向日市議会 2019-05-27
令和元年第2回定例会(第1号 5月27日)
令和元年第2回定例会(第1
号 5月27日)
〇
出席議員(19名)
1番 松 山 幸 次 2番 常 盤 ゆかり
3番 丹 野 直 次 6番 米 重 健 男
7番 山 田 千枝子 8番 杉 谷 伸 夫
9番 飛鳥井 佳 子 10番 村 田 光 隆
11番 長 尾 美矢子 12番 福 田 正 人
13番 冨 安 輝 雄 14番 清 水 敏 行
15番 上 田 雅 16番 永 井 照 人
17番 天 野 俊 宏 18番 小 野 哲
19番 近 藤 宏 和 20番 和 島 一 行
21番 太 田 秀 明
〇欠席議員(なし)
〇
事務局職員出席者
事務局長 野 田 真 里 次 長 細 川 隆 司
副課長 松 本 司 議事係長 麻 野 元 嗣
〇
地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者
次に、賛成討論を求めます。
(「なし」と言う者あり)
○(
永井照人議長)
それでは、討論を終結して採決いたします。
議案第26
号について、承認することに賛成の方は、挙手願います。
(賛 成 者 挙 手)
○(
永井照人議長)
挙手全員であります。
よって、議案第26
号は、承認することに決定いたしました。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○(
永井照人議長)
日程第8、議案第27
号平成30
年度向日市
一般会計補正予算(第7
号)、及び日程第9、議案第28
号平成30
年度向日市
下水道事業特別会計補正予算(第4
号)の
専決処分の承認を求めることについて、以上2議案を一括議題といたします。
提出者の説明を求めます。
安田市長。
○(安田 守市長)(登壇)
ただいま一括議題となりました議案第27
号、及び議案第28
号の
専決処分の承認を求めることについて、ご説明を申し上げます。
これら2議案は、平成30年度の
一般会計及び
特別会計の最終の補正予算となるもので、地方交付税などの交付金や、国・府補助金の額が確定したもの、また、財源の確保ができたことなどにより、それぞれの科目において精査の上、増額または減額の補正をいたしましたことから、
地方自治法第179条第1項の規定により、3月29日に
専決処分をいたしましたので、同条第3項の規定により、これを議会に報告し、承認をお願いするものであります。
まず、議案第27
号平成30
年度向日市
一般会計補正予算(第7
号)につきまして、ご説明申し上げます。
今回の補正は、歳入歳出予算の総額に、それぞれ1,943万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を、それぞれ198億9,660万6,000円とするものであります。
それでは、歳出の主なものにつきましてご説明いたします。
まず、総務費では、
ふるさと向日市応援基金積立金612万円を増額いたしました。
次に、民生費では、社会福祉基金積立金184万円を増額いたしました。
次に、商工費では、観光情報誌の作成につきまして、国の補助金が確保できたことにより、一般財源を抑制し、有利に事業執行できることから、観光推進費におきまして490万円を増額いたしました。
次に、土木費では、社会資本整備総合交付金の事業計画変更に伴い、道路新設改良費及び街路整備事業費におきまして、工事費について、それぞれ2,682万円を、増額及び減額したものであります。
次に、消防費では、防災マップの作成につきまして、国の財源が確保でき、一般財源の支出を抑制し、有利に事業執行できることから、災害対策事業費におきまして397万円を増額いたしました。
次に、歳入の主なものについてでありますが、人口増や桂川・洛西口新市街地の開発等に伴う税収の増により、市税で2億円を、国からの交付金の額の確定により、地方交付税2億9,979万円、地方消費税交付金2,230万円、自動車取得税交付金1,391万円、地方特例交付金1,118万円などを増額したほか、配当割交付金1,266万円、交通安全対策特別交付金201万円、利子割交付金153万円を、それぞれ減額いたしております。
国庫支出金では、社会資本整備総合交付金292万円、歴史的風致活用国際観光支援事業費国庫補助金238万円を計上いたしております。
寄附金につきましては、
ふるさと向日市応援寄附金612万円、社会福祉事業指定寄附金184万円、保健体育振興寄附金40万円を、それぞれ増額いたしました。
