長岡京市議会 > 2021-02-19 >
令和 3年第1回定例会(第1号 2月19日)

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  1. 長岡京市議会 2021-02-19
    令和 3年第1回定例会(第1号 2月19日)


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    令和 3年第1回定例会(第1号 2月19日)                令和3年           長岡京市第1回議会定例会会議録                 第1号              2月19日(金曜日)          令和3年長岡京市第1回議会定例会−第1号−         令和3年2月19日(金曜日)午前10時00分開議
    〇出席議員(24名)          広 垣 栄 治  議員                     二階堂 恵 子  議員                     小 谷 宗太郎  議員                     西 條 利 洋  議員                     寺 嶋 智 美  議員                     冨 田 達 也  議員                     宮小路 康 文  議員                     住 田 初 恵  議員                     小 原 明 大  議員                     中小路 貴 司  議員                     白 石 多津子  議員                     小 野 洋 史  議員                     三 木 常 照  議員                     綿 谷 正 已  議員                     進 藤 裕 之  議員                     浜 野 利 夫  議員                     上 村 真 造  議員                     冨 岡 浩 史  議員                     八 木   浩  議員                     福 島 和 人  議員                     山 本   智  議員                     石 井 啓 子  議員                     大 伴 雅 章  議員                     田 村 直 義  議員 ───────────────────────────────────────── 〇欠席議員(0名) ───────────────────────────────────────── 〇欠  員(0名) ───────────────────────────────────────── 〇地方自治法第121条の規定により、説明のため出席した者。           中小路 健 吾  市長           土 家   篤  副市長           佐々谷 明 光  副市長           山 本 和 紀  教育長           澤 田 洋 一  統括官           喜 多 利 和  対話推進部長           滝 川 和 宏  総合政策部長           能 勢 泰 人  健康福祉部長           末 永 靖 弘  建設交通部長           清 水 克 己  上下水道部長           田 中 恭 介  監査委員 ───────────────────────────────────────── 〇議会事務局    関   喜 多  事務局長           木 村 知 継  事務局次長           遠 藤 まなみ  議事調査係長 ───────────────────────────────────────── 〇議事日程(第1号)令和3年長岡京市第1回議会定例会           2月19日(金曜日)午前10時開議   1.会議録署名議員の指名   2.会期の決定   3.議長諸報告   4.市長諸報告   5.定期監査及び例月現金出納検査の結果報告   6.長岡京市選挙管理委員会委員及び補充員選挙   7.諮問第 1号 人権擁護委員の推薦について   8.報告第 1号 専決処分の承認を求めることについて            〔専決第1号 令和2年度長岡京市一般会計補正予算(第7号)〕   9.報告第 2号 専決処分の承認を求めることについて            〔専決第2号 令和2年度長岡京市一般会計補正予算(第8号)〕  10.第 1号議案 財産の処分について  11.第 2号議案 行政手続における個人への押印義務付けの見直しに伴う関係条例の            整理に関する条例の制定について  12.第 3号議案 長岡京市情報通信技術を活用した行政の推進に関する条例の制定に            ついて  13.第 4号議案 長岡京市情報公開条例の一部改正について  14.第 5号議案 長岡京市個人情報保護条例の一部改正について  15.第 6号議案 長岡京市事務分掌条例の一部改正について  16.第 7号議案 長岡京市保育所設置条例の一部改正について  17.第 8号議案 長岡京市介護保険条例の一部改正について  18.第 9号議案 長岡京市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関            する基準を定める条例の一部改正について  19.第10号議案 長岡京市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び            運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のため            の効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部改正につい            て  20.第11号議案 長岡京市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護            予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基            準等を定める条例の一部改正について  21.第12号議案 長岡京市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等            を定める条例の一部改正について  22.第13号議案 長岡京市国民健康保険条例の一部改正について  23.第14号議案 長岡京市営住宅等の設置及び管理に関する条例及び長岡京市営小集            落改良住宅の設置及び管理に関する条例の一部改正について  24.第15号議案 令和2年度長岡京市一般会計補正予算(第9号)  25.第16号議案 令和2年度長岡京市国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)  26.第17号議案 令和2年度長岡京市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)  27.第18号議案 令和2年度長岡京市後期高齢者医療事業特別会計補正予算            (第3号)  28.第19号議案 令和2年度長岡京市公共下水道事業会計補正予算(第4号)  29.第20号議案 令和3年度長岡京市一般会計予算  30.第21号議案 令和3年度長岡京市国民健康保険事業特別会計予算  31.第22号議案 令和3年度長岡京市乙訓休日応急診療所特別会計予算  32.第23号議案 令和3年度長岡京市馬場財産区特別会計予算  33.第24号議案 令和3年度長岡京市神足財産区特別会計予算  34.第25号議案 令和3年度長岡京市勝竜寺財産特別会計予算  35.第26号議案 令和3年度長岡京市調子財産区特別会計予算  36.第27号議案 令和3年度長岡京市友岡財産区特別会計予算  37.第28号議案 令和3年度長岡京市開田財産区特別会計予算  38.第29号議案 令和3年度長岡京市下海印寺財産特別会計予算  39.第30号議案 令和3年度長岡京市粟生財産区特別会計予算
     40.第31号議案 令和3年度長岡京市介護保険事業特別会計予算  41.第32号議案 令和3年度長岡京市駐車場事業特別会計予算  42.第33号議案 令和3年度長岡京市後期高齢者医療事業特別会計予算  43.第34号議案 令和3年度長岡京市水道事業会計予算  44.第35号議案 令和3年度長岡京市公共下水道事業会計予算 ───────────────────────────────────────── ○(田村直義議長) おはようございます。  これより令和3年長岡京市第1回議会定例会を開会し、直ちに本日の会議を開きます。  これより日程に入ります。  日程1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、西條利洋議員福島和人議員を指名します。  次に、日程2、会期の決定を議題とします。  お諮りします。  この定例会の会期は、本日から3月22日までの32日間とすることに御異議ございませんか。              (「異議なし」と言う者あり) ○(田村直義議長) 異議なしと認め、会期は32日間と決定します。  次に、日程3、議長諸報告であります。  まず、12月定例会以降の議会活動につきましては、お手元に配布しました議会活動概要報告のとおりであります。  次に、意見書の処理報告であります。  12月定例会で可決されました、選択的夫婦別姓制度の法制化を求める意見書、不妊治療への保険適用の拡大を求める意見書、PCR検査追跡調査等の拡充を求める意見書、少人数学級の推進を求める意見書及び地域経済の持続へさらなる対策を求める意見書の5件については、12月18日付で国会及び政府関係機関へ送付しました。  次に、乙訓環境衛生組合議会乙訓福祉施設事務組合議会及び乙訓消防組合議会の会議の報告書が提出されています。お手元に配布のとおりであります。  次に、議員の派遣についての報告であります。  会議規則第164条第1項ただし書の規定により、議員を派遣しましたので報告します。お手元に配布のとおりであります。  以上で議長諸報告を終わります。  次に、日程4、市長諸報告であります。  中小路市長。               (中小路健吾市長登壇) ○(中小路健吾市長) おはようございます。本日からの定例会、どうぞよろしくお願いいたします。  本日、ここに令和3年長岡京市第1回議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位には公私とも大変お忙しいところ御出席いただきまして、厚く御礼を申し上げます。  それでは、去る12月議会定例会以降の主な事務事業につきまして、報告を申し上げます。  