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平成30年9月20日文教厚生常任委員会-09月20日-01号

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  1. 八幡市議会 2018-09-20
    平成30年9月20日文教厚生常任委員会-09月20日-01号


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    平成30年9月20日文教厚生常任委員会-09月20日-01号平成30年9月20日文教厚生常任委員会  文教厚生常任委員会記録 1.日時  平成30年9月20日(木) 午前10時 開会 1.場所  第1委員会室 1.案件  ・付託案件         議案第48号 八幡市立児童館等の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例案         陳情・要望第4号 高齢者が安心して暮らせる介護保障の実現にむけての陳情       ・文教厚生常任委員会の所管に属する事項 1.出席委員  小北幸博委員長     関東佐世子副委員長         田島祥充委員      中村正公委員         亀田優子委員      清水章好委員         横山 博委員         森川信隆議長 1.欠席委員  な  し 1.理事者   堀口文昭市長            森下 徹副市長
            谷口正弘教育長         吉川佳一理事         辻 和彦福祉部長          中西 淳福祉部次長         道本明典福祉部次長         眞鍋 仁福祉総務課主幹       村田 收福祉総務課長補佐         笹部真吾福祉総務課福祉推進係長         森谷 岳障がい福祉課長       永井 哲障がい福祉課長補佐         岩崎真哉子育て支援課長       久保 豪子育て支援課主幹         梯 英彦子育て支援課長補佐     羽田尊子子育て支援課長補佐         岩橋篤宏子育て支援課児童育成係長  大黒敦史子育て支援課支援係長         日根青樹保育・幼稚園課主幹     高瀬栄津子保育幼稚園課主幹         成田孝一保育・幼稚園課保育園係長         古住 新生活支援課長        大野保之生活支援課長補佐         寺田伸一生活支援課長補佐         大岡美紀子育て支援センター所長         越本敏生子ども子育て支援センター所長         藤野博之健康部次長         橋口孝幸高齢介護課長        小泉大志高齢介護課長補佐         大野竜弥高齢介護課介護認定係長   谷口和徳高齢介護課地域支援係長         近藤茂雄健康推進課長        藤田直子健康推進課長補佐         郡 由紀健康推進課長補佐      別生栄次郎健康推進課健康増進係長         板東貴弘健康推進課予防係長     寺本美津子健康推進課保健係長         堀尾朝代国保医療課主幹       村上理美国保医療課国保係長         山口美岐恵国保医療課医療係長         佐野正樹教育部長          西川茂男教育部次長         川中 尚教育部次長         神村僚二教育部参事         長尾忠行教育総務課主幹       加藤正人教育総務課主幹         西島昭彦社会教育課長        内田大生社会教育課文化体育振興係長         長弓佳代子社会教育課青少年育成係長         河原 豊文化財保護課長       田制亜紀子文化財保護課市史係長         辻 博之学校教育課長        田中庄平学校教育課主幹         福田昌弘学校教育課主幹       山内博喜学校教育課教育係長         山本貴秀学校教育課指導係長         八十島豊成生涯学習センター館長補佐         信次剛司教育支援センター所長    近藤一郎教育支援センター主幹         畑中敏之南ケ丘教育集会所館長南ケ丘児童センター館長)         中谷正和南ケ丘教育集会所主幹         福田賢二市民図書館長 1.議会事務局   大東康之議会事務局長       山中友順議会事務局次長           吉田雅輝議会事務局議事調査係長                  午前10時00分 開会 ○小北幸博 委員長  おはようございます。ただいまより文教厚生常任委員会を開会いたします。  本日、文教厚生常任委員会を招集させていただきましたところ、平成30年第3回八幡市定例会開会中、また敬老のつどい、体育大会等、秋の行事が多い中、理事者の皆様、議員の皆様におかれましては、ご参集賜り、まことにありがとうございます。ことしは大阪府北部地震、台風21号と、本市においてもさまざまな爪跡を残しております。一日も早い復旧・復興を切に願っているところであります。  さて、本委員会においても、細かな内容まで質問される委員の方もおられますでしょうし、一般質問と重複しないように、そして質問、答弁は簡明にお願い申し上げまして、開会に当たってのご挨拶とさせていただきます。  なお、9月18日より八幡市議会会議録検索システムにおいて常任委員会記録が公開となりましたので、委員並びに理事者の皆様、よろしくお願い申し上げます。  堀口市長。 ◎堀口文昭 市長  おはようございます。今日は彼岸の入りということで、季節の上では秋を迎えておりますものの、なかなかまだ残暑厳しいところでございます。今日も雨で、秋雨という形で、今まで雨は全くなかったんですけれども、今かなり降っているということでございます。委員の皆様におかれましては、ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。本日は小北委員長、関東副委員長初め委員の皆様には、公私ともご多忙のところ、文教厚生常任委員会を開催いただきましてありがとうございます。今定例会におきまして、私どもの方から提案させていただき、本委員会に付託いただきました案件は、条例案が1件でございます。また、そのほかに報告事項といたしまして、福祉部2件、健康部4件、教育部2件の計8件の報告をさせていただく予定でございます。よろしくご審査いただきますことをお願い申し上げまして、開会に当たりましてのご挨拶とさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。 ○小北幸博 委員長  お諮りいたします。  本日の日程につきましては、本委員会に付託を受けました議案第48号、八幡市立児童館等の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例案、陳情・要望第4号、高齢者が安心して暮らせる介護保障の実現にむけての陳情、以上2議案の審査及び本委員会所管事項の審査を行いたいと思います。場所の都合上、説明員の入れかえを行いながら進めることとし、1.議案第48号及び福祉部所管事項の審査、2.陳情・要望第4号及び健康部所管事項の審査、3.教育部所管事項の審査、以上の順序で審査を行いたいと思います。これに異議ありませんか。          (「異議なし」と言う者あり) ○小北幸博 委員長  異議なしと認め、そのように進めさせていただきます。  なお、報告資料につきましては、事前に委員の皆さんにお届けしたもののほか、陳情・要望文書表をお手元に配付いたしております。  これより議案第48号、八幡市立児童館等の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例案の審査に入ります。本案につきましては、既に提案理由の説明を受けておりますので、直ちに質疑に入ります。  亀田委員。 ◆亀田優子 委員  おはようございます。質問させていただきます。  本条例改正案は、ここにも書いてありますとおり、八幡市立児童館等の設置及び管理に関する条例を改正するというもので、具体的には都児童センターを廃止するということなんですけれども、八幡市立児童館等の設置及び管理に関する条例を見ていましたら、児童福祉法に規定する事業を行う施設ということが書かれていますけれども、これが廃止された場合、新たにここでやっている事業というのはどこで根拠を持つのか教えてください。  それから、都児童センターでやっていた事業はどういうもので、それが有都交流センターの方に移った場合、同じように継続できるのかどうかも教えてください。  それと、職員配置なんですが、現在何人が配置されていて、引き続き雇用されるのかどうか教えてください。  以上です。 ○小北幸博 委員長  畑中南ケ丘児童センター館長。 ◎畑中敏之 南ケ丘児童センター館長  都児童センターの廃止に関するご質問にお答え申し上げます。  まず条例についてですが、有都交流センターの設置については、八幡市立人権交流センター条例の中で定めており、条例第4条の八幡市立八幡人権交流センター及び有都交流センターで行う事業として、地域交流事業及び地域福祉事業がございます。今回、機能を移転いたしました児童センターの機能は、地域交流事業や地域福祉事業に該当するもので、有都交流センター児童センターと同様の事業を行うことは条例に沿ったものでありますことから、問題はないと考えております。  次に、事業についてですが、都児童センターの機能を移転したものであり、事業については今後も継続してまいりたいと考えております。  次に、職員につきましては、児童の遊びを指導するものとして、今後も福祉部の児童厚生員を配置してまいります。  事業内容といたしましては、子ども料理教室、有都交流センターの中で行っているクリスマス会及び正月の行事です。  以上です。 ○小北幸博 委員長  亀田委員。 ◆亀田優子 委員  法的には有都交流センターとか八幡人権・交流センターで明記されている第4条の二つの地域交流事業と地域福祉事業で定められているので問題ないということで、それは一定理解はできました。今現在やられている事業が、子ども料理教室とクリスマス会と正月の行事ということだったんですけれども、これはイベント的な、年間何回かやる行事ということかと思うんですけれども、日々の日常的な児童・生徒の利用というのはないんでしょうか。放課後に学校が終わって参加するような事業というのはやっていないのかどうか。それを一つ教えてほしいのと、それから職員も児童厚生員を配置するということでわかりました。  それと、八幡市立児童館等の設置及び管理に関する条例では、施設の内容、第3条ですが、遊戯室、集会室、図書室、事務室及び湯沸かし場、便所というふうになっているんですけれども、そういったものが、今度有都交流センターに移った場合に、それらがなくても事業をきちんと行って、受け入れが可能ということなんでしょうか。そのあたりをもう少し教えてください。 ○小北幸博 委員長  畑中南ケ丘児童センター館長。 ◎畑中敏之 南ケ丘児童センター館長  子どもの帰ってくる放課後の事業でございますけれども、いつものとおり保育、子どもに児童センターに遊びに来ていただいて、絵本とかいろいろありますけれども、それ以外に体育館、遊戯室がございますので、遊戯室で子どもと一緒に遊ぶというんですか、子どもを見させていただく事業をしております。 ○小北幸博 委員長  辻福祉部長。 ◎辻和彦 福祉部長  2つ目の遊戯室等の活用の関係ですけれども、今度新たに有都交流センター2階に移りまして、これまでよりも、どちらかというとさらに使えるスペースを広く、そういう選択肢がふえたという形で、実際利用者も新しい施設になって、今までちょっと老朽化していたところよりは新しくなったということで、かなり利用者もふえているので、そういう面では子どもたちがさらに来やすいような施設になったと、そのように考えております。 ○小北幸博 委員長  ほかにありませんか。  関東副委員長。 ○関東佐世子 副委員長  さっきの亀田委員の答弁の中でありましたので、おおむね理解したんですけれども、児童センターの機能が有都交流センターに移転して、地域交流事業と地域福祉事業、条例の中ではこれに当たるので、問題はないということでよくわかったんですけれども、児童館はこれまで利用時間が午後1時から午後6時だったと思うんです。交流センターになると、午前8時半から午後5時までということになっていると思うんですけれども、このあたりはどういうふうに利用時間をされているのかというところと、体育館の所管というのは、そうなると市民部に移管するのかというところと、児童厚生員の配置もどういう時間帯で配置していただいているのか教えてください。 ○小北幸博 委員長  畑中南ケ丘児童センター館長。 ◎畑中敏之 南ケ丘児童センター館長  利用時間ですけれども、児童センターの利用時間は13時から18時と副委員長の言われているとおりなんですけれども、有都交流センターは8時半から17時ということで、有都交流センターの職員が変則で、そちらの方で、あと残っていただいて一応館は勤務しております。  それと、遊戯室の利用ですけれども、遊戯室については有都交流センター内の施設として、市民部に所管することを予定しております。  児童厚生員の配置につきましては、13時から18時ということでございます。  以上です。 ○小北幸博 委員長  関東副委員長。 ○関東佐世子 副委員長  土曜日の利用時間というのがちょっと変わってくるかと思うんです。交流センターは土曜日はお昼までだったかと思うんですけれども、午後なんかは子どもが結構遊んでいると思うんですけれども、そこはどうされていますか。 ○小北幸博 委員長  暫時休憩します。                  午前10時14分 休憩                  ――――――――――――                  午前10時15分 再開 ○小北幸博 委員長  休憩前に引き続き、会議を開きます。  畑中南ケ丘児童センター館長。 ◎畑中敏之 南ケ丘児童センター館長  失礼いたしました。土曜日に関しましては、9時から正午までと午後1時から6時までです。  以上です。 ○小北幸博 委員長  辻福祉部長。 ◎辻和彦 福祉部長  今申し上げたとおり、午前9時から正午までと午後1時から午後6時まで、その間児童厚生員を配置しているということで、申しわけございませんでした。 ○小北幸博 委員長  関東副委員長。 ○関東佐世子 副委員長  わかりました。そうしたら、これまでの児童館の機能が損なわれることなく有都交流センターで事業を実施していただいているということで、部長の説明では利用者も、子どもたちもふえて地域の交流が促進しているということですので、よく理解できました。ありがとうございます。 ○小北幸博 委員長  ほかに質疑ありませんか。          (「なし」と言う者あり)
    ○小北幸博 委員長  これにて質疑を終結いたします。  これより議案第48号の討論に入ります。          (「なし」と言う者あり) ○小北幸博 委員長  討論なしと認めます。  これより議案第48号、八幡市立児童館等の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例案の採決をいたします。本案を原案のとおり決することに賛成の方の挙手を願います。          挙手全員(6名対0名) ○小北幸博 委員長  挙手全員であります。よって、議案第48号は原案のとおり可決することに決しました。  これより福祉部所管事項の審査に入ります。  福祉部より報告いたしたい事項がある旨の申し出を受けております。  報告願います。辻福祉部長。 ◎辻和彦 福祉部長  福祉部からは2件のご報告を申し上げたいと存じます。報告につきましては、担当からご報告させていただきます。 ○小北幸博 委員長  日根保育・幼稚園課主幹。 ◎日根青樹 保育・幼稚園課主幹  八幡市立八幡第二幼稚園の休園につきましてご報告いたします。  八幡第二幼稚園につきましては、公立就学前施設前期再編に関する提言に示されておりますとおり、園児数が極めて少なく、幼稚園運営の継続は困難であることから、八幡第四幼稚園への統合が必要であるとしております。八幡第二幼稚園は園児数が極めて少ない状況に変わりなく、PTA役員や保護者との協議でも、募集停止についておおむね理解が得られたことから、平成30年7月以降の園児募集について、教育委員会に停止の決定をいただきました。その後の対応といたしましては、八幡第二幼稚園の保護者に、園児募集停止をご報告するとともに、平成31年度の園児数などの状況から八幡第二幼稚園から八幡第四幼稚園への転園について提案し、ご意見を伺いました。提案した当初は、この園に愛着がある、通園が遠くなるなどの意見もございましたが、協議を進める中で、子どもたちのためにも、みんなで八幡第四幼稚園へ転園した方がよい、子どもたちへの配慮やPTAの調整のためにも早く結論を出してほしいとの意見がありましたことから、八幡第二幼稚園を八幡第四幼稚園へ統合することについておおむね理解が得られたと判断いたしましたので、7月12日に開催されました教育委員会に八幡第二幼稚園の平成31年4月1日からの休園を諮り、決定をいただいたものです。以上で報告を終わらせていただきます。  続きまして、みやこ保育園の園児募集の停止についてご報告いたします。お手元にお配りしております資料1をごらんください。  みやこ保育園につきましては、表1にありますとおり、園児の適正規模を大きく下回っており、幼児クラスでも年齢ごとのクラス編制ができないなど、教育・保育を実施する上で支障があることから、有都こども園への統合が必要であるとしております。また有都こども園への統合は、保育需要が高まる中、待機児童が出ることが懸念されたため、これまで見送っておりましたが、欽明台地域での認定こども園化が進んだことにより、表2にありますとおり、平成30年度には両園の園児の合計が有都こども園の定員を下回り、みやこ保育園の園児を受け入れられる状態となりました。有都こども園の受け入れが可能となった現在としましても、有都こども園の統廃合は適正規模の確保、効果的な施設運営体制の構築、さらなる機能の充実を図るために必要であると考えております。ただし、統廃合の時期につきましては、今年度も半ばを迎えつつありますことから、拙速な統廃合の取り組みは保育環境に好ましくない影響を与えることが考えられるため、本年度末の実施は見送り、次年度以降で検討してまいります。また、みやこ保育園の園児数は適正規模を大きく下回っており、今後の増加も見込めないことから、新規入園につきましては本年10月から園児の募集を停止するものです。このことにつきましては、平成30年9月18日に保護者説明会を開催し、説明を行ったところです。説明会には15世帯中10世帯、12人が参加し、主な意見といたしましては、5年後に廃園してほしい、卒園するまで在園児の途中入園を認めてほしいなどの意見がございました。  以上で説明を終わらせていただきます。 ○小北幸博 委員長  ただいまの報告事項につきまして、委員より質問等はありませんか。  中村委員。 ◆中村正公 委員  資料1のみやこ保育園の園児の募集の停止についてお聞きします。  2月に公立就学前施設前期再編に関する提言が出されて、みやこ保育園と有都こども園統合に関して、保護者の皆さん、また園で働く職員の方に対して説明がなされたということですが、先ほどの説明では、園児の募集の停止に関しては平成30年9月18日に説明がなされて、15世帯中10世帯、12人が参加されたということですけれども、統合に関しての提言が出されて、それに対して保護者の方あるいは職員、保育士の方たちにどのような説明がなされてきたのかということを、いつ、どこで、参加人数、出された意見とか、その辺ちょっと教えていただきたいと思います。  それから、先ほどの説明の中で、2ページ目の有都こども園の受け入れが可能となった現在、有都こども園の統廃合は適正規模の確保、効果的な施設運営体制の構築、さらなる機能の充実を図るために必要であると考えているという、こういう文章が上がっているんですが、これについて、保育をとらえる視点というか、書かれている適正な規模というのは、どういうことをもって適正な規模というのか。また、次の効果的な施設運営の構築とありますけれども、もう少し詳しく、さらなる機能の充実、これが保育をとらえる視点からしてどうなのかというのがちょっとわからないところなので、もう一度丁寧に説明をお願いします。  以上です。 ○小北幸博 委員長  日根保育・幼稚園課主幹。 ◎日根青樹 保育・幼稚園課主幹  1点目のみやこ保育園の今回の再編に伴います説明につきましては、初めに保護者会の役員の方に説明を行いました。このときは役員の方4人の出席がございました。  それから、その後保護者会の方から、保護者会全体に説明してほしいということがございまして、6月7日に保護者の方12人が参加されて説明を行いました。