繰入金では、財政調整基金からの繰入金を全額減額いたしております。
この結果、本補正後の平成30年度末財政調整基金残高は19億7,674万円となる見込みであります。
繰越金につきましては、平成29年度決算剰余金のうち、平成30年度において財源充当しなかった3億9,906万円を計上いたしております。
市債につきましては、利子割交付金及び
法人市民税の減収に伴い、減収補填債870万円を計上するとともに、臨時財政対策債1,810万円、都市再生整備事業債660万円、史跡長岡宮跡保全整備事業債120万円を、それぞれ増額いたしました。
なお、繰越明許費として、都市再生整備計画事業や、市道路改良事業など18事業、合わせて7億9,949万円を次年度に繰り越したものであります。
次に、議案第28
号平成30
年度向日市
下水道事業特別会計補正予算(第4
号)につきまして、ご説明を申し上げます。
今回の補正は、歳入歳出予算の補正はなく、繰越明許費を設定するものであります。
その内容ですが、和井川1
号幹線築造工事1億1,320万円が年度内に完了しないことから、繰越明許費を設定し、翌年度に繰り越したものであります。
以上、
専決処分いたしました2件の補正予算につきまして、ご説明を申し上げました。
よろしくご審議の上、ご承認賜りますようお願い申し上げます。
○(
永井照人議長)
ただいま
提案理由の説明がありましたので、2議案に対する質疑を行います。
(「なし」と言う者あり)
○(
永井照人議長)
質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
よって、議案第27
号は、3常任委員会に所管分を分割して付託し、議案第28
号は建設環境常任委員会に付託いたします。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○(
永井照人議長)
日程第10、市長の報告を行います。
報告第2
号から第5
号までの繰越明許費など、繰越計算書4件の報告を求めます。
安田市長。
○(安田 守市長)(登壇)
ただいま一括議題となりました報告第2
号から報告第4
号までの
繰越明許費繰越計算書について、及び報告第5
号建設改良費繰越計算書について、ご説明を申し上げます。
報告第2
号から報告第4
号までは、各会計におきまして、年度内に事業が完了せず、翌年度へ繰り越すことといたしました事業につきまして、
地方自治法施行令第146条第2項の規定により、
繰越明許費繰越計算書を調製し、議会に報告するものであります。
まず、報告第2
号につきましては、
一般会計にかかるものであり、平成30
年度向日市
一般会計補正予算(第7
号)で、
令和元年度に繰り越すことといたしました18事業、総額7億9,949万円につきまして報告するものであります。
その主なものは、総務費で、新庁舎等整備事業1億9,380万円、土木費で、市道路改良事業2億4,540万円、
JR向日町
駅東口開設推進事業1億2,740万円などを繰り越したものであります。
次に、報告第3
号につきましては、
介護保険事業
特別会計にかかるものであり、平成30
年度向日市
介護保険事業特別会計補正予算(第2
号)で、
令和元年度に繰り越すことといたしました、
介護保険制度改正に伴う市町村基幹業務支援システム改修事業27万円につきまして報告するものであります。
次に、報告第4
号につきましては、下
水道事業特別会計にかかるものであり、平成30
年度向日市
下水道事業特別会計補正予算(第4
号)で、
令和元年度に繰り越すことといたしました和井川1
号幹線整備事業1億1,332万円につきまして報告するものであります。
次に、報告第5
号は、地方公営企業法第26条第1項の規定により、平成30
年度向日市
水道事業会計予算の建設改良費のうち、支払い義務が生じなかった1億9,195万円を、
令和元年度に繰り越すことといたしましたので、同法第26条第3項の規定により、議会に報告するものであります。
繰り越しの内容といたしましては、元号の改正及び
消費税率の引き上げに対応するため、
水道事業料金及び会計システム更新業務の期間を延長するものであります。
また、物集女西浄水場耐震化事業につきましては、当初、物集女西浄水場の高架水槽の耐震化工事を実施する予定でありましたが、入札不調のため、
令和元年度に改めて実施するものであります。
その他、道路管理者関連工事、流域下水道関連工事につきましては、関連する工事の遅延によるものであります。
