向日市議会 > 2019-09-26 >
令和元年第3回定例会(第5号 9月26日)

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  1. 向日市議会 2019-09-26
    令和元年第3回定例会(第5号 9月26日)


    取得元: 向日市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-07
    令和元年第3回定例会(第5号 9月26日)   〇出席議員(20名)    1番  丹 野 直 次         2番  北 林 智 子    3番  山 田 千枝子         5番  常 盤 ゆかり    6番  佐 藤 新 一         7番  米 重 健 男    8番  杉 谷 伸 夫        10番  太 田 秀 明   11番  和 島 一 行        12番  飛鳥井 佳 子   13番  村 田 光 隆        14番  福 田 正 人   15番  冨 安 輝 雄        16番  長 尾 美矢子   17番  上 田   雅        18番  小 野   哲   19番  天 野 俊 宏        20番  松 本 美由紀   21番  石 田 眞由美        22番  永 井 照 人 〇欠席議員(なし) 〇事務局職員出席者  事務局長  野 田 真 里        次  長  細 川 隆 司  副課長   松 本   司        議事係長  麻 野 元 嗣 〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者
     市     長 安 田   守     副  市  長 五十棲 敏 浩  教  育  長 永 野 憲 男     ふるさと創生推進部長                              清 水 広 行  総 務 部 長 鈴 木 英 之     環境経済部長  山 田 栄 次  市民サービス部長          水 上 信 之     建 設 部 長 福 岡 弘一朗  教 育 部 長 小賀野 孝 人     上下水道部長  厳 嶋 敏 之 〇議事日程(本会議 第5日)  日程第 1         ・会議録署名議員の指名  日程第 2(議案第58号) ・向日市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関す                 る条例の制定について  日程第 3(議案第59号) ・地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律                 の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定に                 ついて  日程第 4(議案第60号) ・向日市印鑑条例の一部改正について  日程第 5(議案第61号) ・向日市職員の給与に関する条例の一部改正について  日程第 6(議案第62号) ・向日市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業                 の運営に関する基準を定める条例並びに向日市家庭                 的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める                 条例の一部改正について  日程第 7(議案第63号) ・向日市健康増進センター条例の一部改正について  日程第 8(議案第64号) ・向日市民体育館条例の一部改正について  日程第 9(議案第65号) ・向日市民温水プール条例の一部改正について  日程第10(議案第66号) ・向日市水道事業給水管理条例の一部改正について  日程第11(議案第67号) ・向日市地域福祉基金条例の廃止について  日程第12(議案第68号) ・令和元年度向日市一般会計補正予算(第3号)  日程第13(議案第69号) ・令和元年度向日市後期高齢者医療特別会計補正予算                 (第1号)  日程第14(議案第70号) ・令和元年度向日市介護保険事業特別会計補正予算                 (第2号)  日程第15(議案第49号) ・平成30年度向日市水道事業会計未処分利益剰余金                 の処分について  日程第16(議案第50号) ・平成30年度向日市一般会計歳入歳出決算の認定に                 ついて  日程第17(議案第51号) ・平成30年度向日市国民健康保険事業特別会計歳入                 歳出決算の認定について  日程第18(議案第52号) ・平成30年度向日市後期高齢者医療特別会計歳入歳                 出決算の認定について  日程第19(議案第53号) ・平成30年度向日市介護保険事業特別会計歳入歳出                 決算の認定について  日程第20(議案第54号) ・平成30年度向日市下水道事業特別会計歳入歳出決                 算の認定について  日程第21(議案第55号) ・平成30年度大字寺戸財産区特別会計歳入歳出決算                 の認定について  日程第22(議案第56号) ・平成30年度物集女財産区特別会計歳入歳出決算の                 認定について  日程第23(議案第57号) ・平成30年度向日市水道事業会計決算の認定につい                 て  日程第24(許可第 1号) ・請願の取り下げについて                 (請願第2号)「幼児教育・保育の無償化」に伴う                 保育園給食・副食費実費負担の保護者及び当該園へ                 の負担軽減策の導入に関する請願  日程第25(意見書案第8号)・国民健康保険料引き下げのための国庫負担の増額を                 求める意見書  日程第26(意見書案第9号)・高齢者の安全運転支援と移動手段の確保を求める意                 見書  日程第27         ・常任委員会の閉会中の継続審査の申し出について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――      午前10時00分  開    議 ○(天野俊宏議長)  定刻であります。  ただいまの出席議員数は、20名であります。  地方自治法第113条の規定による定足数に達しておりますので、会議は成立いたします。  よって、開会中の定例会第5日目の会議を開きます。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第123条の規定により、7番・米重健男議員、18番・小野 哲議員の両議員を指名いたします。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  日程第2、議案第58号向日市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の制定についてを議題といたします。  本案は、総務文教常任委員会に付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。丹野総務文教常任委員長。 ○(丹野直次総務文教常任委員長)(登壇)  おはようございます。  議案第58号について、その審査経過と結果についてご報告いたします。  一委員より、職員組合との合意はできているのかとの質疑があり、職員組合と3回交渉を行い、合意を得られた。対象となる嘱託職員に対しては、全員と個別面談を行い、理解が得られているとの答弁がありました。  一委員より、会計年度任用職員についての質疑があり、地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律が成立し、非常勤職員の任用について制度改正が求められ、本条例において、非常勤職員等任用根拠を明確化、適正化し、会計年度任用職員として、1年の範囲で一般の地方公務員として任用するものであるとの答弁がありました。  一委員より、この条例規定により、市の財政負担はどうなるのかとの質疑があり、およそ1億2,000万円の負担増となるとの答弁がありました。  その他、活発な議論があり、採決の結果、挙手全員により、可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願いいたします。 ○(天野俊宏議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を省略して、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  ご異議なしと認め、採決いたします。  議案第58号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手全員であります。  よって、議案第58号は、原案どおり可決いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)
     日程第3、議案第59号地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定についてを議題といたします。  本案は、総務文教常任委員会に付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。丹野総務文教常任委員長。 ○(丹野直次総務文教常任委員長)(登壇)  議案第59号について、その審査経過と結果についてご報告いたします。  一委員より、複数の条例を改正するために新しい条例をつくることについての質疑があり、それぞれの条例を1件ずつ改正することも可能だが、今回のようにまとめて整理して制定することも認められているとの答弁がありました。  一委員より、公益法人等についての質疑があり、社会福祉協議会やスポーツ文化協会などのことであるとの答弁がありました。  その他、活発な議論があり、採決の結果、挙手全員により、可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願いいたします。 ○(天野俊宏議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を省略して、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  ご異議なしと認め、採決いたします。  議案第59号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手全員であります。  よって、議案第59号は、原案どおり可決いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  日程第4、議案第60号向日市印鑑条例の一部改正についてを議題といたします。  本案は、厚生常任委員会に付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。長尾厚生常任委員長。 ○(長尾美矢子厚生常任委員長)(登壇)  議案第60号につきまして、その審査経過と結果についてご報告いたします。  さしたる質疑なく、採決の結果、挙手全員により、議案第60号については、原案どおり可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○(天野俊宏議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を省略して、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  ご異議なしと認め、採決いたします。  議案第60号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手全員であります。  よって、議案第60号は、原案どおり可決いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  日程第5、議案第61号向日市職員の給与に関する条例の一部改正についてを議題といたします。  本案は、総務文教常任委員会に付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。丹野総務文教常任委員長。 ○(丹野直次総務文教常任委員長)(登壇)  議案第61号について、その審査経過と結果についてご報告いたします。  特に質疑なく、採決の結果、挙手全員により、可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願いいたします。 ○(天野俊宏議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を省略して、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  ご異議なしと認め、採決いたします。  議案第61号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手全員であります。  よって、議案第61号は、原案どおり可決いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  日程第6、議案第62号向日市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例並びに向日市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題といたします。  本案は、厚生常任委員会に付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。長尾厚生常任委員長。 ○(長尾美矢子厚生常任委員長)(登壇)  議案第62号につきまして、その審査経過と結果についてご報告いたします。  主な質疑の概要として、一委員より、幼児教育・保育の無償化の副食費は、今まで保育料に含まれていた副食費4,500円が保護者負担になるとのことだが、負担増になる世帯はどうなっているかとの質疑があり、国のほうでは、同時在園の第3子は、副食費は所得に関係なく無償となる。年収360万円未満の家庭は副食費を免除する。京都府では、18歳未満を第1子としての第3子の年収640万円までの方は市が副食費を負担する。市で独自の助成をするところには府が4分の1助成するとの答弁がありました。  一委員より、今まで、副食費は、実際どのくらいかかっていたかとの質疑があり、1人当たり7,000円程度かかっているとの答弁がありました。  一委員より、保護者負担以上に保育所の持ち出しが厳しい負担になるのではないかとの質疑があり、国からの情報が遅くて混乱していると思うが、9月末までと無償化が始まる10月からでは、園に入ってくる金額の総額は変わらない。どこから入ってくることになるかの負担割合が変わることになる。民間保育所については、副食費は4,500円を目安とするとあるので、違う金額の設定をするところがあると聞いているとの答弁がありました。  一委員より、民間保育所では、公定価格の見直しにより除外されるのが5,180円となっている。4,500円との差額分を栄養管理加算とチーム保育推進加算で補充されることと思うが、向日市の民間保育園では、平均勤続が短くてチーム保育加算が認められず、今まで保育料に含まれていた外部講師料を保護者に別途請求されることになることはないのかとの質疑があり、公定価格の改定が10月にあり、栄養管理加算が12万円から98万円に増額される。チーム保育加算は、ある園とない園があり、外部講師については契約をされて実施されているとの答弁がありました。  一委員より、無償化が始まることで、お金のことはもちろん、保育の内容、制度、園の負担が出てくるなど困ったような状況になったとき、ルール改善をすることはできるのかとの質疑があり、国の制度なので本市では変えることはできないとの答弁がありました。  その他、活発な質疑があり、採決の前に、一委員より、消費税増税で幼児保育の無償化が始まるのだが、増税については納得しないが、子育て支援に力を入れてほしいし、待機児童対策に力を注いでほしい。また、民間園に対して事情を聞いて、保育の質を守れるようにしてほしいことを要望して賛成するとの意見がありました。  採決の結果、挙手全員により、議案第62号については、原案どおり可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○(天野俊宏議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を行います。  まず、反対討論を求めます。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  次に、賛成討論を求めます。      (「議長」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  2番、北林智子議員。(拍手) ○2番(北林智子議員)(登壇)  おはようございます。  私は、日本共産党議員団の北林智子です。ただいま上程されました議案第62号向日市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例並びに向日市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、議員団を代表して賛成討論を行います。  本条例改正の第1は、10月から実施される幼児教育・保育の無償化に伴う食事の提供を利用する費用の取り扱いの変更、第2は、改正後の子ども・子育て支援提供者(幼児教育・保育無償化の対象施設)が、施設等利用給付認定保育者(無償化対象の子どもの保護者)へ、特定子ども・子育て支援の提供(無償化)をした場合の所要の手続の基準を新設するもの、第3は、「向日市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例」、いわゆる認可基準の一部改正に伴い、2条例の整合性を図るための一部改正、第4は、その他子ども・子育て支援改正法における略称や条ずれに伴う改正等々となっています。  幼児教育・保育の無償化については、以前から日本共産党の政策でもあり、国民的な要望でもあり、一歩前進しているとして、本条例改正の内容についてはおおむね理解し、賛成であります。ただ、10月1日からの消費税増税を財源にすることには反対です。  ここで、若干の要望を申し上げます。  第1は、1、向日市の保育の基準となり、質の維持・向上を担い、よりよい保育を目指すため、三つの公立保育所を必ず守っていただきたい。2、副食材料費の実費徴収化により、滞納によって保育の利用を中断することのないようしていただくこと。3、もっと丁寧に子どもとかかわり、より豊かな保育ができるよう、保育士配置基準の抜本的な改善を図ることを、さらに国へと働きかけていただきたい。4、保育士への給料引き上げを積極的に行うなど、保育士の処遇と労働条件の改善を国に働きかけていただきたい。5、無償化に伴う保育需要が増大することが予想される中、今でも待機児童がおられるもと、待機児童の解消を目指し、全ての子どもが健やかに育ち、豊かな発達を保障する環境をつくっていただきたい。6、給食は保育の一環であり、副食費の実費徴収化ではなく、食材費を含めた保育料の無償化を国に求めていただきたい。
