続きまして、各
会計ごとの討論及び採決の結果をご報告申し上げます。
まず、議案第25号、平成30年度八幡市
一般会計歳入歳出決算の認定についてにつきましては、討論はなく、採決の結果、挙手多数にて認定することに決しました。
次に、議案第26号、平成30年度八幡市休日
応急診療所特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第27号、平成30年度八幡市
駐車場特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第28号、平成30年度八幡市
国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第29号、平成30年度八幡市
介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、以上の4議案につきましては、討論はなく、採決の結果、いずれも
挙手全員にて認定することに決しました。
次に、議案第30号、平成30年度八幡市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第31号、平成30年度八幡市
水道事業会計決算の認定について、以上の2議案につきましては、討論はなく、採決の結果、いずれも挙手多数にて認定することに決しました。
最後に、議案第32号、平成30年度八幡市
下水道事業会計決算の認定についてにつきましては、討論はなく、採決の結果、
挙手全員にて認定することに決し、午後1時13分に閉会いたしました。
以上が当委員会における審査の経緯並びに採決の結果であります。
7日間にわたり、委員の皆さんには終始熱心な審査を賜り、実りのある審査を行うことができました。ここに改めて、委員の皆さん並びに
堀口市長を初め、理事者の皆様方の審査へのご協力を賜り、厚く御礼を申し上げる次第であります。
以上、平成30年度
決算特別委員会における審査結果のご報告とさせていただきます。
○
山田芳彦 議長 これより
委員長報告に対する質疑に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○
山田芳彦 議長 質疑なしと認めます。
これより日程第1、議案第25号の討論に入ります。
まずは
反対討論を許します。
山本邦夫議員。
(
山本邦夫議員 登壇)
◆
山本邦夫 議員 ただいま議題となっております日程第1、議案第25号、平成30年度八幡市
一般会計歳入歳出決算の認定について、
日本共産党八幡市議会議員団を代表して、
反対討論をいたします。
決算の討論に入る前に、先日の
台風被害について一言申し上げておきます。12日から13日にかけて大型で強い台風19号は、東北、関東甲信越、東海地方を初め広範囲に甚大な被害をもたらしました。犠牲になられた方にお悔やみ申し上げるとともに、被災された方々にお見舞い申し上げます。13都県に
大雨特別警報が出され、河川の氾濫、決壊、水害、土砂崩れなど各地から伝えられる光景は、今回の台風がもたらした記録的な大雨のすさまじさを示しています。また、従来の
災害対策の限界も明らかになりつつあります。政府と
関係自治体が被災者の救命、救援に万全を期して取り組むとともに、
被災者支援と被災地の復旧・復興に向け、知恵と力を集めて取り組むことは
災害大国日本の政治の責任だと痛感いたします。
それでは、討論に戻りたいと思います。
国政では、
安倍自公政権が憲法第9条に自衛隊を書き込み、憲法第9条、
平和原則を骨抜きにする動きを強め、暮らしの問題では消費税の10%への増税、教育や社会保障でのさらなる負担を押しつけようとする中での
決算審議となりました。従来にも増して憲法を守り、暮らしを応援する
政治姿勢が地方自治体にも大きな役割となっています。
まず、
一般会計決算に反対する理由の一つは、市長の国政に関する
政治姿勢であります。平和の問題では、国連での
核兵器禁止条約の批准国が32カ国となり、条約発効に必要な50カ国へ着実に歩みを進めています。来年5月にはニューヨークで
原水爆禁止世界大会が開かれ、
核兵器禁止、廃絶に向けた大切な年となります。
核兵器廃絶を全世界に呼びかける
平和首長会議は国内で1,732自治体を数え、未加盟は八幡市を含めわずか9自治体になりました。私たちが加盟を促しても、市長は加盟する気にならないと背を向けておられます。京都府下で一番早く
非核平和都市を宣言した自治体にふさわしく、
核兵器廃絶の市民の願いに応えるべきであります。
反対する2つ目の理由は暮らしの問題です。平成30年度から
水道料金が値上げされました。
基本料金は2倍となり、
超過料金では6〜8立方メートルは9.4%、10〜20立方メートルは2.0%、20〜30立方メートルは1.8%、30〜40立方メートルは1.4%の値上げです。
基本料金や水量が少ないほど値上げ幅が大きく、低所得者に負担が重い値上げとなっています。さらに、
基本料金の
福祉減免制度を3段階に分けて廃止したことも負担を重くしています。また、
府営水道が予定する
