③分別収集の10種の回収の予定と再商品化の可能性は。
④嵩張り焼却するとダイオキシンの危険性ある
プラスティックごみの対策は。
⑤ゴミの減量化と再資源化の割合予測と財政的展望は。3羽原 豊(1)高齢者の健康管理について①高齢者に対する健康で
生きがいづくりのスポーツ、
リクレーション活動の振興。
〔注〕行政主催の
健康づくりのつどい等に参加されない高齢者を対象とする。(2)町北西部に大住地区第二の交番設置 用地の確保が先決である。その見通しは。(3)交通対策について 薪小山地内の山手幹線・
薪新田辺線交差部の急カーブは、事故の発生要因にもなっている。改善される計画はあるのか。(4)ゴミの減量対策について
①ゴミ処理基本計画の策定内容。
②住民の協力体制を得るための施策。4塩貝建夫(1)山手幹線の安全対策 山手幹線(旧307号線~307号線間)の開通に伴い、
既存生活道路との
平面交差等、安全対策が要望されているが、対策は。(2)
町営住宅建て替え(一休ヶ丘)と
周辺生活環境整備について
一休ヶ丘町営住宅の建て替えに伴い
周辺生活環境整備も併せて検討されたい。
①健康維持増進の施設計画(例:
ゲートボール場等)。年金層を視野に。
②住民の
コミュニティ機能を高める施設計画(集会所、公民館立て替え等)。
③防災に配慮した施設計画(避難、防災用品の貯蔵等)。
④関係住民参画による
まちづくりを推進できるように。5井上 公(1)町内のJR及び
近鉄京都線各駅の駐車場と駐輪場の対策について
①各駅周辺では、利用者が自動車の違法駐車、
放置自転車等で困っている状況が見受けられ、積極的な対策が必要と考えるが、その対策は。
②近鉄新田辺駅前の
自転車不法駐車の取り締まりは。(2)町
道草内薪線の拡幅と周辺部の
まちづくり計画は①町
道草内薪線の
近鉄京都線踏切から
府立田辺高等学校間と
JR踏切以西の拡幅計画は。
②町
道草内薪線の
近鉄京都線踏切での停滞解消のため、電車軌道敷を高架化にすべきではないか。再度聞く。
③近鉄新田辺駅東側商店街の活性化に向けて積極的な行政の後押しで、商業の育成を真剣に考えるべきではないか。
④近鉄新田辺駅東西の均衡ある発展を図るためにも、東側地域を商業地域に用途の変更をすべきではないか。(3)町北部地域の
地域振興策について①第2京阪国道と第2名神自動車道が交差する
インター周辺部の将来構想・
土地利用計画の見通しは。
②第2京阪道路・第2名
神自動車道建設工事の進捗状況と供用開始時期は。(4)平和堂出店と
町内商業者の育成対策について①町内各商店街の振興と育成対策は。
②町内零細商店主への救済とその方法は。6中西 稔(1)税金問題 消費税の引き上げは、公共料金の引き上げを誘発し、住民の負担は予想以上に増大する。しかるに大企業には恩典も多く自治体においても減税を行っているところがある。
固定資産税関係で以下の2点について尋ねる。
①近鉄、JR等の
固定資産税は、一般住民にはない減免がある。本町ではいくらぐらいの減免額になるか。これらの措置撤廃、又は減免縮小について、関係市町村と協力し、国へ強く要求せよ。
②住民の
固定資産税については、地価下落に見合う引き下げの実施を再度求める。なお、本年の評価替えは、どのくらいの率で評価が下がるか。(2)綱紀問題と
自治体労働者(全体の奉仕者) 市制移行に当たっての
直接的効果的メリットは住民こそ主人公、全体の奉仕者の立場を確立することである。これは財源の負担の必要もない。
かつての職員不祥事後の教訓として
綱紀点検委員会より提言を受けたが、その実践は不十分と言える。
市制移行に当たり、提言の実践状況とその成果、そして今後の取り組みについて。また、決意についてのべよ。(3)中
山間地域対策 農業、農村の役割の再認識から、国においても中
山間地対策が強化されようとしている。
本町は面積率からも多くの中山間地をかかえているが、
人口急増地域等から、国及び府の直接的施策はなく本町の単独施策も要求しているが実施されていない。
よって次の施策を求める。
①本町独自の中
山間地対策をつくること。
②農業、農村の再建のため茄子に次ぐ特産物の育成、
農作業集団グループの育成、意欲ある後継者、農業者に対する思い切った行財政の支援。
③中山間地域の公共交通網の拡充。以前より要望のあった、打田、高船、天王間のバス運行、道路改良。7小林正路(1)当面の問題について①福祉の町づくりの上からどう対応するか。退院して脚力がなくなったのでシニアカーを買い求めたが道路は車両で危険がいっぱい。歩行できる安全な道路はない。自立の生活などできない。何とかならぬかという人が増えている。弱い立場の人は置いてきぼりにされてくる。行政はどう対応してやれるか。
②主人を入院させて家族の大変さを知った。医療費や病院での世話等心痛を一度に受ける。早く
公立総合病院をつくって、毎日家族が病院へ行く事を助けて欲しい。家族も倒れてしまうという人に出会った。病院の看護に不安を感じ、
毎日病院通いをしている。町はどう対応してやろうと思うか。
③老人ホームに入所したい人が増えている。我が町の現状はどうか。
町立老人ホームを何故つくらないか。
④町の
行政改革推進で目玉とするものは何か。一部民間委託など本気で考えているのか。それは何故か。
⑤ゴミの減量化は、どういう成果を得ているか。
⑥普賢寺地区の上丑ノ毛農道の拡張事業は進んだか。
⑦深夜、早朝の幹線道路の轟音対策。町は困っている住民の調査も啓発行動もせず、警察に取締りを言うだけ。その上、困ったと町に相談に来た住民は一人もいないとうそぶいている。町長は担当部課にどんな指示をしたか。住民が足を踏まれて痛いと叫んでいるのに、よくもじっとしていられるものか。それでも行政を担当していると言うのか。言い訳は無用である。
⑧新田辺駅へ人を迎えに行っても駐車できる場所がない。タクシー、バスの待合場所の一部を住民が利用できるよう検討されたい。どうされるか。
⑨興戸駅のホーム延長の目途はつけたか。今後何年かかるものか。当初計画にもどされたらどうか。南踏切の廃止、
ホーム南延長を実行されよ。住民、乗客の辛抱もこの辺で、町道を利用してホームにエスカレータを、待合室も先につくらせたらどうか。近鉄に強く要望されよ、住民を軽視するな。
⑩防賀川の公園づくりはいい加減にされよ。法面ばかりで公園価値はうすい。維持管理に大金を使い続ける事は困る。再検討されよ。
⑪資料館建設事業はダラダラし過ぎた。必要性、緊急性を感じられず、熱はさめた。3月議会で何を明言するつもりか。8水野恭子(1)老いても安心して地域で暮らし続けるために
①「老人保健福祉計画」の推進、到達点。
②介護支援センターの増設。
③デイサービスの早期増設。
北部老人福祉センターの早期新設。
④給食サービスを増やすこと。
⑤リハビリステーションの充実と増設。
⑥常磐苑の風呂の改善。
⑦シルバーホンの増設。
⑧高齢者向け居住設備改善費補助金の
限度額引き上げと改築相談員の配置。
⑨65歳以上の住民への公共施設の無料化。(2)
障害者福祉について
①障害者基本計画の策定にあたり
精神障害者も対象に広く住民の声を。
②聴覚言語障害者福祉と町の手話通訳について、正規職員2人体制と健康管理。
③視覚障害者の社会参加の促進。点字図書、
点字雑誌等購入への補助を。
④中央公民館にエレベータまたは、リフトカーの設置。(3)
児童福祉法の「改正」について①国と自治体が責任を負う措置制度の改善について町の姿勢を問う。
②児童の年齢等に応じて定める改正について。9小田孝信(1)
JR田辺駅舎整備について
JR田辺駅舎の整備について再々取上げられているが、今回東西線の開業を機に市制に先がけて京田辺駅に改称されたが、現状は余りにもお粗末。一刻も早く近鉄新田辺駅前と一体感のある駅舎への整備に全力をあげるべきだ。この際、駅舎の構想・完成の目途などを明らかにされたい。(2)文化施設について
①歴史民俗資料館の設置計画を見直す考えは。
②中央公民館を
文化ホールを中心に全面的に整備、生涯学習・文化活動の総合的なセンターとして文化の高揚を図るべきだ。
③東部地域に
住民センターを設置の意向と聞くが具体的な計画を示せ。(3)福祉施設について
①介護保険の制度化が必至と思われる。実施主体は地方自治体と言われている。充分なサービスが提供できるのか。課題が多い。対応を聞きたい。
②医療・
福祉サービスのシステム化と同時に
地域ぐるみで支え合える
福祉ボランティアグループの育成を図るべきだ。(4)
市制記念事業について
中国浙江省余杭県が3年前市に昇格され、記念式典に田辺町長を招待されている。当町としても儀礼として記念式典なり適切な時期に余杭市長をお招きすべきではないか。(5)