     第2は、低所得者ほど負担の重い不公平税制である消費税増税を中止し、大企業・大資産家への優遇税制を改めるよう国に強く働きかけていただくこと。  以上、要望を申し上げ、本条例改正に対する私の賛成討論とさせていただきます。  ありがとうございました。(拍手) ○(天野俊宏議長)  他に討論はありませんか。      (「議長」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  8番、杉谷伸夫議員。 ○8番(杉谷伸夫議員)(登壇)  おはようございます。  杉谷伸夫でございます。向日市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例並びに向日市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、賛成討論を行います。  本条例は、幼児教育・保育の無償化に伴う給食費の取り扱い、その他関係する基準等や、家庭的保育事業の代替保育の提供先などの追加に関する条例改正です。私は、本条例に賛成する立場から、特に給食費の取り扱いにかかわって意見を述べさせていただきたいと思います。  私は、幼児教育・保育の無償化は積極的に実施していくべきとの立場でありますが、その財源を、所得に対する逆進性の高い消費税に求めたことは大きな間違いであり、国の姿勢を強く批判いたします。しかし、制度が10月から実施に移されるため、向日市においても対応する条例改正を行う必要があることから賛成いたします。  国は、これまで保育料の一部として扱ってきた給食費、これは副食費のことですが、これを保育料と切り離して無償化の対象外とし、保護者から徴収することにいたしました。そして、給食費の基準額を月額4,500円としましたが、この金額は現実と全くかけ離れた低額であります。向日市の公立保育所では、副食材料費は月約7,000円程度であると言われております。民間保育所でも、その程度かかっているところが多いようです。そのため、一部に混乱が起きているようです。10月以降、民間保育所は給食費を保護者から徴収し、これまでの保育料から、その金額を差し引いた額を国と自治体から補助金として受け取ることになります。ですから、民間保育所の収入はこれまでと基本的には変わらないはずです。しかし、現実に各保育所がかけている食材費よりはるかに低い額を給食費として設定することに困惑が起きています。既に複数の民間保育所が、10月から給食費の値上げを行う予定と聞いており、保育所の給食費はさらに値上がりしていく可能性が高いのではないかと危惧しております。  また、給食費が保護者負担になったことにより、今の制度のままでは保育無償化の恩恵を全く受けない世帯や、逆に負担増となる世帯も多数出てくることが明らかになりました。向日市では、住民税非課税世帯の保育料は現在4,500円ですが、これには給食費も含まれます。それが、10月以降は、保育料はゼロになるけれども、給食費が実費負担となるのでは恩恵は全くありません。給食費が値上がりすれば負担増となります。さらに、消費増税で負担はふえます。その他、京都府が独自に国の制度を補って、第2子の保育無償化を行っている中間所得層の世帯などでは、給食費がまるまる負担増となってしまいます。これについては、京都府と向日市が制度を拡充して、保護者負担がふえる世帯がないように対処することをしますので、この点については安心しております。  また、向日市にとっては、この無償化の財源も心配であります。民間保育所に対しては、無償化に必要な財源は国と府から4分の3が出ますが、公立保育所については全額が向日市の負担です。地方交付税制度により、不足する財源の手当てが当然なされるべきですが、厚生常任委員会の審議の中では、どうなるかは始まってみないとわからないとの見解が市長より示されました。確かに、国の恣意的な運用によって、無償化の財源負担が一方的に自治体に押しつけられる危険があり、我々としても、今後、しっかり検証していかなければならないと思います。安倍政権の人気取りで、突然、方針化した幼・保無償化の制度の不備が現場に混乱を招き、自治体と現場がしりぬぐいに追われているのではないでしょうか。  給食費を無償化の対象から外したことの悪影響は極めて大きいと私は思います。子どもは社会全体の宝であると思えば、全ての子どもたちに、せめて保育所や幼稚園で食べる給食の、良質な給食を無償で提供することに何の問題があるでしょうか。なぜ政府は、給食費の保護者負担にこだわるのでしょう。私は、それは財源の問題ではないと思います。子育ては家庭の責任という価値観を固守したいからだと私は思っております。幼児の給食に対してさえ無償化を拒み、実費負担すなわち自己負担を求めるような社会で、子どもを安心して産み育てる、そうした安心感が育つでしょうか。そう考えると、給食の無償化の問題は、子どもたちを社会みんなの宝と思える地域をつくっていく課題であるとも私は思います。  以上、無償化の財源を消費税に求めることの見直しと、給食費を無償化するよう国の制度の見直しを強く求めつつ、本条例改正については賛成したいと思います。  ありがとうございました。 ○(天野俊宏議長)  他に討論はありませんか。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  それでは、討論を終結して採決いたします。  議案第62号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手全員であります。  よって、議案第62号は、原案どおり可決いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  日程第7、議案第63号向日市健康増進センター条例の一部改正についてを議題といたします。  本案は、厚生常任委員会に付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。長尾厚生常任委員長。 ○(長尾美矢子厚生常任委員長)(登壇)  議案第63号につきまして、その審査経過と結果についてご報告をいたします。  主な質疑の概要として、一委員より、市外の利用料金を1.3倍にすることで利用者数が減る心配はないのかとの質疑があり、減るかどうかはわからない。2割程度利用者が減るかもしれないとの想定も聞くが、現状の利用のままであれば、消費税引き上げにより1,800万円収入がふえると考えているとの答弁がありました。  一委員より、今までアクセスがなくて行けていなかった高齢者が、コミュニティバスの運行により行けるようになり、車の利用で行く方は減るのではないかとの意見がありました。  一委員より、施設の駐車場の混みぐあいや利用者の状況について質疑があり、自主事業のスイミングスクールのときに駐車場が混んでいると聞いているとの答弁がありました。  一委員より、収支の状況について質疑があり、指定管理者に委託しているので、コストは指定管理料で賄っている。現在、自主事業もされている。市としてプラスになり、儲かるということはないが、市民の健康増進のための施設であるとの答弁がありました。  その他、活発な質疑があり、採決の結果、挙手多数により、議案第63号については、原案どおり可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○(天野俊宏議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を行います。  まず、反対討論を求めます。      (「議長」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  2番、北林智子議員。(拍手) ○2番(北林智子議員)(登壇)  日本共産党議員団の北林智子です。党議員団を代表して、議案第63号向日市健康増進センター条例の一部改正について、反対討論を行わせていただきます。  本条例の内容は、向日市健康増進センターの利用料金に、消費税及び地方消費税の引き上げ分に相当する額を上乗せするものと、規定を内税方式から外税方式に改めるものです。また、向日市の健康増進センターの利用料を向日市健康増進センター基本額とし、利用区分で本市が備える住民基本台帳に記載されているもの、及び市内に事務所を有する法人または団体を向日市民等とし、その他の利用については別表どおりになっております。  これまで、向日市健康増進センター利用者をはじめ、後ほど提案される市民プール利用者のうち、市外利用者は半分以上の方とのことです。この方々の利用料金を3割増にするとの提案です。市外の3割増による利用者の見通しを委員会で質問しましたが、現在に比べると2割程度減ることもあるという答弁でした。開設以来16年にわたって利用料は、市内外を問わず均一にしていたことによって利用者も盛況で、採算もとれていたのではないでしょうか。市外の方の利用料が上がることによる利用者人数や利用料収入のシミュレーションは示されていません。そういうもとでの以下、反対理由を述べます。  1番目の反対理由は、前回の5%から8%に上がったときは利用料を値上げしていません。今回も、利用料に消費税増税をやめ、値上げをやめるべきだからです。  2番目の反対理由は、内税から外税に変更し、今後、仮に消費税増税が行われた場合、議会に諮らないで自動的に利用料を、利用料は増税されたら上がるということになる、反対です。  3番目の反対理由は、市外の方の利用料を3割増にした場合の利用人数や収支の影響を議会に示していないということです。  次に、意見・要望について申し上げます。  指定管理者に丸投げをしないでいただきたい。  また、一挙に3割増になる市外の方の声や意見が把握されていません。たとえ市外の方であろうと、長年にわたって利用していただいた方々です。消費税増税を機に、一挙に3割増は負担が重くなります。市外の利用者の方々の意見・要望も聞いていただきたい。  健康増進施設や市民プールは、近年、周辺でもふえてきています。向日市民をはじめ利用者は、安くて利用しやすい向日市の施設を望んでおられます。健康を維持増進していく施設の必要性と大切さや、これまで果たしてこられたことはよくわかります。だからこそ、安価で利用しやすい施設となるよう要望します。  しかし、今回の条例改正は、消費税増税による市民負担増となることから反対とさせていただきます。  なお、後ほど議案となります議案第64号、議案第65号についても同様の意見ですので、反対といたします。(拍手) ○(天野俊宏議長)  次に、賛成討論を求めます。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  他に討論はありませんか。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  それでは、討論を終結して採決いたします。  議案第63号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手多数であります。  よって、議案第63号は、原案どおり可決いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  日程第8、議案第64号向日市民体育館条例の一部改正についてを議題といたします。  本案は、総務文教常任委員会に付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。丹野総務文教常任委員長。 ○(丹野直次総務文教常任委員長)(登壇)  議案第64号について、その審査経過と結果についてご報告いたします。  一委員より、新利用料金についての質疑があり、市外の人の利用料金は市内の人の倍の料金設定となっているとの答弁がありました。  一委員より、トレーニングルームの利用料についての質疑があり、市内の人も市外の人も一律300円であるが、今後、体育館の利用料金と同様の料金改正を検討しているとの答弁がありました。  その他、活発な議論があり、一委員より、採決の前に、消費税そのものに反対であり、消費税の増税は明らかな値上げであるから反対するとの意見がありました。  採決の結果、挙手多数により、可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願いいたします。 ○(天野俊宏議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を省略して、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  ご異議なしと認め、採決いたします。  議案第64号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)
     挙手多数であります。  よって、議案第64号は、原案どおり可決いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  日程第9、議案第65号向日市民温水プール条例の一部改正についてを議題といたします。  本案は、厚生常任委員会に付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。長尾厚生常任委員長。 ○(長尾美矢子厚生常任委員長)(登壇)  議案第65号につきまして、その審査経過と結果についてご報告いたします。  さしたる質疑なく、採決の前に、一委員より、消費税増税による値上げということで、外税方式になるということで、消費税が上がるたびに値上げするかもと思っている。値上げにより、今までの利用状況のままでいられるのか危惧している。消費税増税による値上げなので反対であるとの意見がありました。  採決の結果、挙手多数により、議案第65号については、原案どおり可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○(天野俊宏議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を省略して、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  ご異議なしと認め、採決いたします。  議案第65号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手多数であります。  よって、議案第65号は、原案どおり可決いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  日程第10、議案第66号向日市水道事業給水管理条例の一部改正についてを議題といたします。  本案は、建設環境常任委員会に付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。上田建設環境常任委員長。 ○(上田 雅建設環境常任委員長)(登壇)  議案第66号についての審査経過と結果をご報告いたします。  主な質疑の概要といたしまして、一委員より、施工不良がふえたため水道法が改正されたとのことだが、本市における状況について質疑があり、日々、業者に指導しているため、本市ではそのような事例はないとの答弁がありました。  採決の結果、挙手全員により、議案第66号については、原案どおり可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願いいたします。 ○(天野俊宏議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を省略して、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  ご異議なしと認め、採決いたします。  議案第66号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手全員であります。  よって、議案第66号は、原案どおり可決いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  日程第11、議案第67号向日市地域福祉基金条例の廃止についてを議題といたします。  本案は、厚生常任委員会に付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。長尾厚生常任委員長。 ○(長尾美矢子厚生常任委員長)(登壇)  議案第67号につきまして、その審査経過と結果についてご報告いたします。  主な質疑の概要として、一委員より、地域福祉基金を充当していた事業について質疑があり、ひとり暮らしの高齢者の家賃助成、敬老事業、配食サービスの事業などに財源を充てていた時期がある。現在は一般会計の中で行っているので、事業は縮小していないとの答弁がありました。  採決の前に、一委員より、大切な事業をこの基金で行われていた。財源が一般会計になっても、さらに事業の拡充を要望して賛成するとの意見がありました。  採決の結果、挙手全員により、議案第67号については、原案どおり可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○(天野俊宏議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を省略して、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  ご異議なしと認め、採決いたします。  議案第67号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手全員であります。  よって、議案第67号は、原案どおり可決いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  日程第12、議案第68号令和元年度向日市一般会計補正予算(第3号)を議題といたします。  本案は、3常任委員会に分割して付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。はじめに、長尾厚生常任委員長。 ○(長尾美矢子厚生常任委員長)(登壇)  議案第68号、本委員会所管分につきまして、その審査経過と結果についてご報告いたします。  一委員より、民生費、生活保護総務費、業務委託料について質疑があり、生活保護制度改正によるシステムの改修である。内容は、進学準備給付金制度ができたことにより、マイナンバー関係の改修や生命保険会社への資産調査様式改修などであるとの答弁がありました。  採決の結果、挙手全員により、議案第68号、本委員会所管分については、原案どおり可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○(天野俊宏議長)  次に、上田建設環境常任委員長。 ○(上田 雅建設環境常任委員長)(登壇)  議案第68号、本委員会所管分についての審査経過と結果をご報告いたします。  主な質疑の概要といたしまして、一委員より、債務負担行為の事業内訳について質疑があり、牛ヶ瀬勝龍寺線が約4億9,000万円、市道第3064号線と寺戸森本幹線2号が8,600万円で、合計5億7,600万円を考えているとの答弁がありました。  関連して、一委員より、4年後には京都市側と同時に開通するのかとの質疑があり、京都市側の向日町上鳥羽線はおおむね10年程度かかると伺っているとの答弁がありました。  採決の前に、一委員より、森本東部地区土地区画整理事業とJR向日町駅東口開設事業は一貫して行われているが、現時点では、事業内容が不透明であり、工事の必要性が検証できないので反対であるとの意見がありました。  採決の結果、挙手多数により、議案第68号、本委員会所管分については、原案どおり可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願いいたします。 ○(天野俊宏議長)  次に、丹野総務文教常任委員長。 ○(丹野直次総務文教常任委員長)(登壇)  議案第68号、本委員会所管分について、その審査経過と結果についてご報告いたします。  一委員より、幼稚園の副食費についての質疑があり、各園によって副食費の金額は違う。低所得者の方などへの補助については、今回の補正に含まれているとの答弁がありました。  一委員より、トイレ改修の今後の計画についての質疑があり、老朽化が目立っている所から、修繕工事として対応していくとの答弁がありました。  総務関係分については、特に質疑なく、採決の結果、挙手全員により、可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願いいたします。 ○(天野俊宏議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。
         (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を行います。  まず、反対討論を求めます。      (「議長」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  8番、杉谷伸夫議員。 ○8番(杉谷伸夫議員)(登壇)  杉谷伸夫です。2019年度向日市一般会計補正予算(第3号)に対して反対討論を行います。  私は、この補正予算の中で、森本東部地区の土地区画整理事業に伴う道路整備のための用地費にかかる債務負担行為を現時点で設定することに対し反対します。  先日、森本東部地区地区計画が決定されました。私は、この森本東部地区の土地区画整理事業自体に反対するものではありません。しかし、この事業はJR向日町駅東口開設事業と密接不可分の事業であり、車の両輪の事業、一体の事業です。東口開設事業が、基本計画も財政見通しもはっきりしない状態で、この道路事業だけを実施段階に移すことには慎重な判断が必要だと思います。東口開設事業については、協議途中の段階の事業費見込みと市負担の概要について、先日のまちづくり特別委員会でようやく説明がありましたが、当初の説明との違いや不明な点が多々あり、とても概要について理解できたと言える段階ではありません。また、東部地区の道路整備計画についても、上久世勝龍寺線の京都市側の部分は、京都市でいまだ事業化はされておらず、京都市の基本計画でも位置づけられていないと聞いております。  以上のことから、本事業はJR向日町駅東口開設事業と整合性をもって進めるべきであるとの立場から、この債務負担行為を現時点で賛成することについて、私は賛成できません。  以上を述べて反対討論といたします。 ○(天野俊宏議長)  次に、賛成討論を求めます。      (「議長」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  5番、常盤ゆかり議員。(拍手) ○5番(常盤ゆかり議員)(登壇)  日本共産党議員団の常盤ゆかりでございます。ただいま議題となっております議案第68号令和元年度向日市一般会計補正予算(第3号)について、党議員団を代表して賛成討論を行わせていただきます。  本議案の主な内容は、幼児教育・保育無償化に伴う施設等利用給付、副食材料費相当額など無償化制度実施にかかる事務費などの増減額2,814万7,000円、及び1億57万3,000円を増額計上するものになっています。また、後期高齢者療養給付費負担金、介護保険事業特別会計繰出金などを精算するものです。その他はシステム改修費の増額となっています。また、債務負担行為として、向日市森本東部地区土地区画整理事業が、令和元年度から令和4年度までの限度額5億7,600万円も含まれております。  建設環境常任委員会の質疑では、債務負担行為については市道3064号線、寺戸森本幹線2号及び牛ヶ瀬勝龍寺線などの道路整備ということの説明でした。牛ヶ瀬勝龍寺線につきましては、京都市の向日町上鳥羽線とつなぐということになっておりますけれども、先日開催された久世中学校での説明会では、向日町上鳥羽線は10年はかかるという説明がございました。さらには、向日市の行う牛ヶ瀬勝龍寺線と京都市の向日町上鳥羽線と交差するところまでの京都市側に私道が約80メートルほどあったり、向日町上鳥羽線の北への勝龍寺線、牛ヶ瀬勝龍寺線の道路整備はまだ未定とのことでした。牛ヶ瀬勝龍寺線の道路整備は防災のために必要とされていますが、向日市側と京都市側がつながることになるのは10年以上先のことになります。牛ヶ瀬勝龍寺線の道路整備には、土地買収を含んで10億円かかると以前に言われていました。また、今回の債務負担行為のうち、4億9,000万円が牛ヶ瀬勝龍寺線に必要とのことでした。本補正の債務負担行為の牛ヶ瀬勝龍寺線については、市民の合意がまだまだ必要なところが多く含まれています。今後、誠実かつ丁寧な説明を行っていただくよう強く求めたいと思います。  しかし、その他の補正については、冒頭申し上げたとおり大変必要な予算であり、本議案については、党議員団、賛成とさせていただきます。(拍手) ○(天野俊宏議長)  他に討論はありませんか。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  それでは、討論を終結して採決いたします。  