八幡市議会 2019-07-03
令和 元年第 2回定例会−07月03日-06号
令和 元年第 2回
定例会−07月03日-06
号令和 元年第 2回
定例会
令和元年7月3日
午前10時 開 議
1.
出席議員 1 番 山 田 美 鈴
議員
2 番 関 東 佐世子
議員
3 番 小 川 直
人 議員
4 番 横須賀 生 也 議員
5 番 鷹 野 雅 生 議員
6 番 奥 村 順 一 議員
7 番 中 村 正 臣 議員
8 番 澤 村 純 子 議員
9 番 亀 田 優 子 議員
10番 清 水 章 好 議員
11番 太 田 克 彦 議員
12番 長 村 善 平 議員
13番 横 山 博 議員
14番 山 田 芳 彦
議員
15番 中 村 正 公
議員
16番 山 本 邦 夫
議員
○
山田芳彦 議長
起立全員であります。よって、日程第3、議案第4号は原案のとおり可決されました。
これより日程第4、議案第5号の討論に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○
山田芳彦 議長 討論なしと認めます。
これより日程第4、議案第5号、八幡市
税条例等の一部を改正する
条例案の採決をいたします。
委員長の報告は可決であります。
委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を願います。
起立全員(20名)
○
山田芳彦 議長
起立全員であります。よって、日程第4、議案第5号は原案のとおり可決されました。
これより日程第5、議案第6号の討論に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○
山田芳彦 議長 討論なしと認めます。
これより日程第5、議案第6号、八幡市
都市計画税条例の一部を改正する
条例案の採決をいたします。
委員長の報告は可決であります。
委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を願います。
起立全員(20名)
○
山田芳彦 議長
起立全員であります。よって、日程第5、議案第6号は原案のとおり可決されました。
これより日程第6、議案第7号の討論に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○
山田芳彦 議長 討論なしと認めます。
これより日程第6、議案第7号、八幡市
消防手数料条例の一部を改正する
条例案の採決をいたします。
委員長の報告は可決であります。
委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を願います。
起立全員(20名)
○
山田芳彦 議長
起立全員であります。よって、日程第6、議案第7号は原案のとおり可決されました。
これより日程第7、議案第8号の討論に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○
山田芳彦 議長 討論なしと認めます。
これより日程第7、議案第8号、八幡市
火災予防条例の一部を改正する
条例案の採決をいたします。
委員長の報告は可決であります。
委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を願います。
起立全員(20名)
○
山田芳彦 議長
起立全員であります。よって、日程第7、議案第8号は原案のとおり可決されました。
これより日程第8、議案第9号の討論に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○
山田芳彦 議長 討論なしと認めます。
これより日程第8、議案第9号、八幡市
投票管理者等の報酬及び
費用弁償に関する
条例の一部を改正する
条例案の採決をいたします。
委員長の報告は可決であります。
委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を願います。
起立全員(20名)
○
山田芳彦 議長
起立全員であります。よって、日程第8、議案第9号は原案のとおり可決されました。
これより日程第9、議案第12号の討論に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○
山田芳彦 議長 討論なしと認めます。
これより日程第9、議案第12号、
京都地方税機構規約の変更についての採決をいたします。
委員長の報告は可決であります。
委員長の報告のとおり決することに賛成の方の起立を願います。
起立多数(15名対5名)
○
