向日市議会 > 2021-03-23 >
令和 3年第1回定例会(第5号 3月23日)

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  1. 向日市議会 2021-03-23
    令和 3年第1回定例会(第5号 3月23日)


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    最終取得日: 2021-09-07
    令和 3年第1回定例会(第5号 3月23日)   〇出席議員(20名)    1番  丹 野 直 次         2番  北 林 智 子    3番  山 田 千枝子         5番  常 盤 ゆかり    6番  佐 藤 新 一         7番  米 重 健 男    8番  杉 谷 伸 夫        10番  太 田 秀 明   11番  和 島 一 行        12番  飛鳥井 佳 子   13番  村 田 光 隆        14番  福 田 正 人   15番  冨 安 輝 雄        16番  長 尾 美矢子   17番  上 田   雅        18番  小 野   哲   19番  天 野 俊 宏        20番  松 本 美由紀   21番  石 田 眞由美        22番  永 井 照 人 〇欠席議員(なし) 〇事務局職員出席者  事務局長  野 田 真 里        次  長  浦 元 大 地  副課長   松 本   司        主  任  辻 中 康 裕 〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者
     市     長 安 田   守     副  市  長 五十棲 敏 浩  教  育  長 永 野 憲 男     ふるさと創生推進部長                              鈴 木 英 之  総 務 部 長 水 上 信 之     環境経済部長  山 田 栄 次  市民サービス部長          小賀野 孝 人     建 設 部 長 福 岡 弘一朗  教 育 部 長 清 水 広 行     上下水道部長  厳 嶋 敏 之 〇議事日程(本会議 第5日)  日程第 1         ・会議録署名議員の指名  日程第 2(議案第12号) ・向日市保育士奨学金貸与条例の制定について  日程第 3(議案第13号) ・向日市公告式条例の一部改正について  日程第 4(議案第14号) ・向日市職員の給与に関する条例の一部改正について  日程第 5(議案第15号) ・向日市国民健康保険条例の一部改正について  日程第 6(議案第16号) ・向日市介護保険条例の一部改正について  日程第 7(議案第17号) ・向日市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備                 及び運営に関する基準を定める条例等の一部改正に                 ついて  日程第 8(議案第18号) ・向日市営駐車場設置条例の一部改正について  日程第 9(議案第19号) ・向日市地区計画区域内における建築物の制限に関す                 る条例の一部改正について  日程第10(議案第20号) ・向日市水道事業給水管理条例の一部改正について  日程第11(議案第21号) ・向日市公共下水道使用料条例の一部改正について  日程第12(議案第22号) ・向日市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関す                 る条例の一部改正について  日程第13(決議案第 2号)・「議案第22号 向日市消防団員の定員、任免、給                 与、服務等に関する条例の一部改正について」に対                 する附帯決議  日程第14(議案第10号) ・専決処分の承認を求めることについて                 (令和2年度向日市一般会計補正予算(第10号))  日程第15(議案第11号) ・専決処分の承認を求めることについて                 (令和2年度向日市一般会計補正予算(第11号))  日程第16(議案第23号) ・令和2年度向日市一般会計補正予算(第12号)  日程第17(議案第24号) ・令和2年度向日市介護保険事業特別会計補正予算                 (第3号)  日程第18(議案第 1号) ・令和3年度向日市一般会計予算  日程第19(議案第 2号) ・令和3年度向日市国民健康保険事業特別会計予算  日程第20(議案第 3号) ・令和3年度向日市後期高齢者医療特別会計予算  日程第21(議案第 4号) ・令和3年度向日市介護保険事業特別会計予算  日程第22(議案第 5号) ・令和3年度大字寺戸財産区特別会計予算  日程第23(議案第 6号) ・令和3年度物集女財産区特別会計予算  日程第24(議案第 7号) ・令和3年度向日市水道事業会計予算  日程第25(議案第 8号) ・令和3年度向日市公共下水道事業会計予算  日程第26(議案第31号) ・令和2年度向日市一般会計補正予算(第13号)  日程第27(議案第32号) ・令和3年度向日市一般会計補正予算(第1号)  日程第28(議案第25号) ・向日市福祉会館の指定管理者の指定について  日程第29(議案第26号) ・向日市民体育館の指定管理者の指定について  日程第30(議案第27号) ・向日市健康増進センターの指定管理者の指定につい                 て  日程第31(議案第28号) ・向日市民温水プールの指定管理者の指定について  日程第32(議案第29号) ・向日市女性活躍センターの指定管理者の指定につい                 て  日程第33(議案第30号) ・市道路線の認定について  日程第34(意見書案第1号)・選択的夫婦別姓制度の法制化を求める意見書  日程第35(意見書案第2号)・PCR検査の拡充と国庫負担及び追跡調査等の拡充                 を求める意見書  日程第36(意見書案第3号)・困窮者に臨時特別給付金を求める意見書  日程第37(意見書案第4号)・75歳以上の医療費窓口負担の2割化に反対する意                 見書  日程第38(意見書案第5号)・新型コロナウイルスワクチン接種に関する意見書  日程第39(決議案第 1号)・新型コロナウイルスワクチン接種等に関する迅速な                 情報提供についての決議 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――      午前10時00分  開    議 ○(天野俊宏議長)  おはようございます。  定刻であります。  ただいまの出席議員数は、20名であります。  地方自治法第113条の規定による定足数に達しておりますので、会議は成立いたします。  よって、開会中の定例会第5日目の会議を開きます。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第130条の規定により、7番・米重健男議員、20番・松本美由紀議員の両議員を指名いたします。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  日程第2、議案第12号向日市保育士奨学金貸与条例の制定についてを議題といたします。  本案は、厚生常任委員会に付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。長尾厚生常任委員長。 ○(長尾美矢子厚生常任委員長)(登壇)  議案第12号につきまして、その審査経過と結果をご報告いたします。  主な質疑の概要として、一委員より、当初は民間保育所での就職を希望され、奨学金を貸与されたが、公立の保育所に就職された場合についてはどうなるのかとの質疑があり、その場合は返還していただくことになるとの答弁がありました。  一委員より、条例の「市内保育施設等」の等の範囲の中に公立保育所も含まれるのか。返還期間について、就職して途中で退職された場合の返還について質疑があり、条例の中に「向日市の公立保育所を除く」と記載しているので含まれない。返還に必要な期間で働かれた残りの期間分を返還いただくことになるとの答弁がありました。  一委員より、他市の奨学金貸与の条例で、返還については要綱で定められているところもあると思うが、トラブルを防ぐために返還の要綱作成の予定はないかとの質疑があり、他市の奨学金の貸与条例で要綱を作成しているところは把握できていないが、要綱については作成予定であるとの答弁がありました。  一委員より、10名分の予算が計上されているが、その根拠について質疑があり、民間の保育所で採用されている実績を踏まえて予算計上しているとの答弁がありました。  一委員より、最近、男性保育士による虐待のニュースを見ることがあるので、配置についての配慮をお願いしたいとの要望がありました。  採決の結果、挙手全員となりました。  よって、議案第12号については、原案どおり可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○(天野俊宏議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を行います。  まず、反対討論を求めます。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)
     次に、賛成討論を求めます。      (「議長」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  8番、杉谷伸夫議員。 ○8番(杉谷伸夫議員)(登壇)  おはようございます。  杉谷伸夫でございます。トップバッターでございますが、議案第12号向日市保育士奨学金貸与条例の制定に対する賛成討論を行います。  本条例は、保育士を目指す学生に対する貸与型の奨学金制度を創設し、本市の民間保育所で勤務すれば奨学金の返還を免除する内容であり、保育士を目指す学生のうち1人でも多くの方が、本制度を利用して向日市内の民間保育所で保育士として活躍していただくことを目指すものであります。  待機児童の解消は、本市においても長年にわたって大きな課題であり、保育施設の絶対数の不足と併せ、保育士不足がその大きな要因となっており、保育士の確保が求められてきました。私も他の多くの議員の皆さんとともに、保育士確保のための施策を求め続けてきました。お隣の京都市などで実施されている保育士への家賃補助制度や様々な保育士への支援策を提案したり、保育行政を所管する厚生常任委員会でも埼玉県川口市や兵庫県明石市などを視察し、保育士確保の先進的な取り組みについて調査し、提案をしてきました。  保育士不足の根本の原因は、保育士資格をお持ちの方が、保育士の仕事を長年にわたって続けることが難しい現実にあります。仕事の内容、責任の重さに比べて、保育士の処遇が低いことがその最大の要因であると思います。これは、国が定めている処遇基準が低いことによるもので、その見直しが必要でありますが、保育士確保の必要に迫られている市町村が独自に処遇の改善をして、意欲のある保育士が働き続けられる条件を整備するが重要であると考え、訴えてきました。  今回の条例は、保育士の処遇向上を直接図る施策ではありませんが、向日市の保育所で働く意思のある、意欲のある学生を財政面で支援することに大きな意義があること、そして、それが向日市の保育士確保につながることが期待されることから賛成したいと思います。特に近年は、学費や生活費のために長時間のアルバイトをしなければならない学生が増えていることから、卒業後に向日市内の保育施設で働くことなど一定の条件を満たせば返還が不要となる奨学金制度は、大変有意義だと思います。保育士への家賃補助など他市で様々に行われている保育士確保策と比べて、保育士を目指して在学する時点で支援を受けることができることは、学生が学費や生活費の調達に苦労しているときに支援する点で優れた施策であります。また、国の奨学金制度や京都府の修学支援貸付制度のような世帯の所得制限を設けず、誰でも利用できる制度としたことはよかったと思います。  一方、1か月最大2万円という支援の水準が、他市の支援施策と比べて、学生にとって果たして魅力的かどうかという点では、少し懸念もあります。また、同じ向日市であっても、公立保育所に勤務すれば、借りた奨学金全額の返還を求められることは、利用する学生の立場から見れば進路選択の幅を狭めることになります。返還免除の条件を民間保育所での勤務に限定することによって、果たして制度が期待どおりに利用されるか不安もあります。できる限り利用の制限は少ないほうがよいと考えますが、いずれにせよ実施してみなければ分からないことがたくさんありますため、多くの学生がこの制度を利用して、向日市の保育所に来ていただけるよう利用状況を調査し、実情に対応するよう、必要があれば改正も機敏に行っていただきたいと思います。  以上、今後に向けた意見、要望も述べた上で、本条例に対して賛成いたします。 ○(天野俊宏議長)  ほかに討論はありませんか。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  それでは、討論を終結して採決いたします。  議案第12号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手全員であります。  よって、議案第12号は、原案どおり可決いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  日程第3、議案第13号向日市公告式条例の一部改正についてを議題といたします。  本案は、総務文教常任委員会に付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。丹野総務文教常任委員長。 ○(丹野直次総務文教常任委員長)(登壇)  おはようございます。  ただいま議題となっております議案第13号について、その審査経過と結果をご報告いたします。  一委員より、掲示場の数は他市と比較してどうかとの質疑があり、府内の市では八幡市と京田辺市はそれぞれの市役所に1か所で、木津川市は3か所と伺っているとの答弁がありました。  一委員より、市役所前の1か所だけにすることによる影響について質疑があり、行政文書用の掲示板について、広報用の掲示板として残してほしいといった意見も伺っていることから、広報用掲示板として残すことなどを検討している。今後、ホームページや広報むこう、チラシなどをさらに活用して市民の皆様に分かりやすく情報提供していきたいとの答弁がありました。  採決の結果、挙手全員により、原案どおり可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願いいたします。 ○(天野俊宏議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を省略して、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  ご異議なしと認め、採決いたします。  議案第13号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手全員であります。  よって、議案第13号は、原案どおり可決いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  日程第4、議案第14号向日市職員の給与に関する条例の一部改正についてを議題といたします。  本案は、総務文教常任委員会に付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。丹野総務文教常任委員長。 ○(丹野直次総務文教常任委員長)(登壇)  議案第14号について、その審査経過と結果についてご報告いたします。  一委員より、庁舎内レストランのメニューや料金について質疑があり、利用した職員にアンケートを行ったところ、若い職員からは割高であるという声がある一方、味がよいと思うのでこれぐらいの値段は当然という意見もあったとの答弁がありました。  一委員より、料金の支払い方法について質疑があり、職員証を読み取り機にかざすことで給与から差し引かれるとの答弁がありました。  採決の結果、挙手全員により、可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願いいたします。 ○(天野俊宏議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を省略して、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  ご異議なしと認め、採決いたします。  議案第14号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手全員であります。  よって、議案第14号は、原案どおり可決いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  日程第5、議案第15号向日市国民健康保険条例の一部改正についてを議題といたします。  本案は、厚生常任委員会に付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。長尾厚生常任委員長。 ○(長尾美矢子厚生常任委員長)(登壇)  議案第15号につきまして、その審査経過と結果をご報告いたします。  主な質疑の概要として、一委員より、低未利用土地の長期譲渡所得に係る特別控除について、向日市に対象者はいるのか、個人所得税の見直しによって保険料軽減に影響が出る方はいないかとの質疑があり、これについて「500万以下で売却する」との条件があり、市内の土地については少ないと思うが、他市に所有されている土地については把握できないので、対象者がいるかは分からない。保険料の軽減については、今までと変わらないとの答弁がありました。  採決の結果、挙手全員となりました。  よって、議案第15号については、原案どおり可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○(天野俊宏議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を省略して、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  ご異議なしと認め、採決いたします。  議案第15号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手全員であります。  よって、議案第15号は、原案どおり可決いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  日程第6、議案第16号向日市介護保険条例の一部改正についてを議題といたします。  本案は、厚生常任委員会に付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。長尾厚生常任委員長。
    ○(長尾美矢子厚生常任委員長)(登壇)  議案第16号につきまして、その審査経過と結果をご報告いたします。  主な質疑の概要として、一委員より、基金を取り崩して、値上げしなければ3年間で3億円の赤字になるのかとの質疑があり、介護保険料は1人当たり6,000円台になるところを基金を取り崩して介護保険料の値上げを抑えた。認定者数やサービス受給見込みの推計をしているので、必ずしも赤字になるわけではないが、推計以上のペースでサービス供給量が増えれば赤字になってしまうとの答弁がありました。  一委員より、今後の介護保険料の推移の見込みについて質疑があり、来々期の9期には27.5%の高齢化率で、基金を入れなければ介護保険料は7,021円になる試算であり、14期には高齢化率35.5%、9,547円の介護保険料になる見込みであるとの答弁がありました。  一委員より、介護保険策定委員会の開催状況、議論の中身について質疑があり、保険料については、国の介護報酬の改定等が大きく関わるので、保険料についての意見はなかったが、事業の見直しや介護予防事業、総合事業の充実などについて意見があったとの答弁がありました。  一委員より、薬害による認知症など、介護度が上がることに結びつかないよう調査をお願いしたいとの要望がありました。  一委員より、介護予防やフレイル予防について主体的に進めてほしいとの要望がありました。  その他、活発な質疑があり、採決の前に、一委員より、介護保険については国の制度だが、介護保険料の値上げが市民生活に影響があるので賛成できないとの意見がありました。  また、一委員より、無収入の方からも介護保険料が徴収され、サービス料の負担が大きいのでサービスを受けるのを控えているという切実な声を聞いており、保険料の値上げが含まれており、反対するとの意見がありました。  採決の結果、可否同数となりました。  よって、向日市議会委員会条例第13条第1項の規定により、委員長採決を行い、議案第16号については、原案どおり可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○(天野俊宏議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を省略して、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  ご異議なしと認め、採決いたします。  議案第16号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手多数であります。  よって、議案第16号は、原案どおり可決いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  日程第7、議案第17号向日市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例等の一部改正についてを議題といたします。  本案は、厚生常任委員会に付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。長尾厚生常任委員長。 ○(長尾美矢子厚生常任委員長)(登壇)  議案第17号につきまして、その審査経過と結果についてご報告いたします。  一委員より、業務継続取組の強化の今後の取り組み方について質疑があり、全サービスが対象であり、業務継続のひな形を4月中に作成し、事業所等にお示ししていきたいと考えているとの答弁がありました。  一委員より、記録の保存に係る見直しについて、書面で行うものについて電磁的に記録による対応を認めるとのことだが、今まで認められなかった理由について質疑があり、もともと様式の定めがあり、ひな形を活用され押印であったりサインが求められていたとの答弁がありました。  一委員より、事業者への研修、訓練について標準化したものがあるのかとの質疑があり、研修の実施については3年の猶予期間が設けられているが、研修を行っていない場合、事業所が整えて実施することになるとの答弁がありました。  一委員より、業務継続について、訪問先の利用者がコロナに感染した場合も業務を継続するようにとの厚労省の通達があったと思うが、業務継続計画にそのようなことも反映されるのかとの質疑があり、そこまでのことが計画に反映されることは想定されていない。利用者の状況が変われば、ケアプランを改めて作成することになるとの答弁がありました。  採決の前に、一委員より、利用者にとって起こっている問題を解決しようとやっていることは理解できるが、やっている施設は働く人の仕事が増えるが、収入は増えず、働く人の給与保障をされるべきであるという問題を指摘しておくが、この議案には賛成するとの意見がありました。  採決の結果、挙手全員により、議案第17号については、原案どおり可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○(天野俊宏議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を省略して、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  ご異議なしと認め、採決いたします。  議案第17号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手全員であります。  よって、議案第17号は、原案どおり可決いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  日程第8、議案第18号向日市営駐車場設置条例の一部改正についてを議題といたします。  本案は、総務文教常任委員会に付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。丹野総務文教常任委員長。 ○(丹野直次総務文教常任委員長)(登壇)  議案第18号について、その審査経過と結果についてご報告いたします。  一委員より、駐車料金が無料となる場合の条件について質疑があり、基本的には庁舎利用者は1時間まで無料で、相談などで1時間を超えた場合は無料となる券をお渡しして、結果的に全時間無料とするとの答弁がありました。  一委員より、有料化の基本的な考え方について質疑があり、①駐車場の適正利用、②受益者負担の適正化、③市有財産の有効活用であるとの答弁がありました。  一委員より、料金収入の考え方と維持管理について質疑があり、収益を上げることは考えていない。24時間対応のコールセンター設置費用など保守管理は必要であるが、できるだけ安価になるように調整している。また、利用者の安全対策として、夜間の照明点灯や防犯カメラの設置などを考えているとの答弁がありました。  採決の前に、一委員より、市役所は市民が使うところという公共性を考え、市民の負担が増える有料化には賛成できないとの意見表明がありました。  採決の結果、挙手多数により、原案どおり可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願いいたします。 ○(天野俊宏議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を省略して、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  ご異議なしと認め、採決いたします。  議案第18号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手多数であります。  よって、議案第18号は、原案どおり可決いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  日程第9、議案第19号向日市地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正についてを議題といたします。  本案は、建設環境常任委員会に付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。上田建設環境常任委員長。 ○(上田 雅建設環境常任委員長)(登壇)  おはようございます。  議案第19号についての審査経過と結果をご報告いたします。  主な質疑の概要といたしまして、一委員より、この条例の内容について質疑があり、この条例は地区計画内の建物に対して規制をするためであるとの答弁がありました。  その他、活発な質疑があり、採決の結果、挙手多数により、議案第19号については、原案どおり可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、お願いいたします。 ○(天野俊宏議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を行います。  まず、反対討論を求めます。      (「議長」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  7番、米重健男議員。(拍手) ○7番(米重健男議員)(登壇)