議案第68号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手多数であります。  よって、議案第68号は、原案どおり可決いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  日程第13、議案第69号令和元年度向日市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。  本案は、厚生常任委員会に付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。長尾厚生常任委員長。 ○(長尾美矢子厚生常任委員長)(登壇)  議案第69号につきまして、その審査経過と結果についてご報告いたします。  一委員より、補正予算の内容について質疑があり、令和元年4、5月に収納した保険料を広域連合に納めるためのものである。国保と後期では制度が異なり、後期については、保険料として集まった金額を納めることになるとの答弁がありました。  採決の前に、一委員より、この補正については、4、5月分を払っているとのことなので、この議案については賛成するとの意見がありました。  採決の結果、挙手全員により、議案第69号について、原案どおり可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○(天野俊宏議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を省略して、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  ご異議なしと認め、採決いたします。  議案第69号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手全員であります。  よって、議案第69号は、原案どおり可決いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  日程第14、議案第70号令和元年度向日市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。  本案は、厚生常任委員会に付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。長尾厚生常任委員長。 ○(長尾美矢子厚生常任委員長)(登壇)  議案第70号につきまして、その審査経過と結果についてご報告いたします。  主な質疑の概要として、一委員より、介護保険の計画策定のスケジュールについて質疑があり、アンケートを今年度中に行い、来年のサービス料の見込み等を出して、策定委員会で令和2年中に決めていくとの答弁がありました。  一委員より、介護医療院への転換整備について質疑があり、向日回生での介護療養型病床が、長期の療養が必要な方への個室化などを図り、介護医療院に転換するものであり、50名の方が引き続き利用できることとなるとの答弁がありました。  採決の前に、一委員より、介護保険には問題があるが、今回は現状とあまり変わらなくするとのことなので賛成するとの意見がありました。  採決の結果、挙手全員により、議案第70号については、原案どおり可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○(天野俊宏議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を省略して、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  ご異議なしと認め、採決いたします。  議案第70号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手全員であります。  よって、議案第70号は、原案どおり可決いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  日程第15、議案第49号平成30年度向日市水道事業会計未処分利益剰余金の処分についてを議題といたします。  本案は、建設環境常任委員会に付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。上田建設環境常任委員長。 ○(上田 雅建設環境常任委員長)(登壇)  議案第49についての審査経過と結果をご報告いたします。  主な質疑の概要といたしまして、一委員より、剰余金を水道料金の引き下げに還元できないかとの質疑があり、水道事業は独立採算の考え方であり、一般会計からの繰り入れは行っていない。剰余金については、主に水道管の耐震化に使用することを考えているとの答弁がありました。  一委員より、会計処理方法が変更になったこと、また、本市の水道事業の今後の方向性について質疑があり、会計処理方法については、国が考え方を変えたことによって利益剰余金が発生したものである。本市の水道事業については、自己水の浄水場広域化は考えていない。水道管の耐震化を一番に考えていく中で、水道料金についても考えていきたいとの答弁がありました。  一委員より、剰余金を建設改良積立金へ積み立てることも可能かとの質疑があり、全く問題ないとの答弁がありました。  採決の結果、挙手全員により、議案第49号については、原案どおり可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願いいたします。 ○(天野俊宏議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を省略して、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。
         (「異議なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  ご異議なしと認め、採決いたします。  議案第49号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手全員であります。  よって、議案第49号は、原案どおり可決いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  日程第16、議案第50号平成30年度向日市一般会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。  本案は、3常任委員会に分割して付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。はじめに、長尾厚生常任委員長。 ○(長尾美矢子厚生常任委員長)(登壇)  議案第50号、本委員会所管分につきまして、その審査経過と結果についてご報告いたします。  主な質疑の概要として、一委員より、生活保護のケースワーカーの任用資格、経験実績の実態について質疑があり、ケースワーカーは5人おり、社会福祉主事の任用資格を持つ4人と、現在取得中の1人である。査察指導員について、現在は6月に異動した職員が行っているが、それまでは在籍の係長が行っており、今はケースワーカーを主務としながら、査察指導員とケースワーカーの間を円滑につなぐこともしている。経験を積み重ねながら仕事を行っており、職員の人材育成も含めて、人生経験や現場経験豊富な警察OBの方も採用させていただいたとの答弁がありました。  一委員より、高齢者の熱中症など高齢者の生活実態の調査について質疑があり、高齢者だけの世帯や高齢独居の方等は地域を巻き込んでの見守りが重要と考えているので、今後、いろいろ考えていきたいとの答弁がありました。  一委員より、あんしんホットラインについて質疑があり、今回、コールセンターになったところは24時間対応しており、救急の対応や他市での実績もあるところである。平成30年度末で234名の利用者がおり、新規・既存の方や家族の方にも拡充内容について説明を行っているところであるとの答弁がありました。  一委員より、高齢者配食サービスについて、近隣市町では利用先を選択できるようにしたり、助成金額の不足分を個人負担にするなど工夫されているが、選択の幅について質疑があり、近隣市町の状況は把握しており、選択性については研究中である。配食サービスについては安否確認の役割もあるとの答弁がありました。  一委員より、保育所の定員にまだ余裕があっても待機児童が出ていることについて質疑があり、定員は保育所開設時に設定された年齢ごとの子どもの人数で決められたものである。現状、低年齢児の受け入れが多く、保育士が確保できないことから、結果的に定員に余裕があるように見えるとの答弁がありました。  一委員より、保育士の加配の配置基準等について質疑があり、手帳をお持ちのお子さんや発達におくれがあるお子さんなどに加配をつけているとの答弁がありました。  一委員より、保育士確保の取り組みについて質疑があり、京都府の保育人材マッチング支援センターと協力し、合同就職説明会の開催や55歳までの再雇用など努力しているところである。現場は若い人のほうがいいようだが、何歳からでも、いつからでも、頑張りたい人を支えていきたいと考えているとの答弁がありました。  一委員より、児童虐待ネットワーク事業について質疑があり、平成20年3月から、向日市要保護児童対策地域ネットワーク協議会を設置し、活動しており、現状では13団体が加盟されている。調整役は子育て支援課が行っており、代表者会議を年に一度開いている。また、民生委員や児童相談所、母子保健、地域福祉などで構成する実務者会議を継続的に開催しており、心配なケースを見つけたときには子育て支援課にいち早く相談していただけるので、速やかなネットワークが構築されているとの答弁がありました。  一委員より、ファミリーサポートセンターの依頼会員に比べ援助会員が少ないようだが、依頼に対して足りているのかなどの質疑があり、ファミサポには、アドバイザーという職名の嘱託職員の方が依頼者のニーズをしっかりお聞きし、対応できるよう努めている。援助会員の不足を理由に依頼をお断りすることがないようにしている。援助会員には、1人で複数の依頼を受けていただいている方もいる。援助会員の増員については、広報は「広報むこう」での周知だけでなく、幼稚園のPTAや学校のPTAとも連携して、幅広く周知に努めているとの答弁がありました。  その他、活発な質疑があり、採決の前に、一委員より、市民に喜ばれる取り組みもあったが、公立の第2保育所を廃止したことは納得ができない。一括での賛否なので反対である。請願が通っていたのに生かされず、残念であるとの意見がありました。  また、一委員より、この決算は評価できることと一部不満なことがあるが、国民健康保険は市町村で何らかの手を打つ必要があると感じており、一般会計からの繰り出しをしないという原則を曲げられないうちは賛成できないとの意見がありました。  また、一委員より、第2保育所を廃止されたことは、向日市財政を考えたときに正しい判断であったと申し上げるとともに、今回の決算についても問題はないと考えるので、賛成するとの意見がありました。  採決の結果、可否同数となりました。  よって、向日市議会委員会条例第13条第1項の規定により、委員長採決を行い、議案第50号、本委員会所管分については、認定すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○(天野俊宏議長)  次に、上田建設環境常任委員長。 ○(上田 雅建設環境常任委員長)(登壇)  議案第50号、本委員会所管分についての審査経過と結果をご報告いたします。  主な質疑の概要といたしまして、一委員より、新庁舎建設の用地費について質疑があり、繰越予算のため、30年度決算には含まれていないとの答弁がありました。  一委員より、し尿くみ取り業務の件数について質疑があり、件数は98件であるとの答弁がありました。  一委員より、阪急東向日駅前の歩道と横断歩道への誘導について質疑があり、柵を設置すると幅員が狭くなり、柵の設置を控えている。横断歩道への誘導については考えていきたいとの答弁がありました。  一委員より、JR向日町駅自転車駐車場と阪急東向日駅自転車駐車場の駐輪台数、借地料、及び法人税について質疑があり、駐車台数にいては、JR向日町駅は自転車・バイク合わせて1,586台、阪急東向日駅は1,769台である。借地料は契約により差があるが、JR向日町駅自転車駐車場については、一部市の土地が含まれている。法人税については、自転車駐車場整備センターが東京で一括で支払っているとの答弁がありました。  一委員より、乙訓環境衛生組合などの一部事務組合に対する構成団体のかかわり方について質疑があり、構成市町が予算をしっかりチェックすべきだと考えている。職員についても、構成市町から各組合に送るべきだと考えているが難しい。一部事務組合に対するかかわり方は難しいが、できる限りのことはしていきたいとの答弁がありました。  一委員より、自動車の運転者に対する交通安全啓発について質疑があり、シートベルトの着用、速度の出し過ぎなどについて、向日町警察署と啓発を実施しているとの答弁がありました。  一委員より、防犯灯、街路灯の設置について質疑があり、要望があれば調査を行い、必要に応じて設置しているとの答弁がありました。  一委員より、阪急西向日駅西口の駅前広場や上植野城公園などの樹木の管理について質疑があり、予算の中で剪定などの管理を行っていく。西向日の駅前広場に関しては、地域の皆様から管理の申し出があり、協力して一緒に行っていきたいとの答弁がありました。  一委員より、防犯カメラ設置補助の件数と、申請から補助決定に至るまでの課題について質疑があり、平成30年度の補助件数は3件であり、申請の相談に来られた際には、速やかに設置できるよう助言を行っているとの答弁がありました。  関連して、一委員より、市が設置した防犯カメラの活用とダミーカメラの設置について質疑があり、不法投棄に関して2件、警察に映像の提出を行った。ダミーカメラの設置については検討していないとの答弁がありました。  一委員より、資源ごみの終日回収箇所の増加と収集時間外に出されるごみの対策について質疑があり、物集女地区と新庁舎に資源ごみ回収ステーションを設置する予定である。収集時間外に出されるごみについては、収集時間内に出していただけるようにしたいが、資源ごみ回収ステーションの増設も考えていきたいとの答弁がありました。  一委員より、竹の径の風景を今後も維持できるか調査したことがあるかという質疑があり、将来にわたる調査は行っていないが、本市としては、保全していきたいと考えているとの答弁がありました。  一委員より、農地保全に対する市の考え方について質疑があり、組合をつくって共同で作業されている方もおられる。そういった方法も活用していただき、できるだけ転用されないようにお願いしているとの答弁がありました。  関連して、一委員より、農業・商工業に市税を投入することについて、市民の視点から考えているかとの質疑があり、農業を守るという視点だけではなく、景観保全、観光誘客などを総合的に判断して、市が行う施策を考えていくとの答弁がありました。  一委員より、阪急京都線連続立体交差事業予備調査の成果について質疑があり、京都府及び阪急電鉄との協議を進めるための調査であり、その結果をどのように市民の方へお知らせするか検討していくとの答弁がありました。  一委員より、消防署の建て替え用地について質疑があり、市民会館の跡地をどう活用していくか、2市1町と乙訓消防組合で検討しており、本年12月までには結論を出したいとの答弁がありました。  一委員より、JR向日町駅東口開設に関する調査は以前にも行われているが、以前の調査と今回の調査の違いについて質疑があり、平成17年からの調査は、検討するための基礎調査及び測量であり、その成果は、今回行った調査で活用しているとの答弁がありました。  関連して、一委員より、駅ビルを計画することについて質疑があり、本市、府、国が駅ビルに補助をすることで、自由通路や橋上駅舎などについて民間の資金が期待でき、市の負担が軽減できるよう交渉しているとの答弁がありました。  関連して、一委員より、スマートインターや阪急連立、JR向日町駅などの事業の撤退を考える事業費について質疑があり、事業費よりも市の負担額が大事であると考えているため、事業費によって撤退するという考えはない。市が負担できる金額でおさまる事業にするため努力している。今はJR向日町駅東口開設に力をかけているとの答弁がありました。  一委員より、工事の入札に関して不調となった案件があったが、市長や担当者が業者と話し合いをする必要があるのではないかとの質疑があり、市長が業者選定や入札についてかかわるべきではないと考えている。適正な工事を安い価格で行っていただくことが市民の皆様から見てよいことだと考えており、地元の業者にも入ってほしいと考えているとの答弁がありました。  一委員より、災害時の避難所として、JRの操車場を使用することについて質疑があり、JRとの話し合いは継続中であるが、前向きに検討していただいているとの答弁がありました。  一委員より、耐震シェルター設置補助事業実績について質疑があり、東向日別館や向日市まつりで啓発を行ったが申請はなかったとの答弁がありました。  一委員より、道路の側溝改修の進め方について質疑があり、古い箇所を中心に改修しているが、底や側壁が破損しているなど、緊急性を要するものは優先して改修している。また、通学路など、補助金を財源として充てられるように努めているとの答弁がありました。  一委員より、豪雨で森本町前田地区が浸水したのは側溝のふたが原因ではないかとの質疑があり、水路は満水になっているため、側溝のふたが原因ではないと考えているとの答弁がありました。  その他、活発な質疑があり、採決の前に、一委員より、市民にとって有益な事業もあったが、JR向日町駅等の事業について不明瞭な部分が多く、市民への説明も不十分であるため、この決算については反対であるとの意見がありました。  また、一委員より、事業について、議会と市民に十分情報を提供し、説明いただきたいことを申し上げて賛成するとの意見がありました。  採決の結果、挙手多数により、議案第50号、本委員会所管分については、認定すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願いいたします。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  ここで議事の都合により、暫時休憩いたします。             (休         憩)    (午前11時11分) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)                    (午前11時16分)  定刻であります。  ただいまの出席議員数は定足数に達しておりますので、会議は成立いたします。  よって、休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、丹野総務文教常任委員長。 ○(丹野直次総務文教常任委員長)(登壇)  議案第50号、本委員会所管分について、その審査経過と結果についてご報告いたします。  主な質疑の概要として、一委員より、教職員出退勤管理システムの効果についての質疑があり、カードリーダーで出退勤の時刻を読み取るシステムである。昨年6月から試行運用を開始し、9月から本格運用をしており、出退勤管理システムの導入後、超過勤務が月100時間を超えるような教職員は減っているとの答弁がありました。  一委員より、教職員の多忙化解消のために何が必要と考えているかとの質疑があり、教育委員会としては総合的に取り組んでいる。その一つとして、出退勤管理システムを導入することにより、教職員が自分の勤務時間を意識するようになり、自分の勤務時間をどのように縮減するかを考える糧になっており、会議時間の見直しなどの効果が見られるとの答弁がありました。  一委員より、朝7時30分ごろに学校の校門で児童を迎える先生を見かけるが、勤務超過ではないかとの質疑があり、校門で児童を迎える、教室で児童を迎えるなど、各教員にそれぞれのスタイルがあり、迎える担当をローテーションで行ったりしているとの答弁がありました。  一委員より、中学校給食用のリフトの設置と食事時間についての質疑があり、リフトの設置については確定していない。リフトがない状態でもスムーズに配膳が行えている。食事時間は大体20分ぐらいとみているとの答弁がありました。  一委員より、学校の施設改修の今後についての質疑があり、全体的に検証する必要がある。各学校施設の調査を行っており、現場の状況を踏まえながら検討していくとの答弁がありました。  一委員より、給食の食中毒対策についての質疑があり、食中毒対策は保健所の指導に基づいて行っており、定期的な検体検査、サンプルの保存など適正に実施しているとの答弁がありました。  一委員より、不登校者数がふえていることについて質疑があり、主な原因としては、情緒、家庭の事情などであり、個別の家庭訪問を行うなど、各学校で全力で取り組んでいるとの答弁がありました。  一委員より、図書館の蔵書の持ち去りについての質疑があり、本市では、対策として館内に死角をつくらないようにして、来訪者に職員が挨拶など声かけを行うようにしているとの答弁がありました。  一委員より、古墳の調査について質疑があり、五塚原古墳は、大学との共同調査を経て史跡指定を受けている。寺戸大塚古墳は、大学により昭和30年代に大半の調査が実施され、その後に本市が追加調査を行い、史跡指定を受けている。調査終了後、石室などが風化しないよう、同じ土で埋め戻している。出土遺物は丁寧に処理をして、コンテナで適正に保管しているとの答弁がありました。  一委員より、東向日別館の駐輪場と点字ブロックの改善について質疑があり、駐輪場の対策については苦慮している。通行しやすいスペースにすべく関係者で協議を検討している。グレー色の点字ブロックを黄色にすることについては建設時に申し入れをしているが、建物全体の共同部分であり、市の申し出は受け入れていただけなかったとの答弁がありました。  一委員より、解体された市民会館の備品についての質疑があり、備品のうち机やロッカーの一部を売却し、使えるものについては市役所などで再利用しているとの答弁がありました。  一委員より、デジタルサイネージについての質疑があり、設置場所は北大極殿公園、文化資料館、市役所本館ロビー、西向日駅西口駅前、市民体育館の5か所。設置費用は1基当たり約600万円から約700万円であるとの答弁がありました。  一委員より、東向日別館の管理組合負担金について質疑があり、負担金は昨年5月から本年3月までの分で約970万円である。管理組合とのかかわりとしては、年1回の総会に出席しているが、市は組合の役員ではないとの答弁がありました。  一委員より、障がい者雇用率についての質疑があり、平成30年4月1日に障がい者2名を採用し、現在7名であり、障がい者雇用率は、雇用者40人以上の事業所が法定人数を算出することになっており、本市においては、市長部局で2.71%、教育委員会で3.42%であるとの答弁がありました。  一委員より、向日市まつり開催負担金と会場の設備についての質疑があり、備品のレンタル料やステージの設営などの費用である。会場の設備が例年と違う状態であることをきちんと説明していくとの答弁がありました。  一委員より、社会福祉主事任用資格の取得と福祉専門職の採用についての質疑があり、社会福祉主事任用資格の取得のための講習受講については、出張扱いである。福祉専門職の採用や人事異動については、いろいろなご意見を伺っており、市としては総合的に考えていきたいとの答弁がありました。  一委員より、女性活躍センターの利用について質疑があり、現在の利用状況に満足しているわけではない、当初は10名以上で登録を想定していたが、運用面で見直し、2名以上で登録いただけるようにしたり、申し込みの際はセンター職員が相談を受けながら対応するなど、利用しやすい運営に努めているとの答弁がありました。  一委員より、観光交流センターの建設と管理運営について質疑があり、今後、建設工事にかかる説明会を開催し、丁寧に説明を行い、近隣の方への周知を図ってまいりたい。運営については市直営でなく、民間の活力を活用する方向で検討しているとの答弁がありました。  一委員より、期日前投票所をふやすことについての質疑があり、選挙管理委員会としても検討しており、商業施設の事業者等と交渉を行い、できるだけ速やかに実現できるよう努めてまいりたいとの答弁がありました。  その他、活発な質疑があり、採決の前に、一委員より、小中学校のトイレ改修、中学校給食開始、女性活躍センター開設などが評価できる。観光交流センターが市民にとってメリットがあるのか疑問。学力学習状況調査や山城人権ネットワーク推進協議会への負担金の支出があるなどが評価できない。教職員の働き方改革促進と老朽化する校舎の改修を進めるよう要望するとの意見が述べられました。  採決の結果、挙手多数により、本委員会所管分については、認定すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願いいたします。 ○(天野俊宏議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「議長」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  12番、飛鳥井佳子議員。
