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平成30年第 3回定例会−09月14日-07号

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  1. 八幡市議会 2018-09-14
    平成30年第 3回定例会−09月14日-07号


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    平成30年第 3回定例会−09月14日-07号平成30年第 3回定例会                                 平成30年9月14日                                 午前10時  開 議 1.出席議員      1 番  山 田 美 鈴 議員             2 番  関 東 佐世子 議員             3 番  近 藤 恒 史 議員             4 番  奥 村 順 一 議員             5 番  田 島 祥 充 議員             6 番  中 村 正 臣 議員             7 番  山 田 芳 彦 議員             8 番  中 村 正 公 議員             9 番  亀 田 優 子 議員            10番  清 水 章 好 議員            11番  太 田 克 彦 議員            12番  長 村 善 平 議員            13番  森 川 信 隆 議員            14番  鷹 野 雅 生 議員            15番  山 口 克 浩 議員            16番  横 山   博 議員
               17番  巌     博 議員            18番  山 本 邦 夫 議員            19番  岡 田 秀 子 議員            20番  菱 田 明 儀 議員            21番  小 北 幸 博 議員 2.欠席議員     な  し 3.説明のため議場に出席した者の職・氏名            堀 口 文 昭 市長            森 下   徹 副市長            足 立 善 計 理事            吉 川 佳 一 理事            上 村 文 洋 政策推進部長            岸 本 洪 一 総務部技監            南 本   晃 市民部長            岸   伸 行 環境経済部長            辻   和 彦 福祉部長            東     睦 都市整備部長            塚 脇 則 之 会計管理者            祝 井 秀 和 消防長            宮 嵜   稔 上下水道部長            法 谷 道 哉 政策推進部次長            谷 口 正 弘 教育長            佐 野 正 樹 教育部長            川 中   尚 教育部次長            長 村 信 幸 農業委員会会長            佐 野 泰 博 農業委員会事務局長 4.職務のため議場に出席した事務局職員の職・氏名            大 東 康 之 議会事務局長            山 中 友 順 議会事務局次長            吉 田 雅 輝 議会事務局議事調査係長 5.議事日程   日程第1    一般質問 6.会議に付した事件   日程第1                  午前10時00分 開議 ○森川信隆 議長  おはようございます。  ただいまの出席議員は21名であります。定足数に達しております。  直ちに本日の会議を開きます。  日程に入るに先立ち申し上げます。9月13日の山口克浩議員一般質問について、山口議員より発言の一部取り消しの申し出がありました。憲法を地方自治法と発言したものであります。議長として、この申し出にかかわる関係部分の発言の取り消しを行いたいと思いますので、ご了承願います。  次に、農業委員会会長より、お手元に配付しております通知書の写しのとおり、出席日及び出席者の追加について報告がありました。ご了承願います。 △日程第1 ○森川信隆 議長  日程第1、一般質問を行います。  近藤恒史議員、発言を許します。近藤議員。          (近藤恒史議員 登壇) ◆近藤恒史 議員  皆さん、おはようございます。民主共生クラブ近藤恒史でございます。一般質問5日目という歴史的な日に、トップバッターとして登壇させていただきますことに感謝申し上げます。  本年は、大阪府北部地震に始まり、西日本豪雨、台風21号に北海道地震と、自然災害続きとなっております。犠牲になられた方にお悔やみを、また被災された方々にお見舞いを申し上げます。  ここ数年、毎年のように異常気象だと言われ続けておりますが、もはや異常ではなく通常になりつつあると感じております。同僚議員の皆様も同じように感じているようで、本定例会では、災害に対するご質問が多かったように感じます。異常気象を異常と思わず、通常起こり得る事態と捉え、日々災害に備える大切さを改めて感じている次第です。  一般質問も、今日で異例の5日目ということで、議場におられる皆様も大変お疲れのことと存じますが、最後までおつき合いいただきますようお願いいたしまして、早速、通告に従い質問してまいります。  まずは、暑さ対策についてお聞きいたします。  当初の予定では、暑さ対策の中で、避難所機能を有する学校の体育館のエアコン設置についても質問しようと思っていたのですが、さきに質問を終えられた同僚議員と重複いたしましたので、質問としては割愛しますが、体育館のエアコン設置は、児童・生徒を守るためにも、また災害時の避難者が二次災害に遭わないためにも、その必要性、重要性については、私も感じていますので、設置に向けて努力していただけるように強く要望しておきます。  今夏の暑さは、気象庁も災害と認識と発表するなど、日本列島各地最高気温を更新する猛暑となりました。7月も中旬になるころには、毎日のように熱中症による搬送者の数や死亡者数が報道されていました。ただ、このような報道はことしに限ったことではなく、近年、毎年必ずといっていいほど報道されています。この暑さ、人命が危険にさらされるだけでなく、省エネのために設置している町工場や飲食店のコンデンサーから出火する火災も、各地で発生しました。経年劣化も原因の一つで、7月に火災があった東大阪市の消防局では、コンデンサーを使用している店舗等に注意喚起を行ったそうです。  そこでお聞きします。  本市でも同様のコンデンサーを使用している店舗等があると思いますが、そういったところには、どのような指導、注意喚起を行っているのでしょうか。また、その周知方法についてお聞かせください。  7月17日には、愛知県豊田市で校外学習に参加していた小学一年生が、熱中症と見られる症状を訴え、亡くなるという痛ましい事故が発生しました。年齢が低いほど、自身の体温調整がうまくいかないだけでなく、自身の症状を先生などにうまく伝えることができません。児童・生徒の体調の異変や行動の変化には常に気を配る必要があり、早期に適切な処置が求められます。先日の同僚議員へのご答弁では、教職員に対し、しっかりと研修を行っているとのことですが、その研修内容を詳細に、また実際に熱中症に対応経験のある職員と経験のない職員では、研修の内容も伝わり方が変わると思うのですが、どのような工夫をされているかお聞かせください。  最も暑くなる夏休みには、運動系クラブ、特に中学三年生にとっては最後となる大会が開催されます。日々汗にまみれ、歯を食いしばって耐えて厳しい練習の成果を発揮する場、そんな舞台を、結果は別として、悔いの残らないようにするためにも、元気に活動できる環境を整備する必要がありますが、残念なことに、本市中学校体育館で行われた一部競技では、選手が熱中症で搬送されるという事態が起こりました。  大多数の競技では、勝ち上がれば全国につながる長丁場の大会となるため、夏休みのような長期休暇の時期しか開催できないのは理解できます。ただ、日程優先にならず、選手の健康状態にも配慮しながら運営するのが、教育現場の最大の努めではないでしょうか。  7月下旬に、大阪府の万博近辺で行われた大阪府中学校サッカー大会を観戦する機会がありました。通常、中学サッカーでは、前半30分、後半30分で行われますが、その日観戦した試合では、前半の15分に1回、後半の15分に1回の給水タイムが設けられていました。大会関係者のお話では、本来なら気温の高い日中に試合をするべきではないかもしれないが、ここまで頑張ってきた選手から大会を奪うことはできず、選手の体調に配慮した、今考えられる最大の対応をしているとのことでした。給水タイム中に水分を補給したり、体を冷やしたりしていた効果か、私が観戦していた2試合では、1人も熱中症の症状を訴える選手は出ず、全員が最後まで元気にピッチを駆け回っていました。  そこでお聞きします。  今夏行われた各競技で、熱中症対策としてどのような対応をされたかお聞かせください。また、万が一に備え、各競技会場には、養護教諭や看護師などが待機することが望ましいと考えますが、中学校の夏季大会ではどのようになっているのかお聞かせください。  通常の練習中でも、水分補給はかなり重要ですが、現状、生徒に対しどのような指導を行っているのか、水分補給の量の確保は適切に行われているのかお聞かせください。  続いて、クラブ活動から通常の学校生活に話を移します。  激しい運動を行う部活動中だけでなく、当然、ふだんの学校生活の中でも熱中症のリスクは存在します。暑い中の活動を避けるために、夏休みを拡大できればいうことはありませんが、授業日数や問題のない期間の線引きも難しく、余り現実的とは言えません。基本は自分の体は自分で守る。児童・生徒には、熱中症とはどういったものなのかという教育も必要と考えます。児童・生徒一人ひとりが、熱中症に対して最低限の知識があれば、発症のリスクも軽減できますし、同級生の異変にも気づきやすくなるのではないでしょうか。