農業用水対策について
大住用水組合が管理する
木津川内三野用水ポンプが老朽化により揚水能力が低下100haの水田の用水供給に不安が出ている。ポンプの新規取替など
早期事業化を図れ。10井上 薫(1)
財政収支見通しについて①起債に財源の多くを頼らざるを得ないが、本町が進めようとしている大型開発(
三山木地区区画整理、
南田辺団地開発、
西工業団地等)にかかる財源はどこに求めるのか。また、その見通しは。
②そのために福祉や教育など住民生活に直結する分野の施策をどう進めるのか。(2)行財政の見直しについて 12月議会で質問した3点について、どのように改善したのか明らかにされたい。
①建設行政に関わる指導体制について。
②食糧費の総点検。
③開発に係る応分の負担。11郡 角治(1)町公共施設への
交通アクセスを充実せよ
①役場庁舎・
社会福祉センター・
老人福祉センター常磐苑・中央図書館・
北部住民センターなどと
地域交通機関(鉄道)とのアクセスを便利に。
②奈良交通・
京阪宇治交通の協力を強力に要請を。
③高齢者への無料パスの発行を。(2)
公営住宅問題①新家賃の係数について
入居者負担を押さえる方向で限りなく0.7に近づけよ。
②福祉事業とのタイアップの計画はあるのか。
③入居者への法改正の説明を徹底せよ。
④減免制度の充実を。
⑤国連のハビタットⅡ宣言を積極的に受け止めよ。12次田典子(1)憲法50周年。憲法を市制の礎に 憲法を生かした町づくりを行うための町長の理念を問う。(2)教育行政について①子どもの権利条約を生かした、
学校づくりを。
②男女平等を守るために。
③同和教育について。
④日の丸、君が代を強制しない。
⑤日本語学級の開設について。(3)福祉政策について①人にやさい
まちづくりとは。
②働くことを望む全ての人たちに応えられているか。(4)住民の財産をより大切に①町有地の無償貸与のあり方。
②公費支出について。
③公用車の購入及び管理について。
○議長(小林弘君) 通告順位1番、西川豊蔵君。
◆2番(西川豊蔵君) おはようございます。2番の公明の西川です。3月議会トップで一般質問させていただきます。今回は防災対策と教育問題の二つの質問をいたします。町当局の明快なご返答をよろしくお願いいたします。
阪神大震災が日本中の人々に自然災害の恐ろしさを認識させてはや2年が経つが、完全に立ち直るまでにはまだ相当な時間を要すると思われます。あの震災の生々しい記憶とテレビ報道を思い起こしてください。二度とあのような大災害が起きてはならないが、もしものときの対策は十分に考慮しておかなければならないでしょう。現在も、伊豆地方で震度3ないし5の地震が発生し、決してそれが他の地域の出来事とは言えません。まだ2年しか経っていないのに、もう記憶の隅に置こうとしている現状です。自治会にも地震対策や避難場所の徹底を図るべきではないでしょうか。
阪神大震災では予想できなかった大きな災害の一つに停電や断水などの
ライフラインの断絶がありました。避難場所にたどり着いても、電気あるいは飲み水は
おろかトイレや洗濯などの生活用水もない状態であった。せめて
広域避難場所に指定されている小・中学校には、停電時でも使用可能な
手押しポンプつき井戸を設置できないものか。久御山町のように浅井戸はかれることがあるそうですが、幸いにも田辺町は浅井戸でも水がかれないと聞いています。平均的にも5メーターないし8
メーター程度の井戸をつくれば、いざというときには住民の方々に一応の安心感が持てるのではないでしょうか。毛布や食べ物は備蓄はできても生活用水まで手を広げることは無理だと思います。それを考えれば、
手押しポンプを設置しておけば、活用範囲はいろいろとできると思います。飲料用にはそのまま使えなくても煮沸消毒するなり、また生活用水として利用は可能であり、ふだんは校庭の散水や掃除などにも使えます。震災対策の強化のため、防災井戸の設置を検討していただきたいと思います。 次にこのほど京都府は1997年度に実施する行政改革の取り組みとして
農業試験機関など地方組織を見直す方針を打ち出しておられます。こうした府の研究所を
関西文化学術研究都市に新設する
農業資源研究センターに移管するとのことであり、田辺の京都府
山城園芸研究所もその対象になると思われますので、そうした機会に町として素早く対応をお願いしたいと思います。 と申しますのは、ご存じのように
田辺中学校の運動場は雨が降れば
グラウンド状況は大変悪く、加えて町の大きな
各種イベントの折には駐車場となり、また先の議会において申しました
ハンドボール部設置の件と合わせ
グラウンドの狭さが危惧され、ほかの大住中学校や培良中学校と比較をしても最悪であります。そこで、府の行政改革の機にお願いをして、思い切って京都府
山城園芸研究所に
田辺中学校の
グラウンドを確保してはと考えます。そして
田辺中学校の現
グラウンドを
文化ホールや生涯
学習センター構想などの駐車場や、その他の利活用を考えてはどうかと思います。大きな構想、思い切った構想かもしれませんが、町長のお考えをお聞かせください。 これで1回目の質問を終わります。以上です。 (挙手する者あり)
○議長(小林弘君) 町長、久村哲君。
◎町長(久村哲君)
西川豊蔵議員の一般質問にお答えいたします。 1点目に防災対策についてのご質問をいただきました。ご質問の井戸の設置につきましては、阪神・淡路大震災の教訓として認識しているところであります。当町の現状の避難所に当たる学校のプールや配水池の実態を踏まえまして、今後はその飲料水の適正な確保につきましては、現在見直し作業中の
地域防災計画において調査研究をしていく考えでございます。 次に教育問題ということでご質問をいただきましたが、教育長からお答え申し上げます。以上でございます。 (挙手する者あり)
○議長(小林弘君) 教育長、村田新之昇君。
◎教育長(村田新之昇君)
西川豊蔵議員の一般質問にお答えいたします。
農業試験機関の再編などにつきまして、京都府の
行政システムのあり方を審議されておりますところの京都府新しい
行政推進懇話会に、先日京都府が地方組織の見直し方針を示された中にあるところであります。その内容につきましては、詳しく承知はしておりませんが、今後どのように進められていくのか注目をしているところであります。 ところで町立3中学校の運動場は各中学校とも体育授業には支障なく現在使用しております。また、クラブ活動につきましては、それぞれのクラブが都合よく工夫しながら積極的に活用しているところであります。今後とも運動場の有効活用を進めていきたく考えております。以上でございます。 (挙手する者あり)
○議長(小林弘君) 2番、西川豊蔵君。
◆2番(西川豊蔵君) 全体的なことを考えてもらえるんでしたらいいんですけども、ただあくまでも町の方からの対策の後手にならないようにしてもらいたいと思うんですよね。確かに一般的に言うて
広域指定場所と指定する場所であれば、そういうもんを置いていって当たり前やと思うんですね。わずか5基なんですけれども、田辺町の浅井戸ぐらいやったら1本10万か20万ぐらいすりゃええのんできると聞いてますんですね。だからその辺の安い金額、金額で言うのもおかしんですけれども、それぐらいやったら11本ぐらいやったら何とかなるんやないかと思うんですよ。その辺、もう一遍お考え願いたいと思います。 それと今回、あくまでも水の確保にこだわりましたけれども、これに電気、そういうのも入ってますので、その辺ちょっとお伺いしたいと思います。 それと
田辺中学校の
グラウンドの件ですけれども、府の意向もあるとは思いますけれども、田辺中がことしで開校50周年となるんですね。そのときに一応50周年記念というようなものを混ぜてもらいまして、中学校の
グラウンドの整備、あるいは周辺の整備もやってもらいたいと思うんです。以上です。 (挙手する者あり)
○議長(小林弘君) 消防長、佐藤實君。
◎消防長(佐藤實君) 公明、
西川豊蔵議員の再質問にお答えいたします。 ただいまの再質問につきましては、水に限らず電気等全般ということでございます。先ほども町長から申し上げましたとおり、全般につきまして見直しをいたす覚悟でございますので、ご質問を十分配意いたしまして改善をしていきたいと思っております。以上です。 (挙手する者あり)
○議長(小林弘君) 教育長、村田新之昇君。
◎教育長(村田新之昇君)
西川豊蔵議員の再質問にお答えしたいと思います。
グラウンドの整備につきましては、それぞれの学校も年数が経ってまいりますと、水はけ等も悪くなってまいりますので、小・中学校を含めまして
グラウンドを毎年順次改修を進めているところであります。以上でございます。 (挙手する者あり)
