八幡市議会 2020-03-30
令和 2年第 1回定例会−03月30日-07号
令和 2年第 1回定例会−03月30日-07号令和 2年第 1回定例会
令和2年3月30日
午前10時 開 議
1.
出席議員 1 番 山 田 美 鈴 議員
2 番 福 田 佐世子 議員
3 番 小 川 直 人 議員
4 番 横須賀 生 也 議員
5 番 鷹 野 雅 生 議員
6 番 奥 村 順 一 議員
7 番 中 村 正 臣 議員
8 番 澤 村 純 子 議員
9 番 亀 田 優 子 議員
10番 清 水 章 好 議員
11番 太 田 克 彦 議員
12番 長 村 善 平 議員
13番 横 山 博 議員
14番 山 田 芳 彦 議員
15番 中 村 正 公 議員
16番 山 本 邦 夫 議員
次に、議案第2号、令和2年度八幡市休日
応急診療所特別会計予算案、議案第3号、令和2年度八幡市
駐車場特別会計予算案、議案第4号、令和2年度八幡市
国民健康保険特別会計予算案、議案第5号、令和2年度八幡市
介護保険特別会計予算案、以上4議案につきましては、討論はなく、採決の結果、いずれも
挙手全員により原案のとおり可決いたしました。
次に、議案第6号、令和2年度八幡市
後期高齢者医療特別会計予算案につきましては、討論はなく、採決の結果、挙手多数により原案のとおり可決いたしました。
最後に、議案第7号、令和2年度八幡市
水道事業会計予算案、議案第8号、令和2年度八幡市
下水道事業会計予算案、以上2議案につきましては、討論はなく、採決の結果、いずれも
挙手全員により原案のとおり可決し、午前11時48分に散会しました。
以上が当委員会における審査の経緯並びに採決の結果でございます。3日間にわたり、委員の皆さんには終始熱心な審査を賜り、実りのある審査を行うことができました。ここに改めて、委員の皆さん並びに
堀口市長を初めとする理事者の皆さんの審査へのご協力に対し、厚くお礼を申し上げる次第であります。理事者の皆様には、委員より出された質問・意見を市政運営に生かしていただきますよう切にお願い申し上げます。また、この3月をもちまして退職される皆様、長きにわたり八幡市政の発展にご尽力をいただきましたことに対し、まことにありがとうございました。これからも皆様方のますますの活躍とご健勝を心からお祈り申し上げます。
以上で令和2年度
予算特別委員会における審査結果のご報告とさせていただきます。
○
山田芳彦 議長 これより
委員長報告に対する質疑に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○
山田芳彦 議長 質疑なしと認めます。
これより日程第8、議案第1号の討論に入ります。
まずは反対討論を許します。山田美鈴議員。
(山田美鈴議員 登壇)
◆山田美鈴 議員 無所属無会派の防災士をしております八幡市議会議員の山田美鈴です。ただいま議題となっております日程第8、議案第1号、令和2年度八幡市
一般会計予算案についての反対討論を行います。
今回の八幡市
一般会計予算案におきまして、私が反対の立場で討論をさせていただく点は1点です。本
一般会計予算案においては、私がかねてから指摘させていただいておりました八幡市
新本庁舎整備事業の設計、建設に伴い、同時並行で整備を進めておかねばならない浸水時における高台地域での災害対策本部の設置を想定した新たな別拠点施設の整備に伴う計画や予算について、本予算案に計上されていない点について問題とさせていただきます。
先般の令和元年第4回八幡市議会定例会で可決されました八幡市
新本庁舎整備事業設計・建設工事の締結においても、私が反対討論に示させていただきましたが、このたびの新本庁舎整備においては、本市は現庁舎の敷地内において新たな新庁舎の建設を進めていますが、これまでも幾度となく指摘させていただいておりますとおり、現庁舎敷地内は木津川決壊時において約6メートルからに及ぶ浸水想定区域とされております。現庁舎、そして新本庁舎においても、現状想定されている浸水ハザードリスクは何ひとつ変わらず、木津川決壊時においては、本庁舎自体が浸水孤立してしまう点は明確です。
であるからこそ、それでも本市がこのような浸水リスクのある現庁舎において新庁舎建設を進めるのであれば、それに並行して、浸水時に本庁舎が浸水孤立した中でも、確実に災害対策本部の機能維持や、各防災関係機関との相互の情報共有を行うための通信システムの整備や、災害対策に必要なバックアップデータの確保、それらを含めて被災した住民の救助や支援などの災害応急対策を確実、迅速に行うための職員の参集拠点となる施設の整備を浸水被害のない高台地域の別拠点施設において、別途新庁舎建設と並行して新たに進めていかなければなりません。
しかしながら、本定例会での私の一般質問においても、別拠点施設の整備について本市にお尋ねしましたところ、現庁舎の浸水時に災害対策本部を設置する別拠点につきましては、生涯学習センターを予定しており、特別な整備などを実施する計画はございませんとのことでした。木津川決壊時の浸水想定地域に居住の市民は約2万7,000人とお示しいただきました。浸水時には新庁舎には約30人の職員が災害対策本部として残り、のちの職員は高台地域での災害対策を行うことになります。その場合、災害対策を行う現場は浸水地域ではなく、高台へと避難をされた2万7,000人の被災者がいる場所です。高台地域の別拠点施設の整備がままならない中で、孤立した新庁舎にある災害対策本部が、被災者のいる現場の現状をどのように把握していくおつもりでしょうか。
少なくとも遠隔会議などを含む通信システム整備などの確立を行わなければ、被災時という混乱と情報錯綜が予見される中、現場への統制指揮や被災情報の確認、災害対応を行う実動機関への要請や連携をどのように行うことをお考えですか。特別な措置を行わないとする本市の現状では、浸水時には情報収集や伝達の遅延による災害対応のおくれを理由とした最悪の事態が起こり得ることは、容易に想像できてしまいます。