大幅値上げも、今後の
市民負担の増加につながる危険な動きです。過大な
契約水量に伴う
府営水道に対し、年間1億3,000万円に上るカラ水の是正を求めるとともに、京都府に府営水の値上げを回避するよう求めるべきです。
後期高齢者医療では、所得割の2割軽減が廃止され、均等割の元被
扶養者向けの軽減措置が圧縮されたことにより750万円の負担増になっています。65〜69歳の
老人医療助成は、平成29年度末に32.8%の人に適用されていましたが、平成30年度末には26.7%に大幅に低下しました。これは
適用対象の見直しによるもので、
医療費負担の増加とあわせ、
高齢者世帯の暮らしを脅かしています。
また、
シルバー人材センターに対する市の
請負契約では、10月からの
最低賃金引き上げにより29件中16件で
最低賃金を下回る状態になりました。当該部は総務部、市民部、
環境経済部、
都市整備部、
教育委員会など多数に及んでいます。
最低賃金違反を毎年指摘しても、一向に改善しない姿勢は即刻改めていただくよう厳しく警告しておきます。
実施後5年目となる
プラスチックごみの回収、
容器包装リサイクルについて、毎週回収を実施するよう求めましたが、
城南衛生管理組合のほかの2市3町は毎週回収を実施しているのに、八幡市は実施に向けた姿勢を示していません。ただし、
城南衛生管理組合の沢工場の
中継施設の整備にあわせて、不燃ごみ、
プラスチックごみの
中継施設が設置できないか、費用の問題があるが協議していきたいと答えられたことは、今後の進展を期待できる答弁だと思います。
中継施設の設置までの間、暫定的に
プラスチックごみの毎週回収を実行する計画を立てるよう求めるものであります。
3つ目の理由は
まちづくりの問題です。防災の問題では、昨年の大阪府北部地震、台風や豪雨で八幡市にも大きな被害がもたらされました。
災害救助法、
生活再建支援法の適用をめぐって、大阪府、そして近隣の高槻市や枚方市などの対応と比べると、八幡市、京都府の対応は大きくおくれています。大
規模災害に対し、京都府と八幡市が的確に判断すべきです。さらに、市が2015年に策定した大
規模自然災害に係る
地域再建被災者住宅等支援事業は、一部損壊住宅の建てかえや改修、家具の購入を支援できる内容ですが、昨年の災害時、八幡市も京都府もこの制度を適用する判断を避けました。こうした判断の不十分さが鮮明になっています。
八幡市の玄関口である
石清水八幡宮駅、橋本駅そのものの整備は、いまだに見通しが見えていません。
10月から消費税が10%に値上げされました。安倍政権はわずか6年の間に消費税を5%から8%、さらに10%と2度にわたる消費税の増税で合計13兆円もの大増税を強行しました。一つの内閣で2度も大増税を強行するなど、戦後どの内閣もやったことのない空前の暴挙であります。市民からも暮らしをめぐる悲鳴の声が寄せられています。
9月末で
石清水八幡宮駅前の
中堅スーパーが店を閉じ、市内のある弁当屋は増税を機会に閉店、パン屋は
消費税増税分をお客に転嫁できないと述べ、
消費税増税は
市内中小業者の営業を直撃しています。
決算審議では、こうした
中小事業者の悩みや声に耳を傾けよと迫っても、市はみずから調査に乗り出さず、商工会から聞いていると述べるだけで、何ら具体策は示されませんでした。
小学校の統廃合から11年がたちますが、旧
八幡東小学校は一定の整備がされましたが、旧八幡第四小学校、旧八幡第五小学校は活用計画が発表されたものの、今後の具体的な活用方向は示されていません。地域住民や福祉を初めとする施設活用のニーズを聞き取り、きちんと活用計画を作成すべきです。
4点目の反対理由は、同和行政の温存、不公正な行政についてであります。八幡市など府南部の自治体、企業や商工会などの分担金、会費で運営されている山城人権ネットワーク推進協議会の研修促進事業として、平成30年度は84%、238万円が
部落解放同盟山城地区協議会に交付されました。山城人権ネットワーク推進協議会は事実上一部運動団体である
部落解放同盟への資金提供の仕組みとなっており、八幡市は脱退すべきです。
南ケ丘教育集会所は、特定の小・中学校の参加が91%、98%を占めています。八幡人権・交流センター、有都交流センター、南ケ丘児童センター、都児童センターの四つの施設で行われている地域交流事業は、ほかの公民館や児童センターで実施することはできないため、事実上の同和事業となっています。不公正な同和事業は直ちにやめるべきです。
これらの点が、
日本共産党八幡市議会議員団として
一般会計歳入歳出決算認定に反対する理由であります。先ほど述べました理由により、
後期高齢者医療特別会計、
水道事業会計についても反対であることを申し述べておきます。なお、
国民健康保険料と
介護保険料、下水道事業については、わずかながらも値下げされたことを評価し、今回は賛成します。しかし、八幡市の
国民健康保険、
介護保険、下水道事業において、
市民負担を軽減することは緊急の課題であることを指摘しておきます。
以上で、
日本共産党八幡市議会議員団として、
一般会計歳入歳出決算の認定についての