○議長(小林弘君) これで西川豊蔵君の質問を終わります。 通告順位2番、橘雄介君。
◆4番(橘雄介君)
住民クラブの橘です。一般質問を行いたいと思います。 一つ目は
山手幹線建設工事に関してです。京都府の事業として田辺町の南北を結び、府道木津八幡線の渋滞緩和と田辺町の山手側の幹線として懸案の山手幹線の延伸建設工事について伺いたいと思います。 まず山手幹線の全面開通に向けての建設工事が数カ所で実施されておりますけれども、現在の延伸工事の着工、すなわち一休寺道から同志社間の進捗状況についてお伺いしたいと思います。 また現在未着工部分、薪地区並びに井手生駒線以南の事業認定と工事開始の見通しについても具体的にお答えいただきたいと思います。 現在確認できる範囲での工事の進行は3カ所で見られると思いますが、一休ケ丘並びに興戸地区周辺の工事開始に伴って環境アセスメントの調査検討が済んでいるのでしょうか。できる限り地元住民の同意を得られるような形で環境アセスを含めて町側の丁寧な事業説明が必要だと思われます。多くの公共事業において都市整備や農村振興という名で土木事業が行われておりますが、事業開始前に環境アセスを実施し、地元地権者だけではなく周辺住民に対しての事業説明の機会を必ず持っていただき、住民の理解と納得の上での工事開始を心がけていただきたいと強く要望します。 また307バイパスと交差部分の山手幹線工事現場周辺で掘り出された数多くの出土した建造物の部分についての保全を含め、この田辺城跡の歴史的、学問的検証をどういう形で保存、展示されるかその予定も伺いたいと思います。 二つ目、市制施行記念事業についてでありますけれども、いよいよ田辺町が京田辺市へ移行されるときが秒読み段階に入りました。3月8日にはご存じのようにJR西日本の東西線開通に伴うダイヤ改正に伴い、田辺駅が京田辺駅に、上田辺駅がJR三山木駅に駅名変更されました。そして学研都市線沿線から大阪の中心街へ直通電車が乗り入れ、快速、普通の運転回数も増え、阪神沿線へもアクセスし、ますます便利になりました。こういった動きも市制施行への弾みになると思われます。田辺町の市制移行記念事業としては、このJR京田辺駅の橋上駅への改築と駅前広場と東口の建設、また東西自由通路の開設などとともに、またソフトの面ではNHKテレビののど自慢番組の放映などが行われるようでございますけれども、遅まきながら私も歴史的な京田辺市の誕生の機会に4点の事業を計画してはどうかと提案いたします。 一つは田辺町の現在に至るまでの政治、経済、文化、庶民生活などあらゆる分野での歴史を時間をかけて調査研究し、5年後ぐらいをめどに京田辺市史として編さんし直してはどうかというとこです。住民と新しい市の堅実な歩みのかがみとして指針になるような市史の編さんに取りかかってはどうでしょうか。 また将来の京田辺市の一翼を担うであろう町内の幼稚園児から小中学児童・生徒などが参加できる記念の
タイムカプセルを5月の式典の折にでも市役所となるこの田辺町役場の周辺に埋め、21世紀のたとえば京田辺市市制50周年の記念式典などで掘り返し、検証することのできるものにしてみてはどうでしょうか。子供たちの未来への希望や夢をいっぱい詰め込んで、新しい市の誕生を記念できたらと思います。 次の提案は既に町当局も時代のニーズに対応してインターネットでの発信を準備されているとのことで大変喜んでおりますが、ぜひお茶と一休寺と同志社のまちとしての特色ある京田辺市をわかりやすく、楽しく、しかも魅力ある若さあふれるまちとして全国、全世界にアピールを発信していただきたいと熱望しております。 四つ目は何度もいろんな角度から要望したり提案してまいりましたが、音楽ホールについてでございます。特にこれからの音楽ホールは言うまでもなく音響効果のよい
中規模ホールが望まれると思われますが、市制移行を機に5年計画ぐらいでこれも市民ホール、
文化ホールという意味づけも含めて建設計画を現実の夢として立ち上がらせていただきたいと思います。ぜひ住民が夢を抱ける京田辺市としてのスタートができるように来年度の企画として予算化していただきたいと思います。 三つ目は住民のための福祉課題についてであります。今さら言わずもがなですが、高齢者時代に突入する21世紀を身近に控え、住民が一番願っている政策の一つが心配なく高齢になっても自宅と地域でいろんな
福祉サービスを受けながら快適な暮らしができることです。町長も老いても安心して生きれるまちをビジョンとしてお持ちのようで大変心強く思います。現在は新ゴールドプランでの目標値へのアプローチがなされておりますが、これからの福祉は量だけではなく質的にどれだけ個別な生き方や健康状態に対応して適切、適度のサービスを提供できるかが課題ではないでしょうか。老人保健福祉計画に基づいて各種行政並びに民間委託サービスにおいても高齢者対策に一番大切なのは、一人一人の高齢者や障害者の立場を十分理解した上で必要なケアが行えるマネージメントだと考えます。 在宅高齢者対応に
地域ネットワークが必要だと思います。地域の民生委員や社会福祉協議会のメンバーやボランティアたちが地域のお年寄りの健康や日常生活がどんな状態であるかを訪問や見聞きで調査し、まずは
福祉サービスの前に地域でのお年寄りの状態をつかんで、ささやかなサポートでも支え続け、段階によって
福祉サービスのホームヘルプ、デイ、ショートなどを核とした対応を検討すべきだと思います。 そこでまず老人の孤独死をなくすように努めなければならないと思います。せんだって田辺町の観音団地の方でご高齢のおばあちゃんが息を引き取られたんですが、3日後に発見されたそうです。地域の、特にひとり暮らしや老夫婦だけの世帯をピックアップして注意を払う必要があると思われます。そのためには専門家の目とともに地域で活動される民生・児童委員や社会福祉協議会会員、ボランティアなどを含めた地域ごとの弱者支援のネットワーク体制が必要だと思われます。
福祉サービスに個別ケアマネージメントでケアプランをということですが、これからの福祉は介護保険の導入とともに紋切り型の一方通行のサービス過多やむだを踏まないように個別のケアを検討し、適切かつ適度なケアプランをマネージメントし、現実化できるようにソフト面での力量を高める必要があると思われます。 また介護、医療の専門家たちで構成される要介護認定機関が訪問調査などを通じて認定を行い、ケアマネージャーが個別訪問調査を行い、個別の健康状態、日常生活の実態などを総合的に判断し、介護の必要性の度合いを1から5に至る段階で判断をします。ケアプラン作成機関としてケアマネージメントができるスタッフの育成や採用を検討されているでしょうか。ホームヘルパー、理学療法士、保健婦、看護婦、医師、ケースワーカーたちのチームワークを生かし、一人一人にふさわしいケアプランをケア担当会議で本人または家族との協議の上、決定し、在宅もしくは施設介護を検討する必要があります。 三つ目は障害者基本法に基づく本町の具体的な取り組みについてお伺いします。93年12月に障害者基本法が施行され、だれもが平等に暮らせるバリアフリーな社会の実現、人権尊重に根差した自立生活の展開、ノーマライゼーション社会の実現を基軸とした市町村による障害者プランが急がれております。田辺町においては、どのような
障害者福祉政策が検討され、いつどういう形で策定されるかをお尋ねしたいと思います。 まず前提としては、障害者の実態と市民のニーズの調査をされたかどうか。実施されたのであれば、それをベースに身体、知的、
精神障害者も含む障害者の実態に対応できる行政として可能な施策や民間サービスの実態も考慮したプランの策定を急いでほしいと思います。障害者団体の代表や障害当事者も含めた計画検討委員会を発足させてプラン策定の準備をスタートさせてください。具体的には共同作業所だけではなく一般企業での就労促進やグループホームなどの設置の施策も検討していただきたいと思います。 四つ目は保健所統廃合問題についてでありますが、先般より政府、京都府の行政改革のあおりで地域の保健福祉に重要な役割を果たしている保健所の統廃合が取りざたされております。ここ京都南部地域においても、現在宇治市と田辺町に2カ所ある保健所を1カ所に統合する計画だと聞いております。つまり田辺保健所がなくなる可能性が強いということです。住民生活に直結する田辺保健所の統廃合計画に対して町ははっきりした反対の意思表示をされるかどうか伺いたいと思います。地域保健体制の擁護の立場でぜひ対応していただきたいと思います。いろんな形で要望や意見が述べられておりますけれども、保健所は一行政機関としての意味合いだけではなく、広域的かつ客観的見地からの地域住民の保健衛生全般に含めた検査、予防、検診、地域防災などの業務を担っております。ぜひ高齢者時代に向かう今日、保健所サイドから見た高齢者対策をも望みたいと思います。町長の見解を伺いたいと思います。 五つ目は町民の