    ○12番(飛鳥井佳子議員)(登壇)  委員長にお伺いいたします。すぐれた文化財発掘調査の成果である、卑弥呼の時代のことについて、この委員会でどのような論議があったか教えてください。 ○(天野俊宏議長)  それでは、飛鳥井佳子議員の質疑に対し、委員長の答弁を求めます。丹野総務文教常任委員長。 ○(丹野直次総務文教常任委員長)(登壇)  委員長に質問いただきましたので、私の答弁をさせていただきたいと思います。  若干討議がございました。その中で答弁もあったわけでございますが、少し正確を期するために、ここはひとつ理事者のほうから、その辺、答弁いただいたらいいかなと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  議長、よろしくお願いします。 ○(天野俊宏議長)  それでは、理事者の答弁を求めます。小賀野教育部長。 ○(小賀野孝人教育部長)(登壇)  卑弥呼のことについての質疑ということでございますけれども、発掘の状況ですね、発掘の状況とか保管の方法等についてご答弁をさせていただきます。で、その発掘でわかった範囲ですけれども、古墳の形や出土した土器からも、古墳の時代、古墳時代の初期であることがわかったということをご答弁させていただいたところでございます。 ○(天野俊宏議長)  以上で答弁は終わりました。  ほかに質疑はありませんか。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を行います。  まず、反対討論を求めます。      (「議長」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  3番、山田千枝子議員。(拍手) ○3番(山田千枝子議員)(登壇)  日本共産党議員団の山田千枝子でございます。ただいま上程議題となりました議案第50号について、議員団を代表して反対討論を行います。  京都アニメーション殺人事件でお亡くなりになった方々に心から哀悼の意を申し上げます。また、佐賀県などでの集中豪雨に遭われ、亡くなられた方々や、そして、千葉県においての豪雨による長きにわたる停電や断水に対しても、被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。  さて、国におきましては、あと5日後に消費税10%増税が、国民の多くが反対しているにもかかわらず、安倍政権が強行しようとしています。政府が増税対策している複数税率やポイント還元などへの対応も追いついておりません。ポイント還元では、買う商品、買う店、現金かカードかで税率が5段階になっています。還元実施に必要な審査を通過したのは対象店舗のわずか。また、複数税率対応レジを導入した中小業者も半分以下です。増税を強行すれば混乱は必至です。実質賃金は6カ月連続マイナス、商業販売額は8カ月連続減少、駆け込み需要どころか需要が落ち込んでおります。増税は中止すべきです。そのことは、さきの向日市議会で混乱する増税は中止という意見書も提出しました。市長も、市民生活を守るために、今こそ声を上げるべきです。大企業に中小企業並みの法人課税で4兆円、大株主優遇を正し、所得税の最高税率上げて3.1兆円、また、米軍への思いやり予算などを廃止したら4,000億円、合計で7.5兆円の財源が捻出できます。これを社会保障に回せば、国保料の大幅値下げや大学・専門学校の授業料を半額にしたり、認可保育園を30万人もふやせ、最低賃金を今すぐでも1,000円にすることができます。  また、深刻な日韓関係、安倍政権による対韓貿易規制の拡大が直接の原因です。が、根本には歴代政府の植民地支配への反省の立場を投げ捨てた安倍政権の態度があります。2015年の安倍首相談話では、首相の言葉としての反省やおわびがなかっただけでなく、韓国の植民地化を進めた日露戦争を美化しました。また、徴用工問題で被害者の名誉と尊厳を回復する責任を放棄し、その上、解決の手段として対韓貿易規制の拡大に乗り出しました。政教分離に反する禁じ手です。歴史を偽造して他国を侮辱し、排外主義をあおることによってみずからの延命を図ることは、政権を預かる者の態度として許されません。過去の植民地支配への真摯な反省の立場を舞台にしてこそ、解決の道は開かれていきます。  また、安倍政権は内閣を先日改造しましたが、その顔ぶれを見ますと、ほとんどが9条改憲の日本会議のメンバーです。いかに改憲シフトかが一目瞭然です。しかし、改憲に必要な3分の2以上の国会議員にすることができず、世論調査でも、安部政権のもとでの改憲反対が半数です。平和を守り、暮らしやすい日本にすることが今ほど求められているときはありません。埼玉や岩手県知事選で市民と野党の共闘が実を結んでおります。日本共産党は、野党政権を早期に実現するべく今後も頑張ってまいります。  さて、平成30年度一般会計決算は、議会の議決を必要としないふるさと向日市創生計画を最上位計画として、さまざまな事業計画を予定し、進めています。歳入198億9,269万円、歳出は191億2,001万円、実質収支は6億841万4,000円となっております。また、単年度収支は9,698万4,000円となっており、財政の硬直化が続いている状況だとし、地方債の残高は158億4,846万円となっております。そのもとで、歳出の中でも市民要求が実現しているものが幾つかあります。意見・要望もあわせて、これらの実現、市民の要求が実現したことを申します。  第1に、今年の1月21日から全中学校の給食が実現したことです。平成27年3月議会に、向日市のよりよい中学校給食を実現する会から、5,177筆の請願賛同署名が提出され、全会一致で趣旨採択され、ようやく実現の運びになったことです。リフトの設置を急ぐと同時に、各小中学校施設個別計画を早急につくっていただきたい。  第2に、コミュニティバス運行事業費です。ちょうどあと5日後に運行の運びとなりました。しかし、阪急バスの減便などの課題が出てきております。利便性のある市民の足を確保するよう、拡充を求めるものです。  第3に、市民会館の早期実現が望まれているもとで、市庁舎の耐震対策とあわせて複合施設整備の実施設計の決算となっております。向日市民会館の名称がなくなってしまうことを残念に思っておられる市民もおられます。莫大なご寄附でありがたいとはいえ、市民の声も反映できなかったのかなと思っております。また、市役所のレストランの収支予測など、利用者や運営面などが懸念されます。これまでの社協でのレストラン、以前の市民会館下のレストランのように、厳しい経営で撤退などにならないのか、このことも心配されます。収支予測や経営計画などを明らかにしていただきたい。  第4に、学校施設環境整備の個別計画策定事業で小中学校トイレ改修が行われていることです。  第5に、公民館の和式トイレから洋式トイレへの改善も喜ばれております。  第6に、府呑龍幹線に接続する下水道和井川1号幹線、この整備事業は、ゲリラ豪雨や大雨による浸水対策にも必要であります。  第7に、文化資料館特別展示事業及び長岡宮跡大極殿回廊地区保全整備事業です。  第8に、子どもの学習支援事業の拡充です。  第9には、防災マップの改訂予算です。平成30年度は、向日市でもかつてない大阪北部地震や7月の豪雨、台風21号による多大な被害を受けました。施設の復旧はもちろん、被災者への市の独自支援も創設していただくよう要望いたします。  第10に、手話言語条例推進事業の漫画冊子の制作です。高齢化のもとで、中途難聴者も多くなっております。補聴器補助の拡充なども要望いたします。  次に、反対することについて幾つか申し上げます。  第1に、JR向日町駅東口開発及び駅ビルの不透明な費用計算で、市民負担が明らかにされないまま進められていることに納得できないからです。また、東側の森本地区の大がかりな河川変更による浸水などのシミュレーションも明らかにされておらず、300%という容積率の箇所での建物建設による風害や、ビル風と環境問題などの周辺住民の不安があります。東口開設は調査費を約1億3,000万円と2年以上かけてきたのに、いまだにその調査結果や費用負担がはっきりしておりません。  先日やっと出てきた東口開設と駅ビルなどは、これまでの優良建築物等整備事業では、地方負担の一部を府が負担することが困難となって、やむなく市街地再開発事業に方針を変更したとのことでした。そして、市負担を軽減するために協議を重ねているとし、概算事業費は約230億円と見込み、そのうち市負担額は32億円と試算しているとのことでした。市負担は本当にそれだけかというと、あくまでも市の試算で、地権者との合意もまだできていない、市の費用も膨れ上がることもあると言われました。結局、不透明な数字であることがいよいよ明らかになってきました。駅ビルの計画も不透明、ただ、ただ市民の負担を減らしたいだけを繰り返し、市の試算を見守っていただきたいだけでは市民は納得されません。正確な情報公開と説明責任が必要です。  また、森本地区計画は、日本電産の土地の真ん中を横切る河川の大がかりな変更まで行います。これにより浸水対策なども心配されます。市民のためのまちづくりというより、大企業のためのまちづくりではないかとも思われます。こういった市負担もわからないままのまちづくりに目をつぶり、不透明な市の財政計画を見守り続けている、そんな議会でいいのでしょうか。市民生活は待ったなしです。  第2の反対理由は、大型開発は市民の暮らしの目線で見直す必要があるからです。JR向日町駅東口開設や、阪急洛西口西側のホテル建設や、JR向日町駅観光交流センターなどの開発には莫大な費用をかけていく、観光交流センターの調査費と整備費を合わせますと既に5億円を超えています。ただ観光バス2台分の駐車場や、自動車駐車場とトイレをたくさん設置することが特徴です。農産物や向日市の産品を販売するとも言われています。この施設の必要性や、収支や、運営も全く不透明です。この運営は専門家に任すと委員会でも言われておりました。この建設や、運営による費用対効果が認められないときの責任は市長です。  また、京都市地域でのスマートインターチェンジの開設も、2年以上も調査費をかけ、京都市の理解も全く得ていない。京都市に要望し続けるため、今までもこれからも職員に膨大な時間ばかりをかけて調査するスマートインターチェンジ開設がどうしても必要なのでしょうか。必要とは思えません。市民への説明責任も全くなされていないことも大問題です。大型開発建設ありきで外堀を埋めてしまい、最終的に莫大な費用が必要となって、ここまで進めたから後に戻れないんだということになったら、市民の大切な税金の使い方、これが無責任きわまりないということもなりかねません。  第3の反対理由は、大型開発に力を注ぐ一方で、国民健康保険料の3年連続値上げ、介護保険料の値上げなど市民負担増を進めたことに反対です。さらに、健康増進施設や市民プール、市民体育館の利用料の値上げ、ごみの指定袋の導入や、あんしんホットラインの費用負担など負担をふやしていこうとしている、これもやめていただきたい。市長は常に、ふるさとを感じていただける、誰もが安心して暮らせるまちづくりと言われておりますが、どれだけの人がそのような実感を持っておられるでしょうか。私の周りでは、何を始末して暮らしていこうかという人、敬老会も昨日ありましたが、生きがいではなく収入が必要として、高齢になっても働いておられる方が非常に多くなっております。国が言う老後2,000万円必要とする年金不足の問題は、若い世代から年金生活者までが不安を持っておられます。  第4に、保育所保護者などの1万人を超える、環境のよい第2保育所の存続を求める声に背を向けて閉園したことです。市の大切な公有地である第2保育所を民間に明け渡したことは許せません。子育てしやすい向日市の柱として、常に保育の質の向上に向けた公立保育所は、50年を超えるすばらしい歴史をつくってきました。今後の残された三つの公立保育所の存続を強く求めておきます。そして、ふるさと向日市創生計画の目標を変更した、待機児童をゼロにすることに力を注いでいただきたい。東田中瀬の保育所建設で待機児童の解消がいくらか図れるとは思いますが、府道の沿道での場所でもあり、保育所関係者のみならず、通学路や地域住民、歩行者などの安全対策も心配されるところです。大津の事故のようにならないよう、万全の対策を図っていただきたいのです。  第5に、ルール外の一般会計からの繰り入れをやめて国民健康保険料の値上げをしたことに反対です。  第6に、学校現場への「君が代」の押しつけや、学力学習状況調査に反対です。そして、教職員の多忙化を改善していただきたい。  第7に、職員の人事評価制度導入をやめるべきです。職員の長時間労働は目に余る、そういった箇所がたくさん出てきております。長時間労働により過労死などが絶対にあってはなりません。産業医や労働安全衛生に基づいて、部課長をはじめ職員さんの健康を保持していただきたい。  第8の反対理由は、水道料金が重くのしかかっており、賛成できません。水道料金の大幅値下げをしていただきたい。なお、下水道料金の値上げは絶対にやめていただきたいことも強く申し上げておきます。  第9に、個人情報漏えいとプライバシー侵害のおそれのあるマイナンバー制度に反対です。市民及び市職員さんにも、マイナンバー制度を強要しないこと、利用の拡大を中止していただきたい。また、部落差別を固定化する山城人権ネットワーク分担金の支出をやめることです。  第10に、向日市の廃棄物減量推進協会が、市長の諮問を受け、指定袋の有料化などが、この決算でも委員会が開かれ、検討されていたことに賛成できません。市民と市職員及び関係者のごみ減量化の努力と協力で家庭系ごみが減少しております。一層の啓発や、古紙類などの回収や、資源ごみの回収の拡充など市の努力を行っていただき、指定袋の導入はやめていただきたいのです。  次に、国政に対してです。市長は、国が決めることといつも言われますが、そうではなく、世界平和都市宣言の向日市だからこそ、9条の改憲を許さず、消費税10%増税中止、社会保障の拡充を国に働きかけていただくよう申し上げます。  なお、市長の核兵器廃絶への取り組みは大いに評価しております。毎年平和記念式典に参加されてきたこと、日本政府が核廃絶に批准することも明確に言われたことはすばらしいことだと思っております。  そして、この決算に当たって、見過ごせない問題を指摘しておきます。  平成30年度に明らかになりました救護施設みなと寮建設問題です。これは市民の大きな関心事で、議会もそうです。みなと寮建設を考える向日市民協議会は、1万5,353人の賛同で、京都市に対して計画の詳細な説明を求める要望書を提出され、京都市の保健福祉局長は真摯に検討し、しっかりした説明を申し上げたいと言われたとのことです。しかし、説明されたのは第5向陽小学校区内等の住みよい住環境を創生するまちづくり協議会のみで、また、議員さんにもあったそうですが、しかも、この協議会は磯野事務所でという説明会でした。会場の都合で、参加したくても無理とのことでした。この協議会だけでは市民の納得は得られません。この問題の向日市での責任者は市長ではないでしょうか。昨年の12月の説明会から既に9カ月が過ぎました。この問題解決に向けた市長の説明も問われております。市民にみずからが説明をしていただくよう求めるものです。  また、職員がかかわった死体遺棄問題も全国に知れわたり、向日市政でも大問題ではないでしょうか。不当要求への対処マニュアルの作成と第三者委員会の設置で、二度とこのようなことのないよう、そんな向日市にしていただくこと。また、市職員の今後の対応についても、きちっとした対応を要望いたします。  また、その他いろんな意見や要望は、党の6名の議員が一般質問や常任委員会で詳しく申し上げましたので、その点についてもよろしくお願いいたします。  なお、本決算の賛否は一括であることから、平成30年度の歳入歳出決算については、反対とさせていただきます。  以上です。(拍手) ○(天野俊宏議長)  次に、賛成討論を求めます。      (「議長」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  22番、永井照人議員。(拍手) ○22番(永井照人議員)(登壇)  平成30年度決算認定について、賛成討論を行います。令和自民クラブの永井照人でございます。  ただいま上程されております議案第50号平成30年度向日市一般会計歳入歳出決算の認定について、令和自民クラブを代表しまして、賛成討論を行います。  安田市長におかれましては、初当選から4年間、社会情勢の変化や市民生活の多様化が進んでいる中、市政を推進するために、まずは着手してみる、実行してみることが何よりも重要と認識し、いろいろな課題に対してスピード感を持って、しなやかに対応すべく、ふるさと向日市創生計画に掲げられた各事業に懸命に取り組んでこられたと感じております。  平成30年度の決算状況は、歳入額は198億9,269万3,000円、対前年比プラス3.6%、歳出額は191億2,001万6,000円、対前年度比3.4%で、実質収支は6億841万4,000円であり、単年度収支では9,698万4,000円の黒字でありました。しかし、これは例年と同じく地方交付税の振りかえ措置である臨時財政対策債、臨財債を発行した結果であり、何とか黒字にしていると認識しております。また、財政構造の硬直度合いを示す経常収支比率は97.0%、対前年比でプラス0.2%であり、これまで同様、厳しい財政状況であります。  以上が全体的な総括でありますが、このたびの決算において、特に令和自民クラブが評価している点を、主要施策に沿って申し上げます。  一つ目は、「歴史を活かし、活力と魅力あるまちづくり」についてであります。  戦略的広報事業では、市内鉄道駅の看板等を活用したPRを継続して実施されるとともに、イオンモール京都桂川において、市民参加型のイベントを実施されるなど、市民の皆様にふるさと向日市に対する愛着を深めていただくとともに、市内外にまちの魅力を絶えず発信し続けるだけでなく、市民の皆様に本市の魅力を再発見いただき、広くPRいただけるよう取り組んでこられたものと考えております。  また、新たに上級区分の試験を実施した向日市ふるさと検定実施事業では、市民の皆様のふるさと向日市に対する愛着を深めるとともに、地域の魅力を、より多くの方に知っていただくことができたのではないかと考えております。  ほかにも、観光マップの改訂版を作成し、さらなる本市のPRと観光客の利便性の向上を図られるなど、複数の事業を効果的に実施し、まちの魅力の戦略的発信を行ってこられたものであると高く評価しております。  JR向日町駅東口開設推進事業では、JR向日町駅東口開設について、駅ビルを一体的に整備し、都市拠点にふさわしい駅となる東西自由通路や駅前広場など、駅関連施設の基本設計を実施されるなど、鉄道関連事業を推進されたものと考えておりますが、引き続き向日市全体の活性化に向け、企業立地促進施策を進めていただきたいと願うものであります。  次に、二つ目の「人と暮らしに明るくやさしいまちづくり」では、新市街地開発や駅前マンション建設により急増している子育てニーズに対応するため、昨年に引き続き実施した第2保育所の建て替えに当たりましては、民間事業者を誘致し、定員を30名増員の上で建て替えを行い、今年度から新園での保育を開始しておりますとともに、新園の建設に当たりましては、放課後児童クラブも併設されるなど、保育所の定員の拡大と放課後児童の健全な育成を行う場の確保に努め、子育て世代が安心して仕事と子育てを両立することができる環境づくりを進められたものと高く評価をしております。  また、中学校給食においては、昨年11月に学校給食センターの竣工式を迎え、本年1月から中学校給食が開始されました。これは、一日でも早く生徒に給食の提供を開始するために事業を進められた安田市長をはじめとした職員の方々の努力のたまものであると高く評価をしております。  次に、犯罪の抑止力として、通学路や公園など11か所に防犯カメラを設置されたことにつきましては、子どもたちをはじめ地域住民の方々の安心・安全に大きく貢献するものであるとともに、浸水対策としての和井川1号幹線の整備事業、地震対策としての水道管路・浄水場の耐震化などインフラ基盤の整備についても、昨年度に引き続き着実に進められ、安心・安全なまちづくりに努められました。今後も、市民の生命、そして生活の安心・安全を守る施策を的確に推進していただきたく、願うものであります。  そして、三つ目の「信頼と協働で市民の声が届くまちづくり」では、男女共同参画の推進として、市民の皆様がいつまでも自分らしく輝き、地域や職業の場において活躍できるよう、平成30年度にオープンいたしました女性活躍センターにおいて、女性活躍に関するセミナーや情報の発信を行われました。このセンターの今後の運営については、柔軟に対応していただきますよう、よろしくお願いを申し上げます。  また、新庁舎整備事業として、新庁舎等の整備に当たり、行政サービスを滞りなく提供し、かつ仮設庁舎などの費用を削減するため、計画的に庁舎整備を進め、既存建物の改修工事を実施し、順次、移転部署の引っ越しを進められました。今後も引き続き、よりよい向日市を目指し、しっかりと着実に、市民の皆様の視線に立った事業の推進を図られたいと願うものであります。  以上が、平成30年度に実施された主な事業に対する令和自民クラブの評価であり、その認定につきましては賛成とするものであります。(拍手) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  ここで議事の都合により、暫時休憩いたします。             (休         憩)    (午後 0時02分) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)                    (午後 0時58分)  定刻であります。  ただいまの出席議員数は定足数に達しておりますので、会議は成立いたします。  よって、休憩前に引き続き会議を開きます。  続いて討論を行います。  他に討論はありませんか。      (「議長」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  8番、杉谷伸夫議員。 ○8番(杉谷伸夫議員)(登壇)  杉谷伸夫でございます。2018年度の一般会計歳入歳出決算の認定について、反対討論を行います。