以上、報告第2
号から報告第5
号までのご説明といたします。
○(
永井照人議長)
以上で、市長の報告を終わります。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○(
永井照人議長)
日程第11、議案第29
号平成31
年度向日市
一般会計補正予算(第1
号)の
専決処分の承認を求めることについてを議題といたします。
提出者の説明を求めます。
安田市長。
○(安田 守市長)(登壇)
ただいま議題となりました議案第29
号専決処分の承認を求めることについて、ご説明を申し上げます。
本案は、平成31年度
一般会計補正予算(第1
号)の
専決処分であります。
ご承知のとおり、
消費税率の10%への引き上げに際し、所得の少ない方や、0歳から2歳の小さな乳幼児のいる子育て世帯に対して、税率引き上げ直後に生じる負担増などによる消費への影響を緩和するとともに、地域における消費を喚起・下支えすることを目的として、国がプレミアム付商品券事業を実施すると決定したことから、本市におきましても、その準備に取りかかるため、補正予算を計上したものであります。
国から事業の詳細やスケジュール等を公表された後、直ちに予算措置をする必要が生じましたことから、
地方自治法第179条第1項の規定により、去る4月10日に
専決処分をいたしましたので、同条第3項の規定により、これを議会に報告し、承認をお願いするものであります。
今回の補正は、歳入歳出予算の総額に、それぞれ1億999万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を、それぞれ197億7,999万9,000円としたものであります。
まず、歳出につきましては、商工費において、商品券の販売額に上乗せするプレミアム部分の補助金や、商品券販売業務にかかる経費等として1億999万円を計上いたしました。
次に、歳入につきましては、プレミアム付商品券事業費国庫補助金など国庫支出金を歳出と同額計上いたしております。
以上、平成31
年度向日市
一般会計補正予算(第1
号)の
専決処分につきましてのご説明とさせていただきます。
よろしくご審議の上、ご承認賜りますようお願いを申し上げます。
○(
永井照人議長)
ただいま
提案理由の説明がありましたので、本案に対する質疑を行います。
(「なし」と言う者あり)
○(
永井照人議長)
質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
よって、議案第29
号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
日程第12、議案第30
号向日市
税条例等の一部改正についてを議題といたします。
提出者の説明を求めます。
安田市長。
○(安田 守市長)(登壇)
ただいま議題となりました議案第30
号向日市
税条例等の一部改正について、ご説明を申し上げます。
本案は、地方税法の一部改正に伴い、向日市税条例及び向日市
都市計画税条例の一部を改正するものであります。
主な改正内容についてでありますが、まず、
個人市民税では、非課税措置の対象に単身児童扶養者を追加するもの、また、年末調整の適用を受けた給与所得者が
個人市民税の申告をする際に申告書記載事項を簡素化するものであります。
次に、軽自動車税の環境性能割では、臨時的な措置として、
令和元年10月1日から令和2年9月30日までに取得した自家用乗用車に限り、税率を1%分軽減するものであります。
次に、軽自動車税の種別割では、環境性能割の導入を契機として、自家用乗用車にかかる軽課を電気自動車及び天然ガス自動車に限定するよう見直しを行うものであります。
そのほか、元号が平成から令和に改められたことに伴い、元号を変更するものであります。
なお、この条例は、元号の変更については公布の日から、環境性能割の臨時的軽減については
令和元年10月1日から、種別割の軽課の見直しについては
令和元年10月1日及び令和3年4月1日から、
個人市民税の非課税措置の対象の拡大については令和2年1月1日及び令和3年1月1日から、
個人市民税の申告書記載事項の簡素化については令和2年1月1日から、それぞれ施行するものであります。
よろしくご審議賜りますようお願いを申し上げます。
○(
永井照人議長)
ただいま
提案理由の説明がありましたので、本案に対する質疑を行います。