また、ふだんからの家庭での生活も大きく影響するため、保護者に対しても注意事項をしっかりと把握してもらう必要があります。  そこで何点かお聞きします。  1点目、児童・生徒への熱中症に対する教育も必要と考えますが、市教育委員会の見解と、既に行っているのであれば、その内容を詳細にお聞かせください。  2点目、保護者の方々にも、熱中症についてしっかり把握してもらう必要があり、家庭での生活にも気をつけてもらわなければならないと考えますが、保護者に対してはどのような内容、方法で認識してもらっているのでしょうか、お聞かせください。  3点目、体育の授業でも水分補給は必要と思いますが、どのようにされているのかお聞かせください。  4点目、食を通しての熱中症の対策も非常に重要と考えます。特に朝や昼にみそ汁を1杯飲むだけで効果があるそうですが、食を通しての熱中症予防に対する市教育委員会の見解をお聞かせください。  暑さ対策について、最後に高齢者の方についてお聞きします。  熱中症が原因と見られる死者のうち、毎年、高齢者が占める割合がとても大きく、暑い夏は、高齢者の方々にとっては脅威となっています。ニュースや情報番組等エアコンの必要性などが連日報道され、皆さん、十分に認識はされているはずですが、被害がなくなることがないのはなぜでしょうか。  一つの原因として、若いときに比べ体温の調整機能が低下し、本人の認識以上に体がダメージを受けているということもありますが、犠牲者の多くの方が室内でエアコンを使用せず、扇風機で過ごしていたそうです。  1点、お聞きします。  本市として、そういった高齢者の方々にどのような対応をされているのか。また、高齢者の暑さ対策に関する本市の見解をお聞かせください。  次に、安心・安全なまちづくり、特に自転車についてお聞きいたします。  6月定例会では、自転車道の整備等についてお聞かせいただきましたが、今回は、我々の生活で余りにも身近になった軽車両、自転車の危険性について幾つか質問いたします。  京都府では、平成19年に全国の都道府県では初めてとなる京都府自転車の安全な利用の促進に関する条例が制定されました。増加する自転車事故から運転者本人、またその周辺の安全を守るために条例化されましたが、以降も自動車事故減少傾向にある中、自転車事故は減るどころかふえ続けたため、条例の細部が改定され、平成30年4月には、自転車を利用する者及び保護者の保険への加入義務、及び加入促進のための努力義務が施行されました。これは、自転車運転者本人のみならず、被害に遭われた方、また双方の家族を守るためにも非常に重要な内容と思います。  記憶に新しいところでは、本年6月にも、茨城でスマホを見ながら自転車を運転していた大学生が男性をはねて死亡させ、重過失致死の疑いで書類送検されるという事故がありました。被害に遭われた方はもちろん、その家族、さらには大学生の家族までが、それまでの生活が一変するような事故となってしまいました。  本市内でも、過去に数件、2人乗り自転車死亡事故が発生しています。保険加入は、あくまでも起こってしまったことに対処するためのものであって、それ以前に、自転車運転マナーの向上は急務ではないでしょうか。  軽車両扱いですから、交通ルールを無視した場合、当然、自転車の交通違反も厳しい罰則が決められています。京都府警察ホームページでも確認できますが、信号無視や指定場所一時不停止の場合、3カ月以下の懲役または5万円以下の罰金、さらに厳しいものでは、自転車の飲酒運転では、5年以下の懲役または100万円以下の罰金と定められています。議場内にどきっとした方がおられないことを祈りますが、これはほんの一部で、ほかにも罰則がありますが、皆さんは、これほど厳しい罰則が存在することをご存じだったでしょうか。  自動車やバイクですと、免許更新時等で、ある一定、交通ルールを再確認、学ぶ機会がありますが、社会に出てしまうと、自転車についての指導は、ほとんど受けることができないのが現状です。児童・生徒に対しては、当然、各家庭での我が子への指導が重要となってきます。我が家でも、自転車を頻繁に利用する中学生の息子がおり、住まいする地域には急坂も多いため、出かける際には、必ずスピードの出し過ぎなど注意するように声かけを行っていましたが、7月上旬に、下り坂でハンドル操作を誤り転倒、単独事故であったものの、一時は生命すら危ぶまれる状態に陥り、救急搬送されるなど、この事故により、関係各位には大変ご迷惑をおかけする事態となりました。同時に、あれほど毎回注意していたにもかかわらず、事故を惹起してしまい、家庭での指導の限界も感じました。  非常に便利で、手軽な移動手段となる自転車ですが、さきに述べたように、マナーや使い方を誤ると、一瞬にして凶器へと変貌することも事実です。安心・安全なまちづくりという観点では、自転車による事故が少なくなるまちづくりも重要な施策ではないでしょうか。  自転車の逆走、いわゆる右側通行では、対向車と向き合ってしまうだけでなく、交差点に差しかかると、突然、車があらわれるといった状態になり、これがいわゆる出会い頭の事故となり、大事故の原因となっています。  昨今、そういった逆走の対策のため、全国各地で路面に自転車ピクトグラム増加傾向にあります。ちなみに、ピクトグラムとは絵記号の一つで、絵文字や絵単語、図記号の総称として使われています。特に細街路両端に自転車の進行方向を示すことにより逆走を防ぐ狙いがあり、金沢市や京都市内の一部地域では、真っ先に細街路にピクトグラムを導入、矢印や矢羽根マークがあるところでは、逆走することに抵抗を感じるようで、逆走が圧倒的に減少したそうです。また、金沢市で危険走行が大幅に減ったとの研究結果があり、京都市でも細街路の両端にピクトグラムが敷かれることによって、車のスピードが平均1割程度下がったそうです。  ここまでいろいろと述べてまいりましたが、幾つかお聞きいたします。  1点目、努力義務とはいえ、京都府の条例にも制定されている自転車保険の加入について、本市ではどの程度把握されているのか。また、自転車利用者や保護者に対し、どのような指導を行っているのかお聞かせください。  2点目、幼児にはよく見かけられますが、自転車の利用時のヘルメットの着用について、本市の見解をお聞かせください。  3点目、私、個人的には、家庭での自転車の指導に関し限界を感じてしまいましたが、多くの児童・生徒が一度に学べる小学校、中学校、さらには幼稚園、保育園児、その保護者に対して、現在、どのような教育がどれぐらいの時数行われているのか、それぞれお聞かせください。  4点目、自転車マナーに関して、学校を出てしまうと余り学びの場がないと思いますが、高校生以上の学生を含む成人に対しても、ある一定訴えかける必要があると考えますが、本市の見解をお聞かせください。  最後5点目、本市では、自転車や歩行者の安全確保のためにゾーン30を設定し、取り組んでおられますが、あわせて自転車ピクトグラムの導入の可否、またその効果について本市の見解をお聞かせください。  以上で1回目の質問を終わります。ご清聴ありがとうございました。 ○森川信隆 議長  理事者、答弁願います。祝井消防長。          (祝井秀和消防長 登壇) ◎祝井秀和 消防長  コンデンサーから出火する火災についてのご質問にお答え申し上げます。本市でのコンデンサーから出火する火災は、過去の火災事例の調査では発生しておりません。また、国からのコンデンサー火災に関連する防火査察等の通知もございませんので、現時点におきましては、工場、店舗等への指導及び注意喚起は行っておりません。  今後につきましては、このような暑さの中、コンデンサー火災が発生する可能性が、本市におきましても十分考えられますことから、工場、店舗等の防火査察時に指導及び注意喚起に努めてまいりたいと考えております。周知方法につきましては、市ホームページに掲載を検討してまいりたいと考えております。 ○森川信隆 議長  川中教育部次長。          (川中 尚教育部次長 登壇) ◎川中尚 教育部次長  暑さ対策についてのご質問にお答え申し上げます。熱中症に対する教職員の研修内容についてですが、全教職員が最低限知っておかなければならないこととして、熱中症の症状や原因などのメカニズム、予防策や一般的な処置方法の特化、学校管理下で発生した場合の対応フローの確認をしております。対応経験の差を補うためにも、医療関係者スポーツドリンクメーカーなど学校外から講師を招いて、さまざまな専門的な知識や対応について研修している学校もございます。  今夏行われた体育系クラブの大会における熱中症対策についてですが、大会前に中学校体育連盟より熱中症対策を講じるように通知があり、競技種目により違いはありますが、試合時間中に給水タイムを設けたり、セット数ゲーム数の短縮、大型扇風機の設置をすることや各会場にエアコンのきいた選手控室と救護室を用意して対応いたしました。  競技会場での養護教諭や看護師などの待機についてですが、綴喜大会山城大会では看護師の待機はありませんが、緊急時の対応のために、会場校の養護教諭や教職員が待機しております。