山田芳彦 議長 起立多数であります。よって、日程第9、議案第12号は原案のとおり可決されました。
△日程第10・日程第11
○
山田芳彦 議長 日程第10、議案第10号、令和元
年度八幡市
一般会計補正予算(第1号)案及び日程第11、議案第11号、令和元
年度八幡市
介護保険特別会計補正予算(第1号)案を
一括議題といたします。
本案につきましては、既に
提案理由の説明を受けておりますので、直ちに質疑に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○
山田芳彦 議長 質疑なしと認めます。
お諮りいたします。ただいま議題となっております日程第10、議案第10号、令和元
年度八幡市
一般会計補正予算(第1号)案及び日程第11、議案第11号、令和元
年度八幡市
介護保険特別会計補正予算(第1号)案については、
会議規則第37条第3項の規定により、
委員会付託を省略いたしたいと存じます。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○
山田芳彦 議長 異議なしと認めます。よって、日程第10、議案第10号及び日程第11、議案第11号については、
委員会付託を省略することに決しました。
これより日程第10、議案第10号の討論に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○
山田芳彦 議長 討論なしと認めます。
これより日程第10、議案第10号、令和元
年度八幡市
一般会計補正予算(第1号)案の採決をいたします。本案を原案のとおり決することに賛成の方の起立を願います。
起立全員(20名)
○
山田芳彦 議長
起立全員であります。よって、日程第10、議案第10号は原案のとおり可決されました。
これより日程第11、議案第11号の討論に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○
山田芳彦 議長 討論なしと認めます。
これより日程第11、議案第11号、令和元
年度八幡市
介護保険特別会計補正予算(第1号)案の採決をいたします。本案を原案のとおり決することに賛成の方の起立を願います。
起立全員(20名)
○
山田芳彦 議長
起立全員であります。よって、日程第11、議案第11号は原案のとおり可決されました。
△日程第12
○
山田芳彦 議長 日程第12、議案第13号、
固定資産評価審査委員会委員の選任についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
堀口市長。
(
堀口文昭市長 登壇)
◎
堀口文昭 市長 ただいま上程いただきました日程第12、議案第13号、
固定資産評価審査委員会委員の選任につきまして、その内容をご説明申し上げます。
恐れ入りますが、
議案書その2の1ページをごらんいただきたいと存じます。
固定資産評価審査委員会委員であります乾 正男氏の任期が
令和元年8月3日に満了いたします。引き続き乾 正男氏を選任いたしたく、
地方税法第423条第3項の規定に基づきまして議会のご同意をお願い申し上げるものでございます。
乾 正男氏の経歴につきましては、次の2ページにございますので、ごらんいただきたいと存じます。同氏は、平成28年8月に
固定資産評価審査委員会委員にご就任いただき、1期3年間にわたり同
委員としてご尽力いただいております。
固定資産の
評価業務は
複雑多岐にわたり、評価の公正さ、適正さが求められ、引き続き同氏の豊富なご経験を本市の
税務行政に生かしていただきたく提案申し上げるものでございます。
委員の任期は3年でございます。
以上のとおりでございますので、ご同意賜りますようお願い申し上げます。
○
山田芳彦 議長 これより日程第12、議案第13号の質疑に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○
山田芳彦 議長 質疑なしと認めます。
お諮りいたします。ただいま議題となっております日程第12、議案第13号については、
会議規則第37条第3項の規定により、
委員会付託を省略いたしたいと存じます。これに異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○
山田芳彦 議長 異議なしと認めます。よって、日程第12、議案第13号については、
委員会付託を省略することに決しました。
これより日程第12、議案第13号の討論に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○