(「なし」と言う者あり)
○(
永井照人議長)
質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
よって、議案第30
号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○(
永井照人議長)
日程第13、議案第31
号災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
提出者の説明を求めます。
安田市長。
○(安田 守市長)(登壇)
ただいま議題となりました議案第31
号災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正について、ご説明を申し上げます。
本案は、
災害弔慰金の支給等に関する法律の一部改正等に伴い、本市の
災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正するものであります。
改正の内容についてでありますが、災害援護資金の貸し付けにかかる運用を改善し、被災者支援の充実を図る観点から、災害援護資金の貸付利率を、保証人を立てる場合は無利子、保証人を立てない場合は年1.5%に引き下げるものであります。また、災害援護資金の償還方法に月賦償還を追加し、保証人がいない場合も貸し付けを可能とするものであります。
なお、この条例は、公布の日から施行するものでありますが、災害援護資金の貸し付けについては、平成31年4月1日以後に生じた災害に対し適用するものであります。
よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
○(
永井照人議長)
ただいま
提案理由の説明がありましたので、本案に対する質疑を行います。
(「なし」と言う者あり)
○(
永井照人議長)
質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
よって、議案第31
号は、厚生常任委員会に付託いたします。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○(
永井照人議長)
日程第14、議案第32
号向日市
水道事業の設置等に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
提出者の説明を求めます。
安田市長。
○(安田 守市長)(登壇)
ただいま議題となりました議案第32
号向日市
水道事業の設置等に関する条例の一部改正について、ご説明を申し上げます。
本案は、下
水道事業における経営状況の的確な把握等を目的として、令和2年4月1日から本市公共下
水道事業に地方公営企業法を適用し、公営企業会計へ移行することに伴い、向日市
水道事業の設置等に関する条例につきまして、所要の改正を行うものであります。
主な改正内容といたしましては、題名を「向日市
水道事業及び下
水道事業の設置等に関する条例」に改め、
水道事業と同様に下
水道事業につきましても、管理者を置かない旨を規定し、「
水道事業の管理者の権限を行う市長」を「
水道事業及び下
水道事業の管理者の権限を行う市長」に改めることなどでございます。
また、附則におきまして、向日市下
水道事業特別会計設置条例を廃止するとともに、文言修正が必要となる向日市公共下水道条例など6件の条例を改正するものであります。
なお、この条例は、令和2年4月1日から施行するものであります。
よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
○(
永井照人議長)
ただいま
提案理由の説明がありましたので、本案に対する質疑を行います。
(「なし」と言う者あり)
○(
永井照人議長)
質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
よって、議案第32
号は、建設環境常任委員会に付託いたします。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○(
永井照人議長)
日程第15、議案第33
号令和元
年度向日市
一般会計補正予算(第2
号)、日程第16、議案第34
号令和元
年度向日市
介護保険事業特別会計補正予算(第1
号)、日程第17、議案第35
号令和元
年度向日市
下水道事業特別会計補正予算(第1
号)、日程第18、議案第36
号令和元
年度向日市
