め関係機関と協議を進めているところでございます。 2点目のJR片町線の整備、輸送力増強に関しまして、信楽街道踏切、第2和井田踏切、久保踏切の整備見通しでございますが、このご指摘の踏切のうち、信楽街道踏切につきましてはご承知のように昨年10月28日付でJR西日本と踏切の両側に歩道を備えた踏切拡幅の事業化に対する基本協定を締結したところでございまして、来年3月までの完成を整備目標として事業を進めているところでございます。 なお、第2和井田踏切、そして久保踏切の整備につきましては、市内全域での踏切統廃合の課題もあることから、非常に困難な状況でございます。 (挙手する者あり)
○水野恭子副議長 井上
安心まちづくり室長。
◎井上
安心まちづくり室長 ご質問のうち、安心まちづくり室に関係する事項についてお答え申し上げます。 まず、1点目でございますが、JR片町線の整備、輸送力増強について、JR京田辺駅までの延長営業運転を利用する多くの市民の方から強く要望されているが、始発最終電車の営業運転は実施されていないと。来年の新ダイヤに素案を検討されておるが、多くの市民の要望を市はどのようにJRに伝えているのかというご質問でございますが、これまでの要望活動の成果といたしまして、ことし3月のダイヤ改正により京田辺駅での京橋方面への始発電車が15分早く、また、同方面からの最終電車が20分遅く運行されるようになり、京田辺エリアの早朝・深夜時間帯の一定の利便性の向上がなされたものというふうに考えております。今後もさらなる利便性向上に向けて、片町線複線化促進期成同盟会などを通じまして、JR西日本に対して要望を行ってまいりたいと、このように考えております。 続きまして、近鉄新田辺駅西口地域の防犯安全対策として防犯カメラが6台設置され、新たにJR京田辺駅にも2台設置される予定であると、現在の状況と今後の対策というご質問でございますが、ことし4月から7月の田辺駅前交番管内の犯罪件数は昨年同期より減少していますことから、一定の効果があったものというふうに考えております。さらに犯罪抑止効果を高めるために、今年度にはJR京田辺駅東側への設置を現在検討しております。 また、綴喜防犯推進委員連絡協議会田辺駅前支部では、委員を増強する中で、田辺駅前交番管内に設置されました
市民協働防犯ステーションを拠点といたしまして、京田辺市・田辺警察署・田辺駅前交番連絡協議会と合同で防犯パトロールや啓発活動を実施するなど、今後も同交番管内における防犯活動の推進を図ってまいりたいと、このように考えております。 以上でございます。 (挙手する者あり)
○水野恭子副議長 20番、小林喜代司議員。
◆小林喜代司議員 それでは、再度お伺いをいたします。一問一答方式でお願いをしたいと思います。 まず、1点目の天津神川の整備でございます。今ご答弁をいただきました。京都府も大変危険と認識をされていると、市も認識をしているということでございます。何とかこの川を早く整備願いたいと、きのうの夕方も局地的に大雨が降ったわけでございますけども、非常な勢いで棚倉孫神社の横でございましたけども、水が流れ出るということでございます。しかし、この天津神川は昭和43年ごろに三面側溝をしていただきました。ところどころ、ひびもいってるわけでございますけども、専門家に聞きますと、この天津神川は1,300メートルございますけども、危険な箇所が3カ所ほどありますということでございます。一つ目は、尼ケ池の横のカーブの地点でございまして、勢いよく水が流れてまいりますと、この堤防の幅から考えて若干危ないところがあります。それから下がりまして、棚倉孫神社の横でございますけれども、4年前かな、石垣に水が入りまして、緊急に補修をしてもらったところでございますけども、これは
府道八幡木津線の上の水路橋が若干細くなっておりますので、その関係で水があっこで舞うということでございます。それから下がりまして、JR片町線の明治28年につくったトンネルでございますけども、上が若干狭くなっておりますので水が舞うということでございます。したがいまして、この3カ所が特に危ないということを聞くわけでございますけども、私は何とかこの天津神川上流にどんどん家が建ってきておりますので、今お聞きいたしますと流量抑制対策を府と協議しているということでございますけども、市としてどのような協議を、抑制対策としてどのような対策を府と協議をされているのか、お伺いをしたいと思います。 (挙手する者あり)
○水野恭子副議長 橋本建設部長。
◎橋本建設部長 小林喜代司議員の再質問にお答えをいたします。 流出抑制対策でございますが、上流側に山手幹線のところに尼ケ池がございます。尼ケ池は田辺地域の水田を賄う用水池でございます。あの用水池は最近若干耕作面積も減ってきているような状況でございます。そういったこともありますので、地元の用水組合の方々といろいろご相談させていただく中で、一時的な大雨が降ったときに少しでも尼ケ池の方で水を一たん抱いて、それからちょろちょろと天津神川に放流するという方法がとれないものかというあたりについて、いわゆるそれが流出抑制をする一つの対策でもございますので、そういったことについて今協議を進めていると、そういうところでございます。 (挙手する者あり)
○水野恭子副議長 20番、小林喜代司議員。
◆小林喜代司議員 ちょうど横に尼ケ池という農業用水でございますけども、防火用水も兼ねておりますけども、あります。あの池は農業用水でございますけども、いっぱいになりますと、その水が自然に天津神川へ流れていくんですね。そして、下の川、排出でいいますと直径50センチぐらいの川が2本あるだけで、抜本的に大きく改修をしていかなければ、調整池としては機能を私はすぐ発揮できないのではないかと思います。その辺を踏まえまして、地元の方と十分協議を願いまして、私はとりあえず取り進めていただきたいと、実はこのように思っております。したがいまして、京都府と協議することも大事でございますけども、私は、まず市民の安全のために、あの堤防が、天井川が決壊したときにどのような被害が起こるかということを想定されまして、しっかりとその辺を内部的に、そしてまた京都府の方と協議を願いたいと、このように考えております。そしてまた、地元の方といたしましても、山手幹線から薪地区の黒田川へ水を抜いたらどうやと、こういう話もございますけども、それは市の方で十分検討していただくことでございまして、とにかくこの天津神川への安全対策についてしっかりと私は内部的に協議、また京都府との協議と重ねてしていただきたいと思っておりますが、再度、建設部長の言葉を賜っておきます。 (挙手する者あり)
○水野恭子副議長 橋本建設部長。
◎橋本建設部長 河川の性格が天井川でございますから、氾濫すると大きな被害をもたらすということで、今議員からもご指摘があったことは十分我々も念頭に入れながら、やはり河川管理者が京都府でございますから、京都府において強いリーダーシップで改修に向けて進めていただくべきでございますけども、なかなかままならんという話も聞いています。ですが、今議員からのご指摘も踏まえまして、今後とも粘り強く京都府に申し入れたいと、そのように思います。 (挙手する者あり)
○水野恭子副議長 20番、小林喜代司議員。
◆小林喜代司議員 最終目標は撤廃でございますけども、相当長い時間がかかるように思います。したがいまして、とりあえず決壊はしないように、まず私は市で十分ご協議を願いたいと、このように考えております。 以上でこの天津神川の件を終わります。 続きまして、JR片町線の整備でございます。今ご答弁いただきましたように、大阪まで15分早くなりましたと、最終列車が20分遅くなりましたと、大変努力していただいていることは、喜ばれる方も非常に多いわけでございます。しかし、始発電車が京田辺駅、この15分早くなりましたけども、これに乗っておりますと大阪空港から早い飛行機に乗れない、こういうことも聞くわけでございます。大阪空港の早い飛行機に乗ろうと思いますと、結局松井山手まで行かんなんと、こういうことでございまして、私はどうしても始発・最終電車、最終電車が松井山手でとまるわけでございまして、お客さんを全部おろしまして、その電車が目の前を京田辺駅前まで回送電車になっていくということ、乗っておられるお客さんにしますと、何でこれ乗れへんねやと、こういうことも聞くわけでございまして、何としても私はこのJRの方と交渉をしていただきたいと、このように思っております。 先ほどの答弁でJRと前に交渉もいたしておるということでございますけども、できない理由、いわゆる経費がかかるからできないのか、いやいや、車両の運行上できないのか、それともダイヤの編成上できないのか。その辺のことを私はJRから若干お聞きしたと思いますけども、その辺、お聞きされている範囲でお伺いをしたいと思います。 (挙手する者あり)
○水野恭子副議長 井上
安心まちづくり室長。
◎井上
安心まちづくり室長 再質問にお答えします。 ただいまのご質問ですけども、これまでいろいろJRの現在窓口となっておりますのは近畿統括本部企画課とお話をしとるんですが、議員ご指摘のように車両のやりくりでありますとか、人件費の問題でありますとか、そういった事情によりできないということは伺っておりますが、先ほども答弁をしましたように最終・始発につきましては京田辺まで、これまで最終が今0時13分だったというふうに記憶しとるんですが、11時53分のをちょっと20分おくらすということまでやっていただいておりますので、私はこのお話をする中で祝園駅の留置線も京田辺も大体ハードの整備はできたので、今後はさらに期成同盟会等を通じまして、祝園、さらに木津駅までの複線も含めた、そういった要望を重ねて要望してまいりたいというふうに考えています。 (挙手する者あり)
