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令和 3年第2回定例会(第5号 6月25日)

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  1. 向日市議会 2021-06-25
    令和 3年第2回定例会(第5号 6月25日)


    取得元: 向日市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-07
    令和 3年第2回定例会(第5号 6月25日)   〇出席議員(20名)    1番  丹 野 直 次         2番  北 林 智 子    3番  山 田 千枝子         5番  常 盤 ゆかり    6番  佐 藤 新 一         7番  米 重 健 男    8番  杉 谷 伸 夫        10番  太 田 秀 明   11番  和 島 一 行        12番  飛鳥井 佳 子   13番  村 田 光 隆        14番  福 田 正    15番  冨 安 輝 雄        16番  長 尾 美矢子   17番  上 田   雅        18番  小 野   哲   19番  天 野 俊 宏        20番  松 本 美由紀   21番  石 田 眞由美        22番  永 井 照  〇欠席議員(なし) 〇事務局職員出席者  事務局長  野 田 真 里        次  長  小 畑 亜由美  係  長  菱 田 浩 史        主  任  辻 中 康 裕 〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者
     市     長 安 田   守     副  市  長 五十棲 敏 浩  教  育  長 永 野 憲 男     ふるさと創生推進部長                              鈴 木 英 之  総 務 部 長 水 上 信 之     環境経済部長  林   千 香  市民サービス部長          山 田 栄 次     建 設 部 長 福 岡 弘一朗  教 育 部 長 清 水 広 行     上下水道部長  厳 嶋 敏 之 〇議事日程(本会議 第5日)  日程第 1         ・会議録署名議員の指名  日程第 2(議案第39号) ・専決処分の承認を求めることについて                 (令和2年度向日市一般会計補正予算(第14                  号))  日程第 3(議案第40号) ・専決処分の承認を求めることについて                 (令和2年度向日市介護保険事業特別会計補正予算                  (第3号))  日程第 4(議案第41号) ・専決処分の承認を求めることについて                 (令和3年度向日市一般会計補正予算(第3号))  日程第 5(議案第42号) ・専決処分の承認を求めることについて                 (令和3年度向日市一般会計補正予算(第4号))  日程第 6(議案第43号) ・向日市職員の公正な職務の執行の確保に関する条例                 の制定について  日程第 7(議案第44号) ・令和3年度向日市一般会計補正予算(第5号)  日程第 8(議案第45号) ・向日市議会会議規則の一部改正について  日程第 9(議案第46号) ・向日市議会政務活動費の交付に関する条例の一部改                 正について  日程第10(議案第47号) ・向日市議会の議員の定数を定める条例の一部改正に                 ついて  日程第11(請願第 1号) ・「指定ごみ袋の導入」ストップ 市民の声を取り入                 れたごみ減量を求める請願  日程第12(意見書案第6号)・建設アスベスト被害者救済のための補償基金制度創                 設を早期に国に求める意見書  日程第13(意見書案第7号)・入国における万全な水際対策を求める意見書  日程第14(意見書案第8号)・東京オリンピック・パラリンピックの開催を中止す                 ることを求める意見書  日程第15(意見書案第9号)・事業者支援の一層の充実を求める意見書  日程第16(意見書案第10号)・子ども政策に関する行政機関の創設についての意見                  書 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――      午前10時00分  開    議 ○(天野俊宏議長)  おはようございます。  定刻であります。  ただいまの出席議員数は、20名であります。  地方自治法第113条の規定による定足数に達しておりますので、会議は成立いたします。  よって、開会中の定例会第5日目の会議を開きます。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  これより日程に入ります。  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第130条の規定により、3番・山田千枝子議員、16番・長尾美矢子議員の両議員を指名いたします。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  日程第2、議案第39号専決処分の承認を求めることについて(令和2年度向日市一般会計補正予算(第14号))を議題といたします。  本案は、3常任委員会に分割して付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。はじめに、長尾厚生常任委員長。 ○(長尾美矢子厚生常任委員長)(登壇)  議案第39号につきまして、その審査経過と結果についてご報告いたします。  一委員より、議員調査資料について、もっと分かるようなものに、また、もう少し早く渡してほしいとの要望あり、できるだけ分かりやすいものになるよう努力したいとの答弁がありました。  一委員より、職員の激務での体調や心労が心配であり、コロナ禍で市民の要望も多いので、資料より市民への対応に頑張ってほしいとの意見がありました。  一委員より、繰越明許費保健衛生費の保育所での内容について質疑あり、第5、第6保育所の空調の洗浄と修繕のことであるとの答弁がありました。  一委員より、ゆめパレアむこうのサウンディング調査の詳細について質疑あり、来週から始まることになっており、民間事業者5社の施設管理や運営、修繕などの業種から参加希望がある。いろいろな提案やご意見を聞き、ゆめパレアむこうの参考にしたいとの答弁がありました。  一委員より、民間認可外保育園のゼロ歳から2歳の閉園補償について質疑あり、保育の必要がありなしにかかわらず入所できるので、想定していないとの答弁がありました。  一委員より、健康増進施設とはゆめパレアむこうのことかとの質疑あり、そうであるとの答弁がありました。  採決の結果、挙手全員となりました。  よって、議案第39号、本委員会所管分については、承認すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○(天野俊宏議長)  次に、上田建設環境常任委員長。 ○(上田 雅建設環境常任委員長)(登壇)  おはようございます。  議案第39号、本委員会所管分についての審査経過と結果をご報告いたします。  一委員より、防災センターの改修と今後の予定について質疑があり、場所は全ての消防団詰所の6か所で、今後の改修予定は未定であるとの答弁がありました。  一委員より、商工振興費の減額になった内訳と原因について質疑があり、専決処分費の1億1,657万円のうち、報償費1億220万円は個人事業主等応援助成金の実績が確定したことによる減額で、委託料235万4,000円については、地域応援ウェブサイト作成事業の入札により減額となったものである。負担金1,200万5,000円は、京都府の緊急事態協力金の市負担分の減額分となる。減額の原因は、国の経済センサスを基に予算に不足が生じないよう、対象件数を最大限見積もったが、経済センサスの結果と実態との開きがあったことと、国や府の支援を受けられた方が予想を上回ったことが考えられるとの答弁がありました。  関連して一委員より、個人事業主等応援助成金の対象者について質疑があり、向日市にお店を出している方、もしくは向日市在住の方が対象であるとの答弁がありました。  一委員より、土木費の道路橋梁維持費都市計画総務費新型コロナウイルス感染症拡大防止対策事業の対象について質疑があり、各課の非接触での窓口業務を可能にするためGISを導入するとの答弁がありました。  関連して一委員より、GISの進捗状況について質疑があり、12月を目標としている、現在は航空写真と道路台帳の照合及び白地図の修正作業中であるとの答弁がありました。  一委員より、道路繰越金の理由について質疑があり、道路や水路工事の時期や警察などとの協議に時間を要したものであり、工事の遅延ではない。また、道路の補助金が厳しい中で繰越しをうまく活用し、途切れることなく事業の推進を図っているとの答弁がありました。  一委員より、入札業者との繰越業務と支払いについて質疑があり、繰越しや年度内にかかわらず、検査が完了した後、速やかに支払いを進めているが、工事が終わっていても書類の提出がなければ検査が遅れる場合もあるとの答弁がありました。  一委員より、都市再生まちづくり推進事業の内容について質疑があり、長岡宮跡周辺の観光事業の整備で、西向日駅周辺の道路の美装化を予定している。アスファルト舗装の上に石畳風の模様を描くものを考えているが、詳細は協議中であるとの答弁がありました。  一委員より、繰越事業費のJR向日町駅東口開設推進事業に関して、住民への対応について質疑があり、事業実施主体が決まれば、市として事業者と話をしたいとの答弁がありました。  一委員より、建設改良費の内訳と追加工事、遅延工事について質疑があり、寺戸町乾垣内地区、寺戸町西野地区ほか3件の配水管敷設工事について、乾垣内地内で雨水排水管敷設替工事の追加や開発工事での工事調整による遅延が発生したとの答弁がありました。  一委員より、上水道のGISの進捗について質疑があり、年度内の導入を目指している。現在は既存データをGISに移行などしているとの答弁がありました。  一委員より、和井川1号幹線整備事業の状況について質疑があり、5月末にシールド機械が府営住宅内の立坑に到達し、関連工事を行っているとの答弁がありました。  関連して一委員より、供用時期について質疑があり、年度内には供用させたいとの答弁がありました。  一委員より、寺戸川などに排水されている濁水の基準について質疑があり、明確な数値を示すのは難しいが、関係各課、施工業者らと協議して対応を考えたいとの答弁がありました。  その他、活発な質疑があり、採決の前に一委員より、今回の専決処分についての工事内容なども早めに市民に知らせてほしい。今回はコロナ対策の予算で、市民にも早急な対応が必要なので、本議案には賛成するとの意見がありました。  採決の結果、挙手全員により、議案第39号については原案どおり可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、お願いいたします。 ○(天野俊宏議長)  次に、丹野総務文教常任委員長。 ○(丹野直次総務文教常任委員長)(登壇)  おはようございます。  議案第39号、本委員会所管分について、その審査経過と結果をご報告いたします。  文教関係分の主な質疑の概要といたしまして、一委員より、繰越金の理由について質疑があり、第4向小校舎の手洗い場は新型コロナに対応するため、新たな工事であるが器具の納品が遅れたためと、小中学校の空調機はほこりが多く、洗浄に時間を要するため工期を延長したこと。給食室の空調整備工事も7月に入札し、夏休みの工事予定であること。第2向小北校舎修繕は、モルタル撤去に想定以上の粉じんが発生し、清掃等に時間を要したことによるものです。また、社会教育費留守家庭児童会の第1、第5の空調機は10年以上経過しており、コロナ対策で換気が必要であり、空調機の更新を行った。また、第6留守家庭児童会は、屋根の断熱材が古いことから、熱中症対策として工事を行ったとの答弁がありました。  一委員より、留守家庭児童会の夏休み期間中の児童支援員の募集について質疑があり、毎年行っていて、現在、約十数名応募があるとの答弁がありました。  一委員より、修学旅行等、学校行事について質疑があり、保護者宛ての文書にもお示ししておりますように、2学期末までの延期を決定しているが、児童生徒も楽しみにしているので、2学期末までに実施できなければ代替の行事を考えていきたいとの答弁がありました。  一委員より、新型コロナ感染症地方創生臨時交付金の事業予算と実績について質疑があり、事前に計画を策定し、国に申請しなければならないが、必要がなくなったり、また、新たに緊急に事業追加が必要になるなど、実情に合うよう流用対応などをしてきた結果であるとの答弁がありました。
     一委員より、市庁舎整備事業債の借り換えについて質疑があり、一般事業債と比較して減収補填債を活用したことにより有利な条件のほうに借り換えができたとの答弁がありました。  採決の結果、挙手全員により、本委員会所管分については原案どおり可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願いいたします。 ○(天野俊宏議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を行います。  まず、反対討論を求めます。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  次に、賛成討論を求めます。      (「議長」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  5番、常盤ゆかり議員。(拍手) ○5番(常盤ゆかり議員)(登壇)  おはようございます。日本共産党議員団常盤ゆかりでございます。  議案第39号専決処分の承認を求めることについて、議員団を代表して賛成討論を行います。  本補正の内容として、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策に係る事業以外の経費と、新型コロナウイルスワクチン接種感染症拡大防止に係る経費になっているのが大きな特徴です。  新型コロナウイルス感染症拡大防止対策に係る事業以外の経費としては、公共施設整備基金積立金3億9,586万円や後期高齢者医療特別会計繰出金104万6,000円、乙訓休日診療所運営費分担金451万2,000円の増額は、インフルエンザでの受診が減少し、診療報酬が減収になったことによるものとなっています。  新型コロナウイルス感染症拡大防止に係る経費としては、健康増進センターゆめパレアむこうへの新型コロナウイルス感染症予防に伴う利用料減収に係る協力金1,000万円が増額計上されており、総額3,000万円となりました。健康増進センターゆめパレアむこうの指定管理者への協力金ということで、これまで5年となっていた指定管理者の契約は1年ごとになりました。老朽化が懸念され、コロナ禍での利用者も今後大幅増は見込めません。改めて指定管理者と管理や運営について方向性を持った協議をしていただきたいと思います。