それら災害応急対応や設備の構築と同様に、別拠点施設生涯学習センターでの職員配備の点についてはいかがでしょうか。整備がなされない現状で、事実上の被災地となる高台地域において、2万7,000人の被災者対応や業務に当たる職員スペースの確保、職員等の水や食料など業務遂行に必要な具体的な活動拠点の資材等の整備が未整備の中で、果たして災害対応や被災者支援の業務などが行えるのでしょうか。
浸水時において、それら職員対応について実際に機能するのかなど職員参集訓練やBCP(業務継続計画)の策定の実効性について、さきの私の一般質問で本市に対してお尋ねしましたところ、水害についてのBCPは策定していない。タイムラインで一定の対応を行っているとの
堀口市長からのご答弁でした。タイムラインは想定されるハザードに対していつ誰が何をするかの3要素の点に着目し、災害対応を行うタイミングと防災情報などの推移とを時系列に照らし合わせ、それら役割分担と関係機関との連携体制を明確に示すことを目的とした事前防災行動計画です。それらタイムラインと、それに準ずるよう役割分担に当てはめられた職員の業務対応や、災害対策本部を含めた実効性を要する行政としての災害時の業務継続と早期の復旧を具体的に取り決めたBCPとは似て非なるものです。
本市の現状の課題は、あくまでもタイムラインで対応が示された災害対策本部を含む関連機関が、拠点施設の未整備や無計画な状況が解決されない現状ゆえに、木津川決壊時における浸水時には、タイムラインどおりの機能や実効性が担保されない点に対して、大きな問題であることを指摘させていただきます。
関連機関である消防庁舎につきましても、現状は浸水想定地域に位置し、浸水時においての新たな消防職員等の拠点施設も定まっていません。そのような中で、
堀口市長より最終答弁として、ハード面で過不足ないか、京都府との連携を含めて詳細設計の段階で協議していくとのご答弁もいただいております。
堀口市長におかれましても、一定、過不足な点について協議するというお考えをお持ちであるならばこそ、明らかに必要な別拠点施設の整備については、新庁舎のみならず現庁舎においても最優先に早急に取りかからなければいけない課題であると考えます。それらがいまだなされていない点において、本市の危機管理体制の不備を認識していただいた上で、さきにご指摘させていただいた別拠点施設等の整備や計画について早急に対応していただく必要性と、また現在本市において策定作業を進めております国土強靱化地域計画(中間案)は、第5次八幡市総合計画を超えた最上位計画に位置するものですが、こちらにおいても、災害対策本部を含む実動部隊の活動拠点施設の整備についても取り組むべき必要課題と考えられますことからも、その上で本予算案にそれら整備や計画についての予算が計上されていない点を理由としまして、反対討論とさせていただきます。
なお、この場の討論におきましては、今後、木津川決壊を伴う浸水被害の際には、それら別拠点施設の不整備において、危機管理体制や災害対応の遅延により本市の被害や被災者の生活再建や対応の遅延や不備が顕著となった際には、本市の責務も明確にするための手だての一つとしても、この問題を指摘させていただきましたことを述べさせていただき、反対討論を終わらせていただきます。ご清聴ありがとうございました。
○
山田芳彦 議長 次に、賛成討論を許します。
福田佐世子議員。
(福田佐世子議員 登壇)
◆福田佐世子 議員 共生クラブの福田佐世子でございます。ただいま議題となっております日程第8、議案第1号、令和2年度八幡市
一般会計予算案につきまして、賛成の立場で討論をさせていただきます。
令和元年度は、
堀口市長にとって2期目の総仕上げの年でありました。市民との協働を基本に行財政改革を推進しながら、子育て支援、健康づくり、安心・安全のまちづくりに重点を置いた堅実な市政を進めてこられました。去る2月16日に行われました八幡市長選挙では、この実績を多くの市民の皆様から評価いただき、これからの4年間も引き続き
堀口市長に八幡市政のかじ取り役を託されることとなりました。これからも、未来を担う子どもたちから高齢者まで全ての世代から住んでよかったと思っていただけるような魅力あふれるまちづくりを心から期待しているところでございます。
今議会に提案されました令和2年度予算は、市長選挙の関係で経常経費を中心とされた骨格的予算となっており、投資的な事業に対しても、新庁舎整備を初めとするこれまでから取り組まれている事業や、新規施策でも年度当初から取り組まねばならないものについて予算化されています。また、国の補正予算等も活用した緊急安心・安全対策を2月補正予算に前倒して計上されるなど、当初予算も含めた13ヶ月予算として積極的な予算編成をされました。
まず、共生・協働のまちづくりの分野では、男女共同参画プランの改定や障がい福祉計画、障がい児福祉計画の策定など多様性を尊重する社会を推進しておられます。子どもが輝く未来のまちづくりの分野では、小学校でのプログラミング学習や外国語教育に向けた新教材の導入を初め、子どもたちの学びを応援しておられます。健幸のまちづくりの分野では、令和元年度にスタートされたやわた未来いきいき
健幸プロジェクトに引き続き取り組まれており、これをさらに加速化させる新たな取り組みが肉づけ補正において提案されるのか大いに期待をしているところです。観幸のまちづくりの分野では、東京都渋谷区と広域的な
連携交流事業をスタートされるなど、関係人口の創出に力を注がれます。活力のまちやわたの分野では、橋本駅周辺拠点整備事業が着実に推進されているとともに、防災拠点機能を持つ新本庁舎整備の工事の着手が目に見えるところまで来ています。
このように、骨格的予算でありながらも、昨年度からスタートした第5次八幡市総合計画に基づいためり張りのある予算であると評価しております。しかし、新型コロナウイルスの影響もあり、景気動向は不透明さを増してきています。また、少子・高齢化の影響によりこれからますます厳しい行財政運営が待ち受けていると想定されます。
開会日の市長の所信表明では、1期目は土台・骨組みづくり、2期目は仕組みづくり、3期目はこれらの完成・充実を目指し、SDGsなど令和の時代の八幡市の礎づくりを行いたいと述べられました。国や京都府との連携を今まで以上に緊密にしていただき、市民の生活を守るため、職員の先頭に立って本市が直面する課題を一つ一つ克服してください。そして、八幡市の礎づくりを完遂していただきますようお願いいたします。