     通常の部活動における水分補給につきましては、競技や練習内容にもよりますが、基本的には活動開始前や活動中の20分から30分おきに実施するようにして、予防しております。また、日常的に身体の状態に合わせて、随時十分に水分をとれるよう、顧問から生徒に指導しております。  児童・生徒への熱中症に対する教育についてですが、熱中症は命にかかわることもあり、児童・生徒一人ひとりが最低限の知識を持ち、自分や周りの人の異変に気づいたときは助けを求めることが大切であると考えております。具体的には、学校だよりや養護教諭が作成した保健だよりを活用して学級指導を行い、さらに掲示物での啓発や保健の授業など、発達段階に応じて熱中症の予防や救急処置などについて学習しております。  保護者の認識については、学校だよりや保健だより等を通じて、家庭へ周知を図るようにしております。  体育の授業での水分補給についてですが、体育の授業については、気温や子どもたちの様子に十分注意をして、激しい運動は控えるなど内容を考慮したり、水分の補給についても認めております。  食を通しての熱中症対策についてですが、水分補給や塩分、ミネラルの摂取など、食を通しての熱中症予防についても重要であると認識しております。これまでも水分補給の大切さやスポーツドリンクの塩分、ミネラルなどについて啓発したことがありますが、今後もより効果的なものになるようにしていきたいと考えております。  次に、質問の順序とは異なりますが、自転車保険加入状況、自転車の利用者や保護者に対する指導につきましてお答えいたします。自転車保険の加入は、保護者の判断で加入されるものと考えており、市教育委員会といたしましては、加入状況の把握はしておりません。  学校におきましては、京都府PTA協議会が団体加入されている子ども総合保障制度の申込書の配布をいたしております。また、学校だよりの中で、京都府自転車の安全な利用の促進に関する条例が制定されたことや、自転車保険の加入にかかわる周知をしている学校もございます。  小・中学校における自転車の指導につきましては、市内の全小学校におきまして、自転車免許教室を警察や管理・交通課の協力により実施しており、また市内全小・中学校交通安全教室を実施しております。対象学年や内容、時間は各校によって違いがありますが、自転車の点検をしたり、体育館や運動場に模擬道路をつくって自転車の乗り方を練習したりしております。ほかにも、京都府八幡警察署の方から、交通ルールについての講習を受けるなど、内容に応じまして1時間から4時間程度実施しております。保護者につきましては、京都府警察が発行している交通安全ニュースのほか、学校だよりに掲載いたしまして、これを配布し、啓発を行っているところでございます。 ○森川信隆 議長  吉川理事。          (吉川佳一理事 登壇) ◎吉川佳一 理事  暑さ対策に関するご質問のうち、健康部に関するご質問にお答え申し上げます。高齢者の方への暑さ対策の対応につきましては、広報やわたによる熱中症対策注意喚起や、シルバーライフラインシステムによる緊急時の通報、お元気コールによる安否確認、配食サービス時の見守りなどを行っております。そのほか、民生委員の皆様により、7月から9月にかけて高齢者宅を訪問し、エアコンの上手な使い方などを記載した熱中症予防のチラシなどの配付と、適切な水分補給を呼びかけていただいております。  また、高齢者の暑さ対策についての考えにつきましては、高齢者の増加、特に75歳以上の後期高齢者の増加に伴い、ますます重要になるものと考えております。今後も熱中症対策注意喚起を行うとともに、行政、介護事業者、地域などの見守り活動においての情報を共有し、必要な支援が途切れることがないよう、相互の連携を深めてまいりたいと考えております。 ○森川信隆 議長  東都市整備部長。          (東  睦都市整備部長 登壇) ◎東睦 都市整備部長  自転車に関する質問についてお答え申し上げます。自転車保険加入状況につきましては、京都府により平成30年4月にアンケート調査を実施されておりまして、本市を含む山城地域における加入率は約72%と伺っております。自転車保険加入の周知につきましては、一般に向けては既に広報やわた及び市ホームページで加入を呼びかけているところでございます。  次に、自転車利用時のヘルメットの着用につきましては、平成20年度の道路交通法改正により、幼児及び児童にヘルメットの着用が義務づけられております。本市としましても、自転車乗車時のヘルメットの着用は、事故や転倒などから頭部を保護するなど、安全対策として有用であると考えているところでございます。  次に、自転車のマナーに関してでございます。現在、京都八幡高校の生徒や高齢者等を対象にした自転車指導を実施しております。その他の市民につきましては、議員ご案内のとおり、自転車に関するマナーやルールの指導を受ける機会が少なく、気軽な乗り物として捉えられており、安全意識やマナーは比較的低い状態にあるのではないかと思われます。自転車運転のマナーについて、一人ひとりの意識の醸成を図る取り組みが重要であると考えているところでございます。  次に、自転車ピクトグラムについてお答えいたします。道路の両端にペイント等で自転車マークや矢印、いわゆるピクトグラムの設置をすることにより、自転車の通行帯を明確にできるという安全効果が期待されます。ピクトグラムの導入につきましては、先進地の状況などを注視し、研究してまいりたいと考えております。 ○森川信隆 議長  辻福祉部長。          (辻 和彦福祉部長 登壇) ◎辻和彦 福祉部長  自転車指導について、福祉部に関するご質問にお答え申し上げます。公立就学前施設の園児とその保護者への対応でございますが、各園におきまして年2回、八幡警察署、八幡地域交通安全活動推進委員協議会の皆様に園に来ていただき、道路での歩行を主に、交通安全指導を行っていただいております。その中で、幼稚園、認定こども園では年長児と保護者、保育園では年長児を対象に、自転車の乗り方や歩行者への思いやりの気持ちなどのお話をしていただいております。また、園においても、八幡警察署よりお借りした紙芝居等を利用し、交通安全について指導しているところでございます。 ○森川信隆 議長  近藤議員。 ◆近藤恒史 議員  それぞれに対しまして、丁寧なご答弁ありがとうございました。  暑さ対策のところから、まず、コンデンサーの出火のところですけども、本市内ではそういった事例が今までないということで、特に注意喚起等を行ってはいなかったけども、そういう事象が全国で発生しているということで、査察時等に注意喚起していただけるということです。びっくりしたのが、気温が高くて火事が発生するというところで、そんなところにも影響があるんだというので、非常に驚き、恐怖を感じたというところで、八幡市内の企業等に対しては、どういったことをされているのかという疑問がありまして、お聞きさせていただきました。今後、指導していただけるということですので、しっかりと火災発生にならないようにしていただきたいと思います。これは要望です。  続いて、暑さ対策のところの学校の関係です。それぞれにご答弁いただいたんですけど、大会での対応で、熱中症の予防のためにさまざまな対策がされていることは理解できました。しっかりやっていただいているとは思いました。  ちょっと別の話ですけど、この夏開催されました高校野球、第100回選手権大会の京都府大会では、特に予想気温が高くなる日には、観戦者の健康にも配慮して、スタンドでのブラスバンド応援の自粛を要請したり、選手の健康面の配慮のために、当初予定の試合時間を変更して、日中、最も暑くなる数時間に試合を行わず、午前の開始時間も繰り上げて午前2試合、夕方、たしか16時ぐらい開始だったと思うんですけども、夕方から2試合と、通常の野球のルールには直接影響のないように対策されていました。  先ほどのご答弁の中で、暑さ対策の中で、セット数ゲーム数の変更とあったのは、私個人的には非常に違和感を覚えたんですけども、各競技とも、ふだんから各競技のルールを認識して練習していると。通常何セット、何ゲーム、野球でいえば7回とかですけども、わかりやすく言えば、野球でいったら7回あるのを、暑いから3回でやめますとかということになってしまっているのかと思うんですけど、そういうのを認識して練習して、いろいろと個人的にも戦略を立てて試合に臨んでいくと思うんですけど、ここから質問ですけども、スポーツの観点から、セット数とかゲーム数を減少するルール変更についてどうお考えなのか。実際にルールが変更されたことがあったのかどうか。その場合はどのように対応されたのか、1点、お聞かせください。  保護者への啓発のところで、先ほど保健だよりなどで保護者に啓発しているとのことでした。今、私の手元に男山第三中学校の分しかないんですけども、7月3日、11日、19日の保健だよりがあるんですけども、この中に保護者に対する啓発というか、関係するかと思うのは、喉が渇いてからでは遅いというところに、朝食時におみそ汁、梅干しなどから塩分をとるのもいいですというこの1行ぐらいかと。どう見ても、どちらかと言えば、子どもたちの指導資料に近いと思うんです。  基本は、子どもの体調管理は、当然、各家庭で行うというのが私の考えです。全てを学校現場に任せてしまうのはちょっと違うと思っておりますが、ふだんの教職員の方々の負担を、発症してしまったら、当然負担にもなってしまいますし、そういった意味でも、負担を少しでも軽減するためにも、保護者にもっと情報提供していく必要があると思うんです。  お聞きしたいのは、各家庭において、もっと保護者が熱中症予防のために、例えば食べ物や体づくりにかかわって、どのような点に気をつければよいのか。具体的に啓発するべきと思うんですけども、どのようにお考えかお聞かせください。  日々、食を通しての体づくり、体力強化というのは、非常に重要と思います。季節やその子の体調に合わせてもしっかりと考えていかないといけないと思うんですけども、幸い本市には栄養教諭や市教育委員会の栄養士を配置されて、食育の推進に当たっていただいています。小・中学校の給食も、本市直営で行われているので、それらの指導をスムーズにスピーディーに反映させることが、他市に比べて容易に行えるのではないかと思うんです。  質問ですけど、熱中症予防の観点から、例えば給食の献立の工夫や保護者への啓発資料の作成とか、あと食の専門的な観点から活用すればと思うんですけども、どのようにお考えかお聞かせください。  暑さ対策のところで、高齢者に関するところです。いろいろと思っていたよりは細かい心配りをしていただいて、いろいろなお声がけ、対策をとっていただいているということは、先ほどのご答弁で感じさせていただきました。私の家にも同居する、今77歳の父親がいるんですけども、これがまた家にいても、エアコンを使いたがらないんです。もったいないと。自分1人で部屋を冷やすのは、どうももったいない、抵抗があるというので、我が家に関しては、ちょっと乱暴な言い方ですけど、犬がいまして、親よりも犬の方がダメージを受けるからつけろと言って、ようやくつけるような状態になったんです。  そういったところで、どうしても高齢者ですので、仕事をしていなかったら年金生活等で、なるべく節約に走ってしまうんです。