このときに説明を行いましたのは、提言書の内容が出ておりましたので、公立就学前施設前期再編に関する提言の内容について説明させていただいたものでございます。また、職員への説明についてですが、提言書ができた3月時点で、その内容については説明させていただいております。それから、今回決定いたしました募集停止の状況につきましては、9月5日に職員へ事前に説明をさせていただいております。  2点目の園児数の適正な規模につきましては、子ども・子育て会議の議論の中で、効果的な教育・保育を進めるためには、おおむね1クラス当たり20人程度の集団が望ましいといったご意見をいただいております。  次に、効果的な施設運営体制の構築につきましては、みやこ保育園の園児数が極めて少ないことから、1人当たりのコストが非常に高く、施設整備や事業実施の効果が限定的なものとなっております。統廃合を実施し、園児数を確保することによって、コストに見合った運営体制としていくことを意味しております。  最後、さらなる議論の充実につきましては、公立就学前施設の再編について及び就学前教育・保育の充実についての答申において、延長保育の実施や預かり保育の充実などが望ましいという意見がございますので、統廃合後の有都こども園での延長保育の実施などが考えられます。  以上です。 ○小北幸博 委員長  中村委員。 ◆中村正公 委員  最初の説明ですけれども、再編に関する提言の中身を説明されたというんですが、それに対して、12人の保護者が参加されて、出た意見ということ、それと職員に説明されたときにどういう職員の意見があったのか、お聞かせください。  それから、保育をとらえる視点ですけれども、適正な規模が20人ほどと言われたのは、これはヨーロッパなんかでいうともう少し少ないとか、いろいろなとらえ方があると思うんですが、人数が多いからいいというものでもないでしょうし、その辺は考えていかないといけないことだと思うんですけれども、保護者への説明のときに出た保護者の意見、それと職員の意見、それをお聞かせください。 ○小北幸博 委員長  日根保育・幼稚園課主幹。 ◎日根青樹 保育・幼稚園課主幹  提言書の内容を説明をいたしましたときの保護者の意見としましては、まずはみやこ保育園、小規模園だから気に入って入園しているという意見、また急な廃園というのはやめていただきたいという話などが主な意見としてございました。それから、職員との協議の中では、これに反対するような意見というのは特になかったと考えております。できるだけスムーズに保護者にとって、子どもにとっていいような形はないかという話がございました。  以上です。 ○小北幸博 委員長  中村委員。 ◆中村正公 委員  ありがとうございます。みやこ保育園の保護者の方たちの意見とかを聞かれると、本当に少人数なのでいい保育を、一人ひとりに対して目が向けられて丁寧な保育がされていると。そういうことでの評価が高い。また、園児の募集の停止の中で出ていた、卒園まで園の存続を要望するという保護者の声が、結構私たちのところへも聞かれるんです。その辺に関してどういうふうに応えていただけるのか。それを最後にお聞かせください。 ○小北幸博 委員長  道本福祉部次長。 ◎道本明典 福祉部次長  卒園まで園児を見てほしいと、18日に行ったときはほとんどの保護者の方がそう言われていました。個別に電話とかで、また窓口に来られる方については、2~3年何とかしてほしいというふうな声もございます。ただ、この資料を見ていただきますと、表1ですけれども、年齢ごとに人数がばらついております。その辺も加味しながら、今後検討していきたいと考えています。 ○小北幸博 委員長  ほかにありませんか。  清水委員。 ◆清水章好 委員  番号②のみやこ保育園園児募集停止につきまして、有都こども園への統廃合ということで、次年度以降、今後検討されると書いてありますけれども、その検討のタイムスケジュールが決まっていましたらお聞かせいただきたいと思います。  以上です。 ○小北幸博 委員長  日根保育・幼稚園課主幹。 ◎日根青樹 保育・幼稚園課主幹  有都こども園への統廃合に関する検討スケジュールにつきましては、現在のところ未定でございます。統廃合につきましては、みやこ保育園の保護者会との協議結果を参考にしつつ、今後庁内で検討し、今年度中に方向を定めてまいりたいと考えております。 ○小北幸博 委員長  清水委員。 ◆清水章好 委員  わかりました。未定ということです。今年度中ですね。  そうしたら、最初の質問とちょっと違いますけれども、お聞きしたいことがありますので、お答えいただけたらと思います。  子どもたちがふえることが非常に本市としても喜ばしいと思っております。平成31年以降、子どもたちがふえて、有都こども園の定数、今110人となっておりますけれども、定員オーバーした際の対応というのはどうされるか、お考えをお聞かせください。 ○小北幸博 委員長  日根保育・幼稚園課主幹。 ◎日根青樹 保育・幼稚園課主幹  有都こども園で定員を超過した場合につきましては、職員配置や面積基準などの基準がございまして、これを満たす範囲で入園が可能となりますので、申し込みがありましたら、できる限り受けてまいりたいと考えております。 ○小北幸博 委員長  清水委員。 ◆清水章好 委員  いろいろと対応をしていただいているようで、ありがとうございます。  もう一つ、違う切り口の質問にお答えいただきたいと思います。みやこ保育園の統廃合が確定した場合、みやこ保育園に現在お勤めの先生方、この方は何人おられてどこへ異動されるかはまだ決まっていないと思いますけれども、今の段階でのお声を聞かせていただきたいと思います。 ○小北幸博 委員長  日根保育・幼稚園課主幹。 ◎日根青樹 保育・幼稚園課主幹  統廃合した場合のみやこ保育園の職員の異動のことかと思うんですけれども、現在のところ未定ではございます。ただ、子どもたちや保護者の不安軽減のために、移転先の有都こども園へ異動すること、こういうことを検討することも必要ではないかと考えております。 ○小北幸博 委員長  清水委員。 ◆清水章好 委員  わかりました。ありがとうございました。 ○小北幸博 委員長  ほかにありませんか。  亀田委員。 ◆亀田優子 委員  今回の報告で、1つ目に八幡第二幼稚園の休園について、2つ目にみやこ保育園園児募集の停止についてということが報告されているんですけれども、先ほど担当からの説明では、1つ目の八幡第二幼稚園の休園については、保護者の皆さんがおおむね理解をして、八幡第四幼稚園に転園するということで、これから進んでいくかと思うんですけれども、一方、みやこ保育園の場合は、私のところにも保護者の方々からいろいろなご意見をいただいているんですけれども、皆さん卒園するまで存続してほしいということをおっしゃっていて、この二つの小学校区の統廃合の進み方が違うと思うんですけれども、その辺は市はどういうふうに感じておられるのかをちょっと教えてほしいと思います。まずそれを一つ教えてください。 ○小北幸博 委員長  日根保育・幼稚園課主幹。 ◎日根青樹 保育・幼稚園課主幹  有都小学校区とくすのき小学校区での再編の進め方が違うのではないかというところでございますが、八幡第二幼稚園の統廃合につきましては、客観的に園児数が、本年度当初に大きく減りました。その関係から、保護者の皆様方も、今後この園の継続が難しいのではないかという理解があった上で話を進めていけたというところが大きかったと考えております。また、そういった意味でどうしたらいいのかという中で、子どもたちのためにはどうしていくべきなのかという前向きな議論へと進んでいったというところが、八幡第二幼稚園の統廃合での特徴かと思います。  それに対しまして、みやこ保育園の方ですけれども、園児数が減少しましたのが平成14年に大体20人ぐらいになるわけですけれども、それから15年以上たっておりますので、園の方でも小規模園での対応というのをされておられて、小規模園を気に入って入園されているという方がいらっしゃるという中で、ご理解いただくには時間を要するかというところで、八幡第二幼稚園よりも時間をかけて進めているようなところでございます。 ○小北幸博 委員長  亀田委員。 ◆亀田優子 委員  わかりました。その二つの違いは、幼稚園か保育園かという違いが大きいと思うんですね。幼稚園は3歳、4歳、5歳ですし、保育園はゼロ歳から入所できる施設ということで、機能的には大きな違いがあると思うので、そのあたりで保護者の皆さん、小規模で一人ひとり丁寧に保育士がかかわってくれる園を求めて、みやこ保育園を気に入って、答弁あったように入園が続いているのかと感じます。そういう保護者の皆さんの思いをしっかりと受けとめていただいて、今年度末の廃園は見送るということですけれども、実は議会には今回初めてみやこ保育園の園児募集停止が審議されるということですけれども、その前に、まだ議会にも報告がないときに、みやこ保育園に入園させている保護者の方、2人目の方を預かってもらって仕事に復帰しようという方が、窓口に相談に行かれたそうです。そうすると、窓口対応の方が、みやこ保育園が置かれている現状を把握しておきながら入園とはどういうことかというような対応をされて、来年度廃園になる動きに承諾するかという誓約書の記入を求められたと、こんな声が寄せられています。それ以外にも、長い人生で保育園時代なんて大したことないというような、圧力ともとれるような態度で、保護者の方が言われて動揺されたというようなことも、私のところに伝わってきています。こういう対応をしている限りは、なかなか保護者の方の理解は得られないのではないかと思うんです。この辺も、八幡第二幼稚園との進め方の差があるのではないかと感じてしまうんですけれども、一つ質問としては、在園児の方のきょうだいはこれから受け入れられるのかどうか。そのあたりを教えてください。  以上です。 ○小北幸博 委員長  日根保育・幼稚園課主幹。 ◎日根青樹 保育・幼稚園課主幹  在園児の方の今後の受け入れにつきましては、今のところ決定しましたのが、新規入園を今後受け付けしないというところでございます。ただ、この間の保護者会でも説明させていただいたんですけれども、在園児の方については、廃園するまでの間につきましては、できるだけ受け入れていく方向で調整していきたいと考えております。 ○小北幸博 委員長  亀田委員。 ◆亀田優子 委員  そうしたら、在園児のきょうだいの関係については、入園の申し込みがあった場合に、その園が存続している以上受け付けるということでよろしいんですね。それを、保護者の皆さんにも徹底するということでいいのかどうか、確認したいと思います。 ○小北幸博 委員長  道本福祉部次長。 ◎道本明典 福祉部次長  在園児の関係ですけれども、上の子どもがみやこ保育園へ行っていて、下の子がみその保育園だというようなことがあってはならないと考えております。ですので、この間の説明会でも、在園児の下の子どもについては、受け入れていきますということを申し上げておりますので、その辺はご理解いただきたいと思います。 ○小北幸博 委員長  亀田委員。 ◆亀田優子 委員  私たちとしましても、八幡市が子育てしやすいまちということで進めておられる、その方針に基づいて、保護者の方の意見に誠実に耳を傾けていただいて、取り組んでいただきたいと思います。強引なやり方ではなかなか理解も得られないですし、その辺は順序立てて市の考えていることも丁寧に説明していただいて、進めていっていただきたいと要望しておきます。 ○小北幸博 委員長  ほかにありませんか。          (「なし」と言う者あり) ○小北幸博 委員長  ないようでありますので、次に報告事項以外で福祉部所管事項につきまして、委員より何か質問等はありませんか。  田島委員。 ◆田島祥充 委員  私の方から児童虐待について1点お伺いしたいと思います。  自民党本部におきまして、近年全国的に発生している児童虐待で死亡事故が起こるというような事案が発生している中で、党本部の政務調査会の中で、虐待等に関する特命委員会というものが設置されました。そこで、地方における児童虐待防止の推進ということで、地方においてもその取り組みを進めてほしいということで、一般質問の中でも同僚議員の中から児童虐待について質問があったかと思いますけれども、そういったことで児童虐待防止施策につなげるようにということで、本市における児童虐待についての現状と課題、1点お伺いしたいと思います。 ○小北幸博 委員長  羽田子育て支援課長補佐。 ◎羽田尊子 子育て支援課長補佐  児童虐待の現状といたしましては、平成29年度の対応件数は406件で、5年前と比較しまして、約250%の増加、前年度との比較でも約140%の増加となっております。406件のうち、昨年度内に受理した件数は220件で、その内訳は身体的虐待が36件、ネグレクトが65件、心理的虐待が119件となっており、全国的な傾向と同様に、心理的虐待が半数以上を占める結果となっております。その要因としましては、DV事案などに対する警察の通告強化が影響しているものと考えております。  続いて、課題といたしましては、要保護児童対策地域協議会のネットワークによる支援を行うに当たりまして、家庭児童相談室のみならず、保育園や学校等の地域の関係機関、健康推進課や生活支援課などの関係各課で直接子どもや保護者とかかわる職員の、虐待問題に対する理解と知識、対応力の向上が課題であると考えております。  以上です。 ○小北幸博 委員長  田島委員。 ◆田島祥充 委員  ありがとうございます。406件という件数が受理されているということで、本市においてもそれだけの認知されている虐待があるということで、課題についてはそれぞれの関係者の対応力向上ということでありますけれども、やはり地域で見守る体制の確立というのが非常に大事になってくると考えているんですけれども、それぞれの、さまざまな関係機関との連携の中で、情報共有をすることによって、虐待から子どもを守ることができると思うんですけれども、地域での見守り体制での情報共有というものに対しては、どのようにされているのかというのをお聞かせいただきたいんですけれども。 ○小北幸博 委員長  羽田子育て支援課長補佐。 ◎羽田尊子 子育て支援課長補佐  見守り体制につきましては、虐待対応は要保護児童対策地域協議会の活用を基本としたネットワークによる支援を行っております。児童福祉法では、関係機関が虐待の未然防止等を目的としました情報の交換や支援内容に関する協議を行うことを認めており、本市におきましても、保育園や学校、関係各課との積極的な情報共有や協議を行いながら、支援を進めているところでございます。具体的には、虐待の通告があった際には、健康推進課の方での乳幼児健診結果や障がい福祉課での自立支援医療などの申請の有無、生活支援課での生活保護受給の有無など、また子どもの所属する保育園や学校等に対して、登校状況や家庭の様子を聞き取っております。リスク度合いに応じて、児童相談所や警察にも情報提供を行っており、見守りの方法などを含めた支援内容に関する協議も行っております。  以上です。 ○小北幸博 委員長  田島委員。 ◆田島祥充 委員  ありがとうございます。それぞれ学校関係者とかと情報共有をして、保育園とかでもそうなんですかね。登校しない、登園しない子どもたちがいる場合に、見守りというか、情報がそれぞれの機関に行っているのかと思うんですけれども、地域での見守りというのが非常に大事かと思うんですけれども、自治会とかとのかかわりについては、現状としてはどういうふうになっているのか、お聞かせいただきたいと思います。 ○小北幸博 委員長  久保子育て支援課主幹。 ◎久保豪 子育て支援課主幹  自治会との見守り等の関係についてですが、広く市民の方が加入されている団体としましては、民生児童委員協議会がありまして、そこは要保護児童対策地域協議会の構成機関の一つになっており、適宜情報共有をしております。ただ、先ほども申し上げましたように、現状の民生児童委員を含め、構成員の専門性の向上とかスキルの向上を優先したいと考えており、自治会に関しましては、主に189など児童虐待の通告窓口の周知に努めたいと思っております。 ○小北幸博 委員長  田島委員。 ◆田島祥充 委員  ありがとうございます。いろいろな方にそうやって協力をいただく中で、本市の子どもたちを守っていける体制ができたらいいと思います。難しい問題だと思いますし、しっかりと議論を進める中で守っていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○小北幸博 委員長  ほかにありませんか。  中村委員。 ◆中村正公 委員  福祉部所管の台風21号による施設の被害状況についてですが、いただいたものを見ますと、冷蔵庫とかコピー機とかふだんは屋内にあるものの被害、破損が出ているということで、それは具体的にどんなことだったのか教えてください。
     それから、屋根の瓦の破損、これはかなり民家でも多いんですけれども、就学前施設でも何カ所か屋根瓦の破損というのがあるんですが、その破損の状況を教えてください。  それから、被害総額はおおよそ幾らぐらいになるのか。復旧工事というのはいつからか。みその保育園は、改修工事で予算がとれていますけれども、みその保育園も私たちの議員団室から見えて、屋根の棟瓦が飛んだりしているんですけれども、ここは雨漏りがあったということですが、これはいつからなのか教えてください。  それから、今回の台風は25年ぶりの強い台風ということで、あちこちに大きな被害を出しているんですが、大阪湾では関西国際空港が高潮で冠水して、一時何千人もの人が取り残されたという状態やトラックが横転するとか、本当に被害が大きくて、本市も瞬間最大風速が49.2メートルを記録したということですが、この台風というのは自然災害のかなり大きなもので、本市でも全体として大きな被害が出ている。そういう中で、これに対する対応、京都市なんかはホームページを見ますと、トップページに、地震、台風などの自然災害により被害を受けられた方の支援についてということで、既に支援策が出されているんですが、保健福祉局が出しているのは、本市で支援を実施しますと。これはホームページからとれるんですけれども、京都市被災者住宅再建等支援制度の新たな適用についてということで、対象となる災害が台風12号、20号、21号となっているんです。対象となる世帯として、全壊、半壊、一部損壊、床上浸水等による被害を受けた人ということ。それで、一部損壊、床上浸水については、屋根等の破損による雨漏りや床上浸水により住宅に一時的に居住することができなくなった程度のものが対象と。これを見ると、八幡市も今回は屋根の破損とか屋根が完全に飛んだというところもありますし、雨漏りで一時的に居住することが困難になったというところもあると思うんです。この支援は、支援内容としては基礎支援金と加算支援金と利子の補給金というのがありまして、基礎支援金で定額5万円、それに加算支援金として一部損壊で45万円、そこから全壊になったら295万円とか、そういうふうにある程度の支援策がきっちり出ているんです。利子の補給金というのは、融資の利息に相当する額を、京都市ではそういう支援がちゃんと出されています。  それに対して、本市は台風21号に対してどういう支援策をとれるのか。台風の被害を受けた方が電話してこられて、そのときに屋根瓦が飛んだので何とか業者を紹介してくれとか、ブルーシートをだしてくれとか、そういうことに対して、ブルーシートをお願いしたら出せないと。社会福祉協議会に相談するようにと言われて、社会福祉協議会に電話しても、そういう業者は……。 ○小北幸博 委員長  中村委員、質問はできる簡明にお願いします。 ◆中村正公 委員  はい。そういうふうに言われてきていると。だから、本当に対応がおくれているということもありますけれども、一番は京都市なんかではこういう支援がなされていると。それに対して、八幡市はおくれているのではないかと、こういうことは考えられないかどうかということをお聞きします。 ○小北幸博 委員長  成田保育・幼稚園課保育園係長。 ◎成田孝一 保育・幼稚園課保育園係長  まず台風21号により、橋本幼稚園の冷蔵庫に被害が生じた状況につきましては、ウサギなど園で飼育する動物たちのえさを保存するために、テラスの下に設置していた家庭用冷蔵庫が雨風にさらされて強風により倒れたものです。しかしながら、その後に十分に乾燥を行い、電源を入れましたところ、使用できる状態であったことを確認しております。なお、園では台風に備え、冷蔵庫の転倒のおそれがあったため、ロープで固定しておりましたが、それにもかかわらず転倒してしまったとのことで、今後は強い台風が接近するときには室内に移動するよう指導したところでございます。  次に、みその保育園のコピー機に被害が生じた状況につきましては、職員室の一部に雨漏りがあったものの、職員が帰宅するまでコピー機は正常に稼働しておりましたが、夜間に雨漏りの範囲が広がり、コピー機が濡れ、破損したものでございます。なお、買いかえには8万円程度の見積もりが出ております。  以上でございます。 ○小北幸博 委員長  眞鍋福祉総務課主幹。 ◎眞鍋仁 福祉総務課主幹  備品のほかに、施設の屋根瓦とかの被害が出ておりますので、その件についてご報告申し上げます。  瓦の被害ですけれども、南ケ丘保育園、南ケ丘第二保育園、みその保育園の棟の瓦が強風で飛んで破損したものでございます。こちらにつきましては、ビニールシート等で応急措置をして飛散防止等に努めております。  それから、雨漏り等があったということで、みその保育園でございますけれども、雨漏りのところは瓦屋根を乗せたところではなく、いわゆる陸屋根の部分でございまして、今成田が申しましたように、ちょうど職員室の上あたりが雨漏りが発生したところでございます。台風の強風によりまして、日常では漏らないところですけれども、強風の関係で漏ったものと考えております。  それから、被害額ですけれども、合計で、テラスのひさしとかも飛びましたので、それらを入れますと約1,000万円の金額になってございます。  以上でございます。 ○小北幸博 委員長  中西福祉部次長。 ◎中西淳 福祉部次長  福祉に関する本市の支援の考え方でございますけれども、6月の大阪府北部を震源とする地震と台風21号は、本市に大きな被害をもたらしました。市民の反応でございますけれども、地震の方では発災から15日程度で約1,600件の罹災証明の申請を受けておりますが、台風21号の証明受け付けは15日程度で約300件になり、被害においては若干違いがあるように考えております。これまで、暴風被害に対しての見舞金の支出を行ってはおりません。また、今のところ、先ほど中村委員が言われたとおり、政令市の京都市を除き、近隣市において台風21号の被害に対しての見舞金等の支援を実施しているところはないことから、現時点では難しいものと考えております。  以上でございます。 ○小北幸博 委員長  中村委員。 ◆中村正公 委員  台風の被害で屋根瓦の応急措置、みその保育園の陸屋根の部分ということですが、これは防水の部分だと思うんですけれども、それが台風の影響でということですけれども、これは今度の改修の部分に、陸屋根の部分、屋根の部分というのは3,000万円の中に含まれているんでしょうか。また別に1,000万円の中で工事をやられるんでしょうか。お願いします。  それから、京都市がやっている、これは保健福祉局がやっているんで、それで取り上げさせてもらったんですけれども、保健福祉総務課が。先ほど罹災証明の件が出ましたけれども、地震では1,600件、台風では300件ということですけれども、台風で罹災証明、14日のホームページに罹災証明受け付けできますと出ていますが、地震だったらすぐ罹災証明がとれるんだけれども、台風でとれるというのを、人に聞くと知らない人も多いんです。それで件数が少ないと思うんですが、もっと台風、自然災害に対しての対応は、丁寧な対応が必要なのではないかと思います。  以上です。 ○小北幸博 委員長  眞鍋福祉総務課主幹。 ◎眞鍋仁 福祉総務課主幹  みその保育園の陸屋根の防水ですけれども、6月補正で承認いただきました費用で改修の予定でございます。  以上でございます。 ○小北幸博 委員長  ほかにありませんか。  亀田委員。 ◆亀田優子 委員  私の方からは、公立保育園の施設整備について何点か伺いたいと思います。  去年からいろいろ、公立保育園の施設を会派で見て回ったりしているんですけれども、公立保育園の施設の中に、エアコンが設置されていない部屋があります。そこでお聞きしたいのは、公立保育園で全ての保育園、全ての部屋にエアコンは設置されているのかどうか。設置されていないところがあれば教えてください。  それと、先ほどもちょっと出ましたけれども、みその保育園に、台風が過ぎ去って9月7日に私は様子を見せてもらいに行きました。すごい被害を受けておられて、写真も幾つか撮らせてもらったんですけれども、台風の被害だけに留まらず、経年で老朽化した部分なんかも見て回りました。余りにも長年、大規模改修が後回しになってきてひどい状況なので、写真に撮ってきたんですけれども、委員長の許可を得ましたので、皆さんに見てもらいたいと思います。  これが、子どもたちが登園してきたら、保育室のところに靴を脱いで上がっていくテラス、廊下部分です。これもこんなにささくれ立って、ガムテープで補修して、子どもたちははだしで移動するんです。去年見たときもこの状態で、先日行ったときもこの状態のままでした。  それから、先ほど職員室の雨漏りとおっしゃっていたんですけれども、こういう状態です。これが扇風機で、時計ですけれども、薄く雨漏りの跡が見えますでしょうか。先ほど出ていたコピー機は、この黒い部分なんですけれども、ちょうど雨漏りしている下にコピー機があって、それが壊れたということで、ここにも黄色いしみになって、茶色いしみですか、こういう状態で置かれています。  もう一つ、さらにひどいのは、これは保育士の休憩する部屋です。台風21号だけでこんなに雨漏りしません。天井が剥がれてめくれているような状態で、雨漏りももちろんしていましたし、こういう状態が今まで放置されてきたと。  それと、これは台風による被害なんですけれども、ここ園庭で、これが屋根のテラス部分で、こういうベージュのシートがかかっていたんですけれども、ここずっと取れて、ないような状態で、今現在は、靴を脱いで上がるところがこの下になるので、濡れてしまうので、ブルーシートを先生たちがかけて対応しているという状態です。  本当に、先生方は台風のときは恐い思いをされて、その後の状況もこういう状況があって、保育もされていたということも、当日聞いていますけれども、今回6月補正で3,300万円の予算でどこまで改修できるのかということで、保育園の方も市から要望を聞き取ってもらうということもおっしゃっていましたけれども、ここで言いたいのは、老朽改修と台風被害での改修というのは別でしっかり予算をとって、3,300万円のところについては、ずっとこの間傷んだままになっている部分をしっかりと直してもらって、トイレなんかもずっと古いんです。においも、園開放のときににおいがするということで、保護者の方が言われているそうですが、そういうところをしっかり改修して、新たに台風被害のコピー機だとかテラスの屋根なんかは別予算で改修するべきだと思いますが、その辺はどのような状況になるのか。早く本当に改修しないと、けがでもしたら大変なので、その辺の工事の進捗状況を教えてください。  それともう1点、みその保育園と八幡幼稚園の再編計画、これは6月議会の一般質問でも私はさせてもらったりしているんですけれども、おおむね5年をめどにということでされようとしていますけれども、八幡幼稚園は平成19年度に大規模改修しているんですけれども、みその保育園が建築から40年以上たってもそういう大きな改修がされていないということですが、認定こども園に仮に整備される場合、計画案では八幡幼稚園の敷地に新たに建設するという計画ですね。私は面積を、市が出しているいろいろな資料から調べてみたんですが、みその保育園は3,037平方メートルです。八幡幼稚園は3,500平方メートルで、この二つを統合すると、合計で6,537平方メートルになるんですけれども、それだけの敷地が必要なのに、八幡幼稚園で新たな認定こども園を整備すると、面積的には大変狭くなるのではないかと思うんですけれども、市はその計画をこのまま進めようとされているのかどうか、その点を教えてください。  以上です。 ○小北幸博 委員長  堀口市長。 ◎堀口文昭 市長  一部ご指摘を受けていますように、みその保育園の改修は6月議会で3,300万円計上させてもらって、なおかつ実施設計をやっているということは、早く改修しなければならないので、大体の概要のあれをして、普通は実施設計いたしまして、それから工事費を計上するんですけれども、それをしていますと議会との関係、やはりご承認いただいてするということになりますから、私どもとしても、少しイレギュラーですけれども、工事費と実施設計を同時でお願いしたということは、急いでいるということでございます。ですから、それはまた担当の方からご報告いたしますけれども、私はまだ報告を受けておりませんので、実施設計がどの程度であって、どのぐらいの金額になって、あとまた精査していく中で、3,300万円で収まらなければ、基本的にはその関係の修繕費はまた補正をお願いするというつもりではいるわけです。ただ、極力、財政的な問題からいえば、この中で収めてほしいというのは財政サイドの要望ですけれども、一方では同時に、まだ実施設計を経ていないのに計上させていただいているということは、実施設計の結果においては、場合によったら補正も考えさせていただくという趣旨で計上させていただいているということでございますので、その辺はご理解いただきたいと思います。 ○小北幸博 委員長  眞鍋福祉総務課主幹。 ◎眞鍋仁 福祉総務課主幹  みその保育園の改修工事の関係でございますけれども、委員ご指摘のテラスの床、ささくれ立っているということですけれども、それは、いろいろ優先順位がございますけれども、テラスの床などは、ささくれでけがをしてもいけませんので、改修工事の中での優先順位は高いものと考えておりますので、今回の中で改修したいと思います。安全なことを一番に置いて、優先順位をつけて、今設計中ですけれども、事業については執行したいと考えておりますので、よろしくお願いします。 ○小北幸博 委員長  成田保育・幼稚園課保育園係長。 ◎成田孝一 保育・幼稚園課保育園係長  さっきのエアコンの件についてお答えさせていただきます。  公立保育園のエアコンの設置状況につきましては、保育室においては全てのお部屋で冷房設備を設置しております。しかしながら、常時使用しないホールやランチルームにおいては設置していない園もございます。  エアコンを設置していない部屋の状況ですけれども、南ケ丘保育園がホールとランチルームに設置しておりません。南ケ丘第二保育園も同様にホールとランチルームに設置しておりません。みその保育園はホールに設置しておりません。みやこ保育園はホールと絵本貸し出し時にのみ使用しておりますぐりぐらの部屋というお部屋にのみ設置しておりません。わかたけ保育園は全てのお部屋で設置しております。有都こども園も同様に全てのお部屋で設置しております。  以上でございます。 ○小北幸博 委員長  日根保育・幼稚園課主幹。 ◎日根青樹 保育・幼稚園課主幹  みその保育園と八幡幼稚園を統合した場合での敷地面積ですけれども、今現在の4月1日の園児数で見ますと、大体みその保育園が112人、八幡幼稚園が38人、合計が150人程度となっています。その150人程度の子どもたちをきちんと受け入れられるための施設を整備する必要があるかと思うんですけれども、認定こども園の設置につきましては、京都府認定こども園の認定等の要件等に関する条例に基づきまして、必要な基準を満たさない限り認可を得られませんので、園舎などの設計に当たりましては、必要な基準を満たすように取り組んでまいりたいと考えております。 ○小北幸博 委員長  亀田委員。 ◆亀田優子 委員  まず、エアコンの設置状況はわかりました。私が9月7日にみその保育園に伺ったときも、ちょうど普段使っていないどころか、雨が降ったりしたらホールで子どもたちが、巧技台とか出して体を動かす運動をしていました。そのときに、扇風機が何台か回っているだけで、エアコンがなくて、熱中症のことも心配なので温度計を探したけど、温度計さえホールにはありませんでした。ちょうど職員室のところで、コピー機とかが濡れたということを聞いているときに、温湿度計があったので、ちょっと離れてはいますけれども、同じような状況かと思って、そこの温湿度計を確認したら、気温は30度で湿度が90%でした。やはりホールで子どもたちを安全に保育する。ちょうど先生たちはその週におじいちゃん、おばあちゃんを招いての敬老の集いみたいなものをホールで開催するけれども、高齢者の方の熱中症がすごく心配ですとおっしゃっていました。それで、今回の改修費用の一番に、ホールのエアコンを挙げるんですということもおっしゃっていて、私はそれは老朽改修とはまた別で、エアコンというのはつけるべきではないのかと思いますので、その辺、市長はさっき実施設計と予算計上を同時にして急ぐということで、実施設計した上で足りない部分は補正も含めてと答弁されましたので、それはそれでそうすべきだと思いますし、エアコンというのは、みその保育園に限らず、これだけ熱中症が心配されているときに、一番抵抗力のない、対応能力のない子どもたちが過ごす保育園のホールにエアコンをつけるべきだと思うんです。みその保育園だけではなくて。公立の幼稚園はまず遊戯室からエアコンがつきました。そういう意味でいうと、取り残されているわけなんです、保育園にエアコンのない部屋があるというのは。早急にエアコンをつける方針を持つべきだと思いますが、いかがでしょうか。  それと、みその保育園のところは、進捗状況は答弁なかったんですけれども、再度答弁をお願いしたいと思います。  みその保育園と八幡幼稚園のところは、なぜこの質問をしたかというと、必要な基準を満たさないと認可できないということなんですけれども、それは当然そうでして、年齢がゼロ歳から5歳までを受け入れると。3歳、4歳、5歳は教育認定の子どもも保育するとなったときに、近隣のこども園をやっているところを見てみますと、園庭も分けておられるんですよ。遊びが全然違うので、低年齢の子どもはここの園庭、大きな年長児はこっちの園庭で走り回るというように、それぐらいしっかり園庭も確保して、さやまこども園でいけば、佐山幼稚園と佐山保育所をプラスしたような面積で、こども園を今年度開設されていますけれども、そういうことも必要になってくると思うんですが、その辺、今からこっちの方もある程度考えていかないといけないと思うんですが、どういう認識でこれから進めようとされているのか。安全性を考えた場合に、園庭もしっかりと分けてやるということも大事だと思うんですけれども、その辺のお考えを教えてください。  以上です。 ○小北幸博 委員長  道本福祉部次長。 ◎道本明典 福祉部次長  みその保育園の遊戯室のエアコンの関係でございます。今までについては、大規模改修のときにホールとかの方、わかたけ保育園とかもそうですけれども、つけていっていたんですけれども、今回再編の関係でおくれているのは確かです。ただ、今度こども園化についての時期にもよりますけれども、その辺はまた慎重に、子どもの安全も考えながら検討していきたいと考えています。 ○小北幸博 委員長  眞鍋福祉総務課主幹。 ◎眞鍋仁 福祉総務課主幹  みその保育園の改修工事に係る進捗状況でございます。答弁漏れがあったようで申しわけございません。進捗状況ですけれども、当該園から要望等を聴取しまして現地調査、並びに今現在のところ設計業務を行っているところでございます。  以上です。 ○小北幸博 委員長  日根保育・幼稚園課主幹。 ◎日根青樹 保育・幼稚園課主幹  新たに設置します認定こども園の園庭につきましては、先ほど申し上げました府の条例の基準などがございますので、そちらを遵守しながら取り組んでまいりたいと考えております。 ○小北幸博 委員長  亀田委員。 ◆亀田優子 委員  大体はわかりました。ただ、再編があるから大規模改修の関係とか、そのときにエアコンをつけるということでいえば、まだ数年先になってしまうと思うんです。やはりこれだけの猛暑が続く段階で、ホールについてもしっかりとエアコンを設置して対応するということでやってほしいと思うんですけれども、これについては要望にしておきます。  それと、あとの関係も大体わかりました。また今後質問する機会もあると思うので、今日のところはいいです。 ○小北幸博 委員長  ほかにありませんか。          (「なし」と言う者あり) ○小北幸博 委員長  ないようでありますので、これで福祉部所管事項についての審査を終結いたします。  ここで説明員の交代を行いますので、暫時休憩いたします。                  午前11時24分 休憩                  ――――――――――――                  午前11時31分 再開 ○小北幸博 委員長  休憩前に引き続き、会議を開きます。  これより陳情・要望第4号、高齢者が安心して暮らせる介護保障の実現にむけての陳情の審査に入ります。  それでは、まず陳情・要望第4号に関連して、理事者に質疑等はありませんか。  田島委員。 ◆田島祥充 委員  今回陳情として上がっているものについて、2点ほど質問させていただきます。  陳情事項の1つ目で上がっている介護保険財政における国の負担割合の拡大ということですけれども、現在、国に対して、本市としてこの件について何か働きかけ等されているのか。何かありましたらお聞かせいただきたいと思います。  それと、陳情事項の2つ目、3つ目で、いろいろな危惧をされているような不都合なことが、実際に本市で発生しているのか、その現状をお聞かせいただきたいと思います。  以上2点お願いします。 ○小北幸博 委員長  橋口高齢介護課長。 ◎橋口孝幸 高齢介護課長  まず陳情事項の1つ目の国の負担割合に関しましては、被保険者及び市町村の負担が過重とならないような保険制度として、長期的に安定した運営を行えるよう、京都府、近畿市長会を通じまして、既に国の負担割合を引き上げることなどを要望しております。今後も引き続き要望していくこととしております。  次に、陳情事項の2つ目と3つ目についてですけれども、総合事業につきましては、本市では改正前のサービス内容をそのまま総合事業へスライドしておりますので、利用者及び事業所への特段の影響はないものと考えております。また、生活援助の回数制限につきましては、本市ではこれまでに基準回数を超えるプランはございませんが、生活援助が必要以上のサービス提供を招きやすい仕組みである一方、利用者においてさまざまな事情を抱えており、基準以上のサービスが必要な場合もあると認識しております。そのため、地域ケア会議等の他職種による検討が重要であり、検討の結果認められないものは利用者の自立支援や重度化防止の観点から、ケアプランの是正を促すものでありますので、利用者に利するものであり、生活援助の回数制限は必要であると考えております。  以上でございます。 ○小北幸博 委員長  田島委員。 ◆田島祥充 委員  陳情事項の1つ目、2つ目、3つ目ということですけれども、それぞれ、1つ目に対しても、国に対して要望を実際にしているところでこれからも引き続きしていくということ、それと2つ目、3つ目については、特に本市にとって影響がないということが理解できましたので、それでわかりました。ありがとうございます。 ○小北幸博 委員長  ほかにありませんか。          (「なし」と言う者あり) ○小北幸博 委員長  ないようでありますので、次に委員長より本件の取り扱いについてご提案させていただきます。  本件の取り扱いについては、1.議論のみで終結する、2.継続案件とする、3.採決を行う、の三つの方法が考えられますが、どの方法がよろしいですか。ご意見をお伺いします。  田島委員。 ◆田島祥充 委員  今、質問で聞かせていただいて、特に、本市としてもそれなりに取り組みもしている中で、影響もないということもありますし、現状において要望する必要はないかと思いますし、議論のみで留めておいてはどうかと思っています。 ○小北幸博 委員長  亀田委員。 ◆亀田優子 委員  市もいろいろな場を通じて要望を上げているということですけれども、市議会としてもそれを後押しするという意味も含めて、意見書を上げたらどうかと思います。採決は別にしなくてもいいですけれども、意見書は上げたらどうかと思います。 ○小北幸博 委員長  暫時休憩します。                  午前11時36分 休憩                  ――――――――――――                  午前11時38分 再開 ○小北幸博 委員長  休憩前に引き続き、会議を開きます。  ただいま議論のみで終結するとのご意見がございましたので、本件についてはこれにて終結したいと思いますが、ご異議はありませんか。          (「異議なし」と言う者あり)
