また、現在本市では、四つの
地域包括支援センターを設置しておりますが、
総合生活支援センターのみ
指定管理事業としていることから、ほかの
地域包括支援センターと同様に
委託事業として成立するものであります。
なお、この条例の改正は令和3年4月1日から施行するものでございます。
以上、
提案説明とさせていただきます。御審議賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○
大伴雅章委員長 説明は終わりました。御質疑を受けたいと思います。
○
住田初恵委員 これまでは障がい
者と高齢
者とその家族ということでしたけど、間口を広げて、子供にも、それからほかにも支援を必要とする人に間口を広げて相談をやっていくということはいいことだと思うのですけれども。これまで、
社会福祉協議会の中にもそういうものがあって、市の中にも例えば福祉なんでも相談とか、子供やったら
子育て支援課で相談を受けるとか、いろいろあるのですけど、その
位置づけはどうなっているのかということと、それから今回、
地域包括支援センターを分離されたのですけれども、どういう経過でそういうことになったのかというのがちょっと教えていただきたいなと思います。
○
田端社会福祉課長 まず、
位置づけでございます。この改正につきましては、
社会福祉法の改正に合わせて改正をさせていただくということでございます。現在既存の例えば市で申します、福祉なんでも
相談室、こちらと似たような形ですが、より地域の中で、どんな困りごとでも一旦は相談を受け付け、法的な
専門相談につなぐという役割を広く受け入れるというふうな
位置づけをもっております。既存のなんでも
相談室、また
子育て支援、高齢
者、障がい
者の相談は
現状維持でつなぐということですので、
連携強化も進めてまいりたいと考えております。
二つ目の
地域包括支援センターにおきましては、部長の説明でもお伝えさせていただきましたが、ほか三つの
センターが
委託事業で行っていることで、統一させるということで、
指定管理事業から委託の事業に置きかえるというふうな、そういった変更でございます。
○
住田初恵委員 総合生活支援センターでは何でも受け付けて、それから専門のところに市のそういう
子育てだったら
子育て支援課の相談につなぐということでいいのですか。
○
田端社会福祉課長 委員おっしゃるとおりでございます。また、
はざまに出てきた複合的な課題につきましても、受け付けをして、確実に支援が届くように支援をしてまいりたいと考えております。
○
大伴雅章委員長 ほかにございませんか。
(「なし」と言う
者あり)
○
大伴雅章委員長 なければ、第50
号議案に対する質疑を閉じます。
以上で、本
委員会に付託を受けております議案の質疑を終わります。
これより、討論に入ります。御意見ございませんか。
(「なし」と言う
者あり)
○
大伴雅章委員長 ないようですので、これをもって、討論を終わります。
これより、採決を行います。
まず、報告第7号
専決処分の承認を求めることについて、専決第7号
長岡京市
介護保険条例の一部改正について、承認することに賛成の委員の挙手を求めます。
(賛成
者挙手)
○
大伴雅章委員長 全員賛成。
したがって、報告第7号は承認されました。
次に、報告第8号
専決処分の承認を求めることについて、専決第8号
長岡京市
国民健康保険条例の一部改正について、承認することに賛成の委員の挙手を求めます。
(賛成
者挙手)
○
大伴雅章委員長 全員賛成。
したがって、報告第8号は承認されました。
次に、報告第9号
専決処分の承認を求めることについて、専決第9号
長岡京市
後期高齢者医療に関する条例の一部改正について、承認することに賛成の委員の挙手を求めます。
(賛成
者挙手)
○
大伴雅章委員長 全員賛成。
したがって、報告第9号は承認されました。
次に、第50
号議案 長岡京市
総合交流センター設置条例の一部改正について、原案どおり可決することに賛成の委員の挙手を求めます。
(賛成
者挙手)
○
大伴雅章委員長 全員賛成。
したがって、第50
号議案は原案どおり可決されました。
以上で、本