反対討論といたします。ご清聴ありがとうございました。
○
山田芳彦 議長 次に、賛成討論を許します。
清水章好議員。
(清水章好議員 登壇)
◆清水章好 議員 公明党議員団、清水章好でございます。ただいま議題となっております日程第1、議案第25号、平成30年度八幡市
一般会計歳入歳出決算の認定につきまして、賛成会派を代表いたしまして、賛成の立場で討論をさせていただきます。
平成30年度は、市民協働を基本にこれからの
まちづくりをさらに魅力あるものにするため、今後10年間の
まちづくりの指針となる第5次八幡市総合計画をスタートされました。また、本市としてもこれまでに経験したことのないような大阪府北部地震を初め、台風等による多くの自然災害に見舞われました。堀口市政も2期目の最終コーナーに差しかかっております。市民協働を柱に市民の皆様の生命と財産を守るという行政としての最大の使命のもと、安心・安全の
まちづくりを軸に、健やかで心豊かに暮らせる
まちづくりについて邁進しておられますことを評価するものであります。
多くの自治体と同様に、本市は少子・高齢化に伴う人口減少により市税の大きな増収は見込めない厳しい財政状況が続く中、数次にわたる行財政改革の取り組みや自然災害への全庁を挙げた対応など、
堀口市長のリーダーシップを高く評価しております。
平成30年度決算内容を見てみますと、施政方針で示された共生のまちやわた、未来のまちやわた、健幸のまちやわた、観幸のまちやわた、活力のまちやわた、安心・安全のまちやわたといった目標の達成に向けた配慮がうかがえます。
共生のまちでは、男山地域再生として地域住民と連携、協力しただんだんテラスの会による住民交流や、第2次地域福祉計画に基づき誰もが住みなれた地域で安心して生活ができることを目的とした私たちの談活プロジェクトの推進など、地域で生き生きと暮らせる共生のまちが着実に生まれつつあることを実感いたします。
未来のまちでは、子ども・子育て支援施策については施政方針より重点的に取り組まれており、障害児の支援については児童発達支援センターの整備、発達障害児への早期療養支援の充実にも取り組まれました。また、市内全域の低所得者世帯中学生を対象としたスタディサポート事業も、学びたいとの意欲を持つ子どもたちの未来に目を向けた施策であり、高く評価するものであります。
健幸のまちでは、やわたスマートウェルネスシティ計画に基づき、ウォーキングの推進や健幸アンバサダーの養成、健幸マルシェの開催に取り組み、市民の健康意識向上を図り、健康寿命の延伸に向けた
まちづくりが進んでおります。
観幸のまちでは、徒然草エッセイ大賞の創設や八幡市の茶文化を発信するためのさまざまなイベントやChazz in YAWATAの開催、一坪茶室を開催されました。まさにみんなでつくることにより、八幡市というまちへの愛着や誇りが高まってきていると感じております。
活力のまちでは、農業用施設である川口揚水場の改修、商工会主体でまちゼミを開催され、地域の活性化を図られました。さらに、新名神高速道路の整備が進展し、これまで以上に交通の要衝となる本市の将来を見据え、まちの活力を支える基盤づくりを強力に推進しておられます。また、京阪橋本駅周辺拠点整備につきましても、着実に事業が進捗しております。
安心・安全のまちでは、昨年の相次ぐ自然災害への対応についても、全庁挙げて懸命に取り組んでおられました。
堀口市長は防災拠点の本丸となる市庁舎の建てかえを決断され、整備に向けて着手されました。また、空き家の実態調査や空き家バンクとの連携により、利活用の検討もなされました。防犯対策については、
防犯カメラの設置助成事業やゾーン30のエリア拡大など、通学路を含む生活者への安全対策にもしっかりと取り組まれております。
そして、これらの取り組みを確実に実行するためには、持続可能で足腰の強い財政運営が欠かせません。これまで数次にわたる行財政改革に取り組まれ、大きな効果を上げてこられました。しかし、まだまだ本市の財政状況は油断を許さない警戒モードであるとお聞きしております。来年度からは会計年度任用職員制度の実施や新庁舎整備の本格的な歳出負担が始まります。歳出面だけでも大変でしょうが、税源涵養、すなわち歳入の確保も含めてしっかりと次の課題に対処できる状況をつくり出していただきたいと考えております。第5次八幡市総合計画に掲げる六つの目標の推進を通じて、住んでよし、訪れてよしの魅力あふれるまちの実現を期待しております。
最後になりましたが、
堀口市長におかれましては、今後とも公約実現のラストスパートに向けて、また職員の皆様の英知をさらに結束していただき、諸課題の解決に向けた取り組みに期待いたしますとともに、全職員の皆様のご活躍に対しても最大限のエールを送りまして、賛成討論とさせていただきます。ご清聴ありがとうございました。
○
山田芳彦 議長 次に、さらなる
反対討論はありますか。
(「なし」と言う者あり)
○
山田芳彦 議長 次に、さらなる賛成討論はありますか。
(「なし」と言う者あり)
○
山田芳彦 議長 これにて討論を終結いたします。
これより日程第1、議案第25号、平成30年度八幡市