     2018年度は、5月に市役所の東向日別館が開庁し、また、新庁舎の実施設計もスタートし、今年1月には中学校給食がスタートしました。また、市民会館は永守重信氏から寄贈されることが発表されるなど、市民待望の事業が進んだ年でありました。  一方、現在、本市が抱える最大の事業と言えるJR向日町駅東口開設事業は、この議会がはじまるまでは、一向にその進捗状況も、内容も、財政見通しも明らかにされず、不透明なままの状態でありました。まちづくりをめぐるこうした状況の一方で、子育て支援が大きな社会的な要請となっており、本市においても待機児童の解消、子どもの医療費無償化をはじめとした子育て支援が大きな課題でありました。また、格差の拡大と国の社会保障削減政策のもとで、年々市民負担が大きくなる介護、医療など社会保障制度に対して、市民を支える施策を本市がいかに工夫し、実施していくかが問われていたと言えます。  そうした中で、まず、子育て支援についてであります。  定員割れしている保育所があるのに、待機児童を受け入れできない状態が解消されていないことがわかりました。原因はやはり保育士不足でした。保育士の確保は本市の一貫した課題であり、議会からも強く求めてきましたが、有効な対策を打ててこなかった結果ではないかと思います。今年4月時点で、国基準の本市の待機児童数は大幅に減少しました。これは保育所定員の増加もある一方で、入所児童の選考を2段階選考に変更したことにより、みずから第2次選考を辞退した方が多数に上った結果でもあり、保育所入所を希望しながら入所できなかった潜在的待機児童の数はあまり減少していないと思われます。来年度からは定員100名の保育所が開所予定であり、待機児童解消に大きな期待がかかりますが、保育の無償化の影響もあり、保育需要は大きく伸びると見込まれます。保育士の待遇改善をはじめとした実効性のある保育士確保を進めなければ、待機児童の解消は進まないのではないかと危惧いたします。  また、子どもの医療費無償化は子育て支援施策の中でも優先順位が高いと考えます。さきの6月議会において、中学校卒業までの医療費無償化を見送った判断を見直し、至急、無償化にかじを切るべきだと考えます。  次に、国民健康保険事業についてであります。  向日市の国民健康保険には、4世帯に1世帯の市民が加入する重要な事業です。この数年、国民健康保険事業の会計に一般会計から市独自の繰り入れをしないことを原則とする運営が続けられており、大幅な保険料値上げが進行中です。経済的に苦しい世帯への配慮がなくなってきています。2018年度も、一般会計から国保会計への法定外繰り入れを行わず、2年連続の大幅値上げとなりました。その結果、市の提出資料によると、夫婦2人、所得200万円の世帯の保険料は、2018年度で32万8,000円になります。所得200万円の厳しい世帯が、国保料だけで所得の16%、32万円余りを払わなければならないという過重な負担です。私は、市民の生活を第一に、一定以上の負担となる市民への軽減等柔軟な運用が必要であると訴え続けてまいりました。国保財政の運営は市町村の権限であります。市町村の判断で、困難な市民への支援を行うことを全面否定するような運営は、国保の運営のみにとどまらず、市民生活を第一とすべき自治体運営の基本にかかわる問題であり、この考え方を改めていただくよう求め続けたいと考えております。  次に、JR向日町駅東口開設事業と市民への説明責任について述べます。  JR向日町駅東口開設事業については、官民の連携事業による調査報告書がまとめられて以降、2年半が過ぎたにもかかわらず、進捗状況はほとんど闇の中の状況でした。ようやく9月6日のまちづくり特別委員会で、あくまで協議途中であるとの条件つきでありますが、総事業費の見込みが230億円、市の負担見込みが32億円と報告されました。総事業費も市民負担見込みも、当初の構想より約2倍に膨らんでいます。また、これまでの説明と大きく違う部分や、駅ビルの内容については、ほぼ全く説明がない状態であり、現時点では、とても理解できるものではありません。このJR向日町駅東口開設事業をはじめ、市民への説明責任が果たされていません。これは私だけでなく、多くの議員が繰り返し指摘し、改善を求めてきたことでもあります。  この1年ほど、毎議会のように、さまざまな議員が入れかわり立ちかわり、一般質問で本市のまちづくりの事業について進捗状況の報告を求めてきました。議員が聞いたらはじめて答える、聞かなければ答えない、そういうものではありません。行政には、市民の税を使って約束した事業の実施状況を報告する責任と義務があります。私は、毎議会の冒頭に市長が事務事業の進捗報告をするよう繰り返し求め、市長は、議会の総意として行うべきということなら答えると答弁されました。議会では、そのように決定されましたので、次の12月議会から実行していただきたいと思います。  個別の主要事業について、いくつか意見を述べさせていただきます。  コミュニティバスについてです。コミュニティバスは着手してから4年近くの検討を経て、来月10月から運行をスタートすることになりました。関係者のご努力に感謝いたします。1方向のみの運行であることなど、コミバスを願っていた市民にとって、とても満足のいく内容ではありませんが、まず走らせて、市民の力で育てるしかありません。市民の利用を最大限盛り上げるよう、市の促進施策を求めます。これからが本番であります。  一方で、コミュニティバス運行と引きかえの形で、向日市の市内と長岡京市方面をつなぐ既存バス路線が大幅な減便になりました。向日市の南部地域では、長岡京市方面のバス路線が減るんだったらコミバスなんか要らんとこういう厳しい声が多くあるのも事実です。こうした声を地域公共交通の課題として重く受けとめ、次のステップの検討を進めていかなければならないと思います。  市役所東向日別館の開設についてであります。昨年5月、市役所東向日別館開設という事業が、大きなトラブルなく行えたと思います。しかし、入口が貧弱で狭いとか、駐輪の自転車があふれて通路をふさぎ、車椅子では通れないなどの課題が指摘をされています。以前より対策を求める声が出ていますが、一向に解決されていません。駅前にある向日市の玄関口ですので、早急に対策をしていただきたいと思います。  また、実施設計中の新庁舎でありますが、これについては、私の提案を入れて省エネ設計を採用し、実施設計が進められていることを評価したいと思います。また、庁舎が2か所に分かれたデメリットを解消する努力が引き続き必要です。新庁舎の事業は進行中ですが、利用する市民の利便性改善に最大限の努力を求めます。  学校施設整備についてです。小中学校のトイレ改修が計画的に進められていることを評価いたします。学校施設個別計画の策定がおくれているようです。計画の年度末からはや半年が過ぎますので、早急に策定し、議会に提示いただきたいと思います。  ごみ収集事業について一言述べさせていただきます。私は、この4年間、乙訓環境衛生組合議会の議員としてごみ処理事業の審議にかかわってまいりました。そういう意味で一定の思い入れがございます。この数年、事業系ごみが残念ながら増加をしてきています。そして、さらに昨年度には、一般家庭の家庭系ごみも、1人当たりのごみ量が増加に転じました。これは極めて深刻な問題であると受けとめております。関係者において、鋭意取り組んでいただいていることと存じますが、原因究明と、そして、繰り返し提案させていただいております古紙の集団回収の促進をはじめとした対策を求めたいと思います。  防災事業についてです。近年の大水害が続く状況や実際の避難を想定し、防災マップの改訂が行われました。水害については、私も求めていましたように、水深3メートル基準を採用し、垂直避難の判断基準がわかるようになったこと、災害種別ごとの避難所がわかるように改定されたこと、大判の地図で見やすくなったことなど、評価できるものであります。  一方、昨年の秋には、これまで向日市が経験しなかったような強烈な台風により、多くの市民が被害を受けました。いまだに屋根の修復ができていないお宅もあるようです。この台風災害では、お隣の京都市が、屋根瓦が飛んで雨漏りした被害に対して補助するなど独自の支援策があることから、昨年秋の一般質問でも、被災市民へ支援策について取り上げられていました。今議会でも私が取り上げ、国の救済基準は厳し過ぎること、屋根が飛んで水浸しになっても何の支援もない現実を伝え、被災した市民への本市独自の支援策をつくるよう訴えました。  ちょうどそのころ、台風15号が千葉県を襲い、大変な被害をもたらしていました。被害の大半は法の支援対象とならない一部損壊でしたが、9月24日、一昨日ですね、国は特例的に屋根の修復に対し、一部損壊でも支援することを決めました。当然の対応だと思いますが、このような国の特例的な対応は大規模な災害に限られます。いまや地震、台風などの災害は身近な問題であります。災害の規模が大規模でも小規模でも、被災したお一人お一人の市民にとっては大変深刻な問題です。国の法によっては救われない市民に対して、市独自の支援制度が早急に求められていることを改めて訴えたいと思います。  以上、私が重視する事業について、その評価を述べさせていただきましたが、特に子育て、国民健康保険事業、JR向日町駅東口開設の各事業について、抜本的な姿勢の変更を求める立場から、本決算の認定に対しては反対とさせていただきます。  ありがとうございました。 ○(天野俊宏議長)  他に討論はありませんか。      (「議長」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  14番、福田正人議員。(拍手) ○14番(福田正人議員)(登壇)  公明党議員団の福田正人でございます。ただいま上程議題となっております議案第50号平成30年度向日市一般会計歳入歳出決算の認定について、公明党議員団を代表して、賛成の立場から討論をさせていただきます。  安田市長におかれましては、平成27年に初当選を果たされて以来、公約に掲げられました「歴史を活かしたふるさと向日市の創生」を推進するために、厳しい財政状況のもと、スピーディに、さまざまな施策の積極的な推進、展開をしてこられたことと認識をいたしております。今後とも、掲げられました公約の実現に向けまして、市民の皆様の声をしっかりとお聞きいただき、良好なる市政運営に努められまして、市民福祉の向上と向日市のさらなる発展のためご尽力を賜りますことをお願いいたします。  それでは、本題に入らせていただきます。平成30年度向日市一般会計歳入歳出決算について精査をさせていただきました。  まず、歳入総額198億9,263万3,000円で、前年度比3.6%の増、歳出総額191億2,001万6,000円で、前年度比3.4%の増でありました。歳入歳出差引額は7億7,267万7,000円、そこから翌年度へ繰り越すべき財源1億6,426万3,000円を差し引いた実質収支は6億841万4,000円となり、単年度収支につきましては、前年度実質収支を差し引き、9,698万4,000円となりました。実質単年度収支は9,951万2,000円となっております。また、財政構造の弾力化を示す経常収支比率は、前年度比0.2ポイント増の97%で、昨年度と比べ、財政構造の硬直化が進み、予断を許さない状況であると思います。  次に、議員団がかねてから重要視をさせていただいた施策から、特に評価できる事業を幾つか挙げさせていただきます。  まずは、防災、減災などの安心・安全対策の取り組みについてであります。  本年は九州地方、また関東・千葉地方で台風や、それに伴う大雨により甚大な被害が発生をしているところでございますが、昨年は、6月に発生した大阪北部地震、7月の豪雨、そして、さらには9月に発生した台風21号などで、向日市においても大きな災害被害が発生をいたしました。このような状況において、市民の防災・減災に対する意識は、さらにさらに向上をしている、そうしたさなかでございます。防災・減災の安全対策強化は、引き続き最重要な課題であると認識をいたしております。  その観点から見た事業といたしまして、市民の声を取り入れながら、防災マップの改訂を進められたことや、水道管路の耐震化をされたこと、さらには、豪雨に対する対応のために和井川1号幹線の整備を進められたことなどの点につきまして評価をさせていただきます。今後におきましても、現在の異常気象の中にあって、想定を超える大規模災害や広域災害を想定した、ソフト・ハード両面からの取り組みを進めていただくようお願いをいたしたいと思います。  また、あわせまして、昨年度までに地区公民館などに設置された防犯カメラに加え、通学路や公園などにも設置をし、市民の皆様の安心・安全を確保されたことも、我々の要望に応えていただいたものと認識をいたしております。今後、さらに各自治会や町内会、地域の皆様の声を聞き入れられまして、防犯カメラの設置にますます取り組まれますようお願いを申し上げる次第でございます。  次に、少子高齢化における適切な環境整備を図る取り組みについてでございます。  現在、本市では、少子化・高齢化の進行に伴い、年金、医療、介護、子育てなどの社会保障において、大きな課題に直面をしており、速やかにその現実と、先々を見据えた福祉・社会施策の充実強化を図っていかなければならないと考えるものでございます。  その観点から見た事業といたしまして、少子高齢化、子育て支援として、定員増を伴う民間保育所の改築や、小規模保育園の新築などの支援を行っただけではなく、老朽化をした第2保育所の建て替えに当たりましては、民間保育所の誘致を行い、さらに、放課後児童クラブの併設を実現されるなど、保育所定員の拡大に努められたこと、また、高齢者の健康維持のために歯科医療を新たに実施されたことや、そして、手話漫画の制作や啓発パンフレットの配布を通して、「古都のむこう、ふれあい深める手話言語条例」を推進されたことなどを評価いたします。  続いて、本市の特徴、特性を生かしたまちづくりに対する取り組みについてでございます。  まず、「歴史を活かし、活力と魅力あるまちづくり」では、本市の魅力である歴史・文化・伝統を生かし、まちのにぎわいと活力を維持創出することでございます。全ての市民の皆様に、向日市を「ふるさと」として愛着と誇りを感じられるまちづくりを進められていることと認識をいたしておるところでございます。この観点から見た事業といたしましては、史跡長岡宮跡を史跡公園として整備をされましたことや、市内鉄道駅の看板を活用したPRなどを通して、本市の歴史の魅力を市内外に発信されたこと、また、通学路の歩道や自転車専用レーンをはじめとするインフラの整備を進められると同時に、JR向日町駅東口の開設に向けて、駅周辺関連設備の設計を進められるなど、積極的に都市基盤の強化に取り組まれたことなどを評価いたします。  また、東向日別館を開設し、ほとんどの窓口サービスを、サービス部門を駅の近くに集約され、来庁者の利便性向上を図られたことは、大変評価しているところでございます。しかしながら、狭い通学路や生活道路の安全性の確保や、本庁舎と東向日別館との利便性に多くのご意見が我々議員団に寄せられていることも現実でございます。今後、さらなる市民目線に立った取り組みを推し進めていただきたいと考えるものでございます。  中学校の学校給食の推進におきましては、スピード感をもって推進をされたことに評価をさせていただきます。子どもの成長期における学校給食は、食育の観点から大変重要であります。今後におきましても、生徒や保護者の声をしっかりと聞き入れられて、改善できる点についてはしっかりと取り組んでいただきたいと要望させていただきます。  そのほかの事業も含め精査をさせていただきました結果、平成30年度一般会計歳入歳出決算につきましては、議員団として評価に値すると判断し、その認定について賛成をするものでございます。  2期目に入られた安田市長が、さらなる指導力を発揮され、直面する困難な課題の解決に向け、理事者各位並びに職員の皆さんが全庁一丸となって、向日市民のために、職員お一人お一人が持てる力を十二分に発揮し、鋭意精進され続けること、そして、さらには向日市民の誰ひとり置き去りにしないとの思いを込めた今後の市政運営を心よりご期待申し上げまして、賛成討論とさせていただきます。  以上でございます。(拍手) ○(天野俊宏議長)  他に討論はありませんか。      (「議長」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  11番、和島一行議員。 ○11番(和島一行議員)(登壇)  皆さん、こんにちは。  MUKOクラブの和島一行です。皆さん、結構長いめの討論で、私は1分ぐらいで済ませたいと思います。  ただいま上程議題になっております議案第50号平成30年度向日市一般会計歳入歳出決算の認定について、賛成の立場から討論いたしたいと思います。  近年、北部開発の事業、そして、東向日駅前開発による人口増加とともに市税収入も大きくなっている本市ではありますが、繰出金の増加もあることから、まだまだ財政は硬直化とされているようです。これから、大型事業が予定される中、この30年度予算の執行には大きな苦労があったことが見受けられます。  そこで、これから、そういう中でも、未来を担う子どもたちのための大きな投資を行っていることが見えました。まず、第1に、中学校給食が開始されたことは大きな評価につながったということであります。心身ともに不安定な中学生に対して、栄養のバランスのとれた、安全で安心できる、しっかり量をとることもできる給食を提供できたと。そして、アレルギーを持っている生徒に対しても、きめ細かい除去食対応実施にも評価いたします。よって、仕事で忙しい親御さんにとっても、時間配分に一石を投じることができたのではないでしょうか。  また、少子化でございますが、さまざまな障がいを持つ児童生徒が多くなってきている日本、本市でも同じことが言える。その子たちに対して、一人一人の障がいに対応した教育支援、指導を行うことで、誰ひとり取り残さないという教育行政の姿勢が伝わってきました。しかし、これから不登校の問題も増加傾向にあると文部科学省も発表しているところで、学校に行けるようになることが、教育行政としては多分ベストなところではあるかもしれません。しかし、その児童生徒に対して、好ましい道をつくってあげる、あげられるかということにも着目をしていく必要がございます。  そして、子どもたちの教育環境が快適になるように、トイレの洋式化に予算が投じられたことには、子どもたちの現代の生活スタイルに合ったよい取り組みであることも評価いたします。  それに付随して、教育のキーマンである教職員たちの働く環境の改善、そして負担減をしっかりと手を打っていかなければ、生徒たちは良好な授業も受けることができません。大きく言えば、学校が潰れてしまいます。そして、教員にも、教員の家庭にも影響を及ぼします。そういう意味では、向日市独自で思い切った見直しを進めていくことを要望いたします。  民生の部分では、子どもたちの学習支援事業、これは私も安田市長も公約に挙げておりました。場所が、この学習支援事業の場所が、市役所から来迎寺さんへ移ることで、イベント等で地域の方々との交流が図られ、温かみのある事業となったことには評価いたします。が、ここに通う児童たちに、徹底的に勉学に取り組む姿勢をしっかりと身につけて、明るい未来をかち取っていただきたいものでございますが、これから、さらに進化していくことを私は希望いたします。  これから、安田市長が児童生徒たちに寄り添った政策を打ち出して、取り組んで、執行することが将来の向日市の発展につながるということを願った、この30年度一般会計歳入歳出決算において、私は、賛成いたしたいと思います。  以上で賛成討論を終わります。以上です。 ○(天野俊宏議長)  他に討論はありませんか。      (「議長」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  18番、小野 哲議員。 ○18番(小野 哲議員)(登壇)  こんにちは。  令和新政クラブの小野 哲でございます。