水道事業会計補正予算(第1
号)、以上4議案を一括議題といたします。
提出者の説明を求めます。
安田市長。
○(安田 守市長)(登壇)
ただいま一括議題となりました議案第33
号から議案第36
号までの4議案につきまして、ご審議いただくに当たり、その概要を、私が市民の皆様に公約いたしました三つの施策の柱に沿ってご説明させていただきます。
まず、一つ目の「歴史を活かし、活力と魅力ある
まちづくり」についてでありますが、歴史・文化資源の整備として、史跡指定されております五塚原古墳及び寺戸大塚古墳の史跡指定地の買い上げを行い、歴史あふれる
まちづくりの推進を図ってまいります。
また、物集女城を中心に、戦国時代の西岡・乙訓地域を題材とした企画展を開催し、本市の歴史の事実を発信し、本市の魅力の再発見を促してまいります。
次に、戦略的広報事業として、本市の魅力をPRする体験型イベントを実施し、市民の皆様の
ふるさと向日市に対する愛着を深めるとともに、「向日市いいとこPR隊 たけ のこ りん」を市内外のイベントで活用し、市の認知度向上を図り、観光誘客を推進いたします。
また、観光振興の推進として、観光冊子を改訂し、さらなる本市のPRと観光客の利便性向上を図ります。
次に、都市基盤の整備でありますが、道路整備につきましては、幹線市道や生活道路等の道路整備を推進するとともに、通学路や自転車通行レーンの整備を行い、より一層の交通安全対策の推進に努めてまいります。
また、快適で安全便利な
まちづくりとして、本年度で計画期間満了を迎えます向日市都市計画マスタープランの次期計画の策定を行い、地域特性を生かした
まちづくりを進めてまいります。
次に、都市再生
まちづくり推進事業として、国の交付金を活用し、史跡指定された家屋を活用しての市内観光拠点の整備や、向日町駅周辺の道路整備を行い、賑わいと活力あふれる
まちづくりを推進いたします。
次に、鉄道関連事業として、
JR向日町駅の東口開設に向けて、実施に必要となる調査及び支援を行い、引き続き、よりよい実施方法について検討をしてまいります。
以上、「歴史を活かし、活力と魅力ある
まちづくり」に必要な予算として、8億5,774万円を計上いたしました。
続いて、二つ目の「人と暮らしに明るくやさしい
まちづくり」におきましては、少子化対策・子育て支援として、一時保育の需要増に対応するため、保育室やトイレの改修など、公立保育所の施設改修を行い、保育環境等の整備を行うとともに、民間保育所の新設に対して行う建設補助について、国の基準額改定に合わせて増額し、円滑な建設への支援を行います。
また、幼稚園において実施されます、保育の必要性がある2歳児の一時預かり事業に対して補助を行いますとともに、病児・病後児保育施設の新設に対して、その建設費の一部を補助いたします。
さらには、現在、実施しております中学生への医療費助成につきましては、自己負担額を引き下げ、医療費に対する助成を拡充いたしますとともに、従来の申請による償還払いの手続を変更し、医療機関窓口での支払いで完結する、いわゆる現物給付化することで、より制度を利用しやすくするなど、一層の子育て支援の充実を図ります。
また、子どもの学習支援事業については、講師の増員を図るとともに、長期休暇中に開催するなど、生活困窮世帯の子どもに対する学習支援の充実を図るとともに、未婚の児童扶養手当受給者に対し、臨時・特別に給付金を支給いたします。
次に、
健康づくりの推進として、骨髄移植等の医療行為により接種済みの予防接種の効果が期待できないと医師に判断され、任意で再接種された20歳までの接種者に対し、接種費用を助成いたします。
次に、高齢者が安心して暮らせる体制の充実については、あんしんホットライン事業につきまして、ひとり暮らしの高齢者が住みなれた自宅で安心して暮らせるよう、新たに看護師等の専門スタッフが対応する相談機能を追加し、事業の充実強化を図ります。
また、老人福祉センター琴の橋の駐輪場に屋根を設置し、来館される方の環境を整備いたします。
次に、障がい者福祉の充実として、医療的ケアが必要な障がい児・者等を受け入れる施設等に対して費用を一部を助成し、受け入れ環境を整備いたします。
また、手話言語条例の推進として、手話教室の受講者が、より効果的に理解を深められるよう、ステップアップ講座を実施いたします。
次に、ごみ減量化の推進として、ごみの減量とリサイクル率の向上、加えて、市民の皆様の利便性向上を目指し、家庭系資源ごみの終日回収拠点につきまして、新たに1カ所追加いたします。