     おはようございます。  日本共産党の米重健男でございます。党議員団を代表いたしまして、ただいま上程されました議案第19号向日市地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正について、反対の立場で討論をいたします。  本議案は、JR向日町駅東口開設推進事業の一環として、駅東側の再開発事業を可能とするべく行われた地区計画変更にのっとり、都市計画法上の規制を建築基準法上の規制として実効性を持たせるものであるとの説明がなされております。  我が党といたしましては、従前よりJR向日町駅の東口開設は市民要求として求めてまいったところであります。本議案において、規制効果を実効的にすることについては、我が党といたしましても必要なものであると考えております。  しかるに、問題は本議案における規制そのものの内容でありまして、本議案の規制内容の基となっております地区計画における規制では、土地境界線からの壁面後退を2メートル、容積率を750%と定められております。用途地域の問題もありましょうが、現に居住者がいる住宅がすぐそばにあり、近隣への配慮を欠いている内容ではないかと度々指摘してまいりました。駅に直接的に接続された駅ビルの開発であれば理解もまだできますが、駅から少し離れた位置に超高層ビルが建築可能になるという内容は、我が党といたしましては、住民の理解なしには承諾いたしかねるものであります。  市は、この駅再開発ビルを建設しなければ駅開設が不可能と言及されておられます。そうであるならば、なおのこと、東口開設における市民の利便性向上や市の発展にどのようにつながるのか、外部不経済を容認せざるを得ない立場の方にどのような利益があるのかを説得し、納得をいただいた上で計画の実施をされるべきではないでしょうか。  加えて、再開発ビルの内容についても、報道などではタワーマンションと言及されているものの、実態は明らかとはなっていないものであります。一体、何が建つか分からないような状態で、建築を可能にする条件整備だけが先行して実施されたことは、誠に遺憾であります。市民の願いとしては、まずどのような用途のものが建築されるのか、具体的な例をもってお示しいただきたかったというのが実際のところでございます。  本条例案につきましては、条例の仕組みといたしましては、必ずしも反対するものではございませんが、JR向日町駅東側再開発事業の一部でありますことから、これまでからも申し上げておりますとおり、現状、市民的合意にいまだ至っておらぬものと判断し、反対とさせていただきます。  最後に、本年度一般会計予算には、JR向日町駅東側再開発事業の実施設計のための予算も計上されておりますが、今後の行政執行におかれましては、必ず市民の意見に広く耳を傾け、それをもって計画の基礎としていただくことを切にお願いいたしまして私の討論とさせていただきます。(拍手) ○(天野俊宏議長)  次に、賛成討論を求めます。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  ほかに討論ありませんか。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  それでは、討論を終結して採決いたします。  議案第19号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手多数であります。  よって、議案第19号は、原案どおり可決いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  日程第10、議案第20号向日市水道事業給水管理条例の一部改正についてを議題といたします。  本案は、建設環境常任委員会に付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。上田建設環境常任委員長。 ○(上田 雅建設環境常任委員長)(登壇)  議案第20号についての審査経過と結果をご報告いたします。  一委員より、予納金の総額について質疑があり、1億2,000万円であるとの答弁がありました。  その他、活発な質疑があり、採決の前に、一委員より、市民負担の軽減も盛り込まれているので、この議案には賛成するとの意見がありました。  採決の結果、挙手全員により、議案第20号については、原案どおり可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、お願いいたします。 ○(天野俊宏議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を省略して、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  ご異議なしと認め、採決いたします。  議案第20号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手全員であります。  よって、議案第20号は、原案どおり可決いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  日程第11、議案第21号向日市公共下水道使用料条例の一部改正についてを議題といたします。  本案は、建設環境常任委員会に付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。上田建設環境常任委員長。 ○(上田 雅建設環境常任委員長)(登壇)  議案第21号についての審査経過と結果をご報告いたします。  一委員より、罰則について質疑があり、命令に従わない場合は過料でなく、その旨を公表することとしたとの答弁がありました。  その他、活発な質疑があり、採決の結果、挙手全員により、議案第21号については、原案どおり可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、お願いいたします。 ○(天野俊宏議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を省略して、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  ご異議なしと認め、採決いたします。  議案第21号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手全員であります。  よって、議案第21号は、原案どおり可決いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  日程第12、議案第22号向日市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正についてを議題といたします。  本案は、建設環境常任委員会に付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。上田建設環境常任委員長。 ○(上田 雅建設環境常任委員長)(登壇)  議案第22号についての審査経過と結果をご報告いたします。  特に質疑なく、採決の結果、挙手全員により、議案第22号については、原案どおり可決すべきものと決しました。  なお、一委員より、可決されました議案第22号に対する附帯決議案が提出され、日程を追加し、附帯決議案に対する審査を行いました。  特に質疑なく、採決の結果、挙手全員により、附帯決議案については、原案どおり可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、お願いいたします。 ○(天野俊宏議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を省略して、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  ご異議なしと認め、採決いたします。  議案第22号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手全員であります。  よって、議案第22号は、原案どおり可決いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  ここで議事の都合により、暫時休憩いたします。             (休         憩)    (午前10時40分) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)                    (午前10時41分)  定刻であります。
     ただいまの出席議員数は定足数に達しておりますので、会議は成立いたします。  よって、休憩前に引き続き会議を開きます。  先ほど、上田建設環境常任委員長ほか5名から、議案第22号向日市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正についてに対する附帯決議案が提出され、お手元に配付しております。  お諮りいたします。  この際、本件を日程に追加し、議題とすることにご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  ご異議なしと認めます。  よって、本件を日程に追加し、日程第13以下を順次繰り下げ、日程第13、決議案第2号議案第22号向日市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正についてに対する附帯決議案を議題といたします。  提出者の説明を求めます。上田建設環境常任委員長。 ○(上田 雅建設環境常任委員長)(登壇)  ただいま上程議題となりました議案第22号に対する附帯決議案について、決議案の朗読により説明に代えさせていただきます。  建設環境常任委員会を代表いたしまして、提出者は私、委員長の上田 雅、賛成者は佐藤新一副委員長、米重健男委員、永井照人委員、冨安輝雄委員、太田秀明委員でございます。  附帯決議の内容といたしましては、この条例改正は、本市消防団のさらなる活性化を目的としたものであると理解している。  現在、本市消防団においては、団員の確保に苦慮されているところであり、定数には満ちているものの、様々な理由により、十分な活動ができていない団員もいるのが実情であると聞き及ぶ。  そのため、この改正は、十分な活動ができていない団員の処遇等について有効なものと同時に、年度途中の入退団も可能になることも団員確保や活性化について期待できるものと考える。  しかし、その他の団員に対しては、多くの負担がかかっていることが実情であり、その理解が得られないものも現状であると伺う。  それゆえ、従来では、想定していない分団長等の役職を複数回担うことになったり、30年以上の長きにわたり消防団員としての任務を担ったりしているとのことであり、そのような団員に対しての対策がなされていないのが現状とのことである。  以上、ますます団員への負担増にもなることから、本市消防団の実情を鑑みた適正な改善を望むものであり、下記について検討することを求める。  現在、活動している団員の処遇の改善が必要であり、複数回の分団長、30年以上の勤務等の功労についても改善するよう検討することを求める。  令和3年3月23日、京都府向日市議会。  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。 ○(天野俊宏議長)  ただいま提案理由の説明がありましたので、本案に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を省略して、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  ご異議なしと認め、採決いたします。  決議案第2号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手全員であります。  よって、決議案第2号は、原案どおり可決いたしました。  本決議案は、関係者に送付することにいたします。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  日程第14、議案第10号専決処分の承認を求めることについて(令和2年度向日市一般会計補正予算(第10号))、日程第15、議案第11号専決処分の承認を求めることについて(令和2年度向日市一般会計補正予算(第11号))、以上2議案を一括議題といたします。  2議案は、厚生常任委員会に付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。長尾厚生常任委員長。 ○(長尾美矢子厚生常任委員長)(登壇)  議案第10号及び議案第11号につきまして、その審査経過と結果についてご報告いたします。  主な質疑の概要として、一委員より、コロナワクチンで検討されている集団接種の場所や市のコールセンターと府のコールセンターとの違いの詳細について質疑があり、ワクチンの供給量との関係で場所は考えないといけないが、一定の広さがある場所が要るのではないかと考えている。市のコールセンターについては、主に接種の予約をしていただくものであり、ワクチンの副反応などについては国や府のコールセンターで行うとの答弁がありました。  一委員より、ワクチン接種については、変異種も出てきており、各自の体調を考え、無理をしないなどの周知をしてほしいとの要望がありました。  一委員より、予診票の発送の時期とマイナンバーとの関係について質疑があり、予診票の発送については、当初3月中旬の予定であったが、ワクチン供給との関係で時期は検討中である。マイナンバーは、国のほうでワクチンを接種したかを即時に把握するために使用するとの答弁がありました。  一委員より、新生児特別定額給付金が12名増加した理由について質疑があり、12月までの出産の方への支給予定で予算化していたが、1月の出産予定の方が早めに出産されたり、婚姻届出後の転出が想定より少なかったなどの理由であるとの答弁がありました。  一委員より、今回の新生児特別定額給付金給付後にも緊急事態宣言が再発令された。そのときに出産された新生児もおられるので、不公平感のないよう措置をしてほしいとの要望がありました。  採決の結果、議案第10号については挙手全員となりました。  よって、議案第10号につきましては、承認すべきものと決しました。  次に、議案第11号についても、採決の結果、挙手全員となりました。  よって、議案第11号につきましても、承認することに決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○(天野俊宏議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を省略して、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  ご異議なしと認め、採決いたします。  まず初めに、議案第10号について、承認することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手全員であります。  よって、議案第10号は、承認することに決定いたしました。  次に、議案第11号について、承認することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手全員であります。  よって、議案第11号は、承認することに決定いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  日程第16、議案第23号令和2年度向日市一般会計補正予算(第12号)を議題といたします。  本案は、3常任委員会に分割して付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。初めに、長尾厚生常任委員長。 ○(長尾美矢子厚生常任委員長)(登壇)  議案第23号、本委員会所管分につきまして、その審査経過と結果についてご報告いたします。  主な質疑の概要として、一委員より、2,000万円で新型コロナの補償をされるとのことだが、その根拠について質疑があり、新型コロナウイルス感染症の影響により、ゆめパレアむこうの利用料収入は、令和元年度と比較し約5,000万円、45%の減収が見込まれる。休館に伴う人件費も削減されているため2,000万円としたとの答弁がありました。  一委員より、感染症対策基金への個人の寄附の件数について質疑があり、5件あるとの答弁がありました。  その他、若干の質疑があり、採決の前に、一委員より、コロナに対する補償とのことなので賛成する。また、毎年のように寄附を下さっていることに感謝する、賛成したいとの意見がありました。  採決の結果、挙手全員により議案第23号、本委員会所管分については、原案どおり可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○(天野俊宏議長)  次に、上田建設環境常任委員長。 ○(上田 雅建設環境常任委員長)(登壇)  議案第23号、本委員会所管分についての審査経過と結果をご報告いたします。  一委員より、北野台雨水貯留槽の裁判の今後についてと弁護士費用について質疑があり、今後は訴訟費用額を算定し、訴訟費用確定申立てを裁判所に提出することになっている。弁護士費用は1,500万円と消費税であるとの答弁がありました。  その他、活発な質疑があり、採決の結果、挙手全員により、議案第23号、本委員会所管分については、原案どおり可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、お願いいたします。 ○(天野俊宏議長)  次に、丹野総務文教常任委員長。 ○(丹野直次総務文教常任委員長)(登壇)  議案第23号、本委員会所管分について、その審査経過と結果をご報告いたします。  文教関係分の主な質疑の概要として、一委員より、学校でのコロナ感染防止対策について質疑があり、各小中学校の職員室に空間除菌清浄機を設置するとの答弁がありました。  一委員より、学校内の消毒について質疑があり、現在はスクールサポートスタッフや先生方に行っていただいているが、外部委託をするとの答弁がありました。  総務関係分については、特に質疑なく、採決の結果、挙手全員により、本委員会所管分については、原案どおり可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願いいたします。 ○(天野俊宏議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。
         (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を省略して、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  ご異議なしと認め、採決いたします。  議案第23号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手全員であります。  よって、議案第23号は、原案どおり可決いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  日程第17、議案第24号令和2年度向日市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。  本案は、厚生常任委員会に付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。長尾厚生常任委員長。 ○(長尾美矢子厚生常任委員長)(登壇)  議案第24号につきまして、その審査経過と結果についてご報告いたします。  さしたる質疑なく、採決の前に、一委員より、この補正は生産的な補正予算なので賛成するとの意見がありました。  採決の結果、挙手全員により、議案第24号については、原案どおり可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○(天野俊宏議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を省略して、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  ご異議なしと認め、採決いたします。  議案第24号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手全員であります。  よって、議案第24号は、原案どおり可決いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  ここで議事の都合により、暫時休憩いたします。             (休         憩)    (午前10時59分) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)                    (午前11時08分)  定刻であります。  ただいまの出席議員数は定足数に達しておりますので、会議は成立いたします。  よって、休憩前に引き続き会議を開きます。  日程第18、議案第1号令和3年度向日市一般会計予算を議題といたします。  本案は、3常任委員会に分割して付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。初めに、長尾厚生常任委員長。 ○(長尾美矢子厚生常任委員長)(登壇)  議案第1号、本委員会所管分につきまして、その審査経過と結果についてご報告いたします。  主な質疑の概要として、一委員より、証明書交付サービス初年度の経費が2,981万円であり、1枚当たりの単価も高いが、効果について質疑があり、マイナンバーカードの交付が増えており、市民の利便性の向上のために行う。東向日別館が混雑しており、窓口の密の回避や近隣市との均衡を図りたいと考え提案したとの答弁がありました。  関連して、一委員より、特典がついてマイナンバーの発行が大きく増えたが、証明書発行のためにかかる手数料について質疑があり、窓口での発行手数料は今までと変わらないとの答弁がありました。  関連して、一委員より、いつからコンビニで発行できるようになるのか、24時間営業のコンビニなら営業時間中いつでも発行することができるのかとの質疑があり、来年の2月頃をめどに発行できるようにしたいと考えている。発行できる時間については、例えば京都市では年末年始を除き、住民票・印鑑証明が朝6時半から23時まで、戸籍は平日は朝8時45分から19時などになっており、本市の実情に応じて利用できる時間を考えていくことになるとの答弁がありました。  一委員より、証明書交付される書類の種類は6種類の予定だが、今後増える予定はあるのかとの質疑があり、この6種類が発行できる全てであるとの答弁がありました。  一委員より、産後ケア事業の3食の食事の提供について質疑があり、基本的に栄養指導を伴う食事の提供を考えているとの答弁がありました。  一委員より、公立保育所環境整備事業でタブレットの配備と紙おむつの廃棄処理について質疑があり、正規職員がタブレット配備の対象だが、担任を持つ会計年度再任用職員がいれば、その人も使うことがある。紙おむつの処理については、廃棄物の処理として一括して入札されているとの答弁がありました。  関連して、一委員より、タブレット配備について、いつから進められ、現場の保育士の声をどのように聞かれるのかなどの質疑があり、下半期から利用できるように考えており、雑多な事務にならないよう保育士の意見を聞いて進めたいとの答弁がありました。  一委員より、高齢者の見守りと介護予防の一体事業について質疑があり、この事業については特別会計で計上しており、地域健康塾や向日市オリジナルのフレイル予防体操などに取り組んでおり、保健と医療と介護と協議をしながら進めている事業であるとの答弁がありました。  一委員より、寺戸公民館のバリアフリーと認知症予防について質疑があり、寺戸公民館の改築は難しいので、今後、個別計画で進めていきたい。認知症については、様々な方法で予防に努めたいとの答弁がありました。  一委員より、乙訓楽苑移転の現在の状況について質疑があり、乙訓楽苑は長い間、この地域の障がい者支援にご尽力いただき感謝している。乙訓環境組合のごみの処理の場所との関係もあるが、移転に向けて少し前に進み出したと感じているとの答弁がありました。  一委員より、児童発達支援施設利用について、向日市は週1回の利用と聞いているが、見直しなどの変化はあるかとの質疑があり、利用者のご希望に応えたいが、事業所によって難しいところもあり、見直し等はないとの答弁がありました。  一委員より、本市は保育料が安く、特に高所得世帯の方の保育料が安いことについて質疑があり、保育料については従来から少しずつ上げてきている。高所得世帯の方の保育料については、他市の状況も見ながら検討したいとの答弁がありました。  一委員より、子ども宅食についての新聞記事に誤解があるように思うが、議会答弁のままでいいのかとの質疑があり、議会の答弁のままであり、活動実績が十分でない団体は今後見守っていくとのことで見送らせてもらったとの答弁がありました。  関連して、一委員より、この助成事業をする団体を決めるのに、どのような審査資料で判断するかとの質疑があり、事業計画書、収支予算書、その他の資料をもって判断したいと考えているとの答弁がありました。  一委員より、この予算でコロナ対策としての施策が少ないと感じる。人との接触の多い方にPCR検査の実施をする考えはいかがかとの質疑があり、PCR検査は全ての施設が正しい検査ができているわけではないと認識している。保健所を持っていないので正確な検査を依頼できる場所を確保することが難しい。本来なら市でイニシアチブを取って、PCR検査ができる体制があればよいと思っているとの答弁がありました。  一委員より、障がい者就労の支援事業者が、コロナ禍で収入減の現状を把握されているかとの質疑があり、今年度の最終的な状況はこれからだが、上半期で影響があったと聞いているが、以前よりは回復傾向にあるとお聞きしているとの答弁がありました。  その他、活発な質疑があり、採決の前に、一委員より、今回の予算については、保育所の紙おむつの処理や高齢者の配食サービスの大幅な回数の増加、あんしんホットラインや生活困窮者への支援、保育士の奨学金や2歳児の育休中の保育など評価する点も多い。反対の理由は、国保の繰り入れがルール以外になく国保料が下がらないこと。待機児童の目標が達成されていない。マイナンバーカードの交付事業やPCR検査の医療関係者、高齢者施設などの方に受けられるようにしてほしい。要望として、望む人が全て保育士の奨学金を受けられるように、待機児童の解消やひとり親世帯への支援等を要望し、一括の議案なので反対するとの意見がありました。  一委員より、保育士を目指す人の奨学金など評価はしているが、コロナ対策について身体接触のある方へのPCR検査が予算化されていないのが残念である。議案は一括なので反対するとの意見がありました。  一委員より、大胆できめ細やかな配慮のされたすばらしい予算と思うので賛成するとの意見がありました。  採決の結果、可否同数となりました。  よって、向日市議会委員会条例第13条第1項の規定により、委員長採決を行い、議案第1号、本委員会所管分については、原案どおり可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○(天野俊宏議長)  次に、上田建設環境常任委員長。 ○(上田 雅建設環境常任委員長)(登壇)  議案第1号、本委員会所管分についての審査経過と結果をご報告いたします。  一委員より、指定ごみ袋導入のスケジュールと製造業者について質疑があり、令和4年の開始を目指している製造業者は現在1社である。また、ごみ袋の販売価格は定めないとの答弁がありました。  関連して、一委員より、指定ごみ袋導入に対するパブリックコメントについて質疑があり、今後、審議会や市がこれらの意見を取り入れて進めていきたいが、直ちに反映するのは難しいと考えるとの答弁がありました。  関連して、一委員より、ごみ袋を透明にしても不法投棄は減らないことについて質疑があり、他市町村では具体的な数字はないが、透明ごみ袋にすることにより、ごみが減ったと聞いている。本市においては、今後も市民にご協力願いたいとの答弁がありました。  一委員より、じんかい処理の民間委託と資源ごみの回収場所増加について質疑があり、回収は全て委託の方向で進める。回収場所の増加は近隣の声もあり難しい。ごみ問題は市民の皆様にご協力いただきながら進めたいとの答弁がありました。  関連して、一委員より、2市1町の資源ごみ回収方法について質疑があり、乙環施設基本構想を作成中なので、費用も含めて効率がよい方法を探りたいとの答弁がありました。  一委員より、環境基本計画書の結果と、これを閲覧できる場所について質疑があり、数字では表しにくいと認識しているが、分かりやすく進めていく。次が第3次計画となるので、そのときに第2次の結果を示したい。最近の部分に関してはホームページでも閲覧可能であるとの答弁がありました。  一委員より、飼い主のいない猫の避妊・去勢手術補助事業の対象者と今後の方向性について質疑があり、対象者には自治会等も含まれる。トイレや餌に関しては申請者責任としたい。支援策等については今後考えていきたいとの答弁がありました。  一委員より、市民健康農園の現状について質疑があり、現在2か所あったが、物集女菜園は昨年で終了した。上植野菜園も今年度で終了する。理由は、利用者の減と農家の指導が困難になり、土地所有者とも協議した結果の閉園であるとの答弁がありました。  一委員より、農業振興費の内訳について質疑があり、レンゲ種子、市内10か所の防災ため池調査費、森林整備等基金への積み立て等であるとの答弁がありました。  関連して、一委員より、森林整備等基金から竹の径整備への歳出について質疑があり、竹の径整備に使用しても問題ないと京都府に確認している。本市の竹の径は観光の目玉だが、タケノコを生産する道でもあるとの答弁がありました。  一委員より、消費生活相談の内容と件数について質疑があり、昨年は約300件、本年は1割ほど増加する見込みである。相談内容はネット通販、個人売買トラブル、有料サイトアプリなどである。引き続き、パンフレット等で防止に取り組みたいとの答弁がありました。  一委員より、森本東部地区土地区画整理事業の説明会での内容と現場での施工スケジュールの違いについて質疑があり、8月2日に開催された説明会では、京都府との協議に基づき、造成工事の中で調整池を設置すると説明されており、説明会の内容のとおり、日本電産のC棟着工までに調整池を設置したと聞いているとの答弁がありました。  一委員より、物集女城公園整備について質疑があり、検討段階として地元の意見を聞いていくとの答弁がありました。  関連して、一委員より、物集女城跡を連想させることについて質疑があり、案内板の設置を考えているが、今後、教育委員会と調整していきたい。最終目標は物集女城の再建であるが、現段階では、この公園はその城跡につながるように考えているとの答弁がありました。  一委員より、今後の地区計画の推進場所について質疑があり、ルート変更を予定している牛ケ瀬勝竜寺線の南進の沿線を含め、市域全体について検討していきたいとの答弁がありました。  採決の前に、一委員より、コロナ禍も長引くと市民負担も増えるので、水道料金は引き続き引き下げてほしいとの意見がありました。  その他、活発な質疑があり、採決の結果、挙手全員により、議案第1号、本委員会所管分については、原案どおり可決すべきものと決しました。  なお、この後、一委員より、採決を間違えていましたとの報告がありました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、お願いいたします。 ○(天野俊宏議長)  次に、丹野総務文教常任委員長。 ○(丹野直次総務文教常任委員長)(登壇)  議案第1号、本委員会所管分について、その審査経過と結果についてご報告いたします。  まず、文教関係分の主な質疑の概要といたしまして、一委員より、児童生徒の不登校の状況について質疑があり、小学校ではやや増加しているが、中学校は減少傾向にある。適応指導教室(ひまわり学級)の登録者は増加傾向である。家庭訪問などを通じ指導している。また、スクールカウンセラーなど専門家によるアセスメントで、フリースクールを含め適切なところに通えるよう支援をしているとの答弁がありました。  一委員より、国内外の手すき紙研究者を招いて実施する国際シンポジウム・特別展事業について質疑があり、バスツアーと特別展を予定している。特別展について、今年度の内容を踏まえ、令和3年度の準備が一定整ったため、令和3年度の予算は令和2年度と比較すると減額になるとの答弁がありました。  一委員より、校舎の改修工事などについて質疑があり、外壁のひび割れ部や欠損部の改修をはじめ、外壁塗装剤吹きつけを予定しており、防水工事は含んでいない。雨漏りは3か所程度認識しており、その都度、修繕で対応している。外壁調査の費用は1,000万円弱で、業者は入札で選定するとの答弁がありました。