定期健康診断制度の充実をということでありますが、住民の日常的な健康維持と潜在的な病気への兆候を知るためにも手軽に予防のための診察を受けることができるように
定期健康診断制度の充実を図っていただきたいと要望します。 現在、老人保健対策事業としての基本健康診断が胃がん、子宮がん、乳がん、肺がん、大腸がんと骨粗鬆症の検診が実施されております。老人医療保険や国民健康保険の財政が非常に緊迫しています。治療や投薬に至る前に公的健診を生かして病気の早期発見をしたり未然に防ぐことは保険医療費の増大を抑えることにもなると思われます。全年齢層を対象とした基本的な疾患に対する公的予防健診を実施していただきたいと思います。 四つ目ですが、道路工事の件ですが、町内を車で走っていていつも感じることですが、下水道工事、
道路整備工事、ガス、電気、電話などの地中工事がばらばらで、しょっちゅう道路の掘り返しをされるため車の通行が規制されたり、また道路修理後の不完全な路面のため安全走行が妨げられたりして危険であります。よく言われていることですが、今の時期、年度末の2月、3月には特に道路工事が多く、予算の年度内消化のための道路工事だとも言われております。将来的には共同溝方式などで地中に人間が通れるくらいのパイプを埋めて、いつでも
ライフラインの点検や修理を道路工事をせずにチェックできるシステムが望ましいと思われます。しかし、現状では関連機関、事業者の協議の場を町が設定して共通区間に計画的に工事の施工をするように指導が必要ではないでしょうか。上下水道と道路整備に関しては、特に行政直の事業であります。自治体の所管の工事ですので、計画的に関連性を重視して、連絡協議の上で実施し、むだな道路の掘り返しはなくしていただきたいと思います。電気、ガス、電話などの工事も年間計画を各施工業者に年度初めに出させるなどを義務づけて、市と業者の間で一定の時期を調整していただきたいと思います。これらの公共性の高い事業のための道路掘り返しや、整備のための工事も業者の意向を聞き、工事期間を調整し最小限にとどめるよう自治体が指導する必要があると思います。 一昨年の阪神・淡路大震災以来、どの自治体でもいざというときのための防災マニュアルの策定と
ライフラインの強化が指摘されております。本町でのここ2年間の電気、ガス、電話、水道などの点検強化の実態と進捗度についても具体的にお伺いします。 先ほども述べましたように、将来的には電柱のない街路づくりを検討する必要があります。あらゆる
ライフラインに関しての公共的保全のために思い切った共同溝の設置の可能性についてもお伺いします。ぜひモデル的な試行を、たとえば京阪の開発で
まちづくりが進んでいる松井山手地区の一画で試行してはいかがでしょうか。近未来的な
まちづくりがより一層明確にイメージされると思われます。開発業者と話し合っていただきたいと思います。 最後にゴミ処理基本計画の策定についてであります。現在検討され、ほぼまとまっておりますゴミ処理基本計画においての基本的な考え方についてお尋ねかます。 まずは住民、事業者、行政がおのおの主体となって、今までのゴミ処理方法の考え方を大転換し、収集ゴミの大半が焼却され、その残灰と埋め立てゴミを最終処分地天王碧水園と大阪湾フェニックス計画の埋立地の枠で処理するというやり方の限界に気づき、今後できるだけゴミを出さない、ゴミゼロ社会を目標として廃棄物の減量化と資源化に取り組むことが大切だと思われます。来年度以降はゴミ処理基本計画に沿って廃棄物処理がなされるわけですが、人口の増加等に伴い排出量も微増しております。また、住民1人当たりのゴミ排出量をも減らし、特にプラスチックゴミの減量化、再資源化についての抜本的な対策が必要だと思われます。 現在、リサイクル処理法の改正に基づく
容器包装廃棄物の分別処理収集計画の実施が待たれております。容器包装リサイクル法の自治体における具体的な施行は、その市町村が本当に積極的かつ先進的にゴミ減量化とゴミ資源化の努力をするかの力量が問われていると思われます。容器包装リサイクル法に基づいてスチール缶、アルミ缶、無色ガラス容器、茶色いガラス容器、その他のガラス容器、ペットボトル、その他のプラスチック容器、飲料用紙パック、その他の紙製容器、段ボールの10種の分別収集の本町での計画と実施時期について伺います。 田辺町のゴミ処理基本計画での
容器包装廃棄物の
資源ゴミ化の内容はどうでしょうか。
容器包装廃棄物を6種の資源ゴミとして回収され、どんな資源として生かすか具体的に計画をお聞かせください。 収集運搬段階と選別、保管などを町が行うのか、民間委託で行うのかお尋ねしたいと思います。 分別収集される予定の、先ほど述べた10種の回収予定と再商品化の可能性については、どのように、何年度に実施され、どのような商品化を考えておられるでしょうか。再資源化の問題を具体的にお答えください。 先ほども言いましたプラスチックゴミが一番大きな問題だと思います。回収時にはプラスチックゴミはかさ張るし、焼却処分をすると焼却炉を高熱で傷めたり、発がん性の危険性のあるダイオキシンの有毒物質が発生したりします。プラゴミの処理方法を大きく変える、たとえば瞬間石油化技術などが試行されており、出雲市などの地方自治体では実際施行され、ゴミの減量化に目立った効果が出ております。ぜひ田辺町でも早期に研究いただき、ゴミの有効利用と減量化に展望を見出していただきたいと思います。 ゴミの減量化と再資源化の割合の予測と財政的展望についてでありますが、どの程度の経済的メリットがあるのか、民間業者のゴミ処理事業への参入も検討した上でご見解を聞きたいと思います。 現在田辺町では甘南備園の収集回収拠点を中心にゴミの大半が焼却処分され、その残灰を最終処分地としての2カ所に任せております。焼却費用のむだをぜひなくすことで将来的にも、財政的にもプラスになることだと思われますので、ゴミの今後の総量予想とともに回収ゴミの減量化と再資源化の努力目標としての割合予測をどうお考えかお聞きしたいと思います。 最後にゴミの回収問題においては、住民の自主的な意識を高めるためにも市民に前もって詳しく告知し、数カ月の試行期間を経て、住民の十分な関心と協力を得られるよう計画実施していただきたいと思います。 以上、理事者側の簡素で明瞭な答弁をお願いして終わりたいと思います。 (挙手する者あり)
○議長(小林弘君) 町長、久村哲君。
◎町長(久村哲君) 橘雄介議員の一般質問にお答えいたします。 初めに
山手幹線建設工事についてのご質問でございますが、山手幹線の町道一休寺道から同志社間は、現在京都府施行で実施していただいております。区間の進捗状況は、町道一休寺道から町
道草内薪線までの区間においては、平成7年度から用地買収に着手し、現在64%が完了いたしております。町
道草内薪線から国道307号までの区間につきましては、用地買収が完了いたしておりまして、現在尼ケ池架橋工事が完成し、その以南からの道路築造並びに田辺公園プール西側において道路築造の工事中で、平成10年度をめどに工事が進められております。 また国道307号から同志社間につきましては、用地買収が約84%が完了し、埋蔵文化財の調査がほぼ終了する中で、田辺公園野球場西側の一部や防賀川から同志社までの区間におきまして道路築造の工事中でございます。 以上がこの区間の進捗状況でありますが、今後未買収地の地権者並びに地元地域の皆様方のご協力を得ながら京都府とともに早期完成を目指して事業に取り組んでまいります。 次に未着工部分の事業開始の見通しにつきましては、山手幹線の事業区間は町道薪新田辺線から町道一休寺線区間と南田辺団地から精華町との行政境までの区間とがあります。町道薪新田辺線から町道一休寺道までの区間につきましては、現在の事業に引き続いて早期に事業化していただけるよう、京都府に要望しているところであります。 また南田辺団地から精華町境までの区間につきましては、今後開発計画の中で調整を図って対応していく考えであります。 次にご質問の環境アセスメントは、京都府の環境影響評価要綱に基づいて新設、または改築される高速自動車国道や一定の要件を持った一般国道について実施されていますが、山手幹線は府道として位置づけされる道路でありますので、環境アセスメントの実施はされておりません。 次に工事着手前に
地元説明会をされたかとのことでございますが、山手幹線の工事は府と町とが連携をとりながら京都府施行で工事を実施していただいております。工事着手前の