最後になりましたが、あす退職を迎えられる職員の方々には、これまで八幡市を支えていただいて本当にありがとうございました。そして、次の世代にしっかりとバトンタッチをしていただき、
堀口市長が就任以来言われている市民協働と一歩前へを合い言葉に、職員の皆さんのより一層の団結と市民の皆様との協働に大きな期待を込めまして、令和2年度の八幡市
一般会計予算案の賛成討論とさせていただきます。ご清聴ありがとうございました。
○
山田芳彦 議長 次に、反対討論はありませんか。
亀田優子議員。
(亀田優子議員 登壇)
◆亀田優子 議員 ただいま議題となっています日程第8、議案第1号、令和2年度八幡市
一般会計予算案について、日本共産党八幡市議会議員団を代表して反対の立場で討論を行います。
討論に入る前に、教育分野について触れておきたいと思います。来年度、八幡市では英語以外の教科で二つの小学校で専科教員が配置されることになりました。日本共産党八幡市議会議員団は、長年にわたり一貫して小学校への専科教員の配置を求めてきました。過去の答弁を振り返ってみますと、平成11年の6月議会で、山本議員の質問に対し、当時の
教育部長が専科教員等の加配教員の配置については府教育委員会の責任と権限において適切に実施されているところであり、市としては教育の面からは配置する必要はないものと考えていますと答弁されていました。長い期間かかりましたが、ようやく専科教員が配置されることになったのは大きな転換であり、前進です。
来年度の
一般会計に反対する理由の一つは、平和施策についてです。国連で採択された核兵器禁止条約は、現在36カ国が批准しています。あと14カ国が批准すれば50カ国となり、条約が発効されます。唯一の被爆国である日本政府は、アメリカに追随し核抑止力論にしがみつくのではなく、核兵器禁止条約に署名し、生きているうちに世界中から核兵器をなくしたいという被爆者の願いに応えるべきです。平和をめぐる情勢は、核兵器禁止条約に122の国が署名し、核兵器廃絶が大きな流れとなっています。このことから、
予算特別委員会では、八幡市から政府に対し核兵器禁止条約に署名するよう働きかけてほしいと求めました。しかし、八幡市は安全保障の問題は国が考えることだから働きかけはしないと答弁しました。市長には平和首長会議への加盟を求めましたが、加盟する必要性は感じないとの答弁でした。京都府下で、平和首長会議に加盟していないのは八幡市だけです。全国の加盟率は99.5%となっており、加盟していない自治体は極めて少数です。市長が平和首長会議に加盟し、他の加盟都市とも連携して、核兵器廃絶に向けた取り組みを行うことが求められます。
次に、暮らしの問題です。後期高齢者医療は75歳以上の高齢者が加入する医療制度です。高齢化によって医療給付費がふえると、保険料の増加につながります。来年度の後期高齢者医療は、全ての加入者の保険料が引き上げられます。対象者は令和2年2月末で1万202人です。1人当たりの保険料は平均で9,593円増額となり、年間8万5,951円、全体で9,800万円の負担増となります。減免制度はありますが、ほとんどの高齢者は対象になりません。2019年6月、各都道府県の広域連合の全国組織である全国後期高齢者医療広域連合議会は、75歳以上の窓口負担の現状維持を求める要望書を厚生労働大臣宛てに提出しました。その要望書は、負担増の中止に留まらず、被保険者の負担を将来にわたって抑えるため、後期高齢者医療制度に対する国庫負担の引き上げも要望しています。年金減額が続くもとで、保険料の負担がふえることは高齢者の暮らし、健康を脅かすことになり、このような値上げを許すわけにはいきません。
上下水道の基本料金を減免する制度は、
一般会計から
水道事業会計、
下水道事業会計へ繰り出します。八幡市は、2017年度に水道料金の値上げ、減免制度の廃止を打ち出しました。2018年度から水道料金が値上げされ、今年度末で減免制度が廃止されます。来年度予算では、最後の減免額の繰り出しが計上されています。減免制度の対象となっているのは、市民税非課税世帯で65歳以上のひとり暮らしの高齢者、18歳未満の児童を養育する母子・父子家庭、特別児童扶養手当受給世帯、特別障害者手当受給世帯です。市民の皆さんから、感染防止で手洗いをしっかりとすれば水道代が高くなる、お風呂に毎日入りたいけど、回数を減らして我慢しているという意見がたくさん寄せられています。水道は住民にとって最も大事なライフラインであり、命、健康に直結しています。家計の負担を少しでも軽減するための減免制度を廃止することは許されません。
プラスチックごみの回収について、来年度も隔週回収の予算しか計上されていません。隔週回収では家庭にプラスチックごみがたまることになり、市民は可燃ごみにプラスチックごみを入れて回収に出しているというのが現状です。リサイクルできるごみは資源ごみとして出すことが、可燃ごみを減らすことにつながります。沢中継場の更新工事が2022年度に完了すれば、可燃ごみ、不燃ごみ、プラスチックごみの3種類を中継できます。それまでの間、市の努力で毎週回収すべきです。
消費税増税後、景気はますます落ち込み、新型コロナウイルスの感染拡大がさらに追い打ちをかけ、中小零細業者は倒産、廃業の危機に立っています。市の商工振興費は年間1,300万円で、府下の自治体の中で下から2番目に少ない予算です。不況で苦しむ業者に対してどんな支援が必要なのか調査するよう求めても、前向きの答弁はありませんでした。商工会頼みの施策だけでなく、八幡市が中小業者の実態を調査して、独自の支援策を講じるべきです。
人権啓発事業費として、
山城人権ネットワーク推進協議会負担金として94万1,000円支出しています。山城人権ネットワークは、自治体からの負担金、団体からの会費で活動しています。2019年度2月末現在で、歳出の中で