     一委員より、給食について質疑があり、経年劣化している食洗機やスチームオーブンなどの備品を更新する。児童生徒の喫食時は、一方向を向いて話をしないように指導しているとの答弁がありました。  一委員より、プールの授業について質疑があり、昨年は新型コロナウイルスの影響で健康診断ができず、プールの授業が実施できなかった。本年は、新型コロナの状況を踏まえつつ、実施する場合はプール授業開始までに健康診断を行うとの答弁がありました。  一委員より、旧上田家住宅整備事業について質疑があり、国の指定文化財と史跡長岡宮跡を大切にするため、地域に根づく歴史文化の発信をしていく。管理運営については直営で行うとの答弁がありました。  一委員より、学校でのICTを活用した授業について質疑があり、ICT支援員の配置については予算計上していないが、導入当初に発生する不具合等には教育委員会の職員や納入業者が対応することを想定している。新しい学習指導要領で明確にされた三つの資質能力を子どもたちが習得できるよう、最も適切な方法で指導していくとの答弁がありました。  一委員より、コロナ禍の中での全国学力・学習状況調査について質疑があり、5月末に実施予定であるとの答弁がありました。  一委員より、コロナ禍の中での子どもたちの人とのつながりについて質疑があり、新型コロナ感染症の状況を見ながら、学年や年代を超えて子どもたちが交流できる機会を確保していきたいとの答弁がありました。  一委員より、幼児教育振興について質疑があり、これまでの幼稚園設備費補助金については、令和3年度から設備整備に対する補助と教材教具購入に対する補助とに分割して整理しており、令和2年度と比較して合計の予算額に差異はない。また、教材費補助と令和2年度に創設した入園補助については、児童福祉費に所管替えをしているため、幼児教育振興費としては減額となっているとの答弁がありました。  一委員より、留守家庭児童会育成費について質疑があり、指導員数の増加に伴い、令和2年度と比較して予算額が増加している。また、民間の放課後児童クラブは2園あり、そのうち1園に対する補助金は本予算に含まれているとの答弁がありました。  次に、総務関係分の主な質疑の概要といたしまして、一委員より、コロナ禍で昨年中止となった向日市まつりについて質疑があり、市や商工会、農協で構成する実行委員会の会議がまだ開催できていないので、本年の開催は未定であるとの答弁がありました。  一委員より、職員数などについて質疑があり、行財政改革で職員を減らした時期があったが、一方、国や京都府からの権限移譲により業務が増えており、仕事量に見合った職員数は配置できていない。しかしながら、デジタル化の推進やIT技術の活用で業務改善を図っていきたいとの答弁がありました。  一委員より、公金自動収納機の利用状況について質疑があり、本年1月には、納付書での入金が20件、手数料支払いでは13件あり、1日平均一、二件の利用があった。市民の方の利用に際して、必要に応じて会計課職員が機械の操作を支援しているとの答弁がありました。  一委員より、ふるさと納税の収支とその影響について質疑があり、令和2年度の個人市民税で比較すると、ふるさと納税による控除額が1億1,000万円程度で、受入額は600万円程度、差し引きで1億円以上が他の自治体に納められている。また、返礼品は21品目であったものを令和2年度からは56品目に増やしており、主力商品はタケノコやお節料理、日本酒などであるとの答弁がありました。  一委員より、女性活躍センター「あすもあ」の管理運営全般について質疑があり、令和2年度の人件費は年間約1,400万円程度であった。利用状況については、利用者の半数程度が向日市民、あるいは向日市で開業されている方である。これまで相談事業をはじめ男女共同参画事業、女性の就労支援や起業支援を目指す人材の育成などに取り組んできた。また、アンケートも実施し、利用者の状況把握に努めるとともに、利用が女性だけに限定されないよう努力してきた。今後、民間のノウハウを生かし、気軽に相談できる環境整備を進めるとともに、認知度向上を図り、利用者が増えるようにするとの答弁がありました。  その他、体育授業でのマスク着用や校内の消毒、コミュニティセンター、竹の径整備、男性のための相談事業などについて、活発な質疑がありました。  採決の前に、一委員より、教育面では、全国学力・学習状況調査を実施することよりも、児童生徒の感染症対策を充実させることや、教員を増やし、少人数学級に取り組むことが重要である。また、女性活躍センター管理運営費の指定管理料1,391万円は賛成できないので、本予算には反対するとの意見がありました。  一委員より、予算全般には賛成するが、女性活躍センター事業の指定管理に係る予算には慎重に執行すべきであるとの意見がありました。  一委員より、女性活躍センターの予算について、審議が尽くされていないので保留したいが、予算全体については賛成であるとの態度表明がありました。  採決の結果、挙手多数により、本委員会所管分については、原案どおり可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願いいたします。 ○(天野俊宏議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を行います。  まず、反対討論を求めます。      (「議長」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  3番、山田千枝子議員。(拍手) ○3番(山田千枝子議員)(登壇)  日本共産党議員団の山田千枝子でございます。ただいま上程議題となりました議案第1号令和3年度向日市一般会計予算案の210億円について、党議員団を代表し、反対討論をさせていただきます。  なお、本予算には、評価する事業、賛成できない事業と、また意見も申し上げます。  第1に、市民や党議員団が要望し続け、実現した主要事業についてです。事業のさらなる要望も申し添えます。  1番目に、水道料金の基本料金減免の7,036万7,000円は、コロナ禍で市民の強い要望であり、この1年間、党議員団は粘り強く求めてまいりました。4月と5月の1期分ですが、減免されております。後ほど詳しく水道予算案で討論を行いますが、さらなる減免も求めるものです。  2番目に、公立保育所環境整備事業の1,250万2,000円の紙おむつ処分及び保護者連絡登降園等システム導入で、保育士の負担軽減を図ることです。紙おむつの処分は現場の負担を軽減し、保育士へのタブレット端末配備につきましては、セキュリティー関係をきちんとし、現場の声を聞き、有効活用していただきたい。さらに、布団持ち帰りの解消やご飯も保育所で用意できることも要望しておきます。  3番目に、保育士支援事業1,630万円です。保育士奨学金貸与事業及び保育士奨学金返還支援事業です。本市保育士不足の改善になり、待機児童の解消になるよう願うものです。また、民間保育園を希望する学生のみとなっており、公立保育所を希望する学生にも拡充していただくことを強く要望します。なお、今年4月から育児休職中の上の子どもさんを今まで3歳児以上でしたが、2歳から継続保育となり、保護者から非常に喜ばれております。  4番目に、産後ケア事業90万8,000円です。出産後間もないお母さんの心と体の安定を図るため、産科医療機関等でのショートステイやデイサービスを母子が利用できる支援は大切なことであると考えます。さらに利用料金を安くすることや短時間での産科医療機関等での利用もできるように求めます。  5番目に、高齢者の見守り強化事業973万7,000円にある高齢者配食サービス事業の最大回数を4回から12回へと3倍に拡充されたことは、多くの高齢者の要求であり、喜ばれると思います。また、あんしんホットラインを携帯電話方式でも利用できるといったことも本当に必要です。  6番目に、国際シンポジウムや寿岳文章氏ゆかりの寿岳文庫と杉原紙研究所の訪問、施設見学と紙すき体験バスツアーや日本画家の六人部暉峰氏の特別展など、市民文化に寄与するものです。  7番目に、新規事業として、親子平和バスツアー事業予算が組まれております。平和都市宣言を行っている向日市として、よい企画だと考えます。小学生の親子が平和学習施設の見学を行い、戦争の悲惨さや平和の尊さについて学ぶよい機会であり、拡充していただくことを願います。  8番目に、学校施設環境整備事業は、老朽化している全小中学校の外壁調査と先行する外壁工事は子どもの安全に必要です。2日前の休日の21日に、第2向陽小学校の北校舎2階廊下天井の軽量モルタルの一部が剥離及び落下したとのことでした。昨年も2向小学校でこういったことが起こり、現場を見せていただきました。二度にわたってのことであり、子どもをはじめ教育関係者の安全のため、抜本的な校舎の改修を要望します。  9番目に、飼い主のいない猫の避妊・去勢手術補助事業は必要ですが、具体的な諸問題は現場の市民の声を聞き、補助が実効あるものにしていただきたい。  10番目に、公共施設等個別計画策定事業を急ぎ、公民館・コミセン等へのエレベーター設置でバリアフリー化を進めていただきたい。また、完成したばかりの本庁舎5階レストランのトイレは、乳児を連れて利用できるよう、ベビーチェアなどを設置していただきたいとの声が出ております。ぜひ、よろしくお願いします。また、新庁舎はもちろん、東向日別館の自転車・バイク置場に屋根をつけるなどの改善も求めます。  11番目の賛成することです。生活道路、そして細街路の上植野幹線、市道3018号線や4029号線整備など暮らしの道路、そして生活道路整備や2013号線など、通学路の交通安全対策などの予算が組まれていることです。暮らしの道路整備にもっと予算を組んでいただきたい。なお、私道の整備補助の85%をさらに引き上げていただきたい。  12番目の賛成することです。第3次環境基本計画等の策定事業と併せて地球温暖化対策実行計画の策定予算は、今後の10年間の計画となる大事なものです。第1回目の策定時などは、市民から10名近い方が策定委員として参加されていたとお聞きしております。市民参加型の計画にするため、できるだけ多くの市民公募による策定委員を選んでいただくことも強く要望いたします。  13番目として、物集女城公園整備や旧上田家住宅整備についても、歴史・文化の発展に寄与できるよう、地域住民の声も聞いて進めていただきたい。  次に、本予算に反対する事業及び理由について述べます。  この1年間、市民がかつて経験したことのない新型コロナ感染症の状況となりました。向日市でも、感染された方が現在167人の方がおられ、どんなに不安な思いをされたことでしょう。そして市民の不安もまだまだ広がるばかりです。誰が感染しても不思議でない、そんな状況と、無症状の方、医療関係者、高齢者施設や社会的な仕事に就いておられる方や利用者などのPCR検査がされず、コロナを封じ込めることができておりません。  日本共産党市議団は、3月17日、安田市長に対して、感染力が強いとされる変異株の流行が懸念されるなど、感染の再拡大(リバウンド)の危険があり、新規感染者数が一時期より減少し、検査能力に余裕ができている今こそ、コロナ封じ込めのためPCR検査を大規模に実施することが必要だと緊急申し入れも行いました。  コロナ対策の地方創生交付金は、3回分で合計8億7,000万円出ており、市は公共施設や市に関わる施設などにコロナ禍対策予算が組まれております。しかし、まだ1億円余り残っていますし、交付金以外からもコロナ禍対策を最優先する予算を今組むべきです。  市が一番力を入れなくてはならないのは、市民の命と健康を守ることです。そのためには、コロナ封じ込めのPCR検査です。府がやってくれるといった府任せでなく、PCR検査に公費補助を行うことです。ワクチン接種と並行してこそ、コロナ封じの効果が出ます。社会的PCR検査のための補助金を組むことも急がれます。  1番目の反対理由は、命を守るためのPCR検査補助予算が組まれていないことに賛成できません。  また、市民の暮らしと営業は非常に厳しくなり、税収予算案にも見られるように、昨年の予算と比較して5億円余り減収となっております。市民の給与はじめ収入は大きく激減しています。その中でも中小業者や非正規雇用やアルバイト、フリーランスなどは仕事もないなど、給付金や家賃補助や減免などが昨年行われましたが、長期のコロナ禍により手持ち金はなくなり、生活できない方や廃業せざるを得ない、そういった業者も出ております。  2番目の反対理由です。水道料金の値下げはあったものの、もっとコロナ禍による市民の暮らしと営業を支える予算が必要であり、不十分だと考えており、賛成できません。  3番目の反対理由です。大型開発優先よりコロナ禍での市民の命と暮らしを優先する、そういった予算に見直すべきです。  JR向日町駅東口推進事業の2億5,240万円は、36階建て、100メートルものタワーマンション建設が可能となるように地区計画を変更し、隣接住民の野田地域等には説明会の要望が出ていたにもかかわらず、行わなかったことは大問題です。また、公聴会の開催が行われたり、市民の意見書もかつてなく提出されたにもかかわらず、JR西日本をはじめJR貨物など、JR優先の大型開発を進める予算には賛成できません。また、JR向日町駅の東口開設はJRの責任で行うべきだと従来から党議員団は申しており、JRの十分なる負担を求めております。  なお、主要事業に、都市計画変更調査検討事業に1,544万9,000円と地区計画制度活用調査事業に830万円が示されています。本市はこの間、阪急洛西口東側開発、JR向日町駅東側森本地区開発、阪急洛西口駅西地区開発を地権者などがつくる「まちづくり協議会」の計画で開発事業者と進めてきています。「寺戸や森本地域ばかり開発をして、上植野や鶏冠井も考えよ」との意見を聞くこともあります。新規事業の内容に、新しいまちづくり協議会の計画作成を支援するとしています。  しかし、向日市としての全体のまちづくり計画が大切ではないでしょうか。向日市全体を考えたまちづくりが市民の多くに見えておりません。市としてしなければならないことは、市民にもっとまちづくり計画についての説明責任を果たすことが必要であることを、今までの開発計画を通じて強く感じております。まちづくり協議会に市の責任を転嫁する開発を検討していく必要があるのではないでしょうか。地権者だけが考えるまちづくり計画でなく、地権者はもちろんのこと、市民参画のまちづくりにしていくことに欠けていると考えます。ぜひ、市民参画型のまちづくりを行うよう強く要望もしておきます。  4番目の反対は、指定ごみ袋啓発事業の371万6,000円の導入には反対です。ごみの減量は大いに賛成ですが、パブリックコメントにはたくさんの意見が出されていました。建設環境常任委員会では、指定ごみ袋に賛成の意見が多かったと理事者答弁がありました。ほかの意見は、指定ごみ袋についてではなかったとも言われました。  パブリックコメントの意見を全部読みましたが、ごみの減量について市が今やるべきことをたくさん書いておられました。なのに、指定ごみ袋導入は多くが賛成だとする理事者の答弁は、形式だけのパブリックコメントかと言わざるを得ません。市民のマナーの悪さばかりを強調されますが、多くの市民は協力し、ごみ減量を一緒に考えていこうとされています。指定袋導入ありきばかりを急ぎ、市民参画でごみ減量を考えていく、そういった姿勢が見えません。地球温暖化について考え、何十年後の地球を守ろうという市民は増えております。市民が出しやすいごみ排出環境こそ、まず市がするべきことであり、賛成できません。  5番目に、3年連続による国民健康保険料の値上げが重くのしかかっております。コロナ禍の下、国保会計へのルール外の一般会計の繰り出しで国保料を大幅に値下げする必要があるのに、繰り出さないことに反対です。  6番目に、ふるさと向日市創生計画の目標年度を延期した待機児童ゼロを実現していないことに賛成できません。第3保育所・第2保育所を閉園し、民間園になりました。民間園ができることに反対するものではありませんし、民間園が頑張っていただいていることも、それは評価しております。しかし、市税で購入した土地なのに閉園し、第3保育所跡地は長年いまだに空き地のままです。また、環境のよい第2保育所を民間園にしてしまう。第2保育所をそのまま改修や新築にしていたら、民間園の参入と併せて定員はもっと増やせたのではないでしょうか。子育て中の方々の中で、待機児童に子どもさんがなられ、先の生活の見通しがつかなくなったり、離職せざるを得なくなったりして困っておられる方がいまだに向日市におられる。「住んでよかった」と思われなくなっています。大規模の北部開発や住宅開発、また、女性の社会進出や生活の厳しさで共働きが増えていることは予想がついております。いつまでも待機児童を解消できないのでは、市の責任を果たせておらず、賛成できません。  7番目に、指定管理者問題です。健康増進施設と市民プールが指定管理者の将来の問題点を表しているのではないでしょうか。そこに働いておられる労働者の低賃金、また老朽化してきたときの改修に関わる問題、プールや健康増進のための事業所が周辺にたくさんできてくるなど、環境による新たに発生する問題、今回2施設のゆめパレアむこう共同事業体の指定管理者契約を従来の5年から1年という短期にした問題点は、今後の指定管理者については長期の見通しが非常に重大であることが明らかになっているのではないでしょうか。2施設を利用されている市民からは、喜ばれている施設でもあります。しかし営利が目的の指定管理者の撤退や利用料値上げは、ほかの自治体でも問題になっているところがあります。もちろん社会福祉協議会やスポーツ文化協会のように、頑張っていただいている指定管理者もあることは十分承知しております。しかし、観光交流センターなども今後の動向を心配するところがあります。市が安易に指定管理者に委ねることについて賛成できません。  8番目に、全国学力・学習状況調査の実施より、特にコロナ禍の下でしなければならないことは、子どもたちのこういったコロナ対策や、そして子どもたちの基礎学力をつけることや、一人一人に寄り添う学校生活です。教職員の増員・加配などで先生の過重負担を減らすことです。40年かけ、やっと小学校の35人学級が実現しました。中学校の少人数学級も行うことが必要です。予算にある全国学力・学習状況調査の実施や「日の丸・君が代」の管理教育に反対です。  9番目に、本庁舎駐車場の有料化に反対です。受益者負担の適正化や市有財産の有効活用などが有料化する要因とされておりますが、本来、市民の税金で購入したその土地であり、市役所の駐車場を有料にするのは公共性をそぐものになり、賛成できません。なお、細かいことですが、駐車場の入り口に左折で入った方が、道路の縁石が高く、車が乗り上がって危険だったと言われております。道路から駐車場に入る縁石をもう少し取り除いてもらえたらとの声が出ております。また、駐車はバックして止めるなど、駐車による安全対策も心配されます。誘導する人などが必要だと考えます。また、競輪場側にあるカーブミラーも、もう出口も変わっており、出口から離れており、移動が必要ではないかとも考えます。早急に改善していただくことも申し添えておきます。  10番目に、個人番号カード交付予約システム導入事業180万円については、マイナンバーカードを促進していくものであり、賛成できません。  11番目に、山城人権ネットワークなどによるトンネル団体の部落解放同盟への負担金であり、賛成できません。  以上が反対していることです。  なお、数点要望を述べます。  1番目に、ワクチン接種においては、市民不安がないようにしていただきい。相談窓口として市独自のコールセンターが設置されますが、この設置のみならず、担当部署は大変だと思いますが、配置人員を増やし、市役所での市民相談に来られた方についても対処していただくようにしていただき、円滑に接種できるよう要望いたします。  2番目に、阪急バスの減便については、市民の公共の足を確保できない状況になっています。先の12月議会では、阪急バスの増便の請願が議会で採択されています。私たち議員、そして議会としても大きな責任を感じます。市長も議会での請願採択を重く受け止めていただきたい。この対策は非常に急がれます。緊急に対策を講じていただくよう、強く要望します。  3番目に、向日市の中心地である阪急東向日駅の交通安全対策を早急に行い、駅周辺整備の取り組みを進めていただきたい。  4番目に、職員の労働強化による健康とこころのケアの対策強化を進めていただきたい。東向日別館や本庁舎の密を避けることができない労働環境の改善、また技能をはじめ専門性を持った職員を配置すること、実効ある衛生委員会を行うこと、コロナ禍による過重労働部署の人員補充などを強く求めます。また、庁舎レストランの食事代ですが、職員関係者は福利厚生として費用負担をもう少ししていただきたい。  5番目に、市民健康農園の廃止については釈然としません。当初2年契約で借りておられた市民からは、土地を肥やしたり、楽しくなるのに2年では短いとの声が出ておりました。2年契約を延長されていたことは知りませんでしたし、市民健康農園の全部廃止についても知りませんでした。廃止の理由に、農業者が指導できなくなったとも答弁されていましたが、市民健康農園をする人がおられないのでしょうか。産業振興課が、農業をやめられた方も含め指導者を探すこともできたのではないでしょうか。  市民健康農園の利用者は、周辺の方々と教え合って覚えたという方もおられました。一度廃止したら、再度、市民健康農園をすることはかなり困難だと考えます。若い方でも市民健康農園をしたいという人もおられます。廃止について、再度説明と一考していただきたい。  6番目に、GIGAスクールが始まり、全生徒にタブレットが配布されます。生徒とのコミュニケーションを大切にしていただきたい。導入による教育現場の混乱も予想され、現場の声を聞き、教師の負担とならないように要望します。  7番目に、市民が利用できる施設が減少している下で新設される市民会館の開設に併せて、必ず中央公民館を併設していただくよう申し上げます。  さて、新型コロナ危機を通じて、新自由主義の破綻が世界でも日本でも、もう明瞭になりました。その状況で、菅政権の下、国に対して様々な要望がコロナ禍で出ております。幾つか国に働きかけていただくことを述べます。  1番目に、コロナ封じのための大規模検査を行うよう国に求めていただきたい。  2番目に、コロナ禍が長期化する下で、生活困窮者や事業者への支援策を講じるよう国に働きかけていただきたい。  3番目に、憲法を守り、9条改憲をやめるよう国に働きかけていただきたい。  4番目に、平和市長会に入られ、広島の平和記念式典に参加される市長に敬意を表します。そういった市長だからこそ、被爆国日本こそが核廃絶条約の批准を行うように国に強く求めていただきたい。  5番目に、原発の再稼働をやめ、原発をゼロにし、自然エネルギーにすること。また、東日本大震災の被災者に寄り添い、暮らしとなりわいの再建への支援の継続と強化を国に働きかけること。  6番目に、消費税を5%に戻すよう国に働きかけること。  7番目に、地球規模の環境破壊を止め、温室効果ガス排出抑制を強力に進めるよう国に働きかけること。  8番目に、健康保険法等改定案=高齢者医療費2倍化法案と医療法等改定案=病床削減推進法案に反対するよう、国に急いで働きかけていただきたい。  9番目に、ジェンダー平等社会の実現や多様性を大切にし、個人の尊厳を尊重するよう国に働きかけていただきたい。  最後に、デジタル改革関連法案と自治体デジタル・トランスフォーメーション(DX)、この推進計画は、第1に、自治体がデジタル庁の出先機関の役割を果たし、民間事業の幹部が自治体中枢に就任することで、国とデジタル関連民間企業による自治体支配が行政をゆがめるおそれがあること。第2に、標準化の押しつけで自治体独自の公共サービスが行政をゆがめること。第3に、職員削減が行われ、窓口負担の無人化・廃止により住民の人権を守る機能が失われること。第4に、住民の個人情報保護が脅かされることなど大きな問題点があり、この問題点をただすよう国に働きかけていただきたい。  国の法律などによる動向が地方自治体に大きく影響するものであり、また市職員も国の法律改正で本当に仕事がどんどん、てんてこ舞いのような状況も聞いております。国に対しても、地方自治体が声を上げていくことが必要であり、議会の意見書などと同様、市長が国に対して強く働きかけていただきたい。  以上、令和3年度一般会計予算案には、市民の運動などや党議員団が粘り強く要求してきた事業が盛り込まれており、賛成できるものもたくさんあります。しかし、議案第1号は一括採決のため、日本共産党議員団は反対とさせていただきます。  なお、この場をお借りいたしまして、3月で退職される小賀野部長をはじめ、退職される職員の皆様に、長年の労に対して心から感謝申し上げます。今後のご健康と、そしてご活躍を願って、私の討論を終わらせていただきます。ありがとうございました。(拍手) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  ここで議事の都合により、暫時休憩いたします。             (休         憩)    (午後 0時02分) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)                    (午後 0時58分)  定刻であります。  ただいまの出席議員数は定足数に達しておりますので、会議は成立いたします。  よって、休憩前に引き続き会議を開きます。
     次に、賛成討論を求めます。      (「議長」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  18番、小野 哲議員。 ○18番(小野 哲議員)(登壇)  令和新政クラブの小野 哲でございます。令和新政クラブを代表しまして、議案第1号令和3年度向日市一般会計予算につきまして、賛成の立場から討論を行います。  令和3年度向日市一般会計当初予算書案は、歳入歳出総額それぞれ210億円と、2年連続で当初予算において200億円台の大型予算案となっております。令和2年度は、新型コロナ対策に追われた1年でありました。多くの市民の方も大変ご苦労されたと思いますし、また対応に当たられた職員の方々も本当に大変だったと思います。  しかしまた、まだ続いています。令和3年度においても、特に現下の最重要課題でありますワクチン接種事業の実施という大きな課題が残っております。特に、理事者、職員の皆様には、この実施に向けて大変な中だと思いますが、よろしくお願いしたいと思います。  歳入面におきましては、令和3年度予算におきまして、新型コロナの影響を受け、市税では前年度比6.4%減の75億円を計上されています。地方交付税等で幾分か措置されるとは思いますが、特に来年度以降においては厳しい財政運営になることが予見されます。計上されている予算枠内において、その執行においては十分慎重に吟味いただいて、事業運営に当たっていただきたいと思います。  令和新政クラブが評価している点につきまして、主要施策に沿って申し上げてまいります。  一つ目の施策の柱、「歴史を活かし活力と魅力あるまちづくり」について、新規事業として取り組まれます(仮称)物集女城公園整備事業を評価したいと思います。地域の防災拠点としても利用することのできる新たな憩いの場が整備されることを評価します。  そして継続事業についてでありますが、JR向日町駅東口開設事業であります。鉄道事業者及び再開発組合との合意形成を図るため、関係機関との協議が引き続き続いていくでしょうし、実施設計等の支援に取り組まれると伺っております。引き続き、しっかり対応をお願いしたいと思います。  そして、また教育関係では、旧上田家住宅整備事業が挙げられています。本年秋にオープン予定で、関係予算が計上されています。オープンへの運営形態、当面は直営という委員会での委員長報告がございましたが、将来的ないろんな運営形態を検討されると思いますが、効率的、効果的な運用がなされるよう、担当でございます文化財調査事務所におかれましては、十分に検討されることをお願いしておきます。  二つ目の「人と暮らしに明るくやさしいまちづくり」についてに移ります。  来年度、令和3年度の新規事業として、未来の保育士支援事業を評価したいと思います。民間保育所と連携を取りながら、事業の効果については、今後とも継続的に評価を行い充実させていっていただきたいと思います。  また、介護保険特別会計の事業になりますが、産官学の連携で、認知症の方の家族介護者支援事業や、また在宅医療・介護連携事業としての相談支援コーディネーターを配備される事業は、今後増加する在宅介護の課題に積極的に取り組んでいかれることを評価したいと思います。  そして最後、三つ目の「信頼と協働で市民の声が届くまちづくり」では、証明書コンビニ交付サービス事業や個人番号カード交付予約システム導入事業を評価します。  新庁舎供用開始に伴い、ネットワーク整備やICT化整備の債務負担行為も引き続き計上されています。費用対効果を吟味しながら、今後も事務作業の効率化及び市民サービスの向上のために、しっかりと取り組んでいただきたいと思います。  簡単ではありますが、以上が令和3年度当初予算の主な主要事項に対する、我々、令和新政クラブの評価及び要望でございます。  最後に、懸案事項として2点申し上げます。  令和3年度の主要事業にも上げられておりますが、公共施設の管理についてであります。特に上田家住宅ですね、予算のほうでは主にハード面の計画予算が挙げられていますが、運用面も含めて総合的な、この公共政策の管理の個別計画の策定事業ですかね。予算は主にハード面の計画が挙げられていますが、運用面を含めての総合的な管理をしっかりお願いしたいと思います。これから指定管理の契約案件が、この後ですね、議案で審議されることになりますが、契約案件も審議しますが、そういった女性活躍センターや旧上田家住宅整備事業等の施設の運営管理について、その事業の目的の明確化、そしてその必要度合い、財政負担を十分に検討され、施設の整備運営に当たっていただくことをお願いしておきたいと思います。  そして令和2年度から3年度は、冒頭にも述べましたが、新型コロナ対策という、これ一時的であってほしいと思うんですが、大変職員の皆さんには大きな負荷がかかる年であったと思います。時代の流れといいますか、日本における少子高齢化の大きな流れゆえ、職員さんの確保、今後さらに困難になっていくのでないかと考えています。  一方では、高齢化が進む中で行政需要はますます高まってまいります。人件費の管理、そしてデジタル化への投資による業務の効率化並びに必要な業務委託、これをしっかりバランスを取って、効果的、効率的な行政運営がなされるよう、しっかり検討を重ねていっていただきたいと思います。  最後になりますが、今年度をもって退職される職員の皆様に御礼のご挨拶を申し上げます。ここにも特に小賀野部長おられます。ご苦労さまでした。