ただいま上程議題となっております議案第50号平成30年度向日市一般会計歳入歳出決算の認定について、令和新政クラブを代表し、賛成の立場から討論を行います。  まず、本市を取り巻く状況について簡単にまとめておきたいと思います。  北部の新市街地の開発、及び阪急東向日駅周辺の再整備が一段落し、新たなにぎわいが創出され、次の事業として、JR向日町駅東地区並びに阪急洛西口西地区の開発に向かっていると、大きな意味ではそういう状況かと思います。  一方、ここ数年の開発による人口増で、子育て・教育環境整備の需要や、進行している高齢化による全般的な行政需要の伸びへの対応が喫緊の課題となっていると認識しております。その中で、平成30年度は安田市政1期目の仕上げの1年であり、ふるさと向日市創生計画に掲げられました各事業を、スピード感をもって精力的に取り組まれた1年であると存じております。  平成30年度の決算の状況につきましては、他の方の討論の繰り返しになりますが、歳入額は198億9,269万2,427円、対前年度比プラス3.4%、歳出額は191億2,001万5,159円、対前年度比3.6%増で、単年度収支におきましては9,698万3,470円の黒字となっておりますが、不足する財源においては、後年度地方交付税で措置されるとはいえ、臨時財政対策債を発行し、補填した結果であると。で、財政構造の硬直度合いをあらわす経常収支比率は97.0%と、前年に比べて0.2%、さらにアップして、厳しい財政状況であると言わなければなりません。ただ、一方では、地方公共団体の財政力を示す財政力指数におきましては、平成24年度以降、徐々にではありますが財政力の向上が認められます。これは北部開発等の新たな土地利用による取り組みにおいて、市税の増収効果が一定あらわれてきていると言えると思います。  そのようなことを念頭に置きまして、平成30年度の決算において、特に令和新政クラブが評価している点を申し上げてまいりたいと思います。  まず、JR向日町駅東口の開設についてであります。  東口開設に伴う駅ビルの一体的整備について、その整備手法について鋭意検討され、また、国や府、事業者と大変厳しい交渉、折衝を重ねられていると理解しております。我々も、議員連盟を通じて協力させていただいておりますが、本市の今後のまちづくりを大きく左右する最重要プロジェクトと認識しております。しっかりとした取り組みを期待するとともに、議会・市民への説明をお願いいたします。関係理事者におきましては、引き続き大きな仕事をお願いすることになりますが、重ねてよろしくお願いいたします。  次に、東向日別館についてでありますが、昨年5月、新たに市民サービス部を再編し、市民の方への利便性を向上することができました。同時期に営業を開始されましたイオンフードスタイルとともに、市内の中心部に活気を呼び戻すことができたと考えており、評価をしております。  そして、大極殿公園等の整備についてでありますが、本市に来訪される方々が快適に、本市が持つ歴史・文化資源に触れることができるよう、大極殿公園と北大極殿公園を結んだ史跡公園の整備や、また、阪急西向日駅周辺の整備等に取り組まれていることを評価しております。  次は子育て支援施策についてであります。  旧第2保育所を民営化し、そして、新たな取り組みとして、放課後児童クラブの併設に取り組まれたこと、そして、また民間保育園の改築や、新たな小規模保育園に対する支援を行われて、本市の急増する子育て層の需要に対してしっかりと取り組まれたこと、取り組まれていることを高く評価しております。  次に、学校教育において、西ノ岡中学校内に学校給食センターを、30年度内にしっかりと開設されたことを評価しております。さらに、校舎内のトイレの改修など教育環境の向上・整備を進められたことを評価いたしております。  昨年度は、6月でしたかね、地震や、9月に襲来した台風21号等、本市においてもさまざまな被害が出ました。その学校施設等の自然災害対策にも、大変慌しい1年であったと思いますが、それらの中にあって、防災マップ更新や水道管路の耐震化、集中豪雨に対応するための下水道施設の調査や工事、あるいは管の補修、長寿命化など自然災害への対策を着実に進められていることを評価しております。  さらに、防犯カメラについても述べさせていただきます。近年、児童生徒が危害を加えられる事件が各地で起こっておりますが、犯罪行為に対する抑止力として、通学路や公園など11か所へ防犯カメラの設置を実施されましたこと、市民の安全・安心に大いに資するものであると評価しております。特に、高齢化が進む地域社会にあって、生活の安心・安全を守る重要な施策と存じますので、着実に推進していただきますようお願いを申し上げておきます。  最後にですが、新庁舎・市民会館についてであります。日本電産株式会社の永守会長から、市民会館にかわる施設をご寄附いただけることとなり、大変ありがたく、感謝申し上げたいと思います。一体的に整備を行う市役所新庁舎についても整備が着々と進もうとしております。工事が安全に完了しますよう、引き続きよろしくお願いしたいと思います。  以上が平成30年度に実施された主な事業に対して、我々令和新政クラブが評価する点であり、賛成を表明させていただきます。  ただ数点、懸念している項目もございますので、討論の最後に述べさせていただきます。  JR向日町駅東口開設事業や新庁舎建設などは、やはり多額の市債を発行して取り組む大型事業です。ほかにも、向日消防署の建て替えに当たっての構成団体としての分担金や、会計年度任用職員制度の導入に伴う新たな財政負担増など、さまざまな負担がふえます。厳しい財政見通しを予測せざるを得ない状況です。中・長期的な財政見通し、計画を十分に勘案して取り組んでいただくよう、改めてお願い申し上げておきます。  また、2番目として、JR向日町駅観光交流センターの整備や、長岡宮内裏観光交流センター整備が進んでいますが、運営に当たっては、市内外の方々に愛される、活用していただける施設となるよう、十分工夫を凝らして進めていただきたいと思います。  そして最後、3点目が、本市のような小規模な市におきましては、市政を進めるに当たって、一人一人の市職員の方々が担う業務は大変、やはり重くなってまいります。本市が大きく動こうとしている今、人材の採用、研修、そして実務を通し、しっかりと人材育成に取り組んでいただき、将来にわたり市政を担う職員をしっかり育成していただくようお願い申し上げまして、討論といたします。今後におきましても、第2期目に入られました安田市長のリーダーシップと実効性ある取り組みの推進を切に期待して、討論とさせていただきます。  ありがとうございます。 ○(天野俊宏議長)  他に討論はありませんか。      (「議長」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  13番、村田光隆議員。 ○13番(村田光隆議員)(登壇)  村田光隆です。
     平成30年度は、安田市政1期目の集大成となる年度でありました。今年3月には、史跡長岡宮跡大極殿回廊地区保全整備事業竣工記念式典が盛大に催されました。回廊の一部を再現したあずまやも完成し、史跡公園にふさわしいつくりとなっており、市民の憩いの場となっています。前年度に引き続いての「るるぶ」向日市版の発行は、全戸配布され、本市が観光施策に力を入れていることを市民の皆様に周知できたのではないかと思います。  道路整備推進事業では、歩行者や自転車が安心して通ることができる道路をふやしていただきました。  JR向日町駅東口開設については、大変厳しい交渉が続いていると聞いております。本市の発展に欠かせない事業であり、推進議員一同しっかりと後押ししてまいりたいと思います。  また、JR向日町駅東口開設とあわせて、森本町の日本電産の大規模企業誘致は本市のかなめの施策であり、民間の力をおかりして、本市が稼ぐことができるために、市長と力を合わせて推進してまいりたいと思います。  防犯カメラ整備事業は、犯罪の抑止や、起きてしまった犯罪を解決するためだけではなく、不法投棄の抑止にもつながります。犯罪のない、安心・安全なまちづくりを引き続き行っていただきたいと思います。  予測できない集中豪雨にも対応し、市内各所でさらなる浸水対策を施されている下水道事業も大いに評価いたします。  平成31年1月から開始された中学校給食は、温かく、おいしく、安心して食べることができ、よい仕事をされています。  寺戸町東田中瀬に開園予定の民間保育所により、待機児童が大いに解消できるものと期待しています。  最後に、阪急京都線の高架化は本市にとって必要不可欠な事業であり、諦めることなく、粘り強く取り組んでいただきたいと思います。民間活力でまちを発展させる施策は、本市を明るく、元気にする施策です。私、村田光隆も、これらの施策をともに推進してまいりたいと思います。 ○(天野俊宏議長)  他に討論はありませんか。      (「議長」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  12番、飛鳥井佳子議員。 ○12番(飛鳥井佳子議員)(登壇)  社会民主党の飛鳥井佳子でございます。平成30年度向日市一般会計歳入歳出決算の認定に当たりまして、入りをはかり、財政硬直化に歯止めをと願い、賛成討論を行います。  先日、1,659号の私の社会新報向日市版に、歳入歳出決算についての円グラフを載せましたところ、市民の皆様から、歳出総額の191億2,001万6,000円のうち、民生費が約半分の87億9,000万円もかかっていることや、各種特別会計に20億円も繰り出していることから、一段と財政硬直化が進み、厳しい市財政であることや、にっちもさっちもいかない状況に近づいている向日市のお財布について、ご理解あるご意見をいただいております。  昔、民秋市長さんが、財政を無視した議員質問に、ちょうど手にけがをされていて、肩から白い布で腕をつりながら登壇をされまして、「ない袖は振れません。」と、反論権がない中で、ユーモアあふれるご答弁をされたことを懐かしく思い出しております。ですから、我々議会についても、20名で2億3,600万円もかかっていることについてのご批判も市民の皆様からいただきました。昔は、議会は徹夜もありまして、寝袋を持ってきて、控室で寝泊りしたこともあるほど忙しかった議会も、今は随分楽になっております。  先日、乙環、乙福、乙消の一部事務組合の分担金の中の議員報酬につきまして、佐藤議員さんから、市議会の議員報酬をもらっているのに、どうしてかとのご意見が委員会でありましたが、私も、二重取りではないのかと、この一部事務組合議会の席上で主張してまいりまして、地方自治法や報酬審議会に抵触はしていないけれども、私の意見を取り入れ、わずかではありますが減額にしていただいた実績がございます。ですから、せめて今日、全国的にも大問題となっております政務活動費につきまして、私は受け取らないということを続けておりますし、公約にもいたしました。  例えば、長年の市民の悲願であった中学校給食を実現していただきまして、大変感謝しておりますが、ある議員は、先生方や生徒の負担軽減のためにリフトをつけてほしいが、これができていないので、この決算に反対する旨、委員会で述べておられました。それなら全議員が、一部事務組合の報酬や政務活動費等を返上し、姉妹都市には公費でなく自費で行き、高い会議用のマイクを購入するのをやめていたりしていればリフトを用意できたのではないでしょうか。民間から見れば、何という議員天国でしょう。「身を切る改革」をスローガンになさっている議員さんも、ぜひご協力いただけるとうれしい話です。  また、議員定数削減も必要であります。今夏、選挙がありましたが、市民の方々からいろんな意見を頂戴いたしました。まだ選挙が始まっていない告示日前からのしつこい、繰り返される戸別訪問や事前運動が多いということです。このお便りには、議員本人とその妻がご夫婦で挨拶に来られるので、私自身、身動きがとれず、いろいろと応援できなくてごめんなさいと書いてありました。そして、無理をせずに、ぼちぼち頑張ってくださいと気遣ってくださっていました。  市長選挙の前から、この半年間ぐらい延々と事前運動が続いていくので、もう今が一体何の選挙かわからなくなる市民もおられて、参議院選挙のときは、ある男性はこう言っておられました。「ずっと妻が投票所から出てこず、涙目になって出てきたので、どうしたのかと尋ねたら、飛鳥井さんの名前がなかったと言うので、いや、市議選はまだや、来週やよと言った。」と夫さんが笑っておられました。選挙制度をあまりご存じない市民もおられて、比例代表制の参議院選挙のややこしい中から、あの名前の中から私を探してくださっていたんだと本当にびっくりしました。  早くから市議選の戸別訪問をされる議員がおられるので、何の選挙か間違える方もあるでしょう。選挙のさなかも、候補者カー以外で電源を使っての街頭宣伝部隊3人組みが、多数、家々の前で辻々に立って長々としゃべっていてうるさいことや、候補者自身がたすきをつけたままの戸別訪問、団地では選挙カーがもぬけの殻で、何と運動員ごと一戸一戸挨拶回り。また、投票の日、少し視力のご不自由な方のお宅にも候補者自身が車で送迎に来たとのこと、その方が、後に「おかげで飛鳥井さんに投票できました。」と言われて、またまたびっくりいたしました。  阪急東向日駅前では、道行く人の中から知り合いを見つけた候補者の方が、選挙カーから「〇〇さん、助けてください。」と大声でマイクで叫んでいる始末であります。これを子どもたちが見たら、市会議員て何と情けない仕事かとあきれることでしょう。市会議員というのは公僕でありまして、常に研修を怠らず、皆様から納められた税金から報酬をいただいて、市民がお困りのことを助けるのが仕事ですのに、自分を助けてくださいとはまるで反対です。だから、よく議員は電車の踏切の遮断機と言われ、選挙のときは頭を下げるが、選挙が済んだら踏ん反り返ると笑われています。昔は、偉そうに肩で風切って、職員を怒鳴りつけて威張る議員もいましたが、さすがにこれは減りましたが、4年に1回、うろうろ戸別訪問をしてセールスする市議の姿を見まして、「昼寝もでけへんわ。」と選挙当日、もうがっかりして、それこそ投票をお昼寝する人もいるわけです。  選挙後も、何日もかけて汗をふきふき、お礼に回っている議員もいます。「忙しいのに、ピンポン押されて本当に腹立つわ。」の声をよく聞きます。これが4年ごとに繰り返されれば、そりゃあ投票率も減るでしょう。市民はばかではありませんから、事前運動や戸別訪問が選挙違反だと十分ご存じですので、哀れんでくださる方や、自分で広報を見て、よっぽどこの人という人がいれば投票したかったんだけれども、本当にうるさい、失礼だと思う人、いろいろと低投票率の原因をみずからつくっている候補者もいるでしょう。  最初の消費税、売上税のとき、これまで行かなかった方も本当にたくさん投票行動にすごく熱心に行かれました。ですから、投票率が低いのは今の市政にそれほど文句がないからとか、理解が、立派な「広報むこう」で広がっている結果かもしれません。以前は30人を超える立候補者がありましたが、このごろはいつも少数で、まだ選挙が無投票になった市よりもましですけれども、まあ市民から見れば、それほど魅力的な問題でもなく、向日市まつりや激辛グランプリのほうが魅力的、どうも我々自身、頑張りどころを履き違えている感じがいたします。大事な市民の税金で雇っていただいているのですから、毎日、もっと笑顔で働こうと思いますし、市の選挙にかかる費用も多額ですので、今後の議会活動でしっかりと、市民にとってよりよい政策の実現でお応えできればと願っております。  また、猛暑の中、選管委員長さんをはじめ立会人になってくださった市民の皆様、夜中まで開票に立ち会ってくださったり、大変なご苦労をされました市職員の皆様に感謝したいと思います。  さて、安田市政2期目となり、この間、市民の長年の要請を受け、中学校給食、コミュニティバス、学校のトイレ、保育所、放課後児童クラブ、子育て支援、女性センター、防犯カメラ、桂寺戸線の整備や和井川1号幹線整備など、急ピッチでご尽力いただきました。この間、市職員の方々のたゆまぬ努力により、多くの事業を見事にこなしてこられたことを市民とともに喜んでおります。しかし、このままでは向日市財政は逼迫し、人件費がほとんどを占めてしまい、経常収支比率97.0%と追い詰められていくばかりで、災害の多い当節、いざというときの備えや即対応ができているかといえば大変不安です。市民の安全・安心の確保が最優先であります。国の対応に期待しても、3.11東日本大震災や、先日の千葉の台風被害を見ましても、何の助けにもならぬことは明白であります。ですから向日市は、今こそ観光振興などを進めて入りをはかり、硬直化した市財政を建て直す必要があります。  先日、乙訓フェスタがありましたが、お隣の長岡京市に比べて向日市は悲惨です。我がJR向日町駅は本当に寂れた感じみなぎる悲しい状況です。まずこの駅、市負担を少なくするため、駅ビル事業と一体化し、複合ビルの立地誘導を進めて、しっかりと再生させていただく方針、これには大賛成であります。  特に、本格的に着手されましたJR向日町駅基本設計業務委託料3,420万円、JR向日町駅自由通路等整備に伴う補償調査業務委託料5,443万8,480円、まちづくり計画作成支援業務委託料349万8,660円、とても賛成しております。また、以前から全国でにぎわっている道の駅づくりを要請してまいりましたので、観光交流センターは大変うれしい事業であります。3.11福島第一原発事故直後の福島へ、社民党議員団としてバス3台で視察に行きました折、全てがストップしている中で、道の駅だけが開いていて、とても助かったことがあるからであります。  向日市は西日本一面積が小さい市ですのに、最近は日本中をお騒がせする残念な大事件が大きく報道され、神戸で土井たか子さんの追悼会に参りましても、議員が並んで紹介されているときに、「向日市議の飛鳥井佳子さん」という声に、急に会場がザワザワと、「あの向日市や。」と言われてつらかったです。もっと外に向かって、明るく楽しい市であることをアピールできる、市のイメージをアップできる観光拠点が必要です。からっキーの激辛ソングとか、向日市出身の歌手の皆さんの演歌とか、都はるみさんの向日市音頭とか、私の作詞作曲の「もう一度向日町」とか、岩本公水さんの「秋桜だより」のフレーズの『幸せが待っていそうな道の駅』の曲を流したりしてほしいなと思います。また、競輪選手のグッズ販売とか、サイン会とか、NPOの被災地支援チャリティーイベントとか、いろいろアイデアがありそうです。とにかく、せっかく大きな老舗の向日町駅を使って、全国に向日市のよさをPRしてください。  また、時間はとてもかかりますが、阪急京都線連続立体交差事業予備調査業務委託料1,442万1,240円や、名神高速道路スマートインターチェンジ調査検討業務委託料1,270万9,960円にも賛成です。  また、庁舎についての事業費1億9,617万3,640円も重要で、新庁舎及び市民会館整備基本設計業務委託料や、庁舎別館や西別館の改修工事も必要な支出であります。  消防署が借地を長年させていただいておりました、あの土地があきますので、できれば、今後できます新庁舎、ここにはレストランやキッズルームがあって大変にぎわう、市民のみんなが駆けつけて、ここで老若男女憩える場所でございますので、やはり駐車場は必要だと思います。ですから、その消防署跡地、これまでも借地料を払ってきたのですから、できましたらそこに、市役所に近いので駐車場をつくっていただけたら喜ばれるのではないかと思っております。  とにかく、向日市は今後もお金の要ることばかりで大変ですが、それでも他市に倣って、向日市独自の入りのはかれる事業へのお取り組みを強化していかれる市政を高く評価いたします。頑張ってくださいますよう期待しております。  それから、最後に要望を1点述べさせていただきます。  先日の委員会で、はじめて渡辺文化財調査事務所長さんが「女王卑弥呼」という言葉を出されまして、もう本当に私は、その卑弥呼の言葉、卑弥呼という言葉を聞きたいために生きてきたようなものでございまして、あ、やっと出たと思いましたけども、その折、やはりいろいろね、これから世界中から注目されると思いますが、9月21日、日本最古の3世紀の五塚原古墳について、兵庫県考古博物館の和田晴吾先生の講演が向日市文化資料館であり、これは全国ニュースにもなったことですから、各地からたくさんの方が参加されていました。私も整理券をもらうのに並びました。  今回、自然石で組み立てられた竪穴式石室が発掘をされまして、邪馬台国の女王卑弥呼の墓説がある奈良の箸墓古墳よりも古いという、前兵庫県立考古博物館長の石野博信先生の話も、もう既に2014年10月17日、京都新聞に出ておりましたように、本当に重大な発見であります。和田先生も、大陸から土木設計技術集団が渡ってきて指導をした可能性があるとおっしゃっており、いよいよ「魏志倭人伝」の卑弥呼伝説到来でございます。当時の日本には、まだ文字がなくて、「古事記」「日本書紀」もまだなかった時代の「魏志倭人伝」には、昔、日本人が倭国という名を嫌ったので、大陸から見て日が下のほうから上ってくるので日の下、日本の名に日の本という名に変えてあげようということになって、今の日本という名前になったとか、戦いばっかりしていて、もう男性が少なくて女性が多い国だったものですから、戦死されている人が多かったので、この国を平和にするため女王を大陸から遣わせた、それが卑弥呼であったことや、その後、日本が安定したので、日本人が感謝をして卑弥呼の墓をつくったという話が出ております。  私は、三十数年前から、この前方後円墳のあるはり湖山を守るため、寺戸町芝山に移住いたしまして、当時、このはり湖山には都市計画街路計画による、この古墳の破壊が迫っておりましたので、住民の方々と外環道路計画反対住民連絡会議のメンバーとして頑張っていまして、今もこの計画路線が図面から消えていないので、はり湖池周辺の自然を守る会の顧問をしながら、このはり湖の森の緑や環境を見守っております。あのころは、保守系の議員さんだけでなくて、共産党の議員の皆様も市民待望の道路であるとビラを配り、街頭演説をしておられ、反対は社会党のみでございました。長い間のにらみ合いの末、京都府は、はり湖山を一度潰してトンネルをつくり、その上に木を植えるというプランで、大層なお金をかけた模型をつくり、議員全員協議会に持ってきて、我々に見せられました。全議員の皆さんが立ち上がって、その周りに集まって「これなら、ええんと違う」と言う中で、私ひとり席を立たず、一瞥もしなかったし、そんなものはできるはずがないから、見ないと必死に抵抗した、抗議した日のことを懐かしく思い出しています。  