委員会に付託を受けました議案の採決は終わりました。
議事の都合により、10時25分まで若干の休憩をいたします。
(午前10時21分 休憩)
(午前10時25分 再開)
○
大伴雅章委員長 休憩を閉じ、再開いたします。
次に、閉会中
継続調査に移りたいと思います。まず、
教育行政について、理事
者から何かございますか。
○木村(靖)
教育部長 教育部から
公益財団法人長岡京市
スポーツ協会に係る令和元
年度事業報告及び
決算報告書を提出させていただいております。
それでは、資料に基づき、同法人の令和元
年度事業及び
決算報告の概要について、御説明いたします。着座にて失礼いたします。
なお、これらの報告につきましては、5月13日の監査を経て、同月20日の
公益財団法人長岡京市
スポーツ協会の
理事会で
書面審議により、承認されたものであります。
最初に、資料1の
事業報告でございますが、
子どもスポーツ、生涯
スポーツ、
競技スポーツ、
スポーツ施設整備を重点として、
市民スポーツの振興に努められました。昨年度は特に幼児期における
運動習慣の定着に向け、長岡第四
小学校及び長岡第五
小学校を
モデル地域に
位置づけ、
総合型地域スポーツクラブによる「遊ぼう!キッズ!!」の事業に精力的に取り組まれました。
次に、
決算報告でございます。資料2の1ページをお願いいたします。
貸借対照表の資産の部では、
資産合計8,019万344円に対し、
負債合計は2,166万2,228円であり、資産から負債を差し引いた
正味財産は5,852万8,116円でございます。
次に、3ページ、4ページをごらんください。
正味財産増減計算書をお願いいたします。
経常収益合計は
事業収益、
市補助金、その他合わせて1億4,635万9,311円、
経常費用合計は
事業費と
管理運営費を合わせ、1億4,400万2,371円で
経常収益合計から
経常費用合計を差し引いた
当期計上増減額は235万6,940円となっております。
経常外増減の部では、
経常外収益は67万5,804円で
経常外費用はございません。この結果、
当期一般正味財産の
増減額は303万2,744円となっております。
以上、
公益財団法人長岡京市
スポーツ協会に係る
事業報告及び
決算報告の説明とさせていただきます。
次に、資料3、長岡第三
小学校・長岡第四
小学校施設整備基本構想検討報告書をごらんください。長岡第三
小学校、長岡第四
小学校につきましては、施設の
老朽化や
バリアフリー化などのさまざまな課題があり、
改修工事ではこれらの課題を解消できないことから、
施設整備について学校の先生方や学校を利用される地域の方々の御意見を伺いながら検討を進めてまいりました。そしてこのたび、
学校施設整備の方向性を示す
基本構想の
報告書がまとまりましたので、御報告をいたします。
両校とも
施設整備に関して、
東西南北に校舎などを配置した場合の
学校運営などのメリット、デメリットを比較検討し、より好ましい配置案をお示ししております。その中で、長岡第三
小学校につきましては、敷地の南側と東側に
埋蔵文化財があるため、隣接する長岡第二
中学校を含めて
施設配置を検討いたしました。引き続き、
埋蔵文化財の課題を整理しながら、長岡第二
中学校を含めることが可能かについても検討してまいります。
長岡第四
小学校につきましては、
老朽化、
狭隘化がした
放課後児童クラブ施設をあわせて整備する検討を行っております。検討の結果、近隣に影響が最も少ない東側に校舎などを配置することとし、今後設計を進めてまいります。
なお、地域の方々につきましては、取りまとめの段階で
新型コロナウイルスの影響により、御報告ができておりませんので、今後この
報告書をもとに御説明することとしております。御参考としていただければと存じます。以上でございます。
○
大伴雅章委員長 委員の
皆さんから何かございますか。ございませんか。
(「なし」と言う
者あり)
○
大伴雅章委員長 次に、福祉・保健・
医療行政について、理事
者のほうから何かございますか。
○
能勢健康福祉部長 特にございません。
○
大伴雅章委員長 委員の
皆さんから何かございますか。
○
住田初恵委員 介護のことについて、高齢