    ○小北幸博 委員長  異議なしと認めます。よって、陳情・要望第4号につきましては、審査を終結することに決しました。  これより健康部所管事項の審査に入ります。  健康部より報告いたしたい事項がある旨の申し出を受けております。  報告願います。吉川理事。 ◎吉川佳一 理事  健康部から4件のご報告を申し上げたいと存じます。報告の4件につきましては、高齢介護課と健康推進課から順次ご報告させていただきますので、よろしくお願いします。また、当面の事業につきましては、資料の後ろにつけさせていただいておりますので、ご活用いただければと思っております。よろしくお願いします。 ○小北幸博 委員長  小泉高齢介護課長補佐。 ◎小泉大志 高齢介護課長補佐  高齢介護課から、敬老のつどいの申し込み状況等についてご報告申し上げます。恐れ入りますが、資料1をごらんいただきたいと存じます。  平成30年9月1日現在、平成30年度敬老のつどいの参加対象となります70歳以上の人口は1万5,756人で、申し込み者数は3,552人でございます。申し込み率は現時点で昨年より1.6%減の22.5%となっております。  次に、喜寿及び100歳以上の方の人数は、喜寿が993人、100歳以上が45人で、そのうち15人が本年度中に100歳になられる方でございます。なお、市内最高齢者は男性、女性とも106歳となっております。  以上でございます。 ○小北幸博 委員長  近藤健康推進課長。 ◎近藤茂雄 健康推進課長  報告事項2、歯科休日応急診療所の廃止についてご報告申し上げます。恐れ入りますが、資料2をごらんください。  休日における市民の方の応急医療を行うとともに、健康の保持及び増進に寄与することを目的に、日曜日、祝日及び年末年始に開設しておりました歯科休日応急診療所につきまして、平成30年度をもって廃止をいたします。昭和59年9月に開設いたしましたが、近年休日診療を行っている歯科医療機関が増加し、受診者の少ない状況が続いていること、歯科休日応急診療所の運営にご協力を賜っております京都府山城歯科医師会などで構成される八幡市立歯科休日応急診療所運営委員会で廃止の了承を得たことなどから、歯科休日応急診療所を廃止するものです。周知につきましては、広報紙、市ホームページのほか、休日応急診療所窓口でもチラシを配布するなど、周知に努めてまいりたいと考えております。  続きまして、報告事項3、健幸クラウドによる分析結果の活用状況についてご報告申し上げます。  恐れ入りますが、資料3をごらんください。  団塊の世代が後期高齢者になる2025年問題が目前に迫っています。介護、医療費など社会保障費の急増が懸念され、その課題にどう取り組んでいくかがこれからのまちづくりの鍵となり、その対策の一つといたしまして、本市では平成28年度から健幸クラウドシステムを導入いたしました。このシステムは、別紙図1のとおり、地区別の医療費データが得られるのが特徴となっております。  今回はその中で、人口集積地である男山地域のくすのき、さくら、二つの小学校区を比較しております。別紙図2の腰痛や関節痛などの運動器疾患、別紙図3の高血圧や糖尿病などの生活習慣病の医療費が、くすのき小学校区で大きくふえています。同じ男山地域でありながら医療費の差が生じた原因を調査いたしますと、ヘルスリテラシーに起因する可能性が示されました。  ヘルスリテラシーとは、健康に関する情報を集め活用しようとする行動のことで、本市ではヘルスリテラシーが低い地域ほど、別紙図4のとおり、腎不全の医療費が高額であることがクラウドデータからわかっております。また、ヘルスリテラシーが低いことは、そもそも健康に関心がないことになりまして、幾ら広報紙などで情報を発信しても読んでもらえないことになります。ヘルスリテラシーの低さは今の医療費に加えまして、別紙図5のとおり、将来介護給付費の増加に直結する課題であります。そのヘルスリテラシーの向上へ、平成29年度からは健幸アンバサダー養成講座を開始いたしました。健幸アンバサダーは、健康情報を自分の大切な人に伝える伝道師のことで、このアンバサダーの口コミで事業参加者をふやすことができております。また、健康課題のある地区と取り上げましたくすのき小学校区では、本年度別紙図6にありますような健幸マルシェというイベントを開催し、地区の健康課題を市民の方に提示すると同時に、対策となる健康知識の普及、啓発を進めていきたいと考えております。 ○小北幸博 委員長  別生健康推進課健康増進係長。 ◎別生栄次郎 健康推進課健康増進係長  健康フェスタ2018についてご報告させていただきます。お手元の資料4をごらんいただきたいと存じます。  健康フェスタは、市民の健康意識の高揚を図り、一人ひとりが健康づくりを意識し、疾病予防や健康づくりのきっかけとなることを目的といたしまして、平成30年10月20日土曜日午前10時から午後3時まで、八幡市民スポーツ公園、八幡市民体育館で開催いたします。10時からの開会式に先立ちまして、オープニングアクトとして、JOYチアリーダーズクラブ・スパーキーズによるキッズチアダンスを行います。フェスタの内容につきましては資料のとおりでございますが、本年度も八幡市自治連合会と共催で流れ橋ふれあいウォーキングを開催します。また、世界陸上ヘルシンキ大会代表の大南博美氏による小学生を対象とした運動教室を開催いたします。ほかにも高齢の方から小さい子どもまで参加していただける内容を企画しております。  以上でございます。 ○小北幸博 委員長  ただいまの報告事項につきまして、委員より質問等はありませんか。  清水委員。 ◆清水章好 委員  何点かお伺いいたします。よろしくお願いいたします。  最初に資料1です。敬老のつどい申し込み状況につきまして、先ほどのご報告の中で平成30年度の申し込み率が22.5%ということで、1.6ポイント少なくなった理由はどのように考えられるかお聞かせください。  続きまして、資料2です。歯科休日応急診療所の廃止につきまして、休日診療を行っている歯科医療機関が増加し、とありますけれども、その診療所は市内に何軒かということと、差し支えなければ、その医院名を教えていただきたいと思います。  続きまして、資料3です。健幸マルシェ、今年度の新しい事業かと思いますけれども、これは一般質問のご答弁で、平成31年3月とお聞かせいただきました。グラフの図6にもありますけれども、その具体的な内容をお聞かせいただけたらと思います。  最後です。健康フェスタです。毎回非常に、少しずつでも参加人数がふえてきているものと思っております。今回、先ほどご説明もあったと思いますけれども、例年と違った新たな取り組みをお聞かせいただきたいと思います。また確認ですけれども、廃止した内容が、ないと思いますけれども確認させてください。  以上よろしくお願いいたします。 ○小北幸博 委員長  橋口高齢介護課長。 ◎橋口孝幸 高齢介護課長  敬老のつどいに関するご質問にお答え申し上げます。  敬老のつどいの申し込み率が下がっている要因につきましては、近年の傾向からですが、元気な前期高齢者が増加している背景から、高齢者との意識が低く、敬老のつどいに参加するには早いと考えておられる方がふえていることが大きな要因ではないかと考えております。 ○小北幸博 委員長  板東健康推進課予防係長。 ◎板東貴弘 健康推進課予防係長  歯科休日応急診療所に関するご質問にお答えします。  休日に診療を行っている歯科医療機関は、市内で歯科診察を行っている全医療機関26軒のうち3軒でございます。3軒の医療機関名は、いしの歯科クリニック、永野歯科クリニック、やまもとファミリー歯科医院でございます。 ○小北幸博 委員長  近藤健康推進課長。 ◎近藤茂雄 健康推進課長  健幸マルシェに関するご質問にお答えいたします。  健幸マルシェは、平成31年3月24日日曜日に生涯学習センターで開催する予定をしております。内容につきましては、運動器関連疾患や認知症のチェック、運動や筋トレの体験などを通じまして、健康に暮らすための気づきや学びを得ることができるブースを設ける予定でございます。 ○小北幸博 委員長  別生健康推進課健康増進係長。 ◎別生栄次郎 健康推進課健康増進係長  健康フェスタに関するご質問にお答えいたします。  今回新たな内容といたしましては、体育館で子どもたちが自由に体を動かすことのできるキッズスペースを設けるほか、認知症に関するチェックや啓発するブースを設ける予定です。廃止する内容としては、特にはございません。  以上でございます。 ○小北幸博 委員長  清水委員。 ◆清水章好 委員  ありがとうございました。最初の敬老のつどいにつきましては、元気なご高齢の方がたくさんおられて、わしはまだ若いんだということだと思います。非常にいいことかと思います。それで、例年敬老のつどいにつきましては、対象者の方へのご案内については全戸配布されて周知はされていると思いますけれども、来年度、やはり数字が少なくなったということを踏まえてふやす方策がありましたらお聞かせいただきたいと思います。  続きまして、資料2つ目の歯科休日応急診療所の廃止につきましてはわかりました。お答えできたらと思います。廃止されたときに、平成31年度の予算としては効果がいかほどあるか、お聞かせいただきたいと思います。  続きまして、健幸マルシェにつきましては、生涯学習センターということで場所が決まっていて、内容もお聞かせいただいた形です。健康に対する気づきを学んでいく形と思いますけれども、雨天とか晴天とかいろいろあると思いますけれども、生涯学習センターのどういう場所でされるのか聞かせていただきたいと同時に、ロビーというかエントランスの方で、例えばのぼりがあったりとか、割とあそこは通行の方がたくさんおられますので、されているということをアピールするようなお考えがあるかどうかをお聞かせいただきたいと思います。  健康フェスタにつきましては、今回新しい取り組みをしていただくということで、特に認知症のブースも設けられるということで、よろしくお願いしたいと思います。大成功を期待しております。これは要望でございます。  以上です。 ○小北幸博 委員長  橋口高齢介護課長。 ◎橋口孝幸 高齢介護課長  敬老のつどいに関する再質問にお答え申し上げます。  申し込み者をふやす方策といたしましては、これまで案内の全戸配布、それから広報やわたでの周知を行っておりますけれども、次年度に向けまして、窓口来庁者や出前講座などにおいて周知していくことや、広報やわたの掲載内容について、もう一度再検討していきたいと考えております。 ○小北幸博 委員長  近藤健康推進課長。 ◎近藤茂雄 健康推進課長  歯科休日応急診療所に関する再質問にお答えをさせていただきます。  廃止した際の予算、効果額になると思うんですけれども、平成30年度当初予算ベースでお答えさせていただきます。歯科休日応急診療所に係る歳出予算が約1,440万円、それと一般会計から休日応急診療所特別会計への繰出金につきましても、約1,290万円削減されると見込んでおります。  続きまして、健幸マルシェの再質問にお答えさせてもらいます。  ちょうど出入り口のところでPRしてはどうかということですけれども、出入り口、ちょうど生涯学習センターの南側は階段になっておりまして、通行量も多い道路に面しております。その通行されている方にもPRできるようにしていきたいと考えております。  以上です。 ○小北幸博 委員長  清水委員。 ◆清水章好 委員  わかりました。ありがとうございました。  一つだけ。先ほどの敬老のつどいの分につきまして、前向きなご答弁と思っておりますけれども、来庁された方へのご案内ということで、当然高齢の方、健康部だけではないと思います。福祉部だったりいろいろなところに行かれますので、庁内の部の横のつながりについてきちっとできるかどうかだけをお聞かせいただきたいと思います。お願いいたします。 ○小北幸博 委員長  橋口高齢介護課長。 ◎橋口孝幸 高齢介護課長  委員の今のご提案に関しましては、今後健康部の中でまず協議しまして、どういった方法がいいのかということを検討していきたいと思います。 ○小北幸博 委員長  暫時休憩します。午後1時まで休憩します。                  午前11時57分 休憩                  ――――――――――――                  午後 1 時00分 再開 ○小北幸博 委員長  休憩前に引き続き、会議を開きます。  中村委員。 ◆中村正公 委員  先ほどありましたので、ダブらないように、歯科休日応急診療所の廃止についての件でお聞きします。近隣の市町村の状況を教えてください。  以上です。 ○小北幸博 委員長  板東健康推進課予防係長。 ◎板東貴弘 健康推進課予防係長  歯科休日応急診療所に関するご質問にお答えいたします。  近隣の歯科休日応急診療所の診察状況につきましては、京都市、宇治市及び枚方市が開設されております。  以上です。 ○小北幸博 委員長  中村委員。 ◆中村正公 委員  ありがとうございます。では、近隣では八幡市がなくなったら3カ所ということでわかりました。  さらに一つ確認ですけれども、内科と小児科が残るんですが、小児救急の山城北医療圏の中で小児救急をやっている体制のところが、田辺中央病院が毎週日曜日、祝日含めて、宇治徳洲会は木曜日、本市の男山病院が金曜日の夜間というふうに伺っていますが、これはその後変更はないんでしょうか。それだけ確認お願いします。 ○小北幸博 委員長  吉川理事。 ◎吉川佳一 理事  ただいまのご質問ですけれども、宇治徳洲会病院が木曜日だけというふうには、こちらのほうは伺っていないです。医師の状況によってやっておられるということでお聞きしております。男山病院については金曜日、田辺中央病院については先ほど言っていただいたとおりでございます。 ○小北幸博 委員長  ほかにありませんか。  亀田委員。 ◆亀田優子 委員  まず敬老のつどいですけれども、先ほど申し込み率が下がっている要因はお伺いしましたが、申し込み者数はふえているわけで、そこでお聞きしたいのは、年代別の申し込み者数の割合を教えてください。  それと、申し込み者数としては、敬老のつどいの開催が始まったときは1,335人だったのが、3倍近くになっているので、予算的にはどのように推移しているのか、大体の金額でいいので教えてください。  それと、健幸クラウドのところですけれども、これはくすのき小学校区とさくら小学校区の二つを比較されたデータの結果ですけれども、これを分析するに当たっては、全世代のものを使って分析されているのか、その辺の状況をもう少し教えてください。  それと、生活習慣病でいえば、腎不全医療だけが載っているんですけれども、それ以外の疾病についても同じような傾向が出ているのかどうか教えてください。  以上です。 ○小北幸博 委員長  小泉高齢介護課長補佐。 ◎小泉大志 高齢介護課長補佐  敬老のつどいに関するご質問にお答えいたします。  年代別の申し込み者数の比較につきまして、平成29年度と平成30年度を比較いたしますと、70歳代は平成29年度が2,203人、平成30年度が2,161人であり、42人の減少、80歳代は平成29年度が1,245人、平成30年度が1,262人であり、17人の増加、90歳代は平成29年度が138人、平成30年度が128人であり、10人の減少、100歳代は平成29年度が4人、平成30年度が1人であり、3人の減少となっております。  続きまして、過去5年間の補助金の推移でございますが、平成25年度は772万5,322円、平成26年度は823万170円、平成27年度は861万3,308円、平成28年度は844万8,983円、平成29年度は873万2,847円となっております。  以上でございます。 ○小北幸博 委員長  近藤健康推進課長。 ◎近藤茂雄 健康推進課長  まず健幸クラウドの基礎データですけれども、年代別で言いますと、現在のところ40歳から74歳までの方で、国民健康保険に加入されている方の基礎データとしております。  次に、疾病の関係ですけれども、現在のところ生活習慣病と言われております高血圧症でありますとか糖尿病のほか、運動器関連疾患の関節障害でありますとか腰痛症、その疾病についてデータを抽出しております。それ以外は今のところしておりません。  以上です。 ○小北幸博 委員長  亀田委員。 ◆亀田優子 委員  敬老のつどいですけれども、参加者数がふえればそれに伴って予算もふえているということでわかりました。ただ、高齢になるほど参加したくてもできないという方が、中にはおられます。地域でつどいを開催するに当たって持たれている実行委員会でも、来たくても来れない人についてはどうしたらいいかということも毎回議論になるんですけれども、その辺は市としては、参加できている人だけの敬老のつどいということではなく、全ての高齢者の方を対象に何らかの長寿をお祝いするという事業というのは、されるお考えはないのかどうか教えてください。  それから、健幸クラウドによる分析結果ですけれども、大体わかりました。地域によってこれだけ差があるということも、要因も一応分析はされているようですけれども、ただ今回は同じ男山地域の二つの小学校区を比較しておられますけれども、八幡市全域を見渡した場合に、この2枚目のカラーの分、それだけ見ていたら医療費も、1人当たりの金額でいったら、くすのき小学校区よりも多いところもありますし、八幡市全体の傾向というか、状況なんかは今後どんなふうにこれに基づいて分析されていくのか。健幸クラウドに基づいて分析を進められるのか、活用方法、そのあたりをもう少し教えてください。 ○小北幸博 委員長  橋口高齢介護課長。
    ◎橋口孝幸 高齢介護課長  敬老のつどいに関する再質問にお答えいたします。  確かに参加者の高齢化に伴いまして、身近な地域で開催をしていただいても、なお会場まで足を運ぶことができない高齢者の方が増加しているということは課題であると認識しております。今現在、90代、100代という話になってくるんですけれども、私どもでとっております取り組みといたしましては、毎年100歳を迎えられる方に、市長が自宅に訪問させていただきまして、お祝い状とカタログギフトの記念品を贈呈させていただいております。また、100歳以上の方には、挨拶状とカタログギフトの記念品を送らせていただいております。また、最高齢の方には1万円程度の希望の品物をお渡しさせていただく事業を行っております。  以上でございます。 ○小北幸博 委員長  近藤健康推進課長。 ◎近藤茂雄 健康推進課長  健幸クラウドの再質問にお答えさせていただきます。  今後の活用についてですが、まずは現在実施しております小学校区ごとの健康課題について、経年的な変化を観察して、地区の状況に応じた施策を打ち出していきたいと考えております。また、今年度からやります健幸マルシェのように、地域に出向いていくことが大切だと考えております。健幸マルシェで啓発をしていく。また、本市の出前講座でもその地区の健康課題を提案していきまして、健康知識の普及と啓発を図っていきたいと考えております。  以上です。 ○小北幸博 委員長  亀田委員。 ◆亀田優子 委員  ありがとうございました。敬老のつどいの関係は、100歳以上の方とかを市長が訪問してお祝いの品を渡すとかされているようですけれども、70歳以上の方が対象の敬老のつどいで、全員の方を対象とした事業というのがなくなってしまっています。敬老お祝い金の廃止とかバス助成の廃止なんかもされて、参加できなければ何もないのかという声も聞こえてきていますので、また今後高齢化に伴って高齢者の方の長寿を祝うということを、何らかの形で示していただけたらと思いますので、またそれも検討してください。要望しておきます。  健幸クラウドの分析結果も、これは手始めというか、とりあえず男山地域からされるということで大体理解できましたので、今後さらに八幡市全体の市民の方の健康事業を実施していくに当たって、またいろいろな活用をしてほしいと思います。要望しておきます。 ○小北幸博 委員長  横山委員。 ◆横山博 委員  歯科休日応急診療所の廃止についての質問ですけれども、先ほどからお聞きしながら、提案された理由、利用者の激減であったり、日祝日の営業の状況だとか、あるいは費用対効果、廃止に向けての影響はどうなるのか等々検討されて、こういった提案になって、しかも運営委員会で廃止の了承を得られたと、こういうふうに推察しますけれども、委員会で賛否についてどんなような状態だったのか。その辺わかればかいつまんでご説明いただきたいと思います。  2点目は、12月になるのか3月になるのかわかりませんけれども、条例だとか施行規則、あるいは委員会規則などが改廃といいますか、そういうことのステップを踏まれてくると思うんですけれども、その辺これからどのような動きになるのか、ちょっと教えていただきたいと思います。とりあえず2件お願いいたします。 ○小北幸博 委員長  近藤健康推進課長。 ◎近藤茂雄 健康推進課長  歯科休日応急診療所の運営委員会で出た意見ですけれども、おおむね参加していただいた委員からは賛成をいただきまして、特に反対の意見等は出ておりませんが、今後細かい話、診療台をどうするのか、今後のことについてはまた協議を持っていきたいという話で終わっております。  続きまして、条例につきましては、3月議会で上程していきたいと考えております。  以上です。 ○小北幸博 委員長  横山委員。 ◆横山博 委員  わかりました。これは質問というよりも要望といいますか、お考えいただきたいということですが、歯科休日応急診療については、実質35年ずっとやられたわけです。それなりの要望があって、また貢献されたと認識しますけれども、一面残された、医科の休日診療ですけれども、現状の日曜祝日やっている開業医というのは、余り僕も見かけないんですけれども、それの実態であるとか、利用の状況だとか、歯科よりも多いというふうには伺っておりますけれども、そういった面とかを含めて、これは余り我々が言ってはいけないと思うんですけれども、やはり医者というのは利用者に寄り添った営業のスタイルというのが今求められてきているのではないかと、私は個人的に思っています。