ただ、そういったところで電気代を削ってしまって、自分の命が危険にさらされていたら、元も子もないという話を、私も家ではしていたんですけど、そういった高齢者の方は非常に多いと思うんです。  いろいろと注意喚起していただいている中で、夜間でしたら、電気代が昼間に比べて安くなります。節約に走っている方々に対しては、寝るときはしっかりつけていただくという指導というのも、恐らくしやすいのではないかと。あと昼間の電気代で支払い能力が厳しいという方も、当然おられると思うんです。そこに対して、では電気代をあげるというのは、これはまたちょっと違う話になってくると思うんですけど、そういった高齢者を助けるというか、もっと生活しやすくしてもらうためにも、クールスポットと呼ばれるものを、市内各地にもっと配置したらどうかと。ちょっと済みません、勉強不足で、今、どれぐらいあるのかわからないので、そこは質問として教えてください。  クールスポットとして、公民館等を開放できないのか。昼間時の気温の高い時間帯に、公民館等公共の施設を開放することによって、高齢者の憩いの場となるような場所をもっと創設できないものかと思うんですけど、いかがでしょうか、お考えをお聞かせください。  暑さに関してはそこまでです。  次、自転車のところです。  ちょっと我が家の恥ずかしい話も披露させていただいたんですけど、本当に自転車マナーの教育というのは難しいとすごく感じています。2日前でしたか、福岡で36歳の女性が自転車の飲酒運転で逮捕されるというのもありまして、そうなったら、この人は100万円ぐらい払うのかと思いながら、ニュースを聞いていたんです。  自転車ルールについての学びの場です。先ほど都市整備部長のご答弁の中で、やはり大人になってしまうと、学ぶ機会が少ないとお答えいただきました。そうなると、どうしても学校教育、幼稚園、保育園といった場面に頼らざるを得ないのかと思います。  保険に対する認識、なぜ重要なのか。万が一事故が起こったときに、どういった状況になるのかというのを、やっぱり保護者にももっともっと伝えていって、保険の重要性を認識してもらう。それに加入することによって事故がなくなることはないんですけども、事故を万が一起こしてしまったときに、我が身を助ける、家族を助ける、相手を助けるというところで、もっとしっかりと訴えていく必要があるのではないかと思っています。  自転車保険の関係では、幼稚園も保育園もそうですけども、保護者に対して、ただ入らなければいけないというお知らせだけでなく、我が子を守るという観点も含めて、なぜ入らないといけないか、どうして京都府が保険加入を義務化されたのかという趣旨の徹底がもっともっと必要と思うんですけども、本市の見解をお聞かせください。  それと、学びの場が少ないですと。ではどうすればいいか。大人になって学べなければ、先ほども述べたように、子どものときからしっかりと伝えていくと。  これは質問です。  小・中学校での指導の充実に対して、どう考えられるかというのと、単にルールや乗り方だけでなくて、スピードを出し過ぎてハンドル操作を誤ると、どういったことになってしまうのかとか、我が家の息子が大変な状態になったんですけど、まさか自分がそういうことになると思って自転車を運転している子どもはいないんです。なぜスピードを出したらいけないのか。スピードを出して、ハンドル操作を誤った場合に、こういう状態になるという危険度がわかりやすい教育、交通ルールを守りなさい、こう走りなさいではなくて、体験型というか、例えばどこかの小学校か中学校であったと思うんですけど、スタントマンを使って、車と当たった場合に、自転車はこれぐらいの被害を受けますといった危険性をもっと伝える勉強も必要ではないかと思うんですけど、そこはどうお考えなのかお聞かせください。  それと、自転車の教育のところで、保護者に対してのアピールというか、保険加入も含めてですけども、幼稚園、保育園というのが、親がまだまだ一番近い状態にあると思うんです。常にというか、ほぼほぼ行動が一緒になるかと思うんですけど、そこを利用して、もっと保護者に対して訴えていくべきではないかと思います。それに対してどうお考えか、ざっくりした質問になるんですけども、教えてください。  最後、自転車ピクトグラムのお話です。  金沢市も京都市も細街路、細い道にわざと書き込んであるんです。自転車通行帯とはまた違うんです。何をしているかというと、矢印を書いて、自転車はこっち側のこっち向きを走りなさいというのが、道路を見たら一目でわかるように書いてあるんです。  これは、息子の通院で京大病院の方にずっと通っていたんですけど、その周囲に、まさにこの自転車ピクトグラムが敷かれていました。行かれた方はわかると思うんですけど、東山通と川端通は広いですけど、あとの周辺の道路というのは、そんなに広い道路ではないんです。そこにわざわざ両サイド、左側は左向きに、右側は右方向に、自転車が走る方向を示すというイメージで敷設されていました。これによって、初めて行ったときに、車で行ったんですけども、ここは自転車が走りなさいという場所ではないんですけども、その表示があるために、注意して走らなければいけないという意識になって、自然とスピードを落として走ったんですけども、実際に京都市内では、その道路を通る車の平均スピードが1割程度下がったそうです。  これは、本市もゾーン30という形でいろいろと取り組まれていますけども、自転車マナーの向上とあわせて、もっともっと考えていく、勉強していく必要があるのではないかと思うんです。このピクトグラムの導入、先進地の状況などを注視、研究してまいりたいと言われていますけど、ゾーン30とあわせて、もっとしっかりと勉強していただきたいと思うんですけども、その辺、どうでしょうか、お考えをお聞かせください。  以上で2回目の質問を終わります。 ○森川信隆 議長  暫時休憩します。                  午前10時59分 休憩                  ――――――――――――                  午前11時10分 開議 ○森川信隆 議長  休憩前に引き続き、会議を開きます。  理事者、答弁願います。川中教育部次長。          (川中 尚教育部次長 登壇) ◎川中尚 教育部次長  暑さ対策についての再質問にお答えいたします。大会での対処についてでございますが、スポーツの観点から見ますと、ルールにのっとって試合をさせることが望ましいと思われます。しかしながら、試合当日の気温などの環境面や試合に勝ち進んでいく生徒たちの健康状態や安全面から考えますと、セット数や試合数の減少はやむを得なかったのではないかと考えております。  今夏の綴喜大会で変更がなされたのは、サッカーで試合中の給水タイムの設置、ソフトテニスで1試合7ゲームを5ゲームに短縮、バドミントンで1ゲーム3セットマッチを1セットマッチに短縮、卓球で6チームの総当たりのリーグ戦から3チームごと2リーグを設置してからの上位2チーム同士のトーナメント戦にすることによる試合数の減少であります。この変更につきましては、中学校体育連盟を通じて、あらかじめ各学校の顧問には連絡され、生徒たちも理解して大会に臨んでおります。さらに、大会当日に、顧問会議で再度変更について確認し、混乱なく運営しております。  保護者への啓発についてでございますが、保健だよりにつきましては、担任から各クラスで学級指導に活用することを前提にして作成していることが多く、保護者には子どもの学習内容を伝えるために配布しているところでございます。そのことにより、保護者の啓発につながっていると考えております。保護者向けの情報提供につきましては、必要に応じて、より効果的なものとなるよう考えてまいりたいと思っております。  食の観点からの熱中症の予防等の啓発についてでございますが、給食の献立につきましては、児童・生徒の個々の健康及び生活活動等の実態や学校の事情に配慮して工夫するように検討してまいります。また、保護者につきましては、家庭での献立例などの情報提供をしてまいりたいと考えております。  質問の順序とは異なりますが、自転車について、教育部に係る再質問にお答え申し上げます。自転車保険の義務化に伴う保護者へのなぜ保険が必要なのかという趣旨等の徹底は大切であると考えており、趣旨が記載されたチラシの配布やPTA総会等保護者が集まる機会を利用して、その趣旨について伝えるように努めてまいります。  学校での自転車の安全に対する学習についてでございますが、自転車を利用することにより発生する危険性につきましては、議員ご指摘のとおり、以前、男山第二中学校がJA共済の事業に申し込みをして、スタントクラブによるよく起こる交通事故の再現から、その安全性や危険性について、実際に自分の目で見る経験を通して考える授業が行われたことがございます。児童・生徒には、交通事故全体の発生件数が減少している中、自転車利用者が加害者となる事故は増加傾向であるということや、またその危険性について、そして自分が加害者になってしまうことも十分起こり得るということも含め、日常の学級指導等を通じて、今後も指導していくことが大切であると考えております。 ○森川信隆 議長  吉川理事。          (吉川佳一理事 登壇) ◎吉川佳一 理事  暑さ対策に関する再質問にお答え申し上げます。クールスポットにつきましては、福祉会館を初めとする市内の8カ所の高齢者施設では、京都府の涼やかスポット事業を活用して、7月から9月までの期間、空調で室内の温度を快適に保った暑さをしのぐ場所を開放していただいております。今後も、広報やわたあるいはホームページ、チラシ、ポスター掲示での周知を継続するとともに、出前講座などにおいても周知してまいりたいと考えております。また、議員ご提案の公民館等をクールスポットとして活用できないかとのことでありますが、今後、各施設の事業の状況、ホール等の広さなどを含め、協議、検討してまいります。 ○森川信隆 議長  東都市整備部長。          (東  睦都市整備部長 登壇) ◎東睦 都市整備部長  自転車に関する質問にお答えいたします。保険の加入率アップには、なぜ入らなければならないかという理屈を理解することが加入率の増加につながると思います。