初めに、新型コロナウイルス感染防止の取組について御報告いたします。  昨年末からのいわゆる第3波の影響で、本市では12月に61例、1月には過去最多の73例が確認され、1か月の累計が3か月連続で最多人数を更新する状況でありました。  1月13日には、京都府にも緊急事態宣言が発出され、本市においても、市民の皆様に外出の自粛、催物の開催制限、施設の使用制限などをお願いするとともに、国、府と連携し、営業時間短縮要請に御協力をいただきました店舗への協力金事業にも、迅速に対応してまいりました。  市民や事業者、医療・福祉関係者など全ての皆様の御努力のおかげで、本市の感染者数は減少に転じ、京都府全体でも、府が独自に設定いたします緊急事態宣言解除要請の要件を満たす状況まで改善されました。  改めて皆様に感謝を申し上げたいと存じます。  ただ、新規感染者数は減少傾向にあるものの、いまだ医療提供体制は予断を許さない状態が続いておりますので、引き続き、感染予防対策を継続してまいります。  市民の皆様には御負担をおかけしますが、何とぞ御理解と御協力をよろしくお願い申し上げます。  こうした中、国が感染症対策の決め手として準備を進めてまいりましたワクチン接種につきまして、去る2月14日に、アメリカ製薬大手ファイザー製新型コロナウイルスワクチンが国内で初めて正式に承認され、17日には、医療従事者への先行接種が開始されました。  本市では、健康医療推進室と防災・安全推進室を中心に、庁内関係課からなる検討チームを11月下旬に設置し、既存システムの改修や接種券の印刷、乙訓医師会との協議など、ワクチン接種の実施に向けた事前準備に取り組んでまいりました。  1月27日には、私を本部長としますワクチン接種事業実施本部を設置し、医療機関との調整や会場の確保など、接種体制の整備に努めているところであります。  今後の予定としましては、まず65歳以上の方に3月下旬以降に接種券を発送し、4月1日以降から接種を実施する予定であります。  市民の皆様には、できる限り詳しくて分かりやすい情報をお伝えしながら、円滑なワクチン接種に努めてまいります。  次に、防災に関する協定の締結について、御報告申し上げます。  去る2月13日午後11時頃、福島県沖を震源とする震度6強の地震が発生し、福島・宮城の両県を中心に、甚大な被害が発生いたしました。被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復旧・復興を願っているところであります。  このように各地で災害が多発する中で、2月15日に、三協フロンテア株式会社と、救援物資の供給に関する協定を締結いたしました。  大規模災害の発生により、長期的避難が必要となる場合を想定し、移動や設置を迅速に行うことが可能であるユニット式のハウスやトイレを提供していただくことを目的として締結したものであります。  本協定の締結により、避難所生活が長期化した際に、避難所の生活環境の向上を図ることが可能となり、市民の安心・安全の確保に大きく寄与するものと考えております。  今後も、より一層、災害支援の取組を進めてまいりたいと存じます。  次に、長岡京市教育委員会京都西山短期大学との連携・協力協定について、御報告申し上げます。  京都西山短期大学は、市内に位置する唯一の単科大学で、市はこれまでにも機会あるごとに様々な事業で交流してまいりました。  特に教育・生涯学習の分野では、中央公民館事業などへ大学の先生方を講師として派遣していただいたり、学生の皆さんと参加者の双方が、共に学べる事業を大学と連携して実施するなど、協力関係を積み重ねてきたところであります。  そしてこのたび、京都西山短期大学本市教育委員会との間で、生涯学習・地域学習に関する連携・協力協定を、2月17日に締結いたしました。  本協定を通じて、教育・生涯学習の分野にとどまらず、豊かな地域社会の形成に寄与できるよう、取組を進めてまいりたいと存じます。  次に、指定ごみ袋制度について、御報告申し上げます。  去る2月1日から、完全実施となりました指定ごみ袋制度は、導入から約3週間が経過いたしました。おかげさまで多くの市民の皆様に、初日からスムースに指定ごみ袋への切替えを行っていただくことができました。  導入初日となります1日の早朝には、私も市内数か所のごみステーションを回らせていただきました。出されているごみ袋の約9割が、指定ごみ袋を使っていただいているという状況を確認することができ、制度導入をスムースに行えたことは、市民の皆様のごみ減量に対する御理解と意識の高さのたまものであると、改めて皆様の御協力に感謝を申し上げたいと思います。  現時点では、まだ段ボールなどの古紙が排出されているところも見受けられますことから、今後も引き続き丁寧な啓発とともに、ごみ減量に向けた取組に努めてまいりたいと考えております。  次に、長岡京ガラシャ祭2020の代替イベントについて、御報告申し上げます。  長岡京ガラシャ祭実行委員会では、代替イベントの一つとして、ユーチューブ長岡京ガラシャ祭チャンネルを開設され、昨年の11月8日から、小和田哲男氏の監修のもと制作いたしました、玉の勝龍寺城への輿入れ・婚礼の儀の再現映像を皮切りに、これまでに計14本の動画を配信していただいております。  2月7日に最終回を迎えましたNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の紀行で本市が取り上げられたことをはじめ、その前後には、各メディアで勝龍寺城が数多く取り上げられるなどの効果もありまして、再生回数が、大河ドラマ最終回の直前1週間だけで7万5,000回、直後の1週間余りで13万回を超え、昨日時点の累計では23万回を超えるなど、全国の皆さんに本市の魅力を発信できたものと考えております。  さらに、婚礼の儀の動画は、その内容等が高く評価されまして、広報作品を評価します京都広報賞の会長賞も受賞することができました。  この流れを途切れさせることなく、ポスト大河となる今年も、引き続き魅力の発信に努め、今年の秋には、盛大にガラシャ祭が開催できることを切に願っているところであります。  最後に、勝龍寺城土塁・空堀跡の長岡京市指定文化財への指定について、御報告申し上げます。  勝龍寺城主郭の北東に位置します、勝龍寺城土塁・空堀跡につきまして、去る2月1日付で、史跡として市の文化財に指定いたしました。  元亀2年、1571年、勝龍寺城城主・細川藤孝が、織田信長の許可を得て、大規模な改修により城を整備した際、城の北側に強固な堀・土塁を築造したものと考えられており、城の外郭の構造をうかがい知ることができ、その年代が限定される貴重な遺構であるため、本市文化財保護審議会の答申を受け、指定の運びとなったものであります。  なお、当該地は、これまでの発掘調査の成果を踏まえ、平成26年度に史跡公園として保存整備しております。  本年は、この細川藤孝の勝龍寺城築城からちょうど450年目の節目を迎えることとなります。今年度大河ドラマで注目されました勝龍寺城を、さらに多くの方に知っていただき、親しんでいただけるよう、ポスト大河イヤーとして、勝龍寺城築城450年祭の取組を展開してまいりたいと考えております。  引き続き、御支援、御協力いただきますようお願い申し上げます。  以上、市長諸報告とさせていただきます。 ○(田村直義議長) 以上で市長諸報告を終わります。  次に、日程5、定期監査及び例月現金出納検査の結果報告であります。  監査委員の報告を求めます。  田中監査委員。               (田中恭介監査委員登壇) ○(田中恭介監査委員) おはようございます。  定期監査及び例月現金出納検査の結果について御報告申し上げます。  地方自治法第199条第4項の規定によりまして定期監査を、また、同法第235条の2第1項の規定によりまして例月現金出納検査をそれぞれ実施いたしました。その監査対象並びに結果と同法第199条第14項による通知がありましたことを、あわせて御報告させていただきます。  なお、その内容の詳細は、お手元にお配りいたしました報告書のとおりでございます。  以上、監査報告とさせていただきます。 ○(田村直義議長) 以上で監査報告を終わります。  次に、日程6、長岡京市選挙管理委員会委員及び補充員選挙を行います。  まず、長岡京市選挙管理委員会委員の選挙を行います。  お諮りします。  選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選によりたいと思います。これに御異議ございませんか。              (「異議なし」と言う者あり) ○(田村直義議長) 異議なしと認めます。したがって、選挙の方法は指名推選によることに決定しました。  お諮りします。  議長において指名することにしたいと思います。これに御異議ございませんか。              (「異議なし」と言う者あり) ○(田村直義議長) 異議なしと認めます。したがって、議長において指名することに決定しました。  長岡京市選挙管理委員会委員に、堀 松市さん、西川博晴さん、山本 淳さん及び石田貴美子さんを指名します。  お諮りします。  ただいま議長において指名しました4名を長岡京市選挙管理委員会委員の当選人と定めることに御異議ございませんか。              (「異議なし」と言う者あり) ○(田村直義議長) 異議なしと認めます。したがって、堀 松市さん、西川博晴さん、山本 淳さん及び石田貴美子さんが、長岡京市選挙管理委員会委員に当選されました。  次に、長岡京市選挙管理委員会補充員の選挙を行います。  お諮りします。  選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選によりたいと思います。これに御異議ございませんか。              (「異議なし」と言う者あり) ○(田村直義議長) 異議なしと認めます。したがって、選挙の方法は指名推選によることに決定しました。
