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平成30年9月21日都市環境常任委員会-09月21日-01号

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  1. 八幡市議会 2018-09-21
    平成30年9月21日都市環境常任委員会-09月21日-01号


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    平成30年9月21日都市環境常任委員会-09月21日-01号平成30年9月21日都市環境常任委員会  都市環境常任委員会記録 1.日時  平成30年9月21日(金) 午前10時 開会 1.場所  第1委員会室 1.案件  ・付託案件         議案第49号 八幡市地区計画区域建築物制限条例の一部を改正する条例案         議案第53号 平成29年度八幡市水道事業会計積立金の処分について         請願第1号  水道料金の値下げと上下水道料金減免制度維持に関する請願       ・都市環境常任委員会の所管に属する事項 1.出席委員  鷹野雅生委員長     巌  博副委員長         山田美鈴委員      山田芳彦委員         長村善平委員      山口克浩委員         岡田秀子委員         菱田明儀副議長 1.欠席委員  な  し
    1.紹介議員  亀田優子議員 1.理事者   堀口文昭市長            森下 徹副市長         岸 伸行環境経済部長         佐野泰博環境経済部次長農業委員会事務局長)         野村雄樹環境保全課長        津田誠樹環境保全課長補佐         武田直樹環境保全課環境政策係長   小林直人環境保全課環境管理係長         山田俊士環境事務所長         小島隆司環境業務課長        大野勝司環境業務課主幹         鍵本敦宏環境業務課主幹       青山欣生環境業務課長補佐         池内克圭農業振興課長        小西道宏農業振興課主幹         本谷 勝農業振興課農業振興係長         吉岡寿祥商工観光課長        大洞真白商工観光課長補佐         寺本正知商工観光課商工観光係長         高村泰廣商工観光課自動車処理事業対策係長         小坂富美子農業委員会事務局長補佐         東  睦都市整備部長        日下繁典都市整備部次長         田中賢治都市整備課長        坂井隆治都市整備課主幹         大戸貴博都市整備課主幹       小川友基都市整備課計画係長         多賀正記都市整備課整備係長         林 利治管理・交通課長       橋本能彰管理交通課主幹         増永浩子管理交通課交通係長         犬伏和弘道路河川課主幹       奥田剛司道路河川課道路係長         栗本直明道路河川課河川係長     梅地加奈子道路河川課公園緑地係長         家村聡一住宅管理課長        荻野哲也住宅管理課長補佐         小林聡美住宅管理課管理係長     藤田真司住宅管理課整備係長         宮嵜 稔上下水道部長        源野 浩上下水道部次長         木下章伸経営課長          山本恵祐経営課長補佐         大竹伸幸経営課下水道係長         藤田範士上水道課長         吉岡昭和上水道課主幹         山口将司上水道課長補佐       吉田行広上水道課長補佐         狩野仁志上水道課給水係長         亀井雅史下水道課長補佐       角野一成下水道課管理係長 1.議会事務局   大東康之議会事務局長       山中友順議会事務局次長           吉田雅輝議会事務局議事調査係長                  午前10時00分 開会 ○鷹野雅生 委員長  おはようございます。  ただいまより都市環境常任委員会を開会いたします。  開会に先立ちまして、一言ご挨拶を申し上げます。  本日は委員の皆様を初め堀口市長並びに理事者の皆様、ご参集いただきましてありがとうございます。  私、先日、地域の敬老のつどいに寄せていただきました。元気な高齢者が多かったのがとても印象的でした。市長がお話をされていたんですが、八幡市の場合、100歳以上が45人おられるということでした。ということは、八幡市の100歳以上の方がほかの市より多いことになっていけば、八幡市にとって大きなパワーになっていくと思います。健康にいいまち、健康にいいことがいろいろあって100歳以上の割合がふえていけば、まちの大きな魅力につながっていくと思いました。健康で元気な100歳を目指していただきたいと思いました。  そして、話が変わりますが、9月18日より八幡市議会会議録検索システムにおいて常任委員会記録が公開となりましたので、委員並びに理事者の皆様、よろしくお願いいたします。  それと本日、付託案件3件、あと所管の報告事項となっております。審査の進行につきましては、委員の皆様、ご理解、ご協力よろしくお願いいたしますともに、理事者の皆様には明瞭、簡潔なご答弁をよろしくお願いいたします。そして、今日は菱田副議長、よろしくお願いいたします。  以上です。  堀口市長。 ◎堀口文昭 市長  皆さん、おはようございます。都市環境常任委員会の開催に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。  暑さ、寒さも彼岸までと申しますけれども、さすがに朝夕は随分涼しくなってまいりました。この間、本市におきましては、これは何かのめぐり合わせかもしれませんけども、議会ごとに6月は地震、それから9月につきましては4日に台風21号ということで、災害も発生しているわけでございますが、私どもといたしましては、市民の皆様が安心して暮らせるまちづくりをさらに進めていく必要があると考えております。  本日は鷹野委員長、巌副委員長を初め各委員におかれましては、ご多忙のところ都市環境常任委員会を開催していただきまして、まことにありがとうございます。私どもの方からお願いし、当委員会に付託していただきました案件につきましては2件、さらに私どもの方から報告させていただくものとして、上下水道部から1件、都市整備部から2件、また環境経済部から3件の計6件がございます。よろしくご審査賜りますようお願い申し上げまして、開会に当たりましてのご挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○鷹野雅生 委員長  ありがとうございました。  お諮りいたします。  本日の審査につきましては、本委員会に付託を受けました議案第49号、八幡市地区計画区域建築物制限条例の一部を改正する条例案、議案第53号、平成29年度八幡市水道事業会計積立金の処分について、請願第1号、水道料金の値下げと上下水道料金減免制度維持に関する請願、以上の3議案と、本委員会所管事項の審査を行いたいと思います。場所の都合上、説明員の入れかえを行いながら進めることとし、順序といたしまして、1.請願第1号、議案第53号及び上下水道部所管事項の審査、2.議案第49号及び都市整備部所管事項の審査、3.環境経済部所管事項の審査、以上の順で説明員の入れかえを行いながら進めたいと思います。これに異議ありませんか。          (「異議なし」と言う者あり) ○鷹野雅生 委員長  異議なしと認め、そのように進めさせていただきます。  なお、報告資料につきましては、事前に委員の皆さんにお届けしましたもののほかに、請願文書表をお手元に配付いたしております。  大東議会事務局長。 ◎大東康之 議会事務局長  本日の委員会に2名の方より傍聴の申し出がありますので、ご報告申し上げます。 ○鷹野雅生 委員長  ただいま議会事務局長より報告のありました傍聴の申し出に対し、八幡市議会委員会条例第18条に基づき、委員長として傍聴を許可いたしたいと思いますが、何か意見はありますか。          (「なし」と言う者あり) ○鷹野雅生 委員長  意見がないようでありますので、委員長としては傍聴を許可いたします。  それでは、事務局に申します。傍聴者にただいまのことを伝達し、休憩中、速やかに入場するよう誘導してください。  暫時休憩いたします。                  午前10時06分 休憩                  ――――――――――――                  午前10時07分 再開 ○鷹野雅生 委員長  休憩前に引き続き、会議を開きます。  これより請願第1号、水道料金の値下げと上下水道料金減免制度維持に関する請願の審査に入ります。  ここで、紹介議員の亀田優子議員に着席いただきます。  暫時休憩いたします。                  午前10時07分 休憩                  ――――――――――――                  午前10時08分 再開 ○鷹野雅生 委員長  休憩前に引き続き、会議を開きます。  請願第1号につきましては、新たに627人の請願者の追加がありましたので、ご報告いたします。なお、お手元に配付いたしております請願文書表は追加後のものでございます。ご了承願います。  本件につきましては、既に趣旨説明を受けておりますので、直ちに質疑に入ります。  まず、亀田議員に、紹介議員になられた思いをお聞きいたします。  亀田議員。 ◆亀田優子 議員  おはようございます。それでは、紹介議員となりましたので、この請願署名に寄せられた市民の皆さんから聞いている声を紹介したいと思います。  3人の方が特徴的だったので、具体的に紹介したいと思います。まず、お一人目の方は、ひとり暮らしの生活保護を受給されている方です。値上げ前の水道料金が2カ月で4,000円台だったのが、値上げ後は6,000円台に上がってしまって、負担がふえて大変苦しいというお話でした。  2人目の方は、枚方市から転居されてきた20代のご夫婦です。結婚して枚方市に住んでおられたんですけれども、子どもができたので親元のこの八幡市に転居されてきたということです。枚方市では水道料金は4,000円台だったそうですが、八幡市に引っ越してきて2倍の8,000円台になって、大変びっくりされているということで、若いので収入が少ないため水道料金を下げてほしいと。若い世代が住みやすい八幡市にしてほしい。水道はどの世帯でも必要なライフラインということで、特に低所得の世帯の減免をしてほしいというお話でした。  3人目の方は80代の高齢の女性なんですけれども、この方はひとり暮らしということで、使用水量も大変少なく、水道料金は値上げ前は1,000円にも満たない金額だったのに、値上げされてからはさらに節水されて、値上げ前よりも少ない使用水量だったのに料金が2,000円近くにはね上がって、おかしいなと思って市役所にも問い合わせをされたそうです。水道料金が値上げされたと聞かれて、高齢のひとり身の者から水道料金を値上げするなんてと大変憤慨されておりました。  今3人の特徴的なお話を紹介しましたけれども、値上げしたということで、さらに市民の皆さんは節水に努められると思うんです。それしか安くする方法がありませんので。そうすれば八幡市に入ってくる水道料金も減ってしまうことになって、悪循環に陥るのではないかと思います。今、企業は地下水をくみ上げて、八幡市の水道を使わなくてもいいということもできますけれども、市民は公共水道に頼るしかないということです。  さらに、八幡市は水道メーターの使用料を1カ月100円、2カ月で200円徴収しているんですけれども、メーター使用料を徴収していない自治体もあります。枚方市とか城陽市とか京田辺市はメーター使用料を徴収していないんですね。基本料金を値上げして、さらに福祉減免も廃止したために、特に低所得で使用量が少ない世帯への負担が大きくなっているというのがこの間の寄せられている声です。  水道法の趣旨でもある安全で低廉な水道を市民に供給するというのが自治体の役割ですので、ぜひこの請願を採択していただいて水道料金を引き下げていただきたいと思って、今回紹介議員になりました。  以上です。 ○鷹野雅生 委員長  次に、紹介議員の亀田議員に質疑等はありませんか。  山田美鈴委員。 ◆山田美鈴 委員  ただいまの請願の紹介議員の亀田議員の思いを聞かせていただきました。3点の事例の報告を聞きました。ありがとうございます。  では、この請願の紹介者になったということに関して少し質問させていただきます。  この水道料金の値上げや減免制度の廃止という点につきましては、既に過去に審議されて採決された案件でしたけれども、市民の方の声をいただいて請願の紹介議員になられたと思うのですが、まず初めに、請願者の方からこの請願内容をお聞きになる中で、本市の水道料金の値上げを余儀なくされた理由だとか、あるいは具体的に本市の水道事業の現状、人口水準で見ると平成22年度をピークに高齢化や人口減少などが進んで、料金収入が減少傾向にあったことや、その上で水道管等の施設が老朽化に伴う更新、耐震化が求められる現状、いろいろな課題があること、また以前、私たち議員にも配布していただきました収益的収支の実績と見込みで示されていました状況、平成28年度を境に単年度赤字が発生して、純損失が毎年1億円の赤字が発生するという点についてや、平成10年度に1度水道料金の値上げの改定があったんです。それ以降は20年間ずっと値上げすることなく企業努力がなされてきた点、これらの点に関して、受けたときに請願者の方にしっかりと現状をお伝えしていただけたのかという点が1点と、福祉減免に対しても、本市が福祉減免に至った経過などを事前に把握されていると思うのですが、これらに対しても、理事者側から受けてきた報告内容について請願者の方にしっかりとお伝えしていただけたのかという点をまず1点お聞かせください。  そして2点目、もしそれをちゃんと報告していただけたのであるならば、請願者の方は、その本市の水道経営の今後の見込みを、ほか758人の方たちにも確かに説明なりをしていただいた上で、もしくは把握していただいた中で、やはり請願を出されたということになったのかという点をお聞かせください。  そして3点目、これまで報告されてきた本市の水道経営の現状から、水道料金の値上げや、やむを得ず福祉減免の段階的廃止を余儀なくされてきた現状に対して、それでも請願の紹介議員に亀田議員がなられたということは、このような水道料金の値上げを行わずとも、今後赤字のない水道経営を行うことができる何か対案というのが確かにあってのことなのかなと私は思うんですが、その対案についてもお聞かせ願えますか。  以上3点です。お願いします。 ○鷹野雅生 委員長  亀田議員。 ◆亀田優子 議員  まず1点目は、請願者の方に八幡市の水道事業の現状を説明したかということですが、もちろん説明もしましたし、請願者の方も独自でしっかりと八幡市に問い合わせをするなり、自分で足を運んで聞き取ってされているということも知っていますし、八幡市以外の近隣の自治体の水道料金の金額も調べた上で、この請願署名を出されたということです。20年間値上げせずに、企業努力とおっしゃいましたけど、もちろんそれは市民に寄り添って値上げは極力しないということで八幡市としては頑張ってきたんですが、京都府が府営水の単価を上げたために値上げをする引き金になったと思うんですけども、やっぱり八幡市だけではなかなか改善は難しいと思うんですが、その辺はわかった上でこの請願は出されています。  ただ、福祉減免も一緒に段階的に廃止で、今年度は半分廃止なのかな。福祉減免の対象となる方々は、障害者の方とか母子家庭の世帯とか高齢者のひとり暮らしの方なんですけれども、八幡市の水道の基本料金が安いということで今回これを引き上げられたんですけど、福祉減免が廃止されたことですごく大きな影響が及んでいると思いますし、例えば宇治市なんかは福祉減免を続けておられるんです。だから、続けようと思えば、同じ水系ですけど、八幡市も一般会計から繰り入れを行って、市民の水道料金にはね返らせることなく福祉減免は続けられると私は考えています。  それと、請願者の方も1人で758人の方の署名を集められたわけではなくて、やっぱり人の手から手にこれが渡っていって、高くなったよねということで、八幡市は値上げをしたから高くなったんだということで署名が広がっていったので、一人ひとりに懇切丁寧に説明が行っているとは思わないんですけれども、署名の用紙の中にも趣旨が書いてありますので、それを皆さん賛同していただいて、これだけの署名が集まったという認識をしております。