○水野恭子副議長 小林喜代司議員。
◆小林喜代司議員 今、祝園駅、そしてまた最終的には木津駅までという話がございましたけども、私は現在の構造上できないと判断をいたしております。現在は京田辺駅まで乗務員の宿泊所もできました。祝園駅からは大阪側から2線、引き込み線が入っていけることができるわけでございまして、乗客を乗せて入っていくことはできません。乗客をおろしまして引き込み線へ入っていくということでございます。また、木津駅につきましては、関西本線の駅でございまして、1線しか片町線の用地がございません。したがいまして、若干それを実現するには、相当私は時間を要すると思っております。目の前に回送電車が走っていく、その電車になぜ乗れないのかという素朴な疑問なんですね。今、若干経費の件がある、車両のやりくりがあるとおっしゃいましたけども、よそから持ってくる車両じゃないんですね。その回送電車になぜ乗れないかとなりますと、私は経費の面やと思うんです。したがいまして、経費の面からいきますと、確かに運転手は乗っております。車掌が乗れば営業運転ができます。乗務員の宿泊所もあります。列車をとめるところがあります。1時を過ぎますと、これは保線の領域に入りますので、できません。したがいまして、京田辺ならば私はできるように思っております。乗務員のとまるところもありますし、そして引き込み線もありまして、4番線までできました。したがいまして、まずこの最終電車の京田辺まで営業運転していただくように、片町線複線化促進期成同盟会を通じまして上げていただくことも大事でございますけど、まず市民の利便性を図るために、この京田辺まで私はできないかと思っております。 そしてまた、営業面とおっしゃいますけども、改札は自動改札に京田辺はなっております。したがいまして、車掌1名が乗務できますと、大住がとまって、田辺がとまってとなりますと、松井山手の混雑がなくなります。大住でおりられますし、田辺でおりられますし、したがいまして、そういうところからも私は何としてもこの京田辺まで最終電車の延長を願えないものなのかと思っております。ただいま、祝園駅どうのこうのとおっしゃいましたけども、現在、祝園駅では3本電車がとまっておりまして、時間的な関係で申しませんけども、2本は京田辺まで回送いたしまして、京田辺発のこれは西明石行きの電車になります。もう1本残っております。これは、祝園駅を出まして、5時34分に京田辺駅へ来ます。30秒間とまりまして、そのままドアをあけずに松井山手まで回送いたします。したがいまして、5時34分、田辺で30秒とまって、5時34分30秒に出まして、松井山手駅に回送するわけでございまして、この車両、始発電車に乗れないのやったら、せめてこの1本の回送電車に乗れないかと、こういう私は交渉もしていただきたいと、このように思っております。 それで、現在、JRでは来年3月のダイヤ改正に向けまして、10月に出しますけれども、ダイヤの、茶表紙といいますけども、茶色い表紙の素案ができかけております。それを長尾、田辺、木津の駅に置きます。そして、そこで内部検討していただきまして、それでよしとなりますと白い表紙が出てまいりまして、来年3月のダイヤ改正が決定するわけでございまして、まだ時間的な余裕もあるようでございますので、しっかりと私はJRの方と交渉をしていただきたいと、実はこのように思っております。この運行の件につきまして、再度、言葉を賜っておきたいと思います。 (挙手する者あり)
○水野恭子副議長 井上
安心まちづくり室長。
◎井上
安心まちづくり室長 議員ご指摘のことを十分踏まえながら、今後、JRとの交渉に当たってまいりたいというふうに思います。 (挙手する者あり)
○水野恭子副議長 小林喜代司議員。
◆小林喜代司議員 しっかりと交渉に当たりますということでございますので、しっかりとした交渉をお願いしたいと、このように考えております。多くの市民の要望でございますので、少しでも実現ができますように重ねてお願いをしておきます。 それから、踏切の拡幅の件、信楽街道踏切、現在、市長を始め関係者の皆さんのご努力によりまして、拡幅工事が進められております。第2和井田踏切、久保踏切はめどが立っていないと、こういうことでございますけれども、これこそ私は片町線複線化促進期成同盟会で要望をしていただく実は問題ではないかと思っております。同じ踏切が祝園第2踏切、そして木津川市にも踏切名はございませんけどもたくさんございます。やはり道路が広がりましても踏切が狭くなりますと通れませんので、同じような共通点、京田辺市、精華町、木津川市と、やはり同じ踏切は大阪から向こうにはございませんので、その辺をご協議願いまして私は取り進めていただきたいと、このように思っております。 そして、現在、長尾の藤阪の踏切が拡幅工事をするということで、長尾駅が高架工事をいたしておりますけれども、やはり大阪側につきましてはこのような踏切はほとんどないように伺っております。したがいまして、田辺、京田辺、そして精華、木津と、三つで私は3市町で共同でこの問題に取り組んでいただきたいと、このように考えております。 そして、ただいま部長の答弁をいただいた中で、市内全体での踏切の統廃合の課題で難しいと、こういうことをお聞きしたわけでございますけれども、三山木の駅が高架になりました。生駒井手線の大きな踏切がなくなりました。田辺小学校の横の跨線橋もなくなりました。そして、三山木の高架に関しまして踏切も相当なくなっております。しかし、拡幅された、整備されたという踏切はこの信楽街道踏切だけでございまして、やはりもっともっと私はこういうことを踏まえてJRの方と交渉していただきたいと、実はこのように思っております。確かに踏切の拡幅工事は難しいわけでございます。踏切は広げないけれども歩道は広げると、こういう観点にJRは立つようでございます。そしてまた、踏切を広げようと思いますと、どこかの踏切を統廃合してこいと、こういうことをよく言うわけでございますけども、やはり後へ送った懸案事項がなかったかということを踏まえまして、再度、建設部長の言葉を聞いておきたいと思います。 (挙手する者あり)
○水野恭子副議長 橋本建設部長。
◎橋本建設部長 踏切の問題でございますが、まず信楽街道踏切は都市計画道路新田辺一休ケ丘線として昭和54年8月に計画決定をいたしました。都市計画決定をする際にはJRと事前協議が必要となってございました。そのときに信楽街道踏切を16メートルに拡幅するに当たっては、ほかの踏切の廃止を求められました。それが今の田辺小学校の北東の角にある跨線橋、あそこに踏切が1個ございました。あの廃止が条件でございました。それ以外にも3カ所の踏切の廃止を求められたわけでございますが、一応あの1カ所の踏切がなくなったという前提も踏まえまして、また道路事業という観点で信楽街道踏切は拡幅するに至ったわけでございます。三山木地域におきましては、府道生駒井手線がJRの高架によりまして踏切がなくなりました。あれにつきましては単独立体交差事業で、いわゆる区画整理の限度額立体で整備を進めておりますので、当然踏切、乗客駅という格好でJRからも負担をしていただく中で鉄道の高架に結びついたようなところでございます。 そういうわけで、第2和井田とか久保踏切とか、それ以外にもたくさん小さな踏切が市内にはございます。先ほどから議員からもご指摘ございますように、JRとしたら踏切を挟んで左右の道路が広くなっていても、歩道なら何とか広げるということの協力は得られるわけでございますけども、車道についてはなかなか、やはりどこかを廃止してほしいというのが、今でもJRがそのように申されております。そうなりますと、ほかの踏切を廃止しようとしますと、その踏切を使って生活をされている方もたくさん市民の皆さんおられます。そういったことで、なかなか廃止をするということについては難しいということで、先ほど非常に困難な状況でございますというふうにお答えを申し上げたところです。 そういうような状況もございますので、これにつきましては今後とも研究課題と申しますか、いろいろJRとの交渉課題であるというふうに認識はしております。 (挙手する者あり)
○水野恭子副議長 小林喜代司議員。
◆小林喜代司議員 よくわかります。踏切の統廃合、また拡幅は大変難しいことでございます。JRはなかなか難しいことでございますけれども、やはり大阪側はほとんどございませんので、京田辺、同じようなことが精華町でもありますし、木津川市でもあります。私は2市1町が共同してこの踏切問題に取り組んでいただくことを重ねて強くお願いをいたしまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。
○水野恭子副議長 これで小林喜代司議員の質問を終わります。 通告順位4番、櫻井立志議員。
◆櫻井立志議員 皆さん、こんにちは。14番、公明党の櫻井立志です。通告に従って、今回は大きく3項目にわたって質問させていただきます。理事者並びに執行部の皆様の明確な答弁をよろしくお願いいたします。 最初の質問は、1、市民へのサービス向上についてお尋ねをします。 (1)本市における
住民基本台帳カードの普及率はどうか。また、利用促進するための啓発をすべきと考えるが、どうかということです。