市民の皆さんから要望が寄せられている市民プールとも合わせて、早急な改修整備計画を立て、市民や市議会へ説明をしていただくことを要望いたします。  商工費では、個人事業主応援支援金に係る報奨金の1億220万円は独自の支援金であったものですが、見込みが大きく下回ったとのことで減額、応援サイト制作事業に係る費用235万4,000円、時短要請支援金に係る費用1,202万5,000円もそれぞれ減額されております。市の独自施策としてクーポン券の配布を検討するとのことですが、市内事業者と市民の暮らしを支援するものになるよう、補正予算を組むなどして早急な対応を望むものです。  教育費では、修学旅行キャンセル料に係る費用として、令和2年度の修学旅行が行われまして、キャンセル料が不要になったために、小学校で640万円、中学校で1,460万円が減額計上されています。今年度の実施はコロナ感染状況を見ながら、2学期末まで延期されるとのことです。コロナ禍での実施は大変難しい判断になるかと思いますが、修学旅行は児童生徒の皆さんにとって一生に一度のものでありますので、必ず現場教職員の意見を聞き、じっくり協議をしていただいて、安心・安全を担保された下での実施となりますように、よろしくお願いいたします。  次に、本補正では、繰越明許費の設定が多くを占めたものになっています。新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金に係る経費として、JR向日町駅東口開設推進事業1億3,273万2,000円では、市民の皆さんに対する詳細な情報公開や広範な市民の声を聞き、計画の変更もちゅうちょすることなく反映するなど、市民との協力で事業を行う姿勢を示していただきたいと思います。  公開型統合GISの導入により、水道、道路の改修計画が広く市民に知られるとともに、市民の生活道路の改善がより迅速に、より効果的に進められ、生活の利便性向上が図られることを期待するものです。  和井川1号幹線もいよいよ最後の工程に入りました。工事の最後まで安全第一に、無事故で事業が完成されますように、どうぞよろしくお願いいたします。  教育費では、4向小以外での給食室空調機の整備、2向小では相次いだモルタル剥離を受け、年度をまたいでの修繕、そして4向小新校舎の手洗い場の新設、第1・第5留守家庭児童会の空調機の更新と、第6留守家庭児童会では断熱材を入れるなどの屋根の修繕や、中学校費では空調機室内機の清掃などの予算になっています。これからやってくる猛暑の中での感染予防として、換気も重要になってきます。老朽化した学校の整備などの教育環境の改善と、避難所ともなる学校体育館へ多機能トイレの整備も併せて計画的に進めていただきたいと思います。  一般質問でも要望いたしましたが、学校のトイレへも生理用品を設置することについてです。全国では13の自治体が小中学校の女子トイレに設置をされていますが、神奈川県大和市では、声なき声に応える、生理用品が手に入らない、聞き逃してはいけない子どもたちの声として、小中学校の女子トイレに生理用品が設置されていることを市のホームページに紹介されています。市立小中学校28校の女子トイレの洗面所付近に巾着袋に入れて配置し、必要な児童生徒が手にできる形となっており、今年4月下旬から始められました。1か月に100枚ほどの利用があり、市の担当者は、ニーズが高いことが分かったと話されています。本市でもぜひ検討していただきたいと思います。  また、7月から女性活躍センター保健センターで災害備蓄品を使っての生理用品の配布を始められ、今回、これは今回だけとのことですが、すばらしい取り組みでありますので、継続したものとして行っていただくように要望いたします。  次に、ワクチン接種についてです。集団接種会場へ行かれた方から、幾つか寄せられている要望として、要介護認定を受けておられる方はタクシー代の補助があるが、そうでない者は自力で行かなければならないので、やはりここはぐるっとむこうを出すなどしてほしい。また、ワクチン接種会場では、椅子から椅子に何度も立ったり座ったりしなければならなかったので、それだけでも高齢者には苦痛だった。京都府の中でも幾つかの自治体がやっているような、座ったままでのワンストップに近い接種も希望者にはできるようにしてほしいなどなど、様々なご意見をいただいています。それぞれご検討いただくように、ぜひともお願いいたします。  現在、集団接種会場と個別接種の医院等へは、上下水道部、そして建設部の職員の皆さんが中心となってワクチンの配送をしておられるとのことです。そして集団接種会場では、市民サービス部はじめ、多くの職員の皆さんが対応をされています。ワクチン接種を中心にコロナ対応に追われ、日々の業務も膨大なものになっているものと察するところであり、職員の皆さんにはくれぐれもお体の健康管理にはお気をつけいただきたいと思います。そのためにも代休の確保や時間外手当等をしっかり組み、今後もよりよい職場の環境改善に努めたものにしていただきたいと心から要望するものです。  以上、検討を進めていただきたいこと、併せて様々な要望等を申し上げましたが、本補正予算は、コロナウイルス感染予防対策が多く含まれており、いずれも大切な事業であることから、本議案は賛成とさせていただきます。  以上のことを申し上げ、私の賛成討論といたします。(拍手) ○(天野俊宏議長)  ほかに討論はありませんか。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  それでは、討論を終結して、採決いたします。  議案第39号について、承認することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手全員であります。  よって、議案第39号は、承認することに決定いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  日程第3、議案第40号専決処分の承認を求めることについて(令和2年度向日市介護保険事業特別会計補正予算(第3号))を議題といたします。  本案は、厚生常任委員会に付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。長尾厚生常任委員長。 ○(長尾美矢子厚生常任委員長)(登壇)  議案第40号につきまして、その審査経過と結果についてご報告いたします。  一委員より、居宅介護サービスの給付費が減額されたことはコロナの影響かとの質疑あり、居宅介護サービスについては計画値での予算計上になっており、決算での精査であり、コロナの影響は受けていないとの答弁がありました。  採決の結果、挙手全員となりました。  よって、議案第40号については承認すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○(天野俊宏議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を省略して、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  ご異議なしと認め、採決いたします。  議案第40号について、承認することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手全員であります。  よって、議案第40号は、承認することに決定いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  日程第4、議案第41号専決処分の承認を求めることについて(令和3年度向日市一般会計補正予算(第3号))を議題といたします。  本案は、厚生常任委員会に付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。長尾厚生常任委員長。 ○(長尾美矢子厚生常任委員長)(登壇)  議案第41号につきまして、その審査経過と結果についてご報告いたします。  一委員より、ひとり親世帯の予算計上された対象者数と所得激変で支給されるところが漏れなく申請できるようにすることについて質疑あり、子ども1当たり5万円、ひとり親世帯は520世帯、790名の予算であるとの答弁がありました。  一委員より、申請の要る者について周知するには広報しかないのか、小中学校を通じて案内チラシを配ることはできないかとの質疑あり、いろいろな方法で漏れのないようにしていきたいとの答弁がありました。  関連して一委員より、コロナが長引いて困っているに早急にこの支援が伝わるようにしてほしいとの要望がありました。  一委員より、公立保育所の環境整備で紙おむつの処理はいつからかと、保育所の連絡統合システムについて質疑あり、おむつについては保育所と調整中であり、システムについては業者のデモの日程など詳細を考え中で、導入の時期はお答えできる状況ではないとの答弁がありました。  一委員より、ひとり親世帯の全世帯についての予算計上であるかについて質疑あり、児童扶養手当受給者が対象であるが、所得制限などでひとり親でも対象外になる方もいるとの答弁がありました。  採決の結果、挙手全員となりました。  よって、議案第41号については承認すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○(天野俊宏議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を省略して、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  ご異議なしと認め、採決いたします。  議案第41号について、承認することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手全員であります。  よって、議案第41号は、承認することに決定いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  日程第5、議案第42号専決処分の承認を求めることについて(令和3年度向日市一般会計補正予算(第4号))を議題といたします。  本案は、厚生常任委員会に付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。長尾厚生常任委員長
    ○(長尾美矢子厚生常任委員長)(登壇)  議案第42号につきまして、その審査経過と結果についてご報告いたします。  一委員より、65歳以上のコロナワクチンの接種の状況について質疑あり、1回目の接種を終えたが6,628、41.4%、2回目の接種を終えたは約1,000、6.3%であるとの答弁がありました。  一委員より、集団接種の予約空き状況について質疑あり、キャンセルがたくさん出ている状況であり、コールセンターに問い合せがあり、キャンセル待ちを入れているようである。7月の日曜日の予約は200から300の空きがあるが、様子を見てられる方もいると聞いている。思ったより病院での個別接種が進んでいるとの答弁がありました。  一委員より、他市において、嫌がるにも接種をしてトラブルがあったとの報道もあり、ワクチン接種は任意であることを周知してほしいとの要望がありました。  一委員より、電話での予約がナビダイヤルで有料での対応になっているが、普通の電話受付に変更はできないかとの質疑あり、今後、ネットでの予約がほとんどになると予測され、コールセンターは補足的になると思っているので、変更する予定はないとの答弁がありました。  一委員より、補助金9,000万円のうち時間外勤務手当が4,500万円の計算方法について質疑あり、集団接種は土日であり、職員の動員をしており、18時間と標準単価に2月までの80日、実施本部の5で2会場ということで計算しているとの答弁がありました。  一委員より、目や耳が不自由などで介助者のいない方に対する予約の対応についてはどうかとの質疑あり、目が見えない方には封筒に点字を入れて支援者から申し込みをしてもらえるように、耳が聞こえない方には、障がい者支援課のファクスで対応している、窓口に来られた方にも援助しているとの答弁がありました。  採決の前に一委員より、PCR検査について考えられたことは評価したいが、向日市でコロナで亡くなった方もおられて、検査をしていたら、そうならなかったかもしれないと思うと、向日市でコロナで亡くなる方を出さないとの思いで今後進めてほしいことを要望し、賛成するとの意見がありました。  一委員より、1年ずっとPCR検査について要望してきた。今後も国などに声を挙げていただきたいことを要望して賛成するとの意見がありました。  一委員より、の命が優先されるべきであり、市はそのためにしっかりやっていただきたいと思うので、賛成であるとの意見がありました。  採決の結果、挙手全員となりました。  よって、議案第42号については承認すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○(天野俊宏議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を省略して、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  ご異議なしと認め、採決いたします。  議案第42号について、承認することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手全員であります。  よって、議案第42号は、承認することに決定いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  日程第6、議案第43号向日市職員の公正な職務の執行の確保に関する条例の制定についてを議題といたします。  本案は、総務文教常任委員会に付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。丹野総務文教常任委員長。 ○(丹野直次総務文教常任委員長)(登壇)  議案第43号、その審査経過と結果をご報告いたします。  一委員より、6条の審査会について質疑があり、一般質問で答弁したとおり、外部委員2名と市側から3名を想定しているが、公平性等の担保について不安視されていること、また、内部委員が不当要求行為等を受けた当事者となることも想定されることから、外部委員の人数等、十分に検討していきたいとの答弁がありました。  一委員より、意見募集で市民からのパブコメがどのように生かされたのか。当初の条文を変更した理由について質疑があり、パブリックコメント案は既に制定している複数の市を参考にまとめたもの。多くの意見をいただいたが、分かりやすく、他の法律との整合を図る中で整理を行ったが、基本的な考え方は変わっていないとの答弁がありました。  一委員より、一般質問の答弁と当委員会の理事者の答弁について質疑があり、審査会の委員構成については、今後検討していくとの答弁がありました。  一委員より、契約業者等との対応について質疑があり、契約書の規定並びに建設業法に基づく適正に対応する。また、職員に不適切な対応があった場合は、厳正に対処するとの答弁がありました。  一委員より、条例案に関連し、公益通報、職員のコンプライアンスアドバイザーについて質疑があり、不当要求行為等審査会にて担うことになるとの答弁がありました。  一委員より、これまで市が作成していた不当要求等対応マニュアルの関連について質疑があり、所属長などの指示で警察へ通報した場合、直ちに対策委員会へ報告し、事後措置について検討していくとの答弁がありました。  その他活発な意見が述べられました。  採決の結果、挙手全員により、原案どおり可決すべきものと決しました。  次に、常盤ゆかり議員から私、委員長に対し、向日市職員の公正な職務の執行の確保に関する条例に対する附帯決議案が提出されました。