     3番の対案ですけれども、私は平成29年度の決算書を持ってきました。一番後ろのページに費用分析表というのがありまして、その中で、一番比率の高いのが減価償却費に並んで受水費、つまり府営水道なんです。これが32.1%を占めていて、私たちの会派がよく言っておりますけども、使っていない分までお金を払わなくてはいけないという仕組みになっているために、これだけ払わないといけないということになっているので、ここを見直すことでコストが抑えられると思います。  それと、委託料は、検針とかいろいろな管理をする費用を民間に委託していますけども、前は八幡市でやっていましたが委託するようになって、これも過去にさかのぼって見てみましたら、民間に委託しているからといって下がっていないんですよ。これの入札も、なかなか水道の入札は難しくて、独占というか、どこか一つのところに委託するようなことがずっとありますので、この辺ももう少し見直せばコストが安くなるのではないかと考えています。だから、値下げすることはできるのではないかと考えて紹介議員になりました。 ○鷹野雅生 委員長  ありがとうございました。  ほかに質疑はありませんか。  岡田委員。 ◆岡田秀子 委員  さっき議員から紹介議員の思いとかをいろいろ聞かせていただく中で、今後の対案のことの中で府営水についてもいろいろと考えは述べられたんですけれども、たまたまきのう精華町の方で府議会がありまして、そちらの方にうちの公明党の村井府議会議員が、宇治と木津そして乙訓の浄水場とその受水市町を含む全体での水道事業に対する知事の見解を聞かれたんですね。そのときに知事がおっしゃったのが、水道事業は府民生活に欠かすことのできない重要なライフラインである。将来にわたって安全・安心な水を安定的に供給するのが使命と。しかし、人口減少に伴う水の需要の減少や施設の老朽化が進行し、技術職員の不足もあると。特に老朽化対策は多額の費用がかかることから水料金の上昇につながるとおっしゃった上で、またその後言われていることなんですけど、3浄水系ごとの課題に対応するのではなく長期的視点で考えることが必要だと。またもう一つ、これまで次期料金の観点から協議してきたけども、8月29日に諮問されたんですが、それはどういうことをされたかというと、府の経営審議会に諮問されたんですけど、持続可能な経営について諮問されているんです。もう一つ、次世代に継承し、安全・安心に暮らし続けられるようにしてまいりたいと述べられたわけです。  もっともっとたくさん言っておられるんですけど、控えられなかったんで、かいつまんだことしか言っていませんが、水道事業を取り巻く状況が本市も本当に大変で、いろいろ努力してきているということはさっきの話の中にもありましたけども、京都府の方も大変厳しい状況もあるとおっしゃっていましたし、その中でダムの費用についても、今までずっと府民負担をかけたら申しわけないということで抑制してきたと。京都府の経営が悪化しているということを知事がおっしゃったんです。そういう状況の中で府も厳しい。そしてまた受水市町も厳しい。こういう状況の中でやはり将来のことを考えると、私たちはふだん生活している者として水のありがたさを痛感していますし、また、災害がここのところずっと来ていますけども、断水がいまだ続いているところもあるわけですね。そういうのを考えたときに、安定した水需要に対する対応を京都府も八幡市もしっかりとしていかなければいけない大変な時代だということを感じたわけです。  そこでお聞きしたいんですけど、人口減少や災害に対して安定した水道の供給をしっかりと考えていくべきだと思うんですが、将来について、そういった不安は負担を先送りしていくことにならないように考えていくべきだと思うんですけれども、その辺の考えについてはいかがか、お考えをお聞かせください。 ○鷹野雅生 委員長  亀田議員。 ◆亀田優子 議員  8月29日の府営水道の経営審議会の中身は熟知していないんですけれども、その前に出た答申だったか、審議会の中身は以前に読んだことがあるんですが、府営水の料金単価が3水系で異なっていて、宇治系は一番安くて、そこが値上げされてしまったんですけれども、ダムの建設費ももちろん入っていて、過去の人口見通しとか水需要の見通しが過大に見積もられたから、今こういう状況が起こっているのではないかと考えます。そういうことでいえば、もちろん安全で安定した水道の供給をしなくてはいけない。それは自治体の役割ですけれども、だからといって市民の負担に任せていては、ますます八幡市から、例えばもっと暮らしやすいところに引っ越す人もふえていったりするのではないかと思うんです。  そういうことからいえば、水道料金だけでこうした問題を、老朽化の改修とかをやるのではなくて、八幡市全体の問題として、一般会計からの繰り入れ、繰り出しを含めた安定化が大事なのではないかと思います。この中でいえば、特に所得の低い方々に対する負担軽減を一番ここで請願者の方はおっしゃっていて、収入に応じたような負担でなければ暮らしていけないと思いますので、そういうことから今回紹介議員になったということです。 ○鷹野雅生 委員長  岡田委員。 ◆岡田秀子 委員  一般会計会計から繰り入れすることも大事だとおっしゃったんですけど、この災害は水道だけではなくて、公共施設等の耐震化とか、本当に一般会計もかなり厳しい状況があると思うんです。水道は水道として、やはり事業者としてしっかり経営をしていくべきだと。そういうふうにしていかなければ、なかなか水道事業の安定化は難しいと私は考えます。やはり未来に向かって、全体で考える中の一つの水道事業として、しっかりと将来に向けて経営を考えていただきたい。  今回、低所得の方たちに対しての値下げと減免の話をされました。それは確かに本当に生活の大変な方に対しては、水道事業としてもしっかりと相談に乗ってされていくと私は感じているんですけど、その辺はいかがですか。相談に乗っていらっしゃらないと思っていますか。 ○鷹野雅生 委員長  亀田議員。 ◆亀田優子 議員  相談に乗るということはよくわからないんですけど、家計が大変だから、うちは所得が低いので水道料金を安くしてくださいと仮に言われたとしても、それは無理ですよね。制度がないんですから。例えば相談といったときに思い浮かぶのは、水道料金が払えなくて、とまってしまったと。水道が使えなくなったときに、ちょっとでも払える金額を払って、また水道が出るようにしてもらうという相談ですよね。それしかないです。そうならないようにするのが大事であって、払えないからといって水道がとまったら、みんな困るではないですか。宇治市でも続けてやっているような福祉減免をやっぱりせめて残すべきではないかと思うんですね。 ○鷹野雅生 委員長  岡田委員。 ◆岡田秀子 委員  今おっしゃったように命にかかわりますので、分納とかそういったところで、払えないからといって、むやみやたらに水をカットするわけではないと私は思いましたので、その辺のところの確認をさせていただきました。  以上です。 ○鷹野雅生 委員長  ほかに質疑はありませんか。          (「なし」と言う者あり) ○鷹野雅生 委員長  次に、請願内容に関して、参考として理事者に質疑等はありませんか。  山田美鈴委員。 ◆山田美鈴 委員  せっかく請願者の方の傍聴の方もいらっしゃるので、まず初めに1点目、福祉減免廃止に至った経緯を教えてください。  2点目、これまで福祉減免を段階的に廃止するだとか、水道料金の値上げについて等、これらに対しては苦情はあったんでしょうか。また、もしありましたら、そのときの対応なども教えてください。  3点目、これまで福祉減免分に充てていた財源はどこから補填していたのか、幾らぐらい毎年補填していたのかを教えてください。  これは追加なんですけど、今の紹介議員の方の答弁をいただいて追加させていただいたんですが、これまでも何回も討論されているんですけども、紹介議員の方の対案としては、府営水道の受水費に対しての見直しなどを行うことについて値下げができるのではないかと再三言われているんですけども、再度、この八幡市だけで果たして解決できる問題なのか。私はそれはできないと把握しているんですけども、それに対して、では府に対して何かしらの要望なりを行っていただいてきたのか。この点についても教えてください。  以上です。 ○鷹野雅生 委員長  木下経営課長。 ◎木下章伸 経営課長  減免制度の廃止についての考えなんですけども、減免制度につきましては、水道料金で平成7年10月の料金改定時、下水道使用料では平成14年4月の使用料改定時に制度化しまして、現在まで継続してまいりましたが、本来この制度は、料金の急激な変化を避けるための時限措置とすべきものであったと考えております。また、上下水道料金は受益者が公平に負担していただくものでございますので、近隣市の状況や市の財政面などを踏まえまして、段階的に減免率を引き下げることにより激変緩和を図り、平成31年度末をもって廃止するものでございます。  続きまして、料金の改定に当たりまして問い合わせはなかったのかということでございますけども、料金改定の問い合わせにつきましては、その大半が実際に料金改定が反映された5月以降に集中いたしました。受け付け件数は5月、6月で、来庁、電話を含めまして26件でございます。主な問い合わせの内容につきましては、なぜ値上げとなるのかということと、どのくらい負担がふえるのかといった内容でございました。  福祉減免の費用と財源に関しましてのご質問にお答えさせていただきます。減免制度に要する費用につきましては、この制度による減免分を一般会計からの繰り入れにより賄っておりまして、毎年翌年度に繰り入れを行っております。平成28年度の実績は、上下水道合わせまして約1,191万円でございます。また、平成29年度につきましては、現在集合住宅にお住まいの適用者について集計を行っているため、平成30年9月19日現在での見込みでございますが、1,256万円でございます。 ○鷹野雅生 委員長  宮嵜上下水道部長。 ◎宮嵜稔 上下水道部長  府営水道料金の見直しでございますけども、府営水道料金は建設負担料金と使用料金の二つから成り立っておりまして、使用料金は当然使った分、受水した分の負担でございます。それで、過去からたびたびご質問いただいております建設負担料金につきましては、水源開発や施設整備など既投資部分についての各受水市町の負担割合から算出するものでございまして、仮に八幡市が減らしたといたしましたら、その分は京都府が負うことなく、他の受水市町が負担することとなります。そのことからも見直すことは考えておりません。  次に、要望でございますけども、本市を含む受水市町7市3町では、毎年京都府に対しまして要望活動を行っており、ことしにつきましては、平成30年8月20日に提出いたしました要望書では、建設負担水量の見直しを含むものではございませんが、負担軽減を図るため、受水市町の水需要予測や施設規模等を踏まえる中で、最も効果的・効率的な府営水道施設の適正規模や運用方法についてご検討いただくよう要望しているところでございます。 ○鷹野雅生 委員長  山田美鈴委員。 ◆山田美鈴 委員  ありがとうございます。わかりました。  苦情等の件で、5月、6月ぐらいに集中していろいろとお問い合わせをいただいたということで、その際に、例えば何で値上げされたんだといった点においても、しっかりと本市の状況などを説明してくださっているということですよね。ありがとうございます。  私自身が水道経営、水道の状況についてもまだまだ無知で勉強不足なので、把握していないところが多々あるんですけども、ただ、理事者の方からいただいた資料等を踏まえた上で、現状の八幡市として水道料金を値上げしたらいいのかとか、いろいろな判断材料の中で私自身が判断させていただいた上で、前回も値上げ等に対しては賛成させていただいたんですが、先ほど紹介議員の方から対案といいますか、府営水の見直し等をいただいたんですけども、これらを1年や2年のスパンだけではなくて、これまで計画等を立てていますよね。収益的収支の実績と見込み、言うならば平成35年度ぐらいで採算と書いてくださっているんですけど、長期的に見て、一般会計で例えば福祉減免をこのまま繰り入れて継続していくとか、府営水の見直しもちょっと厳しいんですよね。となったときに、果たして水道料金を上げずにいけるのか。  また、これは上下水道部に聞いてもあれなのかなと思うんですけども、本市の財政的にも一般会計から平成28年度は1,191万円を繰り入れるという中で、いろいろな面で細やかなお金が削られていく中で、これをずっと水道料金に入れていくということで果たして本当に健全な水道経営ができるのかどうか。ここだけで言うのは多分難しいとは思うんですけども、その点に関して見解といいますか、参考にお聞かせいただきたいです。  以上です。 ○鷹野雅生 委員長  木下経営課長。 ◎木下章伸 経営課長  福祉減免の金額が1,191万円一般会計から繰り入れをいただいておりますが、これは福祉減免制度が終了しますと、その費用負担もないし、一般会計からの繰り入れもなくなるという形になります。ただ、そのお金を水道事業の中でやりくりするということが考えられるかと思うんですけれども、受益者負担、公平性の観点から、ほかの方の水道料金で減免の金額を捻出するというのはちょっと難しいとは考えております。 ○鷹野雅生 委員長  堀口市長。 ◎堀口文昭 市長  一般会計から繰り入れの問題でご質問がありましたので、原則として先ほど木下課長が申しましたように、減免制度そのものは恒久減免と、急激な負担を軽減するという経過措置と二つの考え方があります。水道につきましては、この二つの考え方をそれぞれ各市によって持っていまして、お隣のある市ではそういう福祉減免をとっておられないところもございますし、あるところではとっておられます。また、その福祉減免で減免したときの原資も、一般会計からの場合と、それから企業会計の中でちゃんとやりくりするという考え方もあって、それはそれぞれの市の考えだろうと。  先ほどお答えしましたように水道料金につきましては、企業会計でとっている以上は経過措置がベース、軽減措置として経過措置が基本ではないかと考えておりまして、その中でできる範囲でどちらでとるか。一般会計でとるか、水道会計の企業会計の中でとるかという考え方の差はありますけれども、今までは恒久的な措置をとっていましたけれども、実は調べてみますと比較的ご議論いただく時間が短かったということもありまして、その中である程度急激な負担を避けるということも兼ねて、ご議論の時間というのは議会の提案の時間のことでございますけど、たしか6月議会か何かに提案させてもらって、12月ぐらいに歳出のときにたしか上げたか何かで、期間が短かったようなことも記憶しておりますが、3カ月かどちらか忘れましたけど、そういうことを配慮して、イレギュラーではあるけど恒久的な措置を、私どもは経過措置にすべきだったろうとは思っています。だから、その考えで今回経過措置としてさせていただいたということで、どちらの考えをとるかは基本的にはその市の考えだと。どちらもありと。現に減免措置をとっていない市もありますから、どちらもありだろうと。  それともう一つ、一方で技術的な話として、先ほど宮嵜部長が、亀田議員がおっしゃるカラ水の話、建設負担料金のことをおっしゃいました。でも、これはそれで当選された京都府内の首長が訴訟されて、京都地裁、大阪高裁では負けておられます。京都府の主張が通りました。言い方はともかく通っています。最高裁で争われたときに取り下げをされたので、最高裁の判例は確定せずに、基本的には私は理解しているのでは大阪高裁まででとまっていますから、三権分立の趣旨からすると、立法政策としてはありますけども、法解釈の問題としては現時点ではけりがついていて、それを勝手に市がどうのこうのということは実務的にはできない。実務的には建設負担料金ですから、八幡市が1億円減らしますと言ったら、残り六つの市町がその1億円を持っていただかないとこれはもたないことになりますから、市町間協議になります。ですから、それはできないという技術上の問題とともに、法的な主張としては、それはだめという形で、最高裁の判例までは行っていませんけれども、少なくとも司法の判断としては出ていますので、八幡市としてはそういう主張は法的にはとれないと思っております。 ○鷹野雅生 委員長  ほかに質疑はありませんか。  岡田委員。 ◆岡田秀子 委員  市長のご答弁を聞かせていただく中で理解できてきました。また全然観点が違うんですけど、やはり京都府もかなり決定についての議論が今後なされていく中で、ひょっとしたらまだ京都府の方の料金も、広域で考えていくと上がっていく可能性がなきにしもあらずみたいな話もちらっと出ていたんですけれども、これは知事が言ったわけではありませんが、うちの村井が言っていたんですけれども、その辺のところは私も内容を精査していないんですが、市として、府営水の割合と自己水は5対5の割合ですけども、今後もそのまま考えているのか、その辺のところを聞かせてください。 ○鷹野雅生 委員長  宮嵜上下水道部長。 ◎宮嵜稔 上下水道部長  水源割合につきましては、現在自己水と府営水の二つの水源を有効に利用し、災害や事故等においても供給の安定性を確保するため、水源割合は50対50を基本としておりますが、近年では取水井戸の能力が老朽化により低下しておりまして、自己水の割合が50%を下回る状況でございます。また、経営面におきましても、現有する自己水施設を活用する範囲においては自己水のコストが安価であるため、自己水を最大限活用することが現時点において最適な水源割合であると考えております。しかし、今後水需要の方がさらに減少することが予想され、自己水施設の老朽化も進行するものと考えられますことから、水需要の推移を注視しつつ、危機管理面と経営面の双方から水源割合を検討してまいりたいと考えております。 ○鷹野雅生 委員長  岡田委員。 ◆岡田秀子 委員  ありがとうございました。その辺のことはお考えを聞かせていただきましたので結構です。  一つ、以前に、市民の方に経営状況を知っていただくために、もっと周知を図ったらどうだというお話をさせていただいたときに、出前講座も検討してはどうかとお話しさせていただいたときに、検討していくという答弁をいただいているんですけれども、出前講座で市民に直接状況をお話しするという機会を設けるのも大事かと思うんですが、その辺の検討はどのようにされているのか、お聞かせください。 ○鷹野雅生 委員長  木下経営課長。 ◎木下章伸 経営課長  出前講座でございますけども、平成30年の後期日程分から、上下水道事業の経営状況を含んだ出前講座の開設を予定しております。 ○鷹野雅生 委員長  ほかに質疑はありませんか。  巌副委員長。 ○巌博 副委員長  いろいろと議論があったんですけど、特にことし4月から値上げされて、福祉減免も今年度、来年度、廃止していくということで、先ほど亀田議員から、ひとり暮らしとか20代のご夫婦とか80代のひとり暮らしの方の状況を言われました。実はこの4月から、使用水量が5立方メートルで約103%増で2倍の値上げなんですね。10立方メートルでは48%で、20立方メートルでは18.8%ということで、数字からいえば本当に端的にあらわれているという感じを受けるんです。  いろいろ議論があるんですけど、ここでお聞きしたいんですが、この状況は市としてどのように受けとめておられるのか。先ほどの本当に困ってらっしゃる状況というのは仕方がないと認識しているのか。そのあたりをまずお教えください。 ○鷹野雅生 委員長  宮嵜上下水道部長。 ◎宮嵜稔 上下水道部長  水道料金改定についての考え方でございますけども、先ほどからお話に上がっていますように、本市水道事業を取り巻く環境といたしましては、水需要が減少いたしまして経営が厳しい状況でございます。このような状況におきましても安心で安全な水を安定して供給することが求められております。将来にわたり安全な水の安定供給を続けるためには、監査委員のご意見や水道事業経営懇談会の答申においても、水道料金の改定をもって経営の健全化を図るべきであるとのご意見をいただいておりますので、料金の改定をさせていただいたものでございます。将来に負担を先送りすることなく快適な水道を次世代に引き継ぐための改定でございますので、ご理解賜りたいと考えております。 ○鷹野雅生 委員長  巌副委員長。 ○巌博 副委員長  こういう状況は仕方がないという認識でいいですか。 ○鷹野雅生 委員長  堀口市長。 ◎堀口文昭 市長  まず結果論と、それから今まで料金の体系の問題があります。ですから、あるべき料金体系を見たときに、基本料金として全体で負担していただくのが、残念ながら八幡市は基本料金で負担していただくのが非常に少ないということが出ています。ですから、逆に言えば、これからそうすべきなのかということがあるかもしれませんけれども、少なくとも経営懇談会等では、本来のあるべき姿からいえば、ベースとして負担するのがほかの自治体と比べても少ないという考えなので、その辺はもう少し改めていきなさいよと。ですから逆に言えば、その考え方を適用いたしますと、残念ながら基本料金内でおさまっているような形の使用量の方については、それなりに改定がふえて、収入に対してふえるという形になります。でも、これは実はそういうご答申をいただいて、それに基づいてしているわけですから、基本的な考え方がそういうことですので、結果としてはそうなる。  だから、やむを得ないのかどうかという聞き方ではなくて、それだったら副委員長としては、その考え方が間違っているということになると思うんですよね。だから、市としてはその考え方をベースにそのようにさせてもらっているから、少なくとも現象的にはそういう事象が起こると。ただし、それ自身は今までの料金体系そのものを改めることになりますので、それに至る経過措置としての減免制度を設けさせていただいているということでございます。 ○鷹野雅生 委員長  巌副委員長。 ○巌博 副委員長  市長も言われますけど、実質来年になれば福祉減免が廃止になるということですよね。今回請願で758人の方が値下げしてほしいという思い、多分ほかにもたくさんおられると思います。先ほどからいろいろ議論になっているんですけど、建設負担水量を我々はこの間、受水量の見直しとか言っていますけど、先ほど7市3町といろいろ言われましたが、根本的にはやっぱりそのあたりが課題かなと私は思います。  