地元説明会につきましては、地元区等と事前に協議をする中で必要に応じ京都府とともに行っております。 また工事着手に当たっては地元区等の協力を得て回覧などにより工事通知を行い、また工事中でありましても、地元区等から説明会の要請があれば、その都度説明会を開催しており、これらの中で地元地域住民の方々にご協力を賜り工事を進めていただいております。 次の田辺城跡の検証と保全は終わったのかとのご質問につきましては、教育長からお答え申し上げます。 次に市制施行記念事業についてのご質問にお答えいたします。 1点目の京田辺市史の編さんにつきましては、田辺町近代史及び田辺町近世近代資料集を昭和62年3月に発行したところであり、市制施行記念行事として、たとえば市史編さん室、または係を設置して直ちに市史編さんの作業に取りかかることは考えておりませんが、今後市制施行周年行事の一つとして作成することは検討してまいりたいと考えております。 次の町内の幼稚園児、小学生、中学生らの参加で
タイムカプセルをと
中規模ホールをとのご質問につきましては、教育長からお答え申し上げます。 次にインターネットによる京田辺市の情報発信につきましては、既に本町のホームページを開設しております教育委員会のホームページの中で京田辺市市制施行記念事業として3月15日ごろから情報を発信していきたいと計画いたしております。その内容につきましては、市の概要や方針、市制施行記念事業、市への交通手段、市制施行に伴う住所表示の内容などについて情報発信したく準備を進めているところであります。その後は、現在発信しておりますパソコン通信やインターネットのあり方も含めましてさらに充実した内容の情報が発信できるよう研究、検討してまいりたいと考えております。 次に住民のための福祉課題ということで5項目のご質問をいただきました。 初めの高齢社会における在宅高齢者の対応につきましては、家族だけの問題ではなく
地域ぐるみの支え合いが重要であると考えております。現実にはそれぞれの地域におきまして各民生委員さんがひとり暮らしのお年寄りなどに対するネットワークの中心としてご活躍をいただいております。 平成8年度から社会福祉協議会が国の認定を受けてふれあいの
まちづくり事業の取り組みを行っていただいております。この事業は住民が参加する福祉活動をより具体化するために町内の福祉施設、公的機関、老人クラブ、地元区、自治会等多くの諸団体との連携を強化して、在宅援助のための具体的な組織づくりを進め、地域のネットワークの形成を図ることを目的といたしております。したがいまして、本町といたしましても今後における高齢社会の在宅福祉を支える重要な役割を果たす事業と認識し、地域のネットワークづくりの推進に支援してまいりたいと考えております。 次に個別ケアマネージメントについてでありますが、現在月に一度の割合で田辺保健所、在宅介護支援センター、訪問看護ステーション、ホームヘルプセンター、行政等の関係者が集まり、対象者個々のケースについて各機関からの情報交換を行い、よりよいケア内容とプランについて検討するため、ケースマネージメント会議を行っております。 今後につきましても、よりよい在宅サービスの提供ができるよう各関係機関との連携を強化し、ケースマネージメント会議の充実に努めてまいりたいと考えております。 また障害者基本法による具体的な取り組みにつきましては、平成5年に改正されました障害者基本法を受けまして、国においては障害者プラン、ノーマライゼーション7カ年戦略が、また京都府においては、京都府障害者基本計画がそれぞれ策定されたところであります。 本町におきましてもハード、ソフト両面にわたる各種施策を各部局において取り組んでいるところでございますが、これらの施策を総合的かつ計画的に推進していくため、平成8年度に実施しました実態調査を分析し、平成9年度において仮称京田辺市障害者基本計画を策定し、より一層の充実に努めてまいりたいと考えております。 次に保健所の統廃合につきましては、母子保健法等の改正によりまして保健所事業の一部が市町村に移譲されることから統廃合問題が叫ばれてきましたが、京都府では当分の間、保健所の統廃合は考えていないと表明されております。町といたしましても、今後においても綴喜市町連絡協議会とともに存続についての要望を続けてまいりたいと思っております。 次に健康診断制度の充実についてでありますが、現在定期健康診断事業で基本健診、胃がん、大腸がん、子宮がん、乳がん、肺がんの各種がん検診と、8年度から骨粗鬆症予防検診を実施いたしておるところですが、9年度からは新たに肝がん予防検診を実施する一方、骨粗鬆症予防検診の受診者人数の拡大及び乳がん検診を医療機関で受診できるよう、一部個別受診化の実施など充実を図っておりますが、今後さらに保健予防の推進に努めてまいりたいと考えております。 次に道路工事のむだをなくせとのご質問と
ゴミ処理基本計画案の策定についての件につきましては、助役からお答えいたします。以上でございます。 (挙手する者あり)
○議長(小林弘君) 助役、吉田隆男君。
◎助役(吉田隆男君) 橘雄介議員の一般質問にお答えをいたします。 4番目の道路工事のむだをなくせということで4点のご質問をいただいております。特に1番目と2番目の問題でございますが、
上下水道工事と
道路整備工事とは計画的に関連性があるので重視して実施せよということでございますが、まず
上下水道工事と道路工事につきましては、毎年度末に次年度の計画がまとまった時点で、各関係課による調整会議を開きまして、その中で工事の施工箇所や時期について協議いたしまして、できる限り住民の方々への迷惑を最小限に抑えるように、また経費等の節減も考え合わせながら協議をしているところろでございます。そしてまたそれぞれの工事の必要な時期に担当者による工事の工程調整を行うなど計画的な工事の施工に努めております。 またご指摘の電気、ガス、電話につきましても田辺土木事務所管内の工事調整会議を毎年度当初に開催いたしまして、京都府、田辺土木事務所管内の市町村、それから警察署、関西電力、大阪ガス及びNTTによりますところの各事業者間における工事の調整を図っているところでございます。今後とも関係事業者間で調整を図りまして、できる限りご指摘のように工事の計画的な施行に努めるなど、むだのないように努力していきたいというふうに考えております。 それから3点目の震災対策としての
ライフラインの点検強化の状況でございますけれども、地震の災害時における
ライフラインの点検強化につきましては、いわゆる一昨年の1月17日未明に発生いたしました阪神・淡路大震災を踏まえまして、中央の防災会議において決定をされました基本的な考え方に基づきまして電気、ガス、水道などそれぞれの立場で保守点検及び材質の改良や継ぎ手部の強化が行われるとともに、緊急時における出動体制の確保など迅速な復旧作業に向けて、それぞれの実施訓練を重ねているところでございます。 また事業間では、耐震性の材質への取り替え等が順次進められておりまして、具体的には関西電力では配電設備の保守点検の実施と古い鉄塔の改修並びに軟弱地盤箇所等に可とう継ぎ手の採用が行われているところでございます。また大阪ガスでは、従来の鋼管から耐久性と腐食を起こさないガス用のポリエチレン管への取り替えが進められているところでございます。本町の水道におきましても耐震管への布設替えと配水管のプール化なり、緊急遮断弁の設置等を年次計画の中で進めているところでございます。なお、今後とも
ライフラインの強化のための指導を進めてまいりたいというふうに考えているところでございます。 4点目の将来的には電柱のないまちや共同溝の設置などの計画はどうかということでございますが、電柱の地中化につきましては、現在のところ新しい
まちづくりを進めている京阪東ローズタウン内の幹線道路と準幹線道路のみが実施をされているところでございます。 また共同溝につきましては、緑たつ道として道路環境に配慮した道路として整備が進められておりますところの第二京阪道路において現在工事の施工が進められているところでございます。 しかし電柱の地中化なり共同溝につきましては設備の点検、維持管理及び建設コストの問題等の克服すべき問題がたくさんございます。このため、今後新しい
まちづくりを計画している南田辺地区の開発地において整備していくことが可能であるのか、この辺を開発事業者とともに研究を重ねてまいりたいというふうに考えております。 それから5点目のゴミ処理基本計画の策定について5点のご質問をいただいておりますけれども、一括してお答えを申し上げたいと思います。 田辺町のゴミ処理基本計画につきましては、ゴミ処理基本計画策定委員会におきまして現在審議をされておりまして、本年度末にまとまる予定でございます。特に容器包装リサイクル法の施行に伴いますところの田辺町分別収集計画につきましては、既に策定を終えておりまして、さらに分別収集対象品目となる10種の