者の見守りについて、お聞きしたいと思います。
今、
高齢単身世帯とか、夫婦二人世帯がふえておりまして、私の近所でも3件ほどあるのですけども、夫婦二人
暮らしで一人が要介護というふうな状態で、そういうふうに
介護サービスを利用されている御家庭の状況というのは、行政としても、そういう
介護事業所を通して把握できる状況にあると思うのですけれども。以前、一文橋で死後1か月半たって発見された。その人は
自治会にも入ってはらへんかったし、
つき合いもなかったということで、そういう事例もあったというふうに伺っております。
本市で、
介護心中と見られる事例の報道があって、私はすごくちょっとショックを受けたのです。この事件の真相を聞くものではありませんけれども、今後こういうことが起きないように、高齢で単身とか、また夫婦二人
暮らしの世帯で、特に介護にかかっていないとか、
近所つき合いの余りないような接点のない方に対しての見守り体制といいますか、そういう強化をしていかなければいけないと思うのですけれども、市として、どのように考えておられるのか、お聞きしたいと思います。
○髙橋(む)
高齢介護課長兼
老人福祉センター所長兼あったかふれあい
センター館長 本市における高齢
者の見守りですけれども、現在
中学校区ごとに設置をしております
地域包括支援センターにおきまして、個別の支援ですとか、相談窓口等の充実に努めて、主任ケアマネジャーや保健師、社会福祉士などの専門職が連携して対応し、さまざまなサービスの適切な利用を、支援をしております。
地域包括支援センターの周知につきましては、保険証を送付する際のチラシですとか、窓口にいらしたときに御案内するパンフレットによるほか、日ごろから
自治会や地域の民生員の皆様との
連携強化に努めておりまして、高齢介護課が開催します健康フェスタに参加するなど、地域にも出向いて、
地域包括支援センターが高齢
者の総合窓口であるということの周知と、支援が必要な方の把握に努めているところでございます。
さらに、認知症施策としては、カフェの設置や認知症による行方不明
者の早期発見の体制の整備、構築などの取り組みも進めておりますし、企業などと、例えばヤクルトさんですとか、新聞配達業者、生協さんですとか、そういった企業などとの見守り協定、加えまして配食サービスによる高齢
者の見守りなども実施をしておりまして、今後もさまざまな取り組みによって、引き続き介護等が必要な人とその家族を支えるために、地域における支え合いときずなを強めて高齢
者を守る体制の充実を図ってまいりたいというふうに考えております。以上でございます。
○
住田初恵委員 健康フェスタとかやってはるのですけど、なかなかそこにも出かけへん人もいっぱいいてはりますし、そういうなかなか自分からは出ていかない、そういう人がちょっと危ないかなと思うのですけれども、そのような状況の方に対して、どういうふうに踏み込んでやっていくかというのをお聞きしたいです。
○髙橋(む)
高齢介護課長兼
老人福祉センター所長兼あったかふれあい
センター館長 健康フェスタにおきましては、お越しにならない方がいらっしゃる場合、地域の民生員さんなどとも情報交換をしながら、こちらのほうから出向いて行って、フェスタにいらっしゃらなかったのでというようなことで、お声掛けをさせていただいて、その御家庭の状況などの把握にも努めているところでございます。以上でございます。
○
住田初恵委員 いろいろやっていただいてはいると思うのですけれども、やっぱりこういう今回のような事件も起こったし、前からそういうこともあるわけで、民生員さんもすごく努力してもらって大変だとは思っているのですけれども。でもそれが拾えなかったことがあるわけなので、ここをどうか変えていかないと、なかなか今後も、こういうことはなくならないのではないかなというふうに思うのですけれども。
○