提案説明の後、直ちに日程に議案として追加することを委員会にお諮りいたしました。  異議なしと認め、議事日程に追加されました。  決議案第3号向日市職員の公正な職務の執行の確保に関する条例に対する附帯決議案に対する、その審査経過と結果を報告いたします。  一委員より、さきの条例審議の中で、第6条の審査会の委員については、外部委員2名を増やすよう検討すると答弁があったのに、附帯決議を出す意義があるのかとの質疑があり、これに対し、提出者からは、理事者は検討すると言っていたが確定はされていないとの答弁がありました。  採決の結果、附帯決議案については、挙手少数により否決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願いいたします。 ○(天野俊宏議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を行います。  まず、反対討論を求めます。      (「議長」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  12番、飛鳥井佳子議員。 ○12番(飛鳥井佳子議員)(登壇)  社民党の飛鳥井佳子でございます。  議案第43号向日市職員の公正な職務の執行の確保に関する条例の制定につきまして、反対討論を行います。  2年前の女性殺害事件に市のケースワーカーが関わり、死体を冷蔵庫に入れて運ぶという最低な事件があったことから、この条例が出てきたのですが、全く理解ができません。この職員は逮捕され、申し訳ないと謝罪もし、刑に服しておりますが、全国ニュースとなって、向日市の汚名を広げて、当時、他の大きな殺人事件と重なって、一躍、悪名高い有名な向日市となったことが大変残念です。  兵庫県での土井たか子さんの追悼集会で、向日市会議員の飛鳥井佳子様と来賓紹介があったとき、会場からキャーと叫び声が上がり、もう逃げ出しそうになりました。社民党というのは女性の人権を尊重する党ですから、DV殺人は絶対に許しません。女性が暴力的に殺害された上、腐敗したご遺体をわざわざアパートの2階を借りて隠し、においがひどいからと、これまた公務員なのに巨大な冷蔵庫を購入し、これに死体を移し入れて運び、隠蔽、死体遺棄をしようとしたというあまりにもむごたらしい、恐ろしい事件です。彼が国民の命と暮らしを守るはずの公務員であったことから、倫理上、大変な重罪でありますし、市民の市への信頼を大きく傷つけた、無責任で自覚のない、幼稚な人間としてあるまじき犯罪を絶対に許してはならないと思います。  ところが、驚いたことに、この殺された女性の無念や彼女への何らかのれんびんの情が、この向日市議会では全くなく、市の働かせ方が悪いとか、上司が悪いとか、この職員を悲劇の主人公にして、無理やり市に責任転嫁をして、事件の内容よりも他の方向にこの2年間、市の対応への批判に重きを置く方々がありまして、その結果、市は職員の身を守るためとして、この条例を上程されました。  へえ、脅されて怖かったから、こういう場合は市職員も議員も、市民の方々もみんなそろって冷蔵庫を担ぐんですか。人殺しに対して何も言う勇気もなく、犯人を助けることに協力してしまったら、もし私のおばあちゃんが生きていたら、きっといつもの口癖、目かんで死ねと言うと思います。もともとこれは、とんでもなく特異な、このケースワーカー個人の資質に原因があり、そんなは向日市にいませんよ、ごく普通の感性と常識を備えた立派な職員さんばかりですよと私は思います。違いますか。公務員が倫理を逸脱して犯罪を犯したら、懲戒免職は当たり前です。まだ若く、将来もあった女性がむごたらしい姿の死体にされて、警察に引き取りに来られたご遺族の悲しみや怒りについて、どうしてどなたも心を配られず、平気でいられるのですか。こうしている間も、この犯人はのうのうと執行猶予で安全な生活をしていますが、殺された女性の身になると、どんなに怖かったか、どんなに助けを求めていたかを考えると、哀れでなりません。彼女にだって親があり、人生があり、未来があったはずです。  この職員は、それ以前にも、殺人犯の男にスマホを買わされていたり、大金をむしり取られていたりしていたのに、なぜ上司に言わず、警察にも言わなかったのでしょうか。もし彼が初期の段階で上司に相談していたら、警察が入り、殺人も防止できたかもしれません。脅されたら、生保のお金以上にお金使ったら駄目ですよと言い返すぐらいできるでしょうし、市民の貴い税金を頂いていることを自覚させること、説教の1つや2つ、できたでしょうし、できないなら市役所で対策をみんなで考えるよいチャンスであったので、正直に話していればよかったと思います。上司に問われても、大丈夫です、うまくいっていますなどと大うそをついてごまかし、犯人の言いなりになってきたことが今回の悲惨な結末になりました。  このとばっちりで本来、福祉のセクションがやらねばならない社会的弱者の救済であるホームレスさんたちの救護施設の建設、特にこれは京都市がされるものでしたが、特に女性のホームレスさんを収容する施設です。この事件と重なって、実にタイミングが悪くて、近隣の向日市民がパニックなってしまって、差別発言もいろいろ聞かれ、地元紙まで反対運動を大きく取り上げ、とうとうこの建設は断念されてしまい、この流れが今や全国に広がり、ついにコロナ禍で女性の自殺は急増しているのに間に合わないことになります。本当に残念です。ホームレスさんの人権を守ることに全力を挙げて取り組んできました社民党や私としては、この点では彼のやったことは万死に値する、弱い立場のを見殺しにする大罪であったと怒り心頭です。  あの頃、私が車を停車していて、乗ろうとすると、わざわざ車の前に立ちはだかって、私を制止して、あんた、人殺しの施設に賛成しているんやろうと中年の怖い顔をした女性にどなられましたが、私は弱い者いじめはやめなさいとしっかり目を見て怒りましたので、彼女はチェッと言って逃げていきましたけども、向日市にはこんなひどいもいるんだなと、とても残念でした。だから、もっともっと人権のつどいは、毎月でもやってほしいものでございます。  安田市長さんは、全ての職員さんたちを守る大きな器のでありたいと常々お考えになり、この職員のことも家族のようにかばって、ご自身が頭を下げて記者会見をされ、この不祥事を我が事として謝罪をされ、マスコミに面白おかしく不当に取り上げられても、じっと我慢辛抱されてきましたが、2年間もしつこく市の責任を追及する方々が多く、このことで市職員さん全体が、この梅雨どきのようにナーバスになり、笑顔が消えていっています。  ところで、前市長は、水道部の職員が不祥事を起こしたときに、絶対に許さず、ご自身は決して謝らず、その職員が逮捕された日をわざわざ記念日としてまで職員の犯罪を許しませんでした。もちろん、その職員の待遇については弁護する声も多々ありましたが、一切許しませんでした。  私も民間で何十社としんどい職場で働いてきました。公務員のようなも羨む職種のが何をしているんやろう、民間では仕事のきつさ、しんどさから、鬱や自殺がいっぱいあるのに、歯を食いしばって、悩み、苦しみながら働いている市民の税金で雇われている方々が一体何をしているのかとも思い、若い頃のことを思い出しました。娘を保育所に入れてほしいと申し込んだら、2の職員さんが家に来られて、貧乏は理由になりませんと冷たく入所を断られたときの悔しさが今も忘れられません。おむつ代もなく、仕事もなく、家賃を払うのにも大変だった頃ですが、おかげさまで、今、随分強くなれたことに感謝しています。  瀬戸内寂聴さんの名言には、多く傷つき、多くの苦しみ、挫折感の深いは、その分、愛の深いになります。全てに感謝しましょうというのがありますが、失敗をしても、この職員もいずれ頑張って、また次の人生をやり直されると思います。しかし、市民であれ、公務員であれ、犯罪を犯したら償うのは当然のことで、かばうことは、より同じ過ちを許すことになります。  私はいまだに、なぜ市長が謝られたのか全く分かりません。前市長のように、その職員を叱るのが市長や議会の仕事だと思います。  彼の上司の方は、ほかにもいろんなケースがあり、問題のある生保者に必死で頑張って取り組んでおられましたので、何の責任もありません。何度も言いますが、自分は大丈夫です、うまくやっていますと大うそをついたこのケースワーカーのほうが悪いんです。民間では、常に人手不足で、仲間が病欠したらカバーに入らねばならず、つらいことがいっぱいなのに、このケースワーカーは冷蔵庫を買いに行っている暇があったとは驚きです。その暇に警察に電話一本、なぜできないのか。僕は殺人を知っていると。そんなことをしている間にも、ご遺体はどんどん傷ついて、腐敗して、ご近所にひどいにおいがする、とんでもないことになっていたわけで、そりゃ怖いでしょう。でも、それは彼の身から出たさびであり、同情するがいるとはあきれます。この間、市長をはじめ、職員の皆さんのパブコメへの対応などのご心労はいかばかりかと、そちらのほうに私は同情いたします。この事件を悪用して、向日市の行政に落ち度があったということにしたい方、これからもこの件を持ち出して、向日市職員さんの心を暗くしていくのは、もういいかげんにやめてください。  また、この条例の欠点は、もろ刃のやいばで、かえって市民や議員の言動についても不当要求と取られるおそれも十分あります。わざわざ学者や弁護士さんにお金を払って審査会や対策委員会をやらなあかんほど、向日市の職員は弱くて、勇気もなくて、駄目な方々でしょうか。自分の身は自分で守れと私は思います。そんな職員では、到底、市民の安全・安心は守れません。彼も自分のしでかしたこの事件から、こんな条例ができたことを知ったら、より苦しむと思います。  ですから、こんなに当たり前のことを、不当要求に対するマニュアルなどもあるのに、わざわざ条例もつくってやる必要は全くないと私は思いますので、この条例案に反対をさせていただきます。  以上です。 ○(天野俊宏議長)  次に、賛成討論を求めます。      (「議長」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  3番、山田千枝子議員。(拍手) ○3番(山田千枝子議員)(登壇)  おはようございます。日本共産党向日市会議員団の山田千枝子でございます。  議員団を代表して、議案第43号に対する賛成討論を行います。  まず最初に、本条例を策定されるということについては評価するものです。この条例案は、2年前の生活保護行政で起こった事件が本市の組織体制の大きな問題であったということが、市民はもちろん全国にも知られるところとなりました。私は事件後の裁判傍聴にも何度も行きました。職場での孤立と担当件数の過重など、市の責任は非常に重いと感じました。  検証委員会も当初のメンバーより変更し、学識経験者の方に入ってもらい、2020年、昨年の3月26日に検証委員会の道中委員長から検証報告書が出され、市民に信頼される生活保護制度となるために云々とし、組織体制の不十分さが指摘されました。同日、安田市長も組織体制の不十分さについて謝罪され、新聞にも大きく報道されました。  その下で、検証委員会の報告書から、本市が今後しなければならない組織体制づくりのための条例づくりをと、市民及び学識経験者、また我が党議員なども含めてこれを求めてまいりました。  昨年9月には、議員に対して、向日市不当要求行為等対策条例案が示され、各議員や会派の意見が出され、その意見を基に再度条例案が議員に示され、議員も再度の意見を出し、その後、今年3月には市民向けにパブリックコメントが行われ、1258件のいろんな意見が出されました。  そして、6月議会の職員の公正な職務の執行の確保に関する条例案を私は見ました。これを見ますと、パブリックコメント案とはごろっと変わっておりました。確かにシンプルになったとはいえ、パブリックコメント案に対する意見が反映したとは思えません。また、パブリックコメント案に提出されていない内容にもなっており、疑問に思う箇所があります。  そこで、まず幾つかの意見、要望を述べます。  1つ目は、第1条の目的です。目的は本条例の基本的な考え方です。  総務文教常任委員会の条例提案の最初に、部長は条例を制定するに当たっての説明をされました。市民から信頼されるものであるよう、また、パブリックコメントでは多数の意見をもらったと、そういったことを言われました。今回の条例の目的である第1条は、生活保護行政の在り方及び不当要求の再発防止、市民の信頼を得るための組織体制の条例であり云々と、3月のパブリックコメント案にははっきりと書かれておりました。しかし、この文言が削除されていました。なぜと不思議に思いましたが、杉谷議員の一般質問の答弁では、第4条の職員の責務に書いてあるとのことでした。しかし、市民全体の公益を保護し、市民の市政への信頼を確保することと、そういった文言はありません。このような大切な目的の文言を入れていただく必要があると考えます。再度検討していただきたい。  2つ目は、第4条の職員の責務の第3項で、当該不当要求行為等が明らかに違法と認められるときに警察への通報などを行うとあります。確かに危害を加えるようなことはあってはなりません。警察への連絡も必要な事態もあるでしょう。しかし、警察への通報は慎重に行う必要があることも申し上げておきます。  総務文教常任委員会では、職員個人が警察を呼ぶのかと、そういった質疑がありました。個人が呼ぶが、上司がその場にいたら判断するとの答弁でしたが、曖昧な答弁だなと感じました。警察への組織的対応について、規則などで市民や議会にも分かるようにしていただきたい。  また現在、警察OBの方が職場に配属されています。地域福祉課だけには限りませんが、生活保護申請者などに圧力にならないようにと、これまでも申してまいりました。その点は配慮していただいているとは思います。どうぞよろしくお願いします。  3つ目は、第6条に、不当要求等審査会とあります。パブリックコメント案では、向日市公正職務執行審議会となっていましたが、名称が変更されております。その下で、審査会は第三者性の担保がまず必要であると思いました。昨年の検証委員会でも、第三者である学識経験者の知識などが大きな役割を果たしております。  西宮市では、西宮市公正職務審査会とあり、委員の構成は3であり、法令等または行政運営に関し優れた所見を有する者と学識経験者で構成されており、外部の委員3のみです。また、京都市公正職務執行審議委員も6全てが第三者の方ばかりです。本市条例案には、公正メンバー6以内が決められておりますが、一般質問では、審査会は5のメンバーにして、外部委員2名、内部委員3名と答弁されておられました。しかし、総務文教常任委員会の多くの委員が、全て外部委員にしてほしいが、せめて過半数にとの質疑の中、部長から、一般質問では外部2と内部3と答えたが、心配があるということを考えると、構成メンバーについては検討していきたいと答弁されました。  党議員団の常盤議員からも、できることなら全て外部委員にしてほしいが、せめて過半数以上にし、利害関係のない外部委員で第三者性の審査会をと質問、意見を述べました。  外部委員を増やしてほしいというのは、総務文教常任委員の多くの要望であり、理事者は規則に必ず外部委員を多くし、第三者性を担保する審査会にしていただくよう強く求めます。