     お諮りします。  議長において指名することにしたいと思います。これに御異議ございませんか。              (「異議なし」と言う者あり) ○(田村直義議長) 異議なしと認めます。したがって、議長において指名することに決定しました。  長岡京市選挙管理委員会補充員に、第1順位藤下輝夫さん、第2順位水野 裕さん、第3順位今堀光弘さん、第4順位太田司良さんを指名します。  お諮りします。  ただいま議長において指名しました4名を、長岡京市選挙管理委員会補充員の当選人と定めることに御異議ございませんか。              (「異議なし」と言う者あり) ○(田村直義議長) 異議なしと認めます。したがって、第1順位藤下輝夫さん、第2順位水野 裕さん、第3順位今堀光弘さん、第4順位太田司良さんが、長岡京市選挙管理委員会補充員に当選されました。  次に、日程7、諮問第1号 人権擁護委員の推薦についてを議題とします。  提案理由の説明を求めます。  中小路市長。               (中小路健吾市長登壇) ○(中小路健吾市長) 日程7、諮問第1号の人権擁護委員の推薦について、御説明申し上げます。  現人権擁護委員の武田久幸氏が、令和3年6月30日で任期満了となりますが、引き続き人権擁護委員に推薦いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会に同意を求めるものでございます。御同意賜りますようよろしくお願い申し上げます。  以上、提案説明といたします。 ○(田村直義議長) 説明は終わりました。  お諮りします。  本件については、質疑、委員会付託及び討論を省略して、直ちに採決に入ることに御異義ございませんか。              (「異議なし」と言う者あり) ○(田村直義議長) 異議なしと認め、そのように決定します。  諮問第1号 人権擁護委員の推薦について、武田久幸さんを推薦することに賛成の議員の起立を求めます。                 (賛成者起立) ○(田村直義議長) 全員起立。したがって武田久幸さんを推薦することに同意するものと決定しました。  次に、日程8、報告第1号 専決処分の承認を求めることについてから、日程28、第19号議案 令和2年度長岡京市公共下水道事業会計補正予算(第4号)までの21件を一括議題とします。  提案理由の説明を求めます。  中小路市長。               (中小路健吾市長登壇) ○(中小路健吾市長) それでは、私からは、日程8、報告第1号、日程9、報告第2号、日程11、第2号議案、日程12、第3号議案及び日程24、第15号議案につきまして御説明を申し上げ、その他の議案につきましては、副市長及び関係部長から説明いたしますので、よろしくお願い申し上げます。  まず、日程8、報告第1号 専決処分の承認を求めることについて、御説明申し上げます。  その内容は、令和2年度長岡京市一般会計補正予算(第7号)であります。  今回、専決いたしました補正予算は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に対応し、今後、国により新型コロナウイルスワクチンの供給が開始された際、遅滞なく市民がワクチン接種を受けられるよう準備を進めるために必要な経費につきまして、所要の措置を講じたものであります。  補正の規模は、既定の予算総額に、歳入歳出それぞれ3,020万2,000円を追加し、令和2年度長岡京市一般会計歳入歳出予算の総額を398億4,504万1,000円とするものであります。  歳出予算の概要といたしましては、主にワクチン接種券等の作成に向けて必要となりますシステム構築、また接種券の印刷及び封入、郵送に要する経費、そして予約受付等諸準備に要する経費を計上するものであり、事業実施に当たって必要となる職員の時間外手当につきましては、予備費により収支調整をいたしております。  次に、歳入予算についてであります。  今回の補正予算における事業費の財源といたしましては、全額本事業の実施のために措置されました国庫補助金を充てております。  現在、新型コロナウイルスワクチン接種事業実施本部の事務局を中心に、鋭意、情報の収集、乙訓医師会等との調整、本格実施に向けた検討などを行っているところでありますが、今後、接種実施に向けて着実に準備を進めてまいります。  以上、令和3年1月5日に専決いたしました、令和2年度長岡京市一般会計補正予算(第7号)の概要でございます。  次に、日程9、報告第2号 専決処分の承認を求めることについて、御説明申し上げます。  その内容は、令和2年度長岡京市一般会計補正予算(第8号)であります。  今回、専決いたしました補正予算は、京都府の緊急事態措置により、特措法に基づく営業時間短縮要請に御協力いただいた店舗へ、1日当たり6万円の支給を行う協力金事業につきまして、国・府・市が連携した取組を行うに当たって、必要となります本市の費用負担分として3,711万円を予備費から組み替え、京都府緊急事態措置協力金負担金として計上するものであります。  1月13日に発令されました緊急事態宣言は、2月8日以降も延長され、時短要請も継続されましたが、今回の協力金負担金につきまして、2月7日までの事業に対する市負担分となっているところであります。  飲食業を営む事業者の皆様におかれましては、感染拡大防止のために御協力いただきましたことに厚く感謝を申し上げますとともに、新型コロナウイルス感染症の一日も早い収束に向けまして、市民と心を一つにして取り組んでまいりたいと考えております。  以上、令和3年1月26日に専決いたしました、令和2年度長岡京市一般会計補正予算(第8号)の概要でございます。御承認賜りますようよろしくお願い申し上げます。  次に、日程11、第2号議案 行政手続における個人への押印義務付けの見直しに伴う関係条例の整理に関する条例の制定につきまして、御説明申し上げます。  新型コロナウイルスの感染拡大防止及び行政手続のデジタル化による対面主義の廃止を目的としまして、本市条例で規定されております、押印の義務づけを見直すため、関係条例の整備を行うものでございます。  改正する条例は、職員の服務の宣誓に関する条例、長岡京市住居表示に関する条例、長岡京市火入れに関する条例、長岡京市議会政務活動費の交付に関する条例の4条例であり、それぞれ様式中、押印欄の削除を行うものであります。  なお、この条例は公布の日から施行することといたしております。  以上、提案理由の説明とさせていただきます。御審議賜りますようよろしくお願い申し上げます。  次に、日程12、第3号議案 長岡京市情報通信技術を活用した行政の推進に関する条例の制定につきまして、御説明申し上げます。  本条例は、市の機関等への申請、届出や市民への処分通知等の行政手続、電磁的記録の縦覧や作成を、情報通信技術を利用することにより、手続における関係者の利便性を向上させることを目的とするものであります。  本条例により、市の機関等と市民との間をインターネット等を利用して、従来、書面等で行うこととしてきた申請などを、オンラインで実施することが可能となります。  なお、この条例の施行は、令和3年4月1日としております。  以上、提案説明といたします。御審議賜りますようよろしくお願い申し上げます。  それでは、次に、日程24、第15号議案 令和2年度長岡京市一般会計補正予算(第9号)につきまして、御説明申し上げます。  既定の予算総額に、歳入歳出それぞれ12億3,392万7,000円を追加し、令和2年度長岡京市一般会計歳入歳出予算の総額を410億7,896万8,000円とするものであります。  それでは、歳出予算の概要から御説明申し上げます。  まず、新型コロナウイルス感染症につきましては、1月に緊急事態宣言が再度発出されましたが、市民の皆様の感染拡大防止への積極的な御協力にもよりまして、徐々に新規感染者数が減少傾向となってまいりました。  しかしながら、感染自体が全くなくなったわけではなく、引き続き、日々の生活の中で、でき得る限りの拡大予防の取組を続けていく必要があります。  現在、子供たちが毎日通う学校におきましても、感染予防対策を実施しておりますが、これを継続するため、国の3次補正予算を活用し、衛生消耗品や備品を備える経費を、令和3年度当初予算から前倒し計上いたしました。  校内の消毒実施や学校行事につきましては、密を避けながら取り組むなどの対応と併せて、必要な換気をしっかり行いながら授業を行っており、光熱水費も当初の見込みより増嵩しておりますが、必要な予算は措置をしながら、子供たちの安全を確保してまいります。  また、市内を運行いたします路線バスにつきましては、地域の足として今後も市民の皆様に安心安全に利用いただけるよう、車内の消毒や便数の調整によりまして、感染拡大の防止に努めてこられました。  公共交通事業者であります阪急バスに対しまして、便数維持等のため年度内に必要となりますかかり増し経費に対する補助金を増額して、支援してまいります。  次に、新型コロナ対策以外の、本市の重要課題や各施策につきましても、年度末を見据えた手だてをいたしております。  医療、福祉の分野におきましては、不採算になりがちな救急医療、周産期医療、小児医療等を行う公的病院への運営助成に対する特別交付税措置を活用し、済生会京都府病院に対する運営助成金を予算化いたしております。  また、現在、社会福祉法人物集女福祉会により、井ノ内地内にて整備が進められております、仮称特別養護老人ホームサニーリッジbioの埋蔵文化財調査に対する補助金を追加し、地域で安心して生活できる基盤づくりを支援いたします。  そして、国の令和2年度補助金の追加内示や、先般成立いたしました3次補正予算を活用いたしまして、令和3年度に予定しておりました、長岡京駅前線第4工区の街路用地の取得、橋梁長寿命化計画の策定、公園長寿命化計画に基づく遊具の改築、そして神足小、長六小、長岡中学校の各校防水外壁等の改修やトイレ改修等の工事に係る経費を前倒しで計上いたしました。  なお、自治振興条例の市民との協働による策定につきまして、今年度はコロナ禍で多くの人が集まって議論を行い、検討を深めていくことが難しい状況でありました。  当初のスケジュールありきで議論を進めるのではなく、今年度予定しておりました検討内容の一部を、令和3年度に変更して実施しますことから、9月補正にて債務負担行為の予算化を図りました今年度分の委託料を減額して、改めて令和3年度予算に計上したいと考えております。  そのほかにも、かんがい排水事業に対する土地改良事業補助金の追加や、各特別会計、一部事務組合、地方税機構等への繰出金及び負担金、法改正に対応したシステム改修など、各分野で必要となる予算につきまして、措置しているところであります。  以上が、歳出予算の概要であります。  次に、今回の補正における歳入予算について御説明いたします。  まず、本補正予算に要する経費の財源手だてとして、令和元年度の決算剰余金により繰越金を増額しております。  そして、国の今年度補助金の追加内示や第3次補正予算に計上されたものをはじめ、各事業において活用可能な国・府の補助金をそれぞれ見込んでおり、特に、新型コロナウイルス感染症への対応に当たり、地方の創意工夫により取り組むべく交付されております新型コロナウイルス対応地方創生臨時交付金つきまして予算化を行い、歳出の事業費への財源充当を行います。  また、公園緑地整備基金を取り崩し、国補助金により前倒しで実施いたします公園施設長寿命化の財源として活用するほか、財産収入といたしまして、次年度より民間の運営に移行いたします神足保育所の園舎につきまして、契約に基づき運営法人に売却しますことから、不動産売払収入を計上いたしております。  地方債につきましては、投資的事業に係る財源として、それぞれ手当てしているものであります。  なお、新型コロナウイルス感染症の影響によりまして、一部の収入が当初の見積りより減収となることも見込まれますが、国による臨時の財政対策により、減収補填債の発行対象が拡充されましたことから、これを活用することにより、今年度の事業執行に必要な財源を確保してまいります。  こうした財源手当の結果、今年度、特に新型コロナウイルス感染症の感染拡大に対しまして、迅速な対応を行うための財源として、取崩しを予定しておりました財政調整基金につきまして、引き続き今後の財政運営に備えるために、取崩し額の縮減を図ります。  以上が歳入予算の概要であります。  次に、繰越明許費補正であります。追加といたしまして、民生費、商工費、土木費、教育費におきまして、いずれも年度内執行の見込みが困難な事業として、27件の事業をお願いするものであります。  