能勢健康福祉部長 今回いろいろなケースがあるかと思います。当然医療や介護、多職種の連携会議というのもございますので、その中でそれぞれの市民の方々との接点になるところで、もし課題があるのであれば、その中で情報共有をしながらどういうふうな対応ができるのかというのが、今後市としても考えていきたいとは思っておりますし、それがやはり市民の方々から身近に市に相談、身近なところの相談窓口として、知っていただくような形の包括であったりとか、福祉なんでも相談であったりとか、その辺はやっぱり周知をもっと徹底していくことによって、市民の方々からも相談を気軽にしていただけるような体制をつくっていきたいと思っておりますので、御理解賜りますよう、よろしくお願いいたします。
○
大伴雅章委員長 ほかにございませんか。
(「なし」と言う
者あり)
○
大伴雅章委員長 なければ、次に環境行政について、委員の
皆さんから何かございますか。
(「なし」と言う
者あり)
○
大伴雅章委員長 理事
者のほうから何かございますか。
○
井ノ上環境経済部長 特にございません。
○
大伴雅章委員長 以上で、閉会中
継続調査事件を終わります。
なお、本
委員会の閉会中
継続調査事件として、この3件の項目とすることに異議がございませんでしょうか。
(「異議なし」と言う
者あり)
○
大伴雅章委員長 それでは、そのように決定します。
この後、所管事務調査については、休憩後予算審査常任
委員会第3分科会終了後に調査を行いたいと思いますが、よろしいですか。
(「はい」と言う
者あり)
○
大伴雅章委員長 議事の都合により、暫時休憩いたします。
(午前10時39分 休憩)
(午前11時25分 再開)
○
大伴雅章委員長 休憩を閉じ、再開します。
それでは、所管事務調査に入ります。
初めに、本日予定しておりました
長岡京市
スポーツ協会への視察についてですが、6月5日の正副
委員長会議において、秋ごろまで管外とも視察を自粛することになりましたので、報告します。延期後の日程については、今後の状況を見ながら判断したいと思います。
次に、事前に配付しております資料について、理事
者から説明をお願いいたします。
○
能勢健康福祉部長 3月議会の所管事務調査におきまして、各団体における
指定管理における人件費の割合と団体との業務の関係、かかわり方、すみ分け等について、御指示がありましたので、資料として本日まとめておりますので、担当のほうから説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。
○
田端社会福祉課長 社会福祉課の田端でございます。お願いいたします。
1点目財務、
指定管理事業につきまして、御説明させていただきます。今回、
指定管理に着目して作成をしております。法人全体収入合計額が4億4,412万7,562円に対しまして、
指定管理料が1億8,051万727円ということで、
指定管理料は全体に対する38%を示しております。支出に関しましては、法人全体の経費、支出合計額が4億7,443万3,125円に対しまして、まず法人全体の人件費を計上をさせていただき、太字で枠で囲っております。法人全体の人件費が3億1,668万8,214円でございます。全体の支出額に対しまして、人件費が67%を占めているとなっております。その人件費に対しまして、
指定管理の人件費が67%を100としまして、42%が
指定管理の人件費になります。
そして、先ほどの収入額、
指定管理料を全体100といたしましては、
指定管理の人件費の下のほうにアスタリスクで示しておりますが、
指定管理料約73%が
指定管理の人件費でございます。(1)につきましては、以上でございます。
(2)に続きます。
長岡京市
社会福祉協議会と行政との関係、市
社会福祉協議会と行政のすみ分けでございますが、まず四角で囲っております上の段からでございます。目的はともに社会福祉を推進する地域福祉の推進を目的としております。
また、公共的な組織、また公私協働のパートナーとして、市と
社会福祉協議会は連携して活動を進めていくということを記載させていただきました。こちらには、根拠法令がございまして、
社会福祉協議会の
位置づけは
社会福祉法の第109条にうたわれております。そして、行政の欄の
社会福祉法第7条におきましては、地域健康福祉計画を策定するというふうになっております。その
社会福祉法第7条に規定される中身につきましては、
社会福祉協議会が呼びかけて策定する地域福祉活動計画と連携・協働する計画となっておりまして、法令におきましても、