次に、生活の安心・安全の確保につきましては、交通ネットワークの整備として、既に運行に向けて準備を進めております「ぐるっとむこうバス」が、市民の皆様に快適にご利用いただき、また、親しまれるように、運行の周知に必要な経費などの予算を計上いたしております。
また、運転免許を自主返納された方には、コミュニティバス等の公共交通利用券を交付いたします。
次に、防災力・防犯力の強化についてでありますが、従来から、犯罪の未然防止を目的として、
防犯カメラの設置に努めてまいりましたが、
防犯カメラが持つ犯罪抑止力の効果を市全域に広げ、市民の皆様のさらなる安心、安全な生活環境を確保するため、公園、通学路、分別収集ステーションなど市内全域に新たに150台の
防犯カメラを設置いたします。
また、防災・防犯に対する知識の普及啓発を目的に実施している出前講座、出前授業で使用いたします機材の更新を行い、より積極的に実施してまいります。
また、東部防災センターのトイレを和式から洋式に変更するなどの改修を実施いたします。
さらに、避難所として指定されている中学校の体育館に、スポットクーラーを導入いたします。
次に、浸水対策として、下
水道事業特別会計では、近年の豪雨に対する浸水被害への備えとして、土のうステーションを設置いたします。
また、ライフラインの強化として、
水道事業会計において、引き続き水道管路の耐震化を実施いたしますとともに、将来の水需要も視野に入れながら、物集女西浄水場の施設改修と設備更新を行ってまいります。
次に、学校教育の充実については、豊かな心のサポート充実事業として、適応指導教室の開催日数を拡大し、不登校の未然防止と早期対応・解決を図ってまいります。
また、特別な支援が必要な児童生徒への支援として、各小中学校の普通学級に配置いたしております特別支援教育支援員の配置時間を拡充し、生活面・学習面での支援の充実を図ります。
次に、生涯学習環境の充実として、向日市立図書館及び向日市文化資料館がともに開館35周年を迎えますことから、向日市立図書館において、向日市に育まれた昭和の文化・芸術を紹介する特別展を文化資料館と共催で実施するとともに、1階の利用者用トイレの改修など施設の整備を行います。
以上、「人と暮らしに明るくやさしい
まちづくり」に必要な予算として、3億7,922万円を計上いたしました。
最後に、三つ目の「信頼と協働で市民の皆様の声が届く
まちづくり」であります。
まず、国際交流事業についてですが、本市とサラトガ市との間で締結いたしております姉妹都市盟約が、35年という記念すべき年を迎え、サラトガ市において開催されます記念事業に出席し、友好的な国際交流の推進を図ります。
次に、
男女共同参画社会の実現として、今後ますます必要とされてまいります女性が活躍する社会の実現に向け、女性活躍に必要なセミナーの開催や、多様な場で活躍している参加者同士のネットワーク化を促進し、情報を発信してまいります。
また、平成27年度に策定いたしました
ふるさと向日市創生計画につきまして、
ふるさと向日市創生へ向けた施策の継続及び一層の拡充のため、次期計画の策定を行います。
以上、「信頼と協働で市民の皆様の声が届く
まちづくり」に必要な予算として、967万円を計上いたしております。
続いて、これら事業の財源となります主な歳入についてでありますが、国庫支出金では、道路整備事業や都市再生
まちづくり推進事業に社会資本整備総合交付金として2億2,251万円など、総額2億4,069万円を、府支出金では、京都子育て支援医療助成事業費府補助金1,133万円をはじめ、総額2,743万円を受け入れることとしております。
次に、繰入金では、財政調整基金から1億3,361万円、文化振興基金から105万円を繰り入れいたしました。
次に、市債では、教育債3億5,330万円、土木債2億3,020万円、総務債3,480万円など、合わせて6億2,400万円を計上いたしております。
なお、今回の補正予算後の財政調整基金残高は11億3,601万円となる見込みであります。
このように編成いたしました
令和元年度の
一般会計補正予算案は10億3,039万円となり、補正後の予算額は、208億1,039万円となったところでございます。
よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
○(
永井照人議長)
ただいま
提案理由の説明がありましたので、4議案に対する質疑を行います。
(「なし」と言う者あり)
○(
永井照人議長)