最後に、地方債補正についてでありますが、減収補填債の発行によります1件の追加及び歳出補正による事業費の変更等により、既定の5件について限度額の変更をお願いするものであります。  以上、令和2年度長岡京市一般会計補正予算(第9号)の概要であります。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○(田村直義議長) 土家副市長。               (土家 篤副市長登壇) ○(土家 篤副市長) おはようございます。  それでは、私からは、日程10、第1号議案 財産の処分について、御説明申し上げます。  今般、長岡京市立神足保育所を民間移管するに当たり、公募型企画競争方式により選定された事業者との間で締結した建物売買仮契約書に基づき、財産を処分するものであります。  財産の種類は、園舎及び附属建物の6棟で、処分価格は1億2,224万5,000円、相手方は社会福祉法人清和会であります。  なお、譲渡先が公共的な団体で、用途が保育施設であること、また既存棟について一定の年数が経過していることなどから、減額した価格としており、事業者選定の募集要項で示したものと同一の価格であります。  つきましては、建物売買の本契約を締結し、財産を処分するため、議会の議決をお願いするものでございます。  以上、提案理由の説明とさせていただきます。御審議賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○(田村直義議長) 喜多対話推進部長。              (喜多利和対話推進部長登壇) ○(喜多利和対話推進部長) 日程13、第4号議案及び日程14、第5号議案につきまして御説明申し上げます。  まず、第4号議案 長岡京市情報公開条例の一部改正についてでございますが、このたびの改正は、情報公開制度をより適正に運営するための規定の整備を行うものでございます。  その主な改正内容は、現に行っている情報の取扱いについて、条例に明記するものでございまして、1つ目といたしまして、公益上特に必要があると認めるときは、公開しない部分が含まれている情報であっても公開することができること、2つ目といたしまして、情報が存在するか否かを答えるだけで、保護されるべき情報を公開することとなるときは、情報の存否を明らかにしないで、公開請求を拒否することができること、3つ目といたしまして、公開請求された情報に第三者に関する情報が含まれる場合、第三者に公開・非公開についての意見書の提出の機会を与えること及び4つ目といたしまして、第三者からの審査請求を棄却する場合等における手続を規定するものでございます。  また、請求書の補正及び請求者からの公開・非公開の決定までの期間、関係の規定を整備し、その他所要の改正を行うものでございます。  なお、この条例の改正は、令和3年4月1日から施行いたします。  次に、第5号議案 長岡京市個人情報保護条例の一部改正についてでございますが、このたびの改正は、個人情報保護制度をより適正に運用するための規定の整備を行うものでございます。  その主な改正内容は、現に行っている個人情報の取扱いについて、条例に明記するものでございまして、まず1つ目といたしまして、個人の権利・利益を保護するため特に必要があると認めるときは、不開示情報が含まれている個人情報であっても開示することができること、2つ目といたしまして、開示請求された個人情報に第三者に関する情報が含まれている場合、第三者に開示・不開示についての意見書提出の機会を与えること及び3つ目といたしまして、第三者からの審査請求を棄却する場合における手続を規定するものでございます。
     また、請求書の補正及び請求から開示等の決定までの期間、関係の規定を整備し、その他所要の改正を行うものでございます。  なお、この条例の改正は、令和3年4月1日から施行いたします。  以上、提案理由の説明とさせていただきます。御審議賜りますようよろしくお願いいたします。 ○(田村直義議長) 滝川総合政策部長。              (滝川和宏総合政策部長登壇) ○(滝川和宏総合政策部長) 日程15、第6号議案 長岡京市事務分掌条例の一部改正について、御説明申し上げます。  本条例は、地方自治法の規定に基づき、市の部局と、その分掌する事務について定めたものであります。  令和3年度の組織については、新たにスタートする第4次総合計画第2期基本計画の施策展開に注力するとともに、現執行体制の課題等の解決を図り、市民サービスを安定して提供していくといった新たな行政需要にも、適時対応できる体制としております。  今回の一部改正は、事務の効率化を図るべく、対話推進部に位置づけられている、情報公開及び個人情報保護の事務を、市民協働部へ移管するため、所要の改正を行うものであります。  なお、この条例の改正は、令和3年4月1日から施行することとしております。  以上、提案説明といたします。御審議いただきますようよろしくお願い申し上げます。 ○(田村直義議長) 能勢健康福祉部長。              (能勢泰人健康福祉部長登壇) ○(能勢泰人健康福祉部長) 日程16、第7号議案から日程22、第13号議案までの7件の条例の一部改正について、御説明申し上げます。  まず初めに、日程16、第7号議案 長岡京市保育所設置条例の一部改正について、御説明申し上げます。  長岡京市立神足保育所は、昭和42年度に開所し、平成元年度には現在地に新築移転しており、これまで地元の方々に多大な御支援と御協力を賜りながら、保育所運営をしてまいりました。  このたび神足保育所を民間移管するに伴い、令和3年3月末日をもって保育所を廃止するため、本条例の一部を改正するもので、令和3年4月1日から施行するものでございます。  なお、令和3年4月1日から同敷地において、社会福祉法人清和福祉会が新たに、こうたり保育園として開園される予定であります。  次に、日程17、第8号議案 長岡京市介護保険条例の一部改正について、御説明申し上げます。  今回の改正は、長岡京市第8期介護保険事業計画に基づき、介護保険事業の適正な運営を図るため、令和3年度から5年度までの3か年における、第1号被保険者の保険料及び所得段階区分などの見直しにより、本条例の一部を改正するものであります。  改正内容は、所得段階区分における基準所得金額の見直しのほか、税制改正による個人所得課税の見直しにより、保険料率の算定に関する基準などを追加するもので、令和3年4月1日から施行するものでございます。  なお、保険料につきましては、現事業計画における介護サービスなどの見込量や介護報酬改定などから算出すると、保険料は上昇いたしますが、新型コロナウイルス感染症による市民生活への影響を考慮し、基金の取崩しなどにより、次期保険料の基準額は、現行の月額6,180円で据え置くこととしております。  次に、日程18、第9号議案から日程21、第12号議案までの4件の条例改正は、いずれも厚生労働省の基準省令の一部改正が行われたことにより、同規定を準用している、それぞれの条例の一部を改正するものであります。  まず、第9号議案 長岡京市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、御説明申し上げます。  改正内容は、地域密着型サービスのうち、要介護認定をお持ちの方を対象としたサービスにおきまして、感染症対策や虐待防止の見直しなどを、基準省令の内容を基に一部改正するものであります。  次に、第10号議案 長岡京市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部改正について、御説明申し上げます。  改正内容は、地域密着型サービスのうち、要支援認定をお持ちの方を対象としたサービスにおきまして、同じく、感染症対策や虐待防止の見直しなどを、基準省令の内容を基に一部改正するものであります。  次に、第11号議案 長岡京市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部改正について、御説明申し上げます。  改正内容は、介護保険法に規定される介護予防支援におきまして、感染症対策や虐待防止の見直しなどを、基準省令の内容を基に一部改正するものであります。  次に、第12号議案 長岡京市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正について、御説明申し上げます。  改正内容は、介護保険法に規定される居宅介護支援におきまして、感染症対策や虐待防止の見直しなどを、基準省令の内容を基に一部改正するものであります。  なお、これらの4件の条例改正は、令和3年4月1日から施行するものでございます。  次に、日程22、第13号議案 長岡京市国民健康保険条例の一部改正について、御説明申し上げます。  健康保険法施行令等の一部を改正する政令の施行により、低未利用土地等の譲渡に係る長期譲渡所得に関する特別控除の規定について見直しが行われたことに伴い、本条例の一部を改正するものでございます。  改正の内容は、法令に合わせて、一般被保険者に係る基礎賦課額の所得割額の算定について、当該改正に係る租税特別措置法の条文を加えるものであります。  なお、この条例の改正は、令和3年4月1日から施行するものでございます。  以上、7件の条例の一部改正についての提案理由の説明とさせていただきます。御審議賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○(田村直義議長) 末永建設交通部長。              (末永靖弘建設交通部長登壇) ○(末永靖弘建設交通部長) 日程23、第14号議案 長岡京市営住宅等の設置及び管理に関する条例及び長岡京市営小集落改良住宅の設置及び管理に関する条例の一部改正について、御説明申し上げます。  今回の改正は、市営中開田住宅の廃止に伴い、条例の文言を一部削除するとともに、子育て世帯の市営住宅への入居条件の緩和及び市営住宅駐車場の使用料に係る減免または徴収の猶予の要件を緩和するものであります。  なお、この条例の改正は、令和3年4月1日から施行するものでございます。  以上、提案理由の説明とさせていただきます。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 ○(田村直義議長) 能勢健康福祉部長。              (能勢泰人健康福祉部長登壇) ○(能勢泰人健康福祉部長) 日程25、第16号議案から日程27、第18号議案までの3件の補正予算について、御説明申し上げます。  まず初めに、日程25、第16号議案 令和2年度長岡京市国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)につきまして、御説明申し上げます。  今回の補正は、既定の歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ630万4,000円を追加し、予算総額を72億2,105万円とするものでございます。  初めに、歳出でございますが、保険給付費の出産育児一時金で、給付見込みの増として630万4,000円を増額しております。国保事業費納付金では、歳入繰入金の増減により財源内訳を変更しております。  