     なお、総務文教常任委員会で、我が党の常盤議員より、審査会の構成は、本市行政に利害関係を有しない外部委員が中心となるなど、第三者性がしっかり確保されるよう特段の留意を行うことという附帯決議案を提出しました。附帯決議案については、総務文教常任委員会での審査会メンバーの外部委員の検討を行うという理事者側の答弁を信じて、信頼して、賛成されなかったと考えております。最終本会議での附帯決議については取り下げさせていただきました。  理事者を信頼しておりますので、ぜひ構成メンバーの外部委員の増員を、ご配慮、よろしくお願いいたします。  また、検査会につきましては職員のみとなっていますが、公平・公正な検査会にすることも要望します。  この条例が策定されましたら、コロナ禍ではありますが、必ず現業職員も含み、正職、再任用職員を問わず研修していただきたい。また、市民にも広報していただきたい。  最後に、条例をつくったら問題解決できたということにならないことが考えられます。作成後にもチェックする必要があります。  条例の施行後、現時点では即できないこともあるため、一定期間経過後の見直し、再検証の規定も付け加えていただくことを要望します。  本条例が実効あるものになることを申し上げ、私の賛成討論といたします。(拍手) ○(天野俊宏議長)  ほかに討論はありませんか。      (「議長」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  8番、杉谷伸夫議員。 ○8番(杉谷伸夫議員)(登壇)  杉谷伸夫でございます。  本議案43号向日市職員の公正な職務の執行の確保に関する条例について、賛成の立場で討論を行います。  本市生活保護行政の現場で大変不幸な事件が起きてから、ちょうど2年になります。その直後の議会で副市長は、職員を守れなかったという痛恨の思いをここで述べられました。私は、この条例はその思いがスタートであったと理解をしております。あの職員はその後、裁判で有罪判決を受け、執行猶予つきですけれども、懲戒免職処分を受け、職を追われ、十分な罰を受けておられます。改めてここで、その彼に対して非難の言葉を私は向けるのは適切ではないのではないかと思います。もちろん犯罪を犯したことは個人の責任であります。しかし、人間、非常に弱いものであります、個人では。だからこそ不当要求から職員を守れなかった、この向日市組織の課題はどこにあったのか、このことをこの2年間、行政も議会も一生懸命考えてきたんではないかと思うんですね。その上に立って検証委員会報告書が出され、そこで指摘された幾つかのことを取り組んできました。その1つとして、不当要求対策のマニュアルを作り、それを条例化していこう、こうして今日を迎えていると思います。私はそうした流れの上に立って発言をしたいと思います。  さて、条例の中身についてなんですけれども、昨年9月に最初の条例案のたたき台が示されたときは、不当要求行為等対策条例という名称でした。しかし、向日市は不当要求によって行政運営がゆがめられるような状態が蔓延していると、そういうことでは全くない、決してないと思っております。ですから私は、こういう名称の特定の条例を、名称の条例をつくることは、市民に誤ったメッセージを発信することになるのではないか。求められていることは、市民の要望に対して適正・公平に対処することにより行政に対する市民の信頼を高めること、そして、もし職員に対する不当要求等があったときには、職員個人を孤立させず、しっかりと組織的な対応を行う、こうした体制づくりであったと思います。この点は行政職員の皆さんも、私たち議会も、多くは同じ思いであったと私は理解をしております。  以降、この条例について、多くの市民の方々が大きな関心をお持ちで、そうした方々と私も勉強会や検討の場を継続して持ってまいりました。本市と同様に、ある不当要求事件を契機に条例制定を行った神戸市会の取組もお聞きいたしました。お呼びをして、お話も勉強しました。そんな中で、不当要求行為があったときに組織的に対応することがもちろん重要ですが、そうした対策だけでなく、日常的に市民の要望にしっかりと対応する、そういう体制づくりによって、市民と行政の信頼を高めていくことが基本であること、そして、その取組を継続していけるようにチェックしていく仕組みが大切であると、こうしたことを学びました。条例の検討過程では、私はこうした意見を表明し、意見書を二度にわたって提出してまいりました。  こうした意見や要望は、向日市職員の公正な職務の執行の確保に関する条例という名称や市民の要望などを記録化すること、本市の法令遵守体制に関して調査・審査する権限を有する審査会の設置、さらに議会への報告・公表の規定などという形で多く反映されてきました。この間の関係職員の皆様のご努力には敬意を表したいと思います。  本条例は、この間の行政、議会、市民の間の意見のやり取りの中でまとめられ、提出されたものでありますので、その取組の努力を尊重して賛成をいたします。  しかし幾つか、一般質問でも私、ここで述べさせていただきましたが、大きな課題が残されていると考えます。その後の委員会審査の中で一部再検討が表明されたものもありますけれども、改めて重要と考えることについて意見を述べ、条例の実施・運営に向けて、今後、再検討と改善をお願いしたいと思っております。  1点目は、先ほど山田議員のほうからも述べられましたが、不当要求行為等審査会の委員構成は、第三者性がしっかり確保されるべきであるということです。  審査会委員について、当初の説明では、条例の上限定員6名に対し、市職員3名、外部委員2名を考えているとのことでした。総務文教常任委員会で多くの議員が指摘されたように、職員が過半数を占めるようでは、審査会の第三者性が確保されません。執行機関や職員で構成する対策委員会に対して意見を述べる審査会が、同じ内部の幹部職員が過半数なら、そのような審査会の意見の公平性、独立性を市民は信じるでしょうか。  そもそも2年前の事件では、不当要求にさらされた職員が、上司に相談しても、人事課に自己申告書を提出しても、SOSを発しても、警察に相談してほしいということを言っても反応がなかったことが、職員を孤立させ、事件に追い込んだわけであります。職員だけで構成される対策委員会やこうした審査会を設けても、過半数が職員であれば根本的には変わらないのではないでしょうか。  行政は、事件の検証委員会の委員構成を参考にしたとのことです。検証委員会も外部委員が2名で、市職員が過半数以上でありました。しかし、私はこの事件の検証委員会報告書はしっかりした内容であり、高く評価をしております。しかし、だから内部委員が過半数でもいいのだということには全くなりません。  そもそも私を含め多くの議員は、事件の検証のためには第三者の機関を設置することを求めていました。しかし、不十分ながらも途中で2名の専門家を加えて再スタートしたこの検証委員会は、内部委員が過半数を占めるにもかかわらず、私はよい仕事をしていただいたと思うわけですが、それは、この検証委員会の仕事が生活保護行政の中で起きた1つの事件の解明であり、生活保護行政に関する優れた専門家による圧倒的な指導力が発揮されたという事情があったのだと思います。  しかし一方で、外部委員が少なく、内部委員が過半数を占める委員会であったために、十分に解明されていない課題があります。解明されなかった課題の1つは、不当要求にさらされ、追い詰められていた職員が人事課に自己申告書を提出しても、何の反応もなく無視され、人事異動にも反映されなかったという問題であります。この点については、検証委員会報告は全く踏み込みませんでした。人事政策は組織の核心です。内部委員、つまり市職員は追及されることを避け、一方、検証委員長は生活保護行政の専門ですので、人事政策に関わることについて深入りして追及することを避けられたのではないか、これは私の印象というか想像ですけども、当たらずとも遠からずではないでしょうか。もし全員が外部委員であったならば、この点の解明や、またその他の課題の発見・解明もなされていたかもしれません。この事件の検証委員会の委員構成は、ある特殊な条件で一定の機能を果たしましたが、決してモデルにはならないと思います。  この議場の外の意見交換の場で、あるから、職場の状況や職員の思いなどを分かっているが検証委員会の中にいる必要があるのではないかという意見も聞きました。しかし、ほかの市の公正職務審査会を私も調べてみましたが、私が調べた範囲では、ほぼ全員外部委員のみで構成されています。内部委員は入れていません。それはどうしてでしょう。私は、ここにこそ審査会委員に内部委員、さっき言った事情ですね、内部委員を入れない理由があるのだと思います。組織の職員は、やはり組織を守ります。これまでの経過、人間関係、その他組織の風土、様々なしがらみに影響されます。結局、事なかれ主義、保身、有力者には反対したくない、こういうことにえてしてなりがちであり、できるだけ穏便に済まそうという方向に働きがちであります。組織内では限界がある。だからこそ、そうした組織の論理や利害、しがらみにより、公正で信頼されるべき行政がゆがめられたという真摯な反省に立って、第三者が入るんじゃなくて、第三者で構成する審議会を設置されたんだと思います。向日市もこの事件を真に反省するなら、審査会の第三者性は最低限の条件であることを改めて申し上げたいと思います。  2点目です。職員の公正な職務の執行の確保が結局、不当要求対策だけに単純化されてしまっているような印象を受けます。  上程された条例は、パブリックコメントにかけられた条例案から、第1条の目的で、市民全体の公益を保護し、市民の市政への信頼を確保することという当初のパブコメ案からこの一文がばっさりと削除されました。ここについて批判意見が、パブリックコメントで市民から出ていたわけでありません。何の論点にもなっていませんでした。でも削除されました。  条例の目的のこの部分が削除されたことに現われているように、不当要求対策に重点が置かれる一方で、市民の要望に適正に応え、市民の利益の実現と、市政への信頼を高めるという目指すべき理念が薄まってしまったように私は感じます。先ほどの審査会の委員構成にもそうしたことが現れているように思います。市民の信頼を高めようとするならば、当然、市民の皆様から疑念の抱かれないように、第三者性を確保するために考えるべきであると思います。市民の市政への信頼を確保することは、本条例制定スタートに当たっての思い、原点でありますから、この一文を削除された理由について、地方公務員法でも同様のことが記されているから、こうした答弁では私は理解できません。改めて検討をお願いしたいと思います。  3点目、最後です。パブリックコメントの形骸化にならないように、今後の改善を求めたいと思います。これは条例案の条文に直接関わるものではございませんが、条例制定の過程について意見を申し上げます。  今回の条例は、3月に市民に条例案が公表され、1か月間パブリックコメントが行われました。12の市民、事業者などから五十何件ですか、の意見が寄せられたそうであります。上程案は、その結果を受けて修正提出されたわけですが、パブリックコメント案から異例の超大幅修正になっています。市民意見を大きく取り入れて大幅修正されること自体はよいことですが、パブリックコメントで全く意見が出ていない事項、しかも重要な事項が大幅に変更されています。第1条、条例の目的や先ほどの審査会のこの2点であります。  向日市パブリックコメント要綱第7条2項には、実施機関はパブリックコメントを実施して計画等の案を修正した場合、その修正内容及びその理由を公表しなければならないと明記してあります。今回は何もされておりません。議会への提出に当たっても何も説明はありませんでした。これは明確なパブリックコメント要綱違反だと思います。このやり方が通るなら、パブリックコメントは形骸化してしまいます。例えばですが、こんなことはないでしょうが、異論が出そうな事項は盛り込まずにパブリックコメントを行って、その後からそっと盛り込んで最終案をつくれば、市民は意見を言う機会がありません。今回、そのような悪意は当然なかったと思います。時間がなかった、よりよくしたという、そういう意図であったのかもしれませんが、だからといって要綱に従わなくてよい理由にはなりません。この条例に関するパブリックコメントは、手続的に問題があった。こうしたやり方は前例として認めてはいけないと考えます。このことは改めて指摘しておきたいと思います。  最後に、本市職員の皆さんの公正な職務の執行が確保され、市民と行政の信頼が高まるように、この条例の運用に向けて指摘した課題の検討をこれから進めていただくことを願って、私の賛成討論といたします。 ○(天野俊宏議長)  ほかに討論はありませんか。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  それでは、討論を終結して、採決いたします。  議案第43号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手多数であります。  よって、議案第43号は、原案どおり可決いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  ここで議事の都合により、暫時休憩いたします。             (休         憩)    (午前11時20分) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)                    (午前11時27分)  定刻であります。  ただいまの出席議員数は定足数に達しておりますので、会議は成立いたします。  よって、休憩前に引き続き会議を開きます。  日程第7、議案第44号令和3年度向日市一般会計補正予算(第5号)を議題といたします。  本案は、厚生常任委員会に付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。長尾厚生常任委員長。 ○(長尾美矢子厚生常任委員長)(登壇)  議案第44号につきまして、その審査経過と結果についてご報告いたします。  一委員より、対象者の数と内容について質疑あり、対象者は1,510名と見込んでおり、住民税の均等割が非課税の方や家計急変が対象であるとの答弁がありました。  一委員より、重複はできないのか、市独自の支援についてはできないかとの質疑あり、今回は2つに分けて予算計上しているが、子ども1に5万円を支給という国からの支援になっているとの答弁がありました。  一委員より、1,510の対象者の根拠について質疑あり、課税情報は予算計上のときはなかったので、児童手当の所得情報を基に推測で予算計上を行った。要申請の方は300程度と見積もっているとの答弁がありました。  一委員より、要申請の方に小中学校などを通じて確実に情報が届くよう要望がありました。  一委員より、税金をしっかり少子化対策に使ってほしいと国に要望を上げてほしいとの要望がありました。  採決の結果、挙手全員となりました。  よって、議案第44号については、原案どおり可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○(天野俊宏議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を省略して、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  ご異議なしと認め、採決いたします。  議案第44号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手全員であります。  よって、議案第44号は、原案どおり可決いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  日程第8、議案第45号向日市議会会議規則の一部改正について、日程第9、議案第46号向日市議会政務活動費の交付に関する条例の一部改正について、以上2議案を一括議題といたします。  提出者の説明を求めます。上田 雅議員。 ○17番(上田 雅議員)(登壇)  ただいま一括上程議題となりました2議案について、議会運営委員会の申し合わせにより、私が説明をさせていただきます。  2議案ともに、賛成者は、丹野直次議員、永井照議員、長尾美矢子議員、和島一行議員、山田千枝子議員の5名で、提出者は私、上田 雅でございます。  まず、議案第45号向日市議会会議規則の一部改正についてですが、議員の本会議や委員会への欠席事由として、向日市議会会議規則に明記されている出産について、産前産後の期間にも配慮した規定にするとともに、育児や介護等についても欠席事由として同規則に明記するものです。  また、これまで行政手続等において求めてきた押印について、原則としてその廃止を推進している政府の方針を踏まえ、請願者に対して、提出時に求めいている署名押印を、署名または記名押印に改めるものです。  次に、議案第46号向日市議会政務活動費の交付に関する条例の一部改正についてですが、様式第1号・その1に係る押印を不要とするものです。  なお、条例、規則ともに公布の日から施行するものでございます。  よろしくご審議賜りますよう、お願い申し上げます。 ○(天野俊宏議長)  ただいま提案理由の説明がありましたので、両案に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  まず、議案第45号について、討論を省略して、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長