一般会計歳入歳出決算の認定についての採決を行います。委員長の報告は認定であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を願います。
起立多数(15名対5名)
○
山田芳彦 議長 起立多数であります。よって、日程第1、議案第25号は認定することに決しました。
これより日程第2、議案第26号の討論に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○
山田芳彦 議長 討論なしと認めます。
これより日程第2、議案第26号、平成30年度八幡市休日
応急診療所特別会計歳入歳出決算の認定についての採決を行います。委員長の報告は認定であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を願います。
起立全員(20名)
○
山田芳彦 議長 起立全員であります。よって、日程第2、議案第26号は認定することに決しました。
これより日程第3、議案第27号の討論に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○
山田芳彦 議長 討論なしと認めます。
これより日程第3、議案第27号、平成30年度八幡市
駐車場特別会計歳入歳出決算の認定についての採決を行います。委員長の報告は認定であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を願います。
起立全員(20名)
○
山田芳彦 議長 起立全員であります。よって、日程第3、議案第27号は認定することに決しました。
これより日程第4、議案第28号の討論に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○
山田芳彦 議長 討論なしと認めます。
これより日程第4、議案第28号、平成30年度八幡市
国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定についての採決を行います。委員長の報告は認定であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を願います。
起立全員(20名)
○
山田芳彦 議長 起立全員であります。よって、日程第4、議案第28号は認定することに決しました。
これより日程第5、議案第29号の討論に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○
山田芳彦 議長 討論なしと認めます。
これより日程第5、議案第29号、平成30年度八幡市
介護保険特別会計歳入歳出決算の認定についての採決を行います。委員長の報告は認定であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を願います。
起立全員(20名)
○
山田芳彦 議長 起立全員であります。よって、日程第5、議案第29号は認定することに決しました。
これより日程第6、議案第30号の討論に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○
山田芳彦 議長 討論なしと認めます。
これより日程第6、議案第30号、平成30年度八幡市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定についての採決を行います。委員長の報告は認定であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を願います。
起立多数(15名対5名)
○
山田芳彦 議長 起立多数であります。よって、日程第6、議案第30号は認定することに決しました。
これより日程第7、議案第31号の討論に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○
山田芳彦 議長 討論なしと認めます。
これより日程第7、議案第31号、平成30年度八幡市
水道事業会計決算の認定についての採決を行います。委員長の報告は認定であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を願います。
起立多数(15名対5名)
○
山田芳彦 議長 起立多数であります。よって、日程第7、議案第31号は認定することに決しました。
これより日程第8、議案第32号の討論に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○
山田芳彦 議長 討論なしと認めます。
これより日程第8、議案第32号、平成30年度八幡市
下水道事業会計決算の認定についての採決を行います。委員長の報告は認定であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を願います。
起立全員(20名)
○
山田芳彦 議長 起立全員であります。よって、日程第8、議案第32号は認定することに決しました。
△日程第9