容器包装廃棄物の収集開始スケジュール等を定めていく中で、それぞれの品目ごとに平成9年度後半から平成12年度にかけまして分別収集を実施する予定でございます。この分別収集による15年後の目標回収率は、
容器包装廃棄物総排出量の78.5%を予測をいたしておりまして、
容器包装廃棄物以外のゴミも含めたゴミ全体の減量化目標は、住民1人当たり1日200グラムのゴミの減量化を見込んでいるところでございます。なお、この減量化目標は15年後のゴミ予想値に対して減量化率22%になるわけでございます。 また回収した容器包装を再商品化する指定法人等への引き渡しについては、本町の負担が最も少ない方法を検討しているところでございまして、分別収集に伴う処理施設の整備についても国庫補助事業等の諸制度の積極的な導入を図るなどして事業費の削減に努めていく考えでございます。 次にプラスチックゴミにつきましても、焼却時に発生するダイオキシン類の抑制対策として埋立処分に移行する予定でございまして、最終処分場の延命化のためにプラスチックゴミの破砕や圧縮等の減容化を図る考えでございます。特にご指摘ございました民間委託の時期等でございますけれども、当面はやはりゴミの減量化、再資源が先決でございますので、そういったものを克服しながら、将来的には増量分についての民間委託についても考えてまいりたいというふうに考えているところでございます。以上でございます。 (挙手する者あり)
○議長(小林弘君) 教育長、村田新之昇君。
◎教育長(村田新之昇君) 橘雄介議員の一般質問にお答えいたします。 3項目あったと思いますが、まず初めに田辺城跡の検証と保全というところでありますが、ご質問の田辺城跡の調査は、昨年の5月から8月の末にかけまして、財団法人京都府埋蔵文化財調査研究センターが行ったものでございます。この調査の中で、城跡に伴う可能性が非常に強いと思われる15世紀後半の石垣が出土いたしました。町教育委員会では、京都府教育委員会へ要望いたしまして、この石材を譲り受け、現在計画を進めています仮称歴史民俗資料館等に移築し、有効な活用を図りたいと考えまして、現在旧草内保育所跡地に石材を移し保管をしているところでございます。 なお山手幹線道路の建設に伴いますところの田辺城跡の調査につきましては、財団法人京都府埋蔵文化財調査研究センターでの発掘調査は終了いたしまして、現在出土品等の整理を行っておられるというふうに伺っております。 それから二つ目の町内の幼稚園、小・中学生らの参加で
タイムカプセルをという市制施行にかかわるご質問であったと思いますが、現在小学校の一部で卒業記念として卒業生の作品を
タイムカプセルに入れ、その卒業式が成人式に集まったときに開封いたしまして、その思い出や成長した自分を見詰め直し、友人との交流を深めるような機会を設けているところがございます。 市制施行記念事業として子供たちが進んでかかわり、主体的に考え、表現できる体験的な事業、また深く感動し再会を心待ちにするような事業とともにこの
タイムカプセルを計画できればと、このように思っておるところでありますが、学校行事や学校外活動としてどのようにできるのか十分検討していきたいと、このように思っております。 それから三つ目のすばらしい音響効果のある
中規模ホールを市民会館として計画せよというご質問であったと思いますが、生涯学習が進展してきている中で、住民の文化への関心は年々活発になり、内容的にも多種多様に広がってきています。ご質問の市制施行記念事業として音響効果のある
中規模ホールを市民会館として計画せよということでありますが、教育委員会では生涯学習の拠点施設を整備していくために情報、企画研究、発表、この3拠点をコンセプトに
文化ホール機能を備えた生涯学習センターとして整備していきたいと考えておるところでございます。現在中央公民館を生涯学習施設として拡充していくために利活用調査を実施しておりまして、今後の中央公民館の整備の参考にしていきたい、このように考えております。以上でございます。 (挙手する者あり)
○議長(小林弘君) 4番、橘雄介君。
◆4番(橘雄介君) それでは2回目の質問させていただきますが、山手幹線工事に関しては、町長の方から、これは京都府の事業であるので環境アセスメントの対象にならないという旨のご発言があったと思うんですが、せんだってご存じのように環境庁がこういった公共事業等に関する環境アセスメントの法案を今月内に国会へ提出するということでニュースになっておりましたように、今までの環境アセスの問題が語られてはいますけれども、なかなか本当に住民知り得る権利も含めた意味での新しい公共事業に対する情報としては十分なアセスメントの施行がなされていなかったのではないかというように思われます。 今回のこういう法案へのアプローチが国レベルでもされている状況で田辺町も町から市になるわけでございますので、ぜひ府に環境アセスのそういう方向性での検討をしていただきたい。そういうことを通じて市民というか、住民の理解を得た道路建設ということで山手幹線がいつ完成するかわかりませんけれども、一途の完成を見るということになれば非常に好ましいのではないかと思いますので、住民参加をうたっておられる町長の姿勢ということも含めて、環境アセスに関してはもう一度といいますか、府との交渉を経てぜひ明らかにしていただくようにお願いをしたいと思います。 それから307バイパスの交差点の部分の史跡に関しては、今おっしゃったような教育長のご答弁では草内保育所の方に管理しているということですが、本当に管理という状態にはあまりにもほど遠い状態で今放置されているのではないかと思いますので、大切な文化財の資源として、将来的な民俗資料館の問題とあわせて教育委員会の方でもう一度しっかりとした保全を図っていただきたいと思います。 それから市制移行の記念事業についてですが、時の問題としては遅いかもしれませんが、先ほど教育長のご答弁にありました問題に関してはまだ時間がありますし、またそんなに準備が必要なことでありませんので、子供たちの本当に楽しい思い出、そして市にかける夢を子供たちなりに記したもの、あるいは描いたものをぜひそういう形で実らせていただきたいと思います。我々にとって市制50周年という時期は多分この世にいないのだと思いますけれども、子供たちにとっては実年時代を過ぎて、自分たちのふるさと田辺でそういうことを50年前に行ったというような形で掘り出せるという夢もありますので、ぜひご検討いただきたいと思います。 それから音楽ホールに関しては、いつも中央公民館の生涯学習センターという一つの構想の中で消え失せてしまいますけれども、ご存じのように田辺町に音楽連盟もあり、音楽的な活動が十分今発展している過程において、本当に音楽連盟としてコンサートをやろうとしてもどこでやればいいのか。まさか八幡や宇治や城陽のホールを借りて田辺町の音楽祭を催すことはできないじゃないかということで、ここ数年、音楽連盟を中心としたメンバーの中でもそういう要望が非常に強く出ております。ぜひこれも5年計画という表現をしましたけれども、そのぐらいで、来年つくらなきゃいけないということの事業は無理だと思いますが、ぜひご検討をいただきたいと思います。 それから三つ目の福祉の問題ですが、いろんな問題がありますけれども、特に障害者の福祉の問題で三つ目にお聞きした障害者基本法に基づく障害者プランについてでありますが、現在田辺町においては、いわゆる障害者の具体的なハード並びにソフトの事業として授産施設、いわゆる共同作業所ですね。が一番目立つ形でありますけれども、ここにおいてもいわゆる知的障害者を中心としたケアがされて、この前も申し上げましたような
精神障害者や難病を持つ障害者が具体的にそういう生活の場としていくということにはまだなっておりません。ぜひ障害者という範疇を
精神障害者や難病の方も含めて町として認定し、そういう人たちに応じての社会参加、あるいはノーマライゼーションの推進に基づいたいろんな日常生活が送れるようにご配慮いただきたいと思います。 それから今後はホームヘルパー等の高齢者への福祉だけじゃなくて障害者に対する、あるいは今言いました