山田芳彦 議長 討論なしと認めます。
これより日程第12、議案第13号、
固定資産評価審査委員会委員の選任についての採決をいたします。
固定資産評価審査委員会委員に乾 正男氏を選任同意することに賛成の方の起立を願います。
起立全員(20名)
○
山田芳彦 議長
起立全員であります。よって、日程第12、議案第13号、
固定資産評価審査委員会委員に乾 正男氏を選任することは同意されました。
△日程第13
○
山田芳彦 議長 日程第13、請願第1号、
核兵器禁止条約の
日本政府の署名と批准を求める
意見書採択についての請願を議題といたします。
総務常任委員長の報告を求めます。
長村善平委員長。
(
長村善平総務常任委員長 登壇)
◎
長村善平 総務常任委員長 ただいま議題となりました日程第13、請願第1号、
核兵器禁止条約の
日本政府の署名と批准を求める
意見書採択についての請願につきまして、
総務常任委員会における審査結果のご報告を申し上げます。
当
委員会は、去る6月14日の本会議において付託を受けました本請願につきまして、6月27日、本請願の
紹介議員である
山本邦夫議員、
山田美鈴議員を招致し、審査を行いました。また、7名の方から
傍聴の
申し出があり、
委員長として許可いたしました。
それでは、これよりご報告申し上げます。
まず、
紹介議員に対し、
紹介議員になられた思いについてお聞きいたしました。次に、
紹介議員に対する質疑において、
委員より日本の署名により
核保有国が核を放棄するかについての質疑があり、
紹介議員より答弁がなされました。
次に、
請願内容に関連した
理事者への質疑において、
委員より、条約をどのように受けとめているかについて、国への要望に対する市の
考え方についての2件の質疑があり、
理事者よりそれぞれ答弁がなされました。
質疑終結後、討論はなく、採決の結果、
挙手少数にて不採択と決しました。
以上、まことに簡単ではございますが、当
委員会における審査結果のご報告とさせていただきます。
○
山田芳彦 議長 これより
委員長報告に対する質疑に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○
山田芳彦 議長 質疑なしと認めます。
これより日程第13、請願第1号の討論に入ります。
まず、
反対討論を許します。
清水章好議員。
(
清水章好議員 登壇)
◆
清水章好 議員 公明党議員団、
清水章好でございます。ただいま議題となっています日程第13、請願第1号、
核兵器禁止条約の
日本政府の署名と批准を求める
意見書採択についての請願について、反対の立場で討論させていただきます。
核兵器のない世界を目指す
国際社会の機運は、今一段と高まっています。特に2017年7月に
核兵器禁止条約が国連で採択されたことと、同条約の成立に貢献した国際非
政府組織(NGO)の
核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)が
ノーベル平和賞を受賞したことは、大局的に一歩前進であると評価できます。
一方で、同条約は他国の攻撃から自国を守る国家の
安全保障上、
核兵器を
必要悪とする考えから離れ、
核兵器を絶対悪とし、いかなる場合でも
核兵器を必要とする
考え方を認めていません。そのため、
核保有国と同条約に賛同する非
保有国の間の溝が一層深まっているのが現状であります。
北朝鮮の
核ミサイル開発問題に直面する日本も、同条約への参加を見送りました。しかし、だからといって
核保有国と非
保有国の対話がなされず、
核軍縮が進まないという事態を招くわけにはいきません。
核兵器の廃絶は、
核保有国が
核兵器を実際に廃棄し、非
保有国がそれを検証して初めて実現します。だからこそ、お互いの
信頼関係の再構築を急がなければならないのではないでしょうか。
唯一の
被爆国である日本こそ、
核保有国と非
保有国の
橋渡し役として対話を進める立場になり得ます。具体的には双方の国々の
有識者でつくる
賢人会議を主催し、
核軍縮の方策を探り、提言をまとめる。核を保有する国々に効果のある提言を期待し、それを後押ししていく姿勢が重要であると考えます。
そして、昨年、
核軍縮の実質的な進め方を話し合う
賢人会議が2020年の
核拡散防止条約(
NPT)
運用検討会議までに取り組むべき短期的な課題についての提言をまとめ、政府に手渡ししています。その
賢人会議は、さまざまなアプローチを有する国々の
信頼関係を再構築し、
核軍縮の実質的な進展に資する提言を得ることを目的としていて、
日本人有識者7
人に加えて、
アメリカ、
ロシア、中国、フランスなどの