先ほど市長が、どこの町か知らないけど判例を出されましたが、その議論は私が1回したことがありますよね。そのとき私が思っていたのは、そこの町は過払いではないけど、使い過ぎたからという認識だったんですけど、そうではないですか。私が言っているのは、そういう負担を見直すためには、もっと京都府に対して状況も含めて要望していただきたいというのが思いなんですよ。その点はどうでしょうか。 ○鷹野雅生 委員長  堀口市長。 ◎堀口文昭 市長  もう1回繰り返しますけど、私も1回読んだだけで、高裁の判例も少し読みましたけども、2年前か3年前ですから、それでいうと過払いという主張は、この議会でいいますとカラ水と言われている部分の過払いをだめなんだということで、それを返すか、もしくはそういう形でしろという訴訟なんですよ。ですから、それを追認していますから、それは過払いではないというのが地裁なり高裁での話なので、建設負担水量というのは合法だと。だから、それを例えば実質の使用水量との差で、この部分で下げろという主張は、少なくとも私の読んだ京都地裁の判決文では認めておられなかったし、それから高裁でもそれを事実上追認されていますから、過払いではないというのが恐らく司法の方の判断でございますので、それは解釈論として、その解釈をベースに政策として下げられるという主張はもう成り立たないわけですよね。先ほど言いました立法論、そんなのはおかしくてこうすべきだと。例えば京都府においても一般会計において負担してそれを下げて、それから一般市町村でするという政策論プラス立法論ならば、それは主張は成り立ちますけれども、現時点では解釈論に基づく政策論にはならないというのが一つ私どもの立場ですので、それをご理解いただきたいのと、その中で我々としては、3水系になっておりますけれども、値上がりが極力起こらないように京都府の方に努力していただくと。  ただ、残念ながら傾向としては他の2水系は下がっています。宇治水系だけが実際この前の改定では上がっているわけですから、その辺のところは可能性としては、3水系を統一すれば今しばらく我々のところは上がる可能性があります。もちろんどのように計算されるかは別として、宇治水系が一番古いですから、当然安くできていたはずなんですよね。それをベースに、今度は新たな施設更新が必要になってまいりますから、そうするとその分新たな投資が、建設コストを含めて更新コストが要りますから、その分は当然費用としてはアップすると。その辺をどのように3水系で今後負担するのかというような話も含めて、京都府の方でご検討願うということになるのではないか。ただ、市としては市民負担を極力下げるためにも、府営水の料金についてはご努力いただきたいということは当然要望しているところでございます。 ○鷹野雅生 委員長  ほかに質疑はありませんか。          (「なし」と言う者あり) ○鷹野雅生 委員長  ないようでありますので、これで質疑を終結いたします。  これより請願第1号の討論に入ります。          (「なし」と言う者あり) ○鷹野雅生 委員長  討論なしと認めます。  これより請願第1号、水道料金の値下げと上下水道料金減免制度維持に関する請願の採決をいたします。  本請願を採択することに賛成の方の挙手を願います。          挙手少数(1名対5名) ○鷹野雅生 委員長  挙手少数であります。よって、請願第1号は不採択と決しました。  ここで紹介議員に退席いただきたいと思いますので、暫時休憩いたします。                  午前11時05分 休憩                  ――――――――――――                  午前11時10分 再開 ○鷹野雅生 委員長  休憩前に引き続き、会議を開きます。  これより議案第53号、平成29年度八幡市水道事業会計積立金の処分についての審査に入ります。  本案につきましては、既に提案理由の説明を受けておりますので、直ちに質疑に入ります。  質疑等はありませんか。  長村委員。 ◆長村善平 委員  議案第53号ですけれども、説明文で地方公営企業法施行令(昭和27年政令第403号)第24条第2項規定によりとあるんですが、本格的な質問に入る前に教えてほしいんですけども、この第24条第2項では資本余剰金の取り崩しと理解していいのか。剰余金ではなくて余剰金ですか。そこら辺を一つ教えてください。  それから、平成28年度でもそうですけども、決算書では資本剰余金となっているんですけど、この余剰金と剰余金はどう違うのか、教えてもらえますか。 ○鷹野雅生 委員長  木下経営課長。 ◎木下章伸 経営課長  余剰金と剰余金ということで、施行令の内容で剰余金という表記で統一されているかと思うんですけども。 ○鷹野雅生 委員長  長村委員。 ◆長村善平 委員  では、剰余金ということで質問させていただきます。第24条第2項にはこう書いてあるんです。資本剰余金に整理すべき資金をもって取得した資産で、総務省令で定めるものが滅失し、またはこれを譲渡し、撤去し、もしくは廃棄した場合において損失を生じたときは、当該資本剰余金を取り崩して当該損失を埋めることができると明記されています。つまり、資産の剰余金を取り崩して整理すべき資金をもって取得した資産の損失を埋めることができるという説明なんですけれども、そこで質問なんですが、八幡市水道事業会計決算書、平成28年度も平成29年度もそうなんですけれども、剰余金には資本剰余金と利益剰余金がありまして、減債積立金は利益剰余金の部門に入っているんですが、資本剰余金には入っていないんですけれども、第24条第2項における資産とはどのようなものが該当するのか、まず教えてください。  また、減債積立金は利益剰余金に該当すると決算上はされていますが、これは資本剰余金に該当するものではないんですか。そこら辺がわからないので教えてください。
     もうちょっとひっくるめて、第24条第2項についてわかりやすく説明してください。  それから、減債積立金はどのような目的で使われるべきであるのか。積立金の目的について教えてください。  それから、地方公営企業法施行令第24条第2項において、未処理欠損金を軽減するのに減債積立金を取り崩せるようになったのはいつからか。法的にはいつごろこういうふうに改正されたのか、時期についてお聞かせください。  以上です。 ○鷹野雅生 委員長  木下経営課長。 ◎木下章伸 経営課長  利益剰余金の種類でございますけども、利益剰余金につきましては、今回処分させていただきます減債積立金と、通常の赤字の補填に充てます利益積立金、それと、法定積立金とは別に、前後しますけども、この二つは平成24年4月に地方公営企業法の会計制度の見直しがありまして、それまでは法定積立金ということで、利益が出たときは利益の一部を積み立てなければならないというものでございました。その法定積立金以外に目的を持った積立金を、例えば目的別に名前をつけて積み立てをする場合もございました。今回の減債積立金は、今申し上げましたとおり平成24年度の会計制度の見直し前に積み立てた法定積立金でございます。利益を計上したうちの20分の1以上を下らない金額を減債積立金として、起債で借金しているところについては積み立てなければならないということになっておりました。現行はその制度が変わりまして、利益の処分につきましては、条例もしくは議会の議決によりまして処分することができるという方向に変わっております。  減債積立金の取り崩しですけども、これはもともと制度の改正前もしくは改正後につきましても同じなんですが、目的があり、その目的に沿った積立金の処分は特に議会の議決はなく、積立金を取り崩して処分できるという形でございます。それと、減債積立金というのは本来企業債の元金に充てるための積立金でございます。それを今回のように目的外として未処理欠損金に充てるという場合は、従前も今も議会の議決が必要となっております。 ○鷹野雅生 委員長  長村委員。 ◆長村善平 委員  わかりにくい質問だったと思うんですけど、聞きたかったのは、減債積立金を取り崩して未処理欠損金の処分に充てることができるとなった時期は平成24年度から、まずここを確認しておきたいんですけど、平成24年度以降は議会の議決を得て積立金を取り崩すことができると理解していいのかどうか、お聞かせください。 ○鷹野雅生 委員長  木下経営課長。 ◎木下章伸 経営課長  これは従前においても、議会の議決があれば処分ができたというものでございます。 ○鷹野雅生 委員長  長村委員。 ◆長村善平 委員  わかりました。なぜこういう質問をさせていただいたかというと、ということは、今年度この議案として今、未処理欠損金の処分についての議案を出していただきましたけれども、別に赤字が出た時点でこれを未処理欠損金の補填に充てることができたわけですね。ということは、平成28年度の決算書では、利益積立金を取り崩して、結果的に2,447万798円のマイナスの未処理欠損金が上がっているんですけれども、これは別に平成28年度に減債積立金を取り崩す処理を行えば、その年度は赤字にはならないですよね。また逆に、その時点で全部取り崩してしまうと、プラスにはなることはなるんですよ。  なぜ平成28年度にその処理をされずに、平成29年度にこの処理をされるのかなと思いながら私は質問させていただいているんですけど、値上げに当たって去年の6月議会でしたか、委員会で説明された水道事業会計の財政計画では、未処理欠損金は5,074万1,000円なんですけれども、平成28年度からずっと平成38年度まで処理せずに5,074万1,000円をのけておきますよと。その上での財政計画なんですよね。だったら、今処理されるとなったら、この市に出された、議会に説明された財政計画のシミュレーションがありますよね。ここにグラフがあるんですけれども、このシミュレーションも全部、10年間のこの計画も違った形になってくると思うんですが、そこら辺はどうなんですか。違った形になってくるのかどうか。まずそこの考え方についてと、なぜ平成28年度に赤字を出さずに、そこで一緒に未処理欠損金を処理しておいたら、ゼロもしくはプラスになっていますよね。そこら辺をなぜ今されるんですか、お聞かせください。  その2点です。 ○鷹野雅生 委員長  木下経営課長。 ◎木下章伸 経営課長  まず1点目、料金改定のときにお示しさせていただきました財政計画において、5,074万1,000円の減債積立金が最後まで残っているというところでございますけども、そちらにつきましては目的外使用ということになりますので、議会軽視にならないように、その金額は残しておりましたけども、中身の内容としましては、それも取り崩した上で料金の改定を考えておりました。  もう1点が、平成28年度においても赤字がありまして、なぜそれに減債積立金を取り崩して処分しなかったのかというご質問ですけども、これも減債積立金自体が目的外使用になりますので、その金額を上回るまでは処分をしないで繰り越しを行うということにしておりました。そのため平成28年度は取り崩さずに、未処理欠損金として赤字を繰り越したものでございます。 ○鷹野雅生 委員長  長村委員。 ◆長村善平 委員  簡単に言ったら平成28年度の決算というのは、値上げのときの説明の資料の中で、赤字が出たからもうもたないということで議会に説明されて、値上げに入ってきているんですけれども、別に赤字を出さずにできる手法もあったのではないかと言っているんですよ。結局、減債積立金を平成28年度で取り崩していたら、赤字にはならなかったのではないですか。なぜ取り崩さなかったんですかという質問なんですよ。 ○鷹野雅生 委員長  宮嵜上下水道部長。 ◎宮嵜稔 上下水道部長  確かに委員がおっしゃるとおりでございますけども、将来的に見ますと赤字が続いていくというのは事実のことでございまして、お示しした計画でございますけども、将来的にどういう形になっていくかというところを示したものでございまして、実際の料金改定の改定率を算定するに当たりましては、当然これを取り崩すことにより市民負担も低減できますので、それも見込んだ上で率の方は出させていただいたという状況でございます。 ○鷹野雅生 委員長  堀口市長。 ◎堀口文昭 市長  ご質問はごもっともで、僕もよくわからないというところが実はあるんですが、それはちょっとおいておいて、そうではなくて本当のところは、実質的な改定に関して申し上げますと、当然これを繰り入れるということを前提にご提案申し上げている。ただし、これは企業会計上からいったら、本来は今後、市としては比較的借金をせずにやっていこうと考えていく中で、これを取り崩せるだろうというもとに今ご提案申し上げているわけですけれども、ただし水道料金を算定する際に、このまま置いておけばどういう料金になるのかということを可視化するためには、それはそのまま置いておいて、その中でやっていくという形でご理解いただく方がわかりやすいだろうということで、実務的な判断だと思います。  ただし、それは結果論だから、それだとこれを全部賭したらしばらくもったから、やったらいいではないかと。ところが、それは逆に言えば、料金改定を必要とする水道会計の状況そのものは繰り入れたとしても変わらないという部分がありまして、一般会計ですとある程度、勘定会計風に特別会計風にいけば入と出と一部基金だけで考えたらいいわけですけども、企業会計は償却資産とかがあって、当然それはできるような形で積み立てていくとか、そういう部分があって、僕も十分企業会計が理解できていないわけですけれども、そういう形でとりあえず見ていただく。現在の水道料金を改定しなければならないところをご理解いただくには、ちょうどそういう形になると。ただし、率についていえば、これを取り崩した形で考えていたということでございますので、本来ならいえば、そうして、その中でシミュレーションを組んだ方がわかりやすいのではないかというご指摘はご指摘として、今後それはまた考えさせてもらいます。 ○鷹野雅生 委員長  長村委員。 ◆長村善平 委員  市長に答弁いただいたので、質問とはさせていただきませんけれども、一つの考え方として、議会にこうやって資料としてシミュレーションで示されて、グラフは当然、表では減債積立金は10年間取り崩さないというシミュレーションのもとでのグラフであって、値上げ率だったと思うんです。私はそう理解しているんです。だとしたら、これを今取り崩すことによって、本当はこの5,074万円が取り崩すシミュレーションに入れられていたら、料金の改定率もほんの少しでも下がったかもしれないという考え方はあると思うんですよ。そこら辺はやはりちゃんと精査してほしいと思うのと、もう一つは、福祉減免の話が先ほど出ていましたけど、このグラフどおりいくんでしたら、このシミュレーションどおりいかれて、この5,074万円を水道料金の福祉減免に充てられたら、水道料金の年間の福祉減免はたしか560万円ぐらいだったと思うんですよ。560万円だったら、5,074万円を原資にしたら、9年間福祉減免がいけるわけですよ。財源はあるんですよ、ここに。そういうこともできたかなと思いながら質問させていただいたんですけれども、これはもう答弁は結構です。私の思いを述べさせていただいて終わらせていただきます。 ○鷹野雅生 委員長  ありがとうございました。  ほかに質疑等はありませんか。  岡田委員。 ◆岡田秀子 委員  今の話を聞いていてわかったような、わかっていないような感じもするんですけど、ここの3番目の翌年度の繰越欠損金が2,886万293円あるんですけど、この赤字分を残すわけですが、今後どのように減らしていかれるんですか。 ○鷹野雅生 委員長  木下経営課長。 ◎木下章伸 経営課長  翌年度分の繰越欠損金が2,880万円ほどございますが、平成30年4月からの料金改定におきまして、料金算定期間の終了年度が平成34年度でございます。平成34年度末までには未処理欠損金が解消できる見通しでございます。 ○鷹野雅生 委員長  ほかに質疑等はありませんか。  巌副委員長。 ○巌博 副委員長  議論する中で大体わかったんですけど、この間、減債積立金の推移を調べまして、平成15年度からずっと積み上げられて、一番多いときで平成18年が8,200万円あって、平成22年度から大体5,000万円で推移していて、平成28年度で今提案されている5,074万1,000円になっているんですね。今回八幡市水道事業会計決算書6ページのところで、これは案と書いてあるから、多分今回議決があればこの案が消えるということかなと理解しているんですけど、大体流れ的にはわかったんですが、今回そういうことで、使用する減債積立金を五千何ぼを取り崩すということで、もうこれは恐らくなくなってしまうわけですね。先ほど同僚委員が、私も質問しようと思ったんですけど、その2,886万293円をどうするんだといったら、平成34年度末までに今回料金改定をして浮いた分を減らしていくということですね、結局。そういう理解でいいんですね。先ほど同僚委員の質問の中では、料金を改定しますよね。値上がりすることによって当然ちょっと浮きますよね。そこに今言っているように減債積立金を補填していくという理解でいいのかどうかということを聞きたかったんです。 ○鷹野雅生 委員長  木下経営課長。 ◎木下章伸 経営課長  料金改定によりまして収益がアップすると。もちろん毎年費用も上がってくるでしょうし、その中で毎年利益、未処分利益剰余金が幾らか出てきます。その未処分利益剰余金を欠損金に充てていくという。毎年の黒字を累積された赤字に埋めていくという作業をイメージしていただければわかりやすいかなと思います。 ○鷹野雅生 委員長  巌副委員長。 ○巌博 副委員長  大体理解できました。例えばの話ですけど、今後の話かなと思うんですが、例えばそのうちの100万円がありましたと。割合から言ったら例えば100万円、そのうちの今言っている繰越欠損金はどういう分配になるのか。まだそこまで考えていませんか。改定によって大体100万円がありましたと。その100万円のうちの今言っている繰越欠損金がありますよね。その100万円のうちの例えば2分の1とか4分の1とか、そういう決まり事があるのかどうか。それだけ聞きたいんです。  以上です。 ○鷹野雅生 委員長  木下経営課長。 ◎木下章伸 経営課長  未処理欠損金が全て埋まるまでは、利益が出た分は全てそこに埋めて、未処理欠損金があるときは来年度に利益を残さないという形になります。 ○鷹野雅生 委員長  ほかに質疑等はありませんか。          (「なし」と言う者あり) ○鷹野雅生 委員長  これにて質疑を終結いたします。  これより議案第53号の討論に入ります。          (「なし」と言う者あり) ○鷹野雅生 委員長  討論なしと認めます。  これより議案第53号、平成29年度八幡市水道事業会計積立金の処分についての採決をいたします。  本案を原案のとおり決することに賛成の方の挙手を願います。          挙手全員(6名) ○鷹野雅生 委員長  挙手全員であります。よって、議案第53号は原案のとおり可決することに決しました。  これより上下水道部所管事項の審査に入ります。  上下水道部より報告事項がある旨、申し出を受けております。  それでは、これより報告願います。宮嵜上下水道部長。 ◎宮嵜稔 上下水道部長  上下水道部所管からの報告事項は、八幡市の下水道についての1件でございます。担当課より報告させていただきますので、よろしくお願いいたします。 ○鷹野雅生 委員長  角野下水道課管理係長。 ◎角野一成 下水道課管理係長  下水道課より八幡市の下水道について報告させていただきます。  お手元に配付させていただいております資料1をごらんいただきたいと存じます。下水道に関する統計書「八幡市の下水道」の平成30年度版を作成いたしましたので、その内容についてご説明申し上げます。  まず、2ページをごらんください。本市の下水道事業の歴史、現況並びに課題についてまとめてございます。現在本市の下水道事業は、老朽管対策として管渠の改築更新や地震対策、維持管理、雨水排水計画の事業を行っております。  次に、6ページは公共下水道の現況を表にいたしております。①公共下水道の現況の一番右端、市全体欄の中ほどをごらんいただきたいと思います。供用開始区域面積は1,129.43ヘクタール、下に一つ飛ばしまして人口普及率は99.9%、下に二つ飛ばしまして水洗化率は98.8%となっております。  7ページは公共下水道施設の現況でございます。汚水施設の管渠延長は245.9キロメートルでございます。また、最下欄に雨水地下貯留施設といたしまして、あさかぜ公園雨水地下貯留施設の概要を掲載いたしております。  10ページは八幡市、京都府、全国平均の下水道人口普及率の推移をグラフにしたものでございます。  11ページは本市の水洗化率の推移をグラフにしたものでございます。  続きまして、12ページに管理費の推移、13、14ページに建設費の推移をグラフ並びに表にいたしております。  15ページが流入水量の推移でございます。平成29年度の各浄化センターへの流入水量の合計は814万4,392立方メートルでございました。  16ページは財政状況といたしまして、平成29年度の決算とその内訳をグラフ並びに表にいたしております。下段の表で収益的収入合計が15億5,469万7,000円、収益的支出合計が15億4,807万3,000円で、当年度純利益が662万4,000円となっております。  17ページから20ページに使用料金表、水洗化のための各種制度、本市の下水道の組織図、供用開始区域図を掲載いたしております。  21ページは雨水の八幡市下水道計画区域を示しておりまして、洛南処理区域としまして、オレンジ色で665ヘクタールと、八幡排水区として青色で117ヘクタールを示しております。  22ページからは資料編となっております。  以上、報告とさせていただきます。 ○鷹野雅生 委員長  ありがとうございました。ただいまの報告事項につきまして、委員より質問等はありませんか。  山口委員。 ◆山口克浩 委員  1点だけ簡単に質問させていただきます。  ちょうどこの表紙もマンホールのふたになっていますけども、下水道のマンホールのところですけれども、鉄ぶたがあると思うんですね。これは経年劣化しているのではないかと。取りかえが必要なのではないか。ゲリラ豪雨のときによくニュースになっていますけれども、下水管内の水圧が急激に高まることによって、ふたが勢いよく飛び出すといったケースを見たりしているんですが、飛散防止の装置がついていないような古いマンホールのふたは耐用年数を過ぎたりしているかもしれませんけれども、そういった取りかえは現状どうなっているのか。老朽化対策の一つにもなると思うんですけれども、マンホールのふたは表面がすり減ったらスリップするかもしれません。マンホールのふたの取りかえに関して現状をお聞かせいただけたらと思います。  以上です。 ○鷹野雅生 委員長  源野上下水道部次長。 ◎源野浩 上下水道部次長  マンホールの取りかえに関しましては、経年に関しましては、マンホールの耐用年数につきまして、車道部が15年で歩道部が30年と定められております。  それと、委員ご指摘の集中豪雨による管内の圧力が高まったマンホールのふたが飛ぶ事故があったため、その事故防止の浮上防止型のふたへの交換を順次行っているところでございます。  以上でございます。 ○鷹野雅生 委員長  山口委員。 ◆山口克浩 委員  ありがとうございます。今後の計画といいますか、マンホールの鉄ぶたの取りかえ計画は何か考えておられるのでしょうか、お聞かせください。 ○鷹野雅生 委員長  源野上下水道部次長。 ◎源野浩 上下水道部次長  ふたがえ工事につきましては、毎年計画的に行っているものと、他工事に随伴するふたがえ等で行っている現状でございます。 ○鷹野雅生 委員長  山口委員。 ◆山口克浩 委員  ありがとうございます。16ページに財政状況が書かれておりますけれども、よく言われることですが人口減少社会と。下水道使用料収入は減収が見込まれるのではないかと言われていますけれども、ほかの市町村を見ていますと、マンホールのふたを使った広告収入とかクラウドファンディングとか、いろいろ新しい取り組みをされているところがあるんです。そういった収入確保に関してマンホールのふたを利用するとか、これからの収入確保に向けての取り組みとか、何か考えておられることがありましたら、いきなりの質問ですけれどもお聞かせいただけたらと思います。  以上です。 ○鷹野雅生 委員長  宮嵜上下水道部長。 ◎宮嵜稔 上下水道部長  マンホールのふたによる収入とか、そういう類の話につきましては今のところ考えていることはございませんが、今後最新の情報等、近隣の状況を見ながら研究してまいりたいとは考えております。 ○鷹野雅生 委員長  ほかにありませんか。  巌副委員長。 ○巌博 副委員長  6ページの実績のところなんですけど、処理区域内世帯数が3万2,648世帯、水洗化世帯が3万2,143戸、これを引いたら大体世帯数が505世帯なんですけど、これはどこの地域か、お教えください。  それと、先ほどマンホールについて同僚委員も言われたんですけど、7ページのところで、公共下水道施設の集計表で汚水と雨水とあるんですけど、それを足したら大体1万380個になるのかな。ゲリラ豪雨とか、よくテレビでマンホールがばあっと浮き上がる光景があるんですけど、大体今1万380個のうちの浮上防止のマンホールはどれぐらいあるのか、お教えください。 ○鷹野雅生 委員長  源野上下水道部次長。 ◎源野浩 上下水道部次長  未水洗の世帯数で多いところでございますが、地域的には岩田、内里地区の水洗化率が他地区と比べて低くなっております。  続きまして、人孔ぶたの1万380個のうちの浮上防止型でございますが、汚水の人孔ぶたにつきましては、9,343カ所のうち3,159カ所が浮上防止型の人孔ぶたとなっており、雨水人孔ぶたにつきましては、全体で1,037カ所のうち968カ所が浮上防止型の人孔ぶたとなっております。  以上でございます。 ○鷹野雅生 委員長  巌副委員長。 ○巌博 副委員長  水洗化の関係ですけど、岩田と内里ということで、なかなかやりたくてもやれないのかなという感じはするんですけど、水洗化できない条件とか何かありますか、お教えください。
     マンホールの関係でいったら、割合からいったら大体何%ぐらいですか。今後更新していくときに多分されると思うんですけど、そのあたりだけお教えください。  以上です。 ○鷹野雅生 委員長  源野上下水道部次長。 ◎源野浩 上下水道部次長  未水洗化の世帯が水洗化にならない理由につきましては、主に両地区においては古い集合住宅で、くみ取りのところがあるために、それを改善してまでという考えがあるみたいでございます。  それと、人孔ぶたのパーセントでございますが、汚水が34%、雨水は93.3%でございます。  以上でございます。 ○鷹野雅生 委員長  巌副委員長。 ○巌博 副委員長  水洗化できない条件をいろいろと言われたんですけど、18ページに水洗化普及対策で奨励金とか融資の関係があるんですけど、この間利用されたことはありますか。直近でいったら例えば平成27年、平成28年、平成29年とか、あれば件数を教えてください。  以上です。 ○鷹野雅生 委員長  木下経営課長。 ◎木下章伸 経営課長  融資あっせんにつきましては、近年では利用された方はおりません。 ○鷹野雅生 委員長  ほかにありませんか。          (「なし」と言う者あり) ○鷹野雅生 委員長  ないようでありますので、次に、報告事項以外で上下水道部所管事項について、委員より何か質問等はありませんか。          (「なし」と言う者あり) ○鷹野雅生 委員長  ないようでありますので、これで上下水道部所管事項の審査を終結いたします。  暫時休憩いたします。                  午前11時51分 休憩                  ――――――――――――                  午後 1 時00分 再開 ○鷹野雅生 委員長  休憩前に引き続き、会議を開きます。  都市整備部の審査に入る前に、理事者より発言を求められておりますので、これを許可いたします。なお、この件につきましては、正副委員長と正副議長で協議し了承いたしております。  東都市整備部長。 ◎東睦 都市整備部長  平成30年第1回定例会の都市環境常任委員会におきまして、巌副委員長の内里北ノ口地内の盛り土に関する質問に関しまして、市道の路線名称、市道菅井東線を市道東代南線と誤って答弁いたしました。申しわけございませんでした。おわび申し上げます。 ○鷹野雅生 委員長  これより議案第49号、八幡市地区計画区域建築物制限条例の一部を改正する条例案の審査に入ります。  本案につきましては、既に提案理由の説明を受けておりますので、直ちに質疑に入ります。  質疑等はありませんか。  巌副委員長。 ○巌博 副委員長  資料を出していただいたんですけど、その中で地区整備計画区域と地区計画区域とあるんですけど、青枠と赤枠ですね。なぜこう分かれているのか、お教えください。 ○鷹野雅生 委員長  小川都市整備課計画係長。 ◎小川友基 都市整備課計画係長  八幡市役所周辺地区地区計画についてお答えいたします。資料の赤線で表示しております地区計画区域の設定につきましては、国土交通省発行の都市計画運用指針における区域設定の考え方において、原則として道路その他の施設、河川その他の地形、地物等、土地範囲を明示するのに適当なものにより定めることが望ましいと示されていることから、本区域を道路に囲まれた区域として設定したものでございます。  また、青線で表示しております地区整備計画区域は、新庁舎の建築敷地を示していることから、表示線が合致していないことになっております。 ○鷹野雅生 委員長  巌副委員長。 ○巌博 副委員長  大体わかりました。道路が一つの明示するものであるということと、あと新庁舎ができるからということなんですけど、この説明書のところで、八幡市役所周辺地区地区整備計画区域の中で別表第2に次のように加えるというところで、例えば(4)のところ第2条第1項に規定する風俗営業とかそういうところは、今回青のところはだめということで理解しているんですけど、青線以外の民地がありますよね。今、駐車場とか空き家バンクとかになっているんですけど、例えばの話ですが、そういうところで今言っている営業を今後することも考えられるのではないかと思うんですけど、罰則規定とかがあるのかどうか。確かに青線は市の庁舎だから、それはそうだと思うんですけど、先ほど言いました民地とかが周りにあるわけですが、そういう場合とか、まあ今後の話ですけど、罰則規定とかがあるのかどうかと思うんですけど、わかる範囲でお教えください。 ○鷹野雅生 委員長  田中都市整備課長。 ◎田中賢治 都市整備課長  八幡市役所周辺地区地区整備計画に関するご質問にお答えします。地区整備計画が設定されていない区域、委員がおっしゃった民地内につきましては、今回の条例によって土地利用制限に変更がないことから、本地区計画の条例に基づく罰則規定は適用されないものとなります。ですので、建築基準法等々でその区域に建てられるもの、建てられないものが決まっておりますので、できないものをされた場合は他の法令での罰則がございます。  以上でございます。 ○鷹野雅生 委員長  ほかに質疑等はありませんか。          (「なし」と言う者あり) ○鷹野雅生 委員長  これにて質疑を終結いたします。  これより議案第49号の討論に入ります。          (「なし」と言う者あり) ○鷹野雅生 委員長  討論なしと認めます。  これより議案第49号、八幡市地区計画区域建築物制限条例の一部を改正する条例案の採決をいたします。  本案を原案のとおり決することに賛成の方の挙手を願います。          挙手全員(6名) ○鷹野雅生 委員長  挙手全員であります。よって、議案第49号は原案のとおり可決することに決しました。  これより都市整備部所管事項の審査に入ります。  都市整備部より報告事項がある旨、申し出を受けております。  それでは報告願います。東都市整備部長。 ◎東睦 都市整備部長  都市整備課からの報告事項が2件ございます。都市整備課から1件、管理・交通課から1件でございます。よろしくお願いいたします。 ○鷹野雅生 委員長  小川都市整備課計画係長。 ◎小川友基 都市整備課計画係長  都市整備課より、木造住宅耐震化事業の申請状況等について報告いたします。  お手元の資料1をご参照ください。本日は、これまでの経過、申請状況及び今後の対応について報告いたします。  まず、事業実施経過でございます。本事業は毎年継続し実施しておりますが、6月18日に発生しました大阪府北部地震の後、申請数が急増し、6月下旬には各事業の予算枠に達したため、受け付けを中止いたしました。その後、国土交通省、京都府との協働により制度の拡充について調整。7月18日に予算専決処分を行い、7月26日に制度を拡充し、受け付けを再開いたしました。  次に、6月18日の地震を受けて実施した制度拡充の内容といたしましては、1つ目に、耐震診断及び補強計画書の作成を実施しなくても助成対象とする助成限度額30万円の簡易改修Aを国土交通省、京都府との協働により創設いたしました。2つ目に、これまで対象とならなかった昭和56年6月以降の住宅について、大阪府北部地震で被災し、この地震に関する罹災証明が交付されたものに対し、診断士派遣、簡易改修A及び簡易改修Bについて補助対象とすることとしました。この2点でございます。  資料上段の表には、募集件数の流れ及び申請件数をお示ししております。なお、資料右端には8月31日時点の申請件数及び括弧内には残り件数を記載しておりますが、最新の状況として、昨日9月20日時点の申請件数及び残り件数を報告いたします。資料の上段から、耐震診断が申請106件で残りが4件、最大助成額30万円の簡易改修Aが申請80件で残りなし、最大助成額40万円の簡易改修Bが申請12件で残り8件、最大助成額100万円の耐震改修が申請42件で残り12件でございます。今後の対応といたしましては、本定例会にて補正予算のご審議をいただいております耐震改修10件及び簡易改修A30件について、10月中旬に国費及び府費の交付決定の後、さらなる追加募集を行うこととしております。  以上、木造住宅耐震化事業の申請状況等についての報告を終わります。 ○鷹野雅生 委員長  増永管理・交通課交通係長。 ◎増永浩子 管理・交通課交通係長  可搬型ハンプの試験設置に係る検証結果についてご報告申し上げます。  資料2をごらんいただきたいと思います。欽明台西地区ゾーン30区域内の事故多発交差点への安全対策としまして、山鳩第二保育園東側の市道上に、平成30年2月2日から3月2日までハンプの試験設置を実施いたしました。可搬型ハンプの試験設置につきましては、国土交通省及び京都府警察本部、八幡警察署の協力のもと、地元自治会、小学校、保育園の同意を得て実施したものであり、設置期間中任意の日を設定し、効果検証いたしました。検証項目は、ハンプ上を通過する車両の速度及び騒音、振動の数値、また国土交通省によるETC2.0プローブデータの分析数値で、この国土交通省のデータにつきましては、今月上旬に出された最新の分析結果でございます。  まず、通過車両の平均速度につきましては、設置前が時速25.7キロであったものが設置中は21.7キロとなっており、時速4キロの減速効果がございました。また、騒音につきましては55.7デシベル、振動につきましては34.8デシベルと、いずれも国の定める基準値を下回っておりました。さらに、国土交通省により提供されましたハンプ設置箇所付近のETC2.0プローブデータの分析結果によりますと、ハンプを通過する車両の速度が時速30キロを上回る割合は、設置前が33.0%、およそ10台に3台であったものが、設置中には11.1%、10台に1台となっており、21.9ポイントの改善が見られております。また、ハンプ設置箇所付近の通過車両の急ブレーキ発生頻度につきましては、設置前には1,000サンプル中、これは1,000台と捉えていただいたらいいと思いますが、1,000サンプル中13.7回であったものが設置中には5.1回となっており、これにつきましても8.6ポイントの改善が見られました。なお、ハンプ撤去後のデータ分析によりますと、この資料で申し上げますと米印の撤去後のところでございます。30キロ以上の割合が31.1%、急ブレーキ発生頻度が18.6回で、いずれも再び数値が上がっておりました。  以上のことから、ハンプについての有効性が認められましたため、今後、同箇所におきまして本設置に向け調整を進めているところでございます。  以上でハンプにつきましてのご報告を終わらせていただきます。 ○鷹野雅生 委員長  ただいまの報告事項につきまして、委員より質問等はありませんか。  山田美鈴委員。 ◆山田美鈴 委員  ハンプの件について質問させてください。試験設置の検証結果を踏まえて、効果が認められているということなんですけども、本格的に設置を行っていくのかが1点と、本格設置の際の予算費用、それの耐用年数、この試験設置した場所以外に今後どこか設置を検討している場所があるのかなど教えてください。  それと、これは通告していなかったんですけど、ハンプの試験設置の検証というのは、ちょっと無知なんですが、速度とか騒音とか振動はどういう形で調べられるのか。ここに国土交通省のETCのデータが出ているんですけど、これをもとにしたのかわからないので、いま一度どのようにこういう測定をするのかを教えていただけたらうれしいです。  以上です。 ○鷹野雅生 委員長  林管理・交通課長。 ◎林利治 管理・交通課長  ハンプの今後の対応でございます。ただいま報告させていただいたみたいに、試験結果については有効性が認められましたので、本年11月中旬をめどに試験設置と同じ箇所での本設置を考えております。また、本設置の概算費用につきましては、おおむね100万円程度を見込んでおります。  それと、その他の場所でございますが、ハンプを設置するには地元の協力ですとか警察協議とか、いろいろと前段階の協議や同意などが必要になります。今回も担当が構想してから本設置まで1年以上かかっております。今のところまだ地元からの要望をいただいておりませんので、今後の予定は今のところはございません。 ○鷹野雅生 委員長  増永管理・交通課交通係長。 ◎増永浩子 管理・交通課交通係長  ハンプの検証の具体的なはかり方についてでございます。この資料にもございますように、計測日時2月14日のこの時間帯に担当職員がこの場に行きまして、まずスピードはスピードガンを用いて、そして騒音、振動につきましては、市の環境保全課が所有します専用の計測の機械がございます。これを現地に設置いたしまして計測して、この数値を出しております。  以上でございます。 ○鷹野雅生 委員長  日下都市整備部次長。 ◎日下繁典 都市整備部次長  ハンプの耐用年数でございますけども、一般的な舗装の耐用年数は10年とされております。