研修活動促進事業として185万8,000円の支出があり、そのうち部落解放同盟山城地区協議会に156万7,000円が交付され、全体の84%を占めています。こうした特定の団体への資金提供となるような施策はやめるべきです。また、市は市職員を部落解放同盟の集会に公費で派遣しています。今年度は、部落解放同盟全国女性集会に1人、京都府女性集会に3人、山城地区女性集会に5人の合計9人の職員を派遣しました。山城地区女性集会は、参加者101人のうち行政職員の参加は半分の50人でした。公費を使って部落解放同盟が行う集会に市職員を派遣することをやめるべきだと質問しましたが、市長は派遣は必要であると考えていると答弁しました。
南ケ丘教育集会所には、毎年3,000万円以上の予算を市単費で支出して、正規職員を3人、嘱託職員を2人配置し、学習支援を行っています。参加は小学校では96%、中学校では99%が特定の学校で占めています。2002年に同和対策特別措置法が廃止されましたが、八幡市は18年たった今も同和行政を温存しています。これからも継続することに市民的な合意は得られません。直ちに不公正な同和行政を終結すべきであります。
最後に、反対理由とはしませんが、2点述べておきます。
1点目は、市の事業契約についてです。八幡市は、2019年度公募型プロポーザル方式による契約が前年度より7件ふえて13件ありました。そのうち1者しか応募がなく、その1者が契約するというケースが複数ありました。事業者の提案を評価する評価委員会に外部有識者が含まれず、誰が評価委員なのかも公表されず、競争性、公平性、透明性において課題があります。スタディサポート事業のように民間の大手学習塾しか契約できない事業をプロポーザル方式で民間に委託すること自体に疑問があります。
2つ目は、男山の太陽光発電施設設置計画についてです。太陽光発電設備の建設をとめるためとして、市長は事業者に任意の買収に応じる姿勢を示しました。この事業者の元代表は元暴力団組長で有罪判決を受けている人物です。今後、反社会的勢力への資金提供になるような買い取りはやめるべきだということを指摘しておきます。
以上が、日本共産党八幡市議会議員団が2020年度の
一般会計予算案に反対する理由です。
なお、さきに述べた理由で、議案第6号の令和2年度八幡市
後期高齢者医療特別会計予算案にも反対の立場であることを述べて討論といたします。ご清聴ありがとうございました。
○
山田芳彦 議長 これにて討論を終結いたします。
これより日程第8、議案第1号、令和2年度八幡市
一般会計予算案の採決を行います。委員長の報告は可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を願います。
起立多数(14名対6名)
○
山田芳彦 議長 起立多数であります。よって、日程第8、議案第1号は原案のとおり可決されました。
これより日程第9、議案第2号の討論に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○
山田芳彦 議長 討論なしと認めます。
これより日程第9、議案第2号、令和2年度八幡市休日
応急診療所特別会計予算案の採決を行います。委員長の報告は可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を願います。
起立全員(20名)
○
山田芳彦 議長
起立全員であります。よって、日程第9、議案第2号は原案のとおり可決されました。
これより日程第10、議案第3号の討論に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○
山田芳彦 議長 討論なしと認めます。
これより日程第10、議案第3号、令和2年度八幡市
駐車場特別会計予算案の採決を行います。委員長の報告は可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を願います。
起立全員(20名)
○
山田芳彦 議長
起立全員であります。よって、日程第10、議案第3号は原案のとおり可決されました。
これより日程第11、議案第4号の討論に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○
山田芳彦 議長 討論なしと認めます。
これより日程第11、議案第4号、令和2年度八幡市
国民健康保険特別会計予算案の採決を行います。委員長の報告は可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を願います。
起立全員(20名)
○
山田芳彦 議長
起立全員であります。よって、日程第11、議案第4号は原案のとおり可決されました。
これより日程第12、議案第5号の討論に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○
山田芳彦 議長 討論なしと認めます。これより日程第12、議案第5号、令和2年度八幡市
介護保険特別会計予算案の採決を行います。委員長の報告は可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を願います。
起立全員(20名)
○
山田芳彦 議長
起立全員であります。よって、日程第12、議案第5号は原案のとおり可決されました。
これより日程第13、議案第6号の討論に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○
山田芳彦 議長 討論なしと認めます。
これより日程第13、議案第6号、令和2年度八幡市
後期高齢者医療特別会計予算案の採決を行います。委員長の報告は可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を願います。
起立多数(15名対5名)
○
山田芳彦 議長 起立多数であります。よって、日程第13、議案第6号は原案のとおり可決されました。
これより日程第14、議案第7号の討論に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○
山田芳彦 議長 討論なしと認めます。
これより日程第14、議案第7号、令和2年度八幡市
水道事業会計予算案の採決を行います。委員長の報告は可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を願います。
起立全員(20名)
○
山田芳彦 議長