そういった面で、一応医科の休日診療について、どうあるべきかということもご検討されたらどうかと思いますので、これは返事は結構でございますので、一応要望としておきます。 ○小北幸博 委員長  ほかにありませんか。          (「なし」と言う者あり) ○小北幸博 委員長  ないようでありますので、次に、報告事項以外で健康部所管事項につきまして、委員より何か質問等はありませんか。  清水委員。 ◆清水章好 委員  1点お伺いさせていただきます。広報やわた9月号にも掲載されておりましたこの夏の男山A地区の自治会夏祭りにおきまして、健康部のスタッフの方たちが健康ブースを設けられて催しをしておられました。その背景、やるに当たっての理由、取り組み内容とその成果をお聞かせいただきたいと思います。  以上でございます。 ○小北幸博 委員長  別生健康推進課健康増進係長。 ◎別生栄次郎 健康推進課健康増進係長  夏祭りの健康ブースに関するご質問にお答えいたします。  実施した背景といたしましては、くすのき小学校区で来年3月開催予定の健幸マルシェの事前周知、広報を兼ねて実施いたしました。内容は、健康クイズと血管年齢を測定するブースを設けました。成果といたしましては、148人の方に参加していただき、啓発が図られたと考えております。  以上でございます。 ○小北幸博 委員長  清水委員。 ◆清水章好 委員  どうもありがとうございました。初めての取り組みかと存じております。健康増進に向けまして、非常にいい試みかと思いまして、評価をさせていただきます。  一つだけお聞かせいただきたいと思います。今回、くすのき小学校区を主ということでしたので、そのほかに、夏祭りはもう終わったと思いますけれども、ほかの夏祭りをされた場所でもされたかどうか、お聞かせいただきたいと思います。  もう一つは、夏祭り以外での予定なんかが今後ありましたらお聞かせいただきたいと思います。  以上でございます。 ○小北幸博 委員長  近藤健康推進課長。 ◎近藤茂雄 健康推進課長  夏祭りの健康ブースに関する再質問にお答えさせていただきます。  夏祭りでは、A地区のほか男山金振町内会で同じ内容を実施させていただきました。夏祭り以外での予定ですが、11月に生涯学習センターで行われます生涯学習フェスティバルで実施できればと、今のところ考えております。  以上です。 ○小北幸博 委員長  清水委員。 ◆清水章好 委員  わかりました。大変ありがとうございました。  当日、健康マイレージの冊子なんかも配布されたり、健康マイレージにも参加増を期待しております。  以上でございます。 ○小北幸博 委員長  ほかにありませんか。  中村委員。 ◆中村正公 委員  台風による被害で、健康部所管の高齢者福祉関連施設の被害状況から、停電が今回あって、4時間から5時間、長いところで、有智の郷で9時間ですか。有智の郷に関しては夜の時間帯にも入っているということで、停電による、特別養護老人ホームとかは入居者がいると思うんですが、そういう方への影響というのはどうだったのか教えてください。 ○小北幸博 委員長  谷口高齢介護課地域支援係長。 ◎谷口和徳 高齢介護課地域支援係長  台風による停電被害に関するご質問にお答えいたします。  停電被害があった高齢者福祉関連施設につきましては、老人憩いの家八寿園、南ケ丘老人の家、特別養護老人ホーム有智の郷、グループホームふくろくの郷の4カ所でございます。  それぞれの施設の利用者への影響につきましては、老人憩いの家八寿園と南ケ丘老人の家では、事前のサービスの中止等により利用者に影響はなかったと伺っております。また、特別養護老人ホーム有智の郷とグループホームふくろくの郷では、停電によりエアコンやエレベーター等が一時停止しましたが、当日に電気が復旧したことから、利用者の体調等に影響はなかったと伺っております。  以上でございます。 ○小北幸博 委員長  中村委員。 ◆中村正公 委員  ありがとうございます。今、有智の郷とかふくろくの郷とかはエアコンとエレベーターが止まったりして、だけど影響なかったと言われたんですが、有智の郷では9時間の停電です。14時30分から23時30分。夜にわたっていますから、明かりとかそういうこともあると思うんですが、これで例えば、酸素吸入されている方とか、そういう方がいらっしゃったら、電気の関係があったりすると、何かぐあいが悪くなったりとかなかったのか。では電気が回復するまでは真っ暗なままということですか。自家発電とかそういうものがあるところがもしあったりしたら、そのことも含めてお答えください。 ○小北幸博 委員長  橋口高齢介護課長。 ◎橋口孝幸 高齢介護課長  特別養護老人ホーム有智の郷とグループホームふくろくの郷の件についてでございますけれども、ふくろくの郷の方は午後7時過ぎに停電から復電いたしまして、ふくろくの郷については大きな影響はなかったと聞いております、施設的には。ただ、有智の郷については、停電が夜の11時30分まで続いたということで、当然電気がつかない状況であり、エアコンが長い時間ついていないという状態でありましたので、市の方から定期的に状況の確認はしておりまして、高齢介護課の対応として、施設側に何か必要なものがあるかという問いに対して、懐中電灯の数が不足しているという話がありました。ただ、大きな意味で、先ほど中村委員の方からありました酸素吸入器とかそういったものに影響があるかというと、その施設ではそういう患者はおられなかったということで影響はなかったんですけれども、施設として発電機を5台持っておられまして、関連施設からかき集めて5台ですけれども、私どもが行ったときには1台で運用しておられまして、その中で扇風機を各部屋に並べられまして、それで熱中症防止に取り組んでおられたと。たまたま台風の後でしたので、気温の上昇も余り見られなかったということもあったのかと思いますけれども。特に、有智の郷については、今回のことを教訓にするために、そのときとった対応の状況を記録して、写真も含めてですけれども、今後検証していくということでしたので、私どもの方もその情報を共有して、今後どのように取り組んでいくかというのを協働で考えていきたいと考えております。 ○小北幸博 委員長  中村委員。 ◆中村正公 委員  ありがとうございました。ぐあいの悪くなった方がいらっしゃらなかったというのが非常によかったと。今後そういう災害に対して、今回のことを経験にして、ぜひそういう中での対応を進めていっていただきたいと思います。 ○小北幸博 委員長  田島委員。 ◆田島祥充 委員  私の方から1点お伺いします。  本市の事業で市民の健康増進につながる事業、イベント的なもの、何をされているのかお聞かせいただきたいと思います。 ○小北幸博 委員長  別生健康推進課健康増進係長。 ◎別生栄次郎 健康推進課健康増進係長  健康増進につながるイベントに関するご質問にお答えいたします。  歩く習慣のきっかけづくりを目的としたウォーキングイベントを年4回実施しているほか、10月は文化センターで歯のひろばを、市民スポーツ公園、市民体育館で健康フェスタを開催いたしております。本年度は3月に生涯学習センターで健幸マルシェを開催する予定でございます。  以上でございます。 ○小北幸博 委員長  田島委員。 ◆田島祥充 委員  ありがとうございます。大きくはウォーキングイベント、歯のひろば、健康フェスタ、健幸マルシェ四つということですけれども、先ほど報告事項の中でありました健康フェスタ、約2,500人の参加があるということですから、恐らくこの四つの中のイベントとしては一番集客力の高いイベントかと思うんですけれども、その中で歯のひろば、10月にもされているんですけれども、これが大体500人ぐらいと伺っているんですけれども、口腔ケアというのは全身の疾患を予防するということもできると伺っているんですけれども、そういった意味では健康増進につながる事業であると思いますし、健康フェスタの方と共催というか、同時に開催することによって、その周知というものも図られるかと思うんですけれども、そういったことは考えておられるのか、お伺いしたいと思います。 ○小北幸博 委員長  近藤健康推進課長。 ◎近藤茂雄 健康推進課長  健康イベントに関するご質問にお答えいたします。  歯のひろばと健康フェスタを一緒に開催してはとどうかというお話ですけれども、同じ健康に関するイベントでありますし、同じ10月、同じ担当課で行っている事業でございます。今後、同日実施も視野に入れまして、関係機関と協議をして検討してまいりたいと考えております。 ○小北幸博 委員長  田島委員。 ◆田島祥充 委員  今後検討していただくということですけれども、二つの事業を一つにするということで、職員の負担もそれで減っていくということもありますし、同時に集客もふえればと思いますので、前向きに考えていただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。  以上です。 ○小北幸博 委員長  ほかにありませんか。          (「なし」と言う者あり) ○小北幸博 委員長  ないようでありますので、これで健康部所管事項についての審査を終結いたします。  ここで説明員の交代を行いますので、暫時休憩します。                  午後 1 時30分 休憩                  ――――――――――――                  午後 1 時40分 再開 ○小北幸博 委員長  休憩前に引き続き、会議を開きます。  これより教育部所管事項の審査に入ります。  教育部より報告いたしたい事項がある旨の申し出を受けております。  報告願います。佐野教育部長。 ◎佐野正樹 教育部長  教育部より、まず資料の訂正についてご説明させていただきます。  先日お配りさせていただいております「平成30年度台風21号に対する対応について」のうち、教育部に関する部分に誤りがございましたので、本日委員の皆様方に差しかえの資料をお配りさせていただきました。訂正の内容は、社会教育施設の欄の下に、他の施設で雨漏り、雨戸破損ありと記載させていただいておりますが、正しくは他の施設で雨漏り、網戸破損ありでございます。おわびさせていただいて、訂正させていただきます。よろしくお願いいたします。  それでは、教育部より2点ご報告申し上げます。  1点目は平成30年度、平成29年度対象、八幡市教育委員会事務事業点検・評価報告書について、2点目は八幡市通学路ブロック塀等の安全点検についてでございます。なお、報告資料とともに、教育部の10月から12月までの主な行事予定表をお配りさせていただいておりますので、参考にしていただければと思います。  それでは、順次担当よりご報告申し上げます。 ○小北幸博 委員長  長尾教育総務課主幹。 ◎長尾忠行 教育総務課主幹  報告事項の1番、平成30年度八幡市教育委員会事務事業点検・評価報告書につきまして、ご報告を申し上げます。恐れ入りますが、お手元にお配りしております資料1をごらんいただきたいと存じます。  地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条により、教育委員会は毎年その権限に属する事務の管理及び執行の状況について点検及び評価を行い、その結果に関する報告書を作成し、これを議会に提出するとともに公表しなければならないと規定されております。これに基づき、本市では平成21年度から実施いたしております。事務事業の点検・評価に当たりましては、教育に関し、学識経験を有する者の知見の活用を図ることとされており、立命館大学政策科学部教授の稲葉光行氏と元八幡市立南山小学校の校長で現在京都府総合教育センター教育相談員の小牧久仁氏に評価委員をお願いし、両氏に意見、助言等をいただきまして、報告書を作成いたしました。  この報告書は、平成29年度の事務事業を対象としており、1ページに教育委員会の開催回数と教育委員会の審議等の状況を、4ページから5ページには教育委員会委員の活動概要等を、6ページに事務事業の点検・評価の方法・構成等、7ページからは事務事業の内容及び評価結果をお示ししております。  評価につきましては、ABCDの4段階での評価及びコメントをいただいております。評価の内容でございますが、平成29年度に実施いたしました33項目のうち、A評価が21項目、B評価が12項目、C及びD評価はございませんでした。今後につきましては、昨年と同様に市のホームページに掲載する予定をしております。  以上ご報告申し上げます。 ○小北幸博 委員長  山内学校教育課教育係長。 ◎山内博喜 学校教育課教育係長  八幡市通学路ブロック塀等の安全点検につきましてご報告申し上げます。恐れ入りますが、資料2をごらんいただきたいと存じます。  市内小学校の通学路に面するブロック塀及び家屋の壁や屋根について、倒壊による被害を防止するため、6月25日、26日の両日に市教育委員会の職員による通学路の目視点検を行いました。点検の結果、174カ所の危険と思われる箇所を現認し、その場所を地図に記しまして、学校と情報を共有することで児童・生徒の登下校の安全指導に活用したところでございます。  また174カ所のうち、危険と思われるブロック塀が111カ所あり、7月30日から8月3日にかけて再度現場を確認しまして、特に危険であると判断した63カ所のブロック塀の所有者に対しまして、安全確認のお願いの文書と、八幡市ブロック塀等対策補助金交付制度のチラシを同封し、訪問または投函により配付いたしました。また、広報やわた9月号に、通学路等におけるブロック塀の安全点検のお願いについて掲載いたしました。  以上ご報告申し上げます。 ○小北幸博 委員長  ただいまの報告事項につきまして、委員より質問等はありませんか。  清水委員。
    ◆清水章好 委員  資料1につきまして、3点お伺いいたします。  平成30年度八幡市教育委員会事務事業点検・評価報告書、まず54ページに例がございまして、徒然草エッセイ大賞のような、新たに実施された内容がありましたらお聞かせいただきたいと思います。  2つ目です。今回の評価、前年と比べて評価点がBからA、CからBと上がったものはありますでしょうか。何項目あって、その施策の名前もお聞かせいただきたいと思います。逆に、評価点が下がったものはないと思いますけれども、確認のためにお聞かせください。  最後です。さきに一般質問させていただきましたけれども、47ページの方にAEDの点検と職員研修が書いてあります。どのような内容だったか、できましたら5W1Hでお答えいただきたいと思います。  以上でございます。 ○小北幸博 委員長  西川教育部次長。 ◎西川茂男 教育部次長  新たに実施されました取り組みにつきましては、11ページの中段に掲載していますスカイプによる交流がございます。前年に比べ評価が上がった取り組みは2件ございます。  11ページの④、国際交流は情報技術を積極的に活用した国際交流の場を持ったことなどが評価され、前年のB評価から今回はA評価になっています。もう1件は、58ページ(34)、文化振興施設の管理運営において、松花堂庭園・美術館での「お茶の京都in松花堂茶会」の開催により、市特産の碾茶のPRや入館者が増加したことが評価され、前年のB評価から今回はA評価になっています。前年に比べて評価が下がった取り組みは1件ございます。46ページの(26)、公民館講座の開設は若干公民館講座の参加が減っているため、前年のA評価から今回はB評価になっています。  以上です。 ○小北幸博 委員長  八十島生涯学習センター館長補佐。 ◎八十島豊成 生涯学習センター館長補佐  AED点検職員研修についてお答えいたします。  自動体外式除細動器(AED)の点検でございますが、日常点検を実施いたしております。点検内容はAEDのインジケーターの表示を日常的に確認する、また消耗品、電極及びバッテリーの交換時期を表示ラベルで確認し、適切に交換することであります。平成29年度はこの点検に基づき、電極パットの購入が1館、山柴公民館であります。AEDバッテリーの交換が2館、男山公民館、橋本公民館、合計3館で行っております。  次に、AEDの研修ですが、平成29年12月8日に生涯学習センター会議室において、生涯学習センター職員と公民館職員の合同でAED研修を実施いたしました。この研修は主に新規採用職員を対象にしており、消防本部から3人の指導職員を迎え、8人の職員が受講いたしました。AEDの使用方法と使用時の周囲への対応など、実際の模型を使って実技研修を行っております。 ○小北幸博 委員長  清水委員。 ◆清水章好 委員  ありがとうございました。まず最初は、新たな取り組みとされたのはスカイプということで、見落としで申しわけございませんでした。今後ともまた新たなものをいろいろ考えていただけたらと思っております。これは特に再質問はございません。  2つ目につきましては、評価が上がったものが2項目あって、確認のためにないと思った評価点が下がったものが一つございました。公民館の講座ということで、人員が下がったということだったので、逆に平成31年度になるんですか、評価報告としては。そういう形で評価が下がったことに対しましては、もとに戻す取り組みということを、考えがありましたらお聞かせいただけますでしょうか。  続きまして、AEDの点検、研修についてはきちっとされていることを確認いたしました。一つだけお聞かせいただきたいと思います。実施されたのが、生涯学習センターと公民館で合同でされたということです。対象の方が新規採用というお答えがありましたけれども、新規採用の方が来年4月、また人の異動であるとか、新規採用があるかと思いますけれども、新規採用以外に異動があった場合もそういう形でAEDの点検、講習をされるかどうかをお聞かせいただきたいと思います。  以上でございます。 ○小北幸博 委員長  神村教育部参事。 ◎神村僚二 教育部参事  1点目にいただきました次年度、事務事業点検・評価報告書で公民館の講座の参加人員数をふやす、もとに戻すというような取り組みでございます。まず公民館の講座というのは施設ごとに公民館職員が事業を企画し、年間計画案を作成し、生涯学習センターを中心とする全体会議の中で決定しております。平成29年度を見ますと、講座数は2講座ふえているんですが、まず開催回数としては9回分減っておるところでございます。当然地域と密着した公民館を目指すために、さまざまな市民ニーズをいち早く把握するということが大事だと思っておりますし、常に社会の動きに合わせた講座の開設を工夫するということを考えまして、公民館の運営審議会もございます。その中で実績報告をする中でご意見を頂戴いたしまして、新たに人数が少ない講座とかは新しい講座を考えていく、そういう中で講座の参加人員をふやしていきたいと考えているところでございます。  次にいただきましたAEDの研修でございますが、本年度につきましては新規採用の方が1人だけでございました。そういう中で、一つの公民館には3人ほどおられるんですが、そこで教えていただくという形で今年度は取り組んだわけですが、次年度、人事異動とか新規の採用の方がおられれば、消防本部と連携する中で、AED研修講座をやっていきたいと考えております。毎年度というわけにはいかないんですが、来年度もし人数がふえればやっていきたいと思います。本年度につきましては、生涯学習センターの方で参加されているサークルがAEDの研修を実施されています。そこにうちの生涯学習センターの職員も一緒に参加して、生涯学習センターの職員については今年度も行っているというのが現状でございます。  以上でございます。 ○小北幸博 委員長  ほかにありませんか。  中村委員。 ◆中村正公 委員  何点かお願いします。  学校教育の図書館の充実、15ページ、学校図書館は最近貸し出し冊数がふえたりしていて、非常に図書館の活用がされているということで評価もAでいい取り組みをされていると思うんですけれども、この実績で、司書教諭等の学校図書館担当者と学校図書館司書の合同会議というのをやっていますが、この会議の内容というのはどんなことを話されているのかということを教えてください。  それと、各学校図書館の貸し出し冊数も本当にふえていますし、そういう中で、ちょっと細かくなるかもわかりませんけれども、蔵書数と毎年度ごとにどのぐらいの購入があるのか教えてください。また、学校が幾つかある中で、毎年購入していたらいろいろなものがふえていったりすると思うので、蔵書内容はいろいろ変わってきたりもするのかと思うんですが、蔵書内容というのは大きな違いはないのでしょうか、教えてください。  それから、31ページの小・中学校施設整備ですが、ここで課題として、老朽対策の必要な施設の大規模改造工事等が必要になるということですが、その施設について教えてください。  それから、6月の地震で体育館、2校が使用できない状態になったんですが、耐震改修の終わった施設で、今後地震等の災害対策で、この前の2校の損傷したところは構造部分でなくてモルタル部分とか、そういう非構造部分だということだったんですけれども、非構造部分の改修などの工事の必要な学校、施設などはあるのか教えてください。  それから、34ページの不登校対策ですが、ここで私自身がよくわからないところがあるので教えてください。