社会福祉協議会と市とのパートナーシップを持ちながら、地域福祉を推進するというふうになっております。
また、市としましては、地域健康福祉計画が上位計画となっておりますので、以下の各個別計画を策定し、福祉を推進していくというふうに計画上記載させていただきました。
次に、事業に移りますが、左側に市
社会福祉協議会の自主事業を記載させていただいております。右側が
健康福祉部の
社会福祉協議会にかかわる主な事業を各課ごとに記載をさせていただきました。下のほうに、
指定管理事業を市の本来事業として点で囲み、
指定管理事業を
社会福祉協議会の自主事業とプラス実施していただくという展開であります。
社会福祉協議会さんは、市の公共施設で展開をされておりますので、ほとんど先ほどの財務の状況を見ていただきますと、人とちょっとした事務的な経費、道具さえあれば、ソフト機能を中心に展開されているということが表現できるかなと思います。過去には市の唯一のデイサービスということで、きりしま苑が立ち上がったときには、デイサービスの展開がございましたが、
介護保険の導入により、株式会社やNPO法人、福祉サービスが参入することによって、
社会福祉協議会とほかの事業
者との明確な制度上の違いが見えなくなってきております。ですが、実際に列挙させていただきますと、
社会福祉協議会としては自主事業、これらの自主事業を展開しているということを表現させていただいています。
表に戻りまして、自主事業の中のポチの三つ目ですけれども、地域コミュニティプロジェクト、こちらはこども食堂であるとか、フードバンク
長岡京とかを展開されています。地域での子供の貧困であるとか、環境施策と福祉施策の融合でフードバンク事業、全国的に展開されていますが、市としての予算計上はされていません。ただ、こういった人件費を市で計上することによって、実際に事業として
社会福祉協議会がこういった事業を展開されているということでございます。
四つ目の生活福祉資金の貸付事業、こちらにつきましては、先ほどの予算
委員会でもさせていただきました
新型コロナウイルスの感染の影響によりまして、大きな所得減少により、貸付事業を展開していただいております。こういった
社会福祉協議会の事業としましては、市では予算を計上してという段階的な手続きを踏むということよりも、即座に民間の団体として、対応ができるということが
社会福祉協議会の強みであるかなというふうに考えております。
ずっと下降りていただきまして、真ん中より少し下、災害ボランティア
センターの運営、こちらにつきましても、災害の被災があった場合に、
長岡京市でもブルーシートが立ち並び、大きな災害があったときに、世帯で
生活支援、部屋の片づけとか、ごみの撤去、そういった支援に関しましては、即座に動かれて展開をしていただいております。
そういった一番下のポチですけれども、公的サービスで賄えない部分を
地域住民の活動として展開をされ、補うというふうなインフォーマルな支援活動をするのが
社会福祉協議会としての大きな強みであり、
社会福祉協議会の活動の意義であるのではないかなというふうに考えております。
市の事業としましては、当然ですが、法令に基づいた事業展開をしておりますので、そういった法令でセーフティネットを張り、最終的に地域で賄い切れない、支え切れない困窮のある方、支援の必要な方を支えるということで、市と
社会福祉協議会とのパートナーシップ、冒頭に言いましたが、そういった連携は不可欠であると考えております。
平成28年度から下の
指定管理事業の中に、具体的な事業は明記しておりませんが、きずなと安心の
地域づくり応援事業を始めました。こちらも、
社会福祉協議会が展開する地域福祉の推進を付加するということで、人件費を
指定管理で補っているわけですけれども、市の事業と
社会福祉協議会の本来事業との融合で展開をしていただいております。こちらにつきましても、地域の
長岡京市内で空き家を持ち家を活用して、サロンを開くといった、そういった活動をされたり、空き家をフードバンクの倉庫に使っていたり、あと、スーパーの車両販売、