精神障害者や知的障害者も含めた人たちに対しても一定のそういうホームヘルパー的な活動を利用できるようにお考えいただきたいと思います。 それから四つ目の道路工事の問題ですが、そういう会議、あるいは調整機関があるように思われる発言を助役の方がしていただいたんですが、現実的には市民が感じているのはやはり掘り返し自体がどういう基準で、どういう順序で行われているかよくわからない。この前工事されていたところが、一たんアスファルト舗装されたのに、また1カ月後には掘り返されている、そういう場面が町内で一休ケ丘もそうですし、山手幹線もそうですが、そういうところが住民によって指摘をされております。ですからこういう公共工事そのものがいろいろ今批判の的になっている時代ですので、より一層町が直々監督施行される下水道工事、あるいは水道工事、あるいは
道路整備工事の上においての率先したこういう共通理解で共通時期に工事をするという制度をもうちょっと明確な形で確立していただきたいと思います。 それから最後のゴミ回収の問題においては、いろんな回収の問題が平成9年から12年にかけて計画されているということでありますし、また減量化の問題においては、20何%ですか、数年後の計画で22%に計画を置いておられるということですが、そのために一人一人の住民の努力なり意識が高まらなければいけないと思いますので、強く町側から啓蒙活動を、具体的な分別収集計画とともにゴミに対する啓蒙活動を強くしていただいて、ゴミ処理基本計画が本当に、先ほど言いました焼却を前途としたゴミ処理ではなくて、ほとんどのゴミ、廃棄物に関してリサイクル並びに再資源化ができるという可能性を秘めてるわけですから、そういう啓蒙をしていただきたいと思います。 それから一つ言いました出雲市で具体化されている瞬間石油化の事業といいますか、そういう新しい再資源化の可能性のあるやり方、それから道路アスファルト材に使ったり、建材に使ったり、あるいは肥料に使ったり具体的な再資源化の商品については全然触れられなかったと思うんですが、そういうご研究を田辺町においてもしていただいて、直接委託事業として外へばっかり出すんじゃなくて、ゴミを出す地元でゴミを再資源化できるような可能性をより努力をしていただいて見つけていただきたいと思います。 以上、2回目の質問とさせていただきます。よろしくお願いします。 (挙手する者あり)
○議長(小林弘君) 建設部長、木村輝夫君。
◎建設部長(木村輝夫君) 再質問にお答えいたします。 まず初めに山手幹線の工事を進めるに当たって環境アセスメントを徹底するよう府と協議をして、またそういう要望も実際にしていったらどうかというふうなご質問でございます。町長がお答えいたしましたように高速自動車国道等、あるいはまた一定の要件、つまり4車線以上の、また区間が10キロメートル以上のという大規模な道路工事については環境アセスメントを実施しておりますが、それ以外は要綱に基づいて実施するということにはなっておりません。と申しますのも、その背景は環境アセスで中身をいろいろ点検しようとするときに、その対象は騒音であるとか振動であるとか、あるいはまた大気汚染といった項目が出てくるわけです。しかし、今申し上げる山手幹線につきましては、速度制限も高速道路、あるいは一般国道に比べて速度が遅うございます。また交通量も、今申し上げました規格道路に比べて量的に少ないというふうな状況があります。そういうことから省かれることになるわけですが、ただ、もっと大事なのは設計協議において、そういう計画を持ったときには関係地域にいろいろお話をさせていただく説明会がございます。そのときにいろんな地域住民の方からご意見なり要望が出されるわけでございまして、そういうご意見、要望には十分真摯に受け止めさせていただいた対応をしていきたいということで臨んでおります。今までにも、たとえばこの山手幹線で言いますれば、興戸工区において土盛工事方式が予定されておったところが、一部区間において高架工事を採用していただくといった地域の住民の熱い要望にこたえて設計協議に反映していただいたという例もあるわけです。そういうことから、今後においても環境アセスメントという実施要綱に基づかなくても十分ご意見、ご要望に沿って対応できるような姿勢を持ち続けたいというふうに考えています。 次に道路工事に関して、いわゆる埋設物の占用者相互間での調整をきっちりするべきだと、こういうふうなご質問でございますけれども、全くそのとおりだと思っております。今までにも住民の方々からいろんなご意見なり、ご指摘が寄せられたことがございますけれども、今、田辺土木事務所でその管内における関係者がこぞって調整会議に臨んでおりますのは、むしろそういう教訓を踏まえて、そういうことのないように徹底しようとするものでございますので、的確な情報をみんなが集め寄って、むだのないような効率的な運営をしていきたいというふうに考えております。以上です。 (挙手する者あり)
○議長(小林弘君) 教育長、村田新之昇君。
◎教育長(村田新之昇君) 橘議員の再質問にお答えいたします。 田辺城跡の石材の件ですが、これは先ほども申し上げましたように、現在草内の旧保育所跡に保管をしているわけなんですけれども、今のところ他のもっとよい保管場所が見つかりませんので、現在あそこで保管していると。ほかに場所が見つかればまたそういうところへもっとよい場所へ移管したいなというふうにも思っております。 それから
タイムカプセルの件ですけれども、大人も子供も夢を描いておくということは大変大事なことでありますので、先ほど申し上げましたように十分検討して考えたいと思っております。 それから音楽ホールの件でありますが、私どもの方といたしましては、中央公民館を整備拡充していくということで、現在利活用調査を行っております。中央公民館の整備、こういうところに重きを置いてやっていきたいと、このように考えております。以上でございます。 (挙手する者あり)
○議長(小林弘君) 福祉部長、安井迪夫君。
◎福祉部長(安井迪夫君) 橘雄介議員の再質問にお答えをいたします。 障害者基本計画の策定に当たりましてのご質問でございますが、ご指摘がありました
精神障害者について、この基本計画の中に取り入れるべきではないかということでございます。これにつきましては、策定委員会の委員の皆さん方の意見も十分に聞きながら、この計画に反映をしていきたいというふうに思っております。 もう一つ、難病も含めてというご質問でございましたが、この難病につきましては、障害者基本計画の中に当てはまるのかどうか、特に医療の関係もございますので、十分その辺は検討していきたいというふうに思います。 また日常生活においてホームヘルパーの派遣につきましても、今の老人福祉との関係がございますが、この辺も合わせまして今後基本計画を策定する中で検討してまいりたいというふうに考えております。以上でございます。 (挙手する者あり)
○議長(小林弘君) 経済部長、上村義忠君。
◎経済部長(上村義忠君) 橘議員の再質問にお答えいたします。 住民一人一人の協力が必要ということで啓発活動を行えということでございますが、これにつきましては、私どもは先ほど助役が申しましたように平成23年目標で住民1人当たり200グラムの減量を行うということで、全体でいきますと目標値にいたしまして22%の減量を目標といたしておるわけでございまして、どうしても住民の皆さん方のご協力がなければこれは実現できないわけでございまして、私どもは平成9年度に区、自治会にきめ細かな説明会を行って実現に向かうよう努力いたしていきたいと、このように考えておるわけでございまして、そういうものを行いまして試行を行い、平成12年度には
容器包装廃棄物の分別収集10品目を実施していきたいと、このように考えているものでございます。 そして資源化、再利用すべきというご質問でございますが、現在の焼却施設につきましては、いわゆる焼却する施設でございまして、計画では平成16年までこの施設を利用していきたく考えているわけでございまして、17年からの新しい施設につきましては、いわゆるゴミを燃やす焼却的な考えの方法もあるわけでございますが、固形燃料化または溶融炉施設、こういうものも考えていきたいというふうに考えているわけでございまして、特にダイオキシン問題があるわけでございまして、その辺につきましては、今後十分考えていきたい、このように考えておるものでございます。 それと分別収集いたしましたものにつきましても再利用化の考えを持っておるわけでございまして、現在もスチール、アルミ缶等につきましては分別したものを再利用いたしておるわけでございまして、今後はガラス容器類、これらも分別を行いまして再利用していく考えでございます。そういうことで将来に向かって再利用する計画を進めていきたい、このように考えているものでございます。以上でございます。
○議長(小林弘君) これで橘雄介君の質問を終わります。 通告順位3番、羽原豊君。