教育相談活動で2,294回なされて実績として上がっているんですが、主な不登校の原因とか教えてください。教育支援教室(さつき)を通して、児童・生徒がこの取り組みの中で復帰していくということがありますが、復帰した児童・生徒の学年別人数と復帰までどのぐらいの期間を要したのかとか、それぞれ違うと思うんですけれども、その点教えてください。  それから、資料2の通学路のブロック塀等の安全点検についてですけれども、6月の地震から3カ月がたっていますが、危険と思われる箇所が174カ所、この中で既に危険の回避、そういう対応がなされたところはどのぐらいあるのか、またその内容について教えてください。  もう1点は、台風21号による教育部の所管の被害状況の報告が上がっていますけれども、通学路の安全点検はどうなっているのか。6月の安全点検では先ほども言いましたように、通学路に面するブロック塀、壁、屋根で危険と思われるところが174カ所あったと。その危険と指摘されたところが、台風の強風により、さらに危険な状態になっていなければいいんですが、また新たな危険箇所もないのか。点検と対処というのが必要と思いますが、台風から2週間たちましたけれども、その辺のさらなる点検というのはなされたのでしょうか、教えてください。  以上です。 ○小北幸博 委員長  山本学校教育課指導係長。 ◎山本貴秀 学校教育課指導係長  司書教諭等と学校図書館司書の合同会議の内容についてでございますが、授業に使える学校図書館を構築するための図書の購入、図書の更新をテーマとした八幡小学校と男山東中学校の実践報告や、キャリア教育における書籍の役割についての意見交換を行って、学校図書館の質の向上を図っております。  次に、各学校図書館の蔵書数についてでございますが、平成29年度末の数字でお答えいたします。八幡小学校が1万1,399冊、くすのき小学校が1万1,779冊、さくら小学校が1万2,371冊、橋本小学校が1万4,519冊、有都小学校が6,908冊、中央小学校が8,891冊、南山小学校が9,246冊、美濃山小学校が1万7,239冊、男山中学校が1万186冊、男山第二中学校が1万2,030冊、男山第三中学校が1万5,673冊、男山東中学校が1万2,748冊。  続きまして、年度ごとの購入数についてでございますが、3カ年でお答えさせていただきたいと思います。平成27年度、八幡小学校が598冊、くすのき小学校が680冊、さくら小学校が599冊、橋本小学校が679冊、有都小学校が448冊、中央小学校が399冊、南山小学校が575冊、美濃山小学校が944冊、男山中学校が973冊、男山第二中学校が1,396冊、男山第三中学校が1,264冊、男山東中学校が1,006冊。  続きまして、平成28年度の購入冊数、八幡小学校が684冊、くすのき小学校が736冊、さくら小学校が518冊、橋本小学校が709冊、有都小学校が284冊、中央小学校が382冊、南山小学校が517冊、美濃山小学校が859冊、男山中学校が943冊、男山第二中学校が1,321冊、男山第三中学校が1,158冊、男山東中学校が977冊。  平成29年度の購入冊数ですが、八幡小学校が649冊、くすのき小学校が537冊、さくら小学校が544冊、橋本小学校が693冊、有都小学校が378冊、中央小学校が426冊、南山小学校が470冊、美濃山小学校が857冊、男山中学校が888冊、男山第二中学校が800冊、男山第三中学校が1,052冊、男山東中学校が866冊。  次に、蔵書内容の学校ごとの違いについてでございますが、学校ごとに実施している選書会や児童・生徒や教職員の要望などにより購入図書を決定していますことから、学校ごとに違いがございます。 ○小北幸博 委員長  加藤教育総務課主幹。 ◎加藤正人 教育総務課主幹  大規模改造工事の必要な施設についてでございますが、小・中学校の耐震化は、平成22年度に完了し、耐震化工事に合わせて大規模改修工事を実施してまいりました。新耐震の施設などで大規模改修工事が未実施の学校があり、今後財源の確保に努めながら、適切な時期に大規模改修をする必要があると考えております。  次に、非構造部材の改修についてでございますが、平成25年度から平成27年度の3カ年で全ての小・中学校で非構造部材の耐震化を完了いたしております。また、震災後に市の技術職員により施設の安全確認を実施いたしております。 ○小北幸博 委員長  信次教育支援センター所長。 ◎信次剛司 教育支援センター所長  主な不登校の原因についてお答えいたします。  平成29年度不登校の原因について調査をしましたところ、八幡市で多い原因としましては、不安や生活習慣、無気力等の本人に係る状況及び家庭に係る状況、そして学業の不振などがあります。  次に、教育支援教室、通称さつき教室の平成29年度の学校復帰率についてお答えします。平成29年度の完全復帰は11人で、高校に進学できましたら完全復帰としていますことから、全員中学三年生でございます。部分復帰につきましては、中学二年生が4人、中学一年生が1人、小学六年生が1人、小学四年生が1人でございます。  不登校から復帰までの時間についてお答えします。部分復帰につきましては、さつき教室に通室しながら学校にも時々登校できる状態ということですので、時間の長短がありますので、ここは一定幾らという計算がしにくい状態になっておりますが、完全復帰の子どもたちにつきましては、個々の子どもたちが抱えております課題や状況が異なりますので、時間の長短はさまざまですが、平均して約3年程度かかっております。  以上でございます。 ○小北幸博 委員長  山内学校教育課教育係長。 ◎山内博喜 学校教育課教育係長  危険箇所が回避された件数についてでございますが、改善された件数につきましては把握しておりませんが、八幡市ブロック塀等対策補助金交付制度を申請されたのは、9月19日現在13件と聞いております。  続きまして、台風21号に伴う通学路の安全点検でございますが、今回の台風によって改めて実施ということはしておりませんが、市民や学校より連絡があった通学路上の危険箇所につきましては、個別に対応いたしました。 ○小北幸博 委員長  中村委員。 ◆中村正公 委員  ありがとうございます。学校教育の方での図書館の件で、冊数等ありがとうございます。合同会議の中でいろいろな意見交換をして、子どもたちに図書の活用とかをやっていらっしゃるということですけれども、それはわかりました。  蔵書数と毎年度の購入数について教えていただきましたが、大体毎年学校によっても差がありますけど、そこそこの冊数を入れてふやしているということですので、さらに子どもたちが読書に親しむような、そういう中身の本をふやしていってほしいと思います。蔵書内容は、さまざまな意見を聞いているということで、要望が違うので違うということですが、新しい図書の購入、これはどのようにして決めているのか教えてください。  それから、小・中学校の施設の整備ですが、平成25年から平成27年で全ての耐震化を完了しているということですけれども、熊本地震が起こって、平成28年7月に「熊本地震の被害を踏まえた学校施設の整備について」緊急提言というのが出されていて、熊本地震の被害を踏まえた学校施設の整備に関する検討会の中で、先ほど平成27年に終わっているというその後です。非構造部分の被害状況が、熊本では連窓とか古い工法の中で起こっているということで、この中で、今後の施設整備の方向性ということで、非構造部分の耐震対策ということで、窓ガラス、外壁など体育館等のつり天井以外の非構造部分については、可能な限り早期に点検及び対策を実施することが重要である、早期実施が困難な場合は落下物等があると特に危険だと考えられるものから対応するなど、優先度を踏まえて計画的に取り組んでいくことが重要であると指摘されているんですが、耐震化は進んでいるけれども、体育館は避難所ともなりますので、体育館だけではありませんけれども、教室にしても、窓が古かったりするとそれが落下したりもしますし、その辺は今ちょっと読んだ、検討会が提言しているこのことに対しては、もう耐震化工事が完了したからいいということで、点検は実施したということですが、そのほか古い部分のことに関しては、もう一回点検とかは必要ないんでしょうか、そのことをお聞かせください。  それから、不登校の対策ということでは、本当に原因はさまざまあると思うんですけれども、さつき教室を通して復帰した児童・生徒の数ですけれども、3年かけたりして、さつき教室での対応は非常に根気の要る対応をしていただいていると思うんですけれども、これだけの人数が復帰するということは、それだけそこの指導員、先生、そういう方たちの取り組みが熱心にやられている、情熱を持ってやられているということだと思うんですが、その支援教室の体制とどんな取り組みで復帰に至ったのかを教えてください。  それから、ブロックの件ですけれども、174カ所のうち危険回避を把握していないということ、それと台風で、私の住んでいる橋本地域なんかでは、今度駅前広場の整備計画があって、その中にある昔の歌舞練場、天寿荘の瓦が大分落下して、通学路に落ちていたんです。それは近隣の方が片づけてくれたりしているんですけれども、そこも危険なブロック塀が依然としてある。そういう状態の中で、もう一回、台風での被害に遭っているところと、さらに、一般の民家の方の13件のブロック塀の改修の方向性はあるにしても、いま一度しっかりと点検して対処していく必要があるのではないかと思うんですが、いかがでしょうか。 ○小北幸博 委員長  以上ですか。中村委員にお願いがあるんです。先ほど各学校の蔵書数と図書購入冊数、これは各小・中学校、また過去3年間にわたって問われたわけですけれども、それについての再質問というのはないんですか。というのが、そこまで数字を、結構時間かかって答弁いただいて、数字まで聞かれるんであれば、前もって、例えば聞いておかれるとかしての質問であればありがたいと思うんですけれども、その件に関しては今後ぜひ検討してください。  それでは答弁願います。山本学校教育課指導係長。 ◎山本貴秀 学校教育課指導係長  新しい図書の購入についてでございますが、児童・生徒や教職員からのリクエストを参考にしたり、学校図書館司書が選書会などで実際に本の内容を確認したりして、購入予定リストを作成します。その購入予定リストの内容を学校長や学校図書館の担当教諭が確認の上、購入を行っております。 ○小北幸博 委員長  加藤教育総務課主幹。 ◎加藤正人 教育総務課主幹  熊本地震以降の取り組みについてでございますけれども、熊本地震以降に出されました緊急提言の中身は、委員ご案内のとおり、構造体及びつり天井の耐震化の推進、非構造部材の耐震化、避難所機能の確保などが大きな三つの柱になっておりますけれども、本市におきましては、先ほど申しましたとおり、平成25年度から平成27年度にかけまして、非構造部材の耐震化と避難所機能の強化の工事を実施して、完了いたしております。その非構造部材の耐震化の内容につきましては、ガラスの飛散防止フィルムの貼付、照明器具の落下防止、家具の転倒防止、外壁改修などでございます。それ以外につきましては、日常的に学校で点検をしていただきまして、ふぐあいがあれば学校と連携をとって対応してまいりたいと考えております。 ○小北幸博 委員長  信次教育支援センター所長。 ◎信次剛司 教育支援センター所長  さつき教室の体制と取り組みについてお答えいたします。  さつき教室の体制でございますが、子どもたちの抱える課題に応じて、指導員との個別指導か小集団での指導が適しているのか、京都教育大学の教授に入っていただく受理会議の中で決定して入室いたします。指導体制は教育相談員2人、支援指導員1日当たり4人、カウンセラー1人の体制で指導しております。取り組みとしましては、心のエネルギーを高める趣味の活動や学習活動、カウンセリングやプレイセラピーなどを個々の子どもたちの状況に応じて行っております。中学三年生には中学校と連携しながら、高校進学に向けて相談活動や面接の練習なども行っております。このような中で、別室登校や教室登校につなげ、または高校受験に挑戦できるような心のエネルギーを高めて、学校復帰を目指しています。  以上です。 ○小北幸博 委員長  川中教育部次長。 ◎川中尚 教育部次長  台風に係る通学路の安全点検を再度してはどうかというご質問にお答えします。災害のたびにですけれども、点検、点検といっても、学校現場も、教育委員会としてもなかなか行けないと思っています。ただし、防災部局の方で災害後には必ずパトロールに行っておられますし、防災部局と私どもは連携しておりまして、今回についても、通学路についてはつかんだ情報についてはすぐに学校へおろして、その次の朝、通学路の変更等についてもきちっと対処しているところでございます。  以上でございます。 ○小北幸博 委員長  中村委員。 ◆中村正公 委員  ありがとうございます。1点だけ。  子どもたちの通学路の安全というのは非常に大事なことですし、今防災部局と連携してやっているということですけれども、連携していますけれども、地震のときに出された174カ所のうち、危険回避されていないというのは、民間の土地ということもあったりするでしょうけれども、台風のときの瓦の落下、地震のときの瓦の落下とかもたくさんありますので、これは要望ですけれども、さらに安全点検、早期の改修ができるようにお願いしておきます。終わります。 ○小北幸博 委員長  ほかにありませんか。  田島委員。 ◆田島祥充 委員  私の方からも、報告事項の事務事業点検・評価報告書について2点ほど質問があるんですけれども、本来は事務事業点検・評価の方法であるとか、全体について伺うのが本筋なのかもしれないですけれども、その中の二つの事項について気になったところがありましたので、質問させていただきたいと思います。  まず10ページの中学校英語教育の推進の中の八幡市中学生英語スピーチコンテストというところですけれども、平成29年度の実績としては、このスピーチコンテストで12人の生徒が発表されたと書かれているんですけれども、選考の方法をお聞かせいただきたいと思います。  2点目に、11ページの国際交流です。この中で先ほど答弁にありましたけれども、前年度はBから今年度はAに評価が上がっているということですが、その要因としてマイラン村とのスカイプ交流ということで挙げられているんですけれども、もう少し踏み込んだところで、日本語が通じないところに自分の身を置くことによって、英語でのコミュニケーション能力というのが格段に上がるのではないかと私は思っているんですけれども。そこで、今後のことになるんですけれども、マイラン村と相互にホームステイなど、さらに交流を深めるようなことは考えられないのかということで、その点についてお伺いしたいんですけれども、最高評価のAということで、これ以上ないのかと思うんですが、1点お聞かせいただきたいと思います。  以上2点お願いいたします。 ○小北幸博 委員長  福田学校教育課主幹。 ◎福田昌弘 学校教育課主幹  中学生英語スピーチコンテストの参加者の選出方法についてでございますが、各学校に各学年1人ずつ選出をお願いしております。選出方法は出場希望者数や各校での取り組み方法の違いがあるため、各校にお任せをしております。  続いて、国際交流につきましてですが、委員のおっしゃられたとおり、日本語の通じないところに身を置いて、直接英語の語学力を上げるということも一つ英語力の向上には役立つとは考えておりますけれども、ホームステイによる国際交流につきましては、現在のところ考えてはおりません。 ○小北幸博 委員長  田島委員。 ◆田島祥充 委員  ありがとうございます。まず1点目のスピーチコンテストですけれども、各学校、学年に1人ずつで、4校で12人ということですけれども、この選ばれている12人ですけれども、学校の授業だけでスピーチができるようになっているのか。そのほかに、例えば英会話教室に行っているのかというところまでの調査、そういうことはされているのかということを聞きたいんですけれども。  それと、2点目のホームステイ、今のところ考えていないということでありますけれども、ぜひ考えていただくようにお願いしたいと思います。  1点だけお願いします。 ○小北幸博 委員長  福田学校教育課主幹。 ◎福田昌弘 学校教育課主幹  スピーチコンテストのスピーチ内容についてですが、「私の周りの人」や「私の夢」など、生徒個人が考えた、個人の思いが入った内容になっております。基本的には、生徒のつくったスピーチを土台として、授業だけではなく、放課後に英語科教師や外国人英語指導助手で指導・助言を行っております。英会話教室に通っているのかの調査につきましては、調査はしておりません。  以上です。 ○小北幸博 委員長  ほかにありませんか。  亀田委員。 ◆亀田優子 委員  私の方からも、事務事業点検・評価報告書について何点か伺いたいと思います。  まず15ページです。学校図書館の充実というところで、先ほども少しやりとりがありましたけれども、その中で、成果のところを読みますと、平成29年度の小学校での図書の貸し出し冊数は28万4,272冊で、中学校は1万2,125冊と大きな差が開いています。成果の中でそういう状況が書かれておりまして、課題のところでも、中学校において利用者増加を図る必要があると書かれています。  そこでお聞きしたいんですけれども、中学校は4校ありますけれども、そのうち、1人が2校を担当することになっていますね。その2人はどういうふうに月曜から金曜まで学校の図書館で勤務されているのか、もう少し教えてください。  それから、小・中学校での図書室の利用時間帯、朝から子どもたちが学校から帰る放課後までの間、どの時間帯に学校図書館があいているのか、使えるのか教えてください。  学力の充実・向上(1)というのが、17ページ、18ページ、19ページにわたって書かれています。その中でスタディサポートのところを聞きたいと思います。18ページから19ページにかけて課題などが書かれているんですけれども、ちょっと読み上げますと、18ページの下のところです。平成28年度までの試行時とは異なり受講生の学力に幅が見られ、学力低位層の生徒へのフォローが必要である。また、男山第二中学校や男山第三中学校に比べ男山中学校及び男山東中学校の受講者数が少ないというふうにありますが、ここで何点か聞きたいと思います。  まず、現在このスタディサポート事業、就学援助や生活保護世帯が対象となっていると思うんですけれども、実人数で利用人数を各中学校教えてください。  それと、これは平成29年度の事務事業の評価ですけれども、この指摘を受けまして、今年度はどんなふうにクラス編制をされているのか。平成28年度と平成29年度のクラス編制の実態を教えてください。  それと、学力低位層の生徒へのフォローが必要であると書かれていますけれども、実情と改善策はどんなふうにされているのかもあわせて教えてください。  男山中学校と男山東中学校の参加者数が少ない理由というのは分析されているのか。ふやす手だてというのはどのように講じられているのか教えてください。