いつも申し上げていることですが、大事な請願はきちんと数を読み、勝てるときのみ提出をいたしますので、オンリーワンチャンスを見計らって、慎重に外環道路廃止を求める請願を通すことができました。それが2003年3月議会。本会議最終日には、15対7の大差で住民運動の勝利となりまして、1,418名の署名にご協力くださった市民の皆様に心より感謝しています。このことが京都府の再評価委員会で評価をされ、外環道路に潰されることなく、はり湖山が丸っぽ残ったことが今日の五塚原古墳の名誉ある、日本最古の前方後円墳の石室発見となることができ、たった1人の反乱だった私でございますが、人生最大の喜びであります。  後で知ったことですが、はり湖山の自然観察会をしていましたら、以前、府職員をされていて、その後、河川レンジャーになって自然保護をやっている男性がひょっこり来られました。ヒメボタルやオオムラサキを探しておられました。そして、実は、彼は何とあのときのはり湖山のトンネル道路の模型をつくった張本人でございました。そして、彼は、はり湖山に来たのはこのときがはじめてで、あの模型をつくったときは、はり湖山を見たこともなく、航空写真から想像でつくったと申しておりました。世界の大切な史跡を潰そうとした国や行政や京都府に猛省を求めたいと存じます。  とにもかくにも、物集女街道の拡幅を進めてくださる安田市長が登場されて、外環道路がなくなっても大丈夫にしていっていただき、感謝に耐えません。どんどん向日市の府道・市道の改善が進んでおり、ほっとしております。終わりよければ全てよしとして、今後の五塚原古墳についての要望をいたします。  天理市黒塚古墳を見学しましたところ、「卑弥呼の里」として展示館をつくり、実物大の復元竪穴式石室を見学することができました。向日市からも大勢の方が、ここをウオーキングで行かせていただきました。お金も落としてきました。ですけど、この天理市の古墳は4世紀初頭の古墳でありますのに「卑弥呼の里」と銘打っております。ありゃ、やられたなと思いました。五塚原古墳は3世紀なのですから、卑弥呼の里と十分言えるでしょう。  堺市の百舌鳥・古市古墳群が世界文化遺産となり、この乙訓古墳群も今日、大いに注目をされています。五塚原古墳も世界中が注目する観光スポットになるでしょう。全国に古墳は16万基以上あるそうですが、この五塚原古墳は、数ある日本中の古墳の中で最古のものであり、長年頑張ってくださった埋文センターの皆様のご努力に報いるべく、この輝かしい文化財を国内外に発信し、歴史と文化のかおり高い、向日市の誇り高い史跡として、全国各地から、また、ルーツであるアジア各国からも見学に来ていただけるよう、立派な自然公園の展示館として後世に残せますように国に働きかけていただきますよう強く要請いたしまして、賛成討論といたします。 ○(天野俊宏議長)  他に討論はありませんか。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  それでは、討論を終結して採決いたします。  議案第50号について、認定することに賛成の方は、起立願います。      (賛 成 者 起 立) ○(天野俊宏議長)  起立多数であります。  よって、議案第50号は、認定することに決定いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  ここで議事の都合により、暫時休憩いたします。             (休         憩)    (午後 2時06分) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)                    (午後 2時20分)  定刻であります。  ただいまの出席議員数は定足数に達しておりますので、会議は成立いたします。  よって、休憩前に引き続き会議を開きます。  日程第17、議案第51号平成30年度向日市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。  本案は、厚生常任委員会に付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。長尾厚生常任委員長。 ○(長尾美矢子厚生常任委員長)(登壇)  議案第51号につきまして、その審査経過と結果についてご報告いたします。  主な質疑の概要として、一委員より、納付金の算定基礎となった国民健康保険の加入見込みの人数より実態は292人減っており、その差額の返金を求めることについて質疑があり、京都府に精算を要望している。今のところ精算は行わないと回答があったが、引き続き要望していくとの答弁がありました。  一委員より、平成30年度、31年度の標準保険料について質疑があり、平成30年度は1人当たり11万7,210円、平成31年度13万1,321円であるとの答弁がありました。  一委員より、見込みを正確にするための取り組みについて質疑があり、見込みの数でなく、昨年度の実際の数を毎年使用してはどうかと考えており、今後、提案していきたいとの答弁がありました。  一委員より、納付金の算定基準について質疑があり、府が全体の医療費の見積もりを立てて、人数と所得と年齢調整後の医療費指数で割り当てを決めているとの答弁がありました。  一委員より、乙訓医療圏は医師が多く、多受診やお薬の多剤投与などの状況があると聞く。レセプト審査などでしっかり見てほしい。フィットネスやウオーキングなどの健康づくりも取り組まれていることも周知していただけたらとの意見がありました。  一委員より、広域化のプラス面について質疑があり、大きな制度改革であったため、ほかの市町村との情報共有が密にできた。また、都道府県単位で運営するため、安定的な財政運営が可能となり、急激な保険料の上昇が起きにくくなったとの答弁がありました。  一委員より、納付相談の状況について質疑があり、相談件数は延べ数なので、1人が複数回来られている数も入っている。相談窓口については、広く丁寧に対応していきたいとの答弁がありました。  その他、活発な質疑があり、採決の前に、一委員より、国保の広域化2年目、市民からは保険料が高いと悲鳴が聞こえている。納付金の算定も問題である。国保料の値上げには納得できない。税機構に任せず、きめ細やかな納付相談をしてほしい。命の問題であり、値上げのことがあるので反対であるとの意見がありました。  採決の結果、可否同数となりました。  よって、向日市議会委員会条例第13条第1項の規定により、委員長採決を行い、議案第51号については、認定すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○(天野俊宏議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を行います。  まず、反対討論を求めます。      (「議長」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  6番、佐藤新一議員。(拍手) ○6番(佐藤新一議員)(登壇)  私、日本共産党議員団の佐藤新一です。ただいま上程されました議案第51号平成30年度向日市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について、党議員団を代表して反対意見を述べさせていただきます。  日本共産党議員団は、国民健康保険は、国の交付金をふやさない限り制度として成り立たない状況だと言ってきました。他の健康保険は事業主と従業員が折半して保険料を納めています。国保には、所得割だけではなく、他の保険にない均等割や平等割があり、子どもが多いほど保険料は高くなります。米重議員が令和元年第1回定例会で述べさせていただきました危惧する件が進行していることです。それを裏打ちするように、近畿都市国民健康保険者協議会会長、吹田市長の後藤圭二氏が会員各市議会議長宛てに協力要請をされました。「令和元年度国民健康保険に関する要望書について(協力依頼)」決議として7点の要望書があります。  要望書には、国民健康保険は高齢者や低所得者の占める割合が高く、他の医療保険に比べて財政的基盤が脆弱であるという構造上の問題を抱えています。さらに、近年の急激な高齢化の進展などに伴う医療費の増大と、これに伴う保険料負担の増大など極めて危機的状況に陥っています。国民皆保険の最後のとりでとしての役割を果たす国民健康保険制度を維持・堅持していくために、さらなる公費の投入が必要であるとの認識です。  さて、向日市の現状は、国保加入世帯の市民に対して、負担能力を超えた過大な国民健康保険料の支払いを求めています。平成30年度の保険料のモデルケースによりますと、年間所得300万円の夫婦と未成年2人の夫の所得300万円の世帯で、国民健康保険料の年額は52万3,600円であります。実に年間所得の17.4%を超える額を保険料として支払わなければなりません。  また、平成30年度4月1日現在における本市の国民健康保険加入世帯は7,167世帯、1万1,111人であり、そのうち保険料滞納世帯は944世帯、全体の13%となっており、短期証発行世帯は595世帯、954人です。市の税収強化の努力にもかかわらず、平成30年度には176世帯にかかる保険料が不納欠損となっており、払えない家庭の状況の深刻さがうかがえます。また、保険料の減額世帯は357件と、加入世帯の経済状況が好転はしていないこと、この高額な保険料が市民生活へ深刻な影響をもたらしているあらわれです。向日市は、国の国民健康保険政策への従順な姿勢に問題があると考えています。  反対理由の一つ目は、3年連続保険料の値上げをしていることです。  国民健康保険法は、第1条で社会保障と国民保険の向上に寄与することを明示し、同法第4条では、国民健康保険の健全な運営への国の努力を定めています。ところが、市長は市民に対しては国保財政の赤字を解消しなければと訴えておられましたが、赤字の原因が国の政策にあるとは一切説明をしておられません。2017年で値上げを諮問された国保運営協議会を、二度、私は傍聴させていただきましたが、赤字を強調し、国保の社会福祉の役割についても、ほとんど公募委員の方に説明をしていませんでした。そのために、借金は早く返したらいいと最短の3年返済の声で押し切ってしまいました。結果、3年連続の保険料の値上げが続いています。これは都道府県化の先取りです。市長の態度は甚だ不誠実と言わざるを得ません。日本共産党は、国民健康保険制度は皆保険制度を支える重要な制度であり、国は、制度が正常に機能するために全国知事会が求める国費1兆円を投入すべきと考えています。また、市町村国保は都道府県化により府の管理に置かれることになり、独自性が損なわれることになっています。  反対理由の二つ目は、都道府県化に対する姿勢であります。  平成30年度における被保険者の算定が、過去3年間の被保険者のもとに推計するために、向日市では292人、2.5%多くの保険料を納付させられましたが、納付金の差額の精算をされず、余剰金が発生した場合は、翌々年度の納付金算定において、府全体の負担軽減を図るとされ、向日市には返金されません。引き続き、京都府に返還を申し入れていただきたいと思います。標準保険料による納付金が請求されれば、それに沿った額を支払わなければなりません。現に、令和元年度に示された納付金は市で想定したものより高額となっております。国の制度だからと諦めるのではなく、高額な保険料のために支払いが滞る人が大勢いると受けとめ、国に1兆円の財源を求めることとあわせて、一般会計からの法定外の繰り入れをするべきと考えています。  反対理由の三つ目として、一般会計からの繰り入れを拒否していることです。  市長の一般会計繰り入れに対する姿勢であります。本市国保加入世帯8割強の低所得者の市民が加入している実態を承知していながら、一部の市民へこれ以上税金を投じることは公平性の点から市民の理解を得られないとしてこられました。一部の人ではありません。2万5,267世帯のうちの28%、7,167世帯、人口5万7,420人の19%の人たちが国保に加入しています。国保の本旨は社会保障の確保であります。近畿都市国民健康保険者協会も認める財政的基盤が脆弱であるという構造上の問題を抱えている以上、一般会計からの繰り入れは当然です。健康都市宣言をしている向日市として、国保以外に頼るもののない市民から医療を取り上げることになります。赤字解消のための保険料値上げを続ければ、医療にかかれなくなる人がふえます。これでは住民の福祉の向上を目的とする地方自治体としての責務を放棄することであります。
     最後に、今後の要望を述べさせていただき、討論を締めくくらせていただきます。  一つ目は、国民健康保険の国庫負担割合を大幅な増額を求めること。  二つ目は、国民健康保険の都道府県単位下での一元化、広域化の中止を求めること。  三つ目は、税と社会保障の一体改革の撤回を求めること。  四つ目は、国保加入者に正規の被保険者証を交付すること。引き続き、資格証明書の発行は絶対に行わないこと。  五つ目に、保険料滞納整理を京都地方税機構に移管しないこと。減免や徴収猶予などの制度の拡充を図り、支払い困難な市民の暮らしを支えるための相談を受け付けること。  六つ目が、市の減免制度は前年度の所得を条件とせず、当年度の生活実態で判断する制度に改善を図ること。  七つ目に、保険料の応能応益負担割合を55対45に戻すこと。  八つ目、国保加入者に保険料の法定軽減制度について、次年度の保険料算定に影響する確定申告のときまでに制度の周知徹底を図ること。  九つ目に、健康増進の取り組みを推進し、予防、早期診断、早期治療を図ること。  十、市の国民健康保険運営協議会委員に公募委員を選任すること。その際、非正規労働者、専従専業農業者、中小零細業者、無収入者等を選任し、休日・夜間の協議会開催を図り、国保加入者の実情が反映できるようにすること。  十一、窓口で支払う一部負担金が要るために医療にかかるのをためらい、重症化することをなくすためにも、一部負担金をなくすようにするべきですが、少なくともマル老制度の復活を京都府に求めていただくことをお願いし、私の反対討論を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。(拍手) ○(天野俊宏議長)  次に、賛成討論を求めます。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  他に討論はありませんか。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  それでは、討論を終結して採決いたします。  議案第51号について、認定することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手多数であります。  よって、議案第51号は、認定することに決定いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  日程第18、議案第52号平成30年度向日市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。  本案は、厚生常任委員会に付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。長尾厚生常任委員長。 ○(長尾美矢子厚生常任委員長)(登壇)  議案第52号につきまして、その審査経過と結果についてご報告いたします。  主な質疑の概要として、一委員より、後期高齢者医療の窓口負担が上がるのではないかとの質疑があり、国のほうで、世代間の公平な負担の観点から窓口負担を2割に見直すとの声が上がっていると聞いているが、今後の国の動きを注視していくとの答弁がありました。  一委員より、事務報告書の内容をふやしたことについて質疑があり、前回の委員会で指摘をいただいた。実態がつかめるよう、国保を参考に事務報告書を考えたとの答弁がありました。  その他、若干の質疑があり、採決の前に、一委員より、後期高齢者医療の制度については当初より反対している。窓口の2割負担もしないように国に要望してほしい。この制度そのものについて反対であるので、この決算の議案も反対であるとの意見がありました。  一委員より、この制度には反対であるが、市に裁量のないことについて反対することは、自分の採決態度として考え方を変えたので、この議案については賛成したいと思うとの意見がありました。  採決の結果、挙手多数により、議案第52号については、認定すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願いいたします。 ○(天野俊宏議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を省略して、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  ご異議なしと認め、採決いたします。  議案第52号について、認定することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手多数であります。  よって、議案第52号は、認定することに決定いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  日程第19、議案第53号平成30年度向日市介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。  本案は、厚生常任委員会に付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。長尾厚生常任委員長。 ○(長尾美矢子厚生常任委員長)(登壇)  議案第53号につきまして、その審査経過と結果についてご報告いたします。  主な質疑の概要として、一委員より、特養待機者の数について質疑があり、4月1日時点で125人であるとの答弁がありました。  一委員より、介護の実態調査や今後の計画に市民の声を生かすことについて質疑があり、アンケートについては、国が決めた項目を中心に行い、他市との比較をしながら実態をつかんでいきたいと答弁がありました。  一委員より、要介護は減っているが、要支援1・2が去年より150人増加している。また、認定調査が減っていることについて質疑があり、要支援1・2の増については、医療機関からの勧めがあったり、退院時に福祉用具や住宅改修のために申請されていると思う。また、認定調査については、更新が2年から3年に変更されている途中であるとの答弁がありました。  その他、活発な質疑があり、採決の前に、一委員より、今年度は介護保険料の見直しで保険料が上がった。制度そのものが開始のときから改悪されていると考えられる。希望しているサービスを受けられない人がふえていることも改善されることを望むので、反対であるとの意見がありました。  採決の結果、可否同数となりました。  よって、向日市議会委員会条例第13条第1項の規定により、委員長採決を行い、議案第53号については、認定すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○(天野俊宏議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を省略して、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  ご異議なしと認め、採決いたします。  議案第53号について、認定することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手多数であります。  よって、議案第53号は、認定することに決定いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  日程第20、議案第54号平成30年度向日市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。  本案は、建設環境常任委員会に付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。上田建設環境常任委員長。 ○(上田 雅建設環境常任委員長)(登壇)  議案第54号についての審査経過と結果をご報告いたします。  主な質疑の概要といたしまして、一委員より、豪雨で森本町前田地区が浸水した件について質疑があり、現地調査をした上で、道路整備課と対策検討していきたいとの答弁がありました。  一委員より、国は下水道使用料で事業費を賄うようにとのことであるが、市として、今後どのように考えているかとの質疑があり、公会計に移行した結果や、市民負担の理由を説明できるように下水道使用料を設定していきたいとの答弁がありました。  採決の結果、挙手全員により、議案第54号について、認定すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願いいたします。 ○(天野俊宏議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を省略して、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  ご異議なしと認め、採決いたします。  議案第54号について、認定することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)