続きまして、歳入でございますが、繰入金で630万4,000円を増額しております。内容は、一般会計からの国の法定繰入れとして、基盤安定制度繰入金の確定に伴う保険料軽減分及び保険者支援分のほか、出産育児一時金繰入金を、それぞれ増額しております。  また、歳入歳出の調整として、財政調整基金取崩額を減額しております。  次に、日程26、第17号議案 令和2年度長岡京市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)につきまして、御説明申し上げます。  今回の補正は、歳出予算のみの補正でございます。平成30年度の介護給付費の精算に伴う国・府・支払基金・市への返納分として、諸支出金で14万6,000円を増額し、予備費におきまして同額を調整したものでございます。  次に、日程27、第18号議案 令和2年度長岡京市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第3号)につきまして、御説明申し上げます。  今回の補正は、既定の歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ816万1,000円を追加し、予算総額を14億6,590万2,000円とするものでございます。  初めに、歳出でございますが、後期高齢者医療広域連合納付金816万1,000円を増額しております。これは保険料等負担金及び保険基盤安定制度負担金をそれぞれ増額しております。  続きまして、歳入でございますが、後期高齢者医療保険料を411万1,000円増額しております。これは現年度保険料について、京都府広域連合の算定による保険料負担金額が当初の見込額を上回ることにより増額するものでございます。  繰入金において、一般会計繰入金を405万円増額しております。これは保険料軽減措置の対象者数の増加に伴い、同じく広域連合の算定による負担金額が当初の見込額より上回ることから、保険基盤安定制度繰入金を増額するものでございます。  以上、提案説明とさせていただきます。御審議賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○(田村直義議長) 清水上下水道部長。              (清水克己上下水道部長登壇) ○(清水克己上下水道部長) 日程28、第19号議案 令和2年度長岡京市公共下水道事業会計補正予算(第4号)について御説明申し上げます。  今回の補正では、業務の予定量を今年度の実績に合わせ、年間有収水量を減量しております。  収益的収入及び支出におきまして、収入では、有収水量の減により下水道使用料を減額し、今回の補正に伴い、一般会計からの雨水処理負担金、他会計補助金を補正いたしております。  支出では、営業費用で流域下水道維持管理負担金を増額、営業外費用で、今回の補正に伴い消費税を再計算し、納付額を減額しております。  次に、資本的収入及び支出におきましては、収入では、事業費の増に伴い、企業債、補助金及び他会計補助金を増額いたしております。  支出では、国の第3次補正予算を活用し、前倒しでストックマネジメント詳細設計業務を新たに計上する一方、工事スケジュールの変更による工事請負費を減額するとともに、本年度の実施状況に基づき、流域下水道建設負担金を補正するものであります。  企業債では、今回の補正に伴い、起債の限度額を増額補正し、利益剰余金の処分額を記載のとおり改めるものであります。  以上、提案説明とさせていただきます。御審議賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○(田村直義議長) 説明は終わりました。  ただいま、議事日程の途中ですが、午前11時10分まで休憩します。               午前10時58分 休憩              ─────────────               午前11時10分 再開 ○(田村直義議長) 休憩を閉じ、続会します。  次に、日程29、第20号議案 令和3年度長岡京市一般会計予算から、日程44、第35号議案 令和3年度長岡京市公共下水道事業会計予算までの16件を一括議題とします。  提案理由の説明を求めます。  中小路市長。               (中小路健吾市長登壇) ○(中小路健吾市長) それでは、令和3年度当初予算の各議案につきまして、御説明申し上げます。  私からは、日程29、第20号議案 令和3年度長岡京市一般会計予算につきまして御説明申し上げ、その他の予算議案につきましては、関係部長から説明いたしますので、よろしくお願い申し上げます。  議案の説明に先立ちまして、貴重なお時間を拝借し、私の令和3年度市政運営の基本的な考え方につきまして、その所信の一端を申し述べ、議員各位並びに市民の皆様方の御理解と御協力をお願いしたいと存じます。  最初に、新型コロナウイルス感染症への対応についてであります。  令和3年度の予算編成を行うに当たり、私が最も優先しておりますのは、何よりも新型コロナウイルス感染症への対応であり、市民の皆さんが安心してふだんの生活を営んでいただくため、市民生活に一番近い基礎自治体として、様々な状況変化に、引き続き迅速かつ柔軟な対応をもって臨む決意でありますことを、まずもって申し上げたいと思います。  昨年の感染拡大以降、緊急事態宣言の発出に伴う学校の臨時休校や事業者への休業要請など、新型コロナウイルス感染症により対応すべき状況は、常に変化し続けており、これら一連の事態は、市民生活や地域経済に大きな影響を与えました。  その時々の状況に迅速に対応するべく、学校や公共施設の感染拡大防止対策や災害時の避難所における衛生用品の確保、市民お一人お一人への新しい生活様式応援券の給付、商工業者に対する事業継続補助金、福祉事業者等支援補助金の支給、公共交通事業者への運行継続支援など、補正予算の編成などの措置により、出来得る限りの手だてを講じ、市民の安全・安心の確保、地域経済の回復に全力で取り組んできたところであります。  再度の緊急事態宣言発令後、市民の皆様の感染拡大防止の御協力にもよりまして、全国的にも感染者数は減ってはきておりますが、まだまだ今後について予断は許される段階ではなく、状況に応じた取組が引き続き求められるものであります。  1月には、専決処分により新型コロナウイルスワクチン接種体制の確保準備や、国・府との連携によります、緊急事態宣言に伴う時短要請協力金給付への対応を行いました。  今議会でも、令和2年度補正予算としまして、公共交通事業者への追加支援や小中学校でのコロナ対策を提案しているところであります。  令和3年度当初予算におきましても、学校、保育所をはじめ、市民が日常的に利用されます公共施設等の感染防止対策や、ICT技術を活用いたしましての市業務のデジタル化、非接触・非対面で提供できる行政サービスの拡大による行政手続の利便性向上、下水道料金の引上げ延期の継続や国民健康保険料・介護保険料を見直すに当たっての市民負担のできる限りの抑制など、コロナ禍での市民生活を支えるために必要と考えられる、安定的・継続的な取組を念頭に、新型コロナ対策の関連予算を盛り込んだところであります。  今後、新型コロナワクチンの接種開始や急激な感染拡大など、当初予算では対応困難な状況変化が生じた際には、議会とも緊密なコミュニケーションを図りつつ、タイミングを逸しないよう的確かつ迅速に、必要な措置を講じてまいります。  そして、令和3年度は、第4次総合計画第2期基本計画の初年度であります。これからの5年間、第1期基本計画の達成状況や新たなニーズを踏まえつつ、議会や市民とともに練り上げた各分野・各施策の着実な進展を図っていく決意であります。  その具体化としまして、災害への備えの拡充や、防災拠点でもあります新庁舎建設の安全な施工実施による、安全・安心の確保と創出、済生会京都府病院の新築移転支援や共生型福祉施設構想の推進による暮らしの基盤の下支えといった施策への重点的な配分を行ったところであります。  同時に、コロナ禍にあっても、学校施設の再整備や都市公園施設の長寿命化・再整備、阪急長岡天神駅周辺整備など、将来へとつながる戦略的な取組とまちの魅力づくりを、途切れることなく、さらに進めていく必要があると考えております。  そうした取組につきまして、SNSなどのデジタル媒体を積極的に活用しつつ、広報紙やFMおとくになどの特性を生かしながら、クロスメディアによる幅広い対象に向けたシティプロモーションを展開し、選ばれるまちとしての魅力を内外に広く発信することで、関係人口の拡大を図り、本市の目指すべき将来都市像「住みたい 住みつづけたい 悠久の都 長岡京」の具現化に努めてまいります。  また、保育士宿舎の借上げ支援による人材確保支援や子ども見守り宅食の実施など、新たな取組による子育て支援、健康長寿プラン2025の推進、タブレット端末を活用した教育環境のさらなる充実など、必要とされる施策をきめ細かく展開する予算としております。  人口減少、少子高齢化に加え、新型コロナウイルスの感染拡大は、社会、生活のありように大きな影響を与えました。これまでどおりでは対応できない事象も生じてまいろうかと思われますが、一方で様々な取組の意義を改めて考えることもできているのではないでしょうか。  議論を重ね、新たな価値を生み出していく、この機会を得ているのだと前向きに受け止め、市民の暮らしをより一層支えていく市政を、皆様との対話の中でつくり上げてまいる所存であります。  現下の厳しい財政状況の下、安定した市民サービスを確保するために、市有財産の積極的な活用、持続可能な経営基盤の構築、そしてICT等を活用した業務効率の見直しなど、本市の経営資源を最大限に活用しながら、行政運営に臨んでまいりたいと考えております。  私の信念であります対話を重視しながら、誠実に、また、前例にとらわれず、果敢に取り組んでまいりたい。その思いを、いま一度、皆様にお伝えさせていただきたいと存じます。