地域包括支援センターが実施されるサロンに、スーパーの車両がやってきて、そこで買い物ができるような、地域の民間の事業
者とのコーディネート、そういったことも
社会福祉協議会の展開としてはされています。なかなか民間の事業
者の活用と、住民との活動の融合ということも、市ですぐに取りかかるというところは難しいところではございますが、
社会福祉協議会としては即座に動かれて展開をしているというところです。
こういったソフト機能、人が地域に出向いて行って展開をするというのは、ほとんど人件費になるのですけれども、目に見えてその効果というのが評価される部分ではないところが非常に課題になっておりまして、
社会福祉協議会の大きな課題としましては、過去の福祉サービスの経営であるとか、そういった部分が課題にはなっております。それを継続していくかどうかというところで、市と経営プロジェクトを立ち上げ、展開をしていっているところでございます。簡単ですが、以上です。
○
大伴雅章委員長 ありがとうございました。続いて、
教育部お願いできますか。
○木村(靖)
教育部長 教育部におきましても、本日お手元に配付させていただいております資料のほうに、
公益財団法人長岡京市
スポーツ協会の
指定管理における人件費の内訳及び行政との役割分担についてまとめておりますので、資料に基づき担当しております文化・
スポーツ振興室長の川上より御説明させていただきます。
○
川上教育部次長兼文化・
スポーツ振興室長 失礼いたします。それでは、御説明をさせていただきます。
公益財団法人長岡京市
スポーツ協会の
指定管理業務にかかわる財務状況をお示ししております。まず、西山公園体育館と
スポーツセンターとそれぞれ分けております。収入の合計額が西山公園体育館ですと、5,758万1,412円、そしてそのうち
指定管理料は3,442万1,040円で全体の59.8%を占めております。支出の部の内訳でございますけれども、まず
指定管理にかかわる人件費として、1,881万4,990円、これが職員2名と臨時職員5名分の人件費でございます。
続いて、事務費は一般事務費として計上しているコピー機リース料、そういったものでございます。
事業費に関しましては、収益事業として
指定管理者側がトレーニング講習会などを行っております。それにかかわる経費ですとか、みんなの
スポーツデーにかかわる経費、そして「遊ぼう!キッズ!!」開放型のイベントにかかわる経費、そういったものをこちらのほうに計上しております。
そして、
管理費としては、光熱水費を含め施設
管理に関する委託業務、そういったことの経費にかかわるものでございます。合わせまして、
スポーツセンターのほうですが、収入の合計が2,909万3,889円ということで、そのうち
指定管理料が1,371万100円で全体の47.1%を占めております。支出の部の内訳でございますけれども、人件費として1,469万680円でございました。こちらのほうは、職員1名と臨時職員5名分の人件費でございます。
続いて、事務費、これは一般の事務費を計上してございます。
事業費、こちらのほうも
スポーツセンターで収益事業として行っている事業にかかわる経費を挙げております。みんなの
スポーツデーや個人開放デーに合わせまして、スクール事業を行っておりますので、そういったところでの経費でございます。
管理費については、光熱水費を含めた
指定管理委託の内容でございます。
続いて、その下の部分でございます。
スポーツ協会と行政の役割分担ということですみ分けということで、事業をお示ししております。内容につきましては、こちらのほうは、公益財団法人として、
スポーツ協会さんが行っておられる公益事業の内容を中段、事業のところに記しております。主には三つの事業を重点的に行っていただいております。小さな米印で書いてございますけれども、一つには
子どもスポーツ充実事業として、主に
スポーツ少年団の育成事業、マーチングバンドを
スポーツ少年団の育成支援というのが、ここでは大きく支えている内容でございます。そして、
小学校、
中学校への体育連盟への支援、それからそちらのほうにはちょっと書いてございませんけれども、平成30年度から幼児元気アップ推進事業として、「遊ぼう!キッズ!!」を実施しております。