質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
よって、議案第33
号は、3常任委員会に所管分を分割して付託し、議案第34
号は厚生常任委員会に、議案第35
号及び36
号は建設環境常任委員会に、それぞれ付託いたします。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○(
永井照人議長)
日程第19、議案第37
号京都地方税機構規約の変更についてを議題といたします。
提出者の説明を求めます。
安田市長。
○(安田 守市長)(登壇)
ただいま議題となりました議案第37
号京都地方税機構規約の変更について、ご説明を申し上げます。
本案は、納税者の利便性の向上及び適正課税の推進を図るため、固定資産税の償却資産の課税にかかる申告書の受け付け及びデータ化、評価額及び課税標準額の算定などの課税事務並びに調査事務を京都地方税機構が共同して処理すること、また、平成28年度及び平成31年度の税制改正において、法人関係税及び自動車関係税が見直されることに伴い、規約の一部を変更することについて、
地方自治法第291条の11の規定により、議会の議決を求めるものであります。
変更の内容につきましては、広域連合が処理する事務に「固定資産税の償却資産に係る事務」を追加するとともに、既に共同処理している「自動車取得税、自動車税及び軽自動車税」を「自動車税並びに軽自動車税の環境性能割及び種別割」に、「地方法人特別税」を「特別法人事業税」に改めるものであります。
なお、固定資産税の償却資産にかかる規定については総務大臣の許可の日から、税制改正対応にかかる規定につきましては
令和元年10月1日から施行するものであります。
よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
○(
永井照人議長)
ただいま
提案理由の説明がありましたので、本案に対する質疑を行います。
(「なし」と言う者あり)
○(
永井照人議長)
質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
よって、議案第37
号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○(
永井照人議長)
日程第20、議案第38
号向日市議会の議員の定数を定める条例の一部改正についてを議題といたします。
提出者の説明を求めます。21番、太田秀明議員。
○21番(太田秀明議員)(登壇)
おはようございます。
ただいま上程議題となりました議案第38
号向日市議会の議員の定数を定める条例の一部改正についての提案説明をさせていただきます。
本議案の提出者は太田秀明。賛成者は、和島一行議員、
近藤宏和議員、村田光隆各議員でございます。
本議案は、現在、定数20名のところを、2名減の18名とする議案でございます。
本市の議員定数は、平成11年に24名、そして、平成23年に20名となっています。当初、26名だった人数が、6名減で20名となりましたが、今日まで何ら問題なく議会が運営されていると考えております。議員数の適正を求めることは非常に難しいことですが、近隣市との多寡を比較することも重要な適正根拠となるのではないかと考えております。
そこで、まず、人口比で見ますと、隣の長岡京市と比較しますと3人から4人議員数が多く、八幡市と比較しても、やはり3人から4人議員数が多い。亀岡市とは5人も多く、城陽市とは5人から6人、向日市のほうが議員が多くなります。京田辺市とは4人、そして、木津川市とは、本年3月に2名減の改定をされました木津川市と比べても、6人も議員数が多くなりました。そして、宇治市と比較しますと、本市は12人も多い勘定になるのが現状でございます。
また、面積比では、先ほど申し上げました全ての市より10人以上、最高で20人も議員が多くなってしまいます。
他市との比較も重要な定数減の根拠となりますが、議会の内容を一番よく認識されている議員の方々が、定数削減での重大な不利益は何か、もちろん自分にとっての不利益ではなく、市民にとっての不利益ですが、それを求めることが大変重要なことではないかと考えております。私も随分、市民の方々と議員定数削減の利益について議論をしてまいりました。しかしながら、過去2回の定数削減で反対をされた議員の方々の心配事は、全くなかったのではないかと考えています。本提案も同様に、市民の方々に対する不利益は思いつかない状況でございます。2名減で不利益がない以上、近隣市と比較して、人口比でも、面積費でも、理由もなく多い状態を放置することは、それこそ市民にとって最大の不利益ではないかと考えます。そのことが本