住民基本台帳カード、以下住基カードという、は平成15年8月25日から希望する方に対してそれぞれの市区町村において交付されています。この間、ICチップの改善、券面情報の記録、QRコードの印刷など、今まで以上に本人確認機能が強化されてまいりました。そして、本年7月9日からは住民基本台帳法の一部改正により、交付地市区町村外へ転出しても引き続き住基カードが使えるようになり、市民の利便向上に寄与していることは認識していますが、残念ながらなかなか住基カードの取得を希望する人がふえてこない、市民への周知ができていないことは確かであります。そこで、本市における現在までの普及率はどのようになっていますか。また、利便性向上のため、平成22年6月1日より本市に住民登録をしている70歳以上の希望者に写真つき住基カードを無料で交付されていますが、何人の方たちに交付されてきたか、お聞かせください。その上で、今後、利用促進、市民に啓発するためどのようにされようとしているのか、お聞かせください。 次に、(2)コンビニにおける証明書等の自動交付を導入し、夜間や休日でも利用しやすく、市民の利便性向上を図るべきではないかについてお聞きします。 平成22年2月1日から総務省において、全国のコンビニエンスストアにおいて自分の住んでいる町以外でも先ほどの
住民基本台帳カードを使って住民票など証明書発行ができるようになりました。その全国に先駆けてスタートさせたのが千葉県市川市、東京都渋谷区、東京都三鷹市の3自治体でした。それが一昨日の9月5日の時点で56市区町村において実施されているといいます。しかも本年度中に隣接の木津川市を含め11市町が導入を予定していると言われています。ただし、現在のところこのサービスを実施しているコンビニ事業者はセブンイレブンの1社のみでありますが、いよいよ来年25年春には業界第2位のローソンと同4位のサークルKサンクスも参入することが決まったと言われています。この3社が交付サービスを取り扱うことになれば、利用可能店舗が全都道府県に広がり、参加自治体数も一挙に大幅に増加することが見込まれ、今後の展開が期待されています。本市においては市役所庁舎の警備室において土日や平日夜間の時間外取り扱い、北部・南部のサービスコーナーでの取り扱い及び市内4カ所に設置されている窓口業務取次所での交付と、本庁舎通常窓口交付サービス以外に7カ所での住民票等の証明書発行業務を行っていますが、いずれも事前予約が必要であったり、平日の昼間に限られていたり、申請すればその場で交付を受けるという状態にはなっていないところに市民にとって不便性を感じるところであります。また、大阪や京都といった市外勤務先地や出張先での急な交付を希望される市民にとって、コンビニによる証明書交付サービスは利便性向上と窓口業務負担軽減など、コスト削減の効果にもつながる施策と考えますが、市の考えをお聞きします。 次に、(3)ジェネリック医薬品利用促進通知サービスを実施し、本市の
医療財政健全化と市民の医療費負担軽減を図るべきと考えるが、どうかについてお聞きします。 急速な少子高齢化の進行により、市民に医療費は年々増加の一途をたどり、被保険者である市民の医療費負担と保険者である市の国保財政への圧迫は大変厳しいものがあると考えます。厚生労働省は自己負担軽減と財政健全化のため、ジェネリック医薬品の利用促進のための施策に積極的に取り組んでいるとしています。そのためのジェネリック医薬品の数量シェアを、2007年の17%を5カ年計画をかけて2012年、本年に30%まで引き上げる目標を掲げて進めていると言われています。その目標年が2012年の本年ということで、私はこれまで何回か取り上げてまいりましたが、改めて今回の質問に取り上げさせていただきました。まだ年度途中で集計は出ていませんが、昨年の2011年9月現在の数量シェアは22.8%と、目標の30%達成は難しいと予想されています。 私は先日、関西地区の中で先駆けて差額通知サービスに取り組んでいる大阪門真市を視察してまいりました。門真市では、2007年から2年がかりで先進事例自治体の広島県呉市へ視察、また、市の医師会や薬剤師会と検討を重ねながら準備を進めて、2009年から国保加入者の中で先発薬品と後発薬品の差額が大きく効果のある、長期にわたって疾病している約2,000人前後の対象者、がん、精神病患者を除いた慢性疾患と生活習慣病患者に対して、初年度は年2回、現在は4回、1カ月の新薬を使用している薬剤をジェネリック医薬品に変更した場合の自己負担額の差額を表記したジェネリック医薬品の利用促進通知サービス事業を実施しているとのこと。結果、ジェネリック医薬品利用促進に大きな効果があったとお聞きしました。これは、あくまで予測ですが、年間500万、600万円の効果があったとのことです。また、この波動が大阪府国保連合会に及び、府が一括してレセプトの電子データ化に伴い、差額通知のシステム構築に乗り出し、昨年2011年度現在、大阪府下の43市町村のうち27市町村で差額通知サービスを導入しているとのことでした。本市においても一日も早く実施に向けた取り組みを始められることを求めますが、お考えをお聞かせ下さい。 次に、大きな項目の二つ目、2、市民の安心・安全の救命・防災対策についてお尋ねします。 (1)万一の災害や急病に備え、高齢者などへの
救急医療情報キットの配布を実施すべきではないか、についてお聞かせください。 この質問については、私は何度も取り上げ、訴え続けていますが、昨年やことしの夏の異常な高気温の中、自宅で熱中症で救急搬送される高齢者が増加しています。救急車での搬送など、万が一のときに備えてプラスチックの容器に持病や血液型、かかりつけ医の名前、離れて暮らす家族の連絡先、健康保険証の写しなどを自宅の冷蔵庫に保管し、駆けつけた救急隊員が的確な情報で迅速な処置ができる
救急医療情報キットは、命のカプセル、命のバトンとも呼ばれ、全国で広がっている。京都府下では亀岡市やお隣の八幡市で配布されています。本市においても、もうこれまで十分に検討、私も何回も質問をしてまいりました。検討していただいてきましたので、ぜひこの
救急医療情報キットの配布を実施していただきたいと思いますが、どうでしょうか。 次に、(2)災害発生時の初期活動及び道路渋滞や消防車進入が困難な地域に効果が期待される消防バイクの導入を図るべきでは、についてお聞きします。 この質問は前回に続いて行いますが、前回の私の質問のときのその直後に消防庁消防救急課より、全国の各都道府県消防防災主管課に対して事務連絡として通知されました。これを紹介いたしますが、「消防活動用バイクの活用状況等に関する情報提供について」と題して、「消防活動用バイクについては、狭い道路等における走行性や機動力の高さから、大規模災害時も含めて情報収集を始め、消火、救助及び救急等の初期活動に効果的に活用されているところです。今般、これらの活用実態等を把握するために、全国消防長会と連携し、消防活動用バイクを保有する消防本部を対象とした調査を行い、その結果について別添のとおり取りまとめましたので、情報提供します。各都道府県消防防災主管課におかれましては、貴都道府県内の市町村に対し、この旨周知されるようお願いします」という文面でございます。本市の消防署にも届いていると思いますので、本市においてもぜひ導入をしてはどうかと考えます。消防本部の考えをお聞かせください。 次に、(3)救急搬送の際に言葉の通じにくい外国人への対応として、大阪松原市などで利用されている救急車に音声翻訳装置の配備をしてはどうか、についてお聞きします。 先日、8月29日に京都新聞に「外国人の通報、対応迅速に」と京田辺市消防本部の記事が掲載されていました。記事によりますと、「外国人からの119番通報に適切に対応するため、京田辺市消防本部が職員対象の英語研修に力を入れている。市消防本部管内は外国人居住者数が増加傾向にあり、救急現場で英語を使う場面がふえていると想定される。市消防本部は全職員が必要な英語を習得し、適切な迅速な対応を目指したいとしている」と書かれています。さらに、本年度は身体の部位を英語で表記したカードをつくり、市消防本部通信指令室と管内全4署の救急車全5台に備えたとも記されています。また、管内自治体によると、外国人登録者数は近年増加している。京田辺市は2008年は485人だったが、毎年約20から40人のペースで伸び、12年は618人に上る。加えて、同志社大京田辺キャンパスで学ぶ留学生や市内を訪れる外国人観光客もふえているとされています。 そこで消防本部に提案いたしますが、本年6月の参議院総務委員会で我が党の石川博崇参議院議員が大阪府の松原市が導入している英語はもちろん、中国語、韓国語、フランス語やスペイン語など、17カ国語対応の翻訳装置を紹介し、外国人の救急搬送体制の整備へ積極的な取り組みを促すよう政府に求めました。この装置は、A4判のシート、数ページから成る、とペン型の翻訳機がセットになっており、シートに記載された国旗の絵を患者が選ぶことで、その国の言語を識別、救急隊員が名前と年齢を教えてください、行きつけの病院はありますか、どこか痛む部位はありますかといった質問を選ぶと、対応する言語に翻訳され、音声が流れる仕組みになっているという代物です。先ほどの本市の消防本部の取り組みにまさに要を得た機材装置であり、外国人の救急搬送において大きな効果があると考えますが、市の考えを聞かせてください。 (4)京都府では、この9月より府南部にもドクターヘリの運用が開始されたと聞きますが、本市の消防本部の対応は、またどういう役割を担うのか、市の考えをお聞きします。 最後に大きな3項目、3、