     挙手全員であります。  よって、議案第54号は、認定することに決定いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  日程第21、議案第55号平成30年度大字寺戸財産区特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。  本案は、総務文教常任委員会に付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。丹野総務文教常任委員長。 ○(丹野直次総務文教常任委員長)(登壇)  議案第55号について、その審査経過と結果についてご報告いたします。  一委員より、はり湖池周辺の台風被害による危険な箇所などの点検はしているかとの質疑があり、危険な箇所等の点検を実施し、倒木の撤去や伐採を行っているとの答弁がありました。  採決の結果、挙手全員により、認定すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願いいたします。 ○(天野俊宏議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を省略して、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  ご異議なしと認め、採決いたします。  議案第55号について、認定することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手全員であります。  よって、議案第55号は、認定することに決定いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  日程第22、議案第56号平成30年度物集女財産区特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。  本案は、総務文教常任委員会に付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。丹野総務文教常任委員長。 ○(丹野直次総務文教常任委員長)(登壇)  議案第56号について、その審査経過と結果についてご報告いたします。  一委員より、ため池についての質疑があり、農業用水に使用されており、使用料はないとの答弁がありました。  採決の結果、挙手全員により、認定すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願いいたします。 ○(天野俊宏議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を省略して、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  ご異議なしと認め、採決いたします。  議案第56号について、認定することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手全員であります。  よって、議案第56号は、認定することに決定いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  日程第23、議案第57号平成30年度向日市水道事業会計決算の認定についてを議題といたします。  本案は、建設環境常任委員会に付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。上田建設環境常任委員長。 ○(上田 雅建設環境常任委員長)(登壇)  議案第57号についての審査経過と結果をご報告いたします。  主な質疑の概要といたしまして、一委員より、予納金を多くの市町村では廃止しているが、本市はどうするのかとの質疑があり、予納金を扱っているのは京都府内では城陽市と本市のみであり、準備ができ次第、廃止したいとの答弁がありました。  一委員より、地下水の水位、安全揚水量についての質疑があり、近年の水位は横ばいの状態である。安全揚水量は、物集女地域で1日1万2,000トンであり、地下水の水位が安定しているため、数値は有効であると考えているとの答弁がありました。  一委員より、地下水の水質悪化の原因について質疑があり、水質の状況は把握しているが、悪化原因の究明は難しいとの答弁がありました。  関連して、一委員より、地下水の水質悪化の原因を調査していただきたいとの質疑があり、調査をして原因を特定できるのかを検討したいとの答弁がありました。  一委員より、京都府営水道事業経営審議会の答申を受けて、どの程度水道料金を引き下げるのかと質疑があり、答申案は出されたが、議会の議決も得ていないため、水道料金について述べることは適当ではないと考えていると答弁がありました。  一委員より、自己水を使用している事業者へ、どのように市営水道の導入を勧めているかとの質疑があり、機会があるごとに市営水道を勧めているが、設備投資の問題もあり、難色を示されているとの答弁がありました。  その他、活発な質疑があり、採決の前に、一委員より、本市の水道料金は高止まりしており、建設負担水量についても抜本的な見直しが必要であるため、反対であるとの意見がありました。  採決の結果、挙手多数により、議案第57号については、認定すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願いいたします。 ○(天野俊宏議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を行います。  まず、反対討論を求めます。      (「議長」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  7番、米重健男議員。(拍手) ○7番(米重健男議員)(登壇)  皆様、お疲れさまでございます。  私、日本共産党議員団の米重健男でございます。ただいま上程議題されました議案第57号平成30年度向日市水道事業会計決算の認定について、党議員団を代表し、反対討論をいたします。  今年度の水道事業を俯瞰いたしますと、給水人口は309人、0.5%増加し、5万7,490人、給水件数は59件、0.3%増加し、1万9,414件、給水戸数は290戸、1.2%増加し、2万5,114戸、年間給水量は1万8,370トン、0.3%減少し、568万8,738トン、1日の平均給水量は1万5,586トン、有収水量は3万3,672トン増加し、546万1,478トン、収益的収支は、当年度純利益が1億9,627万4,044円となっております。  今年度の主な事業として、基幹管路更新工事が2件、8,035万6,000円、配水管更新工事が10件、1億1,392万5,000円、物集女西浄水場設備更新及び修繕の工事が合わせて4件、1億4,679万4,000円などが行われております。これらの事業は、市民に安全かつ安定的に水を供給する事業として高く評価するものであります。  次に、反対の理由でございます。  1点目といたしまして、本市の水道料金が極めて高いということであります。  平成30年11月の京都水道グランドデザイン、京都府水道ビジョンによりますと、京都府が推進する水道事業の広域化、広域連携計画では、本市は南部圏域として、京都市以南の8市7町1村に含まれております。この南部圏域の8市7町1村の水道料金比較では、8市中、本市が最も高く、月20トン、13ミリ口径家庭系では3,348円、一番安い城陽市の2,197円の1.52倍であります。我が党の松山元議員が、本年3月の一般質問の際にも紹介いたしましたが、新しい民主市政をつくる市民の会、こちらが行われたアンケート調査2121通のうち、高い水道料金の引き下げを求めておられる方が73.3%と極めて大きな要望事項となっておりました。したがいまして、私といたしましても、高過ぎる水道料金引き下げを強く求めるものであります。  市長は、今議会の我が党の山田千枝子議員の一般質問に対し、市民の皆様のご負担を少しでも軽減できるよう、本市の府営水道料金が下がりました場合には、本市水道料金の引き下げについて議会にご提案させていただきたいと答弁されました。市民の皆様の強い願いに応えるためにも、速やかな水道料金の大幅な値下げの実施を強く求めるものであります。  2点目といたしまして、府営水道の受水量を減らすべきということであります。  おいしい地下水100%の向日市水道に府営水道が導入されましたのは19年前の平成12年10月で、契約水量、基本水量は1日当たり1万2,700トンに対し、受水量は1日当たり5,690ないし5,900トンでありました。府営水を5,900トンしか受けていないにもかかわらず、1万2,700トン分の料金を約20年間払い続けてきたわけであります。この府営水道導入が原因で、翌年に向日市の水道料金は25%の大幅な値上げがなされ、今日、本市の水道料金が高い最大の要因となっております。そして、平成30年度の1日平均給水水量は約1万5,500トンとされています。平成23年10月に策定されました向日市水道ビジョンでは、本市域全域における地下水位の低下などを引き起こすことのない地下水くみ上げ量である安全揚水量は1日1万5,500トンと、平成元年の向日市水資源対策審議会において明らかにされ、算定されております。また、建設常任委員会でもお聞かせいただきましたが、現在でも有効とのことでございます。  現在、新井戸の揚水量の問題はありますが、地下水100%給水が可能な給水量になっております。近隣市であります長岡京市では、長らく水資源開発基金をつくられ、地下水くみ上げ協力金を企業に対して徴収し、地下水くみ上げを規制しておられます。本市においても、地下水保全条例に基づき、地下水保全を明確にした水道行政確立へ一歩を踏み出すべきであります。そして、府営水を大幅に削減し、過大料金をなくすべきであります。  平成30年度決算では、府営水道受水費が3億6,240万円となります。30年度水道料金収益10億9,210万円の33.2%にもなり、水道会計を圧迫しております。さらに、支払いが義務づけられている府営水の基本水量、建設負担水量、日量1万2,700トンに対し、京都府の意向を受け、府営水受水量は日量7,669トンへと増加しております。いわゆるカラ料金として日量5,031トン、受水量の39.6%分も支払いが義務づけられておるわけでございます。府営水建設負担水量の抜本的見直しは急務であります。  3点目といたしまして、安倍内閣と与党、自民党、公明党などにより水道法改定が強行され、京都府においては、京都水道グランドデザインが策定されております。この中で、向日市は、府内を3圏域に分けたうち、京都市以南の8市7町1村で構成される南部圏域とされ、広域化、広域連携が進められようとしております。市長は、我が党山田千枝子議員の一般質問で、本市にとってメリットがあるとは思えませんので、全く考えておりませんと答弁されました。私どもも、この点については大いに賛同するものであり、今後とも、市民の皆様とともに水道の民営化、広域化を許さず、地下水と水道事業を守るための活動をするものであります。  討論の最後になりましたが、人命を尊重し、基本的人権を大切にするという観点から、生活に困窮される水道料金滞納者に対して、命の水である水道の給水停止を行わないことを徹底していただき、また、個別の事例に応じた納付相談などにより、一層の市民の暮らしに寄り添った水道行政を強くお願いいたしまして、私の反対討論とさせていただきます。(拍手) ○(天野俊宏議長)  次に、賛成討論を求めます。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  他に討論はありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) ○(天野俊宏議長)  それでは、討論を終結して採決いたします。  議案第57号について、認定することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手多数であります。
     よって、議案第57号は、認定することに決定いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  日程第24、許可第1号請願の取り下げについてを議題といたします。  請願第2号「幼児教育・保育の無償化」に伴う保育園給食・副食費実費負担の保護者及び当該園への負担軽減策の導入に関する請願につきましては、厚生常任委員会に付託しておりましたが、お手元に配付しております写しのとおり、9月13日、請願者から議長宛てに取り下げの申し出がありました。  お諮りいたします。請願者の申し出のとおり取り下げを許可することにご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  ご異議なしと認めます。よって、請願第2号は取り下げを許可することに決定いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  日程第25、意見書案第8号と、日程第26、意見書案第9号の2意見書案を一括議題といたします。  お諮りいたします。  意見書案の提案理由の説明については、会議規則第38条第2項の規定により省略したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  ご異議なしと認め、提案理由の説明は省略することに決定いたしました。  まず、はじめに、山田千枝子議員ほか3名から提出の意見書案第8号国民健康保険料引き下げのための国庫負担の増額を求める意見書に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を行います。  まず、反対討論を求めます。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  次に、賛成討論を求めます。      (「議長」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  8番、杉谷伸夫議員。 ○8番(杉谷伸夫議員)(登壇)  杉谷伸夫です。国民健康保険料引き下げのための国庫負担の増額を求める意見書に、賛成の討論をいたします。  国民健康保険は、被用者保険その他の公的医療保険に加入しない全ての国民が強制的に加入する公的医療保険です。かつては、農林水産業者や自営業者が中心でしたが、現在では、そうした方々は17%にすぎず、無職が最も多く44%、被用者が34%になっており、この被用者の方々の多くは非正規労働者などが占めております。中小企業で働く方々中心の被用者保険は、大企業労働者を中心とする組合健保のほかで、最も構成員が多いのが協会けんぽです。この協会けんぽと国保とを比較すると、一目瞭然に大きな差があります。  昨年11月、国保中央会発行の「国保のすがた」によりますと、加入者の平均年齢は協会けんぽの37歳に対して国保は52歳。65歳から74歳の高齢者の割合は、協会けんぽの6%に対して国保は40%。加入1人当たりの平均所得は、協会けんぽの249万円に対し、国保は140万円です。一方、1人当たり医療費は、協会けんぽの17万円に対し、国保は35万円と2倍です。国保加入者の多くが高齢・低所得層で占められ、加入者の保険料を基本に運営する保険制度として到底成り立たない構造であります。その結果、保険料負担率は協会けんぽの7.6%に対し、国保は10%に上ります。圧倒的に所得の低い国保の方が、協会けんぽよりはるかに高い保険料率になっています。こうした傾向は年々強まっており、このままでは、国保の保険料は年々急上昇することは避けられません。向日市においても、この3年間で約17%に及ぶ保険料の値上げが行われてまいりました。来年度以降にも、さらに保険料の値上げが危惧される状況です。国保加入世帯にとって、所得税や住民税よりも国保の保険料が最も大きい負担として、その肩にのしかかっています。  国保財政が都道府県化されたことから、京都府に納入する納付金をめぐっては、向日市の負担が不当に大きいのではないかなど、議会でも毎回議論が交わされてまいりました。しかし、これは現在の国の財政負担を前提とした限られた枠の中での運用をめぐる議論であります。国保世帯の負担軽減のためには、いかなる医療保険に加入していても同等の負担となるような手当てを国は講じるべきです。これは国保を運営する地方自治体全ての共通する認識・要求であると思います。本意見書は、このことを向日市議会として国に求めるものであり、これまで、地方が国に求めてきたことの延長であると考えます。  さらに、具体的な課題として、保険料が高くなる要因に、ほかの医療保険制度、公的医療保険制度にはない世帯に対してかかる平等割や、世帯人数に対してかかる均等割の存在を挙げ、その改革を求めています。これは的を射た指摘だと思います。子どもがふえればふえるだけ保険料負担がどんどん重くなる均等割は、時代の要請に真っ向から反する、全く時代おくれの制度です。国保の保険料率を、せめて協会けんぽ並みの保険料率にするよう国費の投入を求めることは、当面する要求として当然のことであり、向日市議会としても、ぜひ一致して国に求めていくべきと考え、本意見書に対して賛成討論といたします。 ○(天野俊宏議長)  他に討論はありませんか。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  それでは、討論を終結して採決いたします。  意見書案第8号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手多数であります。  よって、意見書案第8号は、原案どおり可決いたしました。  本意見書は関係者に送付することにいたします。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  次に、福田正人議員ほか1名から提出の意見書案第9号高齢者の安全運転支援と移動手段の確保を求める意見書に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を省略して、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  ご異議なしと認め、採決いたします。  意見書案第9号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(天野俊宏議長)  挙手全員であります。  よって、意見書案第9号は、原案どおり可決いたしました。  本意見書は関係者に送付することといたします。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  日程第27、常任委員会の閉会中の継続審査の申し出についてを議題といたします。  建設環境常任委員長から、閉会中の所管事項の調査、管外視察研修を行うため、会議規則第80条の規定により、閉会中の継続審査の申出書が議長宛てに提出され、その写しをお手元に配付しております。  お諮りいたします。  申出書のとおり決することにご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(天野俊宏議長)  ご異議なしと認めます。  よって、建設環境常任委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査及び調査とすることを決定いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  以上で、今期定例会に付議されました事件の審議は、全部終了いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)(登壇)  第3回定例会の閉会に当たり、一言ご挨拶を申し上げます。  今期定例会は、去る8月29日開会以来、本日までの29日間にわたり、市長から提出されました平成30年度一般会計ほか各特別会計決算の認定をはじめ、自治功労表彰、令和元年度一般会計並びに各特別会計補正予算案、教育委員会委員の任命や、人権擁護委員の推薦についての人事案件、さらには条例の制定や一部改正、また、議員から発議した意見書などの重要案件を、議員各位の慎重かつ熱心なご審議により、提案されました全ての案件を議了することができ、本日ここに無事閉会することができたところでございます。これも、ひとえに議員各位のご協力によるものと深く感謝を申し上げます。  また、安田市長をはじめ理事者各位、職員の皆様におかれましては、本会議や各常任委員会での審議の間、常に真摯な態度をもってご協力をいただきましたことに厚くお礼を申し上げます。今期定例会を通じまして、各議員から申し述べられました一般質問や委員会での意見・要望につきましては、今後の市政執行に反映されますよう強く要望をいたします。特に、今議会は、前年度の各会計決算の審議を行ったところであり、その中でありました議論を、来年度の予算編成に十二分に生かされますようお願いする次第であります。  終わりに臨み、議員各位をはじめ理事者並びに職員の皆様におかれましては、文化、スポーツの秋を迎え、諸行事が連日続き、多忙な時期になります。健康には十分ご留意をいただき、ますますのご活躍をご祈念申し上げまして、第3回定例会閉会のご挨拶とさせていただきます。  まことにありがとうございました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(天野俊宏議長)  次に、市長からご挨拶がございます。 ○(安田 守市長)(登壇)  定例会の閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。  去る8月29日に開会されました令和元年第3回定例会におきましては、平成30年度一般会計及び各特別会計の歳入歳出決算の認定や、令和元年度一般会計及び各特別会計の補正予算案などにつきまして慎重なご審議を賜り、本日ここに全議案につきましてご可決いただきましたことに厚く御礼を申し上げます。ありがとうございました。  一般質問でも申し上げましたように、今後も、あらゆる事業について、本市の負担が少しでも少なくなるように、国・府に対してしっかりと要望し、財源の確保に努めてまいりますとともに、限られた財源を有効に活用しながら、ふるさと向日市の発展に向けて精いっぱい取り組んでまいります。  ところで、来る10月1日には、多くの市民の皆様が長い間待ち望んでおられた向日市のコミバス「ぐるっとむこうバス」の運行が開始されます。私も、できる限り利用したいと思っておりますが、ぜひ議員の皆様にも、向日市内を移動される際にはご利用いただきますようにお願いを申し上げます。  また、その後も、「竹の径・かぐやの夕べ」や向日市まつりなど、本市の主要な行事が多く開催されますので、これらの行事にも、ぜひ議員の皆様にもご参加いただきまして、本市のすばらしさを我々とともにアピールしていただければと存じます。  最後になりましたが、9月も終わりに近づき、朝夕の風に秋の涼しさを感じる季節となってまいりました。体調管理には十分ご留意をいただきまして、なお一層ご活躍されますことを心からお祈り申し上げまして、定例会閉会のご挨拶とさせていただきます。  今議会も、どうもありがとうございました。 ○(天野俊宏議長)  これをもって、向日市議会令和元年第3回定例会を閉会いたします。              午後 3時13分 閉  会 地方自治法第123条第2項の規定により署名する。
                  向日市議会議長  天  野  俊  宏               会議録署名議員  米  重  健  男               会議録署名議員  小  野     哲...