起立全員であります。よって、日程第14、議案第7号は原案のとおり可決されました。
これより日程第15、議案第8号の討論に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○
山田芳彦 議長 討論なしと認めます。
これより日程第15、議案第8号、令和2年度八幡市
下水道事業会計予算案の採決を行います。委員長の報告は可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を願います。
起立全員(20名)
○
山田芳彦 議長
起立全員であります。よって、日程第15、議案第8号は原案のとおり可決されました。
△日程第16
○
山田芳彦 議長 日程第16、議案第23号、教育長の任命についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
堀口市長。
(堀口文昭市長 登壇)
◎堀口文昭 市長 ただいま上程いただきました日程第16、議案第23号、教育長の任命につきまして、提案理由のご説明を申し上げます。恐れ入りますが、議案書その2の5ページをごらんいただきたいと存じます。
本市の教育長であります谷口正弘氏の任期が令和2年4月1日で満了いたします。その後任といたしまして、京都府長岡京市天神5丁目17の9にお住まいの小橋秀生氏を任命いたしたく、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定に基づきまして、議会のご同意をお願い申し上げるものでございます。
これまで、谷口正弘氏には、平成25年4月から2期7年間、教育長としてご尽力をいただいてまいりましたことに深く感謝を申し上げる次第でございます。
後任といたしましてご同意をお願いいたします小橋秀生氏の経歴につきましては、次の6ページにございますので、ごらんいただきたいと存じます。同氏は現在61歳でございまして、昭和58年3月に立命館大学法学部を卒業後、同年4月から京都府に奉職されて以来、京都府教育委員会において平成24年4月から管理部長を歴任され、平成29年4月からは教育次長という要職につかれ、平成31年3月に退職後、現在は学校法人明徳学園常務理事としてご活躍をされております。このように37年間にわたる教育経験と豊富な学識をお持ちでございまして、本市の教育行政に格別のご貢献をいただきたいと存じまして、同氏をご提案申し上げるものでございます。
なお、教育長の任期は3年でございます。
以上のとおりでございますので、ご同意賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○
山田芳彦 議長 これより日程第16、議案第23号の質疑に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○
山田芳彦 議長 質疑なしと認めます。
お諮りいたします。ただいま議題となっております日程第16、議案第23号については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと存じます。これに異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○
山田芳彦 議長 異議なしと認めます。よって、日程第16、議案第23号については、委員会付託を省略することに決しました。
これより日程第16、議案第23号の討論に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○
山田芳彦 議長 討論なしと認めます。
これより日程第16、議案第23号、教育長の任命についての採決を行います。教育長に小橋秀生氏を任命同意することに賛成の方の起立を願います。
起立全員(20名)
○
山田芳彦 議長
起立全員であります。よって、教育長に小橋秀生氏を任命することが同意されました。
暫時休憩いたします。
午前11時10分 休憩
――――――――――――
午前11時11分 開議
○
山田芳彦 議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。
△日程第17
○
山田芳彦 議長 日程第17、議案第24号、
教育委員会委員の任命についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
堀口市長。
(堀口文昭市長 登壇)
◎堀口文昭 市長 ただいま上程いただきました日程第17、議案第24号、
教育委員会委員の任命につきまして、その内容をご説明申し上げます。恐れ入りますが、議案書その2の7ページをごらんいただきたいと存じます。
本市の
教育委員会委員4名のうち、人見妃都美氏が令和2年2月29日をもって辞職されました。人見妃都美氏には、平成30年4月から
教育委員会委員として本市教育行政の推進にご貢献をいただいてまいりました。ここに深く感謝を申し上げる次第でございます。
その後任といたしまして、京都府八幡市男山香呂2番地A63−403にお住まいの八頭司めぐみ氏を任命いたしたく、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定に基づきまして、議会のご同意をお願い申し上げるものでございます。
後任といたしましてご同意をお願いいたします八頭司めぐみ氏の経歴につきましては、次の8ページにございますので、ごらんいただきたいと存じます。同氏は現在48歳でございまして、平成4年3月には京都保育福祉専門学院を卒業され、平成16年4月から八幡第二幼稚園PTA会長として、また平成29年4月から男山第二中学校PTA副会長並びに八幡市PTA連絡協議会副会長として、本市の教育行政の推進にご尽力をいただいております。このように教育分野に豊富な経験と知識をお持ちでございまして、本市の教育行政に格別のご貢献をいただきたくご提案申し上げるものでございます。
なお、委員の任期は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第5条の規定によりまして、前任者の残任期間となりますことから2年、令和4年3月でございます。