再生可能エネルギーの推進とエコ対策についてお尋ねします。 (1)今夏の電力不足で、市民の関心が大変高まってきている。本市において、市民の節電・省エネへの取り組みを支援するため、省エネナビなどの簡易な
消費電力測定機器の無料貸し出しを行ってはどうか、についてお聞きします。 今夏、関西電力から15%の節電要請、最終的には10%にはなりましたが、市民の節電への意識が高まっています。今夏、それぞれの家庭で不要な照明は消す、エアコンの温度設定を上げる、緑のカーテンなど、さまざまな節電に挑戦されたことでしょう。そうした市民の意識の高まりを市として全面的に応援し支えていくことが大事ではないかと考えます。 昨年、私は建設経済常任委員会の管外視察で埼玉県川越市を訪問しました。川越市では、1%節電運動を市を挙げて進めておられ、その一環として省エネナビやエコワットなどの
消費電力測定機器を市民に無料貸し出しをして、数値を実感しながら省エネにチャレンジした家庭を認定するエコチャレンジファミリー認定事業を行っています。また、同じく昨年、会派視察で訪れた神奈川県藤沢市でも省エネナビ、エコワットの無料貸し出しをして、市民からアンケートと省エネルギー効果を比較するためのデータ報告を提出してもらい、市の省エネ対策に生かした活動をされています。 昨年の3.11以後、全国の大変多くの自治体でこのような省エネナビなどの
消費電力測定機器の貸出事業で、見える化運動を展開され始めています。本市もこういった事業を実施してはどうかと考えますが、市の所見をお聞きします。 最後に、(2)民間資金の活力や市民協働による
太陽光発電システムを公共施設の屋上などへ設置する屋根貸し事業を導入し、
再生可能エネルギーの普及に努めるべきではないかについてお聞きします。 本年7月1日より、国は電気事業者による
再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法による
再生可能エネルギーの固定価格買取制度をスタートさせました。この制度は、
再生可能エネルギー、太陽光、風力、水力、地熱、バイオマスによって発電した電気を電力会社が一定の期間と価格で買い取ることを義務づけるものとしています。そこで、この制度の開始と同時にこの7月から官民連携による公共施設への太陽光発電施設整備運営事業を始めたのが山梨県南アルプス市です。この事業は、公共施設に民間企業が発電システムの建設・設置費用を負担し、その後、完成した発電システム一式を一たん市に寄附、その上で市は最長15年間にわたり企業に無償で貸与し、維持管理まで行ってもらう。企業はその貸与期間に発生した電気の売り上げで投資額に利益を加えて資金を回収するという仕組みになっており、現在、市の児童館など2施設で運用しています。 また、このたび11月に建設経済常任委員会の施設で訪問する予定の栃木県足利市では、南アルプス市と同じような公共施設への屋根貸し事業ではあるが、違う点は、企業に屋根の面積に応じて有償で貸し出し、企業がみずから設置した発電システムで売電をし、投資資金の回収と利益を得るものとしています。同市では、本年10月までに公募した施設に参加を希望する事業者を選定し、来年にかけて発電システムを設置、運用をスタートさせるとしています。その他、運営主体、企業または団体が市民に出資を募り、公共施設の屋上などを借りて
太陽光発電システムも設置、電力会社に売電し、その収益を市民に還元するという方式、いわゆる市民協働発電制度というものです。いろいろな方式があろうかと思いますが、いずれにしても財政的に厳しい自治体にとって、自前資金で行う公共事業と違って民間資金を活用して
再生可能エネルギーの普及を図っていく制度の導入についての市の考えをお聞かせください。 以上で1回目の質問を終わります。ご清聴ありがとうございました。 (挙手する者あり)
○水野恭子副議長 松尾市民部長。
◎松尾市民部長 公明党、櫻井立志議員の一般質問のうち、市民部に関係する事項についてお答えいたします。 市民部の方には、市民へのサービス向上という大きな項目で3点ほどご質問をいただいております。 まず、1点目の本市における
住民基本台帳カードの普及率は今どうなのかということと、利用促進するための啓発はということでございますが、本市における
住民基本台帳カードの普及率につきましては、平成24年7月現在、2,785件の交付で、約4%にとどまっているのが現状でございます。 なお、先ほどご質問にもありましたように、70歳以上高齢者の方への
住民基本台帳カードにつきましては、運転免許証などにかわる本人確認手段として平成22年6月から無料交付をしているところでございます。数につきましては、現在まで512件の交付を行ってまいりました。カードの利用促進につきましては、現在、市のホームページや広報などで市民の方々への啓発を行っておりますが、今後も引き続き、普及、啓発を行ってまいりたいというふうに考えております。 2点目のコンビニにおける証明書等の自動交付を導入により市民の利便性の向上を図るべきではないかというご質問でございますが、本市におきましては先ほどのご質問にもありましたように、現在、北部・南部サービスコーナーや市内4カ所の取次所での交付を始め、郵送による交付、市役所警備員室による夜間・土日時間外の住民票など証明書の交付を実施しておりまして、市役所開庁時間だけでなく、市民の方々のさまざまなニーズに合わせた利便性の向上に努めさせていただいているところでございます。 なお、コンビニでの住民票などの証明書の交付につきましては、先ほどありましたように来年度からローソン、サークルKサンクスが実施予定されているようですが、現在のところ特定のコンビニでしか実施できないなどの課題もございますので、どのような交付方法が市民の方々の利便性の向上につながるのかを今後、引き続き研究してまいりたいというふうに考えております。 最後に、3点目のジェネリック医薬品利用促進通知サービスを実施して、市の
医療財政健全化と市民の医療費負担の軽減を図るべきではというご質問でございますが、ジェネリック医薬品の利用促進につきましては、高騰を続ける医療費の経済的負担の軽減のためにも大変有効的な手段の一つであるというふうに考えておりますので、その利用促進として平成22年度から国保被保険者証の更新時には、ジェネリック医薬品希望カードつきの国保ハンドブックを配布するなど、その普及、啓発に努めているところでございます。 また、差額通知の実施につきましては、国保連合会の差額通知システムや、既に社会保険等で実績のある民間事業者のシステムとの比較検討などを行うとともに、地区医師会や薬剤師会などの関係機関にもいろいろとご意見を伺いながら、今後、実施に向けての準備を進めてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 (挙手する者あり)
○水野恭子副議長 白井保健福祉部長。
◎白井保健福祉部長 ご質問のうち、保健福祉部に関します事項についてお答えを申し上げます。 高齢者などへの
救急医療情報キットの配布を実施すべきではないかというご質問でございますが、
救急医療情報キットの配布につきましては、議員のご紹介にもありましたように配布に取り組まれている自治体は近隣でもあるようでございますが、お聞きをするところ、これまでのところ救急の現場で実際に活用された実績は少ないようでございます。いろいろな事例も調べておりますが、設置された方の安心だという声もある一方、記入された情報の正確性や更新方法、設置場所の日常管理など課題もあるようでございますので、本市におきましては、今後の災害時要配慮者への支援策の一環として検討してまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 (挙手する者あり)
○水野恭子副議長 久保田消防長。
◎久保田消防長 ご質問のうち、消防本部に関係する事項につきましてお答えいたします。 大きく2番の市民の安心・安全の救命・防災対策についての(2)から(4)につきまして、順次お答えをいたします。 初めに、(2)災害発生時の初期活動及び道路渋滞や消防車進入が困難な地域に効果が期待される消防バイクの導入を図るべきではないかというご質問でございますが、消防バイクの機動力を生かした初期活動につきましては、一定の効果があることは十分承知しております。既に政令都市などの大規模消防本部におきましては運用されております。しかし、消防バイクは積載資器材等から限られた活動内容になるため、消防バイクより消防隊等の編成による出動が、より安全で効果的な活動ができると考えております。今後におきましても、消防隊等の部隊訓練により効果的な活動を実施するとともに、消防バイクの費用対効果、運用方法等についても研究してまいりたいと考えております。 次に、(3)救急搬送における外国人への対応として、救急車に音声翻訳装置の配備をしてはどうかというご質問でございますが、外国人の対応といたしましては、119番通報の受信及び救急現場活動対応のために、議員からご指摘もございました平成22年度から職員を対象に京田辺市国際交流員を講師として英語研修を実施しているところでございます。 また、救急現場活動におきましては、各種外国語を図で示したシートにより現場対応ができるように救急車に積載しております。ご指摘の音声翻訳装置の配備につきましては、現在活用されている消防本部の状況を参考に研究してまいりたいと考えております。 次に、(4)京都府では、本年9月から府南部にもドクターヘリの運用が開始されたが、本市の対応について問うというご質問でございますが、本市におけるドクターヘリの運用につきましては、ランデブーポイント、救急隊とドクターヘリが合流する地点、これはヘリポート以外の離着陸場でございますが、これの現地調査を終えておりまして、今月中に運行前の実地訓練を実施いたしまして、10月からの運用開始を予定しております。 日常的な救急現場活動におきましては、救急車による医療機関への搬送を基本とする中で、救急車での対応が困難な場合など、要請基準に基づきまして消防本部からドクターヘリを要請するもので、すべての救急要請に対してドクターヘリを運用するものではございません。 以上でございます。 (挙手する者あり)