広報やわた、ホームページなど機会を見まして、繰り返し粘り強く周知に努めてまいりたいと考えております。  次に、ピクトグラムにつきましては、その効用が期待できますことから、八幡警察署からもご意見を伺い、勉強してまいりたいと考えております。 ○森川信隆 議長  辻福祉部長。          (辻 和彦福祉部長 登壇) ◎辻和彦 福祉部長  公立就学前施設での保護者への自転車保険の周知についての再質問にお答えいたします。園児の自転車の購入は小学校入学後が多いことから、基本的に保育園等の職員から保護者に対しての保険加入の啓発は行っておりませんが、以前に交通安全指導をしていただいた際に、啓発資料を配布されたこともございます。今後の周知でございますが、園児の自転車デビューは年長児の一部に限られていることから、積極的な啓発等は考えておりませんが、有効な啓発資料等があれば、保護者に配布していきたいと考えております。 ○森川信隆 議長  次に、長村善平議員、発言を許します。長村議員。          (長村善平議員 登壇) ◆長村善平 議員  民主共生クラブの長村善平でございます。一般質問も5日目に入り、私が18番目ということで、最後の質問者となりました。議員の皆様、理事者の皆様方におかれましては、3日間連続の一般質問で大変お疲れのことと存じますので、前置きはなく、通告書に従いまして、質問させていただきます。  最初は、松花堂の管理運営体制について質問させていただきます。  まず、松花堂の庭の一部や書院などが名勝に指定されています。この名勝について質問させていただきます。名勝とは、文化財保護法により、文部科学大臣の指定を受けている区域ということで、保全修理をするに当たっては、2分の1が国庫支出金として支払われると聞いていますが、残りの2分の1は市が負担して文化財として大切に保全していかなければならなくなりました。市の方から国に働きかけて名勝に指定されたとお聞きしていますが、名勝に指定されたメリットと、もしデメリットがあればお聞かせください。  次に、昨年度と今年度で行われている名勝松花堂及び書院庭園保存活用計画について質問させていただきます。保存活用計画策定経費として、平成29年度が440万円、そして今年度が420万円を計上されました。平成29年度は全額の市の一般財源からの支出であったのに、平成30年度は2分の1の210万円が国庫支出金からの支出であります。なぜ同じ保存活用計画策定経費なのに、財源内訳に違いが出るのかお聞かせください。  また、この保存活用計画作成に当たって、平成29年度に保存活用計画策定業務委託費416万1,000円を計上、平成30年度には398万5,000円が計上され、2カ年事業として計画が策定されています。入札方法と事業の委託先、そして2カ年事業なのに、なぜ平成29年度の策定業務委託費は、平成30年度に繰り越しを行わずに単年度決算になっているのかと、保存計画ができ上がる時期についてお聞かせください。  3点目は、第5次八幡市総合計画の第1次実施計画では、平成31年度から計画に基づく保存活用がされると明記されています。来年度から、名勝松花堂及び書院庭園の修理などの工事が行われるわけですが、現時点で考えておられる工事着工及び完成の時期と修理補修の場所と内容及び修理に要する総費用と財源内訳についてお聞かせください。  次に、松花堂庭園の中の茶室の利用についてであります。松花堂庭園の中には、松隠、竹隠、梅隠の三つの茶室がありますが、八幡市松花堂庭園条例では、茶室の1日当たりの使用料金として、松隠2万5,000円、竹隠1万5,000円、梅隠が2万円、そして備考では施設の利用時間が3時間に満たない場合は半額とするとなっています。やわた市民文化事業団の平成28年度の決算書を見てみますと、平成27年度の茶室の利用状況は年間57件、利用料金収入は77万9,720円であり、平成28年度は年間78件、利用料金収入は80万8,600円となっております。茶室を利用するとなると、お点前をする準備もあるので、3時間未満の使用は余りないと思うので、利用料金の平均をとって1件当たり2万円と仮定すると、平成27年度が57件掛ける2万円で約114万円の収入、平成28年度が78件掛ける2万円で約156万円の料金収入が入る計算であります。しかし、実際の収入と照らし合わせると、平成27年度が約78万円で約32%の減収、平成28年度は約80万円で約49%の減収となっています。  そこで3点質問させていただきます。  1点目は、平成27年度と平成28年度の松隠、竹隠、梅隠、それぞれの茶室の利用料金を条例どおり取った場合、年間の利用料金収入は幾らになるのかお聞かせください。  2点目は、なぜこのように減収になっているのか、その理由と減免されている団体と、年間の利用件数、金額、減免率についてお聞かせください。  3点目は、松花堂庭園条例の第8条の2で、使用料は利用許可を受ける際に納付しなければならない。ただし、市長が相当の理由があると認めたときは、この限りではないと明記されていますが、市長が相当の理由があると認めたときとはどのような場合であるのかと、市長が認めた場合、利用料はどのようになるのかと、その手続き方法についてお聞かせください。そして、市長が相当の理由があると認めた団体や個人は、平成28年度までの5カ年間であるのかと、あればどのような状況になっているのかお聞かせください。  次に、八角堂について質問させていただきます。  八角堂のこれまでの経緯を振り返ってみますと、平成24年1月に、史跡石清水八幡宮境内の一部として国の史跡に指定され、平成25年3月に3,835.85平方メートルの土地を8,431万9,266円で市が購入され、公有化されました。そして、翌年平成26年度から平成29年度の4カ年で、当初は保存修理事業を計画されていましたが、1年延期になり、平成30年度での完成を目指して事業が行われています。  そこで、この八角堂について質問させていただきます。  1点目は、5カ年かけて行われてきた保存修理事業の総事業費は約2億3,190万円ということですが、国庫支出金等の財源内訳についてお聞かせください。  2点目は、今後、八角堂を市民に開放するとなると、市道から登っていく坂の修理や古墳に生えている竹等の雑木の整備も必要になってくると思いますが、今年度の当初予算で計上されている約4,800万円の中で、周辺の環境整備に係る費用と工事内容についてお聞かせください。また、購入された土地は西車塚古墳に当たり、また史跡にもなっていますが、古墳の上に生えている竹等の雑木をきれいに伐採することができるのか、管理する上での決まり事等があるのなら、お聞かせください。そして、古墳の竹等の雑木に隣接する民家に対しての対策は、今後どのようにされるのかについてもお聞かせください。  3点目は、八角堂は史跡ということなので、工事完了後、管理運営をしていく事業体は、学芸員等の資格を持っている団体に限られてくると思います。そうなると、本市においては、市の文化財保護課が担当するのか、やわた市民文化事業団の二つに限定されてきますが、来年度からの管理運営に関して、どのようにされようとしているのかお聞かせください。  4点目は、工事終了後の活用ですが、完成直後の八角堂の一般公開は行う予定があるのかと、来年度から行うと説明されている秋の文化財一斉公開にあわせての期間を限定しての公開について、事業主体とその内容についてお聞かせください。また、地元の皆様にも利用していただくということですが、具体的な手法についてお聞かせください。  5点目は、来年度からは維持管理経費がかかってくると思いますが、八角堂の管理経費や、市が購入した約3,800平方メートルの土地全体の除草作業等も含めた年間の維持管理経費の主な内容と費用についての考え方についてお聞かせください。  次に、内里地区の農地における盛り土について質問させていただきます。  内里北ノ口にあるKさん宅を囲むように、南側に1,251平方メートルと北側に1,726平方メートルの約3,000平方メートルの農地が産業廃棄物によって盛り土された状態で、南側の農地は山のように盛り土され、雑草も生えている状態であり、北側は最近もダンプによる搬入がされています。このような状態になった経過について、少しさかのぼって、まず農業委員会の対応について質問させていただきます。  市のホームページで公開されています平成29年12月5日に行われた農業委員会総会の議事録を見ますと、議長が議案第24号、地目変更承認申請願い承認の件を議題といたしますということで、事務局が届け出物件所在内里北ノ口、地目は田、面積208平方メートルほか3筆(合計1,108平方メートル)、届け出人○○氏、相続人○○氏、法説明、本件につきましては、野菜を栽培して所得の向上を図るため変更されるもので、問題はないものと考えますという説明で、続いて、農業振興部会長が、ただいまの案件につきましては、12月1日に部会を開催し、審議した結果、部会として異議はありませんという説明で、審議の結果、承認がされています。  ということは、農業委員会は12月1日に現場を見に行っておられるということですが、同じ日に市の環境保全課の職員も盛り土があるということで、北ノ口の現場を見に行っておられます。その職員の話では、12月1日に現場に行ったときは、既に田は盛り土され、その農地に面している市道よりも約1メートル高く土が積まれていたということでした。  私もその農地に面した市道菅井東線や内里1号線を11月下旬に車で通りかかったとき、既に環境保全課の職員が話されているのと同じような状態になっていました。