また、昨年度、
令和元年度からは長岡第四
小学校、長岡第五
小学校の
総合型地域スポーツクラブさんで「遊ぼう!キッズ!!」をモデル事業として、実施していただいているところです。子供の体力向上に向けて、本当に精力的に事業を校区のほうで実施していただいております。
続いて、生涯
スポーツの普及事業でございます。
スポーツボランティア養成事業、そして
スポーツ交流事業では、伊豆の国市との
スポーツ交流事業を実施しております。
また、
総合型地域スポーツクラブの協議会、女性
スポーツ連絡会、日本ファミリーバドミントン協議会への支援もこちらのほうで行っております。
その次に、最後ですが、
競技スポーツの振興事業ということで、ガラシャロードレースであるとか、バドミントンのジュニアスクール育成ですね、そういったことも精力的に行っていただいております。それ以外にもさまざまな競技力向上であるとか、市民の健康増進につながるような事業を行っていただいているところであります。行政としましては、そちらの三つの事業、地域
スポーツ振興事業として、それぞれ地域で
スポーツ活動、校区の住民に対する健康増進につながるような事業を行っていただいているものに対して、助成を行っております。
また、相談内容については、助言をこちらのほうがさせていただいているところです。それから、
総合型地域スポーツクラブの設立に向けた支援、そして
スポーツを通じて、地域コミュニティの助成につながるそういった活動に対する支援、こちらのほうは直接行政のほうが行っている次第でございます。以上でございます。
○
大伴雅章委員長 ありがとうございました。
説明は終わりました。今のことについての御質疑、御意見ございましたらどうぞ。
○
住田初恵委員 済みません、
社会福祉協議会で課題を最後に言っていただいたのですけど、もう一回詳しく教えてください。
○
田端社会福祉課長 社会福祉協議会の課題としましては、市の事業として委託で展開していくための
指定管理料は予算として執行していますが、実際自主事業として、きりしま苑のデイサービス等のマイナスが出ているところもあって、経営の支援を一緒に考えているところであります。
○
住田初恵委員 収支で30万5,563円がマイナスとなっているのですけど、そういう今言われた自主事業、例えばデイサービスのそういうことを補填する、経営の支援をと言ってはったのですけど、こういうマイナスのところを補填するということですか。
○
田端社会福祉課長 自主事業としてされている事業はほかの株式会社、NPO法人でも展開をされていますので、
社会福祉協議会だけに補助をするということは基本的には考えられない。一方で、経営が適切に実施されてるのかとか、あと市として、市民ニーズに的確に対応してきているのかということが、パートナーシップの関係でともに考える機会をつくることは、市としての役割ではないかというふうに考えております。
○
大伴雅章委員長 ほかにございませんか。
○大伴雅章委員 ないようですので、私のほうから少しお聞きします。
まず、
社会福祉協議会のほうですが、やはり一番最後に書いていただいているインフォーマルな支援というのが特徴だというふうに思います。これで、一番違いがわかるかなと。
行政の場合は、法的にしっかりと法的根拠があるいわゆる福祉サービスにしても、全てやっていくのですが、やはり法だけではなかなか救われないとこというか、実態がございますので。そのギャップを埋める役割を果たしているのかなというふうな感想を持っておりますので、そういう意味では、例えば
スポーツ協会さんと比べて、非常に役割分担がわかりやすいのではないかなというふうに思います。どっちがええとか、悪いとかということではなくて。
その中で、例えば非常に細かい話なのですが、今ほとんど人件費は補助金にしても、あるいは委託料にしても、
指定管理料にしても、市からのいわゆる税金で賄っているのですが、
社会福祉協議会のいわゆる単費、単費という表現が当たっているのかどうかはわかりませんが、
社会福祉協議会が例えば事業をなされて、
社会福祉協議会独自でお金が発生して、それを人件費に充てておられるというケースはございますか。