○水野恭子副議長 勝谷経済環境部長。
◎勝谷経済環境部長 ご質問のうち、経済環境部に関係する事項についてお答えいたします。
再生可能エネルギーの推進とエコ対策について2点ご質問をいただいておりますので、順次お答えいたします。 まず、節電・省エネへの取り組みを支援するため、省エネナビなどの簡易な消費電力測定器の無料貸し出しを行ってはどうかというご質問でございます。市民の省エネ・節電への取り組みに対する支援につきましては、きょうたなべ環境市民パートナーシップと協働し、緑のカーテンの普及や「家庭の省エネ・節電相談所」を開設し、広く省エネ・節電意識を高めるための取り組みを進めているところでございます。この相談所におきましては、簡易
消費電力測定機器も使用し、家庭での省エネ・節電方法をわかりやすくアドバイスしております。今後もこういった取り組みを通して、効果的な啓発に努めてまいりたいと考えております。 続きまして、
太陽光発電システムを公共施設の屋根などへ配置する屋根貸し事業を導入してはどうかというご質問でございます。本年7月から
再生可能エネルギーの固定価格買取制度がスタートしたことに伴いまして、公共施設の屋根貸しによる
太陽光発電システムの設置が行われようとしております。この制度は、屋根の空きスペースの活用により賃料収入が見込めますが、実施するためには一定の屋根の面積の広さ、また建物の耐震・耐久性が最優先で求められるとともに、実施主体となる事業者の選定方法の検討も必要となることから、今後解決すべき課題も多いということでございますので、先進地の事例を参考にしてまいりたいと考えております。 以上でございます。 (挙手する者あり)
○水野恭子副議長 14番、櫻井立志議員。
◆櫻井立志議員 それでは、2回目の質問をさせていただきます。一問一答方式でお願いします。 まず最初に、市民へのサービス向上ということで、1番目の
住民基本台帳カードについてお尋ねをします。 私も今、最初の質問で話をさせていただいたとおり、この
住民基本台帳カードについての市民への普及推進というのがなかなか進んでいないという状況であろうと思います。しかしながら、多くの方にとっては本人の確認を証明する手段として運転免許証を持っておられるわけでございますけども、この運転免許証を持っていない方へのこういった本人確認を示すツールといいますか、道具が
住民基本台帳カードだと思うわけでございまして、もっと普及に努めるべきと考えますけれども、その辺どのように普及していかれるのか。また、何かいい本市としての推進をするための施策があれば、お聞かせいただきたいと思うんですが。 (挙手する者あり)
○水野恭子副議長 松尾市民部長。
◎松尾市民部長 より普及・啓発にどのような方法があるかということでございますが、先ほど申し上げたとおり、市のホームページや広報で今啓発を行っておりますし、そういった面での広報手段としてほかに何かいい方法があるかということは、まだ具体的には検討はしておりませんが、いい方法が何かないかということで、これから模索していきたいというふうに考えております。 (挙手する者あり)
○水野恭子副議長 14番、櫻井立志議員。
◆櫻井立志議員 この質問は、次のコンビニ交付にも関係をしてくると思うんですが、先進地の例を挙げますと、千葉県の松戸市、ここでは12歳以下の子どもを持つ両親に、この住基カードの中にデザインを施して「子育てみらいカード」というのを作成して、保護者に配っておられると。その中で、このカードを持っておられる方に、市内の協賛店舗でこのカードを提示すると料金の割引とかいった、そういうサービスが受けられると。それから、新しく子どもさんが誕生したという両親については、記念として無料でこのカードをお渡ししているとか、いろんな形で推進をされております。 また、後の質問にも重なってくるわけでございますけども、この住基カードの普及に対して、コンビニの住民票等の交付とあわせて、これを推進するためにある一定期間、先ほど高齢者の70歳以上に無料で配布しているという話がございましたけれども、大阪羽曳野市では住基カードを普及させるために、一定期間、全市民に対して無料で交付を行っているというようなところもあります。いろんな形で工夫をして普及をしていただきたいと思いますが、ただ、今政府において検討をされていますマイナンバーカード、これが実際にできてくれば、こういう住基カードにかわるものとしての大きな、それ以上の効果のあるものだというふうにも感じておりますので、この辺の絡みも含めて推進、啓蒙に当たっていただきたいと、このように思います。 次に、その住基カードの方に移りますが、実は来年の2月から導入をするという木津川市の例でございます。木津川市では、コンビニ交付をするためにはシステムの改修というのが大事になってきて、非常に費用がかかるということでございまして、木津川市さんの方でもいろいろと検討を重ねながらやっと導入へこぎつけたというふうにも聞いております。そういう意味で、非常に高価な費用がかかるわけでございますけれども、国の交付金等も2分の1が出るということでございまして、十分検討をお願いしたいと思うんですが、先ほど部長の方からお答えをいただきました、来年、2事業者でローソン及びサンクスの方で導入される予定であるということがありまして、まだ今のところセブンイレブン1社しかないということでございましたけれども、いずれにしてもこの導入を進めるにしても、最低1年はかかるということでございまして、来年の4月には二つの事業者が参入をするということで、十分検討期間を置いていただいて、早くて26年度ぐらいにはできるんじゃないかと思うんですが、どうでしょうか。 (挙手する者あり)
○水野恭子副議長 松尾市民部長。
◎松尾市民部長 先ほどの住基カードと引き続きまして、コンビニの交付ということでございますが、今のご質問の中にもございましたように、先進地の事例を見ましても、今度実施される木津川市さんの事例を見ましても、かなりの初期費用がかかるということで、一部の事業費については国の方の特別交付税措置がされるというふうにも聞いておりますが、今後この大手2社の参入によりまして、いろいろと利用店舗も全国に広がるというふうに考えられますので、これから新しい動きも念頭に置きながら、引き続いて研究を深めてまいりたいというふうに考えております。 (挙手する者あり)
○水野恭子副議長 櫻井立志議員。
◆櫻井立志議員 十分検討しながら、できることなら早い導入をお願いしたいと思います。 次に、ジェネリック医薬品の差額通知についてお尋ねします。 私も先ほど申し上げましたけれども、門真市の方に視察に行きまして、お話を聞いてまいりました。門真市さんは市の国保の財政も非常に厳しい状況の中で、また一番大阪府の中でも国保に加入しておられる方が非常に多いと。個人事業者等がたくさんいらっしゃるので、国保の方に加入しているという方がたくさんおられるということで、いち早く導入をされたという話を聞いております。しかも、導入に当たって一番先発薬品と後発薬品の差額が大きい、効果のある人を対象にまず始めようというようなことでございまして、それには慢性疾患の方、それから生活習慣病、いわゆる高血圧だとか糖尿病だとか、そういった比較的長い期間に患っていらっしゃるというか、されている方を限定して、そういう方に比較的差額の大きな効果のある方に対して送付をしようという形で始められました。そういうことで、先ほども申し上げましたように大きな効果があると。そして、門真市さんがおっしゃっているのは、一番最初に全国で先進的にこれを導入されて、効果を上げておられる先進地をまず視察に行って勉強してきたということでございまして、私も調べさせていただいたわけですが、広島の呉市、ここは人口24万人といわれているんですが、国保の被保険者が5万6,000人という自治体なんですが、ここは平成20年、2008年7月に導入をされて、その結果、約9カ月で4,450万という効果があったと。その明くる年の09年は1年間でございまして、これで8,870万と。それから、その翌年、2010年には1億1,440万という非常に大きな効果があったと。効果といっても、これは通知ですから、ジェネリック医薬品に切りかえればこれだけ安くなりますよというお知らせですから、それが実際にそれに切りかえられてどうかということはわからないので、あくまでも予想効果ということで、1億の効果が上がったということでございまして、再度これの導入に対してお伺いをしておきたいと思います。 (挙手する者あり)
○水野恭子副議長 松尾市民部長。