ハンプの本設置を行う箇所は上り下りがございますので、多少なりとも早く傷むものと考えております。老朽化してくれば改めて設置し直すことになると考えております。 ○鷹野雅生 委員長  山田美鈴委員。 ◆山田美鈴 委員  本当に無知なので、すいません。速度と騒音の測定はわかりました。振動も何か振動をはかるような何かがあるんですかね。あります以外に何か言えるようなことがあったら、教えていただきたいと思うんですけど。  あとはわかりました。 ○鷹野雅生 委員長  増永管理・交通課交通係長。 ◎増永浩子 管理・交通課交通係長  振動につきましても、騒音の機械とは別に環境保全課で所有しているものがあって、置き型のものでデジタルの数値計があって、その場でそれを絶えず見て、車が通ったときと通っていないときの数値を拾って、手で写し取っていくと同時に機械自体に集積されていく。後でそれが紙ベースで出てくるというような集約の仕方でございます。 ○鷹野雅生 委員長  山田美鈴委員。 ◆山田美鈴 委員  ご丁寧にありがとうございました。 ○鷹野雅生 委員長  ほかにありませんか。  岡田委員。 ◆岡田秀子 委員  木造住宅の耐震の事業の件で、9月20日時点で耐震診断が申し込み106件で、今のところ4件残っていると。そして、Aの方がもう既にゼロと。Bの40万円の方が残り8件、100万円の耐震改修については、現在も42件の枠に対して残が12件あるということですね。それはわかったんですけれども、このAの30万円というのが耐震診断とか補強計画書がなくても助成していただける使い勝手のいい事業で、やはり申し込みも多くて、残りゼロということで、先ほど最後にちらっと言われたことがもうひとつ理解できなかったんですけど、この30万円に対して、またさらに30件の枠を設けるとおっしゃったんですか。  その確認と、それから、例えば残っている100万円の耐震改修の部分で、これがもし30万円口とか40万円口の方がまださらに、30万円があと30件あったらどうかわからないですけど、そちらの方に組み替えができるのか。申請が平成31年1月となって、あと4カ月余りしかないんですけども、それはできないのか、教えてください。 ○鷹野雅生 委員長  田中都市整備課長。 ◎田中賢治 都市整備課長  簡易改修Aにつきましては、現在募集戸数に達しております。それで、本定例会にて30件の補正予算を計上させていただいています。それをご可決いただきましたら、改めて30件を追加で募集するということで進めております。  以上でございます。 ○鷹野雅生 委員長  坂井都市整備課主幹。 ◎坂井隆治 都市整備課主幹  木造住宅耐震化事業の予算の組み替えについてお答えいたします。木造住宅耐震化事業は国の社会資本整備総合交付金を活用し実施しております。これらの事業は基幹事業と効果促進事業に分かれています。基幹事業としては、最大補助額40万円の簡易改修B、最大補助額100万円の本格改修が、効果促進事業としては最大助成金30万円の簡易改修Aが該当します。社会資本整備総合交付金制度上は、各事業間の予算組み替えが可能でございます。基幹事業、効果促進事業をまたぐ予算の組み替えは、国の事務処理上、最短でも2カ月の期間を要することとなりますので、申請可能期間や工事実施期間等を勘案しますと即座の対応はできない状況でございます。なお、基幹事業間の予算の組み替えは時間もかからず、比較的容易に行えることとなっております。 ○鷹野雅生 委員長  岡田委員。 ◆岡田秀子 委員  組み替えについて、容易な部分だけは進めていくという形で今やっていただいているんだと思うんですけれども、今後また京都府の方の今回の台風の補正とかが上がってくるんですが、家屋に対しては市の方に何らかの形で手当てとかはないのか。台風にかかわることになってしまうんですけれども、その件を聞かせてもらえますか。台風はまた別の方がいいでしょうか。(「できたらその他で聞く方がいい」と言う者あり)では、その他でお聞きします。 ○鷹野雅生 委員長  ほかにありませんか。  巌副委員長。 ○巌博 副委員長  今回一番うれしいというか、1981年5月で一応区切られていたものが今回対象になるということで、それだけ充実というか拡充された。それを私は評価したいと思っているんです。ただ、今後の話なんですけど、それが来年になるのかどうかわかりませんが、今後どういうふうになっていくのかなと思ったんですけど、わかる範囲でいいから教えていただけませんか。  それと、10月に追加募集されるということで、例えば耐震診断が若干残っていますけど、耐震診断と30万円、40万円、本格改修、わかる範囲で教えていただけないでしょうか。  以上です。
    ○鷹野雅生 委員長  田中都市整備課長。 ◎田中賢治 都市整備課長  木造住宅拡充の制度実施の来年度の見込みでございますけども、6月18日発生の大阪府北部地震により被災した住宅の居住者または所有者に対し、従来の制度の一部拡充を行い、木造住宅耐震の事業を府市協調により実施しているところでございます。来年度の本事業の実施の見込みにつきましては、京都府に確認したところ、現時点では継続し事業を実施するとお聞きしているところでございます。京都府において事業継続が決定された場合は、京都府と調整の上、取り組んでまいりたいと思います。  続きまして、10月の追加募集の関係でございますけども、先ほど申しました簡易改修Aと100万円の本格改修につきましては、追加で募集することとしております。その他の事業につきましては、今後の申請状況を見ながら、予算の組み替えも含め検討して対応してまいりたいと思います。 ○鷹野雅生 委員長  巌副委員長。 ○巌博 副委員長  来年も引き続きやっていかれるということでわかりました。  追加募集については、今後の状況を見てということでわかりました。  以上です。 ○鷹野雅生 委員長  ほかにありませんか。          (「なし」と言う者あり) ○鷹野雅生 委員長  ないようでありますので、次に、報告事項以外で都市整備部所管事項について、委員より何か質問等はありませんか。  岡田委員。 ◆岡田秀子 委員  台風21号に関する府の方からの予算が今上程されています。本市もこれに合わせた形でまた何か対応していただけるのではないかと思うんですけど、今見ていたら、住宅に関しては今回、文化財とか農業者、中小企業、インフラ、府民利用施設の災害復旧ということなんですが、被害に遭った一覧表もいただいたので、その件に関してはいいんですけど、民間、中小企業のところで、かなり修繕にかかわる被災に遭ったところとかがもしわかれば教えてください。それが1点です。  それと、一つ市営住宅に関してお伺いしたいと思います。今回市営住宅にも台風によるさまざまな被害が出ているという調査票をいただいて、今見せていただいているんですけれども、飛散物によって小松団地などで窓ガラスが割れて、住民の方で、もし夜だったらそこで寝ていて大変なことになっていたとか、また今後も同規模の、またそれ以上の台風が到来すれば怖くて仕方がないと言っておられる方がおります。普通の住宅であれば雨戸が設置されているんですけど、市営住宅には雨戸の設置がないように思うんですが、今一番新しい例規集なんですけど、八幡市市営住宅等の整備の基準を定める条例というのを見ていましたら、具体的に雨戸のことが書いてあるところは見当たらなかったんです。ただ、良好な居住環境の確保というところには安全ということも入っていますし、費用縮減の配慮というところがあって、建設及び維持管理に要する費用の縮減を考慮するものとするとあるんですね。こういうのを読みながら、雨戸は縮減してしまったのかなと思ったんですけど、やはり災害の防止ということも書かれていますし、最後には、この条例に定めるもののほかというところで、市営住宅の整備基準は市長が別に定めると書いてありました。  そこでお伺いしたいんですけど、雨戸が設置されていれば窓ガラスが割れるという被害も低減できたのではないかと思うんですが、なぜ設置されていないのか。それから、その設置に対しての規定とかがあれば教えてください。 ○鷹野雅生 委員長  東都市整備部長。 ◎東睦 都市整備部長  中小企業等の支援でございますが、申しわけありません、都市整備部においては把握しておりません。 ○鷹野雅生 委員長  家村住宅管理課長。 ◎家村聡一 住宅管理課長  市営住宅の雨戸につきましてのご質問にお答えさせていただきます。雨戸につきましては、昔の木製建具の場合、風雨で雨の侵入が多かったことから雨戸を設置しておりました。現在はアルミ製や鋼製の建具であり、雨の侵入の恐れがありませんことから、雨戸を設置していない住宅が多く見受けられます。市営住宅の建具につきましては、アルミ製または鋼製であり、雨の侵入の心配がないことから雨戸は設置しておりません。また、市営住宅におきまして使用している窓ガラスは、設計上風速58メートルに耐え得るものでございます。また、雨戸設置の規定でございますが、市営住宅及び共同施設の整備の基準を定めております八幡市市営住宅等の整備の基準を定める条例において、先ほど委員がおっしゃっていましたとおり特に規定はございません。 ○鷹野雅生 委員長  岡田委員。 ◆岡田秀子 委員  ありがとうございました。先ほどの中小企業の方はそしたら環境経済部の方で伺います。  市営住宅の方ですけれども、この雨戸に関しては、雨の侵入という観点で、以前は木造住宅の方にはつけているということですね。最近の分には侵入がないからつけていないと。窓ガラスが風速58メートルに耐えられるということですけど、これは風だけのことなんですね。風で物が飛んできたということは想定していなかったわけですよね。  今後こういった台風が、今回は風速が尋常ではないと言っていますけれども、また同じような台風が来ることも懸念されていますし、そういった飛散物による窓ガラスについてもやはり考えておく必要があるのではないかなと思うんです。それが窓ガラスを強化するのか、雨戸をするのか、費用対効果とか安全性を考えたらどちらがいいのかという部分は、専門家の意見も聞きながらしないといけないと思うんですけれども、市として規定の中に今後台風の飛散物に関してのことも入れてはどうでしょうか。もしくは、こういった雨戸をつけたり窓ガラスを強化したりする場合、国の方の交付金とか何か設置に使えるものはないんでしょうか。  すごく膨大な金額になると思うんですけど、もし雨戸を整備されたらどれぐらいの費用がかかるのか、教えてください。  もう一つ、近隣市で雨戸を設置しているところはありますでしょうか、教えてください。 ○鷹野雅生 委員長  藤田住宅管理課整備係長。 ◎藤田真司 住宅管理課整備係長  市営住宅への雨戸整備に関する再質問のうち、設置にかかる費用及び近隣市の雨戸設置状況についてお答え申し上げます。  雨戸の設置費用につきましては、窓の大きさにより異なりますが、バルコニー側の一番大きな窓にシャッタータイプの雨戸を設置するとして、1戸当たり2カ所とし、1カ所当たり20万円程度かかると見込んでおります。全ての市営住宅に設置しますと約2億3,500万円かかると見込んでおります。  次に、近隣市の雨戸の設置状況についてでございますが、近隣市にお聞きしましたところ、城陽市や木津川市においては、一部木造戸建てや木造RCの戸建て及び2戸一タイプに設置している住宅があると伺っておりますが、京都市のほか多くの市においては雨戸を設置している住宅はないと伺っております。 ○鷹野雅生 委員長  家村住宅管理課長。 ◎家村聡一 住宅管理課長  雨戸に対する補助についてでございますが、特に雨戸に関する交付金はございません。  対策についてでございますが、今回の台風21号で窓ガラスが破損する被害が多数出ておりますことから、1カ所当たり20万円程度かかりますので、費用対効果を考えた場合、飛散防止フィルムの張りつけなどで対応することのほか対策はないと考えております。ガラスの見通しが悪くなることやフィルムの劣化など多くの課題がございますので、住民のご意見を伺い対策を研究してまいりたいと考えております。 ○鷹野雅生 委員長  東都市整備部長。 ◎東睦 都市整備部長  雨戸に関する規定を定めてはどうかということですけれども、現在、八幡市市営住宅等の整備の基準を定める条例におきましては、大まかな方針を決めているものでございますので、細部と申しますか、雨戸に関する規定を定める予定は現在のところございません。 ○鷹野雅生 委員長  岡田委員。 ◆岡田秀子 委員  ありがとうございました。わかりました。  一つだけ、国の方の補助というか、雨戸に対してはないということですけど、それ以外では、雨戸だけではなくこういった市営住宅の被害に対しての国の補助があって、それを雨戸にも使えるということはないんですか。 ○鷹野雅生 委員長  家村住宅管理課長。 ◎家村聡一 住宅管理課長  災害に関しまして災害復旧補助金というのがございますが、今回八幡市で被害を受けておりますけれども、今のところ該当しないということで、申請の方は見送っておるところでございます。 ○鷹野雅生 委員長  岡田委員。 ◆岡田秀子 委員  八幡市は基準に該当しないということですね。だからないということですね。 ○鷹野雅生 委員長  家村住宅管理課長。 ◎家村聡一 住宅管理課長  戸当たり11万円以上で1棟当たり190万円以上のものが対象となりますので、今回の被害につきましては小さなものが重なっておりますので、そこまでは至っていないという状況でございます。 ○鷹野雅生 委員長  東都市整備部長。 ◎東睦 都市整備部長  災害の復旧につきましては原形に戻すということが原則でございますので、新たに雨戸をつけるというものではございません。 ○鷹野雅生 委員長  ほかにありませんか。  山田委員。 ◆山田芳彦 委員  災害にかかわってお聞かせいただきたいんですけども、本定例会でも一般質問では防災対策や災害対応の質問がめじろ押しでありましたので、そこのところはなるたけ外して質問させていただきます。  まず、台風21号の被害を受けました男山レクリエーションセンターにかかわってお伺いいたします。レクリエーションセンターの一部施設が利用できないと市民の方からお伺いしています。その被害状況をお聞かせください。  2点目、公園の雨水排水にかかわってお尋ねいたしますけれども、もちろん公園施設事業団が指定管理者として管理、あるいは使用料を取って運営ということで担っていただいております。利用料を徴収するに当たっては、もちろんしっかりとした徹底管理はしていただいているものと拝察いたしますけれども、公園施設事業団におかれましては、市内の児童遊園も含めまして、どこまでの管理あるいは保守点検をなさっているのかをお聞かせください。  3点目、これは実は通告していないんですけれども、確認という意味でお聞かせいただきたいんですが、市内のカーブミラーです。台風21号では豪雨というよりは強風によりまして、信号機がややゆがみ、ずれが生じたということでありました。現時点で修正しているとは思っていないんですけれども、市内のカーブミラーのゆがみ、ずれの状況を把握なさっているのか確認させていただきたいんです。といいますのも、市民の皆さんから、山田さん、あそこが曲がっている、ここが曲がっていると。ちょっと待ってくださいと。それは町内会等々で、あるいは班長会等々で集約してもらわないと、市の方としても毎回毎回というのは業務に支障を来すのではないかという思いがありましたので、市の方では把握なさっているのかを確認させていただきます。  以上です。 ○鷹野雅生 委員長  犬伏道路河川課主幹。 ◎犬伏和弘 道路河川課主幹  男山レクリエーションセンターに関するご質問にお答えいたします。台風21号の影響で閉鎖している範囲は、倒木等により破損している宿泊施設及び食事棟と、強風によりバックネットの支柱が破損し倒壊のおそれがあるソフトボール場でございます。バックネットにつきましては、今月中に更新工事の契約を締結する見込みであり、契約後バックネットの撤去を行えば、一部の宿泊施設と食事棟は再開できるものと考えております。 ○鷹野雅生 委員長  日下都市整備部次長。 ◎日下繁典 都市整備部次長  公園の管理ですが、公益財団法人八幡市公園施設事業団に、公園管理については93カ所お願いしております。また、排水の件ですけども、公園施設事業団でまず現地を確認して、対応できるものは公園施設事業団で対応しますし、できないものは市の職員が現地調査して、しゅんせつなど必要な対策はとっております。  台風21号によるカーブミラーの状況でございますが、市で把握している中で180カ所、余り人に見られることのないカーブミラーもございますことから、今現在まだ曲がったままのものがあるかもわかりませんが、連絡をいただき次第随時直していきます。7月11日、先週の月曜日から1日30カ所ずつ直しておりますので、当初把握していた180カ所については一定もうもとに戻っているものと考えております。ただ、まだこちらが理解していないものもございますので、全てが正常な状況かと言われたら、そうでないものもあるということです。申しわけございません。 ○鷹野雅生 委員長  山田委員。 ◆山田芳彦 委員  今月中にもバックネットの改修にかかわっては契約を結んで、早い時期に再利用できるようにということでお取り組みいただいておりますけれども、公園施設事業団の方から利用者に連絡といいましょうか、逆キャンセルの申し入れがあったとお伺いしました。実はバーベキュー施設がありまして、そこでバーベキュー大会をやるから、山田さん、顔を出しなというお話をいただいておりました。それが、9月8日の時点でそのサークルの主催者からお電話をいただきまして、公園施設事業団がおっしゃるには、年度内の再開のめどが立っていないということで、すいませんがご利用いただけませんというようなお話があったそうです。利用者の皆さんは、そこまで被害が大きいんだと、逆に勘違いとは言いませんけど、極めて大げさに受けとめておられたら、風評被害とは言いませんけど、今年度は使えないらしいというような話が広まると、もちろん公園施設事業団も収益を上げてもらわないといけないですから、風評被害を避けたいという思いがありましたので、正確には公園施設事業団も含めて、市は再開についてはどういうめどを持っておられるのか、念のためにお伺いいたします。  続いて、公園施設の雨水排水の関係ですけども、実は私が住まいする自治会、町内会においては児童遊園がありまして、当然公園ですから砂があり土があるということで、雨が降るたびにそれが流されると。その砂、土によって升が詰まる、あるいは升が詰まって、さらには道路の側溝まで土、砂が流れると。ひいては道路側溝まで詰まってしまうという状況が一部見られたと。同時に道路冠水まで見られたということで、町内会の対応としましては市にお願いしましたが、適切に対応していただいたそうです。その後、道路冠水も見られなくなったということで、町内会としては非常に感謝申し上げているところでありますけども、実は児童遊園の排水まで公園施設事業団はチェックできないのではないかと思うんですね。雨降りの中、点検に来るということもまずないと思われますから、実際は住民の皆さんからの通報なり依頼がなければ、雨水の排水設備にかかわって補修、修繕するということはできないのでしょうか。対応です。だから、やむを得ないところもありますけれども、受け身の態勢になっているのかなと思うんです。地元がよければそれでいいというお話ではなく、市内一円、公園の排水施設がどうなっているのかということで、市としては公園施設事業団に任せ切りなのか、あるいは各地域からの依頼がない限り動きようがないのかということも含めて対応をお聞かせください。  