     そこで数点質問させていただきます。  1点目は、議案第24号のKさん宅の南側の農地に関しては、承認を受ける前に既に盛り土がされていたと思いますが、農業委員会としてはどのように把握されていたのかお聞かせください。  2点目は、野菜を栽培して所得の向上を図るため変更されるもので、問題はないものと考えますという事務局の説明ですが、環境保全課の職員も現場を見に行っているぐらいだから、野菜を栽培できるような状態ではなかったと考えますが、どうしてそういう説明になるのかと、議案として議題に上げられるまでに、届け出人の農家に対して、野菜を栽培できるような状態ではなかったのなら、野菜を栽培できる状態に農地を戻すよう指導すべきだと考えますが、どのようにお考えですか。  3点目は、昨年12月5日に田畑転換を承認してから今日まで、承認された土地は産業廃棄物の盛り土が高く積まれています。野菜をするために、田から畑に転換すると届け出た農家に対しての農業委員会としての対応についてお聞かせください。  次に、内里北ノ口の産業廃棄物置き場に接する市道について、数点質問させていただきます。  1点目は、この産業廃棄物置き場の件については、同僚議員が都市環境常任委員会でたびたび質問され、理事者が答弁されてこられました。ことしの第1回定例会では、道路河川課長が、大型ダンプを使った土砂の運搬によって舗装の悪いのは、市道菅井東線と内里1号線でございます。この市道は、市で舗装を打ちかえたのは平成16年で、既に13年が経過しており、運搬業者に責任が全てあるとはなかなか言いがたいところです。現在、施工業者と舗装の復旧の費用負担について調整しておるところでございますと答弁されていました。  そこで質問ですが、傷んでいる市道菅井東線と内里1号線の舗装の復旧をするには、総額幾らかかるのかと、あれから6カ月が経過しましたが、市と施工業者との舗装の費用負担はどのようになったのかお聞かせください。  2点目は、道路河川課長は、2回目の答弁で、ことしに入ってから、施工業者と舗装復旧方法、復旧時期について打ち合わせを一度しております。そのとき、業者からも全てはしんどいと、何とか市も協力してほしいという申し出がございまして、まだ決定はしておりませんが、現場作業の終わりが近づけば、また改めて協議いたしますが、その負担割合については、幾らということはお答えできませんと、わかりにくい答弁をされています。  そこで質問ですが、現場作業の終わりが近づけば、また改めて協議いたしますということですが、今でも状態は変わっていない中で、現場作業の終わりが近づく目途など、全く立たないと私は思います。産業廃棄物となると、指定業者に引き取ってもらう必要がありますが、きれいに片づけるとして、総額幾らぐらいかかるのか、概算で結構ですのでお聞かせください。また、現場作業の終わりが近づけばとは、どのような状態をいうのかと、業者との協議についての考え方についてお聞かせください。このような状況が3年、5年と続いても、舗装の復旧工事は行わないのかお聞かせください。  3点目は、当該市道は有都小学校の通学路でもあります。ダンプカーが通ると、人の通行に支障を来すような状態になりますし、雨が降ると陥没した市道には大きな水たまりができて、あの道を通学路として使っている戸津や二階堂の子どもたちは危険にさらされると思いますが、保護者からの声や小学校の対応についてお聞かせください。  次に、新名神高速道路八幡京田辺インターチェンジ周辺のまちづくりについて質問させていただきます。  八幡京田辺インターチェンジ周辺では、美濃山古寺地区と八幡インター南地区で土地区画整理事業が計画されており、この2地区は、平成28年5月に、地区内の市街化調整区域が市街化区域に編入されました。市街化区域になったことにより、平成28年5月まで市街化調整区域の農地や山林であった土地においては、平成29年度から市街化区域内農地、山林としての固定資産税の課税が行われています。少しずつではありますが、この地区では市税の増収となっていますが、最終的にはどれぐらいの増収になるのか気になるところであります。  そこで質問ですが、今年度の税額をベースとした場合、最終的に宅地課税が行われた場合、どれぐらいの固定資産税の増収効果があるのかと、どのような状況になったら宅地課税が行われるのかお聞かせください。  次に、第5次八幡市総合計画の第1次実施計画を見てみますと、土地区画整理事業者の求めに応じ、事業の準備または施行のための技術的援助を行うと明記されています。  そこで質問ですが、市が行う技術的援助とはどのようなものなのかと、担当する部署についての考え方についてお聞かせください。  次に、土地区画整理事業を実施するには、地権者が土地区画整理組合を立ち上げなければなりませんが、美濃山古寺地区と八幡インター南地区においての組合設立に向けての手続き方法と、二つの地区では、現在どの段階まで進んでいるのか進捗状況といつごろ組合が設立されると見込まれているのかお聞かせください。  次に、美濃山古寺地区と八幡インター南地区の両方ともにかかわる課題となると思うので質問させていただきます。土地区画整理法に基づいて、土地区画整理組合が設立されますと、土地の造成工事が始まります。京都府の都市計画課の指導のもとで、土地区画整理組合が設立されるわけですが、区域内の土地の造成工事を行うには、宅地造成等規制法に基づいて行う必要があり、その所管は京都府の建築指導課にあります。府の都市計画課の指導のもとで設立された組合が、建築指導課から見解の違った指導をされると、造成工事が計画どおりいかなくなり、事業費用の増額にもつながってきます。市が行われている技術的援助の中で、この部分にスポットを当てて、事業が計画どおりいくように府との調整をしていただきたいのですが、どのようにお考えですか聞かせてください。  次に、企業誘致についてでありますが、美濃山古寺地区においては、それぞれのブロックで、ほぼ誘致企業も固まってきたとお聞きしております。誘致企業の要望に沿った地形づくりをする必要があるわけです。企業誘致に対する市の考え方についてお聞かせください。  最後に、八幡京田辺インター線の道路整備について質問させていただきます。山手幹線道路の交差点の信号機から、新名神高速道路八幡京田辺インターチェンジの料金所に進入する信号機までの間には、現在信号機はありませんが、美濃山古寺地区区画整理事業地への進入路と八幡インター南地区区画整理事業地への進入路に、それぞれ一つずつ信号機が設置されるように聞いているのですが、どのようになっているのかと、もし2カ所に信号機が設置されるとなると、設置時期についてお聞かせください。また、八幡京田辺インター線は、山手幹線道路との合流部まで、一部の区間で暫定2車線での供用ですが、4車線で供用される時期についてお聞かせください。  以上で1回目の質問を終わらせていただきます。ご清聴ありがとうございました。 ○森川信隆 議長  午後1時まで休憩します。                  午前11時45分 休憩                  ――――――――――――                  午後 1 時00分 開議 ○森川信隆 議長  休憩前に引き続き、会議を開きます。  理事者、答弁願います。佐野教育部長。          (佐野正樹教育部長 登壇) ◎佐野正樹 教育部長  松花堂についてのご質問にお答え申し上げます。名勝松花堂及び書院庭園は、江戸時代後期の遺風を伝えるとともに、近代に特有の景物のあり方が随所に見られることから、芸術上の価値及び近代日本庭園史における学術上の価値が高いとして、平成26年10月に国の名勝に指定されました。指定のメリットとしては、国によって文化財としての価値づけが明確に行われたこと、改修経費などには一定の国庫補助が受けられること、デメリットとしては、改修などを実施する場合、文化庁の意見や専門家の判断を踏まなければならず、当該手続きに時間を要することが挙げられます。  次に、名勝松花堂及び書院庭園保存活用計画ですが、平成29年度は決算額で当該事業費として425万5,226円を支出し、そのうち211万円は地方創生推進交付金を充当しております。平成30年度は、当該事業の予算として420万円を計上し、そのうち210万円は地方創生推進交付金の充当を見込んでおります。平成29年度の財源については、前年度において文化庁所管の補助金の申請時期が経過した後に当該事業の実施を決定したため、内閣府所管の交付金を財源として充当し、平成30年度の財源については、文化庁所管の補助金が不採択となったため、同じく内閣府所管の交付金を財源としているものです。これらの補助金、交付金については、どちらも繰り越しができないため、単年度ごとの予算計上をしております。委託先は株式会社空間文化開発機構で、平成29年度は指名競争入札で決定し、平成30年度は随意契約を行っております。  次に、名勝松花堂及び書院庭園の改修ですが、その前提となる名勝松花堂及び書院庭園保存活用計画の策定が第5次八幡市総合計画の第1次実施計画策定後に発生した大阪府北部を震源とする地震により、大幅なスケジュール変更を余儀なくされ、現段階では平成31年度にずれ込む見通しでございます。工事内容等につきましては、当該計画策定後に、松花堂庭園の外苑との一体的な整備を考慮して検討してまいりたいと考えております。  次に、松花堂庭園の茶室の利用についてお答え申し上げます。条例どおり徴収した場合の利用料金収入につきましては、平成27年度の松隠の利用件数は28件で47万8,020円、竹隠の利用件数は24件で36万9,600円、梅隠の利用件数は5件で8万8,150円、合計利用件数は57件で93万5,770円でございます。平成28年度の松隠の利用件数は33件で54万4,840円、竹隠の利用件数は22件で32万8,020円、梅隠の利用件数は23件で42万2,300円、合計利用件数は78件で129万5,160円でございます。  次に、減収となっている理由につきましては、松花堂庭園条例第9条、市長は市の主催行事の参加者、その他特に認める者の入園料及び使用料を免除もしくは減免することができるの根拠条例により、市内小・中学校、高等学校が学校行事で使用する場合及び指定管理者である文化事業団が使用する場合において、減免及び免除をしているためです。減免及び免除をしている内訳でございますが、平成27年度は、松隠では市内幼稚園の茶道体験3件、3万8,550円、京都八幡高等学校の茶道練習2件、2万5,700円、松花堂月釜会のお茶会9件、7万8,950円、教育委員会主催の八幡浜交流事業1件、1万2,850円で、合計15件、減免額15万6,050円でございます。減免率につきましては、松花堂月釜会のお茶会が54%で、ほかは全額免除しております。竹隠、梅隠での減免はございません。