     以上、私の所信の一端を申し述べ、重ねて、市議会並びに市民の皆様方の御支援と御協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。  それでは、令和3年度一般会計当初予算案につきまして、その概要を説明申し上げます。  初めに、予算編成の背景であります。  緩やかな回復基調が続いてきた世界の経済は、中国経済の失速、米中貿易戦争の影響、そして世界規模の新型コロナウイルス感染症の拡大により、大きく減速しております。  日本経済について、国は、新型コロナウイルス感染症の影響により、依然として厳しい状況にあり、累次の補正予算等の政策効果などにより、持ち直しの動きが見られるものの、新型コロナウイルス感染症が内外経済を下振れさせるリスクに十分注意する必要があるとしております。  先般、国が発表しました令和3年度の地方財政計画においては、新型コロナウイルス感染症の影響により、地方税等の大幅な減収を見込む一方、地方税、地方交付税等の一般財源総額は、水準超経費を除く交付団体べースで、実質前年度比0.7%の増、地方交付税総額についても、前年度比5.1%の増、臨時財政対策債の増加額は可能な限り抑制することとされ、一般財源の最大限の確保に努められているところであります。  しかし、感染症への対応を図りつつも、少子高齢化に伴う構造的な課題や労働環境・家族環境の変化等による、社会保障費の自然増など、諸課題への取組の必要性は依然として存在しており、地方財政はなお大変厳しい状況が続くものと見込まれております。  本市の人口は、ほぼ横ばいで推移し、おおむね児童数も維持している状況であります。高齢化率は全国平均より低いものの、上昇傾向にあることから、今後も子育てや教育の環境整備、介護基盤の安定等において、多くの財政需要が見込まれるところであります。  市税や交付金などの本市歳入についても、令和3年度は新型コロナウイルス感染症の影響による減収が見込まれます。地方交付税、税の減免等に対する臨時の対応など、地方財政への措置もなされておりますが、これまでの投資的経費にかかる公債費の増や、扶助費の伸びなど、多くの財政需要が引き続き見込まれる中、厳しい財政運営が想定されます。  こうした背景をもとに編成いたしました一般会計の総額は312億6,200万円、当初予算の規模としては4年連続で過去最大となりました。前年度当初予算額との比較では、31億1,500万円の増、率にして11.1%の増となっております。  まず、歳入でありますが、基幹収入である市税につきましては、コロナ禍による経済活動全般の停滞による、給与所得の減や地方財政計画、市内大手事業所の業績動向などを総合的に勘案しまして、個人市民税においては、対前年度比3億3,908万3,000円減の48億2,496万1,000円、率にして6.6%の減収を、法人市民税は、対前年度比3億8,074万3,000円減の5億3,059万4,000円、率にして41.8%の減収見込みといたしました。  また、固定資産税につきましても、令和3年度税制改正により、評価額が上がった土地の税額を据え置く措置や、中小企業の事業収入が減収となった場合の減免措置によります影響を加味し、前年度比8,566万円減の50億3,890万9,000円、率にいたしまして1.7%の減収見込みといたしました。  1款市税の総額では、その他の税目と合わせ、全体で118億467万7,000円を計上し、前年度に比べ8億2,717万2,000円、率にして6.5%の減と見込むところであります。  2款地方譲与税から10款地方特例交付金及び12款交通安全対策特別交付金の10項目の歳入につきましては、地方財政計画、経済状況等を勘案して、それぞれ見込まれる額を計上いたしております。  10項目の歳入の総額は、経済停滞による地方消費税交付金の減を見込む一方、税制改正に伴う法人事業税交付金、地方特例交付金の増等により、対前年度比5,450万円の増額計上となっております。  11款地方交付税につきましては、対前年度比で9,000万円、率にして4.4%増の21億2,000万円を計上いたしました。普通交付税につきまして、令和2年度の算定内容をべースに、国の示した令和3年度の地方財政計画を参考に、基準財政需要額及び収入額を見込んで算定しておりますが、大幅な市税の減収見込みを受け、実質的な交付税として措置されております臨時財政対策債4億5,000万円の増額見込みと合わせて、5億4,000万円の増を見込むものであります。特別交付税は前年度並みを見込んでおります。その他の収入として、国、府の補助金や財産収入など、最大限の財源確保に努めました。  以上のような歳入見込みと合わせ、予算編成作業において全ての事業の精査に努め、財政調整基金からの補填額を8億7,000万円として、収支の均衡を図ったところであります。  続きまして、歳出予算の概要でございます。  第4次総合計画の体系順に、主な事業についてその内容を説明いたします。  まず、一つ目の柱「こども」については、本市が今後ともまちの活力を維持して成長していくべく、定住促進を図り、魅力を高める施策として、精力的に取り組んでまいったところであります。  産み育てる環境の分野では、新たに、子ども見守り宅食支援事業補助金を創設し、食材の提供を通じた子育て世帯の見守り活動を支援してまいります。  また、私立幼稚園で継続的に実施していただいております健康診断に対する補助を開始するなど、子育てに係る支援を図ってまいります。  また、子育てコンシェルジュ事業に引き続き取り組むとともに、Zoomやオンライン動画を活用した非接触・非対面での子育て支援講座の実施など、妊娠・出産・子育てに係る様々な負担の軽減を図り、安心して子供を産み育てられる環境を充実させてまいります。  就学前教育・保育の分野では、民間の保育施設において、保育人材確保のために宿舎を借り上げて提供する費用への補助や、認可外保育施設への運営補助金の単価の引上げにより、ソフト面での支援を充実させるとともに、民間による運営に移行いたします、こうたり保育園に市の保育士を継続して派遣し、万全の態勢で保育の引継ぎを行い、官民の力を結集して保育の受皿の基盤強化を図ってまいります。  小規模保育施設への給付費負担金や運営補助として5億4,668万円、民間保育園・認定こども園等の施設型保育事業としては14億7,517万円を計上しており、引き続き地域の多様な保育ニーズにきめ細かく対応いたします。  学校教育の分野では、本市独自の外国語活動指導員の配置や、学校教育支援員に加えて、今年度整備を進めております、児童・生徒1人1台のタブレット端末を生かした学習活動を本格的に進められるよう、ICT支援サポーターを新たに配置するとともに、授業支援アプリの導入により、子供たちの学びを支援してまいります。  また、長岡第四小学校の再整備については、令和3年度中に実施設計を行い、本工事に向けて着実に準備を進めてまいります。  さらに、この間取り組んでまいりました小中学校トイレ改修の総仕上げや各小中学校の防水対策など、令和2年度3月補正に前倒しいたしました事業と並行して、各校空調設備の更新に向けた検討など、各施設の維持改修を計画的に進めてまいります。  二つ目の柱「くらし」であります。  保健・医療の分野では、公的病院であります済生会京都府病院の新築移転への令和3年度の支援として、補助金11億5,700万円を計上いたしました。  また、今年度はコロナ禍により実施を見送りました、食育ひろば、歯のひろば、ママ・キッズマルシェといった、健康や食育に関する行政や民間団体のイベントを一堂に集め、より一層啓発効果の高い催しとして実施いたします、長岡京まるごとヘルシーフェスタの開催経費を、改めて計上いたしております。  高齢福祉・障がい福祉の分野では、障がいのある人の就労を支援するため、通所に当たって必要な交通費に対する助成事業を開始するとともに、愛のタクシー事業の給付額を引上げ、より一層の社会参加の促進に努めてまいります。  地域福祉・生活の安定の分野では、竹寿苑の移転整備に向けた改築工事基本・実施設計に着手するとともに、共生型福祉施設の整備に必要な道路整備に係る事業費を計上し、構想の具体化を進めてまいります。  また、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、ニーズが増加いたしました住居確保給付金給付枠を増額確保するとともに、新たに家計改善事業を実施し、これまでの生活困窮者支援の取組と併せて早期の生活再生をサポートいたします。  次に、三つ目の柱「かがやき」であります。  地域活動・市民活動の分野では、多様な主体による市民活動の拠点として御利用いただいております多世代交流ふれあいセンターこらさの給排水設備の改修に着手いたします。  また、今年度に引き続き、市民との協働により、自治振興条例の策定検討を重ね、市民と行政の適切な役割分担につきまして、対話を通じた共通理解を深めてまいります。  そして、自治会活動の支援や自治会未組織地域における住民活動、地域コミュニティ協議会の自主的な運営などについても、支援を継続してまいります。  人権の分野では、性の多様性理解促進事業といたしまして、パートナーシップ制度を実施し、共生社会の実現に向けての取組を進めてまいります。  次に、生涯学習・文化・スポーツの分野であります。今年度は、大河ドラマ「麒麟がくる」が最終話まで無事放映され、本市の歴史的な魅力に注目いただける貴重な一年でありました。  この機を逃さず、新型コロナの状況を見定めながらではありますが、勝龍寺城の近世城郭としての築城450年を節目といたしました記念講演会を実施してまいります。  また、戦国期の歴史資源のみならず、次世代に確実な文化財の保存・活用を推進していくための文化財保存活用地域計画の策定にも引き続き取り組んでまいります。  生涯学習においては、読書啓発と人権啓発双方の視点から、本市在住の児童文学作家あまんきみこさんによる読書講演会を開催し、幅広い市民層への啓発を図ります。  スポーツの振興においては、若葉カップ全国小学生バドミントン大会を継続して実施してまいります。  また、東京オリンピック・パラリンピックに関連し、本市中心部を縦断いたしますオリンピック聖火リレー及びパラリンピックの採火式が、コロナ禍においても安全・安心に開催できるよう、感染防止に要する追加の経費等につきまして、予算化を図り、健やかな心身を育むスポーツへの関心や機運を高めてまいりたいと考えております。  次に、四つ目の柱「まち」であります。  市街地の分野では、JR長岡京駅東口駅前広場整備工事に着手し、継続費として2か年で3億円の事業費を設定し、歩行者や自転車通行の安全確保を図ってまいります。  阪急長岡天神駅周辺整備事業については、駅東口の暫定広場の詳細設計費を計上するとともに、庁舎西地区道路整備に係る埋文調査費を計上いたしました。  地域住民や関係機関との協議・検討を通じた、市民の合意形成に引き続き取り組んでまいります。  長岡京駅前線整備事業では、国の補助金を活用しながら、引き続き踏切付近の第4工区の早期完成に向けて取り組んでまいります。  新庁舎等建設事業といたしましては、18億7,360万円を計上いたしました。既に第1期庁舎の建設に着工しており、工事期間中は来庁者の皆様、周辺にお住まいの皆様には、大変御不便と御迷惑をおかけいたしますが、安全第一で取り組んでまいります。  そして、コンパクトシティの継続的な推進を図るため、第2次長岡京市立地適正化計画の策定経費を計上いたしております。  道路・交通の分野では、先般策定いたしました自転車ネットワーク計画に基づき、自転車ネットワーク路線の整備を図ってまいります。  また、道路照明灯のLED化に着手し、今後3年間の予定で整備を進めてまいります。  また、市内橋梁の長寿命化に向けた計画を策定するとともに、光明寺北側の歩道整備に向けた工事費を計上いたしました。  また、東部路線バスへの助成、コミュニティバスの運行継続と並行いたしまして、市内路線バスの減便計画を受けて、地域公共交通会議において、本市の公共交通の在り方について検討を進めてまいります。  産業の分野であります。現在、農業振興計画の検討を進めておりますが、農業者の下支え、育成のために、担い手経営サポート事業を新たに開始するとともに、水稲病害虫防除の取組に対しまして、奨励金により支援してまいります。  また、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、商工業者についても、実態に即した支援が必要であります。市内事業者のニーズを基に、市商工会が実施いたします業務改善・販路開拓の取組に対しまして、商工会補助金を拡充して支援してまいります。  