カーブミラーについては1日30カ所のペースでやっていただいているということで、ただ、市民から、あるいは自治組織から依頼がありましたら、適切に対応していただければと思います。  以上2点です。 ○鷹野雅生 委員長  日下都市整備部次長。 ◎日下繁典 都市整備部次長  男山レクリエーションセンターのバックネットですが、実は今日入札がございまして、業者が決まったところでございます。契約締結後、速やかに業者に今不安定なバックネットを寝かせてもらって、利用者が速やかに使えるような状況、安全確保を確認した上で再開してまいりたいと考えております。  公園の維持管理でございますが、基本的には指定管理者である公園施設事業団にお任せしている状況で、委員ご指摘の公園の排水につきましては、流れが悪い状況でしたので、市から業者にしゅんせつを発注したものでございます。基本的には通報後の対応は、公園に限らず道路側溝等についてもパトロールはしていますが、側溝の中、升の中まで全箇所を見ているかと言われると、限られた人員で対応しておりますので、なかなかそれも難しい状況であります。申しわけございませんが、通報いただければ速やかに現地を確認して、必要な対応をとってまいりたいと考えております。 ○鷹野雅生 委員長  山田委員。 ◆山田芳彦 委員  レクリエーションセンターの方ですけども、公園施設事業団が指定管理として管理運営をしていただいているわけですが、いつ復旧するというのは、なかなか公園施設事業団が全容を把握するのは難しいかもわかりませんけども、甚大な被害が生じたというような誤解を市民の皆さんに与えるようなことは避けていただきたいというのと、それともう1点は、再開のめどが立ちましたら速やかに、この日からご利用いただけますと市民の皆さんに周知の部分は徹底してお願いしたいと思います。  続いて、公園の雨水排水につきましては、公園施設事業団も遊具のチェックぐらいはすると思います。ただ、雨が降ってみないと、どれだけあふれるのかわからないというのが現状だと思いますので、これも升までのぞけとはなかなか、仕事量も多いので厳しいところがあると思われます。市民の方から、あるいは自治組織から通報、連絡がありましたら、この点にかかわりましては速やかに対応していただくようお願い申し上げまして、質疑を終わります。 ○鷹野雅生 委員長  ほかにありませんか。  巌副委員長。 ○巌博 副委員長  いろいろと言いたいことはいっぱいあるんですけど、それはさておき、今回台風21号で罹災証明申請が160件、一部損壊が127件ということで、多分まだこの時点では9月11日現在だったから、若干ふえているかと思うんです。この間震災があって、屋根が壊れて、直そうと思ったら台風が来て、また屋根が飛んだということで、いろいろと市民の方から相談がありまして、先ほど答弁を聞いていたら、今回八幡市の場合は対象にならないということですけど、耐震改修の関係でいったら、それなりに手当てがあるのですが、今回一部損壊が127件と結構被害があるかなと思うんですけど、市として京都府に対して何かそういう救済というか、先ほど岡田委員がそこら辺を言ったかなという感じはあったんですが、私もいろいろと相談を受けているんですけど、府に対してそういった要望をされたかどうかだけお教えください。  住宅とかに被害があって、カーブミラーも私もいろいろ聞いていたんですけど、ただ、八幡さんに上っていくこもれびルートのあたりも通行どめになって、いつ開通するんだと市民からいろいろと聞いています。早急に対応していただきたいと思うんですけど、その1点だけお教えください。  以上です。 ○鷹野雅生 委員長  東都市整備部長。 ◎東睦 都市整備部長  今回の災害につきましては、屋根が被害を受けたことが多いということで、耐震という事業の切り口をちょっと見方を変えてということで、京都府と国と協働で対応してまいったということでございます。ですから、一般的な家屋の被害については、ちょっと違うかなと思っているところで、今は屋根の被害者と将来に向けた耐震性の上昇ということに切り口を置いて事業を進めているところでございます。 ○鷹野雅生 委員長  菱田副議長。 ○菱田明儀 副議長  住宅の件で質問させていただきたいんですけども、市内に八百数十戸の市営住宅、改良住宅そして府営住宅等があるんですけども、市営住宅の中でも古い建物がありますよね。今回市民から聞いているのは、雨漏りをしているところがあるんですね。聞いている件もあるかもわかりませんけども。やっぱり老朽化していますので、この辺のチェックはきちんとしておかないといけないと思うんですよ。今回の台風は以前に比べてかなり大きな規模の台風ですから、これから台風がまた来るかもわかりませんけども、その辺の調査をされたのか、教えてください。 ○鷹野雅生 委員長  家村住宅管理課長。 ◎家村聡一 住宅管理課長  台風被害による雨漏りの件でございますが、地震発生直後より住民の方からご連絡をいただきまして、職員を向かわせまして現場確認を行ったところでございます。9月6日時点の古い数字なんですが、14件につきまして調査いたしたところでございます。 ○鷹野雅生 委員長  菱田副議長。 ○菱田明儀 副議長  府営住宅、改良住宅、市営住宅とありますけども、この14件の内訳はわかりますか。 ○鷹野雅生 委員長  家村住宅管理課長。 ◎家村聡一 住宅管理課長  雨漏りにつきましての被害場所でございますが、男山美桜団地4棟で1件、小松団地1棟、市営一丁地団地で2件、市営三反長団地で1件、市営上ノ段団地4棟、5棟、改良小松団地14棟で2件、19棟、24棟、28棟、改良軸団地14棟、改良長田団地6棟でございます。 ○鷹野雅生 委員長  菱田副議長。 ○菱田明儀 副議長  10カ所ぐらい出てくるよね。ということは、私がこんな質問をさせてもらうのは、今後、今きっちりとこういうときに見直しておかないと、計画を立てて、お金もかかりますので、それは強弱をつけて、一番ひどいところと弱いところと、災害のぐあいによっていろいろありますね。ここをどういうふうに直していくかということをしないと、私もずっと見て回っていますと、掌握されているかもわかりませんけど、やっぱり壁にひびが入って割れているところは雨が漏っている部分もあるんですよ。答弁はいいですけども、お願いしておきたいのは、そういったところをしっかりと把握して、二階堂の上ノ段団地とか今出ていましたけども、築40年以上たっているわけですよ。わかりますね。軸団地の方は一番古いですね。45年たっているんですか。これを見ていたら、こういったところの被害がかなり入っています。そういったところをどうするんだということをきっちり計画的に直していっていただけるようにお願いしておきたいなと。結構市民からいろいろな要望が今後出てくるかもわかりませんけども、できるだけ早く対応していただきますようにお願いします。  以上です。 ○鷹野雅生 委員長  ほかにありませんか。  巌副委員長。 ○巌博 副委員長  一言だけ。今回、各所管に被害状況をずっと配られたというのは、それはそれでいいと思うんですけど、現局面において、例えば市営住宅とか倒木の話とかカーブミラーの話とか、被害状況がありますよね。やはりこの委員会で、今回被害があったけど今現在こういう状況ですよ、まだこれだけ残っていますけど頑張ってやりますというのが本来の筋ではないかと思うんですけど、今後そういうことも含めて改めていただきたいと思います。  以上です。 ○鷹野雅生 委員長  ほかにありませんか。          (「なし」と言う者あり) ○鷹野雅生 委員長  ないようでありますので、これで都市整備部所管事項の審査を終結いたします。  ここで説明員の入れかえを行いますので、暫時休憩いたします。                  午後 2 時03分 休憩                  ――――――――――――                  午後 2 時15分 再開 ○鷹野雅生 委員長  休憩前に引き続き、会議を開きます。  これより環境経済部所管事項の審査に入ります。  環境経済部より報告事項がある旨、申し出を受けております。  それでは報告願います。岸環境経済部長。
    ◎岸伸行 環境経済部長  環境経済部より3点報告がございます。1点は環境業務課ごみ減量推進係の執務場所の変更について、2点目につきましては、川口揚水機場の改修について、3点目につきましては、空中茶室を生かしたイベント開催についてということで3点ございますので、各担当課から報告させていただきます。 ○鷹野雅生 委員長  鍵本環境業務課主幹。 ◎鍵本敦宏 環境業務課主幹  環境業務課から、ごみ減量推進係の執務場所の変更について報告させていただきます。  恐れ入りますが、資料1をごらん願います。1、変更の内容ですが、市役所別館2階にありました執務場所を別館1階に変更いたしました。  次に2、変更理由ですが、まず1点目、市民を含む来訪者の方にわざわざ2階まで階段を上がっていただくことのないように、また、エレベーターやエスカレーターがないために足の悪い方などにご不便をおかけしておりましたので、その解消のためです。次に2点目、環境業務課には収集第1係、収集第2係、ごみ減量推進係の三つの係があり、その連携の強化のためです。  次に3、変更時期ですが、6月18日の大地震、7月29日の台風12号の接近など自然災害に対応するため早急に変更することとし、平成30年8月27日から執務場所を変更いたしました。なお、2階のあいたスペースにつきましては、1階にありましたふれあい訪問収集等を担当しております再任用職員の執務場所としております。  以上でございます。 ○鷹野雅生 委員長  小西農業振興課主幹。 ◎小西道宏 農業振興課主幹  川口揚水機場の改修について報告いたします。  資料2をごらんください。川口揚水機場の改修につきましては、平成30年4月2日に府営農村地域防災減災事業、用排水施設整備事業として新規採択、同年6月20日に府営土地改良事業として計画決定されました。  現況と事業の必要性でございますが、川口揚水機場は一級河川木津川左岸の下奈良一丁堤に位置し、木津川からの流水を用水源として取水し、受益水田は67ヘクタールでございます。資料右側の丸印が川口揚水機場の位置で、ダイダイ色の着色部が受益地でございます。昭和35年ごろまでは木津川からの自然取水によりかんがいを行っていましたが、木津川の砂利採集により河床が著しく低下。自然取水ができなくなりました。やむなく昭和37年、揚水機を設置しましたがその後も河床低下が進んだことにより、昭和39年にポンプ2台を改良いたしました。昭和59年には老朽化により取水量が低下し、かんがいに支障を来したので、再度ポンプ2台を改良し現在に至っております。  また、河床低下により躯体が川側に100分の7傾斜するとともに、劣化が進行。堤体内の樋管につきましても60年以上が経過しており、劣化が懸念されます。施設の劣化により用水の取水に支障が生じるだけでなく、これを原因とした河川堤防の決壊で、農用地、住宅、公共施設等に被害を及ぼすことが予想されます。本事業により用水の安定供給と災害の防止を図るものでございます。  事業概要につきましては、事業主体は府営事業の採択要件を満たすことから、京都府で実施いただくものでございます。事業期間は平成30年度から平成32年度の3カ年を予定されており、総事業費は2億6,000万円でございます。本事業の負担割合は国50%、府30%、市20%で、市の負担金は5,200万円でございます。年度ごとの事業内容といたしましては、平成30年度は実施設計で事業費は2,500万円、市の負担金は500万円でございます。平成31年度から平成32年度にかけて工事の実施を予定されており、事業費は2億3,500万円、市の負担金は4,700万円でございます。  以上でございます。 ○鷹野雅生 委員長  大洞商工観光課長補佐。 ◎大洞真白 商工観光課長補佐  空中茶室を生かしたイベント開催についてご報告申し上げます。  資料3をごらんください。イベントの目的といたしましては、八幡市駅前整備等観光まちづくり構想のアクションプランに基づき、昨年度お茶の京都博で、お茶の京都地域12市町村がそれぞれ制作いたしました一坪茶室、新・空中茶室「そら」を活用し、かつて石清水八幡宮にあった空中茶室、閑雲軒をPRするものとして開催します。開催日時は平成30年10月21日日曜日の午後1時半から午後8時ごろまで、開催場所は石清水八幡宮境内、男山ケーブルで行います。イベントのタイトルは「空中茶会inYAWATA」、昼のイベントと夜のイベントの2部構成としております。昼のメインのイベントは新・空中茶室「そら」茶会です。雅楽の演奏を聞きながら、設置した茶室の中でお点前をごらんいただくとともに、お茶とお菓子を楽しんでいただきます。場所は八幡宮南総門前、午後1時半から1時間ごとに5回実施いたします。定員は1回15人で、参加費は700円としております。夜のイベントは、夜空をかける「空中茶会」と題し、男山ケーブルでの茶会を行うものです。男山ケーブル山上駅前で、立礼式により抹茶と和菓子を楽しんでいただき、その後、通常営業終了後、ケーブルの特別便で降下する車窓からの夜景を楽しんでいただきます。午後6時半と7時半の2回で、定員は各回18人、参加費は1,000円としております。  3つ目に書いております以下のイベントは、昼のイベントに係るものでございます。1つ目の日本茶インストラクターによるお茶の振る舞い、場所は南総門前、八幡市産玉露を無料で味わっていただきます。その下、石清水八幡宮特別拝観は、当日限りの特別な昇殿参拝を実施いただくもので、料金は1,500円でございます。さらにその下、男山山中ガイドウォークは、八幡宮山中の男山四十八坊跡や閑雲軒などを八幡観光ガイド協会が案内するもので、八幡市駅を午後2時出発、その後1時間ごとに3回実施いたします。各回10人程度、参加費は無料です。なお、当日は午前10時から八幡宮頓宮において、八幡市観光協会主催の「うまいもん祭&マルシェ」が開催されます。1日を通して周辺でお楽しみいただけたらと考えております。  現在、イベントのパンフレット、ポスターを制作中でありますので、完成次第、皆様にお配りさせていただく予定をしております。  以上です。 ○鷹野雅生 委員長  ただいまの報告事項につきまして、委員より質問等はありませんか。  山田美鈴委員。 ◆山田美鈴 委員  まず、空中茶室のイベントなんですけども、イベント開催の経費はどれぐらいかかるのか、内訳も含めて教えてください。あと、タイムテーブルとかをいろいろ聞こうかと思ったんですけど、丁寧に言ってくださいまして、定員と料金等もわかりましたので省かせていただきます。  2点目に、この空中茶室のイベントをまず開催しようと決めるに当たって、ターゲット層はどのあたりの人たちを狙ったものか定まっていたのでしょうか、お聞かせください。  次に3点目、これ自身が過去にあった空中茶室の閑雲軒をPRするイベントとして書かれているんですけれども、まず閑雲軒はどの程度市民の方に認識、周知されているのか、把握されていますか。1月末に行われた閑雲軒の現地説明会がイベントでありましたね。あの参加人数や、それに対しての評価なども一緒に教えてください。  以上です。 ○鷹野雅生 委員長  大洞商工観光課長補佐。 ◎大洞真白 商工観光課長補佐  空中茶室を生かしたイベントについてのご質問にお答えいたします。今回のイベントのための予算額は約130万円となっております。内容はポスター、チラシの制作、印刷、備品の借用、設営補助、文化協会など団体への謝金、ケーブルの貸し切り費用、お茶、お菓子など消耗品に係るものでございます。  次に、ターゲットについてでございますが、広く一般の方に周知ということがございますが、特にということですと、文化的なことに敏感な中高年、特に観光にアンテナの高い女性の方といったターゲットを想定しております。  閑雲軒の周知についてのご質問でございますが、ことし1月21日に開催いたしました現地説明会の参加者は87人でございました。この参加者数は、当初の予想より多くの方にご参加いただいたものと考えております。京都新聞などではシンポジウムの記事とは別に現地説明会についても記事にしていただいておりますので、周知について一定の効果はあったものと考えております。 ○鷹野雅生 委員長  山田美鈴委員。 ◆山田美鈴 委員  ありがとうございます。イベントの件の予算についてわかりました。ケーブルの貸し切り代、ポスター、チラシ、備品等ということですね。  ターゲット層です。なぜこれを聞いたかというと、これまでお茶の京都というと、お茶を名目に八幡さんなり、この八幡市なりを何とか観光で盛り上げていこうというイベント等をいろいろされてきたことがあるんですけども、「Chazz in YAWATA」とかいろいろありますが、そういうのを見ても、やっぱりターゲット層を絞られると、お茶の普及とかいろいろなことが考えられるんですけども、ふたをあけてみたら、先ほどおっしゃったような文化的な意識の高い中高年層に絞られてしまうものが多いのかなと思ったんです。  私自身はお茶を広く、八幡市のお茶は宇治市には負けないと、負けてしまうのかどうか、そこはあれなんですけども、八幡市のお茶をもうちょっと、てん茶とかを普及させたい、いい意味でお茶を売りに観光を上げていくとなったときには、例えばお茶を普及しようと思ったときには、ターゲット層は、お茶に関心を持つ人は一般にたくさんいらっしゃると思うんですね。全世代でお茶が好きな人がいます。でも、方向性が全然違ってきて、例えば中高年だったら、こういったちゃんとしたお茶をたてて、しっかりと形式を守りながら飲むようなお茶の振る舞いを楽しみにする人もいれば、若い世代は、お茶といったらやっぱり抹茶とかスイーツ系でお茶を楽しみたいとか、用途は違ってくると思うんですね。となったときに、今回は改めて中高年と絞ってはいないと思うんですけども、実際に現実にそういった方々に定められてしまうのかなと思いました。  何が言いたいかというと、こういったイベントを開催するに当たっては、ターゲットを絞るものと、また別に広く一般にという名目があるならば、中高年が集まりそうなもの、そして若い人も集まれるようなイベント、同じお茶を目的にした中でも、それに向かっての近づき方はまた違ってくると思うんです。なので、そういったものを明確に考えていただいた上でイベントを開催していただけたら、もっと広くの方に知っていただいて、もっと参加してもらって、もっと地域の活性にもなって、にぎやかになるイベントができるのではないかと思ったんです。もう考えてくださっていると思うんですけども、さらに深く掘り下げて、特定の人に限らずに一般の方に向けたイベントをつくっていただけたらと思って、これは要望させていただきます。  以上です。 ○鷹野雅生 委員長  ほかにありませんか。  岡田委員。 ◆岡田秀子 委員  2点お伺いします。  まず、ごみ減量推進係の執務場所の変更のところです。内容も簡単であれば、されたこともこれを見たらすぐわかる内容ですけれども、利便性の向上と連携強化のために2階と1階とをかえた、2階の部分を下に持ってきたと。実際にエレベーターがないから、本当に市民の方には利便性が向上したと思います。私も実際1階に入らせていただいたときに、かわっていたのを知らなくて、入らせていただいたら、すぐに部長と目が合いまして、市民からも職員の働いている姿がじかに見られて、それはいいのではないかなと思います。2階の方の執務室の活用も、ふれあい訪問収集の執務場所ということでわかりました。  そしたら、お伺いしたいんですけど、今まではふれあい訪問収集の執務場所は1階のどの部分でされていたか。