◎松尾市民部長 ただいま大阪府等の先進地の事例を具体的にお伺いいたしました。京都府におきましても、既に京都府の後期高齢者医療では実施されております。また、近隣でも平成23年度、ことしの3月から宇治田原町国保が実施されておりまして、井手町国保も7月から実施をされております。そういうこともございまして、本市におきましてもできるだけ早い時期に、先ほど申し上げたように地区の医師会や薬剤師会との関係機関とのご理解を得るというハードルもございますが、その辺、早い時期にご意見を聞き協議する中で、近隣市町とも足並みをそろえながら早い時期に実施できるように努力してまいりたいというふうに考えております。 (挙手する者あり)
○水野恭子副議長 櫻井立志議員。
◆櫻井立志議員 今おっしゃっていただきました府の国保連合会とも緊密に連携をとりながら、こういった差額通知のシステムの市町村と共同化、こういったものができないかどうか。京都府が中心になって各市町村と連携しながら共同化に持っていけば、もっと早く、また府下の全市町村が導入できるんじゃないかと、このように思っておりますので、その辺また今後とも連携をよろしくお願いします。 次に、2番目の救命・防災対策について、移ります。 まず、1番目の
救急医療情報キットですけども、今回、我が公明党の方で昨年の東日本大震災から1年を経過したという、ことしの春に全国でだれもが防災意識を高めてもらうということで、こういった防災ブックレットという小冊子を希望される方にお渡しをしていると。いざ災害が起きたら、自分と家族を守るためにふだんから備えておこうという防災ブックレットとあわせて災害時安心シートという、先ほど
救急医療情報キットのプラスチックのケースに入れていく中身の内容を本人の名前とか持病とか薬とか病院とか、そういうようなものを書きとどめていくという安心シートを、これはプラスチックのケースに入れるんじゃなくて、自分のふだん絶えず携帯して持っておって、いざというときにこういうふうな情報が救急隊員に知らせてあげられるような、こういう安心シートを希望者にお配りをしているわけですけども、こういった形でいろんな形で工夫をされております。いろいろと事例を見てみますと、例えばこういったものを手づくりで自分たちの地域の中で高齢者の方に持っていただいているとか、こんな筒にしたって百円均一に行ったらいろんな形がありますから、そんな形で工夫して自作でされているということもあります。そういったことで、いろいろと形を研究していただきながら進めていただきたいと思います。 もう1点は、これは特に八幡市とか綾部市とかでやられている、市全体じゃなくて、民生児童委員協議会なんかを通じて、あるいは社会福祉協議会を使って、そういった限定した形で進めていらっしゃる自治体もたくさんありますので、ぜひそういった形を利用していただいて、また本市のそういう協議会の中で提案も申し上げながら進めていただきたいと思います。 時間が押してきておりますので、次に移ります。次に、消防バイクですけども、ことしの7月10日、京都新聞の記事を紹介しますけども、7月9日から京都市でこの消防バイクの導入を始められたと。まずは3台、運用していただいているということでございまして、京都市ではこの消防バイクに搭載する器具ですね、まず災害地へ駆けつけて、その初期の情報が一番必要でございますので、その情報を映像でスマートフォンを通じて本部へ送ると。そういうスマートフォンの搭載、それから消火器2本、あるいは人工呼吸用のマスク、それから時にはAEDとか、そういったものを先ほど消防長は、消防バイクに搭載できる器材というのは限られているとおっしゃっていましたけれども、そういった中でもこういったものであればバイクに載せてできるんじゃないかというふうにも思います。1台が約170万ということでございますので、この間も出ておりました高機能の消防車やったら何億というふうにかかるわけでございますので、こういった消防バイクであれば170万でいけるわけですから、そういった意味で検討をお願いしたらと思うんですが、どうですか。 (挙手する者あり)
○水野恭子副議長 久保田消防長。
◎久保田消防長 ただいまのご質問でございますが、先ほど来、京都市消防局のバイクの紹介をいただきました。そういった政令都市におきましては、やはりバイク隊という配置のもとでは専従隊による運用が必要であるというふうに思いますし、また災害現場が大きければ大きいほど消防隊が到着するまでの間の対応に苦慮するといった課題もございますので、今後も先ほど申しましたようにバイクの費用対効果、また運用方法等につきましても研究してまいりたいと考えております。 以上でございます。 (挙手する者あり)
○水野恭子副議長 櫻井立志議員。
◆櫻井立志議員 次に、外国人の搬送シートですね、これについても先日、消防長の方にはこの器材について紹介もさせていただきました。十分検討をしていただいて、導入をしていただいたらなと、このように思います。1台13万円ということでございますので、この辺もまた大いにそういう外国人の方への救急搬送に使っていただいたらどうかなと、このように思っております。 また、ドクターヘリについては、これからいろいろと訓練もし、また京田辺市としてどういうふうにやっていくかということはこれから進められていくと思いますが、どうかその辺もまたよろしくお願いします。 次に、大きな3番目の
再生可能エネルギーの節電・省エネナビ、これについて質問をさせていただきます。時間もあまりございませんので。 昨年の夏、またことしの夏、そして3.11以降、非常に節電あるいは省エネということが叫ばれておりまして、こういった機器の貸し出しというのが、非常に多くの自治体が進められております。目に見える化という、目に見てどれだけ電気を使ったのかということが一目瞭然にわかる、こういう便利な機器を使って、それを貸し出して、それを貸し出すと同時に、貸し出した相手に測定していただいた結果を数値で報告していただくと。そのことによって、それぞれ市が進める省エネ・エコ対策に大いに活用していただきたいという意味で、これを普及してはどうかということをお願いしているわけでございます。その辺もう一度、部長の見解をお尋ねしておきます。 (挙手する者あり)
○水野恭子副議長 勝谷経済環境部長。
◎勝谷経済環境部長 本市と協働して活動しております環境市民パートナーシップが開催しております環境まつりや、また本市ロビーで開催しております省エネ相談の場において、議員言われておりますエコワットという商品名でございますが、簡易測定器を利用して、市民の方々に広く省エネ・節電、その他の方法をわかりやすくアドバイスをさせていただいて、広く市民に省エネ・節電を啓発しているという実情でございまして、我々としましたら貸し出すというより、その場で使っていただいて、実体験をしていただいて、皆さんに省エネ・節電を体験していただいて、市民皆様方がそういう活動に参加していただきたいと、このように考えております。 (挙手する者あり)
○水野恭子副議長 櫻井立志議員。
◆櫻井立志議員 先ほども紹介しました神奈川県藤沢市、それから愛知県新城市ですね、本市が今進めている
地球温暖化対策実行計画、来年の3月を目指して策定を進めておりますけれども、こういった藤沢市の温暖化対策実行計画とか、新城市の
地球温暖化対策実行計画とか、こういった計画が各自治体でやっておられます。この中に、今申し上げた省エネナビ、エコワットを使って効果的に省エネあるいは節電対策に取り組もうということが、こちらにも載っております。だから、本市が進めているこの実行計画の中に、こういった機器を使って節電を頑張りましょうというような、そういう計画をこの中にぜひ盛り込んでいただきたいなと思います。 時間もあと終わりましたけれども、最後に、この財政が厳しい状況の中で公共施設への太陽光発電、これは本当に私も何回も言っておりますけれども、こういった民間活力を、また民間の市民を活用していただいて、公共施設に太陽光発電をぜひ検討して設置していただけるよう要望いたしまして、私の質問を終わります。 以上でございます。
○水野恭子副議長 これで櫻井立志議員の質問を終わります。 この際、休憩いたします。3時30分から会議を開きます。
△休憩 午後3時11分
△再開 午後3時30分
○水野恭子副議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。 通告順位5番、喜多進議員。