核兵器国、
中道国、
核兵器禁止推進国の外国
人有識者10
人の合計17
人で構成されています。この点、軍縮、不拡散や
安全保障などに造詣のある
有識者に加えて、
被爆地である広島、長崎からの
有識者が参加しています。
その
賢人会議から出された提言は、1、
核保有国の
核戦力に関する情報の
透明性を高め、
核軍縮、不拡散に取り組む
NPT体制を強化、2、
核兵器は
抑止力として必要だと考える国と、人道的な観点から
核廃絶を主張する国との
信頼醸成、3、
核軍縮が本当に進んでいるかどうか確認するための
検証措置の発展の三つを大きな柱としています。
今や世界は再び
核軍拡競争に向かうのではないかとさえ懸念される極めて厳しい情勢にあります。
アメリカと
ロシアは
新型核兵器の開発も辞さない構えであります。
北朝鮮はさらなる
核ミサイル開発のための時間稼ぎをしているのではないかとの不安は拭えません。
核保有が疑われているイスラエルと
核開発疑惑が絶えないイランとの関係は、現在、急速に悪化しており、両者が
軍備増強に走り出す恐れもあります。だからこそ、
核兵器禁止条約の成立で一段と高まった
核兵器のない世界を目指す
国際社会の機運を、今一度盛り上げていきたい。この点、
核兵器の
保有国と非
保有国の専門家がお互いの立場の違いを乗り越え、議論を進めている
賢人会議は、
国際社会が一致団結して
核軍縮を進める環境を生み出すための貴重な場であります。
何より
核兵器国の参加がなければ、
核兵器禁止条約は実効性を持たないのが現実であります。そして、今現在、包括的核実験禁止条約(CTBT)や兵器用核分裂性物質生産禁止条約(FMCT)といった
核兵器禁止条約よりも前の段階に存在する条約ですら、
核兵器国が参加していない状況で、
核兵器禁止条約に今の段階で参加することの意義というものを十分に考えるべきであろうと思います。
そして、現在、
核兵器国と非
核兵器国だけの分断ではなく、非
核兵器国の中にも
NPT派と今回の
核兵器禁止条約派という分断が生まれました。つまり、これらの三つのグループの対立という構図になっています。しかしながら、現実的には全てのグループが一斉に
核兵器禁止に動かなければ、悲しいことですが、何の意味もありません。
そういう意味でも、今、日本が
核兵器禁止条約に参加するということは、
核兵器国に対する対立をあおることになりかねず、唯一の戦争
被爆国として、
核兵器国と非
核兵器国の
橋渡し役になるべき日本が、対立を生む行動を行うメリットは考えにくいものと思います。
ましてや
核兵器禁止条約が現実的なものではない状況でありますから、現実としては一歩も進めずに、
核兵器国と非
核兵器国の間の対立を生んだ結果、むしろ後退してしまう逆効果となってしまう可能性すらあると考えます。
そうではなく、現実的にCTBTやFMCTを実効性のあるものにしていくべく
核兵器国に働きかけて、
核兵器を極限にまで減らす努力を進めていくことが、将来の核のない世界への近道となると考えます。何も
日本政府が
核兵器のない世界を目指していないという理由で参加しなかったというわけではないことは、理解すべきであります。
最後に、
核兵器禁止という難題については、世界中で一斉に
核兵器を廃棄することができれば可能でありましょう。しかしながら、他の国が廃棄して、一つの国だけが廃棄せずに保有していれば、世界の軍事バランスは崩れます。少しずつ一歩ずつでも軍事バランスが崩れないように、
核兵器国全体で軍縮を進めていって、それが限りなく小さな段階になって初めて
核兵器禁止条約が現実化してくるものと考えますことから、本請願趣旨である条約への参加等について反対であることを述べさせていただき、討論とさせていただきます。
○
山田芳彦 議長 次に、賛成討論を許します。
山本邦夫議員。
(
山本邦夫議員 登壇)
◆山本邦夫
議員 ただいま議題となっています日程第13、請願第1号、
核兵器禁止条約の
日本政府の署名と批准を求める
意見書採択についての請願に対し、日本共産党八幡市議会
議員団を代表して賛成討論をいたします。
極めて簡潔にすっぱりとやりたいと思います。
2017年7月、
核保有国大国の妨害をはねのけて、
核兵器禁止条約が国連加盟国の3分の2に当たる122カ国の賛成で採択されました。国内でも、ヒバクシャ国際署名が940万
人を超えています。
核兵器のない世界を目指す大きな流れが起きています。
ここで、八幡市の非核平和都市宣言の一部を読み上げます。われわれ八幡市民は、いのちの尊厳を深く認識し、非核三原則が完全に実施されることを願い、