     ご異議なしと認め、採決いたします。  議案第45号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手全員であります。  よって、議案第45号は、原案どおり可決いたしました。  次に、議案第46号について、討論を省略して、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  ご異議なしと認め、採決いたします。  議案第46号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手全員であります。  よって、議案第46号は、原案どおり可決いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  日程第10、議案第47号向日市議会の議員の定数を定める条例の一部改正についてを議題といたします。  提出者の説明を求めます。飛鳥井佳子議員。 ○12番(飛鳥井佳子議員)(登壇)  飛鳥井佳子でございます。  ただいま上程されました議案第47号向日市議会の議員の定数を定める条例の一部改正に当たりまして、私からその趣旨の説明を申し上げます。  なお、賛成者は、石田眞由美議員、上田 雅議員、太田秀明議員、小野 哲議員、冨安輝雄議員、永井照議員、長尾美矢子議員、福田正人議員、松本美由紀議員、村田光隆議員、和島一行議員、以上11名であります。  今申し上げた11名は全員が提出者でございます。それで長い間、この論議をしてまいりまして、その内容について民主的に太田委員長の下、全員参加でこのように提出に至りました。  向日市議会の議員の定数を定める条例の一部を次のように改正するとして、本則中、20を18に改めるというものでございます。  なお、この条例は、公布の日から施行し、この条例による改正後の向日市議会の議員の定数を定める条例の規定は、この条例の施行の日以後その期日を告示される向日市議会議員の一般選挙から適用するものであります。  以上、提案をいたします。 ○(天野俊宏議長)  ただいま提案理由の説明がありましたので、本案に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を行います。  まず、反対討論を求めます。      (「議長」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  7番、米重健男議員。(拍手) ○7番(米重健男議員)(登壇)  おはようございます。日本共産党の米重健男でございます。  ただいま上程されました議案第47号向日市議会の議員の定数を定める条例の一部改正について、反対の立場で討論をさせていただきたいと思います。  本案は、向日市議会会議規則の一部を改正し、議員の定数を現行の20から18に削減するものであります。  向日市での議員定数の削減は10年ぶり、3度目であります。  1度目は平成11年に26から24に、2度目は平成23年に24から20に、一貫して定数を減らし続けております。  この間、向日市の人口は右肩上がりで増加を続け、平成11年当時より人口は約3,000増えているにもかかわらず、人口当たりの議員数は、平成11年には2,053当たり1だったものが、平成23年には2,250当たり1、現在は2,807当たり1となっております。市民1当たりの議員の割合は減少の一途をたどってまいりました。  平成23年に地方自治法が改正され、議会の定数の人口当たりの上限が撤廃されましたが、このことは議会の議員の定数に関しては地域の事情に合わせて地域で決定するべきであるという自治の原則の域を出ず、議員が多過ぎるということではございませんでした。全国市議会議長会は、平成27年の調査において、人口5万から10万の市の定数の平均は約21であるとの結果を公表されております。これに照らせば、現行の向日市の議員定数は適正であるということになるはずであります。片や、このような調査結果があるにもかかわらず、一方で、今回提案されております18とされている人数については、合理的かつ客観的な根拠は特にお聞きしておりません。これが適正であるという理由も、賛成の各会派の間で決めたことであるからという以上のものではございません。  我々議会が行政に対して政策に根拠を求めるのと同様に、議会もその決定について市民に根拠を示すことが求められるのではないでしょうか。市議会の定数については、市民の多様性の反映、社会の構成や利害の調整、意見の集約をどのように担保するのかという問題でもあります。議会内のみで定数を決めるのであれば、それ相応の説明責任が議会に求められるものであります。  向日市では二度にわたり定数変更について常に議会で決定してまいりましたが、市民に開かれた議会が叫ばれて久しい今日、果たして向日市の議員の数は何が最適なのか、今こそ市民に問いかけることが時代の要請なのではないでしょうか。  さて、我々日本共産党は、地方議会は国会と異なり二元代表制を取っており、市長が民意の集約を担い、1のみ選出されるのに比べ、市議会は民意の多様性を反映し、多数が選出されるものと解しております。市議会の機能は、多様な民意の反映、つまりは市民構成の縮図であるべきであります。定数の削減は市民の多様性を反映する機会の縮小にほかならず、多彩な市民の意見を市政に取り入れる機会の損失であると考えております。議員の能力、在り方についても、より多彩な市民による構成こそが、議会と市長が互いに牽制し、時に協力し、よりよい市政の発展につながると信じているところであります。  我々日本共産党は、各議員がいろいろな市民から様々な声を集め、議会へと持ち寄っているものでありますが、現在、この議場におられます議員各位におかれましても同様に、おのおのの価値基準、信条において、市民の声を集め、議会へと集われていることと思います。定数を2減らすことにより、その貴重な市民の意見は確実に2分減ることとなります。選挙を経れば分かることではありますが、どなたが現在集められている意見が議会に来なくなるかもしれないということでもあります。すぐに目に見える結果として現れるわけではございませんでしょうが、将来の市政において、地方自治において、政治と市民との乖離を生み出すことになるでしょう。我々日本共産党が民主主義と議会制度を擁護する以上においては、そのような結果は受け入れ難いものであります。  当初の定数より既に6が削減され、今また2減らされようとしております。この間、投票率も低下の一途をたどっております。より身近で多様な政治参加に道を開くためにも、我々日本共産党といたしましては、これ以上の定数削減は断固として反対するものであります。  以上で、私の討論を終わらせていただきます。(拍手) ○(天野俊宏議長)  次に、賛成討論を求めます。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  ほかに討論はありませんか。      (「議長」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  8番、杉谷伸夫議員。 ○8番(杉谷伸夫議員)(登壇)  杉谷伸夫でございます。  議案第47号向日市議会の議員の定数を定める条例の一部改正について、反対の立場で討論いたします。  本条例は、向日市議会の議員の定数を現行の20から18に2削減するものです。  地方分権改革が進められ、地方の時代と言われてから久しくなりますが、それに反比例するかのように自治体の議員選挙、首長選挙の投票率は全国的に低下を続けています。国政選挙の投票率も低下傾向ではありますが、自治体選挙の投票率の低下はより著しく、本市においてはその傾向はさらに顕著に現れているように見えます。  向日市議会議員選挙の投票率は、2003年には50.2%でありましたものが、16年後の前回2019年には38.9%と11.3%も低下し、ついに40%を割り込みました。ちなみに市長選挙も同様の傾向ではあります。  選挙の投票率は、有権者の関心・期待の反映であり、市議会議員選挙の投票率が年々低下を続けていることは、議会の働きが市民の皆さんの期待に応えられていないことの反映であり、深刻に受け止めなければならないと思います。今回の議員定数削減の提案も、それに対する対応であると思うわけですが、私は市民の皆さんのご批判に対する議会の答えが議員の数を減らすというのでは、私は情けないと思います。  独任制の市長と違い、議会のよさは、先ほどの米重議員もおっしゃってましたが、多様性であります。地域・性別・年齢・職業経験・思想信条その他が異なる住民の多様性を反映した20の代表が、それぞれの立場、特徴、得意な点を生かして市政をチェックし、あるいは提案していくことで、市政の健全性が高まり、よりよい施策の実現に努めなければならないと思います。  定数削減に賛成の方からは、例えば何減らしたら具体的にどういう支障があるのか、ほとんどないのではないかという意見も出されておりました。こういうことはなかなか数字上示すことは難しいわけですが、しかし、議員を減らせば減らすだけ多様性は低下し、その機能が低下するのは当然のことです。議員を減らすだけでは議会の機能低下しかありません。明白であると思います。  議会が何をしているか分からないなど、多くの市民の方からの様々なご批判をお聞きしております。こうしたご批判の声に応えていくことは、議員の数を減らして議会費を削減することではないと私は信じます。議員一が報酬に恥じない働きを行うことに加え、議会に市民の皆さんの意見や、あるいは市民の皆さんがお持ちの専門的な知見がもっと生かされていくような仕組みをつくるなど、議会が有効に機能するように議会を改革していくことだと思います。必要なのは議員の数を減らすことではなく、議会の改革です。  言うのは簡単で、さて実行するとなかなか難しいわけですけれども、しかし私は、この議員任期の残りの後半の2年間、市民の期待に応えることのできる議会の改革を目指して、微力ながら取り組んでいく決意を述べて、議員定数を減らすだけの条例改正には断固反対します。 ○(天野俊宏議長)  ほかに討論はありませんか。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  それでは、討論を終結して、採決いたします。  議案第47号について、原案どおり決することに賛成の方は、起立願います。      (賛 成 者 起 立) ○(天野俊宏議長)  起立多数であります。  よって、議案第47号は、原案どおり可決いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  日程第11、請願第1号「指定ごみ袋の導入」ストップ 市民の声を取り入れたごみ減量を求める請願を議題といたします。  本請願は、建設環境常任委員会に付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。上田建設環境常任委員長。 ○(上田 雅建設環境常任委員長)(登壇)  請願第1号についての審査経過と結果をご報告いたします。  なお、提出期限締切り後の本請願の追加署名数は279名でありました。審査の前に、請願者から本請願についての説明をさせてほしいとの申出があり、委員会を閉じ、委員協議会に切り替え、説明を受けました。請願者の説明が終わり、委員協議会を閉じ、委員会を再開しました。  主な意見の概要といたしまして、一委員より、もともとごみ袋の透明化は缶や瓶などの混入を防いで、ごみを減らすためである。ある単身者マンションのごみ置場にはいろいろな物をごみ袋に詰めて出しているように見えるが、ごみの分別に厳しいまちから転居された方は、きれいに分別され、ごみも少ない。これを近所の方々が見習い、その町内はごみが減ってきている。このように役所からではなく、誰かの行動を他人が見習う例もある。まず、自分たちが動いて、これだけごみが減ったと市役所に言えるくらいにならないと、市役所の啓発だけではごみは減らない。この請願に関しては、請願内容が2つ出ているが、1つ目の意見には疑問が残るので、この請願には賛成できないとの意見がありました。  一委員より、市民の努力も必要だが、行政が市民に声をかけることも大事である。資源ごみも前日出しにすれば、市民が分別して、ごみを置いていくと思う。今後は市民と行政とが一体となって取り組めるようにするべきなので、本請願には賛成するとの意見がありました。  一委員より、今回のごみ袋の問題は順序の問題でもある。市からはごみ袋を変えればごみが減る根拠は示されていない。市民への説明が不足している状態なので、指定ごみ袋の導入は延期すべきである。その間にごみの削減計画を市民に説明する必要がある。市として製造者責任をどれだけ詰めたかを説明して、初めて指定ごみ袋という話になるので、この請願には賛成であるとの意見がありました。  一委員より、市として、ごみ減量の取組は以前から行われている。例えば、生ごみ堆肥容器の補助金、紙パックの回収、ごみ出しカレンダーやルールブックの作成などである。また、廃食油回収の団体への支援など、市民の声を聞いて、ごみ減量に取り組んできている。資源ごみに関しても24時間の収集場所がコミセン前などに設置され、必要に応じて拡充する考えと聞いており、収集ステーションもごみを出しやすいように検討していくと聞いている。ごみ減量に関しては市も市民の声を聞き、いろいろと取り組まれた上で、次の段階として中身が見えるごみ袋の導入になったものと思っている。パブリックコメントについては賛成の意見もある中で、このごみ袋はごみの減量に効果があると思うので、「指定ごみ袋の導入」ストップという文言のあるこの請願には反対するとの意見がありました。  一委員より、ごみ減量は何らかの方法を見つけ出す必要がある。市はこの方法がベストではとのことであるが、指定ごみ袋にすればごみが減ることはあり得ないと思う。やはり企業側が全面的に解決すべき問題だと考える。燃やすごみを減らすにはリサイクル対象品目を燃えるごみから外せばよいが、なかなか実現はできない。ごみ袋内の7割が燃えるごみ、16%が紙、7%がプラごみなので、少なくとも23%は我々で減量できる。それと、今ごみ袋があるので買わないということでも、いずれ枯渇するので、指定ごみ袋が普通になってきた段階でごみの減量になると考えている。本請願については「指定ごみ袋の導入」ストップではなく、市民の皆さんに協力していただきたいので、本請願には反対するとの意見がありました。  採決の結果、挙手少数により、請願第1号については不採択すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願いいたします。 ○(天野俊宏議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を行います。