平成28年度は、松隠では市内幼稚園の茶道体験3件、3万8,550円、京都八幡高等学校の茶道練習2件、2万5,700円、松花堂月釜会のお茶会10件、8万9,050円、教育委員会主催の男山第二中学校校区学校支援地域本部によるお茶会3件、4万6,260円、梅隠では、文化事業団主催の庭園アート事業14件、28万7,000円で、合計32件、減免額48万6,560円でございます。減免率につきましては、松花堂月釜会のお茶会が54%で、ほかは全額免除しております。竹隠の減免はございません。  次に、市長が納付猶予を認める相当の理由につきましては、市内高等学校等の主催による事業、八幡市文化協会及び八幡市体育協会が主催する事業等としております。この場合は、請求書を発行し、開催月の翌月末までに納付していただいております。市長が相当の理由があると認めた団体のお茶室の利用は、平成24年度から平成28年度においては、各年度1件の利用で、京都八幡高等学校の伝統文化体験教室でございます。  次に、八角堂についてのご質問にお答え申し上げます。八角堂に係る平成26年度から平成30年度当初までの保存修理事業費2億3,190万1,053円のうち、1億1,534万3,000円が国庫補助金、4,230万円が地方債、2,988万円が繰入金、4,437万8,053円が一般財源でございます。  次に、八角堂では、現在、左官工事、木工事を進めておりますが、その後に、主に頂上部分の環境整備として、八角堂の結界柵の設置、防犯・防火設備の設置、案内看板の設置、進入路の整備などを行う予定でございます。当該工事費として786万7,000円を見込んでおります。  次に、竹等の雑木の伐採ですが、八角堂地区は史跡指定されておりますので、文化庁、京都府からの指導を踏まえて、例年、数回にわたって除草、剪定、伐木などを実施しております。これらの内容については、今後も周辺にお住まいの皆様への周知を図った上で、継続的に実施していく予定でございます。  次に、工事完了後の管理体制ですが、国史跡の管理については、文化財保護法により市の責任において実施いたしますが、具体的な管理の方法については今後検討いたします。  次に、完成後の八角堂の一般公開ですが、来年度当初に実施する予定でございます。事業主体につきましては、管理体制を踏まえて決定してまいりたいと考えております。  次に、地元の皆様のご利用でございますが、八角堂周辺の市有地につきましては、これまでも地元の皆様にあずまやなどをご利用いただいてまいりましたが、改修後も出入りが自由な状態での管理を考えておりますので、従来どおりご利用いただくことを想定しております。  次に、来年度からの維持管理経費ですが、管理主体によって異なりますが、八角堂地区内には防犯・防火設備を設置し、職員等が常駐することは考えておりませんので、当面、人件費を除いて年間150万円程度の除草作業の委託経費が必要だと考えております。  次に、ご質問の順序とは異なりますが、内里地区における盛り土についてのうち、教育部に係るご質問にお答えいたします。有都小学校の通学路につきましては、保護者からは道路の状態についての苦情はございませんが、大型ダンプが通るなど作業現場付近は危険ではないかというご意見をいただきました。学校の対応といたしましては、登下校時には、現場付近に教職員を配置し、全校児童に対し、安全指導を行いました。また、保護者に対しましては、家庭からも安全指導をいただくよう安全確保についてのお願い文書を配布いたしました。 ○森川信隆 議長  佐野農業委員会事務局長。          (佐野泰博農業委員会事務局長 登壇) ◎佐野泰博 農業委員会事務局長  内里地区の農地における盛り土についての農業委員会の対応等についてお答え申し上げます。まず、1点目の農業委員会で把握していた農地でございますが、平成29年12月1日に開催されました農業委員会の農業振興部会で現地確認した際には、申請地に土が入っておりました。  次に、2点目の農業委員会の考え方でございますが、道路面より80センチメートル盛り土を行うと申請があり、工事の途中であることから、進捗状況を見守っていたところでございます。なお、現地確認の際、盛り土部分に地目変更承認申請に該当している農地が含まれていましたことから、該当する農地から土を搬出するよう、口頭指導を行い、同月4日の時点で搬出されたことを確認し、翌日5日に開催されました農業委員会総会において承認されたものでございます。  次に、3点目の12月5日以降の農業委員会の対応についてでございますが、以降、住宅地の北側の農地を掘削し、砂を持ち出す行為等が見られましたので、平成29年12月13日に、農業委員会の会長及び事務局職員2人で現地に赴き、早急に原状回復するよう口頭指導を行い、農地相続人の後継者からわかりましたと了解した旨の返事をいただいておりました。その後、平成30年1月24日付で、京都府から廃棄物処理の指導文書が通知されたとお聞きしたことから、京都府の指導のもとで協力するということとし、経過を注視しているところでございます。 ○森川信隆 議長  岸環境経済部長。          (岸 伸行環境経済部長 登壇) ◎岸伸行 環境経済部長  残土の処理費用についてお答え申し上げます。産業廃棄物まじりの残土の処理につきましては、残土量3,000立方メートルとして、概算でありますが、1,500万円以上の経費がかかると思われます。 ○森川信隆 議長  東都市整備部長。          (東  睦都市整備部長 登壇) ◎東睦 都市整備部長  内里地区の農地に関する質問にお答えいたします。市道菅井東線と市道内里1号線の舗装復旧費用はおおむね300万円でございます。市道菅井東線は八幡市で、市道内里1号線は盛り土の施工業者が復旧することで協議を進めているところでございます。  次に、道路の対応でございますが、現在のところ、現地の状況が長期にわたり続くとは考えておりませんが、ご質問のように長期にわたり現状が続く場合には、その状況により舗装復旧を行う必要があると考えており、現在のところ、定期的に現地のパトロールを行い、必要に応じて常温合材などで維持的な補修をしているところでございます。  次に、区画整理事業についてお答えいたします。技術的支援につきましては、土地区画整理法第75条に、土地区画整理の施行者は、都道府県知事及び市町村長に対し、技術的支援を求めることができるとの規定がございます。その技術的支援の内容は、土地区画整理事業の施行者に対する技術的支援の範囲を定める規則において、区画整理事業の周知に関すること、他機関との調整や折衝、また事業認可や工事設計についての助言や指導などと規定されています。八幡市におきましても、この規定に基づき、京都府と協議調整や助言を行うとともに、本事業が円滑に進むように協力しているところでございます。  次に、進捗状況でございます。土地区画整理組合設立の認可権者は京都府でございます。組合の設立に係る手続きにつきましては、現在のところ、両地区とも認可申請書提出にて京都府との調整を行っている段階と伺っております。組合の設立時期は、認可申請書が京都府へ提出されていないことから、認可及び組合設立の時期はお答えできませんが、京都府の認可には申請書が提出されてから数カ月かかると伺っております。  次に、事業進捗についての支援でございますが、土地区画整理事業の設立認可を受けた後に行う造成工事は、別途宅地造成等規制法の基準により許可を必要とします。土地区画整理法第75条及び土地区画整理事業の施行者に対する技術的援助の範囲を定める規則により対応してまいりたいと考えております。  両地区の企業誘致に関する市の考え方につきましては、八幡市総合計画、八幡市都市計画マスタープラン及び地区計画にお示ししておりますとおり、商業や物流などを考えており、両地区の計画はこの方針に沿ったものであると伺っております。  府道八幡京田辺インター線の信号機の設置につきましては、美濃山古寺地区土地区画整理の区域内道路との交差点信号は設置する計画であるが、設置時期は未定であると、京都府警察本部から伺っております。また八幡インター南地区土地区画整理の区域内道路との交差点信号につきましては、現在、京都府警察本部と設置に向けた協議を行っているところでございます。  府道八幡京田辺インター線の4車線化につきましては、市道山手幹線以西区間の完成とともに、新名神高速道路の全面開通にあわせて供用される予定でございます。 ○森川信隆 議長  南本市民部長。          (南本 晃市民部長 登壇) ◎南本晃 市民部長  土地区画整理事業に関するご質問のうち、固定資産税についてのご質問にお答え申し上げます。市街化調整区域から市街化区域に編入となった農地及び山林に係ります固定資産税及び都市計画税につきましては、税負担の急激な上昇を抑制するための軽減措置がそれぞれ適用されます。平成28年に新たに市街化区域に編入されました美濃山地区の農地及び山林につきましては、平成30年度は編入から2年目となり、税の軽減措置が適用されており、本来の税額より農地で60%、山林でおおむね57%軽減されております。今後、毎年軽減割合が少なくなり、徐々に増額となります。新たに市街化区域に編入された美濃山地区の農地及び山林が宅地化された場合の土地の固定資産税及び都市計画税につきましては、現時点で具体的な区画整理の内容等が確定していないことと、将来的な路線価格が想定できないため、現状を宅地化した場合の税額で比較しますと、農地がおおむね10倍、山林がおおむね30倍程度となるものと考えております。  次に、宅地課税の条件についてでございますが、土地区画整理の計画区域内の土地につきましては、土地区画整理法により仮換地指定の効力発生の日から使用または収益することができるとされております。課税におきましては、仮換地指定された土地が使用できる状態となった時点で、宅地課税の対象となるものでございます。 ○森川信隆 議長  長村議員。 ◆長村善平 議員  丁寧なご答弁、どうもありがとうございました。  それでは、まず松花堂については、松花堂の茶室の利用料金について質問させていただきます。  