     それと、34ページ、35ページ、不登校対策ですけれども、34ページの課題のところを見てみますと、不登校対策で関係機関とつなぐことが困難なケースもあるため、保護者支援も考慮し、関係機関と連携しながら教育支援センターの教育相談、教育支援教室の積極的な活用を図るというふうにありますけれども、ここで言われている困難なケースというのは、どのようなケースを指して言っているのかということと、関係機関というのはどういう機関を言っているのかを教えてください。  以上です。 ○小北幸博 委員長  山本学校教育課指導係長。 ◎山本貴秀 学校教育課指導係長  中学校図書館司書の配置状況についてお答えいたします。  男山中学校と男山東中学校に1人、男山第二中学校と男山第三中学校に1人配置しております。曜日で勤務校を分けておりまして、男山中学校と男山東中学校に出勤する司書についてでございますが、男山中学校に月曜日、金曜日で、水曜日は隔週となっておりまして、男山東中学校は火曜日、木曜日で、水曜日は隔週となっております。続きまして、男山第二中学校と男山第三中学校に配置している司書についてでございますが、水曜日、金曜日、あと月曜日は隔週になっております。男山第三中学校ですが、火曜日、木曜日、あとは月曜日が隔週となっております。  続きまして、中学校の学校図書館の開館状況についてでございますが、開館状況は学校ごとに異なります。まず男山中学校についてですが、司書が勤務する日は昼休みと放課後に開館しております。司書が勤務しない日は水曜日の昼休みのみ開館しております。男山第二中学校ですが、司書が勤務する日は昼休みと放課後に開館しております。司書が勤務しない日は月曜日の昼休みのみ開館しております。男山第三中学校では、司書が勤務する日は業間と放課後に開館しております。司書が勤務しない日は昼休みのみ開館しております。男山東中学校では、司書が勤務する日は業間と放課後に開館しております。司書が勤務しない日は昼休みのみ開館しております。 ○小北幸博 委員長  福田学校教育課主幹。 ◎福田昌弘 学校教育課主幹  スタディサポート教室の現在の各中学校の利用人数でございますが、平成30年度の事業につきましては、男山中学校が24人、男山第二中学校が60人、男山第三中学校が38人、男山東中学校が14人でございます。  次に、平成28年度、平成29年度のクラス編制でございますが、平成28年度試行時におきましては、会場はくすのき小学校敷地内のスタディサポート会場のみで実施しておりました。各学年とも2クラスの編制で行っておりました。平成29年の現在のスタディサポート事業につきましては2会場ございます。くすのき小学校会場につきましては、各学年2クラスで運営しております。文化センター会場につきましては、中学一年生と二年生のみの開講をしております。どちらも1クラスの編制で行っております。  次に、学力の実情、改善策についてでございますけれども、一斉授業についていくのが難しい生徒につきましては補習、希望者につきましても補習をしていただいております。また、特別にクラスを編制いたしまして、補習的な特別クラスを期間限定でしたりして、学力のおくれを取り戻すというような改善をさせていただいております。  次に、男山中学校、男山東中学校の受講生が少ない理由につきましては、男山第二中学校、男山第三中学校では試行事業を3年間実施したことから、生徒や保護者にスタディサポート事業の内容が浸透しており、事業に対する期待も高く、応募者が多くなったと考えております。男山中学校、男山東中学校につきましては、対象となる生徒数が少なかったこと、初めて始まる事業であったため、平成29年度につきましては様子を見られたこと、8月からの開始になったということで、既に塾等に通っていたことなど、受講生が少なくなった一因であると考えております。  以上です。 ○小北幸博 委員長  信次教育支援センター所長。 ◎信次剛司 教育支援センター所長  不登校児童・生徒の関係機関との連携についてお答えをします。  不登校児童・生徒の中には、教育支援センターや家庭児童相談室などの連携機関ともつながれない児童・生徒がおります。本人が教育支援センターにも来られない場合は、保護者の方にカウンセリングを勧め、まず保護者の心を安定させるように努めています。また、家を出られないような児童・生徒には、保護者と本人の承諾を得て、指導員が訪宅指導を行っております。すぐには訪宅しても本人には会えませんが、粘り強く繰り返し訪宅するうちに、少しずつ本人と会え、学習も一緒にできるようになったケースもあります。また、不登校は未然防止や早期発見が大切ですので、各小・中学校の教育相談担当者の会議を年に数回開き、情報交流を行っています。そして、小学校より不登校数が多い市内各中学校とは、定期的に情報交流を行い、保護者に教育支援センターの紹介や活用を勧めております。さらに、家庭や保護者に福祉的な支援が必要なケースでは、スクールソーシャルワーカーの活用や家庭児童相談室や児童相談所、障がい福祉課、生活支援課とも情報交流を行い、連携を図っております。  以上です。 ○小北幸博 委員長  亀田委員。 ◆亀田優子 委員  まず学校図書館の充実のところですけれども、中学校では2人の方が、1人2校かけ持ちでされていて、これでいけば平日毎日はおられないということですね。それに伴って、学校図書館も使える時間帯も、図書館司書がおられる場合は昼休みと放課後が使えるけれども、おられない場合は放課後だけとか、そういうふうに、要は図書館があいていないからそれだけ利用が少ないということが言えるのかと思います。全ての小学校に図書館司書を配置することで貸し出し冊数が飛躍的に伸びていて、子どもたちが図書に親しんでいるということがこの数字だけ見てもわかりますし、ぜひ全ての中学校に毎日開館できるように図書館司書を配置していただけないかと思うんですけれども、その辺のお考えを教えてください。  それと、15ページの評価及びコメント、A評価をいただいていますけれども、ここで一時的な取り組みとならないようにさらなる連携と新たな取り組みが望まれると書かれておりますけれども、これはどのように市教育委員会として受けとめておられるのか教えてください。  学力の充実・向上のところは、この事業評価が平成29年度のものでして、最初に聞いたのは、平成30年度の利用人数を教えていただいたのですかね。その後の答弁が、平成28年度にさかのぼって言ってくださったりとかするので、ちょっとよく比較ができなかったんですけれども、現在は、くすのき小学校の南校舎だったところでは2クラスで、2クラスというのは1学年2クラスということでよろしいでしょうか。そして、学力的には何か分けてやっておられるのか、一緒にやっておられるのか、その辺ももう少し詳しく教えていただきたいのと、利用にばらつきがあるのは、ずっと同じことを言っておられて、男山中学校、男山東中学校は対象となる生徒が少ないとか、既に塾に通っておられるということもあるんですが、今年度は2年目になりますし、もう少しふえていてもいいかと率直に思うんですけれども、今現在でもばらつきがこれだけありますけれども、それはくすのき小学校は男山地域にありますし、文化センターは八幡小学校区にありますし、立地的なものとかも関係しているのではないかと思うんですけれども、通うのに遠いということとか。男山中学校では南ケ丘教育集会所もありますし、そこにも通っている生徒もいらっしゃいますし、どこか1カ所ないし2カ所に集めて支援するということ自体に、参加者をふやす意味では無理があるかと思うんですけれども、その辺はどのようにお考えなんでしょうか。今後の目標も受講者数の増加を図ると書いていますけれども、どんなふうに図られるのか教えてください。  それと、不登校対策のところは、大体はわかったんですけれども、どうしても教育支援センターだとか家庭児童相談室とつながれない困難ケースでは訪問をしているということですね。訪問されるのは教育支援センターに勤務されている指導員の方なのか、子どもが所属する学校のクラスの担任の先生なのか、その辺もう少し教えていただきたいと思います。  以上です。 ○小北幸博 委員長  辻学校教育課長。 ◎辻博之 学校教育課長  中学校の学校図書館についてでございますが、市教育委員会といたしましては、一人でも多く利用者の増加を図ることが必要であると考えております。今後も引き続き新刊図書の購入等、図書館の環境整備を進め、中学生の読書に対する関心欲を高めてまいりたいと考えております。  司書の配置についてでございますが、現状の中学校の図書館利用の状況から、現在のところ2校1人の体制を継続していきたいと考えております。  以上でございます。 ○小北幸博 委員長  福田学校教育課主幹。 ◎福田昌弘 学校教育課主幹  スタディサポート教室のクラス分けについてでございますが、2クラス編制ですが、学力の習熟度別のクラス編制をしております。学校のテストまたはスタディサポートでされる模擬テストの成績等で、習熟度別のクラスを分けて学力を高めるという工夫をしていただいております。その中で、先ほど申しましたが、特別編制クラスをつくって3クラスにふやして期間限定で対応したいという形でさせていただいております。  次に、受講者数のばらつきについてですけれども、平成30年度、今年度につきましては2年目ということもあり、初年度と比べまして、男山中学校、男山東中学校の受講者数もふえております。試行事業のときと同じく、年度を追うごとに、地域の皆様にもわかっていただいて、希望者についてふえているというふうに考えております。来年度につきましても、今年度と同じ形で募集案内を行い、生徒をふやすように努力していきたいと考えております。 ○小北幸博 委員長  信次教育支援センター所長。 ◎信次剛司 教育支援センター所長  訪宅指導についてお答えします。学校に来られない子どもにつきましては、もちろん学校の方でも担任等が再三家庭訪問を行って、学校とつながるように努力はされていますが、なかなか担任が行っても会えない場合もあります。そういう引きこもっている子どもたちにつきまして、本人と保護者の承諾を得て、教育支援センターの心理学を専攻しました指導員が定期的に家庭を訪問しまして、時間は長くはとれないんですが、繰り返し訪宅指導しております。繰り返している間に本人とも会えるようになって、一緒に学習も少しずつやれるようになっているケースが幾つかございます。  以上です。 ○小北幸博 委員長  亀田委員。 ◆亀田優子 委員  ありがとうございます。おおむねわかりました。  中学校での図書の貸し出し冊数をふやすことも大事だということで、関心を高めることとおっしゃったんですけれども、図書館司書を導入する前から、中学校での利用は本当に少なかったんです。そういう意味では、今後中学校にも図書館司書を全てに配置して、そうすれば本当に小学校と同じぐらいの伸びというのが見られると思うので、ほかの近隣自治体でやっているような中学校での取り組み状況なんかも研究してもらって、さらに改善をしていってほしいと思います。  スタディサポートのところも、大体わかりました。  不登校対策も、本人が拒否する場合もありますし、そういう場合は無理強いできませんけれども、丁寧に対応していただいていると思いますので、引き続きぜひ取り組みを進めてください。 ○小北幸博 委員長  ほかにありませんか。  横山委員。 ◆横山博 委員  通学路のブロック塀の安全点検に関することですけれども、皆さん方が目視されて、ブロック塀111カ所が特に危険といいますか、リスクが高いということで、チラシ、訪問を63件されたということですけれども、その後、この111カ所とするならば、改善措置されたというのがどの程度、何件あるのか。それがまず一つと、2つ目に、今後のフォローはどう考えているのか。それと最終的な着地です。きちんと対処するまでやるのかどうなのか。  それから、3つ目は通学路の変更、仮に措置ができなかったと。しかし通学路の変更が難しいところもあるのかどうかよくわかりませんけど、そういったところは特にどのようにされているのか。最終的に、悪いところを指摘するのが最終的なターゲットではないと思うんです。ここまで調査されたのだから、画竜点睛を欠かないように、危険を取り除くということが私はポイントだと思いますけれども、その辺どのようになっているか。先ほどの同僚の中村委員がどうなったかというのは、何となく答えがよくわからなかったので、あえて確認の意味で質問させてもらったんですけれども、要は最終的にどうするのかと、その辺のことをお聞かせいただきたいと思います。 ○小北幸博 委員長  川中教育部次長。 ◎川中尚 教育部次長  通学路のブロック塀の点検についてお答えいたします。やはり教育委員会といたしましては、民間の土地でありますことから、指導するとか改修を依頼するとか、是正措置をお願いするとかいう権限は全く持ち合わせておりません。ただ、子どもたちの安全を守るためにこういう状況でお願いをしているという部分が、まず教育委員会でできることであろうということでございます。ですので、111カ所の危険箇所の中でも、全てに対して一応回らせていただきまして、そのうち63カ所に入れさせてはいただきましたけれども、その後のフォローについては、正直なところ、教育委員会としてはできていないのが現状でございます。ただ、子どもたちが毎日通る道ではございますので、当然子どもたちからの情報であったり、学校の教員もパトロール等しておりますので、そこから入ってきた情報につきましては、随時お願いに上がってみたり、情報提供させていただいたりという形でしていきたいと。なかなか最後の目的、全てを改修すればいいんですけれども、民間の土地でありますし、民間の所有者のものでございますので、教育委員会としてはそれが限界かと考えております。  以上でございます。 ○小北幸博 委員長  横山委員。 ◆横山博 委員  それは当然のことながら、民間の所有地、所有物ですから、こちらから強制的にやるということはできない、費用をどうするかということはわかった上での話で、これは本当に危ないと、どうするのかと。お願いしていますというだけでほっといていいのかどうかです、究極のところ。教育部局としては、ここまでしかやれないから精いっぱいやったということは僕も理解しているし、よくやられていると思いますけれども、いつ倒れるかわからない。そこを今通学路で使っているわけでしょう。このままの形でいいのかどうかというところなんですよ。これは教育部だけの問題として終わるのか、市全体として、特に総務部の方になるかもしれません、都市整備部になるかも知れませんけれども、ここはもう早急に改善しなければならないというようなものがないのであればいいけれども、そういうところがまず本当にあるのかどうかということ、何カ所あるのか。それに対して、本当に最後まできちっとやるのが行政のやるべきことだと思うんです。その辺のことが聞きたいんです。 ○小北幸博 委員長  堀口市長。 ◎堀口文昭 市長  立場の相違があると思います。正直申し上げて、教育委員会としては、本来はチェックだけで終わってもいいところを、あえて市の制度の紹介を兼ねてしたと。ですから、後は、これは非常に申しわけないですけれども、所有権者の責任の問題、それからぱっと見の話としては、場合によっては、袖壁をちゃんとつけておられて基準をクリアしているという認識のもとに、そう言われてもそれは外から見ただけの話だというふうに理解しておいておられる方もいらっしゃるかもしれない。もちろん教育委員会が中で見るわけにはいきませんから。ですから、当然定期的に毎年1回かわかりませんけれども、教育委員会としてはこういう形にさせてもらうということをお聞きしていましたので、市としては、平成24年か平成25年にブロック塀の助成、生け垣に変えるときの助成制度をつくって、長らく余り利用がなかったんですけれども、今回を機に、教育委員会等がそれぞれ紹介してもらって活用を図ると。市としてはこういう制度がありますよという以上のことは、所有権者の方についてもさらに追加のお金が要るわけですし、その一部を補助するということになっておりますので、それは、逆に言えば通学路でなくても地権者としては配慮してもらわないといけない部分もございます。ですから、援助の制度等については、また広報等で折りに触れてやっていきたいと思いますけれども、個別に点検して啓発のビラを入れさせていただいたというところで、市としてはこういう制度を用意していますよと。申しわけないですけど、この辺が限界かと思っているところでございます。 ○小北幸博 委員長  横山委員。 ◆横山博 委員  市としての対応の限界ということは当然あると思います。本当に不幸なことが起こらなければいいと、祈るしかないと。しかし起こったときに、行政がどこまでやったかということは当然、そういう仕事やものが見られると思うんですね。だから、これ以上のことはすることがいいかどうかといったら、最終的には市長の判断だと思うんですけれども、本当に危ないところがあれば、訪問してお願いというようなことも、場所によっては、僕はどこがどことは言いませんけれども、そういうことがないのであればすることはないのだけれども、本当に危険が伴っているのであれば、どこの部がやるかは関係なしにして、きちっと訪問してお願いするということも、私は必要と違うのかと。そういう箇所がなければこういう話をすることもありませんけれども、ただただそういう不幸なことが起こらないことを祈るだけです。  以上、それだけです。 ○小北幸博 委員長  暫時休憩します。                  午後 2 時55分 休憩                  ――――――――――――                  午後 3 時05分 再開 ○小北幸博 委員長  休憩前に引き続き、会議を開きます。  報告事項につきましては、委員よりほかにありませんか。          (「なし」と言う者あり) ○小北幸博 委員長  ないようでありますので、次に、報告事項以外で教育部所管事項につきまして、委員より何か質問等はありませんか。  田島委員。 ◆田島祥充 委員  私の方から2点質問させていただきます。  大阪府北部地震発生以来、本市におきましてもたび重なる自然災害の発生で、本市にあります文化財も大変大きな被害を受けておりますけれども、その復旧状況、どの程度復旧に向けて進んでいるのか、お聞かせいただきたいと思います。松花堂庭園内の茶室についても、復旧状況をお聞かせいただきたいと思います。  2点目に、過日の一般質問で、同僚議員の方からありまして、そのご答弁、教職員の働き方改革におけるキャンペーンをするというようなものがございまして、そのキャンペーンの内容をお聞かせいただきたいと思います。  2点お願いします。 ○小北幸博 委員長  河原文化財保護課長。 ◎河原豊 文化財保護課長  地震・台風による文化財の被害の復旧状況に関するご質問にお答え申し上げます。6月18日に発生いたしました大阪府北部を震源とした地震以降、7月豪雨、台風12号、そして先般の台風21号によって、市内の文化財に大きな被害が生じております。特に被害が大きかったのが、大阪府北部を震源とする地震と台風21号でございます。大阪府北部を震源とする地震では、石清水八幡宮では石灯籠の全壊が9基、擬宝珠の落下が32基、石柵の損傷が多数あり、松花堂庭園では書院の傾きの進行、玉座の間の鴨居の落下、庭園の石造物の損壊が21基など、市内8カ所で被害が発生いたしました。石清水八幡宮では、地震被害の復旧は7割程度と伺っており、松花堂庭園では書院の屋根の防水養生など、応急処置を実施したところでございます。  9月4日の台風21号では、石清水八幡宮、伊佐家など、市内5カ所で被害が発生いたしました。現在毀損内容をまとめていただいている状況でございますが、石清水八幡宮では重要文化財の摂社若宮社、若宮殿舎及び狩尾社の屋根の損傷、坊跡石垣の崩落などに加えて、境内全域で倒木があり、参道を中心に復旧作業が進められると伺っております。 ○小北幸博 委員長  川中教育部次長。 ◎川中尚 教育部次長  教職員の働き方改革のキャンペーンについてでございますが、基本的には教職員の意識、保護者や地域の理解を高めるものであると考えております。具体的には、保護者向けには昨年10月に京都府PTA協議会より教職員の働き方改革を応援する緊急アピールが、教職員向けには、本年3月に京都府教育委員会教育長より教職員の働き方改革に向けたメッセージが出されております。これらを活用して意識の向上に努めるとともに、各校においてはPTAの会議等で教職員の働き方改革等について話題にするなど、周知・理解に努めているところでございます。 ○小北幸博 委員長  田島委員。 ◆田島祥充 委員  ありがとうございます。まず1点目の災害に対する復旧状況ですけれども、石清水八幡宮で地震に対する復旧については7割、松花堂については書院等の応急処置をされているということでありますけれども、1点だけ。  松花堂の茶室についての復旧というのも言っていたのですけれども、それをまた聞かせていただきたいんですけれども。復旧までに恐らく国の方の審査というか、協議を進めていかなければならないと思っているんですけれども、時間は非常にかかると予想しているんですが、文化財というのは放置をしていることによってさらに状態が悪化するようなものだと思うので、できるだけ早い復旧をと思うんですけれども、スケジュールをお聞かせいただけたらと思います。  また、教職員の働き方改革ですけれども、私も京都府PTA協議会の副会長を現在させていただいているんですけれども、昨年度に教職員の働き方改革を応援する緊急アピールを出されたということで、それは聞いておりますし、キャンペーンということですけれども、なかなか具体的なものが見えないと思うところで、本市として、市教育委員会の教職員の働き方改革、具体的な取り組みについて何か今後考えているようなことがあればお聞かせいただきたいと思います。  以上です。 ○小北幸博 委員長  河原文化財保護課長。 ◎河原豊 文化財保護課長  松花堂庭園の茶室の改修ということでございますが、文化財といたしましては、松花堂庭園条例に規定しております、松花堂庭園には現在4棟の茶室がございますが、そのうち名勝松花堂及び書院庭園の指定範囲内にある松花堂、いわゆる草庵茶室だけが法令に基づいて国の史跡及び名勝並びに京都府指定有形文化財に指定された文化財でございます。この草庵茶室についても、6月18日の地震により被害が出ておりますので、応急処置として防水養生をする予定でございます。  それと、それ以降の改修スケジュールということでございますが、名勝松花堂及び書院庭園の改修につきましては、現在策定しております名勝松花堂及び書院庭園保存活用計画の内容を踏まえて決定する必要がございます。しかしながら、同計画の策定については、去る6月18日に発生いたしました大阪府北部を震源とする地震に伴い、大幅なスケジュール変更を余儀なくされ、平成31年度にずれ込む見通しでございます。このことに伴い、平成31年度以降に改修の内容、工程、財源等について検討し、その後複数年にわたる工期により実施しなければならないと考えております。 ○小北幸博 委員長  川中教育部次長。 ◎川中尚 教育部次長  教職員の働き方改革についての再質問にお答えいたします。