以上のとおりでございますので、ご同意賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○
山田芳彦 議長 これより日程第17、議案第24号の質疑に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○
山田芳彦 議長 質疑なしと認めます。
お諮りいたします。ただいま議題となっております日程第17、議案第24号については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと存じます。これに異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○
山田芳彦 議長 異議なしと認めます。よって、日程第17、議案第24号については、委員会付託を省略することに決しました。
これより日程第17、議案第24号の討論に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○
山田芳彦 議長 討論なしと認めます。
これより日程第17、議案第24号、
教育委員会委員の任命についての採決を行います。
教育委員会委員に八頭司めぐみ氏を任命同意することに賛成の方の起立を願います。
起立全員(20名)
○
山田芳彦 議長
起立全員であります。よって、
教育委員会委員に八頭司めぐみ氏を任命することは同意されました。
暫時休憩いたします。
午前11時16分 休憩
――――――――――――
午前11時17分 開議
○
山田芳彦 議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。
△日程第18
○
山田芳彦 議長 日程第18、議案第25号、八幡市
新本庁舎整備事業に係る新
別館新築工事請負契約の締結についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。道本
総務部長。
(道本明典
総務部長 登壇)
◎道本明典
総務部長 ただいま上程いただきました日程第18、議案第25号、八幡市
新本庁舎整備事業に係る新
別館新築工事請負契約の締結につきまして、その内容をご説明申し上げます。恐れ入りますが、議案書その2の9ページをごらんいただきたいと存じます。次の10ページに一般競争入札執行結果表が、また参考資料といたしまして工事設計図を配付させていただいておりますので、ご参照いただきたいと存じます。
新本庁舎整備事業に係る新別館新築工事を施工するに当たりまして、令和2年2月28日に一般競争入札を執行いたしました。その結果に基づき、請負契約の締結につきまして、地方自治法第96条第1項第5号の規定により、議会の議決をお願いするものでございます。
契約金額は2億8,831万円で、契約の相手方は吉田工業株式会社八幡支店、支店長開原菅雄氏で、所在地は八幡市八幡三反長21番地5でございます。契約期間は、本契約の締結の日から令和2年12月21日までといたしております。
今回の工事は、新別館の新築工事でございます。工事は建築工事、電気設備工事、機械設備工事で、地上2階建て、床面積が656.55平方メートルでございます。議決をいただきましたら、本契約を締結の上、工事期間中の安全確保には万全を期してまいりたいと存じております。
以上のとおりでございますので、よろしくご審議いただきまして、ご可決賜りますようお願い申し上げます。
○
山田芳彦 議長 これより日程第18、議案第25号の質疑に入ります。
山本邦夫議員。
(山本邦夫議員 登壇)
◆山本邦夫 議員 八幡市
新本庁舎整備事業に係る新
別館新築工事請負契約について簡単に質問させていただきます。
契約の方法は一般競争入札ということでございました。一般競争入札ですから、当然参加に意欲があって入札参加されているわけですが、よくわかりませんけど、辞退されているところが1者あったりとかということになっていますが、諸事情があって辞退されているのかと思いますが、それは今回の質問とは関係ありません。
質問としては三つありまして、一つは、入札予定価格が幾らだったのか。
2つ目には、最低制限価格は幾らだったのか。いずれも議案書にも消費税込みと抜きと両方の数字が出ていますので、10ページにありますように消費税抜きの価格でお答えいただければと思います。
それから、今回の契約において、予定価格に対して落札率は何%になるのか教えてください。
質問は以上であります。
○
山田芳彦 議長 理事者、答弁願います。宮嵜
総務部技監。
(宮嵜 稔
総務部技監 登壇)
◎宮嵜稔
総務部技監 八幡市新本庁舎整備に係る新別館新築工事についてのご質問にお答え申し上げます。入札予定価格につきましては消費税抜きで2億9,040万円で、最低制限価格につきましては消費税抜きで2億5,990万8,000円でございます。次に、落札率につきましては90.25%でございます。
○
山田芳彦 議長 山本議員。
◆山本邦夫 議員 ご答弁ありがとうございます。予定価格、最低制限価格、落札率、それぞれ90.25%ということでわかりました。これ自体はきちんとこうした契約のときには確認しておく必要があるかと思いましたので、質問させていただきました。
あわせて、先ほどの予算案の討論の中でも、この間契約をめぐって、今後も含めていろいろ問題意識を持って臨まなければいけないところが幾つかあるわけで、今回は一般競争入札、そのほかあと指名競争入札とか、随意契約もありますがそれは置いといて、例えば先ほどの討論でも指摘したようにプロポーザルというのがあって、最近プロポーザルはふえていて、予算の議論とかを聞いていてもよくわからないというのが正直なところですが、入札の方法を一般競争入札、指名競争入札、それからプロポーザルを使い分けする市としての考え方、どういう場合にはどういう手法を選択するのかという、もし考え方とかが定まっているのであれば教えていただきたいと思います。直接今回の契約にかかわることではないですが、契約に伴う考え方ということでお聞かせいただければと思います。
以上です。
○
山田芳彦 議長 理事者、答弁願います。宮嵜
総務部技監。
(宮嵜 稔