長年にわたり、向日市発展のためにご精励いただきましたこと、本当にありがとうございます。これからも健康に留意していただき、それぞれの立場でのご活躍をお祈り申し上げます。  以上が令和新政クラブの賛成討論でございます。ありがとうございました。 ○(天野俊宏議長)  ほかに討論はありませんか。      (「議長」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  8番、杉谷伸夫議員。 ○8番(杉谷伸夫議員)(登壇)  杉谷伸夫でございます。令和3年度向日市一般会計予算に対して反対討論を行います。1年間の重要な予算に関する討論ですので、ちょっと長めになります。ご容赦ください。  この1年、世界中が新型コロナ感染症の拡大による重大な影響を受けました。日本も、この感染症による健康被害は諸外国と比較して少ないものの、国民生活は甚大な影響を受けました。新型コロナ感染症の拡大抑止と打撃を受けた市民生活を支えることが、全国の全ての自治体と同じく向日市が直面したこの1年の最大の課題だったと思います。  4月からの新年度は、これまでの1年の教訓を生かし、まずは新型コロナ感染症の再拡大を抑止し、市民生活と社会活動を平常に戻すことが、向日市においても最優先の課題であると思います。コロナ感染症のパンデミックは、私たち人間の活動が地球規模であまりにも急速に拡大してきたことの影響であるという現実を私たちに突きつけました。地球温暖化問題をはじめ、私たちの生活・活動を持続可能なやり方へ転換することが求められています。本議会で市長が、向日市として気候非常事態宣言を発することを表明され、この問題に市民とともに正面から取り組む意欲を表明されたことは、その第一歩として高く評価をしたいと思います。  一方、新型コロナ感染抑止対策の事業が予算化されていないことは了承できません。3月21日をもって2か月半に及ぶ緊急事態宣言が全国的に解除されましたが、これはご存じのとおり、緊急事態宣言を継続しても効果が見込めないからです。新型コロナ感染症の拡大抑止は、市民に行動制限を求め続けるだけでは無理であることが明らかになっています。ワクチンへの期待が高まっていますが、効果とリスクに関する情報が十分に明らかになっておらず、また次々と現れる変異種への効果も不明であり、新型コロナ対策をワクチン接種のみに頼ることは危険です。また、たとえワクチンに心配される副反応がなく、効果があったとしても、集団免疫を獲得するには年単位の期間が必要と言われており、ワクチン頼みでない感染抑止策が重要です。  ですから、感染源を調査して感染拡大を止めるための無症状者の社会的検査を拡充すること、医療提供体制を拡充することが必須であります。しかし国は、1年たっても検査にはいまだ全く消極的です。国民に動くな、営業するなと我慢を強いるだけで、国としての感染抑止対策は何も行っていないに等しいと私は思います。感染拡大の第3波では、医療崩壊が叫ばれるなど、医療体制の脆弱さが浮き彫りになったにもかかわらず、国は新年度予算に病院・病床削減推進のための補助金まで計上しており、私は怒りを感じます。  この国の動きが本当に鈍い中で、住民の命と健康を守る最前線に立つ自治体からは、先進的な動きも出てきています。ご存じのように、東京都世田谷区は、PCR検査のプール方式導入による社会的検査の拡大を目指しました。プール方式は、昨秋ようやく厚労省も認可し、各地で採用する動きが広がっています。広島県は、感染拡大する市内中心部の全住民・従事者70万人への検査事業を発表しました。その後、広島における感染状況が縮小した中で、次の感染拡大に備えた取組として、8,000人規模のトライアル検査に切り替えて実施をし、大規模集中検査の準備体制とノウハウを蓄積しています。  こうした民間検査機関を活用して、希望する市民や事業者に検査を無償で提供することは、向日市でもやろうと思えば可能です。市長は、民間検査機関にもいろいろあって信頼性の評価が難しいと述べておられましたが、全国各地の自治体で民間検査を利用した大規模検査が広がっているわけですから、ぜひそうした実例をお調べいただきたいと思います。プール方式の検査も認可済みでありますし、ご心配いただいております検体の取り扱いについても、無症状の一般市民が対象でありますので問題ありません。  PCR検査の実施を求める声は、一貫して市民がコロナ対策として求めてきたことです。特に、介護など身体接触が避けられない仕事への従事者に対する定期的検査は必須であります。本来は、国が全国的施策として実施すべきですが、国にその姿勢が全くない中で、国を待ってはいられません。こうした従事者への検査から始め、感染源を見つけて抑える取組をしていただきたいと思います。その財源はあります。新型コロナ対応地方創生臨時交付金は、このためにこそ今使うべきだと私は思います。  昨年春の第1次から第3次まで、総額、上限8億7,000万円の新型コロナ対応地方創生臨時交付金を活用した事業の多くが、行政のデジタル化に充てられています。一方、検査し感染者を発見して医療の保護の下に置くという直接の感染拡大抑止対策のためにはほとんど使われていません。この新年度予算にも全く計上されていません。このことに対して、私は大いに異論があります。  市長は厚生常任委員会で、「もしもPCR検査をするのであれば、できるところがあるのかどうか調べてきたが、現状ではなかなか難しい」という趣旨のことも述べておられました。繰り返しになりますが、ぜひ社会的なPCR検査を実施している先進自治体の実例を調査していただき、本市として検査を実施できる体制をぜひとも早急に構築していただきたく要望いたします。  次に、個別の事業について、評価・期待する事業、注視する事業、課題のある事業について意見を述べさせていただきます。  評価するものについてであります。  午前中の討論でも発言いたしましたが、保育士確保のための奨学金制度の創設について大いに評価をいたします。向日市においても、本格的な保育士確保の施策が実施されることを歓迎します。向日市保育士奨学金貸与条例に対する賛成討論で述べたとおり、多くの学生に利用され、向日市の保育所に来ていただける制度となるよう利用状況を調査し、実情に対応する必要があれば、改正も機敏に行っていただきたいと思います。  また、この一つの施策にとどめず、例えば市内の民間保育所と共同での保育所見学ツアーや説明など、あるいは保育士資格をお持ちの経験者が安心して多くの現場に復帰できるような支援など、様々な取組で保育士の確保を図り、待機児童の解消を目指していただきたいと要望いたします。  公立保育所の整備事業についてであります。本市においては、この数年に公立保育所が閉園し、幾つもの民間保育所が開園したことで、民間保育所を利用する子どもたちのほうが公立保育所を利用する子どもたちよりも多くなりました。公立保育所は、長年にわたって地域の保育の中核としての実践の蓄積があり、幅広い年代にわたる経験豊かな保育士がいるなど、すばらしさがある一方で、民間保育所は新しく、新たなサービスに対応しているなど、保護者の人気が高いようであります。  この間、公立保育所を利用される保護者の方々から、民間保育所では標準的に提供されているサービスを公立保育所でも実施をするよう求める声が高まっていましたが、新年度より使用済み紙おむつの処分、園と保護者とのメール連絡網整備など、体制を整備するとのことで大いに評価をいたします。引き続き、温かなご飯の提供に向けた課題解決に取り組んでいただきたく要望いたします。  育休中の保育所利用について、2歳児まで拡充されたことを歓迎します。  一方、来年度の保育所入所選考では、国基準の待機児童は昨年より僅かに減る見込みと聞いておりますが、入所申請したけれど入所できなかった実質的な待機児童は、相変わらず高い水準であります。保育士確保とともに、やはり保育施設の拡充が求められているのだと考えます。  高齢者見守り強化事業についてであります。ご高齢者の見守り活動は、ますます重要度を増しており、質の高い配食サービスを活用した見守り事業は、大きな意義があります。しかし本市では、このところこのサービスの利用者が年々減少しており、改善が求められていました。今回、これまで週4回に制限されていたサービス利用回数が12回まで一気に拡充されることとなりました。大いに期待していますが、当事者が望むサービスとなっているのか、見守り機能を果たしているのか、利用・活用状況をチェックし、引き続き改善に取り組んでいただきたいと思います。  また、水道料金の基本料金の減免について、コロナ禍で苦しむ市民生活への支援となることから、大いに歓迎をしたいと思います。  次に、新年度事業として期待するものについて若干述べさせていただきます。  まず、第1に、新たな環境基本計画の策定と地球温暖化対策の取組に期待をいたします。冒頭に述べましたように、気候非常事態を宣言して市民の皆さんと危機意識を共有し、具体的な温暖化防止の取組対策につなげていただくことを期待します。  その鍵となるのは市民参加です。向日市は大きな企業が少ないため、地球温暖化ガスの排出の多くを一般市民や小さなお店による民生分野が占めており、産業分野の温室効果ガス排出量は大きく削減傾向にある一方で、民生分野の排出量はむしろ増加しています。向日市の地球温暖化対策は、市民の取組いかんにかかっております。その意味で、市民に向けた市長メッセージと市としての気候非常事態宣言は重要であり、市民が当事者意識を持って取り組むことが鍵であります。新年度に策定する新たな環境基本計画は、専門家の支援を受けながら、多くの市民が主体的参加によって策定することによって、本腰を入れた取組のスタートとしていただきたいと思います。  資源ごみの各戸収集の検討がされており、私は大いに歓迎をします。各戸収集は極めてごみ削減にとって有効な手段だと考えます。その一方で、現状の法的枠組みでは、拡大する収集コスト負担が全面的に自治体にのしかかってきます。一方、ごみのもとをつくって市場に排出し続ける排出者に、今のままでは削減のインセンティブが働きません。特に、プラスチックごみの一括収集は、市町村にとって大きな負担が見込まれます。この費用負担問題について市民と問題意識を共有し、国に対して積極的に問題提起し、改善を求めていただきたいと思います。  次に、この1年間、注視をしていきたい事業について述べさせていただきます。  生活保護職員に係る2年前の事件の教訓を生かした向日市行政の改革の取り組みについてです。この間、事件の検証委員会報告書で指摘された課題について、議会の指摘も真摯に受け入れて取り組んでこられたと思っております。  事件の再発防止策として、この間、不当要求行為等に対する組織的な対応を定めるべく条例の検討がなされてきましたが、不当要求への対応に限定した内容とせず、行政に対する市民の様々な要望等に組織として適正に対応することを目指した「向日市職員の公正な職務の執行に関する条例」として制定を目指していることを評価いたします。この条例は、あのような事件を二度と起こさないための向日市の組織としての答えの一つです。私たち議員も数度にわたって意見を出し、市民団体からの意見も出されるなど、様々な意見を受けて調整してこられたものですから、少し複雑な条例構成になっているように見受けます。ぜひ最後の調整をしっかり行って、市民にも職員にも歓迎される条例に仕上げていただくよう要望いたします。  生活保護行政は、現在のコロナ禍の中で生活に困った方が窮地に陥らないよう、また生活を再建するために相談に応じ、生活保護制度を有効に利用していただけるよう支援する役割がますます重要となっています。そのため、以下のことを要望します。  ケースワーカーへの専門研修の実施、対外研修の機会を保障すること。生活保護に関する広報を充実し、制度を周知すること。必要とされる市民が相談しやすくし、制度の利用率を上げること。生活保護利用の妨げとなる扶養義務調査を極力行わないようにすること。以上を求めたいと思います。  次に、コミュニティバスと地域公共交通施策についてです。一昨年10月のコミュニティバス運行スタート以降、阪急の路線バスの減便・廃止が続いており、地域の公共交通をどう守るのか、市民の間に危機感が強まっています。この1年は、新型コロナ禍の影響もあり、コミュニティバスの評価と対策は難しかったことや、スタート後しばらくは静かに状況を見守ってきたわけでありますが、これからの1年はそう言っていられません。地域公共交通全体の中でのコミュニティバスの在り方について、地域公共交通会議はもちろん、あらゆる場で議論を深めていかなければならないと思います。  JR向日町駅再開発事業についてであります。昨年、駅ビルを初めとする再開発事業を可能とする都市計画変更が行われ、新年度には基本計画策定から設計の着手が見込まれております。しかし、事業の鍵となる駅ビル事業の内容が一切明らかにされていません。多額の公費を投入することから、駅周辺のにぎわいを創出し、市民に歓迎される駅ビル事業であること、事業費の市民負担について当初の約束が守られることが事業承認の条件であります。また、この都市計画変更決定により、直接的な影響を受ける近隣住民に対し、市の相談窓口を責任を持って設けていただくことを要望いたします。  次に、新年度事業で、都市計画変更調査事業、地区計画制度活用調査事業が計上されています。両事業とも、第3次都市計画マスタープランで新たに示された本市のまちづくりの方向性の具体化を図るものであり、大変重要な位置づけがあると思われます。特に、森本東部地区、洛西口西側地区に続き、市街化調整区域の農地のこれからについては、地権者の方はもちろん、市民全体の関心と理解が大切であります。よって、これらの調査事業については、議会はもちろん、市民への積極的な情報提供を行いながら進めていただきたく要望いたします。  就学前の障がいを持つ児童を支援する児童発達支援事業について、週1回の利用基準にこだわらず、利用する一人一人の児童の必要に応じた支援を行うことを求めてまいりましたが、今議会の厚生常任委員会で「利用基準は週1回であるが、その児童の個々の必要性に応じた支援がなされるのは当然である」旨の答弁がありました。昨年と比べて大きな変化だと私は受け止めています。ぜひ、当事者との相談の上で、そのような支援が行われることを期待いたします。  一方、大きな課題があると考えるものについて、数点述べさせていただきます。  幼児教育無償化に伴って廃止された私立幼稚園の教材費補助事業を活用し、私立幼稚園の環境整備等への支援事業に充てることを求めた、そういう趣旨の幼稚園関係者の請願の求めが反映されていないことです。  本件は、昨年12月議会に幼稚園関係者から請願が行われ、全会一致で趣旨採択となったものでありますが、予算には生かされていません。昨年12月議会でのこの請願の趣旨採択に対する賛成討論で、ある議員が「財源がなく実現不可能である」と述べましたが、これは趣旨採択に賛成した議員の共通の認識ではありませんし、またその認識は少し違うのではないかと考えます。幼児教育無償化によって、幼稚園教育に対する向日市の財政負担は増えておらず、その一方で、これまで支出してきた私立幼稚園への教材費補助事業費3,000万円から4,000万円は廃止されましたので、向日市の幼稚園教育に対する財政支出は大きく削減されました。請願者の要求は、その削減された財源を幼稚園の環境整備等、幼稚園教育への支援に充ててほしいというものであり、本市にとっては何ら追加の財源を要しないものであります。  子育て支援は、向日市の最優先課題であるというのが本市の基本方針です。幼稚園教育については、本市は全面的に私立幼稚園にお願いしている現状を踏まえれば、幼稚園教育への向日市の財政支援の水準を維持していただきたいという、この請願の趣旨を実現するために努力する義務は本市にはあると考えます。  次に、新しい事業として証明書のコンビニ交付事業が計上されております。他市における実績では、発行される証明書のうちコンビニ交付は15分の1程度であり、1枚当たりの発行単価は本市に当てはめると3,000円にも上ります。市民の利便性向上に資するとはいえ、数年に一度程度の利用のために3,000万円の事業費を投入することは疑問であります。カード発行を進める、何としても個人番号カードを持たせたいという国の方針に沿ったものであり、私は賛成できません。  最後に、特別会計事業に関連をいたしますが、介護保険事業についても少し言及させていただきたいと思います。  新年度から3年間の介護保険の介護保険料が6.4%もの大幅値上げが示されました。このままの流れで行くと、近い将来に介護保険の基準保険料は月額1万円近くにもなります。介護給付費の財源の半分を保険料とする仕組みである限り、社会の高齢化に伴い保険料がうなぎ登りに上昇することは避けられません。私は、介護保険制度の最大の問題だと思うのは、無収入の市民からも保険料を徴収する仕組みであり、制度そのものに無理があると思います。これは国の制度設計の問題ですが、とはいえ制度に従って計算したら保険料はこれだけになりますよ、こういうふうに機械的に保険料を決めることで済ませてよいのでしょうか。無収入の市民から2万円徴収することが、果たして正義でしょうか。これは現代の人頭税ではないでしょうか。  国民健康保険料もそうですが、私は市民の生活に直接関わる市町村は、市民生活の現実に即して可能な対策を図るべきであると考えます。例えば、比較的困窮世帯の割合が高いと言われる東京都足立区では、来年度から保険料を決める収入段階区分を12段階から15段階に増やし、高収入層の保険料を上げる一方で、標準保険料の値上げを大きく抑えました。あくまで一例でありますが、また国の制度の下で市町村ができることに限りあることは存じておりますが、厳しい世帯・市民への思いやりのある制度や運用を行っていくべきであることを改めて主張します。  これは国民健康保険料も同じことが言えます。国民健康保険料については、子育て世帯の経済的負担を軽減させるために、子どもにかかる保険料の均等割額の軽減や多子世帯に対する保険料負担軽減策など具体的な提案がされておりますが、国による軽減制度が設けられるまでの間、市の独自補助制度を創設することをご検討いただきたいと思います。  以上、一般会計予算に対する、評価する点、課題等々について意見を述べましたが、全体として反対をさせていただきたいと思います。  最後に、本年度3月末をもって退職される皆様に、これまで大変お世話になりましたことに厚くお礼申し上げたいと思います。この場にも部長いらっしゃいますけれども、いろいろ議論させていただきました。結着ついてないこともありますけれども、また機会がありましたら、別の場でよろしくお願いしたいと思います。ありがとうございました。 ○(天野俊宏議長)  ほかに討論はありませんか。      (「議長」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  15番、冨安輝雄議員。(拍手) ○15番(冨安輝雄議員)(登壇)  公明党議員団の冨安輝雄でございます。ただいま議題となっております議案第1号令和3年度向日市一般会計予算について、公明党議員団を代表し、賛成の立場から討論をさせていただきます。  政治の使命は幸福を求め人間らしく生きる権利、つまり人権の保障と拡大のためにこそあり、公明党はその人権尊重の根源に「生命の尊厳」を見据え、取り組んでまいりました。しかしながら、かつて経験したことのないコロナ禍で、先の見えない状況がいまだ続いており、市民の暮らしと仕事の基盤が脅かされております。  感染拡大防止とともとに、経済の下支え、社会の活性化に取り組んでいくことが喫緊の重要課題であり、市民の不安を解消し、生活を守り抜いていかなければなりません。そのために公明党議員団は、誰ひとり取り残さないとの覚悟で、「小さな声」、また「声なき声」をこれまで以上に耳を傾け、市民に希望と安心を届けてまいる決意で、市民の安心・安全の確立、市民福祉の向上、均衡ある市域の発展、共生社会の実現を目指し、かねてから定例会一般質問や各常任委員会での質疑、さらには昨年12月に議員団から提出いたしました予算編成に対する要望書等を通じて、様々な提案や要望をお伝えしておりますが、それらがどのような形で反映されているのかという観点から、本議案について精査をさせていただきました。  令和3年度予算の中には、議員団が重要視している観点から評価できる事業が多数ございますが、その主なものについて、安田市長が掲げられている施策の三つの柱に沿って挙げさせていただきます。  まず、「歴史を活かし、活力と魅力あるまちづくり」では、本市の魅力を国内外に発信するとともに、地域資源を生かした産業の活性化などの予算が計上されております。  国内外の手すき紙研究者を招聘しての国際シンポジウムの開催や日本画家六人部暉峰特別展の開催。また、物集女城跡に近接する市有地を有効活用して、遊具や健康器具、休憩施設を備えた公園を整備する(仮称)物集女城公園整備事業。市民の皆様をはじめ、国内外から多くの観光客が訪れる、本市が誇る観光資源となっている竹の径の保全整備事業及び案内看板の整備など、地域振興、地域の活性化に努めるとともに、本市の魅力を改めて市民の皆様にお知らせするのはもとより、国内外にも発信していただくことを期待いたします。  また、都市計画道路や幹線道路の整備、通学路の歩道整備や自転車利用環境の改善、JR向日町駅東口開設に向けた取組を進めることで、将来を見据えた都市基盤の整備を図ることも評価するものでございます。  次に、「人と暮らしに明るくやさしいまちづくり」では、誰もが安心・安全・健康に暮らすことのできるまちづくりを推進するための予算が計上されております。  公立保育所環境整備事業として、保護者連絡・登降園等システム導入事業及び紙おむつ処分事業。  保育士人材確保のため、未来の保育士支援事業として、本市の民間保育所・認定こども園・小規模保育所で働きたいという意欲と才能のある学生等に対して奨学金の貸与や返還支援を行うことは、待機児童の解消にも大いに期待できるものでございます。  また、出産後間もないお母さんの心と体の安定を図るための産後ケア事業などは、安心して産み育てることのできる環境づくりに取り組む姿勢がうかがえるものでございます。  高齢者や障がいのある方への福祉サービスとしては、産官学連携での認知症の方の家族介護者支援事業や、医療と介護の両方を必要とする高齢者が住み慣れた地域で自分らしい暮らしをいつまでも続けることができるよう、医療機関と介護事業所等の関係者との協働・連携を推進することを目的に、市独自事業として相談支援コーディネーターを配置する在宅医療・介護連携事業。  高齢者が住み慣れた我が家で安心して過ごしていただけるよう配食サービス及びあんしんホットラインの拡充を行い、見守り体制を強化する高齢者の見守り強化事業や、障がい者を対象とした訪問生活介護事業などが挙げられます。  また環境面では、適切なごみ出しに取り組みやすい環境づくりに努めるとともに、ごみの減量と資源化を呼びかけるため、半透明の指定ごみ袋の本格導入に向けたごみ袋のサンプルとチラシの全戸配布などの予算が計上されております。  また、人と猫との調和の取れた共生社会の実現と、生活環境を保持するとともに、動物の愛護と適正な管理を促進するために、飼い主のいない猫の避妊・去勢手術に対する補助が行われることも高く評価いたします。  防災・防犯対策としては、児童生徒が安心・安全な教育環境の下で学校生活が送れるよう、学校施設の全校舎を対象に外壁調査を実施し、計画的な修繕及び維持管理に取り組まれるとともに、老朽化している校舎について先行して外壁改修工事を実施する予算などが計上されており、防犯カメラについては、新たに10台を追加して設置することで、犯罪の未然防止につながり、本市の防災力・防犯力の強化が期待できるものでございます。  また、新型コロナウイルス感染症の蔓延が続く中、市民の皆様と市内事業者への支援策の一環として、水道料金の基本料金を減免するため、一般会計から水道事業会計へ繰り出されることも高く評価をいたしたいと思います。  次に、「信頼と協働で市民の声が届くまちづくり」では、効率的で健全な行政運営を推進するための予算が計上されております。市民の利便性向上を図るため、マイナンバーカードを利用して、市役所本館及び全国のコンビニ等に設置されている多機能端末機から各種証明書を取得できるコンビニ交付サービスを開始されること。  また、公共施設等個別計画を策定し、公共施設の計画的かつ適正な維持管理や更新を図られること。
     悩みを抱える男性に対する相談窓口を設置されることなどが評価できます。  なお、向日市女性活躍センターの管理運営費1,390万円につきましては、後ほど議題となります議案第29号と関連いたしますが、「あすもあ」が本市の女性活躍の拠点としてふさわしい適切な運営がなされるよう、慎重に検討していただきたいということを意見として申し添えさせていただきますが、予算全体としては市民の皆様のための大切な事業が数多く盛り込まれた予算であり、それらの事業を円滑に進めていくため、公明党議員団といたしまして、本議案には賛成をさせていただきます。  最後になりましたが、この3月末をもって退職される職員の皆様へ、これまでの長きにわたるご活躍とご労苦に、この場をお借りいたしまして心より感謝を申し上げます。本当に大変お世話になりました。ありがとうございました。  今後も、健康には十分にご留意をいただきながら、それぞれのお立場での、大所高所からのご指導、ご鞭撻をいただけましたら幸いに存じます。  皆様の今後ますますのご健勝とご多幸をお祈り申し上げまして、本議案に対する公明党議員団を代表しての賛成討論を終わらせていただきます。(拍手) ○(天野俊宏議長)  ほかに討論はありませんか。      (「議長」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  11番、和島一行議員。 ○11番(和島一行議員)(登壇)  こんにちは。お疲れさまです。  MUKOクラブの和島一行です。会派を代表して、令和3年度向日市一般会計予算に対しての賛成討論を行います。  まず、この3月末日でご退職されます職員の方々には、今まで本当にお世話になりました。今後も引き続き健康に注意をして、しっかりと次のステージでも頑張っていただきますように、よろしくお願いいたします。  それでは、討論に入ります。  さて、今年度は新型コロナウイルスの感染が拡大し、2回目の緊急事態宣言の発令により、他の自治体同様に、本市も各企業や各店舗、業績に大きな打撃がありました。来年度の税収は、もう明白であります。今年度の税収を下回ることは必至でございます。  そのような中でも、可能な限りコロナ支援対策を継続し、住民サービスに努めての予算編成には、大変な苦労があったと察するところでございます。来年度も感染症対策にところどころで予算を投じなければならないことも想定しておかなければなりません。  さて、新庁舎も完成し、デジタル新時代に併せ市民サービスが少しずつ便利になることで、職員一人一人が市民に丁寧な対応ができます。そういう意味では、主要事業である証明書コンビニ交付サービス事業を導入することは、高齢者にとっても助かり、役所も混雑しない。密を避けることができます。  そのためには、マイナンバーカードが必要でございます。このマイナンバーカードの交付には時間を要するために、待ち切れない方が多く、交付率が悪くなります。したがって、この交付予約システムの導入事業は必要不可欠でございます。  そして、これもデジタルなんですけれども、保育の厳しい現場でも、保育士に1人1台タブレット端末を配備することで、保育士が保護者と連絡がスムーズになり、業務効率化が図れ、保護者の安心につながります。  「人と暮らしに明るくやさしいまちづくり」では、高齢者見守り強化事業の安心ホットラインの充実で、モバイル緊急通報装置を貸与し、急病や災害時にボタン一つで通報できるシステムは、独り暮らしで体に支障のある方には便利なツールでございます。高齢者の立場になると、買物に行くことにも一苦労する。そういう世帯にも配食サービスがあると、本当に助かることは、いかに高齢者目線に立っているかがうかがわれます。  そして、まちの発展には駅前のにぎわいの創出が必要でございます。JR向日町駅東口開設事業は、建設部の努力で少しずつ進捗があることが感じられます。勢いも必要なんですが、引き続き関係機関、そして近隣住民と双方に丁寧な協議、対応を行っていただくことを希望いたします。  ほかの自治体に行くと、すぐ分かるのが、駅前がにぎわっているところは、まち全体が潤っているところが大いにございます。本市もそうあってほしい。わざわざ向日町駅で降りて買物や飲食するお客さんが増えることを期待申し上げます。  そして、これからの本市の未来を担う子どもたちの学び舎、学校ですね。老朽化が目立つ学校施設の環境整備には、しっかりと児童生徒の命を守るためには絶対必要でございます。先日も第2向陽小学校の壁が剥がれましたね。そういう意味では、もう50年、第2向陽小学校は50年たちますので、やはりその辺のところを重点に置いて、しっかりっと整備していただきたいと思います。  向日市にも、すばらしい研究者、英文学者の寿岳文章さんが存在しました。居宅であった向日庵を広く市民の方に知っていただくことで、向日市のいわゆるお宝を確認し、情報発信、そして1人でも多く向日市に足を運んでいただきたいと思います。  昨日ですね、長岡京市に住む寿岳文章さんの息子さん、潤さんというんですけど、その方と大学時代の後輩なんですが、その方に呼ばれまして、長岡京市なんですけども。今の寿岳さんの住んでいたお家を本当に向日市が大事に保存していただくように、もっともっとお金を投じてほしいと。今、開催されています寿岳文章さんの、向日市の文化資料館で行われている行事にも、やっぱりもっともっと力を入れてほしいということを切望されてました。  ほかにもいろいろと評価するところはありますが、これからはAIやICTを活用して、そういうところは機械にお願いして、その分、職員にゆとりができ、よりよいサービスを市民に提供できる。今回は、これからのデジタル時代への取組についての部分で積極的にサービス向上に努めようとする市の姿勢が見えることを評価し、さきにも伝えているんですが、まだまだコロナの収束が見られない中でのこの予算編成には、執行部の積極的な気持ちが表れております。  最後なんですが、「人と暮らしに明るくやさしいまちづくり」の中で、飼い主のいない猫の避妊・去勢手術補助事業には、最近、向日市で立ち上がりました竹取り猫姫の会なんですが、そこの団体さんの会長、そして、メンバーもだんだん増えてきました。その方々の評価も、とても向日市は優しくなったんじゃないかと。今まで何もなかったけども、一縷の望みができたと評価されております。  そういうことも踏まえて、議案第1号令和3年度向日市一般会計予算には賛成とさせていただきます。  以上、和島一行でした。ありがとうございました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  ここで議事の都合により、暫時休憩いたします。             (休         憩)    (午後 1時51分) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)                    (午後 2時29分)  定刻であります。  ただいまの出席議員数は定足数に達しておりますので、会議は成立いたします。  よって、休憩前に引き続き会議を開きます。  ほかに討論はありませんか。      (「議長」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  12番、飛鳥井佳子議員。 ○12番(飛鳥井佳子議員)(登壇)  社民党の飛鳥井佳子でございます。  討論に入ります前に、私、僅か33年の議員生活でございますが、本会議を止めて、そして理由もなく、再開時間も言わず、突然議長がいなくなるという、ただいまそういうことがありましたが、なぜ議会を止めるのか。休憩に入るならですね、この後、何分後にやりますとか言わなければ、私たちだけじゃなく、職員の皆さんも持ち場にまた帰られなくちゃならないし。これをもし傍聴していた市民は、議会は一体何をやってるんやと。この議会を超えて大事な用件が議長にあったのだろうかと。大変、議会軽視のことを議長がされたということについて、大きな怒りを込めて、本当に許せない思いがいたしますが。これは後日、なぜ議会を止めたのか、明確に全ての議員や市民の皆さんや理事者の皆様に、議長が正直に言い、そしてその結論がどうなって、今始まったのかということも明確に言っていただかなければ。せっかく討論を準備し、やっているその流れを突然止められて、なぜか分からない。おかしいなと思いながら、ずるずる出てきて私たちが討論をするというのは誰だって嫌だと思います。もう少し節度ある態度を議長は取っていただきたいと、心から思います。後ろでどういう顔をされているか知りませんけども。  それでは、時間が大変延びましたが、一般会計の賛成討論を行います。  社会民主党の飛鳥井佳子でございます。  一言で申しますと、大胆に構想し、時代を切り開く予算であります。特に今回、七つの事業について高く評価をいたします。  1番に評価することは、市民待望のJR向日町駅東口開設推進事業であります。老舗のメイン駅が桂川駅や長岡京駅のはざまで沈んでいることは、市民のまちづくりへの意欲をそぐ一番の難点でございました。このことにより、京都市ともつながり、人口も増え、地域が活性化し、森本地区の周辺の道路の整備も進み、防災対策も向上いたします。  2番目は、公立保育所や各小中学校の施設の整備事業であります。図書館、保健センターについても、維持管理・更新等の計画を策定していただけることは、当然なことではありますが、大事なことであります。  3番目は、水道料金の1期分の基本料金の減免です。この件につきましては、コロナ禍の苦しい市民生活に鑑み、今議会の私の一般質問の実はメインテーマでございましたが、用意しておりましたところ、早く対応していただきまして、質問を取り下げることができてとてもありがたく存じております。さすが向日市と、市民とともに喜んでいるところであります。  4番目は、産官学連携としての認知症の方の家族介護者支援事業に取り組まれることであります。当節、高齢者の方々の言動が突然何だかおかしいなと気づく場面が多々ございます。いずれ、私たち誰もが行く道ではありましょうが、とても心配なことです。医療費通知の実施とジェネリック医薬品の普及啓発や療養費適正化事業などに取り組んでいただきますことについて、かねてより一般質問等で要請をさせていただいてきましたので、感謝申し上げます。  向日市には、医療機関が大変多く、薬害が深刻であります。薬はリスクであり、少しネットで調べていただければ、副作用がいかに多いか。そしてこのことにより、耳が聞こえにくくなったり、コミュニケーションが取れず孤独になってしまったり、脳梗塞や認知症が進むという研究も発表されております。薬にお金を使うよりも、滋養を取って、体力、筋力をつけ、フレイル(虚弱)対策をしっかりして、長生きをしていただきたいと思います。  特に糖尿病は、自覚症状が現れにくく、痛みもかゆみもないため、目が見えなくなったり片足を切り落とさねばならなくなるなど、とても大変です。ここは何としても歩いて歩いて、筋肉をつけねばなりません。オムロンヘルスケアでは、サルコペニア・フレイル、つまり加齢による筋肉量の減少プラスフレイル対策を健康寿命を延伸させるために、糖尿病がご専門の坂根直樹先生(独立行政法人国立病院機構京都医療センター臨床研究センター予防医学研究室室長)さんがご指導されており、認知症予防にも大いに役立っていることと私は思います。  高齢者配食サービスや安心ホットライン事業の強化もよい対策で、向日市に住んでよかったと多くの市民が安心されることと存じます。  5番目は、向日庵や物集女城についてでございます。歴史と文化の香り高い向日市を実感いたします。寿岳文章先生、しず先生ご夫婦のご功績をたたえ、後世に伝える取組はすばらしく、何としても成功させていただきたく存じます。また、長年、物集女城を考える会の皆様や、私も会員であります乙訓文化遺産を守る会の皆さんと、現地に何度も訪れ、いつの日か物集女城を再現したいと願ってまいりましたので、今回の物集女城公園整備は、向日市と向日市に住んでいる皆さんが、ふるさととして市民が実感していただける大変大事な事業であると感謝に堪えません。広い公園の少ない向日市ですから、子どもたちも喜ぶことでしょう。  6番目は、交通政策事業の地域公共交通のコミュニティバスについてです。今、コロナ禍でもあり、我慢、辛抱のときです。本当に阪急バスさん、都タクシーさんには心より感謝申し上げています。赤字路線でやむなく阪急バスさんが減便になっている地域への対策として、コミュニティバスのルートを改善し、効率化を図り、市民ニーズに応えていただけるよう期待をしております。市民の皆様にも、ぜひ積極的に活用していただき、このコミバスを要請して議決してきた我々議会の切実な思いをご理解いただけたらと願う毎日です。  このまま乗降客が減少し続けますと、請願を採択した議会にも責任がありますし、これまでの「空気を運ぶだけ」と言って実現をされなかった、後ろ向きだった方々のほうが正しかったということになってしまいます。せっかく苦労を重ねて走らせたこのコミバスですから、3,500万円を無駄にせず、この際、市民と議会がこぞって「コミバス大成功」となりますよう、行政とともに力を合わせて頑張っていかねばならないときだと思います。  7番目は、飼い主のいない猫の避妊・去勢手術補助事業についてであります。これまで市民の方々と「まち猫活動」をしながら何度も要請してきましたので、ようやく実現し、殺処分ゼロへの道へ近づくことは大変よかったと思います。今後、犬にも補助を行っていただけたら大変ありがたいと思いますし、子どもたちにも命の尊厳を教える一助となることだと思います。  以上、この文句なしの一般会計予算ですが、少し要望させていただきます。  すばらしい市役所新庁舎ができ、立派な建物で感激をしております。しかし、入り口1階に、他市のようにコンシェルジュがありません。ある市民の方は、職員さんがみんな後ろを向いていて冷たい感じがするとおっしゃり、これは私もですが、公共料金の支払機の使用方法がよく分かりません。暗い隅っこにあったりして、会計課のほうへ行きましたけど、知らない方はもうどうしていいか分からなくなると思います。新庁舎ですので、せめて半年ぐらいは各課への案内係の方を配置していただきたく、よろしくお願いいたします。  もう一点はマイナンバーのことですが、一体この国は信用できる国なのでしょうかと、私はいつも思っています。個人のプライバシーだだ漏れのこの国で、大変恐ろしいことだと思っています。例えば、図書館で何の本を借りたのかまで、その人の日常が全て、人生全てが国に分かり、思想チェックができ、有事には非国民を探すのには大変有効です。世界からは、人権小国として笑い物になっている日本です。年金一つ取っても、人様の預り金を勝手に無駄遣いしたり株式運用して失ってしまったり、何事も秘密裏にしている国でございます。マイナンバーは、やはり強制は絶対にしないでいただきたいと思います。  もう一点は、火災の多いこの頃でございます。異常乾燥注意報、今は太平洋側の冬場は毎日のように乾燥するので異常ではないということで、単に乾燥注意報と呼び方が変わりましたが、冬場も春も連日乾燥している上に、向日市はまだまだ道路も狭隘で、特に大牧、森本、山縄手地域は人口密集の危険地区であります。とても古くて危険なガスこんろを使っておられる方も多くいらっしゃいます。高齢世帯も多く、命の危機から市民を守るために、ガスこんろに替えて電磁調理器(IH調理器具)を高齢世帯の方々に無料で貸与する制度はありますが、僅か3件しかご利用されていません。もっと広くこの制度を周知徹底すべきであると思います。よろしくお願いします。  他市のことですが、数年前、魚を焼いていて、そのことを忘れて寝てしまって家を全焼された方がありました。今頃は、ガスこんろで自動で自然に消えるものもあります。たくさんの方が使用されています。こうしたものを町内会などで啓発していただくよう市からお願いしていただくなど、頑張っていただけたら幸いです。  最後に、まちてらすMUKOは、すばらしく多くの市民に愛される交流センターへとはや育ってまいりました。指定管理者さんも大変親切に、連日、市民サービスに取り組んでくださっており、感謝感激しております。市民の方々から、絵画展ミニギャラリーを1枚でもいいから通路付近に展示させてほしいとのご要望があり、これこそまさに市民交流に花が咲きますので、ご検討のほどよろしくお願いいたします。  以上で私の賛成討論を終わります。 ○(天野俊宏議長)  ほかに討論ありませんか。      (「議長」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  20番、松本美由紀議員。(拍手) ○20番(松本美由紀議員)(登壇)  令和自民クラブの松本美由紀でございます。ただいま議題となっております令和3年度向日市一般会計予算につきまして、令和自民クラブを代表いたしまして、賛成の立場から討論させていただきます。  新型コロナウイルス感染症が蔓延する中、医療従事者の皆様には感謝と敬意を表する次第でございます。また、感染拡大防止にご協力をいただいております市民の皆様にも、心よりお礼を申し上げます。  さて、令和3年度向日市一般会計予算は、歳入歳出総額それぞれ210億円、対前年度比で11億1,000万円の減となっております。新型コロナウイルス感染症一色に覆われた今年度の影響により、伸び率もマイナス5.0%という結果になったものと思っておりますが、全体的には積極的な施策展開をされる予算編成になったものと考えております。  令和3年度は、新庁舎も完成し、安田市政の2期目の熟成の年度となります。それゆえ、本市が未来に向けてしっかりと歩みを止めずに進めていくべき予算を編成され、大変評価するものでございます。  それでは、令和3年度向日市一般会計予算などにつきまして、主要事業の中から特に評価できる事業を述べさせていただきます。  まず初めに、「歴史を活かし、活力と魅力あるまちづくり」では、和紙の特別展や手すき紙による国際シンポジウムの開催事業では、本市ゆかりの寿岳文章氏を通した和紙文化などの紹介ができるものと期待をしております。  また、(仮称)物集女城公園整備事業では、ようやく長年要望をしていた物集女城跡の活用につながるものと期待をしております。  旧上田家住宅整備事業では、本年秋にオープンするとのことではございますが、有効な活用になるように望んでいるところでございます。  JR向日町駅東口開設推進事業につきましては、誰もが安心・安全で、より快適に駅を利用するまちを目指すと同時に、地域資源を生かした活性化の予算が計上される内容となっており、当会派としましても全力で協力するものでございます。  続いて、「人と暮らしに明るくやさしいまちづくり」におきましては、新型コロナウイルス感染症蔓延が続く中、市民と皆様と、また市内事業者への支援策の一環として、水道料金の2か月分に当たる基本料金を減免されることにつきましても、大変評価をしております。これは、令和クラブが強く要望してきたものであり、新型コロナウイルス未曾有の国難から市民の皆様の暮らしを守る、支援のスピードに非常に優れた緊急性の高い支援となるものでございます。  子育て支援の分野におきましても、本市の民間保育所等で働きたいという意欲や能力のある学生等に対して、奨学金の貸与や返還支援を行う「未来の保育士支援事業」も新たに創設されることとなり、待機児童問題の解消に寄与するものと評価をしております。  さらに、出産後間もないお母さんの心と体の安定を図るため、産科医療機関等でのショートステイやデイサービスを通して、お母さんの心身のケアや赤ちゃんのサポートを行う産後ケア事業に関する予算が計上されており、在宅医療・介護連携事業、高齢者の見守り強化事業を含めて、誰もが安心して健康に暮らすことのできるまちづくりを推進されるための予算も計上されているところでございます。  指定ごみ袋啓発事業では、市民の皆様への周知が大切と考えると同時に、資源ごみの個別収集の早期の実現にも期待するところでございます。  学校施設環境整備事業では、本市の多くの小中学校が老朽化する中、校舎等の計画的な修繕及び維持管理を行い、子どもたちが安心して学べる教育環境の実現になるものと評価をしております。  また、公共施設等個別計画策定事業につきましても、老朽化が進む施設が多い中で、計画的かつ適正な維持管理や更新になるものと評価をしております。  また、「信頼と協働で市民の声が届くまちづくり」におきましては、市民の皆様の利便性の向上に努めるため、またマイナンバーカードの普及と利活用のため、証明書コンビニ交付サービス事業が実施されるなど、効率的かつ健全な市政運営を推進するための予算が計上されているものと評価をしております。  以上、特に評価できる点を述べさせていただきました。  よって、私たち令和自民クラブといたしましては、これらの事業を含む本予算案につきまして、基本的な考え方は、ふるさと向日市創生計画と一致しているものと判断をしております。ぜひとも本予算案の考え方に沿って、積極的な行政運営を進めていただきたいと考えております。  その中で、予算執行に当たっては、引き続き検討いただきたいこともございます。  まずは、向日市女性活躍センター「あすもあ」の管理運営についてでございます。後ほどの議題ではございますが、私たち令和自民クラブといたしましても、男女共同参画社会、また女性活躍社会のさらなる実現は非常に重要な施策と考えております。起業や就職の観点だけではなく、子育て支援から市民活動に至るまで、より幅広い視野での取組の拠点となるように要望いたします。  また、本市においての男女共同参画、女性活躍とはどうあるべきなのか。市民協働によって多様性を認め合う社会を実現するために、また多世代にわたって市民の皆様に愛される施設となるように強く要望いたします。  続いて、建設に関する業務についてでございます。市内業者の方々より、本市の支払いを含めた手続に時間がかかるとのご意見が当会派に複数寄せられております。早急に改善いただきますように強く要望いたします。  また、コロナ禍ではあるものの、本市の大きな観光資源の一つである竹の径は、日本一に輝いた観光資源でございます。地権者の方と一体となった、それにふさわしい整備を望むものでございます。  加えて、新型コロナウイルス感染症の影響で打撃を受けている市内の事業者に対しての経済対策も要望させていただきます。  予算執行に当たっては、今まで以上に柔軟な考え方で、「最少の経費で最大の効果」という原点に立って、職員一人一人の知恵を集結して事業の実施に取り組んでいただくことを期待いたします。  同時に、様々な事業や予定に対しては、あらかじめの説明などをしっかりと行っていただきたくお願いをしておきます。  最後に、令和3年度予算の編成にご尽力されました市長をはじめ職員の皆様方のご努力に心から感謝を申し上げます。
     そして、この3月末をもって退職を迎えられる皆様にも、長年、本市に心血を注いでいただきましたことを心より感謝を申し上げます。第二の人生におきましても、ご家族とともに楽しい生活を送られ、これからの人生も豊かに花咲きますようにお祈りを申し上げます。そして、どうか向日市をこれからも温かく見守っていただき、お力添えを賜りますようにお願いを申し上げます。  待ちわびた春は、もう目の前です。向日市では、市民待望の市役所新庁舎も誕生し、これから本市がさらに一回り大きく発展する新たなスタートの元年となりました。桜の花がもうすぐ咲き誇ろうとしております。春の訪れとともに、皆様の上にも幸せが訪れますよう、心からお祈りを申し上げます。  以上をもちまして、令和自民クラブを代表しての賛成討論とさせていただきます。ご清聴、ありがとうございました。(拍手) ○(天野俊宏議長)  ほかに討論はありませんか。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  それでは、討論を終結して採決いたします。  議案第1号について、原案どおり決することに賛成の方は、起立願います。      (賛 成 者 起 立) ○(天野俊宏議長)  起立多数であります。  よって、議案第1号は、原案どおり可決いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  日程第19、議案第2号令和3年度向日市国民健康保険事業特別会計予算を議題といたします。  本案は、厚生常任委員会に付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。長尾厚生常任委員長。 ○(長尾美矢子厚生常任委員長)(登壇)  議案第2号につきまして、その審査経過と結果についてご報告いたします。  主な質疑の概要として、一委員より、府の納付金が前年より7,893万円下がっているが、この数字についてどう分析されているかとの質疑があり、過去1年間の医療費が反映されるが、コロナ禍により医療機関への受診が減っていることと被保険者が見込みで減少しているので下がったとの答弁がありました。  一委員より、府への借金の返還について質疑があり、府の借金については、府の交付金や保険者努力支援制度を活用して返還をしている。また、繰越金を使うことも考えられるが、コロナの影響も考えて検討していきたいとの答弁がありました。  一委員より、本市で傷病手当の受給がないことについて質疑があり、問合せはあったが、申請はされなかった。また、この制度は被用者のみが対象であり、国民健康保険加入者での対象者が少ないことが考えられるとの答弁がありました。  一委員より、保険料の徴収事務について、市税のスマホ決済が始まるが、保険料はどうなるのかとの質疑があり、国民健康保険でも同じようにスマホ決済ができるようになり、ペイペイとラインペイが利用できるとの答弁がありました。  その他、活発な質疑があり、採決の前に、一委員より、保険料が1人平均で2,000円下がるが、それでは少な過ぎる。3年連続で値上げした後であり、この議案に反対するとの意見がありました。  採決の結果、可否同数となりました。  よって、向日市議会委員会条例第13条第1項の規定により委員長採決を行い、議案第2号については、原案どおり可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○(天野俊宏議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を行います。  まず、反対討論を求めます。      (「議長」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  6番、佐藤新一議員。(拍手) ○6番(佐藤新一議員)(登壇)  日本共産党議員団の佐藤新一でございます。ただいま上程されました、議案第2号令和3年度向日市国民健康保険事業特別会計予算について、議員団を代表して、反対の立場から討論をさせていただきます。  政府は、全国知事会、全国市長会が求めている国保に対する1兆円の公費投入増を行い、均等割、平等割を廃止して、国保料を協会けんぽ並みの保険料に引き下げ、国保制度を真に持続可能とするために、国保料の抜本的軽減が必要だとして定率国庫負担の割合の引上げ、窓口負担についても自治体の軽減に対する国のペナルティーの全面中止、子どもの医療費無料化など要望していますが、改善されていません。  子どもの均等割保育料の軽減をようやく2022年から就学前までの子どもについては、均等割が半額にする動きになっています。反対に、後期高齢者医療制度については、全国後期高齢者医療広域連合協議会が、75歳以上の窓口負担「現状維持」を求める要望書を厚労相宛てに提出をしているにもかかわらず、政府は無視をして、2022年より年収200万円以上の約370万人を対象に、医療費窓口負担2割導入を決めました。  政府は、2018年(平成30年)、国保の都道府県化による国民健康保険料値上げを押しつけ強化をしてきています。厚労省は、国保軽減のため、一般会計から国保会計に公費独自繰入れ(法定外繰入れ)を行う市町村に対し、国からの予算を削減していく新たなペナルティーの仕組みを2020年度から導入し、今、強化してきています。  また、国保都道府県化に際し、自治体の国保行政を採点し、成績がいい自治体には予算を加点に配分する「保険者努力支援制度」という仕組みを導入しました。2022年度予算にも都道府県に500億円、市町村に500億円を投入し、繰入れ解消、収納率向上、医療費削減など、自治体を駆り立てています。この保険者努力支援制度を悪用し、厚労省はこの点数のつけ方は減点して予算を削減していくという、あからさまなペナルティーを強化してきています。  このままでは、国保料を軽減している自治体は兵糧攻めにさらされ、値上げの実行を強力に迫られます。菅政権も安倍政権と同じように、軍事予算を増やす一方で、国保はじめ社会保障は改悪をしています。  反対理由を述べさせていただきます。  反対理由の第1は、本予算は国保の都道府県化に伴う国保財政の健全化を理由に、内実は国の社会保障制度改革による社会保障費の削減の負担を市民の2割を占める国保加入者へと押しつけることにほかなりません。国に従順な向日市は、2017年度から19年度の3年間連続値上げをしました。法定外繰入れも、平成28年から3年間はゼロでした。向日市は、保険者努力支援制度から見れば優等生ですが、市民の暮らしに寄り添うことになっていません。値上げにより、苦しい生活の中で家計をやりくりする市民の負担は増加するばかりです。  反対理由の第2は、本予算は国保加入世帯の市民に対して負担能力を超えた過大な国民健康保険料の支払いを求めているからです。令和2年度の保険料の試算によりますと、年間所得250万円の夫45歳、妻40歳、子ども15歳の家庭では46万6,880円です。実に年間所得の18.67%を保険料として支払わなければなりません。  反対理由の第3は、国の国民健康保険政策への市の姿勢です。国民健康保険法は、第1条で社会保障と国民保健の向上に寄与することを明示し、同法第4条では、国民健康保険の健全な運営への国の努力を定めています。しかしながら、昨今の国の国保運営は、1984年以降、一貫して引き下げられている国庫負担割合をさらに引き下げ、広域化の推進による国保の安定化の名目で、市民負担増を各都道府県、ひいては市町村へと押しつけています。市長は、全国市長会などを通じて、国庫負担の増額を要求するだけにとどまっている状況です。赤字の原因が本質的に国の政策による弊害であることは説明をされておられません。  反対理由の第4は、市長の一般会計繰入れに対する姿勢であります。本市国保加入世帯は、8割強の低所得層の市民が加入している実態を承知されています。市長は、一部の市民へ、これ以上税金を投じることは公平性の点から市民の理解が得られないとされ、国保加入者以外の市民の二重負担に言及されていますが、令和3年2月末現在、国保加入世帯は6,956世帯と、全世帯の29.8%が加入しています。加入者数は1万510人で、全体の18.7%です。令和2年度は、コロナ禍による国保加入者が増えたために、減り方が鈍化しています。  この論点は、社会保障制度の所得再配分機能を考慮しないものです。公平性の観点で見れば、保険間の加入者の所得格差も考慮されるべきです。また、国保の本旨は社会保障の確保です。国が国民健康保険制度を改悪し、国庫負担を削減する以上、市町村の国保会計が悪化することは当然です。これに対する一般会計からの繰入れをしないことは、国保以外に頼るものがない市民から医療を取り上げることになります。住民の福祉向上を目的とする地方自治体として責務を放棄することになります。こうした対応は、市民を分断することにつながります。  最後に、今後の要望を述べさせていただきます。  一つは、国民健康保険の国庫負担割合の大幅な増額を国に求めていただきたい。  二つ目が、国民健康保険の都道府県単位での一元化・広域化の中止を国に求めていただきたい。  三つ目、国保加入者に正規の被保険者証を交付すること。引き続き、資格証明書の発行は絶対に行わないこと。  四つ目、保険料滞納整理を京都税機構に移管しないこと。減免や徴収猶予などの制度の拡充を図り、支払い困難な市民の暮らしを支えるための相談を受け付けること。  五つ目、保険料の応能応益負担割合を55対45に戻していただきたい。  六つ目、一般会計からの法定繰入れをしてでも、市民負担の軽減をしていただきたい。  七つ目、法定外繰入れなどに対するペナルティーを科すことに反対を国に強く求めていただきたい。  八つ目、健康増進の取組を推進し、予防、早期診断、早期治療を図ること。  九つ目、市の国民健康保険運営協議会委員の3分の1は被保険者とすること。そして、公募委員として選任すること。その際、非正規労働者、専業農業者、中小零細業者、無収入者等を選任し、休日・夜間の協議会開催を図り、国保加入者の実情が反映できるようにしていただきたい。  以上の理由により、議案第2号向日市国民健康保険事業特別会計予算についての反対討論とさせていただきます。ありがとうございました。(拍手) ○(天野俊宏議長)  次に、賛成討論を求めます。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  ほかに討論はありませんか。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  それでは、討論を終結して採決いたします。  議案第2号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手多数であります。  よって、議案第2号は、原案どおり可決いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  日程第20、議案第3号令和3年度向日市後期高齢者医療特別会計予算を議題といたします。  本案は、厚生常任委員会に付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。長尾厚生常任委員長。 ○(長尾美矢子厚生常任委員長)(登壇)  議案第3号につきまして、その審査経過と結果についてご報告いたします。  さしたる質疑なく、採決の前に、一委員より、後期高齢者保険の制度に反対であり、窓口負担が1割から2割になることもやめてほしいことを市から要望することをお願いして反対するとの意見がありました。  採決の結果、挙手多数となりました。  よって、議案第3号については、原案どおり可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○(天野俊宏議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を省略して、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  ご異議なしと認め、採決いたします。  議案第3号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手多数であります。  よって、議案第3号は、原案どおり可決いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)