核兵器の廃絶と軍備の縮小を強く全世界のひとびとに訴えるとともに、この人類普遍の大義に向かって不断の努力を続けることを決意した。ここに、八幡市を「非核平和都市」とすることを宣言する。
この宣言に書かれている非核三原則は、
核兵器を持たず、つくらず、持ち込ませずという三つの原則からなり、日本の安保外交政策の根幹をなす政策であります。八幡市の宣言が
核兵器廃絶を明確にうたい、世界に発信していることは誇るべきことであります。日本は唯一の戦争
被爆国です。その国の政府として、
核兵器禁止条約に署名し、
核兵器禁止を目指す国際的な流れの牽引者としての役割を果たすことが大切なのではないでしょうか。
以上が
核兵器禁止条約の
日本政府の署名と批准を求める
意見書採択についての請願に対する日本共産党八幡市議会
議員団としての賛成討論であります。
核兵器禁止を求める国民の思いをしっかりと受けとめ、多くの方に賛同していただくようお願いいたしまして、討論を終わります。ご清聴ありがとうございました。
○
山田芳彦 議長 次に、
反対討論を許します。
奥村順一
議員。
(奥村順一
議員 登壇)
◆奥村順一
議員 新政クラブ、奥村順一でございます。ただいま議題となっております日程第13、請願第1号、
核兵器禁止条約の
日本政府の署名と批准を求める
意見書採択についての請願について、自民党籍を有する八幡市議会
議員を代表して反対の立場で討論させていただきます。
今回の争点となっております
核兵器禁止条約への署名、批准でありますが、我が国はさかのぼること平成6年(1994年)より毎年、国連に
核兵器廃絶決議案を提出し続けてまいりました。その背景には、冷戦の終了により核戦争による恐怖のない世界の創造への期待が増し、米露の
核軍縮、昭和45年(1970年)に発効した
核兵器不拡散条約の維持、強化、
さらには包括的核実験禁止条約の発効の促進などのために、
核兵器不拡散条約未締結国への働きかけを含む
核軍縮の努力を行うよう呼びかけてまいりました。
唯一の戦争
被爆国の我が国の基本的な
考え方は、
核兵器の非人道性及び厳しい
安全保障環境に対する冷静な認識のもと、
核兵器国と非
核兵器国双方の協力を得た現実的なアプローチが必要というものです。
平成29年(2017年)7月7日に、
核兵器やその他の核爆発装置の開発、実験、生産、製造、取得、保有または備蓄、加えてこれらの
核兵器を使用したり、使用のおどしをかけたりすることを含め、ありとあらゆる
核兵器関連の活動を禁じる
核兵器禁止条約が採択されました。
しかし、
アメリカや
ロシアを初めとする
核保有国とその同盟国を含め、多くの国は交渉に参加しませんでした。また、
北朝鮮も参加しませんでした。我が国も、
核兵器保有国と非
保有国との亀裂を深めるという理由からこの条約には参加せず、
安全保障と
核軍縮の両方の観点を踏まえた主張を繰り広げてまいりました。このことは、冒頭にも述べさせていただきました
核兵器廃絶決議案でも訴えています。
平成30年12月6日には、
核軍縮交渉を含む
核兵器不拡散条約を完全に履行する明確な約束を再確認し、
核兵器不拡散条約に関する合意文書の履行の要請やさらなる取り組みを奨励すること、また地域及び国際的な
信頼関係を構築し、核全面廃絶に向けた対話や交渉の共通基盤の構築を強調しております。一方では、発効要件国の残る8カ国が批准することで発効することとなる包括的核実験禁止条約の発効に尽力していくことは、我が国の主要な役割であると考えます。
また、近年、
北朝鮮の
核ミサイル開発を初めとする国際的な
安全保障環境が悪化する中、
核軍縮の進め方をめぐっては、
核兵器国と非
核兵器国の間のみならず、
核兵器国の脅威にさらされている非
核兵器国とそうでない非
核兵器国の間でも立場の違いが見られます。
このような厳しい状況のもと、現実的に
核軍縮を進めていくためには、非
核兵器国のみならず、
核兵器国の協力を得ながら現実的かつ実践的な取り組みを粘り強く進めていく必要があります。国内においても、
核兵器禁止条約に関する我が国の言動について異議を呈される場面がありますが、我が国は唯一の戦争
被爆国として、
核兵器のない世界の実現のため
核兵器不拡散条約を基礎とし、包括的核実験禁止条約の発効促進や、いわゆる
核兵器用核分裂性物質生産禁止条約の交渉開始などに向け、
さらには
核兵器の非人道性に対する正確な認識及び
安全保障環境に対する冷静な認識に基づき、
核兵器国と非
核兵器国の協力のもとでの現実的かつ実践的な措置を積み重ねていくことが不可欠であると述べています。
均衡のとれた軍事バランスを保ちながら、できるだけ早期の
核兵器の全廃を図るべきであり、我が国が世界においてなすべきことは、