総務部技監 登壇)
◎宮嵜稔
総務部技監 再質問にお答え申し上げます。入札方法の使い分けでございますが、一般競争入札と指名競争入札につきましては、予定価格の金額に応じて区別しております。また、プロポーザル方式につきましては、予定価格、金額だけではなく、やはりもっと提案により具体的なところを協議するものという形で考えております。
○
山田芳彦 議長 ほかに質疑ありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○
山田芳彦 議長 これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっております日程第18、議案第25号については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと存じます。これに異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○
山田芳彦 議長 異議なしと認めます。よって、日程第18、議案第25号については、委員会付託を省略することに決しました。
これより日程第18、議案第25号の討論に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○
山田芳彦 議長 討論なしと認めます。
これより日程第18、議案第25号、八幡市
新本庁舎整備事業に係る新
別館新築工事請負契約の締結についての採決を行います。本案を原案のとおり決することに賛成の方の起立を願います。
起立多数(19名対1名)
○
山田芳彦 議長 起立多数であります。よって、日程第18、議案第25号は原案のとおり可決されました。
△日程第19
○
山田芳彦 議長 日程第19、報告第4号、
専決処分事件の報告について(和解及び
損害賠償の額の決定)を議題といたします。
報告を求めます。吉川理事。
(吉川佳一理事 登壇)
◎吉川佳一 理事 ただいま上程をいただきました日程第19、報告第4号、
専決処分事件の報告につきまして、その内容をご説明申し上げます。恐れ入りますが、議案書その2の1ページをごらんいただきたいと存じます。次の2ページに専決処分書が、3ページに説明書が、また4ページに事故発生場所の略図がございますのでご参照いただきたいと存じます。
本件は、令和2年2月17日午前11時ごろ、本市市役所北駐車場におきまして、訪問事業を終えて帰庁した健康推進課保健師、林 弥生運転の本市公用車が駐車するため左折しようとしたところ、相手方車両に接触し、これを損傷するという事故が発生いたしました。この事故に係ります和解と損害賠償の額の決定につきまして、地方自治法第180条第1項の規定による議会の委任に基づきまして、令和2年3月10日に専決処分をさせていただいたものでございます。
和解及び損害賠償の相手方は、本市八幡市八幡土井27番地にお住まいの佐野邦雄様でございます。
損害賠償の額は相手方車両の修理代7万8,760円で、その全額が公益社団法人全国市有物件災害共済会から補填されることになっております。また、事故の当事者である本人には、今後このような事故がないよう、安全運転について厳重注意をいたしたところでございます。
以上のとおりご報告申し上げます。
○
山田芳彦 議長 これより日程第19、報告第4号の質疑に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○
山田芳彦 議長 質疑なしと認めます。
以上で、報告第4号を終結いたします。
△日程第20
○
山田芳彦 議長 日程第20、
意見書案第2号、
厚生年金への
地方議会議員の加入を求める
意見書案を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
太田克彦議員。
(
太田克彦議員 登壇)
◆太田克彦 議員 ただいま上程されました日程第20、
意見書案第2号、
厚生年金への
地方議会議員の加入を求める
意見書案につきまして、案文を朗読し、提案理由の説明とさせていただきます。
厚生年金への
地方議会議員の加入を求める
意見書案。上記
意見書案を、地方自治法第99条の規定により、関係行政庁に対し、別紙のとおり提出するものとする。
令和2年3月30日。提出者、八幡市議会議員、太田克彦。賛成者、八幡市議会議員、敬称は省略させていただきます、奥村順一、小北幸博、岡田秀子、福田佐世子、横山 博。
厚生年金への
地方議会議員の加入を求める意見書。
地方創生の推進とともに、加速する人口減少社会への迅速な対応が、わが国の将来にとって重要な政治課題となっており、地方議会の果たすべき役割と責任が、ますます重要となってきている。このような状況の中、
地方議会議員には、これら時代の要請に応え、その役割を十分に果たしていくために、これまで以上に地方行政の広範かつ専門的な諸課題についての、より深い知識が求められ、高度な専門職(専業)として活動する議員の割合も格段に高まっている。
しかしながら、近年の統一地方選挙の結果を鑑みると、投票率が低下傾向にあるとともに、無投票当選者の割合が高くなるなど、有権者の関心の低さや
地方議会議員のなり手不足が深刻な状況となっている。
こうした中、選挙権年齢の引き下げを行い、若者に対しての政治への関心を高めるための啓発活動が充実強化されたことに加え、サラリーマンから議員に立候補することが行われやすいように、年金制度を時代にふさわしいものとすることが、多様で有為な人材の確保に大きく寄与すると考えられる。
よって、八幡市議会は、国民の幅広い層からの政治参加や地方議会における人材確保の観点から、
厚生年金への
地方議会議員の加入のための法整備を早急に実現するよう強く要望する。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
提出先、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、総務大臣、財務大臣、厚生労働大臣。
以上のとおりでございます。皆さんのご賛同をいただきますようお願い申し上げます。
○
山田芳彦 議長 これより日程第20、