教員が児童・生徒に向き合うための時間を十分に確保し、効果的な教育活動を行うことができるようにしていくことが市教育委員会としては大切だと考えております。府教育委員会の取り組みと連携しながら、既に実施しております部活動指針に基づく部活動の時間や休養日の設定、今年度導入いたしました出退勤時刻記録システムにより、勤務時間を意識した取り組み等を今後も進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○小北幸博 委員長  田島委員。 ◆田島祥充 委員  ありがとうございます。文化財については平成31年度以降ということですけれども、その時点で既に1年以上が経過するような感じですけれども、制度上の問題で進めていくのはなかなか難しいのかと思いますけれども、しっかりと計画を立てていただいて、適正に進めていただきたいと思います。できるだけ早くということでよろしくお願いいたします。  教職員の働き方改革ですけれども、確かに教員の本来の仕事、目的というのは子どもたちとしっかり向き合って、勉強を教えるということかと思いますし、負担もそれなりに考えていかないといけないと思いますので、今後さらに取り組みを進めていただきますようによろしくお願いいたします。  以上で終わります。 ○小北幸博 委員長  ほかにありませんか。  清水委員。 ◆清水章好 委員  3点お伺いしたいと思います。  最初に、保護者の声がございまして、小学校のトイレが汚いと言われて、そこの子は我慢して帰ってくるとのことです。生徒たちは当番制でトイレをお掃除しておられますけれども、子どもたち任せではなかなかぴかぴかにならないと思います。こういうことに関してどのように考えておられるか、お聞かせください。  2つ目に、主な行事予定表をいただきました。11月24日、国際問題セミナーが連続3回講座で1回目と書いております。これは年1回なのか、連続で今年度に3回なのかお聞かせください。及びセミナーの内容をお聞かせいただきたいと思います。  3つ目です。ちょっと前置きを言わせていただきます。報道によりますと、重たいランドセルが問題視されている中、文部科学省が全国の小・中学校を対象に、置き勉を認める通知を出すことになりまして、さきの9月6日、全国の教育委員会などに対して、一部の教材を教室に置いて帰る、いわゆる置き勉を認めるということで、対策を検討するように通知がなされました。昨今報道されていることで、保護者の方からの声は、検討されてということで、ランドセルの重さにつきましては、メーカーの調査では10キログラムを超える子どもたちがいる実態も明らかになってまいりました。メーカーの大手セイバンが2,000人の方を対象に実施された調査によりますと、31%の方がランドセルを背負って痛みを感じているとのことでした。文部科学省の教育課程の担当者はバズフィードニュースの取材に対して、学校もいろいろな状況がありますが、一律で何かをやりなさいという話ではなく、参考にしてもらえるような内容を考えているとの報道でありました。  ここで質問でございます。文部科学省から通知がありました置き勉に関しまして、現時点の市教育委員会のお考えをお聞かせいただきたいと思います。  以上です。 ○小北幸博 委員長  田中学校教育課主幹。 ◎田中庄平 学校教育課主幹  学校のトイレ清掃についてでございますが、汚さないように使おうとする意識を高める意味でも、自分たちで使う場所は自分たちできれいにすることが大切であり、教育的な意義があると考えております。 ○小北幸博 委員長  神村教育部参事。 ◎神村僚二 教育部参事  国際問題セミナーについてお答えいたします。生涯学習センター20周年の記念事業の一つとして、国際問題セミナーを今年度3回連続講座で行います。テーマは「明治維新150年を文明論的観点から考える」で、講師には平成26年度にもご講演いただきまして好評でした元防衛官房審議官で評論家の太田述正さんを迎えて実施いたします。激動する世界情勢の中で、日本はこれからどこに向かっていくのか、日本の積極的な多国間外交のあり方など、国際政治の現在の姿を浮き彫りにし、国際理解に向けて3回にわたり問題喚起を行っていただけるかと考えております。第1回目は11月24日に「北東アジアを取り巻く世界」を、第2回目は「北東アジア(中国・朝鮮・日本)」、第3回目は「明治維新の世界史的意味」を行い、午後1時30分から当館の3階ふれあいホールで行います。参加費は無料で、定員は各回150人でございます。なお、参加は1回でも可能でございます。申し込みにつきましては、10月3日から電話で受け付けを行います。  以上でございます。 ○小北幸博 委員長  福田学校教育課主幹。 ◎福田昌弘 学校教育課主幹  児童・生徒の携行品に係る配慮についてでございますが、基本的には児童・生徒の学力向上には家庭学習は重要であると考えております。各学校におきましても、家庭で学習するものは持ち帰って学習するように指導しております。しかしながら、昨今の教科書が重たくなってきていることから、子どもたちの発達に応じて配慮することも必要であると考えております。今回、文部科学省からの通知を踏まえまして、再度各学校にて子どもたちの実態に合わせて適切な配慮がなされるものと考えております。 ○小北幸博 委員長  清水委員。
    ◆清水章好 委員  それぞれありがとうございました。まずトイレのことですけれども、おっしゃるとおり、生徒たちがみずからきれいにするということは当然のことかと思っております。例えば、私のところのトイレを例に挙げますと、汚かったらなかなかきれいにしようという気がないと。なので、私が担当なんですけれども、週に1回担当がございまして、怠るとなかなかきれいにできない。そこで、ご提案といいましょうか、保護者がずばりおっしゃっていたんですけれども、先ほど言いましたように生徒たちがみずからきれいにすることは教育にとっては大切なこととわかっておりますと。ある学校では、シルバー人材センター、八幡市ではないですけれども、シルバー人材センターなどに清掃委託をされて、きれいなトイレを維持管理されている学校があるとお聞きしました。そういうことに対して、ご提案として、お聞かせいただきたいと思います。  次、国際問題セミナー、非常に楽しみで、11月24日に連続3回されるということでわかりました。これについては、広報やわたで通知されるのか、その方法だけまた聞かせていただけますでしょうか、お願いいたします。  置き勉につきましては、各学校で配慮されるであろうということで、私もそのように思っております。先ほどの答弁を聞かせていただきましたが、ある学校は置いてもいいし、ある学校は置いてはだめという形になってはぐあいが悪いと思います。それについては、教育委員会として統合されるべきかと思うんですが、その辺をまず一つお聞かせいただきたいと思います。  それと、今置き勉に関して、生徒の皆さんであったりとか保護者の方たちからそういうお声があるかどうか。ありましたら内容もお聞かせいただきたいと思います。  以上でございます。 ○小北幸博 委員長  加藤教育総務課主幹。 ◎加藤正人 教育総務課主幹  学校トイレ清掃業務の委託についてでございますが、トイレ清掃の教育的な意義はありますが、より充実した教育環境整備の面から、平成26年度から夏休みを利用して清掃業務を専門業者に委託し、日常の清掃では取りにくい尿石の汚れの除去などを含めた清掃を実施いたしております。 ○小北幸博 委員長  神村教育部参事。 ◎神村僚二 教育部参事  国際問題セミナーの参加募集でございますが、既に生涯学習センターだより9月号で募集をかけております。ただ、年度内3回でございますから11月、1月、3月に行います。年間6回を発行しております生涯学習センターだよりの中で随時募集をしていきたいと考えているところでございます。  以上でございます。 ○小北幸博 委員長  行事案内の訂正。  佐野教育部長。 ◎佐野正樹 教育部長  予定表の方が誤っております。「国際問題セミナー」でございます。おわびして訂正させていただきます。 ○小北幸博 委員長  福田学校教育課主幹。 ◎福田昌弘 学校教育課主幹  児童・生徒の携行品の重さについての再質問についてでございますが、学校によって使っている教材が違うことや、子どもたちの身体の発達の問題もあります。各学校にて適切に対応されていると考えております。  あと、生徒の声があったかどうかにつきましては、先ほども申しましたが、指導はしておるのですが、長期休み前など、荷物をたくさん持ち帰る際に重たい、多いというような声は聞いたことがございます。 ○小北幸博 委員長  ほかにありませんか。  中村委員。 ◆中村正公 委員  教育部所管の台風21号の被害についてですけれども、各小・中学校の状況で、前に地震のときの被害状況の報告の中で、そのときには体育館が一部、柱の損壊とかいう報告があって、現場に行ったら柱の上部が8本全部被害を受けていたというような状況がありますので、今回こういうふうに報告されている、この詳細をお聞きしたいと思うんです。一つは屋根に関することがほとんどの学校であると。それと、倒木もほとんどの学校であると。あと窓ガラスが何校かあるんですけれども、この辺の詳細についてお聞かせください。  それから、学校は台風のあった9月4日当日が臨時休校になっただけで、その後すぐ授業が始まっていますが、その中で倒木なんかは直接授業には差し支えないからいいかもわかりませんが、屋根とか窓ガラスとか、その辺の破損は、工事が終わったりしていると思うんですが、既に工事が終わっているものとこれからのところというのはあるんでしょうか、それをお聞かせください。  それと、今回の学校関係を復旧する工事費は概算でどのぐらいかかるのでしょうか。  それから、次に社会教育施設の方で、先ほどは雨戸のところは網戸だという訂正がありましたけれども、ほかの施設で雨漏り、網戸に破損ありと。網戸はあれですけど、雨漏りというのはどこでどのような状況で発生しているのかお聞かせください。  以上です。 ○小北幸博 委員長  中村委員、小・中学校の詳細は必要ですか。個々の被害の。 ◆中村正公 委員  詳細というか、倒木が何本ぐらいとか、屋根のどこが破損したのかというぐらいの感じでいいです。 ○小北幸博 委員長  加藤教育総務課主幹。 ◎加藤正人 教育総務課主幹  台風21号の小・中学校におけます被害状況についてでございますけれども、屋根の破損につきましては、八幡小学校の給食室の勾配屋根のアスファルトシングルぶきの一部が剥がれたり、南山小学校の校舎の棟瓦の一部が外れたものでございます。それ以外の学校につきましては、比較的軽微なものでございました。  それから、倒木でございますが、小・中学校で合計32本ございました。  それから、窓ガラスの破損でございますけれども、扉や教室の窓ガラスなどで、小・中学校合計26枚の報告を受けております。  それから、既に工事が終わっているものなどですけれども、倒木など危険なものは緊急に発注して対応いたしました。それ以外につきましては、順次業者に修繕を発注しているところでございますけれども、災害が続いておりまして、業者の手配が困難な状況にありますので、できるだけ早く復旧できるように努めてまいります。  復旧に係ります概算費用につきましては、現在算出しているところでございます。 ○小北幸博 委員長  神村教育部参事。 ◎神村僚二 教育部参事  社会教育施設の雨漏りの被害状況ですが、橋本公民館で雨漏りが3カ所ございました。2階の資料室で壁にしみ込みましたのと、2階大会議室と1階小会議室の窓枠下部から雨がしみ込んだものでございます。強風による横風等により雨が吹き込んだものと思われます。 ○小北幸博 委員長  西川教育部次長。 ◎西川茂男 教育部次長  教育関連施設の被害総額につきましては、現在把握に努めているところでございまして、まだ確定はしておりません。 ○小北幸博 委員長  中村委員。 ◆中村正公 委員  ありがとうございます。屋根関係はわかりました。比較的軽微な状態ということで、今回の台風で、結構倒木があちこちであると。学校も自然環境とか緑があって、たくさん木があると思うんですが、一つ、直接はあれですけれども、木もちゃんと剪定しないときれいに育ってくれないので、樹木の維持管理というのはどんなふうにされているのか。そのことと、倒木の危険なところの処理は終わっていて、ほかはできるだけ早くということなので、生徒の安全も含めて、個人の住宅でも屋根が来年になるとかいう話があるので大変だと思いますけれども、よろしくお願いします。  社会教育施設の中で、雨漏りというのは橋本公民館で3カ所、これも強風にあおられてという軽微なもので、市議団室なんかも横雨が降ってかなり被害を受けたみたいなんですが、そういう今回の強風による被害で、構造的なものとかということではないということで安心しましたが、雨漏りということは理解できました。  一つ、日ごろの学校の樹木の管理というのはどんなふうになされているのかだけ教えてください。  以上です。 ○小北幸博 委員長  加藤教育総務課主幹。 ◎加藤正人 教育総務課主幹  学校の樹木管理につきましては、年度当初に全学校の年間業務委託契約を締結し、要望等への迅速な対応に努めております。また、重点的な剪定を実施する学校の予定表を作成し、全校を4年ごとのローテーションで計画的な剪定を実施いたしております。 ○小北幸博 委員長  ほかにありませんか。  亀田委員。 ◆亀田優子 委員  私も1点だけ、全国学力テストについて質問させていただきたいと思います。  全国学力テストは平成19年度から始まったと思うんですが、小学六年生と中学三年生が対象ですが、今年度の受験者数と、いつ学力テストを受けて、結果を返しているのかどうか。  それから、改めてこの全国学力テストの目的を教えてください。  以上です。 ○小北幸博 委員長  田中学校教育課主幹。 ◎田中庄平 学校教育課主幹  平成30年度の全国学力・学習状況調査にかかわるご質問についてお答えします。  受験者数は、小学校の国語・算数が564人、理科565人、中学校の国語が532人、数学535人、理科537人です。実施日につきましては、小学校、中学校ともに4月17日火曜日です。  全国学力・学習状況調査の目的は、全国的な児童・生徒の学力や学習状況を把握、分析し、学校における児童・生徒への教育指導の充実や、学習状況の改善等に役立てることを目的としております。 ○小北幸博 委員長  亀田委員。 ◆亀田優子 委員  今年度は4月17日に実施したんですね。教科によって人数が違うのはなぜなのでしょうか。違う日だったら欠席とかわかるんですけれども、今初めて聞いて、何で同じ日に受けているのに違うのかと思うんですが、そのあたりもう少し教えてください。  それと、10年間でどういう調査をして、効果というか、成果が得られたのか教えてください。  それと、全国的にもこの学力テストをすることによって、学校間の競争につながったり、また自治体間の競争につながったりしていると。点数競争による矛盾や弊害が、専門家のところからも出ているんですけれども、点数を上げたいがために教師が事前指導を行って、例えば前年の過去の問題を学習させたりとか、そういうことまで出てきているということも聞いていますが、八幡市におきましては、そういう学力テストに向けた事前指導というのをやっているのかどうなのか。実態をつかんでおられるのかどうかを教えてください。  それと、調査結果はもう返ってきているんですか。そのあたり答弁がなかったので再度お尋ねします。  以上です。 ○小北幸博 委員長  川中教育部次長。 ◎川中尚 教育部次長  教科によって人数が違う問題ですけれども、1時間目が国語というふうに、時間が国語から始まって数学、理科が後という形になってきます。遅刻をしてくる子どもたちがおりますので、若干このように人数が変わってくるという状況かというふうに把握しております。  次は、10年の変化ですけれども、これは非常に壮大なものになってくるんですけれども、全国学力・学習状況調査ではかれる意味の学力については、本市は、中学校についてはおおむね、若干ですが上向きかと。小学校では大きく変化はないというのが現状でございます。ただ、学習状況調査を見ますと、質問紙の方を見ますと、例えばですけれども、自分によいところがあると思いますかということに答えている子どもたちは、八幡市は10年前から比べて非常にふえております。かなりふえているような状況になっておりますし、例えば学習時間の問題、本市でも家庭での学習時間が少ないと言っていますけれども、これも学校でのさまざまな取り組みとかも含めまして、功を奏してきたのか、だんだん全く勉強しないという子どもが少なくなってはきています。そういう意味では、この学習状況調査を使いまして、いろいろな形で改善策を取り入れながら、それぞれの時代に応じてやってきているのではないかというふうに今考えているところでございます。  事前指導については、基本的にはテストのための事前指導というのはしておりません。ただ、当然ながら、前年度の学習内容の復習とか、そういうものについては春休み等に課題を出す等やっているところでございます。  調査結果については8月に既に戻ってきております。また、教育委員会の広報紙くすのき等で周知していきたい、広報していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○小北幸博 委員長  亀田委員。 ◆亀田優子 委員  人数の差は遅刻をするから、1限目が少なくてだんだんとふえてくるということなんですね。理由はわかりました。  10年間で得られた効果も答弁あったんですけれども、全国的に見たときには、平成でいいましたら、平成22年度、平成24年度は抽出調査で、平成23年度は東日本大震災の影響でやっていないんです。中学校ではちょっと上向きだったと言えば、小学校は余り変化がないということなんですけれども、全国の小学六年生、中学三年生の全員を対象とした悉皆調査が果たして必要なのかということも、今言われているんです。これをやるために、国の予算を約50億円使っているんです。それだけのお金を使うんだったら、もっと教員をふやすとか、いろいろなところにお金を使うべきではないかと思いますし、事前指導も、八幡市はやっていない、春休みに復習をやっている程度みたいですけれども、全国的には点数を上げるための過去問題をやらせたり、それにすごく時間をとられて、教員が忙しくなってしまっているという状況も報告されています。そういう意味では、全員を対象とした悉皆調査でなければ、全国の学力の状況というのはわからないものなのでしょうか。抽出でもある程度把握できると思うんですけれども、その辺は市教育委員会はどんなふうにお考えでしょうか。 ○小北幸博 委員長  川中教育部次長。 ◎川中尚 教育部次長  市教育委員会の判断、考え方と言われますと、基本的にはなかなか難しいかと。ただ、市という単位でいうならば、全国という単位ならば文部科学省が考えられることですから、それは私どもがどうこう言うところではないけれども、市という単位で考えれば、私どもとしては市全体の学力を把握する上では、市内全小・中学校がやることが望ましいというふうには考えております。 ○小北幸博 委員長  亀田委員。 ◆亀田優子 委員  この全国学力テストを実施しなくても、京都府の学力テストですとか、日常のテストなんかで十分教員の方々は子どもたちの学力は把握されていると思いますし、私はこれだけのいろいろな弊害が指摘されているような、これは特に大阪市が、市長がテストの結果によって教員の方や校長を含めて給与に差をつけるだとか、それを言ったら批判されて、評価につなげるというふうにトーンダウンされましたけれども、あちこちで弊害が指摘されていますので、私としてはこういうものは抽出程度にするとかしてやるべきではないかと思いますので、この辺はもう意見だけを言って終わっておきます。 ○小北幸博 委員長  ほかにありませんか。          (「なし」と言う者あり) ○小北幸博 委員長  ないようでありますので、これで教育部所管事項についての審査を終結いたします。  以上で本日の審査日程は全て終了いたしました。  お諮りいたします。本委員会の閉会中の継続審査案件といたしまして、1.福祉部に関すること、2.健康部に関すること、3.教育委員会に関すること、以上3件につきまして、今後も継続して審査することに異議ありませんか。          (「異議なし」と言う者あり) ○小北幸博 委員長  異議なしと認めます。よって、本委員会の閉会中の継続審査案件は、お諮りいたしました案件のとおりとすることに決しました。  なお、委員長報告につきましては、正副委員長に一任していただくことにご異議ありませんか。          (「異議なし」と言う者あり) ○小北幸博 委員長  ご異議がないようでありますので、そのようにさせていただきます。  これで文教厚生常任委員会を閉会いたします。本日はどうもご苦労さまでした。                  午後 3 時45分 閉会               八幡市議会委員会条例第29条の規定により署名する。                  文教厚生常任委員会委員長...