また、中小企業振興条例制定検討会議の立ち上げや、企業立地促進助成、創業希望者への支援、チャレンジショップの実施支援など、市内商工業者の事業活動の支援を行ってまいります。  観光振興については、勝龍寺城築城450年の節目を活用しながら、新観光戦略プランの推進を図るとともに、スマホによるまち歩き地図アプリの運用開始、観光協会ホームページのスマホ対応支援など、ICTの積極活用により新たな展開を図ってまいります。  防災・安全の分野では、激甚化する災害に備え、浸水想定地域における避難行動タイムラインの作成に着手するとともに、コロナ禍におけるマルチ避難促進や新しい避難情報区分の周知を図るため、屋内に掲出保存可能な避難情報ガイドを作成し、全戸配布をいたしてまいります。  また、災害時の避難所用資機材の整備を継続するとともに、老朽化するため池の災害への備えといたしまして、金ケ原に所在する芦原池の改修工事調査設計を実施いたします。  雨水対策といたしましては、神足ポンプ場貯留施設の詳細設計を進めるとともに、いろは呑龍南幹線への接続推進を図ってまいります。  防犯の取組といたしましては、稼働中の見守り機能付防犯カメラを適切に運用してまいります。  次に、五つ目の柱「みどり」であります。  脱炭素の分野では、第3期環境基本計画の策定作業中でありますが、現在取り組んでおりますCOOL CHOICE運動の市民への浸透を期し、これまで個別に実施しておりました薪ストーブ、住宅エコリフォーム、太陽光発電導入への補助に、新たに次世代自動車購入補助を加え、COOL CHOICE実践補助金として統合・拡充いたしました。  また、資源循環では、今年度導入いたしました指定ごみ袋制度のさらなる普及を図るとともに、環境共生の分野では、里山林再生・西山森林整備に引き続き取り組んでまいります。  都市環境の分野では、傷みの激しい旧西国街道の石畳舗装につきまして、現状の景観に配慮しつつ、利用しやすい道路とするための再整備設計に着手いたします。  また、長岡公園トイレの洋式化等改修を行うとともに、西山公園第3期整備の実施設計等の事業費を計上するとともに、西代里山公園の遊具整備なども取り組んでまいります。  最後に、六つ目の柱「けいえい」であります。  魅力発信の分野では、引き続きシティプロモーションを行ってまいりますが、令和4年度の市制50周年事業を、高いシティプロモーション効果により開催するべく、副業人材の活用による事業企画プロデューサーの登用を目指します。  また、事業規模が拡大しております、ふるさと納税を活用した本市の魅力発信事業につきまして、3つのプロジェクトや返礼品の取組が相乗効果をもたらすよう、多様なメニューを提案することで一層の魅力発信に努めてまいります。  都市経営の分野においては、LINEによる申請やオンラインによります市民税申告書作成システムの運用開始、市民課窓口における電子マネー等によるキャッシュレス決済の導入など、ICTの活用や非接触・非対面による行政サービスの提供範囲を広げることにより、行政手続の利便性向上、業務の省力化・効率化を進め、経営資源の有効活用を図ってまいります。  以上、総合計画の6つの柱で、特筆すべき項目について説明いたしました。このほかにも、様々な施策においてきめ細やかに財源を配分したところでございます。  冒頭にも申し上げましたが、令和3年度は、第4次総合計画第2期基本計画の初年度、新たなスタートの年であります。  多様化・高度化する行政需要や複雑に絡み合う課題に果敢に取り組み、総合計画の基本構想に掲げた「住みたい 住みつづけたい 悠久の都 長岡京」を目指してまいります。  以上、令和3年度の一般会計予算の概要説明といたします。御審議賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○(田村直義議長) 能勢健康福祉部長。              (能勢泰人健康福祉部長登壇) ○(能勢泰人健康福祉部長) 日程30、第21号議案及び日程31、第22号議案について御説明申し上げます。  まず初めに、日程30、第21号議案 令和3年度長岡京市国民健康保険事業特別会計予算について、御説明申し上げます。  予算総額は、歳入歳出それぞれ69億9,860万円を計上しており、前年度当初予算と比較しますと2.9%の減でございます。  令和3年度の国民健康保険の加入見込数は、世帯数が9,372世帯、前年度比で1.5%の減、被保険者数が1万3,969人で、前年度比で2.2%の減と見込んでおります。  初めに、歳出の主な内容でございます。  保険給付費は49億5,196万円で、前年度比で1.4%の減となっております。主な内訳は、療養諸費、高額療養費、出産育児諸費などで、歳出総額に占める保険給付費総額の割合は70.8%となっております。  次に、国保事業費納付金は17億6,881万円で、前年度比で7.3%の減となっております。これは京都府が府下市町村全体の保険給付費などから算出した必要納付金額が、前年度に比べて減額となったため、本市に対する割当てが減額となったものでございます。  次に、保健事業費は9,518万8,000円を計上しております。  続きまして、歳入の主な内容でございます。  国民健康保険料で、総額13億7,462万5,000円を計上しており、歳入総額に占める割合は19.6%となっております。  次に、府支出金は49億8,281万8,000円を計上しております。内訳は、保険給付費の財源として交付される普通交付金と、保険者努力や特定健康診査などの市町村の取組状況などに応じて交付される特別交付金であります。  最後に、繰入金では6億2,637万9,000円を計上しております。内訳は、国の法定分である保険基盤安定制度、出産育児一時金、財政安定化支援事業及び職員給与費・事務費の各繰入金のほか、市が負担すべきその他一般繰入金であります。  また、基金繰入金で、国民健康保険財政調整基金からの繰入金5,700万円を計上しております。  令和3年度につきましても、財政調整基金の取崩しにより、保険加入者の保険料負担の増加抑制に努めたところでございます。  次に、日程31、第22号議案 令和3年度長岡京市乙訓休日応急診療所特別会計予算について、御説明申し上げます。  予算総額は、歳入歳出それぞれ6,276万1,000円を計上しており、前年度当初予算と比較しますと6.4%の減でございます。  初めに、歳出の主な内容でございます。  総務費で5,538万1,000円を計上しております。主なものは、医師・薬剤師・看護師などの人件費、医療機器の保守、診療報酬請求に伴う医療業務などの運営に要する経費でございます。  次に、医業費で418万7,000円を計上しており、これは診療業務に伴う医薬材料などの購入費で、新型コロナウイルス感染症の影響により、前年度の患者数が激減した状況を踏まえ、54.5%の減となっております。  次に、公債費は、平成26年度に行った改修工事に伴い発行した診療所事業債の償還金を計上しております。  続きまして、歳入の主な内容でございます。
     診療収入は、開所予定日数が前年度と同じ71日間ですが、新型コロナウイルス感染症による状況を踏まえ、28.7%減の3,800万円を見込んでおります。  次に、分担金及び負担金は、共同運営者であります向日市と大山崎町からの運営費分担金として1,184万5,000円を計上しております。また、一般会計からの繰入金として1,080万6,000円を計上しておりますが、これは診療所運営にかかる経費のうち、長岡京市の負担分でございます。  以上、提案説明とさせていただきます。御審議賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○(田村直義議長) 滝川総合政策部長。              (滝川和宏総合政策部長登壇) ○(滝川和宏総合政策部長) 日程32、第23号議案から日程39、第30号議案まで、令和3年度各財産区特別会計予算の全8件につきまして、一括して御説明申し上げます。  まず、日程32、第23号議案 令和3年度長岡京市馬場財産区特別会計予算であります。予算総額は、歳入歳出それぞれ254万円で、主な歳入予算は前年度繰越金であり、歳出予算は手数料及び財産区財産維持管理助成金で、残額は予備費といたしております。  次に、日程33、第24号議案 令和3年度長岡京市神足財産区特別会計予算であります。予算総額は、歳入歳出それぞれ2,904万5,000円で、主な歳入予算は前年度繰越金であり、歳出予算は財産区財産維持管理助成金で、残額は予備費といたしております。  次に、日程34、第25号議案 令和3年度長岡京市勝竜寺財産特別会計予算であります。予算総額は、歳入歳出それぞれ385万9,000円で、主な歳入予算は前年度繰越金であり、歳出予算は財産区財産維持管理助成金で、残額は予備費といたしております。  次に、日程35、第26号議案 令和3年度長岡京市調子財産区特別会計予算であります。予算総額は、歳入歳出それぞれ2,623万1,000円で、主な歳入予算は前年度繰越金であり、歳出予算は財産区財産維持管理助成金で、残額は予備費といたしております。  次に、日程36、第27号議案 令和3年度長岡京市友岡財産区特別会計予算であります。予算総額は、歳入歳出それぞれ2,316万1,000円で、主な歳入予算は前年度繰越金であり、歳出予算は財産区財産維持管理助成金で、残額は予備費といたしております。  次に、日程37、第28号議案 令和3年度長岡京市開田財産区特別会計予算であります。予算総額は、歳入歳出それぞれ5億2,178万4,000円で、主な歳入予算は、財産区財産貸付料及び前年度繰越金等であり、歳出予算は、手数料、開田財産区財産維持管理助成金、北開田財産区財産維持管理助成金及び一般会計繰出金で、残額は予備費といたしております。  次に、日程38、第29号議案 令和3年度長岡京市下海印寺財産特別会計予算であります。予算総額は、歳入歳出それぞれ9,288万3,000円で、主な歳入予算は前年度繰越金であり、歳出予算は手数料及び財産区財産維持管理助成金で、残額は予備費といたしております。  最後に、日程39、第30号議案 令和3年度長岡京市粟生財産区特別会計予算であります。予算総額は、歳入歳出それぞれ81万1,000円で、主な歳入予算は前年度繰越金であり、歳出予算は財産区財産維持管理助成金で、残額は予備費といたしております。  以上、令和3年度各財産区特別会計予算、全8件の概要であります。御審議賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○(田村直義議長) ただいま、提案説明の途中ですが、午後1時まで休憩します。               午前11時52分 休憩              ─────────────               午後 1時00分 再開 ○(田村直義議長) 休憩を閉じ、続会します。  引き続き、提案理由の説明を求めます。  能勢健康福祉部長。              (能勢泰人健康福祉部長登壇) ○(能勢泰人健康福祉部長) 日程40、第31号議案 令和3年度長岡京市介護保険事業特別会計予算について、御説明申し上げます。  予算総額は、歳入歳出それぞれ71億3,927万円を計上しており、前年度当初予算と比較しますと1.7%の減でございます。  初めに、歳出の主な内容でございます。  