     まず、賛成討論を求めます。      (「議長」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  6番、佐藤新一議員。(拍手) ○6番(佐藤新一議員)(登壇)  日本共産党議員団の佐藤新一です。  「指定ごみ袋の導入」ストップ 市民の声を取り入れたごみ減量を求める請願への賛成の立場から討論を日本共産党議員団を代表して行います。  指定ごみ袋制度についての基本方針に関するパブリックコメントには、59名より122件の意見が寄せられるなど、向日市民の環境問題に関する意識の高さがうかがわれます。「指定ごみ袋の導入」ストップ 市民の声を取り入れたごみ減量を求める請願署名は、環境を守るためにコロナ禍の下でも最終的には1,640筆もの署名を集められたことにご苦労に敬意を表したいと思います。  請願代表者の小林氏は、ごみ袋の問題を環境問題と捉えておられ、1997年、京都のCOP3の会議を通じ、環境問題に関心を持ち、学習を重ねてこられ、今では京都府地球温暖化防止の活動員として10年間以上活動を続け、向日市の環境基本計画策定にも市民として参加もされた経験の持ち主です。  全員協議会での趣旨説明での主なものを紹介させていただきたいと思います。  1つ目、審議会での答申の指定ごみ袋だけを実施、古紙の問題や資源ごみステーションについては変わっていないのが残念。  2つ目、ごみ袋を指定袋に替えるだけでごみは減るのかと疑問を持つ。  3つ目、食品容器は大部分がプラ容器で、使い捨てが多く、家庭に多くたまると指摘。  4つ目、資源ごみは月2回、午前7時から9時では、働いている方には出すのが難しい方もおられ、仕方なく前日の夜に出されているのでは。  5つ目、前日出しをやめるためには、市民のマナーが悪いと非難するだけでは解決しません。回数を増やすか、時間帯を広げるなどが必要である。  6つ目、市役所の24時間ステーションは、お年寄りには遠くて持っていけません。その他プラも出せるようにしてほしい。家庭で出る資源ごみの一番大量に出るのがその他プラです。  7つ目、向日市の第3次環境基本計画にぜひ向日市独自のごみ減らしや環境の取組を希望するが主な内容でありました。  私も全くそのとおりだと思います。  よって、請願項目1、指定ごみ袋導入をストップし、市民の声を聞いて減量を進めてください。  2つ、資源ごみの出し方を市民の出しやすい方法にしてくださいに賛成し、少し私の意見を述べさせていただきたいと思います。  1つ目、建設環境常任委員会では反対の方も、市民の声を聞くこと、資源ごみの出し方については同意をされていました。  2つ目、資源ごみの出し方については、分別を徹底するためには、村田光隆議員の質問にもありましたように、市民に分かりやすくすること、指導員さんにも統一した分別指導をするようにしてください。  3つ目、分別回収ステーション問題を解消するためには、前日出しを含めてやるべきではないでしょうか。市長は地域住民の協力あれば前日出しも考えてもいいと私の一般質問に回答をされていましたが、市として打ち出されてはいかがでしょうか。  4つ目、指定ごみ袋はプライバシーは守れません。例えば高齢者のおしめや生理用品の処理など、黒い袋に入れて出すのがいいと言われますが、そのこと自体がプライバシーに関わることではないでしょうか。このように上から決めて、これでやりますと押しつけるのではなく、事前に市民の声を広く聞くことが大切です。指定ごみ袋の導入は、それからでも遅くはないと思います。  5つ目、ごみ減量問題を通して市民に地球温暖化対策を考えていただくことは大切です。指定ごみ袋にすれば、最初は少しは減るでしょう。しかし、市民がいかにごみを減らすことが大切かを考えてもらうことが重要です。  6つ目、地球の資源にも限りがあり、企業の大量生産、大量消費の経済優先ではごみは減らず、地球環境は守れません。  以上の意見を述べ、請願に賛成の討論とさせていただきます。ありがとうございました。(拍手) ○(天野俊宏議長)  次に、反対討論を求めます。      (「議長」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  12番、飛鳥井佳子議員。(拍手) ○12番(飛鳥井佳子議員)(登壇)  社民党の飛鳥井佳子でございます。  「指定ごみ袋の導入」ストップ 市民の声を取り入れたごみ減量を求める請願につきまして、反対討論を行います。  この請願に、ごみ袋の有料化というおかしな文字が躍っておりますが、向日市は一体いつごみ袋を無料で配付してきたのでしょうか。へえ、私、向日市は世にも親切なまちやったんやなと思いましたが、そんなことはありませんし、要するに、これは無料で配付したことはないのに、有料化するとは何事かと、全く事実誤認のうそ話を広げ、市民に誤解を導き、市がさも悪いことをするように大宣伝するデマゴギーです。  市内でビラ配りをしておりますと、新しく引っ越してこられた若夫婦の方が、ごみが有料化になるんですかと私におっしゃるので、いやいや、いつも買っておられるごみ袋を透明なものに替えてくださったら、同じぐらいの料金のものにしてくださって、ご購入いただきましたら、これまでのように分別もせずに中身が見えないから、瓶や缶が入っていて大変でしたけれども、うんとごみの量も減ります。乙訓環境衛生組合で向日市が支払う負担金が多いのを削減できますし、その分、他の公共料金の値下げもできるし、清掃職員さんのけがも減り、清掃車がスプレー缶のために爆発することもなくなります。長岡京市では随分、この透明袋、ごみ袋にしてからごみが減量し、喜ばれているんですよ。府下の市で透明ごみ袋に替えていないのは向日市だけで、モラルが低くて、恥ずかしいことですねと言いますと、ありがとう、そやろと思ったわと笑っておられました。若い方のほうがしっかりと地球環境の保全に協力する姿勢が見られて、まぶしく、美しく感じました。やはりSDGsの効果が着々と根づいてきてうれしいです。  30年前に私、他の自治体議員の皆さんと、ごみの最終処分地の大阪、南港へ船に乗って視察をいたしました。フェニックス計画ですね。よその市にお世話になって、自分のとこのごみを捨てさせてもらう。トラックで何十回も運んで、勝竜寺から大阪の海を汚していくことに罪悪感がずっと続いています。ごみ処理には実に大きな税金が投入されているので、財政の厳しい向日市は大変です。  以前、ダイオキシン問題で大変だった時代の民秋市長さんも、新しい炉にかかる費用の負担に随分悩まれました。議会も向日市はそのとき1日でしたが、長岡京市議会では4日間も真剣な議論があり、結果、相当に高いものを購入されることに決まりましたが、後に各地でダイオキシンの被害が出て、乙訓はよい炉を持っていてよかったねと、ほっと安堵したものです。  分別収集も当時はなかなか市民のご協力がなく、町内会長をしていましたので、いつも分別ごみの点検をしました。瓶にイカの塩辛が腐ったまま入っていたり、油の瓶にまだ油が残っていて、地面にこぼれ出していたりして、洗ったり、掃除をしたり、それは大変でしたが、今は皆さん慣れてくださって、分別にしっかり協力していただいておりまして、うれしいです。  一部、収集日でない日に芝山公園の入り口に不燃ごみが出されていて、近くの市役所に24時間対応の大きな分別ごみステーションがあるので、ずぼらをしないで、持ち運びがしんどい方は周りの方に手伝ってもらって、美しいはり湖山の景観を汚さないでほしいと思います。日本中、いや世界中から歴史豊かな向日市の文化財を訪ねてこられますので、自分勝手にまちを汚さないでほしいものです。  寺戸公民館や各公民館にも資源ごみステーションを要望してまいりました。いろんなところで私の一般質問等の提案をしまして、分別ステーションをつくってくださっておりますので、もっと広げてほしいということでいろいろ申しましたが、実は先日も大きなボストンバッグが2個も寺戸公民館に捨ててあったり、不法投棄が阪急東向日駅前、メイン駅前でもある、こういうまちは本当にあかんと思います。  この頃では各自治体で古紙回収の取組が進んで、おかげで自治会館を建て直せたところもあります。  ごみ問題といえば、嵯峨野の常寂光寺の長尾憲彰先生を思い出します。彼は嵯峨野の老人会が集めた空き缶をトラックに満載して、京都市役所前にぶちまけたことから「カンカン坊主」と言われていて、5月3日のごみゼロデーには、アースデー京都やオンブズパーソンの私たちとともに三条河原でイベントやデモ行進をしました。このお寺は、市川房枝参議院議員の、戦争で若者が多数戦死したため、その陰にあって、それらの若者と結ばれるはずであった多くの女性たちの悲しみの墓、女の碑があることでも有名な木々に囲まれた美しい寺です。このお寺でうちの子ども会の子たちは、命の大切さや自然保護について学習させていただきました。このお寺に「水筒を持っていかせる賢い母さん」という標語が掲げられています。ペットボトルや缶は、20年ぐらい前にはそんなに世の中になくて、お茶を水筒に入れていくのが当たり前でした。リサイクルも大事ですが、一がペットボトルや缶を使わない、買わないことも大事だと思います。  使い捨て時代を考える会という槌田 劭先生のすばらしい会も京都にございます。行政に何事も頼るのではなく、我々一がやっていくことがたくさんあり、どちらかというと、行政に後始末をしてもらうのではなくて、しっかりと自分のごみは片づけをして、ごみを減量化し、そのことによってほかの事業にお金を回せるように市民全体で力を合わせていくこと、そのことこそが暮らしを守る我々議会の仕事であることを申し上げて、反対討論とさせていただきます。  以上です。 ○(天野俊宏議長)  ほかに討論はありませんか。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  それでは、討論を終結して、採決いたします。  請願第1号について、採択することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手少数であります。  よって、請願第1号は、不採択とすることに決定いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  ここで議事の都合により、暫時休憩いたします。             (休         憩)    (午後 0時10分) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)                    (午後 1時11分)  定刻であります。  ただいまの出席議員数は定足数に達しておりますので、会議は成立いたします。  よって、休憩前に引き続き会議を開きます。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  日程第12、意見書案第6号から、日程第16、意見書案第10号まで、以上、5意見書案を一括議題といたします。  お諮りいたします。  意見書案の提出者の説明については、会議規則第38条第2項の規定により省略したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  ご異議なしと認め、提出者の説明は省略することに決定いたしました。  まず初めに、丹野直次議員ほか5名から提出の意見書案第6号建設アスベスト被害者救済のための補償基金制度創設を早期に国に求める意見書に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を省略して、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  ご異議なしと認め、採決いたします。  意見書案第6号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手全員であります。  よって、意見書案第6号は、原案どおり可決いたしました。  本意見書は関係者に送付することにいたします。  次に、丹野直次議員ほか2名から提出の意見書案第7号入国における万全な水際対策を求める意見書に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を省略して、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  ご異議なしと認め、採決いたします。  意見書案第7号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手多数であります。  よって、意見書案第7号は、原案どおり可決いたしました。
     本意見書は関係者に送付することにいたします。  次に、山田千枝子議員ほか3名から提出の意見書案第8号東京オリンピック・パラリンピックの開催を中止することを求める意見書に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を行います。  まず、反対討論を求めます。      (「議長」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  22番、永井照議員。(拍手) ○22番(永井照議員)(登壇)  令和自民の永井でございます。  意見書案第8号東京オリンピック・パラリンピックの開催を中止することを求める意見書、この意見書については3名の賛成討論が後ほどされますが、令和自民として、そしてまた向日市民として、黙って見過ごすわけにはまいりません。よって、反対討論をさせていただきます。やります。  新型コロナウイルス蔓延による世界的なコロナ禍の中で、オリンピックの開催には世界各国の状況も踏まえ、より慎重な決断が迫られるときであることはご指摘のとおりであります。国内でも緊急事態宣言が解除になったとはいえ、一部の地域では延長されていたり、外食等においては人数や時間制限などの規制、そして何よりもコロナウイルス感染による重症患者を扱う医療関係者やワクチン接種に尽力いただいている医師会をはじめ、役所職員の皆様には大変なご無理をいただいていることは事実であり、感謝いたすところであります。  この状況下でオリンピックを開催するに至っては賛否両論分かれることは当たり前のことと思います。しかしながら、私の意見を述べさせていただきますと、オリンピックは日本国民が一丸となって、何が何でも開催するべきです。私は今から五十数年前、オリンピックの聖火が奈良から京都に運ばれる聖火リレーの場に幼稚園から応援に行きました。白バイの先導で数名のランナーが沿道から日の丸の小旗が振られる中、軽快に駆け抜けていきました。今回は残念ながら、この聖火リレーも見ることはできませんでした。  この日はオリンピックの行事であったということも分からずにいましたが、数日後、この聖火が国立競技場の聖火台にともされ、数十羽のハトが放たれ、5機のジェット機が五輪の輪を書いたのをテレビで見て、すごい感動をした記憶があります。