     日程第21、議案第4号令和3年度向日市介護保険事業特別会計予算を議題といたします。  本案は、厚生常任委員会に付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。長尾厚生常任委員長。 ○(長尾美矢子厚生常任委員長)(登壇)  議案第4号につきまして、その審査経過と結果についてご報告いたします。  さしたる質疑なく、採決の前に、一委員より、介護保険料の値上げについて賛成できないので反対するとの意見がありました。  採決の結果、可否同数となりました。  よって、向日市議会委員会条例第13条第1項の規定により委員長採決を行い、議案第4号については、原案どおり可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○(天野俊宏議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を行います。  まず、反対討論を求めます。      (「議長」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  2番、北林智子議員。(拍手) ○2番(北林智子議員)(登壇)  日本共産党議員団、北林智子でございます。議案第4号令和3年度向日市介護保険事業特別会計予算に対する反対討論を行います。よろしくお願いいたします。  2000年4月にスタートした介護保険は、制度開始から丸21年が過ぎ、向日市でのこの予算は「第9次向日市高齢者福祉計画、第8期向日市介護保険事業計画」に入ります。当初は、全国どこでも誰でも1割負担で必要なサービスが受けられる、家族介護から社会的介護へのスローガンには、本当に多くの介護家族が期待を寄せていました。  しかしこの間、社会保障費削減路線の下、制度危機が進行し、要支援1、2の方を介護給付の対象から外しました。特別養護老人ホームの不足と多くの待機者が存在し、現行制度の下で低所得要介護者が最後まで住み続けられる施設は特養ホームしかないにもかかわらず、要介護1、2を特養の入所対象から外しました。高過ぎる利用料と対象者の絞り込みと負担増まで進めてきました。保険料を負担できない人がサービスを受けられません。保険料の上昇を抑えるため給付抑制を続けてきました。また、ホームヘルパーの生活支援の時間が、1こま60分から45分になるなど短縮され、援助や自立に十分なサービスが受けられないなど、当初の期待に添う制度にはなっていません。  今のままの制度では、保険料が上がり続けます。無年金・低収入の方からも保険料を徴収することや、介護認定を受けても利用料が払えず、介護サービスを利用できないなど、介護を必要なときに必要なサービスが受けられない「保険あってサービスなし」の制度になっています。  向日市におきましては、基金を取り崩し、保険料の上げ幅を抑えることや、認知症家族介護者支援事業や在宅医療・介護連携事業、地域づくり担い手養成講座など、介護保険事業が入っています。しかし、市民の方々からは、介護保険料が高すぎるという声がたくさん聞かれています。本予算案に対する反対の大きな理由は、介護保険料の値上げであります。4回開かれた第9次向日市高齢者福祉計画、第8期向日市介護保険事業計画策定委員会では、介護保険料設定についての議論はされていないとお聞きしていましたが、やはり介護保険料の議論はする必要があったと思います。次期からは、策定委員会の委員の方々にも議論していただき、市民の意見も聞いていただきたいと考えます。  日本共産党は、高齢者も現役世代も安心できる介護制度に変えるため、介護サービスを取り上げる改悪をやめ、公的給付を充実する、国による利用料・保険料の減免制度つくる、国費の投入や介護報酬の増額によって介護労働者の処遇改善を行う、特養ホームなど介護施設を国の責任で大幅に増設する、介護保険の国庫負担割合を緊急に10%に引き上げ、将来的には国庫負担50%の仕組みにするなど、改革を提案してきました。  最後に要望を申し上げます。  一つ目、現在、困難を抱えた高齢者の方や家族を救済するための独自施策を講じていただきたい。  二つ目に、コロナ禍で脆弱な介護保険制度の問題が浮き彫りになりました。この解決のため、特別養護老人ホームの建設、被保険者の保険料に跳ね返ることのないよう、国の補助制度の創設など抜本的な制度改正を国へ強く働きかけていただきたい。  三つ目に、現在、長引くコロナ禍で、介護現場では、利用者・従事者の感染、特にクラスターの発生を防ぐため、必死に努力が続けられています。ただでさえ過重だった介護従事者の労働は、さらに過酷になっています。ケア労働者の処遇改善を国に求めていただくよう要望いたします。  なお、先ほど上程されました議案第16号向日市介護保険条例の一部改正については、4点のうち「給与所得控除・公的年金等控除について10万円を引き下げるとともに、基礎控除10万円引き上げることとされたことに伴い、介護保険料算定時に影響が生じないようにするための改正を行う」、このことを含む3点については賛成でありますが、保険料率が改められ介護保険料の値上げが含まれているため反対といたしました。  以上、議案第4号令和3年度向日市介護保険事業特別会計予算について、私の反対討論とさせていただきます。ありがとうございました。(拍手) ○(天野俊宏議長)  次に、賛成討論を求めます。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  ほかに討論はありませんか。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  それでは、討論を終結して採決いたします。  議案第4号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手多数であります。  よって、議案第4号は、原案どおり可決いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  日程第22、議案第5号令和3年度大字寺戸財産区特別会計予算を議題といたします。  本案は、総務文教常任委員会に付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。丹野総務文教常任委員長。 ○(丹野直次総務文教常任委員長)(登壇)  議案第5号について、その審査経過と結果についてご報告いたします。  一委員より、財産区所有の管理区域面積に増減はないかとの質疑があり、令和3年度中の増減はないとの答弁がありました。  採決の結果、挙手全員により、原案どおり可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願いいたします。 ○(天野俊宏議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を省略して、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  ご異議なしと認め、採決いたします。  議案第5号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手全員であります。  よって、議案第5号は、原案どおり可決いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  日程第23、議案第6号令和3年度物集女財産区特別会計予算を議題といたします。  本案は、総務文教常任委員会に付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。丹野総務文教常任委員長。 ○(丹野直次総務文教常任委員長)(登壇)  議案第6号について、その審査経過と結果についてご報告いたします。  特に質疑なく、採決の結果、挙手全員により、原案どおり可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願いいたします。 ○(天野俊宏議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を省略して、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  ご異議なしと認め、採決いたします。  議案第6号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手全員であります。  よって、議案第6号は、原案どおり可決いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  日程第24、議案第7号令和3年度向日市水道事業会計予算を議題といたします。  本案は、建設環境常任委員会に付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。上田建設環境常任委員長。 ○(上田 雅建設環境常任委員長)(登壇)  議案第7号についての審査経過と結果をご報告いたします。  一委員より、府営水道の乙訓、宇治、木津浄水場の3系統についてと料金について質疑があり、現在はそれぞれが久御山広域ポンプ場で連結され、各水が送れる状態となっている。料金については自己水と府営水のバランスなどについてシミュレーションを行い検討したいとの答弁がありました。  その他、活発な質疑があり、採決の結果、挙手全員により、議案第7号については、原案どおり可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、お願いいたします。 ○(天野俊宏議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。
         (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を行います。  まず、反対討論を求めます。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  次に、賛成討論を求めます。      (「議長」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  7番、米重健男議員。(拍手) ○7番(米重健男議員)(登壇)  度々お騒がせして申し訳ございません。  日本共産党の米重健男でございます。党議員団を代表いたしまして、ただいま上程されました議案第7号令和3年度向日市水道事業会計予算について、賛成の立場で討論をさせていただきます。  令和3年度の水道事業の特徴といたしまして、令和2年度に引き続き、市民負担の軽減が進められたということがあります。基本料金の1期分の減免をはじめ、先ほど審議いたしました向日市水道事業給水管理条例の改正案では、我が党も要望しておりました予納金の廃止も盛り込まれているところであります。  私ども日本共産党議員団でも、長年にわたり水道料金の値下げ、市民負担の軽減を述べてまいりました。また、昨年よりのコロナ禍におきまして、市民の生活への影響は着実に出てきており、昨年の第1回目の緊急事態宣言の際には、基本料金の減免を要望として申し入れております。今予算において、党議員団が要望いたしておりました緊急事態宣言期間中の基本料金の減免が盛り込まれたことは喜ばしいものであります。いまだ、コロナ禍は収束の気配を見せず、今後の市民生活への影響は計り知れないものがあります。市に対しましては、引き続き水道料金の引き下げによる市民生活への支援をお願いいたしたく存じます。  一方で、我が党が幾たびにわたり指摘しておりますが、府営水道についての問題は解決には至っておりません。近年は、受水量の調整や府営水料金の引き下げなどにより、空水量の問題にやや改善の傾向が見られますものの、新たに水道民営化や広域化といった課題が発生してきております。京都府の用意した「京都府営水道アセットマネジメント」では、広域化の際に本市を含めた多くの市町村での浄水施設閉鎖にまで言及してきている状況でございます。自己水の確保は極めて重要な課題となりつつあります。  市は、府営水道の連結による水源の増加が安定性の確保をもたらすとの見解を示しておりますが、南海トラフ地震のような巨大地震で府営水道の機能が喪失した際には、最後に頼りとなるのは、地下水から直接くみ上げる自己水をおいてほかにございません。市が保有する唯一の浄水施設である物集女西浄水場の維持は、向日市民に安心・安全の水を供給する上で欠かせないものであります。  また、収益性の高い配水部門のみの統合は、民営化への第一歩ではないかとの疑念は消えないものであります。水道事業の垂直統合による広域化は、たとえ一部事務組合のような形を取るにしても、向日市のような小規模な自治体にとっては影響力の低下は免れ得ず、市独自での水道政策の策定を困難なものとするおそれがあるものであります。  最後に、市民にとって市営水道は命の水であります。滞納処分を行う際には個別事情を考慮し、閉栓などにより生活への支障が生じるようなことが絶対に起こらないようにしていただきたいと思います。  今後におきましても、広域化・民営化には断固とした態度を取っていただくとともに、市民への廉価で安心・安全なおいしい水の供給のために、全力をもって取り組んでいただきますようお願い申し上げまして、私の討論とさせていただきます。(拍手) ○(天野俊宏議長)  ほかに討論はありませんか。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  それでは、討論を終結して採決いたします。  議案第7号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手全員であります。  よって、議案第7号は、原案どおり可決いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  ここで議事の都合により、暫時休憩いたします。             (休         憩)    (午後 3時31分) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)                    (午後 3時40分)  定刻であります。  ただいまの出席議員数は定足数に達しておりますので、会議は成立いたします。  よって、休憩前に引き続き会議を開きます。  日程第25、議案第8号令和3年度向日市公共下水道事業会計予算を議題といたします。  本案は、建設環境常任委員会に付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。上田建設環境常任委員長。 ○(上田 雅建設環境常任委員長)(登壇)  議案第8号についての審査経過と結果をご報告いたします。  一委員より、工事技術調査報告書内の「留意」という言葉について質疑があり、留意点であり、会計検査等で説明ができるように、また初めての工法なので、職員も勉強するようにとの意味であるとの答弁がありました。  一委員より、下水につながっていない場所について質疑があり、市が立て替えて接続したほうがよいという意見もあるが、個別の事情があり難しいとの答弁がありました。  一委員より、企業会計による料金の値上げがないようにしてほしいとの意見がありました。  その他、活発な質疑があり、採決の結果、挙手全員により、議案第8号については、原案どおり可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、お願いいたします。 ○(天野俊宏議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を行います。  まず、反対討論を求めます。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  次に、賛成討論を求めます。      (「議長」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  7番、米重健男議員。(拍手) ○7番(米重健男議員)(登壇)  日本共産党の米重健男でございます。党議員団を代表し、ただいま上程されました議案第8号令和3年度向日市公共下水道事業会計予算について、賛成の立場で討論をいたします。  令和3年度の下水道事業は、和井川1号幹線の築造をはじめ、市内の放水路の流路変更による雨水対策、地下水くみ上げ利用の事業所への水量計の取り付け義務化など、公共インフラの維持管理における負担の公平化と本市の浸水対策のより一層の進展をもたらすものであります。また、北野台貯留槽漏水事故の裁判が結審し、損害賠償2億1,800万円が一般会計へと繰り入れられています。本裁判は、平成23年7月に提訴して以来、9年半にわたり行われてきました。間もなく無事解決に至ることは歓迎すべきことであります。  さて、雨水事業におきましては、平成28年度より事業開始された和井川1号幹線築造工事がいよいよ終盤へと向かっております。和井川1号幹線が呑龍南幹線へと接続されますと、本市の水害対策はより一層の深化を見せ、本市を水害に強いまちへと変えられることが期待されております。工事の進捗に遅れの出ています和井川1号幹線でございますが、今後の工程の中でも最も難所となる部分へ進まれるとのことであります。昨年の呑龍南幹線の171号直下や上植野浄水場付近で起きました陥没事故のようなことが起こることは避けなければならないものであります。まずは、安全第一を最優先として、無事故の工事を進めていただきますよう、よろしくお願い申し上げます。  和井川1号幹線の工事と併せて、市内放水路の流路変更は、本市の内水氾濫への対策の一つとして、森本町前田地域などのいまだに浸水被害の起きやすい地域への部分的対応策として期待が持てるものであります。今後は、市内における各地域別での浸水対策に、より一層力を入れていただけることを期待しております。  次に、汚水事業におきましては、地下水をくみ上げて利用されている事業者に水量計の取り付けを義務化し、これまでの認定汚水に対してより下水道の使用量を明確にし、公共インフラへの負担に見合った料金を確定できるものと考えております。地下水は、本来ならば市民の共有財産であり、事業者単位での自律的なくみ上げは共有財産への侵害として認めざるを得ないものであります。本来であれば、本市の水道を導入していただくことが負担の公平性の観点から重要であり、今後、是正が行われることが望ましいと考えております。また、トイレの水洗化の促進も引き続き行っていただきたく思います。  最後に、昨年度より導入しております公企業会計でございますが、下水道事業においては将来的には恐らく不採算になると予想されます。そうした中で、下水道事業にしろ、水道事業にしろ、不採算で出た赤字を受益者負担の名で利用料金へと転嫁することのないようお願いいたします。公共性の高いインフラの維持管理のコストは、市全体の財政の中で考える視点が重要なものであることを指摘させていただきまして、私の討論とさせていただきます。(拍手) ○(天野俊宏議長)  ほかに討論はありませんか。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  それでは、討論を終結して採決いたします。  議案第8号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手全員であります。  よって、議案第8号は、原案どおり可決いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  日程第26、議案第31号令和2年度向日市一般会計補正予算(第13号)、日程第27、議案第32号令和3年度向日市一般会計補正予算(第1号)、以上、2議案を一括議題といたします。  2議案は、厚生常任委員会に付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。長尾厚生常任委員長。 ○(長尾美矢子厚生常任委員長)(登壇)  議案第31号及び議案第32号につきまして、その審査経過と結果についてご報告いたします。  さしたる質疑なく、採決の結果、議案第31号については、挙手全員となりました。  よって、議案第31号につきましては、原案どおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第32号についても、採決の結果、挙手全員となりました。  よって、議案第32号につきましても、原案どおり可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○(天野俊宏議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を省略して、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  ご異議なしと認め、採決いたします。  まず初めに、議案第31号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。
         (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手全員であります。  よって、議案第31号は、原案どおり可決することに決定いたしました。  次に、議案第32号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手全員であります。  よって、議案第32号は、原案どおり可決することに決定いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  日程第28、議案第25号向日市福祉会館の指定管理者の指定についてを議題といたします。  本案は、厚生常任委員会に付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。長尾厚生常任委員長。 ○(長尾美矢子厚生常任委員長)(登壇)  議案第25号につきまして、その審査経過と結果についてご報告いたします。  さしたる質疑なく、採決の前に、一委員より、社会福祉協議会の皆様には、コロナ禍でも大変頑張ってくださっており、市民からの信頼も厚いと感じているので賛成したいとの意見がありました。  採決の結果、挙手全員により、議案第25号につきましては、原案どおり可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○(天野俊宏議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を省略して、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  ご異議なしと認め、採決いたします。  議案第25号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手全員であります。  よって、議案第25号は、原案どおり可決いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  日程第29、議案第26号向日市民体育館の指定管理者の指定についてを議題といたします。  本案は、総務文教常任委員会に付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。丹野総務文教常任委員長。 ○(丹野直次総務文教常任委員長)(登壇)  議案第26号について、その審査経過と結果についてご報告いたします。  一委員より、コロナ禍における市民体育館の指定管理者への補助について質疑があり、利用率が6割から8割まで減っていたときもあったが、直近ではほとんど予約が埋まっている。今後の新型コロナウイルス感染症の状況を見ながら、必要に応じて補助を検討するとの答弁がありました。  採決の結果、挙手全員により、原案どおり可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願いいたします。 ○(天野俊宏議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を省略して、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  ご異議なしと認め、採決いたします。  議案第26号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手全員であります。  よって、議案第26号は、原案どおり可決いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  日程第30、議案第27号向日市健康増進センターの指定管理者の指定について、日程第31、議案第28号向日市民温水プールの指定管理者の指定について、以上、2議案を一括議題といたします。  2議案は、厚生常任委員会に付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。長尾厚生常任委員長。 ○(長尾美矢子厚生常任委員長)(登壇)  議案第27号及び議案第28号につきまして、その審査経過と結果についてご報告いたします。  主な質疑の概要として、一委員より、指定管理契約の期間が今まで5年だったが、今回1年になった詳しい理由について質疑があり、当初は従来どおりの指定管理の期間を考えてきたが、新型コロナウイルス感染症の影響により、施設利用者が大幅に減少する状況であり、収束の見込みが立たない。また、施設の老朽化が見られることから、1年の期間としたとの答弁がありました。  一委員より、今後この施設をどうしていくかについて質疑があり、民間企業の意見や提案を受けるサウンディング調査を実施する予定をしており、その後、今後どうしていくか判断をしたいと考えているとの答弁がありました。  一委員より、コロナ禍において減収であっても、プールやゆめパレアを開けていただき、高齢者の方をはじめ多くの方が大変感謝しているとの声を聞いている。今後も続けてほしいとの要望がありました。  一委員より、利用者数の減少について質疑があり、利用者数は連年同月比と比べて40%減となっているとの答弁がありました。  一委員より、改修費用など大変だと思うが、指定管理者のほうも大変だと思われているのかとの質疑があり、例年に比較して収入も利用者数も減少しているが、開館している以上は、しっかり頑張りたいと言ってくださっているとの答弁がありました。  その他、若干の質疑があり、採決の前に、一委員より、この施設については市の直営で運営してほしいと思う。健康増進や介護予防などされている事業は大事なことだと思うが、賛成できないとの意見がありました。  採決の結果、議案第27号については、挙手多数となりました。  よって、議案第27号につきまして、原案どおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第28号についても、採決の結果、挙手多数となりました。  よって、議案第28号につきましても、原案どおり可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○(天野俊宏議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を省略して、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  ご異議なしと認め、採決いたします。  まず初めに、議案第27号について、原案どおり決することに賛成の方は挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手多数であります。  よって、議案第27号は、原案どおり可決いたしました。  次に、議案第28号について、原案どおり決することに賛成の方は挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手多数であります。  よって、議案第28号は、原案どおり可決いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  日程第32、議案第29号向日市女性活躍センターの指定管理者の指定についてを議題といたします。  本案は、総務文教常任委員会に付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。丹野総務文教常任委員長。 ○(丹野直次総務文教常任委員長)(登壇)  議案第29号について、その審査経過と結果についてご報告いたします。  一委員より、指定管理の選定方法について質疑があり、応募は3者で、プロポーザル方式で選定した。失格ラインを下回った事業者はなく、一番点数が高かった事業者を選定したとの答弁がありました。  一委員より、選定された事業者の財務に関する資料提出を求めたいとの発言があったため、正副委員長で協議の上、委員に諮ったところ、全員が賛同され、議長に資料請求をしていただく手続を取りました。このため、一旦議事を止め、資料が配付された後、再開いたしました。  一委員より、選定の事業者の実績が分かりづらいように思え、判断が難しいがどうかとの質疑があり、これまでに市が委託した事業の実績として、起業したが継続できないといった事例について、その原因をしっかり分析されていることや、また起業以外の分野でも子育てに関することや、仕事と家庭の両立を支援することなどに関して実績があり、信頼して事業を任せられるとの答弁がありました。