◆喜多進議員 8番、新栄会の喜多進でございます。まずもって8月14日早朝に起きました宇治市を始め山城地域の豪雨災害により亡くなられました方にお悔やみと、被害に遭われました方々にお見舞いを申し上げ、早期の復興を期待いたします。 それでは、通告に従いまして順次質問させていただきます。 最初に、1番、安心・安全なまちづくりについて、8点お伺いいたします。 まず、1点目の質問、天津神川の治水対策についてお尋ねいたします。 先ほど小林議員からも質問がありましたが、私の方からも少し質問させていただきたいと、かように思います。私は、まちづくりの基盤整備の中で根幹となるのは治水対策であると考えます。第3次京田辺市総合計画の中に3川撤廃とありますが、馬坂川の切り下げ工事が始まりましてから既に40年以上の歳月がたっております。天津神川の切り下げ工事につきましては、近隣住民にとりまして長年の念願でもありますが、工事計画も示されていないのが現状であります。天津神川の切り下げ工事の早期事業着工が難しい状況にあります。天津神川の治水対策については、上流の一休ケ丘地域の雨水をすべて受けることになります。一休ケ丘地域では、現在も小規模開発が進められております。少しの雨でも安全性が危惧されます。地元の皆さんも非常に心配されております。 ことしの5月19日付の京都新聞に、京都府は木津川に流れ込む府管理の一級河川で、今後30年間に改良工事を実施するための河川整備計画を策定し、50年から30年に1度の豪雨災害を防ぐため、山城地域の4河川を重点的に整備すると発表されました。そこに天津神川の切り下げ改修工事が入っておりません。私自身、天津神川の治水対策につきましては、一般質問をするたびに危険性をお話しさせていただきましたが、京都府に要望しているとのお話でしたが、大変残念です。今月の8月14日早朝の豪雨で、宇治市の五ケ庄を流れる天井川の弥陀次郎川が決壊し、住宅地に大きな災害をもたらしました。これらの経験を踏まえ、天津神川の治水対策を考えていただきたいと考えます。市として現在のところ、長期の河川改修が見込まれないことから、昨年500万円の予算を計上していただいて、天津神川への流出量を抑制する方策の検討を実施、具体的には農業用ため池として利用されております。尼ケ池を雨水貯留施設として有効利用できないか、検討していただいておりますが、その後の進捗状況についてお聞かせください。 次に、2点目の質問、山手幹線興戸地区、地蔵谷橋から市道薪新田辺線畠橋までの区間に歩道用道路照明施設設置についてお尋ねいたします。 山手幹線の街灯は同志社大学の周辺及び興戸地区の地蔵橋までは同志社大学が危険なため、東側に設置されております。同志社山手には、ソーラーパネル、LED5基を学研推進室により設置されました。興戸地区の地蔵谷橋から薪新田辺線畠橋交差点までの区間は街灯もなく、夜間には全くの暗やみとなっております。安全面でも防犯面でも非常に危険であります。市民の方の散歩や子どもたちの自転車通学として多くの方々が利用されているのが現状であります。夜間の安全性を考え、昨年度、興戸区、田辺区、薪区より、地元要望として京都府に対して歩行者用道路照明設置を要望していただきました。その結果、当該区間東側に道路照明を設置する方向性が示されたと聞いております。設置については、できるだけ速やかに設置していただけるように京都府に要望すると聞いております。今後の進捗状況についてお聞かせください。 次に、3点目の質問、手原川西側、丑宮橋から、通称墓橋から畠橋の薪小学校通学路問題についてお尋ねします。 薪小学校通学路として、里ノ内小山線の通称墓橋より上流部の150メートルにつきましては、今年度の完成を目指して整備を進めていただいております。しかし、手原川西側、通称墓橋から畠橋の通学路につきましては、現在未舗装のままであります。手原川の側道は京都府の管理と聞いておりますが、未舗装であります。昨年の12月の一般質問の答弁で基本的には河川管理の面では舗装はできないと伺っておりますが、本件につきましては地元区からも要請をいただいておりますので、何らかの対応ができないか、京都府と協議、調整を行っていくと聞いております。ことし砕石を敷いていただきましたが、今後の進捗状況をお聞かせください。 次に、4点目の質問、南田辺駅前線の開通見通しについてお尋ねいたします。 私も過去何回か一般質問させていただいておりますが、現在も通行どめになったままであります。同志社山手におきましても街びらき以来、順調に移住者が増加しております。南田辺駅前線の全面的供用開始するには
府道八幡木津線の拡幅と同交差点部分の改良が必要であり、このような状況の中、関係する土地所有者の1名の方の用地補償契約が完了し、残り1名の方には鋭意交渉を行い、早期の全線供用開始を目指したいと考えている。また、並行して一部暫定的な形態であっても供用できるかについて、道路管理者の京都府、そして公安委員会と協議を進めているところであると聞いております。同志社山手地区と南部の拠点である三山木駅をつなぐ南田辺駅前線の供用開始についての進捗状況をお聞かせください。 次に、5点目の質問、
府道八幡木津線と薪薊線の北側の角に野小屋と電柱があり、非常に見通しが悪く危険であります。その対策についてお尋ねいたします。 私自身もいつもよく通りますが、非常に危険であると考えております。府道に出るときは一たん停止してカーブミラーを見てからもう一度出て、北側からの車の確認をし、府道に出ます。農耕車もいつも出入りしていますし、この野小屋の撤去及び引き下がっていただく件につきましては、前にも荒廃農地の質問のときにも質問させていただきましたが、現在もそのままになっております。地権者の方が他府県のために農業委員会の方にもお話をしていただいておりますが、なかなか難しいようですが、市としてこの野小屋の撤去及び1メートル程度下がっていただく対策はないのか、お聞かせ願いたいと思います。 次に、6点目の質問、一休寺周辺の開発に対する排水路の問題についてお尋ねします。 現在、開発業者2社による二次開発が進められていますが、雨水を手原川に放流されますが、雨水排水の整備も計画上はクリアしていると聞いております。手原川放流口手前の工務店前で道路横断水路が直角になっており、道路も急勾配であるがため、流速が速く、降雨時には路面にあふれています。横断水路の角度を緩くする必要があると考えますが、地元区民よりも要望があると思いますが、今後、市の考えをお聞かせください。 また、8月14日の早朝の豪雨で薪神社の方に土砂が流出しております。開発に対する業者指導についてもどのようになさっているのか、お聞かせください。 次に、7点目の質問、
府道八幡木津線茶屋前交差部改良工事の進捗状況と、
府道八幡木津線の通学路の大型車両の通行規制についてお尋ねします。 山手幹線薪区の開通により、本市の南北を結ぶ交通事情は大きく変化し、従来の
府道八幡木津線の交通停滞が少しは緩和されたと考えますが、依然として道路幅が狭く、交通安全面から極めて危険な道路であります。茶屋前交差部の改修工事の状況につきましては、京都府と地元区との調整がつかず、進んでいなかったのが現状でありますが、昨年、地元区と話し合いを再度していただいたところですが、その進捗状況についてお聞かせください。また、大型車両の通行規制についても一緒に聞かせていただきたいと思います。 次に、8点目の質問、水取バイパス開通後の普賢寺小学校前道路の大型車の交通規制についてお尋ねします。 昨年、水取バイパスの開通により、小学校前の旧道は交通量の緩和が図られておりますが、大型車規制についてはしばらく様子を見ながら、当然地元の意見を聞きながら、田辺署と京都府と協議して何らかの措置を考えていきたいと聞いております。その後の進捗状況についてお聞かせください。 次に、2番、心にうるおいのあふれるまちづくりについて、2点お伺いいたします。 まず、1点目の質問、本市のシンボルである緑豊かな甘南備山のナラ枯れについてお尋ねいたします。 甘南備山は、昨年度より急にナラ枯れが非常に多く見られるようになりました。市として昨年度50本の枯れ木の処理をしていただきました。今年度も枯れ木の処理をしていただけるようになっておりますが、しかし、ことしの甘南備山を見ていただいたらわかるように、昨年はどうもなかった木がことしの初めに青葉をつけましたが、相当な木が枯れております。皆さんも山手幹線薪畠橋から少し下がったところ、また国道307号線の甘南備園の入り口付近で見ていただいたらよくわかりますが、ことしのナラ枯れが大変多く目立つ状況であります。8月13日の京都新聞に、ナラ枯れ深刻、ナラ枯れ後も大変ということで、ナラ枯れ問題を考えるシンポジウムが開かれました。山崩れの危険性、景観の悪化、地域の生態系の価値観が損なわれると指摘されております。対策には必要なコストは税金投入の理解と民間資金を集める社会的な仕組みが重要であると話されておりました。保存会でも、利用者の安全確保のために歩道沿いの枯れ木伐採などを行っておりますが、市としてさらなる積極的な対策を講じる必要があると考えます。市のお考えをお聞かせください。 次に、2点目の質問、手原川から甘南備山に至る遊歩道整備と甘南備山への市道の待避場所確保についてお尋ねいたします。 甘南備山には、緑と自然を求めて年間6万人もの方々がウォーキングされ、利用されております。市長が施政方針で、手原川の水辺と甘南備山など自然が残る緑を結ぶ遊歩道など、四季の移り変わりを感じながらウォーキングを楽しみ、歩行空間の創出について検討すると述べていただいております。手原川から甘南備山へ至る遊歩道の進捗状況をお聞かせください。 また、地元区より要望があります甘南備山への乗用車での入山者が増加し、地元の農業従事者とのトラブルがふえております。途上での譲り合いの末、土地勘のない府外車の脱輪事故が頻繁に発生しています。車両の離合場所として3カ所程度の待避場所の設置について、市のお考えをお聞かせください。 次に、3番、京田辺の未来をささえる人づくりの
南部住民センターの設置についてお尋ねいたします。 南部地域の方々の強い要望でもあり、市民活動の基点として、
南部住民センターは第3次総合計画の中にも整備、検討するという位置づけになっております。生涯学習の基点は住民センターであると考えます。生涯学習では、いつでも、どこでも、だれでも、何度でも楽しくをスローガンに、さまざまな世代やニーズに対応した学習機会を求められる。本市の地域構成は、北部・中部・南部の3地域に分かれております。現在、北部住民センターと中部住民センターでは多くの利用者があると聞いております。第3次総合計画も2015年に目標年度を迎えることから、三山木特定土地区画整理事業の完成も近づく中で、未設置の
南部住民センターの設置計画についてお聞かせください。 これで私の1回目の質問を終わります。ご清聴ありがとうございました。 (挙手する者あり)