そのふれあい訪問収集にかかわる職員は全部で何人だったのか。1階の方におりてこられた職員は実際何人なのか、その辺を聞かせてください。  空中茶室を生かしたイベントのところでお伺いします。空中茶室「そら」はたしか100万円ぐらいかけて作成されたと決算の資料にもありましたし、報告もあったと思うんですけれども、がっちりとしたものではないというのは私も見学してわかっているんですが、大体いつぐらいまで今後当面活用するお考えなのか。  それから、耐用年数が大体どれぐらい可能なのかもわかったら教えてください。  それから、この「そら」を通常はどこが保管されているのか教えてください。  以上です。 ○鷹野雅生 委員長  山田環境事務所長。 ◎山田俊士 環境事務所長  ごみ減量推進係の執務場所に係る再質問にお答えさせていただきます。  ふれあい訪問収集の職員の場所でございますけれども、つい立てで今区切らせていただいているんですが、そのつい立てで区切った場所が今広くなっているんです。もとあったところは、その広くなった部分にあったと。ふれあい訪問収集の職員は4人でございます。2階のごみ減量推進係の職員も4人でございまして、ちょうどその4人が入れかわったというような形でございます。  以上です。 ○鷹野雅生 委員長  大洞商工観光課長補佐。 ◎大洞真白 商工観光課長補佐  空中茶室についてのご質問にお答えいたします。新・空中茶室「そら」でございますが、かけ造の茶室、閑雲軒をコンセプトに、さまざまな場所に移動してお茶を楽しむ機会を提供するというコンセプトで作成したものでございます。今年度は市の事業で活用することにしておりますが、今後の活用につきましては、耐久性を考慮した上で観光協会や石清水八幡宮などの関係機関と協議することになると考えております。  耐用年数についてでございますが、はっきりといつまでということは不明という状況はございますが、材料の性質上、耐久性はそれほど高くないと。修復なしに5年、10年といった長期間の使用に耐えるということは期待できないと見ておるところでございます。  通常は商工観光課が保管しております。 ○鷹野雅生 委員長  岡田委員。 ◆岡田秀子 委員  ありがとうございました。執務場所は4人と4人が交代してということで、この変わったことに対して、利便性が悪くなったとか、そういった課題はないんでしょうか、教えてください。  空中茶室「そら」の件ですけども、耐用年数に関して聞くのもなんだと思ったんですけれども、これはさまざま移動してとおっしゃっていますが、そしたら、このイベントを次年度以降も開催するということは考えていないんでしょうか。その辺だけお聞かせください。 ○鷹野雅生 委員長  山田環境事務所長。 ◎山田俊士 環境事務所長  2階に行きましたふれあい訪問収集担当の再任用職員との連携につきましては、毎朝朝礼をもって意思統一をしておりますので、特に問題はなく行えております。また、2階から1階におりてきましたごみ減量推進係との連携については、非常に密に連携をとることができましたので、高い評価をさせていただいているところです。  以上です。 ○鷹野雅生 委員長  吉岡商工観光課長。 ◎吉岡寿祥 商工観光課長  「そら」の活用につきましてですが、同じ形のイベントとしての計画は今のところ計画はしておりません。ただ、お茶の啓発という形でのイベント機会があれば、そちらの方も検討はしていきたいと考えております。  以上です。 ○鷹野雅生 委員長  岡田委員。 ◆岡田秀子 委員  これだけいろいろ考えてされて、一過性のもので終わるのはどうなのかと思いますので、100万円かけてつくった、さまざま移動して使うということも考えてつくられたということですけども、できればやっぱり八幡市の中で大いに活用してもらって、それを取り上げていただいて、100万円かけてつくったけど、よかったなとなるようにしていただきたいと思います。これは要望です。  以上です。 ○鷹野雅生 委員長  ほかにありませんか。  巌副委員長。 ○巌博 副委員長  別に通告はしていないんですけど、感じたことだけお聞きします。  先ほど同僚委員の岡田委員も言われたように、せっかく100万円かけてされて、確かに耐用年数も、私も見たけどなかなか難しいかなと。やっぱりこういう事業は続けていくことが大事だと思うんです。その場限りではなくて、お茶の京都もアピールするためには、引き続き来年、再来年続くように市としても努力してほしいと思います。  今回のこの事業で感じたのは、ケーブルでおりていく夜景、午後6時半と7時半で18人、18人。人数的に貸し切り状態ですよね。これで例えばの話ですけど、午後から夕方にかけてこういう事業を打ちますということで、今回初めての企画だと思うんですけど、どれぐらい来訪者を見込んでいるのか。  今日21日だから、ポスターとかいろいろつくられて、チラシも当然つくられると思うんですけど、ポスターだったら例えば駅前に張るとか、各自治会の掲示板に張るとか、八幡市の駅とか、そのあたりを私はイメージしているんですけど、周知という点ではどう考えているのか、お教えください。  以上です。 ○鷹野雅生 委員長  大洞商工観光課長補佐。 ◎大洞真白 商工観光課長補佐  空中茶室を生かしたイベントにつきましてご質問にお答えいたします。  イベントの参加者見込み数でございますが、イベントの参加の定員数などを勘案いたしまして、250人程度の参加者数を想定しております。  ポスター、チラシなどによる周知の方法でございますが、今回のイベントにつきましてはケーブルを利用するということもございまして、京阪ホールディングス株式会社と連携を図り実施に当たっております。そこで、京阪電車の各駅へのチラシの配布と主要駅等のポスターの掲示を、京阪ホールディングスの方で実施していただくということで進めております。  以上です。 ○鷹野雅生 委員長  ほかにありませんか。          (「なし」と言う者あり) ○鷹野雅生 委員長  ないようでありますので、次に、報告事項以外で環境経済部所管事項について、委員より何か質問等はありませんか。  山田美鈴委員。 ◆山田美鈴 委員  その他で質問させていただきます。  まず1点目です。八幡市の特産品について質問します。以前、商工会や観光協会とともに八幡市の松花堂スイーツの制作が検討されているとお聞きしましたが、そちらの進捗はどのようになっていますか、教えてください。  2点目です。現在、世界的に海洋汚染の問題から、プラスチック製ストローを廃止していこうという流れが起きています。これはプラスチックごみの大量排出によって人から自然環境へと捨てられていって、その結果、海に大量のプラスチックごみや、そのうちの一つにプラスチックストローによる汚染が世界的にも問題となっているという現状があります。日本も含めた世界の海でそれらプラスチックごみによる漂流や浮遊する様子が見られて、海の海洋生物がそれらによって傷つけられたり、それらプラスチックごみを食べた海の生物を私たち人間が食べてしまうという悪循環が生まれつつあります。  それら現状を受けて2018年7月1日以降、アメリカのシアトルではレストランとかカフェとか、またほかの食品サービス業での使い捨てプラスチックストローなどのカトラリー製品の全面廃止を決定したほか、世界的な企業ではマクドナルドやスターバックスなどが次々とプラスチックストローの廃止の方向へと向かっているほか、日本でも今年の8月にすかいらーくホールディングス、そしてイケア・ジャパンがともに2020年をめどにプラスチックストローを廃止する方向を示すなど、世界的なプラスチックごみの削減に向けての取り組みが行われて、プラスチックストロー廃止の流れがあらわれているのが世界的に見て現状なんです。その代用としては紙ストローやガラスのストロー、またパスタを代用したものや、バンブーストローとして、インドネシアから輸入した竹をストローにして実際に販売されている企業も存在しています。  そこで本題なんですけども、先日、八幡市内の喫茶店にお邪魔しましたところ、そこでは八幡市の篠竹を使った竹ストローを使用して営業されているカフェがありました。八幡市の篠竹を実際に竹の段階から自分の好みのストローの長さに切り落として、中身をやすりで磨いて、外側を火であぶって艶出しを行う過程を実際にそこの店舗で体験できるワークショップも開催されていて、私も実際に竹を使って、その竹で自分が注文したコーヒーをいただいたものでした。  これは委員長に最初に許可をもらうのを忘れていたので、余り大きく見せるのも申しわけないと思って見せられないんですけども、一応これが自分でつくった竹ストローなんです。結構使い勝手がよくてしっかりして、とてもいいものです。もちろん何回も使えます。こういったものをつくりました。そして、実際に喫茶店の方でも、お店でお客さんに出すストローはこういった篠竹を使って提供されてもいます。こちらの喫茶店の方は本市の観光協会にも加盟されており、以前からこちらの八幡市の竹ストローを普及させたいとの思いで働きかけを行っていたそうです。店主の方も竹ストローの作成自体はもちろんされているんですが、この八幡市の篠竹を使ったストローづくりをしっかりと伝授してくださっている指導者の方も実際におられて、今でも本市のいろいろなイベントのところで、市民の方に向けて竹ストローづくりのブースを開いて開催されているそうなんです。  これを知ったとき、私はこの竹ストローを、環境面においてもそうですし、環境教育として、このプラスチックストローにかわる竹ストローを製作工程の段階から普及していくよさ、メリットもあり、また、八幡市の篠竹を使っているということで、八幡市の観光やPRの観点からもとてもタイムリーで話題性もあって、八幡市の特産品と言ったらいいのか、こちらの竹ストローを本市を挙げて、つくる工程だとかできたものを普及させていく段階だとか、いろいろな面で強くPRしていくことは本市にとってもとてもメリットになると思うんです。その喫茶店の方に聞いたところ、まだまだ京都府では竹ストローをつくっているところは実際に知らないらしく、八幡市の竹でつくった篠竹ですとPRしただけでも結構な話題になるのではないかと思いました。  それで質問です。この八幡市の竹を使った竹ストローについて、八幡市の特産品の一つとして、今後協力店舗などのご協力も得てPRしていただくことはできないものでしょうか。また、本市のイベント等で製作段階の工程を楽しむ機会も含めて、竹ストローを通じて八幡市のPRにつなげていくことはできないでしょうか、お聞かせください。  3点目です。本市には自然農法で米や野菜を生産されている貴重な農家の方がいらっしゃいます。私が知る限りで辻農園、かみむら農園、いばら農園、私が知っているのは三つの方だったんですけども、本市として自然農法で農業をされている方の把握はどれほどされていますか。また、その方々に対しての本市からの補助、京都府からかもわからないんですけど、何かしらの補助はあるのでしょうか、教えてください。  自然農法の農業をされている方をなぜ取り上げたかというと、本市も健康施策には市長が格段の力を入れていただいて、格段の取り組みも行っていただいているんですけども、食の観点からも健康を進めていくことはとても重要な課題の一つになるのではないかと思っています。自然農法でつくられた稲は、肥料や農薬も使っていないという観点から、とられた稲の根っこも大きさが全然違っていて、農薬とかを使ったものよりもとても大きな根っこがしっかりとできて、自然災害のときにも、ふだんのものよりもとても強いものが生産されるなど、もちろん農薬も入れていない、無農薬でされているということで、食の観点からもとても普及というか、もっと知ってもらえる機会があってもいいのではないかと思っていました。  その中で、八幡市のそういった農法の中で仕上がったお米で受賞された方もいらっしゃいますよね。石清水とか、立派な賞をその銘柄で2年ぐらいとられている農家もいらっしゃるということで、そういった方たちに対してや、また、八幡市内にはそれら生産者の米や野菜とともに、無添加、無農薬の食材を使ってオーガニックカフェを経営されている店舗なども存在していることを知っているので、そのような方々に対しても環境経済部として、本市として何かしらのバックアップというのか、この言葉しか見当たらないんですけども、していくお考えはありませんか。  そして、観光協会なども含めて、環境経済部の所管だけに限らず、ほかの部署とも連携していただいた中で、今後はこのような生産者や経営者の方々のいろいろなアイデアやお知恵をいただきつつ、今後農業や本市の活性化を目的としたさまざまなイベント等にその方たちにご協力いただいて、いろいろな意味で普及させていくことはできないでしょうか。ニーズは多様化しているので、安いお米を求める方もいれば、おいしい、安全というものを求めている方もいらっしゃるので、そういった全ての方々にいろいろな情報とかいろいろなものを提供できるようなイベントをつくっていただきたいと思っていたので、特に無農薬の食材を使った何かしら本市としてもPRとかをしていただけたらと思うのですが、それについてご協力いただく考えはございませんか、教えてください。  以上です。 ○鷹野雅生 委員長  大洞商工観光課長補佐。 ◎大洞真白 商工観光課長補佐  1点目の松花堂スイーツの質問についてお答えいたします。やわた松花堂スイーツにつきましては、引き続き観光協会のお茶と菓子部会に商工会、お茶の京都DMO、市が参画し、商品開発についても検討を進めていただいているところです。現在のところ、商品の試作まで検討された店舗もある一方、箱の段取りで困っておられる店舗もあり、進捗はさまざまと伺っております。会議では共通で使用する包装紙やタグなどの印刷の取りまとめや、各店舗が負担する費用、商品内容の品質の判定をどうするか、販売促進のための物品をどう調達するかといった問題について検討を継続されている状況です。 ○鷹野雅生 委員長  吉岡商工観光課長。 ◎吉岡寿祥 商工観光課長  竹ストローのご質問についてお答えいたします。  観光協会の会員店舗である喫茶店のワークショップとして竹ストローをつくられていることは、こちらも把握しております。現在のところ、竹ストローは製作体験のみということで、商品化はされていないということもありまして、特産品としてPRする段階にはまだ至っていないと考えております。イベントの方でPRできるものにつきましては、観光協会の主催のイベントのワークショップとして出店される予定であるともお伺いしておりますので、そちらの方に期待していきたいと考えております。 ○鷹野雅生 委員長  本谷農業振興課農業振興係長。
    ◎本谷勝 農業振興課農業振興係長  自然農法に関するご質問にお答えいたします。自然農法で生産されている方については一部把握しており、八幡市における自然農法を実践されている方は3人で、2人につきましてはお米の栽培、あと1人につきましては野菜の栽培をされていることを把握しております。また、現在のところ自然農法で栽培されている方に対する八幡市の補助等の施策はございません。 ○鷹野雅生 委員長  池内農業振興課長。 ◎池内克圭 農業振興課長  自然農法をされている方のバックアップをするという考えはございませんが、自然農法の生産者の今後の活動につきましては注視していきたいと考えております。また、イベント等の協力につきましては、各関係機関との情報の収集及び発信に努めてまいりたいと考えております。  以上です。 ○鷹野雅生 委員長  山田美鈴委員。 ◆山田美鈴 委員  ありがとうございます。  まず初めに、最後の自然農法の観点でいえば、注視していただくということと、また、イベントの際には関係機関と協力して情報の発信などもしてくださるということで、まずはここからだなということがとても大事だと私は思っていたので、それを心がけてくださるということでは、本当に今後いろいろな情報発信をしてくださったらいいなと思っています。ぜひともイベントでこういう方たちが活躍できるように働きかけて、何かしらやってくださったらと思います。私も動向を見ていきたいと思いますので、時期を見てまたいろいろ提案させていただきたいと思います。よろしくお願いします。  竹ストローの件ですけども、すいません、私が長々といろいろ製作工程の段階のこととか話をしたので、なかなか質問の趣旨をつかんでいただけなかったのかなと思うんですけど、今聞いた答弁の限りでは、竹ストローは特産品にはなっていない。そうなんですよ、特産品にはなっていないんです。でも、お店の方では実際に竹ストローを使って商品の提供というか、お茶とかに出してくださっていて、普及させたいという思いもありますし、私自身もこのよさをもっと広めたい、八幡市の竹を使ったストローということで普及させたいという思いがあるんです。なので、八幡市の特産品の一つとして、そういった店舗のご協力をいただいて、これをPR、そして実際に今特産品となっていないのならば、本市の力、ご協力もいただきつつ、八幡市の特産品にできるような何かしらの働きかけ、PRなりを行っていただけないかというのが一番の私の思いなんです。この点についてお伺いしたいと思います。これが1点目です。  そして、最初の松花堂スイーツのことでは、進捗もさまざまなので検討中ということで、進んでいることは進んでいるけど、まだまだということなんでしょうかね。わかりました。この点についても、もしこういうものが制作された暁には、今後は八幡市のスイーツだけに限らず、先ほどの自然農法なり自然農園を営んでいる方とか、無添加とかオーガニックカフェなど無農薬の食材を使ってくださっている方たちの質問につながるんですけども、そういったスイーツだけではなくて、無農薬食材とか無添加素材を使ったもの、オーガニックのものでつくられた商品の開発とか、こういう実際の商品の開発をもとに自然農家の方とかいろいろな店舗の方をPRできたらと思って、これを取り上げさせていただきました。実際にはスイーツがまだまだということで、なかなか遠いのかなと思うんですけども、今後そういった自然農法をやっている方、食に関心を持ってらっしゃる方もいるし、オーガニックショップを経営している方もいらっしゃるので、先ほどと同じように、何かしらのイベントや事業で、そういった方たちもいるということを念頭に入れていただいて、その人たちの力を借りて何か自然の普及とかをしていただけたらと思います。それは要望させていただきます。  先ほどの1点をお願いします。 ○鷹野雅生 委員長  吉岡商工観光課長。 ◎吉岡寿祥 商工観光課長  竹ストローについてのご質問にお答えさせていただきます。現状といたしましては、市が特定の店舗のものをPRするというのはなかなか難しいのではないかと考えておりますので、まずはイベントの出店などで販売等に結びつくような形を検討していきたいと考えております。竹そのものはやはり八幡市の重要なPRのツールの一つでもあるというところもありますので、今後検討はしていきたいと考えております。 ○鷹野雅生 委員長  山田美鈴委員。 ◆山田美鈴 委員  ありがとうございます。そこの部分の言葉が欲しかったと思っていて、八幡市の竹を売りにしてもいいのではないかと本気で思っています。もちろん環境教育の面でもそうだし、いろいろなメリットがあると思うので、ぜひともこういうものがあるということを、先ほどの答弁と一緒なんですけど、頭の中に入れていただいて、常に生かしていただけたらと思うんです。それも財産になるのではないかと私自身も思っていますので、ぜひともよろしくお願いします。  以上です。 ○鷹野雅生 委員長  ほかにありませんか。  岡田委員。 ◆岡田秀子 委員  質問の予定がなかったんですけど、不意に思いまして、台風21号にかかわる京都府の支援が上程されていますけれども、これに対して八幡市としてもまた関連してされると思うんですが、中小企業等の復興支援事業費というのが入っていまして、いろいろな被災状況はいただいているんですけど、民間の中小企業などの被災状況がもしわかれば聞かせてください。  以上です。 ○鷹野雅生 委員長  寺本商工観光課商工観光係長。 ◎寺本正知 商工観光課商工観光係長  台風21号に関する中小企業者の被害状況ということでございますけれども、男山商店街や男山竹園商店街のアーケードについて破損があるということで確認させていただきました。そのほかの部分につきましては、商工会や工業会を含め確認いたしましたが、それほど大きな被害はなかったと伺っております。 ○鷹野雅生 委員長  岡田委員。 ◆岡田秀子 委員  わかりました。男山商店街のアーケードについては、今回の支援の中には入らないんでしょうか。看板やショーウインドウは10万円と書いてあるんですけど、その辺を教えてください。 ○鷹野雅生 委員長  岸環境経済部長。 ◎岸伸行 環境経済部長  現在のところ、それが制度に当たるかどうかというのをお答えできませんので、新制度の方を確認して、それに対応できるようでしたら支援していきたいと考えております。 ○鷹野雅生 委員長  岡田委員。 ◆岡田秀子 委員  では確認していただいて、委員長を通じてでも結構ですからまた教えてください。  以上です。 ○鷹野雅生 委員長  ほかにありませんか。  山田委員。 ◆山田芳彦 委員  台風21号の影響による災害ごみ対応についてお伺いします。一般質問でもありましたけども、若干視点を変えながら質問させていただきます。  9月4日火曜日、平日の午後からということで台風の接近、上陸、通過があったわけですけども、当然その時間帯は、環境事務所におかれましては通常業務のさなかであったであろうと拝察するんですが、もちろんこれは直営車両、民間の委託車両ともにということでお伺いいたしますけれども、相当な風が吹いておりました。雨についてはそんなに強くはなかったんですけども、環境事務所から直営そして委託車両に対して、あの強風の中でいかなる体制をとれという指示を出されたのか。  あわせて、市民からのお問い合わせ、要請、それにかかわる市民対応について、これは当日のお話です。対応できたのかどうかは別として、その対応をお聞かせください。  まず1回目は以上です。 ○鷹野雅生 委員長  大野環境業務課主幹。 ◎大野勝司 環境業務課主幹  台風上陸時のごみ収集につきましては、市民生活に混乱がないよう配慮し、一方では民間委託事業者を含む収集員の安全確保も念頭に置き、インターネットで気象情報を入手しながら、午前中については通常どおりの収集を行いました。午後の収集についても安全に配慮しながら収集を行い、処理場への搬入については基本的には当日に搬入を行いますが、台風の接近に伴い雨や風が非常に強くなるとの予報であったため、収集員の安全を優先し、処理場への搬入を取りやめました。収集したごみの搬入は翌日の朝から行い、その後は通常どおりの収集を行いました。  以上です。 ○鷹野雅生 委員長  山田環境事務所長。 ◎山田俊士 環境事務所長  市民からの問い合わせ等でございますけれども、件数の方は把握していないんですが、収集は通常どおり行われるのかどうかというお問い合わせが数件程度ございました。十分安全に配慮しながら作業を行うということで、通常どおり収集する旨をお伝えして、その対応を行ったところでございます。  以上です。 ○鷹野雅生 委員長  山田委員。 ◆山田芳彦 委員  実際には通常業務というか適切な対応は翌日5日から行っていただいたということは大体察しがつきます。  再質問の最初に、うちの町内でも屋根瓦が飛んだとか、あるいはトタン屋根が飛んだという飛散状況もあったわけですけども、その災害ごみ対応は民間委託業者が請け負っているのかどうかをお聞かせください。 ○鷹野雅生 委員長  山田環境事務所長。 ◎山田俊士 環境事務所長  基本的には直営部隊が災害ごみの収集については行っております。民間事業者については協力のお願いということで、収集場所に出された災害ごみについては、できる範囲で積んでいただきたいということでのご協力の方をお願いしたところです。  以上です。 ○鷹野雅生 委員長  山田委員。 ◆山田芳彦 委員  私が住まいする町内でも屋根瓦が8割方飛んだと。これはもちろん4日の時点です。町内会を挙げてその飛散した瓦を、環境事務所から指示された場所に寄せるという作業をしたんですけども、軽トラいっぱいぐらい、山盛りというぐらいたまりました。ただ、それが土曜日で、翌週火曜日の時点ではきれいに撤去していただいていましたので、その点については迅速に対応していただいたということは改めて感謝申し上げたいと思っておりますけれども、本日9月21日時点でまだ災害ごみの処理が残っているのかどうか、お聞かせください。 ○鷹野雅生 委員長  山田環境事務所長。 ◎山田俊士 環境事務所長  災害ごみの状況でございますけれども、非常に多くの件数、例えば持ち込まれた件数でいきますと164件、それから、市の方で災害対策の収集班を2班設けまして収集に行きました件数が296件、合計460件の収集を行ったところでございまして、今現在ほぼ収束しているところではございますが、なかなか各ご家庭での作業がおくれているということで、まだ日に数件は、とりにきていただきたいとか持ってこられるということが現状でもございます。  以上です。 ○鷹野雅生 委員長  山田委員。 ◆山田芳彦 委員  これは通告していなかったんですけども、考え方ということでお聞かせいただきたいんですが、この台風21号の被害によって、もちろんその対応にかかわって、今後生かされるであろう教訓があったら教えてください。 ○鷹野雅生 委員長  山田環境事務所長。 ◎山田俊士 環境事務所長  教訓というところで申し上げますと、当然環境業務課としては通常の収集業務を日々の仕事としてやっております。それにプラスアルファ災害ごみの収集に向かわないといけませんので、やはり民間の委託業者でなく直営の部隊があることが今回の教訓としてはあったのではないかと思います。  以上です。 ○鷹野雅生 委員長  山田委員。 ◆山田芳彦 委員  私もその点を実は指摘させていただこうと思っていたんですけれども、現状では直営車が10台、民間委託車両が7台ということですが、所長が今発言されましたけども、では当面は、官民の比率も含めて現体制で十分と考えるのか。私自身は現状より直営車両の割合を減らすことは望ましくないと考えておりますので、その点にかかわって市の見解をお聞かせください。 ○鷹野雅生 委員長  山田環境事務所長。 ◎山田俊士 環境事務所長  今、委員ご指摘のとおり、17台のうち7台については民間委託をしております。委託率については約40%となっております。リスク分散という考え方から申し上げますと、委託率については50%が好ましいと私どもの方では考えております。 ○鷹野雅生 委員長  山田委員。 ◆山田芳彦 委員  私も賛同させていただきます。  以上です。 ○鷹野雅生 委員長  ほかにありませんか。  長村委員。 ◆長村善平 委員  台風21号についての被害の質問が続いていますけれども、私も台風21号の被害状況について質問させていただきます。  9月13日付で配られましたこの対応についての冊子の中で、私の方としては農業用パイプハウスについて質問させていただきます。私は東部に住んでいる関係上、周りにいっぱいパイプハウスがあるんですけれども、かなりのパイプハウスが潰れたり変形したり、ビニールは当然破れている方がかえって多いと思います。そのような中で質問させていただくんですけれども、この被害状況の中で、まず1点目は、この資料を中心に質問させていただきますが、被害件数320件と書いてあるんですけれども、これは被害件数だけではなくて、それぞれの箇所についてどのように調査をして、こういういろいろな数字を導き出されているのか、まずお聞かせください。  それから、農業用パイプハウスの被害件数及び被害程度という欄の中で、全壊はよくわかるんですけれども、大破、中破、小破というのがあるんですが、それぞれどのような状況を示すのか、お聞かせください。  3点目は、共済の加入です。農業共済に入っておられる方々でしたら、その入っている部分には出ると思うんですけれども、共済といっても一概に、全壊で出るとか、ビニールが破れたらビニールだけで出るとか、ビニールとパイプハウスの骨組みだけに入っておられるとか、いろいろなパターンがあると思うんですが、市としては共済加入について、今の状態でどういう農家がどういう状況で入っておられるという把握の程度についてお聞かせください。  4点目は、先ほども京都府知事の発言の話もありましたけれども、私もちょうど1週間前にある会場にいまして、知事が挨拶されていたんですが、その中で八幡市の方にも当然知事が来られたわけでございますけれども、やはり農業用パイプハウスの被害もかなり大きいと。今、京都府議会は定例会を開催していると。その定例会の中で府議会としては、農業用パイプハウス等の施設の被害に対しての対応策として、補正を組んで最終日に上程するとお聞きしました。  そのような中で質問なんですけれども、農業関係について質問しますが、市として当然農業振興課の方でそういうことは把握されていると思うんですけれども、どのような状況を承知されているのか。現在の府の動きの把握についてお聞かせください。  以上です。 ○鷹野雅生 委員長  暫時休憩します。                  午後 3 時19分 休憩                  ――――――――――――                  午後 3 時25分 再開 ○鷹野雅生 委員長  休憩前に引き続き、会議を開きます。  答弁よろしくお願いいたします。本谷農業振興課農業振興係長。 ◎本谷勝 農業振興課農業振興係長  1点目の調査方法につきましては、JAと協力して現地を確認いたしました。  2点目の被害状況につきまして、大破につきましては被害程度がおおむね70%以上、中破は30%以上70%未満、小破は30%未満で、ビニール破損等修繕が可能なものでございます。  3点目の農業共済への加入状況につきましては、八幡市では約40人が加入し、160棟のパイプハウスの保険をかけている方がおられます。保険をかけられている方につきましては、農業共済から保険金が受けられるとお聞きしております。  4点目の京都府の支援につきましては、野菜生産施設災害復旧事業及び宇治茶生産施設災害復旧事業が補正予算に上程されているところでございます。 ○鷹野雅生 委員長  長村委員。 ◆長村善平 委員  わかりました。JAと協力して職員が現地を見回っておられるということですが、まだ見落とされているところもあるかもしれませんので、きっちりと破損状況の把握に努めていただきますようお願いいたします。  それから、被害の程度についてはわかりました。  共済もわかりました。  最後の京都府の動きなんですけれども、補正で野菜とお茶で組まれるということですが、府が補正を組まれたら、当然市の方でも予算的に応分の負担をしていかなければならないと思うんですけれども、そうなるとやはり、私が言いたいのは受け付け窓口ですけれども、いろいろな農家が被害に遭われているので、ぜひとも受け付け窓口も1カ所市で持っていただいて、市の職員も受け付けに協力しているような体制をとってほしいと思うんですけども、そこら辺の考え方についてお聞かせください。 ○鷹野雅生 委員長  池内農業振興課長。 ◎池内克圭 農業振興課長  被災者の窓口といたしましては、京都府の要領ができましたら、京都府と調整させていただきまして、早急に窓口を決めていきたいと思います。 ○鷹野雅生 委員長  ほかにありませんか。  巌副委員長。 ○巌博 副委員長  この前、京都新聞に桜が結構被害があったと載っていたんです。200本以上被害があったということで、ことしも結構背割堤に来られて、来年どうなるのかなと心配しているんですけど、そのあたりがわかればお教えください。  それと、八幡山田地域の盛り土のことなんですけど、この前、京都新聞と朝日新聞に載っていまして、その中で、昨年除去命令が出されて約1年7カ月がたっているんですね。今回2回目の除去命令が9月11日付で出されたんですけど、前回約1年7カ月の間に工事者に対して市としてどのような指導を行ってきたのか、お教えください。  それと、台風の状況については、先ほど私も聞こうかなと思って、大体大まかにわかったんですけど、農業共済に入っている方が40人おられて、それはそれで一応保険がおりて適用されると思うんですけど、ただ、適用されないところは、先ほど野菜の部分は府の方で今後補正も含めてということなので、例えばビニールハウスとかパイプハウスは結構費用がかかると聞いているんです。今言っているように、共済をかけているところはそれなりに補修できるんだけれど、入っていないところには何か市として手当てできないのかと。私は農業をやっていないので余りわからないのですが、ビニールハウスを処理しようと思ったら産業廃棄物で結構費用もかかると聞いているし、今回の台風被害で支援のないところに市として手だてを考えているのかどうか、お教えください。  災害ごみについては、先ほど同僚委員がいろいろと質問されたんですけど、今ぼちぼち1日に何件か来ているということなので、今回地震があって台風があって、結構災害ごみが出ていると思うんですけど、見通しとして大体いつごろまで市として災害ごみの受け入れを考えているのか、お教え願えないでしょうか。  以上です。 ○鷹野雅生 委員長  吉岡商工観光課長。 ◎吉岡寿祥 商工観光課長  さくらまつりの開催の見通しについてお答えいたします。ご指摘のとおり台風21号により、背割堤ではソメイヨシノの桜241本のうち、約9割に当たる200本以上に枝が折れるなどの被害があり、そのうち27本が倒木や幹が裂けたり折れたというところでございます。  公園を管理する淀川河川事務所では現在、淀川河川公園の開園に向けた危険防止措置としての倒木や折れ枝の除去を優先的に行っておられます。その後、中・長期的な復旧を進めていくことになると聞いております。さくらまつりについてはことしから実行委員会形式で行っているため、関係者との今後の調整ということになるとは考えておりますが、市としては来年も開催できるように進めてまいりたいと考えております。 ○鷹野雅生 委員長  津田環境保全課長補佐。
    ◎津田誠樹 環境保全課長補佐  昨年の除去命令を発出後の指導経過についてでございますが、除去命令に従い土砂撤去計画書の提出、履行、事業区域内の不法投棄の防止対策、台風や水害で土砂が流出しないように環境保全対策をとるよう指導してまいりました。  以上でございます。 ○鷹野雅生 委員長  池内農業振興課長。 ◎池内克圭 農業振興課長  農作物等のビニールハウス等の補助につきまして、京都府が補正予算を上程されていることから、八幡市においても検討していく予定でございます。 ○鷹野雅生 委員長  青山環境業務課長補佐。 ◎青山欣生 環境業務課長補佐  災害ごみに関するご質問にお答え申し上げます。今回の台風21号による被害に限らず、大阪府北部地震や平成30年7月豪雨につきましても市内でかなりの被害が出ており、大変多くの方が対応に苦労しておられます。その対応には被害に遭われた方も相当な時間を必要とされますことから、市としましても災害ごみの受け付け期間には制限を設けず、今後も引き続き対応してまいりたいと考えております。  以上です。 ○鷹野雅生 委員長  巌副委員長。 ○巌博 副委員長  さくらまつりについては、市としては今後調整しながら引き続きやっていくということで、本当に心配していたんですけど、わかりました。今後また推移を見守っていきたいと思っています。  盛り土の関係なんですけど、本当に1年7カ月がたって、この間全く改善ができていないということで、先ほど紹介しましたけど12月9日までに除去命令が出されているんですけど、今後12月9日まで日にちはあると思うんですが、事業施行者に市としてどのような働きかけをされるのか。この間1年7カ月、原状回復も含めて指摘しながら改善ができていないということで、市としても強く事業施行者に対して指導も含めてやっていただきたいと思うんですけど、よろしくお願いします。どうでしょうか。  最後に、災害ごみについては期限を設けないと。大事なことだと思います。まだまだブルーシートとかが張ってあるし、これから工事をされると思うので、できる限りよろしくお願いしたいと思います。これは質問ではありませんので。  以上です。 ○鷹野雅生 委員長  野村環境保全課長。 ◎野村雄樹 環境保全課長  八幡山田地域の盛り土についての再質問にお答え申し上げます。副委員長ご案内のとおり、9月11日付で除去命令を発出しております。その後ですけども、事業施行者に対しまして、土砂撤去に向けた指導や盛り土現場の監視体制を日常的に実施し強化しております。具体的な内容でございますけども、京都府の関係機関との協議におきまして、京都府の方から前回の除去命令よりもより詳細な記録が必要だということがございましたので、今回も除去命令を発出後、毎日事業施行者へ、土砂を撤去する意思があるのか、そのことを促すために毎朝電話をかけております。土日、休日は除きますけども、毎日現場のパトロールも行っております。そういうことで、前回以上に厳しく指導、監視を行っているのが現在の状況でございます。今後も引き続き京都府山城北保健所と連携して指導してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○鷹野雅生 委員長  巌副委員長。 ○巌博 副委員長  市の意気込みはわかりました。本当にわかりました。もっと1年7カ月の間、そういうことも含めてできたら、本当に土壇場です。市としてもやっぱり指導はちゃんと毎日すると。電話をしているけど事業施行者がどんな対応をしているのか、そこまで聞きませんけど、引き続き市としても努力していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  以上です。 ○鷹野雅生 委員長  ほかにありませんか。          (「なし」と言う者あり) ○鷹野雅生 委員長  ないようでありますので、これで環境経済部の所管事項の審査を終結いたします。  以上で本日の審査日程は全て終了いたしました。  お諮りいたします。本委員会の閉会中の継続審査案件といたしまして、1.環境経済部に関すること、2.都市整備部に関すること、3.上下水道部に関すること、4.農業委員会に関すること、以上4件につきまして、今後も継続して審査することに異議はありませんか。          (「異議なし」と言う者あり) ○鷹野雅生 委員長  異議なしと認めます。よって、本委員会の閉会中の継続審査案件は、お諮りいたしました案件のとおりとすることに決しました。  なお、委員長報告につきましては、正副委員長に一任いただくことに異議はありませんか。          (「異議なし」と言う者あり) ○鷹野雅生 委員長  異議がないようでありますので、そのようにさせていただきます。  これで都市環境常任委員会を閉会いたします。本日はお疲れさまでした。                  午後 3 時40分 閉会               八幡市議会委員会条例第29条の規定により署名する。                  都市環境常任委員会委員長...