     一委員より、当該事業者は、選定される前から市の業務にも関わってこられたが、従業員は何名かとの質疑があり、役員2名で構成されており、代表者自らが事業のコーディネートを行ったり、講師を務められており、その他スタッフについては豊富な人脈の中から確保されているとの答弁がありました。  一委員より、5年間の契約途中で事業者の体力が持続できなくなった場合どう対応するのかとの質疑があり、5年間責任を持って事業を受けていただくことを前提に応募していただいたので問題はないとの答弁がありました。  その他、活発な質疑があり、採決の前に意見及び態度表明がありました。  まず、一委員より、指定管理については賛成だが、事業者の財務に関する資料によっても賛否の判断ができないため保留するとの態度表明があり、退席されました。  一委員より、指定管理によって人が集うような女性活躍の拠点になるとは思えない。まだオープンしたばかりということもあり、反対するとの意見表明がありました。  一委員より、市の考えは分かるが、活躍を望んでいる女性のニーズと事業者の得意分野が合致するのか疑問である。指定管理のほうが経費の削減につながる可能性はあるが、国庫補助まで受けて建てられた建物の管理を、この事業者に委ねることはいかがなものかと考える。財務指標を見ても脆弱に思える。こうしたことから賛成はできないとの意見が述べられました。  一委員より、事業者の体力面については、率直なところ不安材料の一つである。女性の起業支援についてのノウハウは蓄積されていると思われるが、他の分野では疑問であり、反対するとの意見が述べられました。  採決の結果、挙手はなく、否決とすることに決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○(天野俊宏議長)  この際、お諮りいたします。  本日の会議時間は、議事の都合により、あらかじめ延長したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  ご異議なしと認めます。  よって、本日の会議時間は、延長することに決定いたしました。  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を行います。  まず、賛成討論を求めます。      (「議長」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  11番、和島一行議員。 ○11番(和島一行議員)(登壇)  MUKOクラブの和島一行です。議案第29号向日市女性活躍センターの指定管理者の指定について、賛成の立場で討論をさせていただきます。  まず、3月17日ですね、総務文教委員会では、私以外の方、委員長は除くんですが、反対、そして私は保留とさせていただきました。  委員会でのヒアリング、そしておのおの委員の意見を聞いてみました。財務の面で脆弱ではないか、女性起業以外の実績がない。これは2日後の京都新聞で書かれていたとおりに多かったです。ほか、もともと指定管理者制度には反対する委員の意見もございました。私の意見としては、向日市の女性が起業し活躍することも大切だが、本市でどれだけの数の女性が起業を望んでいるのか。それは、この会館のテーマであり重要なんですが、ほかのネガティブな面で困っておられる方のほうがはるかに多いんではないかという意見もいました。なので、いつ行ってもすぐに相談ができるような駆け込み寺的な面も兼ね備えなければならないのではないかという意見も出ました。  今まで開催するイベントを見ていると、同じ年代の方々の方をお見受けする。もっと幅広い年齢層、中学生から高齢者までの利用を促進できないかと、いろいろ言わせていただきました。しかし、業務委託をしていたこの数年ですね、この法人が開催するイベントには、本市はもちろんですが、他市の方もたくさん「あすもあ」に足を運んで、参加する方々が意欲を持って講座を受けている姿を見て、今まで向日市にこのような女性たちが集う勉強の場があっただろうか。そこでおのおのが交流し、つながりができ、切磋琢磨し、個人的に付き合いが深まっている方もおられるのではないかと思います。  ただ、私が一番心配していることは、この議案が否決された際、再び市が運営することになることになると、今までどおりの、誰も来ない、ただの箱のままでございます。指定管理者の選定委員会では選定されましたが、議会の承認を得られなかった法人は、再び市からの業務委託を引き受けてくれないことも想定しないといけないと思います。しかし、これは僕の見解で、僕はそうされたらそうするかもしれないということで。この法人は、目には目を歯には歯をという、そういうような団体ではないと思いますが。聞いたわけではございませんが、今までこの法人で開催されて参加された方々は、この法人が「あすもあ」の指定管理者になることを望んでいたと思います。これまで参画してきた方々の民意が、この後、反映されるかどうかは、それは分かりません。  今回の議案では、委員会途中で財務諸表のうちの財務三表の請求をしたが、審議に必要な情報は前もって全て提示すべきだと思います。こちらが請求しなかったら出さないのは、やっぱりよくありません。こちらも、それなりにその法人の名前を打って、インターネット等で調査することはできるんですが、それだけでは分かりません。それだけでは分からない情報もあるので、これからは全員に承認されやすいように、あるだけの資料を出していただきたいです。  この法人を擁護するするわけではないんですが、数字云々、皆さんが言うようにあるかもしれません。実際昨日ですね、私もその貸借対照表、損益計算書を持ってISOの認定員のところにちょっと持っていったんですが、やはり同じような答えが返ってきました。本当に大丈夫かというような答えが返ってきました。  そんな感じですけれども、それ以外でやはりそこは行政がしっかりと責任を持ってチェックして、後押しをしながら予算に見合うようにしていただきたいと。全ての市民が、このセンターを訪れ、個々のスキルアップを図ることができる。起業する方には、それなりのバックアップをし、困っている方には優しさを持っていろいろと道筋を提供できるように、責任を持って支えていただくことを希望いたします。  資料を見る限りでありますが、この法人のこれまでの5年間の「あすもあ」での実績や参加者のつながり、そしてその法人の2014年からの沿革、法人代表の企画立案能力、チャレンジ精神は、これからの女性が起業するには頼もしい存在であるんではないかと理解できます。行政側の選定基準も、全否定するものではないと思います。  ただ、この選定が行われたのが12月ですね。12月で選定されて、4月からスタートということは、3か月しかございません。その3か月の間に、いろいろ準備等をすると思います。講師の囲い込み、そしてアルバイト、掃除婦。これはフェイスブックで募集しているのをちょっと見ました。やはり準備をします。なので、ここはせめて12月ではなく、9月にすべきだったんではないか。ということは、条例設置のスケジュールが遅過ぎたんではないかということになるんですね。やはりこの辺も危機管理を持って条例設置に当たっていただきたいと思います。  そして最後になりますが、この法人の努力によって本市の男女共同参画が発展することに期待を込めて、議案第29号には賛成いたします。  以上で、和島一行の賛成討論でした。  以上。ありがとうございました。 ○(天野俊宏議長)  次に、反対討論を求めます。      (「議長」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  5番、常盤ゆかり議員。(拍手) ○5番(常盤ゆかり議員)(登壇)  日本共産党議員団の常盤ゆかりでございます。ただいま議題となっております向日市女性活躍センターの指定管理者の指定について、党議員団を代表して簡潔に反対討論を行います。  女性活躍センター「あすもあ」は、2年8か月前の2018年7月にオープンいたしました。女性の活躍支援はじめ、男女共同参画、市民活動の拠点として大いに期待をされた施設であります。国からの地方創生拠点整備交付金を受けて建設をされたものであり、3階建ての施設内には大小会議室、ミーティングルーム、和室、コワーキングルーム、お試しオフィススペースなどがあり、店舗開業や起業を目指す方には期間限定のショップ、カフェスペースとして使用でき、設備は本格的なものになっております。そしてバリアフリー対策がされ、どの設備も女性の目線も入っており、子どもを連れての参加も安心して利用できると喜んでおられます。  しかし残念ながら、利用者は決して多いとは言えず、市民の中に「あすもあ」が周知されているとは思えない状況です。「あすもあ」の市民への周知や利用者、そして来館者が増えず、結果としてなかなか努力をされてきたことが表れてこないその中で、コロナ禍での生活が始まりました。その中、「あすもあ」の運営を民間に任せるという指定管理者制度の条例が昨年の9月議会(令和2年度第3回定例議会)で出されました。共産党議員団としては、国の補助金を受け、ようやく建設された女性活躍、男女共同参画、市民活動の拠点である「あすもあ」がオープンしてまだ間もなく、そして市の大切な公共施設であることから、民間へ任せることはせず、市が責任を持って管理運営をすべきであるとし、「あすもあ」の指定管理者制度の条例は反対をいたしました。  「国の補助金を受けて造られた施設であるので、使用には制限がある」など、市はこれまで繰り返し答弁をされています。それならば、指定管理者に管理運営を任せると使用の制限が取り払われるのか、今なお疑問を感じます。  再度繰り返し申し上げますが、「あすもあ」は多くの市民の皆さんに利用していただきたい大切な公共施設です。共産党議員団としては、今回の指定管理者団体の方に問題があるわけではなく、「あすもあ」自体が国の補助金で建てられ、市民のための大切な施設であることから、市がしっかり管理し、使用や運用に関して責任を持つべきであり、指定管理者制度の導入はこの際やめるべきと考えております。  以上のことを申し上げ、本議案に対する私の反対討論といたします。(拍手) ○(天野俊宏議長)  ほかに討論はありませんか。      (「議長」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  15番、冨安輝雄議員。(拍手) ○15番(冨安輝雄議員)(登壇)  公明党議員団の冨安輝雄でございます。ただいま議題となっております議案第29号向日市女性活躍センターの指定管理者の指定について、公明党議員団を代表し、反対の立場から討論をさせていただきます。  指定管理者制度のメリットは、公の施設の管理について、民間事業者のノウハウや経営手法を活用することで、経費の縮減や利用者のニーズに対応した、きめ細かな質の高いサービスの提供や官民の協働が期待できるものであると理解をしております。  昨年の第3回定例会で可決された向日市女性活躍センターの設置及び管理に関する条例の一部改正については、指定管理者制度を導入することに関して必要な事項を定めるものであり、我が会派としても賛成をさせていただきました。したがって、公明党議員団といたしましては、同センターを指定管理者によって運営することについて反対するものではございません。  今回の議案は、向日市女性活躍センター「あすもあ」の指定管理者を指定し、令和3年4月1日から令和8年3月31日までの5年間の事業運営を行うとするものでございます。  指定管理者には、公の施設としての設置目的を達成し、適正な管理費で最大限の事業効果を発揮していただかなければなりません。令和3年度一般会計当初予算では、女性活躍センター管理運営費として1,390万円が計上されておりますが、その大きな予算を投入する規模の事業を5年間にわたって安心してお任せできるのか。本市が目指す女性活躍の拠点としての「あすもあ」の運営を円滑に進めていただけるのか。そういった観点から、決算報告書等を見せていただきましたが、向日市指定管理者選定委員会設置要綱にも掲げられております「事業計画書に沿って公の施設の管理を安定して行う人員、資産その他の経営の規模及び能力を有すること」という基準に照らして、問題なく該当しているのかという疑問が残り、今後5年間の運営を委ねることについては不安がございます。  よって、公明党議員団といたしまして、「あすもあ」の運営については、冒頭に申し上げましたように、指定管理者制度のメリットを十二分に生かしていただきたいと考えておりますが、当該法人を管理者と指定する本議案には、残念ながら賛成できないことを申し上げまして、反対討論とさせていただきます。(拍手) ○(天野俊宏議長)  ほかに討論はありませんか。      (「議長」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  12番、飛鳥井佳子議員。 ○12番(飛鳥井佳子議員)(登壇)  社会民主党の飛鳥井佳子でございます。向日市女性活躍センターの指定管理者の指定について、反対討論を行います。  3月8日はインターナショナル・ウーマンズ・デー、1904年、ニューヨークで婦人参政権を求めたデモが起源でありまして、今は国際女性デーとして日本でも様々な取組がございました。オリンピックに関連して、日本の女性蔑視のすさまじさが世界に知れ渡り、日本の女性であることが大変恥ずかしくてなりません。  私は、多くの企業の社長さんを知っておりまして、お会いすることも度々あり、世界で活躍されていることは、残念ながら日本の男性はあまりご存じなく、遅れ切った向日市では女性センターに人が集まらないと思い込んでいる方が多いです。今、コロナ禍ですからね、何もなかなかできないわけですけれども、そういう無知では困るんで。これまで、例えばI女性会議、議長も来てご講演をされてます、女性センターで。これ、4冊目なんですけど、長い歴史のI女性会議、日本婦人会議と昔は申しまして、そのニュースの縮小版が、もうこれが4冊あるというほどに日本の女性解放の歴史というのは大変重いものでございます。  このI女性会議も、そして新婦人の会の皆さんも、この女性センターをご利用になっているかと思います。この方々は、ノウハウが分かっておりますので、ぜひご相談になったらいいかなと私は思いますし、これまでも民秋市長さんの頃でしたか、上野千鶴子さんを呼んでくださいました。今、東大の教授ですけども。また、岡﨑市長さんの頃には、たしか樋口恵子さんを呼んでいただいて、大変うれしかったことを覚えております。多分、人生の中で、ただの一度も女性学の講座に通われたことがない方々がまだまだいらっしゃいますが、関心のない男性は、あの施設で女性は一体何をしとるんやろうと、全く想像もつかないかもしれない、ご存じないと思いますが、大変大事なことをしております。今、何で少子化かとか、そういうことがなぜ世の中に分からないのかと。女性はみんな理由は分かっているわけですけども。学習が足らないと思います。  この血のにじむような女性たちの努力を重ねて、今この女性センターができて喜んでいるところ、実にですね、今さっきの討論を聞いても、何か無念で断腸の思いがします。女性の施設、どれほど大事かということを長年向日市は考えず、ようやっと立ち上げたその中で、まだあまりそのセンターの有用性がお分かりにならない方もいらっしゃって、ただ女性が集まって楽しく遊ぶところじゃないかと思っておられるような気がしてなりません。  昨年12月の議会で、私はこの女性センターの件で、市が自主的運営を行ってほしい旨、一般質問をさせていただきました。その内容は、「ゆめパレア」や「まちてらすMUKO」と違って、女性センター設立は、男女平等、男女共同参画社会実現のため、行政の重要な取組として予算化されたもので、単なる箱物ではありません。また、このセンターは、しっかりとした目的を持ち、女性学のパイオニアの所長を配置するなど、機能をさせていかねばならない、そういう施設でございます。そうでなければ意味がありません。  ジェンダー平等について正しく理解できていたら、もっと早く、20年ぐらい前にできていて当たり前の女性センターですが、向日市ではこの建設について3名もの男性議員が反対されたときのショックはいまだに忘れられません。ですから、建設に賛成されました自民党さん、公明党さん、共産党さんは実に立派だと思います。ようやっと建設をされ、このコロナ禍で女性の失業や自殺が増加している折ですから、相談、協力、支援の充実が急務であり、市が積極的にこのセンターを活用し、立派な有能な女性職員さんらとともに有意義な活用をすべきだと考えますので、予算も必要ですし、行政が責任を持ってしっかり運営し、女性の人権を守る責務を果たすのが当然だと思います。  ところが、私の質問への答弁は、いわば女のことは女に任せといたらいい、女性問題は面倒だと言わんばかりに、まず指定管理者を導入した上で、効果が得られないようなら再度検討しますというものでした。もう大変な及び腰でございます。市自ら女性差別を禁じ、男女平等の向日市をつくろうという自覚と気概が全く感じられません。本当に、いい女性センターにしようと思えば、まずどんな事業でも気概と覚悟がなければ成功はいたしません。要するに箱はできましたが、中身がありません。  これまでは、今まで女性問題はよく分からないから放置してきましたが、時節柄、一応向日市でも他市のように分かっているふりをしなければならず、どこかに丸投げしてやってもらって様子見して、ぼちぼち理解していけばいいやという感じで、これでは国と同じく、なぜ少子化なのか、なぜ女性や子どもの自殺が今増えているのか全く分からない。何ら対策を打てない状況と変わりません。  今回、オリンピックで外国からのお客様が、コロナ禍なので日本にはお越しになれませんが、私は少しほっとしているところがあります。それは、日本人はどんな立派な男性も、自分のことを「主人」と言われたり「旦那様」と言われても怒らない。また、すてきな妻も「家内」と言われて怒らない。不思議な国だからです。旦那というのはダナパティ。古代インドの仏教用語で召使に対する、また使用人に対する、あるじ側のことですし、家内とはもちろん家の中にいる人で、外で働くなんてとんでもない身分の人ということでございますので、外国の方にこの上下関係を知られたら、日本の女性はかわいそうなんだなと思われて、そして日本男性はオール森 喜朗氏と同じだと思われて、人権低レベル国の男性として、男性も恥ずかしくて外国に行けなくなってしまいます。  たまたま男、たまたま女に生まれただけ。LGBTも全て個性でありまして、差別は絶対に許せません。  ついでながら、岡山県議会では、選択的夫婦別姓に反対の意見書案に賛成起立した議員は男ばかりであったという、SNSでバズられています。バズるというのは、英語のBuzzから来ていて、蜂がブンブンと飛ぶ音のことで、多くの人が集まってうわさ話をざわざわするということですが。今、やっぱりこの選択的夫婦別姓についても、日本はあかんとバズられているわけでございます。  この女性センターの件で、はや京都新聞でただいまバズられておりますが、どうか長い間の女性の夢がかなった、すばらしい女性センターの内容を市自ら充実させ、せっかくの施設を全国から褒められるような独自の取組をスタートしてください。私は、多くの女性センターをウオッチャーしてきましたので、大量の資料をそのとき市にお渡ししております。いかに重要な施設であるかをよく存じ上げておりますし、女性が活躍するまちの成長は著しいものがあることを見てまいりました。今からでも他市の女性センターの活動の資料を取り寄せ、視察したりして早く追いついていただきたいと思います。  ちなみに、先日、社民党の金沢市議会の副議長の山本由起子さんからご連絡をいただき、何と「今回、議長も女性なのよ」ということで、議長、副議長が女性だということで。私も向日市では、一度、副議長をさせていただいておりますが、「へえっ、議長が女性なんて、土井たか子さんみたいやね。国会にできて、自治体ではできないのは駄目ですね」と申し上げ、「しかし向日市では、やっぱり女性がトップなんて考えられないな。だんだん後退している感じすらしますよ。残念ですよ」と言わざるを得ませんでした。  ところで、女性の自殺を止めることこそ、まず女性センターの大事な役目であると、この頃思います。例として、大阪の「もぐもぐこども応援弁当」では、市が、このコロナ禍でつらい思いをされている母子に食料を届け、医者にも連絡を取り、命を助ける活動をしておられます。「食べるものがなくなりました。お金も一銭もなくて母親失格です」という方に対して、もぐもぐさんは「母親失格なんかじゃないよ。助けてと言えることはすごいこと。子どもをちゃんと守っていることだよ」と励ましているのです。  このもぐもぐさんのホームページには、大阪府の教員を定年退職された方々が1,800回近くも弁当を届けてくれています。資金は、府の赤い羽根共同募金からです。東大阪市15万円、豊中市35万円、またほかに堺市、高槻市、吹田市、大阪市、高石市なども実行しておられて感激いたします。生活困窮者のために、ぜひ女性センターでは、母子の命を守るための福祉活動をしてほしいと提案いたします。  最後に、「あすもあ」横のカーブミラーの位置を元に戻してくださって、たくさんの市民が喜んでおられます。ありがとうございます。  「あすもあ」が市民に定着し、愛されるセンターに大きく飛躍しますように、願いを込めて反対討論とさせていただきます。 ○(天野俊宏議長)  ほかに討論はありませんか。      (「議長」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  22番、永井照人議員。 ○22番(永井照人議員)(登壇)  令和自民クラブの永井でございます。長い長い弁論の後、令和自民クラブの反対意見を述べさせていただきます。  向日市女性活躍センターは、ある議員の熱い熱い熱い思いの下、度重なる必要性の要望が前市長の理解を得て、平成28年度、地方創生拠点整備交付金6,330万円と市の借金であります市債5,930万円の合計1億2,662万円を投じて、女性の起業や活躍を期待するといった目的で建設され、その効果が大変期待されるものであります。指定管理制度導入においては、市直営より経費の節約が図られ、また指定管理を受注する団体等がノウハウを持った団体であるということから、より充実した事業が展開されていくものと理解し、指定管理については賛成をした次第でありました。  そういう状況の下、議会として指定管理者の承認に当たり、事業計画や女性活躍センター運営の目的に沿った管理を安定して行うための人的能力・物的能力を事業者が有するかどうか適切に判断をしなければなりません。  指定管理者の認定に当たって、落札された団体は、募集要項や業務仕様書の対応については適合した団体ではありますが、1年間の指定管理料の半分の財政規模の団体で果たして大丈夫なのか、大変危惧されます。この団体の代表は、ほかにもいろいろと事業をされたり、また新しい事業も計画されているようでありますが、その評価や評判についてはここでは触れませんが、この指定管理委託には団体の財政規模に対して大変心配でございます。  ちなみに、比較するには指定管理と委託では違いがあるかもしれませんが、京都府の建設関係の業務委託では、経営分析を専門機関で受け、その結果に社会性や経理状況を点数化し、2年分の売上げの平均を総合的に審査して、総合点数P点が決定いたします。その総合点と過去3年間の売上げがある一定の額以上ないと、1,000万円を超す業務委託の入札には参加できません。  二つ目に、向日市では数年前に、備蓄物資の未納入で市民に大変心配をかけた事件がありました。事務上の過失責任もありましたが、納入業者の財力も原因であったのではないでしょうか。  民間の企業の施設を指定管理してもらうなら、実績や団体の財政力より、相手のプレゼンテーションや、やる気を買って、サントリー創業者の鳥井信治郎さんのように、「やってみなはれ」という冒険はできるが、女性活躍センターは公の施設であり、国庫補助と市の債務負担によって建てられた施設であります。これからの維持管理も市民の税金で賄っていく施設でありますので、より慎重に検討する議案であります。この建物が女性センターという箱物を建てるという目的だけで建てられたのではないか、もう一度検証をしていただくことを付け加え、市政運営の片輪としての責務を痛感し、この議案には反対といたします。
    ○(天野俊宏議長)  ほかに討論はありませんか。      (「議長」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  18番、小野 哲議員。 ○18番(小野 哲議員)(登壇)  令和新政クラブの小野 哲でございます。ただいま上程議題となりました議案第29号向日市女性活躍センターの指定管理者の指定について、反対討論を行います。  反対理由のその1は、まずこのセンター、国庫補助を得て建てられました。当初から女性活躍、その目的の概要には、やはり起業家支援、そうしたことをやっていきたいということで説明を受けていました。我々も、こういう時代ですし、女性の方々も男性同様、またある意味、それ以上にいろんな立場で活躍していただきたいと思っていますが。  では、まず本市としてそういう女性の労働行政、あるいはまた女性活躍姿勢もどこまでやっていけるのか、こういうことについてもいろいろ意見交換をさせていただきました。今回、指定管理を出されて、公募要項も読ませていただきました。その中で、特記事項として、やはり起業支援と女性活躍のセミナーは積極的に行ってほしいと。市としても起業家支援というのは力を入れていきたいという考えを出されていると思います。  一方、京都府では、京都市のほうに京都女性活躍支援拠点「京都ウィメンズベース」がございまして、そこで起業家支援等もかなり精力的にやられているように見受けられます。残念ながら、私、そこに参加したことはないので分かりませんが。やはりそことの連携、またそこでの活動といったものも視野に入れながら、そこで足らないところを補完して、本市に合った形での活動を考えていくという方向性が、私は市として多くの市民の方に市の財政を投入していく上で説明できる形であるんじゃないか。また、そこのセンターとのすみ分け等もしっかり考えていただく必要があるんじゃないかと思っています。  まだ、できたばっかりで、そういった起業支援についても、これからいろいろ検討していかれるところだと思う中で、今回、指定管理者として上がっている段階、ある意味、起業家支援は、他所でもそういう青年団等もやっておられますが、そういったところも、市としてまずどういったところをやはり取り組む必要があるのかというところをしっかりもう一度考えていただけないかなという見解であります。  反対理由のその2は、指定管理料についてなんですが、市のほうとしては、業務内容とか、当然人件費のほうもいろいろ精査して設定されていると思います。令和元年度に業務委託で、280万円ほど業務委託をされて事業をされています。三つの事業をされているんですが、その中身を、私の目から見て、他市のこういう事業がされている内容と比べて、かなり、一言で言えば行政的には査定が甘いんじゃないかなと、そういう内容を感じました。  この公募の中では、事務費と事業費と、そしてまたあとは人件費が除かれてますという形で、トータル的な指定管理料が設定されていましたが。人件費も、理事者のほうからいろいろ説明いただきました。確かに一つの館を管理するというときには、人件費がかかると思います。一つは現状ですね、やはり直営でかなりかかっていますが、私はまず現状の直営のほうですね、もっともっと努力、いろんな形での努力をお願いしたいなと思います。  指定管理においては、私の会派は、9月の時点では指定管理案件には賛成いたしました。これは人件費の面でも、指定管理の条件設定等によっては民間の力が発揮されるような活用方法も提案できるんじゃないかと。そうしたことも期待したからでありますが、出てきた結果としては、なかなかそういう面では国庫補助の建物でもありますし難しいところもあるのかもしれませんが、あれも期待外れでありました。  そうした点で、もう少し、特に業務内容等ですね、一定限度、例えば起業に関するスクールとか、そうしたところはしっかりやっていただく必要があると思うんですが、ネットワークをつくるとか、そういったいろんな部分については、その公費をどこまで負担するかという点について、もう少ししっかり吟味していただく必要があるんじゃないかと思っています。  私は、9月の議会において、指定管理を行うことに賛成討論をさせていただきました。その際に、やはり公募の中身についても、議会ともやはり相談しながら進めてほしいということをお願いしたんですが、残念ながらそういったことはありませんでした。別にだからといって、どうこうというあれじゃないんですが、やはり議会ともしっかり意思交換、意見交換しながら、重要な案件は進めていっていただきたいと思います。  そして最後に、指定管理先として挙げられた団体の事業収支のことについてですが、これまでも何人かの方が討論されておりますが、私も市の男女共同参画並びに女性活躍政策全般を担う施設の指定管理者としては、ある一定以上の事業規模を公募のときに何らかの形で必要な要件として掲げる必要があるんじゃないかなという思いであります。  以上、3点から今回の指定管理者の指定については、事業の目的、特に、起業支援における本市で取り組む必要性、どこまでやるのかといったこと、また事業計画の質についてさらなる精査が必要であるというところ、また財務的なところから反対とさせていただきます。  以上です。 ○(天野俊宏議長)  ほかに討論はありませんか。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  それでは、討論を終結して採決いたします。  議案第29号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手少数であります。  よって、議案第29号は、否決とすることに決定いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  ここで議事の都合により、暫時休憩いたします。             (休         憩)    (午後 4時49分) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)                    (午後 5時00分)  定刻であります。  ただいまの出席議員数は定足数に達しておりますので、会議は成立いたします。  よって、休憩前に引き続き会議を開きます。  日程第33、議案第30号市道路線の認定についてを議題といたします。  本案は、建設環境常任委員会に付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。上田建設環境常任委員長。 ○(上田 雅建設環境常任委員長)(登壇)  議案第30号についての審査経過と結果をご報告いたします。  一委員より、私道を市が認定することについて質疑があり、認定の基準に合致すれば受入れ可能な場合もあるとの答弁がありました。  その他、活発な質疑があり、採決の結果、挙手全員により、議案第30号については、原案どおり可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、お願いいたします。 ○(天野俊宏議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を省略して、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  ご異議なしと認め、採決いたします。  議案第30号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手全員であります。  よって、議案第30号は、原案どおり可決いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  日程第34、意見書案第1号から日程第38、意見書案第4号まで、以上、5意見書案を一括議題といたします。  お諮りいたします。  意見書案の提案理由の説明は、会議規則第38条第2項の規定により省略したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  ご異議なしと認め、提案理由の説明は省略することに決定いたしました。  まず初めに、常盤ゆかり議員ほか3名から提出の意見書案第1号選択的夫婦別姓制度の法制化を求める意見書に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を行います。  まず、反対討論を求めます。      (「議長」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  16番、長尾美矢子議員。(拍手) ○16番(長尾美矢子議員)(登壇)  公明党議員団、長尾美矢子でございます。意見書案第1号選択的夫婦別姓制度の法制化を求める意見書につきまして、会派を代表して反対の立場から簡潔に討論をさせていただきます。  まずはじめに、私ども公明党は、選択的夫婦別姓制度については、一貫して賛成であり、男女共同参画社会をつくっていくためにも選択的夫婦別姓の導入を実現しなければならない、実現に向けて取り組んでいきたという考えであることを明言させていただきたいと思います。  選択的夫婦別姓とは、夫婦が同じ姓を名乗るか、結婚前の別々の姓にするか、法的に選べるとするものであります。このことについては、様々なご意見があり、慎重論もあります。時代の変化も踏まえ、国民に開かれた議論を重ねていくことが求められております。  最高裁は、2015年に夫婦同姓を合憲と判断した上で、制度改正に向けた議論を国会に求めましたが、そのとき5人の判事は違憲として異論を唱えていました。そして昨年12月、夫婦別姓を認めない民法規定は違憲として、事実婚の3組が起こした家事裁判を大法廷で審議することを決め、改めて憲法判断を示すと見られているところであります。今までも、最高裁が結婚していない男女間の子の遺産相続分を法律上の夫婦の子の半分とする婚外子差別について2013年に、再婚禁止期間が6か月だったことについても2015年に違憲とする判決が出されたことを受け、ともに法改正が実現しております。  よって、意見書の提出については、近々、2015年以来となる最高裁の判断も出ることから、それも踏まえ、合意形成に向けた真摯な議論を行うべきと考えるので、現時点ではこの意見書に賛成できないと考え、反対とさせていただきます。(拍手) ○(天野俊宏議長)  次に、賛成討論を求めます。      (「議長」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  2番、北林智子議員。(拍手) ○2番(北林智子議員)(登壇)  日本共産党議員団の北林智子です。意見書案第1号選択的夫婦別姓制度の法制化を求める意見書(案)に対して、賛成討論を行います。  選択的夫婦別姓制度の導入を求める声が7割を超え、圧倒的となっているのは、別姓での婚姻が認められないため、望まぬ改姓、通称使用などによって、多くの女性が「旧姓と新姓の論文が同一人物の成果と認められず、正当な評価が得られなかった」、「別姓が選べないため、結婚を諦めた」、「事実婚では一方の親権がない」などの不利益・不都合を強いられているからです。  国民は、選択できる社会、個人の人格や多様性が認められる社会を望み、最高裁も「氏名は、人が個人として尊重される基礎であり、その個人の人格の象徴」(1988年)と判断しています。  また、法律で夫婦同姓を強制している国は、先進国で日本だけです。女性差別撤廃条約は、「姓を選択する夫及び妻の同一の権利」を明記し、国連女性差別撤廃委員会は日本政府に対して繰り返し民法の差別的規定の廃止を勧告しています。  向日市議会では、19年前の2001年に、既に選択的夫婦別姓の意見書が全国で31番目に可決しています。2021年3月16日現在、意見書賛成の自治体は180の自治体で、2回目の意見書が提出され可決した自治体は10件の自治体です。3回目は3件の自治体です。最初の意見書は、東京都江東区議会で、1992年10月14日、全会一致で可決しています。それから30年弱の月日が流れ、まだ法制化されていないのは大変残念です。  選択的夫婦別姓制度は、同姓を望む人はそのままで、別姓を望む人に選択の自由を認める、人権と民主主義に基づく制度であり、互いの選択を尊重し、多様性のある社会の実現に欠かせないものです。私は、誰もが幸せを感じられる制度だと思います。  日本共産党は、党の根本的方針を決めた綱領に「ジェンダー平等社会を目指す」と明記し、誰もが自分らしく生きられる社会へと選択的夫婦別姓の早期実現を望みます。  よって、この選択的夫婦別姓制度の法制化を求める意見書案に賛成し、討論を終わります。ありがとうございました。(拍手) ○(天野俊宏議長)  ほかに討論はありませんか。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)