○水野恭子副議長 橋本建設部長。
◎橋本建設部長 新栄会、喜多進議員の一般質問のうち、建設部に関係する事項といたしまして7点ございますので、順次お答えをいたします。 1番目の安心・安全なまちづくりについて、第1点目の天津神川への流出抑制対策についてでございますが、昨年度の調査・検討におきまして、地元の意向も踏まえ、農業用ため池として利用されてございます尼ケ池の有効活用が最も適していると判断されることから、具体の対策につきまして河川管理者であります京都府及び池を運用されておられます地元区と協議及び調整を図ってまいりたいと考えております。 次に、手原川西側の通称墓橋から薪畠橋間の通学路の舗装につきましては、河川管理者であります京都府と協議した結果、河川管理道路という特殊性から、アスファルト舗装などは今のところできないという見解でございましたが、通学路として利用されているということを考慮いただきまして、でこぼこの状態、また雨による水たまりを改善するため、京都府におかれまして砕石による不陸整正を実施していただいたところでございます。 次に、南田辺三山木駅前線の供用開始について今後の予定でございますが、
府道八幡木津線までの新設区間は既に道路本体の築造を終えまして、部分的に供用開始している状況でございますが、全面的に供用開始するには
府道八幡木津線の現道拡幅、そして交差点の部分の改良が必要となってございます。このような状況の中、関係する土地所有者の用地協力は得られておりませんが、引き続き鋭意交渉を行い、早期の全線供用開始を目指したいと考えております。 なお、並行いたしまして、一部暫定的な交差点形状であっても供用できるかどうかについて、道路管理者であります京都府並びに交通規制を所管される公安委員会と協議を進めているところでございます。 次に、
府道八幡木津線と市道薪薊線との道路交差部の北東角にある農業用倉庫が府道へ出る際の見通しの妨げになっているとのご質問でございますが、当該市道の道路拡幅など改良計画がない中で、当該物件の移転・除去を求めることは困難でございます。現状、交差部にはカーブミラーが設置されておりますので、一定の安全対策は講じられていると考えておりますが、将来的にこの建物などの建てかえなどが行われる際には、交差部から離れた位置に建築されるよう協力を求めてまいりたいと考えております。 次に、一休寺周辺の開発行為に伴う雨水排水対策についてでございますが、開発区域及びその流域の水路の状況に応じまして、溢水などの被害が生じないよう、構造及び能力となるよう所定の技術基準に基づきまして設計整備を指導しているところでございます。 また、開発者に対する工事中の防災対策につきましては、開発者の責任において万全を期するよう開発許可の条件となっておりますが、必要に応じまして本市と許可権者の京都府と連携をいたしまして、適切な措置と対応を講じるよう指導しているところでございます。 また、ご指摘のございました水路につきましては、1メートル20角のボックスカルバートが埋設をされてございまして、流下能力があるわけでございますが、直角に曲がっているということで、水が噴き出したりするということで、先般、かさ上げも実施をいたしました。今後におきましても、このことについては注視をしてまいりたいと、そのように考えております。 7番目ですが、
府道八幡木津線の茶屋前交差点の改修の進捗状況でございますが、京都府により計画をされており、昨年12月に地元説明会が行われ、了解が得られたとのことから、今年度に京都府が用地測量を実施される予定でございます。今般、測量業者が決定したところでございまして、来年3月までには用地買収が伴う土地の立ち会いを実施される予定と伺ってございます。なお、来年度以降には物件調査を実施されるというふうに聞いております。 次に、番号2番目のこころにうるおいのあふれるまちづくりについてでございますが、手原川から甘南備山に至る遊歩道の整備につきましては、今年度計画をしてございます水辺の散策路等環境整備検討業務の中で検討を行いたく考えております。 また、市道井手甘南備山線への待避場所の設置につきましては、地元区からも車両相互の円滑な離合を行えるよう要望をいただいており、実態を調査する中で、地元とも協議を行いながら検討を進めてまいりたいと、そのように考えております。 (挙手する者あり)
○水野恭子副議長 井上
安心まちづくり室長。
◎井上
安心まちづくり室長 安心まちづくり室に関係する事項についてお答え申し上げます。 安心・安全なまちづくりについて3点ご質問をいただいておりますので、順次お答え申し上げます。 まず、1点目でございますが、山手幹線に道路照明施設を設置する方向性が示されたが、今後の予定はというご質問でございますが、山手幹線興戸地蔵谷橋から市道薪新田辺線畠交差点までの区間、約2.5キロの歩道等照明施設の設置につきましては、昨年10月だと思いますが、地元区から府民公募型安心安全整備事業に提案され、現在、京都府山城北土木事務所におきまして、設置に向けた協議がなされているところでございます。今年度中には道路東側に整備をされる予定というふうに伺っております。 次に、2点目でございますが、
府道八幡木津線の大型車の通行規制についてのご質問でございますが、
府道八幡木津線の大型車の通行規制につきましては、有効な安全対策の一つというふうに考えております。通行規制を行うには、京都方面からの通過交通を山手幹線へ誘導できるよう薪茶屋前交差点の改良が必要となりますので、京都府に対しまして早期改良を要望いたしますとともに、大型車の通行規制につきましても引き続き田辺警察署と協議してまいりたいと、このように考えております。 最後に、水取バイパス開通後の旧道の大型車の交通規制についてでございますが、旧道における大型車の交通規制は通学路でもありますことから、交通安全対策上、大変有効なものというふうに考えております。既に地元からの大型車規制要望及び道路管理者でございます京都府山城北事務所からの道路改良等の申し出により、田辺警察署といたしましては大型車規制を行う方向で今現在協議されておりまして、市といたしましても早期に実現できるように要望してまいりたいと、このように考えております。 (挙手する者あり)
○水野恭子副議長 勝谷経済環境部長。
◎勝谷経済環境部長 ご質問のうち、経済環境部に関係いたします事項についてお答えいたします。 心にうるおいのあふれるまちづくりについてのうち、甘南備山のナラ枯れについて、もっと市としての対策はないのかというご質問でございます。甘南備山のナラ枯れ対策につきましては、昨年度に約50立米の伐倒、薫蒸処理を実施いたしました。今年度におきましても、昨年と同様の事業を予定しております。 また、新たな対策につきましては、甘南備山保存会と連携いたしまして、京都府の技術支援等も仰ぎながら、予防も含めた防除対策に努めてまいりたいと、このように考えております。 以上でございます。 (挙手する者あり)
○水野恭子副議長 木下教育部長。
◎木下教育部長 ご質問のうち、教育部に関する
南部住民センターの建設計画について問うということで、お答えをいたします。
南部住民センターの件でございますが、現在、公共施設整備等庁内検討会議におきまして、市内の公共施設全体の再配置等も含めた今後の本市における公共施設整備を検討しております。その会議において、今後の人口推移などの南部地域の実情や財政状況等を含め、総合的に検討してまいりたいと、このように考えております。 以上でございます。 (挙手する者あり)
○水野恭子副議長 8番、喜多進議員。
◆喜多進議員 それでは、2回目の質問をさせていただきます。一問一答方式でお願いいたします。 まず、1番、安心・安全なまちづくりについて、その1、天津神川の治水対策についてであります。将来的には切り下げ改修工事を視野に入れた中で、流出量を抑制する方策として現在、農業用ため池の尼ケ池を調整池として有効利用するのが最適であるというようなお話をいただきました。この件につきまして、田辺区との話し合いはなされておるのかどうか、お聞かせ願いたいと思います。 (挙手する者あり)
○水野恭子副議長 橋本建設部長。
◎橋本建設部長 喜多議員の再質問にお答え申し上げます。 昨年度から予算化をいたしまして実施をしております。その中で、田辺区の農家組合、用水組合の方々とお話をしながら、この件については協議を進めております。 (挙手する者あり)
○水野恭子副議長 喜多進議員。
◆喜多進議員 田辺区とも調整して進めていただいておるということであります。8月14日の早朝の豪雨時に私も天津神川を見に行きました。府道に係る八幡木津線の少し上流部分に少し狭いところがあるんですけども、そこで三面側溝いっぱいまで水が来ておりました。少し雨量が増しますと、三面側溝の上は砂地であります。いつえぐれるかわかりません。また、
府道八幡木津線の水路橋は水量が最大で5トンしかもたないと聞いております。府が出している天津神川の浸水想定図によりますと、1時間雨量が95ミリ、48時間雨量が350ミリの雨量になると、相当な水害が出るというふうに想定されております。8月14日早朝の豪雨で宇治市で起きました弥陀次郎川のように、天井川の決壊は大きな災害をもたらします。天津神川が災害に遭う前に対策をお願いしたいと思います。尼ケ池を雨水貯留施設として使うということをお伺いいたしました。これは、いつごろ実施できるように進めていただいているのか、お聞かせ願いたいと思います。 (挙手する者あり)
○水野恭子副議長 橋本建設部長。