ニチボウ貝塚の女子バレー部の大部分のメンバーで構成された東洋の魔女と呼ばれるたちが回転レシーブと、アタックの際、手元で微妙に変化するスパイクを武器に、8回目のマッチポイントをものにし、金メダルに輝いたのは、敗戦から高度成長に立ち上がる日本人の原動力となったのは明らかであります。  この2年後、テレビでは「サインはV」という人気番組が放映され、バレーボールをはじめ、日本のスポーツ熱はますますエスカレートしていきました。メキシコでは、ヤンマーディーゼルの釜本選手のサッカーが、そしてミュンヘンでは松平監督率いる男子バレーが、体操の加藤が、塚原が、そして、ソウル、バルセロナでは清風の池谷兄弟による体操が、シドニーでは高橋直子選手のマラソンが、それから北京、ブラジルでは体操の内村航平が、どれほど日本をはじめ、世界の人々に感動と明日への活力を与えてくれたことでしょうか。  そして何よりも今回、東京オリンピックでは、本市の上下水道部長でおられた田村さんが射撃の監督として、そしてラピッドファイアピストルでは、寺戸在住の吉岡選手が選手として出場される大事な大会であります。本市を挙げて応援するのが当たり前ではないでしょうか。それが教育ではないでしょうか。  このような中止を求める意見書が本市から出されたこと自体、大変残念であります。  もう一度言います。オリンピックは正気を失った日本人にとって、復活への大事な原動力となります。今ここで国民が一丸となってコロナ感染に徹底して精進し、立派な大会を開こうではありませんか。そして、世界の人々をおもてなししようではありませんかと、菅総理に大きな声で言ってほしいと思います。  そして、オリンピック・パラリンピックのセンターポールに、この旗を揚げて、君が代を高らかに歌おうではありませんか。  以上をもって、この意見書に対する反対討論といたします。(拍手) ○(天野俊宏議長)  次に、賛成討論を求めます。      (「議長」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  2番、北林智子議員。(拍手) ○2番(北林智子議員)(登壇)  こんにちは。私は日本共産党議員団北林智子です。  ただいま議題となりました意見書案第8号東京オリンピック・パラリンピックの開催を中止することを求める意見書に対する賛成討論を議員団を代表して行います。  6月21日から緊急事態宣言が9都道府県で解除され、東京、大阪、京都など、7都道府県にまん延防止等重点措置に移行することが発表されました。東京オリンピック開催まで1か月を切りました。  政府や東京都は、東京オリンピック・パラリンピックの中止や無観客の議論もなしに観客を入れての開催を決定しました。観客を入れる方針は、21日、政府とオリンピック組織委員会、国際オリンピック委員会の5者協議で決めました。まん延防止等重点措置の解除を前提に、会場定員数の50%以内、1万を上限にします。国立競技場の開会式については別途検討することにしました。  オリンピック期間中、多くのが東京を中心に国内を動き回ることになり、感染症にとって最も重要な対策であるの流れを極力抑制することとは正反対の方針です。政府のコロナ対策分科会の尾身 茂会長ら26の提言(18日)は、開催の可否に触れなかったものの、オリンピックによって感染リスクが増大する危険を強く警告し、リスクを直視した対応を取ることを政府や組織委員会に迫っています。提言は、オリンピックがなくても、夏期には旅行や帰省で長距離の移動があり、ふだん一緒にいないと接触が増え、感染が落ち着いていた地域でも急拡大の可能性を指摘します。さらに、規模や社会的注目度が通常のスポーツイベントと別格のオリンピックが開催されれば、感染のための都道府県を越えた移動が集中して発生し、流、接触機会や飲食の機会が格段に増加すると警告を鳴らし、無観客、大会規模の縮小など、重要性を訴えています。観客がいる中で深夜に及ぶ試合が行われれば、営業時間短縮や外出自粛など要請されている市民には矛盾したイメージになることも挙げています。  提言の資料では、オリンピックに伴う流増加に感染力の強いデルタ株の影響が重なれば、東京都の7月末の新規感染者は2,000を超える推計も示しました。そうなれば東京都の医療は逼迫し、多くの命が奪われかねない危機的事態を招くのは必至です。  菅首相は、緊急事態宣言の発令の場合は無観客も辞さない(21日)などと述べました。これでは手後れになるおそれがあります。首相は国民の命と健康を危険にさらしてまでオリンピックをしなければならない理由を説明できませんでした。命よりオリンピックの姿勢を改め、オリンピック中止を決断し、コロナ対策に集中すべきです。  共同通信社の全国世論調査によると、東京オリンピック・パラリンピックの開催で、新型コロナウイルス感染が拡大する不安は86.7%がある程度を含め、不安を感じていると回答されています。これは6月21日の京都新聞に掲載されてました。安全・安心な大会の実現ができるかを問うテレビ朝日(ANN)の調査では、実現できると思わないは66.8%で、思うの19.2%を大きく上回りました。東京はもちろん、各地のパブリックビューイングを中止する動きも広がっています。国民の不安を受け止めていただきたい。  昨日も、既に東京では感染者が増え、国民の不安もますます広がってきています。東京都医師会等、都内54医師会は、21日、オリンピック・パラリンピック開催についての意見書をまとめ、大会開催の必須条件として、大会によって感染が拡大しないことと、通常医療が圧迫されないことを政府と大会組織委員会、東京都知事に要請しました。意見書は、新型コロナウイルス感染症は、その収束への行程は不確実で、現時点で十分にコントロールされた状況とは言えないと指摘しています。必須条件を維持できない場合には、都民・国民の安全・安心を守るために、無観客または中止とすることも考慮していただきたいと求めています。  菅首相は、国民の命を守る仕事は私が責任を持って行うと断言されましたが、オリンピック開催により感染爆発、変異株蔓延、医療崩壊が現実に起こり、救える命が救えないことになれば誰にも責任を取ることはできません。そして、コロナ禍で疲弊している医療関係者の方々をさらに苦しめることになります。  また、東京オリンピック・パラリンピック出場を目標に、長期にわたり想像を超える努力をされてきたアスリートの皆さんのことを考えると、今も複雑な思いで過ごされている上、中止を望むことは大変心が痛みます。皆さんの雄姿を観戦したいし、応援したい気持ちは私も同じです。しかし、命より大切なものはありません。  東京オリンピック・パラリンピックは中止し、コロナ収束と国民の命と生活を守ることに全力を集中することを訴え、本意見書案に対する私の賛成討論とさせていただきます。ありがとうございました。(拍手) ○(天野俊宏議長)  ほかに討論はありませんか。      (「議長」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  8番、杉谷伸夫議員。 ○8番(杉谷伸夫議員)(登壇)  杉谷伸夫でございます。  意見書第8号東京オリンピック・パラリンピックの開催を中止することを求める意見書に対して賛成の立場から討論をいたします。  私は永井議員とは大分というか、全く正反対の考え方でございまして、東京オリンピックは支持率を失った菅さんが起死回生をかけたばくちのように感じております。もう東京オリンピックというのはスポーツの祭典であるわけですけども、完全に政治問題として利用されているのではないか、そういうように本当に危惧しています。  6月上旬に、衆議院の厚生労働委員会で、新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身 茂会長が、今の状況でやるというのは普通はないわけですよねと発言をされました。専門家の発言です。でも、これは普通の国民みんなが思っていること、まさにそのとおりだと思います。普通はありませんよね、そりゃ。  しかし政権は、オリンピック開催ありきで突き進んできました。さらに、開催するとしても無観客でという専門家の提言も無視をして、上限1万、入場式は2万さらには、この数には関係者は含まないとか、国民の懸念や専門家の指摘など、どこ吹く風であります。G7サミットでオリンピック開催に主要国の賛意を取りつけ、開催強行をなし崩しに既成事実化しています。  オリンピックの開催時期に、第5波の到来は必至と言われている状況にもかかわらず、何らの根拠もないまま、為政者が決めたオリンピック開催に突き進む今の日本社会の状況は、戦前、大日本帝国が何の見通しもないまま開戦に突き進み、それを止められなかった状況と重なって私には見えます。感染拡大の波が押し寄せてくる日本に、海外から5万、6万の方々が入国をし、国内では数百万の方々が来場し、お祭りムードが演出されるわけです。どうなるでしょう。既に事前合宿で来日された外国の選手団から複数の陽性者が見つかりました。もちろん、これらの方々に何らの責任はなく、遠く、来日されたのに不自由な生活を強いられ、本当にお気の毒だと思いますけれども、その際の国の対応の不備がやはり明らかになっております。1か月後の本番では、これが数万の規模になるわけです。  そして、この懸念が現実味を帯びる事件が、事件というか、事態が報道されています。G7サミットが開催されたイギリス南西部のコーンウォールでは、開催前に比べて2週間で新規感染者が30倍に激増されたことが報道されています。大規模イベントがもたらす感染リスクが現実に示されたと言えます。  驚くべきことに大会組織委員会は、酒類の提供まで検討していたようでありますが、さすがに強烈な世論の反発を受けてすぐに撤回しました。しかし、こうした大会組織委員会や関係者には、コロナ感染症のためにひきこもり生活を強いられてきた高齢者の方々や、医療関係者のご苦労や、コロナ対策に翻弄され続けてきた自治体職員の方々の思いは全く届いていないようであります。小中学校の修学旅行や運動会、地域の大小様々な催し、そうしたものが軒並み中止・延期され、我慢を強いられてきているのに、超巨大イベントのオリンピックは何が何でも開催する姿勢に、国民はあきれ果てています。  最初に述べましたが、オリンピックが開催するかどうかというのは完全に政治問題に利用されています。菅首相は、五輪はまさに平和の祭典だ、スポーツの力を世界に発信をしていくとオリンピック開催の意義を語っていますけれども、スポーツの力を利用して政権支持率アップを狙う魂胆が私には見え見えであります。オリンピックを利用するのはやめていただきたい。菅首相は、俺は勝負したんだと側近議員らに繰り返し語っていると新聞で報道されています。確かに菅首相は自らの政治生命をかけたつもりなんでしょうが、ばくちにかけられたのは国民の命なわけです。  世論調査によりますと、選択肢にもよるのでしょうが、中止は先月より減少しているそうですが、これは、どうせやるんでしょうと、反対しても、それなら無観客でという半ば諦めの気持ちのように思います。どうにかなるだろう、それほど大したことにならないのではないかなどという根拠のない楽観論に基づいて、オリンピックの開催を強行し、その結果、恐れていた事態を招いたならば、これは誰も責任を取れません。菅首相に責任を取れるはずがありません。  しかも、これは既に昨年、GoToトラベルとかGoToイートで失敗を経験しているわけです。また繰り返すんですか。政府はもう開催モードに入った、止めるのは無理、こういうことで無謀な路線を追認してはならないと思います。暴走を止めるために行動する責任が、この場にいる私たちにはあると思います。  既に東京では新規感染者数は下げ止まり、はっきりとリバウンドの傾向が見えております。オリンピックを開催するんだという姿勢が明らかになっただけで、もうこの状況であります。無謀な東京オリンピックの開催強行に反対の意見を、市民の懸念の声を代表して議会が提出すべきと考え、賛成いたします。 ○(天野俊宏議長)  ほかに討論はありませんか。      (「議長」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  12番、飛鳥井佳子議員。 ○12番(飛鳥井佳子議員)(登壇)  社民党の飛鳥井佳子でございます。  東京オリンピック・パラリンピックの開催を中止することを求める意見書に賛成討論を行います。  オリンピックをめぐる国の答弁は、ごまかし、すり替え、時間稼ぎの繰り返しで、今、政治家の言葉の貧困が大問題になっています。日本語学者の金田一秀穂さんは、野党の質問に正面から答えない政治家の言葉の違反を嘆いておられます。  加藤厚労大臣は以前「ご飯論法」と笑われましたが、菅総理は、開催に当たっては、国民の安全・安心云々かんぬんを反復するだけで、とうとう今日「やぎさん答弁」と笑われています。これは團伊玖磨さん作曲、まど・みちおさん作詞の「やぎさんゆうびん」という歌で、「くろやぎさんからお手紙着いた、しろやぎさんたら読まずに食べた、仕方がないからお手紙書いた、さっきの手紙のご用事なあに」と同じで、完全に菅さんは国民から見放されています。要するに、ふざけるなということです。  野党の、オリンピックをやるのですかという実に簡単な質問に、6回も同じ話を繰り返す。菅首相は、やりますと言うたら責任を取らされるので答えないでおこうと必死で、しまいには、浅はかにも、以前の東京五輪の思い出話を語り出したのには、もうあきれて物が言えません。この議会でも永井議員が長々と東京五輪の楽しい思い出を語られましたけども、この非常時にのんきに東京オリンピックの話ができるとは、それはコロナ対策はでけへんと思います。  それで思い出話をされるのならば、私も言いたいことがあります。菅首相を私が絶対許せないと思ったのは、彼がマイナス面はちっとも語らず、マラソンで金メダルを取ったアベベのことを懐かしく言ったとき。自殺した円谷幸吉さんのことを全く覚えていない、その非情さであります。円谷さんは、陸上自衛隊三等陸尉のマラソン選手でした。円谷さんの遺書は、川端康成も日本一美しい遺書と言っておられました。「父上様、母上様、幸吉はもうすっかり疲れ切って走れません。何とぞお許しください。気が休まることもなく」で始まり、多くの知人の皆さん一にお礼を述べまして、最後に「ご苦労、ご心配をおかけいたし申し訳ありません。幸吉は父母上様のもとで暮らしとうございました」の遺書は、アベベが金メダル、円谷さんが銅メダルであったオリンピックの悲しい出来事でありました。「一の道」という円谷さんをしのぶ歌は、森山良子さんや茶木みやこさんが今も歌っておられます。「ある日走ったその後で、僕は静かに考えた。誰のために走るのか。若い力をすり減らし、雨の降る日も風の日も、一の世界を突っ走る。何のために進むのか。痛い足を我慢して。大きな夢はただ1つ、5つの色の5つの輪。日本のためのメダルじゃない、走る力の糧なんだ。父さん許してくださいな、母さん許してくださいね。あなたにもらったものなのに、その命を僕の手で。見てほしかったもう一度、表彰台の晴れ姿。だけど体は動かない、とてももう走れない、これ以上は走れない」という歌で、オリンピックのときになりますと、多くの方が円谷さんをしのんでいます。  テニスの大坂なおみさんが鬱病であったことを述べられましたように、健全な明るいスポーツ大会とオリンピックは全く違って、国威発揚の同調圧力や、金メダルと言うぐらいお金が絡んだスポーツであります。楽しかるべきスポーツを政治家がここまで政治利用しているのは情けないことで、楽しかるべきこのスポーツ、これを大変に残念な、本当にオリンピックというのは、本当にスポーツを愛するたちをかえって傷つける場面が多々あります。国民の命よりもオリンピックを優先して、これまで政府分科会の尾身会長さんや、さんざん専門家会議にお世話になってこられた政権ですが、尾身さんが無観客を提言したら、突然プリプリ怒っていますけれども、コロナ死が増えたり、医療崩壊をしたら、当然、菅総理や政治家が責任を取らねばなりません。