     それでは、討論を終結して採決いたします。  意見書案第1号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手多数であります。  よって、意見書案第1号は、原案どおり可決いたしました。  本意見書は関係者に送付することにいたします。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  次に、丹野直次議員ほか3名から提出の意見書案第2号PCR検査の拡充と国庫負担及び追跡調査等の拡充を求める意見書に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を行います。  まず、反対討論を求めます。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  次に、賛成討論を求めます。      (「議長」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  7番、米重健男議員。(拍手) ○7番(米重健男議員)(登壇)  日本共産党の米重健男でございます。党議員団を代表しまして、ただいま上程されました意見書案第2号PCR検査の拡充と国庫負担及び追跡調査等の拡充を求める意見書に賛成の立場で討論をいたします。  新型コロナ感染症の収束の見通しがなかなか立たない中で、本市でもワクチン接種の予定などが日程に上がってきております。先ほど審議いたしました本年度予算でも、各種の対策を取ろうとしております。しかしながら、本市独自の財政のみでは打てる対策に限界があるのも、また事実でございます。本市での新型コロナの感染状況の報告から鑑みますに、家庭内の感染が主となっているようでありますが、本市においてもPCR検査の規模拡大による無症状の早期発見は、感染の拡大防止に資するものであると考えております。  さて、我が党は、本年3月12日付で内閣総理大臣に対し、「コロナ封じ込めのための大規模検査を」と題して緊急要請を行っております。その内容といたしまして、1、社会的検査を高齢者施設とともに、医療機関・障がい者福祉施設などにも広げ、職員に対し頻回・定期的に行い、対象を利用者にも広げ、感染防御を図ること。  この間、高齢者施設・医療機関でのクラスターが引き続き各地で多発し、感染を下げ止まらせる一番の要因となっている。  政府は、高齢者施設職員に対する定期検査を打ち出し、3月末までに約3万施設で検査を行うとしているが、それらはいまだに都道府県への要請にとどまっている。検査を何回実施するか、入所者を対象とするのか、医療機関や障がい福祉施設を対象に含めるかなどは、全て各自治体の計画任せで、検査の着実な実施に国が責任を持っていないことは大きな問題である。感染者数の下げ止まりを打開し、高齢者の命と医療体制を守るために、政府は自治体任せでなく、自らの目標と計画を持ち、初めから全額国庫負担で高齢者施設等の防御に責任を果たすべきである。  国の事業として、高齢者施設の職員への検査を頻回・定期的に行い、検査対象を新規入所者等に広げることを求める。  医療機関、障がい福祉施設に対しても、職員への検査を頻回・定期的に行い、検査対象を入院患者・入所者等にも広げることを求める。保育園等についても、同様の措置を広げていくべきである。  2、モニタリング検査を1日10万の桁で文字どおり大規模に行い、感染封じ込みを図ること。  国が設定する全国で1日1万件というモニタリング検査の規模は、あまりにも少な過ぎる。仮に、政府が対象地域としている13都道府県で実施した場合、検査数は1県当たり1日1,000件未満にすぎない。これでは感染拡大の予兆、感染源の早期探知などは到底おぼつかない。  本気で感染拡大の予兆、感染源を捉えるというのであれば、検査件数を1日10万の桁に引き上げることが必要である。13都道府県を中心に、全国の都市部等で、対象とする集団・地域を文字どおり幅広く設定し、協力を求め、希望する人全てに対してPCR検査を実施することを求める。  感染拡大の予兆、感染源を探知した集団・地域に対して、十分な補償と一体に感染防止対策を行い、感染封じ込みを図る。  大規模検査を医療機関や保健所の負担を増やさずに実施するため、民間検査機関への委託をさらに進める。全自動PCR検査トレーラーの購入・活用など、思い切った検査実施体制の拡充を図ることも必要である。  3、変異株の疑いを確認する検査の割合を大幅に引き上げること。  感染力が強いとされる変異株の感染事例、クラスターの発生が各地で報告されている。国は、全陽性者の5から10%の検体を目途に、変異株の疑いを確認するPCR検査を行う方針を取っているが、専門家からもこれでは不十分だと指摘がなされている。神戸市では、3月、市独自に新規陽性者の69%に変異株の有無を調べるPCR検査とゲノム解析が行われ、39%の検体から変異株が検出された。  政府の責任で変異株の疑いを確認するPCR検査の実施割合を神戸市が行っているような水準まで大幅に引き上げ、変異株感染患者の早期探知と感染状況の把握を急ぐべきである。  変異株の検査・解析を行う自治体の体制整備を国が支援するとともに、大学や民間研究機関の協力を組織することも必要である。  コロナ封じ込めのための大規模検査を行う場合、接触者の追跡を専門に行うトレーサーの大幅増員、保健所の人員・体制の抜本的な拡充が必要である。ホテル等を借り上げた宿泊・療養施設の整備とそこへの医療スタッフの配置に国が責任を持ち、健康観察やケアの提供に万全を期すことも不可欠である。保護された人の生活を国が保障する措置も求められる。  政府が、今まさにコロナ封じ込めのための大規模検査戦略を持ち、実行することを重ねて強く求めるとして、声明を出させていただいております。  日本共産党向日市会議員団といたしましても、市民の命と生活を守り、新型コロナ感染拡大防止には、国における思い切った財政措置、制度創設等の必要性を認めますことから、本意見書について賛成するものであります。  以上で私の討論を終わらせていただきます。(拍手) ○(天野俊宏議長)  ほかに討論はありませんか。      (「議長」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  8番、杉谷伸夫議員。 ○8番(杉谷伸夫議員)(登壇)  杉谷伸夫でございます。PCR検査の拡充と国庫負担及び追跡調査等の拡充を求める意見書に対する賛成討論を行います。  この件に関しましては、一般会計予算に関しての討論で結構しゃべらせていただきましたので、簡潔に討論させていただきます。  1年前の最初の緊急事態宣言のときから、私は新型コロナ問題についての市民アンケートを何度か行ってきました。市民の皆さんが国や向日市に求めておられる一番の要求は、最初からずっと一貫してPCR検査をしっかり行ってほしいということです。ところが、検査をして陽性者を見つけて感染拡大を止めるという当たり前のことに、日本政府は一貫して消極的です。  私も市民団体による厚生労働省との交渉に、これまでリモートで3回参加をいたしました。この1年の中で、厚生労働省は検査の範囲を徐々に拡大してきましたが、現場の声を突きつけられて、ようやく動いたという印象です。今年2月初めには、厚生労働省は感染多数地域における高齢者施設従事者や入所者への集中的一斉検査を行うよう自治体に要請をいたしました。都道府県に要請をいたしました。しかし対象者は入所型の高齢者施設のみであり、通所サービスや訪問サービスなどは対象外です。また、障がい者支援や子育て支援など、身体接触を避けられない現場も対象外です。  居宅サービス利用者が感染して自宅待機になった場合、厚労省からは必要なサービスは継続するよう求める通知が来ている。しかし感染防護の専門知識も道具もないのにそんなの無理です。その人を見た後、何人もの利用者を回らなければならないので、自分が感染を広げてしまいます。一般質問でも取り上げましたが、こうした現場の実態を踏まえれば、PCR検査の対象を拡大する必要は明らかであります。また、1回限りの検査では、あまり意味がありません。定期的な検査を行い、持続して感染抑止を行っていくべきであります。  また、自治体が積極的に検査を実施できるように、国が財源を100%保障するべきです。この感染症拡大の影響による対策に100兆円規模の財源が必要であることを考えれば、感染源を抑止する対策としての検査のための財源は微々たるものです。  この新形コロナ感染症を通して、私たちは公衆衛生の重要性を強く理解し、また日本の医療体制が本当にぎりぎりのところで運営されてきた現実を改めて認識しました。これだけ社会に大きな打撃を与えた感染症の教訓が生かされなければなりません。国も都道府県も、保健所を削減し続けてきた公衆衛生政策と病院・病床の削減計画を抜本的に見直し拡充すべきであると思います。  以上を述べて、本意見書に対する賛成討論といたします。ありがとうございました。 ○(天野俊宏議長)  ほかに討論はありませんか。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  それでは、討論を終結して採決いたします。  意見書案第2号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手多数であります。  よって、意見書案第2号は、原案どおり可決いたしました。  本意見書は関係者に送付することにいたします。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  次に、山田千枝子議員ほか3名から提出の意見書案第3号困窮者に臨時特別給付金を求める意見書に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を行います。  まず、反対討論を求めます。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  次に、賛成討論を求めます。      (「議長」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  6番、佐藤新一議員。(拍手) ○6番(佐藤新一議員)(登壇)  日本共産党議員団の佐藤新一です。党議員団を代表し、困窮者に臨時特別給付金を求める意見書案(3号)に対する賛成の立場から、簡潔に討論を行います。  新型コロナウイルス感染症の長期化により困窮するひとり親世帯はじめ住民税非課税の2人親世帯でもあっても、公共料金が払えなかったり4月の入学前の子どもの文房具代すら出せない困窮状況や貯蓄10万円未満だったりする割合は、2人親世帯が独り親世帯を上回る調査結果もあります。  政府は昨年、児童扶養手当を受けているひとり親世帯に臨時特別給付金を2回出してきました。しかし、2人親世帯には給付されませんでした。  また、コロナ感染症は、いまだに先が見通せない状況です。国民の声に押され政府も3月16日、新形コロナウイルス禍で打撃を受けた生活困窮者らへの緊急支援策をまとめ、子ども1人当たり一律5万円を配る低所得子育て世帯への現金給付を盛り込みました。両親がそろう2人親も対象になります。厚生労働省が創設する子育て世帯生活支援特別給付金(仮称)として支給されることになります。  また、アルバイト収入が減少している独り暮らしの学生やフリーランス、ネットカフェ難民など困窮する人たちが増えて救済策が必要になっています。  よって、以下に意見書が求めています、1、高校生世代以下の子どもがいる低所得のひとり親世帯に5万円、第2子以降には3万円ずつ加算し給付する。また、住民税非課税の2人親世帯にも同額給付すること。  二つ目、一人暮らしの学生・フリーランス・ネットカフェ難民に1人10万円給付すること。  この2点を実現するように、困窮者に臨時特別給付金を求める意見書に賛成の立場から、討論とさせていただきます。(拍手) ○(天野俊宏議長)  ほかに討論はありませんか。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  それでは、討論を終結して採決いたします。  意見書案第3号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手多数であります。  よって、意見書案第3号は、原案どおり可決いたしました。
     本意見書は関係者に送付することにいたします。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  次に、山田千枝子議員ほか3名から提出の意見書案第4号75歳以上の医療費窓口負担の2割化に反対する意見書に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を行います。  まず、反対討論を求めます。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  次に、賛成討論を求めます。      (「議長」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  1番、丹野直次議員。(拍手) ○1番(丹野直次議員)(登壇)  私は、日本共産党議員団、丹野直次でございます。意見書案第4号75歳以上の医療費窓口負担の2割化に反対する意見書の賛成討論を簡潔にさせていただきたいと思います。  賛成理由の第1は、高齢者の命綱である公的年金は実質6.4%減額されてきました。多くの高齢者は、どこかしこに病気を抱え、健康に不安を抱えている方も多いのが実態ではないでしょうか。そして中には、受診を控えておられます。今の1割の窓口外来の場合の負担でも年に7万円を超えているわけですけども、大変な状況で何とか医療費を払っているという状況の中で、それが2倍の負担ともなれば払えないことも考えられるのです。全国で370万人が対象となる見込みであるようですけども、これによって受診を控えることは今後人権に関わる重大問題につながっていくというふうに思うからであります。  第2の賛成理由は、政府は現役世代の負担軽減のためだと言っておりますけども、実際のところ現役世代の1人当たりは月に30円ほどしか軽減されていないということが言われております。社会保障を高齢者に負担転嫁させることは、世代間に分断を持ち込むものではないでしょうか。互助の思想とは相入れないと思うわけです。何よりも負担を言うのであれば、無駄な支出を減らすべきではないでしょうか。  我が党は、国にはいっぱい言いたいことがあるわけですけども、中でも、せめて不要不急なF35戦闘機の爆買いをやめるように政府に求めているところでございます。軍事費を削減して別にやることがあるのではないかということを訴えたいわけであります。  さて、コロナ感染症がいまだ収束しておりません。新型コロナ感染症の場合、特に高齢者に大きな影響があることから、その対策が本当に求められているときだと思います。  ところで向日市は、平成9年10月に健康都市宣言をしております。そうした理念に向かって、高齢者の皆さんが元気にお暮らしをしていただき、安心して医療を受けられるようにする努力を、その責任をお互いが果たさなければならないときだと思います。  生きる権利と医療充実を図るため、本意見書の賛成討論とさせていただきます。よろしく願いいたします。(拍手) ○(天野俊宏議長)  ほかに討論はありませんか。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  それでは、討論を終結して採決いたします。  意見書案第4号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手少数であります。  よって、意見書案第4号は、否決いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  次に、長尾美矢子議員ほか5名から提出の意見書案第5号新型コロナウイルスワクチン接種に関する意見書に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を行います。  まず、反対討論を求めます。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  次に、賛成討論を求めます。      (「議長」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  14番、福田正人議員。(拍手) ○14番(福田正人議員)(登壇)  公明党議員団の福田正人でございます。意見書案第5号新型コロナウイルスワクチン接種に関する意見書につきまして、公明党議員団を代表いたしまして、賛成の立場から討論をさせていただきます。  公明党は、本年の1月20日、新型コロナウイルスワクチン接種対策本部を立ち上げ、さらに全国の都道府県においても同対策本部を設置し、全国で一日も早い円滑な接種が進むよう、政府、各自治体での取組へ最大の協力と下支えを行う体制を整え、現在に至っております。  ワクチン接種については、その体制の計画が大都市と地方都市、また過疎地や離島では全く状況が異なるため、各地域の特性に応じたきめ細やかな対応が必要でありますことから、党として、各自治体が行う接種計画の策定や各自治体が抱える課題とワクチン接種記録システムの導入をめぐる現場の問題点を探るために、党所属の全ての地方議員が2月28日から3月7日までの期間において、全ての地方自治体への聞き取り調査の実施をいたしました。  「調査なくして発言なし」との党の活動方針に基づきまして、新型コロナワクチンの円滑な接種に向けた体制構築へ、自治体が抱える課題を掌握し、解決へ向けた取組に生かし、政府に進言と要望を行うことを目的として、①検討中の接種体制に関して、②接種計画を策定する上での困り事、③ワクチン接種記録システム導入に対する考えの3点を調査の項目といたしました。回答をいただいた市区町村のうち、政令市におきましては20のうち19で、回答率は95%。一般市では、772のうち688の市から、率にして89.1%。東京特別区では23区の全て、町村では932のうち557で、率にして59.8%で回答をいただきました。また、本市におきましても、お忙しい中、調査に応じていただき感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございました。  意向調査の結果でありますが、接種計画を策定する上で困っていることについての項目では、これは複数回答でございますが、ワクチン供給等の情報の不足への懸念が1,176の自治体から、医療関係者の確保が難しいとした回答が798の自治体から、その他関係従事者の確保が同じく困難との回答が379の自治体から、また財政支援を求める回答が223の自治体からありました。また、コロナウイルスワクチン接種記録システムの導入に関しましては、財政支援がなければ対応が難しいとした回答が860の自治体からありました。さらに地方の現場からは、接種に関わる医師らに対して、日常の通常診療への影響を配慮した協力金が出せないか。また、重症化リスクが非常に高い人には、かかりつけ医での接種を強く推奨すべきである。各種のシステムは、現場の業務負担が軽減されるような設計をといった要望が寄せられました。  今回提出されました新型コロナウイルスワクチン接種に関する意見書の1から4までの項目におきましては、我が党が実施をした調査から得た課題と意を同じくするものであります。  よって、この意見書に対しては賛成とさせていただきます。  公明党山口代表は、今回の意向調査によって、地方議員から寄せられた現場の声を共有し、制度的な課題を打開しながら接種の体制を整えていくために、各自治体での現場の意見を政府に対して提言をするとしております。今後、予定をされております本市のワクチン接種体制がスムーズに進みますよう、議員団といたしましても協力をさせていただきます。さらに想定される今後の課題に対しては、公明党所属議員団3,000の力を発揮して、京都府議団、国会議員団と連携をして、その課題の速やかな解決へ向けて取り組んでまいります。  以上をもちまして、賛成の討論とさせていただきます。ありがとうございました。(拍手) ○(天野俊宏議長)  ほかに討論はありませんか。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  それでは、討論を終結して採決いたします。  意見書案第5号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手全員であります。  よって、意見書案第5号は、原案どおり可決いたしました。  本意見書は関係者に送付することにいたします。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  日程第39、和島一行議員ほか5名から提出の決議案第1号新型コロナウイルスワクチン接種等に関する迅速な情報提供についての決議を議題といたします。  提出者の説明を求めます。和島一行議員。 ○11番(和島一行議員)(登壇)  決議案第1号新型コロナウイルスワクチン接種等に関する迅速な情報提供についての決議。  MUKOクラブの和島一行でございます。ただいま上程議題となりました決議案第1号について、決議案の朗読により説明に代えさせていただきます。  議会運営委員会の申合せにより、提出者は私、和島一行。賛成者は、上田 雅議員、丹野直次議員、永井照人議員、長尾美矢子議員、山田千枝子議員でございます。  新型コロナウイルスワクチン接種等に関する迅速な情報提供についての決議。  京都府に再発出されていた緊急事態宣言が2月28日をもって解除されました。これは、府民の皆様や事業者の皆様のご協力、そして医療従事者の皆様のご努力等の結果であると認識している。  しかしながら、新型コロナウイルス感染症が完全に収束したものではなく、いつ第4波が到来となるか、不安が収まらないのが現実である。  そのため、新型コロナウイルスワクチンに寄せる期待は大きなものであるが、ワクチンに対する効果や接種の状況等、不明なことが多く、市民の皆様にとっては大きな不安となっている。  本市議会として、これまでからも新型コロナウイルスに関する迅速な情報提供を求めて決議の採択を行ってきたが、改めて新型コロナウイルスワクチンに関する情報など、新型コロナウイルス感染症に関わる全ての情報について、市民の安心・安全を確保するため、議会への迅速かつ適切な情報提供を求める。  また、本市議会としても、行政と連携・協力して感染の拡大防止、市民の皆様の不安解消に努めるとともに、全力を挙げて取り組むものである。  以上、決議する。  令和3年3月23日、京都府向日市議会。  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。 ○(天野俊宏議長)  ただいま提案理由の説明がありましたので、本案に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を省略して、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  ご異議なしと認め、採決いたします。  決議案第1号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手全員であります。  よって、決議案第1号は、原案どおり可決いたしました。  本決議案は、関係者に送付することといたします。
    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  以上で、今期定例会に付議されました事件の審議は、全部終了いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)(登壇)  第1回定例会の閉会に当たり、一言ご挨拶を申し上げます。  本年1月に発出された2回目の緊急事態宣言は、京都府におきましては、2月28日をもって解除となり、また国内でもワクチン接種が開始されておりますが、新型コロナウイルス感染症の収束の見通しはいまだ厳しいところでございます。  感染拡大防止にご尽力をいただいております医療機関をはじめ、各関係機関の皆様、また、感染拡大防止のためご協力いただいております多くの皆様方に敬意を表しますとともに、心より感謝を申し上げます。  また、安田市長をはじめ理事者各位におかれましては、感染拡大防止に全力を挙げて取り組まれる中、今期定例会の運営にご協力いただきましたことに厚くお礼申し上げます。  市議会といたしましても、引き続き行政と連携・協力して、感染拡大防止と市民の皆様の安心・安全のための支援に取り組んでまいりたく存じております。  さて、今期定例会は、去る2月25日開会以来、本日まで27日間にわたり、市長から提出されました令和3年度一般会計予算ほか各特別会計予算、条例の制定や一部改正、令和2年度一般会計ほかの補正予算、人権擁護委員の推薦、さらには議員から発議をいたしました意見書や決議など、重要案件を慎重かつ熱心にご審議、ご議論を賜り、本日閉会となったところでございます。これも、ひとえに議員各位のご協力によるものと、厚くお礼を申し上げます。  また、安田市長をはじめ理事者及び職員の皆様におかれましても、本会議や常任委員会での審議の間、常に真摯な態度で説明をいただいたところであり、深く感謝を申し上げます。  特に今議会は、市民の皆様にとりまして最も重要であります令和3年度当初予算の審議に当たって活発な議論が交わされたところであります。  安田市長並びに理事者におかれましては、今期定例会を通じて、各議員から述べられました意見や要望につきましては、十分にご賢察をいただきますと幸いであります。と同時に、今後の市政執行に反映されますことを切にお願いをいたします。厳しい財政状況の中であります。今こそ全庁一丸となって、市民生活の維持向上と本市の発展を目指した市政運営に努めていただくことをお願いするものであります。  市議会といたしましても、議会の重要性を自覚し、常に行政と緊張感を持ちながら、市政のチェック機能を十分に果たし、市民の皆様の声をしっかりと市政に反映できますよう、議会の権能発揮に一層の努力をしてまいる所存でございます。  ところで、この3月末をもって退職されます職員の方も多数おられると伺っております。この議場にも、小賀野部長が退職されるとお聞きをしております。今日まで本市発展に傾注いただきましたご精励に対し、議会を代表いたしまして感謝を申し上げます。今後とも、大所高所から見守っていただきますよう、お願いを申し上げます。また、ますますご健勝にてご活躍されますことを心からお祈り申し上げます。  結びに当たりまして、議員各位をはじめ、理事者並びに職員の皆様におかれましては、健康には十分ご留意いただき、ご活躍されますことをご祈念申し上げまして、第1回定例会閉会に際しましてのご挨拶とさせていただきます。  誠にありがとうございました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  次に、市長からご挨拶がございます。 ○(安田 守市長)(登壇)  定例会の閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。  去る2月25日に開会されました令和3年第1回定例会におきましては、令和3年度予算案をはじめ、令和2年度一般会計補正予算案や向日市保育士奨学金貸与条例の制定など、重要案件につきまして慎重なご審議を賜り、向日市女性活躍センターの指定管理者の指定を除く議案につきましてご可決いただきましたことに厚く御礼申し上げます。  さて、京都府では、3月1日に緊急事態宣言が解除されましたが、変異株による感染も拡大傾向にあるなど、まだまだ油断のできない状況にあります。本市におきましても、市民の皆様が引き続き安心して暮らせるよう職員と一丸になり全力で取り組んでまいりますので、議員の皆様のご理解とご協力を賜りますようお願いを申し上げます。  最後に、今年は早々と桜が咲き始め、春の訪れを告げておりますが、議員の皆様におかれましては、健康には十分ご留意いただきまして、なお一層ご活躍されますことをお祈りいたしまして、定例会閉会のご挨拶とさせていただきます。 ○(天野俊宏議長)  これをもって、向日市議会令和3年第1回定例会を閉会いたします。              午後 5時52分 閉  会 地方自治法第123条第2項の規定により署名する。               向日市議会議長  天  野  俊  宏               会議録署名議員  米  重  健  男               会議録署名議員  松  本  美 由 紀...