核兵器国と非
核兵器国の対立を防ぎ、慎重な行動にて
核軍縮の前進に鋭意努力すべきであると考え、よってこのたびの
核兵器禁止条約の
日本政府の署名と批准を求める
意見書採択についての請願に対する反対の討論といたします。ご清聴ありがとうございました。
○
山田芳彦 議長 これにて討論を終結いたします。
これより日程第13、請願第1号、
核兵器禁止条約の
日本政府の署名と批准を求める
意見書採択についての請願の採決をいたします。
委員長の報告は不採択であります。念のため申し上げます。
会議規則第69条第1項の規定により、問題を可とする者の起立を求めることになっておりますので、採択することについてお諮りいたします。本請願を採択することに賛成の方の起立を願います。
起立少数(6名対13名)
○
山田芳彦 議長 起立少数であります。よって、日程第13、請願第1号は不採択とすることに決しました。
△日程第14
○
山田芳彦 議長 日程第14、閉会中の
継続審査及び調査の
申し出についてを議題といたします。
お手元に配付いたしておりますように、議会運営
委員長及び各常任
委員長から閉会中の
継続審査及び調査申出書が提出されております。
お諮りいたします。本件を各
申し出のとおり決することに異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○
山田芳彦 議長 異議なしと認めます。よって、本件は議会運営
委員長及び各常任
委員長の
申し出のとおり決しました。
以上で、本
定例会に付議されました事件は全て議了いたしました。
閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
令和元年第2回
定例会は、改選後初めての
定例会であり、元号が令和となって初めての
定例会でもありました。本
定例会におきましては、
議員各位、そして
堀口市長を初めとする
理事者の皆さんのご協力を賜り、全ての案件を議了し、ここに滞りなく閉会の運びとなりましたことを心から厚く感謝申し上げる次第であります。
今
定例会では初当選を果たされました3
人の
議員を含む15
人の
議員が一般質問をなされました。それぞれに提言を交え、議論がなされました。同時に
理事者におかれましても、真撃にご対応いただきました。本
定例会で
議員各位から述べられました一般質問や質疑における意見、要望事項等につきまして格段のご配慮をお願いし、今後の市政執行に当たり適正に反映されますよう要望いたす次第であります。
結びに当たりまして、これからますます暑くなってまいります。皆様におかれましてはお体を十分ご自愛いただきまして、八幡市発展のためにご尽力いただきますよう切にお願いを申し上げ、閉会に当たってのご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
堀口市長。
(
堀口文昭市長 登壇)
◎
堀口文昭 市長
令和元年八幡市議会第2回
定例会の閉会に当たりまして、一言御礼のご挨拶を申し上げます。
去る6月14日に開会いただきました今議会は、山田議長、太田副議長のもとにおきまして、本日無事に閉会の運びとなりました。この間、
議員各位におかれましては、終始熱心なご審議を賜りましたことに深く敬意を表しますとともに、厚く御礼申し上げるところでございます。
このたびの
定例会におきまして、当初にご提案申し上げました
条例案及び補正予算案等を初め、追加提案させていただきました人事案件も含めまして、私どもの方からお願い申し上げました全ての議案をご可決、ご同意賜りまして、まことにありがとうございます。
現在、鹿児島市では避難指示が出されたようでございますけれども、九州では大雨に対する備えが必要となってきております。本市におきましても、引き続き情報収集に努め、対応に怠りないようにしてまいりたいと考えております。また、あすから参議院選挙が始まります。
議員の皆様におかれましても、忙しくなる方も多いと存じますが、くれぐれも健康にはご留意いただきまして、引き続き市政運営に格段のご理解とご協力を賜りますよう心からお願い申し上げまして、閉会に当たりましての御礼のご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
○
山田芳彦 議長 以上で
令和元年八幡市議会第2回
定例会を閉会いたします。大変お疲れさまでした。
午前10時53分 閉会
地方自治法第123条第2項の規定により署名する。
八幡市議会議長 山 田 芳 彦
会議録署名
議員 関 東 佐世子
会議録署名
議員 山 口 克 浩...