意見書案第2号の質疑に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○
山田芳彦 議長 質疑なしと認めます。
お諮りいたします。ただいま議題となっております日程第20、
意見書案第2号については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと存じます。これに異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○
山田芳彦 議長 異議なしと認めます。よって、日程第20、
意見書案第2号については、委員会付託を省略することに決しました。
これより日程第20、
意見書案第2号の討論に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○
山田芳彦 議長 討論なしと認めます。
これより日程第20、
意見書案第2号、
厚生年金への
地方議会議員の加入を求める
意見書案の採決を行います。本案を原案のとおり決することに賛成の方の起立を願います。
起立多数(13名対7名)
○
山田芳彦 議長 起立多数であります。よって、日程第20、
意見書案第2号は原案のとおり可決されました。
△日程第21
○
山田芳彦 議長 日程第21、閉会中の継続審査及び調査の申し出についてを議題といたします。
お手元に配付いたしておりますように、議会運営委員長及び各常任委員長から閉会中の継続審査及び調査申出書が提出されております。
お諮りいたします。本件を各申し出のとおり決することに異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○
山田芳彦 議長 異議なしと認めます。よって、本件は議会運営委員長及び各常任委員長の申し出のとおり決しました。
以上で、本定例会に付議されました事件は全て議了いたしました。
閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
令和2年第1回定例会は3月4日に開会いたしまして、皆様のご協力を賜り、本日、全ての案件を議了し、滞りなく閉会の運びとなりました。この間、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を大変心配いたしておりましたが、幸いにも本市では現時点で陽性患者が発生しておらず、安堵いたしておるところであります。ひとえに議員各位、理事者の皆様方のご理解、ご協力によりまして、無事、本定例会を終えさせていただけるものであります。心より感謝申し上げます。
このたび3期目のかじ取りを託されました
堀口市長を先頭に、理事者の皆様におかれましては、本定例会で議員各位からの意見や要望事項等につきまして格段のご配慮をお願いし、今後の市政執行に当たり適正に反映されますことを要望いたす次第であります。
さて、3月も残すところ明日1日となりました。理事者の方々の中には、ご退任、ご退職となられる方もおいでになります。本市の市政推進にご尽力いただきましたことに、改めて御礼を申し上げたいと存ずるところであります。ありがとうございました。今後も八幡市の発展のために、さまざまな立場からご尽力いただきますようお願い申し上げます。
4月に入りますと新年度となり、議員の皆様、理事者の皆様におかれましては何かと忙しくなる時期であろうと存じます。十分にお体をご自愛いただきまして、ますます活躍されますことを祈念申し上げますとともに、新型コロナウイルス感染症の規模縮小と、そして一日も早く終息を迎えますよう皆様方と強く強く念じまして、閉会に当たってのご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
堀口市長。
(堀口文昭市長 登壇)
◎堀口文昭 市長 令和2年八幡市議会第1回定例会の閉会に当たりまして、一言御礼を申し上げます。
議員各位におかれましては、去る3月4日の今定例会開会から本日まで、本会議を初め各常任委員会また
予算特別委員会におきまして終始熱心なご審議を賜り、まことにありがとうございました。また、本日は、ご提案申し上げました全議案が原案どおり可決、ご同意賜り、重ねて厚く御礼を申し上げる次第でございます。
今議会におきまして議員の皆様からいただきましたご意見、ご指摘等につきましては、今後の市政運営に十分留意してまいりたいと存じます。私たちは今、人口減少、少子・高齢社会の本格的到来目の当たりにいたしまして、目の前に迎えております。厳しい状況の中でありますけれども、所信表明でも申し上げましたとおり、子どもが輝く未来、人とまちの健幸、訪れてよしのまち、そして住んでよしのまち、この四つの創生に向けた取り組みを全力で推し進めまして、市民一人ひとりが輝くまちづくりの実現をなし遂げなければならないと考えております。
新しい令和の時代の幕あけのかじ取りを任せていただいた重責に身の引き締まる思いではございますが、もとより私1人でかなうものではございません。議員の皆様、職員、市民の皆様のご支援、ご協力があって、初めてふるさと八幡の創生が成し遂げられるのだと思っております。市民協働の精神のもと、京都府や関係機関と力を合わせながら全力で市政運営に邁進し、令和の八幡市の礎を築いてまいりたいと存じます。
現在、新型コロナウイルス感染症COVID−19の感染者も、京都府下では初めて何かクラスターが形成されたのではという新聞報道もございました。爆発的な患者急増が起こるか否か、予断を許さない状況にございます。そのような中にはございますけれども、議員の皆様におかれましてもどうか健康には十分ご留意いただき、今後とも市民のためになお一層のご活躍を賜りますことをご祈念申し上げまして、閉会に当たりましてのご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
○
山田芳彦 議長 以上で令和2年八幡市議会第1回定例会を閉会いたします。大変ご苦労さまでございました。
午前11時42分 閉会
地方自治法第123条第2項の規定により署名する。
八幡市議会議長 山 田 芳 彦
会議録署名議員 鷹 野 雅 生
会議録署名議員 岡 田 秀 子...