○
田端社会福祉課長 自主事業のデイサービスであったり、ホームヘルプ、居宅介護、ケアマネジャーの人件費などは、
社会福祉協議会の収益として人件費を賄っておられます。
○大伴雅章委員 いわゆる公的な根拠に基づくサービス事業の人件費ですよね。それ以外にはないですか。例えば、済生会の売店の一定収益ございますよね。例えば、非常勤さんをそれで雇っておられるとかいうことはないですか。
○
田端社会福祉課長 事業の中に済生会の売店経営がございます。こちらは、過去にひとり親家庭の就労の機会を確保するということで、福祉的な目的もあるということで、売店の展開をされています。そういった収入・収益を得て、収益を付与された方に加点するというか、お給料としてお支払いする事業はございます。
○大伴雅章委員 ありがとうございます。
あと、
スポーツ協会のほうですけれども、すみ分けの部分でいうと、目的もちろん
社会福祉協議会も一緒なのですけど、大きい話としては
スポーツの振興ということで、
スポーツ振興法に基づいてというふうなことが共通しておりますので。例えば今、
社会福祉協議会さんのように、インフォーマルなサービスというのは非常にわかりやすいです。法的に根拠でそこに対象にならへん人をきちんとやるんやと。これはわかりやすいのですが、
スポーツ協会さんの場合でいうと、そういう例はございますか。いわゆるインフォーマルな。
○
川上教育部次長兼文化・
スポーツ振興室長 公益社団法人のほうは公益事業として、こういった三つの事業、主に三つですけど、こういう事業をしなさいということで決められておりますので、それに従って、事業を行っているということで、インフォーマルな事業というのが、公益的な事業になるのか、どうなのかというようなところはありますけれども。公益事業はこういう形でやりなさいということで、府の
指定もありますので、事業をさせていただいております。
○大伴雅章委員
社会福祉協議会との比較でいいまして、ちょっと申しわけなかったと思うのですが。例えば、ほかの市の
スポーツ協会、類似都市ぐらいの
スポーツ協会さんなんかは、割と独自事業をやっておられるところもあるのですよね。そういう視点で切り口でいうと、
長岡京市の
スポーツ協会独自でそういうふうな発想で展開しておられる事業というのは、この中には余り載っていないような気がするのですが、ありますか。
○
川上教育部次長兼文化・
スポーツ振興室長 独自といいますか、主に公益な子供の
スポーツであるとか、生涯
スポーツであるとか、それは
スポーツ推進計画にのっとって問題となる、もっとしていかなければいけないというようなことを重点的に捉えて取り組んでいただいております。その中で、特色あるのは「遊ぼう!キッズ!!」ということで、やはり子供の体力が低下しているということで、ちょっともっと早くに入って重点的にやっていかないといけないというような、そういったところでの特色はございます。
○大伴雅章委員 わかりました。ありがとうございます。
○
大伴雅章委員長 ほかにございますでしょうか。
(「なし」と言う
者あり)
○
大伴雅章委員長 ないようでございますので、きょうのところはこの辺で閉じていきたいと思います。
また、先ほど申し上げましたように、一応当初の計画でそれぞれの現場を見させていただく。本来、きょうは
スポーツ協会やったのですけど。またちょっとコロナがどうなるかわかりませんので、様子を見ながらとは思っておりますが、次はそれぞれの現場を見させていただいて、現場で働いておられる職員の方のいろいろな御意見も聞きたいと、このように思っておりますので、次回はそういうふうな進行をするということで、よろしゅうございますでしょうか。
(「はい」と言う
者あり)
○
大伴雅章委員長 それでは、そのほかで何かございますか。
(「なし」と言う
者あり)
○
大伴雅章委員長 なければ、所管事務調査はきょうはこの程度とさせていただきます。
以上で、所管事務調査を終わります。
以上で、
文教厚生常任委員会を閉会します。御苦労さまでした。
(午前 11時53分 閉会)
長岡京市議会
委員会条例第29条の規定により署名する。
文教厚生常任委員会
委 員 長 大 伴 雅 章...