◆10番(羽原豊君) 10番、一新会の羽原でございます。質問に入る前に一言、皆さん方にお許しを得たい点がございます。私、きょう質問させていただく内容の中には、昨日来の代表質問、あるいはきょうの一般質問と重複する点がございますので、その点はひとつよろしくご寛容のほどお願い申し上げます。それでは通告に従いまして4点の質問をさせていただきたいと思います。 まず第1点は高齢者の健康管理についてでございます。現在65歳以上の方は高齢者と言われております。65歳以上の人口が総人口に占める割合を高齢者人口比率と呼び、その比率が7%に達した社会が高齢化社会と言われており、またその2倍の14%に達した社会を高齢社会と言われております。 当田辺町の平成7年4月1日現在の高齢者人口の比率は10.97%でございまして、同年全国平均の14.53%に対して、低率ではございますが、高齢社会に近づきつつあることは事実でございます。日本の平均寿命は世界一でございまして、平成7年、1995年では男子が76.57歳、女子が82.98歳でございます。今日、この年齢に近づけば近づくほど老化現象があらわれて、体力も機能も衰えてまいり病気にかかりやすくなってまいります。このとき、いかに質の高い生き方をするか、満足感の強い生活ができるかというところに問題が集約されてくるのではないかと思います。とにかく私どもは自分が満足できるような生き方をしていきたいものでございます。健康の保持には健康を支える三つの要素、睡眠をよくとる、体を動かす、食事をするがございまして、この3要素はそれぞれ相互に関連しております。たとえば運動すればカロリーが減少し、その補給のため食事が進み、運動した夜は深い睡眠がとれます。このように考えてまいりますと、健康維持するためにはまず適度の運動が必要と考えられます。 現在、田辺町におきましても先日教育長よりご説明がございましたとおり教育委員会の体育指導員20名がスポーツの発展に努力されております。これは1988年、昭和63年10月に第1号から本年3月発行されました7号の「躍動」を見ましても十分理解できる点でございます。その内容を拝見いたしてみますと、4番と6号につきましては、1日1万歩を目標で歩きましょうと。ナンバー5につきましては、平成5年4月でございますが、高齢者スポーツということでペタンクが奨励されております。本年の3月についてはひも体操というものが高齢者向けに発行されたものと考えております。 平成7年6月の議会で、私は高齢者を次のとおり分類させていただきました。まず高齢者Aでございますが、現在福祉計画による寝たきり老人、痴呆老人、虚弱老人の方でございます。高齢者Cは自発的に町が推進されております社会教育等を受講し、そしてスポーツ、レクリエーション等の施設を十分活用されている方でございます。元気な方でございます。高齢者B、すなわち上記A、C以外の方々でスポーツはもちろん歩行もやや困難、バスの乗降も不自由だ、家庭にこもりがちだと、こういう方が高齢者Bということで私はご説明させていただきました。この高齢者Bの方は、いつ何どき高齢者Aに変わられるかわかりません。体が動かされないからでございます。「躍動」は前述の高齢者C、元気な方を対象にされたものでございます。 高齢者を別の形で医療の面から私はとらえてまいりました。田辺町国民健康保険平成7年の診察費等について検討いたしました結果は次のとおりでございます。総人口を100といたしました場合、65歳以上の方、高齢者でございますが10.97%、60歳から64歳の方は5.04%、ゼロ歳から59歳までの方が83.99%でございます。また医療の面でございますけれども、全支払いを100といたしました場合、65歳以上の方は54.1%、60歳から64歳までの方が15.8%、ゼロ歳から59歳の方が30.1%を占めております。患者1人当たりの医療費でございますが、65歳以上の方は82万4,000円、60歳から64歳の方は33万5,000円、ゼロ歳から59歳までの方は16万3,000円、平均で33万6,000円でございます。 これでおわかりのとおり65歳以上の方は人口比率におきましては10.97%でございますけれども、診療費の関係におきましては54.1%、人口比率の約5倍を占めておるわけでございます。高齢者の方が健康になられることは、本人にとっても宝でございます。また国民健康保険財政上から見ても望ましいことであると私は考えております。高齢者の方の自立した生活の維持と健康で
生きがいづくりのために私はお医者さんに治してもらうよりもかからんようにしようということを合い言葉にいたしまして体育指導委員を下記のごとく各区、自治会のご協力を得て活動されることをご提案するものでございます。 具体的には老人の健康管理に対する啓発は、会場への参加を呼びかけるのではなく、各区、自治会へ指導員を定期的に派遣し、ひも体操等のストレッチングの指導、あるいは各区、自治会単位でリーダーを養成すると、このような形をやっていただくようにご提案申し上げる次第でございます。 第2点目でございますが、田辺町北西部に大住地区第2の交番をということでございます。田辺町北西部は田辺町の北の玄関口とも言われている地域でございまして、私、あるいは先輩諸君から過去この地域につきましては次のようにお話されていると思います。大住地区の人口増加は町全体の増加の72%を示しており、市制移行に大きな貢献をしている。本年3月8日JRのダイヤ改正により、学研都市線はJR東西線の開通、列車本数の増加、車両編成の増加と松井山手近辺はますます交通の便がよくなります。自動車道として第二名神自動車道、第二京阪道路の開通、パーキングエリア等の設置構想がございます。等々で今後ますます発展する地域であり、交番の設置が必要であると思っております。特に私は昨年の12月の議会におきまして警察より用地の確保が先決だということをこの場で情報を提供いたしたつもりでございます。そのときに、町の回答は今後とも積極的かつ果敢に設置をお願いしていきたいということの抽象的なご回答でございました。本年3月の議会における町長の施政方針の中でも同じように抽象的な発言がありましたけれども、これは一歩前進と私は判断しております。本町における、先ほど申しましたとおり用地確保の見通しはどうか、この点につきまして具体的にご回答をいただきたいと思います。 次に3番目でございますが、交通対策でございます。薪小山の山手幹線手原川上のカーブは直角に近い急カーブで、事故発生の要因ともなっております。先般、田辺警察署の交通課とお話申し上げましたときにも、事故車は田辺町以外からおいでの方の走行車が多いんだ。事故は夜間に多く、激突した車が動けない場合は事故車はっきりしまして加害者がわかりますので請求はできるけれども、動ける車はそのまま逃走して当て逃げとなってしまって求償できないという実態でございます。その求償できない場合は、町の財政から支出となるのではないでしょうか。 また竜王谷橋から手原川橋上を通り茶屋前に向かう大型観光バスは一度でそのカーブが曲がり切れないような状態で困惑されていることを再々見受けるものでございます。早急な改善が必要と思われますが、いかがでしょうか。 4番目のゴミ減量対策でございます。昨年6月の議会における一般質問の中で私はゴミの減量化対策を取り上げ、当田辺町の可燃ゴミの昭和60年から平成6年までの10年間の推移状況を次のとおり統計書に基づき説明させていただきました。すなわち昭和60年を100としました場合、平成6年の指数はゴミの量は136、世帯数の増加は126、人口の増加を112と、ゴミの増加量は世帯数、人口の増加を上回っていることを申し上げました。 またゴミの減量化に積極的に取り組んでおられる大阪富田林の例もご参考に申し上げました。富田林は世帯の家族数に応じて一定量の無料のシール、これをオーバーした場合は有料のシールと、いわゆるシール制を採用されまして、この採用により20%のゴミの減量ができているということも報告さしていただきました。この報告に対して行政は、昭和59年から5分割収集を実施し、平成4年から減量化対策として再生資源集団回収等を実施、平成6年から住民に対するゴミ減量化の啓発活動を活発に啓発している。今後については平成5年度でゴミ処理基本計画を作成していきたいと、このように回答されました。 そこで次の2点につきましてご質問させていただきたいと思います。 第1点は、ゴミ減量、ゴミ処理基本計画の策定内容でございます。2番目は、ゴミの減量化には住民の協力なくしてなし得ませんので、どのような施策で住民の協力を得られるかという点をご質問させていただきまして、第1回目の質問を終わらせていただきます。ご清聴ありがとうございました。 (挙手する者あり)
○議長(小林弘君) 町長、久村哲君。