保険給付費は66億3,175万2,000円で、前年度比で2.1%の減を見込んでおります。主な内訳は、介護サービス等諸費で60億169万7,000円、介護予防サービス等諸費で1億9,132万4,000円となっており、その他の高額介護サービス等費、特定入所者介護サービス等費などを含めた歳出総額に占める保険給付費総額の割合は93%となっております。  次に、地域支援事業費は3億6,659万5,000円を計上しております。主な内訳は、介護予防・生活支援サービス事業費で1億5,943万2,000円、一般介護予防事業費で1,846万9,000円、包括的支援事業・任意事業費で1億8,811万1,000円を計上しており、包括的支援事業・任意事業の内訳は、地域包括ケアシステム運営事業のほか、認知症施策総合推進事業、高齢者在宅生活支援事業、高齢者成年後見制度利用支援事業などとなっております。  続きまして、歳入の主な内容でございます。  介護保険料は15億3,093万9,000円を計上しております。  次に、国庫支出金は15億7,124万6,000円を計上しております。  次に、支払基金交付金は18億3,822万1,000円を計上し、交付金の大半を介護給付費交付金が占めております。  次に、府支出金は10億1,002万7,000円を計上しております。  最後に、繰入金は11億8,783万1,000円を計上しており、内訳は、法定給付割合による一般会計繰入金として10億7,430万9,000円、介護保険給付費基金から基金繰入金として1億1,352万2,000円を計上しております。  これにより、令和3年度から5年度までの3か年における第1号被保険者の介護保険料を、令和2年度と同額に据置き、保険料の負担抑制を図ることとしております。  以上、提案説明とさせていただきます。御審議賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○(田村直義議長) 末永建設交通部長。              (末永靖弘建設交通部長登壇) ○(末永靖弘建設交通部長) 日程41、第32号議案 令和3年度長岡京市駐車場事業特別会計予算につきまして、御説明申し上げます。  まず、令和2年度の市営駐車場の利用状況につきまして、簡単に御報告させていただきます。  令和3年1月末現在の長岡京駅西駐車場でありますが、駐車場利用台数は前年比28.5%減、利用料収入は前年比35.7%減と大きく減少しております。  また、西山天王山駅東駐車場につきましても、利用台数は前年比23.4%減、利用料収入は前年比26.3%減と、同じく大きな減少となっております。これらの減収は、昨年からの新型コロナウイルスの影響によるものであります。  それでは、令和3年度予算の概要について御説明申し上げます。  歳入歳出予算の総額は、それぞれ7,276万4,000円、前年比1,516万8,000円の増額、率にして26.3%増となっております。  まず、歳入予算から御説明申し上げます。  1款財産収入として駐車場事業基金利子17万5,000円、2款一般会計からの繰入金139万6,000円及び駐車場事業基金取崩し1,474万2,000円、3款前年度からの繰越金と4款諸収入の預金利子のほかに、雑入として指定管理者からの駐車場納付金5,635万円を計上いたしております。  次に、歳出予算について御説明いたします。  1款事業費は3,389万3,000円を計上しており、1目駐車場管理費は3,361万8,000円で、主なものとして、長岡京駅西駐車場照明器具のLED化の修繕料1,352万1,000円、管理組合に納入する修繕積立負担金1,235万5,000円、その他消費税であります。2目財産管理費としては、駐車場事業基金へ繰り入れます積立金であります。  次に、2款では、公債費の3,200万8,000円でありますが、長期債元金償還金が3,026万3,000円、長期債利子償還金が174万5,000円であり、3款で予備費を計上いたしております。  以上が長岡京駅西駐車場及び西山天王山駅東駐車場の令和3年度長岡京市駐車場事業特別会計予算の概要であります。御審議いただきますようよろしくお願い申し上げます。 ○(田村直義議長) 能勢健康福祉部長。              (能勢泰人健康福祉部長登壇) ○(能勢泰人健康福祉部長) 日程42、第33号議案 令和3年度長岡京市後期高齢者医療事業特別会計予算について、御説明申し上げます。  予算総額は、歳入歳出それぞれ14億1,267万1,000円を計上しており、前年度当初予算と比較しますと0.3%の減でございます。  初めに、歳出の主な内容でございます。  後期高齢者医療広域連合納付金は13億7,869万7,000円を計上しております。その内容は、広域連合事務費負担金、後期高齢者医療保険料等負担金及び後期高齢者医療保険基盤安定制度負担金でございます。  続きまして、歳入の主な内容でございます。  後期高齢者医療保険料として11億7,315万円を計上しております。  次に、一般会計からの繰入金として2億3,790万8,000円を計上しております。その内訳は、保険基盤安定制度繰入金、広域連合事務費負担金繰入金及び職員給与費・事務費繰入金でございます。  以上、提案説明とさせていただきます。御審議賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○(田村直義議長) 清水上下水道部長。              (清水克己上下水道部長登壇) ○(清水克己上下水道部長) 日程43、第34号議案及び日程44、第35号議案について御説明申し上げます。  初めに、日程43、第34号議案 令和3年度長岡京市水道事業会計予算について御説明申させていただきます。  令和3年度は、重要な都市基盤である水道事業を将来にわたり継続していくため、上下水道ビジョンの柱の一つである、強靭な水道施設の実現に向けた取組を、積極的に進めていく年であります。  それでは、予算の主な内容を御説明させていただきます。  業務の予定量では、年間総給水量を918万2,000立方メートルとし、1日平均給水量は2万5,156立方メートルと見込んでおります。  次に、収益的収入及び支出であります。収入では、水道料金を令和2年10月から引き下げたことから減収と見込み、事業収益は21億9,470万6,000円といたしております。  支出では、浄水池の耐震補強工事により増加を見込みます府営水道の受水費をはじめ、施設に係る維持修繕、鉛製給水管取替工事のほか、経常的な経費も含め、事業費用は22億980万4,000円を計上いたしております。  これらの収支から、当年度の経営状況は、税抜き額で9,116万8,000円の当年度純損失となります。  次に、資本的収入及び支出では、企業債をはじめ加入金・分担金等を合わせ、資本的収入で7億2,975万7,000円を計上いたしております。  一方、支出では、東第2浄水場の浄水池耐震補強工事や、基幹管路の耐震化、老朽管の更新など、上下水道ビジョンに掲げる強靭化の実現に向けた事業費と企業債償還金を合わせ、資本的支出で12億731万3,000円を計上いたしております。  これらの結果、資本的収支では4億7,755万6,000円の不足となりますが、損益勘定留保資金等の補填財源で補填をし、年度末の補填財源残高は、令和2年度末見込みより約1億9,000万円減の13億7,766万9,000円となります。  次に、継続費では、東第2浄水場耐震補強他事業及び東第2浄水場送水ポンプ取替事業につきまして、令和3年度から2か年の継続費をそれぞれ設定いたしております。  債務負担行為は、営業業務委託の契約が終了するため、新たに業者を選定し契約を行うことから、令和4年度から令和6年度までの債務負担行為を設定しております。  次に、企業債では、限度額を6億4,620万円とし、このほか、一時借入金の限度額、予算流用、たな卸資産購入限度額をそれぞれ定めております。  以上が令和3年度長岡京市水道事業会計予算の概要であります。  引き続き、将来にわたり安全で安心な水道水を安定的に供給できるよう、全力で取り組んでまいる所存であります。  続きまして、日程44、第35号議案 令和3年度長岡京市公共下水道事業会計予算につきまして、御説明申し上げます。  令和3年度は、上下水道ビジョンの2年目に当たり、コロナ禍の厳しい事業環境下ではありますが、業務の効率化に取り組むとともに、上下水道ビジョンで掲げた施策を着実に進めていくための予算となっております。  それでは、予算の主な内容につきまして御説明させていただきます。  まず、業務の予定量では、年間有収水量は938万7,000立方メートルと見込んでおります。  次に、収益的収入及び支出では、営業収益で、下水道使用料の改定を下半期分で見込み、その他一般会計からの補助金などを合わせ、下水道事業収益は32億562万6,000円を計上しております。  支出では、ストックマネジメント計画に基づく管路施設の点検や、流域下水道の維持管理に係る経費、その他経常的な経費を含め、下水道事業費用は29億4,902万4,000円といたしております。  これらのことから、収益的収支では、税抜き額で2億4,457万3,000円の当年度純利益を見込んでおります。  次に、資本的収入及び支出では、企業債や一般会計からの補助金などを合わせた資本的収入は7億9,339万2,000円を計上いたしております。  一方、支出では、いろは呑龍南幹線接続工事や神足雨水ポンプ場貯留施設の詳細設計など、上下水道ビジョンに掲げる安全安心への取組として、雨水事業を推進するとともに、企業債償還金と合わせて、資本的支出は17億1,316万2,000円を計上いたしております。  これらの結果、資本的収支は9億1,977万円の不足となりますが、利益剰余金や損益勘定留保資金などで補填し、年度末の補填財源残高は2,811万1,000円となる見込みです。  次に、企業債では、限度額を5億5,430万円とし、その他一時借入金の限度額、予算流用、利益剰余金の処分をそれぞれ定めております。  以上が、令和3年度長岡京市公共下水道事業会計予算の概要でございます。  下水道事業におきましても、健全経営に努めるとともに、市民の皆様が将来にわたり衛生的で安全安心な環境を享受できるよう、全力で取り組んでまいる所存であります。  詳細につきましては、法令で定められております書類のほか、経営分析表などの附属書類も参照の上、御審議賜りますようよろしくお願い申し上げます。  以上、提案説明とさせていただきます。 ○(田村直義議長) 説明は終わりました。  以上で本日の日程は全部終了しました。  お諮りします。  明20日から25日までは議案熟読のため休会とし、26日午前10時に再開することに御異議ございませんか。              (「異議なし」と言う者あり) ○(田村直義議長) 異議なしと認め、そのように決定します。  本日は、これをもって散会します。
     御苦労さまでした。               午後 1時18分 散会  地方自治法第123条第2項の規定により署名する。              長岡京市議会議長  田 村 直 義              会議録署名議員   西 條 利 洋              会議録署名議員   福 島 和 人...