提案理由の最大の根拠となっています。
議員は、多くの事務作業を多数で消化するといった物理的な面での負担はほとんどなく、むしろ議員個々の知識、経験、判断力、洞察力といった個々の資質の面が重要視されるものと考えられます。もちろん、人数の必要性も無視はできませんが、先ほども申し上げましたとおり、本提案の人数減ぐらいでは問題点を探すほうが無理ではないかと思っております。
議員の方々におかれては、当然、本議案に反対される方もおられ、それらの方々には、近隣市より議員定数が多い現状を肯定するための本市独自の特殊事情があるものと思います。ぜひ教えていただきたいと思いますが、もし、そういうこともなく、反対理由に相当なる根拠がないとしたら、考えられる今後4年間以上の、一つの例でございますが、財政損失だけをとらまえても、それは大きな不利益を市民の方々に与えることになるのではないかと思います。そういったことも含め、大いに議論することが肝要であります。議会運営上、あるいは市民にとって、どのような不利益があるのか、もしあれば、浮き彫りにしていただければありがたいと思います。
この後、議員全員協議会でも本件を日程に上げていただき、大いに議論できますことに感謝申し上げますが、時間を惜しむことなく議論をさせていただき、可能なれば、議会開会中に
議会運営委員会の協議会等をも開会していただき、委員外議員も参加していただき、全面公開で議論をさせていただければありがたいと思います。
本提案は2名減とさせていただきましたが、皆様方の提案で、賛成者の同意を得た上での修正は可能だと考えておりますので、よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
以上でございます。
○(
永井照人議長)
ただいま、
提案理由の説明がありましたので、本案に対する質疑を行います。
(「なし」と言う者あり)
○(
永井照人議長)
質疑ありませんか。
質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
よって、議案第38
号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
――
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○(
永井照人議長)
日程第21、選挙第1
号乙訓環境衛生組合議会議員の選挙を行います。
お諮りいたします。
選挙の方法は、
地方自治法第118条第2項の規定による指名推選により行いたいと思いますが、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○(
永井照人議長)
ご異議なしと認めます。
よって、選挙の方法は、指名推選とすることに決定いたしました。
お諮りいたします。
指名の方法については、議長において指名したいと思いますが、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○(
永井照人議長)
ご異議なしと認めます。
よって、議長において指名することに決定いたしました。
それでは、
乙訓環境衛生組合議会議員に、山田千枝子議員を指名いたします。
お諮りいたします。
ただいま指名いたしました山田千枝子議員を、
乙訓環境衛生組合議会議員の当選人と定めることに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○(
永井照人議長)
ご異議なしと認めます。
よって、ただいま指名いたしました山田千枝子議員が、
乙訓環境衛生組合議会議員に当選されました。
ただいま当選されました山田千枝子議員が議場におられますので、会議規則第33条第2項の規定により、当選の告知をいたします。
――
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○(
永井照人議長)
以上で、本日の
議事日程は、全部終了いたしました。
本日の会議は、これをもって散会いたします。
午前11時04分 散 会
地方自治法第123条第2項の規定により署名する。
向日市議会議長 永 井 照 人
会議録署名議員 米 重 健 男
会議録署名議員 近 藤 宏 和...