責任を取る覚悟がないから「やぎさん答弁」で逃げているのであります。  向日市の議会、いつもきちんと答弁されていますが、これとえらい違いの国会であります。社民党の福島瑞穂さんは、5月9日に、東京オリンピック・パラリンピックを中止し、新型コロナ感染拡大防止と生活困窮防止に全力をという党声明を発表しています。当たり前のことです。  ところで、ウガンダの選手団も次々と感染し、泉佐野のホテルに搬送されまして、今、7名の泉佐野市の職員さんの方も濃厚接触者に特定されています。  第5波、リバウンドが近づいているかもしれず、河野大臣はこの大事なときに、ワクチン不足で職域接種はストップするしかないと発言しており、何がワクチンの運び屋やと怒りが高まっています。また、河野さんは、このことを、目をつぶって綱渡りをするとおっしゃっていますが、恐ろしいことだと思います。これじゃオリンピック競技よりも難しい技であります。  感情や政治家たちの利害のために進めるのではなく、きちんと科学が必要です。インド型のデルタ株は、これまでより数倍の感染力があり、若者に多く、先日、東京都内の中学の野球部の生徒たちに多数クラスターが発生しました。スーパーコンピューター富岳でも、このデルタ株は2.25倍を示しています。7月中旬には国内でインド型が過半数を占める試算が出ておりますし、これまでも既に10に1が後遺症に苦しんでおられます。専門家は、もはやワクチンに対する幻想を捨て、科学をちゃんと分析すべきだと言っておられます。  イギリスでは、この前のG7で急に感染者が増えて、エリザベス女王もびっくりで、インド型が猛威をふるい、去年12月にワクチンを6万8,000が接種しているのに、よりこのデルタ株が、またデルタプラスが広がっています。これは従来のものと全く違い、特に子どもたちに多くなっています。  本日、東京は570が感染し、前の週から5日連続増加となり、デルタ株が多くなっています。8月頃にはどうやらとんでもないことになりそうです。  のんきに笑っている丸川大臣、橋本会長、姿を消した小池都知事、一体、誰が最終責任を取るのでしょうか。オリンピックはG7の比ではありません。危機管理を全くせず、GoToトラベルをやってきたり、PCR検査をろくにやってこなかった日本に、世界は何か起こっても同情してくれるどころか、自国の選手がコロナに感染したら、反対に訴えられるかもしれません。一刻も早く人命尊重という当たり前のオリンピック中止の決断を開催国がすべきですし、国民の声に従うべきです。  ついに宮内庁までマスコミに出てきはった始末です。何のためのオリンピックか、GoToトラベルのときも申しましたが、あの「ジョーズ」を思い出します。世界平和の祭典であるべきオリンピックが、あの食いザメの「ジョーズ」の映画のように、悪い政治家が海開きを金もうけのために開催するのと同じく、もってのほかです。ちなみに、サーフィン競技では波がないことも想定しておりますので、お客さんが退屈しないように、ビーチでロックフェスティバルや飲食、酒を振る舞うパーティーも夜遅くまでやることになっており、これでは自粛をこの間、長い間強いられ、店が潰れていっている、店が潰れそうになっている飲食店の皆さんは怒り爆発だと思います。  民の暮らしも命も、そんなの関係ない、オリンピックが優先だと、永井議員のおっしゃる日の丸が白旗になる前に、無責任で横暴で、一か八かの突撃ぶりは戦時中のようだと今、多くの方々が批判されています。いつまでも進軍ラッパを吹いて、愚かな玉砕を迎える前に、賢いトップは、自重する、撤退する勇気を持ってほしいと思います。  本日の報道では、今、日本に来ておられるオリンピック選手が既に感染をされておられて、フランスの方1名、エジプトの方1名、スリランカの方1名、ガーナの方1名、ウガンダの方2名、そしてオリンピックの開催には、こういうオリンピック関係者の方が7万前後入ってこられます。駄目だこりゃと思いませんか。  本当にこの国の国益を考え、国民の命の安全・安心を考えるなら、今こそ自重する、撤退する勇気を持ってほしいということを心から願い、賛成討論といたします。  以上です。 ○(天野俊宏議長)  ほかに討論はありませんか。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  それでは、討論を終結して、採決いたします。  意見書案第8号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手少数であります。  よって、意見書案第8号は、否決いたしました。  次に、山田千枝子議員ほか2名から提出の意見書案第9号事業者支援の一層の充実を求める意見書に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を省略して、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長
     ご異議なしと認め、採決いたします。  意見書案第9号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手多数であります。  よって、意見書案第9号は、原案どおり可決いたしました。  本意見書は関係者に送付することにいたします。  次に、永井照議員ほか3名から提出の意見書案第10号子ども政策に関する行政機関の創設についての意見書に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を行います。  まず、反対討論を求めます。      (「議長」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  3番、山田千枝子議員。(拍手) ○3番(山田千枝子議員)(登壇)  日本共産党議員団の山田千枝子でございます。  意見書案第10号子ども政策に関する行政機関の創設についての意見書について、若干の意見を申し上げ、反対討論を行います。  自民党が子ども庁創設について、この4月から議論を始めています。子どもの政策を一元化する行政庁をつくるとしています。子どもの命や権利を守ることを政治の中心に位置づけることは極めて重要です。しかし、にわかに浮上した自民党の議論には、問題のすり替えという批判が上がっております。  子どもをめぐる政策が大きく立ち後れているのは、歴代自民党政権が解決を求める国民の切実な願いに背を向けてきたからです。その姿勢に根本的な反省を示さず、組織改編を前面に押し出した議論は、子どもが本当に大切にされる社会の実現につながりません。現在、文部科学省、厚生労働省、内閣府に担当が分かれている子どもに関わる様々な分野の政策を包括する役所を新設する案が有力とされていますが、何をやるのか全く整理されないとの指摘が自民党の中からも出ております。  一方、菅首相は実現に意欲を燃やし、経済財政運営と改革の基本方針「骨太方針」に盛り込もうとしております。首相の動機は、デジタル庁設置に続く縦割り行政打破の新たな目玉政策をつくるためという見方が専らです。衆議院選のアピール材料にする狙いと報じるメディアも少なくありません。政権浮揚の思惑と打算を出発点にした政策が子どもにとって真に有益で実効性のある施策になるのかは大きな疑問です。  子どもをめぐる大きな困難の大元にあるのは、自民党政権の下で拡大した政治と社会のゆがみです。保育所に入れない子どもが後を絶たない待機児童の問題を深刻化されたのは、歴代政権が公立をはじめ、認可保育所の大増設を拒んできたためです。少子化が打開できない事態が続くのも、子どもを生み育てることが過酷な社会の仕組みが変わらないからです。安心して子育てできる雇用のルールづくりが急がれるのに、政府がやってきたのは、長時間労働や非正規雇用を拡大させる労働法制の改悪です。児童虐待についても、児童相談所の抜本的な体制強化を図っていないことが問題になっています。子どもの貧困でも、子どもの多い世帯ほど打撃が大きい生活保護改悪を強行するなど、逆行した政策を進めてきました。これらの問題は縦割り行政のせいではありません。大企業のもうけを最優先にして、子どもや子育て政策の拡充に必要な予算を確保してこなかった政治の姿勢こそ厳しく問われます。そのことに無反省のまま、子ども庁を持ち出し、意見書案の1の事項の専任の大臣の下で云々は期待は持てません。  2つ目の事項は、自治体間の格差が生じないよう、国が指導して云々とあります。施策の低い自治体に合わせることなく、質の高いところに合わせることが必要です。  3つ目の事項は、自治体の子ども政策を充実させるため、財政支援を強化することについては賛成するものです。しかし、一番大きな子ども庁創設につながる専任の大臣の下で云々については、自民党のこれまでの政治のゆがみにメスを入れない限り、子ども政策の充実は図れません。よって、本意見書案には賛成できません。  菅首相は、子ども庁案を語る中で、社会保障は今まで高齢者中心だった。思い切って変えなければと強調しています。しかし、日本の社会保障は欧米諸国に比べ高齢化が進んでるのに給付費があまりにも少ないことこそ問題です。子ども庁議論で世代間の対立をあおり、高齢者の社会保障費削減に結びつけることも許されません。  よって、本意見書案には賛成することはできませんので、反対させていただきます。(拍手) ○(天野俊宏議長)  次に、賛成討論を求めます。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  ほかに討論はありませんか。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  それでは、討論を終結して、採決いたします。  意見書案第10号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手多数であります。  よって、意見書案第10号は、原案どおり可決いたしました。  本意見書は関係者に送付することにいたします。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  以上で、今期定例会に付議されました事件の審議は、全部終了いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)(登壇)  令和3年第2回定例会の閉会に当たり、一言ご挨拶を申し上げます。  このたび京都府に発出されておりました新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言が解除され、7月11日までの期間、まん延防止等重点措置が適用されることとなっております。  この間、感染拡大防止にご尽力をいただいております医療機関をはじめ、各関係機関の皆様、また、感染拡大防止のためご協力をいただいております多くの市民の皆様や事業者の皆様に敬意を表しますとともに、心より感謝を申し上げます。  また、安田市長をはじめ、理事者各位におかれましては、感染拡大防止に全力を挙げて取り組まれる中、今期定例会の運営にご協力いただけましたことに厚くお礼申し上げます。  現在、希望する方への新型コロナウイルスワクチンの接種が全国的に進められ、本市におきましても市を挙げて取り組んでいただいておりますことにも併せてお礼申し上げます。  今後、感染が抑えられることを期待するところでありますが、引き続き感染症対策の徹底が非常に重要であると存じております。市議会といたしましても、行政と連携・協力して感染拡大防止と市民の皆様の安心・安全のための支援に取り組んでまいりたく存じております。  さて、今期定例会は、去る6月1日開会以来、本日まで25日間にわたり、市長から提出された教育長の任命についての人事案件をはじめ、令和2年度一般会計補正予算ほか、特別会計補正予算、専決処分等の承認、条例の制定、さらには令和3年度一般会計補正予算並びに市民の皆様から提出された請願や、議員から発議した条例や規則の一部改正や意見書など、重要案件を慎重かつ熱心にご審議賜り、本日ここに無事閉会することができたところでございます。  これもひとえに議員各位のご協力によるものと厚くお礼を申し上げます。  また、安田市長をはじめ、理事者及び職員の皆様におかれましても、本会議や常任委員会、特別委員会での審議の間、常に真摯な態度でご説明をいただいたところであり、深く感謝を申し上げます。  今回定例会を通じ、各議員から述べられました意見や要望につきましては十分にご賢察をいただき、今後の市政執行に反映されますようお願いをいたします。  さて、先ほど可決をいたしました議員の定数を定める条例の一部改正により、次期改選時から現行の20名から2名削減して18名とすることが決定いたしました。二元代表制の一翼を担う議会といたしましては、今後もしっかりと市民の皆様の負託に応えるべく、議会の権能を十分に発揮し、市民の皆様の声を酌み取りながら執行機関と議論を深め、向日市のまちづくりやさらなる発展に取り組んでまいる所存でありますので、引き続きご支援、ご協力のほど、お願い申し上げます。  結びに当たり、議員各位をはじめ、理事者並びに職員の皆様には、コロナ禍の中、気候不順な梅雨どきでもあり、また、暑さも一段と厳しくなってまいりますが、健康には十分ご留意をいただきご活躍いただきますことをご祈念申し上げ、第2回定例会閉会に当たりましてのご挨拶とさせていただきます。誠にありがとうございました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  次に、市長からご挨拶がございます。安田市長。 ○(安田 守市長)(登壇)  定例会の閉会に当たりまして、一言ご挨拶をさせていただきます。  去る6月1日に開会されました令和3年第2回定例会におきましては、議会途中に職員の新型コロナウイルスへの感染に伴い、本会議が延会される場面もございましたが、教育長に係る人事案件をはじめ、令和3年度一般会計補正予算案や令和2年度各会計補正予算の専決処分など、コロナ禍における予算を中心に慎重なご審議を賜り、本日ここに、全議案につきまして原案どおりご可決いただきましたことに、厚く御礼を申し上げます。  さて、京都府では、6月20日をもって緊急事態宣言が解除されましたが、21日からは、まん延防止等重点措置が適用されており、引き続き、感染拡大防止の取組が必要な状況が続いております。  本市におきましても、議会初日にも、また、委員会でも申し上げましたとおり、現在、ワクチン接種につきまして、関係機関と連携を図るとともに、市民の皆様のご理解とご協力をいただきながら事業を進めているところでございます。  今後も、刻一刻と変化する状況に適切に対応しながら、市民の皆様が安心・安全に、そして希望される方には速やかにワクチン接種が行えるよう、職員一丸となって取り組んでまいりますので、議員の皆様におかれましても、より一層のご協力を賜りますようお願い申し上げます。  最後になりましたが、これからは暑さが増す季節を迎えますので、議員の皆様におかれましても、健康には十分ご留意をいただきまして、なお一層ご活躍されますことをお祈りいたしまして、定例会閉会のご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。 ○(天野俊宏議長)  これをもって、向日市議会令和3年第2回定例会を閉会いたします。              午後 2時06分 閉  会 地方自治法第123条第2項の規定により署名する。               向日市議会議長  天  野  俊  宏               会議録署名議員  山  田  千 枝 子               会議録署名議員  長  尾  美 矢 子...