先ほどの答弁でもありましたけれども、八幡市松花堂庭園条例の第9条では、市長は市の主催行事の参加者、その他特に認める者の入園料及び使用料を免除もしくは減免できると明記されていますけれども、この減免することができると明記されている部分について再質問させていただきます。  茶室の使用に当たっての減免規定はつくられているかどうか、まずお聞かせください。もし、茶室使用に当たっての減免規定がつくられているのでしたら、その減免規定の内容についてお聞かせください。そして、もし減免規定がつくられていないという場合でしたら、私は早急に減免規定をつくる必要があると思いますが、どのようにお考えですか、お聞かせください。  次に、平成27年度、平成28年度2カ年間の減免率についてですけれども、松花堂月釜会は54%の減免をされている。ほかは全て全額100%の減免という答弁でございました。100%減免されている団体については理解できるんですけれども、松花堂月釜会のお茶会は全額ではなくて54%が減免されているということですけれども、この54%という数字を生み出す根拠はどこにあるのかお聞かせください。  次に、八角堂について質問させていただきます。  先ほどの答弁で、具体的な管理方法は今後検討していくという答弁で、結局はまだ管理主体がどこになるかというのは決まっていないという答弁でございました。私は、この八角堂の管理については、史跡でもございますので、市の直営で行うのか、もしくはやわた市民文化事業団に管理委託するのか、二つしかないと思っております。この質問をするに当たりまして、さまざまな人々から、今後の管理はどこがしていったらいいのだろうということを聞きました。そのような中で、一つの意見ですけれども、この八角堂については、そこで収入を得るような事業を行うわけでもなく、単に古墳に生えている雑草や樹木の管理と八角堂の管理が年間の主な事業なので、市が現在行っている古墳や窯跡の管理と同じように考えて、文化財保護課が管理するのがふさわしいかという意見もありました。八角堂については、この5年間で約2億3,000万円をかけて保全修理工事が行われてきたわけです。当然、堀口市長におかれましては、管理に対しまして一定の考えをお持ちだと思いますので、市長にお尋ねいたしますけれども、史跡を管理するとなると、市の文化財保護課が担当するのか、やわた市民文化事業団の二つに限定されますけれども、市長としてはどのようにお考えですか、お聞かせください。  次に、内里地区の農地における盛り土についての農業委員会の対応について質問させていただきます。  まず1点目は、現場の状況については、農業委員会のメンバーの中で、今、会長がおられますけれども、会長が今、問題となっている農地の一番近くに住んでおられますし、ビニールハウスもすぐ近くにあり、あの農地の状態について会長が一番よく承知されておられると思いますので、会長に質問させていただきます。  会長は、昨年12月の第4回定例会の一般質問で、基本として農地の保全と農家を守り、農村を維持するお手伝いをさせていただきたいと話されていました。内里北ノ口の農地が、今日のような状況になってしまったことについて、農地を保全し、農家を守るためにどのようにされようとしているのかお聞かせください。  2点目は、農業委員会の考え方について質問させていただきます。  農地法の第3条、第4条、第5条や今回のような地目変更承認の件などの議案を審議する場合、事前着工された場合や農作物の作付に適さないような農地については、農家への指導として、まず農作物を栽培できる状態に土地を戻すのか、その農地での作物の作付までを要求するのか。対応は、農家によってまちまちであるともお聞きしたことがあります。  そこで再質問ですけれども、どのようなルールになっているのかと、その規則は徹底しているのか。また、徹底したいのなら、徹底するための手法についてお聞かせください。  次に、この盛り土の中で、都市整備部の対応について質問させていただきます。  先ほどの答弁の中で、舗装の復旧におおむね300万円が必要になると。そして、市道菅井東線は市が復旧し、内里1号線は施工業者が復旧するというご答弁でした。そして、長期にわたる現在の状況が続くとは考えていない。しかし、長期にわたる現状が続く場合は、舗装復旧は必要であると考えているとの答弁でした。  それでは質問ですけども、長期にわたる現状が続く場合の長期とは、どれぐらいの期間を考えているのかお聞かせください。  2点目は、あの道路は雨が降ると陥没しておりますので、市道にも水がたまって大きな水たまりができる部分もあります。あの道路を、戸津や二階堂の子どもたちが通学道路で使っていますので、少なくとも大きくへんこんで陥没しているところだけでも、早急に舗装を復旧し、平らにすべきではないかと思いますが、どのようにお考えですか、お聞かせください。  次に、新名神高速道路八幡京田辺インターチェンジ周辺のまちづくりについて、再質問をさせていただきます。  1回目での質問でも述べましたけれども、土地区画整理組合の設立には、土地区画整理法を所管する京都府の都市計画課の同意がまず不可欠です。現在、府の都市計画課の指導のもとで、美濃山古寺地区の土地区画整理組合が間もなく設立されるともお伺いしております。次の段階の造成工事を行うには、宅地造成等規制法を所管する京都府の建築指導課の指導を受けるわけですけれども、都市計画課の意図が建築指導課に十分伝わっていなくて、地権者が困っておられるというのは、先ほども述べさせていただきました。  これは要望ですけれども、この件について、森下副市長に要望させていただきますけれども、33年間京都府で仕事をされてきたということですので、その経験を十分に生かしていただきまして、八幡市のこの状況については、都市整備課の職員も内容については周知されておりますので、職員の話をお聞きされて、京都府の建築指導課に都市整備課の意図を理解していただきますように、ご尽力いただきますよう、よろしくお願いいたします。  以上で質問を終わらせていただきます。 ○森川信隆 議長  暫時休憩いたします。                  午後 1 時33分 休憩                  ――――――――――――                  午後 1 時49分 開議 ○森川信隆 議長  休憩前に引き続き、会議を開きます。  理事者、答弁願います。堀口市長。          (堀口文昭市長 登壇) ◎堀口文昭 市長  長村議員の再質問にお答えいたします。工事完了後の八角堂の管理体制でございますけれども、先ほどご答弁申しましたように、国史跡の管理ということになりますので、文化財保護法に基づき、市の責任において管理すると。ただ、具体の方法として、直営なのか、それとも文化財保護法で認められるレベルの管理を第三者にお願いするかということでございますけれども、現時点でまだ協議が整っておりませんし、教育委員会と当初予算編成時までにはよりよい管理ができるよう協議して、決めてまいりたいと思っております。 ○森川信隆 議長  佐野教育部長。          (佐野正樹教育部長 登壇) ◎佐野正樹 教育部長  松花堂についての再質問にお答え申し上げます。利用料金の全額免除につきましては、文化事業団の内規として定めております。一部減免につきましては、内規として定めはございませんので、今後作成する方向で、文化事業団と協議してまいります。  次に、松花堂月釜会における減免率につきましては、月釜会が実施されるお茶会は、松花堂のお茶室を使っての本格的なお茶会であり、松花堂の茶室の価値を高め、あわせて宣伝、普及に資することから、文化事業団では公益事業として位置づけており、平成14年4月の料金改定の際に、従前の料金で据え置くこととされたものです。そのため、減免率が54%となっているものでございます。 ○森川信隆 議長  長村農業委員会会長。          (長村信幸農業委員会会長 登壇) ◎長村信幸 農業委員会会長   農業委員会会長としてお答え申し上げます。農地の保全と農家を守る、これは農業委員会会長としていつも思っているわけです。北ノ口の農地があのようになったことは意外なことですが、府とともに指導していきます。
    森川信隆 議長  佐野農業委員会事務局長。          (佐野泰博農業委員会事務局長 登壇) ◎佐野泰博 農業委員会事務局長  農地の取り扱いについての再質問にお答えさせていただきます。従来から、農地転用の事前着工等が行われていた場合、農地に原状回復してから転用申請するよう指導してまいりましたが、今後は、より一層周知徹底できるよう、基準やルールを明文化するなど検討を進めてまいりたいと考えております。 ○森川信隆 議長  東都市整備部長。          (東  睦都市整備部長 登壇) ◎東睦 都市整備部長  内里地区の道路についての質問にお答えいたします。長期につきましては、数値的な定義は難しく、現在行われております京都府の指導による現場の作業が継続し、道路の状況が不良である状態が続いて、その通行に相当の支障が生じていると判断した場合でございます。  次に、短期的な対応につきましては、定期的にパトロールを行うとともに、維持的補修を行ってまいります。 ○森川信隆 議長  以上で一般質問を終結いたします。  お諮りいたします。議事の都合により、明15日から25日までの11日間は休会いたしたいと思います。これに異議ありませんか。          (「異議なし」と言う者あり) ○森川信隆 議長  異議なしと認めます。よって、明15日から25日までの11日間は休会することに決しました。  以上で本日の日程は全て終了いたしました。本日はこれにて散会いたします。次回は9月26日午前10時から会議を開きますので、ご参集願います。なお、開議通知につきましては省略させていただきますで、ご了承願います。  本日はご苦労さまでした。                  午後 1 時55分 散会                  地方自治法第123条第2項の規定により署名する。                       八幡市議会議長    森 川 信 隆                       会議録署名議員    中 村 正 臣                       会議録署名議員    山 口 克 浩...